ボディーケア「マイトレックス」が、マッサージガン“マイトレックスリバイブ”のアンバサダーにローラを指名

 ボディーケアブランドの「マイトレックス(MYTREX)」は、⾃宅で⼿軽にマッサージができるハンディーガン“マイトレックスリバイブ(MYTREX REBIVE)”シリーズのアンバサダーにモデルのローラを指名した。

 ローラは、「“マイトレックスリバイブ”シリーズは、パワフルなのに⽚⼿で使えるほど軽くて、ライフスタイルに無理なく取り⼊れられる。顔にも使えて、振動の強弱を細かく変更できるのも魅力。それに⾒た⽬もスタイリッシュだから、ケア中も気分が上がる!私は自宅での本格ケア⽤に“マイトレックスリバイブ”、ジムなど外出時の持ち歩き用に“リバイブミニ”と使い分けている。本当に気持ちいいから、みんなにもぜひ使ってほしい」と話す。

 “マイトレックスリバイブ”は、累計50万台を販売した「マイトレックス」の人気シリーズ。価格は“マイトレックスリバイブ”が税込2万1780円、“リバイブミニ”が1万3200円など。

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大坂なおみのスキンケアブランドがウォルマートで販売開始

 テニスの大坂なおみ選手が手掛けるスキンケアブランド「キンロ(KINLO)」が米国のスーパーマーケット、ウォルマート(WALMART)で販売を開始した。同ブランドは2021年9月にウェブサイトでデビューし、小売りに進出するのは今回が初めて。人気の日焼け止めをはじめ顔やボディー用の乳液やオイルなどをラインアップし、全米2500店舗およびウォルマートのECサイトで販売中だ。価格帯は4.97〜11.97ドル(約620〜1500円)。

 大坂選手は米「WWD」のメールインタビューに対し「ウォルマートへの進出は『キンロ』にとって大きなマイルストーンで、デビュー時から目指していたこと。幼い頃から慣れ親しんだ店で自分が作った製品が並ぶことをとても誇らしく思う。ウォルマートとのパートナーシップがかなえるのは、さらなるアクセシビリティ。住んでいる場所や肌色関係なく、より多くの人にサンケア製品を手に取ってもらいたい」とコメントした。

 ブランドにとって、サンケアに対する啓蒙活動は大きな要素の一つだ。ミア・ミーチェム(Mia Meachem)=ブランドプレジデントは「対面での消費者とのつながりを強化していく。その一環として、日焼け対策にまつわる啓蒙イベントを積極的に行う」と話す。

 ウォルマートは近年、ビューティ製品を拡充させている。今年に入ってイギリスのプレステージ化粧品セレクトショップ、スペース NK(SPACE NK)と協業。その前はインディーブランドの取り扱いを始めた。「キンロ」の製品は、有色人種向けのヘアケア製品の棚に並ぶという。

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歌手のアリシア・キーズがメイクアップを発売

 歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys)がカラーコスメラインを発売した。アリシアはすでに「E.l.f.ビューティ(E.L.F. BEAUTY)」とビューティブランド「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」をローンチしており、今回はそこからカラーコスメをデビューさせる。

 製品はメイクアップとスキンケアのハイブリッドをコンセプトにしており、リップバームやチークティント、アイブロウジェルなどをそろえる。価格帯は15〜22ドル(約1890〜2770円)。ハイライト効果のあるプライマー“イルミネーティング セラム”はTikTokでバズるなど、すでに話題を集めている。

 アリシアは以前からメイクアップをしない主義を掲げ、レッドカーペットなどの公の場でもすっぴん姿で度々登場してきた。しかし最近、その考え方が少しずつ変わってきたという。「自分を完璧に見せなければいけないというプレッシャーと世間の美の基準が嫌になり、(メイクアップをしないことで)反抗してきた。しかし最近は自分らしい美しさを自分の中で定義し、表現できるようになった」。アリシアは5月に開催されたメットガラ(Met Gala)で、早速新作のメイクアップを纏った。

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歌手のアリシア・キーズがメイクアップを発売

 歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys)がカラーコスメラインを発売した。アリシアはすでに「E.l.f.ビューティ(E.L.F. BEAUTY)」とビューティブランド「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」をローンチしており、今回はそこからカラーコスメをデビューさせる。

 製品はメイクアップとスキンケアのハイブリッドをコンセプトにしており、リップバームやチークティント、アイブロウジェルなどをそろえる。価格帯は15〜22ドル(約1890〜2770円)。ハイライト効果のあるプライマー“イルミネーティング セラム”はTikTokでバズるなど、すでに話題を集めている。

 アリシアは以前からメイクアップをしない主義を掲げ、レッドカーペットなどの公の場でもすっぴん姿で度々登場してきた。しかし最近、その考え方が少しずつ変わってきたという。「自分を完璧に見せなければいけないというプレッシャーと世間の美の基準が嫌になり、(メイクアップをしないことで)反抗してきた。しかし最近は自分らしい美しさを自分の中で定義し、表現できるようになった」。アリシアは5月に開催されたメットガラ(Met Gala)で、早速新作のメイクアップを纏った。

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「ジバンシィ」が靴底までニットで包んだメンズスニーカー“TK-360”を発売

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は6⽉3⽇、メンズスニーカー“TK-360”を発売する。これに先駆けて5月初旬に、⼀部の国の店舗とオンラインで販売を開始。日本国内では、表参道店で5⽉6⽇から販売している。価格は税込11万9900円。

 アイテム名の“TK”はTotalとKnitの頭文字を取ったもので、その名の通り「全体」が「ニット」で構成される⼀体構造のスニーカーだ。アッパーはもちろん、靴底までニットで覆うのが最大の特徴で、マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)クリエイティブ・ディレクターは「夢のシューズ」と語る。先端技術による⾒た⽬のユニークさはもちろん、履き⼼地にも優れるという。定番のブラックやホワイトに加えて、イエローやピンク、グレー、ベージュ、ネイビーとカラーバリエーション豊富に展開する。

 “TK-360”は2022年春夏のランウエイで初登場し、同年のプレ・フォール・コレクションで「ジバンシィ」を代表するシューズとなった。

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ウエラが米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ」を買収

 ウエラカンパニー(WELLA COMPANY)はこのほど、米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ(BRIOGEO)」を買収した。取引額は非公開。業界筋によると、同ブランドの売り上げ総額は1億ドル(約126億円)を超えるという。なお、ウエラカンパニーは2020年にコティ(COTY)がヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI」、ヘアケアツールブランド「GHD」などを擁するプロフェッショナル部門を分離し、投資会社のKKRと合弁で立ち上げた新会社。「ブリオジオ」は新体制になって初めての買収となる。

 「ブリオジオ」は13年に、元々金融業界出身のナンシー・トゥワイン(Nancy Twine)が立ち上げたヘアケアブランド。マンゴーやケール、アボカドなどのスーパーフードを用いたラインが人気で、ブランド全体で数々のビューティアワードを受賞している。
 
 アニー・ヤング・スクリヴナー(Annie Young-Scrivner)=ウエラカンパニー最高経営責任者は、自社の売り上げは現在2ケタ成長と好調なものの「ブリオジオ」も急速に伸びていることから注目していたという。「われわれよりも速いペースで成長している企業に注目した。中でも『ブリオジオ』はプレミアム価格帯の小売りで絶好調なほか、デジタル戦略でも成功を収めてる」と話す。また、サステナビリティへの注力も買収要因になったという。

 今後はカテゴリーの拡充に加え、さらなる世界展開も視野に入れる。米国では現在セフォラ(SEPHORA)独占で取り扱い、ヨーロッパやアジアにも進出している。

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ウエラが米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ」を買収

 ウエラカンパニー(WELLA COMPANY)はこのほど、米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ(BRIOGEO)」を買収した。取引額は非公開。業界筋によると、同ブランドの売り上げ総額は1億ドル(約126億円)を超えるという。なお、ウエラカンパニーは2020年にコティ(COTY)がヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI」、ヘアケアツールブランド「GHD」などを擁するプロフェッショナル部門を分離し、投資会社のKKRと合弁で立ち上げた新会社。「ブリオジオ」は新体制になって初めての買収となる。

 「ブリオジオ」は13年に、元々金融業界出身のナンシー・トゥワイン(Nancy Twine)が立ち上げたヘアケアブランド。マンゴーやケール、アボカドなどのスーパーフードを用いたラインが人気で、ブランド全体で数々のビューティアワードを受賞している。
 
 アニー・ヤング・スクリヴナー(Annie Young-Scrivner)=ウエラカンパニー最高経営責任者は、自社の売り上げは現在2ケタ成長と好調なものの「ブリオジオ」も急速に伸びていることから注目していたという。「われわれよりも速いペースで成長している企業に注目した。中でも『ブリオジオ』はプレミアム価格帯の小売りで絶好調なほか、デジタル戦略でも成功を収めてる」と話す。また、サステナビリティへの注力も買収要因になったという。

 今後はカテゴリーの拡充に加え、さらなる世界展開も視野に入れる。米国では現在セフォラ(SEPHORA)独占で取り扱い、ヨーロッパやアジアにも進出している。

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「マーク ジェイコブス」から“ザ モノグラム コレクション”の新色 クロップド丈の“ベビーTシャツ”も

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」はこのほど、“ザ モノグラム コレクション”から新色のライトピンク×ピンク、パープル×ブルーを発売した。また新型として、クロップド丈の“ベビーTシャツ”(税込2万3100円)を販売。ほかにパーカ(6万2700円)やスエットパンツ(5万9400円)もラインアップする。

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「マーク ジェイコブス」から“ザ モノグラム コレクション”の新色 クロップド丈の“ベビーTシャツ”も

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」はこのほど、“ザ モノグラム コレクション”から新色のライトピンク×ピンク、パープル×ブルーを発売した。また新型として、クロップド丈の“ベビーTシャツ”(税込2万3100円)を販売。ほかにパーカ(6万2700円)やスエットパンツ(5万9400円)もラインアップする。

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「ジミー チュウ」表参道店がリロケーションオープン 生見愛瑠や近藤千尋、SAYAKA、大平修蔵らが来場

 「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の表参道店が4月28日、路面店としてリロケーションオープンした。大きな窓から自然光がふんだんに差し込み、白を基調とした開放感のある空間で、アクセントのシャンパンゴールドや天然大理石の什器で店内を彩った。ウィメンズの全コレクションに加え、メンズコレクションも豊富に取りそろえた。

 オープン前日には、プレオープンイベントを開催。生見愛瑠や近藤千尋、SAYAKA、マギー、大平修蔵ら、セレブリティやZ世代のインフルエンサーが多数来場し、新作アイテムを身にまとってイベントに花を添えた。

■JIMMY CHOO 表参道店
オープン:4月28日
場所:東京都渋谷区神宮前4-11-6
電話:03-5410-0841

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「ジミー チュウ」表参道店がリロケーションオープン 生見愛瑠や近藤千尋、SAYAKA、大平修蔵らが来場

 「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の表参道店が4月28日、路面店としてリロケーションオープンした。大きな窓から自然光がふんだんに差し込み、白を基調とした開放感のある空間で、アクセントのシャンパンゴールドや天然大理石の什器で店内を彩った。ウィメンズの全コレクションに加え、メンズコレクションも豊富に取りそろえた。

 オープン前日には、プレオープンイベントを開催。生見愛瑠や近藤千尋、SAYAKA、マギー、大平修蔵ら、セレブリティやZ世代のインフルエンサーが多数来場し、新作アイテムを身にまとってイベントに花を添えた。

■JIMMY CHOO 表参道店
オープン:4月28日
場所:東京都渋谷区神宮前4-11-6
電話:03-5410-0841

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コティがロシアから撤退

 メイクアップブランド「リンメル(RIMMEL)」や「グッチ(GUCCI)」の化粧品などを手掛けるコティ(COTY)はこのほど、ロシアの事業を終了すると発表した。全事業の3%強を占めるという。

 同社は「慎重なる検討の末、当社はロシアの事業を終了することを決断した。これにより今年度の業績の見込みには大きなインパクトはないと見込む」とコメントを発表。同社の決断のタイミングは、ロレアル(L'OREAL)やエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)など大手化粧品企業が次々とロシアでのビジネスを停止し始めた約2ヶ月後になる。コティも、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中で商業活動をストップしていた。

 米「ビューティ インク(BEAUTY INC)」が毎年発表する世界の化粧品企業の売り上げランキングでは、コティは今年10位にランクイン。2021年1〜12月の売り上げは50億ドル(約6300億円)を計上した。その3%を担うロシア事業の売り上げは約1億5000万ドル(約189億円)になる。

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リピート率8割超えの“クレイカラー” 世界一頭皮に優しい施術を目指して提案

 シュワルツコフ プロフェッショナルから3月、新ヘアカラーブランド「テラ(TERRA)」がデビューした。コロナ禍を経て、ヘアサロンの顧客の来店サイクルが伸び、対応策として客単価アップを図るサロンも多い。

 「テラ」は、頭皮や髪への優しさを追求しながらも、一般的なナチュラル系カラー剤のイメージを覆す艶感や色持ちを実現。客単価アップのための切り札としても、他店との差別化をかなえるツールとしても注目を集めている。

 さらに、クレイが髪に高密着するため染料の浸透・発色がいい。クレイの密着性で高配合オイルの浸透が高まり艶が持続することや、自然素材をベースとしていることも特徴だ。

 ここでは名古屋圏を代表するトレンドセッターサロンの1つ、「インチェルシー(in chelsea)」の照屋寛倖代表が登場。1月に拡張移転した新店舗で、ワンランク上の“プレミアムカラー”として導入早々人気メニューとなった「テラ」の魅力を語る。

頭皮や髪への負担を
減らすことができる
密着・高浸透ヘアカラー

 「テラ」はクレイが髪1本1本までホールドし、染料と潤い成分をじっくり芯部まで届ける高密着・高浸透カラーだ。柔らかく塗りやすいのに、髪の根元でピタリと止まる操作性が特徴。頭皮にカラー剤をつけずに、髪の根元ギリギリまで塗ることができる上に、成分の88%(1・2剤混合時の平均値)が自然由来なので、幅広い世代に安心して提案できる。ファッションカラー18色、グレイカラー25色と色数豊富/“テラ by エッセンシティ カラー1剤”(全48色、各85g)[医薬部外品]

「頭皮につけないヘアカラー」
という打ち出しが大好評

 「インチェルシー」は、地域密着店でありながら、おしゃれ感度の高いお客さまが集うデザイナーズサロン。20~40代を中心に幅広い世代を集客し、お客さまとともに成長しながら、末永いお付き合いができるサロンを目指している。

 その目標を強力にサポートしてくれるツールが、クレイを使ったヘアカラー剤「テラ」だ。一般的な“クレイ”には“硬い”というイメージがあったけれど、「テラ」を初めて使ったとき、伸びがよくて塗りやすいテクスチャーに驚いた。しかも剤が髪にくっつきやすく、狙ったところでピタリと止まるので、頭皮にカラー剤をつけることなく塗れる。一度使うと、他のヘアカラー剤の操作性では物足りなくなってしまった。

 スタッフからも好評で、皆が1番に口にするのが“塗りやすさ”。「コームで塗る際のストレスがなくなる」と評価するスタッフも多い。お客さまからは、絶対に言ってもらえるのが「色持ちがいい」ということ。他にも「髪の手触りが良くなった」「しみないし、(頭皮が)かゆくもならないので、カラーリングのストレスが減った」「白髪もしっかりと染まる」といった声もよく耳にする。頭皮や髪への優しさを追求し、剤を頭皮につけず髪の根元ギリギリまで塗る“ゼロテク”をはじめたものの、カラー剤が液だれしてしまうのが悩みだった。そんなときに目に留まったのが「テラ」独自のピタリと止まるテクスチャーだった。

 「ホットペッパービューティー」で、「頭皮につけないヘアカラー」として打ち出したところ大好評で、今ではカラーリングを行うお客さまの半数以上が「テラ」を使うようになった。“プレミアムカラー”として、通常のヘアカラー料金+1100円でメニュー化しているが、高いリピート率(約80%)を誇っている。

 お客さまに提案する際は、「女性が生涯にするヘアカラーの回数は600回などと言われていて、それだけ繰り返し行うことなので、少しでも頭皮への負担を避けたい」という思いを込めて「テラ」を紹介している。そうすることで、お客さまは「ヘアカラーへの不安や罪悪感・不快感」から解放され、口コミで広めてもらえるケースも多い。

 当サロンでは、ホームケア製品の情報を顧客にLINEで発信しているが、業務用製品では唯一「テラ」の情報を発信している。「今までにないカラー剤」「頭皮につかず優しい」といったプレミアム感を全面に押し出した内容で、お客さまからの問い合わせも多い。

クレイの高密着性でどんな髪も
しっかり染まり、
艶高い仕上がりに

 「テラ」を使用してカラーリングしたビフォー&アフターを紹介。“ゼロテク”で施した、髪の根元の染まり具合に注目だ。施術を担当したスタッフからは、「『テラ』は粘性が高いので、頭皮がしみやすいお客さまでも、頭皮ギリギリで塗布しやすい」「お客さまには『カラーの持ちがいい』と言ってもらえることも増え、カラー後の発色や艶感もすごく良い」といったコメントが寄せられた。

名古屋圏を代表する
デザイナーズサロンの1つ、
「インチェルシー」

 「インチェルシー」は、1月に拡張移転オープンしたデザイナーズサロン。“ギャラリー”をコンセプトにした、美術館のような店舗デザインにも注目だ。デザインカラーはもちろん、酸性ストレート、白髪ぼかしハイライトなども人気のメニューになっている。

問い合わせ先
シュワルツコフ プロフェッショナル お客様相談室
(受付:土・日・祝日を除く10~12時/13~17時)
03-3472-3078

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ホリスティック・ヘルス&ビューティブランド「エポ」誕生 唯一無二な成分を配合

 ユーグレナグループのエポラはこのほど、ホリスティック・ヘルス&ビューティブランド「エポ(EPO)」(全12種、税込1164〜1万4850円)を公式サイトなどで販売した。スキンケアとヘアケア、インナーケアをそろえ、添加物を配合しないシンプル処方にこだわったアイテムを扱う。5月25日にはインナーケアから、甘酒とコンブチャ酵素ドリンクを発売する。

 同ブランドのコンセプトは「“効く”ホリスティック」。太陽と自然の恵み取り入れた製品郡を使用することで、無添加で上質な暮らしや前向きなセフルケア習慣を提供する。スキンケアには、世界で初めて(スノーデン調べ)プラセンタとサイタイエキスの同時抽出に成功し、美容液やオールインワン、クレンジングなどに配合した。

 ヘアケアでは、毛髪美容液を扱う。カラーやパーマによるダメージの軽減や色持ちをよくするヘマチンを高濃度で配合した。50種類以上の栄養素を蓄えるユーグレナエキスやプラセンタ・サイタイ同時抽出エキスも加え、ハリやコシのあるしなやかな艶髪へ導く。

 インナーケアでは、ユーグレナを主成分に免疫力に働きかけるサプリメントを扱う。

 エポラの竹村孝介社長は「29年間健康食品を手掛け、2017年に化粧品事業に参入した。『エポ』は2年間かけて開発。インナーケアは10種類以内の原料しか使用しないシンプル処方を原則にする。肌や髪にも必要な成分をふんだんに取り入れるが、無添加が基本だ。他にはないオンリーワンブランドとなる」と語った。

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「『串カツ田中』集客に苦戦か?」。チンチロリン頼みの酒とお子様向けソフトクリームの限界

「串カツ田中」がまん防(まん延防止等重点措置)が終わった3月22日以降、思ったほど顧客が戻っていないという噂を耳にした。串カツ田中ホールディングスでは、コロナ禍に入って以来、月次報告書を公開しておらず、直近の状況がわかりにくい面がある。しかし、普通に考えて2~4人程度の少人数で集まって飲む店であり、宴会需要に頼る店とは違って、居酒屋業界でも有利な業態のはずだ。串カツという商材自体が、飽きられてきているという声も聴く。実情、どうなっているのか。東京都内郊外の店舗を幾つか訪問した。
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関西の雄オペファク。デート使いの非日常店から変わりゆく、推移と経緯を20年来のウォッチャーが深掘り考察した

1990年代から2000年代までのオペファクの店舗は、とにかく艶っぽかった(エロかった)。口説くための店、デートのための店ばかりで、とても男同士で入られるようなお店ではなかった。そんなハードルが高かったオペファクも、いつの頃からか日常使いの店舗へとシフトしていった。20数年、時に客、時に取材者として見てきたその推移を、代表店を中心に深掘りしてみたい。
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25歳の古着店オーナーが語る「僕らがシモキタじゃなくて高円寺を選んだ理由」

 都内で古着の街といえば、下北沢と高円寺だ。近年、電鉄各社による再開発が進む下北沢は、新しい商業施設の誕生や古着チェーンの進出もあり、かつてのようなにぎわいが戻ってきている。では、高円寺はどうだろう。以前のように古着ファッションを楽しむ若者はいるのだろうか?記者はコロナ以前から数年ぶりに高円寺に降り立った。

 改札を抜けると、駅前の路上ライブの歌声がコンコースにも響いてきた。風情の残る商店街には、マスクもせず缶ビールを片手に座りこむ若者たちがいる。古本屋やレコード店、ロックバーはこの時世とは思えないにぎわいだ。時代や情勢が大きく変化する中でも、高円寺には、この街だけの時間と空気が流れている。

 「僕らが店を開くならここしかないと思った」。そう話すのは3月、高円寺に古着店「HIGAN」をオープンした大崎龍之介さん(25)、宮本理一さん(同)。スタイリストや古着の買い付けと卸売りで生計を立てていた大崎さんは、かねてからの友人で大阪・アメリカ村の古着店で働いていた宮本さんを誘い、店を開いた。

 「高円寺が好きなのは街全体が“村社会”なところ。別の古着屋さんが、顧客さんを『面白い店ができたみたい』って僕らの店に誘導してくださることもあって。その方もまた別のお客さんを紹介してくれて、人づてにうちの評判が広がっている」と大崎さん。「あと、東京なのに冷たくて排他的な感じがないよね。ロータリーで喧嘩している人や、路上で座り込んで歯磨きしている人がいても、誰も気にしない(笑)。僕らも外からは店内が見えないようにして、変わった古着屋をやろうとしてたから、ちょうどいいかなと」(宮本さん)。

 「彼岸」では、1970年代の欧米の古着を中心に買い付けている。「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA、現「メゾン マルジェラ」)や「ヘルムート・ラング(HELMUT LANG)」のアーカイブは30万円以上で販売しているものもある。大振りのフリルがついたデコラティブなシャツや、ウィメンズのワンピース、スカートなども仕入れているが、買っていくのはほとんどが男性客という。「そう話すと(古着の)ディーラーさんもありえないと驚く。でも僕らとしてはフツーの感覚」。

 なぜ下北沢を選ばなかった?と水を向けると「性に合わなかった」と2人。「僕らからすると、シモキタの店で売ってる古着は売れ線狙いの、キャッチーなものばかり。それをお客さんが求めているんだろうけど。おしゃれでモテそうな服を安く買えればいいじゃん?みたいな感じで面白みがなかった」と語る。

 顧客同士がつながることで、「HIGAN」は高円寺の古着好きのコミュニティーハブになりつつある。「シモキタがわちゃわちゃしている分、それを避けて、ちょっと変わっているけどイケてる人が高円寺に集まってきてる感じがする。やっていることはニッチかもしれないけど、新しい文化とかスタイルは、僕らみたいな小さな店から生まれる可能性だってある。そういう気概でやっていきたい」。

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「ブルガリ」香水、「ローズ ゴルデア」新作のポップアップ開催

 香水を輸入販売する川辺は5月11〜17日、同社が取り扱うファッションフレグランスの中で主力の「ブルガリ(BVLGARI)」の新作「ローズ ゴルデア ブロッサム ディライト オードトワレ」(50mL、税込1万1220円/75mL、税込1万4080円)の発売を記念して、西武池袋本店1階イベントスペースでポップアップを開催する。

 ポップアップでは、商品購入者のボトルにカリグラフィーをペイントする催しを行う(11日、13〜15日/13〜15時、16〜19時、要事前予約)。また会期初日には、SNSフォロワー20万人超えの香水動画クリエイター兼フレグランスソムリエ、ケンティーが1日アンバサダーとして来場(16〜20時)。香り選びをアドバイスする。

 同商品は「Anything is possible(可能性は無限大)」をコンセプトとする。女性の内に秘めたきらめきを讃えた、バラを中心とする艶やかで透明感のある香りが広がる。

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「N.ハリウッド」×「アグ」の新作コラボシューズが発売 ドレススタイルにもなじむスリッポン

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」と「アグ(UGG)」は、コラボ第3弾となる新作のスリッポンを発売した。価格は税込2万2000円で、サイズは23〜30をそろえる。取り扱い店舗は「N.ハリウッド」公式オンラインストアと直営店舗、「ミスターハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)」、「ミスターハリウッド オオサカ(MISTER HOLLYWOOD OSAKA)」、「N.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)」のほか、「アグ」公式オンラインストアや「アグ」銀座店、大阪の2店舗でも販売する。

 シューズは、ドレスライクなスタイリングにもマッチするデザインに仕上げた。アッパーにはメッシュを内側に仕込んだスエードを使用し、シーズンを問わずに着用できる。また、アッパーの両サイドとインソールには両ブランドのロゴを刻印した。

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「カキモトアームズ」がトレーサブルオーガニックコットンを使用した制服エプロンを導入

 ヘアサロン「カキモトアームズ(kakimoto arms)」は、カラーリストの制服としてトレーサブル(追跡可能)なオーガニックコットン糸を使用したエプロンを採用した。

 同サロンは「スタイリッシュで機能的なエプロンを制作したい」という思いを、かねてよりビジュアル撮影などのスタイリングを担当し、サロンの顧客でもあったスタイリストの百々千晴氏にデザインを依頼。ブラウンとインディゴデニムの2種類を制作した。

 ブラウンのエプロンには、百々千晴氏が運営するブランド「ザシシクイ(THE SHISHIKUI)」 で展開するブラウンデニムの生地を使い、インディゴデニムのエプロンにはトレーサブルなオーガニックコットン“トゥルーコットン”を使ったデニムを採用した。

 “トゥルーコットン”は、農場から紡績まで一貫管理を行うことで、農場と紡績工場の特定ができるオーガニックコットン糸。綿は遺伝子組替えをしていない種子から育てられ、機械摘みによる収穫のため異物の混入が少ない。生産者を農薬などの健康被害から守ることや、紡績工場の従業員が元気に働くことができる環境作りにも配慮している。

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「ニュートラルワークス.」から睡眠やオフタイム用の機能ウエア発売

 ゴールドウインの「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」は、睡眠時やオフタイムをより快適に過ごすことを目指したスリープウエア「DROWSY(ドラウジー)」シリーズを発売した。コロナ禍で自粛生活が長引きストレスを抱える人が増える中、心身のバランスを整えるには睡眠時やオフタイムといった“リカバリー時”を快適に過ごすことが重要と考えて企画。環境適応や睡眠に関して30年以上研究してきた大阪府立大学名誉教授である清水教栄医学博士の協力を得て “リカバリー時”専用ウエアとして開発した。

 同シリーズは、メリノウールと「光電子」を練り込んだナイロンのニットを使用。「光電子」は高純度な微粒子セラミックスを繊維に練り込んだ素材で、着る人自身の体温により生まれる自然な暖かさを持続させることで快適な休息をサポートし、より質の高い睡眠をとることを目指している。また、きめ細かなメリノウールを用いて縫い目のないホールガーメント製法で甘くあみ立てることで、なめらかな肌触りや体を包み込むような着心地を追求した。ホールガーメント製法はカットロスや縫い代といった原料ロスにもつながる。付属の巾着袋の生地には消臭機能糸「マキシフレッシュ」を採用している。

 半袖トップス2万900円、長袖トップス2万4200円、ロングパンツ1万9800円、ハーフパンツ1万6500円。トップスは3サイズ、パンツは2サイズ展開で、それぞれオフホワイト、黒、紺の3色をそろえる。

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“エモラップ界のニューヒーロー”イアン・ディオール ファッションから「ヒロアカ」まで、愛する日本のカルチャーについて語る

 毎年、アメリカのヒップホップファンたちが発表を待ち望んでいる「XXL・マガジン(XXL Magazine)」の企画“XXL・フレッシュマン・クラス(XXL Freshman Class)”をご存知だろうか。同企画は、アップカミングな若手ラッパー約10人を紹介する企画で、これまでケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)やマック・ミラー(Mac Miller)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)らが選出されてきた“新人の登竜門”である。その2021年版に選ばれたのが“エモラップ界のニューヒーロー”と称されるイアン・ディオール(Iann Dior)だ。

 エモラップとは、感傷的なリリックとロックのエッセンスを取り入れたジャンルである。故XXXテンタシオン(XXXTentacion)や故リル・ピープ(Lil Peep)らの影響で10年代後半から市場が拡大した。イアンは、高校生の頃に自主制作した楽曲が口コミで広まると、19年に若干20歳で「サウンドクラウド(SoundCloud)」で発表した「Cutthroat」が1300万再生以上を記録。さらに20年、旧友24k・ゴールデン(24kGoldn)とのコラボ楽曲「Mood」が「ビルボード(Billboard)」史に残るヒットソングとなり、21年には「フォーブス(FORBES)」の 「30アンダー30(30 UNDER 30、フォーブスが選ぶ30歳未満の30人)」にも名を連ねた。わずか数年で時の人となったイアン・ディオールとは、一体どんな人物なのか。あどけなさの残る23歳の彼にオンラインインタビューを実施し、ラッパーになった経緯や新作アルバムについて、大好きだというアニメやファッションなどの日本のカルチャーについても語ってもらった。

——プエルトリコで生まれテキサスで育ったそうですが、どのような環境でしたか?また、振り返ってどんな子どもでしたか?

