ゴールドウイン、富山県南砺市に自然と遊ぶ公園 26年中に

 ゴールドウインは、富山県南砺市に自然と遊ぶ公園「ゴールドウイン プレイアースパーク(GOLDWIN PLAY EARTH PARK)」を2026年中に開くと発表した。プレイアースパークは21年に打ち出した大型プロジェクト。スポーツウエアやアウトドアウエアの製造・販売とは異なる新しい事業領域に進出する。

 18日に創業地である富山県小矢部市のゴールドウイン富山本店で、西田明男会長、渡辺貴生社長、富山県の新田八朗知事、南砺市の田中幹雄市長が登壇し、記者会見を行った。新田知事は「官民連携は県の成長戦略の柱」と語り、県としての支援を約束した。

 南砺市の「プレイアースパーク ネイチャリング フォレスト(PLAY EARTH PARK NATURING FOREST)」は、山間部にある桜ヶ池の周辺を造園する。桜ヶ池は周囲約3kmの人造湖だが、サップや釣りの人気のスポット。世界遺産の白川郷や五箇山にも近い風光明媚な場所で、砺波平野を一望することができる。東海北陸自動車道の出入り口からも近く、自動車のアクセスにも恵まれている。

 ここにキャンプ場、フラワーパーク、農園、レストラン、アウトドアアクティビティ施設などを段階的に設けていく。周辺地域とも連携し、クライミングやトレッキング、冬季にはウインタースポーツなども含めて、さまざまな体験を提供する。ゴールドウインが「ザ・ノース・フェイス」「ヘリーハンセン」「ゴールドウイン」などのアウトドアスポーツ事業やスノースポーツ事業で培ってきた知見とネットワークを投入する。西田会長は「物販だけでなく、コトやサービスといった時間消費にも取り組む。特に子供に楽しんでもらえる場所にしたい」と話した。

 地権者との交渉が進行中のため、開発面積などは現時点では明らかにされていないが、渡辺社長は「国内にはない規模とコンテンツを作る」と自信を見せる。南砺市が地権者との交渉などを取りまとめた上で、ゴールドウインに土地を貸す。

 同社が21年に発表した中期ビジョンでは、自然と触れ合う拠点を作るプレイアースのプロジェクトに50億〜100億円を投じる。南砺市の取り組みは第1弾。現在、県内の他のエリアでも造園の候補地を探している。南砺市は13年から「エコビレッジ構想」に取り組んできた。エコビレッジ構想とは、小さな循環を重ねた暮らしを指し、豊かな自然を生かした地域活性化を推進してきた。プレイアースパークの考えに共鳴し、1月19日付で市役所内に推進室を設けてバックアップする。

 渡辺社長は南砺市の桜ヶ池について「美しいだけでなく、山の自然と人の暮らしが密接で、素晴らしい里山文化を築いてきた。自然と遊び、自然から学ぶプレイアースパークの場所として最適だ。まず26年に“ネイチャリングガーデン(キャンプ場、フラワーパーク、農園など)”からオープンし、10年くらいの年月をかけて段階的に施設を広げていきたい」と話した。

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「ブルガリ」がアイコンコレクションの“セルペンティ”から新作バッグを発売

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、アイコンコレクションの“セルペンティ”から新作バッグを発売した。蛇を模したメタル製ハンドルや宝石にインスパイアされた色使いが特徴で、価格は30万2500〜52万2500円(税込)。

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「ブルガリ」がアイコンコレクションの“セルペンティ”から新作バッグを発売

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、アイコンコレクションの“セルペンティ”から新作バッグを発売した。蛇を模したメタル製ハンドルや宝石にインスパイアされた色使いが特徴で、価格は30万2500〜52万2500円(税込)。

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仏発レインウエア「ケーウェイ」が伊勢丹新宿で日本限定の復刻モデルを先行販売

 フランス発のレインウエアブランド「ケーウェイ(K-WAY)」は2月1〜6日の期間、伊勢丹新宿本店(本館1階 イセタンリーフ)にポップアップストアをオープンする。

 目玉は“リメイク1975”の先行販売だ。同ブランドのベストセラーシリーズ“ル・ブレ”から、1975年ごろに発売した3モデルを復刻したもので、日本限定で発売する。

 生地ははっ水性のあるクラシックな平織りナイロンで、当時のロゴを用いる。一方で、サイジングはゆったりと「今っぽさを表現した」(「ケーウェイ」)。コンパクトに畳めるパッカブル仕様も特徴だ。

 「ケーウェイ」は65年にパリで創業。本国では辞書に“ケーウェイ=雨合羽”と記載されるほど国民の生活に根差したブランドで、鮮やかなカラー展開でも知られる。

■「ケーウェイ」ポップアップ
日程:2月1〜6日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 イセタンリーフ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ナイキ」から春節を祝した新作スニーカー“ダンク ロー イヤー オブ ザ ラビット”が登場

 「ナイキ(NIKE)」は、中華圏の旧正月である春節を祝した新作スニーカー“ダンク ロー イヤー オブ ザ ラビット(DUNK LOW YEAR OF THE RABBIT)”を1月19日に発売する。価格は税込1万6500円で、「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」や「アトモス(ATMOS)」などで取り扱う。なお、「SNKRS」では9時に発売を開始し1人1点のみ購入可能だ。

 今作は、12年前の2011年に同じく春節を祝して発売された“エア フォース 1 ロー イヤー オブ ザ ラビット(AIR FORCE 1 LOW YEAR OF THE RABBIT)”のデザインを採用。ヒールに兎のシルエットをデボス加工で施し、シュータンには“兎”の文字を刺しゅうしたほか、左右のアウトソールにそれぞれ“2011”と“2023”の数字を落とし込んでいる。

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「マルニ」×「カーハートWIP」のポップアップ 花柄や異素材ミックスのウエアを販売

 「マルニ(MARNI)」は、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)、以下カーハート」とコラボレーションしたポップアップを1月25日〜2月5日に渋谷パルコで開催する。同イベントで先行販売するアイテムは、2月8日に「マルニ」の一部店舗と公式オンラインストアでも展開する。

 ポップアップでは、ウイメンズとメンズのウエアをラインアップ。クローバーを全面にあしらったアクティブジャケット(税込9万6800円、以下同)やミシガンコート(8万8000円)、両ブランドのロゴをミックスしたニット(9万6800円)とTシャツ(3万1900円)、コーデュロイとキャンバス素材を合わせたコート(11万4400円)やパンツ(6万9300円)などをそろえる。またバケットハットやスリッポンスニーカー、トートバッグなどのアクセサリーも用意する。いずれも「マルニ」らしいポップな配色と、「カーハート」が得意とするワークウエアの要素を組み合わせているのが特徴だ。

