10周年を迎えた「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」は、ブランドらしさをふんだんに盛り込んだ総集編。会場は、競輪やアメリカンフットボールの試合が行われる競技場でした。フィールドを囲むようにシートを配置し、中央にはブルーの巨大なオブジェが建ちます。壮大。スケーターファッションに着想したスタイルをはじめ、ワークとミリタリーのディテールやフォークロア調のパターン、フェザー柄やペイズリー、タイダイなどを、乗っけて乗っけて乗っけます。ストリートウエアとしてはベーシックですが、安定感がさすがです。イタリア発のスポーツブランド「カッパ(KAPPA)」とのコラボレーションも登場し、フットボールシャツやトラックスーツを披露しました。途中、ブルーのスエードのセットアップのモデルが登場すると、客席からの歓声が一段と湧き上がります。デザイナーの友人であるミュージシャンやスケーターが登場したのか、もしくはパートナーか。分かる、10周年だもん。と思っていたら、まさかの「モデル、俺」。デザイナー本人の登場で、アニバーサリーを盛り上げました。
「コーチ(COACH)」は、LGBTQ+コミュニティーを支援する6月のプライド月間を記念して、同コミュニティーを讃えるメッセージ“Go All Out For Pride”を発表した。その一環として発売したオールジェンダーコレクションに続いて、スペシャルムービーも公開した。同ブランドの公式オンラインサイトで見ることが可能だ。
英国で人気の競馬イベントのひとつであるロイヤルアスコット(Royal Ascot)が6月14〜18日、アスコット競馬場(Ascot Racecourse)で開催された。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)は来場しなかったが、ケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)やウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)、コーンウォール公爵夫人カミラ(Camilla, Duchess of Cornwall)など多くの王室メンバーが参加した。厳格なドレスコードでも知られる同イベントで、キャサリン妃はドット柄の「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」によるドレスと、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ妃)が所有していたダイヤモンドとパールのイヤリングを着用。1988年のロイヤルアスコットに参加した故ダイアナ妃にオマージュを捧げた。ここでは、参加者らのファッションをまとめて紹介する。
ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載“You’d Better Be Handsome”の23回目。ファッションだけでなく、カルチャートレンドに詳しいレイチェルも加わって今回もトーク。毎年6月はプライド月間(Pride Month)としても知られる。LGBTQの権利を主張する活動やイベントが多く行われている中で、ジェンダーアイデンティティーを今どきどう解釈したらいいのか、LGBTQの活躍抜きでは語れないファッション業界で働く3人でさえ、頻繁にアップデートをしていかないとついていけない今どきのジェンダー代名詞、“プロナウン”について一緒に考えてみる。
スティービー:大学受験の際はそれくらいで済むけど、小学校や中学校に入学するときの書類はさらにもっと詳しい情報を聞かれる。まずはジェンダーアイデンティティー。僕が見たものでは、8つの選択肢があって、Girl, Boy、Trans Girl、Trans Boy、Non-binary、Gender Fluid(ジェンダーフルイド)、Prefer not to say、Prefer to self-describeとなっていた。
ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載“You’d Better Be Handsome”の23回目。ファッションだけでなく、カルチャートレンドに詳しいレイチェルも加わって今回もトーク。毎年6月はプライド月間(Pride Month)としても知られる。LGBTQの権利を主張する活動やイベントが多く行われている中で、ジェンダーアイデンティティーを今どきどう解釈したらいいのか、LGBTQの活躍抜きでは語れないファッション業界で働く3人でさえ、頻繁にアップデートをしていかないとついていけない今どきのジェンダー代名詞、“プロナウン”について一緒に考えてみる。
スティービー:大学受験の際はそれくらいで済むけど、小学校や中学校に入学するときの書類はさらにもっと詳しい情報を聞かれる。まずはジェンダーアイデンティティー。僕が見たものでは、8つの選択肢があって、Girl, Boy、Trans Girl、Trans Boy、Non-binary、Gender Fluid(ジェンダーフルイド)、Prefer not to say、Prefer to self-describeとなっていた。