イアン・ディオール:いつもヘッドフォンをしてフードを被って、あまり人と話さないような子どもだったね。でも結構早い頃からユーチューバーみたいなことをしていて、高校ではいつもカメラを手に持って歩いていたんだ。最初は周りから変なやつだって思われたけど、動画を投稿するようになってからは好評だったよ。

——ラップをするようになったきっかけは?友人から楽曲を作ってほしいと頼まれたことが原因と耳にしたことがあります。

イアン:16~17歳くらいの頃だったと思うけど、曲を作ってほしいと頼まれたんじゃなくて、友人のRJ・ボーイ(RJ BOY)に「レコーディングをやらないか」って声を掛けられたんだ。ちょうどビートのない状態でノートに書き留めていた「Where You At」という楽曲があったから、チャレンジしてみることにした。彼は自分の部屋をスタジオ仕様にしていたんだけど、レコーディングの直前にバスルームに駆け込んだことをよく覚えているよ(笑)。実はビートを用意していなくて、急いで曲に合うビートをユーチューブで探したんだ。偶然いいビートが見つかったからメロディも少し変えて、彼の部屋に戻ってレコーディングをした。これがきっかけで楽曲制作が好きになったんだよ。

あと、別の友達のハーフタイム(Halftime)も同じように部屋をスタジオ仕様にしていたから、彼とは毎日のように曲をレコーディングしていたね。平日の午前3時に「マジで今録らないとヤバい曲がある」って電話したら、彼が母親の車ですぐに迎えに来てくれて、朝までレコーディングをし、そのまま学校に行ったこともあったね。

——インターネット・マネー(Internet Money、LAを拠点とするプロデューサー集団)に発掘されたことがデビューのきっかけのひとつだそうですが、この経緯は?

イアン:インターネット・マネーと契約はしなかったんだけど、ある日、俺の楽曲をたまたま聴いた創設者のタズ・テイラー(Taz Taylor)から楽曲制作の連絡があったんだ。すぐにロサンゼルスに飛んで2曲を制作したらそれが高く評価されて、レーベル12社とのミーティングが決まった。そんな感じで、短期間の間にとんとん拍子に事が運んでいったのさ。

——先ほど、初めてレコーディングをした時に楽曲をノートに書き留めていたと話していましたが、昔からラッパーになることを意識していたからでしょうか?

イアン:もともと詩やリリックを書くことが好きで、いつもノートに書き溜めていたんだ。だから最初にレコーディングに誘われたとき、ノートにはリリックが出来上がった状態の「Where You At」がすでにあって、あとはビートを見つけて微調整するだけでよかったってこと。

——ネガティブな表現の多いリリックは実体験が多いそうですね。書く際に意識していることは?

イアン:昔と違って、今はビートを聴いてからリリックを書くようになったね。ビートから何かを感じ取って、そこに自分が綴りたい内容を乗せる感じ。

——ビートを聴いて、まずはテーマを決めるのか、それとも思いついたフレーズから広げていく感じですか?

イアン:スタジオに入ってから2~3通りのメロディーを歌ってみて、そこから作り上げていく流れかな。気に入ったメロディーを軸に、「これはフックがいい」や「これは曲の終わりに使おう」とか考えながら構成していく。こうやって大枠が決まったところで、リリックを書き始めるんだ。リリックのテーマは例えば、ビートを聴いて「高校時代を思い出す」って感じたら「当時はこんなことを考えて生活していたな」ってイメージを広げ、当時抱えていた気持ちについて綴ってみるんだ。

——1月に2ndアルバム『on to better things』をリリースしました。タイトルに込めた思いは?

イアン:これまで自分がやってきたバカなことを断つ、という宣誓のようなもの。アルバム制作前までは何も考えていなかったけど、これをきっかけに「自分の健康を考え、より良い生き方をする」って誓いたかったんだ。

——アルバムはどのようなプロセスで制作を進めましたか?また、コロナ禍の影響はありましたか?

イアン:この数年は自分に限ったことではなくて、世間にとっても異常な時期だったと思う。コロナのせいで精神的にやられて、ネガティブなことばかり考えるようになった。しかも、コーヒーを買いに外に出ることすらもできない。マスクで鼻を覆っていないだけで怒鳴られることもあった。もう違和感だらけで、外に出るのも嫌になったよ。

アルバムには、家族の問題だったり、自分自身を好きになれずにいたことだったり、そこからありのままの自分を受け入れるまでの道のりだったり、その時々で抱えていた感情を反映している。「自分自身を愛せなければ人を愛せない」ってみんな言うけど、自分がまさにそうで、全てが嫌になっていた。夢に描いていた全てを手に入れたのに、なぜ自分はこんなにも満たされないのかーーこのアルバムを作ることで、少しずつその答えを見つけていったね。

——リードシングルでもある収録曲「let you」について、何かエピソードはありますか?

イアン:この曲とビデオのコンセプトはサーカスで、自分にとってのロサンゼルスを例えているんだ。みんな衣装を着てカッコ良く見せようとして、ショービズで仕事していることに特権を感じている。あと、当時めちゃくちゃ大好きだった女の子がいたんだけど、その子も俺もこの世界にいて、2人とも衣装を着て大見栄を張っていた。俺にとって「let you」は、彼女との関係を断つと同時に、ショーオフな生き方も断ち切ることを意味しているんだよ。心の底から愛している相手だったから、その人が何をしようと許せたんだけど、「もう限界だ。さようなら」って最後のきっかけに制作したのさ。

——コンセプトにサーカスを選んだのは、“いかに自分をよく見せるか”という最近のSNSの体質も意味していますか?

イアン:SNSにもそういった側面はあるけど、俺からするととにかくロサンゼルスが普通じゃないんだよ。世界のほかのどの場所とも違う。「へえ、その服ブランドものじゃないんだ」って感じで、見た目で物差しを測ってくる。普通じゃダメで、普通の人だと受け入れられない。正直、あまり好きじゃないね。

——収録曲「complicate it」でも女の子に関してラップしていますね。

イアン:そうだね。「どうしたらいいんだ。全て完璧なはずなのに、ものすごく面倒臭い」っていう女の子。ちょっとしたことで口論になり、最終的に彼女が「大嫌い」と言い出して、俺が「嘘だ。愛しているだろ。何を言ってるんだ」って返す。この曲は、「大変だけど、絶対に諦めない。君を愛しているから」という俺の気持ちを楽曲にしているんだ。

——今作ではさまざまなラッパーをフィーチャーし、一方でこれまで数々フィーチャーもされてきました。特に気の合う人は?

イアン:今1番好きなのは、断然リル・ウージー・ヴァート(Lil Uzi Vert)。彼の音楽が大好きだからね。あとはガンナ(Gunna)とリル・ベイビー(Lil Baby)。この3人が、俺にとってのトップ3だ。

——では、一緒に楽曲を作りたい人は?

イアン:ヤング・サグ(Young Thug)と組んでみたいし、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)とポスト・マローン(Post Malone)とも仕事をしてみたい。

——ジャンルの垣根を超えたコラボが多いのは意図的?

イアン:もちろん!「On To Better Things」の前に1stミックステープ「Nothings Ever Good Enough」と1stアルバム「Industry Plant」をリリースしてるけど、どちらの時も完成させた瞬間に「何か違う。記憶から消したい」と納得していなかった。でも今回は出来た時に「これはいい。気に入った。すぐに出したい」って思ったね。実際、自分の納得がいく作品にするために500曲は用意したよ。

——少し過去の話をすると、2020年にリリースした24k・ゴールデンとの「Mood」は日本でも人気ですが、何かエピソードはありますか?

イアン:「Mood」は、アパートのベッドルームで仲間とつるんでいた時にできた曲なんだ。みんなでシューティングゲームの「コール オブ デューティ(Call Of Duty)」をプレイしている最中に、「曲を作ろうぜ」って話になったらすぐに完成して、また「コール オブ デューティ」をプレイした(笑)。当時は、そんなにイカした曲だって自覚は全くなくて、リリースする直前に「これ、マジでいい曲じゃん」って気付いたくらい。何週にもわたって全米1位を獲るとは思っていなかったよ。

——シングル「Shots In The Dark」のアートワークは、日本人アーティストのSora Aota(K2)がデザインしています。そのきっかけを教えてください。

イアン:彼から「何かデザインしたい」とインスタグラムでDMをもらったのがきっかけだね。彼の投稿を見たらすぐに才能を感じ、「『Shots In The Dark』のために何か作ってみてよ」と頼んだらアートワークを送ってきてくれて、とても気に入ったから採用することにしたんだ。

アーティスト名は「ディオール」が由来

——名前のディオールは、ファッションブランドの「ディオール(DIOR)」と関係がありますか?

イアン:そうだね。ロサンゼルスに移住した時に自分のことが嫌いで、チャンスを目の前にして生まれ変わった新しい自分としてスタートを切りたかったから、名前をイアン・ディオールに変えた。これは、自分のミドルネームと絶対に手の届かないブランド名の組み合わせ。あまり時間をかけずにパッと思い付くままに決めたのもあって、いい名前かどうか自分でも分からなかったし、「みんなきっと嫌いだろうな」とさえ思ったよ。でも、そのまま使い続けてるうちに定着したね。

——数あるブランドの中から、なぜ「ディオール」を?

イアン:1番お気に入りのブランドだったから。今でもそうだね。上品だし、プリント使いがとにかく好きなんだ。「ディオール」と「ゴヤール(GOYARD)」のプリント柄が好きだね。

——ほかにお気に入りのブランドはありますか?

イアン:挙げ出したらキリがないけど、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」と「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は最高。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」「ミキモト(MIKIMOTO)」も好き。アメリカと比べて、日本のファッションはすごく進んでいると思う。ロサンゼルスにエイチ・ロレンゾ(H. Lorenzo)ってセレクトショップがあるんだけど、そこは日本のブランドばかり取り扱っていて、店のオーナーに「俺に見せるまで日本のブランドのアイテムは誰にも売らないでくれ」って冗談を言うくらい気に入ってる。いま履いているパンツもエイチ・ロレンゾで買った日本のブランド。名前は忘れちゃったけど(笑)。

——ほかにアメリカでお気に入りのショップは?

イアン:またロサンゼルスなんだけど、セレクトショップのマックスフィールド(MAXFIELD)や、ランウエイのアイテムも取り扱っているデパータメント(Departamento)によく行くね。あとは、アーカイブをたくさん持っている子たちとインスタグラムでつながっていて、彼らから買うことが多いね。というのも、俺は自分と全く同じものを着ている人を見かけることが1番ムカつくんだ(笑)。1990~2000年代のアーカイブを着ている人は、なかなかロサンゼルスにはいないからね。

——ロサンゼルスにはアーカイブを取り扱うショップは少ないんですか?

イアン:ウェイストランド(Wasteland)ってショップがあるけど、数は少ないしリサイクルに近いね。インスタグラムで繋がった子たちの家に行くと、めちゃくちゃ良いアーカイブがラック単位で置いてあるから、大抵の欲しいものが見つかるんだ。最近だと「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のデニムを手に入れたよ。

——では、日本で行きたいショップは?

イアン:エイチ・ロレンゾで働いているマックって仲良いスタッフの父親がセレクトショップのオーナーで、オススメの日本のショップをたくさんリストにしてくれたんだ。だから今度日本に行ったときは、1週間くらい滞在してリストを制覇するつもり。「スーパー・ニンテンドー・ワールド(SUPER NINTENDO WORLD)」にも行きたいね(笑)。あとは、村上隆が1番お気に入りのアーティストだから彼の洋服や作品が欲しいし、日本には俺が1番好きな日産のスカイラインGT-Rもあるらしいから、マジで早く行きたいよ。

——ファッションにおいて、何かを参考にすることはありますか?

イアン:子どもの頃からファッションが好きで、自分のお金で買えるようになってからはショップに足を運び、試着を繰り返して変わったスタイルを見つける。それが自分流のこだわり。例えば、お金が入って最初に買ったのはパールのネックレス。その頃は誰もパールなんて着けてなくて、それだけでひどいことも言われた。それが今では、みんながパールを着けるようになった。笑っちゃうよね。昔からファンキーな洋服を着ていると父親に笑われたけど、最近は彼も少し分かってきたみたいで、そんなに笑わなくなった。誰かを参考にしているというよりも、昔から興味があって今につながったって感じかな。

——ヘアスタイルもアイコニックですが、どんなこだわりが?

イアン:なぜドレッドを前に垂らしてるかっていうと、昔はきれいドレッドだったんだけど、母親にブラシでほぐされちゃったんだ(笑)。ドレッドは頭皮に負担がかかるから痛くて、ある日、その痛みに耐えられなくなって母親にほぐしてもらうことにした。でも、それすら痛すぎて途中で止めてシャワーを浴びたら今の髪型になっていて、意外と気に入ったから続けてる。最近ブロンドに染めたよ。

——ネイルもよくしていますね。

イアン:清潔でいることは大事だと思っているから、ネイル、フェイス、ヘアの手入れは怠らないね。女の子なら特に共感してくれるはずさ。

「ヒロアカ」が1番好きなアニメの理由とは?

——2019年にマイアミで開催されたヒップホップフェス「ローリングラウド(Rolling Loud)」では、ヒトカゲのバックパックを背負っていましたね。日本のアニメや漫画が好きになったきっかけは?

イアン:子どもの頃から当たり前のようにテレビでたくさんのアニメを見てきたけど、それが日本のものだって知らなかったんだ(※アメリカでは、2000年代前半から日本のアニメ専門チャンネルが人気)。際どい表現も結構あって、母親によく怒られたよ(笑)。小さい頃に好きだったアニメは「ソウルイーター」で、「寄生獣」にもハマってたね。

——1番好きなアニメは?

イアン:「僕のヒーローアカデミア」さ!主人公の緑谷出久に自分を重ね合わせちゃうんだ。

——日本人で会いたい人はいますか?

イアン:誰だろう。村上隆はもちろん会いたいけど、実際に行ったら俺がまだ知らないクールな人たちと出会えるんじゃないかな。アメリカにいると、入ってくる情報が限られてしまっているからね。かっこいいビジュアル・アーティストやミュージシャンに会ってみたいな。

——スケートボード好きとして、日本で開催された「Xゲーム(X Games)」は注目していましたか?

イアン:12歳の頃からスケートボードをやっていて、「Xゲーム」に出場するのが夢だったこともある。それに毎年父親と欠かさず観ているから、日本で開催されるのに観に行けないのがめちゃくちゃ悲しい。スノーボードやダートバイクも昔から好きで、いろんなエクストリーム・スポーツを父親と一緒に見て育ったから、「Xゲーム」は2人の絆を深める時間だったんだ。堀米雄斗は、自国で開催されたオリンピックも「Xゲーム」も優勝してすごいよ。

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中国の若き富裕層に人気のウエディングドレスとは? 注目の4ブランドを紹介

 中国のブライダル業界では、民族衣装をモダンに再解釈したデザインのウエディングドレスが次世代の富裕層を中心に盛り上がりを見せている。伝統的に着用されてきた白いウエディングドレスから脱却し、カラフルで金のドラゴンやフェニックスの柄が入ったものなどが人気だという。注目の中国ブライダルコレクションを紹介する。

 中国本土のみならず、香港やシンガポールにもクライアントを抱える「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」。デザイナーのザンは、新型コロナウイルスのパンデミックから2年余りが経った今、結婚式を挙げるカップルが急増し、ウエディングドレスを手掛けてほしいと望む声が多くなったという。「ブライダルコレクションを開始してから、既存の顧客だけでなく、新しい客層にもリーチできるようになった。需要は確実にあったので、思い切ってブライダルのみのコレクションを発表した。羽やスパンコールがついたウエディングドレスを着たお客様を見るのはとても楽しい。中国では自身のスタイルに合わせたドレスが選べるからか、ブライダルに特化したブランドより、既製服も手掛けるブランドのドレスが特に人気だ。中国の結婚式ではお色直しを何度もするので、特に色やスタイルに工夫があるデザインが好まれている」と語る。

 シアー素材やビーズを使った幻想的でエアリーなデザインが特徴の「スーザン ファング(SUSAN FANG)」は、セルフリッジ(SELFRIDGES)やドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)、ブラウンズ(BROWNS)といった欧米のセレクトストアにも出店する。デザイナーのファングは、「自分の好みや求めるものを把握している人が多く、オーソドックスなトレンドを真似するのではなく、どこかユニークで作り手の愛が詰まった一着を探している。当ブランドのドレスは自然に着想を得ており、楽しさとともに優美さや幽玄的な雰囲気を表現している。特別な機会や、ウエディングにもマッチするドレスだ」と語った。中でも人気なのは、レイヤーと刺繍を加えたオーガンザ素材のドレス。カラフルな羽を刺繍し、水彩画のようなデザインに仕上げたものだ。

 キャロライン・フウ(Caroline Hu)は、スモッキング刺繍を巧みに使って水彩画のタッチを再現し、フェアリーな雰囲気をまとったドレスを手掛ける。22年現在、オーダーの半分はウエディング関連だという。オーダーのほとんどは白いドレスを「キャロライン・フウ」風にアレンジしたものが占めるが、中にはより大胆なカラーを注文する顧客も増えている。

 22年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリストに選ばれているユキィ・キィ(Yueqi Qi)。友人でインフルエンサーのクリスティン・サン(Christine Sun)のために、刺繍デザインを施した黒いウエディングドレスを手掛けたことをきっかけにブライダル関連の需要の高さを実感しているという。「サンは暗い色で、中国文化の要素があり、夫と自分の名前があしらわれたドレスを希望した。王道のウエディングブランドも試してみたものの、ほとんどが伝統的な西洋スタイルの白いドレスで気に入らなかったようだ。もっと特別な一着を探して、私に声をかけてくれた」と語る。

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中国の若き富裕層に人気のウエディングドレスとは? 注目の4ブランドを紹介

 中国のブライダル業界では、民族衣装をモダンに再解釈したデザインのウエディングドレスが次世代の富裕層を中心に盛り上がりを見せている。伝統的に着用されてきた白いウエディングドレスから脱却し、カラフルで金のドラゴンやフェニックスの柄が入ったものなどが人気だという。注目の中国ブライダルコレクションを紹介する。

 中国本土のみならず、香港やシンガポールにもクライアントを抱える「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」。デザイナーのザンは、新型コロナウイルスのパンデミックから2年余りが経った今、結婚式を挙げるカップルが急増し、ウエディングドレスを手掛けてほしいと望む声が多くなったという。「ブライダルコレクションを開始してから、既存の顧客だけでなく、新しい客層にもリーチできるようになった。需要は確実にあったので、思い切ってブライダルのみのコレクションを発表した。羽やスパンコールがついたウエディングドレスを着たお客様を見るのはとても楽しい。中国では自身のスタイルに合わせたドレスが選べるからか、ブライダルに特化したブランドより、既製服も手掛けるブランドのドレスが特に人気だ。中国の結婚式ではお色直しを何度もするので、特に色やスタイルに工夫があるデザインが好まれている」と語る。

 シアー素材やビーズを使った幻想的でエアリーなデザインが特徴の「スーザン ファング(SUSAN FANG)」は、セルフリッジ(SELFRIDGES)やドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)、ブラウンズ(BROWNS)といった欧米のセレクトストアにも出店する。デザイナーのファングは、「自分の好みや求めるものを把握している人が多く、オーソドックスなトレンドを真似するのではなく、どこかユニークで作り手の愛が詰まった一着を探している。当ブランドのドレスは自然に着想を得ており、楽しさとともに優美さや幽玄的な雰囲気を表現している。特別な機会や、ウエディングにもマッチするドレスだ」と語った。中でも人気なのは、レイヤーと刺繍を加えたオーガンザ素材のドレス。カラフルな羽を刺繍し、水彩画のようなデザインに仕上げたものだ。

 キャロライン・フウ(Caroline Hu)は、スモッキング刺繍を巧みに使って水彩画のタッチを再現し、フェアリーな雰囲気をまとったドレスを手掛ける。22年現在、オーダーの半分はウエディング関連だという。オーダーのほとんどは白いドレスを「キャロライン・フウ」風にアレンジしたものが占めるが、中にはより大胆なカラーを注文する顧客も増えている。

 22年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリストに選ばれているユキィ・キィ(Yueqi Qi)。友人でインフルエンサーのクリスティン・サン(Christine Sun)のために、刺繍デザインを施した黒いウエディングドレスを手掛けたことをきっかけにブライダル関連の需要の高さを実感しているという。「サンは暗い色で、中国文化の要素があり、夫と自分の名前があしらわれたドレスを希望した。王道のウエディングブランドも試してみたものの、ほとんどが伝統的な西洋スタイルの白いドレスで気に入らなかったようだ。もっと特別な一着を探して、私に声をかけてくれた」と語る。

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パールはサステナブルなジュエリー エジソンも驚いた「ミキモト」のパール養殖発明、そして、ゼロ・エミッション養殖

 日本におけるジュエリーの代表格といえば、パールネックレスだろう。冠婚葬祭には欠かせないもので、誰もが目にしたことがあるものだ。最近では、ジュエラー「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMMES DES GARCON以下、ギャルソン)」がコラボレーションし、パールのネックレスへの注目度が急上昇。同コラボにより、パールネックレスは女性だけのものでなく、男性へも広がった。そして、パールが、ミレニアル世代をはじめとする環境に配慮する世代が“サステナブル”と認識するジュエリーになっている。エンゲージメントリングというとダイヤモンドが一般的。だが、ミレニアル世代などは、パールを選ぶ人が増えているそうだ。

エジソンが驚いた真珠養殖、そして、真珠を育む海を守る「貝リンガル」

 現在、市場で販売されているパールのほぼ100% は養殖によるものだ。「ミキモト」の創業者である御木本幸吉は、1893年に世界で初の真珠の養殖に成功。発明王のトーマス・エジソン(Thomas Edison)は、「真珠の養殖発明は世界の驚異だ」と感嘆したという。御木本の「多くの女性をパールで飾りたいという思い」が発明につながり、真珠王と呼ばれるようになった。彼は1900年初頭に、真珠の研究のためにミキモト真珠研究所を開設。そこでは、パールに関する総合的な研究および生産に関する研究が行われている。

 ミキモト真珠研究所は2004年に、九州大学と東京測器研究所とともに、2枚貝の生体反応を利用した世界初の水質環境観測システム「貝リンガル」を共同開発。「貝リンガル」とは、2枚貝が生息環境の異常を察知すると、通常とは異なる貝殻の開閉運動をすることに着目し、貝殻にセンサーと小型磁石を取り付けて水中の貝の開閉運動のデータをパソコンへ送り、24時間監視するというものだ。「貝リンガル」の開発により、真珠養殖海域で発生する赤潮などの環境異変を早期発見し、アコヤガイへの被害を防ぐことができるようになった。また、「貝リンガル」は、環境への負荷・貝への負担を減らすことを念頭に置いて開発されており、養殖海域だけでなく、二枚貝が生息する場所であれば、海、淡水湖、河川など、どのような環境でも監視ができる。ミキモト真珠研究所では、「貝リンガル」をバロメータとして真珠を育む海を守るための研究を行っている。

無駄なものはないパール養殖

 「ミキモト」では、ゼロ・エミッション型の真珠養殖実現に向けた取り組みを行っている。ゼロ・エミッションとは、産業廃棄物の排出をゼロにするシステムのことで、環境保全の観点からさまざまな製造現場で取り入れられている。真珠の養殖過程では、真珠収穫後に化粧品原料や貝柱(食用)の他に、貝殻と貝肉が出る。それらにはカルシウムやタンパク質(コンキリオン)、コラーゲンなどの有用物質が含まれており、化粧品や健康食品へ利用されている。ミキモト真珠研究所では、今まで廃棄されていた貝肉も、一部がコンポスト(堆肥)の原料として再利用できることを実証した。貝殻は、土壌改良剤として野菜畑へ散布されるそうだ。

 「ミキモト」といえばパールだが、オリジナルのコスメを開発製造する姉妹企業のミキモト コスメティックスがある。同社では、真珠養殖のバイプロダクトである真珠層・真珠貝由来成分を配合した独自の処方のコスメを製造販売している。

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「ローブス アンド コンフェクションズ オム」2022-23年秋冬メンズ・コレクション

 「ローブス アンド コンフェクションズ オム(ROBES & CONFECTIONS HOMME)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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 「ローブス アンド コンフェクションズ オム(ROBES & CONFECTIONS HOMME)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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資生堂の進化したパーソナルサービスを体験 新しい自分を発見!

 資生堂は店頭で受けたカウセリングサービスをスマートフォンなどからいつでも振り返ることができるデジタルサービス「パーソナルビューティープラン」を2月にスタートした。店頭外でも美容体験がシームレスにできるという同サービスを試したところ、デジタル上でも美容スタッフ(以下、BC)の温かみを感じられるものだった。

 「パーソナルビューティープラン」は、BCとデジタルの利便性をつなぎ、充実した美容体験を提供するサービスだ。まずは店頭に用意してある端末でスキンケアとメイクアップのどちらかを選択(今回はメイクアップを選んだ)。顔を撮影してもらうと、肌測定や眉の太さ、アイラインの入れ方などが表示される。パーソナルカラーも分かるので、それらを総合してBCのアドバイスが受けられる。

 ただ、ここまでは他社でも同様のサービスはある。異なる部分は、自分が日常的に使用しているアイテム(他社製品を含む)を打ち込むことで、最適な使用順も表示されること。また、BCからのアドバイスをあえて手書きで書き込める仕様にもなっているため印象に残りやすい。これは「パーソナルな付き合いを進化させた形」(開発担当者)という。「AIで一人一人の適正製品を推奨するのは簡単だが、BCのアドバイスを反映し組み合わせるシステム開発に苦労した」と述べた。

 画面上では、自分がなりたいイメージ(例えばかわいい、ゴージャスなど)を選ぶと、その雰囲気を演出できるアイテムが同社の製品の中でブランド横断で表示される。画面上でバーチャルメイクも試せるため、視覚的にも理解しやすい。気に入った色は実際に試すこともできるため「お客さまが求める接客(非接触、接触)が可能で、人とデジタルが融合することで新しい付加価値を提供する」ことができるようになった。ちなみにナチュラルメイクが基本の中で、なりたいイメージにゴージャスを選んでみたところ、目元がゴールドで彩られ新しい自分を知ることができた。トータルの所要時間は25分程度。時間の確保が難しい人には5分程度で対応することも可能だ。

 一連の応対の記録は2次元コード(QRコード)を自分のスマートフォンで読み取ることで、いつでも振り返ることができる。自分の顔が表示され、そこにアイシャドウやアイラインの入れ方が手書きで記録されているため、印象に残るし理解もしやすい。そのほか、肌状態に合わせた効果的なお手入れ方法やURL添付機能によるおすすめ製品情報、ブランド情報、使い方動画などのコンテンツ視聴やウェブカウンセリング予約などにも対応。店頭外でもパーソナルな美容情報の体験ができるのがポイントだ。

 同サービスは、同社がBCを派遣する全国の百貨店やGMS、ドラッグストア、化粧品専門店約3300店舗で導入中だ。同サービスで蓄積したパーソナルデータは、2020年から順次導入する店頭顧客管理システム(S-CORE)と連携し、将来的には化粧品だけでなく、インナーケアや睡眠、運動、ストレス、ホルモン変化などを加味し、パーソナルサービスの充実を図るという。

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資生堂の進化したパーソナルサービスを体験 新しい自分を発見!

