絶好調の「ジルスチュアート ビューティ」 “コスメ界で一番かわいい”を具現化する商品企画

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」の勢いが止まらない。2022年12月期の売り上げは国内で過去最高、今期も好調に推移している。X(旧ツイッター)では、新商品情報を解禁するたびに「ジル スチュアート」がトレンド入りするほどの人気ぶり。なぜ、こんなにも多くの人々の心を鷲掴みにできるのか。商品企画チームを束ねる足立悠希子プロダクトプランナーが、売れる商品を生み出す秘訣や今後の展望について語った。

約13年間「ジルスチュアート ビューティ」一筋

WWD:これまでの経歴は?商品企画になったきっかけは?

足立悠希子プロダクトプランナー(以下、足立):2010年に「ジルスチュアート ビューティ」の販売スタッフとして入社して以来、「ジルスチュアート ビューティ」一筋だ。メイクアップスペシャリストなども経験し、約10年ほど店舗に関わっていた。その後、商品企画に異動。本部に提出していた店舗の報告書が上長の目に止まり、企画に向いているんじゃないかと声をかけてもらった。

WWD:商品企画のチームについて知りたい。

足立:20〜30代の3人が所属。幅広い世代の「かわいい」が集まりアウトプットしているので、さまざまな年齢のお客さまに支持されているのかもしれない。私たちはバルク(化粧品の中身)を開発しており、パッケージデザインを担当するチームは他にいる。

WWD:商品企画において他ブランドと違う点はあるか。

足立:商品のアイディアを出す際、スタッフがお客さまに薦めるところまでを想像して商品を企画している。販売員の時代、実際に薦めにくい商品があったことも。スタッフが一番最初のお客さまだと考えるべき。企画チームで唯一販売スタッフを経験しているのは私だけなので、この経験を生かさねばいけない。

使命は“コスメ界で一番かわいい”を具現化すること

WWD:売れる商品を作り続けられるワケは。

足立:「ジルスチュアート ビューティ」の使命は、“コスメ界で一番かわいい”を具現化すること。もちろん、人それぞれ「かわいい」は違うだろうが、私たちはブランドデビュー当時から花、ジュエリー、ビンテージという、「ジルスチュアート ビューティ」といえばこれ、という軸をぶらさないようにしてきた。絶対的な変わらない「かわいい」を表現できているからこそ、長く支持いただけているのだと自負している。

WWD:フェミニンなかわいさよりも、「ジェンダーレス」や「シンプル」がもてはやされた時代もあった。

足立:2018〜19年頃は少し苦戦していた。当時は「ジルスチュアート ビューティ」も時代の流れに合わせて、少しパッケージをシンプルに。すると顧客さまからは「最近シンプルになった」「大人っぽくなった」と寂しがる声を多くいただいた。改めて「ジルスチュアート ビューティ」に求められているものを理解した良い機会になった。

WWD:常に意識していることがあれば教えてほしい。

足立:店頭にいた経験が長かったからかもしれないが、商品企画の上でも、それを手に取るお客さまの存在を忘れないようにしている。店頭のスタッフもお客さまと同じく20〜30代が多く、お客さまに負けないくらい「ジルスチュアート ビューティ」の「かわいい」が好きなスタッフが集まっている。商品企画ではスタッフが一番最初に手に取る“お客さま”と考えて意見を聞く場合もある。

最初に手に取るデパコスが「ジルスチュアート ビューティ」の商品という若いお客さまも多い。キャッチーなかわいらしさや使いやすさだけでなく、さまざまな商品を使ってきた美容好きな“コスメ玄人”にも満足いただけるよう、繊細なカラーや使い心地にこだわっている。

眉毛=ブラックorブラウンの既成概念を壊す

アイブロウパウダー
“ニュアンスブロウパレット”

WWD:思い⼊れのある商品を3つ教えてほしい。

足立:手前味噌だが、この商品はカラー眉のパイオニア的存在だと思う。眉メイクのカラーってブラックかブラウンの2択しかないのはなぜだろう、眉毛をかわいくするにはどうしたら良いのかと素朴な疑問からこの商品を思いついた。コロナが流行していた2022年、アイメイクが注目を集めていたタイミングで世に送り出せたので注目いただけた。ミラーが付いているスライドケースの利便性も、ヒットの要因と考える。

アイシャドウパレット
“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”

足立:アイシャドウパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”も思い入れがある。2022年に、花が持つピュアで華やかな部分のイノセントを表現したアイシャドウパレット“ブルームクチュール アイズ”を発売したが、その反対のセクシーな色香を表現したパレットを目指した。どこまでラメを大粒にできるか、5色の発色のバランスを試行錯誤した。

パウダーファンデーション
“グロウシフォン セラムフィルター”

足立:パウダーながらも肌に艶を生み出したい!と思ったのがきっかけで開発をスタートした。SNSで“お金で買える透明感”と呼ばれている人気の美容液化粧下地“セラムプライマー”と併用すると艶のある美しい肌に仕上がる。マットや厚塗り感というイメージのパウダーファンデーションを払拭したかった。商品名“グロウシフォン セラムフィルター”も、あえてファンデーションとつけていない。

パッケージだけでなく、品質も評価されるブランドへ

WWD:今後の展望や課題について。

足立:昨今、パッケージだけではなく品質の良さを見てくれるお客さまが多くなってきた。カラーコスメだけでなく、ファンデーションなどの機能性のあるコスメも評価されるようなブランドに育てたい。そのためには商品を触ってみたい、使ってみたいと思わせるような発信を心掛けていきたい。

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絶好調の「ジルスチュアート ビューティ」 “コスメ界で一番かわいい”を具現化する商品企画

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」の勢いが止まらない。2022年12月期の売り上げは国内で過去最高、今期も好調に推移している。X(旧ツイッター)では、新商品情報を解禁するたびに「ジル スチュアート」がトレンド入りするほどの人気ぶり。なぜ、こんなにも多くの人々の心を鷲掴みにできるのか。商品企画チームを束ねる足立悠希子プロダクトプランナーが、売れる商品を生み出す秘訣や今後の展望について語った。

約13年間「ジルスチュアート ビューティ」一筋

WWD:これまでの経歴は?商品企画になったきっかけは?

足立悠希子プロダクトプランナー(以下、足立):2010年に「ジルスチュアート ビューティ」の販売スタッフとして入社して以来、「ジルスチュアート ビューティ」一筋だ。メイクアップスペシャリストなども経験し、約10年ほど店舗に関わっていた。その後、商品企画に異動。本部に提出していた店舗の報告書が上長の目に止まり、企画に向いているんじゃないかと声をかけてもらった。

WWD:商品企画のチームについて知りたい。

足立:20〜30代の3人が所属。幅広い世代の「かわいい」が集まりアウトプットしているので、さまざまな年齢のお客さまに支持されているのかもしれない。私たちはバルク(化粧品の中身)を開発しており、パッケージデザインを担当するチームは他にいる。

WWD:商品企画において他ブランドと違う点はあるか。

足立:商品のアイディアを出す際、スタッフがお客さまに薦めるところまでを想像して商品を企画している。販売員の時代、実際に薦めにくい商品があったことも。スタッフが一番最初のお客さまだと考えるべき。企画チームで唯一販売スタッフを経験しているのは私だけなので、この経験を生かさねばいけない。

使命は“コスメ界で一番かわいい”を具現化すること

WWD:売れる商品を作り続けられるワケは。

足立:「ジルスチュアート ビューティ」の使命は、“コスメ界で一番かわいい”を具現化すること。もちろん、人それぞれ「かわいい」は違うだろうが、私たちはブランドデビュー当時から花、ジュエリー、ビンテージという、「ジルスチュアート ビューティ」といえばこれ、という軸をぶらさないようにしてきた。絶対的な変わらない「かわいい」を表現できているからこそ、長く支持いただけているのだと自負している。

WWD:フェミニンなかわいさよりも、「ジェンダーレス」や「シンプル」がもてはやされた時代もあった。

足立:2018〜19年頃は少し苦戦していた。当時は「ジルスチュアート ビューティ」も時代の流れに合わせて、少しパッケージをシンプルに。すると顧客さまからは「最近シンプルになった」「大人っぽくなった」と寂しがる声を多くいただいた。改めて「ジルスチュアート ビューティ」に求められているものを理解した良い機会になった。

WWD:常に意識していることがあれば教えてほしい。

足立:店頭にいた経験が長かったからかもしれないが、商品企画の上でも、それを手に取るお客さまの存在を忘れないようにしている。店頭のスタッフもお客さまと同じく20〜30代が多く、お客さまに負けないくらい「ジルスチュアート ビューティ」の「かわいい」が好きなスタッフが集まっている。商品企画ではスタッフが一番最初に手に取る“お客さま”と考えて意見を聞く場合もある。

最初に手に取るデパコスが「ジルスチュアート ビューティ」の商品という若いお客さまも多い。キャッチーなかわいらしさや使いやすさだけでなく、さまざまな商品を使ってきた美容好きな“コスメ玄人”にも満足いただけるよう、繊細なカラーや使い心地にこだわっている。

眉毛=ブラックorブラウンの既成概念を壊す

アイブロウパウダー
“ニュアンスブロウパレット”

WWD:思い⼊れのある商品を3つ教えてほしい。

足立:手前味噌だが、この商品はカラー眉のパイオニア的存在だと思う。眉メイクのカラーってブラックかブラウンの2択しかないのはなぜだろう、眉毛をかわいくするにはどうしたら良いのかと素朴な疑問からこの商品を思いついた。コロナが流行していた2022年、アイメイクが注目を集めていたタイミングで世に送り出せたので注目いただけた。ミラーが付いているスライドケースの利便性も、ヒットの要因と考える。

アイシャドウパレット
“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”

足立:アイシャドウパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”も思い入れがある。2022年に、花が持つピュアで華やかな部分のイノセントを表現したアイシャドウパレット“ブルームクチュール アイズ”を発売したが、その反対のセクシーな色香を表現したパレットを目指した。どこまでラメを大粒にできるか、5色の発色のバランスを試行錯誤した。

パウダーファンデーション
“グロウシフォン セラムフィルター”

足立:パウダーながらも肌に艶を生み出したい!と思ったのがきっかけで開発をスタートした。SNSで“お金で買える透明感”と呼ばれている人気の美容液化粧下地“セラムプライマー”と併用すると艶のある美しい肌に仕上がる。マットや厚塗り感というイメージのパウダーファンデーションを払拭したかった。商品名“グロウシフォン セラムフィルター”も、あえてファンデーションとつけていない。

パッケージだけでなく、品質も評価されるブランドへ

WWD:今後の展望や課題について。

足立:昨今、パッケージだけではなく品質の良さを見てくれるお客さまが多くなってきた。カラーコスメだけでなく、ファンデーションなどの機能性のあるコスメも評価されるようなブランドに育てたい。そのためには商品を触ってみたい、使ってみたいと思わせるような発信を心掛けていきたい。

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「ヴァレンティノ ビューティ」が世界初、ファッションとのコラボ店舗を神戸阪急にオープン

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は11月15日、神戸阪急店をオープンする。ファッションアイテムを扱う「メゾン ヴァレンティノ」とフレグランスやメイク商品をそろえる「ヴァレンティノ ビューティ」を同スペースで展開する世界初の店舗となる。約100平方メートルの空間に大理石仕立てのタイルを敷き、ファッションとビューティを通じてブランドの世界観を発信する。国内のビューティの直営店としては、表参道ヒルズの旗艦店と阪急うめだ本店に続き3店舗目。

「ヴァレンティノ ビューティ」のスペースでは、ストアスタッフ“ドリームクルー”がメイクアップやギフトの提案をする。オープンを記念して、購入者には“オリジナル GO クラッチ ピンバッチ”を、合計金額が1万4300円以上で“オリジナル レッドポーチ”を、2万2000円以上でメイクアップベース“Vライター”のミニサイズ(5mL、試供品)とリップ“ロッソ ヴァレンティノ サテン 100R”のミニサイズ(1g、試供品)をプレゼントする。

また、店舗限定で有料のラッピングサービスを提供する。好みのフレグランスをセラミックディフューザーに吹きかけ、オリジナルトートバッグでギフトを包む。トートバッグやディフューザー、リボンは再利用可能だ。

■ヴァレンティノ ビューティ 神戸阪急店
オープン日:11月15日
時間:10:00〜20:00
場所:神戸阪急本館2階
住所:兵庫県神戸市中央区小野柄通8丁目1-8

