日本発スキンケア「ダムダム」が大阪にオープン 阪急うめだに国内2店舗目

日本発のクリーンスキンケアフブランド「ダムダム(DAMDAM)」は4月1日、直営ブティックを大阪・阪急うめだ本店にオープンする。京都・祇園に続き国内2店舗目となり、阪急うめだ本店8階の“人と自然の共生”をコンセプトに掲げる「グリーンエイジ(GREEN AGE)」に店舗を設ける。世界先行発売のアイセラムを扱うほか、国産原料をふんだんに配合したスキンケアアイテムをそろえ自然と共生したライフスタイルを提案する。

店舗の売り場面積は約16㎡。建築士の橋村雄一によるインテリアを採用し、日本の伝統的な工芸品や神社仏閣に利用されてきた漆と、木の持つ温かみを感じられる間伐材のみを使用した。

オープンを記念して、宇治抹茶エキスを配合した新作“抹茶ブーストアイセラム”(20mL、7920円)を世界先行発売する。キー成分として抹茶に含まれるカテキンやテアニン、ビタミンに着目した。宇治抹茶エキスが紫外線や乾燥など、日中に外的ダメージを受ける目元をケアする。また、アイセラムと“オーガニック宇治抹茶”をセットにした“抹茶ブーストリチュアルセット”(1万890円)を阪急うめだ本店で限定販売する。宇治抹茶は京都で350年以上続く農家の中井家とタッグを組み開発した。日本茶本来の渋みと旨みに加え、優しく心地よい味わいだ。

8階のコミュニティパークでは4月10〜16日、ポップアップカフェを開催する。抹茶(770円)や抹茶ラテ(880円)などのドリンクをはじめ、シソや抹茶のマカロン(各495円)などを販売し、「ダムダム」の全商品を試せるタッチアップスペースも設ける。

「ダムダム」は、日本の職人技と伝統的な自然成分から生まれたメイドインジャパンのスキンケア商品を展開する。これまでにシソや米ぬか、こんにゃくなど、古くから日本にある成分を使用した商品を開発してきた。2022年から「1% for the Planet」に加盟し、売り上げの1%を環境保護団体へ寄付している。

■「ダムダム」阪急うめだ店
オープン日:4月1日
時間:10:00〜20:00
場所:阪急うめだ本店8階
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

■DAMDAM Matcha Pop-up
日程:4月10〜16日
場所:阪急うめだ本店8階コミュニティパーク
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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日本発スキンケア「ダムダム」が大阪にオープン 阪急うめだに国内2店舗目

日本発のクリーンスキンケアフブランド「ダムダム(DAMDAM)」は4月1日、直営ブティックを大阪・阪急うめだ本店にオープンする。京都・祇園に続き国内2店舗目となり、阪急うめだ本店8階の“人と自然の共生”をコンセプトに掲げる「グリーンエイジ(GREEN AGE)」に店舗を設ける。世界先行発売のアイセラムを扱うほか、国産原料をふんだんに配合したスキンケアアイテムをそろえ自然と共生したライフスタイルを提案する。

店舗の売り場面積は約16㎡。建築士の橋村雄一によるインテリアを採用し、日本の伝統的な工芸品や神社仏閣に利用されてきた漆と、木の持つ温かみを感じられる間伐材のみを使用した。

オープンを記念して、宇治抹茶エキスを配合した新作“抹茶ブーストアイセラム”(20mL、7920円)を世界先行発売する。キー成分として抹茶に含まれるカテキンやテアニン、ビタミンに着目した。宇治抹茶エキスが紫外線や乾燥など、日中に外的ダメージを受ける目元をケアする。また、アイセラムと“オーガニック宇治抹茶”をセットにした“抹茶ブーストリチュアルセット”(1万890円)を阪急うめだ本店で限定販売する。宇治抹茶は京都で350年以上続く農家の中井家とタッグを組み開発した。日本茶本来の渋みと旨みに加え、優しく心地よい味わいだ。

8階のコミュニティパークでは4月10〜16日、ポップアップカフェを開催する。抹茶(770円)や抹茶ラテ(880円)などのドリンクをはじめ、シソや抹茶のマカロン(各495円)などを販売し、「ダムダム」の全商品を試せるタッチアップスペースも設ける。

「ダムダム」は、日本の職人技と伝統的な自然成分から生まれたメイドインジャパンのスキンケア商品を展開する。これまでにシソや米ぬか、こんにゃくなど、古くから日本にある成分を使用した商品を開発してきた。2022年から「1% for the Planet」に加盟し、売り上げの1%を環境保護団体へ寄付している。

■「ダムダム」阪急うめだ店
オープン日:4月1日
時間:10:00〜20:00
場所:阪急うめだ本店8階
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

■DAMDAM Matcha Pop-up
日程:4月10〜16日
場所:阪急うめだ本店8階コミュニティパーク
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「マイケル・コース」親会社が創業者の後継探し否定 米「WWD」の「準備中」報道受けて

「マイケル・コース(MICAEL KORS)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)のジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者(CEO)は3月20日(アメリカ時間)、同ブランドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマイケル・コースの後継者探しが検討されているという米「WWD」の報道をはっきりと否定した。米「WWD」は同日、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)の退任に関する記事の中で、「『マイケル・コース』も少しずつ創業デザイナーの退任に向けて準備を進めている。現在64歳のマイケルに最近、後任探しを伝えたところだ。同ブランドのからのコメントは得られていない」と記載している。

アイドルCEOは声明の中で、「マイケル・コースは、彼の名を冠した会社のチーフ・クリエイティブ・オフィサーであり、今後もそうあり続ける。彼のビジョンは私たちの成功に不可欠で、これに反する情報はいかなるものも誤報だ」と述べた。また米「WWD」が入手したカプリの社員に向けた発表の中でも「報道は事実ではない。マイケルは引き続き、熱意をもって当社のクリエイティブなビジョンをリードする」としている。

米「WWD」記事は、事前に計画されてきたドリス・ヴァン・ノッテンの引退を踏まえ、業界のデザイナー交代が突然の退任から、ビジョンに基づく長期的な戦略へと変化し始めていることに焦点を当てたものだった。「ドリス ヴァン ノッテン」が18年にスペイン企業のプーチ(PUIG)に買収された際、ドリスは今後5年ブランドに残る意向を伝えていた。なおドリスの同ブランドでの最後のショーは、6月にパリで発表するメンズの25年春夏コレクションで、ウィメンズの25年春夏コレクションはデザインチームが担当する。後任も然るべき時期に発表する予定としている。

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アダストリアが「アロハテーブル」のゼットンを100%子会社化

「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」などを運営するアダストリアは6月1日付で、ハワイアンカフェ「アロハテーブル(ALOHA TABLE)」などを運営する飲食企業ゼットンを100%子会社化する。これに伴いゼットンは5月30日付で、名古屋証券取引所ネクスト市場から上場廃止となる。

アダストリアとゼットンは2021年12月に資本業務提携契約を締結し、22年2月にかけて実施された第三者割当増資と公開買い付けを経て、アダストリアはゼットンの発行済株式の51%を保有、連結子会社化していた

「ゼットンが属す外食産業では急激な物価上昇や慢性的な労働力不足、IT活用の遅れなどが引き続き課題になっている」「外食産業に対する金融機関の融資姿勢は引き続き慎重」(発表資料から)であることから、アダストリアによる完全子会社化で、スピーディーな経営判断を実現する。アダストリアグループの持つ「商品開発やマーケティングのノウハウ、人材、資金力、国内外のネットワークなどの経営資源をより一層活用する」(同)考え。

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【スナップ】2024-25秋冬パリコレ・ストリートスナップ 全432枚を全部見せ!

現地時間2月26日〜3月5日の9日間にわたって2024-25年秋冬パリ・ファッション・ウイークが開催された。今季はおよそ100ブランドが参加し、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「サカイ(SACAI)」、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」など、日常着を再解釈する提案が目立った。「クロエ(CHLOE)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の新クリエイティブ・ディレクターによるデビューショーも話題の一つ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はニコラ・ジェスキエール=アーティスティック・ディレクターの就任10周年を記念した大規模なショーを開催し、ランウエイにはStray kidsのフィリックスが登場した。

話題に絶えない今季のパリコレには、世界中からさまざまなスタイルのゲストが来場しファッションウイークを盛り上げた。トレンドのクワイエット・ラグジュアリーや肌見せはもちろん、クラシックでドレッシーな装いからY2Kなストリートカジュアルまで、パリの街に集ったファッショニスタたちを全432枚のストリートスナップでお届けする。

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【2024年夏コスメ】「RMK」から保湿液とフィックスミスト ジェルが肌をクールダウン

「RMK」は6月7日、保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)と清涼感あふれるフィックスミスト“コンディショニング フィックスミスト クール”(50mL、3300円)を発売する。