 資生堂は店頭で受けたカウセリングサービスをスマートフォンなどからいつでも振り返ることができるデジタルサービス「パーソナルビューティープラン」を2月にスタートした。店頭外でも美容体験がシームレスにできるという同サービスを試したところ、デジタル上でも美容スタッフ(以下、BC)の温かみを感じられるものだった。

 「パーソナルビューティープラン」は、BCとデジタルの利便性をつなぎ、充実した美容体験を提供するサービスだ。まずは店頭に用意してある端末でスキンケアとメイクアップのどちらかを選択(今回はメイクアップを選んだ)。顔を撮影してもらうと、肌測定や眉の太さ、アイラインの入れ方などが表示される。パーソナルカラーも分かるので、それらを総合してBCのアドバイスが受けられる。

 ただ、ここまでは他社でも同様のサービスはある。異なる部分は、自分が日常的に使用しているアイテム(他社製品を含む)を打ち込むことで、最適な使用順も表示されること。また、BCからのアドバイスをあえて手書きで書き込める仕様にもなっているため印象に残りやすい。これは「パーソナルな付き合いを進化させた形」(開発担当者)という。「AIで一人一人の適正製品を推奨するのは簡単だが、BCのアドバイスを反映し組み合わせるシステム開発に苦労した」と述べた。

 画面上では、自分がなりたいイメージ(例えばかわいい、ゴージャスなど)を選ぶと、その雰囲気を演出できるアイテムが同社の製品の中でブランド横断で表示される。画面上でバーチャルメイクも試せるため、視覚的にも理解しやすい。気に入った色は実際に試すこともできるため「お客さまが求める接客(非接触、接触)が可能で、人とデジタルが融合することで新しい付加価値を提供する」ことができるようになった。ちなみにナチュラルメイクが基本の中で、なりたいイメージにゴージャスを選んでみたところ、目元がゴールドで彩られ新しい自分を知ることができた。トータルの所要時間は25分程度。時間の確保が難しい人には5分程度で対応することも可能だ。

 一連の応対の記録は2次元コード(QRコード)を自分のスマートフォンで読み取ることで、いつでも振り返ることができる。自分の顔が表示され、そこにアイシャドウやアイラインの入れ方が手書きで記録されているため、印象に残るし理解もしやすい。そのほか、肌状態に合わせた効果的なお手入れ方法やURL添付機能によるおすすめ製品情報、ブランド情報、使い方動画などのコンテンツ視聴やウェブカウンセリング予約などにも対応。店頭外でもパーソナルな美容情報の体験ができるのがポイントだ。

 同サービスは、同社がBCを派遣する全国の百貨店やGMS、ドラッグストア、化粧品専門店約3300店舗で導入中だ。同サービスで蓄積したパーソナルデータは、2020年から順次導入する店頭顧客管理システム(S-CORE)と連携し、将来的には化粧品だけでなく、インナーケアや睡眠、運動、ストレス、ホルモン変化などを加味し、パーソナルサービスの充実を図るという。

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「ローブス アンド コンフェクションズ」2022-23年秋冬コレクション

 「ローブス アンド コンフェクションズ(ROBES & CONFECTIONS)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

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米国小売業のダイナミズムを描く「アマゾンVSウォルマート」

 WWDJAPAN.comの「鈴木敏仁USリポート」でおなじみのロサンザルス在住の著者が、米国小売業を代表する2社に肉薄した「アマゾンVSウォルマート〜ネットの巨人とリアルの王者が描く『小売』の未来〜」(ダイヤモンド社)は、ファッションやビューティにかかわる業界人にとっても必読の一冊だ。まったく出自の異なる2社を比較することで、その思想と戦略の違いを鮮明する。そして意外な共通点も見えてくる。

 全産業を対象にした米国企業売上高ランキング(2020年)によると、ウォルマートが5591億ドルで1位、アマゾンが3860億ドルで2位だった。過去20年で売上高を倍増させたウォルマートを、2ケタ成長のアマゾンが猛追している。米国の小売業界は、2社を軸に動いているといっても過言ではない。そして両社の動向は、人々の暮らしを変える影響力を持っている。

 本書ではメディアで断片的に報じられてきた両社の動きを、時系列に、筋立てて、ディテール豊かに分析することで、ビジネスの本質を浮き彫りにした。

 鈴木氏がアマゾンを理解するきっかけになった元幹部の「アマゾンはEC企業ではない、データ企業だ」という言葉の意味を、たくさんの事例を通して追体験できる。そして大型店舗を持つウォルマートのDX(デジタルトランスフォーメーション)の成功が、半世紀前から脈々と続くテクノロジー経営の延長線上にあることに驚くだろう。「小売業は変化対応業」という格言があるが、この2社はそれを体現してきた。

 鈴木氏はエピローグでこうつづる。「日本の自動車業界のように、どこの国にも世界に誇ることができる業界があるもので、アメリカにとっては小売業界がそれにあたるのだろう」

 シリコンバレーのIT業界にばかりに目を奪われがちだが、アメリカはいつの時代も革新的な小売業のガリバーを生み出してきた。日本の高度経済成長期にダイエー、イトーヨーカ堂、ジャスコは徹底的にシアーズを、1980年代以降のアパレル各社もSPA(製造小売り)を生み出したギャップを徹底的に研究した。
 
本書には、ECの枠を超えて世界の人々の生活を変える存在になったアマゾン、老舗小売業でありながらDXの先端を走るウォルマートの事例を通じて、小売業を考えるヒントが散りばめられている。

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「ベイプ」と「ヘロン・プレストン」がコラボ カモフラ柄パーカやスニーカー

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ)」は「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」と協業したカプセルコレクションを5月7日に発売する。両ブランドの公式サイトと「ベイプ」正規取扱店舗、ECサイトのファーフェッチ(FARFETCH)で販売する。

 コレクションは、「ベイプ」のアーカイブアイテムに着目し、カモフラ柄やシャーク、トレードマークの “エイプヘッド”など、同ブランドを象徴するモチーフをデザインに取り入れた。また「ヘロン・プレストン」のシグネチャーカラーであるオレンジ色のタグをあしらった。

 アイテムは、ジャケット(税込9万6800円)とパーカ(同4万700円)、スエットパンツ(同3万1900円)、Tシャツ(同1万3200円)などをラインアップ。さらに、タグ同様にオレンジカラーで彩った「ベイプ」のオリジナルスニーカー(同2万7500円)も用意する。

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連載:ファッション業界で話題!誰でも食べられるロケ弁ガイド Vol.1【彩り編】

 撮影や取材を行う時に出演者やスタッフにお弁当として提供される“ロケ弁“。その日のモチベーションをさらに高めてくれて、ハードな現場でもおいしくエネルギー補給ができる賜物だ。ここ数年のテイクアウト需要の高まりで、お弁当を購入する機会が増えた人も多いはず。

 最近は、SNSでも話題の“ロケ弁”をテイクアウト用に提供する店も続々。モデルや女優も満足するお弁当は、味へのこだわりだけでなく、ヘルシーな素材や見た目の美しさ、長丁場の合間でもサクッと食べられる手軽さも考えられた逸品ばかり!この連載では、芸能人や業界人お墨付きのロケ弁を誰でも手軽にオーダーできる店を紹介する。初回は、彩り豊かなお弁当3つが登場。

【美菜屋】健康と美を追求したスタッフ思いのお弁当

 モデルとしても活動する料理家の浅野美奈弥が「美しくて健康的とは?」と追求した後、料理の勉強を始め「業界に還元したい」とケータリング「美菜屋」をスタート。ロケバスでも食べやすいサイズにしたり、香りの強い食材を避けたり、食べ応えあるヴィーガン食材を選んだりと自身の経験と知識を生かしたメニューは、撮影スタッフの信頼も厚い。無添加で旬な素材のおかずカップやおにぎりは種類豊富で、子ども向けにもおすすめ。

住所: 東京都世田谷区池尻3-3-7
電話: 03-4288-8014
時間: 8:00〜20:00(テイクアウト)、10:00〜20:00(デリバリー)
定休日: 日曜日

【ユキヤメシ】ハッシュタグから生まれた和み飯

 料理家・寺井幸也さんの「華やかだけど家庭的で毎日食べても飽きのこない味付けに」という思いを込めたのが「ユキヤメシ(YUKIYAMESHI)」だ。友人とのホームパーティーでの料理がSNSで「#幸也飯」として広まったことから始まった。色彩力・創作力ともに豊かな見た目ながら、家庭料理をアレンジするという発想がどこかホッとするとファンが急増中。佐賀県でブレンドした、冷めても美味しい雑穀米や米粉を使った塩麹唐揚げは、リピートしたくなること間違いなし!

住所: 153-0042 東京都目黒区青葉台1-18-7 カスタリア中目黒T03
電話: 03-5422-3518
時間: 10:00~19:00
定休日: 水曜日(不定休あり)

【美寿】コスパ良しなお弁当の主役は和牛ローストビーフ

 笠井俊勝オーナーシェフはイタリアンを学ぶため渡伊するも、好きなピザやパスタを食べ続けられず断念。帰りの飛行機で食べた蕎麦の出汁にあらためて感動し、和食の道を志した。高級店が並ぶ西麻布・広尾エリアに構える店とあって、お弁当を始めてすぐに口コミが広まり、注文が殺到。それもそのはず。その日に市場で仕入れた夜の店内メニューと同じ食材を使っているから。春は筍やホタルイカなどが登場。夜メニューが手軽に楽しめるのもうれしい。

住所:東京都港区南青山7-13-12 南青山森ビル1F
電話:03-6805-1075
時間:お弁当9:00~22:00、イートイン18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:日曜日(お弁当は日曜午後)

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専門店4月度、気温上昇で各社夏物が好調 ユニクロは9カ月ぶりの前年超え

 専門店チェーン、セレクトショップの2022年4月度売上高(既存店ベース)は、気温上昇に伴い、夏物の動きが好調で前年実績をクリアしたという声が各社から上がっている。外出機会が増えたことで、おしゃれ着やビジネス衣料にも動きがあった。

 ユニクロの国内店舗とECの売上高は前年同月比15.8%増と、21年7月(同0.1%増)以来9カ月ぶりの前年実績超え。「4月前半に気温が大きく上昇し、夏物商品を中心に好調となった」(発表資料から)という。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」業態は同6.3%増(3月21日〜4月20日での比較)と、6カ月連続の前年実績超えと好調が続く。「気温上昇と共に初夏・夏物が売り上げを伸ばした。新生活需要や春休みのお出かけ需要も後押しした」とコメントしている。

 良品計画の「無印良品」は同0.6%増。衣服・雑貨カテゴリーも同2.2%増と伸ばした。4月22日から5月9日まで、会員向けの10%オフキャンペーン「無印良品週間」を実施しており、客数が同6.5%増となった。客単価は同5.6%減。衣服・雑貨は「雑貨やインナーの売れ行きが改善した」(発表資料から)という。
 アダストリアは同20.1%増。「気温上昇や月末からの大型連休に向けた外出需要の増加で、春夏物が好調。自社ECモール『ドットエスティ』のテレビCMも売り上げ伸長に寄与した」とコメントしている。

 ユナイテッドアローズは同25.9%増。「ビジネス衣料が堅調だったことに加え、気温上昇と共に初夏物が動いた」(発表資料から)という。コロナ禍前の19年4月との比較では同13.3%減だった。

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ジェンダーレスファッション、“男性にドレスを着せる”の先にある世界とは

 フェアチャイルド・メディア(FAIRCHILD MEDIA)はこのほど、「ダイバーシティー・フォーラム(Diversity Forum)」を開催した。フォーラムでは、ファッションとジェンダー・アイデンティティーのつながりや、今日のジェンダーの流動性の概念がファッション業界に与える影響などに関するディスカッションが行われた。ジェンダーレスファッションといえば、「ユニセックス」と称した商品は長きにわたって市場に浸透している。“メンズから借りた”ファッションをウィメンズでも展開して「ユニセックス」として提案されることが多い中、近年は「ジェンダーレス」「ジェンダーニュートラル」と呼ばれる新製品も多く登場している。これからのジェンダーレスなアプローチとは。

 フォーラムで対談したのは、ジェンダーの流動性がまだファッション業界や社会で浸透していない頃からLGBTQ+コミュニティー内におけるジェンダー・ポジティブ運動の先駆者的存在として活躍しているデザイナーのルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)と、モデルのテディ・クインリバン(Teddy Quinlivan)。自身の名を冠したブランドを持つデ・サン・サーナンは、色気やジェンダーの区別のない官能性(センシュアリティー)がファッション業界でトレンドとして復活するきっかけとなったと言われている。「本当の自分を表現しただけだったが、そこに確かな需要があることに気がついた。洋服を着る人が従来の選択肢に縛られてなくていいブランドを作ってみたところ、業界の反響は驚くべきものだった。私は一人ではないし、心を開いてこうしたコミュニティーの一員になりたいと願う人は世界中にいる」と語る。

 デ・サン・サーナンは最新のコレクションで自身もモデルとして登場し、“自分のミューズになる(be your own muse)”というテーマを体現した。2022年春夏コレクションの広告キャンペーンでも、商品を全く使用しないセンシュアルで斬新な手法を披露。スペインの新進気鋭のランウエイモデル、フェルナンド・リンデス(Fernando Lindez)を起用してインターネット上で大きな話題を集めた。センシュアリティーといえば、トム・フォード(Tom Ford)がデザイナーを務めた時代の「グッチ(GUCCI)」の挑発的で性的な広告や、ケイト・モス(Kate Moss)を起用した「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のアイコニックなキャンペーンなど、官能的な魅力で大衆の心を掴んだケースは多く、ファッション業界にとって新しい概念ではない。しかし、デ・サン・サーナンはこれまでにない新しい側面に光を当ててインパクトの強いビジュアルを作るだけでなく、それが受け入れられるよう推進することを使命としている。

 「過去5年間に制作したキャンペーンでは、ファッションにおけるクィア(性的マイノリティーや、既存の性のカテゴリーに当てはまらない人々の総称)らしさやゲイ(同性愛、同性愛者)らしさ、セックスの表象を新たな面から可視化したため、大きな反響を呼んだ。私はゲイの男性だが、自分らしくあることや、このコミュニティーで私が私らしくあることの意味などを発見していった時に参照した資料が(広告制作などの際に)とても役立った。これまで、ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)やマドンナ(Madonna)といったポップアーティストなど、世界のクィア・アイコンに影響を受けた。彼らの多くは性とユニークな関係を持っていて、そうして性を堂々と表現する姿勢にインスパイアされてきた。だからこそ、洋服だけじゃなくて、ライフスタイル体験を提供しなければと考えた。現代のブランドとして、ただ服を作るだけではなく、メッセージ性を持ち、コミュニティーにとって意味のある何かを構築し、自分の意志を表現し、可視化する必要がある」。

 ジェンダー規範を問い直すことは、ファッション業界で今や当たり前になりつつあり、より“挑発的”になるために“型破り”なモデルのキャスティングをすることが増えてきている。トランスジェンダーモデルとして活躍するクインリバンは、「幸いなことに、業界ではジェンダーに関する多様な表現があり、従来のジェンダー規範が壊される場となっている。単に男性がスカートやドレスを着るのではなく、新しいクリエイティビティーが生まれている。ファッションはアートであり、デザイナーは自由にキャスティングできる。一方で、当事者の起用は搾取につながり、企業に利益をもたらすためだけにこれらの人々を利用するようになってしまう恐れがある。6月のプライド月間の商業化を見るに、残念ながらファッション業界のモデルたちも商業的に利用されていくのではないかと感じる」と意見を述べた。

 ジェンダー平等の世界的な動きは、コミュニティーのメンバーが恐れることなく自由にセクシュアリティーを表現し、楽しむことができる社会の構築に向けて、これまで以上に大きく前進している。「変化の中でたくさんの新しい声が聞こえていることに感激している。私たちが開けたドアもあるが、これまで道をつなげてきてくれた人たちのおかげで今がある」とデ・サン・サーナン。

 ファッション業界はさまざまな形で個人を肯定し、クリエイティビティーの発展に貢献してきたが、今度はより平等な世界の実現に向けてゆっくりと動き出している。自己表現におけるセックスアピールの役割を問い直し、ボディーシェイミング(人の見た目に意見を言ったり批判したりすること)を終わらせ、自己肯定心を育み、それぞれの方法で自身を受け入れることを導くような灯台となれるだろうか。

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「ナイキ」が傘下のRTFKTを通じて初めてバーチャルスニーカーを発売 二次流通では5000万円以上で取引も

 ナイキ(NIKE)は、昨年12月に買収したNFTスタジオRTFKT(読み方:アーティファクト)を通じて同社として初となるメタバースで着用できるバーチャルスニーカー“RTFKT x ナイキ ダンク ジェネシス クリプトキックス(Rtfkt x Nike Dunk Genesis CryptoKicks)”を4月22日に発売した。ナイキは以前から“クリプトキックス”を商標登録していた。

 ナイキは、RTFKTのバーチャルスニーカーを過去に購入したことがある人を対象に「ナイキ」の“スウッシュ”を配した黒いボックス型のNFT“MNLTH”を2月に無料で配布していた。バーチャルスニーカーの発売日と同日にこのNFTの中身も公開された。中に入っていたのは、イーサリアムのブロックチェーンをベースにしたカスタムできる「ナイキ」の“クリプトキックス”で、“ナイキ ダンク(Nike Dunk)”のデザインをベースに、“スキン・バイアルズ(Skin Vials)”とういう別のNFTを使ってゲーム内のスキンのように見た目をカスタムできるという。

 このスキンはバーチャルの“ナイキ ダンク”のほか、互換性のあるバーチャルスニーカーにも使うことができるという。8人のアーティストが制作した“スキン・バイアルズ”はそれぞれ希少度が違い、後に新たなカラーや機能が追加されていく予定。RTFKTはバーチャルスニーカーを一足所有していれば約1000通りのカスタマイズできるとしている。なおこのスキンは“交配”できるというが、その詳細については未公開のままだ。

 “クリプトキックス”や“スキン・バイアルズ”はNFTのマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」でRTFKTやそのほかの所有者から二次流通で購入もできる。発売から数日でバーチャルスニーカーは2500万ドル(約31億円)以上の取引高を記録し、スキンの取引も活発に行われている。25日のある取引では、45万ドル(約5670万円)以上で売買されていた。

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「シュプリーム」と「ナイキ」の新作コラボ“エア ズーム フライト 95”が登場

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“エア ズーム フライト 95(AIR ZOOM FLIGHT 95)”を5月7日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。カラーはベージュ、ライトブルー、ブラックの3色で、価格は非公開。

 両者がデザインベースに採用した“エア ズーム フライト 95”は、その名の通り1995年発売のモデルで、当時のハイテクスニーカーブームをけん引し、今月復刻されたばかり。今回のコラボでは、アッパーにスエードとレザーを採用し、その一部と特徴的なミッドソールに「シュプリーム」らしいペイズリー柄をあしらった。シュータンやインソールなどには“Supreme”の文字を配している。

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「ブルネロ クチネリ」×「オリバーピープルズ」のコラボ第2弾は、ハリウッドの黄金期をイメージ

 イタリアブランド「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」とロサンゼルス発のアイウエアブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」は、コラボ第2弾となる新作コレクションを5月中旬に発売する。価格は税込4万7520円などで、販路は両ブランドの正規取扱店。

 「オリバーピープルズ」の人気フレームからコラボ限定の色と素材を提案するもので、特に色使いについては「『ブルネロ クチネリ』のコレクションにマッチすることを意識した」という。

 アセテートとメタルのコンビネーションタイプである“カパンネッレ”では「ハリウッドの黄金期を思わせるサングラスに敬意を表し」、専用レンズを取り付けることでサングラスとしても使えるクリップオンスタイルの“エドゥアルド”や“ジェップ”などもラインアップする。

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「ブルネロ クチネリ」×「オリバーピープルズ」のコラボ第2弾は、ハリウッドの黄金期をイメージ

 イタリアブランド「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」とロサンゼルス発のアイウエアブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」は、コラボ第2弾となる新作コレクションを5月中旬に発売する。価格は税込4万7520円などで、販路は両ブランドの正規取扱店。

 「オリバーピープルズ」の人気フレームからコラボ限定の色と素材を提案するもので、特に色使いについては「『ブルネロ クチネリ』のコレクションにマッチすることを意識した」という。

 アセテートとメタルのコンビネーションタイプである“カパンネッレ”では「ハリウッドの黄金期を思わせるサングラスに敬意を表し」、専用レンズを取り付けることでサングラスとしても使えるクリップオンスタイルの“エドゥアルド”や“ジェップ”などもラインアップする。

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随時更新:5〜7月新作コスメカレンダー

 【随時更新】2022年5〜7月に発売する新作コスメを発売日順にお届けする。

【5月1日発売】シスレー(SISLEY)


 「シスレー(SISLEY)」は5月1日、初のリキッドアイシャドウコレクション「フィト オンブル エクラ リキッド」(全6色、税込各5500円)を発売。今回採用したみずみずしい感触のリキッドテクスチャーは、滑らかな伸びのよさとさらっとした仕上がり、まぶたへの密着感とロングラスティングが特徴となっている。

「シスレー(SISLEY)」新製品の詳細をチェック

【5月2日発売】OPI


 ネイルブランド「OPI」は5月2日、マイクロソフト(MICROSOFT)のゲーム機“エックスボックス(XBOX)”とコラボレーションした“ザ エックスボックス コレクション バイ オーピーアイ”の販売を開始した。Xboxのサブスクリプションゲームサービス「Xbox Game Pass」に登録されているゲームの世界観をイメージした2タイプ・全12色のネイルポリッシュをラインアップ。国内では楽天やアマゾン(Amazon)、雑貨店などで取り扱う。

「OPI」新製品の詳細をチェック

【5月6日発売】ジバンシイ(GIVENCHY)


 5月6日に発売するリキッドファンデーション“プリズム・リーブル・スキンケアリング・マット”(全10色、各税込7150円)は、82%のスキンケア成分と97%が自然由来の成分からなる処方で、透明感のある肌へと導く。ナチュラルマットな仕上がりで、汗や水分での崩れに強く、色移りしにくい。

「ジバンシイ(GIVENCHY)」新製品の詳細をチェック

【5月9日発売】ファミュ(FEMMUE)


 韓国スキンケアブランド「ファミュ(FEMMUE)」は5月9日、ビタミンC誘導体を配合したケアライン“ルミエールライン”からフェイスマスクの“ルミエール ヴァイタルマスク”(25mL×5枚、税込4840円)を発売する。

「ファミュ(FEMMUE)」新製品の詳細をチェック

【5月10日発売】デュオ(DUO)


 プレミアアンチエイジングのエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から5月10日、メンズスキンケアライン“デュオメン(DUO MEN)”がデビューする。男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みに着目し、バーム状の洗顔料とオールインワン化粧水の2品をそろえる。

「デュオ(DUO)」新製品の詳細をチェック

【5月13日発売】オサジ(OSAJI)


 トータルビューティブランド「オサジ(OSAJI)」は5月13日、フレグランスラインから季節限定の香り“オードトワレ Aoyu〈青柚〉”(50mL、税込4950円)を数量限定で発売する。5月6日からブランド直営店並びにオンラインストアで予約受付を開始予定。

「オサジ(OSAJI)」新製品の詳細をチェック

【5月20日発売】ルナソル(LUNASOL)


 カネボウ化粧品の「ルナソル(LUNASOL)」は5月20日、2022年上期の“Emotion Shade(エモーション シェード)”コレクションから第3弾となる“Unleash Your Heart”を限定で発売する。4色のアイシャドウパレット2種、単色アイシャドウ1色、マスカラ2色、リクイドチーク1色、リクイドリップ2色、ネイル2色をそろえる。

「ルナソル(LUNASOL)」新製品の詳細をチェック

【5月26日発売】クロノシャルム(CHRONO CHARME)


 サロン事業や商品開発を手掛けるリノビューティのライフスタイルブランド「クロノシャルム(CHRONO CHARME)」は、北海道・ニセコのコンセプトヴィラ「シグチ(SHIGUCHI)」とコラボレートした“シグチコレクション”を5月26日に発売する。シャンプー、トリートメント、ボディーウォッシュ、ボディーミルクの4アイテムをラインアップ。全て300mL、価格帯は税込5170~5500円。ニセコの森林をイメージしたシダーウッドやヒノキをベースに、イランイランやゼラニウムを配合したオリジナルの香りをデザインする。

「クロノシャルム(CHRONO CHARME)」新製品の詳細をチェック

【6月1日発売】ロクシタン(L'OCCITANE)


 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は6月1日、純白なホワイトラベンダーの香りを閉じ込めた“ホワイトラベンダー”シリーズを発売する。オードトワレに加え、ジェル状のフレグランスやミスト、シャワージェル、ボディーミルク、ハンドクリームをそろえる。ホワイトラベンダーは、白い花を咲かせるラベンダーの種類の一つ。そんなホワイトラベンダーの香りをイメージしたフレグランスシリーズは、爽やかな日差しが溢れる初夏、足元の青い草のフレッシュな香りや洗い立てのシーツの匂いからインスパイアされた爽快で穏やかな香りだ。

「ロクシタン(L'OCCITANE)」新製品の詳細をチェック

【6月1日発売】ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)


 マツキヨココカラ&カンパニーは6月1日、ナリス化粧品と共同開発したプライベートブランド「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」から、美白機能に特化した新ライン“ザ・レチノタイム ホワイト(THE RETINOTIME WHITE)”を発売する。薬用美白ふきとり化粧水やシートマスクなど全6アイテム(全て医薬部外品)をラインアップ。価格帯は税込550〜6380円。共通成分としてビタミンC誘導体とナイアシンアミドの2つの有効成分を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

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【6月1日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は限定フレグランスコレクション“ライトブルー イタリアンラブ”(全2種)とマルチに使用できるフェイスカラー“ソーラーグロウ”の新作(全2種)を6月1日、7月22日に順次発売する。

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【6月3日発売】エルメス(HERMES)


 「エルメス(HERMES)」は6月3日、メンズ香水の新作“テール ドゥ エルメス オー ジヴレー”(15mL、税込4180円/50mL、同1万2870円/100mL、同1万7600円)を発売する。同商品は2006年に誕生したメンズ向けコレクション“テール ドゥ エルメス”に加わるオードパルファム。エルメスブティックで取り扱う。

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【6月3日発売】イヴ・サンローラン(YSL)


 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は6月3日、新ファンデーション“オールアワーズ リキッド”(SPF39・PA+++、全10色、各税込7260円)を発売する。同製品は肌の美しさはキメ細かい肌と定義し、キメを消すことなく肌の上で見えないほど細かいキメを再現することで美しい肌に仕上げる新発想のリキッドファンデーションだ。メッシュ構造のピグメントが極薄のキメ細かい皮膚膜を模倣する独自技術のスキン フュージョン テクノロジーにより、ハイカバーでありながらファンデーションを塗っていることを感じさせない“消えるカバー力”をかなえる。

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【6月22日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は6月22日、ファンデーションとミニリップのメイクキット“オンリーワンボックス”を数量限定で発売する。ファンデーションはクッションファンデーションとクリームファンデーションの2種から1種が、ミニリップはブランドを代表する“ザ・オンリーワンリップ”から3色が入る。価格はクッションファンデーションのキット“プレシャスキン”が税込7700円、クリームファンデーションのキット“グロリアスキン”が税込1万1000円。

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随時更新:5〜7月新作コスメカレンダー

 【随時更新】2022年5〜7月に発売する新作コスメを発売日順にお届けする。

【5月1日発売】シスレー(SISLEY)


 「シスレー(SISLEY)」は5月1日、初のリキッドアイシャドウコレクション「フィト オンブル エクラ リキッド」(全6色、税込各5500円)を発売。今回採用したみずみずしい感触のリキッドテクスチャーは、滑らかな伸びのよさとさらっとした仕上がり、まぶたへの密着感とロングラスティングが特徴となっている。

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【5月2日発売】OPI


 ネイルブランド「OPI」は5月2日、マイクロソフト(MICROSOFT)のゲーム機“エックスボックス(XBOX)”とコラボレーションした“ザ エックスボックス コレクション バイ オーピーアイ”の販売を開始した。Xboxのサブスクリプションゲームサービス「Xbox Game Pass」に登録されているゲームの世界観をイメージした2タイプ・全12色のネイルポリッシュをラインアップ。国内では楽天やアマゾン(Amazon)、雑貨店などで取り扱う。

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【5月6日発売】ジバンシイ(GIVENCHY)


 5月6日に発売するリキッドファンデーション“プリズム・リーブル・スキンケアリング・マット”(全10色、各税込7150円)は、82%のスキンケア成分と97%が自然由来の成分からなる処方で、透明感のある肌へと導く。ナチュラルマットな仕上がりで、汗や水分での崩れに強く、色移りしにくい。

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【5月9日発売】ファミュ(FEMMUE)


 韓国スキンケアブランド「ファミュ(FEMMUE)」は5月9日、ビタミンC誘導体を配合したケアライン“ルミエールライン”からフェイスマスクの“ルミエール ヴァイタルマスク”(25mL×5枚、税込4840円)を発売する。

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【5月10日発売】デュオ(DUO)


 プレミアアンチエイジングのエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から5月10日、メンズスキンケアライン“デュオメン(DUO MEN)”がデビューする。男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みに着目し、バーム状の洗顔料とオールインワン化粧水の2品をそろえる。

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【5月13日発売】オサジ(OSAJI)


 トータルビューティブランド「オサジ(OSAJI)」は5月13日、フレグランスラインから季節限定の香り“オードトワレ Aoyu〈青柚〉”(50mL、税込4950円)を数量限定で発売する。5月6日からブランド直営店並びにオンラインストアで予約受付を開始予定。

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【5月20日発売】ルナソル(LUNASOL)


 カネボウ化粧品の「ルナソル(LUNASOL)」は5月20日、2022年上期の“Emotion Shade(エモーション シェード)”コレクションから第3弾となる“Unleash Your Heart”を限定で発売する。4色のアイシャドウパレット2種、単色アイシャドウ1色、マスカラ2色、リクイドチーク1色、リクイドリップ2色、ネイル2色をそろえる。

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【5月26日発売】クロノシャルム(CHRONO CHARME)


 サロン事業や商品開発を手掛けるリノビューティのライフスタイルブランド「クロノシャルム(CHRONO CHARME)」は、北海道・ニセコのコンセプトヴィラ「シグチ(SHIGUCHI)」とコラボレートした“シグチコレクション”を5月26日に発売する。シャンプー、トリートメント、ボディーウォッシュ、ボディーミルクの4アイテムをラインアップ。全て300mL、価格帯は税込5170~5500円。ニセコの森林をイメージしたシダーウッドやヒノキをベースに、イランイランやゼラニウムを配合したオリジナルの香りをデザインする。

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【6月1日発売】ロクシタン(L'OCCITANE)


 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は6月1日、純白なホワイトラベンダーの香りを閉じ込めた“ホワイトラベンダー”シリーズを発売する。オードトワレに加え、ジェル状のフレグランスやミスト、シャワージェル、ボディーミルク、ハンドクリームをそろえる。ホワイトラベンダーは、白い花を咲かせるラベンダーの種類の一つ。そんなホワイトラベンダーの香りをイメージしたフレグランスシリーズは、爽やかな日差しが溢れる初夏、足元の青い草のフレッシュな香りや洗い立てのシーツの匂いからインスパイアされた爽快で穏やかな香りだ。

