ブルガリ ギンザ・バーで味わう世界のトップバーテンダーによるカクテル イタリアとカクテルの親密な関係

 「ブルガリ(BVLGARI)」は12月14〜15日、ブルガリ ギンザ・バーで3年ぶりにカクテルイベント“シンポジア”を開催した。“シンポジア”とは世界のトップバーテンダーを招聘して行うイベントで「ブルガリ リゾート ドバイ」ザ ブルガリ バーのバーテンダーであるダリオ・スキアヴォーニが登場。29〜30日には、イタリア・ローマのバーであるドリンクコングのオーナー兼共同創業者であるパトリック・ピストレージが腕を振るう。

 14日のカクテルテイスティングでは、ダリオとブルガリ ギンザ・バーのビバレッジマネジャーの川久保安寛が、それぞれのシグニチャーカクテルを振る舞った。

 ダリオのシグニチャーカクテルは、ベースであるドバイをほうふつとさせる5種類。ジンに中東で人気の香辛料であるスマックやタマリンドシロップなどを加えてグレープフルーツソーダで割った“デザートパワー”は、フレッシュでドバイのような暑い気候にピッタリだ。コニャックベースの“サイドカー”をアレンジした“イエロー オア ゴールド”はチリでスパイシーに仕上げている。ダリオのトレードマークである口ひげのイタリア語“ムスタッキオーニ”は、イタリアの代表的なカクテル“ネグロニ”にポートワインを加えてひねりを効かせ、チョコレートの口ひげが添えられている。ラム酒がベースの“ベルペッパー”は、“ダイキリ”の変化球、ウォッカにラベンダーシロップを加えた“パープルスカイ”は夕暮れの空の色を想起させる紫色が印象的で、ドバイでも人気のカクテルだという。ダリオは、世界のベストバー50にランクインした「ブルガリ リゾート ドバイ」のバーテンダーということもあり、見事な手さばきに軽快なトークを混ぜながら、これらカクテルを提供。どのカクテルも、独自の素材をミックスすることで個性が際立つ味わいだった。

イタリアとカクテルの親密な関係

 川久保は、カクテルのストーリーを語りながらブルガリ ギンザ・バーのシグニチャーカクテル2種類をつくった。日本でいう“ハイボール”は、海外ではハイボールグラスに入ったカクテル全てを指すそうだ。“ディス イズ ノット ア ハイボール”というユーモラスな名前のカクテルは、その名の通り、“ハイボール”=ウイスキーのソーダ割りという概念を覆す美味しさ。そのわけは、 ヨーグルトにある。爽やかで口当たりが良く、何杯も飲めそうだ。

 “フレッチャロッサ”とは、イタリアのトリノからナポリまで運行する高速列車のこと。このカクテルの素材は、ミラノのカンパリ、トリノのカカオ、ローマのフォーティファイド フラスカーティというワイン、サレルノはモッツアレラチーズウォーターといったように、停車する各地の名産品からヒントを得ているという。

 川久保は、イタリアとカクテルの関係についても説明。イタリアでカクテルが生まれたのが1867年。ミラノ産のカンパリとトリノ産のベルモットをミックスしたカクテルが“アメリカーノ”で、それにジンを加えたのがフィレンツェで生まれた“ネグローニ”だそうだ。“マティーニ”というとアメリカのイメージが強いが、ジンとスイートベルモットのカクテル“ジン アンド イット”のベルモットをドライに変えたものが“マティーニ”だ。イタリアには「マルティニ」というベルモットブランドもある。ベネチアの「チプリアーニ」ホテルで生まれたモモのピューレとスプマンテをミックスした“ベリーニ”の名前は画家の名前、モモがブドウになると同じく画家である“ティツィアーノ”の名前がつくそうだ。カクテルのほとんどがアメリカで生まれたと思っていたが、イタリアがルーツのカクテルの多さに驚いた。日本におけるカクテル文化はまだまだ。今回のテイスティングイベントで、カクテルは素材の組み合わせや背後のストーリー、組み合わせるグラスなど、いろいろな楽しみ方ができるものだと実感した。

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藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」×「ラミダス」 発色の良いチェック柄ウールバッグ

 バッグブランドの「ラミダス(RAMIDUS)」と藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」は12月23日、コラボレーションによるホリデーコレクションを発売する。

 ラインアップはS、M、Lとサイズが選べるボックス型トートバッグ(6380〜8580円税込、以下同)と、リビングやデスク周りの収納に便利なコンパクトサイズのストレージバッグ(6380円)。表地はオリジナルのチェック柄ウールで、軽量でソフトな肌触りと、レッド、パープル、グリーン、ブルーの発色の良いカラーリングが特徴だ。ハンドルには、両ブランドのロゴを織りで表現した。

 裏原宿の「ラミダス」東京ストアと公式オンラインストア、同ブランドの取り扱い店舗で扱う。

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カラータイツで手軽にかなえる、冬のドレスアップ術【2022-23年秋冬トレンド】

 今シーズン、カラータイツを着こなしのスパイスに使う提案が相次いでいます。脚線を艶やかに見せられるだけでなく、差し色効果でスタイルにメリハリもつけられます。「マリー クワント(Mary Quant)」やツィッギー(Twiggy)などの60年代ムードが復活するレトロトレンドが追い風に。地味に映りがちな冬ルックに、華やかさを添えるメリットも見逃せません。人気が続くミニスカートとも相性抜群です。

 さまざまな色が登場しているので、自分のスタイルに合った色を取り入れられるのもうれしいところ。たとえば、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は鮮やかなピンクをセレクト。全体を濃淡違いのピンクでまとめて、“Y2K”風のミニルックに仕上げました。厚底シューズの色も一体化させて、レッグラインを細く長く見せています。今回はカラータイツを巧みに取り入れた新コーディネートを、有力ブランドのコレクションからピックアップしました。

白タイツでリュクスに格上げ

 カラータイツはカラフルな色のイメージですが、白も立派なカラータイツです。ストッキングに多い淡いトーンではなく、はっきりしたホワイトなら、クラス感のあるノーブルな風情に。深い色味の服とのコントラストがポイントです。

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、モスグリーンのミリタリー風デザインコートが主役。そこに白タイツと白ブーツを加えて、凜々しさとピュアさを同居させました。白タイツが気品を寄り添わせています。

トレンドのグリーンはダークトーンで大人使い

 グリーンは、年をまたいだトレンドカラーの地位を保っています。緑のバリエーションの中でも、黒に近いダークグリーンは大人っぽくまとえる絶好の色。明るい色のタイツよりコーディネートに落とし込みやすい色でもあります。

 パテント素材のミニ丈ワンピースをキーアイテムに据えて、ミステリアスなムードにまとめたのは「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」。ダークグリーンのタイツがレッグラインをスレンダーに描き出し、差し色に添えた赤を引き立てています。タイツをあまり目立たせたくないときに使いやすいカラーです。

トップスと色をそろえてレトロ感を演出

 素肌にフィットする“セカンドスキン”は、これから盛り上がる“新ボディーコンシャス”のキーピース。明るい色をまとえば、一段とボディーポジティブな印象に。少しくすんだトーンを選べば、レトロなムードを醸し出せます。

 「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、ボディスーツのようなトップスとタイツのコンビネーションで、ヘルシーなたたずまいに仕上げました。トップスとタイツの色をそろえて、セットアップのような統一感を演出。穏やかなオレンジの色調が、レトロな雰囲気を寄り添わせています。逆にスカートとブーツは黒で引き締めて、コントラストを際立たせました。

シャイニーなブルーで黒ルックに差し色

 シャイニーなカラータイツは、レッグラインをシャープに見せてくれます。冬ルックに不足しがちな艶やかなカラーを補う上でも、便利に使える好都合なアイテムです。ダークカラーの服に差し色を迎える際にも役に立ちます。

 ゴージャスな提案が得意な「トム フォード(TOM FORD)」は、毛足が長いブラックコートをワンピース風に提案しました。ボリュームたっぷりのコートにターコイズブルーのタイツを添えて、しなやかな見え具合に。タイツの光沢がグラマラスな雰囲気も同時に印象付けました。

注目色“ビバ・マゼンタ”はマルチカラーで迎えて

 パントン社が、毎年12月初旬に発表する来年のトレンドカラー“パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー(Pantone Color of the Year)”に、2023年は深紅の“ビバ・マゼンタ(Viva Magenta)”が選ばれました。マゼンタピンクを混ぜたような色味が、プラウドで楽観的な新たなムードを象徴するかのようです。

