20周年を迎えた「プロエンザ スクーラー」 原点に立ち返りデザイナーが美しいと思う女性像を表現

 20周年を迎えた「プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)」は2月11日(ニューヨーク現地時間)、ニューヨークのマンハッタン・チェルシー地区で新作コレクションを発表した。デザイナーのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)は、「今までの経験の中で最もパーソナルなコレクションであり、特定のテーマがあるわけではなく、美しいと感じ、今この瞬間にふさわしいと思う個々のアイテムで、完全なワードローブを表現した」と語った。

 ショーのオープニングを飾ったのは女優のクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)。ウエストマークした黒いジャケットに白シャツ、レザースカートというミニマルなスタイルに身を包んだクロエはデザイナーの長年の友人でもあり、デビュー当初から「プロエンザ スクーラー」のコレクションを着こなしていた一人だ。表立ったテーマはないと言うがコレクションノートには、とある架空の女性の日常にフォーカスし、40体登場するコレクションのルックは彼女の40通りの物語に沿ってデザインされているという。

 ショーの最中は、終始クロエによるナレーションがバックミュージックと共に流れた。内容は「2月11日〜」に始まり、同じ日の中で同一の女性のさまざまな日常を読み上げたものだった。仕事に対する感情や子どもの学校での出来事についてなど、ありきたりのない日常の喜びや不満を綴っている。このコレクションは、ジャックとラザロが今までインスピレーションを受け、繋がりを持ってきた女性たちを表現したものでもある。もちろんその中にはクロエ・セヴィニーも含まれている。

 ナレーションの内容からは、ごくごく普通の生活を送る女性のさまざまな感情が思い浮かぶ。コレクションは、黒のオーバーサイズのテーラードジャケットとパンツルックのシンプルなものから、キャメルカラーのチェスターコートにメタリックパンツとスタイリングにアクセントを効かせたものまで。過去のコレクションを彷彿とされるプリントもベルベット地にのせられ登場したが、20周年を祝うコレクションは過去への回顧ではない。デザイナーたちが追い求めてきた女性像に改めてフォーカスしたようだ。プリントは最小限に抑え、一点一点をリアルに着たいと思わせるアイテムに仕上げた。店頭でも売れ筋になりそうな商品ばかりだ。

 ミニマルで上品にまとめられたコレクション。仕事のシーンを連想させるジャケットスタイルや、カジュアルなフーディー、ドレスアップした特別なシーンのレザーのドレスやニットのスパンコールドレスまでが揃う。デザイナーが連想する女性像の日常の断片にふさわしいルックは、派手さはないが、一つ一つが上質なアイテムで洗練されている。他愛もない日常こそが美しく、それこそがデザイナーが現代のミューズとして想像する女性像なのだ。

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「エルマンノ シェルヴィーノ」2023年プレ・フォール・コレクション

 「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が2023年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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「ルイ・ヴィトン」がバッグ“クッサン”から「春の着こなしに合う」新色

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、モノグラム・パターンをエンボス加工したバッグ“クッサン”から新色を発売した。

 “クッサンMM”(W34×H24×D12cm、69万3000円税込、以下同)と、“クッサンPM”(W26×H20×D12cm、60万5000円)の2サイズ展開で、素材にはしなやかなラムレザーを用いる。なお、“クッサン”とはフランス語でクッションの意味で、その名の通りのふっくら感が特徴だ。

 幅広のテキスタイルストラップは肩掛けとして、またクロスボディーバッグとしても使える。内側にはファスナー付きポケットで仕切られた2つのコンパートメントを備え、外側には取り外し可能なゴールドカラーのメタルチェーンをあしらう。

 「ルイ・ヴィトン」は、「春の着こなしのアクセントに」と話す。

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伊藤忠商事が韓国発コスメ「トニーモリー」の独占販売権取得 3年後売上高100億円目指す

 伊藤忠商事はこのほど、韓国総合化粧品ブランド「トニーモリー(TONYMOLY)」を手掛けるTONYMOLY社(本社:大韓民国ソウル)と日本市場における独占販売契約を結んだ。EC・D2C事業などを行うピアラとP2Cと提携し、3月から既存商品や日本市場未発売商品などを展開し、3年後の売上高は小売りベースで100億円を目指す。

 「トニーモリー」は2006年に韓国で誕生。スキンケアやメイクアップ、ヘア&ボディーケア商品を展開する。フルーツや動物の形をしたユニークな容器で人気を集め、韓国化粧品ブームをけん引したパイオニア的存在だ。“ワンダーセラミドモチトナー”“フローリアニュートラエナジー100時間クリーム”など、高品質かつ手頃な価格で、男女問わず支持を受けるほか、高級ブランドやキャラクターとのコラボレーションラインなど、ロングセラー商品を生み出し続けている。TONYMOLY社は小売・卸売・ECを事業の柱とし、世界50カ国で350店舗超の小売り店舗を展開。2022年度の売上高は小売上代ベースで約120億円。

 今後は、伊藤忠商事が持つマーケットインの視点に加えて、ブランドビジネスに対する幅広い知見やネットワークと、ピアラとP2Cが有するマーケティング支援、ECビジネスにおける豊富なデータやノウハウを最大限に活用し、「トニーモリー」のさらなるブランド価値向上に取り組む。

 同社は22年に韓国発のメイクアップブランド「ジョンセンムル(JUNGSAEMMOOL)」の独占販売権を取得したほか、20年4月に化粧品ECプラットフォーム「ノイン(NOIN)」に出資するなど、化粧品事業の拡大を進めている。

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【動画】「M A S U」のイベントに潜入 服に熱狂する若者たちに聞いた月の洋服代や注目ブランド

 「M A S U」は、初の顧客向けのイベント「マス ボーイズ ランド(MASU BOYS LAND)」を横浜の老舗ダンスホール「クリフサイド」で開催した。ファーストコレクションから10シーズン分のサンプルを中心としたアーカイブウエア約600着を展示販売。さらに2023-24年秋冬コレクションをショー形式で初披露した。来場人数は約500人で、開場の約16時間前から並んでた男性をはじめ、「M A S U」に熱狂する若者が会場には溢れた。待ち時間の間に列の前後で生まれたコミュニティーもあったという。

 「WWDJAPAN」映像チームはイベントやショーの様子を捉え、服好きの来場者にはブランドの魅力や月の被服費、注目のブランドを聞いた。

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ロンハーマン×「ビズビム」から藍染めと泥染めにフォーカスしたカプセルコレクションが登場

 セレクトショップのロンハーマン(RON HERMAN)は、中村ヒロキが手掛ける「ビズビム(VISVIM)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを2月25日に発売する。ロンハーマンの千駄ヶ谷店、二子玉川店、六本木店、神戸店で取り扱う。なお、各取扱店舗では2月25日から3月3日まで、カプセルコレクションの生産工程などを紹介する展示イベントを開催する。

 今回のカプセルコレクションは、“プロダクト イントロスペクション:ナチュラル ダイ(Product Introspection: Natural Dye)”と題し、同ブランドがこれまで培ってきた伝統的な天然染色の中から、藍染めと泥染めにフォーカス。フィッシュテールパーカと半袖シャツ、半袖スエット、Tシャツ、デニム、キャップ、ハイカットスニーカー、ローカットスニーカーの全8型を用意し、どれも深く美しい藍色と優しくナチュラルな色合いのアイテムに仕上がっている。価格はフィッシュテールパーカが税込21万1200円、Tシャツが同4万8400円、ローカットスニーカーが同8万8000円など。

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サマンサ、7期連続の最終赤字へ バッグ販売が低迷

 バッグ大手のサマンサタバサジャパンリミテッドは、2023年2月期連結業績の純損益が20億円の赤字になりそうだと15日に発表した。従来予想は1億円の黒字だった。22年2月期の21億円の赤字から巻き返しを狙ったものの、バッグの稼ぎどきである年末商戦が低調に終わり、計画値に大きく届かなかった。最終赤字は7期連続となる。

 売上高は従来予想307億円を251億円に下方修正する。コロナの感染拡大で商業施設の休業を余儀なくされた22年2月期の253億円を下回る。販管費を抑制したものの、売り上げ不振の穴を埋めることはできず、営業損益も従来予想3億6000万円の黒字を18億円の赤字に修正した。

 同社は名古屋で保有する土地・建物の譲渡を発表。特別利益として譲渡益6億7900万円、特別損失として固定資産にかかる減損損失9億5000万円(未確定)を計上する予定で、最終赤字にはこの金額を織り込んでいる。

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「ブルックス ブラザーズ」が「ブランド初」の“岡山デニム”採用ジーンズを発売

 「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は、“岡山デニム”を使ったジーンズを発売した。同ブランドが製品に“岡山デニム”を用いるのは「初めて」だという。

