サッカーW杯韓国代表 ワールドクラスの“美男”に注目!

 サッカーW杯でアジア勢の活躍が際立っている。グループリーグでドイツを撃破した日本、アルゼンチンを破ったサウジアラビアなどの奮闘が目立つ中、韓国も強豪のウルグアイと引き分けるなど粘り強い戦いを見せている。

 サッカーファンからすると、同国の最注目選手は何を差し置いてもミッドフィールダーのソン・フンミン選手だろう。イングランド・プレミアリーグの有力クラブであるトッテナム・ホットスパーFCで主力として活躍し、世界の最優秀選手に贈られるバロンドールの今年の候補者30人にも選ばれた。

 だが韓国にはピッチ上のプレーだけでなく、ビジュアルにおいても“ワールドクラス”の選手がいる。近年はK-POPアイドルやドラマの影響もあり、韓国のイケメンがアジアのみならず世界を席巻している。今回は、ピッチ上の“美男”にスポットライトを当ててみたい。

189cmの長身と甘いマスクで守備陣を粉砕

 韓国代表フォワードのチョ・ギュソン(24)は、ウルグアイ戦でW杯デビューを飾った。プレー時間は20分余りとわずかだったが、たびたびカメラに映し出されるイケメンぶりにSNSでは熱視線が集まり、同選手のインスタグラムのフォロワーは試合後に急増している。すっきりとした顔立ちは、映画「梨泰院クラス」で主演を務めた俳優のパク・ソジュンを彷彿とさせる(記者見解)。
 プレーに目を向けると、フィジカルを生かしたポストプレーが持ち味で、体格面で上回る欧州勢と伍する上では貴重な存在。ピッチの外でも189cmの長身は、ファッション広告でも映えそうだ。

鉄壁ディフェンスと完璧フェイス

 甘いマスクのチョ・ギュソン選手と対照的に、キリッとした顔立ちでシャープな魅力を放つディフェンダーのチョ・ユミン選手(26)。W杯直前の11月中旬、女性アイドルグループT-ARAの元メンバーのソヨンとの結婚を発表。その幸せをプレーの原動力に変えられるか。ウルグアイ戦では出場機会はなかったが、今後の活躍に期待がかかる。オリエンタルな魅力の顔立ちは、欧州ブランドのモデルとしてのニーズもありそう。

惜しくも代表漏れも ルックスでは絶対的エース

 もはや韓国アイドルにいてもおかしくないくらいの容貌で、日本の若い女性からもコアな人気を獲得しているのがミッドフィールダーのチョン・スンウォン選手(25)。U-24韓国代表として東京五輪に出場するなどサッカーの実力も折り紙付きだが、今回のW杯は惜しくも選外に。その姿を見られないことに一部のファンはSNS上で悲鳴を上げていたが、大会開催中の11月23日、東京・豊洲で日本初のファンミーティングを開催。サッカー選手ながらインスタグラムでは美容製品を紹介する投稿などにも精力的で、これからファッション&ビューティ業界の広告塔としても注目を集めるに違いない。

 韓国のグループリーグ2戦目となるガーナ戦は本日28日、日本時間22時にキックオフ。

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サッカーW杯韓国代表 ワールドクラスの“美男”に注目!

 サッカーW杯でアジア勢の活躍が際立っている。グループリーグでドイツを撃破した日本、アルゼンチンを破ったサウジアラビアなどの奮闘が目立つ中、韓国も強豪のウルグアイと引き分けるなど粘り強い戦いを見せている。

 サッカーファンからすると、同国の最注目選手は何を差し置いてもミッドフィールダーのソン・フンミン選手だろう。イングランド・プレミアリーグの有力クラブであるトッテナム・ホットスパーFCで主力として活躍し、世界の最優秀選手に贈られるバロンドールの今年の候補者30人にも選ばれた。

 だが韓国にはピッチ上のプレーだけでなく、ビジュアルにおいても“ワールドクラス”の選手がいる。近年はK-POPアイドルやドラマの影響もあり、韓国のイケメンがアジアのみならず世界を席巻している。今回は、ピッチ上の“美男”にスポットライトを当ててみたい。

189cmの長身と甘いマスクで守備陣を粉砕

 韓国代表フォワードのチョ・ギュソン(24)は、ウルグアイ戦でW杯デビューを飾った。プレー時間は20分余りとわずかだったが、たびたびカメラに映し出されるイケメンぶりにSNSでは熱視線が集まり、同選手のインスタグラムのフォロワーは試合後に急増している。すっきりとした顔立ちは、映画「梨泰院クラス」で主演を務めた俳優のパク・ソジュンを彷彿とさせる(記者見解)。
 プレーに目を向けると、フィジカルを生かしたポストプレーが持ち味で、体格面で上回る欧州勢と伍する上では貴重な存在。ピッチの外でも189cmの長身は、ファッション広告でも映えそうだ。

鉄壁ディフェンスと完璧フェイス

 甘いマスクのチョ・ギュソン選手と対照的に、キリッとした顔立ちでシャープな魅力を放つディフェンダーのチョ・ユミン選手(26)。W杯直前の11月中旬、女性アイドルグループT-ARAの元メンバーのソヨンとの結婚を発表。その幸せをプレーの原動力に変えられるか。ウルグアイ戦では出場機会はなかったが、今後の活躍に期待がかかる。オリエンタルな魅力の顔立ちは、欧州ブランドのモデルとしてのニーズもありそう。

惜しくも代表漏れも ルックスでは絶対的エース

 もはや韓国アイドルにいてもおかしくないくらいの容貌で、日本の若い女性からもコアな人気を獲得しているのがミッドフィールダーのチョン・スンウォン選手(25)。U-24韓国代表として東京五輪に出場するなどサッカーの実力も折り紙付きだが、今回のW杯は惜しくも選外に。その姿を見られないことに一部のファンはSNS上で悲鳴を上げていたが、大会開催中の11月23日、東京・豊洲で日本初のファンミーティングを開催。サッカー選手ながらインスタグラムでは美容製品を紹介する投稿などにも精力的で、これからファッション&ビューティ業界の広告塔としても注目を集めるに違いない。

 韓国のグループリーグ2戦目となるガーナ戦は本日28日、日本時間22時にキックオフ。

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「クレ・ド・ポー ボーテ」の美白美容液が6年ぶりにリニューアル “太陽光を味方にする”日焼け止めとリップクリームも新たに仲間入り

 資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は2023年2月21日、美白美容液“セラムコンサントレエクレルシサン”を6年ぶりにリニューアル発売する。同日、サン・スキンケアシリーズから“太陽光を味方にする”日焼け止めと新たに仲間入りするリップクリームの販売を開始する。

 新“セラムコンサントレエクレルシサン n[医薬部外品]”(40mL、税込1万7600円/レフィル40mL、税込1万6500円)は、シミ・そばかすを防ぐ「点」と肌全体の明るさや透明感をもたらす「面」の2つのアプローチで設計する。