 カラータイツ使いが得意なブランドの代表格「アナ スイ(ANNA SUI)」は、ビバ・マゼンタに近い色合いのタイツを披露しました。主張が強い色をうまくなじませるには、マルチカラーの装いに混ぜるのが選択肢の一つ。テイストの近い色のブーツと合わせて、レイヤード風に仕上げているのも色を生かす小技です。

 鮮やかなカラータイツを取り入れたスタイリングは、ワンポイントで手軽く冬ルックをおしゃれに格上げしてくれる着こなし術です。体のラインを隠さない“新ボディーコンシャス”のトレンドも表現しやすく、ミニスカートの視線はずしの役割も担ってくれるので、この冬はレッグラインを艶やかに彩ってみてはいかがでしょう。

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「プラダ」が伊勢丹新宿でポップアップ 新たな形・カラーのバッグや財布を世界先行販売

 「プラダ(PRADA)」は12月21〜31日の期間、伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージにポップアップストア「PRADA HIDEAWAY」をオープンする。

 シアリング(羊毛)ジャケットやカシミヤなどのウィメンズウエア、シューズ、アクセサリーが一堂にそろい、新たな形・カラーのバッグ(30万8000円〜税込、以下同)や財布を世界先行販売する。また、パテント素材のローファー(15万700円)はポップアップ限定色のホワイトを発売する。

 「プラダ」は、「会場は、縦と横のラインを生かしたカスタムメードの家具で飾られ、壁全体に木目柄を採用。居心地の良さと開放的な雰囲気を演出する」と話す。

■「PRADA HIDEAWAY」ポップアップ
日程:12月21〜31日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「プラダ」が伊勢丹新宿でポップアップ 新たな形・カラーのバッグや財布を世界先行販売

 「プラダ(PRADA)」は12月21〜31日の期間、伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージにポップアップストア「PRADA HIDEAWAY」をオープンする。

 シアリング(羊毛)ジャケットやカシミヤなどのウィメンズウエア、シューズ、アクセサリーが一堂にそろい、新たな形・カラーのバッグ(30万8000円〜税込、以下同)や財布を世界先行販売する。また、パテント素材のローファー(15万700円)はポップアップ限定色のホワイトを発売する。

 「プラダ」は、「会場は、縦と横のラインを生かしたカスタムメードの家具で飾られ、壁全体に木目柄を採用。居心地の良さと開放的な雰囲気を演出する」と話す。

■「PRADA HIDEAWAY」ポップアップ
日程:12月21〜31日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ベルサイユのばら」×「アナスイ」のコラボハンカチが「ハンカチーフギャラリー」の自動販売機で発売 価格は1100円〜

 繊維製品の企画・販売をするブルーミング中西はバンダイと協業し、「ベルサイユのばら」と「アナスイ(ANNA SUI)」がコラボレーションして制作したハンカチやタオルを、「ハンカチーフギャラリー」の自動販売機で販売する。ラインアップはプリントハンカチ(2200円税込、以下同)やタオルハンカチ(1100円)、スマホ拭きハンカチ(1320円)など。

 自動販売機は現在、アトレ吉祥寺や銀座線日本橋駅に展開している。そのほか、今回のコラボコレクション発売に際して、新たに期間限定でハンズ銀座店5階(12月20〜1月15日)、東武ホープセンター(12月26〜16日)、JR九州博多駅 北改札 中2階北通路(12月20〜1月15日)に自動販売機を設置する。

 今回のコラボコレクションは、「ベルサイユのばら」の50周年を記念したもの。デザインは、薔薇をメインにオスカルやマリー・アントワネットなど、作中で人気のキャラクターと「アナ スイ」の世界観を掛け合わせている

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サッカーW杯の終演に「ルイ・ヴィトン」 トロフィー用トランクを製作

 2022 FIFAワールドカップの決勝戦に、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のトランクに収められたトロフィーが登場した。プレゼンターは、同ブランドのウエアを着用したインドの俳優ディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)が務めた。

 「ルイ・ヴィトン」は4大会連続でトロフィー用トランクを製作。チタンで覆われた特注品は、フランス・アニエールのアトリエでハンドメードされた。

 パードゥコーンはギャザーをあしらったスリーブレスパーカ、コットンポプリンの白シャツ、シルク製スカートという出立ちだった。

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「ポール & ジョー」とフランス洋菓子「ダロワイヨ」が猫つながりで初コラボ 猫デザインのスイーツを発売

 「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE、以下ポール & ジョー)」は2023年1月10日、フランス洋菓子ブランド「ダロワイヨ(DALLOYAU)」とコラボレーションしたスイーツを、「ポール & ジョー」の一部店舗、「ダロワイヨ」の店舗、両社の公式オンラインショップで同時発売する。両ブランドのコラボレーションは初めて。共にブランドの“顔”となっている猫をデザインしたコラボ品のほか、「ポール & ジョー」「ダロワイヨ」それぞれの限定品も展開する。

 今回のコラボレーションは共にフランス・パリ発祥のブランドである縁から実現。「ポール & ジョー」はソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)デザイナーの愛猫であるジプシーとヌネットをデザインしたパッケージや猫をかたどったリップクリームなどがお馴染みだが、一方の「ダロワイヨ」も白猫のジョセフィーニャをブランドキャラクターに据えており、猫をデザインの中心に据えたコラボ製品を企画した。

 両ブランドで取り扱うスイーツは、ジプシー、ヌネット、ジョセフィーニャが花の中から顔を出すデザインの丸缶に2種類のチョコレートを詰めた“ショコラ ミャオ缶”(全2種、各3枚入り、税込各880円、以下同)と、マカロンに乗る猫の姿をデザインした小箱に入ったマカロンラスク“ニャカロンラスク”(3個入り全2種、各378円)。マカロンラスクはヌネットデザインの箱がフレーズ風味、ジプシーデザインはショコラ味となっている。

 そのほか、「ポール & ジョー」の限定品として、バターフレーバーのハート型サブレ“ヌネットサブレ”とショコラ味のサブレ“ジプシーサブレ”(3枚入り、各648円)、マカロンラスクを詰め合わせた“ニャカロンラスク ドゥ”(864円)も用意している。

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主婦と生活社の「レオン」が会員コミュニティーをパワーアップ。全身「レオン」のアツい人を増やす 【編集長インタビュー】

 主婦と生活社の「レオン(LEON)」が手掛ける会員コミュニティー「Club LEON」が10月にパワーアップした。月額5000円のサブスクリプションサービスに変更はないが、雑誌最新号を会報誌として郵送、ECクーポンの付与など新たな特典を追加した。「Club LEON」の特典の中では今年から復活解禁した対面イベントの優先参加権に大きなメリットを感じる会員が多く、イベント開催ごとに会員数が伸びているという。2022年末にはスペシャルゲストに小室哲哉氏を迎え、300人超の着席ディナーイベント「NOEL LEON」を開催予定。「Club LEON」会員のほか、「ウブロ(HUBLOT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドンペリニヨン(DON PERIGNON)」「タトラス(TATRAS)」など、豪華協賛ブランドのVIPも数多く参加する。10月に開催したW大阪×「レオン」の「ハロウィンパーティー」には200人が来場。40万円のVIPシートから売れていったという。

 「レオン」は、創刊20周年を機に一昨年、組織改革や新事業の準備をスタート。組織においては広告担当が編集部所属(メディアビジネス事業室)となり、編集担当と同じフロアで「レオン」のメディア力を活用した新規事業も構想している。編集担当はデスク以上の部員がそれぞれSNSやEC、イベント、有料会員のコミュニティー「Club LEON」に向けたビジネスを担当し、石井洋編集長がそれらを束ねている。

 「Club LEON」を担当する堀川正毅編集長代理は、「コロナ禍中は対面イベントが企画できず、入会してくれた人に何を提供したら良いのかわからない時もあった。良かれと思った企画でも、参加者は数人という苦い経験をしたこともある」というが、「今年の後半は少しずつリアルなイベントが開催できるようになって、会員数はこの3カ月で急増している。リアルイベントは、『これを待っていたんだ』という反響が大きかった。引き続き分母を増やし、オフラインでの対面の前後にオンラインで期待や余韻を楽しむコミュニティーを築きたい」と意気込んでいる。

 そんな有料会員を巻き込む近藤高史副編集長も、「読者はリアルなイベントを求めていることを、コロナ禍に全国の読者に会いに行って確信した。神戸に80人ほどを招いたイベント(6月)では、求められているものがリアルに実感できたし、招待客からも『リアルなイベントなら有料の価値がある』『会員になりたい』との反響をいただいた。W大阪で10月に開催したハロウィンイベントは、土地柄もあって200人近くが参加、本当に盛り上がった。今後は、有料会員は安く早く申し込めたり、アーリー・チェックインができたり、良い席をご用意したりして、そのメリットを提供していきたい」と話す。

