新生「ボス」の水に揺れるような流動性に浸る マイアミでの2023年春夏ショーを現地リポート

 昨年ブランド刷新を行った「ボス(BOSS)」が、2023年春夏コレクションをアメリカ・マイアミで3月15日に発表しました。同ブランドは22年にドバイでイベントを開催し、今回はマイアミでコレクションを発表するなど、コレクションサーキットに捉われず、毎シーズンのムードにあった地でコレクションを発表しています。マイアミでショーを行った理由は何なのでしょうか。現地取材から、新たな「ボス」の魅力についても迫ります。

3月14日11:00
マイアミに到着

 世界各国からジャーナリストやインフルエンサーがマイアミ入り。筆者はニューヨークのJFK空港から飛び立ち、4時間弱でマイアミに到着しました。3月半ばというのに雪がちらついたニューヨークを抜け出し、気温20度のマイアミへ。常夏のイメージのマイアミにしては涼しい印象を受けましたが、ニューヨークに比べたらとっても過ごしやすく、太陽に感謝!

 ショーの前日は各国ジャーナリストたちと一緒にランチです。マイアミといえば!な景色が広がるサウスビーチへ移動し、ホテル「ザ マイアミ ビーチ エディション(The Miami Beach Edition)」に到着しました。ランチは椰子の木が揺れるプールの横でスタートし、デザートはマイアミ名物のキーライムパイで締め。その後プールサイドでのリラックスタイムを挟み、渋滞のひどいマイアミではサウスビーチからディナー会場のあるダウンタウンマイアミまで約1時間という距離のため、いそいそと移動します。ディナーは「マンダリン オリエンタル マイアミ(Mandarin Oriental Miami)」のテラスです。ウェルカムドリンクは、南米の名物ピスコサワー。カリブ海に面したマイアミは、カリブや南米の文化の影響を受けています。夜風に当たりながらシーフードを堪能した後、この日は朝3時起きで飛行機に乗ったためベッドへ直行しました。

3月15日14:00
「ボス」のショップを訪問

 翌日は、午前中からホテルのプールサイドでお仕事。マイアミは何度か訪れたことがありますが、開発のスピードが早いため、ダウンタウンを散策することにしました。ラグジュアリーデパート「サックスフィフスアベニュー(Saks Fifth Avenue)」などが入るブリッケル シティ センター(Brickelle City Center)の1階に「ボス」のショップがあるため、視察に行ってきました。店内はおなじみのスーツなどの他に、フィットネスやマイアミにぴったりな椰子の木プリントのリゾート感のあるコレクションなど、バラエティに富んだラインアップ
。ビビッドピンクのウィメンズのスーツなどが素敵で、個人的にもほしいなと思いました。アーバンリゾートのマイアミにはぴったりな鮮やかなカラーと、洗練されたスーツのスタイルです。

19:30
ショー会場に出発

 ショー会場へは“BOSS”の文字があしらわれた専用車で向かいます。会場はビスケーン湾に面したヘラルド・プラザ(Herald Plaza)で、500人以上のゲストを招いての大規模なものでした。前情報では“水を使った演出がある”と聞いていたので、楽しみに会場入りします。“BOSS”と大きく書かれたロゴがゲストを出迎えると、ゲストの写真撮影エリアは背景に水が滝のように流れる演出。でも当日は思ったよりも強風で、写真を撮影されているゲストに向かってしぶきがかかるなんて場面も見られました。

20:15
いよいよショーがスタート

 屋外に設置されたショー会場に入ると、ランウエイと並行して川のように水が流れ、さらに並行して噴水のように水がリズミカルに高く上がったり引っ込んだり、さらにはライトアップされて幻想的な空間です。ゲストの席にはビニール傘が置かれており、何が起きるのかドキドキ。

 水が落ちるたびに“BOSS”と見える水の芸術が登場すると、いよいよショーがスタートしました。ファーストルックで登場したのは、なんとモデルのパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)でした。その後も「ボス」の象徴ともいえるスーツスタイルを解体し、アーバンリゾートのマイアミにふさわしい、ひねりを加えたモードなスタイルが続きます。流れる水のように流動性を持たせたシアーな素材が風に揺れ、テーラードと合わせることで、コントラストを生み出しています。

 マイアミというとトロピカルなリゾートを思い浮かべるところですが、コレクションに登場したカラーパレットはブラック、ホワイト、サンドベージュ、キャメルなどの新生「ボス」が打ち出すカラー。前半は軽やかなホワイトやサンドベージュを基調に、キャメルや黄色が差し込まれていきます。フリンジやシアーな素材がテーラードをベースにしたスタイルに盛り込まれ、軽快なバランスを生み出しています。後半は、ブラックとホワイトのコントラストや、オールブラックのスタイリングも異素材を組み合わせることで変化を持たせていました。このシックなカラーに軽やかなカッティングや素材感が、アーバンリゾートのマイアミにマッチしていました。今回のショーは“See Now Buy Now”で、熱気が冷めやらぬうちに公式サイトからコレクションの一部が購入できるというのもうれしいところです。

 次々に登場するモデルの中には、渡辺直美さんや先日引退を表明したスタイリストのロー・ローチ(Law Roach)、さらにはナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)とDJキャレド(DJ Khaled)が腕を組んで登場するなど、そうそうたる面々です。ショーが進むに連れ、演出でもある水が飛沫のように観客席の方まで飛び散ってきて、置いてあったビニール傘の意味が理解できました。なかなかの風と水で寒かったのですが、ラストを飾ったナオミ・キャンベルの後を、約70人のモデルが続くフィナーレは圧巻でした!

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「フミエ タナカ」デザイナーが自らスタイリング Bunkamuraでおすすめの春の装いを展示

  渋谷ファッションウイーク実行員会は、東急グループが運営する文化複合施設 Bunkamuraで、2022年に第40回毎日ファッション大賞、新人賞・資生堂奨励賞を受賞した田中文江「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」デザイナーによるスタイリング展示“FUMIE=TANAKAが提案する 春の装い”を開催している。期間は4月9日まで。今回の展示は、渋谷ファッションウイークが参画するイベント「東京クリエイティブサロン(TOKYO CREATIVE SALON2023)」の一環で、「フミエ タナカ」の春のパリを思い起こさせる、遊び心のあるスタイリングを提案している。

 田中デザイナーは、スタイリングのポイントについて「街が明るいカラーであふれる春だからこそ、ひときわ目立つブラックカラー。パリのアンティークのニュアンスとの組み合わせで一層華やかに。洗いざらしのホワイトコートでパリの大人な雰囲気を取り入れつつ、鮮やかなレッドをちらつかせることで気分が高まります」と説明している。

 田中文江は、16年に前身となるブランド「ザ・ダラス(THE DALLAS)」を開始。20年から自身の名を冠した新ブランド「フミエ タナカ」を立ち上げた。

■FUMIE=TANAKAが提案する 春の装い
会期:〜4月9日
場所:Bunkamura6Fエレベーターホール
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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「アトモス」が“エア マックス 1”の前身を37年の時を越えて再現 大きな“ビジブルエア”を搭載したモデルが登場

 「アトモス(ATMOS)」は、「ナイキ(NIKE)」の“ナイキ エア マックス 1 ’86 OG ビッグ バブル(NIKE AIR MAX 1 ’86 OG BIG BUBBLE )”を3月26日に発売する。シューズは、“エア マックス 1(AIR MAX 1)”のファーストカラーとして知られるホワイト、グレー、ユニバーシティレッドのカラーリングをそのままに、現行モデルよりも一回り大きな“ビジブルエア”を搭載したものだ。価格は税込1万8700円で、サイズは24〜30(cm)をそろえる。現在、アトモスの特設サイトで3月24日8:59まで抽選エントリーを受け付け中で、3月26日からは一部店舗を除くアトモス各店と同オンラインサイトで取り扱う。

 “エア マックス”シリーズの初代モデル“エア マックス 1”が1987年に発売される以前、前身となるプロトタイプモデルがごく少量のみ生産、流通していた。シリーズを象徴する“ビジブル エア”の開発は、空気の可視化というデザイン的アプローチだけでなく、着地時に内部の空気をサイドに逃す機能の実現も狙ってスタートした。「ナイキ」はシューズデザイナー、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)によるデザインを忠実に再現しようとするものの、当時の技術で“ビジブルエア”のサイズを大きくすると耐久性の保持が難しかったため、予定よりも小さくして一般販売に踏み切った。今回発売する“エア マックス 1 ’86 OG(AIR MAX 1 ‘86 OG)”および“ダブル エア マックス 1 ’86 OG(W AIR MAX 1 ‘86 OG)”は、37年の時を超えて当時目指した“エア マックス 1”の姿を再現したものだ。

 また、今回は店頭で“エア マックス”を購入した人に、“東京スニーカー氏”こと、編集者の小澤匡行が監修したオリジナルの絵本「BIRTH OF THE AIR MAX」をノベルティーとしてプレゼントする。絵本は、“エア マックス 1”が誕生した背景をイラストレーターのエイドリアン・ホーガン(Adrian Hogan )によるレトロなイラストとともに振り返ることができる内容になっている。

 さらに、アトモス 千駄ヶ谷で開催中のポップアップ「AIR MAX 1 ”MAXXED OUT” POP-UP」で、25日にアパレルのカスタムワークショップを開催する。ワークショップでは、福岡県・今泉のストリート系セレクトショップ、アップル バター ストア(APPLE BUTTER STORE)が手掛けた“ビッグ バブル”仕様のオリジナルグラフィックをワッペンで用意する。

■AIR MAX 1 “MAXXED OUT” POP UP
会期:3⽉4〜26⽇
営業時間:11:00〜19:00
場所:atmos 千駄ヶ⾕
住所:東京都渋⾕区千駄ヶ⾕3-16-9

詳細

価格:税込1万8700円
サイズ:24〜30(cm)

発売日時

3月26日

取り扱い店舗

一部店舗を除くアトモス各店と同オンラインサイト

抽選受付方法

3月18〜24日8時59分まで特設サイトで受け付け

問い合わせ先

アトモス カスタマー
TEL:03-6629-5075

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Snow Manが新曲「W」のミュージックビデオで着用したのは「ヴァレンティノ」

 ジャニーズ事務所所属の9人組男性アイドルグループSnow Man(スノーマン)は、3月15日にリリースした8枚目のシングル「W」のミュージックビデオ内で「ヴァレンティノ(VALENTINO)」を着用している。※「WWDJAPAN」編集部調べ

 Snow Manが衣装としたのは、2023年春夏コレクション「アンボクシング ヴァレンティノ」と23年スプリングコレクション「ヴァレンティノ ウェイズ」で、メンバー全員が2ルックずつ着用する。

 「W」は、櫻井翔が主演した日本テレビ系ドラマ「大病院占拠」の主題歌でもある。

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「エトロ」の新アイコンバッグ“ヴェラ” シャープかつダイナミックなシェイプが特徴

 「エトロ(ETRO)」は、マルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)クリエイティブ・ディレクターが提案する新たなアイコンバッグ“ヴェラ”を発売した。

 価格はラージが51万7000円(税込、以下同)、ミディアムが40万7000円。ブラック、ベージュなどの定番色に加えて、シーズンカラーのイエロー、ネイビー、ピンクも用意する。

