「コスメデコルテ」最高峰コフレや「オペラ」の冬限定色など 今週発売のビューティアイテム9選【11/25〜12/1】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月25日〜12月1日に発売するアイテムを紹介します。冬の寒さが訪れ、肌の乾燥が気になる人も多いはず。今週は「コスメデコルテ(DECORTE)」の“AQ”シリーズからコフレ2種が登場します。最高級ラインのシリーズ使いをお得に試すチャンスです。マッシュビューティラボの「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」は、“ラヴィアンローズ”をテーマにしたホリデー限定コフレを発売。こちらは人気のスキンケアアイテムのセットと、ハンドクリーム&リップバームのセットを用意しています。メイクアップは「RMK」からシロップカラーのリップが、「オペラ(OPERA)」からは“グロウリップティント”の冬限定色が登場します。2024年もあと1ヶ月。艶やかな唇と美肌を維持してホリデーシーズンを楽しんで!

【11月25日発売】
ロゼット

「ロゼット」×ポムポムプリン

ロゼットは“ロゼット洗顔パスタ”から、サンリオのキャラクター、ポムポムプリンとコラボした“ロゼット洗顔パスタ ガスール ブライト”を発売する。イエローカラーに、表面にはシリーズを象徴する“手鏡”にポムポムプリンと友だちのマフィンがちょこんと乗った姿を、裏面にはポムポムプリンのキュートなおしりをデザインした。

■商品詳細

“ロゼット洗顔パスタ ガスール ブライト”(120g、726円)

【11月27日発売】
オペラ
(OPERA)

“グロウリップティント”に冬限定色

「オペラ(OPERA)」は、潤いあふれる水滴のような“水光艶”をかなえる“グロウリップティント”から、2024年冬限定の2色を発売する。果実色の天然石に着想を得た透け感と深みのある赤リップ2色で、ダークチェリーを思わせるレッドラメを配合した“402 シアーガーネット”と、ピンクラメがきらめく“403 グレーピージェム”を用意した。

■商品詳細

“グロウリップティント”(各1980円)

【11月29日発売】
RMK

シロップカラーのリップが誕生

「RMK」は潤いと透明感、遊び心まで唇にもたらす新作、“リップ ルミナイザー”を発売する。グロスとオイルの中間のようなテクスチャーで唇の縦ジワを目立たせず唇にふっくら感をもたらす。ブルートシルバーの大粒パールが煌めくグリッターピンクの“サクラ グリッター”とノンパールのベリーレッド“ベリー ボールド”を限定色として販売する。

■商品詳細

“リップ ルミナイザー”(全8色、うち限定2色、各3520円)

【11月29日発売】
ミュアイス
(MUICE)

ホリデー限定リキッドハイライト

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は、ホリデーシーズンに降る粉雪をイメージしたブランド初のリキッドハイライターやホワイトベースのアイシャドウ、透明感あふれるブルーとホワイトのラメで雪を表現したリップグロスの3アイテムをホリデー限定で発売する。

■商品詳細

“シャインリキッドハイライター”(各1089円)
“うるみオンアイズ SP03 シュガーホイップ”(限定、880円)
“ちゅるリップランパー SP16 ホリデースノー”(限定、990円)

【11月29日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

ラッキーチャームモチーフのパレットやチーク

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、ラッキーチャームをモチーフにした“ウィッシュ ミー ラック(Wish Me Luck)”コレクションを発売する。3色アイシャドウパレットや偏光パール配合のパウダーチーク、マルチバームを展開する。スペシャルパッケージは招き猫、虹、クローバーなど世界各国のラッキーチャームをデザインした。

■商品詳細

“テイラード カラー アイズ EX08 ステイ ラッキー”(4950円)
“テイラード カラー アイズ EX09 ステイ チャーミング” (4950円)
“スキン グロウ ブラッシュ EX05 グッドラック”(3300円)
“マルチ カラー バーム EX01 イット ウィル ビー オーケー”(3300円)
“マルチ カラー バーム EX02 フォーチューン クローバー”(3300円)

【12月1日発売】
エッフェ オーガニック
(F ORGANICS)

