巨大フェリックスの意外すぎる展示場所 マーク・レッキーがエスパス ルイ・ヴィトン東京で日本初個展

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京は、イギリス出身のアーティスト、マーク・レッキー(Mark Leckey)による日本初の個展「Fiorucci Made Me Hardcore feat. Big Red SoundSystem」を8月18日まで開催中だ。

同展は、フランス・パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品を、東京や大阪、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウルなど世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンで紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一貫だ。同展では、レッキーの代表作2点を展示する。開催に合わせて本人も初来日し、関係者に向けたプレビューで作品について解説した。

マーク・レッキーは、1964年イギリス・バーケンヘッド生まれ。身近な生活環境をツール、インスピレーション源に、生活と芸術を結び付けたアプローチを行うアーティストだ。ポップカルチャーとカウンターカルチャーを交差させながら、若者やレイヴ、ポップ、ノスタルジー、社会階級研究、イギリス史などを掛け合わせ、彫刻や映像、音、パフォーマンス、コラージュなどを融合した作品を発表している。これまでにテート・ブリテンやMoMA PS1、デンマーク国立美術家、グッゲンハイム美術館など、世界各地のミュージアムで個展を開催。2008年にはイギリスで権威ある現代美術賞「ターナー賞」を受賞した。

見上げた先に世界的キャラクター

展示2作品の内、「Felix the Cat」(2003)は、12メートルの巨大な布製バルーンだ。「フェリックス」は1919年に誕生した漫画・アニメーションのキャラクターで、28年のアメリカ初のテレビ試験放送では被写体としても使われた。その時の写真を見つけたレッキーは、「フェリックス」をアバターのように感じたという。そして、デジタル時代の幕開けのシンボルといえるキャラクターを「神のような存在」と捉え、巨大化して表現することで「自分を含む人々がなぜ“イメージ”に影響されるのか理解を深めたい」と語った。作品は、天井と壁の隙間という風変わりな場所に設置されており、「会場内で一番不自然で、ありえない場所に展示したかったから」と笑った。

英国ダンスカルチャーを全身で浴びる

もう一つの作品「Fiorucci Made Me Hardcore with SoundSystem(10周年リマスター版)」(1999-2003-2010)は、映像作品「Fiorucci Made Me Hardcore」と巨大スピーカー「SoundSystems」を組み合わせたインスタレーションだ。映像は1999年に制作した同氏の初期作品。レッキーは「70年代後半から90年代前半までの、イギリス特有のダンスカルチャーの歴史やストーリーを伝えたかった」といい、既存の映像を組み合わせ、15分に編集した。

タイトルの“Fiorucci(フィオルッチ)”は、レッキーが10代の頃に憧れていたファッションブランドの名前。「消費社会の中で、あるブランドが若者にとって大きな存在となり、その強い憧れや思いはブランドの枠を超えて、信仰の対象になっていく——それが面白いと思った」。「Fiorucci Made Me Hardcore」という言い回しは、同氏がアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の展覧会で見かけた写真のグラフィティーから採用した。

映像作品の音声を流す巨大なスピーカーは、2001年から03年にかけて制作した「SoundSystems」シリーズの一つ。赤と黒のキャッチーなスピーカーから大音量が流れ、低音が振動することで音を体感できる。「ユーチューブでも見ることができる映像作品に、スピーカーからの音の体験を組み合わせることで、同じ作品でも新たな効果が生まれ、共鳴の仕方も変わってくるはず」と解説した。

初の来日となったレッキーは、日本の来場者に向けて「イギリスの文化に関心がある日本人は多く、イギリスもまた日本への関心が強いと感じる。日本の人たちにはイギリス的な私の作品に何か共通点を見つけ、親近感を持ってもらえると期待している」と、メッセージを送った。

■マーク・レッキー個展「Fiorucci Made Me Hardcore feat. Big Red SoundSystem」
日程:〜8月18日
時間:12:00〜20:00
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
休館日:ルイ・ヴィトン表参道店に準ずる
料金:無料

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【パリコレおさらい】「ミュウミュウ」「アンダーカバー」が圧勝の2024年春夏 超辛口な海外ジャーナリストたちの評価

2024-25年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイークが2月26日に開幕する。24年春夏シーズンのランウエイを振り返ると、平凡で見慣れた、ありふれたもので溢れていたように思う。決して古典主義に傾倒した過去の焼き増しというわけではなく、哲学の分野で言われる新実存主義的なアイデアに近い。物質そのものに概念が依拠するのではなく、人間の心が多様な存在を生み出し、認識によって物質の概念は変容するという考えだ。つまり、新しい視点で捉え直して前進させた、古典的なウエアでコレクションを構成していたということ。土台は定番アイテムであっても、シルエットやプロポーションの変化、少しのひねりを加えたアレンジ、そして意外性のあるスタイリングで新鮮さをもたらした。

それらは、世界を再構築するため、より良い未来を切り拓いていくためには、ありふれた日常に異なる視点を向けるべきではないか、というデザイナーからの問いかけのようだった。同時に、大それた変革やリスクを伴う挑戦よりも、なじみのあるアイテムの安定感を求めているようにも感じられた。先行き不透明な混沌とした時代の、社会の奥底に沈んだ切なる欲求が顕著に現れているのかもしれない。