 “ヴェラ”はイタリア語で帆を意味し、風を切り裂くようなシャープかつダイナミックなシェイプが特徴だ。素材は牛革で、双方向に開閉するV字型のクロージャーやメダル付きチェーンをあしらう。メダルは片面に「エトロ」のロゴ、もう片面にペガサスを刻印する。またショルダーとクロスボディーのストラップは、どちらも取り外しが可能。

 「エトロ」はイタリア出身のモデル、ビアンカ・バルティ(Bianca Balti)を起用したイメージビジュアルも公開した。

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【一粒万倍日】「アナ スイ」や「ピエール・カルダン」など仕事運や対人運アップのラッキーカラー財布が登場

 クイーポのライセンスブランド「アナ スイ(ANNA SUI)」と「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」「クレイサス(CLATHAS)」「ピエール・カルダン(PIERRE CARDIN)」「アイアイズ(I EYE'S)」 は、今年最強開運日とされる3月21日に向けて、今年のラッキーカラーと言われる3色の財布を発売した。

 3色は、“アップルグリーン”と“シャーベットオレンジ”“アズールブルー”。柔らかな黄緑色の“アップルグリーン”は、「具体的な目標があるときに、チャンスを引き寄せ、前に進む瞬発力とエネルギーを与えてくれる」という。また、風水では「安定」や「癒し」の力があるとされていて、コツコツとお金を貯めたい人におすすめ。“火の気”とされる“シャーベットオレンジ”は、風水において「エネルギー」や「出会いの色」の意味を持ち、対人運向上や落ち込んでいる時のエネルギーアップにつながる。爽やかさでクールな印象を与える“アズールブルー”は、「仕事運」や「判断力」を向上させてくれると言われ、水の色というイメージから、お金の流れがよくなり、収入が増えるなどの効果が期待される。

 各ブランドから長財布や二つ折り財布などをそろえ、クイーポの公式オンラインサイトなどで販売中だ。

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【一粒万倍日】「アナ スイ」や「ピエール・カルダン」など仕事運や対人運アップのラッキーカラー財布が登場

 クイーポのライセンスブランド「アナ スイ(ANNA SUI)」と「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」「クレイサス(CLATHAS)」「ピエール・カルダン(PIERRE CARDIN)」「アイアイズ(I EYE'S)」 は、今年最強開運日とされる3月21日に向けて、今年のラッキーカラーと言われる3色の財布を発売した。

 3色は、“アップルグリーン”と“シャーベットオレンジ”“アズールブルー”。柔らかな黄緑色の“アップルグリーン”は、「具体的な目標があるときに、チャンスを引き寄せ、前に進む瞬発力とエネルギーを与えてくれる」という。また、風水では「安定」や「癒し」の力があるとされていて、コツコツとお金を貯めたい人におすすめ。“火の気”とされる“シャーベットオレンジ”は、風水において「エネルギー」や「出会いの色」の意味を持ち、対人運向上や落ち込んでいる時のエネルギーアップにつながる。爽やかさでクールな印象を与える“アズールブルー”は、「仕事運」や「判断力」を向上させてくれると言われ、水の色というイメージから、お金の流れがよくなり、収入が増えるなどの効果が期待される。

 各ブランドから長財布や二つ折り財布などをそろえ、クイーポの公式オンラインサイトなどで販売中だ。

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「エルメス」がポップアップと旗艦店をオープン 高級化が進むNYのウィリアムズバーグに出店の波

 米ニューヨークでは、賃料が高騰しているソーホーに代わり、ブルックリンのウィリアムズバーグに出店するラグジュアリーブランドやD2Cブランドの動きが目立っている。

 イーストリバーの東側、ブルックリン北西部に位置するウィリアムズバーグは、ローカルブランドや気鋭アーティストが集まるトレンドの発信地として人気のエリアだが、近年は再開発による高層ビルやホテルの建設ラッシュが続き、急速にジェントリフィケーションが加速している。また、リモートと通勤のハイブリッド勤務化を理由にマンハッタンから移り住む高所得者も増加していることから、高級品への需要が高まる同エリアにラグジュアリーブランドが注目していると見られる。

 中でも最もホットなストリートが北6丁目。現在「グーグルストア(GOOGLE STORE)」「エバーレーン(EVERLANE)」「ナイキ(NIKE)」「ルルレモン(LULULEMON)」「ルラボ(LE LABO)」などが並び、4月には「エルメス(HERMES)」がポップアップショップをオープンすることでも話題だ(住所:91 North 6th Street)。店舗面積は約501平方メートル、2フロア構成で、期間は約2年間を予定しており、その後2026年には数軒横にあるスペース(店舗面積約790平方メートル)に常設の旗艦店もオープンする(住所:111 North 6th Street、※現在建設中)。

 この近隣には、21年1月に「グッチ(GUCCI)」と「ザ ノース フェイス(THE NORTH FACE)」がコラボレートしたポップアップショップや、同年6月の「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」によるポップアップショップがあったことも記憶に新しい。また、現在「グーグルストア」の隣に並ぶ物件に掲出されているニューヨーク市建築局の建設計画サインには、「シャネル(CHANEL)」の名が記されており、同ブランドがビューティショップをオープンするのではと現地で予想されている。建設完了時期は6月。こうした流れからも同地を開拓するラグジュアリーブランドがますます増えていくだろう。

話題のD2Cブランド、ファストファッションも続々上陸

 D2Cブランドによる出店の勢いも止まらない。コロナ禍にソーホーの旗艦店をやむなく閉鎖していたZ世代に爆発的人気を誇る米国発D2Cビューティブランド「グロシエ(GLOSSIER)」は、ファン待望のリアル店舗を昨年11月に北6丁目にオープンした(住所:77 North 6th Street)。同じく昨年オープンした「スノーピーク(SNOW PEAK)」の対角にあるコンパクトな店内には、ブランドの世界観を踏襲したピンクの什器をしつらえ、スキンケア、メイクアップ、フレグランス、アパレルなど幅広い商品をラインアップ。いつ訪れても若年層を中心に賑わっており、すでにウィリアムズバーグにおけるビューティトレンド発信の地として確立している。なお同ブランドは今年2月、ソーホーに旗艦店を新規オープンさせている。

 また、実店舗を持たないD2Cブランドを集積したショールーミング型店舗としても注目度の高い「ショーフィールズ(SHOW FIELDS)」も、ウィリアムズバーグに2号店となる「ハウス オブ ショーフィールズ(HOUSE OF SHOW FIELDS)」をオープンし、ブルックリンに初上陸を遂げている(住所:187 Kent Avenue)。「家」をコンセプトに掲げ、リビングルーム、ダイニングルーム、コートヤード、ゲストハウスなどそれぞれの“部屋”に見立てたポップな色使いの遊び心あふれる売り場では、ソーホー店とは異なる独自のキュレーションによる新進ブランドや商品を展示。取り扱いはファッション、コスメ、ウエルネス、アート、フード、キッチンウェア、キッズ、ペットケアブランドなどライフスタイルにまつわる多岐にわたり、タトゥーケアやセクシャルウエルネスプロダクト、市場が拡大する機能性キノコを含有したコーヒーなど個性的な商品も積極的にプレゼンテーションしている。店頭では展示のみだが、専用アプリ「マジック ワンド(MAGIC WAND)」で商品のQRコードを読み取ることで、WEBサイトへのアクセスやオンライン購入が可能となる。アプリから購入すれば全品10%オフになるという特典付きだ。

 ファストファッションブランドからは、「H&M」が世界初展開となる体験型ポップアップショップの「H&M ウィリアムズバーグ(H&M WILLIAMSBURG)」を昨年11月から打ち出している(住所:92 North 6th Street)。2フロアの同店では、4〜12週間ごとに最新コレクションや体験型イベントなど毎回異なるテーマを展開し、内装を総入れ替えしながら通年でチャプター10まで展開される。現在はチャプター3となる春夏コレクションにフィーチャーした“イスラ ヘネス(ISLA HENNES=神秘の島、ヘネス島)”を5月17日まで開催中。セルフィースペースやスマートミラーを設置し、2階には没入型のプレゼンテーションを鑑賞できる隠しスペースも用意。コレクションライン“H&Mストゥディオ(H&M STUDIO)”の春夏コレクションもエクスクルーシブで販売している。同ポップアップは24年1月まで営業する。

 このようにファッションブランドやビューティブランドが実験的な試みをするエリアとしてもますます盛り上がりを見せるウィリアムズバーグ。“第2のソーホー”として定着するのか、今後も同エリアから目が離せない。

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コーヒーの“フォースウェーブ”を予測 最新マシンから「豆と音」まで新たな潮流【ウィズコロナで進化する幸せ産業】

“フォースウェーブ”はすぐそこに
自宅でサイフォンコーヒーの再現も可能な時代

 自宅で過ごす時間が増えた今、コーヒーの味わい方も変化し、サードウェーブからさらに変化した、“第4の波(フォースウェーブ)”が訪れるかもしれない。インスタントコーヒーの普及で家庭に広がった1970年代のファーストウェーブ、スターバックスなどシアトル系コーヒーチェーンが巻き起こしたセカンドウェーブを経て、豆の質や焙煎にこだわったスペシャルティコーヒーに代表されるサードウェーブをわれわれは体験した。これからは、質の高い豆を自宅で丁寧に抽出するトレンドが“フォースウェーブ”になると予測する人もいる。

 2月に発売したタイガー魔法瓶製の「サイフォニスタ(SIPHONYSTA)」は、それを体現したようなコーヒーマシンだ。時間と技術を要するサイフォンによる抽出を、炊飯器や電気ケトルで培った技術を生かし、自動で、しかも自分好みの抽出方法や温度で仕上げることを可能にした。同じ豆でも風味で3段階、濃さで3段階と、9通りの風味を試せることになる。上質なスペシャルティコーヒーの豆本来の風味を引き出し、自宅で気軽に味わえる。

 マシン自体も、コンパクトで洗練されたデザインで、シリンダーの上下パーツを食洗器で洗えるメンテナンスの楽さも家庭用としてふさわしい。自宅で本格的なエスプレッソやカフェラテを作るマシンは浸透したが、スペシャルティコーヒーの一番おいしい飲み方を再現できるコーヒーメーカーは思い浮かばなかった。一部のマニアだけでなく、ちょっとしたコーヒー好きにも扱いやすい設計なのだ。

カフェや焙煎所から発信する
アンバサダープログラムを導入

 販売方法も画期的だ。公式サイトでの訴求に加え、カフェやロースタリーなどコーヒーのプロがアンバサダーとして「サイフォニスタ」の魅力や機能を伝え、販路を広げる戦略だ。アンバサダーは、店舗でマシンを展示することで消費者に体験や試飲の機会を提供し、タイガー魔法瓶は彼らにコミッションを支払う。このアンバサダープログラムによって、豆を販売する各店舗はより消費者との絆を深められるだろう。スペシャルティコーヒーの入門者としては、「この豆にはこの風味、濃さのボタンで抽出せよ」「これくらいの温度がおすすめ」などの具体的なサジェスチョンがあるとうれしい。優秀なコンシェルジュがいれば、豆の力を最大限に生かせるだろう。

 もともと海外市場を視野に入れた製品ではあるが、アメリカでクラウドファンディングによる先行市場導入を試みたところ、開始4日間で目標金額を達成し、最終的には目標の271%の金額が集まったという。欧米では、すでにフォースウェーブがそこまで来ているのだ。