 これまで、日本で最多となる5つの美白有効成分を薬事開発してきた資生堂の研究・開発技術をバックボーンにもつ「クレ・ド・ポー ボーテ」研究所が独自に開発した“クリスタライジングパワーテクノロジー”を搭載し、美白有効成分4MSKとm-トラネキサム酸が、シミ生成の過程に多角的にアプローチする。効果的にメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことで、気になる「点」の悩みへ事前に働きかける。さらに、乾燥によるくすみが気になる「面」へのアプローチとして、先進技術による「クリスタチューンコンプレックス」(保湿・肌保護)を配合した美容液が、角層深部まで浸透して潤いを与える。シミ・そばかすの予防に加え、乾燥によるくすみ印象に潤いを与えて透明感のある肌に導く。

 同ブランドの調査によるとプレステージ美白美容液市場は、2万円以上と2万円以下の価格帯に大きく分けられており、特に1万円台の中価格帯製品の国内シェアは7割を占めているという。価格帯別でニーズも異なり、1万円台は、20〜30代を中心に、美白やシミ・そばかす、保湿が求められている。一方の2万円以上は、40代を中心に、美白や保湿に加えてくすみや透明感のほかアンチエイジングへの対応が求められている。そこで同ブランドは2つの市場に対応すべく、中価格帯の市場においては新“セラムコンサントレエクレルシサン n[医薬部外品]”、2万円以上の市場においては、2月に発売した“セラムエクラS[医薬部外品]”(40mL、税込3万5200円/レフィル40mL、税込3万4650円)の2軸でアプローチする。「どちらの市場でもお客さまの期待を超える価値をお届けしていく」と渡邊恵美資生堂ジャパン クレ・ド・ポー ボーテ ブランドマネージャーは語る。

 なお、高い日焼け止め効果とスキンケア効果を兼ね備えたサン・スキンケアシリーズから登場する“クレームUV n”[SPF50+・PA++++](50g、税込1万1000円)は、肌本来の防御力に着目した独自技術“アダプタブルインシールドテクノロジー”と、太陽光から肌を守りながら、肌によい光を選択して取り込む技術を搭載した。長時間保湿が持続し、化粧下地としても使える。リップクリーム“ソワンプロテクトゥールレーブル”[SPF30・PA+++](税込6600円/レフィル税込5500円)は、“クレームUV n”と同様の“アダプタブルインシールドテクノロジー”を採用。潤いを与えながくすみが目立ちにくく艶のある唇に導く。

 今年ブランド誕生40周年を迎えた「クレ・ド・ポー ボーテ」は、SNSを活用した情報発信を推し進め、幅広い顧客層の取り込みに成功している。ブランドのメインターゲットは40〜50代であるが、3月に発売したクッションファンデーション“タンクッションエクラ ナチュレル”や化粧下地“ヴォワールルミヌ”などベースメイクがSNSでも話題となり、30代の新規客の獲得につながっている。第3四半期(1〜9月)の売上高は前年同期比7%増、日本市場においては同10%前半で増加し、好調を維持する。10〜12月期は引き続き、デジタルと店頭の融合を通じた経験を醸成するコミュニケーションを強化する。具体的には、各媒体を通じて知名度の拡大やQRを用いたサンプリングを実施し、店頭ではサンプルの引き換え時に肌効果への期待を醸成する。

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「ポカリスエット」の大塚製薬から16年ぶりの新スキンケアブランド誕生 日本初の“ダブル美白”効能

 大塚製薬はこのほど、スキンケア(健粧品)事業から16年ぶりとなる新ブランド「サクラエ(SAKURAE)」を立ち上げ、美白美容液“ダブルアクションセラム[医薬部外品]”(33mL、税込1万3000円)の販売を開始した。厚生労働省から承認された、日本初となるメラニンの生成抑制と排出を促す「ダブル美白」効能を有する。取り扱いは同社のオンラインサイト「コスメディクス.jp」のみ。2005年誕生の“排出美白”に特化した「インナーシグナル(INNER SIGNAL)」、08年誕生のメンズスキンケア「ウル・オス(UL・OS)」に続く3つ目のビューティブランドとなる。

 “ダブルアクションセラム[医薬部外品]”は、持続型ビタミンCの誘導体が過剰なメラニンの生成を抑制し、さらに大塚製薬独自の有効成分AMPが“溜まるメラニン”の排出に働きかける。ブランド名は、「源氏物語」の中で光源氏がまとっていた“桜の重(さくらのかさね)”に由来する。「純白の薄絹のようになめらかな表皮の深層に、健やかな血色がほんのり透かし見えるような生命力を湛えたみずみずしい肌」に導くブランドとして誕生した。容器デザインも桜の重の透け合うイメージを表現。繊細に香る桜の香りが特徴だ。今後、ラインアップの拡充は検討するという。

 大塚製薬は、疾病の診断から治療までを担う医療関連事業と日々の健康維持増進をサポートするニュートラシューティカルズ(NC)事業の両輪で構成する。NC事業においては、「ポカリスエット」「オロナミンCドリンク」「カロリーメイト」といった健康飲料や栄養バランス食品を多く手掛けている。1990年には、体重の約16%を占め、人体最大の臓器である皮膚に着目し、体の内側だけでなく人の外側を追う肌の健康にも貢献したいという思いから大津スキンケア研究所を設立。「肌の健康」を考える「健粧品(コスメディクス)」概念のもと、スキンケア製品の研究開発を続けている。

 井上眞・大塚製薬社長は、「大塚製薬は、90年代から医療の概念に基づき、女性の健康をどうサポートできるのかを考え続けてきた。女性の活躍の場を広げるためには、女性の健康は大きく影響している。今後も包括的に女性の健康社会の課題を支援する事業を展開していく」と延べた。

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「1017 アリックス 9SM」がスウェディッシュ・ハウス・マフィアとコラボ 全4型を用意

 「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM以下、アリックス)」は、スウェーデンのハウストリオDJのスウェディッシュ・ハウス・マフィア(Swedish House Mafia)とコラボレーションしたアイテムを発表した。現在、「アリックス」とスウェディッシュ・ハウス・マフィアの公式オンラインストア限定で取り扱い中だ。

 今回のコラボコレクションでは、フーディー、ロングスリーブTシャツ、Tシャツ、キャップの全4型を用意。どれも両者のロゴやスウェディッシュ・ハウス・マフィアらしいグラフィックを落とし込んだ、シンプルでソリッドなアイテムに仕上がっている。価格はフーディーが税込2万2000円、ロングスリーブTシャツが同1万9200円、Tシャツが同1万7700円、キャップが同1万9200円だ。

 「アリックス」を手掛けるマシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)は、ブランドを立ち上げる前から故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)らと共にDJとして活動していた。