 シルエットは股上が深めのゆったりストレートで、リジッドデニム、ワンウオッシュデニム、ワンウオッシュホワイトデニムの3種類を用意する。価格は各2万5300円(税込)。

 デニムは、一般的な織機に比べてゆっくりと織り上げる“シャトル織機”を使用したもので、しっかりとした厚みと膨らみがある。また、デニムの端に“耳”と呼ばれるほつれ止めがあることも特徴で、「ブルックス ブラザーズ」はブルーデニムを“白耳”、ホワイトデニムを“赤耳”仕様とする。縫製は、世界的なデニムの産地として知られる児島(岡山県倉敷市)で行った。

 さらに同ブランドは、2月15日からパンツ・スカートを試着した客にオリジナルステッカーをプレゼントする「ボトムス フィッティング キャンペーン」を実施している。アウトレット店を除き、3月14日まで行う。

 「ブルックス ブラザーズ」は1818年に創業。アメリカントラディショナルを象徴するブランドだ。

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ルイ・ヴィトンが豪ヨーク岬半島の生物多様性の保全・回復へ 自然保護団体と協働

 ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)はこのほど、自然保護団体「People For Wildlife」と生物多様性の保全・回復を目指す5年間のグローバルな環境パートナーシップを締結した。オーストラリア・クイーンズ州にあるヨーク岬半島(オーストラリア大陸北東部の突き出た半島)の40万ヘクタールのエリアで生物多様性の保全・回復を目指す。地域社会の協力のもと、科学的フィールド調査の支援、野生生物種のモニタリング、外来種の駆除方法の理解による生物多様性の再生を行う。また、自然由来素材の責任ある使用に基づく持続可能なビジネスモデルの共創を目指す。ヨーク岬半島は、熱帯林、森林、淡水生態系、海外線などの広大な地域に世界でも有数の豊な生物多様性を有する。

 この活動は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の目標である2030年までに500万ヘクタール分の動植物の生息地の回復への貢献、同年までに地球上の陸域の30%を保護するという2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の合意への貢献に寄与する。

 「People For Wildlife」はヨーク岬で環境保全研究に長く携わってきたダニエル・ナトゥシュ(Daniel Natusch)博士が20年に創設。社会的利益を考慮した保全活動を推進しつつ、生物多様性のある景観の保全・回復に取り組む。その手段として、業界をリードする企業や先住民社会とパートナーシップを結び、地域社会の生計を支える自然素材の持続可能なサプライチェーンを軸に経済を構築することを目指す。

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ファレルの新生「ルイ・ヴィトン」はどうなる 最新コレクションから考える

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の後任として、ミュージシャンのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターに任命した。この人事に多くの人が驚き、同時に期待を膨らませているはずだ。ファレル・ウィリアムスとはどのような人物なのか。そして、ラグジュアリーの王者「ルイ・ヴィトン」はなぜ今、唯一無二のエンターテイナーをメンズのトップに起用したのだろうか。

 ヴァージルが2021年11月にこの世を去って世界中が悲しみ、同時に、彼が残した偉大なクリエイティビティを誰が引き継ぐのかが少しずつ話題になっていった。特に、カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)の名が挙がったときは賛否両論が起こり、ポール・エルバース(Paul Helbers)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、そしてヴァージルといった“ファッションデザイナー”の後任としてはあまりに飛躍した憶測だと思っていた。であれば、ロンドンのショー会場にマイケル・バーク(Michael Burke)=前ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者(CEO)が視察に訪れていたマーティン・ローズ(Martine Rose)や、16年に「LVMHヤング ファッション デザイナープライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」グランプリ獲得後、飛躍的に成長を続けるグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)の方が現実味があると考えていたし、同様の予想をするファッション業界人も多かった。しかし今回の人事で、イェの噂が決して飛躍的でなかったことを証明したといえるだろう。

チーム力を示した
最新のメンズショー

 思い返せば、サプライズの布石はあった。1月にパリで開催した2023-24年秋冬メンズ・コレクションのショーは、ルイ・ヴィトン メンズ・スタジオが米ブランド「キッドスーパー(KIDSUPER)」創業デザイナーのコルム・ディレイン(Colm Dillane)ら、さまざまなクリエイターと協業して制作。ヴァージルが考案した、純粋な少年の感性で世界を見る考え方“ボーイフッド・イデオロギー®(Boyhood Ideology®)”を引き継ぐ壮大な世界観と、メゾンの卓越したクラフツマンシップを融合させ、デザイントップの不在を感じさせないチーム力をアピールした。クラシックなテーラリングに現在のストリートウエアの感覚をミックスし、変幻自在のシェイプや、おもちゃ箱をひっくり返したような装飾、アート作品のように多彩なカラーリングを、精巧な刺しゅうや上質な素材で美しく仕立て、完成度の高いコレクションを披露した。つなぎ役の“デザインチーム”ではなく、“ルイ・ヴィトン メンズ・スタジオ”という呼称が突然登場したのも、今後は「このチームがいれば誰をトップに迎えても安心」と印象付けるためだったのかもしれない。唯一欠けていたのは、新鮮さだった。23-24年秋冬シーズンは高いを評価を得た一方で、ヴァージルの世界観の延長線というイメージも強かった。だから、今後は盤石のルイ・ヴィトン メンズ・スタジオを中心に据え、シーズンごとにさまざまなクリエイターを巻き込んで世界観を広げていくのだろうと想像していた。しかし、そこに音楽界のスターとして、すでに幅広い層から支持を得ているファレルが加わるのだから、強力な布陣になるのは間違いない。

 ファレルは、音楽界をはじめ、ファッションやアート、映画界でも高い影響力をもつ存在である。音楽家としては現在チャド・ヒューゴ(Chad Hugo)との音楽プロデュースグループ、ザ・ネプチューンズ(The Neptunes)とヒップホップグループのN.E.R.Dに所属。音楽界の巨匠テリー・ライリー(Terry Riley)に見出されてザ・ネプチューンズを結成すると、1990年代後半から2000年代にかけて王道ポップスのブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)からヒップホップのネリー(Nelly)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)まで、幅広いジャンルで数々のヒット曲を仕掛けた。03年にはザ・ネプチューンズ名義でリリースしたアルバムが全米1位を獲得すると、N.E.R.Dでの活動や、個人でも05年にグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)との共作により、ファレルは表舞台でも徐々に影響力を強めていく。個性的なスタイルで数々のショー会場やメディアにも登場し、ファッションアイコンとしてもファンを増やしていくと、03年にはNIGOとストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」を設立。その後もビヨンセ(BEYONCE)やゴリラズ(GORILLAZ)、キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)など多ジャンルのアーティストとの協業を続けながら、04年と08年には「ルイ・ヴィトン」とのコラボーレションを実現した。14年に長期的パートナーシップを結んだアディダス(ADIDAS)など、現在もものづくりに直接携わっている。

裏方ができて主役にもなれる
マルチなクリエイティビティ

 裏方として他人をアシストできれば、自らもスターとして輝きを放てるマルチな存在は、現在の「ルイ・ヴィトン」が最も欲していた人材なのかもしれない。ヴァージルが評価されていたのは、その存在感もさることながら、自身のクリエイションと広いネットワークを、売り上げという結果につなげられる手腕だった。18年に「ルイ・ヴィトン」のメンズトップに就くとその感覚はさらに研ぎ澄まされていき、元々抱えていたストリート界隈のファンに加え、モードを好む層からの支持も徐々に増やしていった。その点、ファレルはすでに全方位にファンを抱えており、コアなヒップホップファンから、“Happy”のような大衆ポップスを好むティーンエイジャーまで、世界中に愛されている。その大衆心理をビジネスにつなげてきた実績と知名度は、ファレルにしかない強みである。

 とはいえ、未知数な部分もある。過去のファッションとのコラボレーションは、“音楽のファレル”だから面白かったのも事実だ。“ファッションのファレル”としてモードの王道に足を踏み入れ、目が肥えたファッション好きの心をどのようにしてつかんでいくのだろうか。23-24年秋冬シーズンのメンズは、ストリートウエア全盛時から残っていた過剰な装飾やプリントをリセットするかのような、削ぎ落としのスタイルが多かった。「グッチ(GUCCI)」「ロエベ(LOEWE)」「プラダ(PRADA)」などが代表的で、メンズ服の本質を、ミニマルなクリエイションであぶり出す提案である。おそらく、ファレルが率いる新生「ルイ・ヴィトン」はそのトレンドとは対極に位置する、音楽性やアート性をふんだんに盛り込んだコレクションになるだろう。しかし、ファッションには夢が必要だ。6月にデビューを控えたファレルのハッピーなモードは、私たちにどのような新しい世界を見せてくれるのだろう。

