アイウエアD2Cの「ワービー パーカー」が上場

 米アイウエアブランド「ワービー パーカー(WARBY PARKER)」は9月29日、ニューヨーク証券取引所に直接上場した。初値は54.05ドル(約5945円)、終値は54.49ドル(約5993円)と同証券取引所が前日に設定した参考価格の1株40ドル(約4400円)を大きく上回った。時価総額はおよそ68億ドル(約7480億円)。

 直接上場とは、新株を発行せずに既存の株式を上場することを指す。一般的な新規上場(IPO)と異なり、新株を発行しないため、新株を引き受ける金融機関に支払う手数料などのコストを削減できる。既存株主が持ち分をすぐに売却できるメリットがあるが、新株を発行しないので新たな資金調達はできないというデメリットがある。なお、同社は2021年8月の時点ではIPOの準備を行っていた。

 「ワービー パーカー」は10年に創業されたD2Cの眼鏡ブランド。自宅で眼鏡を5本まで無料で試すことができ、気に入ったものがあればECで購入するというシステムと、豊富な種類や買いやすい値段で人気となった。21年6月末日時点で145店を運営し、従業員数は約3000人。

 同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。

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誘惑する「プラダ」新作 官能的な2022年春夏にクローズアップ

 ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛ける「プラダ(PRADA)」は、2022年春夏コレクションを9月24日にミラノで発表した。ラフ加入後初のリアルショーは、ミラノと上海で同時開催。ほぼ同じように組んだセット内の一部にスクリーンを設置し、互いのショー映像を中継して現実と仮想現実の対話を表現した。

 今季のコンセプトを“削ぎ落とすことで生み出す誘惑”とし、シンプリシティを極め、フェミニンとマスキュリンのコントラストによる官能性を探求したという。ミニスカートの下に重ねたボクサータイプのスイムウエアやオーバーサイズのバイカージャケット、テーラードジャケットなどは、2022年春夏メンズ・コレクションにも登場したアイテムを共有したもの。コルセットの骨組みとメタル、レースアップのディテールを多く取り入れつつ、それらをゆるめたまま着用することで現代的な官能性を表現している。アーカイブから引用したスカーレットのレースは、真っ赤なドレスにあしらった。

 小物の新作は少なめで、バッグにはオフィスウエアと合わせるトートバッグ“キャロライン(CAROLYN)”を2サイズで発表。シューズはポインテッドトーのミュールが中心で、過去のコレクションからヒールを変形させてアレンジを加えた。キャンディカラーのピアスを追加し、二の腕に着けるバングルははめるタイプで簡単に着脱可能だ。

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眼鏡アイヴァンが5つ目のオリジナルブランド「イーファイブ アイヴァン」を12月上旬に発売

 眼鏡企業のアイヴァン(東京、山本典之社長)は、「アイヴァン(EYEVAN)」「アイヴァン 7285」「10 アイヴァン」「アイヴォル(EYEVOL)」に続く第5のオリジナルブランドとして、「イーファイブ アイヴァン(E5 EYEVAN)」を12月上旬に発売する。“メタルシリーズ”と“プラスチックシリーズ”からなる全7型展開で、価格は4万7300円~。

 広報担当者は、「『イーファイブ アイヴァン』は“形態は役割、目的に従う”という生物学の考えに影響を受け、これまでとは全く異なるアプローチでファンクションを追求する。例えばカエルの水かき、花や貝殻などから機能を学ぶ」と話し、同ブランドを構成する5大要素として“実用的であること”“機能が必然であること”“安心して扱えること”“フレシキブルであること”“長く使えること”を挙げる。同時に、着用時にストレスを感じさせないなど、快適かつ豊かな工業製品も標ぼうする。

 12月上旬の発売に先駆けて、9月25日から10月24日まで「アイヴァン 7285 トウキョウ」と「ジ・アイヴァン 京都祇園」でポップアップイベントを行う。

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フォーナインズと金子眼鏡が経営統合 日本の眼鏡作りを支える2社

 フォーナインズ(東京、飯村祐一社長)と金子眼鏡(福井、金子真也社長)は経営統合し、9月1日に持ち株会社ジャパン・アイウェア・ホールディングスを設立した。社長を飯村フォーナインズ社長と金子・金子眼鏡社長が務め、本社もフォーナインズの成城オフィスと金子眼鏡の本社に置く。フォーナインズと金子眼鏡、それぞれの経営体制等に変更はない。

 両社は、眼鏡の産地として世界的にも知られる鯖江(福井県)でのメード・イン・ジャパンを大切にするなど理念を共にしており、広報担当者は「“日本発のラグジュアリー・アイウエアブランド・グループ”として、グローバル市場を視野に戦略的に連携し、相乗効果を生み出したい」と話す。差し当たって、ジャパン・アイウェア・ホールディングスによる新店舗のオープンや商品製作の予定などはないという。

 フォーナインズは1996年に創業。「フォーナインズ(999.9)」や、サングラスを集積する“フォーナインズ・フィールサン(999.9 FEELSUN)”、eスポーツやスマホ、パソコン用の“プレイド(PLAIDE)”などを販売する。公式ホームページによると従業員数は142。

 金子眼鏡は1958年に創業。「金子眼鏡」や「スピビー(SPIVVY)」などのブランドを持ち、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」と協業して「イッセイ ミヤケ アイズ(ISSEY MIYAKE EYES)」も製作する。従業員数は同330。

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ソフトボール上野は「オークリー」、卓球水谷は「スワンズ」 金メダリストのあの眼鏡

 開幕までのごたごたが嘘のようにオリンピックが盛り上がっている。7月28日午後13時半現在、日本の獲得した金メダルは単独トップの11個で、活況に拍車をかける。「WWDJAPAN」編集部の眼鏡担当が気になったのは、金メダリストの目元だ。

 27日夜に行われたソフトボール決勝で先発し、最終回のマウンドにも上がった上野由岐子が掛けたアイウエアは「オークリー(OAKLEY)」の“ココロ(KOKORO)コレクション”だった。ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する現代アーティストの山口歴(めぐる)とコラボしたもので、白いフレームにカラフルなアートワークをあしらう。上野をリリーフした後藤希友をはじめ、他のチームメンバーも同コレクションを着用した。

 「オークリー」の広報担当者は、「ソフトボール日本代表が予選から“ココロコレクション”を着用したおかげで、店舗でもECでも指名買いされている。今後も侍ジャパン(野球)やゴルフの松山英樹選手、スケートボード・パークの平野歩夢選手などに着用いただく予定だ」と話す。

 新種目、卓球混合ダブルスで伊藤美誠とペアを組んだ水谷隼が決勝で掛けたのは、「スワンズ(SWANS)」の“イーノックスニューロン・トゥエンティ(E-NOX NEURON20')”だった。同ブランドは山本光学(大阪、山本直之社長)が1975年にスタートしたもので、広報担当者は「フレームは市販のもので、レンズは水谷選手から『対象物をはっきりと見たい、一方で照明のまぶしさは抑えたい』とリクエストを受けて特別に開発した」と話す。

 “イーノックスニューロン・トゥエンティ”はレンズ下部からテンプルが伸びる“アンダーテンプルデザイン”が特徴で、「重心を低くすることで振動を軽減できる」という。もともとは長距離ランナー向けに作られ、女子マラソンの野口みずきは2004年のアテネ五輪で本モデルを着用して金メダルを獲得した。水谷が掛けたのは、これに改良を加えたものだ。

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“世界一”の眼鏡店「グローブスペックス」が7月27日、代官山店を移転リニューアル

 眼鏡店のグローブスペックスは、代官山店を7月27日に移転リニューアルオープンする。「旧代官山店を含むエリアの再開発に伴うもの」(岡田哲哉社長)で、新店舗の場所は旧店舗から道を挟んだ斜め向かい。岡田社長は、「移転を知らずに訪れたお客さまも迷わず、安心している」と話す。店舗面積は122平方メートルで、初年度売り上げ目標は1億2000万円。

 新代官山店について岡田社長は、「店を作る際は必ず既存店を上回るものをと考えるが、代官山店はイタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展『ミド(MIDO)』が世界一のアイウエアショップに与える『ベストア・アワード』をアジアで初めて受賞した店舗だ。そのため新たな試みとして、店舗デザインを東京・三鷹の内装会社ロバートハウスに依頼した。『オールドジョー(OLD JOE)』やジャンティーク内田商店など数々の素晴らしいショップを手掛けており、その全てが個性あふれるオーラを放つ。グローブスペックスとの相性の良さには自信があった。また渋谷店、京都店に続いてサインアートはナッツ アート ワークスに、植栽は中目黒の生花店チビにお願いした。1+1+1+1が4ではなく、10になった」と述べる。

