BTSのRMがシンプルながら、こだわりの詰まったカジュアルスタイルを披露

 7人組ボーイズグループBTSのRM(アールエム)が、韓国の仁川国際空港でキャッチされた。

 RMは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のトップスとジーンズを着用。シンプルながら、リラックス感のあるフィッティングがポイントだ。また、同ブランドの“カセットバッグ”を斜め掛けした。足元には、話題の「ティファニー(TIFFANY & CO.)」×「ナイキ(NIKE)」の“エア フォース 1 1837”を選択している。

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メイクはヘアカラーの似合わせにおける“強み”になる【二刀流美容師:SHIMA】

 ヘアだけでなく、メイクアップもこなす美容師を“二刀流美容師”としてピックアップする連載企画。インスタグラムによる集客が主流となった今、ヘアスタイル投稿だけでなく、メイク投稿もできるとサロンユーザーの関心をより引き付けられるため、注目度が増している。第2回は「SHIMA HARAJUKU(シマ ハラジュク)」の高垣賢司スタイリスト兼ヘア&メイクに、 メイクを始めたきっかけや、美容師がメイクもやることのメリットを聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):メイクを始めたきっかけは?

「SHIMA HARAJUKU」スタイリスト兼ヘア&メイク 高垣賢司(以下、高垣):もともと興味はあったけれど、実際に始めたのは4年前くらい。ヘアスタイル写真を撮るときに、自分のやりたいイメージにより近づけたいと思い、メイクアップも自分でやるようになった。作品撮りの際、メイクは得意なスタッフに任せるスタイリストが多いけれど、僕は興味があったし、全部自分でやりたかった。

WWD:どうやって勉強した?

高垣:ユーチューブなどの動画を見て独学で学んだ。営業後にモデルさんを呼んで、少しずつ実際にチャレンジするということを続けて、お客さまに入ったのは2年前くらい。インスタグラムで、ヘアスタイルと同時にメイク作品も投稿していたが、その反響があり、お客さまから「メイクもやってもらえるんですか?」という質問があった。それをきっかけにメニューに取り入れていった形だ。インスタグラムで、美容師によるヘアスタイル投稿はジャンルとして確立しているけれど、メイクは未知数。まだ試行錯誤の途中だが、普段はあまりやらないような、少しエッジイなメイク投稿の方が反応が良いようだ。

WWD:メイクメニューはどのような顧客がオーダーする?

高垣:結婚式や卒業式、パーティーなどのイベントの前に来店する方が多い。先日はマッチングアプリに使う画像の撮影のためにオーダーしてくれた方がいて,今っぽいなと感じた。また、やり方を教わって自分でできるようになりたい、という方も少なくない。「今年のメイクはどんな感じですか?」とか「おすすめのマスカラは?」などと聞かれるケースも増えた。人それぞれ髪質が違うように、肌質やまつ毛の毛質なども違う。回数を重ねるにつれ、それに合った提案もできるようになった。

WWD:メイクもできることのメリットは?

高垣:よりトータルビューティの提案をできるようになった。ヘアカラーに合わせて「こういう色にしたから、このアイシャドウが絶対かわいいですよ」とおすすめしたり、ハイトーンに合うまつ毛のカラーを提案したりすると喜んでもらえる。ヘアカラーの作品撮りの際も、ヘアだけ手掛けて撮るよりも、メイクも合わせて変えて撮った方が絶対にかわいく見せる自信があり、僕の強みになっている。最近はサロンワークのほかにヘアメイクの仕事もするようになったが、お店の他のメンズスタッフもメイクに興味を持ってくれるようになった。お客さまにとっても、美容室に来てヘア以外の情報も吸収できることは、メリットになると思う。

WWD:今年の春夏はどんなヘア&メイクを提案したい?

高垣:ヘアカラーに関しては、「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」から4月に登場する新色3シェードを提案したい。これは、L.A.(ロサンゼルス)の自然や街からインスパイアされた、“マリーン”“ビーチ”“サンセット”の3シェード。ソフトアッシュベージュが入っているため、くすまずに柔らかい色味が出せる。

WWD:合わせるメイクは?

高垣:“マリーン”はブルーグリーンが入っているので、外国人風カラーにより適している。メイクを合わせるなら、シェーディングでほりの雰囲気を変えることで、より外国人っぽく見せることができる。あとアイラインとアイシャドウで目の印象を変えることもおすすめ。“ビーチ”は暖色と寒色の中間のニュアンスで、柔らかさを残しつつ、クールなベージュを表現できる。アイシャドウを合わせるなら、淡いオレンジ系がおすすめ。“ビーチ”はとても気に入っていて、キービジュアルを作らせてもらった際は、L.A.のきらめきを表現するためブラウンとゴールドのアイシャドウを使ったが、ばっちり決まってかわいく仕上がった。また別軸で、韓国のトレンドもまだあるが、それを求めるお客さまには柔らかい青みピンク系の目周りと、淡く広めに入れるチークを提案したい。合わせるヘアカラーは、「イルミナカラー」の“サファリ”や“アンバー”がおすすめだ。

WWD:「イルミナカラー」の新色3シェードはベージュベースだが、メイクは合わせやすい?

高垣:ベージュにもよるけれど、いろいろな色を取り入れやすくなる。アイシャドウはヘアカラーに通じているところがあり、絶妙にくすませるなど、ヘアカラーとの似合わせで提案の幅が広がる。

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八木通商が「シーピー カンパニー」のマスターライセンス取得 24年1月には東京に旗艦店

 八木通商は、イタリアのカジュアルウエアブランド「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」の独占輸入販売権およびマスターライセンスを取得した。八木通商は2024年春夏コレクションから日本市場での取り扱いを開始し、マーケティングは八木通商子会社のスープリームス インコーポレーテッドが行う。これまでは、「シーピー カンパニー」の親会社トライステート ホールディングスの日本支社トライステート ジャパンが日本での代理店業務を担っていた。

 都内で3月9日に行ったプレスカンファレンスには、八木通商の八木雄三社長と、「シーピー カンパニー」のロレンツォ・オスティ(Lorenzo Osti)社長兼GMが登壇した。八木社長は、契約に至った理由を「共通したビジョンや、トレンドに左右されないものづくり」と述べた。さらに、ブランドの主な顧客は40代以上で、主要市場の一つであるフランスでは70%近くの客層が16~30歳であることを例に挙げ、「日本でも20〜30代の若い客層に訴求していきたい」とコメントした。初年度の国内売上高目標は5億円。2024年1月には東京・原宿の明治通り沿いに210平方メートルの旗艦店と、兵庫・神戸トアロードに直営店を出店する。また、八木通商のネットワークを生かした別注品やコラボレーションも行いながら認知度を広め、5年後には日本での年間売上高60億円を目指す。

 オスティ社長兼GMは「ヨーロッパの数あるブランドを大きく育てた実績のある八木通商と契約でき、喜ばしく思う」とコメント。日本での商品については「日本進出を記念したスペシャルなコラボ企画は鋭意計画中。ただ時期尚早だとも思っているので、1年目は何もしないだろう。限定アイテムをリリースすることで、その地域や国ごとに違うスタイルが乱立するようなことはしたくない」と説明。さらに、昨今話題になった「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI以下、アルマーニ)」や「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」との協業に至った理由についても語った。「『アルマーニ』は、父親がジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の大ファンだったが、生前に一度も会うことができなかった。そこで、『シーピー カンパニー』が50周年を迎えるタイミングで思いの丈を直筆の手紙で書いたところ、『アルマーニ』として初のコラボが決まった。『パレス』は、創業者のギャレス・スクイス(Gareth Skewis)と数年前に知り合い、それから親しい友人となった。ありがたいことにコラボの依頼は多いが、個人としての結びつきが強い親和性を大事にしている」と話した。

 「シーピー カンパニー」は、「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の創設者で、“アーバン・スポーツウエアを生み出したデザイナー”と称されるマッシモ・オスティ(Massimo Osti)が「チェスター・ペリー(CHESTER PERRY)」という名称で1971年に設立した。78年にその頭文字を取り、現ブランド名に変更。機能に根差したデザインを軸に、縫製後の商品を染色する“ガーメント・ダイ”を生み出すなど、高い製造技術で多くのファンを獲得してきた。現在はイタリアを始め、イギリスやフランス、韓国などを中心に世界各国で販売しており、22年の年間売上高は約1億2000万ユーロ(約173億円)。

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1位は、ダイソーが商標権侵害で書類送検 「フェンディ」ロゴのはぎれを販売| 週間アクセスランキング TOP10(3月2〜8日)

1位は、ダイソーが商標権侵害で書類送検 「フェンディ」ロゴのはぎれを販売| 週間アクセスランキング TOP10(3月2〜8日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月2日(木)〜8日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ダイソーが商標権侵害で書類送検 「フェンディ」ロゴのはぎれを販売

 100円ショップ「ダイソー(DAISO)」を運営する大創産業と同社社員が3月3日、横浜地方検察庁に書類送検された。「ダイソー」で「フェンディ(FENDI)」のロゴが入ったはぎれを販売したため。報道によると、仕入れ担当者は「仕入れ先から大丈夫と言われ確認をしなかった」と容疑を一部否認しているという。大創産業は当該商品を即時販売停止するとともに、捜査に全面協力してきたが、このたび書類送検されたことを受け、「引き続き捜査に全面的に協力してまいるとともに、本件を重く受け止め、品質管理体制の一斉の強化に努め再発防止に向けて万全を期していく」とコメントを発表している。

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- 2位 -
「アンプリチュード」「イトリン」ブランド終了 特別損失約8億円

03月06日公開 / 文・新関 瑠里

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は3月6日、グループ傘下のACROが展開する「アンプリチュード(AMPLITUDE)」と「イトリン(ITRIM)」を2023年中を目処に終了すると発表した。順次、店舗の退店やECサイトでの販売を終了する予定。ブランドの終了に伴う23年12月期連結業績への影響については、特別損失約8億円の発生を見込む。

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- 3位 -
「シャネル」2023-24年秋冬コレクションは小松菜奈がヒロイン 日本人初の快挙!

 「シャネル(CHANEL)」はパリ・ファッション・ウイーク最終日の3月7日、2023-24年秋冬コレクションを発表した。その数日前に届いた招待状に用いられていたのは、ブランドアンバサダーを務める女優、小松菜奈の写真。ティザー映像にも「シャネル」を象徴するカメリアの花と共に彼女が登場した。どちらもオランダ人写真家デュオであるイネス & ヴィノード(Inez & Vinoodh)撮影によるもので、今季のヒロインとして大々的にフィーチャーされた。

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- 4位 -
【一粒万倍日】「ニコ アンド」が28色の財布を発売 12星座のエレメント別のラッキーカラーをそろえる

03月03日公開 / 文・福永千裕

 アダストリアが展開する「ニコ アンド(NIKO AND…)」は、占星術師MageC監修の“ラッキーカラーウォレット”を発売した。コレクションは全6型、28色をそろえる。価格はフラグメントキーケースが2750円(税込、以下同)、3つ折り財布とがま口ミニ財布、2つ折りL字財布が3630円、3つ折りがま口財布が3960円、がま口長財布が4400円。3月4日からは公式オンラインストアのドットエスティでも取り扱う

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- 5位 -
アッシュ・ペー・フランスが会社更生法を適用申請

03月07日公開 / 文・小田島 千春

 アッシュ・ペー・フランス(東京港区・原敏文社長)は2月24日、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。帝国データバンクなどが報じた。1984年に原宿に「ランプ」をオープンして創業し、85年に会社設立。創業者の村松孝尚氏を中心に国内外にバイヤーを抱え、世界中のクリエイターやデザイナーのファッションアイテムやインテリア、アートなどを紹介・販売してきた。また、合同展示会「rooms」などを主催した。

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- 6位 -
「ポーター」が東京ミッドタウン八重洲の1階に新旗艦店 英「ルイスレザーズ」とのコラボも

03月06日公開 / 文・三澤 和也

 バッグブランドの「ポーター(PORTER)」は、3月10日にオープンする東京ミッドタウン八重洲の1階に、10年ぶり・国内3店舗目の新旗艦店「ポーター トウキョウ」をオープンする。

