美容クリエイターの水越みさとが選ぶ、秋冬の注目アイテム【新製品レコメンド】

 本連載は美容業界で活躍する識者をゲストに招き、注目の新製品を紹介する。今月は美容クリエイターとして活躍する水越みさとが秋冬の新製品をピックアップ。

ホリデーコレクションが続々と登場 今季は“使いやすい”アイテムが勢ぞろい

 2022年秋冬の新製品は“とにかく使いやすい”コスメが豊富。ホリデーコレクションは例年、目を引くような鮮やかなアイテムも多かったが、今季はビジュアルの可愛さにプラスして実用的に使えるアイテムが勢ぞろい。「ルナソル」はベージュブラウンを基調とした8色入りのアイシャドウパレットを発売する。さまざまな質感の組み合わせでニュアンスの違うブラウンメイクができそうだ。「ケイト」の“リップモンスター”から登場するマットタイプにも注目。長引くマスク生活で使いたくなるアイテムで、発売前から話題になっている。お気に入りの毎日メイクに新しいコスメを取り入れて、メイクをさらに楽しむとともに気分も上げてこの冬を過ごしてもらいたい。

11月1日発売
コスメデコルテ(DECORTE)

 肌なじみが良いベージュカラーのアイシャドウパレットは、骨格まで美しく見せる絶妙なトーンの8色を組み合わせた。重ねることで美しい濃淡やニュアンスを表現し、個性や美しさを引き立てる。特別な日から日常のメイクまで様々なシーンに対応。さらに、唇本来の血色感や潤いを作り出すサテン質感のリップスティック、繊細な艶を与えるピンクベージュのフェイスパウダー、オリジナルポーチをセットにしたスペシャルコレクションだ。

11月4日発売
RMK

 ホリデーコレクションから登場するアイシャドウパレットは、柔らかなマット、上品に艶めくシマー、華やかにきらめくパールシマーなど質感の異なる8色をセットにした。ふんわりと肌になじむウォームカラーは、単色でも重ねても美しいニュアンスを生み出し、組み合わせ次第でさまざまな表情を演出する。パッケージは韓国のアーティス、チョ・ギソクとコラボレーション。赤を軸としたコレクションを象徴するような一輪の赤い花をデザインした。

 冬だからこそ、温かみのあるカラーを纏って優しさあふれるまろやかなメイクがおすすめ。ブラウンメインでベーシックにも仕上げられるが、カーキをポイントで入れたりアクセントカラーでたまに遊ぶのも楽しい。(水越みさと)

11月4日発売
ルナソル(LUNASOL)

 パールやマットなど多彩な質感のベージュブラウンに意外性や遊び心を詰め込んだホリデーシーズンを彩る特別なアイシャドウパレット。ブルーの大粒パールが澄んだ輝きを放つカラーや、肌に溶け込むようになじむ質感の温かみのあるライトカラー、一塗りでメタリックに目元を彩るカラーなど8色をセットにした。やわらかなムードから、クールな印象、モードな表情まで、1つのパレットでさまざまな表情を作り出す。

 統一感のある8色で構成されているためどう使ってもキレイにまとまってくれるアイシャドウパレット。ブラウンという色の中でも、少しクールにしたり柔らかくしたり、変化を出して楽しめる、コスメ好きにはたまらないアイテムだ。(水越みさと)

10月19日発売
オサジ(OSAJI)

 トータルビューティブランド「オサジ」のホリデーコレクションは“在るがまま”をテーマに、写真家の日置一輝とコラボレーションした限定製品を発売する。“ニュアンス アイシャドウパレット”は異なる質感を重ねることで目元に美しいニュアンスと立体感をもたらす。深みのあるアクセントカラーをやわらげる2種のベージュに、輝きを添えるスパークルカラーを組み合わせた。“H01 Yumenokakera 〈夢の欠片〉”と“H02 Metaphor 〈メタファー〉”の2種をラインアップ。

11月15日発売
イプサ(IPSA)

 血色感やうるおいが失われ肌が疲れて見えやすい季節に、艶めく肌印象へ導くキットが登場する。白いレフ板のような効果で瞳に光を引き込む“キャッチライトスティック”、カサつきが気になるときに一塗りで水分を補給して滑らかな肌へ導く“ザ・タイムR デイエッセンススティック”の現品に加え、肌の光バランスを整えメイクしたてのような透明感を復活させる“コントロールパウダー”の特製サイズとオリジナルポーチの4品をセットにした。

10月14日発売
クラランス(CLARINS)

 どんなシーンにもマッチする目元を簡単に演出できるアイシャドウパレットの新色は、目元を華やかに彩るブロンズカラー。バンブーパウダー配合で、目元用下地を使用したようによれにくく、美しい発色と色持ちの良さが特徴だ。使いやすさを考えた4色のカラーは、組み合わせや重ね方次第でナチュラルからモードまでさまざまなアイメイクを楽しめる。

10月上旬発売 
セザンヌ(CEZANNE)

 塗った瞬間からみずみずしい濡れ艶感と、クリアな発色が特徴のティントリップにブラウンベースにほんのり赤みをプラスした新色が仲間入りする。一度塗りで透明感のあるブラウンに、重ね塗りすることで深みのある発色の辛口のブラウンが楽しめる。オイルインウォーター処方により、色と艶で唇をコーティングしたかのような仕上がりを長時間キープ。マスクなどにも色移りしにくい。4種の美容保湿成分配合で唇の潤いを守る。

10月22日発売
ケイト(KATE)

 落ちにくさと発色の良さで人気を博した“リップモンスター”からふんわり軽やかに仕上がるマットタイプが新登場する。唇から蒸発する水分を活用してしっとりジェル膜に変化、さらに液状リップの油分が揮発してマット質感に変化し、ふんわりとした仕上がりと落ちにくさを実現。付けたての美しさを長時間キープする。ぼかしやすいチップ付きで、グラデーションリップも簡単に完成。肌トーンにマッチする5色をラインアップする。

The post 美容クリエイターの水越みさとが選ぶ、秋冬の注目アイテム【新製品レコメンド】 appeared first on WWDJAPAN.