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【スナップ】町田啓太、江口洋介、布袋寅泰ら来場 一夜限りの「ダンヒル」創業130周年パーティー

イギリス発の「ダンヒル(DUNHILL)」が11月14日、創業130年を記念した祝賀パーティーを都内の九段ハウスにて開催。江口洋介、布袋寅泰、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹、町田啓太、柳俊太郎、サッカー元日本代表の北澤豪氏、日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏が来場した。

カメラマンの前にトップバッターで現れた江口は、ジャケットにニット、グレーのダブルブレストコートというコーディネート。「番組でもダンヒルは着るんです。オーバーサイズが多かったですが、ここにきてトラディッショナルになった。重みを感じるくらいで、背筋が伸びる」とにっこり。ダンヒルを着てクリスマスイルミネーションで輝く街を歩きたいと話し、「温かいお酒を飲んだりしながら。年末を意識していい時間を過ごしたいですね」とほほ笑んだ。

同じカラーのウールジャケットとパンツを合わせた布袋は、「伝統と遊び心が一つになったような。季節感もあって、40代や50代では選ばなかったものを60代になって選んだ。チャレンジなスタイリングですね」。ギターリストとしてステージに立つ際、必ずダンヒルの香水をつけることを明かし、「20年以上ダンヒルが僕のステージの香りです」と紹介した。

町田は、ハイネックのコットニットにダブルブレストブレザー、チェルシーブーツをチョイス。全身ブラックの装いで、カメラの前に現れると、笑顔を浮かべリクエストされると手を振って応えていた。

一夜限りとなる祝賀パーティーの会場は、ブランドを象徴するロンドンの初の凱旋店「ボードンハウス」からインスピレーション。ロンドンに保管されているローラガスライターや万年筆、時計、コートなど歴史的なアーカイブを展示するほか、MTMのサービスが垣間見られるテーラールームを再現した。

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東急プラザ表参道原宿が星の降る森をイメージしたイルミネーション 11月16日からスタート

東急プラザ表参道原宿は11月16日〜2024年1月14日、屋上テラス・おもはらの森でクリスマスイルミネーションを点灯する。

今回のコンセプトは星の降る森をイメージし、電球約2万個を使って表参道原宿エリアの中心に流れ星が降り注ぐ様子を表現した。センターコートを中心に街路樹までイルミネーションを設置し、シロクマやトナカイなどの動物モチーフのオーナメントやリーフを装飾する。

そのほか、館内の各ショップでもクリスマス限定アイテムを発売。ギフトにも最適なアパレルや雑貨、限定コスメなど多数取りそろえている。

■「おもはら クリスマス イルミネーション」

期間:11月16日〜2024年1月14日
時間:17:00〜22:00
場所:東急プラザ表参道原宿6階屋上テラス「おもはらの森」
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3

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「ルイ・ヴィトン」、ニコラ・ジェスキエールと5年の契約更新

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターとの契約を5年更新した。同氏は2013年にマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)の後任として現職に就任し、今年で10年目。

ジェスキエール=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、米「WWD」とのインタビューで、「(契約更新を)とてもうれしく思うし、こうして信頼してもらえて大変光栄だ。この10年間で培ってきたものを、新たな章でさらに発展させていけることに深い満足感を覚える」と語った。

ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者は、「クリエイティブの方向性を示して指揮を取ることにおいて、ニコラは最も才能がある人物の一人。未来を予想することに長けており、トレンドを読みつつ、新たなトレンドを作り出すことができる。これはマーケットリーダーに欠かせない資質だ。同時に、ニコラは『ルイ・ヴィトン』のアイコンや歴史に関する幅広い知識があり、メゾンを深く理解している」と評価。また、デビューショーで披露したアイコンバッグの“プティット・マル(Petite Malle)”から、就任当時に手掛けたバッグで今年8月に新作を発表した“GO-14”まで、レザーグッズのヒット商品を生み出す能力の高さについても称賛した。

同ブランドを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は、ブランド別での売上高を開示していないが、ジェスキエール=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが就任して以来、「ルイ・ヴィトン」の売り上げはおよそ3倍に成長したと見られている。

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「ルイ・ヴィトン」、ニコラ・ジェスキエールと5年の契約更新

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターとの契約を5年更新した。同氏は2013年にマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)の後任として現職に就任し、今年で10年目。

ジェスキエール=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、米「WWD」とのインタビューで、「(契約更新を)とてもうれしく思うし、こうして信頼してもらえて大変光栄だ。この10年間で培ってきたものを、新たな章でさらに発展させていけることに深い満足感を覚える」と語った。

ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者は、「クリエイティブの方向性を示して指揮を取ることにおいて、ニコラは最も才能がある人物の一人。未来を予想することに長けており、トレンドを読みつつ、新たなトレンドを作り出すことができる。これはマーケットリーダーに欠かせない資質だ。同時に、ニコラは『ルイ・ヴィトン』のアイコンや歴史に関する幅広い知識があり、メゾンを深く理解している」と評価。また、デビューショーで披露したアイコンバッグの“プティット・マル(Petite Malle)”から、就任当時に手掛けたバッグで今年8月に新作を発表した“GO-14”まで、レザーグッズのヒット商品を生み出す能力の高さについても称賛した。

同ブランドを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は、ブランド別での売上高を開示していないが、ジェスキエール=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが就任して以来、「ルイ・ヴィトン」の売り上げはおよそ3倍に成長したと見られている。

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海外アーティストを招いた音楽パーティーも 「ペローニ ナストロアズーロ」が期間限定イベントを開催


イタリアンビールブランド「ペローニ ナストロアズーロ(PERONI NASTRO AZZURRO)」は11月2〜25日、渋谷・セラヴィトウキョウでスペシャルイベントを実施する。期間中は「ペローニ ナストロアズーロ」を使用したオリジナルカクテルを提供するほか、24日はオーストラリアのシンガーソングライター兼DJのナーヴォ(NERVO)、25日はアメリカのラッパー、リル・モジー(Lil Mosey)を招いた音楽パーティー“PERONI NIGHT”を開催予定だ。

本イベントに先立ち、10月24日にリビエラ逗子マリーナでは、先行イベント“THE HOUSE OF PERONI”を実施した。“Ciao, BLUE LUXURY”をテーマに掲げ、ブルーで彩られた会場では、DJパフォーマンスやオリジナルカクテルの提供を行うなど、ブランドの世界観を体感できる特別な1日となった。

「ペローニ ナストロアズーロ」は1973年にイタリアのヴィジェヴァーノで誕生したプレミアムブランドで、世界で販売されるイタリアンビールブランドとして売り上げナンバーワンを誇る。ブランド名の“ナストロアズーロ”は“青いリボン”を意味し、30年代に行われた大西洋横断レースの“ブルーリボン賞”に由来する。2000年代からはイギリスを中心にラグジュアリーブランドとのコラボレーションや、ビールブランドとしては珍しい百貨店でのプロモーションを行うなど、ユニークな取り組みを重ねてきた。アートやファッションとの親和性が高いビールブランドとして知られ、日本でも本格的に展開していくという。

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ジョナサン・アンダーソンの頭の中 「今、夢中になっている」こと

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「ロエベ(LOEWE)」のクリエイションを担うジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、11月に来日した。主な目的は、東京・渋谷パルコに10月に開いた「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のショップや、11月11日に改装オープンした「カサロエベ表参道」の訪問だ。

アンダーソンは多忙ながら、自身が手掛けるブランドのランウエイショー後には大勢のジャーナリストに向けて取材の時間を必ず設けるなど、メディアへの誠実な対応で知られている。今回の来日でも、タイトなスケジュールの合間を縫って「ジェイ ダブリュー アンダーソン」渋谷店で朝から複数メディアの合同取材に応じ、自身のクリエイションや日本について答えた。

新たなシルエットを求めて

昨今の「ジェイ ダブリュー アンダーソン」と「ロエベ」のクリエイションに共通しているのは、違和感のあるシルエットだろう。極端にハイウエストだったり、タイトだったり、縦長だったり。それらをシンプルなスタイリングに徹することで、フォームをさらに強調させる。「シルエットは、私が今最もフォーカスしたいクリエイションだ。世の中のファッションの変化も、シルエットに大きな影響を受けてきたから」とアンダーソンは語る。

世界中に多くのデザインが溢れる中、アンダーソンはファッションの概念を根本的に見直すために、服飾の原点ともいえるシルエットに焦点を当て、新しくデザインしたり、自ら生み出した過去のシルエットを組みわせたりし、スタイルを進化させる。「私も年齢を重ねて自信をつけると共に、過去に比べてフォーカスしたい点が明確に見えるようになった。今は、シルエットだ」。そして、ハトやカエル、ウサギなど動物のモチーフをたびたび採用することについては「特に理由はなくて、かわいいし、ユーモアを表現できるからかも」と笑った。

アンダーソンのクリエイションは、変幻自在のシルエットをはじめ、フェティッシュなニュアンスやアーティーなモチーフ、そして商業的な視点が光る豊富なバッグやシューズが特徴である。その源泉にはクラフツマンシップが欠かせず、同氏はそれを「fundamental(基礎)」と表現した。「今、私が夢中になっているクラフツマンシップは、素晴らしい人材がいてこそ成り立つもの。イギリスやヨーロッパをはじめ、世界中にいる優れた人材を確保することでブランドの基礎が固まる。ハリー・スタイルズ(Harry Styles)が着用して話題になったパッチワークのセーターも、この基礎があったからこそ生み出せたものだ」。

変わらない原点の感覚

この“基礎”は、ショップ作りにも生かしている。渋谷パルコに開いた直営店は、ミラノの旗艦店を参考にした素材選びやクラフツマンシップを取り入れているという。ショップ中央には12メートルにもおよぶウォールナット材のストラクチャーを置き、凸凹の曲げ木加工を施している。アイテムがかかるレールをレザーで包むなど、クラフツマンシップとカルチャーを融合させた空間が広がる。「ショップは、私が頭の中で考えていることを表現するためにとても重要な場所。私のファッション界でのキャリアは、ショーウインドー作りからスタートした。どのように服を置き、どこにオブジェを置くかなどを考えることからスタートしたので、ショップ作りは今も大切な仕事だ」。

そして、日本が「一番好きな街の一つ」という理由も語った。「日本人はファッションに対する理解があり、クリエイションやその歴史について学ぼうという気持ちがある。『ジェイ ダブリュー アンダーソン』についても深く理解してくれているのも、日本が好きな理由だ。それに、ファッションの組み合わせの感覚がとても面白い。来日するたびにいろいろな発見があるから、スーツケース1つで来たのに帰国する頃には6つになっているほどだ」。

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「コスメデコルテ」新フェイスパウダー体験リポ 注目は4色セットの“101”シルキーツヤタイプ!

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドを代表するフェイスパウダー“ルースパウダー”(各20gで101のみ16g、各6050円)をリニューアルすることを発表しました。2024年1月16日の発売に先駆け、新商品発表会で体験してきたのでリニューアルポイントなどを紹介します!

注目は4色セットの“101 ハーモニー ヴェール”

11月14日に情報解禁されてすぐ、X(旧ツイッター)やインスタグラムで話題になっている“ルースパウダー”のリニューアルニュース。中でもユーザーから注目を集めているカラーは“101 ハーモニー ヴェール”です。ピンク、ベージュ、ブルー、ラベンダーの4色をセットにした“ルースパウダー”初のカラー。今回新たに加わるシルキーツヤ質感で、柔らかな光を放つヴェールをまとったような美しい肌に仕上がるのが特徴です。

パフをしっかり揉み込んで肌に塗布してみたところ、夕方の気になるくすみや毛穴をふんわりとカバーし、透明感をプラスしてくれました。粉っぽさを感じず、肌に溶け込むテクスチャーで塗り心地も良し。見た目も華やかで“映える”ので、ギフトの需要もありそうです。これは争奪戦になりそうな予感……!