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ルックHD最高益 22年12月期、「アー・ペー・セー」など好調で韓国20%増収

 ルックホールディングス(HD)の2022年12月期連結業績は、売上高が546億円、営業利益が37億円、純利益が26億円だった。会計基準の変更に伴い、前期比の比較は出していないが、同じ基準を適用した場合には売上高が11.7%増、営業利益が49.8%増、純利益が同46.8%増となる。中期経営計画で発表した純利益は過去最高を更新した。

 21年12月期に初めて海外と国内が逆転した売上高は、当期も国内275億円(参考前期比0.9%増)、海外332億円(同20.0%増)と成長力の差が出た。海外の大半を占める韓国のアパレル関連売上高が22%増の283億円になった。韓国の好景気を受けてインポートブランドの「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」、2月に販売開始した「アー・ペー・セー ゴルフ(A.P.C GOLF)」が想定以上に売れた。

 国内は不採算事業の整理もあって売上高は微増にとどまったが、値引き抑制などの成果もあって営業利益18億円(同56.3%増)と収益性は大幅に改善した。15日に会見した多田和洋社長は「円安によって商品価格を上げたものの、ブランド価値と商品価値が認められ、(主力の)『マリメッコ(MARIMEKKO)』や『イルビゾンテ(IL BISONTE)』などは好調を維持できた」と話した。

 23年12月期は売上高550億円(前期比0.6%増)、営業利益38億円(2.6%増)、純利益28億円(同5.1%増)を予想する。引き続き値引き抑制と在庫コントロールに注力し、収益性を高める。

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「プチプラのベーシックが“普通”に見えちゃう」の悩みに応える、1万円の国産ブラウス

 「ワードローブをひっくり返しても、自信を持てる洋服がない」「プチプラなベーシックアイテムは魅力的だが、着ると“普通”に見えてしまう」「去年のトレンドを、今年着ても大丈夫?」ーー。

 そんな悩みや不安を抱える女性に寄り添うアパレルブランド「ソージュ(SOEJU)」は、長く着用できる商品を、適正価格で、なるべくリピート生産・販売している。「ソージュ」は、2015年にスタート。1万人以上のスタイリングを手掛けたパーソナルスタイリストのリアルなデータと声を基に、シンプルなアイテムを企画・生産・販売。オンでもオフでも楽しめる「シーンレス」、実際顧客は20〜70代と幅広い「エイジレス」、そして正直な価格で、なるべくセールしないことを目指す「プライスレス」という「3つのレス」で支持を広げてきた。

 そんな「ソージュ」のヒット商品は、メード・イン・ジャパンのショートスリーブコクーンブラウス(税込1万780円)だ。「最初の1着に選ばれることも多い」(ブランドを手掛けるモデレートの市原明日香代表)というブラウスは、オールシーズン楽しめる上質なダブルクロス生地仕立てで、「シンプルなのに、1枚でサマになる」。「二の腕カバー」というメリットを「ポエムのように表現」すべく、「もう一度、半袖を着たくなるようなブラウス」と発信している。

 「夏に一枚でサマになるブラウス」は、「真夏の悩みで一番多いもの」だった。そこで「ソージュ」は、ニットのパターンをブラウスに応用。「セットアップだとビジネスにも、バギーパンツなどのデニムと合わせればカジュアルダウン」できるブラウスに仕上げた。こだわりは、やや裾を絞ったブラウジングのシルエット。年齢を重ねると迷いが生じるパンツへのタックインをしなくても、楽しめる。屈んだ時でも安心な、長めの着丈も特徴だ。

 素材は、「目をつぶっていてもわかる絶妙に肉厚」な上質素材だが、常に入手できるという。カラーバリエーションと同素材のボトムスも用意し、色違いで2、3色を買い揃えたり、セットアップとして活用したりのファンも目立っている。「ソージュ」は、どんなシルエットを作りたいか?という視点でのサイズ選びを指南する。「フォーマルなシーンではS、ドレープを楽しみたい時にはMを選ぶお客さまも」と市原代表。税込でアラウンド1万円という価格帯が、こうした色違い、サイズ違いでの購入やセット販売につながり、ヒット商品に繋がった。

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「シュプリーム」が2023年春夏シーズンのアクセサリーを公開 “たまごっち”や「ダイワ」との釣竿などが登場

 「シュプリーム(SUPREME)」は、2月18日から順次発売する2023年春夏シーズンのアクセサリー類のラインアップを公開した。

 今シーズンは、白を基調としたエアホッケーテーブルをはじめ、約90cmのジャガーの置物や「ストウブ(STAUB)」のココット、「USM」のクレデンザなどをラインアップ。また、アイコニックなボックスロゴをあしらったバンダイが展開する電子ゲーム“たまごっち”や、グローブライドが手掛けるフィッシングブランド「ダイワ(DAIWA)」の釣竿、コクヨのクレヨンセットなど、日本企業と協業したアイテムも展開する予定だ。

 全アイテムの価格と発売日は非公開で、発売前に「シュプリーム」の公式サイトとインスタグラムで告知する。

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35周年を迎えた「ファイナルファンタジー」とパルコがコラボ 20ブランドが手掛けた限定グッズを発売

 パルコは、2022年冬にシリーズ35周年を迎えたロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」とのコラボキャンペーンを全国の店舗で実施している。その一環として、各ブランドが手掛けたコラボアイテムの販売と、渋谷パルコでのポップアップを開催する。コラボアイテムは約20ブランド、約80種類を展開する予定だ。3月1〜31日の期間でパルコとパルコ公式オンラインストアで先行販売を実施し、4月1日から一般販売を開始する。さらに、3000円(税込)以上を購入した人にはシリーズのキャラクターをデザインしたオリジナルラバーコースターをプレゼントする。

 展開アイテムは、「フォーサムワン(FORSOMEONE)」のTシャツ、「アンジェリックプリティ(ANGERICPRETTY)」のジャンパースカート、「キャンディー ストリッパー(CANDY STRIPPER)」のTシャツ、「サイラス(SILAS)」のTシャツなどのアパレルのほか、「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE)」の長財布や、「サマンサベガ(SAMANTHAVEGA)」のショルダーバッグ、「ディスクユニオン(DISK UNION)」のスリップマット、「b3 ラボ(B3 LABO)」のスマートフォンポーチなどの雑貨もそろえる。

 渋谷パルコ6階 特設会場でのポップアップストアは、1〜21日の期間で開催する。35周年グッズをはじめとした数々の商品を取りそろえ、アートブックなどの関連書籍やオリジナルサウンドトラック、アナログレコードもそろえる。期間中は“世界で一番『ファイナルファンタジー』関連アイテムがそろう場所”になる予定だという。また、ポップアップストアで5000円以上購入した人には、カンマグネットをプレゼントする。

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「モスキーノ」2023年プレ・フォール・コレクション

 「モスキーノ(MOSCHINO)」が2023年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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「ビーミング バイ ビームス」から環境配慮を意識した新ライン スタッフが綿花の栽培から関わる

 ビームス(BEAMS)は、ライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」で環境に配慮した背景を持つコットン素材に特化した新たなベーシックライン「シンプル イェット(SIMPLE YET)」を立ち上げた。リサイクルコットンやオーガニックコットンに加えて、2023-24年秋冬からは同社のチームが栽培に関わった綿花を使用してトレーサブルな商品を届ける。

 デビューシーズンの23年春夏は、リサイクルコットンとオーガニックコットンの混紡糸から作った生地を用いて、メード・イン・ジャパンにこだわって企画した。メンズとウィメンズの6型で、Tシャツ(税込5390円)やスエット(同1万1000円)、パーカ(同1万2100円)などベーシックなアイテムがそろう。リサイクルコットンは、紡績工場の製造工程で出たコットン残糸や残反、反毛業者が回収した売れ残り商品などを原料とする。

 同ラインの立ち上げに際し、スタッフ自らが綿花栽培に関わるプロジェクトが始動した。大阪府大阪市を拠点とするアパレルーカー市岡の監修のもと、和歌山県海南市近くに位置する、約150〜200平方メートルの農地で栽培する。22年10月には、初の綿花収穫をおこなった。今後は年間でおおよそ20kgの綿花を収穫できる見積りだという。この綿花を使用した商品は23年秋に発売予定だ。

 担当者は、「自分自身や大切な人が安心して着られる洋服をつくりたいというディレクターの想いのもとはじまった。原料調達の部分から携わることでお客さまに自信を持って商品を届けたい」と話す。

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「ロダルテ」は、ゴシックな妖精のダークファンタジー 圧倒の世界観

 ケイト&ローラ・マレヴィ(Kate & Laura Mulleavy)姉妹が手がける「ロダルテ(RODARTE)」は、リアルクローズが大半を占めるニューヨーク・コレクションの中で、レッドカーペットにふさわしい存在感のあるドレスやクチュール的なテクニックで独自の世界観を見せつけた。