【2022年クリスマスコフレ】「クラランス」から“自然”をテーマにしたホリデーコレクション メイクからボディーまでフルラインアップ

 「クラランス(CLARINS)」は、2022年ホリデーコレクションを10月14日から順次発売する。テーマは“Sparkling by Nature”で、ブランドの核である自然に着目した人気のフェイスケア、ボディケア、メイクアップを用意する。

 第1弾は10月21日に発売。アイシャドウだけでなく目もと用下地としても使える“オンブル4 07 ブロンズ“(税込5720円)、トーニングローションとクレンジングミルクなど4つのスキンケア商品を楽しめる“ベーシックケア ホリデーキット”(同5390〜5830円)を販売する。

 これらのほかに、ふっくらしたハリのある肌へ導く“ダブル セーラム ホリデーキット FE”(同1万4300〜1万8700円)、ブランドを代表する美容液“ダブル セーラム EX”を主役にした“ダブル セーラム ホリデーキット SR”(同1万5950〜2万5850円)、すっきりとしたフェイスラインをかなえる “V コントア シリーズ ホリデーキット”(同8250〜1万1330円)もラインアップする。

 第2弾は11月1日に発売。ボディーケア商品を堪能できる“ボディ ホリデーキット”(同1万120円〜)と、ファンデーションとスキンケアをメインにした“ベースメイク ホリデーキット”(同7150〜8250円)をラインアップ。さらに11月18日には、フェイスケア、ボディーケア、メイクアップから14品を詰め込んだ豪華なアドベントカレンダー(同1万5400円)も登場する。

 第3弾は12月1日に発売。目もとをトータルケアできる“スターアイ ホリデーキット”(同1万1220〜1万2210円)と、人気商品であるリップオイル3種類をそろえた“リップオイル ホリデーキット” (同5170円)を販売する。

The post 【2022年クリスマスコフレ】「クラランス」から“自然”をテーマにしたホリデーコレクション メイクからボディーまでフルラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

マクアケとビームスの、モノ作り支援事業から生まれた“ネコ型ボディブラシ”がクラウドファンディング開始2週間で2000%達成

 “アタラシイものや体験の応援購入サービス”のクラウドファンディングサイト、マクアケ(MAKUAKE)は、ビームス(BEAMS)と、地方事業者を対象とした新商品および新ブランド開発をサポートするモノ作り支援事業である「ローカル共創プログラム」を提供している。プログラム第一弾として、地域随一の技術や背景を持つ企業や、地域の工芸品を扱う中国地方の事業者15社(広島県14社・岡山県1社)から、府中家具メーカーの土井木工を選び、“ネコ型ボディブラシ”を開発した。10月9日まで先着順かつ数量限定で割引価格が設定されており、ハンディタイプが1万7600円(税込、以下同)、柄付きタイプが2万4200円で、マクアケ内の特設ページから購入可能だ。

 土井木工は、広島県の伝統工芸品である熊野筆を製造している晃祐堂と“熊野筆を使ったネコ型ボディブラシ”を共同開発。8月23日より販売を開始したところ、メディアやSNSで話題となり、初日で応援購入金額200万円を達成。開始2週間で目標調達率2000%を達成し、応援購入金額総額600万円を突破した。

 ブラシは、柄付きタイプとハンディタイプの2種類を用意。ブラシの木部には、高級家具にも使われる世界三大銘木ウォルナットを採用。熊野筆は主に山羊、リス、イタチ、タヌキ、鹿などの動物の天然毛と、 PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの合成繊維の毛が使われるが、今回は、白尖峰と呼ばれる部位の山羊の毛とPTBをハイブリッドした。大きい穂先は白尖峰を中心としたソフトな感触を、小さい穂先ではPBTを中心に用い、弾力あるミディアムな感触を追求している。

The post マクアケとビームスの、モノ作り支援事業から生まれた“ネコ型ボディブラシ”がクラウドファンディング開始2週間で2000%達成 appeared first on WWDJAPAN.

「ルシアン ペラフィネ」と「F.C.R.B.」が初コラボ 架空のフットボールチームを応援するサポーターをイメージ

 「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」は、「ソフ(SOPH.)」が架空のサッカーチームを想定して展開するブランド「エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL以下、F.C.R.B.)」とコラボレーションしたコレクションを9月30日に発売する。両ブランドの公式オンラインストアや直営店で取り扱う。

 初のコラボコレクションは、架空のフットボールチームである「F.C.R.B.」を応援するサポーターをイメージして制作した。スエット素材のジップアップフーディーとパンツのセットアップをはじめ、「ニューエラ(NEW ERA)」とのトリプルコラボキャップ“9FORTY”、スコットランドカシミアを100%使用したニットの全4型を用意。どれもブラックで統一し、「ルシアン ペラフィネ」のアイコニックなスカルロゴと「F.C.R.B.」のロゴをミックスしたグラフィックを落とし込んでいる。価格は、フーディーが税込3万6300円、パンツが同2万8600円、キャップが同1万1000円、ニットが同39万6000円だ。

The post 「ルシアン ペラフィネ」と「F.C.R.B.」が初コラボ 架空のフットボールチームを応援するサポーターをイメージ appeared first on WWDJAPAN.

