10年以上前から使っているのが「アポーシア(APOTHIA)」の“イフ ロールオン(If Roll On)”。お店ではじめて香りを嗅いだその瞬間から、心を奪われたのを覚えています。香水特有のツンツンした感じが一切無く、自然な匂いがお気に入りです。フレグランスをまとうことは、自分のスタイリングをまとめてくれる最後の飾り付けのようなもの。出かけるときは欠かさずつけています。毎日の気分で洋服を選ぶような感覚で、その日のムードにマッチする香りを楽しんでいますね。
「ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge!)」や「華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)」を手掛けたラーマン監督は、独特の芸術センスで、冒頭からいきなり観客をエルヴィスの世界に引き込む。ミュージシャンの伝記映画というのは、たとえ優れた映画であったとしても、どこか似たものになることが多いが(何もないところから始まったが、成功すると酒やドラッグ、女性問題が出てきて離婚となる、など)この映画は、ストーリーにその要素が含まれるにもかかわらず、ほかのどんな作品にも似通っていない。そして今作は、エルヴィスという1人のスーパースターを通じて、当時の、そして今のアメリカ社会という大きなものを見つめてもいくのだ。
ロンドンのギャラリーオーナーで LGBTQ+活動家のアマール・シン(Amar Singh)、アーティストのリワインド・コレクティブ(Rewind Collective)と共同で、ブランドを代表するフェイスパウダー“プリズム・リーブル”シリーズのロゴやレインボーフラッグのカラーを取り入れた作品を手掛けた。販売期間は6月29日〜7月6日。モバイルファーストのデジタルコレクティブルズプラットホームのヴィヴィ(VeVe)で1952個の限定シリーズとして取り扱う。6月17日に公開した作品同様に、収益は全額、フランスのLGBTQ+支援組織のLe MAG Jeunes(Movement for the Assertion of Young Gay, Lesbian, Bi & Trans people)に寄付する。
「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」は6月24日、パリ・メンズファッション・ウイークで2023年春夏コレクションを発表した。コロナ禍を経て、同ブランドがパリでランウエイショーを行うのは2年半ぶりとなる。インドストリアルな雰囲気の会場内にはパイプ椅子が並べられ、窓のカーテンを閉めた暗闇でルックにライトを当てる、シンプルな演出だ。
川久保玲デザイナーは今季、中世の道化師に触発されてピエロをランウエイに出現させた。マルチカラーのハーレクインプリントやストライプ、ジグザグにカットしたテール、チェック柄のパッチワークを備えた後ろ身頃が視線をくらませ、おどけて見せるピエロを彷彿とさせる。ペプラムの層で仕立てたジャケットやコートの裾はフープ状に広がり、女性のスカートのような曲線を描くフォームは、男性服の既存のシルエットに反抗しているようだった。膨らんだバルーニングパンツでボリュームを出す一方で、レギンスとシガレットパンツは直線的なラインでシャープなコントラスト。しわを寄せた生地、二重に重ねたスリーブ、生地の表面を切り裂いて内部構造を露わにしたジャケット、そして王族の衣装を思わせるモーニングコートやジャケットは、これらの破壊的なディテールによって服の既成概念を超越し、テーマである“アナザー・カインド・オブ・パンク(Another Kind of Punk)”の挑発的なアプローチをにじませた。
「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションした“ターミネーター(Terminator)”を2023年春夏コレクションで発表した。パリで現地時間6月24日に実施したランウエイショーには登場しておらず、展示会で披露した。シューズのカラーはブラックとネイビー、レッドの3色で、ヒール部分に“CDG”と“NIKE”の文字を左右それぞれに大きくあしらっている。発売日や価格は現時点では未定。
今日はいつもよりも少し早めのスタート。朝9時30分から、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」のフロアショーに向かいました。ショーでは、今朝の爽やかな気候と同様、和やかな気持ちになるウエアが登場します。イチゴやキノコといったモチーフや、“FRESH”というメッセージ、縦や横にランダムに付くフリルが無邪気で、ホワイト、ピンク、ブルーのシンプルなカラーパレットに映えます。ネクタイをゆるく巻くスタイリングやモコモコのハットも遊び心たっぷりで、ファッションを楽しもうというシンプルなメッセージを受け取りました。
