「デュオ」から毎年人気の“いちごのクレンジングバーム”限定発売 今年は福岡県産あまおう

 エイジングケアブランド「デュオ(DUO)」の毎年人気の“いちごのクレンジングバーム”から、今年の限定製品“ザ クレンジングバーム あまおう”(税込3960円)が7月20日に登場した。バームは甘く爽やかな天然いちごの香りで、パッケージもみずみずしいいちごをデザインしている。

 ⿐の⽑⽳が⽬⽴ち、まるでいちごのように⾒える“いちご⿐“の汚れを一掃するため、“ザ クレンジングバーム あまおう”には福岡県産あまおう由来の美容成分を配合。3種のスクラブを含んだピンク色のバームが滑らかな肌に導く。

 人気シリーズ“ザ クレンジングバーム”は、シリーズ累計出荷数3000万個を超える(2021年9月末時点)ブランドを代表するアイテム。

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【偏愛コレクターズの世界】アーミーナイフ200本収集、勝見ケイが語る「ビクトリノックス」愛

 コレクターと呼ばれる人たちの物欲は限りない。新連載「偏愛コレクターズの世界」では、その偏愛ぶりに迫るとともに、さまざまな業界で活躍するコレクターたちの思いを探る。

 第1回は、スイスを代表するナイフメーカー「ビクトリノックス(VICTORINOX)」を長年愛する勝見ケイが、190点ものコレクションを披露してくれた。同氏はイラストレーターで、バンド「シェリフ(SHERIFF)」のドラマーでもあり、ナイフとは遠い職業に思える。しかし定番のマルチツールからアーミーナイフ、時計、限定品やノベルティーまで、日本のブランドスタッフも「写真でしか見たことがない」という貴重なアイテムが並ぶ。勝見はこれまでも中学生時代のモデルガンに始まり、「スウォッチ(SWATCH)」1000点、「G-SHOCK」600点などを集めてきた。限定品とあればわざわざ海外へ行き、個数限定ものは2個買いする。物欲を追求し続ける先にあるものとは?

欲しいものなら、標高3466mの高山も登頂!

――日本でも珍しいものがあるそうだが、コレクションについて教えてほしい。

勝見ケイ(以下、勝見):今回持参した190点のナイフは、コレクションするようになってから約15年分のアイテムです。迷彩柄の“スイスチャンプ”は、こう見えて33種類のナイフやはさみが入っているんですよ。実際、どれがどう使えるのか覚えきれないんですけどね(笑)。開く時も順番通りじゃないときれいに広がらない。面白いですよね。“I.N.O.X.メカニカルウォッチ”は木製のストラップが他にないデザインで気に入っています。“レスキューツール”はスイスで買ったもの。当時はまだ日本では販売されていなかったんだけど、通常のモデルにないツールがあったり、暗闇で光る仕様になっていたり、実用性もあってお土産感覚で購入しました。ほかにスイスで買ったものは、標高3466mにあるユングフラウヨッホという山の頂上でしか買えないデザインのマルチツール。これが欲しくてスイスまで行きました。海外の限定品を集めることも、グローバルブランドならではの楽しみ。最近購入したものは、子どもの頃から大好きな「マッハ GoGoGo」とのコラボデザイン。うれしくてすぐに買いに行きました。

――数ある中でも、特に自慢したいアイテムは?

勝見:一番レアなのは、創業125周年記念として、「ビクトリノックス」が1891年にスイス軍に納品した最初のオリジナル・ソルジャーナイフのレプリカを発売したもの。高級素材を使って複製されていて、4シリーズある中の一つで、それぞれ世界で1884個のみ。そのうちの「0756」を証明するシリアルナンバーもついた特製のボックスには、当時の製作図面も入っています。ほかにも、クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)が手掛けたマルチナイフは男心をくすぐる逸品。スイス軍が使っていたというビンテージの毛布やジャケットの素材を用いたパッケージも大事にしています。双方の価値を見出すコラボレーションはコレクターを魅了してくれますよね。世界でも数量限定の“ダマスカス・ナイフ”は毎年発売されるのが楽しみで、特に2011年と19年のモデルはお気に入りです。「ビクトリノックス」でも珍しく、刃に柄が入っているところがカッコいい。これも職人技が光る一級品ですね。

きっかけはエンライトメントとのコラボデザイン

――「ビクトリノックス」のナイフを集めるようになったきっかけとは?

勝見:「ビクトリノックス」との出合いは実はアパレルから。2005年に青山にあった店舗(現在は表参道ヒルズ店に移転)へアパレルを見に訪れた時、アーティストコラボの限定マルチツールを見つけました。日本人アーティストと組んだ6点で、特に惹かれたのが、女性のイラストが描かれたエンライトメント(ENLIGHTENMENT)のもの。僕が「ビクトリノックス」に魅了されたきっかけです。それ以来、新作をチェックしており、日本限定の商品もたくさんあって、企画力がすごくいいんです。“トモ(TOMO)”という四角いマルチツールも日本からグローバルに採用されています。小さなノベルティーにさえも企業努力が見えるんですよね。

――エンライトメントとのコラボや“レスキューツール”など、同じものが2つあったり、同じモデルを全色持っていたりしますね。使い分けは?また、これほどの数をどのように保管していますか?

勝見:貴重なものや思い入れがあるものは2つ購入していますね。1つはカバンに入れて実際に使って、もう1つは保管用なんです。集めたコレクションは衣装や楽器と同じトランクルームに入れています。ときどきは開いて見ますが、大事なものは大体開けずに保管したままです。今回の取材で初めて開けたものもたくさんありますよ。

――いつも持ち歩いているアイテムはありますか?

勝見:“スイスカード”というカード型のマルチツールです。カードサイズでコンパクトなんですが、つまようじや爪やすり、ボールペンなど8つのツールがあるんですよね。服のほつれを見つければハサミですぐに切ることができるし、小さいから扱いやすい。シンプルなデザインの「ザ・コンビニ(THE CONVENI)」(ジュンのコンセプトショップ)コラボを常にバッグに入れています。

コレクションを止められないのはワクワクさせられるから

――職人技が光る、「ビクトリノックス」のナイフにこだわる理由は?

勝見:使う人やあらゆるシーンを考え抜いた、多機能で実用的なツールが「ビクトリノックス」の認知されているポイントではありますが、僕の場合はファッション性やアート性に惹かれるんです。イラストレーターやアーティストとして活動している点から、見た目の印象や色味、デザインは僕にとって欠かせないポイントです。エンライトメントとコラボしたマルチツールに出合って以来、「ビクトリノックス」の道具としての機能性に加えて、デザイン性を兼ね備えた圧倒的な表現力にいつもワクワクさせられます。ファッションと同じように、常に新しいデザインに出合えることがコレクションを止められない理由ですね。次にどんなデザインが発表されるのかなって待ち遠しくて仕方ない。

――最後に勝見さんにとって、好きなものを追い求めるということとは?