 会場内に入ると、食材や花、銀色のグリッターで埋め尽くしたテーブルの上にキャンドルが焚かれている雰囲気に圧倒された。今にも晩餐会が始まりそうなムードだ。

 ファーストルックは、深いVネックとベルスリーブが印象的な体のラインに沿った黒のジャージードレス。モデルのメイクは黒いリップに黒いライナーで目の周りを大きく縁取り、いわゆるゴスメイクを彷彿とさせる。前半の10ルックほどは潔いほどシンプルな黒のベルスリーブのロングドレスだが、流れるようなシルエットにベルベットやラメ、レースなど異なる素材を使い、細かなディテールに変化をつけていくこと。登場するルックにはレースのひだ襟を施し、ポンチョのようなレースの襟やヴィクトリア朝の顔を覆うボリューム感のあるハットを組み合わせるなど、ヨーロッパの王族たちの晩餐会に迷い込んだかのようだ。今回ケイト&ローラ・マレヴィが描いたのは、ゴシックなフェアリーテールの物語だ。

 ショーが進むに連れてゴシックな妖精たちは華やかさを増していく。シルバーのメタリックなフリンジで全身を覆ったガウン、繊細なレースにスパンコールをあしらったベールとキャミソールドレス、黒のツイードにスパンコール加工を施したドレス、今にも解けてしまいそうなクチュールのようなニットのロングドレス。クチュールさながらのクラフトマンシップが光る技術が次々に登場した。

 終盤は姉妹の母親が描いたという妖精たちのプリントドレス。前半とは打って変わり、カラフルさが増していくが、モデルたちがまとうパールのイヤカフはヴァンパイアを彷彿とさせ、チョーカーにはコウモリをあしらうなど、あくまでダークなファンタジーを演出し続けてみせた。プリントドレスに描かれた妖精たちもどことなくシュールで、「ロダルテ」の世界観にマッチしている。グリーンやパープルのシャーベットカラーを使ったスパンコールニットのカラフルなセットアップや、ビーズで仕立てたフリンジが揺れるシリーズ。ゴシックな妖精を大きくプリントしたドレスはパイピングしたレースが大きく揺れ、優しいペールカラーで幻想的な空間を作り出した。

 フィナーレは羽をつけたシルバーフリンジのドレスとゴールドフリンジのガウン。壮大な物語をランウエイで見せることで一着一着に対するテクニックだけでなく、ブランドの世界観を強く印象付けた。

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「ロダルテ」は、ゴシックな妖精のダークファンタジー 圧倒の世界観

 ケイト&ローラ・マレヴィ(Kate & Laura Mulleavy)姉妹が手がける「ロダルテ(RODARTE)」は、リアルクローズが大半を占めるニューヨーク・コレクションの中で、レッドカーペットにふさわしい存在感のあるドレスやクチュール的なテクニックで独自の世界観を見せつけた。

 会場内に入ると、食材や花、銀色のグリッターで埋め尽くしたテーブルの上にキャンドルが焚かれている雰囲気に圧倒された。今にも晩餐会が始まりそうなムードだ。

 ファーストルックは、深いVネックとベルスリーブが印象的な体のラインに沿った黒のジャージードレス。モデルのメイクは黒いリップに黒いライナーで目の周りを大きく縁取り、いわゆるゴスメイクを彷彿とさせる。前半の10ルックほどは潔いほどシンプルな黒のベルスリーブのロングドレスだが、流れるようなシルエットにベルベットやラメ、レースなど異なる素材を使い、細かなディテールに変化をつけていくこと。登場するルックにはレースのひだ襟を施し、ポンチョのようなレースの襟やヴィクトリア朝の顔を覆うボリューム感のあるハットを組み合わせるなど、ヨーロッパの王族たちの晩餐会に迷い込んだかのようだ。今回ケイト&ローラ・マレヴィが描いたのは、ゴシックなフェアリーテールの物語だ。

 ショーが進むに連れてゴシックな妖精たちは華やかさを増していく。シルバーのメタリックなフリンジで全身を覆ったガウン、繊細なレースにスパンコールをあしらったベールとキャミソールドレス、黒のツイードにスパンコール加工を施したドレス、今にも解けてしまいそうなクチュールのようなニットのロングドレス。クチュールさながらのクラフトマンシップが光る技術が次々に登場した。

 終盤は姉妹の母親が描いたという妖精たちのプリントドレス。前半とは打って変わり、カラフルさが増していくが、モデルたちがまとうパールのイヤカフはヴァンパイアを彷彿とさせ、チョーカーにはコウモリをあしらうなど、あくまでダークなファンタジーを演出し続けてみせた。プリントドレスに描かれた妖精たちもどことなくシュールで、「ロダルテ」の世界観にマッチしている。グリーンやパープルのシャーベットカラーを使ったスパンコールニットのカラフルなセットアップや、ビーズで仕立てたフリンジが揺れるシリーズ。ゴシックな妖精を大きくプリントしたドレスはパイピングしたレースが大きく揺れ、優しいペールカラーで幻想的な空間を作り出した。

 フィナーレは羽をつけたシルバーフリンジのドレスとゴールドフリンジのガウン。壮大な物語をランウエイで見せることで一着一着に対するテクニックだけでなく、ブランドの世界観を強く印象付けた。

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「セルジオ ロッシ」とコラボした「アリア」 無数のハエのメッセージとは?

 ニューヨークを拠点とするデザインスタジオの「アリア(AREA)」が「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」とコラボレーションし、2月11日(ニューヨーク現地時間)にカプセルコレクションを発表した。本コレクションは「See Now, Buy Now」としてお披露目。シーズンは2023年春夏だ。

 NYファッション・ウイークでは、ほとんどのブランドが招待状をメールで発信する中、「アリア」はプラスチックのコンテナに乗った本物さながらのバナナ2本を届けた。この見た目、質感ともにリアルなインビテーションに加え、「エリア」がインスタグラムで発信するコレクションのインビテーションにはハエが飛び回り、バナナがどんどん腐っていく様子が映し出されていた。ちょっぴりグロテスクでダークなメッセージは、コレクションの前に話題になったものだ。

 ショー会場に足を踏み入れると無数のハエ(のデコレーション)が柱や壁に群がっているのが目に飛び込み、スピーカーからはハエが飛び回る耳障りに近い音が聞こえてきた。コレクションの前から何が始まるかワクワク、ドキドキ、ソワソワした人も多いだろう。ファーストルックはバナナを集めてデザインしたヴィヴィッドなピンクのショートドレス。足元にはフェザーをふんだんにあしらったサンダルを合わせ、モデルが歩くたびに優雅に揺れた。前半はピンクやイエロー、グリーンなど鮮やかなカラーが続く。バナナを繋ぎ合わせたドレスやグレープフルーツを半分に切ったようなメタリックのドレスなど、ユニークなルックの合間に鮮やかなイエローのテーラードドレスやスポーティーなジップアップフーディーなども登場。バナナやレモンの皮をむいたようなサンダルや、フェザーで覆われたグルカサンダルなど、「セルジオ ロッシ」のシューズが一体一体の存在感を際立たせた。

 ショーが進むに連れ、ダークなカラーのルックが増えていく。ハエが飛び回るように揺れるヘッドドレスドレスや顔をフェザーのアクセサリーで隠したモデルが登場し、何やらダークな世界観が顔を出し始めた。それは、まるで新鮮なフルーツが腐っていくかのよう。後半は「アリア」らしい、“魅せる”ピースが続く。テーラードのセットアップやツイードのオールインワンなど、リアルクローズもアクセサリーでアクセントを加えた。フィナーレは、モデル自体がバナナになったかのようなロングドレスやバナナを段々に重ね合わせた構築的なドレスなど、ユニークなデザインながらもエレガントにまとめた。

 「果物は、新鮮で生き生きとしているときは、豊かさ、豊穣、活力、若さを表現する。しかし、朽ち果てた状態では、死や生命の循環を表すことも。私たちは、ブドウ、バナナ、スイカをモチーフに、さまざまな刺しゅうや装飾技術、金属細工、建築物を通して、これらの概念を解釈した」とピオトレック・パンスチュック(Piotrek Panszczyk)デザイナー。コレクションに登場したモデルも、若手からベテランまで幅広い。ここにも、何かメッセージが隠されていたようだ。

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「バートン」がRun-D.M.C.とコラボ 「スノーボードとヒップホップの融合」

 「バートン(BURTON)」の“マイン77”コレクションは2月15日、ヒップホップグループRun-D.M.C.(ラン・ディーエムシー)とコラボしたコレクションを発売した。