 グローブスペックスは東京・渋谷、代官山、京都に店舗を持つ。代官山店は2000年、複合施設の代官山アドレスの開業と共にオープン。その後、16年に猿楽町に移転した。

■グローブスペックス代官山店
オープン日:7月27日
時間:12:00〜19:00(緊急事態宣言解除後は変更の可能性あり)
定休日:無休
住所:東京都渋谷区猿楽町11-19

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「ブルネロ クチネリ」と「オリバーピープルズ」がアイウエア部門でパートナーシップを締結

 イタリアのライフスタイルブランド「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」とロサンゼルス発のアイウエアブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」は、このほどパートナーシップを締結した。9月末に、「ブルネロ クチネリ」として初めてのアイウエアコレクションを発表するという。

 新たなアイウエアコレクションは、「ブルネロ クチネリ」の本拠地であるソロメオ村の文化と美しさにインスパイアされた5型からなり、全てイタリア製。サングラスと眼鏡を共にラインアップし、素材にはメタル、アセテート、持続可能な方法で調達したホーン(角)などを用いる。

 ブルネロ・クチネリ会長兼クリエイティブ・ディレクターは「高度に熟練した製品を生み出す『オリバーピープルズ』とのパートナーシップは現代的で若々しく、洗練性を備えた特別なものになるだろう」と話し、ロッコ・バシリコ(Rocco Basilico)=オリバーピープルズ最高経営責任者も「素材や細部へのこだわり、クラフツマンシップといった共通の価値を持ち、地域に根ざしたブランドである『ブルネロ・クチネリ』との提携は、われわれにとっても非常に重要で大変光栄だ」と続ける。

 「ブルネロ クチネリ」は1978年に創業。カラーカシミヤで一世を風靡したのち、85年にクチネリ会長の妻の故郷であるイタリア中部のソロメオ村にある14世紀に建てられた城を購入、修復して本社としている。「オリバーピープルズ」は1987年にロサンゼルスで創業。2019年から、世界最大の眼鏡企業であるイタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)の傘下にある。

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「ジェイ ダブリュー アンダーソン」が伊アイウエア「ペルソール」と初コラボ 定番アイテムをカラーコンビネーションで再構築

 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、1917年創業のイタリアのアイウエアブランド「ペルソール(PERSOL)」と初コラボした2つの商品を7月17日に発売する。顔を大きく覆うティアドロップ型の“649”が3万4800円で、側面にもレンズを取り付けた“0009”が4万200円。

 ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ジェイ ダブリュー アンダーソン」創業者兼クリエイティブ・ディレクターは、「僕は昔から『ペルソール』のファンで、今も日々愛用している。その『ペルソール』において、“649”と“0009”は言わずと知れた名作。20世紀中期のインテリアデザインを彷彿とさせるたたずまいにインスピレーションを受け、カラーコンビネーションで再構築した」と話す。

 「ペルソール」は、世界最大の眼鏡企業であるイタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)が手掛けるアイウエアブランド。

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京都が眼鏡で激アツ!? キャリア22年の眼鏡ライターが経営トップ4人の取材を総括

 “京都が眼鏡で活性化している!”として、東京からの進出組であるアイヴァンとグローブスペックス、地元で約30年商売を続けるローカル組のイアラ マーケティング スペシャリティズとグラッシーズ、4人の社長にインタビューを行った。東京・青山の骨董通りや大阪・堀江のように眼鏡店が集中するエリアとなった京都で、どんな化学反応が起こり、今後のアイウエアシーンにどんな影響を与えるのか?取材歴22年の眼鏡ライター藤井たかのが解説する。

かつて主力ブランドを失ったアイヴァンは、出店攻勢でオリジナル強化

 全国に28店舗を運営するアイヴァン(東京、山本典之社長)の、近年のブランド創設と出店ラッシュには目を見張るものがある。2013年の「アイヴァン 7285(EYEVAN 7285)」を皮切りに、17年に「アイヴォル(EYEVOL)」と「10 アイヴァン」を立ち上げ、18年には「アイヴァン」を復活させた。これに合わせて、東京・青山の骨董通りに「アイヴァン 7285」「アイヴォル」「アイヴァン」の3店舗、大阪に「アイヴァン 7285」の直営店をオープンした。今年5月には、4つのオリジナルブランドのみで構成する新業態ジ・アイヴァンを京都・祇園に開店した。さらに16年からの5年間でシープ アイヴァンなど、アイヴァンレーベルの眼鏡サロンを11店舗出店している。攻めの姿勢を崩さないアイヴァンだが、かつては「バーバリー(BURBERRY)」を失った三陽商会に近い状況に置かれていた。

 「アイヴァン」は、1960年代にアイビーファッションで一世を風靡したヴァンヂャケット(VAN)の眼鏡ブランドとして72年に誕生したが、2003年に活動を休止(18年に復活)。90年代以降のアイヴァン(旧オプティックジャパン)の主たるビジネスだったのが、89年から2018年までライセンス契約を結んでいたロサンゼルスの眼鏡ブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」(1986年創業)の製造・販売だ。「オリバーピープルズ」は2007年に世界最大のアイウエア企業であるイタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)に買収されるが、その後も日本での高い販売実績が評価され、例外的にアイヴァンが製造・販売を続けていた。ルックスオティカジャパン(旧ミラリジャパン)が「オリバーピープルズ」の製造・販売を行うのは19年1月以降だが、早い段階で屋台骨を失うことを見越したアイヴァンは、新たなライセンス契約先を探すのではなく、「アイヴァン」をリブランディングし、「オリバーピープルズ」に変わる主力ブランドとして打ち出した。また近年の出店ラッシュには、企業買収が活発化する眼鏡業界で、卸先である小売店の販売だけに頼るのではなく、自ら売るための場を構築する姿が見える。

 祇園に開店したジ・アイヴァンは、日本製の高品質なフレームを京都から発信するシンボリックな拠点だが、注目すべきは2階のギャラリーが「アイヴァン」の歴代モデルや広告などを展示するミュージアムになっていることだ。17年に眼鏡企業ボストンクラブが、オリジナルブランド「ジャポニスム(JAPONISM)」のミュージアムを、改装した自社ビル内に作り話題となったが、場所は本拠地の福井県鯖江市だった。アイヴァンは発祥の地ではない京都にアーカイブを展示しており、今後京都を軸に世界に向けてアピールする意気込みが感じられる。

コロナ禍でも“岡田無双”続く、さらに能ある鷹が爪を隠す?

 グローブスペックスは、イタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展「ミド(MIDO)」が、優秀なアイウエアショップに与える「ベストア・アワード」を17年、18年と2年連続で受賞する快挙を成し遂げた。岡田哲哉社長もテレビや雑誌にたびたび取り上げられ、業界では向かうところ敵なしの“岡田無双”状態だった。満を持して20年6月、話題の商業施設、新風館に出店。コロナショックが直撃したが、京都店はグローブスペックス23年の歴史のなかで単店の月間売り上げ最高を記録し、初年度は予算比20%増で着地した。京都店には、フランスの「アン・バレンタイン(ANNE ET VALENTIN)」や「ザビエル・デローム(XAVIER DEROME)」など、カラフルで突飛なデザインのフレームが並ぶ。今回の取材で「京都では派手な眼鏡が売れる」という話を何度も耳にしたが、新風館に近い三条の眼鏡店オーグリラコンテ(1986年創業)でも、近未来的でユニークな立体造形の「ファクトリー900(FACTORY900)」を壁一面にディスプレーしていた。出汁(だし)文化で知られる京都だが、実は「天下一品」などこってり味のラーメンを好む一面もあり、それは眼鏡も同様のようだ。

 グローブスペックス 京都店では、グローバルな接客にも注目したい。帰国子女の岡田社長にはニューヨークでの勤務経験もあり、英語も堪能だ。京都店出店にあたっては、海外で修行中の息子、雄さんを帰国させ店長代理とした。岡田店長代理は、アメリカで最も期待される次世代のデザイナーを表彰する「CFDA/ヴォーグ ファッション・ファンド・アワード」のファイナリストとなったアーレム・マナイ・プラット(Ahlem Manai Platt)のブランド「アーレム(AHLEM)」や、ビンテージフレームを修理してブランド展開する「ザ・スペクタクル(THE SPECTACLE)」のジェイ・オーウェンズ(Jay Owens)の元で学んだ眼鏡界のサラブレッドだ。岡田店長代理も岡田社長も、アメリカで眼鏡店を経営するために必要な技術資格「オプティシャン」を持つ。その意味では、インバウンドが消滅した今、グローブスペックス 京都店は本来のポテンシャルを発揮できていないとも言える。新風館のエースホテルが本格稼働して訪日外国人客が押し寄せた際には、外国語が飛び交うインターナショナルな眼鏡店として、さらにブーストがかかるはずだ。