数量限定販売の“モイストチャージ クーリングジェル”は、ひんやりジェルが肌に素早く潤いを与え、ぷるんとした肌に導く保湿液。みずみずしく清涼感あふれるテクスチャーで、夏の肌をひんやり心地よくクールダウンする。“コンディショニング フィックスミスト クール”は、きめ細かな霧がメイクと肌を密着させてメイクくずれを防ぎながら、過酷な環境で過ごす夏の肌をケアする。2商品共通の爽快感を感じるフローズンミント&ペアーの香りが、夏にも心地よいスキンケアタイムを演出する。

同ブランドは、既存商品の“Wトリートメントオイル”(50mL、4400円)、UVフェイスプロテクター アドバンスド[SPF50+・PA++++](60g、3850円)とのセット使いも推奨している。

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【2024年夏コスメ】「RMK」から保湿液とフィックスミスト ジェルが肌をクールダウン

「RMK」は6月7日、保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)と清涼感あふれるフィックスミスト“コンディショニング フィックスミスト クール”(50mL、3300円)を発売する。

数量限定販売の“モイストチャージ クーリングジェル”は、ひんやりジェルが肌に素早く潤いを与え、ぷるんとした肌に導く保湿液。みずみずしく清涼感あふれるテクスチャーで、夏の肌をひんやり心地よくクールダウンする。“コンディショニング フィックスミスト クール”は、きめ細かな霧がメイクと肌を密着させてメイクくずれを防ぎながら、過酷な環境で過ごす夏の肌をケアする。2商品共通の爽快感を感じるフローズンミント&ペアーの香りが、夏にも心地よいスキンケアタイムを演出する。

同ブランドは、既存商品の“Wトリートメントオイル”(50mL、4400円)、UVフェイスプロテクター アドバンスド[SPF50+・PA++++](60g、3850円)とのセット使いも推奨している。

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パリコレでファッションの未来を実験し続ける「ユイマ ナカザト」 ドキュメンタリー映画が公開

PROFILE: 中里唯馬/「ユイマ ナカザト」デザイナー

中里唯馬/「ユイマ ナカザト」デザイナー
PROFILE: (ゆいま・なかざと)2008年にベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、09年自身の名を冠したブランド「ユイマ ナカザト」を設立。翌年7月、日本人では森英恵以来2人目となるパリ・オートクチュールコレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、継続的にパリで作品を発表。数々の世界で活躍するアーティストともコラボレーションする。近年は、オランダ出身の気鋭振付家ナニーヌ・リニング(Nanine Linning)によるボストン・バレエ団の新作バレエ「ラ・メール(LaMer)」の衣装デザインを手がける。また日本人デザイナーとしては初となるフランスでのソロエキシビションも発表する PHOTO:YOW TAKAHASHI

「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」を手掛けるオートクチュールデザイナー中里唯馬に密着したドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」が、ケイズシネマ(K’s cinema)、シネクイントほかで全国で順次公開中だ。関根光才監督が手掛けた本作品は、中里デザイナーが「生み出された衣服はどこに行くのか」という問いの答えを探しに衣服の最終到達点といわれるケニアを訪れ、大量の廃棄衣類の現場や現地の人々との対話を通して得たインスピレーションを元にコレクションを制作し、パリ・ファッション・ウイークで発表するまでの1年間に密着している。

これまでも既存の価値観に疑いの眼差しをむけ実験的なアプローチで新たな美を生み出すことに挑戦してきた中里デザイナーにとって、持続可能な服作りは探求し続けているテーマだ。ケニア滞在を通じてどんな突破口が見えたのか、また映画という表現手段で何を伝えようとしたのか中里デザイナーに聞いた。

作品を通して問いを投げかけたい

WWDJAPAN(以下、WWD):今回ドキュメンタリー映画に製作過程を収めようと思った理由は?

中里唯馬(以下、中里):ファッションショーは閉ざされた場で、メッセージを届けられる人がどうしても限られてしまう。特にサステナビリティや衣服を取り巻く環境は、業界内の人々だけではなく衣服を着る全ての人に伝えたい。そこで映画という表現方法で伝えようと考えた。

WWD:映画を通して伝えたいメッセージは?

中里:生きていく上で欠かせない衣服は、多くの人にとって当たり前の存在であまり意識せずに日々触れているものだと思う。でも店頭に並ぶ商品を購入して着る以外に、実は周辺にはたくさんの世界がある。関根光才監督の手腕でもあるが、本作品ではケニアの悲惨な状況を告発するというよりも、その現状を緩やかに知ってもらい明確な答えは提示せずに問いを投げかけることに着地している。観た人が自分の中で答えを考え、意識を変えるきっかけになってほしい。

「もうこれ以上服はいらない」という切実な思いと対峙して見えたもの

WWD:映画の中で投げかけられる問いの一つが、「服作りとどう向き合うか?」だった。ケニア滞在を通して見えた中里さん自身の答えは?

中里:ケニア滞在後に一番大きく変わったのは、今この時代にどんなメッセージを発信すべきなのかを一度立ち止まって考え直す意識だろう。ケニアに行く以前から、果たしてデザインは一体何ができるだろうという問いはずっと頭の中にあった。もちろんベターな素材を選択することも1つだが、それ以上にデザイナーにできることはインスピレーションを届けること。「もうこれ以上服はいらない」と思っている人たちと現地で対面して、作り手として言葉に詰まった。でも、人間が表現したり、モノを生み出したりすること自体を否定してしまったら存在意義すら無くなってしまうのではないかと思う。表現の全てを否定するのではなく部分的に調整していくことがこれから先のサステナブルファッションの現実的な進め方なのだろう。

WWD:ファッション産業にさまざまなレイヤーがある中で、実際に日本の作り手はケニアの現状を自分ごととして捉えられない人が多いのでは。

中里:同じ衣服でもいろんなカテゴリーがあるのは事実だが、私は全てグラーデーションのようにつながっていると考える。例えばF1レースで生まれた技術が、10年後に乗用車に反映されているように、オートクチュールも日々の暮らしを支える衣服といろいろな形でつながっている。だから受注生産で環境負荷が低いから自由にやっていいというわけではない。作る上での責任はみんなにある。だからこそ、発表する前に立ち止まって自分に疑いの目を向けるアクションが重要だ。

WWD:同じファッションの作り手にはどんなことを伝えたい?

中里:私は未来のデザイナーを育成・支援するファッションアワード「ファッション フロンティア プログラム(FASHION FRONTIER PROGRAM)」も主催しているが、そこでは既存の型にハマらずに軽やかに社会に目を向けながらデザインを起こす人たちがたくさんいて、自分も刺激を受けている。なかなか周りのデザイナーがどのように服を作っているのか知る機会が少ない中で、何か刺激を受け取ってもらえたらいい。

0以下の価値の服から美しさを生み出せるか

WWD:オートクチュールという美の世界の中で、古着を素材に用いることは大きな挑戦だったのでは?

中里:非常に安価に生産された作りをしているものが不要になりケニアにたどり着く。その時点で価値はもう0以下の服をさまざまに加工して、最も高価な服を発表する場で人々に心から美しいと思ってもらえるかは、私にとっては実験だった。目の前に落ちていたら何も感情が沸かないかもしれないものに対して、デザイナーが手を加えて料理することで美しさを生み出せたら、それは技術や素材の進化以上に大きな変革になる。人々の感情を動かすことはデザイナーの役割としてとても重要で、感情が動けば技術も後から付いてくるはずだ。

WWD:2023年春夏コレクションと23-24年秋冬シーズンと2シーズンかけてケニアを題材にしたコレクションを発表した。発表後は人々の感情を動かせた手応えはあった?

中里:1番最初に発表した時には、フランスの「ル・モンド」紙がかなり大きく取り上げくれた。これまでオートクチュールを10回以上発表してきた中で、あれほど大きく掲載してくれたことはなかったし、想像以上の反響だった。

WWD:コレクションではエプソンの「ドライファイバーテクノロジー」を用いて、ケニアの古着を材料にした不織布を使用したが、製作上の課題は?

中里:不織布は正直そのままでは埃の塊のように見えてしまう。これをどうしたら美しいものにできるかは本当に大きな挑戦だった。今回のコレクションでは、不織布の上でプリント加工して深みのある色を出したり、しっとりした質感にして高級感を出したりといった試行錯誤を繰り返した。しかし、実際にはまだ耐久性に課題があり販売はできていない。今もエプソンとは継続して協業し、少しずつ改良を重ねている。

WWD:古着を服に戻す必要はないのではないかという意見もある。

中里:私は服に戻すかどうかよりも、価値を向上できるか否かの方が重要だと思っている。もう一度価値を感じられるところまで高められるかどうかに、ファッションの未来、希望がかかっている。感情を動かすためにはストーリーが重要。もちろん、わざわざケニアから古着を移動させるのにかかる環境負荷はどうなんだ、という意見があるかもしれないが、ケニアからパリに持っていくその過程、ストーリーに情緒的なものを感じてもらうヒントがあると思っている。

パリコレはファッションの歴史にページを足せるチャンス

WWD:オトクチュールは、デザイナーのメッセージを支持するパトロンがいて成り立つ。中里さんが考える革新をどんな人に着て、世界に伝えてほしいと思う?