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「ドクターマーチン」×「リック・オウエンス」の新作ブーツが12月2日に発売 8ホールと18ホールの2型

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、「リック・オウエンス(RICK OWENS)」とのコラボシューズの新作を12月2日に発売する。ラインアップするのは8ホールブーツと18ホールブーツの2型。価格は8ホールブーツが5万7200円(税込、以下同)、18ホールブーツが6万4900円。サイズはどちらもUK4〜10(約23〜29cm)をそろえる。ドクターマーチン公式オンラインストアとショールームTYO、リックオウエンス取扱店舗で販売する。

 今回のコラボレーションでは、パンクのスピリッツを2型のブーツで具現化した。どちらも約5cmの厚底ソールにオーバーサイズで高さのあるタンを取り付けており、全体にタンブルブラックのルナレザーを使用することで、柔らかな履き心地を実現した。

 8ホールブーツは、大きく太いシューレースとくすんだシルバーのフックトリムを採用している。足首の内側のヘビージッパーや「ドクターマーチン」のDNAであるイエローウェルトステッチを添えて仕上げた。18ホールのロングブーツは白いシューレースとくすんだシルバーのフックトリム、大きなアイレットが特徴的なデザイン。8ホールブーツ同様に、イエローウェルトステッチで仕上げている。

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「Amazon ECサミット2022」で渡辺三津子氏、冨永愛氏、仙波レナ氏が特別座談会を実施 アパレルECのトレンドを紹介

 アマゾンジャパンは、10月に開催した「Amazon ECサミット2022」で、ファッション業界におけるアパレルECのトレンドやAmazon Fashionについてトークセッションを実施した。

 ゲストスピーカーとして、ファッションジャーナリストの渡辺三津子氏、モデルの冨永愛氏、スタイリストの仙波レナ氏が登壇。コロナ禍におけるファッションを取り巻く“変化”について、活発な意見が交わされた。

 トークセッションでは、ゲスト3人が実生活を振り返り、「コロナ禍での洋服の買い方の変化」「洋服の購入時にECに求めること」「コロナ禍におけるファッションメディアの変化」、さらにAmazonが大切にする「多様性、公平性、包括性(Diversity、Equity、Inclusion)」の4つの話題について言及。

 冨永氏は、冒頭で「コロナ禍の生活が長引く中、気分を高め、人生を変えてくれる“洋服のマジック”を感じたいと思い始めると同時に、人々の生活様式に合わせてファッションのECサイトが変革している」とコメント。仙波氏は「私自身、これまで日本で手に入らない海外のブランドのアイテムを入手する際などで利用してきたが、コロナ禍をへて、必要なタイミングで買える便利さもあり、仕事とプライベートの双方でECサイトを活用する機会が増えた」と実感を述べた。

 また、コロナ禍でECサイトの利用が増える一方、「洋服のオンライン購入においてはサイズや素材、カラーに加えて、ブランドストーリーが明確なことも重要」という考えを共有。また、サイズ確認に関しては返品できることが重要であるという話の中で、Amazonプライム会員向けの試着サービス「Prime Try Before You Buy」にも触れた。同サービスは、数千のブランドのファッションアイテムから注文時に最大4点までまとめて取り寄せ、配送完了の翌日から最長7日間、試着でき、試着後に気に入った商品だけを購入できるサービスだ。

 長年メディアの第一線で活躍している渡辺氏は、ファッションメディアの変化について「時間をかけて雰囲気を味わうことができる雑誌と、デジタル技術の浸透によりスピーディーに情報が得られるウェブサイト、それぞれの良さを組み合わせて相互連携する傾向に変化している。ウェブサイトの運営においては、読者が欲しいと思う商品をECサイトですぐに購入できるという選択肢が増えている」と考察した。

 セッションの最後には、 “DEI”と呼ばれる「多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包括性(Inclusion)」をテーマに、女性の活躍や子育てと仕事の両立についても、それぞれの経験と重ね合わせてコメント。渡辺氏は「女性がリーダーシップを取ることを恐れず、どんどんチャレンジしてほしい」とエールを送った。

 今年2回目の開催となる「Amazon ECサミット」では、2日間にわたり、Amazonで出品中もしくは出品を検討する企業、ECビジネスに興味がある人に向けて、30以上の有益なセッションを提供した。現在、特設サイトでは、アーカイブ視聴が可能だ。

問い合わせ先
アマゾンジャパン
0120-999-373

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イガリシノブ「フーミー」のマットブラウンアイシャドウから新色が登場

 イガリシノブ=ヘア&メイクアップアーティストが手掛けるコスメブランド「フーミー(WHOMEE)」は12月5日、オンラインストアで “フーミー シングルアイシャドウ”(税込各1430円)を限定発売する。12月12日からはバラエティーショップでも順次販売する。

 新作は体温を感じさせるアップルブラウン、モードなムードを演出するダスティンブラウン、程良いくすみ感を作るホリーブラウンの3色をラインアップ。発色の良いマットな質感で、目元に立体感を演出する。

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「YSL」の「ABUSE IS NOT LOVE」限定イベントにローラが登壇 パートナーへの暴力撤廃を訴える

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、以下 YSL)」は11月25日、親しいパートナーからの暴力に対する認知と啓発を広める社会貢献活動「ABUSE IS NOT LOVE(暴力は愛じゃない)」のPRイベントを開催した。抽選で招待された一般客が来場し、オンラインでも同時配信。当日はシークレットゲストとして同ブランドのジャパンアンバサダーを務めるモデルのローラが登壇した。

 身体的、性的、経済的、精神的及びパートナーによる行動のコントロールを含む暴力「IPV(INITIMATE PARTNER VIOLENCE=親しいパートナーからの暴力)」は世界で約11億人の被害女性が存在するとされており、世界的な社会課題とされている。「YSL」はこの課題を発端に、2020年に「ABUSE IS NOT LOVE(暴力は愛じゃない)」をグローバルな取り組みとしてスタートした。警戒すべき9つの暴力の兆候(1萎縮させる、2無視する、3脅す、4操る、5干渉する、6侮辱する、7嫉妬する、8管理する、9孤立させる)を明確に定義することで認知を広め、啓蒙活動を行う。さらに、同課題に取り組む非営利団体への寄付と、30年までに200万人への啓発活動を目標とする。昨年末からはNPO法人「女性ネットSaya-Saya」とパートナーシップを組んで活動している。

 ローラが登場したトークセッションでは9つのサインについて紹介した。ローラは、「『干渉する』は、恋人でも夫婦でも『どこにいるの?』『何をしているの?』と言わなくてもお互い大丈夫だと言える関係でいることが大切。『嫉妬する』は、生活していてよく感じるし、深いものだと思います」と考えを述べた。さらに、理想のパートナーシップについて、「お互いをリスペクトできる関係です。そして大人になっても子どもの心を持って冗談を言い合えたり、ダメなところを見せられたりできるような関係が理想です」とコメントし、イベントの最後には「『ABUSE IS NOT LOVE』をきっかけに学んだことをもっと色々な人に伝えていきたいです。どんなことが起きても自分を愛することはとても大切なこと。たくさんの人が自分を愛するようになったら、もっとうれしい」とメッセージを送った。

