90歳を迎えたジョルジオ・アルマーニが見つめる未来 思い出の地NYに12階建て複合ビルをオープン

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は10月17日(現地時間)、ニューヨークのマディソン・アベニュー旗艦店を全面改装し、新たな複合ビルをオープンした。12階建てビルの総面積は9000㎡。「ジョルジオ アルマーニ」やホームコレクション「アルマーニ / カーザ(ARMANI/CASA)」などの最新コレクションを取り扱うほか、高級マンションのジョルジオ アルマーニ レジデンス(GIORGIO ARMANI RESIDENCE)、そして11月に開店するレストラン「アルマーニ / リストランテ(ARMANI / RISTORANTE)」を併設する。

創業デザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は昨年7月に90歳となり、来年はブランド設立50周年を迎える。人生の大きな節目が続く中、ニューヨークの新たなランドマークとなる同旗艦店には格別な思いを抱いているという。

40年代アールデコに着想した新複合ビル

アッパーイーストサイドに位置する新たなビルの外観は、ニューヨークの歴史的な景観に溶け込むよう、1930〜40年代のアールデコ様式からインスピレーションを得た。2フロアのブティックも、同じく40年代の美学を思わせるテーマ別の広々とした空間となっている。1階はウィメンズのウエアやアクセサリー、アイウエアに加え、「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」や「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のフレグランス、「アルマーニ / ドルチ(ARMANI/DOLCI)」のアイテムが並ぶ。2階は、ジュエリーやイヴニングウエア、メンズのウエアとアクセサリーをそろえるだけでなく、ウィメンズのメード・トゥ・オーダー、メンズのメード・トゥ・メジャーのサービスを提供する。

3階は、「アルマーニ / カーザ」をラインアップ。278㎡の広々としたオープンスペースは、スライド式の壁で空間を仕切り、家具や小物、壁紙、ファブリックなどのインテリアコレクションを展示する。専用のエントランスから入店できる「アルマーニ / リストランテ」は、1階から中2階まであり、バーカウンターや40人収容できるプライベートルームを完備。イタリア料理の伝統とニューヨークらしさを融合したメニューを提供する。アルマーニが監修したカスタマイズ可能なレジデンスは、共同スペースを含む4〜12階を占め、すべて売却済みだ。

オープン当日の夜には、2025年春夏コレクションのファッションショーを市内のパーク・アヴェニュー・アーモリーで650人のゲストを招き、盛大に開催。ニューヨークでのショーは、13年の“ワン ナイト オンリー(ONE NIGHT ONLY)”というイベント以来になる。また、アルマーニは5番街にある高級百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)で自身の著書「Per Amore」のサイン会を実施。同店は、80年代に「ジョルジオ アルマーニ」のウィメンズを初めて取り扱った店舗という縁のある場所でもある。今回のニューヨークでのイベントが個人的にも大きな意味を持つというアルマーニの思いについて聞いた。

ジョルジオ・アルマーニとニューヨーク

WWD:約10年ぶりのニューヨークの感想は?

ジョルジオ・アルマーニ「ジョルジオ アルマーニ」創業デザイナー(以下、アルマーニ):今回は私の90歳、そして創業50周年という2つの節目と重なることもあり、前回のイベントで訪れた時以上に個人的な思い入れがある。今回は青春時代に魅了された、美学の詰まったさまざまな映画を思い起こし、それらを追体験するように過ごしているよ。そうした美学はファッションからライフスタイル、そしてレジデンスまで継承することができた。特にレジデンスは誇らしく思っている。今回の旅は、私の叙事詩のようなものだが、全て“アルマーニ・スタイル”だ。落ち着いていて、大袈裟ではない。

WWD:マイアミでは建築家のシーザー・ペリ(Cesar Pelli)の設計による60階建てのタワーにある260戸のインテリアを「アルマーニ / カーザ」が手掛けるなどしているが、今回自身が監修したニューヨークのレジデンスとの共通点などはあるか?

アルマーニ:“アルマーニ・スタイル”のすばらしさは、その適応性にある。人や環境、都市に適応させながらも私のスタイルであることには変わりない。新レジデンスには、“アルマーニ・スタイル”でありながら、グランドセントラル駅の雰囲気や40年代のモノクロ映画のような壮大さがある。このタイムレスなスタイルを意識しつつ、現代の暮らしのために再解釈している。

WWD:「アルマーニ / カーザ」はアール・デコとオリエンタル的な要素への着想に忠実だが、近年はどのように進化を遂げているか。

アルマーニ:私の仕事すべてがそうであるように、カーザ部門も時代の変化や人々のニーズに応えながら、強いスタイルのアイデンティティーを保ちつつ進化してきた。エレガンスを追求し続けた初期の厳格なデザインから、私独自のタッチを保ちつつ、より幅広い視野で表現することに移行していった。この進化は私のファッションの遍歴も映し出している。

WWD:ニューヨークでの一番の思い出は?

アルマーニ:ニューヨークはとても活気があり、常に変化し続ける街。訪れるたびに再訪の心地良さと新しい発見を同時に感じる。だからどの旅にも大切な思い出がある。個人的には、群衆の中に紛れ込むロマンチックな概念も大切にしているよ。70年代後半に、ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)からの賞を受け取るために初めて訪れたニューヨークは、自分のキャリアの中で今でも忘れられない誇らしい瞬間の一つだ。

WWD:ニューヨークの好きなところ、変えるべきと思うところは?

アルマーニ:好きなところは、さまざまな人種やスピリッツ、カルチャーが混ざり合う、正真正銘の“メルティングポット”であることだ。そして、常に現代性を体現する移り変わりの早い都市であるが、他の大都市と同様に、社会的不平等は大きな問題であり、近年は悪化していると聞いている。その変化や状況について、自分の目で見極めたい。

WWD:ニューヨークで所有するマンションも改装した?

アルマーニ:所有するマンションの隣に、セントラルパークを見渡せる歴史的な建物を購入した。その建物と建築様式を考慮しながら増築することにした。

アメリカと中国のビジネスの現在そして未来

WWD:23年度の売上高は24億4000万ユーロ(約3952億円)で、南北アメリカ市場はその21%を占めている。まだ成長の余地があると考えているか。

アルマーニ:成長の余地は常にあると考えている。しかし、私は本業でのゆっくりとした発展を望む。今日のファッション産業の問題の一つは、常にアグレッシブ過ぎる勢いで2ケタ成長を追い求めていることだ。崩壊のリスクなしには、そうした急激な成長ペースを維持していくことはできない。そのため、私たちを慎重に物事を進めることにしている。オファーを吟味し、小売業者と協力し、特別なプロジェクトを作り上げていく。初の協業となった「キス(KITH)」とのコラボレーションは、そうしたものの一つだ。

WWD:アメリカ国内で今後大きな店舗のオープンを予定しているか。

アルマーニ:ニューヨークのオープンは、私たちのグループにとって最も重要なものだ。そして今後は中南米でのレジデンスの展開に注力する。この分野では幅広いスタイルとビジネスの可能性があると期待している。

WWD:再編が続くアメリカの百貨店の状況について。今後、卸をどう見据えているか。

アルマーニ:市況は良くないが、私たちにとって百貨店は消費者にリーチする重要な手段であることは変わりない。バーグドルフ・グッドマンも、残念な結果となったバーニーズ ニューヨーク(BARNEY’S NEW YORK)もそうだ。米国の広さを考えると直営店は難しい場合も多いので、卸は非常に重要と考えている。

WWD:中国の調子はどうか。

アルマーニ:回復の兆しは見えてきている。大規模なリニューアルオープンの計画もあるが、かつてのような爆発的な成長ではなく、本業での自然な成長であることが大切だ。より親近感の持てるスペースやショップでのプロジェクトに興味がある。

WWD:多くのラグジュアリーブランドが大幅な値上げをする中で、「ジョルジオ アルマーニ」はしていない。その真意は?

