TSIがEC売上高1.8倍へ 新中計でデジタルシフト鮮明

 TSIホールディングスは2025年2月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。営業利益は22年2月期実績44億円の1.8倍増となる80億円を掲げる。成長戦略の骨子はリアル店舗偏重の売上構成から収益性の高いECへと軸足を移す「デジタルシフト」と、非アパレルに事業領域を広げる「脱アパレル」だ。

 「全社をデジタル最優先の組織体制にシフトする」。14日に行われた同社の22年2月期決算会見(オンライン配信形式)で、下地毅社長はそう語った。同社の25年2月期の売上高目標は1896億円。22年2月期実績1403億円とのギャップの大部分を埋めるのは、EC売上高の成長だ。25年2月期のEC売上高目標は760億円。22年2月期実績429億円からは1.8倍近い成長を見込む。商品企画から仕入れ、販売に至るまでのサプライチェーン全体をECを前提に再設計する。ECではエンターテインメント性のあるコンテンツを強化し、回遊性と訪問頻度を高める。

 リアル店舗は「ブランドの世界観を体現する、贅沢な価値体験の場」として機能させる。大型店舗や一等地店舗を25年2月期末までに100店舗程度出店・改装。低収益事業・店舗は収束を進め、顧客をECに誘導する。

 「脱アパレル」の方針としては、これまで衣料品販売で培ってきたブランド力や顧客基盤を核に、ライフスタイルやエンターテインメントといった非アパレル領域にも進出する。事業カテゴリーを「ウェルネス&ライフスタイル」「ストリート&カルチャー」「ファッションキャピタル」「デジタルジェネレーション」の4つに再編。カテゴリー内ではブランドの垣根を超え、さまざまなコンテンツ開発や顧客コミュニティーの形成を進める。

 これまで屋台骨だった婦人服に変わり、柱となるのはゴルフ、アスレジャーなどの「ウェルネス&ライフスタイル」の領域だ。同カテゴリーの25年2月期売上高は752億円を計画する。主力のゴルフブランド「パーリーゲイツ(PEARLY GATE)」ではイベントの開催などでファンコミュニティーを作り、さらなるビジネスの拡大を狙う。「ステューシー(STUSSY)」「ハフ(HUF)」がけん引する「ストリート&カルチャー」領域(25年2月期の売上高計画405億円)と合わせて、全社の売り上げの半分以上を稼ぐ。

 Z世代などに向けた「デジタルネイティブ」領域も、婦人服の「ファッションキャピタル」領域(同200億円)と同等の202億円まで成長させる。インフルエンサーやタレントなどをディレクターに据えて仕掛けるD2Cブランド事業は既存の「エトレトウキョウ(ETRE TOKYO)」「メクル(MECRE)」に加え4ブランドを立ち上げ予定で、計35億円の事業規模を目指す。

The post TSIがEC売上高1.8倍へ 新中計でデジタルシフト鮮明 appeared first on WWDJAPAN.

TSIがEC売上高1.8倍へ 新中計でデジタルシフト鮮明

 TSIホールディングスは2025年2月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。営業利益は22年2月期実績44億円の1.8倍増となる80億円を掲げる。成長戦略の骨子はリアル店舗偏重の売上構成から収益性の高いECへと軸足を移す「デジタルシフト」と、非アパレルに事業領域を広げる「脱アパレル」だ。

 「全社をデジタル最優先の組織体制にシフトする」。14日に行われた同社の22年2月期決算会見(オンライン配信形式)で、下地毅社長はそう語った。同社の25年2月期の売上高目標は1896億円。22年2月期実績1403億円とのギャップの大部分を埋めるのは、EC売上高の成長だ。25年2月期のEC売上高目標は760億円。22年2月期実績429億円からは1.8倍近い成長を見込む。商品企画から仕入れ、販売に至るまでのサプライチェーン全体をECを前提に再設計する。ECではエンターテインメント性のあるコンテンツを強化し、回遊性と訪問頻度を高める。

 リアル店舗は「ブランドの世界観を体現する、贅沢な価値体験の場」として機能させる。大型店舗や一等地店舗を25年2月期末までに100店舗程度出店・改装。低収益事業・店舗は収束を進め、顧客をECに誘導する。

 「脱アパレル」の方針としては、これまで衣料品販売で培ってきたブランド力や顧客基盤を核に、ライフスタイルやエンターテインメントといった非アパレル領域にも進出する。事業カテゴリーを「ウェルネス&ライフスタイル」「ストリート&カルチャー」「ファッションキャピタル」「デジタルジェネレーション」の4つに再編。カテゴリー内ではブランドの垣根を超え、さまざまなコンテンツ開発や顧客コミュニティーの形成を進める。

 これまで屋台骨だった婦人服に変わり、柱となるのはゴルフ、アスレジャーなどの「ウェルネス&ライフスタイル」の領域だ。同カテゴリーの25年2月期売上高は752億円を計画する。主力のゴルフブランド「パーリーゲイツ(PEARLY GATE)」ではイベントの開催などでファンコミュニティーを作り、さらなるビジネスの拡大を狙う。「ステューシー(STUSSY)」「ハフ(HUF)」がけん引する「ストリート&カルチャー」領域(25年2月期の売上高計画405億円)と合わせて、全社の売り上げの半分以上を稼ぐ。

 Z世代などに向けた「デジタルネイティブ」領域も、婦人服の「ファッションキャピタル」領域(同200億円)と同等の202億円まで成長させる。インフルエンサーやタレントなどをディレクターに据えて仕掛けるD2Cブランド事業は既存の「エトレトウキョウ(ETRE TOKYO)」「メクル(MECRE)」に加え4ブランドを立ち上げ予定で、計35億円の事業規模を目指す。

The post TSIがEC売上高1.8倍へ 新中計でデジタルシフト鮮明 appeared first on WWDJAPAN.

デジタルアーティストK2ことSora Aotaがストリートウエアブランド「アーケニー」立ち上げ

 デジタルアーティストのK2ことSora Aotaが、ストリートウエアブランド「アーケニー(ARTCHENY)」を立ち上げた。同氏がデザインを手掛けたファーストコレクションを、アメリカ・ニューヨーク市マンハッタンの375ショールーム(375 Showroom)で4月23、24日(現地時間)に開くポップアップストアで販売する。同店のオープン前日には、ヒップホップDJのフー・キッド(WhooKid)らを招いたレセプションパーティーを開催。その後は東京をはじめ、ヨーロッパの各都市や上海、ソウル、台湾などを巡るワールドツアーを予定しており、東京でのポップアップストアは6月に実施する。

 Sora Aotaは、iPadで描くSF風デジタルアートが特徴の20歳だ。ツイッターに投稿していたファンアートをきっかけに、ヤング・サグ(Young Thug)やトリッピー・レッド(Trippie Redd)らUSラッパーたちのアルバムのアートワークを描いた。

 ブランド名の「アーケニー」は、“芸術(ART)”“化学反応(CHEMISTRY)”“錬金術(ALCHEMY)”を組み合わせた造語。彼自身のアート作品を落とし込んだアイテムを軸に、クラシックを現代的に解釈したシルエットで、伝統的な手法と細部にこだわったコレクションを提案する。ファーストコレクションとなる2022年春夏シーズンは、“はみ出し者の神話(Misfit myth)”をテーマに全て日本で制作した。フーディーやTシャツ、オープンカラーシャツなどのベーシックなアイテムは、シルエットを重視しながら加工などでギミックを盛り込み、漫画家のJUN INAGAWAとコラボレーションしたアイテムもそろえる。

The post デジタルアーティストK2ことSora Aotaがストリートウエアブランド「アーケニー」立ち上げ appeared first on WWDJAPAN.

デジタルアーティストK2ことSora Aotaがストリートウエアブランド「アーケニー」立ち上げ

 デジタルアーティストのK2ことSora Aotaが、ストリートウエアブランド「アーケニー(ARTCHENY)」を立ち上げた。同氏がデザインを手掛けたファーストコレクションを、アメリカ・ニューヨーク市マンハッタンの375ショールーム(375 Showroom)で4月23、24日(現地時間)に開くポップアップストアで販売する。同店のオープン前日には、ヒップホップDJのフー・キッド(WhooKid)らを招いたレセプションパーティーを開催。その後は東京をはじめ、ヨーロッパの各都市や上海、ソウル、台湾などを巡るワールドツアーを予定しており、東京でのポップアップストアは6月に実施する。

 Sora Aotaは、iPadで描くSF風デジタルアートが特徴の20歳だ。ツイッターに投稿していたファンアートをきっかけに、ヤング・サグ(Young Thug)やトリッピー・レッド(Trippie Redd)らUSラッパーたちのアルバムのアートワークを描いた。

 ブランド名の「アーケニー」は、“芸術(ART)”“化学反応(CHEMISTRY)”“錬金術(ALCHEMY)”を組み合わせた造語。彼自身のアート作品を落とし込んだアイテムを軸に、クラシックを現代的に解釈したシルエットで、伝統的な手法と細部にこだわったコレクションを提案する。ファーストコレクションとなる2022年春夏シーズンは、“はみ出し者の神話(Misfit myth)”をテーマに全て日本で制作した。フーディーやTシャツ、オープンカラーシャツなどのベーシックなアイテムは、シルエットを重視しながら加工などでギミックを盛り込み、漫画家のJUN INAGAWAとコラボレーションしたアイテムもそろえる。

The post デジタルアーティストK2ことSora Aotaがストリートウエアブランド「アーケニー」立ち上げ appeared first on WWDJAPAN.

現役モデルが業界の厳しさや苦悩のケアを目指し異業種参入 SAWAがコーチングを始めた理由

 トップモデルとしてキャリアを積んだSAWAが、2021年12月にメンタルメイクコーチング「ゆうなぎ(YOUNaGI+)」を設立した。モデルとして表舞台に立ってきたキャリアと、私生活では母親である経験を生かし、モデルやタレント、そして彼らを支えるマネジャーたちに向けて段階別のコーチングコースを設け、対話を重ねながら受講者の目標達成やメンタルをサポートしている。

 “コーチング”とはコミュニケーション手法の一つ。相手との対話や質問を通して、本来持っている能力や可能性を最大限に引き出し、目標に向けてモチベーションを高めるというもの。さまざまな悩みを抱えている人々に寄り添う彼女に、コーチングを身につけることの大切さや、厳しいモデル業界で苦労したこと、そこから得た気づきなどについて話しを聞いた。

WWD:「ゆうなぎ」をはじめたきっかけは?

SAWA:モデル業は常に自分と向き合っていないといけなくて、現場だけが仕事ではないんです。当時の私は仕事について一日中考えることが当たり前になっていて、心から楽しめていませんでした。楽しむよりも、全力投球で仕事に臨むことにしか目を向けられていなかったんです。あのときにセルフコーチングを身につけていたら、もっと心に余裕が持てて、自分を上手くコントロールしながら楽しめたんじゃないかなと。だからこそ、自分を育ててくれたこの業界で私にもできることがあると思い、「ゆうなぎ」を立ち上げました。自分と向き合うのを辛く感じているモデルたちをサポートすることで、モデルという仕事をもっと楽しんで、自分らしさを見つけてほしいです。

WWD:コーチングに出合ったのはいつですか?

SAWA:不妊治療を経て、無事に生まれてきてくれた長女が重度の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎持ちであることが分かったんです。食べられるものが制限されるため、食物アレルギーについて学んではみたものの、なかなか苦労が多くて。育児に悩んでいるときに友人に紹介されたのが子どものコミュニケーション能力を学ぶマザーズコーチング(母親のためのコーチング)でした。スクールを受講して、自分のこれまでの価値観や考え方などが大きく覆されて、そこから学んだことが本当に多かったですね。その体験をきっかけに、よりたくさんの子どもや子育てに悩むママたちの助けになりたいと思い、資格を取りコーチとしての活動も始めました。

孤独と不安に押しつぶされた過去

WWD:コーチングに出合う前、自身もメンタルヘルスへの影響がありましたか?

SAWA:当時の私は精神的に完全に壊れていましたね。接触障害になったり、急に不安や恐怖に駆られたり。うつ病の一歩手前までになったこともありました。モデル業は華やかな印象ですが、実はとても孤独な職業なんです。オーディションに行かないと仕事はもらえないし、仕事が保証されているわけでもありません。オーディションに落ち続けていると、自分自身を否定されている気持ちになることもありましたね。その仕事がダメだっただけなのに、私の全てを否定されているように捉えてしまっていました。

WWD:そんな時、支えてくれたものは何だったのでしょうか?

SAWA:モデルとしての自分を確立できたのは、マネジャーのおかげです。私が悩んだ時に、自分以上にモデルとしての価値や良さを教えてくれました。一番最初のマネジャーに「SAWAにしかないものがある」「SAWAを選んでくれる人はずっとあなたのファンでいてくれる」と言われた言葉に強く背中を押されましたね。自分の可能性を自分以上に信じてくれる人が一人いるだけで、すごく励みになりました。自分一人だと不安になりますが、周りからのエネルギーが加わると、「やるぞ!」という強いパワーを与えてくれるんです。

WWD:厳しいモデル業界を経験して得たことは?

SAWA:私は完璧なモデル体型ではないので、海外でもキャスティングに入るかギリギリなんです。それでもこの業界で勝ち残っていくには、周りや時代に合わせるのではなく、個性を出していくことが一番大事だと気づきました。キャスティングのオーディションでは、会場に入った瞬間からジャッジされることがほとんどなので、その短い時間の中で自分らしさをどう表現するかが重要なんです。だからこそ、若い子たちにもコーチングについて知ってもらい、個性を発揮できるように自分自身と向き合えてもらえるとうれしいです。

WWD:実際にどんな悩みを抱えている人が多いですか?

SAWA:自分で自分の不安の正体が分からず悩んでいる人が多いですね。ゴールが見えない状態でも日々がむしゃらに走り続けて、自分で自分を追い詰めてしまっているんです。そんな彼らの孤独や不安をなくし、本当にやりたいことや個性を理解した上で、課題に向き合うプロセスを提案していきたい。無意識に周りや時代に合わせて自分の中の正解を見つけることよりも、まずは自分が持っている思考癖を理解し、うまく付き合っていくことが大切ですね。

WWD:モデルであり、母であるバッググラウンドを今の仕事でどのように生かしていますか?

SAWA:モデル業を通していろいろなクリエイターやスタッフと関わり、さまざまな価値観や考え方を自然に吸収できたので、多角的な視点を持ちながらアドバイスしています。そして、母になってからは“待てる”ようになりました。今までは子どもに「それはダメ」「こうしなさい」と注意していたのが、いろいろ経験させることで本人が学ぶ機会を得られるのかなと徐々に思えるようになっていったんです。子どもも一人の人間として見ることで、距離感をうまく保てるようになりましたね。親子や夫婦関係に悩んでいる講習者もいるんですが、自分の経験を通して寄り添うことを大切にしています。

自分の価値観を問うこと

WWD:SAWAさんがメンタルヘルスを維持するために心掛けていることは?

SAWA:自分自身に問いを持つことを意識して、セルフコーチングを心掛けています。自分がこうやって話している時も考えながら話しているんです。「あの時、この言葉を選んだけれど、どういう気持ちで言ったんだろうか」など、自分の価値観を問うようにしています。人が話している言葉もそのまま受け取るのではなく、一歩引いて、相手の感情をさまざまな視点で考えられるようになり、ぶつかることもなくなりました。

WWD:今後のプロジェクトについて教えてください。

SAWA:モデル業界をサポートすると同時に、後輩たちの目標となれる存在でありたいです。また小・中学生を対象とした“たいわ室”という講習も行っているので、彼らが大人になった時に「自分自身を追い込まずに、誰かに頼ってもいいんだよ」と気づけるようにしてあげたいですね。コーチングを身につけて、心の孤独を持たない子どもたちが増えてくれることを願います。

The post 現役モデルが業界の厳しさや苦悩のケアを目指し異業種参入 SAWAがコーチングを始めた理由 appeared first on WWDJAPAN.

現役モデルが業界の厳しさや苦悩のケアを目指し異業種参入 SAWAがコーチングを始めた理由

 トップモデルとしてキャリアを積んだSAWAが、2021年12月にメンタルメイクコーチング「ゆうなぎ(YOUNaGI+)」を設立した。モデルとして表舞台に立ってきたキャリアと、私生活では母親である経験を生かし、モデルやタレント、そして彼らを支えるマネジャーたちに向けて段階別のコーチングコースを設け、対話を重ねながら受講者の目標達成やメンタルをサポートしている。

 “コーチング”とはコミュニケーション手法の一つ。相手との対話や質問を通して、本来持っている能力や可能性を最大限に引き出し、目標に向けてモチベーションを高めるというもの。さまざまな悩みを抱えている人々に寄り添う彼女に、コーチングを身につけることの大切さや、厳しいモデル業界で苦労したこと、そこから得た気づきなどについて話しを聞いた。

WWD:「ゆうなぎ」をはじめたきっかけは?

SAWA:モデル業は常に自分と向き合っていないといけなくて、現場だけが仕事ではないんです。当時の私は仕事について一日中考えることが当たり前になっていて、心から楽しめていませんでした。楽しむよりも、全力投球で仕事に臨むことにしか目を向けられていなかったんです。あのときにセルフコーチングを身につけていたら、もっと心に余裕が持てて、自分を上手くコントロールしながら楽しめたんじゃないかなと。だからこそ、自分を育ててくれたこの業界で私にもできることがあると思い、「ゆうなぎ」を立ち上げました。自分と向き合うのを辛く感じているモデルたちをサポートすることで、モデルという仕事をもっと楽しんで、自分らしさを見つけてほしいです。

WWD:コーチングに出合ったのはいつですか?

SAWA:不妊治療を経て、無事に生まれてきてくれた長女が重度の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎持ちであることが分かったんです。食べられるものが制限されるため、食物アレルギーについて学んではみたものの、なかなか苦労が多くて。育児に悩んでいるときに友人に紹介されたのが子どものコミュニケーション能力を学ぶマザーズコーチング(母親のためのコーチング)でした。スクールを受講して、自分のこれまでの価値観や考え方などが大きく覆されて、そこから学んだことが本当に多かったですね。その体験をきっかけに、よりたくさんの子どもや子育てに悩むママたちの助けになりたいと思い、資格を取りコーチとしての活動も始めました。

孤独と不安に押しつぶされた過去

WWD:コーチングに出合う前、自身もメンタルヘルスへの影響がありましたか?

SAWA:当時の私は精神的に完全に壊れていましたね。接触障害になったり、急に不安や恐怖に駆られたり。うつ病の一歩手前までになったこともありました。モデル業は華やかな印象ですが、実はとても孤独な職業なんです。オーディションに行かないと仕事はもらえないし、仕事が保証されているわけでもありません。オーディションに落ち続けていると、自分自身を否定されている気持ちになることもありましたね。その仕事がダメだっただけなのに、私の全てを否定されているように捉えてしまっていました。

WWD:そんな時、支えてくれたものは何だったのでしょうか?

SAWA:モデルとしての自分を確立できたのは、マネジャーのおかげです。私が悩んだ時に、自分以上にモデルとしての価値や良さを教えてくれました。一番最初のマネジャーに「SAWAにしかないものがある」「SAWAを選んでくれる人はずっとあなたのファンでいてくれる」と言われた言葉に強く背中を押されましたね。自分の可能性を自分以上に信じてくれる人が一人いるだけで、すごく励みになりました。自分一人だと不安になりますが、周りからのエネルギーが加わると、「やるぞ!」という強いパワーを与えてくれるんです。

WWD:厳しいモデル業界を経験して得たことは?

SAWA:私は完璧なモデル体型ではないので、海外でもキャスティングに入るかギリギリなんです。それでもこの業界で勝ち残っていくには、周りや時代に合わせるのではなく、個性を出していくことが一番大事だと気づきました。キャスティングのオーディションでは、会場に入った瞬間からジャッジされることがほとんどなので、その短い時間の中で自分らしさをどう表現するかが重要なんです。だからこそ、若い子たちにもコーチングについて知ってもらい、個性を発揮できるように自分自身と向き合えてもらえるとうれしいです。

WWD:実際にどんな悩みを抱えている人が多いですか?

SAWA:自分で自分の不安の正体が分からず悩んでいる人が多いですね。ゴールが見えない状態でも日々がむしゃらに走り続けて、自分で自分を追い詰めてしまっているんです。そんな彼らの孤独や不安をなくし、本当にやりたいことや個性を理解した上で、課題に向き合うプロセスを提案していきたい。無意識に周りや時代に合わせて自分の中の正解を見つけることよりも、まずは自分が持っている思考癖を理解し、うまく付き合っていくことが大切ですね。

WWD:モデルであり、母であるバッググラウンドを今の仕事でどのように生かしていますか?

SAWA:モデル業を通していろいろなクリエイターやスタッフと関わり、さまざまな価値観や考え方を自然に吸収できたので、多角的な視点を持ちながらアドバイスしています。そして、母になってからは“待てる”ようになりました。今までは子どもに「それはダメ」「こうしなさい」と注意していたのが、いろいろ経験させることで本人が学ぶ機会を得られるのかなと徐々に思えるようになっていったんです。子どもも一人の人間として見ることで、距離感をうまく保てるようになりましたね。親子や夫婦関係に悩んでいる講習者もいるんですが、自分の経験を通して寄り添うことを大切にしています。

自分の価値観を問うこと

WWD:SAWAさんがメンタルヘルスを維持するために心掛けていることは?

SAWA:自分自身に問いを持つことを意識して、セルフコーチングを心掛けています。自分がこうやって話している時も考えながら話しているんです。「あの時、この言葉を選んだけれど、どういう気持ちで言ったんだろうか」など、自分の価値観を問うようにしています。人が話している言葉もそのまま受け取るのではなく、一歩引いて、相手の感情をさまざまな視点で考えられるようになり、ぶつかることもなくなりました。

WWD:今後のプロジェクトについて教えてください。

SAWA:モデル業界をサポートすると同時に、後輩たちの目標となれる存在でありたいです。また小・中学生を対象とした“たいわ室”という講習も行っているので、彼らが大人になった時に「自分自身を追い込まずに、誰かに頼ってもいいんだよ」と気づけるようにしてあげたいですね。コーチングを身につけて、心の孤独を持たない子どもたちが増えてくれることを願います。

The post 現役モデルが業界の厳しさや苦悩のケアを目指し異業種参入 SAWAがコーチングを始めた理由 appeared first on WWDJAPAN.

「ハーパーズ バザー」に榮倉奈々と賀来賢人が夫婦で登場 衣装は「フェンダーチェ」

 ハースト婦人画報社の「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」は、4月20日発売の6月号に女優の榮倉奈々と俳優の賀来賢人を表紙に起用した。夫婦でファッション誌に登場するのは同誌が初めて。

 同号は“家族と絆の肖像”がテーマで、榮倉と加賀が手をつなぐ姿を撮影したファッションポートレートを掲載している。二人は「フェンディ(FENDI)」と「ヴェルサーチェ(VERSACE)」がタッグを組んだ「フェンダーチェ(FENDACE)」のドレスとスーツを着用している。榮倉は「自立した強い女性像をエンパワーメントしてくれるようなウエアだったので、撮影での二人の距離感にも女性がリードするようなムードを反映しました」とコメントした。

 榮倉と加賀はドラマ「Nのために」での共演をきっかけに、2016年8月に結婚。二人での共演は約8年ぶりとなる。

The post 「ハーパーズ バザー」に榮倉奈々と賀来賢人が夫婦で登場 衣装は「フェンダーチェ」 appeared first on WWDJAPAN.

元AKBこじはるの「ハーリップトゥ」がファン向けイベントを開催 6日間で3500人が来場の見込み

 小嶋陽菜が手がけるライフスタイルブランドの「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」は4月16〜22日、東京・南青山でショッピングイベントを行う。2022年春物のファッションアイテムや新作ビューティアイテムを販売すると共に、ブランドの世界観を体感できるようさまざまな仕掛けを取り入れた。入場はチケット制(500円)で、6日間で約3500人が訪れる見込み。

 ファッションでは華やかな春物ドレスやスカート、ビューティではUVケアや香りのアイテムなどをそろえる。パフュームオイルの“ローズブランシュ”(6380円=税込)は新作の一押し商品だ。購入した商品は週明けから順次ECで発送する仕組み。ただし、UVケアアイテムやパフュームオイルは屋外のスペースで即時販売もし、入場チケットを持たない客も購入できるようになっている。

 また、同じ施設内のピッツェリアとドリンクなどのオリジナルメニューも開発しており、白いバラが飾られたテラススペースで楽しむことができる。さまざまな場所に撮影スポットを設けており、ブランドの世界観を楽しむと共に、発信もしたくなるよう工夫を凝らしている。

 「ハーリップトゥ」ではファンとつながり、コミュニティーを強めていくために、こうしたイベントを定期的に開催。前回は21年12月に代官山でポップアップカフェを開いた。「春はおしゃれを楽しもうという気分が一番盛り上がるシーズン。以前はその場で買って帰れるイベントをしていたが、お客さまが増えて在庫を置くスペースなどを確保することが難しくなり、後日ECで発送する今のような形になった。上海のロックダウンによる物流遅延などもあり、苦労した点もあるが、お客さまにブランドの世界観を楽しんでいただきたい」と小嶋。

The post 元AKBこじはるの「ハーリップトゥ」がファン向けイベントを開催 6日間で3500人が来場の見込み appeared first on WWDJAPAN.

起業家&カリスマホストROLANDが語る「自己資金でブランドをやる理由」(前編)

 カリスマホストとして知られるROLANDは4月15日、新ブランド「ミニマス(MINIUS)」をスタートする。アパレルではすでに自らの名前を冠した「クリスチャンローランド(CHRISTIAN ROLAND)」を2019年3月にスタートさせていたが、同ブランドのサイトにアクセスすると自動的に「ミニマス」のページに切り替わる。実質的に自らの名前を冠した「クリスチャンローランド」を休止し、全く別のコンセプトでブランドを立ち上げることになる。数々の伝説的なエピソードを持つホストであり、同時にインスタグラムやツイッターなどのSNSの総フォロワー数290万を抱えるROLANDが、なぜアパレルに失敗したのか。新ブランドでは、ウイメンズブランド「ジュエミ(JUEMI)」などのD2Cブランド運営するディーエスエスアール(DSSR)の本間英俊・代表取締役をパートナーに迎え、ブランドと同名のミニマス社を設立。デザイン監修にはメンズブランド「ジュンハシモト(JUNHASHIMOTO)」の橋本淳デザイナーを迎える。美容や飲食などの事業を運営する経営者でもあるROLANDはファッションビジネスをどう見ているのか?二人に話を聞いた。

WWD:なぜ新ブランド「ミニマス」を?

ROLAND:失敗を隠すつもりはないので、わかりやすく言うと「クリスチャンローランド」は敗戦だった。僕なりに全力でいろんなことに向き合ったが、ビジネスとしては失敗だった。ブランドを初めてからこの2年で、自分の服を着てる人を街で見かけたのは、2年間で驚くことに1回しかなかった。

WWD:「クリスチャンローランド」は単なる名前貸しのブランドではなく、自己資金だった?

ROLAND:もし名前貸しだけだったら「ああ、クリスチャンローランド、そんなの昔プロデューサー的にやってましたね」って言えるかもしれませんが、ブランド自体に名前も入っているし、自己資金も入れていた。いずれにしろうまく行かなかった全責任は僕にあります。振り返ってみれば知識や経験が不十分だった。まず第1に、インフルエンサーがアパレルやるときに言いがちなキメ台詞、「自分が欲しいものを作っていきます」っていうやつ。僕が欲しいと思ってるものを、世間はそんなに欲していなかった(笑)。そしてもう一つは、僕が全面的に出すぎることによって、仮にプロダクト自体が良かったとしても、ファングッズのような認識になってしまったこと。加えて、これがかなり大きいと思うのだけど、素人のくせに「アパレルをなめていた」んだな、と。

WWD:どういうことでしょう?

ROLAND:ホストクラブでも、アイドルがホストをするとすごく売れるんです。でもそれって本職の僕らからすると、内心は面白くないですよね。泥水すすりながら新人のときはトイレ掃除をして、先輩のヘルプをして勉強しながら這い上って、やっと日の目を浴びて、売り上げを上げられるようになってきたのに、超パワフルなインフルエンサーが来ると、リスペクトなく、業界を荒らすみたいな感覚になる。僕も同じこと、それに近いことを、インフルエンサーとして、アパレル業界に対してやってしまったら、やっぱり受け入れてくれないよなと。僕は自分なりに、パタンナーの方や取引先の方と熱を持って話をしていたつもりだけど、先方は僕に対してそこまでの温度感をなかなか持ってもらえないときもあった。でも当然ですよね。やっぱり心のどこかで自分がインフルエンサーで、これだけのフォロワーやファンがいれば、なんとかなると思っていたんです。

WWD:ミニマス社の代表取締役は本間英俊氏で、所在地も本間氏が代表を務めるDSSRのオフィスになる。ROLANDはどういう立場なのか。

本間:僕も出資していますが、ROLANDさんが筆頭株主であり、実質的なオーナーです。

ROLAND:「クリスチャンローランド」の失敗を踏まえ、誰がどういった役割で何をやるか、どういった座組がベストなのか、自分なりにかなり考えましたし、本間さんとも話し合いました。最終的には僕が一番責任がある立場であると同時に、任せるべきところは全部任せる。業務でいうと僕が担う業務は5%くらいで、95%くらいはプロの人達に任せようと。デザイン監修は、メンズデザイナーの重鎮である「ジュンハシモト(JUN HASHIMOTO)」のハシモトジュンさんに担っていただいてますし、売り方や販売戦略みたいなところは本間さんにお任せしています。二人ともプロ中のプロで、私が口を出す必要はない。ECサイトのモデルとしても、私は出ません。私が出ることでファングッズになるリスクがあるからです。

WWD:ではどういった役割を?