業界歴20年以上のベテランPRがボディースーツブランドを立ち上げ 2023年春夏デビュー

 「ドレステリア(DRESSTERIOR)」やメルローズ 、マッシュスタイルラボなどで20年以上PRとして働いてきた清水麻妃さんが、ボディースーツをメインとするランジェリーウエアのブランド「ザ デューン(THE DUNE)」を立ち上げた。デビューシーズンの2023年春夏は7型を企画し、3月に発売予定。自社ECを立ち上げて販売するほか、セレクトショップなどへの卸販売も目指す。

 おしゃれ好きの間で、この数年間じわじわと広がっているボディースーツ。「数年前にパリのランジェリーブランドのボディースーツを着てみたら、非常に暖かくて驚いた。インナーがずり上がってこないため、腰回りのシルエットがもたつかず、服をきれいに着こなせる」と、清水さんはすっかりとりこになった。しかし、日本ではまだまだボディースーツというアイテムに抵抗感を抱く人も多く、ボディースーツを豊富にそろえるブランドもそんなに多くはない。「おしゃれなトップス感覚で着られるデザインで、お尻をしっかり覆うカッティングのボディースーツなら、日本人にもきっと良さが伝わって受け入れられると考えた」。

 ファッション業界歴は長いが、PRだったため清水さんにはこれまでモノ作りの経験はない。丁寧な作りで、小ロットでも引き受けてくれるOEMメーカーを探すのに非常に苦労したという。生産分野に明るい業界内の知人などに相談し、紆余曲折を経て信頼できるOEMメーカーを探し出した。

 デビューシーズンは、中に着用したブラジャーのカップがのぞかないように胸元にレースをはめこんだシルク混ジャージーのボディースーツ(4万2000円)や、パフスリーブのストレッチシルクサテンのボディースーツ(7万9800円)、ベアトップにチュールレースを重ねたボディースーツ(4万6000円)などを企画。セーターなどのインナーとしての着用だけでなく、ジャケットやジーンズと合わせたトップス感覚のコーディネートを提案する。一部を除き、自宅での手洗いも可能だ。

 ボディースーツ以外に、チュールレースのレギンス(2万9000円)なども企画しており、ボトムスの裾からチラリとチュールをのぞかせるスタイリングで打ち出す。「年を重ねた女性は素足を見せることに抵抗がある人もいる。チュールレースなら、素足ではないが透け感も楽しめる」ことを狙ったアイテムだ。「カジュアル化、ジェンダーレス化の時代だが、私自身は主張はしすぎないけれどセンシュアルな部分がのぞくデザインがやっぱり好き。丁寧に作られたいいものを長く着たい」という思いをブランドに込めている。

The post 業界歴20年以上のベテランPRがボディースーツブランドを立ち上げ 2023年春夏デビュー appeared first on WWDJAPAN.

「クリニーク」のベストセラークリーム“モイスチャー サージ”が値下げ 容量&処方そのままに20%オフに

 「クリニーク(CLINIQUE)」は9月27日から保湿クリーム“モイスチャー サージ”の値下げを行うと発表した。“モイスチャー サージ”2種の30mLサイズを、処方はそのままに20%値下げする。

 対象アイテムは“モイスチャー サージ ジェルクリーム 100H​”と“モイスチャー サージ インテンス 72 ハイドレーター​”で、それぞれ税込4950円から同3960円に変更となる。

 同シリーズは30年以上愛されているベストセラーの保湿クリーム。“モイスチャー サージ ジェルクリーム 100H​”は独自のアロエ発酵コンプレックスにより高い保湿力と浸透力を実現させおり、ジェル状の軽やかなテクスチャーが特徴。“モイスチャー サージ インテンス 72 ハイドレーター​”はシカエキス*やビタミンE誘導体を配合し、乾燥や外敵刺激で敏感になりやすい肌を健やかにみちびく。

The post 「クリニーク」のベストセラークリーム“モイスチャー サージ”が値下げ 容量&処方そのままに20%オフに appeared first on WWDJAPAN.

「ブルックス ブラザーズ」が取り組むサステナブルな1カ月キャンペーン

 「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は10月1〜31日の期間、キャンペーン「サスティナ ブルックス」を実施する。今春に続く開催で、同ブランドは「初回に大きな反響をいただき、2回目に至った」と話す。

 同キャンペーンは、リサイクル・リペア・クリーニングの3項目からなる。例えばリサイクルは、着られなくなった同ブランドの服を店舗に持ち込むと(1人1回の来店で9点まで)、JEPLAN(旧、日本環境設計)を通じてポリエステル原料などに再生するもの。持参者には、1000円オフのチケット(5500円[税込]以上の購入につき1枚利用可能)を手渡す。

 またリペアは、袖やウエスト、股下の無料修理やボタン付けを行うもので、購入から3年以内の同ブランドの商品が対象となる(点数制限なし、メンバーシップ入会が条件)。

The post 「ブルックス ブラザーズ」が取り組むサステナブルな1カ月キャンペーン appeared first on WWDJAPAN.

辻希美による子ども服「アンジュシャルム」がウィメンズブランドにリニューアル 「ガールズアワード」で披露

 辻希美がプロデュースする子ども服ブランド「アンジュシャルム(Ange Charme)」がウィメンズ向けブランドにリニューアルする。今後は大人の女性に向けて、カジュアルなフェミニンスタイルを提案していく。

 公式オンラインサイトでは、10月9日まで2022秋冬コレクションのオーダーを受け付けている。アイテムはスエットワンピース(8500円税込、以下同)やサスペンダーつきのチェックスカート(8500円)、スエット(6500円)、パジャマ(7500円)などで、3万円以上を購入したユーザーにはオリジナルステッカーをプレゼントする。

 また、10月8日に開催されるファッションと音楽のイベント「楽天ガールズアワード 2022A/W(Rakuten GirlsAward 2022A/W)」で、同じコレクションを披露する予定だ。

 辻はブランドのリニューアルに際して、以下のようにコメントしている。「『アンジュシャルム』を身に纏うことにより、毎日の生活をhappyで溢れるものに。どんな人にも魅力があって、その自分の魅力を信じて欲しい。おまじないといういわば“信じるための魔法”を愛する人たちと一緒にかけてもらえるような、そんな願いを込めて。」

The post 辻希美による子ども服「アンジュシャルム」がウィメンズブランドにリニューアル 「ガールズアワード」で披露 appeared first on WWDJAPAN.

