「YSL」新ミューズのTWICEサナがコスメ愛語る 「新作が出たら必ずチェック」

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、以下YSL)」は3月25日、都内でアジア発9人組ガールズグループTWICEのサナを招いたミューズ就任会見を行った。イベントではブランドのアイコンリップでありサナがCM出演する"ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ"や、自身のコスメ愛などについてトークを繰り広げた。

 サナは新たに就任したYSLジャパンメイクアップミューズについて、「昔からよく愛用していたブランドなので、今回一緒にお仕事できることになってとてもうれしく思います。光栄です」と笑顔を見せ、「617番のリップ(※現在は販売終了)を愛用していて、ミューズのお仕事の前から愛用するピンクのグローパクトも、初めてつけた時から私好み過ぎて、誰かに教えるのがもったいないくらい大好きです」とコメント。また、「メイクも好きですし、コスメやスキンケアにも昔から関心があって、メイクさんや友だちとそういう話も普段するのですが、SNSなどでも新作が出たら必ずチェックしています」とコスメ愛を語った。

 CMでは"ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ"の新色"No.13 フラッシング ローズ"と、既存の人気色である"No.11 レッド スリル"の2色を使用して撮影に挑んだという。「撮影日は1日中、リップを何度も塗るシーンの撮影があったのですが、撮影が終わって夜に家に帰ってからも唇がとても潤っていて、普段寝る前に塗っているリップバームも塗らず、潤った唇のまま就寝しました」と、スキンケア成分が約78%配合されている同リップの潤い感についても振り返った。

 新色コレクション「ジューシー シロップ コレクション」(全3色、税込各4950円)は、トレンドの"Y2K"気分を盛り上げるジューシーなヌーディピンクが特徴で現在発売中だ。

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「アー・ペー・セー」が新作のレザーグッズや雑貨を集めたイベントを開催 各店舗とオンラインで

 「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は3月29日〜4月19日の期間、全国のコレクションショップと公式オンラインストアで新作のアクセサリーコレクションをそろえる「アー・ペー・セー ACC フォーカス」を開催する。今シーズンは、クラシカルなレザーグッズからアウトドアに着想した機能的な雑貨まで、さまざまなアイテムを取りそろえている。期間中、3万3000円(税込、以下同)以上の雑貨を購入し、アー・ペー・セー アプリに登録している人には、ノベルティーとしてファブリックポーチをプレゼントする。

 ウオレットコレクションでは、長く愛されている定番“ジュネーブ バッグ”からインスピレーションを得たウィメンズの新型“ジュネーブ トライフォード ウォレット”(3万9600円)と実用的な二つ折りタイプの定番ライン“エマニュエル コンパクトウォレット”(4万700円)をラインアップする。

 ウィメンズのバッグコレクションでは、柔らかくしなやかなフェイクレザーを使った、新作の“ニノン バッグ”(3万1900円〜)シリーズを用意する。フェミニンであり、ブランドらしいビンテージなムードが感じられるデザインだ。ユニセックスモデルの“カミール 2.0バッグ”シリーズ(ショッピングトート6万500円など)では、レザートリミングや厚手コットン/リネンブレンドのキャンバスを使用している。ショルダーストラップがついているため、肩掛けやハンドキャリーなどさまざまなスタイルを楽しめる。

 アウトドアのムードを取り込んだメンズスタイルの“トレック”シリーズからは、耐久性のある素材を使用し、機能的でモダンな印象に仕上げたクロスボディポーチ(2万5300円)やヒップバッグ(3万1900円)などをラインアップする。ウォーターボトル(8250円)とボトルホルダー(2万900円)は、モノトーンで統一したモダンでミニマムなデザインがポイントだ。

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韓国発「マルディメクルディ」が「ニュー エラ」とコラボ フラワーモチーフを取り入れたキャップなどを発売

 ムシンサ ジャパンは、韓国発のファッションブランド「マルディメクルディ(MARDI MERCREDI)」と「ニューエラ(NEW ERA)」のコラボアイテムを発売した。ラインアップしたのは、ブランドのアイコニックなフラワーモチーフを大胆に使用したキャップ(7500円税込、以下同)や刺しゅうを施したバケットハット(1万800円)など。「マルディメクルディ」の日本公式オンラインストアで取り扱っており、3月31日までは5%オフで購入できる。

 「ニューエラ」のユニセックスで着用できる“9TWENTY”をベースにした“920UNST LE SCOUT”(7500円)は、フロント部分にステッチとフェルトを使用し、「MARDI MERCREDI」のロゴを配した、ビンテージなムードを感じさせるアイテムだ。

 フロントが柔らかい“9FORTY”を使用した“940UNST FLEUR-DE-LIS”(7500円)は、ブランドのアイコニックなグラフィック“フワラー マルディ”をサイドに刺しゅうしたベースボールキャップ。同じく“9FORTY”を使用した“940UNST ICI C'EST PARIS”(7500円)は、フロント部分にブランドのロゴ刺繍を施している。

 バケットハットはトレンド感のある、セーラーブリムシルエットを採用し、ブランド名とロゴを大胆に刺しゅうした。

 「マルディメクルディ」は2018年に設立した韓国のコンテンポラリーブランド。フレンチテイストを取り入れたカジュアルなデザインが特徴で、ファッションやライフスタイル全般を提案し、韓国国内だけでなく、日本でも若年層を中心に支持を得ている。日本での展開は韓国のECサイト、ムシンサの日本法人である、ムシンサ ジャパンが担っている。

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韓国発「マルディメクルディ」が「ニュー エラ」とコラボ フラワーモチーフを取り入れたキャップなどを発売

 ムシンサ ジャパンは、韓国発のファッションブランド「マルディメクルディ(MARDI MERCREDI)」と「ニューエラ(NEW ERA)」のコラボアイテムを発売した。ラインアップしたのは、ブランドのアイコニックなフラワーモチーフを大胆に使用したキャップ(7500円税込、以下同)や刺しゅうを施したバケットハット(1万800円)など。「マルディメクルディ」の日本公式オンラインストアで取り扱っており、3月31日までは5%オフで購入できる。

 「ニューエラ」のユニセックスで着用できる“9TWENTY”をベースにした“920UNST LE SCOUT”(7500円)は、フロント部分にステッチとフェルトを使用し、「MARDI MERCREDI」のロゴを配した、ビンテージなムードを感じさせるアイテムだ。

 フロントが柔らかい“9FORTY”を使用した“940UNST FLEUR-DE-LIS”(7500円)は、ブランドのアイコニックなグラフィック“フワラー マルディ”をサイドに刺しゅうしたベースボールキャップ。同じく“9FORTY”を使用した“940UNST ICI C'EST PARIS”(7500円)は、フロント部分にブランドのロゴ刺繍を施している。

 バケットハットはトレンド感のある、セーラーブリムシルエットを採用し、ブランド名とロゴを大胆に刺しゅうした。

 「マルディメクルディ」は2018年に設立した韓国のコンテンポラリーブランド。フレンチテイストを取り入れたカジュアルなデザインが特徴で、ファッションやライフスタイル全般を提案し、韓国国内だけでなく、日本でも若年層を中心に支持を得ている。日本での展開は韓国のECサイト、ムシンサの日本法人である、ムシンサ ジャパンが担っている。

