うさぎも猫もお耳が命! 新年は「耳美容」でことはじめ【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.39。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「耳」。今年の干支、うさぎと猫のかわいいポイントはピンと立ち上がった上向きの耳。これがある限り、うさぎも猫も永遠にかわいいままだけれど、人間は耳にもエイジング現象が現れる。うさぎと猫の麗しいお耳を目指すべく、人間が新年から取り入れるべき耳美容習慣&耳美容アイテムをご紹介します。

耳が作る「上向きのベクトル」が若さとかわいさの秘訣

 新年明けましておめでとうございます。2023年。令和5年。え? 令和5年!? 令和って5年も経っているんでしたっけ? 私、令和の1〜3あたり地球にいなかったかも……そうとしか思えないほど時の流れが早すぎやしませんか。

 今年の干支は「卯」。うさぎは跳ねる、ということから景気が上向きに跳ねる、飛躍する年と言われているそうだ。ただのこじつけにしか思えないが、長らく心落ち着かない日々が続いていたから、何やら縁起が良さそうでよかった。

 猫には及ばないが、うさぎも大変かわいらしい生き物だ。そういえば、子どもの頃、大切にしていたシルバニアファミリー一家もうさぎだった(両親がうさぎなのに子どもがクマという、無意識に複雑な家庭環境にしてしまっていたが)。

 どちらにも共通するかわいさのポイントは「耳」である。ピンと立ち上がった耳は、それだけで上向きのベクトルが生まれ、リフトアップ感やキュートさが際立つから。

 そしてもうひとつ注目したいのは、耳周りの筋肉。うさぎも猫も耳周りの筋肉がとても発達しているが、猫の耳には10以上もの筋肉がある。これにより、ピンと立てたり、水平に伏せたり、クイッと真後ろに捻ったりして自分の気持ちを表現し、相手とコミュニケーションをとっている。これこそが、猫がいつまでもかわいくエイジレスに美しい秘訣。毛並みがボサボサになろうと、痩せてこようと、ハリのあるしなやかな耳がピンと立ち上がっているから、ずっと若々しくかわいらしい印象をキープできるのだ(スコティッシュフォールドなど垂れ耳の猫は、垂れ耳により過剰に際立つまんまるな顔でかわいさを補填しているから大丈夫)。シルエットだけでなく、耳をよく動かし、筋肉が刺激されることで生まれるハリ感も重要なポイントとなりそうだ。

人間の耳は、加齢とともに垂れ下がる

 しかし人間の耳は、年齢を重ねるほど垂れていく。加齢により重力に抗うだけのハリ感が失われていくことに加え、マスクの紐で引っ張られたり、たるみに影響する側頭筋が衰えたりすることで、頬どころか耳ごと位置が下がってしまう。そうなると、耳たぶがのびたり、フェイスラインがもたついたりして顔に下向きのベクトルが生まれ、老け感が際立つ。

 とはいえ、猫やうさぎほど耳周りの筋肉が発達していない人間が猫のように耳をギュインギュイン動かし自ら鍛えることは難しい。耳を掴んでぐるぐる回したり、温めて血流を巡らせたり、EMSなどで側頭筋を刺激したり……といったケアをプラスすれば、少しは耳のたるみを阻止できそうだ。顔のマッサージは、加減のわからない素人がやると、かえってシワやたるみ、色素沈着を引き起こしやすいので実はとてもリスキー。その点、顔に触れない耳ならその心配はなく、耳も含めた顔全体のリフトアップも狙えるのでぜひ習慣にしたい。

 また、“耳のスキンケア”も意外に重要。耳栓などをして耳の穴に入れないように細心の注意を払いつつ、美容液や日焼け止めを耳の肌にも塗るようにすると、見た目のハリ感がさらにアップ。もっとピンとした上向き印象が手に入るはずだ。

