2022年「エミー賞」のレッドカーペットルック83選をお届け!

 第74回「エミー賞(Emmy Awards)」の授賞式が9月12日、ロサンゼルスで開催された。「エミー賞」は、アメリカで放送されたテレビドラマや番組の中から、優れた作品やプロデューサー、俳優らを称える賞。2022年は、「ユーフォリア(Euphoria)」でドラマシリーズ部門の主演女優賞を受賞したゼンデイヤ(Zendaya)や、「イカゲーム」で同助演女優賞にノミネートされたチョン・ホヨン(Jung Hoyeon)らが集結。ここでは、レッドカーペットを彩る著名人らの83ルックをお届け!

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「ドクターマーチン」と「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®」が初コラボ “1461 3ホールシューズ”をアレンジ

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は9月16日、「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®(AAPE BY A BATHING APE®以下、エーエイプ)」と初コラボした“1461 AAPE 3ホールシューズ”を発売する。ブラックとオリーブの2色展開で、価格は各2万5300円(税込)。

 東京・表参道にある「ドクターマーチン」のコンセプトストア、ドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(DR.MARTENS SHOWROOM TYO)と同ブランドの公式オンラインストア、「エーエイプ」の取り扱い店舗で扱う。

 “1461 AAPE 3ホールシューズ”は、アッパーに「エーエイプ」の“ムーンフェイスロゴ”と“SOMEWHERE IN THE AAPE UNIVERSE”の文字を、ヒールに“AAPE UNVS”の文字をエンボス加工する。“ムーンフェイスロゴ”は、インソールや靴底にも登場する。

 「エーエイプ」は2012年にスタート。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」が30代をターゲットとするのに対して、10〜20代向けに作られたブランドだ。

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【2022年クリスマスコフレ】「RMK」からホリデーコレクションが登場 家に帰る喜びや安らぎを“ホリデーレッド”で表現したメイクアイテム

 「RMK」は、11月4日と18日にホリデーコレクション“ウォーム メモリーズ(WARM MEMORIES)”を数量限定で発売する。心落ち着く家に帰るときの高揚感をメイクに落とし込んだほか、パッケージはフォトグラファーのチョ・ギソク氏とコラボレーションしたデザイン。予約は10月21日に開始する。

 今季のホリデーコレクションは、家に帰る喜びや安らぎ、人々に暖かく包まれる気持ちを赤色で表現。“ホリデーレッド”を軸とした洗練さとリラックス感のあるコレクションが誕生した。スキンケアはオイル美容セットとして“Wトリートメントオイル”をはじめ、トリートメントローション、新製品の“Wトリートメントオイルインクリーム”のミニサイズが入った“ホリデー リトリート スキンケア トリオ”(税込3850円)を発売。さらに、リップバームやグローミスト、ネイル&ハンドクリーム、ボディクリームのミニサイズがセットされた旅行にもぴったりな保湿アイテムのセット“ホリデーリトリートフェイス&ボディセット”(税込4950円)も登場する。

 11月4日の第1弾は5アイテムが登場。メインの“アイシャドウパレット”(税込8250円)は、柔らかなマットや上品なシマーなど色と質感にこだわった8色がセットになっている。“ザ リップカラー”(新2色、税込各3850円)は華やかさとかわいらしさを兼ね備えた“ヘリテージ レッド”と深みのあるブラウンレッドの“ラスティック レッド”をラインアップ。また、定番のリキッドルージュ“リクイド リップカラー”(税込4180円)に比べて色濃度を高めた、モダンな印象に導く限定色“ベネチアン レッド”も登場。そのほか、チークやハイライター、アイシャドウなどマルチに使える“カラースティック”(税込3300円)の限定カラー“タッチ オブ コーラル”、ネイルカラー“ネイルラッカー”(税込2200円)の新色としてピンクブラウンの“アメジスト メメント”、ブラウンベージュの“レトロ ローズウッド”、ゴールドの微細パールが輝く“シマリング サイプレス”を発売する。

 11月18日の第2弾は3アイテムが登場。ブランド人気のベースメイクをセットしたミニトライアルキット“ミニベースメイクアップセレクション”(全2種、税込各8800円)は、緻密なカバーと素肌感をかなえる新ファンデーション“リクイドファンデーションフローレスカバレッジ”を含むミニサイズ3品と、コンシーラーの現品がセットされている。

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「シュプリーム」が「ナイキ ACG」とのコラボコレクションを発表

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ナイキ(NIKE)」の「ナイキ ACG」とのコラボレーションアイテムを9月17日に発売する。価格は非公開で、「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 今回のコレクションは、ハーフジップのプルオーバージャケットとパンツのセットアップをはじめ、プルオーバージャケットやジャージー、Tシャツ、ナイロン素材のショーツ、6パネルキャップの全7型を用意する。セットアップとキャップは、今回のためだけに開発されたコーデュラコットンデニムを採用しているほか、プルオーバージャケットとショーツには耐水性に優れたナイロンフリース素材を使用し、ジャージーは速乾性の高いドライフィット(Dri-FIT)を用いている。

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「セルジオ ロッシ」と「エリア」がコラボを発表 全20種のシューズやバッグを来春発売

 「セルジオ ロッシ(SERFGIO ROSSI)」とアメリカのファッション・アクセサリーデザインスタジオ「エリア(AREA)」が、2023年2月のファッションウイークでコラボコレクションを発表する。ラインアップするのはサンダルやグラディエーター、パンプス、バッグなど全20種類。両ブランドの公式オンラインストアと一部百貨店でも取り扱う予定だ。

 12日にニューヨークで開催した「エリア」のファッションショーでは、フラットとハイヒールのサンダル4種を先行して発表した。中でも、円すいの形をしたオブジェがついたレースアップサンダルが印象的だ。

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「セルジオ ロッシ」と「エリア」がコラボを発表 全20種のシューズやバッグを来春発売

 「セルジオ ロッシ(SERFGIO ROSSI)」とアメリカのファッション・アクセサリーデザインスタジオ「エリア(AREA)」が、2023年2月のファッションウイークでコラボコレクションを発表する。ラインアップするのはサンダルやグラディエーター、パンプス、バッグなど全20種類。両ブランドの公式オンラインストアと一部百貨店でも取り扱う予定だ。

 12日にニューヨークで開催した「エリア」のファッションショーでは、フラットとハイヒールのサンダル4種を先行して発表した。中でも、円すいの形をしたオブジェがついたレースアップサンダルが印象的だ。

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「リーボック」からフライトジャケットに着想した“インスタポンプフューリー ウィンターライズド”が登場

 「リーボック(REEBOK)」は、新作スニーカー“インスタポンプフューリー ウィンターライズド(INSTAPUMP FURY WINTERIZED)”を9月16日に発売する。価格は税込1万9800円で、3カラーを用意。「リーボック」の公式オンラインストアや「リーボックストア 渋谷」「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などで順次取り扱う。

 今作は、“インスタポンプフューリー”の1995年モデル(後期型)をベースに採用しながら、アイコニックなデザインであるサイドのブラッダーウィンドウを塞ぐことで、防風性や保温性などを高めたモデルだ。フライトジャケットに着想し、アッパーには格子状のリップストップ生地とスエード生地を採用し、内側のライニングに毛足の長いパイル地を使用している。

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「ノントーキョー」2023年春夏コレクション

 「ノントーキョー(NON TOKYO)」が2023年春夏コレクションを発表した。

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ヨウジヤマモトが新ブランド「パワー オブ ザ ホワイト シャツ」をスタート

 ヨウジヤマモトは、新ブランド「パワー オブ ザ ホワイト シャツ(POWER OF THE WHITE SHIRT)」をスタートする。ブランド名の通りホワイトシャツに特化したもので、9月17日にオープンする直営店(東京都港区南青山4-21-25)と公式オンラインストアで販売する。

 メンズ14型・ウィメンズ6型を用意し、同ブランドは「メンズは生地の落ち感や随所に散りばめた遊び心のあるディテールワーク、ウィメンズはアシンメトリーなパターンメイキングやオーバーサイズ感に注目してほしい」と話す。

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「トミー ヒルフィガー」は、ニューヨークに帰ってきたら一層パワフルになっていた!

 ニューヨークのいたるところが星条旗カラーの赤と青、白で染まった9月11日の夜、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が、マンハッタンの東側を臨むイーストリバー沿いのブルックリン、ウィリアムズバーグでショーを開催した。午後から降り始めた雨の影響で、マンハッタンの高層ビルは雲に包まれ、会場までの道のりの景色は少しくすんで見えた。ところが会場に到着すれば、これまでグレーだった景色に赤と青、白のロゴや壁面に描かれたタギング(スプレーで描かれた落書き)やアートが現れ、ゲストたちの気分を盛り上げた。

 すぐ買える“シー・ナウ・バイ・ナウ”のコレクションで世界を巡業していた同ブランドがホームであるニューヨークに戻ってきた。トミー・ヒルフィガーは、「“ただいま!と言える”ホームに帰ってくるのは、このうえない喜び」と語る。今シーズン着想を得たのは、アメリカが誇るポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)だ。

 ニューヨークのアンダーグラウンドなカルチャーが最強に元気だった1980年代、トミーは初めてアンディと会った。アンディはトミーをNY中のクールピープルとつなぎ、クリエイティビティは開花。互いに刺激しあったことでアイデアとトレンドがエネルギッシュに花咲いた経験を、今回のコレクションに落とし込んだという。会場中央の広場には、かつてアンディがしたように、トミーが招待したNY中のファッショニスタが集まっていた。

 日が落ち始めると、雨足は少し強くなって寒いくらいだったが、ケイト・モス(Kate Moss)が会場入り。ショーが始まると、空気は一気に情熱的に変わった。

 着心地のよさそうなグリーンのセットアップジャージは、アメリカらしいフットワークの軽さを体現しつつも、オレンジのロングブローグと合わせて洗練されたムード。アクセサリーはブラックウォッチ柄で、プレッピーな伝統を組み込むことも忘れない。メンズでもウィメンズでもキュートなのは、スーパーロング丈のラグビーシャツ。イエローとライトブラウン、グリーンとブルーなどの明るい色のストライプは、春に袖を通したくなるだろう。ブルゾンやアメフトジャケットのようなアウターも、ボリューミーなシェイプ。オーバーサイズなシルエットの流行と気分は、もう少し続きそうだ。いくつかのバッグやバッグパックは、オーバーサイズというよりマンモス級のビッグサイズ。極小バッグの流行から、大きいサイズの気分へとシフトチェンジするかもしれない。

 そんなフィアレス(恐れを知らない)でポジティブなルックを着こなすモデルたちの多様性や個性は大胆かつ可憐だ。そのバラエティの豊かさは、そのまま今のアメリカを表現している。人種や出自、年代、性別、サイズのカテゴリーはさまざまだけれど、そんなさまざまな人が集まるのがニューヨークであり、精力的な人々がいまだかつてなく元気なアメリカを形成している。

 21年前に起きたことは大変だったが、ニューヨーク、そしてアメリカは、一致団結して逆境の乗り越えるときこそ輝く。コロナのパンデミックを乗り越える今も、輝けるはずだ。

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「トミー ヒルフィガー」は、ニューヨークに帰ってきたら一層パワフルになっていた!

 ニューヨークのいたるところが星条旗カラーの赤と青、白で染まった9月11日の夜、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が、マンハッタンの東側を臨むイーストリバー沿いのブルックリン、ウィリアムズバーグでショーを開催した。午後から降り始めた雨の影響で、マンハッタンの高層ビルは雲に包まれ、会場までの道のりの景色は少しくすんで見えた。ところが会場に到着すれば、これまでグレーだった景色に赤と青、白のロゴや壁面に描かれたタギング(スプレーで描かれた落書き)やアートが現れ、ゲストたちの気分を盛り上げた。

 すぐ買える“シー・ナウ・バイ・ナウ”のコレクションで世界を巡業していた同ブランドがホームであるニューヨークに戻ってきた。トミー・ヒルフィガーは、「“ただいま!と言える”ホームに帰ってくるのは、このうえない喜び」と語る。今シーズン着想を得たのは、アメリカが誇るポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)だ。

 ニューヨークのアンダーグラウンドなカルチャーが最強に元気だった1980年代、トミーは初めてアンディと会った。アンディはトミーをNY中のクールピープルとつなぎ、クリエイティビティは開花。互いに刺激しあったことでアイデアとトレンドがエネルギッシュに花咲いた経験を、今回のコレクションに落とし込んだという。会場中央の広場には、かつてアンディがしたように、トミーが招待したNY中のファッショニスタが集まっていた。

 日が落ち始めると、雨足は少し強くなって寒いくらいだったが、ケイト・モス(Kate Moss)が会場入り。ショーが始まると、空気は一気に情熱的に変わった。

 着心地のよさそうなグリーンのセットアップジャージは、アメリカらしいフットワークの軽さを体現しつつも、オレンジのロングブローグと合わせて洗練されたムード。アクセサリーはブラックウォッチ柄で、プレッピーな伝統を組み込むことも忘れない。メンズでもウィメンズでもキュートなのは、スーパーロング丈のラグビーシャツ。イエローとライトブラウン、グリーンとブルーなどの明るい色のストライプは、春に袖を通したくなるだろう。ブルゾンやアメフトジャケットのようなアウターも、ボリューミーなシェイプ。オーバーサイズなシルエットの流行と気分は、もう少し続きそうだ。いくつかのバッグやバッグパックは、オーバーサイズというよりマンモス級のビッグサイズ。極小バッグの流行から、大きいサイズの気分へとシフトチェンジするかもしれない。

 そんなフィアレス(恐れを知らない)でポジティブなルックを着こなすモデルたちの多様性や個性は大胆かつ可憐だ。そのバラエティの豊かさは、そのまま今のアメリカを表現している。人種や出自、年代、性別、サイズのカテゴリーはさまざまだけれど、そんなさまざまな人が集まるのがニューヨークであり、精力的な人々がいまだかつてなく元気なアメリカを形成している。

 21年前に起きたことは大変だったが、ニューヨーク、そしてアメリカは、一致団結して逆境の乗り越えるときこそ輝く。コロナのパンデミックを乗り越える今も、輝けるはずだ。

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「キャロリーナ ヘレラ」2023年春夏コレクション

 「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」が2023年春夏コレクションを発表した。

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「キャロリーナ ヘレラ」2023年春夏コレクション

 「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」が2023年春夏コレクションを発表した。

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ジーユー、2022年秋冬は25店出店 10月に銀座、横浜、天王寺に「象徴となる店舗」をオープン

 ファーストリテイリング傘下のジーユーは今秋冬、国内外に25店を出店する。うち12店は新規出店、残りの13店は近隣立地からの移設リニューアル。中でも、10月に出店する銀座、横浜、大阪・天王寺の3店は「これからのジーユーの象徴となるような店舗」と位置づけ、接客やO2O(オンライン・トゥー・オフライン)施策に注力する。

 25店の出店先立地は「都心も、ショッピングセンターなどの商業施設内も、郊外ロードサイド沿いの独立立地もある」(柚木治ジーユー社長)。コロナ禍中はファーストリテイリンググループとして出店スピードが鈍っていたが、グループとして2023年8月期は出店最強化を掲げており、「23年春以降も(22年秋冬の半期で25店という)出店スピードを続けていきたい」。

 10月21日にオープン予定の銀座の旗艦店は、「ユニクロ トウキョウ(UNIQLO TOKYO)」が1〜4階に入っている商業施設、マロニエゲート銀座の5階に出店する。銀座への出店は中央通り沿いの旗艦店に続き2店舗目。売り場面積は約1420平方メートルで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。

 大阪・天王寺は28日オープン予定で、JR天王寺駅直結の商業施設、天王寺ミオの5階に出店する。売り場面積は約1735平方メートル。西日本で3店舗目のフルラインアップストアとして、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。横浜も同じく28日オープン予定で、ルミネ横浜の6階に875平方メートルで出店する。ウィメンズ、メンズを扱う。

 マロニエゲート銀座店と天王寺ミオ店は、ジーユーの大型店の2倍のマネキンを設置し、コーディネート提案をいっそう強化する。また、ジーユー独自の認定試験に合格した販売員“おしゃリスタ”も重点的に配置し、客の要望に応じてパーソナルカラー診断や骨格診断なども交えながらスタイリング提案を行う。

 3店共通として、O2O施策を強化する。「ユニクロ」と同様、昨年導入していたEC購入商品の店頭受け取りサービス「オーダー&ピック」では、これまで購入から受け取りまで最短2時間だったところを、3店舗では最短1時間に短縮。「(既に閉店した)原宿のショールーミングストアで、(ショールーミングストアの要素と通常店舗の)ハイブリッド型店舗が現時点では一番いいと判断した。ショールーミングストアで溜めた知見を、他店にも生かしていく」ことで、O2Oの利便性向上を目指す。

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ジーユー、2022年秋冬は25店出店 10月に銀座、横浜、天王寺に「象徴となる店舗」をオープン

 ファーストリテイリング傘下のジーユーは今秋冬、国内外に25店を出店する。うち12店は新規出店、残りの13店は近隣立地からの移設リニューアル。中でも、10月に出店する銀座、横浜、大阪・天王寺の3店は「これからのジーユーの象徴となるような店舗」と位置づけ、接客やO2O(オンライン・トゥー・オフライン)施策に注力する。

 25店の出店先立地は「都心も、ショッピングセンターなどの商業施設内も、郊外ロードサイド沿いの独立立地もある」(柚木治ジーユー社長)。コロナ禍中はファーストリテイリンググループとして出店スピードが鈍っていたが、グループとして2023年8月期は出店最強化を掲げており、「23年春以降も(22年秋冬の半期で25店という)出店スピードを続けていきたい」。

