「リーボック」がカーディ・Bとの新作コラボコレクションの第2弾を発表 スニーカーと全8型のアパレルを用意

 「リーボック(REEBOK)」は、グローバルアンバサダーを務める女性ラッパーのカーディ・B(Cardi B)とコラボレーションしたコレクション“レット ミー ビー エンチャンテッド(LET ME BE…ENCHANTED)”の第2弾を7月22日に発売する。「リーボック」の公式オンラインストアや「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などで取り扱う。

 “レット ミー ビー エンチャンテッド”は、カーディ・Bの信念である“魔法にかけられたような幸福感で満ち溢れた状態で生きること”に着想した2部構成のコレクションだ。6月の第1弾に引き続き、第2弾も定番スニーカー“クラシックレザー(CLASSIC LEATHER)”をベースとしたシグネチャーモデル“クラシックレザー カーディー V2”と、全8型のアパレルを用意。“クラシックレザー カーディー V2”は、ブラックとピンク、オフホワイト、ブルーの4色をそろえ、あわせてジュニアとキッズ、インファント(2歳未満の幼児)のサイズも3色で展開する。

 アパレルは、ウエスト部分を絞ることができるオーバーサイズのシャツをはじめ、ショート丈でアーム部分をカットアウトしたフーディーと足首周りの装飾が目を引くスエットパンツのセットアップ、第1弾でラインアップしていたレオタードの新色、ノンワイヤーのブラレットなど、カーディ・Bらしいボディラインを強調するアイテムを用意した。

 価格は、“クラシックレザー カーディー V2”が税込1万3000円、キッズサイズが同1万500円、ジュニアサイズが同8690円、インファントが同6490円、アパレルが同6490~1万2000円だ。

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「ニューバランス ゴルフ」から新作シューズ“574 v3” 日本人を意識した足型とBOAシステムが特徴

 「ニューバランス ゴルフ(NEW BALANCE GOLF)」は、新作のゴルフシューズ“574 v3”を発売した。価格は1万7600円(税込 ※編集部調べ)で、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の取り扱い店舗や公式オンラインストアで販売中だ。

 “574 v3”は、スニーカーのようなアッパーとBOAシステム(ひもを結ぶ代わりにダイヤルでフィッティングを調整する機構)が特徴で、日本人にフィットしたラスト(足型)を採用する。

 カラーリングは、ユニセックスモデルが1980年代のバスケットボールシューズを彷彿とさせるもので、ウィメンズモデルには光沢感のあるシルバーなどを用いる。

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「プーマ」のスニーカー“スリップストリーム”に新色が追加 2022年秋冬シーズンのキャンペーンムービーも公開

 「プーマ(PUMA)」は、スニーカー“スリップストリーム(SLIPSTREAM)”の新色を8月4日に発売する。価格は税込1万2100円で、ホワイトとブラックの2色を用意。「プーマ」の公式オンラインストアをはじめ、「プーマストア 原宿キャットストリート」や「プーマストア サッポロファクトリー」などの一部店舗でも取り扱う。

 “スリップストリーム”は、バスケットボールシューズ“スカイ LX(SKY LX)”の後継スニーカーとして1987年に誕生した。現行モデルは、2022年で35周年を迎えたことを記念してアッパーやミッドソールなどのデザインと機能性をアップデート。今回の新色は、どちらも現代らしいクリーンでミニマルなカラーリングに仕上がっている。

 発売に合わせ、グローバル契約アンバサダーたちを起用した2022年秋冬シーズンのキャンペーンムービー“ウェルカム アンボード(WELCOME UNBORED)”が公開。作中には、サッカー・ブラジル代表のネイマール(Neymar)や、NBAシャーロット・ホーネッツのラメロ・ボール(LaMelo Ball)、デヴィッド・ベッカム(David Beckham)の息子でサッカー選手としても活動するロメオ・ベッカム(Romeo Beckham)らが登場している。

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「ディオール」が中国ネット界で炎上 「制服に着想した」スカートが中国の伝統衣装に酷似と批判

 「ディオール(DIOR)」が2022年ウィメンズ・フォール・コレクションで披露したミドル丈のスカートが、中国の明時代の伝統的な衣服に似ていると中国のネットユーザーの間で物議を醸している。

 漢服愛好家の間で「ディオール」のスカートが明時代に流行したマミアンスカートに酷似していると話題になり、ウェイボー(微博、WEIBO)では、“Dior plagiarism(ディオールが盗作)”というハッシュタグが一時ホットサーチリストに入り、1370万回クリックされたという。

 他方、21年12月にコレクションが公開され、4月に店舗での販売開始と同時にソウルでショーを披露した当時、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは、同コレクションは創業者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の妹、キャサリン(Catherine)へのトリビュートであり、制服、特に学校のユニホームにインスピレーションを受けたと説明している。

 「ディオール」のスカートは香港版のECサイトでは「売り切れ」と表示され、中国本土版のECサイトでは掲載が確認できなかった。米「WWD」によると、「ディオール」からのコメントは得られなかったという。

 中国のネットユーザーの中には「ディオール」を擁護する声もあるが、女性が乗馬しやすいようにデザインされたマミアンスカートと同じ構造だと主張する声も多い。国営メディアの人民日報オンラインの論説欄は、「ディオール」にコメントを求める記事を掲載。「営業秘密を明かさない範囲で、『ディオール』はスカートのデザインプロセスについて可能な限り率直に説明するべきだ」「業界関係者や著作権の専門家も議論に加わった。これは、盗作、デザインの参照、そして敬意を払うことの境界を見極めるチャンスになり得る」と発信している。

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「ヴァンズ」×「美少女戦士セーラームーン」に第2弾 “オールドスクール”の新モデルが登場

 「ヴァンズ(VANS)」は、アニメ「美少女戦士セーラームーン」とのコラボレーションコレクションの第2弾をヴァンズ ストア各店とABCマート グランドステージのオンラインストアなどで7月22日に発売する。

 第2弾では、「ヴァンズ」の新作“オールドスクール オヴァート CC(OLD SKOOL Overt CC)”をベースにしたスニーカーをはじめ、第1弾と同様にアパレルアイテムもラインアップする。スニーカーは、ミッドソールにセーラームーンのイラストを描き、側面にはセーラームーンのパートナーであるルナをスケッチ。「ヴァンズ」のアイコンであるチェッカーボード柄を、ブラックとグレーのカラーでトゥ部分に施した。サイズは22.0~29.0、30.0cmをそろえ、価格は税込1万4300円。アパレルは、セーラームーンのイラストをプリントしたTシャツ(同4400円)とパーカ(同9900円)を用意した。

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「リーボック」「バーニーズ」親会社ABGと決済システム提供のスタートアップが和解 ABGは株主に

 「リーボック(REEBOK)」「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」などを傘下に持つブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)とテクノロジー分野のスタートアップ企業ボルト ファイナンシャル インク(BOLT FINANCIAL INC以下、ボルト)が和解した。ABGはボルトのオンライン決済システムなどを導入したが、想定通りに機能しなかったことで損害を負ったとして提訴していた。ボルトは引き続きABGにシステムを提供し、ABGはボルトの株主になる予定だという。

 ジェイミー・ソルター(Jamie Salter)ABG会長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は特にデジタルイノベーションとEC分野に注力し、常に最高クラスのパートナーと提携することで持続可能で拡張性のあるビジネスを築いてきたことを誇りに思う。ボルト社と提携したのもこのためだ。ABGはマジュ・クルヴィラ(Maju Kuruvilla)CEOによる新体制のボルトの株主になることでボルトとの関係を深めることを楽しみにしている」とコメントした。

 ABGは1月に訴訟を提起。同月にボルトの共同創業者ライアン・ブレスロー(Ryan Breslow)がCEOを退任して取締役会長に就任し、ブレスロー氏の後任としてクルヴィラ氏がCEOに就任した。

 ABGは、「商業的に妥当なタイムラインの下、ボルトが提供する機能を(ABG傘下)ブランドのウェブサイトにシームレスに搭載する」ことをボルトと合意していたが、「ボルトは完全に失敗した」と主張。ボルトが提供予定だった新規オンラインシステムの第一段階であるチェックアウト機能を「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」に導入したところ、ユーザー認証やシングルサインオン、分割後払いサービスの“バイナウ・ペイレイター(Buy now, Pay later)”機能に障害が発生したため、「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」と「フォーエバー21」に同時期に導入予定だったが、これを断念したという。ABGによると、この「失敗作」によってブランドのECビジネスが阻害され、「フォーエバー21」は1億5000万ドル(約207億円)の損失を被ったと主張していた。

 ボルトは現在27歳のライアン・ブレスロー共同創業者が2014年に創業したスタートアップ企業。企業価値は110億ドル(約1兆3800億円)。パスワードなどを入力しなくてもワンクリックで買い物ができる機能を開発・提供している。

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「ローラ メルシエ」が土屋太鳳主演、あいみょん楽曲のショートフィルム制作 ブランド誕生25周年記念で

 「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は7月20日、ブランド生誕25周年を記念し女優の土屋太鳳主演、シンガーソングライター・あいみょんの楽曲「ハート」をテーマソングに起用したショートフィルムを公式サイトなどで公開した。

 「ローラ メルシエ」はブランド誕生以来、 “それぞれがもつ、本来の魅力を最大限に輝かせること”を使命とし、素肌感のある仕上がりが特徴のベースメイクや、肌なじみのいいカラーメイクを提案してきた。

 そのフィソロフィーを分かりやすく伝えるため、今回のショートフィルムを制作。土屋は働く女性を演じ、ショートフィルムのタイトル「素直に生きる素顔が美しい。」とブランドの世界観と哲学を表現している。

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「ナナナナ」とパリ・サン=ジェルマンFCが協業 ラメピンクのPVCバッグにロゴをエンボス加工

 PVCバッグが主力の「ナナナナ(NANA-NANA)」は、フランスのプロサッカーチーム、パリ・サン=ジェルマンFCとコラボした商品を発売した。「ナナナナ」の公式オンラインストア、パリ・サン=ジェルマンFCの国内直営店、セレクトショップのGR8(グレイト)で販売中だ。

 ラメを散りばめたピンクのボディーにパリ・サン=ジェルマンFCのロゴをエンボス加工したもので、A5(9900円税込、以下同)、A6(1万2100円)、A8(7700円)の3サイズを用意する。A6サイズにはシリコンラバーで覆った新ハンドルが付属し、A8サイズはほかの2商品に取り付けることも可能。

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「ナナナナ」とパリ・サン=ジェルマンFCが協業 ラメピンクのPVCバッグにロゴをエンボス加工

 PVCバッグが主力の「ナナナナ(NANA-NANA)」は、フランスのプロサッカーチーム、パリ・サン=ジェルマンFCとコラボした商品を発売した。「ナナナナ」の公式オンラインストア、パリ・サン=ジェルマンFCの国内直営店、セレクトショップのGR8(グレイト)で販売中だ。

 ラメを散りばめたピンクのボディーにパリ・サン=ジェルマンFCのロゴをエンボス加工したもので、A5(9900円税込、以下同)、A6(1万2100円)、A8(7700円)の3サイズを用意する。A6サイズにはシリコンラバーで覆った新ハンドルが付属し、A8サイズはほかの2商品に取り付けることも可能。

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【スナップ】三吉彩花、谷まりあ、滝沢眞規子が来場 「ティファニー」がダイヤモンドリングのセミオーダー開催

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、日本上陸50周年を記念して、日本ではブランド初となるダイヤモンドリングのセミオーダーメイドプログラム“マイ ティファニー ダイヤモンド(MY TIFFANY DIAMOND)”を銀座本店で8月14日まで開催中だ。

 同プログラムは、ダイヤモンドをルースストーンから直接選び、好きなリングデザインにセッティングできるもので、ニューヨーク本店からダイヤモンドセッターが来日した。ルースストーンは、“ラウンド ブリリアント カット”をはじめ、“ハート シェイプ”、“エメラルド カット”、“オーバル カット”など幅広い選択肢を用意。6本爪の“ティファニー セッティング”や“ティファニー ハーモニー”、“ティファニー トゥルー”といったセッティングデザインで特別なリングを作ることが可能だ。

 これを祝して、女優の三吉彩花、モデルの谷まりあ、滝沢眞規子がプログラムを体験するために来場した。

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【スナップ】三吉彩花、谷まりあ、滝沢眞規子が来場 「ティファニー」がダイヤモンドリングのセミオーダー開催

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、日本上陸50周年を記念して、日本ではブランド初となるダイヤモンドリングのセミオーダーメイドプログラム“マイ ティファニー ダイヤモンド(MY TIFFANY DIAMOND)”を銀座本店で8月14日まで開催中だ。

 同プログラムは、ダイヤモンドをルースストーンから直接選び、好きなリングデザインにセッティングできるもので、ニューヨーク本店からダイヤモンドセッターが来日した。ルースストーンは、“ラウンド ブリリアント カット”をはじめ、“ハート シェイプ”、“エメラルド カット”、“オーバル カット”など幅広い選択肢を用意。6本爪の“ティファニー セッティング”や“ティファニー ハーモニー”、“ティファニー トゥルー”といったセッティングデザインで特別なリングを作ることが可能だ。

 これを祝して、女優の三吉彩花、モデルの谷まりあ、滝沢眞規子がプログラムを体験するために来場した。

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「H&M」×「ストレンジャー・シングス」第2弾 物語の舞台“ホーキンス”のロゴをあしらったスタジャンやラガーシャツを発売

 「H&M」は7月21日、ネットフリックスシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(以下、ストレンジャー・シングス)」とコラボした商品を発売する。物語の舞台である架空の町“ホーキンス”のロゴなどをあしらった15アイテムからなり、価格は599~9999円(税込)。

 2019年に続くコラボ第2弾で、メンズコレクションの位置付けながら、「H&M」は「Tシャツやパーカ、バッグ、ソックスなど、ユニセックスで着用いただける商品がそろう」と話す。

 「ストレンジャー・シングス」シリーズは、2016年にネットフリックスで配信をスタート。1980年代のアメリカで、少年・少女とその家族が超自然的な出来事に立ち向かうSFアドベンチャーだ。

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ヘアサロン「ウカ」「ツイッギー」が参画 カットやカラーを無料で提供するビューダブルが設立

 児童養護施設を中心にヘアカットなどの無償提供を使命とした一般社団法人ビューダブルが7月14日に立ち上がった。理事には松浦美穂ツィッギー代表、牛山大輔ハリウッド社長、蒲生典子ガモウ社長、渡邉弘幸ウカCEOが就任した。ヘアサロン「ツイッギー(TWIGGY.)」と「ウカ(UKA)」で、アシスタントやデビューしたてのスタイリストが、対象の子どもや若者、各施設の職員らにカットやカラーなどを施術する。

 前身であるアーリンプロジェクト(現、一般社団法人泉鳳)は、児童養護施設や里親家庭、自立支援ホーム、一時保護所、アフターケア相談所に関連する子どもたちや若者たち、および各施設の職員らを対象にヘアカットやカラーを無料で提供する団体。発起人の佐藤亜耶代表の思いに賛同した「ツイッギー」と「ウカ」の2サロンが技術提供サロンとして参加し、2021年から両サロンでテストケースを開始し、今回の取り組みにつながった。

 現在全国には児童養護施設の子ども約3万人を含む、約4万5000人の“社会的養護”(虐待や経済的理由などで保護者のもとで暮らせなくなった子どもたちを社会全体で支援する仕組み。また、その子どもの家族も支援する)の子どもや若者がいる。児童養護施設の子どもの多くは生活費の中から捻出した1500円程度のわずかな費用の中で、ヘアカットを行う。そのため興味はあっても憧れの美容室に行くことができない現実がある。また施設を退所した若者たちも一人で生活する費用を工面することが精一杯で美容にお金をかけることが難しい状況にある。施設に勤務する職員も同様で、子どもたちのケアで日々忙しく、泊まりでの夜勤もあるため、自身のヘアやおしゃれにまで手が回らないのが現状だ。

 ビューダブルは、児童養護施設や里親家庭、自立援助ホーム、一時保護所、アフターケア相談所に関わる子どもや若者、里親家庭の保護者ら、そして各施設で働く職員を対象とし、通常のカットモデルとしての枠を広げ、ヘアメニューを無料提供する。

 メニューはカットやカラーを中心に、サロンによってはパーマやカットカラーなど組み合わせたメニューを受けることが可能だ。通常のカットモデルでは、材料費の実費がかかることが多いが、ビューダブルでは“ビューモデル”と名づけ、全てのメニューを無料で行う。

 施術を担当するのは、スタイリストデビューを控えるアシスタントやデビューしたてのスタイリストが中心で、ビューモデルは担当サロンおよびスタッフを自ら選択することが可能だ。

 サロンにとっては、本プロジェクトに参加することでモデルの施術機会が増えるほか、接客技術の向上、社会的意識の向上につなげることができる。アシスタント時代から自分の技術を通して、笑顔になってもらうという経験を積むこともできる。対象となる社会的養護者が支援されるだけでなく、参加する側のサロンにとっても大きな学びになる取り組みだ。

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韓流文化の展示会がロンドンV&A博物館で開催 3メートルのG-DRAGON像も!?

 ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)で2022年9月24日〜23年6月25日に、「Hallyu!The Korean Wave(韓流!ザ・コリアン・ウェーブ)」と題した特別展を開催する。本展ではK-POPアイドルの衣装や、韓流ドラマの小道具、ポスターに加えて、韓国発カルチャーの写真やファッションを取り扱う。ブームが始まった初期とされる1990年代からグローバルに活躍する現代までを、4つのセクションに分け、約200点を披露する。

 例えば、映画「パラサイト 半地下の家族」で描かれた半地下のバスルームのセットや、ネットフリックスシリーズ「イカゲーム」の衣装や作中の音楽に関するものなどが展示される予定だという。さらに2012年に世界的な大ヒットとなった楽曲「Gangnam Style」でPSY(サイ)が着用したピンクのジャケットや、アイドルグループ、エスパ(Aespa)が「Next Level」のミュージックビデオで着用した光沢のある虹色の衣装、ボーイズグループのエイティーズ(ATEEZ)の一部メンバーが「Firework」のミュージックビデオで着用した英国パンク風の衣装なども展示される。ほかにも、造形作家クォン・オサン(Gwon Osang)による約3メートルのG-ドラゴン(G-Dragon)の像も飾られる予定だ。

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コーセーのカウンセリング・プラットフォームがバーチャルトライオンを実装 「コスメデコルテ」のメイクシミュレーションが可能に

 コーセーはこのほど、ARやAI技術を駆使したアプリ「YouCamメイク」などを手掛けるパーフェクトと共同開発し、コーセーのオンラインカウンセリング・プラットフォーム「ウェブ ビーシー システム(WEB-BC SYSTEM)」内でバーチャルトライオンを実装した。同社のハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」のカウンセリングサービス「コスメデコルテ パーソナルビューティ コンシェルジュ(DECORTÉ Personal Beauty Concierge)」上で、17日からオンラインカウンセリング中にバーチャルでメイクをシュミレーションできる新コース「パーソナルビューティミラー(Personal Beauty mirror)」を開設している。

 新たに追加されたコース「パーソナルビューティミラー」は、ビューティコンサルタント(BC)とのビデオ通話中に、対象となるメイクアイテムの色や質感などさまざまな仕上がりをバーチャルで試しながらアドバイスを受けられるもの。口紅やアイシャドウといったポイントメイクの色や形、濃淡などを瞬時に画面上で再現し、リアルに近いレベルの高精彩な映像で体験できる。さらに、利用者の顔立ちや要望に合わせた色選び・描き方などメイクアップ方法をBCが提案してくれる。カウンセリング後には、紹介アイテムとアドバイスが記載された、一人一人専用の「デジタルカウンセリングノート」が発行される。

 コーセーのオンラインカウンセリング・プラットフォーム「ウェブ ビーシー システム」は、21年9月に開発。まずは同社のブランド「コスメデコルテ」のカウンセリングサービスとして稼働中だ。ビデオカウンセリングとチャットカウンセリングを用意し、予約から製品の購入までを一連の流れでスムーズに完結できるプラットフォームとなっている。

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コーセーのカウンセリング・プラットフォームがバーチャルトライオンを実装 「コスメデコルテ」のメイクシミュレーションが可能に

 コーセーはこのほど、ARやAI技術を駆使したアプリ「YouCamメイク」などを手掛けるパーフェクトと共同開発し、コーセーのオンラインカウンセリング・プラットフォーム「ウェブ ビーシー システム(WEB-BC SYSTEM)」内でバーチャルトライオンを実装した。同社のハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」のカウンセリングサービス「コスメデコルテ パーソナルビューティ コンシェルジュ(DECORTÉ Personal Beauty Concierge)」上で、17日からオンラインカウンセリング中にバーチャルでメイクをシュミレーションできる新コース「パーソナルビューティミラー(Personal Beauty mirror)」を開設している。

 新たに追加されたコース「パーソナルビューティミラー」は、ビューティコンサルタント(BC)とのビデオ通話中に、対象となるメイクアイテムの色や質感などさまざまな仕上がりをバーチャルで試しながらアドバイスを受けられるもの。口紅やアイシャドウといったポイントメイクの色や形、濃淡などを瞬時に画面上で再現し、リアルに近いレベルの高精彩な映像で体験できる。さらに、利用者の顔立ちや要望に合わせた色選び・描き方などメイクアップ方法をBCが提案してくれる。カウンセリング後には、紹介アイテムとアドバイスが記載された、一人一人専用の「デジタルカウンセリングノート」が発行される。

 コーセーのオンラインカウンセリング・プラットフォーム「ウェブ ビーシー システム」は、21年9月に開発。まずは同社のブランド「コスメデコルテ」のカウンセリングサービスとして稼働中だ。ビデオカウンセリングとチャットカウンセリングを用意し、予約から製品の購入までを一連の流れでスムーズに完結できるプラットフォームとなっている。

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【スナップ】元宝塚の凰稀かなめ、クリスウェブ佳子、マドモアゼル・ユリアらが来場 「マックス アンド コー」דベルばら”のポップアップ開催中

 「マックス アンド コー(MAX&CO.)」はこのほど、アニメ「ベルサイユのばら」の主人公、オスカルをフィーチャーしたカプセルコレクション「レディ オスカル(LADY OSCAR)」を発売した。阪急うめだ本店ではポップアップイベントを7月26日まで開催し、コレクションを先行販売している。

 同コレクションは「ベルサイユのばら」のアニメーションスケッチや漫画のプリントを、Tシャツやスエット、パーカなどに落とし込んだ。ポップアップでは2022-23年秋冬コレクションの新作も取り扱うほか、ウールコートの刺しゅうサービスなども実施している。

 ポップアップの開催を祝して、「ベルサイユのばら -オスカル編-」でオスカル役を演じた、元宝塚歌劇団の宙組トップスターで女優の凰稀かなめをはじめ、モデルのクリスウェブ佳子、DJのマドモアゼル・ユリアらがコレクションを身にまとって来場した。