10:00「アーネスト W ベーカー」
デザイナーのリード・ベーカーとイネス・アモリム「アーネスト W ベーカー」2023年春夏コレクション展示会場「アーネスト W ベーカー」2023年春夏コレクション展示会場「アーネスト W ベーカー」2023年春夏コレクション展示会場
次はポルトガル発の「アーネスト W ベーカー(ERNEST W BAKER)」のプレゼンテーションです。同ブランドは、2016年に創立。アメリカ人のリード・ベーカー(Reid Baker)とポルトガル人のイネス・アモリム(Ines Amorim)のデュオによるメンズウエアブランドです。2018年度の「LVMHプライズ」では、ショートリストに選ばれました。バラのモチーフがシグネチャーで、ツイードジャケットを筆頭に両性具有的なフェミニンなアプローチを得意としています。今季は1970年代のバイカーに触発されて、真っ赤なライダースジャケットやグローブ、映画から着想を得たショーツと合わせるタキシードなど、若い世代に向けてウエラブルなクラシックウエアと、ロッカースタイルを提案します。生産は全て地元ポルトガル・ポルトで行なっており、クオリティは上々。ただシューズは素材と縫製に改善すべき点があるかなという印象です。彼らにとって日本と韓国が最大のマーケットで、Kポップアイドルが着用したアイテムは爆発的に売れるそう。日本では東京のゴッファ エックス(Goffa X)やベービーズ・オールライト(Baby’s all right)で取り扱っています。
ショーのテーマは“STATE OF SOUL”。同ブランドが目指す包括性をスポーツに例え、“三日月マーク”のスポーツウエア軍団を筆頭に、デザイナーの友人やミューズ、アスリート、アーティストらがオリンピックの開会式のように複数のチームに分かれて登場します。登場するモデルは性別や年代、人種、またスタイルもストリートウエアやスポーツウエアなど多種多様。スポーツとビンテージウエアからの引用が多く見られ、リサイクル繊維を使ったスイムウエアや、デニムをアップサイクルしたコート、パンツ、グランジライクなドレスといった、ブランドらしいアプローチも披露します。中でも、ポーチが山ほどくっ付いたターコイズのコートと、アンティークのジュエリーを元ネタにした一点物のアクセサリーはインパクトがありました。登場するメンズのモデルは確かに多いのですが、メンズウエアに寄せた内容という感じではなかったため、今回のパリメンズ参加は、メンズやウィメンズといった枠に囚われないブランドであるということをアピールしたい意図があったのでしょうか。バリエーション豊富なスポーツウエアは個人的にもほしいです。
「ナイキ」との協業について、「ジャックムス」デザイナーのシモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)は次のようにコメントしている。「『ナイキ』とタッグを組んだことは本当に大きな意味を持ちます。この 13 年間で『ジャックムス』として創り上げてきたものが成長してきたことを誇りに思いますし、世界最大のブランドの一つとコラボできるという夢がかなった瞬間でもあります。私たちが今協力して作り出すものによって、次の世代のアスリートに感動や影響を与えることができるのです」。
「ナイキ」との協業について、「ジャックムス」デザイナーのシモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)は次のようにコメントしている。「『ナイキ』とタッグを組んだことは本当に大きな意味を持ちます。この 13 年間で『ジャックムス』として創り上げてきたものが成長してきたことを誇りに思いますし、世界最大のブランドの一つとコラボできるという夢がかなった瞬間でもあります。私たちが今協力して作り出すものによって、次の世代のアスリートに感動や影響を与えることができるのです」。