勝見:コレクションすることはゴールまでの道のりが楽しい。ひとつひとつのアイテムに思い出が詰まっている。好きなものを集めてきた歴史は私だけのものです。

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ヤーマンが“美を科学”する「表情筋研究所」を開設 テクノロジー×サイエンスの研究開発拠点

 ヤーマンは、テクノロジーとサイエンスを掛け合わせた視点で“美を科学”する研究・開発拠点のラボ「表情筋研究所」を東京の本社内に7月1日に開設した。エビデンスに基づいた研究を行うことで新たな市場を創造し、「新しい美のカタチ」を届けていく。

 同社は美容機器開発の中で培ってきた表情筋研究をベースに、科学的に表情や表情筋を究明し発信するプロジェクトとして「表情筋研究所」を2020年に発足。そしてこの度、新技術開発の実現と新市場創生の礎となる研究開発のプラットフォームとしての体制強化のため、「表情筋研究所」ラボを開設した。

 ラボには日々実験や研究を重ねるため、美容機器開発の礎となる電気波形を設計し、その効果効能を検証する設備を整えた。また、プレゼンテーションスペースも備え、今後は研究開発の発表会や製品勉強会も開催。新技術や研究内容を形にする製品開発のプラットフォームとしても活用していく。

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世界を絶賛席巻中! XG、その圧巻の美に猫を見たり 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.28。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「XG」。今年3月の衝撃的なデビューからミュージックシーンをザワつかせている7人組HipHop/R&Bガールズグループ「XG」。彼女たちの魅力を分析していくと、猫との共通点があることを発見!万物の美の根源は猫であることを改めて心に刻みつつ、猫感いっぱいのXGムードなメイクを楽しめるアイテムをお届け。

スペックが強すぎる最強ガールズグループ「XG」

 空前のダンスブームである。BTSやTWICE、BLACK PINKなどのK-POPアイドルたちの人気から始まったものなのか、小・中学校でダンスが必修科目になっていたり、パリ五輪でブレイキンが新競技として採用されたりして注目度が上がっているからか何なのか。とにかくSNSを覗けば、誰かしらが何かしらのダンスを踊っている。お世話になっている編集女子たちもダンススクールに通いだしたり、森三中の大島美幸がBE:FIRSTとダンスコラボしたりと、おじさんダンス動画がTikTokでバズったりと、意外な人たちまで巻き込んでの盛況ぶりだ。

 かく言う私はフィットネスジムのエアロビすらついていけない運動神経悪い芸人なので、ただただうっとり眺めているだけ。ダンスの知識は皆無であるが、お気に入りのアイドルや振付師がいるので、日々チェックは欠かさない。そんな中で、今年どハマりしているのが、avex発の7人組ガールズグループ「XG」。

 デビューは今年の3月だが、全貌がお披露目される前のティーザー映像やパフォーマンス動画からすでに異次元ぶりが炸裂していて、彼女らが世に放たれる前からすっかりとりこに。7人が7人、ダンスもラップもスキルがエグい。表現力も歌唱力も高くビジュアルも強すぎる。コーンフレークの袋の裏面に書かれている五角形のグラフのように、ガールズグループやアーティストに求められる全ての要素がパーフェクトにそろっている。目指す先は日本でも韓国でもなく、世界のトップであるという。そんないかつすぎるガールズグループの出現が何だか新鮮でまぶしい。

容姿も、小悪魔さも。XGの美は猫にあり!

 なんでこんなに惹かれるのだろうか。もちろん、あらゆるスキルがすごいというのも、中毒性のある楽曲というのもあるのだろうが、やっぱり全員が全員、とにかく“美しい”からではないだろうか。

 「背骨とか肋骨とか入ってます?」というぐらい、しなやかにくねりまくる体。ダンス中のウォーキングで魅せる伸びやかな手足。キャットラインが似合うエッジィな目元。激しいダンスにも動じないサラ艶で美しい髪。容姿だけを取ってもパーフェクトなのだが、いかつ過ぎるパフォーマンスと、「Behind The Scenes」で見せるあどけない素顔(リーダーのJURINはまさかのふわふわ系)とのギャップもまた、たまらなく可愛い。

 ……とここまで魅力を羅列してふと気づいたが、これ全部、猫と同じじゃない?

 ピンと立ち上がった耳から、肩、背中、しっぽへと流れる美しいボディーラインも、しなやかなキャットウォークも、神秘的なキャッツアイももはや猫が本家だし、ツンデレのギャップで人間を骨抜きにする魔性ぶりだって猫のお家芸だ。(ブロンド、テラコッタ、ブラックと、色とりどりの髪色も、猫の毛柄に見えてきた)

 2ndシングル「MASCARA」のティーザー映像のHINATA Ver.には、モンプチのCMに出てきそうなモフモフの白猫が登場している。食卓に並べられたデザートは「XGにしかない甘美な魅力」を、猫は「ファンを幸せにする存在になりたい」というメッセージがこめられているとか。やはり、美を突き詰めると、行き着く先は猫。美と幸せの象徴であることをXGまでもが伝えてくれているのだ。

滑らかな桃肌、カラーライン、ライラックのポインテッドネイル。XGムードで楽しむ猫メイク

 今回は、2ndシングル『MASCARA』のメインヴィジュアルをヒントにXGなりきりアイテムをピックアップ。彼女たちのメイクにも猫的ビューティ要素がいっぱいだ。

 XGのメンバーは16〜20歳とめちゃくちゃ若く、肌の美しさも無敵。まずは、まるで加工したように滑らかですべすべとした美肌を演出できる「クリオ(CLIO)」の“ステイパーフェクトトーンアップ クッション”でベース作りを。自然にトーンアップさせくすみを飛ばしながら、血色の良い華やかな桃肌でフレッシュな若々しさもアピール。


 1stシングルの「Tippy Toes」ではブラックのキャットラインが印象的だったが、「MASCARA」のメインビジュアルでは、カラーラインも。HARVEYはまつ毛キワのラインはレスして二重幅の上にメタリックシルバーでダブルラインを。COCONAは深いブルーで囲みつつ目尻をキュッと強めに跳ね上げたキャットラインを。「シロ(SHIRO)」の“カレンデュラアイライナー”なら、「皮膚のガードマン」と呼ばれるカレンデュラを配合した穏やかなつけ心地で、鮮やかなインパクトラインを楽しめる。


 「MASCARA」の象徴カラーであるライラックはネイルでON。猫の爪のように、先端を長く尖らせる「ポイント型」にシェイプして楽しもう。「オーピーアイ(OPI)」の“Don’t Toot My Flute”は、あの象徴的なライラックパープルをひと塗りでかなえるリッチな発色が魅力。上品さがありながらもモードな雰囲気にもなれる便利なカラー。

 ちなみに、私の最推しはマンネのCOCONA。ネイビーの囲み目&キャットラインの他に、ティーザー映像やMVのようにダイヤ型のラインストーンで目周りを飾るのも良き。小悪魔で猫猫しいムードが際立ってGOOD!

参考
Real Sound「XG、最新ビジュアル&ティザー映像で提示した新たなグループカラー 謎のベールに包まれた2ndシングル「MASCARA」への期待」

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「フェンディ」が環境に配慮した新作フォックスファーバッグを発売

 「フェンディ(FENDI)」は、2022-23年秋冬コレクションで環境に配慮した“フェンディ ファースト”バッグを発売した。全国直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

 バッグには、廃棄されるはずのフォックスファーを大胆にあしらい、反転した“F”ロゴを開口部分に施している。取り外し可能なストラップが付属しているため、クラッチバッグとしてだけでなくショルダーバッグとしても持つことができる。価格は税込52万8000円で、カラーはポピーレッドとミントグリーン、ペールピンクの3色をそろえる。

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「アディダス オリジナルス」と「ヒューマンメイド®」のコラボ “アディマティック HM”が登場

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、NIGO®が手掛ける「ヒューマンメイド®(HUMAN MADE®)」とコラボレーションした“アディマティック HM(ADIMATIC HM)”を発表した。価格は税込1万4300円で、ホワイトとグリーン、グレーを基調とした3カラーを用意。7月26日10時まで、「アディダス」の公式アプリ「コンファームド(CONFIRMED)」と一部店舗で抽選販売を受付中だ。

 「アディダス オリジナルス」と「ヒューマンメイド®」は、これまで何度もコラボモデルを発表してきたが、“アディマティック”をベースとしたのは今回が初めて。左足のシュータンとヒールにハートのシルエットロゴが配されているほか、付属のシューレースには「ヒューマンメイド®」が掲げる“GEARS FOR FUTURISTIC TEENAGERS”のテキストがあしらわれている。

 キャンペーンビジュアルは、フランス・パリの街中で「アディダス」のスケートボードチームの新星マイテ・スティーンハウト(Maite Steenhoudt)をモデルに撮影した。