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「マルニ」×「カーハートWIP」のポップアップ 花柄や異素材ミックスのウエアを販売

 「マルニ(MARNI)」は、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)、以下カーハート」とコラボレーションしたポップアップを1月25日〜2月5日に渋谷パルコで開催する。同イベントで先行販売するアイテムは、2月8日に「マルニ」の一部店舗と公式オンラインストアでも展開する。

 ポップアップでは、ウイメンズとメンズのウエアをラインアップ。クローバーを全面にあしらったアクティブジャケット(税込9万6800円、以下同)やミシガンコート(8万8000円)、両ブランドのロゴをミックスしたニット(9万6800円)とTシャツ(3万1900円)、コーデュロイとキャンバス素材を合わせたコート(11万4400円)やパンツ(6万9300円)などをそろえる。またバケットハットやスリッポンスニーカー、トートバッグなどのアクセサリーも用意する。いずれも「マルニ」らしいポップな配色と、「カーハート」が得意とするワークウエアの要素を組み合わせているのが特徴だ。

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「JW アンダーソン」に“パンツに生地ロール”の真相を聞き 「プラダ」でエンハイフンを魂の激写 2023-24年秋冬メンズコレ取材24時Vol.3

 2023-24年秋冬コレクションサーキットは、メンズからスタート。「WWDJAPAN」は現地で連日ほぼ丸一日取材をし、コレクションの情報はもちろん、現場のリアルな空気感をお伝えします。担当は、前シーズンのメンズと同様に大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリのコンビ。ミラノ・メンズ3日目は、話題のブランドがラインアップします。

9:00 「サントーニ」

 「サントーニ」のプレゼンテーションで3日目がスタート。今季新たに加わったのは、創設者アンドレア・サントーニ(Andrea Santoni)が1980年代に生み出した、“アンドレア ローファー(Andrea Loafer)”を再解釈したスタイルです。ユニセックスで提案するこのローファーは、甲の曲線的なカットと、快適な履き心地を実現する柔らかなソールにこだわったといいます。定番のダブルバックルとレースアップは自然にインスパイアされて、ハンドカラーペインティングで深海のブルーや夕焼けのオレンジ色に仕上げました。超軽量なソールへと進化した、アンクルブーツも登場です。バスケットシューズとランニングシューズを融合させたという新作スニーカー“ハイ ラン(Hy-Run)”は、スプレーペインティングで鮮やかなカラーに染まり、バッグもグラデーションで彩ります。ギャラリストのトマソ・カラブロ(Tommaso Calabro)がキュレートしたアート作品とともに展示し、次シーズンは彼とのコラボレーション作品を発表予定とのこと。「サントーニ」の手染め技術がアートと出合い、どのような表現になるのか楽しみです。

9:30 「ラルディーニ」

 次は、イタリアン・クラシコのモダンアップデートに成功した筆頭「ラルディーニ(LARDINI)」です。アッファリ広場に立派な宮殿の門をくぐると、漆黒の空間にコレクションが並びます。もともとソフトスーツで若年層に強いブランドではあるものの、ドレス以外のアイテムを充実させて20~30代若年層の顧客をさらに取り込みたいのだとか。ワントーンのスーツには素材感やスタイリングでウィットを効かせ、かっこいいけれどちょっと隙のある男性像が感じられました。憧れます。ロング丈のバーシティージャケットやイージーフィットでクリーンなソフトスーツ、ビビッドカラーが映えるコーディロイのセットアップなど、クラシコのムードを残しながら、肩の力が抜けたバランスがうまい。

10:00 「サイモン クラッカー」

 イタリア・チェゼーナ出身のデザイナーデュオが手がける「サイモン クラッカー(Simon Cracker)」は、昨年末に逝去したヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)に捧げるトリビュートショーを行いました。破いた服をつなぎ合わせたドレスの他に、帽子を装飾としてジャケットに取り付けたり、ハンガーに布をかけてドレスに見立てたり。危機に瀕した世界に対する怒りを、DIYのアプローチで表現しました。片足にギブスを巻き、松葉杖で登場したファーストルックしかり、一般人を起用したキャスティングが面白かったです。パンキッシュな精神はヴィヴィアンの影響を受けているのが明らかでしたが、10年以上のブランドだとは思えないほど荒削りなクオリティーが気になりました。ただ、インスピレーションの一つになったという、“ノーと言うのを学ぶことは、自由を学ぶことである”という言葉には共感しました。

11:00 「マリアーノ」

 ミラノ・メンズのエグみ代表「マリアーノ(MAGLIANO)」に異変です。エグくないよ。会場は、椅子を積み上げて壁にしたセットで、独特な世界観です。毛羽立ったニットウエアや太畝のコーディロイ、色あせたデニムなどテキスタイルも個性的。しかし、アイテムのデザイン製はかなり抑えめにまとめてきた印象です。クラシックなスーツのシルエットを現在のストリートウエアに置き換えたり、軍用毛布をドレッシーなガウンに仕立てたりと、相反する要素の融合をアイテムのデザインで表現しています。また安全靴メーカーの「Uパワー(U-POWER)」とシューズを共同開発し、ルカ・マリアーノ(Luca Magliano)=デザイナーが「ヒーロー」と讃える労働者に敬意を表します。

 個人的には、嫌いではありません。むしろ好きです。しかし、アイテムが着やすくなればなるほど、激戦ゾーンの中に身を投じるリスクもあります。特に、ただでさえ苦戦している中間層のデザイナーブランドです。ぶっ飛びすぎててもダメなのですが、着やすくなったからいいということでもないのがこのゾーンの難しさであり、面白さでもあります。

12:00 「エトロ」

 今季のミラノの注目の一つである「エトロ」。クリエイティブ・ディレクターのマルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)による、初のメンズのショーを開催しました。同ブランドがイタリア・コモの自社倉庫に保管しているテキスタイルのロールを積み重ねた会場装飾です。テキスタイルカンパニーとして始まったブランドのルーツと、彼自身の個人的な思い出をコレクションに落とし込んだようです。