ROLAND:ブランドの方向性やコンセプトは僕自身が出しますし、最終的な商品の仕上がりも見ています。できるだけプロにおまかせしつつ、最終的な責任は私にある、そういった座組みですが、僕のイズムが全く反映されずにお金だけ投げてる出資者っていうようなものではない。これは言っておきたいのですが、例えば不祥事だったり、業績が良くなかったり、それらはすべて僕の責任です。名義貸しではないということです。

WWD:新ブランド「ミニマス」はアクティブファッションブランドと銘打たれていますが、どんなブランドでしょうか。

ROLAND:基本的なコンセプトは自分で決めたのですが、まずブランドパーパスとして「多くを持たない。消費するのではなく、一着を身につけ続ける」というメッセージを掲げています。わかりやすくいうと、日本人の質問の代表的なものに、無人島に例えたものがありますよね。僕が「無人島になにか1つ着ていくとしたら、何がいいですか」っていう質問をされたときにどう答えるか考えました。機能性でいったらアウトドアブランドなんでしょうけど、ギアに振ったものってシルエットがダボついたものが多くて。ヘリコプターでいきなり救助されて、めちゃくちゃカメラに抜かれたときに「こいつめちゃくちゃ暖取りに行ってるな~」と見えそうな、全然かっこよくない服を着るのは嫌なんですよ。かといって、エディ・スリマンが作ったようなタイトな服を着て、木の実を採りに行きたくないじゃないですか。それ着て魚は獲れないし、焚き火もできない。だから、エレガントさの中に、機能的なギア的な要素をミックスして、というものがあったら、僕は無人島に一着、それを着ていきたいなと思えるんですよね。デザイン性だと、おそらくハイブランドには勝てない。機能性でいくと、やっぱりギアに振ったアウトドアブランドには勝てない。ただふたつをミックスさせたら勝機があるんじゃないのかなと。ギアに振りすぎず、かつデザインに振りすぎない、とにかくシンプルなものです。

本間: ROLANDさんから、昔は着飾ることを重視していたけど今は引いていくことに美学を感じていると伺ったときに、どうやったらそれを服で実現できるかを考えました。ROLANDさんの世界観を表せるデザインの筆を取れるのは、橋本さんしかいないだろうとと、お願いに行きました。橋本さんももともとミニマルな世界がお好きなのでROLANDさんとお話が合ったんですよね。それで、橋本さんとスポーツウェアに使うような機能素材を使って、どうエレガントにできるか、素材探しから徹底的に行いました。

ROLAND:相当こだわってくれたと思います。素材の部分では、やっぱり良質なものにこだわりったことで、90%くらいは日本製の生地になった。

WWD:途中経過に関してあまり口を挟まないようにしていたということだが、上がってきたものを見てどうだったのか?

ROLAND:やっぱり専門家すげえな、と(笑)。バーバリーのトレンチって襟がアイコニックで、立たせるためにわざとステッチを入れてますよね。このジャージトップスも、襟の後ろに飾りのファスナーをつけることで、襟がしっかり立つようにしている。プロじゃないと思いつかないアイデアが散りばめられている。そして、もちろん普通にかっこいい。今着ているこのジャケットも、形はスーツだけどジャージー素材なのでジムにも行ける。ベンチプレスもできるし、ジョギングもできるくらいの吸水速乾素材を使っています。

本間: ROLANDさんと打ち合わせすると、基本は全部引いてくるので、服がすっごいシンプルになるんですよ。

ROLAND:ロゴ入れる位置も、最初はフロントにみたいな話もあったんだけど、橋本さんと色々話して、肩に同系色でできるだけさりげなく入れるのがかっこいいというアイデアをいただいて。

本間:どんどん引き算するので、放っておくとロゴもなくていいみたいな(笑)。それはさすがに目立たなくてもいいので入れてくださいとこちらからお願いしたり。

ROLAND:削ぎ落としていくのって、僕自身は好きなんすけど、難しいですね。足していくよりも全然難しい。

本間:逆に足すというポイントで言えば、ROLANDさんはサッカーをやるので、スパイク履いたまま脱ぎ着できるようにジャージパンツの裾にファスナーをつけたいって言ったんですよね。

ROLAND:あ、95%おまかせしていましたが、そこは5%の僕のこだわりです(笑)。

WWD:今売り方は?

ROLAND:常設の店舗を作りたいっていうのは今のところは頭にはない。EC中心で考えています。

本間:主にはD2C型という形ですね。あとはポップアップストアはやっぱり魅力の一つなんじゃないかなと思ってるんで、いいデベロッパーさんだったり、いい箱があれば、ぜひやりたい。

WWD:ライブコマースは?

ROLAND:時代に適した売り方ではあるなと思うので、選択肢のひとつとして興味はありますね。ただ、前回の反省の一つが「自分が出過ぎない」ってところなので、バランスを見ながら、と思っています。多数のフォロワーを抱えるSNSは強力な武器なので、そうした発信のところで出し惜しみするつもりはないですし、写真はモデル撮影の時に私の分も撮っていて、それは使っていくつもりです。いずれにしろ、やり方は決めつけず、様子を見ながら変えていこうとも思っています。

本間:やっぱりROLANDさんの持っているSNS合計290万人というは圧倒的なメディア。だからこそ、ブランドのメッセージやパーパスを、SNSを通じて丁寧に発信していきたい。お客様が望む限り製品を修理して使い続けられるシステムや、身体のサイズに合わせた補正、着なくなったアイテムの買取クーポンの発行、そのアイテムにメンテナンスを施したリバイバル商品の販売など、ブランドとしてのお約束も、予めきめ細かく決めています。

ROLAND:「ミニマス」は極めてシンプルで、一見してわかりやすいデザインではないので、何もしないと、そういうシンプルなものが好きな人にしか買われないかもしれない。でもSNSを通じて、現時点ではそういうものに興味ない人にも、メッセージを伝えられる。幸い芸能系の仕事もしているので、ブランドのパーパスが合っている方へのギフティングはする予定です。やっぱり手にとってもらわないと伝わりにくい服なので。アスリートが多くなるのかなと思っています。

本間:あと、ROLANDさんのメディア力で、実は海外にもすごく可能性を感じています。ROLANDさんの本は台湾でもベストセラーになっていて、日本と海外合わせて累計40万部も売れている。これはやっぱりSNSならではの強力な武器になる。なのでミニマスは最初から、海外対応をやっていきます。今の日本のアパレルだと、ゴルフウェアくらいしかあまり盛り上がっていないので、機能的でエレガントな服は可能性がある。

WWD:ROLANDさんのSNSの海外フォロワーの割合は?

ROLAND:正確にはわかりませんが、例えば今はフォロワー60万人くらいのInstagramで言うと、1割ぐらいは中国語圏の印象です。YouTubeコメントとかもかなり多いっていう話も聞きますね。なので東アジア圏とか、あとこんまりさんとかのライフスタイルがアメリカでヒットしたっていうのも、やっぱりアメリカも「大量消費、大量生産」なところに、少なからず疲弊している部分と思うので「ミニマス」のコンセプトはけっこう海外の方も共感してくれるんじゃないかな、というワクワク感がありますね。

The post 起業家&カリスマホストROLANDが語る「自己資金でブランドをやる理由」(前編) appeared first on WWDJAPAN.

「ドルチェ&ガッバーナ」 × 「呪術廻戦」コラボアイテムが公開 キャラクターをイメージしたウエアやシューズ

 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」は15日、「呪術廻戦」とのコラボアイテムを公開した。アイテムはウエアやシューズ、アクセサリーなどをそろえる。

 また、21日から東京・渋谷のゼロベース渋谷(ZEROBASE 渋谷)で予約制のポップアップストアを開催することも発表し、同店と特設サイトで先行販売を行う。4月27日からは伊勢丹新宿店 メンズ館、阪急うめだ本店で開催するポップアップストアで、5月2日からは全国の「ドルチェ&ガッバーナ ブティック」で順次発売予定だ。 今回のコラボレーションでは、「呪術廻戦」の世界観やキャラクターからインスピレーションを受けてデザインしたグラフィックと、ブランドを象徴するモチーフを組み合わせた。さらに、日本のストリートスタイルと東京の若者たちのファッションにも着目したという。

 キャラクターがアイテムを身につけたイラストは、TVアニメ「呪術廻戦」監督の朴性厚氏による書き下ろしだ。

The post 「ドルチェ&ガッバーナ」 × 「呪術廻戦」コラボアイテムが公開 キャラクターをイメージしたウエアやシューズ appeared first on WWDJAPAN.

「サンローラン」の新スニーカーは英国のロックバンド、ザ・キュアーのロバート・スミスから着想

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は4月14日、2022年春夏メンズ・コレクションで発表した新スニーカー“スミス”を発売した。価格は税込17万500円と30万8000円。

 同スニーカーは1976年に結成された英国のロックバンド、ザ・キュアーのフロントマンであるロバート・スミス(Robert Smith)にインスピレーションを得てデザインされた。テーラーリングアイテムとスポーツウエアをミックスするロバートのスタイルや、スニーカーをバンダナやスカーフで装飾するテクニックにオマージュを捧げたものだ。

The post 「サンローラン」の新スニーカーは英国のロックバンド、ザ・キュアーのロバート・スミスから着想 appeared first on WWDJAPAN.

ロックダウンの上海から現地報告 ファッション企業の対応と人々の暮らし

 新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、中国・上海では2週間以上もロックダウン(都市封鎖)が続いている(4月15日現在)。世界最大級の消費市場でもあり、「世界の工場」としての顔を持つ上海のロックダウンは、ファッションビジネスにどんな影響を与えているのか。そして人々の暮らしはどうなっているのか。上海在住のVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)コンサルタントの内田文雄氏が報告する。

 2020年1月に中国・武漢から全世界に広がった新型コロナウィルス。中国ではその年の7月頃から収束に向かい出し、その後は何回か各都市で猛威を振るった時期もありましたが、ここ最近は落ち着きを見せ、経済的にもコロナ前の市況に戻った感がありました。

 特に中国を代表する経済都市・上海はコロナの影響もほとんど受けずに、「コロナ政策の優等生」でした。

 ところが、その上海も今年の3月初めに香港から流入したオミクロン株の感染が広がり始め、3月21日頃から上海の各地域で小区(日本の町内会に相当)単位の封鎖、商業施設も封鎖が続きました。

 そして、ついに3月28日から上海市の東側(浦東)が4日間、西側(浦西)が4月1日から4日間の実質的なロックダウン(都市封鎖)に突入しました。当初東西地域共に4日間で終わる予定でしたが、それに反して徐々に広がる感染者(陽性患者、無症状患者)の数は、1日1万、1.5万人、2万人…と日増しに増えていき、上海市政府は「継続的に封鎖を延長する」という判断を下しました。

 私は上海の西側に住んでいます。東側に比べて封鎖が4日間遅かったため、食料品などを購入する機会に恵まれました。でも東側に住んでいる人たちは突然封鎖隔離が決まり、即施行されたことで大混乱になりました。

 上海市民全員が自宅、またはホテルで完全隔離を余儀なくされています。家から一歩も出ることができず、ほぼ毎日のようにPCR検査があり、その検査のときだけ屋外に出ることが許されます。私自身もこの原稿を書いている時点(4月14日)で既に隔離15日目を家で過ごしています。

 隔離封鎖中は自ら食料品のデリバリー注文はできません。基本的に物流は止まっているし、デリバリースタッフも隔離されています。上海市政府から週に1度、野菜、肉、米などの配給はありますが、それでは絶対的に足りません。各小区、各居住マンション単位で団購(グループでまとめて購入する仕組み)は許可されており、ネット上のグループチャットを通じて注文をすることになります。普段は安価な野菜が異常に高騰していて、それを揶揄するような写真がSNS上で話題になりました。

 上海の商業施設をはじめありとあらゆる物販、飲食店、銀行は閉まっており、SNSなどで発信される嘘の様に人一人いない上海の街の姿に、市民が寂しい思いを抱かせています。

ファッションビジネスにさまざまな制限

 ファッション企業の仕事も、例外なく在宅リモートワークを強いられています。リモートワーク自体は20年のコロナ発生から短期間の隔離を何度か経験しており、慣れているように見えます。ただ、今回のようなに、隔離がいつ終わるか見えないロックダウンという特殊な状況では、いくつかの点で違っているようです。

 1つ目は、素材、材料などを直接触って確認ができないこと。デザイナー、MD、生産の担当者が服の素材スワッチ、商品サンプルを確認できない。あるいは店舗の内装設計担当者であれば、内装で使う材料や什器サンプルなどを確認できないのです。

 2つ目は、物流インフラの停止です。ファッション企業もオフライン店(リアル店舗)は全店閉鎖しています。一方でオンライン(ネット通販)はできても上海市内のお客さんへは配送ができません。

 3つ目は、コミュニケーションの制限です。上海のオフライン店は閉鎖していても、上海以外にオフライン店がある場合は、ライブ動画で店の状況を見ることはできます。でも直接現場を見ないと、お客さんの細かい反応も分からず、的確な指示を出せません。

 4つ目は、PCR検査の多さ。ほぼ毎日小区内で実施されるPCR検査は、時間が決まっていません。自宅でリモート会議中でも呼び出されると中座して、検査に行くしかない。会議に支障が出るケースが少なくないのです。

 5つ目は、何よりも食料確保が優先されることです。リモートワークも重要だけど、終わりが見えないロックダウン中は、生きていくうえで食料品確保が欠かせません。団購で購入するタイミング(基本的には朝から夕方くらいまでに実施、つまり仕事をしている時間と重複している)を逸すると、食料品を何日も購入できない。それを考えるとリモート会議に集中できないのです。

 さて本題の上海のファッション企業のロックダウン中の状況です。まず日系ファッション企業、続いて中国ローカル企業という順番で事例を挙げます。

【日系企業の事例1】解除後を見据えて仕掛けを練る

 この大手SPAは、上海で5店舗展開していますが、14日時点で全店を休業しています。オンラインは継続販売しています。上海市内への配送はできないけれど、数字は好調とのこと。その要因は物流倉庫を上海市郊外に置いているためです。ロックダウンの影響を受けずに、上海以外の地域に配送をできるからです。

 とはいえ、店舗休業は痛手です。販売期間の短い春物商品を好調なオンラインでの消化に注力。また苦肉の策として在庫を日本に移し、日本国内で売っています。

 今後のプロモーション、イベントに関しては、全て延期せざるを得ず、広告宣伝費投資を抑制。それでも先を見た準備にはぬかりがありません。20年のコロナ発生時と同様に、ロックダウン解除後にマーケットの反動重要が起こることを前提に、販促の計画を練っているそうです。

【日系企業の事例2】上海以外の店舗の在庫でECに対応

 中国全土に30店舗を展開する雑貨アクセサリーブランドは、上海市政府のルールに従い、上海の店舗のみ閉鎖しています。生命線のオンライン販売は、物流倉庫を上海市内に置いているため出荷配送ができない。ただし、出荷配送が可能な地方店舗から振り替えするなどの打ち手で対応したそうです。上海以外の店舗では、上海のロックダウンを想定して、事前に相当数を出荷していたこともあり、現時点では欠品、商品要望は出ていない。

 ロックダウンが解除されるであろう4月末に向けてネットでのイベントを仕掛ける予定です。店舗でも解除後に顧客に向けたイベントを企画中です。

【日系企業の事例3】物流拠点の分散の必要性を痛感

 上海に1店舗、卸販売で35店舗展開している婦人服ブランドも店舗は休業中です。ロックダウン自体は想定外だったけど、その前から明らかに消費マインドの下落が見えていたそうです。

 なのでロックダウン直前の3月初めに、上海の店舗で春新商品のオフ施策実施。卸販売では3月中旬に物流倉庫がPCR検査のため停止するも、事前にリスク回避のため、前倒しで出荷を済ませことなきを得ました。オンライン販売はT-mallで好調に推移しています。

 しかし、ロックダウン中は店舗の閉鎖、オンライン販売も物流倉庫が上海市内に有るため配送が機能せず、打ち手なしになってしまいした。ロックダウン解除後には、日本側からの動画、SNSの配信強化、仕入れ抑制、仕掛け前商品のキャンセルなどを予定しています。

 ロックダウンでの痛い教訓は、物流倉庫拠点の一極集中でした。機能停止を避けるための、リスクヘッジ策が不可欠と考えています。

【日系企業の事例4】上海以外のエリアでの販売強化

 中国に約900店舗展開する日本を代表するカジュアルブランドも上海市政府のルールに従い上海市内86全店舗を休業しています。上海では本部、オフライン店全員が自宅隔離でリモートワーク。その分、上海以外のエリアでの販売を強化し、華北、華南地区では売り上げが上昇しています。ただ上海にもいくつかの物流倉庫があり、受け地方への配送の遅延が起こっているようです。

 一方、生産面は縫製工場自体が中国全土に分散しているので影響は軽微といいます。問題は生産された商品の海外への物流です。上海港まで輸送できないので、積載地を変更するなどで苦労しています。

【日系企業の事例5】店舗閉鎖は上海だけではない

 全国に10店舗展開している日系のアメカジブランドは、本部、倉庫共に上海の浦西(上海の西側)に立地するため、4月1日からロックダウン前に倉庫に着荷した商品から、投入スケジュールを前倒して新作を全国各区店へ出荷しました。倉庫出荷担当スタッフの1人は解除期間が読めなかったため、ロックダウン解除後すぐに対応できるように3月末から今現在も倉庫に寝泊まりし対応しているそうです。

 上海に店舗がないため、販売では直接的な影響はないそうです。しかし全国的にコロナ影響が出ている。東北部のハルピン、瀋陽のショッピングセンターは、3月から施設が長期クローズの状態。蘇州は2月10日からコロナの影響が非常に大きく、現在もまだ収束がつかず、ついに食品を除いたSCの大部分の休業が続いている。

 販促面は、店頭は春物新作1件9折、2件85折(1枚購入10%OFF、2枚購入 5%OFF)のイベントを春節後から現在まで継続実施中。

 ECモール大手のTモールの販売委託会社、倉庫共に上海市内にあるため、ロックダウンにより多大な影響を受けている。上海の物流が機能していないことから、全国各オフライン店からお客さんへ直接発送に切り替え対応をしているものの、販売後の対応や、購入者の受け取り先エリアの物流制限(上海、蘇州、北京など)もあり、非常に対応が困難な状況にあります。

【中国企業の事例】コロナの長期化を織り込んだ戦略策定

 上海と温州に本部があり、中国全土に4800店舗を展開する子供服アパレルは、上海の店舗は休業した。

 オンライン販売は数字も概ね好調だという。物流倉庫を温州に置いているため、上海以外の全国に配送をできていることが挙げられる。

 上海でのオンライン販売は、販売期間の短い春物と一部初夏物を大きな割引率で販売している。だが、上海市内の物流停止で商品受け取りは封鎖解除後となることと、隔離中は服よりも野菜、肉など生活必需品に対する欲求が高いため、販売額は伸びていない。

 中国では元々ライブコマースが発達している。ブランド本部のみならず店舗からも日々配信しているが、これも上海の店舗では開催ができない。各店店長は自宅からSNSを使って商品情報や割引情報のみ発信し続けているが、自宅でのライブコマース配信は困難なため、売り上げへの貢献には限られる。

 ちなみに私はVMDの専門家として同社に「商品企画/売り方/売り場に至る一連の仕組み、改善指導」を担っている。4月初めにリモートワークで行われた23年春商品系会議では、今のロックダウン現状や、全国で繰り返されるコロナによる規制、影響なども鑑み、「23年春もコロナの影響がある」という前提で議論が行われた。他の中国企業も同様で、コロナ感染リスク織り込んで次のシーズンの戦略を立てている。

物流拠点のあり方を再考する

 上海のロックダウンではオフライン店が全滅の中、オンラインがビジネスの生命線となるが、物流倉庫を上海市内とそれ以外のエリアに置いていることの違いで、大きな差が出ました。最近、近くて便利だけど家賃が高い上海に倉庫を構えるよりも、例えば杭州など他の省の倉庫の方が家賃も安く、かつ配送サービスも行き届いた場所に構えるという選択肢もあるのではないでしょうか。

 実際に私の中国人の知人が杭州に持つ巨大倉庫は、上海に本社を置く日系アパレルや酒類販売会社も利用していて、今回も何の支障も無く、中国全土に配送を行なっています。

 同時に物流倉庫の一極集中というリスクもないわけではありません。コストは掛かるけれど、倉庫の分散も考えるべきでしょう。

情報発信の仕方を再考する

 私自身もロックダウンを初めて経験しているわけですが、隔離中にスマホは絶対手放せませんでした。しかもウィーチャット(日本でいうとLINEに近い機能)は情報交換、日常のやり取りに不可欠です。

 しかしロックダウン中にこのウィーチャットのモーメンツに友人が近況報告、企業が広告をアップしても見ることができない環境になりました。なぜかいえば、上述の通りで「隔離中はまず食べることで必死」だからです。Wウィーチャットを使って小区単位や各住民が団購を行う。食料品、生活用品の確保に不可欠なのです。調達する商品は数量限定のものもある。欲しいものをスピーディに注文することに、朝から晩まで忙殺されます。

 都市封鎖レベルの状況では、各種SNSを使った販促、宣伝の効果は極めて弱いと言えます。事実、ロックダウン前まで毎週の様に定期的に送られてきていた販促目的のメールが全く来なくなりました。これは企業側が故意に送信をストップしているのだと思われます。

 逆にソフト宣伝というか、ロックダウン中「いかに自宅で有意義に過ごすか」「家で野菜を育てませんか」などのメッセージを送信するライフスタイル古本&古着店「多掴魚」は、隔離で苦しんでいる人たちを逆なでせず、好感が広がりました。心情的に訴求できる、的を射た手法です。

長引くロックダウンの過酷さ

 ロックダウンの異常な環境のなかでは、1日1日を大事に生活しようと心がけるようになります。仕事も重要ですが、何と言っても生きていくために食料品を確保して、毎日食べることだけを考えている、と言っても過言ではないと思います。

 それほど、食料品、生活用品の購買への不安や悩みに尽きない、過酷な状態であるということを日本の皆さんには理解していただきたいです。

 今回のロックダウンで、陽性患者、無症状患者がいない一部の地域では、条件付きの封鎖解除がされています。しかし私の予想では上海全体の封鎖解除されるのは、早くても5月以降になるのではないかと思います。1日も早く解除されいつものオシャレで活気のある上海に戻ることを祈っています。

The post ロックダウンの上海から現地報告 ファッション企業の対応と人々の暮らし appeared first on WWDJAPAN.

数多くのセレブのレッドカーペット衣装を手掛けてきたジョルジオ・アルマーニ レディー・ガガの衣装などについて語る

 レッドカーペットイベントや授賞式がリアルに戻った今シーズン、多くのセレブは久しぶりに華やかな衣装を身に纏い、スポットライトを浴びる場を楽しんだ。中でも今季はクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が着用した「シャネル(CHANEL)」のショートパンツやアリアナ・デボーズ(Ariana DeBose)の「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のパンツといった目を引く衣装から、従来の豪華なボールガウンといったハリウッドらしいルックがレッドカーペットを占めた。肌の露出度が高いような衣装はあまり多く見られず、レッドカーペットにエレガンスが戻ったといっても過言ではないだろう。

 このトレンドをまさに体現したのがアカデミー賞授賞式でのニコール・キッドマン(Nicole Kidman)やグラミー賞授賞式のレディー・ガガ(Lady Gaga)だ。2人とも「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のカスタムガウンを着用した。2人の個性に合わせ、テイストもデザインも異なる衣装は、デザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)のデザインの幅広さを物語った。

 トニー・ベネット(Tony Bennett)との曲「ラヴ・フォー・セール(Love For Sale)」で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞受賞を受賞したレディー・ガガは、ホワイトのスカートがウエストに巻かれたブラックのワンショルダーのシルクガウン姿で登場した。一方、映画「愛すべき夫妻の秘密(Being the Ricardos)」でルシール・ボール(Lucille Ball)役を演じ、主演女優賞にノミネートされたニコールはパステルブルーのシルクガウンをチョイス。ペプラムスカートと大ぶりなリボン、ゴールドのクリスタルをあしらったエレガントなドレスだ。

 米「WWD」は、ジョルジオ本人にレッドカーペットのトレンドや影響力ある女性の衣装を手掛けること、自身のデザインを着用したセレブを見た時の感動などについて聞いた。

WWD:クラシックなスタイルがレッドカーペットに戻ったと思う?それは昔ながらのハリウッドらしいスタイルなのか、もしくは言葉通りのクラシックなスタイル?

ジョルジオ・アルマーニ=デザイナー(以下、アルマーニ):はい、ハリウッドの黄金期を連想させるような、ドラマチックで煌びやかなグラマラスさが戻ってきている。私がキャリアを始めた頃と真逆なトレンドだ。ファッショントレンドは循環するもので、必ず何年かに1回戻ってくるからね。今は誰しもがSNSでスーパースターになれる中、みんなが大胆な夢を抱き、輝ける時代。だからこそ本当のスターたちはさらに輝かなければならない。彼らのスタイルをフォローすることはとてもワクワクすることだ。

WWD:ニコール・キッドマンとレディー・ガガは全く異なる性格の持ち主だが、2人とも授賞式で着用した衣装は素晴らしかった。彼女たちに共通するファッションのメッセージはあるのか。

アルマーニ:確かにニコールとレディー・ガガは全く違う女性だが、共に「アルマーニ」ウーマンであり、ファッションに大きな興味と熱量を抱いている。2人はドレスに負けることなく、自分らしく着こなせる。だからどれだけ華やかでゴージャスな衣装を着ても、個性が埋もれてしまうことなく、自分らしさが際立つのだ。

WWD:2人の衣装をデザインする際にこだわった点は?彼女たちから何かリクエストはあったのか?

アルマーニ:私が作る全てのドレスは、必ず会話から生まれる。着る人の要望に耳を傾け、それをデザインに反映する。2人は今、キャリアにおいて重要なステージに立っている。そこで、彼女たちの美しさや功績を讃えるようなドレスを作りたかった。また2人ならではの女性らしさも表現すべく、エレガントで品のあるニコール、色気のあるレディー・ガガを際立たせたかった。カラーパレットやデザインに関しては、ニコールには絵画的なもの、レディー・ガガにはグラフィカルなものを提案し、2人とも最初から気に入ってくれた。

WWD:自分でスケッチした衣装がレッドカーペットでセレブが着用しているのを見た時の感情はどのようなもの?人それぞれ立ち方だったりパーソナリティーがあったりするので、それも加味してデザインをする?

アルマーニ:ドレスは単体では動きのないもの。誰かが着て初めて命が吹き込まれ、その人その人のパーソナリティーにに合わせて動く。コレクションをデザインするときは特定の女性をイメージすることはないが、レッドカーペットは着る人のアティチュードや姿勢を知っているので、そういった要素をデザインに落とし込む。今でも自分が作ったドレスが、セレブが着用することによって生き生きと輝く瞬間を見ると、毎回感動するよ。

WWD:レッドカーペットのデザインはどのように進化してきた?

アルマーニ:時代に合わせて自分のスタイルも年々進化してきた。これまで、従来のグラマラスさに近いスタイルを自分のレンズを通してたくさん表現してきた。私は引き算をしたエレガンスが好きで、“やりすぎた”派手なグラマーは耐えられない。しかし派手なデザインやグラマラスさも上手に取り入れれば、素敵なクリエイションを生み出すことができる。その絶妙なバランスは面白いと思う。

WWD:衣装を手掛けた女優で驚いたことはある?

アルマーニ:予想外なディテールや気づきは必ずある。たとえば女優の歩き方だったり、見た目だったり。毎回何かしらサプライズはあるけれど、それもこの仕事の魅力の一つだと思う。

WWD:レッドカーペットは、今でも世間の憧れであり続けると思う?

アルマーニ:今も憧れではあるが、もしかしたら昔とは少し違う意味合いかもしれない。今はみんな、(SNSなどで)日々大量のニュースや写真を目にする。そんな中でレッドカーペットがハリウッドの全てではなくなったが、あの華やかさや雰囲気を真似できるイベントはないだろう。レッドカーペットの写真や記事はセレブやブランドへの憧れや興味を高め、たくさんの話題を生み出す。ポップカルチャーにはなくてはならない存在で、ファッションの重要性を物語る。

The post 数多くのセレブのレッドカーペット衣装を手掛けてきたジョルジオ・アルマーニ レディー・ガガの衣装などについて語る appeared first on WWDJAPAN.

数多くのセレブのレッドカーペット衣装を手掛けてきたジョルジオ・アルマーニ レディー・ガガの衣装などについて語る

 レッドカーペットイベントや授賞式がリアルに戻った今シーズン、多くのセレブは久しぶりに華やかな衣装を身に纏い、スポットライトを浴びる場を楽しんだ。中でも今季はクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が着用した「シャネル(CHANEL)」のショートパンツやアリアナ・デボーズ(Ariana DeBose)の「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のパンツといった目を引く衣装から、従来の豪華なボールガウンといったハリウッドらしいルックがレッドカーペットを占めた。肌の露出度が高いような衣装はあまり多く見られず、レッドカーペットにエレガンスが戻ったといっても過言ではないだろう。

 このトレンドをまさに体現したのがアカデミー賞授賞式でのニコール・キッドマン(Nicole Kidman)やグラミー賞授賞式のレディー・ガガ(Lady Gaga)だ。2人とも「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のカスタムガウンを着用した。2人の個性に合わせ、テイストもデザインも異なる衣装は、デザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)のデザインの幅広さを物語った。

 トニー・ベネット(Tony Bennett)との曲「ラヴ・フォー・セール(Love For Sale)」で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞受賞を受賞したレディー・ガガは、ホワイトのスカートがウエストに巻かれたブラックのワンショルダーのシルクガウン姿で登場した。一方、映画「愛すべき夫妻の秘密(Being the Ricardos)」でルシール・ボール(Lucille Ball)役を演じ、主演女優賞にノミネートされたニコールはパステルブルーのシルクガウンをチョイス。ペプラムスカートと大ぶりなリボン、ゴールドのクリスタルをあしらったエレガントなドレスだ。

 米「WWD」は、ジョルジオ本人にレッドカーペットのトレンドや影響力ある女性の衣装を手掛けること、自身のデザインを着用したセレブを見た時の感動などについて聞いた。

WWD:クラシックなスタイルがレッドカーペットに戻ったと思う?それは昔ながらのハリウッドらしいスタイルなのか、もしくは言葉通りのクラシックなスタイル?

ジョルジオ・アルマーニ=デザイナー(以下、アルマーニ):はい、ハリウッドの黄金期を連想させるような、ドラマチックで煌びやかなグラマラスさが戻ってきている。私がキャリアを始めた頃と真逆なトレンドだ。ファッショントレンドは循環するもので、必ず何年かに1回戻ってくるからね。今は誰しもがSNSでスーパースターになれる中、みんなが大胆な夢を抱き、輝ける時代。だからこそ本当のスターたちはさらに輝かなければならない。彼らのスタイルをフォローすることはとてもワクワクすることだ。

WWD:ニコール・キッドマンとレディー・ガガは全く異なる性格の持ち主だが、2人とも授賞式で着用した衣装は素晴らしかった。彼女たちに共通するファッションのメッセージはあるのか。

アルマーニ:確かにニコールとレディー・ガガは全く違う女性だが、共に「アルマーニ」ウーマンであり、ファッションに大きな興味と熱量を抱いている。2人はドレスに負けることなく、自分らしく着こなせる。だからどれだけ華やかでゴージャスな衣装を着ても、個性が埋もれてしまうことなく、自分らしさが際立つのだ。

WWD:2人の衣装をデザインする際にこだわった点は?彼女たちから何かリクエストはあったのか?