アルマーニ:私は常に長期的な選択を見据えていて、それは私のビジネス戦略でもある。急激な値上げは短期的には収益を増やすが、長期的には顧客を遠ざけることになる。それは私のアプローチの仕方ではない。極端に高い価格も、プレタポルテにはふさわしくない。そうなるとオートクチュールと同じ価格帯になってしまうが、それぞれ顧客層が異なる。

WWD:来年で創業50周年を迎えるが、今の思いは。

アルマーニ:どのように祝うかはまだ考え中だが、重要な節目だからといって私は派手なことをする人間ではない。さりげないものになるだろう。まずはニューヨークの成功に集中しているよ。

WWD:自伝で「未来に役立つメソッド」と「具体的な事実に基づいて行動することの重要性」を強調している。どのような未来を見据えているか。

アルマーニ:当社の将来は有望だ。私とともに長年働き、私の価値観やアプローチに共感してくれる有能な人々に(当社を)委ねていく。それは自然な進化になるだろう。時代と歩調を合わせ、進化することは当社のDNAに組み込まれており、それこそが今日的であり続けるカギだと私は考えている。

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ミズノがサーフィン日本代表のシューズの公式スポンサーに 松田詩野が五輪へ意気込む

ミズノは6月27日、一般社団法人日本サーフィン連盟とシューズにおいてオフィシャルスポンサー契約を締結したことを発表し、調印式を行った。契約期間は2024年4月〜28年3月までの4年間。“NAMINORI JAPAN(波乗りジャパン)”で知られるサーフィン日本代表チームの選手およびスタッフは、主要世界大会の入場セレモニーなどでミズノのシューズを着用する。

対象となるシューズは、ミズノの代表的ランニングシューズの“ウエーブライター”シリーズやスポーツライフスタイルシューズ。選手たちはすでに4、5月に行われたISA世界選手権でウエアを加えたシューズを着用している。今後は、“NAMINORI JAPAN”のロゴが入ったデザインの販売も予定している。

調印式には、2024年パリ五輪の出場が決まっている松田詩野選手(TOKIOインカラミ所属)がミズノのシューズを履いて出席。シューズの履き心地について、「履いた瞬間からふかふかとした特徴的なソールの感触を実感している。海を連想させるブルーのデザインも気に入っている」と話した。また今回の締結について聞かれると、「サーフィンは個人スポーツではあるが、日本代表として国際大会に参加する時はチームで応援し合うことも多い。同じウエアとシューズで一致団結して気持ちを高めていきたい」と意気込みを語った。

ミズノの七條毅・取締役専務執行役員は、「日本国内のサーフィン人口は約250万人といわれているが、東京五輪以降競技としてもさらに注目が高まっている。シューズの提供により、日本サーフィンのさらなる発展に寄与できることを期待したい。ミズノの機能性とファッション性を融合したオリジナル商品の開発も進めていく」と話した。

2024年パリ五輪のサーフィン競技は7月24日〜8月4日に行われる。松田選手は来月6日からタヒチ入りし、大会に臨むという。

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ミズノがサーフィン日本代表のシューズの公式スポンサーに 松田詩野が五輪へ意気込む

ミズノは6月27日、一般社団法人日本サーフィン連盟とシューズにおいてオフィシャルスポンサー契約を締結したことを発表し、調印式を行った。契約期間は2024年4月〜28年3月までの4年間。“NAMINORI JAPAN(波乗りジャパン)”で知られるサーフィン日本代表チームの選手およびスタッフは、主要世界大会の入場セレモニーなどでミズノのシューズを着用する。

対象となるシューズは、ミズノの代表的ランニングシューズの“ウエーブライター”シリーズやスポーツライフスタイルシューズ。選手たちはすでに4、5月に行われたISA世界選手権でウエアを加えたシューズを着用している。今後は、“NAMINORI JAPAN”のロゴが入ったデザインの販売も予定している。

調印式には、2024年パリ五輪の出場が決まっている松田詩野選手(TOKIOインカラミ所属)がミズノのシューズを履いて出席。シューズの履き心地について、「履いた瞬間からふかふかとした特徴的なソールの感触を実感している。海を連想させるブルーのデザインも気に入っている」と話した。また今回の締結について聞かれると、「サーフィンは個人スポーツではあるが、日本代表として国際大会に参加する時はチームで応援し合うことも多い。同じウエアとシューズで一致団結して気持ちを高めていきたい」と意気込みを語った。

ミズノの七條毅・取締役専務執行役員は、「日本国内のサーフィン人口は約250万人といわれているが、東京五輪以降競技としてもさらに注目が高まっている。シューズの提供により、日本サーフィンのさらなる発展に寄与できることを期待したい。ミズノの機能性とファッション性を融合したオリジナル商品の開発も進めていく」と話した。

2024年パリ五輪のサーフィン競技は7月24日〜8月4日に行われる。松田選手は来月6日からタヒチ入りし、大会に臨むという。

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【2024年上半期ベストコスメ】使って良かった!「WWDJAPAN」ビューティチームのベストバイ

6月24日に発表する「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」のスピンオフ企画!新作発表会をハシゴし、新作情報に目を通し、商品担当者に直撃取材し、我が身を使って商品特徴や使用実感を確認する。そんな機動力&行動力バツグンの記者たちが「買って良かった!」「使って良かった!」と心底思った商品を発表する。今回の対象アイテムは24年1〜4月発売の商品。「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」とともにぜひチェックを!

【メイクアップ部門】

ベテラン記者から新米記者まで7人がメイクアップアイテムをピックアップ。ベースメイクが多いのは近年のトレンドともいえそう。

「バイユア(BYUR)」
“セラムフィット ルースフェイスパウダー”

肌のテカリを抑えながら艶感を演出するパール配合のパウダー。毛穴が悪目立ちしないよう、パールの配合量を細かく調整している。

求めていたさりげない艶を感じられるパウダー
/牧田英子「WWDJAPAN」副編集長

いまだに艶とテカリの差が分かりづらく、ついつい艶感のあるファンデーションを塗布してもフェイスパウダーで抑えがちでした。毛穴を目立たなくする“毛穴管理“をしてくれる同商品のパールタイプは、微細なパールによってさりげなく艶を感じられるという優れもの。化粧崩れを気にすることなく過ごせるため、レギュラーメンバー入りしています。容器に中蓋が付いているため、持ち運んで蓋を開けた際もパウダーが溢れることなくストレスフリーな点も高得点◎。

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」
“プードルコンパクトエサンシエルN”

肌環境を整えて美しい仕上がりをキープする新プレストパウダー。メイクアップとスキンケアが融合した独自技術のライトエンパワリングエンハンサーが、肌の内側から輝きを放つように光を操る。

