百貨店はコロナ禍以前に迫る回復 5月、大型連休と気温上昇で

 主要百貨店各社の2022年5月度業績は、政府による行動制限のない大型連休や気温の上昇による外出増で、コロナ禍前に迫る水準まで回復した。

 19年5月と比較した売上高は、三越伊勢丹が2.5%減、高島屋が6.7%減、そごう・西武が4.4%減、大丸松坂屋百貨店が13.1%減、阪急阪神百貨店が4.0%減。免税売上高を除けば、阪急阪神百貨店(4%増)、高島屋(微増)は19年同月実績を上回った。三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店も19年比約10%増、阪急阪神百貨店の両本店(阪急うめだ本店と阪神梅田本店)も同2ケタ増だった。

 外出機会の増加で、春夏衣料がよく動いた。そごう・西武は衣料品全体の売上高が19年5月と同水準まで回復。三越伊勢丹はボリュームの婦人服は19年5月実績に1〜2割ほど届かないものの、「全体としてカジュアル衣料の需要は高い。紳士のカットソーやシャツなどはコロナ前(19年実績)を超えた」(同社広報)。

 高額品の勢いは衰えず、三越伊勢丹は宝飾・時計・ハンドバッグが19年5月比で2ケタ増。阪急阪神百貨店は「ゴールデンウイークに購買意欲の高いお客さまが多く、ラグジュアリーファッション、アクセサリーや宝飾品が特に好調だった」。

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ヴァージルが手掛けた未公開ルックの披露も「ルイ・ヴィトン」がタイで2022-23年秋冬メンズのリピートショーを開催

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1月にパリで披露した2022-23年秋冬メンズ・コレクションのリピートショーをタイ・バンコクで行う。日時は、日本時間の6月1日21時30分から(現地時間の同19時30分から)。会場は複合施設のアイコンサイアム(IconSiam)で、ブランドの公式ウェブサイトなどでライブストリーミングする。

 同コレクションは、21年11月に急逝したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが生前に95%を完成させていた最後のコレクション。今回のショーでは、「大人になることに対する前提、グローバルな視点、創造のサイクルという3つのアイデアを円形モチーフを通して表現した」という未公開の9ルックも披露する予定だ。

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スケータースタイルを取り入れた「バーバリー」 ポップアップ当日はコラボブランド創業者も駆けつけ

 「バーバリー(BURBERRY)」は、アムステルダムを拠点とするスケーターブランド「ポップトレーディングカンパニー(POP TRADING COMPANY)」とのコラボポップアップストアを6月1日から伊勢丹新宿本店メンズ館と阪急メンズ大阪で開催中だ。コラボコレクションはポップアップストアで先行販売するほか、8日から公式オンラインストアおよび一部店舗でも取り扱う。

 「ポップトレーディングカンパニー」は2013年、スケートショップに勤めながら仲を深めたピーター・コルク(Peter Kolk)とリック・ヴァン・レスト(Ric Van Rest)が共同で設立した。ヨーロッパでの生産にこだわるアパレルやスケートアイテムのほか、スケートに関する映像制作なども行う。

 ポップアップに際して来日したコルク共同設立者は、「スケーターブランドとして『バーバリー』のようなブランドから声がかかるのは本当に珍しいことで、最初は信じられなかった!2人で車で移動していたときの電話を思い出すと、コラボが形になって夢のようだ。『バーバリー』はいつの時代も存在感を持っており、アイコニックな製品も多い。“自分がどんな世界を見たいか”の精神をクリエイティブに貪欲に落とし込んで、スケートコミュニティーを盛り上げていきたい」とコメント。

 レスト共同設立者もまた「『バーバリー』は歴史ある豊かなヘリテージブランド。同じヨーロッパを拠点とする同志として、コラボができて光栄だ。『バーバリー』のクラシックなシルエットを活かしたコレクションが実現した。例えば定番のトレンチコートはボタンで長さを調整可能に。すぐにでもスケートできるスタイルに仕上げた。チェック柄には反射する素材を入れ込んで、夜スケートをするときにフラッシュをたくとビビットに光るようになっている。こういったコラボをきっかけに、若いスケーターたちにインスピレーションを与えられたらうれしい」と語った。

 コラボコレクションは、日中はなかなかスケートをする場所がない現状があることから、スケーターコミュニティーのナイトシーンに着目。着心地と動きやすさに重きをおいたリラックスシルエットや、夜を表現したカラーパレットであるグレーやブラック、スケートに乗っている一瞬を切り取ったようなあえて“ブレた”チェック柄を取り入れるなど、両ブランドの伝統と世界観を融合した。チェック柄の赤い線は、オランダを拠点とするブランドであるということから、「飾り窓」に見られる赤いネオンを模して夜の街を再現したという。

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「RMK」から爽快感のあるジェルアイテムが限定復活 ひんやり保湿液とパクチーミントが香る化粧下地

 「RMK」は6月3日、暑い季節に爽快感を与えるクールなジェルアイテム2品が数量限定で復活販売する。2020年に限定発売したひんやりとした感触の保湿液“ファーストセンス クーリングジェル”(150mL、税込3960円)に加え、19年と21年に限定発売したパクチーミントの香りの夏用化粧下地“クールジェル ハイドレーティング フェイスプライマー”(30mL、税込4070円)をラインアップ。どちらも5月20日から予約を開始している。

 “ファーストセンス クーリングジェル”は、とろみのあるジェルが肌にのせた瞬間にみずみずしく変化する保湿液。トリートメントローションの共通美容成分であるセイヨウナシ果汁発酵エキスとセージ葉エキス、肌を滑らかに整えるヒメフウロエキスやハニーサックルエキスなどを配合し、火照った肌をクールダウンしながら引きしめ、潤いのある肌に導く。ブラックペッパーとピンクペッパーをスパイスに、サンダルウッドとローズをプラスしたスパイシー&パウダリーな香り。

 化粧下地の“クールジェル ハイドレーティング フェイスプライマー”は、メントール配合のクールなジェルが肌を引きしめ、汗や皮脂に崩れにくい肌に整える。また、ジェルには微細なシルバーパールが含まれ、自然なトーンアップがかなう。スパイシーなパクチーにミントとセージをブレンドしたパクチーミントの香り。

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「RMK」から爽快感のあるジェルアイテムが限定復活 ひんやり保湿液とパクチーミントが香る化粧下地

 「RMK」は6月3日、暑い季節に爽快感を与えるクールなジェルアイテム2品が数量限定で復活販売する。2020年に限定発売したひんやりとした感触の保湿液“ファーストセンス クーリングジェル”(150mL、税込3960円)に加え、19年と21年に限定発売したパクチーミントの香りの夏用化粧下地“クールジェル ハイドレーティング フェイスプライマー”(30mL、税込4070円)をラインアップ。どちらも5月20日から予約を開始している。

 “ファーストセンス クーリングジェル”は、とろみのあるジェルが肌にのせた瞬間にみずみずしく変化する保湿液。トリートメントローションの共通美容成分であるセイヨウナシ果汁発酵エキスとセージ葉エキス、肌を滑らかに整えるヒメフウロエキスやハニーサックルエキスなどを配合し、火照った肌をクールダウンしながら引きしめ、潤いのある肌に導く。ブラックペッパーとピンクペッパーをスパイスに、サンダルウッドとローズをプラスしたスパイシー&パウダリーな香り。

