【スナップ】「バレンシアガ」の来場者は、黒のテーラリングやドレスとキャッチーな小物使いがカギ クチュールを着用する強者も

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月5日(現地時間)、2023-24年秋冬コレクションを発表した。会場となったルーヴル美術館と地下でつながったショッピングセンターのカルーゼル・デュ・ルーヴルにあるホールは、かつてはパリコレのショーにもよく使われていた場所。ショッピングセンターの入り口があるリヴォリ通りは、来場者やファン、そして彼らを撮影するフォトグラファーでごった返した。エンターテインメントとしてのファッションではなく服作りの本質にフォーカスした今季は、限りなくシンプルなショー空間を用意。セレブリティーやインフルエンサーのゲストも少なめな印象で、日本勢ではkemioやEmmaが姿を見せた。

 来場者の着こなしは、黒のオーバーサイズテーラリングやボディーラインに沿うドレスが中心となった。バッグは引き続き、チェーンタイプの“クラッシュ”やショルダーの“カゴール”、ワンハンドルの“アワーグラス”が人気。23年春夏のショーに登場したロンググローブと一体化したバッグや、アイコニックなバッグデザインを落とし込んだブーツも見られた。また、ジャケットとトレーンを引くスカートのデニムルックにヘルメットのようなフェイスシールドを合わせたり、ショーでキム・カーダシアン(Kim Kardashian)が着用した黒のボディースーツドレスにクリスタルがたっぷりあしらわれた“アワーグラス”をコーディネートしたり、「バング&オルフセン(BANG & OLUFSEN)」とのコラボによるスピーカー内蔵バッグを持ったりと、昨年7月に発表されたクチュールアイテムを取り入れたスタイルで来場する強者もいた。

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TOKYO BASE、2024年1月期は出店抑制 創業以来初めて

 TOKYO BASEは2024年1月期、創業以来初めて新規出店を抑制し、足場固めに徹する。28日の決算説明会で谷正人CEOは今期、粗利益の向上と既存店の強化に取り組み、既存事業の収益性向上に集中すると話した。

 谷CEOは3年ぶりに中国現地を視察し、課題点として現地スタッフへの教育不足や現地需要にあったMD構成が不十分だったことなどを挙げた。特にオリジナル商品で構成する「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」と「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO)」は、「現段階では通用していない」と見る。「日本のマスマーケットを意識した商品は現地企業が半分くらいの価格で販売している。今後はブランドの強みを活かした商品の比重を増やす」。地域別では北京、上海、広州、深圳などの第一線都市に狙いを定める。

 既存事業全体では、オリジナル商品を強化し粗利益を向上させる。「ステュディオス(STUDIOUS)」は外部デザイナーに委託し「仕入れ商品よりも安くクオリティの高いオリジナル商品」の企画を進める。「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」では春夏シーズンから外部デザイナーによるオリジナル商品を販売。「まだ始まったばかりだが少しずつ伸びてきている」と谷CEO。「セレクトのオリジナル商品の存在意義を、僕自身含めてファッション業界全体が勘違いしていると思う。マーケットイン型の同じような商品を作るつもりはなく、ブランドを象徴するようなオリジナル商品を徹底する」。また、ヒット品番などの価格設定の見直しや品番およびFKU数(売り場に出す商品単位)を絞り込んで在庫回転率を向上させる。

 23年1月期は国内7店舗(内EC2店舗)、海外9店舗出店したが、24年期末の店舗数は日本1店舗減の68店舗(内EC11店舗)、海外6店舗減の22店舗となる見込み。来期以降は順次出店を再開する。24年内にはニューヨーク・ソーホーに路面店のオープンを目指す。24年1月期は、売上高で前期比4.3%増の200億円、営業利益で約7倍の15億円、純損益で10億円の黒字転換を見込む。

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「コスメデコルテ」大谷翔平キャンペーンが大反響! 新規購入者数70%増、男性客の増加も

 コーセーのハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」が “大谷翔平効果”で売り上げを伸ばしている。大谷選手が同ブランドの広告モデルとしてCMやポスターに登場した初日(3月16日)の新規購入者数は通常時の3.5倍(単日)で、1週間単位でみても新規購入者は過去最高の70%増を記録した。コーセー担当者によると「平日にも店頭には行列ができ、整理券を配布し対応している店舗もある」という。

 米MLB「ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)」に所属し、3月8〜22日(日本時間)に行われた2023年ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic、以下WBC)では投打の二刀流で日本を優勝に導き自身も大会MVPを獲得した大谷選手。大会期間中、SNSに投稿された大谷選手のロッカーに「コスメデコルテ」アイテムが置かれていたこともファンの間で話題になっていたこともあり、WBC期間中に行われたCM起用発表とCM&キャンペーンの開始は大きな反響を呼んだ。

 ブランドの主軸商品であり大谷選手出演CMにも登場する“リポソーム アドバンスト リペアセラム”の購入者に先着でプレゼントしている、大谷選手のサインプリントが入ったオリジナルフェイスタオルも想定より早いペースで配布が進んでいる。特徴的なのは男性客の増加で、過去のキャンペーンや商品リニューアル時にもなかった現象だという。

 大谷選手とコーセー2023年からグローバル契約を結んでおり、「コスメデコルテ」以外にも、2月から「雪肌精(SEKKISEI)」の日焼け止めのビジュアル&CMに登場している。そちらにも“大谷翔平効果”は広がっており、ビジュアルを解禁した2月の時点で日焼け止めの売り上げが前年比2倍を記録しているほか、WBC後の日別の平均売り上げも2倍に伸長。特に大谷選手の等身大POPを設置している店舗の売り上げが好調だという。