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「エーグル」がパリコレに初参加 ポンピドゥーで自然への想いを発信

 「エーグル(AIGLE)」は2023年春夏シーズン、パリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールに加わって初参加した。23年から協業を始めるパリの総合文化施設ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(以下、ポンピドゥー)を会場に、アウトドアのルーツを重んじたミニマルで都会的なコレクションを披露した。アーティスティック・ディレクターを務める「エチュード スタジオ(ETUDES STUDIO)」の創業者オレリアン・アルべ(Aurelien Arbet)、ジェレミー・エグリ(Jeremie Egry)、ジョゼ・ラマリ(Jose Lamali)にコレクションに込めた思いを聞いた。

「自然と都会に境界はない」
の想いをパリの中心で発信

 「エーグル」の23年春夏コレクションは、ポンピドゥーの屋上、目の前に広がるパリの市街地と、はるか彼方の山や丘の稜線が美しい空間で披露された。パリの街並みにも、郊外の豊かな自然にも溶け込むミニマルなユーティリティーウエアは、今シーズンのトレンドとも合致している。

 淡いベージュから濃いブラウン、カーキまでの1トーンや1カラールックには、機能性にこだわったアウターとノースリーブのシャツやプリーツスカートなどのアーバンアイテムが同居し、眼前の景色同様、都会と自然に明確なボーダーラインは存在せず、現代人はその双方を自由に行き交っていることを教えてくれる。足元には、創業時からのアイコンであるラバーブーツ。農作業に携わる人を想い世に送り出しつつ現在はタウンユースの愛用者も多い天然ゴム製のラバーブーツ同様、足元でも静かな水面とデジタルミュージックを交錯させ、演出においても相反するものの融合を説く。3人はこうして「エーグル」の過去を未来につなげる。

コンセプトは
歴史と今をつなぐ「サイクル」

 
WWD:パリでの発表をどう振り返る?

オレリアン・アルベ(Aurelien Arbet、以下アルべ):パリのウィメンズ・ファッション・ウイークに初参加した今回は、確実にブランドにとってのステップアップになった。ショーはシルエット全体を見せる演出がベストだと考えた。観客がそれぞれのルックやモデルのアティチュードをじっくりと眺め、私たちからのメッセージを受け取れる空間を作り出せたと思う。

WWD:具体的に届けたかったメッセージとは?

アルベ: テーマは過去と現在を行き来する「サイクル」だ。「エーグル」は長い歴史がありながら、今日においても非常にアクティブなブランドだ。ブランドの過去をリサーチし、170年近く洋服やラバーブーツ、アクセサリーを作り続けてきた歴史が、今日においてどんな意味を持つかを考えた。私たちがコレクションで表現したかったのは、そんな歴史と現在のつながりだ。

WWD:ブランドの伝統に新しいエッセンスを加えたということだが、特に今回のコレクションに取り入れた伝統的な要素とは?

ジョゼ・ラマリ(Jose Lamali、以下ラマリ): 「エーグル」の歴史を振り返って新しいと感じたのは、初期に発表していた街を歩くためのゴム製の“オーバーシューズ”だ。その当時から「エーグル」は、都会に住む人々のために商品を提案していた歴史があり、自然とのつながり方が面白いと思った。僕たちはすでに代表商品であるラバーブーツとレインコートに着目し、その機能性を上質なトレンチコートやフィッシュテイルパーカなどに広げてきた。全ての素材がアウトドア仕様であることも表現したかったことの一つだ。もちろん、モダンな生地や新しい技術も取り入れて今までにないシルエットで表現した。

WWD:ノースリーブのシャツドレスや、ブラックパンツ、プリーツスカートなど、タウンユースなアイテムとユーティリティーウエアのスタイリングが多かった。街でも、「エーグル」を楽しんでもらいたいという思いからの提案だった?

アルベ: 私たちは、自然の中で着る服と都会で着る服に違いがあるとは捉えていない。もちろん特定のシーンを想定した商品もあるが、ブランドとしては常にどちらもクロスオーバーできる提案を考えている。

ジェレミー・エグリ(Jeremie Egry、以下エグリ): フランスのブランドとして、アウトドアを今までにない方法で語りたいと思った。よりクラシックに、自然にインスパイアされながら都会に生きる人々のための商品を意識した。

WWD:アーティスティック・ディレクターに就任してから数シーズンたつが、あらためてブランドの魅力について教えてほしい。

エグリ: 「エーグル」は、僕たちも子どものころから着用していて、フランス人が皆愛着を持っている。同時に新しい風を必要としていて、自分たちに任されたことはとてもチャレンジングだと思った。私たちの目標は、ブランドをより現代的なものにアップデートし、人々が今着たいものを届けることだ。

アルベ:確かに「エーグル」は、多くの人々に知られているしさまざまな商品を出してきたが、グローバルなビジョンや方針についてはあまり示してこなかった。フランスのブランドとして、コロナ禍で変化する人々のライフスタイルに寄り添いたい。ラバーブーツやレインコートなどのキープロダクトを持つブランドだからこその発信力を生かして、過去やこれから成し遂げたいことを伝えることがとても楽しみだ。

WWD:ブランドのサステナビリティの取り組みにも共感しているとのことだが、今回のコレクションにはどのように反映した?

ラマリ:コレクションのうち約75%が環境配慮素材だ※。僕たちが選ぶ生地や装飾だけでなく、サプライヤー、製造者、また関わる国など全てをクリエイションの一部と捉えている。リサイクル素材やオーガニックコットンを採用したり、サステナブルな技術を持つ工場に頼んだりすることは、僕たちにとっても非常に大事なことだ。
※展開商品の環境配慮素材の比率は国により異なります。

WWD:作り上げたいスタイルと、ブランドのサステナブル・ビジョンを両立させるために難しかったことは?