 化粧下地の“クールジェル ハイドレーティング フェイスプライマー”は、メントール配合のクールなジェルが肌を引きしめ、汗や皮脂に崩れにくい肌に整える。また、ジェルには微細なシルバーパールが含まれ、自然なトーンアップがかなう。スパイシーなパクチーにミントとセージをブレンドしたパクチーミントの香り。

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「ヒロフ」「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」の3社体制へ ワールドがレザーグッズ強化

 ワールドは、バッグなどのレザーグッズ事業を強化する。自社系の投資ファンドが出資するヒロフを通じて、「トフ&ロードストーン(TOFF&LOADSTONE)」を運営するT&Lの全株式を6月1日付で取得した。ヒロフ、ヒロコハヤシ、T&Lの3社体制によって調達、店舗開発、ECなどの連携を深め、アフォータブル・ラグジュアリー市場で成長を目指す。

 W&Dインベストメントデザイン、ワールド、日本政策投資銀行が共同出資するW&Dデザインファンドを軸に、レザーグッズ事業を6月1日付で再編した。W&Dデザインファンドは、2019年3月に全株式を取得したヒロフへの追加投資を実施。同時にヒロフはワールド子会社のヒロコハヤシの全株式を譲り受けた。さらにヒロフはT&Lの全株式も取得した。それぞれの取得金額は明らかにしていない。

 3社はいずれもイタリア産や日本産の上質なレザーを使ったバッグや雑貨小物を扱う。ハンドバッグの中心価格は、「ヒロフ」が7万円前後、「ヒロコハヤシ」が4万5000円前後、「トフ&ロードストーン」が4万円前後。販路は「ヒロフ」が百貨店を中心に41店舗、「ヒロコハヤシ」が百貨店や路面店で7店舗、「トフ&ロードストーン」がセレクトショップへの卸売りとECとなる。3社の合計売り上げは30億円超。

 3社のトップを兼任することになった佐々木圭子社長は、各ブランドの4つの共通する強みをあげる。

 「一つは日本およびイタリアで作られる上質な商品であること。二つ目は定番が7〜8割を占めるため、定価を維持できていること。三つ目は全てオリジナルデザインで型紙を作り、金具まで独自に企画していること。四つ目はアフォータブル(手が届く)な適正価格で多くの人にリーチできること。同じようなブランドは他になく、海外市場を含めたポテンシャルは大きい。」

 ECがまだ手薄な「ヒロフ」、ブランドの世界観を見せるようなリアル店舗が少ない「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」など、それぞれの課題に合わせてワールドのデジタルや店舗開発のリソースを注入する。素材調達や生産も連携することで、昨今のコスト高に対応する。物流、人事、財務といったワールドの機能も最大限に活用する。

 今回、新たに加わったT&Lは、04年にデザイナーの坂井一成氏が創業。レザーだけでなく、真鍮の金具にまでこだわったモダンなデザインが特徴で、セレクトショップなどで人気を集めてきた。

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「ヒロフ」「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」の3社体制へ ワールドがレザーグッズ強化

 ワールドは、バッグなどのレザーグッズ事業を強化する。自社系の投資ファンドが出資するヒロフを通じて、「トフ&ロードストーン(TOFF&LOADSTONE)」を運営するT&Lの全株式を6月1日付で取得した。ヒロフ、ヒロコハヤシ、T&Lの3社体制によって調達、店舗開発、ECなどの連携を深め、アフォータブル・ラグジュアリー市場で成長を目指す。

 W&Dインベストメントデザイン、ワールド、日本政策投資銀行が共同出資するW&Dデザインファンドを軸に、レザーグッズ事業を6月1日付で再編した。W&Dデザインファンドは、2019年3月に全株式を取得したヒロフへの追加投資を実施。同時にヒロフはワールド子会社のヒロコハヤシの全株式を譲り受けた。さらにヒロフはT&Lの全株式も取得した。それぞれの取得金額は明らかにしていない。

 3社はいずれもイタリア産や日本産の上質なレザーを使ったバッグや雑貨小物を扱う。ハンドバッグの中心価格は、「ヒロフ」が7万円前後、「ヒロコハヤシ」が4万5000円前後、「トフ&ロードストーン」が4万円前後。販路は「ヒロフ」が百貨店を中心に41店舗、「ヒロコハヤシ」が百貨店や路面店で7店舗、「トフ&ロードストーン」がセレクトショップへの卸売りとECとなる。3社の合計売り上げは30億円超。

 3社のトップを兼任することになった佐々木圭子社長は、各ブランドの4つの共通する強みをあげる。

 「一つは日本およびイタリアで作られる上質な商品であること。二つ目は定番が7〜8割を占めるため、定価を維持できていること。三つ目は全てオリジナルデザインで型紙を作り、金具まで独自に企画していること。四つ目はアフォータブル(手が届く)な適正価格で多くの人にリーチできること。同じようなブランドは他になく、海外市場を含めたポテンシャルは大きい。」

 ECがまだ手薄な「ヒロフ」、ブランドの世界観を見せるようなリアル店舗が少ない「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」など、それぞれの課題に合わせてワールドのデジタルや店舗開発のリソースを注入する。素材調達や生産も連携することで、昨今のコスト高に対応する。物流、人事、財務といったワールドの機能も最大限に活用する。

 今回、新たに加わったT&Lは、04年にデザイナーの坂井一成氏が創業。レザーだけでなく、真鍮の金具にまでこだわったモダンなデザインが特徴で、セレクトショップなどで人気を集めてきた。

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「クリスチャン ルブタン」が伊勢丹新宿でポップアップ 新作バッグや先行販売アイテムなど

 「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は、“カバ(KABA)”シリーズの新作バッグ“グリーカバ(GREEKABA)”を販売するポップアップを伊勢丹新宿本店本館2階 婦人靴/プロモーションスペースで6月14日まで開催中だ。

 “グリーカバ”は大地と海に着想を得たデザインで、ギリシャ出身のイラストレーター、コンスタンチン・カカニアス(Konstantin Kakanias)と協業し製作した。同イベントでは、大容量のトートバッグ“グリーカバ スモール”(税込28万9300円)と、ショルダーストラップ付きの“グリーカバ ミニ”(同23万8700円)を用意する。加えて、地中海と古代建築に着目したトートバッグやシューズ、ポップアップで先行販売するアイテムもそろえる。

 “グリーカバ”の売り上げの一部は、インスピレーション源であるギリシャの慈善団体「トゥギャザー・フォー・チルドレン(Together For Children)」に寄付する。

■「クリスチャン ルブタン」ポップアップ
会期:6月14日まで
場所:伊勢丹新宿本店本館2階 婦人靴/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「クリスチャン ルブタン」が伊勢丹新宿でポップアップ 新作バッグや先行販売アイテムなど

 「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は、“カバ(KABA)”シリーズの新作バッグ“グリーカバ(GREEKABA)”を販売するポップアップを伊勢丹新宿本店本館2階 婦人靴/プロモーションスペースで6月14日まで開催中だ。