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- 7位 -
King Gnuの常田大希がアンバサダーを務める「サンローラン」のショーに来場 独占写真と共に思いを語る

03月08日公開 / 文・村上 要

 ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の常田大希はこのほど、アンバサダーを務める「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2023-24年秋冬ファッションショーを訪れた。 常田は、幅広のピークドラペルのジャケットにリラックスシルエットのパンツ、そしてシフォンのボウタイブラウスというオールブラックの出立ちでエッフェル塔を望む会場に到着。フォトコールを終え会場に入り、パワーショルダーのジャケットにスリットを刻んだスカートや、首に巻きつけたシフォンがトレーンを引くブラウスなどを主軸とするコレクションを堪能した。

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- 8位 -
東急不動産HDが「東急プラザ銀座」を売却 営業は継続

03月04日公開 / 文・林 芳樹

 東急不動産ホールディングス(HD)は3日、商業施設「東急プラザ銀座」を三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに4月5日に売却すると発表した。運営は東急不動産HDの事業会社である東急不動産がそのまま続ける。

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- 9位 -
小泉今日子×「ロロ アイウェア」 デビュー40周年記念の眼鏡を発売

03月03日公開 / 文・三澤 和也

 日本のアイウエアブランド「ロロ アイウェア(RORO EYEWEAR)」は、俳優・小泉今日子とコラボした商品を発売する。小泉が2022年にデビュー40周年を迎えたことを記念したもので、3月3〜15日の期間、東京タワー(フットタウン2階)にオープンするポップアップストアで扱う。

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- 10位 -
BTSのJIMINが「ティファニー」のアンバサダーに就任 「ディオール」に続いて

03月03日公開 / 文・MISTY WHITE SIDELL

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は3月2日、BTSのJIMIN(ジミン)をアンバサダーに起用したことを発表した。JIMINは、1月16日に同じくLVMHが擁する「ディオール(DIOR)」のグローバル・アンバサダーにも就任している。

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「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月2日(木)〜8日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ダイソーが商標権侵害で書類送検 「フェンディ」ロゴのはぎれを販売

 100円ショップ「ダイソー(DAISO)」を運営する大創産業と同社社員が3月3日、横浜地方検察庁に書類送検された。「ダイソー」で「フェンディ(FENDI)」のロゴが入ったはぎれを販売したため。報道によると、仕入れ担当者は「仕入れ先から大丈夫と言われ確認をしなかった」と容疑を一部否認しているという。大創産業は当該商品を即時販売停止するとともに、捜査に全面協力してきたが、このたび書類送検されたことを受け、「引き続き捜査に全面的に協力してまいるとともに、本件を重く受け止め、品質管理体制の一斉の強化に努め再発防止に向けて万全を期していく」とコメントを発表している。

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- 2位 -
「アンプリチュード」「イトリン」ブランド終了 特別損失約8億円

03月06日公開 / 文・新関 瑠里

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は3月6日、グループ傘下のACROが展開する「アンプリチュード(AMPLITUDE)」と「イトリン(ITRIM)」を2023年中を目処に終了すると発表した。順次、店舗の退店やECサイトでの販売を終了する予定。ブランドの終了に伴う23年12月期連結業績への影響については、特別損失約8億円の発生を見込む。

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- 3位 -
「シャネル」2023-24年秋冬コレクションは小松菜奈がヒロイン 日本人初の快挙!

 「シャネル(CHANEL)」はパリ・ファッション・ウイーク最終日の3月7日、2023-24年秋冬コレクションを発表した。その数日前に届いた招待状に用いられていたのは、ブランドアンバサダーを務める女優、小松菜奈の写真。ティザー映像にも「シャネル」を象徴するカメリアの花と共に彼女が登場した。どちらもオランダ人写真家デュオであるイネス & ヴィノード(Inez & Vinoodh)撮影によるもので、今季のヒロインとして大々的にフィーチャーされた。

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- 4位 -
【一粒万倍日】「ニコ アンド」が28色の財布を発売 12星座のエレメント別のラッキーカラーをそろえる

03月03日公開 / 文・福永千裕

 アダストリアが展開する「ニコ アンド(NIKO AND…)」は、占星術師MageC監修の“ラッキーカラーウォレット”を発売した。コレクションは全6型、28色をそろえる。価格はフラグメントキーケースが2750円(税込、以下同)、3つ折り財布とがま口ミニ財布、2つ折りL字財布が3630円、3つ折りがま口財布が3960円、がま口長財布が4400円。3月4日からは公式オンラインストアのドットエスティでも取り扱う

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- 5位 -
アッシュ・ペー・フランスが会社更生法を適用申請

03月07日公開 / 文・小田島 千春

 アッシュ・ペー・フランス(東京港区・原敏文社長)は2月24日、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。帝国データバンクなどが報じた。1984年に原宿に「ランプ」をオープンして創業し、85年に会社設立。創業者の村松孝尚氏を中心に国内外にバイヤーを抱え、世界中のクリエイターやデザイナーのファッションアイテムやインテリア、アートなどを紹介・販売してきた。また、合同展示会「rooms」などを主催した。

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- 6位 -
「ポーター」が東京ミッドタウン八重洲の1階に新旗艦店 英「ルイスレザーズ」とのコラボも

03月06日公開 / 文・三澤 和也

 バッグブランドの「ポーター(PORTER)」は、3月10日にオープンする東京ミッドタウン八重洲の1階に、10年ぶり・国内3店舗目の新旗艦店「ポーター トウキョウ」をオープンする。

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- 7位 -
King Gnuの常田大希がアンバサダーを務める「サンローラン」のショーに来場 独占写真と共に思いを語る

03月08日公開 / 文・村上 要

 ロックバンドKing Gnu(キングヌー)の常田大希はこのほど、アンバサダーを務める「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2023-24年秋冬ファッションショーを訪れた。 常田は、幅広のピークドラペルのジャケットにリラックスシルエットのパンツ、そしてシフォンのボウタイブラウスというオールブラックの出立ちでエッフェル塔を望む会場に到着。フォトコールを終え会場に入り、パワーショルダーのジャケットにスリットを刻んだスカートや、首に巻きつけたシフォンがトレーンを引くブラウスなどを主軸とするコレクションを堪能した。

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- 8位 -
東急不動産HDが「東急プラザ銀座」を売却 営業は継続

03月04日公開 / 文・林 芳樹

 東急不動産ホールディングス(HD)は3日、商業施設「東急プラザ銀座」を三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに4月5日に売却すると発表した。運営は東急不動産HDの事業会社である東急不動産がそのまま続ける。

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- 9位 -
小泉今日子×「ロロ アイウェア」 デビュー40周年記念の眼鏡を発売

03月03日公開 / 文・三澤 和也

 日本のアイウエアブランド「ロロ アイウェア(RORO EYEWEAR)」は、俳優・小泉今日子とコラボした商品を発売する。小泉が2022年にデビュー40周年を迎えたことを記念したもので、3月3〜15日の期間、東京タワー(フットタウン2階)にオープンするポップアップストアで扱う。

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- 10位 -
BTSのJIMINが「ティファニー」のアンバサダーに就任 「ディオール」に続いて

03月03日公開 / 文・MISTY WHITE SIDELL

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は3月2日、BTSのJIMIN(ジミン)をアンバサダーに起用したことを発表した。JIMINは、1月16日に同じくLVMHが擁する「ディオール(DIOR)」のグローバル・アンバサダーにも就任している。

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「サンローラン」が新作バッグ2型を発売  リサイクルナイロンを使用した“カメラバッグ”“ビッグトート”

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」はアイコニックなシグネチャーを正面に配した“シティ サンローラン”ラインから新作バッグ“カメラバッグ”(18万5900円〜税込、以下同)と“ビッグトート”(26万2900円)を発売する。どちらもリサイクルナイロン素材を採用しており、カラーはネイビーとブラックの2色をそろえる。商品は、全国のサンローラン ブティックと公式サイトで取り扱う。

 “カメラバッグ”は都会的かつテクニカルなデザインで、カジュアルな服装に合わせると、シャープでクールな印象になる。調整可能なストラップは、好みのスタイルに合わせて短くしたり長くしたりすることができ、前面と背面、さらに内側には複数のポケットを配置している。

 “ビッグトート”はどんな服装にも合わせやすいニュートラルなデザインで、日常使いはもちろん、ジムバッグやトラベルバッグとしても活躍する。リサイクルナイロンとレザーを融合することで、軽さと光沢感を兼ね備えた。ストラップは長さの調整と取り外しが可能だ。

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「サンローラン」が新作バッグ2型を発売  リサイクルナイロンを使用した“カメラバッグ”“ビッグトート”

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」はアイコニックなシグネチャーを正面に配した“シティ サンローラン”ラインから新作バッグ“カメラバッグ”(18万5900円〜税込、以下同)と“ビッグトート”(26万2900円)を発売する。どちらもリサイクルナイロン素材を採用しており、カラーはネイビーとブラックの2色をそろえる。商品は、全国のサンローラン ブティックと公式サイトで取り扱う。

 “カメラバッグ”は都会的かつテクニカルなデザインで、カジュアルな服装に合わせると、シャープでクールな印象になる。調整可能なストラップは、好みのスタイルに合わせて短くしたり長くしたりすることができ、前面と背面、さらに内側には複数のポケットを配置している。

 “ビッグトート”はどんな服装にも合わせやすいニュートラルなデザインで、日常使いはもちろん、ジムバッグやトラベルバッグとしても活躍する。リサイクルナイロンとレザーを融合することで、軽さと光沢感を兼ね備えた。ストラップは長さの調整と取り外しが可能だ。

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ゴールドウインが北海道発・新ビジネス 新球場エスコンフィールドから山や海まで

 ゴールドウインが北海道との結びつきを強める。北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド」の運営会社と連携し、3月30日に開業する球場および関連施設のスタッフの制服を提供した。ここを拠点にした観光など異業種との協業にも本腰を入れる。基幹ブランド「ザ・ノース・フェイス(TNF)」にとって北海道はさまざまなアウトドアアクティビティの舞台であり、売り上げ規模も大きい戦略エリアだ。物販とは異なる新しい事業モデルをこの地で開拓する。

 札幌駅から電車で20分。北広島市にできた「北海道ボールパークFビレッジ(以下、Fビレッジ)」は、日本では前例のない規模の本格的ボールパークだ。球場を中心に、ユニークな関連施設が集まる。野球観戦しなくても1年中楽しめる場所として作られた。

 日本初の開閉式屋根の天然芝球場であり、豪華なスイートルームやボックスシートなどバラエティにとんだ客席によって、野球観戦の新しい楽しみ方を提供する。ホテルも併設されて部屋のバルコニーから観戦できる。さらにグランドを見下ろす温泉とサウナもあり、裸や水着姿での非日常的な応援もできる。

 球場の外も見どころが多い。池の周囲にグランピング施設やコテージなどが建てられ、キャンプやバーベキュー、宿泊が楽しめる。クボタによる農業学習施設は最新鋭のスマート農業を学べるほか、地元農家との交流の場になる。商業施設には「ザ・ノースフェイス」や自転車の「スペシャライズド」、北海道物産店など入る。

野球用品を扱わないゴールドウインに白羽の矢

 「汚れを弾いてくれるし、なによりカッコいい。モチベーションが上がりますね」。「よなよなエール」の醸造スタッフはそう語る。新球場のバックスクリーン付近にあるビアレストランには醸造所が併設されており、出来立てのビールを飲みながら野球を観戦できる。ガラス越しに大きなタンクが並ぶ醸造所のスタッフの制服は、ゴールドウイン「ニュイートラルワークス.」が手掛けた。

 ゴールドウインはFビレッジの運営会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントと包括提携を結んだ。よなよなエールのほか、球場の案内係や警備などのスタッフだけでなく、敷地内にあるクボタ、ボーネルンド、認定こども園、サウナやホテルなどのスタッフのユニフォームを「TNF」「ニュートラルワークス.」でそれぞれ製作した。

