【週間アクセスランキング 】最新の注目トピック TOP10(9月15〜21日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月15(木)〜21日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。

 「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントでも、毎週土曜日に【週間アクセスランキング】を配信開始。ファッション&ビューティ業界のニュースはもちろん、コレクションのルック、パーティーやストリートのスナップ、ライフスタイル情報など、幅広いジャンルの注目トピックを週3回お届けします。今すぐ「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントを[友だち追加]して、最新トレンドやファッション&ビューティ業界で注目されているトピックをチェックしよう。
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- 1位 -
スノーピーク山井梨沙社長が辞任 「既婚男性との交際および妊娠」を理由に

9月21日公開 / 文・林 芳樹


 スノーピークは21日、山井梨沙社長が同日付で辞任し、山井太会長が社長職を兼任すると発表した。辞任理由について同社は、山井梨沙氏から「既婚男性との交際および妊娠を理由として、当社およびグループ会社の取締役の職務を辞任したいとの申し出」があったとしている。事態を重く見て、山井太氏は役員報酬3カ月分の20%を、副社長の高井文寛氏から役員報酬3カ月文の10%を自主返上したいとの申し出があり、同社はこれを受理した。
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- 2位 -
スターバックスとスヌーピーが初コラボ Tシャツやタンブラー、スタバカードなど全23アイテムを発売

9月15日公開 / 文・WWD STAFF


 スターバックス コーヒー ジャパンは「ピーナッツ(PEANUTS)」の登場キャラクター、スヌーピーとの初のコラボコレクションを発売する。第1弾は9月28日から、第2弾は10月5日からスターバックス公式オンラインストアで販売する。同コレクションは、“HAPPINESS IS CONNECTING TOGETHER”〜しあわせはきみとのつながり〜をテーマに、スターバックスのパートナー(従業員)として過ごしながら気づいていく“日常のしあわせ”を描いた全23アイテムを用意する。
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- 3位 -
【2022年クリスマスコフレ】「ジルスチュアート」からヴィンテージ調のコフレが登場 テーマはチェリー溢れる“真夜中のティーパーティ”

9月20日公開 / 文・WWD STAFF


 「ジルスチュアート(JILL STUART)」は2022年ホリデー限定の”ミッドナイトチェリ-コレクション”を10月28日から順次発売する。チェリーが溢れる真夜中のティーパーティをイメージした限定のコフレや製品をラインアップする。なお、10月14日から予約を開始する。 10月28日発売のコフレ“ミッドナイトチェリー コレクション”(税込8250円)は、アイカラーパレット、プレストパウダー、リップ&チークといった人気アイテムの限定色をヴィンテージ調のポーチに詰め込んだ特別なコフレだ。
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- 4位 -
キャサリン皇太子妃とメーガン妃、エリザベス女王の国葬は英ブランドで参列


 9月8日(現地時間、以下同)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が、19日にロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。葬儀には王室メンバーや政府関係者、各国の元首や首脳が参列した。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、英国ブランドの「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の黒いコートドレスを着用。
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- 5位 -
「フォーエバー21」が2023年春に再上陸へ

9月21日公開 / 文・五十君 花実


 2019年に日本から撤退したかつてのファストファッションブームのけん引役、「フォーエバー21(FOREVER 21)」が、アダストリアとのタッグで23年春に再上陸する。同ブランドは19年の経営破綻後、ブランド管理会社の米オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)傘下にある。伊藤忠商事がABGと日本での独占販売契約を結び、アダストリアは伊藤忠とサブライセンス契約を締結。10代〜30代前半を主対象に、まずはウィメンズのウエアと雑貨を販売する。
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- 6位 -
「オメガ」の“スピードマスター '57”新キャンペーンにジョージ・クルーニーとヒョンビンが登場


 世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「オメガ(OMEGA)」は、アイコニックな“スピードマスター '57(Speedmaster '57)”コレクションの新たなキャンペーンに、長年アンバサダーを務めている米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)と、2020年にアンバサダーに就任した韓国の俳優ヒョンビン(Hyun Bin)を起用した。
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- 7位 -
【スナップ】「ウルトラジャパン 2022」1日目 強烈個性なフェスコーデの達人たち

9月17日公開 / 文・福永千裕


 国内最大級の都市型ダンスミュージックフェス「ウルトラ ジャパン2022(ULTRA JAPAN以下、ウルトラジャパン)」が、東京・台場の特設会場で9月17日、18日の2日間開催している。今年は2014年の第1回以降7回目、コロナ禍を経て3年ぶりの開催となり、2日間で総勢46組のアーティストがステージに立つ。
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- 8位 -
小嶋陽菜によるランジェリーブランドがデビューイベントを開催 一部の商品が試着可能