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 「マックス アンド コー(MAX&CO.)」はこのほど、アニメ「ベルサイユのばら」の主人公、オスカルをフィーチャーしたカプセルコレクション「レディ オスカル(LADY OSCAR)」を発売した。阪急うめだ本店ではポップアップイベントを7月26日まで開催し、コレクションを先行販売している。

 同コレクションは「ベルサイユのばら」のアニメーションスケッチや漫画のプリントを、Tシャツやスエット、パーカなどに落とし込んだ。ポップアップでは2022-23年秋冬コレクションの新作も取り扱うほか、ウールコートの刺しゅうサービスなども実施している。

 ポップアップの開催を祝して、「ベルサイユのばら -オスカル編-」でオスカル役を演じた、元宝塚歌劇団の宙組トップスターで女優の凰稀かなめをはじめ、モデルのクリスウェブ佳子、DJのマドモアゼル・ユリアらがコレクションを身にまとって来場した。

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ヘアケアブランド「TOKIOインカラミ」CMに平野歩夢&髙木美帆ら出演

 ヘアケアブランド「TOKIOインカラミ」は7月20日、北京オリンピック金メダリストの平野歩夢選手、髙木美帆選手らを起用した新CMの放送を開始した。同CMはブランドが掲げる「⽇本から世界へ」というコンセプトのもと、世界で活躍するアスリートを起用し、平野選手、高木選手の言葉から、日本の美容を世界に伝える強い意志とチャレンジ精神を表現している。

 全5本からなる新CMでは、平野選手、高木選手のほかにも東京オリンピックトランポリン女子代表の森ひかる選手、TOKIOインカラミ・パルクールチームの朝倉聖選手、泉ひかり選手、永井音寧選手、関雅仁選手、宮崎裕来選手も登場。また、平野選手と高木選手が初めて共演したバージョンも用意した。CMソングはロックバンド[Alexandros]の「Rock The World」を採用している。

 「TOKIOインカラミ」所属選手でもある平野選手は「世界を変えるをコンセプトに、非常にクリエイティブな世界観を皆さんに作っていただきました」とコメント。高木選手は「他のアスリートとの交流も刺激を受けました」と撮影の感想を寄せている。

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ヘアサイエンスに基づく製品開発でスタイリングの多様性を広げる「ダイソン」 ヘアとファッションのプロ視点から見る魅力

 ダイソン(DYSON)は最先端の毛髪化学の研究に特化した、ダイソン毛髪研究所を持つ。毛髪研究には1億ポンド(日本円換算で約163億円)以上を投資し、本国のイギリスをはじめ、シンガポールでもヘアケア施設のグローバルな展開を続けている。業界をリードする製品を開発し続けるためには、「エンジニアがスタイリングの真のプロフェッショナルから学び続けることがとても重要」という考えの元、しばしばプロの専門家たちとフォーカスセッションを行い、初期の設計に彼らの意見やフィードバックを得ている。

 このダイソンの学ぶ姿勢と、そこから得られた日々のヘアケアに役立つ知識をシェアする場として、このほど2日間のトークセッションを開催。初日は、「イークリニック麻布」髙橋栄里院長と渡辺三津子ファッションジャーナリストが、2日目にはshucoヘアスタイリストと村上要「WWDJAPAN」編集長が登壇し、それぞれの専門分野から髪にまつわるトークを展開した。美しい髪をキープしヘアスタイリングを楽しむためにはまず、髪の構造を知り、ケアの基本を知ることの重要性が見えてきた。

 ダイソンのヘアサイエンティスト、エンジニア、プロのスタイリストは、髪の構造から気流の力学までを研究し、熱的、機械的、化学的ダメージ、そしてそれらが髪の健康に与える影響の調査・研究を繰り返す。海外セレブなどを手掛けるヘアスタイリスト、ジェン・アトキン(Jen Atkin)などのグローバルスタイリングアンバサダーとともに、従来のヘアケアの概念にとらわれない新しいテクノロジーの開発プロセスにも取り組んでいる。

「ダイソン」ヘアケア製品の
誕生秘話

 ダイソンが、ヘアケア業界に参入したのは2016年。髪を科学的な知見から研究、理解し、アイコニックな形のドライヤーが誕生した。歴史を遡れば、ドライヤーは19世紀の終わりにヨーロッパで誕生したといわれる。日本では、1970年代に一気に認知が広まり、一般家庭に浸透したという。当時の日本はファッション誌の黎明期で、さまざまなヘアスタイルが紹介されたこともドライヤーの普及を後押しした。その頃から比較的形の変化が少なかったドライヤーにダイソンが革新的な変化をもたらした。その背景には、ダイソンの毛髪研究所がある。プロのヘアサイエンティストが髪の構造を研究しエンジニアと徹底的に協議を重ね、髪のダメージを最低限に抑え、髪が元々持つ艶を引き出すヘアケアツールを数多く生み出してきた。

医学的知見とファッション史から
ヘアケアを分析

 6月18日に開催されたトークセッションには、「イークリニック麻布」髙橋栄里院長(以下、髙橋院長)と渡辺三津子ファッションジャーナリスト(以下、渡辺氏)が登壇した。それぞれの専門分野から、健康な毛髪を保つための方法、60年代から現代に至るまでのファッショントレンドにフォーカスした内容で盛り上がった。髪の構造と髪を美しく保つためのポイントについて、髙橋院長は「髪の構造は外側から髪を保護するキューティクル、毛髪の大半を占めるコルテックス、毛髪の芯部でいまだ研究段階のメデュラの3層構造。美髪を保つためには、60度前後の熱で髪表面の熱ダメージ抑えながら素早く乾かすことが重要です。また、ヘアカラーやスタイリングを楽しむ上で、髪の土台となる頭皮を健やかに保つことが大切」と語った。髪は通常2年から6年間、生え変わることなく伸び続ける。そのため、ほんのわずかなダメージも時間の経緯と共に進行する。過度の熱で髪に負荷を与えることや化学薬品を使用することで、髪は衰弱し続け、スタイリングによるダメージを受けやすくなる。

 ファッショントレンドの流れとヘアスタイルの関連性について渡辺氏は、「60年代フレンチシックの象徴であるアンナ・カリーナ(Anna Karina)やジェーン・バーキン(Jane Birkin)に代表される作り込みすぎないエフォートレスなスタイルの流行から、自然なヘアスタイルが定着した。現代のファッションアイコンの女性たちに目を向けると、重めでエアリー感のあるバングや柔らかいウェーブなどが多く、ファッション・ヘア共に“エアリー感”がキーワードになっているように感じる」と述べた。ファッションショーのバックステージでも「ダイソン」製品が取り入れられていることを目にしている渡辺氏は、「早く作業ができるという意味で、『ダイソン』製品はヘアを作る側・作られる側の負担を軽くすることができる。人気モデルは1日にいくつものブランドで秒刻みで着替えをするというような、カオスな現場ですから」と語った。

トレンドのヘアカラーと
ファッションの時代性

 トークセッション2回目は、ヘアスタイリストのshuco氏と村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上編集長)が登壇し、正しいヘアケアの方法やトレンドのヘアカラーについて対談。ダメージを抑えながらヘアカラーを楽しむ方法や、これからのファッション・ヘアトレンド事情を時代の空気感を交えて語った。

 “髪のパサつき”や“艶がない”ことに悩んでいる人が45%を占める一方で、ヘアカラーをしている人は47%と、髪の悩みを抱えながらもおしゃれを楽しみたい人が多いという。(19年、ダイソン調べ)。「髪は濡れている状態が最もデリケートで、キューティクルの開きやうねりを引き起こしてしまう。入浴時は最後に洗髪したり、うねりが気になる前髪などのパーツを上から下に向かって乾かしたりがおすすめ」と話すshuco氏に対し、村上編集長は「1年半くらいハイトーンカラーを楽しんでいるが、ドライヤーでしっかり乾かすと褪色スピードを若干抑えられる気がして、ヘアケアの重要性を感じている」と語った。続いて村上編集長は、空前のヘアカラーブームについてピックアップ。「最近では老若男女、ファッションとしてヘアカラーを取り入れたり、白髪ぼかしでカラーを楽しんだりする人も増えている印象。カラーもオレンジ、ピンクなど肌映えする暖色系にトレンドが移っているように感じる」と話した。一方、shuco氏は「毛髪診断士の立場からすると、ヘアカラーは髪にとってはダメージしかない」と前置きした上で、「少しでもカラーの頻度を抑えるために、熱ダメージを与えすぎない、きちんと乾かすことはヘアカラーを楽しむ上で重要」と笑顔で回答した。ファッションの最前線に身を置く2人が肌で感じる、きちんと髪をケアした上で楽しめるファッションの可能性や、注目のトレンド、そして6月15日にリニューアル発売を果たした“ダイソン エアラップ(Dyson Airwrap™マルチスタイラ-)”の魅力について熱いトークセッションとなった。

問い合わせ先
ダイソンお客様相談室
0120-295-731

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「オーサム ストア」が原宿表参道店を閉店 旗艦店と本社の拠点を集約

 「オーサム ストア(AWESOME STORE)」は原宿表参道店を8月11日に閉店する。同店舗は2014年に誕生したブランドにとっての1号店だった。今後は、渋谷にある旗艦店 オーサム ストア トウキョウの事業に集中し、オーサム本社の拠点も集約するという。

 「オーサムストア」はインテリア雑貨やキッチンアイテムなどを扱うライフスタイルショップ。

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「シンヤコズカ」白昼夢のファンタジー シャイな天才は堂々と夢を見る

 小塚信哉が手掛ける「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」は、2023年春夏コレクションにあたる“ISSUE #2”のランウエイショーを東京・夢の島公園アーチェリー場で19日に開催した。前シーズンまでは東京のファッション・ウイークでコレクションを発表していたものの、今シーズンからはパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中の発表に合わせて制作期間を早めた。パリでの展示会後に実施する今回のショーには、バイヤーやメディア関係者ら約130人を招待した。同ブランドがコレクションに“ISSUE”を掲げたのは、21年9月に発表した22年春夏シーズンのランウエイショーを始めたときから。それまでは正直、分かりにくいクリエイションやデザイナーの顔出しNGのブランディングも相まって、狭いコミュニティーに向けた“こじらせ系”ブランドだと勝手に想像していた。しかしこの日、曇天のショーで見たのは、自らを精いっぱい解放する男のすがすがしい姿だった。

やる気がなかった時期を乗り越え

 「デザイナーをやめたかったんです」。ショー前に“ISSUE”以前のころを振り返り、小塚デザイナーは苦笑いした。13年にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校を首席組で卒業し、15年には海外のショールームからのオファーで自身のブランドを立ち上げた。値付けもままならないほど手探りでブランド運営を続ける中、17-18年秋冬シーズンに旧知の梶浦慎平がビジネスパートナーとして取締役に就き、シーズンごとに売り上げを少しずつ、着実に伸ばしていった。「ディッキーズ(DICKIES)」とのコラボレーションパンツで知名度を上げ、オリジナルのバギーパンツ(2〜4万円代)というヒットアイテムも生み出した。自己資金で運営する中小デザイナーズとしては順調に見える一方で、小塚デザイナーは「自分のこじらせたクリエイションに疑問を抱きながら、売り上げは徐々に上がっていく。別にデザイナーは自分じゃなくてもいいんじゃないかと悶々とする、苦しい日々だった」と振り返る。「やめたい」という気持ちがいよいよ限界に達したとき、「どうせ倒れるなら、前に倒れよう」とリブランディングを決意する。それが22年春夏シーズンの“ISSUE #0”だった。「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で初めて挑んだ“ISSUE #0”のランウエイショーも、こじらせたクリエイションだった。ただこれまでと違うのは、こじらせた自分を素直に受け入れたこと。「自分を信じて、いいと思ったことを遠慮なくショーで表現したら、いいという反応が返ってきた。素直にやりたいことをやっていいんだという自信になった」。小塚デザイナーのクリエイションは、このシーズンを機に明らかに変わっていった。

幻想を肯定する夢の世界

 7月19日の天気は雨。この日の夢の島公園アーチェリー場はまるで熱帯雨林気候のようで、立っているだけでも汗がにじんでくる。そんな中、落ち着かない様子の小塚デザイナーは「これまでで一番緊張している」と珍しくナーバスだ。今回のショーにかける思いは相当で、当日が雨の予報だと知ると、前日には高円寺の気象神社に足を運んで願掛けをした。こじらせた男なりのまっすぐなアクションが届いたのか、ショーが始まる午後2時過ぎには雨は奇跡的に上がっていた。

 23年春夏シーズンは、ファッションの幻想的な側面をポジティブに表現した。表層を飾るファッションとはある種の“まやかし”ではあるものの、その“まやかし”によって気分が彩られ、自信を持ち、癒される人もいる。であれば、堂々と絵空事を描いてもいいんじゃないか――デザイナー自身が書いたリリースには、夢を見ることを肯定する内容が綴られている。コレクションはその言葉通り、童心に帰ったような気分になるクリエイションだ。ユニホームやワークウエアをベースにし、有名作家の絵画を模写したモチーフをウエアに大胆にプリントしたり、童話のようなキャラクターをキャンバスのウエアにドローイングしたり、さらにそのキャラの形状を柔和なシルエットとして取り入れたりと、ファンタジーの要素を随所にちりばめる。ニットにジャカードで描いたキツネは“まやかし”の暗喩だ。ハットブランド「キジマ タカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」との麦わらの王冠を身に着けたモデルは、まるで絵本の登場人物が現実に飛び出してきたようだし、肌が透けるシアー素材のコートや薄手のニット、ファンシーなツイードなど繊細な素材が登場したかと思えば、ビビッドなグリーンカラーや、スラッシュポケット、カットアウトといったエッジのあるディテールでコントラストを利かせる。絵画を突き破って身にまとう“着るアート”が登場すると、ゲストの多くがスマートフォンを向けた。これらはファッションとアートの融合といった崇高なものではなく、天才肌の小塚デザイナーが自身の創造力溢れる夢をピュアに描いた世界。アイテム個々で見ると、洗練させる余地はまだまだある。しかしラフな部分さえ世界観として呑み込むイマジネーションのスケール感は、「シンヤコヅカ」の強みだと確信した。その名の通り“まやかし”を体現する「夢の島」の一角は、ロマンチストな男の白昼夢のような雰囲気に包まれた。

世界に向けて勝負するとき

 同ブランドは、このショーを起点に海外進出を本格的に計画していきたいという。現在の卸先アカウント数は国内39、海外16で、年間売上高は約2億円。資金はまだ潤沢ではないものの、将来的にはパリ・メンズに参加してプレゼンテーションを行い、海外と国内共に知名度をさらに広げて売り上げ規模の拡大を目指す。ビジネス面の指揮をとってきた梶浦ディレクターも「パリへの渡航を再開できたし、小塚の今のクリエイション的にもこれからが攻めどき」と商機を感じている。「あいつ(小塚)が卒コレで作ったジャケットを見たとき、すごい才能だと思って。難しい時期もあったけれど、今は前向きにやりたいことをやっている。そんな雰囲気は、きっと多くの人に伝わるはずだから」。リブランディング後も新規の取引先と売上高はゆっくりじわじわと増え、22年3月には東京・南青山に初の直営店“スモール トレーズ(SMALL TRADES)”を開き、全てが前に進み始めた。1985年生まれの小塚信哉は、デザイナーとしては決して若くはない。しかし、あるがままの自分を受け入れ、大人でも堂々と夢を見ることの強さを、彼にしかたどり着けないクリエイションで証明している。もしかしたら、ブランドイメージを気にして顔出しNGにしていたデザイナーのブランディングも、いよいよ心変わりするタイミングかもしれない。「いや、絶対に出ない。だって、恥ずかしいから」。即答だった。

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「ミース」が韓国OEM最大手のCOSMAXと技術提携 海外向けの新製品開発に着手

 美肌研究家のソンミが手がけるスキンケアブランド「ミース(MEETH)」はこのほど、韓国OEM・ODM最大手のCOSMAX(コスマックス)と技術提携を締結したと発表した。すでに展開している製品は引き続き国内で生産するが、今後、独自の美容成分の開発と研究を行う韓国のmeeth R&Dセンターにおいて、COSMAXとともにグローバルに向けた新製品の開発に着手する。

 「ミース」はグローバル展開を進める中で、それぞれの国で肌質や肌悩み、気候や文化などの影響からスキンケアのニーズが異なることが常に大きな課題だったという。今回の提携を機に、COSMAXの技術と研究データを活用しながら、「より一層、世界中の人々の美肌へ深くアプローチできる製品作りにまい進する」(広報担当)と意気込む。

 同ブランドは、“美肌は最大のジュエリー”をコンセプトに2019年に誕生。創業当時からグローバル展開に注力しており、韓国とシンガポール、スペインの3カ国に支社を構える。台湾ではベストコスメ賞を受賞するなどアジアを中心にファンを増やし、1月にはシンガポールの大型ショッピングセンター「プラザ・シンガプーラ」にブランド初のショップをオープンした。また、10月にマレーシアへの出店を控えている。

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スタイリスト野口強の「スティーロ」が1969年公開のアメリカ映画「パトニー・スウォープ」とコラボ

 スタイリストの野口強が主宰する「スティーロ(STIE-LO)」は7月23日、アメリカ映画「パトニー・スウォープ」とコラボしたTシャツを発売する。公開当時、「刺激的過ぎる」と映画館で掲載拒否運動が起こったポスターの写真と、劇中に度々登場する“Things are changing(物事は変わりつつある)”のメッセージをプリントした2型で、ボディーには、同じく野口が手掛ける「マインデニム(MINEDENIM)」のオリジナルを用いる。価格は各1万1000円(税込)。

 「パトニー・スウォープ」は、ロバート・ダウニー・ジュニア(Robert Downey Jr.)の父、ロバート・ダウニー(Robert Downey)が監督を務めた1969年公開の作品。50年以上を経て日本で初公開される。

 舞台は、1960年代のニューヨーク。名門広告会社の創業者が突然亡くなり、会社で唯一の黒人役員であるパトニー・スウォープが予想外の結果で新社長に選出される。斬新だが悪趣味ともいえる過激な広告キャンペーンは次々とヒット商品を生み、会社は成功を収めるが、スウォープは国家安全保障への脅威であると、アメリカ大統領の陰謀に巻き込まれることに……という内容。

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全ては「メード・イン・USAカタログ」から始まった!?【UA重松理×石川次郎対談 VOL.2】

 ユナイテッドアローズの名誉会長で、日本服飾文化振興財団の理事長を務める重松理が、「ポパイ」「ブルータス」「ターザン」などの創刊編集長を務めた伝説の編集者である石川次郎氏と組み、今年3月に「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」(発行・講談社エディトリアル)を発行した。二人のレジェンドは、なぜタッグを組み、書籍を発行したのか。全5回の2回目の対談をお届けする。

――今の時代、ファッションやトレンドが大きく変わらないとか、ファッションはメインストリームではなく、サブカルチャーになってしまったと言われることも増えていますが、当時はファッションがカルチャーのど真ん中にあったのですね。

重松:生活文化の、そして、衣食住の中でも、自分を表現するというのは衣・ファッションしかない。好みは住まい方などにも反映されますが、個人を表現するにはファッションしかない。今もそう思っています。

石川:僕は編集者だから、外国にイラストレーターと一緒に行って、面白い人間を昆虫採集のように採取して、絵にしてもらって誌面に出せば仕事は終わり。でも、僕たちのレポートの中には、ビジネスのヒントやチャンスがたくさんあったとずいぶん言われました。たとえば、それまで日本人は誰も行っていなかったけれど、僕たちが取材して雑誌に載せると、次に行くと「とんでもなく日本人がたくさん来たよ」と。有名なワークブーツの店では名刺の束を渡されて、「ビジネスをやりたいという人がこれだけ来たけど、どれがいいかわからないから教えて」といわれて、アドバイスしてあげたり。

 その典型が「ハンティングワールド(HUNTING WORLD)」でした。カメラマンの繰上(和美)さんが日本でいち早くそのバッグを持っていて。どこで買ったのか聞くと、「ニューヨークに新しく面白い店が57丁目にできたよ。『ハンティングワールド』っていうから行ってごらん」と教えてもらって。次の機会に訪れてみるといいものを作っていて。それまでバッグは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が有名だったけれど、同じ工場で作っていて、モノ作りがしっかりしているなと。オーナーのボブ・リーは嫌味な親父なんだけどモノが面白いなと思って、徹底的に取材して、「メイド・イン・USAカタログ」の2号目あたりに出したら大反響で。本も売れたけど、想像していなかった反応があって。その記事を見て貿易会社や商社、百貨店などがこぞって訪れたらしく、翌年ボブ・リーに会いに行ったら手紙の束を見せられて、「これだけオファーが来たんだけど、どれを選んだらいいのかわからない」と。見たら伊藤忠とか西武百貨店とかどこも知っているところで。そのころ親しかった西武の人を紹介したら本当に決まったりね。

――ある意味、ファッション業界のフィクサーだったんですね!雑誌から流行が生まれていたと。

石川:そんなことが知らないところで発生していたんですよ。ニューヨークには各社とも支社があってバイヤーや特派員もいるだろうに、つかめないニュースというのがあるんですね。商売のネタを探しにいっていたらそんなに簡単にいかなかったと思うけど、商売っ気なしに行っていたから面白いことができたんですね。「LLビーン(LL BEAN)」も当時は日本に入っていなくて。神田の古本屋で買った古いカタログを見て「LLビーンってところに行ってみたいね」「欲しいね」と話していて。次のNY取材時に、カタログに24時間営業と書いてあったので、わざわざ夜中の12時に行ったら本当に店が開いていて。大騒ぎで夜中に取材して、大特集をしたら、やっぱり人気になって。重松さんもビームス時代から、いつも面白いものを探さないといけないという気持ちがあったんでしょ?

重松:もちろん。75年に初めて海外に買い付けに行ったときには、当然、「メード・イン・USAカタログ」を持っていきましたから。アメリカの「ナイキ(NIKE)」もロンドンの「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIEN WESTWOOD)」も、それを見て買ってきました。そこから始まっているんです。買い付けのバイブルみたいなものでしたね。本に出ているから、圧倒的な説得力があるじゃないですか。しかも、説明も書いているから、店頭に出したらすぐ売れましたからね。ずっとそれの繰り返しでしたね。雑誌が早いか、洋服屋が早いかといえば、雑誌のほうが圧倒的に早いんです。洋服屋が後追いして、雑誌に合わせて品ぞろえしていくという時代でしたね。それで流行がまた出来上っていくという。

石川:僕たちは誌面に出したい、紹介したいだけで。連携プレーしていたわけではないけれど、重松さんたちが活用してくれて。しかも、読者サービスにもなるし。嬉しかったですね。

――「日本現代服飾文化史」の構想を聞いたときの最初の印象は?