 石井洋編集長は「僕らの提案に影響を受ける人たちが会員だと定義したら、中心は『Club LEON』で、そこから同心円上に雑誌やウェブ、SNSが位置している。グローバル化と同様にセグメント化も進んでいるが、この世代の男性には所属・帰属したいと思えるコミュニティーが少ない。『Club LEON』は、感謝されるような存在になり得る」と話す。濃いファンに向けた世界とコンテンツづくりを進めた結果、「『この文章は面白かった』といちいち反応してくれたり」(近藤副編集長)、「娘の進路相談をされたり(笑)」(堀川編集長代理)のような、「全身『レオン』に染まった、アツい人たち」(石井編集長)が増えてきたという。


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問い合わせ先
主婦と生活社 LEON編集部 メディアビジネス事業室
03-3563-5135

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ナイキ傘下RTFKTによるプロジェクト「クローン X」のホルダー向けイベントに潜入



  12月17日、RTFKT(アーティファクト)によるプロジェクト「クローン X(CLONE X)」のNFT所有者に向けたイベント「クローン X トーキョー(Clone X Tokyo)」が渋谷のクラブキャメロット(CLUB CAMELOT)で行われた。

 RTFKTはファッション関係のNFTを手掛けるスタートアップ企業で、2020年1月に立ち上げられ、昨年ナイキによる買収を発表。「クローン X」はクローン化した人間をテーマにしており、クローン=アバターは目、口、ヘルメット、服がランダムに組み合わされ、その組み合わせによって希少価値や人気が異なる。アバターは自由にカスタマイズし、ゲーム「サンドボックス(The Sandbox)」で使用することも可能だ。「クローン X」のNFTの最低価格は12月19日時点で6.02ETH=日本円で約100万円で、現在約1万人が所有している。2万体中、約3000体のクローンが村上隆のコラボレーションにより生まれ、コラボクローンのホルダーは村上のNFT「ムラカミ フラワーズ(Murakami.Flowers)」のセール優先参加権が得られる。

 今回のイベントはRTFKTのファンから有志を募り企画・開催した、「クローン X」のホルダーと同行者“プラスワン”1人のみが参加できるクローズドのパーティー。このようなコミュニティ主導のイベントは世界中で開催されている。主にファンアートを手掛けるクリエイターの展示や、ホルダー同士の対面交流が目的だ。「クローン X」は人気のNFTプロジェクトで高額で取引されており、ホルダーはWeb3.0セレブと呼ばれるほど。来場者も富裕層が多く、世界的に有名な某日本アーティストも来場していた。日本では過去に数回開催されているが、これまでで最も規模が大きく、オープン直後から多くの人々が詰めかけた。

 筆者はというと、クローンを保有していないどころか、恥ずかしながら全てにおいて「それって一体何なの?」というレベル。知人クリエイターの“プラスワン”として参加したはいいが、人も情報量もあまりに多く大混乱。ざっと見たところ来場者の半数近くが日本在住の外国人で、日本語よりも英語が飛び交っている印象だ。バーカウンターへ行くと、この日のためのオリジナルカクテルメニューが種類豊富にラインアップ。物販ブースにはNFCカードを模した人気クリエイターのトレカやオリジナルTシャツが並び、事前予約したホルダーにプレゼントされた。

 会場には国内外のクリエイター作品が展示され、中でもナイキ傘下のRTFKTのプロジェクトということもあり、「ナイキ(NIKE)」のスニーカーに関連する作品が多く見られた。

 来場者は皆、自身のNFCカードを見せ合い、クローンではなくリアルな人間としての初対面を楽しんでいた。NFCカードは「クローン X」のホルダー向けに配布されているもので、裏面には自身のツイッターに遷移するQRコードが印刷してある。内蔵されているNFCチップには各々のオープンシー(Opensea)リンクが書き込まれていて、会場の召喚ブースにかざすことで自身のクローンを召喚することが可能だ。この召喚を体験した人には「クローン X」のTシャツ、トレカ、オリジナルどら焼きなどが入ったオリジナルトートバッグがギフトされた。

 主催者や展示クリエイターは「クローン X」オリジナルの着物風ジャケットを着用。デザインはランダムに配布されているようで、アースカラーやデニム、モノトーンなど様々。そのほか、RTFKTと「ナイキ」によるフーディーを着用している人も多く見られた。フーディーにはQRコードがプリントされており、スナップチャットで読み込むと翼のARフィルターが登場する。

 来場者の多くのコミュニケーションツールがツイッターであることも新鮮に感じた。参加したクリエイター、デンジン(Denjin)に理由を聞くと「クリエイターならインスタグラムに作品をポストできるけど、クローンのホルダーはそういうわけにもいかないからね。『クローン X』のファンはみんなツイッターで交流することが多いし、今回みたいなイベントの情報もツイッターでチェックすることが多いかな」とのこと。

 イベントで3Dアニメーションを放映した、ロサンゼルス出身のRTFKT認可クリエイター、イラ・オルビス(ila orbis)は、元々音楽プロデューサーとして活動していた。今回のイベントのために初めて3D制作に取り組み、知人の歌手やアーティストの協力により約5カ月で作品を仕上げたという。「日本の『クローン X』コミュニティはすごくホットで、こんなに多くの人に自分の作品を見てもらえるなんて最高だ。ロサンゼルスには既にたくさんのクリエイターが存在するし、プラットフォームもたくさんあるから、正直日本のような反響が得られるかわからない。何より、このイベントに来ている日本人がすごくオープンマインドなことには驚いた」。彼が語るように、会場中のあちらこちらで熱心に会話が繰り広げられ、同じNFTホルダーや憧れのクリエイターとの交流を心から楽しんでいる様子。日本で行われている他のパーティではあまり見られないカジュアルさと盛り上がりだ。

 2時間半のイベントだったが、クローズ後も多くの人が物足りず、それぞれが個々で打ち上げを行ったようだ。イベントの様子は「クローン X トーキョー」のツイッターで発信されている。

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マガジンハウスの「ブルータス」は、年に23回も発行しているからブランドビジネスが拡大 【編集長インタビュー】

 今年4月の新体制の本格始動から半年強。「ブルータス(BRUTUS)」の田島朗編集長は「現場に18年いたのでわかっていたつもりだったけれど、月に2回新しい企画を考え続けることがどれだけ大変か痛感している」と笑う。

 とはいえ「月に2回発行しているからこそのコンテンツの幅広さが、その先のブランドビジネスにつながっている」とも実感している。ファッションや建築、旅、音楽などのポップカルチャーを網羅する「ブルータス」が月1回だけの発行だったら、例えば12月1日発売の「サウナ特集」は実現しなかったかもしれないからだ。「年に23冊もあるからこそ、いろいろなテーマの特集に挑戦できる。サウナに関しては、すでにいろいろなカルチャーに波及しているので、『ブルータス』として今がやり時だと判断した。事実、多くの集広につながり、初の商品開発もスタートした。私の役割は、『ブルータス』というブランドをもっと世の中に“開いていく”こと。そのためには年間23冊の特集が必要だし、雑誌以外でのマネタイズも安定してくればさらに誌上で実験的・先鋭的なことに取り組める」。

 「ブルータス」を“開いていく”役割を担うクリエイティブ・ブティック事業の「PB」は、「無印良品」で店頭配布する小冊子から「コエドビール(COEDO BEER)」との商品開発までと幅広い。きっかけは、自身が携わった「ハナコ(Hanako)」のリニューアル。「1988年創刊の『ハナコ』は翌年流行語に輝いて以降、今なおネームバリューを持っているけれど、時代を経て情報誌として存在していくのは難しくなっていた。であれば『レストランやスイーツに詳しい』や『働く女性の味方』といった、『ハナコ』ブランドのアイデンティティーを最大限活用してビジネスに結びつけようと考えた」。「ハナコ」ではアイスバーをプロデュースして全国約2万店のファミリーマートで販売したり、スイーツブランドを立ち上げて東京駅にショップを作ったり。6月末には「ハナコ」最後の仕事として、SDGsがテーマのキオスク「Hanako Stand」を東急電鉄と協業、等々力駅に1号店をオープンした。既存のメーカーが持ち得ない発想、クリエイティブを生かし「マーケティング目線ではなく、雑誌を作る時と同じで、いかに人に伝えたくなるかに重きを置いて」協業を重ね、「この経験を『ブルータス』に持ち帰ったら、さらに面白いことができるのでは?」と考えた。今目指すのは、編集部員が究極のプロジェクトマネージャーとなって、さまざまな“編集”を並行して進めていく組織のあり方。「自分が25年前に編集者を始めた時は紙“しか”編集できなかった。でも今はデジタルから商品開発までさまざまなビークルを使って編集に携われる。今ほど編集者として面白い時代はない」。