中里:普段「ユイマ ナカザト」を選んでくれるのは、表現者や研究者。例えば慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章さんのように、社会に対して特殊な眼差しを持っている人が多い。そういう人は大勢はいないかもしれないが、そういう人たち一人一人に服を届けられている状態は心地よい。宮田さんは「ユイマ ナカザト」を着ることで、男性が装飾をまとうこれまで社会であまりみられなかった現象を体現してくれている人だ。特に最近は、アジアの男性セレブがレッドカーペットの衣装に選んでくれていることもうれしい。

WWD:今後もパリでの発表を続ける?

中里:もちろん葛藤もある。ただパリには過去のデザイナーたちが積み上げてきた歴史があり、半年ごとにその1ページが更新されている。あの場所で自分がもう1ページ何かを付け足すことができるのは1つのモチベーションだ。過去の偉大なデザイナーたちは、ファッションの力で社会や価値観を変えてきた。彼らが裏付けてきたファッションの変革する力に勇気づけられるし、自分もいつかそういうことしたいと思う。今は半年に一度投げかけるチャンスがあると捉えている。

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パリコレでファッションの未来を実験し続ける「ユイマ ナカザト」 ドキュメンタリー映画が公開

PROFILE: 中里唯馬/「ユイマ ナカザト」デザイナー

中里唯馬/「ユイマ ナカザト」デザイナー
PROFILE: (ゆいま・なかざと)2008年にベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、09年自身の名を冠したブランド「ユイマ ナカザト」を設立。翌年7月、日本人では森英恵以来2人目となるパリ・オートクチュールコレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、継続的にパリで作品を発表。数々の世界で活躍するアーティストともコラボレーションする。近年は、オランダ出身の気鋭振付家ナニーヌ・リニング(Nanine Linning)によるボストン・バレエ団の新作バレエ「ラ・メール(LaMer)」の衣装デザインを手がける。また日本人デザイナーとしては初となるフランスでのソロエキシビションも発表する PHOTO:YOW TAKAHASHI

「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」を手掛けるオートクチュールデザイナー中里唯馬に密着したドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」が、ケイズシネマ(K’s cinema)、シネクイントほかで全国で順次公開中だ。関根光才監督が手掛けた本作品は、中里デザイナーが「生み出された衣服はどこに行くのか」という問いの答えを探しに衣服の最終到達点といわれるケニアを訪れ、大量の廃棄衣類の現場や現地の人々との対話を通して得たインスピレーションを元にコレクションを制作し、パリ・ファッション・ウイークで発表するまでの1年間に密着している。

これまでも既存の価値観に疑いの眼差しをむけ実験的なアプローチで新たな美を生み出すことに挑戦してきた中里デザイナーにとって、持続可能な服作りは探求し続けているテーマだ。ケニア滞在を通じてどんな突破口が見えたのか、また映画という表現手段で何を伝えようとしたのか中里デザイナーに聞いた。

作品を通して問いを投げかけたい

WWDJAPAN(以下、WWD):今回ドキュメンタリー映画に製作過程を収めようと思った理由は?

中里唯馬(以下、中里):ファッションショーは閉ざされた場で、メッセージを届けられる人がどうしても限られてしまう。特にサステナビリティや衣服を取り巻く環境は、業界内の人々だけではなく衣服を着る全ての人に伝えたい。そこで映画という表現方法で伝えようと考えた。

WWD:映画を通して伝えたいメッセージは?

中里:生きていく上で欠かせない衣服は、多くの人にとって当たり前の存在であまり意識せずに日々触れているものだと思う。でも店頭に並ぶ商品を購入して着る以外に、実は周辺にはたくさんの世界がある。関根光才監督の手腕でもあるが、本作品ではケニアの悲惨な状況を告発するというよりも、その現状を緩やかに知ってもらい明確な答えは提示せずに問いを投げかけることに着地している。観た人が自分の中で答えを考え、意識を変えるきっかけになってほしい。

「もうこれ以上服はいらない」という切実な思いと対峙して見えたもの

WWD:映画の中で投げかけられる問いの一つが、「服作りとどう向き合うか?」だった。ケニア滞在を通して見えた中里さん自身の答えは?

中里:ケニア滞在後に一番大きく変わったのは、今この時代にどんなメッセージを発信すべきなのかを一度立ち止まって考え直す意識だろう。ケニアに行く以前から、果たしてデザインは一体何ができるだろうという問いはずっと頭の中にあった。もちろんベターな素材を選択することも1つだが、それ以上にデザイナーにできることはインスピレーションを届けること。「もうこれ以上服はいらない」と思っている人たちと現地で対面して、作り手として言葉に詰まった。でも、人間が表現したり、モノを生み出したりすること自体を否定してしまったら存在意義すら無くなってしまうのではないかと思う。表現の全てを否定するのではなく部分的に調整していくことがこれから先のサステナブルファッションの現実的な進め方なのだろう。

WWD:ファッション産業にさまざまなレイヤーがある中で、実際に日本の作り手はケニアの現状を自分ごととして捉えられない人が多いのでは。

中里:同じ衣服でもいろんなカテゴリーがあるのは事実だが、私は全てグラーデーションのようにつながっていると考える。例えばF1レースで生まれた技術が、10年後に乗用車に反映されているように、オートクチュールも日々の暮らしを支える衣服といろいろな形でつながっている。だから受注生産で環境負荷が低いから自由にやっていいというわけではない。作る上での責任はみんなにある。だからこそ、発表する前に立ち止まって自分に疑いの目を向けるアクションが重要だ。

WWD:同じファッションの作り手にはどんなことを伝えたい?

中里:私は未来のデザイナーを育成・支援するファッションアワード「ファッション フロンティア プログラム(FASHION FRONTIER PROGRAM)」も主催しているが、そこでは既存の型にハマらずに軽やかに社会に目を向けながらデザインを起こす人たちがたくさんいて、自分も刺激を受けている。なかなか周りのデザイナーがどのように服を作っているのか知る機会が少ない中で、何か刺激を受け取ってもらえたらいい。

0以下の価値の服から美しさを生み出せるか

WWD:オートクチュールという美の世界の中で、古着を素材に用いることは大きな挑戦だったのでは?

中里:非常に安価に生産された作りをしているものが不要になりケニアにたどり着く。その時点で価値はもう0以下の服をさまざまに加工して、最も高価な服を発表する場で人々に心から美しいと思ってもらえるかは、私にとっては実験だった。目の前に落ちていたら何も感情が沸かないかもしれないものに対して、デザイナーが手を加えて料理することで美しさを生み出せたら、それは技術や素材の進化以上に大きな変革になる。人々の感情を動かすことはデザイナーの役割としてとても重要で、感情が動けば技術も後から付いてくるはずだ。

WWD:2023年春夏コレクションと23-24年秋冬シーズンと2シーズンかけてケニアを題材にしたコレクションを発表した。発表後は人々の感情を動かせた手応えはあった?

中里:1番最初に発表した時には、フランスの「ル・モンド」紙がかなり大きく取り上げくれた。これまでオートクチュールを10回以上発表してきた中で、あれほど大きく掲載してくれたことはなかったし、想像以上の反響だった。

WWD:コレクションではエプソンの「ドライファイバーテクノロジー」を用いて、ケニアの古着を材料にした不織布を使用したが、製作上の課題は?

中里:不織布は正直そのままでは埃の塊のように見えてしまう。これをどうしたら美しいものにできるかは本当に大きな挑戦だった。今回のコレクションでは、不織布の上でプリント加工して深みのある色を出したり、しっとりした質感にして高級感を出したりといった試行錯誤を繰り返した。しかし、実際にはまだ耐久性に課題があり販売はできていない。今もエプソンとは継続して協業し、少しずつ改良を重ねている。

WWD:古着を服に戻す必要はないのではないかという意見もある。

中里:私は服に戻すかどうかよりも、価値を向上できるか否かの方が重要だと思っている。もう一度価値を感じられるところまで高められるかどうかに、ファッションの未来、希望がかかっている。感情を動かすためにはストーリーが重要。もちろん、わざわざケニアから古着を移動させるのにかかる環境負荷はどうなんだ、という意見があるかもしれないが、ケニアからパリに持っていくその過程、ストーリーに情緒的なものを感じてもらうヒントがあると思っている。

パリコレはファッションの歴史にページを足せるチャンス

WWD:オトクチュールは、デザイナーのメッセージを支持するパトロンがいて成り立つ。中里さんが考える革新をどんな人に着て、世界に伝えてほしいと思う?

中里:普段「ユイマ ナカザト」を選んでくれるのは、表現者や研究者。例えば慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章さんのように、社会に対して特殊な眼差しを持っている人が多い。そういう人は大勢はいないかもしれないが、そういう人たち一人一人に服を届けられている状態は心地よい。宮田さんは「ユイマ ナカザト」を着ることで、男性が装飾をまとうこれまで社会であまりみられなかった現象を体現してくれている人だ。特に最近は、アジアの男性セレブがレッドカーペットの衣装に選んでくれていることもうれしい。

WWD:今後もパリでの発表を続ける?