 新ディレクターが描く「エトロ」メンズから浮かび上がったのは、洗練されたロマンチックな夢想家といった男性像。ブランケットに包まれているように柔らかく体を覆うコートに始まり、パジャマ風のコンビネゾン、ラグを思わせるジャガードのコートやジャケット、サボに合わせるルームソックスに似た厚めのパイル生地の足元と、家庭を想起させるアイテムが多数。それらは暖色系とグリーンのシェードで彩り、ボタニカルやグラフィカルな柄を描いて柔和なムードです。

 手編みのざっくりと着るニットウエアや、刺しゅうのアップリケで作るメルヘンな世界観を、1970年代風のフレアパンツとタータンチェックのスーツセットアップで、キリッとしたスパイスを効かせてほどよく崩しました。バッグは、ウィメンズでも登場した“ラブトロッター”を強く押し出します。終盤のフォーマルウエアに至るまで、肩の力が抜けた気楽さと洗練さ、しなやかさの絶妙なバランスを保ちながらショーが閉幕。シグネチャーであるペイズリーを主役にしなくても、自由な精神をDNAに持つ「エトロ」らしさを十分に、そしてモダンに表現していました。市場で空席になっていたロマンチックなメンズウエアの立ち位置は需要がありそうな予感。バッグやシューズも得意なヴィンチェンツォなだけに、今後はメンズでも新しいアイコンとなるアクセサリーが誕生することが期待できそうです。

14:00 「プラダ」

 「エトロ」と同じくミラノ・メンズ最大の目玉といってもいい「プラダ」の時間がやってまいりました。実は「マリアーノ」「エトロ」と会場が近かったため、2時間ほど前からすでに会場付近にはいたのですが、すでに多くの女性ファンが誰かを待っています。「ああ、やっぱり来るか」とセレブを撮影しないといけない現実に、心の声がつい漏れてしまいました。会場に入ると、カメラマンの人だかりの先にエンハイフン(ENHYPEN)を発見。多くのファンは、彼らが目的でした。セキュリティ2人の隙間から腕を伸ばしてスマホを素早く向け、高橋名人のごとくシャッターを魂の連打。いい写真ではなくファンの方々に申し訳ないと思いつつ、とりあえずひと仕事を終えて安心し、ショー本番を迎えます。

 「プラダ」は今シーズン、「服の本質を見直そう」というテーマを掲げました。軸となるのはボックスのジャケットと、超タイトなトラウザーです。前シーズンに披露した1990年代風の合わせ位置の高いシャープなテーラリングに比べ、さらに要素を削ぎ落とした印象です。いつも以上にミニマルなクリエイションに徹した分、フェイクレイヤードのように襟だけ付いたギミックや、丸みのあるチャンキーシューズ、パンパンのパファージャケットのフォームなど、違和感が極端に際立ちます。MA-1やモッズコートは、極端にタイトだったり、オーバーサイズだったりと、同じアイテムを色やサイズ違いで繰り返すことでメッセージを訴えるという手法なのでしょう。ブランドのアイデンティティーであるユニホームから着想したチュニックと、短い丈のジャケットを合わせるスタイリングは秀逸。毎回楽しみしているインビテーションはクッションで、今回はクッションを服にアレンジしたピースが登場するという仕掛けでした。

 コレクションに集中していたら、開始時よりも何だか雰囲気が変わっていることに徐々に気づき始めした。「おいおい、天井が下がってきているじゃないか」。せめて、エンハイフンの写真を日本の担当に送るまでは生還しないといけません。しかし、これはもちろん演出。高い天井で開放感のある空間から一転し、最後はまるでアンダーグラウンドなブランドのショー会場のように空間を狭めることで、観る人がより濃密に服と対話してほしいというメッセージでした。んん、最近の「プラダ」は哲学的で奥が深いです。

16:00 「ミッソーニ」

 次は「ミッソーニ(MISSONI)」の展示会場へ足を運びました。昨年クリエイティブ・ディレクターに就任したフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)が手掛ける、メンズのセカンドシーズンです。シャツジャケットやウィンドブレーカー、ブレザー、プルオーバーといった日常着を、同ブランドらしくニットでジグザグやストライプの模様を描きます。同デザインをサイドゴアにあしらったアンクルブーツやサボサンダルは、ユニセックスで提案できそうな新鮮さのあるアイテム。ウィメンズでは、ボディコンシャスなシルエットで若返りを図りましたが、メンズは安定思考のようです。「エルメス(HERMES)」や「バーバリー(BURBERRY)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」でキャリアを積んだ彼の経験が、今後生かされるのか見守ります。

17:00 「チェールズ ジェフリー ラバーボーイ」

 「マリアーノ」がミラノのエグみ代表なら、この「チェールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」はロンドンのエグみ代表。この2ブランドを同じ日に組み込む協会、なかなか分かってます。会場周辺からすでにロンドンバイブスびんびん物語で、「プラダ」には絶対いないような奇抜な来場者たちのユースパワーが会場にこもり気味。そしてこのブランドいえば謎に豪華なステージセットも名物で、発表の場をロンドンからミラノに移した今回もデビッド・カーティス(David Curtis)と協業したインダストリアルな巨大セットに圧倒されました。

 コレクションは、祖国スコットランドの民族衣装からロンドンパンク、ユースカルチャーまでを縦横無尽に取り込み、自らのストーリーに落とし込む平常運転。しかし、以前に見た数年前よりも格段に良くなっていました。一点一点の強さを保ちながら、スタイルとしてまとめるバランス感がレベルアップしています。ショールームのトゥモロー(TOMORROW)からの出資を受け、プロダクションの安定感も明らかに増しています。とがり具合でいうと、以前よりも大人になった印象はあるものの、「マリアーノ」のそれとは異なり、強烈なオリジナリティーは残したまま編集力を身に付けた感じでしょうか。今後の活動がますます楽しみになりました。

18:00 「トッズ」

 「トッズ」はエレガンス回帰のシーズン。とはいえ過去の焼き直しではなく、現在のエレガンスとは何かを思考し、レザーを多く使ったコレクションで表現します。カラーはシューズとウエア共にブラウンやベージュ、キャメルなどの茶系が中心。スエードが定番の“ゴンミーニ”はカーフで上品になり、ブルゾンやシャツジャケットは軽やか。ローファーなどウィメンズでヒットを連発しているアイテムが、メンズでも人気を集める流れができつつあるそうです。特に印象に残ったのは、スニーカー風デザインのオールレザーのシューズでした。