手軽に温活&ツボ押し! 「耳美容」アイテム3選

 耳のハリを保つスキンケアアイテムを見つけられなかったので、今回は上向きのハリを育む第一段階となる「温め」「ほぐし」「巡り」をサポートする耳美容アイテムをご紹介。

 “リラックスキュー ほっとイヤリング”は、2.8cm四方の小さな温熱パッチ。フィルムを剥がしてイヤリングのように耳たぶに貼るだけで、鉄粉の酸化反応ですぐに発熱し、約15分間ポカポカ効果が持続。耳全体をじんわりと温めて巡りをサポートしてくれる。就寝前はもちろん、仕事の合間にリラックスしたいときにも◎。耳のほか、手の甲や首、肩、足など、ツボに貼るのも効果的だ。


 耳まですっぽり覆う大判の形状と、中綿の空気層による保温力で、就寝中の目と耳を同時に温めリラックスモードへ導くアイマスク。肌があたる内側は、メイクパフに使われる肌負担の少ないふわふわ素材を採用。さらに生地を植物性スクワランオイルで加工することで肌との摩擦を軽減。目元の肌の乾燥対策もできるのが嬉しい。まるで濃密泡に包まれているようなソフトで優しい肌あたりにもうっとり。


 耳にかけるだけで小顔ケアができる新発想の美顔器。仕事中もトレーニング中も通勤中も、耳にかけてさえいれば、多忙でも小顔を目指せる優れもの。耳にかけると、純チタニウムを採用した突起部分が、耳周辺の美顔に重要な4つのツボを刺激して、すっきりとした若々しい表情へ。フレームは耳の形に合わせて自由に曲げられるのでフィット感抜群。シンプルでシーンを選ばず使えるデザイン性も◎。

 昨年は寅年で、愛猫の茶トラ猫をフィーチャーした記事を作成したので、今年も新年一発目は干支ネタにしようと思って、うさぎ=耳=「耳美容」に。しかし来年は辰年。こじつけ王の私でもさすがに厳しい。

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「M・A・C」がメイクのための新スキンケアライン発売 2アイテムで肌コンディションを整える

 「M・A・C」は1月5日、新スキンケアライン“ハイパー リアル コレクション”を発売する。ラインアップは“ハイパー リアル セラマイザー”(30mL、税込7920円)、“同 スキンキャンバス バーム”(50mL、同7150円)、“同 フレッシュ キャンバス クレンジング オイル”(200mL、同5390円)、“#001 セラム + モイスチャーブラシ”(同6710円)の4種。コンセプトに「メイクアップレディスキン(MAKEUP-READY SKIN)」を掲げ、スキンケアの力で美しいメイクの仕上がりへ導く。

 同スキンケアラインは、消費者の「メイクをしていてもしていなくても美しい肌でいたい」というニーズに着目し開発。「メイクアップレディスキン」とは、水分・油分等のバランスが整い、滑らかでメイクのりが良い肌のこと。“セラマイザー”はキー成分に希少な新潟県産ホワイトピオニーから抽出したエキスを採用し、保湿成分のヒアルロン酸とセラミドを配合した。美容液とモイスチャライザーを兼ね備えた“セラマイザー”を、ブランド初のスキンケアブラシ“#001 セラム + モイスチャーブラシ”で塗布することで、潤いと自然な艶をもたらしスキンケアの満足感とメイク後の美しい仕上がりをかなえる。スキンケアブラシの開発には、世界に約1万3000人にいる「M・A・C」のメイクアップアーティストがパネリストとして参加。マッサージ効果や不要な角質の除去が期待できる。

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ジャスティン・ビーバーと共に「ドリューハウス」を手掛けるライアン・グッド “愛・平和・喜び”を求めて

 2010~20年を代表するポップアイコン、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)を、デビュー当時から裏方として支えてきた人物がいるーーそれがライアン・グッド(Ryan Good)だ。

 現在38歳のグッドは、20代の頃にとある有名歌手を介してジャスティンの専属スタイリストになり、ビジュアル面を長年にわたってサポートしてきた。その実力を買われ、クリエイティブ・ディレクターとしてジャスティンと共にアパレルブランド「ドリューハウス(DREW HOUSE)」を18年に立ち上げると、わずか数年で“世界で最も成功しているインフルエンサーブランド”と称されるまでに成長させた。