中里:もちろん葛藤もある。ただパリには過去のデザイナーたちが積み上げてきた歴史があり、半年ごとにその1ページが更新されている。あの場所で自分がもう1ページ何かを付け足すことができるのは1つのモチベーションだ。過去の偉大なデザイナーたちは、ファッションの力で社会や価値観を変えてきた。彼らが裏付けてきたファッションの変革する力に勇気づけられるし、自分もいつかそういうことしたいと思う。今は半年に一度投げかけるチャンスがあると捉えている。

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「ディセンシア」が敏感肌用の日やけ止め美容液発売 UVカット力最高値で肌への優しさ追求

敏感肌ブランドの「ディセンシア(DECENCIA)」は3月28日、日焼け止め美容液“ディセンシア フローレス UVプロテクター”(40g、5500円)を発売する。敏感肌の人は高いSPF、PA値の商品を使うと肌が赤くなったりかゆくなったりする経験が多いことから、酷暑による肌不調や強烈な紫外線などから肌を守るさまざまな工夫を取り入れている。

同ブランドは多量の強い紫外線を浴びてしまう現代の日本の夏に起こる肌ダメージを「酷暑ヤケ」と名付け、酷暑ヤケが肌の不調感を長引かせ、肌をバテさせる要因になることに着目し研究。厳選した紫外線吸収剤を配合して国内最高峰のUVカット基準を満たしつつ、敏感肌を考慮した処方設計を両立させた。

独自処方のフローレス フォーミュラによりテクスチャーを軽くして肌への負担を減らし、イリス根エキスやセラミドカプセルなどを酷暑ヤケをケアする成分も新配合。肌表面を平滑に整えるスムーザー効果により、その後のメイクの仕上りもアップさせる。

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2024-25年秋冬ロンドン海外バイヤー評 “クワイエット・ラグジュアリー”から脱却

2024-25年秋冬ロンドン・コレクションで海外の有力バイヤーの視線を集めたのは、「英国スタイル」と「フェイクファー」「フルスカート」。ここ数シーズン席巻した“クワイエット・ラグジュアリー”は継続することなく、イギリスのライフスタイルやカルチャーを回帰するアイデアやテクニックが織り込まれた。ブランドの伝統を重んじるダニエル・リー(Daniel Lee)による「バーバリー(BURBERRY)」のアウターウエアや「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」のニットのバリエーション、「ロクサンダ(ROKSANDA)」を筆頭とするバリエーション豊富な色彩は、ロンドンのトレンドになりそうだ。

ハロッズ(HARRODS)

サイモン・ロングランド(Simon Longland)=ファッション部門バイイング・ディレクター

良かったブランド:「アーデム(ERDEM)」のコレクションは力強く、オペラ歌手、マリア・カラス(Maria Callas)からのインスピレーションが随所に感じられた。美しいドレスのバリエーションに加え、ニットウエアも注目したい。また、ツイードにデザインを施したトータルルックやフェザーで縁取ったセットアップなどのコーディネート提案は、シーン問わず対応でき、すぐにでも人気が出そうだ。

「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」の力強いコレクションは、ドラマチックな会場の雰囲気と相まって、感動した。フェイクファーのトリミングからシアーなスカートやケープまで、彼女が新しい形に楽しんで取り組んだことは見ているだけで楽しい気分になった。目新しい砂時計シルエットは、ここ数シーズンのトレンドに上がるスーパーフェミニンなスタイルをさらに盛り上げるだろう。

「バーバリー」は、当初から探求しているアウトドアをテーマにしていて、店頭に並ぶアイテムと同じ。ソフトなニュートラルカラーやアースグリーン、ブラックに加えたポップなレッドのカラーパレットは「バーバリー」らしいセレクション。アウターが主役となった今シーズンは、クロップド丈のボマージャケットやワックス仕上げのパーカ、レザーのトレンチコート、シアリングジャケットなどが素晴らしい。キルトや、キルトにインスパイアされたデザインも随所に見られた。

注目したいトレンド:「バーバリー」や「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」「シモーン ロシャ」がアウターなどのポイントにしたフェイクファー。「JW アンダーソン」が提案したさまざまな形やフィット感のニットウエア。

マストハブなアイテム:「16アーリントン(16ARLINGTON)」のシルバーのテンセル生地のマキシスカート。「アーデム」のニットのスカーフセット。「バーバリー」のクラシックなトレンチやボマージャケット、シアリングジャケットは来シーズンのマストアイテムになるだろう。

ネッタポルテ(NET-A-PORTER)

リビー・ペイジ(Libby Page)=マーケット・ディレクター

良かったブランド:「アーデム」。ニューヨーク・コレクションで多かったエレガンスのトレンドをけん引。

注目したいトレンド:「アーデム」や「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」が提案した“オックスブラッド(Oxblood)”の色。「エミリア ウィックステッド」や「JW アンダーソン」によるプレッピーな“グラニー・シック”のアプローチは気に入った。

マストハブなアイテム:「JW アンダーソン」の透かし編みのニットセット。

注目の新進ブランド:「トル コーカー(TOLU COKER)」。イギリス系ナイジェリア人デザイナー、トル・コーカー(Tolu Cocker)によるアフリカンテイストのエネルギッシュなコレクション。

ブラウンズ(BROWNS)

ヘザー・グラムストン(Heather Gramston)=バイイング部門シニアヘッド

良かったブランド:「16アーリントン」「JW アンダーソン」「シモーン ロシャ」。

注目したいトレンド:“クワイエット・ラグジュアリー”から脱却し、チャンキーな冬の定番アイテムとともにセクシーな着こなしへと移行している。

マストハブなアイテム:「JW アンダーソン」の卓越された技術のストライプ柄ニットとシアリングブーツ。「16アーリントン」のレザーメタリックのカーゴパンツ。

ハーヴェイ・ニコルズ(HARVEY NICHOLS)

ローラ・ラーバレスティア(Laura Larbalestier)=ファッション・ディレクター

注目したいトレンド:英国らしさを感じるインスピレーション源。「アーデム」のマリア・カラス、「16アーリントン」のモンスターとマドンナ(Madonna)、「シモーン ロシャ」のビクトリア女王の喪服、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」の比喩や型への探求。

マストハブなアイテム:「シモーン ロシャ」のバラクラバ、「アーデム」のロンググローブ、「JW アンダーソン」のトレンチトップ。

ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)

ジョディ・カーン(Jodi Kahn)=ラグジュアリーファッション部門バイス・プレジデント

良かったブランド:「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクチュールを発表したばかりの「シモーン ロシャ」。コレクションのメーンテーマにあった彫刻のようなシルエットを生み出すコルセットには、テーラリングの技術が存分に発揮され、彼女の新境地が伺えた。シアーで美しい装飾が施されたドレスやスカートは、テーラリングとは対照的にソフトな印象だった。

「アーデム」のグラマラスな色彩やテクスチャー、シルエットのバリエーションには、また感心した。目を見張るようなフェザーコートから、宝石で縁取られたイブニングパジャマまで、どのアイテムもタイムレスな魅力に溢れていた。

注目したいトレンド:ロンドンのランウエイでさまざまな色彩を見ることができて、私たちはとてもうれしかった。「バーバリー」や「モリー ゴダード」「アーデム」「JW アンダーソン」による深い赤のガーネットやバーガンディ、明るい黄緑のシャルトルーズグリーンの豊かな色合い。「シモーン ロシャ」や「16アーリントン」では、チュールやシフォン、ニットといった透け感のある素材の使い方が目を引いた。全体的には、フェザーやファーが立体感を加え、ワインレッドは引き続きキーカラーになりそうだ。

マストハブなアイテム:「バーバリー」のアウター。ブランドの必需品であるが、ダニエル・リーにより確固たるものにした。シティからゲレンデまで、ブランドを象徴するデザインがそろった。特に、アイボリーのシアリングコートやチェック柄のダッフルコート、レザーのロングトレンチなどは注目。

注目の新進ブランド:「コナー アイブス(CONNER IVES)」と23年度「LVMHプライズ」セミファイナリストに選ばれた「アーロン エッシュ」(AERON ESH)」。

ノードストローム(NORDSTROM)

リッキー・デ・ソーレ(Rickie De Sole)=ウィメンズ・ファッション・ディレクター

良かったブランド:「JW アンダーソン」「アーデム」「シモーン ロシャ」「モリー ゴダード」「バーバリー」。

注目したいトレンド:けばだった質感がそこかしこに見られた。手触りのよいシアリング、風通しのよいフェザー、そしてループ状の糸がスタイリングの主役だ。「シモーン ロシャ」や「ノウルズ(KNWLS)」のレースアップのコルセットのディテールをあしらったランジェリーやインナー、「アーデム」の見せるブラやスリップスカートは、コレクション全体にセクシーなアクセントを加えた。

アウターはミックスアレンジされたトレンチコート、ボリュームのあるダッフル、オーバーサイズのツイードコートなど、評価が高い。中でも「バーバリー」は、現代的なディテールを取り入れた魅力的なスタイルでリードした。

シルエットはオーバー。「JW アンダーソン」のマクロニットや「モリー ゴダード」のふわふわとしたシフォンスカート、「シモーン ロシャ」の球根のような丸いシルエットのケープドレスなど。