 10月21日にオープン予定の銀座の旗艦店は、「ユニクロ トウキョウ(UNIQLO TOKYO)」が1〜4階に入っている商業施設、マロニエゲート銀座の5階に出店する。銀座への出店は中央通り沿いの旗艦店に続き2店舗目。売り場面積は約1420平方メートルで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。

 大阪・天王寺は28日オープン予定で、JR天王寺駅直結の商業施設、天王寺ミオの5階に出店する。売り場面積は約1735平方メートル。西日本で3店舗目のフルラインアップストアとして、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。横浜も同じく28日オープン予定で、ルミネ横浜の6階に875平方メートルで出店する。ウィメンズ、メンズを扱う。

 マロニエゲート銀座店と天王寺ミオ店は、ジーユーの大型店の2倍のマネキンを設置し、コーディネート提案をいっそう強化する。また、ジーユー独自の認定試験に合格した販売員“おしゃリスタ”も重点的に配置し、客の要望に応じてパーソナルカラー診断や骨格診断なども交えながらスタイリング提案を行う。

 3店共通として、O2O施策を強化する。「ユニクロ」と同様、昨年導入していたEC購入商品の店頭受け取りサービス「オーダー&ピック」では、これまで購入から受け取りまで最短2時間だったところを、3店舗では最短1時間に短縮。「(既に閉店した)原宿のショールーミングストアで、(ショールーミングストアの要素と通常店舗の)ハイブリッド型店舗が現時点では一番いいと判断した。ショールーミングストアで溜めた知見を、他店にも生かしていく」ことで、O2Oの利便性向上を目指す。

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ジーユー、2022年秋冬は25店出店 10月に銀座、横浜、天王寺に「象徴となる店舗」をオープン

 ファーストリテイリング傘下のジーユーは今秋冬、国内外に25店を出店する。うち12店は新規出店、残りの13店は近隣立地からの移設リニューアル。中でも、10月に出店する銀座、横浜、大阪・天王寺の3店は「これからのジーユーの象徴となるような店舗」と位置づけ、接客やO2O(オンライン・トゥー・オフライン)施策に注力する。

 25店の出店先立地は「都心も、ショッピングセンターなどの商業施設内も、郊外ロードサイド沿いの独立立地もある」(柚木治ジーユー社長)。コロナ禍中はファーストリテイリンググループとして出店スピードが鈍っていたが、グループとして2023年8月期は出店最強化を掲げており、「23年春以降も(22年秋冬の半期で25店という)出店スピードを続けていきたい」。

 10月21日にオープン予定の銀座の旗艦店は、「ユニクロ トウキョウ(UNIQLO TOKYO)」が1〜4階に入っている商業施設、マロニエゲート銀座の5階に出店する。銀座への出店は中央通り沿いの旗艦店に続き2店舗目。売り場面積は約1420平方メートルで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。

 大阪・天王寺は28日オープン予定で、JR天王寺駅直結の商業施設、天王寺ミオの5階に出店する。売り場面積は約1735平方メートル。西日本で3店舗目のフルラインアップストアとして、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーアイテムを扱う。横浜も同じく28日オープン予定で、ルミネ横浜の6階に875平方メートルで出店する。ウィメンズ、メンズを扱う。

 マロニエゲート銀座店と天王寺ミオ店は、ジーユーの大型店の2倍のマネキンを設置し、コーディネート提案をいっそう強化する。また、ジーユー独自の認定試験に合格した販売員“おしゃリスタ”も重点的に配置し、客の要望に応じてパーソナルカラー診断や骨格診断なども交えながらスタイリング提案を行う。

 3店共通として、O2O施策を強化する。「ユニクロ」と同様、昨年導入していたEC購入商品の店頭受け取りサービス「オーダー&ピック」では、これまで購入から受け取りまで最短2時間だったところを、3店舗では最短1時間に短縮。「(既に閉店した)原宿のショールーミングストアで、(ショールーミングストアの要素と通常店舗の)ハイブリッド型店舗が現時点では一番いいと判断した。ショールーミングストアで溜めた知見を、他店にも生かしていく」ことで、O2Oの利便性向上を目指す。

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ワークマンが百貨店に初出店 10月、東急百貨店吉祥寺店へ

 ワークマンは10月、東急百貨店吉祥寺店(東京都武蔵野市)の5階に「#ワークマン女子」をオープンする。同社が百貨店に出るのは初めて。これまで郊外を主戦場にしてきたワークマンによる都市部攻略の一環で、新しい顧客の獲得に動く。

 「#ワークマン女子」業態は、4月に開店した銀座イグジットメルサ店や6月に開店した池袋サンシャインシティ店といった都心のショッピングセンター内店舗が好調で、高コストの百貨店でも採算が取れると判断した。

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「フレイ アイディー」が上質ラインで百貨店開拓に本腰 価格帯は通常品の3倍

 マッシュスタイルラボの「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は、コートやジャケット&パンツのセットアップなどテーラードアイテムが中心の高級ライン“ハイクオリティーライン”を、全国の主要百貨店など12店舗で11月中旬に発売する。ブランドの強みである女性のボディーラインを美しく見せるパターンやデザインとともに、インポート素材と国内縫製で高級感を追求する。価格帯は通常ラインの約3倍と強気だが、百貨店販路のさらなる開拓を視野に「ブランドを新たなステージへ進める」(春日田彩子ディレクター)と前を見据える。

 ファーストコレクションは全7型。主役として推すのはイタリアの老舗テキスタイルメーカー「マリーニアンドチェッコーニ(MARINI&CECCONI)」のカシミヤ・ウールを使ったコート(15万7300円)。二重織する際の生地の接合糸にはシルクを使用するなど、見えない部分まで上質な仕様だ。テーラードジャケット(8万5800円)とパンツ(4万9500円)のセットアップは尾州ウール100%。ツイードジャケットは英リントン社のファンシーヤーン生地、ブラウスは伊エティック社の高級シルクタフタ素材といった、国内外の選び抜かれた素材を使用している。

 これまで「フレイ アイディー」はファッションビルを主販路に20〜30代女性の支持を得てきたが、“ハイクオリティーライン”をフックに百貨店顧客の40代を狙う。競合として意識するのは、百貨店のコンテンポラリーゾーン(ラグジュアリーとキャリアの中間程度の価格帯)に売り場を構えるブランドだ。「目の肥えたお客さまに手に取っていただくには、どこへ着ていっても恥ずかしくない品格が備わっていることが大前提。その上で私たちがお客さまの声を取り入れながら磨き上げてきた、女性の体を美しく見せるデザインやディテールで差別化したい」。ウールカシミヤコートは肩の稜線やウエストのシェイプなどの調整を重ね、「体型を『隠す』のではなく、美しく『見せる』シルエット」を追求するとともに、表面はショートビーバー(起毛)仕上げでカシミヤのツヤを一層引き立てた。ツイードジャケットはラメ混の素材と金ボタンが華やかなムードを演出する。

「この世にない服を作る」
ブランドの“原点回帰”

 “ハイクオリティーライン”は立ち上げからファーストコレクションの商品企画に至るまで、春日田ディレクターが全面的に主導した。ブランドにとって“ハイクオリティーライン”は新たな挑戦であり、同時に「原点回帰でもある」と語る。近年はウィメンズ市場全体が過剰なマーケットイン志向により商品の同質化が進む中、「小手先の変化ではすぐに他のブランドに追従され、埋もれてしまうという危機感がある。「(“ハイクオリティーライン”を通じて)ブランド発足時からアイデンティティーにしてきた『この世にない服を作る』という姿勢を改めて示していきたい」。

 すでにブランド全体の企画にも波及効果が生まれている。「企画メンバーたちも『ブランドとして何を打ち出すべきか』の解像度が上がり、もっといいものを作ろう、届けようという意識がより高まった」。2022-23年秋冬は、通常ラインでもビビッドなカラー使いのシャギーコートなど独自性のあるデザインを積極的に取り入れ、秋の滑り出しも好調に推移している。今後は両ラインのミックス提案により、「ブランドの世界観や可能性をさらに広げていきたい」とする。

 “ハイクオリティーライン”の展開店舗は以下の通り。

 阪急うめだ本店、高島屋大阪店、大丸神戸店、博多阪急、ジェイアール名古屋タカシマヤ、表参道ヒルズ、西武池袋本店、日本橋高島屋S.C.、三越銀座店、大丸東京店、玉川髙島屋S・C、大丸札幌店

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2G×「G-SHOCK」×スペイン⼈アーティストのトリプルコラボ “DW-5600”をキャンバス替わりに

 セレクトショップの2G(ツージー)は9月23日、スペイン⼈アーティストのハビア・カジェハ(Javier Calleja)とコラボした「G-SHOCK」を発売する。価格は1万9800円(税込)で、15日の0時から17日の23時59分まで特設ページで抽選の申し込みを受け付ける。

 トリプルコラボのベースとしたのは、「G-SHOCK」を代表する“DW-5600”だ。ベルトと裏蓋にカジェハが描いたキャラクターをあしらい、⽂字盤には“TAKE YOUR TiME”の文字を入れた。また、遊環をオレンジにするなど、ディテールにも遊び心をプラスする。

 カジェハは1971年、スペイン⽣まれ。奈良美智らのファンであることを公⾔し、目を大きく描いたキャラクターで知られる。

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「カンペール」が日本初の期間限定カフェをオープン 「キハチ 青山本店」とコラボ

 スペインはマヨルカ島生まれのシューズブランド「カンペール(CAMPER)」は、「キハチ 青山本店」の一階フロアに期間限定のコラボカフェ「カフェ ド カンペール(Café de Camper)」をオープンする。期間は9月16〜30日。マヨルカをインスピレーションにした限定メニューをそろえ、カンペールカラーのレッドで彩った空間に仕上げた。

 「カンペール」は、バルセロナやベルリンで2015年からホテルやレストラン、カフェを手がけているが、日本でのカフェ展開はこれが初めて。カンペールジャパンと同じくサザビーリーグ傘下のキハチの「キハチ 青山本店」とコラボし、「カンペール」発祥の地であるスペインの伝統料理をキハチ風にアレンジする。ランチではスパニッシュカフェを、ディナーにはタパス料理を中心にバル風メニューを提供する。ランチプレートは2970円(税込、以下同)から、ディナーメニューは肉料理の盛り合わせ(3300円)、スパゲッティ(2200円)、ムール貝の白ワイン蒸し(2200円)など。

 ドリンクもマヨルカのリゾート地やビーチの雰囲気を表現したさまざまなカクテルを用意。サングリアや、ジンジャーとオレンジジュースのグラデーションカクテル、モヒートなど、各種880円で提供する。キハチのグランドドリンクメニューに加えて、期間中はスペインワインやビールも楽しめる。

■コラボカフェ「カフェ ド カンペール」
日程:9月16日〜9月30日
時間:11:30〜22:00(21:00 ラストオーダー)
場所:「キハチ 青山本店」東京都港区北青山2-1-19 1階 カフェ&フードホール

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【スナップ】山田優やYAMATO、Awichらが来場 「バーバリー」が“ローラバッグ”のグローバルイベント

 「バーバリー(BURBERRY)」は、アイコンバッグ“ローラバッグ(LOLA BAG)”を祝したイベントを、東京で9月6日に開催した。今年4月の米ロサンゼルスに続く、グローバルイベント第2弾だ。

 4フロア構成の会場では、「バーバリー」のシグネチャーカラーであるベージュとホワイトでライティングされ、壁面にはバーチブラウンチェック柄の装飾が施された。アーティストのAwichによるライブパフォーマンス、DJのWata IgarashiやmachìnaらのDJセットが披露され、会場を盛り上げた。ゲストには大平修造、近藤千尋、佐田真由美、鈴木えみ、高橋らら、畠山千明、前田敦子、森星、山田優、YAMATOらが来場した。

 また、“ローラバッグ”にフォーカスしたポップアップストアを9月14〜27日に伊勢丹新宿店で、10月5〜11日に阪急うめだ本店で開催する。限定商品として、ペールブルーカラーの“ローラバッグ”(税込25万3000円)が日本初登場するほか、総スパンコールの“スモール ローラ バケットバッグ”(同30万2500円)、“モヘアブレンド スモール ローラバッグ”(同41万8000円)を数量限定で販売する。

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「ルイ・ヴィトン」がヴァージル・アブローについての初の著書を発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)について綴った初の書籍「ルイ・ヴィトン:ヴァージル・アブロー(Louis Vuitton: Virgil Abloh)」を直営店と公式サイトで発売した。クラシック版(税込2万3100円)とアルティメット版(同14万4100円)の2種類を用意し、それぞれ英語とフランス語でアスリーヌ社から出版した。

 同書はイギリス版「ヴォーグ」のファッション評論家などを務め、ヴァージルとたびたびコラボしていたアンダース・クリスチャン・マッセン(Anders Christian Madsen)が執筆。ヴァージルが手がけた8つのメンズ・コレクションとショーのそれぞれに1章ずつを割き、限定版ではヴァージルのスニーカーカタログを加えた。NIGO®やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ルカ・サバト(Luka Sabbat)、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)、キッド・カディ(Kid Cudi)ら、ヴァージルと親交のあった友人らによる考察のほか、ヴァージル自身の言葉も収められた。

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「ルイ・ヴィトン」がヴァージル・アブローについての初の著書を発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)について綴った初の書籍「ルイ・ヴィトン:ヴァージル・アブロー(Louis Vuitton: Virgil Abloh)」を直営店と公式サイトで発売した。クラシック版(税込2万3100円)とアルティメット版(同14万4100円)の2種類を用意し、それぞれ英語とフランス語でアスリーヌ社から出版した。

 同書はイギリス版「ヴォーグ」のファッション評論家などを務め、ヴァージルとたびたびコラボしていたアンダース・クリスチャン・マッセン(Anders Christian Madsen)が執筆。ヴァージルが手がけた8つのメンズ・コレクションとショーのそれぞれに1章ずつを割き、限定版ではヴァージルのスニーカーカタログを加えた。NIGO®やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ルカ・サバト(Luka Sabbat)、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)、キッド・カディ(Kid Cudi)ら、ヴァージルと親交のあった友人らによる考察のほか、ヴァージル自身の言葉も収められた。

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「ルイ・ヴィトン」のアイコンバッグ“カプシーヌ”からカラフルな新作 エナメルの“モノグラム・チェーン”が愛らしい

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アイコンバッグの“カプシーヌ”をカラフルにアップデートした新作を発売した。価格は77万〜92万4000円(税込)。

 きめ細かく丈夫な“トリヨンレザー”を採用して配色としたフラップやハンドル、エナメルの“モノグラム・フラワー”をあしらったゴールドカラーのチェーンなどが特徴だ。取り外し可能な細身のレザーストラップが付属するため、クロスボディーや肩掛けとしても使える。

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セルフケアブランド「レイ」が総額1億4000万円の資金調達 今後のビジョンとは?

 女性向けセルフケアブランド「レイ(WRAY)」を運営するレイはこのほど、第三者割当増資および金融機関からの融資により、総額1億4000万円の資金調達を実施した。引受先は、キリンホールディングスとグローバル・ブレインが共同運営する「キリン ヘルス イノベーションファンド(KIRIN HEALTH INNOVATION FUND)」と、マネーフォワードベンチャーパートナーズが運営する「ヒラクファンド(HIRAC FUND)」。

 ゴールドマン・サックスやメリルリンチ日本証券といった外資金融企業やマーケティング会社でキャリアを積んだ谷内侑希子レイ代表は、自身もキャリアを形成する時期に生理不順や妊活、PMSなどを経験し、「女性が体の変化に振り回されずパフォーマンスを発揮できるよう、女性特有の悩みに対するケアを身近なものにしたい」という思いの下、2020年に同ブランドをスタートした。日本のフェムテック分野におけるパイオニア企業の一社としての使命感を持ち女性のニーズに寄り添う谷内代表に、今後のビジョンを聞いた。

WWD:ブランド立ち上げから2年をどう振り返る?

谷内侑希子レイ代表(以下、谷内):コロナ禍でスタートしたこともあり、楽な立ち上げではなかったが、ちょうど「フェムテック」というキーワードが世間的に注目され始めた時期と重なり、良い波に乗れたと思う。コロナ禍で健康意識が高まり、自宅で過ごす時間が増えたことも相まって、幅広い年代の女性の間で自分の体やケア方法についての知識欲が高まっていると感じる。ブランドとして発信を続け、フェムテック関連の話題をオープンに語れる風潮を作ってきた一員としての自負もある。お客さまの中には、「SNSで見たから」「パッケージがかわいいから」といった理由で「レイ」の商品を手に取ってくれる人も多い。セルフケアにトライしてみたいと思う人たちの心理的なハードルを下げ、効果を感じた方が顧客として定着してくれている。ユーザーと一緒に成長できた2年間だった。

WWD:新たなプレーヤーが続々と増える中で、あらためて「レイ」のポジションは?

谷内:カテゴリーを絞らずに商品展開してきたことが差別化につながった。サプリメントと美容液、100%シルク製の腹巻の3点でデビューしたが、現在はインナーケア、セルフケア、ライフスタイル、スキンケアのカテゴリーで13点に増やした。何か一つに効果を感じた人が、「これも買ってみようかな」と複数商品を購入してくださるケースも多く、ライフスタイルブランドとしてのポジションが確立できていると思う。

WWD:商品開発の軸は?

谷内:お客さまの中から立候補してくださった人と商品開発をしたり、「こんな商品があったらどうですか?」とヒアリングをしたりして、全てお客さまと共に作る姿勢を大切にしている。お客さまとの距離がとても近いことが強みとなり、結果として確度の高い商品開発ができている。経済合理性だけを優先させず、ブランドの世界観に貢献するものやお客さまが求めるものに丁寧に答えるようにしている。

WWD:これまで特にヒットした商品は?