コーヒーを科学する「虎へび珈琲」が
渋谷パルコに常設オープン

 コーヒー好きに朗報も。焙煎場を新潟に構え、COFFEE & SCIENCEをテーマとする「虎へび珈琲」のフラッグシップストアが3月21日、渋谷パルコ3階(アウトサイド)にオープンする。主軸は、元科学者にして焙煎士である今井惇人。渋みやタンニンを科学的にコントロールし、研究を重ねた科学的データをもとに、豆の旨味を最大限に生かすオルタナティブコーヒービーンズブランドだ。コーヒーのおいしさは、お湯の温度や蒸らす時間、豆の挽き方、そして淹れる人の技術に左右されることも多く、渋みやえぐみの成分となるタンニンをコントロールすることは難しい。だが「虎へび珈琲」では、生豆の状態から意識的にタンニンを抜く“ディタンニング”の技術を取り入れることで、誰が淹れても上質な味わいになる豆を実現した。

 独自の科学製法と焙煎技術を武器に、豆の持ち味を引き出す。雑味がなく、ドイツの研究機関に“99.9%カビのないコーヒー”として認定されるほどだ。化学薬品や添加物は一切使わず、水や超音波などによって安全なコーヒーを提供している。有機栽培したスーパーフードであるビーツの栄養素を取り入れたオリジナルの豆など、研究に余念がない。

 コーヒー通の間ではすでに注目されていた「虎へび珈琲」だが、ファッションブランド「サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX.)」とのコラボレーションなど、独自の世界観を築いてきたことでも注目されている。これまでも、「ロールス・ロイス(ROLLS ROYCE)」や、同じく新潟県を拠点とするアウトドアブランド「スノーピーク(SNOW PEAK)」など、各分野のエキスパートとのコラボレーションで世間を驚かせてきた。

 今回オープンする渋谷店では、アパレルや陶芸など、さまざまなアーティストとコラボレーションしたアイテムも販売予定だ。第1弾は、サカナクションの山口一郎氏率いる新ブランド「YI(YAMAICHI)」とコラボレーションした “YAMAICHI BLEND”ドリップバッグ。同時に、山口氏自身が愛飲するアイスコーヒーのレシピを再現するなど、フラッグシップストアならではの体験を提供する。他にも、「サスクワァッチファブリックス」とアーティスト上田走氏とのトリプルコラボレーションのフーディーとスエットシャツも限定発売。ファッションブランド「ベータポスト(BETA POST)」とは、レザーで珈琲豆をイメージしたコインケースネックレスを販売する。よりボーダレスなアプローチでコーヒーともにある世界を広げていく。

虎へび珈琲がオープンする渋谷パルコ
スぺシャルティコーヒー×音楽の相乗効果を狙うプロジェクト

 他にも、豆と音楽を組み合わせ、その相乗効果を提案する「豆と音」なる試みにも注目だ。プロジェクトを立ち上げたのはFMラジオ局のディレクターの池田雄一。同プロジェクトの実店舗はないものの、六本木のイベント「ジャズ ハウス アルフィー(JAZZ HOUSE Alfie)」など、ライブイベントでコーヒーと音楽を提供している。池田さん自身がDJとして選曲することもあり、“音”は楽曲だけでなく、“山道を歩いたときの小鳥のさえずり”など、“山道を歩いたときの小鳥のさえずり”など、各地で収録した音源や生活音などの効果音もミックスし、コーヒーの産地の空気を伝える。焙煎した豆はネット販売以外にも、「ザ ベイク ハウス(THE BAKE HOUSE)」や「フラットコーヒー(FLAT COFFEE)」といった店舗やオフィスへの納品など、主にBtoBに販路を広げている。

 味覚だけでなく、音にまで五感を広げることで、自分と向き合う時間はさらに豊かになる。「バリスタがステージに立つミュージシャンだとすると、豆の知識を伝える焙煎士は演出家のような存在」と、「豆と音」の池田さんは語る。きたるフォースウェーブにはそんな味方を見つけることが、鍵となりそうだ。

 プライベートを充実させる付加価値への対価を惜しまない層が増えている。自動サイフォンを可能にするコーヒーメーカーや、目利きが選び焙煎した豆が、日常を上質にしてくれる。コロナ禍で、それぞれが自身のライフスタイルに向き合うことになり、コーヒーはよりパーソナルなものに進化している。

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「ザラ」親会社のインディテックス、23年1月通期は17%増収 インフレによる値上げの影響はなし

 「ザラ(ZARA)」や「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)の2023年1月期決算は、売上高が前期比17.5%増の325億6900万ユーロ(約4兆5922億円)、営業利益は同28.9%増の55億2000万ユーロ(約7783億円)、純利益は同27.6%増の41億4700万ユーロ(約5847億円)だった。

 ブランド別での売上高は、主力の「ザラ」(「ザラ ホーム(ZARA HOME)」を含む)は同21%増の237億6100万ユーロ(約3兆3503億円)、「ベルシュカ」は同10%増の23億8400億ユーロ(約3361億円)、「プル&ベアー(PULL & BEAR)」は同15%増の21億5200万ユーロ(約3034億円)、「ストラディバリウス(STRADIVARIUS)」は同13%増の20億5600万ユーロ(約2898億円)、「マッシモ・ドゥッティ(MASSIMO DUTTI)」は同4%増の15億9300万ユーロ(約2246億円)だった。

 地域別での売り上げの割合は、本拠地であるスペインが14.4%、欧州(スペインを除く)は47.5%、南北アメリカは20.0%、アジアおよびその他の地域は18.1%となっている。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、インディテックスは22年3月5日にロシアで展開する514店舗を全て休業し、オンラインストアでの販売も停止。10月には、ロシア事業をアラブ首長国連邦を拠点とするダヘル・グループ(DAHER GROUP)に売却することで初期合意に至ったと発表した。なお、ウクライナにある82店は現在も休業中だ。また、7月には「ベルシュカ」「プル&ベアー」「ストラディバリウス」が中国市場から完全撤退している。しかし、コロナ禍の影響が和らいだことなどから、全世界で見ると小売店での売り上げは同23%増となったほか、ECも同4%増と好調だった。

 オスカー・ガルシア・マセイラス(Oscar Garcia Maceiras)最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「厳しい経済環境の中、トレンディーなコレクションと高いセルスルー率(小売店での実売率)といった強いビジネスモデルのおかげで素晴らしい業績を上げることができた」と述べた。なお、インフレの進行のため年間を通じて値上げを実施したが、売り上げに影響はなかったという。

 インディテックスは、23年度に設備投資として16億ユーロ(約2256億円)を計上している。これは物流施設の自動化や最適化のほか、店舗のアップグレードおよびオムニチャネル化の推進に使用する。スペインに次いで2番目の規模である米国市場にも投資する予定で、今後2年で主要なものだけでも約30のプロジェクトを実施する。

 同社はまた、スペインで労働環境に関するデモなどがあったことを受け、23年度は国内従業員の給与を平均20%引き上げることで労働組合と合意。マセイラスCEOによれば、賃上げ分は23年度予算に織り込み済みであり、大きな影響はないという。

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「ギャツビー」から多様化する若い世代に向けたヘアスタイリング”メタラバー”シリーズが登場

 メンズコスメブランド「ギャツビー(GATSBY)」はこのほど、ヘアサロン「フィフス(fifth)」監修のもと、ヘアスタイリング剤”メタラバー”シリーズを発売した。若い世代に向け、スマートかつエフォートレスに理想のヘアスタイルを実現する。ラインアップはワックス、バーム、クレイ、グロス、ジェル、フォームの6種で、価格は全て税込1100円。全国のドラッグストア、ホームセンター、スーパー、オンラインショップなどで購入可能だ。

 同シリーズの認知度向上の一環で3月18〜19日、神宮前でポップアップイベントを開催。シリーズのイメージモデルに起用された”Younger Crew”の齋藤天晴氏、キシダイキ氏が登場し、トークショーを行ったほか、”Younger Crew”が手がけるアパレルブランド「ヤンガーソング(YOUNGER SONG)」「スチューデント・アパシー(STUDENT APATHY)」「バッドウェイ(BAD WAY)」のアイテムを展示。さらに「フィフス」スタイリストによる無料ヘアスタイリングブース、スタイリングショーなどを披露した。

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渡辺直美がナオミ・キャンベルと同じランウエイを歩く 「ボス」2023年春夏コレクション

 ドイツ発のファッションブランド「ボス(BOSS)」はこのほど、2023年春夏コレクションを米マイアミで発表した。ブランドの伝統的なテーラリングを見直し、“シーナウ・バイナウ(See Now, Buy Now)”形式で実施した。

 会場全体が水の壁に囲まれているようなセットの中、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)と渡辺直美が同じランウエイを歩いたほか、パメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)、ロー・ローチ(Law Roach)、カビー・ラメ(Khaby Lame)、DJキャレド(DJ Khaled)、アリカ・シュミット(Alica Schmidt)、ユスラ・マルディーニ(Yusra Mardini)、プレシャス・リー(Precious Lee)、イブティハジ・ムハンマド(Ibtihaj Muhammad)、ジョーダン・バレット(Jordan Barrett)、ゴットミック(Gottmik)、バイオレット・チャッキ(Violet Chachki)らが、水の上を歩いているかのような演出の中で最新コレクションを披露した。

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山口壮大&文化学生が渋谷でショー、100年の服飾史をアーカイブで構成 AIも駆使

 渋谷ファッションウイーク実行員会は19日、渋谷ヒカリエで“渋谷ランウェイ(SHIBUYA RUNWAY)”を行った。ショーは、スタイリスト/ファッションディレクターの山口壮大と山口率いる文化服装学院の学生有志グループ「カルチュラルラボ(CULTURAL LAB.)」が行った。

 ショーは文化服装学院の設立100周年と日本の服飾史、AIを駆使したAI服が無数に現れる映像の3つをオーバラップ。ショーピースをまとったモデルは、会場の壁面に投影された、約1万のアーカイブからAIが自動生成した衣装とモデルが闊歩する映像と一緒に並走し、過去と現在、未来を複雑に行き来した。

 28体のショーピースは同学院の保有するアーカイブピースを軸に構成。学生がアーカイブピースからインスピレーションを受けて独自にデザイン・制作したもの、アーカイブピースを学生がリメイクしたもの、アーカイブそのものをミックスした。ファッション流通高度専門士科4年の三浦萌絵さんは、「ピンクハウス」の80年代のブルゾンとワンピースをリメイク。透明なビニールをチュールのように重ね、中にいくつもの生花を散りばめることで、変わらない複雑な乙女心を今風にアレンジした。「もともとガーリーな服が大好きで、プロジェクトに手を挙げたときにはなんとなく『ツモリチサト』や『ケイタ マルヤマ』のアーカイブを使おうと思っていた。けど、実際にある展覧会で『ピンクハウス』のこのブルゾンを見たときにあまりの可愛さに即決した」という。