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【6月1日発売】ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)


 マツキヨココカラ&カンパニーは6月1日、ナリス化粧品と共同開発したプライベートブランド「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」から、美白機能に特化した新ライン“ザ・レチノタイム ホワイト(THE RETINOTIME WHITE)”を発売する。薬用美白ふきとり化粧水やシートマスクなど全6アイテム(全て医薬部外品)をラインアップ。価格帯は税込550〜6380円。共通成分としてビタミンC誘導体とナイアシンアミドの2つの有効成分を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

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【6月1日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は限定フレグランスコレクション“ライトブルー イタリアンラブ”(全2種)とマルチに使用できるフェイスカラー“ソーラーグロウ”の新作(全2種)を6月1日、7月22日に順次発売する。

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【6月3日発売】エルメス(HERMES)


 「エルメス(HERMES)」は6月3日、メンズ香水の新作“テール ドゥ エルメス オー ジヴレー”(15mL、税込4180円/50mL、同1万2870円/100mL、同1万7600円)を発売する。同商品は2006年に誕生したメンズ向けコレクション“テール ドゥ エルメス”に加わるオードパルファム。エルメスブティックで取り扱う。

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【6月3日発売】イヴ・サンローラン(YSL)


 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は6月3日、新ファンデーション“オールアワーズ リキッド”(SPF39・PA+++、全10色、各税込7260円)を発売する。同製品は肌の美しさはキメ細かい肌と定義し、キメを消すことなく肌の上で見えないほど細かいキメを再現することで美しい肌に仕上げる新発想のリキッドファンデーションだ。メッシュ構造のピグメントが極薄のキメ細かい皮膚膜を模倣する独自技術のスキン フュージョン テクノロジーにより、ハイカバーでありながらファンデーションを塗っていることを感じさせない“消えるカバー力”をかなえる。

「イヴ・サンローラン(YSL)」新製品の詳細をチェック

【6月22日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は6月22日、ファンデーションとミニリップのメイクキット“オンリーワンボックス”を数量限定で発売する。ファンデーションはクッションファンデーションとクリームファンデーションの2種から1種が、ミニリップはブランドを代表する“ザ・オンリーワンリップ”から3色が入る。価格はクッションファンデーションのキット“プレシャスキン”が税込7700円、クリームファンデーションのキット“グロリアスキン”が税込1万1000円。

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随時更新:5〜7月新作コスメカレンダー

 【随時更新】2022年5〜7月に発売する新作コスメを発売日順にお届けする。

【5月1日発売】シスレー(SISLEY)


 「シスレー(SISLEY)」は5月1日、初のリキッドアイシャドウコレクション「フィト オンブル エクラ リキッド」(全6色、税込各5500円)を発売。今回採用したみずみずしい感触のリキッドテクスチャーは、滑らかな伸びのよさとさらっとした仕上がり、まぶたへの密着感とロングラスティングが特徴となっている。

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【5月2日発売】OPI


 ネイルブランド「OPI」は5月2日、マイクロソフト(MICROSOFT)のゲーム機“エックスボックス(XBOX)”とコラボレーションした“ザ エックスボックス コレクション バイ オーピーアイ”の販売を開始した。Xboxのサブスクリプションゲームサービス「Xbox Game Pass」に登録されているゲームの世界観をイメージした2タイプ・全12色のネイルポリッシュをラインアップ。国内では楽天やアマゾン(Amazon)、雑貨店などで取り扱う。

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【5月6日発売】ジバンシイ(GIVENCHY)


 5月6日に発売するリキッドファンデーション“プリズム・リーブル・スキンケアリング・マット”(全10色、各税込7150円)は、82%のスキンケア成分と97%が自然由来の成分からなる処方で、透明感のある肌へと導く。ナチュラルマットな仕上がりで、汗や水分での崩れに強く、色移りしにくい。

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【5月9日発売】ファミュ(FEMMUE)


 韓国スキンケアブランド「ファミュ(FEMMUE)」は5月9日、ビタミンC誘導体を配合したケアライン“ルミエールライン”からフェイスマスクの“ルミエール ヴァイタルマスク”(25mL×5枚、税込4840円)を発売する。

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【5月10日発売】デュオ(DUO)


 プレミアアンチエイジングのエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から5月10日、メンズスキンケアライン“デュオメン(DUO MEN)”がデビューする。男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みに着目し、バーム状の洗顔料とオールインワン化粧水の2品をそろえる。

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【5月13日発売】オサジ(OSAJI)


 トータルビューティブランド「オサジ(OSAJI)」は5月13日、フレグランスラインから季節限定の香り“オードトワレ Aoyu〈青柚〉”(50mL、税込4950円)を数量限定で発売する。5月6日からブランド直営店並びにオンラインストアで予約受付を開始予定。

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【5月20日発売】ルナソル(LUNASOL)


 カネボウ化粧品の「ルナソル(LUNASOL)」は5月20日、2022年上期の“Emotion Shade(エモーション シェード)”コレクションから第3弾となる“Unleash Your Heart”を限定で発売する。4色のアイシャドウパレット2種、単色アイシャドウ1色、マスカラ2色、リクイドチーク1色、リクイドリップ2色、ネイル2色をそろえる。

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【5月26日発売】クロノシャルム(CHRONO CHARME)


 サロン事業や商品開発を手掛けるリノビューティのライフスタイルブランド「クロノシャルム(CHRONO CHARME)」は、北海道・ニセコのコンセプトヴィラ「シグチ(SHIGUCHI)」とコラボレートした“シグチコレクション”を5月26日に発売する。シャンプー、トリートメント、ボディーウォッシュ、ボディーミルクの4アイテムをラインアップ。全て300mL、価格帯は税込5170~5500円。ニセコの森林をイメージしたシダーウッドやヒノキをベースに、イランイランやゼラニウムを配合したオリジナルの香りをデザインする。

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【6月1日発売】ロクシタン(L'OCCITANE)


 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は6月1日、純白なホワイトラベンダーの香りを閉じ込めた“ホワイトラベンダー”シリーズを発売する。オードトワレに加え、ジェル状のフレグランスやミスト、シャワージェル、ボディーミルク、ハンドクリームをそろえる。ホワイトラベンダーは、白い花を咲かせるラベンダーの種類の一つ。そんなホワイトラベンダーの香りをイメージしたフレグランスシリーズは、爽やかな日差しが溢れる初夏、足元の青い草のフレッシュな香りや洗い立てのシーツの匂いからインスパイアされた爽快で穏やかな香りだ。

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【6月1日発売】ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)


 マツキヨココカラ&カンパニーは6月1日、ナリス化粧品と共同開発したプライベートブランド「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」から、美白機能に特化した新ライン“ザ・レチノタイム ホワイト(THE RETINOTIME WHITE)”を発売する。薬用美白ふきとり化粧水やシートマスクなど全6アイテム(全て医薬部外品)をラインアップ。価格帯は税込550〜6380円。共通成分としてビタミンC誘導体とナイアシンアミドの2つの有効成分を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

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【6月1日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は限定フレグランスコレクション“ライトブルー イタリアンラブ”(全2種)とマルチに使用できるフェイスカラー“ソーラーグロウ”の新作(全2種)を6月1日、7月22日に順次発売する。

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【6月3日発売】エルメス(HERMES)


 「エルメス(HERMES)」は6月3日、メンズ香水の新作“テール ドゥ エルメス オー ジヴレー”(15mL、税込4180円/50mL、同1万2870円/100mL、同1万7600円)を発売する。同商品は2006年に誕生したメンズ向けコレクション“テール ドゥ エルメス”に加わるオードパルファム。エルメスブティックで取り扱う。

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【6月3日発売】イヴ・サンローラン(YSL)


 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は6月3日、新ファンデーション“オールアワーズ リキッド”(SPF39・PA+++、全10色、各税込7260円)を発売する。同製品は肌の美しさはキメ細かい肌と定義し、キメを消すことなく肌の上で見えないほど細かいキメを再現することで美しい肌に仕上げる新発想のリキッドファンデーションだ。メッシュ構造のピグメントが極薄のキメ細かい皮膚膜を模倣する独自技術のスキン フュージョン テクノロジーにより、ハイカバーでありながらファンデーションを塗っていることを感じさせない“消えるカバー力”をかなえる。

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【6月22日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)


 「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は6月22日、ファンデーションとミニリップのメイクキット“オンリーワンボックス”を数量限定で発売する。ファンデーションはクッションファンデーションとクリームファンデーションの2種から1種が、ミニリップはブランドを代表する“ザ・オンリーワンリップ”から3色が入る。価格はクッションファンデーションのキット“プレシャスキン”が税込7700円、クリームファンデーションのキット“グロリアスキン”が税込1万1000円。

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「バレンシアガ」がパリのDJユニット、アシッド・アラブとコラボ 特別なプレーリストの配信やパーカなどを発売

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、パリのDJユニット、アシッド・アラブ(ACID ARAB)とコラボしてエクスクルーシブなプレーリストを作成。アップルミュージック(APPLE MUSIC)で、ストリーミングおよびダウンロード配信を開始した。同ブランドはこれに合わせて、パーカ(税込15万4000円)やスエット(11万9900円)などからなる“バレンシアガ×アシッド・アラブ”リミテッドエディションも製作し、実店舗とオンラインストアで販売している。

 “バレンシアガ×アシッド・アラブ”リミテッドエディションは、蛍光グリーンのボディーに英語とアラビア語で“ACID ARAB”の文字をプリントしたもの。

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「バレンシアガ」がパリのDJユニット、アシッド・アラブとコラボ 特別なプレーリストの配信やパーカなどを発売

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、パリのDJユニット、アシッド・アラブ(ACID ARAB)とコラボしてエクスクルーシブなプレーリストを作成。アップルミュージック(APPLE MUSIC)で、ストリーミングおよびダウンロード配信を開始した。同ブランドはこれに合わせて、パーカ(税込15万4000円)やスエット(11万9900円)などからなる“バレンシアガ×アシッド・アラブ”リミテッドエディションも製作し、実店舗とオンラインストアで販売している。

 “バレンシアガ×アシッド・アラブ”リミテッドエディションは、蛍光グリーンのボディーに英語とアラビア語で“ACID ARAB”の文字をプリントしたもの。

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「ショパール」のサステナブル・ラグジュアリーへの旅路

 「ショパール(CHOPARD)」はラグジュアリーウオッチとハイジュエリーにおいてサステナビリティの先駆者として業界をリードしている。まばゆく輝く時計やジュエリーを、よりクリーンかつグリーンなものにするための取り組みは、各方面から注目を浴びている。ジュエリー&ハイジュエリー、レディスウオッチ部門を統括するアーティスティック・ディレクターであるショパールのキャロライン・ショイフレ(Caroline Scheufele)共同社長への独占インタビューを交えながら、サステナビリティへの取り組みと「カンヌ国際映画祭」との深い絆などについて紹介する。 (TEXT:KEIKO HOMMA)

「ショパール」が支える
「カンヌ国際映画祭」の舞台裏

 世界三大映画祭の一つである「カンヌ国際映画祭(FESTIVAL DE CANNES)」と「ショパール」の深いつながりは今年で25周年を迎える。最高賞である「パルム・ドール(THE PALME D’OR)」のトロフィーは「ショパール」が制作。1997年に、当時の映画祭会長からの依頼でキャロライン共同社長がトロフィーをリデザインし、翌年に「ショパール」は映画祭の正式パートナーになった。“黄金の棕櫚(シュロ)”という意味があるパルム・ドールは、ロッククリスタルの原石をエメラルドカットのダイヤモンドの形に研磨し、18Kイエローゴールドの棕櫚の葉をあしらっている。「ショパール」のハイジュエリーアトリエの職人5人が制作に携わり、約40時間をかけて完成させる。また、2013年に「ショパール」がコミットした「サステナブル・ラグジュアリーへの旅(以下、サステナブル・ラグジュアリー)」のプログラムの一環として、14年からは、鉱山で働く労働者と環境に配慮して採掘された“フェアマインド認証を受けたゴールド”を使用して制作。これによりパルム・ドールは、映画界唯一のエシカルなトロフィーとして賞賛を浴びることになった。

 また、「ショパール」は、レッドカーペットを歩くセレブリティーたちを同ブランドのハイジュエリーやウオッチで飾っている。そのセレクションもキャロライン共同社長の大切な仕事だ。毎年、映画祭に合わせて発表されるハイジュエリー“レッド カーペット コレクション”は映画祭の開催回数と同じ点数で構成されている。第75回を迎える今年は、75作品が登場する。

ジュリア・ロバーツが
名作時計のエスプリを体現

“ハッピースポーツ”の躍動感を体現するジュリア・ロバーツの生き生きとした表情を捉えたムービー。THE HAPPY DIAMONDS MOVIE DIRECTED BY Xavier Doran STARRING Julia Roberts

 キャロライン共同社長は21年、メゾンのアイコンウオッチである“ハッピースポーツ”の新作発表に際し、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)を迷わずアンバサダーに選んだ。ジュリアは16年、「カンヌ国際映画祭」でロングドレスに「ショパール」のジュエリーを着用し、裸足でレッドカーペットを歩いた。これはフラットシューズで会場に入ろうとした女性が、ハイヒールでないために係員に追い返されたことに対する抗議と言われている。彼女のナチュラルで優雅、そして気負いのない自由なアプローチは、“ハッピースポーツ”のエスプリである“ジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる歓び)”を体現するものだった。このコレクションは、1993年にスチールとダイヤモンドを組み合わせるという、それ以前の高級時計作りの概念を覆すキャロライン共同社長のアイデアから生まれたロングセラー。ハイレベルな職人技と精緻な自動巻ムーブメント、自由に動き回るムービングダイヤモンドの遊び心が一体化した“ハッピースポーツ”は今でも話題の中心にある。

“真のラグジュアリー”
に変革を

 ショパールは業界でいち早く、エシカルゴールドの取り組み「サステナブル・ラグジュアリー」をスタートした。キャロライン共同社長は、「2012年、採掘者の過酷な労働条件に衝撃を受け、業界全体を変えるべきだと取り組みを始めた。サプライチェーンに関わる全ての人々を守るのが目的だ」と語る。同社は13年に「サステナブル・ラグジュアリー」プログラムを立ち上げて公正な採掘のための連盟(ARM)と連携してゴールドの採掘者のコミュニティーへ支援を開始。「18年、業界で初めて時計とジュエリーの全てをエシカルゴールドで制作できたことを誇りに思う」とキャロライン共同社長。一族経営でありながら、率先したサステナビリティ活動に取り組んでいる。「サステナビリティは、終わりのない旅。ビジネスを支える人々の環境を守るのが優先だ」。ショパールが重要視するのは、“誠実”と“透明性”。「『サステナブル・ラグジュアリー』とは、地球と人類の尊重。ラグジュアリー製品の所有者が、その背景を知らないのは、問題。“真のラグジュアリー”の概念に変革をもたらすのがショパールだ」とキャロライン共同社長。同社が今後取り組むのは、色石や貴石の原産地証明だ。「“ローマは一日にしてならず”。われわれの“旅”はまだまだ続く」。

フェアマインド認証、
RJCとは

 「ショパール」が使用するエシカルゴールドとは、2つのトレーサブルな制度に従って調達される。まず、「責任ある宝飾品業のための協議会(RJC:RESPONSIBLE JEWELLERY COUNCIL)」のCoC認証(CHAIN OF CUSTODY、サプライチェーン全体で責任ある方法で供給される貴金属)を得ているもの。そして、国際的資源コングロマリットに属さない小規模な鉱山採掘者が責任ある方法で採掘した“フェアマインド認証ゴールド”だ。これにより、鉱山で働く人々の雇用を創出し、生活向上に貢献できる。例えば、コロンビアのチョコ県にある小規模鉱山採掘者、バレケロス(Barequeros)。ここでは労働者の46%を女性が占め、古くから伝統的な手仕事で砂金を採っているため、水銀などの化学物質を使わず、生物多様性の保全に役立っている。「ショパール」では18年に自社全てのウオッチ&ジュエリーに“エシカルゴールド”を使用している。

問い合わせ先
ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922

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銀座・和光がスペインのレザーブランドとコラボして時計ケースなどを発売 2代目時計塔の90周年を記念して

 銀座・和光は2代目時計塔の90周年を記念して、1948年創業のスペイン・バスク地方のレザーブランド「ボックス サンセバスチャン(BOX SAN SEBASTIAN)」とコラボした時計や眼鏡、ゴルフボールケースを発売した。素材はいずれも牛革製で、価格は税込2万9700〜3万8500円。

 時計ケースには、「針をイメージした」というスマイルマークを表現。さらに12時、3時、6時、9時位置には和光のイニシャル“W”を、裏には時計塔を描く。担当者は、「時計だけでなく、ワイヤレスイヤホンなどの小物も収納可能」と話す。

 銀座・和光の時計塔は銀座のランドマークとして親しまれ、2代目となる時計塔が1932年に竣工されてから今年で90周年を迎えた。同店は、2月にもレザーバッグや江戸切子のロックグラスなどを発売している。なお、2022年は和光の設立75周年にも当たる。

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「シャネル」2023年クルーズ・コレクション

 「シャネル(CHANEL)」が2023年クルーズ・コレクションを発表した。

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デンマーク発「バング&オルフセン」から5世代目のワイヤレスイヤフォン より快適かつ音の再現性がアップ

 デンマーク発高級音響ブランド「バング&オルフセン(BANG & OLUFSEN以下、B&O)」の屋内外で良質な音を楽しめる“オン・ザ・ゴー”カテゴリーから、最新のワイヤレスイヤフォン“ベオプレイ EX(以下、EX)”が登場した。 「B&O」というと、高級で手が届かないブランドというイメージだが、イヤフォンやポータブルスピーカーなどの“オン・ザ・ゴー”は幅広い層にアピールする親しみやすいカテゴリーだ。

 昨年夏に発売した“ベオプレイ EQ”に続き、短期間で発表された5世代目の“EX”は、デザインが一新され、より快適な着用感とブルートゥース環境で最高の音の再現性を実現。オフィス、自宅、移動中、スポーツなどさまざまな状況において立体感のあるサウンド提供を目指し設計されている。全音域をバランスよくクリアに届けると同時に音の力強さ、深み、広がりの解像度が向上。シャープな高音域から上品で輪郭のある低音域まで実現し、幅広いジャンルの音楽が楽しめる。

 また、つけ心地の良さを追求し、イヤーピースにステム形状を採用し、従来のイヤフォンより小型にすることで、さまざまな耳の形にフィットする安定した装着感で、再生、停止など操作性も向上している。軽量かつ汗にも強い防塵・防滴性能を備えているので、天候を気にせず屋外での使用やスポーツにも適している。

 再生時間は、最大20時間、ノイズキャンセリング(ANC)をオンにした状態で約6時間。公式アプリを利用すれば、イコライザーを使用した音質のカスタマイズなどが可能だ。

 カラーは、アンスラサイト・オキシジェン、ゴールド・トーン、ブラック・アンスラサイトの3色。税込3万9900円。

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米国のビューティ業界人が選ぶ香水 トップ20

 世界のフレグランス市場は何年も衰退し続けていたが、最近ようやく復調傾向にある。調査会社のNPDグループ(NPD GROUP)によると、米国のフレグランス市場は2019年も20年も2ケタ成長を記録し、中でも香水やコロンの売り上げは61%も伸びている。香水は、パンデミックで消費を抑えていた人々にとって、待ち侘びていた贅沢とラグジュアリー感を味わえるアイテムだ。

 米「WWD」は、(米国の)業界人にベスト香水を投票してもらった。ブランド創業者やマーケター、小売り関係者、インフルエンサー、エディター、調香師、アナリスト、経営者など300人以上に聞いた。また投票するにあたり、香水のコンセプトのオリジナル性、香りのオリジナル性、店頭での売れ行き、マーケティング力、原料の品質、パッケージ・ボトルデザインを評価基準に設けた。ここでは、香りを手掛けた調香師や発売年、審査員のコメントとともに、トップ20に選ばれた香水をランキング形式で発表する。

1位 「シャネル(CHANEL)」“シャネル No.5”

デビュー:1921年
調香師:エルネスト・ボー(Ernest Beaux)
香調:アルデヒドフローラル
コメント:「香水のゴールドスタンダードだ」「現代のフレグランスの始まりとも言える香水」「長きにわたって愛される香りで、フレグランスの王者」。30ミリボトルに1000以上のジャスミンの花を含む“シャネル No.5”は、世界的なベストセラーだ。

2位「ル ラボ(LE LABO)」“サンタル33”

デビュー:2011年
調香師:フランク・フォルクル(Frank Voekl)
香調:ウッディーアロマティック
コメント:元々はキャンドルから始まった“サンタル33”は「今やカルト的な人気を誇る香水へ」。「初めてヒットしたニッチフレグランス」「ニッチフレグランスの認知度を上げ、ミレニアル世代のオピニオンリーダーの間で10年以上の人気を誇る」。

3位「ミュグレー(MUGLER)」“エンジェル”

デビュー:1992年
調香師:オリヴィエ・クレスプ(Olivier Cresp)
香調:グルマン
コメント:グルマン香水の代表格である“エンジェル”。「現代のフレグランスを象徴する大きなマイルストーン」。今もなおその人気は続き、2021年だけで1時間に27本売れた。

4位「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」“ポートレイト オブ ア レディー”

デビュー:2010年
調香師:ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)
香調:「ミステリアス エレガンス」
コメント:フレデリック・マル(Frederic Malle)は“ポートレイト オブ ア レディー”を作るにあたり、最後2つの試作を天秤にかけた。1つを妻に纏わせて、マンハッタンの市内で散歩に行くように頼んだ。10分後に散歩から戻った妻は、その間に4回もつけている香水の名前とオリジンを聞かれたという。そこから、名香が誕生したのだ。

5位「シャネル」“ココ マドモアゼル”

デビュー:2001年
調香師:ジャック・ポルジュ(Jacques Polge)
香調:アンバーフレッシュ
コメント:「シャネル」は調香師のジャック・ポルジュに、故ココ・シャネル(Coco Chanel)本人が着用していそうな香りの製作を頼んだ。今では米国で4番目に売れている香水にまで成長した。「『シャネル』をフレグランスのトッププレイヤーに押し上げ、新たな香りのトレンドを生み出した香り」。

6位「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」“ライトブルー”

デビュー:2001年
調香師:オリヴィエ・クレスプ
香調:シトラスウッディー
コメント:イタリア・シチリアからインスパイアされた“ライトブルー”は、調香師のオリヴィエ・クレスプが2年かけて開発した。「少ない香りの分子と僅かな自然原料を用い、自然の香りを再現したユニークな香り」。

7位「ディオール(DIOR)」“ソヴァージュ”

デビュー:1966年
調香師:エドモン・ルドニスカ(Edmond Roudnitska)
香調:アロマティックシトラス
コメント:当時、新たに開発された分子「ジヒドロジャスモン酸メチル(ヘディオン)」は香水業界で大きな革新だった。「初めてヘディオンを用いた香り。その後、ほとんどの香水で使われるようになった」。

8位「トム フォード(TOM FORD)」“ブラック オーキッド”

デビュー:2006年
調香師:Pierre Negrin(ピエール・ネグリン)、 デイヴィッド・アペル(David Apel)/ジボダン(GIVAUDAN)
香調:アンバーフローラル
コメント:「男性、女性でシェアできるベストな香り」「『カルバン・クライン』の“CK ワン”がジェンダーレスな香りの先駆者だが、“ブラック オーキッド”は最高峰だ」。

9位「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」“アクア ディ ジオ”

デビュー:1996年
調香師:アルベルト・モリヤス(Alberto Morillas)、 アニック・メナルド(Annick Menardo)、アニー・ブザンティアン(Annie Buzantian)、ジャック・キャバリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier-Belletrud)
香調:シトラス
コメント:メンズフレグランスのベストセラーの“アクア ディ ジオ”はデビュー以来2500万個を売り上げた。「清潔感がある、フレッシュでみずみずしい香り」「素晴らしいテレビキャンペーンを繰り広げた」。

10位「カルバン・クライン」“CK ワン”

デビュー:1994年
調香師:アルベルト・モリヤス、ハリー・フレモント(Harry Fremont)
香調:シトラスアロマティック
コメント:「時代に先駆けてジェンダーレスな香りを提唱。80年代を代表する重たい香りから、90年代の軽く付けやすい香りへのシフトを担った香り」。“CK ワン”はタワーレコード(TOWER RECORDS)で販売された最初の香りの一つで、その販売戦略は当時革新的と捉えられた。

11位「ゲラン(GUERLAIN)」“シャリマー”

デビュー:1925年
調香師:ジャック・ゲラン(Jacques Guerlain)
香調:アンバー
コメント:初のアンバー(オリエンタル)フレグランスの“シャリマー”は「タイムレスで、構造を見ても完璧な香り」。「香りもコンセプトもセンシュアリティの代表格」。

12位「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」“ロードゥ イッセイ”

デビュー:1992年
調香師:ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)
香調:アクアティック
コメント:「みずみずしい香りの先駆者で、透明感を初めてコンセプトに用いたフレグランス」。ボトルはデザイナーの三宅一生がエッフェル塔の上で光る月からインスパイアされた。

13位「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」“オピウム”

デビュー:1977年
調香師:ジャン・アミック(Jean Amic)、ジャン・ルイ・シウザック(Jean-Louis Sieuzac)、レイモンド・シャイヨン(Raymond Chaillan)
香調:アンバー
コメント:ローンチ数時間で完売した名香。麻薬のアヘンからインスパイアされたスキャンダラスな香りは、発売した当日はテスターが盗まれ、ポスターは取り去られるなど、爆発的な人気を誇った。

14位「ディオール」“ジャドール”

デビュー:1999年
調香師:カリス・ベッカー(Calice Becker)
香調:フローラルブーケ
コメント:「フローラルカテゴリーを代表する香りで、初めての世界的ヒット」。NPDグループによると、“ジャドール”は米国のウィメンズフレグランスのトップ5に入るという。

15位「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」“ユースデュウ”

デビュー:1953年
調香師:ジョセフィン・カタパーノ(Josephine Catapano)
香調:アンバー/スパイシー
コメント:50年代初期、エスティ・ローダー(Estee Lauder)は、女性が男性に香水を買ってもらう習慣を不思議に思った。そこで女性が自ら購入できる香りとしてバスオイル“ユースデュウ”を発売した。

16位「クリニーク(CLINIQUE)」“アロマティクス エリクシール”

デビュー:1971年
調香師:ベルナード・チャント(Bernard Chant)
香調:シプレフローラル
コメント:開発に2年以上、700以上の原料を要した“アロマティクス エリクシール”。初めてエリクシール(霊薬・万能薬)という位置付けの香りで、体やマインドに特定の作用があるとされた。

17位「メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJIAN)」“バカラ ルージュ”

デビュー:2015年
調香師:フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)
香調:アンバーフローラル
コメント:2015年に、「バカラ(BACCARAT)」の創業250周年を記念してクリスタルボトルに収められた250個限定の香りとして登場。今は米国のフレグランストップ10に入り、SNSでも人気だ。

18位「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」“カーナル フラワー”

デビュー:2015年
調香師:ドミニク・ロピオン
香調:ベジェタルアディクション
コメント:チュベローズを主原料にした“カーナル フラワー”。チュベローズの香りを特定するために、フレデリック・マルは調香師のドミニク・ロピオンに毎日花束を渡したという。フレデリックは度々、「妻よりも多く(ドミニク)に花を渡した」とジョークにしている。

19位「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」“フォーハー”

デビュー:2003年
調香師:クリスティーヌ・ナジェル(Christine Nagel)、フランシス・クルジャン
香調:フローラルムスク
コメント:「『シャネル』の“No.5”以来の美しさが光るボトル」「かつて古臭いとされていたシプレの香りをアップデートした」。ナルシソ・ロドリゲス(Narciso Rodriguez)が高校生の時に愛用していたエジプトのムスクオイルからインスパイアされている。

20位「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)」“フラワーボム”

デビュー:2005年
調香師:オリヴィエ・ポルジュ(Olivier Polge)、カルロス・ベナイム(Carlos Benaim)、ドミティーユ・ベルティエ(Domitille Berthier)
香調:フローラル
コメント:2021年、“フラワーボム”は米国で1分に1個売れたベストセラーだ。

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グウェン・ステファニーがメイクアップを発売

 歌手のグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がメイクアップブランド「ギブ(GXVE)」を発売した。ブランド名は、自身が高校生の時に「GとX(キスを意味する)」でサインを書いていたことに由来する。ECサイトおよびセフォラ(SEPHORA)で扱う。ビューティブランド「ベラミー(BELLAMI)」を手掛けるニッキー・エスラミ(Nikki Eslami)共同創業者と同氏のベンチャーキャピタル、ニュー セオリーベンチャーズ(NEW THEORY VENTURES)とのパートナーシップで開発した。

 製品はアイシャドウパレットやアイライナー、ブロウペンシル、下地、リップスティックなどの8製品をそろえ、価格は21〜48ドル(約2600〜6000円)。グウェンのアイコニックなレッドリップにちなみ、ビビッドなレッドのリップスティックをマットとサテン仕上がり、同じ色のリキッドリップスティックをラインアップする。製品は全てクルエルティーフリーでパッケージはレフィル可能、さらにセフォラ独自のクリーン認証を得ている。