 ファイターズスポーツ&エンターテイメントの統括部長の小林兼氏からゴールドウインのTNF事業第一部長の高梨亮氏に話が持ち込まれたのは2018年だった。高梨氏は「小林さんは『誰も見たことないボールパークを作りたい』といった。球場ではなく、街を作るという発想に社会的意義を感じ、『TNF』だけでなく全社的に取り組むことになった」と振り返る。

 ゴールドウインは野球用品を扱っていない。にもかかわらず、白羽の矢が立ったのはFビレッジが球場の中だけでなく、外に向いた街づくりを志向しているからだ。

 大都市の札幌に近いのに北広島には豊かな自然が広がる。Fビレッジはキャンプやバーベキューに使える広場を造園した。出店する「スペシャライズド」は、家族でサイクリングできる最新鋭のEバイクの貸し出しを行う。ホテルやグランピング施設もあって、野球目的以外でも宿泊できる。プロ野球のオフシーズンにはスキーも楽しめる。スタッフ制服に限らず、ゴールドウインがアウトドア事業やウインタースポーツ事業で培った知見が生きる場面が多い。

 「TNF」にとっても北海道は特別な場でもある。高梨氏は「実は『TNF』のセールス(販売)では東京に匹敵する規模になる。自然環境が厳しい北海道では高機能なアウトドアウエアがリアルクローズとして、他県以上に日常的な存在になっている」と話す。「TNF」の国内最大店舗も、東京ではなく札幌にある。北海道の新名所として国内外から大勢の人が集まるFビレッジは、戦略的な情報発信の場としてふさわしいと判断した。Fビレッジをハブにしながら、観光業などの異業種や地場産業との協業を計画する。

モノだけでなく、コトやトキも売っていく

 ゴールドウインの渡辺貴生社長は「北海道は一番楽しい遊び場であり、世界に向けて当社のメッセージを伝える場所だ」と強調する。アパレルブランドの消費者との接点は、店舗とデジタルと考えられているが、同社の場合、アウトドアアクティビティを楽しむ場も重視してきた。訪日客に人気のスキーリゾートのニセコ、世界自然遺産の知床などにも出店。物販だけでなく、トレッキングや釣りなどアウトドアツアーの拠点として機能させてきた。知床では斜里町と包括提携を結び、観光や地域活性化のビジネスも行なっている。渡辺社長は「モノを売るだけではなく、今後はコトやトキも売っていく」と述べる。

 取り組みは北海道だけではない。創業地の富山県では、26年の開設を目指して自然公園「ゴールドウイン プレイアースパーク(GOLDWIN PLAY EARTH PARK)」を開発中だ。県南部の南砺市の山間部に50億〜100億円を投じて、キャンプ場、フラワーパーク、農園、レストラン、アウトドアアクティビティ施設などを段階的に設けていく。周辺地域とも連携し、クライミングやトレッキング、冬季にはスノースポーツなども含めて、さまざまな体験を提供する。

 新規事業の後ろ盾になっているのが好業績だ。「TNF」の防寒着の販売好調を受けて23年3月期連結業績予想を上方修正した。修正後の予想は売上高1135億円、営業利益203億円、純利益200億円を見込む。13年3月期の連結業績の売上高520億円、営業利益19億円、純利益26億円だった。10年間で超優良企業に変身した同社に株式市場の期待は高く、22年3月期末に約2800億円だった時価総額は、3月10日時点で5679億円まで拡大した。

 渡辺社長は30年以上にわたって「TNF」の日本事業を成功させてきた立役者だが、日本におけるアウトドア市場はまだ途上だと見る。欧米に比べてトレッキング、自転車、釣り、スキーやスノーボードなど屋外での遊びの文化が定着しているとはいえない。北海道や富山など自然の豊かさと遊び方を多くの人に伝えることは、将来への投資として欠かせない。特に女性や子供への訴求に力を入れる。

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ホームレスを救うシェルタースーツ 「クロエ」ともコラボしたデザイナーが信じるファッションの力

バス・ティマー/シェルタースーツ ファンデーション創設者

PROFILE:オランダ・アーネムにあるArtEZ芸術大学卒業後、自身のブランド「バス ティマー」を設立。友人の父親がホームレス生活で凍死したことをきっかけに、デッドストックを使ったシェルタースーツを2014年に考案した。その後、非営利団体シェルタースーツ ファンデーションを立ち上げ、世界各地のホームレスに配布し続けている。20年には、米「タイム」誌の「次世代のリーダー」に選ばれた

 シェルタースーツは、オランダ人バス・ティマー(Bas Timmer)が2014年にホームレス支援のために作った、命を守るためのスーツだ。そのジャケットと寝袋をつないだシンプルな1着が、ティマーの「たくさんの人を助けたい」という思いと共に反響を呼び、100着、1000着、1万着と徐々に生産数が増加。現在は非営利団体シェルタースーツ ファンデーション(Sheltersuit Foundation)を世界各地に設立し、デッドストックの生地のみを使ったシェルタースーツを各国のホームレスに提供している。その活動が現「クロエ(CHLOE)」クリエイティブ・ディレクターのガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)の目に留まり、ハーストが「クロエ」を率いて初のシーズンとなった2021-22年秋冬コレクションで協業が実現。知名度を広げると、ティマーはその後もさらなる支援資金調達のために「シェルタースーツ」をブランド化し、昨年3月にはパリでコレクションを発表した。ティマーは、なぜホームレスの支援を続けるのか。シェルタースーツ誕生の裏側からスーツに込める思い、パリでコレクションデビューを飾るまでを、本人に聞いた。

きっかけは友人の父親の死

WWDJAPAN(以下、WWD):シェルタースーツの構想が浮かんだ経緯を教えてほしい。

バス・ティマー(以下、ティマー):元々大学でファッションの勉強をしていて、自身のブランド「バス ティマー(BAS TIMMER)」を立ち上げ、フーディーやタートルネック、マフラーなど、冬服をメインに作っていた。デンマーク・コペンハーゲンでのインターン時代、街中でたくさんのホームレスを見かけ、「自分が作った服が、寒い中を路上で過ごす彼らの助けになるのでは」と思い、ホームレスのために服を作って無料で配布することを母親に相談してみたんだ。でも、「無料で服を配ったら、誰もあなたの服を買ってくれなくなる」と心配された。正直その答えをすぐには受け入れられなかったが、ひとまず母親の言葉に従うことにした。

WWD:そこからシェルタースーツ ファンデーション設立に至った理由は?

ティマー:それから数年後、僕の友人2人の父親がホームレスになり、路上で凍死したというニュースを耳にした。友人の父親は、母国オランダでシェルターを訪れたそうだが、薄いブランケット1枚しかもらえず、そのまま路上で夜を過ごし、低体温症で亡くなってしまった。その話を聞いたとき、「あのときアクションを起こしていれば……」と罪悪感を覚え、悔しくて、人を助けたいという使命感に駆られた。そこで、「日中も着られて、夜の寒さからも守ってくれるものを作ろう」と、最初のシェルタースーツを手掛けた。初代シェルタースーツは、ファスナー付きのジャケットに手持ちの寝袋を付けたシンプルなデザインだった。それを持ってシェルターを回っていたら、一人の男性を紹介されたんだ。彼は最初僕を怪しがっていたけれど、シェルタースーツを見せると表情が変わり、「友人にもシェアしたい」と言ってくれた。その瞬間、「もっとたくさんの人のために作らなければ」と思い、最初の100着を作った。

WWD:シェルタースーツはこれまでに何着作った?

ティマー:シェルタースーツとシェルターバッグを合わせて2万個だ。シェルターバッグはバックパック状で、広げると1人用の寝袋になる。

WWD:デザインは自身で手掛けている?

ティマー:初代シェルタースーツもシェルターバッグも、昨年デビューしたファッションレーベルも、私が全てデザインした。今はサポートメンバーも増え、素材調達の専任メンバーも在籍している。

WWD:現在活動に関わっている人数は?

ティマー:ここ8年ほどで、数百人がわれわれの事業を支えてきた。オランダで工場を立ち上げ、労働権利を得たシリアからの難民を雇うところからスタートした。オランダの工場では現在25人、南アフリカのケープタウンの工場では、女性15人が働いている。ファッションブランドのチームを含めると、現在メンバーはグローバルで50〜60人ほどだ。

WWD:デザインのこだわりは?

ティマー:一番重要なのは機能性。はっ水性に優れ、高い保温性を有するなど、機能性と品質を大切にしている。次に見た目の美しさ。見た目が美しくなければ、誰も使おうと思わない。路上で過ごすホームレスの人々にも好みがある。だからなるべく多くの人が魅力的に感じてくれるよう、美しくデザイン性に長けたスーツを意識している。われわれはデッドストックの素材をアップサイクルしているが、アップサイクルの強みは、全てがオリジナルで、1点ものであることだ。ベージュからブルー、ビビッドピンクまで、人々のいろいろな趣味嗜好に合ったアイテムを作ることができる。

WWD:デッドストックはどれぐらい調達している?

ティマー:1着のシェルタースーツを作るのに、テントなどに使われるはっ水性の素材を5m(寝袋2.5個分)要する。企業に声をかけて、デッドストックや廃棄予定の素材をもらえないか交渉している。ほかにも寝袋を作る会社からは、生産過程のミスで売れなくなった、ファスナーが故障した寝袋を1000個提供してもらっている。

WWD:今では逆に「提供したい」と声をかけてくるブランドも多いのでは?

ティマー:もちろん。最近は「3M」や「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「アークテリクス(ARC'TERYX)」といった世界中のブランドから声がかかっている。それでもまだまだ足りない。もし「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のような大手アウトドアブランドが素材や商品を寄付してくれるなら大歓迎だ。

ホームレス支援には賛否両論

WWD:シリアからの難民に仕事を与え、雇用を生み出すことへの思いとは?縫製などはどのように教えている?

ティマー:シリアで内戦が起きて以来、多くの難民がヨーロッパに避難してきた。難民の多くは縫製工場で働いていた経験があったが、オランダ語が話せないため、難民キャンプや施設に閉じこもっていた。われわれがオランダで工場を立ち上げたとき、彼らに「ボランティアで働かないか」と声をかけてみたところ、多くが喜んで働いてくれた。当初は工場で働いてもらう代わりに語学レッスンを提供したり、住む場所を一緒に探したり、ビザなどの書類申請を手伝ったりしていた。その後寄付金を集り、彼らにきちんと賃金を支払えるようになるまで工場をコツコツと成長させてきた。「助けを必要とする人を支援したい」という思いもあったし、彼らのスキルを生かせるチャンスでもあった。

WWD:では、縫製は特別に教えていないということ?

ティマー:当初は必要なかった。それよりも、オランダのカルチャーや言語を教えた。最近は従業員も増えたので、主に南アフリカの工場では縫製のレクチャーも行っている。

WWD:最初は厳しい声もあったと聞いた。現在、反響はどう変わった?

ティマー:“ホームレスを助ける”というセンシティブな社会問題に携わっていたので、最初はネガティブな声も多かった。批判の多くは、「シェルタースーツをホームレスの人に配ると、ホームレス状態から脱却しようと思わなくなる」といったおかしな意見だった。ホームレスの人は、誰もが住む場所や仕事を欲しがっている。シェルタースーツを与えたからといって、その思いは変わらないはずなのに。シェルタースーツはホームレス生活を促しているわけではなく、むしろ路上生活を強いられた人々を守っている。そして、シェルタースーツを介してソーシャルワーカーとホームレスの信頼関係が強まり、彼らを支援しやすくなる。これはオランダの大学と研究して実証したデータなので、それを証明できるようになってからは、周りの意見もだいぶ変わった。今は、多くのシェルターがわれわれの事業に賛同してくれている。

WWD:展開国は?