9月16日公開 / 文・福永千裕


 小嶋陽菜が代表を務めるハート リレーションは、ランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」のデビューに際したイベントを、ハウス オブ エルメ(HOUSE OF HERME)で9月22日から開催する。イベントでは、26日から販売を開始するデビューコレクションのうち“エブリデイ エッセンシャル ブラ”と“エブリデイ エッセンシャル ナイト ブラ”の試着が可能。さらに、イベント特設ページから購入ができる。
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- 9位 -
アンダーウエアがアウターの時代 「トム フォード」は光り輝くセンシュアルボディを飾る

9月20日公開 / 文・八木橋恵


 夜空にライトアップされたワールドトレードセンターが映えるロウワー・マンマンハッタンで、「トム フォード(TOM FORD)」がランウエイショーを開催した。ブルックリン・ベッカム(Brooklyn Beckham)や女優のニコラ・ぺルツ(Nicola Peltz)、モデルのエヴァン・モック(Evan Mock)らセレブが集い、フォトグラファーたちが歩道にごった返して誕生したファッショナブルなカオスは、「トム フォード」ならではだ。
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- 10位 -
エリザベス女王の最後のポートレートに仏ジュエラー「ブシュロン」のブローチ 両親から18歳の誕生日に贈られたジュエリーを着用

9月21日公開 / 文・益成 恭子


 英国のエリザベス女王(Queen ElizabethⅡ)といえば、ワントーンでまとめたファッションに3連のパールネックレスとブローチがトレードマークだった。エリザベス女王が最後のポートレートで着用しているブローチは、「ブシュロン(BOUCHERON)」のもの。オーバル、バゲット、ラウンドカットのダイヤモンドとアクアマリンがセットされた2つのピースから構成されるアールデコスタイルのブローチは、女王の叔父であるケント公爵が1937年にロンドンで購入し、英国王室のロイヤルコレクションの一部になった。
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【スナップ】ファッション感覚のタトゥーが人気 フェス会場でキャッチ

 この夏は音楽フェスが本格的に復活し、街でトレンドの肌見せコーデをフェス会場でも多く見かけた。肌の露出が増えると共に、若い世代を中心にタトゥーをファッションとして見せるスタイルも目立った。期間限定でタトゥーが楽しめるアイテムとして、タトゥーシールやジャグアタトゥーなども人気だ。タトゥーシールはインクと糊を水分で浮かせて転写させるシールで「シーイン(SHEIN)」などの通販サイトで手に入れることができる。ジャグアタトゥーは植物性のインクで肌を染めるボディアートで、ジャグアインクを購入して自らペイントしている人もいた。

 タトゥーのデザインは、メンズでは細い針で写実的に描くブラックアンドグレーや、アウトラインを力強く描くアメリカン・トラディショナルなどが人気だった。若い女性は、イラスト風のポップなデザインをワンポイントで取り入れた。モチーフは蝶や蜂、猫などの生き物のほか太陽や月、アート風のものなどさまざまだ。

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キム・カーダシアンが「スチュアート・ワイツマン」のアンバサダーに就任

 米タペストリー(TAPESTRY)傘下のシューズブランド「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」は、新たなブランドアンバサダーにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)を起用した。キムは同ブランドの2022-23年秋冬キャンペーンにも登場する。

 “断固とした態度、力強く立つ”などを意味する“スタンド・ストロング(Stand Strong)”と銘打たれた今回のキャンペーンで、キムはブーツやサンダルなどを着用。撮影はファッション・フォトグラファーのマリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が行った。なお、同社はこのキャンペーンを通じて、女性リーダーに投資する非営利団体バイタル・ボイシズ・グローバル・パートナーシップ(Vital Voices Global Partnership)と提携し、その取り組みを支援するという。

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多様性の促進を掲げる団体のファッション・アワード、LVMHと提携してヴァージルを称える賞を新設

 ファッション業界のダイバーシティ(多様性)の促進を掲げる団体ハーレム・ファッション・ロウ(Harlem’s Fashion Row)は、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の北米事業とのパートナーシップにより、15周年を記念したファッションショー&スタイルアワードを開催した。

 ファッション業界における多様性や平等など、ダイバーシティ&インクルージョンを支援することを目的とした同イベントの今年のテーマは「Future's Past(未来の過去)」。ファッションの未来を紹介するイベントをプライベートな空間で行った。