若手を育てて世界へ、京都ならではの旦那衆文化が実を結ぶ

 新風館から徒歩5分の場所には、京都で27年間眼鏡ビジネスを続けるグラッシーズが運営するG.B.ガファス京都がある。社長の竹中太一さんは京都市中京区の出身で、1994年、京都・北山に同店の前身であるグラッシーズを開店した。90年代後半から2000年代初頭の関西では、クラブで眼鏡のイベントやファッションショーが行われるなど“アイウエアバブル”が起きたが、G.B.ガファスはそれをけん引したショップだ。当時、同店のオリジナルフレームを手掛けていたのが、いまや日本の眼鏡ブランドの代表格となった「イエローズプラス(YELLOWS PLUS)」の山岸稔明デザイナーや、「スペックエスパス(SPEC ESPACE)」の山岸誉デザイナーだった。2001年に福井県で創業した「イエローズプラス」は、特にヨーロッパで高い人気を誇り、フランスで75店舗、全世界で550店舗が販売する国際的ブランドに成長した。その山岸デザイナーに「自分のブランドをはじめなさい」と、背中を押したのが竹中社長だ。京都の旦那衆の姿そのままに若手デザイナーの育成に励んだ竹中社長は、デザイナーとの信頼関係によって鯖江産の別注モデルを次々と実現し、商品の差別化を図っている。

個性派の眼鏡を、どっしりローカルに根差した接客で売る

 京都・北白川で創業し、30周年を迎えたイアラ マーケティング スペシャリティズ(柳島邦門社長)のオブジェは、東京と大阪でも店舗を運営する。柳島社長は90年代、まだ無名だった「オリバーピープルズ」を最も売った男として業界で知られており、“今売れる眼鏡”と“これから売れる眼鏡”をセレクトして客のニーズに応えてきた。現在は、息子である柳島崇志オブジェ・大阪店長が父親譲りの審美眼で海外買い付けを行っている。店内には、銅を使った香港の新進ブランド「リガーズ(RIGARDS)」や、フレームの表面を燃やすという斬新な製法を持つドイツブランド「クボラム(KUBORAUM)」など、個性派の商品が並ぶ。その一方で、「トム フォード アイウエア(TOM FORD EYEWEAR)」といった“鉄板”人気のブランドも扱い、幅広い層を満足させている。ゆるやかに代替わりしながらも変わらない、地元客の“かゆい所に手を届かせる”接客術もあってのことだ。

 このように京都の眼鏡業界は、東京からの進出組と、約30年続くローカル店が入り混じった構図となっている。それぞれがそれぞれのスタンスで、すみ分けしながら共存しているのが特徴だ。ここ十数年、アイウエアの流行は“東京から地方へ”だった。しかし振り返ってみれば、DCブランドの眼鏡が巷にあふれた80年代を経て、ローカル眼鏡店が刺激的なアイテムを求めて海外買い付けを行い、90年代に日本全国で同時多発的にアイウエアブームが花開いた過去があり、その中心にはいつも京都があった。京都が再び眼鏡で活性化し、京都発信のトレンドが東京や海外に波及する日も近いかもしれない。

藤井たかの(ふじい・たかの)/眼鏡ライター:1976年、大阪府生まれ。大学卒業後、編集プロダクション勤務などを経てフリーランスに。年間1000本以上の眼鏡に触れ、国内外の見本市や工場、商品紹介などのアイウエア記事を担当する。自身のユーチューブチャンネル「メガネ流行通信」でも、世界の眼鏡トレンドやデザイナーインタビューなどを配信中。著書に「ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920's-1990's」(グラフィック社)がある

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メガネスーパーが熱海土砂災害被災者に、老眼鏡や使い捨てコンタクトレンズなどを無償提供

 ビジョナリーホールディングス(東京、星﨑尚彦社長)傘下の眼鏡店チェーン、メガネスーパーは7月11日から、静岡県と神奈川県の全店舗で、熱海市の土砂災害被災者への緊急支援活動を実施している。使い捨てコンタクトレンズやケア用品、出来合いの老眼鏡や補聴器用空気電池の提供、補聴器の1カ月間レンタル、他社製品も含めた眼鏡の修理などを全て無償で行う。

 また、被災者とその家族には眼鏡や補聴器を店頭価格から半額にする。その際、「即時の会計も不要」(広報担当者)で、代金の支払いには1年間の猶予を持たせる。身分証を提示すれば、「内金も必要ない」という。

 メガネスーパーは西日本を中心とした平成30年7月豪雨や、同年に発生した北海道胆振東部地震の被災者にも同様の支援を行っている。

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ジンズがVERDYと初コラボ EC限定でポーチやフィギュア付のコレクションセットも

 ジンズ傘下のサングラスブランドで、NIGO®が監修を務める「ジンズ アンド サン(JINS&SUN)」は、グラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)と初コラボしたアイテム“ジンズ アンド サン×ヴェルディ”を7⽉22⽇にジンズ渋⾕店、仙台⼀番町店、三宮店、広島本通店と公式オンラインショップで発売する。価格は1万3200円。

 “ジンズ アンド サン×ヴェルディ”は紫外線を99%カットするクリアレンズサングラスに、マグネットで簡単に着脱できるカラーレンズプレートと、レンズ部分が格⼦状になった遊び⼼のあるトイプレートをセットにしたもので3通りに着用できる。共にウエリントン型をベースにした2型6色には全て、VERDYのオリジナルキャラクター“VICK(ヴィック)”を描いた“タイベック”素材のサコッシュ型サングラスケースとセリート(眼鏡拭き)が付属する。

 また、公式オンラインショップでは2つの限定コレクションセットも⽤意する。ポーチセット(1万6500円)には“VICK”を模したカラビナ付ポーチが、アイウエアスタンドセット(2万7500円)にはサングラスをディスプレーできる“VICK”の顔型アイウエアスタンドが含まれる。広報担当者は、「これまでにも“VICK”の全身フィギュアはあったが、顔型は初めて。VERDYさん、NIGO®さんがそれぞれSNSで発信してくれて、すでに多くの問い合わせを受けている」と話す。

 VERDYは「ガールズ ドント クライ(GIRLS DON'T CRY)」や「ウェイステッド ユース(WASTED YOUTH)」などのプロジェクトを同時に進行し、「ナイキ(NIKE)」のスケートボードライン“ナイキSB”や「リーバイス(LEVI'S)」など世界的ブランドとも協業する、ストリートカルチャーをけん引するグラフィックアーティスト。

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京都が眼鏡で激アツ!? コロナ禍に開店したグローブスペックスは歴代の月間単店売り上げ最高を記録!

 “京都が眼鏡で活性化している!”として、5月26日に新業態「ジ・アイヴァン」を祇園にオープンしたアイヴァン(東京)の山本典之社長や、その京都で約30年眼鏡ビジネスを続ける「オブジェ」の柳島邦門イアラ マーケティング スペシャリティズ社長、「G.B.ガファス」「デコラ」の2業態を擁する竹中太一グラッシーズ社長のインタビューを掲載してきた。最後は2020年6月、エースホテルの上陸で話題となった商業施設、新風館に出店したグローブスペックス(東京)の岡田哲哉社長に話を聞く。

WWD:「グローブスペックス 京都店」にとっては、コロナショックが直撃した1年だった。

岡田哲哉グローブスペックス社長(以下、岡田):確かにその通りなのだが、京都店はグローブスペックス23年の歴史のなかで、月間の単店売り上げで過去最高を記録した。

WWD:勝因は?

岡田:20年1月にNHKで放送された「世界はほしいモノにあふれてる」に、僕が取り上げられたことが大きい。フランスへの買い付けの様子が再放送を含めてこれまで4回放送され、そのたびに大きな反響を得ている。再放送は京都店オープンの直前にもあり、行列ができ、入店まで2時間待ちとなることもあった。密にならぬよう入店制限も行った。行列は20年秋まで続き、結果としてインバウンドは失ったが、国内需要が伸びた。

WWD:コロナ前のグローブスペックスのインバウンド比率は?

岡田:約2割。イタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展「ミド(MIDO)」が、優秀なアイウエアショップに与える「ベストア・アワード」を17年、18年と2年連続で受賞させてもらい、それに伴い多くの海外メディアにも取り上げられ、東京・渋谷、代官山の店舗には外国人客も多く訪れていた。

WWD:京都店の初年度売上目標は達成できた?

岡田:特にオープン当初の3カ月が予算を大きく上回り、通年でも20%増で着地した。

WWD:来店客の構成は?

岡田:世代は20~50代と幅広く、男女比は半々ほど。

WWD:世界中から1年がかりで集めたというアンティークで構成された店内は“岡田ワールド”そのもので、新風館の話題性とも相まって観光地のように客が訪れている。

岡田:1926年に京都中央電話局として竣工された新風館の特徴を生かすため、建物と同じ100年ほど前の家具や装飾品をアメリカやヨーロッパから買い付けた。そこに、ほんの少し和の要素を加えているのがポイントだ。

WWD:京都店の成功はある程度予想していた?