海外ジャーナリストのレポートに目を通すと、同じように総括した内容が多かった。同時に、今季の一つの特徴として興味深いのは、酷評を受けたコレクションがほぼ皆無だったこと。そして際立って称賛されていたコレクションも、「ミュウミュウ(MIU MIU)」と「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の2ブランドのみという、例年よりも偏った結果となった。これまで辛辣な批評の対象であった「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「クロエ(CHLOE)」も、クリエイティブ・ディレクターの最後のシーズンとあってか、彼らの功績を讃える内容に終始した。各記事の公開時点では、「ジバンシィ」のマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M Williams)の退任は知らされていなかったにも関わらず。そして、有終の美を飾った「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のサラ・バートン(Sarah Burton)に心を揺さぶられた海外ジャーナリストが、それぞれに感傷的なレポートを綴っていた。24-25年秋冬シーズンの開幕に向けて、コレクション考察に新たな視点を与えてくれそうな、24年春夏シーズンの海外ジャーリストの講評を振り返る。

「アンダーカバー」
騒動さえ美しく完結させるストーリー

ファッション・ウイーク後の、日本と海外のファッション業界人との井戸端会議的なカジュアルな場でも、「アンダーカバー」を今季のベストコレクションに挙げる人が多かった。海外メディアに目を通しても、同ブランドのコレクションに異論を唱えたのは、米国の動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)だけだ。後に、テラリウムのスカート内部に生きた蝶を使用した演出に対する抗議を受けて、高橋盾デザイナーはPETAに謝罪文を送った。今後は生きた動物を二度と使わないことを宣誓したが、やはり今振り返っても、ショー後に公園に放たれたこの蝶がいなければ、神秘性に満ちたショーの雰囲気が完成しなかったと思うのは、私だけではないはずだ。

辛口エールを送ることが多い「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」のヴァネッサ・フリードマン(Vanessa Friedman)は、「過剰すぎるほどの感情を喚起する瞬間を生み出すことに長けたデザイナー」だと述べたうえで、最も素晴らしいコレクションとして「アンダーカバー」を称賛した。「『世界の閉塞感を感じていますが、自分自身を解放したいと思っています』と高橋デザイナーは通訳を通して語った。私が彼に少しでも安心させてあげられるとしたら、人生はテラリウムの中の蝶のように儚いかもしれないが、高橋デザイナーのような芸術家が季節ごとに私たちに与えてくれる美しさには永続性がある、と言いたい。私たちはそれがどれほど幸運であるかを認識していないだけだ」。

テラリウムの演出に感銘を受けたのは、「ヴォーグ・ランウエイ(VOGUE RUNWAY)」のニコール・フェルプス(Nicole Phelps)も同じ。「高橋デザイナーはファッション界で最も独創的なデザイナーの一人。テラリウムのドレスは新たなレベルの創意工夫であり、技術的な偉業であると同時に、感情的に共鳴するものでもあった」と説明した。また、米「WWD」のマイルズ・ソーシャ(Miles Socha)も、「コレクションは物語性と芸術性に溢れていると同時に、魅力的で、暗くロマンチックで、エッジの効いたものだと感じた」と称えた。ベテランジャーナリスト、ティム・ブランクス(TIm Blanks)は、「最悪の時代こそ、最も興味深い芸術を生み出すことがよくある」と前置きし、「メランコリニックな世界に存在する最も刺激的なショー」と「ビジネス・オブ・ファッション(Business of Fashion)」に綴った。

奇しくも、PETAからの抗議は、「アンダーカバー」の存在感の大きさを示すものとなった。また、高橋デザイナーは同団体に送った謝罪文の中で、20年前の祖母の葬儀の後、自分のそばに白い蝶が現れたことがいかに喜びをもたらし、祖母を近しく感じて安らいだ気持ちになったかというパーソナルな経験を説明した。最後は、「私たちはより良い行動を学びたいので、遠慮なくこのトピックについてもっと教えてください。そして、蝶がまた私の側に来てくれることを祈っています」と締めくくった。定例文ではない心のこもった謝罪文で過ちを認め、騒動でさえも後味良く収束させた。

「ミュウミュウ」
“偉大なデザイナー”勢い止まらず

昨今の「ミュウミュウ」の影響力の大きさは、ここで説明する必要ないほど周知の事実だ。ラフ・シモンズ(Raf Simons)が「プラダ(PRADA)」の共同クリエイティブ・ディレクターに就任して以降、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は「ミュウミュウ」のクリエイションに多くの時間を費やせるようになったのだろうと、勝手に想像を膨らませてしまう。

24年春夏のもパリコレ最後に行われた「ミュウミュウ」のショーに対し、多くの海外ジャーナリストが興奮冷めやぬまま筆を進めているのが記事から伝わってきた。特に高く評価されている理由は、現代を生きる女性の内なる情熱と切望を、見事に具現化している点にある。「ヴォーグ・ランウエイ」のサラ・モーア(Sarah Mower)は、「混乱と感情を伴うシーズンの幕を下ろし、女性による、女性のための、これほど一貫性があって共感も呼び、自信をもたらすショーを提供するには、偉大なデザイナーのミウッチャが必要だった」と綴った。

「アナザー・マガジン(AnOther Magazine)」に寄稿するジャーナリスト、アレキサンダー・フューリー(Alexander Fury)は、「私たちが何を感じ、どこへ向かっているのか、来シーズンに何を望んでいるのかについて決定づけるのに、彼女ほど適任な人物はいない」と述べ、24年春夏シーズンをこう振り返る。「今季を総括するなら、女性の解放と優位性を主張し、歴史を再文脈化し、暗い時代への解毒剤として楽観主義を提案したという事実だろうか。しかし、『ミュウミュウ』では当たり障りのない商業性と創造性の戦いはほとんどなく、衣服はにわかに全ての要件を巧みに満たしていた」と評価した。