マストハブなアイテム:「JW アンダーソン」のロープハンドルのバッグ、「バーバリー」の首元を覆うファンネルネックのコート。

注目の新進ブランド:2023年「LVMHプライズ」最終選考に残った、ポーリナ・ルッソとルシール・ギルマード(Lucile Guilmard)による「ポーリナ ルッソ(PAOLINA RUSSO)」。

セルフリッジ(SELFRIDGES)

ボス・ミール(Bosse Myhr)/メンズウエア&ウィメンズウエアディレクター

良かったブランド:「シモーン ロシャ」は美しくエモーショナルで、ドラマチックなコレクションを披露した。メンズウエアも充実していて満足している。「JW アンダーソン」は着やすいセパレートと独特の質感の生地を幅広く見せてくれた。

注目したいトレンド:「バーバリー」のような手の込んだアウターウエアやコート、「ロクサンダ」の一際目を引く大きなガウンのイブニングウエアやパーティウエア、「デヴィッド コーマ(DAVID KOMA)」のショートドレス。透け感のある生地や金具のアクセサリーは、ほとんどすべてのショーで見られた。

注目ブランド:サイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)のデビューショーとなった「ダンヒル(DUNHILL)」は、ブランドのヘリテージにとても合う英国美学の真髄を捉えた素晴らしいショーだった。

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「リリー ブラウン」と「マリークヮント」が再びコラボ 阪急うめだで期間限定ストアも

「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。3月28日から「リリー ブラウン」直営店および公式オンライン、ECサイト「ウサギオンライン」などで販売する。またすでに先行予約を受け付けているほか、3月26日まで阪急うめだ本店で期間限定ストアをオープンしている。

コラボアイテムは、ポロニット(1万3970円)、スカート(1万3970円)、ワンピース(3万1900円)、スエット(1万2980円)、Tシャツ(8910円)、ピアス(3080円)、バッグ(1万4960円)を販売する。1960年代のイギリス・ロンドンのストリートカルチャーを代表する、「マリークヮント」とのコラボは今回で第5弾2シーズン目。「マリークヮント」を象徴する“デイジー”マークが、各アイテムにあしらわれている。

また阪急うめだ本店で、期間限定ストアをオープン。カーディガンとビスチェの限定カラー、ピンクを再販売するほか、限定カラーTシャツの販売(公式オンライン、ルミネエスト新宿店でも取り扱う)や、税込2万3000円以上の購入者向けにコンパクトミラーのノベルティーも数量限定で配布する。

■「リリー ブラウン」期間限定ストア
日程:3月20日〜26日
場所:阪急うめだ本店3階
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「ビルケンシュトック」が“チューリッヒ”をアップデートした新サンダルを発売

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は3月29日、サンダル“チューリッヒテック(ZURICH TECH)”を発売する。価格は各2万2000円。「ビルケンシュトック」一部店舗および公式オンライン、エディション全店、トゥモローランド公式オンラインで販売する。またトゥモローランド公式オンラインでは、3月25日午前11時59分まで、先行予約を受け付けている。

“チューリッヒテック”は、1964年にカール・ビルケンシュトック(Karl Birkenstock)が制作した、ブランドを代表するサンダル“チューリッヒ(ZURICH)”を土台とする。自然な歩行を目指すオリジナルフットベッドはそのままに、ウィンタースポーツを思わせるバックルや、スエード素材のアッパー、EVA製アウトソールで仕上げた。

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写真家・映像監督の中野道が主催するイベント「Room 390」が松本パルコで開催 23日と24日の2日間

写真家・映像監督として活躍する中野道が主催するポップアップイベント「Room 390」が3月23、24日の2日間、長野県松本市の松本パルコで開催される。

本イベントは“さまざまな人や文化が交わり、何かが生まれる「余白」を提供する「部屋」”をコンセプトに、特定のジャンルや地域性に捉われず、多様なフィールドのクリエーションが一堂に会することで、ここからまた文化や人の交流が生まれ、新たな可能性が開かれることを目指している。今回は全15組のインディペンデントなクリエイターが参加。うち9組はアパレルウェアや古書、アクセサリーの販売、またコーヒーや焼き菓子などショップエリアでブースを出店する。

また会場のステージではライブやトークイベントを開催する予定で、ミュージシャンの秋山信樹(DYGL)や藤原さくらをはじめ、6組(各日3組ずつ)がパフォーマンスを披露する。

「かつて若者にとって、松本パルコはは東京で流行しているファッションや海外の音楽など、多様なカルチャーを吸収する場所でした。2024年の今、ここに住む若者や、東京など市外から松本に興味がある人を対象に、インディペンデントなクリエイターが集うイベントを開催します。遡れば民藝運動など文化の発祥地だったこの場所で、新たなカルチャーが生まれ、広めるハブとなることを目指しています。タイトルは、余白=Roomと、(旧町村エリアを除く)松本市の郵便番号=390を合わせました。ここがさまざまな人や文化が交わり、何かが生まれる余白を提供する“部屋”になって欲しい。そんな願いを込めています」(中野道)。

主催の中野道は、1989年アメリカノースカロライナ州生まれ。長野県松本市で育ち、現在は東京都在住。上智大学院文学研究科修士課程修了後、2015年から写真家・映像監督として活動。16年には映像監督として「MTV Video Music Award 2016」最優秀邦楽新人 アーティストビデオ賞にノミネート。写真集に「あかつき」(20年)、「Days in Between」(23年)がある。21年から松本市の栞日にて毎年写真展とゲストを招いたトークイベントを行なっている。

■「Room 390」
開催日: 2024年3月23、24日
時間:(23日)11:00~18:00、(24日)10:00〜17:00
会場:松本パルコ 6F 特設会場
住所:長野県松本市中央1-10-30
参加者一覧 ※五十音順
秋山信樹、あさひ堂、añil、aryy、伊藤紺、大島淳一郎、オガサワラ ガク(餃子超人)、菓子 壱、studiolab404.com、TANGINGUGUN、成田酒店、nostos books、 藤原さくら、RAULA Coffee and More、脇田あすか
https://matsumoto.parco.jp/pnews/detail/?id=27189

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写真家・映像監督の中野道が主催するイベント「Room 390」が松本パルコで開催 23日と24日の2日間

写真家・映像監督として活躍する中野道が主催するポップアップイベント「Room 390」が3月23、24日の2日間、長野県松本市の松本パルコで開催される。

本イベントは“さまざまな人や文化が交わり、何かが生まれる「余白」を提供する「部屋」”をコンセプトに、特定のジャンルや地域性に捉われず、多様なフィールドのクリエーションが一堂に会することで、ここからまた文化や人の交流が生まれ、新たな可能性が開かれることを目指している。今回は全15組のインディペンデントなクリエイターが参加。うち9組はアパレルウェアや古書、アクセサリーの販売、またコーヒーや焼き菓子などショップエリアでブースを出店する。

また会場のステージではライブやトークイベントを開催する予定で、ミュージシャンの秋山信樹(DYGL)や藤原さくらをはじめ、6組(各日3組ずつ)がパフォーマンスを披露する。

「かつて若者にとって、松本パルコはは東京で流行しているファッションや海外の音楽など、多様なカルチャーを吸収する場所でした。2024年の今、ここに住む若者や、東京など市外から松本に興味がある人を対象に、インディペンデントなクリエイターが集うイベントを開催します。遡れば民藝運動など文化の発祥地だったこの場所で、新たなカルチャーが生まれ、広めるハブとなることを目指しています。タイトルは、余白=Roomと、(旧町村エリアを除く)松本市の郵便番号=390を合わせました。ここがさまざまな人や文化が交わり、何かが生まれる余白を提供する“部屋”になって欲しい。そんな願いを込めています」(中野道)。

主催の中野道は、1989年アメリカノースカロライナ州生まれ。長野県松本市で育ち、現在は東京都在住。上智大学院文学研究科修士課程修了後、2015年から写真家・映像監督として活動。16年には映像監督として「MTV Video Music Award 2016」最優秀邦楽新人 アーティストビデオ賞にノミネート。写真集に「あかつき」(20年)、「Days in Between」(23年)がある。21年から松本市の栞日にて毎年写真展とゲストを招いたトークイベントを行なっている。

■「Room 390」
開催日: 2024年3月23、24日
時間:(23日)11:00~18:00、(24日)10:00〜17:00
会場:松本パルコ 6F 特設会場
住所:長野県松本市中央1-10-30
参加者一覧 ※五十音順
秋山信樹、あさひ堂、añil、aryy、伊藤紺、大島淳一郎、オガサワラ ガク(餃子超人)、菓子 壱、studiolab404.com、TANGINGUGUN、成田酒店、nostos books、 藤原さくら、RAULA Coffee and More、脇田あすか
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ラ・プレリージャパン新社長に池田かおり氏 化粧品&テック分野で20年以上のキャリア

ラ・プレリージャパンは3月1日付で新社長に池田かおり氏が就任した。2022年1月から同社を率いたヨアン・フィケ(Johann Fiquet)前社長は、6月末までの任期で特別アドバイザーに就いた。