“AIパウダー”⁉︎高機能パウダーに感動
/浅野ひかる マーケティング部ソーシャルデスク

ベタつく環境では皮脂や汗を吸収してテカりを防ぎ、乾燥する環境では水分を放出して肌の乾燥を防ぐ……そんなワガママがかなうのか⁉︎と半信半疑でしたが、さすが「クレ・ド・ポー ボーテ」、実現してしまいました。“粉オタク”を自称するくらいフェイスパウダーにはこだわりのある私ですが、つけた瞬間の滑らかさ、厚塗り感のないカバー力、長時間続くフォギーな透明感。外では汗をかき、オフィスでは冷房で乾き、そんな過酷な環境下でも肌コンディションをキープ。そしてメイク直しをするたびに美肌度が増すなんて、完璧すぎる!“AIパウダー”の評判に違わぬ実力に脱帽しました。

「ルナソル(LUNASOL)」
“クラリティフロウリクイド”

潤い感のあるなめらかさと軽い付け心地を両立。肌の動きにシンクロする薄い1枚膜が肌に密着し、フォギーグロウな肌が長時間続く。

艶感がにじむ端正な“フォギーグロウ肌“に
/戸松沙紀「WWDJAPAN」編集部記者

“水ツヤ“を大切にしている「ルナソル」のファンデーションは、これまで豊かな艶感を表現するオイルタイプやグロウ質感のアイテムが多い印象でした。そんな「ルナソル」から登場した新しいセミマット質感のリキッドファンデ“クラリティフロウリクイド“。端正なフォギーグロウな肌に仕上がり、時間の経過と共に皮脂となじんで、内側からじんわりと艶感がにじみ出てきます。取材などのきちんとしたビジネスシーンで使用する“相棒“として活躍しています。

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」
“モノクローム ウェイトレス リップカラー”

「プラダ」のファッションから着想して作り上げたリップスティック。アイコニックな生地の質感と88年に行われたショーのメイクアップを表現した。ビフィズス菌エキスとホホバオイルを配合し、唇をケアしながら高い発色を長時間持続する。

惚れてしまった、彫刻みたいな「プラダ」のリップ
/遠藤里紗「WWDJAPAN」編集部記者

「プラダ」のコスメが今年、日本に初上陸しました。使う前のリップの断面は、「プラダ」ロゴと同じ直角二等辺三角形のカッティング。そして側面にはサフィアーノレザーを模した細かい凹凸が彫刻されています。シルバーとゴールドがつるりと光るパッケージもとってもキュートです。1本でくっきりマットに仕上げるだけでなく、バームで艶を出した唇にのせると上品に発色します。カバンから取り出すたびにときめく、ハレの日を共に過ごしたいリップナンバーワンです。

「ディオール(DIOR)」
“ルージュ ディオール 434 プロムナード サテン”

ブランドのアイコニックなリップがモダンな新しいクチュール ケースをまとって新登場。フローラルケア成分を配合した処方で、長時間心地い塗り心地をかなえる。

ヌードリップ初心者にもおすすめ
/和田実桜「WWDJAPAN」編集部記者

ここ半年くらい、服装もメイクもY2Kが気分です。Y2Kメイクの必需品ともいえるヌードリップを探していたときに出合い、毎日のように愛用しています。ピンクみのあるシェードなので程良い血色感があり、ヌードリップ初心者でも使いやすいです。艶感をプラスしたい時は「エトヴォス(ETVOS)」の“ミネラルリッププランパー ディープ キャロットピーチ”(3300円)、華やかさをプラスしたい時は「ナーズ(NARS)」の“アフターグローセンシュアルシャイン リップスティック 777”(4730円)などを重ね付けして、印象の変化を楽しんでいます。

「ティルティル(TIRTIR)」
“マスクフィットクールサンクッション”

ひんやりとした使い心地の日焼け止めクッション。肌を生き生きと見せるナチュラルなアプリコットカラーで、肌トーンの補正と自然なカバー力をかなえる。

クールで気持ちいフィット感でトーンアップ
/所 彩 ビジネスプランニング部マネジャー

トーンアップ感、クールなフィット感が速攻で感じられるアイテム。普段ファンデーションを使用しないのでトーアップできてさらに日焼け対策できるところが私のツボをおさえました。テクスチャーが軽いので皮膚が呼吸していない感じもなし!真夏の外回りでくたびれた顔面をクールなつけ心地でリフレッシュできそう。今年の夏はこの商品と一緒に乗り切りたい!「ティルティル」といえばのケースの形もとってもかわいい。

「マークユー(MARK U)」
“アイブロウワックス”

毛流れをスタイリングしつつ、ブルーグレイの色みで透明感のある艶を与えるまゆ毛用ワックス。ワックスはパウダーに変化してまばらな部分を補い、立体感を演出する。

“ヘイリー眉”に仕上がる、メイクの立役者
/竹内菜奈 編集制作部

ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)のような自然で立体感のある眉毛をゲットするべく、出合ったのが「マークユー」のアイブロウワックスです。毛の一本一本を逆立てることができ、凛々しい毛並みを長時間キープできるという優れもの。ワックスは白い粉が残りにくい処方で、使用後はバリバリにならず、ふわっとしたボリュームのある仕上がりに。色味はほんのりブルーグレイなので、ペンシルやパウダーでしっかり書き足す必要がないのも嬉しいポイントです。

【スキンケア部門】

スキンケア部門は5人中3人が洗顔アイテムを選出。ケアの基本は洗顔から!を身をもって体験している記者たちの声をご覧ください!

「メム(MEM)」
“モイスチャー ミネラル マスク”(100g、8360円)

特性の異なる6種のクレイを配合したクレイパック。モイスチャーバランスを整え、酸化した皮脂汚れや老廃物などを取り除きながらくすみのない肌へと導く。

朝の“ながらクレイ”が習慣に
/八木由希乃 編集制作 編集マネジャー

“浄化”をテーマとするスキンケアブランド「MEM」。美容家の瀬戸口めぐみさんのエステティシャンとしての30年もの経験や独自メソッド、そして熱量がぎゅっと詰め込まれています。中でも、クレイパック“モイスチャー ミネラル マスク”は、夜はもちろんのこと、肌が冴えない朝の救世主。肌に伸ばすときの滑らかさと塗布状態の心地よさ、仕上がり、どれをとっても素晴らしく、朝の洗顔代わりに肌に伸ばし、洗濯や片付けをしながら10分。洗い流すとくすみ感が消え、肌も引き締まった印象になれるのがうれしくて手に取っています。

「インプレア(IMPREA)」
“インプレア クレンジング オイル”

濡れた手で使用できる、ダブル洗顔不要タイプのクレンジングオイル。すっきりとした洗い上がりでありながら保湿力も備え、肌に潤いと柔軟性をもたらす。

調子良き肌を作り出したのは……
/中村慶二郎「WWDJAPAN」編集部シニアエディター

普段はあまり鏡をチェックしない私ですが、毛穴まで見えるくらいの至近距離で、肌の様子を見る機会が1日1回あるのです。それは、毎朝のコンタクトレンズを入れるとき。不器用な私は鏡を見ないと入れることができず、その際に見えた肌に対し「最近調子がいいなあ」と思っていた時期があり、それは“インプレア クレンジング オイル”を使っていた時期でした。使い切ってしまい、他の洗顔料に変えたところ普段の肌に戻ってしまったので、おそらく相当良いのだと思います。

「ミシャ(MISSHA)」
“ミシャビタシープラス 泡マスク洗顔”

弾けるバブルが毛穴汚れを浮かせて落とすメカニズムに着目した発泡ジェル状の洗顔料。セラミドを配合し洗い上がりのしっとりとした潤い感をかなえた。

スキンケアも侮れない!「ミシャ」の泡洗顔
/関戸和 編集制作部

「ミシャ」といえば、クッションファンデをはじめとしたベースメイクを想像する方も多いのではないでしょうか。私もその1人でしたが、“ビタシープラス“を使用して感動!アスコルビン酸を配合したシリーズで、使った翌日の肌が生き返る感覚が病みつきに。お気に入りの泡マスク洗顔は、塗るとジェルが発泡し肌をクリアな印象に整えてくれます。寝不足の日など「少し顔が疲れているかも?」という時でも「これがあれば安心!」と思わせてくれる必需品。最近は同シリーズから針美容液パッチも発売するなど、今後も目が離せません!