谷内:去年秋に発売した5本指ソックスが、1万足以上売れた。5本指が外から見えないようになっていて、セルフケアとして5本指ソックスを履きたいけど、おしゃれも妥協したくないというお客さまのニーズを酌み取って開発した事例だ。

WWD:ヒアリングする中で、意外なニーズもあった?

谷内:今後のビジョンにつながる話だが、お客さまからは商品情報だけでなくウエルネスやキャリアに関する情報発信も求められていることが分かった。女性のキャリアとウエルネスは切り離せない。ブランド立ち上げ当初から重視していた点だが、今後は自社ECサイトを通じてさらにキャリアとウエルネスを掛け合わせたコンテンツを増やしていく。

女性同士が悩みを共有できるコミュニティーを設計

WWD:今回の資金調達の具体的な使途は?

谷内:キリンホールディングスは、特に顧客とのつながりが強い点を評価してくれており、そこを生かしてお客さま同士が情報共有をできるコミュニティーを作る予定だ。例えばお客さまからは、同僚やパートナーには話せないが、誰か近い境遇の人に転職の相談をしたいといった声が多い。すでに小さいコミュニティーでテストしてみたら、生理や妊活、不妊治療、夫婦関係、教育、働くママの効率的な時間の使い方までいろいろな話題が出てきて、すごく盛り上がった。現在コミュニティーサイトを設計中で、年内にはオープン予定だ。有料コンテンツにし、ユーザー同士がチャットできる機能を持たせたり、オフ会、セミナー、ヨガ教室などのウエルネスイベントを実施したりしていく計画だ。そのほかの使い道としては、ポップアップイベントの開催や生理トラッキングアプリのアップデートも予定している。また、キリンホールディングスからは企業向けの福利厚生事業やサービスなどに対してもアドバイスをもらっていく。

WWD:現在は、自社ECのほかユナイテッドアローズなどのセレクトショップなどに商品を卸しているが、販路をどのように広げる?

谷内:フェムテックの専門コーナーを設けている店も増えてきたので、専門店を中心に販路を拡大する。

WWD:今後、フェムテック市場がさらに盛り上がっていくためには何が必要だと考える?

谷内:「レイ」はこれまで自分の体について考えるための入り口を作ってきた。自分の体についての話題をオープンに話せるようなフェーズに社会が変わってきた今だからこそ、さらに踏み込んだ会話ができる場が必要だと思う。生理の話をし始めると、妊活や転職といったパーソナルな話題にもつながっていく。フェムテックの黎明期のメンバーを筆頭に、もっと踏み込んでニーズを探り次のステージを作ることが重要。フェムテックの分野は特に小さなスタートアップから始まったムーブメントで、今後もメディアやほかのスタートアップと連携して、一歩踏み込んだ会話ができる日本の空気感を醸成していきたい。

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セルフケアブランド「レイ」が総額1億4000万円の資金調達 今後のビジョンとは?

 女性向けセルフケアブランド「レイ(WRAY)」を運営するレイはこのほど、第三者割当増資および金融機関からの融資により、総額1億4000万円の資金調達を実施した。引受先は、キリンホールディングスとグローバル・ブレインが共同運営する「キリン ヘルス イノベーションファンド(KIRIN HEALTH INNOVATION FUND)」と、マネーフォワードベンチャーパートナーズが運営する「ヒラクファンド(HIRAC FUND)」。

 ゴールドマン・サックスやメリルリンチ日本証券といった外資金融企業やマーケティング会社でキャリアを積んだ谷内侑希子レイ代表は、自身もキャリアを形成する時期に生理不順や妊活、PMSなどを経験し、「女性が体の変化に振り回されずパフォーマンスを発揮できるよう、女性特有の悩みに対するケアを身近なものにしたい」という思いの下、2020年に同ブランドをスタートした。日本のフェムテック分野におけるパイオニア企業の一社としての使命感を持ち女性のニーズに寄り添う谷内代表に、今後のビジョンを聞いた。

WWD:ブランド立ち上げから2年をどう振り返る?

谷内侑希子レイ代表(以下、谷内):コロナ禍でスタートしたこともあり、楽な立ち上げではなかったが、ちょうど「フェムテック」というキーワードが世間的に注目され始めた時期と重なり、良い波に乗れたと思う。コロナ禍で健康意識が高まり、自宅で過ごす時間が増えたことも相まって、幅広い年代の女性の間で自分の体やケア方法についての知識欲が高まっていると感じる。ブランドとして発信を続け、フェムテック関連の話題をオープンに語れる風潮を作ってきた一員としての自負もある。お客さまの中には、「SNSで見たから」「パッケージがかわいいから」といった理由で「レイ」の商品を手に取ってくれる人も多い。セルフケアにトライしてみたいと思う人たちの心理的なハードルを下げ、効果を感じた方が顧客として定着してくれている。ユーザーと一緒に成長できた2年間だった。

WWD:新たなプレーヤーが続々と増える中で、あらためて「レイ」のポジションは?

谷内:カテゴリーを絞らずに商品展開してきたことが差別化につながった。サプリメントと美容液、100%シルク製の腹巻の3点でデビューしたが、現在はインナーケア、セルフケア、ライフスタイル、スキンケアのカテゴリーで13点に増やした。何か一つに効果を感じた人が、「これも買ってみようかな」と複数商品を購入してくださるケースも多く、ライフスタイルブランドとしてのポジションが確立できていると思う。

WWD:商品開発の軸は?

谷内:お客さまの中から立候補してくださった人と商品開発をしたり、「こんな商品があったらどうですか?」とヒアリングをしたりして、全てお客さまと共に作る姿勢を大切にしている。お客さまとの距離がとても近いことが強みとなり、結果として確度の高い商品開発ができている。経済合理性だけを優先させず、ブランドの世界観に貢献するものやお客さまが求めるものに丁寧に答えるようにしている。

WWD:これまで特にヒットした商品は?

谷内:去年秋に発売した5本指ソックスが、1万足以上売れた。5本指が外から見えないようになっていて、セルフケアとして5本指ソックスを履きたいけど、おしゃれも妥協したくないというお客さまのニーズを酌み取って開発した事例だ。

WWD:ヒアリングする中で、意外なニーズもあった?

谷内:今後のビジョンにつながる話だが、お客さまからは商品情報だけでなくウエルネスやキャリアに関する情報発信も求められていることが分かった。女性のキャリアとウエルネスは切り離せない。ブランド立ち上げ当初から重視していた点だが、今後は自社ECサイトを通じてさらにキャリアとウエルネスを掛け合わせたコンテンツを増やしていく。

女性同士が悩みを共有できるコミュニティーを設計

WWD:今回の資金調達の具体的な使途は?

谷内:キリンホールディングスは、特に顧客とのつながりが強い点を評価してくれており、そこを生かしてお客さま同士が情報共有をできるコミュニティーを作る予定だ。例えばお客さまからは、同僚やパートナーには話せないが、誰か近い境遇の人に転職の相談をしたいといった声が多い。すでに小さいコミュニティーでテストしてみたら、生理や妊活、不妊治療、夫婦関係、教育、働くママの効率的な時間の使い方までいろいろな話題が出てきて、すごく盛り上がった。現在コミュニティーサイトを設計中で、年内にはオープン予定だ。有料コンテンツにし、ユーザー同士がチャットできる機能を持たせたり、オフ会、セミナー、ヨガ教室などのウエルネスイベントを実施したりしていく計画だ。そのほかの使い道としては、ポップアップイベントの開催や生理トラッキングアプリのアップデートも予定している。また、キリンホールディングスからは企業向けの福利厚生事業やサービスなどに対してもアドバイスをもらっていく。

WWD:現在は、自社ECのほかユナイテッドアローズなどのセレクトショップなどに商品を卸しているが、販路をどのように広げる?

谷内:フェムテックの専門コーナーを設けている店も増えてきたので、専門店を中心に販路を拡大する。

WWD:今後、フェムテック市場がさらに盛り上がっていくためには何が必要だと考える?

谷内:「レイ」はこれまで自分の体について考えるための入り口を作ってきた。自分の体についての話題をオープンに話せるようなフェーズに社会が変わってきた今だからこそ、さらに踏み込んだ会話ができる場が必要だと思う。生理の話をし始めると、妊活や転職といったパーソナルな話題にもつながっていく。フェムテックの黎明期のメンバーを筆頭に、もっと踏み込んでニーズを探り次のステージを作ることが重要。フェムテックの分野は特に小さなスタートアップから始まったムーブメントで、今後もメディアやほかのスタートアップと連携して、一歩踏み込んだ会話ができる日本の空気感を醸成していきたい。

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「ビューティフルピープル」のライダースジャケットに210サイズが追加 親から子どもへ受け継がれるアイテムに

 「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、定番人気商品のライダースジャケットに210サイズを新たに加えた。これまでの120〜200サイズを含めて、全10種類を用意する。

 ライダースは、“大人のための子供服”をコンセプトにしたキッズシリーズだが、豊富なサイズを提案することで性別や体型、年齢問わず、多様な人が自身のスタイルに合わせて着用できる。また親子やカップルで同じサイズを共有し、コーディネートを楽しむことも可能だ。素材にはやわらかくしっとりした羊革を使用し、デッドストックのような風合いに仕上げている。

 サイズ追加に合わせて、“Family”をテーマにした新たなキャンペーンビジュアルを公開した。さまざまな世代のモデルを起用し、より幅広い年齢の人たちに向けてアプローチしている。

 ライダースを親から子どもへとより長く愛用できるように、公式サイトではケア方法を紹介している。革専用クリームの塗り方から保管方法までを写真と動画で見ることができる。

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「マルニ」2023年春夏コレクションのフロントローにケンダル・ジェンナー マドンナやドージャ・キャットも

 モデルのケンダル・ジェンナーは10日、ボーイフレンドでプロバスケットボール選手のデビン・ブッカー(Devin Booker)とともに、ニューヨークで開催された「マルニ(MARNI)」の2023年春夏コレクションのフロントローに着席した。同コレクションには、ほかにもマドンナ(Madonna)やドージャ・キャット(Doja Cat)らも参加した。

 ケンダルは夏らしい花柄のドレスに黒のロングブーツを合わせて、季節の変わり目にうまく合わせた着こなしを披露。その後、クリエイティブ・ディレクターを務める「FWRD」の秋冬キャンペーンを祝うパーティーを「GQ」のウィル・ウェルチ(Will Welch)=エディター・イン・チーフと共催した。ニューヨーク・ファッション・ウイークでは、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」と「カイト(KHAITE)」のショーにも出席した。

 ここでは、「マルニ」2023年春夏コレクションの参加者とケンダルがホストしたパーティーの参加者のスナップを紹介する。

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元AKBこじはるがランジェリーブランド「ロジア」立ち上げ サイズの多いブラジャーをECでどう売る?

 小嶋陽菜が代表取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)を務めるheart relationは9月26日に、ランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」の販売を開始する。2018年6月に立ち上げたライフスタイルブランドの「ハーリップトゥ」はECを主販路に急成長し、この7月には東京・神宮前に初の直営店もオープンした。「ハーリップトゥ」で蓄積したノウハウを生かし、新ブランドもECを主軸とするが、ランジェリーは通常のアパレル以上に触り心地やサイズが重視され、ECで売るのは難しい。開発の経緯やECでどう売っていくのかを取材した。

 ランジェリーは小嶋CCOが「ずっと作りたいと思っていた」と語るアイテム。「『ハーリップトゥ』の服に対して、『着ていたらほめられた』『自分に自信が持てた』といった声をお客さまからいただく。服でもそんなふうに感じてもらえるのなら、直接肌に触れてその人の土台を作るランジェリーは、着る人の自信にさらにつながるはず」と強調する。

 第1弾として発売するのは、ノンワイヤのブラジャー(税込4800円)とナイトブラ(4600円)、ショーツ2型(2600円、3300円)の計4型。ノンワイヤブラのカップサイズはB〜Eで、アンダーバストのサイズ(65〜75)との組み合わせで計10サイズをそろえる。ナイトブラとショーツ2型は、それぞれS、Mの2サイズ展開だ。

「アパレルの延長では作れない」

 ランジェリープロジェクトが社内で実際にスタートしたのは2〜3年前。手探りで始めたアパレル事業が軌道に乗ってきたころだ。ただ、同じ衣料品であっても、アパレルとランジェリーは使用する素材もパーツも、専門とするメーカーも異なる。1人1人違う体形に正確に沿わせ、補整し、それでいて快適な着心地を追求するためには専門的な知識が不可欠だ。「最初は好きだから作りたいと思ってスタートしたが、服とランジェリーはモノ作りが全く異なる。ランジェリーのOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーと話しても、こちらに知識がないから共通言語が持てない。アパレルの延長ではランジェリーの企画はできないと気づいた」。

 そうした経緯で一時中断していたランジェリー事業が再び動き出したのは約1年前だ。ランジェリー業界歴20年以上というベテランデザイナーがチームに加わったことが契機となった。ただ、そこからはトントン拍子だったというわけでもない。ノンワイヤブラは最初に1つのサイズを完成させるために5回サンプル修正し、1サイズができたらそこから他サイズに取り掛かっていった。「普通はここまで細かく突き詰めてサンプル修正はしない」とベテランデザイナーも振り返る。「ノンワイヤでもバストをしっかりホールドし、補整できる作りにするのは、ワイヤありで作るよりも難しい。サンプルができ上がる度に社内のできるだけ多くのメンバーに実際に身につけてもらって、そのフィードバックを修正に生かしていった」と小嶋CCO。

 甘く華やかなデザインが中心の「ハーリップトゥ」に対して、第1弾のランジェリー4型はややシンプルなイメージ。その中で、繊細なレースやギャザーのディテールで肌やデコルテをきれいに見せることを目指した。「私自身、20代のころはレースなどの飾りがたくさんついたランジェリーが好みだったが、今はランジェリーの市場全体として着心地や機能性重視になり、ミニマルでラクなもの、スポーティーなものが主流になっている」という分析がその背景にある。だからといって、マーケットニーズをそのまま形にするだけならわざわざ手掛ける意味もない。「単に機能的でミニマルなだけでは私は満足できない。シンプルでも色気のあるデザインを追求した」という。

初回は無料で返品可能に

 最大の課題である、「サイズが多様なランジェリーをECでどう売るか」についてもさまざまな取り組みをしている。新ブランドは、「ハーリップトゥ」の既存ECサイトとは別のサイトを立ち上げて販売するという(7月にオープンした神宮前の直営店でランジェリーを扱うかは未定)。既存サイトの中で売った方が間違いなく効率はいいが、あえて別サイトを立ち上げるのは「初回購入時は無料で返品可能」とするためだ。「(初回返品無料を含め)カスタマーサービス対応がアパレルとは異なるため、サイトを別にした。2サイトあることで運営にはより手間がかかり、返品対応も煩雑ではある。それでも、多くの方にたくさん試着をしてもらい、つけ心地のよさを実感してもらうためこの形にした」。また、物理的な面でのサイズ対応としては、ノンワイヤブラジャーのホックを4段階にしている。一般的には3段階が多いが、アンダーバストのサイズをより柔軟に合わせるための工夫だ。

 サイズ別の在庫の積み方は手探り。「このブランドではどのサイズが売れるか、サイズの分からないECでランジェリーを買うとき、お客さまがどういった買い方をするかといったことは社内でかなり議論はした。ただ、発売してみないと分からないことは多いので、少しずつ知見を溜めていきたい」。

 実は「ハーリップトゥ」の商品に関して、小嶋CCOやブランドのオフィシャルSNSに届く質問で一番多いのが、ランジェリーについてなのだという。「インナーにどんなものは着ればいいのかという質問に応えるために、今後はワンピースをきれいに着こなすためのボディーシェイパーなども『ロジア』で作っていきたい」と小嶋CCO。アパレル、ビューティアイテム、ランジェリーとアイテムの幅を広げてきたが、「ランジェリーで土台を作り、ビューティアイテムで美しさを磨いて、服を着て気分が上がる。全ては自分自身を愛することにつながっていく。次に新しいアイテムを作るとき、この考え方に基づいている」と語る。

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「トミー ヒルフィガー」2022-23年秋冬コレクション

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

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「トミー ヒルフィガー」2022-23年秋冬コレクション

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

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「ジーユー」の新CMに中条あやみと今田美桜、高橋文哉 “プルオンパンツ”をはきこなす

 「ジーユー(GU)」は、2022年秋冬シーズンの新CMの放映を9月12日に開始した。今回はこれまでCMキャラクターを務めた中条あやみに加えて今田美桜、高橋文哉ら2人を新キャストに迎えた。テレビCMでは、中条と今田が“プルオンパンツ”をはきこなす。“プルオンパンツ”は引っ張って上にあげてはくリラクシーなムードのパンツで、「ジーユー」では今季、バリエーション豊富に取りそろえている。

 今田と高橋はそれぞれ、今回新キャストに起用された感想を明かした。「『ジーユー』のCMはキャッチーなイメージがあったので、今回参加できるということでとてもうれしかったです。『ジーユー』はカラーバリエーションやトレンドをいち早く取り入れているイメージがあります」(今田)、「素直にうれしい気持ちでいっぱいで、学生の頃から馴染みがあり今でも店舗に行って手に取る好きなブランドの1つなので、新キャストとしていろんな洋服を着させていただけるのはすごくありがたいことだなと思いますし、このお仕事をしていて良かったなと思いました」(高橋)とコメントした。

 また、今田と初めて共演したという中条は「同い年というのは知っていましたが、共演する機会がなかったのでやっと会えて嬉しかったです。地元の友達にもファンがいっぱいいるので、みんなに羨ましがられるだろうなと思いました」と語った。

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「ジーユー」の新CMに中条あやみと今田美桜、高橋文哉 “プルオンパンツ”をはきこなす

