イラストレーター花井祐介が「リーバイス」原宿旗艦店の“看板猫”を描写 刺しゅうやワッペンのカスタマイズサービスをスタート

 「リーバイス(LEVI'S)」は8月22日、原宿フラッグシップストアの3代目看板猫として、イラストレーター花井祐介による“ジェイコブ”を採用した。

 「リーバイス」は同店の建つキャットストリートにちなんで、1年ごとに店を守る看板猫を決める「キャット アート プロジェクト(CAT ART PROJECT)」を行っている。初代看板猫の“スバイリー”を絵本作家の石黒亜矢子が、2代目の“レベッカ”を俳優の浅野忠信が手掛けた。同ブランドは、看板猫のアートワークを用いたウエアを原宿フラッグシップストア限定で販売。作者を招いてワークショップも実施し、収益の一部を動物愛護団体に寄付している。

 “ジェイコブ”のカスタマイズサービスも8月22日にスタートした。価格は刺しゅうの全身バージョンが1万6500円(税込、以下同)、顔バージョンが4400円、ワッペンが3300円。

 「リーバイス」原宿フラッグシップストアは2019年7月26日にオープン。先日、3周年を迎えた。

 花井は1978年生まれ、神奈川県出身。1950~60年代のアメリカンカルチャーに影響を受けた作風で知られる。これまでビームス、「ヴァンズ(VANS)」、ギターの「フェンダー(FENDER)」などと協業してきた。

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イラストレーター花井祐介が「リーバイス」原宿旗艦店の“看板猫”を描写 刺しゅうやワッペンのカスタマイズサービスをスタート

 「リーバイス(LEVI'S)」は8月22日、原宿フラッグシップストアの3代目看板猫として、イラストレーター花井祐介による“ジェイコブ”を採用した。

 「リーバイス」は同店の建つキャットストリートにちなんで、1年ごとに店を守る看板猫を決める「キャット アート プロジェクト(CAT ART PROJECT)」を行っている。初代看板猫の“スバイリー”を絵本作家の石黒亜矢子が、2代目の“レベッカ”を俳優の浅野忠信が手掛けた。同ブランドは、看板猫のアートワークを用いたウエアを原宿フラッグシップストア限定で販売。作者を招いてワークショップも実施し、収益の一部を動物愛護団体に寄付している。

 “ジェイコブ”のカスタマイズサービスも8月22日にスタートした。価格は刺しゅうの全身バージョンが1万6500円(税込、以下同)、顔バージョンが4400円、ワッペンが3300円。

 「リーバイス」原宿フラッグシップストアは2019年7月26日にオープン。先日、3周年を迎えた。

 花井は1978年生まれ、神奈川県出身。1950~60年代のアメリカンカルチャーに影響を受けた作風で知られる。これまでビームス、「ヴァンズ(VANS)」、ギターの「フェンダー(FENDER)」などと協業してきた。

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「アンダーアーマー」から柔らかさを追求した“UAメリディアン”にメンズ登場 新作を体験できる女性向け無料イベントも

 「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、柔らかな着心地を追求したシリーズ“UAメリディアン”などの2022-23年秋冬新作を直営店と公式サイトおよびアプリ、全国のスポーツ量販店などで順次発売する。

 同シリーズは、アスリートのタフなトレーニングをサポートするために開発されたもので、生地表面をブラッシングした細かい起毛加工で柔らかさと快適さを実現したという。ウィメンズのレギンスに加え、新たにスポーツブラとメンズアイテムをラインアップに加わった。

 また、 “UAメリディアン”を含む最新アイテムの女性向け体験型トレーニングイベント「アンダーアーマー ウィメンズ パワー マンス(UA WOMEN’S POWER MONTH)」をアンダーアーマー ブランドハウス新宿で9月19日〜10月8日に開催する。ランニングセッションやヨガといった13のイベントを行い、参加費は無料。「アンダーアーマー」公式サイトから応募可能だ。

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アングローバルの「イレーヴ」がウィメンズ・メンズの複合店 ニュウマン新宿に9月1日オープン

 アングローバルの「イレーヴ(YLEVE)」は、ブランド初となるウィメンズ・メンズの複合店をニュウマン新宿に9月1日オープンする。

 「イレーヴ」はセレクトショップのプライベートブランドなどを手掛けてきたデザイナーの田口令子を起用して2018年にスタート。上質な素材と国内縫製にこだわったテーラードジャケットやコートなどが主力商品で、マニッシュでミニマルなムードが漂う。22年春夏にメンズを始めた。既存店舗は、伊勢丹新宿本店本館4階にあるウィメンズ単独店の1店舗のみ。

 ニュウマン新宿店ではオープンを記念し、3万3000円(税込)以上の購入者に先着でノベルティーをプレゼントする。

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アングローバルの「イレーヴ」がウィメンズ・メンズの複合店 ニュウマン新宿に9月1日オープン

 アングローバルの「イレーヴ(YLEVE)」は、ブランド初となるウィメンズ・メンズの複合店をニュウマン新宿に9月1日オープンする。

 「イレーヴ」はセレクトショップのプライベートブランドなどを手掛けてきたデザイナーの田口令子を起用して2018年にスタート。上質な素材と国内縫製にこだわったテーラードジャケットやコートなどが主力商品で、マニッシュでミニマルなムードが漂う。22年春夏にメンズを始めた。既存店舗は、伊勢丹新宿本店本館4階にあるウィメンズ単独店の1店舗のみ。

 ニュウマン新宿店ではオープンを記念し、3万3000円(税込)以上の購入者に先着でノベルティーをプレゼントする。

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トリートメント(インバス)部門はハイトーンカラー需要を反映 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 トリートメント(インバス)部門では、シャンプー部門と同様、「オージュア(AUJUA)」の“リペアリティ”ラインのトリートメントが連覇を達成した。この部門は上位の製品に票が集まる傾向が強く、安定した強さを発揮した。2位もシャンプー部門と同様、「ケラスターゼ(KERASTASE)」のカラーケアシリーズ“クロマアブソリュ”のリキッドトリートメントが受賞した。どちらもブリーチ毛やハイトーンカラーに適したシリーズで、ヘアカラートレンドとマッチしていたことが高評価につながった。“ハイトーンカラーブーム”以降、同ブランドはベースヘアケアカテゴリーにおいて、圧倒的な存在感を放っている。3位は「オッジィオット(OGGI OTTO)」の“インプレッシブPPTセラムマスク MM”で、何と3年連続で3位をキープした。次々と新製品が発売される中、ランクインを続けることは難しく、その達成の裏には単なる“ユーザー”を超えた“ファン”からの支持があるようだ(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

トリートメント(インバス)部門

1位 “リペアリティ ヘアトリートメント”

「オージュア」

 “リペアリティ”はブリーチダメージ毛の髪の密度を高め、柔らかく美しい髪をかなえるライン。流出したタンパク質を補い留めるMX-CMADKなどのライン共通成分に加えて、水と親和性の高いクリームベースがブリーチ部分になじみ、均一に整える。潤いと柔らかさに満ちた髪に導くトリートメント。アンケートの回答には、「カラーに対する効果だけでなく、髪の質感も良くなる(柔らかくなる)」「色持ちが格段に良くなる」といった声があった。(250g、税込4950円)

2位 “クロマアブソリュ ソワン クロマグロス”

「ケラスターゼ」

 カラーヘアのために開発された先進のアシッドケア“トリプルアシッドケア”(乳酸、酒石酸、アミノ酸によるケア)を採用。カラーリングによる髪ダメージや色落ちをケアして、ヘアカラーが映える美しい髪に導くシリーズ。“ソワン クロマグロス”は髪表面をコーティングすることでダメージを抑え、透明感のある鮮やかな色みを演出するリキッドトリートメント。アンケートの回答には、「コーティングによる艶感が絶妙」といった声があった。(250mL、税込3520円)

3位 “インプレッシブPPTセラムマスク MM”

「オッジィオット」

 40%以上が加水分解コラーゲンや加水分解ケラチンなどの美容成分でできているマスク。保湿効果の高い植物エキスをバランスよく配合し、艶やかでまとまりのある髪を保ち続ける。アンケートの回答には、「“まさにサロンクオリティー”といえる艶感とまとまり感が魅力」といった声があった。(180g、税込3850円)


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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トリートメント(インバス)部門はハイトーンカラー需要を反映 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 トリートメント(インバス)部門では、シャンプー部門と同様、「オージュア(AUJUA)」の“リペアリティ”ラインのトリートメントが連覇を達成した。この部門は上位の製品に票が集まる傾向が強く、安定した強さを発揮した。2位もシャンプー部門と同様、「ケラスターゼ(KERASTASE)」のカラーケアシリーズ“クロマアブソリュ”のリキッドトリートメントが受賞した。どちらもブリーチ毛やハイトーンカラーに適したシリーズで、ヘアカラートレンドとマッチしていたことが高評価につながった。“ハイトーンカラーブーム”以降、同ブランドはベースヘアケアカテゴリーにおいて、圧倒的な存在感を放っている。3位は「オッジィオット(OGGI OTTO)」の“インプレッシブPPTセラムマスク MM”で、何と3年連続で3位をキープした。次々と新製品が発売される中、ランクインを続けることは難しく、その達成の裏には単なる“ユーザー”を超えた“ファン”からの支持があるようだ(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

トリートメント(インバス)部門

1位 “リペアリティ ヘアトリートメント”

「オージュア」

 “リペアリティ”はブリーチダメージ毛の髪の密度を高め、柔らかく美しい髪をかなえるライン。流出したタンパク質を補い留めるMX-CMADKなどのライン共通成分に加えて、水と親和性の高いクリームベースがブリーチ部分になじみ、均一に整える。潤いと柔らかさに満ちた髪に導くトリートメント。アンケートの回答には、「カラーに対する効果だけでなく、髪の質感も良くなる(柔らかくなる)」「色持ちが格段に良くなる」といった声があった。(250g、税込4950円)

2位 “クロマアブソリュ ソワン クロマグロス”

「ケラスターゼ」

 カラーヘアのために開発された先進のアシッドケア“トリプルアシッドケア”(乳酸、酒石酸、アミノ酸によるケア)を採用。カラーリングによる髪ダメージや色落ちをケアして、ヘアカラーが映える美しい髪に導くシリーズ。“ソワン クロマグロス”は髪表面をコーティングすることでダメージを抑え、透明感のある鮮やかな色みを演出するリキッドトリートメント。アンケートの回答には、「コーティングによる艶感が絶妙」といった声があった。(250mL、税込3520円)

3位 “インプレッシブPPTセラムマスク MM”

「オッジィオット」

 40%以上が加水分解コラーゲンや加水分解ケラチンなどの美容成分でできているマスク。保湿効果の高い植物エキスをバランスよく配合し、艶やかでまとまりのある髪を保ち続ける。アンケートの回答には、「“まさにサロンクオリティー”といえる艶感とまとまり感が魅力」といった声があった。(180g、税込3850円)


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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「アンダーアーマー」のスマートシューズ“UAフロー ベロシティ ウインド2”に新色が登場

 「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、スマートシューズ“UAフロー ベロシティ ウインド2(UA FLOW VELOCITI WIND 2)”の2022-23年秋冬の新色を発表した。価格は税込1万7600円で、3カラーを用意。「アンダーアーマー」の直営店と公式サイト、全国のスポーツ量販店で順次取り扱う。

 “UAフロー ベロシティ ウインド2”は、内部にセンサーを埋め込むことでスマートフォンアプリ「マップマイラン(MAP MY RUN)」と連動し、走行距離やストライドの長さ、接地時間などのデータを取得できるスマートシューズだ。“速さを引き出す”をコンセプトに掲げ、クッションフォーム“UAフロー”を搭載することで足が地面を捉える感覚や身体に伝わる推進力など可能にし、滑らかな走りを実現する。新色は、メンズがブルー×ピンクとブラック×グリーンの2カラー、ウィメンズがピンクの1カラーのラインアップだ。

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「アンダーアーマー」のスマートシューズ“UAフロー ベロシティ ウインド2”に新色が登場

 「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、スマートシューズ“UAフロー ベロシティ ウインド2(UA FLOW VELOCITI WIND 2)”の2022-23年秋冬の新色を発表した。価格は税込1万7600円で、3カラーを用意。「アンダーアーマー」の直営店と公式サイト、全国のスポーツ量販店で順次取り扱う。

 “UAフロー ベロシティ ウインド2”は、内部にセンサーを埋め込むことでスマートフォンアプリ「マップマイラン(MAP MY RUN)」と連動し、走行距離やストライドの長さ、接地時間などのデータを取得できるスマートシューズだ。“速さを引き出す”をコンセプトに掲げ、クッションフォーム“UAフロー”を搭載することで足が地面を捉える感覚や身体に伝わる推進力など可能にし、滑らかな走りを実現する。新色は、メンズがブルー×ピンクとブラック×グリーンの2カラー、ウィメンズがピンクの1カラーのラインアップだ。

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シャンプー部門は“オージュア リペアリティ”が前回より票を伸ばし連覇! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 シャンプー部門ではミルボンの人気ブランド、「オージュア(AUJUA)」の“リペアリティ シャンプー”が1位を獲得した。同製品は前回のアワードで初登場1位を獲得しており、今回は前回を上回る得票数で連覇した。シャンプー部門では、2年前まで「オージュア」の“イミュライズ シャンプー”が5連覇を達成しており、同ブランドはこれで7年間、シャンプー部門で首位の座を譲っていないことになる。“リペアリティ シャンプー”が何連覇を達成するかが、今後の注目ポイントの1つとなった。
2位は、「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“クロマアブソリュ バンリッシュ クロマプロテクト”。3月に登場した新シリーズ“クロマアブソリュ”のシャンプーで、カラーリングによる髪ダメージや色落ちをケアして、ヘアカラーが映える美しい髪に導く。「ケラスターゼ」はここ数年、ハイトーンカラー施術に対応したケアシリーズが充実しており、新製品が着実にランクインしている。3位は、前回同様「イーラル(ERAL)」の“スカルプシャンプー”が受賞。取り扱いサロンを厳選しての展開ゆえに、売り上げが飛躍して伸びることはないが、ハイクラスシャンプーとして安定した人気を誇っている。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)

  なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

シャンプー部門

1位 “リペアリティ シャンプー”

「オージュア」

 ブリーチにより髪から抜けたタンパク質だけでなく、髪に残ったタンパク質の両方をケアすることで髪本来の美しさに導く“リペアリティ”ライン。絡まり防止成分(コンディショニング成分のポリクオタニウム-10)を最適なバランスで配合し、指通りが良く滑らかな洗い心地でブリーチカラー毛を美しく洗い上げる。アンケートの回答には、「お客さまの方から “気になる製品”として名前が挙がるケースが増えた」「髪が柔らかく見える、トレンドの質感に仕上げてくれる」といった声があった。(250mL、税込3850円)

2位 “クロマアブソリュ バンリッシュ クロマプロテクト”

「ケラスターゼ」

 日水道水の塩素や紫外線、摩擦などの外的要因のほか、髪内部の空洞化やキューティクルの開きに起因する乾燥など、カラーリングによりセンシティブになった髪を取り巻くダメージ要因に着目。髪の内側からダメージをケアし、ヘアカラーの褪色をおだやかにするとともに、高い保湿力でしっとりとまとまる髪に仕上げる。アンケートの回答には、「お客さまから『使い始めたら明らかに褪色のスピードが変わった』などの感想をもらう」といった声があった。(250mL、税込3520円)

3位 “スカルプシャンプー”

「イーラル」

 頭皮のタイプに合わせて肌のコンディションを整え、美しい髪の土台を作るスカルプシャンプー。チンピエキスなどの保湿成分配合で、さっぱりと軽やかに洗い上げ、弾力のある髪に仕上げる。ニオイやフケ、かゆみを防ぎ、頭皮と髪を健やかに保つ。アンケートの回答には、「コロナ禍以降、高価格帯のヘアケアに投資するお客さまが増えたこともあり、店販での売れ行きも好調」といった声があった。【医薬部外品】(400mL、税込5280円)


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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【三宅一生さんから受け取ったもの vol.3】津村耕佑/武蔵野美術大学教授、「ファイナルホーム」プロジェクト主催

 三宅一生氏の訃報を受け、多くの人がSNSなどに追悼メッセージを上げている。そのエピソードを通じて三宅氏の功績や人柄、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」というブランドの哲学を改めて知る人は多いだろう。この連載では特にゆかりの深い人たちに三宅氏へのメッセージをつづってもらう。今回は武蔵野美術大学教授の津村耕佑。津村は1983年に三宅デザイン事務所に入所し、92年に「究極の家」をコンセプトとする“都市型サバイバルウエア”として「ファイナルホーム(FINAL HOME)」を発表。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科では2008年から教鞭を取っている。

 装苑賞の受賞を機会に「イッセイ ミヤケ」に入社しました。その頃パンクに傾倒していた私は「イッセイ ミヤケ」グループの中でも浮いていたと思います。それもあって三宅デザイン事務所でコレクションを担当するようになりました。それは自己表現のチャンスだと思い前のめりなデザインばかりしていた記憶があります。

 ある時、一生さんから津村君はデリケートと大胆が極端でハラハラするね、と言われた事が今でも頭から離れません。デザインは自我の表明ではなく人の暮らしを考える事だと常に語っていました。ネットの訃報ニュースには、お別れ会など行わないといありました。一生さんは死の間際までデザイナーとはどうあるべきかを我々に伝えているのだと思い熱いものがこみ上げてきました。一生さん、さようなら、あの頃の学びを次の世代に伝えていきますので安心してください。

津村耕佑

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寝袋でお馴染みの国産ダウンブランド「ナンガ」が原宿に出店 “巨大冷凍庫”で保温性を体感可能

 登山やキャンプをする人にはシュラフ(寝袋)でお馴染みの国産ダウンアイテムブランド「ナンガ(NANGA)」は9月10日、東京・原宿の明治通り沿いに旗艦店をオープンする。店内には、ダウンの暖かさを実感できるよう“巨大冷凍庫”も設置。原宿店限定商品や、ファッションブランド「シンゾーン(SHINZONE)」とのコラボ企画のウエアなどもそろえる。

 新店は1フロア、面積約217平方メートル。冷凍庫内でシュラフやダウンジャケットの保温性を試すことができるほか、店内に並べたベッドでも羽毛布団やシュラフの寝心地を体感できる。シュラフは国内厳冬期用のハイエンドモデルが税込8万2500円、屋内用羽毛布団はシングルサイズ8万2500円。

 近年力を入れているアパレル製品や雑貨も豊富にそろえる。直営店限定の新難燃素材“タキビ リップストップ”を使い、ダウンベスト(メンズ2万7500円)やダウンジャケット(同3万3000円)を企画。また、コラボ商品として「シンゾーン」と組んで難燃素材“タキビ”のダウンパーカ(6万3800円)やパンツ(2万900円)、「ブリーフィング(BRIEFING)」と組んで“タキビ”のトートバッグ(3万3000円)やPCケース(1万8700円)なども製作した。

 「ナンガ」を手がけるナンガは滋賀県米原市のダウンメーカー。1941年創業で、祖業は近江真綿布団の縫製業。大手アウトドアブブランドのOEM(相手先ブランドによる生産)としてシュラフ製造を手掛けていたが、ファクトリー発の自社ブランドとして「ナンガ」をスタート。現在は国内セレクトショップのオリジナルブランドのダウンウエア製造なども手がける。現在、東京・目黒や大阪・南堀江などにもフランチャイズを含めショップを持っている。

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「エープラストウキョウ」が高機能のジャージーシリーズを発売 ルックにオカモトレイジを起用

 TOKYO BASEが手掛ける「エープラストウキョウ(A+ TOKYO)」は、快適性や機能性、デザイン性を追求した新作“TOKYO ジャージシリーズ”を直営店とオンラインストア、ゾゾタウンで8月19日に発売した。同シリーズのルックにはOKAMOTO'Sのドラマー、オカモトレイジを起用した。

 ジャージーにはUVカットと抗ピリング、イージーケア、透け防止、ウォッシャブルの5つの機能を備える。パンツはサイドパネルに編み立てリブを配し、センタータックを入れてシルエットにもこだわった。左身頃にパンツと同配色のリブをデザインしたメンズジャケット1万6500円(税込、以下同)、メンズパンツ1万1000円、ドローストリングで裾のフォームを変えられるクロップド丈のウィメンズジャケット同1万4300円、Iラインシルエットのスカート1万1000円、ウィメンズパンツ1万1000円をラインアップする。

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「コーチ」親会社、22年6月期は16%増収の9157億円 デジタルを軸とした成長戦略が奏功

 「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」などを傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)の2022年6月通期決算は、売上高が前期比16.3%増の66億8450万ドル(約9157億円)、営業利益は同21.4%増の11億7580万ドル(約1610億円)、純利益は同2.6%増の8億5630万ドル(約1173億円)だった。

 ブランド別の売上高では、主力の「コーチ」が同15.7%増の49億2130万ドル(約6742億円)だった。同ブランドは北米で400万人以上の新規顧客を獲得しており、その多くはミレニアル世代やZ世代などの若年層だという。なお、同ブランドの売り上げのうち30%をECが占めている。「ケイト・スペード ニューヨーク」は同19.4%増の14億4550万ドル(約1980億円)、「スチュアート・ワイツマン」は同12.1%増の3億1770万ドル(約435億円)といずれも2ケタ成長となった。

 22年4~6月期(第4四半期)で見ると、売上高は前年同期比0.5%増の16億2490万ドル(約2226億円)とほぼ横ばいだった。コロナ禍によるロックダウンの影響で中国市場での売り上げは同32%減となったが、北米は同12%増、欧州は同65%増、日本は同25%増など、その他の地域が2ケタ成長となったことで相殺されている。なお、同社は3年ほど前からデジタル強化を軸とした成長戦略“アクセラレーション・プログラム(Acceleration Program)”を実施しているが、これが奏功し、ECも同7~9%の成長となった。

 ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)最高経営責任者は、「22年度も傑出した業績を上げ、増収増益となったことをうれしく思っている。これは各ブランドの活力と、“アクセラレーション・プログラム”をしっかりと実行したことによるものだ。消費者にフォーカスした多角的なビジネスモデルのおかげで、平均単価を上げ、ECでのグローバルな売り上げを20億ドル(約2740億円)にまで成長させ、北米だけで770万人の新規顧客を獲得することができた。外部環境は厳しいが、ブランド力の強さと変化への迅速な対応により、今後も長期的な成長ができるものと確信している」と語った。

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【スナップ】「サマソニ 2022」2日目はデニムが主役のY2Kコーデが人気

 国内最大級の都市型フェス「サマーソニック 2022(SUMMER SONIC 2022)」の2日目が、千葉県・ZOZOマリンスタジアムと幕張メッセで8月21日に開催された。

 2日目はポスト・マローン(Post Malone)をヘッドライナーに、海外からはミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)、プライマル・スクリーム(Primal Scream)、ヤング・ブラッド(YUNGBLUD)らが、国内からはONE OK ROCK、ASIAN KUNG-FU GENERATION、WANIMAらがラインアップした。

 さらに優里やトゥモロー・バイ・トゥギャザー(TOMORROW X TOGETHER)、BE:FIRSTなどZ世代に人気の出演者がそろい、若い来場者の姿も多く見られた。初日に続き、快適なサンダルや肌見せスタイルも引き続き人気で、デザイン性のあるデニムアイテムを取り入れたY2K風のコーディネートも多かった。ミニ丈のボトムスにウエスタンブーツを合わせたスタイリングは、都市型フェスならではのコーディネートだ。

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アートをまとうようなハイジュエリー 「ブシュロン」の新作“アイユール”の魅惑

 フランス・パリ発ジュエラー「ブシュロン(BOUCHERON)」の新作ハイジュエリー“アイユール”が登場した。“アイユール”(ここではないどこか)をテーマとし、砂漠や海、山、熱帯雨林などのそのままの自然への旅をいざなうコレクションだ。毎年7月のハイジュエリーコレクションは革新的な素材やアプローチで完成する「ブシュロン」独自のオリジナリティ溢れるクリエイション。クリエイティブ・ディレクターのクレール・ショワンヌ(Claire Choisne)は今回のコレクションで、宝石や貴金属と小石や木、藤、隕石といった一見矛盾する世界と素材を融合させることにより、ポエティックな自然の美しさを表現した。誰もが自身を投影できる5つの世界が描かれている。

“リーフ ウーマン” 
南国ジャングルの自然を
ダイナミックに表現

 “リーフウーマン(LEAF WOMAN)”は熱帯雨林の鮮やかな木々や花々の色彩やそこに生息す動物などを生き生きと自然の鼓動が伝わってくるようにジュエリーで表現した。約38カラットのグリーントルマリンが主役のカフブレスレットには、分子生物学などで使用される分子を分離する電気泳動の技術を用いて植物のテクスチャーを鮮やかに描いたアルミニウムを使用している。今にも羽ばたきそうなチョウのブローチにはブルガリスアサギマダラの羽をスキャンしたものを採用。ジャングルの熱気を感じさせるトロピカルフラワーのブローチ兼ヘアクリップには、ファイヤーオパールなどの宝石と共に、チタニウムが用いられている。また、ラッカー加工を施して、南国の花が持つシルクのような質感に仕上げている。リアルな自然をまとう喜びが凝縮されたセットだ。

モノトーンで描く
“ヴォルケーノ マン”

 地球の奥深い極限の世界を支配するマグマの力についてモノトーンを軸に探ったのが“ヴォルケーノ マン(VOLCANO MAN)”だ。X線を通してしか見ることのない貝の内側のらせん構造をエアブラシでマザーオブパールに描いたネックレスは、まさに芸術品。それとは対照的なミニマルなデザインのネックレスには、樹齢3000年のオーク材を日本の焼杉の伝統技術で炭化させてダイヤモンドと組み合わせている。178石の円形のマザーオブパールとダイヤモンドでタコの足をアラベスクのように表現したイヤリングは、リアルかつ大胆で一度見たら忘れられないインパクトを放っている。このようにジェンダーレスなハイジュエリーを提案するのも「ブシュロン」らしい。

砂丘や地層、
小石が奏でるハーモニー

 “サンド ウーマン(SAND WOMAN)”は夢幻の砂漠が着想源。なだらかな砂丘の曲線、希少動物、鉱石と植物などから着想を得たグラフィカルで神秘的なセットだ。天然の籐に複雑な加工を施したネックレスや天然の貝殻をスキャンして再現したイヤリングなどユニークなアプローチが光る。原始からの地質層を有機的なフォルムで表現したのが、“アーザン ウーマン(EARTHAN WOMAN)”。このセットでも、革新的な素材や技術が用いられている。耳の上にチョウが止まったような叙情的なイヤリングは、軽やかに揺れるデザイン。チタンのおしべが揺れ、躍動感のある花のブローチは、スキャンした花びらをローズウッドで再現した想像上の花だ。浜辺や海をイメージしたのは“ペブル ウーマン(PEBBLE WOMAN)”。小石を削ってダイヤモンドと組み合わせたり、ウニをスキャンしてフォームを再現したネックレス、海辺から運ばれてきたかのようなサンゴ礁をモチーフにしたブローチがある。

ハイジュエリーの
境界線を広げる革新性
クレール・ショワンヌ/ブシュロン
クリエイティブ・ディレクター

 2020年コロナ禍でイマジネーションの旅を通じて生まれたのがこのコレクション。「ブシュロン」のクリエイティブ・ディレクターであるショワンヌに話を聞くと、コレクションを制作するにあたり、クリエイションの制限を設けなかったという。「ネックレスやブレスレット、イヤリングを組み合わせた“パリュール”という概念も超えてみたいと思った」と続ける。このコレクションの各作品を結びつけるのは、色と感覚、そして感情だ。彼女は自然に対する敬意を表現するために、天然素材を使用しようと思い、試行錯誤を繰り返して加工や技術を見つけた。「地球上で最も美しい造形は自然が作り出したものだと思う。だから、“プレシャス”の定義を問い直し、感情を動かす美を追求し続けている」。革新性は、「ブシュロン」のヘリテージであり、ハイジュエリーの境界線を広げる上で不可欠な要素だ。「革新性および、私が思い描く夢を実現するために適切な素材を用いている。なぜなら、美しいもの全てが尊く、価値あるものだと考えるからだ」。

問い合わせ先
ブシュロン クライアントサービス
0120-230-441

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「エディー・バウアー」が日本再上陸 2023年春夏シーズンから

 伊藤忠商事は、米アウトドアブランド「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」の日本市場における販売権とライセンス権を取得した。アパレル企業の水甚とライセンス契約を締結し、2023年春夏シーズンから日本での取り扱いを開始する。百貨店や専門店、ファッション系のセレクトショップ、スポーツ専門店への卸に加え、直営店の出店やオフィシャルECサイト開設を目指すという。

 「エディー・バウアー」は1920年にアメリカ・シアトルで設立。アメリカでは初となるダウンジャケット“スカイライナー”を発表したほか、1953年にはアメリカK2ヒマラヤ遠征隊のダウンウエアを手掛けた。2021年5月には、米ブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP 以下、ABG)とスパーク・グループ(SPARC GROUP)が買収。同年12月には日本の全店舗やECなど全事業を終了し、日本市場から撤退していた。

 水甚は岐阜に本社を構えるアパレル企業で、米ブランド「ファーストダウン(FIRST DOWN)」の企画・製造や、「アーノルド・パーマー(ARNOLD PALMER)」の日本でのライセンス権を保有している。

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三宅一生さんが遺したもの:記者談話室vol.44

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第44回は「三宅一生さんが遺したもの」です。8月5日に84歳で亡くなったデザイナーの三宅一生さんは、世界の服飾史やデザイン史に大きな足跡を遺した人でした。一生さん個人のクリエイションだけでなく、彼の哲学は世代や国境を超えて影響を受けたデザイナーや生産者に受け継がれています。

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パフェやタルトなどぶどうのフルコース MTG運営の「フルーツサロン」で提供

 MTGが運営する旗艦店・ビューティコネクション銀座(BEAUTY CONNECTION GINZA)は、施設内2階にある「フルーツサロン(FRUITS SALON)」で「ぶどうのフルコース」(税込4950円)を8月31日から期間限定で提供する。

 「ぶどうのフルコース」は、3つのプレートに加えてアミューズとドリンクをセットにして提供。1プレート目は、フロマージュブランとメレンゲを合わせたフレッシュチーズケーキにシャインマスカットのコンポートと抹茶の焼きメレンゲをを添えた「クレームダンジュ」、2プレート目は穀物のうまみたっぷりの甘くないタルトに、さつまいものディップとローストしたぶどうを合わせた「セイボリータルト」、3プレート目はピオーネソルベとショコラジェラートを主軸に、黒系ぶどうのスパイスコンポート合わせた「パフェ」が登場する。

 コースのレシピは、お菓子とパフェの店「パティスリー ビヤンネートル(BIEN ETRE PATISSERIE)」の馬場麻衣子オーナーが監修。「一皿ごとにぶどうの品種が異なり、青系は爽やかな味わい、赤系は酸味が少なく甘い香り、黒系はコクのある味わいを楽しめる」とコメントしている。

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「ティファニー」が「リーグ・オブ・レジェンド」世界大会のトロフィーをデザイン

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」の世界大会「リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ(League of Legends World Championship)の優勝者に贈られるトロフィーのデザインを手掛ける。同ゲームを提供する米ゲーム会社ライアットゲームズ(RIOT GAMES)と数年にわたるパートナー契約を締結した。

 新たなデザインの「サモナーズカップ(Summoner’s Cup)」トロフィーは8月29日に公開する。重さは約20キロで、高さは約68センチ。ロードアイランド州カンバーランドにある「ティファニー」のホローウエア工房の職人らが中心となって制作した。完成までに277時間以上を費やしているという。

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「『サモナーズカップ』を手掛けることは『ティファニー』が今後Eスポーツの分野で存在感を増していくためにも重要な機会だ。160年にわたってスポーツのトロフィーを手作業で作り続けてきたブランドのレガシーが、これにより新たな局面を迎える」と語った。

 2022年の「リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ」は、サンフランシスコで11月5日から開催される。

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イガリシノブプロデュースブランド「フーミー」からラメアイテムが限定発売

 化粧品事業を手掛けるナズルは、ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブがプロデュースするコスメブランド「フーミー(WHOMEE)」から、“キララメライナー”と“ラメマスカラ”を発売した。公式オンラインショップほか、全国のバラエティーショップなどで順次展開する。

 “キララメライナー”(全5色、各税込1200円)は、アイライナーやアイシャドウのほか涙袋メイクにもマルチに使えるラメライナーで、肌に密着してキラキラ感が持続する。ラインアップはラメローズ、ラメピンク、ラメホワイト、ラメベージュ、ラメブロンズの5色だ。

 “ラメマスカラ シルバー”(税込1650円)は、絶妙なカールが特徴のシルバーラメマスカラ。まつ毛や眉毛に煌めきを重ねて、濡れたようなうるうるとした瞳を演出する。

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【スナップ】「サマソニ 2022」1日目 機能性アクセとヘルシーな肌見せの都市型フェスコーデ

国内最大級の都市型フェス「サマーソニック 2022(SUMMER SONIC 2022)」が、千葉県・ZOZOマリンスタジアムと幕張メッセで8月20、21日の2日間開催している。今年は新型コロナウイルスの影響によって中止となった20年、21年を経て3年ぶりの開催となる。

 1日目はTHE 1975をヘッドライナーに、海外からはザ・オフスプリング(The Offspring)、マネスキン(Maneskin)、リナ・サワヤマ(Rina Sawayama)ら、日本からはKing Gnu、HYDE、マン ウィズ ア ミッション(MAN WITH A MISSION)、ザ・クロマニヨンズらがラインアップした。

 来場者は都市型フェスらしく、デイリーユースのスタイルにアクセサリーで華やかさ加えたコーディネートが多かった。インナーに開襟シャツをレイヤードした涼しげなスタイルや、キャミソールやタンクトップで大胆かつヘルシーな肌見せも目立った。足もとは「ウーフォス(OOFOS)」のリカバリーサンダルや、「ナイキ(NIKE)」の〝エア マックス ココ〟など、足に負担をかけないサンダルが人気だった。特に目を引いたのは存在感のあるスニーカーやソックス、ブーツなどをアクセントとして主張するスタイリング。また、目元にグリッターやビジューを乗せたフェス仕様の強めなヘアメイクや、機能的なスマホショルダーも多くの参加者が取り入れていた。

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【三宅一生さんから受け取ったものVol.2】高橋悠介/CFCL代表兼クリエイティブ・ディレクター

 三宅一生氏の訃報を受け、多くの人がSNSなどに追悼メッセージを上げている。そのエピソードを通じて功績や人柄、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」というブランドの哲学を改めて知る人は多いだろう。この連載では特にゆかりの深い人たちに同氏へのメッセージを綴ってもらう。今回は高橋悠介CFCL代表兼クリエイティブ・ディレクター。高橋は、2010年に三宅デザイン事務所に入社し、13年から「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」のデザイナーに就任。6年にわたって同ブランドを率いた。

 2010年、デザインする事の意義を十分に理解できていなかった新卒の私に、社会のために衣服をデザインするという精神哲学を、実践によって教えてくださったのは他の誰でもなく三宅一生さんでした。それは私の記憶に鮮明に残り、またCFCLの礎となっている事は疑いようもありません。思想を学び受け継ぐ者の一人として、次の世代にもそのバトンを渡していけるように、またそうした存在になれるように、今後も衣服と、そしてデザインする事そのものと、より一層懸命に向き合ってまいりたいと思います。ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り致します。

 私が在籍した10年間、あまりにも多くの貴重な経験をさせて頂きました。三宅一生さんと共にした全ての時間が私にとって財産で、その中から何か一つを抽出して、思い出として書き出す事は出来ません。また、その体験やその裏側にある思考の深さを伝えられるほど、私には語彙力はございません。ですので彼を尊敬するに至った経緯と、今思う事を書き留めたいと思います。

 幼い頃の夢が建築家だった私は、中学3年生の時にクラスメイトの影響でオシャレに目覚め、ファッションへ興味を拡大させました。裏原ブーム全盛期の当時、足繁く原宿に通っていた私に母が三宅一生さんの存在を教えてくれました。「『イッセイ ミヤケ』も知らずにファッションを語るんじゃない」と怒られたのを覚えています。

 高校2年生の進路相談で、建築の道かファッション道か相当悩み、一つに絞る事ができなかった私は、結果的にインテリアにもファッションにも関わるテキスタイルデザインを学ぶ選択をしました。「空間から服に至るまで領域を跨ぐ仕事をしたい」という漠然とした夢を抱いていた高校3年生だったある日、吉岡徳仁さんの作品に出会い強く惹かれました。経歴には三宅デザイン事務所から独立した事が記載されており、それを見た時に目指す道の一つとして認識しました。

 大学に入ると座学ではアフォーダンスやアノニマスという言葉にデザインの面白さを見出し、テキスタイル専攻では一から染織を学び布への興味を深めました。プロダクトデザイン、コンセプチュアルアート、民芸運動などについても知識を広げいった大学時代、好きな建築家やプロダクトデザイナー、芸術家が「イッセイ ミヤケ」の服を着ていたり、関係性があったり、興味の行き着く先々に三宅一生さんの存在を感じました。

 大学3年生の時に留学したロンドンで、徹底的に叩き込まれたアートにおけるコンセプト主義への違和感(言葉だけでは表現しきれない隙間の大切さ)と、日本人として世界に挑戦する時のアイデンティティの重要性に気付かされた私は、日本への帰国を決めました。そして三宅デザイン事務所に入社したいという明確な目標を持つに至りました。

 私は三宅デザイン事務所に在籍中、欧米での三宅一生さんの評価と敬意の大きさが、日本と比較にならないほど絶大である事を何度も体感致しました。「イッセイ ミヤケ」の服をスティーブ・ジョブス(Steven Jobs)氏が愛用していた事は有名ですが、もちろん彼だけではなく、世界中の著名なデザイナーや建築家、芸術家、写真家、音楽家、俳優、ダンサー、起業家など様々な領域のスペシャリストやイノベーターが愛用していた事は、日本であまり知られていないように感じます。本質的なモノに挑戦し続ける彼らから尊敬されるのは、衣服において同じく本質を捉えて、人間性と向き合っていたからだと私は思います。また衣服という存在が、あらゆる人にとって社会との接点であり、アイデンティティを形成する大きな役割であるが故に、強い影響力があったのではないでしょうか。

 もともと衣服は文明と共に各地域で発展を遂げてきた人類と切っても切れない尊い存在です。それぞれの地域が互いに影響を受け合い、今日のファッションや文化が成立している事は間違いありません。しかしながら昨今の日本において、しばしば現在の衣服の源泉が西欧の服飾であると語られるなど、近代以降の西欧コンプレックスの蓄積によって、衣服に対するヨーロッパ至上主義の節を今なお私は感じます。

 軽やかに領域を跨いで多くのモノを作り上げてきた三宅一生さんの思想を総括する事は非常に困難だと思います。しかし、その功績について改めて一つの領域に留まることなく日本のデザイン、文化における資産として、(断片的でなく)網羅的に継承される事を強く願っております。

 ここに書き留めた事は、三宅一生さんの思考に、ほんの少しだけ触れた私が受け取った視点の一つです。人それぞれ考え方は違えど、日本のファッションや文化が発展する事を望んでいるはずです。時には胸ぐらをつかみ合うくらい熱く議論する事があってもいいかもしれません。心底真面目に本質的なクリエーションに向き合い、次の世代の事を考え、世の中を良くしていく気概を、死ぬまで持ち続けたいと思うのです。

 視座を高めて下さった三宅一生さんに敬意を表すると共に、改めて心よりお悔やみを申し上げます。(高橋悠介/CFCL代表兼クリエイティブ・ディレクター)

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「リーボック」が映画「ジュラシック・ワールド」とコラボ 作品中の恐竜や小道具を再現

 「リーボック(REEBOK)」は、映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(Reebok x Jurassic World Dominion)」とコラボしたコレクション “リーボック×ジュラシック・ワールド・ドミニオン(Reebok x Jurassic World Dominion)”を8月25日に発売する。「リーボック」渋谷を含む一部店舗と公式オンラインストア、ゾゾタウン、アマゾンなどで取り扱う。

 映画「ジュラシック・ワールド」シリーズとのコラボは昨年7月に続き2回目。今回はフットウエア9種とアパレル7種を用意。恐竜ヴェロキラプトルの”ブルー”とその子供である”ベータ”をイメージした“クラシックレザー リップル(CLASSIC LEATHER RIPPLE)”(税込1万3200円、以下同)や肉食恐竜ギガノトサウルスをモチーフにしたカラーと爬虫類をモチーフにした素材を採用した“ジ・アンサー DMX(THE ANSWER DMX)”(2万4200円)など作品に登場する恐竜モチーフのアイテムも多い。“クラブシー リベンジ(CLUB C REVENGE)”(1万2100円)は、作品中のバイオエンジニアリング会社の研究所が作り出す”遺伝子組み換え”動物と試験管など化学的なイメージを表現している。アパレルはTシャツ(4990円)などを発売する。

 「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は、「ジュラシック・パーク」フランチャイズの第6作目、「ジュラシック・ワールド」シリーズの第3作目。日本では、7月29日に公開された。

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改めて読み解く、井野デザイナーが「ダブレット」22-23年秋冬で成し遂げたこと

 2022年もすっかり後半に差し掛かった。ファッション業界では海外主要都市の2023年春夏シーズンのファッション・ウイークが終わり、8月末から「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」(通称、東コレ)が始まる。その前に、書き残したいことがあった。私もモデルとして参加した「ダブレット(DOUBLET)」22-23年秋冬コレクションのショーである。発表は1月だったが、店頭に並ぶのは8月のため、この記事を読んで興味を抱いた人は店頭で実物を見てもらえるとうれしい。

車椅子のファッションに
真剣に向き合ったアイテム

 東京2020オリンピック・パラリンピックをきっかけに、マイノリティーな体に関心を持った人は多い。「ダブレット」のデザイナー、井野将之さんもその一人だ。昨年の秋頃、井野さんから「車椅子の人に服を作りたい」と私のところへメッセージが届き、そこから私と「ダブレット」チームで試行錯誤が始まった。

 「アイテムは何がいいのか」「普段の生活で困っていることはないか」「何がほしいか」という対話からスタートし、「長袖は汚れてしまうから袖まくりをしている」「肩の可動域が狭いジャケットは脱着しづらいから選ばない」など、細かな悩みを打ち明けた。最初はそれら一つ一つを解決する方法も考えたが、最終的には「車椅子に乗っている人がかっこいいアイテムが一番だ」という結論に至った。

 そして完成したのが、車椅子に乗っていても肩がけできるライダースジャケットだ。ジャケットを肩がけしている車椅子の人はこれまで見たことがなく、井野さんらしいユニークな変化球だった。中に着たパーカには“WILD DRIVING”の文字と、私の車椅子の柄を刺しゅうした。これは、1980年代に流行したハーレーダビットソン(HARLEY-DAVIDSON)の宣伝用に作られたTシャツのパロディーだ。車椅子に向けた設計に、ブランドを象徴するパンクやY2Kの要素を取り入れて、幅広い人に受け入れられるジャケットになっている。衣服ではなく、ファッションとして提案したいという井野さんの思いを感じた。

人々が行き交う交差点が舞台
「何気ない日常に“多様性”はある」

 ショーの舞台は、渋谷スクランブル交差点を再現した「足利スクランブルシティスタジオ」だった。周りは平地で何もなく、風が強く吹いて強烈に寒かったことを覚えている。

 現場に着くとすぐリハーサルが始まり、ショーの肝であるバーチャルヒューマン“imma”のマスクと髪型にそろえて、コレクションルックに着替えた。緊張感とマスクの閉塞感などが相まって、少々孤独を感じていた。しかし、本番が近づくにつれ、「観客は『ダブレット』のショーに車椅子の私が出てくると想定していない」「私にとっても、ブランドにとっても、全てが初めての体験だ」ということを再認識した。孤独感は徐々に薄れ、高揚感へと変わっていき、本番は堂々とランウエイを歩いていた。