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自由な発想から生まれたファッションブランド「ボーイ」が日本に本格進出 デザイナー・デュオが語るブランドの魅力と成功の秘訣

 2006年創業の「ボーイ(BOYY)」は、クリエイティブ・ディレクターのジェシー・ドーシー(Jesse Dorsey)とワナシリ・コングマン(Wannasiri Kongman)が立ち上げたファッションブランドだ。バッグをブランドの中心アイテムに置きつつ、シューズやアパレルなど、デザイナーの2人がその時々で「作りたい」と思ったアイテムを自由気ままに展開するスタイルをとっている。これまでミラノとバンコクの2拠点を中心にブランドを成長させてきた「ボーイ」が今春、日本に本格的に進出する。豊田貿易が輸入販売する。

流行に左右されない
「ボーイ」のバッグ

 ブランド名の「ボーイ」は、幼少期にいわゆる“トムボーイ(おてんば)”だったデザイナーのワナシリが“ボーイ”というニックネームで呼ばれていたことにちなんで名付けられた。その名の通り、「ボーイ」が展開するアイテムはクラシカルな要素を残しながらもマスキュリンなエッセンスを盛り込み、流行に左右されないデザインを追求している。ウィメンズのバッグには珍しく“カール”や“ボビー”といった男性名が付けられているのもこのためだ。

 クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)をはじめとするセレブリティが愛用する「ボーイ」は、ブランド立ち上げから16年という長いキャリアを持つが、2023年春夏シーズンから豊田貿易とパートナーシップを結び、本格的に日本で展開する。中心価格帯は、アイコニックなビッグバックルをあしらった“ボビー”が税込9万9000~30万8000円、東南アジアのランチボックスをテイクアウトする際に使用する袋からインスピレーションを得た、持ち手の部分を外して交差させることで表情を変える“ワンタン”が同15万9500~26万9500円など。いずれも上質なレザーを使用し、高い収納力を誇るバッグがそろう。

成功の秘訣は「業界基準」ではなく
「自分基準」で考えること

WWD:クリエイティブ・ディレクターの2人は、異なるバックグラウンドの持ち主だが、ブランドはどのように誕生した?

ジェシー・ドーシー(以下、ジェシー):私はカナダ出身で22歳のときにニューヨークに来た。以降、ミュージシャン兼プロデューサーとして作曲やDJ、演奏など、さまざまなことをしながら音楽業界で生きてきた。

ワナシリ・コングマン(以下、ワナシリ):私はタイのバンコク出身。ジャーナリズムを専攻後、ファッションバイヤーなどを経てアメリカに来た。

ジェシー:そんな2人がニューヨークで出合い、ニューヨークの街を一緒に歩いていると、ハンドバッグに目がないワナシリは、目に付いたバッグについてよく話をしてくれた。それがとても面白かったし、彼女の影響を受け、私も歩いているときにバッグに目が行くようになった。そこである日「バッグを作ってみない?」とワナシリに聞いてみたんだ。それがブランド立ち上げの第一歩だった。

WWD:そこからどのようにビジネスとして確立していったのか。

ジェシー:当時は業界のことも、バッグ作りや素材の仕入れ先についても全く知らなかったが、直感的に「いいものをデザインできる」と思っていたんだ。「バッグについて話すのではなく、デザインしよう」と自分に言いきかせて、最初のプロトタイプを作るため、サンプリングや素材の調達先などの問題を解決した。その頃(90年代)のニューヨークは、ファッションと音楽やアートシーンはとても密接だったので、ミュージシャンとして生活していた時にファッションの人脈も作れていた。昔なじみに「Vマガジン」の共同創業者の一人がいたから、彼女のところに持ち込んだら気に入ってくれて、業界の人に連絡してくれた。そうしたら、「ニューヨーク・タイムズ」やバーニーズ ニューヨークのバイヤーの目に留まり、ブランドが少しずつビジネスとして回りはじめた。でも、初期に作った夏用のトートをバーニーズのバイヤーが気に入ってくれたからすぐ店頭に置いてくれると思ったのに、「今季の買い付けは半年前に終わっているよ」と言われたことがあるくらい、本当に当時は何も知らなかったんだ(笑)。

WWD:2人の業務分担は?

ワナシリ:デザインも経営も、全てを2人で決めている。それはブランド当初から変わらないこと。最近、私はマーケティングやコミュニケーションの部分に注力していて、もうすぐECサイトもリニューアルオープンする。

ジェシー:デザインはその時々で、片方の意見が強く反映されることはある。それでも必ず全てについて2人で相互確認を行う。このプロセスは大変だけど、それが良いものを生み出すための秘訣だと思っている。

WWD:ブランドを運営する上で大切にしていることは?