 “グリーカバ”は大地と海に着想を得たデザインで、ギリシャ出身のイラストレーター、コンスタンチン・カカニアス(Konstantin Kakanias)と協業し製作した。同イベントでは、大容量のトートバッグ“グリーカバ スモール”(税込28万9300円)と、ショルダーストラップ付きの“グリーカバ ミニ”(同23万8700円)を用意する。加えて、地中海と古代建築に着目したトートバッグやシューズ、ポップアップで先行販売するアイテムもそろえる。

 “グリーカバ”の売り上げの一部は、インスピレーション源であるギリシャの慈善団体「トゥギャザー・フォー・チルドレン(Together For Children)」に寄付する。

■「クリスチャン ルブタン」ポップアップ
会期:6月14日まで
場所:伊勢丹新宿本店本館2階 婦人靴/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「シック」がサステナブルなカミソリ発売 持ち手に竹素材、分別しやすく

 シェービング製品を展開するシック・ジャパンは2000年から続く人気使い捨てカミソリブランド“エクストリーム3”の新製品として、ハンドル部分に天然竹を使用した“エクス トリーム3 バンブー”(替え刃2個付き、税込768円*編集部調べ)の発売を公式サイトおよび全国のバラエティーショップで開始した。刃を含むカートリッジ部分をホルダーに着脱し交換することができるため一つのホルダーを長く使うことができるほか、分別廃棄も簡便な環境配慮型のハイブリッドタイプとなる。

 同製品は「使い捨てカミソリでも環境に配慮したい」というユーザーの声を受け、替刃式カミソリと使い捨てカミソリ両方の特徴を活かしつつ、サステナブルな素材を使うという視点で誕生。竹は成長が早いため資源として枯渇にくく、強い抗菌作用がある上にしなやかで丈夫なことからホルダー部分に採用された。

 竹素材はハンドル部分の約70%に使用し、残りの30%は防水・防カビ効果のあるコーティング剤で構成した。ブランドの特徴である「曲がる3枚刃」を備えて快適な深剃りを追求した刃の部分には75%リサイクルスチール(ステンレス刃物鋼)を75%使用。フレームにはリサイクルプラスチック80%を使うなど、各パーツに環境配慮素材を用いている。

 貝印もハンドルを紙素材にした“紙カミソリ”を展開しており、今春からは全国のローソンでの取り扱いも始まった。同製品は2021年4月に公式サイトでテスト販売を行ったところ3日で完売するなど多くの反響があったという。使い捨てカミソリのサステナブルな進化は今後も続きそうだ。

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「ルイ・ヴィトン」からバンダナ調の小物 ストローハットやストール、眼鏡ケースなど

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、バンダナ調のメンズ小物を発売した。ネイビーを基調とし、ブリーチを施したような仕上げが特徴だ。ストローハット(9万5700円税込、以下同)やストール(6万8200円)、レザーバッグ(30万4700円)などリゾートを感じさせる商品をラインアップする。 

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プーチ、「バイレード」の過半数株式を取得 ゴーラム創業者はチーフ・クリエイティブ・オフィサーを続投

 ラグジュアリーファッション・フレグランス企業のプーチ(PUIG)は、「バイレード(BYREDO)」の過半数株式を取得した。取引額などの詳細は明らかにされていない。創業者のベン・ゴーラム(Ben Gorham)は、引き続きチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして同ブランドを率いるという。

 スウェーデン・ストックホルム発のフレグランスブランド「バイレード」は、プロのバスケットボール選手だったゴーラム創業者が2006年に立ち上げた。ミニマリスティックなパッケージとシンプルながらもユニークな香りが人気で、ファッショニスタの愛用者も多い。13年に、同じくフレグランスの「ディプティック(DYPTIQUE)」や、ニューヨークのスキンケアブランド「マリン&ゴッツ(MALIN+GOETZ)」などを保有する投資会社マンザニータ・キャピタル(MANZANITA CAPITAL以下、マンザニータ)の傘下となり、近年はカラーコスメ、レザーグッズ、アイウエアとカテゴリーを拡大していた。マンザニータは、21年9月頃から「バイレード」の売却を検討しており、22年5月中旬にはロレアル(L’OREAL)が買収するのではないかとの憶測が広まっていた。なお、今回の取引後もマンザニータは少数株主として残る。

 プーチの21年度の売上高は25億8000万ユーロ(約3534億円)で、「バイレード」の売り上げは1億ドル(約127億円)を突破していると見られている。

 マーク・プーチ(Marc Puig)=プーチ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『バイレード』を迎えることができ、大変うれしく思っている。同ブランドは、人々の自己表現力をエンパワーし、ESG(環境、社会、ガバナンス)アジェンダに強くコミットするという当社のパーパスをさらに強化してくれると確信している。当社の経験やリソースを活用し、モダン・ラグジュアリーを体現するこのユニークなブランドをさらに発展させていきたい」と語った。

 ウィリアム・フィッシャー(William Fisher)=マンザニータCEOは、「当社は一族経営の会社で、『バイレード』は10年近くファミリーの一員だった。今後は、(プーチという)私たちと同じく素晴らしいブランドを育むことに情熱的な一族経営の会社と共に、「バイレード」の次章を作り上げていけることを誇らしく思っている」と述べた。

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美容機器ブランド「ステラ ボーテ」がデビュー 第1弾製品は”ムダ毛ケア”

 ライフスタイル関連事業を展開するKiralaは6月1日、 初の美容機器ブランド「ステラ ボーテ(STELLA BEAUTE)」をデビューさせた。ブランド名の「ステラ」はイタリア語で「輝く星」を意味する 。 第1弾製品の”ステラ ボーテ IPL光美容器”(税込5万8000円)は、美しいデザイン性と機能性を兼ね備え、業界最高クラスのパワーと独自技術により「全身ムダ毛“0”」「痛さ・熱さ“0”」「肌荒れ“0”」、 ケアストレス“0”の美容習慣を提案する。

 家庭用IPL光美容器「ステラ ボーテ」は18.8J (ジュール)の照射パワーがあり、パワフルな光が肌にムラなく均一に当たり細い産毛にも効果が期待できる。また、冷却技術“Wアイスプロテクション”により痛みややけどのリスクを低減。さらにブランド独自の機能として「美肌ケアモード」や「アクネケアモード」、LEDによる除菌機能のオートクリーンシステムを搭載し肌荒れの心配がない安全で快適なケアを可能にする。

 これらの機能性の良さに加えて、同ブランドで特にこだわったのは見た目の美しさだ。一般的に脱毛器は電動シェーバーから派生して作られたものも多く、そのため男性的で無骨なデザインになりがちだ。しかし「きれいになりたい」という思いで使う化粧品や美容機器こそ、デザインが美しくあるべきだと考え、「ステラ ボーテ」の製品はパッケージを開けた瞬間にときめき、思わず手に取りたくなる デザインを追求。リビングなどに置いても違和感なく溶け込むデザインをイメー ジした。製品はサロンのほか自社のECサイトで展開しており、予約分は好調なスタートを切っている。