 「ジーユー(GU)」は、2022年秋冬シーズンの新CMの放映を9月12日に開始した。今回はこれまでCMキャラクターを務めた中条あやみに加えて今田美桜、高橋文哉ら2人を新キャストに迎えた。テレビCMでは、中条と今田が“プルオンパンツ”をはきこなす。“プルオンパンツ”は引っ張って上にあげてはくリラクシーなムードのパンツで、「ジーユー」では今季、バリエーション豊富に取りそろえている。

 今田と高橋はそれぞれ、今回新キャストに起用された感想を明かした。「『ジーユー』のCMはキャッチーなイメージがあったので、今回参加できるということでとてもうれしかったです。『ジーユー』はカラーバリエーションやトレンドをいち早く取り入れているイメージがあります」(今田)、「素直にうれしい気持ちでいっぱいで、学生の頃から馴染みがあり今でも店舗に行って手に取る好きなブランドの1つなので、新キャストとしていろんな洋服を着させていただけるのはすごくありがたいことだなと思いますし、このお仕事をしていて良かったなと思いました」(高橋)とコメントした。

 また、今田と初めて共演したという中条は「同い年というのは知っていましたが、共演する機会がなかったのでやっと会えて嬉しかったです。地元の友達にもファンがいっぱいいるので、みんなに羨ましがられるだろうなと思いました」と語った。

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スウェーデン発の「ストックホルム サーフボード クラブ」と「ヴァンズ」が初コラボスニーカーを発表

 スウェーデン発のユニセックスブランド「ストックホルム サーフボード クラブ(STOCKHOLM SURFBOARD CLUB以下、SSC)」は、「ヴァンズ(VANS)」と初めてコラボレーションしたスニーカー“ランピン(LAMPIN)”を発表した。価格は税込1万4850円で、「SSC」の公式オンラインストアとドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱い中だ。

 今作は、コットンキャンバスのアッパーからシューレースまで全体をホワイトで統一し、“ランピン”のオリジナルモデルにある足首周りの構造的なパッドをあえて取り除き、経年変化で崩れていくことを想定している。また、シュータンの内側に“SSC”の織り込みラベルをあしらっているほか、アウトソールには“Stockholm (Surfboard) Club”のテキストをプリントし、シューボックスはサイケデリックでカラフルな特別仕様のデザインになっている。

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読売ジャイアンツ×「ニューエラ」×「ウィズリミテッド」 “光る”キャップとパーカを販売

 読売ジャイアンツの公式サプライヤーを務める帽子ブランドの「ニューエラ(NEW ERA)」は、日本ブランドの「ウィズリミテッド(WHIZLIMITED)」をゲストに迎え、トリプルコラボのキャップ(9350円税込、以下同)とパーカ(1万9800円)を9月17日に発売する。

 読売ジャイアンツの“YG”マークと「ウィズリミテッド」を象徴する“76”ロゴをミックスしたアイコンを作成し、キャップの前面とパーカの背面に配置する。さらに、パーカのアイコンはリフレクタープリントとし、キャップには蓄光糸で刺しゅうを加えた。

 読売ジャイアンツ、「ニューエラ」の一部店舗と公式オンラインストア、「ウィズリミテッド」の店舗および卸先で扱う。

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「フェンディ」の“バゲット”がティファニーブルーに! アイコンバッグの25周年を記念したコラボ

 「フェンディ(FENDI)」は、ニューヨーク・ファッション・ウイークの初日である9日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。アイコニックなバッグ“バゲット(Baguette)”の25周年を記念し、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボバッグが登場したほか、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とのコラボコレクションも披露した。

 1997年に誕生した“バゲット”は、フランスの女性が地元のベーカリーで買ったバゲットを腕の下に抱えて街を歩く姿にインスピレーションを受け、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがデザイン。ニューヨークを舞台とした人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で、メインキャラクターの一人であるキャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が愛用していたことで一躍注目され、世界中で人気となった。こうしたニューヨークとのつながりのほか、2020年12月に「フェンディ」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆2120億円)で買収して傘下に収めたことなどから、今回の協業が実現したと見られている。なお、「ティファニー」はLVMHによる買収後、初めてのコラボとなった。

 「ティファニー」×「フェンディ」の“バゲット”は、鮮やかな“ティファニーブルー”のクロコダイルやスムースレザー、シルクサテン素材で作られたバッグに、シルバーやホワイトゴールドの留め具やチャーム、ダイヤモンドなどがあしらわれている。サイズはミディアムとナノがあり、前者はスマートフォンや小物類が入る複数のポケットを内側に付けて利便性を高めた。また、エナメル製の“バゲット”型チャームなども用意した。発売は23年1月の予定で、価格は2350~14万ドル(約32万〜1960万円)。両ブランドの店舗などで取り扱う。

 「フェンディ」の23年春夏コレクションは、カラフルなスポーツウエアと美しくテーラリングされたスーツ、アウターなどが印象的。スリップスカートの上にチュールが重ねられていたり、スエットシャツとスパンコール合わせてあったりと、マキシマリストなディテールも豊富に見られた。マーク・ジェイコブスが手掛けた作品は、ショーの後半に登場。ヒストリカルでロマンティックな雰囲気とストリートウエアをミックスした10のルックを披露した。また、「マーク ジェイコブス」のアイコニックな“ザ トートバッグ(THE TOTE BAG)”の特徴であるロゴデザインを移植し、“THE BAGUETTE”とロゴを入れたカーフスキン製の“バゲット”や、スワロフスキー(SWAROVSKI)のクリスタルをふんだんにあしらったモデルなども発表した。

 「フェンディ」のウィメンズとクチュールを率いるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、「ティファニー」のニューヨーク5番街旗艦店の近くに「フェンディ」の店舗をオープンした際、ダイヤモンドに“バゲット・カット”というカットがあると思い出したことも、今回のコラボレーションにつながっていると説明。「現在、世界中で陰鬱な出来事が起きているので、何か楽しいことをしたいと思った。『ティファニー』『マーク ジェイコブス』『フェンディ』を組み合わせることで、遊び心に満ちた、祝祭的なコレクションとなった」と語った。

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「フェンディ」の“バゲット”がティファニーブルーに! アイコンバッグの25周年を記念したコラボ

 「フェンディ(FENDI)」は、ニューヨーク・ファッション・ウイークの初日である9日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。アイコニックなバッグ“バゲット(Baguette)”の25周年を記念し、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボバッグが登場したほか、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とのコラボコレクションも披露した。

 1997年に誕生した“バゲット”は、フランスの女性が地元のベーカリーで買ったバゲットを腕の下に抱えて街を歩く姿にインスピレーションを受け、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがデザイン。ニューヨークを舞台とした人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で、メインキャラクターの一人であるキャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が愛用していたことで一躍注目され、世界中で人気となった。こうしたニューヨークとのつながりのほか、2020年12月に「フェンディ」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆2120億円)で買収して傘下に収めたことなどから、今回の協業が実現したと見られている。なお、「ティファニー」はLVMHによる買収後、初めてのコラボとなった。

 「ティファニー」×「フェンディ」の“バゲット”は、鮮やかな“ティファニーブルー”のクロコダイルやスムースレザー、シルクサテン素材で作られたバッグに、シルバーやホワイトゴールドの留め具やチャーム、ダイヤモンドなどがあしらわれている。サイズはミディアムとナノがあり、前者はスマートフォンや小物類が入る複数のポケットを内側に付けて利便性を高めた。また、エナメル製の“バゲット”型チャームなども用意した。発売は23年1月の予定で、価格は2350~14万ドル(約32万〜1960万円)。両ブランドの店舗などで取り扱う。

 「フェンディ」の23年春夏コレクションは、カラフルなスポーツウエアと美しくテーラリングされたスーツ、アウターなどが印象的。スリップスカートの上にチュールが重ねられていたり、スエットシャツとスパンコール合わせてあったりと、マキシマリストなディテールも豊富に見られた。マーク・ジェイコブスが手掛けた作品は、ショーの後半に登場。ヒストリカルでロマンティックな雰囲気とストリートウエアをミックスした10のルックを披露した。また、「マーク ジェイコブス」のアイコニックな“ザ トートバッグ(THE TOTE BAG)”の特徴であるロゴデザインを移植し、“THE BAGUETTE”とロゴを入れたカーフスキン製の“バゲット”や、スワロフスキー(SWAROVSKI)のクリスタルをふんだんにあしらったモデルなども発表した。

 「フェンディ」のウィメンズとクチュールを率いるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、「ティファニー」のニューヨーク5番街旗艦店の近くに「フェンディ」の店舗をオープンした際、ダイヤモンドに“バゲット・カット”というカットがあると思い出したことも、今回のコラボレーションにつながっていると説明。「現在、世界中で陰鬱な出来事が起きているので、何か楽しいことをしたいと思った。『ティファニー』『マーク ジェイコブス』『フェンディ』を組み合わせることで、遊び心に満ちた、祝祭的なコレクションとなった」と語った。

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「プーマ」がレオパード柄のスニーカー“スリップストリーム”を9年ぶりに日本製で再復刻

 「プーマ(PUMA)」は、新作スニーカー“スリップストリーム ロウ ビースト MIJ(SLIPSTREAM LO BEAST MIJ)”を9月17日に発売する。価格は税込3万5200円で、「プーマ」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。

 今作は、1988年に登場したモデル“レオパード”をメイド・イン・ジャパンで復刻した1足で、2013年に初復刻されて以来9年ぶり2回目の再復刻だ。白ヒョウと黒ヒョウをイメージしたホワイトとブラックの2カラーを用意し、レオパード柄の素材にはイタリアから取り寄せた希少価値の高いハラコを採用。どちらのカラーも13年の復刻モデルとは異なり、アウトソール前後に配置された円形部分のカラーは黒単色で仕上げ、サイドには“SLIPSTREAM”のロゴを配している。

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「ナイキ」からアッパーがデニムの“エア マックス 1”が発売

 「ナイキ(NIKE)」は、新作スニーカー“エア マックス 1 ダーティーデニム(AIR MAX 1 DIRTY DENIM)”を9月23日に発売する。価格は1万8700円(税込)で、「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで取り扱う。

 シューズのアッパーにはブルーのデニム生地とスエード素材を使い、履き込むことで経年変化が楽しめる一足となる。サイドのスウッシュやライナーなどにはディープブルーを採用。ミッドソールはビンテージ加工を施した、色あせたようなセイルカラーで、アウトソールにはガムソールが付く。

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「ヴァレンティノ」がカナダ出身の作家ダグラス・クープランドとコラボ フーディとTシャツの2型を用意

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、カナダ出身の作家ダグラス・クープランド(Douglas Coupland)とコラボレーションしたカプセルコレクションを発表した。現在、「ヴァレンティノ」の公式オンラインストアのみで取り扱い中だ。

 今回は、コットンスエットフーディとTシャツの2型を用意し、どちらもピンクとブラックの2カラーを展開。それぞれのアイテムには、“WE ALL HAVE SECRET MESSAGES HIDDEN WITHIN US(僕らはみんな、自分の中に秘めたメッセージがある)”、“MY BRAIN FEELS LIKE FRIDGE MAGNET POETRY(僕の脳は冷蔵庫のマグネットに書かれた詩のよう)”、“I MISS MY PRE-INTERNET BRAIN(インターネット以前の自分の脳が懐かしい)”、“BEAUTY HAS KIND OF BECOME AN ACT OF REBELLION(美はある種の反逆行為になっている)”という4つの異なるメッセージをあしらっている。価格はフーディが税込17万6000円、Tシャツが同9万9000円だ。

 ダグラス・クープランドは、「ヴァレンティノ」2022-23年秋冬コレクションのためにブックレット「ピンクPP シーン バイ ダグラス・クープランド(Pink PP Seen by Douglas Coupland)」を制作したほか、同シーズンのキャンペーン“ピンクPP(PINK PP)”にも参加している。

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「ヴァレンティノ」がカナダ出身の作家ダグラス・クープランドとコラボ フーディとTシャツの2型を用意

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、カナダ出身の作家ダグラス・クープランド(Douglas Coupland)とコラボレーションしたカプセルコレクションを発表した。現在、「ヴァレンティノ」の公式オンラインストアのみで取り扱い中だ。

 今回は、コットンスエットフーディとTシャツの2型を用意し、どちらもピンクとブラックの2カラーを展開。それぞれのアイテムには、“WE ALL HAVE SECRET MESSAGES HIDDEN WITHIN US(僕らはみんな、自分の中に秘めたメッセージがある)”、“MY BRAIN FEELS LIKE FRIDGE MAGNET POETRY(僕の脳は冷蔵庫のマグネットに書かれた詩のよう)”、“I MISS MY PRE-INTERNET BRAIN(インターネット以前の自分の脳が懐かしい)”、“BEAUTY HAS KIND OF BECOME AN ACT OF REBELLION(美はある種の反逆行為になっている)”という4つの異なるメッセージをあしらっている。価格はフーディが税込17万6000円、Tシャツが同9万9000円だ。

 ダグラス・クープランドは、「ヴァレンティノ」2022-23年秋冬コレクションのためにブックレット「ピンクPP シーン バイ ダグラス・クープランド(Pink PP Seen by Douglas Coupland)」を制作したほか、同シーズンのキャンペーン“ピンクPP(PINK PP)”にも参加している。

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ビームスとメタバースでコラボした「リアクロ集会」主催者に聞く バーチャルファッションの魅力とは?

 ビームス(BEAMS)は8月13〜28日に開催された世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット2022年サマー」に出展し、バーチャルショップを開いた。4度目の出展となった同店では、リアルアパレル商品の3Dモデルを販売。試着ギミックも用意した。さらに20日夜には、アバターファッションの中でもリアル寄りのスタイルを楽しむユーザーによるVR交流イベント「Real Clothes Rally」(通称「リアクロ集会」)を誘致し、初めてバーチャルショップでイベントを開催。3つの会場インスタンスがオシャレなアバターで満員になる盛り上がりをみせた。「リアクロ集会」を主催するジョネ(Joner)に、バーチャルファッションの魅力を聞いた。

WWD:ビームスとコラボのきっかけは?

ジョネ:後から知ったのですが、3月の「リアクロ集会」初開催の時にビームスのVR担当者が遊びに来てくれていたんです。その後、僕にツイッターのDMが来たのがきっかけです。「クリエイターとコラボをしたい」「一緒に何かしたい」という内容でした。いきなりだったし、すごくよく知っているショップだったので、正直「うそかな、本当に?」と思いましたが、やれるなら絶対に面白いと、即OKしました。

WWD:それぞれに服やヘアを改変したり、アクセサリーに凝ったアバターが多数来場し、互いのコーディネートや改変をほめあったり、写真を撮ったりして楽しんでいたが、通常の「リアクロ集会」と内容は変わらず?

ジョネ:そうしたほうがいいと考えました。「リアクロ集会」をいつもと違う雰囲気で、ビームスも交えて一緒にやろう、みんなで交流しようという趣旨です。通常はテーマを設定しますが、今回は特に設けず、「ビームス」のアパレル3Dモデルも楽しんでもらえればいいなと。

WWD:3インスタンスが満員だったから、100人くらいが来場していたことになる。実際にやってみての感想は?

ジョネ:みんながお互いのファッションを見て刺激を受けたり、ビームスのスタッフさんたちともすごい近い距離感で楽しく話してるのが、すごくいいと思いました。リアルとバーチャルがクロスすることで、新しい距離感というか空気というか、僕自身、今までなかったような体験ができました。来場者が直接ビームスのスタッフさんに「こんなものが欲しい」とか、「あるといいよね」ということを談笑していて。同じ空間で交わって初めて分かるユーザーの温度感やニーズを、ビームスのスタッフさんたちも一ユーザーとして楽しみながらつかめたのではないでしょうか。ユーザーと企業の人たち双方にとっていい体験ができたんじゃないかと思います。

WWD:バーチャルファッションの魅力とは?

ジョネ:身長や顔の形など、リアルだと骨格が決まっていて、簡単に変えられないと思いますが、まずそこから解放されます。例えばリアルで、このパンツ、すらっとしててきれいだなと思っても、自分の体形では理想のきれいなラインが出せないといった、好きなのにそこを追求できないもどかしさみたいなものです。それが解消され、目の形や脚の長さなどを自在に変化させて楽しめるのが、バーチャルファッションの最大の魅力です。

WWD:リアルでもファッションは好き?

ジョネ:好きですね。いろんなブランドの公式LINEアカウントを登録していて、メンズと一緒にウィメンズも見ています。「これ可愛いな、自分が女だったら買うかな」とか、「こういうの合わせたらいいだろうな」とを考えたりします。

WWD:オシャレなアバターとはどういうアバターだと考える?

ジョネ:僕自身はリアルの感覚とさほど変わりません。強いて言うなら、その人が好きなものだったり、その世界観が視覚的に見て取れ、キャラクターのコンセプトや雰囲気が伝わってくるものがおしゃれだと感じます。その場その場の雰囲気にうまく合わせているというのも大事な要素です。

WWD:そもそもプラットフォームであるVRChatを最大限に楽しむにはハイスペックなPCが必要で、今回初めてBOOTHでアバターを買い、ユニティ(ゲームエンジン)をダウンロードして、VRChatにアバターをアップロードしたが、素人にはなかなかハードルが高かった。ここからさらに着替えたり、改変したりしてオリジナリティーを発揮するのは、センスも大事だが、同じくらい技術が必要だ。リアルのファッションとは似て非なるものだと感じた。

ジョネ:そこもバーチャルファッションの魅力だと思います。そのための技術力もどんどん求められてますが、そこも含めて楽しいです。普段なかなかユニティなんて触ることがないですが、楽しむ過程ですんなり技術が覚えられます。もちろん最初はいろいろな失敗もしましたが、それもいい思い出になっていますし、もっといろいろできるようになりたいです。

WWD:確かに達成感は高いし、改変上手なアバターは一目置かれそうだ。リアルなブランドはバーチャルの世界でも需要があると思うか?