アルマーニ:私が作る全てのドレスは、必ず会話から生まれる。着る人の要望に耳を傾け、それをデザインに反映する。2人は今、キャリアにおいて重要なステージに立っている。そこで、彼女たちの美しさや功績を讃えるようなドレスを作りたかった。また2人ならではの女性らしさも表現すべく、エレガントで品のあるニコール、色気のあるレディー・ガガを際立たせたかった。カラーパレットやデザインに関しては、ニコールには絵画的なもの、レディー・ガガにはグラフィカルなものを提案し、2人とも最初から気に入ってくれた。

WWD:自分でスケッチした衣装がレッドカーペットでセレブが着用しているのを見た時の感情はどのようなもの?人それぞれ立ち方だったりパーソナリティーがあったりするので、それも加味してデザインをする?

アルマーニ:ドレスは単体では動きのないもの。誰かが着て初めて命が吹き込まれ、その人その人のパーソナリティーにに合わせて動く。コレクションをデザインするときは特定の女性をイメージすることはないが、レッドカーペットは着る人のアティチュードや姿勢を知っているので、そういった要素をデザインに落とし込む。今でも自分が作ったドレスが、セレブが着用することによって生き生きと輝く瞬間を見ると、毎回感動するよ。

WWD:レッドカーペットのデザインはどのように進化してきた?

アルマーニ:時代に合わせて自分のスタイルも年々進化してきた。これまで、従来のグラマラスさに近いスタイルを自分のレンズを通してたくさん表現してきた。私は引き算をしたエレガンスが好きで、“やりすぎた”派手なグラマーは耐えられない。しかし派手なデザインやグラマラスさも上手に取り入れれば、素敵なクリエイションを生み出すことができる。その絶妙なバランスは面白いと思う。

WWD:衣装を手掛けた女優で驚いたことはある?

アルマーニ:予想外なディテールや気づきは必ずある。たとえば女優の歩き方だったり、見た目だったり。毎回何かしらサプライズはあるけれど、それもこの仕事の魅力の一つだと思う。

WWD:レッドカーペットは、今でも世間の憧れであり続けると思う?

アルマーニ:今も憧れではあるが、もしかしたら昔とは少し違う意味合いかもしれない。今はみんな、(SNSなどで)日々大量のニュースや写真を目にする。そんな中でレッドカーペットがハリウッドの全てではなくなったが、あの華やかさや雰囲気を真似できるイベントはないだろう。レッドカーペットの写真や記事はセレブやブランドへの憧れや興味を高め、たくさんの話題を生み出す。ポップカルチャーにはなくてはならない存在で、ファッションの重要性を物語る。

The post 数多くのセレブのレッドカーペット衣装を手掛けてきたジョルジオ・アルマーニ レディー・ガガの衣装などについて語る appeared first on WWDJAPAN.

「ハッチ」が2月デビューの新ラインのポップアップショプを伊勢丹新宿本店で開設

 ハチミツを使ったスキンケア化粧品を展開する「ハッチ(HACCI)」は、伊勢丹新宿本店本館1階でポップアップショップを4月26日までオープンしている。今年2月にデビューした新スキンケアライン“ハニー バイ ハッチ (HONEY BY HACCI)や同ラインの新製品の先行販売や特別キットなどもそろえる。

 店舗は2ステップでスキンケアが完結する“ハニー バイ ハッチ”のハニーピンクの世界観を表現したフォトジェニックな空間を演出。ブースター・化粧水・美容オイル・乳液の4つの役割を持つ“スキップローション”(150mL、税込4950円)と、美容液・クリームの効果がある“スキップセラム”(50mL、同6600円)を中心に扱う。また、4月27日に発売するブランド初の酵素洗顔パウダー“スキップウォッシュ”を先行販売する。そのほか、「ハッチ」のロングセラー製品“はちみつ洗顔石けん”(80g、同5280円)、“ハニーコラーゲン”(30mL×9本、同5184円)をハニーピンクのパッケージで販売。“ハニー バイ ハッチ”のスペシャルキット(1万5000円)もそろえる。

 今後も百貨店のポップアップなどを順次実施する予定だ。

The post 「ハッチ」が2月デビューの新ラインのポップアップショプを伊勢丹新宿本店で開設 appeared first on WWDJAPAN.

故アレキサンダー・マックイーンの24歳当時の履歴書を保有者が売却へ 提示価格は12万円

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」創業デザイナーの故リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)の履歴書が、4月21〜24日に開催されるニューヨークのインターナショナル・アンティクワリアン・ブックフェア(New York International Antiquarian Book Fair)で売却される。提示価格は1000ドル(約12万4000円)。

 同履歴書は1992〜93年ごろ、マックイーン氏が24歳当時に書いたと見られている。同氏の友人兼ミューズであり、最初のパブリシストであったアリス・スミス(Alice Smith)が保有していたもの。タイプライターで作成されており、「個人情報」「学歴」「職歴」などの欄がある。ファッション業界の“異端児”として成功を収めたのち、40歳で自死した同氏の貴重な遺品となっている。

 職歴については、セントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)卒業後の84〜90年にかけて5つの会社で見習いをしたことも記載されている。サヴィル・ロウのテーラー「アンダーソン&シェパード(ANDERSON AND SHEPPARD)」での経験について綴る際には、“カルバン・クライン(Calvin Klein)”を“Calvin Kline”と、“Their”を”There”とスペルミスをするなど意外な一面も見られる。

 趣味についても書かれており、写真集の古本や、60〜70年代のカルト映画が好きだという情報も。また、実際には69年3月17日生まれだが、履歴書には68年生まれと書かれているのも興味深いところだろう。

The post 故アレキサンダー・マックイーンの24歳当時の履歴書を保有者が売却へ 提示価格は12万円 appeared first on WWDJAPAN.

ロンドンのデザイナーたちは今、何を思う? 22-23年秋冬で見えた2つのキーワード

 2022-23年秋冬シーズンのロンドン・ファッション・ウィーク(London Fashion Week以下、LFW)は、ほぼ全てのブランドがリアルのショーを開催し、座席はソーシャルディスタンスがなく、ナイトクラブでのアフターパーティーも復活した。“全ての人に開かれたLFW”に向けて英国ファッション協会は、政府と企業と協力。一般人も参加可能なワークショップや、無料での飲食店利用、ヘアサロンでのスタイリングサービスなど、400以上のイベントを街中で開催した。引き続きアジア勢の参加はなかったものの、欧州とアメリカ、中東からの業界関係者が多く、街中にも観光客が戻っているようだった。

 今季のLFWから見えたものは、“ノスタルジック”と“1920〜30年代”という2つのキーワードだ。幼少期や学生時代といった誰もが胸の奥にしまっている思い出を共有し、懐かしさに浸りながら心を一つにするような”ノスタルジック”なアプローチである。また、第一次世界大戦後の20年代と、パンデミックが終息へと向かう現代のムードに共通項を見出すデザイナーも多かった。時代の空気を嗅ぎ分け、それぞれの手法でコレクションへと落とし込んだブランドのコレクションをダイジュストでリポートする。

強い「アーデム」に進化

 アーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)の「アーデム(ERDEM)」は、30年代に活躍した写真家マダム・ドーラ(Madame d´Ora)が今季のミューズだ。彼女自身のスタイルと、キャバレーで撮影した彼女の友人らのドレスアップした姿に想像を掻き立てられたという。モラリオグルは、「ドイツでは1919年に女性に選挙権が与えられ、ベルリンにレズビアンバーが次々に開いたのだ」と時代背景を説明した。「2つの世界大戦のちょうど中間にあたるこの時代、男性は女装を楽しみ、人々が性を解放した。フェミニティとマスキュリニティの対極的な関係を融合させるというアイデアが気に入ったんだ」と続けた。

 昨年メンズラインをスタートした「アーデム」は、今季がフルアイテムがそろう本格的なスタートだと言い、グランドピアノが生演奏を奏でる演出の中、男女のモデルをランウエイに登場させた。男性性を感じさせるダブルレストの黒のコートには、同色で花柄の刺しゅうを施し、シャツのボタンを上まで閉めたスーツのルックや、シルクのシャツドレスには刺しゅうとビーズで装飾をし、男女で共有させた。シグネチャーであるロマンティックな花柄は、ほつれた生地や細かなプリーツで描き、陰影によってぼやけたムードが儚さを与える。終盤は、総スパンコールや繊細なレースのイブニングドレスが登場し、暗がりの会場内で妖艶な魅力を放っていた。これら女性性の強いルックは、レザーブーツや厚底のローファーでたくましさを付け加えた。

 持ち前のカラフルな花柄は控えめだった。代わりに手刺しゅうやフリンジ、ビーズといったバラエティに富む装飾で華やかさを持たせながら、暗黒時代の憂鬱なムードを表現した。ナイトライフが再開する未来への期待と、予測不可能で不安定な未来を憂う、現在の私たちの心の内を映し出しているようだ。メンズを始めたことが影響してか、可憐さよりも力強さが際立っており、「アーデム」の新たな魅力が感じられた。

華麗なる「リクソー」の世界

 レトロなドレスを主力商品とする「リクソー(RIXO)」は、1920〜30年代のハリウッド映画から着想を得て、パーティ向けの華やかなドレスで彩った。この時代の女性のスタイルを象徴する、ストレートラインの身頃の膝下丈のドレスが基盤となる。フリルやスリップの入った裾が、踊る体に合わせてリズミカルに揺れ、自由奔放で快活な若々しさがあった。手書きの花柄のプリントの他、ビーズとスパンコールの装飾でドレスが輝き、「アーデム」でも登場した全面スパンコールのヘッドピースでグラマラスなスタイルへと昇華させた。

 プレゼンテーションは、1835年に設立されたゴールドスミスホールが会場だ。金の装飾と大きなシャンデリアで飾られた、豪華なビクトリア様式の会場内にはシャンパンタワーが用意され、生演奏が鳴り響き、富裕層が集まる社交界のような雰囲気。映画「グレート・ギャツビー」さながらの華麗な演出で、来場者はシャンパンを片手に大いに楽しんでいる様子だった。

挑発する「モリー ゴダード」

 パンデミックの影響と、妊娠・出産のためにリアルのショーを2年間開催していなかった「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」。母となって初めて行うショーの会場にレジャーセンターを選び、小高いステージ状のランウエイを用意した。88年にロンドン西部で生まれたゴダードは、パンクの聖地カムデンタウンやイギリス最大規模の蚤の市ポートベロー・マーケットといった豊かな文化が根付く地元からインスピレーションを得たという。

 どこか懐かしくほっこりとした印象を与えるニットのアンサンブルや、部分的にスパンコールを施したアーガイルのニットセーターは、お尻を覆い隠すゆったりとした量感。フリルをふんだんに使ったスカートを合わせて、ローウエストの新しいシルエットを打ち出した。学生服を思わせるブレザーとプリーツスカート、分厚いソックス、80年代風のレギンスやポインテッドトーのパンプスと、ノスタルジックな要素が盛りだくさん。加えて、パンキッシュなスパイスをもたらしたのは、チャンキーな厚底のボクシングブーツと、ちょんまげ風ヘアにキャットアイのメイクアップだ。終盤に登場したチュールのボリュームたっぷりのドレスも、“かわいい”の枠に収まりきらない挑発的な姿勢を宿していた。

「ヴィヴィアン ウエストウッド」のスピリット

 デジタルで発表した「ヴィヴィアン ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、現地でプレス向けにプレビューを開催。テーマは”Wild Beauty”で、本能に掻き立てられて自由を求めるブランドらしいパンキッシュなスタイルを表現していた。16世紀の絵画作品「カーニバルとレントの戦い」のプリントや、ヴィヴィアンの手描きによる魔よけのシンボルである邪眼モチーフ、幾何学模様など豊富な柄が登場する中、ひときわインパクトを放っていたのがタイガープリント。今年の干支である寅は、中国で強さ、勇気、悪を払う象徴であり、世界が再起動し始めている今だからこそ、着る人にエネルギッシュなパワーを与える力がある。オリジナルのタイガープリントは、2001年秋冬コレクションから引用したもので、シャツやジャケット、ドレスに描いた。

 胸元に校章の刺しゅうが入ったブレザーの学生服は、ミニスカートと合わせて、90年代後半の女子高生を彷彿とさせる懐かしいスタイル。また、イギリスの幼稚園で園児が毎年描くポートレートの寄せ書きのプリントは、イギリス人なら誰もが幼少期を思い出すノスタルジックなものだという。学生服のほかにも、ラペルを誇張した金ボタン付きのロング丈コートなど、クラシックなルックも多く見られた。ステイホームが終えんを迎え、フォーマルな行事で賑わう未来を予期させるコレクションだった。

ホラー風味の「シモーネ ロシャ」

 昨年出産したシモーネ・ロシャ(Simone Rocha)は、二児を抱える母親としての新たなライフスタイルが、クリエイションにも影響を与えたようだ。生まれ故郷であるアイルランドから着想を得る彼女は今季、「アイルランドの誰もが知っているとても古い寓話」という“リールの子供たち(Chlredn of Lir)”をコレクションで描いた。嫉妬深い継母によって、白鳥の姿に変えられた4人の男女の子供が主人公の寓話で、湖で900年間生きた後に人間の姿に戻って命が絶えるという物語である。

 まるでホラーのような寓話を反映させたショーは、パフスリーブの真っ黒のルックで始まった。レザーのライダースジャケットにナイロンのフリルとリボンをドッギングし、チュールを使った可憐なドレスにカーゴパンツを合わせ、ハイブリッドの手法やミスマッチな組み合わせで子供から白鳥へと変わる過程を表現した。中盤のシアー素材のネグリジェ風ドレスや、チュールとレースで愛らしいルックは、白鳥として湖で生きる子供たちへと物語が続いていく。時折差し込んだ重厚なベルベットの生地と、喪服のような漆黒のドレスにパールの装飾とジュエリーで飾ったルックは、寓話のダークな側面を映し出した。ナイロンやパテントレザー、ベルベットの艶は「白鳥の羽の質感や濡れたくちばしだ」とロシャは説明した。真っ白のキルトの羽織りや、チュールとレースのドレスに施したアイキャッチーな赤色の装飾は、「血の滴」だという。

 ランウエイを歩くモデルにスポットライトを当てて、ホラー映画風の不気味な音楽が暗闇の教会の内に響き渡った。子供に読み聞かせるには悲惨な結末だが、現実は時として無情にも残酷であるという教訓が込められており、メルヘンな「シモーネ ロシャ」の世界観との対比が際立った。ショーの演出と背景のストーリーには興味をそそられたが、コレクションとしては過去数シーズン大きな飛躍は見られない。とはいえ、ブランドを愛するコミュニティが安定を求めているのだとしたら、その人たちを満足させられる内容だったと言えるだろう。

The post ロンドンのデザイナーたちは今、何を思う? 22-23年秋冬で見えた2つのキーワード appeared first on WWDJAPAN.

東京から世界へ! デザイナーの成長を後押しするアワード「TFA」とは?

 東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「東京ファッションアワード 2022(以下、TFA)」の受賞8デザイナーが、2022-23年秋冬「楽天 ファッション ウィーク東京(以下、東コレ)」期間中に公式会場の渋谷ヒカリエにてフィジカル形式で新作コレクションを発表した。「TFA」は、東京を拠点とするファッションデザイナーの海外での展開をサポートするために2014年に創設されたアワードで、これまでに総勢50人のデザイナー、44のブランドを選出。デザイナーの海外ビジネスを支援する国内随一のアワードとして知られる。

 「TFA」最大の特徴は、国内外の有力バイヤー及びバイヤー経験者が審査員を務めることだ。選定基準は、世界で活躍する品質であるか、ポテンシャルがあるか。さらに応募資格として、 1.東京をビジネスの拠点にしていること 2.海外市場開拓に意欲があり体制が整っていること 3.セールスを3シーズン以上行っていることが求められる。

 小売の現場ならではの視点で選ばれたブランドは、パリ・ファッション・ウイーク期間中に開設される「ショールーム・トーキョー」に最大4シーズン継続して出展することができる。過去受賞者には「ファセッタズム(FACETASM)」「ダブレット(DOUBLET)」「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」などが名を連ね、世界各国のバイヤーにも「注目の東京ブランドが集まるショールーム」という認知が広がっているという。第1~3回のアワード受賞者は、パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に現地で展示会を開催。第4~6回は、展示会に加えて、イタリアの「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」にも参加した。7回目(「TFA 2022」)からは、新たにウィメンズ部門の募集を開始。2月末~3月頭と9月末~10月頭のパリ・ウィメンズ・ファッション・ウイーク期間中の支援が加わり、“東京ブランド”の海外発信をさらに強化する。

 「TFA」の企画・運営に携わる田中大海・伊藤忠ファッションシステム 第1ディビジョン マーケティング開発第3グループは、「今回が大きなターニングポイントになった」と語る。「募集デザイナーを拡充し、エントリー数は従来比の2倍近くとなり過去最高となった。 3月に実施した東コレでのコレクション発表イベントも反響が大きく、エンドユーザーにまで認知が広がった感覚だ」。海外で販路を広げるデザイナーに共通するのは、「あくまで『TFA』をビジネス拡大のステップアップと捉えている」こと。「『TFA』を起点に、さらに具体的なビジョンを持って邁進するデザイナーや、ここの支援に加えてプラスアルファのアクションを起こしている人が、海外でのビジネスを伸ばしている印象だ」と話す。

 次回エントリーを考えるデザイナーにエールを送る。「自身のプランニングや『TFA』の募集要項に沿うかなど不安な人も多いと思う。しかし、興味がある人はぜひ応募してほしい。日本のマーケットは海外と比較しても非常に細分化されており、かつ日本の人口分布的にも縮小は免れない。グローバルマーケットの重要性を感じているデザイナーには『TFA』にチャレンジしてもらい、フィジカルな展示会やショーにしかない“パワー”を感じ、自身のビジネスに活用してほしい」。

問い合わせ先
「東京ファッションアワード」事務局
日本ファッション・ウィーク推進機構内 SUNデザイン研究所
mailto:press@tokyo-fashion-award.jp

The post 東京から世界へ! デザイナーの成長を後押しするアワード「TFA」とは? appeared first on WWDJAPAN.

“もったいない”をなくす第7回「パスザバトン マーケット」が4月16~17日に東京・品川で開催 グリーンや花なども販売

 スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)などを運営するスマイルズによる「パスザバトン マーケット(PASS THE BATON MARKET以下、PTBM)」が4月16、17日に東京・品川のコクヨ品川 ザ キャンパスで開催される。今回の開催は7回目。

 「PTBM」は、“もったいない”をなくすをテーマに掲げ、ファッション、インテリア、雑貨、食品などの規格外のデッドストックや賞味期限が近いがおいしく食べることができる食品などを販売する蚤の市だ。今回の出展者数は53。ファッションでは「アバハウス インターナショナル(ABA HOUSE INTERNATIONAL)」や「ユナイテッド アローズ(UNITED ARROWS)」などが出展。今回は、「カリモク家具(KARIMOKU)」や「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」「ジノリ1735(GINORI 1735)などの初出展に加え、『ソルソ ファーム(SOLSO FIRM)』や『フラワーズ ネスト(FLOWERS NEST)』『ときいろ(TOKIIRO)』などのグリーンやフラワーも豊富にそろう。

 衣・食・住、さまざまな企業の倉庫に眠っているデッドストックや規格外品など、『PTBM』だから出会えるモノが日本各地から集まる2日間だ。会期中には、親子で楽しめるワークショップなども開催(要予約)。入場料は300円(小学生以下、無料)。

The post “もったいない”をなくす第7回「パスザバトン マーケット」が4月16~17日に東京・品川で開催 グリーンや花なども販売 appeared first on WWDJAPAN.

“もったいない”をなくす第7回「パスザバトン マーケット」が4月16~17日に東京・品川で開催 グリーンや花なども販売

 スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)などを運営するスマイルズによる「パスザバトン マーケット(PASS THE BATON MARKET以下、PTBM)」が4月16、17日に東京・品川のコクヨ品川 ザ キャンパスで開催される。今回の開催は7回目。

 「PTBM」は、“もったいない”をなくすをテーマに掲げ、ファッション、インテリア、雑貨、食品などの規格外のデッドストックや賞味期限が近いがおいしく食べることができる食品などを販売する蚤の市だ。今回の出展者数は53。ファッションでは「アバハウス インターナショナル(ABA HOUSE INTERNATIONAL)」や「ユナイテッド アローズ(UNITED ARROWS)」などが出展。今回は、「カリモク家具(KARIMOKU)」や「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」「ジノリ1735(GINORI 1735)などの初出展に加え、『ソルソ ファーム(SOLSO FIRM)』や『フラワーズ ネスト(FLOWERS NEST)』『ときいろ(TOKIIRO)』などのグリーンやフラワーも豊富にそろう。

 衣・食・住、さまざまな企業の倉庫に眠っているデッドストックや規格外品など、『PTBM』だから出会えるモノが日本各地から集まる2日間だ。会期中には、親子で楽しめるワークショップなども開催(要予約)。入場料は300円(小学生以下、無料)。

The post “もったいない”をなくす第7回「パスザバトン マーケット」が4月16~17日に東京・品川で開催 グリーンや花なども販売 appeared first on WWDJAPAN.

「アニエスベー」でファッション業界のサステナブルを学ぶ 中高生の「ファッション育」Vol.2

 中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。ポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「アニエスベー(AGNES B.)」を訪れ、ファッション業界のサステナブルについて学んだ。

 学生が訪れたのは、「アニエスベー」青山店。店舗の2階はギャラリーとして、アートを展示・販売している。プレインターンは、「アニエスベー」が2019年に公式インスタグラムにアップした「I HATE FAST FASHION」という投稿の意味を学ぶことから始まった。創業者のアニエスベーやブランドの関係者は、ファストファッションの大量生産がもたらした大量廃棄や、原材料の生産地の特性やノウハウを軽視した画一的なモノづくりに警鐘を鳴らしてきた。露木麻理子アニエスベージャパン ブランド&デジタル部シニアリーダーは、「皆さんには、流行っているからという理由で衝動買いしてしまったり、バーゲンだったからつい買ってしまったりで、“ほったらかし”にしている洋服はありませんか?」と投げかける。そんな洋服も大事に着続けて欲しいというのが、「アニエスベー」のスタンスだ。

 創業デザイナーのアニエスべーは昔から、彼女自身が最新コレクションの洋服を、それより前に発表し着続けている洋服とコーディネート。「ずっと着ていなかった洋服も、1つだけ、なにか新しいものと合わせると、新鮮な気持ちでもう一度楽しめる」という彼女の考え方に憧れるスタッフは多い。実際露木シニアリーダーは、「『アニエスベー』で働いて20年以上になりますが、今日のブルゾンは、ショップスタッフとして働いていた頃からの一着。スカートは、40年近い歴史あるモデルのリバイバル。改めて新鮮な気分でコーディネートしてみました」という。

 色褪せない「アニエスベー」のデザインは、実際長く愛されている。例えばブランドを代表する“カーディガンプレッション”は1979年の誕生以来、ウィメンズやメンズ、キッズ、さまざまな色や柄はもちろん、長袖やボレロ、レザー、ネックラインにスタッズを施したタイプ、ロングドレスなど、既存のものを使って独自なものを生み出し続けながら現在に至っている。22年春夏シーズンに登場した新作「カーディガンプレッション ビオ」は、GOTS(オーガニックテキスタイルの世界基準)認証を得たオーガニックコットン100%の糸を用い、染色には天然の植物性染料を使用。技術継承のため、この商品は40年以上、フランスの同じ工場で生産し続けている。

 一方バスケットバッグに用いるラフィアは、マダカスカルが原産のヤシの葉から取り出した天然繊維だ。はじめは硬いが使い続けると樹脂がツヤを生んで柔らかくなる素材は、家具などに仕上げる現地の職人の手作業を経てバッグになる。マダカスカルは政情不安が続き、現地の人々は不安定な生活に悩んでいるという。そこで環境に優しいモノづくりを継続して依頼することで生活の安定を願っている。

サステナブルの工夫は、
ハンガーから社内の自動販売機まで

 「アニエスベー」が地球環境に向き合うのは、「ファッション業界が、『汚染産業』と言われている」からだ。アニエスベージャパンの松戸美紗サステナビリティ・アンバサダーは、ファッション産業が世界の排水の20%、温室効果ガスの10%を生み出しているなど「汚染産業」と言われている現実を伝え、「ブランド立ち上げ当初から環境保護活動を続ける創業者のアニエスベー同様、私たち本社スタッフも全員、20年からサステナブル・プロジェクトに取り組んでいます」という。現在取り組むのは、①プラスチックの削減、②再生プラスチックの利用、③廃棄物の削減、④環境に優しいエネルギーの活用、⑤衣類回収などの各種プロジェクトなど。例えばプラスチックの削減については、「日本でも60%が燃やされたり、埋め立てられたりしている」現実に目を向け、まずは商品を守るための梱包資材に目を向けた。結果、梱包資材のスポンジはこれまでに7万6000個を削減し、ポリ袋にいたっては20万枚以上を廃止した。倉庫から店頭に商品を搬入するときのハンガーも、使い捨てを改めてリユースに。店頭では、今年中にショッピングバッグを本体だけでなくハンドルまで認証紙素材に切り替え。雨よけのカバーは2月に再生プラスチック素材に切り替え、緩衝材の“プチプチ(エアクッション)”も同様のサステナブル素材に切り替える予定だ。ECでも、プラスチックを使わない包装に改めた。商品の下げ札をプラスチックではなく糸でつけるようにしたり、バッグラインでは内装ラベルも再生ポリエステル素材に切り替えたりなど、サステナブルな取り組みは細部にも及んでいる。

 また日本国内の「アニエスベー カフェ」でも、テイクアウトを含めてプラスチックの紙素材への切り替えを進め、昨年は400kgのプラスチックを削減した。努力は社内にもおよび、クリアファイルは紙製に切り替えた。さらにオフィスでは自動販売機を撤去することでペットボトルのゴミの半減に成功。さらにはペットボトル用のゴミ箱を撤去して、ゴミゼロも達成した。

 ファッション業界は毎年9200万t、実にゴミ収集車が1秒に1回捨てるほどの繊維の廃棄物を生み出しているという。アニエスベーでは、店舗で不良品を生まないよう啓発ビデオを作成するなど努力を積み重ね、20年の洋服の不良品は半減、バッグでも25%の削減に成功し、昨年はさらに平均して14%の削減を達成した。これにより日本での商品廃棄は生産量の0.004%まで減少したが「この数値をゼロにするため、さらに努力を重ねている」。また、渋谷店は100%再生可能エネルギーを使用し、青山店はLED照明を導入するなど、環境に優しいエネルギー消費も心がけている。

 個人としてのアニエスベーは、フランス本社のCEOでもある息子と共に、タラ オセアン(TARA OCEAN)財団を共同創立し、海洋科学探査船「タラ号」を購入。この船は世界を航海し、気候危機や環境破壊が海洋に及ぼす影響を調査・研究している。地表の7割は海で「海の健康」は「地球の健康」に直結するが、理解できていないことはまだまだ多い。「タラ号」はそんな謎の解明とともに、環境保護についての啓発活動に取り組んでいる。アニエスべーがサポートする活動らしいのは、船にはアーティストも乗船して、彼らのアートの力で経験を発表して、海洋保護の重要性を訴えている点だ。アーティストでなければ感じられない海の状態や様子、実際の海での体験を作品で発表し、「アートと科学の融合」を目指している。

参加した学生のレポートから
 SDGsに色々な方法で注力し、たくさんの人に環境問題を伝えていることを知り「すごい」と思いました。私も、なにか行動しようという気持ちになりました。ありがとうございました。(Eri 中学2年生)

 今はほとんどのブランドが「環境問題に取り組んでいます」と発信しているが、「どんなことをしているのか」を明記しているところは少ない。「何をしているのか、教えてほしい」と思っていたので、「アニエスベー」がしっかり教えてくれて嬉しかった。特に「タラ号」の取り組みは凄い。日本に来た時は存在を知らなかったので、また来日してほしい。代表的なカーディガンの素材を地球に優しくしたり、洋服を作る上で余った布でエコバッグを作ったり。それを私たちが使えば、「アニエスベー」と共に環境問題を解決しようとしている感じになれて「いいな」と思った。今春の洋服を見ることができて、先取り感があってすごく嬉しかった。(Hana 中学2年生)

 SDGsなどにしっかり取り組み、ファッションブランドらしく伝えていた。SDGsに関する取り組みは、%で表したり、個数で表現したりバラバラ。「全然違うんだな」と感じた。身近でできるSDGsを考えようと思う。(Koto 中学2年生)

 中高生向けだったので少し難しかったけれど、SDGsの17の目標は知っていた。ブランドの人が実行しているのを初めて聞けて、おもしろかった。海が好きで、「タラ新聞」を読んでいたので、「タラ号」の話がとてもおもしろかった。ファッションにはあまり興味がなかったけれど、ファッションもSDGsを意識して地球の問題を解決しようとしていることにびっくりした。これからもっとファッションにも興味を持ってみたい。(Ao 小学5年生)

The post 「アニエスベー」でファッション業界のサステナブルを学ぶ 中高生の「ファッション育」Vol.2 appeared first on WWDJAPAN.