 今の「ブルータス」の根底にあるのは、編集長就任時にコアバリューとして設定した「New Perspective for All(あらたな視点を求める、すべての人に)」という指針だ。「私たちが提供しているのはただの情報ではなく『ブルータスらしさ』と言われる視点そのもの。ひとことでは表すことのできない唯一無二のメディアであるからこそ、これからも『ブルータス』にしかできない挑戦を続けていきたい」。24年1月には創刊1000号を迎える。


 紙媒体からデジタル、そしてSNSやイベント、他社のコンサルティングまでビジネスを拡大し続けるメディアの編集長に話を聞きました。

問い合わせ先
マガジンハウス広告局メディアプロモーション部
03‐3545‐7100

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「チェンソーマン」×「ゾゾタウン」 デンジやポチタを用いたTシャツやパーカを発売

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、アニメ「チェンソーマン」とコラボした商品の予約販売を12月21日正午に開始する。2023年1月11日11時59分まで受け付け、発送は4月上旬を予定する。

 チェンソーマン、デンジ、ポチタなど6キャラクターを用いたTシャツ(4950円〜税込、以下同)、パーカ(8800円)、トートバッグ(2750円)など6種16型をラインアップする。

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ハースト婦人画報社の「エル・デコ」は、エモい雑誌と幅広いデジタル、「デザイン」にも注力し世界に発信 【編集長インタビュー】

 ハースト婦人画報社の「エル・デコ(ELLE DECOR)」は9月、木熊太郎新編集長を迎えた。木熊編集長は、IT業界出身。複数の出版社のデジタル化に携わった。デジタル、建築&インテリア、そしてイベントまでを一通り経験しているマルチタレントだ。新体制においては、雑誌づくりの経験が豊富な滝口沙音里エディターや坂田綾子デジタルエディターらと、雑誌とデジタル双方の利点を同時に最大化するという視点を基軸に、ブランド力のさらなる拡大を目指す。木熊編集長は「デジタルの速報性と幅広いリーチは紙媒体とは比べ物にならず、良いコンテンツは永遠に読まれるもの。一方の紙媒体は、エモーショナルな表現に長けている。『エル・デコ』のユーザーはこれから、毎日ウェブやSNSで情報に触れて、2カ月に1度紙媒体で体験する」と意気込む。

 まず紙媒体は、「もはや高級品。ラグジュアリーな『エル・デコ』のプリントメディアは、“仕立てる”くらいの気持ちで作っていきたい」と話す。インテリア実例の厚みを増しながら、今後は広い意味でのデザイン、例えばデジタルデバイスや電気自動車に関するコンテンツづくりにも挑戦する。「日本のブランドやデザイナーを誌面、そしてデジタルで世界の『エル・デコ』に届けたい。今後は各国にリフトしてもらえるように日本版のプレゼンスを高めたい」。また、インテリアの世界でもサステナビリティーの重要性が高まってきた。ここでは、ファッションの世界でサステナビリティーについての発信を深める「エル・ジャポン(ELLE Japon)」との連携なども考える予定だ。

 デジタルでは、新たなデザインの世界も含めて「編集者が『エル・デコ』ユーザーに読んで欲しいものやブランディングに必要なコンテンツは、公開当初は1000PVでも構わない。」という。とはいえ、せっかくアップするならデジタルでもベストを目指したい。こんな時に役立つのが、木熊編集長の知見や経験だ。坂田エディターは、「今は『こうすれば、正解が導き出せる』が見えてきたところ」と話す。数字は「じわじわ上がっており、クライアントが出稿したいと思ってくださる」レベルに達しつつある。今後は、エンゲージメントが高いSNSからの流入を狙う方向性にシフトする。

 おうち時間の拡大に伴い、インテリア業界にはフォローの風が吹いている。木熊編集長も、「今、外の世界は少し厳しい。守ってくれる存在としての家での生活の質を上げたいという思いは、自分も含めて実感します。もちろん生活の質を上げても厳しい問題は解決できないかもしれないけれど、前向きな気持ちの源泉にはなり得ます」と重要性を説く。

 だからこそ「エル・デコ」は、多角的なコンテンツの発信でインテリア業界をサポートする。22年目を迎えた「エル・デコ デザインウォーク」は、連動イベントを開く80~100のブランドや店舗の情報をタブロイドにまとめながら、オンラインでのトークイベントやリアルなイベントを開催。滝口エディターは「秋にはタブロイドを持ちながら店舗を回り、インテリアデザインを楽しんでもらえたら。普段は敷居が高いインテリアショップにも訪れるきっかけにしてもらい、裾野を広げたい」と意気込む。


 紙媒体からデジタル、そしてSNSやイベント、他社のコンサルティングまでビジネスを拡大し続けるメディアの編集長に話を聞きました。

問い合わせ先
ハースト婦人画報社
corporatepr@hearst.co.jp

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α世代の美容リテラシーを調査 美容とジェンダー教育への取り組み【後編】

 2025年には、世界で約20億人に達するとされるα世代。10年代初頭から20年代中盤に誕生した、現在12歳以下の子どもたちである。前編では美容に触れる年代が低年齢化していることや、母親であるミレニアル世代の影響について言及した。後編では、未来を担う子供たちに「正しい美容リテラシー」を育むための、各社の取り組みを紹介する。また今後より重視されるであろう「ジェンダーのあり方」についても考えたい。

α世代と「リアルなつながり」を持つことの意義

 コーセーは今秋、3〜15歳までの子どもたちの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京・豊洲)にパビリオンを出展した。子どもたちが楽しみながら体験できる、メイクアップ、ヘアスタイリング、調香という3つの仕事内容を用意する。同プロジェクトを担当した種田珠緒 コーセー サステナビリティ戦略室キッザニア担当は、「出展の背景に、今のお子さんたちはあらゆる情報に触れる機会が早いことがあげられます。ネットを介していろいろな情報が入ってくる前に、正しい美容の啓蒙も含め“リアルなつながりを持ちたい”と思いました」と述べる。

 確かにα世代は、小学生くらいからユーチューブやティックトックに触れる子が多く、キッザニアでもプログラムで使うタブレットを、誰に教えられることなく自在に操る子ばかりだった。そんなデジタルネイティブなα世代の母親に当たるのが、1980年~96年頃に誕生したミレニアル世代である。ネット環境の進化と共に成長した、情報感度の高い母親たちだ。

 「近年の母子を見ていると“コミュニケーションのあり方”が変わったことを実感します」と話すのは、警察病院に勤務経験のあるアヴェニュー六本木クリニックの寺島洋一院長だ。「(警察病院の)入院病棟にはキッズルームがあり、ひと昔前は子どもたちが集まって遊ぶ姿や、お母さん同士の交流が見られました。ところが最近は、キッズルームに誰もいない。どこにいるかというと、お子さんたちは自分のベッドでゲームをしていて、付き添いのお母さんも側で携帯を見ている印象です」。

 デジタルツールの普及と共に、コミュニケーションのあり方も変化するのは、当然のことといえるだろう。一方で、デジタルの世界にあふれる数多の情報は、「正しい」のか「個人の意見」に過ぎないのか、大人であっても見極めるのは難しい。「キッザニアのプログラムは、職業体験を通して“正しい美容情報”に触れ、遊びながら学べる絶好の機会であると考えています」(種田コーセー キッザニア担当)

女性だけのものではない「ビューティの多様性」

 「もう1つ重視したのは“多様性”です。先行きの不透明な時代において、子どもたちがさまざまな価値観に触れ、その多様性を受け入れながら“私はこう思う”と建設的に話しができるようになってほしい。そして何より“キレイは性別や年齢などのあらゆる垣根を越える存在である”ということを、プログラムを通して伝えたいと思いました」(種田コーセー キッザニア担当)

 前編で述べたように「外見」や「ジェンダー」に関する刷り込みは、今の環境下では、幼い頃から生じているのが現実だ。ポーラが朝日新聞と共に作成した冊子「10代のためのジェンダーの授業」によると、「男なのに・女だから」など、性別と関連づけて何か言われた経験のある中学生は74%にのぼる結果が出ている。