19:00 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」

 3日目の最後は、ミラノで2回目となるショーを行った「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」です。座席が並べられただけの巨大倉庫の会場で、今季も独自の世界観へとゲストを引き込みました。

 ショーが開幕すると、服づくりの起点となる生地のロールを腕に抱えた、下着姿のモデルが登場します。SNSでは面白おかしく取り上げられていますが、デザイナーの意図は、改めて服作りをゼロから始めたいという意思を込めたそうです。他にも枕を握りしめた無地のTシャツルック、タイトなフィット感のスーツセットアップ、ウエストに湾曲した輪が飾られたトラウザー、シアリングやライダースのジャケットなど、レイヤードは皆無で素肌に服を着用しています。ライダースジャケットを縦長に引き伸ばしたようなコートや、タンクトップの背面に取り付けたレザーのSIMカード風の装飾など、ありきたりな日常着にやや違和感を加えます。シュルレアリスムを表現する彼にしてはいつになくシンプルな仕上がりです。

 ショー後のバックステージでアンダーソンは、「蛙のバッグとクロッグが、今季の唯一のシュルレアリスムな点。だってファッションにはユーモアが必要でしょ」と無邪気に笑いました。これは彼が幼少期に着用していた子供向けのシューズを模したデザインで、ヨーロッパの人にとっては懐かしさを感じさせるアイテムなのだそう。日本人にとっての、つぶらな瞳の黄色い犬のキャラクターの糊“フエキくん”みたいな感じでしょうか。

 さらに彼は、今季のテーマを“白紙の状態”だといい、アイデアの源について説明しました。「約10年前、男女でワードローブを共有するというコンセプトでメンズコレクションを制作した。そして現在、ジェンダーは現代のツァイトガイスト(時代を特色づける思想)になっている。ファッションは時代を映す鏡であるし、文化的に何が起こっているのか投影しなければ意味がない。しかし同時に、時代を否定する反骨精神がデザイナーには必要だ。ファッション業界にいる私たちは、意思を表明することに臆病になっていると感じるけれど、求められるのは建設的な対話である。今季はアーカイブのラッフルスカートを踏襲し、所有する物理的な物、そこに付随する感情、そしてそれらを手放すことを考えた」と締めくくりました。

 約10年前は、彼の両性具有的なクリエイションに業界が衝撃を受けましたが、今となってはごく当たり前のように各ブランドが打ち出しています。フェミニンなラッフルスカートは、時代が変われば物事の見え方が変わる、そんな象徴のようです。だとしたら、何が”普通”で、何が“異常”なのか。もしかすると、10年後には蛙のバッグがシュルレアリスムではなく“普通”になっているのかもしれません。年齢とともに無意識に集めた偏見を手放して、バイアスをかけずに物事を見られるようになれればいいのに。今季も、さまざまな思考を触発するコレクションでした。

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「ナイキ SB」が新作スニーカー“ダンク ロー アドビ”を発売 インソールに“ツールバー”を想起させるイラスト

 ナイキ(NIKE)のスケートボードライン「ナイキ SB」は、新作スニーカー“ダンク ロー アドビ(DUNK LOW ADOBE)”を1月19日に発売する。価格は税込1万4300円で、「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」や一部スケートショップなどで取り扱う。なお、「SNKRS」では9時に発売を開始し1人1点のみ購入可能だ。

 同作は、1990年代のバックパックをイメージし、レッドを基調としたキャンバスとスエード素材のアッパーにガムソールを組み合わせた。インソールには、“アドビ”のモデル名通りフォトショップ(Photoshop)やイラストレーター(Illustrator )などの“ツールバー”を想起させるイラストをプリントしている。

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パルコが2023年春夏キャンペーンムービーを公開 「グッチ」の動画などを制作した映像監督タヌ・ムイノを起用

 パルコは、2023年春夏シーズンのキャンペーンムービーを公開した。クリエイティブ・ディレクターには、ウクライナ出身の映像監督であるタヌ・ムイノ(Tanu Muino)を起用。日本企業が彼女とタッグを組んだのは今回が初めてだ。

 ムイノは、1989年生まれ。90年代の映像作品やダンスといったカルチャーに着想を得たリアルでユーモアある世界観が特徴だ。これまでには「グッチ(GUCCI)」のムービー「CASA DELLA CULTURA DI GUCCI」を手掛けたほか、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)の「As It Was」やケイティ・ペリー(Katy Perry)の「Small Talk」、リル・ナズ・X(Lil Nas X)の「MONTERO(Call Me By Your Name)」などのミュージックビデオにも携わっている。

 キャンペーンムービーのテーマは、“NEW DEPARTURE”。ウクライナ版「アリとキリギリス」の寓話をモチーフに、四季を通して描く物語だ。同ムービーではプロローグを、7月に公開予定の秋冬シーズンのムービーでは、物語のターニングポイントとエンディングを映しているという。衣装には今シーズンのトレンドであるパニエやクリノリン、マーメイドコアなど、18世紀のロココスタイルや流行色のパープルを取り入れている。

 今回の制作について、ムイノは次のように語っている。「コロナ禍で、人々はそれぞれの場所に留まらなければならない時期が続いた。わたしは旅行をするのが好きなので、“NEW DEPARTURE”と聞いたときに、このムービーを見た人がいろんな場所へ旅した気分になれる映像をつくりたいと思った。旅行をするときは、服装も変わる。どこかに行けなくても、服装を変えるだけで気分は変わるはずだ。どこかへ行くことは、服装やスタイルにインスピレーションを与えるし、ファッションは社交的な気持ちを高めてくれるものだと思う。また、シーズンごとにロケーションや全体的な雰囲気を変えたのは、“NEW DEPARTURE”と聞いて未来へ行きたい人、古代のムードに戻ってみたい人、自然を感じたい人など、いろいろな捉え方があると思ったから。ひとつの方向性に絞らず、観る人の好きなテイストを見つけてほしい」。

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「アディダス」VS「トム ブラウン」のストライプ商標権侵害訴訟 一審は「トム ブラウン」に軍配

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」がアパレルなどに採用した4本線のストライプ柄やブランドのトレードマークでもあるトリコロールカラーのグロスグランリボンが「アディダス(ADIDAS)」の商標権を侵害しているなどとして、「アディダス」が約800万ドル(約10億円)の損害賠償求めて「トム ブラウン」を提訴している件について、8人の裁判員は「トム ブラウン」の商標権侵害を否定した。