 さらに今回のイベントでは、昨年11月21日に死去した「ルイ・ヴィトン」のメンズ・アーティスティック・ディレクターで、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の創設者でもある故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏の功績を称える賞をLVMHの提供で新設した。プレゼンターは妻であるシャノン・アブロー(Shannon Abloh)が務めた。同賞は文化、コミュニティー、イノベーションへの貢献を通じて、ヴァージルの精神、輝き、ビジョンを体現する個人を表彰するものだという。

 第1回ヴァージル・アブロー賞には女優兼作家・プロデューサーのイッサ・レイ(Issa Rae)、デザイナー・オブ・ザ・イヤーは「セルジオ・ハドソン」を率いるセルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)、エディター・オブ・ザ・イヤーは「ワシントン・ポスト(The Washington Post)」紙のシニア・クリティック・アット・ラージのロビン・ギヴハン(Robin Givhan)、スタイリスト・オブ・ザ・イヤーはセレブリティーのスタイリングなどを手がけるアデ・サミュエル(Ade Samuel)、アイコン・オブ・ザ・イヤーをジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)がそれぞれ受賞した。

 ブランディス・ダニエル=ハーレム・ファッション・ロウ創設者兼最高経営責任者は、「アフリカ系アメリカ人はファッションの分野で豊かな歴史を持っているが、彼らの貢献の多くは歴史の中に埋もれてしまい、認識されずにきた。 しかし、ハーレム・ファッション研究所やブラック・ファッション・ミュージアムを創設したロイス・アレクサンダー・レイン(Lois Alexander Lane)のような黒人デザイナーの活躍なくしては、ハーレム・ファッション・ロウは存在し得なかっただろう。アン・ロウ(Anne Lowe)やエリザベス・ケックリー(Elizabeth Keckley)、ユニス・ジョンソン(Eunice Johnson)といったパイオニアたちの仕事も然り。私たちは、過去にさかのぼって理解し、敬意を表し、過去から力を引き出すことで未来に向かって進んでいる」と語った。

 LMVHは、ハーレム・ファッション・ロウとの継続的なパートナーシップを通じて、ファッション業界がより多様性に富み、公平で包括的になることを目指す取り組みを続けている。例えば、同社の傘下ブランドのいくつかは、今回のファッションショーとスタイルアワードをサポートすることで貢献している。化粧品小売店のセフォラ(SEPHORA)は、ファッションデザイナーのオーロラ・ジェームズ(Aurora James)が設立した「15%プレッジ(15 Percent Pledge)」プログラム(黒人が所有するブランドに陳列棚の15%のスペースを提供するという取り組み)に参加しているアフリカ系ブランドの製品を、ショーに参加するブランドに提供。また、「ディオール ビューティー(DIOR BEAUTY)」はスキンケア、メイクアップアーティストチームのスポンサーとなったほか、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はイベント中のスタイルアワード受賞者とデザイナーにギフトを贈呈。モエ ヘネシーの米国事業はカクテルタイムのドリンクを提供した。

 アニッシュ・メルワニ(Anish Melwani)北米LVMH会長兼CEOは、「当社は多様性、公平性、包括性というレンズを通して、グループとメゾンの未来を見据えている。15周年を迎えたハーレム・ファッション・ロウとパートナーを組み、ハーレムコミュニティーの文化の豊かさと創造性にスポットライトを当てられることに興奮している」と述べ、「LVMHの各メゾンの成功は、世界中のクリエイティブな才能を発掘する能力に由来している。ハーレム出身の才能あるBIPOC(Black, Indigenous, and People of Colorの略で、黒人、先住民および有色人種の総称)デザイナー3人のニューヨーク・ファッション・ウィークでのデビューを支援できてうれしく思う」と続けた。なお、これにより今回デビューしたのは、メンズブランドの「コッテ ダルム(COTTE D’ARMES)」、ウィメンズの「ジョナサン ヘイデン(JOHNATHAN HAYDEN)」と「ニコル ベネフィールド(NICOLE BENEFIELD)」だった。

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綾小路竹千代「アクア」会長が逝去 カリスマ美容師ブームをけん引し業界の地位向上に貢献

 ヘアサロン「アクア(ACQUA)」の綾小路竹千代会長が、9月19日に逝去した。享年60歳。

 綾小路氏は1994年、野沢道生氏、青山正幸氏とともに「アクア」を設立。連日予約でいっぱいの人気サロンへと成長させた。手掛けるヘアショーも満席で、97年には全国7カ所を回るジャパンツアーを開催。最終回は日本武道館で行い、観客動員数は約1万8000人、その模様はテレビ中継されるなど大いに話題となった。