「アクア・アクア(AQUA・AQUA)」
“ヴィーガンフォース 薬用クリーミーソープ”

ヴィーガン認証を取得している薬用洗顔料。肌あれ防止有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムや9種のフルーツ&植物エキスを配合し、美容液ローションのような使い心地で肌を洗い上げる。

泡立ちよし、使用感よし、肌の調子よし!
/山脇佳那子 ビジネスプランニング部

ヴィーガン認証の安心感で使い始めましたが、泡立ちとても良く、使用するほどにきめの細かさを体感します。洗顔後はすっきりとしつつも、しっとり保湿感も◎。泡がしっかりしているので"頑張って泡立てなくていい"のが、何よりも嬉しいポイントで、忙しい時期ほど「これは間違いない」と感じるアイテムです。気がつくと、見事に肌荒れとは疎遠になりました。「こだわりたいけどスピーディーに楽したい」「忙しいけど肌は綺麗に保ちたい」に応えてくれます。

「オバジ(OBAGI)」
“デイセラムUV”

美容液、乳液、UVカット、化粧下地の4役をかなえる日焼け止め。シリーズの美容液にも使われる成分や3種のビタミンC誘導体を配合。紫外線量に応じて弾ける「紫外線反応型カプセル」により、紫外線を防ぎながら肌をケアする。

ワクワクが止まらない日焼け止めの世界
/竹田紀子 「WWDJAPAN」編集部記者

ここ数年“日焼け止めの機能拡大”が楽しくて仕方がありません。“シワ改善”“肌に良い紫外線を取り込む”“ヨレを自動修復”などもワクワクですが、「オバジ」の“紫外線を浴びるとビタミンCカプセルが弾け肌をケアをする”は意味が分からなすぎて笑ってしまうほどインパクトがありました。伸びの良さと塗り終わった後のモチモチとした肌の感触はスキンケアの一部として取り入れやすく、今やデイリー使いの一軍スタメンです。シミができやすい肌なので直射日光は避けまくる日々ですが、多少日に当たっても「ビタミンC放出中ということでまぁいいか!」と大らかな気持ちになれています。

【フレグランス部門】

フレグランスを追い続けている記者による2024年上半期ベストフレグランス。新しい香りが続々と誕生している中で記者の心を掴んだベストバイの香りとは!?

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」
“ジャルディーニ メディチェイ ジェルソミーノ”

花の都フィレンツェでルネサンス期に栄華を極めたメディチ家の庭園の植物が着想源のオードパルファム。香りは、ジャスミン系の“ジェルソミーノ”、柑橘系の“ビッザリア”、“マグノリア”、“アイリス”の4種類で、どれも洗練されたエレガントな印象。老舗ブランドらしい19世紀のカタログを再現した本の形をした美しいボックス入り。

夏にぴったり爽やかさが際立つ“ジャスミン”の香り
/益成恭子「WWDJAPAN」編集部記者

イタリアに行ったら必ず立ち寄るのが「サンタ・マリア・ノヴェラ」(以下、SMN)のお店。世界最古の薬局には、香水から薬用シロップまであり、何度訪れても飽きず、いろいろ試したくなります。「SMN」に初のオードパルファム“ジャルディーニ メディチェイ”が登場しました。ジャスミンは花・香水共に大好きな香りですが、“ジェルソミーノ”は、ベルガモットがアクセント。甘く漂う華やかな香りよりというよりは、爽やかさが際立つ夏にぴったりの香りです。

【ヘアケア部門】

記者が選んだベストバイは、トリートメントやヘアブラシ。集計時に届いた個性大爆発の紹介文もあえてそのまま掲載!

「ネジュ(NEJOO)」
“ドントウォッシュトリートメント”

BTSやルセラフィム(LE SSERAFIM)らのヘアを担当するヘアスタイリスト、パク・ネジュ(Park Naejoo)によるヘアケアブランド。天然成分を97%配合したトリートメントはオリジナルブレンドのネロリの香りも特徴だ。

Seven days a week!手放せないトリートメント
/本橋涼介「WWDJAPAN」編集部 シニアエディター

フォーム洗顔のようなテクスチャーが面白い、その名の通り、洗い流さないトリートメント。きめ細かな泡を髪に塗布すると、あっという間になじんで消えてしまいます。「本当にこんなんで大丈夫か?」と思いきや、ドライヤーでブローするとサラサラの仕上がり。髪が太く、硬くて万年キノコの僕も、スッとボリュームダウンしてセットが楽になりました。洗い流さないトリートメントにありがちな、手のベタつきも全然なし。ウワサによるとBTSのジョングクも愛用しているそうで、これは“Seven Days a Week”手放せないこと間違いなし!

「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」
“プレミアム FOXカッサ ウッド ヘアブラシ”

「カッサ × 頭皮ケア」に着目したヘアブラシから、ウッドタイプが登場。耐久性があるブナ木製ハンドルに付いた長い150本の24KGメッキピンは毛穴と毛穴の間を刺激する細さにリニューアルしている。

やみつきになる刺激で肩こりに期待
/新関瑠里「WWDJAPAN」編集部記者

肩こりがひどくなり、スパのマッサージに飛び込んだら担当してくれた韓国のお母さんに「肩もだけど頭皮……ガチガチだよ」と引き気味に言われました。一極集中で肩を労っていましたが、普段の頭皮マッサージも効果あるからね、と念押しされ、話題のこのブラシにガチガチ頭皮を託して自宅ケアを始めることに。“24Kゴールドメッキの150本の針”!のぜいたくなピンで、頭皮をザリザリガリガリとすべらせると、なんとも言えないヒンヤリ〜ゾワ〜とした感覚に。それがやみつきになる刺激で無心に動かしていると、顔から肩にかけてポカポカ、浮腫んでいた目元もスッキリ。なによりも、1回使うだけで頭も肩も軽くなったのには驚きました。ご褒美プライスですが、特に肩こり難民におすすめです!

「マークユー(MARK U)」
“ベースミルク”

アイロンやドライヤーの熱から髪を守るトリートメントや、自然な艶でニュアンスをプラスするスタイリング剤としても利用できるヘアミルク。クリアインセンスの香り。

2024年上半期ベスコスを語るスレ
/村田 ビジネスプランニング部

【2024年上半期ベストコスメ】使って良かった!「WWDJAPAN」ビューティチームのベストバイ

6月24日に発表する「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」のスピンオフ企画!新作発表会をハシゴし、新作情報に目を通し、商品担当者に直撃取材し、我が身を使って商品特徴や使用実感を確認する。そんな機動力&行動力バツグンの記者たちが「買って良かった!」「使って良かった!」と心底思った商品を発表する。今回の対象アイテムは24年1〜4月発売の商品。「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」とともにぜひチェックを!