ブランクスも、「『私は単純化ではなく、複雑さを受け入れたいのです』とミウッチャは説明した。彼女が感じていることは、まさに時代の精神だ。社会的、環境的、経済的混乱の真っただ中でファッションは安全性を求めている中、彼女は反抗することに喜びを見出した」と、“クワイエット・ラグジュアリー”の潮流から外れた、同ブランドの独自性を称えた。フリードマンも「次にあなたが何を着るか知りたいなら、『ミュウミュウ』を見ればいい」と記した。同ブランドが他のデザイナーにもインスピレーションを与え、そのアイデアがファッション界全体で広がっていることを説明した。

「ミュウミュウ」は、乱れた髪に曇った眼鏡、ボトムスを履き忘れたかのような下半身に、荷物を詰め込みすぎて形を崩したバッグ――その不完全さを、“美しい”とする多様性と、その奥にある個のアイデンティティーを包括している。“全てが完璧じゃなくていい”と抱擁してくれるような感覚は、SNS上で“完璧”なメイクアップとファッションに身を包み、“完璧”な生活を送っている他者と自分を比較してしまう、今の時代に必要とされているのだろう。

「i-D」マガジンのオスマン・アーメド(Osman Ahmed)=ファッション・フィーチャー・ディレクターは、「バービー人形がフェミニストのアイコンとして歓迎され、メイクアップチュートリアルに1時間以上かかる現代において、インフルエンサーのように完璧に見えることは退屈で、セクシーではないということを思い出させるものであり、女性が聞く必要があるメッセージ」と述べた。さらに、「ランダムな寄せ集めになりかねない無作為を受け入れて、現実的であると同時に、熱狂的に何とか調和を取り、“エレガントに取り乱したスタイル”にまとめることができるのは、ミウッチャだけだ。それよりも重要なのは、幸運なアクシデントや不完全さこそが真の美しさとスタイルを構成するという、彼女が雄弁に伝えるメッセージである。1カ月のファッション・ウイークを締めくくるのに、これ以上の高揚感があるだろうか?」と続けた。「ミュウミュウ」は時の流れとともに変わり続ける“美の概念”を、異なる視点で示す。熱狂が熱狂を呼び続けており、その勢いはまだまだ止まることはなさそうだ。

「ジバンシィ」
逆境に立ち向かった男、有終を飾る

2023年12月に、マシュー・M・ウィリアムズが「ジバンシィ」のクリエイティブ・ディレクターを退任すると発表された。12月に披露したメンズとウィメンズの24年プレフォール・コレクションがウィリアムズによる最後のコレクションとなった。最初の2年は酷評を受けたが、最近ではクリエイションもビジネス面も上向いていただけに、退任を惜しむ声も少なくなかった。

以前の講評では「見るに耐えない」とまで言い放った「ファッション・ネットワーク(Fashion Network)」の批評家ゴドフリー・ディーニー(Godfrey Deeny)は、「マシューが『ジバンシィ』のために制作した最高のコレクションであることに間違いない」と称え、「瀕死状態だったブランドがマシューのおかげで息を吹き返し、再び上昇気流に乗りつつある」と続けた。仏メディアはアメリカ人デザイナーである彼に対し特に辛らつだった印象だが、フランスの新聞「ル・フィガロ(Le Figaro)」のエレーヌ・ギヨーム(Helene Guillaume)も称賛を送った。「LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン、LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)グループの年末評価に“重圧の下での仕事”という項目があるなら、マシューは栄誉ある賞を受賞するに違いない。3年前に『ジバンシィ』でデビューして以来、37歳のアメリカ人は否定的な評価や、彼の退社に関する噂を面白がる傍観者がいる、困難な環境の中を歩み続けてきた。それでも数シーズンにわたって、彼はメゾンにぴったりのトーンを見つけた」と記した。後任は発表されていないが、いい形で次にバトンをつなぐラストコレクションだった。

「クロエ」
後世に残る偉大な足跡

未来へとつなげるという功績においては、「クロエ」のクリエイティブ・ディレクターを24年春夏シーズンをもって退任すると発表していたガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)も称賛に値するだろう。ハーストが「クロエ」に加わった当時、環境保全と社会貢献を担うサステナビリティチームは1人だったが、今では12人にまでチームが拡大。持続可能な生産に熱心に取り組んだ功績は、ラグジュアリーメゾンとしては初のBコープ認証を取得するというかたちで今後も残っていく。最後のコレクションでは、環境負荷の低い素材を全体の60%に使用した。

多くのメディア同様に、米「WWD」もハーストの偉業を評価した。「ハーストの時代に『クロエ』は、素材に対する透明性を備えた、Bコープ認証を受けたブランドとなった。環境への影響が少ない農法で栽培されたリネンや、世界的なオーガニックテキスタイル基準の認証を取得したシルク、フランスの農場から調達した皮革などだ。さらに、トレーサビリティー(追跡可能性)と再販による循環性の促進を目的とし、23年春夏コレクションから衣類にデジタルIDを組み込み始めた。彼女は、『クロエ』と自身のブランドとのバランスをとりながら、全てを成し遂げた」。新たにクリエイティブ・ディレクター就任したシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)による新生「クロエ」は、2月のパリコレで間もなく本格デビューする。