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”から帽子2型 アイデアはPOGGYによるもの

 “ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は3月29日、コラボレートコレクション第23弾として、日本の帽子ブランド「ザ エイチダブリュードッグアンドコー(THE H.W. DOG & CO.)」と協業した商品を発売する。

 1860年代のベースボールキャップをベースとした短めブリムのモデル(1万6500円税込、以下同)と、1980年代の製品を原型とするハンチング(1万7600円)の2型で、どちらも素材にはメッシュを用いる。これまでのコラボ商品同様、前面には牡丹の花を刺しゅうし、側面には黒いペーパータグをあしらう。

 メッシュを硬めにしたり、スポンジの芯地を厚めにしたり、穴に突起をはめ込む“アメリカンアジャスター”を採用したりするアイデアは、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”のキュレーターを務める小木“POGGY”基史のものだという。

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【スナップ】「リック・オウエンス」の会場で注目すべきは、エッジの効いたエレガンス 全身ピンクの仲里依紗も来場

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月2日(現地時間)、パレ・ド・トーキョーで2023-24年秋冬コレクションを発表した。異世界から降臨したような奇抜なファッションで話題を集めることが多かったが、ここ数シーズン、来場者や会場前に集うファンの着こなしは徐々にエレガントに変化。全体傾向としてもエレガンス回帰が顕著だった今季は、ボディーラインに沿うマキシドレスやトレーンを引くデザイン、パファーやファーで作るボリューム、定番のプラットフォームブーツを取り入れ、このブランドらしいエッジを効かせながらもエレガントに仕上げたスタイルが目を引いた。

 今季初めてパリコレに参加した俳優の仲里依紗は、ピンクのヘアに合わせて、2023年春夏コレクションから、オーバーサイズの変形ブルゾンとトレーンを引くアシンメトリードレスにプラットフォームのサイハイブーツを合わせた全身ピンクのルックをセレクト。一方、「リック」のショーの常連であるモデルの秋元梢は、オールブラックで決めた。

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【スナップ】「リック・オウエンス」の会場で注目すべきは、エッジの効いたエレガンス 全身ピンクの仲里依紗も来場

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月2日(現地時間)、パレ・ド・トーキョーで2023-24年秋冬コレクションを発表した。異世界から降臨したような奇抜なファッションで話題を集めることが多かったが、ここ数シーズン、来場者や会場前に集うファンの着こなしは徐々にエレガントに変化。全体傾向としてもエレガンス回帰が顕著だった今季は、ボディーラインに沿うマキシドレスやトレーンを引くデザイン、パファーやファーで作るボリューム、定番のプラットフォームブーツを取り入れ、このブランドらしいエッジを効かせながらもエレガントに仕上げたスタイルが目を引いた。

 今季初めてパリコレに参加した俳優の仲里依紗は、ピンクのヘアに合わせて、2023年春夏コレクションから、オーバーサイズの変形ブルゾンとトレーンを引くアシンメトリードレスにプラットフォームのサイハイブーツを合わせた全身ピンクのルックをセレクト。一方、「リック」のショーの常連であるモデルの秋元梢は、オールブラックで決めた。

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大阪の名店セレクト「ヴィジットフォー」が東京初進出 代々木の住宅街に「ディケイ」出店

 大阪でユニークな存在感を放つセレクトショップ、南堀江の「ヴィジットフォー(VISIT FOR)」、船場の「アイシーオール(I SEE ALL)」を運営する西脇篤史さんが、東京に初のショップ「ディケイ(Dekay)」をオープンします。新店はJR代々木駅から徒歩8分で、新宿駅にもほど近い便利な立地。しかし、マップ片手にたどり着いた先は住宅街のど真ん中にある民家で、「本当にここ?」と驚いてしまいます。SF映画「2001年宇宙の旅」をイメージしたというフューチャリスティックな黄色い入り口が目印です。

 「既存2店のECは東京のスタイリストなどのお客さまが非常に多く、東京に出店すればニーズがあると考えた。大阪は東京に比べれば保守的な街。ここなら、今まで取り扱うことができなかった挑戦的なブランドも販売できる」と西脇さんは出店経緯を語ります。それにしてもこの立地。船場の「アイシーオール」も繊維問屋街の古い会館内にありますが、「ディケイ」は輪をかけて意外性があると言っていい場所です。「今は原宿や渋谷の駅前に出店して、お客さまが街ブラしながら店を見て回るような時代ではない。ネットで店舗情報を調べて、その店を目がけて来るわけだから、ある程度駅から近ければどこだって同じ」。確かに近年は、地方都市の個性派専門店なども“デスティネーションストア”として都心客を含めて人気になっています。

「予測不可能で自由なスペース」

 宇宙船のような入り口を通ると、1階が店舗、2階がギャラリーになっており、面積は計132平方メートル。古い民家をそのまま生かしているので、柱や壁は年季の入った木がむき出し。そこにガラスや人工的な光沢がある床材、蛍光灯を組み合わせている点が特徴です。西脇さんが親交のある出版社で、アートブックや写真集などを手掛けるRondadeが内装を担当しています。

 1階で取り扱うブランドは、「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「パウラ カノヴァス デル ヴァス(PAULA CANOVAS DEL VAS)」「ニッコロ パスカレッティ(NICCOLO PASQUALETTI)」「ジョアンナ パーヴ(JOHANNA PARV)」など。ファッション好きにはたまらない、ロンドンの主張の強い新進ブランドが充実しています。2階ではさまざまな企画を行っていく中で、日本の新進デザイナーや服飾学生の展示も行っていく想定。「予測不可能で自由なスペース」として、今後店舗を運営していくといいます。

 現在はプレオープンという位置づけで、グランドオープンは4月を予定。月曜から日曜まで常に開いているわけではないので、営業日や営業時間は公式インスタグラム(@de.kay)を確認してください。

■ディケイ(Dekay)
住所:東京都渋谷区代々木2-36-6

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大阪の名店セレクト「ヴィジットフォー」が東京初進出 代々木の住宅街に「ディケイ」出店

 大阪でユニークな存在感を放つセレクトショップ、南堀江の「ヴィジットフォー(VISIT FOR)」、船場の「アイシーオール(I SEE ALL)」を運営する西脇篤史さんが、東京に初のショップ「ディケイ(Dekay)」をオープンします。新店はJR代々木駅から徒歩8分で、新宿駅にもほど近い便利な立地。しかし、マップ片手にたどり着いた先は住宅街のど真ん中にある民家で、「本当にここ?」と驚いてしまいます。SF映画「2001年宇宙の旅」をイメージしたというフューチャリスティックな黄色い入り口が目印です。

 「既存2店のECは東京のスタイリストなどのお客さまが非常に多く、東京に出店すればニーズがあると考えた。大阪は東京に比べれば保守的な街。ここなら、今まで取り扱うことができなかった挑戦的なブランドも販売できる」と西脇さんは出店経緯を語ります。それにしてもこの立地。船場の「アイシーオール」も繊維問屋街の古い会館内にありますが、「ディケイ」は輪をかけて意外性があると言っていい場所です。「今は原宿や渋谷の駅前に出店して、お客さまが街ブラしながら店を見て回るような時代ではない。ネットで店舗情報を調べて、その店を目がけて来るわけだから、ある程度駅から近ければどこだって同じ」。確かに近年は、地方都市の個性派専門店なども“デスティネーションストア”として都心客を含めて人気になっています。