ラマリ:値段が大きな障壁だった。「エーグル」にとって、スタイリッシュかつ機能的・実用的であり、手の届く価格帯であること全てが大事だからだ。例えば、オーバーサイズコートをサステナブルな生地を使いながら手頃な価格に抑えるのは難しい。でも、それもデザインの一部だと考えている。

WWD:ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センターとの協業も始まった。

アルベ:このプレゼンテーションは、長いパートナーシップの始まりでもあった。この協働をうれしく思う。環境に関わる貢献やクリエインションに関わる全般において両者にはさまざまな共通点がある。今後いろいろなプロジェクトやアイデアを共有することができると思う。

モデルのemmaが
シーズンアンバサダーに就任

 「エーグル ジャパン」では、22-23年秋冬のシーズンアンバサダーとして、モデルのemmaを起用。

 幼少期を自然に囲まれた北海道の土地で過ごしたemmaは、都会で暮らす現在も自然に寄り添う価値観を大切にしているという。「母が農作業をするときに履いていたのが、『エーグル』のラバーブーツでした。『農作業のときもおしゃれしたい』と言っていたのを覚えています。ラバーブーツはもちろん、アパレルアイテムも、ファッション性と機能性を兼ね備えているところが素晴らしいと思います」とコメントを寄せた。

 キービジュアルでは、大地を連想させるカラーパレットが印象的なコレクションの中から、淡いピンクのゴアテックスのフード付きジャケットやキーパターンであるカモフラージュ柄のパーカ、ボタニカルプリントのスカートなどを着用した。

 22-23年秋冬はそのほかにも、ブランドの人気アイテムでもあるゴアテックスを使用した防水機能と保温性が抜群なジャケットやリサイクルポリエステルを使用した完全防水のダウンジャケット、コーデュロイのセットアップなども登場する。

「WWDJAPAN」編集長が
最新コレクションを徹底解説

問い合わせ先
AIGLEカスタマーサービス
0120-810-378

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「コーチ」が原宿でホリデー向けポップアップ オリジナルスイーツのプレゼントも

 「コーチ(COACH)」は11月30日〜12月26日、ホリデーシーズンに向けたポップアップ“コーチ マート”を原宿八角館で開催する。

 ポップアップでは、ブランドのアイコンキャラクター“レキシー(Rexy)”の最新コレクションをはじめ、ミニサイズのバッグやスモールレザーグッズなど、ホリデーギフトに最適なアイテムを用意する。レトロな雰囲気の店内は、日本の店舗とアメリカのコンビニエンスストアからインスパイアされ、コンビニ風のフォトスポットで撮影も楽しめるという。

 また、公式LINEアカウントのパーソナルサービスに登録すると、オリジナルスイーツをプレゼントする。さらに一定金額以上の購入で、オリジナルエコバッグやギフトが当たるラッキーカプセルも用意する。

■"コーチ マート" ホリデー ポップ アップ ストア
会期:11月30日~12月26日
営業時間:11:00~20:00 ※11月30日は15:00~20:00
場所:原宿八角館
住所:東京都渋谷区神宮前6-4-1

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「コム デ ギャルソン」×「ポーター」 川久保玲デザインのバッグ4型を発売

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は12月1日、“HOLIDAYS WITH PORTER”をテーマに、青山店や大阪店、福岡店などに「ポーター(PORTER)」のポップアップストアをオープンする。期間は28日まで。「コム デ ギャルソン」が路面店で自社ブランド以外のポップアップを行うのは初めて。

 注目は、川久保玲「コム デ ギャルソン」デザイナーがデザインした「ポーター」のバッグ4型。価格は2万6400〜3万3000円(税込)で、いずれもブラックとレッドの2色展開だ。

 ポップアップストアではそのほか、「ポーター」を代表する“タンカー”や“センシズ”シリーズもラインアップする。

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「リーボック」がDCコミックスと初コラボ スーパーマンやバットマンなどをモチーフに

 「リーボック(REEBOK)」は、DCコミックスと初めてコラボレーションしたスニーカーとアパレルのコレクションを12月2日に発売する。リーボック公式オンラインショップおよび直営店、スニーカーヘッズ(Sneaker HEZZ)で取り扱う。

 コラボでは、「リーボック」を代表するスニーカーとアパレルを、DCコミックスのキャラクターからインスピレーションを得てデザインした、スニーカー6型、キッズのスニーカー2型、アパレル7型を用意する。

 スニーカーは、スーパーマンからインスピレーションを得た“SHAQ ATTAQ”(税込2万4200円)や同じくバットマンの“LX2200”(同1万4300円)、ジョーカーの“CLUB C 85”(同1万4300円)、ワンダーウーマンの“NANO X2”(同1万9800円)、ハーレー・クイーンの“FREESTYLE HI”(同1万3200円)、レックス・ルーサーの“WORKOUT PLUS”(同1万4300円)を用意。キッズはスーパーマンの“CLASSIC LEATHER”(同6600円)、バットマンの“DURABLE XT”(同8250円)をそろえる。

 アパレルでは、バットマンとジョーカーが対決している様子を描いたTシャツ(同5490円)のほか、キャラクターの顔を袖にプリントしたフーディー(同1万5000円)、スーパーマンとバットマンのフーディー(各同1万5000円)をラインアップする。

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「ステラ マッカートニー」がアーティストの奈良美智と2年ぶり2度目のコラボ 日本限定アイテムも用意

 「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」は、アーティストの奈良美智とのカプセルコレクション“シェアード”を発売する。12月2日に青山本店で先行発売後、他店舗でも順次取り扱う。

 両者は2021年にもコラボしており、今回が2年ぶりに2度目。今回のコレクションは、10月にパリで行われた「ステラ マッカートニー」2023年春夏コレクションのショーで披露されたもので、代表作品「Mission」を落とし込んだ日本限定アイテムのトートバッグ(税込10万4500円)をはじめ、ニット(同19万1400円)やキャップ(同5万2800円)、人気スニーカー“エリス(ELYSE)”(同12万5400円)などを用意する。

 今回のコラボについて、奈良氏は「ステラ・マッカートニーは、はっきりとした意志を持つ芯のある人。前回のコラボレーションでは、ステラが選んだ作品を自由にデザインに落とし込んでもらったが、今回は私が選んだ作品を使い、自由にやってもらった」とコメントしている。

 イメージビジュアルのモデルには、アオイヤマダと伊藤万理華、刈込るちあ、浅井小次郎を起用した。なお、奈良氏とのコラボアイテムは、2023年初頭にも展開予定だという。

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第二の「ボタニスト」は作れるか  I-neが「ヨル」の“夜間美容”に見出す商機

 昨年9月に発売したI-neのナイトケアビューティーブランド「ヨル(YOLU)」が、発売から約1年(9月30日時点)で累計販売個数1000万を突破した。同社の看板シリーズ「ボタニスト(BOTANIST)」の発売当時(2015年)の初動に迫る好調なすべり出しで、同社のヘアケアカテゴリーにおける“第二の矢”として期待を懸ける。

 「ヨル」は、髪の油分と水分バランスを整える“リラックスナイトリペア”と摩擦や乾燥などからのダメージ保護に重点をおく“カームナイトリペア”の2つのシリーズで構成。それぞれシャンプー・トリートメント(各475mL、税込1540円)、ジェルヘアマスク(145g、同)、ヘアオイル(80mL、同)をラインアップする。いずれも髪のキューティクル補修などにより、就寝中に起きる摩擦から髪を守る働きが期待できるという。