「ラフ・シモンズ」、2023年春夏コレクションは10月にロンドンで発表

 「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」は、2023年春夏コレクションのショーを10月13日にロンドンで開催する。もともとはロンドン・ファッション・ウイーク中の9月18日にロンドンで初のショーを行う予定だったが、8日に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が19日に行われたことから延期となっていた。

 なお、「バーバリー(BURBERRY)」も、やはり17日に行う予定だったショーを延期して26日に開催した。「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」も10月11日にロンドンで23年春夏コレクションのショーを行うが、これは7月の時点で発表されていた。

The post 「ラフ・シモンズ」、2023年春夏コレクションは10月にロンドンで発表 appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKは新曲で何を着た? 「Shut Down」のミュージックビデオに注目

 BLACKPINK(ブラックピンク)のセカンドフルアルバム「BORN PINK」に収録されている楽曲「Shut Down」のミュージックビデオが17日に公開となった。ミュージックビデオでリサ(LISA)、ロゼ(ROSE)、ジェニー(JENNIE)、ジス(JISOO)の4人は、中国ブランド「ウインドーセン(WINDOWSEN)」が発表した2022年春夏コレクションから、クリスタルチェーンの衣装を着用している。

 「ウインドーセン」はアントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)卒業生のデザイナー、センセン・リー(Sensen Lii)が手掛けるブランド。ドラァグカルチャーなどからインスピレーションを得たルックを得意とする。これまでリサのシングル曲「Lalisa」や、グループの楽曲「How You Like That」などでブラックピンクの衣装に携わることはあったが、中国のデザイナーがメンバー全員の衣装を担当したのはこれが初めて。リーは、ほかにもマドンナ(Madonna)やドージャ・キャット(Doja Cat)などの衣装を担当した経験を持つ。

The post BLACKPINKは新曲で何を着た? 「Shut Down」のミュージックビデオに注目 appeared first on WWDJAPAN.

「オサジ」のホリデーは日置一輝の写真をデザイン アイメイク&ネイルをラインアップ

 「オサジ(OSAJI)」は10月19日、2022年のホリデーコレクションを発売する。パッケージには写真家・日置一輝による写真をデザイン。アイシャドウパレット2種、ネイルカラー6色、マスカラ1種の限定アイテムをそろえる。

 “オサジ ニュアンス アイシャドウパレット” (限定2色、各4400円、以下同)は、2種のベージュに輝きを添えるスパークルカラーを組み合わせた4色パレット。異なる質感を自由に重ね合わせて、目もとに美しいニュアンスの立体感をもたらす。パッケージはブランド初の紙パッケージで仕上げた。

  “オサジ アップリフト ネイルカラー”(限定6色、各1870円)は日置氏の写真からインスパイアされたカラーが特徴で、ミルクティーベージュや紫紺、シアーベージュ、ライラックなどをそろえた。乾きやすさや圧迫感のなさにも配慮しているほか、ハーブエキスを配合し爪のうるおいを守る。

 “オサジニュアンスボリュームマスカラ”(限定1色、2970円)は防腐剤フリーのウォータープルーフタイプ。煌めきと透明感を併せ持つゴールドオレンジで、目元にさりげないアクセントをもたらすほか、ボリュームアップとカールキープをかなえる。

The post 「オサジ」のホリデーは日置一輝の写真をデザイン アイメイク&ネイルをラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

オンワードのイージーオーダースーツ店、「価格10倍」の最高級品を展開

 オンワードパーソナルスタイルのスーツを主軸とするオーダーメイドブランド「カシヤマ(KASHIYAMA)」は、英高級紳士服「ヘンリープール(HENRY POOL)」のオーダー商品の展開を、都心8店舗で10月1日からスタートする。

 商品価格帯はオーダースーツが27万5000円〜、オーダージャケットが17万6000円〜、オーダースラックスが9万9000円〜、オーダーコートが33万円〜。展開店舗は札幌店、銀座6丁目店、銀座ベルビア館店、虎ノ門ヒルズ店、自由が丘店、名古屋栄店、大阪本町店、福岡天神店。それぞれの店舗には、専任の採寸スタッフを配置する。「ヘンリープール」は英ロンドンのサヴィル・ロウに本店を構え、同国の王侯貴族にも愛用されてきたブランド。日本国内では2014年からオンワード樫山が展開している。

 新型コロナ禍でスーツの購買そのものは目減りしているものの、「少ない着用シーンのために高品質なスーツを購入する方が増えている」と同社。「五大陸」など同社グループの紳士服ブランドでは、客一人あたりのスーツの平均購入単価はコロナ禍以前から1万円弱上昇しているという。

 「カシヤマ」は生産工程に最新のデジタル技術を導入することで、オーダースーツの納期は採寸から最短で1週間、価格は最安で3万円台を実現している。これまで「手軽」「値ごろ」を武器としてきたが、スーツへの投資や関心の高まりを背景に、最高級品の購買につなげる狙いだ。

The post オンワードのイージーオーダースーツ店、「価格10倍」の最高級品を展開 appeared first on WWDJAPAN.

次世代ストアの「ベータ」と「チューズベース」が合同イベント 「生活を変え、未来を変える」ブランドは3カ月出店無料

 体験型ストアの「ベータ(b8ta)」と、そごう・西武が運営して“メディア型OMOストア”をうたう「チューズベース シブヤ(CHOOSEBASE SHIBUYA、以下チューズベース)」は10月28日、「ベータ」の渋谷店と「チューズベース」のオープン1周年を祝い、タッグを組んでイベントを開催する。「商品・サービスを通して、ブランドをどういう存在として感じてもらうかを軸に、認知・体験・販売の機会を最大化して、お客さまとの新たな出会いを創出する」という両ストアの共通の想いから、志のあるブランドと消費者の出会いを生み出すピッチコンテストを開催。両店などが選ぶ優秀賞に輝く2ブランドは、「ベータ」の渋谷店か「チューズベース」に3カ月間無料で出店できる。このほか8ブランドは、特別価格での出店交渉権が獲得できる。

 ピッチコンテストは10月28日の午後、「チューズベース」のラウンジで開催。先着順で観覧も受け付ける。応募条件は、国内で製造・販売を行う、もしくは行う予定の設立5年以内のブランドで、当日会場かオンラインでのピッチが可能なブランド。時間は5分だ。テーマは、「生活を変え、未来を変える。」。日々のQOLを高めつつ、持続可能な未来につながるプロダクト・サービスを募集しており、自社のプロダクトがテーマにフィットしていたり、共感できたり、未来を変えたいと思ったりしている企業の参加を呼びかける。

 また、当日はピッチコンテストに先駆け、「新しい小売の未来(仮)」をテーマに「ベータ」と「チューズベース」がトークセッションを開催。現状や今後の可能性について語り合う。

The post 次世代ストアの「ベータ」と「チューズベース」が合同イベント 「生活を変え、未来を変える」ブランドは3カ月出店無料 appeared first on WWDJAPAN.