岡田:いや、当初関西圏でのグローブスペックスの認知度は分からず、またかなりマニアックなラインアップのため、苦戦するかもしれないと思っていた。しかしそれは杞憂で、東は名古屋から西は広島まで多くの方が来店してくれている。驚いたのは、「関西に出店してくれてありがとう」と感謝されることだ。初来店時の期待度が東京より高いのが京都店のお客さまの特徴で、その期待に応えられると、次は友人や家族を連れてリピーターになってくれる。

WWD:コロナが収束してエースホテルが本格稼働すれば、インバウンド客を中心とした第2ブーストにも期待できるはずだ。

岡田:そのために外国語を話すスタッフを育成中だ。また、海外で眼鏡修行をさせていた息子を予定を早めて呼び戻し、京都店の店長代理とした。

WWD:京都店の売れ筋は?

岡田:京都の人には、“お洒落だが派手なものを好まず、シンプルで上質なものを長く使う”イメージがあった。そのため、アンティークフレームのような美しさを持つドイツブランドの「ルノア(LUNOR)」や「ゲルノット・リンドナー(GERNOT LINDNER)」を並べたが、蓋を開けてみると東京でもあまり動かないようなカラフルで突飛なデザインの眼鏡が売れた。

WWD:困難な状況下でECを始めた企業も多い。グローブスペックスは?

岡田:その意味では、むしろ逆を行っているかもしれない。僕は月に1度、京都店に立っているが、土日は朝から晩まで予約で埋まってしまうほど盛況だ。眼鏡は顔の中心に載せるアイテムで、良し悪しを自分では判断しづらい面がある。お客さまは自分の好みを理解して、見立てを行うコンシェルジュを必要としている。また、EC先進国であるアメリカでも、眼鏡は伸び悩んでいるというデータがある。そこには医療器具ならではの壁があると思う。

WWD:他エリアからの進出組が、京都でビジネスを継続的に成功させるのは難しいとも言われる。また、京都には30年近くビジネスを続ける専門店もある。

岡田:他店を意識することはない。出店地選びで大切なのは、グローブスペックスと相性がいいかどうかだ。京都は世界トップクラスの観光地であり、長い歴史がありながらも新しいものを巧みに取り入れている。京都の方のこだわりの強さも、当社にとっては追い風になった。

WWD:今後も京都のように、発信力の高い都市への出店を検討している?

岡田:可能性はもちろんある。詳細は差し控えるが、海外でもグローブスペックスに合いそうな街はいくつもある。ただし、店舗数を増やすことには意味を感じておらず、僕が求めるサービスのあり方を実現したい。

WWD:眼鏡ビジネスにおいて最も大事なことは?

岡田:楽しい“ファッションアイテムとしての眼鏡”と、視力補正など“機能としての眼鏡”、両輪のクオリティーを落とさないことだ。“デザインが良ければ、多少見えなくてもいい”とは誰も思わず、“よく見えれば、見た目は一切問わない”という人もいない。

藤井たかの(ふじい・たかの)/眼鏡ライター:1976年、大阪府生まれ。大学卒業後、編集プロダクション勤務などを経てフリーランスに。年間1000本以上の眼鏡に触れ、国内外の見本市や工場、商品紹介などのアイウエア記事を担当する。自身のユーチューブチャンネル「メガネ流行通信」でも、世界の眼鏡トレンドやデザイナーインタビューなどを配信中。著書に「ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920's-1990's」(グラフィック社)がある

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メガネの田中が海外初店舗のシンガポール店をオープン 眼鏡選びを手助けするオンラインサービスも

 メガネの田中チェーン(広島、デイミアン・ホール社長)の子会社フロー オプティクス(FLO OPTICS、シンガポール、渡辺紗理菜社長)は7月1日、メガネの田中チェーンとして海外初出店となる「メガネの田中 ウィーロックプレイス店」をオープンした。場所は、シンガポールで最大級のショッピングエリア、オーチャードロードの一角を占める駅直結のモール「ウィーロックプレイス」の地下1階で、店舗面積は約140平方メートル。

 広報担当者は「オープン初日から、質の高い日本製眼鏡や日本式サービスが高く評価されている。シンガポールは世界有数の多民族国家ながら、“似合う”という観点から眼鏡選びをする習慣がない。ウィーロックプレイス店を通じて、メガネの田中チェーンならではの楽しい買い物体験とパーソナライズした接客を届けたい」と話す。

 店舗デザインについても、「内外装ともに、日本のものをそのままシンガポールに移設した」と述べ、大型の鏡を13個の照明が囲む試着台“ハリウッドミラー”や、客一人ひとりの悩みやニーズに寄り添う“店長デスク”、客とゆっくり話しながら眼鏡選びを行うソファスペースなどを設ける。

 また同店ではニューノーマルに即した試みとして、アイウエアコーディネートの専門家がリモートで眼鏡選びを手助けする“オンラインおまかせアイウェアスタイリングサービス”も行う。自宅でサービスを受けてから来店して滞在時間を短縮することや、店内の試着台そばに設置されたモニターを使って店頭で同サービスを受けることもできる。

 メガネの田中チェーンは7月末までの予定で、ウィーロックプレイス店と広島本店をオンラインでつなぎ、互いの店内の様子を連日午後にライブ配信している。「海外に気軽に足を運べない今、シンガポールのお客さまには日本を身近に感じていただき、広島のお客さまには地元から海外に進出した1号店の披露を行っている」という。

 メガネの田中チェーンは1913 年に広島で創業。全国に約100店舗を展開する。フロー オプティクスは、83年にシンガポールで創業した眼鏡小売チェーンで、シンガポール国内で10店舗を運営。2019年、メガネの田中チェーンに買収された。

 シンガポールにはフォーナインズ(東京、飯村祐一社長)やオンデーズ(東京、田中修治社長)など、他の眼鏡企業も進出している。

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「フェンディ」とティリオス、LVMH傘下の2社が眼鏡で協業

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)傘下のイタリアのラグジュアリーブランド「フェンディ(FENDI)」は、LVMHとイタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)の合弁会社であるティリオス(THELIOS)と、アイウエアカテゴリーでデザイン・開発・製造・流通における独占的パートナーシップを結んだと発表した。

 セルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)=フェンディ会長兼最高経営責任者は、「LVMHグループに属する2社が力を合わせ、アイウエア分野においても『フェンディ』がトップブランドであることをアピールしたい」と話す。

 両社の協業による商品は2021-22年秋冬コレクションで発表され、「フェンディ」の直営店や公式オンラインストア、またティリオスの持つ流通ネットワークで販売予定だという。

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京都が眼鏡で激アツ!? 今年5月、祇園に出店したアイヴァンの新業態は「単店で勝機あり!」

 “京都が眼鏡で活性化!”として、現地で約30年眼鏡ビジネスを続ける2社の社長インタビューを掲載してきた。ここからは、その京都に進出する2社のトップに話を聞く。まずは全国に28店舗を運営するアイヴァン(東京)の山本典之社長だ。

WWD:オリジナルブランドの「アイヴァン(EYEVAN)」「アイヴァン7285」「10アイヴァン」「アイヴォル(EYEVOL)」のみで構成する新業態「ジ・アイヴァン」を5月26日、祇園にオープンした。

山本典之アイヴァン社長(以下、山本):主力ブランドの「アイヴァン」は3月に、旗艦店を東京・青山の骨董通りにオープンした。また骨董通りには、その「アイヴァン」から派生した「アイヴァン 7285」やサングラスブランドの「アイヴォル」の単独店舗もある。骨董通りにドミナント出店する一方で、全ブランドを集約したショップは不動産的にも東京では実現が難しいと感じていた。世界に向けて発信する際、代替都市は京都しか考えられず、2年ほど前から構想していた。

WWD:京都市によると2020年の外国人宿泊客数(日本在住の外国人も含む)は、前年比88.2%減の45万人だった。特にインバウンド消滅の影響が大きい京都、それも祇園を選んだ理由は?

山本:20年夏に訪れた、高級時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」の祇園ブティックでの体験がヒントになった。祇園のメインストリートである花見小路通もコロナの影響で人影はほぼなく、ことインバウンドは皆無だった。そんな中でも「ウブロ」には、京都で食事や観光をし、さらに「ウブロ」を買うことを一つのイベントとして捉える国内富裕層がいた。それを見て、インバウンドに頼らなくとも売り上げが立つと直感した。祇園には、ほかに高級カメラメーカーの「ライカ(LEICA)」の店舗があり、かつては「エルメス(HERMES)」の期間限定ショップもあった。京都・祇園という特別な場所で眼鏡を買う喜びが、ブランドの付加価値につながればと思う。

WWD:コロナは開店日にも影響した?