 使用者からのフィードバックでは、「翌朝の仕上がりやまとまり、香りのよさといった、ヘアケア製品としてのエッセンシャルな品質・機能に高い評価をいただいている」と藤岡礼記・執行役員マーケティング本部長。「僕らが目指しているのは、ドラッグストアやバラエティーストアで売られている他社製品よりも『少し高くて、少しいい商品』ではない。数千円はするサロン専売品レベルのクオリティーのものが、この価格で手に入ることに価値がある」と語る。

 ただ、「ヨル」のヒット要因は、ヘアケア用品としての品質や機能だけでは語れない。「ボタニスト」を屋台骨へと育てると共に、日本のヘアケア市場で“ボタニカルシャンプー”という新たなカテゴリーを開拓したノウハウが生きている。

「ボタニスト」の知見を生かし
コンセプトと体験を設計

 “第二のボタニストを作る”という号令の下、一昨年スタートした全社一丸のブランド開発プロジェクトから「ヨル」は生まれた。全社員から集まった約70のアイデアから選ばれたのが“ナイトケアビューティー(夜間美容)”のコンセプトだ。発案者は20代の若い女性社員。欧米を中心に広まる、「寝ているときにもパックをして時間を有効活用する」という新しいスキンケア習慣にヒントを得た。

 藤岡執行役員は、「このコンセプトを選んだ最大の理由は“タイミング”だった」と話す。「ボタニスト」の成功について「自然由来の処方と化学の融合を、当時海外で流行っていた“ボタニカル”というワードでいち早く表現できたこと」が要因のひとつであると振り返る。「今はコロナ禍で消費者の意識がセルフケアに向かっている。“ナイトケアビューティー”のコンセプトは、安らぎや癒やしを求める消費者心理にマッチしていた」。

 また、趣向を凝らしたボトルデザインが大半だった日本のヘアケア市場で、透明のボトルに手描き文字のラベルでデビューした「ボタニスト」のルックスは新鮮に映った。「ヨル」においても、「製品のファーストインプレッションを決める『パッケージ』『即効性』には特に力を入れた」。夜明け前をイメージした神秘的なボトルデザインはSNSを中心に話題に。処方面では、ダメージを修復する保湿成分ナイトセラミド、地肌を整えるネムノキ樹皮エキス、ハスの花エキス、さらにキューティクルを補修する18-MEAやCMC類似補修成分を配合し、「洗い流した瞬間から、こっくりとした潤いを感じられること」にこだわった。

 「単に『いいものを安く作る』という発想では、自社工場を抱える大手企業には太刀打ちできない」と藤岡執行役員。「僕らはファブレス(工場を持たない)なビジネスモデルだからこそ、研究・開発リソースの枠組みにとらわれないアイデアが出てくる。『世の中にどんな価値を提供したいのか』を起点にコンセプトを設計し、それから一緒に実現できる工場を探す。遠回りに思えるが、市場にないものを生み出すためには必要なプロセスだ」。

リピーター獲得を強化
長期的な成長シナリオを描く

 「ボタニスト」の売上高(21年12月期)は約140億円。同社の売上高283億円(同)の半分近くを占める。収益源を多角化し、より強固な事業ポートフォリオを作る上でも「ヨル」の育成は至上命題だ。藤岡執行役員は「売り上げで『ボタニスト』と並べるだけのポテンシャルはある」と期待を寄せる。

 「ボタニスト」ではリピーター獲得が長期的な成長要因となっている。同社が今年2月に実施したアンケートでは、他社の1000円以上のシャンプーと比較して継続購入率※が最も高い結果となった。同様に、「ヨル」の今後の成長においても、いかに継続購入を増やすかがカギになる。「根強いファンを作るためには、ブランドのコンセプトや世界観をより広く、深く理解してもらうことが必要だ」。処方のブラッシュアップやラインアップ強化、インフルエンサーを活用した認知拡大など、さらなる売り上げ拡大へアクセルを踏む。

10〜60代の3万人を対象に、「2回以上購入して使用したことがある」という項目で調査

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第二の「ボタニスト」は作れるか  I-neが「ヨル」の“夜間美容”に見出す商機

 昨年9月に発売したI-neのナイトケアビューティーブランド「ヨル(YOLU)」が、発売から約1年(9月30日時点)で累計販売個数1000万を突破した。同社の看板シリーズ「ボタニスト(BOTANIST)」の発売当時(2015年)の初動に迫る好調なすべり出しで、同社のヘアケアカテゴリーにおける“第二の矢”として期待を懸ける。

 「ヨル」は、髪の油分と水分バランスを整える“リラックスナイトリペア”と摩擦や乾燥などからのダメージ保護に重点をおく“カームナイトリペア”の2つのシリーズで構成。それぞれシャンプー・トリートメント(各475mL、税込1540円)、ジェルヘアマスク(145g、同)、ヘアオイル(80mL、同)をラインアップする。いずれも髪のキューティクル補修などにより、就寝中に起きる摩擦から髪を守る働きが期待できるという。

 使用者からのフィードバックでは、「翌朝の仕上がりやまとまり、香りのよさといった、ヘアケア製品としてのエッセンシャルな品質・機能に高い評価をいただいている」と藤岡礼記・執行役員マーケティング本部長。「僕らが目指しているのは、ドラッグストアやバラエティーストアで売られている他社製品よりも『少し高くて、少しいい商品』ではない。数千円はするサロン専売品レベルのクオリティーのものが、この価格で手に入ることに価値がある」と語る。

 ただ、「ヨル」のヒット要因は、ヘアケア用品としての品質や機能だけでは語れない。「ボタニスト」を屋台骨へと育てると共に、日本のヘアケア市場で“ボタニカルシャンプー”という新たなカテゴリーを開拓したノウハウが生きている。

「ボタニスト」の知見を生かし
コンセプトと体験を設計

 “第二のボタニストを作る”という号令の下、一昨年スタートした全社一丸のブランド開発プロジェクトから「ヨル」は生まれた。全社員から集まった約70のアイデアから選ばれたのが“ナイトケアビューティー(夜間美容)”のコンセプトだ。発案者は20代の若い女性社員。欧米を中心に広まる、「寝ているときにもパックをして時間を有効活用する」という新しいスキンケア習慣にヒントを得た。

 藤岡執行役員は、「このコンセプトを選んだ最大の理由は“タイミング”だった」と話す。「ボタニスト」の成功について「自然由来の処方と化学の融合を、当時海外で流行っていた“ボタニカル”というワードでいち早く表現できたこと」が要因のひとつであると振り返る。「今はコロナ禍で消費者の意識がセルフケアに向かっている。“ナイトケアビューティー”のコンセプトは、安らぎや癒やしを求める消費者心理にマッチしていた」。