5つの独自パウダーを配合し、パワーアップ

今回で6代目となる“ルースパウダー”ですが、最大のリニューアルポイントはズバリ、パウダーです。混ぜるほど輝きを増して透き通るという光の構造に着目し、“肌の上で光を調合する”という発想を取り入れました。

くすみの原因となる黄色をカットする“くすみコントロールパウダー”や透明感を演出する青と紫の光波長を選んで透過させる効果のある“透明感コントロールパウダー”、光で色ムラをカバーする“光ヴェールパウダー”、みずみずしい艶を表現する“水ツヤパウダー”、光の屈折率を計算し肌本来の透明感をかなえる“弾力パウダー”の5種のパウダーを配合しています。

会場にはそのテクノロジーを自分の肌で体感できるコーナーがあり、それぞれのパウダーについて学べるコンテンツが用意されていました。特に興味深かったのは、“弾力パウダー”の実験。一般的な粉体は擬似皮脂に混ぜると透明になり、時間の経過とともにカバー力がなくなっていきます。しかし、この“弾力パウダー”は擬似皮脂に混ぜても半透明になり、自然なソフトフォーカス効果を感じられたのです。

中ぶたにも「コスメデコルテ」のこだわりが!

容器も進化しています。これまでの中ぶたはまんべんなく穴が空いたタイプで、普段から愛用している私もパウダーがドバッと出てくることがあり調整の難しさを感じていました。今回のリニューアルではこの中ぶたが「コスメデコルテ」のエンブレムに進化。プレス担当に「より調整しにくくなっていないですか?」と聞いてみると「この中ぶたは試行錯誤した末、辿り着いた形なんです。エンブレムマークにしたことでパフに均一にパウダーを取ることができ、ほど良い量が出てくるようになりました」と答えてくれました。パフに出してみると、確かにちょうど良い量が出てくる仕組みになっています。これなら肌に乗せた時もムラにならず、均等にパウダーを塗布することができます。

発売日は、2024年1月16日。「コスメデコルテ」のアイコニックアイテム“ルースパウダー”のリニューアルということもあり、注目している人も多いでしょう。全9色とカラーバリエーション豊富で迷ってしまいますが、人気を集めているカラーは発売当日に売り切れることも予想されるので、早めに購入するのが良さそうです。

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「コスメデコルテ」新フェイスパウダー体験リポ 注目は4色セットの“101”シルキーツヤタイプ!

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドを代表するフェイスパウダー“ルースパウダー”(各20gで101のみ16g、各6050円)をリニューアルすることを発表しました。2024年1月16日の発売に先駆け、新商品発表会で体験してきたのでリニューアルポイントなどを紹介します!

注目は4色セットの“101 ハーモニー ヴェール”

11月14日に情報解禁されてすぐ、X(旧ツイッター)やインスタグラムで話題になっている“ルースパウダー”のリニューアルニュース。中でもユーザーから注目を集めているカラーは“101 ハーモニー ヴェール”です。ピンク、ベージュ、ブルー、ラベンダーの4色をセットにした“ルースパウダー”初のカラー。今回新たに加わるシルキーツヤ質感で、柔らかな光を放つヴェールをまとったような美しい肌に仕上がるのが特徴です。

パフをしっかり揉み込んで肌に塗布してみたところ、夕方の気になるくすみや毛穴をふんわりとカバーし、透明感をプラスしてくれました。粉っぽさを感じず、肌に溶け込むテクスチャーで塗り心地も良し。見た目も華やかで“映える”ので、ギフトの需要もありそうです。これは争奪戦になりそうな予感……!

5つの独自パウダーを配合し、パワーアップ

今回で6代目となる“ルースパウダー”ですが、最大のリニューアルポイントはズバリ、パウダーです。混ぜるほど輝きを増して透き通るという光の構造に着目し、“肌の上で光を調合する”という発想を取り入れました。

くすみの原因となる黄色をカットする“くすみコントロールパウダー”や透明感を演出する青と紫の光波長を選んで透過させる効果のある“透明感コントロールパウダー”、光で色ムラをカバーする“光ヴェールパウダー”、みずみずしい艶を表現する“水ツヤパウダー”、光の屈折率を計算し肌本来の透明感をかなえる“弾力パウダー”の5種のパウダーを配合しています。

会場にはそのテクノロジーを自分の肌で体感できるコーナーがあり、それぞれのパウダーについて学べるコンテンツが用意されていました。特に興味深かったのは、“弾力パウダー”の実験。一般的な粉体は擬似皮脂に混ぜると透明になり、時間の経過とともにカバー力がなくなっていきます。しかし、この“弾力パウダー”は擬似皮脂に混ぜても半透明になり、自然なソフトフォーカス効果を感じられたのです。

中ぶたにも「コスメデコルテ」のこだわりが!

容器も進化しています。これまでの中ぶたはまんべんなく穴が空いたタイプで、普段から愛用している私もパウダーがドバッと出てくることがあり調整の難しさを感じていました。今回のリニューアルではこの中ぶたが「コスメデコルテ」のエンブレムに進化。プレス担当に「より調整しにくくなっていないですか?」と聞いてみると「この中ぶたは試行錯誤した末、辿り着いた形なんです。エンブレムマークにしたことでパフに均一にパウダーを取ることができ、ほど良い量が出てくるようになりました」と答えてくれました。パフに出してみると、確かにちょうど良い量が出てくる仕組みになっています。これなら肌に乗せた時もムラにならず、均等にパウダーを塗布することができます。

発売日は、2024年1月16日。「コスメデコルテ」のアイコニックアイテム“ルースパウダー”のリニューアルということもあり、注目している人も多いでしょう。全9色とカラーバリエーション豊富で迷ってしまいますが、人気を集めているカラーは発売当日に売り切れることも予想されるので、早めに購入するのが良さそうです。

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「デシグアル」と「ヘド メイナー」初コラボの12アイテム 洗練と挑戦の“日常着”

スペイン・バルセロナ発の「デシグアル(DESIGUAL)」は、パリ・メンズ・ファッション・ウイークでコレクションを披露した実績のある「ヘド メイナー(HED MAYNER)」との初のコラボレーションアイテムを11月14日に発売した。日本では、デシグアルストア 東京 銀座中央通り店と公式オンラインストアで購入可能だ。

コレクションは全12型で、「ヘド メイナー」らしいボリューム感のフォームと上質な素材使いが特徴だ。全アイテムは「デシグアル」初となるユニセックスのデザインで、ジャケットからシャツ、パンツ、シューズ、バッグまでトータルでそろえる。価格帯は1万9900〜6万9900円。和装の要素を取り入れた“ザ・エクストラ・ボールド・オーバーオール・キモノ(THE EXTRA-BOLD OVERALL KIMONO)”(4万9900円)や、2枚のシャツをドッキングさせた“ザ・2イン1・ダブル・サイデッド・オフィサー・クロッスド・シャツ(THE 2-IN-1 DOUBLE SIDED OFFICER CROSSED-SHIRT)”(3万3900円)、1年間を通して使えるほど用途が広い“ザ・24/7-365・トートバッグ(THE 24/7-365 TOTE BAG)”(2万9900円)、“ザ・ソウ・コールド・エレガントリー・エコ・レザー・シューズ(THE SO-CALLED ELEGANTLY ECO LEATHER SHOES)”(価格未定)など、アイテムデザインをストレートに表現したネーミングもユニークだ。

「ヘド メイナー」は2015年に設立し、現在はパリを拠点に活動している。メイナーのコレクションは、ストリートウエアの感覚を融合させながら、華美な装飾をそぎ落としてクリーンに仕上げるクリエイションが特徴だ。大胆なフォームでありながら、あくまで着心地のいいスタイリッシュな日常着を軸にし、若い層からの支持も集めている。19年には、若手デザイナーにとって最も価値あるコンテストの一つ「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」で、特別賞にあたるカール・ラガーフェルド賞を獲得した。

「デシグアル」とのコラボレーションにより、「より多くのオーディエンスとコミュニケーションする機会を得られた」とメイナー。完成したアイテムにも手応えを感じており、「よりカジュアルでシンプルなワードローブを作り出すことができた。『デシグアル』の経験豊かなチームと協力し、多くの人が手に取りやすい商品を作るための専門知識を活用することができた」という。トレンドに左右されない普遍性を意識しながらも、メイナーらしい個性的なアプローチは健在だ。「今回の協業では、いつもと異なる手法で制作している。形状を平らにし、製造過程を工業化するテクニックを用いることで、持ち運びが簡単なワークウエアの要素も加えた。服のデザインをシンプルにし、着る人のステータスをぼやかすというアイデアも盛り込んでいる」。

メイナーにとって特に思い入れのあるアイテムは、「デシグアル」らしい鮮やかな色柄を組み合わせた“ザ・ノット・ミスマッチド・ジャケット(THE NOT-MISMATCHED JACKET)”(4万9900円)と、同シリーズのパンツ(3万3900円)だという。「私にとってこのセットアップがコレクションの要であり、スタート地点でもあった。コレクションアイテムの一つ一つがお互いを補完し合っており、ワードローブ提案として全体を構成している」。

問い合わせ先
デシグアルストア 東京 銀座中央通り店
03-6264-5431

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【2024年春夏トレンドセミナー】最新コレクションリポートから国内のマーケット展望を解説!

11月10日に実施した2024年春夏トレンドセミナーをアーカイブ配信をご購入いただけます。
ミラノ・パリを中心とした海外コレクションの最新情報から国内マーケット展望、リアルトレンドの実態まで独自の取材と視点で分かりやすく解説。「WWDJAPAN」による現地レポートも満載です。
2024年ファッショントレンドはどこに向かうのか?現地取材を通して得たグローバルな潮流と日々の取材から見えてく国内マーケット情報を主軸に多彩なゲストをお招きして24年春夏商戦に備えるためのセミナーを「WWDJAPAN」がお届けします。

このような人におすすめ

海外コレクションの最新情報を知りたい
国内マーケットの理解を深めたい
最新トレンドを学びたい

▽ アーカイブ配信のご購入はこちら ▽


プログラム

【第1部】(55分)

2024年春夏ウィメンズトレンド

2024年春夏として発表された海外コレクションをリポート。社会背景とクリエイションの裏側から次シーズンのトレンドを探ります。また、ミラノ、パリを現地取材した「WWDJAPAN」取材陣が現地の潮流や最新情報を届けます。

ゲストスピーカー:柴田麻衣子/リステア クリエイティブ・ディレクター
PROFILE:愛知県生まれ。愛知県立大学英文科卒業後、株式会社リステアに入社。セールススタッフやVMDをへて、リステアのバイヤーとクリエイティブディレクターに就任。また、英メディア「ビジネス・オブ・ファッション」が発表するファッション業界で影響力のある人物を選出する「BoF500」2023にリストイン。世界各地のファッションウィークを周り、バイイングのほか多岐にわたる業務に携わるほか、自社の手がける二つのブランド「アイレネ」と「ルシェルブルー」のディレクションも手がける。
スピーカー:向 千鶴/WWDJAPAN編集統括 兼 サステナビリティ・ディレクター
木村 和花/WWDJAPAN編集部
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
【第2部】(55分)

国内マーケット展望

2024年春夏の注目トレンドをアイテム別に解説。バイヤー視点、MD視点の両面から23年の最新動向、24年春夏は何が売れる?まで多彩なゲストをお招きして国内マーケットを見据えます。

橋本航平/伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイルバイヤー
PROFILE:2014年三越伊勢丹入社。本館3階 インターナショナル・デザイナーズでの販売を経てアシスタントバイヤー。その後、同売り場のバイヤーを経験した後に、4月から現職。
ゲストスピーカー:渡邊倫子/メゾン スペシャル、プランク プロジェクト クリエイティブ・ディレクター
PROFILE:国内企業でデザイナーとして経験を積む。数ブランドの立ち上げに携わったのち、2018年に(株)メゾンスペシャルを立ち上げ、デザイナー、ディレクターを勤める。2023年2月にプランクプロジェクトをローンチ。現在は2ブランド兼任で全体のディレクション、商品企画に携わっている。
スピーカー:五十君 花実/WWDJAPAN副編集長
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
【第3部】(50分)

2024年春夏メンズトレンド

ファレル・ウィリアムスによる新生「ルイ・ヴィトン」に沸いた2024年春夏メンズコレクション。春夏シーズンの傾向をスタイルやアイテム、日本市場でも浸透しそうなトレンドをピックアップして解説します。

ゲストスピーカー:國友崇裕/伊勢丹新宿店 メンズ館6階 メンズコンテンポラリー バイヤー
PROFILE:大学卒業後 06年に伊勢丹に入社。入社以降メンズカジュアル・クリエーター領域の商品担当を長年担う。19年から現職。メンズ館のカジュアル・クリエーター領域のディレクションや買付を担当。23年からは東京都が行うTOKYO FASHION AWARD審査員も務める。
スピーカー:大塚 千践/WWDJAPAN副編集長
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