「メイトバイク」が窪塚洋介を起用した新キャンペーン“先、行ってるね。”を発表 E-バイクを通じてサステナブルな社会変革を目指す

 世界一の自転車都市として知られるデンマーク・コペンハーゲン発のE-バイクブランド「メイトバイク(MATE. BIKE)」はこのたび、日本上陸1周年を記念した新コーポレートスローガン“この星の、走り方までデザインする。”を発表した。またこれと同時に、日本上陸時からブランドアンバサダーを務める俳優・窪塚洋介を起用した新キャンペーン“先、行ってるね。”も4月7日から展開している。

 そもそもE-バイクとは、スポーツバイクに電動アシストユニットを搭載し、免許不要で公道を走ることが可能な電気自転車を指す。スポーツバイクの走行性能と電動自転車のアシスト機能を持ち合わせたハイブリッドバイクのため、長距離や坂道でも軽快に移動することが可能で、なおかつ二酸化炭素を排出しないサステナブルな移動手段として世界的に注目を集めている。その中で「メイトバイク」は、交通渋滞や気候変動などの環境問題を危惧したクリスチャン・アデル・ミシェル(Christian Adel Michael)とジュリー・クロンストラム・カートン(Julie Kronstrom Carton)の姉弟が、2016年に自転車王国デンマークで創業。クラウドファンディングから始まったスタートアップ企業で、E-バイクが機能的にもデザイン的にも優れ、より社会的地位の高い交通手段として根付いてほしいという願いから生み出した初代“メイト(MATE)”は、680万ドル(約8億4300万円)の資金調達に成功。さらに2代目“メイトエックス(MATE X)”では、ヨーロッパ史上最高調達額となる1700万ドル(約21億800万円)を達成し、世界80カ国以上の街で乗られるなど、興隆著しいE-バイク文化を早くからけん引してきた。また、ジャンルの壁を越えた協業にも積極的で、これまでに「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」や「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」とのコラボを実現している。

 現在「メイトバイク」が展開しているのは、“メイトエックス”と“メイトシティ”の2モデルだ。“メイトエックス”は、街乗りだけでなくオフロード走行も視野に入れ、幅4インチ(約10cm)のファットタイヤが目を引くストリートライクなシルエットが特徴。新キャンペーン“先、行ってるね。”で窪塚が乗っているのは、本モデルだ。一方“メイトシティ”は、タイヤサイズを1.5インチ(約4cm)にすることで小回り性能をアップし、重量も30%近い軽量化に成功した街乗り特化モデル。両モデルとも、3ステップで簡単に折り畳むことができるほか、スマートフォンなどが充電可能なUSBポート付きカラーディスプレイ、優れた安定性を提供するフルサスペンション、ブレーキ性能の高い油圧式ディスクブレーキ(機械式との選択)など、購買意欲を駆り立てるギミックを数多く搭載している。だが最大の魅力は、電気エネルギーで走行することから二酸化炭素を排出しない移動手段という点だ。「メイトバイク」は、E-バイクが人々の暮らしに根付くことで自然なかたちでサステナブルな社会変革に貢献できることを目指しており、今回の新コーポレートスローガン“この星の、走り方までデザインする。”にはこの思いが強く込められている。

 新コーポレートスローガンと窪塚を起用した新キャンペーンのローンチ前夜、関係者らを招いたパーティーが都内某所で開催された。会場では、西麻布のイノベーティブレストラン「81(エイティワン)」でシェフを務める永島健志によるフードが振る舞われ、ミュージックプロデューサーの宇山ヒロトによるDJが行われた中、窪塚本人が登場。巧みなMCと共に来場者に向けキャンペーンムービーを一足早く披露し、特別な一夜に自ら華を添えた。なお「メイトバイク」は現在、ブランドの公式ツイッターをフォローし、対象ツイートに「#MATEと先行ってるね 」とコメントをつけて引用リツイートした方の中から、抽選で2人に“メイトエックス”もしくは“メイトシティ”をプレゼントするSNSキャンペーンを行っている。期間は5月8日までで、当選者は恵比寿にある旗艦店で走り方のレクチャーなどを受けることができる。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA
TEXT : RIKU OGAWA
問い合わせ先
メイトバイク トウキョウ
03-6277-3987

The post 「メイトバイク」が窪塚洋介を起用した新キャンペーン“先、行ってるね。”を発表 E-バイクを通じてサステナブルな社会変革を目指す appeared first on WWDJAPAN.

ファストリ柳井正会長が語った「ウクライナ紛争」「企業のあるべき姿」「成長の次の一手」

 「本気で次の成長を目指す」「企業こそが平和を作る」。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は4月14日、2022年8月期上期決算会見に登壇した。決算会見の場で半年ごとに行われる柳井会長のプレゼンテーションは、同社が今後長期的に何を目指すのか、なぜそう考えるのを知るための絶好の機会だ。コロナによる足踏み状態から次の一手へ。柳井会長のプレゼンテーションとメディアとの一問一答をまとめた。

 柳井正ファーストリテイリング会長兼社長(以下、柳井):ファーストリテイリングとして今何が最も大切だと考えているのか、今後どのような考え方で経営を進めていくのかをお話します。新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、一部の国や地域では今も拡大傾向にありますが、日本を含め多くの国では感染拡大に警戒しつつ、正常な経済活動や日常生活を取り戻そうとしています。これからは、いよいよウィズ・コロナの時代に入っていきます。この2年間、お客さまや従業員の感染防止、国内外の移動制限、物流の混乱といったことが影響し、ビジネスを思い通りに進められない状況でした。しかし、今からは新しい時代に向けて、改めて今期は新しい成長を目指していきます。

 今年の年頭、私はファーストリテイリンググループの一年の方針を「世界で稼ぐ」としました。私たちがお客さまに提供している“LifeWear”、つまり快適で豊かな生活を実現する高品質な日常着を、世界中のさまざまな国と地域で、現地の人々と一緒に作って売っていく、この姿勢をより徹底していきます。コロナの影響で、世界各地での新規出店ペースは落ちていましたが、今期から積極出店を再開し、近い将来に年間で400〜500店を作りたいと思います。

 同時に店舗とECの融合を世界各地で高いレベルで実現していきます。工場、倉庫、店頭の全ての在庫を一元化し、商品の企画から生産、物流、販売の動向、お客さまのご意見や要望、あらゆる情報を瞬時に把握し、それをもとに世界各地域のヘッドクオーターが現場で直接経営判断をしていく体制を構築します。そして、世界各地で集めた情報に基づき即座に商品化し、優れた技術を持つ世界中の生産パートナーと協力して新たな売れ筋商品を開発していきます。

 今月21日、英ロンドンのリージェントストリートに、「ユニクロ(UNIQLO)」と「セオリー(THEORY)」が同居する欧州で初の店舗がオープンします。今後、イタリアやスペイン、ドイツでも出店していきます。アメリカや東南アジアでも、中国と同様に服の分野で圧倒的なトップ企業となり、世界ナンバーワンのカジュアルウエア企業を今期で目指します。そのためのカギを握るのは人材です。世界各地で今後の会社の経営を任せられる人材が次々と育ち、私の経営を引き継ぐ次代の体制も大枠は固まってきています。世界各地で圧倒的な成長を成し遂げるために、立派に経営を遂行できる体制が整いつつあります。その点、私は何も心配しておりません。

あらゆる戦争に強く反対する

 企業の最大の意義は継続にあります。10年後、20年後、30年後、さらに次の世代まで見据える経営をする。それが本当のガバナンスであると思います。そして、上場企業の最大の目的は成長して収益を上げることです。目先の会計年度ばかりを考えて近視眼的な経営に陥らず、良い意味でのオーナーシップを維持し、より高い利益を上げ、株主の利益を守ります。少数株主の利益にも、引き続き十分な配慮をして参ります。そのために一番大切なことは、企業とは世の中にとって良いことをする存在でなければならないということです。

 まず、私たちの本業である服の事業を通じて、世界中のあらゆる人々により快適で豊かな生活を実現する。このことを徹底的に実現していきます。さらにサプライチェーンにおける人権や労働環境の尊重、気候変動などの地球環境問題、障がい者雇用、難民支援といった世界的な問題解決への取り組みを、より積極的に進めます。

 現在、ファーストリテイリングは世界27の国と地域に3500店舗以上を展開し、中国やアジアを中心に数多くの国々に生産パートナーも存在します。こうした地域では、現地のパートナーと一緒になって、多くの社員がボランティアとして社会貢献活動に参加し、現地社会に溶け込んでいます。しかし、こうした活動はまだ十分ではなく、出発点に立ったばかりですが、今後さらに力を入れていきます。

 私はあらゆる戦争に強く反対します。人々の人権を侵害し、平穏な生活を脅かすいかなる攻撃も非難します。現在行われている戦争を即座に停止し、国家間の深刻な対立をいかに解消し、どうすれば平和な世界ができるのか、世界中の人々が幸せに暮らすことができるのか、真剣にその方法を考えなければなりません。特に、日本はその役割を積極的に担うべきだと考えます。その点で企業の果たすべき役割は非常に大きいものがあります。企業にできることは限りがあるのではなく、企業にしかできないことがたくさんある。そう考えるべきです。暴力で解決できることは何一つありません。憎しみあって対立構造を作るのではなく、世界の人々が協調する。そのために企業としてできることを最大限やる。国が分断されても、企業は分断されません。むしろ分断を解消し、お互いの理解と融合を深めるのが企業活動です。

国ではなく、企業にしかできないことがある

 私たちの服の産業は平和産業です。人々の暮らしをより豊かに、楽しく、快適にする産業です。私たちの使命は、快適な普段着を継続的に人々に提供することにあります。現在のように混迷した状況にあっても、平和な社会の実現のために、一つ一つの企業、一人一人の個人が最大の努力をするべきです。そのために、私たちは世界各地で安定的に事業を継続し、経済の成長、雇用の確保に努力すると共に、緊急事態に対応するため、国連難民高等弁務官事務所を通じて(ウクライナ避難民支援のために)1000万米ドルの寄付を行い、20万点の衣料を提供しております。欧州各地で、多数の従業員有志がウクライナからの避難民の方々に直接日常の服をお届けする活動を始めています。戦火に見舞われている方々の境遇に深く思いを寄せ、今後も最大限の支援を続けていきます。

 平和は黙っていてもやってはきません。世界が一つにつながっている現代、戦争は違う国のことだから、自分は民間人だから、と傍観者になることはできません。服を変え、常識を変え、世界を変えていく。私たちの提供する“LifeWear”、そしてその基本となる“MADE FOR ALL”の核心は、服を通じて社会を変え、より良い社会を作っていく、そのこと自体にあります。平和な世界が実現しない限り、グローバルな企業として私たちが成長することは不可能です。冒頭に申し上げた世界ナンバーワンも、それでは何の意味も持ちません。

 私たちはこれまでの活動を通じて、国連難民高等弁務官事務所、国連女性機関、国際労働機関などの国際機関と長い協力関係があります。さらに、社会貢献を目的に活動する各国の民間団体、法人、世界中の心ある投資家の方々とも連携できる関係にあります。豊かで安定した社会の実現を他人任せにするのではなく、世界中のあらゆる人々との協働を通じ、自分たちの力で未来を作り出す、そのような考え方に立って今後も行動していきます。

 厳しい現実があっても、人類は必ず混乱を克服し、新しい平和で繁栄した時代がくると私は確信しております。アジアを中心に40億人の新たな中産階級が誕生しつつあります。この動きは止まることはありません。世界は確実にアジアの時代になります。発展途上国と先進国が協力し、その流れを促進し、人々の生活をより良くする、自国の都合のみを考えた国益ファーストではなく、本当の自由主義、民主主義の世界を実現する主役は、企業であり個人です。改めて、自分たちは何のために商売をするのか、企業の存在意義とは何か、自分たちの原点を深く考え、より平和な世界とより良い生活の実現に努力して参ります。今後ともご理解とご協力をお願いします。

【質疑応答】

――ウクライナ紛争など、世界情勢を今どのように見ているか。ファッション企業が何をすべきか。ファーストリテイリングには何ができるのか。

柳井:今の状況は危機的だと思いますが、世界の全てがそういうこと(悲観すべきもの)ではなく、欧州で起きたことが全世界に瞬時に伝わっているということは、(見方を変えれば)素晴らしいことでもある。ある一カ所で起きたことが世界中に瞬時に伝わり、世界中に影響を及ぼしている。そのことを世界中の人がもっと認識すべきだと思います。それぞれの役割と本質が問われる時代になっている。民間企業だから(支援が)できない、個人だからできない、ということではないと思っています。むしろ国だと国益が影響して、やりたくてもできない。民間企業や個人の方がむしろ自由にできる。ここは自由と民主主義の国ですから。その中で、本当にやってやろうと思っている企業や個人が少ないんじゃないかと思っています。

 日本は欧州から見たら極東、アメリカから見たら極西です。だからこそなんでもできるんじゃないか。日本はアジアで最初に先進国になった国ですし、ファッションにおいてもアジアで最初になった(産業や文化として成熟した)国だと思います。戦前は欧州、戦後はアメリカからファッションが入ってきて、それをうまく消化したのが日本。日本ほど情報に敏感な国はありません。日本の企業だからこそいろんな発想がきっとできると思うし、ファッション企業だからどうのということではなく、企業として個人として、できないことを考えるよりできることを考えて実行することが大事だと思っています。(ファーストリテイリングとして)できないことは何もないです。どんなことでもできると思います。日本には国益やアメリカとの軍事同盟など、いろんなものがある。国にはやりたくてもやれないことがあると思います。

――今後の価格戦略について。今春物は一部商品で値上げをしているが、今後の値上げをどう考えているか。

柳井:今の日本の経済情勢から考えて、安易な値上げはできないと思います。価格に非常に敏感ですよね。われわれは値上げはほとんどの商品でしていませんが、ほとんどしていない中でも「これは値上がりした」という情報はすぐに伝わります。それが今の現状です。ただし、原材料価格が2倍や3倍になっているなっているケースもある中で、それを今のままのプライスで売ることは不可能です。われわれも上場企業ですから、成長を目指していく中で利益がなければできません。それをどううまく努力していくか、それを考えて実行していく。ビジネスは会計年度やシーズンで考えるものではなく、もっと長期で考えるものです。2022-23年秋冬物、23年春夏物は考えに考えぬいたプライスになる。それが私の答えです。

――今後も値上げはやむを得ないということか。

柳井:やむを得ないということではないんじゃないでしょうか。考えに考え抜いたプライスならば、お客さまにご理解していただけると思います。

――中国のゼロコロナ政策が事業に与える影響は。

柳井:われわれも収益面や従業員の生活で大変困っています。しかしこれは国の政策なので、それぞれの国によって考え方は違います。やはりまずはコロナが早く収束すること、それが一番大事で、世界中で同時に(コロナに)対応していくことが重要だと考えています。

岡崎健取締役グループ上席執行役員CFO(以下、岡崎):中国の行動規制が今後どうなるかについては、我々がコントロールできることではありません。上海港からの出荷が難しくなるなど、個別の問題は出てきています。しかし起きている問題は仕方がないことなので、他の港から出荷するなどしています。中国は行動規制により休業している店もありますが、それがない地域ではかなり売り上げも戻っています。規制が明ければ経営も回復してくると思っています。短期的な業績の影響はもちろんありますが、下期全体としてはそれほど大きな心配はしていません。

――ロシアの店舗について、営業継続から一転して休業に至った経緯は。

柳井:あらゆる状況を見極めて判断しないといけません。さまざまな面で事業継続が困難になったから休業しました。商品が届かない、紛争が非常に激しくなった、さまざまな面があり、総合的に判断して休業に至ったということです。

岡崎:当初は状況を注視しながら、我々の使命である一般の方に日常着を提供すること、現地従業員の雇用という面でも営業はでき得る限り継続するというのが我々のスタンスでした。しかし、その後状況を注視する中で紛争が進み、人々の平穏な日常が脅かされるということで、営業を継続するべきではないと判断しました。

――営業休止の決定が遅れたと思っているか。

柳井:遅れてはいないと思います。皆さん勘違いされているんじゃないかと思いますが、今はいつでもどこでも誰とでも、テレビ会議で話ができる時代です。現地の状況、世界各地の状況は全て分かっています。ですから遅れるということはあり得ません。

――円安について。円安のメリットとデメリットをどう考えるか。

柳井:円安にメリットは一切ありません。日本全体から見てデメリットばかりです。今まで円安メリットといったことを言っていたのは、企業ばかりですね。しかも、それも本当のところではメリットではない。日本は世界中から原材料を仕入れて、加工して付加価値を出して売っています。そういう中で、自国通貨が安く評価されることは決していいことではありません。円安の行方については心配しています。これ以上円安が続くと、日本の財政が悪い方向にいく。そうならないように日本の財政をどうにかしないといけないんじゃないかと考えます。

The post ファストリ柳井正会長が語った「ウクライナ紛争」「企業のあるべき姿」「成長の次の一手」 appeared first on WWDJAPAN.

「ロエベ」が“パウラズイビザ”コレクションの最新作を発売 ポップアップや東京レインボープライドへの協賛も

 「ロエベ(LOEWE)」は4月14日、カプセルコレクション“パウラズイビザ”の最新作を発売した。カルト的人気を誇ったショップ「パウラズ」にちなんだ毎夏恒例のユニセックスコレクションで、“スペイン・イビザ島の解放感”と“自由”をテーマとする。

 伊勢丹新宿本店(本館1階ザ・ステージ、4月13~19日)を皮切りに全国5都市でポップアップストアをオープンし、“アナグラム バスケットバッグ ミニ”を先行販売するほか、特設サイトからの事前登録者にはオリジナルネイルシールをプレゼントする。

 東京レインボープライドにも協賛し、渋谷・表参道エリアでレインボーに彩ったバスを運行する。バスのMCとして、動画クリエイターのkemioやドラァグクイーンのブルボンヌが登場するスペシャルライドも予定する。

 さらに4月15日から6月19日まで、ファッションビルの京都バル内で「パウラズ」50周年アーカイブ展を行う。1970年代に撮影された写真や、当時のドレスや帽子を展示する。

 ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ロエベ」クリエイティブ・ディレクターは、「イビザ島は、非日常を味わえる場所。今年の“パウラズイビザ”コレクションは、イビザ島を“終わりなきパーティー会場”と捉えて製作した。セクシーで解放感に満ちていて、イビザ島の真髄である自由奔放な姿勢を表現した。カラーはリラックスしたピュアホワイトを基調としつつも、対照的にビビッドで陽気なオレンジ、ピンク、レッド、グリーンを用いた。チューブドレスやトップスなど、すべてのアイテムがユニセックスで、まさに“イビザ島の自由”を体現する」と話す。広告キャンペーンは、写真家のグレイ・ソレンティ(Gray Sorrenti)が担当した。

The post 「ロエベ」が“パウラズイビザ”コレクションの最新作を発売 ポップアップや東京レインボープライドへの協賛も appeared first on WWDJAPAN.

UA「ロク」が渋谷パルコでポップアップ 古着リメーク商品やビーガンフードを用意

 ユナイテッドアローズのウィメンズブランド「ロク(6、ROKU)」は、4月14日から渋谷パルコでポップアップストア「SHE IS HERE MARKET produced by 6」をオープンしている。期間は24日まで。

 オリジナルおよびインポート商品に加えて、東京・祐天寺のビンテージショップ「ウィッティー ヴィンテージ」の古着をアップサイクルしたウエアや、「レッドカード(RED CARD)」のデザイナーである本澤裕治と協同企画したリメークジーンズ、エイチビューティ&ユース発のジュエリーブランド「プリーク(PREEK)」に別注したパールアクセサリーなどを用意する。ファッションのみならず、今年2月にオープンしたビーガンフードショップ「ホームカミング ヴィーガン シチリアン ピザ」の焼き菓⼦も販売する。

 さらに、2022年春夏シーズンのルック「SHE IS HERE」に出演した写真家やビーガンフードクリエイター、⽂筆家、フラワーアーティストなど10人が“人生で影響を受けた本”を選びディスプレーした「SHE IS HERE BOOKSHELF」コーナーも構える。

■SHE IS HERE MARKET produced by 6
日程:4月14〜24日
場所:渋谷パルコ1階ポップアップスペース「The window」
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

The post UA「ロク」が渋谷パルコでポップアップ 古着リメーク商品やビーガンフードを用意 appeared first on WWDJAPAN.

縫製のヴァレイ、神戸コレクションのプロデューサー発掘オーディションを支援

 アパレル縫製のヴァレイ(奈良県上牧町、谷英希社長)は、リアルクローズイベント「神戸コレクション」で開催するファッションプロデューサー発掘オーディションを製造と販売面でサポートする。毎日放送、ライブ動画ストリーミングプラットフォームを運営する「SHOWROOM」との提携によって行う。

 次世代のプロデューサー発掘を目的に、「ファッションプロデューサーオーディションWatashi Made」を3月にスタートした。プロアマ問わず応募可能で、受賞者が企画した服は今年秋の神戸コレクションで披露される。4月16日23時59分まで、オーディションへのエントリーを受付中だ。オーディションの模様は、配信アプリ「SHOWROOM」内で視聴でき、投票結果や専門家による審査を経て受賞者が決まる。プロジェクトの様子はその後も引き続き、同アプリ内で配信する。

 神戸コレクションのプロデューサーの植村仁氏は「日本初のリアルクローズファッションショーとして始まって20年。この間、ファッション業界は大きく変化した。今回のプロジェクトは、日本の職人と次世代のファッションプロデューサーによって生み出されるサスティナブルなモノ作りを実現できるもの。作る方も消費する方も業界を見つめ直すきっかけになれば」と期待を寄せる。

生産、販売、配送を一気通貫で

 ヴァレイは21年11月に始まったデザイナー支援のプラットフォーム「新(アラタシ)」を活用し、デザインから生産、販売までサポートする。神戸コレクションで披露して以降もブランドとして運営していく。

 アラタシは、自身のブランドを持つデザイナーに対して、生産から販売、配送までを一気通貫で支援するサービス。全国約250人の縫製職人を組織する同社の事業「マイホームアトリエ」の仕組みを用いて、小ロットからモノ作りを担う。販売はアラタシのオンラインストアを通じて受注販売する。

 契約は登録制で、デザイナーは2通りの方法で参加できる。1つはアラタシで提案する自社レーベルの新商品をサンプル製作から本生産、出店販売、配送までヴァレイに委託する方法。小ロットであっても安定した高品質な生産が可能になる。2つめは、オンラインストアに出店して委託販売する方法で、コルサンティング料も含めて販売手数料は売り上げの20%。顧客の購買行動をリアルタイムで把握、分析し、PR活動にフィードバックするなどオンライン販売を全面的にサポートする。

 このプラットフォームを利用することで、デザイナーはデザイン活動に集中でき、SNSを使ったファン作りにも注力できる。さらに根強いファンがいるブランドがオンラインモールに出店することにより、集客力の相乗効果が得られるという。

国内の小ロットの生産背景を活用

 同社の谷英希社長はアラタシを立ち上げた理由についてこう語る。「コロナ禍で服が売れないとデザイナーが困っていた。縫製職人の仕事が減ることにもつながるのでデザイナー支援を始めた。そこで見えてきたのが、個人でブランドを手がけているデザイナーはデザインの仕事以外にもやるべきことが多く、その負担が大きいこと。資金調達や梱包作業などヴァレイでできることは任せてもらい、デザイナーは作って売ることに専念してほしい。デザイナーのポテンシャルを最大化し、着実に成長していけることに重きを置いている」

 サービス開始から1カ月で10数人のデザイナーが登録した。「フィルボワール」「カイキ」をはじめ、「ダイチオガタ」「ヤプトゥス」「ジェッシュ」「ホウガ」「サブリマティオ」「ナギサ」などD2Cブランドやデザイナーズブランドなどがすでにサービスを活用している。たとえば、D2Cの「フィルボワール」は、12月にアラタシで販売したところ、2021年度の売り上げを約1週間で達成。そのうち、新規顧客は全体の3割以上を占めたという。

 アラタシの仕組みは、日本の縫製職人の手による受注生産を基本とするため、必要以上に服を作らなくてすむ。これまでの大量生産、大量消費の時代に大きな社会問題となっていた衣料廃棄を極限まで減らすことができる。「小ロット生産で環境負荷を最低限にしながら関わる人たちを幸せにしていく仕組み」と谷社長は胸を張る。

The post 縫製のヴァレイ、神戸コレクションのプロデューサー発掘オーディションを支援 appeared first on WWDJAPAN.

元川中商事のアンドモア破産の衝撃。巻き添え倒産に波及、投資ファンドも大損失か

ホームページがなく謎多き会社と言われた川中商事とその後継、アンドモア(本社・東京都港区)が破綻した。全国に個室居酒屋347店を展開していたが、コロナ禍で宴会需要が激減して、2012年10月29日までに事業を停止。今年3月31日には、東京地裁に自己破産を申請した。負債は約100億円で、外食のコロナ関連倒産では最大となった。しかも、アンドモアの飛高和也社長が経営する、別の会社ApeXも負債55億7300万円の負債を抱えて連鎖倒産。2015年よりアンドモアに出資していた投資ファンドも、巨額の損失となった模様だ。アンドモア破産の影響はあまりに大きい。
Posted in 未分類

「オルビス」がパーソナライズサービスの体験イベントを開催

 オルビスは、2021年春にローンチしたパーソナライズスキンケアサービス「カクテルグラフィー(COCLTAIL GRAPHY)」の1周年を記念し、4月29日~5月8日に表参道にある「オルビス」の体験特化型施設「スキンケア ラウンジ バイ オルビス(SKINCARE LOUNGE BY ORBIS)」で体験イベントを実施する。

 限定体験イベント「カクテルパーティー」は、肌がゆらぎやすい季節に「肌を知り、あなたの肌に合わせたケアを。より身近に、もっと始めやすくしてほしい」という思いを込めて開催。肌測定 IoT デバイス「スキンミラー」で自身の肌状態を測り、今の肌に合った3本のパーソナライズスキンケアが選定される「カクテルグラフィー」のサービスを体験できるほか、来場者特典として肌測定の診断結果と連動した “あなただけの”ノンアルコールカクテルを提供する。

 また、周年記念の限定キャンペーンとして4月26日~5月31日まで「スキンミラー」のレンタル料が税込3300円から税込980円(+別途送料)になる。「カクテルグラフィー」のブランドサイトで申し込み可能。

 21年春にスタートした「カクテルグラフィー」は、肌測定 IoT デバイス「スキンミラー」と、肌状態に合わせて毎月変化する3本のパーソナライズスキンケア、自分の肌のためだけの情報が届く専用アプリから構成される定期販売モデルのサービス。3カ月ごとの契約で、料金はデバイスのレンタル代が税込3300円(初月のみ)、スキンケアは1回(約1カ月分)税込7920円。

The post 「オルビス」がパーソナライズサービスの体験イベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

「オルビス」がパーソナライズサービスの体験イベントを開催

 オルビスは、2021年春にローンチしたパーソナライズスキンケアサービス「カクテルグラフィー(COCLTAIL GRAPHY)」の1周年を記念し、4月29日~5月8日に表参道にある「オルビス」の体験特化型施設「スキンケア ラウンジ バイ オルビス(SKINCARE LOUNGE BY ORBIS)」で体験イベントを実施する。

 限定体験イベント「カクテルパーティー」は、肌がゆらぎやすい季節に「肌を知り、あなたの肌に合わせたケアを。より身近に、もっと始めやすくしてほしい」という思いを込めて開催。肌測定 IoT デバイス「スキンミラー」で自身の肌状態を測り、今の肌に合った3本のパーソナライズスキンケアが選定される「カクテルグラフィー」のサービスを体験できるほか、来場者特典として肌測定の診断結果と連動した “あなただけの”ノンアルコールカクテルを提供する。

 また、周年記念の限定キャンペーンとして4月26日~5月31日まで「スキンミラー」のレンタル料が税込3300円から税込980円(+別途送料)になる。「カクテルグラフィー」のブランドサイトで申し込み可能。

 21年春にスタートした「カクテルグラフィー」は、肌測定 IoT デバイス「スキンミラー」と、肌状態に合わせて毎月変化する3本のパーソナライズスキンケア、自分の肌のためだけの情報が届く専用アプリから構成される定期販売モデルのサービス。3カ月ごとの契約で、料金はデバイスのレンタル代が税込3300円(初月のみ)、スキンケアは1回(約1カ月分)税込7920円。

The post 「オルビス」がパーソナライズサービスの体験イベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

SNSでバズる「#骨スト優勝服」って何? 骨格から服を作るアパレルD2Cが話題

 近年、SNSを中心に「骨格診断」が話題になっている。骨格診断とは、生まれ持った骨格によるスタイルの違いから、その人に似合う服の素材や形などを知るもの。骨格タイプは協会によりさまざまに区分されるが、日本ではストレート・ナチュラル・ウェーブの3タイプが主流だ。インスタグラムでは「#骨格診断」の投稿が32万件を超え、AMFが発表した「JC・JK流行語大賞2021」ではモノ部門の第3位に入った。

 複数のD2Cブランドを運営する3rdは2021年3月、骨格ストレート向けブランド「レオニー(REONIE)」をローンチした。ブランドは骨格診断などのイメージコンサルティングを行うRAN・ビモーレ(Bimore)オーナーが監修し、シーズンごとにオリジナル商品を受注販売するほか、週1回ほどセレクト商品を発売する。

 中田小百合ブランドマネージャーは「ブランドの立ち上げは、私自身が診断サロンに行ったことがきっかけ。骨格ストレートと診断されたが、ネットで検索してもメディア記事しか出てこない。服が買える場所があったらいいのにと思い、診断してもらったRANさんに監修して欲しいとDMでお願いした」と振り返る。骨格ストレート当事者である中田ブランドマネージャーの思いは同様の悩みを持つ人に刺さり、リピート率は約50%とファンの支持を受けるブランドとなった。

 骨格ストレートは、日本人に多い骨格といわれる。厚みのある体型でメリハリのあるボディーラインである一方、トレンドの服を着ても着太りして見えるなどの特徴があり、服選びで悩む人も少なくない。そのためSNSでは「骨スト優勝服(骨格ストレートに似合う服)」の情報が盛んにやりとりされている。こうしてSNSで取り上げられる服は「グレイル(GRL)」や「シーイン(SHEIN)」など、リアル店舗を持たないECサイトのアイテムが多い。“試着できないけど失敗したくない”“何を選んでいいか分からない”という悩みに、骨格診断は適している。

 RAN・ビモーレオーナーは「ダイエットをしても理想の体型になれないと悩む人もいるけれど、憧れの人と自分は骨から違う。別物だと知ることで、自分の体型を生かす考えに変えられる。自分の良さを知れる診断だ」と話す。骨格診断を含め、パーソナルカラー診断や顔タイプ診断などのイメージコンサルティングは、“自分の良さを生かすツール”なのだ。

パタンナーは悲鳴? こだわりの多い“骨スト優勝服”

 シーズンごとのオリジナル商品は、昨冬は4型、今春は2型を発売。毎回骨格ストレートの悩みを解決する服として企画しており、ブランドファンから意見を募るほか、骨格ストレートに関連するインフルエンサーとのコラボも実施した。

 骨格診断では首元の開き具合やスカートの丈、オーバーサイズかコンパクトか、ネックレスの長さ、バッグのサイズ感、素材の厚みまで似合う形を見つけられる。例えば骨格ストレートはハリ感のある素材が得意で、チュールやレースのように柔らかい素材は苦手だ。中田ブランドマネージャーは「骨格ストレートに似合うものを集めるとシンプルな服が多くなる。しかし、そういうものは既に世の中にあるので、『レオニー』で揃える必要がない」と話す。作るのは、主に“着たいけど着れなかった服”だ。

 例えばユーチューバーのEmilyとコラボした「フラワーレースタイトスカート」は、苦手な繊細なレースを得意なハリ感のある生地に重ねることで着やすくした。また腰回りのボリュームを抑えるためにウエストゴムは使用しない、前後のダーツですっきりしたIラインを作るなど、細かくこだわる。

 またパンツにはシンプルなデザインもあるが「ストレッチ素材だと前モモのハリ感が出やすくなるので、ストレッチが効かないくらいの生地を使った。角ばった“ピーマン尻”の悩みが多いので、お尻が上がって見えるようにもこだわった」と中田ブランドマネージャー。

 細かく多岐にわたるこだわりの影響で、多くの場合、サンプルは5回ほど作成する。中田ブランドマネージャーは「パタンナーは骨格診断の知識が豊富ではないし、アパレルの基準サイズから外れる要望も多く、当初はすり合わせが大変だった。ハリ感を求めて生地を変えると一から作り直し。『これ以上は無理です』と言われることもあった。ボツになった商品もある」と苦労を語る。そのためオリジナル商品は1万円以上の高単価商品が多く、手頃なセレクト商品とのセット販売も好評だという。

アパレルブランドなのにSNSで「ブランドイメージを出さない」

 そもそも骨格診断はSNSで広まったトレンドで、「レオニー」もSNSを流入元として成長する。アパレルブランドの多くはSNSでブランドイメージを発信するが、骨格ストレート向けブランドということもあり、中田ブランドマネージャーは「ブランドイメージはあえて出していない」と話す。

 ブランドの服作りのコンセプトは、“自分に似合う服とともに自分らしい魅力を引き出す”こと。カジュアルからコンサバまで、アイテムのテイストはバラバラだ。ブランドの試着会に参加するファンは学生から50代まで幅広く、生活スタイルやファッションスタイルも異なる。

 イメージの代わりに発信するのは、情報だ。ツイッターでは8700フォロワーを抱え、「“骨スト優勝”に関する話題はツイッターの方が多い。ブランドアカウントでは骨格に合う服装について比較ツイートを投稿したところ、バズを生み出せた」と中田ブランドマネージャー。時には「自社商品の話だけをしているとフォロワーは離れていく。チームでも意見が割れたが、結果的にブランドを知ってもらうきっかけになった」と他社の骨格ストレートに似合う商品を紹介することもある。

 こうして集まった骨格ストレートのファンとの交流も盛んだ。中田ブランドマネージャーは「そもそもどんなものが欲しいか、デザインはどちらがいいか、イラストなども提示しながら意見を聞く。SNSだけでなく、試着会に来場した方にも投票してもらう」と、ファンの意見を重視する。ブランドは交流や情報発信を通じ、骨格ストレートという同属性の人たちが集まる、一種のコミュニティとして機能している。このような高いエンゲージメントが、ブランドの成長に繋がっている。

The post SNSでバズる「#骨スト優勝服」って何? 骨格から服を作るアパレルD2Cが話題 appeared first on WWDJAPAN.