ジェシー:「自分たちがいいと思ったものしか作らない」ということを大切にしている。昔は一般的なブランドと同じように6カ月ごとに新作を出すこともしていたけど、もともとファッションカレンダーの奴隷になりたくないと思っていたし、バンコクに出した40平方メートルの店舗の1カ月の売り上げがニューヨークのショールームの1シーズンのそれに匹敵するようになったときから、ファッションカレンダーにとらわれなくていいんだと実感し、自分たちのルールでやれるという自信になった。

ワナシリ:「自分たちのブランドのことは自分たちで決めたい」という考えが全ての基本。例えば価格帯一つとっても、業界基準で決めようとすると、ブランドを始めたばかりのころは「この場所に置きたければ価格を今の倍にしなければいけない」と言われたこともあったけれど、その時の私たちはファッションビジネスの初心者だったし、業界基準に合わせて無理やり価格を上げることはしたくなかった。

ジェシー:昔気質かもしれないけど、ラグジュアリーとは自分たちで名乗るものではなく、周りから認められて初めてラグジュアリーブランドになれるものだと思っている。同時に、ブランドには最高級の素材を使いたいと考えているから、イタリアに飛んで革を調達したり、自分の目で見て良いと思った工場と関係を築いたりしていくなど、モノづくりに対する思いはすごく強い。

WWD:デザインにおけるこだわりは?

ジェシー:トレンドは追わず、自分たちのひらめきや感覚を大切にしている。誰かに言われて新しいものを出すことはないし、「やるべき」という感覚が湧いてこなければ絶対にやらない。その代わり、「本当にこれだ」と思ったらとことん追求する。

ワナシリ:23年秋冬には私たちが“インデックスコレクション(Index Collection)と呼ぶコレクションの第2弾を発表する。これは、自分たちのルーツに立ちかえり、気の向くままに実験することをテーマにしたコレクションだ。「ブランド全体とのバランス」みたいなことは考えずに、浮かび上がってきたアイデアを具現化する、クリエイティビティーに重きを置いたコレクションだ。バッグだけでなくシューズやアパレルなども含み、このような実験的な試みを行うことでブランドは進化していく。

WWD:日本への本格展開は今回が初だ。

ジェシー:日本への進出は、良い機会に恵まれたから挑戦したいと思った。

ワナシリ:日本はヨーロッパと違って小さいブランドがたくさん出店しているから、その観点からも、「ボーイ」にも日本で成功するチャンスはあると思う。

WWD:今後の目標は?

ジェシー:卸ではブランドの世界観を正しく伝えることが難しいから、小売りを重視している。世界中に出店したいと考えているし、展開するアイテムの幅も広げていきたい。だが、いずれも急速に大きくするわけではなく、少しずつ実験しながら、あくまで私たちのペースで前に進んでいきたい。日本では23年春夏シーズンはポップアップイベントを各地で開催していく。こうした積み重ねが将来的に日本での出店につながるといいなと思っている。

2023年クルーズコレクションは
素材やカラー、形で遊ぶ

 「ボーイ」の2023年クルーズコレクションは、バブルガムを連想させるピンクやビビッドなオレンジ、エメラルドグリーンといったポップなカラーを定番スタイルに採用した。また、定番アイテムにラフィアを使用したり、波状に変形させたりすることで、質感やシルエットにアクセントを加えたラインアップになっている。

 価格帯はラフィアを使用したミニバッグが税込9万9000円、ビッグバックルの“ボビー”シリーズが同13万2000~26万9500円など。3月から各地で開催するポップアップイベントでも販売する。

INFORMATION
「ボーイ」ポップアップイベント

3月29日~4月4日
銀座三越 1階 GINZAステージ
4月1日~8月27日
渋谷PARCO 1階 ポップアップスペース
5月17~23日
阪急うめだ本店 本館1階 プロモーションスペース12

INTERVIEW & TEXT:YU HIRAKAWA
問い合わせ先
トヨダトレーディング プレスルーム
03-5350-5567

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自由な発想から生まれたファッションブランド「ボーイ」が日本に本格進出 デザイナー・デュオが語るブランドの魅力と成功の秘訣

 2006年創業の「ボーイ(BOYY)」は、クリエイティブ・ディレクターのジェシー・ドーシー(Jesse Dorsey)とワナシリ・コングマン(Wannasiri Kongman)が立ち上げたファッションブランドだ。バッグをブランドの中心アイテムに置きつつ、シューズやアパレルなど、デザイナーの2人がその時々で「作りたい」と思ったアイテムを自由気ままに展開するスタイルをとっている。これまでミラノとバンコクの2拠点を中心にブランドを成長させてきた「ボーイ」が今春、日本に本格的に進出する。豊田貿易が輸入販売する。

流行に左右されない
「ボーイ」のバッグ

 ブランド名の「ボーイ」は、幼少期にいわゆる“トムボーイ(おてんば)”だったデザイナーのワナシリが“ボーイ”というニックネームで呼ばれていたことにちなんで名付けられた。その名の通り、「ボーイ」が展開するアイテムはクラシカルな要素を残しながらもマスキュリンなエッセンスを盛り込み、流行に左右されないデザインを追求している。ウィメンズのバッグには珍しく“カール”や“ボビー”といった男性名が付けられているのもこのためだ。

 クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)をはじめとするセレブリティが愛用する「ボーイ」は、ブランド立ち上げから16年という長いキャリアを持つが、2023年春夏シーズンから豊田貿易とパートナーシップを結び、本格的に日本で展開する。中心価格帯は、アイコニックなビッグバックルをあしらった“ボビー”が税込9万9000~30万8000円、東南アジアのランチボックスをテイクアウトする際に使用する袋からインスピレーションを得た、持ち手の部分を外して交差させることで表情を変える“ワンタン”が同15万9500~26万9500円など。いずれも上質なレザーを使用し、高い収納力を誇るバッグがそろう。

成功の秘訣は「業界基準」ではなく
「自分基準」で考えること

WWD:クリエイティブ・ディレクターの2人は、異なるバックグラウンドの持ち主だが、ブランドはどのように誕生した?