 冬には第2弾製品として、保湿効果があり表情筋にアプローチするアイテム をリリースする予定だ。

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資生堂からZ世代男性にスキンケアブランド まずは中国市場から

 資生堂は、Z世代の男性(10〜20代前半)に向けたスキンケアブランド「サイドキック(SIDEKICK)」をスタートし、6月1日に発売した。彼らのライフスタイルや価値観を刺激するブランディングと、市場で競合の比較的少ない「プレミアムゾーン」(百貨店向けとドラッグストア・バラエティーショップ向けの中間程度の価格帯)でのシェア獲得を目指す。EC販路を主軸とし、まずは男性化粧品需要の伸長が著しい中国市場の開拓に注力する(中国での販売は7月から)。国内では東京・原宿の資生堂ビューティ・スクエアで取り扱う。

 ラインアップは洗顔料の“ハイブリッドクレンザー”(120g、税込1760〜2090円※編集部調べ、以下同)、化粧水の“ハイブリッド エッセンスイン ローション”(150mL、2420円)、クリームの“ハイブリッド エッセンス イン モイスチャライザー”(60g、2530円)シート状マスクの“ハイブリッド TU ダブル マスク”(Tゾーン用とUゾーン用各10枚、3080円)。

 ブランド名は、大切な小物などを収納するためのジーンズのポケットに由来。「いつも何らかのトラブルを抱えている若い男性の肌に寄り添えるブランドになりたい」(経営戦略部ブランド開発室の藤田悟氏)との思いを込めた。同社の肌研究から20代のの男性の肌は他の年代や女性と比較して「水分を保持するバリア機能が低い」「紫外線などの環境ストレスに弱い」「ゆらぎやすい」といった傾向があることが分かった。そういった特性にアプローチする成分としてワイルドタイムエキス、グルタミン酸、イザヨイバラエキスを配合した。

 容器はブランドロゴを大胆に配したキャッチーなデザイン。「ありふれたものではZ世代には刺さらない」との考えから、従来の資生堂ブランドの既成概念を打ち破るべく、若々しく力強いイメージを大胆に打ち出した。洗顔料はアルミチューブ式(1種はガス噴射式)。「彼らは提示されたものをそのまま受け入れるのではなく、自分独自の解釈やアレンジを加える。この洗顔料も、容器の後ろから丁寧に絞り出したり、握りつぶしてへこませたりと、自由に使っていただきたい」と語った。

なお、同社からのメンズブランドは2003年に誕生した「シセイドウ メン(SHISEIDO MEN)」 以来、19年ぶりとなる。

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「マーク ジェイコブス」から新作の“ザ Jマーク ショルダーバッグ” ウィノナ・ライダーがキャンペーンに登場

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は6月1日、新作の“ザ Jマーク ショルダーバッグ”を発売した。価格は6万2700〜6万7100円(税込)。グローバルキャンペーンには、俳優のウィノナ・ライダー(Winona Ryder)を起用した。

 同バッグは、柔らかくしなやかな牛革を使用。ブランドのシグネチャーである“Jマーク”のクロージャー(留め具)が特徴だ。チェーンストラップのほかにウェビングストラップも付属し、ショルダーバッグ、クロスボディーバッグ、クラッチバッグと3ウエイで使える。

 キャンペーンビジュアルはロサンゼルスで撮り下ろし、ライダーは「マーク ジェイコブス」のコレクションピース(アーカイブ)を着用した。撮影は、写真家のハーリー・ウィアー(Harley Weir)が行った。

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高品質スポーツウオッチ「スント」がサステナビリティを加速 100%再生可能エネルギーで製造

 フィンランド発の高品質スポーツウオッチブランド「スント(SUUNTO)」は、「遊び場(自然)を守る」をスローガンに、環境保全の取り組みを加速させる。ビジョン推進のための具体的なステップとして、「二酸化炭素の削減」「再生可能エネルギーの活用」「無駄の見直し」「修理」の4項目にフォーカス。サプライチェーンに関するサステナビリティの指針を示し、自社で排出される二酸化炭素量のリポートなども開示した。

 「スント」の全ての製品を作るフィンランドの工場と本社では、2009年に本格的に100%再生可能エネルギーへの転換を始めている。これにより13年は約1500トンだった二酸化炭素の排出量を、20年には約500トンまで削減することに成功。21年に転換を完了した。カーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)は、国際的に認められている「温室効果ガスプロトコル」に基づき算定されている。

 さらに製造工程で出る廃棄物を把握し、適切に処理されるまで追跡することで事業ゴミの削減にも努める。2020年の事業ゴミの廃棄量は、8万5769トン。内訳の1位は、電力や風力などのエネルギー廃棄物(30.5%)、2位は段ボール(28.8%)、3位は製材所や林業の廃棄物、家庭の食品廃棄物などのバイオ廃棄物(8.8%)だった。

 また、高品質なウオッチは、リペアサービスでさらに長く使い続けることを推薦している。修理工程で不要となった電子機器や部品なども貴重な資源として、可能な限り再利用。製造から小売りまでの各部門において、「スント」のメインフィールドである自然への影響を最小限に抑えている。

 「スント」は1936年に創業し、コンパス製造からブランドをスタートした。正確性と耐久性が求められるコンパス製造のノウハウを生かしたプロ仕様のウオッチは、登山やフィッシングなどのアウトドアシーンに強い。100%メード・イン・フィンランドにこだわったユニークなデザイン性でも支持されている。

問い合わせ先
スントPR事務局(アウンPR内)
mailto:info@itonam.com

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「フラグメンツ」初の家具コラボレーション 「フリッツ・ハンセン」から限定チェアが登場

 藤原ヒロシが率いる「フラグメント デザイン (FRAGMENT DESIGN以下、フラグメント)」とデンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン (FRITZ HANSEN)」がコラボレーションした限定チェアが登場する。同コラボは「フリッツ・ハンセン」創業150周年を記念するもので、日本限定。巨匠アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“ドット”チェアのシートと脚に張ったヌバックレザーにコラボロゴのレーザー刻印が施されており、座面の裏にはシリアルナンバー入り記念プレートが付いている。

 カラーはブラックとブラウンの2色、各150脚限定で、価格は税込4万4000円。9月1日正午にフリッツ・ハンセン東京店限定で発売する。多くのコラボで知られる「フラグメント」だが、家具のコラボは初になる。

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「フラグメンツ」初の家具コラボレーション 「フリッツ・ハンセン」から限定チェアが登場

 藤原ヒロシが率いる「フラグメント デザイン (FRAGMENT DESIGN以下、フラグメント)」とデンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン (FRITZ HANSEN)」がコラボレーションした限定チェアが登場する。同コラボは「フリッツ・ハンセン」創業150周年を記念するもので、日本限定。巨匠アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“ドット”チェアのシートと脚に張ったヌバックレザーにコラボロゴのレーザー刻印が施されており、座面の裏にはシリアルナンバー入り記念プレートが付いている。

 カラーはブラックとブラウンの2色、各150脚限定で、価格は税込4万4000円。9月1日正午にフリッツ・ハンセン東京店限定で発売する。多くのコラボで知られる「フラグメント」だが、家具のコラボは初になる。