 グウェンは子どもの頃からメイクアップが好きだったという。「なんで幼い頃から好きだったのかはわからないが、私は視覚的に物を考えるので、それが一因かもしれない」。米カリフォルニア州アナハイムで育った彼女は、最初の職場の一つがモール内にある百貨店だった。スポーツウエア売り場で働いていたが、ずっと化粧品売り場に憧れを抱いた後、メイクアップブランド「アルティマ II(ULTIMA II)」で働くようになった。そこでメイクアップへの愛を再確認したという。「とある女性の接客が印象に残っているわ。彼女は英語を話さず、夫は赤ちゃんを抱えていた。彼女の顔には先天的な異常があった。そこでメイクアップをしてあげたら、『私がこんな気分を味わうことが可能だと思いもしなかったわ』と言ってくれて、とても喜んでくれたの。このようなメイクアップがもたらす喜び、これを誰もが求めているのだと思うわ」。

 現在52歳のグウェンは、派手なメイクアップルックで知られる。初期のバンド、ノー・ダウト(NO DOUBT)時代から今に至るまで、セルフでメイクアップをしてきたという。グウェンは「ノー・ダウトのときは予算がなくて、スタイリストやメイクアップアーティストも雇えなかった。『ジャスト・ア・ガール』をリリースしたときの洋服やメイクアップは、普段から使ったり、着ていたりしたもの。PVに出てくるメイクアップボックスも私物よ」と振り返る。「メイクアップは私のリチュアル(日課)だ。ステージに立つために、スイッチを入れるためにメイクアップをするの。ステージ以外でも、朝起きるためにもメイクアップが必要。メイクは、私にとってクリエイティブな表現だわ」。

 また日本好きで知られるグウェンだが、その発端は父親がヤマハ発動機で働いていたことだという。「父は毎年日本に出張し、日本のお土産をたくさん持って帰ってきた。ハローキティのシールや芸者の人形、着物などを買ってきてくれて、そこから日本への興味や関心が生まれたの」。グウェンは2004年にファッションライン「L.A.M.B」を、その後「ハラジュク ラバーズ(HARAJUKU LOVERS)」をローンチした。いずれのブランドでも香水を発売している。そのほかにも「ロレアル(L'OREAL)」「レブロン(REVLON)」「アーバン ディケイ(URBAN DECAY)」など数々のビューティブランドでアンバサダーを務めてきた。

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グウェン・ステファニーがメイクアップを発売

 歌手のグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がメイクアップブランド「ギブ(GXVE)」を発売した。ブランド名は、自身が高校生の時に「GとX(キスを意味する)」でサインを書いていたことに由来する。ECサイトおよびセフォラ(SEPHORA)で扱う。ビューティブランド「ベラミー(BELLAMI)」を手掛けるニッキー・エスラミ(Nikki Eslami)共同創業者と同氏のベンチャーキャピタル、ニュー セオリーベンチャーズ(NEW THEORY VENTURES)とのパートナーシップで開発した。

 製品はアイシャドウパレットやアイライナー、ブロウペンシル、下地、リップスティックなどの8製品をそろえ、価格は21〜48ドル(約2600〜6000円)。グウェンのアイコニックなレッドリップにちなみ、ビビッドなレッドのリップスティックをマットとサテン仕上がり、同じ色のリキッドリップスティックをラインアップする。製品は全てクルエルティーフリーでパッケージはレフィル可能、さらにセフォラ独自のクリーン認証を得ている。

 グウェンは子どもの頃からメイクアップが好きだったという。「なんで幼い頃から好きだったのかはわからないが、私は視覚的に物を考えるので、それが一因かもしれない」。米カリフォルニア州アナハイムで育った彼女は、最初の職場の一つがモール内にある百貨店だった。スポーツウエア売り場で働いていたが、ずっと化粧品売り場に憧れを抱いた後、メイクアップブランド「アルティマ II(ULTIMA II)」で働くようになった。そこでメイクアップへの愛を再確認したという。「とある女性の接客が印象に残っているわ。彼女は英語を話さず、夫は赤ちゃんを抱えていた。彼女の顔には先天的な異常があった。そこでメイクアップをしてあげたら、『私がこんな気分を味わうことが可能だと思いもしなかったわ』と言ってくれて、とても喜んでくれたの。このようなメイクアップがもたらす喜び、これを誰もが求めているのだと思うわ」。

 現在52歳のグウェンは、派手なメイクアップルックで知られる。初期のバンド、ノー・ダウト(NO DOUBT)時代から今に至るまで、セルフでメイクアップをしてきたという。グウェンは「ノー・ダウトのときは予算がなくて、スタイリストやメイクアップアーティストも雇えなかった。『ジャスト・ア・ガール』をリリースしたときの洋服やメイクアップは、普段から使ったり、着ていたりしたもの。PVに出てくるメイクアップボックスも私物よ」と振り返る。「メイクアップは私のリチュアル(日課)だ。ステージに立つために、スイッチを入れるためにメイクアップをするの。ステージ以外でも、朝起きるためにもメイクアップが必要。メイクは、私にとってクリエイティブな表現だわ」。

 また日本好きで知られるグウェンだが、その発端は父親がヤマハ発動機で働いていたことだという。「父は毎年日本に出張し、日本のお土産をたくさん持って帰ってきた。ハローキティのシールや芸者の人形、着物などを買ってきてくれて、そこから日本への興味や関心が生まれたの」。グウェンは2004年にファッションライン「L.A.M.B」を、その後「ハラジュク ラバーズ(HARAJUKU LOVERS)」をローンチした。いずれのブランドでも香水を発売している。そのほかにも「ロレアル(L'OREAL)」「レブロン(REVLON)」「アーバン ディケイ(URBAN DECAY)」など数々のビューティブランドでアンバサダーを務めてきた。

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「ルイ・ヴィトン」から初夏らしいメンズ小物 リバーシブルハットやビーチタオル

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、リバーシブルハット(税込9万5700円)やビーチタオル(7万400円〜)など初夏をイメージした新作のメンズ小物を発売した。ネイビー×ホワイトのさわやかなカラーリングが特徴で、ほかにクッション(5万7200円)やブレスレット(7万5900円)、コットンにリネンを混紡したストール(6万8200円)もラインアップする。

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「じとっこ」閉店の痛手から大逆襲。コロナ禍で「じげもんちゃんぽん」が急成長

「じげもんちゃんぽん」は東京都内を中心に、首都圏で25店を展開する、ちゃんぽん専門店だ。コロナ禍になってからの新規開店が目覚ましく、2019年に4店舗だったのが、一気に増えた。Esola池袋など、商業施設に入るケースが増えており、ディベロッパーからの引き合いも多い。居酒屋など、夜に営業する業態のランチタイムに開店するケースもある。同チェーンを展開する大髙商事(本社・東京都三鷹市)の髙階宏一朗社長は長崎県出身。「ちゃんぽん文化を広げたい」と意気込む。
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老舗下着メーカー・タカギが描く未来 サニタリーショーツで社会を変える

 1930年に奈良県で創業したインナーメーカーのタカギは、サニタリーショーツのパイオニアとして知られる老舗企業だ。量販店向けの自社製品の製造や大手下着メーカーのOEMなどを手がけるほか、近年はオリジナルブランドの製造から販売までを行う。そんなタカギの4代目社長に高木麻衣氏が今年1月に就任した。

 ファッションのマーケティング会社でキャリアをスタートした高木社長は、2014年に入社。プレミアムインナーブランド「アロマティック(AROMATIQUE)」や、分離型の吸水サニタリーショーツなどを展開する「アヤメ(AYAME)」を立ち上げ、新たな事業の軸を作るべくオリジナルブランドを世に送り出してきた。それと同時に女性が働きやすい環境づくりや、社員の若返り、CSR活動にも注力。創業者である祖父や祖母の思いを受け継ぎながら、新たな視点でタカギに新しい風を吹き込む。

自社ブランドのプロデュースと
社内改革を推進

 高木社長が入社と同時に立ち上げた「アロマティック」は、厳選した糸をイタリアから輸入し、編みから縫製までを行うタカギのノウハウを最大限にいかしたオリジナルブランドだ。高価格帯かつ百貨店を中心に展開する同ブランドは、それまでOEMや小売店舗への卸売を中心に商売をしてきたタカギにとって大きな挑戦だった。

 「下着=消耗品というイメージが消費者にはある。特別な日には“勝負下着”ともいうが、それはブラジャーやショーツだったりする。インナーに対しては、防寒や汗対策など機能面が重視される。(他人の)目には触れにくいもので、デザイン性のある高価格帯のブランドは少ない。けれども、モノが溢れる時代にどういうものを身につけたいか。特に、ここ3年ほどで人々の意識は大きく変化し、『アロマティック』と消費者のニーズがマッチしてきている」と高木社長は話す。手仕事で生み出されるがゆえに大量生産はできないが、時代のニーズとマッチし始めた「アロマティック」を着実に育てていきたいと先を見据える。

 オリジナルブランドのプロデュースと同時に高木社長が取り組むのは社内改革だ。14年の入社当時、社員の平均年齢は50代後半。若手社員が少なく、「10年後に会社を続けるためには若返りを行わなければと危機感に迫られた」という。また、女性をターゲットにする製品を扱っていることから、女性の採用に積極的に取り組むことに。「手仕事には熟練の技がもちろん必要だが、会社を後世に残していくためには若手を採用しなければと思った。デザイナーは女性が多いが、営業職は男性が大勢を占める。下着の着心地を身を持って語れる女性を営業職でも積極的に採用したいと、できることから始めた」と高木社長は振り返る。

 若手・女性の積極的な採用を行うにあたり、女性がもっと働きやすい環境作りにも注力。高木社長自身の妊娠・出産といった大きなライフイベントと重なったことからも、「仕事も子育ても、どちらも諦めたくない」という思いや、身を持って感じた働きにくさの改善に取り組む。その一つとして、勤務時間に融通が効くフレックス制度を導入した。

 「3年前から段階的に経営に携わるようになった。変化に対してネガティブに思うこともあるだろうが、新しい制度を導入する際には、2年ほどのトライアル期間を設けて着実にステップアップできるようにしている。社員には納得して働いて欲しいので、説明責任を果たすように心がけている。社員には売り上げもを全て公開し、年に1度だが社内研修を行い経営方針を説明する」と話す。

 今では社員の平均年齢は50代前半まで若返り、若手女性社員が増えた。当初役員の男女比率は1割を満たなかったが、現在は女性の比率が上回るまでに。次に目指すのは男性社員の育児休暇の取得だ。「小さい会社だが前例をつくっていきたい」と前を向く。

18年からCSRの取り組みを開始
小学校で性教育の授業を行う

 タカギは奈良県の私立小学校で性教育の授業を行う「HAPPY プロジェクト」を2018年に開始した。サニタリーショーツのパイオニアとして、女性の体に長く向き合ってきたからこそ、生理へのネガティブな印象を女性の体にとって大切なものだというマインドへと変化を目指す。

 「性教育が簡単に済まされ、ほとんど記憶に残らないからこそ、生理に対してネガティブな印象を持ってしまう。赤ちゃんを産むための体になっていくと教えられても、小学生には理解しにくい。そういった視点ではなく、自分の体と向き合い生理が大切なものだというマインドに変えるためにも、小学校で授業を行うことでオープンに話せる機会を増やす。ナプキンの着脱や、サニタリーショーツに水を垂らしてみるなど、体験することで記憶に残るような工夫をしている」と話す。

 現在は2つの小学校で、タカギの社員が授業を担当している。「生理やホルモンバランスの変化など、知ることで心が軽くなることもある。内容や対象を探りながら、ブラッシュアップして活動を続けていきたい」と、実現が可能な範囲で取り組みを進めていくという。

キーワードは「温故知新」
脈々と受け継がれる思いを「アヤメ」に

 女性の働きやすい環境づくりや、CSR活動に取り組む中でタカギは昨年、新たにオリジナルブランド「アヤメ」を立ち上げた。昨年の女性のエンパワーメント、サステナブルといったメッセージと合わせて発売した。

 立ち上げの背景にあったキーワードは「温故知新」だ。「当社の強みは歴史があること。サニタリーショーツやナプキンがまだない時代に祖母は試行錯誤して生理帯(昭和初期当時の生理用下着)を提案した。糸や生地の開発に熱心に取り組みサニタリーショーツを事業の軸に据えて、働く女性を応援したいという祖母の思いを今の会社につなげていきたい」と高木社長は語る。

 また、世の中のSDGsへの気運が高まりを見せる中でCSR活動のほかにも、社員の意識を高めるべくプロジェクトの立ち上げを検討していたという。そこでサニタリーショーツとSDGsを絡めることが思い浮かんだ。時代性を考えてサニタリーショーツをリバイバルしたのが「アヤメ」だ。ブランド名は祖母の名前を掲げ、タカギの歴史と未来を重ねた。
 
 多くのブランドが吸水パッドが内蔵されているタイプのショーツを提案する中で、「アヤメ」は布ナプキン“エコナップ”の取り外し可能なデザインを採用しているのが特徴だ。「CSR活動と関連するが、自分の体と向き合うための選択肢の一つとして手にとってもらいたい。履き心地がよく、デザイン性が高ければ365日履きたいショーツになる。なので、生地も漏れにくさだけでなく、優しい素材にこだわることが『アヤメ』らしさ」と話す。今年3月にはブランド1周年を記念して、ソフトブラを発売。生地をオーガニックコントに切り替えた。

 「企業として製品でアプローチすることは当然やらないといけないが、製品以外の部分でCSR活動に取り組んでいるので、それを広げていきたい。性別にとらわれない世の中へと変わっていくことに対して、タカギとして何ができるのかを考えているところ」と語る。

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「やきとん木々家」が脱豚で、コース1本の焼肉店をオープン。品質と空間のアンバランスさは受け入れられるか

東京・池袋でドミナント展開し、大衆やきとん酒場で繁盛店と知られる「やきとん木々家(はやしや」」が、新たに焼肉にチャレンジした。その新業態は、7700円(税込み)の飲み放題付きコース1本で勝負する「焼肉木々家」だ。食材を豚から牛に変え、さらにはハイエンド業態に乗り出した焼肉木々家へ訪れてみた。
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写真家の伊藤明日香が初の個展 開催直前に機材盗難でフィルム紛失、2日で100人再撮

 写真家の伊藤明日香は、東京・中目黒にあるギャラリーのコンプレックス ブースト(COMPLEX BOOST)で初の個展“コンセプション(Conception)”を5月6日から13日まで開催する。

 伊藤は1992年生まれ、山形出身。東京のスタジオに務めた後、渡英して撮影やドミュメンタリー写真の作品制作を2年半行った。2020年に帰国後は、東京の子供や母親、家族、福島をテーマにした作品制作を続けながら、ファッションメディアなどでポートレートを中心に撮影している。

 同展では写真の展示に加え、プロジェクター3台を使って男女のポートレートのポジフィルムを投影し、テーマの“内包”をインスタレーション形式で表現した。男女それぞれ100人のポートレートを壁に投影し、人の出会いの偶然性を感じさせたり、妊婦の写真の裏側に、これから母になる女性の気持ちを表す写真を重ねたりし、作品の流れを通じて鑑賞者にテーマを伝える。伊藤は「出産を控えた母親に取材していると、結婚のきっかけやパートナーとの出会いについて『タイミング』と答える人が多かった。タイミングや関係性は目で見えるものではないけれど、その“見えないもの”を写真で形にしてみたかった」と語る。

 しかし、初の個展を前にトラブルが起こった。開催を3日後に控えた5月3日に、プロジェクターの1台が中目黒で盗難に遭い、展示に使用予定だった男性100人分のポジフィルムを紛失した。慌てて作った段ボールのボードで「作家が困っています」と返却を訴えたものの、戻ってはこなかった。「初の個展に向けて準備してきたものが一瞬でなくなったから、その日の夜はやけ酒。関係者から『SNSで募って可能な限りポートレートを撮り直したら?』と提案されたが、正直あまり乗り気ではなかった」。

 結局、知人からの説得もあり、物は試しとインスタグラムでトラブルの経緯とポートレート撮影を募る投稿を決意。それを知人らが善意で拡散し、予想を大幅に超えるメッセージが伊藤のもとに届いた。最終的に2日間で100人の男性の撮影に成功した。伊藤は個展を翌日に控えた5月5日も、中目黒駅前でカメラを手に男性を撮り続けていた。「この2日間、ストリートハントはしていない。撮影した全ての人が、知人の誰かとつながっている。これも目に見えない関係性がつながっていったからこそで、結果的にテーマに沿う作品になった。まさか2日間で100人撮るなんて想像もしていなかったけれど」。

■伊藤明日香 / Conception
会期:5月6〜13日
会場:コンプレックス ブースト
住所:東京都目黒区青葉台 1-15-10
時間:12:00-18:00(時間外はアポイントメント制)
入場料:無料

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ファッション業界歴「40年」、スタイリスト北村道子の哲学

 日本を代表するスタイリストとして地位を確立しているのが、現在73歳の北村道子だ。10代の頃にサハラ砂漠、アメリカ大陸、フランスで過ごした後、30代でスタイリストのキャリアをスタート。初期は広告や資生堂の企業文化誌「花椿」でスタイリングを担当していたが、森田芳光監督の映画「それから」に主演だった松田優作の指名により参加することになった。以降、「キッチン」や「幻の光」「東京日和」など数々の映画の衣装に携わるほか、雑誌「流行通信」や「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)」などでも活動するようになる。

 切りそろえられたグレーヘアにメガネという佇まい。そして独自の人生論やファッションに対する考えを、まるで哲学者のように語る北村の言葉には、人を惹きつける強いパワーがある。業界歴40年以上という彼女に自身のキャリアをはじめ、変化するファッションの価値観や、最前線で活躍するために大切にしていることについて語ってもらった。

映画が自分の基盤

WWD:衣装を手掛けるようになったきっかけは?

北村道子(以下、北村):金沢の美大で比較人類学を教えている先生がいたんです。その先生が調査で海外へ行くことになり、私がどうしても一緒に行きたかったので、親に懇願して同行することができました。それからアメリカ大陸の横断を経て、最後は南米のグアテマラにたどり着いたんです。そこに住むネイティブアメリカンのオジブワ族の村で民族衣装やビーズ付けを学び、衣装を作ることに興味を持ち始めました。

WWD:10代の頃から世界中を旅していますが、海外を経験して得たことは?

北村:危険を瞬時に肌で感じること、そこの地の宗教を調べて旅をすること、子どもたちと仲良くなり情報を交換することが大事だということを学びました。当時はiPhoneがない時代でしたが、今でもこれらのことを実行しています。

WWD:一日一本は映画を見るというシネマホリックな北村さんですが、衣装づくりやスタイリングは映画からインスピレーションを受けることが多いですか?

北村:映画監督ジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)の作品のカメラマンとして知られているロビー・ミューラー(Robby Muller)に影響を受けています。彼は撮影を行う際、長回しをするのでセットは作らず、自然光のみを使い、カメラのために特別な装飾美を施さないんです。彼のようにリアリティを追求したいので、私も撮影現場でヘアメイクの微調整はしないようにクリエーターたちにお願いすることが多いですね。

WWD:衣装や写真など、「モノクロ」にこだわる理由もミューラーの影響でしょうか?

北村:ミューラーが言うように、モノクロというのは色がつかない世界であり、想像なんです。たくさんの色で溢れているこの世界でモノクロのものを使うと、実際に目に映る色は白か黒だけれど、想像力を豊かにさせてくれるんです。色が2色しかないからこそ、映像の細部や着るモデルの個性に目を配ることができると思います。

「価値とは何か?」を問うこと

WWD:ジェンダーレスやサステナブルなど、世間のファッションへの価値観が以前と今とでどう変化していると感じますか?

北村:ジェンダーレス化やサステナブルはもはや当たり前のこと。特に環境問題について、私たち人間は脆く、弱い生き物であるということをまず理解し、地球の問題というよりも人間の問題という視点を持つことが重要です。だから価値観という言葉にくくるべきではありません。むしろ今、「価値とは何か?」を自分自身に問うべきではないでしょうか?

WWD:憧れだったファッションが環境問題により悪者になっていますが、今ファッションの何を信じればいいのでしょうか?

北村:一概にファッションが悪者にされているとは思わないです。例えば、量産型のファストファッションが環境にダメージを与えているかもしれませんが、若い子たちが低価格で服を購入できるじゃないですか。そういう手段があることで、Z世代の子たちはトレンド関係なく自分のスタイルを作ることができる。「かっこよくなりたい」という感情ではなく、「かっこいいとは何だろう」と問いながら、自分の中の“かっこよさ”を見つけることが重要です。まずは一歩引いて、俯瞰で自分を見てみること。そうするとあなたの“姿”が見えてくるはずだから。

WWD:それは、さまざまな仕事にも通じる部分がありますか?

北村:仕事に対しての考えを言うならば、一旦決めたことはぶらさないこと。最初に、その仕事をエンジョイできているかを自分に問うてみてください。もし楽しめていないのなら、仕事は一人ではできないので、関わる相手をどう見るかという観察をしてみるといいでしょう。

WWD:戦争やコロナ禍という情勢が揺れる中、ファッションが持つ力とはなんでしょうか?

北村:ファッションの力については分かりませんが、服の力はあります。人々はデコラティブなものから機能美のある服を頼りにしています。それは、地球が変化していることとパラレルな関係です。

WWD:ファッション業界の最前線で活躍する上で心掛けていることは?

北村:自分の道を失わないことです。例えば、歌手のビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)がいつもオーバーサイズの服を着ていること。周りに流されることなく、彼女は自分だけが知る「自分」というものをちゃんと理解し、独自のスタイルを貫いていると思います。また情緒を養うことも大切です。「人の中心は情緒である」と言う数学者の岡潔の理論があるように、情緒を育むことで共感力や思いやりを持つことができ、豊かな人生を築くための大きな力になってくれるでしょう。

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ファッションから学んだ気鋭のフローリスト 「デリジェンスパーラー」店主が考えるものづくりの本質

 表参道ヒルズの一角に店を構えるフラワーショップ「デリジェンスパーラー(DILIGENCE PARLOUR)」は、今年でオープン7年目を迎える。越智康貴は同ショップを22歳で開業し、現在は2店舗の経営、企業やブランドの装花、文筆活動など多方面で活躍する。フローリストになる前は文化服装学院で学んでいたという彼に、ものづくりに対する考え方やアイデアの着想源を聞いた。

ファッションを通して触れたものづくりの源流
広がった人とのつながり

WWD:文化服装学院(以下、文化)入学の理由は?

越智康貴ヨーロッパ代表取締役(以下、越智):文化に入学したのは、ものづくりに対する憧れから。源流に近いところからファッションを学びたい。新しいことをスタートするなら一流の環境から、という感覚が当時からありました。

WWD:文化で学んだことで今に通じるものは?

越智:服装科の授業では、パターンの引き方、素材、デザイン、流通のことまで幅広く学びます。技術的に役に立ったことはたくさんありますが、いちばん大きかったのは多様なものの見方を養えたこと。個性的な先生、年齢も立場も違うクラスメイトの存在は大きな刺激になりましたし、著名な卒業生に学んだ制作との向き合い方も今に活きています。

WWD:卒業生の言葉で特に印象に残っているのは?

越智:印象に残ったのは卒業生・皆川明さんの講演。ある生徒の「丁寧に縫うこととスピード、どちらを優先するべき?」という質問に対する「両者は反比例するものではない。だって、寿司屋がゆっくり寿司を握ってたらまずそうでしょ?」という返しには、目からうろこでした。クオリティーとスピードは共存しうる。仕事をテキパキと時間内に進めていく要領は、文化の課題と向き合う中で身に付きました。

 「繊細な服と強い(長持ちする)服」について、「デザインが繊細で素材が強くなくても、着る人が長く大切にしたいと思えるなら、それは長持ちする服だ」とのお話もありました。たくさんインプットを得て、それを絶えずアウトプットできたのは貴重な経験です。

WWD:花にはいつ頃から携わっていた?また、そのきっかけは?

越智:在学中から花屋で働いていました。卒業後もいくつかのアルバイトを掛け持ちしながら花仕事を続けていくうちに、デザイナーになった同級生から、ポップアップや展示会の依頼が増えてきて。「シアタープロダクツ(TEHEATRE PRODUCTS)」のディスプレーに空の花瓶があるのを見て、お花を生けませんか?と電話で提案したり、地道にアプローチを続けました。今振り返るとファッションが入り口となって、業界を中心に仕事の輪が広がっていったように思います。

WWD:その後、表参道ヒルズに「デリジェンスパーラー」を開店した?

越智:表参道ヒルズ開業10周年のタイミングで花屋を開店する話が挙がり、入店を決めるコンペに参加しました。そこで出店が決まり、今年で7年目を迎えます。ラグジュアリーブランドの仕事が増えたのもその頃で、フィービー・ファイロ時代の「セリーヌ(CELINE)」の展示会で装飾を任せてもらえたことは、業界内外での信頼に繋がったのかもしれません。

花という素材と向き合いながら
花だけにとらわれない表現の可能性を模索する

WWD:最近ではJR東海「そうだ 京都、行こう」の東福寺光明院のインスタレーションが印象的だったが、自身の中で最も思い入れのある仕事は?

越智:ライブハウス・リキッドルームにある「カタ(KATA)」での初個展です。種から育て、わずか7cmで咲いてしまった早咲きの“黄花コスモス”を題材にしました。1輪の黄花コスモスにマジックミラーの箱を被せ、ペンライトの光を当てると合わせ鏡の反射によってコスモスの花畑が箱の中に広がって見えるという作品です。

 植物の個性を活かしながら、新しい花の見せ方を提案する作品として、自分なりの自信はありました。ところが、来客はまさかの3人。当時はこれが自分の実力なのだ、と悲しさに似た複雑で強烈な感情を覚えました。この時の「多くの人に自分が作ったものを見てもらえるのは、とても貴重なことなんだ」という感覚は、今も忘れずに持ち続けています。

WWD:アイデアの着想源や制作の際に大切にしていることは?

越智:基本的には、植物そのものがインスピレーション源です。いろんなフローリストがいますが、自分は造形的な美しさのみを追求するタイプではないですね。もちろん、花一つ一つの色や形にも目を向けますが、それ以上にイメージをいかに表現するかを大切にしています。例えば、ブーケを作るとき「花びらの波を強調する」「色のグラデーションを見せる」など、常にイメージを据えてブーケを制作しています。自分の場合、イメージが先行しすぎて空想の世界に入ってしまうこともありますが(笑)。持っているイメージを形にするために何かを組み合わせる意味では、ファッションにも似たものがあると思っています。

WWD:西武池袋での花言葉を取り入れたイベントも盛況だった。

越智:花は愛、感謝、悲哀など人の気持ちを媒介する側面があります。エンターテインメント性のある形で、人の心によりダイレクトにアクセスしたいという思いから、花言葉のアイデアは生まれました。花言葉のトレーディングカードを3枚受け取る来場者は、その組み合わせによってメッセージを楽しめるようになっています。生活文化に根付いた花言葉をヒントに、違う手法で表現したり見せ方を展開することで、花の新しい可能性を提示する企画になりました。

WWD:写真、文筆活動など、幅広く活躍されているが、花以外の活動の原動力となっているものは?

越智:根幹には花があります。花の新たな表現を模索する中で、「花と何かを一緒に写真に収めたら面白いんじゃないか」「花のことを文章化してみたらどうだろう」という試みから、写真や文筆活動に繋がっていきました。花、言葉、写真、どれか一つ抜き出した時、自分は1番になれないと自覚しているからこそ、花以外に“伝える”ためのツールが必要なんです。心の機微をシェアしたり、従来の表現方法の一歩先に踏み込んでいきたいと思っています。

まだない表現方法を追求しながら
ものごとの原点に立ち戻る

WWD:今後挑戦していきたいことは?

越智:最近は生け花に取り組んでいます。新しい表現を通して磨かれる鋭敏な感性は大切にしつつ、人が脈々と受け継いできた技巧を取り込んでみたい。20代の時はとにかくたくさん経験を積み、いろんな感情を味わいました。30代は伝統に立ち戻ってその先の景色を見てみたいです。

WWD:自分のファッションとの関わり方は?

越智:「とにかく普通の格好」「とにかく派手な格好」「古着」の3パターンを気分によって取り入れています。洋服がその日の気分に合わないと塞ぎ込んでしまうくらい(笑)。自分を表現するうえで、ファッションはかかせないものです。作り手に思いを馳せたとき、デザイナーの視点が活きているものは身につける喜びがありますし、流通の過程や環境への負荷を考えると、古着なら安心して着られます。

WWD:制作に関わる若い世代に伝えたいことは?

越智:自分自身、人が作るものに励まされてきました。情報が簡単に手に入る今、自分だからできることは何なのか、悩んでしまうことが多いと思います。自分の考えを臆せず、たとえ初めはいびつでもいいから発信していってほしい。明確なイメージを通して伝わる人の思いやメッセージには、価値があると思います。技術を追求した先に残る本質が何なのか知りたいですね。

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ファッションから学んだ気鋭のフローリスト 「デリジェンスパーラー」店主が考えるものづくりの本質

 表参道ヒルズの一角に店を構えるフラワーショップ「デリジェンスパーラー(DILIGENCE PARLOUR)」は、今年でオープン7年目を迎える。越智康貴は同ショップを22歳で開業し、現在は2店舗の経営、企業やブランドの装花、文筆活動など多方面で活躍する。フローリストになる前は文化服装学院で学んでいたという彼に、ものづくりに対する考え方やアイデアの着想源を聞いた。

ファッションを通して触れたものづくりの源流
広がった人とのつながり

WWD:文化服装学院(以下、文化)入学の理由は?

越智康貴ヨーロッパ代表取締役(以下、越智):文化に入学したのは、ものづくりに対する憧れから。源流に近いところからファッションを学びたい。新しいことをスタートするなら一流の環境から、という感覚が当時からありました。

WWD:文化で学んだことで今に通じるものは?