 ショーのフィナーレでモデルが一斉にマスクを脱ぐと、自然と笑みが溢れた。出演者との距離も不思議と縮まり、成功を労うようにハグもした。体に違いはあっても、「人との間をさまたげる」という意味の“障がい”は全く感じない。モデルそれぞれの個性に向き合ったファッションショーだからこそ生まれた、暖かな空気が流れていた。

 キャスティングに加えて、モデルたちが交差点をかき分けていく演出からも、「多様性は日常に潜んでいて、"特別"なものではない」という井野さんのメッセージが伝わってきた。そして、このショーがパリ・コレクションとして全世界へ発信されることに、胸が高鳴った。

考えを深めるきっかけとなった
学生団体との対話

 1月のショーから少し時間がたち、改めて多様性について考える機会があった。7月の上旬、学生服飾団体Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)からインタビューの依頼を受けたことだ。「ダブレット」のコレクションの一部を借り、実物を見ながら多様性について考えるインタビューとなった。

 まずはアイテムの設計から“衣服”における多様性を考えた。先ほど挙げた“肩がけライダース”は、アームホールが広くて丈が短い。これは車椅子を使っている私に合わせたものだ。ほかにもデニムパンツは、腰から裾にかけて長いダブルジップが2本付いており、ジップの開閉で前身頃が大きく開いて、体が動きにくい人も脱ぎ着しやすい。介助者にとっても履かせやすい設計だ。大きく伸び縮みする“有松絞り”を活用したアイテムも、着る人の体形を選ばない。

 これらの説明を受けて学生たちは、「かっこいいだけでなく、利便性も考えられているデザインに感動した」「車椅子の徳永さんに向けたデザインなのに、みんなが着たいと思えるものになっているがすごい」と感想をくれた。「私のコラム『1%から見るファッション』が伝えたいことはこれだ」と改めて実感し、うれしく思った。

改めて問う「多様性とは何か?」

 続いて学生は、“多様性”の本質についても投げかけてきた。「社会が多様性を推進する一方で、マイノリティへの差別が多くなっているのではないか」「多様性の押し売りになってはいないか」とシビアな意見をもらった。そしてこれらの意見には、私も同意する。言葉の本質を考えず、トレンドになってしまっていると危惧しているからだ。

 ファッション業界でも、既存のジェンダー観に縛られないルックだったり、黒人や有色人種のモデルのバランスを意識したりするブランドをよく見かけるようになった。もちろんこの意識は素晴らしい。その一方で、“偏り”も感じずにはいられない。人種やジェンダーばかりが注目され、身体的マイノリティーの登場が少ない点である。

 身体的マイノリティーをモデルに起用するブランドもある。例えば「モスキーノ(MOSCHIMO)」は22年春夏コレクションに車椅子の黒人トランスジェンダーのアーロン・フィリップ(Aaron Philip)を、「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」は22年春夏コレクションにエミリー・バーカー(Emily Barker)を起用した。義足では、「ユイマ ナカザト(YUIMANAKAZATO)」が21年春夏コレクションのミューズとしてローレン・ワッサー(Lauren Wasser)を起用し、彼女はその後「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の23年クルーズ・コレクションにも出演した。「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」22-23年秋冬コレクションのランウエイには、車いすバスケットボール選手の鳥海連志が登場した。

 こう見ると多くのブランドが身体的マイノリティーを起用しているように感じるが、コレクションに参加しているブランド全体を考えるとまだまだ少ない。この多様性の偏りは、“トレンド”という言葉に置き換えられてしまわないだろうか。

発信力のあるブランドこそ、
マジョリティーとマイノリティーの分け隔てなく

 今回の「ダブレット」は、私以外にも低身長モデルのちびもえこと義足モデルのGIMICOを起用している。海外ブランドが実現できていないショーを、「ダブレット」はパリ・コレクションの公式スケジュールでさらっと成し遂げたのだ。

 そして、このショーを世界のファッション業界が見ていることも重要な点である。発信力のあるブランドが、体に障がいがある人を王道のランウエイ形式のショーに起用する。マジョリティーとマイノリティーの分け隔てなく、多様な一人として認知する。その意義は、とてつもなく大きい。

 全てのブランドにこの姿勢を望んでいるのではない。それは多様性の押し売りで、本質を見失うからだ。しかし、多様性がSDGsの課題なのであれば、トレンドでは終わらせてはならない。“多様性”をやみくもに目指すフェーズから、本質を見直す段階に入っている今だからこそ、この言葉の意味を考え、行動に移していきたい。

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「ハフ」×アーティストHAROSHIのメード・イン・USAコレクション “コーンデニム”製カバーオールなどを発売

 サンフランシスコ発のスケートボードブランド「ハフ(HUF)」は8月20日、日本人アーティストHAROSHI(ハロシ)とコラボしたメード・イン・USAのカプセルコレクションを発売した。

 ラインアップするのは、“POSITIVE MENTAL ATTITUDE”の文字をチェーンステッチした“コーンデニム”(米コーンデニム[CONE DENIM、旧コーンミルズ]が2017年に閉鎖した米国唯一の工場ホワイトオークで生産したデニム)製カバーオール(世界50着限定、6万6000円税込、以下同)や、「ハフ」のトリプルトライアングルロゴを刺しゅうしたデニムキャップ(1万6500円)、6.5オンスのヘビーウエイトコットンを使ったプリントTシャツ(1万3200円)の3商品だ。

 「ハフ」は、2002年にプロスケートボーダーの故キース・ハフナゲル(Keith Hufnagel)が設立。今年20周年を迎えた。

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「ア ベイシング エイプ®」×「ライカ」×アーティストSTASHの迷彩柄デジカメ

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」とドイツのカメラメーカー「ライカ(LEICA)」、ニューヨーク出身のグラフィティーアーティストのスタッシュ(STASH)はトリプルコラボした“ライカD-LUX 7”を発売する。カメラ本体に加えてポーチやストラップが付属し、価格は25万8500円〜(税込)。

 “ライカD-LUX 7 ア ベイシング エイプ®×スタッシュ スペシャルエディション”は、外装に「ア ベイシング エイプ®」を象徴する“エービーシーカモ(ABC CAMO)”や“エイプヘッド(APE HEAD)”、スタッシュのサインをあしらう。

 シルバーとブラックの2色展開で、シルバーは8月20日に「ア ベイシング エイプ®」の店舗および公式オンラインストア限定で、ブラックは8月27日に「ライカ」の店舗および公式オンランストア限定で販売する。

 デザイン以外の仕様および性能は通常版の“ライカD-LUX 7”と同じで、有効画素数は1700万。光学式手ぶれ補正機能などを備える。

 スタッシュは1967年、米国・ニューヨーク州生まれ。グラフィティー界のパイオニア的存在であり、落書きをアートに昇華させた人物の一人だ。

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「トッズ」が新作ローファーを発売 キャンペーンに町田啓太を起用

 「トッズ(TOD’S)」はこのほど、2022-23年秋冬メンズのローファー・コレクションを発売した。

 ヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)クリエイティブ・ディレクターによる今シーズンのローファーは、エレガントなアッパーとのコントラストを効かせたミリタリーテイストのラギッドソールや、ドライビングシューズの“ゴンミーニ”のペブルをイメージしたラバーソールが特徴だ。アッパーはコインローファーをメインに、アイコニックな“T タイムレス”やチェーンモチーフの“ケイト”、オリジナルコインを挟んだペニーローファーなど人気のメタルアクセサリーで装飾した。

 新キャンペーンビジュアルには、“トッズ フレンズ”として2シーズン目を迎えた俳優の町田啓太を起用。コントラストをテーマにしたフットウエアと刷新したメンズのワードローブを身につけて、コレクションの魅力を表現した。

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キャサリン妃の装いから読み解く夏の上品ワンピース術 元バイヤーの経験を生かした着こなし

 暑い日が続く夏には、涼しげなワンピースが着たくなります。気品漂う世界の王室関係者たちも、公の場でたびたびまとっているアイテムです。ロイヤルメンバーの中でも、英国のケンブリッジ公爵夫人、ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)の着こなし方は特に多彩でエレガント。独身時代にファッション業界でバイヤー経験を持つだけに、プチプラからラグジュアリーまでを自在に着こしています。しかも何シーズンにもわたる着回しや、場面に応じたムードチェンジも上手です。今回は、キャサリン妃のおしゃれなノウハウから、上品なワンピース術を読み解いていきます。

 たとえば、6月に開催されたロイヤルアスコット(Royal Ascot、格式の高い英国アスコット競馬場での社交イベント)で、キャサリン妃はロンドン発「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」の総ドット柄のワンピースに身を包みました。清潔感の高い白をベースに、黒の小ぶりなドットが涼やかです。長袖で首周りが開いていないデザインなので、ロイヤルらしいたたずまいが保たれています。スカーフ風の飾り布がアシンメトリーにたなびいて優美な印象です。ウエストは共布ベルトできれいにマーク。水玉のドレスはウィリアム王子(Duke of Cambridge, Prince William,)の亡き母、ダイアナ(Diana)元妃をほうふつとさせます。王室の大事な催しに、大切な思い出をまとうかのような装いも、タイムレスなファッション表現です。

ノースリーブはコンパクトなネックラインで品格をキープ

 ポロ試合を観戦したキャサリン妃は、ロンドン・コレクションにも参加する英国ブランド「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の白いワンピースを着用。両腕が見えるノースリーブでも品格を保っているのは、ネックラインが詰まっているからです。

 ふくらはぎが隠れる上品なミモレ丈に、ウエストがわずかに絞られた、メリハリの利いたシルエット。縦に走る黒のパイピングがシャープさを際立たせています。凛とした爽やかムードがスポーツ観戦にぴったりです。このイベントはチャリティーだったため、自分が目立ち過ぎない控えめなスタンスを、ホワイト主体の高貴な出で立ちで静かに示しているのです。

優しげなシフォンと袖コンシャスのトレンドミックス

 ホームレス支援施設を訪れた日は、シフォン風の柔らかい素材で仕立てたワンピースをまといました。施設の人たちに寄り添うかのように優しげな雰囲気の装いが、来訪の目的とマッチしています。自分の役割や、受ける視線にしっかり配慮した服選びは参考になります。柄ワンピースでも、このような細かい抽象的なモチーフであれば、主張は控えめにとどめつつ、明るい印象に映ります。袖はふんわりと膨らんだベルスリーブで、二の腕を隠しながらも涼やか。トレンドの袖コンシャスとシアー感覚を交わらせました。

“大人チャーミング”な秘訣はシルエットにあり

 チョコレートの原料、カカオを育てている農場を訪ねたキャサリン妃がまとうのは、ニューヨークブランド「トリー バーチ(TORY BURCH)」のワンピースです。南国にふさわしい鮮やかなブルーで、現地に合わせた植物柄がナチュラルなムードです。大人かわいい印象のパフスリーブに、スクエアネックでクリーンに肌見せ。上半身にだけシャーリングを施し、ビスチェを着ているかのようなフィット感と起伏が両立しています。このようなフィット&フレアシルエットの柄ワンピースは、上品でチャーミングなムードを演出してくれるので、バケーションなどにもぴったりです。

フォーマルでデコルテ魅せ、ヘアは自然なスタイルに

 レッドカーペットと呼ばれる、著名人が集まる晴れ舞台には、キャサリン妃もしっかりドレスアップして出席しています。ロンドンで開催された、映画「トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)」のプレミア上映会でキャサリン妃が選んだのは、黒主体のオフショルダードレス。御用達のロンドンブランド「ローラン ムレ(ROLAND MOURET)」のもので、決め手はデコルテラインを横に走るホワイトのパーツです。黒ベースとのコントラストがくっきり際立ち、品格を感じさせます。

 靴は「プラダ(PRADA)」のパンプスで、手には英国ブランドを代表する「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のクラッチバッグ。さらにロンドン発「ロビンソン ペラム(ROBINSON PELHAM)」のジュエリーをコーディネートし、地元ロンドンのブランドを発信するミッションもきちんとこなしています。ウィリアム王子は黒の正装で抜かりなくエスコート役を務めました。

 オフショルダーのロングドレスでも白の横線がスマートで、顔周りを明るく見せつつ、清楚な風情にあふれています。髪をあえてアップにせず、デコルテ周りをカムフラージュ。フォーマルすぎない自然体なコーディネートが参考になります。ドレスアップするときは、ヘアスタイルまで気張りすぎないほうがリラックス感あるエレガンスを表現できます。

 このように、それぞれのシーンや立場にふさわしいワンピースを的確に選ぶ目利き力がキャサリン妃流スタイリングの特徴です。王室のコード(約束事)を守りながらも、型にはまりすぎないさじ加減は、ファッション業界でキャリアを重ねた経験値の高さゆえ。素肌の見せ加減やレングス(着丈)の選び方など、私たちが着こなしの参考にできそうなテクニックがいくつも見つかりました。適度な抜け感と気品のバランスや、“大人チャーミング”な味付け、タイムレスなムードづくりなどの面でも、キャサリン妃の装いはまたとないお手本と言えるでしょう。

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【三宅一生さんから受け取ったもの vol.1】 滝沢直己/クリエイティブ・ディレクター、ファッションデザイナー

 三宅一生氏の訃報を受け、多くの人がSNSなどに追悼メッセージを上げている。そのエピソードを通じて三宅氏の功績や人柄、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」というブランドの哲学を改めて知る人は多いだろう。この連載では特にゆかりの深い人たちに三宅氏へのメッセージをつづってもらう。初回はクリエイティブ・ディレクター、ファッションデザイナーの滝沢直己。滝沢は1982年に三宅デザイン事務所に入所し、三宅氏の後任として93年に「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーに就任。2000年春夏から07年春夏までは「イッセイ ミヤケ」のクリエイティブ・ディレクターも務めた。

 私は1989年に「イッセイ ミヤケ」のパリコレチームの一員となりました。

 ショーが終わると一生さんは私を他のメゾンのショーにたまに同行させてくれました。印象深いのはジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)さんのショーにご一緒した時のことでした。

 ゴルチエさんのショーは大人気でしたが、開始時間がすごく遅れることでも有名でした。ちょうど開演時間ごろに到着した我々ですが、案の定開場はまだでした。入口前にはカメラマン、ジャーナリストら世界中から集まった多くの業界人達であふれかえっています。

 一生さんと私は開場を待つ集団後方につくと、カメラマンの一人が一生さんを見つけ、「Issey !」と叫びました。すると前方にいた人達が振り返り一生さんを見つけ、近くにいた一般の人達までを巻き込む大拍手が起こりました。

 気がついたゴルチエのスタッフが一生さんに対し笑顔で手招きすると自然に群衆が割れて彼を迎える道ができました。道を作ってくれた人たちに対し丁寧にお礼し、知人に挨拶し私を紹介しながら、やっと入場口にたどり着きました。

 すると、一生さんは招待状の封筒裏にフランス語で何かささっと書き、そこにいたスタッフの一人に渡すと彼は駆け足で会場内に消えました。すると慌てて上司らしい人が走ってきて招待状を持たない私まで入場させてくれました。それを見送る人達がまた拍手。私にとっては「世界のイッセイ ミヤケ」の存在を改めて実感した瞬間でした。

 その時、封筒に一生さんは「今日は私のスタッフNAOKIを連れてきているので申し訳ないが入場させてあげてくれませんか」と書いてあったことを後で知りました。ファッション界だけに限らず世界中の多く人々から愛された一生さんを「世界のミヤケ」としたのは毎回発表し続けた革新的なコレクションだけでなく、相手を思いやり、愛情あふれる人柄もあってのことだったのだと思います。

 もちろん、時には仕事へ、また人へと厳しい態度で向かい合うシーンもありました。しかし、私は創造者とはそういう対極的な二面性があって初めて独自の美を生み出せる存在ということを27年間一緒に仕事をさせていただきながら知りました。

 デザインするときには「服作りは福作りなんだよ」と笑顔でよく言っていた三宅一生さん。多くのものを未来への資源として残してくださいました。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

 滝沢直己

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「YSL」から新リップ登場 高発色かつスキンケア成分約40%配合の高いケア効果

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 」から9月23日、新リップ“ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド”(全7色、税込各5500円)が誕生する。ブランド独自の艶フィルム処方により、軽やかなつけ心地でありながら鮮やかな発色と艶を実現。つけたての美しいカラーが長時間持続する。

 リップトリートメント効果の高いスキンケア成分を約40%配合し、ふっくらと潤いのある唇に整える。

 また、唇の潤いと滑らかさ保つレッドポピーオイルと、エモリエント効果で潤いを高めるグレープシードオイルを配合。植物オイルのリッチな潤い感がありながらもしっかりとした発色で美しいリップラインをキープする。カラーは、肌なじみの良いヌードからブランドの真髄を表現したレッドまで7色をラインアップ。ナチュラルなヌードカラーにフェミニンさをプラスした“ブレイズン ヌード”、フレッシュなモダンレッド“ヌード アンディスクローズト”、艶が引き立つ“ウィルフルレッド”、温かみの感じるレッド“ルージュ プロボケーション”、女性らしくも力強い“リイグナイテッド アンバー”、あらゆる表情を作り出すプラムパープル“アンディナイアブル プラム”、肌色を美しく見せる“ニュ アンコングリュ”をそろえる。

 パッケージは、“ルージュピュールクチュール”のクチュールを極めたデザインを受け継ぐスクエアシェイプ。ブラックキャップとゴールドボディーのカラーコントラストがモダンラグジュアリーを体現する。

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「YSL」から新リップ登場 高発色かつスキンケア成分約40%配合の高いケア効果

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 」から9月23日、新リップ“ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド”(全7色、税込各5500円)が誕生する。ブランド独自の艶フィルム処方により、軽やかなつけ心地でありながら鮮やかな発色と艶を実現。つけたての美しいカラーが長時間持続する。

 リップトリートメント効果の高いスキンケア成分を約40%配合し、ふっくらと潤いのある唇に整える。

 また、唇の潤いと滑らかさ保つレッドポピーオイルと、エモリエント効果で潤いを高めるグレープシードオイルを配合。植物オイルのリッチな潤い感がありながらもしっかりとした発色で美しいリップラインをキープする。カラーは、肌なじみの良いヌードからブランドの真髄を表現したレッドまで7色をラインアップ。ナチュラルなヌードカラーにフェミニンさをプラスした“ブレイズン ヌード”、フレッシュなモダンレッド“ヌード アンディスクローズト”、艶が引き立つ“ウィルフルレッド”、温かみの感じるレッド“ルージュ プロボケーション”、女性らしくも力強い“リイグナイテッド アンバー”、あらゆる表情を作り出すプラムパープル“アンディナイアブル プラム”、肌色を美しく見せる“ニュ アンコングリュ”をそろえる。

 パッケージは、“ルージュピュールクチュール”のクチュールを極めたデザインを受け継ぐスクエアシェイプ。ブラックキャップとゴールドボディーのカラーコントラストがモダンラグジュアリーを体現する。

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“プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役”

 22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、アニメ「プリキュア」シリーズのフィギュアをモチーフにしたネックレスや、自身が住むマンションの掲示板へのドローイングをSNSで発信し、アート界を中心に徐々に注目を集めている。門倉は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」でパタンナーと勤務しながら創作活動を行い、今年1月に独立。アクリルによる新作のペインティングや、これまでの立体ネックレスを展示する個展「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」を東京・田端のウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)で8月21日まで開催中だ。門倉に、会社員時代の学びや作品のルーツなどについて聞いた。

高校3年生まではファッションに無頓着だった

WWD:活動名を22世紀ジェダイ/門倉太久斗と二つの名前を続けているのはなぜ?

門倉太久斗(以下、門倉):“プリキュアネックレス”の名義が22世紀ジェダイで、絵の場合は本名を使っているんです。以前は企業に勤めていたので本名が使いづらく、展示をするようになるとも想像していなかったので、Twitterのアカウント名をそのまま名乗るようになりました。

WWD:ファッションに興味を持ったきっかけは?

門倉:今は服が大好きですけど、高校3年生までは自分で服を買ったことがなかったくらい無頓着だったんです。興味を持ったきっかけは、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科で受けたウエアラブルという授業でした。ファッションの課題ではあるものの、おしゃれなものを作るのではなく、着ることによって起こる変化を考えるという授業だったんです。僕は神社をそのまま着るという作品を作って面白さに気づき、その後ファッションを専攻しました。

WWD:学生時代にはほかにどんな作品を作った?

門倉:例えば、飛行機の骨組みをそのまま着てみる作品です。プロペラもちゃんと回るんです。僕の師匠である野老朝雄さんは、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたことで知られているのですが、もともとは建築の世界にいたので、当時は彼の影響をすごく受けていましたね。

WWD:大学卒業後の進路に「コム デ ギャルソン」を選んだのはなぜ?

門倉:卒業後はアーティストになるつもりでしたが、「コム デ ギャルソン」がすごく好きだったので、一社だけ受けてみようとパタンナー職に応募したんです。

WWD:当時学んだことのなかで特に印象的だったことや、今に生きていることは?

門倉:やはり、新しいものを作るのがいかに大切かということです。僕は美術の大学を卒業し、世の中にあるかっこいいものや美しいものを自分でも作れるようになりたいと思っていました。でも、それだけではダメだったんです。誰も見たことがなくて、どう解釈していいか分からないものを作るのが目指す場所だと気づきました。川久保さん(川久保玲『コム デ ギャルソン』デザイナー)も、新しさと強さの2点はすごく大切にしているようでした。

WWD:会社員として働く傍らで、作品作りをするようになったきっかけは?

門倉:僕はバリバリの技術系で入ったわけではなかったので、テキスタイルの柄を描いたり、アクセサリーやヘッドピースを作ったりもしていたんです。その経験を通じて、徐々に自分でも作品を作ってみるようになりました。

WWD:独立したのは、創作に専念するため?