 ファーストルックは1920年代の和服からスタートし、1960年代に水野正夫、70年代に「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「カンサイ ヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」「ケンゾー(KENZO)」、80年代に「ヨウジヤマモト」「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ピンクハウス」、90年代以降は「20471120(ツーオ―フォーセブンワンワンツーオー)」「ヨシキヒシヌマ(YOSHIKI HISHINUMA)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」を思わせるコレクションピースが登場した。ただ、若干残念だったのは、もともとのアーカイブが強すぎたこと。アーカイブピースを使わなかった最終盤に登場した「未来編」では、ウエットスーツの上に発泡プリントを施した「トカゲ人間」や、メッシュ企業であるアサダメッシュから提供を受けた金属織物を頭からすっぽりとかぶった「新しい神」など、アーカイブピースを使わず、若者らしいファニーでフレッシュな表現を爆発させた。
 
 「カルチュラルラボ」は2018年にスタート。文化服装学院の後押しを受けた学生主体の産学連携プロジェクトになっており、昨年10月のシブフェスでもショーを担当したほか、、昨年5月のダイバーシティを掲げたファッションイベント「「True Colors FASHION 身体の多様性を未来に放つ ダイバーシティ・ファッションショー」にも参加した。学科横断でコレクションピースのデザイン・制作を行い、全体の進行管理も担った。

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「マーク ジェイコブス」が期間限定のカフェを東京・青山にオープン フードやドリンクを提供

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は3月31日まで、ジ アオヤマ グランド ホテル(THE AOYAMA GRAND HOTEL)4階で「マーク ジェイコブス カフェ(MARC JACOBS CAFÉ)」を開催している。カフェは、東京・青山にあるダイニング、ザ ベルコモ(THE BELCOMO)との協業によるものだ。ブランドネームの「マーク ジェイコブス」やシグネチャーでもある「J MARC」ロゴを至るところに配した店内では、限定のフードやドリンクなどを提供する。また、期間中にLINE公式アカウントに新規登録した先着500人に“J マーク ショルダー バッグ(THE J MARC SHOULDER BAG)”をデザインしたクッキーをプレゼントする。

■MARC JACOBS CAFE
会期:3月16〜31日
場所:THE AOYAMA GRAND HOTEL 4F THE BELCOMO
住所:東京都港区北青山二丁目14番4

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「マーク ジェイコブス」が期間限定のカフェを東京・青山にオープン フードやドリンクを提供

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は3月31日まで、ジ アオヤマ グランド ホテル(THE AOYAMA GRAND HOTEL)4階で「マーク ジェイコブス カフェ(MARC JACOBS CAFÉ)」を開催している。カフェは、東京・青山にあるダイニング、ザ ベルコモ(THE BELCOMO)との協業によるものだ。ブランドネームの「マーク ジェイコブス」やシグネチャーでもある「J MARC」ロゴを至るところに配した店内では、限定のフードやドリンクなどを提供する。また、期間中にLINE公式アカウントに新規登録した先着500人に“J マーク ショルダー バッグ(THE J MARC SHOULDER BAG)”をデザインしたクッキーをプレゼントする。

■MARC JACOBS CAFE
会期:3月16〜31日
場所:THE AOYAMA GRAND HOTEL 4F THE BELCOMO
住所:東京都港区北青山二丁目14番4

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資生堂の新鋭メンズコスメ「サイドキック」 若きブランド責任者が語る展望

 資生堂の「サイドキック(SIDEKICK)」は、同社としては「シセイドウ メン(SHISEIDO MEN)」以来19年ぶり(当時)となる新メンズスキンケアブランドとして昨年6月にスタートした。

 ターゲットは若年層の男性。歯磨きのようなチューブ容器に、メタリックにきらめくブランドロゴ。同社の既存ブランドにはなかった、ストリートブランドを思わせる斬新なデザインのパッケージに、彼ら特有の肌質・悩みにアプローチするエッセンスを詰め込んだ。

 まずはメンズコスメの先進市場である中国から着手。そこで得たノウハウや知見を逆輸入し、日本市場の開拓にもつなげる。ブランドローンチからの進捗と今後の展望を、同社経営戦略部のブランド開発責任者である藤田悟氏(31)に聞いた。

藤田悟/資生堂経営戦略部「サイドキック」ブランド開発責任者

PROFILE:(ふじた・さとる)2015年慶應義塾大学文学部英米文学科卒。外資系大手化粧品メーカーにてマーケティングを経験後、資生堂へ。紫外線を美肌光に変換する「サンデュアルケア」のコンセプトを生み出し、後にビューティブランド「バウム(BAUM)」「サイドキック(SIDEKICK)」の立ち上げに携わる。現在は「サイドキック」専任でブランド開発に従事

WWD:斬新なパッケージデザインの理由は。

藤田悟「サイドキック」事業責任者(以下、藤田):ブランドは現在、経営企画室の若いメンバー6人が中心となって運営しており、中国支社にもマーケティングチームがいます。私自身もコロナ前には中国に何度も足を運んで、現地の若い男性に関する情報を収集してきました。中国人の購買行動における日本人との顕著な違いとして、「人との違いを表現したい」という欲求が大きいことがあります。そんな彼らの価値観や感性に訴える上でも、これまでの資生堂ブランドにはない斬新なパッケージデザインを目指しました。

 「人口13億人の国に暮らす彼らにとって、“埋もれたくない”という意識は私たち日本人より遥かに大きい。スキンケア用品であっても、彼らの自分なりの創造や発信と結びつけようとします。たとえば「サイドキック」をご購入いただいた中国のお客さまのSNSをのぞいてみると、自分のお気に入りブルーのスニーカーの横に、ブルーメタリックの「サイドキック」の洗顔料を並べて投稿してくださっています。

WWD:社内の反応は。

藤田:プロダクトのデザインに関しては反対を覚悟していました。ただプレゼンを終えてみると、「いい意味で資生堂っぽくないね」「先進的で新しさがある」と前向きな反応をたくさんもらいました。

 「シセイドウ メン」は当社のメンズスキンケアにおけるフラッグシップブランドという位置付けですが、「サイドキック」は会社としての新しいチャレンジ、新しい成功体験を作るための“投資”であると自覚しています。「資生堂」という看板や既成概念を意識しすぎず、ブランドの個性を追求することが肝要だと考えています。

洗顔からスキンケアへは
飛び越えるべき“溝”がある

WWD:中国でのビジネスの進捗は。

藤田:Tモールやジンドン、TikTokなどのEC販路で開拓を進めています。白敬亭(バイ・ジンティン)という現地で人気の若手俳優とファッションデザイナーを起用したプロモーションを実施したことも認知拡大につながりました。

 中国では“チャイナプライド”を合言葉に国産ブランドに投資する機運もあります。しかしやはり日本製のプロダクトに対する信頼は厚く、品質にこだわる層に手に取っていただけているようです。お客さまによるSNSなどの口コミも蓄積されてきており、購入を後押ししている要因になっています。売り上げは計画通り進捗しています。

WWD:中国で一番人気の商品は。

藤田:エアゾール式の洗顔フォーム“シャインオフ ハイブリッド クレンザー”(120mL、日本価格で税込1980円)です。中国では洗顔料を泡立てずにするのが一般的。そんな彼らにとってフォームタイプの洗顔料は新鮮で、きめ細かな泡が気持ちいいと好評です。

 ただ調査結果では、中国の男性は洗顔料の使用率は80%以上と高いものの、スキンケアに関しては60%以下に留まります。洗顔だけをしていた男性にスキンケア用品に手を伸ばしてもらうには大きな溝があるわけです。

WWD:“溝”を越えるためには?

藤田:実は僕自身も、新卒でビューティ業界に入るまでは元々肌悩みが少ない方で、化粧品へのこだわりもありませんでした。今となっては、自分に合う化粧品を選ぶ意味と価値を深く理解しましたが、だからこそ「当時(大学生)の僕にそれを伝えるにはどうしたらいいか」という視点で考えることも大事だと考えます。スキンケアに全く興味がない層に、スキンケアの文脈でいくら“説明”しても響かないのです。

 昨年12月には、原宿の「ビューティー・スクエア」で早稲田大学の学生とコラボしたポップアップイベントを実施しました。テーマは学生が発案した“ゲームセンター”。化粧品会社で働く僕らからすると、「スキンケアと何の関係もないじゃないか」というツッコミを入れたくなったんですが(笑)。ただ彼・彼女たちと同年代のお客さまがカップルで来店して、クレーンゲームやダーツを楽しみ、景品の商品サンプルを笑顔で持ち帰っていくのを見て、これも一つの入り口になると感じました。既存のスキンケアの枠組みにとらわれず、ワクワクするような体験から付加価値を作り出すことにも、積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

変わる中国人の消費
化粧品にも本質を求める

WWD:課題はあるか。

藤田:私たちのプロダクトは2000〜3000円前後と、バラエティーショップと百貨店の中間程度の「プレミアムマス」と呼ばれるゾーンです。中国では現在、百貨店コスメなどの高価格帯のプロダクトを使っていた方から高い評価をいただけています。これはいい意味で予想外でしたが、今後はブランド本来のターゲットである、「良質なスキンケアに興味がある若い男性」へのリーチを加速していきます。

 これまで(日本円で)数百円程度のドラッグストアなどの商品を使っていた方々に、倍以上もする商品に乗り越えてもらうためにはどうしたらいいのか。軌道修正しているのが、お客さまとのコミュニケーションの部分です。われわれが以前中国へ調査を行ったときは、現地の消費者はパッとみたデザイン、イメージを重視する傾向がありました。その後コロナ禍でしばらく中国現地に足を運べない期間が続いたのですが、お客さまの価値観はより本質を求める方向へと変化しています。

 化粧品についても、効果・効能に関心を向ける消費者が増えているようです。EC上の購買行動を追ってみると、カートには入るのですが、購入ボタンが押されないケースがまだまだ多い。成約に至らず脱落した方々にインタビューすると、最後はやはり他にはない配合成分や効果・効能といった、「納得できる情報」が購買の決め手になるようです。

 「サイドキック」は、イザヨイバラエキス、ワイルドタイムエキスをはじめ、若い男性特有の肌の揺らぎにアプローチする成分をふんだんに配合しています。試用者によるレビューも他社の競合商品を上回る結果を出せている。そもそも、スキンケア商品としてのクオリティーには絶対の自信を持っているんです。鮮烈なイメージやビジュアルに、これまで意識的に排除してきた「機能」の訴求を融合できれば、お客さまの購入のトリガーを引くことにつながるはずだと考えています。

WWD:国内戦略については。

藤田:中国で蓄えた知見は活用できる部分はあるものの、(日本に)そのまま持ち込んでうまくいくとは考えていません。例えばスキンケアに関心の高い中国人男性は、すでに自分の肌質や必要なプロダクトを理解しており、オンラインで買うことに抵抗がない。一方で日本のお客さまは「まずは自分の肌のことを知りたい」という人も多く、リアルなタッチポイントを必要とする傾向にあります。ただ、限られたリソースを合理的に活用するという意味でも、まず中国で地盤をしっかり固めることが最優先事項です。

WWD:ブランドの長期的な展望は。

藤田:ゼロからブランド開発をするのは初めてで苦労もありましたが、それ以上に喜びや興奮の方が大きかったです。今でも「サイドキック」を使っていて、ふと「本当に自分で作ったブランドなのかな」と不思議な気持ちになります。学生時代から「世の中にない未来の“当たり前”を作る」ことを夢見てきました。今はまだ新しいブランドを作っただけの、ほんの通過点にすぎません。若い男性がスキンケアを選ぶときに、「サイドキック」が真っ先に思い浮かぶ未来を作ること。これが僕の次なるミッションです。