 11月には、東京・原宿でポップアップ開催のためにグッドとジャスティンが来日。ジャスティンへのインタビューは残念ながら叶わなかったが、グッドが2人の出会いからブランド名の由来、アイコニックなスマイリーロゴが生まれた経緯などを語ってくれた。

ーーまずは、「ドリューハウス」を設立するまでのあなたの経歴を教えてください。

ライアン・グッド(以下、グッド):全ての始まりは、歌手のアッシャー(Usher)との出会いだね。20代の頃、フロリダのミュージックレーベルでインターンをしていたんだけど、上司がアッシャーと知り合いで彼がアシスタントを探している時に僕を推薦してくれたんだ。それを聞いた瞬間、トラックに荷物を積み込んでフロリダからジョージアまで(約600km)すぐに運転して行ったよ。アシスタント時代は、彼が飼っている犬の面倒を見たり、家を片付けたり、車を運転させてもらって事故ったり(笑)。

 その後、しばらくしてアッシャーが僕のファッションセンスを見抜き、「スタイリストになってみれば?」と提案してくれたんだ。何をすればいいか全く分からなかったけど、結果としてスタイリストになったことがジャスティンとの出会いのきっかけにもなったし、彼は今でも僕の大事な人でメンターだね。もともとファンだったし、未だに自分があのアッシャーと知り合いだなんて信じられないよ。

ーー“ジャスティンとの出会いのきっかけ”ということは、アッシャーから紹介があったんでしょうか?

グッド:2008年にアッシャーから、「ある若いアーティストがいるから、スタイリストとしてビジュアル面をサポートしてほしい」と言われて会ったのが、彼のレーベルと契約したばかりのジャスティンだったんだ。それから専属スタイリストとしてチームに加わり、ツアーから旅行まで全てに帯同していたね。

ーーそこからどのような流れで「ドリューハウス」が誕生したのか教えてください。

グッド:18年の1月、ジャスティンから「相談したいことがある」と連絡があって彼の自宅に行ったら、「一緒にアパレルブランドを始めたいから、クリエイティブ・ディレクターを担当してほしい」と言われてね。それまでもいろいろな人から「一緒にブランドをやらないか」と誘われることがあったんだけど、タイミングが合わなかったり、気分が乗らなかったり、明確な将来のゴールが見えるアイデアじゃないと参加したくない気持ちが強くて断り続けていた。でも、ジャスティンから話を聞くと、以前から僕がやりたかったアイデアを口にしてくれて、感覚がハマると確信したから一緒にブランドを手掛けることにしたんだ。

 誰にも言ったことがないんだけど、08年にアッシャーからも「一緒にアパレルブランドを立ち上げたい」と相談されたんだよ。当時、僕はストリートブランドやスケートブランドをラグジュアリーとミックスして着るスタイルが好きで、それをベースとしたブランドにしたかったみたい。彼は、10年以上前に今で言う“ラグジュアリー・ストリート”のトレンドを見抜いていたんだ。ブランド名も決まっていたし、今勝手にやっちゃおうかなと思っているよ(笑)。

ーー18年というと、ジャスティンは音楽活動を控えていた時期であり、同時にファッションシーンではストリートとラグジュアリーが急接近した年ですね。

グッド:18年はジャスティンにとって大変だった1年で、音楽とは別のクリエイティブなアウトプットを考えていたんだと思う。僕はジャスティンではないから正確なことは言えないけど、彼が誰か1人に強く影響されることはないはずだし、音楽もファッションも影響し合うものだから、トレンドはくんでいたかもしれない。

ーーブランド名の由来は?