門倉:そうですね。なんとか両立できないかと試行錯誤してきたのですが、作品を作り始めて3年くらい経った頃に、やっぱり難しいなと独立を決めました。「コム デ ギャルソン」の仕事も本当に好きだったので、今でも服を作りたい気持ちはあります。

プリキュアたちをかわいく飾ってあげたい

WWD:“プリキュアネックレス”はどのように誕生した?

門倉:「コム デ ギャルソン」のコレクションでおもちゃを取り入れることになり、候補をピックアップしていく中で僕が興味を持ったのが「プリキュア」シリーズでした。その時、勉強のつもりで見始めたら虜になってしまったんです。

 僕は以前、人のことをほとんど考えていなかったんです。全て自分の世界で完結していたから、ありがとうを言おうとか、他人の気持ちを考えようとか、知識としては知っていたけど、その意味まで理解していなかった。でも「プリキュア」シリーズを見て、他者にも感情があるということに初めて気がついたんです。その気づきを忘れないために、ネックレスを作り始めました。“プリキュアネックレス”は「コム デ ギャルソン」での仕事と、自分の気持ちが混ざり合ってできています。

WWD:そんな“プリキュアネックレス”には、どんなこだわりを盛り込んでいる?

門倉:どこの国にも、背負える祭壇や頭に乗せられる祭壇と、ウエアラブルな宗教モチーフはたくさんあるんですよ。そういうものを参考に、装飾を盛り込んでシンメトリーに配置しています。

 ただ、僕はあくまでもプリキュアたちをかわいく装飾してあげたいという気持ちで作っているので、パーツはそれに相応しいものを選ぶようにしていますね。あと、全て結束バンドで固定しています。接着剤を使うとただの塊のように見えてグロさが際立ってしまうんですよね。手間がかかるので、作れても年に1つか2つが限界ですね。

自分が担っているのは“脅かし役”かもしれない

WWD:独立以降はドローイング作品も多く発表している。

門倉:“プリキュアネックレス”は自分のために作っているのに対して、絵は他者に向けた作品として描くこともあります。絵は美術大学を受験するために予備校でデッサンを勉強したくらいだし、僕はそんなに上手くなかった。描いた絵を人に見せるのは未だに恥ずかしいけど、描くのは好きです。

WWD:絵で表現したいことは?

門倉:われわれがいる世界に穴が開いていたとして、その向こうの知らない世界から美しいものとはまた違う、びっくりするようなものが出てきてほしいんです。以前、創作を続ける目的について考えていたら、来訪神の存在意義を通して少し分かった気がしたんです。広く知られている来訪神の一つがナマハゲで、冬至のお祭りに合わせて異界からやってきて、年に一度僕たちの日常をかき乱して帰っていきますよね。

 その感覚はファッションショーにも通ずるなと気付きました。年に2回だけ幕が開いて、その日だけあの世とこの世の境目がなくなる。そしてモデルたちが美しいのかもよく分からない異様な服をまとって歩き、観客はびっくりしたり、混乱したり。もしかしたら自分が担っているのは、この“脅かし役”かもしれないと気付いて、それから迷いがなくなっていきました。服から離れて絵を描いている今も、その精神は大切にしています。

WWD:個展名「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」の意味は?

門倉:絵と“プリキュアネックレス”を並べることはこれまであまりなかったので、一緒に出す意味を考えた結果「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」というタイトルをつけました。

WWD:今後の目標は?

門倉:「プリキュア」シリーズが放映され続ける限り新しいキャラクターがどんどん出てきます。全員分のネックレスを作り、最終的には自分の棺桶に入れたい。“プリキュアネックレス”は大きければ大きいほど、重ければ重いほどいいから、既存のものもボリュームアップしていきたいですね。あと、もっといい絵が描けるようになりたいです。

■どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない
会期:〜8月21日(日)
場所:WISH LESS gallery
所在地:東京都北区田端5-12-10

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“プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役”

 22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、アニメ「プリキュア」シリーズのフィギュアをモチーフにしたネックレスや、自身が住むマンションの掲示板へのドローイングをSNSで発信し、アート界を中心に徐々に注目を集めている。門倉は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」でパタンナーと勤務しながら創作活動を行い、今年1月に独立。アクリルによる新作のペインティングや、これまでの立体ネックレスを展示する個展「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」を東京・田端のウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)で8月21日まで開催中だ。門倉に、会社員時代の学びや作品のルーツなどについて聞いた。

高校3年生まではファッションに無頓着だった

WWD:活動名を22世紀ジェダイ/門倉太久斗と二つの名前を続けているのはなぜ?

門倉太久斗(以下、門倉):“プリキュアネックレス”の名義が22世紀ジェダイで、絵の場合は本名を使っているんです。以前は企業に勤めていたので本名が使いづらく、展示をするようになるとも想像していなかったので、Twitterのアカウント名をそのまま名乗るようになりました。

WWD:ファッションに興味を持ったきっかけは?

門倉:今は服が大好きですけど、高校3年生までは自分で服を買ったことがなかったくらい無頓着だったんです。興味を持ったきっかけは、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科で受けたウエアラブルという授業でした。ファッションの課題ではあるものの、おしゃれなものを作るのではなく、着ることによって起こる変化を考えるという授業だったんです。僕は神社をそのまま着るという作品を作って面白さに気づき、その後ファッションを専攻しました。

WWD:学生時代にはほかにどんな作品を作った?

門倉:例えば、飛行機の骨組みをそのまま着てみる作品です。プロペラもちゃんと回るんです。僕の師匠である野老朝雄さんは、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたことで知られているのですが、もともとは建築の世界にいたので、当時は彼の影響をすごく受けていましたね。

WWD:大学卒業後の進路に「コム デ ギャルソン」を選んだのはなぜ?

門倉:卒業後はアーティストになるつもりでしたが、「コム デ ギャルソン」がすごく好きだったので、一社だけ受けてみようとパタンナー職に応募したんです。

WWD:当時学んだことのなかで特に印象的だったことや、今に生きていることは?

門倉:やはり、新しいものを作るのがいかに大切かということです。僕は美術の大学を卒業し、世の中にあるかっこいいものや美しいものを自分でも作れるようになりたいと思っていました。でも、それだけではダメだったんです。誰も見たことがなくて、どう解釈していいか分からないものを作るのが目指す場所だと気づきました。川久保さん(川久保玲『コム デ ギャルソン』デザイナー)も、新しさと強さの2点はすごく大切にしているようでした。

WWD:会社員として働く傍らで、作品作りをするようになったきっかけは?

門倉:僕はバリバリの技術系で入ったわけではなかったので、テキスタイルの柄を描いたり、アクセサリーやヘッドピースを作ったりもしていたんです。その経験を通じて、徐々に自分でも作品を作ってみるようになりました。

WWD:独立したのは、創作に専念するため?

門倉:そうですね。なんとか両立できないかと試行錯誤してきたのですが、作品を作り始めて3年くらい経った頃に、やっぱり難しいなと独立を決めました。「コム デ ギャルソン」の仕事も本当に好きだったので、今でも服を作りたい気持ちはあります。

プリキュアたちをかわいく飾ってあげたい

WWD:“プリキュアネックレス”はどのように誕生した?

門倉:「コム デ ギャルソン」のコレクションでおもちゃを取り入れることになり、候補をピックアップしていく中で僕が興味を持ったのが「プリキュア」シリーズでした。その時、勉強のつもりで見始めたら虜になってしまったんです。

 僕は以前、人のことをほとんど考えていなかったんです。全て自分の世界で完結していたから、ありがとうを言おうとか、他人の気持ちを考えようとか、知識としては知っていたけど、その意味まで理解していなかった。でも「プリキュア」シリーズを見て、他者にも感情があるということに初めて気がついたんです。その気づきを忘れないために、ネックレスを作り始めました。“プリキュアネックレス”は「コム デ ギャルソン」での仕事と、自分の気持ちが混ざり合ってできています。

WWD:そんな“プリキュアネックレス”には、どんなこだわりを盛り込んでいる?

門倉:どこの国にも、背負える祭壇や頭に乗せられる祭壇と、ウエアラブルな宗教モチーフはたくさんあるんですよ。そういうものを参考に、装飾を盛り込んでシンメトリーに配置しています。

 ただ、僕はあくまでもプリキュアたちをかわいく装飾してあげたいという気持ちで作っているので、パーツはそれに相応しいものを選ぶようにしていますね。あと、全て結束バンドで固定しています。接着剤を使うとただの塊のように見えてグロさが際立ってしまうんですよね。手間がかかるので、作れても年に1つか2つが限界ですね。

自分が担っているのは“脅かし役”かもしれない

WWD:独立以降はドローイング作品も多く発表している。

門倉:“プリキュアネックレス”は自分のために作っているのに対して、絵は他者に向けた作品として描くこともあります。絵は美術大学を受験するために予備校でデッサンを勉強したくらいだし、僕はそんなに上手くなかった。描いた絵を人に見せるのは未だに恥ずかしいけど、描くのは好きです。

WWD:絵で表現したいことは?

門倉:われわれがいる世界に穴が開いていたとして、その向こうの知らない世界から美しいものとはまた違う、びっくりするようなものが出てきてほしいんです。以前、創作を続ける目的について考えていたら、来訪神の存在意義を通して少し分かった気がしたんです。広く知られている来訪神の一つがナマハゲで、冬至のお祭りに合わせて異界からやってきて、年に一度僕たちの日常をかき乱して帰っていきますよね。

 その感覚はファッションショーにも通ずるなと気付きました。年に2回だけ幕が開いて、その日だけあの世とこの世の境目がなくなる。そしてモデルたちが美しいのかもよく分からない異様な服をまとって歩き、観客はびっくりしたり、混乱したり。もしかしたら自分が担っているのは、この“脅かし役”かもしれないと気付いて、それから迷いがなくなっていきました。服から離れて絵を描いている今も、その精神は大切にしています。

WWD:個展名「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」の意味は?

門倉:絵と“プリキュアネックレス”を並べることはこれまであまりなかったので、一緒に出す意味を考えた結果「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」というタイトルをつけました。

WWD:今後の目標は?

門倉:「プリキュア」シリーズが放映され続ける限り新しいキャラクターがどんどん出てきます。全員分のネックレスを作り、最終的には自分の棺桶に入れたい。“プリキュアネックレス”は大きければ大きいほど、重ければ重いほどいいから、既存のものもボリュームアップしていきたいですね。あと、もっといい絵が描けるようになりたいです。

■どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない
会期:〜8月21日(日)
場所:WISH LESS gallery
所在地:東京都北区田端5-12-10

The post “プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役” appeared first on WWDJAPAN.

“プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役”

 22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、アニメ「プリキュア」シリーズのフィギュアをモチーフにしたネックレスや、自身が住むマンションの掲示板へのドローイングをSNSで発信し、アート界を中心に徐々に注目を集めている。門倉は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」でパタンナーと勤務しながら創作活動を行い、今年1月に独立。アクリルによる新作のペインティングや、これまでの立体ネックレスを展示する個展「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」を東京・田端のウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)で8月21日まで開催中だ。門倉に、会社員時代の学びや作品のルーツなどについて聞いた。

高校3年生まではファッションに無頓着だった

WWD:活動名を22世紀ジェダイ/門倉太久斗と二つの名前を続けているのはなぜ?

門倉太久斗(以下、門倉):“プリキュアネックレス”の名義が22世紀ジェダイで、絵の場合は本名を使っているんです。以前は企業に勤めていたので本名が使いづらく、展示をするようになるとも想像していなかったので、Twitterのアカウント名をそのまま名乗るようになりました。

WWD:ファッションに興味を持ったきっかけは?

門倉:今は服が大好きですけど、高校3年生までは自分で服を買ったことがなかったくらい無頓着だったんです。興味を持ったきっかけは、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科で受けたウエアラブルという授業でした。ファッションの課題ではあるものの、おしゃれなものを作るのではなく、着ることによって起こる変化を考えるという授業だったんです。僕は神社をそのまま着るという作品を作って面白さに気づき、その後ファッションを専攻しました。

WWD:学生時代にはほかにどんな作品を作った?

門倉:例えば、飛行機の骨組みをそのまま着てみる作品です。プロペラもちゃんと回るんです。僕の師匠である野老朝雄さんは、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたことで知られているのですが、もともとは建築の世界にいたので、当時は彼の影響をすごく受けていましたね。

WWD:大学卒業後の進路に「コム デ ギャルソン」を選んだのはなぜ?

門倉:卒業後はアーティストになるつもりでしたが、「コム デ ギャルソン」がすごく好きだったので、一社だけ受けてみようとパタンナー職に応募したんです。

WWD:当時学んだことのなかで特に印象的だったことや、今に生きていることは?

門倉:やはり、新しいものを作るのがいかに大切かということです。僕は美術の大学を卒業し、世の中にあるかっこいいものや美しいものを自分でも作れるようになりたいと思っていました。でも、それだけではダメだったんです。誰も見たことがなくて、どう解釈していいか分からないものを作るのが目指す場所だと気づきました。川久保さん(川久保玲『コム デ ギャルソン』デザイナー)も、新しさと強さの2点はすごく大切にしているようでした。

WWD:会社員として働く傍らで、作品作りをするようになったきっかけは?

門倉:僕はバリバリの技術系で入ったわけではなかったので、テキスタイルの柄を描いたり、アクセサリーやヘッドピースを作ったりもしていたんです。その経験を通じて、徐々に自分でも作品を作ってみるようになりました。

WWD:独立したのは、創作に専念するため?

門倉:そうですね。なんとか両立できないかと試行錯誤してきたのですが、作品を作り始めて3年くらい経った頃に、やっぱり難しいなと独立を決めました。「コム デ ギャルソン」の仕事も本当に好きだったので、今でも服を作りたい気持ちはあります。

プリキュアたちをかわいく飾ってあげたい

WWD:“プリキュアネックレス”はどのように誕生した?

門倉:「コム デ ギャルソン」のコレクションでおもちゃを取り入れることになり、候補をピックアップしていく中で僕が興味を持ったのが「プリキュア」シリーズでした。その時、勉強のつもりで見始めたら虜になってしまったんです。

 僕は以前、人のことをほとんど考えていなかったんです。全て自分の世界で完結していたから、ありがとうを言おうとか、他人の気持ちを考えようとか、知識としては知っていたけど、その意味まで理解していなかった。でも「プリキュア」シリーズを見て、他者にも感情があるということに初めて気がついたんです。その気づきを忘れないために、ネックレスを作り始めました。“プリキュアネックレス”は「コム デ ギャルソン」での仕事と、自分の気持ちが混ざり合ってできています。

WWD:そんな“プリキュアネックレス”には、どんなこだわりを盛り込んでいる?

門倉:どこの国にも、背負える祭壇や頭に乗せられる祭壇と、ウエアラブルな宗教モチーフはたくさんあるんですよ。そういうものを参考に、装飾を盛り込んでシンメトリーに配置しています。

 ただ、僕はあくまでもプリキュアたちをかわいく装飾してあげたいという気持ちで作っているので、パーツはそれに相応しいものを選ぶようにしていますね。あと、全て結束バンドで固定しています。接着剤を使うとただの塊のように見えてグロさが際立ってしまうんですよね。手間がかかるので、作れても年に1つか2つが限界ですね。

自分が担っているのは“脅かし役”かもしれない

WWD:独立以降はドローイング作品も多く発表している。

門倉:“プリキュアネックレス”は自分のために作っているのに対して、絵は他者に向けた作品として描くこともあります。絵は美術大学を受験するために予備校でデッサンを勉強したくらいだし、僕はそんなに上手くなかった。描いた絵を人に見せるのは未だに恥ずかしいけど、描くのは好きです。

WWD:絵で表現したいことは?

門倉:われわれがいる世界に穴が開いていたとして、その向こうの知らない世界から美しいものとはまた違う、びっくりするようなものが出てきてほしいんです。以前、創作を続ける目的について考えていたら、来訪神の存在意義を通して少し分かった気がしたんです。広く知られている来訪神の一つがナマハゲで、冬至のお祭りに合わせて異界からやってきて、年に一度僕たちの日常をかき乱して帰っていきますよね。

 その感覚はファッションショーにも通ずるなと気付きました。年に2回だけ幕が開いて、その日だけあの世とこの世の境目がなくなる。そしてモデルたちが美しいのかもよく分からない異様な服をまとって歩き、観客はびっくりしたり、混乱したり。もしかしたら自分が担っているのは、この“脅かし役”かもしれないと気付いて、それから迷いがなくなっていきました。服から離れて絵を描いている今も、その精神は大切にしています。

WWD:個展名「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」の意味は?

門倉:絵と“プリキュアネックレス”を並べることはこれまであまりなかったので、一緒に出す意味を考えた結果「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」というタイトルをつけました。

WWD:今後の目標は?

門倉:「プリキュア」シリーズが放映され続ける限り新しいキャラクターがどんどん出てきます。全員分のネックレスを作り、最終的には自分の棺桶に入れたい。“プリキュアネックレス”は大きければ大きいほど、重ければ重いほどいいから、既存のものもボリュームアップしていきたいですね。あと、もっといい絵が描けるようになりたいです。

■どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない
会期:〜8月21日(日)
場所:WISH LESS gallery
所在地:東京都北区田端5-12-10

The post “プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役” appeared first on WWDJAPAN.

“プリキュアネックレス”作家の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化 パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役”

 22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、アニメ「プリキュア」シリーズのフィギュアをモチーフにしたネックレスや、自身が住むマンションの掲示板へのドローイングをSNSで発信し、アート界を中心に徐々に注目を集めている。門倉は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」でパタンナーと勤務しながら創作活動を行い、今年1月に独立。アクリルによる新作のペインティングや、これまでの立体ネックレスを展示する個展「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」を東京・田端のウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)で8月21日まで開催中だ。門倉に、会社員時代の学びや作品のルーツなどについて聞いた。

高校3年生まではファッションに無頓着だった

WWD:活動名を22世紀ジェダイ/門倉太久斗と二つの名前を続けているのはなぜ?

門倉太久斗(以下、門倉):“プリキュアネックレス”の名義が22世紀ジェダイで、絵の場合は本名を使っているんです。以前は企業に勤めていたので本名が使いづらく、展示をするようになるとも想像していなかったので、Twitterのアカウント名をそのまま名乗るようになりました。

WWD:ファッションに興味を持ったきっかけは?

門倉:今は服が大好きですけど、高校3年生までは自分で服を買ったことがなかったくらい無頓着だったんです。興味を持ったきっかけは、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科で受けたウエアラブルという授業でした。ファッションの課題ではあるものの、おしゃれなものを作るのではなく、着ることによって起こる変化を考えるという授業だったんです。僕は神社をそのまま着るという作品を作って面白さに気づき、その後ファッションを専攻しました。

WWD:学生時代にはほかにどんな作品を作った?

門倉:例えば、飛行機の骨組みをそのまま着てみる作品です。プロペラもちゃんと回るんです。僕の師匠である野老朝雄さんは、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたことで知られているのですが、もともとは建築の世界にいたので、当時は彼の影響をすごく受けていましたね。

WWD:大学卒業後の進路に「コム デ ギャルソン」を選んだのはなぜ?

門倉:卒業後はアーティストになるつもりでしたが、「コム デ ギャルソン」がすごく好きだったので、一社だけ受けてみようとパタンナー職に応募したんです。

WWD:当時学んだことのなかで特に印象的だったことや、今に生きていることは?

門倉:やはり、新しいものを作るのがいかに大切かということです。僕は美術の大学を卒業し、世の中にあるかっこいいものや美しいものを自分でも作れるようになりたいと思っていました。でも、それだけではダメだったんです。誰も見たことがなくて、どう解釈していいか分からないものを作るのが目指す場所だと気づきました。川久保さん(川久保玲『コム デ ギャルソン』デザイナー)も、新しさと強さの2点はすごく大切にしているようでした。

WWD:会社員として働く傍らで、作品作りをするようになったきっかけは?

門倉:僕はバリバリの技術系で入ったわけではなかったので、テキスタイルの柄を描いたり、アクセサリーやヘッドピースを作ったりもしていたんです。その経験を通じて、徐々に自分でも作品を作ってみるようになりました。

WWD:独立したのは、創作に専念するため?

門倉:そうですね。なんとか両立できないかと試行錯誤してきたのですが、作品を作り始めて3年くらい経った頃に、やっぱり難しいなと独立を決めました。「コム デ ギャルソン」の仕事も本当に好きだったので、今でも服を作りたい気持ちはあります。

プリキュアたちをかわいく飾ってあげたい

WWD:“プリキュアネックレス”はどのように誕生した?

門倉:「コム デ ギャルソン」のコレクションでおもちゃを取り入れることになり、候補をピックアップしていく中で僕が興味を持ったのが「プリキュア」シリーズでした。その時、勉強のつもりで見始めたら虜になってしまったんです。

 僕は以前、人のことをほとんど考えていなかったんです。全て自分の世界で完結していたから、ありがとうを言おうとか、他人の気持ちを考えようとか、知識としては知っていたけど、その意味まで理解していなかった。でも「プリキュア」シリーズを見て、他者にも感情があるということに初めて気がついたんです。その気づきを忘れないために、ネックレスを作り始めました。“プリキュアネックレス”は「コム デ ギャルソン」での仕事と、自分の気持ちが混ざり合ってできています。

WWD:そんな“プリキュアネックレス”には、どんなこだわりを盛り込んでいる?

門倉:どこの国にも、背負える祭壇や頭に乗せられる祭壇と、ウエアラブルな宗教モチーフはたくさんあるんですよ。そういうものを参考に、装飾を盛り込んでシンメトリーに配置しています。

 ただ、僕はあくまでもプリキュアたちをかわいく装飾してあげたいという気持ちで作っているので、パーツはそれに相応しいものを選ぶようにしていますね。あと、全て結束バンドで固定しています。接着剤を使うとただの塊のように見えてグロさが際立ってしまうんですよね。手間がかかるので、作れても年に1つか2つが限界ですね。

自分が担っているのは“脅かし役”かもしれない

WWD:独立以降はドローイング作品も多く発表している。

門倉:“プリキュアネックレス”は自分のために作っているのに対して、絵は他者に向けた作品として描くこともあります。絵は美術大学を受験するために予備校でデッサンを勉強したくらいだし、僕はそんなに上手くなかった。描いた絵を人に見せるのは未だに恥ずかしいけど、描くのは好きです。

WWD:絵で表現したいことは?