 トム ブラウン社は、「陪審員が、トム ブラウン社がいかなる時もアディダスの商標権を侵害していなかったと認定したことをうれしく思う。20年以上にわたり、『トム ブラウン』はラグジュアリーファッションのパイオニアとして、クラシックなテーラリングとスポーツウエアの感覚を融合させたユニークで独特なデザイン美学を示してきた。引き続きブランドの象徴となるクリエイティブな製品をデザインし、提供していきたい」とコメントした。敗訴したアディダスは、「陪審員の評決に失望しており、上訴の手続きを含め、引き続き知的財産の保護に努める」とコメントした。

 最終弁論で「トム ブラウン」は「アディダスはストライプを独占していない」と主張。デザイナーのトム・ブラウンはブランド創業時からストライプをデザインに取り入れていたところ、2007年にアディダスから一部のデザインで採用した3本線のストライプ柄について警告を受けたため、衝突を避けるために4本線のデザインに変更したという。そこから10年以上両社は共存しており、アディダスは損害を被った証拠を提示していないと主張した。また、消費者が2つのブランドを混同しない要素として価格帯の差を挙げている。これに対してアディダスは、1950年代から3本線のストライプを使用しており、Tシャツやスニーカーなど、アディダスが得意とするスポーツ関連製品にトム ブラウンがストライプを使用すると混乱を招く可能性があり、線の本数については遠くから見たときに本数を間違える消費者は依然として多く存在すると主張。また、アディダスが長年スポンサーを務めていたサッカークラブのFCバルセロナなどと「トム ブラウン」が提携してスポーツウエアビジネスを拡大しようとした動きを悪意の証拠として提示した。

 アディダスが上訴した場合、二審では追加の証拠提出などは行われず、裁判官が一審の陪審員の判断プロセスや評決の内容が適切だったかを見直した上で判断を下す。

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「洋服の青山」新CMにINIを起用 CMではスーツ姿で激しいダンスを披露

 青山商事は1月18日、4月から新入学生・新社会人になるフレッシャーズに向けた「洋服の青山」の新CMの完成を記念して発表会を開催した。発表会には、イメージキャラクターを務めるグローバルボーイズグループのINI(アイ・エヌ・アイ)が登場した。新CM「INI スーツチェンジ篇」は1月19日から全国でオンエアを開始する。

 青山商事はこれまでもスーツのプロモーションにおいて、有名人をイメージキャラクターに起用してきた。INIは10〜20代から絶大なる人気があり、最近は主婦層のファンが増えるなど、幅広い層から支持が集まっていることから今回INIを起用したという。

 当CMは、“SUIT CHANGE”をキーワードに、ダンスレッスン前のリラックスした雰囲気から一転、クールなスーツ姿にチェンジ。ダーク系のスーツと11人それぞれのメンバーカラーのネクタイを合わせ、息の合ったダンスパフォーマンスを披露した。撮影の際にスーツで踊るのは動きにくかったか、という質問にメンバーの池﨑理人は「想像するより何倍も踊りやすかったです」とコメント。また、今回のCMのために書き下ろした新曲「New Day」の歌詞について聞かれると、田島将吾は「『普通のルーティンじゃ満足できないな』という歌詞があるんですけど、普段の日常からチェンジするようなスパイスになる楽曲になっています。ルーティンって大事だと思うんですけど、飽きた時にこの曲を聴いて新しいことにチャレンジしようという気持ちになってほしい」と語った。

 発表会では、今年新成人を迎えた松田迅は袴姿からスーツへ早着替えするパフォーマンスも披露した。松田は「袴を剥がす時に『強く引っ張るから耐えてね』と言われていたんですけど、意外と力が強くてよろけちゃいました」と笑顔で感想を述べた。

 最後に、リーダーの木村柾哉は新入学生・新社会人に向けて「少し早いですが、フレッシャーズの皆さんおめでとうございます。新しい環境でたくさん緊張することとか、慣れないことがたくさんあると思うんですけど、青山のスーツを着て自身を持って新生活を頑張ってください。INIはフレッシャーズの皆さんを全力で応援しています」と力強いコメントを送った。

 また、イメージキャラクターを務める女優の橋本環奈の新CMも披露した。CMでは、パジャマからスーツ姿にチェンジし、フレッシャーズを応援する気持ちを表現した可愛らしい振り付けを披露。当CMも1月19日から全国でオンエアを開始する。

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「洋服の青山」新CMにINIを起用 CMではスーツ姿で激しいダンスを披露

 青山商事は1月18日、4月から新入学生・新社会人になるフレッシャーズに向けた「洋服の青山」の新CMの完成を記念して発表会を開催した。発表会には、イメージキャラクターを務めるグローバルボーイズグループのINI(アイ・エヌ・アイ)が登場した。新CM「INI スーツチェンジ篇」は1月19日から全国でオンエアを開始する。

 青山商事はこれまでもスーツのプロモーションにおいて、有名人をイメージキャラクターに起用してきた。INIは10〜20代から絶大なる人気があり、最近は主婦層のファンが増えるなど、幅広い層から支持が集まっていることから今回INIを起用したという。

 当CMは、“SUIT CHANGE”をキーワードに、ダンスレッスン前のリラックスした雰囲気から一転、クールなスーツ姿にチェンジ。ダーク系のスーツと11人それぞれのメンバーカラーのネクタイを合わせ、息の合ったダンスパフォーマンスを披露した。撮影の際にスーツで踊るのは動きにくかったか、という質問にメンバーの池﨑理人は「想像するより何倍も踊りやすかったです」とコメント。また、今回のCMのために書き下ろした新曲「New Day」の歌詞について聞かれると、田島将吾は「『普通のルーティンじゃ満足できないな』という歌詞があるんですけど、普段の日常からチェンジするようなスパイスになる楽曲になっています。ルーティンって大事だと思うんですけど、飽きた時にこの曲を聴いて新しいことにチャレンジしようという気持ちになってほしい」と語った。

 発表会では、今年新成人を迎えた松田迅は袴姿からスーツへ早着替えするパフォーマンスも披露した。松田は「袴を剥がす時に『強く引っ張るから耐えてね』と言われていたんですけど、意外と力が強くてよろけちゃいました」と笑顔で感想を述べた。

 最後に、リーダーの木村柾哉は新入学生・新社会人に向けて「少し早いですが、フレッシャーズの皆さんおめでとうございます。新しい環境でたくさん緊張することとか、慣れないことがたくさんあると思うんですけど、青山のスーツを着て自身を持って新生活を頑張ってください。INIはフレッシャーズの皆さんを全力で応援しています」と力強いコメントを送った。