グッド:“ドリュー”は、ジャスティンのミドルネームだね。“ハウス”は、ちょっと皮肉を込めてラグジュアリーブランドの“ファッションハウス”を目指す意味でふざけて付けたんだ。そのうち、普段みんなで過ごす家のような意味合いが強くなり、今はいろいろな人が集まって楽しく平和な時間を過ごせるコミュニティーが集まる場所に進化した。ロサンゼルスには、“リアルなドリューハウス”もあるよ。

ーー口元を“drew”の文字に置き換えたアイコニックなスマイリーロゴは、どう生まれたんでしょうか?

グッド:もともとのアイデアは僕がメモ帳に書き込んだ単なる落書きで、イラストレーターに整えてもらったんだ。スマイリーは世界共通で、誰とでも喜びを共感できるグラフィックだよ。

ーーベアをはじめとする動物のキャラクターの印象も強いです。

グッド:これには何層にもなる深い話がある。動物たちは実際にロサンゼルスのバレーエリアに住む動物たちで、ベアの名前はセオドア。以前ドリューハウスに住んでいた人たちが引っ越しの際に彼を置いていってしまったのか、セオドアは1人だったんだ。友情を求めていたセオドアは、近所のリスのシャーマンと出会い友達になる。ウサギのジャッキーは、コヨーテのフェルナンドを見かけるけど、ウサギにとってコヨーテは恐怖でしかない。でも、フェルナンドには家族がおらず、群れからも省かれてしまった存在で、ジャッキーも1人ぼっちで行き場と友情を求めていたから、意外なことに彼らは親友になったんだ。このように、僕たちも身体的な固定観念や人間として理解し切っていると思っていることを乗り越え、心の奥底を見つめ直して自分の欠点を洗い出せたら、他人を違った目線で見ることができて、互いにもっと大きな必要性とつながりを見出すことができるかもしれない。ウサギとコヨーテが親友になれたように、“人間は内心みんな同じである”という考えが背景にあるんだ。

ーーキャラクター設定が細かいように、どういったアイテムを展開していくか、明確なビジョンやコンセプトはありましたか?それとも、“ジャスティンが着ていそうなアイテムを作る”という舵取りでしょうか?

グッド:最初からはっきりとしたコンセプトがあったわけではなくて、ジャスティンの直感とセンスがすごくいいから、その波に乗るように自由にクリエイティブな会話をしながら進めていった。「ドリューハウス」は、僕とジャスティンのクリエイティブ・アイデアのコラボレーションから生まれた、“進化し続ける個人のテイスト”を基に誕生したんだ。

ーーということは、現在のストリートの要素は、5年後にはまた違った雰囲気になる可能性もあると。

グッド:いい質問だ。ファッションのコンセプトというよりは、生き方のコンセプトとして“愛・平和・喜び”を表現しているアイテムを作るから、変わるかもしれないし、変わらないかもしれないね。スマイリーロゴも、もともとは僕の単なる落書きだし、全てをミーティングして決めるというよりは、クリエイティブな輪の中で自然にアイデアが発露する感じ。だから、シーズンに合わせてアイテムを制作する必要もないと思っていて、人々が求めるようなタイミングにリリースする。

ーーメインターゲットは設けていますか?

グッド:全ての人を受け入れる感じだね(笑)。

ーー今回、東京でポップアップを開催した意図は?

グッド:「ドリューハウス」は直営店を持っていないし、多くの人が“ジャスティン・ビーバーのマーチャンダイズ”だと勘違いしている。だから、直接アイテムを触ってクオリティーを実感できる場を設けることで、改めてファッションブランドだと認知してもらう機会を作りたくてね。ブランドとしては4回目のポップアップで、本当はもっと早く東京でやりたかったけど、パンデミックの影響があったからこのタイミングになってしまったんだよ。

ーー気分を害するつもりはありませんが、良くも悪くも「ドリューハウス」は“世界で最も成功しているインフルエンサーブランド”の一つだと思っています。

グッド:君の言う通り、誰もジャスティンのことを知らなかったとして、ただ単に僕たちがガレージから「ドリューハウス」を始めていたとしたら注目度は全く違っただろうね。でも同時に、僕たちが本当にやりたいストーリーを世の中に発信することに変わりはなかった、とも思う。このストーリーというのは、最も重要なのは人々にどう感じてもらうか、どうすれば誰もが愛され、この世にとって一人一人の存在が重要であるという考えをどう広めることができるかだから。