フランス国籍を持つ池田新社長は、ロレアル(L’OREAL)でプロダクトマネージャーやマーケティング・プロジェクトリーダーを務めた後、仏美容機器メーカーのLPGシステムズ(LPG SYSTEMS)に入社。アジア輸出マネージャーとして、エイジングケア関連機器の市場開発に携わった。その後、011年に調理器具・小型家電メーカーのグループセブ(GROUPE SEB)に入社しビューティテック領域で要職を歴任。15年から日本法人のグループセブ ジャパンでマーケティングディレクターを務め、18年にグループセブ フランス本社でパーソナルケア部門担当のグローバル・ヴァイスプレジデントに就任。昨年までブランドイノベーション戦略をリードした。また、20年にはグループセブを大株主とするビューティテックスタートアップのフィーリグリーン(FEELIGREEN)最高経営責任者(CEO)に就き、美容成分の肌への浸透を高める機器を開発した。同職は、昨年退任した。

ラ・プレリージャパンは、ヨーロッパとアジア太平洋地域で国際的なキャリアを積み、日本とヨーロッパのシナジー構築の経験と専門知識を有する新社長の下、日本市場におけるラグジュアリースキンケアブランドとしての発展とサービス強化を目指す。

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【2024春コレクション】「アンドビー」の春コレにブランド初のクリームチークやリップ新色が登場 川口春奈の新ビジュアルも公開

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースするライフスタイルブランド「アンドビー(& BE)」は3月30日、春のコレクションを発売する。ブランド初のクリームチークが登場するほか、ジェル膜処方のシアーリップに春の新色を追加。同コレクションの発売に合わせ、アンバサダーを務める川口春奈を起用した新ビジュアルも公開した。

河北氏ヘアメイクアップアーティストが今季提案するのは、スキントーンと同程度の白みがあるリップカラーに赤みのあるチークを合わせたメイクアップ。90年代にトレンドだったベージュリップを現代に合わせて再解釈し、ヘルシーな中にも色気が宿る洗練されたスタイルに仕上げた。

そのメイクアップを実現するカラーとして発売する春コレクションは全部で3アイテム。新登場の“クリームチーク”(1650円)はピンク味を抑えたラディーレッドで、センシュアルでナチュラルな血色感を演出。マカデミア種子油、アルガンオイルなど植物由来の保湿オイルを配合し、透け感のある上品な艶と、肌の発光感を演出するみずみずしさを備えた。唇への使用も可能で、指やスポンジで適量を取り、手の甲で発色の濃さを確かめながら、薄めに重ね付けしながら調整。丸顔や卵型、ベース型タイプは「鼻の横から目尻の下延長線まで、頬骨までチークを伸ばすと顔が大きく見えるので要注意」、面長の場合は「鼻筋中央の横〜横顔まで、横広がりにチークを乗せ、額上部や顎先にコントゥアペンでシェーディングをプラスしてください」という河北ヘアメイクアップアーティストからアドバイスも寄せられている。

オイルとワックスの組み合わせにより、なめらかに伸び広がるテクスチャーを実現したブランドを代表するアイテムの“シアーリップ”(2200円)は、ニュートラルなヌードカラーの“ネイキッドベージュ”とベージュピンクの“ネイキッドピンク”の2色が加わる。水分を含むとゲル化するモイストフィックスオイルが、唇の水分を使ってジェル状の膜を形成。唇の表面をラッピングするように包み込み、色持ちと艶を長時間キープする。

川口を起用した新ビジュアルはニュージーランドで撮り下ろしている。

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【2024年夏コスメ】「エテュセ」が毛穴対策のひんやりコスメを限定発売 パウダー&部分用プライマーの2種

「エテュセ(ETTUSAIS)」は、定番の部分用プライマーとスキンケアパウダーからひんやりとした使用感のクールタイプを数量限定で発売する。

4月4日に発売する“フェイスエディション(プライマー)フォーベリーオイリースキン”(1650円)は昨年も販売していた部分用プライマーで、アプリで加工したように毛穴をカバーし、瞬時にサラサラのセミマット肌に仕上げる。

5月9日発売のスキンケアパウダー“フェイスエディション(パウダー)クール クリアラベンダー”(2090円)は微粒子の粉で毛穴をふんわりとぼかし、凹凸のない美しい肌を演出する。クールタイプの限定カラーは、くすみを払うクリアラベンダーを用意した。

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デニム×クリスタル 「マーク ジェイコブス」の春の提案

「マーク ジェイコブス」の“クリスタル デニム”グループ

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は“クリスタル デニム”を発売した。

その名の通り、クリスタルをデニムに装飾したグループで、フロントに“ダブルJ”を配したアイコンバッグの“ザ クリスタル デニム スナップショット”が4万7300円、ジーンズが12万5400円、スニーカーが4万7300円など。

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「アンリアレイジ オム」デビュー メンズでは避けられない王道のパターンに向き合えるか?

「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は2024-25年秋冬シーズン、メンズの「アンリアレイジ オム(ANREALAGE HOMME)」を立ち上げ、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO. 以下RFWT)」で発表した。

メンズは、先端テクノロジーを搭載した生地で作ったり、独創的なパターンを生み出したりのウィメンズとは全く異なるアプローチだ。森永邦彦デザイナーも、「ウィメンズとは真逆に位置するメンズ像を構築し、東京で発表しようという気持ち」とメンズラインのスタート、そしてRFWT参加の経緯を語る。今シーズンは、自身の原風景を探り、洋服を作り始めた2000年代初頭の原宿の街をイメージしながら、装飾性を意識した。ファーストルックは、総ボタンのセットアップ。ジャケットと膝下丈のショートパンツには、隙間がないほどビッシリとピンクのボタンを並べた。以降もブルゾンにはフェルトなどの生地で作った花が咲き、ツイードのセットアップは金ボタンで装飾、ブリティッシュチェックのジャケットにはたくさんのワッペンをあしらった。ウィメンズとは全く異なるアプローチと言いつつ、ニットをパッチワークしたようなダウンブルゾンやショーツは、2012-13年秋冬ウィメンズ・コレクションを彷彿とさせる。「残像」という発想を取り入れたシーズンだ。

そこに、言葉通り2000年ごろの原宿の自由なムードを取り入れている。洋服を自由に楽しみ、ジェンダーの既成概念にとらわれず、歯向かうというよりは意識せずに好きなものを取り入れる現代に通じる感覚の原点だろう。オーバーサイズなのにクロップド丈なジャケットにはスカート、モールのような生地感のショーツや、半身がスカートのパンツ、幾重にも重ねた帽子など、スタイルやクリエイションはフリーダムだ。

終盤は、手仕事に圧倒される。「リーボック(REEBOK)」とのコラボは、空気を入れると膨らむ“ポンプフューリー”のよう。小さなニットを剥ぎ合わせて大きなニットを作ったり、異素材を切り返したように見えるトロンプルイユのブルゾンの上に実際異なる素材をパッチワークしたりの発想は、「アンリアレイジ」らしい。その迫力に感嘆する業界人も多かった。

ウィメンズでも「美しい洋服に仕上げれば良いのに」

ただ、メンズを立ち上げたからこそ、それが「ウィメンズとは異なるアプローチ」だからこそ、強くリクエストしたいことがある。そろそろ、王道の美しいパターンも、形にしてみるのはどうだろう?

紫外線で色が変わったウィメンズを見た時から、「革新的ゆえ大勢に感嘆してもらえる素材だからこそ、美しい洋服に仕上げれば良いのに」と考えたものだ。素材の“硬さ”などが原因なのだろうか?誤解を恐れずに言えば、「アンリアレイジ」のパターンは洗練を避けているように映る。その思いは、パターンが命のジャケットを避けて通れないメンズだからこそ、なおさら募った。

今冬発表した“ドラえもん”に着想したウィメンズのように、「アンリアレイジ」は、新しいパターンを追求したい思いが強いのは理解しているつもりだ。しかし、「真逆に位置する」というなら、メンズでは王道のパターンワークに取り組んでも良いのではないか?正直、ダッフルやベースボールブルゾンなどでニットを多用したのは、緻密なパターンワークを避けようとしているのでは?と邪推してしまう。

森永デザイナー同様、2000年代初頭には原宿に憧れていた身として、あの頃と今は、決定的に違うことがあると思っている。それは、今の世代は「本物」、歴史に裏付けられた「本物」に価値を抱くということだ。だからこそ、王道のパターンは避けては通れない。そして、それを身につければウィメンズもまた一歩、進化出来るはずだ。

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「アンリアレイジ オム」デビュー メンズでは避けられない王道のパターンに向き合えるか?