 また、イメージキャラクターを務める女優の橋本環奈の新CMも披露した。CMでは、パジャマからスーツ姿にチェンジし、フレッシャーズを応援する気持ちを表現した可愛らしい振り付けを披露。当CMも1月19日から全国でオンエアを開始する。

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新鋭フォトグラファーの立岡凌が写真展「EACH STORIES」を東京・代官山で開催

 新鋭フォトグラファーの立岡凌が、写真展「EACH STORIES」を東京・代官山のアートギャラリー「スタジオ フォーネイション(STUDIO 4N)」で開催する。会期は1月20日から29日までで、入場は無料だ。

 立岡氏は、アメリカ・ロサンゼルスの人気セレクトショップ「ヴァージルノーマル(VIRGIL NORMAL)」でスタッフとして働いていた際に、オーナーのチャーリー・スタントン(Charlie Staunton)がフィルムカメラを貸してくれたことをきっかけにフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。今回の「EACH STORIES」では、2019年6月から約1年間にわたりロサンゼルスで過ごした日常を切り取った写真を中心に展示する。

■EACH STORIES
日程:1月20~29日
時間:13:00〜19:00
場所:スタジオ フォーネイション
住所:東京都渋谷区猿楽町2-1
入場料:無料

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新鋭フォトグラファーの立岡凌が写真展「EACH STORIES」を東京・代官山で開催

 新鋭フォトグラファーの立岡凌が、写真展「EACH STORIES」を東京・代官山のアートギャラリー「スタジオ フォーネイション(STUDIO 4N)」で開催する。会期は1月20日から29日までで、入場は無料だ。

 立岡氏は、アメリカ・ロサンゼルスの人気セレクトショップ「ヴァージルノーマル(VIRGIL NORMAL)」でスタッフとして働いていた際に、オーナーのチャーリー・スタントン(Charlie Staunton)がフィルムカメラを貸してくれたことをきっかけにフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。今回の「EACH STORIES」では、2019年6月から約1年間にわたりロサンゼルスで過ごした日常を切り取った写真を中心に展示する。

■EACH STORIES
日程:1月20~29日
時間:13:00〜19:00
場所:スタジオ フォーネイション
住所:東京都渋谷区猿楽町2-1
入場料:無料

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【2023年バレンタイン】「よーじや」が初のバレンタイン限定ギフト クッキーも発売

 1904年から続く和コスメブランドの「よーじや」は1月25日〜2月14日、祇園本店、三条店、大丸京都店、通信販売で初となるバレンタイン限定パッケージのギフトを発売する。同ブランドは2022年のクリスマスにも創業以来初となるコフレを発売しており、今回はそれに次ぐ新たな企画。ブランドの顔ともいえるあぶらとり紙や人気のハンドクリーム、紙せっけんなど5アイテムをセットにした限定セットのほか、オリジナルクッキーの詰め合わせも取り扱う。

 初の限定パッケージギフト“バレンタインギフト2023”(限定1種、税込1850円、以下同)は、淡いピンクカラーにお馴染みの手鏡マークをあしらった。中にはあぶらとり紙、クリアケースや“まゆごもり はんどくりーむ”、“紙せっけん洗顔用”、小サイズの丸手鏡(黒)のほか、同企画のみの限定ロゴステッカーを詰め合わせた。

 また、祗園本店、三条店、清水店、嵯峨野嵐山店、金閣寺店、よーじやカフェ お茶のクレープ京都駅前地下街ポルタ店、通信販売では昨年新たに発売された“よーじやカフェのパフェクッキー”を詰め合わせた“バレンタインパフェクッキー”(3枚750円)も用意。リボンやパフェのイラストをあしらったクリーム色の限定ボックスに抹茶、きなこ、ミルクティーのフレーバーが1枚ずつ入っていて、店舗では限定ボックスに好きなフレーバーを詰め合わせることもできる。

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「ジバンシィ」がBIGBANGのSOLをグローバルアンバサダーに起用

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、グローバルアンバサダーに韓国のボーイズグループBIGBANG(ビッグバン)のTAEYANG(テヤン ※日本でのステージネームはSOL[ソル])を指名した。

 マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)クリエイティブ・ディレクターは「オーセンティックでありながら壁を突き破るTAEYANGのスタイルは、今日の『ジバンシィ』の美学と完全に一致する」と話し、TAEYANGは「『ジバンシィ』と共に人生の新たなチャプターをスタートできることに感謝している。マシューは、ファッションとカルチャーの両分野でリーダー的な存在。エキサイティングなコラボレーションができることを楽しみにしている」と述べる。

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【スナップ】「フェンディ」のメンズコレクションに三代目JSB・今市隆二ら来場

 「フェンディ(FENDI)」はイタリア現地時間1月14日、ミラノショールームで2023-24年秋冬メンズコレクションを発表した。映画、テレビ、音楽業界などから世界的なセレブリティがショーに集まり、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)による最新コレクションを祝福した。

 テレビ界からは、ネットフリックス「ストレンジャー・シングス 未知の世界(Stranger Things)」に出演するケイレブ・マクラフリン(Caleb McLaughlin)や「ウェンズデー(Wednesday)」に出演するハンター・ドゥーハン(Hunter Doohan)らが、音楽界からは三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカル・今市隆二、伊ミュージシャンのクリスティアーノ・ゴダーノ(Ctistiano Godano)、ミケーレ・ブラヴィ(Michele Bravi)らが来場した。映画界からは、イギリスの俳優で映画「ジ・アイデア・オブ・ユー(The Idea of You)」に出演するニコラス・ガリツィン(Nicholas Galitzine)、伊アクション映画「ディアボリック(Diabolik – Ginko All'attacco)」のジャコモ・ジャンニオッティ(Giacomo Gianniotti)らが出席した。また日本からは、大平修蔵、Yamato、南雲奨馬らも来場した。

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「ディーベック」2023年春夏はフィッシングの要素をモダンに“再生” シルク100%の撥水ウエアも

 「ディーベック(D-VEC)」2023年春夏コレクションのテーマは、“RECLAIM(再生)”だ。先シーズンに引き続き、フィッシングブランド「ダイワ(DAIWA)」から派生した同ブランドの本質に立ち返るコレクションを発表した。