「予測不可能で自由なスペース」

 宇宙船のような入り口を通ると、1階が店舗、2階がギャラリーになっており、面積は計132平方メートル。古い民家をそのまま生かしているので、柱や壁は年季の入った木がむき出し。そこにガラスや人工的な光沢がある床材、蛍光灯を組み合わせている点が特徴です。西脇さんが親交のある出版社で、アートブックや写真集などを手掛けるRondadeが内装を担当しています。

 1階で取り扱うブランドは、「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「パウラ カノヴァス デル ヴァス(PAULA CANOVAS DEL VAS)」「ニッコロ パスカレッティ(NICCOLO PASQUALETTI)」「ジョアンナ パーヴ(JOHANNA PARV)」など。ファッション好きにはたまらない、ロンドンの主張の強い新進ブランドが充実しています。2階ではさまざまな企画を行っていく中で、日本の新進デザイナーや服飾学生の展示も行っていく想定。「予測不可能で自由なスペース」として、今後店舗を運営していくといいます。

 現在はプレオープンという位置づけで、グランドオープンは4月を予定。月曜から日曜まで常に開いているわけではないので、営業日や営業時間は公式インスタグラム(@de.kay)を確認してください。

■ディケイ(Dekay)
住所:東京都渋谷区代々木2-36-6

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東レ新社長の大矢氏、「二人三脚で(事業の)体積増やす」 会見の一問一答

 東レは3月27日、東京都内で大矢光雄・副社長(66)の新社長就任会見を行った。6月末の定時株主総会を経て、正式に社長に就任する。大矢氏は1980年の入社以来、繊維の営業一筋だが、ファイバー、テキスタイル、縫製までの全領域を担当しており、「長い東レの歴史の中でも、全般を担当した人は珍しい」という。東レのコア・バリューである研究開発技術を、繊維事業で培ったブランディングやグローバルサプライチェーンの拡充などをミックスした経営手腕を生かす。

 大矢氏は1956年6月11日生まれ、千葉県出身。慶応大学法学部を卒業後に1980年4月に東レ入社。2002年に長繊維事業部長、08年6月にインドネシア・トーレ・シンセティクス副社長、11年6月産業資材・衣料素材事業部門長、12年取締役、14年6月東レインターナショナル社長、16年6月専務取締役繊維事業本部長、20年6月代表取締役副社長執行役員、23年6月社長就任(予定)。

 メディアとの一問一答は以下の通り。

――なぜ今なのか?

日覚昭廣・社長(以下、日覚):東レは高い技術力で革新的な素材を生み出し、事業を拡大してきたし、社会課題の解決にも貢献してきた。ただ、最終製品を作っていないため、一般での認知度だけでなく、市場での価値評価の低さが課題だったと認識している。大矢さんは、厳しい事業環境の中で、大矢さんは課長時代から繊維の高付加価値化やサプライチェーン改革などを成し遂げ、グローバル市場でも確たるポジションを築き上げてきた。加えて、繊維事業は拠点もグローバルに広がっているが、外部も含めた人望の厚さもある。これらが決め手になった。

――日覚社長が2010年に社長に就任した際は61歳だった。若返りという意味では物足りないが。

日覚:若返りも重要だと考えているし、現在は50歳以下を対象にした幹部育成にも取り組んでいる。だが、いまの厳しい状況を考えて、知識と経験、実力、人望を考えると、それらを満たす人材を考えると、(結果として)大矢さんという結論になった。

大矢光雄・副社長(以下、大矢):もともと老けて見られるので、10年前もこーゆう顔だったので、次の10年も変わらないはず(笑)。冗談はともかく、私自身は健康であれば年は関係ないと思っている。

――打診はいつ?

大矢:昨年末に打診があったが、そのタイミングでは一旦保留した。私は繊維の営業一筋で、東レの広範囲にまたがる事業を、どうカバーしていくか考えたかったからだ。だが全社を見渡してみて、ゼロイチではなく、10から100に、100から1000にするような事業も多く、それなら私の経験や力が生かせるのではないかと思い、受けることを決めた。

――趣味と座右の銘は?

大矢:趣味は週一で行っているゴルフ。座右の銘のようなものは特にないが、この10年は吉田松陰の「夢なきものに成功なし」を、折に触れて掲げている。「夢なき者に理想なし、 理想なき者に計画なし、 計画なき者に実行なし、 実行なき者に成功なし。 故に、 夢なき者に成功なし」というものだ。この言葉自体は、日覚(現社長)さんが常に言っていることとかなり近いかもしれない。

――先ほども触れていたが、東レの幅広い事業領域をどうカバーする?

大矢:(会長に就任する)日覚さんと二人三脚で、ときには力も借りるが、自分自身でも事業の中身を精査して判断できるように精進していく。

――この数年は不正問題もあった。どう対処する?

大矢:すでに日覚社長のリーダーシップの下、再発防止と不正防止策に全力で取り組んでいるが、再発防止の取り組みはエンドレス。絶え間なくコンプライアンスの徹底を続行していくが、結局は一人ひとりのモラルの問題だ。最後の一人にまで、再発防止の意識を徹底させたい。

――出身の繊維の今後は?

大矢:繊維事業はプラザ合意移行、構造改革を余儀なくされてきた。だが東レはグローバルなサプライチェーンの拡充、グローバル拠点の高度化、新規市場への取り組みなどを掲げ、事業の拡大を実現してきた。単に面積を増やすのではなく、体積を増やしていく、といった考え方だ。今後もこの考え方で成長を目指したい、

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ビヨンセの「アイビーパーク」と「アディダス」がパートナーシップ解消か 米メディア報道

 ビヨンセ(Beyonce)と「アディダス(ADIDAS)」のパートナーシップが終了するようだと米「ザ・ハリウッドリポーター(The Hollywood Reporter)」誌が報じた。同誌によると、本件の関係者が「パートナーシップ解消について双方が合意した」と明かしたという。

 「アイビーパーク(IVY PARK)」は、ビヨンセと英ブランド「トップショップ(TOPSHOP)」のフィリップ・グリーン(Philip Green)卿が2016年に共同設立したが、同卿のセクハラ問題などを受けて、18年にビヨンセが全株式を取得。19年からは「アディダス」と組み、「アイビーパーク」のアクティブウエアラインを再始動させていた。しかし、「ザ・ハリウッドリポーター」誌によると、ビヨンセと「アディダス」の間で「クリエイティブの方向性に大きな相違」が生じ、「ビヨンセは自身のブランドを取り戻し、自由な発想を維持することに前向き」だという。

 2月にウォール・ストリート・ジャーナルは、「アイビーパーク」が2億5000万ドル(約325億円)の売り上げを見込んでいたところ、前年の売り上げ9300万ドルから50%以上減の4000万ドル(約52億円)にとどまったと報じている。この記事に対して「アディダス」は、「パートナーシップは強固なもので、成功している。われわれは引き続きお互いに良い影響を与え続け、共に作り上げた作品を誇りに思う」とコメントしていた。