ジョネ:バーチャルならではの奇抜なデザインや露出度の高いものも好きだけれど、もっと現実でも着られるような衣装が増えてほしいという声が少なくないので、リアルブランド商品のニーズは確実にあると思います。僕も「ファセッタズム」のMA-1には、「ナイキ」の“エア フォース1”を合わせてはきたいです!自分たちが楽しいと思える世界が世に広がってほしいですし、いろいろなブランドが参入して、コーディネートの選択肢やイベントなど、楽しいことが増えれば興味を持つ人も増えて、ビジネスチャンスも増えます。現状ではユーザー数がまだまだ少ないので、ブランドが収益を上げるのは難しいかもしれませんが、今後技術革新や、バーチャルでの出来事の露出が増えていくことで、人口が大幅に増える見込みはあります。バーチャル世界特有の文化がありますし、増えてから急に参入するのは大変だと思います。早い段階からのリサーチが必要で、「リアクロ集会」に参加するなど、ぜひ自分たちの目で実際を確かめてほしいです。

WWD:今後の活動計画や将来の目標は?

ジョネ:「リアクロ集会」としては、バーチャルでリアルクローズに近いファッションが好きな人が盛り上がれるように、なるべく新しい動きをして興味を持ってもらい、楽しんでくれる人を増やしていきたいです。また、今回のように、リアルなブランドとバーチャルの世界の橋渡し的なこと、ショーなどもやっていきたいです。僕個人としては、バーチャルスタイリスト。これからVRに入ってくる芸能人や著名人に対して、スタイリストをしてみたいです。盛り上がるという観点で言えば、ユーザーと同じ立場でやるのが一番親近感があります。既存のアバターを使って、今、売っているものの中からスタイリングしてという動きがあれば、ぜひお手伝いしたいです。同時にアパレル3Dモデル制作の腕も磨いて、将来的には一点モノの制作も受注できるようになりたいです。

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「マルニ」がNYで初コレクション ジェンダーの先へ。ボディとファッションの関係性を再構築

 夜の7時過ぎに日が落ちると、ニューヨークは一気にロマンチックになる。「マルニ(MARNI)」がニューヨーク初となるコレクションを発表するために選んだのは、ブルックリンのダンボ地区だ。インビテーションには建物ではなく、ストリートの名前だけを記載。会場は、ブルックリン・ブリッジのたもとだった。この時期のNYの夜を照らすワールドトレードセンターからのライティングも演出のよう。ランウエイの両脇には、統一したユニホームに身を包んだオーケストラがスタンバイ。荘厳かつドラマチックな雰囲気で、一瞬「ここはイタリア?オペラの上映が始まるの?」という錯覚にとらわれるスタートだ。

 静寂をやぶった最初のルックは、「マルニ」らしい色鮮やかなオレンジやレッド。そのあともイエローなど、ビビットなカラーラインナップが続く。いずれも「もう一枚の皮膚」のようにピッタリと体のラインや骨格を強調する。日本の“ボディコン”はワンレンのヘアスタイルとセットのようなイメージがあるから、「ネオ・ボディコンシャス」とでも呼ぶべきだろうか?「ネオ」と言いたくなるのはメンズ/ウィメンズに分かれず、モデルのジェンダーも男性や女性だけにカテゴライズされず、個々人のボディを尊重する崇高さがあるから。ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)とバーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のブルース・パスク(Bruce Pask)ファッション・ディレクターは、「モデルのキャスティングが素晴らしかった。その人が男性なのか、女性なのか、はたまたトランスジェンダーなのかはわからないからこそ、ルックとボディラインが際立った」と感想を述べた。

 多様性が進むアメリカは、ボディポジティブのマインドにおいても先進国だ。マスキュリンでハンサムなボディの女性もいれば、筋肉質なのにカーヴィー(曲線的)なボディの男性もいる。それぞれが違って、だからそれぞれが美しい。そして自分のボディを知れば、ファッションはもっともっと楽しくなる。「マルニ」は美意識を総動員して、ジェンダーの垣根をエキサイティングに超えた。

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NYコレ開幕 「ケイト・スペード」は突然の雨の後の幸せで、ハプニングが運ぶ幸せを表現

 2023年春夏シーズンのニューヨーク・ファッション・ウイークは、「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」から始まった。会場は、米同時多発テロの犠牲者を追悼する記念碑に隣接する、ワールドトレードセンター。高層ビルの78階というプレゼンテーション会場に到着すると、まず目に飛び込んできたのは、鮮やかなグリーンとNYの街並みが一望できる絶景。グリーンは、新しいシグネチャーカラーになるそうだ。

 その次に気づくのは、水の音だ。マンハッタンの摩天楼を背景にまっすぐ伸びる緑地帯の天井、雲に見立てたバルーンの合間から、雨が降っているのだ。その両脇に並ぶモデルたちは、大きな花柄やレッド、ピンク、イエローといったポップなカラーパレットのルック姿。雨は大きな水玉やストライプでも表現されている。レイングッズも含め、こんなにカラフルでカワイイ洋服がまとえるのなら、雨の日も捨てたもんじゃない。そう思える新緑の日を想像させた。

 世の中には、雨をネガティブにとらえる人もいるだろう。でも、雨の後の空の美しさや虹は、ラッキーをもたらすものでもある。世界の多くの人にとってそうであるように、パンデミックはネガティブなものだったかもしれない。その変化は、望んでいないものだったかもしれない。起きたハプニングを「不運」ととらえるのは簡単なことだが、美しくてハッピーな変化へのきっかけと捉えることもできる。そう、まるで、突然降ってきた雨のように。

 設立から30年を迎えた「ケイト・スペード ニューヨーク」は23年春夏コレクションを、“最も予期していないタイミングで遭遇した冒険”と位置付けた。不安定な時代だからこそ、“雨のような”ハプニングもアドベンチャーとして楽しみたい。過去の30年間のアイデンティティを振り返りながら新しい個性を模索して進むブランドが、予測できない人生のワクワクを教えてくれた。

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「イズネス」が1998年発売の「ジェネラルリサーチ」のコレクションをリデザイン ジャケット2型を発売

 日本ブランドの「イズネス(IS-NESS)」は、同じく日本ブランドの「ジェネラルリサーチ(GENERAL RESEARCH)」が1998年に発売した“パラサイト”コレクションをアレンジしたジャケット2型を発売する。

 同コレクションは、“無数のポケットが服に寄生する”をテーマにしたもの。襟にコーデュロイを当てたジャケット(5万8300円税込、以下同)を9月中旬に、フード付きのジャケット(15万4000円)を9月下旬に販売する。「イズネス」の取り扱い店舗および公式オンラインストアで扱う。

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「ジーユー」は2022年秋冬物も価格据え置き 品番数の絞り込みや素材集約で利益確保へ

 「ジーユー(GU)」は、2022-23年秋冬物の主力商品の価格を据え置くと発表した。「景気がよくなっていない中で物価は上がっている。値上げする商品はごく一部のみとし、多くは据え置き、一部は値下げもしている」と柚木治ジーユー社長。兄弟ブランドの「ユニクロ(UNIQLO)」が一部商品の値上げを打ち出す中で、「ジーユー」は「旬のトレンドを買いやすく」を引き続きアピールする。

 具体的な価格は、今秋冬のトレンド商品として打ち出す“ソフトリブT”が990円、発熱機能性の中綿を使った“ヒートパデットブルゾン”が3990円。定番アイテムは、機能性肌着の“スタイルヒートエクストラ”や“レギンスパンツ”が990円。「商品1点1点につき、適正な原価率を追求した上で価格を据え置いている。(一部商品は利益度外視で価格を下げ、それを別の商品で補うような)粗利ミックスの考え方ではない」という。買い上げ点数を増やすためにスタイリング提案には引き続き注力し、一部店舗で専門性のある販売員“おしゃリスタ”による接客なども強化する。

 原料高や物流費高騰の中で価格を据え置くために行っていることとして、柚木社長があげたのは値引きのコントロールや品番数の絞り込み、素材や工場の集約、倉庫の自動化や拠点統廃合など。ただし、これらはファーストリテイリンググループが掲げる“有明プロジェクト”のもと、長年追求し続けてきていることでもある。「ずっと行っていることだが、この2年はコロナの影響で販売の面でも商品供給の面でも想定が崩れ、苦労した。しかし、苦労の甲斐はあって販売、供給ともにコントロールがきいてきている」。

 ジーユーの21年9月〜22年5月期の売上収益(売上高に相当)は前年同期比5.1%減の1905億円、粗利益は同4.7%減の931億円、営業利益は同26.7%減の178億円と、減収、大幅な減益だった。生産や物流遅延による販売機会ロスなどが響いた。価格据え置きを実現するとともに、いかに利益も確保するかに焦点が当たっている。

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米「ヴォーグ」が創刊130周年イベントをライブ配信 ショーには「グッチ」「バレンシアガ」など豪華ブランド

 コンデナスト(CONDENAST)が発行する米「ヴォーグ(VOGUE)」は、創刊130周年を記念したイベント“VOGUE WORLD”を日本時間9月13日午前8時30分〜に開催する。イベントの様子は、各国の「ヴォーグ」サイトや「ヴォーグ ランウエイ」アプリ、米「ヴォーグ」のツイッターなどでライブ配信する。

 同イベントは、一夜限りのランウエイショーやストリートフェア、サプライズ企画などさまざまなコンテンツで構成。目玉となるランウエイショーには、「ヴォーグ」編集部が2022-23年秋冬コレクションから選んだベストルックが登場する。参加ブランドは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ディオール(DIOR)」「グッチ(GUCCI)」「ヴァレンティノ (VALENTINO)」「バーバリー(BURBERRY)」「マイケル コース(MICHAEL KORS)」「ブラザー ベリーズ(BROTHER VELLIES)」「ボーディ(BODE)」「コナー アイヴズ(CONNER IVES)」「クリストファー・ジョン・ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)」「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」「マティ ボヴァン(MATTY BOVAN)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「トリー バーチ(TORY BURCH)」など。

 アナ・ウィンター(Anna Wintour)チーフ・コンテンツ・オフィサー兼グローバル・エディトリアル・ディレクターは、「変化するモード界を祝うため、私たちはファッションショーとストリートフェアを融合した特別なイベントを企画した。ファッションコミュニティーのクリエイティブな精神を反映したイベントだ。開催地となるニューヨークは、ファッション同様に変化に富み、ダイナミックで、活気がある街。まさにこのイベントにふさわしい場所だ」とコメントしている。

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ウクライナのブランドが世界各地で新作を発表 コレクション制作のためにキーウに戻ったデザイナーが語る現状

 ロシアがウクライナへの侵攻を始めてから、もう半年以上が経った。その影響から、首都キーウ(キエフ)で25周年を祝うはずだった2023年春夏ウクライナ・ファッション・ウイーク(以下、UFW)は、現地開催断念を余儀無くされた。ただ、このような状況下でもファッションの灯を消すまいと、ウクライナ人デザイナーたちはコレクション制作を続けている。そんなデザイナーたちの姿勢に応え、UFWは欧米のファッション・ウイークに協力を要請。ドイツ・ベルリンやスペイン・マドリード、ベルギー・ブリュッセル、ハンガリー・ブダペスト、アメリカ・ロサンゼルスなどのファッション・ウイークが支援を決め、20組以上のウクライナブランドが9月から10月にかけて、世界各地で新作を発表することになった。

 9月6日にメルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク・ベルリンのトップバッターとしてショーを開いた「ボブコヴァ(BOBKOVA)」もその一つだ。同ブランドは、ウクライナ人デザイナーのクリスティーナ・ボブコヴァ(Kristina Bobkova)が2000年にキーウで設立したウィメンズブランド。彼女は子供と共に退避し、現在はドイツ中部のマールブルクで暮らしているという。今季のコレクションは「故郷から遠く離れたドイツで作り始めたが、自分の生まれ故郷や同胞の勇気と強さにインスピレーションを得た」と話し、「自由と選択、強さと団結、そして生きること、愛すること、自分らしく生きることへの願い」をテーマに据えた。シグネチャーのニットドレスやミニマルなテーラリングが際立つコレクションのカラーパレットは、栗の花など現地に咲く花々から着想。ミニマルなデザインと落ち着いた色使いが特徴のブランドとあって、分かりやすく国旗の色を用いるなどの表現はない。ただ、そこには故郷への強い思いが込められている。また、「ウクライナのクラフトの文化と独創性を世界に紹介したい」という考えから、西部のテルノーピリ州で伝統的な技法で作られたビーズのイヤリングやベルト、国内の職人の手で作られたコサックスタイルのスリッパをモダンなウエアに合わせた。

ウクライナ人デザイナーたちが置かれる現状

 リヴィウ州などウクライナ西部の他都市に拠点を移したブランドもあるというが、「ボブコヴァ」のチームは拠点を移すことなく、4月中旬にヘッドオフィスとスタジオでの仕事や生産を再開。「ずっと恐れ続けていることはできないので、恐怖心は勇気や勇敢さに変わった。私たちは従業員を一人も解雇せず、彼らの家族の幸せと国の経済を支えるために働き、サポートしている」とクリスティーナ。「ただ売上予算の80%を占めていた国内での販売がストップし、ブランド存続のために国外の販路を確立しようと取り組んでいる。泣き言は言いたくないけれど問題は山積みで……。一番大きいのは故郷で落ち着いて仕事ができないということ。それでも、どんな時でも美しさと強さがウクライナ人を救うと信じている」と話す。

 そして、夏にコレクション制作のためにキーウに戻った際には「うれしさだけでなく、辛さも同時に感じた」と振り返り、次のように語る。「夫(ウクライナの成人男性は原則出国が認められないため、キーウに留まっている)や家族、友人と会える喜びや、キーウのスタジオでチームと一緒に仕事ができる幸せを噛み締めた。その一方で、キーウやブチャ、イルピンが破壊されたことの痛みや、警報とサイレンによる恐怖、家もなく愛する人もなく困難な経済状況に置かれたウクライナ人の苦しみも感じた。その中で、ウクライナ人である私さえも感心させたのは、ウクライナ人の強さと団結力。この戦争は、勝利と自国の軍を助けたいという思いで私たち全員を結束させた。そして、私自身はデザイナーとして、ウクライナの文化と伝統を守るために自分の前線で戦っている」。「ボブコヴァ」では、戦争の開始当初から人道的な基金にできる限りの寄付を行っているという。

 最後に、今世界に伝えたいことを尋ねると、「私はただ、全ての人の幸せや喜びを願い、そして戦争を知らなくてもいいようになることを祈りたい。時々、このようなことが起こっているという現実を信じ難く感じることもある。私にとって、戦争とは前世紀のもの。文明人は、こんな方法で問題を解決しないから」と答えた。

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靴磨き店「ブリフトアッシュ」が客前で“オールソール”を見せる新サービス 外した部材は額装してプレゼント

 東京・青山の靴磨き店「ブリフトアッシュ(BRIFT H)」はこのほど、靴底を全て交換する“オールソール”(の一部)を客前で見せるサービスを開始した。価格はラバーソールが1万7600円〜(税込、以下同)、レザーソールが2万3100円〜。

 「ブリフトアッシュ」の兄弟店である、大塚の靴修理店「メイクセンス(MAKE SENSE)」の幸前(こうまえ)智彦店長が「ブリフトアッシュ」のカウンターに立ち、一つずつ部材を外していく“バラシ”の工程を解説付きで見せる。“バラシ”後の作業は預かって行い、取り外した部材は納品時に別途額装してプレゼントする。

 靴の修理は通常、一般客が見ることのない作業だ。それを見せることについて、「ブリフトアッシュ」と「メイクセンス」両店舗を運営するBOOT BLACK JAPANの社長で、“靴磨き世界チャンピオン”である長谷川裕也は、「靴がどのように作られているかを逆再生的に体験でき、ブランドごとの靴へのアプローチの違いも発見できる。“オールソール”は、靴の一生の中で数回あるかないかの一大イベントだ。目の前で自身の靴が施術される姿を見て、いっそう愛着を持ってもらえたら」と話す。また、「当社の目標は靴磨き職人、靴修理職人の地位向上。今回の試みが、靴修理の価値を変える良いきっかけになればと思う」と続けた。

 「ブリフトアッシュ」では今後、毎月第2土曜日に同サービスを実施する。

 長谷川社長は、2017年にロンドンで行われた「ワールド チャンピオンシップ オブ シューシャイニング」で優勝。19年には、伊勢丹新宿本店で実施された「シューシャイニング チャンピオン オブ チャンピオンズ」第1回大会でも優勝した、靴磨き界をけん引する存在。

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東レ“ウルトラスエード”が2023−24年秋冬の特設ページを開設 サステナブルな切り口を拡充

 東レは9月12日、人工皮革“ウルトラスエード®(Ultrasuede®)”のファッション向け2023-24年秋冬コレクションの特設ページを公式サイト上に開設した。

 特設ページでは、「BASICS」「FASHION VIEW」「ECO STORY」のコーナーを設けて、厚みの違いや後加工による多様なバリエーションから、植物由来やリサイクル原料を使用した環境配慮型素材まで幅広く紹介する。

 特に「BASICS」では、ビンテージ調やヌバック調の加工を施した素材を軸に、定番商品を厚み別に提案。「FASHION VIEW」では、サステナブルな価値観を拡大し「自然・機能性・美・アート」の4つの世界観から、用途に合った素材を選択できる。

 さらに、上質なアニリン革を彷彿とさせる繊細な質感としなやかさが魅力の“ウルトラスエード®ヌー(Ultrasuede®nu)”シリーズも併せてラインアップする。スワッチサンプルの無料オーダーも可能だ。