 「特に美容は、いまだに“女性のためのもの”という意識が一般的です。そこでキッザニアで最初に子どもたち全員で見る動画には、女性、男性、人種を問わず世界各国の人々を登場させました。中には高齢の人や、車椅子の人もいて、“キレイの形”はさまざまであるということを表現しています」。

 コーセーが目指す“キレイの形”は、見た目の美しさだけでなく、香りや色彩、そしてそれらがもたらす感情も含まれる。子どもたちのナビゲート役であるキッザニアのスーパーバイザーは、動画に添って「香りを嗅いでどんな表情をしている?」「うれしそうだね」と、感情に関して子どもたちとやり取りを重ねていくのが印象的だった。

「ジェンダーニュートラル」への徹底した配慮

 動画ののち、職業に分かれて体験がスタートするが、ここでも最もこだわったのは「ジェンダーニュートラル」である。メイクアップ体験を例にとろう。子どもたちはタブレットに表示された4つのイメージの中から、まず「なりたいイメージ」を選択する。「なりたいイメージの中には、“かっこいい”“大人っぽい”など、男の子でも挑戦しやすい選択肢をもうけました。使用するメイク製品も、“男の子でもトライしやすい色は何か”“特定のジェンダーを想起させないか”について、何度もディスカッションを重ねています」。

 各イメージに合ったメイク製品を使い、スーパーバイザーのナビゲートのもと、自身の顔にメイクを施していく。女の子に比べると少数だが男の子も体験しており、「人生で初めての経験なので、どうやって塗るのかなど興味津々の子が多い」とのこと。狙い通り、ジェンダーを越えた美容体験がなされているようだ。「そもそもの職業の設定にもこだわりました。メイクアップ、ヘアスタイリング、調香ともに、男女問わない仕事であり、男の子でも女の子でも挑戦しやすいと思います」。

子どもたちの美容&ジェンダーリテラシーに対する各社の取り組み

 コーセー以外にも、化粧品メーカー各社は、子どもたちの美容意識やジェンダーリテラシーについてさまざまな取り組みを行っている。その一例を紹介する。

■ポーラは「ジェンダー平等教育」を冊子でサポート

 ポーラは、朝日新聞社と共同で冊子「10代のためのジェンダーの授業」を作成し、全国の小・中学校約3万校に寄贈している。今の子どもたちが感じているジェンダー・バイアスの実態や、職業における男女格差を、分かりやすいグラフで紹介。また、家事分担について、子どもたちが自分で書き込みをしながら「家の家事分担が誰かに偏っていないか」を自身で考える工夫がなされている。寄贈先の教育機関からは「ジェンダーは大切だが、とても取り入れ方が難しい。冊子は言葉を丁寧に選んであり、使えると思った」(熊本県・美里町立中央中学校)、「学級文庫や進路選択の相談の際に、こういった冊子があればありがたい」(三重県・中学校)などの声が寄せられている。ポーラは継続的にこの取り組みを推進する方針で、現在23年版の制作が進んでいるという。

■資生堂は紫外線やスキンケアに対する啓蒙活動のパイオニア

 子どもたちに向けたスキンケアの啓蒙活動に、いち早く取り組んできたのが資生堂だ。07年頃からウェブサイト「キッズのためのキレイクラブ」を立ち上げ、正しいスキンケアや紫外線対策などの情報を発信。11年頃からは、小学校高学年を対象に社員を派遣する出張体験型の授業「資生堂こどもセミナー」を実施してきた。そして、18年からスタートしたのが「アネッサ(ANESSA)」の紫外線や日焼け止めへの理解を深める活動である。6~18歳を対象にしたワークショップの開催や、幼稚園や保育園に「アネッサ」のサンプルと紫外線教育用のガイドブックを配布。後者は授業などに取り入れられている。

 これらの活動は、これまでに計296の小学校、163の幼稚園・保育園において、延べ約5万7000人の児童に実施し、子どもたちからは「どうして日焼けするのかが分かってよかった」、教職員からは「子どもたちが生活の中で身につけた知識を、科学的に理解できる授業になったと思う」などの声が寄せられている。

 今回取材してみて、想像以上にα世代は美容に触れる機会が早いことに驚いた。この流れは今後、子どもたちの間でジェンダーを問わず広がっていくように思う。α世代に正しい美容知識やジェンダーリテラシーを伝える手法として、キッザニアの職業体験や学校の授業サポートなど、現在は各社ともに「リアルな体験」に注力しているが、α世代が「自主的に美容アイテムを選び」「自主的に美容情報を収集する」未来は、5~10年後確実にやってくる。そのときにデジタルを通じたどんな施策が登場し、子どもたちに何が支持されるのか注目したい。

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α世代の美容リテラシーを調査 「美容の低年齢化」と「ミレニアル世代の母親の影響」【前編】

 Z世代の美容意識や消費行動について、過去にいくつか紹介してきた。今回フォーカスを当てるのは、そのひと世代下の「α世代」。2010年代初頭から20年代中盤頃に誕生し、25年には世界で約20億人近くに達するという子どもたちである。まだ子どもだから美容なんて……と思っていたが、取材を進めるうちに、実に興味深い話しを耳にすることになった。前編では「美容の低年齢化」と「ミレニアル世代の母親の影響」についてお届けしたい。

美容の「低年齢化」と母親世代の美容意識

 次世代を担う子どもたちの成長を化粧品による健やかな肌づくりの側面から支援するコーセーが、「キッザニア東京」にオープンした“ビューティスタジオ”を担当した種田珠緒 コーセー サステナビリティ戦略室キッザニア担当によると、「小学校高学年になると、お出かけのときにメイクやエクステをしている女の子を見かけます」と話す。また、自身も子育て中であり、母親と子どものためのスキンケアセミナーを通して、多くの母子に触れてきた美容ライターの長田和歌子氏に聞くと、「女子力が高い子は、小学校3~4年生くらいから日焼け止めを自分で塗っている印象です。お出かけの時に色つきのリップクリームやネイルをしている子も一定数います」。

 小・中学生のお子さんがいる方なら「あるある」と頷くだろうか。私は正直、この話を聞いて、驚いてしまった。

 都市圏特有の話かと思い、地方在住の友人に聞いてみると「クラスで1人か2人だけど、お出かけのときにメイクしている子はいた」(子供14歳・静岡県)。「うちの子は男の子だけど、肌が弱いから自分で保湿クリームを塗っている」(子供11歳・長野県)などの声が複数聞こえてきた。身近なリサーチではあるけれど、どうやら「美容の低年齢化」は都市圏に限ったことではないらしい。そして実は「美容の低年齢化」は、今回取材した全員が口をそろえて指摘したことでもあった。

 美容ライターの長田氏は、「最初のきっかけは、出産時のギフトにベビーケア製品をもらうことではないかと思います。“手元にあるなら”と、赤ちゃんに保湿をしてあげる母親は少なくない。近年は子育て系のメディアでもスキンケアが啓蒙され、“子どもの肌には何か塗ったほうがいい”という知識が母親側にも浸透しています。一方で、続けてきた保湿をやめてみると肌が弱い子の場合、おむつかぶれが出てしまうことがあります。このような経験を経てスキンケアを継続し、やがて子ども自身の習慣になることもある。何より母親自身が“UVケア”が習慣化している世代なので、幼い頃から子どもへの紫外線対策も行っている印象です」と話す。

「赤ちゃんのホクロを取ってほしい」という母親

 α世代の母親にあたるのが、1980~96年頃に誕生したミレニアル世代だ。確かにこの世代は美白や紫外線情報の浸透とともに成長し、UVケアへの意識が高い。母親を通して、子どもたち達に幼い頃からスキンケアやUVケアが習慣化することはポジティブなことといえるだろう。その一方で、α世代はまだ幼いがゆえに、母親の意識や価値観に影響されやすい点も見逃せない。

 アヴェニュー六本木クリニックの寺島洋一院長によると、「最近は、子どもを連れて来院する母親が週に1人はいます」と話す。美容医療における患者の年齢層はここ10年ほどで幅が広がり、90代の患者が来院する一方で「低年齢化」も進んでいるという。「中学生くらいになると、ニキビ治療やムダ毛の脱毛を希望して来院する子が増えました。これはあくまで自分の意志で、親のほうが連れてこられるケースが多い。一方で、小学生のお子さんを『二重にして欲しい』、赤ちゃんに対して『あざやホクロが気になるから取ってほしい』という親御さんもいます」。