 99年からフジテレビ系列で放送されたカリスマ美容師対決番組「シザーズリーグ」にも参加。カリスマ美容師ブームをけん引し、美容師を“高校生が憧れる職業”の1位に押し上げる立役者の一人となった。

 近年では後進の育成に注力。講演ではたびたび「99回失敗しても、100回目は成功するかも」などと話し、努力を続ける若手美容師を勇気づけた。華やかな時代を経験したからこそ深く理解した、お客と真摯に向き合うことの大切さを「美容師がすべきことはカットだけではない。お客さまの生活をサポートし、寄り添うことが大切」といったメッセージで伝えていた。

 「アクア」公式サイトでは、「ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と掲載している。

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10代に美の多様性をレクチャー 資生堂SABFAとインスタグラムがサポートする理由

 渋谷パルコを会場に、10代の若者がクリエイションの原点に出合える学びを提供するGAKU(ディレクターは、「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)の山縣良和)は10月、美が持つ多様性を学ぶ「我美と作美(わびとさび)」を開講する。好評だった前回同様、資生堂のヘアメイクスクールSABFAの計良宏文校長がメーン講師を務め、インスタグラムも協力する。

 講師陣は、山縣デザイナーのほか、アーティストの下田昌克、写真家のKarinNoguchiら。美しさの多様性を学んだ後、メイクの技術を身につけ、撮影、それをSNSで発信するまでの一連を学ぶ全11回の講座だ。計良校長、フェイスブック ジャパン インスタグラム広報の市村怜子担当、そしてGAKUの武田悠太ファウンダーに、講座と、若い世代に学んでほしいことなどを聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):「我美と作美」が始まるまでの経緯は?

武田悠太GAKUファウンダー(以下、武田):GAKUは、10代が中心のクリエイションの学び舎。建築から音楽、ファッション、演劇、伝統工芸まで、幅広い領域のクリエイティブを一流、最前線で活躍しているクリエイターが直接教えている。いずれも、少数でリアル。講師陣のオーラや考え方、発する言葉などを直接感じてもらいたい。受講生は小学生じゃないから、自分たちが作るモノが、どんな評価やインパクトを生み出すのか?までを経験する場を設けている。ファッションの中でメイクがやりたいと、計良さんの力を借りることになった。

計良宏文SABFA校長(以下、計良):SAFBAのようなプロの学校ではないので、もう少しユルく、自由度の高い授業を考えた。例えば資生堂も加担しているのかもしれないが、唇には「上が1に対して、下は1.3が理想的」という黄金律が存在するが、そういうルールにとらわれない多様な美を考えたい。SAFBAの校長をしていて、プロになるには、プロに必要な感性の教育が重要と考えるようになった。将来に明るい希望を持っている人たちに対して、メイクに興味を持ってもらい、美について学ぶ機会を提供したい。自己表現の手法としてモノづくりする楽しさを伝えながら、「プロになるために、何をしたらいいのかわからない」子どもたちに基礎までを伝えられたらと思う。

WWDJAPAN:インスタグラムも「我美と作美」に協力するのは、なぜ?

武田:ちょうど前回は、インスタグラムをはじめとするSNSがアメリカのティーンエイジャーに良くない影響を与えているのでは?という懸念が生まれた頃だった。

市村怜子フェイスブック ジャパン インスタグラム広報担当(以下、市村):インスタグラムは、若い世代にたくさん使っていただくため、安全に使ってもらうため、例えばいじめに対するコメントにフィルター機能をかけたり、保護者に向けての啓発活動に取り組んだりしている。それでも、若い世代はSNSからの情報で価値観が作られたり、影響を強く受けたりする。実際、SNSで画一的な美しさにとらわれる懸念があることは認識しており、「何かできないだろうか?」と考えていた。

武田:本来インスタグラムは、周りにいろんな友達ができるポジティブなコミュニケーションのプラットフォーム。ただポジティブな側面が当たり前になりすぎて、当時はネガティブな一面が注目され始めたときだったと思う。

市村:ネガティブな一面は、あらゆるツールに存在する。ただインスタグラムがあったからこそ、新しいものに出合えたり、周囲に認めてもらいながら全然違う国の人と繋がれたりする。多様性や多様な美しさに、もっといい影響を与え、貢献したい。おかげさまで、インスタグラムはクリエイティブな人たちが使っている。発信することでビジネスにつながるというクリエイター支援の側面は、ここ数年で顕在化し、会社としてもフォーカスしている。GAKUのようにかなり特殊でクリエイティブな学校を見つけて、参加するほどの情熱がある人は、今後クリエイターになるかもしれない人。今後の活動に役立ててもらえるのでは?と考えた。

WWD:実際、どんな授業を行ない、前回はどんな子どもたちが参加した?