「ピンクハウス」が50周年記念の回顧展 80年代を風靡したコレクションが一堂に

 メルローズの「ピンクハウス(PINK HOUSE)」は、ブランド創立50周年を記念したアーカイブ展「タイムレス ピンクハウス展」を、東京・代官山ヒルサイドフォーラムで9月30日〜10月9日に開催する。

 これまで発表してきた200種のプリント柄が彩る会場で、1980〜90年代のコレクションピースやカタログ・ショッパーのグラフィックなどを紹介する。ブランドを象徴するコサージュの生産過程をたどるムービーや“変化するドレス”をテーマにしたプロジェクションマッピングなども用意する。

 「ピンクハウス」は1973年にデザイナーの金子功が設立。リボンやピンタック、フリルやレースなどをあしらったフェミニンなデザインが特徴で、80年代には花柄のワンピースやスカートにミリタリーブルゾンなどを合わせる「ピンクハウススタイル」が一世を風靡した。現在は百貨店を中心に国内外に45店舗を展開している。

The post 「ピンクハウス」が50周年記念の回顧展 80年代を風靡したコレクションが一堂に appeared first on WWDJAPAN.

「ピンクハウス」が50周年記念の回顧展 80年代を風靡したコレクションが一堂に

 メルローズの「ピンクハウス(PINK HOUSE)」は、ブランド創立50周年を記念したアーカイブ展「タイムレス ピンクハウス展」を、東京・代官山ヒルサイドフォーラムで9月30日〜10月9日に開催する。

 これまで発表してきた200種のプリント柄が彩る会場で、1980〜90年代のコレクションピースやカタログ・ショッパーのグラフィックなどを紹介する。ブランドを象徴するコサージュの生産過程をたどるムービーや“変化するドレス”をテーマにしたプロジェクションマッピングなども用意する。

 「ピンクハウス」は1973年にデザイナーの金子功が設立。リボンやピンタック、フリルやレースなどをあしらったフェミニンなデザインが特徴で、80年代には花柄のワンピースやスカートにミリタリーブルゾンなどを合わせる「ピンクハウススタイル」が一世を風靡した。現在は百貨店を中心に国内外に45店舗を展開している。

The post 「ピンクハウス」が50周年記念の回顧展 80年代を風靡したコレクションが一堂に appeared first on WWDJAPAN.

アルマーニ、アイウエア企業エシロールルックスオティカとのライセンス契約更新

 アルマーニ グループ(ARMANI GROUP)と、世界最大のアイウエア企業であるイタリアのエシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)は、2013年に締結したライセンス契約が22年末に終了するため、契約を更新した。新たな契約は23年1月1日付で有効となり、期間は15年。

 両社が初めてライセンス契約を結んだのは1988年のこと。ルックスオティカ(当時。2018年にフランスのレンズメーカー、エシロールと合併)は「ジョルジオ アルマーニ」との契約が転機となり、以降は「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ブルガリ(BVLGARI)」「シャネル(CHANEL)」「プラダ(PRADA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「バーバリー(BURBERRY)」「ティファニー(TIFFANY & CO.)」など多くの一流ブランドとライセンス契約を締結し、事業を拡大した。

 ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「私は常に信頼のおけるパートナーと長期的な契約を結び、協業してきた。エシロールルックスオティカとの関係は、個人としての敬意とプロフェッショナルな判断に基づいており、時に困難な選択もあったが、私の道筋の礎となった重要なものだ。今回の契約更新は互いへの忠誠心の証であり、さらなるイノベーションにつながるものとして誇らしく思っている」と語った。

 エシロールルックスオティカのフランチェスコ・ミレリ(Francesco Milleri)会長兼CEOは、「ジョルジオと当社の創業者であるレオナルド・デル・ヴェッキオ(Leonardo Del Vecchio)はいずれも起業家精神に富んでおり、品質とイノベーションへの情熱という共通項がある。彼らが始めた旅路を、今後も続けていけることをうれしく思う」と述べた。なお、故デル・ヴェッキオ氏は、22年6月27日に87歳で死去している。

The post アルマーニ、アイウエア企業エシロールルックスオティカとのライセンス契約更新 appeared first on WWDJAPAN.

「ポーター」×「ハイク」の第2弾 はっ水性に優れた機能派2ウエイバッグを用意

 「ポーター(PORTER)」と「ハイク(HYKE)」は11月4日、コラボ第2弾となるバッグを発売する。「ポーター」表参道と「ハイク」の取り扱い店舗で扱う。

 「ポーター」の定番である“2ウエイ ツール バッグ”をベースとしたもので、表にはテフロン加工を施してはっ水性を持たせた“テフオックス”を、裏にはオニオン(波)柄のキルティング生地を用いる。また、「ポーター」を手掛ける吉田(東京、吉田幸裕社長)が開発したワンアクションで滑らかな調節が可能なショルダーストラップ“キャリング エクイップメント ストラップ”、キーチャーム、オリジナル収納袋を付属する。価格はスモールが4万2900円(税込、以下同)、ラージが5万5000円。いずれもブラック、オリーブドラブ、サンドストーンの3色展開だ。

 なおコラボバッグは10月26日に、伊勢丹新宿本店本館3階リ・スタイルと「ハイク」および三越伊勢丹の公式オンランストアで先行販売する。

The post 「ポーター」×「ハイク」の第2弾 はっ水性に優れた機能派2ウエイバッグを用意 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】「プラダ」23年春夏ショーにアンバサダーの永野芽郁、TWICEサナ、キム・テリらが来場

 「プラダ(PRADA)」は9月22日、ミラノ・ファッション・ウイークで2023年春夏ウィメンズ・コレクションを発表した。ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)によるコレクションは、意図的に作られた裂け目、ねじれ、シワ、折り目が特徴で、人間らしさに通じる現実を表現した。

 ショーでは、日本のアンバサダーを務める永野芽郁のほか、モデルのハンター・シェイファー(Hunter Schafer)、TWICEのサナ、俳優のキム・テリ、シンガーのロード(Lorde)といったセレブリティが最新コレクションを楽しんだ。

The post 【スナップ】「プラダ」23年春夏ショーにアンバサダーの永野芽郁、TWICEサナ、キム・テリらが来場 appeared first on WWDJAPAN.

