1stソロアルバムのリリースを控えるザ・エックス・エックスのロミー 「安心領域を抜け出すような感覚」

2010年代のUKロックシーンを代表するバンドの一つが、ザ・エックス・エックス(The xx)だ。ロミー(Romy)とオリヴァー・シム(Oliver Sim)、ジェイミー・エックス・エックス(Jamie xx)の3人から成るバンドは、2017年にリリースした3rdアルバム「I See You」を最後に充電期間に入っている。しかし、悲しいことだけではない。ジェイミー・エックス・エックスはDJとしてのソロ活動がさらにアクティブになり、オリヴァーも制作に2年を費やしたアルバム「Hideous Bastard」で22年にソロデビュー。そして23年6月、数年前からソロ活動に本腰を入れていたロミーが、満を持して1stアルバム「Mid Air」をリリースすると発表した。

アルバムのリリースに先駆けた2月、「フェンディ(FENDI)」のフラッグシップストア「パラッツォ フェンディ 表参道」のオープニングイベントのために、5年ぶりの来日を果たしたロミーにインタビューを敢行。ソロ活動をスタートしたきっかけから、盟友フレッド・アゲイン(Fred again..、音楽プロデューサーでアーティスト)との出会い、そしてじっこんの仲であるラフ・シモンズ(Raf Simons)との関係についてまでを語ってもらった。

ーーまずは、アーティストとして活動する以前の幼少期の話を聞かせてください。

ロミー:幼い頃はロンドンの郊外に住んでいたんですが、当時はインターネットが今ほど普及していなかったのもあって、何もかもが自分の想像力だけで事足りているような感覚で生きていましたね。ただ、インターネットを使うようになってからは毎日が新しいことの連続で、「マイスペース(MySpace、音楽を中心としたSNS)」で知らない音楽と出合うことが楽しくて楽しくて。それは、単に退屈な時間を音楽で満たしていただけではあるんですけど、結果として今のインスピレーションなどに繋がっています。

ーー音楽一家のもとに生まれたというわけではなかったんでしょうか?

ロミー:そうですね。母親を早くに亡くしたため、幼い頃から父親と2人暮らしだったのですが、彼が生粋のレコードコレクターだったので、自宅では2人で静かに同じ音楽を聴く生活が普通だと思っていました。でも、友達の家に遊びに行くようになってから普通ではないことだと気付いて(笑)。父親からは、家で静かに音楽を聴くライフスタイルを学びましたね。

ーーその後、16歳でザ・エックス・エックスを結成してから15年後の2020年にソロ活動をスタートしました。このきっかけは?

ロミー:ザ・エックス・エックスを初めた頃は、自分に自信がなくシャイだったので、興味はあったけど今こうしてソロアーティストとして活動するだなんて想像もしていませんでした。ただ、2018年にザ・エックス・エックスでのツアーを終えてから、改めて音楽を作ることが本当に1番大好きで、最も自分の情熱を注げるものだと思い、ソロ活動のためではなく誰かに楽曲を提供することを目的に制作を始めたんです。それからフレッド・アゲインと友人になり一緒に制作することが増え、この出会いが自分に自信を持てるきっかけになりました。

そしてある日、私が制作した楽曲を聴いた彼に「これは誰のために作ったの?」と質問され、「……私のためかも」と答えたことがソロアーティストとして活動する第一歩になったんです。いざ活動してみると心に開放感があって、この歳で自分の変化を楽しめているのは驚きですね。

ーーだから1stシングル「Lifetime」にフレッド・アゲインがプロデューサーとして参加しているんですね。

ロミー:アイデア自体はパンデミックによるロックダウン前から持っていて、ロックダウン中に彼と「ズーム」を通じてオンラインで曲作りをしているうちにいい感じに整ったので、「Lifetime」をデビュー曲に選びました。

ーーちなみに、彼とはどのように出会ったんでしょうか?

ロミー:彼は今ソロアーティストとして大活躍していますが、もともとは音楽プロデューサーや楽曲提供を中心としたソングライターです。近しい友人を通して、才能に溢れた人間だということは耳にしていました。そして、ロンドンの音楽シーンでは「この人とこの人を会わせてみよう!」といった動きが活発で、それを機に2018年の9月に出会ったんです。

ーーありがとうございます。それでは、9月にリリースを控えるソロアルバム「Mid Air」の制作に至った経緯を教えてください。

ロミー:フレッド・アゲインの影響もあって、ザ・エックス・エックスではないロミーとしての楽曲を作りたいという気持ちが強くなったことが大きいですね。ザ・エックス・エックスで築き上げた安心領域を抜け出すような感覚で、バンドのサウンドとはかなり毛色が違う、クラブミュージック寄りに仕上げています。

ーー以前、クラブを“癒しとコミュニティーの場”と表現していましたが、今回のアルバムはクラブシーンでプレイされることなども想定しながら制作したんでしょうか?

ロミー:プロデューサーとして関わってもらったフレッドとスチュアート・プライス(Stuart Price)には、「クラブで聴かれるような音楽にしたい」と相談しましたね。すでに全曲の制作は終えているんですが、実はタイトルもアートワークもまだ決まっていなくて、今日このインタビューが終わったら「ズーム」で最終決定する予定なんです(笑)。

ーー先行視聴した楽曲の中では特に「enjoy your life」が好きでした。この楽曲にまつわるエピソードがあれば教えていただけますか?