次郎:光栄だけど、果たして自分にできるかなと。自分はファッションを専門にやってきた人間ではないので。ただ、世界中を取材してきた中で、どうしてもファッションは同時に報告しなければならない要素だったんです。若者雑誌なので。ファッションは常に意識はしてきましたが、クロニクルという年代記でファッションをまとめることが僕にできるのか考えましたよ。背中を押してくれたのは、重松さんの「サブカルチャーとしてのファッション、あるいは、権威の外にあるファッションでまとめて欲しい」という言葉でしたね。書籍で扱うのが1941年生まれの僕が物心がつき始めたころの45年からということで、僕の人生と重なるということもあって、これも一つのご縁だなと。自分の経験としてまとめることはできるかなと思ったんです。でも、60年代、70年代はわかるけれども、最近のことは若い人々にはかなわないし、現場で取材しているわけではないので、若い世代、違う世代の協力が絶対に必要だなと。うまく少ない人数でチームが作れれば、面白いものができるのではと考えました。

――戦後75年のファッション史をまとめるとなると膨大な内容になりますが、どんな手順や切り口で企画・製作を進めたのですか?

重松:ファッションビジネスにかかわってきた者として、社会で起きた出来事やファッションの流れに基づく年表をメモにして、トピックスを書き出しました。それを財団のメンバーに渡して、年表を完成させていきました。

石川:その年表には、45年から現代までの、世の中で起こったこと、ファッション業界で起こったこと、風俗的なものなどが大変詳細に書かれて、よく整理されたものでした。これをベースに本を作ってほしいと言われて。大変だな、と思いつつ、年表があったからこそ本を作り上げることができました。とくに70年代ぐらいまでは、まさに僕の仕事、現場でバンバンやっていたことがたっぷり入っています。

――テーマを設定し、歴史とともに、その時代の象徴的な事象がコンパクトにまとめられていますね。

石川:限られたページの中になるべくたくさんのことを入れたくて。最初は100のテーマにしたかったけれど、それだと細切れになってしまうし、4ページ、6ページ、中には8ページで紹介するものもあったほうがリズムができるので。65のテーマが精一杯でした。それぞれ一冊の本になるぐらいのものをどう切るか。難しかったけれども、すごく面白かったですね。入りきれないぐらい、まだネタは余っています。それにしてもあの年表はかなり完璧で。ほとんど漏れているものはないでしょ?

重松:そう思っていたのですが、よく考えたら漏れているものがたくさんあって、追加したい項目が出てきてしまいました。なぜかというと、生活文化の中で、ファッションは衣なのですが、食住があってこそ文化なんです。この本には食住がないんですよね。それと、衣といえば、遊び場じゃないですか。遊び場があって、ファッションの流れというものができた。それに全然触れていないし、遊ばせてくれた人にも触れていないんです。どういうお店に、どういう人がいて、そこにどんな人々が集まっていたのか。そういうこともちゃんと残しておいたほうがいいなと。そういうことも含めて、追記したいなという思いが湧いてきました。

石川:実はあの年表は、重松さんのディスコ遍歴から書かれたものなんだとか(笑)!?

重松:そうなんです。もともと、そこから始まったんです(笑)。そこを残さなければならない。

――早速、改訂版や第2弾などの発行がありそうですね(笑)。それにしても、ファッションを社会潮流とリンクして考えることの重要性に改めて気付かされます。UAでも社会潮流からディレクションを行い、シーズンテーマやMDを組み立てることを長く行ってきましたよね。

重松:そこが、この本で残さないといけないなと思った理由でもあります。ファッション史というとランウェイやコレクションを軸に語られることが多いのですが、デザイナーのブランドは、いい時と悪い時があったら、悪い時は歴史から消してしまいがち。自分が納得できなかった作品なども隠してしまうというか。でも、そうじゃないだろ、と自分は思うんです。社会潮流の中で起きたファッションの事象を、全部同じトーンで残すことをルールにして、足跡を正しく残すべきだと考えました。UAの視点にもそういう部分があるので、(半歩先をいく、次代にトレンドとなる可能性のある)先駆性商品と、(そのシーズンのトレンドを反映した)時代性商品、そして、(トレンドに左右されずに安定的に売れ続ける)独自性商品、オーセンティックスを追求しているんです。ファッションは流れているから、今残っているものは本当はない、という定義だけれども、そんなことはなくて、文化の潮流を下支えする重要なものであり、それが今に至っているのだというところに帰結したいと思ったんです。

(vol.3に続く)


「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」

【Contents】
1. 1945-1950年 貧しい時代でもお洒落がしたかった
2. 1950-1959年 ファッションが動き出した
3. 1960-1969年 ファッションに自由がやって来た
4. 1970-1979年 経済成長が支えたファッション
5. 1980-1989年 おしゃれのエネルギーが頂点に!
6. 1990-2000年 流行はストリートから生まれてくる
7. 2000-2009年 誰もがセレブ気分になれた時代
8. 2010-2021年 ファッションの多様化は続く

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最高クラスの頭皮ケア“ヘッドキュア” イーラル主催のコンテストでNo.1“キュアリスト”が決定

 美容室向け化粧品の販売を行うイーラルは、“ヘッドキュア”のNo.1キュアリスト(認定試験をクリアした、ヘッドキュアを施術できるスタッフ)を決めるコンテスト“イーラル キュアリストコンテスト2022”を開催した。6月22日には感染対策を徹底し、イーラルヘアサイエンススクエア東京で、ファイナリスト10人による本選を実施。その後、東京都新宿区の小笠原伯爵邸で表彰式を行った。

 イーラルは、植物の力と科学の力を融合させ、日本人に合わせた頭皮と髪のエイジングケア(年齢に応じたケア)に注力したブランドとして2010年に誕生した。美容室でしか受けることができない“ヘッドキュア”と、それをサポートする商品は、頭皮に悩みを持つ顧客からの高い支持を獲得。美容室専売品の中でも独自のポジションを確立している。

 “イーラル キュアリストコンテスト”は、今年で第7回を迎える毎年恒例のコンテストだ。キュアリストの技術・知識向上により、ヘッドキュア文化を一層盛り上げることを目的としたもので、予選から本選まで半年の期間をかけて行われる。
 
 頭皮ケアの独自メソッドであるヘッドキュアは、「脳トレ」を開発した教授の監修のもと効果検証の実験を行い、リラックス効果や集中力向上などの効果があることが確認されている。効果立証により、ますます注目の高まる“キュアリストコンテスト”の概要と、表彰式の様子をレポートする。

※タイトルの「最高クラス」は日華化学グループ内において

全国のトップキュアリスト
10人がNo.1を競う

 “イーラル キュアリストコンテスト2022”は1月から予選がスタート、6月22日に本選を実施して各受賞者が決定した。同日は1次の動画予選、2次の一般審査予選を突破した全国のトップキュアリスト10人が、ファイナリストとして東京・表参道のイーラル ヘアサイエンススクエア 東京に集結。新型コロナの影響により、東京で本選を行うのは3年ぶりだ。

 制限時間は1人20分。ファイナリストたちは、新客という設定の審査員をカウンセリングし、ヘッドキュア技術までの一連の流れを競った。20分間の間に5分、10分とタイムコールがあり、時間内できちんとまとめることも重要視される。

 技術審査はイーラル インストラクターリーダーが担当。カウンセリング審査は、歴代のグランプリ受賞者とイーラルインストラクターの計7人が担当した。会場には審査員のほか撮影スタッフもおり、通常のサロンワークとは違う特殊な緊張感が漂っていた。時間が足りなく、施術途中で終了になってしまったり、緊張のあまり手が震えてしまったりした出場者もいるほど。会場で見守るサロン幹部も多かったが、中には「緊張するから」と幹部は控室にいてもらったまま、一人で集中して臨む出場者もいた。

「キュアリストコンテストの
グランプリが目標だった」

 “イーラル キュアリストコンテスト2022”でグランプリを受賞したのは、「アクセスムーン 龍ヶ崎店」の山中理恵さん、準グランプリは「ヤヨイブレインズ フェアリー」の辻彩乃さんに決定した。

 山中さんは、7度目のコンテストへの挑戦で、過去2回本選に進出。“3度目の正直”で悲願のグランプリを受賞した。「『グランプリをとるまでは挑戦し続けて』と、まわりが応援してくれたので、ここまで来ることができた。応援してくれたスタッフや社長には、心から感謝している。この“キュアリストコンテスト”は、日ごろのサロンワークの成果がそのまま結果につながるコンテスト。そのため日ごろから、カウンセリングでお客さまの小さな変化も見逃さないように、会話内容など細かくメモをとるなどして自分の施術を見直してきた。そのため小笠原伯爵邸でグランプリとして発表されたときは、本当にうれしくて、感謝の気持ちが込み上げてきた」と山中さん。

 準グランプリに輝いた辻さんは、2年連続での受賞。「今回こそは!」と相当なプレッシャーを抱えながら本選に臨んだという。「緊張もあり、本選では思うようにいかなかった。自分の実力不足を実感しつつ、調子が悪い時でも準グランプリをとれたので、安定した流れを作れるようになったのでは、と考えている。前回準グランプリになったとき、自分の至らなかった点についてイーラルさんからさまざまなフィードバックをもらった。それらのフィードバックを元にレッスンの見直しを行い、普段のサロンワークでも意識して行動・改善していったことで、今回もいい成績を残せたと考えている」とコメントした。

ファイナリストが
リムジンで登場する
ラグジュアリーな表彰式

 コンテスト本選の終了後、ファイナリストたちはリムジンに乗り込み、東京都新宿区にある小笠原伯爵邸に移動。表彰式と本選出場記念パーティーを行った。2台のリムジンが会場に到着し、中からファイナリストたちが登場すると一斉にカメラのフラッシュが光り、周囲からの注目を集めた。

 ファイナリストとイーラルスタッフが記念撮影を行った後、わきあいあいとした雰囲気のまま懇親会に。ファイナリスト10人がお互いの健闘を称えて交流を深める中、表彰式がスタートし、会場は緊張に包まれた。

 今回、グランプリは「アクセスムーン(Access Moon)龍ヶ崎店」の山中理恵さんが受賞。準グランプリは2年連続で「ヤヨイブレインズ フェアリー(YAYOI〜BRAINS fairy)」の辻彩乃さんが受賞した。ほか、「アクセスムーン 日立滑川店」の阿野田ひなのさん、「アクセスムーン 宇都宮鶴田店」の飯島美保さん、「ヘア ワーク オーパス(HAIR WORK OPUS)」の大木伸江さん、「ヤヨイブレインズ グランデ(YAYOI~BRAINS GRANDE)」の小西邦生さん、「レウォ ヘア&メイク(rewo hair&make)」の佐藤慎哉さん、「ヴァイス(VAICE)」の清水素乃香さん、「オッドジョブス カベ(odd-jobs KABE)」の成松妙子さん、「ヘア ミュゼ(Hair Musée)大西店」の渡辺美香さんがファイナリスト賞を受賞した。

 3年ぶりの“キュアリストコンテスト”は感動に包まれたまま閉会し、ファイナリストたちは23年のコンテストに向けてまた走り始めた。

問い合わせ先
イーラルお客様相談室
0120-36-1186

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ヨウジの「グラウンド ワイ」とLDH「バトル オブ トウキョウ」がコラボ 川村壱馬らがルックに登場

 TOKYO BASEのステュディオス(STUDIOUS)は、ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」と、LDH新世代メンバーによるプロジェクト「バトル オブ トウキョウ(BATTLE OF TOKYO)」によるコラボレーションアイテムを発売する。7月21〜31日に渋谷パルコのバーチカルガレージ(VERTICAL GARAGE)とステュディオスのオンラインストアで予約を受け付け、9月下旬から順次配送する。バーチカルガレージではアイテムの展示を行う。

 コラボレーションは、Tシャツ2型とフーディー2型、シャツ2型の計6型で、価格帯は2万4200〜8万1400円税込。「バトル オブ トウキョウ」の“舞台”である、架空の未来都市「超東京」でバトルを繰り広げるチーム「MAD JESTERS」「ROWDY SHOGUN」「Astro9」「JIGGY BOYS」のロゴや作品シーンを、グラフィックに落とし込んだ。

 ルックには「バトル オブ トウキョウ」メンバーの川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、龍(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、澤本夏輝(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、海沼流星(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)が登場した。

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松屋銀座が化粧品売り場をリニューアル カラーメイクと香水強化で約2割拡張

 松屋銀座本店は化粧品売り場を増床リニューアルする。カラーメイクとフレグランスゾーンを明確にし売り場を約20%拡張。8月5日の「ディプティック(DIPTYQUE)」を皮切りに、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」「RMK」「スック(SUQQU)」「シュウウエムラ(SHUUEMURA)」など新たに7ブランドを順次導入する。2つのゾーンを強めることで20〜30代の若い世代を取り込み、下期(9月〜23年2月)の化粧品売り場の売上高は前年同期比15%増を目指す。

 同店は「コロナ禍でお客さまの美に対する価値観が変化している。マスク生活でカラーメイクは苦戦をしたものの、自分らしさを表現するアイテムとして復調の兆しがある。段階的に増加傾向にあるインバウンド市場を見据え日本発のカラーメイクブランドを集約する。また、リモートワークでオンオフの切り替えに香りのニーズが高まっている」(三原薫子松屋本店婦人一課バイヤー)こともあり、化粧品売り場を増床する。

 カラーメイクゾーンは現在婦人雑貨を集積する売り場に設置。8月17日に「RMK」「スック」「シュウウエムラ」を新規導入し、「アンプリチュード(AMPLITUDE)」「M・A・C」を移設する。「カラーメイクはお客さまの生活を豊かにするもの。百貨店としてタッチアップやカウンセリングは強化しないといけない。ECサイトで簡単に製品が手に入る時代だが、美容部員の接客によって新しい自分に出会えるのは店舗ならでは。体験価値に力を入れていく」。リニューアル時は、パーソナルカラー診断を実施したり、「ヴォーチェ(VOCE)」と協業したインスタライブなどを配信したりする。今後は「継続して売り場に足を運んでもらうため、ベースメイクのお直し法や眉の書き方など、月ごとにテーマを決め、ブランド横断でサービスや体験を提供し、顧客化を推進する」。

 フレグランスゾーンは、8月5日に「ディプティック」を導入。8月下旬には銀座地区発の「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のほか「ノーズショップ(NOSE SHOP)」がオープンする。

 そのほか、「イソップ(AESOP)」「シスレー(SISLEY)」「ジルスチュアート(JILLSTUART)」「オブ・コスメティックス(OF COSMETICS)」が移設する。今回の改装で化粧品売り場は約760㎡となり、43ブランドをそろえる。

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「ロムアンド」から日本初のベースメイクアイテムが登場 トーンアップクリームとノーセバムパウダーを発売

 韓国コスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」は7月20日、日本初展開となるベースメイクアイテムの“バックミートーンアップクリーム”(50mL、税込1430円)と日本限定の“バックミーノーセバムパウダー”(5g、同748円)を発売する。

 “バックミートーンアップクリーム”は、保湿成分を含むコメエキスやナイアシンアミドを配合。明るく透明感のある肌に導き、しっとりとした艶感を与える。“バックミーノーセバムパウダー”は、きめ細かいクリアパウダーが余分な⽪脂を吸収し、テカリやメイク崩れを防いでさらさらな肌に仕上げる。

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百貨店は富裕層のものになってしまうの? 「今週の特集お届け隊」2022年7月18日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年7月18日号からの抜粋です)

本橋:百貨店ではコロナ禍を経て中間層のアパレルが厳しく、狙いが富裕層にシフトする動きが顕著になっています。このまま富裕層のものになってしまうのかと個人的にも寂しく思っていることもあり、今回は百貨店だから提案できるファッションの面白みや売り場作りにフォーカスしました。

林:かつては大黒柱だったが、百貨店の衣料品売り上げは20年前に比べて半分以下になってしまっていて、コロナ禍がさらに追い打ちをかける形になってしまったよね。

本橋:はい。そんな時代ですから、百貨店も自分たちが売る価値のあるものが何かを考え、メーカーと一緒に商品開発したり、サステナビリティという共通の大きな旗印を掲げたりして、お客さまを巻き込んだムーブメントを作っていくことが必要だと思いました。

林:今、日本の個人消費280兆円のうち百貨店売り上げは2%程度。そもそもニッチな市場で勝負しているから、そこを尖らせていくことや、ECでも買えないものを扱っていくという路線が鮮明になっていると感じている。取材の中で、何が印象に残った?

本橋:阪急うめだ本店が構想している新しいエリア「グリーンエイジ」は、年齢層や価格帯、カテゴリーを超えて、ラグジュアリー・モードブランドとアウトドアブランドをミックスするなど、これまでにない売り場になりそうです。百貨店は衣食住あらゆる商品を網羅するネットワークを生かせば、他の小売業にはまねできない売り場を作れるポテンシャルがあるはずです。

林:そういうことに共感してくれるお客さまは限られるだろうけれど、そこをターゲット層として捉えて、感度が高く上質なコンテンツで勝ち残っていくということだと思う。もちろん大衆百貨店がもう終わりというわけではないが、そごう・西武売却のニュースなどは象徴的だったよね。

本橋:そうですね。今回の特集を通じて、百貨店がチャレンジングな売り場を作って、それがきっかけで回復につながればいいなと思いました。もっとみんなを引っ張っていける大きな存在として、俯瞰的な視座を持って、どっしり構えてやってほしいです。

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社長の年収 ファッション&ビューティー業界編:記者談話室vol.40

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第40回は「社長の年収 ファッション&ビューティー業界編」です。誰しも他人の懐具合は気になるところ。では、ファッション&ビューティ業界のリーダーたちはどれくらい稼いでいるのでしょうか。上場企業が発表する有価証券報告書をもとに調べてみました。詳しい一覧は「WWDJAPAN」7月18日号に掲載しています。

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「シャネル」のショーは、2022-23年秋冬オートクチュールと豪華ハイジュエリーの共演 パリ現地取材リポートVOL.4

 「シャネル(CHANEL)」の2022-23年秋冬オートクチュールショーの舞台は、パリ郊外のブローニュの森にあるエトリエ馬術センター。メゾンのアンバサダーとスポークスパーソンを務めるシャルロット・カシラギ(Charlotte Casiraghi)が馬にまたがってランウエイに登場した1月のショーとのつながりを感じるロケーションだ。会場に着くと、屋外には先シーズンのセットを思い出させる現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)による巨大なオブジェ。会場内は階段を設けた立体的なつくりで、彼が今季のために手掛けた銀色に光る球体のオブジェやグラフィカルなパターンで飾られている。また、前回生演奏を披露したミュージシャンのセバスチャン・テリエ(Sebastien Tellier)も、コレクションのティーザーや一部のショー音楽を担当。ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は「前回のショーの流れを汲みつつも、実験的な余白を残しながらイメージをふくらませていった」と話し、今回も親交のあるアーティストと共にショーを作り上げた。

 ショーは、「シャネル」のアンバサダーでもあるミュージシャンのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が制作したサウンドトラックと共にドラムを叩く映像からスタートした。ファーストルックは、鮮やかな緑が目を引くスクエアショルダーのボクシージャケットとミッドカーフ丈スカートのセットアップ。どちらもフラップポケットとジュエリーライクなボタンがあしらわれている。足元は、ブラックのカウボーイブーツ。ツイードで仕立てた中折れ帽やつばの広いエレガントなハットを被ったモデルもいる。

 今季の軸となるのは、角張った肩やストレートラインなどを生かしたスーツやコート、ロングドレス。そんな直線的なシルエットに対し、ファンシーツイードやレースといった素材と、幾何学模様のスパンコール刺しゅうやペイント、フェザーなどアトリエの技術が光る装飾で、豊かな質感を際立たせる。終盤に向かって披露されたドレス群は、白や黒にメタリックな輝きを加えたデザインが中心。シフォンやチュールといった透け感のある素材とフレアやマーメイドシルエットを使い、軽やかなイメージを描いた。

 ヴィルジニーが参考にしたのは、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が1930年代に思い描いていたスーツやロングドレスのデザインだというが、同年代の要素はルックの仕上げにも見られる。ガブリエルは1932年、初のハイジュエリー・コレクション“ダイヤモンド ジュエリー(BIJOUX DE DIAMANTS)”をデザインした。それから90年を迎える今年、「シャネル」は当時用いられたコメット彗星など天体のモチーフを再解釈した新作“コレクション 1932(COLLECTION 1932)”を発表。ちょうどクチュール期間中にグラン・パレ・エフェメールでお披露目された煌びやかなネックレスの数々が、胸元に華やかさを添えた。

 30年以上にわたって「シャネル」で働いているヴィルジニーは、創業者ガブリエルとカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が築いたスタイルやアトリエの仕事を大切にしつつ、現代を生きる女性が着用することを念頭に置いた提案を続けている。「軽やかかつフェミニンで、着ることを念頭にデザインされた服であること。それ以外のことは考えられない」という彼女の言葉からも、その信念がうかがえる。


 2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークが7月4日から7日までに開催された。今季からは、ついに公式スケジュールに名を連ねる全てのブランドがリアル発表を再開。世界中からVIP顧客やセレブリティーもパリに戻り、華やかなムードに包まれた4日間のファッションの祭典から、注目ブランドのショーリポートをお届け!