門倉:われわれがいる世界に穴が開いていたとして、その向こうの知らない世界から美しいものとはまた違う、びっくりするようなものが出てきてほしいんです。以前、創作を続ける目的について考えていたら、来訪神の存在意義を通して少し分かった気がしたんです。広く知られている来訪神の一つがナマハゲで、冬至のお祭りに合わせて異界からやってきて、年に一度僕たちの日常をかき乱して帰っていきますよね。

 その感覚はファッションショーにも通ずるなと気付きました。年に2回だけ幕が開いて、その日だけあの世とこの世の境目がなくなる。そしてモデルたちが美しいのかもよく分からない異様な服をまとって歩き、観客はびっくりしたり、混乱したり。もしかしたら自分が担っているのは、この“脅かし役”かもしれないと気付いて、それから迷いがなくなっていきました。服から離れて絵を描いている今も、その精神は大切にしています。

WWD:個展名「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」の意味は?

門倉:絵と“プリキュアネックレス”を並べることはこれまであまりなかったので、一緒に出す意味を考えた結果「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」というタイトルをつけました。

WWD:今後の目標は?

門倉:「プリキュア」シリーズが放映され続ける限り新しいキャラクターがどんどん出てきます。全員分のネックレスを作り、最終的には自分の棺桶に入れたい。“プリキュアネックレス”は大きければ大きいほど、重ければ重いほどいいから、既存のものもボリュームアップしていきたいですね。あと、もっといい絵が描けるようになりたいです。

■どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない
会期:〜8月21日(日)
場所:WISH LESS gallery
所在地:東京都北区田端5-12-10

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「アー・ペー・セー」がアウトドアで楽しめる日本限定のカラフルなキルトラグ&クッションを発売

 「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は8月26日、残布を再利用した新作の“キルト ダイニング”コレクションを日本限定で発売する。アウトドアで楽しめるラグ5型、クッション10型からなり、価格は3万1900〜11万円(税込)。

 ジャマイカ出身のデザイナーでパッチワークに造詣の深いジェシカ・オグデン(Jessica Ogden)とコラボしたもので、オグデンは「無駄なものは何もない。全て、姿を変えられる」と話す。「アー・ペー・セー」の残布をフリース生地に縫い付けて作っており、さまざまなパターンや色の組み合わせがあり、一方で一つとして同じものがない。

 「アー・ペー・セー」の創業者であるジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)の母オデット・トゥイトゥ(Odette Touitou)は、アーミッシュ(米国に入植した18世紀当時の、電気や車のない生活を送るドイツ系移民)のモノ作りに影響を受け、パッチワークを作成。米国で“クラフトカルチャーの女王”と呼ばれるソフィー・キャンベル(Sophie Campbell)に師事し、1977年には「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(現インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ)」で表彰されるほどに。それから数十年後、息子のジャンがキルトに携わるのは必然だったとも言える。

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ベラ・ハディッド流 「サンローラン」“イカール”バッグのカジュアル&デイリーな取り入れ方

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は今年5月、アイコンバッグの“イカール”からマキシサイズ(38〜58×43×8cm)を発売した。これをカジュアルに取り入れているのが、米国人モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)だ。

 総柄の派手めなセットアップを身にまとったハディッドは、“イカール”を手持ち。バッグとサンダルのカラーや素材感をさりげなくリンクさせている。また、ラフに突っ込んだデニムジャケットから、期せずして“イカール”の大容量ぶりが分かる結果に。

 “イカール”はショッピングバッグの位置付けながら、“アニョー・リュクス”と呼ばれる最高級ラムスキンを用いており、そこにキルティングを施したデザインだ。価格は53万7900円(税込)。これをあくまでデイリー使いするさまは、さすがはセレブリティー。

 そう考えると、“YSL”ロゴを内側にして持っているのも“あえて?”なんて想像できてしまう。

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ユニクロ新CMに綾瀬はるか&松下洸平 桑田佳祐の楽曲にのせてワイドパンツを履きこなす

 ユニクロ(UNIQLO)は、綾瀬はるかと松下洸平が初共演するTVCMシリーズ「みんなのワイドパンツ篇」を8月22日から放映開始する。CMソングには、桑田佳祐が2007年に発表した楽曲「明日晴れるかな」を起用した。

 CMでは綾瀬が“バギージーンズ”(3990円、税込以下同)を、松下が“タックテーパードパンツ”(3990円)を着用している。二人は今回着用したワイドパンツについて「薄手のものやニットを合わせて着たい」(綾瀬)、「CMで着たトップスは生地感もしっかりしていてワイドパンツとのバランスが良く気に入っている」(松下)とコメントした。

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ユニクロ新CMに綾瀬はるか&松下洸平 桑田佳祐の楽曲にのせてワイドパンツを履きこなす

 ユニクロ(UNIQLO)は、綾瀬はるかと松下洸平が初共演するTVCMシリーズ「みんなのワイドパンツ篇」を8月22日から放映開始する。CMソングには、桑田佳祐が2007年に発表した楽曲「明日晴れるかな」を起用した。

 CMでは綾瀬が“バギージーンズ”(3990円、税込以下同)を、松下が“タックテーパードパンツ”(3990円)を着用している。二人は今回着用したワイドパンツについて「薄手のものやニットを合わせて着たい」(綾瀬)、「CMで着たトップスは生地感もしっかりしていてワイドパンツとのバランスが良く気に入っている」(松下)とコメントした。

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「アシックス」×「ジョウンド」の初コラボスニーカーが発売 2000年代のランシューズがベース

 アシックスの「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」はカナダのファッションブランド「ジョウンド(JJJJOUND)」との初コラボによる新モデル“ゲルカヤノ 14”を8月26日に発売する。価格は税込2万2000円。カラーはホワイトとホワイト/ブラックの2色、サイズは23〜30cmをそろえる。アシックス オンラインストアやスニーカーショップなどで取り扱う。

 シューズは、2008年にアメリカのランニング専門誌「ランナーズワールド(RUNNER’S WORLD)」の“インターナショナル エディターズ チョイス”賞を受賞した、“ゲルカヤノ 14”をベースにしている。このモデルについて「ジョウンド」創設者のジャスティン・サンダース(Justin Sounders)は、「クラシックかつタイムレスなシルエット、デザインが特徴の、“ゲルカヤノ 14”に魅力を感じました。かかと部分のシルバーのリフレクションパネルやメッシュ使いなど、これらのデザイン要素は当時インターネットが世界を席捲したように、2000年代の夜のアクティブシーンに衝撃を与えました」とコメントした。

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仏「サロモン」が75周年を記念して東京・渋谷店限定のシューズ3足を発売

 フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」は75周年を記念して、スニーカーコレクションの“サロモンスポーツスタイル(SALOMON SPORTSTYLE)”から、「サロモンストア東京 渋谷」限定のシューズ3足を8月27日に発売する。

 1992年に発売したアウトドアシューズ“アドベンチャー7”にオマージュを捧げたもので、“サロモンスポーツスタイル”のアイコンである“エックスティー”やアドベンチャーレース用に開発した“レイド ウインド”を75周年仕様にアレンジする。アッパーのキャンバスやシューレースなど、オリジナル素材をふんだんに用いるのが特徴だ。

 「サロモン」は47年に創業。家族経営のノコギリとスキーエッジ研磨工場からスタートしたが、現在はグローバル展開するアウトドアブランドに成長した。特にトレイルランニングやスキー、スノーボードといったウインタースポーツに強い。

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「メゾン マルジェラ」が“グラム スラム”のポップアップ開催 ホーボーバッグが新登場

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、アイコンバッグ“グラム スラム”の2022-23年秋冬の新作コレクションを扱うポップアップストアを、阪急うめだ本店で8月24〜30日に開催する。

 今季は、新モデルとしてホーボーバッグが登場する。ストラップにシルバーのチェーンをあしらったミディアムと、レザーストラップを配したスモールの2サイズで、ホワイト、ブラック、グレージュの3色をラインアップする。

 ポップアップではホーボーバッグをはじめ、多彩なカラーをそろえたファーストモデル、シルバーのチェーンストラップがついたフラップバッグ、ジェンダーレスモデルのバムバッグなど、さまざまなシルエットとカラーを用意する。

■阪急うめだ本店 ポップアップストア
会期:8月24〜30日
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11

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「メゾン マルジェラ」が“グラム スラム”のポップアップ開催 ホーボーバッグが新登場

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、アイコンバッグ“グラム スラム”の2022-23年秋冬の新作コレクションを扱うポップアップストアを、阪急うめだ本店で8月24〜30日に開催する。

 今季は、新モデルとしてホーボーバッグが登場する。ストラップにシルバーのチェーンをあしらったミディアムと、レザーストラップを配したスモールの2サイズで、ホワイト、ブラック、グレージュの3色をラインアップする。

 ポップアップではホーボーバッグをはじめ、多彩なカラーをそろえたファーストモデル、シルバーのチェーンストラップがついたフラップバッグ、ジェンダーレスモデルのバムバッグなど、さまざまなシルエットとカラーを用意する。

■阪急うめだ本店 ポップアップストア
会期:8月24〜30日
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11

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バーニーズ ニューヨークが米スニーカー「オートリー」の販売イベントを開催

 バーニーズ ニューヨークは8月20日から9月4日まで、銀座本店(地下1階、2階)において米国のスニーカーブランド「オートリー(AUTRY)」の販売イベントを行う。一部の商品は、8月20日から公式オンラインストアでも扱う。

 イベントでは、メンズ・ウィメンズの両モデルを用意する。主力の“メダリスト”(2万5300円〜税込)のほか、メンズでは限られた店舗のみでの販売となる手仕上げのビンテージ加工モデル”スーパーヴィンテージロー”などをラインアップする。

 「オートリー」は1982年、テキサス州ダラスで創業。2022-23年秋冬シーズン、日本に本格上陸する。

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バーニーズ ニューヨークが米スニーカー「オートリー」の販売イベントを開催

 バーニーズ ニューヨークは8月20日から9月4日まで、銀座本店(地下1階、2階)において米国のスニーカーブランド「オートリー(AUTRY)」の販売イベントを行う。一部の商品は、8月20日から公式オンラインストアでも扱う。

 イベントでは、メンズ・ウィメンズの両モデルを用意する。主力の“メダリスト”(2万5300円〜税込)のほか、メンズでは限られた店舗のみでの販売となる手仕上げのビンテージ加工モデル”スーパーヴィンテージロー”などをラインアップする。

 「オートリー」は1982年、テキサス州ダラスで創業。2022-23年秋冬シーズン、日本に本格上陸する。

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「セオリー」がインターンシップを募集 学生向けに経営者目線のファッションビジネス教育を提供

 ファーストリテイリングが運営する「セオリー(THEORY)」はファッション ビジネス インターンシップを開催し、経営者目線でファッションビジネスを学びたい学生の参加者を募集する。「セオリー」の商品をどのように日本および世界に届けていくべきか、臨場参加型で商品に触れて考え、体感できる。

 「セオリー」は1997年、ニューヨークで誕生。「着る人が主役になる服」をコンセプトに、素材とシルエットにこだわるアイテムを提供する。“グローバル コンテンポラリー ブランド”として、現代の生活に寄り添う機能性とシンプルでクリーンなファッション性を兼ね備えた服作りを掲げ、グローバルにブランドを展開する。

日程
第1クール:2022年11月2日、3日、4日
第2クール:2022年11月16日、17日、18日
※どちらのクールに参加希望か選択いただきます

期間
3日間

開催予定(場所)
東京有明本部または六本木本部

対象者
4年制大学、大学院、短期大学、専門学校の全学部・全学科
※上記学校に在学中であれば、1年生から応募可能

選考
・適性検査/エントリーシート提出
・面接複数回
※本ページよりエントリー後、ご登録いただいたメールアドレスに「マイページ登録のご案内」が届きます

報酬
無し
※ただし、臨場開催により交通費や宿泊費が発生した場合は当社規定額を支給

定員
各ターム20名程度

応募期限
9月8日13:00

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「アトモス ピンク」×「プーマ」×「ノルディ」のトリプルコラボが実現 2型のスニーカーを用意

 女性のためのスニーカーセレクトショップ「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」は、「プーマ(PUMA)」と韓国発のファッションブランド「ノルディ(NERDY)」とトリプルコラボレーションした2型のスニーカーを発表した。8月19日に「アトモス ピンク」の公式オンラインストアと「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で先行発売したのち、26日から「ノルディ」の公式オンラインストアと原宿店や「アトモス ピンク」の各店舗などで取り扱う。

 今回のトリプルコラボでは、1980年に登場した名作ランニングシューズ“コスモ ライダー(KOSMO RIDER)”を現在風に再構築したウィメンズ専用モデル“コスモ ライダー(KOSMO RIDER)”と、1968年に登場したトレーニングシューズ“クラック(CRACK)”がベースのウィメンズ専用モデル“スウェード マユ(SUEDE MAYU)”の2型を用意。どちらもシュータンやヒールに、コラボを象徴する“atmos”や“NERDY”などのテキストをあしらっている。価格は“コスモ ライダー”が税込1万4300円、“スウェード マユ”が同1万3200円だ。

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エストネーションがスイムウエアブランド「スピード」とコラボ アノラックパーカとショーツを用意

 エストネーション(ESTNATION)はこのほど、ゴールドウインのスイムウエアブランド「スピード(SPEEDO)」とコラボレーションしたアイテムを発売した。現在、エストネーションの全店舗と公式オンラインストア、「スピード」の公式オンラインストアで取り扱い中だ。

 今回のコラボでは、3WAYアノラックパーカ(税込2万8600円)と3WAYショーツ(同1万9800円)のセットアップを用意。どちらも通気性やストレッチ性、UVカットなどに優れた東レの機能素材「ドットエアー」を採用し、ワークアウトウエアなどとして着用できるほか、ショートパンツにレイヤードされているインナーは、本格的なスイムウエアとしても機能する。

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コーセーが銀座のコンセプトストア1階を全面改装 3Dメイクシュミレーターやアート体験など無料で試せるコト体験提供

 コーセーは8月17日、東京・銀座のコンセプトストア、メゾンコーセー(MAISON KOSE)銀座の1階を全面改装した。最先端のメイクシュミレーター“カラーマシーン”や不要になったメイクアップ化粧品をアップサイクルして絵の具に変えそれを用いてアート体験を提供する“グリーンアトリエ”をそろえるなど、多くのビューティアトラクションを導入しコト体験を提供する。

 同店は2019年12月にオープン。コーセーが展開するブランドを横断的にそろえ、自由に試して購入できるほか、最新のデジタル技術を活用したメイクシュミレーターやネイルプリンターなどを展開し、“新しい美の発見”を来店者に提供する。今回、行動制限が解除され、「お客さまが買い物やカウンセリングなどでリアルを求める傾向が高まっている」(杉﨑洋コーセーマーケティング戦略部グループマネージャー)ことから改装を実施した。

 新たに導入した“カラーマシーン”は、コーセー研究所と東京工業大学渡辺研究室が共同開発した3次元の顔への高速追従プロジェクションマッピング技術を応用したメイクシュミレーターだ。体験者がアイシャドウとチーク、リップを画面上で選び、それを自分の顔に立体的に投影できる。顔の動きや表情の変化にもリアルタイムで追従するため、リアルなカラーメイク体験がかなう。非接触でブランドを横断して8000色以上の色を楽しむことが可能だ。“カラーマシーン”で選んだスタイルは、美容スタッフが実際にタッチアップし、商品紹介までを行う。所要時間は約90分で、無料で体験できるためすでに今月分の予約は全て埋まったという。

 “グリーンアトリエ”はこれまで期間限定で展開していた取り組みを常設した。不要になったメイクアップ製品から作った絵の具を展開するモーンガータとのコラボレートで、研究所が製品開発や品質管理の過程で発生した役目を終えた化粧品バルク(中身)を活用する。店舗ではアルファベット入りのメッセージカードと12カ月の季節の花のプレートを用意し、好みの色を塗ることができる。無料で体験でき、親子連れなどが楽しむ姿が見られる。

 そのほか、カシオ計算電気と共同開発した1本約15秒でネイルアートが完成するネイルプリンターが体験できる“ネイルドレッサー”、カメラやライトなど専門の投影機材を備え、自分自身でシャッターがきれるセルフ写真スタジオ“コーセー セルフ フォトスタジオ”、「スティーブンノル ニューヨーク(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」「コスメデコルテ(DECORTE)」「プレディア(PREDIA)」のシャンプーやコンディショナーが試せブローまでをセットで1000円で提供する“ブローバー”などを用意している。

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【追悼 森英恵】反骨精神をたずさえ世界に羽ばたいた人生

 「私の蝶は銀色に輝くジェット機のイメージよ」――2020年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された「森英恵 世界にはばたく蝶」展のエントランスに大きく掲げられた言葉だ。その言葉の下には「日本の良質な布地を使い、日本の手で創った服をジェット機に乗せてアメリカへ運ぶ。私が蝶に重ね合わせたのはそういう力強いイメージだった」と記されていた。森英恵は2022年8月11日、その生涯の幕を閉じた。

 まさに世界をまたにかけて羽ばたいた森英恵。優雅でエレガント。しかしその根底には反骨精神がある。アメリカで粗悪品として売られるメイド・イン・ジャパンのブラウスを目にし、本来の日本人が持つ高い美意識と伝統を伝えたいと願い、ニューヨークで観劇したオペラ「マダム・バタフライ(蝶々婦人)」で描かれていた日本人の哀れでかよわい女性像や日本が全く理解されていないことに憤りを感じ、そのイメージを変えたいと強く思う。冒頭の言葉は、戦後の復興期にファッションデザイナーとして、女性として、そして東洋人として「世界に力強く羽ばたいていく」という強い意志が込められている。22歳で結婚し、それから洋裁を学び、子どもを育てながら世界を飛び回り仕事をする。一人の女性の生き方としても当時の時代背景を考えると驚嘆に値する。

 2年前に開催された「森英恵 世界にはばたく蝶」展が、森英恵にとって最後の大きな展覧会となった。オープニングに際して来場すると聞き、会場に取材に向かったが当日体調が優れないとのことで話を聞くことはかなわなかった。だがその展覧会は代表的なモチーフである蝶を糸口にその足跡を辿る構成で、日本人ファッションデザイナーの先駆けとして活躍してきた森英恵が生み出してきたオートクチュールの作品や映画、舞台衣裳、ユニホームなどが展示され、多岐にわたる仕事を通して、激動の時代を切り開いてきた道程がそこにはあった。それらの写真と共に森英恵の軌跡を振り返る。

森英恵を語る上で欠かせない蝶

 森英恵のエレガンスの象徴でもあった蝶は、歴代のコレクションの中でも多く使われてきたモチーフだ。育った島根県の自然がルーツであるが、のちに「『マダム・バタフライ」を観て奮起した自分が、いつの間にか『マダム・バタフライ』と呼ばれる存在になっていたと語っている。蝶が色とりどりに舞い、花がドレスの上で咲き誇る。森を代表するモチーフの蝶が知名度を押上げる一助になった一方で、長いキャリアの中でその固定されたイメージにより悩んだこともあったのだという。それでもその生涯を通して女性に自信と気品さを与えてくれる服を作り続けた。

 「森英恵 世界にはばたく蝶」展では、時代の垣根を越えてあらゆる年代の蝶をモチーフにしたドレスを数多く展示していたが、どの年代のドレスが並んでも全く古さを感じさせない。森の意向でそれぞれ制作された年代は記載されておらず、タイムレスなスタイルであることを伝えている。

オートクチュールの礎を築いた映画の衣裳

 森は生涯で数百本もの映画作品の衣裳デザインを手掛けた。特に1950〜60年代には数多くの依頼を受け、多忙な毎日を送っていた。監督の意向に添いながら演じる役やその役者に合わせてデザインすることは、後々のオートクチュールの礎となっていた。

 「太陽の季節」(1956年)では主演の南田洋子の衣裳を担当する。コットンレースのワンピースが海辺に映えた。「狂った果実」(1956年)では女性の衣裳の他にも石原裕次郎をはじめとする男性陣のアロハシャツなどもデザインした。あえて女性用のプリント柄で仕立てたという真っ赤で大胆なデザインのアロハシャツは、強引で自由奔放な石原演じる夏久と重なる。公開後には映画のファッションを真似た若者が街に溢れたという。

 他にも小津安二郎監督の「秋日和」(1960年)、石原裕次郎、浅岡ルリ子が出演した「銀座の恋の物語」(1962年)など、数多くの映画を担当してきた。2003年には篠田正浩監督の作品「スパイ・ゾルゲ」では40年ぶりに衣裳デザインを担当し、イアン・グレン、本木雅弘、葉月里緒菜らの衣装を手掛けた。

大切にしてきた舞台の世界

 1961年にニューヨークで観劇した「マダム・バタフライ」で憤りを感じてから、24年の時を経て、浅利慶太演出による「マダム・バタフライ」がミラノ・スカラ座で公演されることになり、その衣裳を森英恵が手掛けることになる。1904年にイタリアで初演された同作は、85年公演で初めて浅利が演出したオールジャパンによる制作として実現。日本人スタッフで手掛けた同作は、純粋で芯の強い日本の女性が表現され、長年の思いが晴れたという。この作品をきっかけに浅利とタッグを組み、その後劇団四季の「エビータ」(1987年)、「夢から覚めた夢」(1988年)、「ミュージカル李香蘭」(1991年)、「鹿鳴館」(2006年)などの作品を共に作り上げた。