 「ドリューハウス」は、トレンドやスタイルに影響を与えるために洋服を作っているわけではなく、ブランドの目的として“愛・平和・喜び”を広げることを常に大事にしている。その中で、たまたまジャスティンが影響力のあるトレンドセッターだっただけ。そう考えると気が楽になる。僕たちは、服作りのコツをつかんでいるしセンスもあるから「ドリューハウス」は軌道に乗っているけど、それだけではなくて、自分たちが語るストーリーを心から信じているから、自信を持って続けられているんだ。

ーー今後の展望や控えているプロジェクトがあれば教えてください。

グッド:具体的なプランはなくて、今は流れに乗るようにゆるくやっている。「ドリューハウス」というブランドが何なのか、それを世の中に広めている道中だよ。

ーー今回の来日は久しぶりだと思いますが、日本の気になる人物やブランドはありますか?

グッド:「キャピタル(KAPITAL)」と「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」がすごく好きだね。でも特定のブランドというよりも、日本のファッション文化全般と洗練されたコンシューマーたちの大ファンという方が正しいかな。東京の街を行く人たちは、みんな着こなしもカラーコーディネートも上手くて、自分をとても美しく表現することに長けているように見える。それに、世界的に見てストリートウエアは日本から大きな影響を受けているよ。東京はストリートカルチャーを語る上で欠かせない街だし、ストリートウエアという概念の一つだと思っている。そういえば、フィル・ナイト(Phil Knight、ナイキ創業者)が初めて作ったランニングシューズも「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」から影響を受けているから、「ナイキ(NIKE)」の原点は日本にあると言ってもいいね。

ーー最後に、2022年11月現在、毎日見ている注目のSNSアカウントなどがあれば教えてください。

グッド:昔の「ディズニー(DISNEY)」のイラストレーターやアニメーターが投稿している、クラシックなイラストや動画を見るのにハマってるよ。

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「ボビイ ブラウン」からエレガントなレッドのコレクション登場 人気カラーをそろえたアイシャドウやリップが新年のパッケージに

 「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は2023年1月2日、エレガントなレッドのコレクション“ストラック バイ リュクス コレクション(STRUCK BY LUXE COLLECTION)”を全国の百貨店で発売した。過去の限定コレクションで人気を博したカラーをラインアップしたアイシャドウをはじめ、ブランド人気のリップやプライマーなどが新年の限定パッケージで登場する。

 “リュクス アイシャドウ”から人気の質感リッチスパークルフィニッシュを集めたアイシャドウパレット“リュクス アイシャドウ クォード”(税込9460円)は、ベビーピンクゴールドとコパーブラウン、復刻カラーのトゥルーゴールドとダスティブラウンモーヴの4色をそろえる。目元に上質な輝きと艶をもたらす。

 また、22年9月にリニューアル発売した“リュクス リップスティック”(税込5060円)は限定パッケージとして登場。レッド系からセレクトした人気カラーの4色に加え、コレクションのために開発した新色2色を発売する。

 そのほか、艶と透明感をアップさせる美容液下地“インテンシブ セラム ラディアンス プライマー”(SPF25・PA++、税込6600円)、“シアー フィニッシュ プレストパウダー”(税込6160円)の人気色のペールイエロー、スキンケア成分98%配合のクレンジングオイル“スージング クレンジング オイル”(税込5500円)、メイクのりの良い肌状態に整える“ビタエンリッチド クリーム&フェイスベース”(税込8140円)の限定パッケージが登場する。

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箱根駅伝で注目の「ナイキ」「アディダス」など 記者2人の“俺のランニングシューズ自慢”