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「シャネル」「ディオール」が香水・化粧品を値上げ 原料高騰の影響で

 「シャネル(CHANEL)」と「ディオール(DIOR)」が原料価格の高騰を受けて香水と化粧品の値上げを行う。「シャネル」は最大7150円、「ディオール」は最大1万1000円値上げする(全て税込価格)。

 「シャネル」は7月20日から、香水と化粧品の一部製品の価格を引き上げる。価格改定の対象となるフレグランス“シャネル N°5”(15mL)は2万6400円から3万1350円、“チャンス オードゥ トワレット”(50mL)は1万1220円から1万3750円、“ル リフト ローション”は9350円から1万450円、“卵型ハンドクリーム”の愛称で知られる“ラ クレーム マン”は6380円から7150円、4色アイシャドウパレット“レ キャトル オンブル”は7590円から8360円、“ルージュ ココ”は4730円から5500円、ネイル“ヴェルニ ロング トゥニュ”は3520円から3960円へと変更となり、このほかも価格改定する。なお、価格改定に伴い公式ECでは、7月19日18時〜20日10時まで一時販売を停止する予定。

 「ディオール」は7月27日から値上げする。価格改定の対象となるフレグランス“ジャドール ロー”(40mL)は2万350円から2万1120円、“ミス ディオール オードゥ パルファン”(30mL)は9350円から9680円、“ミス ディオール ヘアミスト”は4950円から5170円、“カプチュール トータル セル ENGY スーパー セラム”(30mL)1万4300円から1万4850円、ファンデーション“ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ”は6820円から7040円、4色アイシャドウパレット“サンク クルール クチュール”は8360円から8470円、“ルージュ ディオール”は4950円から5170円、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”は4070円から4180円、ネイル“ディオール ヴェルニ”は3300円から3520円へと変更となり、このほかも価格改定する。なお、7月26日まで価格改定の対象となる製品の購入は、1回の注文につき上限3個までとする。

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H&M、ロシア市場から撤退へ 「現状下で事業継続は不可能」と判断

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は7月18日、ロシア市場から撤退することを発表した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、同社は3月2日からロシアでの販売を一時中止としていた。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「慎重に検討した結果、現在の状況下でロシア事業を継続することは不可能だと判断した。ロシアの従業員には大変申し訳なく思うし、これまでの貢献をとてもありがたく思う。また、長年にわたってご愛顧いただいた顧客に心から感謝している」とコメントした。同社によれば、今回の措置によって影響を受ける従業員には「可能な限り最善の方法で」支援するという。

 H&Mは2009年にロシア市場に進出した。店舗数は約170店、従業員はおよそ6000人。同国での売り上げは20億スウェーデンクローナ(約260億円)程度で、6番目に大きい市場となっている。なお、撤退にあたり、在庫処分のため期間限定で店舗の営業を再開する。

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H&M、ロシア市場から撤退へ 「現状下で事業継続は不可能」と判断

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は7月18日、ロシア市場から撤退することを発表した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、同社は3月2日からロシアでの販売を一時中止としていた。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「慎重に検討した結果、現在の状況下でロシア事業を継続することは不可能だと判断した。ロシアの従業員には大変申し訳なく思うし、これまでの貢献をとてもありがたく思う。また、長年にわたってご愛顧いただいた顧客に心から感謝している」とコメントした。同社によれば、今回の措置によって影響を受ける従業員には「可能な限り最善の方法で」支援するという。

 H&Mは2009年にロシア市場に進出した。店舗数は約170店、従業員はおよそ6000人。同国での売り上げは20億スウェーデンクローナ(約260億円)程度で、6番目に大きい市場となっている。なお、撤退にあたり、在庫処分のため期間限定で店舗の営業を再開する。

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「クロエ」がトートバッグ“ウッディ”からミニサイズを発売

 「クロエ(CHLOE)」は、トートバッグ“ウッディ(WOODY)”のミニサイズを発売した。サイズはH14×W20×D4cmで、価格は9万2400円(税込)。

 デザイン面ではリネンキャンバスボディーにブランドロゴ入りのリボンとカラフルなレザーの飾りひもでアクセントを加え、機能面では手持ち・肩掛け・クロスボディーと3ウエイで使い分けられる。

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「ニューバランス」と「ボデガ」からコラボ“574レガシー”が誕生

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、アメリカ・ボストンのセレクトショップ「ボデガ(BODEGA)」とコラボレーションしたスニーカーを7月22日に発売する。価格は税込1万9800円で、イエローとブルーの2色を用意。「ニューバランス」の公式オンラインストアと東京・日本橋浜町のコンセプトショップ「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」および「ニューバランス 六本木 19:06」で取り扱う。

 「ボデガ」の設立15周年を記念した今作は、「ニューバランス」の定番スニーカー“574”を現代的にアップデートした“574レガシー(574 LEGACY)”をベースモデルに採用。アッパーの素材にはプレミアムスエードとメッシュを使用し、内側にあるサイドの“N”ロゴとシュータン、ライナー部分にパンチング加工を施すことで「ボデガ」らしさを演出した。また、シュータンにコラボを象徴するスペシャルグラフィックを配しているほか、アッパーの随所にリフレクティブ素材を取り入れ、カラーの異なる3種類のシューレースを付属する。

 キャンペーンビジュアルのモデルには、ラッパーのラリー・ジューン(Larry June)を起用した。

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Nigoによる新生「ケンゾー」を祝してパーティーを開催 NY新現代美術館の屋上にて

 「ケンゾー(KENZO)」は16日、Nigoアーティスティック・ディレクターが手掛ける新生「ケンゾー」の門出を祝したパーティーを開催した。会場であるニューヨークの新現代美術館(New Museum)の屋上には、Nigoと親交の深いアーティストのプシャ・T(Pusha T)やフューチュラ(Futura)、エヴァン・モック(Evan Mock)らが駆けつけた。

 Nigoは「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の創業者で、2021年9月20日付で「ケンゾー」のアーティスティック・ディレクターに就任。パリ・メンズ・ファッション・ウイーク中の1月23日に、同ブランドで初めて手掛ける2022-23年秋冬コレクションを発表した。コロナ禍の影響で正式な就任パーティーを開いていなかったため、今回は改めて就任とデビューを祝う機会となった。パーティーの様子を紹介する。

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「アレキサンダー ワン」がリーズナブルな価格のボディウエア9型を発売 4320円から

 「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は、アンダーウエアとルームウエアを組み合わせたボディウエアコレクションを発売した。アイテムはウィメンズ7型とメンズ2型。タンクトップやブリーフ、ブラなどをそれぞれブラック、ヘザーグレー、ホワイトの3色展開でそろえる。価格は税込4320〜8640円。公式オンラインストアで取り扱っている。

 今回発売したのは、どんなシーンでも着回しが可能なボディウエアをそろえた、ブランド初のリーズナブルな価格のコレクション。ボディウエアにはコットン100%のリブ編み素材を採用し、ローウエストとクラシックフィットの2スタイルを用意することで、快適さとデザイン性を両立した。

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「ルイ・ヴィトン」六本木ヒルズ店が“世界一周旅行”をテーマにしたイベントを開催 家具コレクションやトランク中心に展示

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は六本木ヒルズ店で“サヴォアフェール イベント“を開催している。同イベントのテーマは、“世界一周旅行”。会期中は通常営業は行わず、店舗全体を使用して世界各地の都市やリゾート地を想起させる展示を行う。家具やオブジェで構成される“オブジェ・ノマド コレクション(以下、オブジェ・ノマド)”や、さまざまなハードトランク、テーブルゲームなど、通常は一部店舗でしか取り扱いのない特別なアイテムが勢ぞろいする。

 1階は、世界各地の自然やリゾート地をイメージさせるカラフルな空間が広がる。“ブラジルの秘境”はジャングルをほうふつとさせ、ブラジル出身のデザインデュオであるカンパナ・ブラザーズ(THE CAMPANA BROTHERS)やスペイン人デザイナーのパトリシアウルキオラ(Patricia Urquiola)などの家具を展示している。“地中海の島”では、透き通った海と浜辺が登場。リゾート地での休暇やに合うハードトランクや家具が紹介されている。ミラーボールが収納された“パーティー・トランク”などユーモラスな作品も。“オランダの花畑”と題した空間には、スイスのデザインデュオであるアトリエ・オイ(ATELIER OI)による“オリガミ・フラワー”が咲き誇り、オランダのチューリップ畑のようだ。

 2階は、フランス・パリ、デンマーク・コペンハーゲン、米ニューヨーク、3都市の邸宅をイメージの空間。パリの邸宅はリビング、ダイニング、ワードローブの3つのエリアで構成されており、イスラエル人デザイナーデュオのロー・エッジズ(RAW EDGES)やオランダのデザインスタジオである“マルセル・ワンダース スタジオ(Marcel Wanders STUDIOS)の作品が展示されている。

 コペンハーゲンは、木の温もりを感じさせる空間に、アメリカ人デザイナーのアンドリュー・カドレス(Andrew Kudless)によるシェルフやアトリエ・オイによる家具を紹介。手吹きムラーノグラスを使用した照明がアクセントになっている。

 レンガ造りのタウンハウスのようなニューヨークの部屋には、ビリヤードテーブルや、“DJトランク”、“ギタートランク”をはじめ、スニーカー用トランクやスケートボードなどが展示されている。

 展示品は購入およびオーダーが可能だ。

■「ルイ・ヴィトン」 サヴォワフェール イベント
会場:ルイ・ヴィトン六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-12-3 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
会期:7月28日まで。8月は、12日、20日開催。(7月29日、8月11日はクローズ)
営業時間:12:00~21:00
予約不要

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「ルイ・ヴィトン」六本木ヒルズ店が“世界一周旅行”をテーマにしたイベントを開催 家具コレクションやトランク中心に展示

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は六本木ヒルズ店で“サヴォアフェール イベント“を開催している。同イベントのテーマは、“世界一周旅行”。会期中は通常営業は行わず、店舗全体を使用して世界各地の都市やリゾート地を想起させる展示を行う。家具やオブジェで構成される“オブジェ・ノマド コレクション(以下、オブジェ・ノマド)”や、さまざまなハードトランク、テーブルゲームなど、通常は一部店舗でしか取り扱いのない特別なアイテムが勢ぞろいする。

 1階は、世界各地の自然やリゾート地をイメージさせるカラフルな空間が広がる。“ブラジルの秘境”はジャングルをほうふつとさせ、ブラジル出身のデザインデュオであるカンパナ・ブラザーズ(THE CAMPANA BROTHERS)やスペイン人デザイナーのパトリシアウルキオラ(Patricia Urquiola)などの家具を展示している。“地中海の島”では、透き通った海と浜辺が登場。リゾート地での休暇やに合うハードトランクや家具が紹介されている。ミラーボールが収納された“パーティー・トランク”などユーモラスな作品も。“オランダの花畑”と題した空間には、スイスのデザインデュオであるアトリエ・オイ(ATELIER OI)による“オリガミ・フラワー”が咲き誇り、オランダのチューリップ畑のようだ。

 2階は、フランス・パリ、デンマーク・コペンハーゲン、米ニューヨーク、3都市の邸宅をイメージの空間。パリの邸宅はリビング、ダイニング、ワードローブの3つのエリアで構成されており、イスラエル人デザイナーデュオのロー・エッジズ(RAW EDGES)やオランダのデザインスタジオである“マルセル・ワンダース スタジオ(Marcel Wanders STUDIOS)の作品が展示されている。

 コペンハーゲンは、木の温もりを感じさせる空間に、アメリカ人デザイナーのアンドリュー・カドレス(Andrew Kudless)によるシェルフやアトリエ・オイによる家具を紹介。手吹きムラーノグラスを使用した照明がアクセントになっている。

 レンガ造りのタウンハウスのようなニューヨークの部屋には、ビリヤードテーブルや、“DJトランク”、“ギタートランク”をはじめ、スニーカー用トランクやスケートボードなどが展示されている。

 展示品は購入およびオーダーが可能だ。

■「ルイ・ヴィトン」 サヴォワフェール イベント
会場:ルイ・ヴィトン六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-12-3 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
会期:7月28日まで。8月は、12日、20日開催。(7月29日、8月11日はクローズ)
営業時間:12:00~21:00
予約不要

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キム・ジョーンズが特別にデザインした「ディオール」製トランクス着用のプロボクサーが23戦無敗

 「ディオール(DIOR)」は、米国人プロボクサーのライアン・ガルシア(Ryan Garcia)のためにトランクスを作成した。キム・ジョーンズ(Kim Jones)メンズ・アーティスティック・ディレクターが特別にデザインしたもので、「ディオール」が男性ボクサーの衣装を手掛けたのは初めて。

 “ディオール オブリーク”(モノグラムロゴ)を全面に施した白のシルクサテン地に、パイソンをエンボス加工した青のレザーをサイドラインとして入れたもので、“DIOR”と“KING RYAN”の文字を刺しゅうであしらった。

 ガルシアは「ディオール」製トランクスを着用し、7月17日にロサンゼルスで行われたスーパーライト級マッチで勝利を収め、23戦無敗。KO記録も19に伸ばした。ライト級では現在WBC2位、WBA6位、IBF10位にランクされる。

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「デサント」とイタリア高級車「マセラティ」がコラボ ウィンドジャケットやポロシャツなど

 「デサント(DESCENTE)」は、イタリアの高級車メーカー「マセラティ(MASERATI)」と協業したカプセルコレクションを発売した。「デサント」直営店と公式オンラインストアで取扱中だ。

 アイテムは、スーパースポーツカー“MC20”のアクティブなイメージを表現したグラフィックパターンと、両ブランドのロゴをあしらったデザインが特徴。ウィンドジャケット(税込2万2000円)やポロシャツ(同1万6500円)、オーバーサイズのTシャツ(同8800円)、ウーブンショーツ(同1万1000円)など全8型を用意する。いずれも「デサント」の知見を生かしたストレッチや吸汗速乾性のある素材と、動きやすいパターン設計を用いている。

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「ロンシャン」が端切れを活用した新ライン カラーブロッキングが体現するサステナビリティ

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は7月19日、これまでの“ル プリアージュ(Le Pliage)”コレクションの製作時に余ったキャンバスの端切れとレザーのハンドル/フラップを活用した新ライン“ル プリアージュ リプレイ(Le Pliage Re-Play)”を発売する。日本でも長らく人気の“ル プリアージュ”から、新たにカラフルな3モデルをそろえ、「サステナブルをプレイフルに、クリエイティブに発信したい」との願いを込めた。ジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)最高経営責任者(CEO)に、新ラインが体現するブランドバリューや、2021年に策定したサステナビリティ施策の達成度などについて聞いた。

キャスグランCEOが語るブランド理念
歴史や品質への誇りが生むサステナビリティ

WWDJAPAN(以下、WWD):端切れを活用した“ル プリアージュ リプレイ”の開発のきっかけは?

ジャン・キャスグランCEO(以下、キャスグランCEO):誕生から30年ほど経つ“ル プリアージュ”は、その歴史の中でバリエーション豊かなカラーを取り入れてきた。もともと、“ル プリアージュ”コレクションは長く使っていただけることを心掛け、素材を無駄にしないことも意識してきた。それでもときには余ってしまうので、今回それをクリエイティブに生かせないかと考えた。メゾンとして初めて、異なるシーズンからの端切れのみを使った“ル プリアージュ リプレイ”が誕生した。

WWD:日本でも人気の高い“ル プリアージュ”の端切れを再利用することに抵抗はなかったか?

キャスグランCEO:「ロンシャン」は1970年代初頭に、初めてナイロンを使ってバッグを手掛けたメゾンの一つだった。父、フィリップ・キャスグラン(Philippe Cassegrain)は軽量で丈夫なナイロン素材に目をつけ、レザーとナイロンのコンビネーションバッグ“ル プリアージュ”をデザインし、93年に発売した。企業やブランドとしてサステナビリティに取り組むとき、まず考えるべきことは長く使える製品を作ることなのではないだろうか。“リプレイ”ラインの制作は「ロンシャン」だからこそできること。アイコニックなコレクションの歴史とアイテムの耐久性、メゾンの品質には自信があり、誇りに思う。

メゾン初、端切れのみを使った
“ル プリアージュ リプレイ”

WWD:“リプレイ”ラインはメゾンのバリューをどう表現している?

キャスグランCEO:バリューの中枢は、オーセンティシティーとエナジー。カラフルでポジティブな“リプレイ”は、特にエナジーが溢れている。サステナビリティについても、いつもシリアスで真面目にだけ発信しなくても良いはずだと信じている。プライフルなカラーブロッキングが並ぶダイナミックなデザインの“ル プリアージュ リプレイ”は、サステナビリティに前向きに取り組んでいきたいというメゾンのメッセージを体現するラインだ。

WWD:カラフルなデザインが特徴的だ。

キャスグランCEO:最初に“ル プリアージュ”を発表したとき、当初からバリエーション豊かなカラーを用意した。当時は黒いバッグが主流で、カラフルな選択肢は珍しかったという。コレクションのアイデンティティーである多様なカラーを使う姿勢は“リプレイ”にも受け継がれており、カラーブロッキングというデザインがそれを象徴している。素材を再利用するというサステナビリティへの貢献に加えて、その過程を楽しむような、プレイフルなビジュアルがまさにメゾンらしさを反映しているのではないだろうか。

WWD:“ル プリアージュ リプレイ”の特色は。

キャスグランCEO:“ル プリアージュ”は年代を超えて愛されており、誰もが手に取るバッグだ。ウィメンズでもメンズでも通用するデザインで、飛行機に乗ればビジネスクラスに座る人からエコノミーまで、幅広い層が使用する。あらゆる文化や社会にオープンで、ユニバーサルなデザインバッグに成長した。“リプレイ”もまた、エネルギッシュな性質を持っている。メゾンのバッグはトラベル用として知名度もあるし、1960年代にはいち早く空港にショップをオープンしている。バッグの持ち運びやすさや軽さはずっとコアに据えているもので、馬が駆け抜ける様子を描いているブランドロゴのようにエナジェティックさも兼ね備えている。“リプレイ”もあらゆる人に寄り添い、旅行や移動時に活躍するアイテムに育つだろう。

プレイフルなカラーブロッキングが
並ぶダイナミックなデザイン

WWD:2023年までに使用する全ナイロンを100%リサイクルナイロンに切り替えるとしているが、達成度は?

キャスグランCEO:目標は達成できる見込みだ。“ル プリアージュ”コレクションをリサイクルナイロンに切り替えることはもちろん、そのほか旅行バッグや裏地も変更していく。従来のナイロン製品と全く同じ品質のものを作りたかったので、リサイクル素材を提供するサプライチェーンが少ないことに苦労したが、耐久性も品質もこれまでのナイロンと同様の素材を吟味し、リサイクル素材で置き換えた。使用しているリサイクルナイロンは、使わなくなった漁網やカーペットなどを原料にしている。

WWD:レザーも同様に、23年までにレザーワーキンググループ(以下、LWG)の認証レザーに切り替えるとしているが、達成度は?

キャスグランCEO:LWGは独立した認証機関で、使用物質や労働環境まで、会社の設備や製造工程を審査するもの。21年時点で、99%の製品はLWG認証を獲得し、その半分余りはゴールド認証の取得を達成している。フランスやイタリア、オランダ、ポルトガル、ウルグアイなどに位置し長らく交流しているタンナー(製革業者)ともうまく連携して、押し進めている。

あらゆる人に寄り添う、
タイムレスでユニバーサルなバッグへ

WWD:新たなCSR指針のひとつに「製造と輸送時に発生するCO2排出量を削減」も掲げていた。実際削減できたことは?

キャスグランCEO:リサイクルナイロンを使用することで、まずは20%削減できた。従来の素材は石油由来だったので、切り替えるだけで削減につながる。力を入れているのはリペアサービス。過去の素材は全て管理しているので、最も古いコレクションも対応や代替案が提案可能だ。フランス国内では年間6万点以上を状態に応じて無償・有償でリペアしている。製品の輸送時に発生するCO2排出量は、航空から海上に切り替えることで最小限に抑えようと努めている。ファッションはオンタイムでトレンドを素早く提供することが鍵となることも多いが、われわれにはシーズンを問わないタイムレスなアイテムも多い。計画的な生産によってさらに可能になっていくだろう。

WWD:今後検討していく新しいCSR指針はあるか?

キャスグランCEO:製品の包装についてアップデートを進めている。FSC(Forest Stewardship Council)森林認証紙の使用をベースに、これまで樹脂などを使って紙の表面に加えていた加工を廃止して、持ち手部分もテキスタイルから紙に切り替えてリサイクルしやすくする。外箱に使用していたマグネットの留め具も取り除く予定だ。

問い合わせ先
ロンシャン・ジャパン
0120-150-116

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「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」2022-23年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」が2022-23年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「ディーゼル」が“全てをさらけ出した”バッグの新キャンペーンビジュアルを公開

 「ディーゼル(DIESEL)」は、バッグ“ワンダー(1DR)”のキャンペーンビジュアルを公開した。

 “太陽、海、肌”をテーマにしたもので、“ワンダー”が夏に必要な唯一のアクセサリーであることを訴求する。グレン・マーティンス(Glenn Martins)のクリエイティブ・ディレクションのもと、ポール・コイカー(Paul Kooiker)が撮影を、クリス・シモンズ(Chris Simmonds)がアート・ディレクションを担当した。「ディーゼル」は、「率直にセクシーで自信に満ち、時として不遜。イージーで楽しい、そしてジェンダーレスで汎用性のあるものとして“ワンダー”を表現した」と話す。

 “ワンダー”は、大きな“D”ロゴプレートが最大の特徴。素材はマットレザーとミラーレザーを、サイズはXS(ミニ)を用意する。価格は2万9700〜6万500円だ。

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「グッチ」がメインスポンサーの「浅間国際フォトフェスティバル」が開催 志尊淳を森山大道が撮り下ろした作品も展示

 「グッチ(GUCCI)」がメインスポンサーを務める写真展「浅間国際フォトフェスティバル 2022 PHOTO MIYOTA」が、長野・御代田町の複合施設モップ(MMoP)で9月4日まで開催している。入場は無料で、敷地奥のヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)と石内都の作品を展示するスペースのみ有料(500円税込、以下同)だ。同展は2018年に立ち上がり、新型コロナウイルスの影響で20年と21年は規模を縮小しての実施を経て、御代田町では2年ぶり、3回目の開催となる。今後はさらに規模を拡大していきたいという。

 場内には、今回のテーマである“Mirrors&Windows(鏡と窓)”を表現した20人の写真家の作品を展示する。また展示スペース内に新たにオープンする御代田写真美術館には、アート写真専門誌「IMA」がキュレーションした7人の日本人写真家が、「グッチ」をまとった男性を同展のために撮り下ろした作品を展示する。それぞれが“新しい時代のジェントルマン”をテーマに、写真家の森山大道は「グッチ」グローバルブランドアンバサダーの俳優・志尊淳を、木村和平は俳優の井浦新を、小林健太は建築家の石上純也を、沢渡朔は作家の吉田修一を、野村佐紀子はミュージシャン・俳優の金子ノブアキを、細倉真弓は森岡書店の森岡督行代表を、水谷吉法は左官職人の久住有生を撮影している。自然光が差す入り口近くには、木もれ日を浴びる井浦のポートレートを飾るなど、作品に合わせた展示方法で鑑賞者を展示空間に没入させる空間演出だ。

 御代田写真美術館で発表した7組の作品は、写真集「NEW GENTLEMAN」として「IMA オンライン」で8月10日に発売する。価格は3万3000円で、300冊限定。8月23〜28日には、森岡書店の銀座店で同写真集を販売する。またグッチ六本木 メンズショップでは、森山が志尊を撮り下ろした作品に焦点を当てた写真展を7月28日から9月4日まで開催する。

 「浅間国際フォトフェスティバル 2022 PHOTO MIYOTA」ではほかにも写真を使ったさまざまな表現を見ることができる。ウクライナ出身のイェレナ・ヤムチェック(Yelena Yemchunk)が母国オデッサで14〜19年に撮影した若者のポートレートは、「若者が早く家に戻れますように」という願いを込めて小屋の中に作品を展示した。第46回「木村伊兵衛写真賞」を受賞した吉田志穂は、浅間山周辺をモチーフに撮影した巨大な写真の向こうから、本物の浅間山が透けて見える大胆な表現だ。「グッチ」は同展のメインスポンサーを務めて現代アーティストをたたえると共に、ブランドのコアバリューであるクリエイティビティとイマジネーションを表現している。

■浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA
会期:〜9月4日
場所:モップ
住所:長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1
時間:10:00〜17:00(最終入場16:30)
入場料:一部有料(敷地奥のヴィヴィアン・サッセンと石内都の展示スペースのみ500円)

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「アディダス オリジナルス」×リアム・ギャラガーのコラボ第2弾 スニーカー“LG II スペツィアル”を発売

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は7月22日、英国のミュージシャン、リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)とコラボしたスニーカー“LG II スペツィアル(LG II SPEZIAL)”を発売する。価格は1万7000円(税込)。両者がタッグを組むのは、2019年以来2度目。

 “LG II スペツィアル”は、スカッシュなどインドアスポーツ用シューズのアーカイブにインスピレーションを得たもので、ホワイト×グレーの同系色グラデーションが特徴だ。さらに、シュータンにはブルーで“Endorsed by Liam Gallagher”のグラフィックをあしらう。

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富士フイルム「アスタリフト」から高機能美容液シリーズ誕生 独自のリポソーム技術を応用したマルチ美容液

 

 富士フイルムが展開するエイジングケアブランド「アスタリフト(ASTALIFT)」から、独自のリポソーム技術を化粧品分野に応用した高機能美容液シリーズ「アスタリフト ザ セラム)(ASTALIFT THE SERUM)」が誕生する。新シリーズ第1弾として、8月26日には薬用多機能美容液“アスタリフト ザ セラム マルチチューン”【医薬部外品】(税込各7700円)と、薬用シワ改善美容液“アスタリフト ザ セラム リンクルリペア (朝用・夜用)”【医薬部外品】(税込各4290円)を発売する。

 2007年にローンチした「アスタリフト」は、今年でブランド誕生15周年を迎えた。美容意識の高まりにより、近年はスキンケア製品にさらなる高機能性が求められていることから、高機能美容液シリーズ「アスタリフト ザ セラム」が誕生。同社が長年培ってきた写真分野の独自技術を発展させ、化粧品向けに応用した独自製法の“浸透型リポソーム”を開発したことで成分の肌への浸透性を高めることが期待できる。

 ハリや美白ケア、シワ改善などあらゆる肌悩みをケアできる薬用多機能美容液“アスタリフト ザ セラム マルチチューン”は、浸透型リポソームに含有した美容成分のカフェインとビタミンC誘導体、さらにシワ改善や美白有効成分のナイアシンアミドを配合。加齢による肌悩みを1本で解決できるマルチな美容液だ。

 朝用と夜用を用意した“アスタリフト ザ セラム リンクルリペア”は、浸透型リポソームに含有したビタミンB6とビタミンC誘導体に加え、シワ改善や美白有効成分のナイアシンアミドを配合。表情の変化による皮膚の伸縮によって生じたシワの“変形ダメージ”の定着を防いでくれる。朝用美容液はみずみずしいテクスチャーなうえSPF20・PA++とUVケアもできる。

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「コスメデコルテ」の“リポソーム”からナイトクリームが登場 シグネチャーシリーズとして強化

 コーセーは9月16日、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム”シリーズから睡眠時間に着目した“リポソーム アドバンスト リペアクリーム”(50g、税込1万1000円)を発売する。同ブランドを代表する美容液“リポソーム アドバンスト リペアセラム”で採用している「多重層バイオリポソーム」にフォーカスし、クリーム剤型のためにアレンジした「ナイト多重層バイオリポソーム」を新たに開発。これまで不可能とされていたエモリエントオイルとの配合に成功し、肌をこすれから守るシールド効果を実現した。濃密な潤いでハリや艶、弾力をもたらし、「3時間多く眠ったような肌」へと導く。

 同ブランドは、1992年に業界初の多重層リポソーム構造を採用した化粧品として美容液“モイスチュア リポソーム”を発売し、昨年初めてリニューアルした。新美容液“リポソーム アドバンスト リペアセラム”は、国内の累計販売個数が75万個を突破(22年6月末時点)し、プレステージ市場において美容液の売り上げシェア1位(Beaute Research調べ/百貨店プレステージ市場2021年10月〜22年3月売り上げ金額ベース)と、根強い人気を誇る。

 一方で、新型コロナで一時縮小していた国内のクリーム市場は徐々に回復し、高価格帯を中心に成長すると予想。また、日本と中国のスキンケア市場においてクリームカテゴリーは、美容液に次いで2番目に市場が大きく、米国でも使用率や所持率が高いアイテムであるという。そこで、“リポソーム アドバンスト リペアクリーム”を発売することで、ブランドの象徴となるシグネチャーシリーズとしてのポジションを確固たるものとし、世界での存在感をさらに高めていく。

 なお、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリアの14の国・地域では9月1日に先行販売する。

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伝説の編集者とユナイテッドアローズ創業者の二人が書籍「日本現代服飾文化史」に込めた思い【UA重松理×石川次郎対談 VOL.1】

 ビームスとユナイテッドアローズ(UA)、日本を代表する2つのセレクトショップの誕生に関わったのが、UA名誉会長で、公益財団法人日本服飾文化振興財団の理事長を務める重松理氏だ。「服飾文化を次世代や後世に正しく現代史として伝承したい」と、財団を通じて「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」(発行・講談社エディトリアル)を3月に発行。エディトリアルディレクションを手がけたのは、平凡出版・マガジンハウスで編集長を歴任し、その時代時代の風俗とカルチャーを雑誌を通じて世に発信してきた石川次郎氏だ。

 サブタイトルは、「若者と流行」「ファッションはいつも街から生まれる」。重松氏自身が体験したリストをもとに、財団のスタッフとともに、時代背景、社会の潮流、生活文化の流れ、その時代のインフルエンサーの変遷など75年の歴史を年表化。年代ごとにトピックスを挙げて、ファッション文化の伝承や定着、進化や、生活者の変化やムーブメントなどを、象徴的なビジュアルや著名人のエッセー、専門家の解説とともに記録している。重松氏と石川氏に、書籍の意図やファッションの醍醐味、後進に伝えたい想いなどを、全5回にわたってお届けする。

――日本のファッションの変遷をカルチャーとして切り取り、教科書としても使えそうなレベルで集大成された良書ですね。もんぺの時代から始まり、シャネル、アイビー、ミニスカート、ジーンズ、DCブーム、裏原宿、エアジョーダン、女子大生ブーム、コギャル、ユニクロ、モテ系&大人かわいい、ゾゾタウン、コメ兵、さらにはバーチャルヒューマンのimmaといったインフルエンサーまで、テンポ良く紹介しています。豊富かつ貴重な写真やイラスト、図録などにも圧倒されます。この本を企画した意図は?

重松理(以下、重松):ファッションはフロー(流れていくもの)で、消え去っていくものです。次々に新しいものが出てきては、淘汰されていく。でも「これは永遠に良いものだ」というものはストックとして残していきたい。それをオーセンティクスという形で、ビームスの途中から始めて、UAでも手がけてきました。財団を設立するときから時代背景や社会の潮流、生活文化の中でのファッションや、当時は表面的には見えずらかった事柄、その時代のインフルエンサーの変遷などを、特定のアパレルメーカーやブランドの視点ではなく、中立的で公共性のある資料的なものを、いずれ財団の仕事として残さなければいけないと思っていました。そこで、戦後75年になる2020年のタイミングで、ファッションの服飾現代史を出し、その足跡を次世代に伝えようと考えました。

――石川次郎さんに編纂を依頼した理由は?

重松:自分は物心がついてからファッションに興味を持ち、仕事として携わってからもいろいろな遍歴があるのですが、その半分ぐらいは平凡出版、今のマガジンハウスとともに歩み、育ててもらったみたいなもの。「平凡パンチ」では、小林康彦さんのイラストで紹介されたパリのサンジェルマンルックも、カーナビ―ストリートのロンドンポップなども見ていましたし、夢中に入り込んで、ビームスの立ち上げに至りました。アメリカで(1968年に)創刊した(西海岸の若者カルチャーやアウトドア文化、道具や情報を紹介する)「ホール・アース・カタログ」や、「スキーライフ」(読売新聞社)、その流れを汲んで、「メード・イン・USAカタログ」が発行され、ビームスの創業と同じ1976年に「ポパイ」も創刊しました。その多くに次郎さんがかかわられていたので、こういうものを作るときには造詣の深い次郎さんにお願いしたいと心に決めていました。それに、われわれはモノを売ってきたけれど、本を作るノウハウも写真や材料もない。そこで、財団の評議員で、次郎さんとも親しくされているビームスの遠藤恵司副社長を通じて依頼させてもらいました。

石川次郎(以下、石川):重松さんとは当時、直接的な付き合いはなかったけれど、すごくつながっていたんだなぁ、ずっと見てきてくれたんだなぁと嬉しくなりましたね。「平凡パンチ」や「スキーライフ」「メード・イン・USAカタログ」は、全部僕が手がけた仕事です。とくに小林さんのイラストレポは、僕が編集者になってすぐに会社に提案して実現しました。平凡出版に入ったのが1967年2月1日で、その年の9月には小林さんと2人でNYにいましたから。いい時代でしたね。その「平凡パンチ」では海外のニュースの担当になったのはいいけれど、上司から言われたニュースの取り方が、新聞社の外信や通信社から買えといった話ばっかりで、その通りでは面白くもなんともなくて。64年から誰でも外国に行ける時代になったし、「自分たちでニュースを探して誌面を作りましょう」「自分たちで外国取材をやりましょう」と上司の木滑さん(後にマガジンハウス社長を務めた、木滑良久氏。現・取締役最高顧問)に提案しました。マガジンハウス時代もその延長線上で、海外取材をするのが僕の仕事だと思っていました。

――次郎さんにとって、ファッションはどのような位置づけだったのですか?

石川:若者の風俗を伝えるにはどうしてもファッションが絡んでくる。そのとき、その場所で、どういう格好でいたのかということは、とっても重要な要素なのでね。それを伝えるには、それを表現できる、服がわかる人と一緒に現地に行くのが一番いい。しかもある意味、写真家よりも手っ取り早いだろうと。それに小林さんがずっと付き合ってくれました。考えてみればいい時代で、かなり生の情報が入ってきました。あの時期にやらなければ何をやるか、という感じでしたね。最初に67年にニューヨーク、68年にパリに行き、それから毎年1~2回外国に行きました。あのころは世界中でいろいろなことが起こっていました。自分たちの考え方や想いをデモや音楽やコンサートなどで伝えようとするなど、若者の行動が世界中のあちこちで起こり始めた。その連中がみんな面白いファッションをしていたんです。ニュースを伝えると同時にファッションが伝わった。僕はファッションの専門家でもなんでもないけれど、すごくいいチャンスに恵まれたし、それがとても貴重な情報だったのかも。重松さんも当時、そういう情報に飢えていたんじゃないですか?

重松:はい、なかなか情報が手に入らない時代でしたからね。同じイラストレーションでも、(週刊「平凡パンチ」の表紙のイラストを創刊号から担当した)大橋歩さんや、(長く「メンズクラブ」やVANのイラストを担当していた)穂積和夫さんのアイビーファッションなどの絵は、素敵だけれど自分の画風や作風があって、写真の機能ではないんです。一方で、小林康彦さんは写真がそのまま絵になっていたので、とてもファッションのお手本になったんです。

石川:一種のドキュメンタリーですよね。小林さんがすごくうまいのは、100%見た通りでもなくて。基本的には現物そのままなんだけど、いくつかの要素を組み合わせたり工夫したりして、ちょっと面白くしている部分がある。でも、けして嘘ではない。やりすぎてはいない。この本のp.49、p.52、p.66~69、p76などは当時の絵をあえて使っています。p.66は67年に初めてニューヨークに一緒に行ったときのものですね。

重松:われわれはこれを「平凡パンチ」の誌面のうえで見て、これをなぞってきました。こういう格好をしなくちゃ、海外に行くならここに行かなければ、という情報機能を当時のファッションページは果たしていたんです。

(vol.2に続く)


「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」

【Contents】
1. 1945-1950年 貧しい時代でもお洒落がしたかった
2. 1950-1959年 ファッションが動き出した
3. 1960-1969年 ファッションに自由がやって来た
4. 1970-1979年 経済成長が支えたファッション
5. 1980-1989年 おしゃれのエネルギーが頂点に!
6. 1990-2000年 流行はストリートから生まれてくる
7. 2000-2009年 誰もがセレブ気分になれた時代
8. 2010-2021年 ファッションの多様化は続く

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「スタイリング/」×「ディッキーズ」 シルエットにこだわったブルゾンとワイドパンツ

 マッシュスタイルラボの「スタイリング/(STYLING/)」は、ワークカジュアルブランドの「ディッキーズ(DICKIES)」とのコラボレーションアイテムを全国直営店と公式オンラインストアで7月20日に発売する。

 「ディッキーズ」のハイフォルム・ツイル素材をベースにしたコラボレーションでは、セットアップで楽しめる“パフスリーブ ブルゾン”(税込3万4100円)と“ハカマ ワイドパンツ”(同2万7500円)を用意する。カラーはそれぞれブラック、ベージュ、グリーンの3色。

 “パフスリーブ ブルゾン”は、「スタイリング/」が得意とするバルーンスリーブで腕まわりをカバーしつつ、動きのあるツイストでボリュームコンシャスなデザインを目指した。深いノーカラーの首元で、デコルテラインや顔まわりをスッキリした印象にする。裾は長めのリブで、メリハリのあるシルエットに仕上げた。

 “ハカマ ワイドパンツ”は「スタイリング/」で人気の“ハカマパンツ”をベースに、フロントプリーツをあしらった。バックポケットはヒップアップ効果が期待できる配置で、ウエストタブは3段階の調整が可能。コーディネートに合わせてスタイルを変えることができる。

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「ドクターマーチン」CEOに聞く、サステナビリティの重要性とブランド経営

  「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」が好調だ。2021年12月期のグローバル売上高は前期比18%増の9億830万ポンド(約1507億円)と大きく伸ばしている。日本でも、若者を中心に多くのユーザーに愛されるシューズブランドとして定着している。

 同ブランドを率いるケニー・ウィルソン(Kenny Wilson)CEOは、「リーバイス(LEVI'S)」や「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」などで要職を経験してきた人物だ。約3年ぶりに来日した同氏に、「今、最も重要だ」と語るサステナビリティの取り組みや、ブランド経営の極意を聞いた。

WWD:来日は何度目でしょうか?今回の目的は?

ウィルソン:100回目くらいかな(笑)。それくらいたくさん来ている。でも今回は3年近く期間が空いたから、すごく楽しみにしていた。来日の目的は、店舗見学やマーケット調査がメイン。日本チームともリアルでコミュニケーションがとれてうれしいよ。

WWD:日本のストリートを歩いた感想は?

ウィルソン:町のにぎわいがかなり回復しているね。アジアはEUに比べて回復が遅いが、活気が着実に戻っている。日本も同様だ。それと「ドクターマーチン」を履く人をたくさん見かけて、市場に浸透していると実感できたよ。日本はアジアで最も大きな市場で、アジア全体の売上高の3割を占める。パンデミック後も毎年成長を続けており、グローバルでも重要な市場だ。この先はインバウンドが戻ってくるし、ストリートカルチャーでもリーダー的な存在。日本でブランドが受け入れられているのは、数字以上に大きな意味がある。

WWD:日本では特に若年層の獲得に成功している印象だ。

ウィルソン:日本チームが素晴らしい仕事をしていて、若い消費者を多く獲得できている。昨年オープンしたブランドコンセプトストア「ドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(Dr. Mrartens SHOWROOM TYO)」はそれに貢献しており、Z世代のコミュニティー形成にも手応えがある。同店はメイド・イン・イングランドやコラボモデル、“アイコンズ”(代表的なモデル)など、ブランドの顔であるヒーロー商品をそろえ、世界観に浸ることができる。その拠点を東京の中心地に構えているのは大きなアドバンデージだ。

WWD:グローバルでも大きく伸びている(前述)が、好調な理由は?

ウィルソン:ブランドの本質的な強さのおかげだ。「ドクターマーチン」は世界中で受け入れられ、若者にも支持されている。特に好調なチャネルはD2Cで、自社ECと直営店は3割増と急成長している。

WWD:なぜそれほど伸びたのか?

ケニー:理由はさまざまあるが、ウェブサイト開発は就任以来継続的に投資している。ブランドに興味を持った人は、最初にサイトをチェックするからね。そこでいい経験ができると、実店舗に来てくれる。店舗のスタッフはアンバサダーのような役割を担っていて、彼らがブランドの世界観を発信する。この両軸があってD2Cが伸びているんだ。

WWD:ユーザーの消費行動に変化はある?

ウィルソン:大きな変化は、サステナビリティへの意識の高まりだ。特にヨーロッパでは顕著で、サステナビリティに向き合っていないブランドは見向きもされない。ありがたいことに、われわれはすでに持続可能なブランドだと認識されている。それはすごくシンプルで、長く使えるから。僕のワードローブにも25年間使っている「ドクターマーチン」があるように、長期的に愛用する人が多い。それがサステナブルなイメージに直結している。

WWD:新しく仕掛けるサステナビリティの戦略は?

ウィルソン:プロダクト開発では大きく2つある。1つは、バイオベース(植物由来)のマテリアルで作られたシューズだ。現在は、アッパーをバイオベースにしたシューズを制作中で、来年から特定の市場で販売テストを行う予定だ。日本も対象に入れているから、楽しみにしてほしい。このほか、2040年までにアッパーからソール、シューレースまで、すべてのパーツをバイオベースにしたシューズを作る目標も掲げている。

 もう一つは、既存モデルをサステナブルな素材・制作過程に代替する。例えば「レザーワーキンググループ(LEATHER WORKING GROUP)」認証のレザーのみを使用すること。この認証はブランドとタンナー、薬剤メーカーが参加し、工場内の安全性や原料のトレーサビリティーなどを徹底するもので、どの牧場のどの牛から来たレザーなのかも把握できる。今後はさらにステップアップして、牧場で使う農地の活用も再生可能なものにしたいと考えている。

WWD:プロダクト以外では?

ウィルソン:リペアによる2次流通の拡大を目指す。われわれのシューズは耐久性が高く、回収・リペアして再び販売するシステムが成り立つ。ちょうど3カ月前にイギリスで実験的にスタートさせ、“1460”などのアイコンモデルを中心に不要になったシューズを回収・修理し、定価の85%で販売している。始めたばかりで数字のインパクトは小さいものの、購入者の99%が高い満足度を示しており、手応えを感じている。日本ではデニムをはじめ古着市場がホットだし、グローバルでも導入できるようにしたい。

“マーケティングはローカルで”が信条
「私はビジターでしかないから」

WWD:「リーバイス」や「キャスキッドソン」などで要職を歴任してきた。どんなことを学んだ?

ウィルソン:それぞれのブランドで本当に多くを学んできたが、私の考えに最も影響を与えたのは「リーバイス」で過ごした19年だ。そこではまず、ブランドビルディングの大切さを学んだ。「ドクターマーチン」には“1460”があるように、「リーバイス」には“501”がある。これらのアイコンを大事にしながら、新しい仕掛けを考えている。次に、ブランドを世界でマネジメントしていくこと。市場をどれだけ広げても、ブランドは同じ立ち位置で、同じイメージを発信しないといけない。一方で、市場には固有の性質がある。だから、“ブランディングはグローバルで、マーケティングはローカルで”が私の信条だ。例えグローバルなキャンペーンであっても実稼働はローカルに任せているし、ローカル独自のキャンペーンにはほとんど口を出さない。私はビジターでしかないからね。最後は、社員の育成だ。本社も店舗も関係なく、一人一人の動きがブランドのイメージに直結する。スタッフは誰よりもブランドを愛していなければいけない。

WWD:ファッションブランドとのコラボも積極的だ。

ウィルソン:光栄なことに、たくさんのブランドがわれわれとのコラボを求めている。これが、ブランドの信頼やイメージアップにつながっているのは間違いない。日本では、コラボもしているヨウジさん(山本耀司)が既存モデルも着用してくれていて、私のオフィスには「ヨウジヤマモト」のチーム全員が“1460”を着用している記念写真も飾っているよ。

WWD:コラボで意識していることは?

ウィルソン:ストリートでそれを見たとき、一目で「ドクターマーチン」だとわかること。「ドクターマーチン」らしさを維持した上で、デザイナーならではのツイストを加えてもらう。それを実現できるスキルとクリエイティビティーを持っている相手でないと、コラボは成功とは言えない。

WWD:4月にクリエイティブ・ディレクターに就任したダレン・マッコイ(Darren Mckoy)にはどんなことをリクエストした?

ウィルソン:“Dマック”は、ヘリテージとモダニティのバランスがとれた才能ある人物だ。7年間働いていてブランドを理解しているし、サブカルチャーにも詳しい。ブランドらしさを保ちながら、ルールを破れる人だと考えて起用した。これからも楽しい商品を提案し続けてくれるはずだ。

WWD:日本のファンにメッセージを。

ウィルソン:これからもブランドとエモーショナルな形でつながっていてほしい。われわれもみなさんに楽しんでもらえるようにたくさん仕掛けていくよ。ありがとう。

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「ドクターマーチン」CEOに聞く、サステナビリティの重要性とブランド経営

  「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」が好調だ。2021年12月期のグローバル売上高は前期比18%増の9億830万ポンド(約1507億円)と大きく伸ばしている。日本でも、若者を中心に多くのユーザーに愛されるシューズブランドとして定着している。

 同ブランドを率いるケニー・ウィルソン(Kenny Wilson)CEOは、「リーバイス(LEVI'S)」や「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」などで要職を経験してきた人物だ。約3年ぶりに来日した同氏に、「今、最も重要だ」と語るサステナビリティの取り組みや、ブランド経営の極意を聞いた。

WWD:来日は何度目でしょうか?今回の目的は?

ウィルソン:100回目くらいかな(笑)。それくらいたくさん来ている。でも今回は3年近く期間が空いたから、すごく楽しみにしていた。来日の目的は、店舗見学やマーケット調査がメイン。日本チームともリアルでコミュニケーションがとれてうれしいよ。

WWD:日本のストリートを歩いた感想は?