 また、趣向を凝らしたボトルデザインが大半だった日本のヘアケア市場で、透明のボトルに手描き文字のラベルでデビューした「ボタニスト」のルックスは新鮮に映った。「ヨル」においても、「製品のファーストインプレッションを決める『パッケージ』『即効性』には特に力を入れた」。夜明け前をイメージした神秘的なボトルデザインはSNSを中心に話題に。処方面では、ダメージを修復する保湿成分ナイトセラミド、地肌を整えるネムノキ樹皮エキス、ハスの花エキス、さらにキューティクルを補修する18-MEAやCMC類似補修成分を配合し、「洗い流した瞬間から、こっくりとした潤いを感じられること」にこだわった。

 「単に『いいものを安く作る』という発想では、自社工場を抱える大手企業には太刀打ちできない」と藤岡執行役員。「僕らはファブレス(工場を持たない)なビジネスモデルだからこそ、研究・開発リソースの枠組みにとらわれないアイデアが出てくる。『世の中にどんな価値を提供したいのか』を起点にコンセプトを設計し、それから一緒に実現できる工場を探す。遠回りに思えるが、市場にないものを生み出すためには必要なプロセスだ」。

リピーター獲得を強化
長期的な成長シナリオを描く

 「ボタニスト」の売上高(21年12月期)は約140億円。同社の売上高283億円(同)の半分近くを占める。収益源を多角化し、より強固な事業ポートフォリオを作る上でも「ヨル」の育成は至上命題だ。藤岡執行役員は「売り上げで『ボタニスト』と並べるだけのポテンシャルはある」と期待を寄せる。

 「ボタニスト」ではリピーター獲得が長期的な成長要因となっている。同社が今年2月に実施したアンケートでは、他社の1000円以上のシャンプーと比較して継続購入率※が最も高い結果となった。同様に、「ヨル」の今後の成長においても、いかに継続購入を増やすかがカギになる。「根強いファンを作るためには、ブランドのコンセプトや世界観をより広く、深く理解してもらうことが必要だ」。処方のブラッシュアップやラインアップ強化、インフルエンサーを活用した認知拡大など、さらなる売り上げ拡大へアクセルを踏む。

10〜60代の3万人を対象に、「2回以上購入して使用したことがある」という項目で調査

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第二の「ボタニスト」は作れるか  I-neが「ヨル」の“夜間美容”に見出す商機

 昨年9月に発売したI-neのナイトケアビューティーブランド「ヨル(YOLU)」が、発売から約1年(9月30日時点)で累計販売個数1000万を突破した。同社の看板シリーズ「ボタニスト(BOTANIST)」の発売当時(2015年)の初動に迫る好調なすべり出しで、同社のヘアケアカテゴリーにおける“第二の矢”として期待を懸ける。

 「ヨル」は、髪の油分と水分バランスを整える“リラックスナイトリペア”と摩擦や乾燥などからのダメージ保護に重点をおく“カームナイトリペア”の2つのシリーズで構成。それぞれシャンプー・トリートメント(各475mL、税込1540円)、ジェルヘアマスク(145g、同)、ヘアオイル(80mL、同)をラインアップする。いずれも髪のキューティクル補修などにより、就寝中に起きる摩擦から髪を守る働きが期待できるという。

 使用者からのフィードバックでは、「翌朝の仕上がりやまとまり、香りのよさといった、ヘアケア製品としてのエッセンシャルな品質・機能に高い評価をいただいている」と藤岡礼記・執行役員マーケティング本部長。「僕らが目指しているのは、ドラッグストアやバラエティーストアで売られている他社製品よりも『少し高くて、少しいい商品』ではない。数千円はするサロン専売品レベルのクオリティーのものが、この価格で手に入ることに価値がある」と語る。

 ただ、「ヨル」のヒット要因は、ヘアケア用品としての品質や機能だけでは語れない。「ボタニスト」を屋台骨へと育てると共に、日本のヘアケア市場で“ボタニカルシャンプー”という新たなカテゴリーを開拓したノウハウが生きている。

「ボタニスト」の知見を生かし
コンセプトと体験を設計

 “第二のボタニストを作る”という号令の下、一昨年スタートした全社一丸のブランド開発プロジェクトから「ヨル」は生まれた。全社員から集まった約70のアイデアから選ばれたのが“ナイトケアビューティー(夜間美容)”のコンセプトだ。発案者は20代の若い女性社員。欧米を中心に広まる、「寝ているときにもパックをして時間を有効活用する」という新しいスキンケア習慣にヒントを得た。

 藤岡執行役員は、「このコンセプトを選んだ最大の理由は“タイミング”だった」と話す。「ボタニスト」の成功について「自然由来の処方と化学の融合を、当時海外で流行っていた“ボタニカル”というワードでいち早く表現できたこと」が要因のひとつであると振り返る。「今はコロナ禍で消費者の意識がセルフケアに向かっている。“ナイトケアビューティー”のコンセプトは、安らぎや癒やしを求める消費者心理にマッチしていた」。

 また、趣向を凝らしたボトルデザインが大半だった日本のヘアケア市場で、透明のボトルに手描き文字のラベルでデビューした「ボタニスト」のルックスは新鮮に映った。「ヨル」においても、「製品のファーストインプレッションを決める『パッケージ』『即効性』には特に力を入れた」。夜明け前をイメージした神秘的なボトルデザインはSNSを中心に話題に。処方面では、ダメージを修復する保湿成分ナイトセラミド、地肌を整えるネムノキ樹皮エキス、ハスの花エキス、さらにキューティクルを補修する18-MEAやCMC類似補修成分を配合し、「洗い流した瞬間から、こっくりとした潤いを感じられること」にこだわった。

 「単に『いいものを安く作る』という発想では、自社工場を抱える大手企業には太刀打ちできない」と藤岡執行役員。「僕らはファブレス(工場を持たない)なビジネスモデルだからこそ、研究・開発リソースの枠組みにとらわれないアイデアが出てくる。『世の中にどんな価値を提供したいのか』を起点にコンセプトを設計し、それから一緒に実現できる工場を探す。遠回りに思えるが、市場にないものを生み出すためには必要なプロセスだ」。

リピーター獲得を強化
長期的な成長シナリオを描く

 「ボタニスト」の売上高(21年12月期)は約140億円。同社の売上高283億円(同)の半分近くを占める。収益源を多角化し、より強固な事業ポートフォリオを作る上でも「ヨル」の育成は至上命題だ。藤岡執行役員は「売り上げで『ボタニスト』と並べるだけのポテンシャルはある」と期待を寄せる。

 「ボタニスト」ではリピーター獲得が長期的な成長要因となっている。同社が今年2月に実施したアンケートでは、他社の1000円以上のシャンプーと比較して継続購入率※が最も高い結果となった。同様に、「ヨル」の今後の成長においても、いかに継続購入を増やすかがカギになる。「根強いファンを作るためには、ブランドのコンセプトや世界観をより広く、深く理解してもらうことが必要だ」。処方のブラッシュアップやラインアップ強化、インフルエンサーを活用した認知拡大など、さらなる売り上げ拡大へアクセルを踏む。