“ラヴィアンローズ”のコフレ全2種

マッシュビューティラボの「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」は、“ラヴィアンローズ”をテーマにしたホリデー限定コフレを発売する。ラインアップは、人気のスキンケアアイテムを集めた“フェイスケア リミテッドコフレ”と発売したばかりのハンドクリームとリップバームをセットにした“ハンド&リップケア リミテッドコフレ”の全2種。

■商品詳細

“フェイスケア リミテッドコフレ”(5940円)
“ハンド&リップケア リミテッドコフレ”(3740円)

【12月1日発売】
シャワーブレイク
(SHOWER BREAK)

ポーラの国内業務用アメニティーブランドが一般販売

全てのアイテムにローヤルゼリーと生ローヤルゼリーを配合し、ミュゲやムスクを中心としたフローラルムスクパウダリーの香りのアイテムを展開しているポーラの国内業務用アメニティーブランド「シャワーブレイク(SHOWER BREAK)」が、一般販売を開始する。今回は、シャンプー 、コンディショナー、ボディーソープの3アイテムを販売する。

■商品詳細

シャンプー(280mL、1705円)
コンディショナー(280mL、1705円)
ボディーソープ(280mL、1705円)

【12月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ユニコーンデザインの香水に限定ローズの香り

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」はメリーゴーランドのユニコーンをあしらったボトルが印象的なフレグランス“ファンタジア コレクション”から、ローズが香る限定の“ファンタジア ローズ オーデトワレ”を発売する。調香はフローラルウッディーで、ロマンチックな夢の世界に誘うような香りをイメージした。

■商品詳細

“ファンタジア ローズ オーデトワレ”(30mL、6380円)

【12月1日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

最高峰ライン“AQ”シリーズのコフレ2種

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”シリーズのコフレ2種を発売する。“AQ ラディアンス コフレ Ⅰ”は、幸福因子と美肌の関係を追求するスキンケアアイテムのセット。“AQ ブライト ラディアンス コフレ Ⅰ”は、透明感あふれる明るい艶肌に導く美白ケアライン“ブライト ラディアンス”の商品を体感できるセットだ。

■商品詳細

“コスメデコルテ AQ ラディアンス コフレ Ⅰ”(限定、1万6500円)
“コスメデコルテ AQ ブライト ラディアンス コフレ Ⅰ”(限定、1万6500円)

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東武百貨店の2025年福袋 豪華グルメや体験型、5500万円の超高額商品も!

東武百貨店は、ボリューム満点のグルメから非日常を味わえる体験型の福袋まで、豊富な種類の福袋を販売する。2025年の福袋は“家計と夢を応援!3つの「身・実・巳」でみのりある1年に!”をテーマに掲げ、池袋本店、船橋店をあわせて福袋の商品数を前年比の約110%に拡大し、新たな1年の始まりを盛り上げる。

ボリューム満点な食福袋

新年の食卓を彩る食品が入った福袋では、「魚の北辰」から約3万5000円相当の本マグロや生ウニなど海鮮10種が入った“新春 舟造り”(限定5点、2万250円)や、「ニュークイック」から約8万円相当の山形牛4kgを盛り合わせた“新春!山形牛宝船”(限定1点、5万円)などを用意。

また、「フルーツショップ青木」からは、6カ月間約500〜1200円相当の旬のフルーツを使用したタルトとパニエ2ピースを毎月楽しむことができる“旬のタルト サブスク福袋”(限定5点、2025円)を販売する。

非日常を味わえる体験福袋

グルメのほか、非日常を味わえる体験型の福袋もそろえる。東武動物公園の飼育員やオーケストラの指揮者を体験できる職業体験福袋や、ラグビーやアイスショーなどスポーツ観戦ができる福袋に加えて、自分だけの昭和レトロなポスターや写真集を作成できる福袋など、バラエティーに富んだ内容をラインアップする。

最高額5500万円の黄金福袋

2025年に販売する福袋で最も高額なのが、「SGCゴールドショップ」が販売する“極上の黄金珈琲タイム福袋”だ。金工作家、石川光一が24金を贅沢に使用して制作したコーヒーカップとクリーマセットをまとめた福袋で、限定1点の用意で金額は5500万円。

東武百貨店2025年福袋詳細

発売日

2025年1月2、3日

販売場所

東武百貨店 池袋本店、船橋店

予約開始日

年内受け取り・配送商品
予約受付:11月14日〜12月10日(店頭)、11月14日10:00〜12月11日8:00(東武オンラインストア)
受け取り・配送:12月26〜30日