ウィルソン:町のにぎわいがかなり回復しているね。アジアはEUに比べて回復が遅いが、活気が着実に戻っている。日本も同様だ。それと「ドクターマーチン」を履く人をたくさん見かけて、市場に浸透していると実感できたよ。日本はアジアで最も大きな市場で、アジア全体の売上高の3割を占める。パンデミック後も毎年成長を続けており、グローバルでも重要な市場だ。この先はインバウンドが戻ってくるし、ストリートカルチャーでもリーダー的な存在。日本でブランドが受け入れられているのは、数字以上に大きな意味がある。

WWD:日本では特に若年層の獲得に成功している印象だ。

ウィルソン:日本チームが素晴らしい仕事をしていて、若い消費者を多く獲得できている。昨年オープンしたブランドコンセプトストア「ドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(Dr. Mrartens SHOWROOM TYO)」はそれに貢献しており、Z世代のコミュニティー形成にも手応えがある。同店はメイド・イン・イングランドやコラボモデル、“アイコンズ”(代表的なモデル)など、ブランドの顔であるヒーロー商品をそろえ、世界観に浸ることができる。その拠点を東京の中心地に構えているのは大きなアドバンデージだ。

WWD:グローバルでも大きく伸びている(前述)が、好調な理由は?

ウィルソン:ブランドの本質的な強さのおかげだ。「ドクターマーチン」は世界中で受け入れられ、若者にも支持されている。特に好調なチャネルはD2Cで、自社ECと直営店は3割増と急成長している。

WWD:なぜそれほど伸びたのか?

ケニー:理由はさまざまあるが、ウェブサイト開発は就任以来継続的に投資している。ブランドに興味を持った人は、最初にサイトをチェックするからね。そこでいい経験ができると、実店舗に来てくれる。店舗のスタッフはアンバサダーのような役割を担っていて、彼らがブランドの世界観を発信する。この両軸があってD2Cが伸びているんだ。

WWD:ユーザーの消費行動に変化はある?

ウィルソン:大きな変化は、サステナビリティへの意識の高まりだ。特にヨーロッパでは顕著で、サステナビリティに向き合っていないブランドは見向きもされない。ありがたいことに、われわれはすでに持続可能なブランドだと認識されている。それはすごくシンプルで、長く使えるから。僕のワードローブにも25年間使っている「ドクターマーチン」があるように、長期的に愛用する人が多い。それがサステナブルなイメージに直結している。

WWD:新しく仕掛けるサステナビリティの戦略は?

ウィルソン:プロダクト開発では大きく2つある。1つは、バイオベース(植物由来)のマテリアルで作られたシューズだ。現在は、アッパーをバイオベースにしたシューズを制作中で、来年から特定の市場で販売テストを行う予定だ。日本も対象に入れているから、楽しみにしてほしい。このほか、2040年までにアッパーからソール、シューレースまで、すべてのパーツをバイオベースにしたシューズを作る目標も掲げている。

 もう一つは、既存モデルをサステナブルな素材・制作過程に代替する。例えば「レザーワーキンググループ(LEATHER WORKING GROUP)」認証のレザーのみを使用すること。この認証はブランドとタンナー、薬剤メーカーが参加し、工場内の安全性や原料のトレーサビリティーなどを徹底するもので、どの牧場のどの牛から来たレザーなのかも把握できる。今後はさらにステップアップして、牧場で使う農地の活用も再生可能なものにしたいと考えている。

WWD:プロダクト以外では?

ウィルソン:リペアによる2次流通の拡大を目指す。われわれのシューズは耐久性が高く、回収・リペアして再び販売するシステムが成り立つ。ちょうど3カ月前にイギリスで実験的にスタートさせ、“1460”などのアイコンモデルを中心に不要になったシューズを回収・修理し、定価の85%で販売している。始めたばかりで数字のインパクトは小さいものの、購入者の99%が高い満足度を示しており、手応えを感じている。日本ではデニムをはじめ古着市場がホットだし、グローバルでも導入できるようにしたい。

“マーケティングはローカルで”が信条
「私はビジターでしかないから」

WWD:「リーバイス」や「キャスキッドソン」などで要職を歴任してきた。どんなことを学んだ?

ウィルソン:それぞれのブランドで本当に多くを学んできたが、私の考えに最も影響を与えたのは「リーバイス」で過ごした19年だ。そこではまず、ブランドビルディングの大切さを学んだ。「ドクターマーチン」には“1460”があるように、「リーバイス」には“501”がある。これらのアイコンを大事にしながら、新しい仕掛けを考えている。次に、ブランドを世界でマネジメントしていくこと。市場をどれだけ広げても、ブランドは同じ立ち位置で、同じイメージを発信しないといけない。一方で、市場には固有の性質がある。だから、“ブランディングはグローバルで、マーケティングはローカルで”が私の信条だ。例えグローバルなキャンペーンであっても実稼働はローカルに任せているし、ローカル独自のキャンペーンにはほとんど口を出さない。私はビジターでしかないからね。最後は、社員の育成だ。本社も店舗も関係なく、一人一人の動きがブランドのイメージに直結する。スタッフは誰よりもブランドを愛していなければいけない。

WWD:ファッションブランドとのコラボも積極的だ。

ウィルソン:光栄なことに、たくさんのブランドがわれわれとのコラボを求めている。これが、ブランドの信頼やイメージアップにつながっているのは間違いない。日本では、コラボもしているヨウジさん(山本耀司)が既存モデルも着用してくれていて、私のオフィスには「ヨウジヤマモト」のチーム全員が“1460”を着用している記念写真も飾っているよ。

WWD:コラボで意識していることは?

ウィルソン:ストリートでそれを見たとき、一目で「ドクターマーチン」だとわかること。「ドクターマーチン」らしさを維持した上で、デザイナーならではのツイストを加えてもらう。それを実現できるスキルとクリエイティビティーを持っている相手でないと、コラボは成功とは言えない。

WWD:4月にクリエイティブ・ディレクターに就任したダレン・マッコイ(Darren Mckoy)にはどんなことをリクエストした?

ウィルソン:“Dマック”は、ヘリテージとモダニティのバランスがとれた才能ある人物だ。7年間働いていてブランドを理解しているし、サブカルチャーにも詳しい。ブランドらしさを保ちながら、ルールを破れる人だと考えて起用した。これからも楽しい商品を提案し続けてくれるはずだ。

WWD:日本のファンにメッセージを。

ウィルソン:これからもブランドとエモーショナルな形でつながっていてほしい。われわれもみなさんに楽しんでもらえるようにたくさん仕掛けていくよ。ありがとう。

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アシックスが“ゲルライトスリー”の新作発売 スニーカーファンのSNS投票でデザイン決定

 アシックス(ASICS)はこのほど、スポーツスタイルカテゴリーで、スニーカーファンの投票によって選ばれたデザインを具現化した“ゲルライトスリーオージーコネクト(GEL-LYTE Ⅲ OG CONNECT)”を発表した。アシックスの無料会員サービス「ワンアシックス(OneASICS)」会員向けに、オンラインストアで7月22日に先行発売し、7月29日からは原宿フラッグシップや大阪心斎橋などの店舗で販売する。サイズは23.0〜30.0、31.0を用意し、価格は税込1万5400円。

 “ゲルライトスリー”は、アシックス社員の三ツ井滋之が1990年に手掛けたモデルで、ベロ部を縦に大きく分割し、甲の部分を包み込むようにフィットさせる独自構造“スプリットタン”を採用したのが特徴だ。今回発表したモデルは、デザインチームが消費者趣向からシーズナルカラーを主体としたデザイン6案を制作し、SNSで投票を受け付けて決定したもの。柔らかい風合いのヌバックアッパーに、バニラとスモークグレーの落ち着いた同系色でまとめた。

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今一番売れている女性誌「ハルメク」のシンクタンク部門に聞く 注目の50〜60代市場のつかみ方

 雑誌不況の中で快進撃を続け、現在、女性誌として日本最大部数(2022年6月時点で約44万部)を誇るのが、「50代からの女性誌」を掲げる定期購読誌の「ハルメク」だ。1996年創刊の「いきいき」がその前身で、2016年に「ハルメク」に刷新。同誌を発行するハルメクは、出版事業だけでなくシニア向けの通販や小売りにも取り組んでおり、シニア専門のリサーチやマーケティングを手掛けるシンクタンク「生きかた上手研究所」もグループ内にある。日本女性の過半数が50代以上となり、ファッションやビューティ業界でも50〜60代向けのブランドやサービスの開発が急増しているが、「生きかた上手研究所」の梅津順江所長に、50〜60代市場攻略のヒントを聞いた。

WWD:まずはハルメクの組織について。ハルメクと聞くと雑誌をイメージする人が多いが、実際はシニア世代向けにさまざまな事業を手掛けている。

梅津順江ハルメク「生きかた上手研究所」所長(以下、梅津):雑誌の「ハルメク」が多くの方にとっての入り口になっているが、毎月発行しているカタログ通販誌には約70万人のお客さまがおり、われわれは「シニア女性の生活を丸ごと応援する」といった考え方を持っている。紙の媒体だけでなく、ウェブサイトの「ハルメクWEB」事業も順調に成長しているし、文化事業として旅行やイベント、講座なども行っている。ファッション商品やコスメ、生活用品を集めた小売りの「ハルメク おみせ」は全国の百貨店などに現在7店を出店している。他にも、靴の事業やヘルスケア事業、“終活”関連の事業などもあり、われわれのビジネスはなかなか一言では言い表しづらい。同じような業容を手掛ける企業が見当たらないため、競合企業を聞かれると困ってしまうぐらいだ。

 シニアは日々変化し、進化している。その一例として、コロナ禍以降はデジタルに対する意識も高まっている。だからこそ、われわれも「昨日あったことが今日更新されているか」といった視点を会社として非常に大切にしている。「シニアとはこういうもの」と思い込まないことが非常に重要だ。「昔と比べて今のシニアは〜」といった言い方をする人もいるが、“昔”がいつを指すのかは人によって違うし、1年前どころか、半年前と比較したってシニアの意識や価値観は変わっている。

WWD:シニアの専門商社のようなハルメクの中で、「生きかた上手研究所」はどのような役割を担っているのか。

梅津:「生きかた上手研究所」が立ち上がったのは14年の4月。聖路加国際病院の名誉院長であった、故日野原重明先生の著書「生きかた上手」が研究所名の由来になっている。われわれはハルメクのシンクタンク部門として、社内の編集部門や通販用の商品開発部門などにリサーチ結果やマーケティングデータを共有しているほか、最近はBtoB事業として、外部企業へのシニアマーケットについてのコンサルティングを行ったり、レポートを販売したりもしている。

 われわれの研究所の大きな強みとなっているのが、現在約3800人が登録しているモニター組織の「ハルトモ」だ。15年5月にスタートした組織で、アンケートやインタビューに協力してもらっている。自身の感覚や考えを言葉にするのがうまい人が多く、誌面のライターを務めてくれている人もいる。社内で新規のサービスや事業をスタートする際、「ハルトモ」はなくてはならない存在だ。「ハルメク」誌面でチャレンジ企画を立ち上げるときには、必ず事前に「ハルトモ」の意見を聞いている。

WWD:研究所と外部企業との取り組みにでは、具体的に過去にどのような実績があるのか。

梅津:例えば、「眼鏡市場」とは(シニアグラスの)“アイグレース”を共同開発し、21年11月に発売した。それ以前から「眼鏡市場」は60代女性向けの眼鏡を企画していたが、「なんだかターゲットにはまらない」と感じていたようだ。それで、1年間かけて「ハルトモ」メンバーによるモニター会を3回実施し、ニーズを探った。1年間というのは開発スパンとしてはかなり長期な方で、もっと短期で進むプロジェクトも多い。

 “アイグレース”の開発に関して言えば、とにかくこの世代の女性は欲張りで、そのうえストライクゾーンは狭い。顔の造形や趣味嗜好が1人1人違うのはもちろんだが、かけたときにおしゃれに見えないといけないし、同時に視力は落ちているので機能面の要求も増えている。さらには、「品よく見せたいけど同時に個性もほしい」「安心したいけど冒険も必要」といった無理難題も出てくる。「私はまつ毛のエクステをしているから、まつエクに干渉しない眼鏡でないといけない」といった意見がモニターから出たときは私も驚いたし、ほかに「眉毛の形が若いころより下がっているので、それに合うものがほしい」という声もあった。こうした多様な意見を受けて、“アイグレース”では商品を1つに絞ることなく複数型企画し、さらに店頭で微調整することでカスタマイズできるようにしている。

「シニアは自分をシニアとは思っていない」

WWD:50〜60代市場には近年注目が集まっており、参入する企業も多い。その中で「50〜60代市場のことならハルメクに聞け」というように認知を得ているのは、やはり「ハルトモ」の存在が大きいのか。

梅津:「ハルトモ」組織に加えて、「ハルメク」編集部には読者からのアンケートハガキも毎月2000〜3000枚ほど届いている。編集部主導ではあるが、われわれ研究所もそれらのハガキにも目を通している。今この瞬間に、対象となる層が何を考えているのかをつかもうとする意識は会社全体に強く根付いていると思う。それは、(定期購読や通販という形で)流通を通さずにダイレクトマーケティングを行ってきた企業だからという面が大きい。

 私自身は化粧品会社やリサーチ会社をへて、16年3月にハルメクに入社した。それから6年がたったが、「生きかた上手研究所」がリサーチ結果を社内外に発信してきたことで、世の中全体として50〜60代への理解が進んだという自負がある。私は現場が好きなこともあって、今もオンライン、オフライン合わせて年間800〜1000人ほどに話を聞いている。

WWD:ファッションやビューティ関連企業がこれからシニアマーケットに参入する際、どのような点に気を付けるべきか。

梅津:この世代は自分のことをシニアだなんて少しも思っていない。言葉の選び方として、「『ハルメク』世代の何%が支持しています」といった表現をすると、ファッションや美に関する領域では逆に敬遠されてしまう。自分たちのことを決めつけてほしくないと彼女たちは思っていて、自身がいいと感じたものを買うだけ。だから、「シニア向け」「50〜60代向け」といった表現はファッションなどでは避けた方がいい。一方で“困りごと系”、例えばデジタル関連や健康についての企画や商品は、あえて「50歳からの〜」といった表現を使った方が刺さりやすいといった違いもある。ファッション分野で言えば、服をとにかく沢山持っているのがこの世代の特徴でもある。そこをくすぐる表現として、「今あるアイテムを生かす」「1点足すと着回しの幅が広がる」といったアプローチには好反応が得られるケースが多い。


 「WWDJAPAN」編集部は7月22、29日に、“主役世代(50〜60代)”と“Z世代”にフォーカスを当てた、世代別マーケティングのオンラインセミナーを開催します。22日には、梅津順江ハルメク「生きかた上手研究所」所長も登壇。梅津所長による50〜60代市場のより詳しい分析や、同市場攻略のためのヒントをお聞きになりたい方は、こちらから是非お申し込みください。

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大人の“腹見せ”に取り入れたい3つの着こなし術【2022年春夏トレンド】

 控えめにお腹見せする装いが、大人の女性にも広がってきました。ヘルシーな肌見せは2000年代の“Y2Kファッション”から拡散していますが、ガーリーな雰囲気やルーズに見えやすいスタイリングなだけに、大人の女性が節度を保って取り入れるには、トップス選びやバランスがポイントになります。

 “チラ腹見せ”は世界中の有力ブランドからも相次いで登場していて、2022年春夏ミラノコレクションでは、「MSGM」がY2K風のピンクの腹見せルックを披露しました。ジャケットを重ねてお腹周りの見え加減を抑えるのは、このコーディネートの基本テクニックです。今回は、ロックダウン明けの上海から参考にしたいストリートスナップをピックアップ。レイヤードやトップス選びのポイントをレクチャーします。

レイヤードでさりげなくカムフラージュ

 “チラ腹見せ”といえばクロップド丈のトップスですが、上半身にもう1点プラスすると、立体感が出て効果的です。サマーレイヤードを使えば、素肌をさりげなくカムフラージュできます。

 1枚目の写真は、体にフィットしたクロップド丈のトップスに、長袖のスエットを肩に巻き付けて立体感を出しています。ボトムスと同素材の上下セットアップなので、統一感は申し分なし。袖を正面に垂らして、自然な落ち感も印象付けました。

 ジャケットを羽織るとボリュームが増し、ボディラインがさらに目立ちにくくなります。重ねるジャケット次第で全体のイメージを書き換えられるので、重宝したい着回しです。

 2枚目の写真では、デニムジャケットを羽織ってウエストの前だけをチラ見せ。トップスとパンツを黒でまとめて、クールな表情に仕上げました。さらに、パンツの裾をブーツインして、ジョッパーズ風のシルエットを際立たせています。レッグラインを細く見せる即効性の高い小技も見逃せません。

ブラウスや襟付きシャツでエレガントに肌見せ

 “チラ腹見せ”のキーピースにフェミニンなブラウスを取り入れると、繊細な雰囲気を帯びたスタイリングに様変わりします。

 1枚目の写真は、ゆったりした袖コンシャスのブラウスでありながら、ショート丈という意外さが楽しいトップスに注目。ハイウエストのタイトスカートと合わせて、素肌の見える面積をセーブ。レースのタイツで、脚はほんのり透けて見える程度にとどめました。足元にはメリー・ジェーンを迎えて、愛らしいムードを呼び込んでいます。

 クロップド丈のトップスでなくても、“チラ腹見せ”は試せます。たとえば、シャツの裾を正面で結ぶだけでもOK。大きめの結び目をこしらえれば、くびれが引き立つメリットも期待できます。

 2枚目の写真は、ミニマルな白シャツの前を絞ってチラ腹見せ。裾を無造作に結んで、気負わないムードが漂っています。白シャツならではの“きちんと感”が備わるので、大人の女性も割と取り入れやすいアレンジです。ゆったりめのデニムパンツとも好相性で、リラックスした、エレガントな佇まいに仕上がります。

黒でコンパクトに引き締めてスタイルアップ

 肌見せをする場合、クールな印象に整えると大人っぽいムードをまとえます。そこで役に立つのが黒のトップス。シックな黒特有のイメージが、カジュアル感を遠ざけてくれます。

 1枚目の写真は、クロップド丈のコンパクトなシャツジャケットで仕掛けた“チラ腹見せ”。黒の引き締めパワーが効いています。ボトムスは、メンズライクなデニムパンツでボリュームを出し、ウエスト周りを華奢に見せる効果を発揮しています。

 黒のトップスに、ボトムスもダークトーンでまとめれば、“チラ腹見せ”を大人風味に導くことができます。バッグやサングラスなどのアクセサリーを盛り込んで、視線をそらす作戦も有効です。

 2枚目の写真では、シンプルな黒Tシャツをチョイス。ヘッドスカーフやサングラス、ヘッドホン、斜め掛けバッグと、さまざまな小物を投入して視線を散らしています。ボトムスはワークウエア系のゆったりしたパンツを迎え、タイトなトップスとのボリュームのコントラストを演出。上半身をいっそう小ぶりに見せています。

 今回のスナップのように、レイヤードやきれいめトップス、黒での引き締め効果などを取り入れれば、街中での“チラ腹見せ”のハードルが下がります。今年も暑い日々が続きそうですし、試し甲斐のあるスタイリングです。大人の節度や上品な雰囲気の生かし方をマスターして、夏の後半戦を涼しく軽やかに乗り切っていきましょう。


その他のコーデもチェック!

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「メイベリン」が新形状ブラシのマスカラ発売 ロングなまつ毛をかなえる

 「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は9月3日、新マスカラ“スカイハイ”(全1色、税込1490円)を発売する。

 “スカイハイ”は長く濃密なまつ毛を実現するマスカラで、ブランド史上初となる「スカイリフトブラシ」を採用しており、コームがブラシのように5列のアーチ状に並び、まつ毛を逃さずキャッチ。コンパクトで小回りがきくので、目頭や目尻のまつ毛までしっかりマスカラ液を塗布することができる。マスカラ液をしっかり乗せるブラシと、まつ毛を逃さずに根本から上げるコームの利点を“いいとこ取り”しているのが特徴だ。

 ウォータープルーフで汗や水にも強く、マスカラ液にはまつ毛をロックし自然な上向きまつ毛をキープする独自成分、まつ毛をケアする成分を配合している。

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「メイベリン」が新形状ブラシのマスカラ発売 ロングなまつ毛をかなえる

 「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は9月3日、新マスカラ“スカイハイ”(全1色、税込1490円)を発売する。

 “スカイハイ”は長く濃密なまつ毛を実現するマスカラで、ブランド史上初となる「スカイリフトブラシ」を採用しており、コームがブラシのように5列のアーチ状に並び、まつ毛を逃さずキャッチ。コンパクトで小回りがきくので、目頭や目尻のまつ毛までしっかりマスカラ液を塗布することができる。マスカラ液をしっかり乗せるブラシと、まつ毛を逃さずに根本から上げるコームの利点を“いいとこ取り”しているのが特徴だ。

 ウォータープルーフで汗や水にも強く、マスカラ液にはまつ毛をロックし自然な上向きまつ毛をキープする独自成分、まつ毛をケアする成分を配合している。

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「アンティポディース」から発酵に着目したマスク&美容液が発売

 ニュージーランド発オーガニックスキンケアブランド「アンティポディース(ANTIPODES)」は9月1日、洗い流すタイプのレスキューマスク“アンティポディース フローラ プロバイオティクス スキンレスキュー マスク”(75ml、税込4950円)と美容液“アンティポディース クレド プロバイオティクス セラム”(30ml、同6380円)を公式サイトおよびコスメキッチン全店舗にて発売する。

 アンティポディースは2006 年、ニュージーランドの首都ウェリントンでエリザベス・バーバリッチによって誕生。ニュージーランドで育まれるスーパーフルーツやスーパーフードからキー成分を抽出しているほか、製品のパッケージにも使用されているブランドのアイコンは、生命力にあふれた植物が自生するニュージーランドの森がモチーフになっている。

 新製品はプロバイオティクスや発酵成分の力に着目。“アンティポディース フローラ プロバイオティクス スキンレスキュー マスク”にはプロバイオティクスの1種であるカリビオームセンシティブを配合。“アンティポディース クレド プロバイオティクス セラム”には竹由来の発酵成分や、発酵茶として知られるコンブチャなどを配合した。

どちらの製品もコスモス認証を取得したエッセンシャルオイルを使用しており、マスクはワイルドローズとラベンダーの香り、セラムは青りんごの香りが楽しめる。

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「アディダス オリジナルス」が“オールウェイズ オリジナル”2022年秋冬シーズンの第1弾コレクションを発売

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、全ての人のためにデザインしたコレクション“オールウェイズ オリジナル(ALWAYS ORIGINAL)”の2022年秋冬シーズンの第1弾コレクションを発表した。現在、「アディダス」の公式オンラインストアやアプリ、直営店などで販売している。
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 “オールウェイズ オリジナル”は、女性やノンバイナリーの人々の多面的なアイデンティティーに敬意を表して2021年にスタートしたコレクションだ。今回は、誰もが恥じることなく本当の自分であることを感じられ、 気分に合わせて自己表現を楽しむことのできるアイテムをラインアップ。背面に“ALWAYS ORIGINAL”のグラフィックを配した直営店限定のブレザー(税込1万9800円)をはじめ、前面にレースのデザインを施したドレス(同7700円)やフーディー(同1万3200円)、スニーカー“フォーラム ロー(FORUM LOW)”(同1万2100円)、サンダル“アディレッタ(ADILETTE)”(同4730円)などをそろえる。