山本:いや、予定通りだった。「ジ・アイヴァン京都祇園」の内装はインテリアデザイナーの森田恭通さんに依頼したのだが、元の店舗である「マスターレシピ(MASTER RECIPE)」(フランフラン)も森田さんによるもので、そのため改装が最小限で済み、コストも抑えられた。

WWD:長い歴史を持つ京都では、“新参者の商売は難しい”と言われる。

山本:15年に、京都の中心地である河原町のファッションビル、京都バルに「アイヴァン リュクス」を出店した際にも言われた言葉だ。けれどコロナ前の19年には、年間売り上げ1億円を超えるまでに成長した。顧客の6~7割が京都の方で、そのほかに近県からも来店がある。この成功体験が祇園出店の原動力ともなった。アイヴァン リュクスの顧客は20〜30代が中心なので、今度はより大人に向けた店をつくりたかった。それが、ジ・アイヴァン京都祇園だ。

WWD:ジ・アイヴァン京都祇園は、単に広告ではない?

山本:もちろん違う。単店でも勝機を感じており、実際、初月売り上げは目標値に対して10%増だった。京都を含む関西圏の方に多く購入いただいている。彼らは車文化の中にあり、そのために“駐車場裏”とも言える立地をむしろ歓迎したほどだ(笑)。

WWD:ひと癖もふた癖もある京都で、どのように眼鏡ビジネスを続けていく?

山本:当社の商品は決して安くない。だから良いものを作って発信し、共感いただく。そしてファンとなってもらい、そのコミュニティーを大切にしていくしかない。当たり前のことを丁寧に、長く続けていきたい。祇園店のオープンに際して1688年創業の西陣織の老舗、細尾と協業して眼鏡ケースを作ったが、今後も京都に根付くさまざまなカルチャーとコラボレーションしていけたらと思う。

藤井たかの(ふじい・たかの)/眼鏡ライター:1976年、大阪府生まれ。大学卒業後、編集プロダクション勤務などを経てフリーランスに。年間1000本以上の眼鏡に触れ、国内外の見本市や工場、商品紹介などのアイウエア記事を担当する。自身のユーチューブチャンネル「メガネ流行通信」でも、世界の眼鏡トレンドやデザイナーインタビューなどを配信中。著書に「ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920's-1990's」(グラフィック社)がある

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京都が眼鏡で激アツ!?  「G.B.ガファス」はローカルとしてローカル向けに商売

 京都が眼鏡で一躍、活性化していることは前回伝えた通りだ。第2弾は京都で27年、眼鏡ビジネスを続け、京都・東京・大阪・神戸で「G.B.ガファス」や「デコラ」を6店舗運営するグラッシーズの竹中太一社長に話を聞く。

WWD:2020年6月に、東京・渋谷と代官山に店舗を構えるグローブスペックス(東京、岡田哲哉社長)がエースホテルの上陸で話題となった商業施設、新風館にオープンし、21年5月には全国に28店舗を運営するアイヴァン(東京、山本典之社長)が新業態の「ジ・アイヴァン」を祇園に出店した。受け止めについて聞きたい。

竹中太一グラッシーズ社長(以下、竹中):京都はコロナ前、世界中のツーリストの行きたい都市であり、大きくクローズアップされた。実際、外国人旅行者も多かった。それゆえ、そこにビジネスチャンスを感じ、出店する流れは分かる。一方でわれわれのように、ローカルがローカル向けに行う眼鏡ビジネスもある。現在、G.B.ガファス京都のある中京区は僕の出生地であり、河原町や三条に比べたら人出は少ないが、そこには僕なりの物語がある。京都の人は豆腐ならあそこ、草履ならあそこ、とどこで何を買うかを代々受け継いでいる。この街では「100年くらいは老舗じゃない」がリアルで、当社も27年かけてようやく認知されてきた。「京都人は裏表がある」とも言われるが、隣同士が数百年単位で暮らしているからいさかいを起こしたくない。だから本音を押し殺す。それが指摘の理由だろう。人の出入りが激しい東京や大阪と違い、“変えるをしない”が信条になっている。コミュニティーの歴史が古く、ある意味で完結しているから、外から入ってきたものに厳しい一面もある。「京都(と名古屋)で商売が成功したら、どこでも成功する」なんて言葉もあるくらいだ。

WWD:コロナショックによるインバウンド消滅の影響は?

竹中:大阪の2店舗にはコロナ前、訪日外国人客の姿も見られたが、京都店の売り上げにおけるインバウンド比率は多かった時でも3%ほどで、影響はほぼない。

WWD:とはいえ、未曽有の状況下で何か対策は?

竹中:ここでも、慌てて“変えるをしない”だ。イタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展「ミド(MIDO)」や、フランス・パリの国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」で、実際に新作を見て買い付けることはできなくなったが、定番アイテムを仕入れ・販売している。

WWD:“京都”というキーワードは、眼鏡ビジネスにおいてアドバンテージとなっている?京都と眼鏡の親和性について聞きたい。

竹中:商売を始めた27年前、当社は半分ほどをオリジナルアイテムで構成していた(現在は2割ほど)。そのため、足しげく眼鏡作りの本場でもある鯖江(福井県)に通った。京都-鯖江間は車で2時間半ほど、かつては“鯖街道”と呼ばれ、日本海で採れた鯖など海の幸を都に届けるルートだった。鯖江に出入りする中で、「イエローズプラス(YELLOWS PLUS)」の山岸稔明君や「エイチフュージョン(H-FUSION)」の山岸誉君、「ステディ(STEADY)の金子昌嗣君など、鯖江出身の若手デザイナーを発掘・応援することもできた。

WWD:東京・大阪・神戸にも出店するが、京都の間で品ぞろえや戦略に違いはある?

竹中:当社には「デコラ」という別業態があり、2業態間でカラーの違いを出している。G.B.ガファスは“トレンド”重視型で中心価格帯は4万~5万円、客層は30~40代。一方、デコラのキーワードは“ラグジュアリー”で中心価格帯7万~8万円、客層は50~60代だ。

WWD:G.B.ガファスの売れ筋アイテムを教えてほしい。

竹中:アセテートタイプならウエリントン、メタルタイプならラウンドの細型が人気だ。そこに旬のブランドや、アセテートをセルロイドに替えるなどの素材提案でG.B.ガファスらしさを出している。また、別注色も強化しており人気だ。

WWD:20年3月にはECをスタートした。

竹中:おかげさまで手応えを感じている。リモート販売の場合、「受け取り後は必ず近くの眼鏡店へ」と伝えている。全国津々浦々、どこの眼鏡店でも調整はほぼ無料なので。

WWD:眼鏡ビジネスにおいて最も大事なことは?

竹中:ぶれないこと。ここでも“変えるをしない”だ。京都で長く商売を続ける店にはそれぞれのスタイルがあり、他店をまねる必要がない。 

WWD:次の27年をどう迎える?

竹中:現スタッフの中から後継者が出て、ビジネスを承継してくれたらと思う。そして、27年後も店を続けていてほしい。そのためには、ゆるやかながらも確実な成長が必要だ。

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京都が眼鏡で激アツ!? 30周年の「オブジェ」は開業以来ハートで売る

 京都が眼鏡で一躍、活性化している。2020年6月に、東京・渋谷と代官山に店舗を構えるグローブスペックス(東京、岡田哲哉社長)がエースホテルの上陸で話題となった商業施設、新風館にオープンし、21年5月には全国に28店舗を運営するアイヴァン(東京、山本典之社長)が新業態の「ジ・アイヴァン」を祇園に出店した。一方で、京都には30年眼鏡ビジネスを続け、「オブジェ」を東京や大阪でも展開するイアラ マーケティング スペシャリティズ(京都、柳島邦門社長)や、京都・東京・大阪・神戸で「G.B.ガファス」や「デコラ」を運営するグラッシーズ(京都、竹中太一社長)の存在がある。ローカル組と進出組、それぞれがウィン-ウィンとなる化学反応を期待するのだが実情は?各社社長に話を聞く。まずは柳島邦門イアラ マーケティング スペシャリティズ社長だ。

WWD:進出組について受け止めを聞きたい。

柳島邦門イアラ マーケティング スペシャリティズ社長(以下、柳島):京都市の人口は世間一般の方が感じるより少なく、政令指定都市では川崎や神戸に次ぐ8番手だ。その意味では、眼鏡店は過剰傾向と言える。進出は眼鏡に限らずアパレルでも飲食でもあるが、それなりの数が撤退していることも事実だ。家賃も高く、続けるうちに「ビジネス的においしくない」と気付くのでは?とはいえ今後はインバウンドも回復し、状況は一変するかもしれない。

WWD:コロナショックによるインバウンドの消滅は、どんな影響を与えた?

柳島:オブジェ 京都本店は、北白川という地元の方も車で来店するエリアにある。もともとインバウンド比率は数パーセント程度で、影響はほぼない。

WWD:東京、大阪にも店舗を持つが、品ぞろえや戦略などで京都との違いはある?