 “ウルトラスエード®”は、ジャパン・クオリティーの最先端素材として技術革新を繰り返しながら進化してきた高感度・高機能素材だ。スエード調人工皮革“ウルトラスエード®”と、銀面調人工皮革“ウルトラスエード®ヌー”の全2シリーズをそろえ、いずれも柔らかな風合いと手触りが特徴。天然皮革や合成皮革を超える特性を持った素材として、アパレルやバッグ、雑貨、靴、インテリア、自動車内装、コンシューマーエレクトロニクス(電子機器カバー)など、幅広い用途で採用されている。持続可能な社会に向けて、ポリマー・リサイクルシステムの導入や植物由来ポリマーへの移行など、環境負荷低減と共に産学連携の社会活動なども積極的に行う。

問い合わせ先
東レ ウルトラスエード事業部
03-3245-5401

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「ザラ」が「スタジオ ニコルソン」とコラボ メンズのニットやレザーアウターなど

 「ザラ(ZARA)」は、「スタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」とコラボレーションしたカプセルコレクション“スタジオ ニコルソン + ザラマン(Studio Nicholson + Zara Man)”を一部店舗と公式オンラインショップで9月12日に発売する。

 コレクションは、グラフィカルなニットやプレッピーなレザーアウター、ボリューム感のあるパンツなどのウエアを用意するほか、フットウエアやアイウエア、スモールレザーグッズ、「ザラ ホーム(ZARA HOME)」で購入可能なブランケットもラインアップする。価格はニット2万5990円(税込、以下同)、Tシャツ5990円、レザーアウター5万9990円、ブランケット2万9900円など。

 また、東京・六本木のコモン カフェ&ミュージックバーラウンジ(Common cafe & music bar lounge)では、コレクションアイテムの一部を9月16日まで展示中だ。キャンペーンは、イギリス人フォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)がニューヨークで撮影した。

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「ザラ」が「スタジオ ニコルソン」とコラボ メンズのニットやレザーアウターなど

 「ザラ(ZARA)」は、「スタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」とコラボレーションしたカプセルコレクション“スタジオ ニコルソン + ザラマン(Studio Nicholson + Zara Man)”を一部店舗と公式オンラインショップで9月12日に発売する。

 コレクションは、グラフィカルなニットやプレッピーなレザーアウター、ボリューム感のあるパンツなどのウエアを用意するほか、フットウエアやアイウエア、スモールレザーグッズ、「ザラ ホーム(ZARA HOME)」で購入可能なブランケットもラインアップする。価格はニット2万5990円(税込、以下同)、Tシャツ5990円、レザーアウター5万9990円、ブランケット2万9900円など。

 また、東京・六本木のコモン カフェ&ミュージックバーラウンジ(Common cafe & music bar lounge)では、コレクションアイテムの一部を9月16日まで展示中だ。キャンペーンは、イギリス人フォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)がニューヨークで撮影した。

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高橋くみCEOに聞く 吸水ショーツ戦国時代に「ベア」が打つ次の一手とは 

 2020年6月、クラウドファンディングで9062人から1億円以上の支援金を集めて、デビューした吸水ショーツブランド「ベア(BE-A)」。この2年のあいだにアップデートを重ねながらラインアップを増やし、高機能吸水ショーツブランドとして、独自の地位を確立してきた。

 今年6月には、ベア ジャパン(BE-A JAPAN)とMNC New Yorkのグループ体制への移行を発表し、ホールディングスカンパニー・V Holdingsを設立。これまで二人三脚でビジネスを展開してきた高橋くみベア ジャパン代表取締役CEOと山本未奈子MNC New York代表取締役CEOが、両社が展開するブランドにそれぞれ注力し、シナジーを産む。

 ベア ジャパンは先進的なウエアラブルIoT技術を開発するミツフジと業務提携し、経血を計測できるショーツの開発に着手する。吸水ショーツの新たな展開を切り開くベア ジャパンの高橋くみCEOは、現在の吸水ショーツ市場を「吸水ショーツ戦国時代」と表現。「ベア」がデビューしてから2年の間の市場の変化と、今後の展開を聞いた。

WWD:「ベア」の立ち上げから、2年が経った。吸水ショーツ市場はどのように変化しているのか。

高橋くみCEO(以下、高橋):実は私たちが吸水ショーツを作ろうと思ってから4年半が経ちます。吸水ショーツは欧米を中心に流行っていたもので、当初は輸入を考えていました。ですが、実際に使ってみると履き心地や耐久性に納得できず、自分たちで作ろうと決意。当時吸水ショーツは国内では目新しい製品ですし、工場探しは難航しました。2年半前にやっとの思いで形になり、クラウドファンディングに至りました。たくさんの人に支援をいただいて良い形でスタートできましたが、この2年ほどで大手下着メーカーやアパレル企業からも新ブランドが続々と登場しています。消費者にとっては、それぞれがどのように違うのか、そして吸水ショーツの良さをまだ知らないという人も多いのが現状だと考えています。

WWD:吸水ショーツを試したことがないという人も多い。

高橋:一度履いてもらえたら、生活自体が変わるほどの商品だと思っています。それを普及させるためには、便益が分かるように市場を広げていかなければなりません。正直に言えば、中には機能性や履き心地がいまいちなものもありますし、われわれのこだわりや良さを伝えていかなければなりません。

WWD:最新作“ベア エアライト ショーツ”の発表会で、現在の市場を「吸水ショーツ戦国時代」と表現していたのが印象的だった。ブランドや製品が豊富になる中で「ベア」の立ち位置は。

高橋:「ベア」は高価格帯吸水ショーツカテゴリーに位置し、吸水量はもちろん、漏れにくさやにおい対策など機能性の高さで支持をいただいています。生理は年間12回とすると、開発する私たちも年間で12回しか試作品を試すことができません。そこで、約7000人もの実際に使ってくださっている人の声を毎週のようにオンラインでヒアリング。加えて「ベアサークル」と称して、“サニタリーライフをよくしよう”というミーティングも頻繁に行っています。また購入者には、アンケートに答えていただけるような動線を作っています。ポジティブな声だけでなく、1つ1つを拾い上げるようにしています。

WWD:「ベア」の取扱店舗はECやドラッグストアから百貨店まで、幅広いのも特徴だ。どのような考え方、戦略で販路を拡大しているのか。

高橋:吸水ショーツ自体の認知度をあげていきたいので、ECだけでなく百貨店やドラッグストアなど、いろいろな場所で「こんな選択肢があるんだ」と認識してもらうことが大切だと考えています。時代的にも吸水ショーツに興味を持っている人も多く、低価格帯の製品がたくさんある中でも、「ベア」がうたう高機能とはどんなことだろうと実際に手に取ってくれる人も多いです。昨年は“フェムテック”が新語・流行語大賞にノミネートし、リテールのバイヤーさんからの理解や共感が深まっています。一緒に時代を作っていこうという思いでいてくださる取引先も多いですね。

フェムテックを超えてヘルスケアに挑む
「ベア」のネクストステージ

WWWD:今年6月、ミツフジと提携し「経血量を測定できる吸水ショーツ」の開発へ着手することを発表した。

高橋:これまで生理について語られてこなかったからこそ、より快適にしようという動きがありませんでした。女性にとって生理は40年にもわたって付き合うものにも関わらず、改善されてきませんでした。そんな生理について考えるきっかけとしても吸水ショーツは機能しています。さらに、自身の経血量が分かるようになれば、生理や健康に対する意識は変わるのではないでしょうか。生理の不調が内膜症や子宮筋腫などの病気に気づくきっかけになることもありますし、生理だから体調が悪いと思いがちですが、実は貧血だということもあります。今、生理による労働損失は4960億円にのぼるとも言われています。自分の経血量を知り、どういった理由で不調なのか。生理が可視化されて、一人一人が向き合うことで、労働損失も減っていくのではないでしょうか。

WWD:どのようにして実用化に踏み切るのか。

高橋:実用化に向けた実証実験を来年早々には始めていきたいですね。そのために、ミツフジとベアジャパン、福島県川俣町で3社協定を結びました。

WWD:フェムテック企業が自治体と手を結ぶということも新鮮だ。

高橋:川俣町は東日本大震災のときに、多くの避難者を受け入れました。着の身着のまま避難する中で、生理用品を持って避難した人はいませんでした。防災用品としても生理用品の備蓄がなく、民家を1軒1軒回って、町全体で協力して生理用品を集めたというエピソードがあります。そのときに、女性にとってどれほど生理用品が必要なものなのか、男性を含めて役場での理解が高まったのです。そんな経験があるからこそ、川俣町は生理へのリテラシーが非常に高いのです。

WWD:MNC NewYorkとベア ジャパンをホールディングス化して、V Holdingsを設立した狙いは?

高橋:「シンプリス」は美容ウエルネスブランドとして14年前に立ち上げ、「ベア」は吸水ショーツブランドとして2年前にスタートしました。どちらも山本と二人三脚で、女性で構成される同じチームでやってきました。これからさらに両方を成長させていきたいと考えた時に、体制を変える決断をしました。どちらも女性向けの商材で、「シンプリス」も「ベア」も成長させていきたいし、女性のライフスタイルそのものを変えていきたいという思いは一緒です。生理だけでなく、更年期にも目を向け、ライフステージによって起きるペインに向き合う商品を提案していきたいですね。

WWD:組織体制にも変化が生じたのか?

高橋:われわれの強さは、3人の執行役員が14年もの時間をともに全てを分かち合ってきた仲だということ。それに加えてこの体制変更を経て、ミドルマネージャーの育成にも力を入れていきます。リーダーを増やしていきたいですね。実は社員を募集すると、900人ほどの応募をいただくこともあるんです。当社はフルフレックスを取り入れているので、豊富な経験を持っていたり、仕事と子育てを両立させていたり、いろいろな環境に身を置くメンバーでチームが成り立っています。企業の成長には人の成長が欠かせません。長い時間を共にしているメンバーと作っていることも楽しみですし、さまざまなステージを経て女性のみの会社としてチャレンジしています。そんな思いもあるので、人材育成にも注力していきたいですね。

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リアル店舗の価値を考える:記者談話室vol.47

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第47回は「リアル店舗の価値を考える」です。EC(ネット通販)の発展に伴い、改めてリアル店舗の価値に注目が集まっています。元AKB48の小嶋陽菜が手がけるD2Cブランド「ハーリップトゥ」の表参道直営店、ユニクロのバーチャル店舗などの事例からデジタル時代に求められるリアル店舗を考えます。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

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リアル店舗の価値を考える:記者談話室vol.47

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第47回は「リアル店舗の価値を考える」です。EC(ネット通販)の発展に伴い、改めてリアル店舗の価値に注目が集まっています。元AKB48の小嶋陽菜が手がけるD2Cブランド「ハーリップトゥ」の表参道直営店、ユニクロのバーチャル店舗などの事例からデジタル時代に求められるリアル店舗を考えます。

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日本ロレアルが「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」発表 高校生とジェンダー・バイアス討論会も

 日本ロレアルは9月7日、日本ユネスコと共同で第17回「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」の授賞式を国際連合大学で開催した。今年は、山形県立米沢興譲館高等学校の高校生167人がリモートで参加し、科学・教育分野の有識者とのパネルディスカッションを行い、科学分野におけるジェンダー平等や進路選択におけるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)について語り合った。

 第17回の今回は51人の応募があり、例年と同様、物質科学分野と生命科学分野からそれぞれ2人の受賞者が選ばれた。物質科学分野では広島大学大学院先進理工系科学研究科助教の片山春菜氏と、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻フッ素有機化学研究室特任教授の木幡愛氏が受賞した。片山氏の研究は、電気回路ブラックホールから放出される特異な量子相関を持ったホーキング放射に関するもので、量子コンピュータなど次世代情報処理・通信の実現への貢献が期待される。木幡氏の研究は、DNAやRNAに代表される核酸の治療薬への実用化・応用範囲拡大のための分子ツールの設計で、難治性疾患の治療への貢献が考えられる。

 生命科学分野では東北大学大学院歯学研究科歯科口腔麻酔学分野水田研究室の佐々木晴香氏と、東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室の野口朝子氏が受賞した。佐々木氏の研究は、喘息の病態におけるメラトニンの関与を明らかにし、新たな治療薬や創薬基盤の確立に貢献するもの。野口氏の研究は、記憶情報の多様性に対応する神経回路メカニズムを解明するもので、限られた細胞で膨大な情報を処理する神経システムの理解に貢献するものとして評価された。

 パネルディスカッションには、岡村直子=文部科学省国際統括官兼日本ユネスコ国内委員会事務総長、川合眞紀=自然科学研究機構 機構長、佐々木成江お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所特任教授らが登壇。経済協力開発機構(OECD)によると、日本の女性研究者の割合が17.5%と加盟国中最下位であることなどが示された。また、科学分野では多くの研究や開発が男性を基準に、あるいは対象として進められ、それがもたらす影響が見過ごされやすいことなども紹介された。

 高校生からの「女性科学者が少ないことの何が問題で、どんな対策ができるか」との問いに、「社会や組織で女性が活躍すると経済的な恩恵が得られるとのエビデンスがある。文科省の対策として理系学部の推薦枠に女性枠を設けたり、お茶の水女子大学や奈良女子大学が工学部を設置したりしている」(佐々木=お茶の水女子大学特任教授)と答えるなど、ジェンダーによるアンコンシャス・バイアスを払拭するための最適解について話し合った。

 同賞は、日本の若手女性科学者が、国内の教育・研究期間で研究活動を継続できるように奨励することを目的に、2005年11月に日本ロレアルが日本ユネスコ国内委員会と協力し創設した。物質科学や生命科学を研究する大学院博士課程に在籍または進学予定の女性を対象としている。受賞者には、奨学金100万円が贈られる。

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【動画】「M A S U」はなぜ尖りながら幅広い層に刺さる? 2023年春夏のショーで理由を探る

 後藤愼平デザイナーが手掛ける「M A S U」は、2023年春夏コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。今回が3度目のランウエイショーで、東コレへの参加は初。今季のテーマは“ready”で、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)から着想し、同氏が舞台に立つ表の部分と、パパラッチに追われるなど裏の部分の2面性を表現した。

 「WWDJAPAN」映像チームはバックステージやショーの様子を捉え、デザイナーへのインタビューを行った。さらに、フォトグラファーのシトウレイやビームスプレスチーフの安武俊宏らファッション業界人から後藤デザイナーの友人まで、幅広い来場者にブランドの魅力を聞いた。

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「イソップ」の“複雑な香り”シリーズに新香水が仲間入り ギリシャ神話から着想したウッディベースの香り

 「イソップ(AESOP)」は9月12日、オードパルファムコレクション“アザートピアス(Othertopias)”から、ウッディな香りが特徴の“イーディシス オードパルファム”(50mL、税込2万1450円)を発売する。

 “イーディシス オードパルファム”は、ギリシャ神話のナルキッソスを着想源に、水面や鏡ガラスを暗示するようなフローラルノートを、土や樹木を思わせるベチバー、サンダルウッド、シダーなどのウッディベースと融合した。パッケージには、ベルファスト在住の画家ジャック・コールター(Jack Coulter)の作品をあしらった。
 
 店頭では、植物を使ったインスタレーションを10月31日まで実施。スパイスや樹木、琥珀色の深みなどを表現してイーディシスを視覚化した。東京店では、ナルキッソスの水面をイメージしたガーデンを特設する。

 オードパルファムコレクション“アザートピアス”は2021年7月に誕生。フレグランス部門の長年のパートナーであるバーナベ・フィリオン(Barnabe Fillion)とともに制作しており、船をコンセプトにした“ミセラッティ”、海岸をイメージした“カースト”、荒廃の地からインスパイアした“エレミア”をそろえる。

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スラム街の廃棄物アートが伝えるメッセージ 美術家・長坂真護が個展

 廃棄物からアートを作る長坂真護(ながさか・まご)氏による展覧会「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや」が9月10日から11月6日まで東京・上野の森美術館で開催される。気鋭の美術家として話題の長坂氏にとって初の美術館での個展となる。

 会場に並ぶ約200点の作品は、パソコン、携帯電話、ビデオデッキ、ラジカセ、ゲーム機、テレビ、リモコン、衣料品、靴、ペッドボトルなどの廃棄物を用いたもの。捨てられた電子機器をキャンバスに貼り付けて油絵を施したり、大量の古着を重ね合わせたドレスのオブジェを作ったり、それらの作品は実に生々しく消費社会への批評にもなっている。

 2017年に訪れたアフリカのガーナで、日本を含めた先進国から持ち込まれた廃棄物の山を見たことが今の作風につながった。長坂氏は「美しかったラグーン(海の浅瀬)がわずか十数年で先進国からのゴミでいっぱいになり、スラム化した風景に衝撃を受けた。この現実を世界中の人に伝えようと決めた」と話す。以来、“サステナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)”を提唱。スラムに溜まった廃棄物をアート作品に活用し、その売り上げを現地の人々に還元する活動を続ける。伊勢丹新宿本店、大丸東京店、三越日本橋本店などで開催した美術催事も反響を呼び、計画を大幅に上回る販売実績を記録した。

 今回の展覧会は、ブランド品のリユース店「なんぼや」を運営するバリュエンスホールディングス(HD)が特別協賛する。バリュエンスHDは長坂氏の問題提起に共感し、グローバルパートナーとしてその活動を支援している。同社のニューヨーク、パリ、香港の現地法人に長坂氏のギャラリーを併設するなど、海外での認知拡大をサポートする。

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「ロエベ」から生まれ変わったアイコンバッグが登場 ソリッドカラーとパファーシルエットに

 

 「ロエベ(LOEWE)」は、ソリッドカラーとパファーシルエットになって生まれ変わったアイコンバッグの新作を発売した。ラインアップは“パズル”と“ゴヤ”“フラメンコ”“パズル ホーボーバッグ”などで、取扱い店舗と公式オンラインストアで販売中だ。

 “パズル”はサテンカーフのパネルから金具まで、全てのパーツを鮮やかな単色で統一。ビンテージグリーン、プラムローズ、アクアマリン、ブラック、ピーカン、オレンジ、スキューバブルーの7色を用意する。