 キービジュアルには、前シーズン同様グラフィックデザイナーやイラストレーターとして活躍するナオミ・オオツらを起用した。

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「アディダス オリジナルス」が“オールウェイズ オリジナル”2022年秋冬シーズンの第1弾コレクションを発売

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、全ての人のためにデザインしたコレクション“オールウェイズ オリジナル(ALWAYS ORIGINAL)”の2022年秋冬シーズンの第1弾コレクションを発表した。現在、「アディダス」の公式オンラインストアやアプリ、直営店などで販売している。
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 “オールウェイズ オリジナル”は、女性やノンバイナリーの人々の多面的なアイデンティティーに敬意を表して2021年にスタートしたコレクションだ。今回は、誰もが恥じることなく本当の自分であることを感じられ、 気分に合わせて自己表現を楽しむことのできるアイテムをラインアップ。背面に“ALWAYS ORIGINAL”のグラフィックを配した直営店限定のブレザー(税込1万9800円)をはじめ、前面にレースのデザインを施したドレス(同7700円)やフーディー(同1万3200円)、スニーカー“フォーラム ロー(FORUM LOW)”(同1万2100円)、サンダル“アディレッタ(ADILETTE)”(同4730円)などをそろえる。

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「ミハラヤスヒロ」のスマホショルダー 日本製クライミングロープを用いて、サコッシュやコインケースも付属可能

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO以下、ミハラヤスヒロ)」はこのほど、“ヨセミテストラップ”と初コラボしたスマホショルダーなど5商品を発売した。「ミハラヤスヒロ」の直営店と、両者の公式オンラインストアで販売中だ。

 価格はスマホショルダーが1万5400円(税込、以下同)〜、リサイクルナイロンを使⽤したサコッシュが9900円、コインケースが8800円。それぞれに、三原康裕デザイナーの⼿書きメッセージをプリントする。また、サコッシュとコインケースはスマホショルダーに取り付けることができる。

 “ヨセミテストラップ”は、クライミングロープを用いたカメラストラップで知られる。ロープは⽇本の職⼈が⼀本⼀本編んだもので、本来の用途に即した頑丈さを持つ。表裏がなく、調節時に縛っても跡が残らないのも特徴だ。

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ファミマの200万枚超えの大ヒットマスクに新タイプ

 ファミリーマートはこのほど、累計200万枚を販売した「プーマ(PUMA)」の布マスクをリニューアルした。

 同マスクは2020年12月から販売しており、ノーズクリップ付きであることや、着け心地を重視した立体構造などの特徴が支持を集め、一時は売り切れ状態になるほどの人気を集めた。ファミリーマート限定で販売しており、これまで累計200万枚以上売れている。新マスクは抗菌防臭機能付きで繰り返し使用可能で、「プーマロゴ」をシルバーに変更している。価格は825円(税込み)。全国のファミリーマートで販売中だ。

 製造元は、伊藤忠商事傘下のロイネ。繊維カンパニー出身の岡藤正広会長CEOは「業界・業態を横断したマーケットイン」を掲げており、グループ企業同士のファミマとロイネが連携し、大ヒットしたマスクは、そうした成功事例の一つになる。

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ファミマの200万枚超えの大ヒットマスクに新タイプ

 ファミリーマートはこのほど、累計200万枚を販売した「プーマ(PUMA)」の布マスクをリニューアルした。

 同マスクは2020年12月から販売しており、ノーズクリップ付きであることや、着け心地を重視した立体構造などの特徴が支持を集め、一時は売り切れ状態になるほどの人気を集めた。ファミリーマート限定で販売しており、これまで累計200万枚以上売れている。新マスクは抗菌防臭機能付きで繰り返し使用可能で、「プーマロゴ」をシルバーに変更している。価格は825円(税込み)。全国のファミリーマートで販売中だ。

 製造元は、伊藤忠商事傘下のロイネ。繊維カンパニー出身の岡藤正広会長CEOは「業界・業態を横断したマーケットイン」を掲げており、グループ企業同士のファミマとロイネが連携し、大ヒットしたマスクは、そうした成功事例の一つになる。

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鞄と海の街、豊岡発のスクールリュック「ウミ」は漁網をリサイクル

 兵庫県豊岡市を拠点に鞄の製造販売を行うアートフィアーが、廃棄漁網をリサイクルしたスクールリュック「ウミ(UMI)」を発表した。

 豊岡市は鞄の生産量が日本一であり、美しい海でも知られる。兵庫県鞄工業組合による地域団体商標「豊岡鞄」は現在、「100年後も豊かな海と鞄に支えられた街であるために」をモットーに掲げ、廃漁網を有効利用する取り組みを行っている。「ウミ」も組合の審査により、その品質や強度が認定されている。主素材には再生した廃棄漁網を使用し、1180グラムと軽量ながらも大容量で学校生活に必要な荷物が収まる。23の機能を備え、安全性や長く使うことにも配慮して設計されている。製品の売り上げの一部はアートフィアーが参加する、海洋プラスチックごみ問題に取り組む一般社団法人アライアンス・フォーザ・ブルーに寄付される。

 9月7日から27日まで、伊勢丹新宿店本店6階のランドセル売場で期間限定販売会を実施予定。また、7月中旬からは城崎マリンワールド館内のミュージアムで廃棄漁網の問題や、課題解決として同工業組合として取り組んでいる廃棄漁網ナイロン素材を使った製品の紹介などを行う。

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「オルビスユー」が夏祭りをテーマにした体験イベント 水みくじや基礎体力を上げるヨーヨー釣りなど

 「オルビス(ORBIS)」は8月1日~22日、「オルビスユー夏マツリ」を東京・表参道にある体験特化型施設「スキンケア ラウンジ バイ オルビス(SKINCARE LOUNGE BY ORBIS)」で開催する。全面刷新するエイジングケアシリーズ“オルビスユー”(ORBIS U)の先行体験イベントで、製品の先行体験や購入のほか、ヨーヨー釣りやスマートボールといった夏祭りらしいゲームも用意する。

 会場では風鈴のディスプレイやのれんなど夏祭りの世界観を表現した外観で自由に写真撮影ができるほか、運勢とともにぴったりなスキンケアアイテムが浮かび上がる水みくじを用意。ラッキーアイテムを実際に試せるタッチ&トライ、本イベント限定ドリンクの販売も行われるほか、3000円以上の製品購入でイベント限定オリジナルハンカチをプレゼントする。

 2階ではヨーヨー釣りやスマートボールなど基礎体力を鍛えるゲームを用意。スマートボールでは高得点を獲得すると“オルビスユー エッセンスローション”の現品が当たる。ほか、浴衣での来場者にはチェキの無料撮影を行うほか、SNSへの投稿でサンプルをプレゼントする企画も実施する。

 8月23日にリニューアル発売する「オルビスユー」シリーズは肌の基礎体力に着目。医薬部外品のブースター洗顔、ローション、ジェルクリームをラインアップする。

■オルビスユー夏マツリ
日程:8月1〜22日
時間:ラウンジ10:00~20:00、ジュースバー8:00~20:00
場所: SKINCARE LOUNGE BY ORBIS
住所:東京都港区南青山5-7-1
入場料:無料

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「H&M」原宿店が閉店へ 14年の営業に幕

 H&Mジャパンは、原宿店を8月2日で閉店する。公式ツイッターなどで発表した。2008年に日本2号店としてオープンした同店は14年弱で営業を終えることになる。

 原宿店は08年11月8日のオープンの際、「H&M」と「コム デ ギャルソン」によるコラボレーション商品を世界先行発売し、雨が降るなか1500人以上が並んで大きな話題になった。当時、2カ月前にオープンした日本1号店の銀座店(08年9月開店、18年7月閉店)も入店のための行列が絶えないなど、「H&M」は社会現象になっていた。翌09年には「H&M」原宿店の隣接地に「フォーエバー21」の日本1号店オープンして、ファストファッションブームは最高潮に達した。

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「H&M」原宿店が閉店へ 14年の営業に幕

 H&Mジャパンは、原宿店を8月2日で閉店する。公式ツイッターなどで発表した。2008年に日本2号店としてオープンした同店は14年弱で営業を終えることになる。

 原宿店は08年11月8日のオープンの際、「H&M」と「コム デ ギャルソン」によるコラボレーション商品を世界先行発売し、雨が降るなか1500人以上が並んで大きな話題になった。当時、2カ月前にオープンした日本1号店の銀座店(08年9月開店、18年7月閉店)も入店のための行列が絶えないなど、「H&M」は社会現象になっていた。翌09年には「H&M」原宿店の隣接地に「フォーエバー21」の日本1号店オープンして、ファストファッションブームは最高潮に達した。

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輝きに満ちた「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」の2022-23年秋冬オートクチュール パリ現地取材リポートVOL.3

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のショー会場は、1800年代にオープンしたサル・プレイエル(Salle Pleyel)の小さなホール。スポットライトで作るランウエイの両側に客席を設け、落ち着いた雰囲気の中でショーを行った。今季のタイトルは「輝き」。さまざまな手法を使い、92体すべてのルックでそれを表現した。

 着想源は、1920年代。ポーランド出身の画家、タマラ・ド・レンピッカ(Tamara de Lempicka)のような強い意志を持ち自立した聡明な女性の姿からイメージを広げた。コレクションの軸となったのは、コンパクトでありながら構築的な肩が特徴のテーラリングと、スッキリしたロングラインやふんわりとしたボリュームで描くドレス。夜空をほうふつとさせる黒や深い紺に、鮮やかなピンクとブルーが彩りを添える。

 ジャケットは、幾何学模様や東洋的なモチーフを描いたジャカードや「アルマーニ」らしいベルベットで仕立て、クリスタルやスパンコールのパイピングで輝きをプラス。そこに、ラメの入ったシルクオーガンジーや光沢のあるシルクファイユのパンツやスカートを合わせている。一方、ドレススタイルは、クリスタルメッシュを用いたり、全面にスパンコール刺しゅうを施したりしたものから、チュールの上にビーズやクリスタルをあしらったものまで多彩。きらめきながら揺れるビーズフリンジや、立体的な花のディテールも印象的だ。

 


 

 2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークが7月4日から7日までに開催された。今季からは、ついに公式スケジュールに名を連ねる全てのブランドがリアル発表を再開。世界中からVIP顧客やセレブリティーもパリに戻り、華やかなムードに包まれた4日間のファッションの祭典から、注目ブランドのショーリポートをお届け!

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「ニューバランス」がスニーカー“237”の新色を発表 ベージュとグリーン、グレーの3色

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“237”から2022年秋冬シーズンの新色を発表した。価格は税込1万340円で、ベージュとグリーン、グレーの3色を用意。既に「ニューバランス」の公式オンラインストアや一部店舗で販売中だが、グレーのみ8月末の発売となる。

 “237”は、1982年発売のランニングシューズ“420”とスポーツ用シューズ“ゲイター(GATOR)”、85年発売のスニーカー“1500”という3モデルのデザインを融合し、2021年3月にデビューしたばかりのスニーカーだ。今回の新色は、どれも秋冬シーズンらしいカラーリングに仕上がっている。

 キャンペーンビジュアルには、俳優やモデルとして活躍する朝比奈彩と、俳優・窪塚洋介の息子で同じく俳優の窪塚愛流を起用した。

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「ニューバランス」がスニーカー“237”の新色を発表 ベージュとグリーン、グレーの3色

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“237”から2022年秋冬シーズンの新色を発表した。価格は税込1万340円で、ベージュとグリーン、グレーの3色を用意。既に「ニューバランス」の公式オンラインストアや一部店舗で販売中だが、グレーのみ8月末の発売となる。

 “237”は、1982年発売のランニングシューズ“420”とスポーツ用シューズ“ゲイター(GATOR)”、85年発売のスニーカー“1500”という3モデルのデザインを融合し、2021年3月にデビューしたばかりのスニーカーだ。今回の新色は、どれも秋冬シーズンらしいカラーリングに仕上がっている。

 キャンペーンビジュアルには、俳優やモデルとして活躍する朝比奈彩と、俳優・窪塚洋介の息子で同じく俳優の窪塚愛流を起用した。

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縫製のヴァレイが「ケモノジャパン」と協業 デザイナー支援事業を活用

 アパレル縫製のヴァレイ(奈良県上牧町、谷英希社長)は、アパレルブランド「ケモノジャパン」との共同運営でファーストコレクションの受注受付を6月24日から始めた。同社が手がけるデザイナー支援のプラットフォーム「新(アラタシ)」を活用し、デザインから生産、販売までサポートする。ルックモデルには「水曜日のカンパネラ」2代目ボーカリストの詩羽と、アイドルグループ「ヤなことそっとミュート」の間宮まにを起用する。

 「ケモノジャパン」はデザイナーのI.P.Uのブランドで2015年にデビュー。バンクーバー、パリでショーやインスタレーションを開催するなど、日本の要素を取り入れたアバンギャルドなスタイルが国内外から高い支持を得ている。

 一方、「アラタシ」は若く才能のあるブランドを発掘し、同社のリソースと生産背景を使って、生産から販売、配送までを一気通貫で支援するサービス。今回の共同運営について谷社長はこう語る。

 「17年ごろから加工を請け負ってきたが、非常に独創的なデザインで、デザイナーの才能を高く評価していた。ケモノジャパンに対して、当社の生産リソースを提供することによって、ブランドの価値をより最大化することができるのではないかと考え、今回の共同運営に至った」

 ファーストコレクションとなる今シーズンのテーマは、「未来に向けたバーチャル空間と機能性。少し先の未来に続く物語。」。少し先の未来をイメージしたデザインで、生地の機能性やカッティングに徹底的にこだわった。無重力のような着心地の良さと立体的なシルエットが特徴だ。

 ルックモデルに起用した「水曜日のカンパネラ」の主演・歌唱担当の詩羽は、芸術系の大学でデザインの勉強をしながらモデルも務める。女性アイドルグループ・ヤなことそっとミュートのメンバーである間宮まにも、アイドルとして音楽活動をしながら神秘的なルックスが人気。ふたりの同時キャスティングにより、ケモノジャパンらしい世界観と個性あふれるルックス、ブランドの力強さを引き立てるスタイリングが実現した。

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「クリニーク」が初のメタバースキャンペーンを展開 NFTメイクアップで多様性を尊重

 「クリニーク(CLINIQUE)」は、8888体の女性やノンバイナリーのアバターコレクションを集めたNFTコレクション「ノンファンジブルピープル(Non-Fungible People)」などを展開するDaz 3D社とパートナーシップを組み、ブランド初となるNFTメイクアップキャンペーン「メタバース モア ライク アス(A Metaverse More Like Us)」をメタバース上で展開する。メタバース上で多様性を尊重したコミュニティーを構築することで、“前向きな価値観を作り出すリーダー”としてブランドを位置付けていく。

 ブランドによると、メタバース上では女性のユーザーやクリエイターはわずか20%にしか満たず、女性のNFTアーティストにおいては16%以下という現状だという。また、有色人種や障害を持つアバターの価値は現段階ではほかと比べても低く、表現の多様性に向けての改善点は多い。「メタバース モア ライク アス」では、デジタルの世界でマイノリティなコミュニティーにもスポットを当てていく予定だ。

 さらにメイクアップキャンペーンでは、“リアルではない美の基準”に挑戦して個の美しさを表現するため、世界的なメイクアップアーティストのテス・デリ―、シーカ・デイリー、エミラ・ディ・スペインとコラボレーション。肌の色や顔の形、ヘアスタイルに合うように、それぞれ2種のメイクルックを用意する。これらNFTメイクアップルックは、ランダムに選ばれた各セット1968体の「ノンファンジブルピープル」アバター所有者に提供され、アバター所有者はメイクルックを自身のアバターに使用できる。1つ目のルックセットは7月13日にリリースされ、その後も8月から毎月新しいメイクルックをリリースする予定。

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「ジルスチュアート ビューティ」からヘアアイテム3品発売 華やかなデザインのヘアブラシや1品5役のヘッドクレンズ

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は9月16日、幸福感を与えるホワイトフローラルの香りが特徴のライフスタイルシリーズからヘアアイテム3品を登場させる。

 ナイロン毛と天然毛をミックスした“ヘアブラシ”(税込3960円)は、髪のキューティクルを滑らかにして美しい艶髪に導く。頭皮のマッサージとしても活用でき、地肌のこりをほぐすことも可能だ。ブラシの背面はブランドを象徴するクリスタルとスカラップ型のネックスをデザインし、持ち手はビンテージのタッセルをイメージしている。

 そのほか、“ヘアオイル リペア&グロウ ホワイトフローラル”(60mL、税込3300円)は、キューティクルコート成分や植物由来の毛髪補修成分を配合し、髪のダメージを補修して髪表面を滑らかに整える。また、アルガンオイルやアーモンドオイル、アボカドオイルなど7種のボタニカルオイルとカカオバターが髪を乾燥から守って潤いを与えてくれる。クリームタイプのヘアケアアイテム“ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル”(税込3630円)は、1品でシャンプー・コンディショナー・トリートメント・頭皮ケア・ヘッドスパの5役を担うマルチアイテム。頭皮の余分な皮脂や汚れを取り除き、髪に潤いを与えながら洗い上げる。

 ヘアオイルとヘッドクレンズは、柔らかい香りのピーチやストロベリー、そしてクリーンさが漂うリリー、ミュゲ、オレンジフラワー、ラストにリラックス感をもたらすセダーウッドやベチバーに包まれるホワイトフローラルの香り。

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金山大成の「サブレーションズ」がバーニーズニューヨーク銀座本店でポップアップ

 金山大成がディレクションするEC主軸のブランド「サブレーションズ(SUBLATIONS)」は7月16〜24日にバーニーズニューヨーク銀座本店でポップアップストアを実施する。

 「サブレーションズ」は金山と、銀座のテーラーや国内アパレルで経験を積んだデザイナーの中村泰貴氏のデュオにより2020年秋にスタートしたユニセックスブランド。シーズンサイクルに捉われず、コンセプトを重視した「セクション」という形で、まとまったコレクションを不定期的にローンチしており、 “秩序と混沌”“緊張と弛緩”といった相反する要素を商品やスタイリングで表現している。

 今回のポップアップストアでは“喧騒と静寂”がテーマの「セクション07」の先行予約会も実施。同ポップアップ限定アイテムとしてMA-1を用意する。

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ビームスが愛知県と名古屋の魅力を発信する「大名古屋展2022」 全国4カ所で開催

 ビームス(BEAMS)は、愛知県と名古屋の魅力を発信するプロジェクト「大名古屋展2022」を7月15日〜8月16日に開催する。名古屋店と京都店、新宿店、渋谷店の4カ所で行う。

 イベントは、愛知県と名古屋の人と馴染みがある企業や団体、スポーツチームとコラボレーションし、地元や日本全国の人に向けて、同県の魅力を届けることを目的としている。3回目となる今回は、「芸どころ」である文化や芸能に着目。サッカーチームの名古屋グランパスエイトと協業したTシャツや、東海ラジオ放送との特別番組「ビームズ ダイナゴヤ ラジオ(BEAMS DAINAGOYA RADIO)」、トヨタ自動車と企画した名古屋のドライビングマップを公開するなど、さまざまな取り組みを行っている。

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モード好きが集う古着屋「ウィッティー ビンテージ」 名物オーナーのおすすめコーデも紹介

 目黒区・祐天寺に店を構える「ウィッティー ビンテージ(Witty Vintage)」。スタイリストやエディターなど、モード好きの心を掴むセレクトに定評があり、オリジナル商品の製作や環境問題にも積極的に向き合っている。自身のSNSでもスタイリングやサステナブルなライフスタイルを発信している赤嶺れいこオーナーが登場。ブランディングや社会問題との向き合い方、古着をモダンに着こなすコーディネートなどを提案してもらった。

モードラバーを引きつけるセレクト

 「ウィッティー ビンテージ」は、オンラインストアのみで販売を開始し、2020年に目黒区・祐天寺に実店舗をオープンした。買い付けは夫の赤嶺優樹・共同オーナーが担当し、イベントの企画やオンラインストアのコーディネートなどをれいこオーナーが行っている。「主にアメリカ全土から買い付けてきたものが多いですね。店内には、ショップのコンセプトである“ウィット”に富んだ古着を並べていて、大人でも楽しめるデザインやサイズのアイテムをセレクトしています」とれいこオーナー。買付けは現地のフリーマーケットやディーラーの倉庫に足を運んだり、ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe)などスタイルアイコンが着ていた服をリサーチし、気になるブランドの中から、当時のランウエイを見てヒントを得ているという。

 客層は30〜50代。フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が手掛けていた「セリーヌ(CELINE)」や、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のアーカイブなど時代を超えても愛されるウエアが豊富であることから、ファッション業界人や感度の高い女性から厚い支持を寄せられている。入口付近には主にシーズンに合わせたアイテムや、その時に自分たちが提案したい商品を並べているという。そのほかには定番商品としてミリタリーウエアやジーンズ、バンドTシャツ、インディアンジュエリーなどユニセックスで楽しめるものも販売している。

地球環境への真摯な取り組み

 「ウィッティー ビンテージ」が注目されているもう一つの魅力は、環境問題との向き合い方だ。地球温暖化の現状を知り、自分たちができることをまずは始めてみようと思ったのがきっかけだという。「SNSではお客さまにマイバッグを持参するよう呼びかけたり、通販用のショッパーは、100%とうもろこし由来の原料を使った独自開発のものを取り入れたりしています。実は店内の電気も再生可能なエネルギーを使っているんですよ」。また、インドの繊維工場で廃棄される残布を組み合わせたキルト地のブランケット(Mサイズ、同2万7500円/Lサイズ、同3万5200円)や、「バグー(BAGGU)」と協業したエコバッグ(同2860円)もオリジナル商品として製作している。

自身の悩みから製作したオリジナル商品 

 古着の販売に加えて、オリジナル商品も販売している。最近では、れいこオーナーが「プラージュ(PLAGE)」と共同開発したアンダーウエアとブラカップ付きのタンクトップが好評だ。「私が思春期の頃から抱えている体形へのコンプレックスがきっかけで、製作に至りました。アンダーウエアは、さまざまな体形の人が快適に着られるようにアンダーバストのサイズを増やし、インナーとしても活用できるデザインに仕上げました。タンクトップもアンダーウエア同様にバックホックを4つにし、ヘルシーな着こなしができるように胸もとや脇下、背中の開き具合にもこだわっています」。

オーナーがおすすめするコーディネート

 れいこオーナーは、自身のインスタグラムで古着を取り入れたコーディネートを提案している。力強いイメージのインディアンジュエリーや、ヒールシューズを取り入れて、大人の女性らしさを引き出すように意識しているのが彼女流の着こなしだ。オンラインストアでは170cmのモデルを起用しているが、自身の小柄な体形を生かし、低身長の人でも商品のデザインやシルエットが分かるように心掛けているという。

 「パレードパンツは、その名の通りパレードをする時に履くもので、サイドにラインが入っているのが特徴。かなりハイウエストなので、脚長効果が狙えるんです。華奢なヒールサンダルや小物と合わせることで、こういうカジュアルなアイテムも女性らしい印象になります」

 「1970年代のワークウエアブランドによるカウボーイスラックス。ワンサイズのみの取り扱いですが、大きい人は細めのベルトでぎゅっと巻くのがおすすめです。ボリュームのあるサンダルを履くなら、透け感のあるトップスを選ぶなどしてバランスを取るのがいいですね」

■ウィッティー ビンテージ
住所:目黒区五本木2-13-1 1階
時間:13:00〜18:00
定休日:不定休

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ミキが語る“勝負服”の眼鏡とスーツ 亜生と昴生の対照的なファッション観

ミキ

ミキは兄の昴生と弟の亜生による、吉本興業所属のお笑いコンビ。京都府京都市出身。芸人としてのキャリアをスタートさせていた昴生に、亜生が合流する形で2012年4月結成。16年に第46回NHK上方漫才コンテストで優勝。翌年から、M-1グランプリの決勝戦に2年連続で進出し、全国に名前が知られる存在に。19年に活動の拠点を東京に移す。バラエティ番組等への出演のほか、昴生はドラマ「恋は続くよどこまでも」(TBS系)にレギュラー出演、亜生も映画「ライオンキング」の吹き替え版でティモン役を演じ、ユニクロのテレビCMへ出演するなど活躍の幅を広げてきた。

 兄の昴生、弟の亜生によるお笑いコンビ・ミキのトレードマークといえば、眼鏡とスーツである。漫才を披露する際には二人ともオーダーメードのスーツ姿で舞台に立つこだわりようだ。さらに今年4月にパリミキの宣伝部長に就任し、5月にはコラボ眼鏡を発売した。彼らの勝負服ともいえるスーツと眼鏡へのこだわりや、ファッション観について聞いた。

眼鏡をかけていなかった意外な過去

WWD:二人が眼鏡をかけ始めたのはいつ?