「アレキサンダー・マックイーン」
カリスマの美学を発展させた13年間

24年春夏シーズンで最も感情を喚起したショーは、サラ・バートンによる「アレキサンダー・マックイーン」だと誰もが口をそろえるはずだ。バートンは、1996年に同ブランドのデザインスタジオに入り、2010年2月に創業者リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)が40歳でこの世を去った後、同年5月にクリエイティブ・ディレクターに就任した。バートンが一から手掛けた11年春夏シーズンは「アレキサンダー・マックイーン」らしい美学が浸透したスタイルに、フェミニンな要素を加えたコレクションで好評を博し、その後も創業者のシャープなテーラリングと、ダークかつグラマラスな世界観に忠実なコレクションを、13年という長年にわたって提案し続けてきた。11年には英国王室のキャサリン妃のウエディングドレスを手掛け、同年にブリティッシュ・ファッション・アワード (現ザ・ファッション・アワード)でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。12年には、ファッション業界への貢献が認められ、チャールズ皇太子(当時・現在は国王)から大英帝国勲章(OBE)が授与された。

ほぼ全てのファッションメディアがリポートを掲載していた中で、創業者の時代から同ブランドを取材し続けている2人の海外ジャーナリストの講評を紹介する。ニューヨーク・タイムズ紙のフリードマンは、「彼女は“マックイーン”の名が単なる遺産ではなく、命を持ち、存続されることを保証した」と綴り、バートンがクリエイティブ・ディレクターに就任した約13年前から現在までの軌跡を辿る。「悲劇やトラウマを取り除き、とても優しい光の中へと導いた。緊張感とストーリー性、そして危険なナイフの刃で躍動する衣服をベースに構築されたブランド(ショーに行くまで何が起こるか全く予測不可能なショーを行うことで知られた)に、心を込めた。クリエイティブ・ディレクター就任時は無名だったバートンが行ったのは、まず会社を団結させ、次にデザイナーとして、否定したり忠実に模倣したりするのではなく、美学を継承し、深く理解し、それを自分のものにすることが可能であると証明した。勇気と信念の行動だった。形やパターンだけでなく、精神的にも。(中略)バートンは、リーの武器であったドラマチックなテーラリングを引き継ぎつつ、ブランドにこれまで存在しなかった優雅さと寛大さも与えた。これは非常に大きな変化であり、バートンがクリエイティブ・ディレクターに任命されてからわずか1年後には、ケイト・ミドルトンのウェディングドレスを制作した。これにより、マックイーンの名前はファッションの極みだけでなく、現代の英国を象徴するものとなった。(中略)彼女による最後のショーは、女性の身体性と、あらゆる“強さ”に挑戦する姿勢があり、勝利の祝典だった」と続けた。

フューリーも彼女の功績を称えている。「バートンのクラフトへの愛や、恐ろしく鋭い仕立てのスキル、本質的に男性的なものを女性的なものに変換する能力は、微妙に、しかし確実に、ファッションにさまざまなレベルで影響を与えてきた。彼女の遺産は豊かで奥深いものだ。(中略)自身の妹が家庭内暴力の被害者であるのを認識したリーはかつて、『女性にもっと強くなってほしい』と述べた。したがって、彼にとって女性は戦士であり、衣服は鎧だった。バートンのビジョンはリーに負けず劣らず強く、柔らかさもある。(中略)フィナーレでは、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)がリーの凶暴な鎧と、サラの優雅な女性らしさという、2つの遺産を融合させたかのようなコルセットとスカートを着用し、涙を拭いながらさっそうと歩いた。そしてバートンが登場すると、ゲストはすでに立ち上がっていた。真のファッションデザイナーという稀有な存在を擁護するために」と締めくくっている。

「アレキサンダー・マックイーン」は、バートンの後任としてショーン・マクギアー(Sean McGirr)を新クリエイティブ・ディレクターに任命した。この発表を受けてSNS上では、ケリング(Kering)グループが擁するメゾンのクリエイティブ・ディレクターがすべて男性であることに対し、批判が集まった。私には、男女どちらの性別かという二元論で判断していること自体が、本当の意味での多様性・包括性とかけ離れているように思えたが、いずれにせよ、前任の功績が輝かしいだけに新クリエイティブ・ディレクターにはすさまじく高いハードルが待ち構えていそうだ。2月には新ロゴも発表し、創業デザイナーが手掛けた“McQUEEN”のロゴを基にしたデザインを採用。ブランドの新時代を表現しているという。ケリンググループの2024年の評価表に“重圧の下での仕事”の項目があれば、マクギアーが受賞できるほどの素晴らしいコレクションを期待したい。

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」2024-25年秋冬コレクション

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が2024-25年秋冬コレクションを発表した。

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偏愛強めの新卒コンビは“ウィノナ・ライダー”キャップやガゼット麗モデルのギターなど 「WWDJAPAN」新人の2024年“初買い”

連載「WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品”」、第2回目は23年度新卒社員が登場。ソーシャルエディターの松村とマーケティング部の和田が、趣味全開の初買い品を紹介します。

ソーシャルエディター 松村の初買い品

1988年発刊の「i-D」マガジン

地元・大阪の古本屋で見つけたという1988年発刊の「i-D」マガジンは、“スーパーヒーローは死んで、今後は女のヒーローの時代だ”というコンセプトで組まれた特集です。さまざまなスーパーヒーローをモチーフに、イギリスのファッションブランドで組んだスタイリングなどを、ポップなグラフィカルデザインで紹介しています。当時は1.8ポンド(約340円)で売られていたものの、古本では8000円で購入したそうですが、「人気の号は、オークションで2万円を超える価格で取り引きされてんのを見たことある。昔の時代に戻れるタイムマシーンのような雑誌やから、こういったものにお金を払うことには全然抵抗ないねん」とのこと。私も2000年代前後のカルチャーが特に好きで、メルカリをはじめとする二次流通ショップのウォッチが習慣になっているため、彼の発言に共感します。