インフォメーション

受講料

スタンダードプラン:
9,240円 30%OFF
ライトプラン : 11,880円 10%OFF
一般価格 : 13,200円
※表示価格は全て1名様分、税込です。

特典

「WWDJAPAN」11/13発売
「2024年春夏トレンド特大号」をもれなく進呈

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注意事項

※割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。
※定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
※本ページでのお支払いはクレジットカード払いのみとなります。

問い合わせ先
株式会社INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

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「グッチ」が新グローバル・ブランドアンバサダーにアーティストのジェイ・パークを起用

「グッチ(GUCCI)」は新グローバル・ブランドアンバサダーにヒップホップ、R&Bアーティストのジェイ・パーク(Jay Park)を起用することを発表した。

ジェイ・パークは2008年から10年2月まで韓国のアイドルグループ2PMのリーダーとして活躍。脱退した後、同年7月にソロで活動再開した。13年以降、自身のレーベルAOMG、H1GHR MUSIC、MORE VISIONを創設し韓国のヒップホップとR&Bシーンをプロモートしている。

ジェイ・パークは、「グッチは100年以上の歴史を持つ世界的なファッションブランドであり、私の心にも響く、革新的でユニークな方法で進化を続けています。グッチのグローバル・ブランドアンバサダーとして、より密接に協力できることを嬉しく思います」とコメントした。

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ユナイテッドアローズの「ロク」が青山に移転オープン 「ブティックのような店作り」

ユナイテッドアローズの「ロク(ROKU)」は11月11日、東京・青山の「エイチ ビューティー&ユース」店舗と隣接する場所に旗艦店を移転オープンした。デビューから10年の節目に新たな土地で、「より成熟した女性に向けた、大人のカジュアルスタイルを提案していく」と吉田恵理子ブランドディレクター。

同ブランドは2013年にデビュー。トラディショナルなスタイル提案を得意とする「ユナイテッドアローズ」と、都会的なハイエンドカジュアルがコンセプトの「エイチ ビューティー&ユース」の橋渡し的役割を担い、マニッシュなテイストを軸としたスタイルのある大人な女性像の提案を貫いてきた。吉田ブランドディレクターは、「10年経った今、20代から60代の幅広い年齢層の、周りと被らない強いスタイルを持つ女性たちから支持をいただいている」と話す。

新店舗の売り場面積は、旧店舗の半分の広さに当たる約165平方メートル。「コンパクトになった分、お客さまへのアプローチもしやすくなるはず。コミュニケーションを密に取れるブティックのような店作り目指す」という。商品構成はこれまでと同様にオリジナル商品6割、仕入れ4割。ビンテージアイテムなども豊富にそろえ、大人の古着ミックススタイルも推していく。

「ロク」は青山店に加え、新宿店、名古屋店、大阪店を運営する。

■ロク アオヤマ

開業日:11月11日
営業時間:平日 12:00〜20:00/休日 11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山 3-14-17 B1階

「エイチ ビューティー&ユース」地下1階はギャラリースペース

また同日、「エイチ ビューティー&ユース」地下1階には新たなはギャラリースペース「アマチュア(AMATEUR)」がオープンした。同店のオープン当初から店内アートのディレクションを手掛ける、馬喰町のギャラリー「パーセル(PARCEL)」ディレクターの佐藤拓が監修する。

初回は、絵画の加茂昂、彫刻家の丸山太郎、写真家のSystem of Cultureの3人による作品を展示販売する。会期は1月18日まで。今後は年に5回のペースで、さまざまなジャンルのアーティストの展覧会を開始予定だ。アートとファッションの双方の視点でキュレーションした新たなアートの発信拠点を目指す。

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ユナイテッドアローズの「ロク」が青山に移転オープン 「ブティックのような店作り」

ユナイテッドアローズの「ロク(ROKU)」は11月11日、東京・青山の「エイチ ビューティー&ユース」店舗と隣接する場所に旗艦店を移転オープンした。デビューから10年の節目に新たな土地で、「より成熟した女性に向けた、大人のカジュアルスタイルを提案していく」と吉田恵理子ブランドディレクター。

同ブランドは2013年にデビュー。トラディショナルなスタイル提案を得意とする「ユナイテッドアローズ」と、都会的なハイエンドカジュアルがコンセプトの「エイチ ビューティー&ユース」の橋渡し的役割を担い、マニッシュなテイストを軸としたスタイルのある大人な女性像の提案を貫いてきた。吉田ブランドディレクターは、「10年経った今、20代から60代の幅広い年齢層の、周りと被らない強いスタイルを持つ女性たちから支持をいただいている」と話す。

新店舗の売り場面積は、旧店舗の半分の広さに当たる約165平方メートル。「コンパクトになった分、お客さまへのアプローチもしやすくなるはず。コミュニケーションを密に取れるブティックのような店作り目指す」という。商品構成はこれまでと同様にオリジナル商品6割、仕入れ4割。ビンテージアイテムなども豊富にそろえ、大人の古着ミックススタイルも推していく。

「ロク」は青山店に加え、新宿店、名古屋店、大阪店を運営する。

■ロク アオヤマ

開業日:11月11日
営業時間:平日 12:00〜20:00/休日 11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山 3-14-17 B1階

「エイチ ビューティー&ユース」地下1階はギャラリースペース

また同日、「エイチ ビューティー&ユース」地下1階には新たなはギャラリースペース「アマチュア(AMATEUR)」がオープンした。同店のオープン当初から店内アートのディレクションを手掛ける、馬喰町のギャラリー「パーセル(PARCEL)」ディレクターの佐藤拓が監修する。

初回は、絵画の加茂昂、彫刻家の丸山太郎、写真家のSystem of Cultureの3人による作品を展示販売する。会期は1月18日まで。今後は年に5回のペースで、さまざまなジャンルのアーティストの展覧会を開始予定だ。アートとファッションの双方の視点でキュレーションした新たなアートの発信拠点を目指す。

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渋谷パルコ開業50周年記念イベント 「ヴォーグ」や栗野宏文×ここのがっこうなど参加

今年開業50周年を迎える渋谷パルコは、これまでの50年と未来に向かう50年を組み合わせた「50/50(フィフティーフィフティー)」をキーフレーズにしたアニバーサリー企画をスタートする。11月17日〜12月3日の期間中、「50/50」をテーマにした50店舗による限定アイテムの発売やコラボショップの限定オープン、スペシャル音楽イベントなどを展開する予定だ。

50店舗の限定アイテムは、現代アーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエル(Jean Michel Othoniel)がパッケージを特別制作した「ディオール(DIOR)」の香水“ジャドール ロー(J’ADORE)”(209万円)や“ヘブン バイ マーク ジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)”とデザイナーのジュリアン・コンスエグラ(Julian Consuegra)のコラボパーカ(3万8000円)、アーティスト・SUMIREが直接ペイントした「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」の一点物のバッグ(27万5000円)といったアーティストコラボに加え、「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「バーバリー(BURBERRY)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」などの50周年限定商品がラインアップする。

またポップアップとして、「アー・ペー・セー」と「ポケットモンスター」のコラボ、栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問と山縣良和が主宰するファッションの私塾、ここのがっこうによるショップ「ココクリ(cococuri)」といった目玉だけでなく、桐生市のセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」の限定店舗では自らプロデュースする「DOUBLET×FACETASM(ダブレット×ファセッタズム)」のラインアップなども用意。25、26日には、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の世界を体験できるリアルイベント「ヴォーグ・アライブ(VOGUE ALIVE)」も開催する予定だ。

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渋谷パルコ開業50周年記念イベント 「ヴォーグ」や栗野宏文×ここのがっこうなど参加

今年開業50周年を迎える渋谷パルコは、これまでの50年と未来に向かう50年を組み合わせた「50/50(フィフティーフィフティー)」をキーフレーズにしたアニバーサリー企画をスタートする。11月17日〜12月3日の期間中、「50/50」をテーマにした50店舗による限定アイテムの発売やコラボショップの限定オープン、スペシャル音楽イベントなどを展開する予定だ。

50店舗の限定アイテムは、現代アーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエル(Jean Michel Othoniel)がパッケージを特別制作した「ディオール(DIOR)」の香水“ジャドール ロー(J’ADORE)”(209万円)や“ヘブン バイ マーク ジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)”とデザイナーのジュリアン・コンスエグラ(Julian Consuegra)のコラボパーカ(3万8000円)、アーティスト・SUMIREが直接ペイントした「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」の一点物のバッグ(27万5000円)といったアーティストコラボに加え、「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「バーバリー(BURBERRY)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」などの50周年限定商品がラインアップする。

またポップアップとして、「アー・ペー・セー」と「ポケットモンスター」のコラボ、栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問と山縣良和が主宰するファッションの私塾、ここのがっこうによるショップ「ココクリ(cococuri)」といった目玉だけでなく、桐生市のセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」の限定店舗では自らプロデュースする「DOUBLET×FACETASM(ダブレット×ファセッタズム)」のラインアップなども用意。25、26日には、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の世界を体験できるリアルイベント「ヴォーグ・アライブ(VOGUE ALIVE)」も開催する予定だ。

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韓国発「ヘラ」がギンザ シックスでポップアップ開催 メイクアップレッスンも

今年7月に日本初上陸した韓国・ソウル発のラグジュアリーメイクアップブランド「ヘラ(HERA)」は11月22日〜12月19日、ギンザ シックス地下1階にポップアップストアを開店する。

ポップアップストアでは人気の定番商品に加えてホリデーコレクション“アフター アワーズ(AFTER HOURS)”も販売。限定色の“クァッドアイカラーシャドウ”(6820円)や“センシュアルヌードグロス”(4400円)をそろえる。

さらに、韓国から来日する「ヘラ」専属メイクアップアーティストがメイクアップショーを開催するほか、これまで韓国でしか体験できなかったメイクアップレッスンも実施する。メイクアップショーは予約者優先で、メイクアップレッスンはポップアップストアで商品を2点以上購入した人を対象に事前予約制となる。

商品の購入特典やイベント限定の有料ギフトラッピングサービスも用意する。ブランドを代表する人気クッションファンデーション“ブラッククッション” [SPF34・PA++](全7色、7700円)を1点以上購入した人には、化粧下地“ハイドレーティング ラディアンスプライマー”のサンプルサイズ(5mL)をプレゼント。ホリデーコレクション“アフター アワーズ”の限定商品1点以上を含む合計税込2万円以上購入した人にはオリジナルジュエリーボックスをプレゼントする。どちらの特典も数量限定となる。

そのほか、ブランドの公式インスタグラムのフォローやラインの友達追加で“シルキーステイ24H ロングウェアファンデーション”サシェサンプルをプレゼントする企画も行う。

◾️「ヘラ」ポップアップストア
期間:11月22日〜12月19日
時間:10:30〜20:30(ギンザ シックスの営業時間に準ずる)
場所:ギンザ シックス 地下1階 
住所:東京都中央区銀座6-10-1

◾️メイクアップショー開催スケジュール
11月24日、12月8日 15:00
11月25日、12月9日 15:00/18:00
11月26日、12月10日 18:00

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「アディダス」VS「トム ブラウン」のストライプ商標権侵害訴訟、「アディダス」が再審請求

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」がアパレルなどに採用した4本線のストライプ柄やブランドのトレードマークでもあるトリコロールカラーのグログランリボンが「アディダス(ADIDAS)」の商標権を侵害しているなどとして、「アディダス」が「トム ブラウン」を提訴している件について、「アディダス」は「トム ブラウン」が重要な証拠を隠していたと主張し、再審請求した。

「アディダス」は、「トム ブラウン」が一審のディスカバリー(証拠開示手続き)期間中に4通のメールを「悪意をもって」開示しなかったと主張する。これらのメールは2016~19年の間に送られたもので、両社が英国で争っていた別の商標紛争で表面化した。従業員がデザイナーのトム・ブラウンに対して、「アディダス」の商品と混同を生じさせる可能性があるため、特定のストライプを使用しないよう注意喚起を行う内容だという。「トム ブラウン」は、これらのメールのうち3通はスペインのサッカーチームFCバルセロナのためにデザインしたアイテムに関連するメールで、残りの1通はアジアの小売店に関するものであり、4通全てが本件訴訟で問題となっている商品とは関連がなく、再審の必要はないと反論した。