ティマー:オランダ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、南アフリカ、アルゼンチン、パナマ、メキシコ、コロンビア、オーストラリア、アメリカ(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス)だ。ギリシャのレスボス島やシリアの難民キャンプにも多く寄付している。日本でホームレスの問題がどれほど深刻か分からないが、近い将来日本でもシェルタースーツ ファンデーションを立ち上げたい。そもそもレーベルを立ち上げたのも、世界中にファンデーションを設立するためだ。

「クロエ」とのコラボも話題に

WWD:昨年は「クロエ」ともコラボレーションした。その経緯は?

ティマー:アメリカでシェルタースーツ ファンデーションを立ち上げるためにニューヨークへ行ったときに、ガブリエラ・ハーストに出会ったのがきっかけだ。その出会いから3カ月たったころ、彼女から「『クロエ』のクリエイティブ・ディレクターに就任した」と電話があり、「シェルタースーツ ファンデーションとコラボレーションしたい」と言われた。そして、シェルタースーツ ファンデーションの資金調達のためのチャリティーバックパックと、2021-22年秋冬コレクションのランウエイピースをいくつかデザインした。アイテムは全て「クロエ」とシェルタースーツのデッドストックで製作した。

WWD:ハーストからはどんな要望があった?

ティマー:一番大きなリクエストは、社会的な影響を残すこと。そして、デッドストックの素材からアップサイクルすることと、自社工場でエシカルに製造すること、またバックパックの収益をシェルタースーツのために還元すること、といった条件を話し合った。でも、デザインは自由にやらせてくれた。

WWD:メゾンとの協業で学んだことは?今後もファッションブランドとの協業を考えている?

ティマー:多くを学んだし、これからもたくさんのファッションブランドと協業していきたい。コラボして良かったのは、私たちが掲げる“People Helping People(人が人を助ける)”というメッセージを多くの人に届けられたこと。ビッグメゾンとコラボしたことによって団体の活動をたくさんの人に知ってもらえるきっかけになったし、コラボで得られた収益でより多くの人々を支援できた。そしてわれわれだけでなく、コラボした相手側にもポジティブな影響を与えられたと思う。「クロエ」の社員は、パリのホームレスを支援するために、シェルターなどでボランティアをしているそう。大きなインパクトを残すためにも、今後も多くのブランドと協業したい。

WWD:「シェルタースーツ」をブランド化した理由は?本格的な事業化も視野に入れている?

ティマー:シェルター ファンデーションでは寄付を募り、その寄付金で作ったスーツやバッグを無償で提供している。ブランドとして「シェルタースーツ」レーベルを立ち上げたのは、その収益をファンデーションにさらに還元するため。レーベルはファンデーション同様、“アップサイクルした素材を使う”というフィロソフィーを持ち、別の事業だが、考えや目的は同じだ。互いに支え合えるよう今後も営んでいく。

WWD:ブランド設立後、パリで開催したファーストコレクションの手応えは? 

ティマー:個人的にはとても良い反応だったと思う。計3回ショーを行ったが、各回にプレスや評論家など、ファッション業界の著名人が多く駆け付けてくれた。ファッション好きもたくさんSNSに投稿してくれて、われわれが発信するメッセージをポジティブに受け止めてくれたようだ。ショーを通じて、ファッションは“ソーシャル・グッド”を生み出すツールとして活用できる、ということを発信できたと思う。実際の服にもポジティブなコメントをたくさんもらった。

WWD:ブランドでは、ジャケットやセットアップなど、シェルタースーツ以外のバリエーションも広がった。デザインにおいて意識した点、発想を変えた点は?

ティマー:デザインするに当たり、難しいと感じた点はいくつかあった。1つ目は、デッドストックを用いること。というのも、そもそも企業から提供してもらう素材しか使えないので、素材を自由に選ぶことができない。従来のファッションブランドだと、まずはデザインをスケッチしてから素材を調達し、そこから生産を始めるが、私たちの場合は素材調達から始まり、それに合わせてデザインする必要がある。そういう意味では、通常のデザインプロセスとは全く異なる考え方だった。

 また、われわれはなるべく多くの人を支援したいという思いがあるため、あらゆる人が着られるジェンダーレスなデザインを意識した。ストリートウエアとしてだけでなく、ビジネスシーンでも着られるよう意識した。例えば、ウールコートは一見とてもクラシカルだが、裏地はファンキーでビビッドな色を使い、ストリートウエアの要素を取り入れた。ポンチョやバッグなど、一部のアイテムはシェルタースーツ ファンデーションでも使える機能性だ。

WWD:「シェルタースーツ」として伝えたいメッセージ、目指すゴールは?

ティマー:助けを求める人を支援する大切さを伝えること。周りに苦しんでいる人がいれば、手を差し伸べてあげてほしい。彼らの助けになるだけでなく、他人を支えることは自分のためにもなる。私は、ファッションは美しいものを人々に提供するだけでなく、人々を助けるパワーがあると信じている。特に、今の時代はますます環境汚染が進み、経済力がない人にとってはどんどん生きづらい世界になっている。ビジネスを通して、そんな困難な状況にいる人を助けたい。シェルタースーツ ファンデーションを、支援を必要とする全ての国で立ち上げ、経済的に困窮している人々を雇い、素晴らしい製品を一緒に作っていきたい。

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ナイキ“エア ジョーダン”の誕生を描いた映画「AIR / エア」が公開

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」による人気スニーカーシリーズ“エア ジョーダン(AIR JORDAN)”の誕生までの実話を描いた映画「AIR / エア」が、日本で4月7日から公開する。制作・配給は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(Warner Bros. Discovery)。

 本作は、ベン・アフレック(Ben Affleck)が監督を、マット・デイモン(Matt Damon)が主演を、アレックス・コンベリー(Alex Convery)が脚本を担当。1984年のナイキ本社を舞台に、バスケットボール部門の立て直しを任された主人公ソニー・ヴァッカロが、当時学生だったマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)との出会いをきっかけに、スポーツ界と現代文化に革命を起こした実話を描く。ベン・アフレックはナイキの共同創設者兼名誉会長であるフィル・ナイト(Phil Knight)を、マット・デイモンは主人公ソニー・ヴァッカロを演じる。

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「ウンナナクール」×あさぎーにょ 5日間で1万枚を売り上げたブラが再登場

 ワコールは3月16日、「ウンナナクール(UNE NANA COOL)」とアーティストなどとして活躍するあさぎーにょとコラボレーションしたインナーウエアを再発売する。

 この商品は、“お守りになるような下着をつくりたい”というあさぎーにょの願いが込められたもの。2022年10月に発売されて5日間でブラジャー約1万枚を売り上げた全国で売り切れが続出したコラボだ。多くのファンの声により再販になる。あさぎーにょは、「多くの人から“日常が彩られた”とか“自身が湧く”があり、『ウンナナクール』とコラボして良かった」とコメント。

 商品はノンワイヤーブラジャーとペアショーツの2型。プリントはあさぎーにょがディレクターを務めるアパレルブランド「ポピー(POPPY)」のショッパーの柄とオリジナルの“なみなみ柄”の2種類(アイボリー、ネイビー、グリーン、サーモンピンク)で税込価格は、ノンワイヤーブラジャーが3960円、ショーツが1980円。「ウンナナクール」の店舗と「ワコールウェブストア」「ゾゾタウン」「楽天ファッション」で販売する。

 再発売に合わせて、数量限定で、オリジナルショッパーのプレゼントのキャンペーンを実施する。

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レリアンからアップサイクルのD2Cブランド「ループール」がデビュー 自社ブランドの残反を活用

 レリアンから今春、D2Cの新ブランド「ループール(LOOPOOL)」がデビューした。ファーストシーズンは、幾何学レースのトップス(1万1000円)や異素材を組み合わせたタイトスカート(1万8700円)、2ウェイドレス(2万5300円)、レイヤードしたフレアスカート(2万5300円)、キャミソールドレス(1万5400円)、インポート生地を使ったトレンチコート(3万800円)など全13型がそろう。

 「ループール」は新原料の調達を減らし、CO2の削減など環境負荷を軽減することを掲げたアップサイクルブランド。今年55周年を迎える主力ブランドの「レリアン(LELIAN)」や「ネミカ(NEMIKA)」、ライセンス事業の「ランバン(LANVIN)」といった同社7つのブランドや業態などで残った原料や資材など廃棄予定の素材を生地メーカーから調達し、活用する。

 「春夏や秋冬といったシーズンも区切らず、生地が調達できたタイミングで、原料の特徴や分量に合わせてデザインを考え、新作を発表。分量の少ないものは、生地を使い合わせたり、アクセサリーのパーツにしたり、使用面積を抑える工夫をしている。これにより、型数を限りながらも質の良い商品を安価で提供することができる」と同社。またターゲットとしては当初、SDGsの教育を受けてきたミレニアル世代の女性を考えていたが、購入者は年齢層も幅広く、コートについては男性の購入者もいたため、今後はエイジレス、ジェンダーレスといった層も視野に入れるという。公式ECサイトでは、すでに売り切れの商品も多いが、トレンチコートとキャミソールドレスは継続品番として検討。幾何学レースのトップスと異素材のタイトスカートも別の廃棄予定の原料を用いて販売する予定だ。

 同社は2021年、世界のアパレル産業が地球環境への問題に直面する中、社内でサステナビリティ活動を推進する委員会を立ち上げるなど、SDGsに対する関心を高めた。「ループール」はその一環として設立。「設立時に“ファッションを楽しみながら、SDGsの活動に参加する”というコンセプトを掲げたが、『誰かのためになっても、別の誰かが困ってしまうのであれば、SDGsの観点から外れてしまう』という考えに向き合った」。この課題をクリアするために約2年を費やし、ローンチに至ったという。今後は、ポップアップショップなどでの販売なども検討している。

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【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」が3月21日の最強開運日に向けて新作ウオレットを発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、3月21日のラッキーデーに向けて新作ウオレットを発売した。

 長財布“ポルトフォイユ・ブラザ NM”(10万3400円税込、以下同)はトーン・オン・トーンのモノグラムパターンが特徴で、“ディスカバリー・コンパクト ウォレット”(7万4800円)は「コンパクトながら、マチによりコインや小物を出し入れしやすい」。“コインカード・ホルダー”(7万8100円)はシボのあるグレインレザー製で、外側の4つのカードスロットに加えてファスナー式コンパートメントを備える。

 21日は、“一粒の籾(もみ)が豊かに実り、万倍もの稲穂になる日”とされる吉日「一粒万倍日」と「天赦日」「寅の日」の3つが重なる最強開運日といわれる。

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アイスダンス選手の小松原組、着物をアップサイクルしたユニホームを着用

 フィギュアスケートのアイスダンス選手、小松原組が現代和服ブランドの「ニーツ(niitu)」とコラボレーションし、着物をアップサイクルしたユニホームを着用することを発表した。美里のユニフォームには、祖母が着用しなくなった着物の生地を襟部分に使用。公私ともに美里のパートナーである小松原尊のユニホームには、同じ生地を襟部分の裏地にあしらった。
 
 小松原組の小松原美里は健康や環境、動物保護の観点から、約5年前にヴィーガンに移行。植物由来の革を使用したスケート靴や、ヴィーガンやクルエルティフリーのメイク道具、生分解性の素材やリサイクルポリエステル素材を使用した衣装を選ぶ中で、自身のユニホームに関しても地球環境に配慮したユニホームを着用したいと考えるようになったという。「ニーツ」のデザイナー、新津祥太と新津志朗兄弟は美里のその想いに共感し、オリジナルのデザインを手掛けた。

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ランジェリーの「シュット!」がドリーム アミとコラボ “誰かに見せたくなる下着”が登場

 ランジェリーブランドの「シュット!インティメイツ(CHUT! INTIMATES以下、シュット!)」が歌手のドリーム アミ(DREAM AMI)とコラボレーションした。コンセプトは“いつだって女の子でいたい!」。ビンテージ感のあるシワ加工を施したキュートな小花柄プリントにフローラルのストレッチレースをあしらい、”誰かに見せたくなる下着“全6型がそろう。

 カラーは、オレンジ、ブラック、ピンクの3色。税込価格は、ドレスイージーブラが5500円、ソフトブラが4950円、ビキニショーツとストリングショーツが各2970円、ハイライズショーツが4180円、キャミソールが6600円。