越智:服装科の授業では、パターンの引き方、素材、デザイン、流通のことまで幅広く学びます。技術的に役に立ったことはたくさんありますが、いちばん大きかったのは多様なものの見方を養えたこと。個性的な先生、年齢も立場も違うクラスメイトの存在は大きな刺激になりましたし、著名な卒業生に学んだ制作との向き合い方も今に活きています。

WWD:卒業生の言葉で特に印象に残っているのは?

越智:印象に残ったのは卒業生・皆川明さんの講演。ある生徒の「丁寧に縫うこととスピード、どちらを優先するべき?」という質問に対する「両者は反比例するものではない。だって、寿司屋がゆっくり寿司を握ってたらまずそうでしょ?」という返しには、目からうろこでした。クオリティーとスピードは共存しうる。仕事をテキパキと時間内に進めていく要領は、文化の課題と向き合う中で身に付きました。

 「繊細な服と強い(長持ちする)服」について、「デザインが繊細で素材が強くなくても、着る人が長く大切にしたいと思えるなら、それは長持ちする服だ」とのお話もありました。たくさんインプットを得て、それを絶えずアウトプットできたのは貴重な経験です。

WWD:花にはいつ頃から携わっていた?また、そのきっかけは?

越智:在学中から花屋で働いていました。卒業後もいくつかのアルバイトを掛け持ちしながら花仕事を続けていくうちに、デザイナーになった同級生から、ポップアップや展示会の依頼が増えてきて。「シアタープロダクツ(TEHEATRE PRODUCTS)」のディスプレーに空の花瓶があるのを見て、お花を生けませんか?と電話で提案したり、地道にアプローチを続けました。今振り返るとファッションが入り口となって、業界を中心に仕事の輪が広がっていったように思います。

WWD:その後、表参道ヒルズに「デリジェンスパーラー」を開店した?

越智:表参道ヒルズ開業10周年のタイミングで花屋を開店する話が挙がり、入店を決めるコンペに参加しました。そこで出店が決まり、今年で7年目を迎えます。ラグジュアリーブランドの仕事が増えたのもその頃で、フィービー・ファイロ時代の「セリーヌ(CELINE)」の展示会で装飾を任せてもらえたことは、業界内外での信頼に繋がったのかもしれません。

花という素材と向き合いながら
花だけにとらわれない表現の可能性を模索する

WWD:最近ではJR東海「そうだ 京都、行こう」の東福寺光明院のインスタレーションが印象的だったが、自身の中で最も思い入れのある仕事は?

越智:ライブハウス・リキッドルームにある「カタ(KATA)」での初個展です。種から育て、わずか7cmで咲いてしまった早咲きの“黄花コスモス”を題材にしました。1輪の黄花コスモスにマジックミラーの箱を被せ、ペンライトの光を当てると合わせ鏡の反射によってコスモスの花畑が箱の中に広がって見えるという作品です。

 植物の個性を活かしながら、新しい花の見せ方を提案する作品として、自分なりの自信はありました。ところが、来客はまさかの3人。当時はこれが自分の実力なのだ、と悲しさに似た複雑で強烈な感情を覚えました。この時の「多くの人に自分が作ったものを見てもらえるのは、とても貴重なことなんだ」という感覚は、今も忘れずに持ち続けています。

WWD:アイデアの着想源や制作の際に大切にしていることは?

越智:基本的には、植物そのものがインスピレーション源です。いろんなフローリストがいますが、自分は造形的な美しさのみを追求するタイプではないですね。もちろん、花一つ一つの色や形にも目を向けますが、それ以上にイメージをいかに表現するかを大切にしています。例えば、ブーケを作るとき「花びらの波を強調する」「色のグラデーションを見せる」など、常にイメージを据えてブーケを制作しています。自分の場合、イメージが先行しすぎて空想の世界に入ってしまうこともありますが(笑)。持っているイメージを形にするために何かを組み合わせる意味では、ファッションにも似たものがあると思っています。

WWD:西武池袋での花言葉を取り入れたイベントも盛況だった。

越智:花は愛、感謝、悲哀など人の気持ちを媒介する側面があります。エンターテインメント性のある形で、人の心によりダイレクトにアクセスしたいという思いから、花言葉のアイデアは生まれました。花言葉のトレーディングカードを3枚受け取る来場者は、その組み合わせによってメッセージを楽しめるようになっています。生活文化に根付いた花言葉をヒントに、違う手法で表現したり見せ方を展開することで、花の新しい可能性を提示する企画になりました。

WWD:写真、文筆活動など、幅広く活躍されているが、花以外の活動の原動力となっているものは?

越智:根幹には花があります。花の新たな表現を模索する中で、「花と何かを一緒に写真に収めたら面白いんじゃないか」「花のことを文章化してみたらどうだろう」という試みから、写真や文筆活動に繋がっていきました。花、言葉、写真、どれか一つ抜き出した時、自分は1番になれないと自覚しているからこそ、花以外に“伝える”ためのツールが必要なんです。心の機微をシェアしたり、従来の表現方法の一歩先に踏み込んでいきたいと思っています。

まだない表現方法を追求しながら
ものごとの原点に立ち戻る

WWD:今後挑戦していきたいことは?

越智:最近は生け花に取り組んでいます。新しい表現を通して磨かれる鋭敏な感性は大切にしつつ、人が脈々と受け継いできた技巧を取り込んでみたい。20代の時はとにかくたくさん経験を積み、いろんな感情を味わいました。30代は伝統に立ち戻ってその先の景色を見てみたいです。

WWD:自分のファッションとの関わり方は?

越智:「とにかく普通の格好」「とにかく派手な格好」「古着」の3パターンを気分によって取り入れています。洋服がその日の気分に合わないと塞ぎ込んでしまうくらい(笑)。自分を表現するうえで、ファッションはかかせないものです。作り手に思いを馳せたとき、デザイナーの視点が活きているものは身につける喜びがありますし、流通の過程や環境への負荷を考えると、古着なら安心して着られます。

WWD:制作に関わる若い世代に伝えたいことは?

越智:自分自身、人が作るものに励まされてきました。情報が簡単に手に入る今、自分だからできることは何なのか、悩んでしまうことが多いと思います。自分の考えを臆せず、たとえ初めはいびつでもいいから発信していってほしい。明確なイメージを通して伝わる人の思いやメッセージには、価値があると思います。技術を追求した先に残る本質が何なのか知りたいですね。

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トレンドは“成分斬り”? ナイアシンアミドやドクダミエキスを配合する8アイテムの売れ行きを調査

 毎月「WWDJAPAN」ウイークリーで連載している「ヒットランキング」では、各販売チャネルの売れ筋を掲載している。生活雑貨店「プラザ」では「ナイアシンアミドやドクダミエキス配合の化粧水が売れている」(中野幹也プラザスタイル商品二部 H&B課 課長)といった声があり、この2つの成分をそれぞれ処方した8ブランドの売れ行きを調査した。

<ナイアシンアミドを処方>

1.「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」
“エファクラ ピールケア セラム”(30mL、税込4950円)

 ナイアシンアミドを配合した“エファクラ ピールケア セラム” (3月17日発売)は、従来の角質ケアに多いピーリングだけを指すのではなく、角質層の表面・内部へトータルアプローチを目指している。2月から一部先行発売を行っていた店舗や公式サイトでは好調な滑り出しで、公式サイトでの売上目標達成率は122%(集計期間:2月17日~3月17日)だった。遠藤由貴PR担当は「過去好評だった美容液の中でももっとも売り上げが高く、某バラエティショップではほか美容液と比較すると発売から30日間の売り上げが3.5倍、また、『ラ ロッシュ ポゼ』単品スキンケア(UVとセット品を除く)の中で、2、3月共に最も売れた製品となった」と話す。「ラ ロッシュ ポゼ」では引き続き敏感肌向けスキンケアブランドとして、ナイアシンアミドに注目していく。

2.「エンビロン(ENVIRON)」
“モイスチャートーナー”(100mL、税込6600円/200mL、税込1万780円)

 ナイアシンアミドを処方した“モイスチャートーナー”は、次に使う保湿成分を補給しやすい状態に肌を整える、うるおいと透明感のあるなめらかな肌へと導くトーニングローション。山﨑梨奈プロティア・ジャパン エンビロン PRは「年単位での回答となるが、売り上げ本数は昨対比約15%増で右肩上がりだ。また、全体的なブランドの年間売上も昨対比と比べると順調に伸びている」(集計期間:2021年4月1日~22年3月17日と20年4月1日~21年3月17日)と話す。「エンビロン」ではナイアシンアミドの2つの働きに注目し、処方している。一つ目は、ブライトニング。ナイアシンアミドはメラニン生成が行われるメラノソームの輸送を抑えることで、ブライトニング効果が期待できる成分。また、抗炎症作用があるため、炎症性色素沈着などのシミ(エイジングサイン)を目立ちにくくする効果も期待できる。二つ目は、皮膚を保護する角質細胞間脂質の合成を促進することで保湿を促す作用だ。「『エンビロン』は長年、ビタミンA(レチノール誘導体)にこだわり続けてきたが、近年はペプチドにも注目している。3月24日発売のエイジングケア用クリーム状美容液“デュアルブーストクリーム”(30mL、税込1万4300円)には、4500万個ものヘキサペプチドから厳選したペプチドであるアディフィリンとリプロエイジを配合。頬や目元などのハリやボリューム不足に働きかけ、なめらかで、ふっくら若々しい印象の肌へと導く」とコメント。

3.「エクセルーラ(EXCELLULA)」
“ホワイトニング リンクルリペア”【医薬部外品】(30mL、税込4180円)

 ナイアシンアミドを処方した “ホワイトニング リンクルリペア”は、エイジング世代の肌悩みで上位に挙がる、「シミ」と「しわ」にアプローチするブースター美容液で、今年の3月で発売から1周年を迎える。佐藤製薬広報部 広報課 須藤杜萌氏は「発売から1年間で、ブランド内のほかの美容液アイテム3品の売り上げ合計の2倍以上を売り上げている。顧客からの要望に応え、3月に50mLの大容量タイプ(数量限定)を発売し、既にほぼ全数を出荷した。美白、しわ改善、肌荒れなどマルチにアプローチするナイアシンアミドは、複合的な肌悩みを持つエイジング世代へ向けた商品において大変有用であると考えている。加えて、ナイアシンアミドはビタミン類であり、佐藤製薬OTC医薬品事業のユンケルシリーズにも配合されているため、弊社となじみのあるキー成分として位置付けている。今後は、ブランド導入当初より一貫して取り組んでいる和漢植物エキス研究から新たに見出された作用を持つ成分を配合し、効果実感が得られる商品開発に努めていく」と話す。

<ドクダミエキスを処方>

4.「バビメロ(VAVI MELLO)」
“HCトリートメントエッセンス”(150mL、税込1980円)

 ドクダミエキスを処方した“HCトリートメントエッセンス”は、21年5月に発売。済州島産ドクダミエキス(整肌成分)を85%以上処方と含有率が高い。安居みなみDHOLICプレスは「肌の鎮静をサポートするドクダミエキスを処方した。長時間のマスクの着用が続き、肌トラブル、赤みに悩む人が増加したことに関係し、人気が高まりつつある。今後は、肌の乾燥やシワを気にする人が増え、アンチエイジング成分や弾力ケア成分がトレンドになると思う。プロバイオティクスや植物・果物から抽出した複合コラーゲン、肌バリアを強化するような成分を処方したアイテムが増えるのでは」と述べた。

5.「ネモハモ(NEMOHAMO)」
“ディープジェル”(50mL、税込6380円)

 ドクダミエキスをはじめ、複数の植物エキスを配合したスペシャル保水美容液“ディープジェル”は「サスティナブルコスメアワード 2021」審査員賞を受賞。渡邉温子ビオスタイル BEAUTY事業部 PRは、「乾燥が気になる時期におすすめしているアイテムで、21年9月の発売から大変好評だ。ドクダミエキスには整肌効果があり、ニキビやゆらぎ肌を健やかに整えることが期待できる。注目の成分は、『ネモハモ』製品の多くに配合しているオタネニンジンエキス。根も、葉も、茎も、花も、まるごと、美容成分を壊さないようにブランド独自の工程で、あますことなく抽出している。エイジングケア(年齢に応じたケア)効果や、肌のバランスを整える効果が期待でき、ハリ、ツヤのある健康的な肌に導く。赤紫蘇由来のシソ葉エキスも注目だ。ローションやボディソープに処方していて、ドクダミエキスに似た効果が期待できる。整肌力が高く、保湿しながら、いきいきとした肌に導く」。

6.「ミラリ(MIRARI)」
“more calm downフェイシャルトリートメントマスク”(5枚入り各30g、税込2750円)

 「EVE VEGAN」を取得した100%ヴィーガンコスメブランド「ミラリ」。ドクダミエキス、イタドリ根エキス、オウゴン根エキス、ツボクサエキスなどを配合した“more calm downフェイシャルトリートメントマスク”は、肌の鎮静に働きかける。6種類のシートマスクの中でも特に人気が高く、男女問わず支持されている。カン・ハンナBEAUTY THINKER代表は「『エストネーション(ESTNATION)』、『ロンハーマン(RON HERMAN)』を含めると、2021年度と比べ10倍以上の販売実績。肌が不安定なときにお使いいただく顧客が多く、『肌の鎮静に』、『透明感がアップしたと感じる』といった声が多い。また、ツボクサ、ドクダミ、オウゴン根などの植物原料が配合されていることを理由に購入する人もいる。ドクダミエキスは肌を落ち着け、鎮静させる目的で処方している。韓国では『肌をよみがえらせる』ことで知られ、大人気原料の一つだ」。

<ドクダミエキス、ナイアシンアミド両成分を処方>

7.「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」
“Nude ファーストCブースト”(45ml、税込4800円)

 ドクダミエキス、ナイアシンアミド、4種のビタミンC誘導体をバランスよく処方したブースターセラム“Nude ファーストCブースト”。 川崎布美子ヤーマンPRは、「ナイアシンアミドは、肌にうるおいを与える成分として、ドクダミエキスは肌を穏やかに整えると言われており、ツボクサエキスの次にブレイクすることが想定される成分だったため処方した。現在、ビタミンCが美肌の味方として再注目されている。『オンリーミネラル ヌード(ONLY MINERALS NUDE)』としては、多角的なケアができるビタミンCスキンケアを提案していく」と話す。

8.「ドクタージャルト(DR.JART+)」
“シカペアクリーム”(50mL、税込5280円)

 ドクダミエキス、ナイアシンアミドを処方した、薄カーキ色のフェイスクリーム“シカペアクリーム”。テクチャーはやや固めだが、べたつかずサラッとしたつけ心地。インターナショナルコスメティックス高平昌氏は「2月はマンスリー目標に対して、5%増を達成した。3月から『ドクタージャルト』の取り扱い店を大幅に拡大し、これまで以上に日本市場への参入を強めていく。刺激を受けた肌の鎮静や保湿ケアを主要な目的としてドクダミエキスやナイアシンアミドを配合し、スキンリペア効果を期待しての処方設計となっている。今後は、ブランド独自に開発した複合的な成分の組み合わせや処方設計により、顧客の肌悩みに寄り添い、親和性を生み出すブランドとして貢献していきたい」とコメント。

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時流を織り交ぜて輝く“伊勢木綿” ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第5回

 前回の“伊勢和紙”に続いて、今回は江戸中期に誕生した“伊勢木綿”を紹介する。その前に、同じ江戸中期に生まれたと言われる “伊勢音頭”について触れてみたい。

 伊勢音頭はお伊勢参りの道中唄で、東海地方の人にとっては「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」のフレーズでなじみ深いものだ。諸説あるが、伊勢音頭の起源は享保(1716年〜1736年)の頃に作られた「かわさき音頭(伊勢市河崎)」が源流で、その後、伊勢古市の遊郭で唄い踊られたと言われている。お伊勢参りの“荷物にならないお土産”として爆発的に全国を伝播し、日本三大盆踊り“郡上おどり”(岐阜県郡上市八幡町)の有名曲「かわさき」のルーツともされている。

 昨年の11月、この伊勢音頭を見る機会があった。道中唄ということで庶民に向けたものという先入観があったのだが、歴史に裏打ちされた威厳と誇り、そして何よりも品格を感じた。舞に合わせて三味線を弾き、唄を唄う奏者“地方(じかた)”が奏でる唄と三味線とお囃子は、終始鳥肌ものだった。また、伊勢古市の遊郭「備前屋」名物だった“伊勢音頭の総踊り”を描いた歌川貞秀の浮世絵「いせおんど 桜襖(さくらふすま)」を目にした瞬間、そのスケールの大きさに圧倒され、「これこそが全国に波及した理由だったのか」と実感したものだ。

 そんな伊勢音頭を思い浮かべながら、伊勢神宮の参道口にある宇治橋から五十鈴川(いすずがわ)に沿って続く通り“おはらい町”を歩くと、きれいな配色で構成された格子や縞模様の着物用の反物をはじめ、ハンカチ、バッグといった先染織物の製品と出合う。これが“伊勢木綿”という織物で、人の優しさや温もりを感じる素材感を持ち、伊勢神宮の参拝土産としても重宝されていた。現在、この伊勢木綿を織ることができるのは、津市にある織物会社、臼井織布だけである。「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ…」という伊勢音頭の歌い出しは、こうしたものづくりと商流のあり様を歌ったのかと思い起こされる。

 ここでは、250年以上に渡って伊勢木綿を織り続けてきた臼井織布の主人、臼井成生さんに話を聞いた。温もりを感じる風合いの秘訣や、「生きた産業」として残していくために挑戦することとは。

高谷健太(以下、高谷):僕も伊勢木綿の製品をいくつか持っています。特にガーゼのハンカチはふわふわで、羽毛布団やカシミヤのような不思議な感覚を抱きます。伊勢木綿のこの独特の風合いは、どのように作られているのでしょうか?

臼井成生・臼井織布代表(以下、臼井):伊勢木綿は、撚りの弱い単糸を使用しているため、洗っていくうちに撚られた糸が綿(わた)に戻ろうとして、生地が柔らかくなる特徴を持ちます。一般の木綿は洗えば硬くなるのに対して、伊勢木綿は洗えば洗うほど柔らかな肌触りと、古布のような素朴な風合いが出てくるわけです。先染織物なので、綺麗な色柄の格子や縞模様ができることも魅力です。

高谷:使えば使うほどに味が出て、末長く愛でることができるのですね。

臼井:そうです。かつては手織りでしたが、明治時代にトヨタの創始者・豊田佐吉氏が設立した豊田式織機から購入した力織機を現役で30機ほど稼働させています。大正時代に発明された自動織機よりも古く、部品の生産も終了していますが、単純な機械設計のため自分たちで修理ができるのが救いです。廃業した機屋から使わなくなった織機や部品を譲り受けて使ったり、自分たちで代替品を作ったり。からくりみたいな感じで使い続けています。

高谷:すごいですね。力織機をこんなに稼働させている機屋さんは初めて見ました。織物に限らず、日本にそういった物作りができるところが、あとどのくらい残っているのか考えてしまいます。

臼井:われわれの織機は手織りと同じスピードなので、1分間で織り上がるのはわずか3センチ。一反(約12〜13メートル)を織るには1日かかります。ゆっくり織るからこそ、ふんわりとした織物に仕上がる。そもそも現代の織機では、柔らかな糸が切れてしまい、織ることも出来ません。

高谷:この地域では古くから木綿の織物が盛んだったのでしょうか?

臼井:はい。江戸時代、この地方は綿花の一大産地でした。綿花栽培に適した気候に加えて、水、土、肥料となるイワシが豊富だったことが大きな理由です。伊勢木綿は、当時から伊勢神宮の参拝土産の一つとして、また日本橋の呉服問屋でも売られていました。最盛期の明治時代には、大きいところだと年間100万反を、われわれのような小さな企業でも年間1万反を織っていました。しかし高度経済成長期以降、化学繊維の発展や海外から安価な製品が輸入されるようになり、伊勢木綿の需要は落ち込んで、製造業者のほとんどが廃業してしまいます。かつてこの一帯には伊勢木綿を織る機屋がたくさんありましたが、残ったのはうちだけです。

高谷:臼井織布さんだけが今も続いている大きな理由は何なのでしょうか?

臼井:時代に合わせて物作りを変えてきたことでしょうか。かつては寝巻を中心につくっていましたが、今はカバンやストール、ポーチなども作っています。そもそも私は、“伝統産業”と言われているうちはダメだと思っています。ガラスケースの中で展示される時点で、時代の流れに乗れず衰退してしまったもののように感じますから。厳しい戦いであっても、実際に着られる物や使われる物、そして「生きた産業」として伊勢木綿を残したいんです。

高谷:素晴らしい心意気だと思います。ファッションを生業にする者として、僕も今まさに取り組んでいることの一つです。それでは臼井さんは今、伊勢木綿を通してどんなチャレンジをしているのでしょうか?

臼井:手探りではありますが、自社で商品企画とデザイン、製造、販売を行っています。柄のデザインも当社の若いスタッフが担当しています。伊勢木綿の反物は色柄のバリエーションが豊富なのも特徴で、同じ柄の着物を着ている人が何人もいたらお客さまに申し訳ない。そのため、基本的に一度織った色柄は二度と作りません。

高谷:伊勢木綿への覚悟が伝わってきますね。

臼井:さらに挑戦的な試みとして、他社とのコラボレーションも行っています。足袋や手ぬぐいを現代風にアレンジする京都のブランド「ソウソウ(SOU・SOU)」とのコラボでは、伊勢木綿の名前が広がり、「着物をあつらえたい」というお客さまがぐっと増えました。本当にありがたいです。こういったコラボには積極的にチャレンジし、自社商品の企画力ももっと高めて、商品のラインナップも増やしてきます。


 事務所の黒板には、臼井さんの先代が書き残した“継続は力なり”“知足安分”という言葉があった。さらにインタビューの最後には、次の担い手として息子さんの臼井良貴氏を紹介してもらった。250年という伊勢木綿の歴史も、一日の積み重ねなのだ。そしてその歴史は、明日へと続いていく。

 昨今、「新時代におけるラグジュアリーとは何か」を僕なりに考えていた。華美できらびやかな世界だけでなく、その対極ともいえる素朴で庶民的な魅力を持ったものも真のラグジュアリーになりうるのか。ずっと答えを出せずにいたが、臼井織布に足を運んだことで、探し求めていた答えに少し近づけた気がした。生産方法や製品の特徴、そして物作りの歴史において、「ほかの何ものにも変えがたいこと」こそが揺るぎない価値であり、真のラグジュアリーなのだと思う。

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時流を織り交ぜて輝く“伊勢木綿” ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第5回

 前回の“伊勢和紙”に続いて、今回は江戸中期に誕生した“伊勢木綿”を紹介する。その前に、同じ江戸中期に生まれたと言われる “伊勢音頭”について触れてみたい。

 伊勢音頭はお伊勢参りの道中唄で、東海地方の人にとっては「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」のフレーズでなじみ深いものだ。諸説あるが、伊勢音頭の起源は享保(1716年〜1736年)の頃に作られた「かわさき音頭(伊勢市河崎)」が源流で、その後、伊勢古市の遊郭で唄い踊られたと言われている。お伊勢参りの“荷物にならないお土産”として爆発的に全国を伝播し、日本三大盆踊り“郡上おどり”(岐阜県郡上市八幡町)の有名曲「かわさき」のルーツともされている。

 昨年の11月、この伊勢音頭を見る機会があった。道中唄ということで庶民に向けたものという先入観があったのだが、歴史に裏打ちされた威厳と誇り、そして何よりも品格を感じた。舞に合わせて三味線を弾き、唄を唄う奏者“地方(じかた)”が奏でる唄と三味線とお囃子は、終始鳥肌ものだった。また、伊勢古市の遊郭「備前屋」名物だった“伊勢音頭の総踊り”を描いた歌川貞秀の浮世絵「いせおんど 桜襖(さくらふすま)」を目にした瞬間、そのスケールの大きさに圧倒され、「これこそが全国に波及した理由だったのか」と実感したものだ。

 そんな伊勢音頭を思い浮かべながら、伊勢神宮の参道口にある宇治橋から五十鈴川(いすずがわ)に沿って続く通り“おはらい町”を歩くと、きれいな配色で構成された格子や縞模様の着物用の反物をはじめ、ハンカチ、バッグといった先染織物の製品と出合う。これが“伊勢木綿”という織物で、人の優しさや温もりを感じる素材感を持ち、伊勢神宮の参拝土産としても重宝されていた。現在、この伊勢木綿を織ることができるのは、津市にある織物会社、臼井織布だけである。「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ…」という伊勢音頭の歌い出しは、こうしたものづくりと商流のあり様を歌ったのかと思い起こされる。

 ここでは、250年以上に渡って伊勢木綿を織り続けてきた臼井織布の主人、臼井成生さんに話を聞いた。温もりを感じる風合いの秘訣や、「生きた産業」として残していくために挑戦することとは。

高谷健太(以下、高谷):僕も伊勢木綿の製品をいくつか持っています。特にガーゼのハンカチはふわふわで、羽毛布団やカシミヤのような不思議な感覚を抱きます。伊勢木綿のこの独特の風合いは、どのように作られているのでしょうか?

臼井成生・臼井織布代表(以下、臼井):伊勢木綿は、撚りの弱い単糸を使用しているため、洗っていくうちに撚られた糸が綿(わた)に戻ろうとして、生地が柔らかくなる特徴を持ちます。一般の木綿は洗えば硬くなるのに対して、伊勢木綿は洗えば洗うほど柔らかな肌触りと、古布のような素朴な風合いが出てくるわけです。先染織物なので、綺麗な色柄の格子や縞模様ができることも魅力です。

高谷:使えば使うほどに味が出て、末長く愛でることができるのですね。

臼井:そうです。かつては手織りでしたが、明治時代にトヨタの創始者・豊田佐吉氏が設立した豊田式織機から購入した力織機を現役で30機ほど稼働させています。大正時代に発明された自動織機よりも古く、部品の生産も終了していますが、単純な機械設計のため自分たちで修理ができるのが救いです。廃業した機屋から使わなくなった織機や部品を譲り受けて使ったり、自分たちで代替品を作ったり。からくりみたいな感じで使い続けています。

高谷:すごいですね。力織機をこんなに稼働させている機屋さんは初めて見ました。織物に限らず、日本にそういった物作りができるところが、あとどのくらい残っているのか考えてしまいます。

臼井:われわれの織機は手織りと同じスピードなので、1分間で織り上がるのはわずか3センチ。一反(約12〜13メートル)を織るには1日かかります。ゆっくり織るからこそ、ふんわりとした織物に仕上がる。そもそも現代の織機では、柔らかな糸が切れてしまい、織ることも出来ません。

高谷:この地域では古くから木綿の織物が盛んだったのでしょうか?

臼井:はい。江戸時代、この地方は綿花の一大産地でした。綿花栽培に適した気候に加えて、水、土、肥料となるイワシが豊富だったことが大きな理由です。伊勢木綿は、当時から伊勢神宮の参拝土産の一つとして、また日本橋の呉服問屋でも売られていました。最盛期の明治時代には、大きいところだと年間100万反を、われわれのような小さな企業でも年間1万反を織っていました。しかし高度経済成長期以降、化学繊維の発展や海外から安価な製品が輸入されるようになり、伊勢木綿の需要は落ち込んで、製造業者のほとんどが廃業してしまいます。かつてこの一帯には伊勢木綿を織る機屋がたくさんありましたが、残ったのはうちだけです。

高谷:臼井織布さんだけが今も続いている大きな理由は何なのでしょうか?

臼井:時代に合わせて物作りを変えてきたことでしょうか。かつては寝巻を中心につくっていましたが、今はカバンやストール、ポーチなども作っています。そもそも私は、“伝統産業”と言われているうちはダメだと思っています。ガラスケースの中で展示される時点で、時代の流れに乗れず衰退してしまったもののように感じますから。厳しい戦いであっても、実際に着られる物や使われる物、そして「生きた産業」として伊勢木綿を残したいんです。

高谷:素晴らしい心意気だと思います。ファッションを生業にする者として、僕も今まさに取り組んでいることの一つです。それでは臼井さんは今、伊勢木綿を通してどんなチャレンジをしているのでしょうか?