ジェシー・ドーシー(以下、ジェシー):私はカナダ出身で22歳のときにニューヨークに来た。以降、ミュージシャン兼プロデューサーとして作曲やDJ、演奏など、さまざまなことをしながら音楽業界で生きてきた。

ワナシリ・コングマン(以下、ワナシリ):私はタイのバンコク出身。ジャーナリズムを専攻後、ファッションバイヤーなどを経てアメリカに来た。

ジェシー:そんな2人がニューヨークで出合い、ニューヨークの街を一緒に歩いていると、ハンドバッグに目がないワナシリは、目に付いたバッグについてよく話をしてくれた。それがとても面白かったし、彼女の影響を受け、私も歩いているときにバッグに目が行くようになった。そこである日「バッグを作ってみない?」とワナシリに聞いてみたんだ。それがブランド立ち上げの第一歩だった。

WWD:そこからどのようにビジネスとして確立していったのか。

ジェシー:当時は業界のことも、バッグ作りや素材の仕入れ先についても全く知らなかったが、直感的に「いいものをデザインできる」と思っていたんだ。「バッグについて話すのではなく、デザインしよう」と自分に言いきかせて、最初のプロトタイプを作るため、サンプリングや素材の調達先などの問題を解決した。その頃(90年代)のニューヨークは、ファッションと音楽やアートシーンはとても密接だったので、ミュージシャンとして生活していた時にファッションの人脈も作れていた。昔なじみに「Vマガジン」の共同創業者の一人がいたから、彼女のところに持ち込んだら気に入ってくれて、業界の人に連絡してくれた。そうしたら、「ニューヨーク・タイムズ」やバーニーズ ニューヨークのバイヤーの目に留まり、ブランドが少しずつビジネスとして回りはじめた。でも、初期に作った夏用のトートをバーニーズのバイヤーが気に入ってくれたからすぐ店頭に置いてくれると思ったのに、「今季の買い付けは半年前に終わっているよ」と言われたことがあるくらい、本当に当時は何も知らなかったんだ(笑)。

WWD:2人の業務分担は?

ワナシリ:デザインも経営も、全てを2人で決めている。それはブランド当初から変わらないこと。最近、私はマーケティングやコミュニケーションの部分に注力していて、もうすぐECサイトもリニューアルオープンする。

ジェシー:デザインはその時々で、片方の意見が強く反映されることはある。それでも必ず全てについて2人で相互確認を行う。このプロセスは大変だけど、それが良いものを生み出すための秘訣だと思っている。

WWD:ブランドを運営する上で大切にしていることは?

ジェシー:「自分たちがいいと思ったものしか作らない」ということを大切にしている。昔は一般的なブランドと同じように6カ月ごとに新作を出すこともしていたけど、もともとファッションカレンダーの奴隷になりたくないと思っていたし、バンコクに出した40平方メートルの店舗の1カ月の売り上げがニューヨークのショールームの1シーズンのそれに匹敵するようになったときから、ファッションカレンダーにとらわれなくていいんだと実感し、自分たちのルールでやれるという自信になった。

ワナシリ:「自分たちのブランドのことは自分たちで決めたい」という考えが全ての基本。例えば価格帯一つとっても、業界基準で決めようとすると、ブランドを始めたばかりのころは「この場所に置きたければ価格を今の倍にしなければいけない」と言われたこともあったけれど、その時の私たちはファッションビジネスの初心者だったし、業界基準に合わせて無理やり価格を上げることはしたくなかった。

ジェシー:昔気質かもしれないけど、ラグジュアリーとは自分たちで名乗るものではなく、周りから認められて初めてラグジュアリーブランドになれるものだと思っている。同時に、ブランドには最高級の素材を使いたいと考えているから、イタリアに飛んで革を調達したり、自分の目で見て良いと思った工場と関係を築いたりしていくなど、モノづくりに対する思いはすごく強い。

WWD:デザインにおけるこだわりは?

ジェシー:トレンドは追わず、自分たちのひらめきや感覚を大切にしている。誰かに言われて新しいものを出すことはないし、「やるべき」という感覚が湧いてこなければ絶対にやらない。その代わり、「本当にこれだ」と思ったらとことん追求する。

ワナシリ:23年秋冬には私たちが“インデックスコレクション(Index Collection)と呼ぶコレクションの第2弾を発表する。これは、自分たちのルーツに立ちかえり、気の向くままに実験することをテーマにしたコレクションだ。「ブランド全体とのバランス」みたいなことは考えずに、浮かび上がってきたアイデアを具現化する、クリエイティビティーに重きを置いたコレクションだ。バッグだけでなくシューズやアパレルなども含み、このような実験的な試みを行うことでブランドは進化していく。

WWD:日本への本格展開は今回が初だ。

ジェシー:日本への進出は、良い機会に恵まれたから挑戦したいと思った。

ワナシリ:日本はヨーロッパと違って小さいブランドがたくさん出店しているから、その観点からも、「ボーイ」にも日本で成功するチャンスはあると思う。

WWD:今後の目標は?