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ビヨンセの「アイビーパーク」と「アディダス」がパートナーシップ解消か 米メディア報道

 ビヨンセ(Beyonce)と「アディダス(ADIDAS)」のパートナーシップが終了するようだと米「ザ・ハリウッドリポーター(The Hollywood Reporter)」誌が報じた。同誌によると、本件の関係者が「パートナーシップ解消について双方が合意した」と明かしたという。

 「アイビーパーク(IVY PARK)」は、ビヨンセと英ブランド「トップショップ(TOPSHOP)」のフィリップ・グリーン(Philip Green)卿が2016年に共同設立したが、同卿のセクハラ問題などを受けて、18年にビヨンセが全株式を取得。19年からは「アディダス」と組み、「アイビーパーク」のアクティブウエアラインを再始動させていた。しかし、「ザ・ハリウッドリポーター」誌によると、ビヨンセと「アディダス」の間で「クリエイティブの方向性に大きな相違」が生じ、「ビヨンセは自身のブランドを取り戻し、自由な発想を維持することに前向き」だという。

 2月にウォール・ストリート・ジャーナルは、「アイビーパーク」が2億5000万ドル(約325億円)の売り上げを見込んでいたところ、前年の売り上げ9300万ドルから50%以上減の4000万ドル(約52億円)にとどまったと報じている。この記事に対して「アディダス」は、「パートナーシップは強固なもので、成功している。われわれは引き続きお互いに良い影響を与え続け、共に作り上げた作品を誇りに思う」とコメントしていた。

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バーニーズ ニューヨークの100周年記念アイテム 第4弾は「ハイク」など9ブランドとコラボ

 バーニーズ ニューヨークは、創業100周年を記念した限定アイテムの第4弾を3月下旬から順次発売する。

 第4弾では「ハイク(HYKE)」とコラボした1940年代の米海軍のサルベージパーカーに着想を得たブルゾン(税込3万9600円)や、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の耐水・透湿・防風性に優れたジャケット(同5万7200円)とパンツ(同4万2900円)、「マーカウェア(MARKAWARE)」のトロピカルウールを使ったカーディガン(同4万1800円)、シャツ(同3万5200円)、ショートパンツ(同3万3000円)などを用意する。

 このほか「マディソンブルー(MADISONBLUE)」「アリゾナ ラブ(ARIZONA LOVE)」「ベイシックス(BASICKS)」「オーエーエス(OAS)」「デスティン(DESTIN)」「レインメーカー(RAINMAKER)」の計9ブランドとコラボレーションした。

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“古着の街、下北沢”に満を持して進出 「古着屋ジャム」が3月30日にオープン

 「古着屋ジャム」を運営するJAM TRADING(大阪、福嶋政憲社長)は3月30日、下北沢店をオープンする。2021年5月に開店した原宿店に続く都内2店舗目だ。

 福嶋社長は、「売り場面積は約200㎡と既存店(平均380㎡ほど)に比べてコンパクトだが、その分“濃度”を増し、一方で古着屋ジャムのモットーである“初心者からマニアまで楽しめる店”にしたい。そのため、幅広い品ぞろえにこだわる」と話す。

 また店長、副店長に20代女性を起用することについては、「当社は“古着の街、下北沢”で最後発となる。古着ブームも落ち着きつつある中、新たな層にアプローチしていければ」と述べる。

 古着屋ジャムは東京、大阪、北海道、宮城、愛知、京都、広島、福岡、熊本で13店舗を運営する。

 JAM TRADING は4月27日に、“低価格でエコ”を切り口とする別業態「ロエコ・バイ・ジャム」でも下北沢に出店する。

■古着屋ジャム下北沢店
オープン日:3月30日
時間:11:00〜20:00
定休日:無休
住所:東京都世田谷区北沢2-31-7 アビティ下北沢2階

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2023年も化粧品値上げ相次ぐ 「ディオール」「コスメデコルテ」など価格改定ブランド一覧

 2023年も原材料価格の高騰が影響し、百貨店で販売するブランドを中心に化粧品の値上げが止まらない。ELCジャパンや日本ロレアルが展開する外資系ブランドが次々と価格改定を実施し、資生堂やコーセーなどの国産ブランドの値上げも目立つ。

 3月28日から一部商品の価格を改定する「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」は、製造工程におけるさまざまな費用の高騰を受け、最大で19.4%値上げする。対象は、メイクアップリムーバー“ディープクレンジング ジェル CL”や“キールズ クリーム UFC(ジャンボサイズ)”、リップケア“リップ バーム”など。

 3月29日から一部商品の価格を改定する「ランコム(LANCOME)」は、最高級ラインの原材料や製造工程など多岐に渡りコスト高の影響を受け、最大で16.7%値上げする。対象は美容液“ジェニフィック アドバンスト N”やプレミアムラインのクリーム“アプソリュ ソフトクリーム”、マスカラ“イプノ ドールアイ ウォータープルーフ N”など。

 4月1日から一部のフレグランスの価格を改定する「コスメデコルテ」は、最大で6.7%値上げする。対象は“キモノ”シリーズ。なお、価格改定に伴い公式ECでは、3月31日18時~4月1日10時まで対象商品のみ一時販売を停止する予定。

 4月1日から一部のフレグランスの価格を改定する「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、原料価格などの高騰を受け、最大で4%値上げする。対象は“クリスタルブルーム オードパルファン”や“ブリリアントジュエル オードパルファン”など。

 4月12日から香水と化粧品の価格を改定する「ディオール(DIOR)」は、昨今の社会情勢などによる原料価格をはじめとした製造・輸送費用の高騰を受け、最大で19%値上げする。なお、4月11日まで同一商品の購入は1回の注文につき上限3個までとなる。対象はフレグランス“ミス ディオール オードゥ パルファン”や“ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー”、リップ“ディオール アディクト リップ マキシマイザー セラム”など。

 6月1日から一部の化粧用具の価格を改定する「シセイドウ(SHISEIDO)」は、原料費などの価格高騰を受け、最大で33.3%値上げする。対象は“メーキャップ アイラッシュカーラー”や“メーキャップ アイラッシュカーラー(替えゴム)”、“メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ”、“メーキャップ KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ”など。

【1月価格改定】
「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」(販売代理店・資生堂)

【2月価格改定】
「M·A·C」(ELCジャパン)
「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」(ELCジャパン)
「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」(ELCジャパン)
「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」(ELCジャパン)
「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」(ELCジャパン)
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」(ELCジャパン)
「ル ラボ(LE LABO)」(ELCジャパン)
「クリニーク(CLINIQUE)」(ELCジャパン)
「タカミ(TAKAMI)」(日本ロレアル)
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(日本ロレアル)
「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」(日本ロレアル)
「ジバンシイ(GIVENCHY)」(LVMHフレグランスブランズ)
「シロ(SHIRO)」

【3月価格改定】
「ナーズ(NARS)」(資生堂)
「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」(LVMHフレグランスブランズ)
「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」(日本ロレアル)
「SK-II」

3月28日から
「キールズ」(日本ロレアル)
3月29日から
「ランコム」(日本ロレアル)

【4月価格改定】
4月1日から
「コスメデコルテ」(コーセー)
4月1日から
「ジルスチュアート ビューティ」(コーセー)
4月5日から
「オサジ(OSAJI)」(日東電化工業)
4月12日から
「ディオール」(パルファン・クリスチャン・ディオール)