ロミー:まず、まだアルバムを聴いてくれている人が少なく、どの楽曲がどのようなリアクションをもらえるか気になって仕方がなかったので、こうして具体的に好きな楽曲を伝えてもらえたことがうれしい!ありがとう。

「enjoy your life」は、ロビン(Robyn、スウェーデンのシンガーソングライター)に連れられて観たビバリー・グレン・コープランド(Beverly Glenn-Copeland、トランスジェンダーのシンガーソングライター)のライブに着想しています。そのライブでグレンは、「La Vita」という楽曲を披露したんですが、「My mother says to me enjoy your life」という歌詞が小さい頃に母親を亡くしている私の心に強く響いたんです。その日以降、私は「enjoy your life」と口ずさむようになり、それを聞いたフレッドが「すごくいいフレーズだね!」と反応したので、彼と一緒に「La Vita」をサンプリングする形で「enjoy your life」を制作しました。

ーーここからは、ファッションについて聞かせてください。「Lifetime」のリリース時、「エックスガール(X-GIRL)」とのコラボアイテムを発表していましたね。

ロミー:かなり前にSNSを通じて存在を知り、ブランドについて調べたら立ち上げの中心人物がソニック・ユース(SONIC YOUTH)のキム・ゴードン(Kim Gordon)だし、女性向けのブランドだけどストリートのエッセンスがあることによってデザインがフェミニンすぎないし、それがずっと素敵だと思っていたのでコラボしたんです。

ザ・エックス・エックスの頃は真っ黒な洋服ばかりだったのが、最近は少し柄のあるストリートスタイルが気になっていますね。メンズのアイテムを着ることも好きなんですけど、大半が私の体にはシルエットが大きすぎて困っています......。

ーーここ数年は、丈の短いTシャツもよく着用しているイメージです。

ロミー:「エックスガール」の影響もあるのか分かりませんが(注:1994年設立)、1990年代っぽいミニTの気分なんです。今日着ているのは、「ドーバー ストリート マーケット ロンドン」で購入した「ブラック・コム デ ギャルソン(BLACK COMME DES GARCONS)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボTシャツですね。

ーーザ・エックス・エックスでは、ラフ・シモンズとカプセルコレクションやMVを制作するなど親しい仲ですよね。

ロミー:もともとは、ありがたいことにラフ・シモンズがザ・エックス・エックスのファンで、何かのインタビューで公言しているのを見つけてメンバーで喜んでいたところ、ちょうど連絡があったんです。それが、2014年にニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館で行われた「ディオール(DIOR)」のファッションショーでのパフォーマンスの依頼でした。それから密に連絡を取るようになり、「I Dare You」のMVでもコラボしたんです。

ーー最後に、忘れられないファッション体験談があれば教えてください。

ロミー:11歳くらいの時に、従兄からもらったお古の「ナイキ」の“エア マックス プラス(AIR MAX PLUS)”を履いて学校に行ったら、友達みんなが「何そのスニーカー!超クールじゃん」って集まってきたんです。今でもそれが忘れられず、今日も“エア マックス プラス”を履いていて、このモデルは「今後これしか履かないかも」と思うぐらい気に入っていますね。

ーー僕も1番好きなスニーカーが“エア マックス プラス”なので、今日会った時に「あ!」って思っていました(笑)。

ロミー:本当!?イングランドでもあのデザインが刺さる人と刺さらない人がいるので、“エア マックス プラス”が国を越えた共通言語なのはうれしいです。

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【2023年秋コスメ】深みのある秋色カラーが続々登場 プチプラ・デパコスの新作アイテムまとめ※随時更新

秋といえば、くすみカラーやブラウンニュアンスをプラスしたカラーが数多く登場する季節。2023年に登場する秋コスメは、潤いに満ちた艶のある唇に仕上げるリップグロスやこっくりとした深みを感じるアイシャドウパレット、パールを高配合したネイルポリッシュ、素肌感は残しつつもカバー力を兼ね備えたリキッドファンデーションなど、洗練された雰囲気をまとえるカラーやアイテムが揃う。今回は、デパコスからプチプラまで幅広いブランドのアイテムを一挙紹介する。

2023年秋コスメ:アイシャドウ

アンプリチュード(AMPLITUDE)」:モザイクアートのような幾何学模様のアイシャドウ

ラストコレクションの主役である“コンスピキュアス アイズ リミテッドコレクション b”は、6色を8分割にセットしたアイシャドウパレットだ。モザイクアートのような幾何学模様を施し、ミステリアスな無限性を表現した。中央の4色は単体でも、混ぜても使用できるカラーで、周囲を囲む2色はパールを配合している。混ぜても重ねてもにごらない発色と質感が特徴。

発売日:8月2日
予約開始日:7月26日

価格:各7700円
カラー:ブラウンベージュ、ピンキーローズ、グレイッシュバーガンディーの3色

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「アンプリチュード」が最後のコレクションを発売 幾何学模様のアイシャドウやチークなど


カネボウ(KANEBO)」:“彩りのある影”を演出するアイシャドウ

メインアイテムは“カラードシャドウ(レフィル)”(全5種うち限定1種、各3300円)で、“色のある影を仕込む”新発想のアイシャドウパレットだ。影の明暗に色のニュアンスが加わることで単調ではない奥行きと立体感のある目元に仕上がる。

発売日:8月4日

価格:各3300円(レフィル)
カラー:ピーチピンク系、モスグリーン系、カッパーレッド系、イエローベージュ系、さらにレッドやゴールド、ブルーなどの全色を影色で構成した数量限定カラーの5色

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「カネボウ」の秋コレは“彩りのある影”を提案 影色を含むアイシャドウパレットなど


RMK」:4つの異なる質感とカラーをセットしたアイシャドウパレット

“シンクロマティック アイシャドウパレット”は、同ブランドの新質感であるライトシャイニーをはじめとした4つの質感とカラーをセットしたアイシャドウパレットだ。カラーはパーソナルカラーを問わないベージュ系の“01 ソフト スポット”、イエローやブラウンの落ち着いたトーンをまとめた“02 ストリート スマート”、ピーチブラウン調の“03 コンパッショネイト”、シックなセピアピンク系の“04 オール ハート”に加えて、数量限定でくすんだピンクトーンの“EX-01 アフェクショネイト”と、ライムグリーンやグレーブラウンのカラーをセットにした“EX-02 エニグマティック”。