 “アディマティック”は、1996年に発売されると東京を中心にカルト的な人気を博したモデルで、2022年に待望の復刻を果たした。

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「リーボック」の“インスタポンプ 95”が復活 1年だけ販売された幻の“後期型”シルエット、「左ききのエレン」とのコラボアートも

 「リーボック(REEBOK)」は、1995年に1年間だけ販売したスニーカー“インスタボンプフューリー 95(INSTAPUMP FURY 95)”を復活させ、7月22日に発売した。税込1万9800円で、カラーはサックスブルー、ブラック、ホワイト、ベージュの4色。ブランド公式オンラインストアや「リーボック」原宿店、渋谷店などで扱う。

 “インスタボンプフューリー”は、空気を注入することでフィット感を調節する“ザ・ポンプテクノロジー”を採用したシューズシリーズだ。94年に誕生して以来シルエットを継続しているが、95年に1年間だけ採用された“後期型”と呼ばれるシルエットがある。狭く設定したスプリットソールの割れ目や、つま先にあしらった三角の反射パネル、指をかけやすいようにダイヤ型にくり抜いたシュータンのプルタブ、ラバー素材のブランドロゴなどが特徴だ。今回はこの“後期型”のデザインをベースに、歴代モデルの中でも人気の高いサックスブルーを中心としたカラーに落とし込んだ。

 同作の発売に合わせて、人気漫画「左ききのエレン」の作者かっぴーによる書き下ろしのウインドウアートをリーボックストア原宿で公開した。「左ききのエレン」は広告業界を舞台に、さまざまなキャラクターの生き様を描いた群像劇で、今回は山岸エレンやルーシーといったキャラクターが“ボンプフューリー 95”を着用してグラフィックを書くシーンを表現した。さらに、原作と連動したオリジナルストーリーを「リーボック」公式ツイッターで公開中だ。

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アダストリアがメタバース参入 エイベックスを第1弾パートナーにフェスでスキン(服)を無償提供

 アダストリア(東京、木村治社長)が、メタバースに参入する。

 第1弾パートナーとして、エイベックス・グループのバーチャル・エイベックス(東京、加藤信介社長)と組み、「レイジブルー(RAGEBLUE)」「ハレ(HARE)」の商品をアバター化。7月23日〜8月21日の期間、阪急阪神ホールディングス(大阪、杉山健博社長)が主催する「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」において、来場者が着せ替えられるスキン(服)として、2ブランドが実際に販売する服を10体(メンズ5体、ウィメンズ5体)無償提供する。

 アダストリアは、2025年に向けた成長戦略の一つに“デジタルの顧客接点・サービスを広げる”を掲げており、すでにメタバース事業に参入しているバーチャル・エイベックスをパートナーに指名した。アダストリアは、「ファッションと音楽・エンターテインメントは切っても切れない関係だ。今後もアダストリアはさまざまな事業者と連携し、メタバースでのビジネスを展開していく」と話す。

 「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」は大阪・梅田の街をメタバース空間に再現し、音楽ライブや出演者とのバーチャル握手会、トークショー、グッズ販売などを行うもの。

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「ニューバランス」が新作アウトドアウエア・コレクション“MT1996”を発表

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、新作アウトドアウエア・コレクション“MT1996”を発表した。現在、「ニューバランス」の公式オンラインストアと直営店、スポーツゼビオ(SPORTS XEBIO)の公式オンラインストアと店舗で販売中だ。

 “MT1996”は、1990年代を代表するオフロード用トレイルランニングシューズ“MT580”に着想し、“当時、同スニーカーにマッチするアパレルを開発していたら?”というコンセプトのもと誕生。コレクション名は、“MT580”のモデル名と発売年である“1996年”を組み合わせたもので、幅広いアウトドアシーンで活躍するアパレルとアクセサリーをラインアップする。なおロゴは、“MT580”のミッドソールに搭載されていた優れた安定性を実現する「ロールバー(ROLLBAR)」にインスパイアされた、どこかクラシカルな三角形のグラフィックとなっている。

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北野武が「ロエベ」とGR8のコラボキャンペーンのビジュアルに登場 初のメンズポップアップとDJイベントも開催

 「ロエベ(LOEWE)」はセレクトショップのGR8(グレイト)とのコラボキャンペーンを7月27日にローンチする。キャンペーンビジュアルには北野武や村上虹郎、柄本時生らを起用した。

 ローンチに際して同日から、GR8 原宿ラフォーレ2.5階、伊勢丹新宿本店メンズ館1階、ロエベ表参道で初のメンズポップアップを開催する。ポップアップにはビジュアルの撮影を担当した写真家、リュウ・イカ(Ryu Ika)による巨大なアートインスタレーションやモニターを使った映像演出を用意する。公式LINEに登録した来場者には先着順で数量限定のノベルティーをプレゼントする予定だ。さらに同日、東京・道玄坂のクラブ「サウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION)」で世界各地のDJを集めたイベントを開催する。

■ポップアップ
会期:7月27日〜8月7日(会場によって異なる)
場所:GR8 原宿ラフォーレ2.5階、伊勢丹新宿店メンズ館1階、ロエベ表参道

■DJイベント
会期:7月27日
場所:SOUND MUSEUM VISION
住所:東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビルB1F

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北野武が「ロエベ」とGR8のコラボキャンペーンのビジュアルに登場 初のメンズポップアップとDJイベントも開催

 「ロエベ(LOEWE)」はセレクトショップのGR8(グレイト)とのコラボキャンペーンを7月27日にローンチする。キャンペーンビジュアルには北野武や村上虹郎、柄本時生らを起用した。

 ローンチに際して同日から、GR8 原宿ラフォーレ2.5階、伊勢丹新宿本店メンズ館1階、ロエベ表参道で初のメンズポップアップを開催する。ポップアップにはビジュアルの撮影を担当した写真家、リュウ・イカ(Ryu Ika)による巨大なアートインスタレーションやモニターを使った映像演出を用意する。公式LINEに登録した来場者には先着順で数量限定のノベルティーをプレゼントする予定だ。さらに同日、東京・道玄坂のクラブ「サウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION)」で世界各地のDJを集めたイベントを開催する。

■ポップアップ
会期:7月27日〜8月7日(会場によって異なる)
場所:GR8 原宿ラフォーレ2.5階、伊勢丹新宿店メンズ館1階、ロエベ表参道

■DJイベント
会期:7月27日
場所:SOUND MUSEUM VISION
住所:東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビルB1F

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【スナップ】2022-23年秋冬クチュール・ファッション・ウイーク来場者は何を着た?

 7月4〜7日に開催された2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークは、今季から公式スケジュールに参加する全てのブランドがリアル発表を再開。世界中からファッション業界人やセレブリティーがパリに集まった。

 今季の来場者に見る全体のトレンドとしては、トロンプルイユ(だまし絵)を取り入れたデザインや、肌見せスタイル、デニムの復活、ジェンダー・フルイドなシルエット、大ぶりのアクセサリーなど。夏向けの明るいカラーパレットから、ミニマルな装いまで、バランス感が心地いいファッションが見られた。パリの街に華を添えた来場者のファッションをお届けする。

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【スナップ】2022-23年秋冬クチュール・ファッション・ウイーク来場者は何を着た?