 「シュット!」の直営店、公式ECおよび通販サイト「オンワード・クローゼット」で販売する。

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丸山礼らが着る「ニューバランス」ד名古屋ウィメンズマラソン 2023”限定コレクション

 世界を代表する“名古屋ウィメンズマラソン2023”の開催を控え、「ニューバランス(NEW BALANCE)」が今年も限定コレクションを発表した。女性ランナーのために作られた“フレッシュフォーム X 860”やターコイズカラーの“フューエルセル レベル”などの特別デザインが登場する。着用するのは、日頃から交流を持ち、互いに刺激を受け高め合える存在だという丸山礼、エモン久瑠美、スーラの3人。ランナーと同じく、目標へ向かう輝かしい姿の彼女らとともに、さあ、みんなでゴールを目指そう。

丸山礼ら3人が語る、
限定コレクションの魅力

“名古屋ウィメンズマラソン
2023”を記念した
アパレルが豊富にラインアップ

 今年も大会限定の「ニューバランス」コレクションが登場。吸汗速乾や通気性、軽量といった独自の優れたアイテムに、今大会を象徴するデザインをあしらったシューズやアパレル、アクセサリーがラインアップする。

「ニューバランス」が
今年も協賛
“名古屋ウィメンズマラソン
2023”

 ニューバランスジャパンはシルバースポンサーとして、「あなたのまま走ろう。Run your way.」というブランドメッセージとともに、12回目を迎える“名古屋ウィメンズマラソン2023”をサポートする。世界最大のウィメンズフルマラソンレースである同大会では、チャリティーエントリーの寄付金を“日本乳がんピンクリボン運動”の活動団体等の支援にあてている。05年からピンクリボン活動を展開する「ニューバランス」も、大会限定コレクションアイテムの一部売り上げをNPO法人「ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーション (RFTC)」に提供し、乳がん啓発活動の資金として役立てている。

INFORMATION
名古屋ウィメンズマラソン

日程: 3月12日9:10〜
場所:バンテリンドーム ナゴヤ
住所:名古屋市東区大幸南1-1-1

※価格は全て税込です
PHOTOS:ISAC(SIGNO)
MODEL:REI MARUYAMA, KURUMI EMOND, SURAH
STYLING:ERICA MIMURA(SLITS)
HAIR & MAKEUP:YUSUKE HASHIMOTO(TRAPEZISTE))[REI MARUYAMA]
HAIR:YUKI OSHIRO(AVGVST)[KURUMI EMOND, SURAH]
MAKEUP:SHINO ARIIZUMI (TRON) [KURUMI EMOND, SURAH]
TEXT:RIE KAMOI
問い合わせ先
ニューバランスジャパンお客様相談室
0120-85-7120

※特集ページは3月16日より公開

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「マイン」がブランド名を「カミヤ」に変更 神谷康司デザイナーのスタイルをいっそう強く表現

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」を運営するソスウ傘下の「マイン(MYNE)」は、ブランド名を「カミヤ(KAMIYA)」に変更すると発表した。

 理由については、「『マイン』での経験を生かしつつ、神谷康司デザイナー自身のスタイルをいっそう強く表現していくため」とした。

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三陽商会が百貨店婦人服の複合業態 「アマカ」「トゥー ビー シック」など4ブランド

 三陽商会は、百貨店向け婦人服ブランドの複合型新業態「サンヨー スタイル ストア(SANYO STYLE STORE)」の1号店を、大和富山店3階にこのほど出店した。24年2月期内に5店舗の出店を計画する。

 「アマカ(AMACA)」「エヴェックス バイ クリツィア(EVEX BY KRIZIA)」「トゥー ビー シック(TO BE CHIC)」「トランスワーク(TRANS WORK)」の4ブランドを集積する。客の好みやライフスタイルに応じて、ブランドの垣根を超えたコーディネート提案を行う。

 同社は新業態開発の背景について「ファッションスタイルの多様化で、ブランド単独店ではお客さまのニーズに応えきれないケースが増えてきたため」とする。店舗ごと、地域や顧客の特性に合わせてブランドや商品の品ぞろえを変化させる。また働く女性に向けて、3DCADでさまざまな女性の体形を分析したデータを元にパターン設計したパンツ“サンヨーパンツラボ”を展開し、幅広いサイズから客にぴったりの1本を提案する。

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「ティファニー」がホームカテゴリーを強化 アーティスティック・ディレクターを初起用

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、ホームカテゴリーのアーティスティック・ディレクターに、ラグジュアリーECサイトを運営するモーダ・オペランディ(MODA OPERANDI)の共同創業者であるローレン・サント・ドミンゴ(Lauren Santo Domingo)=チーフ・ブランド・オフィサーを任命した。

 「ティファニー」がホームカテゴリーに同ポジションを設けるのは初めて。ドミンゴ新アーティスティック・ディレクターは昨年の秋にすでに着任しており、「ティファニー」のハウスウエアのデザインや生産のチームの顧問を担っている。彼女の起用により、かつてはブランドの核であったホームカテゴリーをモダンに刷新し、1990年代以降は縮小していたホームウエアやアクセサリー、ジュエリーの多様化と拡大を図る。

 デビューコレクションは、現在改装中であるニューヨーク・マンハッタン5番街の本店のリニューアルオープンに合わせ、4月に発売する。世界中の「ティファニー」店舗に加え、オンラインストアでも販売する予定だ。一部の商品は、「モーダ・オペランディ」でも取り扱う。今後は、新商品や季節ごとのカプセルコレクションを発表していくという。

 ドミンゴ新アーティスティック・ディレクターによる初コレクションでは、“ティファニー ベリーズ(Tiffany Berries)”や“ティファニー オーデュボン(Tiffany Audubon)”など6つの新たなモチーフのテーブルトップ(天板)のコレクションと、4種類の手吹きガラスのコレクションが登場。フランスの高級陶磁器 「リモージュ(LIMOGES)」のポーセリンやイタリアの工芸品ムラーノ(ベネチアンガラス)製の手吹きガラスなどは、引き続きアメリカやヨーロッパ、日本で生産される。

 ドミンゴ新アーティスティック・ディレクターは、「ヴォーグ(VOGUE)」のコントリビューティング・エディターを務め、2010年にECサイト「モーダ・オペランディ」を設立。オリジナルのホームカテゴリー「モーダ・ドムス(MODA DOMUS)」のデザインなども手掛けている。インスタグラムで43万人以上のフォロワーを持つ彼女は、コロンビアやパリ、ニューヨーク、ハンプトンズなどに住居を構えており、数々のインテリアデザイン雑誌に特集されるなど話題を集めていた。なお「モーダ・オペランディ」は、「ティファニー」ホームカテゴリーの卸売りにおける独占販売権を持つ。

 ドミンゴ新アーティスティック・ディレクターは、「小売りでの経験やキュレーション力を活かし、ブランドの歴史に基づいた魅力あるアイテムを作っていきたい。長く愛される定番品と同時に、季節ごとのカプセルコレクションなどで新しさと楽しさを提供する予定だ」と語る。今後、ファッション業界の幅広い交友関係を活かし、多彩なコラボレーションも視野に入れているという。

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクト&コミュニケーション部門エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントは、「彼女のクリエイティブなビジョンと申し分のないスタイルは、『ティファニー』のホームコレクションにラグジュアリーでモダンな新しい時代をもたらすだろう」とコメント。アーカイブを再解釈した商品開発にも期待していると述べた。

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肌に輝きをもたらす「クレ・ド・ポー ボーテ」の“キーラディアンスケア” 神崎恵や鈴木えみ、真飛聖らが堪能

 「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は2月10日、美容液・化粧水・乳液の3ステップで輝く肌を実現する独自の“キーラディアンスケア”を体験できるイベントを、フォーシーズンズ大手町で開催した。会場には、美容家の神崎恵やモデルの鈴木えみ、女優の真飛聖をはじめ、ファッション・ビューティ業界で活躍するアイコンたちが多数訪れた。来場者は数々の名品を生み出してきた約40年にわたるブランドの歴史に触れながら、世界観を堪能。個別カウンセリングも体験し、“キーラディアンスケア”への知識を深めた。

40年以上にわたる肌細胞研究が生んだ
肌本来の美しさを引き出すスキンケア

 1982年に誕生した「クレ・ド・ポー ボーテ」は、“「肌」がジュエリーをも不要にするほど、美しく輝くあなたの価値になる”というブランドメッセージを、長年にわたる肌細胞研究をもとに発信している。

 2019年には、肌は生まれながらに良い刺激と悪い刺激を見極める力を持つという“肌の知性”を発見。全ての人が生まれながらに備える、生涯美しい輝きを保ち続けるための鍵として、独自の保湿・整肌成分“スキンイルミネイター※1”を生み出した。“キーラディアンスケア”にも、同成分を配合している。

 「クレ・ド・ポー ボーテ」が独自に提唱する“キーラディアンスケア”は、美容液・化粧水・乳液の3ステップが色・質・ハリ感の全てにおいて肌の輝きを生み出し、育て、満たすベーシックなスキンケア。一見シンプルなステップだが、“スキンイルミネイター”によって、乾燥をはじめとするさまざまなダメージ要因から肌を守り、みずみずしく健やかな輝きを引き出す。
 
 “キーラディアンスケア”のファーストステップとなる美容液“ル・セラム”[医薬部外品](50mL、2万7500円)は、瞬時に肌になじみ、滑らかでふっくら、かつ柔らかな肌へと導く。美しい色彩を帯びた海藻から豊かな海の恵みを抽出し、繊細なバランスでブレンドした保湿複合成分“ケルプレックスGL※2”を配合し、角層細胞にアプローチ。美容液の次に使用する化粧水は、モイストタイプの“ローションイドロA n”[医薬部外品](170mL、1万2650円)と、クリアタイプの“ローションイドロC n”[医薬部外品](170mL、1万2650円)の2タイプをそろえ、肌を健やかに育む。乳液は、心地よい潤いが長時間続く日中用“エマルションプロテクトゥリスn”[医薬部外品]SPF25+・PA+++(125mL、1万3200円)と、日中に受けた紫外線による乾燥ダメージなどをケアして、弾力に満ちた肌へと導く夜用“エマルションアンタンシヴn”[医薬部外品](125mL、1万5400円)をラインアップし、昼夜ならではのケアをかなえる。

カウンターでは“肌の知性”の状態が
分かる個別カウンセリングも

 会場では、ブランド担当者による個別カウンセリングも実施。ブランドヒストリーや、“キーラディアンスケア”を一人一人丁寧に解説した。さらに、専用機器を用いて今の“肌知性”の状態が分かる肌測定や、メイクをしたまま簡単に測定が可能なデジタルカウンセリングも行った※3
 
 中でも、日頃から「クレ・ド・ポー ボーテ」を使用している神崎恵は、「高貴なブランド。その上で、真っすぐに寄り添ってくれる」とコメント。肌測定も試し、「自分の肌状態が気になったときに、デジタルカウンセリングでセルフチェックできるので、日々のスキンケアの参考になる」と感想を述べた。同じくブランドを愛用する元宝塚歌劇団花組トップスターの真飛聖も、「品格のある良質なブランド」と印象を語り、肌測定を初体験。「『クレ・ド・ポー ボーテ』の良さをカウンセリングによって改めて知ることができ、腑に落ちました。一つ一つの製品の組み合わせと、ステップを踏んでケアすることが大切なんですね」と、イベントを満喫した。

※1:加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース
※2:海藻エキス、グリセリン
※3:「クレ・ド・ポー ボーテ」の店内カウンターでも、イベント同様のカウンセリング体験が可能

※価格は全て税込です
PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA, SHUNSUKE KONDO
TEXT : NATSUMI YONEYAMA
問い合わせ先
クレ・ド・ポー ボーテ
0120-86-1982

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楽天が「チカ キサダ」「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の限定商品を予約販売 東コレ参加支援の一環で