柳島:地域によって環境は異なり、それによって当然セレクトする商品も変わる。京都には、こだわり派のお客さまが多い。そのため、カラフルだったりデザインの凝った個性的なものが人気だ。視力矯正の道具として、これらが選ばれている。“とっつきにくい”と形容される京都人だが、一度認めてもらえればリピーター化できる。30年の間に学生だったお客さまが結婚して子どもを授かり、今では家族で来店されるケースも多い。ちなみに京都本店は、オブジェ3店舗の中でももっとも販売価格帯が高く5万~10万円だ。

WWD:ECについても聞きたい。医療器具である眼鏡は扱いが難しい。

柳島:おっしゃる通り、眼鏡には測定および調整が必要だ。それゆえ100パーセントのEC化というのは、現状では不可能だと思う。

WWD:サングラスの場合は?

柳島:可能ではあるが、オブジェは推奨しない。サングラスにもフィッティングがあるからだ。人間の目は位置も左右の距離も異なり、アイウエアを掛ける耳の位置も同様だ。フィットしない装着は時に痛みを伴うし、きつめ・ゆるめなどフィッティングにも好みがある。眼鏡はバランス、塩梅が大事なアイテムで、それは料理の“加減”や“少々”に似ている。疲れているときは塩辛い方がよく、このあたりはとても人間的な感覚と言える。バーチャルでは、重さ・軽さやフレームの質感などは再現できていない。われわれはお客さまをハッピーにする方程式を持つが、現状としては来店いただくことがベストな選択だと考えている。

WWD:京都という街で、次の30年をどう迎える?

柳島:京都は、創造と破壊を繰り返しながら1200年の歴史を重ねてきた。その中にあって、30年という当社の歩みはほんの一瞬のことだろうし、三重県出身の私はついこないだまで“よそ者”扱いだった。そのため、軸をぶらさないことが重要だ。オブジェが大事にしてきたのは、おもてなしの心。心地良い店内で、ゆっくりと眼鏡を選んでいただく。このスタイルは開業以来変わらない。お客さま1人ひとりに生き方があり、それにリンクした好みがある。それらをきちんと把握し、自信を持って商品を薦めるのがオブジェのモットーだ。京都には、“空気感を読んで察する”という文化がある。“京都らしさ”のもとと言えるだろう。京都でビジネスを続けるうえでも、とても大切なことだ。

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「パリミキ」の三城が、タレント波瑠と共に日本製眼鏡のすばらしさをあらためて訴求

 眼鏡専門店「パリミキ」や「メガネの三城」を運営する三城ホールディングス(以下、三城)は、タレントの波瑠を起用した新ビジュアルおよび新テレビCMを6月18日に公開する。同社と波瑠のパートナーシップは2018年から続き、3年目となる。

 今回打ち出すのは、同社が「商品戦略の柱」(澤田将広社長)と位置付ける「パリミキ メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」のアイテムだ。眼鏡メーカー、ボストンクラブ(福井県、小松原一身社長)との協業で17年にリブランディングした「スタイル ジェイ」と、日本製眼鏡をレンズ込みで1万9800円から提供する「パリミキ オーセンティック アイウエア」の2ブランドによる展開で、澤田社長は「当社は創業時から日本製にこだわってきた。現在も全体の約60%がジャパンメードだ。しかしオリジナルブランドの良さが十分にアピールできていなかった。波瑠さんの力を借りて、日本製眼鏡のすばらしさをあらためて訴求したい」と起用理由について話す。

 三城はこのほか、「歴史的名品やビンテージモデルを最新技術でよみがえらせる」同社におけるハイエンドブランド「ディグナ クラシック」のコンセプトショップ「ディグナハウス」を東京・裏原宿に構え、その2号店である「ディグナハウス オーディオスタジオ」を4月9日に青山・骨董通りにオープンするなど、商品のみならず店舗改革にも取り組んでいる。

問い合わせ先
三城 お客様センター
0120-199-101

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ピンクの眼鏡でHAPPYな未来を見る ヴィジョナイズ今秋の新作展

 イタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)や、マルコリンとLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の合弁会社であるティリオス(THELIOS)の日本総代理店を務めるヴィジョナイズは、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで今秋発売予定の新作展示会を行っている。注目は“ピンク”で、荻野綾マーケティングコミュニケーション シニアマネジャーは「眼鏡で、ここまで分かりやすいトレンドキーワードは珍しい」と話す。

 「トム フォード アイウエア(TOM FORD EYEWEAR)」や「ディオール(DIOR)」、「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」「ケンゾー(KENZO)」などからはフレームもレンズもピンクで統一したアイテムが発表され、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はそれを生分解性のあるバイオプラスチックで提案する。荻野シニアマネジャーはピンクの理由について、「コロナによる世界的な閉塞感を受け、その雰囲気をブレークスルーしたいマインドが表れている。マスクが常態化して顔の半分が覆われる中、コスメ同様、少しでも華やかさを出したいという消費者の気持ちも代弁できるはず」と説明する。

 同展示会ではほかに、ビッグサイズの1970年代風グラマラスモデルや、スポーツテイストのアイテムも印象的だった。ヴィジョナイズをめぐっては、眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核ビジネスとするビジョナリーホールディングスが2018年に全株式を取得、子会社化している。

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増永眼鏡が6月16日オープンの新店に、アバターを使った非接触型測定・試着サービスを導入

 老舗アイウエアメーカーの増永眼鏡(福井県、増永宗大郎社長)は、小田急電鉄が6月16日に東京・下北沢に開業する新商業施設「リロード」内に、「マスナガ1905(MASUNAGA1905)下北沢店」をオープンする。店舗面積は約45平方メートル。

 最大の特徴は、コロナ禍でニーズが高まる非接触型サービスで、実現のためドイツのカールツァイスビジョン(Carl Zeiss Vision)の最新デジタル3D機器“ツァイス ビズフィット1000(ZEISS VISUFIT 1000)”を導入した。同システムは、9台のカメラでワンショットで180度を撮影。顔の凹凸や瞳孔間の距離を正確に計測・解析し、一人一人に合わせたフレームやレンズを提案するもので、これまで同機器は国内で12台が運用されているが、マスナガ1905下北沢店では初めて、客の撮影データからアバターを作成。格納済みの眼鏡データとの組み合わせで、バーチャルにフィッティング体験ができる。

 野原弘道マーケティング室室長は、「実際のフィッティング時間を省き、店舗滞在時間を最小限にできるニューノーマルに適したサービスだ」と説明する。そのため陳列棚は、客が手を触れないよう設計されている。

iPadを使ってバーチャルにフィッティング体験ができる

■MASUNAGA1905下北沢店
オープン日:6月16日
時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-3

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増永眼鏡が6月16日オープンの新店に、アバターを使った非接触型測定・試着サービスを導入

 老舗アイウエアメーカーの増永眼鏡(福井県、増永宗大郎社長)は、小田急電鉄が6月16日に東京・下北沢に開業する新商業施設「リロード」内に、「マスナガ1905(MASUNAGA1905)下北沢店」をオープンする。店舗面積は約45平方メートル。

 最大の特徴は、コロナ禍でニーズが高まる非接触型サービスで、実現のためドイツのカールツァイスビジョン(Carl Zeiss Vision)の最新デジタル3D機器“ツァイス ビズフィット1000(ZEISS VISUFIT 1000)”を導入した。同システムは、9台のカメラでワンショットで180度を撮影。顔の凹凸や瞳孔間の距離を正確に計測・解析し、一人一人に合わせたフレームやレンズを提案するもので、これまで同機器は国内で12台が運用されているが、マスナガ1905下北沢店では初めて、客の撮影データからアバターを作成。格納済みの眼鏡データとの組み合わせで、バーチャルにフィッティング体験ができる。

 野原弘道マーケティング室室長は、「実際のフィッティング時間を省き、店舗滞在時間を最小限にできるニューノーマルに適したサービスだ」と説明する。そのため陳列棚は、客が手を触れないよう設計されている。

iPadを使ってバーチャルにフィッティング体験ができる

■MASUNAGA1905下北沢店
オープン日:6月16日
時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-3

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お笑い芸人EXITが眼鏡「ポリス」と日本人初コラボ 「チャラ男のノリと同じくらい軽い!」

 イタリアの眼鏡企業デリーゴ(DE RIGO)のオリジナルブランド「ポリス(POLICE)」は、お笑い芸人のEXIT(イグジット)とタッグを組んでカプセルコレクションを製作した。6月10日から全国の「ポリス」取り扱い店舗でサングラス2型、眼鏡2型を順次販売する。「ポリス」が、日本人とのコラボするのは初めて。

 EXIT本人が自らのキャラクターに合ったデザインをデリーゴと共にセレクトしたもので、スクエア型とラウンド型のサングラスを1万5400円、アセテートとメタルのコンビネーションフレームを1万9800円、チタン製のボストン型フレームを2万2000円で販売する。販路は日本国内のみ。