手をつなぐ68組の双子に心を揺さぶられた「グッチ」に、パリス・ヒルトン登場で会場が湧いた「ヴェルサーチェ」 完全復活の2023年春夏ミラノコレ現地リポートVol.3

 ボン・ジョールノ!洋風の朝食に飽き、持ってきたインスタントの味噌汁に手を伸ばした藪野です。最近のミラノコレでは、街のはずれにある倉庫のような巨大なスペースをショー会場に選ぶブランドが多く、朝から晩まで街の東西南北を行ったり来たり……。観光客も増えているし、今日はデモや交通事故があって道路は大渋滞。いつも以上にカオスです。そんな3日のハイライトをお届けします。

GUCCI

 本日の目玉「グッチ(GUCCI)」の会場は、ランウエイの片側だけに客席が配置されたデザイン。壁には、さまざまな表情の男女を写した白黒のポートレートが並べられています。「二重性」がキーワードの一つとなったショーは、フォーマルなダブルブレストスーツを、ガーターベルトを着けたようなパンツで大胆にアレンジしたルックから開幕。異なるテイストやカルチャーの自由なミックスというアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が築き上げた明確なデザインコードが根底にありながらも、90’sや80’sの要素をより強く感じさせるコレクションでした。トム・フォード(Tom Fordt)時代にヒントを得たセクシーでフェティッシュなデザインに加え、ギラギラと輝くスパンコール使いやスポーティーなカラーブロッキングは90年代からの引用。一方、アンティークビーズのような装飾や、幼少期の思い出であり、可愛げがありながらも「二重性」を映し出すキャラクターでもある映画「グレムリン」のギズモは、80年代につながります。新作バッグも、81年に発表された馬術のサドルが着想源のショルダーバッグをアップデートしました。 

 そして、今季はシノワズリのデザインも多出。「中国文化は遠くにあるように見えるけれど、ヨーロッパの文化に影響を与え、その視点を変えた。そして、私たちが唯一の存在ではなく、たくさんの存在の中にいることを気づかせた」と、アレッサンドロは説明します。スパンコールジャケットやオーバーオールにあしらわれた「FUORI!!!」は、70〜80年代にかけて同性愛者の権利獲得のために闘った団体、イタリア革命的同性愛者統一戦線(Fronte Unitario Omosessuale Rivoluzionario Italiano)の略。LGBTQに限らず自由であることが揺らぐ時代へのメッセージのようで、「今取り上げるのにふさわしいタイミングだと感じた」と話します。

 ショーの終盤、客席の正面にある壁が上がると、そこに現れたのは鏡に写したかのようなもう一つのランウエイと客席、そして同じ服を着て歩くモデル。2つのショーが同時進行していたことが明らかになりました。今回のモデルは、世界から集められた68組のリアルな双子。フィナーレには同じルックを着て、同じ顔をした二人が両サイドから中央に向かい、手を取り合って歩いていきます。そのアイデアの出発点となったのは、アレッサンドロ自身の幼少期。実の母が一卵性双生児であり、同じ顔をした叔母のことも「マンマ」と呼んでいたことから、「私には二人の母がいた」とコメント。彼が7歳の時に叔母が亡くなるまで一つ屋根の下で暮らしていて、「全く同じに見える二人の母が同時に存在する毎日が私の世界だった。仲が良かった彼女たちは遺伝的な連帯感をもつ以上に、他者が入り込めない不思議な親密さがあった」と続けます。

 そんな二人の愛を受けたアレッサンドロに生まれたのは、二重性や互いを映し出す存在への憧れ。「双子の素晴らしさは、完全な同一性が不可能なことによってこそ育まれる。ゲノムの魔法は完璧に同じ生物を作ろうとするが、双子は計り知れないほどの不一致と不整合を抱えながら生きている。それは類似という惑わしであり、ひび割れた対称性による幻想のゲームだ」とし、「双子の特質は不安定な矛盾の上に成り立っていて、私たちが目にしているものは、必ずしも見えている通りではないという思考を駆り立てる」と語ります。実際、フィナーレを歩くモデルたちは、見た目が同じでも、ちょっとした仕草やアティチュード、まとうオーラによって、異なるアイデンティティーを垣間見せます。ファッションは外見を飾るものであるだけでなく、自分の内面が現れるものでもあるのです。

 そんな演出について、アレッサンドロは「今回のバックステージは大仕事で疲れた。ただ、うっとりするものであり、自分や自分のチームにとって、セラピー的な効果があった。自分のチームには双子である人はいないが、そうではなくとも”もう一人の自分”という存在を感じるようなエモーショナルな瞬間だった」とコメント。自身も久しぶりに泣いたといいます。それは観客も同じで、深いメッセージ性を感じ、心が揺さぶられる瞬間でした。

 そこに込められていたのは、「自分がもう一人の自分を見る」という視点と、「私たちは皆同じであるとともに、異なる存在である」というメッセージ。彼自身もセラピーを通じて、自分の中にある「アザーネス(Otherness、他者性)」、つまり別の自分の存在と出会い、向き合ったといいます。そして、もう一人の自分と共に生きることに慣れ、多様な自己が存在することを否応なく経験する「双子」を通して、遺伝的につながっているかどうかにかかわらず、同じ世界で生きる他者、そして自分の中にある「アザーネス」を認め、そのつながりの中で生きていることを認識する大切さを示しました。