オートクチュールの魅力に触れ世界を目指す

 1954年、当時28歳だった森は帝国ホテルで開催されたクリスチャン・ディオールのショーを観て、夢を与えるオートクチュールに衝撃を受ける。その後61年にパリやニューヨークへ渡り、日本から世界へ踏み出す決意をする。65年にニューヨークのホテル、デルモニコで初の海外コレクションを発表し、75年には本場パリでショーを開催。77年に東洋人として初めてパリ・オートクチュール組合のメンバーとなる。既成服が主流となる中で人の手で創る衣装にこだわり、日本の生地や染めの技術、和を感じさせるモチーフや色彩を取り入れた。

日本の顔としての制服

 1992年にはバルセロナオリンピック日本選手団の公式ユニホームを、94年にはリレハンメル冬季オリンピック日本選手団の公式ユニホームをデザインしている。それらのオリンピックに先駆け、1988年のソウルオリンピックではシンクロナイズドスイミングの小谷実可子のコスチュームをデザインした。演技の曲が「マダム・バタフライ」であったため、白い水着に色とりどりのビーズを縫い付けてアゲハチョウを描いた。その華やかな蝶が小谷選手と共に水の上で舞い踊った。

 森英恵は70年の大阪万博や学校や企業、公共施設、コンパニオンなどの制服も数多く手掛けているが、中でも日本航空の客室乗務員の制服は毎回話題を集めた。デザインを担当した4代目、5代目、6代目の制服のうち、特に1970〜77年に採用された5代目は、当時流行していたミニ丈のワンピースを採用し、ネイビーをベースにベルト、スカーフ、シューズの赤が効いているデザインで制服としては画期的だった。

雅子妃殿下のローブ・デコルテ

 森は1993年、当時の皇太子殿下のご成婚の際、妃雅子妃殿下の結婚の儀のローブ・デコルテを手掛けている。明暉瑞鳥錦(めいきずいちょうにしき)という織り柄の生地を用いて作られ、祝賀パレードではドレスに上着を着用した装いだった。雅子妃殿下に会った際、白いバラのような印象を受けたことから、襟元は大きな花びらが咲いたかのように一枚一枚あしらったのだという。

 ロイヤルでいえば、モナコ公国のグレース・ケリー(Grace Kelly)公妃は森英恵のドレスの顧客だった。1975年にはグレース公妃の招きによりモナコへ赴きショーを開催する機会に恵まれた。

復活コンサートを支えた美空ひばりの衣裳

 昭和の歌姫、美空ひばりの衣装といえば、羽をあしらったヘッドピースを思い浮かべる人も多いだろう。森は美空ひばりの晩年の約10年間のステージ衣装を担当していた。闘病ののちに復帰し開催した1988年に東京ドームのこけら落し公演「不死鳥コンサート」で着用したドレスは、今もなお多くの人々の記憶に残っている。生地も仕立てもオートクチュールで仮縫いもトワルと本生地の2回行っていたという。万全な体調ではない中、負担にならないよう衣裳の重さに細心の注意を払い、かつ小柄なひばりが大きく見えるような不死鳥と深紅の花のドレスを作りあげた。美空ひばりが1989年に亡くなった後も2004年まで美空ひばり記念館に毎年新作ドレスが加えられていったのだという。

 最後に森英恵に直接話を聞けたのは2017年のことだ。「WWD JAPAN」2000号に際し、日本人オートクチュールデザイナーの第一人者の森英恵と2016年7月に日本人として2人目、12年ぶりのパリ・オートクチュール・ファッション・ウィーク公式ゲストデザイナーの一人に選ばれた中里唯馬「ユイマナカザト」デザイナーとの対談企画だった。対談の中で印象的だったのは、森がビジネスとしてのファッションについて語っていたことである。1965年にニューヨークでショーを開催した後に高級百貨店ニーマン・マーカスのオーナーから声をかけられ米国でのビジネスがスタートしたが、森は「ニーマン・マーカスでは商品を売るわけですから厳しいわけです。それが勉強になる」と語っている。さらには、「ジョン・B・フェアチャイルドさんは米『WWD』のトップだった人で、厳しいジャーナリストだったから、よく書かれるときと厳しいときとあったけれど、この人の批評はホンモノだと思ったので、注目して仕事をしていた」とし、クリエイションそのものの、ある種の純粋な部分の追求のみならず、ビジネスとして客観視していたことが分かる。「服が売れなければビジネスは続かない」。そう話していたのは、ビジネスとして時に苦しい時代も経験したからこその言葉だったのだろう。未来を背負う若いデザイナーたちに、その夢を追い続けてほしいからこそのエールではなかったのではないかと推察する。森英恵は、後世のファッション、文化、芸術に多くのものを遺した。ここにご冥福をお祈りする。


 

【森英恵 年譜】

1926年
・1月/島根県鹿足郡六日市町に5人兄弟の次女として生まれる

1947年
・3月/東京女子大学を卒業

1948年
・5月/戦争中の勤労奉仕で知り合った森賢と22歳で結婚
・ドレスメーカー女学院で洋裁を学び始める

1951年
・新宿に洋裁店「ひよしや」をオープン

1954年
・「ひよしや」銀座店をオープン
・日活映画「かくて夢あり」(1954年)の衣裳を手掛け、以後、日活のほか大映、東宝、東映、松竹などで数百本の映画衣裳を担当

1963年
・5月/プレタポルテ部門のヴィヴィドを設立し、既製服ビジネスをスタート

1965年
・1月/ニューヨークで初の海外コレクションを発表。米「ヴォーグ」誌で「EAST MEETS WEST(東洋と西洋の出会い)」と評される

1967年
・3月/日本航空客室乗務員の制服をデザイン

1969年
・2月/米国で「ハナエ・モリ フレグランス」を発表 資生堂と提携

1970年
・7月/ジャンボ機就航を記念して日本航空客室乗務員の制服をデザイン ミニドレスで話題となる
・10月/ニューヨークに現地法人を設立し、ウォルドルフ・アストリア・ホテルにブティックをオープン

1972年
・3月/ロンドン日本大使館でコレクションを発表

1975年
・11月/グレース公妃の招きによりモナコでファッションショーを開催 帰途、パリで初のショーを開催

1976年
・11月/パリに現地法人を設立

1977年
・1月/パリのモンテーニュ通りにオートクチュールメゾンをオープン。パリ・オートクチュール組合に属する初の東洋人として第1回オートクチュール・コレクションを発表 以後、オートクチュールおよびプレタポルテコレクションをパリ、ニューヨーク、東京で発表

1978年
・6月/東京・表参道にハナエ・モリビルがオープン
・11月/東京をパリ、ニューヨーク、ミラノに並ぶファッション都市にと、第1回「The Best Six」を主催。パリのティエリー・ミュグレー、ニューヨークのステファン・バローズ、ミラノのジャンニ・ヴェルサーチェ、ロンドンのジーン・ミュア、東京の三宅一生らと共に6日間のファッションショーを開催

1981年
・11月/朝日新聞社、WWD ジャパン出版社(当時)の共催により「The Best Six ‘82」を開催 パリのエマニュエル・ウンガロ、ニューヨークのビル・ブラス、ミラノのマリウチア・マンデリ(「クリツィア」創業者)、ロンドンのジーン・ミュア、東京の三宅一生らと共に参加

1982年
日中国交正常化10周年を記念して東京で開催されたメイド・イン・チャイナ・ファッションショー「5人の中国」に稲葉賀恵、川久保玲、松田光弘、山本寛斎らと共に参加

1985年
・6月/パリのフォーブルサントノーレにブティックをオープン
・12月/ミラノ・スカラ座でのオペラ「マダム・バタフライ」の衣裳を担当

1987年
・6月/劇団四季の「エビータ」の衣裳を担当

1988年
・4月/東京ドームのこけら落し公演「美空ひばり 不死鳥コンサート」の衣裳を担当
・9月/ソウル五輪でシンクロナイズドスイミングの小谷実可子選手のコスチュームをデザイン

1989年
・7月/デザイナー生活35周年を記念して東京で衣裳展「森英恵展」を開催
・10月/フランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュバリエ章を受章

1990年
・モナコとパリで「森英恵展」を開催

1992年
・7月/バルセロナ五輪日本選手団の公式ユニホームをデザイン

1993年
・6月/当時の皇太子妃雅子妃の結婚の儀のローブ・デコルテをデザイン

1994年
・2月/リレハンメル冬季五輪日本選手団の公式ユニホームをデザイン

1995年
・7月/パリで香水「ハナエ・モリ」を発表

1996年
・11月/ファッション界で初の文化勲章を受章

1997年
・9月/日中国交正常化25周年を記念し、北京で「パリー北京―東京ハナエ・モリ ファッションショー」を開催

1998年
・5月/水戸市芸術振興財団理事長に就任

2000年
・4月/水戸芸術館開館10周年記念事業の一環として「森英恵展 東と西の出会い」を開催

2002年
・3月/ハナエ・モリが民事再生法の適用を申請 ハナエモリ・アソシエイツが設立
・9月/フランス政府からレジオン・ドヌール勲章オフィシエ叙勲

2004年
・7月/パリで開催したオートクチュール・コレクションを最後に引退(当時78歳)ショーの最後にウエディングドレスを着用した孫の森泉とともに登場しフィナーレを飾った(9月には東京・新国立劇場で同コレクションを開催)

2005年
・3月/「森英恵ファッション文化財団」を設立し理事長に就任

2006年
・3月/東京とパリ(10月)で衣裳展「森英恵 手で創る」を開催(2007年は島根で開催)

2012年
・7月/彫刻の森美術館、美ヶ原高原美術館の館長に就任

2019年
・9月/NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」で新曲「あれから」の衣裳を担当

2020年
・2月/水戸芸術館開館30周年記念事業の一環として「森英恵 世界にはばたく蝶」展開催

2021年
・6月/展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020 流行と社会」に出品
(島根県立石見美術館、国立新美術館)

2022年
・8月/逝去

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「エムシーエム」と「フェノメノン」の“ピープラスエム”が2022-23年秋冬コレクションを発売 モデルに上杉柊平を起用

 「エムシーエム(MCM)」と「フェノメノン(PHENOMENON)」のコラボレーションライン“ピープラスエム(P+M)”はこのほど、2022-23年秋冬コレクションを発売した。現在、「エムシーエム」の公式オンラインストアと直営店、「フェノメノン」の取り扱い店舗で販売中だ。

 22-23年秋冬コレクションは、アパレルのみを展開するミニマルな構成。「フェノメノン」のアーカイブにあったエンブロイダリーモチーフを採用したグラフィカルなデザインや、オールドイングリッシュフォントを用いたレタリングデザインのアイテムなどをそろえる。キャンペーンビジュアルのモデルには、ヒップホップ・クルーKANDYTOWNに所属する俳優・上杉柊平を起用した。

 「エムシーエム」と「フェノメノン」は、2010年にコラボライン“MCM バイ フェノメノン(MCM BY PHENOMENON)”を立ち上げ協業をスタート。その後、同ラインは2019年に活動休止するが、2020年に現在の“ピープラスエム”としてリブランディングを果たした。

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H&M傘下の「アンド アザー ストーリーズ」がロンドン発ブランドとコラボ

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)傘下ブランドの「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」は、ロンドン発のブランド「アウェイク モード(A.W.A.K.E. MODE)」とコラボレーションしたコレクションをこの10月に発売する。12型のアパレルと、2種類のアクセサリーの全14アイテムをそろえる。

 「アンド アザー ストーリーズ」は、2013年に誕生。H&M傘下の「コス(COS)」の洗練されたスタイルや、「H&M」のカジュアルなタッチを融合させたデザインを手掛けるべく立ち上げられた。パリとストックホルム、ロサンゼルスにアトリエを構え、欧米やアジアで76店舗を運営する。30年までにサステナブルな素材の使用を100%にすることを目標としている。

 「アウェイク モード」は「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」ロシアのファッション・ディレクターを務めたナタリア・アラヴェルディアン(Natalia Alaverdian)が12年に立ち上げ、デザインを手掛けている。今回のコラボレーションにあたって、デザインは同氏が担当し、「アンド アザー ストーリーズ」が生産や生地の調達などを行った。「自ブランドで常にやりたかったことがコラボによって実現した。流行に敏感でありつつも、やりすぎていないコレクションで、デザインするのはとても心地が良い作業だった」と語った。オフショルダーのリブニットやブロック型のカットアウトを施したロングスカート、背中が空いた黒いコートなど、遊び心あふれるデザインながらも日常に馴染むよう仕上げたという。

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「リーボック」から新作スニーカー“クラシックレザー メイク イット ユアーズ”が誕生

 「リーボック(REEBOK)」は、新作スニーカー“クラシックレザー メイク イット ユアーズ(CLASSIC LEATHER MAKE IT YOURS)”を8月19日に発売する。価格は税込1万1000円で、「リーボック」の公式オンラインストアや「リーボックストア 渋谷」、エービーシー・マート グランドステージ(ABC-MART GRAND STAGE)の各店などで取り扱う。

 “クラシックレザー メイク イット ユアーズ”は、定番スニーカー“クラシックレザー”の代表的なステッチとオーバーレイのパターンをアップデートしたモデルで、“シフト”と“オージー”の2型をラインアップする。“シフト”は、アッパーサイドに2本のステッチを施したデザインが特徴で、5色を展開。“オージー”は、アッパーにスエードとメッシュを採用し、往年の「リーボック」を彷ふつとさせるレッドとブルー、ホワイトのカラーリングとなっている。

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女性の解放された自己表現 ランジェリー「サルート」がK バレエ カンパニーの新プロジェクトに衣装協力

 ワコールによる「サルート(SALUTE)」は、熊川哲也が率いるK バレエ カンパニー(以下、K バレエ)のジェンダーをテーマにした新プロジェクト「K-バレエ オプト」に衣装協力をする。「サルート」は、女性の華やかなライフシーンに映えるランジェリーを提供し続け、絶大な人気を誇るブランド。他にはない高級感溢れるデザインと確かなボディーメイク機能で、年々売り上げを伸ばしている。

 今回の衣装協力は、Kバレエによるジェンダーをテーマにした新プロジェクト「K -バレエ オプト」の舞踏監督で振付けを手掛ける渡辺レイからアプローチがあり実現した。同プロジェクトの旗揚げ公演で上演される作品の一つ「プティ・バロッコ/小さな真珠(ゆがんだ真珠)」へ衣装を提供。この作品は、“バロックとジェンダー”をテーマにしており、“バロック=ゆがんだ真珠”を“女性の解放された自己表現”に重ね、異性の理想像とは関係のない女性自身のかわいさや美しさを探るという内容だ。今回のコラボレーションを記念し、K バレエの渡辺と「サルート」のチーフデザイナーの小島沙弥香による対談がショートフィルムで見ることができる。

 K バレエを率いる熊川は、「古典バレエだけでなく、バレエに哲学的なアプローチをするタイミングだと思った。“オプト”とは全方位という意味で、光を当てるということ。前衛的なアプローチに挑戦すると共に、新人の教育や育成も兼ねてスタートした」とコメントしている。

 「K -バレエ オプト」は9月30~10月1日、KAAT 神奈川芸術劇場(ホール)で上演。入場料は、S席9000円、A席7500円、B席(椅子付き立見席)3000円。

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仏「ベルルッティ」が銀座並木通り店の1周年を記念して“スクリットデニム”コレクションを発売

 フランスブランドの「ベルルッティ(BERLUTI)」は、東京・銀座並木通り店の1周年を記念して、同ブランドを象徴する“スクリット”(18世紀の手書き文字をモチーフにしたデザイン)を全面にプリントしたデニムコレクションを9月に発売する。

 ラインアップはベストセラーのトートバッグ“トゥジュール”のミニ、クラッチバッグの“ニノ GM”、スリッポンタイプのスニーカー“プレイタイム”の3商品。バッグのハンドルやパイピング、ジップの引き手やスニーカーのヒールタブに茶色に“パティーヌ”(染料などを何層にも塗り重ねる技法)したベネチアレザーをあしらい、デニムのネービーとのコントラストで見せる。

 “スクリット”は2000年代に4代目当主のオルガ・ベルルッティ(Olga Berluti)が考案、「ベルルッティ」のアイコンの一つになった。銀座並木通り店は2021年9月1日に日本旗艦店としてオープンしたが、その際に発売したのが“スクリットデニム”コレクションであり、1周年を機にセルフリバイバルする形となる。

 「ベルルッティ」はさらに、「スカイライン・プロジェクト」のバッグも発売する。同ブランドの持つ“サヴォアフェール(職人技)”の一つ“タトゥー”を用いて、東京をイメージした図案を描写するものでオーダー制だ。こちらも9月に受付を開始する。

 「ベルルッティ」は、1895年にパリで創業した4代続くブーツメーカー。現在はバッグやウエア、家具なども扱う。

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「コスメデコルテ」の“キモノ”シリーズからボディーローションとハンドクリームが登場 フレグランスと共通の5種の香りをラインアップ

 「コスメデコルテ(DECORTE)」は10月16日、フレグランスシリーズ“キモノ”から“パフュームド ボディローション”(各200mL、各税込5500円)と、“パフュームド ハンドクリーム”(各30g、各税込3300円)を発売する。香りはフレグランスと共通した全5種類をそろえ、ベタつきのないテクスチャーでシルクのような肌をかなえる。

 ボディーケアアイテムの独自成分として、ダマスクバラ花エキス、センチフォリアバラ花エキス、カニナバラ果実エキス、ナニワイバラ果実エキスの4種のローズから抽出した“ローズ カルテット エッセンス”を配合した。また、保湿効果の高いゴールデンシルクエキスやアロエベラ葉エキスなどの美容成分も配合。潤いに満たされた艶やかな肌へ導く。

 香りは、透明感のあるトランスペアレントフローラルの“ユイ”、知的で高貴なフローラルシブレの“キヒン”、強く優美なウッディフローラルの“リン”、生き生きとしたフレッシュフローラルの“ウララ”、優雅で繊細なフローラルムスクの“ツヤ”の全5種をラインアップする。

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「コスメデコルテ」の“キモノ”シリーズからボディーローションとハンドクリームが登場 フレグランスと共通の5種の香りをラインアップ

 「コスメデコルテ(DECORTE)」は10月16日、フレグランスシリーズ“キモノ”から“パフュームド ボディローション”(各200mL、各税込5500円)と、“パフュームド ハンドクリーム”(各30g、各税込3300円)を発売する。香りはフレグランスと共通した全5種類をそろえ、ベタつきのないテクスチャーでシルクのような肌をかなえる。

 ボディーケアアイテムの独自成分として、ダマスクバラ花エキス、センチフォリアバラ花エキス、カニナバラ果実エキス、ナニワイバラ果実エキスの4種のローズから抽出した“ローズ カルテット エッセンス”を配合した。また、保湿効果の高いゴールデンシルクエキスやアロエベラ葉エキスなどの美容成分も配合。潤いに満たされた艶やかな肌へ導く。

 香りは、透明感のあるトランスペアレントフローラルの“ユイ”、知的で高貴なフローラルシブレの“キヒン”、強く優美なウッディフローラルの“リン”、生き生きとしたフレッシュフローラルの“ウララ”、優雅で繊細なフローラルムスクの“ツヤ”の全5種をラインアップする。

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「シャネル」がアイコニックなツイードから着想したアイシャドウを発売 ツイード生地のポーチも

 「シャネル(CHANEL)」は9月9日、ブランドを象徴するツイード素材からインスパイアされたアイシャドウパレット“レ キャトル オンブル ツイード”(全4種、各税込1万1880円)を数量限定で発売する。

 「シャネル」を代表するコードの一つであるツイードは、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が約100年前に初めてコレクションに用い、女性の服装に新風を吹き込んだ。一方の“レ キャトル オンブル”は、1982年の発売以来「シャネル」のメークアップのアイコンとして愛されている。今回のアイコレクションは、ツイードを再解釈した特別限定品として登場する。

 カラーは、赤みのあるブリックオレンジが大地や炎を思わせる“ツイード フォーヴ”、シマーなゴールドシェードが輝く“同 キュイヴレ”、ピンクとモーヴカラーが柔らかさと大胆さを兼ね備える“同 プールプル”、タイムレスなブラウンとベージュを収めた“同 ブラン エ ローズ”の4種。1つのパレットに質感の異なる4色がそろい、重ねることでシンプルなルックから洗練されたルックまで幅広い仕上がりに対応する。

 パレットを収納するポーチは、2002年から「シャネル」のオートクチュールを手掛ける刺繍工房のメゾン・ルサージュ(MAISON LESAGE)が製作した。

 同製品の発売を記念して8月26日〜10月10日、東京・表参道の「シャネル ビューティ ハウス」と全国8カ所の百貨店で“ツイード&パートナーズ”を開催する。ツイードの世界観を体感できる会場では、製品を自由に試せるほかイベント限定のアクティビティーも行う予定。

■シャネル ビューティ ハウス
時間:12:00〜20:00(平日)、11:00〜19:00)
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-1

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「シャネル」がアイコニックなツイードから着想したアイシャドウを発売 ツイード生地のポーチも

 「シャネル(CHANEL)」は9月9日、ブランドを象徴するツイード素材からインスパイアされたアイシャドウパレット“レ キャトル オンブル ツイード”(全4種、各税込1万1880円)を数量限定で発売する。

 「シャネル」を代表するコードの一つであるツイードは、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が約100年前に初めてコレクションに用い、女性の服装に新風を吹き込んだ。一方の“レ キャトル オンブル”は、1982年の発売以来「シャネル」のメークアップのアイコンとして愛されている。今回のアイコレクションは、ツイードを再解釈した特別限定品として登場する。

 カラーは、赤みのあるブリックオレンジが大地や炎を思わせる“ツイード フォーヴ”、シマーなゴールドシェードが輝く“同 キュイヴレ”、ピンクとモーヴカラーが柔らかさと大胆さを兼ね備える“同 プールプル”、タイムレスなブラウンとベージュを収めた“同 ブラン エ ローズ”の4種。1つのパレットに質感の異なる4色がそろい、重ねることでシンプルなルックから洗練されたルックまで幅広い仕上がりに対応する。

 パレットを収納するポーチは、2002年から「シャネル」のオートクチュールを手掛ける刺繍工房のメゾン・ルサージュ(MAISON LESAGE)が製作した。

 同製品の発売を記念して8月26日〜10月10日、東京・表参道の「シャネル ビューティ ハウス」と全国8カ所の百貨店で“ツイード&パートナーズ”を開催する。ツイードの世界観を体感できる会場では、製品を自由に試せるほかイベント限定のアクティビティーも行う予定。

■シャネル ビューティ ハウス
時間:12:00〜20:00(平日)、11:00〜19:00)
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-1

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おやつカンパニー ×「アトモス」×「リーボック」が実現 “ベビースターラーメン スニーカー”が誕生

 食品メーカーのおやつカンパニーは、スニーカーショップ「アトモス(ATMOS)」と「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションしたスニーカーを9月3日に発売する。価格は税込1万2000円で、「アトモス」の公式オンラインストアと一部直営店で取り扱う。

 今回のトリプルコラボでは、「リーボック」の定番スニーカー“クラシックレザー(CLASSIC LEATHER)”をベースモデルに採用し、おやつカンパニーの主力商品“ベビースター”を落とし込んだ。左右のヒール部分には、“ベビースター”のアイコンキャラクター“ホシオくん”と“ベイちゃん”をそれぞれ配したほか、サイドの“ベクターロゴ”に麺柄をあしらい、小窓の“Reebok”の文字を“Ramen”に置き換え、インソールにはトリプルコラボを象徴するロゴと麺柄をプリントしている。

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P&Gコリア出身の「SK-II」グローバルCEOが語る、コロナ下で変わるスキンケアニーズ

WWD:2月にグローバルCEOに就任した。期待されているミッションは?