年明け受け取り・配送商品
予約受付:11月14日〜12月25日、11月14日10:00〜12月26日8:00(東武オンラインストア)
受け取り・配送:1月4〜7日

応募抽選型“初夢福袋”
申し込み期間:2024年12月1日10:00〜2025年1月3日18:00 ※船橋店は12月5日から受付開始
当選発表:応募者多数の場合は抽選、当選者には2025年1月4日以降電話で連絡

“極上の黄金珈琲タイム福袋”(限定1点、5500万円)セット内容

“24K コーヒーカップ 朝顔”(500g、H8.9×W12.0cm)
“24K クリーマーセット”(1210g、H11.5×W22.2cm)

東武百貨店2025年福袋詳細

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東武百貨店の2025年福袋 豪華グルメや体験型、5500万円の超高額商品も!

東武百貨店は、ボリューム満点のグルメから非日常を味わえる体験型の福袋まで、豊富な種類の福袋を販売する。2025年の福袋は“家計と夢を応援!3つの「身・実・巳」でみのりある1年に!”をテーマに掲げ、池袋本店、船橋店をあわせて福袋の商品数を前年比の約110%に拡大し、新たな1年の始まりを盛り上げる。

ボリューム満点な食福袋

新年の食卓を彩る食品が入った福袋では、「魚の北辰」から約3万5000円相当の本マグロや生ウニなど海鮮10種が入った“新春 舟造り”(限定5点、2万250円)や、「ニュークイック」から約8万円相当の山形牛4kgを盛り合わせた“新春!山形牛宝船”(限定1点、5万円)などを用意。

また、「フルーツショップ青木」からは、6カ月間約500〜1200円相当の旬のフルーツを使用したタルトとパニエ2ピースを毎月楽しむことができる“旬のタルト サブスク福袋”(限定5点、2025円)を販売する。

非日常を味わえる体験福袋

グルメのほか、非日常を味わえる体験型の福袋もそろえる。東武動物公園の飼育員やオーケストラの指揮者を体験できる職業体験福袋や、ラグビーやアイスショーなどスポーツ観戦ができる福袋に加えて、自分だけの昭和レトロなポスターや写真集を作成できる福袋など、バラエティーに富んだ内容をラインアップする。

最高額5500万円の黄金福袋

2025年に販売する福袋で最も高額なのが、「SGCゴールドショップ」が販売する“極上の黄金珈琲タイム福袋”だ。金工作家、石川光一が24金を贅沢に使用して制作したコーヒーカップとクリーマセットをまとめた福袋で、限定1点の用意で金額は5500万円。

東武百貨店2025年福袋詳細

発売日

2025年1月2、3日

販売場所

東武百貨店 池袋本店、船橋店

予約開始日

年内受け取り・配送商品
予約受付:11月14日〜12月10日(店頭)、11月14日10:00〜12月11日8:00(東武オンラインストア)
受け取り・配送:12月26〜30日

年明け受け取り・配送商品
予約受付:11月14日〜12月25日、11月14日10:00〜12月26日8:00(東武オンラインストア)
受け取り・配送:1月4〜7日

応募抽選型“初夢福袋”
申し込み期間:2024年12月1日10:00〜2025年1月3日18:00 ※船橋店は12月5日から受付開始
当選発表:応募者多数の場合は抽選、当選者には2025年1月4日以降電話で連絡

“極上の黄金珈琲タイム福袋”(限定1点、5500万円)セット内容

“24K コーヒーカップ 朝顔”(500g、H8.9×W12.0cm)
“24K クリーマーセット”(1210g、H11.5×W22.2cm)

東武百貨店2025年福袋詳細

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「トーガ」×「タビオ」の第5弾が発売 リボン付きや総柄のソックス計4型

「トーガ(TOGA)」は11月27日、レッグウエアブランドの「タビオ(TABIO)」とコラボしたソックスを発売する。同アイテムは、「トーガ」の直営店と公式オンライストア、楽天ファッション(Rakuten Fashion)および、「タビオ」の一部店舗と公式オンラインストアで扱う。