【メイクアップ部門】

ベテラン記者から新米記者まで7人がメイクアップアイテムをピックアップ。ベースメイクが多いのは近年のトレンドともいえそう。

「バイユア(BYUR)」
“セラムフィット ルースフェイスパウダー”

肌のテカリを抑えながら艶感を演出するパール配合のパウダー。毛穴が悪目立ちしないよう、パールの配合量を細かく調整している。

求めていたさりげない艶を感じられるパウダー
/牧田英子「WWDJAPAN」副編集長

いまだに艶とテカリの差が分かりづらく、ついつい艶感のあるファンデーションを塗布してもフェイスパウダーで抑えがちでした。毛穴を目立たなくする“毛穴管理“をしてくれる同商品のパールタイプは、微細なパールによってさりげなく艶を感じられるという優れもの。化粧崩れを気にすることなく過ごせるため、レギュラーメンバー入りしています。容器に中蓋が付いているため、持ち運んで蓋を開けた際もパウダーが溢れることなくストレスフリーな点も高得点◎。

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」
“プードルコンパクトエサンシエルN”

肌環境を整えて美しい仕上がりをキープする新プレストパウダー。メイクアップとスキンケアが融合した独自技術のライトエンパワリングエンハンサーが、肌の内側から輝きを放つように光を操る。

“AIパウダー”⁉︎高機能パウダーに感動
/浅野ひかる マーケティング部ソーシャルデスク

ベタつく環境では皮脂や汗を吸収してテカりを防ぎ、乾燥する環境では水分を放出して肌の乾燥を防ぐ……そんなワガママがかなうのか⁉︎と半信半疑でしたが、さすが「クレ・ド・ポー ボーテ」、実現してしまいました。“粉オタク”を自称するくらいフェイスパウダーにはこだわりのある私ですが、つけた瞬間の滑らかさ、厚塗り感のないカバー力、長時間続くフォギーな透明感。外では汗をかき、オフィスでは冷房で乾き、そんな過酷な環境下でも肌コンディションをキープ。そしてメイク直しをするたびに美肌度が増すなんて、完璧すぎる!“AIパウダー”の評判に違わぬ実力に脱帽しました。

「ルナソル(LUNASOL)」
“クラリティフロウリクイド”

潤い感のあるなめらかさと軽い付け心地を両立。肌の動きにシンクロする薄い1枚膜が肌に密着し、フォギーグロウな肌が長時間続く。

艶感がにじむ端正な“フォギーグロウ肌“に
/戸松沙紀「WWDJAPAN」編集部記者

“水ツヤ“を大切にしている「ルナソル」のファンデーションは、これまで豊かな艶感を表現するオイルタイプやグロウ質感のアイテムが多い印象でした。そんな「ルナソル」から登場した新しいセミマット質感のリキッドファンデ“クラリティフロウリクイド“。端正なフォギーグロウな肌に仕上がり、時間の経過と共に皮脂となじんで、内側からじんわりと艶感がにじみ出てきます。取材などのきちんとしたビジネスシーンで使用する“相棒“として活躍しています。

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」
“モノクローム ウェイトレス リップカラー”

「プラダ」のファッションから着想して作り上げたリップスティック。アイコニックな生地の質感と88年に行われたショーのメイクアップを表現した。ビフィズス菌エキスとホホバオイルを配合し、唇をケアしながら高い発色を長時間持続する。

惚れてしまった、彫刻みたいな「プラダ」のリップ
/遠藤里紗「WWDJAPAN」編集部記者

「プラダ」のコスメが今年、日本に初上陸しました。使う前のリップの断面は、「プラダ」ロゴと同じ直角二等辺三角形のカッティング。そして側面にはサフィアーノレザーを模した細かい凹凸が彫刻されています。シルバーとゴールドがつるりと光るパッケージもとってもキュートです。1本でくっきりマットに仕上げるだけでなく、バームで艶を出した唇にのせると上品に発色します。カバンから取り出すたびにときめく、ハレの日を共に過ごしたいリップナンバーワンです。

「ディオール(DIOR)」
“ルージュ ディオール 434 プロムナード サテン”

ブランドのアイコニックなリップがモダンな新しいクチュール ケースをまとって新登場。フローラルケア成分を配合した処方で、長時間心地い塗り心地をかなえる。

ヌードリップ初心者にもおすすめ
/和田実桜「WWDJAPAN」編集部記者

ここ半年くらい、服装もメイクもY2Kが気分です。Y2Kメイクの必需品ともいえるヌードリップを探していたときに出合い、毎日のように愛用しています。ピンクみのあるシェードなので程良い血色感があり、ヌードリップ初心者でも使いやすいです。艶感をプラスしたい時は「エトヴォス(ETVOS)」の“ミネラルリッププランパー ディープ キャロットピーチ”(3300円)、華やかさをプラスしたい時は「ナーズ(NARS)」の“アフターグローセンシュアルシャイン リップスティック 777”(4730円)などを重ね付けして、印象の変化を楽しんでいます。

「ティルティル(TIRTIR)」
“マスクフィットクールサンクッション”

ひんやりとした使い心地の日焼け止めクッション。肌を生き生きと見せるナチュラルなアプリコットカラーで、肌トーンの補正と自然なカバー力をかなえる。

クールで気持ちいフィット感でトーンアップ
/所 彩 ビジネスプランニング部マネジャー

トーンアップ感、クールなフィット感が速攻で感じられるアイテム。普段ファンデーションを使用しないのでトーアップできてさらに日焼け対策できるところが私のツボをおさえました。テクスチャーが軽いので皮膚が呼吸していない感じもなし!真夏の外回りでくたびれた顔面をクールなつけ心地でリフレッシュできそう。今年の夏はこの商品と一緒に乗り切りたい!「ティルティル」といえばのケースの形もとってもかわいい。

「マークユー(MARK U)」
“アイブロウワックス”

毛流れをスタイリングしつつ、ブルーグレイの色みで透明感のある艶を与えるまゆ毛用ワックス。ワックスはパウダーに変化してまばらな部分を補い、立体感を演出する。

“ヘイリー眉”に仕上がる、メイクの立役者
/竹内菜奈 編集制作部

ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)のような自然で立体感のある眉毛をゲットするべく、出合ったのが「マークユー」のアイブロウワックスです。毛の一本一本を逆立てることができ、凛々しい毛並みを長時間キープできるという優れもの。ワックスは白い粉が残りにくい処方で、使用後はバリバリにならず、ふわっとしたボリュームのある仕上がりに。色味はほんのりブルーグレイなので、ペンシルやパウダーでしっかり書き足す必要がないのも嬉しいポイントです。

【スキンケア部門】

スキンケア部門は5人中3人が洗顔アイテムを選出。ケアの基本は洗顔から!を身をもって体験している記者たちの声をご覧ください!