 楽天グループは、日本発ブランドの支援プロジェクト「バイアール(by R)」に「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」と「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIRIMIYASHITATheSoloist.)」が参加することを記念して、同社が運営するファッション通販サイト、楽天ファッションで両ブランドの限定商品の予約販売を開始する。販売期間は10日10時〜31日9時59分で、生産予定枚数に達し次第、受注を終了する。

 楽天は「バイアール」を通じて13〜18日の期間で開催される「楽天 ファッションウィーク 東京(Rakuten Fashion Week Tokyo)」での両ブランドのショー開催および、楽天ファッションでの商品販売を支援しており、今回の限定商品の販売もその一環で実現した。

 「チカ キサダ」の限定商品としては、ビジュートップス(5万600円税込、以下同)やTシャツ(2万7500円)、トートバッグ(1万8700円)、ソックス(9790円)など6商品を取り扱う。

 「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の限定商品としては、9種類のTシャツ(1万3090円〜)を展開する。また、「楽天 ファッションウィーク 東京」の会期に合わせて渋谷パルコの1階にポップアップストアをオープンし、「タカヒロミヤシタザソロイスト.」と「ヒステリック グラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」や「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」、「ネペンテス(NEPENTHES)」など、国内外の9つのブランドやクリエイターとのコラボレーションによる「バイアール」限定商品も販売する。

 「チカ キサダ」は13日、「タカヒロミヤシタザソロイスト.」は17日にショーを開催する。ショーの様子は、楽天ファッションで一般向けに無料ライブで配信し、両ブランドのさらなる認知向上に貢献することを目指す。

 「チカ キサダ」は、バレエのエレガンスとパンクの生命力の儚さと強さ、相反するイメージの融合から生まれる強いエレガンスをコンセプトとする。シグネチャーラインは、都市で生き、動き続ける、新しい上質さを求める人々のための服を目指している。

 「タカヒロミヤシタザソロイスト.」は、宮下貴裕によるブランドで、2010年に同ブランドとして初のコレクションを発表した。ブランド名にある“ソロイスト”には、洋服に携わる個人が“独奏家”としての孤高の精神を持ち合わせて欲しいという願いを込めており、また再び洋服の世界へ戻ってきたという自分への不退転の決意の表れも示している。

■「タカヒロミヤシタザソロイスト.」ポップアップストア
会期:3月14〜20日
場所:渋谷パルコ 1階 ポップアップスペース「ゲート」
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

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バロック村井社長が語る 新生「ザ シェルター トーキョー」の価値、原宿のこれから

 バロックジャパンリミテッドは、東京・原宿の旗艦店「ザ シェルター トーキョー(THE SHEL’TTER TOKYO以下、シェルター)」を3月3日にリニューアルオープンした。

 コロナ禍で失ったにぎわいを取り戻しつつあり、海外観光客の本格的な復活も期待される表参道・原宿エリア。リアル店舗に求められる役割も大きく変化する中、ラフォーレ原宿などと共に神宮前交差点に立つ「シェルター」は、どのような店舗に生まれ変わったのか。村井博之社長に改装の狙いを聞いた。

WWD:オープンまでの経緯は?

村井博之社長(以下、村井):当初は東京五輪の開催に合わせ、2020年7月にリニューアルオープンする予定だったが、コロナ禍によりおよそ2年半後ろ倒しになった。オリンピックを意識してスポーツやアスレジャーに絡めた商品、中国最大規模のスポーツブランドとのコラボレーションなどを仕込んでいたが、全て白紙にして再出発した。ここまでこぎつけられたことに、まずはほっとしている。

WWD:改装方針をどう転換したのか。

村井:コロナ禍を経てECやSNSなどデジタル上でモノを売り買いしたり、発信したりすることが当たり前になった。店舗は、「リアルでしかできない体験」「わざわざ足を運んでも手に入れたい価値」を研ぎ澄ませる必要がある。また業界を見渡しても、自社ブランドのみをセレクトした大型店に成功事例は少ない。これまでの枠組みにとらわれず、感度・鮮度の高い仕入れ商品やイベントでお客さまを呼び込まなくてはならない。

 改装以前に「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY以下、アズール)」を展開していた1階は、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」発のD2Cブランドやユーチューバー、ティックトッカーなどがプロデュースする商品を展開する。地下1階では、「マウジー(MOUSSY)」の中でも「シェルター」でしか手に入らないスーベニアライン“クラブ マウジー 303(CLUB MOUSSY 303)”を販売する。同階にはアートギャラリーのほか収録スタジオを設置し、店舗外壁の巨大なスクリーンを通じて、収録番組を街ゆく人々にも中継する。

WWD:単店での売上高にはこだわらない?

村井:広々とした店舗に商品ラックをぎっしりと並べ、売り場としての効率性を追いかけるのは時代遅れだ。陳列商品の数や面積でみれば、リニューアル前よりも減らした。ただ、中国をはじめとしたインバウンドのお客さまが増えれば、(売り上げなどの)数字面もついてくるはずだと考えている。

カリスマ販売員の接客を世界へ

WWD:2階では「アズール」を派生ラインを含めトータルタインアップする。

村井:ブランドは今年で15周年。これを契機に、改めてブランドの方向性をしっかり定めていく。地方消費が落ち込む中で、地方・郊外のSCに出店する「アズール」は、より優位性を高めなければ選ばれない。今後は日本人の体型にあったデザインやサイジング、百貨店ブランドなどにも負けない着心地や品質を実現し、海外のファストファッションと差別化する。デザイン性を高めた“プラス(PLUS)”や大人向けを意識した“クリー コンフォルト(CLIE CONFORTO)”などの派生ラインも、そういった考えに基づくものだ。

 1階に都内初のショップインショップを構えた、松本恵奈がキュレーションする「スタイルミキサー(STYLE MIXER)」はいいお手本になる。「アズール」と「マウジー」の中間程度の価格帯ながら程よいモード感でバランスがいい。既存店舗はどこも絶好調だ。店舗は郊外型SCが中心だが、都心でどの程度戦えるか試してみたい。「シェルター」はその実験にもなるだろう。

WWD:インバウンドの復活への期待値は。

村井:半年もすれば、原宿の街の様子はガラリと変わっているはずだ。来店客における海外観光客比率は、コロナ前には20%を超えていたが、(改装前の)旧正月の時期にはそれに近い数字まで戻ってきていた。これから中国のお客さまも戻ってくることを加味すれば、さらなる押し上げ効果が期待できる。

 店舗の役割は変わっても、当社の財産がカリスマ販売員をはじめとした“人”であることは変わらない。「シェルター」のオープンからしばらくは、当社が誇るカリスマ販売員を結集させ、世界中のお客さまに最高の接客を体験していただく。中国には「マウジー」をはじめとする300以上のリアル店舗があり、「シェルター」のオープンを大々的に宣伝する。東京に来ていただいたからには、一度は必ず立ち寄りたくなる場所を作っていく。

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【スナップ】ローラやKoki,、New Jeansのヘイン、中田英寿も来場 「ルイ・ヴィトン」最新コレクションに豪華ゲスト集結

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は現地時間3月6日、ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)による2023-24年秋冬コレクションをフランス・パリのオルセー美術館で発表した。

 会場にはメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)をはじめ、アンバサダーのレア・セドゥ(Lea Seydoux)やエマ・ストーン(Emma Stone)、New Jeansのヘイン、日本からはフレンド・オブ・ザ・ハウスを務めるローラとKōki,、中田英寿ら多数の豪華ゲストが集結した。

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ウッディな“アーバンローズの香り”でヘアスタイリング ナプラ「N.」の人気アイテムから新提案 

 プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラは、ヘアケアブランド「エヌドット(N.)」から3月22日、人気アイテム“エヌドット ポリッシュオイル”と“同 ナチュラルバーム”の新香調“アーバンローズ(UR)”を発売する。
 
 “アーバンローズ”は、シダーウッドやパチョリなどウッド系の精油をメインに、ローズやゼラニウム、カモミールの上品な⾹りが広がるウッディフローラルの⾹り。澄んだウッディ調の中に、ほのかに匂い立つローズが心を惹きつける。

新作は凛としたウッディフローラル調の
“アーバンローズの香り”

 “エヌドット ポリッシュオイル”は、天然由来成分100%の、髪だけでなく肌にも使えるマルチユースオイル。スタイリングの仕上げになじませると、髪にウエットな質感と艶を与え、⼀⽇ロングキープする。特筆すべきは、ヘアサロン専売品でありながら、一般消費者の認知度も高いこと。発売から4年で、「アンドロージー(& ROSY)」(宝島社)や「マキア(MAQUIA)」(集英社)などの美容誌や@cosmeも含め、実に40件以上のコスメアワードを受賞している。
 
 “同 ナチュラルバーム”は、同様に肌にも使えるマルチユースタイプ。適量を⼿の平にとり、よく伸ばしてからスタイリングをすると⽑先や髪全体に⾃然な動きを与える。アーバンローズの香りの登場により香りの選択肢が広がり、選ぶ楽しさが増すだろう。

美容のプロが
“アーバンローズの香り”を体験

選べる香りのラインアップ①
清々しいウッディ調の香りの
“セージ&クローブ”

 トップにセージやラベンダー、ミドルにクローブやカモミール、ラストにシダーウッドが香るセージ&クローブの香り。

選べる香りのラインアップ②
みずみずしい柑橘系の香り
“マンダリンオレンジ&ベルガモット”

 トップにシトラスオレンジやマンダリン、ミドルにプチグレンやフルーティダヴァナ、ラストにレモングラスなどが香るマンダリンオレンジ&ベルガモットの香り。

PHOTO(TOP):MORIHIKO OHTA
問い合わせ先
ナプラ
0120-1897-20

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「ナイキ」が“エア マックス 1 シマシマ”を20年ぶりに復刻

 「ナイキ(NIKE)」は、2003年に発表したスニーカー“エア マックス 1 シマシマ(AIR MAX 1 SHIMA SHIMA)”を復刻し、「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで3月11日に発売する。価格は1万9250円(税込)。「SNKRS」では9時に発売し1人1点のみ購入可能だ。

 “エア マックス 1 シマシマ”は、今回が初めての復刻となる。全体のカラーリングは、03年当時のファーストおよびセカンドカラーをミックスし、セイルカラーをベースに、グレーとブラウンを組み合わせた。モデル名を平仮名でシュータンラベルとインソールにあしらい、ライナー部分にはブラウンの“しましま”模様をあしらっている。

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【スナップ】「シャネル」2023-24年秋冬ショーに小松菜奈&菅田将暉夫妻やBLACKPINKジェニーが来場

 「シャネル(CHANEL)」は現地時間3月7日、アーティスティック・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)による2023-24年秋冬コレクションをフランス・パリのグラン・パレ・エフェメールで開催した。

 今季のヒロインで、ブランドアンバサダーを務める俳優の小松菜奈をはじめ、夫の菅田将暉、俳優の茅島みずき、BLACKPINKのジェニー、ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)、ウィットニー・ピーク(Whitney Peak)、カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)らが来場し、ショーを楽しんだ。

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ユニクロ「UT」×「進撃の巨人」 メンズTシャツ7柄を3月17日に発売

 ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」は3月17日、漫画・アニメ「進撃の巨人」とコラボしたメンズ商品を発売する。

 4日にNHK総合で「『進撃の巨人』The Final Season完結編(前編)」が放送されたことを記念したもので、7柄をラインアップする。価格は各1500円(税込)だ。主人公エレンが巨人化するシーンや、リヴァイによる「心臓を捧げよ」のポーズ、エレンとミカサの「戦わなければ勝てない」という名ぜりふなどをモチーフにする。

 公式オンラインストア限定で、名シーンをプリントしたオリジナルボックスも用意する。さらに、対象商品を2点以上購入した客に、QRコードを読み取ると巨人が動き出すAR機能付きステッカーもプレゼントする。

 「進撃の巨人」は諫山創によるダークファンタジー作品。単行本は全世界で1億1000万部以上を販売した。

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「心が痛い」ステラの理想郷と「LV」のパリらしさを全部のせ 「サカイ」は大胆不敵な構造【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.7】