【6月価格改定】
6月1日から
「シセイドウ」(資生堂)

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2023年も化粧品値上げ相次ぐ 「ディオール」「コスメデコルテ」など価格改定ブランド一覧

 2023年も原材料価格の高騰が影響し、百貨店で販売するブランドを中心に化粧品の値上げが止まらない。ELCジャパンや日本ロレアルが展開する外資系ブランドが次々と価格改定を実施し、資生堂やコーセーなどの国産ブランドの値上げも目立つ。

 3月28日から一部商品の価格を改定する「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」は、製造工程におけるさまざまな費用の高騰を受け、最大で19.4%値上げする。対象は、メイクアップリムーバー“ディープクレンジング ジェル CL”や“キールズ クリーム UFC(ジャンボサイズ)”、リップケア“リップ バーム”など。

 3月29日から一部商品の価格を改定する「ランコム(LANCOME)」は、最高級ラインの原材料や製造工程など多岐に渡りコスト高の影響を受け、最大で16.7%値上げする。対象は美容液“ジェニフィック アドバンスト N”やプレミアムラインのクリーム“アプソリュ ソフトクリーム”、マスカラ“イプノ ドールアイ ウォータープルーフ N”など。

 4月1日から一部のフレグランスの価格を改定する「コスメデコルテ」は、最大で6.7%値上げする。対象は“キモノ”シリーズ。なお、価格改定に伴い公式ECでは、3月31日18時~4月1日10時まで対象商品のみ一時販売を停止する予定。

 4月1日から一部のフレグランスの価格を改定する「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、原料価格などの高騰を受け、最大で4%値上げする。対象は“クリスタルブルーム オードパルファン”や“ブリリアントジュエル オードパルファン”など。

 4月12日から香水と化粧品の価格を改定する「ディオール(DIOR)」は、昨今の社会情勢などによる原料価格をはじめとした製造・輸送費用の高騰を受け、最大で19%値上げする。なお、4月11日まで同一商品の購入は1回の注文につき上限3個までとなる。対象はフレグランス“ミス ディオール オードゥ パルファン”や“ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー”、リップ“ディオール アディクト リップ マキシマイザー セラム”など。

 6月1日から一部の化粧用具の価格を改定する「シセイドウ(SHISEIDO)」は、原料費などの価格高騰を受け、最大で33.3%値上げする。対象は“メーキャップ アイラッシュカーラー”や“メーキャップ アイラッシュカーラー(替えゴム)”、“メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ”、“メーキャップ KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ”など。

【1月価格改定】
「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」(販売代理店・資生堂)

【2月価格改定】
「M·A·C」(ELCジャパン)
「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」(ELCジャパン)
「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」(ELCジャパン)
「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」(ELCジャパン)
「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」(ELCジャパン)
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」(ELCジャパン)
「ル ラボ(LE LABO)」(ELCジャパン)
「クリニーク(CLINIQUE)」(ELCジャパン)
「タカミ(TAKAMI)」(日本ロレアル)
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(日本ロレアル)
「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」(日本ロレアル)
「ジバンシイ(GIVENCHY)」(LVMHフレグランスブランズ)
「シロ(SHIRO)」

【3月価格改定】
「ナーズ(NARS)」(資生堂)
「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」(LVMHフレグランスブランズ)
「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」(日本ロレアル)
「SK-II」

3月28日から
「キールズ」(日本ロレアル)
3月29日から
「ランコム」(日本ロレアル)

【4月価格改定】
4月1日から
「コスメデコルテ」(コーセー)
4月1日から
「ジルスチュアート ビューティ」(コーセー)
4月5日から
「オサジ(OSAJI)」(日東電化工業)
4月12日から
「ディオール」(パルファン・クリスチャン・ディオール)

【6月価格改定】
6月1日から
「シセイドウ」(資生堂)

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「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」が中日ドラゴンズとコラボ ドアラ来店イベントも開催

 ユナイテッドアローズの「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 以下、BY)」は、セントラル・リーグに所属するプロ野球球団・中日ドラゴンズとのコラボレーションアイテムを発売する。

 コラボレーションは、ユニセックスのスエット(税込1万1000円)、フーディー(同1万2100円)、Tシャツ(2色、同7150円)、キッズのTシャツ(同4400円)の4型を用意する。BYのシンプルでクールなイメージが、ドラゴンズの目に留まったことからコラボ実現に至ったという。

 アイテムはBY名古屋駅店で3月31日から、オンラインストアで4月7日から販売する。名古屋駅店では、4月9日の11時・13時にドラゴンズのマスコットであるドアラが在店し、記念撮影ができるイベントを行う。

 また3月31日〜4月9日には、ユナイテッドアローズ 名古屋店、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング ららぽーと愛知東郷店、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 星が丘テラス店の3店舗でポップアップを開催する。

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「キャプテンサンシャイン」がブランド設立10周年を記念して「ゴールドウイン」とコラボ 全5型を用意

 「キャプテンサンシャイン(KAPTAIN SUNSHINE)」は、ブランド設立10周年を記念して「ゴールドウイン(GOLDWIN)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを3月31日に発売する。両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

 両者は継続的にコラボを行なっており、第10弾となる今回は、ロングコートとアノラック、ジャケット、パンツ、ショーツの全5型を用意。全てに防水透湿性と耐久性に優れた素材“パーテックス シールドエア(PERTEX SHIELDAIR)”を採用し、随所に両ブランドのロゴをリフレクター素材であしらっているほか、環境への負荷に配慮した製品“グリーンマテリアル(GREEN MATERIAL)”となっている。価格は、ロングコートが税込7万1500円、アノラックが同6万6000円、ジャケットが同5万7200円、パンツが同4万700円、ショーツが同3万800円だ。

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「エルメス」が東京でメンズのショー ポップな最新スタイルの賀来賢人や町田啓太、ジェシーがモデル

 「エルメス(HERMES)」は3月25日、東京で2023年春夏メンズ・コレクションのファッションショーを中核とするイベント「スプラッシュ 東京」を開催した。

 2023年春夏メンズのファッションショーは、昨年6月にパリで発表したコレクションを再構成しただけでなく、「スプラッシュ 東京」ならではのスタイルを追加。夏の日差しを浴びたり反射したりの情景を想起させる明るいカラーパレットのスポーツウエアに、ダークなブラウンを主体とするチェック柄のジャケットやショートパンツを加え、年齢や志向を問わず、幅広い男性が楽しめるバリエーション豊かなラインアップを提案した。ランウエイと同じ格子柄の開襟シャツにはリラ色のサマーブルゾンを合わせ、ネオプレンのようなテクニカル素材を使ったスポーツサンダルやスニーカーをコーディネート。一方、ジャケットのチェック柄は開襟シャツ同様、水の中で歪んでいるような“ウォーターエフェクト”モチーフ。こちらはダークブラウンなどの大人っぽいカラーパレット。レザーのグルカサンダルを合わせて、リラックスムードのドレスアップを打ち出す。終盤は、バブルガムピンクやメロングリーンなどの鮮やかなカラーをテクニカルファブリックの“トワル・ペルランゴ”にのせて、軽やかなウインドブレーカーやバケットハットなどに仕上げた。タツノオトシゴなどの海洋生物のモチーフとカラフルな色彩は、ビッグバッグにも健在。当日は曇天で肌寒かったからこそ、一日も早い夏の到来を期待させた。