「トム ブラウン」の反論に対して、「アディダス」は、これらのメールは本件訴訟と「関連性が高く」、米国の消費者の混乱を招く可能性があり、もしこれらのメールが一審で陪審員に提出されていれば、「裁判の結果が変わっていた可能性が高い」と主張した。「トム ブラウン」は米WWDの取材に対して、「反論でも述べた通り、問題となっているメールは意図的に隠したものではなく、アディダスの主張はいずれも陪審員の評決を無視するほどのものではない」とコメントした。

双方の主張を踏まえ、裁判所が再審を行うかを検討する。結論を出すまでのタイムラインは開示されていない。

「アディダス」は、「トム ブラウン」がアパレルなどに採用した4本線のストライプ柄やブランドのトレードマークでもあるトリコロールカラーのグログランリボンが「アディダス」の商標権を侵害しているなどとして、約800万ドル(約11億6800万円)の損害賠償を求めて「トム ブラウン」を提訴していたが、今年1月、8人の裁判員は「トム ブラウン」の商標権侵害を否定していた。

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【2023クリスマスコフレ】「メルヴィータ」×ムーミンのコフレ 第2弾はボディーケアセットが充実

仏発オーガニックコスメブランド「メルヴィータ(MELVITA)」は11月15日、ムーミンとコラボレーションしたホリデーコレクション第2弾を発売する。ボディーケアのアイテムを組み合わせたセットやムーミンをデザインした特製カッサなどを、ムーミンデザインのバッグやポーチに詰め合わせている。

ピンクペッパーから採れるエキスを配合した、肌引き締めケアの“ロルロゼ”シリーズから発売となるボディーケアセットは、オイルとムーミン柄のカッサが付いた“ロルロゼ ピンクフィットオイル ウィズ ムーミン カッサ”(6050円)や、“ロルロゼ”のボディーオイル、ウォッシュスクラブ、オイルインバームにムーミンデザインのトートバッグが付く“ロルロゼ コンプリートセット ウィズ ムーミン バッグ”(1万2870円)の2種類。

豊富な美容成分を持つ5種のオイルを配合した“ロルビオ”シリーズからはボディー、フェイス、髪に使えるマルチオイルとシャワージェル、ムーミンコラボのトートバッグが付いた“ロルビオ ギフトセットウィズ ムーミン バッグ”(9130円)が、オーガニックアロエベラを配合した“BIOアロエベラ”からは特製トートバッグにシャワージェルとクリームを詰めた“アロエベラ ボディケアセット ウィズ ムーミン バッグ”(6600円)が登場する。

また、ムーミンデザインのポーチが付いたスキンケアセット販売する。ブライトケアシリーズからはセラム、クレンジングオイル、クリームをセットにした“ネクターデルミエールセラム セット ウィズ ムーミン ポーチ”(9900円)、ばらの香りに包まれる“ソルスデローズ”からはクリーム、クレンジングオイル、エッセンシャルローションを組み合わせた“ソルスデローズ クリーム セット ウィズ ムーミン ポーチ”(7370円)を、アルガンオイル配合のセラムとアイクリームのセット“アルガンビオアクティブセラム セット ウィズ ムーミン ポーチ”(1万2320円)をラインアップ。ほか、ブランドのベストセラーアイテムをミニサイズにして詰め込んだ“メルヴィータ ベストセラー セット ムーミン”(3300円)も登場。こちらは紙製パッケージで、ムーミンをあしらった特製デザインになっている。

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PVHコープ、傘下の3ブランドを売却 今後は「カルバン・クライン」と「トミー ヒルフィガー」に注力

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)は、傘下のアンダーウエアブランド「ワーナーズ(WARNER'S)」「オルガ(OLGA)」「トゥルー&コー(TRUE & CO.)」を、アパレルの開発やOEM(相手先ブランドの生産)を行うベーシック・リソーシズ(BASIC RESOURCES)に売却する。取引額は1億6000万ドル(約241億円)。ベーシック・リソーシズはこれをキャッシュで支払うほか、3ブランドの一定期間の売上高に応じて最大1000万ドル(約15億円)を追加で支払う。取引は今月中に完了する見込み。

ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)PVH最高経営責任者(CEO)は、「今回の取引は、主力の『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』を世界で最も好まれるライフスタイルブランドに育て上げることを軸とした中期的な事業戦略“PVH+ プラン(PVH+ Plan)”の一環であり、次の段階に進むための重要なステップだ。『ワーナーズ』『オルガ』『トゥルー&コー』をこれまで育ててくれたチームに心から感謝する。当社の長年のパートナーであるベーシック・リソーシズであれば、この3ブランドをさらに発展させてくれると確信している」と語った。なお、今回の売却益は自社株買いに充てる予定だという。

PVHは、2021年7月に「ヴァン ヒューゼン(VAN HEUSEN)」「アイゾッド(IZOD)」「ジェフリー ビーン(GEOFFREY BEENE)」「アロー(ARROW)」の知的財産権やその他の資産をブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(​AUTHENTIC BRANDS GROUP)に2億2000万ドル(約332億円)で売却し、ヘリテージブランド事業を終了した。今後は、売上高の約90%を占める「カルバン・クライン」と「トミー ヒルフィガー」に完全に注力する。なお、同社は11月8日、「トミー ヒルフィガー」の新たなグローバル・ブランド・プレジデントとして、「コス(COS)」のマネージング・ディレクターを務めているリー・リッツ・ゴールドマン(Lea Rytz Goldman)を任命。同氏はラーソンCEOの直属となり、24年春までに着任する。

ベーシック・リソーシズは1993年の設立で、アパレルの製造、販売、マーケティングを手掛けている。取引先は「カルバン・クライン」「トミー ヒルフィガー」「ヴァン ヒューゼン」などPVHが擁するブランドのほか、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「コール ハーン(COLE HAAN)」「リーボック(REEBOK)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」など。

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羽田から離陸する「国産ラグジュアリー」 大西洋氏の地方創生ビジョンとは?

羽田空港第3ターミナル(国際線)の出国エリアに、日本の工芸品、衣料品、雑貨など集めた店舗「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、以下JMC)」が12月22日に開店する。“地方創生型ラグジュアリーブランド”を掲げる同店は、訪日客に向けて選び抜かれたメード・イン・ジャパンの逸品を売る。単なる物産店ではなく、ラグジュアリーブランドと同じ領域で日本のモノ作りを発信する野心的なプロジェクトである。仕掛け人は元三越伊勢丹ホールディングス社長で、現在は羽田未来総合研究所社長である大西洋氏だ。

WWD:「JMC」を立ち上げた狙いは?

大西洋社長(以下、大西):出発点は地方創生だ。日本は戦後、経済大国に発展したが、今は元気がない。世界をリードしてきた製造業でさえ、かつてと比べると競争力が落ちている。中でも地方経済の落ち込みは深刻で、地場産業は資金不足や後継者問題に直面している。

私はずっと小売業をやってきて、海外ブランドとの付き合いが長かった。一方で国内の繊維・ファッションや伝統工芸、食といった地方のモノ作りに触れる機会もたくさんあった。そんな私からみると、日本のモノ作りの品質はもちろん、ストーリー性も感性も魅力を備えているのに、多くの地場産業は危機に瀕している。実にもったいない。

突破口は、海外にマーケットを広げること。イノベーションを生み出すこと。これは昔から私の持論で、百貨店時代から微力ながら地場産業の皆さんと取り組んできた。「JMC」では地方の歴史や文化に裏付けされたモノ作りを産業化し、作り手に還元できる仕組みに取り組む。世界で評価され、作り手にお金が回り、後継者も集まる。そんな循環を作る。

ラグジュアリーブランドと同じ土俵で戦う

WWD:羽田未来総合研究所は羽田空港を運営する日本空港ビルデングのグループ会社だ。

大西:羽田空港を拠点にしているからこそできることがある。私たちは世界各国と結ばれている。空のハブだけでなく、文化やハブになるポテンシャルがある。コロナ収束によって毎日多くの訪日客が行き来し、今後さらに増えると言われている。ただ私はインバウンドについて楽観視はしていない。今の盛況は円安に追うところが大きいからだ。為替が変わったときこそ、実力が問われる。日本の魅力は東京や京都、大阪だけではない。羽田から全国各地に移動して、バラエティーにとんだ地方の文化や豊かさを世界の人たちに知ってほしい。

WWD:単に高品質ではなく、“ラグジュアリー”を名乗る理由は?

大西:日本のモノ作りには、それだけの価値があるからだ。加えて、私個人のファッション業界に対する思いもある。この十数年で欧州のラグジュアリーブランドが世界のメインストリートを占拠し、26%という非常に高い営業利益率で稼ぐようになった。原価と上代のバランスが健全とは思えない。しかも彼らは日本の素材をたくさん使っている。日本はせっかく良いものを作っているのに、生かしきれていないのだ。

「JMC」はラグジュアリーブランドと同じ土俵で戦うつもりだ。だからあえて免税エリアの「ディオール」の隣に出店する。価値ある商品に相応の価格をつけて、それぞれの背景まで伝える。伝統や文化をそのまま差し出すのではなく、「JMC」独自の視点で再解釈し、現代のライフスタイルに合わせてアップデートすることが肝心だ。日本人よりも海外のお客さまの方が純粋に価値を認めてくれるだろう。

海外のお客さまに商品を愛用していただき「この陶器がどのように作られているのか知りたい」「この鮮やかなストールはどうやって染めたのか」と好奇心を持ってもらい、次に来日する際には産地まで足を運ぶ。そんなふうに発展すれば、生産者はもちろん、産地のエリア全体にもお金が回ることになる。

作り手・売り手も価格への意識を変えるべき

WWD:日本では一部のブランド食材や作家による伝統工品は高い値で取り引きされることも多いが、繊維・ファッション関連ではそういった事例が少ない。

大西:日本と欧州ではファッションの位置付けが異なる。欧州の「ディオール」「サンローラン」などのブランドは脈々とした歴史があって、人を惹きつけるヒストリーが築かれてきた。時代に合わせ、若いデザイナーの起用でアップデートし、次の世代につなぐ。今年「ディオール」の回顧展(「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」、東京都現代美術館で22年12月21日〜23年5月31日まで開催)がたいへんな人気になったのも記憶に新しい。一方、日本のファッションは製造業に近い。三宅一生さん、山本寛斎さん、川久保玲さん、山本耀司さんら世界に認められたデザイナーは確かにいるが、オリジンとブランドの世界観が継承されていくような歴史がまだない。高級な服を選ぶ人はその背景に対価を払っている。上代は原価の積み上げで決まるわけではない。

WWD:そもそも価格への考え方が違う、と。

楊井吉彦・地方創生事業部長(以下、楊井):日本の場合、作り手も高い価格を設定することに二の足を踏む。私の知る陶芸の若手作家は、もう1ケタ上げても良いような独創的な作品を作っている。「なぜ値段を上げないの?」と聞くと、「師匠の値段よりも上にするわけにはいかない」と言う。日本では美徳になるけれど、海外のラグジュアリー領域はそうではない。

こんな話がある。海外のお客さまが日本を訪れ、見事な絵皿に感動した。5枚重ねてある皿には「¥50,000」の値札が付いていた。きっと1枚5万円で計25万円だと思って買うことにしたら、実際は5枚セットで計5万円だった。そのお客さまは「そんな安いものはいらない」と言って、買うのをやめてしまった。同じようなエピソードはよく聞く。

WWD:合理的な価格だと凡庸に見えてしまい、冷めてしまうと。

楊井:今回「JMC」の品ぞろえの9割は市販品のため、価格はコントロールできない。ただし「JMC」が作り手と協業したオリジナル品は、意図的にラグジュアリーの価格に近づけた。羽田未来総合研究所が作り手とクリエイターをつなぎ、マーケットにはないものを企画した。

たとえばジーンズのフルカウントによる「ムニ(MUNI)」というブランド。希少なオーガニックコットンを旧式織機で織ったセルビッジ生地を使った「JMC」オリジナル品は9万9000円だ。ストーリー性のある日本製デニムの魅力を最大限に引き出した。

あるいはスニーカーの「オニツカタイガー」。今回、山本寛斎事務所と協業した別注モデルで、京都の細尾の西陣織を用いたモデルを9万9000円、姫路レザーを使ったモデルを12万9000円で提供する。こちらも日本製ならではの希少性を追求した。