 機能的なフィッシングウエアや、フィッシャーマンの伝統的なアイテムを着想源に、それらを分解&再構築することで、現代的にアップデート。都会で楽しむアクティブウエアへと昇華した。

 「ディーベック」では、防水性・撥水性(WATER PROOF・WATER REPELLENCY)や伸縮性(FLEXIBILITY)、超軽量性(ULTRA LIGHT WEIGHT)など、釣りのフィールドで培った機能性アイテムを通年で打ち出しているが、今シーズンは特に撥水性にフォーカス。

 平織りのシルクに撥水加工を施したショート丈のビーコートやオリジナルジャカードのドレスシャツなどは、アウトドア由来の機能性とは相反して、程よい光沢感がエレガントな印象だ。アームには、立体的な3Dパターンを用いることで、動きやすさも考慮した。

 さらに、ファスナーの開閉でセーラーカラーにもフードにもなる“セーラーフード”付きのテーラードジャケットや、釣りで着用するウェーダー(つなぎ)をストレートシルエットでスマートに表現したアイテムなどもラインアップ。ブランドのアイコニックなオリジナルパターンで作られた、撥水加工のキルト素材はプルオーバーやパンツに落とし込んだ。

 海を想起させるディテールもアイテムの随所に採用。網のグラフィックやボーダー、メッシュ素材などが、ユニークかつ軽やかなデザインのアクセントになっている。

 今シーズンは、キャッチーなアクセサリーもバリエーション豊富だ。魚やいかりモチーフのスモールレザーグッズや、ビビッドカラーのバケットバッグが、スタイリングに春夏らしい遊び心を添えた。

 「ディーベック」は22年3月、廃棄漁網をアパレルアイテムにアップサイクルし、漁協関係者へと還元することで廃棄漁網に新たな価値を生み出すことを目指す「漁網アップサイクルプロジェクト」を始動。「楽天ファッション・ウィーク東京」23年春夏では文化学園と東京藝術大学の2校の学生とコラボレーションした産学連携の取り組みをスタートするなど、社会貢献活動も積極的に行っている。「漁網アップサイクルコンテスト」で最優秀賞を受賞した高田綾によるウエディングドレスは3月に表参道のD-VEC TOKYO EXCLUSIVEで販売予定だ。

問い合わせ先
ダイワ お客さまセンター
0120-506-204

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「コーチ」が卯年を祝したコレクションを発売 トートバッグやスニーカーなど

 「コーチ(COACH)」は卯年を祝して、ウサギをモチーフにした“ルーナー ニュー イヤー”コレクションを発売した。遊び心のあるヘタウマ系のグラフィックが特徴だ。

 ペットボトルの再生繊維を原料とする100%リサイクルキャンバス製のトートバッグはワインレッド、ピンク、ホワイトの3色展開で各3万8500円(税込、以下同)。財布代わりにもなるカードケース(1万7600円〜)やリストレット(2万3100円)、ハイカットスニーカー(3万8500円)も用意する。

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「アディアム」が販売スタッフを募集 店長候補として店舗づくりから運営を担当

 デザイナー前田華子によるブランド「アディアム(ADEAM)」はこのほど、販売スタッフを募集する。東京ミッドタウンに位置する日本唯一の専門店で、店長候補として店舗づくりから運営を担当する。具体的な業務内容は接客・販売対応から売り上げ管理、スタッフの教育や育成など。

 商品についての深い知識に基づく対応に加えて、来店客との会話から広がる新鮮な提案をしていくことが接客スキルとして求められる。ほかにも店舗が主体となって、店内のディスプレーや季節・イベントに合ったおもてなしを提案。月に1度、全店の動向を共有する店長会議に出席する。店長を目指すための研修環境が用意されており、入社後は店長経験のあるスタッフがサポートする。“本社研修”もあり、ブランドの歴史や接客の仕方などが学べる。

 「アディアム」は、1980年に設立したフォクシーが運営をするブランド。2013年にはニューヨーク・コレクションで発表し、23年でブランド立ち上げ10周年を迎える。ブランドコンセプトは、「伝統と革新の融合」。普段使いからハレの場まで、幅広いシーンで着用できるアイテムを多数取りそろえる。著名人からの支持も厚い。

募集職種
接客販売スタッフ(店長候補)

雇用形態
正社員
※3〜6カ月の試用期間あり。その間も給与や待遇に変動なし

応募条件
学歴不問/社会人経験10年以上歓迎
アパレル業界での実務経験
※ファッションやアクセサリー、フレグランスなどの雑貨関係の店舗で、店長や副店長、SVなど、店舗運営やマネジメントを経験している人を想定

勤務地
「アディアム」東京ミッドタウン店
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 1階

※転勤なし
※U・Iターン歓迎

給与・待遇
年俸制450万~500万円
※1/12を月々支給

※経験、能力などを考慮の上、決定
※月々の給与には固定残業手当(21時間分/5万700円以上)を含む。超過分は別途支給
※月間目標設定を上回った場合に、インセンティブを支給

【月給例】37万~41万円

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※残業は月平均3時間ほど。繁忙期(9月~11月)でも残業はほとんどなし

<シフト例>
10:30~19:30
11:00~20:00
11:30~20:30
12:00~21:00

休日休暇
年間休日125日
シフト制(月10~11日)
有給休暇
夏季休暇
産前・産後休暇(取得・復職実績あり)
育児休暇(取得・復職実績あり)
慶弔休暇
※女性管理職登用実績もあり

福利厚生
昇給 年1回(4月)
給与改定 年1回(4月)
交通費支給(月3万円まで)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
時間外手当(超過分)
出張手当
役職手当
制服貸与
全面禁煙
ベネフィット・ワン

<評価制度について>
店舗の売り上げ目標はあるが、個人ノルマはなし。売り上げだけでなく、店舗への貢献度などをふまえ、総合的に評価をする

応募期限
2月8日まで

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「アディアム」が販売スタッフを募集 店長候補として店舗づくりから運営を担当

 デザイナー前田華子によるブランド「アディアム(ADEAM)」はこのほど、販売スタッフを募集する。東京ミッドタウンに位置する日本唯一の専門店で、店長候補として店舗づくりから運営を担当する。具体的な業務内容は接客・販売対応から売り上げ管理、スタッフの教育や育成など。