スーキョン・リー SK-IIグローバルCEO(以下、リー):天然の酵母から生まれた保湿成分“ピテラ”の奇跡を世界中の人に知ってもらうことだ。40年以上前に生まれた“ピテラ”は、成分自体は変化していないが、継続的な研究と科学の進歩により今なお新しい発見が生まれている非常に貴重なものだ。これだけの歴史がある成分やブランドはなかなかないだろう。その価値や背景となる科学を広めることに情熱を燃やしている。結果的に市場が広がり、私のミッションとしてもいい方向に行くだろう。これまでのキャリアで得たマーケティングの知見や、韓国のほか中国やシンガポール、アメリカでの経験から得た知見を「SK-II」に注ぎたい。

WWD:現在「SK-II」は13の国と地域で展開している。今後マーケットを広げる計画はあるか。

リー:地理的に拡大することにはもちろん関心がある。同時に、世界中のどこにいても“ピテラ”のベネフィットを感じてもらえるように、消費者のアクセシビリティも考えていきたい。さらに強調したいのは、日本市場の強化がとても大切だということだ。現在はグローバルなプレステージブランドになったと言えるかもしれないが、そうしたブランドにとってヘリテージが大切で、ブランドの原点、生まれ故郷である日本市場を引き続き成長させていくことが重要だ。ポテンシャルはまだまだある。

WWD:足元の商況は良好で、コロナ前の水準に戻っていると聞く。一方で、中国市場の減速やトラベルリテールの成長鈍化といった懸念もある。どう捉えているか。

リー:中国の状況や世界で勃発しているさまざまな厳しい環境がある中で、逆に消費者のスキンケアに対する関心がますます上がっていることが分かった。コロナ下の2年半に観察してみて、より健康や自分を労わること、そしてスキンケアに意識が向いていることは非常に大きな機会だ。そうした消費者の関心やニーズに対応していきたい。

WWD:スキンケアの最新の知見は?

リー:最近分かったことは、肌の状態はとても不安定で1日の中でも大きく変化するということだ。若い人であっても、1日で9年分老いることもあるという。“ピテラ”で継続的にスキンケアすることで、1日の振れ幅を小さくし、エイジングのスピードにアプローチできることが分かってきた。

WWD:高まるスキンケアニーズに対する施策は?

リー:2018年に導入した肌測定機器「マジックリング」に続いて、コロナ下で開発を進め非接触での測定を可能にした「ミニマジックスキャン」を導入した。最新のAI技術と数十年の肌研究を基に、肌の状態を可視化しまだ目に見えないトラブルもキャッチする。コロナ下でも来店して肌測定をしたいという声が非常に多く、自分の肌のことを知りたいという欲求の高さを感じる。設置カウンターを継続して増やしていきたい。

WWD:「ミニマジックスキャン」への反響は?

リー:このマシンにはユニークな機能が2点ある。1点目は、そのお客さまだけが持っている肌の美しさや、肌のポテンシャルの引き出し方など、非常にポジティブな側面から測定結果が示されることだ。一般的な肌測定はここにシミがあるとかシワがあるとかネガティブなところを突いて落ち込ませるものが多い。「ミニマジックスキャン」はもっと肌のことを知りたいとオープンなマインドになってもらえる。2点目は、われわれは幅広い製品を持っているが、それらをどのように使ったらいいかを紹介できる点だ。例えばもっとハリが出る肌であるということであればクリームを紹介するという具合にさまざまな組み合わせを提案できるのは独自のものだ。

女性たちに人生を自由に選択できることを伝えたい

WWD:P&Gはイクオリティ&インクルージョン(E&I)に注力している。自身もP&Gコリア初の女性CEOであり、キャリアの中でもジェンダー平等達成に向けて取り組んできた。「SK-II」では何を目指すか。

リー:ジェンダー平等に関しては非常に情熱を持ってやってきた。「SK-II」はブランドのパーパスとして「#CHANGEDESTENY」を掲げキャンペーンを展開している。肌も人生も地球も、運命は変えられるということだが、特に女性の人生において、社会的な抑圧や、自分自身がかけてしまっている呪いやプレッシャーから自由になり人生を選択できるというメッセージを伝えていきたい。私の仕事の中で、ミッションとパーパスが融合している状態だ。

WWD:具体的な施策は?

リー:日本では、コロナ下で影響を受けた中小ビジネスを経営する女性起業家・女性事業主向けの支援として「#CHANGEDESTENY資金」プログラムを実施した。これは、映像作品を発信するコンテンツハブ「SK-II Studio TM 」の映像1再生につき1ドルを支援活動に拠出する取り組みだ。「学ぶ」「つながる」「発信する」という3つのアプローチで女性起業家の課題に取り組んでいる。これまでのメッセージを一歩前進させ、社会を変える行動につなげていきたい。

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P&Gコリア出身の「SK-II」グローバルCEOが語る、コロナ下で変わるスキンケアニーズ

WWD:2月にグローバルCEOに就任した。期待されているミッションは?

スーキョン・リー SK-IIグローバルCEO(以下、リー):天然の酵母から生まれた保湿成分“ピテラ”の奇跡を世界中の人に知ってもらうことだ。40年以上前に生まれた“ピテラ”は、成分自体は変化していないが、継続的な研究と科学の進歩により今なお新しい発見が生まれている非常に貴重なものだ。これだけの歴史がある成分やブランドはなかなかないだろう。その価値や背景となる科学を広めることに情熱を燃やしている。結果的に市場が広がり、私のミッションとしてもいい方向に行くだろう。これまでのキャリアで得たマーケティングの知見や、韓国のほか中国やシンガポール、アメリカでの経験から得た知見を「SK-II」に注ぎたい。

WWD:現在「SK-II」は13の国と地域で展開している。今後マーケットを広げる計画はあるか。

リー:地理的に拡大することにはもちろん関心がある。同時に、世界中のどこにいても“ピテラ”のベネフィットを感じてもらえるように、消費者のアクセシビリティも考えていきたい。さらに強調したいのは、日本市場の強化がとても大切だということだ。現在はグローバルなプレステージブランドになったと言えるかもしれないが、そうしたブランドにとってヘリテージが大切で、ブランドの原点、生まれ故郷である日本市場を引き続き成長させていくことが重要だ。ポテンシャルはまだまだある。

WWD:足元の商況は良好で、コロナ前の水準に戻っていると聞く。一方で、中国市場の減速やトラベルリテールの成長鈍化といった懸念もある。どう捉えているか。

リー:中国の状況や世界で勃発しているさまざまな厳しい環境がある中で、逆に消費者のスキンケアに対する関心がますます上がっていることが分かった。コロナ下の2年半に観察してみて、より健康や自分を労わること、そしてスキンケアに意識が向いていることは非常に大きな機会だ。そうした消費者の関心やニーズに対応していきたい。

WWD:スキンケアの最新の知見は?

リー:最近分かったことは、肌の状態はとても不安定で1日の中でも大きく変化するということだ。若い人であっても、1日で9年分老いることもあるという。“ピテラ”で継続的にスキンケアすることで、1日の振れ幅を小さくし、エイジングのスピードにアプローチできることが分かってきた。

WWD:高まるスキンケアニーズに対する施策は?

リー:2018年に導入した肌測定機器「マジックリング」に続いて、コロナ下で開発を進め非接触での測定を可能にした「ミニマジックスキャン」を導入した。最新のAI技術と数十年の肌研究を基に、肌の状態を可視化しまだ目に見えないトラブルもキャッチする。コロナ下でも来店して肌測定をしたいという声が非常に多く、自分の肌のことを知りたいという欲求の高さを感じる。設置カウンターを継続して増やしていきたい。

WWD:「ミニマジックスキャン」への反響は?

リー:このマシンにはユニークな機能が2点ある。1点目は、そのお客さまだけが持っている肌の美しさや、肌のポテンシャルの引き出し方など、非常にポジティブな側面から測定結果が示されることだ。一般的な肌測定はここにシミがあるとかシワがあるとかネガティブなところを突いて落ち込ませるものが多い。「ミニマジックスキャン」はもっと肌のことを知りたいとオープンなマインドになってもらえる。2点目は、われわれは幅広い製品を持っているが、それらをどのように使ったらいいかを紹介できる点だ。例えばもっとハリが出る肌であるということであればクリームを紹介するという具合にさまざまな組み合わせを提案できるのは独自のものだ。

女性たちに人生を自由に選択できることを伝えたい

WWD:P&Gはイクオリティ&インクルージョン(E&I)に注力している。自身もP&Gコリア初の女性CEOであり、キャリアの中でもジェンダー平等達成に向けて取り組んできた。「SK-II」では何を目指すか。

リー:ジェンダー平等に関しては非常に情熱を持ってやってきた。「SK-II」はブランドのパーパスとして「#CHANGEDESTENY」を掲げキャンペーンを展開している。肌も人生も地球も、運命は変えられるということだが、特に女性の人生において、社会的な抑圧や、自分自身がかけてしまっている呪いやプレッシャーから自由になり人生を選択できるというメッセージを伝えていきたい。私の仕事の中で、ミッションとパーパスが融合している状態だ。

WWD:具体的な施策は?

リー:日本では、コロナ下で影響を受けた中小ビジネスを経営する女性起業家・女性事業主向けの支援として「#CHANGEDESTENY資金」プログラムを実施した。これは、映像作品を発信するコンテンツハブ「SK-II Studio TM 」の映像1再生につき1ドルを支援活動に拠出する取り組みだ。「学ぶ」「つながる」「発信する」という3つのアプローチで女性起業家の課題に取り組んでいる。これまでのメッセージを一歩前進させ、社会を変える行動につなげていきたい。

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P&Gコリア出身の「SK-II」グローバルCEOが語る、コロナ下で変わるスキンケアニーズ

WWD:2月にグローバルCEOに就任した。期待されているミッションは?

スーキョン・リー SK-IIグローバルCEO(以下、リー):天然の酵母から生まれた保湿成分“ピテラ”の奇跡を世界中の人に知ってもらうことだ。40年以上前に生まれた“ピテラ”は、成分自体は変化していないが、継続的な研究と科学の進歩により今なお新しい発見が生まれている非常に貴重なものだ。これだけの歴史がある成分やブランドはなかなかないだろう。その価値や背景となる科学を広めることに情熱を燃やしている。結果的に市場が広がり、私のミッションとしてもいい方向に行くだろう。これまでのキャリアで得たマーケティングの知見や、韓国のほか中国やシンガポール、アメリカでの経験から得た知見を「SK-II」に注ぎたい。

WWD:現在「SK-II」は13の国と地域で展開している。今後マーケットを広げる計画はあるか。

リー:地理的に拡大することにはもちろん関心がある。同時に、世界中のどこにいても“ピテラ”のベネフィットを感じてもらえるように、消費者のアクセシビリティも考えていきたい。さらに強調したいのは、日本市場の強化がとても大切だということだ。現在はグローバルなプレステージブランドになったと言えるかもしれないが、そうしたブランドにとってヘリテージが大切で、ブランドの原点、生まれ故郷である日本市場を引き続き成長させていくことが重要だ。ポテンシャルはまだまだある。

WWD:足元の商況は良好で、コロナ前の水準に戻っていると聞く。一方で、中国市場の減速やトラベルリテールの成長鈍化といった懸念もある。どう捉えているか。

リー:中国の状況や世界で勃発しているさまざまな厳しい環境がある中で、逆に消費者のスキンケアに対する関心がますます上がっていることが分かった。コロナ下の2年半に観察してみて、より健康や自分を労わること、そしてスキンケアに意識が向いていることは非常に大きな機会だ。そうした消費者の関心やニーズに対応していきたい。

WWD:スキンケアの最新の知見は?

リー:最近分かったことは、肌の状態はとても不安定で1日の中でも大きく変化するということだ。若い人であっても、1日で9年分老いることもあるという。“ピテラ”で継続的にスキンケアすることで、1日の振れ幅を小さくし、エイジングのスピードにアプローチできることが分かってきた。

WWD:高まるスキンケアニーズに対する施策は?

リー:2018年に導入した肌測定機器「マジックリング」に続いて、コロナ下で開発を進め非接触での測定を可能にした「ミニマジックスキャン」を導入した。最新のAI技術と数十年の肌研究を基に、肌の状態を可視化しまだ目に見えないトラブルもキャッチする。コロナ下でも来店して肌測定をしたいという声が非常に多く、自分の肌のことを知りたいという欲求の高さを感じる。設置カウンターを継続して増やしていきたい。

WWD:「ミニマジックスキャン」への反響は?

リー:このマシンにはユニークな機能が2点ある。1点目は、そのお客さまだけが持っている肌の美しさや、肌のポテンシャルの引き出し方など、非常にポジティブな側面から測定結果が示されることだ。一般的な肌測定はここにシミがあるとかシワがあるとかネガティブなところを突いて落ち込ませるものが多い。「ミニマジックスキャン」はもっと肌のことを知りたいとオープンなマインドになってもらえる。2点目は、われわれは幅広い製品を持っているが、それらをどのように使ったらいいかを紹介できる点だ。例えばもっとハリが出る肌であるということであればクリームを紹介するという具合にさまざまな組み合わせを提案できるのは独自のものだ。

女性たちに人生を自由に選択できることを伝えたい

WWD:P&Gはイクオリティ&インクルージョン(E&I)に注力している。自身もP&Gコリア初の女性CEOであり、キャリアの中でもジェンダー平等達成に向けて取り組んできた。「SK-II」では何を目指すか。

リー:ジェンダー平等に関しては非常に情熱を持ってやってきた。「SK-II」はブランドのパーパスとして「#CHANGEDESTENY」を掲げキャンペーンを展開している。肌も人生も地球も、運命は変えられるということだが、特に女性の人生において、社会的な抑圧や、自分自身がかけてしまっている呪いやプレッシャーから自由になり人生を選択できるというメッセージを伝えていきたい。私の仕事の中で、ミッションとパーパスが融合している状態だ。

WWD:具体的な施策は?

リー:日本では、コロナ下で影響を受けた中小ビジネスを経営する女性起業家・女性事業主向けの支援として「#CHANGEDESTENY資金」プログラムを実施した。これは、映像作品を発信するコンテンツハブ「SK-II Studio TM 」の映像1再生につき1ドルを支援活動に拠出する取り組みだ。「学ぶ」「つながる」「発信する」という3つのアプローチで女性起業家の課題に取り組んでいる。これまでのメッセージを一歩前進させ、社会を変える行動につなげていきたい。

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「ケイト」から“魂コレクション”登場 「自分らしい美しさ」を表現できるアイシャドウやマスカラなど

 「ケイト(KATE)」は、骨格やパーツを引き立てながら、「自分らしい美しさ」を表現できる“魂コレクション”を9月24日に数量限定で発売する。価格は現在未定。パッケージには着物ブランド「ルミロック(RUMI ROCK)」のデザイナー、芝崎るみと協業した特別デザインをあしらっている。

 アイテムは、単色使いやミックスなどさまざまな目元が作れるアイシャドウ“ブラウンレイヤーパレット”(全2種、税込2750円 ※編集部調べ)をはじめ、7色のシェードカラーをセットした“デザイニングシェードパレット3D”(全2種、同2750円 ※編集部調べ)、濡れたような生っぽい質感をかなえるアイシャドウ“レアマーブルカラー”(全2種、同1650円 ※編集部調べ)を用意する。

 これらの他に、ニュアンスカラーで神秘的な印象を与えるマスカラ“ラッシュフォーマーEX”(全3種)、同1540円 ※編集部調べ)、落ちにくく美しいラインを描ける影色アイライナー“シェードカラーキープライナー”(全3種、同1760円 ※編集部調べ)、クリアな発色で透明感とツヤ感のある肌に仕上げる“クリアインパクトリキッドハイライター” (全3種、同1650円 ※編集部調べ)もラインアップする。

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バーニーズ ニューヨークが気鋭アーティストのベイビー・ブラッシュを招いたイベントを六本木店で開催

 バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)は、アーティストのベイビー・ブラッシュ(BABY BRUSH)を招いたライブイベントを六本木店の2階で開催する。期間は8月19~21日の14時から20時まで。期間中に該当商品を購入した希望者を対象に、本人によるライブペイントを施すサービスも実施予定だ。

 また、日本発のプロダクトブランド「オンファッド(ONFADD)」サポートのもと、ベイビー・ブラッシュのポップアップも六本木店で8月19〜28日に開催する。ロングスリーブTシャツやカーディガンなどの限定アイテムと合わせて、ブラッシュがフライヤーデザインを手掛けた音楽イベント「VORTEX」に参加するアーティスト名をデザインしたTシャツも取り扱う。「VORTEX」は東京・道玄坂のクラブ「サウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION)」で19日に開催する

 ベイビー・ブラッシュは、スイス・チューリッヒ生まれ。幼少期から色彩やレタリングに取り組み、15歳頃からエアブラシを用いた作品作りをスタートした。その後、アメリカや南米でタイポグラフィーの研究とデザイナーの経験を積み、スクリーンプリントの可能性に着目。「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などとのコラボを経て、2020年に自身のファッションブランド「カセッラ マイヤー(CASELLA MEYER)」を立ち上げた。

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バーニーズ ニューヨークが気鋭アーティストのベイビー・ブラッシュを招いたイベントを六本木店で開催

 バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)は、アーティストのベイビー・ブラッシュ(BABY BRUSH)を招いたライブイベントを六本木店の2階で開催する。期間は8月19~21日の14時から20時まで。期間中に該当商品を購入した希望者を対象に、本人によるライブペイントを施すサービスも実施予定だ。

 また、日本発のプロダクトブランド「オンファッド(ONFADD)」サポートのもと、ベイビー・ブラッシュのポップアップも六本木店で8月19〜28日に開催する。ロングスリーブTシャツやカーディガンなどの限定アイテムと合わせて、ブラッシュがフライヤーデザインを手掛けた音楽イベント「VORTEX」に参加するアーティスト名をデザインしたTシャツも取り扱う。「VORTEX」は東京・道玄坂のクラブ「サウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION)」で19日に開催する

 ベイビー・ブラッシュは、スイス・チューリッヒ生まれ。幼少期から色彩やレタリングに取り組み、15歳頃からエアブラシを用いた作品作りをスタートした。その後、アメリカや南米でタイポグラフィーの研究とデザイナーの経験を積み、スクリーンプリントの可能性に着目。「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などとのコラボを経て、2020年に自身のファッションブランド「カセッラ マイヤー(CASELLA MEYER)」を立ち上げた。

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【スナップ】パリコレの路上からvol.5 ストリートのムードと着こなしで見る2022年夏のリアルトレンド

 2023年春夏シーズンのパリ・メンズ・ファッション・ウイークは、ほぼ全てのブランドがリアルでのショーを実施し、華やかな祭典として完全復活した。パリの6月は朝晩は冷え込むため、シャツなどの軽量なアウターやローゲージニットがオフランウエイを飾った。ランウエイで提案が多いテーラードスタイルがストリートに浸透しつつある一方で、ワークウエアやデニムといったカジュアルなアイテムも未だに根強い支持を集めている。シューズのビッグトレンドが見られなかったため、足もとは「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ヴァンズ(VANS)」などの定番スニーカーが人気だった。女性は、今季のトレンドであるクロップドや背中が大胆に開いたトップスなど、ヘルシーな肌見せが目立った。

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「ディオール」2022年秋コスメ第2弾は人気アイシャドウの限定色が復活

 「ディオール(DIOR)」は8月19日、「フォール コレクション 2022〈ディオール エン ルージュ〉」第2弾を、数量限定でディオール公式オンライン ブティックにて発売する。ラインアップは3製品で、アイシャドウ、リップバーム、ネイルエナメルの限定色を用意した。

 高発色できめ細やかな生質感のバウダーアイシャドウ“サンク クルール クチュール” (限定1色、税込8470円)は、限定色719オーガンザが復活。淡いトーンのピンクベージュ、ゴールド、ブラウンベージュ、コーラルの4色が透けるように重なり合い、品のある輝きで繊細なアイメイクが完成する。

 リップバームの “ディオール アディクト リップ グロウ” (限定1色、税込4400円)は赤にオレンジがにじんだような032 ジンジャー レッドが登場。ネイルの“ディオール ヴェルニ” (限定1色、税込3520円)は、ミルキー感とくすみ感が絶妙な甘くなりすぎないピンクの625 バラッドが登場する。

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「ジーヴィージーヴィー」のマグデザイナーによるジュエリーブランド「イシ」がデビュー 宇宙や竹をモチーフにした26型を用意