臼井:手探りではありますが、自社で商品企画とデザイン、製造、販売を行っています。柄のデザインも当社の若いスタッフが担当しています。伊勢木綿の反物は色柄のバリエーションが豊富なのも特徴で、同じ柄の着物を着ている人が何人もいたらお客さまに申し訳ない。そのため、基本的に一度織った色柄は二度と作りません。

高谷:伊勢木綿への覚悟が伝わってきますね。

臼井:さらに挑戦的な試みとして、他社とのコラボレーションも行っています。足袋や手ぬぐいを現代風にアレンジする京都のブランド「ソウソウ(SOU・SOU)」とのコラボでは、伊勢木綿の名前が広がり、「着物をあつらえたい」というお客さまがぐっと増えました。本当にありがたいです。こういったコラボには積極的にチャレンジし、自社商品の企画力ももっと高めて、商品のラインナップも増やしてきます。


 事務所の黒板には、臼井さんの先代が書き残した“継続は力なり”“知足安分”という言葉があった。さらにインタビューの最後には、次の担い手として息子さんの臼井良貴氏を紹介してもらった。250年という伊勢木綿の歴史も、一日の積み重ねなのだ。そしてその歴史は、明日へと続いていく。

 昨今、「新時代におけるラグジュアリーとは何か」を僕なりに考えていた。華美できらびやかな世界だけでなく、その対極ともいえる素朴で庶民的な魅力を持ったものも真のラグジュアリーになりうるのか。ずっと答えを出せずにいたが、臼井織布に足を運んだことで、探し求めていた答えに少し近づけた気がした。生産方法や製品の特徴、そして物作りの歴史において、「ほかの何ものにも変えがたいこと」こそが揺るぎない価値であり、真のラグジュアリーなのだと思う。

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「アパレルのサプライチェーンを変える」 3DCGサンプル作成サービス「ストゥーラ」が旗揚げ 

 3DCGを活用したアパレルメーカー向けの商品サンプル作成サービス「ストゥーラ(STURE)」がこのほどスタートした。サービスを提供するforGIFT(東京、白井崇文社長)は、親会社クリーク・アンド・リバーのゲームグラフィックの開発ノウハウに、長らくアパレル業界に携わってきた白井社長の知見を掛け合わせることで、リアルに近い高品質な3DCGサンプル制作を可能にした。白井社長は「(3DCGサンプルの活用で)ムダな費用を減らせば、“攻め”に転じる資金余力が生まれる。多くのアパレルが構造改革が迫られている今だからこそ、業界が生まれ変わる手助けをしたい」と語る。

 3DCGサンプルの導入は、商品の企画、製造、販売に至るまで、サプライチェーンにおけるさまざまなプロセスでコスト削減などの効果が期待できる。白井社長は具体的なメリットを次のように挙げる。

・リードタイムの短縮:発注から通常1カ月程度かかるサンプル製作が数日程度に短縮。企画から販売開始までを縮め、商品の販売期間を延ばすことができる。

・サンプルの精度向上:サンプル製作の過程をリアルタイムで共有・確認できるため完成品の精度が向上。何度もサンプルを作成する時間的・資金的コストを抑制できる。

・ECの「ささげ」業務の簡略化:精巧な3DCGコストをEC商品ページに掲出でき、実物の画像を撮影する手間が省ける。ECでの事前予約商品は販売機会の延長が期待できる。

 白井社長はこれまでメンズブランドの運営やOEM(他社ブランドの商品製造)などを手がけ、それ以前にはアーティストの衣装制作やホテルのタキシードデザインなどモノ作りの現場でも経験を積んだ。「アパレルビジネスの首を絞めるのは販管費だ。ビジネスの規模を拡大すれば人件費や設備費の膨張は必然で、それは業績が悪くなっても変わらず肩にのしかかるもの。このような状況を打破するには、デジタルをテコに、サプライチェーンそのものを変革していかなくてはならない」と語る。

3DCG開発チームの自社構築は
「本末転倒になりかねない」

 「ストゥーラ」は撮影スタジオや最新の機材、3DCG専門の開発チームなど、クリーク・アンド・リバーのリソースをフル活用することで、シーズン単位のまとまった数のサンプル受注にも対応できる。服の素材やシワなどの表面感、フォルムなどはクライアントとすり合わせながら、可能な限りリアルに近づけていく。納品後も、ECやオンライン商談などへの導入・活用を支援する。すでに大手メーカーと共同でサービスの実証実験を終え、コスト削減効果も検証した。「ケースバイケースではあるが、サプライチェーンに関わるさまざまなコスト全体のうち20%程度の削減が見込める」という。

 アパレルメーカーが3DCGサンプル開発チームを自社で構築するという選択肢には、「人材面も設備面も大きな投資が必要になり、『コストを抑制する』という目的が本末転倒になりかねない」と警鐘を鳴らす。「だからこそ僕らに手助けできることがある。導入いただいた企業さまには、まずは小規模なブランドや一部商品でテスト的にスタートし、コスト抑制効果に納得した上で導入を拡大してもらう。(3DCGサンプルの導入が)絵に書いた餅にらないよう、できる限り伴走する」。

 長期的な展望としては、「3DCGサンプルによるバーチャル試着システム」や「アバターコスチュームを活用したリアル商品のテストマーケティング支援」のほか、ゲームやアニメなどのエンタメやカルチャーと結びつけた事業などを構想する。ただ白井社長は「3DCGというとメタバースやNFTというバズワードを連想しがちだが、それは次のステップ」と強調する。「企業が新しい分野で戦うための力(資金)を生み出す、サプライチェーン改革に3DCGを活用する。まずはここに僕らのやるべきことがあると考えている」。

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「アットコスメ」の口コミから読み解く“韓国コスメ”ヒットの法則

 今回は「アットコスメ」に寄せられた「韓国コスメ メイクアップ」に関する口コミを西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーが解説。ヒットの法則を読み解いていく(集計期間:22年3月1~31日)。

―――「韓国コスメ メイクアップ」で、象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):ランキング上位の韓国メイクアップコスメへの口コミには「グリッター・ラメ」と「ティント」というワードが特徴的に使われている。「日本のコスメで、ここまでぎっしり大粒ラメが詰まっているものはなかなかない」「『ロムアンド(ROM&ND)』のラメは別格」と言われるように、特に大粒のラメ(グリッターという言葉も口コミでは同義で使われている)が韓国コスメを代表する特徴と捉えられているようだ。リップティントに関しても、依然として韓国コスメへの期待が高い様子。「韓国コスメデビュー」「初韓国コスメ&初ティント」といった口コミも見られ、エントリーアイテムとなっているようだ。

―――3月に、「韓国コスメ メイクアップ」以外で好調なカテゴリーは?

西原:UVやプライマーが伸長した。「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”(30mL、税込3740円)、「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター トーンアップCC”(全3色、35g、各税込3300円)、「なめらか本舗」“スキンケアUV下地”(50g、税込1100円)といった既存商品に加え、「イハダ(IHADA)」“薬用フェイスプロテクトパウダー”(9g、税込1980円)といった敏感肌やゆらいだ肌でも使えるものや、「アネッサ(ANESSA)」“デイセラム”(30mL、税込3850円)や「カネボウ(KANEBO)」“ヴェイル オブ デイ”(40g、税込5500円)といった高いスキンケア効果を訴求する新製品が登場しており、日焼け止めにスキンケアとしての潤い感や心地よさや求める声は、ますます増えるのではないかと思う。

 またマスク生活でのノーファンデ化の影響か、「プライマー」という言葉が使われる頻度が高まっている。ロングセラー商品である「ポール & ジョーボーテ(PAUL&JOE)」“プロテクティング ファンデーション プライマー” (全2種、30mL、各税込3850円)の他に、「アンドビー(&BE)」“UVプライマー”(36g、税込2750円)や「アピュー(A’PIEU)」“ジューシーパン スキンケアプライマー”(全2種、14.7g、各税込1980円)、「リリミュウ(RIRIMEW)」“トーンアップカラープライマー” (全4種、30g、各税込1760円)といった新商品が注目されている。ファンデーション以外で肌をきれいに見せるという選択肢の広がりを感じさせる。

22年3月「韓国コスメ メイクアップ」口コミランキング

1位「ロムアンド」“ジューシーラスティングティント”(全11色、5.5g、各税込1320円)

西原:口コミで「本当に唇の色そのまま」などと評される、「MLBB(My Lips But Better=自分の唇のようだけど、よりきれいに見せてくれる色。粘膜カラー)」であることが、人気の理由。「口紅全般苦手だが、自然に血色がいい唇のような色のリップでありがたい」という口コミも見られた。周囲や肌から「浮かない」ことを重視する現代の生活者が、リップの色が肌から浮いてしまう心配なく安心してメイクアップを楽しめることに価値を見出していると思われる。2つめの理由がリップティントであること。「落ちてもほんのり血色感が残っているのが最高」と評され、「マスク生活には欠かせない」アイテムとなっているようだ。

2位「クリオ(CLIO)」“プロ アイ パレット”(全3種、各税込3740円)

西原:「可愛い色がいっぱいつまっていて、毎日のアイメイクが楽しい」など、他商品に比べて「楽しい」というワードが多く出現することが、この商品の特徴。10色もの色がセットされたパレットタイプで、一見使いこなすのが難しいようにも思われるが、「10色全て統一感がある」「マット、細かいラメ入りマット、ラメ数種(小ぶりなもの、ざくざくしたもの)のいろんな組み合わせ」と色味ではなく、質感のバリエーションがあり「本当に捨て色がなく全部使える」という評価につながっている。

3位「ロムアンド」“ロムアンド ハンオールフィックスマスカラ L01 ロングブラック”(7g、税込1430円)

西原:他商品よりも特徴的に語られているのが、色味の絶妙さ。「ブラックでもブラウンでもない絶妙な色味」が「ブルベでも使えるブラウン」と評価されている。「黒より優しい色合いなのに、しっかり盛れるし、茶色より肌がくすまない」「(ブルべの)虹彩を引き立ててくれるような色合いが素晴らしい」というコメントも見られ、パーソナルカラーがブルーベースの人たちの「ブラウンのマスカラはことごとく似合わない」という悩みに応えたことが人気の理由と言える。

4位「ロムアンド」“デュイフルウォーターティント”(全8色、5g、各税込1320円)

西原:1位と同ブランドのリップティントだが、こちらはよりツヤ感のあるウォータータイプ。「サラッとしたテクスチャーなのでつけ心地が軽く、唇への負担が軽い」という使い心地と、「重ね塗りをしても濁りなく透明感のある仕上がり」が評価されている。「透け感あるほうが好きなら絶対こっち」とコメントも見られ、1位の“ジューシーラスティングティント”と使い分けしている様子も見られる。

5位「ロムアンド)」“リキッドグリッターシャドウ”(全4色、2g、各税込1100円)

西原:大きさの異なるラメが「小中大特大みたいな感じで配分良く」入っており「筆が細くて涙袋にも塗りやすい」と評されるリキッド状アイシャドウ。涙袋に使うことで「うるっとした目元になる」「白目がキレイに見える」と言われている。特徴的に見られるのが、「友達にも褒められる率高くて大満足」「彼氏ウケ◎」といった声。同性であれ異性であれ、他者から自分がどう見えるかを意識する層からの評価が高いようだ。

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長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

こんにちは。

ゴールデンウィークもいよいよ後半!過ごしやすい天気が続いていますね。

 

今日は5月20日(金)より銀座本店で開催する、長坂真護作品展についてさらに詳しくご紹介します。

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

今回、バーニーズ ニューヨークで初の展示を開催する美術家 長坂真護さん。

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

長坂さんは2009年に自ら経営する会社が倒産し画家へと転身。

2017年6月“世界最大級の電子機器の墓場”と言われるガーナのスラム街アグボグブロシーで、日本を含む先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる現地の人々と出会います。

その現実を目の当たりにし、アートの力で “先進国の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っているという真実” を伝えることを決意。

「サスティナブル・キャピタリズム」を提唱し、これまでに1,000個以上のガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の私立学校、2019年にはスラム街初のミュージアムを設立。

現在もガーナと日本さらには世界各地を訪れながら、精力的に創作活動と社会活動をおこなっています。

 

今回、バーニーズ ニューヨーク銀座本店では、5月20日(金)より長坂さんによる作品約40点をB1を中心にご紹介するほか、ウィンドウディスプレイでもフィーチャー。

ガーナ アグボグブロシーの光景を目の当たりにしアートへと昇華させた”ガーナ”の作品を中心に、オリーブ農園の勉強のために訪れた香川県の小豆島沿岸のプラスチック片やシーグラスを用いた”小豆島”シリーズの作品、展示会初お披露目となる衣料廃棄物を用いた作品バーニーズ ニューヨークからインスピレーションを得て制作された新作などを、銀座本店店内のさまざまなところで目にしていただけます。

 

期間中にご覧いただける作品の一部をご紹介します。

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『NICE SHOT』

Oil and E-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『This is a starmaker』

Oil and E-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『I am in the right』

Oil and Sea-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『トン トン トン』

Oil and Sea-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『New Puppy』

Oil and E-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『the coldness of kindness』

Oil and E-waste on Canvas

20×20cm

¥344,300(税込) ※額装代込み

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『I’m Princess』

Oil and E-waste on Canvas

30×30cm

¥660,000(税込) ※額装代別途¥26,400(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『One H.P』

Oil and E-waste on Canvas

30×30cm

¥660,000(税込) ※額装代別途¥26,400(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『Hi Good Afternoon』

Oil and E-waste on Canvas

30×30cm

¥660,000(税込) ※額装代別途¥26,400(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『Explorer』

Oil and Sea-waste on Canvas

30×30cm

¥660,000(税込) ※額装代別途¥26,400(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『HELLO CAT』

Oil and E-waste on Canvas

40×30cm

¥880,000(税込) ※額装代別途¥30,800(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『I’m HERO』

Oil and E-waste on Canvas

40×30cm

¥880,000(税込) ※額装代別途¥30,800(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『I’m E-waste Bear』

Oil and E-waste on Canvas

40×30cm

¥880,000(税込) ※額装代別途¥30,800(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『ピカゴロ スイッチ』

Oil and E-waste on Canvas

40×30cm

¥880,000(税込) ※額装代別途¥30,800(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『From UK to Ghana』

Oil and E-waste, Fabric on Canvas

45×45cm

¥1,100,000(税込) ※額装代別途¥38,500(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『ココカラデテ 七つの海へ』

Oil and E-waste on Canvas

40×50cm

¥1,100,000(税込) ※額装代別途¥38,500(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『I’m painter』

Oil and E-waste on Canvas

50×40cm

¥1,100,000(税込) ※額装代別途¥38,500(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『あなたがいるので花は咲く』

Oil and E-waste on Canvas

50×40cm

¥1,100,000(税込) ※額装代別途¥38,500(税込)

 長坂真護作品展 展開予定作品のご紹介|EXHIBITION: NAGASAKA MAGO

『Bunny’s New York』

Oil and E-waste on Canvas

60×60cm

¥2,420,000(税込) ※額装代別途

 

このほかにも新作を含む作品が一堂にラインナップ、展示販売いたします。

世界が注目する美術家 長坂真護さんの作品を直接感じられる特別な機会にぜひバーニーズ ニューヨーク銀座本店へお出かけください。

 

EXHIBITION:

NAGASAKA MAGO

長坂真護作品展

5/20 FRI. – 5/29 SUN. 銀座本店B1

※作品はB1のほか他フロアでも展示する可能性がございます。

LVMHのアルノー会長兼CEO、80歳まで続投可能に

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO、73歳)のCEO年齢制限を80歳まで延長する。株主総会で81.6%の賛成多数で決議された。同社の内規ではCEOは75歳までと定められていた。

 総会で議長を務めたアルノー会長兼CEOは、「2021年度の営業利益172億ユーロ(約2兆3392億円)は、他のラグジュアリーグループの売上高に匹敵する」と業績を誇り、「高級品は四半期ごとの競争ではなく、長期的な戦いであり、(株主も含めた)ファミリーによって運営されるのが最善である」と強調した。

 アルノー会長兼CEOは1949年3月5日生まれ。71年にパリ理工科大学を卒業し、ニューヨークで父親の建設会社で経営に携わった。84年にパリに帰国し、投資会社フィナンシエール・アガッシュを再構築する中で、倒産して売りに出されていたテキスタイル会社で「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」を保有するブサック・サンフレールを買収。89年にLVMHの筆頭株主になり、現在に至る。

 5人の子どもがおり、それぞれグループの要職に就いている。「ルイ・ヴィトン」エグゼクティブ バイス プレジデントなどを務める長女のデルフィーヌ、LVMHのコミュニケーション&イメージなどを取り仕切る長男のアントワーヌ、ティファニーの取締役副社長を務める次男のアレクサンドル、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」CEOで三男のフレデリック、「ルイ・ヴィトン」ウオッチ部門ディレクターで四男のジャン。年齢制限延長に伴い、後継者選びも先送りとなりそうだ。

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ウエディングドレスの最新トレンドまとめ ロマンティックなレース使いやオフショルダーに注目

 米国のブライダル市場では、コロナ禍が落ち着きを見せたことによる結婚式の増加に伴い、ウエディングドレスの需要が高まっている。米「WWD」によれば、2023年春夏シーズンはロマンティックなレース使い、オフショルダー、カジュアルで都会的なツーピース、洗練されたシルエット、そして22-23年秋冬のキーアイテムであるビスチエやコルセットを取り入れたドレスがトレンドだという。ここでは人気の高いデザインをピックアップした。

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「ナイキ」の新作アパレルのビジュアルに平手友梨奈 「アトモス ピンク」で発売

 「ナイキ(NIKE)」は、新作のアパレルコレクションを「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」で発売した。アイテムはジャケット(税込1万4300円)やフーディ(同1万230円)、Tシャツ(同5170円)、ショートパンツ(同6270円)など5型。ビジュアルには平手友梨奈と若手のダンサーを起用し、ダンスムービーも公開した。

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LVMHアルノー会長が松野官房長官を訪問 商品に日本産地表示など提案

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)会長兼最高経営責任者(CEO)は2日、首相官邸で松野博一官房長官を表敬訪問した。アルノー会長の三男であるフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)タグ・ホイヤー(TAG HEUER)CEOと、ノルベール・ルレLVMHジャパン社長も同席した。

 訪問は官邸記者クラブに公開され、後半は記者が退出し、クローズで対話が行われた。LVMH側からは、以下の提案がされた。①日本の素材等が使用されている場合には、商品説明欄に具体的な産地名を記載するなど、日本の産地が有する高い技術力の海外発信により一層協力する②高品質な素材等を提供する日本企業との連携を発展させて、日本の企業、特に中小企業各社や職人の成功に貢献③日本の若手アーティストや工芸家とのコラボレーションをより推進する。

 アルノー会長の日本政府への表敬は初。同会長はこれまでアンゲラ・メルケル前ドイツ首相やトニー・ブレア元英国首相、ドナルド・トランプ前米国大統領、バラク・オバマ元米国大統領などと会談を行ってきた。

 今回の訪問のきっかけのひとつには、経済産業省ファッション政策室が昨年から進めてきた有識者会議「これからのファッションを考える研究会 ~ファッション未来研究会~」のアクションがあると思われる。同研究会は、国内ファッション産業が海外需要を獲得するために必要な方策を議論する場で34人の有識者が参加。ノルベール・ルレLVMHジャパン社長も委員を務めた。議題は幅広く、その中の2つが次の課題であった。①日本企業(繊維産地など)の技術は海外でも高く評価されているにも関わらず、多くがブランディングに注力しきれておらず、最終製品の価格に見合う十分な評価を得られてない②海外から高い評価を得ている日本のアーティストも多数存在するものの、素材単体で輸出するよりも、利益率の高い最終製品の輸出額が他国と比較して低い。今回の提案はこれらに対するアクションといえる。

 なお、「これからのファッションを考える研究会 ~ファッション未来研究会~」の報告書は2日に公開されており、巻末にはシドニー・トレダノLVMHファッショングループ会長兼CEOが「LVMHグループは日本の皆さんと同じようにクラフトマンシップに対して情熱をもっている。また伝統、素材、デザイン、ノウハウにとても興味を持ち、常に卓越性をもとめている。重要なことは伝統のなかにも新しくて望ましいものを探すこと」などとコメントを寄せている。

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「トム ブラウン」がニューヨークでファッションショー テディベアが見つめる多様性を表現

 ランウエイには、小さなグレーの椅子と、その上に行儀よく座るテディベアたちが何百も並べられた。グレーのスーツにタイという「トム ブラウン(THOM BROWNE)」スタイルのテディベアの視線の先には、ベアの顔が付いた帽子を被ったモデルが、まるで講師のようにテディベアに語りかけている。“WELCOME TO MY TEDDY TALK”というサブタイトルが付いているから、テディベアは彼の話に耳を傾けているのだろう。

 「ニューヨーク。ここは自分を探しにくる街。人生でいちばんの疑問を解きに。今日は、私のお気に入りのニューヨーカーたちを紹介します。自分探しという難題を抱えて、このおもちゃ屋にやってきた彼らは、ここで本当の自分を見つけました」というメッセージとともにショーはスタートした。

 前半は、比較的ウエアラブルなデザインで構成された。「トム ブラウン」のシグニチャーであるグレーのスーツルックをベースにしながらも、チェックやストライプをさまざまに重ねて見せていく。赤や青、緑、紺、そしてウクライナの国旗を思わせる黄色と青のコンビネーションも登場。ベストとジャケット、その上からコートのレイヤードのほか、スカートの下から白いシャツを覗かせたスタイルも。左右非対称は当たり前、飽きることないパターンを次々と提案する。足元は、20cmはあると思われるプラットフォームシューズ。靴やバッグ、パイピングに至るまで多色づかいだ。ジェンダーの境界線も、ルールもない、ルックが次々に登場した。カラフルな円形メイクやお団子ヘアなど、おもちゃ箱の中を想像させる。

 後半は、おもちゃのテーマをストレートに取り入れつつも、実験的とも言えるシルエットだ。ワイヤー使いで球形のニットトップス、アルファベットのブロックで作ったプラットフォームシューズやバッグ、ラグビーボールのようなオブジェが全身にいくつも付いているルック、ザリガニの爪がジャケットの袖から出ているジャケット、平面的なジャケットにボリュームのあるスカートなど、体の立体感からさらに自由に大きくクリエイトしたコレクションに仕上がった。

 「ニューヨークには、本当の自分を探しにやってくる。自分の個性を見つけ、それを大事にしていくことがなによりも大切」。それぞれの個性を祝おう。そんなメッセージが込められていた。

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「ロクシタン」から純白のホワイトラベンダーの香水 洗い立てのシーツの香りを再現

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は6月1日、純白なホワイトラベンダーの香りを閉じ込めた“ホワイトラベンダー”シリーズを発売する。オードトワレに加え、ジェル状のフレグランスやミスト、シャワージェル、ボディーミルク、ハンドクリームをそろえる。

 ホワイトラベンダーは、白い花を咲かせるラベンダーの種類の一つ。そんなホワイトラベンダーの香りをイメージしたフレグランスシリーズは、爽やかな日差しが溢れる初夏、足元の青い草のフレッシュな香りや洗い立てのシーツの匂いからインスパイアされた爽快で穏やかな香りだ。

 “ホワイトラベンダー オードトワレ”(50mL、税込7150円)はフレッシュなホワイトラベンダーにシトラスをブレンドした、上品で澄みきった香り。ブラックカラントやベルガモット、ホワイトムスクなどが香る、フローラルムスクの香調を特徴とする。そのほか肌にスッと溶け込むようなジェル状のフレグランス(同2200円)、顔をはじめとする全身に使えるミスト(同2860円)、植物由来の洗浄成分が肌をやさしく洗い上げるシャワージェル(同3300円)、自然由来の保湿成分が素肌を潤いで満たすボディーミルク(同4400円)、軽やかなテクスチャーで夏の手肌を保湿するハンドクリーム(同1540円)をラインアップする。

 「ロクシタン」の誕生地、南仏・プロヴァンスはラベンダーで知られており、「ロクシタン」も20年以上にわたりラベンダー生産者と契約を結んで協業し、現地の生産者をサポートしてきた。またさまざまな種類がある中でも、華やかな香りとリラクシング効果の高い香り成分が多く含まれるファイン(真正)ラベンダーを使用し、フランス政府の品質認証制度A.O.P認定を受けたラベンダーエッセンシャルオイルを製品に用いている。しかしラベンダーは近年、気候変動の影響や害虫被害により脅威にさらされている。そこで「ロクシタン」は生態系の多様性が植物を強くするという考えのもと、既存品のラベンダーを守るためにホワイトラベンダーを育てる研究をスタート。ホワイトラベンダーの生産に7年の歳月を費やし、今回新シリーズが誕生した。

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22-23年秋冬はデニムルックがアツい! 「バレンシアガ」や「ヴェトモン」も披露

 2022-23年秋冬シーズンは、デニムアイテムを発表するブランドが多く見られた。1990~2000年代初頭に盛り上がったデニムルックが、Z世代を中心に人気のリバイバルファッション“Y2K(2000年)”によって再燃しており、当時のスタイルをモダンに再解釈したクロップ丈のトップス、ミニスカート、バギーパンツ、ローライズなどが登場した。

 「ディーゼル(DIESEL)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、20年10月に同職に就任して以来初のフィジカルショーとなった22-23年秋冬コレクションで、ローウエストのパンツ、ミニスカート、ボディーコンシャスなトップス、アシンメトリーなデザインのアイテムなどを披露。ノスタルジーをドラマチックに表現した。

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、90年代のスケートボード・ファッションにインスパイアされたバギーパンツやオーバーサイズのトップスのほか、マキシ丈のデニムスカートなどを発表。「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、パッチワークのデニムドレスやハイウエストのマキシスカートでレトロな雰囲気を漂わせた。

 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」も、ローライズのホワイトデニムや、アシッド(ケミカル)ウォッシュしたパンツで“Y2K”スピリットを表現。「アライア(ALAIA)」のベルボトムは、膝下にたっぷりと施されたフリルがロマンチックだ。

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「フェンディ(FENDI)」「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ジェルマニエ(GERMANIER)」「コナー アイヴス(CONNER IVES)」は、上下をデニムでそろえたセットアップを発表。「フェンディ」はそれにデニム素材のバッグを合わせ、“全身デニム”スタイルを提案した。

 「ディオール(DIOR)」と「バルマン(BALMAIN)」では、22-23年秋冬シーズンのキーアイテムであるコルセットと一体化したようなデニムが登場。「アクト N.1(ACT N.1)」は、やはり注目のアイテムの1つであるビスチエをデニム素材で作り、カットアウトされたデニムパンツと合わせた。

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22-23年秋冬はデニムルックがアツい! 「バレンシアガ」や「ヴェトモン」も披露

 2022-23年秋冬シーズンは、デニムアイテムを発表するブランドが多く見られた。1990~2000年代初頭に盛り上がったデニムルックが、Z世代を中心に人気のリバイバルファッション“Y2K(2000年)”によって再燃しており、当時のスタイルをモダンに再解釈したクロップ丈のトップス、ミニスカート、バギーパンツ、ローライズなどが登場した。

 「ディーゼル(DIESEL)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、20年10月に同職に就任して以来初のフィジカルショーとなった22-23年秋冬コレクションで、ローウエストのパンツ、ミニスカート、ボディーコンシャスなトップス、アシンメトリーなデザインのアイテムなどを披露。ノスタルジーをドラマチックに表現した。

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、90年代のスケートボード・ファッションにインスパイアされたバギーパンツやオーバーサイズのトップスのほか、マキシ丈のデニムスカートなどを発表。「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、パッチワークのデニムドレスやハイウエストのマキシスカートでレトロな雰囲気を漂わせた。

 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」も、ローライズのホワイトデニムや、アシッド(ケミカル)ウォッシュしたパンツで“Y2K”スピリットを表現。「アライア(ALAIA)」のベルボトムは、膝下にたっぷりと施されたフリルがロマンチックだ。

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「フェンディ(FENDI)」「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ジェルマニエ(GERMANIER)」「コナー アイヴス(CONNER IVES)」は、上下をデニムでそろえたセットアップを発表。「フェンディ」はそれにデニム素材のバッグを合わせ、“全身デニム”スタイルを提案した。

 「ディオール(DIOR)」と「バルマン(BALMAIN)」では、22-23年秋冬シーズンのキーアイテムであるコルセットと一体化したようなデニムが登場。「アクト N.1(ACT N.1)」は、やはり注目のアイテムの1つであるビスチエをデニム素材で作り、カットアウトされたデニムパンツと合わせた。

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三井不動産&有隣堂の「誠品生活日本橋」で街&施設づくりやリーシングを学ぶ 中高生の「ファッション育」Vol.3

 中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。ファッション&ビューティ企業の展示会訪問や業界人のお仕事インタビューなどを体験するメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。ポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は三井不動産が開発するコレド室町テラスの「誠品生活日本橋」を訪れ、マクロな視点の街や施設づくりと、マイクロな視点の店舗内のリーシングというビジネスについて学んだ。

 「誠品生活日本橋」で中高生を出迎えてくれたのは、三井不動産の山本由佳子・商業施設本部 商品施設営業二部 営業グループ統括と、竹内朝子・有隣堂 誠品生活日本橋店長の2人だ。三井不動産と有隣堂は2018年に契約を交わし、二人三脚で、台湾発祥の読書を中心に飲食や料理、クラフトやハンドメイドなど多様で豊かな文化体験を提供する「誠品生活」の日本初の拠点を開発・運営している。

 まずは山本統括が、「誠品生活」の日本導入と、誕生した「誠品生活日本橋」への想いを教えてくれた。1989年に創業し、99年には世界で初めて24時間営業の書店を構え、台湾では年間に5000回のイベントを開催して延べ人数で2億人を動員する「暮らしと読書のカルチャーワンダーランド」(山本統括)の「誠品生活」を日本に誘致した理由はさまざまあるが、山本統括は「(『誠品生活日本橋』の中にある)レストラン『フージンツリー(FUJIN TREE)』のピータンがとっても美味しくて、『日本の皆さんにも絶対食べて欲しい!』と思った」のも、1つの理由と笑顔を交えて説明。他にも「商業施設の中に吹きガラス工房があることにも驚いたし、台湾のお菓子と一緒にお茶を楽しむティーサロンも含め、クールで、夢のような本屋さんでした」と教えてくれた。そして「本を売るだけではなく、場所を作ることにエネルギーを費やす書店」である「誠品生活」の店作りを解説。日本にも導入したいとホームページから連絡して口説いたガラス工房のほか、台湾茶の「王德傳(ワンダーチュアン)」や台湾菓子の「郭元益(グォユェンイー)」など、書店と日台のテナント、レストラン、雑貨売り場などが入り混じる「誠品生活日本橋」を一緒に回りながら解説してくれた。

「誠品生活日本橋」オープンは、
3度断られて、足掛け5年!!