 アレッサンドロは毎回、ファッションショーというプラットフォームを通して、服という次元を超えたメッセージや価値観を届けたり、問いを投げかけたりしています。今回もアイデンティティーとは何か、内なる自分との関係、そして、他者とのつながりについて、考えさせられるものでした。

VERSACE

 「私は、常に自信に満ちあふれ、スマートで少しディーバのような反抗的な女性を愛してきた」と話すドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)がイメージしたのは、ダーク&ゴシックな女神。フロントや腰に切り込みを入れたしなやかな細身のドレスやトップスをはじめ、スタッズやフリンジをあしらったレザーのバイカージャケットやパンツ、マイクロミニスカート、サテンのカーゴパンツ、構築的なテーラリング、トゲトゲのポップコーンニット、ランジェリー風のベビードールドレス、シフォンとレースの残布をファーのように仕上げたコート、ゼブラと花柄が混じり合うプリントアイテム、チャンキーなラバープラットフォームのシューズなどが登場します。

 服と身体の関係性を探求するように、ボディーラインになめらかに沿うデザインが多くのブランドに見られる今季ですが、それは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の得意とするところ。先シーズンもそうでしたが、時流との相性抜群です。ラストルックには、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)がクリスタルきらめくピンクのミニドレス姿で登場!今シーズンの女性像を体現する堂々たるウオーキングに、会場が湧きました。

TOD’S

 今季は、街の中心にあるいつもの会場を離れ、郊外にある巨大な倉庫を改装した現代美術館でショーを開催。塔のように高くそびえ立つ作品が飾られた空間をモデルが歩きます。ワントーンを軸にしたスタイルのアウターは、ボタンで背面のベンツの深さをアレンジできるワックスコットンのような素材のステンカラーコートや、薄く柔らかなレザーのトレンチコート、ボクシーなテーラリングなど、メンズウエアのようにハンサムなデザインが中心。一方、体のラインに沿うストレッチレザーのシャツドレスやニット、パッド入りのビスチエなどで女性性を演出しています。

 カラーパレットは、パウダーピンクやダスティーなベージュ、大地を感じるようなブラウンのバリエーションといった絶妙なニュアンスカラーが印象的。その足元に合わせた、ポップなイエローやラベンダーカラーのバレエシューズのアクセントも絶妙です。やはり、ヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)は色使いがうまい!全体的にアイテムはミニマルですが、手に取ってみると、そのレザーの柔らかさや細かなディテールにイタリアのクラフツマンシップを感じるコレクションです。

ETRO

 「エトロ(ETRO)」も、マルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)新クリエイティブ・ディレクターのデビューショーを開きました。テーマは、「エトロピア - 自分らしさを求めて、現実と想像を行き来する旅」。これまでのフォークロアやボヘミアン、そして春夏シーズンに多かったリゾート的なイメージは薄まり、より都会的なシルエットと大胆な色柄使いで新たな一章を描きました。ショーでは、同ブランドのホームコレクションのアーカイブ生地を使用した”ラブトロッター”バッグも披露されました。日本では、10月10日まで申し込みを受け付け、抽選販売するそうです。詳しいコレクションリポートは後日公開します!

MISSONI

 フィリッポ・グラツィオーリ(Fillipo Grazioli)=クリエイティブ・ディレクターによる新生「ミッソーニ(MISSONI)」は、かなりセクシーで若々しくシャープなイメージ。学生でごった返すボッコーニ大学という会場を選んだ点からも、若い層へのアピールを強化するという印象を受けます。ただ、シルエットやスタイルがかなり限定的で、着る人を選びそうでもあると感じました。こちらも詳しいリポートは、別途公開予定です!

The post 手をつなぐ68組の双子に心を揺さぶられた「グッチ」に、パリス・ヒルトン登場で会場が湧いた「ヴェルサーチェ」 完全復活の2023年春夏ミラノコレ現地リポートVol.3 appeared first on WWDJAPAN.

「リンシュウ」の“リゾートテラス”は緑に染まり、鮮やかなルックは心を溶かす

 「リンシュウ(RYNSHU)」が、東京・六本木の国立新美術館で2023年春夏コレクションをランウエイショー形式で発表した。コレクションはスタートから3シーズン目となるウィメンズウエアが中心で、メンズのルックも組み込んだ。今回のショー映像は、23年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイーク期間に合わせて世界に公開。デザインを手掛ける山地正倫周と山地りえこの2人が伝えたかったのは、ファッションを通じた“癒し”だった。

自由な日常を再び解き放つ

 会場の国立新美術館のテラスは、波打つ建築と木立が向かい合う空間だ。“リンシュウ リゾート テラス(RYNSHU RESORT TERRACE)”と名付けた会場一帯をグリーンのライトが染め、心地良い風が時折吹き抜ける。ブランドのキーカラーであるブラックのドレスコードに身を包んだ来場者たちは、幻想的なランウエイと現実との境界線のようでもあった。

 デザイナーの正倫周とりえこは、今シーズンのコレクション“ファッション レメディ(FASHION REMEDY)”で、ここしばらくの日常生活に対して抱いてきた抑制からの解放を願った。インスピレーション源に選んだのは、2人が旅したモルディブの大自然だ。開放感のあるムードと、繊細なクチュールテクニックを融合させ、人々が求める幻想を具現化した。

 ショー開始時間の18時30分。陽が沈んでミステリアスな雰囲気がいっそう強まると、極彩色が美しいピンクの花々をプリントしたファーストルックが登場した。開始前に水をまいた水面のようなランウエイが、鮮やかなウエアとグリーンのライトを映し出した。

純粋な心地良さを追求

 コレクション前半は、開放感に溢れた内容だった。肌を覗かせる大胆なカッティングやチュール、随所に施したビジュー、砂時計シルエットのリゾートジャケットに膝上のミニ丈ドレス――女性らしさを際立たせるさまざまな仕掛けと、色彩の美しさが特に目を引いた。