 7月4〜7日に開催された2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークは、今季から公式スケジュールに参加する全てのブランドがリアル発表を再開。世界中からファッション業界人やセレブリティーがパリに集まった。

 今季の来場者に見る全体のトレンドとしては、トロンプルイユ(だまし絵)を取り入れたデザインや、肌見せスタイル、デニムの復活、ジェンダー・フルイドなシルエット、大ぶりのアクセサリーなど。夏向けの明るいカラーパレットから、ミニマルな装いまで、バランス感が心地いいファッションが見られた。パリの街に華を添えた来場者のファッションをお届けする。

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花王「エスト」が手軽で高密着なパウダーファンデと化粧下地を発売

 花王のグローバルブランド「エスト(EST)」は9月9日、パウダーファンデーション“エスト イルミネーティング パウダーファンデーション(SPF21・PA++)”(全6色、税込7150円)、化粧下地“エスト コレクティングプライマー(SPF32・PA++)”(同4650円)を発売する。発売以降順次、花王香港、花王シンガポール、および韓国免税店にて展開予定だ。

 マスクを着用する生活において、消費者はよりファンデーションに仕上がりの美しさはもちろん、手軽さや機能性、つけ心地のよさまで求める方が増えている点に着目。パウダーファンデーションの手軽さと、リキッドファンデーションの密着性とツヤとしっとりさがある仕上がりの両方を叶えたパウダーファンデーションを開発した。

 花王独自のパウダージェル技術で、従来の4倍以上のオイルを配合した。化粧下地をつけなくとも肌の状態を均一にカバーし、骨格を際立たせ、立体感のある仕上がりへとみちびく。肌への密着性が高いため、化粧下地なしでも使用可能としている。

 “エスト コレクティングプライマー”は、メイクアップ効果で肌をトーンアップし毛穴や色ムラを自然にカバーする。軽めのメイクには同商品1本で済ませることができる。

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「ディオール」秋新作 〝プレステージ ラ クレーム”リニューアルとマスクプルーフ高保湿マットリップが登場

 「ディオール(DIOR)」は9月2日、プレミアム エイジングケアシリーズから〝プレステージ ラ クレーム N”(50mL、税込4万7300円)(レフィル、税込4万700円)を発売する。初代の発売から22年、7度目のリニューアルとなる。科学の新領域〝エイジ リバース”の知見を用い処方を強化した。また同日、ブラントを象徴する〝ルージュ ディオール”シリーズから色落ちしにくい高保湿マットリップ〝ルージュ ディオール フォーエヴァー スティック”(全19色、各税込5500円)を発売する。

 〝プレステージ ラ クレーム N”は、再生医療の最新の発見から着想を得て、自己再生力の強いグランヴィル ローズから採れるローズペプチドを配合。コラーゲン、ヒアルロン酸など肌の若さを示す25のユース バイオ マーカーに広範囲に働きかけエイジングサインを巻き戻す。処方には特許取得のハイドラロック テクノロジーを採用。自然由来成分94%配合の滑らかなクリームが、肌の内側に水分を取り込みふっくらとした肌へ導く。

 同製品のパッケージは、エコの観点からすっきりとしたデザインに刷新。温室効果ガス排出量削減の取り組みの一環として、商品全体の重量を20%、ガラスの重量を32%削減。リフィルは48%の軽量化を実現した。また容器の印字をゴールドから黒の有機インクに変更しリサイクル性を最適化。プリント工程の環境負荷を削減した。

 〝ディオール プレステージ”は、直近の6年間で売り上げが2倍以上に拡大。百貨店のプレミアムカテゴリーでトップを維持している。プレ美容液〝プレステージ マイクロ ユイル ド ローズ セラム”(15mL、税込1万7050円/30mL、税込3万800円/50mL、税込4万1250円)は、昨年下半期の百貨店プレミアム市場で最も売れた製品となった。

 同日発売の〝ルージュ ディオール フォーエヴァー スティック”(全19色、各税込5500円)は、ソフトマットな質感と16時間持続するマスクプルーフ効果、軽やかなつけ心地、リップケアを実現。同時に〝ルージュ ディオール フォーエヴァー リキッド”(全16色、各税込5170円)も発売する。

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ゴールドウインがリセールレーベル始動 サイズアウトしたキッズ用品を修理して再販

 ゴールドウインは、初のリセールレーベル「グリーン・バトン(GREEN BATON)」を始動させる。着られなくなったゴールドウイン製品を回収・リペアし、再び製品として販売するものだ。まずは「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」の2ブランドを対象に、子どもの成長によりサイズアウトしたキッズウエアの回収を進め、全国15の両ブランド直営店で実施する。

 同レーベルは回収、修理、販売の3ステップで運営する。不要になったウエアを店舗で回収し、提供者にはゴールドウイン直営店で使えるクーポンを配布。回収したウエアの状態をチェックし、必要に応じてクリーニングやリペア、アップサイクルを実施して、再び販売する。状態のいい製品は、可能な限りもとの状態を生かし、汚れや破れのある箇所をワッペンや当て布などで補修する。また複数の製品からパーツを寄せ集めて再利用したアップサイクルの製品も用意する。リペアした製品には“バトン”をイメージしたグリーンのネームをつける。

 同事業を考案した畑野健一「ザ・ノース・フェイス」事業1部エキスパートは、「5年間キッズアパレルの企画に携わるほか、私生活でも甥や姪と関わる中で、サイズアウトして着られなくなるキッズウエアの多さを課題に感じていた。新しい価値を加えて、次に手に取るお客様が気持ちよく使えるアイテムを提案するとともに、結果として地球環境の保護に繋がってほしいと、『グリーン・レーベル』を企画した」と語る。

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20周年のサンフランシスコ発「ハフ」が「G-SHOCK」とコラボ ブランドカラーのネオングリーンを主役に

 サンフランシスコ発のスケートボードブランド「ハフ(HUF)」は、20周年を記念して「G-SHOCK」とコラボした時計“GA2100HUF-5A”を発売した。価格は1万9250円(税込)。7月22日に「ハフ」の旗艦店と公式オンラインストアで、8月5日からは一部の「G-SHOCK」取り扱い店舗でも販売する。

 「ハフ」のブランドカラーであるネオングリーンを用いて、ケースバックには大きく“20”を刻印する。ブラウンのナイロンリストバンドや、サンフランシスコの街並みに着想した特製ケースも特徴だ。

 「ハフ」は、「G-SHOCK」とのコラボの歴史を振り返るショートムービーも作成した。

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20周年のサンフランシスコ発「ハフ」が「G-SHOCK」とコラボ ブランドカラーのネオングリーンを主役に

 サンフランシスコ発のスケートボードブランド「ハフ(HUF)」は、20周年を記念して「G-SHOCK」とコラボした時計“GA2100HUF-5A”を発売した。価格は1万9250円(税込)。7月22日に「ハフ」の旗艦店と公式オンラインストアで、8月5日からは一部の「G-SHOCK」取り扱い店舗でも販売する。

 「ハフ」のブランドカラーであるネオングリーンを用いて、ケースバックには大きく“20”を刻印する。ブラウンのナイロンリストバンドや、サンフランシスコの街並みに着想した特製ケースも特徴だ。

 「ハフ」は、「G-SHOCK」とのコラボの歴史を振り返るショートムービーも作成した。

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「ジル サンダー」2023年プレ・スプリング・コレクション

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」が2023年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「ケイト」からブラウンアイシャドウの新色登場 印象的な大きな目元を演出

 グローバルメイクブランド「ケイト(KATE)」から7月23日、抜け感のある目元に仕上がるブラウンカラーのアイシャドウ“デザイニングブラウンアイズ”(税込1320円)の新色が登場する。さらに同日には、ブラウンシャドウの目元を引き立てるカラーライナー“コンシャスライナーカラー”(税込1100円)、アイシャドウやアイブロウ、チークなどマルチに使える“ザ アイカラー”(税込715円)、血色感をプラスする“パーソナルリップクリーム”(税込550円)を発売する。※価格はいずれも編集部調べ

 ベーシックなブラウンシャドウに明るいカラーの影色“カラーニュアンスシェード”を組み合わせた“デザイニングブラウンアイズ”は、ベーシックで使いやすいうえ、抜け感のある大きな目元を演出できると人気のアイテム。新たに加わるカラーは、一体感のある陰影をもたらす“スキニーオレンジブラウン”と、深みと透明感を演出する“ヌーディーピンクブラウン”の2色。新色追加により8色展開となる。