23年11月には、モデルで実業家のカーリー・クロス(Karlie Kloss)が「i-D」の買収を発表しました。出版業界でのリポジショニングに伴い、出版物とデジタルでのアウトプットを今後しばらくの間停止しています。ニュースレターとインスタグラムなどのSNSでは発信を続けており、今後の動向を見守りたいです。

70sのカーディガン

地元・大阪で古着屋巡りをしていた時に出会った1970年代のカーディガンは、新年のセール中にほぼ新品状態のものを4000円で購入。コレクションしているピンズでカスタマイズし、着こなしに個性をプラスします。普段から着ることの多い古着は、基本的には大阪で買うようにしているのだとか。その理由は、「だって、地元に貢献したいやん。あと、大阪の方が若干安いねん」と話します。ニッチなお店に詳しそうなので、「大阪の古着屋巡り」をいつかユーチューブの企画でやってもらいましょう。

「アイデア」のキャップ

俳優ウィノナ・ライダー(Winona Ryder)の名前が刺しゅうされたキャップは、ファッションエディター兼フォトグラファーのアンジェラ・ヒル(Angela Hill)と、映像・音楽アーティストのデイヴィッド・オーウェン(David Owen)らが設立したロンドンのブックストア「アイデア(IDEA)」の商品。ロンドン留学中の21年に店舗を訪れ、気に入るデザインがあれば購入しようと決めていたのだとか。

撮影日に着用していたTシャツにもライダーの写真がプリントされており、「大ファンやねん」と興奮します。ライダーの出演作の中でも、ジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)監督の映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」が一番好きで、自宅には大判ポスターからDVD、サウンドトラックCDまでそろっているそう。ジャンルは違えど、趣味の品で部屋を飾り付けているのは私も同じ。またもや「うんうん」と共感しました。

マーケティング部 和田の初買い品

ヴィジュアル系バンド・ガゼットのギター

1つ目に紹介するのは、the GazettE(ガゼット)というヴィジュアル系バンドでギタリストを務める麗(うるは)さんの、シグネチャーモデルのギター“EDWARDS E-U-HL2”です。ガゼット好きの店員がいることでも知られる、ESP直営店のBIGBOSSお茶の水駅前店にて12万円ほどで購入。社会人になって最初の一番大きな買い物が、まさかギターになるとは思ってもみませんでした。

ガゼットとの出会いは23年5月末頃。たまたま聞いた「Cassis」という曲に心を奪われ、1カ月間ほど、この曲だけを1日中リピートしていたことを覚えています。麗さんが弾くギターがカッコ良すぎて、「私もこんな風に弾いてみたい」と思い、父親のギターを借りて練習を始めました。今年はシグネチャーモデルを手に入れたので、練習も捗りそうです。特に、「Cassis」のサビ後半「明日あなたの気持ちが離れても〜きっと変わらず愛している」部分の、ディレイのエフェクトをかけた麗さんのピコピコギターが何とも独特な音色で、個人的な推しポイント。「Cassis」が弾けるようになったら「REGRET」や「未成年」「赤いワンピース」など、次に挑戦したい曲がたくさんあります。

大げさに聞こえるかもしれませんが、私は24年間生きてきて、麗さんのギター以上に心が震える音に出会ったことがありません。辛いことがあってもガゼットの音楽があれば救われる。今日もガゼットを聞いて、精一杯生きています。

「ケーシービー」のピアス

「ケーシービー(KCB)」は、高校生の頃から愛用している「シービー ジュエリー スタジオ(CB JEWELRY STUDIO)」の高橋侑花デザイナー兼クラフトマンが手掛けるブランド。耳たぶに沿うハートのデザインが特徴的で、好きな文字を刻印できるところに惹かれて購入しました。常にガゼットで頭がいっぱいの私は、一週間悩み倒した結果、おそらく去年2番目に一番多く聞いた曲「OMINOUS」の“TRUE DREAD”という歌詞を採用。もちろん一番多く聞いた曲はギターでも練習中の「Cassis」です。

「OMINOUS」は、動と静のコントラストが美しいバラード。暗闇の中で膝を抱えている私に手を差し伸べてくれるような、かと言って「大丈夫だよ」と安易に励ますのではなく、一緒に深いところで寄り添ってくれるような楽曲です。麗さんのギターソロから、ヴォーカリスト・RUKIさんが何度も繰り返しささやく「TRUE DREAD」の流れが大好きなんです。「Sleep…Count me down…Again」という歌詞で始まるので、子守唄としてもよく流しています。心の支えである歌詞を刻印したピアスは、商品が届いてから毎日お守りのように着けています。

シルバニアファミリー“赤ちゃんうきうきレインコート”

シルバニアファミリーの赤ちゃんを連れ歩いて写真を撮る、という遊びをここ一年ほどしています。季節の行事を楽しむようになり、出不精も少し改善しました。クリスマスにはイルミネーションへ連れて行き、バレンタインにはチョコレートを買ってきて自宅で撮影会。かわいい写真を撮るために奔走します。新入りちゃんは一見季節外れのレインコートセットですが、7匹の衣装が愛らしくて、きっと年中活躍してくれることでしょう。

23年2月には伊勢丹新宿本店で、シルバニアファミリー公式アンバサダーの作品を展示するポップアップがあり、私も訪問しました。展示のテーマは“春のお花”で、趣向を凝らした作品群に創作意欲が刺激されました。オリジナルの衣装を作るとしたら、ガゼットの衣装を着せたいな……と妄想が膨らみます。以前X(旧ツイッター)で、同バンドのベーシスト・REITAさんを模して、トレードーマークの“鼻布(はなふ)”とクロスのチャームを着けたシルバニアファミリーを見たことがあります。麗さんの衣装で印象的なのは、やはり「SILLY GOD DISCO」のPVの紫の衣装でしょうか。いつかオリジナル衣装を着せたシルバニアファミリーをライブ会場に連れて行きたいです。