ラグジュアリーブランドまでは行かなくても、ブリッジブランドくらいの価格帯に設定している。商品の原価構成そのものは変わらない。製造原価、メーカー、小売りがそれぞれ3分の1の配分。上代を大きく底上げし、生産者がそれなりの額を得られるようにした。

都内に路面店を出す構想も

大西:単に高い値段を設定すれば良いわけではない。お客さまにそれが適正な価格だと理解されるブランディングが不可欠だ。日本の生産者は高品質かつ独創的なモノ作りは得意なのに、ブランディングが上手ではなかった。ここを私たちがサポートする。

店舗のスタッフもラグジュアリーブランドに負けないおもてなしができる精鋭をそろえた。英語や中国語でしっかり接客できる。店長は伊勢丹出身で、優れた実績を上げてきたベテランだ。188平方メートルの売り場は、名栗加工や寄木細工の技巧を凝らしたユニークな空間になる。奥にはソファーを置き、くつろげるようにした。

楊井:作り手に売り場を提供するだけでなく、売り場でお客さまから得られたデータもフィードバックする。店頭の商品に添えられたQRコードにスマホをかざすと、商品の詳しい情報が見られる。どこの国のお客さまが購入したかの定量的なデータだけでなく、販売員が接客する中でお客さまからどんな反応を得たかいった定性的なデータまで作り手に還元する。作り手がECや出店でどのエリアを対象にしてくか、商品のどんなところを改善すべきか。データが次の一手になる。

WWD:「JMC」が成功するためのカギは何か。

大西:それは間違いなく、ジャパンラグジュアリーというグレード感が伝わるかだ。その名前に値する感動を提供できるか。基準に満たない商品が少しでも入れば、お客さまはラグジュアリーだと認めてくれない。それくらい徹底しなければブランドは成立しない。スタート時点で「JMC」のオリジナル品は1割だが、早々に3割に増やす予定だ。ファッション関連の人気クリエイターや伝統工芸の人間国宝の作家にも声をかけている。

「JMC」は羽田空港の出国エリアの1店舗で終わるつもりはない。将来的には世界に出店していきたいが、その前に都内や地方空港への出店を構想している。「JMC」は伝統工芸品ではなく、ラグジュアリー領域と位置付けているので、世界観を表現できる路面店がふさわしい。

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羽田から離陸する「国産ラグジュアリー」 大西洋氏の地方創生ビジョンとは?

羽田空港第3ターミナル(国際線)の出国エリアに、日本の工芸品、衣料品、雑貨など集めた店舗「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、以下JMC)」が12月22日に開店する。“地方創生型ラグジュアリーブランド”を掲げる同店は、訪日客に向けて選び抜かれたメード・イン・ジャパンの逸品を売る。単なる物産店ではなく、ラグジュアリーブランドと同じ領域で日本のモノ作りを発信する野心的なプロジェクトである。仕掛け人は元三越伊勢丹ホールディングス社長で、現在は羽田未来総合研究所社長である大西洋氏だ。

WWD:「JMC」を立ち上げた狙いは?

大西洋社長(以下、大西):出発点は地方創生だ。日本は戦後、経済大国に発展したが、今は元気がない。世界をリードしてきた製造業でさえ、かつてと比べると競争力が落ちている。中でも地方経済の落ち込みは深刻で、地場産業は資金不足や後継者問題に直面している。

私はずっと小売業をやってきて、海外ブランドとの付き合いが長かった。一方で国内の繊維・ファッションや伝統工芸、食といった地方のモノ作りに触れる機会もたくさんあった。そんな私からみると、日本のモノ作りの品質はもちろん、ストーリー性も感性も魅力を備えているのに、多くの地場産業は危機に瀕している。実にもったいない。

突破口は、海外にマーケットを広げること。イノベーションを生み出すこと。これは昔から私の持論で、百貨店時代から微力ながら地場産業の皆さんと取り組んできた。「JMC」では地方の歴史や文化に裏付けされたモノ作りを産業化し、作り手に還元できる仕組みに取り組む。世界で評価され、作り手にお金が回り、後継者も集まる。そんな循環を作る。

ラグジュアリーブランドと同じ土俵で戦う

WWD:羽田未来総合研究所は羽田空港を運営する日本空港ビルデングのグループ会社だ。

大西:羽田空港を拠点にしているからこそできることがある。私たちは世界各国と結ばれている。空のハブだけでなく、文化やハブになるポテンシャルがある。コロナ収束によって毎日多くの訪日客が行き来し、今後さらに増えると言われている。ただ私はインバウンドについて楽観視はしていない。今の盛況は円安に追うところが大きいからだ。為替が変わったときこそ、実力が問われる。日本の魅力は東京や京都、大阪だけではない。羽田から全国各地に移動して、バラエティーにとんだ地方の文化や豊かさを世界の人たちに知ってほしい。

WWD:単に高品質ではなく、“ラグジュアリー”を名乗る理由は?

大西:日本のモノ作りには、それだけの価値があるからだ。加えて、私個人のファッション業界に対する思いもある。この十数年で欧州のラグジュアリーブランドが世界のメインストリートを占拠し、26%という非常に高い営業利益率で稼ぐようになった。原価と上代のバランスが健全とは思えない。しかも彼らは日本の素材をたくさん使っている。日本はせっかく良いものを作っているのに、生かしきれていないのだ。

「JMC」はラグジュアリーブランドと同じ土俵で戦うつもりだ。だからあえて免税エリアの「ディオール」の隣に出店する。価値ある商品に相応の価格をつけて、それぞれの背景まで伝える。伝統や文化をそのまま差し出すのではなく、「JMC」独自の視点で再解釈し、現代のライフスタイルに合わせてアップデートすることが肝心だ。日本人よりも海外のお客さまの方が純粋に価値を認めてくれるだろう。

海外のお客さまに商品を愛用していただき「この陶器がどのように作られているのか知りたい」「この鮮やかなストールはどうやって染めたのか」と好奇心を持ってもらい、次に来日する際には産地まで足を運ぶ。そんなふうに発展すれば、生産者はもちろん、産地のエリア全体にもお金が回ることになる。

作り手・売り手も価格への意識を変えるべき

WWD:日本では一部のブランド食材や作家による伝統工品は高い値で取り引きされることも多いが、繊維・ファッション関連ではそういった事例が少ない。

大西:日本と欧州ではファッションの位置付けが異なる。欧州の「ディオール」「サンローラン」などのブランドは脈々とした歴史があって、人を惹きつけるヒストリーが築かれてきた。時代に合わせ、若いデザイナーの起用でアップデートし、次の世代につなぐ。今年「ディオール」の回顧展(「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」、東京都現代美術館で22年12月21日〜23年5月31日まで開催)がたいへんな人気になったのも記憶に新しい。一方、日本のファッションは製造業に近い。三宅一生さん、山本寛斎さん、川久保玲さん、山本耀司さんら世界に認められたデザイナーは確かにいるが、オリジンとブランドの世界観が継承されていくような歴史がまだない。高級な服を選ぶ人はその背景に対価を払っている。上代は原価の積み上げで決まるわけではない。

WWD:そもそも価格への考え方が違う、と。

楊井吉彦・地方創生事業部長(以下、楊井):日本の場合、作り手も高い価格を設定することに二の足を踏む。私の知る陶芸の若手作家は、もう1ケタ上げても良いような独創的な作品を作っている。「なぜ値段を上げないの?」と聞くと、「師匠の値段よりも上にするわけにはいかない」と言う。日本では美徳になるけれど、海外のラグジュアリー領域はそうではない。

こんな話がある。海外のお客さまが日本を訪れ、見事な絵皿に感動した。5枚重ねてある皿には「¥50,000」の値札が付いていた。きっと1枚5万円で計25万円だと思って買うことにしたら、実際は5枚セットで計5万円だった。そのお客さまは「そんな安いものはいらない」と言って、買うのをやめてしまった。同じようなエピソードはよく聞く。

WWD:合理的な価格だと凡庸に見えてしまい、冷めてしまうと。

楊井:今回「JMC」の品ぞろえの9割は市販品のため、価格はコントロールできない。ただし「JMC」が作り手と協業したオリジナル品は、意図的にラグジュアリーの価格に近づけた。羽田未来総合研究所が作り手とクリエイターをつなぎ、マーケットにはないものを企画した。

たとえばジーンズのフルカウントによる「ムニ(MUNI)」というブランド。希少なオーガニックコットンを旧式織機で織ったセルビッジ生地を使った「JMC」オリジナル品は9万9000円だ。ストーリー性のある日本製デニムの魅力を最大限に引き出した。

あるいはスニーカーの「オニツカタイガー」。今回、山本寛斎事務所と協業した別注モデルで、京都の細尾の西陣織を用いたモデルを9万9000円、姫路レザーを使ったモデルを12万9000円で提供する。こちらも日本製ならではの希少性を追求した。

ラグジュアリーブランドまでは行かなくても、ブリッジブランドくらいの価格帯に設定している。商品の原価構成そのものは変わらない。製造原価、メーカー、小売りがそれぞれ3分の1の配分。上代を大きく底上げし、生産者がそれなりの額を得られるようにした。

都内に路面店を出す構想も

大西:単に高い値段を設定すれば良いわけではない。お客さまにそれが適正な価格だと理解されるブランディングが不可欠だ。日本の生産者は高品質かつ独創的なモノ作りは得意なのに、ブランディングが上手ではなかった。ここを私たちがサポートする。

店舗のスタッフもラグジュアリーブランドに負けないおもてなしができる精鋭をそろえた。英語や中国語でしっかり接客できる。店長は伊勢丹出身で、優れた実績を上げてきたベテランだ。188平方メートルの売り場は、名栗加工や寄木細工の技巧を凝らしたユニークな空間になる。奥にはソファーを置き、くつろげるようにした。

楊井:作り手に売り場を提供するだけでなく、売り場でお客さまから得られたデータもフィードバックする。店頭の商品に添えられたQRコードにスマホをかざすと、商品の詳しい情報が見られる。どこの国のお客さまが購入したかの定量的なデータだけでなく、販売員が接客する中でお客さまからどんな反応を得たかいった定性的なデータまで作り手に還元する。作り手がECや出店でどのエリアを対象にしてくか、商品のどんなところを改善すべきか。データが次の一手になる。

WWD:「JMC」が成功するためのカギは何か。

大西:それは間違いなく、ジャパンラグジュアリーというグレード感が伝わるかだ。その名前に値する感動を提供できるか。基準に満たない商品が少しでも入れば、お客さまはラグジュアリーだと認めてくれない。それくらい徹底しなければブランドは成立しない。スタート時点で「JMC」のオリジナル品は1割だが、早々に3割に増やす予定だ。ファッション関連の人気クリエイターや伝統工芸の人間国宝の作家にも声をかけている。

「JMC」は羽田空港の出国エリアの1店舗で終わるつもりはない。将来的には世界に出店していきたいが、その前に都内や地方空港への出店を構想している。「JMC」は伝統工芸品ではなく、ラグジュアリー領域と位置付けているので、世界観を表現できる路面店がふさわしい。

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「グラウンド ワイ」と「ディスコード ヨウジヤマモト」がSUMIREとコラボで渋谷パルコ50周年を祝う

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」と「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」は、アーティスト・SUMIREとのコラボレーションアイテムを発売する。同コレクションは、11月17日に渋谷パルコのイベント“SHIBUYA PARCO 50TH ANNIVERSARY”に合わせて渋谷パルコ店限定で販売する。さらに同日16:00〜21:00には、渋谷パルコ1階の「グラウンド ワイ」店頭でSUMIREのライブペインティングを実施する。

「グラウンド ワイ」×SUMIREは、植物や生き物で構成した2種類の鮮やかな“Ground Y”のペインティングワークをプリントしたTシャツ(各1万5400円)と“Ground Y”の“Y”の部分を抜き取り動物や花、自然をモチーフに描いたTシャツ(各1万5400円)をラインアップ。

「ディスコード ヨウジヤマモト」は、SUMIREが同ブランドの象徴的なバッグ“Yシリーズ”、“MUFFLE”、“INFINITE”などに絵画を描いた1点物と、アートワークで彩った2種類のスモールレザーグッズを発売する。

渋谷パルコでは、同日18:00〜21:00に館内各フロアでDJイベントやケータリングが楽しめるオープニングイベントも開催する。

SUMIREは1995年東京生まれ。俳優、ファッションモデル、アーティスト。2014年から23年の間「装苑」専属モデルを務める。18年に映画「サラバ静寂」で俳優デビュー。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(2021)のキーパーソン・スー役、主演を務めたドラマ「階段下のゴッホ」(2022)などに出演。23年9月、初個展「たまごがゆめをみていた」(Roll)を開催し長年描く絵画作品や映像作品を発表している。