 商品についての深い知識に基づく対応に加えて、来店客との会話から広がる新鮮な提案をしていくことが接客スキルとして求められる。ほかにも店舗が主体となって、店内のディスプレーや季節・イベントに合ったおもてなしを提案。月に1度、全店の動向を共有する店長会議に出席する。店長を目指すための研修環境が用意されており、入社後は店長経験のあるスタッフがサポートする。“本社研修”もあり、ブランドの歴史や接客の仕方などが学べる。

 「アディアム」は、1980年に設立したフォクシーが運営をするブランド。2013年にはニューヨーク・コレクションで発表し、23年でブランド立ち上げ10周年を迎える。ブランドコンセプトは、「伝統と革新の融合」。普段使いからハレの場まで、幅広いシーンで着用できるアイテムを多数取りそろえる。著名人からの支持も厚い。

募集職種
接客販売スタッフ(店長候補)

雇用形態
正社員
※3〜6カ月の試用期間あり。その間も給与や待遇に変動なし

応募条件
学歴不問/社会人経験10年以上歓迎
アパレル業界での実務経験
※ファッションやアクセサリー、フレグランスなどの雑貨関係の店舗で、店長や副店長、SVなど、店舗運営やマネジメントを経験している人を想定

勤務地
「アディアム」東京ミッドタウン店
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 1階

※転勤なし
※U・Iターン歓迎

給与・待遇
年俸制450万~500万円
※1/12を月々支給

※経験、能力などを考慮の上、決定
※月々の給与には固定残業手当(21時間分/5万700円以上)を含む。超過分は別途支給
※月間目標設定を上回った場合に、インセンティブを支給

【月給例】37万~41万円

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※残業は月平均3時間ほど。繁忙期(9月~11月)でも残業はほとんどなし

<シフト例>
10:30~19:30
11:00~20:00
11:30~20:30
12:00~21:00

休日休暇
年間休日125日
シフト制(月10~11日)
有給休暇
夏季休暇
産前・産後休暇(取得・復職実績あり)
育児休暇(取得・復職実績あり)
慶弔休暇
※女性管理職登用実績もあり

福利厚生
昇給 年1回(4月)
給与改定 年1回(4月)
交通費支給(月3万円まで)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
時間外手当(超過分)
出張手当
役職手当
制服貸与
全面禁煙
ベネフィット・ワン

<評価制度について>
店舗の売り上げ目標はあるが、個人ノルマはなし。売り上げだけでなく、店舗への貢献度などをふまえ、総合的に評価をする

応募期限
2月8日まで

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BTSのSUGAが「ヴァレンティノ」のアンバサダーに就任

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は1月17日、BTSのSUGA(シュガ)をアンバサダーに起用したことを発表した。同ブランドはメンズの定番アイテムを展開する新プロジェクト“メゾン ヴァレンティノ エッセンシャル(MAISON VALENTINO ESSENTIALS)”を始動させたばかりで、SUGAはその顔も務める。13日に公開した、メンズファッション誌「GQ」と提携した特別キャンペーンのプレビュー動画にSUGAが登場し、大きな話題となっていた。

 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターは、豊かな内面性と多面的な個性を備えた「ヴァレンティノ」のアンバサダーを、“DI.VAs(ディーヴァ。Different Values、多様な声や視点を持つ人物)”と定義。今回、その一人となったSUGAについて、「彼は多面的なアーティストであり、その才能と作品を通じて、自身をエネルギッシュかつ真実性を持って表現する“通訳者”だ。SUGAは、“DI.VAs”の持つ多様性、包括性(インクルーシビティー)、クリエイティビティー、情熱を完璧に体現する存在。彼が“DI.VAs”に加わってくれて大変うれしく思っている」と語った。

 SUGAは、「誰もがそれぞれの夢や、異なる価値観を持っている。『ヴァレンティノ』とピエールパオロ・ピッチョーリ=クリエイティブ・ディレクターは、これまでそうした多様性を重んじてきており、私もその思いを共有している。今回、“DI.VAs”に加わり、コラボレーションできることをとてもうれしく思う」とコメントした。

 BTSは、2021年4月に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーに就任しているが、その契約は終了しているという。また、メンバーが兵役に向けて入隊手続きを取ることなどから、しばらくはソロ活動に力を入れることを22年6月に公表。23年1月16日には、JIMIN(ジミン)が「ディオール(DIOR)」のグローバル・アンバサダーに就任している。

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“メード・イン・ジャパン”を盛り上げたい 「今週の特集お届け隊」2023年1月16日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年1月16日号からの抜粋です)

本橋:円安や国際情勢不安もあり、ファッション業界で国内に製造を戻しているという声が聞こえてきていました。以前から日本のモノ作りに焦点を当てたいと思っていたので、いいタイミングだと思い特集を企画しました。

新関:取材では何が印象的でしたか?

本橋:TSIホールディングスの自社工場で働く21歳と24歳の縫製士が技能五輪の金賞と銅賞を取ったというので取材しました。下積みはそこそこに、もう一人でジャケットなどを縫っているそう。「クリエイティブでやりがいがある仕事だ」とすごく生き生きしていて、いい意味でびっくりしました。大手資本の工場では、若い芽を育てるための仕組み作りが進んでいます。

新関:「マメ クロゴウチ」など一部のブランドは産地や工場の人たちについて積極的に発信していますが、ブランド側がもっと裏側を語ってもいいですよね。

本橋:今回取材した「カネタ織物」は僕の実家の隣町の静岡県掛川市にあり、デザイナーズブランドからの依頼でイチから生地を作っています。ただ僕も存在を知ったのは最近でした。技術はすごいのに、発信下手なところは多いです。

新関:モノ作りの背景を、誰がどこで発信するかというのは大事ですよね。私は日本製の化粧品がどうやったら海外で売れるのかを、中国市場のマーケッターに取材したのですが、「“メード・イン・ジャパン”で売れるムードではない」とバッサリ。「高級志向のものが売れているから、“日本の良いもの”というポジションをブレずにキープすることが大事」と聞いて、納得しました。高品質であることは必須で、そこにメッセージや語れる開発ストーリーが必要なんですよね。

本橋:「いかに売るか」の発想は、ビューティ業界から学ぶところが大きいです。調べてみると、日本の繊維輸出はテキスタイルや糸が大半で、衣料品の割合が11%しかないんです。海外を目指すブランドを育てることも課題です。しかし、まずこの特集で、日本の産地や工場と手を携え、モノ作りを継承しようと奮闘するブランドがあることを伝えたい。同時に、若い人にモノを作る仕事に就くことにポジティブなイメージを持ってもらえたらうれしいです。

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