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「スライ」が20周年を記念して「リー」とコラボしたペインターパンツとサロペットを発売

 バロックジャパンリミテッドの「スライ(SLY)」は、ジーンズブランドの「リー(LEE)」とコラボした2つの商品を6月10日から順次発売する。「スライ」は今年20周年を迎えており、本作もアニバーサリーアイテムに位置付ける。

 ペインターパンツ(1万3200円税込、以下同)は、メンズの太めのシルエットをベースとしながらもウエストをウィメンズ仕様に絞ったもので、「スライ」は「着丈の短いトップスと相性が良く、女性らしくはいてもらえる」と話す。サロペット(1万5400円)は、はっ水加工を施したナイロン素材を使い、裾にドローコードを備えるなどアレンジを加えた。

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「アモスタイル」がクリエイターズ プロジェクト開催 受賞者に賞金10万円

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンの直営店ブランド「アモスタイル バイ トリンプ(AMOSTYLE BY TRIUMPH以下、アモスタイル)」は、「カワイイを、攻めていく。」 ブランドキャンペーンの一環として、クリエイターズ プロジェクトを開催中だ。

 同プロジェクトはアート作品を通して“カワイイ”を表現するもので、規定サイズ内であれば平面・立体・デジタルなど表現方法は自由。同社社内票による「ポジティブカワイイ賞」、特別審査員票の「ユニークカワイイ賞」、一般消費者票の「ダイバーシティカワイイ賞」の3賞各1人を12月中旬に決定し、賞金10万円を授与する。また、受賞作品は「アモスタイル」店頭で展示、ブランドサイトと公式SNSで発表する。

 一次審査は書類で行い、募集期間は8月15日23:59まで。結果は9月中旬に発表する。通過者は9月下旬〜10月31日の実物制作期間を経て、12月中旬に結果を発表する。

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福岡パルコで九州最大級のカルチャーの祭典「パルコ感覚」初開催

 福岡パルコは、九州最大級のカルチャーの祭典「パルコ感覚」を6月11〜26日に初開催する。九州のローカルショップやブランド、アーティスト、飲食店など77ラインアップが一堂に会して、福岡パルコ全館の至るところで販売・展示・ワークショップを行う。入場・観覧は無料。

 「パルコ感覚」は、新型コロナウイルスの影響で活動の縮小を余儀なくされたショップやアーティストなどに対して、顧客とのコミュニケーションの機会を設けることで、九州中のローカルカルチャーの熱を再び盛り上げようと企画された。九州のアーティスト3人とのコラボグッズを販売する「感覚コンビニ」や、さまざまなプロダクトを集めたセレクトショップ型の「感覚道の駅」、現代アーティストを中心としたギャラリースペース「感覚ギャラリー IN 道の駅」、ワークショップ「感覚アトリエ」などのコンテンツをそろえる。

 また、「パルコ感覚」初開催を記念してパルコとキャンプファイヤーによるクラウドファンディングサイト「ブースター(BOOSTER)」で支援者を募集している。リターンとしてお礼のメッセージやトートバッグ、Tシャツを用意した。

■パルコ感覚
会期:6月11〜26日
場所:福岡パルコ(福岡市中央区天神2-11-1)
入場/観覧:無料

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「ザ・ノース・フェイス」がキャンプ専門ECサイトをオープン キャンプの世界観のリアリティを追求

 ゴールドウインが手掛ける「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は、キャンプの世界観のリアリティを追求する新たなECサイト「ザ・ノース・フェイス キャンプ(THE NORTH FACE CAMP)」を5月31日に開設した。主にオンラインストアと読み物企画の2つのコンテンツを展開し、随時キャンパーをサポートするコンテンツを追加していく予定だ。

 オンラインストア“オンライン キャンプストア(Online Camp Store)”は、キャンプに関するプロダクトが持つ機能性や美しさを既存のECサイトとは異なる角度から提案。実際にアウトドアフィールドの中で撮影することで、よりリアリティのある製品使用イメージを提供する。また、キャンプの知識が豊富なスタッフによるオンライン接客を受けることもできる。読み物企画“マガジン ア・デイ・アンド・ア・モーメント(Magazine - a day, and a moment -)”では、“時間”をキーワードに異なるキャンパーの24時間に密着し、各々のキャンプスタイルの特徴や普段は明かすことのない信条、トリビア的知識などを紹介する。

 なお「ザ・ノース・フェイス」は、ブランド最高峰の登山ギアシリーズ“サミット・シリーズ(SUMMIT SERIES)”を中心としたギア専門のECサイト「ザ・ノース・フェイス マウンテン EC サイト(THE NORTH FACE MOUNTAIN EC SITE)」も昨年10月に開設している。

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「ザ・ノース・フェイス」がキャンプ専門ECサイトをオープン キャンプの世界観のリアリティを追求

 ゴールドウインが手掛ける「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は、キャンプの世界観のリアリティを追求する新たなECサイト「ザ・ノース・フェイス キャンプ(THE NORTH FACE CAMP)」を5月31日に開設した。主にオンラインストアと読み物企画の2つのコンテンツを展開し、随時キャンパーをサポートするコンテンツを追加していく予定だ。

 オンラインストア“オンライン キャンプストア(Online Camp Store)”は、キャンプに関するプロダクトが持つ機能性や美しさを既存のECサイトとは異なる角度から提案。実際にアウトドアフィールドの中で撮影することで、よりリアリティのある製品使用イメージを提供する。また、キャンプの知識が豊富なスタッフによるオンライン接客を受けることもできる。読み物企画“マガジン ア・デイ・アンド・ア・モーメント(Magazine - a day, and a moment -)”では、“時間”をキーワードに異なるキャンパーの24時間に密着し、各々のキャンプスタイルの特徴や普段は明かすことのない信条、トリビア的知識などを紹介する。

 なお「ザ・ノース・フェイス」は、ブランド最高峰の登山ギアシリーズ“サミット・シリーズ(SUMMIT SERIES)”を中心としたギア専門のECサイト「ザ・ノース・フェイス マウンテン EC サイト(THE NORTH FACE MOUNTAIN EC SITE)」も昨年10月に開設している。

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「リーボック」×イームズの最新コラボ “イームズエレファント”に着想したスニーカーなど3作

 「リーボック(REEBOK)」は、インテリアデザイン事務所イームズオフィス(EAMES OFFICE、以下イームズ)とのコラボ最新作となる“リーボック×イームズ クラシックレザー コレクション”を6月3日から順次発売する。「リーボック」のアイコンモデル“クラシックレザー”とイームズの代表作をミックスしたシューズコレクションで、両者の協業は3回目。コレクションは3商品からなり、価格はいずれも1万5000円(税込)だ。販路は「リーボック」の店舗やオンラインストアのほか、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」やユナイテッドアローズのEC、三越伊勢丹のECなど。

 “イームズ クラシックレザー ザ・カラーリング トイ”(6月3日発売)は、イームズが1955年に発売した子ども用塗り絵キット“ザ・カラーリング トイ”に着想を得たもの。真っ白なレザーアッパーに幾何学柄をプリントする。