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「グラウンド ワイ」と「ディスコード ヨウジヤマモト」がSUMIREとコラボで渋谷パルコ50周年を祝う

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」と「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」は、アーティスト・SUMIREとのコラボレーションアイテムを発売する。同コレクションは、11月17日に渋谷パルコのイベント“SHIBUYA PARCO 50TH ANNIVERSARY”に合わせて渋谷パルコ店限定で販売する。さらに同日16:00〜21:00には、渋谷パルコ1階の「グラウンド ワイ」店頭でSUMIREのライブペインティングを実施する。

「グラウンド ワイ」×SUMIREは、植物や生き物で構成した2種類の鮮やかな“Ground Y”のペインティングワークをプリントしたTシャツ(各1万5400円)と“Ground Y”の“Y”の部分を抜き取り動物や花、自然をモチーフに描いたTシャツ(各1万5400円)をラインアップ。

「ディスコード ヨウジヤマモト」は、SUMIREが同ブランドの象徴的なバッグ“Yシリーズ”、“MUFFLE”、“INFINITE”などに絵画を描いた1点物と、アートワークで彩った2種類のスモールレザーグッズを発売する。

渋谷パルコでは、同日18:00〜21:00に館内各フロアでDJイベントやケータリングが楽しめるオープニングイベントも開催する。

SUMIREは1995年東京生まれ。俳優、ファッションモデル、アーティスト。2014年から23年の間「装苑」専属モデルを務める。18年に映画「サラバ静寂」で俳優デビュー。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(2021)のキーパーソン・スー役、主演を務めたドラマ「階段下のゴッホ」(2022)などに出演。23年9月、初個展「たまごがゆめをみていた」(Roll)を開催し長年描く絵画作品や映像作品を発表している。

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「グラウンド ワイ」と「ディスコード ヨウジヤマモト」がSUMIREとコラボで渋谷パルコ50周年を祝う

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」と「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」は、アーティスト・SUMIREとのコラボレーションアイテムを発売する。同コレクションは、11月17日に渋谷パルコのイベント“SHIBUYA PARCO 50TH ANNIVERSARY”に合わせて渋谷パルコ店限定で販売する。さらに同日16:00〜21:00には、渋谷パルコ1階の「グラウンド ワイ」店頭でSUMIREのライブペインティングを実施する。

「グラウンド ワイ」×SUMIREは、植物や生き物で構成した2種類の鮮やかな“Ground Y”のペインティングワークをプリントしたTシャツ(各1万5400円)と“Ground Y”の“Y”の部分を抜き取り動物や花、自然をモチーフに描いたTシャツ(各1万5400円)をラインアップ。

「ディスコード ヨウジヤマモト」は、SUMIREが同ブランドの象徴的なバッグ“Yシリーズ”、“MUFFLE”、“INFINITE”などに絵画を描いた1点物と、アートワークで彩った2種類のスモールレザーグッズを発売する。

渋谷パルコでは、同日18:00〜21:00に館内各フロアでDJイベントやケータリングが楽しめるオープニングイベントも開催する。

SUMIREは1995年東京生まれ。俳優、ファッションモデル、アーティスト。2014年から23年の間「装苑」専属モデルを務める。18年に映画「サラバ静寂」で俳優デビュー。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(2021)のキーパーソン・スー役、主演を務めたドラマ「階段下のゴッホ」(2022)などに出演。23年9月、初個展「たまごがゆめをみていた」(Roll)を開催し長年描く絵画作品や映像作品を発表している。

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「ジーユー」とポケモン「ポケピース」がコラボ 冬のルームウエアやソックスなど7型を発売

「ジーユー(GU)」は、ポケモンたちの“ピース”なくらしをのぞけるシリーズ、「ポケピース」とのコレクションを11月23日に全国の店舗とオンラインストアで発売する。同コレクションでは、「ポケピース」の舞台であるシェアハウスに着想し、ラウンジウエアやルームソックスなど7型をそろえた。価格帯は790〜3490円。

ウィメンズは、人気商品であるマシュマロフィールラウンジセット(3490円)やルームソックス(790円)をピカチュウとニャスパー、モクローなどのデザインでそろえる。フェイクファーのポーチ(1990円)やバッグ(2490円)も用意した。キッズは、フリースラウンジセット(2490円)をピカチュウ、ポッチャマ、ヒバニーなどのデザインでラインアップする。

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「ジーユー」とポケモン「ポケピース」がコラボ 冬のルームウエアやソックスなど7型を発売

「ジーユー(GU)」は、ポケモンたちの“ピース”なくらしをのぞけるシリーズ、「ポケピース」とのコレクションを11月23日に全国の店舗とオンラインストアで発売する。同コレクションでは、「ポケピース」の舞台であるシェアハウスに着想し、ラウンジウエアやルームソックスなど7型をそろえた。価格帯は790〜3490円。

ウィメンズは、人気商品であるマシュマロフィールラウンジセット(3490円)やルームソックス(790円)をピカチュウとニャスパー、モクローなどのデザインでそろえる。フェイクファーのポーチ(1990円)やバッグ(2490円)も用意した。キッズは、フリースラウンジセット(2490円)をピカチュウ、ポッチャマ、ヒバニーなどのデザインでラインアップする。

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“ミュウミュウ クラブ”が日本で初開催 能鑑賞やアフターパーティーも

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、11月23日に東京・青山で“ミュウミュウ クラブ トウキョウ(Miu Miu Club Tokyo)”を開催する。能鑑賞後にはカジュアルディナー、アフターパーティーも用意する。

“ミュウミュウ クラブ”は、2012年のスタート以来世界各地で開催してきたイベント。同イベントは、国際的で包括的、そしてエンパワーメントをコンセプトとし、女性たちが互いに支え合い関わり合うことを目的としている。

日本で初の開催となる“ミュウミュウ クラブ トウキョウ”は、能にスポットライトを当てる。能は700年近くにわたり伝承されてきた日本最古の古典芸能のひとつであり、詩謡(うたい)、囃子、舞、装束、そして能の最も特徴的な要素のひとつである面などさまざまな要素を用いて物語を紡ぐ。同イベントでは、青山店と銕仙会能楽研修所を舞台に、能にまつわる女性アーティストとクリエイターを讃える。

イベントのキービジュアルは、独特の浮世絵スタイルと多彩な表現方法を持つイラストレーター、大河紀氏が製作した。

◾️“ミュウミュウ クラブ トウキョウ”
場所:「ミュウミュウ」青山店、銕仙会 能楽研修所(能鑑賞)ほか

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“ミュウミュウ クラブ”が日本で初開催 能鑑賞やアフターパーティーも

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、11月23日に東京・青山で“ミュウミュウ クラブ トウキョウ(Miu Miu Club Tokyo)”を開催する。能鑑賞後にはカジュアルディナー、アフターパーティーも用意する。

“ミュウミュウ クラブ”は、2012年のスタート以来世界各地で開催してきたイベント。同イベントは、国際的で包括的、そしてエンパワーメントをコンセプトとし、女性たちが互いに支え合い関わり合うことを目的としている。

日本で初の開催となる“ミュウミュウ クラブ トウキョウ”は、能にスポットライトを当てる。能は700年近くにわたり伝承されてきた日本最古の古典芸能のひとつであり、詩謡(うたい)、囃子、舞、装束、そして能の最も特徴的な要素のひとつである面などさまざまな要素を用いて物語を紡ぐ。同イベントでは、青山店と銕仙会能楽研修所を舞台に、能にまつわる女性アーティストとクリエイターを讃える。

イベントのキービジュアルは、独特の浮世絵スタイルと多彩な表現方法を持つイラストレーター、大河紀氏が製作した。

◾️“ミュウミュウ クラブ トウキョウ”
場所:「ミュウミュウ」青山店、銕仙会 能楽研修所(能鑑賞)ほか

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「エルメス」ビューティ特化店舗が渋谷パルコにオープン 国内4店舗目

「エルメス(HERMES)」は11月17日、「エルメス・イン・カラー 渋谷PARCO」店を渋谷パルコの1階にオープンする。香水とビューティ商品に特化した常設店としては、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、ギンザ シックス(GINZA SIX)に続く国内4店舗目。オープンを記念して同日、“ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ”の新色“ルージュ・ガラ 80”(1万10円)を先行発売する。

同店舗は「エルメス」の香りと美の世界をライフスタイルの一部として発信する。渋谷パルコのエントランスに向けて開かれた店内は木を中心とした空間で、ブランドカラーのオレンジや“H”の文字をアクセントとして取り入れる。フレグランスやカラーコスメのほか、バスライン“ル・バン”やシルク、ファッションアクセサリーも扱う。なお、香水の“エルメッセンス”コレクションのみ取り扱いがない。

新色の“ルージュ・ガラ 80”は深みのある上品なブラウン系のカラー。キャンバス製のポーチにはユーゴ・グリッカーによるカレ“ブリッド・ドゥ・ガラ”の馬具モチーフを刺繍する。渋谷パルコ店で先行発売後、阪急うめだ本店のエルメス・イン・カラーで11月29日、全国の取り扱い店舗とオンラインストアで12月1日から販売する。

■エルメス・イン・カラー 渋谷PARCO
オープン日:11月17日
時間:11:00〜20:00
場所:渋谷パルコ1階
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

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イタリア発「ジノリ1735」が伊勢丹新宿でポップアップを開催 初のホームコレクションを披露

イタリア発テーブルウエアブランド「ジノリ1735(GINORI 1735以下、ジノリ)」は11月15〜21日、伊勢丹新宿本店本館5階でポップアップショップ“ジノリ ドムス - ホーム クリスマス -(GINORI DOMUS - HOME CHRISTMAS -)”を開催する。同ポップアップでは、新作磁器コレクションのほか、4月に誕生した初のホームコレクション“ドムス(DOMUS)”を先行販売する。

“ドムス”はラテン語で“家”の意味。イタリア人デザイナーのルカ・ニケットを起用し、伝統的な職人技と品質にこだわったコレクションを提案。ムラノガラス照明の老舗「バロヴィエール&トーゾ(BAROVIER&TOSO)」や老舗テキスタイルブランドの「ルベッリ(RUBELLI)」と協業し、ルネッサンスから着想を得たモダンなデザインの家具や照明、テキスタイルを提案する。

「ジノリ」のベストセラーで、エキゾチックな柄が印象的な“オリエンテ イタリアーノ”に加わる新作“オリエンテ イタリアーノ ゴールド”は、ゴールドのフラワーモチーフを手描きしたホワイトとレッドの2色。テーブルウエアをはじめ、ベースやトレーなどのホームデコレーション、キャンドル、ディフューザーなどがそろう。価格は、1万9800〜19万8000円。

トリノ発カフェ「ビチェリン(BICERIN)」とコラボした限定ギフトセットを用意するほか、会期中、2万2000円以上購入すると、「ビチェリン」とコラボしたフィナンシェ(2個入り)をプレゼントする(先着50人)。

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イタリア発「ジノリ1735」が伊勢丹新宿でポップアップを開催 初のホームコレクションを披露

イタリア発テーブルウエアブランド「ジノリ1735(GINORI 1735以下、ジノリ)」は11月15〜21日、伊勢丹新宿本店本館5階でポップアップショップ“ジノリ ドムス - ホーム クリスマス -(GINORI DOMUS - HOME CHRISTMAS -)”を開催する。同ポップアップでは、新作磁器コレクションのほか、4月に誕生した初のホームコレクション“ドムス(DOMUS)”を先行販売する。

“ドムス”はラテン語で“家”の意味。イタリア人デザイナーのルカ・ニケットを起用し、伝統的な職人技と品質にこだわったコレクションを提案。ムラノガラス照明の老舗「バロヴィエール&トーゾ(BAROVIER&TOSO)」や老舗テキスタイルブランドの「ルベッリ(RUBELLI)」と協業し、ルネッサンスから着想を得たモダンなデザインの家具や照明、テキスタイルを提案する。

「ジノリ」のベストセラーで、エキゾチックな柄が印象的な“オリエンテ イタリアーノ”に加わる新作“オリエンテ イタリアーノ ゴールド”は、ゴールドのフラワーモチーフを手描きしたホワイトとレッドの2色。テーブルウエアをはじめ、ベースやトレーなどのホームデコレーション、キャンドル、ディフューザーなどがそろう。価格は、1万9800〜19万8000円。