 記者発表会に登場したEXITのりんたろー。は、「アイウエアは100本以上持っており、『ポリス』も以前から愛用していた。日本人で初めてのコラボ相手に選ばれ、光栄だ」と話し、サングラスを手に取り「チャラ男のノリと同じくらい軽い!ファッションアイテムの一つとして、コーデを楽しんでほしい」と続けた。また、“かねちー”こと兼近大樹も眼鏡を試着して、「控えめなロゴがおしゃれで、軽くて掛けやすい」とコメントした。

 デリーゴのミケーレ・アラクリ(Michele Aracri)最高経営責任者はEXITの起用理由について、「彼らの型にはまらない強い個性とカリスマ性は、『ポリス』のアイデンティティーに共通する。笑いを通じて、さまざまな分野で自分たちのスタイルを貫き、若者に夢と希望を与えているEXITは、『ポリス』を体現してくれる存在であると考えた」と述べた。また沖本晴彦デリーゴジャパン社長は、「EXITは若者のオピニオンリーダーだ。これまで『ポリス』の購入者は30代以上の男性が中心だったが、2人の力を借りて20代のファンも増やしたい」と期待を示した。

 「ポリス」は1983年に誕生し、世界80カ国以上で販売している。デリーゴは「ポリス」のほか、「ショパール(CHOPARD)」「フルラ(FURLA)」「エスカーダ(ESCADA)」などの眼鏡のライセンスビジネスを手掛ける。

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ジンズが初のサステナブル商品、植物由来のサングラス“クラシック”を5⽉27⽇に発売

 ジンズ傘下のサングラスブランドで、NIGO®が監修を務める「ジンズ アンド サン(JINS&SUN)」は、同社初となるサステナブルコレクション“クラシック”を5⽉27⽇に発売した。フレームに植物を主原料とした⽣分解性の⾼い素材を用いており、ボストン、ウエリントン、サーモントの3型9アイテムからなる。価格は各5500円。

 “クラシック”は、王道のデザインに新たな素材や技術を付与するコレクションで、デビュー作最⼤の特徴は、アイウエアに広く使われるアセテート素材よりも微⽣物による⽣分解性が⾼いバイオプラスチック“M49”を使⽤していること。“M49”はイタリアの⽼舗アイウエア⽣地メーカー、マツケリ(MAZZUCCHELLI)が開発した素材で、「環境負荷を軽減するばかりでなく、美しい光沢と透明感、滑らかな⼿触りを兼ね備える」(プレス担当者)という。

 また“クラシック”は、リサイクルしやすいよう分解できる構造を採用しており、これにより「これまでにない細やかなメンテナンスができ、結果として⻑く愛用できる」。

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アイヴァンが5月26日、新業態「ジ・アイヴァン」を京都・祇園にオープン

 眼鏡企業アイヴァンは、オリジナルブランド「アイヴァン(EYEVAN)」「アイヴァン7285」「10アイヴァン」「アイヴォル(EYEVOL)」のみで構成する新業態「ジ・アイヴァン」を5月26日、京都・祇園にオープンする。広報担当者は、「『アイヴァン』は1972年のブランド設立以来、一貫して日本(鯖江)製の高品質なアイウエアを作り続け、海外にも積極的に進出してきた。日本を象徴し、古来の文化が色濃く残る京都は新業態の一号店の出店地にふさわしい」と話す。

 外装は祇園らしい町屋風のデザインで、内装をインテリアデザイナーの森田恭通が手掛ける。中央の吹き抜けには、京扇子を用いたオブジェを設置するという。スタッフが着用するユニフォームは、京都発のブランド「レインメーカー(RAINMAKER)」によるもので、着物を思わせる和風なデザイン。今後、専門スタッフによるコンシェルジュサービスも行う予定だ。

 オープン記念のアイテムとして、べっこう製の眼鏡を作る東京・千駄木の大澤鼈甲に特注した“アイヴァン トータス”シリーズを先行発売する。「アイヴァン」の代表的モデルである“E-0504”“E-0505”“ウェブ”を放送作家・小山薫堂の監修により、べっこうでそれぞれ33万円~、55万円~、99万円~で製作した。また元禄元年(1688年)の創業で、京都の地場産業である西陣織の老舗、細尾と協業した眼鏡ケース(小1万6500円、大1万8700円)も発売する。

■ジ・アイヴァン京都祇園
オープン日:5月26日
時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-125

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50〜60代市場はもっと盛り上がるべき! 「今週の特集お届け隊」 2021年5月10日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事はWWDジャパン2021年5月10日号からの抜粋です)

中村:今回の特集のきっかけは、40〜60代の女性が落ち着けるようなサロンがない!と問題になっているということからでした。どこもインスタで集客するようになってきているのですが、投稿する画像が若いモデルを使ったものが多く、最大市場である40〜60代の女性が行きたいと思えるサロンを見つけられないでいると。

五十君:ファッションも50〜60代向けのブランドはあったけれど、「着たい服がない」と言われ続けてきました。そこにヤングが主力だったアダストリアなどが参入し始めて、私も気になっていたところでした。ブランディングがしやすいし、カッコいいからというので、ファッションもヤング信仰が強いですが、マーケットの実情には合っていない。そこにチャンスがあるんだろうなと思います。

中村:そうですね。老眼鏡のビジュアルがモノだけか外国人がかけているものしかないことに、「それっておかしいんじゃないの」という話が出たように、今回は「今の業界に喝を!」という声がすごく多かったです。

五十君:私はミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラスの佐藤さんが「大人にこそ似合う服がある」と語っていて頼もしく感じたのですが、彼女自身、子育てがひと段落して今回本格復帰していて。かつては結婚や出産でこの業界の仕事から離れてしまう女性が多かったことも、50〜60代にフィットするブランドが出てこなかった要因かなと考えました。女性の働き方や社会進出とも関係がある話なのかもしれません。

中村:座談会では皆、「子どもが大学に行くようになってファッションもビューティも自由になった」と話していました。子どもの学校へ行く機会があったりすると、黒染めしたヘアで地味めな服であるべきという古い価値観に縛られてしまうそうです。でも、そこを終えた人たちはとにかく自由を謳歌していますね。

五十君:そうですよね。今回取材したブランドもすごく鮮やかでしたし、私も50〜60代市場については一度固定観念を取り払って臨むべきだと思いました。50〜60代市場が盛り上がってこの世代がもっと輝くと、下の世代の女性も自分の将来に希望が持てますよね。

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「レイバン」と木村拓哉の憧れのコラボが実現 「思い入れのあるアビエーター」を限定販売

 眼鏡ブランド「レイバン(RAY-BAN)」は、歌手で俳優の木村拓哉とのコラボレーションによるサングラス「レイバン×タクヤ キムラ(RAY-BAN X TAKUYA KIMURA)」をレイバンストア渋谷と「レイバン」公式オンラインストアのみで、4月24日に限定200個を発売する。「レイバン」と日本人アーティストとのコラボレーションは初めて。

 デザインは、以前から木村が愛用しているという「レイバン」のアイコニックなモデル“アビエーター”。木村は、「僕にとって『レイバン』との出会いは、10代の頃に見た映画『トップガン』のトム・クルーズ(Tom Cruise)が掛けていたティアドロップ型のアビエーターで、その姿に憧れて以来ずっと愛用しています。初のコラボレーションには思い入れのあるアビエーターを指名して、日本製のチタンフレームとレンズのカラーを選びました。紫外線に反応するライトカラーの調光レンズなので室内でも屋外でもいろんな場面で、スタイルを表現するファッションアイテムとして使ってもらいたいです」とコメントした。

 商品は日本の職人が手掛ける日本限定モデルで、フレームにはシリアルナンバーが入り、木村の手書きイニシャルがテンプルエンドに刻印されている。「RAY-BAN X TAKUYA KIMURA」のロゴが入ったスペシャルボックスに、オリジナルケース、クリーニングキット、シリアルナンバー入り限定証明カードがセットになった特別仕様だ。価格は7万1500円。

 木村の長年の友人でもあるというフォトグラファーの操上和美が担当したキャンペーン動画が、「レイバン」の公式ユーチューブチャンネルで公開される。

 「レイバン」は、世界最大の眼鏡企業であるイタリアのルックスオティカグループが手掛けている。

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「ジンズ」が山下智久を起用してサングラスの民主化にチャレンジ 「ジンズ アンド サン」デビュー

 ジンズ(JINS)は、新しいサングラスブランド「ジンズ アンド サン(JINS&SUN)」を4月1日に発売、俳優で歌手の山下智久を起用したウェブCMを公開した。

 クリエイティブ・ディレクターのNIGOがデザインを監修したコレクションはテーマごとに7カテゴリーあり、全41型129種類というバリエーション豊かなラインアップが特徴だ。眼鏡の民主化を目指してきたジンズが、“いつもアイウエアを(EVERYDAY EYEWEAR)”をコンセプトに掲げ、年代や指向を超えて全ての人に向けた本格的なサングラスプロジェクトをスタートさせた。