 パファージャケット(6万500円税込、以下同)やスエット(1万9800円)といったアパレルのほか、スノーボードブーツ(6万9300円)、スノーボードバインディング(ボードとブーツを固定する器具、5万7200円)もラインアップする。

 「バートン」は、「スノーボードとヒップホップ、2つのカルチャーのつながりをより濃く、深く進化させていきたい」と話す。

 “マイン77”は「バートン」の創業者で、“スノーボードの父”と呼ばれる故ジェイク・バートン・カーペンター(Jake Burton Carpenter)のシグネチャーコレクションとして2018年にスタートした。

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「バートン」がRun-D.M.C.とコラボ 「スノーボードとヒップホップの融合」

 「バートン(BURTON)」の“マイン77”コレクションは2月15日、ヒップホップグループRun-D.M.C.(ラン・ディーエムシー)とコラボしたコレクションを発売した。

 パファージャケット(6万500円税込、以下同)やスエット(1万9800円)といったアパレルのほか、スノーボードブーツ(6万9300円)、スノーボードバインディング(ボードとブーツを固定する器具、5万7200円)もラインアップする。

 「バートン」は、「スノーボードとヒップホップ、2つのカルチャーのつながりをより濃く、深く進化させていきたい」と話す。

 “マイン77”は「バートン」の創業者で、“スノーボードの父”と呼ばれる故ジェイク・バートン・カーペンター(Jake Burton Carpenter)のシグネチャーコレクションとして2018年にスタートした。

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「リリー ブラウン」×NY メトロポリタン美術館のコラボコレクション 絵画を全面にプリントしたトップスやワンピなど7型

 マッシュスタイルラボの「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、世界屈指のコレクションを所蔵するアメリカ・ニューヨークの美術館、メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art、通称The Met)とのコラボコレクションの新作を2月23日に発売する。ラインアップは、ロゴTシャツ(8910円税込、以下同)やプリントTシャツ(1万1880円)、シアートップス(9900円)、ワンピース(2万3980円)、ケーブルニットトップス(1万3420円)、ハンドバッグ(1万3970円)、ソックス(3080円)の計7型。コレクションは全国の直営店と公式オンラインストア、ECデパートメントストア「ウサギ オンライン(USAGI ONLINE)」で取り扱う。公式オンラインストアと「ウサギ オンライン」では、全国発売に先駆けて先行予約を受け付けている。

 今回のコレクションでは、「THE MET」ロゴや所蔵されている絵画をデザインしたアイテムなどを取りそろえた。

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驚きの人事? 「LV」メンズにファレル・ウィリアムスの正当性を読み解く

 既報の通り、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が就任した。初のコレクションは6月、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表予定という。

 「驚きの人事」だろうか?確かにファレル・ウィリアムスという人選には驚いたが、ファッションだけじゃない、アートや音楽シーンでも活躍するアーティストの起用には、正直驚かなかった。

 洋服を愛する人にとっては、「デザイナーって、なんだろう?」という疑問が頭に浮かぶ人事かもしれない。けれどもこの人事は、「ルイ・ヴィトン」というブランドの規模感や役割、現在に至るまでの経緯を考えると、納得できる点も多い。ここでは、そんな話をしてみようと思う。

世界最大のラグジュアリーは
「洋服好き」だけじゃダメ

 まず一番大事なのは、「ルイ・ヴィトン」が世界最大のラグジュアリー・ブランドという点だ。その売上高は、2022年には200億ユーロ(2兆8000億円)を突破している。これだけ売り上げるには、もはや「洋服好き」に支持されるだけではダメ。「アート好き」や「音楽好き」「ファッションを含むカルチャー好き」にも興味・関心を持ってもらえない限り、世界中の、老若男女に愛され、3兆円に迫る売上高を叩き出せるブランドにはならないのだ。また誰もが知っているからこそ、誰もがワクワクする人選が求められるブランドとも言えるだろう。

 振り返れば「ルイ・ヴィトン」のメンズは、まずは洋服でもきちんと評価されるブランドとしての存在感を確立して以降、商品カテゴリーやスタイル、共感できるポイント、結果ファン層を広げることで成長してきた。メンズでもファッションショーをするようになったのは、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)時代にまでさかのぼる。2000年代後半から10年代にかけては、マークが全体を監修する中で、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA. 当時)」など出身のポール・エルバース(Paul Helbers)がメンズを担った。マークのビジョンを、エルバースが形にすることで「ルイ・ヴィトン」の男性像の構築がはじまった。ウィメンズ向けの商材よりも暗いダークトーンのブラウンにモノグラムをのせた、メンズ向けのバッグが登場したのは、この頃だ。

 ポールの後を継ぎ、マーク・ジェイコブスの退任後にメンズを統括したのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)だ。キムは「ダンヒル(DUNHILL)」などで経験を詰んだテーラードでフォーマルウエアをブラッシュアップしながら、ストリートの感覚を存分に盛り込んでスニーカーやバックパックなどのアクセサリーを拡充。記憶に新しい「シュプリーム(SUPREME)」とのコラボレーションに代表されるよう、カルチャーのメインストリームに躍り出たストリートに軸足を置いたメンズの方向性が定まった。マーク&ポールで始まったメンズは、洗練のフォーマルでラグジィアリーブランドとしての正当性をまとい、ストリート感覚のアクセサリーでファン層を一気に拡大。キムがトップを務めた時代で、「ルイ・ヴィトン」の日本における男性顧客層の中心は30〜40代と一気に10歳程度若返ったと言われている。

 キムの後継者は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)だ。ファッション業界では人種的にマイノリティの黒人で、学生時代には建築を専攻。音楽、そしてストリートの世界からラグジュアリーに飛び込んだヴァージルによって、「ルイ・ヴィトン」のメンズのファン層はさらに広がった。ヴァージルがトップに上り詰め急逝してしまうまでの人生は多くの人の共感を誘い、ファンは「ルイ・ヴィトン」の商品やスタイルのみならず、アティチュードにまで魅了され、メゾンは現在に至っている。

 つまり「ルイ・ヴィトン」のメンズは、バッグから洋服、フォーマルからストリート、商品からスタイルそしてアティチュードと支持される側面を増やし、ファンを拡大していった。その間、メンズのトップに求められるのはデザイナーとしてのクリエイティビティよりはむしろ、アティチュードやビジョンを構築する能力にシフトしているのかもしれない。その意味においては、音楽を中心にメッセージを発信し続け、こと「HAPPY」では世界中の共感を誘い国連でスピーチまでしたほどのファレルは、後任に相応しいビジョン・ドリブンなクリエイターと言えるだろう。一度、ヴァージル時代の「ルイ・ヴィトン」メンズのアトリエを訪れたことがある。そこにあったのは、ヴァージルのクリエイションを代表する色とりどりのチェーンや、何かの空間のミニチュアなどのサンプルの数々。いわゆるデザイン画ではなく、まずは形にしてからメッセンジャーなどのアプリで議論するクリエイションの一端を垣間見た。クリエイティブやアーティスティック・ディレクターと呼ばれる人の仕事は、デザイン画から始まるだけではなくなっている。ファレルも期待に沿う仕事ができるのだろう。

モードなニコラのウィメンズと
セットで全方位の「ルイ・ヴィトン」

 また、一方のウィメンズは、次代のモードを切り拓くニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が支えているのも、大きなポイントだ。こと建築や音楽出身のヴァージルがメンズのトップに就任して以降、「ルイ・ヴィトン」はモードなウィメンズと、カルチャーなメンズの両輪が回ることで、ブランドとして全方位であろうとしてきたように思うし、実際双方のファンを獲得してきた印象だ。ニコラのクリエイションは常にエッジィで、正直万人ウケはしないかもしれない。それをスエットやスニーカーなどで補完するのは、メンズだ。一方、メンズで数多く提案するスエットやスニーカーでは、モードのトップランナーとして走る続けることは難しいだろう。それをドレスやブーツなどで補完するのは、ウィメンズだ。つまりウィメンズのトップをニコラが担い続ける限り、メンズはある程度カルチャー・ドリブンなクリエイションに走ることができるし、むしろ走るべきなのだろう。その意味でもファレルの人選には妥当性がある。

 23-24年秋冬シーズン、「ルイ・ヴィトン」は米ストリートウエア「キッドスーパー(KIDSUPER)」のコルム・ディレイン(Colm Dillane)とタッグを組んだ。正直ビジュアルで押しまくるディレインのアイデアは、ヴァージル亡き後のクリエイションを担い続けるデザインチームの力無くしてはラグジュアリーブランドのクリエイションとして成立しなかっただろう。このデザインチームには、ヴァージルのように形のないビジョン、ディレインのように一枚のイラストを、洋服やバッグ、そしてシューズにまで発展させる力がある。彼らの力があれば、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」でもキャッチーな商品を生み出し続けてきたファレルのビジョンを魅力的なウエアやバッグ&シューズにすることはできるはずだ。もっと言えば、ヴァージルはファッションと音楽、ファレルは音楽とファッションの世界の住人だからこそ、ヴァージルが残したデザインチームは、そのままファレルとのクリエイションにもスムーズに移行できるのかもしれない。