次回予告

連載「WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品”」、第3回目はビューティエディターの2人が登場します。日々ビューティブランドを取材するエディターらが注目する商品とは。

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1位は、スノーピーク、上場廃止報道について「検討は事実」とコメント|週間アクセスランキング TOP10(2月15〜21日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月15日(木)〜2月21日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
スノーピーク、上場廃止報道について「検討は事実」とコメント

02月17日公開 / 文・WWD STAFF

スノーピークは16日夜、一部メディアの英字記事で同社が株式の非公開化を検討している旨の報道が出たことについて「非公開化を検討しているのが事実だが、現時点において決定した事実はない」とのコメントを出した。企業価値の向上のためのさまざまな選択肢の一つだとしている。

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- 2位 -
【一粒万倍日】「グッチ」が3月15日の最強開運日に向けて“春財布”を発売

02月16日公開 / 文・WWD STAFF

「グッチ(GUCCI)」は3月15日の一粒万倍日に向けて、新作財布を発売した。春らしいパステルカラーや“GGパターン”を用いた商品をそろえ、日本先行販売のアイテムもラインアップする。

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- 3位 -
イトーヨーカ堂が撤退した衣料品平場をアダストリアが改革 6月までに64店に導入

02月15日公開 / 文・五十君 花実

アダストリアは2月15日から、総合スーパーのイトーヨーカ堂(以下、ヨーカ堂)にヨーカ堂専用のアパレルブランド「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」を供給し、販売している。セブン&アイ・ホールディングス傘下のヨーカ堂は、長年の低迷を受けて2023年3月に自前でのアパレル事業から撤退すると発表していた。まずはヨーカ堂の木場店(東京)、立場店(神奈川)の2店に売り場を設けており、6月までに順次64店に拡大していく。

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- 4位 -
【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から春らしく上品なピンクのモノグラム財布

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の一粒万倍日に向けて、新作財布“ポルトモネ・ロザリ”(W11×H8×D2.5cm、6万8200円)を発売した。春らしく上品なピンクが特徴で、素材はモノグラム・パターンをエンボス加工した牛革だ。

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- 5位 -
「ルイ・ヴィトン」がシック&モダンなバッグ“ノエ パース・LV チャーム”を発売

02月19日公開 / 文・WWD STAFF

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、バッグ“ノエ パース・LV チャーム”を発売した。W11.5×H11.5×D11.5cmのコンパクトなサイズ感で、価格は38万8300円〜。

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- 6位 -
TWICE ジヒョがミューズの「ミルクタッチ」から人魚カラーのグリッター登場

02月18日公開 / 文・WWD STAFF

TWICEのジヒョ(JIHYO)がミューズを務める韓国コスメブランド「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」は、 グリッター“フェアリー ジュエル アイ グリッター”の新色2色を発売する。2月28日に公式オンラインストア、Qoo10、アマゾン(AMAZON)、楽天、ショップリスト(SHOPLIST)で取り扱いを開始し、3月1日からは全国のロフト(LOFT)とプラザ(PLAZA)でも販売する。価格は1408円。

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- 7位 -
8期連続で赤字見込みのサマンサタバサ、親会社のコナカに統合 6月に上場廃止へ

02月20日公開 / 文・横山 泰明

東証グロース上場のサマンサタバサジャパンリミテッドと親会社のコナカは、株式交換による経営統合に向けての協議・検討について基本合意したと発表した。サマンサは2024年2月期に8期連続の赤字(純利益ベース)の見込みで、上場基準に抵触することがほぼ確実だった。株式交換による完全子会社化により、経営再建を加速する。4月中旬の経営統合の最終決議、5月下旬の株主総会を経て、6月27日に上場廃止の予定だ。

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- 8位 -
【一粒万倍日】「ロエベ」のキャンペーンに深津絵里 日本限定カラーの新作ウオレットが登場

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

「ロエベ(LOEWE)」は、深津絵里を起用した、一粒万倍日に向けた2024年春夏ウォレットのキャンペーン映像を公開した。同作は「天道虫/THE LADYBUG」と題したもので、監督は、八代利季が務めた。古典西部劇の決闘シーンをイメージしており、深津は2024年春夏ウィメンズコレクションに身を包んでいる。

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- 9位 -
【2024年猫の日】「ネコロジー」などが松屋銀座で猫グッズのポップアップをオープン

02月17日公開 / 文・WWD STAFF

コレクトが運営するグッズブランド「ネコロジー(N+ECOLOGY)」は2月21日〜27日までの期間、松屋銀座3階でポップアップをオープンする。

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- 10位 -
「N.ハリウッド」が「ニューマニュアル」と再びコラボ デニムのセットアップを発売

02月19日公開 / 文・WWD STAFF

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は2月23日、原宿の古着店ベルベルジン(BERBERJIN)の藤原裕がディレクターを務める「ニューマニュアル(NEW MANUAL)」と第2弾コラボアイテムを数量限定で発売する。「ミスターハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)」および「N.ハリウッド」の一部店舗、「N.ハリウッド」公式オンラインで販売する。

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1位は、スノーピーク、上場廃止報道について「検討は事実」とコメント|週間アクセスランキング TOP10(2月15〜21日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月15日(木)〜2月21日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
スノーピーク、上場廃止報道について「検討は事実」とコメント