「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は2024-25年秋冬シーズン、メンズの「アンリアレイジ オム(ANREALAGE HOMME)」を立ち上げ、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO. 以下RFWT)」で発表した。

メンズは、先端テクノロジーを搭載した生地で作ったり、独創的なパターンを生み出したりのウィメンズとは全く異なるアプローチだ。森永邦彦デザイナーも、「ウィメンズとは真逆に位置するメンズ像を構築し、東京で発表しようという気持ち」とメンズラインのスタート、そしてRFWT参加の経緯を語る。今シーズンは、自身の原風景を探り、洋服を作り始めた2000年代初頭の原宿の街をイメージしながら、装飾性を意識した。ファーストルックは、総ボタンのセットアップ。ジャケットと膝下丈のショートパンツには、隙間がないほどビッシリとピンクのボタンを並べた。以降もブルゾンにはフェルトなどの生地で作った花が咲き、ツイードのセットアップは金ボタンで装飾、ブリティッシュチェックのジャケットにはたくさんのワッペンをあしらった。ウィメンズとは全く異なるアプローチと言いつつ、ニットをパッチワークしたようなダウンブルゾンやショーツは、2012-13年秋冬ウィメンズ・コレクションを彷彿とさせる。「残像」という発想を取り入れたシーズンだ。

そこに、言葉通り2000年ごろの原宿の自由なムードを取り入れている。洋服を自由に楽しみ、ジェンダーの既成概念にとらわれず、歯向かうというよりは意識せずに好きなものを取り入れる現代に通じる感覚の原点だろう。オーバーサイズなのにクロップド丈なジャケットにはスカート、モールのような生地感のショーツや、半身がスカートのパンツ、幾重にも重ねた帽子など、スタイルやクリエイションはフリーダムだ。

終盤は、手仕事に圧倒される。「リーボック(REEBOK)」とのコラボは、空気を入れると膨らむ“ポンプフューリー”のよう。小さなニットを剥ぎ合わせて大きなニットを作ったり、異素材を切り返したように見えるトロンプルイユのブルゾンの上に実際異なる素材をパッチワークしたりの発想は、「アンリアレイジ」らしい。その迫力に感嘆する業界人も多かった。

ウィメンズでも「美しい洋服に仕上げれば良いのに」

ただ、メンズを立ち上げたからこそ、それが「ウィメンズとは異なるアプローチ」だからこそ、強くリクエストしたいことがある。そろそろ、王道の美しいパターンも、形にしてみるのはどうだろう?

紫外線で色が変わったウィメンズを見た時から、「革新的ゆえ大勢に感嘆してもらえる素材だからこそ、美しい洋服に仕上げれば良いのに」と考えたものだ。素材の“硬さ”などが原因なのだろうか?誤解を恐れずに言えば、「アンリアレイジ」のパターンは洗練を避けているように映る。その思いは、パターンが命のジャケットを避けて通れないメンズだからこそ、なおさら募った。

今冬発表した“ドラえもん”に着想したウィメンズのように、「アンリアレイジ」は、新しいパターンを追求したい思いが強いのは理解しているつもりだ。しかし、「真逆に位置する」というなら、メンズでは王道のパターンワークに取り組んでも良いのではないか?正直、ダッフルやベースボールブルゾンなどでニットを多用したのは、緻密なパターンワークを避けようとしているのでは?と邪推してしまう。

森永デザイナー同様、2000年代初頭には原宿に憧れていた身として、あの頃と今は、決定的に違うことがあると思っている。それは、今の世代は「本物」、歴史に裏付けられた「本物」に価値を抱くということだ。だからこそ、王道のパターンは避けては通れない。そして、それを身につければウィメンズもまた一歩、進化出来るはずだ。

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「プーマ」×「ワンピース」 スニーカー&アパレルを発売、新四皇がモチーフ

「プーマ」×「ワンピース」のコラボ商品

国内外のゲームおよびエンターテインメント関連商品を販売するインフォレンズ(東京、安川洋代表取締役最高経営責任者)は3月23日、「プーマ(PUMA)」と漫画・アニメ「ワンピース」のコラボ商品を発売する。

“麦わらのルフィ”ら新四皇をモチーフにしたもので、スニーカー“スウェード”が1万4300円、パーカが1万450円、バケットハットが5500円など。同社が運営するインフォレンズ・ギークショップ池袋パルコ店と公式オンラインストアで扱う。

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メイクやネイルに“コケットトレンド”が波及中? リボンやハートで“ハイパーフェミニン”に

リボンや真珠、レースなどロマンティックなアクセントをふんだんに取り入れた“コケットスタイル”がビューティトレンドに浮上した。妖艶な女性の意味を持つ英単語「coquette(コケット)」の美学が、昨年の秋以降インフルエンサーやミレニアル・Z世代に波及している。IVEのチャン・ウォニョン(Jang Wonyoung)も、リボンやハートのシールを取り入れた姿を自身のインスタグラムに公開した。

「“コケットスタイル”は、私の中の女性らしさと少女性をどちらも受け入れてくれる」と話すのは、アメリカ・ポートランドのメイクアップ・アーティストのチャイム・ドーカー(Chime Dolker)。リキッドカラーとリキッドチークを使い、複雑なピンクのリボンを鼻に描いたルックを披露した。「顔も含めて小さなピンクのリボンをつけることは、フェミニンな喜びや繊細な気持ちを取り戻してくれる」と語った。

ドバイを拠点とするビューティインフルエンサーのハラ(Hala)は、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」の2023-24年秋冬コレクションからヒントを得たと言い、リボンと宝石でまぶたを飾り、「柔らかく、可愛いらしくて楽しい」とコメント。サイバーでオルタナティヴなデザインを得意とするネイル・アーティストのアリゼ・ザモラ(Alize Zamora)も「コケットの魅力は居心地の良さ」と話す。フレンチピンクのチップにハート型のパールや天使の飾りをアクセントにした。

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メイクやネイルに“コケットトレンド”が波及中? リボンやハートで“ハイパーフェミニン”に

リボンや真珠、レースなどロマンティックなアクセントをふんだんに取り入れた“コケットスタイル”がビューティトレンドに浮上した。妖艶な女性の意味を持つ英単語「coquette(コケット)」の美学が、昨年の秋以降インフルエンサーやミレニアル・Z世代に波及している。IVEのチャン・ウォニョン(Jang Wonyoung)も、リボンやハートのシールを取り入れた姿を自身のインスタグラムに公開した。

「“コケットスタイル”は、私の中の女性らしさと少女性をどちらも受け入れてくれる」と話すのは、アメリカ・ポートランドのメイクアップ・アーティストのチャイム・ドーカー(Chime Dolker)。リキッドカラーとリキッドチークを使い、複雑なピンクのリボンを鼻に描いたルックを披露した。「顔も含めて小さなピンクのリボンをつけることは、フェミニンな喜びや繊細な気持ちを取り戻してくれる」と語った。

ドバイを拠点とするビューティインフルエンサーのハラ(Hala)は、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」の2023-24年秋冬コレクションからヒントを得たと言い、リボンと宝石でまぶたを飾り、「柔らかく、可愛いらしくて楽しい」とコメント。サイバーでオルタナティヴなデザインを得意とするネイル・アーティストのアリゼ・ザモラ(Alize Zamora)も「コケットの魅力は居心地の良さ」と話す。フレンチピンクのチップにハート型のパールや天使の飾りをアクセントにした。

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「アディダス オリジナルス」×「ジョウンド」 コラボ第1弾は人気の“サンバ”を発売

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、 モントリオールを拠点とするデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」とのコラボレーション パートナーシップを発表した。第1弾はスニーカー“サンバ MIG ジョウンド(SAMBA MIG JJJJOUND)」”を発売する。アプリ「CONFIRMED」で3月21日1時から27日16時30分まで抽選販売を受け付け、当選者は27日17時から順次発表する。

カラーはホワイトとブラックの2色展開で、ブラックは「ジョウンド」のオンライン限定で販売する。価格は各3万8500円。

本アイテムは、ドイツのシャインフェルト工場で製作され、アッパーにプレミアムレザーを採用し、ソックライナーには両ブランドのロゴを印字、シュータンにはサッカーのバックボーンを継承したデザインを採用するなど、細部にまでこだわりを感じるディテールとなっている。また、MADE IN GERMANYと記したハングタグを付属している。

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「コム デ ギャルソン」伊勢丹新宿店メンズ館がリニューアル オープン記念の限定バッグも

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、伊勢丹新宿本店メンズ館2階“メンズデザイナーズ”にリニューアルオープンした。またオープンを記念した限定バッグも発売する。

内装は、白いブースを中心とし、黒や白、銀色の円柱を囲むようにアイテムが並ぶ。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」をはじめ、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」などメンズブランドを幅広くラインアップする。

限定バッグは、全体に“CDG”をあしらったバッグ(4万8400円)と、内側に“CDG”を配した中綿入りのバッグ(6万1600円)の2型を販売。ともにポーチが付属し、デザインだけでなく実用性も考慮したニュースペーパバッグに仕上げている。

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「コム デ ギャルソン」伊勢丹新宿店メンズ館がリニューアル オープン記念の限定バッグも

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、伊勢丹新宿本店メンズ館2階“メンズデザイナーズ”にリニューアルオープンした。またオープンを記念した限定バッグも発売する。

内装は、白いブースを中心とし、黒や白、銀色の円柱を囲むようにアイテムが並ぶ。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」をはじめ、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」などメンズブランドを幅広くラインアップする。