 オープンには、足掛け5年の歳月を要したという。「『誠品生活』っていいよね!誘致して、日本初上陸させたいね!!でも、どうやって!?」と考え始めたのは、15年。翌年には台湾から「誠品生活」の幹部を招き、ツアーで日本橋の魅力を紹介しながら、ビジネススキームの提案をしたが3回連続で断られたが、その度に「没問題(問題なし)」と立ち直ってを繰り返したという。その甲斐もあって、17年には「誠品生活」と基本合意書を締結し、日本での運営パートナー探しをスタート。18年には今度は有隣堂と運営に関する基本議定書を締結し、台湾の「誠品生活」も交えながら「どんなお店に?」「どんなテナントを?」と毎週TV会議と出張を繰り返したという。そして19年に各テナントと契約を交わして、店作りの打ち合わせを重ねながら、プロモーションのプランを練って、9月に開業。「相談できるリーダーは1人、でも本気で、一緒に取り組んでくれる上司や同僚は数十人」と言いつつ、2人のメーン担当の1人を務めた山本統括の仕事は、「日本での事業のスキームづくり」や「台湾の『誠品生活』との契約」「有隣堂との契約」「フロアMD、どんな売り場にするのか?の策定」「入って欲しいテナントのリストアップ」「テナントへの営業と契約」「プレスリリースや体験会、取材誘致などのPR戦略」など、多岐に及んだ。商業施設は、山本統括のような仕事をする人たちが館やフロアのアイデアを固め、有隣堂やテナントのようなパートナーと共に、それぞれのフロア、店舗でお客さまを迎えている。

「誠品生活日本橋」に欲しいのは、
小さな家具屋?オリジナルの手帳屋さん??

 プレインターンシップの最後は、実際に後継テナントを探している10坪強のスペースに、どんなショップを招いたらいいのか?を考えるワークショップだ。山本統括は中高生に「30代を中心とする感度の高い単身者やDINKS(子どもがいない共働き世帯)」がメーンターゲットのコレド室町テラスにふさわしい店を、「ここは、どういうエリアか?」「ここには、どんなお客様がいるか?」「ここに、どんなものがあったら喜ばれるか?」「ここにどんなものがあったら、新しいお客さまが来てくれるか?」などを考えながらアイデアを膨らませてほしいとリクエスト。過去にはメード・イン・ジャパンのバッグ屋さんや、日本のコスメのセレクトショップなどを誘致したことがあるという。またコレド室町テラスの上層階には、三井不動産や経営コンサルティング企業、トヨタの関連会社などがオフィスを構えていることを教えてくれた。

 生徒のアイデアは、バリエーション豊かだった。例えばある参加者は、「単身者にも使い勝手の良い、小さめの家具売り場があれば、このフロアで買った本が読める。長く、ゆっくり滞在する場所になるのでは?」と提案。別の生徒は、「ほかのテナントが万年筆を売っていたので、手作りの手帳が作れたら。日本や台湾の紙を選べたら、オフィスフロアの人にも役立つ」という。

 日本と台湾の共通点や違いを考えるアイデアもあった。ある生徒は、「台湾と日本の共通点は、漢字。日本にはない漢字、フォントが選べたら」と手帳のアイデアをブラッシュアップ。別の生徒は、「台湾がテーマの空間に、日本のスペースがあっても良い。お茶やお菓子は、比べて楽しめる」という。もしかしたら数カ月後、数年後の「誠品生活日本橋」に、生徒たちのアイデアから生まれたテナントが登場するかもしれない。

参加した学生のリポートから
 「誠品生活日本橋」は、台湾と日本双方の文化を発信する「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」。その名の通り、本だけでなく、台湾の食や工芸品、アートなどさまざまなテナントが入っている。日本橋の古き良き日本文化と融合した複合型の商業施設だ。 物を売る店舗だけでなく、吹きガラス体験工房やリング作りなど、体験が可能なテナントも多数入っており、1フロアで「誠品生活」のすべてを堪能できる。広く作られた通路にも棚には小物がずらりと並に、市場のような印象を受けた。 「誠品生活」を日本に誘致するまでの道のりやリーシングの仕事についてもお話を聞いた。2019年に開業した当時、テレビや雑誌で特集がたくさん組まれていた記憶がある。当時海外に住んでいた私も「いつか行ってみたい!」とワクワクしたのを覚えている。そのワクワクを生み出すまでの過程は、長く地道な仕事の積み重ねであることを知った。開業に至るまでの5年に及ぶストーリーを垣間見られた気がして嬉しくなった。 「自分たちなら『誠品生活』のテナントにどのような店を誘致するのか?」について、私のテーブルでは、「現在の客層も楽しめつつ、新しい客層を誘致するには?」という問いに基づき、台湾の作家による家具の使い心地を体験できるスペースや、お客さんが和紙などのユニークな紙を選んで手帳を作れるショップなどの案が出ていた。体験できる店舗も多かっただけに、物を売るだけではないサービスの案が挙がったのが、とても興味深かった。 三井不動産の方からお話を聞き、0から1を生み出す仕事の大変さを改めて知った。文化を残し、形にすることは重要だ。しかし私がその文化を知れるのも、形に残そうと尽力した人がいるから。「誠品生活」を日本に誘致しようと決めた企業の存在があるから、今台湾の文化に身近に触れられている。これからより自分が触れられている文化を大切にしようと思う。物を売るまでの過程も知れたことで、見えない働きを想像して尊重できる消費をしたいと感じた。(Emma/高校2年)

 「『誠品生活』ってなんだ?」という状態で参加した。そもそも何を売っている場所なのか知らずに行ったので、最初は「無印良品」みたいなお店なのかなと想像していた。いざ行ってみると、お店の半分は近未来的でおしゃれな書店、もう片側は台湾と日本の文化の融合が感じられる様々なお店が集まったスペース。期間限定店舗を出すなら、私は抹茶屋や駄菓子屋さんがいいかなと思った。「誠品生活日本橋」の店内には台湾の食べ物が多く出店されているので、飲み比べや食べ比べできたら楽しい。今度訪れた時には、たくさん開催されていたワークショップの一つにも参加してみたい。(hana/中学3年)

 フロアには沢山の本がある書店、台湾のお菓子が揃う食品店、レストラン、カフェ、雑貨店が並んでいて、アクセサリーの加工や吹きガラスなど多様な文化体験もできて、ワクワクと快適を兼ね備えた、興味深い場所だった。「誠品生活」は「アジアで最も優れた書店」「世界で最もクールな書店」と呼ばれているそう。「誠品生活」を日本に招いた三井不動産のように、日本のグローバル化を推進する会社の社員さんに直接お話が聞けてよかった。日台のお互いの文化を尊重しつつ、お互いに取り入れられる場を作っていただけるのは、新しい価値観を持てる、いい機会だと思う。(ももか/高校3年)

 台湾から日本に「誠品生活」を誘致した三井不動産の営業部の方のお話から、台湾のお店を日本に持ってくるのはとても大変だったこと、1日何時間も台湾の「誠品生活」の社員さんとビデオ通話で話し合ったことを聞いて、とても苦労したんだなと思った。でも台湾の社員さんと日本の社員さんで楽しそうに飲み会をしている写真を見ると、関係性が素敵だなと感じる。とても大変だからこそ絆が生まれて、違う国同士の人達が共に楽しみながら本気で仕事をしたからこそ、日本に素敵なお店が沢山上陸し、色んな人に愛されている。グループワークでは皆さんの語彙力がとても豊富で、着眼点やアイデアが斬新で、圧倒されて言葉が出なかった……。なんだか入社試験をしているかのような気分になって、緊張したし、同世代でこんなにアイデアが生み出せて、自分の考えをアピール出来るなんて……と感心した。今回のプレ・インターシップ体験を通して、楽しんで仕事をする事や本気で仕事に臨むことで得られる絆を知った。そして、自分と全然違う考えを持った同世代の人の意見を聞いて凄く刺激をもらった。(こころ/高校3年)

 今回は、台湾発「誠品生活日本橋」で店作りを知る&体験するプレインターシップ。「誠品生活日本橋」は1フロア全体に本屋、飲食店、切子体験ができるスペースまであった。木をふんだんに用いた、開放的なデザインがすごく素敵。本屋もリラックスができる。独自にセレクトした書籍を紹介する棚があったり、棚と棚の間のすこし奥まったところに読書できるスペースがあったりの工夫がある。三井不動産の方のお話をきいて、たった1つの店を出店するまでに大変時間がかかることがよくわかった。実際3回断られても諦めず、最終的に出店が決まったと言っていた。何年もかけて理想の店を作る背景には、たくさんの努力が必要だと改めてわかった。また、チームワークの大切さがすごく伝わる。毎日毎日、台湾と日本で何時間もビデオ会議をして、意見を出し合い、やっと完成したお店と言っていたのを聞き、当時の写真を見て、様々な人の協力が大切だと感じた。(Eri/中学2年)

 フロア全体を案内していただいて感じたのは、フロア全体の一体感だった。フロアを構成しているショップは大きさもジャンルも多様だが、「誠品生活日本橋」として全体がまとまっている印象だった。アミューズメント施設が全体として作り出す世界観と似たような感覚だった。そして今回は「運営スキーム」という業務の形についても詳しく伺うことができた。互いに不足している部分を補うことで全体としてのクオリティに一貫性を持たせ、サービスとしての質を上げたことが分かり、新たなスキームが新たな形態を生むことを知った。大学では国際交流を学んでいるが、異文化をどのような形で伝えるのか、異文化に持ち込まれる文化はどう認識されて消費されるのかに関心があったので、とても興味深いプレ・インターンシップとなった。(小穴睦子/FFiメンター大学3年)

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ネイル「OPI」とゲーム機Xboxがコラボ 購入者には限定コンテンツを用意

 ネイルブランド「OPI」は5月2日、マイクロソフト(MICROSOFT)のゲーム機“エックスボックス(XBOX)”とコラボレーションした“ザ エックスボックス コレクション バイ オーピーアイ”の販売を開始した。Xboxのサブスクリプションゲームサービス「Xbox Game Pass」に登録されているゲームの世界観をイメージした2タイプ・全12色のネイルポリッシュをラインアップ。国内では楽天やアマゾン(Amazon)、雑貨店などで取り扱う。

 同コレクションは、スタンダードな“ネイルラッカー”(各税込1650円)と速乾タイプの“インフィニットシャイン”(各税込2420円)の2タイプを用意する。「バーチャルアイドルが愛してやまない煌めきのモーヴピンク」「闘争心に火を付ける勝利のアプリコットオレンジ」「可愛さのあまりにコントロールがきかない衝撃のシアンブルー」といったユニークな設定のカラーがそろう。

 なお、アマゾンで購入すると「Forza Horizon 5」や「Halo Infinite」で限定スキンをアンロックできる特別なゲーム用コンテンツがダウンロード可能となる。

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タプタプおなかはNO! 猫を反面教師におなか痩せ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.23。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「ぽっこりおなか」。ぽっこりおなかは猫にとってはチャームポイントになるけれど、人間にとっては醜いだけ。猫のように魅力に変えるのは至難の業だからこそ、ここは真面目に粛々とおなか痩せにいそしみましょう。猫と人間のおなかの違いへの理解を深めつつ、猫のようにダラダラしながらおなかを効率よく引き締めるボディーメイクアイテムをご紹介します。

ファッションを台無しにする、ぽっこりおなか

 ゴールデンウイーク真っただ中。初夏のはずなのに、年々この時期は真夏日に迫る暑さになっているような気がする。そうなると着る服も夏モードになるわけだが、久しぶりに薄着になると着心地やシルエットに違和感を覚え「あれ?」となる。体は服に隠れて怠けきった冬モードのままなので当然だ。

 特に気になるのがおなか周り。トップスを“イン”するトレンドはまだ続いているようなので、なんとなくその流れに乗ってみるが、くびれが消え、下っ腹がぽっこりし、みのを巻いたように腰肉がたっぷりついているのでスッキリ見えるどころか何だかもっさり。インしようがアウトしようがおばさん感が出てしまうので、泣きながら表を走ったり腹筋をし、「分厚いコートで隠せる冬の間に絞っておけば……!」と冬の間の己の怠慢を呪うのである(毎年やってる一連の流れ)。

おなかまでかわいいのは猫だけ。人間は潔く引き締めるべし

 ぽっこりおなかは、猫のチャームポイントの一つ。あのモフモフの毛に覆われたポヨンとしたおなかは、手で触れても顔をうずめてスーハーしても人を幸せにする、この世のものとは思えない尊さだ。

 猫の皮膚はとても緩く、他の猫や大きな獲物と取っ組み合いをしても致命傷を負うことが少ないのはこのたるんだ皮膚のおかげ。つまり、猫のおなかのたるみは怠慢からくる人間のそれとは違い、太っていようがいまいが関係ない。もともとおなかがタプタプしている生き物ということのようだ。

 とはいえ、このタプタプとしたおなかは皮だけでなく余分なぜい肉も含まれるので、猫といえども度を越すのはよろしくないらしい。現にわが家の次男坊・キツネも「そろそろダイエット始めないとね」と、かかりつけ医にイエローカードを出されてしまったので気をつけなければならないが、見た目だけで言えばタプタプ度が増すほどかわいさがアップするのは間違いないので猫狂いとしては複雑だ。

 人間でも、渡辺直美やゆりやんレトリィバァなど、ぽっちゃりを魅力に変えることに成功している人はたくさんいるが、著名人はそのパーソナリティーも加味されたうえで「ぽっちゃりでもかわいい」と評価される。だから、無名の私が「ぽっちゃりでもいっか」と開き直ったら最後、全てを諦めた太ったおばさんになるだけなので勘違いしないようにしたい。

ラクして引き締め! 賢くおなか痩せを狙えるボディーメイクアイテム

 以前23kg減量したときに、「規則正しい生活を送り、栄養バランスに気を配り、筋トレなど運動を習慣づける」という、至極当たり前のルーティンをこなすことが結局はダイエットやシェイプアップの近道ということを思い知ったのだが、ラクして絞れるならラクしたい。そこで、猫のようにダラダラ寝そべりながらでもスリムなボディーが目指せるお助けボディーメイクアイテムをピックアップ。これさえあれば、誘惑の多いゴールデンウイークも、デニムに肉が乗らない引き締まったおなかをキープできる……はず!

 毎日のボディーケアには、塗るだけでむくみやたるみのないおなかを目指せる「マリコール(MARY COHR)」の最新ボディー美容液を。温感ジェルによる持続するヒートアクション×厳選された自然由来成分で、蓄積した頑固な脂肪の燃焼と滞りをスッキリ流すドレイニングを促進。温めながら引き締めることで、巡りの悪さから起こるむくみやたるみをケアして、エステのスリミング後のような引き締まったボディーにリシェイプ!

 エステに行く時間が取れない、あるいは面倒くさいときには、「ヤーマン(YA-MAN)」の“キャビスパ RF”の最新版を。超音波で肌をケアするキャビテーション、深部から温めるパワーを20%もアップさせたラジオ波、筋肉を刺激するEMSの3つの機能で、広範囲を一気に温めながらパワフルに引き締め。スピーディーに効率よく緩みのないボディーラインを目指せる。自力での解決が難しいボディーの凸凹やフェイスラインのもたつきもケア可能。

 スッと縦線の入った美腹筋に憧れるけれど筋トレは苦手という人は、迷わず「シックスパッド(SIXPAD)」の“パワースーツ コアベルト”を。独自の布製電極「エレダイン」を搭載することで水だけの通電を実現。ジェルシートなしにおなかに巻き付けるだけでトレーニングができるため、とても手軽にEMSトレーニングを楽しめる。おなか周りと背筋を効率よく鍛える20Hzと、ストレッチや運動を組み合わせた4Hzの2種類のモードを選択でき、目的に合わせた効率的なトレーニングがかなう。

 猫にとっておなかは急所といわれるが、わが家の猫たちは野生を完全に忘れているので、ヘソ天でいびきをかいて眠り、お腹を撫で回しても動じない。これはおなかまでかわいいという自慢の現れであり、人間への挑発と思えてならない。心底、猫がうらやましい。

参考
ねこのきもち WEB MAGAZINE「愛らしく見える猫の『お腹のたるみ』 目立つ場合に気をつけたいこと」
「イラストでみる 猫学」(講談社)

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「ミズノ」×アーティスト空⼭基 コラボ最終章はシャンパンゴールド

 「ミズノ(MIZUNO)」は、アーティストの空山基とコラボしたスニーカー“ウエーブ プロフェシー ソラヤマ”の最新作を5月14日に発売する。価格は税込3万8500円。両者のコラボは第3弾であり、「最終章」と位置付ける。14日に先駆けて、7日にセレクトショップ、ツージー(2G)の東京店と大阪店、公式オンラインショップで先行販売する。

 “ウエーブ プロフェシー ソラヤマ”はこれまでシルバー、メタリックブラックを発売してきたが、本作ではゴールドを採⽤する。担当者は「空⼭⽒の理想とする色にたどり着くまで試⾏錯誤を繰り返し、セクシーさと気品が共存するシャンパンゴールドの⼀⾜が誕⽣した」と話す。

 “ウエーブ プロフェシー ソラヤマ”は、空⼭が1978年から製作を⾏う「セクシーロボット」シリーズを思わせる未来的なデザインと、クッション性に優れた「ミズノ」のソール“インフィニティ ウエーブ”をミックスしたもの。ミッドソールに半透明のパーツを組み込み、“宙に浮くスニーカー”をイメージした。第1弾、第2弾は半透明のアッパーにグラデーションプリントを施したが、本作では⾜全体が透けて⾒えるデザインを採用した。

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「シスレー」が初のリキッドアイシャドウ発売

 「シスレー(SISLEY)」は5月1日、初のリキッドアイシャドウコレクション「フィト オンブル エクラ リキッド」(全6色、税込各5500円)を発売した。

 今回採用したみずみずしい感触のリキッドテクスチャーは、滑らかな伸びのよさとさらっとした仕上がり、まぶたへの密着感とロングラスティングが特徴となっている。虹色に光るピグメントを豊富に配合し、軽やかな発色を実現した。弾けるように輝く“スパークリング”と、シルクのような光沢感の“サテン”の2種の質感を用意する。カラー同士の重ね付けやブレンドが可能な仕様となっている。

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経産省「これからのファッションを考える研究会」が分厚い報告書公開 有識者34人が議論

 経済産業省は2021年11〜12月に有識者会議「これからのファッションを考える研究会 ~ファッション未来研究会~」を開催し、ファッション領域において日本が海外需要を獲得していくために必要な方策を議論し、このほど報告書を公開した。同省のホームページから閲覧、ダウンロードができる。

 会議はオンラインで5回開催し、34人の有識者が参加。各回に設けたテーマに沿って、活発な議論がなされた。「ファッション業界を取り巻く環境は、消費の多様化や気候変動などの社会課題に声を上げる新たな消費者層の台頭、デジタル領域をはじめとする自己表現の場の拡大(デジタルファッション)など大きく変わりつつある。同時に新しいサービスモデルの出現やリセール市場の活性化、デジタル技術を活用した新たな市場の創造、バイオ技術の活用など国内外において、ファッションの“未来”の兆しが出てきている」と同省。議論はその“未来”の形を予測し議論するものとなった。

 報告書は次の10のキーワードで構成され、6人の識者へのインタビューや産業構造を示すデータなどを交えて横型資料で97ページにおよぶ。同省は、この資料が企業の戦略策定や学校教育資料として活用されることを期待している。表紙に掲載しているメールアドレスには閲覧者からの意見を受けつけている。

10のキーワード

1.需給ギャップを縮小させるビジネスモデル
2.良いモノを長く楽しむファッション文化
3.循環システムの構築
4.質量のないデジタルファッション
5.創造性の発揮を支援するテクノロジーの台頭
6.創造社会の新しい市場ルール
7.ラグジュアリー概念のアップデート
8.これからの海外需要獲得
9.ビジネスで留意すべきファッションロー
10.ファッションの未来に求められる人材論

*以下、肩書きは2021年12月16日時点
座長
水野大二郎/京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

副座長
軍地彩/gumi-gumi代表

副座長
福田稔/ローランド・ベルガー パートナー

委員
安西洋之/モバイルクルーズ代表取締役
石川俊祐/KESIKI Inc.パートナー
海老澤美幸/三村小松山縣法律事務所 弁護士/ファッションエディター
梶原加奈子/KAJIHARA DESIGN STUDIO CEO
金山裕樹/ZOZO NEXT代表取締役
鎌田安里紗/ 一般社団法人 unisteps 共同代表理事
河野秀和/シタテル代表取締役CEO
川崎和也/Synflux代表取締役兼CEO
栗野宏文/ユナイテッドアローズ上級顧問
小泉智貴/TOMOKOIZUMIデザイナー
コシノヒロコ/ファッションデザイナー
齋藤牧里/afumi.inc代表取締役
鈴木淳哉/chlomaデザイナー
須藤玲子/テキスタイルデザイナー
関山和秀/Spiber取締役兼代表執行役
高橋悠介/CFCL代表兼クリエイティブディレクター
田原純香/メルカリ サステナビリティチーム マネージャー
鶴岡裕太/BASE代表取締役CEO
中里唯馬/YUIMA NAKAZATOデザイナー
中野香織/Kaori Nakano代表取締役、昭和女子大学客員教授
ノルベール ルレ/LVMH ジャパン株式会社 代表取締役社長
福田泰己/アダストリア 取締役
藤嶋陽子/ZOZO NEXT Fashion Tech News 編集長
辺見芳弘/ヨウジヤマモト取締役会長
松下久美/ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表
松島倫明/WIRED日本版編集長
向千鶴/WWDJAPAN編集統括兼サステナビリティ・ディレクター
村木剛/ヨウジヤマモト常務執行役員
森田修史/クチュールデジタル代表取締役 CEO
森永邦彦/アンリアレイジ代表取締役社長/デザイナー
渡邊真之助/海外需要開拓支援機構 投資戦略グループ シニアディレクター

<オブザーバー>
黛桂子/ファーストリテイリング サステナビリティ部 グローバル環境マネジメントチーム リーダー
シェルバ英子/ファーストリテイリング コーポレート広報部 ソーシャルコミュニケーションチーム リーダー
経済産業省 経済産業政策局 知的財産政策室
産業技術環境局 資源循環経済課
製造産業局 生活製品課
商務情報政策局 コンテンツ産業課
環境省 「ファッションと環境」タスクフォース

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「ニューバランス」×「エメ レオン ドレ」のコラボバッシュ 今度はハイカットの“650”

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「エメ レオン ドレ(AIME LEON DORE)」とのコラボスニーカー“ニューバランス × エメ レオン ドレ 650(NEW BALANCE × AIME LEON DORE 650”を5月6日に発売する。「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)」や「ニューバランス」公式オンラインストア、「ニューバランス」六本木19:06などで扱う。サイズは26.0~30.0cm、価格は税込2万5300円。

 両者はこれまでに、“International Friendship Through Basketball”を掲げて、ローカットのバスケットボールシューズ“550”をもとに複数のコラボモデルを販売してきた。今回はハイカットの競技用モデル“650”をベースに、1989年発売当時のカラーであるグレー、ネイビー、レッド、グリーンの4色を用意。かかとの安定性を高める2重のヒールカウンターや、前方向への屈曲性を向上させるアッパー設計、通気性と吸汗性に優れる幅広のシュータンなどで機能をアップデートしており、インソールには立体成型のEVA素材を使い、心地よいフィット感と適度なクッション性をも実現した。

 「エメ レオン ドレ」は、2014年にテディ・サンティス(Teddy Santis)が米ニューヨークで設立したライフスタイルスポーツブランド。テディは2021年に「ニューバランス」の“メイド イン USA”コレクションのクリエイティブ・ディレクターに就任し、4月末には彼が手掛けた初のコレクションが発売された。

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百貨店4月度は1〜4割増収 昨年の休業の反動増

 百貨店大手5社の4月度の売上高が出そろった。前年4月は前半がまん延防止法、25日以降は緊急事態宣言によって食品などの“生活必需品”を除く大半の売り場を閉めていたため、各社ともに大幅な反動増になった。天候にも恵まれ、外出する機会も増えたため、ジャケットなど衣料品にも動きが出ている。

 三越伊勢丹が29.6%増、高島屋が23.8%増、大丸松坂屋が24.5%増、そごう・西武が12.3%増、阪急阪神百貨店が42.2%増だった。それでもコロナ前の一昨年4月と比較すると、まだ1〜2割減の水準になる。

 昨年4月25日以降の緊急事態宣言中、“豪奢品”扱いされて販売できなかったラグジュアリーブランドや宝飾品・時計などの高額品の前年対比が跳ね上がった。高額品だけでなく、一般の婦人服や婦人靴、バッグなども外出機会の増加によって回復傾向にある。三越伊勢丹は「ゴールデンウイークを控えた買い替えや気温の上昇に伴う実需購買などから、春夏衣料や服飾雑貨も好調だった」という。

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百貨店4月度は1〜4割増収 昨年の休業の反動増

 百貨店大手5社の4月度の売上高が出そろった。前年4月は前半がまん延防止法、25日以降は緊急事態宣言によって食品などの“生活必需品”を除く大半の売り場を閉めていたため、各社ともに大幅な反動増になった。天候にも恵まれ、外出する機会も増えたため、ジャケットなど衣料品にも動きが出ている。

 三越伊勢丹が29.6%増、高島屋が23.8%増、大丸松坂屋が24.5%増、そごう・西武が12.3%増、阪急阪神百貨店が42.2%増だった。それでもコロナ前の一昨年4月と比較すると、まだ1〜2割減の水準になる。

 昨年4月25日以降の緊急事態宣言中、“豪奢品”扱いされて販売できなかったラグジュアリーブランドや宝飾品・時計などの高額品の前年対比が跳ね上がった。高額品だけでなく、一般の婦人服や婦人靴、バッグなども外出機会の増加によって回復傾向にある。三越伊勢丹は「ゴールデンウイークを控えた買い替えや気温の上昇に伴う実需購買などから、春夏衣料や服飾雑貨も好調だった」という。

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「ディオール」韓国初のショーにBLACKPINKのJISOOが来場 新ポップアップもオープン

 「ディオール(DIOR)」は4月30日、2022年ウィメンズ・フォール・コレクションのランウエイショーをソウルで開催した。韓国で行われるのは今回が初めて。フロントローには、同ブランドのグローバルアンバサダーを務めるBLACKPINKのJISOO(ジス)のほか、元フィギュアスケート選手のキム・ヨナ(Kim Yuna)、ドラマ「Pachinko パチンコ」に主演した俳優のキム・ミンハ(Kim Minha)、モデルのアイリーン・キム(Irene Kim)、K-POPガールズグループ、レッド・ベルベット(RED VELVET)のイェリ(Yeri)らが着席した。

 会場となった梨花女子大学校には、巨大なスケートパークを思わせる舞台を設置。ショーのオープニングには複数の女性スケートボーダーが登場し、女性のエンパワメントやシスターフッド、多面性のある女性らしさを表現した。なお、「ディオール」は次世代の女性リーダー育成のため、22年3月に梨花女子大学校とパートナーシップ契約を締結している。

 今回のショーに合わせて訪韓したマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは、「K-POPは娘を通じて聞くようになり、BLACKPINKにもとても感銘を受けた。JISOOはポジティブでエネルギッシュな女性性を体現しており、『ディオール』の素晴らしいアンバサダーだ」と語った。

 韓国の金融監督院によれば、「ディオール」は韓国市場で業績を伸ばしており、21年の営業利益は1047億ウォン(約107億円)と前年の2.4倍だった。ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)会長兼最高経営責任者は、「韓国で業績が非常に好調なことを受けて、売り場を拡大する複数のプロジェクトが進行中だ」とコメントした。

 現在、「ディオール」のウィメンズは韓国で12店を運営。それに加えて、新たなポップアップストア「ディオール ソンス(DIOR SEONGSU)」をオープンした。3月にリニューアルオープンしたパリ本店を着想源とした「ディオール ソンス」の広さは約700平方メートル。カフェも併設されており、数年にわたって営業する予定だという。

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「ルシアン ペラフィネ」2022年秋冬コレクション

 「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」が2022年秋冬コレクションを発表した。

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「ルシアン ペラフィネ」2022年秋冬コレクション

 「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」が2022年秋冬コレクションを発表した。

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緊縛師のHajime Kinokoが原宿のアートギャラリーを“緊縛”するインスタレーションを開催

 クリエイティブ・エージェンシーのエン ワン トウキョウ(en one tokyo)が運営する東京・原宿のアートスペース「スタンドバイ(StandBy)」は、ロープアーティストや緊縛師として活動するハジメ・キノコ(Hajime Kinoko)とコラボレーションしたインスタレーションを5月8日まで開催中だ。入場は無料。

 今回のインスタレーションは、ハジメ・キノコがアイコニックな赤紐で「スタンドバイ」の建物全体を“緊縛”するというもの。外壁を縦横無尽に走る赤紐は全てが内側へと続き、内部中央の空間で星型の多角形を形作っている。なお、7日には外壁に5人の女性を縛り付けるスペシャルイベントが予定されているそうだ。

 Hajime Kinokoは1977年生まれ。“緊縛”をエロスと捉えるだけでなくアートなどへと昇華し、自然や空間までをも縛るユニークな作品性が高く評価され、国内外でイベントや公演を数多く実施。2016年には、「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」表参道店のオープニングイベントで緊縛ショーを披露した。

■Hajime Kinokoインスタレーション
会期:〜5月8日
会場:スタンドバイ
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-1
入場料:無料

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