02月17日公開 / 文・WWD STAFF

スノーピークは16日夜、一部メディアの英字記事で同社が株式の非公開化を検討している旨の報道が出たことについて「非公開化を検討しているのが事実だが、現時点において決定した事実はない」とのコメントを出した。企業価値の向上のためのさまざまな選択肢の一つだとしている。

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- 2位 -
【一粒万倍日】「グッチ」が3月15日の最強開運日に向けて“春財布”を発売

02月16日公開 / 文・WWD STAFF

「グッチ(GUCCI)」は3月15日の一粒万倍日に向けて、新作財布を発売した。春らしいパステルカラーや“GGパターン”を用いた商品をそろえ、日本先行販売のアイテムもラインアップする。

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- 3位 -
イトーヨーカ堂が撤退した衣料品平場をアダストリアが改革 6月までに64店に導入

02月15日公開 / 文・五十君 花実

アダストリアは2月15日から、総合スーパーのイトーヨーカ堂(以下、ヨーカ堂)にヨーカ堂専用のアパレルブランド「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」を供給し、販売している。セブン&アイ・ホールディングス傘下のヨーカ堂は、長年の低迷を受けて2023年3月に自前でのアパレル事業から撤退すると発表していた。まずはヨーカ堂の木場店(東京)、立場店(神奈川)の2店に売り場を設けており、6月までに順次64店に拡大していく。

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- 4位 -
【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から春らしく上品なピンクのモノグラム財布

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の一粒万倍日に向けて、新作財布“ポルトモネ・ロザリ”(W11×H8×D2.5cm、6万8200円)を発売した。春らしく上品なピンクが特徴で、素材はモノグラム・パターンをエンボス加工した牛革だ。

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- 5位 -
「ルイ・ヴィトン」がシック&モダンなバッグ“ノエ パース・LV チャーム”を発売

02月19日公開 / 文・WWD STAFF

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、バッグ“ノエ パース・LV チャーム”を発売した。W11.5×H11.5×D11.5cmのコンパクトなサイズ感で、価格は38万8300円〜。

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- 6位 -
TWICE ジヒョがミューズの「ミルクタッチ」から人魚カラーのグリッター登場

02月18日公開 / 文・WWD STAFF

TWICEのジヒョ(JIHYO)がミューズを務める韓国コスメブランド「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」は、 グリッター“フェアリー ジュエル アイ グリッター”の新色2色を発売する。2月28日に公式オンラインストア、Qoo10、アマゾン(AMAZON)、楽天、ショップリスト(SHOPLIST)で取り扱いを開始し、3月1日からは全国のロフト(LOFT)とプラザ(PLAZA)でも販売する。価格は1408円。

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- 7位 -
8期連続で赤字見込みのサマンサタバサ、親会社のコナカに統合 6月に上場廃止へ

02月20日公開 / 文・横山 泰明

東証グロース上場のサマンサタバサジャパンリミテッドと親会社のコナカは、株式交換による経営統合に向けての協議・検討について基本合意したと発表した。サマンサは2024年2月期に8期連続の赤字(純利益ベース)の見込みで、上場基準に抵触することがほぼ確実だった。株式交換による完全子会社化により、経営再建を加速する。4月中旬の経営統合の最終決議、5月下旬の株主総会を経て、6月27日に上場廃止の予定だ。

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- 8位 -
【一粒万倍日】「ロエベ」のキャンペーンに深津絵里 日本限定カラーの新作ウオレットが登場

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

「ロエベ(LOEWE)」は、深津絵里を起用した、一粒万倍日に向けた2024年春夏ウォレットのキャンペーン映像を公開した。同作は「天道虫/THE LADYBUG」と題したもので、監督は、八代利季が務めた。古典西部劇の決闘シーンをイメージしており、深津は2024年春夏ウィメンズコレクションに身を包んでいる。

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- 9位 -
【2024年猫の日】「ネコロジー」などが松屋銀座で猫グッズのポップアップをオープン

02月17日公開 / 文・WWD STAFF

コレクトが運営するグッズブランド「ネコロジー(N+ECOLOGY)」は2月21日〜27日までの期間、松屋銀座3階でポップアップをオープンする。

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- 10位 -
「N.ハリウッド」が「ニューマニュアル」と再びコラボ デニムのセットアップを発売

02月19日公開 / 文・WWD STAFF

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は2月23日、原宿の古着店ベルベルジン(BERBERJIN)の藤原裕がディレクターを務める「ニューマニュアル(NEW MANUAL)」と第2弾コラボアイテムを数量限定で発売する。「ミスターハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)」および「N.ハリウッド」の一部店舗、「N.ハリウッド」公式オンラインで販売する。

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猫の肉球をモチーフした柔らかアイシャドウパレット 「ミルフィー」から登場

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は3月1日、猫の肉球をモチーフにしたアイシャドウパレット“ミャオパウズアイシャドウパレット”(全4種、各1760円)を発売する。透明パレットが肉球のデザインになっていて、ベースカラー、締め色、ラメなどから構成された5色をセットしている。

ラインアップは全4種で、パレット名は猫の性格をイメージした名前を用意した。“01 甘えんぼ”は、淡いピンクカラーの中にシルバーのラメを仕込み、甘さと艶感のある目元を演出。使いやすいベージュとブラウンを中心にセレクトした“02 わがまま”は、ゴールドのラメカラーを忍ばせさりげない主張をかなえた。“03 ツンデレ”はスモーキーなピンクとバーガンディをセットし小悪魔的な魅力を表現。ブラウンカラーと多彩なラメを組み合わせた“04 気まぐれ”は組み合わせ次第で雰囲気を変えられる表現の幅もポイントになっている。