「メム(MEM)」
“モイスチャー ミネラル マスク”(100g、8360円)

特性の異なる6種のクレイを配合したクレイパック。モイスチャーバランスを整え、酸化した皮脂汚れや老廃物などを取り除きながらくすみのない肌へと導く。

朝の“ながらクレイ”が習慣に
/八木由希乃 編集制作 編集マネジャー

“浄化”をテーマとするスキンケアブランド「MEM」。美容家の瀬戸口めぐみさんのエステティシャンとしての30年もの経験や独自メソッド、そして熱量がぎゅっと詰め込まれています。中でも、クレイパック“モイスチャー ミネラル マスク”は、夜はもちろんのこと、肌が冴えない朝の救世主。肌に伸ばすときの滑らかさと塗布状態の心地よさ、仕上がり、どれをとっても素晴らしく、朝の洗顔代わりに肌に伸ばし、洗濯や片付けをしながら10分。洗い流すとくすみ感が消え、肌も引き締まった印象になれるのがうれしくて手に取っています。

「インプレア(IMPREA)」
“インプレア クレンジング オイル”

濡れた手で使用できる、ダブル洗顔不要タイプのクレンジングオイル。すっきりとした洗い上がりでありながら保湿力も備え、肌に潤いと柔軟性をもたらす。

調子良き肌を作り出したのは……
/中村慶二郎「WWDJAPAN」編集部シニアエディター

普段はあまり鏡をチェックしない私ですが、毛穴まで見えるくらいの至近距離で、肌の様子を見る機会が1日1回あるのです。それは、毎朝のコンタクトレンズを入れるとき。不器用な私は鏡を見ないと入れることができず、その際に見えた肌に対し「最近調子がいいなあ」と思っていた時期があり、それは“インプレア クレンジング オイル”を使っていた時期でした。使い切ってしまい、他の洗顔料に変えたところ普段の肌に戻ってしまったので、おそらく相当良いのだと思います。

「ミシャ(MISSHA)」
“ミシャビタシープラス 泡マスク洗顔”

弾けるバブルが毛穴汚れを浮かせて落とすメカニズムに着目した発泡ジェル状の洗顔料。セラミドを配合し洗い上がりのしっとりとした潤い感をかなえた。

スキンケアも侮れない!「ミシャ」の泡洗顔
/関戸和 編集制作部

「ミシャ」といえば、クッションファンデをはじめとしたベースメイクを想像する方も多いのではないでしょうか。私もその1人でしたが、“ビタシープラス“を使用して感動!アスコルビン酸を配合したシリーズで、使った翌日の肌が生き返る感覚が病みつきに。お気に入りの泡マスク洗顔は、塗るとジェルが発泡し肌をクリアな印象に整えてくれます。寝不足の日など「少し顔が疲れているかも?」という時でも「これがあれば安心!」と思わせてくれる必需品。最近は同シリーズから針美容液パッチも発売するなど、今後も目が離せません!

「アクア・アクア(AQUA・AQUA)」
“ヴィーガンフォース 薬用クリーミーソープ”

ヴィーガン認証を取得している薬用洗顔料。肌あれ防止有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムや9種のフルーツ&植物エキスを配合し、美容液ローションのような使い心地で肌を洗い上げる。

泡立ちよし、使用感よし、肌の調子よし!
/山脇佳那子 ビジネスプランニング部

ヴィーガン認証の安心感で使い始めましたが、泡立ちとても良く、使用するほどにきめの細かさを体感します。洗顔後はすっきりとしつつも、しっとり保湿感も◎。泡がしっかりしているので"頑張って泡立てなくていい"のが、何よりも嬉しいポイントで、忙しい時期ほど「これは間違いない」と感じるアイテムです。気がつくと、見事に肌荒れとは疎遠になりました。「こだわりたいけどスピーディーに楽したい」「忙しいけど肌は綺麗に保ちたい」に応えてくれます。

「オバジ(OBAGI)」
“デイセラムUV”

美容液、乳液、UVカット、化粧下地の4役をかなえる日焼け止め。シリーズの美容液にも使われる成分や3種のビタミンC誘導体を配合。紫外線量に応じて弾ける「紫外線反応型カプセル」により、紫外線を防ぎながら肌をケアする。

ワクワクが止まらない日焼け止めの世界
/竹田紀子 「WWDJAPAN」編集部記者

ここ数年“日焼け止めの機能拡大”が楽しくて仕方がありません。“シワ改善”“肌に良い紫外線を取り込む”“ヨレを自動修復”などもワクワクですが、「オバジ」の“紫外線を浴びるとビタミンCカプセルが弾け肌をケアをする”は意味が分からなすぎて笑ってしまうほどインパクトがありました。伸びの良さと塗り終わった後のモチモチとした肌の感触はスキンケアの一部として取り入れやすく、今やデイリー使いの一軍スタメンです。シミができやすい肌なので直射日光は避けまくる日々ですが、多少日に当たっても「ビタミンC放出中ということでまぁいいか!」と大らかな気持ちになれています。

【フレグランス部門】

フレグランスを追い続けている記者による2024年上半期ベストフレグランス。新しい香りが続々と誕生している中で記者の心を掴んだベストバイの香りとは!?

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」
“ジャルディーニ メディチェイ ジェルソミーノ”

花の都フィレンツェでルネサンス期に栄華を極めたメディチ家の庭園の植物が着想源のオードパルファム。香りは、ジャスミン系の“ジェルソミーノ”、柑橘系の“ビッザリア”、“マグノリア”、“アイリス”の4種類で、どれも洗練されたエレガントな印象。老舗ブランドらしい19世紀のカタログを再現した本の形をした美しいボックス入り。

夏にぴったり爽やかさが際立つ“ジャスミン”の香り
/益成恭子「WWDJAPAN」編集部記者

イタリアに行ったら必ず立ち寄るのが「サンタ・マリア・ノヴェラ」(以下、SMN)のお店。世界最古の薬局には、香水から薬用シロップまであり、何度訪れても飽きず、いろいろ試したくなります。「SMN」に初のオードパルファム“ジャルディーニ メディチェイ”が登場しました。ジャスミンは花・香水共に大好きな香りですが、“ジェルソミーノ”は、ベルガモットがアクセント。甘く漂う華やかな香りよりというよりは、爽やかさが際立つ夏にぴったりの香りです。

【ヘアケア部門】

記者が選んだベストバイは、トリートメントやヘアブラシ。集計時に届いた個性大爆発の紹介文もあえてそのまま掲載!

「ネジュ(NEJOO)」
“ドントウォッシュトリートメント”

BTSやルセラフィム(LE SSERAFIM)らのヘアを担当するヘアスタイリスト、パク・ネジュ(Park Naejoo)によるヘアケアブランド。天然成分を97%配合したトリートメントはオリジナルブレンドのネロリの香りも特徴だ。

Seven days a week!手放せないトリートメント
/本橋涼介「WWDJAPAN」編集部 シニアエディター

フォーム洗顔のようなテクスチャーが面白い、その名の通り、洗い流さないトリートメント。きめ細かな泡を髪に塗布すると、あっという間になじんで消えてしまいます。「本当にこんなんで大丈夫か?」と思いきや、ドライヤーでブローするとサラサラの仕上がり。髪が太く、硬くて万年キノコの僕も、スッとボリュームダウンしてセットが楽になりました。洗い流さないトリートメントにありがちな、手のベタつきも全然なし。ウワサによるとBTSのジョングクも愛用しているそうで、これは“Seven Days a Week”手放せないこと間違いなし!