 そのほか、カラーライナー“コンシャスライナーカラー”には“ラベンダーブラウン”と“シックバーガンディ”の、スモーキーな2色が追加。マルチアイテム“ザ アイカラー”には、シックな印象になる“モーヴラベンダー”と、さりげない陰影感を演出する“モーヴベージュ”が新たに加わる。全108色の“ザ アイカラー”にはそれぞれ欲名が付けられており、“モーヴラベンダー”は「思考停止」、“モーヴベージュ”は「このままでいたい」の欲名が付いている。SPF11のカラーリップ“パーソナルリップクリーム”にはクリアな血色感を演出する新色1色が登場。唇に塗布後、時間が経つと無色からほんのり自然な血色感のある色に変化する。

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ミルボンがRSPOサプライチェーン認証を取得 持続可能なパーム油の調達を目指す

 美容室向け化粧品メーカーのミルボンの三重県にある基幹工場、ゆめが丘工場がRSPOサプライチェーン認証を取得した。RSPOは、持続可能なパーム油の生産・利用を目指す国際的な認証制度である「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」のことで、サプライチェーン認証(SC認証)は製造・加工・流通過程における認証制度で、認証パーム油(Certified Palm Oil)を使用して作られた製品を取り扱う各工程でSC認証の要求事項を満たしていることを認証する制度だ。

 ミルボンは持続可能な社会の実現に向け、「美しさを通じた心の豊かさの実現」や「再生・循環型の生産・消費活動」など、重要視する5つの課題を掲げ取り組みを進めている。その1つである生産・消費活動の分野において、2030年までに同社製品においてRSPO認証パーム油の採用率100%を目標としている。

 パーム油は東南アジアなどを中心に生産されるアブラヤシから採取され、世界中で食品や化粧品、バイオマス燃料などさまざまな用途に使用されている。一方で、アブラヤシ農園の拡大により、熱帯林が破壊されるなどの環境問題や、生産国の農園労働者への深刻な人権問題も指摘されている。このような中で、ミルボンは19年からRSPOに加盟し、20年には持続可能なパーム油のための日本ネットワークであるJaSPON(Japan Sustainable Palm Oil Network)にも参画。持続可能なパーム油の調達に取り組んでいる。

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ウクライナ人アーティストが手掛けた空間で見せる、「ディオール」のフォークロア・クチュール パリ現地取材リポートVOL.5

 「ディオール(DIOR)」のオートクチュールはここ数シーズン、ショー会場の壁面を刺しゅう作品で覆うのが定番になっている。2022-23年秋冬、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)がセットの制作を依頼したのは、キーウを拠点に活動するウクライナ人アーティストのアレシア・トロフィメンコ(Olesia Trofymenko)。絵画や昔の風景写真に刺しゅうを重ねる彼女のデザインを、メゾンが支援するインドのチャーナキヤ工房とチャーナキヤ工芸学校の刺しゅう職人の手で形にした壮大なインスタレーションで会場を彩った。アレシアが作品のコンセプトに掲げるのは、さまざまな宗教や神話の中に語り継がれる「生命の木(Tree of Life)」。それが、今季のコレクションの出発点にもなっている。

 ファーストルックは、ウクライナの民族衣装を想起させるパフスリーブのブラウスとフレアラインのロングスカート。白とエクリュ(生成り)の同系色でまとめられているが、入り組むようにレースのパッチワークが施されているのが印象的だ。そんな手の込んだレース使いと並んで、今季のカギとなるのはさまざまなテクニックを生かした刺しゅう。「生命の木」から着想を得た枝や葉、根といった植物や花々、アラベスクのような幾何学模様、スモッキングが、ベージュや白、黒を中心としたミッドカーフからフロアレングスのフレアドレスやスカート、ノーカラージャケット、ゆったりとしたコートなどを飾る。

 また上半身は体のラインに沿い、腰からふんわりとふくらむロマンチックなシルエットは、ムッシュ・ディオールが1947年に発表した“ニュールック”を再解釈したもの。終盤に披露したマリア・グラツィアらしいシルクシフォンやジョーゼットの幻想的なドレスも、スモッキングやパフスリーブでフォークロアムードを醸し出す。

 年間を通して数多くのコレクションに取り組んでいるマリア・グラツィアだが、オートクチュールではとりわけクラフトにフォーカスしている。今季もテーマに据えたのは、“団結のシンボル”としての手仕事によるクラフトだ。ディテールからは職人やお針子の技術が見て取れるが、全体的な表現はこれ見よがしというより、落ち着いた色合いの生地と装飾を基本とした控えめなものが多い。そのアプローチは、人間の体をドレスアップするというクチュールの本質にオマージュを捧げた、先シーズンに通じるとも言えるだろう。小さな画面上では分からない繊細で複雑な手仕事を通して、クチュールピースを身にまとう顧客だけが感じられる真の贅沢を提案する―――それはオートクチュールにおいて大切な要素であり、彼女はそこに向き合っているようだ。


 2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークが7月4日から7日までに開催された。今季からは、ついに公式スケジュールに名を連ねる全てのブランドがリアル発表を再開。世界中からVIP顧客やセレブリティーもパリに戻り、華やかなムードに包まれた4日間のファッションの祭典から、注目ブランドのショーリポートをお届け!

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頭皮や顔に加え全身ケアが可能な仕様に刷新した“デンキバリブラシ®2.0+ボディ”がベストコスメ受賞 著名人の愛用者拡大

 GMコーポレーションがエステサロン向けに開発したブラシ型の低周波モバイル美容機器「エレクトロン(ELECTRON)」の“デンキバリブラシ®”は、ヘアメイクアップアーティストや芸能人の口コミから話題を集め、約20万円という高価格帯にも関わらず高い支持を得ている。2月にはこれまでの頭皮や顔に加え、ボディー用のアタッチメントを開発し、“デンキバリブラシ® 2.0+ボディ”に生まれ変わった。機能が向上し本格的な全身サロンケアができるとして、「WWDJAPAN」の2022年上半期ベストコスメのバラエティー・ドラッグストア編 美容機器・ツール新製品で2位を獲得。同製品が注目を集める中で、公式ECサイトでは専用ケースと人気化粧水をプレゼントする「ハッピーサマーキャンペーン」を8月8日まで実施中だ。

 “デンキバリブラシ® 2.0+ボディ”はワンタッチで着脱可能なフェイス用とボディー用のアタッチメントが備えてあり、シリコン製のクシが体の細かい凹凸部分にもフィットする。1秒間に約1000回振動する独自開発のピンヘッドから発する低周波刺激が手ではほぐせない浅い部分に心地良い刺激を与えて全身をすみずみまでときほぐすことができる。充電式のバッテリーが内蔵してあるため、オフィスや旅行先にも持ち運べるのもポイントだ。

 「ハッピーサマーキャンペーン」では、“デンキバリブラシ® 2.0+ボディ”の購入者に専用ケースとコスメブランド「エレクトロン コスメティクス(ELECTRON COSMETICS)」でスター製品のミスト状ローション“タイトニングミスト”(150mL、税込5900円)をプレゼントする。専用ケースは愛用者からの要望に応えたもので、ケースにも同社独自のFRF テクノロジー®加工(素粒子レベルで場を整え、物質に情報を転写させるテクノロジー)を施し、製品のパフォーマンスを高める特別仕様となっている。

問い合わせ先
GMコーポレーション
0120-66-7170

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エストネーションが新デニムブランド立ち上げ 大人がはきたいシルエットを追求

 エストネーション(ESTNATION)は、2022-23年秋冬シーズンから新たなデニムブランド「ネイル(NAILS)」をスタートした。エストネーション各店と公式ECサイトで取り扱う。メンズとウィメンズともに、大人がはきたいシルエットを追求したドレスアップできるジーンズを軸に提案する。

 ファーストコレクションは、ウィメンズ3型とメンズ1型を企画した。ウィメンズはスラックスのようなシルエットが特徴のローライズジーンズ(税込2万8600円)のほか、ヒップラインがきれいに見えるようにこだわったフレアタイプ(2万8600円)、ストレッチ性に優れたテーパードタイプ(2万6400円)で、サイズは23〜27インチをそろえた。なお、ローライズジーンズのみ26インチまで。メンズは、同じくストレッチが効いたストレートシルエットのジーンズ(2万9700円)で、サイズは28〜33インチ。