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猫の肉球をモチーフした柔らかアイシャドウパレット 「ミルフィー」から登場

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は3月1日、猫の肉球をモチーフにしたアイシャドウパレット“ミャオパウズアイシャドウパレット”(全4種、各1760円)を発売する。透明パレットが肉球のデザインになっていて、ベースカラー、締め色、ラメなどから構成された5色をセットしている。

ラインアップは全4種で、パレット名は猫の性格をイメージした名前を用意した。“01 甘えんぼ”は、淡いピンクカラーの中にシルバーのラメを仕込み、甘さと艶感のある目元を演出。使いやすいベージュとブラウンを中心にセレクトした“02 わがまま”は、ゴールドのラメカラーを忍ばせさりげない主張をかなえた。“03 ツンデレ”はスモーキーなピンクとバーガンディをセットし小悪魔的な魅力を表現。ブラウンカラーと多彩なラメを組み合わせた“04 気まぐれ”は組み合わせ次第で雰囲気を変えられる表現の幅もポイントになっている。

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「アルベルタ フェレッティ」2024-25年秋冬コレクション

「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2024-25年秋冬コレクションを発表した。

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「ゼニア」が最高級ベビーカーフレザーの“トリプルステッチ”シューズ発売

「ゼニア(ZEGNA)」はこのほど、ブランドのシグネチャーシューズ“トリプルステッチ”シリーズから、新作の“トリプルステッチ セカンドスキン(SECOUNDSKIN)”を発売した。価格は20万7900円。カラーはダークベージュ、ダークブラウン、ブルー、オリーブグリーン、ライトグレー、ブラックの6色をそろえる。

“セカンドスキン”は「ゼニア」が元々グローブのために開発したレザーを使用している。シューズに応用して生まれた“トリプルステッチ セカンドスキン”は、ニュージーランド産の最高級ベビーカーフレザーとシープスキンのなめし技術によって形状保持“記憶”を持っている。軽量で柔らかく、履くたびに着用者の足になじみ、上質なフィット感をもたらす。熟練の職人が68のパーツから一足を作り上げた。

発売に合わせて公開した動画は、開発までの過程を再現したユニークなストーリー仕立てで、シューズの魅力を伝えている。

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「トム フォード」2024-25年秋冬コレクション

「トム フォード(TOM FORD)」が2024-25年秋冬コレクションを発表した。

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【スナップ】スターが着る「サカイ」、イケおじが着る「サカイ」 十人十色に輝いたパリコレメンズ会場

「サカイ(SACAI)」は、2024-25年秋冬メンズ・コレクションとウィメンズの24年プレ・フォール・コレクションをパリで現地時間1月に発表した。来場者の装いは、世界的に話題となった「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とのコラボアイテムの着用率が圧倒的に高かった。アイコニックなMA-1やデニムジャケット、フィールドジャケットを、ブラック、グレー、ニュートラルカラーによるワントーンルックで、同ブランドが提案するスタイリングを取り入れるゲストたち。人種や性別を問わず、着用者の個性でスタイルの魅力がさらに引き立つのは、「サカイ」ならではだろう。

今回のショーでコラボレーションした、アメリカ人スケーターでアーティストのマーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)は、ランウエイに登場したアイテムをいち早くまとって会場に駆けつけた。会場外で黄色い声援を浴びていたSnow Manのラウールは、同ブランドのフラワーモチーフが描かれた24年春夏シーズンのセットアップとカーディガンをまとい、初となる同ブランドのショーを鑑賞した。

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【スナップ】スターが着る「サカイ」、イケおじが着る「サカイ」 十人十色に輝いたパリコレメンズ会場

「サカイ(SACAI)」は、2024-25年秋冬メンズ・コレクションとウィメンズの24年プレ・フォール・コレクションをパリで現地時間1月に発表した。来場者の装いは、世界的に話題となった「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とのコラボアイテムの着用率が圧倒的に高かった。アイコニックなMA-1やデニムジャケット、フィールドジャケットを、ブラック、グレー、ニュートラルカラーによるワントーンルックで、同ブランドが提案するスタイリングを取り入れるゲストたち。人種や性別を問わず、着用者の個性でスタイルの魅力がさらに引き立つのは、「サカイ」ならではだろう。

今回のショーでコラボレーションした、アメリカ人スケーターでアーティストのマーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)は、ランウエイに登場したアイテムをいち早くまとって会場に駆けつけた。会場外で黄色い声援を浴びていたSnow Manのラウールは、同ブランドのフラワーモチーフが描かれた24年春夏シーズンのセットアップとカーディガンをまとい、初となる同ブランドのショーを鑑賞した。

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「エンポリオ アルマーニ」2024-25年秋冬コレクション

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2024-25年秋冬コレクションを発表した。

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【スナップ】「コーチ」ゲストはバッグ2個持ちが新潮流 レザー使いの達人はポップなアクセで遊ぶ

「コーチ(COACH)」は、ニューヨーク現地時間の2月12日に2024-25年秋冬コレクションを発表した。来場者は、難易度の高い全身レザーをサラリと着こなすおなじみのスタイルに加え、同ブランドが近年注力するサステナビリティへの取り組みの一環で提案する、再生素材を使用した古着風のアウターやスーツのコーディネートも見られた。レザーを主役にしたコーディネートのバッグは、アイコンの“タビー”が人気だった。コレクションでもたびたび登場したバッグの2個持ちも浸透しているようだ。胸元に光る恐竜や虫のカラフルなブローチもコーディネートのアクセント。ゲストのポップで楽しいファッションが「コーチ」の今の気分を表現している。

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