 乳幼児の頃から大きなあざがある場合、親として心配するのは当然のことだと思う。しかし、一重まぶたや小さなホクロに関しては「親のエゴとはいえないだろうか」と、寺島院長は疑問を呈する。長年美容医療に関わってきた立場から見ても、「近年は以前に比べて、社会の風潮としても“外見至上主義”な傾向を感じます。ご自身の美意識が高いお母さんも多く、お子さんを案じる気持ちは分かりますが、お子さん本人がどう思っているかはまた別の話です」(寺島院長)。

子供の肌と心の成長のために避けるべきこと

 このように子供を連れて来院する親が増えた理由は「以前に比べて美容医療の垣根が低くなったからでは」(寺島院長)と分析する。メディアでシミ取りなどの美容医療がさかんに取り上げ始められたのが1990年代後半から2000年代にかけて。これらの情報に親しんだミレニアルの母親世代にとって、美容クリニックは「ハードルが高い場所」ではないのかもしれない。

 「成長期の体への影響という観点でいえば、子どものホクロやあざをレーザーで取ること自体に問題はありません。ただし、赤ちゃんの場合はどうしても泣いて暴れますし、大きなあざの場合は麻酔が必要になることもある。赤ちゃんに麻酔をかけるリスクを取ってまで、そのホクロやあざを今すぐ取る意味があるのか、必ず親御さんに説明します」(寺島院長)。

 成長に関わる問題として「推奨できない施術」もある。例えばヒアルロン酸などの注入物は、成長していく臓器に対し、どのような影響があるか未知数だ。さらに埋没法による二重の施術の場合、若年層の皮膚は柔らかいため、糸が取れてしまいやすいという。「痛い思いをしてすぐ取れてしまうのでは、意味がありません。成長期は骨格や組織が形成され、どんどん顔も体も変わっていく。成長期を終えるまで待つなど、施術のタイミングについては検討が必要です」。何より重要なのは、その施術が「本人の意志であるか」ということだ。「本人の意志なのか、親が誘導していないかは、とても重要です。“親に自分の容姿を受け入れてもらえず、クリニックで治した”という経験は、果たして子供の発育上良いといえるのかを、よくよく考えなくてはいけません」。

外見至上主義やジェンダー意識
大人たちによる「刷り込み」の危うさ

 前段の美容医療に関しては、都心のクリニックの事例であり、全国的には極端な例かもしれない。しかし、親をはじめ周囲の大人たちによる“刷り込み”は、日本全国どこにでも存在するように思う。

 「(前述した)一重のお子さんの場合、本人は案外気にしていないかもしれません。しかし、母親に『一重は嫌よね』とか『目がパッチリしていたらいいのに』と言われ続けることで、『そうなのかも』と思ってしまう。患者さんを見ていると、このようなケースは少なくありません」(寺島院長)

 もちろん、親側に悪気などなく、日常の何気ない心情の吐露の1つに過ぎないのだろう。また周囲の大人たちが子供に対し「〇〇ちゃんはかわいいね」という風に、外見について口にするケースも、よくあることではないだろうか。しかし、このような大人たちによる何気ない一言が積み重なることで、子どもたちにある種の「バイアス」が生じてしまうのも事実。その最たるものは「ジェンダー・バイアス」だろう。

 種田コーセーキッザニア担当は、「あるとき息子に『髪を伸ばしてみる?』と聞いてみたんです。すると『女の子みたいだからいい』と。私は髪とジェンダーについて何か言った記憶はなく、幼稚園や小学校において無意識の刷り込みがあるのかもと感じました。“青は男の子の色”“ピンクは女の子の色”というような意識は、まだまだ存在するように思います」と話す。

 周囲の大人や環境によるこのようなバイアスに加え、デジタルネイティブなα世代は美容情報に早期からアクセスできる点も見逃せない。ユーチューブやティックトックにあふれるさまざまな美容やジェンダーに関する情報を、α世代が自分で判断するのは難しい。だからこそ、「正しい情報の啓蒙が必要である」というのも、今回取材した全員に一致する見解だった。

 後編では、各化粧品メーカーが、未来を担う子供達に向けたさまざまな美容に関する施策に迫りたい。またジェンダーのあり方についても、深掘りしたいと思う。

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α世代の美容リテラシーを調査 「美容の低年齢化」と「ミレニアル世代の母親の影響」【前編】

 Z世代の美容意識や消費行動について、過去にいくつか紹介してきた。今回フォーカスを当てるのは、そのひと世代下の「α世代」。2010年代初頭から20年代中盤頃に誕生し、25年には世界で約20億人近くに達するという子どもたちである。まだ子どもだから美容なんて……と思っていたが、取材を進めるうちに、実に興味深い話しを耳にすることになった。前編では「美容の低年齢化」と「ミレニアル世代の母親の影響」についてお届けしたい。

美容の「低年齢化」と母親世代の美容意識

 次世代を担う子どもたちの成長を化粧品による健やかな肌づくりの側面から支援するコーセーが、「キッザニア東京」にオープンした“ビューティスタジオ”を担当した種田珠緒 コーセー サステナビリティ戦略室キッザニア担当によると、「小学校高学年になると、お出かけのときにメイクやエクステをしている女の子を見かけます」と話す。また、自身も子育て中であり、母親と子どものためのスキンケアセミナーを通して、多くの母子に触れてきた美容ライターの長田和歌子氏に聞くと、「女子力が高い子は、小学校3~4年生くらいから日焼け止めを自分で塗っている印象です。お出かけの時に色つきのリップクリームやネイルをしている子も一定数います」。

 小・中学生のお子さんがいる方なら「あるある」と頷くだろうか。私は正直、この話を聞いて、驚いてしまった。

 都市圏特有の話かと思い、地方在住の友人に聞いてみると「クラスで1人か2人だけど、お出かけのときにメイクしている子はいた」(子供14歳・静岡県)。「うちの子は男の子だけど、肌が弱いから自分で保湿クリームを塗っている」(子供11歳・長野県)などの声が複数聞こえてきた。身近なリサーチではあるけれど、どうやら「美容の低年齢化」は都市圏に限ったことではないらしい。そして実は「美容の低年齢化」は、今回取材した全員が口をそろえて指摘したことでもあった。

 美容ライターの長田氏は、「最初のきっかけは、出産時のギフトにベビーケア製品をもらうことではないかと思います。“手元にあるなら”と、赤ちゃんに保湿をしてあげる母親は少なくない。近年は子育て系のメディアでもスキンケアが啓蒙され、“子どもの肌には何か塗ったほうがいい”という知識が母親側にも浸透しています。一方で、続けてきた保湿をやめてみると肌が弱い子の場合、おむつかぶれが出てしまうことがあります。このような経験を経てスキンケアを継続し、やがて子ども自身の習慣になることもある。何より母親自身が“UVケア”が習慣化している世代なので、幼い頃から子どもへの紫外線対策も行っている印象です」と話す。

「赤ちゃんのホクロを取ってほしい」という母親

 α世代の母親にあたるのが、1980~96年頃に誕生したミレニアル世代だ。確かにこの世代は美白や紫外線情報の浸透とともに成長し、UVケアへの意識が高い。母親を通して、子どもたち達に幼い頃からスキンケアやUVケアが習慣化することはポジティブなことといえるだろう。その一方で、α世代はまだ幼いがゆえに、母親の意識や価値観に影響されやすい点も見逃せない。

 アヴェニュー六本木クリニックの寺島洋一院長によると、「最近は、子どもを連れて来院する母親が週に1人はいます」と話す。美容医療における患者の年齢層はここ10年ほどで幅が広がり、90代の患者が来院する一方で「低年齢化」も進んでいるという。「中学生くらいになると、ニキビ治療やムダ毛の脱毛を希望して来院する子が増えました。これはあくまで自分の意志で、親のほうが連れてこられるケースが多い。一方で、小学生のお子さんを『二重にして欲しい』、赤ちゃんに対して『あざやホクロが気になるから取ってほしい』という親御さんもいます」。

 乳幼児の頃から大きなあざがある場合、親として心配するのは当然のことだと思う。しかし、一重まぶたや小さなホクロに関しては「親のエゴとはいえないだろうか」と、寺島院長は疑問を呈する。長年美容医療に関わってきた立場から見ても、「近年は以前に比べて、社会の風潮としても“外見至上主義”な傾向を感じます。ご自身の美意識が高いお母さんも多く、お子さんを案じる気持ちは分かりますが、お子さん本人がどう思っているかはまた別の話です」(寺島院長)。