 デニム生地はいずれも、岡山県の工場で製作する。デニムの製造過程では水を大量に使用することが課題だが、同工場では使用した水を3段階のろ過処理施設で処理し、繰り返し使用するなど環境に配慮した背景を持つ。

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ゴールドウインが国立公園の魅力を発信 「ザ・ノース・フェイス」と「ヘリーハンセン」の限定商品を発売

 ゴールドウインはこのほど、全国34カ所にある国立公園の持続可能な“保護と利用”を実現するための新プロジェクト「ナショナル パークス オブ ジャパン(National Parks of Japan)」を発表した。プロジェクトのオリジナル限定商品の発売と、情報発信プラットフォームとなるウェブサイトの公開を皮切りに、7月21日にスタートした。

 プロジェクトでは同社が培ってきた知見を活かし、日本の国立公園の魅力を発信して認知向上と利用促進に寄与することを目指す。同社は環境省と、国立公園の景観保護などを目的とした「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を2020年10月に締結している。

 オリジナル限定商品は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」から“ナショナル パーク コレクション”を発売した。オーガニックコットンなどの環境に配慮した素材を使い、それぞれTシャツ(税込6050円)、キャップ(同5280円)、トートバッグ(同4620円)を用意した。今回対象となる中部エリア8つの国立公園を記載し、「ザ・ノース・フェイス」ではライチョウのアイコンをデザイン、「ヘリーハンセン」では発祥である北欧らしいカラーに仕上げた。

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セレクトショップ2Gがアーティスト⾼⽊耕⼀郎とコラボ Tシャツやシルクスクリーン作品を販売

 セレクトショップのツージー トーキョー(2G TOKYO)は7⽉23⽇、アーティスト⾼⽊耕⼀郎とのコラボカプセルコレクションを発売する。

 ⾼⽊の作品を刺しゅうとプリントで表現したTシャツ(7150円税込、以下同)や、ワッペンでカスタムした古着のポストマンシャツ、ポスター(4950円)やシルクスクリーン作品(7万7000円)を販売する。

 7⽉23⽇には⾼⽊が来店し、カプセルコレクション購入者を対象にステンシルイベントも開催する。

 高木は東京都出身。サンフランシスコのアートスクールで学び、ニューヨークを拠点に活動したのち帰国。ペインティングから刺しゅうまで作⾵は幅広く、動物を主なモチーフとする。ビームスや「ポーター(PORTER)」など、アパレル企業やブランドへのデザイン提供、コラボレーションも多数行う。

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「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル」が大阪のクラフトビール団体とコラボ クラフトビールやTシャツなど

 「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING以下、GLR)」は、大阪府のクラフトビール醸造社団体「大阪ブルワーズアソシエーション(以下、OBA)」とのコラボレーションビールとアイテムをGLR一部店舗で7月27日から順次販売する。

 同コラボは、GLRによる“地元を知り、地元を楽しみ、地元を応援する”ことを掲げるプロジェクト「THINK LOCAL」とOBAの取り組みが共鳴したことで実現した。コラボビールは、「國乃長ビール」「箕面ビール」「テタールヴァレ」「泉佐野ブルーイング」の4つのブルワリーから、ビールを飲みたくなるシチュエーションをイメージしたクラフトビールが登場する。全て同じホップを使用し、それぞれ異なるスタイルで醸造した。ビールは地元の飲食店や酒店に卸す。アイテムは、Tシャツやショートパンツ、バンダナ、栓抜きなどを用意する。

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「アシックス」が最新ランニングシューズ“ゲルカヤノ 29”を発表

 「アシックス(ASICS)」は、ブランドを代表するランニングシューズ・シリーズ“ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)”の最新作“ゲルカヤノ 29”を発表した。価格は税込1万7600円で、メンズ用2種とウィメンズ用3種の全5種を用意。7月29日に「アシックス」の公式オンラインストアで先行発売したのち、8月10日から「アシックス」の直営店や全国のスポーツ用品店などで取り扱う。

 “ゲルカヤノ”の29代目“ゲルカヤノ 29”は、優れたクッション性とサポート力を実現しながら、軽量化と反発力も高めたのが特徴だ。ミッドソールは、上層部に軽量で反発性に優れたスポンジ素材「FFブラスト プラス」を、下層部に軽量の「フライトフォーム」を採用した2重構造とすることで、全体が前作より2mm厚くなっている。また、底面の中部からシューズの内側にかけて、シューズの過度なねじれと足の内側への倒れ込みを抑える高硬度EVA素材の「ライトトラス」を搭載し、自然な反発力とスムーズな足運びを実現。そしてアッパーは、部位ごとにニット素材の密度を変えて補強し、足当たりと通気性の良さを高めた。

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「サルヴァトーレ フェラガモ」が今年もリビエラ逗子マリーナでポップアップ バッグなどを先行発売

 「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」は7月31日〜8月13日、リビエラ逗子マリーナにポップアップストアをオープンする。リビエラ逗子マリーナでのポップアップは昨年に引き続き2度目だ。

 2022年リゾート・コレクションを彩ったフランスのアーティスト、ジュリアン・コロンビエ(Julien Colombier)によるパームプリントなどを取り入れた、夏らしい世界観のストアで最新ウエアやアクセサリーを取り扱う。また、プレイフルなカラーブロックをあしらった “ヴィヴァ ボウ”バッグとミニトートの2つのモデルに加え、アイコンシューズ“ヴィヴァ”をモチーフしたバッグチャームを先行発売するほか、ポップアップでしか手に入らないギフトを入れたカプセルトイマシーンも設置する。

■リビエラ逗子マリーナ ポップアップストア
会期:7月31日〜8月13日
場所:リビエラ逗子マリーナ シースケイプ(神奈川県逗子市小坪5丁目23-9)
電話番号:090-1112-5014 *ショップ直通(期間中のみ)
営業時間:11:00〜19:00(初日は17:00オープン、最終日は17:00クローズ)

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1960’s〜70’sの「ジーンズ」「ロカビリー」「ロンドン」【UA重松理×石川次郎対談 VOL.4】

 ユナイテッドアローズの名誉会長で、日本服飾文化振興財団の理事長を務める重松理が、「ポパイ」「ブルータス」「ターザン」などの創刊編集長を務めた雑誌編集者である石川次郎氏と組み、今年3月に「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」(発行・講談社エディトリアル)を発行した。二人のレジェンドは、なぜタッグを組み、書籍を発行したのか。4回目のテーマは、「日本のファッションとジーンズ」。レジェンドの二人の人生を変えたファッションアイテムとは?

VOL.3はこちら

――今日はかれているのも「リーバイス」ですね!? 次郎さんぐらいの世代からですよね。ジーンズをはくようになったのは。

石川:そう。僕はもう「リーバイス」しかはかないようになっちゃった。重松さんより8歳上ですが、この差が大きな違いだと思います。僕は56年かな、中学校から高校に上がる春休みに1本の映画を観て洋服に目覚めました。それが「理由なき反抗」です。ジェームス・ディーンの。何も知らずにあの映画を観て、あんまりにも日本の高校生と違うので驚いて。アメリカでは高校生が車を運転してるんだから。ジャケットなんかを着て。なんかすごいなぁと思って。その時にジェームス・ディーンがはいていた「リー(LEE)」の101のジーンズがものすごいカッコ良かった。でも信じられないだろうけど、その当時、日本ってジーパンを売っていなかったの。あるのは、在日米軍の兵士たちが朝鮮戦争に発つのに置いていった古いジーンズだけ。アメリカのアーミー(陸軍)、ネイビー(海軍)の軍服と一緒に廃品という感じで送られてきたものの中から、一生懸命探してはいていた時代だった。僕も映画の後、すぐジーパンを買いに行きましたよ。そんな時代だったので、ジーンズに対する想い入れが強く本当に憧れていた。「ジーンズは、アメリカの生活そのものだ」と感じたんですね。

――当時、ジーンズを買い物に行ったのは上野のアメ横(アメリカ横丁)だったんですか?