発売日:7月28日

価格:各6380円
カラー:ベージュ系、イエロー系、ピーチブラウン系、セピアピンク系の新4色と、数量限定でくすみピンク系、グリーン系の2色

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「RMK」がアイシャドウパレットやカラーアイライナーを発売 モダンな“スモーキーアイ”を提案


クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」:アイシャドウが約9年ぶりにリニューアル

アイシャドウパレット“オンブルクルールクアドリ”を約9年ぶりにリニューアルし、7月21日に全国発売する。カラーメイクアップでありながら目もとへのスキンケア機能を付与したトリートメントアイシャドウとして、うるおい感のある光沢と鮮やかでクリアな発色をかなえる。

発売日:7月21日

価格:各1万560円
カラー:海に着想を得た全12色

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「クレ・ド・ポー ボーテ」のアイシャドウが約9年ぶりにリニューアル 海に着想を得た全12色


スック(SUQQU)」:パールを贅沢に高配合したリキッドアイシャドウ

大小の異なるパールを配合し、シアーすぎない発色が特徴のリキッドアイシャドウ“リクイド ラスター アイズ”(新5色うち限定2色、各4070円)はひと塗りで存在感のある目元を演出する。

発売日:7月21日

価格:各4070円
カラー:日本画絵具の岩絵具から着想を得た多彩なカラーバリエーションで、プラムやベージュ、ライラックなど

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「スック」の秋コレは“多彩”がテーマ 岩絵具から着想を得たリキッドアイシャドウなどを発売


2023年秋コスメ:リップ

カネボウ(KANEBO)」:唇の美しさが際立つヌードカラー2色

唇の美しさが際立つヌードカラーで立体感を感じさせないネオフラットに仕上がるリップスティック“N-ルージュ”(新1色うち限定1色、各4400円)が登場する。

発売日:8月4日

価格:各4400円
カラー:ヌーディーなピンクベージュトーンの2色

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「カネボウ」の秋コレは“彩りのある影”を提案 影色を含むアイシャドウパレットなど


シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」:全20色の秋色マットリップ

マットリップ“ルージュ アンリミテッド キヌマット”(各4840円)は、秋らしい深みを感じる20色を販売する。カラーはトレンド感を残しながらも使いやすい色味に調整したダスティーなレッドベージュ系やオレンジ系、ブラウン系。美容成分を88%配合しているため、メイク中も唇ケアができる。

発売日:7月19日

価格:各4840円
カラー:トレンド感を残しながらも使いやすい色味に調整したダスティーなレッドベージュ系やオレンジ系、ブラウン系などの全20色

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「シュウ ウエムラ」が全20色の秋色マットリップを発売


アディクション(ADDICTION)」:とろけるボタニカルバームシャイン処方が特徴のリップ

濃密な発色と濡れたような艶を与えるリップスティック“ザ リップスティック エクストレム シャイン”が登場。唇の温度に反応してとろけるボタニカルバームシャイン処方で、なめらかな塗り心地が特徴となっている。

発売日:7月7日

価格:各4070円
カラー:深みのあるレッドなど新5色うち限定1色

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「アディクション」が限定アイシャドウや艶リップを発売 幻想的な夜を表現


2023年秋コスメ:ファンデーション

セルヴォーク(CELVOKE)」:“塗っている感を感じさせない”リキッドタイプ

薄く塗布しても肌の色ムラや凹凸が均一に整うリキッドファンデーション“スキンレゾネート リキッドファンデーション”(26g、全4色、各5280円)は、美容液成分を含んだことによる滑らかな使い心地が特徴。

発売日:8月18日

価格:各5280円
カラー:全4色

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「セルヴォーク」の秋コレは洗練された大人なカラー 発表会では新クリエイティブディレクターによるメイクデモも


RMK」:フロストマットな肌に仕上げるジェルタイプの新ファンデ

ジェルならではのつけ心地の良さが特徴で、素肌感は残しつつも内側から光を放つフロストマットな肌に仕上げる。ブランド初採用となるクリアスムージングジェルと、光を拡散するライトディフュージョンパウダーなどにより、毛穴の凹凸や色ムラをカバーしながら半透明のマット肌を演出。

発売日:9月1日

価格:各6050円
カラー:全9色

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「RMK」がジェルタイプの新ファンデーションを発売


まとめ

渋さや深みのあるブラウンを基調としたカラーや落ち着きのある暖色系のカラーなど、豊富なラインアップの23年秋コスメ。くすんだグリーンやブルーのアクセントカラーを含んだアイシャドウパレットなど、定番商品ではなかなか見かけない組み合わせに心踊る方もいるのでは。今年はマット質感だけでなく、艶も取り入れた“秋色メイク”を楽しんではいかがでしょうか。

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「エジュー」×ジミー大西のスマホケースが発売 阪急うめだでポップアップも

バッグ、スマホケースブランド「エジュー(AJEW)」は、芸人、アーティストのジミー大西とコラボレーションした“エジュー バーチカル ジップフォン ケース(ajew vertical zipphone case)”を6月14日に発売する。価格は1万1000円で、「エジュー」公式オンラインストア、阪急うめだで開催するポップアップストアやジミー大西の作品展で購入可能だ。