 お正月の風物詩である箱根駅伝は、昨今選手が履くランニングシューズも話題を集めています。「WWDJAPAN」スタッフの、ごくたまに走る程度なのにシューズの知識は豊富なスポーツ担当の美濃島匡記者と、ランニング・コミュニティーに所属し、ロードから山道までを走る津田一馬ソーシャルエディターの二人も、ランニングシューズは常に注目するアイテム。そこで、今回は若手記者に最近手に入れたランニングシューズを持ち寄ってもらいました。スペック重視の美濃島記者と、デザインの良さは譲れない津田ソーシャルエディターの観点の違いにも注目です。

美濃島:「ナイキ」の“エア ズーム アルファフライ ネクスト % 2”

美濃島:「ナイキ(NIKE)」のカーボン入りシューズはぐんぐんと前に進み、自分で走っている感覚がない。かつてランニングシューズは薄ければ薄いほどいいと言われていたけど、2017、8年頃に初代“ヴェイパーフライ(VAPERFLY)”を発表して、プレートを包み込む厚いフォームを入れた厚底シューズが市場を席巻し始めた。今では厚底シューズを履いた選手が記録を塗り替えまくっています。

津田:これまでのランニングシューズ界の常識を覆して、各社が厚底シューズで競争するきっかけを作ったのは「ナイキ」ですよね。僕は初代のモデルしか履いたことないですけど、例えて言うなら電動自転車のように勝手に脚が進むんですよね。技術はすごいけれど、脚が鍛えられていないと逆に疲れてしまうし、トレーニングにならない点は人によってはネックになるかもしれません。

美濃島:“エア ズーム アルファフライ ネクスト % 2(NIKE AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT% 2)”は“ヴェイパーフライ”から派生したシリーズの最新作。勝手に足が進む感覚は変わらずあるけど、以前のモデルよりはコントロールがしやすくなっていて、津田さんが感じたデメリットもずいぶん改善されていますよ。アッパーはエンジニアードメッシュという耐久性の高いニットアッパーで、負担がかかる箇所は編み方を変化させるなど、長く使える工夫もあります。ただ、ソックスタイプでタイトな作りなので、サイズ選びには注意かも。箱根駅伝に向けた限定の“駅伝パック(EKIDEN PACK)”はトンボに着想した緑っぽいカラーが特徴で“ヴェイパー フライ”と併せて箱根駅伝に出場する選手には人気のはずです。

津田:「ナイキ」は毎年、箱根駅伝のタイミングに合わせてかっこいいビジュアルも出していますよね。このシューズはデザインもいい。普段、身につけるものは完全に黒志向の美濃島さんが白を選ぶのも珍しい。

美濃島:普段は黒ばかり着ているし、走る時のウエアも黒なので、ランニングシューズくらいは黒以外を選びたい気持ちがあって(笑)。このモデルはアッパーが白だけど、ソールは少しクリーム色っぽくなっていて、エアポケットの赤いカラーも効いています。今日持ってきた中で一番デザインが気に入っているシューズです。

津田:「ナイキ」“エア ズーム ペガサス 39 By You”

津田:「ナイキ」の“エア ズーム ペガサス(AIR ZOOM PEGASUS)“は毎年アップデートされていて、これは39代目のモデル。色や素材を自分でカスタムできるサービス“ナイキ バイ ユー(NIKE BY YOU)”で作りました。「ナイキ」のシューズはブラックソールのものが少ないので、色合いにこだわってオレンジとブラックで作ってみました。

近年、“ナイキ バイ ユー”でトグルタイプを出し始めたので、試しに採用してみたら、シューレースがほどけるストレスもないし、安定感もアップする。今度から選べるなら全てトグルタイプにしようと思ったくらい気に入っていますね。黒ベースに黒字なので分かりづらいですが、僕が所属しているランチームの名前が入っているのが隠れこだわりポイントです。