限定バッグは、全体に“CDG”をあしらったバッグ(4万8400円)と、内側に“CDG”を配した中綿入りのバッグ(6万1600円)の2型を販売。ともにポーチが付属し、デザインだけでなく実用性も考慮したニュースペーパバッグに仕上げている。

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藤田ニコルがハートの胸元で登場 「ピーチ・ジョン」創業30周年記念の新TVCM

「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は3月21日、創業30周年を記念した新TVCMを公開した。ミューズの藤田ニコルが今年1月に発売された“ハートブラ”を身に付けて登場し、同ブランドのメッセージ“元気・ハッピー・セクシー”をアピール。花々に囲まれたイメージで、キュートな魅力を振りまいている。「ピーチ・ジョン」ではアニバーサリーイヤーの今年、年間を通じて、藤田などとコラボレーションしたスペシャルコンテンツを発信する。

“ハートブラ”は、ハート形に盛り上がった特殊なカップで、バストを下と脇から押し上げてハートのくっきり谷間をメイクする機能がある。カラーは、スイカレッド、サーモンピンク、あじさいブルー、マーマレードオレンジ、オリーブグリーン、アイスイエロー。すみれパープル、星空ブラックの8色。価格は、ブラジャーが3600円、ショーツとソングが各1800円。

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藤田ニコルがハートの胸元で登場 「ピーチ・ジョン」創業30周年記念の新TVCM

「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は3月21日、創業30周年を記念した新TVCMを公開した。ミューズの藤田ニコルが今年1月に発売された“ハートブラ”を身に付けて登場し、同ブランドのメッセージ“元気・ハッピー・セクシー”をアピール。花々に囲まれたイメージで、キュートな魅力を振りまいている。「ピーチ・ジョン」ではアニバーサリーイヤーの今年、年間を通じて、藤田などとコラボレーションしたスペシャルコンテンツを発信する。

“ハートブラ”は、ハート形に盛り上がった特殊なカップで、バストを下と脇から押し上げてハートのくっきり谷間をメイクする機能がある。カラーは、スイカレッド、サーモンピンク、あじさいブルー、マーマレードオレンジ、オリーブグリーン、アイスイエロー。すみれパープル、星空ブラックの8色。価格は、ブラジャーが3600円、ショーツとソングが各1800円。

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「キャンメイク」が“梅雨色”ネイルを限定発売 青みピンクの“むちぷるティント”新色も

「キャンメイク(CANMAKE)」は4月下旬、塗りやすさや艶感、速乾性を兼ね備えた定番のネイルポリッシュ“カラフルネイルズ”(各396円)から、梅雨をテーマにした限定3色と新1色を発売する。

今回発売する限定色は、雨宿り中のどんよりした空と心細さを表現したミルキーなパープル“あまやどり”、水たまりに反射する風景をイメージしたくすんだ水色“みずたまり”、土砂降りのようなくすんだパープル“どしゃぶり”の3色で、全てのカラーに多色パールを配合した。新色の“あめもよう”は、赤系の偏光パールが輝くシアーパープルで、雨が降り出す直前の幻想的な空を表現。それぞれのユニークなネーミングが特徴で、パッケージは限定のホワイトラベルを採用している。

人気のティントリップ“むちぷるティント”(770円)からは、甘さが漂うモーヴピンク“ラズベリーケーキ”が登場。白みを抑えたくすんだ青みピンクで、落ち着いた表情を演出する。ミックスして使用する4色チーク“グロウフルールチークス(ブレンドタイプ)”(880円)は、儚い雰囲気をまとえる新色のラベンダーを用意した。

そのほか、ロールオンタイプのフレグランス“メイクミーハッピー オードトワレ”(8mL、770円)から、スウィートモーメントの新しい香りを販売する。オレンジやアプリコット、ベルガモット、ムスクなどを採用し、多幸感あふれるフローラルブーケの香りに仕上げた。

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「ジーユー」キッズ24年春夏はトレンド力アップ ピーナッツの“スウェT”コラボも

「ジーユー(GU)」の2024年春夏のベビー&キッズは、旅をテーマに、サファリなどの自然をインスピレーション源にしたデザインや機能性を多く提案する。人気のユーティリティーアイテムを軸に、大人と同じデザインのトレンドアイテムも増やし、引き続き大人やきょうだいでのリンクコーデを打ち出す。

自分で着替えできるベビー服は機能性アップ

ベビー(トドラー80〜110cm)は、子どもの自立心をサポートするため開発された“カンタントップス”(990円)と“サマナルパンツ”(790〜990円)が、子育てに奮闘する親からの支持を集めている。今シーズンはデザイン力と機能性をアップ。10分丈のみだった“サマナルパンツ”は、ドライ機能付きの7分丈を追加。また“カンタントップス”を応用した“カンタンパジャマ”(1290円)は、半袖タイプが初登場し、汗をかいても快適に過ごせるよう考案した。

キッズは大人と同じトレンドアイテムが充実

キッズ(100〜160cm)は、大人のトレンドにフォーカスしたパンツが充実。ユニセックスでも着やすいユーティリティーパンツは、カーゴジョガーパンツ(1990円)とドライパラシュートパンツ(同)の2種類を用意した。どちらも裾にゴムをつけ、外遊びやトイレでも裾を引きずらず汚れを気にしなくて済むよう設計。ガールズでは、ワイドパンツを推す。大人顔負けのリブタッチ(1290円)やフロントにリボン付きのライトデニムやリネンブレンド(各1990円)の3種類がそろう。一部ウィメンズのワイドパンツと同じデザインにし、リンクコーデを提案する。

トップスでは、スヌーピーで知られるピーナッツ(PEANUTS)とコラボレーションした“スウェT”(1290円)が登場。「世界への旅」をテーマに、キャラクターたちが旅を楽しむシーンが描かれた5色がラインアップする。メンズとウィメンズもあり、こちらもリンクコーデすることができる。

ティーンは成長期に合ったサイズ感に支持

昨シーズンからキッズ取り扱い全店舗に展開を拡大したティーン(140〜160cm相当)。大人の服ではフィットしない成長期のサイズ感を独自のパターンや寸法で対応するだけでなく、トレンド力を携えることで、若いファンを増やしている。中でも、カーゴジョガーパンツは、ルーズなシルエットで今らしいデザインを楽しみながら、体型の変化もカバーできるように設計。オフホワイトのパンツは股下までの裏地をつけ、インナーが透けにくくしていたり、カップ付きタンクトップを充実させたりと身体に合ったニーズを見出している。

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「ジーユー」キッズ24年春夏はトレンド力アップ ピーナッツの“スウェT”コラボも

「ジーユー(GU)」の2024年春夏のベビー&キッズは、旅をテーマに、サファリなどの自然をインスピレーション源にしたデザインや機能性を多く提案する。人気のユーティリティーアイテムを軸に、大人と同じデザインのトレンドアイテムも増やし、引き続き大人やきょうだいでのリンクコーデを打ち出す。

自分で着替えできるベビー服は機能性アップ

ベビー(トドラー80〜110cm)は、子どもの自立心をサポートするため開発された“カンタントップス”(990円)と“サマナルパンツ”(790〜990円)が、子育てに奮闘する親からの支持を集めている。今シーズンはデザイン力と機能性をアップ。10分丈のみだった“サマナルパンツ”は、ドライ機能付きの7分丈を追加。また“カンタントップス”を応用した“カンタンパジャマ”(1290円)は、半袖タイプが初登場し、汗をかいても快適に過ごせるよう考案した。

キッズは大人と同じトレンドアイテムが充実

キッズ(100〜160cm)は、大人のトレンドにフォーカスしたパンツが充実。ユニセックスでも着やすいユーティリティーパンツは、カーゴジョガーパンツ(1990円)とドライパラシュートパンツ(同)の2種類を用意した。どちらも裾にゴムをつけ、外遊びやトイレでも裾を引きずらず汚れを気にしなくて済むよう設計。ガールズでは、ワイドパンツを推す。大人顔負けのリブタッチ(1290円)やフロントにリボン付きのライトデニムやリネンブレンド(各1990円)の3種類がそろう。一部ウィメンズのワイドパンツと同じデザインにし、リンクコーデを提案する。

トップスでは、スヌーピーで知られるピーナッツ(PEANUTS)とコラボレーションした“スウェT”(1290円)が登場。「世界への旅」をテーマに、キャラクターたちが旅を楽しむシーンが描かれた5色がラインアップする。メンズとウィメンズもあり、こちらもリンクコーデすることができる。

ティーンは成長期に合ったサイズ感に支持

昨シーズンからキッズ取り扱い全店舗に展開を拡大したティーン(140〜160cm相当)。大人の服ではフィットしない成長期のサイズ感を独自のパターンや寸法で対応するだけでなく、トレンド力を携えることで、若いファンを増やしている。中でも、カーゴジョガーパンツは、ルーズなシルエットで今らしいデザインを楽しみながら、体型の変化もカバーできるように設計。オフホワイトのパンツは股下までの裏地をつけ、インナーが透けにくくしていたり、カップ付きタンクトップを充実させたりと身体に合ったニーズを見出している。

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