 1週間以上に及ぶパリコレも、いよいよ終わりが見えてきました。本日は、比較的ファッションショーがギッシリ&ミッチリのドタバタデー。なのに一方で最終日の明日行われる予定というパリ市内のストライキに向けて、「車、どうする?」とか「ココからアソコへの移動は、どうなる?」なんて心配事にも向き合わなくちゃ、の1日となりました。

10:00 「ステラ マッカートニー」
サステナビリティーに向き合っても
セクシーや遊び心は忘れません

 底冷えする本日は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」から。ショーは、7頭の馬の登場で始まりました。馬は、ムチなどを打たずに行動をコントロールするという調教師(と呼んでいいのでしょうか?)によって、厩舎を走ったり、背中を砂につけてゴロゴロしたり、自由奔放にくつろいでるように見えます。モデルは、その脇を通り抜けるのです。

 ステラは、「特に秋冬シーズンは、たくさんのレザーやフェザーが使われて、心を痛めている」そうです。彼女にとっての理想の世界は、このランウエイのようにエシカルなファッションと動物が共存する世界なのでしょう。そこで、今シーズンもキノコ由来の「マイロ」やリンゴ由来の「アップルスキン」、ブドウから生まれる「ベジェア」を使ったバッグ、再生コットンの洋服などをランウエイに送り出します。

 スタイルは、ミリタリーのユニフォームに着想を得ました。オーバーサイズのジャケットにはスリムパンツ、コンパクトなジレにはリラックスシルエットなど、伝統的なチェック柄と抑揚の効いたシルエットのセットアップが続きます。ナポレオンジャケットも登場しました。人類が脈々と受け継いできたビスポークもまた、ステラにはファッションが持続可能になるために必要なのです。そこに加えるのは、フェザーではなく、メタル。インナーにはメタルネックレスを連ねたようなアイテムを選んだり、パンツの脇を抉ってメタルチェーンをあしらったり。フェイクファーのコートには、馬などの動物の模様をのせました。ミニ丈やワンショルダー、スリットを入れたアシンメトリーなスリップドレスなど、地球のことは考えつつもセクシーは忘れない「ステラ」。ドレスの中央にプリントした馬の写真が、今シーズンの象徴です。

11:00 「AZ ファクトリー」
創業デザイナーの
個性が見えなくなっている

 お次は「AZ ファクトリー(AZ FACTORY)」。創業デザイナーのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が亡くなって以降は、若手デザイナーをゲストに迎えてコレクションを発表し続けていますが、今回は「コルヴィル(COLVILLE)」がパートナーです。

 こちらの記事にある通り、「コルヴィル」は、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)時代の「マルニ(MARNI)」がお好きな方には、ぜひ覚えていただきたいブランドです。色や柄多用したアーティスティックなムードとアシンメトリーのシルエット、意表を突くレイヤードが真骨頂というイメージでしょうか?

 コレクションは、「コルヴィル」でした(笑)。上述のアプローチで作るドレスが盛りだくさん。「AZ ファクトリー」らしさは、そこにフリルやラッフルをいつもより多めに盛り込んでいたり、マキシ丈でエレガントの度合いを深めていたりするところでしょうか?シルクサテンやベロアなどの上質な素材で縦方向の二重のラッフルを生み出してドレスに仕上げ、共布で作るフレアシルエットのパンツと合わせました。

 私は「コルヴィル」が好きだから満足しましたが、「AZ ファクトリー」らしさってなんだろう?という疑問は浮かびます。比べてしまったのは、同じく毎年ゲストデザイナーを迎えている「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」。こちらの方が、ベースとなっているブランドの個性がしっかり盛り込まれていますよね。

12:00 「ロンシャン」
レジャーとしての競馬場から
カラフルなバッグが続々誕生

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、朝イチの「ステラ マッカートニー」同様に馬の世界です。イメージしたのは、パリ市内にあるロンシャン競馬場。創業者のジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)が、通勤の際に毎日眺めていた競馬場と言われています。

 今シーズンは、競馬のジョッキーのユニホームを思わせるカラフルな色使い。日本とは趣の異なるレジャーとしての競馬に思いを馳せ、ピクニック気分のアイテムも提案しています。新作バッグの“スマイル”は、半月型のバッグ。その名の通り、ちょっと笑っている唇の形です!

14:40 「ルイ・ヴィトン」
イメージするパリらしさ
全部表現してみました

 さぁ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファッションショーのために、オルセー美術館にやってきました!こんな場所を会場にできちゃうのが「ルイ・ヴィトン」のスゴいところ。入り口でちょっと待っていると、セレブも続々とやってきます。

 そんな中のファッションショーは、パリのエスプリを散りばめた摩訶不思議ワールドです。

 クリエイティブ・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)は、世界各国から集まるデザインチームと共に、「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いたと言います。ただ、これだけインターナショナルでダイバーシティな今は、「フレンチ・スタイル」の正解なんて1つじゃないですよね?ある人は、赤と青、そして白のトリコロールカラーを思い浮かべるでしょう。そして別の誰かは、ドレープの効いた美しいドレスを想起するでしょう。社会進出が進んだ女性にパリが真っ先に捧げたジャケットとパンツ、「ファッションの都」を象徴する装飾や刺しゅう、トロンプルイユ(だまし絵)に代表されるアーティスティックな思考、モードを前に推し進める挑戦的なシルエット、そして、そんな国際的な街に集う世界中の人々……。イメージは千差万別です。

 今回の「ルイ・ヴィトン」は、そのすべて飲み込んでしまったかのようです。

 トリコロールカラーのアクセサリーやロゴモチーフ、ドレープを寄せた優美なジャケットやブーツ、レースのドレスを飾るスタッズ、四角錐のパターンやパッドを入れることで体から浮き上がったビスチエドレス、ソックスを履いているヒールを描いたトロンプルイユブーツやパリの看板のような革小物、そして終盤はシノワズリなスタイル。こうしたアイテムが、あらゆる人のパリらしさを叶えます。多様なパリらしさを余すことなく表現できるメガブランド。それがニコラの考える「ルイ・ヴィトン」の目指す未来なのでしょう。

16:00 「サカイ」
ハイブリッドは控えめ
構造はいつもより大胆不敵

 今日は終盤戦にも関わらずファッションショーがいっぱい。次は、日本代表の「サカイ(SACAI)」です。

 ファーストルックは、漆黒のトレンチコートで始まりました。「サカイ」らしく異素材を組み合わせていますが、わずかに模様が確認できるピンストライプのスーツ地と、コットンギャバジンの掛け合わせ。ハイブリッドは、これまでほど大胆ではありません。その後もリブニットとスーツ地、シフォンとフェイクファーなどを掛け合わせますが、いずれも同系色か、ブラックやグレー、ベージュが基調で落ち着いたエレガンスムードが漂います。

 しかし、洋服の構造は大胆不敵です。ボディコンシャスなニットは、脇腹からミニドレスの裾。ホワイトシャツは、反対側の1/3がパターンさえ違うシフォンのブラウス。カスケードラッフルのブラウスの裾はジャケットに変わり、レザーのトップスはフェイクファーに大部分を侵食されてしまったようです。終盤のフリンジニットは荒々しく、新たな美意識を力強く訴えました。いつもよりエレガンスで、洋服の本質を追求する流れを体現していますが、コンサバかつ無難にまとめることはせず、むしろいつもより攻めている印象を受けました。

17:00 「ロク」
こんなオフィスレディがいたら
会社はもっと楽しくなる!

 韓国代表の「ロク(ROKH)」も、エレガンスが基調です。が、こちらはオフィスウエアを荒々しいくらいに解体して再構築。ブラトップや、ブラカップ付きのビスチエなどのトップスにAラインのスカート合わせ、新たなフォーマスウエアを提唱します。オーバーサイズのジャケットにデニム、ハトメ付きのベルトをハーネスのように巻き付けたパンツとプリーツスカートのレイヤード、体にグルグルシフォンを巻きつけたドレスのモデルたちが、最後は一緒になってオフィスでコピーを取ったり、携帯電話でビジネスの交渉をしたり。こんな素敵なスタイルの人たちばかりのオフィスがあったら、さぞかし楽しいことでしょう。

18:00 「セラピアン」
淡いパステルと
モコモコバッグ

 「セラピアン(SERAPIAN)」の展示会では、秋冬なのに鮮やかなパステルカラー、ボアの新作などを拝見しました。

19:00 「ギャラリー・ラファイエット」

 ちょっと時間が空いたので、オペラ座近くの「ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)」を見学。「ジャック ムス(JACQUEMUS)」のポップアップだらけで、度肝を抜かれました。

19:45 「デュンダス」
往年のイケイケ感は健在
ボディコンのスケスケドレス

 そしてフィナーレは、「デュンダス(DUNDAS)」。私が最初に見たのは、「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」時代。その後は「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」と、なんだかイケイケなブランドのデザイナーを歴任しています。

 自身のブランドは、それ以上にイケイケでした。ボディコンシャスなマキシ丈のドレスは、スケスケだし、背中がバックリ割れていてヒモパンもまぁまぁ丸見え。夜のラストショーにはふさわしいのかもしれません(笑)。

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「心が痛い」ステラの理想郷と「LV」のパリらしさを全部のせ 「サカイ」は大胆不敵な構造【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.7】

 1週間以上に及ぶパリコレも、いよいよ終わりが見えてきました。本日は、比較的ファッションショーがギッシリ&ミッチリのドタバタデー。なのに一方で最終日の明日行われる予定というパリ市内のストライキに向けて、「車、どうする?」とか「ココからアソコへの移動は、どうなる?」なんて心配事にも向き合わなくちゃ、の1日となりました。

10:00 「ステラ マッカートニー」
サステナビリティーに向き合っても
セクシーや遊び心は忘れません

 底冷えする本日は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」から。ショーは、7頭の馬の登場で始まりました。馬は、ムチなどを打たずに行動をコントロールするという調教師(と呼んでいいのでしょうか?)によって、厩舎を走ったり、背中を砂につけてゴロゴロしたり、自由奔放にくつろいでるように見えます。モデルは、その脇を通り抜けるのです。

 ステラは、「特に秋冬シーズンは、たくさんのレザーやフェザーが使われて、心を痛めている」そうです。彼女にとっての理想の世界は、このランウエイのようにエシカルなファッションと動物が共存する世界なのでしょう。そこで、今シーズンもキノコ由来の「マイロ」やリンゴ由来の「アップルスキン」、ブドウから生まれる「ベジェア」を使ったバッグ、再生コットンの洋服などをランウエイに送り出します。

 スタイルは、ミリタリーのユニフォームに着想を得ました。オーバーサイズのジャケットにはスリムパンツ、コンパクトなジレにはリラックスシルエットなど、伝統的なチェック柄と抑揚の効いたシルエットのセットアップが続きます。ナポレオンジャケットも登場しました。人類が脈々と受け継いできたビスポークもまた、ステラにはファッションが持続可能になるために必要なのです。そこに加えるのは、フェザーではなく、メタル。インナーにはメタルネックレスを連ねたようなアイテムを選んだり、パンツの脇を抉ってメタルチェーンをあしらったり。フェイクファーのコートには、馬などの動物の模様をのせました。ミニ丈やワンショルダー、スリットを入れたアシンメトリーなスリップドレスなど、地球のことは考えつつもセクシーは忘れない「ステラ」。ドレスの中央にプリントした馬の写真が、今シーズンの象徴です。

11:00 「AZ ファクトリー」
創業デザイナーの
個性が見えなくなっている

 お次は「AZ ファクトリー(AZ FACTORY)」。創業デザイナーのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が亡くなって以降は、若手デザイナーをゲストに迎えてコレクションを発表し続けていますが、今回は「コルヴィル(COLVILLE)」がパートナーです。

 こちらの記事にある通り、「コルヴィル」は、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)時代の「マルニ(MARNI)」がお好きな方には、ぜひ覚えていただきたいブランドです。色や柄多用したアーティスティックなムードとアシンメトリーのシルエット、意表を突くレイヤードが真骨頂というイメージでしょうか?