石川:アメ横ですね。古いジーンズの山の中から、自分の体に合いそうなものを探して。あんまりカラダに合わなかったけどね。しかも当時で2000円ぐらいしていたから、母親に「なんでこんな汚いものにお金を使うのか?なんでこんなの欲しいのかわからない?」とまったく理解されなかった。数年後にはでいくらでもジーンズは手に入るようになったけど。それまでいいジーンズは高くて買えなくて。湘南の海で立教大生と喧嘩をしたことがあった。喧嘩相手のことはよく覚えてないんだけど、彼がはいていた「リー(LEE)」の新品のジーンズがカッコ良くてね。羨ましくてそればっかり目についちゃった(笑)。

重松:自分もファッションの転機はたくさんありますね。一番初めにファッションを意識したのがロカビリーで、ジーンズを見たのもロカビリーからでした。映画からもたくさん影響を受けましたね。ジーンズはわれわれの世代のころには学生服屋さんで売られていました。ジーンズの新品に目が入ったのは13歳ぐらい、1961~62年ぐらいの頃でしたね。高校に入った頃には、新しいものは買おうと思えば買えるけれど、ちょっとはき古したようなものが欲しくて。神奈川出身なので、アメ横と同じような機能を担っていた、横浜の(伊勢佐木町と野毛の間の)吉田町にあったジーンズの古着屋に通っていましたね。

 他にもすごいこまごまとたくさんきっかけがありましたね。64年の東京オリンピックを境に、みゆき族も台頭しましたし、当然、先ほども話に出たVANヂャケットの存在が男性の服にものすごい影響力を持っていました。一つのセオリーやオケージョンなど、われわれが「型」と呼んでいる、オーセンティックス、一つの規則が明らかになり、流れができました。ただ、自分たちはちょっと外れていて、古着のパンツや米軍の横流しのものを買っていました。それに比べると、VANは日本ナイズされていて、サイジングなどが少しおかしいんですよ。アメリカの映画で見るような若者の恰好にはならなくて、体にピタッとなって、なんだか真面目な子みたいになっちゃうんですよ。だから、VANの石津謙介さんにはいつも申し訳ないなと思っていたけれど、靴下1足とプルオーバーのシャツ1枚しか買ったことがないんです。あとは全部古着とか、本当のアメリカのものを買って着て育ってきました。

 そして、「平凡パンチ」のファッションページですよね。小林さんのイラストに大きな影響を受けて、「本物が見たい」「本物が欲しい」と熱くなって。当時はまだ海外に行っていなかったですからね。67~68年ぐらいの時期ですかね。ウッドストックもとても衝撃的な出来事で、髪も伸ばしていました。でも、ロンドンやパリに新しいファッションの流れがあることを見て、「これからはアメリカじゃないんじゃないか!?」という感じになって、ロンドンブーツを履いたり(笑)。ロンドンポップなんて完全にロックミュージシャンの恰好、ステージ衣装ですからね。それをロンドンのカーナビ―ストリートなどではみんな普段着で着ていたんですから。「平凡パンチ」の小林泰彦さんのイラストで知り、実際に現地に行き、「ほんとにこういう格好してるんだ~!」って確認ができるわけで。日本で手に入らなければ、そのイラストに合うものをオーダーで作ったりもしていましたね。髪を長くしたり短くしたり、アメリカのローファーを履いていたと思ったらロンドンブーツのハイヒールになっちゃったり。とんでもない流れで、本当に大変な時代でした(笑)。面白い時代でしたけどね。その当時、「ファッションは風俗」と言われていて。風俗といっても今とは全く違う使われ方で、一つの大きな社会の流れと捉えられていたんです。まぁ、本当にその都度その都度影響を受けて、いろいろなものを見て、今に至るわけです。

石川:本当にみんなロンドンブーツを履いていましたからね。ちなみに、ロンドンポップで一番面白いころのロンドンに仲間をみんな連れていったことがあります。加藤和彦の奥さんのミカ(サディスティック・ミカ・バンドのボーカルの福井ミカ)や、(スタイリストの)堀切ミロ、(「オリーブ」「アンアン」「ギンザ」「クウネル」の編集長を歴任した)淀川美代子、イラストレーターの大橋歩、今野雄二など20人ぐらいで団体旅行をした。1970年代初頭の正月に。石坂敬一という有名な音楽プロデューサーは、行きはウグイス色のダッフルコートを着てたのが、帰りはアフガンコートで丸眼鏡をかけて、ジョン・レノンみたいになっちゃって、行きと帰りは大違い。それくらいみんな影響を受けていましたね。行けなかった加藤君用にミカが山ほど服を買ってね。いろいろな店を案内するのが僕の役目だった。

――次郎さんの本にはたくさんの付箋が貼られていますが?

石川:今回、入れられなかったテーマもかなりあって、例えば重松さんも影響を受けたというロカビリーなんかがそうです。山下敬二郎やミッキー・カーチスの恰好などが大きな話題になった日本のロカビリーは入れる必要があったなと思っています。

重松:日劇ウエスタンカーニバルという音楽フェスもありましたね(58~77年)。内容はウエスタンでもなんでもないんだけど(笑)。最初のころはロカビリーがブームになり、その後、グループサウンズが台頭して。その時代時代によってはやりの音楽は変わりましたが、そこからデビューする人たちも多かったですね。アメリカのロックバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドもコンサートを開いたり。ポール・アンカも出ていましたね。

――スターがスターであった時代ですね。ステージ衣装が世の中に大きな影響を与えていたと。

重松:音楽はファッション史、服飾文化史には乗らないけれど、ファッションをつくった音楽はたくさんありましたから。この本では少しだけ触れていますが、欠けてしまったなと反省しています。音楽、というよりも、ミュージシャンがファッションをリードした、まさにインフルエンサーでしたね。

石川:とくにイギリスのミュージシャンは多いですね。エルトン・ジョンから始まって、ジミ・ヘンドリックス、ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイなど。彼らの服を作っていたのが、デザイナーのトミー・ロバーツ(Tommy Roberts)でした。僕は当時「平凡パンチ」で取材したことがあります。ロンドンに着いた日に直行で彼の「ミスター・フリーダム」という店に行った。そしたら偶然トミーがいて、その場で交渉して写真を撮らせてもらうことができた。撮影は長浜治さん。それがp.88の写真です。自分でいうものなんですが、これは貴重ですよ。

重松:そうそう、「平凡パンチ」で見たのを覚えています。この人は天才的なテーラーで、ミュージシャンの服ばっかり作っていたんですよね。サヴィルローの歴史の中でもすごく有名な人です。日本ではあまり報道されませんでしたが、後輩がたくさんテーラーにいましたね。

(vol.5に続く)


「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」

【Contents】
1. 1945-1950年 貧しい時代でもお洒落がしたかった
2. 1950-1959年 ファッションが動き出した
3. 1960-1969年 ファッションに自由がやって来た
4. 1970-1979年 経済成長が支えたファッション
5. 1980-1989年 おしゃれのエネルギーが頂点に!
6. 1990-2000年 流行はストリートから生まれてくる
7. 2000-2009年 誰もがセレブ気分になれた時代
8. 2010-2021年 ファッションの多様化は続く

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スキンケア発想のヘアケア「エイトザタラソ」の頭皮マッサージブラシがベスコス受賞で売れ行き好調