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資生堂の新鋭メンズコスメ「サイドキック」 若きブランド責任者が語る展望

 資生堂の「サイドキック(SIDEKICK)」は、同社としては「シセイドウ メン(SHISEIDO MEN)」以来19年ぶり(当時)となる新メンズスキンケアブランドとして昨年6月にスタートした。

 ターゲットは若年層の男性。歯磨きのようなチューブ容器に、メタリックにきらめくブランドロゴ。同社の既存ブランドにはなかった、ストリートブランドを思わせる斬新なデザインのパッケージに、彼ら特有の肌質・悩みにアプローチするエッセンスを詰め込んだ。

 まずはメンズコスメの先進市場である中国から着手。そこで得たノウハウや知見を逆輸入し、日本市場の開拓にもつなげる。ブランドローンチからの進捗と今後の展望を、同社経営戦略部のブランド開発責任者である藤田悟氏(31)に聞いた。

藤田悟/資生堂経営戦略部「サイドキック」ブランド開発責任者

PROFILE:(ふじた・さとる)2015年慶應義塾大学文学部英米文学科卒。外資系大手化粧品メーカーにてマーケティングを経験後、資生堂へ。紫外線を美肌光に変換する「サンデュアルケア」のコンセプトを生み出し、後にビューティブランド「バウム(BAUM)」「サイドキック(SIDEKICK)」の立ち上げに携わる。現在は「サイドキック」専任でブランド開発に従事

WWD:斬新なパッケージデザインの理由は。

藤田悟「サイドキック」事業責任者(以下、藤田):ブランドは現在、経営企画室の若いメンバー6人が中心となって運営しており、中国支社にもマーケティングチームがいます。私自身もコロナ前には中国に何度も足を運んで、現地の若い男性に関する情報を収集してきました。中国人の購買行動における日本人との顕著な違いとして、「人との違いを表現したい」という欲求が大きいことがあります。そんな彼らの価値観や感性に訴える上でも、これまでの資生堂ブランドにはない斬新なパッケージデザインを目指しました。

 「人口13億人の国に暮らす彼らにとって、“埋もれたくない”という意識は私たち日本人より遥かに大きい。スキンケア用品であっても、彼らの自分なりの創造や発信と結びつけようとします。たとえば「サイドキック」をご購入いただいた中国のお客さまのSNSをのぞいてみると、自分のお気に入りブルーのスニーカーの横に、ブルーメタリックの「サイドキック」の洗顔料を並べて投稿してくださっています。

WWD:社内の反応は。

藤田:プロダクトのデザインに関しては反対を覚悟していました。ただプレゼンを終えてみると、「いい意味で資生堂っぽくないね」「先進的で新しさがある」と前向きな反応をたくさんもらいました。

 「シセイドウ メン」は当社のメンズスキンケアにおけるフラッグシップブランドという位置付けですが、「サイドキック」は会社としての新しいチャレンジ、新しい成功体験を作るための“投資”であると自覚しています。「資生堂」という看板や既成概念を意識しすぎず、ブランドの個性を追求することが肝要だと考えています。

洗顔からスキンケアへは
飛び越えるべき“溝”がある

WWD:中国でのビジネスの進捗は。

藤田:Tモールやジンドン、TikTokなどのEC販路で開拓を進めています。白敬亭(バイ・ジンティン)という現地で人気の若手俳優とファッションデザイナーを起用したプロモーションを実施したことも認知拡大につながりました。

 中国では“チャイナプライド”を合言葉に国産ブランドに投資する機運もあります。しかしやはり日本製のプロダクトに対する信頼は厚く、品質にこだわる層に手に取っていただけているようです。お客さまによるSNSなどの口コミも蓄積されてきており、購入を後押ししている要因になっています。売り上げは計画通り進捗しています。

WWD:中国で一番人気の商品は。

藤田:エアゾール式の洗顔フォーム“シャインオフ ハイブリッド クレンザー”(120mL、日本価格で税込1980円)です。中国では洗顔料を泡立てずにするのが一般的。そんな彼らにとってフォームタイプの洗顔料は新鮮で、きめ細かな泡が気持ちいいと好評です。

 ただ調査結果では、中国の男性は洗顔料の使用率は80%以上と高いものの、スキンケアに関しては60%以下に留まります。洗顔だけをしていた男性にスキンケア用品に手を伸ばしてもらうには大きな溝があるわけです。

WWD:“溝”を越えるためには?

藤田:実は僕自身も、新卒でビューティ業界に入るまでは元々肌悩みが少ない方で、化粧品へのこだわりもありませんでした。今となっては、自分に合う化粧品を選ぶ意味と価値を深く理解しましたが、だからこそ「当時(大学生)の僕にそれを伝えるにはどうしたらいいか」という視点で考えることも大事だと考えます。スキンケアに全く興味がない層に、スキンケアの文脈でいくら“説明”しても響かないのです。

 昨年12月には、原宿の「ビューティー・スクエア」で早稲田大学の学生とコラボしたポップアップイベントを実施しました。テーマは学生が発案した“ゲームセンター”。化粧品会社で働く僕らからすると、「スキンケアと何の関係もないじゃないか」というツッコミを入れたくなったんですが(笑)。ただ彼・彼女たちと同年代のお客さまがカップルで来店して、クレーンゲームやダーツを楽しみ、景品の商品サンプルを笑顔で持ち帰っていくのを見て、これも一つの入り口になると感じました。既存のスキンケアの枠組みにとらわれず、ワクワクするような体験から付加価値を作り出すことにも、積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

変わる中国人の消費
化粧品にも本質を求める

WWD:課題はあるか。

藤田:私たちのプロダクトは2000〜3000円前後と、バラエティーショップと百貨店の中間程度の「プレミアムマス」と呼ばれるゾーンです。中国では現在、百貨店コスメなどの高価格帯のプロダクトを使っていた方から高い評価をいただけています。これはいい意味で予想外でしたが、今後はブランド本来のターゲットである、「良質なスキンケアに興味がある若い男性」へのリーチを加速していきます。

 これまで(日本円で)数百円程度のドラッグストアなどの商品を使っていた方々に、倍以上もする商品に乗り越えてもらうためにはどうしたらいいのか。軌道修正しているのが、お客さまとのコミュニケーションの部分です。われわれが以前中国へ調査を行ったときは、現地の消費者はパッとみたデザイン、イメージを重視する傾向がありました。その後コロナ禍でしばらく中国現地に足を運べない期間が続いたのですが、お客さまの価値観はより本質を求める方向へと変化しています。

 化粧品についても、効果・効能に関心を向ける消費者が増えているようです。EC上の購買行動を追ってみると、カートには入るのですが、購入ボタンが押されないケースがまだまだ多い。成約に至らず脱落した方々にインタビューすると、最後はやはり他にはない配合成分や効果・効能といった、「納得できる情報」が購買の決め手になるようです。

 「サイドキック」は、イザヨイバラエキス、ワイルドタイムエキスをはじめ、若い男性特有の肌の揺らぎにアプローチする成分をふんだんに配合しています。試用者によるレビューも他社の競合商品を上回る結果を出せている。そもそも、スキンケア商品としてのクオリティーには絶対の自信を持っているんです。鮮烈なイメージやビジュアルに、これまで意識的に排除してきた「機能」の訴求を融合できれば、お客さまの購入のトリガーを引くことにつながるはずだと考えています。

WWD:国内戦略については。

藤田:中国で蓄えた知見は活用できる部分はあるものの、(日本に)そのまま持ち込んでうまくいくとは考えていません。例えばスキンケアに関心の高い中国人男性は、すでに自分の肌質や必要なプロダクトを理解しており、オンラインで買うことに抵抗がない。一方で日本のお客さまは「まずは自分の肌のことを知りたい」という人も多く、リアルなタッチポイントを必要とする傾向にあります。ただ、限られたリソースを合理的に活用するという意味でも、まず中国で地盤をしっかり固めることが最優先事項です。

WWD:ブランドの長期的な展望は。

藤田:ゼロからブランド開発をするのは初めてで苦労もありましたが、それ以上に喜びや興奮の方が大きかったです。今でも「サイドキック」を使っていて、ふと「本当に自分で作ったブランドなのかな」と不思議な気持ちになります。学生時代から「世の中にない未来の“当たり前”を作る」ことを夢見てきました。今はまだ新しいブランドを作っただけの、ほんの通過点にすぎません。若い男性がスキンケアを選ぶときに、「サイドキック」が真っ先に思い浮かぶ未来を作ること。これが僕の次なるミッションです。

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“リーバイス ビンテージ クロージング”デザイナー × ベルベルジン 藤原裕 “501”の現在と未来

 リーバイ・ストラウス(Levi Strauss)の「リーバイス(LEVI’S)」は、今から150年前にジーンズの原点を作り出した。当時の労働者のために作ったワークウエアは長い時を経て、現代を生きる老若男女のスタイルを支えるデイリーウエアに変移している。今回は「リーバイス」の膨大な歴史的知識を持ち、新しい価値を作り続けているポール・オニール(Paul O’Neill)=“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI'S VINTAGE CLOTHING以下、LVC)”ヘッドデザイナーと、ビンテージショップベルベルジン(BerBerjin)の藤原裕ディレクターの2人が対談し、ブランドのクリエイティビティーや象徴的な“501”の魅力、未来について語り合った。

世界のジーンズのはじまり
“501”の誕生

 「リーバイス」は、世界で初めてワークパンツを補強する銅製リベットの特許を1873年5月20日に取得した。これが今年150年を迎える“501”の歴史の幕開けであり、祖である“ジーンズ”の誕生だ。旧知の仲である2人にとって“501”とは?

ポール・オニール(以下、オニール):“501”は、私にとって「リーバイス」のプロダクトの最も純粋な様式です。今日までに小さな変更はあれど、その本質は決して変わらないものという意味でとても不変的。しかし、実際には同じ“501”でもアプローチによって個々に違いが表れていて、常に変化を打ち出していることから、使い手自らが魅力を探求できる存在でもあります。

藤原裕(以下、藤原):よく使わせてもらう言葉ですが、僕にとって“501”は原点にして頂点です。最初に作られたジーンズであり、世界中の誰もが知るジーンズ。それが“501”です。

オニール:裕さんが言う通り、まさに原点です。150周年の節目では、“LVC”を通じて原点である“501”の歴史を改めて振り返るつもりです。5月20日に迎える“501”のバースデーに向けてさまざまな見せ方を考えていて、2月に発売した1937年モデルのパッチやリベット、タブをカタカナ表記にした限定復刻アイテムもその一つです。

 1937年モデルに次いで、初めてベルトループがついた1922年モデル、バックポケットが1つから2つに変更となった1901年モデル、商品にロットナンバー“501”をつけた1890年モデル、というように、時代をさかのぼるかたちでエポックメイキングな“501”を発売していきます。そして、5月20日にバースデージーンズとして1873年当時のディテールを復刻したモデルを販売します。

藤原:さすが、特別感がありますね。今回のプロダクトにはコーンミルズ(CONE MILLS現コーンデニム)社のホワイトオーク工場のデットストック生地を使ったモデルもあると聞いて、それもテンションが上がりました。何本作る予定ですか?