 “イームズ クラシックレザー ローズウッド”(6月10日発売)は、56年に誕生したイームズの代表作“イームズラウンジチェア&オットマン”をイメージしたもので、同作の特徴であるローズウッドの木目をレザーアッパーにプリントした。

 “イームズ クラシックレザー エレファント パック”(6月24日発売)は、40年代に考案された子ども用玩具“イームズエレファント”がモチーフ。“イームズエレファント”の象の顔と胴体が分かれる構造を生かし、取り外し可能なエレファントフェースをシューレースにかぶせた。グレー、レッド、ライムの3色をラインアップする。

 3商品のパッケージは、ロサンゼルスにあるイームズハウスからインスピレーションを得てデザインした。

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「バーバリー」が蘭発スケートボードブランド「ポップ トレーディング カンパニー」との初コラボを発表

 「バーバリー(BURBERRY)」は、オランダ・アムステルダムを拠点とするスケートボードブランド「ポップ トレーディング カンパニー(POP TRADING COMPANY)」とコラボレーションしたコレクションを発表した。6月1日から伊勢丹新宿本店メンズ館と阪急メンズ大阪で開催するポップアップストアで先行販売し、8日から公式オンラインストアおよび銀座店や表参道店、心斎橋店、京都店などの一部店舗でも取り扱う。

 今回のコラボコレクションは、日中にスケートボードの出来る場所が限られているため夜に集う日本のスケーターコミュニティに着想を得た。アイテムは、カーコートやジップジャケット、フーディー、Tシャツ、ベースボールキャップなど、着心地と動きやすさを追求したアパレルに加え、スケートボードやブランケット、ボディーバッグといった小物まで幅広くラインアップ。夜間の都市景観を彷ふつとさせるグレー&ブラック&レッドのコラボ仕様のチェック柄をメインに、「バーバリー」の本社と「ポップ トレーディング カンパニー」のアムステルダム店の住所や、両者のロゴを組み合わせたスペシャルグラフィックを落とし込んでいる。なお、コラボ仕様のチェック柄のバケットハット(税込7万4800円)を日本限定アイテムとしてそろえるほか、ホワイトを基調としたテクニカルパーカ(同30万2500円)を伊勢丹新宿本店メンズ館と阪急メンズ大阪のみで用意する。

 イメージビジュアルは、アムステルダム出身でストリートカルチャーに造詣が深いフォトグラファーのアリ・マルコポロス(Ari Marcopoulos)が撮影を担当し、モデルには本物のスケーターたちを起用した。

■「バーバリー」×「ポップ トレーディング カンパニー」ポップアップストア
日程:6月1〜7日
場所:伊勢丹新宿本店メンズ館 1階
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

日程:6月1〜14日
場所:阪急メンズ大阪 1階
住所:大阪府大阪市北区角田町7-10

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アパレル販売員からライブコマーサー、そして起業 「ももち」こと牛江桃子が社長になるまで

 SNSの総フォロワー67万超えのももち(牛江桃子)が5月、次世代タレントエージェンシー、M-YOU(エムユー)を設立した。主力はタレントマネジメント事業だが、その他にもD2Cブランド、コンテンツプロデュース、Z世代マーケティング事業など幅広くトレンドに関連した事業を手掛ける。既に社員は7人在籍し、新卒から35歳までの女性で働く。

 販売員をキャリアの出発点に、ユーチューバー、ライブコマーサー、アパレルブランド「リル アンビション(Lil Ambition)」プロデューサーとして活躍してきたが、特に自身が名前をつけた“ライブコマーサー”としての活動には思い入れが深く、エムユーでも注力する分野だ。ライブコマーサーとはライブコマースに出演する販売員で、一般的なインフルエンサーやユーチューバーとは異なるアプローチで商品やブランドの魅力を伝える役割を担う。起業によって何を成し遂げようとしているのか。起業の経緯や思い、目標に掲げるライブコマーサーの育成について話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):なぜエムユーを起業?

牛江桃子(以下、牛江):心を大切にする、タレントのパートナーのような会社を作りたかったのと、ライブコマーサーを育成したいと考えたことが理由。周りのインフルエンサーから「頑張りたいのに頑張れる環境がない」「人間不信になる部分がある」という相談を受けることが多く、私自身も活動する中で、場所よりも人が大事だと感じることが多かった。そこで自分の経験を生かし、心に寄り添える、一緒に人生のブランディングまでもしていけるような会社を作りたいと考えた。

WWD:頑張れる場所がない、というのは具体的にいうと?

牛江:仕事を取ってきて振る、というやり方でマネジメントは効率化できる。けどタレントやクリエイターはとても繊細で、(SNS上の)数字や人からの意見で気分の浮き沈みも激しくなることもあるので、メンタルケアが本当は大事なはず。数字を分析して「はい、こうやって」というだけのマネジメントでは疲れてしまう。私は今のパートナーの浜内に出会い、クリエイターではなく一人の人間として真摯に向き合ってもらえた経験があった。お互い中立な立場だからこそ仕事が円滑に回り、生き生きと活動できる。M-YOUにはこの人にマネジメントして欲しい、この人なら一緒に歩んでいきたいと思ってもらえるような人が集まった。

WWD:元々起業したいという思いがあった?

牛江:全く(笑)。けれど活動する中でどんどん見える景色が変わってきて、クリエイター仲間の悩みの声を聞いたり、SNSで活動したいけど一歩踏み出せないという子の声を聞いたりする中で、自分だけじゃなくみんなが楽しい世界にしたいと感じたのが起業につながった。また一緒に創業した浜内や佐久間とミッションが一致し、事業を絶対大きくできると感じた。最初は会社としてではなく一つの事業としてやることも検討したが、一番いい手段として起業を選んだ。もちろん、これまでの活動も続けます。自分がタレントとして居続けることで、タレントの痛みもわかるようになりたい。

WWD:この3人で起業したのはどういった経緯?

牛江:元々、浜内と佐久間は別会社のRooMooNでともに仕事をしていて、私は浜内にマネジメントをお願いしている関係だった。それぞれ元の会社から資金を出し合い、資金調達や借り入れをせず立ち上げた。それぞれの仕事を集めているので、M-YOUは事業の幅が広い。ただ集めたわけではなく、相互作用で事業が大きくなると考えている。それぞれの強みを活かしたい。

WWD:それぞれの強みとは?

牛江:タレントマネジメント部 部長の浜内は、心に寄り添いながら長期的にマネジメントできる人。通常マネージャーは1人あたり複数人のタレントを抱える場合があり、タレント側は不安を覚えることも。M-YOUではチームでタレント1人にフルコミットする体制を取り、その主軸が浜内だ。コンテンツプロデュース部 部長の佐久間はテレビ業界出身で、コンテンツ企画のノウハウがある。また数字分析に強いだけでなく、クリエイターの個性に寄り添って企画提案をできるというところが強み。

 私はD2Cブランド部の部長で、販売師の資格を持ち、アパレル店員で接客をしてきた経験やライブコマーサーの経験がある。その経験をもとにライブコマーサーを育て、ブランド事業を展開する。6月からは2人のユーチューバー、えみ姉とpicaruの所属も決まっていて、2人の意向を最大限尊重しながらではあるが、D2Cブランドの立ち上げも考えている。

WWD:タレントマネジメントではライブコマーサーの育成も行う。

牛江:起業した大きな理由の一つ。これまでの経験の中で、世の中の動きがある一方でEC化率がなかなか上がらないのは(オンラインでの商品購入に対する)不安要素を解消して、背中を押してあげられる人がいないからだと気がついた。そこでM-YOUでは“第2のももち”じゃないですけれど、ライブコマーサーを育てて社会貢献したいと考えた。

WWD:日本ではライブコマースも広がらないが、課題は何だと考える?