子供の肌と心の成長のために避けるべきこと

 このように子供を連れて来院する親が増えた理由は「以前に比べて美容医療の垣根が低くなったからでは」(寺島院長)と分析する。メディアでシミ取りなどの美容医療がさかんに取り上げ始められたのが1990年代後半から2000年代にかけて。これらの情報に親しんだミレニアルの母親世代にとって、美容クリニックは「ハードルが高い場所」ではないのかもしれない。

 「成長期の体への影響という観点でいえば、子どものホクロやあざをレーザーで取ること自体に問題はありません。ただし、赤ちゃんの場合はどうしても泣いて暴れますし、大きなあざの場合は麻酔が必要になることもある。赤ちゃんに麻酔をかけるリスクを取ってまで、そのホクロやあざを今すぐ取る意味があるのか、必ず親御さんに説明します」(寺島院長)。

 成長に関わる問題として「推奨できない施術」もある。例えばヒアルロン酸などの注入物は、成長していく臓器に対し、どのような影響があるか未知数だ。さらに埋没法による二重の施術の場合、若年層の皮膚は柔らかいため、糸が取れてしまいやすいという。「痛い思いをしてすぐ取れてしまうのでは、意味がありません。成長期は骨格や組織が形成され、どんどん顔も体も変わっていく。成長期を終えるまで待つなど、施術のタイミングについては検討が必要です」。何より重要なのは、その施術が「本人の意志であるか」ということだ。「本人の意志なのか、親が誘導していないかは、とても重要です。“親に自分の容姿を受け入れてもらえず、クリニックで治した”という経験は、果たして子供の発育上良いといえるのかを、よくよく考えなくてはいけません」。

外見至上主義やジェンダー意識
大人たちによる「刷り込み」の危うさ

 前段の美容医療に関しては、都心のクリニックの事例であり、全国的には極端な例かもしれない。しかし、親をはじめ周囲の大人たちによる“刷り込み”は、日本全国どこにでも存在するように思う。

 「(前述した)一重のお子さんの場合、本人は案外気にしていないかもしれません。しかし、母親に『一重は嫌よね』とか『目がパッチリしていたらいいのに』と言われ続けることで、『そうなのかも』と思ってしまう。患者さんを見ていると、このようなケースは少なくありません」(寺島院長)

 もちろん、親側に悪気などなく、日常の何気ない心情の吐露の1つに過ぎないのだろう。また周囲の大人たちが子供に対し「〇〇ちゃんはかわいいね」という風に、外見について口にするケースも、よくあることではないだろうか。しかし、このような大人たちによる何気ない一言が積み重なることで、子どもたちにある種の「バイアス」が生じてしまうのも事実。その最たるものは「ジェンダー・バイアス」だろう。

 種田コーセーキッザニア担当は、「あるとき息子に『髪を伸ばしてみる?』と聞いてみたんです。すると『女の子みたいだからいい』と。私は髪とジェンダーについて何か言った記憶はなく、幼稚園や小学校において無意識の刷り込みがあるのかもと感じました。“青は男の子の色”“ピンクは女の子の色”というような意識は、まだまだ存在するように思います」と話す。

 周囲の大人や環境によるこのようなバイアスに加え、デジタルネイティブなα世代は美容情報に早期からアクセスできる点も見逃せない。ユーチューブやティックトックにあふれるさまざまな美容やジェンダーに関する情報を、α世代が自分で判断するのは難しい。だからこそ、「正しい情報の啓蒙が必要である」というのも、今回取材した全員に一致する見解だった。

 後編では、各化粧品メーカーが、未来を担う子供達に向けたさまざまな美容に関する施策に迫りたい。またジェンダーのあり方についても、深掘りしたいと思う。

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「WWDBEAUTY 2022上半期ベストコスメ」 美容液部門1位は「コスメデコルテ」「アスタリフト」「ハーバー」など

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフ新製品1位は「コスメデコルテ(DECORTE)」“スノー クラリファイア”が輝いた。
バイヤーは、「紹介した中でサンプルの戻りが非常に良いアイテム。購入に繋がる確率が非常に高い」と評価する。定番1位は「コスメデコルテ」“リポソーム アドバンスト リペアセラム”となり、「男性からの人気も高い」との声。バラエティー・ドラッグストア新製品1位は「アスタリフト(ASTALIFT)」“ザ セラム マルチチューン”となった。バイヤーからは「肌なじみと浸透力が良く、1本でハリ・美白・シワ改善にアプローチする優れもの」とのコメント。同率1位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“N10 セラム”だった。定番1位は「ハク(HAKU)」“HK メラノフオーカスZ R”で、「昨年のリニューアル以降、今年も実績好調」との声。

 EC新製品1位は、1位「ハーバー(HABA)」“<限定>ハーバー ラベンダースクワラン”に決定。バイヤーは、「人気の限定アイテム。天然ラベンダーの香りで、癒し効果も期待できると売れている」と話す。定番1位は「コスメデコルテ」“リポソーム アドバンスト リペアセラム”で、「リニューアルにより、人気が底上げされた」との声。また、同率1位に、「イプサ(IPSA)」“ザ・タイムR デイエッセンススティック”、「メラノCC」“メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液 20ミリリットル”がランクインした。

受賞カテゴリー


百貨店・セミセルフショップ

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

バラエティー・ドラッグストア

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

ECサイト

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

PHOTOS:MASASHI YAMADA
TEXT:MISA KOTAK

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「WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は 「コスメデコルテ」「エリクシール」「メラノCC」

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップ新製品1位は、化粧水部門にもランクインした「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム アドバンスト リペアクリーム”。バイヤーからは「美容液のリポソーム愛用者からの支持が多い。サンプルの使用も購入の決め手になっている」との声。2位に「フラルネ(FLARUNE)」の“フルリファイン ミルク EM”、3位に「ポーラ(POLA)」の“ホワイトショット クリーム RXS”がマークした。総合1位も「コスメデコルテ」で“リポソーム アドバンスト リペアクリーム”に輝き、首位を独占。2位は「エクサージュホワイト(EXAGE WHITE)」の“ホワイトライズ ミルク”、3位は「SK-Ⅱ」の“スキンパワー クリーム”という結果となった。

 バラエティー・ドラッグストア新製品1位も化粧水部門に続いて新生「エリクシール(ELIXIR)」の“リフトモイスト エマルジョン SP Ⅱ”に輝いた。化粧水と同様の反応が多く聞かれ「ロングセラー乳液の大幅リニューアルだけに発売前から注目していたとの声が多い」という。2位は「バイオヒールボ(BIO HEAL BOH)」の“プロバイオダームリフティングクリーム”、3位は「オバジ(OBAGI)」の“オバジX ダーマアドバンスドリフト”だった。総合1位は前期2位の「サミュ(SAM'U)」の“PH センシティブクリーム”が輝いた。バイヤーは「田中みな実さんがSNSで愛用品として紹介したことから、非常に話題になった。8月という夏の時期に日本発売でありながら、大変な反響だった」と振り返る。2位にも韓国コスメが入り、「VT コスメティックス(VT COSMETICS)」の“CICA クリーム”。3位は「エリクシール(ELIXIR)」の“ブライトニングデーケアレボリューションWT+”(医薬部外品)がランクインした。

 EC新製品は、「メラノCC(MELANO CC)」“薬用しみ対策 美白乳液”が首位に輝いた。次点は僅差で「チャントアチャーム(CHANT A CHARM)」からパワーアップした“モイスト ミルク”だった。総合1位は「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」の“キールズ クリーム UFC”でブランドの代表作らしい強さで、前期に続いてランクインした。また同率1位に「VT コスメティックス(VT COSMETICS)」“CICA エマルジョン”と「メラノCC」“薬用しみ集中対策 プレミアム美容液”も選出された。

受賞カテゴリー


百貨店・セミセルフショップ

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

バラエティー・ドラッグストア

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

ECサイト

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

PHOTOS:MASASHI YAMADA
TEXT:MISA KOTAK

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「WWDBEAUTY 2022上半期ベストコスメ」 ベースメイク部門1位は「ナーズ」「エトヴォス」「プリマヴィスタ」など

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア・ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフ新製品1位は「ナーズ(NARS)」“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー”で「SNSで前評判が高く、即完売した」との声。定番1位「エレガンス(ELEGANCE)」“ラ プードル オートニュアンス”について、バイヤーは「国外からの顧客にも好評だ」とコメント。