「エジュー」がアーティストとコラボするのは今回が初。ジミー大西氏の独特の世界観と唯一無二のカラー使いを、「エジュー」の機能性とデザイン性に加え、遊び心のあるアイテムに仕上げた。ベースとなるスマートフォンケースは、さまざまな機種に対応する「エジュー」の大人気商品。ポケット、カードホルダーが搭載されており収納力が抜群であることも魅力だ。

コラボレーションで使用したジミー大西氏の作品は、“ジャングルの眼”(1994年)と“パラダイス”(1998年)。カラフルな動物や植物が描かれ、どちらも彼にとって思い入れが強い作品だと言う。さらに今回のコラボアイテムの中には“隠れジミー”を施した。

パーククリエイションの公式ユーチューブではジミー大西氏のビジュアル撮影の舞台裏やインタビュー動画を公開し、発売日の6月14日には「エジュー」公式インスタグラムでジミー大西氏とのコラボレーションライブを配信する。

ジミー大西は1964年大阪生まれ。本名は大西秀明。1982年に吉本興業に入社し、お笑い芸人として活躍する中、92年にテレビ番組の企画で絵画を発表し、著名芸術家や専門家からも評価を得て、93年に初の個展を開催。その後、96年にスペインへ移住し本格的に画家としての活動を始める。世界を放浪しながらその土地からさまざまな影響を受け、多彩な作品を制作。その後も展覧会を行い、画家として高い評価を得る。2015年、一時休筆していたが、20年に人生の師と仰ぐ明石家さんま氏の助言により、本格的に創作活動を再開。22年から未発表の新作シリーズに加えて、初期から海外移住の頃の作品までそろえた、ジミー大西画業30年記念作品展 「POP OUT」を全国巡回中。

◼️エジュー ポップアップストア
日程:6月14〜20日
場所:阪急うめだ本店1階プロモーションスペース
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
※先着でジミー大西氏のサイン入り商品が購入可能

◼️ジミー大西 画業30年記念作品展「ポップ アウト」
日程:6月21〜26日
場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
入場料:一般1000円、学生800円(前売)/一般1200円、学生1000円(当日)
※小学生・未就学児無料

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「ジルスチュアート」とキンプトン新宿東京のコラボ第2弾 サマーフルーツのアフタヌーンティーを提供 

「ジルスチュアート ビューティー(JILLSTUART BEAUTY)」は、ラグジュアリーホテルのキンプトン新宿東京(KIMPTON SHINJUKU TOKYO)とのコラボレーション第2弾を7月1日からスタートする。ブランド定番の“ホワイトフローラル”からインスピレーションを受けた、爽やかでトロピカルな味わいのアフタヌーンティーを提供する。

同ホテルのレストラン・ディストリクトの人気ブランチメニュー5種から選べるメインと、「ジルスチュアート」の香りからイメージし作り上げたスイーツがセットになった、ボリュームたっぷりのハイブリッドメニューを提供する。スイーツはラベンダーの香りを乗せたパイン包みのドーム型ムースや南国を感じるピーチ&ラズベリーとライチのミルフィーユ、ジュエリーを模したローズゼリーのココナッツフレーバータルトなど、スイートでトロピカルな9種を取りそろえる。また、アフタヌーンティー利用者にはフレグランス(2.5mL)のサンプルをプレゼントする。

◼️ピーチ&サマーフルーツ・アフタヌーンティー インスパイアード by ジルスチュアート
期間:7月1日〜8月31日
時間:11:30〜/14:30〜(L.O.)※2時間制(前日の16時までの予約)
場所:ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ
料金:平日 5500円/土日祝6490円(サービス料別)

◼️“ディナー&アフタヌーンティーALL for ME”
期間:7月1日〜8月31日
時間:18:00〜23:00(L.O.21:00)(前日の16時までの予約)
料金:7500円

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「シャネル」本国トップに聞く、「東京での“ファッションショー以上”のイベントの狙いは?」 

「シャネル(CHANEL)」は6月1、2日、東京で2022-23年メティエダール・コレクションのファッションショーに関するイベントを開催した。昨年12月にセネガルの首都ダカールで開催したファッションショーの再演に際しては、東京でも音楽やダンス、カルチャーと融合。VIP顧客にはアンバサダーの小松菜奈や橋本愛を招いたスタイルトークなどを催しつつ、若い世代には同じくアンバサダーのクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)や宮沢氷魚を招いて手仕事の魅力やサステナビリティ、女性のエンパワーメントについて語り合うイベントを企画するなど、複合的なイベントでさまざまな人と繋がろうと試みた。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル グローバル ファッション部門 プレジデント兼シャネルSASプレジデントに、その意図を聞いた。

 WWDJAPAN(以下、WWD):ファッションショーとアフターパーティだけでなく、VIP顧客との交流はもちろん、若い世代とのトークイベントまで、「ファッションショーを中核とする複合イベント」を開催する狙いは? 
ブルーノ・パブロフスキー/シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント (以下、ブルーノ・プレジデント):一言で言えば、さまざまな人と「コネクト」するため。そして、お客さまから若い世代までをインスパイアして、インスピレーションの源としての「シャネル」の存在を知り、愛してもらうためだ。

 WWD:「コネクト」するには、音楽やダンス、カルチャーとの融合が必要なのか? 
ブルーノ・プレジデント:ダカールで音楽やダンス、カルチャーと繋がったら、新たなエネルギーが生まれ、パリとダカールがつながった。東京でも、この街の音楽やダンス、カルチャーと繋がれば、パリとセネガル、そして東京がリンクする。発表したのは、セネガルと同じメティエダール・コレクション。だが環境が変われば、また違って見えるだろう。私たちが最終的に伝えたいのは、「シャネル」の洋服の魅力。手に取り、袖に腕を通して、毎日楽しんでほしい。でも今、洋服を手に取っていただくには、全方位的な、強いコネクションを持つことが欠かせない。そのためには、イベントを複合的に進化させることだ。