10〜60代の3万人を対象に、「2回以上購入して使用したことがある」という項目で調査

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容器リサイクル後進国・アメリカ 重い腰を上げ始めたビューティ業界【鈴木敏仁USリポート】

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。プラスチックごみの削減が世界的に叫ばれる中、取り組みが遅れていたアメリカのビューティ企業が重い腰を上げ始めた。今回は大手ビューティ企業や小売業、スタートアップのリサイクルの取り組みをまとめてみた。

 環境団体グリーンピースの最新レポートによると、昨年の米国における家庭から出たプラスチックごみの総量は年間5100万トンで、そのうちリサイクルされているのは240万トンに過ぎないという。比率にするとわずか4.7%で、残りはすべて土壌廃棄か焼却されている。

 いったん商品となったものをリサイクル目的で集めて、物流し、施設で加工する、この一連の工程をリサイクルストリームと呼ぶのだが、これが完結していないケースは多い。例えばアメリカのプラスチックごみの多くが中国に送られるのだが、中国で土壌廃棄か焼却されているにもかかわらず、現地でどう処理されているのか関知せず中国へ送り出した時点でリサイクル完了とするのがほとんどと言われる。

 われわれ消費者は容器上に印字されているリサイクルマークに従って、消費後に容器を所定のリサイクルス場所に戻すのだが、そこから先は見えず、戻した時点で満足してしまっているのが現状と言えそうだ。

 ただリサイクルマークが表示されて、消費者が積極的に容器を戻すカテゴリーはまだ良いかもしれない。実はこのリサイクルが最も進んでいない分野がビューティなのである。理由は容器形状が多様かつ複雑で、複数の素材が混在するため、リサイクルにコストがかかり難しいからだそうだ。コスメに顕著で、口紅、マスカラ、コンパクトなど、思い浮かべていただければ素人でも理解できる話である。

 もちろんニーズはあり複数の企業が種まきをして取り組んできたのだが、ウォルマート(WALMART)やセフォラ(SEPHORA)といった大手企業がとうとう本腰を入れ始めて、撒かれた種が芽吹き始めたように感じている。

 この半年ぐらいの動きを以下整理してみよう。

ウォルマート:集荷用専用の大型コンテナを設置

 ウォルマートはP&Gやユニリーバ(UNILEVER)といった大手メーカーと共同で実験を開始している。対象となるのはヘアケア、スキンケア、コスメティックスで、25店舗に集荷用専用の大型コンテナを設置、ウォルマートで買ったものに限らず、また参加メーカーに限らず全ブランドを対象としている。

 回収した商品は専用施設で洗浄し、素材のタイプによって仕分けし、粉砕するなど原材料ベースになるまで加工して新たな商品製造に利用する。重要なのはリサイクルストリームを誰が担うのかなのだが、請け負うのは日本でも事業を開始しているテラサイクル社(TERRACYCLE)である。

セフォラ:リサイクル専門業者とタッグ

 セフォラは2019年に一部の店舗で空のビューティアイテムを3つ持ち込むとPB(プライベートブランド)商品を15%値下げする実験プログラムを導入していたのだが、今年の7月に専門業者パクトコレクティブ(PACT COLLECTIVE)と契約して35店舗で本格的なリサイクルを開始している。

 パクトコレクティブは店頭に専用ボックスを設置してリサイクルストリームを請け負う企業で、ビューティ専門店を中心にして北米に220店舗をカバーしている。物流観点でいえばリサイクルボックスを一定商圏内に一定の閾値(しきいち、上限値)を超えて設置することが不可欠で、セフォラの参加は効率向上に一役買うことだろう。

 ちなみに創業者は1990年代にMACコスメティックスでリサイクルプログラムに参加してニーズに気づき、中身の詰め替え可能なビューティを売る専門店の創業を経てパクトコレクティブを立ち上げている。

ザボディショップ:容器の中身詰め替えに本腰

 冒頭のプラスチックの事例のように実際のリサイクル率が低いという問題は簡単には解決できず、究極的にはリユース(容器の再使用)やリフィル(中身の詰め替え)しかないと言われている。

 専門店としてリフィルに取り組んでいる大手企業が英ザボディショップ(THE BODY SHOP)である。2019年にロンドンで実験を開始、徐々に拡大して4月にアメリカで年末までに全店舗の49%に導入すると発表している。

 アルミ製のリフィル可能ボトルを用意して既存の商品と一緒に売り、お客は中身がなくなったら自分で洗浄し、空のボトルを店頭に持ち込み込み、リフィル専用の什器を使って店員が詰め替えるという手順だ。

テラサイクル:日本でもお馴染みの「ループ」の会社

 再使用可能なパッケージを使い回すプログラムで知られているのが既述のテラサイクルで、名称は「ループ(LOOP)」、日本でも事業を開始しているのでご存知の方も少なくないことだろう。ウォルマートやクローガー(KROGER)など大手が参加しており知名度が徐々に上がりつつある。シャンプー、リンス、ハンドソープといったパーソナルケアの液体商品が主体となっている。

 お客は店頭またはネットで専用ボトルに入った商品を購入、売価には容器代が加算されて、使用後に店頭または宅配で返品すると容器代が返金される。テラサイクルは回収後に洗浄しメーカーに送り、メーカーが再充填するという仕組みとなっている。

ユニ:注目のD2Cスタートアップ企業

 ユニ(UNI)というD2Cのスタートアップも登場している。ポンプがついたディスペンサーと中身が入るボトルを分離、ボトルをディスペンサーにはめて利用する形式で、ディスペンサーは手元に置いてボトルのみ再使用するという仕組みである。カテゴリーはバスルームで利用するシャンプー、リンス、ボディウォッシュのみ。昨年初頭に400万ドルのシード資金を調達したばかりで将来性は未知だが、リユースを中心に据えたD2Cがどこまで受け入れられるのか注目だ。

若い消費者のエコ意識に背中押される

 アメリカは詰め替えの普及が遅かった国である。ハンドウォッシュやシャンプーといった液体商材で日本では詰め替えがかなり前から定着しており、なぜアメリカで広まらないか不思議に感じていた。日本は細かいゴミ分別という煩雑さがある一方アメリカは緩く、これが消費者をして廃棄意識の違いになっていたのかもしれない。

 ただ状況は変わりつつある。業界誌の取材に対してザボディショップの担当者は、Z世代やミレニアルズといった若年層が詰め替えモデルを後押ししていると発言している。アメリカでは若年層を中心にしてエコ意識が高まっており、アメリカでもようやく取り組みが拡大してきたといったところである。

 リサイクルの難しいコスメティックスで芽が出始めたのも若年層の存在がありそうだ。やらないと店舗が支持されなくなる時代が来ているのだ。

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