 内部昇格ではなく、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」から新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)を起用した「グッチ(GUCCI)」の新人事は、驚きだった。それは、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が残した世界観はウエアからバッグ&シューズ、ジュエリー&ウオッチ、アイウエア、ビューティ、そして店舗に至るまで色濃く、100億ユーロ(1兆4000億円)規模のブランドがそれらの全てを変えていくのは難しいと予想していたからだ。それに比べると上述の通り、ヴァージルとファレルの世界観は近い。もちろん、いろんなことが変わるのだろうが、今の資産を十分に活用できそうという点においても、今回の人事は賢明な判断なのだろう。

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驚きの人事? 「LV」メンズにファレル・ウィリアムスの正当性を読み解く

 既報の通り、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が就任した。初のコレクションは6月、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表予定という。

 「驚きの人事」だろうか?確かにファレル・ウィリアムスという人選には驚いたが、ファッションだけじゃない、アートや音楽シーンでも活躍するアーティストの起用には、正直驚かなかった。

 洋服を愛する人にとっては、「デザイナーって、なんだろう?」という疑問が頭に浮かぶ人事かもしれない。けれどもこの人事は、「ルイ・ヴィトン」というブランドの規模感や役割、現在に至るまでの経緯を考えると、納得できる点も多い。ここでは、そんな話をしてみようと思う。

世界最大のラグジュアリーは
「洋服好き」だけじゃダメ

 まず一番大事なのは、「ルイ・ヴィトン」が世界最大のラグジュアリー・ブランドという点だ。その売上高は、2022年には200億ユーロ(2兆8000億円)を突破している。これだけ売り上げるには、もはや「洋服好き」に支持されるだけではダメ。「アート好き」や「音楽好き」「ファッションを含むカルチャー好き」にも興味・関心を持ってもらえない限り、世界中の、老若男女に愛され、3兆円に迫る売上高を叩き出せるブランドにはならないのだ。また誰もが知っているからこそ、誰もがワクワクする人選が求められるブランドとも言えるだろう。

 振り返れば「ルイ・ヴィトン」のメンズは、まずは洋服でもきちんと評価されるブランドとしての存在感を確立して以降、商品カテゴリーやスタイル、共感できるポイント、結果ファン層を広げることで成長してきた。メンズでもファッションショーをするようになったのは、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)時代にまでさかのぼる。2000年代後半から10年代にかけては、マークが全体を監修する中で、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA. 当時)」など出身のポール・エルバース(Paul Helbers)がメンズを担った。マークのビジョンを、エルバースが形にすることで「ルイ・ヴィトン」の男性像の構築がはじまった。ウィメンズ向けの商材よりも暗いダークトーンのブラウンにモノグラムをのせた、メンズ向けのバッグが登場したのは、この頃だ。

 ポールの後を継ぎ、マーク・ジェイコブスの退任後にメンズを統括したのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)だ。キムは「ダンヒル(DUNHILL)」などで経験を詰んだテーラードでフォーマルウエアをブラッシュアップしながら、ストリートの感覚を存分に盛り込んでスニーカーやバックパックなどのアクセサリーを拡充。記憶に新しい「シュプリーム(SUPREME)」とのコラボレーションに代表されるよう、カルチャーのメインストリームに躍り出たストリートに軸足を置いたメンズの方向性が定まった。マーク&ポールで始まったメンズは、洗練のフォーマルでラグジィアリーブランドとしての正当性をまとい、ストリート感覚のアクセサリーでファン層を一気に拡大。キムがトップを務めた時代で、「ルイ・ヴィトン」の日本における男性顧客層の中心は30〜40代と一気に10歳程度若返ったと言われている。

 キムの後継者は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)だ。ファッション業界では人種的にマイノリティの黒人で、学生時代には建築を専攻。音楽、そしてストリートの世界からラグジュアリーに飛び込んだヴァージルによって、「ルイ・ヴィトン」のメンズのファン層はさらに広がった。ヴァージルがトップに上り詰め急逝してしまうまでの人生は多くの人の共感を誘い、ファンは「ルイ・ヴィトン」の商品やスタイルのみならず、アティチュードにまで魅了され、メゾンは現在に至っている。

 つまり「ルイ・ヴィトン」のメンズは、バッグから洋服、フォーマルからストリート、商品からスタイルそしてアティチュードと支持される側面を増やし、ファンを拡大していった。その間、メンズのトップに求められるのはデザイナーとしてのクリエイティビティよりはむしろ、アティチュードやビジョンを構築する能力にシフトしているのかもしれない。その意味においては、音楽を中心にメッセージを発信し続け、こと「HAPPY」では世界中の共感を誘い国連でスピーチまでしたほどのファレルは、後任に相応しいビジョン・ドリブンなクリエイターと言えるだろう。一度、ヴァージル時代の「ルイ・ヴィトン」メンズのアトリエを訪れたことがある。そこにあったのは、ヴァージルのクリエイションを代表する色とりどりのチェーンや、何かの空間のミニチュアなどのサンプルの数々。いわゆるデザイン画ではなく、まずは形にしてからメッセンジャーなどのアプリで議論するクリエイションの一端を垣間見た。クリエイティブやアーティスティック・ディレクターと呼ばれる人の仕事は、デザイン画から始まるだけではなくなっている。ファレルも期待に沿う仕事ができるのだろう。

モードなニコラのウィメンズと
セットで全方位の「ルイ・ヴィトン」

 また、一方のウィメンズは、次代のモードを切り拓くニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が支えているのも、大きなポイントだ。こと建築や音楽出身のヴァージルがメンズのトップに就任して以降、「ルイ・ヴィトン」はモードなウィメンズと、カルチャーなメンズの両輪が回ることで、ブランドとして全方位であろうとしてきたように思うし、実際双方のファンを獲得してきた印象だ。ニコラのクリエイションは常にエッジィで、正直万人ウケはしないかもしれない。それをスエットやスニーカーなどで補完するのは、メンズだ。一方、メンズで数多く提案するスエットやスニーカーでは、モードのトップランナーとして走る続けることは難しいだろう。それをドレスやブーツなどで補完するのは、ウィメンズだ。つまりウィメンズのトップをニコラが担い続ける限り、メンズはある程度カルチャー・ドリブンなクリエイションに走ることができるし、むしろ走るべきなのだろう。その意味でもファレルの人選には妥当性がある。

 23-24年秋冬シーズン、「ルイ・ヴィトン」は米ストリートウエア「キッドスーパー(KIDSUPER)」のコルム・ディレイン(Colm Dillane)とタッグを組んだ。正直ビジュアルで押しまくるディレインのアイデアは、ヴァージル亡き後のクリエイションを担い続けるデザインチームの力無くしてはラグジュアリーブランドのクリエイションとして成立しなかっただろう。このデザインチームには、ヴァージルのように形のないビジョン、ディレインのように一枚のイラストを、洋服やバッグ、そしてシューズにまで発展させる力がある。彼らの力があれば、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」でもキャッチーな商品を生み出し続けてきたファレルのビジョンを魅力的なウエアやバッグ&シューズにすることはできるはずだ。もっと言えば、ヴァージルはファッションと音楽、ファレルは音楽とファッションの世界の住人だからこそ、ヴァージルが残したデザインチームは、そのままファレルとのクリエイションにもスムーズに移行できるのかもしれない。

 内部昇格ではなく、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」から新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)を起用した「グッチ(GUCCI)」の新人事は、驚きだった。それは、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が残した世界観はウエアからバッグ&シューズ、ジュエリー&ウオッチ、アイウエア、ビューティ、そして店舗に至るまで色濃く、100億ユーロ(1兆4000億円)規模のブランドがそれらの全てを変えていくのは難しいと予想していたからだ。それに比べると上述の通り、ヴァージルとファレルの世界観は近い。もちろん、いろんなことが変わるのだろうが、今の資産を十分に活用できそうという点においても、今回の人事は賢明な判断なのだろう。

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「トム ブラウン」2023-24年秋冬コレクション

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。

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ゲストは放送作家の野々村友紀子 タカラベルモントが国際女性デーにトークイベントを開催

 タカラベルモントは、国際女性デー前日の3月7日、「ワタシらしく生きていこう!」をテーマにトークイベント“タカラベルモント プレゼンツ ハッピーウーマントーク”をTB-SQUARE osakaで開催する。