オニール:ほとんどのモデルは510本、バースデージーンズは150本で、メタル製のタイムカプセルに入れて特許番号も刻印します。

歴史を忠実に再現
不変の美と、不完全の美学

オニール:「リーバイス」のあらゆるプロダクトはストーリーに基づいて構築しています。特に“LVC”においてはシーズンごとにアーカイブから復刻するアイテムを選び、テーマを決め、時代背景やストーリーをくみ取りながらコレクションを完成させていきます。そこでも“501”はコレクションの基礎になります。また、「1970年代のイギリス」や「1980年代のアメリカ」など、どの年代にフォーカスしても必ず“501”のストーリーを見つけることができます。
 
 ストーリーを描いた後は、ルックブックの撮影や編集を行って、さらに世界観を作っていきます。撮影では、時代の空気感を再現するためにアナログな手法をたびたび取り入れており、ティンタイプ(鉄板写真)の技法で撮った写真を使ったこともあります。モデルはプロモデルを起用せず、ローカルにいる人たちをキャスティングします。以前、“LVC”でアルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が愛用していたメンロコサックジャケットを復刻し、そのルックブックでは彼にそっくりな人をロサンゼルスで見つけてキャスティングしました(笑)。

藤原:このルックブック、再現性がすごいですよね。ポールさんが話していたように、“501”は時代によって少しずつ形状が異なる点が非常に魅力的なジーンズです。誕生当時からのディテールであるサスペンダーボタンやシンチバックはベルトループにかわり、現代に近づくにつれて要素は徐々にそぎ落とされていきます。

 実は今日、「リーバイス」の長い歴史の中ではこういうことがあるから面白いと思う品を持ってきました。“LVC”の年代別でいくと、本来は1937年に分類されるモデルなのに、実はディテールから1942年製というのが判明したジーンズなんです。ちなみにこのモデルのデッドストックを所有している方がいて、そのフラッシャーには“1942年”のコピーライトがあるのでそこからも証明できます。

オニール:全てのパーツが必ずしも厳密に作られていたわけではないため、私たちも推測するほかありません。ただ、「リーバイス」のジーンズに長く携わっていてもこうした新しい出合いがあるのがなにより面白く感じます。この1942年製も節目のジーンズになることでしょう。

藤原:それは良かった。ところで、“LVC”におけるプロダクトの再現度はとても高いですよね。実際、オリジナルを忠実に再現するのは非常に困難なことではないのですか?素材が入手できなかったり、縫製する工場も違ったりしますから。

オニール:その通りです。当時と全く同じものを作るのは、貴重なアーカイブを保有して研究を続ける私たちでも不可能に近いこと。それがビンテージか復刻か、私たちが見れば2mほど離れた距離からでも気づきます。かつてのデニムを再現しようとすれば、均整の取れていないスラブまでを意図的に再現することになりますし、ステッチの数から使う糸の太さ、ボタンホールのデザインなど、本当にさまざまな検証を行って再現を試みるので、苦労は絶えません。当然、復刻する際は魅力を損なわないように最善を尽くします。その一方で、現代は全てのものがあまりにも完全なので、“不完全な存在”を新しく作ることも必要な気はしています。

ビンテージ市場から見る
“501”の価値

藤原:ベルベルジンが2月に創業25周年を迎えた機会に、2年ほどかけてさまざまな方法で集めてきたビンテージアイテムを販売したんです。その中に1947年製の“501”のデッドストックがありましたが、500万円で売買されました。7~8年前は200万円だったので、倍以上の価格です。

オニール:私も、ベルベルジンの25周年イベントは気になっていたので友人と見に行きましたが、想像以上に素晴らしいものでした。もしアメリカで行っていたら警備員を立たせて厳重に警戒するような素晴らしいコレクションで、鳥肌が立ったほどです。日本では若者の間でビンテージ熱は高まっていますか? というのも、アメリカでは若者がビンテージを購入する流れが強まっていて、特に「リーバイス」は人気があり価格が高騰している要因の一つになっています。

藤原:ビンテージ熱は感じますが、僕が接客している限りで、日本の若い子たちは同じビンテージのカテゴリーでもロックTシャツやムービーTシャツ、アート系Tシャツなどジーンズ以外の市場を入り口にしていることが多いように感じます。ただ、ビンテージTシャツも高騰していて、以前なら2〜3万円で取引されていたものが50万円近くしたりします。僕は20万円するジーンズは買えても、20万円を超えるTシャツを買おうとは思いません。一概には言えませんが、僕とはビンテージの入り方はもちろん、価値観も異なるのだと思います。

オニール:確かに、アメリカのローズボール・フリーマーケットも以前はジーンズ中心でしたが今はビンテージTシャツやスエットシャツが人気ですね。

藤原:正直なところ、ビンテージの“501”でも特に貴重なものはもはや手の届かないところにきている感覚があります。そういった価格の高騰もまた、若い子たちが憧れる要素になっているのではないでしょうか。

継承した歴史は次世代へ
ジーンズに込める最高の物語

藤原:今の若い子たちはきっと“LVC”の商品を見て、「この腰の後ろについているベルトはなんだろう?」「なぜウエストにボタンがついているのか」など、多くの疑問を抱くと思います。それが過去に必要とされていたデザインであることを、年代ごとにしっかりと伝えていける強さが“LVC”にあります。ビンテージを生業とする人間として、“501”の遺伝子を継承し続けてもらえるのは喜ばしいことです。それに、ベルベルジンはビンテージ、「リーバイス」は新品で、扱う商品こそ違えど通じている感性もたくさんあります。実際、うちと「リーバイス」の原宿フラッグシップストアを行き来するお客さまもいるくらいですから。

オニール:これから30年後や40年後、“501”はハードなジーンズの象徴としてさらにクラシックなスタイルを求められるようになるのではないかと考えています。私は仕事でビンテージのジーンズを探すとき、ヒゲやアタリが出ているものを選びますが、それは着用していた人の人生がそこに表れているからです。「リーバイス」のクリエイションはモノだけではなく、ストーリーが不可欠です。あらゆる人に、ブランドへの愛に基づいて商品を購入してもらい、そこに喜びを感じてもらいたいです。

EDIT&TEXT KEISUKE HONDA
問い合わせ先
リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501

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“リーバイス ビンテージ クロージング”デザイナー × ベルベルジン 藤原裕 “501”の現在と未来

 リーバイ・ストラウス(Levi Strauss)の「リーバイス(LEVI’S)」は、今から150年前にジーンズの原点を作り出した。当時の労働者のために作ったワークウエアは長い時を経て、現代を生きる老若男女のスタイルを支えるデイリーウエアに変移している。今回は「リーバイス」の膨大な歴史的知識を持ち、新しい価値を作り続けているポール・オニール(Paul O’Neill)=“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI'S VINTAGE CLOTHING以下、LVC)”ヘッドデザイナーと、ビンテージショップベルベルジン(BerBerjin)の藤原裕ディレクターの2人が対談し、ブランドのクリエイティビティーや象徴的な“501”の魅力、未来について語り合った。

世界のジーンズのはじまり
“501”の誕生

 「リーバイス」は、世界で初めてワークパンツを補強する銅製リベットの特許を1873年5月20日に取得した。これが今年150年を迎える“501”の歴史の幕開けであり、祖である“ジーンズ”の誕生だ。旧知の仲である2人にとって“501”とは?

ポール・オニール(以下、オニール):“501”は、私にとって「リーバイス」のプロダクトの最も純粋な様式です。今日までに小さな変更はあれど、その本質は決して変わらないものという意味でとても不変的。しかし、実際には同じ“501”でもアプローチによって個々に違いが表れていて、常に変化を打ち出していることから、使い手自らが魅力を探求できる存在でもあります。

藤原裕(以下、藤原):よく使わせてもらう言葉ですが、僕にとって“501”は原点にして頂点です。最初に作られたジーンズであり、世界中の誰もが知るジーンズ。それが“501”です。

オニール:裕さんが言う通り、まさに原点です。150周年の節目では、“LVC”を通じて原点である“501”の歴史を改めて振り返るつもりです。5月20日に迎える“501”のバースデーに向けてさまざまな見せ方を考えていて、2月に発売した1937年モデルのパッチやリベット、タブをカタカナ表記にした限定復刻アイテムもその一つです。

 1937年モデルに次いで、初めてベルトループがついた1922年モデル、バックポケットが1つから2つに変更となった1901年モデル、商品にロットナンバー“501”をつけた1890年モデル、というように、時代をさかのぼるかたちでエポックメイキングな“501”を発売していきます。そして、5月20日にバースデージーンズとして1873年当時のディテールを復刻したモデルを販売します。

藤原:さすが、特別感がありますね。今回のプロダクトにはコーンミルズ(CONE MILLS現コーンデニム)社のホワイトオーク工場のデットストック生地を使ったモデルもあると聞いて、それもテンションが上がりました。何本作る予定ですか?

オニール:ほとんどのモデルは510本、バースデージーンズは150本で、メタル製のタイムカプセルに入れて特許番号も刻印します。

歴史を忠実に再現
不変の美と、不完全の美学

オニール:「リーバイス」のあらゆるプロダクトはストーリーに基づいて構築しています。特に“LVC”においてはシーズンごとにアーカイブから復刻するアイテムを選び、テーマを決め、時代背景やストーリーをくみ取りながらコレクションを完成させていきます。そこでも“501”はコレクションの基礎になります。また、「1970年代のイギリス」や「1980年代のアメリカ」など、どの年代にフォーカスしても必ず“501”のストーリーを見つけることができます。
 
 ストーリーを描いた後は、ルックブックの撮影や編集を行って、さらに世界観を作っていきます。撮影では、時代の空気感を再現するためにアナログな手法をたびたび取り入れており、ティンタイプ(鉄板写真)の技法で撮った写真を使ったこともあります。モデルはプロモデルを起用せず、ローカルにいる人たちをキャスティングします。以前、“LVC”でアルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が愛用していたメンロコサックジャケットを復刻し、そのルックブックでは彼にそっくりな人をロサンゼルスで見つけてキャスティングしました(笑)。

藤原:このルックブック、再現性がすごいですよね。ポールさんが話していたように、“501”は時代によって少しずつ形状が異なる点が非常に魅力的なジーンズです。誕生当時からのディテールであるサスペンダーボタンやシンチバックはベルトループにかわり、現代に近づくにつれて要素は徐々にそぎ落とされていきます。

 実は今日、「リーバイス」の長い歴史の中ではこういうことがあるから面白いと思う品を持ってきました。“LVC”の年代別でいくと、本来は1937年に分類されるモデルなのに、実はディテールから1942年製というのが判明したジーンズなんです。ちなみにこのモデルのデッドストックを所有している方がいて、そのフラッシャーには“1942年”のコピーライトがあるのでそこからも証明できます。

オニール:全てのパーツが必ずしも厳密に作られていたわけではないため、私たちも推測するほかありません。ただ、「リーバイス」のジーンズに長く携わっていてもこうした新しい出合いがあるのがなにより面白く感じます。この1942年製も節目のジーンズになることでしょう。

藤原:それは良かった。ところで、“LVC”におけるプロダクトの再現度はとても高いですよね。実際、オリジナルを忠実に再現するのは非常に困難なことではないのですか?素材が入手できなかったり、縫製する工場も違ったりしますから。