牛江:第一にファッションや美容分野の本格的なライブコマーサーがまだまだ少ないこと。また大きなライブコマースプラットフォームがないことも課題だ。ライブコマース先進国の中国では大勢が見るプラットフォームでライブ中にパッと購入できる機能がある。一方、日本ではZ世代が服を買う時の参考にするインスタグラムやTikTokなど主要なSNSにライブ配信からの購入機能がついていない。インスタグラムで他プラットフォームのライブコマースの告知をしても、コアなファンしか流入しにくいのが現状だ。日本でも3年後にはインスタグラムやTikTokにライブコマース機能がついていると考えているので、それに向けてライブコマーサーを育てていく。

WWD:ライブコマースを依頼する企業側にも課題はある?

牛江:フォロワー数など数字で判断することが多いが、エンゲージメントを重視した依頼が大事。ライブコマースはコアなファンの方が心が動いて購入に至る。1000人のライトなファンより100人のコアなファンだ。またライブコマースは後から編集でテロップが入れられず、声や表情に全ての感情が出てしまうので、何かを言わせるのはあまり適していない。ライブコマーサー自身がいいと思った点を伝えることで視聴者の心が動く。企業側がクリエイターに寄り添ってもらえると、よりリアルなコマースができる。

WWD:どんな人が心を動かすライブコマーサーになれる?

牛江:何かに精通した“オタク”がいい。好きだからこそ情報を追うし、細かいことまで調べる。商材がライブコマーサー自身に適していないと意味がないので、ライブコマーサーは自分が何が好きか分析することが大事。またライブ配信は想像している5倍のテンションでやらないと伝わらない。その点ではインスタグラムなどの写真で伝えるインフルエンサーとはタイプが違うかもしれない。さらに普段のSNS運用やコミュニケーションから信頼を作っていくことが大事。M-YOUでは夏にタレント所属オーディションを開催するが、こういった素質がある子を5〜10人程度見つけられたらいいなと思っている。また自社で抱えるタレントだけでなく、他社と提携してライブコマーサーになりたい人に向けた講演会をしたりして、100人を目標にライブコマーサーを育成したい。

WWD:会社として、個人として今後の目標は?

牛江:日本ではライブコマーサー事業での成功例はまだないので、その成功例になりたい。「ライブコマースといえばM-YOUだよね」と言われるようになれれば。個人としては2年前からライブコマーサーと名乗ってやってきたので、ライブコマーサーとしても、プロデュースする側としても、ライブコマースの第一人者になりたい。

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「儲かる」と「環境保護」をどう両立させるか パタゴニア本社キーマンに聞く【後編】

 パタゴニア(PATAGONIA)は環境保護先進企業として広く知られる。どの企業も行ってこなかったような新しい方法でビジネスを拡大しながら、環境保護に取り組んできた特異な企業だ。これまでの選択に葛藤はなかったのか。経営判断で重視したことを創業当時から断続的に同社で働くパタゴニア哲学の要、ヴィンセント・スタンリー=フィロソファー(哲学者の意。パタゴニア独自の役職)にオンラインで話を聞いた。

WWD:「儲かる」と「環境保護」の間で揺らいだことはないですか?経営判断基準はありますか?

ヴィンセント・スタンリー哲学者(以下、ヴィンセント):興味深いのは、振り返ってみると私たちのビジネス判断は「Is this the right thing to do?(これは正しいことか?)」という考えに基づいて行われてきたことです。例えば、(1996年に)1年で完全にオーガニックコットンに切り替えるという決断は、多額な投資が必要になるので既存ビジネスにリスクをもたらすことはわかっていました。実際、オーガニックコットンに移行すると決めてから、私たちは2年間生産ができず、利益を上げられずにもがきました。でも2年後には私たちのビジネスはより健全に、そして力強くなった。なぜなら、あの時代に完全にオーガニックコットンにコミットしている企業がなかったからです。支持してくれる新しい消費者を獲得することもできました。

 この会社に来て50年経ちますが、新たな手法を取り入れるのは容易ではないですし、踏み切れずにもがいている時期もありました。けれど、もがくことがイノベーションに繋がり、また、それが蓄積されていくことを私は目撃してきました。

WWD:「正しいことかどうか」、そうしたいと思っても多くは費用の理由から選択できないことがあります。そうした判断は社内全体に浸透しているのでしょうか。

ヴィンセント:例えば、アメリカで新しい倉庫を作らなければならなかった時のこと。環境部でも製品開発部ではなく、財務部が担当しましたが、会社のDNAに盛り込まれている思考回路が発揮されました。3万平方メートルの倉庫を建てるために、不動産業者は農地を勧めたのですが、彼らは「この土地を使うなんて自分たちらしくない。ここではできない」と判断しました。そして彼らはペンシルベニアの経営破綻した石炭工場跡地を見つけ、そこに倉庫を建てました。どの部署でも企業の考えを理解してビジネスを行えば、いい結果をもたらすことができると確信しています。

 時には正しいことをするには費用がかかりますし、時には節約にもなり利益につながります。時には、お金の問題ではなく想像力の問題であったりします。豊かな想像力で新しい可能性につなげていくことが大切だと考えています。

WWD:アパレルメーカーの経営者は今後何をポイントに戦略を立てて行くべきでしょうか?

ヴィンセント:セカンドハンド(リユース)の導入や、リクラフテッド(そのままでは着用できなくなった古着から新たな衣類を生みだすアップサイクル)の商品を取り入れるのは重要です。最大の課題は、消費者に消費について疑問を投げかけることです。アパレルビジネスは、服を購入する時に感じる高揚感ーークレジットカードをカウンター越しに手渡す瞬間に依存してきました。

 私たちは過去10年間、消費者と製品のつながりについて力を入れてきました。最高の製品を提供することはもちろん、製品を着てさまざまな体験をして楽しむことが大切であると伝えてきました。この方が購入した商品と長期的な関係を保てて経済的にも健全です。多くのアパレルメーカーは変化を求められています。品質にこだわっている企業にはさほど難しいことではないですが、ファストファッションは非常に難しいでしょう。アメリカではファストファッションの平均着用回数は7回で、その後捨てられています。どうみても持続可能ではないでしょう。私たちは社会的、環境的危機に直面しています。産業全体が環境の改善が見込め、かつ労働者やコミュニティーが健全で地域が活性化するような商品作りに変わっていかなければいけません。

WWD:長く着てもらえるように、リペアの事業部を立ち上げたとして、その事業部だけで利益を出すのは難しい。良い物を売ったうえでそのサービスとしてのリペアを行うという考え方が大切になってくると思います。

ヴィンセント:一つの事業で利益を出すのは難しいでしょう。また、人々が着なくなった服を循環させることにも目を向けなければならないと思います。多くの消費者も変化を求めています。自動車産業が今後15年で電気自動車に移行するという目標で移行していますが、自動車業界がそのように大きく変われるなら、アパレル産業も同じ期間内にシフトできると思うのです。

WWD:そもそもシーズンで区切り、どんどん新商品を発売するこれまでの慣例をやめない限り、問題は解決できないようにも思います。「パタゴニア」ではシーズンレスへの動きはあるのでしょうか?