 同イベントは“国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA OSAKA 2023”の取り組みの一環として、大阪の国際女性デーを盛り上げることを目的としたもの。ゲストに芸人・OL・主婦を経て、現在は放送作家として活躍中の野々村友紀子さん迎え、“ワタシらしく生きるヒント”を探る。なお今回は、同イベントに25組50人を入場無料で招待。詳細と申し込みは公式サイトのニュース一覧から(応募締切は2月17日)。

 タカラベルモントは、「女性のエンパワーメント推進と社会活性化」および「SDGs推進」を目的に、2020年から国際女性デーに取り組み、今年で3回目となる。今年は社内イベントにとどまらず、「創業地・大阪の地域の皆さまと共に、ジェンダー平等な社会を考える機会を作りたい」という思いから同イベントを企画した。

 なおイベントに関連し、大阪・ミナミのコミュニティFM局とタッグを組み、3月7日13~15時、リモートワークやブレイクタイムにぴったりな特別番組“タカラベルモント プレゼンツ ハッピーウーマンカフェ”をオンエアする。

 ゲストは産経新聞大阪本社 編集局経済部 次長の安田奈緒美さん、ヘアスタイリストの大森寛子さん、バクテリコ代表の菅沼名津季さんという、大阪や世界で活躍する3人の女性たち。「ワタシらしく生きていこう!」というテーマについて、自分らしく生きていくための秘訣や自分らしい生き方を考える。インターネット放送アプリ“エフエムプラプラ”で、エリアを問わず無料で視聴できる。

■タカラベルモント プレゼンツ ハッピーウーマントーク
日時:3月7日(火)18:30~19:00(受付開始:18:00~)
会場:タカラベルモント TB-SQUARE osaka 1階(大阪府大阪市中央区島之内2-13-22)
ゲスト:放送作家・野々村友紀子さん
定員:25組50人
​料金:無料

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「スナイデル」が「ポロ ラルフ ローレン」との初コレクションを発売 ピンクのパーカとキャップ

 マッシュスタイルラボのウィメンズブランド「スナイデル(SNIDEL)」は2月15日、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」との初コレクションを発売した。

 春らしいピンクのパーカ(2万4200円税込、以下同)とキャップ(9900円)で、「スナイデル」の公式オンラインストア、マッシュホールディングスのECストア「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で扱う。16日からは全国の「スナイデル」の店舗でも販売する。

 パーカは裏起毛による柔らかな着心地が特徴で、キャップはアジャスター付きだ。

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「アウトドアプロダクツ」×「ファンダメンタル」 襤褸(ぼろ)生地がモチーフのバックパックを発売

 「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」は、日本のアパレルブランド「ファンダメンタル(FDMTL)」とコラボして製作したバックパックを2月下旬に発売する。価格は1万6500円(税込)。「アウトドアプロダクツ」のコンセプトストアである「アウトドアプロダクツ ザ・レクリエーションストア表参道」と、「ファンダメンタル」の直営店および卸先で扱う。現在、各販売先で予約受け付け中だ。

 両ブランドのタッグは昨年に続く2回目で、最新作では「アウトドアプロダクツ」の定番モデル“452U”をベースとする。素材は、「ファンダメンタル」が所有するアンティークの襤褸(ぼろ)生地を高解像度でスキャンしてナイロンにプリントしたもの。「アウトドアプロダクツ」は、「貴重な襤褸の雰囲気はそのままに、普段使いできる耐久性を持たせた。柄の見え方がそれぞれ異なるため、お気に入りの一点を選ぶ楽しさもある」と話す。

 「アウトドアプロダクツ」は1973年にロサンゼルスで創業。今年50周年を迎えた。バッグのほか、現在はウエアやシューズなども手掛ける。

 「ファンダメンタル」は2005年に津吉学デザイナーがスタート。コンセプトは“着るほどに愛着の持てる服”で、襤褸やデニムを再解釈した商品が特に海外で人気だ。

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「ハリー・ウィンストン」がブライダルフェアを開催 購入者にはオリジナルギフトも

 米発ジュエラー「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」は3月10~12日、国内の全サロンでブライダルフェアを開催する。同ブランドが独自の基準で厳選した最高級のダイヤモンドと、その輝きを最大限に引き出すセッティングで仕上げられたブライダルリングを手に取って試すチャンスだ。

 フェア期間中にブライダルリングを購入者には、オリジナルギフトを提供。表参道ヒルズ店、東京ミッドタウン店、新宿店、そごう横浜店、名古屋店の購入者には「パーク ハイアット 東京(PARK HYATT TOKYO)」で開催予定の“ティー イン ザ ウィンストン ガーデン”アフタヌーンティーの招待券を用意する。来店予約は店舗かクライアントインフォメーションまで。

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あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

1 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

こんにちは。

今年も<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会を開催いたします!

昨年数年ぶりに開催することができ、多くのお客様にご好評いただいた本イベント。

今年も数量限定ですが開催できることになりました。

本日はそのイベントを実際のオーダー手順に沿ってご紹介させていただきます。

 

HOW TO ORDER?

1.モデルの選択

まずはモデルの選択です。

バーニーズ ニューヨークで展開している約30モデルに加え、<クロケット & ジョーンズ>の最新カタログ掲載モデルの中からお選びいただけます。

2 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

バーニーズ ニューヨーク別注モデルや、入荷したばかりの2023年春夏シーズンの新作モデルもお選びいただけます!

3 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

普段から<クロケット & ジョーンズ>をお召しいただいているお客様であれば、履き馴染みのある木型からお選びいただくとイメージが掴みやすいですね。

 

2.フィッティング

モデルをお選びいただいた後は、実際にフィッティングを行います。

4 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

各店のスタッフがお客様にあったサイズをしっかりとご案内させていただきます。

イベント当日は完成品のシューズに合わせる想定の靴下を履いてお越しいただきますと、よりフィッティングの精度が上がりますよ。

 

以下の木型に関してはサイズレンジも広めにご用意しております。

 

LAST367 サイズ5~10 代表モデル: AUDLEY3・ALBANY4など

LAST348 サイズ5~10 代表モデル: HALLAM・ALEXなど

LAST318 サイズ5~11 代表モデル: CHELSEA9・EVESHAMなど

LAST366 サイズ5~9  代表モデル: SELHURSTなど

※各ハーフサイズピッチでご用意

 

3.素材・カラーを選択

続いて素材選び。

オーダー会の一番の醍醐味でもあり、一番の迷うポイントでもありますが、今回素材は15種類、カラーはなんと約90種類をご用意しております!

5 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催6 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催7 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催8 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

定番のカーフから撥水性のあるワックスカーフ、型押しもパターン違いで数種類あり、カラーバリエーション豊富なスエードに、ホーウィン社のシェルコードバンまで…組合せは数えきれないほどあります!

9 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

「このデザインでこんな色があったらいいのに…」と思いを巡らせたことはありませんか?

そんな方には絶好の機会ですので、ぜひイメージを膨らませながらお越しください。

 

4.ソールを選択

最後はソールをお選びいただければ完成です!

10 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催11 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

今回は定番のソールタイプに加えて、レザーソールながら屈曲性に非常に優れた、“スーパーフレックスレザーソール”も新たにオーダー可能。

こちらはアンライニングのローファーなどにおすすめです。

 

ここまでお選びいただければ、あとは完成をお待ちいただくだけ…!

12 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催13 あなただけの特別な一足を!<クロケット & ジョーンズ>のオーダー会開催

納期は8月中旬を予定しております。

お時間はいただきますが、遠く離れたイギリスで熟練の職人がお客様のためだけに一足一足丁寧にお作りいたします。

 

行動規制が徐々に緩和されてきている昨今。

これからはビジネスでもプライベートでも再び人と会う機会が増え、革靴をお召しになるシーンも増えるのではないでしょうか。

限られたお店でしか開催されない<クロケット & ジョーンズ>のオーダーイベント。

気分の上がる特別な一足が作れるこの機会に、ご来店を心よりお待ちしております。

 

ORDER EVENT: CROCKETT & JONES

2/23 THUR. – 2/26 SUN. 銀座本店B1
3/3 FRI. – 3/5 SUN. 神戸店B1
3/10 FRI. – 3/12 SUN. 福岡店B1

 

−プライスリスト−

Main Collection \148,500(税込)~ / Boots \159,500(税込)~

Hand Grade Collection \165,000(税込)~ / Boots \176,000(税込)~

 

※プライスは素材やモデルにより異なります。

※オーダー品の代金はオーダーの際にいただいております。

※オーダー品のお渡しは8月中旬以降を予定しております。

※数量限定での受付となりますので、上限に達し次第受付を終了させていただきます。

詳しくは店頭スタッフまたはバーニーズ ニューヨーク カスタマーセンターまでお問合せください。

※イベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

「イプサ」青山店の売れ筋1位は? 「今週の特集お届け隊」2023年2月13日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月13日号からの抜粋です)

小田島:シーズン初めの売れ筋特集ですが、どこを取材しましたか?