「ホリエモンを抜いた男は”マッチョ”だよ」ナルシストが外食を変える

コロナ禍のなか、彗星のごとく現れた米田拓史氏。コロナ禍で法人需要が激減、高級業態がもろに打撃を受けているなか、2020年10月16日、東京・新橋に高級焼鳥店「一石三鳥」をオープンさせた。その勢いは止まることなく、米田氏はコロナ禍の1年半で高級業態を中心に5店舗をオープンさせた。また、国内クラウドファンディング市場では、ホリエモン(堀江貴文)が運営する『WAGYUMAFIA』の獲得額を上回る42,228,000円を獲得、史上最高額(飲食部門)を記録した。"超"が付くほどのナルシストである米田氏、今年の夏には地元大阪への凱旋出店も決まっており、その比類なきスピード感は日頃の筋トレなのか。ナルシスト米田氏を取材した。
Posted in 未分類

三陽商会が新中計 基幹ブランドの直営出店とセカンドブランドに活路

 三陽商会は、2025年2月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。同期末に売上高625億円(22年2月期は496億円)、営業利益43億円(同10億円の赤字)を目標値に定める。計画は大江伸治社長が就任(20年5月)以後進めてきた人員や店舗整理などの構造改革、仕入れの絞り込みによる収益力改善が前提となる。基幹ブランドに経営資源を集中し、アッパーミドル市場(世帯年収800万〜1500万円)でのシェア拡大を成長のドライブにする。

※三陽商会は2023年2月期から会計基準を変更。百貨店取引における販売手数料を販管費として計上する。記載の数値は新基準を適用し調整したもの。適用前の売上高は386億円

 重点強化するのは「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」「ブルーレーベル/ブラックレーベル クレストブリッジ(BLUE LABEL/BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」「エポカ(EPOCA)」といった基幹の百貨店ブランド。それぞれの個性や世界観の発信拠点となる直営店の出店を進め、25年2月期の直営店売上高は22年2月期から2.8倍に増やす。

 これらのブランドからは、価格を抑えた若者向けのセカンドブランドを派生させ、同社のポートフォリオにおいて手薄なファッションビルやSC販路の開拓を進める。すでに21年春夏にはユニセックス商品をそろえる「マッキントッシュ フィロソフィー グレーラベル(MACKINTOSH PHILOSOPHY GRAY LABEL)」をスタートし、新宿ルミネ1に店舗を構えた。今秋冬には「シービー クレストブリッジ(CB CRESTBRIDGE)」を立ち上げ、期中に5店舗を出店する。

 百貨店チャネルの売上高は22年2月期との比較で17%増を見込む。ただし、「出店は高効率な立地に絞る」(大江社長)。OMO(オンラインとオフラインの融合)推進による既存店舗の収益力向上に軸足を置く。「シービー クレストブリッジ」の1号店となるららぽーと横浜店には、NRIデジタルとプレイド(東京都、倉橋健太CEO)との協業で店頭設置カメラなどによる来店客の行動分析システムを試験導入し、他ブランドへの展開も視野に入れる。

 新型コロナの影響長期化により、同社の2022年2月期の業績予想は期初から2度の下方修正を余儀なくされた結果、営業損益は10億円の赤字。バーバリーショック以来6期連続の営業赤字に終わった。消費の二極化傾向が進む中で、特に同社が強みとするボリュームゾーンの婦人服フロアは一層厳しい状況が予想される。だが大江社長の戦略方針は揺るがない。「当社の販売状況をみると、高価格帯のテーラードスーツの売れ行きが上向いており、クオリティーやグレードの高さを求める消費者のニーズは高まっている。ミドルアッパー市場の今後には全く悲観していない」。

The post 三陽商会が新中計 基幹ブランドの直営出店とセカンドブランドに活路 appeared first on WWDJAPAN.

「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露

 
 スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は5月3〜7日、F1のマイアミ・グランプリ(Miami Grand Prix)に合わせてポップアップイベントを開催する。会場は現代建築やインテリアショップ、アートギャラリーなどが集まるマイアミのデザイン・ディストリクト内にあるジャングル・プラザ(Jungle Plaza)で、最終日にはプライベートなカクテルパーティーを行う予定だ。

 「タグ・ホイヤー」は、2016年からオラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing、当時はレッドブル・レーシング)の公式パートナー兼タイムキーパーを務めており、今回のポップアップもそのパートナーシップによって実現。本物のサーキットを模して作られた会場では、「タグ・ホイヤー」がデザインしたゴーカートによるレース体験などを提供する。トラックの脇にはガソリンスタンドのようなディスプレーを設け、「タグ・ホイヤー」とオラクル・レッドブル・レーシングのコラボによる最新モデルや、ブランドのストーリーなどを展示する。

The post 「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露 appeared first on WWDJAPAN.

「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露

 
 スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は5月3〜7日、F1のマイアミ・グランプリ(Miami Grand Prix)に合わせてポップアップイベントを開催する。会場は現代建築やインテリアショップ、アートギャラリーなどが集まるマイアミのデザイン・ディストリクト内にあるジャングル・プラザ(Jungle Plaza)で、最終日にはプライベートなカクテルパーティーを行う予定だ。

 「タグ・ホイヤー」は、2016年からオラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing、当時はレッドブル・レーシング)の公式パートナー兼タイムキーパーを務めており、今回のポップアップもそのパートナーシップによって実現。本物のサーキットを模して作られた会場では、「タグ・ホイヤー」がデザインしたゴーカートによるレース体験などを提供する。トラックの脇にはガソリンスタンドのようなディスプレーを設け、「タグ・ホイヤー」とオラクル・レッドブル・レーシングのコラボによる最新モデルや、ブランドのストーリーなどを展示する。

The post 「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露 appeared first on WWDJAPAN.

「無印良品」営業利益2割減 9〜2月期、衣料品の値引き増加で

 「無印良品」を運営する良品計画の2021年9〜22年2月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比19.4%減の188億円だった。衣服・雑貨の販売不振に伴い、主に国内では秋冬商品の在庫が膨らんで値引き販売が増加したため、粗利益率は1.4ポイント悪化した。

 売上高に相当する営業収益は同7.1%増の2444億円だった。期末店舗数は純増38の計1040店舗。日本では食品スーパー隣接店舗を中心に20店舗を出店し、計473店舗になった。ただ、国内で売上高の3割以上を占める衣料・雑貨の既存店売上高が同8.4%減に終わった。純利益も同27.5%減の147億円だった。

 14日にオンラインで会見した堂前宣夫社長は「衣料品ファッション通好みの分かりにくいものになっていた」と振り返り、春夏以降はMDをテコ入れする。

 上期の不振を受けて22年8月期連結業績の予想を下方修正した。修正後は営業収益4800億円(修正前は4700億円)、営業利益380億円(同450億円)、純利益270億円(同320億円)。中国のロックダウンによって上海を中心に現在50店舗前後の休業を強いられており、その影響も加味した。

The post 「無印良品」営業利益2割減 9〜2月期、衣料品の値引き増加で appeared first on WWDJAPAN.

噂の「オメガ」×「スウォッチ」や「エルメス」のスカーフ、変化球の“つけ襟”など 「WWDJAPAN」スタッフの偏愛溢れる春のベストバイ

 春らしい爽やかな日が続き、お買い物気分も盛り上がる今日このごろ。「WWDJAPAN」スタッフもたくさん買い物をし、春を満喫しているようです。1年ぶりに復活する「ベストバイ」企画では、スタッフたちの偏愛溢れるコメントと共にお気に入りのアイテムを紹介していきます。

話題の「スウォッチ」コラボをゲット

 イロイロ話題になった「オメガ(OMEGA)」と「スウォッチ(SWATCH)」のコラボ時計をゲットしました!同僚の記事を読み、深夜を含めてわずか12時間のエントリーを察知して、見事に当選。「メンズがピンクの時計もいいんじゃない?」と思っていたので、ヴィーナス(金星)をゲットです。とっても「オメガ」の“スピードマスター”なのに、ポップな「スウォッチ」らしい良いコラボ。限定品ではないので、少しずつ買い集めたい!次は、太陽か冥王星、もしくは地球かな?と思っています。(「WWDJAPAN」編集長 村上要)

展示会で恋した「エルメス」

 「エルメス(HERMES)」“ロザンジュ ミニ”のバンダナ柄は、展示会で同僚に「似合いそう」「着けてそう」と言われ、「本当ですか?」と返したものの、内心はおもいっきりその気になり、絶対に買おうと決めていた乗せられアイテムです。カラバリ豊富な中、迷いに迷ってイエローを選びました。柄は、フランスの画家アルフレッド・ドルー(Alfred Dedreux)が描いたデッサンが原型のピースをシャッフルした、ユーモアたっぷりのバンダナ風。写真では見えませんが、イラストのカウボーイと馬もバンダナを着けていて、とってもかわいいんです。大小サイズの“カレ”も持っていますが、“ロザンジュ ミニ”は遅刻しそうな朝でもぐるんっとラフに巻くだけで形が決まりやすく助かっています。(「WWDJAPAN」副編集長 大塚千践)

合わせるアイテムで表情が変わるドレス

 今年も暑い夏が来るのかな……と思いながら、ふらっと寄ったお店で手に取ったのは「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」のクールなドレス。光沢感のあるブルーのワンピースが重なっているので涼しげな印象はもちろん、スカート部分の生地がサラサラしていて、歩いた時にふわっと広がって軽やかなので、暑い日も快適に過ごせそう。夏はシースルーのトップスを中に着て、秋はオーバーサイズのパーカで着崩してもかわいい。その日の気分でモードにもカジュアルにも仕上がる絶妙な塩梅のデザイン。それでいて洗濯表示が手洗いOKとあったので、買わずにいられませんでした!(ビジネスプランニング部 北島由紀子)

息子もお気に入りの“ディオール スノー”シリーズ

 スキンケアは何を使ったらいいのかいつも悩んでいましたが、「ディオール(DIOR)」の “スノー(SNOW)”シリーズを使ってからは気になっていた毛穴が目立たなくなってきたような……。香りも優しい花の香りなので使いやすく、今年から使い始めてすでに3個目に突入しました!美意識の高い息子(2才)も「ぼくもー!」といって、私の手に残ったクリームをほっぺたにぬりぬりして満足そうにしています(笑)。(デジタルマーケティング部 北郷愛)

無理せず、自分らしくが今のムード

 「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」は、多様な美しさを尊重してくれるブランドです。そんな新しい価値観を持つブランドの服を自分の肌にのせてみたらどう見えるのかしら?という興味で購入したのがこちらのシャツワンピ。クリーンで春らしい印象で、袖を通すと、無理のない素直な自分らしさを引き出してくれる気がします。今度デザイナーさんに会う機会があったら、なぜ球根をモチーフにしたのか聞いてみたいなと思っています。(「WWDJAPAN」編集部 木村和花)

今までにない"着るつけ襟"!?

 「パピエ(PAPIER)」のホルダーブラウスを今年の春に新調。通常のつけ襟とは違い腕を通すタイプなので、私は勝手に"着るつけ襟"と呼んでいます(笑)。私自身、春夏のコーデはどうしてもシンプルになりがちなので、周りと差がつくプラスワンアイテムはないだろうかと探していたところ、こちらの商品に出合いました。360度どこから見てもワクワクする"着るつけ襟"を着て、どこにお出かけしようかと考える日々に、ちょっぴり幸せを感じます。(デジタルマーケティング部 戸松沙紀)

眉が“薄く見える”
アイブロウマスカラをストック買い

 「髪の毛が暗くなったので、眉マスカラも明るく見えるものじゃなくて"薄く見える"新作作りました」と、益若つばささんのツイートが流れてきた週末。本人がプロデュースするアイメイクブランド「ドーリーウインク(DOLLY WINK)」のアイブロウマスカラの新色“ダークグレージュ”のことなのですが、ツイートは数時間前なのに最寄りの取り扱い店ではすでに完売。3軒はしごしてやっと手に入れました。“眉メイクって濃くなりがち”、を払拭してくれるふんわりな仕上がりと“自眉の黒さをやわらげる”カラーバランスが最高で、翌日もう1つストックで購入したくらい気に入っています。毛量を減らさなくても眉を薄くみせることができるんだと実感しました。眉を「薄く」見せるという着眼点の面白さもあいまって、早くも今年のマイベスコス候補入りです。(「WWDJAPAN」編集部 新関瑠里)

“ジョージ“も一目置く!? 
黄色いおじさんになりたくて

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が大きくけん引し、下北沢的古着ブームがそれを底上げするかたちで、米国のアウトドアブランドが活況を呈しています。僕が注目したのは、1938年にオレゴン州ポートランドで創業した「コロンビア(COLUMBIA)」。ブランド定番のフィッシングシャツのイエローを選択しました。日本マターでカラフル&ポップに別注したように見えますが、実はUS企画。このあたりがアメリカ物って、ほんとに奥深いです。しかも、共生地でショーツもあったのでセットアップ購入しました。年甲斐もなく「ポパイ」的ビッグシルエットに憧れて選んだXXLのシャツをショーツに突っ込めば、気分はそう「おさるのジョージ」の“黄色い帽子のおじさん”です(笑)。あ、じゃあ、ハットも買わなくちゃ!(デジタルマーケティング部 三澤和也)

The post 噂の「オメガ」×「スウォッチ」や「エルメス」のスカーフ、変化球の“つけ襟”など 「WWDJAPAN」スタッフの偏愛溢れる春のベストバイ appeared first on WWDJAPAN.

「ナイキ」がビリー・アイリッシュとコラボ サステナ素材の“エア フォース 1”とアパレル

 「ナイキ(NIKE)」は、歌手のビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)とコラボレーションしたスニーカー“エア フォース 1 ビリー(AIR FORCE 1 BILLIE)”を4月25日に発売する。価格は税込2万900円で、サイズは23〜30cmを用意する。「ナイキ」の公式オンラインストアとナイキラボ MA5(NIKE LAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、スニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」、そのほか一部の店舗で取り扱う。

 スニーカーは、「ナイキ」の名作スニーカー“エア アルファ フォース ロー(AIR ALPHA FORCE LOW)”と“エア トレーナー 3(AIR TRAINER 3)”を着想源にデザイン。インソールには、ビリーの曲「Billie Bossa Nova」の一節である“It's hard to stop it once it starts”の文字を施した。アッパーには80%のリサイクル原料を使用した、やわらかい合皮ヌバックを、ディテールパーツには100%の再生ポリエステルを用いるなど、サステナブルな素材使いも特徴だ。

 また、ビリーのスタイルを連想させるオーナーサイズのパーカ(同1万2100円)とTシャツ(同5170円)、パンツ(同1万3200円)も販売する。いずれもスニーカー同様にマッシュルームカラーで彩った。

The post 「ナイキ」がビリー・アイリッシュとコラボ サステナ素材の“エア フォース 1”とアパレル appeared first on WWDJAPAN.

「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に

 「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は5月13日、新シリーズ“ネクスター(NEXTER)”を発売する。第1弾として、レギュラーモデル6本と2022年限定モデル2本をラインアップする。価格はGPSソーラーモデルが税込28万6000円、ソーラー電波モデルが19万8000円。

 「セイコー アストロン」は、12年に世界で初めてGPSソーラーウオッチを発売した。10周年の今年、ブランド担当者は「未来を切り開く次世代のリーダーに向けて、“ネクスター”を発売する」と話す。

 デザインコンセプトは“SOLIDITY & HARMONIC”(強さと調和)。軽量でさびにくいチタンを用いたケースとブレスレットは一体型フォームとし、22年限定モデルは“グレーサファイア”をテーマカラーとした。

The post 「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に appeared first on WWDJAPAN.

「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に

 「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は5月13日、新シリーズ“ネクスター(NEXTER)”を発売する。第1弾として、レギュラーモデル6本と2022年限定モデル2本をラインアップする。価格はGPSソーラーモデルが税込28万6000円、ソーラー電波モデルが19万8000円。

 「セイコー アストロン」は、12年に世界で初めてGPSソーラーウオッチを発売した。10周年の今年、ブランド担当者は「未来を切り開く次世代のリーダーに向けて、“ネクスター”を発売する」と話す。

 デザインコンセプトは“SOLIDITY & HARMONIC”(強さと調和)。軽量でさびにくいチタンを用いたケースとブレスレットは一体型フォームとし、22年限定モデルは“グレーサファイア”をテーマカラーとした。

The post 「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に appeared first on WWDJAPAN.

ファストリ9〜2月期、欧米ユニクロがけん引 グローバルで積極出店を再開

 ファーストリテイリングの2021年9月〜22年2月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比1.3%増の1兆2189億円、営業利益が同12.7%増の1892億円、純利益が同38.7%増の1468億円となった。国内ユニクロ事業、中国ユニクロ事業、ジーユー事業は引き続き苦戦し減収減益だが、北米や欧州のユニクロ事業は増収増益と好調。守りに徹した上期に対し、下期(3〜8月)は攻めに転じ、「コロナ禍の2年間は出店ペースが落ちていたが、積極的な出店を再開する」(柳井正会長兼社長)という。

 国内ユニクロ、中国ユニクロ、ジーユーの苦戦は、発注の抑制による売れ筋商品の欠品や、中国ではコロナ禍による規制が影響した。ただし、大黒柱である中国が不調でも、海外ユニクロ事業全体としては過去最高業績を達成。欧米事業が育ち、収益の柱が多様化している点に手応えを得ている。中でも北米のユニクロ事業は、1号店出店から17年をへて、22年8月期に初めて黒字化する見込み。「マーケティングを強化して値引き頼りの体質から脱却すると共に、不採算店の早期閉店なども進め、黒字を継続できる事業構造へと変化させてきた。今は成長を加速するステージにある。27年8月期に売上高3000億円、営業利益20%を目指す」と、塚越大介グループ上席執行役員ユニクロ米国CEOは話す。

 出店については、23年8月期にグループ全体で300店の出店(純増数ではなく出店数)を目指すが、「近い将来に400〜500店ペースとしたい」(柳井会長)と意気込む。コロナ禍前は年間で150店純増のペースを続けていたが、20年8月期は41店の純増、21年8月期は103店の純減と、かなりペースが落ちていたことが背景にある。

 下期はグループ全体で68店の純増を見込んでいる。引き続きグレーターチャイナ圏が出店の核だが、東南アジアや欧州にも積極出店。4月21日に、英ロンドンのリージェントストリートにオープンする「ユニクロ(UNIQLO)」と「セオリー(THEORY)」の欧州初の複合店はその象徴だ。2月末時点で57店がある北米は、今後年間30店を出店、5年後に200店体制を目指す。

The post ファストリ9〜2月期、欧米ユニクロがけん引 グローバルで積極出店を再開 appeared first on WWDJAPAN.

ゴリエに令和版ビリーズブートキャンプも登場するオンラインフィットネスを体験!【爆裂!健康美容マニア道】

  1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は産後のメンテナンスにもおすすめのオンラインフィットネスについて。

 私事だが今年の2月22日、「スーパー猫の日」にわが子が爆誕した。親バカ炸裂、デレデレモード全開の日々。かわいくて大好きすぎてむしろつらいという(なんのこっちゃ)幸せな子育ての一方、家事に仕事にと、とにかく時間に追われている。朝起きて顔も洗えずに気付けば夕方、テッカテカの自分を鏡で見て「Who are you?」と尋ねることもしばしば。とはいえ、産後のメンテナンスも始めないとこのゆるゆるボディーが固定されてしまうという焦りが(汗)。そんなてんやわんやなときでも、サクッと家でできるトレーニングをかなえてくれるのが、オンラインフィットネス。オンラインでいつでもどこでも、自分の好きなタイミング、好きなメニューでエクササイズ。しかも一世を風靡したあのプログラムまで受けられるという、個人的にとても注目しているサービスがある。それでは早速ご紹介しよう。

プログラム700種類以上の豊富さ

 国内最大級・オンラインフィットネスの動画配信サービスのリーンボディ(LEAN BODY)。ヨガやピラティスをはじめとしたプログラムが700種類以上もあり、数分から1時間のものまで幅広くメニューがそろっているのが魅力だ。動画のクオリティーが高く、音楽ゲームのように画面に流れてくるアイコンに合わせてトレーニングできるものもあって、遊びながらレッスンを受けることも可能なのだ。何より驚くのが、ゴリエのぺこりエクササイズから、ある時期みんな入隊していたあのビリーズブートキャンプの令和版まで独占配信されていること。私の年代には特にグッとくるメニューに大興奮よ。こうしたオンラインフィットネスはほかにも前々からあったものの、こんなにユニークなメニューを豊富に体験できるのがリーンボディの特徴。ゴリエのプログラムは思わず笑ってしまうほど面白くて、エクササイズだと忘れてしまうほど。“先生”というよりも同じ目線でトレーニングできるゴリエが最高すぎて、終始爆笑。プラスアルファで腹筋も鍛えられるわ。特訓といえども、やっぱり楽しまなくちゃね!

フィットネス診断で私に最適なプログラムを

 子供が寝ている間などのちょっとした隙間時間にエクササイズ。さて、何からやろう、ん、ちょっと待てよ。700種類以上もプログラムがあると、逆に何をやっていいか迷いまくるのですが……!と、心配になったあなた。ご安心あれ。リーンボディには“フィットネス診断”なるものがあり、いくつかの質問に答えるだけで今の自分に最適なプログラムをリコメンドしてくれるのだ(なにこれ超絶便利!)。自分で選びたいときでも、初級・中級・上級、体のどこにアプローチするのか、時間など目安となる項目が表示されているので、目的がはっきりしているときにはチョイスしやすいのもありがたい。

産後ケアから本格トレーニングまで

 私のように産後ケアしたい人から、ムキムキにトレーニングしたい人まで幅広い要望に応えてくれる、リーンボディのバラエティー豊かなプログラム。何事も継続が大事とはいえ、こうしたエクササイズは三日坊主になりがちなのが正直なところ。が!新しいプログラムが随時更新されているので、ずっと飽きずに続けられそうだ。環境や状況、気分に合わせて“今の私”にフィットするトレーニングを、好きなタイミングでいつでもどこでも。さて、引き続き、ゴリエと共に頑張るぞ、ぺこり♡

The post ゴリエに令和版ビリーズブートキャンプも登場するオンラインフィットネスを体験!【爆裂!健康美容マニア道】 appeared first on WWDJAPAN.

三陽商会22年2月期は10億円の営業赤字

 三陽商会2022年2月期連結業績は、営業損益が10億円の赤字(前期は89億円の赤字)だった。バーバリーショック以来6期ぶりの営業黒字を目指した(期初計画は営業黒字1億円)が、新型コロナの影響長期化で主力の百貨店販売が苦戦し、達成はならなかった。純損益は6億円の黒字(前期は49億円の赤字)。これは企業年金制度の改定に伴い、特別利益を12億円計上したことなどによるもの。

 売上高は前期比1.9%増の386億円で、期初計画440億円には届かなかった。新型コロナ新規感染のペースが緩まった9〜12月期以外は販売苦戦が響いた。値引き販売の抑制により、売上総利益率は前年から9.7ポイント改善し48.0%とした。

 販管費率は前年(61.8%)から11.1ポイント削減し50.7%。人員適正化、不採算店舗撤退などの構造改革を進め、販管費は2年間(20年2月〜22年2月)で削減目標40億円の2倍以上となる108億円を削減した。

 23年2月期連結業績は売上高560億円、営業利益12億円、純利益9億円を予想する。なお同社は当期から会計基準を変更し、百貨店取引における販売手数料を販管費として計上する。そのため売上高の前期との比較は行わない。

The post 三陽商会22年2月期は10億円の営業赤字 appeared first on WWDJAPAN.

「ディプティック」から“アーティストパレット”登場 彩り豊かなホームアイテム

 パリのフレグランスメゾン「ディプティック(DIPTYQUE)」は4月15日、ホームアイテムを展開するデコレーションコレクションから“アーティストパレット”を発売する。公式オンラインストア、表参道店限定で取り扱う。

 新コレクションには、プレート、グラス、フラワーベース、キャンドルホルダー、トレーなどのバリエーション豊かなインテリア雑貨をラインアップ。アイコニックなバジルやオーバル、幾何学模様、植物が絡み合うデザイン、ドミノなどのモチーフを取り入れた“ディナープレート カラーオーバル”(税込1万3530円)、“デザートプレート カラーオーバル”(税込1万1770円)、“コースター カラーオーバル”(税込5940円)、“トレイ カラーオーバル L”(税込1万6830円)などの彩り豊かなテーブルアイテムをそろえる。

 限定品のムラーノガラス製の“フラワーベース ムラーノ ブルー&グリーン&アイボリー ”(税込5万2360円) や“キャンドルホルダー ムラーノ グリーン&アンバー&アイボリー”(税込3万3660円)にはカラフルな点描のデザインを取り入れ、ガラスと色を何層にも重ねる技術を用いた。

The post 「ディプティック」から“アーティストパレット”登場 彩り豊かなホームアイテム appeared first on WWDJAPAN.

「RMK」2022年サマーコレクションは“スモーキー”がキーワード ネイル刷新で全20色ラインアップ

 「RMK」は4月15日、スモーキーカラーが主役の2022年サマーコレクション“ミューティドグロー(muted glow)”を発売する。リキッド仕様のアイシャドウ、アイライナー、チークと、フェイスパウダーの全4アイテムをそろえる。

 リキッドアイシャドウ“リクイドアイズ”(全5色、各税込3850円)は、スモーキーなローズやカーキ、ベージュなどのカラーバリエーションを用意。サイズの異なる微細なパールをブレンドし、濡れたような質感が特徴だ。定番のリキッドアイライナー“インジーニアス リクイドアイライナー EX”には、新2色が仲間入り(各税込3080円)。ともにダークカラーでくすんだ光の鮮やかさを演出する。リキッドチーク“ミューティドグロー リクイドチークス”(限定2色、各税込3850円※数量限定発売)は、自然なコーラルと日焼けしたような血色感を楽しめる。定番の“シルクフィット フェイスパウダー”(税込5500円※数量限定発売)からは、繊細なパールを配合し、内側から輝くようなみずみずしい夏肌に仕上がる限定色が登場する。

 同日、ネイルをリニューアル発売する。塗りやすさに配慮し、速乾性が高く、スジやムラになりくい仕上がりを実現。トリートメント成分を配合し、ネイルケア効果を期待できる。日常にある景色からインスパイアされた全20色をラインアップ。自然な血色を与えてコントロールカラー効果を発揮するクリアベースコートや仕上がりを美しくキープするクリアトップコートもそろえる。価格は各税込2200円。

The post 「RMK」2022年サマーコレクションは“スモーキー”がキーワード ネイル刷新で全20色ラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

デンマーク発「フリッツ・ハンセン」が創業150周年 東京・九段ハウスで特別展を開催

 デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は今年、創業150周年を迎えた。それを記念し4月16〜29日、東京・九段ハウスで「フリッツ・ハンセン 150 th―タイムレスデザインの証 」展を開催する。

 同展では、「フリッツ・ハンセン」の歴史を紹介するほか、デンマークデザインの父と呼ばれるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が建築からインテリア、プロダクトデザインまで手掛けたコペンハーゲンの「SASロイヤルホテル」606号室のオマージュや名作家具のアニバーサリーモデル、現在の同ブランドのインテリアなどを展示し、ブランドの世界観が体感できる空間になっている。

 「フリッツ・ハンセン」は、ヤコブセンをはじめ、ポール・ケアホルム(Paul Kjaerholm)、ハンスJ.ウェグナー(Hans J. Wegner)などデンマークの巨匠たちと共に、北欧デザインの輪郭をつくり、名作家具を生み出してきた。“セブン”や“スワン” “エッグ”などの椅子やラウンジチェアは誰もが見たことがあるはずだ。

 現在では、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)やキャスパー・サルト(Kasper Salto)、スペイン人のアーティスト兼デザイナーのハイメ・アジョン(Jaime Hayon)たちと共に、ブランドのDNAに基づき新しい息吹を吹き込んだインテリアを提案し続けている。
九段ハウスは昭和2年に竣工した建造物で、太平洋戦争の戦火を逃れた趣のある洋館だ。歴史ある日本の建築物と北欧名作家具の共演は必見だ。入場無料。展覧会特設サイトで要予約。

The post デンマーク発「フリッツ・ハンセン」が創業150周年 東京・九段ハウスで特別展を開催 appeared first on WWDJAPAN.

サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で

 バッグ大手のサマンサタバサリミテッドは新社長に、スギホールディングスとエステーの社長を務めた米田幸正氏を内定した。5月26日の株主総会後に正式に就任する。サマンサは2019年12月からアニエスベージャパンのトップなどを歴任した門田(もんでん)剛社長の下、親会社のコナカ主導で経営再建を進めてきたが、2022年2月期も純利益が6期連続の赤字に沈むなど苦戦が続いていた。複数の大手企業でトップを務めた経験豊富な米田氏の下で再建に取り組む。

 米田氏は1950年10月22日生まれ。伊藤忠商事を経て、2007年にピジョン常務取締役、09年にスギホールディングスとスギ薬局の社長、12年にエステー社長を務め、21年5月からはサマンサの非常勤取締役に就任していた。

 5月26日付で門田社長のほか、永井利博取締役管理統括本部長と小嶋裕之取締役も退任予定(小嶋氏は子会社バーンデストローズジャパンリミテッドの社長は続投)で、常勤の取締役は米田新社長と世永亜美氏の2人体制になる。

 サマンサタバサリミテッドの22年2月期決算は、売上高が前期比12.3%増の253億円と5期連続の減収に歯止めをかけたものの、営業損益が27億円の赤字(前期は35億の赤字)、経常損益が24億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が41億円の赤字(同100億円の赤字)だった。2月末時点の自己資本比率は10.8%に落ち込んでいる。23年2月期は売上高が307億円、営業利益3億6000万円、経常利益3億6100万円、純利益1億円と黒字化を計画している。

The post サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で appeared first on WWDJAPAN.

サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で

 バッグ大手のサマンサタバサリミテッドは新社長に、スギホールディングスとエステーの社長を務めた米田幸正氏を内定した。5月26日の株主総会後に正式に就任する。サマンサは2019年12月からアニエスベージャパンのトップなどを歴任した門田(もんでん)剛社長の下、親会社のコナカ主導で経営再建を進めてきたが、2022年2月期も純利益が6期連続の赤字に沈むなど苦戦が続いていた。複数の大手企業でトップを務めた経験豊富な米田氏の下で再建に取り組む。

 米田氏は1950年10月22日生まれ。伊藤忠商事を経て、2007年にピジョン常務取締役、09年にスギホールディングスとスギ薬局の社長、12年にエステー社長を務め、21年5月からはサマンサの非常勤取締役に就任していた。

 5月26日付で門田社長のほか、永井利博取締役管理統括本部長と小嶋裕之取締役も退任予定(小嶋氏は子会社バーンデストローズジャパンリミテッドの社長は続投)で、常勤の取締役は米田新社長と世永亜美氏の2人体制になる。

 サマンサタバサリミテッドの22年2月期決算は、売上高が前期比12.3%増の253億円と5期連続の減収に歯止めをかけたものの、営業損益が27億円の赤字(前期は35億の赤字)、経常損益が24億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が41億円の赤字(同100億円の赤字)だった。2月末時点の自己資本比率は10.8%に落ち込んでいる。23年2月期は売上高が307億円、営業利益3億6000万円、経常利益3億6100万円、純利益1億円と黒字化を計画している。

The post サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で appeared first on WWDJAPAN.

気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること

 国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)はこのほど、気候危機に関する最新の報告書を発表した。ジム・スキー(Jim Skea)=IPCC第3作業部会共同議長は、「社会全体での迅速かつ大幅な温室効果ガス排出量の削減なしには、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えることは不可能である」と危機感を強めた。

 報告書では、各国が定めた2030年までの温室効果ガス削減目標では21世紀中に温暖化が1.5度を超える可能性が高いとし、再生可能エネルギーの普及や化石燃料依存からの脱却など対策の強化を呼びかけた。

 報告書によると、10年以来再生可能エネルギーの価格は下がっているが、化石燃料に依存している現状は変わらず、移行コストを高めている。ウォーリック・ビジネス・スクールでエネルギー分野を専門とするマイケル・ブラッドショー(Michael Bradshaw)教授は、「ロシアのウクライナ侵攻以前から、世界は新型コロナウイルスによる経済的打撃から回復するにつれ、エネルギー価格の危機に直面していた。その結果、原油や天然ガスの価格が高騰し、イギリスやヨーロッパ全域の多くの消費者の生活に支障が出ている。化石燃料からできるだけ早く脱却し脱炭素化を加速して、より持続可能で安価なエネルギーシステムを構築しなければならない。それ自体も、将来的なエネルギー安全保障の課題となるだろう」とコメントした。

 引き続き、世界全体の温室効果ガス排出量は地域ごとに大きな差があり、富裕層ほど温暖化の加速に加担している。経済的に余裕のある上位10%の世帯が世界全体の温室効果ガス排出量の36〜45%を占め、下位50%の貧困世帯の排出量は約15%にすぎないことがわかった。

 また、藻類や菌糸体の発酵技術なども進んでおり、こうした植物由来のテキスタイルへの置き換えは削減効果があると同報告書は見込む。ファッション業界では次世代素材分野への関心が高まっており、マテリアル・イノベーション・イニシアチブ(Material Innovation Initiative)によると、投資額は187の投資家と95の企業で9億8000万ドル(約1225億円)に達した。これは、20年の4億2600万ドル(約532億円)の2倍の数字。同団体は、世界の次世代素材の卸売市場は26年までにおよそ22億ドル(約2751億円)になると試算する。

 ケリング(KERING)やP&Gがすでに実践しているような炭素排出を抑え、植林などの森林保護の活動も不可欠だ。しかし、年間5〜6ギガトンのCO2を吸収するためには、2050年までに4000億ドル(約50兆円)のコストがかかると言われている(IPCCの8月の報告書では、気温上昇を1.5℃に抑えることを前提に、世界が排出できる量は年間500ギガトンとしている)。

 各国は、気候変動対策のため20年までに年間1000億ドル(約12兆円)を動員するというパリ協定の目標に達しておらず、貧困国は毎年必要とされる投資資金を調達できていない状況がこの10年続いている。ESGに注目が集まる一方で、世界は気候変動の緩和のために現在の3倍から6倍の投資が必要となる。資金の拡大やイノベーション、団体の新設など、さまざまな努力が行われているが、さらに取り組みを加速させる必要がある。

The post 気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること appeared first on WWDJAPAN.

気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること

 国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)はこのほど、気候危機に関する最新の報告書を発表した。ジム・スキー(Jim Skea)=IPCC第3作業部会共同議長は、「社会全体での迅速かつ大幅な温室効果ガス排出量の削減なしには、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えることは不可能である」と危機感を強めた。

 報告書では、各国が定めた2030年までの温室効果ガス削減目標では21世紀中に温暖化が1.5度を超える可能性が高いとし、再生可能エネルギーの普及や化石燃料依存からの脱却など対策の強化を呼びかけた。

 報告書によると、10年以来再生可能エネルギーの価格は下がっているが、化石燃料に依存している現状は変わらず、移行コストを高めている。ウォーリック・ビジネス・スクールでエネルギー分野を専門とするマイケル・ブラッドショー(Michael Bradshaw)教授は、「ロシアのウクライナ侵攻以前から、世界は新型コロナウイルスによる経済的打撃から回復するにつれ、エネルギー価格の危機に直面していた。その結果、原油や天然ガスの価格が高騰し、イギリスやヨーロッパ全域の多くの消費者の生活に支障が出ている。化石燃料からできるだけ早く脱却し脱炭素化を加速して、より持続可能で安価なエネルギーシステムを構築しなければならない。それ自体も、将来的なエネルギー安全保障の課題となるだろう」とコメントした。

 引き続き、世界全体の温室効果ガス排出量は地域ごとに大きな差があり、富裕層ほど温暖化の加速に加担している。経済的に余裕のある上位10%の世帯が世界全体の温室効果ガス排出量の36〜45%を占め、下位50%の貧困世帯の排出量は約15%にすぎないことがわかった。

 また、藻類や菌糸体の発酵技術なども進んでおり、こうした植物由来のテキスタイルへの置き換えは削減効果があると同報告書は見込む。ファッション業界では次世代素材分野への関心が高まっており、マテリアル・イノベーション・イニシアチブ(Material Innovation Initiative)によると、投資額は187の投資家と95の企業で9億8000万ドル(約1225億円)に達した。これは、20年の4億2600万ドル(約532億円)の2倍の数字。同団体は、世界の次世代素材の卸売市場は26年までにおよそ22億ドル(約2751億円)になると試算する。

 ケリング(KERING)やP&Gがすでに実践しているような炭素排出を抑え、植林などの森林保護の活動も不可欠だ。しかし、年間5〜6ギガトンのCO2を吸収するためには、2050年までに4000億ドル(約50兆円)のコストがかかると言われている(IPCCの8月の報告書では、気温上昇を1.5℃に抑えることを前提に、世界が排出できる量は年間500ギガトンとしている)。

 各国は、気候変動対策のため20年までに年間1000億ドル(約12兆円)を動員するというパリ協定の目標に達しておらず、貧困国は毎年必要とされる投資資金を調達できていない状況がこの10年続いている。ESGに注目が集まる一方で、世界は気候変動の緩和のために現在の3倍から6倍の投資が必要となる。資金の拡大やイノベーション、団体の新設など、さまざまな努力が行われているが、さらに取り組みを加速させる必要がある。

The post 気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること appeared first on WWDJAPAN.

「ロクシタン」が豪クリーンビューティブランドを買収

 ロクシタン グループ(L'OCCITANE GROUP 以下、ロクシタン)はこのほど、オーストラリアのスキンケアブランド「グロウン アルケミスト(GROWN ALCHEMIST)」を買収した。買収額は非公開だが、業界筋によると5000万オーストラリアドル(約46億5000万円)を超えるという。

 オーストラリア・メルボルン発の「グロウン アルケミスト」はジェレミー(Jeremy)とケストン・ムイス(Keston Muijs)兄弟が2008年に創業。100%ナチュラルでビーガン、クルエルティーフリーな処方のスキンケアやインナーケア、ヘアケア、ボディーケアアイテムを手掛ける。ミニマルでジェンダーニュートラルなパッケージを特徴とし、ヘルスコンシャスな美容好きの間で人気が広まった。世界30カ国以上で展開し、研究施設をロンドンやパリ、スイス、スペイン、オーストラリアに構える。また、年平均成長率は30%と順調に事業規模を拡大している。ベストセラーはトリペプチド入りのリップトリートメントやオリーブの葉エキスを配合したクレンジングクリーム、シカ入りのアイクリームなど。

 ロクシタンは19年1月にイギリス発のスパブランド「エレミス(ELEMIS)」を約9億ドル(約1116億円)で、21年11月にはブラジル発のボディーケアブランド「ソル デ ジャネイロ(SOL DE JANEIRO)」を買収した。そのほか現在グループ傘下に「ロクシタン(L'OCCITANE)」、ブラジル発の「ロクシタン オー ブラジル(L'OCCITANE AU BRESIL)」、オーガニックブランド「メルヴィータ(MELVITA)」、Kビューティブランド「エルボリアン(ERBORIAN)」、米発メイクアップブランド「ライムライフ バイ アルコーン(LIMELIFE BY ALCONE)」、自社スタートアップ「デュオラボ(DUOLAB)」を抱える。

The post 「ロクシタン」が豪クリーンビューティブランドを買収 appeared first on WWDJAPAN.

TSI営業利益が過去最高 22年2月期、ゴルフ「パーリーゲイツ」が貢献

 TSIホールディングスの2022年2月期連結業績は、営業利益が44億円(前期は118億円の赤字)だった。11年の会社設立後の最高益を達成した。仕入れコントロールの徹底と販管費の削減によって、当初計画に比べても大幅な増益になった。「パーリーゲイツ」をはじめとしたゴルフ事業・アスレジャー事業が41億円の営業利益を稼ぎ、婦人服やセレクトショップ事業の損失をカバーした。

 売上高は前期比4.7%増の1403億円だった。不採算事業の整理の影響もあってコロナ前の20年2月期に比べると300億円近い減収だが、値引きの抑制効果もあって、粗利益率は大きく改善した。売上高・利益ともにけん引するのはゴルフ事業で、基幹ブランドでほぼセールも行わない「パーリーゲイツ」の売上高は同48.4%増の150億円に跳ね上がった。ストリート事業の「ハフ」の売上高も同61.1%増の71億円に成長している。

 販路別ではEC(ネット通販)売上高が同2.1%減の429億円だった。店舗休業によってECが急成長した前期の反動で減収になったが、値引き抑制によって増益になった。

 構造改革には一応のメドをつけたため、今期(23年2月期)は「積極的にトップライン(売り上げ)を取りにいく」(下地毅社長)とし、売上高で前期比12.1%増の1573億円、営業利益で同66.2%減の15億円、純利益で同46.7%減の15億円を予想する。22年3月期に受給していた雇用調整助成金がなくなることと、本社移転などの一過性の費用、円安による仕入れの高騰を見込まれるため、大幅な減益になる。

The post TSI営業利益が過去最高 22年2月期、ゴルフ「パーリーゲイツ」が貢献 appeared first on WWDJAPAN.

「ジョージ ジェンセン」×スティーヌ・ゴヤ シルバーをエナメルで彩った“デイジー”コレクションを発売

 デンマークのシルバーブランド「ジョージ ジェンセン(GEORG JENSEN)」は5月末、同じくデンマークのファッションデザイナーであるスティーヌ・ゴヤ(STINE GOYA)と協業して、「ジョージ ジェンセン」の代表的コレクションである“デイジー”の新作を発売する。両者のコラボレーションは初めて。価格はペンダントが税込2万2000円、ブレスレットが2万2000円〜、ピアスが2万5300円〜など。

 “デイジー”コレクションは、デンマークの国花であるデイジーに着想を得たもの。1940年、デンマーク女王のマルグレーテ2世の誕生を祝してブローチを製作したことを機にスタートした。

 コラボレーションに際して両者は、「エレガントで洗練されたスタイルに仕上げるため、花びらの縁に丸みを付け、花びら同士が重ならないよう、わずかに隙間を作るなどディテールにも配慮した」と話す。主たる素材はオリジナルの“デイジー”コレクション同様にスターリングシルバーで、そこに色鮮やかなプリント使いで知られるスティーヌ・ゴヤらしく、パステルグリーン、ブルー、ピンクの優しい色彩のエナメルを手作業で施した。

The post 「ジョージ ジェンセン」×スティーヌ・ゴヤ シルバーをエナメルで彩った“デイジー”コレクションを発売 appeared first on WWDJAPAN.

高島屋立川店の営業終了 百貨店の「生存条件」とは何か

 高島屋は、立川高島屋S.C.(東京都立川市)の百貨店区画「高島屋立川店」の営業を2023年1月末で終了する。同店は18年の大規模改装で百貨店区画を10フロア中の3フロアに縮小しており、すでに館の主役をニトリ、ユザワヤ、ジュンク堂書店といった専門店区画に明け渡していた。3割の区画を残し、かろうじて百貨店としての面目を保ってきたわけだが、消費市場の激変でそれすら難しくなった。

 11日に行われた高島屋の22年2月期決算説明会(電話会議)。同社の村田善郎社長と並んで登壇した東神開発の倉本真祐社長は、立川高島屋S.C.について「高島屋の所有物件であり、それにふさわしい稼ぎを出さなければいけない」と話した。

 立川高島屋S.C.の百貨店区画は、地下1階の食品、1階の特選ブティック・化粧品・婦人雑貨、3階の婦人服の3フロアのみだ。他の7フロアは51店舗が入居する専門店区画であり、家賃で稼ぐ不動産事業である。運営主体も高島屋本体ではなく、グループ会社でショッピングセンター運営を担う東神開発だった。約1万1000平方メートルの百貨店区画の売上高は、80億円(22年2月期)にすぎない。隣接する伊勢丹立川店の323億円(22年3月期見通し)にだいぶ差をつけられている。コロナによる販売不振が続く中、「(立川に)伊勢丹以外の百貨店が必要なのか」(倉本社長)という根本的な問いを突きつけられたという。

 大都市をのぞき「地域二番店は成立しない」というのが近年の百貨店業界の常識だ。そのエリアで最も売上高を稼ぐ「地域一番店」に人気ブランドが集中し、二番店には回ってこない。ブランド側も一番店にエース級の販売員を送り込む。かつては共存できたが、百貨店マーケット自体の縮小が進んだため、二番店が分け前にあずかれる状況ではなくなっていた。

 百貨店を核にしながら、併設する専門店で新しい客層も呼び込む――。高島屋は百貨店と専門店のハイブリッド運営で定評があった。古典的成功事例である玉川高島屋S・Cをはじめ、タカシマヤタイムズスクエア(新宿)、日本橋高島屋S.C.、柏高島屋ステーションモールなどで実績を築いてきた。だが、いずれも「強い百貨店」という核があればこそのハイブリッド運営だった。

 百貨店区画を3割だけ残して効率化するという立川高島屋S.C.の4年前の目論見は、結果を見れば失敗に終わった。確かに販管費は削減された。しかし縮小された百貨店区画は、ブランドや品ぞろえの魅力に乏しく、集客力が落ちてしまった。縮小均衡の罠である。平時ならもう少し延命できたかもしれない。コロナ下の商環境では館全体の競争力の低下を招きかねず、見直しが待ったなしになった。

百貨店の衣料品売上高は20年間で3分の1

 百貨店の収益の屋台骨は、利幅の大きいファッション部門である。ここの落ち込みの激しさも同社にとっては誤算だろう。立川高島屋S.C.は百貨店区画として3階に婦人服フロアを設けていた。同フロアの具体的な数字の推移は不明だが、衣料品がコロナ下で大打撃を受けたことは間違いない。

 日本百貨店協会によると、百貨店における衣料品の売上高は2000年で3兆5476億円だったのに対し19年には1兆6833億円に減った。さらにコロナ後の直近の21年には1兆1664億円になった。00年比で3分の1である。コロナ前から直近にかけてオンワードホールディングス、ワールド、三陽商会といった大手アパレルが数百単位で売り場を削減し、一時代を築いたレナウンは倒産した。百貨店では婦人服や紳士服の売り場を埋められず、苦肉の策としてポップアップなどの催事スペースに充てる光景が全国で見られるようになった。

富裕層の地盤がないと生き残れない

 欧州や米国を見渡しても大衆型の百貨店は淘汰されており、高所得の顧客に特化した百貨店に収斂される傾向にある。百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスや、大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングは、富裕層を対象にした外商サービスの強化、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品など高額品の品ぞろえ拡充を事業戦略の柱に据える。数として少ないとはいえ、百貨店に対して年間数百万円を使うような富裕層は増えている。ショッピングセンターやEC(ネット通販)と競合しない富裕層を呼び込むことが、百貨店の現実的な生き残り策になっている。ただし、富裕層の強固な基盤を持てるのは大都市の大型百貨店にほぼ限られる。

 立川高島屋S.C.は百貨店区画に「ルイ・ヴィトン」「グッチ」をそろえるものの、館全体としてみれば、富裕層を満足させるプレステージ性も、幅広い層にアピールする大衆性も中途半端になっていた。

 立川は商圏としては肥沃なエリアといえる。周辺の昭島市や国立市などを含めて子育て世代の若いファミリー層が多い。実際、立川駅周辺の立川ルミネ、グランデュオ立川、少し離れた再開発エリアにはららぽーと立川立飛(15年開業)、イケア立川店(14年開店)が営業し、大勢の若者や家族連れで連日にぎわっている。

 立川高島屋S.C.は、23年秋の専門店化によるリニューアルで若い世代を呼び込めるか。人気テナントを集めるのはもちろん、館としての独自性を高めることも不可欠になる。

The post 高島屋立川店の営業終了 百貨店の「生存条件」とは何か appeared first on WWDJAPAN.

アダストリア新中計、26年2月期に売上高2800億円へ 自社ECを他社にも開放、M&A積極化

 アダストリアは2026年2月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。「グッドコミュニティーの共創」を掲げ、26年2月期の連結売上高2800億円(22年2月期は2015億円)、EC売上高800億円(同574億円)、営業利益率8%を目指す。引き続き、①国内市場でのマルチブランド戦略、②デジタルでの顧客接点拡大、③海外事業、④食を中心とした新規事業の4軸を成長戦略とする。

 具体的に、①では既存ブランドをステージや求められる役割に合わせてグループ分けし、ポートフォリオ全体で成長を目指す。独自戦略で500億円規模を目指す現状200億〜300億円前後の大規模ブランド群と、新セグメントや新カテゴリー開拓を狙う成長型ブランド群、ブランド力を上げて収益性を高める高収益ブランド群の3つに分類し、人口減で縮小する国内市場を深耕する。OMO型ストアの「ドットエスティストア」で積極出店を進めるほか、次なる芽として育成中の22のブランド内ブランドの中からも、独立ブランド化や出店を考える。

 ②のデジタル戦略では、中計の4年間のうち前半2年で客数アップ、後半2年で購買回数アップを目指す。現在、自社EC会員数は1360万人。引き続きテレビCMで新規客の取り込みを図るほか、自社ECを他社にも開放してオープン化することでカテゴリーを広げ、顧客接点拡大を目指す。既に1月から、サンマルクホールディングスの「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」の食品がアダストリアの自社ECで買えるようになっている。他社は出店の形を取り、アダストリアは在庫を持たない。物流の仕組みなどは、各相手先と検討する。海外ECも成長が見込める分野として期待。中国本土はTモールを軸にし、台湾、香港、東南アジアでは自社ECを構築していく。

 ③では、中国市場が投資フェーズにある中でも、22年2月期に海外事業全体として黒字転換したことに手応えを得ている。中国市場は、上海で「ニコアンド」を現在5店運営している。ドミナント戦略を進めることで、ブランディングと収益の両面で成果を出しているという。中国事業は中期的に売上高200億円を目指して投資を続け、23年2月期中には成都にも出店予定。また、フィリピンやタイでも「ニコアンド」の出店準備を進める。米国は、現地ブランドのM&Aで事業拡大を目指す。26年2月期の海外事業売上高目標は最低でも400億円という。

 ④の新規事業では、2月にハワイアンカフェ「アロハテーブル(ALOHA TABLE)」などを運営するゼットンを連結子会社化し、社内で育成が遅れていた飲食事業を強化する。ゼットンは23年2月期に黒字化させ、26年2月期に売上高100億円、営業利益4億5000万円というコロナ禍前の水準まで回復させる。飲食事業以外でも、長期的な成長のために積極的なM&Aを行なっていく。その一環として、子ども服のEC専業ブランドを手掛けるオープンアンドナチュラルを子会社BUZZWITで子会社化し、22年5月から連結に加える。

 新中計や13日に発表した22年2月期決算内容が好感され、株価は大幅上昇、14日は一時東証プライム市場の値上がり率ランキング1位となった。

The post アダストリア新中計、26年2月期に売上高2800億円へ 自社ECを他社にも開放、M&A積極化 appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズがウクライナ人道支援のための募金を開始

 ユナイテッドアローズは4月13日、同社ECサイトのポイント募金制度を通じてウクライナの避難民に対する緊急支援を実施すると発表した。

 ポイント募金とは、ECサイトでの商品購入時に価格に応じて付与するポイントを、非営利団体などに寄付するプログラム。9月30日までの期間に集まった募金は、国連UNHCR協会を通して、ウクライナの避難民を対象に実施する緊急支援活動に寄付する。また、同社ウェブサイトでは国連UNHCR協会の「ウクライナ緊急事態」募金受付サイトのURLを掲示し、募金を呼びかける。

The post ユナイテッドアローズがウクライナ人道支援のための募金を開始 appeared first on WWDJAPAN.

ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、アメリカ・シカゴを拠点に活動するデザイナーのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)がクリエイティブ・ディレクターを務める新プロジェクト“コンバセーションズ アモングスト アス(CONVERSATIONS AMONGST US以下、CAU)”のファーストコレクションを4月15日に発売する。ニューバランス原宿と公式オンラインストアで取り扱う。

 今回のコレクションは、2型のスニーカーと6型のアパレルをそろえる。ニューバランス本社の黒人スタッフで構成するプロダクトチーム“ザ・ブラック・ソールズ(THE BLACK SOLES)”のアソシエイト・プロダクトマネージャー兼デザイナーであるジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)とケビン・トロットマン(Kevin Trotman)の2人が、フレッシュグッズと共にデザインした。スニーカーは、それぞれ“2002R”と“550”をベースモデルに採用し、プロジェクト名である“CAU(私たちの間の会話)”のテキストを“2002R”のヒールとインソールに、“550”のシュータンとインソールにあしらっている。アパレルはフーディーとスエット、パンツ、3型のTシャツをラインアップし、どれも“CAU”のテキストや2人の人物が対話するグラフィックを配している。

 “コンバセーションズ アモングスト アス”は、毎年2月に北米地域を中心にアフリカ系アメリカ人の偉人たちやルーツを回想する年間行事“黒人歴史月間(Black History Month)”に紐づき、全てのブラックストーリーの力を称えるために2022年からスタートした。年間を通してブラックコミュニティーに敬意を表しながら、あらゆる人種間での新たな対話を促進することを目指している。

The post ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作 appeared first on WWDJAPAN.

ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、アメリカ・シカゴを拠点に活動するデザイナーのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)がクリエイティブ・ディレクターを務める新プロジェクト“コンバセーションズ アモングスト アス(CONVERSATIONS AMONGST US以下、CAU)”のファーストコレクションを4月15日に発売する。ニューバランス原宿と公式オンラインストアで取り扱う。

 今回のコレクションは、2型のスニーカーと6型のアパレルをそろえる。ニューバランス本社の黒人スタッフで構成するプロダクトチーム“ザ・ブラック・ソールズ(THE BLACK SOLES)”のアソシエイト・プロダクトマネージャー兼デザイナーであるジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)とケビン・トロットマン(Kevin Trotman)の2人が、フレッシュグッズと共にデザインした。スニーカーは、それぞれ“2002R”と“550”をベースモデルに採用し、プロジェクト名である“CAU(私たちの間の会話)”のテキストを“2002R”のヒールとインソールに、“550”のシュータンとインソールにあしらっている。アパレルはフーディーとスエット、パンツ、3型のTシャツをラインアップし、どれも“CAU”のテキストや2人の人物が対話するグラフィックを配している。

 “コンバセーションズ アモングスト アス”は、毎年2月に北米地域を中心にアフリカ系アメリカ人の偉人たちやルーツを回想する年間行事“黒人歴史月間(Black History Month)”に紐づき、全てのブラックストーリーの力を称えるために2022年からスタートした。年間を通してブラックコミュニティーに敬意を表しながら、あらゆる人種間での新たな対話を促進することを目指している。

The post ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作 appeared first on WWDJAPAN.

「エチュード」からシカ成分配合の日焼け止め 韓国の人気美容系ユーチューバーとコラボ

 アモーレパシフィックジャパンが展開するコスメブランド「エチュード(ETUDE)」は4月29日、SNS登録者数90万人を誇る韓国の人気美容系ユーチューバー「ディレクターパイ(Director pi)」とコラボレートしたシカ成分配合の日焼け止めクリーム“スンジョン ディレクターズ UV”(全2種、税込各2750円)を発売する。

 紫外線を肌表面から反射・散乱し、UVカットするノンナノ処方の“スンジョン ディレクターズ ミネラルUV”と、ジェルのような軽い付け心地かつせっけんでオフできる“スンジョン ディレクターズ モイスチャーUV”の異なる2種のテクスチャーを用意する。シカ成分であるツボクサエキス配合のダブルプロテクション採用で顔・体に使え、国内最高水準SPF50+・PA++++の紫外線カット力となっている。

 どちらも無添加&低刺激処方で肌に負担をかけにくい上、動物由来成分不使用、動物実験不実施のビーガン対応UVクリーム。また、サンゴや海洋生態に有害となる特定成分を除いたリーフフレンドリー処方で、環境に配慮しながら紫外線から肌を守る。

The post 「エチュード」からシカ成分配合の日焼け止め 韓国の人気美容系ユーチューバーとコラボ appeared first on WWDJAPAN.