オニール:その通りです。当時と全く同じものを作るのは、貴重なアーカイブを保有して研究を続ける私たちでも不可能に近いこと。それがビンテージか復刻か、私たちが見れば2mほど離れた距離からでも気づきます。かつてのデニムを再現しようとすれば、均整の取れていないスラブまでを意図的に再現することになりますし、ステッチの数から使う糸の太さ、ボタンホールのデザインなど、本当にさまざまな検証を行って再現を試みるので、苦労は絶えません。当然、復刻する際は魅力を損なわないように最善を尽くします。その一方で、現代は全てのものがあまりにも完全なので、“不完全な存在”を新しく作ることも必要な気はしています。

ビンテージ市場から見る
“501”の価値

藤原:ベルベルジンが2月に創業25周年を迎えた機会に、2年ほどかけてさまざまな方法で集めてきたビンテージアイテムを販売したんです。その中に1947年製の“501”のデッドストックがありましたが、500万円で売買されました。7~8年前は200万円だったので、倍以上の価格です。

オニール:私も、ベルベルジンの25周年イベントは気になっていたので友人と見に行きましたが、想像以上に素晴らしいものでした。もしアメリカで行っていたら警備員を立たせて厳重に警戒するような素晴らしいコレクションで、鳥肌が立ったほどです。日本では若者の間でビンテージ熱は高まっていますか? というのも、アメリカでは若者がビンテージを購入する流れが強まっていて、特に「リーバイス」は人気があり価格が高騰している要因の一つになっています。

藤原:ビンテージ熱は感じますが、僕が接客している限りで、日本の若い子たちは同じビンテージのカテゴリーでもロックTシャツやムービーTシャツ、アート系Tシャツなどジーンズ以外の市場を入り口にしていることが多いように感じます。ただ、ビンテージTシャツも高騰していて、以前なら2〜3万円で取引されていたものが50万円近くしたりします。僕は20万円するジーンズは買えても、20万円を超えるTシャツを買おうとは思いません。一概には言えませんが、僕とはビンテージの入り方はもちろん、価値観も異なるのだと思います。

オニール:確かに、アメリカのローズボール・フリーマーケットも以前はジーンズ中心でしたが今はビンテージTシャツやスエットシャツが人気ですね。

藤原:正直なところ、ビンテージの“501”でも特に貴重なものはもはや手の届かないところにきている感覚があります。そういった価格の高騰もまた、若い子たちが憧れる要素になっているのではないでしょうか。

継承した歴史は次世代へ
ジーンズに込める最高の物語

藤原:今の若い子たちはきっと“LVC”の商品を見て、「この腰の後ろについているベルトはなんだろう?」「なぜウエストにボタンがついているのか」など、多くの疑問を抱くと思います。それが過去に必要とされていたデザインであることを、年代ごとにしっかりと伝えていける強さが“LVC”にあります。ビンテージを生業とする人間として、“501”の遺伝子を継承し続けてもらえるのは喜ばしいことです。それに、ベルベルジンはビンテージ、「リーバイス」は新品で、扱う商品こそ違えど通じている感性もたくさんあります。実際、うちと「リーバイス」の原宿フラッグシップストアを行き来するお客さまもいるくらいですから。

オニール:これから30年後や40年後、“501”はハードなジーンズの象徴としてさらにクラシックなスタイルを求められるようになるのではないかと考えています。私は仕事でビンテージのジーンズを探すとき、ヒゲやアタリが出ているものを選びますが、それは着用していた人の人生がそこに表れているからです。「リーバイス」のクリエイションはモノだけではなく、ストーリーが不可欠です。あらゆる人に、ブランドへの愛に基づいて商品を購入してもらい、そこに喜びを感じてもらいたいです。

EDIT&TEXT KEISUKE HONDA
問い合わせ先
リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501

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「タカヒロミヤシタザソロイスト.」は一人の女性に捧げたコレクション 愛と静寂のエレガンス

 デザイナーの宮下貴裕による「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」は17日、楽天が主催するプロジェクト「by R」のサポートの下、1年半ぶりのファッションショーを開催した。ショーの舞台は夜の東京国立博物館 表慶館。厳かな雰囲気の中、ルックはセンシュアルでロマンチックであり、静かなエレガンスを感じさせる。“The Two Of Us. ”と題した今季のコレクションの制作に裏には、ある特別な女性の存在があった。

“ある女性”との関係性

 宮下デザイナーは今季のコレクションを、一人の女性に捧げている。名前や詳しい人物像は伏せながらも、この人物について「好きですし、尊敬もしています。友達のようであり、兄弟のようでもある関係です」とプレスノートで説明している。会って⾷事をしたり、時々連絡を取り合ったりする仲で、「ソロイスト」のコレクションの感想を伝えてくれる親しい人物のようだ。

ジェンダーを曖昧にしたテーラリング

 その女性を思いながら制作したコレクションは、モノトーンのテーラリングがベースになった。ファーストルックは、純白のテーラードジャケットにロングスカート。真っ白なマキシドレスや、ファーベストとマイクロミニスカートの合わせなどが続き、ジェンダーの境界線を曖昧にする。

 ボトムスにスラックスは1本もなく、ロングスカートからキュロット、マイクロミニスカート、スリップドレスまでスカートの種類が豊富だった。しかし、ただ男性にスカートを履かせただけではない。ロングドレスはほどよくタイトなシルエットであったり、ミニスカートはショーツのように見えるキュロットだったりと、色気を内包しながら、エレガントな印象にまとめている。二つボタンのメンズジャケットは、ラペルにホックとアイを施して、右身頃の女性合わせとしても着用できる仕様だ。

 カラーパレットも、“彼女が好きそう”だというブラックを中心に構成し、宮下デザイナー好みのブラウンやパープル、バーガンディー、ネイビーを差し色にプラス。サテンやベルベットの艶もセンシュアルなムードを醸し出す。また、しばらく制作していなかったというレザージャケットやファージャケットなどが、コレクションに重厚感を与えた。

 “彼女の喜ぶ服”を作ると同時に、「どこか彼⼥が僕に憑依したような状態でコレクションを作り上げていきました」と宮下デザイナー。男性性と女性性が美しく融合したテーラリングに、その言葉はぴったりだった。

憧れのデヴィッド・カーソンとの協業

 コレクションには“彼女”の他にも、宮下デザイナーにとって特別な人々との協業が隠されていた。その一人が米グラフィックデザイナーのデヴィッド・カーソン(David Carson)だ。あらゆるアイテムに載せた“RAY GUN”のグラフィックは、宮下デザイナーが青春時代に影響を受けたという米カルチャー誌「レイガン(Ray Gun)」のタイポグラフィーであり、カーソンが手掛けたもの。1990年代にオルタナティブ・ミュージックやストリートカルチャーを取り上げた同誌は、雑誌の内容だけでなく、型破りなタイポグラフィーやレイアウトで、多くのデザイナーやクリエイターを虜にしてきた。宮下デザイナーもその一人で、実験的なデザインアプローチや、ストイックな姿勢は「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の作風にも重なる部分がある。

 ショー音楽は、協業を続ける作曲家・ピアニストの⼩瀬村晶がオリジナルで手掛けた。⼩瀬村のピアノだけでなく、英シンガーソングライターのクララ・マン(Clara Mann)の歌声とコーラス、バイオリンなどの弦楽器の演奏が入り、ノイズも加えられている。多くの要素を盛り込みながらも静けさがあり、ドラマチックなコレクションと調和して一体となっていた。

ある女性と、音楽やカルチャーへの
深い愛やリスペクト

 偶然かもしれないが、今季のタイトル“The Two Of Us. ”は、宮下デザイナーが愛するザ・ビートルズ(The Beatles)の哀愁漂うラブナンバーと同じである。“独奏家”の情熱が注ぎ込まれたコレクションには、“彼女”やカーソンらのストーリーが加わってエモーショナルな強さが宿り、まるで総合芸術のようだった。ファッションと音楽、カルチャーへの深い愛やリスペクトの思いは、きっとその女性のみならず、多くの人の心にも響いている。

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「ア ベイシング エイプ®」と「フレッドペリー」の第2弾コラボコレクションが発売 全4型を用意

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ®)」は、「フレッドペリー(FRED PERRY)」とコラボレーションしたコレクションを発売した。「ベイプ®」の公式オンラインストアのほか、「ベイプエクスクルーシブ(BAPEXCLUSIVE)」青山店と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」大阪店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱っている。

 両者のコラボは2度目で、今回は「フレッドペリー」のアイコニックなアイテムであるポロシャツとトラックジャケットを中心に、フーディーとジップアップフーディーの全4型を用意。どれも胸に両者のロゴをあしらい、大胆に“ベイプカモ”を落とし込んでいる。価格は、ポロシャツが税込2万2000円、トラックジャケットが同3万6300円、フーディーが同3万3000円、ジップアップフーディーが同3万6300円だ。

 なおイメージビジュアルは、それぞれが拠点とする東京とロンドンのストリートで撮り下ろした。

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トヨタが渋谷パルコでポップアップ 「リー」や「フルーツオブザルーム」とのコラボ商品も

 トヨタ自動車とSTARBASE(東京、日髙良太郎社長)による、車の新たな楽しみ方を生み出すプロジェクト「Drive Your Teenage Dreams.」は、渋谷パルコ(3階 イエン タウン マーケット)でポップアップイベントを開催中だ。期間は3月31日まで。

 ファッションに注力する点も特徴で、“TOYOTA”のロゴを入れたオリジナルのスエット(7700円税込、以下同)やパーカ(8800円)に加え、ジーンズブランド「リー(LEE)」とコラボしたカバーオール(2万1000円)やペインターパンツ(1万8500円)、「フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)」と協業したTシャツ(4900円〜)やソックス(3足組、3800円)を販売する。

■TOYOTA POP-UP
日程:3月17〜31日
場所:渋谷パルコ3階 イエン タウン マーケット
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

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「ニューバランス」がアクション・ブロンソンとのコラボ“990v6 バクラヴァ”を発表

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ラッパーやシェフ、俳優、アスリートなどさまざまな顔を持つアクション・ブロンソン(Action Bronson)と初めてコラボレーションしたスニーカー“990v6 バクラヴァ(990v6 BAKLAVA)”を3月24日に発売する。価格は税込3万9600円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアや東京・日本橋浜町のコンセプトショップ「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」、一部店舗で取り扱う。

 “990v6 バクラヴァ”の“バクラヴァ”とは、アクション・ブロンソンが運営するデジタル・マーケットプレイス「バクラバ フリー マーケット(Baklava Flea Market)」にも名前を引用している、何層にも重ねた薄いパイ生地の中にナッツなどを挟んだ中東地域の伝統的な焼き菓子だ。彼は“バクラヴァ”が大好物で、今作はこの菓子の構造に着想。アウトソールからシュータンまでをカラフルなレイヤードで仕上げ、ブルーが海を、ブラウンが地球を、グレーが月など、それぞれのカラーで人間を形作る全てのもの、そしてレイヤーが積み重なって形成された彼の人生を表現しているという。

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55周年の「セイコー 5スポーツ」が「仮面ライダー」とコラボ 主人公・本郷猛が作中で着用

 時計ブランドの「セイコー 5スポーツ(SEIKO 5 SPORTS)」は今年55周年を迎えたことを記念して、「仮面ライダー」とコラボしたモデルを4月14日に発売する。世界限定4000本(国内では550本を販売)で、価格は5万1700円(税込)。