 コレクションは、「コルヴィル」でした(笑)。上述のアプローチで作るドレスが盛りだくさん。「AZ ファクトリー」らしさは、そこにフリルやラッフルをいつもより多めに盛り込んでいたり、マキシ丈でエレガントの度合いを深めていたりするところでしょうか?シルクサテンやベロアなどの上質な素材で縦方向の二重のラッフルを生み出してドレスに仕上げ、共布で作るフレアシルエットのパンツと合わせました。

 私は「コルヴィル」が好きだから満足しましたが、「AZ ファクトリー」らしさってなんだろう?という疑問は浮かびます。比べてしまったのは、同じく毎年ゲストデザイナーを迎えている「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」。こちらの方が、ベースとなっているブランドの個性がしっかり盛り込まれていますよね。

12:00 「ロンシャン」
レジャーとしての競馬場から
カラフルなバッグが続々誕生

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、朝イチの「ステラ マッカートニー」同様に馬の世界です。イメージしたのは、パリ市内にあるロンシャン競馬場。創業者のジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)が、通勤の際に毎日眺めていた競馬場と言われています。

 今シーズンは、競馬のジョッキーのユニホームを思わせるカラフルな色使い。日本とは趣の異なるレジャーとしての競馬に思いを馳せ、ピクニック気分のアイテムも提案しています。新作バッグの“スマイル”は、半月型のバッグ。その名の通り、ちょっと笑っている唇の形です!

14:40 「ルイ・ヴィトン」
イメージするパリらしさ
全部表現してみました

 さぁ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファッションショーのために、オルセー美術館にやってきました!こんな場所を会場にできちゃうのが「ルイ・ヴィトン」のスゴいところ。入り口でちょっと待っていると、セレブも続々とやってきます。

 そんな中のファッションショーは、パリのエスプリを散りばめた摩訶不思議ワールドです。

 クリエイティブ・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)は、世界各国から集まるデザインチームと共に、「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いたと言います。ただ、これだけインターナショナルでダイバーシティな今は、「フレンチ・スタイル」の正解なんて1つじゃないですよね?ある人は、赤と青、そして白のトリコロールカラーを思い浮かべるでしょう。そして別の誰かは、ドレープの効いた美しいドレスを想起するでしょう。社会進出が進んだ女性にパリが真っ先に捧げたジャケットとパンツ、「ファッションの都」を象徴する装飾や刺しゅう、トロンプルイユ(だまし絵)に代表されるアーティスティックな思考、モードを前に推し進める挑戦的なシルエット、そして、そんな国際的な街に集う世界中の人々……。イメージは千差万別です。

 今回の「ルイ・ヴィトン」は、そのすべて飲み込んでしまったかのようです。

 トリコロールカラーのアクセサリーやロゴモチーフ、ドレープを寄せた優美なジャケットやブーツ、レースのドレスを飾るスタッズ、四角錐のパターンやパッドを入れることで体から浮き上がったビスチエドレス、ソックスを履いているヒールを描いたトロンプルイユブーツやパリの看板のような革小物、そして終盤はシノワズリなスタイル。こうしたアイテムが、あらゆる人のパリらしさを叶えます。多様なパリらしさを余すことなく表現できるメガブランド。それがニコラの考える「ルイ・ヴィトン」の目指す未来なのでしょう。

16:00 「サカイ」
ハイブリッドは控えめ
構造はいつもより大胆不敵

 今日は終盤戦にも関わらずファッションショーがいっぱい。次は、日本代表の「サカイ(SACAI)」です。

 ファーストルックは、漆黒のトレンチコートで始まりました。「サカイ」らしく異素材を組み合わせていますが、わずかに模様が確認できるピンストライプのスーツ地と、コットンギャバジンの掛け合わせ。ハイブリッドは、これまでほど大胆ではありません。その後もリブニットとスーツ地、シフォンとフェイクファーなどを掛け合わせますが、いずれも同系色か、ブラックやグレー、ベージュが基調で落ち着いたエレガンスムードが漂います。

 しかし、洋服の構造は大胆不敵です。ボディコンシャスなニットは、脇腹からミニドレスの裾。ホワイトシャツは、反対側の1/3がパターンさえ違うシフォンのブラウス。カスケードラッフルのブラウスの裾はジャケットに変わり、レザーのトップスはフェイクファーに大部分を侵食されてしまったようです。終盤のフリンジニットは荒々しく、新たな美意識を力強く訴えました。いつもよりエレガンスで、洋服の本質を追求する流れを体現していますが、コンサバかつ無難にまとめることはせず、むしろいつもより攻めている印象を受けました。

17:00 「ロク」
こんなオフィスレディがいたら
会社はもっと楽しくなる!

 韓国代表の「ロク(ROKH)」も、エレガンスが基調です。が、こちらはオフィスウエアを荒々しいくらいに解体して再構築。ブラトップや、ブラカップ付きのビスチエなどのトップスにAラインのスカート合わせ、新たなフォーマスウエアを提唱します。オーバーサイズのジャケットにデニム、ハトメ付きのベルトをハーネスのように巻き付けたパンツとプリーツスカートのレイヤード、体にグルグルシフォンを巻きつけたドレスのモデルたちが、最後は一緒になってオフィスでコピーを取ったり、携帯電話でビジネスの交渉をしたり。こんな素敵なスタイルの人たちばかりのオフィスがあったら、さぞかし楽しいことでしょう。

18:00 「セラピアン」
淡いパステルと
モコモコバッグ

 「セラピアン(SERAPIAN)」の展示会では、秋冬なのに鮮やかなパステルカラー、ボアの新作などを拝見しました。

19:00 「ギャラリー・ラファイエット」

 ちょっと時間が空いたので、オペラ座近くの「ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)」を見学。「ジャック ムス(JACQUEMUS)」のポップアップだらけで、度肝を抜かれました。

19:45 「デュンダス」
往年のイケイケ感は健在
ボディコンのスケスケドレス

 そしてフィナーレは、「デュンダス(DUNDAS)」。私が最初に見たのは、「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」時代。その後は「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」と、なんだかイケイケなブランドのデザイナーを歴任しています。

 自身のブランドは、それ以上にイケイケでした。ボディコンシャスなマキシ丈のドレスは、スケスケだし、背中がバックリ割れていてヒモパンもまぁまぁ丸見え。夜のラストショーにはふさわしいのかもしれません(笑)。

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「ルイ・ヴィトン」が販売職の正社員を募集 Jリーガーも就業体験するほど多彩な人材を積極採用

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は接客・販売を担当するクライアントアドバイザーを募集する。来店客を店舗で迎え、ブランドの歴史や魅力がこもった製品を案内する。購入目的や使用用途、好みのカラーやスタイルに合わせて満足度の高いサービスを提供することが期待される。店頭ではレザーグッズはもちろん、アパレルウエア、アクセサリー、シューズ、フレグランス、ウオッチ&ファインジュエリーなどを扱う。

 ルイ・ヴィトン ジャパンはこのほど、社会課題となっているアスリートのセカンドキャリアに着目し、現役アスリートが将来のキャリアデザインを育むための教育機会の提供に乗り出した。この取り組みでは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン2に所属する水戸ホーリーホックと協働。J2水戸ホーリーホックの選手が表参道店で2日間にわたり職業体験を行うなどの取り組みを進めている。

 こうした取り組みに代表されるように同社は、“ダイバース・リクルートメント”を掲げ、年齢や経験を問わず、多彩な人材を積極的に迎えるスタンスを発信。多彩なキャリアを後押しする機会の提供や、ポテンシャルのある人材の採用は今後さらに強化する。

募集職種
販売職

雇用形態
正社員

応募条件
特になし

勤務地
全国の「ルイ・ヴィトン」ショップ

給与・待遇
年収350万円〜
-インセンティブあり(毎月/半期/年間の個人売上や店舗売上、高額品の販売、業績評価に応じた各種インセンティブ有り)
-年1回の定期昇給あり
-年2回定期昇格あり(2、8月)

勤務時間
9:30〜21:30のうち実働7時間のシフト制(店舗により異なる)

休日休暇
年間休日119日(2023年度)
完全週休2日制(シフト制)
慶弔休暇
産前産後休暇
育児休暇制度
介護休暇制度

応募期限
2023年6月10日

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「シュプリーム」が「ザ・ノース・フェイス」との2023年春夏コラボコレクションを発表

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と協業したコレクションを3月11日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿の旗艦店で販売し、「ザ・ノース・フェイス」店舗では取り扱わない。

 両社のコラボは毎シーズンの定番で、2023年春夏シーズンでは今回が初めて。テープドシームシェルジャケットとヌプシジャケットのアウターをはじめ、フーディーとスエットパンツのセットアップ、プルオーバーとショーツのセットアップ、ビーニー、ミトン、バックパックなど、全11型をラインアップする。テープドシームシェルジャケットやヌプシジャケットには、全体に光沢感のようなトロンプルイユプリントを施したほか、フーディーとスエットパンツのセットアップは袖と下肢部分がそれぞれ取り外し可能。プルオーバーとショーツのセットアップとビーニーには、ハイパイル製のフリースを使用している。

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「シュウ ウエムラ」から新テクスチャーと日本の四季を詰め込んだアイパレット マツダの塗装技術にインスパイアされて開発

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は4月19日、新テクスチャーのアイスカルプトを採用したアイシャドウ“クロマティックスクワッド”(全4種、各税込7150円)を発売する。一般発売に先駆け、4月5日から伊勢丹新宿店と三越伊勢丹が展開する化粧品オンラインストア「ミーコ」で限定先行発売とイベントを開催し、4月12日に「アットコスメショッピング」で先行発売を行う。

 今回新たに登場する新テクスチャーのアイスカルプトは、自動車メーカー・マツダの革新的な塗装技術にインスパイアされて開発。マツダ独自の塗装技術「匠塗(TAKUMINURI)」は、みずみずしく艶やかな透明感や陰影表現を際立たせる金属質感といった形を際立てる特別な色を、職人の手塗りに匹敵するかのような質感で実現したもの。マツダ同様に、美の世界の中で探求を続ける「シュウ ウエムラ」は、日本の美学に深く根ざしたエレガンスの表現を追求するという共通の美学を持っている。

 アイスカルプトは、シームレスな光と影のコントラスト、エネルギッシュな光沢感と重厚感ある深みを演出。ワンストロークで大胆な目元の立体感を際立てる。新テクスチャーに加え、日本の四季のアイコニックな情景からインスパイアされたカラーを詰め込んだ4つのアイパレット“クロマティックスクワッド”は、アジア人の肌を美しく引き立てる4種をラインアップ。

 冬から春にかけて咲く梅の花を想起させるコーラルプラムパレット“アイスカルプト ハナミスプリング”、夏祭りの夜の提灯の灯からインスパイアされたアンバーイエローパレット“アイスカルプト サマーマツリ”、秋の黄昏の中で色付く木々を思わせるアーストーンのコッパ―ブラウンパレット“アイスカルプト オータムダスク”、冬霧が広がる荘厳な雪景色にインスパイアされたグレイッシュカーキパレット“アイスカルプト ウィンタートランクイリティ”を用意する。いずれもシームレスでドラマティックな光と影のコントラストを描き出すアイスカルプトのカラー、ハイライトカラー、キーカラー、輪郭を引き立てるディファイニングカラーをそろえ、カジュアルからフォーマルまでさまざまなシーンと肌トーンにマッチするルックを楽しむことができる。

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「ラングラー」が渋谷ミヤシタパークに国内1号店 「セブン バイ セブン」とのコラボも

 「ラングラー(WRANGLER)」は3月17日、国内初の直営店を東京・渋谷の複合施設ミヤシタパークにオープンする。

 内装は木と鉄を組み合わせたもので、ジーンズ“13MWZ”やウエスタンシャツ“127MW”といった「ラングラー」のマスターピースを忠実復刻した“ザ アーカイブ”シリーズなどをラインアップする。オープンを記念して、日本ブランド「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」とコラボした商品も販売する。また5000円(税込)以上購入した客に、トラベルキットをプレゼントする。

 「ラングラー」は1947年、米国・ノースカロライナ州で創業。昨年、75周年を迎えた。

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