「エルメス」のイベント「スプラッシュ 東京」から

 ファッションショーには、東京ならではのセレブリティーを起用した。俳優の賀来賢人や町田啓太のほか、SixTONESのジェシーも登場。プロサーファーの平原颯馬や競泳の入江陵介と松田丈志は、「スプラッシュ 東京」らしい人選だ。メンズのアーティスティック・ディレクターを務めるヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)は、真っ赤なGジャン風のスエードブルゾンでフィナーレに登場。ゲストの拍手に応えるように何度も手を振って、ファッションショーは大歓声の中で終了した。

 ショーが終わると、700発の花火が打ち上がり、パーティータイムが始まった。グラフィックアーティストでアートディレクターのYOSHIROTTENが手がけた会場は、ファッションショーのオプティミスティック(楽観的)なカラーパレットのネオンサインが眩しい空間。ダンサーも登場したライブパフォーマンスのほか、オリジナル・ラブの田島貴男のライブパフォーマンスで会場は夜遅くまで盛り上がった。


「エルメス」のイベント「スプラッシュ 東京」から

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「コンバース」の4月の新作は“透け透け” グルカやギリー、グラディエーター型

 「コンバース(CONVERSE)」は4月、ヌーディーな新作スニーカーを発売する。

 グルカサンダルをモチーフにした“オールスター クップ”は、アッパーに柔らかくきめの細かいレザーを用いる。また、ライニングには全面にピッグスキンを採用し、高級感と履き心地の良さをアップさせた。アイボリーとブラックの2色展開で、価格は各1万8700円(税込、以下同)だ。

 また、“オールスター ライト”からはギリーシューズとグラディエーターサンダルを題材にしたモデルを販売する。大胆なカットアウトデザインが特徴でソックスとの組み合わせも楽しめ、「通常モデルより1cm高いソール設計でスタイルアップも期待できる」という。いずれもカラーはブラックのみで9350円。

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東レが新社長に大矢氏(66)、繊維出身 日覚氏は会長に

 東レはこのほど、大矢光雄副社長(66)が社長に昇格すると発表した。日覚昭廣・現社長(74)は代表権のある会長に就任する。いずれも6月末開催の定時株主総会を経て決定する。社長交代は2010年以来、13年ぶり。

 大矢氏は1956年6月11日生まれ、千葉県出身。1980年入社。長繊維事業部長や産業資材・衣料資材事業部門長、東レインターナショナル社長を経て、2016年6月から専務取締役 繊維事業本部長、21年6月から代表取締役副社長を務めていた。

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「コーチ」×西武ライオンズのコラボユニホームを来場者全員に配布 5月27日のオリックス・バッファローズ戦で

 西武ライオンズは5月26〜28日の期間、ベルーナドームでのオリックス・バッファローズ戦で、女性が主役のイベント「ライオンズ獅子女(ししじょ)デー」を開催する。それに際して、「コーチ(COACH)」とのコラボレーションが決定した。イベントでは、27日限定で「コーチ」と協業して制作したユニホームを、来場者全員に配布する(非売品)。

 「コーチ」がデザインを監修したユニホームは、ブランドイニシャル「C」のシグネチャーパターンとライオンズのチームカラーであるレジェンドブルーを基調としたデザインだ。バッグには「COACH」のロゴをあしらい、背番号の位置にはブランドの人気キャラクターである恐竜の女の子、レキシー(Rexy)が野球を楽しむ姿をプリントした。

 ユニホームは当日の開場から試合終了まで、ベルーナドームメインゲートとベルーナドームオーナーズゲートで配布する。配布対象は当日のチケットを持って来場した人全員で、チケットを持っていない未就学児は配布対象外となる。サイズはSとLを用意し、各サイズともに在庫数がなくなり次第、残りのサイズのみの配布となる。

 「コーチ」は1941年に創立したレザーグッズの老舗ブランドで、その原点は野球のグローブだった。使い込むことによって馴染み、味わいが深まるグローブにインスピレーションを受け、レザーのもつ美しさやクラフツマンシップを活かした製品を作っていることから、今回のコラボレーションが実現したという。

■「コーチ」×ライオンズ獅子女ユニホフォーム 配布概要

対象試合:5月27日 オリックス・バファローズ戦 / 開場から試合終了まで

配布対象:当日のチケットを持つ、来場した人全員
※ビジター外野指定席(ライト)・ビジターユニバーサルデッキ(ライト)除く、チケット1枚にグッズ1つ
※チケットを持っていない未就学児は配布対象外

サイズ:SとL
S:着丈68cm/身巾50cm/袖丈32cm
L:着丈76cm/身巾61cm/袖丈38cm
※ホームレプリカユニホームと同サイズ
※各サイズともに在庫数が無くなり次第、残りのサイズのみの配布

配布場所:ベルーナドームメインゲート/ベルーナドームオーナーズゲート

※実施内容は予告なく変更または中止になる場合がある

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コム デ ギャルソン青山店が2階を増床 24年ぶりの大改装を祝し「クロムハーツ」との限定品も

 コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)は、東京・南青山の青山店に新たに2階を新設し、25日にリニューアルオープンした。同店は1989年に開業し、大規模な改装は99年以来24年ぶりとなる。

 増床した2階は売り場面積400平方メートルで、内装は川久保玲デザイナーが手掛けている。1階から「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「コム デ ギャルソン・ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」を移設したほか、新たに「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」の売り場も設けた。さらに「ポール ハーデン(PAUL HARNDEN)」「カリン マンスフィールド(CARIN MANSFEILD)」「エコール・ド・キュリオジテ(ECOLE DE CURIOSITES)」などの買い付け品も並ぶ。

 新フロアの増床は、今年に入って施工を本格的に開始した。「服を大事にする」という考えのもと、ECでの買い物が浸透する中で、「作る人と買う人の気持ちが実際に見て感じることができる、リアルな店舗が大切」という思いで改装を行った。フロアの新設によって、売り場面積600平方メートルの1階には以前よりもゆったりとした空間を作った。1階奥にゆるやかに曲線を描く階段を作り、同フロアの静かな雰囲気を2階にも続けて、統一した空気感にこだわっている。

 リニューアルを記念し、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」と協業した限定品を販売している。同ブランドは、コム デ ギャルソン青山店が1991年に日本で初めて取り扱いを開始した。限定品は、当時販売していた初期デザインを忠実に復刻した、レザージャケットやベストなど6型をそろえる。

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ニッチな香水ブランドが世界から集結! アートパフューマリーの国際展示会「エクサンス2023」がミラノで開催

 アートパフューマリーの国際展示会「エクサンス(ESXENCE)2023」が3月30日~4月2日に、イタリア・ミラノのミラノコンベンションセンターで開催される。

 アートパフューマリーとは、インディペンデントなブランドが、アートのようなメッセージ性と独自の調香で作り出すハイグレードな香水のジャンルで、日本でも注目を集めている。2009年にスタートした同展には、そうした新進気鋭のブランドが一堂に集結。各ブースでは、個性豊かな香りがアートのように並ぶ。