 マグ「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」デザイナーはジュエリー職人とタッグを組み、ファッションジュエリーブランド「イシ(ISHI)」を8月27日にローンチする。デビューコレクションとして、リング(12万1000円〜、税込以下同)やイヤリング(13万円〜)、ネックレス(17万6000円〜)など26型を用意。全てが完全受注生産で、オーダーが入ってから職人の手により1点ずつ作り上げるという。

 「イシ」は“生き様を誇りに感じられるジュエリーを生み出そう”との思いから生まれた。竹をモチーフにボリューミーに仕上げた“バンブー”シリーズでは、リング(15万4000円)やブレスレット(29万7000円)、ネックレス(55万円)などを、宇宙への憧れを形にした“プラネット”シリーズではリング(16万5000円)、ブレスレット(52万8000円)、イヤリング(52万8000円)をラインアップ。そのほかにも、デザイン性に富んだ重厚感のあるジュエリーをそろえた。

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「ジーヴィージーヴィー」のマグデザイナーによるジュエリーブランド「イシ」がデビュー 宇宙や竹をモチーフにした26型を用意

 マグ「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」デザイナーはジュエリー職人とタッグを組み、ファッションジュエリーブランド「イシ(ISHI)」を8月27日にローンチする。デビューコレクションとして、リング(12万1000円〜、税込以下同)やイヤリング(13万円〜)、ネックレス(17万6000円〜)など26型を用意。全てが完全受注生産で、オーダーが入ってから職人の手により1点ずつ作り上げるという。

 「イシ」は“生き様を誇りに感じられるジュエリーを生み出そう”との思いから生まれた。竹をモチーフにボリューミーに仕上げた“バンブー”シリーズでは、リング(15万4000円)やブレスレット(29万7000円)、ネックレス(55万円)などを、宇宙への憧れを形にした“プラネット”シリーズではリング(16万5000円)、ブレスレット(52万8000円)、イヤリング(52万8000円)をラインアップ。そのほかにも、デザイン性に富んだ重厚感のあるジュエリーをそろえた。

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「サルヴァトーレ フェラガモ」がファーフェッチと戦略的パートナーシップ締結 ゴベッティ新CEOによる改革の一環で

 「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO 以下、フェラガモ)」はこのほど、ラグジュアリーECプラットフォームのファーフェッチ(FARFETCH)とグローバルな戦略的パートナーシップを結んだ。1月に就任したマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が取り組む改革の一環となる今回の提携の目的は、ファーフェッチのラグジュアリー・プラットフォームでの「フェラガモ」の存在感を高め、ミレニアル世代やZ世代を引きつける購買体験を生み出すこと。ファーフェッチが提供するエンド・ツー・エンドのECソリューション「プラットフォーム・ソリューション」や、同社の小売改革事業部門である「フューチャー・リテール」のイノベーションを生かし、実店舗とオンラインリテールの相乗効果をもたらすオムニチャネル戦略を強化する。

 ゴベッティCEOは5月、今後3年間で店舗の改装、テクノロジー、サプライチェーンに総額4億ユーロ(約544億円)を投資し、4~5年で収益を倍増させる計画を発表。今回のパートナーシップについては、「ファーフェッチは、ラグジュアリーファッションをけん引するデジタルプラットフォーム。『フェラガモ』のオムニチャネル改革をさらに推進するとともに、若く新しい顧客にリーチし、成長を加速させるための理想的なパートナーだ」と話す。

 一方、これまでもアリババ(ALIBABA)やコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)、ニーマン マーカス(NEIMAN MARCUS)など他社との提携を積極的に進めてきたファーフェッチのジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼CEOは、「このパートナーシップは、ラグジュアリー業界のグローバルプラットフォームとしてのファーフェッチの強みを存分に活用し、“次世代のラグジュアリーリテール”という私たちのビジョンと合致するものだ」とコメント。「『フェラガモ』の素晴らしい製品と創造性は、私たちのマーケティング力と革新的なデジタル体験と合わさることにより、オーディエンスを魅了するだろう。そして、私たちのメディア&テクノロジー・プラットフォームの能力は、『フェラガモ』のデジタルにおけるエコシステムに力をもたらす」と説明する。

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「VTコスメティックス」が”シカ×ゆず”配合の新スキンケアライン発売 敏感肌もビタミンCでくすみケア

 韓国コスメブランド「VTコスメティクス(VT COSMETICS)」から10月14日、韓国では傷治療にも使われてきたツボクサエキス由来のシカ成分と、肌のくすみケアを目的としたゆずビタミンを配合した敏感肌向けの新ライン「シカバイタルライン(VT CICA VITAL)」を発売する。アイテムは全5種類で、8月19日から限定パッケージのトラエディションをQoo10と楽天市場で先行販売する。

 ビタミンC系の成分が配合されたスキンケア製品は刺激が強いという声を受け、敏感肌でも使えるビタミンC系スキンケアラインの開発に至った。使用するゆずは韓国・高興(コフン)産を使用。植物由来の天然色素を使用しているほか、香りもアレルゲンフリーにこだわった。

 毎日3分貼るだけで透明感のあるツヤ肌になれる“VT シカバイタル マスク“(30枚入り、税込2420円)は、さっぱりと潤いを与え、なめらかでツヤのある素肌に導くシートマスク。ブランドの定番製品である“VT CICAデイリースージングマスク“よりも薄い0.15㎜のシートを採用したことで、より肌に密着する。

 もっちりとした濃密泡が毛穴の奥の汚れまで吸着し、すっきり落とす洗顔料“VT シカバイタル フォームクレンザー”(100mL、同990円)や、肌によく馴染み、軽いとろみのある使用感が特徴の化粧水“VT シカバイタル トナー”(500mL、同1980円)のほか、ぷるぷるとしたジェル状のテクスチャーが肌にすっと馴染む美容液“VT シカバイタル エッセンス”(100mL、同2980円)もラインアップ。うるおい溢れるミルクジェルクリーム“VT シカバイタル クリーム”(50mL、同2730円)は、肌表面のpHバランスを整えてくれる微酸性処方で、敏感肌でも優しくケアできる。

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アシックスが「ランネット」のアールビーズを子会社化

 アシックスは、スポーツメディア運営やスポーツイベントの企画・運営などを行うアールビーズを子会社化する。アシックスが株式の65%を取得し、日本テレビホールディングス(HD)が35%を取得する。株式譲渡は8月31日に実行予定だ。

 アールビーズは、登録者350万人を超える日本最大のラン二ング情報サイト「ランネット(RUNNET)」の運営をはじめ、東京マラソンや大阪マラソンなどの全国のランイベントの運営受託および企画開発、1976年創刊の月刊誌「ランナーズ」を軸としたメディア事業などを行なっている。

 株式譲渡により、アールビーズの持つランナーとの接点を活用し、アシックスが掲げる“ランニングエコシステム”の強化を目指す。例えば、アシックスのメンバーシッププログラム「ワンアシックス(OneASICS)」会員などにランイベントの参加を促す一方で、「ランネット」会員にアシックスの製品・サービスを利用してもらうなど。アールビーズの顧客情報やサービスを活用した商品開発・販促活動も行う予定だ。

 共に株式を取得した日本テレビHDとは、同社が運営するフィットネス事業における相互送客などの連携や、地上波・オンライン配信サービスにおけるスポーツ番組の配信などを目指す。

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「ア ベイシング エイプ®」×メディコム・トイの“ベアブリック カモ”柄“ベアブリック”

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は8月20日、メディコム・トイ(東京、赤司竜彦社長)とコラボして“ベアブリック カモ”柄の“ベアブリック(BE@RBRICK)”を発売する。ブルーとブラックを左右で色分けたデザインで、頭部にメディコム・トイを表す“MCT”のロゴを入れる。

 価格は100%(全高約70mm)と400%(全高約280mm)のセットが1万7600円(税込、以下同)、1000%(全高約700mm)が8万2500円。「ア ベイシング エイプ®」とメディコム・トイの店舗および公式オンラインストア、セレクトショップのツージー(2G)で販売する。

 “ベアブリック”は、メディコム・トイが手掛けるクマ型のブロックタイプフィギュア。

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「H&M」、中国の大手EC「Tモール」に復活 ウイグル問題を巡っての取り扱い中止から16カ月ぶり

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に、「H&M」のオンラインストアが再びオープンしたと複数の現地メディアが報じた。中国の新疆ウイグル自治区で生産された新疆綿の使用中止を巡る問題により、2021年3月に同ストアが“削除”されて以来、およそ16カ月ぶりとなる。本件について、「H&M」と「Tモール」はコメントを差し控えるとした。

 「H&M」は、18年に「Tモール」に初出店。同ブランドを運営するH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は20年9月、中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表した。しかし21年3月24日に、中国共産党の青年組織である中国共産主義青年団が、中国版ツイッターのウェイボー(Weibo)に「新疆綿について虚偽のうわさを流してボイコットしておきながら、中国で儲けようだって?それは甘い考えだ」とH&Mの声明とともに投稿したことがきっかけとなり、中国側からの批判が激化。「Tモール」をはじめ、中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)や同第3位のEC企業ピンデュオデュオ(拼多多、PINDUODUO)が運営するECサイトなどから「H&M」の商品が消え、モバイルアプリも中国の大手アプリストアから削除された。現地メディアによれば、現在でも「Tモール」以外では「H&M」の商品を検索できないという。

 「H&M」は21年3月の時点では中国で500店以上の実店舗を運営していたが、現在は約380店となっている。なお、コロナ禍によるロックダウンの影響などもあり、中国での1号店である上海旗艦店は22年6月に閉店した。

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「H&M」、中国の大手EC「Tモール」に復活 ウイグル問題を巡っての取り扱い中止から16カ月ぶり

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に、「H&M」のオンラインストアが再びオープンしたと複数の現地メディアが報じた。中国の新疆ウイグル自治区で生産された新疆綿の使用中止を巡る問題により、2021年3月に同ストアが“削除”されて以来、およそ16カ月ぶりとなる。本件について、「H&M」と「Tモール」はコメントを差し控えるとした。

 「H&M」は、18年に「Tモール」に初出店。同ブランドを運営するH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は20年9月、中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表した。しかし21年3月24日に、中国共産党の青年組織である中国共産主義青年団が、中国版ツイッターのウェイボー(Weibo)に「新疆綿について虚偽のうわさを流してボイコットしておきながら、中国で儲けようだって?それは甘い考えだ」とH&Mの声明とともに投稿したことがきっかけとなり、中国側からの批判が激化。「Tモール」をはじめ、中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)や同第3位のEC企業ピンデュオデュオ(拼多多、PINDUODUO)が運営するECサイトなどから「H&M」の商品が消え、モバイルアプリも中国の大手アプリストアから削除された。現地メディアによれば、現在でも「Tモール」以外では「H&M」の商品を検索できないという。

 「H&M」は21年3月の時点では中国で500店以上の実店舗を運営していたが、現在は約380店となっている。なお、コロナ禍によるロックダウンの影響などもあり、中国での1号店である上海旗艦店は22年6月に閉店した。

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「セリーヌ」から新作ショルダーバッグ 創業者セリーヌ・ヴィピアナによる“トリオンフ”を採用

 「セリーヌ(CELINE)」は、メゾンを象徴する“トリオンフ”シリーズの新作バッグ“トリオンフ チェーン ブザス”を8月26日から順次発売する。予定価格は税込48万4000円で、同ブランドの取扱い店舗と公式オンラインストアで販売する。

 バッグには、創業者セリーヌ・ヴィピアナ(Celine Vipiana)がパリの凱旋門を囲む鎖の形に着想を得て手掛けたという“トリオンフ”モチーフを採用。素材にはカーフスキンを使用し、丸みを帯びたフォルムと細身のゴールドチェーンを施している。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3種類で、一部店舗限定のアイテムも用意する。なお、レッドとメタル部分がブラックフィニッシュのデザイン(同48万9500円 ※予定価格)は10月に発売予定だ。

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この夏聴きたい、海外フィメールDJ3選 若者を魅了する注目株

 ラップカルチャーが盛り上がりを見せる中、近年女性のDJを指す“フィメールDJ”が台頭している。男性が中心であることが多いヒップホップやクラブカルチャーの中で存在感を発揮し、音楽に限らずその生き方やファッションの着こなしなども若者を魅了している。ここでは、夏ムードを盛り上げる注目株の海外フィメールDJ3人を紹介する。

1 アンフィサ・レチャゴ(Anfisa Letyago)

 アンフィサ・レチャゴは、18歳ごろにシベリアからイタリアのナポリに移り、街の活気に満ちたエネルギーを吸収しながら過ごした。移住してすぐ地元のアンダーグラウンドシーンに触れることになり、そこでアーティストのマルコ・カローラ(Marco Carola)やガエターノ・パリシオ(Gaetano Parisio)らの音楽と出合う。これがDJとしてのキャリアをスタートするきっかけとなった。

 最初の楽曲「Stop Talking」をリリースしたあと、ナチュラ・ヴィヴァ(Natura Viva)やナーバス・レコード(Nervous Record)、インテック・デジタル(Intec Digital)といったレーベルとコラボレーションして、テクノミュージックで着実に評判を獲得。自身のレーベルN:S:DAを立ち上げて「Listen」や「HAZE」などを発表した。

 スタジオで楽曲制作をしながらDJとしても活動をしてスキルを磨く中で、2022年は国際的にも知名度を上げている。マイアミのウルトラ ミュージック フェスティバル(Ultra Music Festival)に初出演を果たし、コロンビアのバーム フェスティバル(Baum Festival)にも出演。スペインのイビザ島をはじめ、イタリア、フランス、オランダなどのクラブやパーティシーンにも引っ張りだこだ。

2 ティーシャ(TSHA)

 イギリス出身のDJ兼プロデューサーのティーシャ・マシューズ(Teisha Matthews)ことティーシャ。独学で音楽を学んだ彼女は、エレクトロニック・ミュージックを得意とする。イギリスの小さな町フェアラムで育ったあとロンドンに移り、音楽とともに波乱の子ども時代を過ごした。

 18年に楽曲「Dawn」でデビュー。続けて彼女が“アイドル”として憧れていたアーティスト、ボノボ(Bonobo)によるコンピレーションアルバム「Fabric Presents」内で「Sacred」をリリースした。19年にはインディペンデントなレコードレーベルのカウンター・レコーズ(Counter Records)と契約を結び、代表作である「Flowers」を発表した。新型コロナウイルスのロックダウン中に、異母姉妹がいることを知って実際に会いに行った経験などが作中で表現されているという。アップル(APPLE)が提供する音楽ストリーミングサービスのアップル・ミュージックではラジオシリーズ「Jackfruit Radio」を立ち上げ、DJミックスやアーティスト仲間らとの対話を公開している。

 ファッションシーンでも、「プーマ(PUMA)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」とSNS上のキャンペーンでコラボするなど、じわじわと注目を集めている。22年5月24〜25日に開催された第75回カンヌ映画祭(Cannes Film Festival)期間に「プラダ(PRADA)」が開催した音楽プログラム「ザ サウンド オブ プラダ(The Sound of Prada)」の第3弾にも参加している。

 最近ではディプロ(Diplo)とコラボレーションしたり、アメリカツアーを開催したり、イギリスのイベントに多く参加するなど、22年は彼女にとって飛躍の年となった。10月には新アルバム「Capricorn Sun」のリリースを控えている、今最もエキサイティングな注目株の1人だ。

3 クロエ・カイエ(Chloe Caillet)

 クロエ・カイエはすでに、クラブシーンにとどまらず、ラグジュアリーブランドからも一目置かれる存在。DJとして「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ミュウミュウ(MIUMIU)」、「バーバリー(BURBERRY)」、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」といったブランドのショーやイベントのサウンドトラックを手掛けた実績を持つ。パリやニューヨーク、ロンドンを移動して回った“ノマド”的ライフスタイルが反映されたエレクトリック・ミュージックが人気を博している。

 ファンク、ディスコ、ハウス、アフロビートといったジャンルから影響を受けたスタイルを確立しており、アメリカを代表するアーティストのベック(Beck)の楽曲「Chemical」のリミックスや、彼女自身のデビュー曲「Love Ain't Over」が代表作に挙げられる。自身のレーベル、エクセス・レコード(Xcess Records)を立ち上げ、世界各国のフェスなどでDJとして活躍を続ける。22年6月にリリースした「Doudou」はまさに、夏の気分を盛り上げるホットな新曲だ。

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お笑いコンビEXITが手がける「イグジー」が「ワンピース」とコラボ 細部までこだわり抜いた全13型

 お笑いコンビEXITがプロデュースする「イグジー(EXIEEE)」は、アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」とのコラボコレクションを8月19日に発売する。公式ECサイトのほか、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)、「ウィゴー(WEGO)」原宿竹下通り店、心斎橋店、福岡パルコ店で取り扱う。

 かねてより「ワンピース」ファンを公言していたEXITの2人が、細部までこだわり抜いたというユニセックスアイテム13型を企画した。映画「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念したTシャツ(4980円税込、以下同)やキャラクターのワッペンをあしらったデニムジャケット(同1万9800円)、パーカ(6600円)、キャップ(3300円)などをそろえる。EXITの2人は特に、赤髪のキャラクター、シャンクスが着用する衣装から着想を得たパンツ(税込6600円)や海賊マークを総柄プリントしたセットアップ(ジャージトップ同9900円、ジャージパンツ同7700円)が気に入っているという。

 「イグジー」はEXITプロデュースのもと、ウィゴーが2020年春夏に立ち上げたブランド。

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お笑いコンビEXITが手がける「イグジー」が「ワンピース」とコラボ 細部までこだわり抜いた全13型

 お笑いコンビEXITがプロデュースする「イグジー(EXIEEE)」は、アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」とのコラボコレクションを8月19日に発売する。公式ECサイトのほか、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)、「ウィゴー(WEGO)」原宿竹下通り店、心斎橋店、福岡パルコ店で取り扱う。

 かねてより「ワンピース」ファンを公言していたEXITの2人が、細部までこだわり抜いたというユニセックスアイテム13型を企画した。映画「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念したTシャツ(4980円税込、以下同)やキャラクターのワッペンをあしらったデニムジャケット(同1万9800円)、パーカ(6600円)、キャップ(3300円)などをそろえる。EXITの2人は特に、赤髪のキャラクター、シャンクスが着用する衣装から着想を得たパンツ(税込6600円)や海賊マークを総柄プリントしたセットアップ(ジャージトップ同9900円、ジャージパンツ同7700円)が気に入っているという。

 「イグジー」はEXITプロデュースのもと、ウィゴーが2020年春夏に立ち上げたブランド。

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「ディオール」がジュエリー&時計部門のジャパンアンバサダーに中谷美紀を指名

 「ディオール(DIOR)」は、ファインジュエリー&タイムピーシズ(時計)のジャパンアンバサダーに俳優の中谷美紀を指名した。

 「ディオール」は中谷について、「類まれな演技力に加え、芸術や音楽への造詣や美意識で人々を魅了する」と評価し、中谷は「『ディオール』は、歴史に裏付けされたエレガンスと時代に即した革新性を共存させ、常にファッション史をけん引して来た存在。『ディオール』の紡ぐ新たな物語を皆さまに伝える媒介となれるよう励みたい」と述べる。

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資生堂「プリオール」がブランドメッセージ・ミューズを刷新 常盤貴子と風吹ジュンを起用

 資生堂は、50代以上の大人女性向けブランド「プリオール(PRIOR)」のブランドメッセージを刷新する。これまでの「大人の七難」から、「大人の七難 ピースでいこう」に変え、ブランドミューズも変更。20年から起用する女優の常盤貴子は継続し、新たに風吹ジュンが加わる。テレビCMのナレーションは俳優の八嶋智人が担当し、風吹と常盤が登場する新CMを8月21日から放映する。また、新生「プリオール」を象徴するシワ改善と美白効果が期待できるオールインワン“薬用 リンクル美コルセットゲル”(90g、税込7480円)も同日に発売する。

 「プリオール」は大人ならではの悩みを研究し、楽に美しくなれる製品をそろえるブランドとして2015年に誕生し大人世代に支持されている。毎年大人女性1万人にアンケート調査するほか、300人と対面調査をする中で、コロナ下でも「人生を楽しみたい」と思う人が58%いる一方、「前向きになれない」という回答する人が40%いた。「大人の七難」を超える先に、大人女性に応える7つの上向きなキーワード(つやっと輝く、笑顔、チャレンジ、美ラク、もっと、わいわい、満たされる)があることを見い出し、「大人世才の気持ちに寄り添うブランドとして新たなブランドメッセージを制定した。『プリオール』の第2章が始まる」と畠山真紀資生堂ジャパン「プリオール」ブランドマネージャーと語った。

 これに伴い、ブランド誕生時から務めていたミューズの宮本信子、原田美枝子を変更。常盤と風吹が「大人の七難」の先にあるピースな気持ち(満たされた幸福感や楽しさ、前向きなど)を表現する。常盤は「宮本さん、原田さんに本気で笑うことを学んだ。2人の思いを受け継ぎながら、風吹さんと一緒に幸せをもたらす笑顔を届けたい」と意気込みを語った。風吹は「新たに肌と体にアプローチする“ピース体操”を提案するが、それを行いながら肌も心もピーンと伸ばして『プリオール』な毎日を過ごしてほしい」とコメントした。八嶋は「ピース体操を毎日の習慣にすると背筋がピーンとなって呼吸もしやすくなり頭も冴えてくる。元気がないときでも前向きになれる。そのときに『プリオール』の製品を使い僕も思い出して」と語り常盤と風吹の笑顔を引き出した。

 また新「プリオール」と資生堂創業150周年を記念した“薬用 リンクル美コルセットゲル”を発売する。ブランド調査によると50〜60代の2人に1人がスキンケアで改善したい肌悩みにシワを挙げていること、コロナ下で人と話す機会が減り、「口元や表情が動かしにくくなった」「顔がこわばったりしているように感じる」という大人女性が増えたことから、それらに応える製品を開発した。シワ改善と美白有効成分のビタミンPP(ナイアシンアミド)を配合。保湿効果を高めるゴールデンネクターEXも加え、塗ったそばから肌がピーンとはったような肌実感をかなえる。

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