「まさかの全敗?」『勝ち組、負け組はどこだ?【第4弾】和風ファミレス編』

和風ファミリーレストラン11ブランド、2年間の店舗数の推移を比較、既存店月次売上前年同月比の推移を比較して見えてきた結果は。テイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが成功し好調だったファストフード。対照的にテイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが困難で、複数人数での利用が想定される業態としてひと組の人数制限の影響を受け、大変な苦戦を強いられたファミリーレストラン。なかでも、和風の商品を中心とする『和風ファミリーレストラン』、まさかの全敗か。勝ち組はいるのか。
Posted in 未分類

「まさかの全敗?」『勝ち組、負け組はどこだ?【第4弾】和風ファミレス編』

和風ファミリーレストラン11ブランド、2年間の店舗数の推移を比較、既存店月次売上前年同月比の推移を比較して見えてきた結果は。テイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが成功し好調だったファストフード。対照的にテイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが困難で、複数人数での利用が想定される業態としてひと組の人数制限の影響を受け、大変な苦戦を強いられたファミリーレストラン。なかでも、和風の商品を中心とする『和風ファミリーレストラン』、まさかの全敗か。勝ち組はいるのか。
Posted in 未分類

「今度の蛇口はゴールドだぜぇ。」これが、令和の牡蠣酒場だよ

焼肉や居酒屋をはじめ、今や飲食店は揃いも揃って卓上サーバーだが、その一方で影に 隠れながらもジワジワと増えているのが、蛇口焼酎である。東京・高田馬場に2019年1月オープンした「キンミヤ蛇口と海鮮居酒屋 とらや 高田馬場店」が、首都圏で蛇口焼酎を最初に導入したと言われている。蛇口をひねると酒が出る夢のような体験はSNSや口コミで拡がり、翌年の6月には東京・荻窪に2号店を出店した。そんな蛇口焼酎が今年に入ってから増えはじめており、驚いたのは蛇口焼酎が進化を遂げている。
Posted in 未分類

ライトオン21年9月〜22年2月期は最終黒字に

 ライトオンの2021年9月〜22年2月期は、売上高が前年同期比7.5%減の252億円、営業利益が同16%減の4億8000万円、純損益が3500万円の黒字(前年同期は3億9500万円の赤字)だった。冬物商戦は防寒着が好調だったが、1月中旬以降は新型コロナ急拡大で客足が減少した。販管費の抑制により営業黒字と最終黒字を確保した。

 月次の既存店売上高は、12月が前年同月比5.8%増、1月が同1.6%増と上昇傾向だったが、2月は同20.5%減と落ち込んだ。期末には在庫消化のため値引き販売が増加し、21年9月〜22年2月期の売上総利益率は49.6%と、前年同期から1.9ポイント悪化した。

 販管費は店舗の運営効率化や販促費削減などで前年同期比10.6%減。総店舗数は上期末までで13店舗を退店し、401店舗となった。「ただ、販管費の削減でECへの誘客が鈍るなど(販管費抑制は)裏目に出る部分もあった」と藤原祐介社長。EC売上高は前年同期比14%減だった。

 2022年8月期通期業績は、売上高が前期比1.8%増の505億円、営業利益が13倍の6億5000万円の黒字、純損益が5000万円の黒字(同20億円の赤字)を予想する。下期(3〜8月)以降は機能性素材を取り入れたプライベートブランド商品や、アウトドアテイストで使える雑貨類などの品ぞろえを拡大。Z世代やティーン向けカテゴリーにも注力する。

The post ライトオン21年9月〜22年2月期は最終黒字に appeared first on WWDJAPAN.

ライトオン21年9月〜22年2月期は最終黒字に

 ライトオンの2021年9月〜22年2月期は、売上高が前年同期比7.5%減の252億円、営業利益が同16%減の4億8000万円、純損益が3500万円の黒字(前年同期は3億9500万円の赤字)だった。冬物商戦は防寒着が好調だったが、1月中旬以降は新型コロナ急拡大で客足が減少した。販管費の抑制により営業黒字と最終黒字を確保した。

 月次の既存店売上高は、12月が前年同月比5.8%増、1月が同1.6%増と上昇傾向だったが、2月は同20.5%減と落ち込んだ。期末には在庫消化のため値引き販売が増加し、21年9月〜22年2月期の売上総利益率は49.6%と、前年同期から1.9ポイント悪化した。

 販管費は店舗の運営効率化や販促費削減などで前年同期比10.6%減。総店舗数は上期末までで13店舗を退店し、401店舗となった。「ただ、販管費の削減でECへの誘客が鈍るなど(販管費抑制は)裏目に出る部分もあった」と藤原祐介社長。EC売上高は前年同期比14%減だった。

 2022年8月期通期業績は、売上高が前期比1.8%増の505億円、営業利益が13倍の6億5000万円の黒字、純損益が5000万円の黒字(同20億円の赤字)を予想する。下期(3〜8月)以降は機能性素材を取り入れたプライベートブランド商品や、アウトドアテイストで使える雑貨類などの品ぞろえを拡大。Z世代やティーン向けカテゴリーにも注力する。

The post ライトオン21年9月〜22年2月期は最終黒字に appeared first on WWDJAPAN.

アダストリア22年2月期、EC成長に手応え 海外事業が黒字転換

 アダストリアの2022年2月期連結決算は、売上高が前期比9.6%増の2015億円、営業利益が同756.1%増の65億円、純損益が49億円の黒字(前期は6億9300万円の赤字)だった。「売上高はもう少し期待していたが、利益計画は達成できた。コロナ禍でも継続してデジタルに投資してきたことが実った」(福田三千男代表取締役会長)、「在庫コントロールはこの2年で非常にうまくなった」(木村治社長)と手応えを語る。

 国内EC売上高が同6.8%増の574億円となった。国内EC化率は30.1%、自社EC化率は16.4%。自社EC会員は前期から190万人増えて1360万人となった。海外事業は、中国・上海に現在5店出店する「ニコアンド(NIKO AND…)」が増収に貢献。香港、台湾は増収増益となり、海外事業全体として売上高133億円、営業利益3億8500万円と黒字転換を達成した。

 足元の原材料高、円安などの懸念に対しては、「価格維持だけを重視すると品質が劣化する。当社は生産本部を持っており、品質の良い商品を抑えた価格で作ることができる点が強み。毎年同じ商品を作っているわけではないので一律でいくら上げるといったことは言えないが、価値のあるものを作っていく」(福田会長)と方針を語る。実際に「ジーナシス(JEANASIS)」「ハレ(HARE)」などのブランドでは、「より良い素材を使い、デザイン性を高めるなどして、平均で20年に対し8%ほど単価を上げているが、お客さまには受け入れられている」(木村社長)という。

 23年2月期の連結業績予想は、売上高が同14.1%増の2300億円、営業利益が同52.3%増の100億円、純利益が同28.1%増の63億円。

The post アダストリア22年2月期、EC成長に手応え 海外事業が黒字転換 appeared first on WWDJAPAN.

出展爆増!? 第二回サステナブル ファッション EXPO マリエの「私の34年目のサステナブル」Vol.55

 今回は、ファッション関係者も多数来場した第二回サステナブル ファッション EXPOをレポートしたい。主催するFaW TOKYO (ファッション ワールド 東京)はサステナブルファッションのみならず、アパレルやバッグ、シューズ、アクセサリー、生地・素材・副資材、ファッションDXを扱う企業が世界中から集まる合同展示会を開催している。その中でサステナブルファッションは大きく盛り上がり、小さなエリアから、特化した合同展示会へと成長を遂げた。きっとどの業界でも、今まで存在しなかったサステナブルムーブメントがサードウェーブのように広がり、ビジネスにつながっているのだろう。

 DXゾーンにはファッション企業に向けてマッチングサービスや新しいシステム導入を紹介するブースが並び、「エコ」「リサイクル」「フェアトレード」「脱炭素」「オーガニック」などのキーワードが並ぶエリアでは循環型社会へのビジネスモデルを肌で感じることができた。このジャンルに6、7年向き合ってきた私にとって、馴染みのある企業や取引先が立ち並び、どこにもお客さまが溢れている光景は嬉しさもひとしお。私も、新たな出合いを願いながら会場を回った。

 興味をそそる企業は、数社あった。サステナブルなOEMを引き受ける企業は、「サステナブルなモノ作りがわからない」「けれど挑戦したい」というブランドにとって、心強い味方になりそうだ。サステナブルなスイムウエアは、用いる生地が少ない分、価格とのバランスが求められる。個人的には、今後楽しみなジャンルだ。

 新しいキーワードとして気になったのは、「ポリ乳酸」という原料で作った繊維や生地だ。乳酸への期待は食のジャンルでかなり高まっており、その力を今後繊維でどう発揮していくのか楽しみ。私的に「ようやくここまできたか」と肩を撫で下ろしたのは、商品を販売するときの通称「エノキ(値札をつける紐状のプラスチック)」などが、紙や生分解性素材でリプロダクトされてきたことだ。できるだけコストをかけたくない資材は今後、従来品との価格差が焦点になる。他にもすでに注目されているバナナ繊維や生分解性繊維など、さまざまな取り組みに出合える合同展の更なる進化に期待しながら、各企業の取り組みが「目新しいもの」ではなく「当たり前」に変わる日を願っている。

 ただ、私が求めていたものに出合えたかと言うと……。見つからなかった。ちょっと残念だった。見落としていただけかしら?実は培養素材に出合ってみたかったのだけれど、それは次回かな?情報を求む!

The post 出展爆増!? 第二回サステナブル ファッション EXPO マリエの「私の34年目のサステナブル」Vol.55 appeared first on WWDJAPAN.

トレンドの“チラ腹見せ”は、ライトアウターが強い味方に【22年春夏トレンド】

 2022年春夏の最重要キーワードに「ヘルシーな肌見せ」が浮上してきました。爽やかなムードで素肌を露出する着こなしです。注目の演出は、写真のようにウエストを少しのぞかせる“チラ腹見せ”。世界中のおしゃれスナップでも相次いでキャッチされています。

 難易度が高そうに見えますが、ポイントさえ押さえれば、実は試しやすいスタイリングです。コツは軽素材のアウターを重ねること。アウター次第で狙ったイメージをまとえます。今回は、国内ブランドが提案したリアルコーディネートを、ワイドパンツとショートパンツ、スカートの3種類のボトムス別にご紹介します。

ワイドパンツはボリュームのコントラストが鍵

 ボリュームたっぷりのライトアウターは、肌の露出を抑えるのに役立ちます。素肌がのぞく面積が広く、扱いが難しいブラトップ系を着るときに頼もしい相棒です。

 白をベースにしたコーディネートにブルーのブラトップを差し込んだのは、「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」。ゆったりしたシルエットのコートとワイドパンツのビッグボリュームが、ブラトップのコンパクトさを引き立てています。また、寒色系のブルーをインナーに取り入れたことで、ボディーの引き締め効果も発揮しています。

 ゆるい質感のライトアウターは、ブラトップの装いにくつろいだ雰囲気を寄り添わせてくれます。ルームウエア風のパンツとのコンビネーションは、リラックス感が格別です。

 2枚目の写真の「スエサダ(SUESADA)」は、タンクトップの丈をカットしたようなトップスでヘルシーに仕上げました。ジャージーライクなアウターを羽織って、ややルーズに見せています。ゆったりと仕立てたイージーワイドパンツもトップスのタイトな表情を際立たせています。シャーリングを利かせたウエストのゴム部分をあえて見せる小技が、引き締まった印象を強めています。

ショートパンツ×ロングアウターで縦長効果

 ショートパンツは素足の見え加減が気になりますが、着丈が長いライトアウターを重ねれば、むきだし感を避けられます。ショート丈とロング丈を掛け合わせた“長短レイヤード”なら、シルエットをより縦長に見せる効果を発揮してくれます。

 「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、淡いイエローのショートパンツに、同色のロングアウターを合わせました。全体をワントーンでまとめているので、ショートパンツが目立ちません。ショート丈のトップスも取り入れて、ほのかにチラ腹見せ。アウターを重ねることで、背中や横からは素肌が見えず、またゆったりとしたアウターのカムフラージュ効果が効いて、細見えも叶いました。

 ウエストゾーンの露出面積が広い場合は、アウターで隠すメリットがいっそう大きくなります。スイムウエアのビキニトップスをシティーウエアとして着こなす際も、“アウターかぶせ”が効果的です。

 2枚目の写真の「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は、全身を黒で統一。黒ならではの引き締め効果でくびれを引き出し、ウエストの露出が多めの着こなしともマッチしています。ショートパンツより着丈の長いアウターを羽織ることで、落ち感が強まりました。

スカートは上品なシルエットで大人の肌見せ

 スカートとのコーディネートでチラ腹見せを仕掛ける場合は、上品なシルエットがおすすめです。タイトな膝丈を選べば、肌見せもカジュアルにならず、大人っぽくヌーディーな演出を試せます。

 「セイヴソン(SEIVSON)」は、白でまとめて清らかなイメージの肌見せに整えました。スカートがタイトシルエットなので、露出したお腹まわりも引き締まって見えます。襟付きのトップスで、“きちんと感”がさらにアップ。太めのベルトもウエストまわりをシャープに見せる効果を発揮しています。

 装い全体の色数を抑えるのも、チラ腹見せをスッキリした印象に仕上げるコーディネートです。トップスに黒や茶色などのダークカラーを使えば、さらにコンパクトに仕上がります。ブルーに代表される寒色系カラーの上下サンドイッチは、夏に使いたい色合わせです。

 2枚目の写真の「ライフ ウィズ フラワーズ(LIFE WITH FLOWERS.)」は、ウォーターカラーのスカートのセットアップで爽やかなムードにまとめました。シャーベットブルーでクールな風情をまといながら、程よいドレープが品格を漂わせています。ハイウエストのスカートでおへそを隠し、胃のあたりをチラ見せした、節度を保った大人の肌見せテクニックです。

 ワイドパンツやショートパンツ、スカートと、各ボトムスに合ったチラ腹見せを使いこなせば、狙い通りのムードに整えらます。切り札のライトアウターを重ねることで過度な露出を防ぎつつ、ボディーラインをカムフラージュ。温度調節にも役立ちます。夏本番を見据えて、ライトアウターを使ったチラ腹見せを予習し始めてみてはいかがでしょう。


その他のコーデもチェック!

The post トレンドの“チラ腹見せ”は、ライトアウターが強い味方に【22年春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

ほぼ日ビューティブランドの人気スティックバームが単品発売 GWには初のポップアップも

 ほぼ日が展開するトータルビューティブランド「シンクー(SHIN;KUU)」は4月14日、2月にセット販売したスティックバーム“バームスティック ザ ファイブ(balm stick THE FIVE)”(全4色、各3520円)を単品で発売する。また、ブランドのフルラインがそろう初のポップアップを4月29日~5月4日の「生活のたのしみ展」でオープンする。

 2021年2月にデビューした「シンクー」は、ほぼ日とブランドディレクターである岡田いずみヘアメイクアップアーティストが手掛ける“肌とメイクと道具”のトータルビューティブランド。「すこやかな美しさ」を目指し、公式サイトではオリジナルアイテムやセレクトアイテムの販売、さまざまな読みものコンテンツなどを公開している。

 ブランド初のメイクアイテムとして、2月に5色セットのカラーバームスティック“バームスティック ザ ファイブ”(1万2100円)を発売したが、「色によって減るスピードが異なり単品で買い足したい」「まずこの色を使ってみたい」などの声により単品での発売が決定。引き続き5色セットも販売する。

 バームスティックは、リップやチーク、アイライナー、アイカラーとしても使える真紅の“シンク”、ベージュゴールドのカラーがハイライトやアイカラーに使用できる“ライト”、濃くも淡くも調整でき、シェーディングにおすすめの“シェード”、肌なじみの良いオレンジベージュでリップやチーク、アイカラーに使用できる“コントロール”をラインアップ。5色セットの “バームスティック ザ ファイブ”には、コンシーラー(全2種)もセットされている。アイテムは公式サイトやTOBICHI東京で取り扱う。

 4月29日~5月4日には、ほぼ日が3年ぶりに新宿で開催する「生活たのしみ展」にてブランド初のポップアップショップをオープンする。入場は無料で、新型コロナウイルス感染状況により入場人数制限などを行う場合もある。

The post ほぼ日ビューティブランドの人気スティックバームが単品発売 GWには初のポップアップも appeared first on WWDJAPAN.

LAで開催の「アレキサンダー ワン」のショーが東京でパブリックビューイング 「ミヤシタパーク」の「渋谷横丁」をジャック!

 「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は日本時間4月20日13時から、ロサンゼルスで2022年プレ・フォール・コレクション&フォール・コレクションのショーを行う。約3年ぶりの開催であり、チャイナタウンをジャックして、アジア系アメリカ人のカルチャーを伝えることを目的に、ショーのみならず食や音楽を楽しめるナイトマーケット“フォーチュンシティー(FORTUNE CITY)”を実施する。

 これに合わせて日本でも、東京・渋谷の複合施設「ミヤシタパーク」内の「渋谷横丁」でモニター全85台をジャックして、ショーのパブリックビューイング(同時配信)を行う。誰でも参加可能で、先着200人には「アレキサンダー ワン」オリジナルの箸をプレゼントする。

 参加希望者は、1.「アレキサンダー ワン」の公式インスタグラムをフォロー、2.指定の投稿をタグ付けのうえリポスト、3.リポストした投稿のリンクを特設フォームに貼付して応募する。

The post LAで開催の「アレキサンダー ワン」のショーが東京でパブリックビューイング 「ミヤシタパーク」の「渋谷横丁」をジャック! appeared first on WWDJAPAN.

「スノーピーク」が札幌に初出店 限定アイテムの販売やイベントも

 スノーピークは、北海道・札幌のサッポロファクトリー内に「スノーピーク サッポロファクトリー(SNOW PEAK SAPPORO FACTORY )」を5月下旬に開業する。同社の札幌エリアへの出店は初めて。

 店舗面積は512平方メートルで、店内には主力のアウトドギアのほか、アパレルや限定アイテムもラインアップする。また、隣接するサッポロファクトリー煙突広場を使ったワークショップやイベントも行い、自然とつながる体験を提供する。

The post 「スノーピーク」が札幌に初出店 限定アイテムの販売やイベントも appeared first on WWDJAPAN.

「ヴァレンティノ」がエールフランスKLMとパートナーシップ 飛行機移動に伴うCO2をオフセット

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はこのほど、航空会社のエールフランスKLMグループ(AIR FRANCE KLM GROUP以下、エールフランスKLM)とのパートナーシップを発表した。化石燃料の代替を進めるコーポレートプログラムへの寄付を通じて、航空産業の脱炭素化を支援する。

 エールフランス航空とKLMオランダ航空は、廃油、リサイクル原料、森林残渣からできる代替燃料の開発に取り組んできた。これは通常の化石燃料と比較して、最大80%までの二酸化炭素の排出量を削減できる。

 「ヴァレンティノ」はエールフランスKLMが法人顧客に向けて展開する「持続可能な航空燃料プログラム」に参加。社員が飛行機で移動した際の年間燃料消費量と二酸化炭素排出量を算出し、年間寄付金額を決定する。寄付金は、持続可能な航空燃料の供給と使用のために活用される。

 ヤコポ・ヴェントゥリーニ( Jacopo Venturini)=ヴァレンティノ最高経営責任者は「私たちは、環境保護を目指す同プログラムを全面的に支援する。二酸化炭素排出量の削減を目的とした代替燃料の研究開発を支援することは、持続可能な燃料を維持するために不可欠だ。今回のパートナーシップは、地球、そして人類全体へ還元するという私たちのコミットメントの表明だ」とコメントした。

 エールフランスKLMは、2011年に代替燃料を初めて採用した。また、乗客1人当たりの二酸化炭素排出量を05年比で50%削減すること、50年までに二酸化炭素排出量をゼロにすることを目標に掲げる。昨年9月にエールフランス航空は、高いエネルギー効率が特徴の最新の航空機を披露した。これは、二酸化炭素排出量20%と音響フットプリント34%を削減した。

The post 「ヴァレンティノ」がエールフランスKLMとパートナーシップ 飛行機移動に伴うCO2をオフセット appeared first on WWDJAPAN.

ヴァージルが手掛けた展覧会が期間限定で復活 パリで“カミング オブ エージ”展を開催

 パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)は4月13〜27日、「ルイ・ヴィトン」でアーティスティック・ディレクターを務めた故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛けた“カミング オブ エージ(Coming of Age)”展を再び開催する。

 「ルイ・ヴィトン」は、「何事にも自身の手で取り組むことを好んだヴァージルにトリビュートを捧げるこの展覧会では、来場者が展示されているアーティストや写真家、ミュージシャン、ディレクター、アニメーターとともに参加者の一員となれるよう、フィジカルとデジタルを融合させたアクティビティーを提供する。『ルイ・ヴィトン』でヴァージルが体現した夢の民主化という使命と成果に敬意をはらって開催される本展は、あらゆる立場、年齢、ジェンダー、人種の人々を楽しませ、インスパイアするはずだ」とコメントした。

 “カミング オブ エージ”展は2019年に、アメリカ・ロサンゼルスのギャラリー「リトル ビッグ マン ギャラリー(Little Big Man Gallery)」からスタートした展覧会。ヴァージルがキュレートした20人の写真家の作品をもとに、パリ、北京、ミュンヘン、東京などを巡回した。同氏がデザインした「ルイ・ヴィトン」19年春夏コレクションのテーマに合わせて、“ボーイフッド(少年時代)“などを探求。来場者が好きな作品を集めて自分だけのマガジンを作れるサービスも提供した。

The post ヴァージルが手掛けた展覧会が期間限定で復活 パリで“カミング オブ エージ”展を開催 appeared first on WWDJAPAN.

ヴァージルが手掛けた展覧会が期間限定で復活 パリで“カミング オブ エージ”展を開催

 パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)は4月13〜27日、「ルイ・ヴィトン」でアーティスティック・ディレクターを務めた故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛けた“カミング オブ エージ(Coming of Age)”展を再び開催する。

 「ルイ・ヴィトン」は、「何事にも自身の手で取り組むことを好んだヴァージルにトリビュートを捧げるこの展覧会では、来場者が展示されているアーティストや写真家、ミュージシャン、ディレクター、アニメーターとともに参加者の一員となれるよう、フィジカルとデジタルを融合させたアクティビティーを提供する。『ルイ・ヴィトン』でヴァージルが体現した夢の民主化という使命と成果に敬意をはらって開催される本展は、あらゆる立場、年齢、ジェンダー、人種の人々を楽しませ、インスパイアするはずだ」とコメントした。

 “カミング オブ エージ”展は2019年に、アメリカ・ロサンゼルスのギャラリー「リトル ビッグ マン ギャラリー(Little Big Man Gallery)」からスタートした展覧会。ヴァージルがキュレートした20人の写真家の作品をもとに、パリ、北京、ミュンヘン、東京などを巡回した。同氏がデザインした「ルイ・ヴィトン」19年春夏コレクションのテーマに合わせて、“ボーイフッド(少年時代)“などを探求。来場者が好きな作品を集めて自分だけのマガジンを作れるサービスも提供した。

The post ヴァージルが手掛けた展覧会が期間限定で復活 パリで“カミング オブ エージ”展を開催 appeared first on WWDJAPAN.

「オン」の新作ランシューは“快適性”重視 メンズ限定で幅広モデルも

 スイス発のスポーツブランド「オン(ON)」は、快適性を重視した新作ランニングシューズ“クラウドランナー(CLOUDRUNNER)”(税込1万5180円)を4月21日に発売する。メンズ限定で幅広モデル“クラウドランナー ワイド”も用意する。東京・原宿にオープンした旗艦店「オン トーキョー」と公式オンラインストア、スポーツデポ・アルベンで扱う。

 シューズのアッパーには、長時間でも快適に着用できるように、柔らかさと通気性に優れたメッシュ素材を用いた。前足部とかかとを幅広に設計し、安定性も高めている。ソールには、空洞がつぶれてクッション性をもたらす世界特許技術“クラウドテック(CloudTec)”を使い、アッパーとソールの間に弾力のあるポリマープレート“スピードボード(SpeedBoard)”を組み込むことで、自然な推進力を実現させた。同ブランドは環境負荷軽減にも取り組んでおり、同モデルではシューズ全体の30%にリサイクル素材を使用した。

The post 「オン」の新作ランシューは“快適性”重視 メンズ限定で幅広モデルも appeared first on WWDJAPAN.

又吉直樹が脚本をつくり吉岡里帆や黒木華などが主演 「WWDJAPAN」の椅子連載が「WOWOW」オリジナルドラマ化

 「WWDJAPAN」で2016年から約1年間連載したコラム「名作椅子をめぐる旅」に加筆した書籍「ストーリーのある50の名作椅子案内(以下、名作椅子案内)」が、「WOWOW」のオリジナルドラマ化された。脚本は、芸人として活躍しながらデビュー小説「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹。「又吉直樹マガジン 椅子」の編集長を務めた無類の椅子好きである又吉が書き下ろしたストーリーが5月27日から全8話で放送・配信される。

 「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」には一話に付き1脚の名作椅子が登場し、椅子と女性の人生が重ねて描かれている。主演は、吉岡里帆や黒木華、モトーラ世理奈、石橋菜津美が主演を務める。4人の女優が、全く異なる二人の主人公を演じるオムニバスドラマ形式で、ドラマに登場する椅子も重要な役どころを担っている。登場するのは、1859年に発表されて以来愛され続けている「トーネット(THONET)」の“ナンバー14”や「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN )」の“アリンコ”チェア、「カール・ハンセン & サン(CARL HANSEN & SON)」の“Yチェア”、「アルテック(ARTEK)」の“スツール60”など、おなじみの名作椅子ばかり。又吉自身もドラマでは、怪しげな椅子店の店主として登場する。椅子の監修には連載コラムおよび書籍「名作椅子案内」の著者である萩原健太郎が携わった。

 又吉は、「“椅子”と“女性”をテーマに複雑で普通ではない世界をつくってほしいという依頼を受け、面白そうだと思い引き受けた。今回ストーリーを描くにあたり、改めて椅子について調べて知った部分もたくさんある。8話全部、異なるがスタッフ全員、全力でつくったので、面白がってもらえるとうれしい」とコメントしている。

The post 又吉直樹が脚本をつくり吉岡里帆や黒木華などが主演 「WWDJAPAN」の椅子連載が「WOWOW」オリジナルドラマ化 appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」、23年プレ・スプリングのショーをセビリアで開催 「モスキーノ」はミラノ・メンズに復帰

 「ディオール(DIOR)」は、2023年プレ・スプリング(クルーズ)・コレクションのショーを6月16日にスペイン・セビリアのスペイン広場で開催する。同広場は1929年に行われた「イベロ・アメリカ博覧会(Ibero-American Exposition)」の会場施設として造られたもので、半円形の回廊と、スペイン各地の歴史的な出来事などを描いた壁面のタイル画が特徴的だ。

 同ブランドのウィメンズを手掛けるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは、ショーを開催した現地の職人やアーティストとコラボレーションをすることでも知られており、今回もその予定。ギリシャ・アテネで2022年プレ・スプリング・コレクションを披露した際は、デザインの着想源となったギリシャ古代遺跡のムービーを公開している。

 なお、キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターによる「ディオール」のメンズは、23年春夏コレクションを5月19日にロサンゼルスで披露するほか、6月のパリ・メンズ・ファッション・ウイークにも参加する。

 ほかにショーの開催を発表したブランドとしては、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が23年春夏コレクションを5月21日にニューヨークで、「モスキーノ(MOSCHINO)」は23年春夏メンズ・コレクションを6月19日にミラノで行う。同ブランドがミラノ・メンズ・ファッション・ウィークに参加するのは18-19年秋冬コレクション以来となる。

The post 「ディオール」、23年プレ・スプリングのショーをセビリアで開催 「モスキーノ」はミラノ・メンズに復帰 appeared first on WWDJAPAN.

「ボディファンタジー」が“フレフレフレグランスキャンペーン”を実施 アンバサダーにFAKYが就任

 
 化粧品の輸入製造販売を手掛けるフィッツコーポレーションは、アメリカ発フレグランスブランド「ボディファンタジー(BODY FANTASIES)」の日本上陸10周年を記念し “フレフレフレグランスキャンペーン”を実施する。アンバサダーにはJ-POP界注目のガールズグループ、FAKYを起用した。

 同ブランドは“フリージア”“ピュアソープ”“ホワイトムスク”をはじめ、これまでに100種類を超える製品を販売するなど豊富な香りのラインアップが特徴の一つだ。ロングセラーの“ボディファンタジー ボディースプレー”(50mL、税込545円/94mL、同935円)は、香水よりも軽い付け心地で肌や髪に使用できる。そのほか、部屋で香りを楽しむ“ボディファンタジー ファブリックリフレッシャー”(300mL、同880円)も展開する。

 アンバサダーのFAKYは2013年の結成以来、多様なルーツと各々の個性を武器に活躍の場を広げてきた。同社のグローバルな企業であり続けたいとの思いから、今回のアンバサダー起用に至った。バイタリティーあふれる5人が、好きな香りで自分らしさを楽しみたい全ての人にエールを送る。

 本キャンペーンはボディ、ファブリック用スプレーが対象となる。全国のコンビニやドラックストアなど、購入店舗ごとに限定デザインやオンラインイベント、オリジナルグッズの抽選を開催予定だ。対象商品の購入期間は5月1日〜6月30日。応募期間は5月14日〜6月30日となっている。

The post 「ボディファンタジー」が“フレフレフレグランスキャンペーン”を実施 アンバサダーにFAKYが就任 appeared first on WWDJAPAN.

アダストリアの新サステナビリティビジョン 「30年までに全商品の半分以上でサステナブル素材を使用」

 アダストリアはサステナビリティビジョンを刷新し、「2030年までに全商品の使用素材の半分以上をサステナブルな原料と加工に切り替える」ことと、パリ協定に賛同し「50年までにカーボンニュートラルを実現する」ことを発表した。現状、同社の定義でサステナブルな原料・加工で生産した商品は、全体の約20%という。

 同社は綿、ポリエステル、レーヨンについては独自のサステナビリティの定義を持ち、20年12月から定義を満たす商品については商品タグにマークをつけて販売している。また、環境負荷が高く、衣料に使われることが多い綿については、25年までに全商品をサステナブル原料に切り替えると20年9月時点で発表している。

 同社のサステナブル素材の定義は、綿は①水、農薬、化学肥料の使用量を削減、②土壌の保全および生態系へ配慮、③生産者の労働環境の整備、を満たしたもの。ポリエステルは①資源の再利用、レーヨンは①植林法で管理された樹木から調達、②製造工程で二酸化炭素の排出量を抑制、③製造工程で水質汚染を軽減、といった条件をクリアする素材を指し、こうした素材を使用した商品にはタグにマークをつけている。定義策定にあたっては、各種認証や原産地証明などをエビデンスとして取得。対象範囲や認証などは、毎年見直しをしているという。

 このたびウール、ナイロンについても独自の定義を定めた。それぞれの定義はおって公式ホームページ上などで公開する。これらの定義をもとに、30年に向けてサステナブルな素材の自社開発や積極的な使用を進める。

 サステナビリティビジョンではほかに、既に21年2月期から実行している「衣料品在庫の焼却処分ゼロ」や、かねてから目標に掲げている「25年までに上級管理職における女性比率30%、管理職で45%以上」、モニタリングなどを通しガイドラインに沿った生産活動が取引先工場で行われているかを確認し、優良工場をパートナーとして認定する取り組みを「23年までに進める(現状、パートナー工場は30社)」ことなどを発表した。

The post アダストリアの新サステナビリティビジョン 「30年までに全商品の半分以上でサステナブル素材を使用」 appeared first on WWDJAPAN.