ジェシー:卸ではブランドの世界観を正しく伝えることが難しいから、小売りを重視している。世界中に出店したいと考えているし、展開するアイテムの幅も広げていきたい。だが、いずれも急速に大きくするわけではなく、少しずつ実験しながら、あくまで私たちのペースで前に進んでいきたい。日本では23年春夏シーズンはポップアップイベントを各地で開催していく。こうした積み重ねが将来的に日本での出店につながるといいなと思っている。

2023年クルーズコレクションは
素材やカラー、形で遊ぶ

 「ボーイ」の2023年クルーズコレクションは、バブルガムを連想させるピンクやビビッドなオレンジ、エメラルドグリーンといったポップなカラーを定番スタイルに採用した。また、定番アイテムにラフィアを使用したり、波状に変形させたりすることで、質感やシルエットにアクセントを加えたラインアップになっている。

 価格帯はラフィアを使用したミニバッグが税込9万9000円、ビッグバックルの“ボビー”シリーズが同13万2000~26万9500円など。3月から各地で開催するポップアップイベントでも販売する。

INFORMATION
「ボーイ」ポップアップイベント

3月29日~4月4日
銀座三越 1階 GINZAステージ
4月1日~8月27日
渋谷PARCO 1階 ポップアップスペース
5月17~23日
阪急うめだ本店 本館1階 プロモーションスペース12

INTERVIEW & TEXT:YU HIRAKAWA
問い合わせ先
トヨダトレーディング プレスルーム
03-5350-5567

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BTSのジョングクが「カルバン・クライン」のジーンズ&アンダーウエアのアンバサダーに

 「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」と「カルバン・クライン アンダーウエア(CALVIN KLEIN UNDERWEAR)」は、韓国の7人組アイドルグループBTSのジョングク(JUNG KOOK)をグローバルアンバサダーに指名した。

 両ブランドは3月28日、ジョングクを起用したキャンペーンを全世界でスタート。ジョングクは、2023年春コレクションから1990年代風のデニムのセットアップなどを着用する。撮影はフォトグラファーのパク・ジョンハ(Park Jong Ha)が担当した。

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BTSのジョングクが「カルバン・クライン」のジーンズ&アンダーウエアのアンバサダーに

 「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」と「カルバン・クライン アンダーウエア(CALVIN KLEIN UNDERWEAR)」は、韓国の7人組アイドルグループBTSのジョングク(JUNG KOOK)をグローバルアンバサダーに指名した。

 両ブランドは3月28日、ジョングクを起用したキャンペーンを全世界でスタート。ジョングクは、2023年春コレクションから1990年代風のデニムのセットアップなどを着用する。撮影はフォトグラファーのパク・ジョンハ(Park Jong Ha)が担当した。

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「ルイ・ヴィトン」×草間彌生のコラボフレグランス第2弾 フラワーやパンプキンが描かれたオードパルファン発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月31日、アーティストの草間彌生氏とコラボレーションしたコレクション“ルイ・ヴィトン × 草間彌生(LOUIS VUITTON × YAYOI KUSAMA)”から、フレグランス第2弾を発売する。草間氏が長年描き続けている「花」をテーマに、フラワー、フェイス、パンプキンをモチーフにしたアイテムが登場する。フレグランスは「ルイ・ヴィトン」ストアおよび公式サイトで購入可能。

 ピオニーのブーケとカカオパウダーを融合させたオードパルファン“アトラップ・レーヴ フェイス”(税込4万9500円)は、ミドルノートにパチョリが香り、みずみずしいライチのノートが鮮やかに広がる。ボトルにはユーモラスでにこやかな顔の“フェイス”が描かれている。

 アイリスパリダと洗練されたローズブーケが溶け合い、官能的な緊張感が特徴のオードパルファン“スペル オン ユー フラワー”(税込4万9500円)は、ボトルに色鮮やかな「フラワー」が描かれている。

 ブランド独自の二酸化炭素抽出法によって抽出されたジンジャーの爽やかな刺激とグレープフルーツのビターなテイストを組み合わせたメンズフレグランスの“リマンシテ パンプキン”(税込4万9500円)は、草間氏を代表するモチーフの1つであるパンプキンがデザイン。さまざまな明るい色で描かれたユーモラスな形状のパンプキンがボトルをグラフィカルな遊び心で彩っている。

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「ディオール」からアイコンバッグ“レディ 95.22”をオマージュした同名の新作サングラス

 「ディオール(DIOR)」は、“カナージュ”(籐の網目に着想を得た格子柄)をモチーフにしたサングラス“レディ 95.22”を発売した。

 同サングラスは同名のバッグをオマージュして製作されたもので、ラウンドやスクエア、フューチャリスティックなエッセンスを加えたローシェイプなどのモデルをラインアップする。色展開はホワイトとブラックで、ゴールドカラーをアクセント使いする。価格は各8万8000円(税込)だ。

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「サロモン」から人気トレイルランニングシューズ“XT-6”の発売10周年記念モデル“XT-6 10Y”が20足限定で誕生

 「サロモン(SALOMON)」は、人気トレイルランニングシューズ“XT-6”の発売10周年を記念した特別モデル“XT-6 10Y”を4月1日に発売する。価格は税込3万4000円で、日本では東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」で20足限定で取り扱う。販売方法の詳細は、後日「グレイト」の公式サイトおよび公式インスタグラムで発表する。

 “XT-6”は、「サロモン」のスニーカーデザイナーであるベンジャミン・グレネ(Benjamin Grenet)がデザインし、現在はトレイルシーンだけでなくファッションシーンでも人気の高いモデルだ。今回の“XT-6 10Y”は、アッパーからアウトソール、シューレースまで全体をレッドにアップデートしたほか、シリアルナンバーを刻印し、特別デザインのソックスとバッグを付属する。

 なお「グレイト」では、“XT-6 10Y”の発売を記念したポップアップストアを1〜2日の2日間限定で開催。“XT-6”や、「サロモン」のスポーツスタイルとしては初となるアパレルのカプセルコレクション“エキップ(EQUIPE)”を取り扱う予定だ。