 

「パリ・コレクションは『あなたの時間』
「メティエダールは『シャネル』の時間」 

 WWD:メディエダール・コレクションの発表を複同イベントに進化させようと舵を切ったのはいつ頃? 
ブルーノ・プレジデント:ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)アーティスティック・ディレクターの影響が大きいだろう。彼女は、協業が大好きで、世界に幅広いネットワークを持っている。音楽やダンス、カルチャーと繋がる必要性をいち早く認識していたし、実際コラボレーションを心から楽しんでいる。メゾンも同時に、メティエダール・コレクションをこれまで以上に大事に扱うようになってきた。(オートクチュールのような手仕事の)メティエダール・コレクションは、(とはいえオートクチュールのように)一点モノだったり、美術館に展示されたりするようなものではない。あくまで既製品で、日々楽しんでいただくための洋服で、「シャネル」だけのもの。やっぱり手に取っていただきたい。だから、「シャネル」にしかできない方法で発表したい。3月や10月のパリコレや、オートクチュールのファッション・ウイークで、「シャネル」にしかできない方法を追求するのは難しい。ファッション・ウイークで優先されるのは、(メディアやバイヤーなど)「皆さんの時間」だ。一方、メティエダールと(5月に開催した)クルーズ・コレクションでは、「『シャネル』の時間」を持つことが許される。大きな規模感で、さまざまな楽しみ方を用意し、ユニークさをどこまでも追求したい。

 WWD:ファッションショーの翌日には、都内の大学生らを300人ほど招いて交流を図った。やはり若い世代とのコミュニケーションは必要? 
ブルーノ・プレジデント:もちろんだ。特に若い世代には、「ビハインド・ザ・シーン(舞台裏)」を理解しないと共感してくれない傾向がある。華やかなファッションショーだけでは不十分。じっくり向き合い、彼らの話を聞く必要もあるだろう。

 WWD:注力する若い世代とのコミュニケーションは、成果を伴っている?人件費や材料費の高騰で仕方ない側面も大きいが、値上げは若年層の獲得において大きなハードルだと思うが? 
ブルーノ・プレジデント:若い世代が「シャネル」の商品を買ってくれるかどうか?は、数週間後、数年後にじっくり分析してみよう(笑)。私たちは、即時的な反響を求めない。ビジョンは常にロングタームだ。価格については、バランスだろう。確かにメティエダール・コレクションの刺しゅう入りのジャケットは、高額だ。ただバッグやシューズには、現状の価格をできるだけ維持しようと努力し続けている商品が存在する。今後も、若い世代は何に夢中で、だからこそ、この商品の価格はできるだけ据え置こうなどの戦略は磨き続けたい。現状、化粧品はもっとアフォーダブル(手頃)だ。こうした商品を買っていただくには違う戦略が必要だが、洋服とは違う種類の商品も活かして、若い世代と繋がりたい。

 

全てのイベントで大事なのは
「夢」を見てもらうこと

 WWD:同時に、顧客に向けてのトークイベントやディナーパーティーも開催している。2日の間でたくさん開催したイベントの一貫性は、どのように担保するのか? 
ブルーノ・プレジデント:それぞれのイベントを「誰をターゲットに開催するのか?」考えることは大事だが、同じくらい大事なのは、「みんなに『夢』を見てほしい」と努力することだ。「夢」見せてくれたというエモーションは、ブランドへの興味・関心、理解につながるだろう。東京ビッグサイトまでやってきて、素敵な「夢」が見れたら、人々はきっと「シャネル」のクリエイティビティーを感じてくれるのではないだろうか?一番記憶に残るのが、音楽でも、ダンスでも構わない。東京ビッグサイトで、「シャネル」以外の話をしてくれても良い。ただ、そんなひと時を「シャネル」と共に楽しんだことを忘れないでくれたら嬉しい。私たちは、「夢」を大事にしている。即効性を求めるなら、バッグを売り続ければ良いだろう。ただ、「シャネル」の柱はプレタポルテ(既成服)。洋服を買っていただくには、「夢」見てもらうことが必要だ。幸い、メティエダール・コレクションを核とするイベントでは、着実な成果が現れている。クリアなビジョンを持つ、アルティメット・ラグジュアリー(究極のラグジュアリー)の「シャネル」は今後も、同じ戦略にフォーカスし続けるだろう。アルティメット・ラグジュアリーであり続けるには、進化・深化が大事だ。成功のレシピは、簡単に変えるべきではない。だからこそ私たちは、メンズウエアにも、テーブルウエアにも進出しないんだ。

 WWD:一連のイベントの中で、個人的に一番楽しかったのは? 
ブルーノ・プレジデント:私は、来日そのものが楽しかった(笑)。今回は大阪や京都、東京でも、いつもとは違う場所を訪れることもできたからね。

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「シャネル」本国トップに聞く、「東京での“ファッションショー以上”のイベントの狙いは?」 

「シャネル(CHANEL)」は6月1、2日、東京で2022-23年メティエダール・コレクションのファッションショーに関するイベントを開催した。昨年12月にセネガルの首都ダカールで開催したファッションショーの再演に際しては、東京でも音楽やダンス、カルチャーと融合。VIP顧客にはアンバサダーの小松菜奈や橋本愛を招いたスタイルトークなどを催しつつ、若い世代には同じくアンバサダーのクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)や宮沢氷魚を招いて手仕事の魅力やサステナビリティ、女性のエンパワーメントについて語り合うイベントを企画するなど、複合的なイベントでさまざまな人と繋がろうと試みた。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル グローバル ファッション部門 プレジデント兼シャネルSASプレジデントに、その意図を聞いた。