 バラエティー・ドラッグストア新製品1位は「エトヴォス(ETVOS)」“ミネラルインナートリートメントベース(ラベンダーベージュ)”だった。アンケートでは、「新色はトーンアップしつつカバー力もある。これだけでベースメイクがOKな点も選ばれている理由の一つ」と評価された。定番1位は「アンドビー(&BE)」“UVプライマー”だった。人気の理由は、「発売後、は完売となりしばらく欠品状態が続いた。伸びもよく艶肌に仕上がる」との声。

 EC新製品1位は「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」“プリマヴィスタ スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止>SPF50 トライアルサイズ”は、「数量限定のトライアルサイズ商品。『人気の下地を試してみたい』という顧客のニーズに応えた」との声。定番1位は「ナーズ」“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”で、アンケートでは「不動の人気を誇る」とコメントが寄せられた。そのほか、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」“ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ” と「イニスフリー(INNISFREE)」“ノーセバム ミネラルパウダー N” も同率1位となった。

受賞カテゴリー


百貨店・セミセルフショップ

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

バラエティー・ドラッグストア

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

ECサイト

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

PHOTOS:MASASHI YAMADA
TEXT:MISA KOTAKE

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「WWDBEAUTY 2022上半期ベストコスメ」 アイメイク部門1位は「シャネル」「メイベリン ニューヨーク」「セルヴォーク」

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフ新製品1位は「シャネル(CHANEL)」“レ キャトル オンブル ツイード”。バイヤーは、「アイコンのツイードを象った特別限定品。ロージー プラチナム、アイシー ブラウン、チョコレート ブラウン、ピンク ハイライターの4色を収めた“04 ツイード ブラン エ ローズ”が人気だった」とコメント。定番1位は「スック(SUQQU)」“シグニチャー カラー アイズ”となった。アンケートでは「肌なじみが良いのにおしゃれ度がアップするピンク系の色合いが人気。季節を問わず使いやすい」との声。

 バラエティー・ドラッグストア新製品1位は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」“スカイハイ(01 ブラック)”となった。バイヤーからは「SNSでも話題沸騰中の商品。まつ毛がぐいっと上がると好評。スカイハイのブームがきっかけとなったのか、最近はブラウンよりもブラックのマスカラが人気」の声があった。定番1位は「エテュセ(ETTUSAIS)」“マスカラベース”で、アンケートでは「カールが長時間持続するマスカラベース。白くならずに、まつ毛に自然になじむ透明ブラック液で、マスカラベースとしてでなく単品使いも可能」との評価があった。

 EC新製品1位は1位「セルヴォーク(CELVOKE)」“ヴァティック アイパレット 01~05 <2022 A/W Makeup Collection>” が輝いた。アンケートには「発売と同時に話題になり、即完売したカラーも。入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの人気となった」とのコメント。同率1位で「メイベリン ニューヨーク」“スカイハイ (01 ブラック)”もランクインした。定番1位は「キャンメイク(CANMAKE)」“クリーミータッチライナー(02 ミディアムブラウン)”。バイヤーは、「描きやすく、落ちにくく、発色も良いコスパ最強のアイライナーとして支持を得た」と評価する。

受賞カテゴリー


百貨店・セミセルフショップ

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

バラエティー・ドラッグストア

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

ECサイト

2022年下半期に発売の新製品

2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)

PHOTOS:MASASHI YAMADA
TEXT:MISA KOTAKE

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ハースト婦人画報社の「ハーパーズ バザー」は来年10周年、「王道」としてのラグジュアリーメディア目指す 【編集長インタビュー】

 ハースト婦人画報社の「ハーパーズ バザー」は今年2月、小栗裕子新編集長が「変わる意志を示したい」と意気込んだ、新体制第一号の雑誌を発行した。表紙は、通常版では初起用の日本人となった小松菜奈。その後も賀来賢人と榮倉奈々夫妻を起用するなど、「どのページも外国人だった」雑誌の印象は大きく変わっている。表紙と連動して、ストーリーのある動画も発信。「認知してもらうためのツールとして、動画の強さを体感しました。素早くリーチし、リアクションも迅速。変化を認知していただく機会は、動画経由が多かったです」。結果、雑誌の部数は昨年対比132%程度で着地。デジタルは9月に月間8300万PVを獲得し、過去最高だった。

 今後はアートと、ハイエンドなラグジュアリーを強化する。「オートクチュールやハイジュエリーに関する読者ニーズは一層高まっています。コロナ禍を経た消費社会でも女性の切り替えの早さは頼もしい。私たちの読者は、いわゆる『高所得者層向け』の世界だけでなく、日本ではまだ少ない『エグゼクティブ層向け』というリアリティーのある情報のニーズも高いのが特徴です」。アートに関しては「長年続けている『ウィメン イン アート』というコンセプトを立体的に発展させたい。欧米やアジアで盛り上がる市場の流れをキャッチしつつ、メディアに紐づくローカルコミュニティーを構築するのが理想です。読者には能動的にアートに触れ、自分との接点を見つけようとする意識と教養があります。アートを通じて生き方や選択肢を提案できるのは、ファッションメディアならでは。なるべく早く「『ハーパーズ バザー』の王道を表現したい」と語る。

 「王道」については、「王道を定義するのではなく、王道として存在するというのが正しいかもしれません」。つまりそれは「この仕事は、社会に何を提供できるのか?」「何のためにこの仕事をするのか?」につながるという。「最先端にリーチすることは当然必要ですが、それを過大評価してはいけません。社会の変化はビジネスの変化ではなく、ニーズの変化。私たちのビジネスとは、情報のアップデートではなくイメージを作ること、そしてそれに込めた情熱を伝えることです。私たちが発信していく王道とは、『ハーパーズ バザー』がファッションを通して見ている社会の価値観です」。成熟した日本の市場で王道を求めることに対しては、「これまでとは違うかたちで『誰を、この王道の世界に誘いたいのか?』を明確に表明することが求められますが、きっとできると思います」と力強い。

 2023年は、ハースト婦人画報社が「ハーパーズ バザー」をローンチしてから10周年。「歴史あるグローバルメディアの日本版としての『存在感』、また最高峰であり王道のラグジュアリースタイルを提案する媒体としての『創造性』を発揮していきたい。年間を通じて読者コミュニティーを育む施策のほか、後半には媒体バリューをより具体的に感じていただけるイベントも準備中です。日本を新しい時代へ導く女性たちの精神と才能を世界に伝える媒体として、さらにパワーアップしていきます」と計画を語る。


 紙媒体からデジタル、そしてSNSやイベント、他社のコンサルティングまでビジネスを拡大し続けるメディアの編集長に話を聞きました。

問い合わせ先
ハースト婦人画報社
corporatepr@hearst.co.jp

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【2023年春コスメ】「シュウ ウエムラ」の春コレクションは水面に浮かぶ花にインスパイア 桜をモチーフにしたリップも登場

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は2023年2月1日、“スプリングヘイズコレクション”を発売する。今季は、水面に浮かぶみずみずしい花にインスパイアされたアイパレットのに加え、桜の美しくアイコニックな6つの瞬間を捉えた桜色のリップが登場する。1月25日に一部百貨店で先行発売を行うほか、全国の「シュウ ウエムラ」店舗で予約を開始する。

 暖かなアースカラーが詰まったアイパレット“クロマティックス ウキバナジンジャー”(限定1種、税込7700円)は、コーラルやローズ、赤みがかったジンジャーなどあらゆる肌トーンにもなじむ6色がセット。また、クラッシュストーンやグリッター、パール、メタリックといった異なる4種のテクスチャーが目元に立体感を演出する。

 さらに、リッチで高発色のリップシリーズ“ルージュ アンリミテッド アンプリファイド”から、日本を象徴する桜をモチーフにしたリップが登場。滑らかな艶が続く“ルージュ アンリミテッド アンプリファイド サクラ ヘイズ”(新2色・限定1色、税込各4070円)には、ヌーディベージュの“BG 945(サクラストリーム)”、ウォームピンクの“BG 973(サクラサンセット)”、モーブピンクの“PK 384(サクラレインドロップ)”が追加。軽やかなつけ心地でありながらつけたての発色が長時間続くリキッドルージュ“ルージュ アンリミテッド アンプリファイド ピグメント”(限定2色、税込各4180円)には、チェリーピンクの“PK 386(サクラシャドー)”、ソフトピンクベージュの“BG 947(サクラリフレクション)”が登場する。

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地方のファッション店の可能性:記者談話室vol.59

 「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。

 第59回は「地方のファッション店の可能性」です。セレクトショップなど高感度を売りにするファッションの店舗は、東京や大阪などの大都市ばかりに集中しているように思われますが、地方都市で成功するのは難しいのでしょうか。いくつかの事例をもとに考えます。

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