渋谷パルコからダイバーシティーを発信! 多様性豊かなイベントが盛りだくさん

 渋谷パルコは4月15〜28日、“ダイバーシティー”をテーマにした初のイベント「パルコ プライド ウイーク(PARCO PRIDE WEEK)」を開催する。エントランスや館内ブランドの店頭にレインボーカラーのフラッグを立て、飲食店では限定メニューを提供。4階のアートスペース「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」や10階のマーケット型飲食&イベントスペース「コミューン(ComMune)」など、館内各所から“ダイバーシティー”にまつわるさまざまなカルチャーを発信する。

 中でも注目すべきは、4月15日〜5月9日に開催するカルチャーフェスティバル「あいとあいまい」。性別や世代、地域、働き方など、さまざまな場面で生じる「こうでなくてはいけない」という“あいまいさが許容されない社会”に対して、“あいすることを正義に思い込みや線引き、誰かの決めたルールをあいまいにしていくことにチャレンジする”という企画。美輪明宏の「愛する権利」や坂本慎太郎の「ディスコって」など、今回のテーマを突く名曲の歌詞を1階西側の壁面「ART WALL」に掲載。ほかにも公開演劇「愛でる」の上演(4月21〜23日)やオールナイト開催の「日活ロマンポルノ入門講座」(4月23日23時30分〜翌5時30分予定)、クィア&フェミをメインテーマとするDJのパーティー「WAIFU」主催のオールナイトパーティー(4月23日19時〜翌5時予定)、カナイフユキによる個展(4月22日〜5月9日)などを実施する。

 4月15日〜5月9日には、パルコミュージアムトーキョーでスペイン人アーティスト、ココ・カピタン(Coco Capitan)の個展を開催。2020年にロンドンやアムステルダムを巡回した個展「ナイーヴィ(NAIVY)」を踏襲した日本初個展となる。カピタンの写真家としての活動を軸に50点の写真作品をカピタン自らが制作したさまざまなファウンド・オブジェとともに展示する。入場料は800円。

 カピタンは1992年、スペイン・セビリア生まれ。ロンドンとマヨルカ島を拠点に活動している。ファインアートとコマーシャルアートを股にかける彼女のアート作品は、写真や絵画、インスタレーション、散文などさまざま。過去には「グッチ(GUCCI)」や「アー・ぺー・セー(A.P.C.)」「ナイキ(NIKE)」「ディオール(DIOR)」などともコラボレーションしている。

 その他、4月22日19〜24時には、新宿2丁目発のMIXバー「Campy!bar」の女装パフォーマー、ブルボンヌとドラァグクイーンのオナン・スペルマーメイドが、9階スーパー ドミューン(SUPER DOMMUNE)で宇川直宏を聞き手にトークインベントを行う。また、4月24日16〜23時には、新宿2丁目を拠点に定期的に開催され、東京で最もカッティング・エッジなパーティーと称される「fancyHIM」が10階「コミューン」で豪華ゲストを迎えたスペシャルイベントを開催する(有料)。

 館内の各飲食店による特別メニューも豊富にそろう。クラフトビールが飲める「立ち飲みビールボーイ」では、イベントに合わせて色も味も楽しめる“自家製「シャリキン」”を用意。「シャリキン」とはキンミヤ焼酎を凍らせてシャーベット状にしたお酒のこと。さまざまなフルーツとシャリキンを割って、飲める。ジビエや昆虫料理が食べられる「米とサーカス」では、レインボーカラーの“MUSHIだんご”(930円)を用意。カイコ、ハチノコ、コオロギ、ミールワーム、イナゴ、マゴット(仕入れ状況により異なる)など、さまざまな昆虫を食べ比べできる。

■PARCO PRIDE WEEK
日程:4月15〜28日
場所:渋谷パルコ
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
※各企画・詳細は特設サイトをご覧ください

問い合わせ先
パルコ
03-3464-5111

The post 渋谷パルコからダイバーシティーを発信! 多様性豊かなイベントが盛りだくさん appeared first on WWDJAPAN.

「ジョー マローン ロンドン」から日本初展開のチャリティーキャンドル、NPO「みらいの森」に寄付

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は5月20日、アジア圏初となるチャリティーキャンドル“ホワイト ライラック & ルバーブ ホーム キャンドル”(200g、税込9900円)を発売する。力強いルバーブの香りに、パウダリーなホワイトライラックとローズを加え、初夏のガーデンを表現した優しい香りが特徴。直営店と百貨店、公式ECで取り扱う。

 「ジョー マローン ロンドン」はCSR活動として、ブランドの香りの源である花や植物と触れ合うことで得られるメンタルヘルス上のメリットの大きさに注目し、“人々のメンタルウエルネスへの認知向上”に携わることを目指している。その一環として本国のイギリスでは、2012年から園芸を通じてメンタルウエルネスに役立てるためのチャリティーガーデンを支援するなど、メンタルヘルスの問題に取り組む複数の慈善団体を支援している。

 また、同年からチャリティーキャンドルを展開。毎年、新しい香りを用意し、10年で250万ポンド(約4億円)を寄付した。これらの功績をもとに「マチュアなマーケット」と位置づけている日本での展開に至った。日本におけるチャリティキャンドルの売り上げは、児童養護施設で暮らす子供たちに自然と関わるアウトドアプログラムを提供するNPO「みらいの森」に寄付する。さらに、売り上げの寄付だけではなく、ボランティアやメンターシッププログラムなどを通じて、「みらいの森」と子どもらへの支援を継続する予定だ。

The post 「ジョー マローン ロンドン」から日本初展開のチャリティーキャンドル、NPO「みらいの森」に寄付 appeared first on WWDJAPAN.

「ジョー マローン ロンドン」から日本初展開のチャリティーキャンドル、NPO「みらいの森」に寄付

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は5月20日、アジア圏初となるチャリティーキャンドル“ホワイト ライラック & ルバーブ ホーム キャンドル”(200g、税込9900円)を発売する。力強いルバーブの香りに、パウダリーなホワイトライラックとローズを加え、初夏のガーデンを表現した優しい香りが特徴。直営店と百貨店、公式ECで取り扱う。

 「ジョー マローン ロンドン」はCSR活動として、ブランドの香りの源である花や植物と触れ合うことで得られるメンタルヘルス上のメリットの大きさに注目し、“人々のメンタルウエルネスへの認知向上”に携わることを目指している。その一環として本国のイギリスでは、2012年から園芸を通じてメンタルウエルネスに役立てるためのチャリティーガーデンを支援するなど、メンタルヘルスの問題に取り組む複数の慈善団体を支援している。

 また、同年からチャリティーキャンドルを展開。毎年、新しい香りを用意し、10年で250万ポンド(約4億円)を寄付した。これらの功績をもとに「マチュアなマーケット」と位置づけている日本での展開に至った。日本におけるチャリティキャンドルの売り上げは、児童養護施設で暮らす子供たちに自然と関わるアウトドアプログラムを提供するNPO「みらいの森」に寄付する。さらに、売り上げの寄付だけではなく、ボランティアやメンターシッププログラムなどを通じて、「みらいの森」と子どもらへの支援を継続する予定だ。

The post 「ジョー マローン ロンドン」から日本初展開のチャリティーキャンドル、NPO「みらいの森」に寄付 appeared first on WWDJAPAN.

レーシングボートと日本の下駄に着想を得た「バルマン」の新作サンダル

 「バルマン(BALMAIN)」は4月20日、新作サンダルの“ビーイット(B-IT)”を発売する。レーシングボートと下駄などからインスピレーションを得たもので、価格は税込各9万4600円。「バルマン オム」各店で販売し、伊勢丹新宿本店メンズ館限定カラーとしてブラック×ブラックも用意する。

The post レーシングボートと日本の下駄に着想を得た「バルマン」の新作サンダル appeared first on WWDJAPAN.

レーシングボートと日本の下駄に着想を得た「バルマン」の新作サンダル

 「バルマン(BALMAIN)」は4月20日、新作サンダルの“ビーイット(B-IT)”を発売する。レーシングボートと下駄などからインスピレーションを得たもので、価格は税込各9万4600円。「バルマン オム」各店で販売し、伊勢丹新宿本店メンズ館限定カラーとしてブラック×ブラックも用意する。

The post レーシングボートと日本の下駄に着想を得た「バルマン」の新作サンダル appeared first on WWDJAPAN.

「TikTok売れ」の成功事例を各社キーマンが解説! 年1度の無料オンラインイベント開催

 TikTok for Business(ティックトック フォー ビジネス)は、年に1度の大型イベント「TikTok for Business #ForYou Summit 2022」を4月27~28日にオンラインで開催する。参加費は無料。専用フォームから事前申し込みが必要だ。

 同イベントでは、TikTokの最新ソリューションと成功事例を2日間にわたり約4時間、全10コマのボリュームで、余すところなく紹介する。各界のマーケティングのプロをゲストに迎えて、ブランド認知から顧客獲得までの実践的な活用方法を解説。2017年に日本上陸したTikTokの変貌とビジネスに与えているインパクトを伝える。

 また、2021年に話題を集めた「TikTok売れ」を「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のファンデーション“フィットミー”の事例を踏まえて解説。単月の最高売り上げを達成した製品の認知度向上から、購買意欲の醸成、ファン化までをトータルで考える、フルファネル型マーケティングの内幕について、日本ロレアルのキーマンが語る。

 基調講演では、「エンターテインメント型 動画コマースの幕開け」をテーマに、杉本昭彦「日経クロストレンド」「日経トレンディ」発行人が、モラーノ絢香eBay Japanブランドマーケティングチームリーダーを交えて、トークセッション。「Qoo10」の「メガ割」施策の成功の背景を解説する。

 さらに、コンテンツの多様化に伴い拡大するユーザーを世代や属性ごとに分析。人気TikTokクリエイターのしんのすけと修一朗の対談では、視聴者の心に刺さるコンテンツ作りのコツを紹介する。

 そのほか、EC業界からはマーケティング企業のピアラを迎えて、「TikTok売れ」の次の一手を考える。ゲーム業界からはセガ、エンタメ業界からはテレビ東京コミュニケーションズなどの多彩なゲストスピーカーが、TikTokの活用法を熱く、楽しく伝える。

問い合わせ先
TikTok for Business Japan
https://tiktok-for-business.co.jp/contact/

The post 「TikTok売れ」の成功事例を各社キーマンが解説! 年1度の無料オンラインイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

「TikTok売れ」の成功事例を各社キーマンが解説! 年1度の無料オンラインイベント開催

 TikTok for Business(ティックトック フォー ビジネス)は、年に1度の大型イベント「TikTok for Business #ForYou Summit 2022」を4月27~28日にオンラインで開催する。参加費は無料。専用フォームから事前申し込みが必要だ。

 同イベントでは、TikTokの最新ソリューションと成功事例を2日間にわたり約4時間、全10コマのボリュームで、余すところなく紹介する。各界のマーケティングのプロをゲストに迎えて、ブランド認知から顧客獲得までの実践的な活用方法を解説。2017年に日本上陸したTikTokの変貌とビジネスに与えているインパクトを伝える。

 また、2021年に話題を集めた「TikTok売れ」を「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のファンデーション“フィットミー”の事例を踏まえて解説。単月の最高売り上げを達成した製品の認知度向上から、購買意欲の醸成、ファン化までをトータルで考える、フルファネル型マーケティングの内幕について、日本ロレアルのキーマンが語る。

 基調講演では、「エンターテインメント型 動画コマースの幕開け」をテーマに、杉本昭彦「日経クロストレンド」「日経トレンディ」発行人が、モラーノ絢香eBay Japanブランドマーケティングチームリーダーを交えて、トークセッション。「Qoo10」の「メガ割」施策の成功の背景を解説する。

 さらに、コンテンツの多様化に伴い拡大するユーザーを世代や属性ごとに分析。人気TikTokクリエイターのしんのすけと修一朗の対談では、視聴者の心に刺さるコンテンツ作りのコツを紹介する。

 そのほか、EC業界からはマーケティング企業のピアラを迎えて、「TikTok売れ」の次の一手を考える。ゲーム業界からはセガ、エンタメ業界からはテレビ東京コミュニケーションズなどの多彩なゲストスピーカーが、TikTokの活用法を熱く、楽しく伝える。

問い合わせ先
TikTok for Business Japan
https://tiktok-for-business.co.jp/contact/

The post 「TikTok売れ」の成功事例を各社キーマンが解説! 年1度の無料オンラインイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

「バーバリー」2022-23年秋冬コレクション

 「バーバリー(BURBERRY)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

The post 「バーバリー」2022-23年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「バーバリー」2022-23年秋冬コレクション

 「バーバリー(BURBERRY)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

The post 「バーバリー」2022-23年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ドーバー ストリート マーケット」と「ニューバランス」がコラボ メイド・イン・UKモデルの“991”を発売

 「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボレーションした新作スニーカー“DSM 991”を4月14日に発売する。価格は税込3万5200円で、サイズは22.0~29.5cmをそろえる。日本国内では、ドーバー ストリート マーケット ギンザと同店の公式オンラインストアのみで取り扱う。

 今回のコラボは、ベースとなったメイド・イン・UKモデルの“991”を製造する、フリンビー工場の操業開始40周年を記念したもの。素材には、プレミアムヌバックとメッシュを使用し、「ニューバランス」を象徴するグレーをベースとしながら、随所にベージュを取り入れて落ち着きのある雰囲気に仕上げた。シュータンタグとヒール部分には、「ドーバー ストリート マーケット」の略称である“DSM”を刺しゅうし、左右のインソールには両者のロゴと“40th Anniversary”のスペシャルロゴをプリントしている。

 「ニューバランス」の“991”は、ブランドのフラッグシップラインである“900”番台の8代目として2001年に誕生。“900”番台で唯一、イングランドでの製造がメインのモデルで、9代目“992”と共に故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が愛用していた1足としても知られている。

The post 「ドーバー ストリート マーケット」と「ニューバランス」がコラボ メイド・イン・UKモデルの“991”を発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ナイキ」の人気ランシュー“ペガサス”が進化 東京マラソン日本人トップ選手も絶賛

 「ナイキ(NIKE)」は、新作ランニングシューズ“ナイキ エア ズーム ペガサス 39(NIKE AIR ZOOM PEGASUS 39)”を4月21日に会員限定で発売し、29日に一般発売する。ベルクロの開閉でスムーズに着脱できる“フライイーズ(FLY EASE)”モデルも用意する。いずれも価格は税込1万4300円。

 “ペガサス”は、“あらゆるランナーのためのシューズ”として1983年に誕生し、ファンランナーからエリートランナーの練習にまで対応するシリーズだ。新作の特徴は大きく二つで、一つはフィット感の向上だ。通常よりも柔軟なエンジニアードメッシュアッパーを採用したほか、シュータンとかかと周りにパッドを付けた。中足部にはシューレースと連動してフィット感を高めるフライワイヤーとバンドを組み込んだ。

 もう一つは、反発力をもたらす“ズーム エア ユニット”を前足部とヒール部分の2カ所に付けたこと。前作の“ペガサス 38”は前足部のみだったが、前後に付けることでよりスムーズな体重移動と蹴り出しを実現させた。ミッドソールは前作に続き、「ナイキ」で最もクッション性に優れた“リアクト フォーム”を使い、かかとを幅広に設計して安定感と耐久性を高めた。ラストも前作同様につま先にゆとりのある設計で、日本人の足にもなじみやすいという。

 メディア向けのオンライン説明会には、3月の東京マラソンで日本人男子トップの4位入賞を果たした鈴木健吾選手と、日本人女子トップの8位に入賞した一山麻緒選手が登壇した。普段から練習で“ペガサス”を愛用しているという二人は新作について感想を述べ、鈴木選手は「フィット感が高まり、すぐに足になじんだ。紐が緩みやすいところも改善されたと思う。5分台のジョグから3分台の早めの練習まで、一足でほとんどの練習をカバーできそう」とコメント。一山選手は「すごく柔らかな履き心地。地面の硬さが良い意味で伝わらず、疲労を感じて足に負担をかけたくないときの練習にも良いと思う。カラーリングも好み」と語った。

The post 「ナイキ」の人気ランシュー“ペガサス”が進化 東京マラソン日本人トップ選手も絶賛 appeared first on WWDJAPAN.

「ナイキ」の人気ランシュー“ペガサス”が進化 東京マラソン日本人トップ選手も絶賛

 「ナイキ(NIKE)」は、新作ランニングシューズ“ナイキ エア ズーム ペガサス 39(NIKE AIR ZOOM PEGASUS 39)”を4月21日に会員限定で発売し、29日に一般発売する。ベルクロの開閉でスムーズに着脱できる“フライイーズ(FLY EASE)”モデルも用意する。いずれも価格は税込1万4300円。

 “ペガサス”は、“あらゆるランナーのためのシューズ”として1983年に誕生し、ファンランナーからエリートランナーの練習にまで対応するシリーズだ。新作の特徴は大きく二つで、一つはフィット感の向上だ。通常よりも柔軟なエンジニアードメッシュアッパーを採用したほか、シュータンとかかと周りにパッドを付けた。中足部にはシューレースと連動してフィット感を高めるフライワイヤーとバンドを組み込んだ。

 もう一つは、反発力をもたらす“ズーム エア ユニット”を前足部とヒール部分の2カ所に付けたこと。前作の“ペガサス 38”は前足部のみだったが、前後に付けることでよりスムーズな体重移動と蹴り出しを実現させた。ミッドソールは前作に続き、「ナイキ」で最もクッション性に優れた“リアクト フォーム”を使い、かかとを幅広に設計して安定感と耐久性を高めた。ラストも前作同様につま先にゆとりのある設計で、日本人の足にもなじみやすいという。

 メディア向けのオンライン説明会には、3月の東京マラソンで日本人男子トップの4位入賞を果たした鈴木健吾選手と、日本人女子トップの8位に入賞した一山麻緒選手が登壇した。普段から練習で“ペガサス”を愛用しているという二人は新作について感想を述べ、鈴木選手は「フィット感が高まり、すぐに足になじんだ。紐が緩みやすいところも改善されたと思う。5分台のジョグから3分台の早めの練習まで、一足でほとんどの練習をカバーできそう」とコメント。一山選手は「すごく柔らかな履き心地。地面の硬さが良い意味で伝わらず、疲労を感じて足に負担をかけたくないときの練習にも良いと思う。カラーリングも好み」と語った。

The post 「ナイキ」の人気ランシュー“ペガサス”が進化 東京マラソン日本人トップ選手も絶賛 appeared first on WWDJAPAN.

篠原ともえが星野リゾート系都市型ホテルのスタッフ用ユニホームをデザイン

 篠原ともえは、4月22日に開業する大型都市観光ホテル「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」のスタッフ用ユニホームをデザインおよび製作監修した。篠原が制服のデザインを手掛けるのは初めて。夫でアートディレクターの池澤樹と立ち上げたデザイン会社STUDEO(ストゥディオ)として取り組んだ。

 ユニホームはネイビーをベースとしたもので、ボトムスは着用者の世代や性別を選ばないパンツスタイルとした。アクション性を考慮し、スポーツウエアにも使用されるストレッチ素材を用いた。伸縮性の高い素材の採用には、サイズ展開を男女合わせて4サイズと減らし、過剰生産を回避する狙いもあるという。

 デザイン面では、“ピンドット”を取り入れた。地図上に訪れたい場所などをしるす“ピン打ち”から着想したドット柄で、“街を丸ごと楽しむという”というホテルのコンセプトも表す。さらに帽子やバッグも作り、スタッフが個々に自分らしさを表現できるようにした。また、吹き出し型のマグネットバッジ(全3色)にはホテルの住所を記載し、ジャケットのみならず小物類にも付けられる仕様とした。

 篠原は、「今回のお話をいただいたのは、今以上にコロナで日本が元気を失っていた昨春。デザインのキーとなる“ピンドット”で、『OMO7大阪 by 星野リゾート』が掲げるオリジナルなサービスを可視化すると共に、着用するスタッフおよびお客さまに安心感を与えたい」と話す。

 「OMO7大阪 by 星野リゾート」のテーマは“ほれてまうわ、なにわ”。地上1〜14階からなり、JRおよび南海電鉄の新今宮駅の目の前に位置する。大阪の風情を色濃く残す新世界エリアにも隣接する。ホテル担当者は、「大阪の各観光地へのアクセスも良く、都市観光に適した立地だ」と説明する。料金は1泊税込2万4000円〜。

■OMO7大阪 by 星野リゾート
オープン日:4月22日
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16-30

The post 篠原ともえが星野リゾート系都市型ホテルのスタッフ用ユニホームをデザイン appeared first on WWDJAPAN.

人生を謳歌する女性に向けたTVCM 女性と環境に優しいカルツェドニアグループのビジョン

ベネチアを旅する気分になる日本初の「インティミッシミ」のTVCM番外編

 イタリア発のグローバル企業、カルツェドニアグループ(以下、カルツェドニア)の勢いが止まらない。2016年に日本に上陸後、タイツやストッキングなどを提供する「カルツェドニア(CALZEDONIA)」やランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」、上質なカシミヤの「ファルコネーリ(FALCONERI)」の店舗を続々と出店。コロナ禍でも、継続的に出店を続け、成長している。そんなカルツェドニアの価値観とは何か、放映中の日本初「インティミッシミ」のTVCMと共に紹介する。

 「インティミッシミ」の2022年春夏コレクションのTVCMが撮影されたのは、イタリア・ベネチア。芸術の都であり、同ブランドのDNAを象徴する場所だ。CMでは、タイプの違う4人の女性が「インティミッシミ」のランジェリーやシルク100%のラウンジウエアを着用し、人生を謳歌している様子をフィーチャー。ポイントは、ランジェリーをファッションの一部として楽しんでいる点だ。このCMでは、サクラなどをモチーフにした22年春夏コレクションの紹介だけでなく、“あらゆるシーンで女性が自分らしくいられるランジェリーやウエアを提供する”というメッセージが込められている。

 ステラ・ヴェントローニ(Stella Ventroni)=カルツェドニア ジャパン カントリーマネジャー(以下、CM)は、「カルツェドニアはイタリアンドリームの象徴。家族経営のグローバル企業でスピード感があり、全ての従業員にチャレンジを与えている」と話す。同グループは、フレキシブルで、大企業では見られないスピード感で物事が進行する。ヴェントローニCMは、グループの継続成長の理由の一つについて、「社内にヒエラルキーがなく、誰もが発言できてそれを現場に反映できる環境で、社員全てが情熱を持って仕事をしている」と言う。人を大切にし、フレキシブルな企業文化がその成長を支えているようだ。

 カルツェドニアは、1986年にヴェローナ近郊で創業。トレンドを反映した幅広い商品バリエーション、また、上質でありながら手に取りやすい価格帯が、カルツェドニアがグローバルで成長し続ける理由の一つだ。2020年の店舗数は54カ国で4900店舗以上(6割以上が国外)、年商は約3220億円。従業員数は約4万人以上で、その半数以上が30歳以下というダイナミックな企業だ。商品の生産は、イタリアおよび東欧、スリランカ、エチオピアにある自社工場で行われる。多額な投資が必要な垂直統合型経営により、高品質でありながら手に取りやすい価格帯を実現すると同時に、雇用の機会や工場のあるコミュニティーに利益をもたらし、工場の従業員の労働環境や人権を保障している。

 カルツェドニアは19年、気候変動、生物多様性、海洋保護を軸にした「ファッション協定」の一員になった。サステナビリティのプロジェクト“インティミッシミケアーズ”では、環境保護、リサイクル、パッケージ、環境に優しい素材を使用したコレクションなど多角的な活動を行っている。

問い合わせ先
インティミッシミ 渋谷文化村通り店
03-3461-3655

The post 人生を謳歌する女性に向けたTVCM 女性と環境に優しいカルツェドニアグループのビジョン appeared first on WWDJAPAN.

人生を謳歌する女性に向けたTVCM 女性と環境に優しいカルツェドニアグループのビジョン

ベネチアを旅する気分になる日本初の「インティミッシミ」のTVCM番外編

 イタリア発のグローバル企業、カルツェドニアグループ(以下、カルツェドニア)の勢いが止まらない。2016年に日本に上陸後、タイツやストッキングなどを提供する「カルツェドニア(CALZEDONIA)」やランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」、上質なカシミヤの「ファルコネーリ(FALCONERI)」の店舗を続々と出店。コロナ禍でも、継続的に出店を続け、成長している。そんなカルツェドニアの価値観とは何か、放映中の日本初「インティミッシミ」のTVCMと共に紹介する。

 「インティミッシミ」の2022年春夏コレクションのTVCMが撮影されたのは、イタリア・ベネチア。芸術の都であり、同ブランドのDNAを象徴する場所だ。CMでは、タイプの違う4人の女性が「インティミッシミ」のランジェリーやシルク100%のラウンジウエアを着用し、人生を謳歌している様子をフィーチャー。ポイントは、ランジェリーをファッションの一部として楽しんでいる点だ。このCMでは、サクラなどをモチーフにした22年春夏コレクションの紹介だけでなく、“あらゆるシーンで女性が自分らしくいられるランジェリーやウエアを提供する”というメッセージが込められている。

 ステラ・ヴェントローニ(Stella Ventroni)=カルツェドニア ジャパン カントリーマネジャー(以下、CM)は、「カルツェドニアはイタリアンドリームの象徴。家族経営のグローバル企業でスピード感があり、全ての従業員にチャレンジを与えている」と話す。同グループは、フレキシブルで、大企業では見られないスピード感で物事が進行する。ヴェントローニCMは、グループの継続成長の理由の一つについて、「社内にヒエラルキーがなく、誰もが発言できてそれを現場に反映できる環境で、社員全てが情熱を持って仕事をしている」と言う。人を大切にし、フレキシブルな企業文化がその成長を支えているようだ。

 カルツェドニアは、1986年にヴェローナ近郊で創業。トレンドを反映した幅広い商品バリエーション、また、上質でありながら手に取りやすい価格帯が、カルツェドニアがグローバルで成長し続ける理由の一つだ。2020年の店舗数は54カ国で4900店舗以上(6割以上が国外)、年商は約3220億円。従業員数は約4万人以上で、その半数以上が30歳以下というダイナミックな企業だ。商品の生産は、イタリアおよび東欧、スリランカ、エチオピアにある自社工場で行われる。多額な投資が必要な垂直統合型経営により、高品質でありながら手に取りやすい価格帯を実現すると同時に、雇用の機会や工場のあるコミュニティーに利益をもたらし、工場の従業員の労働環境や人権を保障している。

 カルツェドニアは19年、気候変動、生物多様性、海洋保護を軸にした「ファッション協定」の一員になった。サステナビリティのプロジェクト“インティミッシミケアーズ”では、環境保護、リサイクル、パッケージ、環境に優しい素材を使用したコレクションなど多角的な活動を行っている。

問い合わせ先
インティミッシミ 渋谷文化村通り店
03-3461-3655

The post 人生を謳歌する女性に向けたTVCM 女性と環境に優しいカルツェドニアグループのビジョン appeared first on WWDJAPAN.

パルグループHD売上高が過去最高に 22年2月期、「スリーコンズ」けん引

 パルグループHDの2022年2月期連結業績は、売上高が前期比23.7%増の1342億円で過去最高を更新した。営業利益は同5.4倍の75億円、経常利益は同7.2倍の76億円で、当初計画を上回った。期末店舗数は902店舗で前期より30店舗の純減。2期連続で赤字を計上した店舗が増加した結果、減損損失で16億円を計上したため、純利益は40億円になった。

 既存店売上高は、店舗とECの合計が同36%増、店舗のみが同64.3%増、ECのみが32.5%増と大幅に回復したが、コロナ禍前の20年2月期との比較では衣料品売上高が7割強にとどまっている。

 一方、店舗の落ち込みをカバーするEC売上高(全店ベース)は、同38.4%増の328億円と、目標の300億円を大きく上回った。自社サイト「パルクローゼット」も同55.2%増で、EC売上高の35%を占める。衣料品売上高のEC化率は同6.4ポイント増え、37.8%。アプリ会員は2月末で583万人を超えた。

 セグメント別では、衣料事業で6ブランドをスクラップし、期末で48店舗の純減となったものの、売上高は同15.%増の871億円。「最悪だった21年2月期に比べ、衣料事業も回復してきている」(井上英隆会長)。ブランド別ではカジュアル系の「チコ(CHICO)」「フーズフーギャラリー(WHO’S WHO GALLERY)」「ミスティック(MYSTIC)」が引き続き好調だったほか、タウン系の「ウィムガゼット(WHIM GAZETTE)」「コラージュ(COLLAGE GALLARDAGALANTE)」「ガリャルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」も既存店ベースで前年を上回る売上高で着地した。

 雑貨事業の売上高は同42.8%増の469億円で、期末店舗数は18店増になった。巣ごもり需要の高まりから生活防衛雑貨の「スリーコインズ(3COINS)」と「サリュー(SALUT!)」がともに大幅増収に貢献した。とりわけ「スリーコインズ」は、新規出店と既存店の増床による大型化を進めた結果、売上高は前期比1.5倍の379億円を大きく伸ばした。

 「店舗の大型化のチャンスは十分ある」(井上会長)として、今期は店舗の大型化と高感度ライフスタイルショップ化に取り組むため、再び出店攻勢に転じる。生活雑貨事業を軸に、衣料系の「ディスコート(DISCOAT)」「チャオパニックティピー(CIAOPANIC TYPY)」「コロニー2139(COLONY2139)」を含め、新規出店68店舗、退店29店舗を予定。売上高3000億円の中長期ビジョンの実現に向け、23年2月期の連結業績は売上高1500億円、営業利益87億円、経常利益83億円をめざす。

The post パルグループHD売上高が過去最高に 22年2月期、「スリーコンズ」けん引 appeared first on WWDJAPAN.

「グッチ」からサステナブルな2つの新作サングラス フレームにバイオベースアセテートを最大68%使用

 「グッチ(GUCCI)」は、地球環境について考える“アースマンス”である4月に、2つの新作サングラスを発売した。同ブランドのサングラスの特徴であるオーバーサイズで丸みを帯びたスクエアシェイプのフレームには、木材パルプや植物原料のセルロースからなるバイオベースアセテートを最大68%使用する。レンズにも、プラスチックではなくミネラル(鉱物)を用いる。価格は税込各5万8300円。

 専用ケースもオーガニックコットンのベルベットによるもので、ライニングも再生ポリエステルサテン製だ。 

The post 「グッチ」からサステナブルな2つの新作サングラス フレームにバイオベースアセテートを最大68%使用 appeared first on WWDJAPAN.