 WWDJAPAN(以下、WWD):ファッションショーとアフターパーティだけでなく、VIP顧客との交流はもちろん、若い世代とのトークイベントまで、「ファッションショーを中核とする複合イベント」を開催する狙いは? 
ブルーノ・パブロフスキー/シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント (以下、ブルーノ・プレジデント):一言で言えば、さまざまな人と「コネクト」するため。そして、お客さまから若い世代までをインスパイアして、インスピレーションの源としての「シャネル」の存在を知り、愛してもらうためだ。

 WWD:「コネクト」するには、音楽やダンス、カルチャーとの融合が必要なのか? 
ブルーノ・プレジデント:ダカールで音楽やダンス、カルチャーと繋がったら、新たなエネルギーが生まれ、パリとダカールがつながった。東京でも、この街の音楽やダンス、カルチャーと繋がれば、パリとセネガル、そして東京がリンクする。発表したのは、セネガルと同じメティエダール・コレクション。だが環境が変われば、また違って見えるだろう。私たちが最終的に伝えたいのは、「シャネル」の洋服の魅力。手に取り、袖に腕を通して、毎日楽しんでほしい。でも今、洋服を手に取っていただくには、全方位的な、強いコネクションを持つことが欠かせない。そのためには、イベントを複合的に進化させることだ。

 

「パリ・コレクションは『あなたの時間』
「メティエダールは『シャネル』の時間」 

 WWD:メディエダール・コレクションの発表を複同イベントに進化させようと舵を切ったのはいつ頃? 
ブルーノ・プレジデント:ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)アーティスティック・ディレクターの影響が大きいだろう。彼女は、協業が大好きで、世界に幅広いネットワークを持っている。音楽やダンス、カルチャーと繋がる必要性をいち早く認識していたし、実際コラボレーションを心から楽しんでいる。メゾンも同時に、メティエダール・コレクションをこれまで以上に大事に扱うようになってきた。(オートクチュールのような手仕事の)メティエダール・コレクションは、(とはいえオートクチュールのように)一点モノだったり、美術館に展示されたりするようなものではない。あくまで既製品で、日々楽しんでいただくための洋服で、「シャネル」だけのもの。やっぱり手に取っていただきたい。だから、「シャネル」にしかできない方法で発表したい。3月や10月のパリコレや、オートクチュールのファッション・ウイークで、「シャネル」にしかできない方法を追求するのは難しい。ファッション・ウイークで優先されるのは、(メディアやバイヤーなど)「皆さんの時間」だ。一方、メティエダールと(5月に開催した)クルーズ・コレクションでは、「『シャネル』の時間」を持つことが許される。大きな規模感で、さまざまな楽しみ方を用意し、ユニークさをどこまでも追求したい。

 WWD:ファッションショーの翌日には、都内の大学生らを300人ほど招いて交流を図った。やはり若い世代とのコミュニケーションは必要? 
ブルーノ・プレジデント:もちろんだ。特に若い世代には、「ビハインド・ザ・シーン(舞台裏)」を理解しないと共感してくれない傾向がある。華やかなファッションショーだけでは不十分。じっくり向き合い、彼らの話を聞く必要もあるだろう。

 WWD:注力する若い世代とのコミュニケーションは、成果を伴っている?人件費や材料費の高騰で仕方ない側面も大きいが、値上げは若年層の獲得において大きなハードルだと思うが? 
ブルーノ・プレジデント:若い世代が「シャネル」の商品を買ってくれるかどうか?は、数週間後、数年後にじっくり分析してみよう(笑)。私たちは、即時的な反響を求めない。ビジョンは常にロングタームだ。価格については、バランスだろう。確かにメティエダール・コレクションの刺しゅう入りのジャケットは、高額だ。ただバッグやシューズには、現状の価格をできるだけ維持しようと努力し続けている商品が存在する。今後も、若い世代は何に夢中で、だからこそ、この商品の価格はできるだけ据え置こうなどの戦略は磨き続けたい。現状、化粧品はもっとアフォーダブル(手頃)だ。こうした商品を買っていただくには違う戦略が必要だが、洋服とは違う種類の商品も活かして、若い世代と繋がりたい。

 

全てのイベントで大事なのは
「夢」を見てもらうこと

 WWD:同時に、顧客に向けてのトークイベントやディナーパーティーも開催している。2日の間でたくさん開催したイベントの一貫性は、どのように担保するのか? 
ブルーノ・プレジデント:それぞれのイベントを「誰をターゲットに開催するのか?」考えることは大事だが、同じくらい大事なのは、「みんなに『夢』を見てほしい」と努力することだ。「夢」見せてくれたというエモーションは、ブランドへの興味・関心、理解につながるだろう。東京ビッグサイトまでやってきて、素敵な「夢」が見れたら、人々はきっと「シャネル」のクリエイティビティーを感じてくれるのではないだろうか?一番記憶に残るのが、音楽でも、ダンスでも構わない。東京ビッグサイトで、「シャネル」以外の話をしてくれても良い。ただ、そんなひと時を「シャネル」と共に楽しんだことを忘れないでくれたら嬉しい。私たちは、「夢」を大事にしている。即効性を求めるなら、バッグを売り続ければ良いだろう。ただ、「シャネル」の柱はプレタポルテ(既成服)。洋服を買っていただくには、「夢」見てもらうことが必要だ。幸い、メティエダール・コレクションを核とするイベントでは、着実な成果が現れている。クリアなビジョンを持つ、アルティメット・ラグジュアリー(究極のラグジュアリー)の「シャネル」は今後も、同じ戦略にフォーカスし続けるだろう。アルティメット・ラグジュアリーであり続けるには、進化・深化が大事だ。成功のレシピは、簡単に変えるべきではない。だからこそ私たちは、メンズウエアにも、テーブルウエアにも進出しないんだ。