 今年はテーマに「中国に重点を置いたアジアの国々へのアートパフューマリーの普及」「香水の創造性とダイバーシティ&インクルージョン」「人工知能」「サステナビリティ」「嗅覚教育」「日々の暮らしの中で香りが持つ力」「最も洗練された原材料を見つけ出す嗅覚体験」などを掲げて、日々変化を遂げるニッチなパフューマリーの世界を披露する。

 期間中は、同展の専門委員により厳選された約30カ国280超のブランドが出展。イタリアやフランス、スペイン、ギリシャなどの欧州各国やアラブ首長国連邦(UAE)、日本、香港などに加えて、新たにシンガポールやウクライナ、ルーマニア、クロアチア、インドのブランドが参加する。

 世界のビューティ市場におけるアートパフューマリーのシェアは、いまだ2%未満にとどまっているが、中でも香りの持続力が高いアルコールパフュームのシェアは着実に伸びている。イタリアは、アートパフューマリーの先進国として、同分野の売上高が3億1000万ユーロ(約436億円)を超えたと推定。この数字は、イタリア国内のビューティ市場の総売り上げの2.7%、同香水分野の総売り上げの14.2%に相当。さらに香り製品全体では30%を超えるシェアを誇り、年々需要が高まっている。

問い合わせ先
イタリア大使館貿易促進部・消費財部門
beni.consumo.tokyo@ice.it

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パル、新キャラクター事業「ポケユニ」開始 5年後に売上高100億円めざす

 パルは、「おさるのジョージ」「E.T.」「ジョーズ」「ジュラシックパーク」など12作品のキャラクターグッズを集めた新ブランド「ポケユニ/ポケットユニバーサル」の事業を開始した。24日に東京・原宿に旗艦店を開き、来月21日には大阪・阿倍野のキューズモールにも旗艦店を開く。同社にとって新機軸となるキャラクタービジネスで、5年後には売上高100億円を計画する。

 米NBCユニバーサル傘下のNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(東京、堂山昌司社長)と契約し、日本およびアジアで独占販売する。「ポケユニ」の名前の通り、「ジョーズ」のサメや「チャイルド・プレイ」のチャッキーなどをポケットサイズにして、作品の壁を超えて一つのかわいらしい世界観を作った。Z世代を中心に、家族連れや訪日客など幅広い層にアピールする。

 オープンした原宿店は明治通沿いの京セラ原宿ビルの1フロアで、売り場面積は385平方メートル。谷尻誠と吉田愛の建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEによる内装は、ステンレスの什器や冷蔵庫風の棚を用いてコンビニエンスストア風に演出している。商品は、ぬいぐるみ、服飾雑貨、スマホケース、文房具、ベビーグッズ、ポップコーンなど。たくさんのキャラクターたちが描かれた壁面や、ぬいぐるみのクレーンゲームなどフォトスポットも用意されている。定期的にキャラクターのイベントも実施する。

 ポケユニ事業では、同社がプチプラ雑貨「スリーコインズ」で培ってきた商品企画力やSNS発信のノウハウを活用した。キャラクター造形もパルが手掛けた。アジアでの販売契約も結んでおり、長期的にスケールの大きな事業に育てる。

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【スナップ】「ザ・ロウ」のパリコレショー来場者に学ぶ、トレンドのロングコート着こなし術

 「ザ・ロウ(THE ROW)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月1日(現地時間)、2023年ウィンター・コレクションを発表した。ショー会場は、パリ1区の歴史ある建物の中にあるブランドのショールーム。黒やオフホワイトをはじめ、ワントーンやバイカラースタイルで来場するエディターやバイヤーの姿が目を引いた。中でも注目アイテムは、2023-24年秋冬のビッグトレンドの一つとなった膝下からマキシ丈のロングコート。素材の質感のコントラストを生かしたり、カジュアルなバッグやシューズでハズシを効かせたりするコーディネートが印象的だ。

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「ドリス ヴァン ノッテン」が示す服への愛着心 服好きによる服好きのための愛おしい服

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」2023-24年秋冬ショーの会場は、パリ南西部のポルト・ド・ベルサイユにあるドーム・ド・パリ。コンサートや演劇など用途によって配置を変えられるモジュール式のホールだ。舞台にはドラムセットが置かれ、その前には階段状の客席、背面には巨大な鏡が設置されている。

 1月のメンズショーでもライブパフォーマンスを行ったジャズドラマーのランダー・ギスリンク(Lander Gyselinck)が登場し、凛と響き渡るベルの音から即興の演奏を始めると、ショーがスタート。客席の後列から登場したモデルたちは、数列ごとに設けられた小高くなった通路を右へ左へとゆっくり歩きながら、徐々に舞台へと下りていく。そして、舞台後ろの鏡には、その高低差を生かした壮大なショーの全貌が映る。目の前を通りすぎるモデルの姿を通して服をディテールまでしっかり見せながら、鏡と生演奏を通して空間に幻想的でエモーショナルな魔法をかける―――莫大な予算をかけた大掛かりなセットを使わずとも記憶に残るショーを数多く生み出してきた「ドリス ヴァン ノッテン」らしい演出は、ドリスが初期から一緒にショーを作り上げているエティエンヌ・ルッソ(Etienne Russo)率いるヴィラ・ユージニー(VILLA EUGENIE)によるものだ。

 そんな今シーズンのテーマは“服への愛”。服と着る人の間に生まれる親密な関係や愛着心に目を向けた。中心となるのは、メンズスーツに用いられるようなピンストライプやヘリンボーン、無地のウール地と、透け感のあるオーガンジーやチュール、テクニカルメッシュなどの軽やかな素材のコントラストを効かせたテーラードやドレススタイル。ジャケットはオーバーサイズのボクシーからウエストを絞ったものまでをそろえ、ドレスやスカートは細身で縦長のシルエットを描く。

 コレクションの随所に散りばめたのは、“長く大切にするもの”という服に対する考え方だ。ブランドを象徴する花柄は、年月を重ねたような褪せた色や風合いでプリント。ベルベットにはあえてエイジド加工を施し、シルクにも洗いをかける。レースは、歴史あるフランスの工房で伝統的な手法で製作。「アンティークのようでありながら、ほこりっぽくならないこと」を意識したという。

 そして今季を象徴するのは、ゴールドの輝き。その表現は、箔プリントやブラシで塗ったかのようなペイントから、ジャカード、刺しゅうまで。着古した愛着のある服を修繕するかのように施された金糸のジグザグステッチやメタリックジャカードのパッチワークは、服を大切に思う気持ちにつながる。また、ライニングに繊細な花の刺しゅうをあしらったアウターは、まとう人だけが知りうる喜びを表したもの。それは、まさに服と着用者の親密な関係を示している。

 コレクションノートの最後に書かれていたのは、「服がもつ本当の豊かさと、服が語る数々のストーリーにオマージュを捧げて」という言葉。服をこよなく愛するドリスが、純粋に服を愛する人たちのために作り上げた美しいコレクションは、ファッション・ウイークやショーの意味をあらためて考えさせられたシーズンにより一層輝きを放った。

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テイラー・スウィフトがツアー初日に選んだのは「アトリエ ヴェルサーチェ」と「エトロ」