武田:前回はメイクが大好きですでにプロ級のモデルから、未経験の男の子まで、本当にいろんなタイプが集まった。日本の教育は、同じ部類、同じ年齢、同程度の技量の人が集まりがちだが、GAKUにはバラバラな子が集まる。現実の世の中は、そんなもの。本当の勝負になれば、ビューティの世界でもメイクアップアーティストだけと争うワケじゃない。さまざまな人と学ぶことは、今後の自身につながると考えている。

計良:前回、初日は「美」について語り合ったが、そこからすでに多様で面白かった。例えば14歳の子は「カルティエ(CARTIER)」のイベントでもらったカードのコピーの美しさに惹かれ、一方福祉施設で働く19歳は「人と人の心が通じ合った時の感覚、喜び、笑顔、時間に美しさを感じる」という。

武田:彼は福祉施設に住み込み、障がいがある人と一緒に生活している。なかなかコミュニケーションできなかった人とできるようになった時が「美しい」と思うのは、外見や内面、物事すべてに美しさを見出しているということ。衝撃とともに、嬉しさを覚えた。

計良:メイクは外見だけじゃなく、「らしさ」を表現することと常々伝えているが、外見を変えることで内面、内面が変わることで相手の印象が変わり、最終的には美意識までは変容する。前回は実技の授業が少なかったので、今回はもう少し幅広いテクニックを見せ、化粧品に触れられる時間を設けたい。

市村:インスタグラムが担うのは、ポートフォリオ的な作品集を作ること。完成度が高い写真を投稿するのは当たり前だが、それだけはSNSでもファンは生まれず、応援には繋がらない。駆け出しの時は、自分の発信が正しいか不安に思うこともあるだろう。それでも一生懸命投稿し続けると、ファンが生まれ、応援され、DMなどのコミュニケーションで支えてもらっていることを実感できるから、前向きになれる。インスタグラムは、そんな拠り所のような存在になれる。

計良:ありふれたものを発信するのではなく、新しい美を投げかけるようなチャレンジをしてほしい。自分が思う「美」については授業の中でもルーツを考え、突き詰めてもらう。その上で生み出した新しい「美」は、これまでの価値観を覆すものであるべき。そうじゃないと、新しい美は生まれない。そんな勇気まで、話し合いながら育んでいけたらと思う。

武田:前回参加した学生の中には、最終回でいきなり金髪になって現れた受講生がいた。本人の中で、既成概念が覆ったんだと思う。

計良:当初は、「カラーコンタクトに挑戦したいのにできない」くらい、周りから見れば些細だけれど、本人に取っては大きな問題で悩んでいたが、今インスタグラムを見るととっても楽しそう(笑)。

武田:計良さんが今なお覚えているなんて、本当にスゴいこと(笑)。今回も少人数で、一流の人と直接触れ合える機会を創出したい。

「我美と作美」開催概要
日時:2022年10月上旬~2023年3月上旬/全11回/原則水曜 17:00~19:00
会場:GAKU(渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 9階)/SABFA(渋谷区神宮1-14-30 WITH HARAJUKU 2F)/Meta Tokyo office(港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー)
対象:10代 、10人程度(先着順)
受講料:3万8500円

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吉田カバンの「POTR」が「MHL.」と初コラボ ショルダーバッグなど3型を販売

 吉田(東京、吉田幸裕社長)が手掛ける「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は9⽉30⽇、英国発「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」から派生したカジュアルブランド「エムエイチエル(MHL.)」と初コラボした商品を発売する。

 耐久性に優れるコーデュラナイロンを用いた丸い底マチが特徴の“バケットショルダーバッグ”(3万5200円税込、以下同)や、マチ付きフラップポケットを備えた“2スタッズショルダーバッグ”(2万3100円)、軽量なタフタ素材を使ったパッカブル仕様の“ショッパーバッグ”(1万4300円)の3型をそろえる。

 「ピー・オー・ティー・アール」や「ポーター(PORTER)」「マーガレット・ハウエル」の店舗、および吉田と「マーガレット・ハウエル」の公式オンラインストアで扱う。

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