昴生:眼鏡は同時期くらいで、僕が高校生、亜生が中学生でしたね。亜生は単純にゲームのやり過ぎで視力が落ちて、眼鏡をかけなあかんようになって。僕は視力は良かったんですけど伊達眼鏡に憧れがあって、街で売ってる1000円くらいの安いやつをかけ始めたんです。視力が落ちきてからはちゃんとした眼鏡をかけるようになりましたね。

亜生:僕はサッカーをしてたんでコンタクトもしましたけど、眼鏡が好きなので基本ずっとかけていますね。逆に僕は伊達眼鏡かけてる奴、めっちゃ嫌いやったんですよ。こっちは生活かかってるのに、何を学校に伊達眼鏡かけてきてんねん!って言ってたくらい。

WWD:眼鏡をやめようと思ったことはない?

昴生:結成してすぐの頃はありましたね。亜生がお客さんの顔見たら緊張するって言うから、亜生は眼鏡を外して出てたんですよ。僕も同じ理由で、眼鏡のレンズだけ外してました。でも、お客さんが笑ってるのか分からへんし、眼鏡の跡くっきりついたまま出るから変やし、結局二人ともすぐ眼鏡に戻りましたね。

WWD:眼鏡を選ぶ際のこだわりは?

亜生:僕の場合、横長でカクカクの眼鏡にすると顔がキツく見えちゃうので、なるべく丸いやつを選んでますね。あと、華奢なフレームのものが多いです。どんな服にも合わせやすいし、夏に縁の太いのやと暑いので。僕は眼鏡がほんまに好きなので、多分40〜50は持ってると思います。

昴生:亜生がシュっとした眼鏡をかけてるから、僕は逆にフレームがしっかりあって、ちょっと横長みたいなのにしてます。

最近のお気に入りトップ3を紹介

スーツは漫才モードに切り替えるスイッチ

WWD:スーツを初めて作ったのはいつ?

昴生:コンビを組んで半年くらいからですね。僕らが出演していたNGK(なんばグランド花月)の舞台ってスーツがめっちゃ合うんです。それに見栄えは大事ですから、おそろいで作ったほうがええんちゃうかっていうことで、大阪の芸人がよく利用してるツキムラっていう店でオーダーしました。

WWD:茶色が昴生さんで緑が亜生さんというカラーはどのようにして決まった?

昴生:もともと僕が緑のつもりやったんです。でも、当時は彼女だった嫁が「緑は亜生の方が似合う、あんたじゃない」って言って。じゃあどうしようかなって時に、千鳥のノブさんが茶色のスーツを着ていて、ええなと思って茶色にしました。

WWD:どんなときにスーツを作る?

昴生:僕らは年始に心機一転、頑張るぞっていう気持ちでスーツを作ってるんです。これまで作ったのは7〜8着くらい。昔はお金がなかったんで、海外の通販で1万円くらいで作ったりしましたね。2〜3年前からは、知り合いのデザイナーに頼んでます。前回は2パターン作って、今年はネイビーのスリーピースにしました。

亜生:体形によってジャケット襟の太さとか、後ろの切り込みがある方がいいのかが変わってくるので、おそろいで作ったスーツでも、お兄ちゃんと僕とでは作りが全然違います。デザイナーがこだわってくれた、ほんまのオーダーメードです。

WWD:漫才師のお二人にとって、スーツとは?

亜生:仕事着です。舞台が終わったらなるべくすぐ脱ぐようにしてますね。舞台だけでのスイッチなので、着たままだとリラックスできへんなって。

昴生:仕事のユニホームですね。僕は漫才でスーツ着る時は、靴も靴下も変えて漫才モードに気持ちを切り替えるんです。漫才のためのユニホームやから、それ以外のテレビの収録ではよほどのことがない限り、スーツは着ないようにしていますね。

トレンド好きの亜生と無頓着な昴生

WWD:普段はどんなお店で買い物している?

亜生:セレクトショップの「ビショップ(BSHOP)」で大体買っていますね。最近は釣りをするから「ダイワ(DAIWA)」のアパレルブランドの「ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)」も好きです。涼しいし速乾性もあって機能的なのに、そのまま街にも行けるから、そればっかり着ていますね。

昴生:僕は正直、こういうインタビューが申し訳ないくらいファッションに無頓着なんです。「ビショップ」と「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ダントン(DANTON)」しか行かないですね。亜生に「ビショップ」を教えてもらってから、夫婦でずっと行ってます。

WWD:昴生さんは亜生さんから影響を受けることが多い?

亜生:僕は流行してるものが好きやから。でも、中学のときはお兄ちゃんの方がめっちゃおしゃれやったんですよ。

昴生:昔は音楽も色々聴いてたし、古着も好きやったんですけどね。つい最近まで、高校の時のTシャツとか着てましたから。でも周りに「テレビに出てるんやから、いい服着なさいよ」って言われて、一番近い亜生に相談するようになりましたね。

WWD:デートや合コンなど、モテたいシーンではどんな服を選ぶ?

亜生:僕はきれいに見せるのなら、ネイビーのセットアップが一番手っ取り早いと思いますね。中に白のTシャツを着たらそれだけでサマになるので。

昴生:僕は眼鏡を変えます。服は畳んであるものを上から選んでるんですけど、眼鏡はちゃんと選びますね。眼鏡でおしゃれしようと思うようになったのも、パリミキさんとの仕事でいろいろ教えてもらってからです。最近は嫁とデートする時に、サングラスをかけるようになりました。

WWD:最後にこの夏、気になるアイテムは?

亜生:膝下くらいの短パンです。好きで買ったはいいものの、合わせ方を間違えると中学生に見えそうで、履く勇気がまだないんですよね。でも気になるアイテムです。

昴生:僕は映画のグッズが好きなんで「スターウォーズ(STAR WARS)」や「ジュラシック パーク(JURASSIC PARK)」のTシャツを着たいですね。あと、ディズニーも好きなので、普段はディズニーストアで作ったTシャツも着てます。この間も嫁とアロハシャツを買いに行って、ペアルックでディズニーデートして、キスしました。

亜生:キモっ!

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ミキが語る“勝負服”の眼鏡とスーツ 亜生と昴生の対照的なファッション観

ミキ

ミキは兄の昴生と弟の亜生による、吉本興業所属のお笑いコンビ。京都府京都市出身。芸人としてのキャリアをスタートさせていた昴生に、亜生が合流する形で2012年4月結成。16年に第46回NHK上方漫才コンテストで優勝。翌年から、M-1グランプリの決勝戦に2年連続で進出し、全国に名前が知られる存在に。19年に活動の拠点を東京に移す。バラエティ番組等への出演のほか、昴生はドラマ「恋は続くよどこまでも」(TBS系)にレギュラー出演、亜生も映画「ライオンキング」の吹き替え版でティモン役を演じ、ユニクロのテレビCMへ出演するなど活躍の幅を広げてきた。

 兄の昴生、弟の亜生によるお笑いコンビ・ミキのトレードマークといえば、眼鏡とスーツである。漫才を披露する際には二人ともオーダーメードのスーツ姿で舞台に立つこだわりようだ。さらに今年4月にパリミキの宣伝部長に就任し、5月にはコラボ眼鏡を発売した。彼らの勝負服ともいえるスーツと眼鏡へのこだわりや、ファッション観について聞いた。

眼鏡をかけていなかった意外な過去

WWD:二人が眼鏡をかけ始めたのはいつ?

昴生:眼鏡は同時期くらいで、僕が高校生、亜生が中学生でしたね。亜生は単純にゲームのやり過ぎで視力が落ちて、眼鏡をかけなあかんようになって。僕は視力は良かったんですけど伊達眼鏡に憧れがあって、街で売ってる1000円くらいの安いやつをかけ始めたんです。視力が落ちきてからはちゃんとした眼鏡をかけるようになりましたね。

亜生:僕はサッカーをしてたんでコンタクトもしましたけど、眼鏡が好きなので基本ずっとかけていますね。逆に僕は伊達眼鏡かけてる奴、めっちゃ嫌いやったんですよ。こっちは生活かかってるのに、何を学校に伊達眼鏡かけてきてんねん!って言ってたくらい。

WWD:眼鏡をやめようと思ったことはない?

昴生:結成してすぐの頃はありましたね。亜生がお客さんの顔見たら緊張するって言うから、亜生は眼鏡を外して出てたんですよ。僕も同じ理由で、眼鏡のレンズだけ外してました。でも、お客さんが笑ってるのか分からへんし、眼鏡の跡くっきりついたまま出るから変やし、結局二人ともすぐ眼鏡に戻りましたね。

WWD:眼鏡を選ぶ際のこだわりは?

亜生:僕の場合、横長でカクカクの眼鏡にすると顔がキツく見えちゃうので、なるべく丸いやつを選んでますね。あと、華奢なフレームのものが多いです。どんな服にも合わせやすいし、夏に縁の太いのやと暑いので。僕は眼鏡がほんまに好きなので、多分40〜50は持ってると思います。

昴生:亜生がシュっとした眼鏡をかけてるから、僕は逆にフレームがしっかりあって、ちょっと横長みたいなのにしてます。

最近のお気に入りトップ3を紹介

スーツは漫才モードに切り替えるスイッチ

WWD:スーツを初めて作ったのはいつ?

昴生:コンビを組んで半年くらいからですね。僕らが出演していたNGK(なんばグランド花月)の舞台ってスーツがめっちゃ合うんです。それに見栄えは大事ですから、おそろいで作ったほうがええんちゃうかっていうことで、大阪の芸人がよく利用してるツキムラっていう店でオーダーしました。

WWD:茶色が昴生さんで緑が亜生さんというカラーはどのようにして決まった?

昴生:もともと僕が緑のつもりやったんです。でも、当時は彼女だった嫁が「緑は亜生の方が似合う、あんたじゃない」って言って。じゃあどうしようかなって時に、千鳥のノブさんが茶色のスーツを着ていて、ええなと思って茶色にしました。

WWD:どんなときにスーツを作る?

昴生:僕らは年始に心機一転、頑張るぞっていう気持ちでスーツを作ってるんです。これまで作ったのは7〜8着くらい。昔はお金がなかったんで、海外の通販で1万円くらいで作ったりしましたね。2〜3年前からは、知り合いのデザイナーに頼んでます。前回は2パターン作って、今年はネイビーのスリーピースにしました。

亜生:体形によってジャケット襟の太さとか、後ろの切り込みがある方がいいのかが変わってくるので、おそろいで作ったスーツでも、お兄ちゃんと僕とでは作りが全然違います。デザイナーがこだわってくれた、ほんまのオーダーメードです。

WWD:漫才師のお二人にとって、スーツとは?

亜生:仕事着です。舞台が終わったらなるべくすぐ脱ぐようにしてますね。舞台だけでのスイッチなので、着たままだとリラックスできへんなって。

昴生:仕事のユニホームですね。僕は漫才でスーツ着る時は、靴も靴下も変えて漫才モードに気持ちを切り替えるんです。漫才のためのユニホームやから、それ以外のテレビの収録ではよほどのことがない限り、スーツは着ないようにしていますね。

トレンド好きの亜生と無頓着な昴生

WWD:普段はどんなお店で買い物している?

亜生:セレクトショップの「ビショップ(BSHOP)」で大体買っていますね。最近は釣りをするから「ダイワ(DAIWA)」のアパレルブランドの「ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)」も好きです。涼しいし速乾性もあって機能的なのに、そのまま街にも行けるから、そればっかり着ていますね。

昴生:僕は正直、こういうインタビューが申し訳ないくらいファッションに無頓着なんです。「ビショップ」と「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ダントン(DANTON)」しか行かないですね。亜生に「ビショップ」を教えてもらってから、夫婦でずっと行ってます。

WWD:昴生さんは亜生さんから影響を受けることが多い?

亜生:僕は流行してるものが好きやから。でも、中学のときはお兄ちゃんの方がめっちゃおしゃれやったんですよ。

昴生:昔は音楽も色々聴いてたし、古着も好きやったんですけどね。つい最近まで、高校の時のTシャツとか着てましたから。でも周りに「テレビに出てるんやから、いい服着なさいよ」って言われて、一番近い亜生に相談するようになりましたね。

WWD:デートや合コンなど、モテたいシーンではどんな服を選ぶ?

亜生:僕はきれいに見せるのなら、ネイビーのセットアップが一番手っ取り早いと思いますね。中に白のTシャツを着たらそれだけでサマになるので。

昴生:僕は眼鏡を変えます。服は畳んであるものを上から選んでるんですけど、眼鏡はちゃんと選びますね。眼鏡でおしゃれしようと思うようになったのも、パリミキさんとの仕事でいろいろ教えてもらってからです。最近は嫁とデートする時に、サングラスをかけるようになりました。

WWD:最後にこの夏、気になるアイテムは?

亜生:膝下くらいの短パンです。好きで買ったはいいものの、合わせ方を間違えると中学生に見えそうで、履く勇気がまだないんですよね。でも気になるアイテムです。

昴生:僕は映画のグッズが好きなんで「スターウォーズ(STAR WARS)」や「ジュラシック パーク(JURASSIC PARK)」のTシャツを着たいですね。あと、ディズニーも好きなので、普段はディズニーストアで作ったTシャツも着てます。この間も嫁とアロハシャツを買いに行って、ペアルックでディズニーデートして、キスしました。

亜生:キモっ!

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世界最大のオンライン市場「ストックX」が常設スポットを原宿にオープン キーマン2人が考える次のトレンド

 世界最大のオンライン市場「ストックX(STOCKX)」が、東京・原宿に常設スポット「ストックX トウキョウ ドロップオフ&ストア(STOCKX TOKYO DROP-OFF以下、ドロップオフ&ストア)」(東京都渋谷区神宮前4-26-21)を7月16日にオープンする。

 「ドロップオフ&ストア」は、2016年にスニーカーのリセールサイトとして設立した「ストックX」の3番目となる常設スポットで、初めてショッピング体験を導入したスペースを構える。店内は2フロア構成で、1階では売れ筋の商品を展示してオンラインでの購入前に商品を実際に確認できるほか、「ストックX」がセレクトしたアイテムも取り扱う。第1弾として、ストリートブランド「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」とヒップホップメディア「ニート トウキョウ(ニートTOKYO)」とのトリプルコラボアイテムを用意する。「ニート トウキョウ」らしいグリーンをキーカラーとした3型のTシャツ(全て税込7700円)をラインアップし、そのうち1型を16日から「ドロップオフ&ストア」限定で、残り2型を19日から「ストックX」の公式サイトで販売する。

 2階は、店名にも掲げているサービス“ドロップオフ”の専門フロアとなる。“ドロップオフ”とは、オンライン上で取引が成立した商品を売り手が持ち込むことで、箱詰めや配送ラベルの印刷、真贋鑑定を行う認証センターへの発送などが不要となり、よりシンプルな販売体験を提供するサービスだ。これは、同時にローカルな買い手への新しいショッピング体験も実現し、すでに「ドロップオフ&ストア」を常設するニューヨークと香港および期間限定のロンドンでは、売り手の活動が活性化したことで100万件以上の注文を促進しているという。

 「ストックX」は、なぜ東京に「ドロップオフ&ストア」をオープンしたのか。ドゥイ・ドアン(Doy Doan)「ストックX ジャパン」シニアディレクターと、オープンにあわせて来日した、「ストックX」で数々のコラボプロジェクトを仕掛けてきたトム・ウッジャー(Tom Woodger)=カルチュラル・マーケティング・バイスプレジデントの2人に、オープンまでの経緯と今後のトレンドの予想などについて話を聞いた。

ーー常設スポット「ドロップオフ&ストア」の構想はいつからあったのですか?

トム・ウッジャー(以下、ウッジャー):われわれは、“コミュニティーの声を聞くこと”を重要視していて、「ストックX」の設立当初から商品を実際に取り扱うフィジカルなスペースがほしいという意見が多かった。そこで、2018年のクリスマスの時期に、初めて「ドロップオフ&ストア」のようなポップアップスペースをニューヨークにテストオープンした。反響があまりにも良かったので、続けてロサンゼルスやロンドンでもポップアップスペースを開き、そこでも成功を収めることができたので常設スポットの構想を形にすることにしたんだ。

ーー「ドロップオフ&ストア」を東京にオープンする意味とは?

ドゥイ・ドアン(以下、ドアン):ニューヨークがアメリカにおけるストリートファッションのメッカであるように、東京はアジアのストリートシーンの中心地かつ重要な市場だと考えており、20年の日本上陸からローカリゼーションを行ってきた。そして、日本では対面式のサービスやコミュニケーションの文化が根付いているため、「ドロップオフ&ストア」は最適なサービスだと理解した。

ーー現在、日本よりも中国と韓国の方がストリートシーンの勢いはあるように感じます。

ウッジャー:日本国内にいると分からないかもしれないが、まだまだ東京は魅力的な街だ。なぜなら、日本にはNIGO®や高橋盾ら世界中に知られているストリートシーンの重要人物たちが大勢いるから。君が言うように、中国と韓国のマーケットは盛り上がっているし、これから世界に影響力を与える人物が現れるかもしれない。でも、長いカルチャーの歴史を持つ日本は絶対に外せない。“「ストックX」にとってなくてはならない街”という認識だ。

ーー店内をシンプルでクリーンな内装にした意図は?

ドアン:東京という街が持つ、コンクリートジャングルかつミニマルな空気感を反映させたかった。そこに、「ストックX」のアイデンティティである“ストリート”を意識し、大理石の上に商品を陳列するようなラグジュアリーな見せ方はせず、フロアをコンクリート調にしたりライトを剥き出しにしたりすることで“リアル”を演出している。

ーー1階ではセレクトしたアイテムを取り扱うとのことですが、その選ぶ基準を教えてください。

ドアン:日本人に親和性の高いアイテムをキュレーションするだけでなく、顧客が出合ったことのないブランドやカルチャーを紹介するエデュケーション・スペースとしての役割も兼ねる予定だ。人からコミュニティーが始まり、コミュニティーからカルチャーは育っていくーーこれを実現する場にしたい。

ーー「ストックX」が考える次のトレンドは?

ウッジャー:「ストックX」の面白いところは、さまざまなカルチャーにアクセスできること。カルチャーは永遠に発展するもので、スニーカーからはじまり、コレクティブルアイテムやNFTにまで波及し、現在はゲームやゲーム機器も盛り上がっている。だが、われわれが最も象徴的なトレンドと考えるのはアートプリントだ。各ブランドが差別化を図るために他ジャンルとの協業を画策した中の一つがアートで、コラボアイテムなどを発売した結果、オリジナルの作品を求める人々が増えたのだろう。「ストックX」も昨年、現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)のパートナーシップを締結し、コラボアイテムも発売している。

ーースニーカーシーンのトレンドでは、2人も履いているように「ニューバランス(NEW BALANCE)」の存在感が増していると感じます。

ウッジャー:「ナイキ(NIKE)」と「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」が、トップ2に君臨していることは変わらない。だがここ数年の「ニューバランス」は、デザイナーのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)や「ジョウンド(JJJJOUND)」のジャスティン・サンダース(Justin Saunders)、シューズデザイナーのサレヘ・ベンバリー(Salehe Bembury)、ラッパーのアミーネ(Amine)ら、ブランド・アイデンティティを巧みに表現できるパートナーとの協業が非常にうまくいっているように思う。また、「サロモン(SALOMON)」と「アシックス(ASICS)」にもそれを感じる。

ーー故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は1人でトレンドを動かせる人物でしたが、彼に代わる旗振り役は誰になると思いますか?

ドアン:「エメ レオン ドレ(AIME LEON DORE)」のテディ・サンティス(Teddy Santis)だと思う。「エメ レオン ドレ」と「ニューバランス」のとあるコラボの発売日が、「ニューバランス」史上最大の1日の出来事だったと聞いている。

ウッジャー:難しい質問だ(笑)。ジョー・フレッシュグッズももちろんだが、1人しか選べないならテディだろう。いつかキム・ジョーンズ(Kim Jones)のような存在になると考えている。

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「コンバース」の「e.c.ラボ」からトルナットレザーを採用した“オールスター”が登場

 「コンバース(CONVERSE)」はサステナブルな商品を展開するシリーズ「コンバース e.c.ラボ(CONVERESE E.C.LAB)」から、オーガニックタンニング加工を施した世界基準の環境規格の認証革、トルナットレザーを採用した“オールスター(ALL STER)”を8月に発売する。価格は税込1万9800円で、サイズは22〜30cmをそろえる。

 アッパーにはシボ感のあるクロムフリーレザーを使用し、高級感のある佇まいに仕上げた。また、アウトソールにはリサイクルラバーを使用、カウンターには古い漁網や産業廃棄物を再利用した。

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