 “ゴヤ”は、大きく膨らんだパファーシルエットになって登場。光沢のあるナパラムスキンのボディーに天然のグースフェザーを入れて、ボリュームのある見た目に仕上げている。カラーはクレイグリーン、ブラック、ダークチョコレート、キャメル、 プラムローズの5色で、“フラメンコ”と“パズル ホーボーバッグ”も同様のデザインとなった。

 これらのほかに、ふっくらしたフレームが特徴のサングラスも販売する。シュルレアリスムのだまし絵に着想を得ており、オブジェのようなフォームが目を引く。カラーはイエローやブルー、レッドなどで、形はキャットアイとスクエアの2種類をそろえる。

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「ロエベ」から生まれ変わったアイコンバッグが登場 ソリッドカラーとパファーシルエットに

 

 「ロエベ(LOEWE)」は、ソリッドカラーとパファーシルエットになって生まれ変わったアイコンバッグの新作を発売した。ラインアップは“パズル”と“ゴヤ”“フラメンコ”“パズル ホーボーバッグ”などで、取扱い店舗と公式オンラインストアで販売中だ。

 “パズル”はサテンカーフのパネルから金具まで、全てのパーツを鮮やかな単色で統一。ビンテージグリーン、プラムローズ、アクアマリン、ブラック、ピーカン、オレンジ、スキューバブルーの7色を用意する。

 “ゴヤ”は、大きく膨らんだパファーシルエットになって登場。光沢のあるナパラムスキンのボディーに天然のグースフェザーを入れて、ボリュームのある見た目に仕上げている。カラーはクレイグリーン、ブラック、ダークチョコレート、キャメル、 プラムローズの5色で、“フラメンコ”と“パズル ホーボーバッグ”も同様のデザインとなった。

 これらのほかに、ふっくらしたフレームが特徴のサングラスも販売する。シュルレアリスムのだまし絵に着想を得ており、オブジェのようなフォームが目を引く。カラーはイエローやブルー、レッドなどで、形はキャットアイとスクエアの2種類をそろえる。

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【週間アクセスランキング 】最新の注目トピック TOP10(9月1〜7日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月1(水)〜7日(木)に配信した記事のトップ10を紹介します。

 「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントでも、9月3日(土)から【週間アクセスランキング】を配信開始。ファッション&ビューティ業界のニュースはもちろん、コレクションのルック、パーティーやストリートのスナップ、ライフスタイル情報など、幅広いジャンルの注目トピックを週3回お届けします。今すぐ「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントを[友だち追加]して、最新トレンドやファッション&ビューティ業界で注目されているトピックをチェックしよう。
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- 1位 -
「トップガン」効果 フライトジャケットが夏に売れる

9月3日公開 / 文・林 芳樹

 映画「トップガン マーヴェリック」の大ヒットを受けて、ミリタリーブランド「アヴィレックス(AVIREX)」の関連商品が品薄になっている。
> 記事の続きはこちら

- 2位 -
テンガが本気のアパレル事業で年商1億円目指す 「プラスチックトーキョー」元デザイナーの再起

9月5日公開 / 文・大塚 千践

 テンガ(TENGA)は、2021年に立ち上げたアーティストと共にアパレルや雑貨などを製作するプロジェクト「ティーエックスエー テンガ バイ アーティスト(TXA -TENGA by Artist- 以下、TXA) 」のインラインを拡充し、23年春夏シーズンから卸販売を開始する。プロジェクト マネジャーを務める今崎契助は、16年に「毎日ファッション大賞」新人賞を獲得し、東京のファッション・ウイークにも参加していたブランド「プラスチックトーキョー(PLASTIC TOKYO)」の元デザイナーだ。
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- 3位 -
コム デ ギャルソンの「CDG」がポケモンと初コラボ 9月14日に伊勢丹新宿のポップアップで先行販売

9月7日公開 / 文・三澤 和也

 コム デ ギャルソンの「シーディージー(CDG)」は、ポケモンとコラボしたカプセルコレクションを発売する。両者の協業は初。
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- 4位 -
「サマソニ2022」にも出演のイタリアのロックバンド、マネスキンがNYで「アミ パリス」を着用

9月2日公開 / 文・三澤 和也

 平均年齢21歳のイタリアの4人組ロックバンド、マネスキン(MANESKIN)が、ニューヨークで行われたイベントに「アミ パリス(AMI PARIS)」を着用して登場した。
> 記事の続きはこちら

- 5位 -
「ナイキ」がCO2排出量を抑えた新たなアパレル 「この20年で一番の革命」

8月25日公開 / 文・木村 和花

 「ナイキ(NIKE)」はこのほど、サステナブルな最新技術として打ち出す、ニードルパンチ技術を用いたアパレルシリーズ「ナイキ フォワード(NIKE FORWARD)」を発表した。第1弾として、再生ポリエステル100%のクルーネック(1万5400円税込、以下同)とフーディー(1万8150円)のフリース2型を、公式ECサイトとアプリ、一部の直営店で9月17日に発売する。
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- 6位 -
「ニューバランス」から「ゴアテックス」を搭載した定番スニーカー“996”が誕生

9月5日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ゴアテックス(GORE-TEX)」を搭載した定番スニーカー“996”を発売した。価格は税込1万9800円で、グレーとブラックの2色を用意。「ニューバランス」の公式オンラインストアと直営店のほか、一部取り扱い店舗でも販売中だ。
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- 7位 -
「フィラ」のブランドアンバサダーにBE:FIRSTが就任 コラボコレクションも発売

9月7日公開 / 文・WWD STAFF

 スポーツブランド「フィラ(FILA)」のブランドアンバサダーに7人組ダンス&ボーカルグループのBE:FIRSTが就任した。アンバサダー就任を記念したコラボコレクションを9月9日10時からEC先行販売、9月16日から店頭販売を開始する。 メンバー全員がモデルを務めたビジュアルショットや、撮影の様子を抑えたメイキングムービーを「フィラ」公式SNSやECなどで順次公開予定だ。
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- 8位 -
8月に破たんした三崎商事のスポンサーに名乗り、「アパレルReSTARTファンド」って何者なの?

9月7日公開 / 文・横山 泰明

 名門インポーターの三崎商事は8月1日、民事再生法の適用を受けた。再建を後押しするスポンサーとして現れたのが、アパレルReSTARTファンドだ。同社は、監査法人やM&Aコンサルティング企業で企業再生やM&Aなどを手がけた倉本大樹氏が2020年に立ち上げたReSTARTグループ傘下の企業で、20年6月からは神戸の中堅アパレルであるハヴァナイストリップの再建を手がけている。
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- 9位 -
牛乳石鹸から61年ぶりのベビースキンケアブランド、“ピンク”の「カウブランド ベビー」誕生

9月6日公開 / 文・新関 瑠里

 牛乳石鹸共進社はこのほど、ベビースキンケアブランド「カウブランド ベビー」を立ち上げ、9月5日から販売を開始した。頭や顔、体と全身を洗える“全身泡ウォッシュ”(400mL、税込1210円/詰替350mL、税込880円)と顔や体に使える保湿アイテム“スキンケアミルク”(300g、税込1540円)の2アイテムをそろえる。アカチャンホンポや西松屋、ベビーザらスなどのベビー専門店と、楽天やアマゾン(AMAZON)、ロハコ(LOHACO)など一部のECサイトで取り扱う。
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- 10位 -
「ナイキ」とマシュー・ウィリアムズのコラボフットウエア“MMW ナイキ ズーム 005 スライド”が発売

9月2日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は、「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」と「ジバンシィ(GIVENCHY)」を手掛けるマシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)とのコラボフットウエアを発表した。価格は非公開で、オフホワイトとブラックの2色を用意。9月9日(現地時間)に「1017 アリックス 9SM」の公式オンラインストアで世界先行発売したのち、一部店舗でも順次取り扱う。
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「チカ キサダ」デザイナー夢の舞台 バレエ×ファッションの公演「バレエ ザニュークラシック」の裏側

 クラシックバレエのガラ公演「バレエ ザニュークラシック(BALLET TheNewClassic)」が、8月初旬に東京・恵比寿で開催した。衣装を担当したのは、ウィメンズブランド「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」の幾左田千佳デザイナーだ。幼少期よりクラシックバレエを学んできた幾左田にとって、クリエイションの根幹にあるバレエの衣装を手掛けることは、デザイナーとしての夢の一つだった。

バレエの古典作品を
現代の価値観で再解釈

 同公演は、「眠れる森の美女」「ジゼル」「瀕死の白鳥」「ライモンダ」といったクラシックバレエを代表する作品を、古典芸術の枠にとらわれず、現代の価値観で再解釈するプロジェクトだ。井上ユミコ企画のもと、ファッション界で活躍するクリエイターが集結。ヘアはKENSHIN、メイクは鷲巣裕香、演出はクロコ(KuRoKo inc)の梅田亜希子、宣伝美術はOTUAの石井勇一が担当した。キャストには、公演の舞踏監修も務めた堀内將平(しょうへい)をはじめ、中村祥子や海老原由佳、水谷実喜、池本祥真、太田倫功ら国内外で活躍する計11人のスターダンサーが集い、3日間の公演は全席完売という注目度の高さだ。

 公演は2部構成で、1部は個々のダンサーが際立つ7つのプログラム。初日の本公演前に行われた関係者向けのプレビューでは、バックステージで幾左田を中心に衣装の調整が開始直前まで続いた。「こうした方が美しいかも」「そっちの方がラインがきれいに見えるよね」――前夜から1ミリ単位の調整を続けるほど、ダンサーと幾左田の美を追求する姿勢には一切妥協がなかった。

バレエを愛する幾左田の
斬新なアイデアが生きる

 「眠れる森の美女」“ローズ・アダージョ”で幕開けし、当時最先端だった音楽やロココ調のファッションを現代風にアレンジ。オーロラ姫に扮した水谷実喜は、ピンクのレザーコルセットにチュールをたっぷり使ったチュチュをまとう。「チカ キサダ」らしいパンクとエレガンスのコントラストが効いた衣装が、水谷のゆるやかな動きに合わせて美しい余韻を残した。

 ほかにも、ベルリン国立バレエ団でプリンシパルを6年間務めるなど、国際舞台で活躍した中村祥子は、「瀕死の白鳥」に登場。同プログラムでは羽根が付いた衣装をまとうのが一般的だが、中村のチュチュには羽根が一枚もなかった。「最初は、『瀕死の白鳥』だし、羽根がある方がいいのでは、と提案したんです」と中村は振り返る。「でも千佳さんから『動物愛護への思いや、世界について考えようというメッセージを、衣装を通じて発信したい』と言われて理解できました」。羽根を外してシンプルにした分、細かいピンタックと大きなランダムタックで羽の芯を表現した。

 さらにコルセット部分を覆う異質なPVCにも、バレエについて頭と体で考え続けてきた幾左田ならではのアイデアがあった。それは、着用後にダンサーの体温によってPVCの内側に湿気がこもり、それが水滴となってスパンコールやラインストーンのように輝くという仕掛けだ。中村は、「観客にその輝きがはっきり見えるかは分かりませんが、少しでも雰囲気が伝われば、デザインとして正解。千佳さんの衣装は、チュチュから何かを想像させるようなアイデアが詰まっています」とにこやかに語った。

 2部の「ライモンダ」は、ダンサー11人が総出演する迫力の演出だった。衣装は、男女ともにヌードカラーとグレンチェックを取り入れて一体感を出し、女性用のドレスには、むき出しにしたパニエにゴールドとシルバーのシャイニー素材を使って強さと美を共存させた。クラシックバレエの革新に挑んだ公演は、盛大な拍手とともに幕を閉じた。

「バレエとファッションを
結び付ける表現は無限にある」

 公演後の幾左田に話を聞くと、初の大仕事に手応えを感じているようだった。「いつかはバレエの衣装をデザインしたいという夢があったので、井上ユミコさんから依頼を受けたときは即決でした」と、今回のプロジェクトに参加したきっかけを話してくれた。男女合わせて22体の衣装を手掛ける際にこだわったのは、自身のブランド「チカ キサダ」らしさだった。「クレシックなバレエの衣装を現代風にアップデートさせると同時に、今回は『チカ キサダ』のデザイナーとして参加したので、テクニックや素材使い、縫製などは普段通りの生産ラインで制作しました。ダンサーがストレスを感じない、ストイックな動きに対応するパターンは、通常のコレクションのそれとは全く違う。身の回りにあるもので、どこまでクリエイトできるか——それが私の挑戦でした」。

 “動きやすさ”と“見せる”アイデアを両立させたデザインは、幼少期からバレエを学び、ダンサーとして活動した経験があるからこそ。そしてデザイナーとして、愛するバレエとファッションを結びつけたいという思いは誰よりも強い。「バレエが広まった18世紀ごろは、ダンサーの衣装と観客の服に大きな差はなく、見る人は自分も着てみたいという感覚で公演を見ていたそうです。でも現代のバレエは、美術館で絵画を見る感覚に近い。だから今回は、見て満足するだけでなく、着てみたいと思わせる舞台衣装にしたかった。バレエは総合芸術なので、そういうファッションの感覚はとても大切」。かねてからの目標を一つかなえた幾左田だが、今回の経験を経てさらに夢が広がったようだ。「もっとたくさんの演目にトライして、いろいろなステージを経験したくなりました。バレエとファッションを結び付ける表現は無限にありますから」。

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追悼 エリザベス女王 22枚の写真で振り返るロイヤルファッション

 イギリス王室は8日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が静養先のスコットランドのバルモラル城で亡くなったと公表した。96歳だった。1952年に即位して以来70年とイギリスで最も長く君主を務めた。色鮮やかなワントーンコーデや上品なバッグ、帽子、ジュエリーなど、気品あふれるロイヤルファッションに身を包んで公務を行う姿はイギリス国内のみならず、世界中の注目を集めた。ここでは、22枚の写真を通してエリザベス女王のファッションを振り返る。

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追悼 エリザベス女王 22枚の写真で振り返るロイヤルファッション

 イギリス王室は8日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が静養先のスコットランドのバルモラル城で亡くなったと公表した。96歳だった。1952年に即位して以来70年とイギリスで最も長く君主を務めた。色鮮やかなワントーンコーデや上品なバッグ、帽子、ジュエリーなど、気品あふれるロイヤルファッションに身を包んで公務を行う姿はイギリス国内のみならず、世界中の注目を集めた。ここでは、22枚の写真を通してエリザベス女王のファッションを振り返る。

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人気のマイクロバッグ、どう使う? 真似したい最新コーデ10選【2022-23年秋冬トレンド】

 スマートフォンがぎりぎり収まるサイズのマイクロバッグがファンを増やしています。本来、バッグは荷物を持ち運ぶ道具ですが、キャッシュレス時代を迎え、役割も変化。コンパクトさを生かしてアクセサリー感覚で使えるのは、マイクロバッグならではの強み。今回は、有名ブランドの2022-23年秋冬コレクションを手がかりに、上手な使いこなし方をリポートします。

 例えば「コーチ(COACH)」は、オーバーサイズのアウターにマイクロバッグを引き合わせました。ボリュームのコントラストが際立ち、自然なメリハリがかなう使い方です。クラシックなシルエットのバッグが、ブラトップの装いに程よくレディーなムードを添えています。さらに、アウターの袖先にちょこんと位置することで、タフなルックにチャーミングなムードも加えました。このように、服とのずれを印象付ける使い方は、コーディネートを味わい深く見せてくれます。

クラシックなジャケットには
同系色で旬なムードをプラス

 秋に出番の多いジャケットはかしこまった印象になりがちですが、マイクロバッグを生かすと軽快感が加わります。

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」のマイクロバッグは、カードしか収まらないぐらいのサイズ感がキュート。マニッシュなチェック柄のジャケットと同系色のブラウンのバッグを合わせて、装いに融け込ませました。ショートパンツのフレッシュなムードともなじんでいます。

 2枚目の写真の「アクリス(AKRIS)」は、スマホショルダーをジャケットルックに取り入れました。秋冬らしい落ち着いたグリーンのチェック柄のセットアップに、斜め掛けのスマホショルダーがチャーミングさと立体感を添えました。クラシックな装いに、新顔アイテムのスマホショルダーで旬なムードを加えたコーディネートです。

ショルダー“2個掛け”は
マイクロだからこそかなう立体感

 サイズが小さい分、2個掛けしても邪魔になりにくいのが、マイクロバッグならではのよさ。装いにリズムが加わり、ポケットのない服を補ううえでも便利な使い方です。

 黒とイエローのマイクロバッグ2個掛けを披露したのは「ビクトリア トマス(VICTORIA/TOMAS)」。細いストラップと太いストラップを合わせた“ずらし”のコンビネーションです。ドレッシーなフリンジワンピースとも程よく融け合い、表情の異なるバッグの2個掛けがプレイフルな雰囲気を生み出しています。

 スマホや小物を分けて収納できるのも、2個掛けのメリットです。2枚目の写真「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は、ショルダーバッグの色違いを重ね掛けしていて、まるでポケットのような見え具合。パステルカラーが装いに彩りを添え、パフスリーブとブーツのボリューム感にもマッチしています。

“アクセサリー”感覚でまとえる
パーティーバッグとしても◎

 マイクロバッグはサイズが小ぶりなので、アクセサリーとしても使い勝手に優れています。従来のパーティーシーンではクラッチバッグが重宝されてきましたが、新顔のマイクロバッグは意外性を印象付けやすいうえ、ハンズフリーになれる点でもパーティー向きです。

 「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、マイクロバッグをひじに引っ掛けるというサプライズな持ち方を提案。ミニサイズのおかげで、“2個付け”も可能に。ひじ周りを飾るバングルのようにも見え、トランスペアレントなパーティードレスから視線をそらす効果も期待できそうです。

 2枚目の写真「アンブッシュ(AMBUSH)」は、シルバーのメタリックなマイクロバッグでウォーキング。ロックな雰囲気の装いに合わせて華やかに演出し、クールなパンツルックにアクセントを添えています。

 今回ご紹介した人気ブランドのルックからも分かるように、マイクロバッグは“しまう、運ぶ”という本来の役割以上のおしゃれ効果を発揮してくれるアイテムです。重たく映りがちな秋冬の装いを軽やかに見せたり、動きを加えたりと、多彩に使いこなせます。サブバッグとのダブル持ちも可能なので、時にはアクセサリー兼用のマイクロバッグでお出かけするのも悪くないでしょう。


その他のコーデもチェック!