「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」
“プレミアム FOXカッサ ウッド ヘアブラシ”

「カッサ × 頭皮ケア」に着目したヘアブラシから、ウッドタイプが登場。耐久性があるブナ木製ハンドルに付いた長い150本の24KGメッキピンは毛穴と毛穴の間を刺激する細さにリニューアルしている。

やみつきになる刺激で肩こりに期待
/新関瑠里「WWDJAPAN」編集部記者

肩こりがひどくなり、スパのマッサージに飛び込んだら担当してくれた韓国のお母さんに「肩もだけど頭皮……ガチガチだよ」と引き気味に言われました。一極集中で肩を労っていましたが、普段の頭皮マッサージも効果あるからね、と念押しされ、話題のこのブラシにガチガチ頭皮を託して自宅ケアを始めることに。“24Kゴールドメッキの150本の針”!のぜいたくなピンで、頭皮をザリザリガリガリとすべらせると、なんとも言えないヒンヤリ〜ゾワ〜とした感覚に。それがやみつきになる刺激で無心に動かしていると、顔から肩にかけてポカポカ、浮腫んでいた目元もスッキリ。なによりも、1回使うだけで頭も肩も軽くなったのには驚きました。ご褒美プライスですが、特に肩こり難民におすすめです!

「マークユー(MARK U)」
“ベースミルク”

アイロンやドライヤーの熱から髪を守るトリートメントや、自然な艶でニュアンスをプラスするスタイリング剤としても利用できるヘアミルク。クリアインセンスの香り。

2024年上半期ベスコスを語るスレ
/村田 ビジネスプランニング部

話題のライフスタイルアプリ「Lemon8」って何? クリエイターが集うイベントに潜入

 ライフスタイルアプリ「Lemon8(レモンエイト)」が2022年12月17日、クリエイターを集めたイベント「Lemon8 ベストアワード2022」を開催した。12月15〜25日には渋谷キャストで一般参加型イベント「Lemon8 ハッピーイエロークリスマス」も開催し、話題を集めている。「Lemon8」とはどんなアプリなのか、受賞したクリエイターたちに聞いた。

話題のSNS「Lemon8」の特徴は?

 「Lemon8」は爽やかなレモネードを由来とし、若者を中心に新鮮でポジティブな価値観の共有を行うアプリ。画像や動画が投稿され、フォローしたアカウントだけでなく「おすすめタブ」と「分類タブ」で自分の関心に近い、新しい投稿に出合うことができる。

 特に人気カテゴリー「ビューティー」「ファッション」「グルメ」「トラベル」の投稿が多く、コーディネートやメイクハウツー、商品レビュー、カフェや旅行先の紹介など、実用的で楽しい、新しいアイデアが発見ができる場となっている。

「Lemon8」のクリエイターが集まる
表彰式に潜入!

 「Lemon8 ベストアワード2022」は5部門から計50人のクリエイターがノミネートされ、それぞれ3人のベスト投稿が選ばれた。

 ビューティ部門「#垢抜けメイク術」で受賞した「カナコ@透明感を求めるイエベ女」は「あざと可愛いメイク」と題した、顔の重心を下に持ってくる“中顔面短縮メイク”を投稿。ファッション部門「#コーデの着こなし術」で受賞した「uki」はパーソナルカラーを軸に“イエベ秋”向けの着回しコーディネートを投稿。両者とも、その人が持つ特徴に合わせた役立つ発信が注目を集めた。

 ホーム部門「#我が家のイチオシアイテム」では水色と白に統一されたインテリアが目を引く「みよしの」の投稿が受賞。部屋の世界観にマッチする水色パッケージのコスメをインテリア代わりに紹介し、「Lemon8」ユーザーの憧れの的に。

 またグルメ部門「#絶対食べたいグルメ」では「うざみちゃん(関西グルメ)」が受賞。お寿司の食べ放題を取り上げた投稿は「食べ放題は裏グルメみたいな感じで、このお店を投稿する方たちは一品ずつの注文で投稿していた。誰も投稿していないということに目をつけた投稿」だという。トラベル部門「#行きたくなる旅プラン」の受賞者「miho」は無料で楽しめる福岡絶景スポット7選を投稿。「他のアプリと異なり写真ごとにつけられる位置情報ステッカーは便利な機能だった」と話した。

 このように実用的で参考になる情報量の多い投稿から、見ていて楽しい投稿まで、幅広いコンテンツが「Lemon8」にユーザーを引きつけている。

受賞者が語る
「Lemon8」の魅力とは?

 多くのSNSがある中、「Lemon8」が人気を集める理由は何か。「Lemon8」を知り尽くす受賞クリエイターたちによると、大きな理由は3つだ。

 1つは情報量。「カナコ@透明感を求めるイエベ女」はアプリのおすすめ画面を指し、「2列で投稿が表示されるので、他のSNSに比べて情報量が多い。映えている写真を見たい、というより情報を知りたい人が多いので、1枚の中にきれいにまとめられるかが大事」だと話す。メイクテクニックを紹介するような情報量の多い投稿が人気で、コメントでも商品の購入場所などについて質問を多く受けている。ファッション投稿を行う「uki」も「ルックブックや“一週間コーデ”など、情報がまとまった投稿が人気」だと語った。

 2つ目は豊富な機能だ。特に人気が高いのは位置情報機能で、カフェの場所や旅行先などを紹介するときに分かりやすく、外部の地図アプリにも直接飛べることから参考にしやすいという。また、ジャンル別のタブがあることで検索性が高く、興味を持った投稿を一気に見ることができ、効率的に欲しい情報が得られる。加えてアプリ側から提案される「投稿テーマ」も魅力だ。季節やイベント、時期に合わせたテーマが出され、ユーザーがテーマに沿った投稿を行う。インテリア投稿を行う「みよしの」は「他のSNSは自由な分、ネタ切れしてしまうこともあるが、最近だと“カラーチャレンジ”という色縛りのテーマのおかげで投稿ネタを増やすことができた。また、投稿タグから他の人の投稿を見て、刺激をもらったりする」という。ファッション系クリエイターの「uki」もこれまで「アウター」「骨格」などのアプリ側提案のテーマで投稿していた。

 3つ目がユーザー同士の距離感の近さだ。「うざみちゃん(関西グルメ)」は「他のSNSならメッセージで個別に送られてくるような内容や、おしゃべり口調のコメントをいただく。私自身も詳細をコメント欄に書いたり、コメントを書いてねと誘導したりしている」のだとか。トラベルクリエイターの「miho」も「気軽にコメントができ、内容もあたたかいものが多いと感じる」といい、プラットフォーム上での交流を楽しんでいた。

広がる「Lemon8」
クリエイターのコミュニティー

 イベントでは表彰式だけでなく懇親会が設けられ、ワークショップも催された。総フォロワー300万のアカウント運営を行う「こうよう」がクリエイターに写真撮影方法をレクチャー。スマホの持ち方による脚長効果の出し方、カフェでの撮影の仕方などのテクニックを伝授し、クリエイターたちを釘付けに。レクチャーの様子は「Lemon8」のインスタグラム(Instagram)アカウントでも配信された。クリエイター同士の交流も深まり、「Lemon8」のコミュニティーの盛り上がりを感じさせる会となった。