美濃島:ひもが細いのもスタイリッシュでいいですね。ひもの先にもひっかけられるフックがついていて、ピラピラしませんね。

津田:機能的には普段のジョギングに適したモデルだけど、前回より安定感が増して初心者でも使いやすくなっています。地面を踏んで走っている感覚も損なわれていないのもいい。ポイントの練習やある程度の負荷をかけたランニングなど、エリートランナーのレース以外ならどんなシーンにもマッチします。初心者にとっても使いやすく、エリートランナーからも好評みたいですね。「ナイキ」で今出ている中で、一番人を選ばないシューズかもしれません。

美濃島:「アディダス」“アディゼロ アディオス プロ3”

美濃島:「アディダス(ADIDAS)」の“アディゼロ アディオス プロ3(ADIZERO ADIOS PRO 3)”のポイントは、カーボンがプレートじゃなくて5本指に沿っているところ。「より足に連動する」とうたっている通り、走っていても足とシューズが有機的に連携している感覚があるんですよね。あと、かかと部分が折り返せるところが地味にいいですね。ここが当たると本当に靴擦れするので。

津田:これはいいですね。エリートランナーの人はソックスさえ邪魔だとくるぶし丈のソックスを選ぶ人も多いですし、結構気になりますもんね。僕は「アディダス」のランニングシューズを人生で一回も履いたことがないので、履いてみたくなりました。

美濃島:去年の箱根駅伝で、一番履いている人数が多かったのが「ナイキ」で、その次が「アディダス」なんです。これと、もう一つ“アディゼロ タクミ セン(ADIZERO TAKUMI SEN)”というシリーズが人気ですね。

津田:デザインも渋くてかっこいい。カーボンをあえて見せているデザインも面白いですね。しかも「アディダス」だから3本線という、遊びを効かせるデザインがしゃれていますね。

美濃島:デザイン面では「ナイキ」が圧倒的だと言わることもありますが、これもかっこいいですよね。私服だと蛍光色にも抵抗があるけど、ランニングシューズだとかっこよく履けるというのも醍醐味です。

津田「サロモン」“パルサー トレイル プロ フォー シエル”

津田:これは自然の中を走るためのトレイルランニングシューズで、「サロモン(SALOMON)」と「シエル(CIELE)」というカナダのエクストリームスポーツ向けのキャップを作っているブランドとのコラボですね。このモデルはトレイルランニングシューズにしてはかなりデザイン性が高くて、私服で履いてもいいなと思って買いました。トレイルランニングシューズではかなり珍しく、発売した日に完売したお店もあったらしいですよ。ファッション好きな身としては山やスポーツのシーンでもおしゃれをサボりたくないので、キャップと色を合わせてこれを履いています。

機能性でいうと、初心者とエリートランナーの中間の層に向けたモデルだと思います。これはタンがアッパーと一体化してソックス状になっているタイプで足首にピッタリフィットするのでサポート感もあり、推進力も重視しているバランスのいいモデルなので、そこまでガチ勢ではない僕は重宝していますね。さらに「サロモン」のひもは絞るタイプで、ひもをシュータンに収納できるようになっています。走っている時にシューレースが気にならないので快適ですね。

美濃島:「シエル」はキャップを結構見かけます。トレイルランニングシューズのソールもこれくらい厚いのが多いですか?

津田:これは厚底な方ですね。しっかりとしたクッションと適度な弾みを感じることができます。最近はトレイルランニングシューズも厚底のものが増えてきている気がしますが、石や根っこなどから足底を守ってくれる反面、着地が不安定になるので膝や足首に負荷がかかりやすくなるという点もありますね。

美濃島:トレイルとロードでシューズを選ぶ時にチェックするポイントは変わるんですか?