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「ステューシー」×「アワー レガシー」×「デニム・ティアーズ」のトリプルコラボアイテムが登場

 「ステューシー(STUSSY)」は、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」と「デニム・ティアーズ(DENIM TEARS)」とトリプルコラボレーションしたアイテムを発表した。現在、各ブランドと「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」の公式オンラインストアで取り扱い中だ。

 三者のコラボは、2021年12月以来約1年ぶり。今回は、「リーバイス(LEVI’S)」の“トラッカージャケット TYPE2”とジーンズ“501”をベースに採用した2型4色のアイテムを用意。どのアイテムにも、全面に各ブランドのルーツある“LOSANGELES”、“STOCKHOLM”、“JAMAICA, QUEENS”のテキストを「ステューシー」の“ショーンフォント”でプリントしているほか、随所に「ステューシー」のアイコニックなロゴ“サーフマン”や、「デニム・ティアーズ」のピースマークなどのパッチをあしらっている。価格は“トラッカージャケット TYPE2”が税込5万5000円、“501”が同5万1700円だ。

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「ステューシー」×「アワー レガシー」×「デニム・ティアーズ」のトリプルコラボアイテムが登場

 「ステューシー(STUSSY)」は、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」と「デニム・ティアーズ(DENIM TEARS)」とトリプルコラボレーションしたアイテムを発表した。現在、各ブランドと「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」の公式オンラインストアで取り扱い中だ。

 三者のコラボは、2021年12月以来約1年ぶり。今回は、「リーバイス(LEVI’S)」の“トラッカージャケット TYPE2”とジーンズ“501”をベースに採用した2型4色のアイテムを用意。どのアイテムにも、全面に各ブランドのルーツある“LOSANGELES”、“STOCKHOLM”、“JAMAICA, QUEENS”のテキストを「ステューシー」の“ショーンフォント”でプリントしているほか、随所に「ステューシー」のアイコニックなロゴ“サーフマン”や、「デニム・ティアーズ」のピースマークなどのパッチをあしらっている。価格は“トラッカージャケット TYPE2”が税込5万5000円、“501”が同5万1700円だ。

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「ボッテガ・ヴェネタ」から雲のようなフォームの新作スニーカー

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、新作の“ピロースニーカー(PILLOW SNEAKER)”を発売した。グリーンやブラック、ホワイトなど全4色展開で、価格は各10万4500円(税込)。

 同スニーカーはランウエイで披露されたもので、「ボッテガ・ヴェネタ」は「ローラースケートカルチャーや1990年代の名作からインスピレーションを得た」と話す。素材には柔らかなカーフレザーを用いており、ふっくらとした雲のようなフォームが特徴だ。

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ユニクロがグループ傘下の「ヘルムート ラング」と組んだジーンズを9月26日に発売

 「ユニクロ(UNIQLO)」は9月26日、同じファーストリテイリンググループのブランド「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」との協業である「ユニクロ アンド ヘルムート ラング」で、“クラシックカットジーンズ”(税込9990円)を発売する。オフ白、ブラック、ネービーの3色を展開。「ユニクロ」「セオリー(THEORY)」「プラステ(PLST)」の各ECと一部店舗で扱う。

 「ヘルムート ラング」は、1990年代にファッションの一大潮流となったミニマリズムを象徴するブランドの一つ。2006年以降、ファーストリテイリンググループのリンク・セオリー・ジャパンが運営している。今回フォーカスしたジーンズは90年代の「ヘルムート ラング」を代表するアイテムで、「(当時の)ミニマルでクリエイティブなジーンズを、『ユニクロ』とジーンズイノベーションセンターが現代的に再構築」したという。

 身生地にはポストコンシューマーリサイクルコットン(消費者から回収した製品から再生したコットン)を23%、オーガニックコットンを60%使用。リサイクルコットンとオーガニックコットンの混紡は「ユニクロ」商品として初だという。ボタン、リベット、縫製糸もリサイクル素材を使っている。

 「ヘルムート ラング」は、ファーストリテイリンググループ傘下になって以降、滝沢直己、マイケル&ニコル・コロボス(Michael&Nicole Colovos)などが手掛けていたが、17年にはやんちゃなストリートファッションの旗手だった「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」のシェーン・オリバー(Shayne Oliver)を起用したカプセルコレクションを発表するなど、やや迷走していた時期もある。とは言え、1990年代からの根強いファンも多く、また“Y2K”として1990〜2000年代のファッションに注目が集まっている今、90年代の「ヘルムート ラング」は古着店やフリマアプリで高額で売買されるケースもある。「ユニクロ」との取り組みによって、ブランドのさらなるリブートが進むのか注目だ。

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「アクネ ストゥディオズ」がブランド初のパーソナライゼーションサービス開始 ジーンズとデニムジャケットに刺しゅうが可能

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、ブランド初となるデニムのパーソナライゼーションサービスを開始した。各店舗と公式オンラインストアで注文を受け付けている。

 同サービスでは、ジーンズ“ヴィンテージ5ポケットクラシックジーンズスタイル”の“MECE”“2022”“1996”“2021M”に加えて、デニムジャケット“Morris Denim Jacket”が対象アイテムとなる。アルファベットや数字、記号、ハート、虹、陰陽などのモチーフを刺しゅうすることができ、刺しゅうはピンク、レッド、グリーン、キャセイスパイス、ブラック、ホワイトの6色から選べる。価格は税込5500円で、4文字もしくはモチーフ1つを入れることが可能だ。

 サービスの開始に合わせて、写真家のシスル・ブラウン(Thistle Brown)が手掛けた広告ビジュアルを公開した。モデルで女優のリリー・マクメナミー(Lily Mcmenamy)を起用し、特大サイズの数字や記号などのペイントをまとった彼女が、デザインの“創造的なエネルギー”を表現しているという。

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「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」が注目のサステナブル素材“ナイア・レニュー”を日本で初採用

 イーストマンケミカルが手掛ける循環型ジアセテート繊維“ナイア・レニュー(Naia Renew)”は、木材パルプに廃棄物由来の再生プラスチックを組み合わせた注目のサステナブル素材だ。同社は「持続可能なテキスタイルをすべての人に利用可能にすること」をビジョンに掲げ、日本市場での販売数拡大を目指す。その最初のパートナー企業として「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING、以下GLR)」が、2022-23年秋冬の主力商品に同素材を採用した。田中安由美ウィメンズ商品本部GLR部副部長兼クリエイション課課長ブランドディレクターは、“ナイア・レニュー”を「作り手が選びたくなるファッション性兼ね備えた信頼のおけるサステナブル素材だ」と評価する。

作り手が選びたくなる
ファッション性が魅力

 「GLR」は、かねてよりリサイクルポリエステルやオーガニックコットンなどサステナブル素材への切り替えを積極的に進めてきた。ユナイテッドアローズ全体では、31年3月期までに環境配慮商品の割合を50%まで引き上げることを目指しており、今後もサステナブル素材の選択肢が必須となる。

 田中ディレクターは「これまでサステナブルを優先すると、ファッション性とトレードオフになることが多かった。しかし、“ナイア・レニュー”は素材選びの段階で自然と手が伸びた生地だった。なおかつ原料は100%サステナブル。リサイクル原料を活用しながら、私たちが手の届く価格帯だったことも採用の決め手だった」と話す。

上品な落ち感と高級感のある
光沢感を生かした通勤服

 アイテムは、通勤時に活躍するセットアップやワンピースなど7型。「GLR」が大切にする「きちんと見えしながらも、着ていてストレスのない着心地」を追求しながら、上品な落ち感と高級感のある光沢感を生かしたシルエットに落とし込んだ。シーズンレスで着られるようジャケットは背抜きで仕立て、パンツは裏地を省いて素材の心地よさを肌で感じてもらう。“ナイア・レニュー”は、従来のアセテートが持つ高い染色性も妥協しない。「GLR」では、それを生かして「ベリーショコラカラー」と呼ぶフェミニンで優しい印象のピンクのほか、ネイビーとホワイトを企画した。また、リサイクルポリエステルと混紡することでイージケアも叶える仕様だ。

 「お客さまが素敵だと思った商品が、サステナブルな選択であることが一番だ。“ナイア・レニュー”はそれを叶えてくれる素敵な素材。生地バリエーションも豊富で、商品群の2軸である通勤服とカジュアル服のどちらにも対応できる。次のシーズンに向けても継続的に採用していく予定だ。」(田中ディレクター)

木材パルプとリサイクル
廃棄物由来の生分解性素材

 “ナイア・レニュー”は、木材パルプが主原料の“ナイア“の次世代版として2020年秋に販売を開始した。原料は60%が木材パルプ、40%がリサイクル廃棄物で構成する。木材パルプは、FSC認証やPEF認証を取得し持続可能な方法で調達されたことが立証されている。通常のアセテートは木材パルプに石油由来の原料を加えるが、イーストマンケミカルは独自の技術でこれをリサイクル廃棄物に置き換えた点が特徴だ。廃棄物はカーペットなど、埋め立てゴミにされるような再生難易度の高い素材を活用する。製造プロセスにおいても環境負荷を抑えることを徹底し、安全かつ環境に配慮した化学薬品を使用し、二酸化炭素排出量や水の使用量を削減したクローズドループを構築している。加えて、生分解性と堆肥化可能性も第三者機関の基準で認められている。

「持続可能な繊維の
重要性を業界に伝え、教育したい」

 イーストマンケミカルのルース・ファレル(Ruth Farrell)=ジェネラル・マネジャーは、「“ナイア・レニュー”の開発にあたり、持続可能なファッションを実現する上で測定可能な影響を与えることを目指した。当社は、品質や美しさを損なわない持続可能な糸を市場に提供するために、生産量の拡大とイノベーションへの投資に真剣に取り組んできた。日本のパートナーと協力して、より持続可能な繊維産業を共に構築することにワクワクしている」と話す。

 特に同素材はウィメンズウエアに適しており、世界的なブランドのニーズに応えるため、組織横断的な開発チームで「ビジョンを共有する」紡績業者や工場と協力して差別化できるトレンドを抑えた生地開発に注力してきた。「私たちの目的は、最初の重要なデザインの段階で、持続可能な繊維の重要性を繊維業界に継続的に伝え、教育し、サステナブルな繊維で作られた生地が妥協を意味しないことを示すことだ。ユナイテッドアローズは持続可能性に対する情熱を共有しており、今回のコレクションは、それを示してくれた。同社のような主力ブランドと協力できることを非常にうれしく思う」。

PHOTOS:SUNGO TANAKA(MAETTICO)
問い合わせ先
イーストマンケミカル
03-5469-7624

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「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」が注目のサステナブル素材“ナイア・レニュー”を日本で初採用

 イーストマンケミカルが手掛ける循環型ジアセテート繊維“ナイア・レニュー(Naia Renew)”は、木材パルプに廃棄物由来の再生プラスチックを組み合わせた注目のサステナブル素材だ。同社は「持続可能なテキスタイルをすべての人に利用可能にすること」をビジョンに掲げ、日本市場での販売数拡大を目指す。その最初のパートナー企業として「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING、以下GLR)」が、2022-23年秋冬の主力商品に同素材を採用した。田中安由美ウィメンズ商品本部GLR部副部長兼クリエイション課課長ブランドディレクターは、“ナイア・レニュー”を「作り手が選びたくなるファッション性兼ね備えた信頼のおけるサステナブル素材だ」と評価する。

作り手が選びたくなる
ファッション性が魅力

 「GLR」は、かねてよりリサイクルポリエステルやオーガニックコットンなどサステナブル素材への切り替えを積極的に進めてきた。ユナイテッドアローズ全体では、31年3月期までに環境配慮商品の割合を50%まで引き上げることを目指しており、今後もサステナブル素材の選択肢が必須となる。

 田中ディレクターは「これまでサステナブルを優先すると、ファッション性とトレードオフになることが多かった。しかし、“ナイア・レニュー”は素材選びの段階で自然と手が伸びた生地だった。なおかつ原料は100%サステナブル。リサイクル原料を活用しながら、私たちが手の届く価格帯だったことも採用の決め手だった」と話す。

上品な落ち感と高級感のある
光沢感を生かした通勤服

 アイテムは、通勤時に活躍するセットアップやワンピースなど7型。「GLR」が大切にする「きちんと見えしながらも、着ていてストレスのない着心地」を追求しながら、上品な落ち感と高級感のある光沢感を生かしたシルエットに落とし込んだ。シーズンレスで着られるようジャケットは背抜きで仕立て、パンツは裏地を省いて素材の心地よさを肌で感じてもらう。“ナイア・レニュー”は、従来のアセテートが持つ高い染色性も妥協しない。「GLR」では、それを生かして「ベリーショコラカラー」と呼ぶフェミニンで優しい印象のピンクのほか、ネイビーとホワイトを企画した。また、リサイクルポリエステルと混紡することでイージケアも叶える仕様だ。

 「お客さまが素敵だと思った商品が、サステナブルな選択であることが一番だ。“ナイア・レニュー”はそれを叶えてくれる素敵な素材。生地バリエーションも豊富で、商品群の2軸である通勤服とカジュアル服のどちらにも対応できる。次のシーズンに向けても継続的に採用していく予定だ。」(田中ディレクター)

木材パルプとリサイクル
廃棄物由来の生分解性素材

 “ナイア・レニュー”は、木材パルプが主原料の“ナイア“の次世代版として2020年秋に販売を開始した。原料は60%が木材パルプ、40%がリサイクル廃棄物で構成する。木材パルプは、FSC認証やPEF認証を取得し持続可能な方法で調達されたことが立証されている。通常のアセテートは木材パルプに石油由来の原料を加えるが、イーストマンケミカルは独自の技術でこれをリサイクル廃棄物に置き換えた点が特徴だ。廃棄物はカーペットなど、埋め立てゴミにされるような再生難易度の高い素材を活用する。製造プロセスにおいても環境負荷を抑えることを徹底し、安全かつ環境に配慮した化学薬品を使用し、二酸化炭素排出量や水の使用量を削減したクローズドループを構築している。加えて、生分解性と堆肥化可能性も第三者機関の基準で認められている。

「持続可能な繊維の
重要性を業界に伝え、教育したい」

 イーストマンケミカルのルース・ファレル(Ruth Farrell)=ジェネラル・マネジャーは、「“ナイア・レニュー”の開発にあたり、持続可能なファッションを実現する上で測定可能な影響を与えることを目指した。当社は、品質や美しさを損なわない持続可能な糸を市場に提供するために、生産量の拡大とイノベーションへの投資に真剣に取り組んできた。日本のパートナーと協力して、より持続可能な繊維産業を共に構築することにワクワクしている」と話す。

 特に同素材はウィメンズウエアに適しており、世界的なブランドのニーズに応えるため、組織横断的な開発チームで「ビジョンを共有する」紡績業者や工場と協力して差別化できるトレンドを抑えた生地開発に注力してきた。「私たちの目的は、最初の重要なデザインの段階で、持続可能な繊維の重要性を繊維業界に継続的に伝え、教育し、サステナブルな繊維で作られた生地が妥協を意味しないことを示すことだ。ユナイテッドアローズは持続可能性に対する情熱を共有しており、今回のコレクションは、それを示してくれた。同社のような主力ブランドと協力できることを非常にうれしく思う」。

PHOTOS:SUNGO TANAKA(MAETTICO)
問い合わせ先
イーストマンケミカル
03-5469-7624

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「プーマ」が新作スニーカー“メイズ ウェッジ ウィメンズ”を発表 キャンペーンビジュアルのモデルに古畑星夏を起用

 「プーマ(PUMA)」は、新作スニーカー“メイズ ウェッジ ウィメンズ(MAYZE WEDGE WNS)”を9月10日に発売する。価格は税込1万2100円で、ホワイトとブラックの2カラーを用意。「プーマ」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。

 “メイズ ウェッジ ウィメンズ”は、人気の厚底スニーカー“メイズ(MAYZE)”をフェミニンなデザインにアップデートしたモデルだ。アッパーにはやわらかな質感のタンブルレザーを使用し、ソールはヒール部分にかけて傾斜していくウェッジソールのシルエットを採用している。

 なお、キャンペーンビジュアルのモデルには、女性ファッション誌「ヴィヴィ(ViVi)」の専属モデルも務める女優・古畑星夏を起用した。

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「ニューバランス」が厚底ソールの“574”を発売 今後はニューカラーも追加予定

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、定番モデル“574”をチャンキースタイルにアレンジした厚底のウィメンズモデル“574+”を発売した。価格は1万5180円(税込)で、サイズは22〜25cmをそろえる。カラーは現在グレーの1色のみだが、今後は新色も加わる予定。公式オンラインストアとオフィシャルストア、その他「ニューバランス」取り扱い店舗で販売する。

 “574+”は“574”のシルエットを踏襲しながら、厚底ミッドソールにEVA(エチレン酢酸ビニル)を採用し、クッション性を強化した。アッパーはトーンの近いスエードとテキスタイルを組み合わせ、ソールはボリュームのあるミッドソールとギザギザとしたシャークソールで仕上げた。バックタブには刺しゅうの“Nロゴ”を配するなど、ディテールにもこだわった。

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