 米国出身のシンガーソングライター、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が、アリゾナ州のステートファーム・スタジアムでスタートしたコンサートツアー「THE ERAS TOUR」のオープニングナイトの衣装に選んだのは、「アトリエ ヴェルサーチェ(ATELIER VERSACE)」と「エトロ(ETRO)」だった。

 「アトリエ ヴェルサーチェ」からは、ボディースーツとダブルブレストジャケットの2つを選択。ボディースーツはビスチェの構造を持ち、ピンクとブルーのクリスタルで装飾した。ジャケットも同様にクリスタルがきらめくデザインで、シルバーのメデューサボタンをアクセントに用いる。

 一方、「エトロ」からはシフォンドレスをチョイス。自然をイメージしたもので、同系色のクリスタルやビーズの刺しゅうが特徴だ。

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売上高100億ドル超 化粧品店「アルタビューティ」とはどんな企業?【鈴木敏仁USリポート】

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。ビューティ専門チェーンのアルタビューティ(ULTA BEAUTY)は、いま米国で最も勢いのある小売店の一つだ。日本ではあまり知られていない年商1兆円超の小売企業について、基本から紹介する。

 アルタビューティが四半期(2022年8〜10月)および通期(23年1月期)の決算を発表した。非常に好調な業績だったが、ビューティ専門店チェーンがここまで大きく伸びるのかと少々感慨深いものがあり、概要をここでざっとまとめておこう。

・売上高は102億858万ドル(約1兆3475億円)で前年比18.3%増
・営業利益高は16億3861万ドル(約2162億円)で前年比26.3%増
・最終利益高は12億4241万ドル(約1639億円)で前年比26.0%増
・既存店成長率は15.6%増

 決算リリースでCEOが“創業以来33年をかけてはじめて年商が100億ドルを超え、最終利益高が10億ドルを超えた”と言っているのだが、アメリカではケタ数が1つ増える100億ドルと10億ドルはもちろん大きなマイルストーンとして評価される。

 日本でいうならば1兆円と1000億円である。ビューティ専門チェーンとしてこの規模の企業が登場したことは特筆して良いだろう。日本ではブランド直営の専門店チェーンか、またはドラッグストアのようにカテゴリーとして持っているチェーンストアは存在するが、アルタのように小売り単独の大規模チェーンストアはまだ生まれていない。ポテンシャルのある分野だと思っている。

 ちなみにアメリカではアルタに近いフォーマットとしてセフォラ(SEPHORA)が強く、両社は競合しているのだが、セフォラも好調のようだ。連結売上高23%増を記録した親会社のLVMHは、“セフォラによる記録的なパフォーマンスが全体を押し上げた”と言っている。2大チェーンといった様相を呈しているのだが、両社ともに絶好調なのである。

 またアルタはマイルストーン超えとして年商と利益に加えて、メンバーシップ(名称はアルティメットリワード)の会員数が1年間に300万人増えて4000万人を突破したことを強調している。

 店舗数は47店舗増えて1355店舗となった。売り場総面積は1420万スクエアフィート(約132万平方メートル)と記されているので、1店舗あたりの平均面積は1万500スクエアフィート(約975平方メートル)ということになる。この店舗面積はドラッグストアの標準面積とほぼ等しい。

ご近所商圏のアルタ、広域商圏のセフォラ

 アルタとセフォラの立地戦略の違いは、前者がNSC(ネイバーフッドショッピングセンター、近隣型ショッピングセンター)やCSC(コミュニティーショッピングセンター、中商圏型ショッピングセンター)に出店するのに対して、後者がRSC(リージョナルショッピングセンター、広域型ショッピングセンター)内に出店する点にある。

 NSCやCSCとはつまり、スーパーマーケットの隣や、ウォルマート(WALMART)やホームデポ(HOME DEPO)といったディスカウントストアが出店しているショッピングセンターである。アルタはもともと百貨店のビューティをドラッグストアのような環境で売ることをコンセプトとして創業した企業なので、セフォラに比べると消費者により近いところに立地している。

 しかしセフォラはモール内だけだと限界があるためここ数年モール外に店を増やしはじめており、立地の違いで差別化してきた両社がとうとう正面からぶつかる状況となりつつある。

 アルタの店舗数の中期目標は1500~1700店舗で、これに加えてディスカウントストアのターゲット(TARGET)店内で展開ししているインストアショップが800カ所としている(現時点でターゲット内に出店するインストアショップは350カ所)。その昔にアルタが1000店舗を目標にすると言っていた時期があって、ビューティ専門店チェーンが4ケタ出店を目標にするのかと驚いたものなのだが、軽々と超えてしまった。

 CEOによると、4つの柱がアルタのビジネスモデルを支えていると説明している。「商品アソートメント」「店内サービスとイベント」「Eコマース」、そして「ターゲットとの提携」である。最初の3つは目新しいものでないのだが、ターゲット内のインストアショップが入っていることに注目したい。

 ターゲットも好調さに言及しており、両社の提携は成功裏に進んでいると判断して良いようだ。

 セフォラはモール外に出店し、アルタはディスカウントストア内に出店しと、両社ともに軌を一にして今までとは異なる立地の強化を開始しているのである。

ポスト・ドラッグストアとしてのビューティ専門店

 高い売上高成長率の要因は、パンデミックで抑制されたビューティカテゴリーの回復基調が続いていること、値上げ(おそらくインフレ要因)、新商品、人と人が交流するソーシャル機会の増加、コロナ規制の撤廃、と説明されている。メーキャップ、ヘアケア、スキンケア、フレグランスといったすべての主要カテゴリーが2ケタ成長したことが影響した。

 またスキンケアがもっとも伸びたのだが、ウェルネスとセルフケアに根ざしたトレンドだとしている。ビューティとウェルネスの関係とは、例えば色を重ねて見栄えを良くするという目的だけではなく、活力や健康につながるという視点である。

 貢献度の大きかったブランドは、ドランク・エレファント(Drunk Elephant)、ジオーディナリー(The Ordinary)、ヒーロー・コスメティックス(Hero Cosmetics)、ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)に代表される医療ベースのブランド、となっている。

 Eコマースについては公開情報が少なく売上高比率や成長率は不明だが、強化していることは明らかである。「店舗でしか買わないお客が店舗とオンラインと双方で買い始めると、購買額が2.5倍増えて、さらに来店頻度は減らずに増えることが分かっている」とCEOがECの効果について語っている。

 公開されているデータはフルフィルメント関連である。ネット通販による注文数の31%がインストアピックアップか店舗発宅配の店舗フルフィルメントで、21年の28%から3ポイント増えた。

 フルフィルメントは、専用センターと、店舗フルフィルメントと、双方を使い分けることになるのだが、アメリカの小売業界は店舗フルフィルメントを強化する方向へと向かっている。店舗という資産を有効活用するためで、さらにインストアピックアップを強調することで来店を促す目的もある。

 アメリカにおけるビューティ専門店チェーンの好調は、ビューティをカテゴリー展開している業態としての百貨店やドラッグストアが弱っていることも影響しているのだろう。ビューティを提供するチャネルが徐々にシフトしているのである。

 この快進撃がどこまで続くのか、注目したい。

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