TEXT : ANNA USUI
問い合わせ先
Lemon8 広報事務局
lemon8@prap.co.jp

小田急百貨店、本館55年の歴史に幕 別れを惜しむ人が殺到

 小田急百貨店は2日、新宿店の本館の営業を終了した。新宿駅西で55年間も親しまれた本館との別れを惜しむ大勢の人が駆けつけた。本館は閉まるが、売り場は隣の別館「新宿西口ハルク(以下、ハルク)」に移転し、4日から営業再開する。婦人服や紳士服がなくなるなど売り場面積は8割減の6000平方メートルに縮む。早くもあす3日から本館の建物の解体工事が始まり、商業施設やオフィスが一体となった48階建ての高層ビルが29年度に竣工する。ただ、そこに小田急百貨店が入るかは決まっていない。

 午後8時30分。特別なセレモニーは行なわず、平時と同じように静かに閉店する予定だったが、1階の入口と大階段に挟まれたコンコースは最後の瞬間に立ち合おうとする数百人の人たちで埋め尽くされた。店内でも顧客が別れの言葉を書き込みメッセージボードや店舗の歴史を振り返る写真などの展示は行わなかった。本館は閉まるものの、あくまでハルクへの移転というスタンスを明確にした格好だ。

 本館の最終日の今日は「売りつくしセール」のにぎわいとは別に、建物の外観や看板、案内板、エレベーター、階段、屋上の稲荷神社などを撮影する光景があちこちで見られた。婦人服の売り場では馴染みの販売員に別れのあいさつをする常連客の姿もあった。川崎市から来た60代の女性は「(新宿の)西口に勤めていた独身時代から、ここ一番の服を買うのは小田急だった。(移転して)洋服の売り場がなくなってしまうのはさみしい」と話した。

 4日にハルクに移転するのは、主に化粧品、食品、ラグジュアリーブランドなど限られたカテゴリーのみで、本館で最大の面積を占めていたアパレル(婦人服、紳士服、子供服など)はなくなる。このため一部のブランドは隣の京王百貨店に移転し、顧客の受け皿になった。

 小田急百貨店新宿店の本館の営業終了は、親会社である小田急電鉄や東京メトロなどによる新宿駅西口地区の再開発に伴うもの。隣接する商業施設「ミロード新宿」もモザイク通りなどのエリアが23年3月、甲州街道に面する本館が25年4月以降にそれぞれ営業を終える。隣接する京王百貨店の親会社である京王電鉄も今年4月、京王百貨店の跡地にホテルと商業施設を併設した19階建てビルを40年代に建設すると発表しており、新宿駅西口は長期的な再開発に突入する。

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“Oh!Baby”シリーズから初のベースメイク登場 温泉入浴後の“ウブっぽ肌”を目指す毛穴ケア

 ハウス オブ ローゼは3月1日、昨年9月にシリーズ化した「オーベイビー(OH!BABY)」の第2弾製品としてスキンケアとベースメイクを発売する。シリーズ全品に温泉水やセラミドなど美容成分を配合し、“毛穴ケア”に着目したクレンジング、BBクリームをラインアップ。ブランドショップ及び一部のアットコスメストア、公式オンラインストアなどで取り扱う。

 温泉に入浴後のつるつる、すべすべ感のある “ウブっぽ肌”を目指した同シリーズ。第2弾アイテムは角質柔軟ケアをベースに、各アイテム特徴を生かしたサポート機能をプラスし、気になる毛穴の汚れやザラつきをケアする。商品には厳選した美容成分を配合しているほか、浸透しやすさやなじみやすさなど体温と相性が良いテクスチャーにもこだわっている。

 ふき取り用クレンジングの“ウォータークレンジング”(290mL、税込2530円)は温泉水を83%含み、メイクや毛穴汚れ、ザラつきを拭き取りながらも肌の潤いを守り、透明感のある肌に整える。ジェルクリーム“オールインワンジェル”(100g、税込3080円)は1品で化粧水・美容液・乳液・クリーム・パックの5機能がかなう。洗い流すパック“ホット&クール ジェルパック”(150g、税込2200円)は肌に塗り広げた瞬間じんわり温かく、洗い流すと冷んやり肌を引き締め、「温と冷」の2つの働きで毛穴をケアする。

 同シリーズ初のベースメイクとして登場する“ナチュラル BBスティック”(SPF35・PA+++、 全2色、税込1650円)はスティックタイプのBBクリームで、1品で化粧下地・コントロールカラー・ファンデーション・コンシーラーの5機能がかなう。化粧下地“シャーベットポアプライマー”(税込1650円)は肌を引き締めて化粧崩れを防ぐ。メイクの上からも使用可能だ。フェースパウダー“シーバムリセットパウダー”(税込1650円)は過剰な皮脂や汗を吸着し、テカりを抑えて毛穴もカバーする。顔だけでなくボディーや髪にも使え、石けんでオフできる。

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60周年を迎えた「ドクターマーチン」のアイコン “1460 8ホールブーツ”の歴史

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は今年、定番モデル“1460 8ホールブーツ”の発売から60周年を迎えた。シンプルなシルエットとタフで履き心地のよい機能性を備えたワークブーツとして誕生した、ブランドのファーストモデルだ。ロッカーズから思想家まで、反骨精神を持つ人々にとっての自己表現のアイテムとして、いつの時代にも愛されてきた。ここでは、そんなアイコニックなブーツの歴史をたどっていく。

HISTORY OF
“1460 8-Eye Boot”

 “1460 8ホールブーツ”が初めて生産ラインに乗ったのは、1960年4月1日のこと。最初の数年間は、2ポンドで買えるワークブーツとして、郵便配達員や工場労働者などイギリスの労働者階級に広まっていった。ドイツの最先端の技術と、英国ならではの伝統的な靴製造技術を融合させたエアクッションソールによる快適な歩行は、当時の靴業界に大きな衝撃をもたらした。

ストリートカルチャー&
ミュージシャンとの
切っても切れない深い関係

 60年代後半、イギリスの若者たちは頭をそり、ワークブーツをユニホームのように履きこなすようになった。ロックバンド、ザ・フー(The Who)のピート・タウンゼント(Pete Townshend)が「ドクターマーチン」を着用し始めたのもこの頃だ。労働者の枠を超え、ミュージシャンやサブカルチャーの世界でもこのブーツが愛用されるようになる。イエローステッチやグルービングソール、ヒールタブといった今も変わらないブランドの象徴的なディテールが、彼らスキンヘッズたちのファッションの足元を彩った。

職人の丁寧な手作業で
生み出される英国製のプライド

 クラシックなデザインと快適な履き心地、抜群の耐久性、そして履きこむほどに増す味わい。60年の年月を経ても変わらず同じ素材と同じプロセスによって製造されている。

 “MADE IN ENGLAND”コレクションが作られているのは、「革靴の聖地」とも呼ばれるブランド創業時から続く英・ノーサンプトンの工場。伝統的な靴作りを継承した職人たちの手作業によって、丁寧に仕立てられている。

世界中の老若男女に
愛されるアイコン

 2020年の現在も、「ドクターマーチン」はファッショニスタをはじめ国籍や年齢、カルチャーにとらわれることなく、多種多様なコミュニティーを形成している。60周年を迎えた今年は、数々の人気ブランドとの協業にも積極的だ。反骨精神の象徴としての普遍的価値を守りながら、変化を恐れず未来を見据えてチャレンジを続ける。

TEXT : CHIKAKO ICHINOI

問い合わせ先
ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
03-6746-4860

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