例えば(NOUS ETUDIONS)」は、テキスタイルの質感を大事にしたミニマムでオーバーサイズなシルエットが特徴、新しい世代と時代を打ち出すジェンダーレスでサステナブルなアルゼンチン発のブランドだ。「ヴィーガンオロジー(VEGANOLOGIE)」は「Fashion should be caring(ファッションには思いやりがあるべき)」をコンセプトに100%リサイクルの素材で生産した商品を展開するドバイ発のビーガン・アクセサリー・ブランド。「ヴィーガン・タイガー(VEGAN TIGER)」は、トレンディなコレクションで注目される、韓国でのビーガンなファッションシーンを先導する存在だ。カナダの「マインドフル・ピッグス(MINDFUL PIGS)」はモダンな思想を現代に落とし込み、ウィットに富んだファッション性の高いアイテムが揃える。「センティエント(SENTIENT)」は、サボテンレザーを使用するメキシコの発ビーガン・レザー。ブランドだ。「シューズ・ゴーサンゼロヨンゴー(SHOES 53045)」は、生産や輸送の過程で発生する二酸化炭素排出量の多さに気づき、それらを見直すフランス発のハイテクスニーカーブランド。そしてアメリカからは、「ダーク・ソウル」をコンセプトにエッジの効いたコレクションを展開する「ファン・オール・フレームズ(FAN ALL FLAMES)」や、生産と消費が環境に与えるインパクトの大きさを念頭に置いた上で洗練されたシューズを提示する「シルバン・ニューヨーク(SYLVEN NEW YORK)」、そしてオールプラントベースで作られたルームシューズブランドの「ドゥーリーズ(DOOLEYS)」が参加した。
H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2021年12月~22年5月期(上半期)決算は、売上高が前年同期比19.7%増の1036億7000万スウェーデンクローナ(約1兆3477億円)、営業利益は約2倍(同99.9%増)の54億4600万スウェーデンクローナ(約707億円)、純利益は2倍以上(同129.7%増)の38億9900万スウェーデンクローナ(約506億円)と増収増益だった。
「シャネル(CHANEL)」は7月1日、“シャネル No 5”の新作ジュエリーを発売する。マドモアゼル シャネルのラッキーナンバーであった“5”をモチーフにしたネックレス、アシンメトリーなイヤリング、シングルイヤリング2型の全4型。香水のしずくをほうふつとさせるダイヤモンドがあしらわれている。“No 5”というとまず、香水を思い浮かべるが、マドモアゼルの星座、しし座が5番目の星座だった。また、彼女は年2回のオートクチュールの発表を5日におこなっていたという。
ゴールドウインが手掛ける「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は、ランニングやトレーニングを軸とするアスレチックカテゴリーの旗艦店「ザ・ノース・フェイス スフィア(THE NORTH FACE SPHERE)」を東京・原宿に7月1日にオープンする。地下1階と地上1~6階で、地上1階がエントランス、地下1階と地上2〜3階が物販、4階がオフィス、5階がイベントスペース、6階がテラスだ。
「シュプリーム(SUPREME)」は、2022年夏シーズンのTシャツコレクションを7月2日に発売する。今シーズンは全8型で、そのうちの2型に日本を代表する写真家・森山大道の作品を採用した。作品は1971年発表の「三沢の犬」と87年発表の「TIGHTS IN SHIMOTAKAIDO」で、フロント部分にプリントしている。ほかにもニューヨークを拠点に活動するコラージュアーティストのウィアード・デイブ(Weirdo Dave)や、アメリカのマルチメディアアーティストのレッド・グルームス(Red grooms)らの作品をプリントしたものも用意する。
Tシャツコレクションは「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。
エリー・ローズ:私は生活のムードやフィーリング、肌や体のコンディションを全て「トーン」=「音」で捉えています。音楽もスキンケアも、私を心地よい状態に仕上げてくれる生活に欠かせないものです。スキンケアと音楽を融合させることで、自分にしか作れないストーリーが生まれるのではないかと考えました。ブランドのコンセプトは“setting the tone”。「オトネ」はそんな「トーン」と、「音」(オト/ネ)を重ねています。
エリー・ローズ:私は生活のムードやフィーリング、肌や体のコンディションを全て「トーン」=「音」で捉えています。音楽もスキンケアも、私を心地よい状態に仕上げてくれる生活に欠かせないものです。スキンケアと音楽を融合させることで、自分にしか作れないストーリーが生まれるのではないかと考えました。ブランドのコンセプトは“setting the tone”。「オトネ」はそんな「トーン」と、「音」(オト/ネ)を重ねています。