トリノ発カフェ「ビチェリン(BICERIN)」とコラボした限定ギフトセットを用意するほか、会期中、2万2000円以上購入すると、「ビチェリン」とコラボしたフィナンシェ(2個入り)をプレゼントする(先着50人)。

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「コスメデコルテ」のフェイスパウダーがリニューアル カラー9色&質感5種に拡充

「コスメデコルテ」は2024年1月16日、ブランドを代表するフェイスパウダー“ルースパウダー”(各20gで101のみ16g、各6050円)をリニューアルし発売する。カラーは6色から9色に増やし、質感も5種に拡充する。全国の百貨店や化粧品専門店、公式オンラインショップで取り扱う。

リニューアルポイントは混ぜるほど輝きを増して透き通るという光の構造に着目し、“肌の上で光を調合する”という発想を取り入れた点。反射や透過、散乱といった光の特性を取り入れて、毛穴などのさまざまな肌悩みをふんわりとカバーし上品で澄んだ仕上がりを長時間演出する。

また、カラー、質感共にラインナップを拡大し利用者のニーズに応えた。質感は既存のセミツヤ、ツヤに加え、新たにシースルーマットやイルミネイトツヤ、シルキーツヤをそろえて全5種に。カラーバリエーションは透明感を宿す“00 トランスルーセント”、華やかな艶を与える“01 クリスタル トランスルーセント”、シースルーマットな肌に仕上げる“06 ヌード マット ベージュ”、ブルーやラベンダーなどの4色をセットにした“101 シルキーツヤ”などを用意した。

容器のデザインは、肌のキメの細やかな輝きが花のように繊細に咲いていく様子を彫刻で表現した新しいパターンを採用。フタの色はピンクベージュ系のカラーからローズプラチナカラーに変更し、より高級感のある装いに仕上げている。

“ルースパウダー”は重ねても厚塗り感や粉っぽさがない自然な仕上がりや、しっとりした保湿感、薄づきでなめらかな使い心地が幅広い世代に支持され、これまでに数多くのベストコスメを獲得および殿堂入りを果たすなどし、ブランドを代表する商品にまで成長した。素肌感と透明感を叶える透明色のカラー“00 トランスルーセント”は、若年層を中心としたブランドの新規顧客の獲得に大きく貢献している。

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ショーン・ウェザースプーンが「アディダス オリジナルス」の“ガゼル”を再構築 アッパー全面にホワイトの刺しゅうをあしらう

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、デザイナーやコレクター、ビンテージ愛好家として知られるショーン・ウェザースプーン(Sean Wotherspoon)とコラボレーションした新作スニーカー“SW ガゼル インドア(SW GAZELLE INDOOR)”を発表した。価格は2万900円で、アディダスの公式アプリ「コンファームド(CONFIRMED)」では11月17日16時30分まで抽選販売を受け付け、同日から「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿」や「アディダス ブランドセンター 新宿」などで一般販売する。

“SW ガゼル インドア”は、定番スニーカー“ガゼル”をショーン風にコンテンポラリーに再構築した1足だ。“ガゼル”のアイコニックなシルエットとガムソールはそのままに、アッパーにカレッジグリーンの鮮やかな天然素材の麻を使用し、全面にホワイトの刺しゅうをあしらった。またヒールには、“Hemp”の文字とトレフォイルロゴ入りのホワイトタブと共にショーンのロゴを施している。

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ワコール機能性ウエア「CW-X」がチームを発足 イチローがキャプテンに初就任し「これはハイリスク」

ワコールの機能性コンディショニングウエアブランド「シーダブリューエックス(CW-X)」は11月14日、都内で会見を行い、体を動かすすべての人のコンディショニングをサポートしていく「Team CW-X」を発足させたことを発表した。チームのキャプテンにはマリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が就任する。これまでのキャリアの中でもキャプテンに就任するのは“初”となるイチローは、「いいんですか、僕で。キャプテンやったことないし、キャプテンの資質に欠けていると言われていた。これはハイリスク」と自虐しながらも、「リスクかけないと成果は出ないですからね。頑張ります」と意気込んだ。

同ブランドはテーピングの原理をタイツに組み込んだアイテムを開発していて、イチローはアドバイザリー契約を結ぶ2002年以前から愛用していたという。「アメリカに挑戦する2000年がスタートだったと思う。そこから毎日着用しているってことは、それが“答え”です。ユニフォームみたいに、なくてはならないもの。相棒なんですよね。この先もずっとはき続けると思う」と語った。

「Team CW-X」のメンバーは、キャプテンのイチローをはじめ、副キャプテンの髙木美帆、福士加代子、PR大使のYouTubeグループ・Fischer's-フィッシャーズ-、さまざまな競技のアスリート総勢39人で構成される。ブランドスローガン“Be better you(より良い自分に)”を体現するアスリートたちが、コンディショニングの重要性やカラダを動かすことの大切さや楽しさを伝えていく。

川西啓介社長は、イチローに「期待しています」と声をかけ、「スポーツは、老若男女いろんな方がいろんな思いを持って向き合う時間。キャプテンを中心として活動を通し、それぞれの方をエンバウンドできたら、これほどうれしいことはない」と話した。

発表会にはPR大使のYouTubeグループ・フィッシャーズと、副キャプテンの福士加代子らも参加。イチローがフィッシャーズに向けてストレッチを伝授する場面もあった。

また、イチローのキャプテン就任を記念し、オリジナルモデルの中からイチローが最も好きという2018年版タイツが数量限定で復刻される。この日お披露目されたイチローそっくりのマネキンは、チームの象徴として各イベントなどで今後展示される。

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「カミヤ」がデニムブランド「フルカウント」とコラボ ジャケットとパンツを用意

メンズブランド「カミヤ(KAMIYA)」は、デニムブランド「フルカウント(FULLCOUNT)」とコラボレーションしたアイテムを発表した。現在、両ブランドの直営店および一部取扱店舗で販売中だ。

今回のコラボは、「カミヤ」2024年春夏コレクションのランウエイで披露されたもので、ジャケット(6万6000円)とパンツ(5万5000円)の2型を用意。それぞれインディゴとブラックの2カラーをそろえ、どれも13.7オンスの「フルカウント」のオリジナル生地を使用し、ビンテージデニムに着想したという濃淡のグラデーションが特徴だ。ジャケットは身幅を広く取ったボックスシルエットで、パンツはルーズフィットのシルエットになっている。

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「カネボウ」が“鼓動の赤”と“美粘膜のようなツヤ”が特徴のスティックルージュを発売

カネボウ化粧品のプレステージブランド「カネボウ(KANEBO)」は2024年1月19日、“鼓動の赤”と“美粘膜のようなツヤ”が特徴のスティックルージュ“ルージュスターヴァイブラント”(新12色うち限定2色、各4620円)を発売する。

同商品は、鮮やかなレッドカラーを厚みのある艶膜で包み込む技術“ヴァイブランシーラスティングテクノロジー”を採用した美容液ルージュ。同技術を採用したことで、生命力のあふれる血色感や艶、潤いが長時間続く。赤ちゃんの未熟な肌を包む胎脂に着想を得て開発したクリーム処方“ベビーソフトオイル処方”などを含む複合保湿成分を配合した。

カラーはクラシカルなレッドやビビッドレッド、高揚感を表現するレッドなど、さまざまな表情を演出する赤に加え、ローズやゴールデンアンバーなどの10色を用意。限定色はポジティブな雰囲気をまとえるオレンジと、透明感のあるポップなピンクを販売する。

同日、2色セットのアイシャドウ“アイカラーデュオ”(各2530円)から、新3種と限定1種が登場する。エモーショナルな組み合わせの“ルータス ブリーズ”、パッションカラーの“トロピカル パッション”、ニュアンスをプラスするライトカラーの“ジャスミン レイ”、限定のエキゾチックな“オフビート フラワー”を展開する。

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セブンイレブン「パラドゥ」が“桜お守りリップ”2種を限定発売

セブンイレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は11月24日から、みずみずしい桜色の唇へと導くリップ“サクラヴェールリップ”の限定品2種を発売する。手にとる人の幸運のお守りとなるよう桜祈願を行った限定パッケージ商品で、いずれも桜の名所・パワースポットとして知られる京都・嵐山の車折神社で御祈願を実施。容器の底には全6種の“桜”の印を記していて、中でも“大願成就(桜花爛漫)”はなかなか出合えないレアものになっている。

“サクラヴェールリップ(限定パッケージ)”(2.0g、770円)は、ソメイヨシノを思わせる淡いピンクの桜色。唇にフレッシュで自然な血色感をプラスし、美容液成分が唇の荒れや乾燥を防ぐ。同アイテムは数量限定で用意する。

“サクラヴェールリップ(プランパー)”(2.0g、990円)は、生命力あふれる寒緋桜をイメージした紅色のリッププランパー。ジンジン、スースーとした心地よい刺激とともに、たっぷりの潤いと艶感で縦ジワの目立たないふっくらとした唇へと導く。2024年6月頃までの期間限定販売となる。

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若いときの失敗&成功談:記者談話室vol.103

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

103回目の今回は「お手紙への回答会」です。3人の記者の失敗談&成功談を語ります。誰でも若いときのほろ苦い失敗や、やりがいを感じる成功談など色々あると思いますが、ベテラン記者の3人は過去から何を学び、現在に生かしているのでしょうか。ぜひ楽しみながら聞いてください。

「記者談話室」ではみなさまからのお便りをお待ちしております。ご感想ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、danwashitu@infaspub.co.jp です。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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~3月決算の外食企業分析~

【記事のポイント】 ●10月下旬から11月は3月決算の外食企業の24.3期2Q累計(4-9月)に加えて、12月決算の23.12期3Q累計(1-9月)決算、24.6期1Q(7-9月)の決算発表が相次ぐ。
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マッシュHD、2ケタ増収で売上高1134億円 23年8月期

マッシュホールディングスの2023年8月期連結業績は、売上高が前期比11%増の1134億円だった。主力のファッション事業が2ケタ伸長し、全体の業績をけん引。期初計画の1100億円を上回って着地した。営業利益については、同社の株式の過半を保有する米投資会社ベインキャピタルの方針により非開示だが、98億円の黒字だった前期からは「増益」(近藤広幸社長)という。

ファッション事業の売上高は、前期比12%増の892億円。ブランド別では、売上高トップの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」が同6%増となり300億円を突破した。「スナイデル(SNIDEL)」は同3%増と伸長幅は小さかったものの、20年8月期と比較すれば42%増。「一つ一つの店舗の販売力は非常に高く売上高も高水準。今後は海外に成長の軸足を置いていきたい」とする。

近年やや苦戦していた「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」の売上高は22%増と大きく伸長し、100億円を超えた。円安や原料高騰により、業界全体で商品価格が上昇傾向にある中、「(低価格・高品質を意味する)“ロープライス・ラグジュアリー”のブランドコンセプトに立ち返り、お客さまの目線に立ってデザインとクオリティーを見直したことが支持につながっている」と手ごたえを話す。「リリー ブラウン(LILY BROWN)」も、21年秋以降のリブランディング効果で新客獲得が進み、売上高は22%増の54億円だった。

「コスメキッチン」は
店頭の品ぞろえとVMDを改良

テコ入れを進めるビューティ事業は前期比6%増。成果が見られたのは同39%増の「スナイデルビューティ(SNIDEL BEAUTY)」と同10%増の「ビープル(BEOPLE)」。一方、横ばいに終わった主力の「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」については、店頭の品ぞろえとVMDの見直しにより立て直しを図る。「たくさんの商品を詰め込んだ空間はワクワクするような面白さがある反面、商品の選びづらさや一点一点の魅力を伝えきれないことにもつながっていた」と近藤社長。「商品量の適正化や店頭POPの工夫などにより、商品一点一点の魅力が伝わる店作りを進めていきたい」。

24年8月期計画は、売上高が前期比8%増の1230億円を見込む。内訳は国内事業が同7%増の1094億円、海外が同25%増の136億円。海外への本格進出を見据えたベインキャピタルとのシナジーについては、「着々と(海外展開の)準備は進んでいる」と近藤社長。まずは「スナイデル」「ジェラート ピケ」で中国での店舗拡大を本格化させる。

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