ヴィンセント:「パタゴニア」は多くのアパレル企業に比べて定番品が多いと思います。“スタンドアップショーツ”や“センチュラジャケット”は30~40年にわたり提案しています。シーズン毎(春夏・秋冬)の提案ですが、3分の1が新商品で、3分の1が調整されたリバイズドの商品、3分の1キャリーオーバーの商品です。また、リテールの店舗だけではなく消費者のためにも廃れないスタイルも心掛けています。10年経ってもまだ快適と思ってもらいたいから。私たちにとっては、それも品質における重要な要素の一つです。リバイズドの商品とは、色の変更などだけではなく、機能がより良くなっているか、環境面が改善されているかという点も含んでいます。

WWD:安価な製品をたくさん売る仕組みだけを持っている企業は今後厳しくなるということでしょうか。

ヴィンセント:厳しいですね。安価な製品で利益を上げるのがとても難しいからです。常にタイトなスケジュールで作るファストファッションは、買い手が間に合わず製品が溢れているため)商品を店側が受け取れない悪循環が生まれており、燃やしてしまうことがあります。非常に悲しいことです。良いビジネスとは言えませんし、利益を上げるのも難しいですね。

WWD:パタゴニアのビジネスの展望は?

ヴィンセント:まず10年後、今以上に私たちと消費者の関係が強くなっていること。環境面では、私たちは(2025年までに)ポリエステルやナイロンのバージン素材の使用をやめますが、これは大きな変化をもたらします。再生素材とナチュラルファイバーの開発に非常に力を注いでいます。私たちが格闘している問題は、今後10年間成長するにあたり、成長に依存しない、より質のいい会社を作れるのか、ということです。強制的に成長を拡大させようとすると社会にも環境にも悪影響を及ぼします。日本では何百年も続く旅館がありますね。何百年も健全なビジネスを行えるのは温泉がいい状態に保てているからだと思います。それが経営に盛り込まれているはず。アパレルビジネスも、そうした旅館の心理から学ぶべきです。

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サステナビリティは“連携”で進めよう 「今週の特集お届け隊」2022年5月30日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年5月30日号からの抜粋です)

牧田:今年のサステナブルビューティ特集は“連携”や“連帯”がテーマ。サステナビリティ領域で手を組んだ花王とコーセーの担当者の対談を実施しましたが、昨年の8月にトップ同士が話し合って、10月に提携というスピード感で、素晴らしいと思う反面、環境問題の待ったナシ感も伝わってきました。

新関:私も環境フットプリントなどの話をサステナブル投資研究の第一人者、吉高まりさんから聞いて、危機感が強まりました。とにかく課題を特定して、一致団結して、スピーディーに取り組まなければいけないですね。

牧田:企業はすごく危機感を抱いているけれど、それがどれだけ生活者に届いているのか。私たちメディアの役割だけれど、そこがなかなか難しいと感じました。気負わずに生活者が地球に優しい選択ができるような提案をしたいよね。

新関:私たち、どうしても業界側になってしまいますよね。

牧田:確かに。サステナビリティ領域は業界を超えて提携できるので、取り組みが多角的になって視野が広がるというのは副次的だけれど、魅力的なメリットだなと思いました。

新関:ポーラが大分県と提携して、教育に力を入れているというのも、一番時間がかかるかもしれないけれど、効果的だなと思いました。やはり、生活に浸透していくことが大事ですよね。

牧田:三軒茶屋の商店街理事と「ビープル」を統括するマッシュビューティーラボの副社長にも取材したのですが、理事の1歳くらいのお孫さんが「ビープル」が好きで、そこで売っているオーガニックのジュースを毎回欲しがるそうなんです。そうすると、理事もオーガニックに興味を持つようになったり、商店街の人々がオーガニックの洗剤を使うというような行動変異が起こったりしたそうです。地域に密着して考えやライフスタイルを広めていくというのは、すごく良いなと思いました。

新関:「ビープル」は私も七里ヶ浜店を取材したことがありますが、サーファーの人が気軽に立ち寄れたり、観光客も地元の人も隔たりがない穏やかな雰囲気がすてきでした。そんな風に自然に人々の生活に浸透していくような活動も大事ですね。

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「YSL」とJO1がコラボレーションしたウェブCMを配信 バーチャルイベント“YSL BEAUTY ZONE”の全貌も公開

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は新ファンデーション“オールアワーズ リキッド”の発売を記念して、ジャパンアンバサダーを務めるボーイズグループのJO1とコラボレーションしたウェブCMを配信する。オンラインキャンペーンで展開するほか、6月15日からバーチャルイベント“YSL BEAUTY ZONE”で特別ロングバージョンを限定公開する。

 また、6月1日に公式サイトでオープンした “YSL BEAUTY ZONE”のコンテンツの全貌も公開した。5階建てのバーチャルタワーの1〜4階ではアイコン製品にフォーカスし、それぞれの製品の魅力を体験できるデジタルコンテンツのほか、スペシャルギフトなども用意。JO1による音声メッセージや製品のレビュー動画なども注目だ。最上階のルーフトップではアイコンフレグランスと音楽を楽しめる “YSL BEAUTY ZONE TOKYO MIX”を展開する。岩橋玄樹、DJ SHUZO&YAMATO、PELI、Licaxxxらがミュージックセレクターとして参加したイベント限定のプレイリストをスポティファイで視聴できる。

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「アカネ ウツノミヤ」がシューズの新ブランド「パープレッド」立ち上げ

 「アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)」は、シューズに特化した新ブランド「パープレッド(PURPRED)」を2022-23年秋冬にスタートする。6月1日に公式サイトを開設し、同サイト内に6月末以降にオープン予定のオンラインショップで販売する。また伊勢丹新宿本店3階のリ・スタイル クローズアップでも6月15〜23日に販売し、卸先では6月中旬以降に取り扱う予定だ。

 ブランド名“Purpred”は、蓮井茜デザイナーが自身と縁のあるカラーと考える紫(=purple)と、名前の茜(=red)を組み合わせた造語。スタイルを追求すると履きやすさが損なわれ、履きやすさを追求するとデザイン性が損なわれるというのがシューズのジレンマだと考え、そこが新ブランド考案の出発点になったという。

 蓮井デザイナーの「シューズはメインコレクションとは別の軸で成立するものである」という考えのもと、新ブランドでは“ニュースタンダード”となるアイテムを提案するという。自宅のソファに着想を得た“ソファ(Sofa)”などフォームが特徴的で、「アカネ ウツノミヤ」の製作で培った素材使いを新ブランドに還元した。

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