足元でアクセントをつけるコラボソックス4型

両者のコラボは今回で5度目。今回は、人の目を表現した魔除けがモチーフの刺しゅうを施した“エンブロイダリー ソックス”(2640円)、カラフルなペイズリーのミックスジャガードを使用した“ジャガード ミックス ソックス”(2420円)、レジメンタル柄をあしらった“レジメンタル パターンソックス”(2420円)の3型に加えて、バイカラーのリボンを足の甲や足首に巻き付けて着用する新しいタイプの“リボン カバー ソックス”(5280円)を加えた計4型をリリースする。

アイテム一覧

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エイガールズが地元和歌山でイベント その背景にある「産地の危機」と「その先の希望」

エイガールズは11月23日、和歌山の本社でイベント「KASA」を実施している。和歌山県のニッター10社による「和歌山ニットプロジェクト」を軸に、カシミヤ100%の肌着ブランド「マル(MALU)」、名作ビンテージ家具職人「シープシェッドショップ(SHEEPSHED SHOP)」やフラワーショップ「ボワドゥギ(BOIS DE GUI)」、女優・モデルで薬膳料理家の菊井亜希さんとコラボレーションした4つのワークショップ、を実施している。同社の和歌山本社は2022年10月に建て替えており、今回のイベント名の「KASA」という同名のイベントスペースを併設していた。イベントは本日24日まで。

エイガールズの本社のある和歌山市三葛(みかずら)と隣接する紀三井寺(きみいでら)エリアは、西国三十三所の巡礼地地の2番目の札所として知られる紀三井寺の足元にあり、多数の丸編み工場がひしめく。これに車で数分ほどの距離にある和歌山市和田エリアを加えた「和歌山ニット」は、日本最大のニット産地である和歌山の大半を生産する丸編み地の生産地になる。エイガールズのほか、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」のサプライヤーで吊り編み機ニットで知られるカネキチ工業(紀三井寺)、最新のジャカード機や経糸(たていと)を通せる日本唯一の丸編機バランサーキュラーなどハイテク丸編機を多数所有する丸和ニット(和田)、70年前の希少な丸胴ニット機に特化したコメチゥ(三葛)などがひしめく。

「和歌山ニットプロジェクト」は上記の企業もほか、風神莫大小(カゼカミメリヤス)、紀南莫大小工場、阪和、フジボウテキスタイル、美和繊維工業、ヤマヨジャージィ、豊染工を加え、エイガールズの開発したインドの超長綿糸「ロータス」を軸に裏毛スウェットやカットソー、タンクトップなどを直売するプロジェクト。ニューヨークや東京(代官山蔦屋書店)など国内外を巡回してきた。

なぜ今、和歌山でイベントを開催するのか。その狙いとは?その背景には「産地消滅」に対する強い危機感と、産地ブランディングや産業ツーリズムで乗り越えようという強い意志がある。プロジェクトを主導するエイガールズの山下智広社長と山下装子・副社長に聞いた。

世界で評価される「和歌山ニット発」のイベントで産地復興

WWD:なぜ地元和歌山でイベントを?

山下装子・副社長(以下、山下装子):22年10月に本社を建て替えた際、本社に隣接する形で別棟の「KASA」というイベントをスペースを作った。アパレル業界では和歌山が丸編産地だと知っている人はいても、業界の外に出れば、和歌山の人でも和歌山がニット産地だと知る人はほとんどいない。エイガールズや「MALU」はこの和歌山の丸編企業の優れた技術で成り立っている。「KASA」は、和歌山県内だけでなく、日本、あるいは世界に向けて発信する拠点として作った。

WWD:「和歌山ニット」は具体的に何が優れているのか?

山下装子:「MALU」は、カシミヤやシルクを100%使い、コメチゥが今では世界的にも希少な小寸のビンテージ丸胴機で編み上げている。自分で言うのもなんだが、信じられないほど肌触りがいいため、熱狂的なファンを抱えている。カシミヤの細く柔らかな糸は、生産性を追求している高速の最新機では、編み上げることが難しいし、高い糸だと失敗したときのダメージが大きい。細かい話になってしまうが、編み機は生産性を上げるために、多いときには数十本もの糸を一緒にセットして編み上げていくが、「MALU」は編み上げの失敗をできるだけミニマイズするために2本だけセットして編み上げている。1時間で1mやっと編み上げられるかどうかくらいのスピードだ。だが、それをできるのも古い機械だからだ。こうしたやり方に行き着くまでにも、失敗を重ねながら、機械を調整しながらようやく完成した。コメチゥには日本最古の100年前のベントレー社製のチェーン編み機も稼働しており、こんなことに付き合ってくれる工場は、希少な機械を含めて、世界中を探しても恐らくない。

とても素晴らしい工場だが、単体で見せても、外部の人にはわからないかもしれない。イベントで人を呼び、ファクトリーツアーと組み合わせることで、こうした工場の魅力を発信し、産地全体をブランディングしていく。

WWD:なぜ産地全体のブランディングを?イベント実施の背景には何があるのか?