 後半は一転して、シックなモノトーンカラーが中心だ。表情豊かなシルクシャンタンに、透け感のあるトリプルオーガンジーやシフォンなど、ノーブルな素材を丁寧に縫い上げるクラフツマンシップを発揮する。

 ウィメンズを本格始動して3シーズン目。今回のコレクションにはメンズやウィメンズという記載はどこにも見当たらない。ジェンダーを問わない「リンシュウ」の耽美な世界観を進化させながら、純粋な心地良さを追求していく。正倫周は「『リンシュウ』はこれまで、女性でも着られるメンズウエアを手掛けてきた、男性らしさと女性らしさを行き来する存在です。りえこが加わることでその表現が両極へと膨らみ、クリエイションは深みを増しています」と語る。

 シーズンごとに手応えをつかんでいるりえこは、今シーズンについて「洋服の着心地はもちろん、ファッションそのものが癒しの存在でありたい。袖を通すことで守られているような感覚や、気分が安定する経験が誰しもに少なからずあります。このコレクションが、心地良さについて改めて考えるきっかけになれば」と述べた。

装飾に宿る美と意匠

 アイテムの多くは、南国の楽園モルディブの大自然を想像させるディテールで彩った。澄みきった碧海やカラフルな熱帯植物が、刺しゅうやビジューなどへと変わり、デザイナー自らが現地で撮影したビーチの写真も大胆にプリントして、リラックスムードを盛り上げる。ウエアだけではなく、表情が一つ一つ異なる小花柄を配したサイドジップヒールブーツは圧巻だった。チュールを巻いたレザーに刺しゅうし、その上からさらにビーズの装飾を施すという、まさに「リンシュウ」のこだわりを集結させたかのような手仕事だ。それでいて軽やかに見せるのは、正倫周の技術とりえこのムード作りという2人のクリエイションが融合したからこそだろう。

リアルのショーにこだわる理由

 フィナーレでモデル全員が登場すると、モルディブの花々と会場一体の緑が混ざり合い、大都会の真ん中に“リゾート テラス”が広がった。この会場作りには、バレエを生業にしてきたりえこの経験も生きているという。「会場自体のたたずまいが『リンシュウ』でありたいとイメージしながら臨みました。私は元々バレエを活動の舞台にしていたため、会場の空気の捉え方は自然と身についてきました。『リンシュウ』には官能的な魅力があります。それはセクシーとはまた違う、たたずまいから漂う上品な色気です。それを感じてもらいながら、楽しんでほしかったんです」。

 モノ作りと同様に、見せ方や発信方法にもこだわるのが正倫周のクリエイションだ。「服作りはまず、イメージから始まります。今回ならばリゾートです。それを想像しながら、素材や色、形を同時進行させ、最後まで大切に作り上げていく。その世界観やムードを伝えるのに、今一番適している方法がショーなんです。見た人が『ブランドはこういう価値観を大事にしているのだな』と感じやすい。提案するからにはベストな状態を、どの場所で、どう見せるか――常にそれだけを考えています」。リアルのショーでも映像でも、世界中に“癒し”を届けたいという願いは変わらない。「映像を見てくれた海外の視聴者の中には、東京をまだよく知らない人もいるはず。日本人として、そんな人たちにもこの時間や、この和の空間の希少性も合わせて伝わればうれしいです」と、正倫周は表情をなごませた。

TEXT:KEISUKE HONDA
問い合わせ先
RYNSHU
03-3402-5300

The post 「リンシュウ」の“リゾートテラス”は緑に染まり、鮮やかなルックは心を溶かす appeared first on WWDJAPAN.

「バーバリー」2023年春夏コレクション

 「バーバリー(BURBERRY)」が2023年春夏コレクションを発表した。

The post 「バーバリー」2023年春夏コレクション appeared first on WWDJAPAN.

時計「グランドセイコー」が東京・原宿に期間限定の和菓子店 平野紗季子がプロデュース

 時計ブランドの「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」は10月7〜16日の期間、イベントスペース、アンノン原宿に「グランドセイコー 和菓子屋とき」をオープンする。フードエッセイスト兼フードディレクターの平野紗季子がクリエイティブ・ディレクターとなり、“時を食(は)む。”をテーマにした今回限りのオリジナル和菓子を製作・販売する。

 和菓子の開発には、京都「御菓子丸」の杉山早陽子、東京の完全予約制茶寮「菓子屋ここのつ」の溝口実穂、2人の菓子作家も参加する。また、店舗や和菓子のパッケージなどはアートディレクター兼グラフィックデザイナーの田部井美奈が手掛ける。

■グランドセイコー 和菓子屋とき
日程:10月7〜16日
時間:14:00〜20:00(19:45最終入場、一部予約制)
場所:アンノン原宿
住所:東京都渋谷区神宮前6-5-10

The post 時計「グランドセイコー」が東京・原宿に期間限定の和菓子店 平野紗季子がプロデュース appeared first on WWDJAPAN.

売上高はユニクロ以上!? 「シーイン」を語る:記者談話室vol.49

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第49回は「売上高はユニクロ以上!? 『シーイン』を語る」です。世界で急速に存在感を強めるカジュアルブランド「シーイン」。一説によると売上高は2兆円を超えるそうですが、その実情はほとんど明らかにされていません。数少ないヒントからシーインのビジネスモデルを考察します。

 今回の「記者談話室」は、9月22日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post 売上高はユニクロ以上!? 「シーイン」を語る:記者談話室vol.49 appeared first on WWDJAPAN.

「ショッピングセンターで『横丁』は通用するのか?アルコール業態は有りや無しや」 野村不動産、肝いりの『カメクロ横丁(カメイドクロック)』

【記事のポイント】 ●ショッピングセンター「カメイドクロック」に設置された『カメクロ横丁』 ●『カメクロ横丁』全体の集客はどうか ●人気ブランドはどこか、苦戦しているブランドは
Posted in 未分類