■“XT-6 10Y”ポップアップストア
日程:4月1〜2日
時間:11:00〜20:00
場所:グレイト
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6

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「サロモン」から人気トレイルランニングシューズ“XT-6”の発売10周年記念モデル“XT-6 10Y”が20足限定で誕生

 「サロモン(SALOMON)」は、人気トレイルランニングシューズ“XT-6”の発売10周年を記念した特別モデル“XT-6 10Y”を4月1日に発売する。価格は税込3万4000円で、日本では東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」で20足限定で取り扱う。販売方法の詳細は、後日「グレイト」の公式サイトおよび公式インスタグラムで発表する。

 “XT-6”は、「サロモン」のスニーカーデザイナーであるベンジャミン・グレネ(Benjamin Grenet)がデザインし、現在はトレイルシーンだけでなくファッションシーンでも人気の高いモデルだ。今回の“XT-6 10Y”は、アッパーからアウトソール、シューレースまで全体をレッドにアップデートしたほか、シリアルナンバーを刻印し、特別デザインのソックスとバッグを付属する。

 なお「グレイト」では、“XT-6 10Y”の発売を記念したポップアップストアを1〜2日の2日間限定で開催。“XT-6”や、「サロモン」のスポーツスタイルとしては初となるアパレルのカプセルコレクション“エキップ(EQUIPE)”を取り扱う予定だ。

■“XT-6 10Y”ポップアップストア
日程:4月1〜2日
時間:11:00〜20:00
場所:グレイト
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6

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【スナップ】「YSL」人気リップの新色発売イベントにミチ、中町綾、なごみ、Takiらが来場

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、以下YSL)」は、都内で3月24日に発売した“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”のリップメイクイベントを開催した。イベントにはミチ、中町綾、なごみ、Takiらが訪れ、新色を体験した。

 グロッシーな艶感とスキンケア成分を約78%配合した潤い感が特徴の“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”は2022年にデビューし、約1年でブランドのアイコンリップ“ルージュ ヴォリュプテ シャイン”の売り上げ記録を上回り人気NO.1リップの座をつかんだ。高い発色力も人気で、新色コレクション“ジューシー シロップ コレクション”(全3色、税込各4950円)はY2Kトレンドにマッチするピーチローズ、テンダーピンク、クリーミーなモカブラウンの3色をラインアップしている。

 イベント会場にはそのほか、YURINO、須田アンナ、GYUTAE、Zutti Mattiaも来場。思い思いのファッションに身を包み、新色との組み合わせを楽しんだ。

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「CFCL」の初の香水は磁器のパッケージ入り アーティストの和泉侃が監修した凛としたボタニカルな香り

 高橋悠介の手掛ける「CFCL」は4月1日、初の香水“エクイップ(EQUIP)”を発売する。同ブランドは設立当時から香りの開発を始め、デリバリーの際に服と共に香りを届けてきた。商品名の“エクイップ”は、人が身支度する朝の印象を表している。

 ブランド初の香水の監修は、淡路島在住のアーティストである和泉侃(いずみ かん)が担当。水を想起させる軽やかな香りをベースにジュニパーベリーやラベンダーティートリーなどシャープで透明感ある素材を加えたウォータリーでボタニカルな香りで、アクセントに和泉が島で採取して蒸溜・抽出したイエルバブエナ(キューバミント)を加えている。

 ボトルとパッケージのデザインは、「CFCL」のアートディレクターである美術家の磯谷博史が手掛けた。真っ白な磁器のボトルは、佐賀県の伊万里鍋島焼の窯元である畑萬陶苑によるもの。1320度の高温で還元焼成されたボトルはガラスと同様の性質を持ち、繰り返し使える。税込価格は1万9800円(30m L)。「CFCL」の直営店及び公式ウェブサイトで販売する。

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「CFCL」の初の香水は磁器のパッケージ入り アーティストの和泉侃が監修した凛としたボタニカルな香り

 高橋悠介の手掛ける「CFCL」は4月1日、初の香水“エクイップ(EQUIP)”を発売する。同ブランドは設立当時から香りの開発を始め、デリバリーの際に服と共に香りを届けてきた。商品名の“エクイップ”は、人が身支度する朝の印象を表している。

 ブランド初の香水の監修は、淡路島在住のアーティストである和泉侃(いずみ かん)が担当。水を想起させる軽やかな香りをベースにジュニパーベリーやラベンダーティートリーなどシャープで透明感ある素材を加えたウォータリーでボタニカルな香りで、アクセントに和泉が島で採取して蒸溜・抽出したイエルバブエナ(キューバミント)を加えている。

 ボトルとパッケージのデザインは、「CFCL」のアートディレクターである美術家の磯谷博史が手掛けた。真っ白な磁器のボトルは、佐賀県の伊万里鍋島焼の窯元である畑萬陶苑によるもの。1320度の高温で還元焼成されたボトルはガラスと同様の性質を持ち、繰り返し使える。税込価格は1万9800円(30m L)。「CFCL」の直営店及び公式ウェブサイトで販売する。

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「SK-II」のブライトニング美容液にコフレが登場 TWICE・MINAの新キャンペーンも

 「SK-II」は4月5日、ブライトニング美容液“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス”のコフレを発売する。3月28日からはグローバルブランドアンバサダーを務めるTWICEのMINAを起用したキャンペーンも開始。日差しが強くなる時期に合わせ、商品の魅力をアピールする。