牧田:「イプサ(IPSA)」青山店です。半期ごとのベスコスでも総合部門で必ず上位に上がってくるので、「イプサ」の中での売れ筋が気になりました。青山店にも興味があったので、この機会に取材しました。

小田島:今まさに2月27日号付録のビジネスリポートを作っていますが、「イプサ」の“ザ・タイムRアクア”はヒット商品ランキングで不動の1位。毎回画像を表紙に掲載していますが、いつまで首位をキープするのか個人的にも注目しています。

牧田:“ザ・タイムRアクア”は容量も多いし、さっぱりしているので、男性も含めて幅広く支持されているんですよね。でも今回、青山店の1位は“ME”でした。青山店は肌測定器「イプサライザー」で肌測定をして、16種類の中から自分の肌に合った“ME”を見つけるためのゆったりしたスペースが設けられているんです。来店の度に肌測定して、より適した“ME”を得られます。逆に、セルフではなかなか選べない商品なので、青山店で1位なのは納得でした。

小田島:“ME”は、かつての“メタボライザー”ですよね。私も20代のときに使っていました。当時は確か6種類。ものすごいロングセラー商品ですね。自分の肌に合うのをリピートしてもらうのでなく、都度合うものを探すというのは、買う方としてもなかなかの手間ですし、売る方も効率を求めたら種類は減らしたいはずなのに、すごいですね。

牧田:確かに一つのスキンケアアイテムで16種類も用意しているのは「イプサ」の“ME”くらいですね。小田島さんはどこを取材したのですか?

小田島:私はトレンド感満載の「ウィゴー(WEGO)」です。ライトグリーンのボレロが1位。春らしいですし、インナーとしてキャミソールやタンクトップがすでに好調だそう。それらの上に羽織るようなアイテムが春の本命になりそうです。

牧田:ライトグリーンのトップスだと、ヘアカラーも明るめが良さそうですね。アイライナーの色も遊べそうです。トレンド服と合うメイクも気になりますよね。次回はヘアカラーやカラーコスメの売れ筋を調査してみます!

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ポーラ・オルビスHD22年12月期、主力ブランド低調が響き減収減益 営業利益25.5%減

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2022年12月期連結決算は、主力ブランドの「ポーラ(POLA)」「オルビス(OLBIS)」の売り上げ減が影響し、売上高が前期比6.9%減の1663億円だった。利益面では子会社のFUJIMIののれん減損損失やH2OPLUS精算に伴う特別損失などにより、営業利益が同25.5%減の125億円、経常利益が同21.3%減の149億円、純利益が同2.5%減の114億円と減収減益となった。

 事業別ではビューティケア事業の売上高が同7.2%減の1616億円だった。「ポーラ」は、高価格帯の“B.A”シリーズが増収、エステの売上高も第4四半期が今期最大となり回復傾向にあるものの、売り上げ構成比65.7%を占める委託販売チャネル(対面型販売)の顧客数減が響き、売上高が同8.9%減の963億円となった。「オルビス」は、エイジングスキンケアシリーズ“オルビスユー”のシワ改善・美白ケアアイテムが好調に推移。減少傾向にあった顧客数は改善傾向にあったものの、前年同期の水準を回復に至らず、売上高が同1.7%減の384億円だった。

 「スリー(THREE)」を擁するACROは、外部ECプラットフォームの売り上げ増や自社EC停止の影響が一巡し、国内EC事業が回復基調にあるほか、構造改革を進め損失改善に努めたが、売上高が同13.4%減の73億円。「ジュリーク(JURLIQUE)」はオーストラリアと中国、アジアを中心としたトラベルリテールを強化。香港を除く全ての地域で前年を上回る実績となり、売上高が同5.6%増の83億円だった。

 23年が最終年度となる中期経営計画では、国内ダイレクトセリングの進化や海外事業の利益 ある成長、育成ブランド(「スリー」「ディセンシア(DECENCIA)」「フジミ」)の利益貢献、経営基盤強化、新ブランド・「美」に関する領域拡張、を掲げるが、育成ブランドの利益貢献以外は堅調に推移する。経営基盤強化では、連結売上高の2%以上を研究開発へ投資し独自性ある新剤型研究と高付加価値商品開発が進行。新ブランド・「美」に関する領域拡張では、美容医療など新良識での事業検討が複数進捗している。

 23年12月期連結決算は、国内事業の成長トレンドを加速し、海外事業拡大に向けた体制の再構築を進め、売上高が前期比8.2%増の1800億円、営業利益が同20%増の151億円、経常利益が同1.2%増の151億円、純利益が同12.6%減の100億円を見込む。

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「マウジー」×「エックスガール」の最新作 ニットポロやカーゴパンツ、バッグを用意

 バロックジャパンリミテッドの「マウジー(MOUSSY)」は3月9日、ウィメンズストリートブランド「エックスガール(X-GIRL)」とのコラボコレクションの最新作を発売する。「マウジー」の全店とバロックジャパンリミテッドの編集型店舗シェルターの一部、公式オンラインストア「シェルター ウェブストア(SHEL'TTER WEB STORE)」「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で扱う。

 「好評を受けての第2弾」(バロックジャパンリミテッド)であり、レーシングチームをイメージしたデザインが特徴だ。現在「シェルター ウェブストア」で入荷連絡を受け付けている。また、3日にリニューアルオープンするザ シェルター トーキョー東急プラザ表参道原宿店内の「マウジー」フラッグシップショップで先行販売する。同フラッグシップショップ限定のTシャツ(6996円税込)も用意する。

 また、同コレクションの購入者には先着でショッピングバッグをプレゼントし、「エックスガール」では一部商品をカラー別注してラインアップする。

 両ブランドは2022年9月に初めて協業した。

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「マウジー」×「エックスガール」の最新作 ニットポロやカーゴパンツ、バッグを用意

 バロックジャパンリミテッドの「マウジー(MOUSSY)」は3月9日、ウィメンズストリートブランド「エックスガール(X-GIRL)」とのコラボコレクションの最新作を発売する。「マウジー」の全店とバロックジャパンリミテッドの編集型店舗シェルターの一部、公式オンラインストア「シェルター ウェブストア(SHEL'TTER WEB STORE)」「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で扱う。

 「好評を受けての第2弾」(バロックジャパンリミテッド)であり、レーシングチームをイメージしたデザインが特徴だ。現在「シェルター ウェブストア」で入荷連絡を受け付けている。また、3日にリニューアルオープンするザ シェルター トーキョー東急プラザ表参道原宿店内の「マウジー」フラッグシップショップで先行販売する。同フラッグシップショップ限定のTシャツ(6996円税込)も用意する。

 また、同コレクションの購入者には先着でショッピングバッグをプレゼントし、「エックスガール」では一部商品をカラー別注してラインアップする。

 両ブランドは2022年9月に初めて協業した。

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ファレル・ウィリアムスが「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターに決定! ヴァージル・アブローの後任として

 「ルイ・ヴィトン(LOUI SVUITTON)」は2月14日、ミュージシャンで起業家のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターに任命した。2021年11月に急逝したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の後任。6月のパリ・メンズ・ファッション・ウイークで初のコレクションを披露する予定だ。

 ファレルは、音楽やアート、ファッションなど多彩なフィールドで活躍するとともに、クリエイティブな世界のさまざまな境界を打ち破り、グローバルなカルチャーアイコンになった。そんな彼が率いることにより、 「ルイ・ヴィトン」は“カルチュラル・メゾン(文化的なメゾン)”として地位を強化する。また、そのマルチな経歴は、「ルイ・ヴィトン」と自身のブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」での仕事と並行して、DJとして活動したり、アートや家具などのプロジェクトを手掛けたりしてきたヴァージルと似ている。事情通の関係者によると、ファレルは今後、3分の1の時間を同ブランドでの仕事に充てる見込みだという。

 今回の人事は、2月1日付で着任したピエトロ・ベッカーリ会長兼最高経営責任者(CEO)にとって初めての大きな決断だ。声明の中で、ベッカーリ会長兼CEOは「04年と08年の『ルイ・ヴィトン』とのコラボレーションを経て、ファレルを新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターとして迎えられたことをうれしく思っている。ファッションの枠を超えた彼のクリエイティブなビジョンが、『ルイ・ヴィトン』を新たな飛躍へと導くことは間違いないだろう」と述べた。

 なお、関係者によると、ファレルはブランドアンバサダーを務めていた「シャネル(CHANEL)」との契約は終了したが、14年から長期的なパートナーシップを結んでいる「アディダス(ADIDAS)」との契約は継続するようだ。また、2月20日にロンドンで発表される「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」のコラボレーターとしても、名を連ねている。

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