山下智広社長(以下、山下智広):エイガールズは20年前にプルミエール・ヴィジョン(以下、PV)の出展をきっかけに、海外市場、特に欧州や米国のメゾンブランドの販路を開拓し、それなりに実績も積んできた。その一方で、この20年を取ってみても、産地の疲弊は激しい。当社は大半をこの和歌山産地でモノ作りしており、かなりリアルに以前のようなモノ作りがどんどんできなくなっている。

WWD:具体的には?

山下智広:商品企画よりも生産面の制約が大きい。PVに出展してから10年くらいは、小ロットで小回りがきき、かつスピーディーに対応できることが強みだった。だが、以前は数週間の納期で対応できたものが、数ヵ月という状況が常態化している。吊り編み機やビンテージな丸胴など、小規模な設備や人員でこなせる技術はまだなんとか維持できているが、染色や仕上げなど、大掛かりな設備や人員の必要な工程が厳しい。こうした状況は、小規模な丸編工場にもボディーブローのように効いており、あるタイミングを境に一気に廃業や倒産につながる可能性が高い。

WWD:課題は?

山下装子:最も大きいのは、人手不足だ。働き手が確保できず、経営側は後継者にも悩んでいる。

山下智広:これは、自分たちも含めて地方の中小企業の本当に大きな経営課題だ。処方箋で言えば教科書的に言えば「働く環境を整備・改善」し、「賃金を上げる」ことになるだろう。前者は経営者の努力や意識次第で、なんとかなる。これは例えば組合や「和歌山ニットプロジェクト」でコラボレーションした企業とは、同じ地元だし、情報交換したり、お互いに刺激し合いながらどんどん改善している実感がある。

難しいのは後者だ。日本のアパレル市場が縮小する中で、トップライン(売り上げ)を上げるのはかなり難しい。だから利益を上げる、つまり商品単価を上げるしかない。そのための一つが海外の市場の開拓だ。「和歌山ニットプロジェクト」の狙いの一つに、当社のこれまで蓄積してきた輸出のノウハウの共有があった。かつては商社がこうした部分を担ってきてくれたが、ロットが小さくなれば彼らの旨味が少なくなり、営業活動から細かな貿易業務まで、自分たちでやらなければならない。こうした細かな業務まで含めた実務的なノウハウは、アイテムや企業規模によっても変わるから、同業者が一番よくわかる。エイガールズとしてはこうしたノウハウを全く隠すつもりはない。

「和歌山ニットプロジェクト」の参加企業の多くは生地メーカーで、最終消費者に完成品を売るという経験に乏しい企業ばかりだった。それでも、直売に加え、海外での実施にこだわったのは、単価を上げ、利益を上げ、海外で売るノウハウを、実務を通して共有したかったからだ。これだけ聞くと綺麗事のようにも聞こえるかもしれないが、それだけいま産地は危機的な状況にあることの裏返しだ。リアルにわれわれがモノ作りをできなくなるという危機感が常にある。

WWD:解決の処方箋は?

山下智広:一社だけではできることには限りがある。かつて世界トップレベルに合ったと言われる日本の繊維業は本当に危機的な状況にある。それこそ業界が一体になった上で、地方レベルでは行政と、全国レベルでは産地を越えて連携していく必要がある。それでも産地の疲弊や縮小を止めることはできないだろう。縮小のスピードを遅くしながら、新しい販路の開拓や高付加価値化を同時に進めるしかない。

山下装子:今回のイベントでは、初日に代官山蔦屋書店と同程度の売上が挙げられたのは驚きだった。参加した企業が実際に店頭に立った代官山蔦屋のイベントでは、大盛況な上に客単価8万円もあった。正直都心だからという気持ちもあったが、この和歌山でも同じような売上があったのは、驚くべき成果だった。