 WWD:一連のイベントの中で、個人的に一番楽しかったのは? 
ブルーノ・プレジデント:私は、来日そのものが楽しかった(笑)。今回は大阪や京都、東京でも、いつもとは違う場所を訪れることもできたからね。

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「リモワ」が125周年の展覧会を東京で開催 「ディオール」など歴代コラボから「エミリー、パリへ行く」のトランクまで

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン (LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の、ドイツのラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」は、ブランド設立125周年を祝い、東京・原宿で展覧会をスタートした。6月18日まで。

 「リモワ、 ザイト 1988(RIMOWA, SEIT 1988. 日本語で『1988年から』の意味)と銘打った展覧会では、同ブランドの歴代のスーツケースが並ぶ。会場は、時折館内アナウンスが流れて空港のよう。チェックインカウンターで名前入りのボーディングチケットを受け取ってから、入場する流れだ。創世記のトランクは、今とは全く違うレザー製。1955年にアルミニウムのスーツケースを世に送り出すと、80年代にはカラフルなABS樹脂のトランクが登場。70年代には、完全防水で写真機材などを水から守るトランクも開発している。

 これに続くのは、カラフルな色使いやステッカーで個性を表現したスーツケースの数々。会場ではさまざまなステッカーを無料で配っている。「ディオール(DIOR)」や「フェンディ(FENDI)」「モンクレール(MONCLER)」「パレス スケートボード(PALACE SKATE BOARD)」「シュプリーム(SUPREME)」などとのコラボレーションも一堂に揃う。

 また、ステッカーなどでカスタムするパーソナライズは、「リモワ」の特徴の1つ。会場の一番奥には、藤原ヒロシや村上隆から、ポール・スミス(Paul Smith)、パティ・スミス(Patti Smith)がステッカーなどでオンリーワンに仕上げた私物のトランクも並ぶほか、「エミリー、パリへ行く」に登場する架空のオートクチュール・デザイナー、ピーエル・カドー(Pierre Cadeau)の顔がインパクト絶大の「リモワ」など、映画やドラマに使われたトランクも展示した。さらにテレビや時計、バイオリンなど、特別な用途のために作ったトランクも披露した。

 この展覧会は、東京を皮切りに、米ニューヨークと独ケルンで開催。エミリー・デ・ヴィティス(Emelie De Vitis)マーケティング&製品担当シニア・ヴァイス・プレジデントは、「『リモワ』と日本は、1979年から40年以上にわたり強くつながってきた。特に日本では、耐久性と実用性、そして信頼という観点からカルト的な人気を誇っており、日本発着便の飛行機からは『リモワ』のトランクが次々と出てくるほど(笑)。だからこそ、皆さんに私たちの歴史を知ってほしい」と、展覧会の最初の場所に東京を選んだ理由を説明する。コロナ禍が収束して以降の日本市場でのビジネスについては、「かつてないほど」とエミリー・シニア・ヴァイス・プレジデント。今年は東京・表参道と福岡の店舗を改装予定という。

■「リモワ、SEIT 1898」
期間:2023年6月9〜18日
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6 ヨドバシJ6ビル(旧ジング)
入場料:無料

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「リモワ」が125周年の展覧会を東京で開催 「ディオール」など歴代コラボから「エミリー、パリへ行く」のトランクまで

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン (LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の、ドイツのラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」は、ブランド設立125周年を祝い、東京・原宿で展覧会をスタートした。6月18日まで。

 「リモワ、 ザイト 1988(RIMOWA, SEIT 1988. 日本語で『1988年から』の意味)と銘打った展覧会では、同ブランドの歴代のスーツケースが並ぶ。会場は、時折館内アナウンスが流れて空港のよう。チェックインカウンターで名前入りのボーディングチケットを受け取ってから、入場する流れだ。創世記のトランクは、今とは全く違うレザー製。1955年にアルミニウムのスーツケースを世に送り出すと、80年代にはカラフルなABS樹脂のトランクが登場。70年代には、完全防水で写真機材などを水から守るトランクも開発している。

 これに続くのは、カラフルな色使いやステッカーで個性を表現したスーツケースの数々。会場ではさまざまなステッカーを無料で配っている。「ディオール(DIOR)」や「フェンディ(FENDI)」「モンクレール(MONCLER)」「パレス スケートボード(PALACE SKATE BOARD)」「シュプリーム(SUPREME)」などとのコラボレーションも一堂に揃う。

 また、ステッカーなどでカスタムするパーソナライズは、「リモワ」の特徴の1つ。会場の一番奥には、藤原ヒロシや村上隆から、ポール・スミス(Paul Smith)、パティ・スミス(Patti Smith)がステッカーなどでオンリーワンに仕上げた私物のトランクも並ぶほか、「エミリー、パリへ行く」に登場する架空のオートクチュール・デザイナー、ピーエル・カドー(Pierre Cadeau)の顔がインパクト絶大の「リモワ」など、映画やドラマに使われたトランクも展示した。さらにテレビや時計、バイオリンなど、特別な用途のために作ったトランクも披露した。

 この展覧会は、東京を皮切りに、米ニューヨークと独ケルンで開催。エミリー・デ・ヴィティス(Emelie De Vitis)マーケティング&製品担当シニア・ヴァイス・プレジデントは、「『リモワ』と日本は、1979年から40年以上にわたり強くつながってきた。特に日本では、耐久性と実用性、そして信頼という観点からカルト的な人気を誇っており、日本発着便の飛行機からは『リモワ』のトランクが次々と出てくるほど(笑)。だからこそ、皆さんに私たちの歴史を知ってほしい」と、展覧会の最初の場所に東京を選んだ理由を説明する。コロナ禍が収束して以降の日本市場でのビジネスについては、「かつてないほど」とエミリー・シニア・ヴァイス・プレジデント。今年は東京・表参道と福岡の店舗を改装予定という。