 発売されるコフレは3種類で、“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス トライアル キット”(税込2万1450円※編集部調べ、以下同)は30mLの美容液とブライトニングマスク“ホワイトニング ソース ダーム・リバイバル マスク”を2枚セットにした。

 50mLの美容液をメインに拭き取り化粧水の“フェイシャル トリートメント クリア ローション”(30mL)、ブランドのアイコン的存在である“フェイシャル トリートメント エッセンス”(30mL)を組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス コフレ”(3万1350円)のほか、75mLの美容液と30mLの拭き取り化粧水と化粧水、美容乳液の“スキンパワー エアリー”30mLも組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス 美肌 スペシャルコフレ”(4万2900円)も用意している。

 MINAは同商品を手にしたキャンペーンビジュアルと動画に登場。ブランドの公式サイトやSNSのほか、店頭でも掲出する。

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「SK-II」のブライトニング美容液にコフレが登場 TWICE・MINAの新キャンペーンも

 「SK-II」は4月5日、ブライトニング美容液“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス”のコフレを発売する。3月28日からはグローバルブランドアンバサダーを務めるTWICEのMINAを起用したキャンペーンも開始。日差しが強くなる時期に合わせ、商品の魅力をアピールする。

 発売されるコフレは3種類で、“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス トライアル キット”(税込2万1450円※編集部調べ、以下同)は30mLの美容液とブライトニングマスク“ホワイトニング ソース ダーム・リバイバル マスク”を2枚セットにした。

 50mLの美容液をメインに拭き取り化粧水の“フェイシャル トリートメント クリア ローション”(30mL)、ブランドのアイコン的存在である“フェイシャル トリートメント エッセンス”(30mL)を組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス コフレ”(3万1350円)のほか、75mLの美容液と30mLの拭き取り化粧水と化粧水、美容乳液の“スキンパワー エアリー”30mLも組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス 美肌 スペシャルコフレ”(4万2900円)も用意している。

 MINAは同商品を手にしたキャンペーンビジュアルと動画に登場。ブランドの公式サイトやSNSのほか、店頭でも掲出する。

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【スナップ】「コム デ ギャルソン」の“原点回帰”を見届けたショー来場者は何を着た? レトロな花柄の多彩な着こなしに注目

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月4日(現地時間)、2023-24年秋冬コレクションを発表した。川久保玲デザイナーは今季、「はじまりに立ち戻ることで、新しいものが生まれる」ことを表現するため原点回帰。ベーシックな素材と自由なパターンで、ブランドの今を体現する抽象的なシルエットのドレスを作り上げた。

 ショーの来場者は、やはり黒とボリュームで遊ぶ構築的なシルエットを取り入れた人が中心。そんな中、「コム デ ギャルソン」着用者の中で目を引いたのは、23年春夏コレクションのレトロな花柄生地で仕立てたアイテムだ。特にコクーンシルエットのスカートは、“アイテム被り”が続出。「コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS COMME DES GARCONS)」の黒地に白の抽象的なフラワーモチーフをあしらったケープジャケットと「プラダ(PRADA)」の黒の厚底ローファー、「コム デ ギャルソン ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」のフリル付きハンドバッグを合わせたモードなスタイルから、ピンクの「コム デ ギャルソン ガール」×「ルイスレザーズ(LEWIS LEATHERS)」のライダースジャケットと「コンバース(CONVERSE)」の“チャックテイラー”をコーディネートしたカジュアルなコーディネートまで、さまざまな着こなしが見られた。

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「GQ ジャパン」がオンラインセレクトショップ「GQ ショップ」をオープン 元「コレット」のサラも参加

 コンデナスト・ジャパンの「GQ ジャパン(GQ JAPAN)」は、新たなサービスとしてオンラインセレクトショップ「GQ ショップ(GQ SHOP)」を3月27日に開設した。「GQ ジャパン」が独自にセレクトしたアイテムを、ファッションからライフスタイル、ゴルフ、ビューティまで幅広くそろえる。夏のグランドオープンに向けて参加ブランドやショップは順次拡大し、ゲストキュレーターとタッグを組んだ企画をはじめ、ブランドやクリエーターとの限定&別注アイテムや、プレゼントキャンペーンなども実施予定だ。

 現在取り扱うブランドは、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」や「ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)」、若手ブランド「ダイリク(DAIRIKU)」など。ライフスタイルカテゴリーでは、デンマーク発の電動自転車「E-バイク(E-BIKE)」や「シボネ(CIBONE)」のランプ、グラス、フレグランスといったインテリアグッズなどをそろえる。

 同ショップでは、著名クリエーターらがゲストキュレーターとして参加し、日本未上陸ブランドやデザイン性の高いガジェット、インテリア雑貨も紹介。2017年に閉店した、パリの人気セレクトショップ「コレット(COLETTE)」のクリエイティブ・ディレクター、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)もゲストキュレーター就任が決定しており、日本国内では同ショップでしか手に入らないブランドを販売予定だという。他にも、元「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE®)」のグラフィックデザイナーで、現在はアートディレクターとして多方面で活躍するハイロックがセレクトした、インテリアや最新ガジェットも紹介する。