 ステラシードは、シリーズ累計出荷数1900万本(2022年4月末時点)を突破したスキンケア発想の美容液ヘアケアブランド「エイトザタラソ(8 THE THALASSO)」が好調に推移する。2月に全国のバラエティーショップと公式ECサイトで発売した頭皮のツボを心地よく刺激する“スパ やみつき 頭皮マッサージブラシ”のハードタイプも「WWDJAPAN」2022年上半期ベストコスメのバラエティー・ドラッグストア編部門 美容機器・ツール新製品で2位を獲得。毛穴の汚れを落としたり頭皮マッサージをしたりと、自宅にいながらヘアサロン並のケアができるとして男女問わず人気を集めている。

 “やみつき 頭皮マッサージブラシ”は入浴時のシャンプーブラシやリフレッシュしたいときのツボ押しなどイン・アウトバスで使用できる。ブランド名を象徴するような“8”の字型の形状で、入浴時の濡れた手でも滑ることのない握りやすい設計も特長だ。上部にはフック穴を備えているため、場所をとらずに掛けられ、水気も切れるので清潔な状態を保てる。ベスコスを受賞したハードタイプは、頭皮をしっかりほぐしたい人におすすめ。やさしくマッサージしたい人にはソフトタイプも用意する。

 同時期に発売したCBD※1配合のユニセックスライン“エイトザタラソ ユー(8 THE THALASSO u)”の“CBD※1&リラクシング バブルスパ 炭酸※2泡シャンプー”(税込1650円)と“CBD※1&カーミング エクストラスリーク 集中ヘアマスク”(同1848円)を併用することでヘアサロンのようなヘッドスパ体験がかなう。

※1 カンナビジオール(保湿)※2 炭酸ガス(噴射剤)

問い合わせ先
ステラシード
03-6804-5584

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「マノロ ブラニク」が22年に及ぶ中国での商標権争いに勝利 冒認商標を無効にする決定

 中国の最高裁判所である最高人民法院はこのほど、2000年に中国で無関係の第三者によって登録された「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」の文字列を含む商標を無効とする決定を下した。

 中国人実業家のファン・ユージョウ(Fang Yuzhou)が1999年に履物の区分で“Manolo & Blahnik”という商標を登録出願し、2000年1月に登録が認められた。ロンドンを拠点とするシューズブランド「マノロ ブラニク」は、登録が認められた3か月後に中国商標局に異議申し立てを行ったが、翌年却下されている。

 「マノロ ブラニク」は、1998年に放映された「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」によって国際的にも知名度を高めたにもかかわらず、当時、中国商標局はブランド側が提出した証拠は不十分であり、ファン・ユージョウが申請した“Manolo & Blahnik”の商標登録が認められた2000年に以前に「マノロ ブラニク」は中国本土での販売やビジネスの実績がなかったと判断している。「マノロ ブラニク」はその後も長年にわたり、中国のあらゆる政府機関に不服申し立てを行ったが、それらはいずれも却下されている。

 他方、風向きが変わったのは2017年のことだ。この年、中国国家知識産権局は自国を知財大国へ作り変える方針を掲げ、19年11月には中国商標法の改正が行われ、中国の裁判所では商標権侵害について厳しく判断する傾向が強まった。

 中国ではいわゆる“先願主義”を採用しており、無関係の第三者によって商標を出願・登録されるケースが多発しており、こうして登録された商標を“冒認商標”と呼ぶ。また、正当な権利を有している企業やブランドが、冒認商標を取得した無関係の第三者から、法外なライセンス料や買い取り料を請求されるケースや、冒認商標を使用して中国で類似のビジネスを立ち上げられてしまうケースも確認されている。こうしたことから、ファッション業界では、「ニューバランス(NEW BALANCE)」「ヴェトモン(VETEMENTS)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「アクリス(AKRIS)」「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「ダンヒル(DUNHILL)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」など多くのブランドが中国において商標登録できていない。

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ビームスがプロデュースする沖縄発オリオンビールのTシャツ&サンダル

 沖縄発のオリオンビールは、「ビームス デザイン(BEAMS DESIGN)」プロデュースのTシャツ(4950円税込、以下同)やシャワーサンダル(3960円)、帽子(4180円〜)などを発売する。7月23日に、オリオンビールの公式通販で注文受付を開始する。両者がタッグを組むのは初めて。

 6つの商品は、「仲間とビールで乾杯するときのワクワク感、絆を感じられるひとときを盛り上げることをテーマに開発した」という。

 「ビームス デザイン」は、ビームス内でライセンスビジネスを担当するブランド。

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オルビスがパーソナライズ香水ブランドを運営するセントピアと業務提携 新ブランドを今秋立ち上げ

 オルビスは、パーソナライズ香水ブランド「リベルタパフューム(LIBERTA PERFUME)」を運営するセントピアと業務提携し、新ブランド「ヘレナス(HELENUS)」を今秋立ち上げる。オルビスの肌知見とセントピアのフレグランス知見を生かした“自分自身の持つ香り「スキンセント」の可能性を引き出す”アイテムを展開する予定だ。

 新ブランド「ヘレナス」は、自分自身の香りをその人が持つ個性としてポジティブに捉え、マスキングするのではなく、その可能性を最大限に引き出すことで「自分を知り・自分と向き合い・自分らしい」スタイルを提案する。詳細は後日発表する。

 オルビスは、かつて“香水砂漠と”呼ばれた日本市場において、幅広い世代が香り製品を購入するようになった近年の市場の盛り上がりや、柔軟剤やシャンプーなどの日用品を香りで選択して購入するという消費行動の増加に着目。香り市場が成長しつつある中で、セントピアが提唱する「嗅覚の可能性を広げ、一人ひとりの世界を、もっと豊かに。」というビジョンに共感し、業務提携を実現した。

 セントピアの山根大輝社長は、「創業以来、『リベルタパフューム』を通して“一人ひとりが 自分らしい香りを知り・纏うことができる”仕組みをつくることで『香りの民主化』を進めてきた。オルビスの持つ膨大な知見と実績に、私たちの香りへの情熱とクリエイティビティを掛け合わせることで新しい化学反応を起こし、『新たな香りの民主化』を進めていくことを楽しみにししている」とコメントを寄せた。

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「アンプリチュード」から新クリームファンデーション登場 透明感とカバー力を両立した仕上がり

 「アンプリチュード(AMPLITUDE)」は9月14日、新ファンデーションの「ロングラスティング クリームファンデーション」[SPF21/PA++](全9色、税込各8800円)を発売する。9月1日から全国のカウンターと公式オンラインショップで予約を開始する。

 同製品は、肌の凹凸を補正するソフトフォーカス成分を配合した新処方により、クリームファンデーションならではの優れたカバー力とブランド独自の透明感のある仕上がりを両立。極小サイズの粉体が毛穴や小ジワなどのエイジングのサインを目立たなくさせながら、透き通るようなハリのある素肌美を同時にかなえる。

 また、肌の温度で溶けるメルティングオイルと密着性の高いワックスを配合することで、ひと塗りで肌に溶け込むように伸びながらぴたっと密着。ムラのない均一な美肌が1日持続する。容器には、持ち運びやすく適量を取り出しやすいポンプチューブを採用した。

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「アンプリチュード」から新クリームファンデーション登場 透明感とカバー力を両立した仕上がり

 「アンプリチュード(AMPLITUDE)」は9月14日、新ファンデーションの「ロングラスティング クリームファンデーション」[SPF21/PA++](全9色、税込各8800円)を発売する。9月1日から全国のカウンターと公式オンラインショップで予約を開始する。

 同製品は、肌の凹凸を補正するソフトフォーカス成分を配合した新処方により、クリームファンデーションならではの優れたカバー力とブランド独自の透明感のある仕上がりを両立。極小サイズの粉体が毛穴や小ジワなどのエイジングのサインを目立たなくさせながら、透き通るようなハリのある素肌美を同時にかなえる。

 また、肌の温度で溶けるメルティングオイルと密着性の高いワックスを配合することで、ひと塗りで肌に溶け込むように伸びながらぴたっと密着。ムラのない均一な美肌が1日持続する。容器には、持ち運びやすく適量を取り出しやすいポンプチューブを採用した。

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