 同ブランドと「仮面ライダー」の関係は深く、主人公・本郷猛が作中で着用する。なお、作中では通信機という設定だ。

 本コラボ作では、当時のデザインを現代的にアレンジする。深みのあるグリーンで凹凸感のある文字盤は、「仮面ライダー」のヘルメットのテクスチャーを再現したもの。また、牛革製ベルトは、革で作られていた当時のライダースーツの風合いを、ベルト裏面の赤は「仮面ライダー」のトレードマークである赤いマフラーをオマージュしたものだ。

 さらにシースルーの裏ぶたには、作中に登場する「立花レーシング」のマークを印刷。箱は、時計にスペックを記載したアクリル板が重なる仕様で、「着用していない時も、アクリル越しに時計が楽しめる」という。

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【一粒万倍日】「バレンシアガ」が財布などスモールレザーの新作コレクションを発売 紙封筒風のフラップを踏襲

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、2023年夏コレクションからスモールレザーグッズをそろえた“バレンシアガ エンベロープ(BALENCIAGA ENVELOPE)”シリーズを発売した。ラインアップしたのは、ミニウオレット(5万7200円税込、以下同)やスリムウオレット(8万14000円)、カードホルダー(3万9600円)など。アイテムは世界中の一部店舗と公式オンラインサイトで取り扱っている。

 同シリーズは、“バレンシアガ ペーパー(BALENCIAGA PAPIER)”のスタイルを踏襲し、クラシックな紙封筒の折り目に似せたデザインや「Balenciaga Paris Made in Italy」のエンボスを採用した。素材はイタリア製のカーフレザーを使用しており、特徴的な四角のフラップを取り入れた。カラーは単色や、内側に反対色を配したグレートーン、落ち着きのあるパステルのカラーパレットで展開する。

 3月21日は、“一粒の籾(もみ)が豊かに実り、万倍もの稲穂になる日”とされる吉日「一粒万倍日」と「天赦日」「寅の日」の3つが重なる最強開運日で、財布を新調するのに適した日としても知られる。

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「アディダス オリジナルス」が「スポーティ アンド リッチ」との第2弾コラボ“サンバ”を発売か

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」が、エミリー・オーバーグ(Emily Oberg)の手掛けるニューヨーク発のブランド「スポーティ アンド リッチ(SPORTY & RICH)」とコラボレーションしたスニーカーを発売するようだ。US版「ハイプビースト(HYPEBEAST)」など、複数の海外メディアが報じている。

 両者は、2022年11月に初のコラボコレクションを発売しており、報道が正しければ今回が2度目のコラボとなる。第1弾ではアパレルとスニーカーをラインアップしていたが、第2弾は「アディダス オリジナルス」の人気スニーカー“サンバ(SAMBA)”をベースとしたスニーカーのみを用意。定番カラーのホワイト&ブラックとあわせて、スカイブルー&タンおよび同カラーリングを反転した全3色を展開し、サイドのアイコニックな“SAMBA”の文字を“SPORTY & RICH”に置き換え、シュータンラベルやヒールにも同様の文字をあしらっているという。発売時期は不明だが、早ければ今後数カ月以内に発売する予定だ。

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“N.ハリウッド コンパイル”と「アウトドアプロダクツ」がコラボ サイズの異なる2型のトートバッグを用意

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のドレスライン“N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)”は、「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」とコラボレーションしたバッグを3月21日に発売する。「N.ハリウッド」の公式オンラインストアとミスター ハリウッド(Mister hollywood)、ミスターハリウッド オオサカ、「N.ハリウッド」直営店舗、「N.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)」で取り扱う。

 両者は2019年から不定期にコラボしており、今回はサイズの異なる2型のトートバッグを用意した。どちらも入り口を絞ることで巾着型にもできる仕様で、背面に両ブランドのロゴの織りネームを配置したほか、アジャスター付きのショルダーテープには両ブランドのロゴをジャガードで織り込み、内側には小物の収納に便利な吊りポケットをあしらっている。価格は、容量60Lが税込2万2000円、容量17Lが同1万8700円だ。

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「プーマ」がTVアニメ「スポンジ・ボブ」と初コラボ 「パロモ スペイン」とのコラボ第2弾も

 「プーマ(PUMA)」はこのほど、アメリカのテレビアニメ「スポンジ・ボブ スクウェアパンツ」と初コラボレーションしたコレクションを発売した。

 コレクションは、スポンジ・ボブとパトリック・スターがクラゲ釣りの冒険をする姿を描いたほか、夏らしいカラーリングを取り入れたフローラルプリントなどのデザインが特徴だ。ブランドを象徴するトラックスーツ“ティーセブン(T7)”をアレンジしたアイテムなど、大人用と子供用のアパレル、シューズ、アクセサリーをラインアップした。

 また、「プーマ」は「パロモ スペイン(PALOMO SPAIN)」とのコラボレーション第2弾も発売。1960〜70年代のサーフカルチャーをテーマに、プリント柄のTシャツやフーディー、カーゴパンツ、ボンバージャケット、サーフィンのラッシュガード をイメージしたロングスリーブトップスなど、ジェンダーニュートラルなアイテムを用意した。

 両コレクションはプーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマストアお台場、プーマストア富士見、プーマストア京都、プーマストア サッポロファクトリー、プーマストア福岡、公式オンラインストア、公式アプリなどで取り扱い中だ。

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【スナップ】Koki,や森星、BE:FIRSTらが来場 「ヴァレンティノ」が表参道店で特別ウインドー公開

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、2023年春夏コレクション“アンボクシング ヴァレンティノ(UNBOXING VALENTINO)”の発売を記念して、世界各国で9組のスタイリストとコラボレーションした特別なプロジェクトを実施中だ。日本ではスタイリストの服部昌孝とタッグを組み、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターによるコレクションの世界観を独自の解釈で表現した特別なウインドーを表参道店で3月31日まで公開している。

 これを記念して、開催前日にプレイベントを開催。Koki, や松井愛莉、前田敦子、大政絢、BE:FIRSTのRYUHEIとJUNON、emma、森星、藤井夏恋、滝沢眞規子、ミチ、よしあき、泉里香ら多くのセレブリティが来場し、特別なウインドーを楽しんだ。

■“アンボクシング ヴァレンティノ”特別ウインドー
会期:3月16~31日
場所:ヴァレンティノ 表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12 表参道ヒルズ 1F、2F

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【スナップ】Koki,や森星、BE:FIRSTらが来場 「ヴァレンティノ」が表参道店で特別ウインドー公開

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、2023年春夏コレクション“アンボクシング ヴァレンティノ(UNBOXING VALENTINO)”の発売を記念して、世界各国で9組のスタイリストとコラボレーションした特別なプロジェクトを実施中だ。日本ではスタイリストの服部昌孝とタッグを組み、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターによるコレクションの世界観を独自の解釈で表現した特別なウインドーを表参道店で3月31日まで公開している。

 これを記念して、開催前日にプレイベントを開催。Koki, や松井愛莉、前田敦子、大政絢、BE:FIRSTのRYUHEIとJUNON、emma、森星、藤井夏恋、滝沢眞規子、ミチ、よしあき、泉里香ら多くのセレブリティが来場し、特別なウインドーを楽しんだ。

■“アンボクシング ヴァレンティノ”特別ウインドー
会期:3月16~31日
場所:ヴァレンティノ 表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12 表参道ヒルズ 1F、2F

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創業10年、酒場激戦区の雄「いしもん」グループ。大阪キタで立ち飲みから完全予約制コース1本の隠れ家割烹まで繁盛店を展開できる理由とは?

【記事のポイント】 ●「酒菜や いしもん」(梅田2店、西中島南方)、「鮨や いしもん」「立吞や いしもん」(各梅田)、コース1本の「隠れ家割烹 いしもん」(福島)と、梅田を中心に大阪キタエリアで割烹酒場を中心に6店舗を展開するいしもんグループ。10年を振り返ってもらった。
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創業10年、酒場激戦区の雄「いしもん」グループ。大阪キタで立ち飲みから完全予約制コース1本の隠れ家割烹まで繁盛店を展開できる理由とは?

【記事のポイント】 ●「酒菜や いしもん」(梅田2店、西中島南方)、「鮨や いしもん」「立吞や いしもん」(各梅田)、コース1本の「隠れ家割烹 いしもん」(福島)と、梅田を中心に大阪キタエリアで割烹酒場を中心に6店舗を展開するいしもんグループ。10年を振り返ってもらった。
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「クリアプロ」が松本潤起用の新CMを公開 クレンジングオイル発売に合わせ

 コーセーコスメポートは3月22日、植物油脂を主成分にしたクレンジングオイル “クッションクレンジングオイル”(180mL、税込1870円 ※編集部調べ)を発売する。それに伴い、20日から俳優の松本潤を起用したクレンジングブランド「クリアプロ(CLEAR PRO)」の新CMを公式YouTubeチャンネルで公開した。同CMは23日からテレビでも放送を行う。

 「クリアプロ」は1995年に誕生したクレンジングブランド「ソフティモ(SOFTYMO)」の高機能シリーズで、毛穴、張り感、透明感が気になる年齢層に向けて2020年8月にデビューした。新商品“クッションクレンジングオイル”はトウモロコシ胚芽油やコメヌカ油などの植物油脂を主成分とし保湿成分も配合。クッション性の高いテクスチャーで肌への摩擦を軽減させている。

松本が出演する新CM「Black&Gold」編は、黒一色の背景に黒い衣装を着た松本が登場し、「メイクも毛穴汚れも、しっかりと落とす。 だけで、満足?」と呼びかけるシンプルな構成が特徴。撮影終了後、松本は「シンプルで、力強くて、かっこいいCMになるのではないかと思います」と語り、「シンプルでやることがはっきり決まっていたから、その世界観に自分も入り込んで、集中して楽しみながら撮影できました」と振り返った。

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「クリアプロ」が松本潤起用の新CMを公開 クレンジングオイル発売に合わせ

 コーセーコスメポートは3月22日、植物油脂を主成分にしたクレンジングオイル “クッションクレンジングオイル”(180mL、税込1870円 ※編集部調べ)を発売する。それに伴い、20日から俳優の松本潤を起用したクレンジングブランド「クリアプロ(CLEAR PRO)」の新CMを公式YouTubeチャンネルで公開した。同CMは23日からテレビでも放送を行う。

 「クリアプロ」は1995年に誕生したクレンジングブランド「ソフティモ(SOFTYMO)」の高機能シリーズで、毛穴、張り感、透明感が気になる年齢層に向けて2020年8月にデビューした。新商品“クッションクレンジングオイル”はトウモロコシ胚芽油やコメヌカ油などの植物油脂を主成分とし保湿成分も配合。クッション性の高いテクスチャーで肌への摩擦を軽減させている。

松本が出演する新CM「Black&Gold」編は、黒一色の背景に黒い衣装を着た松本が登場し、「メイクも毛穴汚れも、しっかりと落とす。 だけで、満足?」と呼びかけるシンプルな構成が特徴。撮影終了後、松本は「シンプルで、力強くて、かっこいいCMになるのではないかと思います」と語り、「シンプルでやることがはっきり決まっていたから、その世界観に自分も入り込んで、集中して楽しみながら撮影できました」と振り返った。

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