 また、ローンチを祝して、アーティストのヨシロットン(YOSHIROTTEN)がデザインしたオリジナルTシャツをプレゼントするキャンペーンも実施。デザインテーマは、某有名バンドたちの廃棄音源を回収し、デザインワークでアップサイクルする、架空のバンドグループ「???(クエスチョンズ)」のツアーTシャツ。東京を皮切りに開催する世界ツアーをイメージし、“RGB”と“PINK"の2種類を制作した。応募条件は、「GQ ショップ」のインスタグラムをフォロー、もしくはメルマガ登録。インスタグラムからの応募の場合は“RGB”、メルマガ登録からは“PINK”を、それぞれ20名にプレゼントする。

 さらにオープン記念品として、メディアコム・トイのクマ型フィギュア「ベアブリック(BE@RBRICK)」とコラボレーションしたスペシャルモデルも、数量限定で先行抽選販売する(税込2万9700円)。サイズは400%(全高約28cm)で、電源を入れて点灯すると、ボディーに仕込んだLEDライトが蛍光グリーンに輝き、“GQ”のロゴが浮かび上がる。先行抽選販売の応募条件は「GQ ショップ」のLINE友だち追加。今夏には、メデイアコム・トイ直営店およびオンラインストアでも発売予定だ。

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「ラコステ」日比谷店が日本最大級の広さと品ぞろえでリニューアル カスタムサービスを常設

 「ラコステ(LACOSTE)」は、日本最大規模となる日比谷店を3月16日にオープンした。日比谷店は入居する施設の再開発のため2019年に一時閉店したが、東宝日比谷プロムナードビルとして生まれ変わった施設内の1階に再オープン。売り場面積を294平方メートルに拡張し、品ぞろえも豊富な同店は、今年創業90周年を迎える「ラコステ」の新たなランドマークになる。

 同店には、ブランドを代表するポロシャツをはじめ、メンズとウィメンズ、キッズ、スポーツ、フットウエア、レザーグッズなど幅広いカテゴリーの商品をラインアップする。メインエントランス横には、人気の“L003 NEO”などのフットウエアがずらりと並ぶコーナーを設置。店内奥には、ポロシャツの定番モデルに加え、新たにシーズナルデザインで登場した“L.12.12”や“パリポロ”“ムーブメントポロ”“ゴルフ”“テニス”の5型にフォーカスしたポロウォールが目を引く。オンコートからオフコートまで、あらゆるシーンに対応したモデルを一挙に楽しむことができる。

 さらに、一部店舗で導入していたカスタムサービス「マイ ラコステ カスタマイゼーション(MY LACOSTE CUSTOMIZATION)」を常設した。購入した対象アイテムにその場でパッチをつけることができるサービスで、日比谷店限定デザインのパッチも用意する。フィッティングルームは、泥染めの壁や暖簾をデコレーションするなど、日本らしい独特のデザインを取り入れた。

 2022年7月に現職に着任したラコステ ジャパンのパスカル・センコフ(Pascal Senkoff)=最高経営責任者(CEO)は、日比谷店に期待を込める。「『ラコステ』がまた、この“ホーム”と思える場所に戻ることができてうれしい。商品は定番のポロシャツもあれば、人気を集めているスニーカー、ウィメンズやジェンダーレスのウエアを多く取りそろえた。エリアの特性からインバウンド客の来店も期待しているが、女性客やZ世代の層との出会いも楽しみにしている。アクセスがいい立地、品ぞろえやサービスを刷新した新たな空間で、進化するブランドの世界観を存分に体験してもらえるだろう」。

 センコフCEOは、日本を拠点に、ファッション分野で社長職を含めて約15年間その手腕をふるってきた。日比谷店を拠点にした国内の事業戦略について聞くと、「日本の『ラコステ』は、“Sleeping Beauty(眠れる美女)”と言われている。誰もが知るブランドであり、ビジネスとしても好成長を続けながらも、顧客とコミュニケーションの場を持つことが少なかった。ヨーロッパでは成功事例があり、日本もそのタイミングが来ている。日比谷店のリニューアル、そして90周年を機に、この場所でさらなるライフスタイル・ブランドとしての価値を提供する機会を設けていくつもりだ」と答えた。今後は、日比谷店でコラボレーショングッズの販売やイベント開催などを予定しているという。

■「ラコステ」日比谷店
営業時間:11 :00〜20 :00
住所:東京都千代田区有楽町1丁目5-2 東宝日比谷プロムナードビル1階

問い合わせ先
ラコステお客さまセンター
0120-37-0202

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「ザ・フューチャーロックス」から桜の季節を祝うジュエリー 春のムードを盛り上げる繊細なピンクが特徴

 革新的なジュエリーのプラットフォーム「ザ・フューチャーロックス(THE FUTURE ROCKS)」から、桜の季節を祝うピンクのジュエリーが登場した。バングルとネックレス、リングの3点で、エナメルやラボグロウンダイヤモンドで桜の繊細なピンク色を表現。使用されている地金はリサイクルゴールドだ。

 “ピンク エナメル バングル”は、ピンクのエナメルがアクセントのビンテージ感のあるデザインで、ラボグロウンダイヤモンドが施されている。“オラパ ローザネックレス”と“ゾンゴン ローザ リング”には、ピンクのラボグロウンダイヤモンドをあしらい可憐に仕上げている。

 参考価格は、バングルが110万6700円、ネックレスが8万7100円、リングが11万5200円。

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「イトーヨーカ堂」を考える:記者談話室vol.72

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第72回は「『イトーヨーカ堂』を考える」です。セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のイトーヨーカ堂のアパレル事業の整理を発表しました。かつては存在感が大きかった総合スーパーの衣料品売り場は、年々縮小しています。このリストラ策が意味することは何か。さかのぼって考えてみました。

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