津田:僕はフルマラソンを走らないので、ロードシューズは履いていて不快感がなければOK。基本的には機能よりも見た目のかっこよさを重視しちゃいます。一方で、トレイルシューズは雨でぬかるんだ道でも滑ってしまうと怪我につながるので、グリップ力を重視しますね。

美濃島:「ニューバランス」“フューエルセル レベル V3”

美濃島:これは“フューエルセル(FUEL CELL)”という高反発のミッドソール素材を使ったシリーズで、カーボンプレートが入っていないモデル。だけど反発力が高く、安定感もあるので、初心者でも走りやすいはず。アウトソールはかなりフラットに見えるけど、意外とグリップ力もある。ただ、ソールがかなり柔らかいから、クッション性がある一方で、走っていて沈む感覚があるんですよね。

津田:確かにソールはかなり柔らかいですね。

美濃島:フカフカする履き心地は、好みによって印象が分かれるかも。個人的には、この一つ前の“フューエルセル レベル ブイ2 ”の方が、ソールが薄く接地感覚があったので好みでした。でも安定感はこっちの方があります。

津田:デザインは昔の「アシックス(ASICS)」みたいですね。

美濃島:レトロなカラーリングが愛くるしいですよね。

津田:「トポ アスレティック」“テラベンチャー3”

津田:これは「トポ アスレティック(TOPO ATHLETIC、以下トポ)」というアメリカのブランドのトレイルランニングシューズ“テラベンチャー3(TERRAVENTURE 3)”です。「トポ」はトレイルランニングシューズを中心に有名になってきたブランドで、日本に上陸したのは3年くらい前。最近はレースで履いている人も増えてきているので、注目のブランドです。

美濃島:どんなブランドなのですか?

津田:「トポ」は裸足に近い履き心地のシューズを展開しているブランドで、つま先からかかとまでの高低差が少ないロードロップな作りになっています。僕はトレイルランニングシューズなら、ロードロップなものが好き。道が平坦じゃないから足裏感覚が分かった方が安全だし、山を走っている感があって楽しいんですよ。あと、幅が広くて甲が高めなので日本人の足に合うと思います。僕は長距離を走ると足が痛くなることが多いのですが、「トポ」なら山道を40キロくらい走っても、全く痛くならない。

美濃島:デザインはミリタリーっぽい雰囲気もあって、私服にも合いそうですね。

津田:そうなんです。高尾山に走りに行く時は、シューズ2足を持って行くのが面倒なので、私服に合わせてそのまま行くこともあります。軍パンとも相性がいいんですよ。他のシューズもミニマムなデザインで、アッパーは単色でロゴの色をアクセントにしたものが多いですね。

美濃島:ソールはビブラム(VIBRAM)なんですね!引かれます。

津田:ビブラム製ソールは「ゴアテックス(GORE-TEX)」みたいなブランド感がありますよね。「トポ」は基本ビブラム製の“メガグリップ(MEGAGRIP)”を使っているので、濡れた岩の上を走ってもグリップが強くて滑らないし、丈夫です。僕は私服で履いているブーツにも、ビブラム製ソールで裏張りしています。

美濃島:「ミズノ」“ウエーブ ライダー 25”

美濃島:「ミズノ(MIZUNO)」は、一般ランナーの間で根強い人気があります。「ミズノ」“ウエーブ ライダー 25”は独自のウェーブ構造に形成した樹脂素材を使っていて、推進力がありながら誰でも履きやすいモデルだと思います。クッション性もほどよく、地面を感じながら走れるので、安心感もありますね。あと、日本のメーカーだからやっぱりフィット感がいい。毎日履くならこういうモデルと思わせてくれます。

津田:僕も、“ウエーブ ライダー 10”をライフスタイルシューズとして復刻したものを持っています。“ウェーブ ライダー 25”はアッパーのクッション感も包み込まれる感じがあっていいですね。話がそれるけど、やっぱりモデルごとに履き心地が全然違うから、“目隠し効きランニングシューズ”企画とかやったら面白そう。アウトソールはカモ柄になっているんですね。

美濃島:これは25周年モデルということでデザインが少し入っているけど、それでもアウトソールくらい。あくまでスポーツというスタンスも「ミズノ」らしいです。控えめだけど玄人好みな感じで、地に足つけたシューズですね。ランニングだけに。

津田:……う、うまい!

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