■「リモワ、SEIT 1898」
期間:2023年6月9〜18日
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6 ヨドバシJ6ビル(旧ジング)
入場料:無料

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 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン (LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の、ドイツのラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」は、ブランド設立125周年を祝い、東京・原宿で展覧会をスタートした。6月18日まで。

 「リモワ、 ザイト 1988(RIMOWA, SEIT 1988. 日本語で『1988年から』の意味)と銘打った展覧会では、同ブランドの歴代のスーツケースが並ぶ。会場は、時折館内アナウンスが流れて空港のよう。チェックインカウンターで名前入りのボーディングチケットを受け取ってから、入場する流れだ。創世記のトランクは、今とは全く違うレザー製。1955年にアルミニウムのスーツケースを世に送り出すと、80年代にはカラフルなABS樹脂のトランクが登場。70年代には、完全防水で写真機材などを水から守るトランクも開発している。

 これに続くのは、カラフルな色使いやステッカーで個性を表現したスーツケースの数々。会場ではさまざまなステッカーを無料で配っている。「ディオール(DIOR)」や「フェンディ(FENDI)」「モンクレール(MONCLER)」「パレス スケートボード(PALACE SKATE BOARD)」「シュプリーム(SUPREME)」などとのコラボレーションも一堂に揃う。

 また、ステッカーなどでカスタムするパーソナライズは、「リモワ」の特徴の1つ。会場の一番奥には、藤原ヒロシや村上隆から、ポール・スミス(Paul Smith)、パティ・スミス(Patti Smith)がステッカーなどでオンリーワンに仕上げた私物のトランクも並ぶほか、「エミリー、パリへ行く」に登場する架空のオートクチュール・デザイナー、ピーエル・カドー(Pierre Cadeau)の顔がインパクト絶大の「リモワ」など、映画やドラマに使われたトランクも展示した。さらにテレビや時計、バイオリンなど、特別な用途のために作ったトランクも披露した。

 この展覧会は、東京を皮切りに、米ニューヨークと独ケルンで開催。エミリー・デ・ヴィティス(Emelie De Vitis)マーケティング&製品担当シニア・ヴァイス・プレジデントは、「『リモワ』と日本は、1979年から40年以上にわたり強くつながってきた。特に日本では、耐久性と実用性、そして信頼という観点からカルト的な人気を誇っており、日本発着便の飛行機からは『リモワ』のトランクが次々と出てくるほど(笑)。だからこそ、皆さんに私たちの歴史を知ってほしい」と、展覧会の最初の場所に東京を選んだ理由を説明する。コロナ禍が収束して以降の日本市場でのビジネスについては、「かつてないほど」とエミリー・シニア・ヴァイス・プレジデント。今年は東京・表参道と福岡の店舗を改装予定という。

■「リモワ、SEIT 1898」
期間:2023年6月9〜18日
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6 ヨドバシJ6ビル(旧ジング)
入場料:無料

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木村英輝の大規模個展を初開催 樹木希林邸の作品を初めて一般公開

東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで、絵師・木村英輝の展覧会「木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ―」を6月16日〜7月30日に開催する。入場料は無料。

同展は、京都を拠点に活躍し、青蓮院門跡 華頂殿の襖絵や関西国際空港の壁画などストリートを舞台に活躍する木村英輝による初の大規模個展。キャンバス作品から約2mのタペストリー型作品まで、50点超の新作を展示する。親交のあった女優・樹木希林さんから依頼を受け、2005年に制作した板戸“蘇る蓮/ Lotus Revives”を樹木邸から拝借して初めて一般公開するほか、“Lotus Revives”シリーズの新作も発表予定だ。また、展示会初日から5日間の13〜15時には、二曲一双の屏風絵の公開制作を連日予定する。

木村英輝は、1942年大阪府泉大津市市生まれ。京都市立美術大学図案科卒業後、同大講師を務める。日本のロック黎明期にオーガナイザーとして数々のイベントをプロデュースし、還暦から絵師に転身。国内外で200カ所を超える壁画を手掛ける。

■木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ―
会期:6月16日〜7月30日 ※会期中無休
開館時間:11:00〜19:00(入場は18:30まで)
入場料:無料
会場:ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)

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木村英輝の大規模個展を初開催 樹木希林邸の作品を初めて一般公開

東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで、絵師・木村英輝の展覧会「木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ―」を6月16日〜7月30日に開催する。入場料は無料。

同展は、京都を拠点に活躍し、青蓮院門跡 華頂殿の襖絵や関西国際空港の壁画などストリートを舞台に活躍する木村英輝による初の大規模個展。キャンバス作品から約2mのタペストリー型作品まで、50点超の新作を展示する。親交のあった女優・樹木希林さんから依頼を受け、2005年に制作した板戸“蘇る蓮/ Lotus Revives”を樹木邸から拝借して初めて一般公開するほか、“Lotus Revives”シリーズの新作も発表予定だ。また、展示会初日から5日間の13〜15時には、二曲一双の屏風絵の公開制作を連日予定する。

木村英輝は、1942年大阪府泉大津市市生まれ。京都市立美術大学図案科卒業後、同大講師を務める。日本のロック黎明期にオーガナイザーとして数々のイベントをプロデュースし、還暦から絵師に転身。国内外で200カ所を超える壁画を手掛ける。

■木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ―
会期:6月16日〜7月30日 ※会期中無休
開館時間:11:00〜19:00(入場は18:30まで)
入場料:無料
会場:ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)

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