今後はこうしたイベントを年1回くらいのペースで実施したい。イベントの最終的な目的は産地のブランディングだ。和歌山にはニット以外にも、「ぶどう山椒」など知られていないが世界に誇れる物品がある。県内だけでなく県外のクリエイターと一緒にコラボレーションして、テキスタイル以外も含めた高感度なイベントを実施していきたい。

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資生堂パーラーの銀座本店サロン・ド・カフェから旬のル・レクチェや水晶文旦を使ったパフェやデザートが登場

資生堂パーラーの銀座本店サロン・ド・カフェは12月1~29日、冬ならではのパフェやデザートを提供する。

パフェには、旬の風味豊かな洋梨ル・レクチェを主役に仕立てた“新潟県 三条市産 ル・レクチェ のパフェ“(2700円)、冬に旬を迎える苺の恋みのりを使用した“長崎県 島原市産 恋みのり のストロベリーパフェ“(2500円)、クリスマスならではのデコレーションが華やかな“ラズベリーレアチーズとベリーのクリスマスパフェ”(3000円)をラインアップ。クリスマスパフェのみ25日までの提供だ。

甘酸っぱいフランボワーズやプルーンをたっぷり入れて焼き上げ、ピスタチオとフランボワーズのマーブルアイスがフルーティーな味わいの“ピスタチオとフランボワーズのマリアージュ”(2700円)、旬の水晶文旦とさわやかなフロマージュブランの口どけ、ベルガモットソルベが香る“フロマージュブランのクレームと高知県産 水晶文旦 ベルガモットソルベを添えて”(2700円)はカップサービス付きでコーヒー、紅茶、ハーブティーの中から選べる。

商品ラインアップ

◾️資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ
日程:12月1~29日
時間:火~土曜 11:00~21:00(L.O.20:30)
   日曜・祝日 11:00~20:00(L.O.19:30)
場所:東京銀座資生堂ビル3階
住所:東京都中央区銀座8-8-3

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【2025年春コスメ】「ボタニスト」から春限定コレクション アップサイクル原料使用のサクラ&チェリーの⾹り

 

「ボタニスト(BOTANIST)」は11月27日、春限定の“フレグランスコレクションシリーズ サクラ&チェリーの⾹り”を発売する。公式オンラインストア、全国のバラエティーショップ、ドラッグストアで取り扱う。配合成分にはアップサイクル原料である未利⽤資源のソメイヨシノの葉とさくらんぼの実を採用し、香水を纏ったような香り高さを実現している。

ヘアケア

同コレクションは、華やかで奥行きのある甘さの“サクラ&チェリーの⾹り”のヘアケア、ボディーケアアイテムを展開する。ヘアケア商品は、シャンプー・トリートメント(シャンプー460mL/トリートメント460g、各3種、各1540円)からモイスト・スムース・ダメージケアのそれぞれ3種を用意するほか、ヘアオイル・ヘアミルク(各80mL、各1870円)、ヘアミスト(200mL、1540円)、ヘアバーム(32g、1650円)、シャンプーとトリートメントをセットにしたヘアケアセット(全3種、各3080円)をラインアップする。

また、今年3⽉に新発売した“ボタニカルヘアマスク ディープダメージリペアバーム” (180g、1870円)も初めて季節限定品として登場。髪の空洞化対策にエンドウ⾖プロテインを配合し、ヘアカラーやパーマなどのダメージを蓄積したパサついた⽑髪に潤いを与える。

シャンプー・トリートメント、ヘアマスクはこれまでの季節限定品と比べ香り立ちをアップさせた。さらに、オウゴン根エキス、ワサビノキ種⼦エキス、マグワ根⽪エキス、ボタンエキスを配合で、髪の静電気を抑え、花粉の付着を防ぐ。パッケージにはサクラの淡いピンクをデザインし、チェリーを象徴する濃い⾚⾊をアクセントカラーに加えた。

ボディーケア

ボディーケア商品は、モイスト・ディープモイストの2種のボディーソープ(各490mL、各1100円)をそろえる。カミツレ花エキス、ドクダミエキス、ボタンエキスなどの保湿成分配合で、肌を乾燥から守る。

また、発売を記念し、11月13日から29日まで、公式Xで同コレクションのセットをプレゼントするキャンペーンを開催する。

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