 山下智久を起用したウェブCMは、シーンによってサングラスを掛け替える山下の1週間を切り取ったようなストーリー仕立てで、太陽の光と影を象徴的に表現した演出。メイキング映像もユーチューブで公開予定だ。

 山下は「ジンズ アンド サン」について、「とてもコレクション心をくすぐられます。これだけ豊富なデザインがあるのも珍しいですし、絶対にそれぞれの人にフィットするデザインや形や色があるので、選ぶのが楽しいと思います。買いやすい価格設定で、毎日のファッションに合わせて変えられる、最高なプロジェクトだと思います」とコメントした。

 価格は8800円、5500円、3300円で、海外でも販売する。

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青山に“眼鏡通り”出現? 「アイヴァン」が骨董通りに旗艦店オープン

 アイヴァンは、眼鏡ブランド「アイヴァン(EYEVAN)」の旗艦店「アイヴァン 東京ギャラリー」を3月19日、青山・骨董通りにオープンする。

 設計デザイン事務所のトリップスター(TRIPSTER)がデザイン監修した店舗は細長く、窓のない長屋のような空間。床はコンクリートの洗い出し仕上げ、アーチを描く木製の天井、銅や真ちゅうを使用したショーケースなどは工房を思わせる。

 注目したいのは空間デザインだけでなく、クリエイターと協業して作り上げる、さまざまなカルチャーを融合した店舗演出だ。入店してすぐの壁に沿ったギャラリーのようなショーケースには、スタイリストの宇佐美陽平のディレクションによる“ジャズ”をテーマとした服とのコーディネートが並ぶ。中には、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」が“ジャズ”をテーマにした2017年春夏コレクションの作品も。デザイン事務所のナイジェルグラフが手掛けたジャズピアニストのビル・エヴァンス(Bill Evans)と歌手のアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のポートレートのイラスト入りバッグも用意した。今後、半年に1回の割合でテーマを変えた店舗演出を行い、眼鏡を軸とする新しいファッションメッセージを発信していく予定だ。

 “着る眼鏡”をコンセプトとして1972年にスタートした「アイヴァン」は、クラシックなデザインとメード・イン・ジャパンの高い品質が特徴だ。「アイヴァン 東京ギャラリー」では、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」のデザイナー、宮下貴裕と協業した眼鏡の新ブランド「タカヒロミヤシタザレフトアイ.(TAKAHIROMIYASHITATheLeftEye.)」も販売する。

 アイヴァンは「アイヴァン」から発展した「アイヴァン 7285」、「アイヴォル(EYEVOL)」のほか、同社が運営するニューヨークの眼鏡ブランド「モスコット(MOSCOT)」の路面店を含めると骨董通りに4店舗を構える。このほか、骨董通りは「フォーナインズ(999.9)」、「ディータ(DITA)」、オプティカルテーラー クレイドル(OPTICAL TAILOR CRADLE)など複数の眼鏡店が軒を連ねる“眼鏡通り”になっている。

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眼鏡産業の祖、増永眼鏡の伝統と革新 「カズオカワサキ アクト」は新感覚の掛け心地

 日本の眼鏡産業の祖として100年以上の歴史を持つ増永眼鏡は、デザインディレクターの川崎和男との協業による眼鏡ブランド「カズオカワサキ アクト(Kazuo Kawasaki ACT)」を発表した。

 大きな特徴は、人間工学に基づく眼鏡フレームの掛け心地だ。流線型のテンプル(つる)は弾性が高いベータチタン素材を使用し、掛けたときにバネの部分に力を分散して頭部を優しく包み込む。レンズを保持するリム(縁)は正面の厚みを0.7mmとして軽さを出しつつ、奥行きは3mmの寸法を持たせてフロント全体の変形を抑える。アーチ型の鼻パッドのアームとブリッジを一体構造とすることで、快適なフィット感を追求。「ニンゲンノメガネ」という考え方をベースに、人間工学や自然界、テクノロジー、変容をキーワードとして設定。ディテールにこだわったミニマルなデザインと高い機能性は、誰にでも掛けやすく親近感のある存在にしたいという思いの表れだ。

 「カズオカワサキ アクト」のファーストコレクションは5型で、価格は3万5000円。東京・青山のマスナガ1905など増永眼鏡の直営店6店舗と全国21の眼鏡店において先行販売中で、4月に本格ローンチする。

 増永眼鏡は、1905年に増永五左衛門が大阪から福井県に眼鏡職人を招へいし、福井県で地場産業を築くために創業された。熟練の眼鏡職人による高い技術力が評判を呼び、昭和天皇に献上されたほか、皇太子ご夫妻(現上皇上皇后両陛下)、吉田茂元首相らが同社を訪れたほどで、伝統の技術開発力はイノベーションを重ねながら今に受け継がれている。

 川崎和男は、1949年福井県生まれ。デザインディレクターとしてインダストリアルデザインをはじめコンピュータ、ロボット、人工臓器、伝統工芸などデザイン対象は幅広く、現在、大阪大学と名古屋大学の名誉教授を務め、医学博士の学位も持つ。増永眼鏡とは、1991年から眼鏡ブランドを手掛けており、「カズオカワサキ アクト」は約30年に及ぶパートナーシップの進化形だ。


問い合わせ先
増永眼鏡
03-3403-1918

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「マリーン セル」×「ジェントル・モンスター」の三日月ロゴ付きサングラス発売

 「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、韓国発のアイウエアブランド「ジェントル・モンスター(GENTLE MONSTER)」とコラボーレーションしたサングラス“ヴィジョナイザー(VIZIONIZER)”を、2月9日に両ブランドの公式ECサイトで発売した。

 サングラスは2型で、いずれも「マリーン セル」2021年春夏コレクションで発表されたもの。“METAL VISOR TINTED GLASSES”は「ジェントル・モンスター」のモデル“サニーズ(sunnies)”を採用。2000年代にインスピレーションを得たゴーグルスタイルのモデルを未来的にアレンジした。繊細なメタルフレームの両サイドに「ジェントル・モンスター」の刻印を施した。フロント中央部分に「マリーン セル」のアイコンでもある三日月ロゴを配している。フレームファイアーレッド、ミラーシルバー、コバルトブルーの3色展開で、価格は350ドル(約3万6000円)。

 “CURVED TINTED GLASSES”は空気力学やサイクリストに着想を得た。カーブしたアセテートフレームに両ブランドのロゴを施し、テンプル部分にシルバーの三日月モチーフを刻印した。ブラック、グレー、ホワイトの3色で、それぞれレンズカラーとの組み合わせが大胆なコントラストを生み出している。価格は260ドル(約2万7000円)。

 “ヴィジョナイザー”のコラボレーションロゴは、ポータブルケースなど全てのパッケージにプリントされている。ケースに取り付けられているチェーンは「マリーン セル」が制作を担当した。

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宮下貴裕「タカヒロミヤシタザソロイスト.」デザイナーがアイヴァンと眼鏡協業 渋谷パルコで先行販売

 「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」のデザイナー、宮下貴裕が日本の眼鏡企業アイヴァン(EYEVAN)との協業により、眼鏡の新ブランド「タカヒロミヤシタザレフトアイ.(TAKAHIROMIYASHITATheLeftEye.)」を発売する。

 ファーストコレクションは日本製のサングラス2型で、価格は5万6000円と7万円。宮下はデザインについて、こう説明する。「『0000.』はジェームズ・ディーン(James Dean)が掛けていたようなサングラスをベースにし、⾸などに引っ掛けることができるよう、テンプルが伸びるデザインを開発した。⿐の部分が特徴的な『0001.』は、60年代のサングラスをベースにして、そこに“ニュー・ウェイヴ”をくっ付けている。この型は、⽇本⼈ミュージシャンたちへのオマージュでもある」とロック音楽好きの彼らしい発想だ。さらに、「洋服であればMサイズの⾝体を持っていてLサイズを着ることができるが、帽⼦や靴と同じで、眼鏡は⾃分にフィットしたサイズでなければダメなんです。どこかジュエリーに近い存在で、エターナルな美しいものだと捉えています。『Listen To This Glasses.』」とコメントした。

 同商品は、2⽉12⽇から14⽇まで東京・渋⾕パルコ1階にある「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」で行うポップアップストアで先行販売され、来店者に記念のステッカーを、眼鏡の購入者に999部限定のスペシャルブックをプレゼントする。3⽉中旬に店舗で発売予定。

 アイヴァンは、“着るメガネ”をコンセプトとして1972年に誕生したハウスブランド「アイヴァン」を国内外で販売しており、クラシックとモダンを融合したデザインと、眼鏡職人の熟練したクラフツマンシップから生まれる高い品質に定評がある。六本木と日比谷の東京ミッドタウンなどに直営店を構える。

■「タカヒロミヤシタザレフトアイ.」ポップアップストア
日程:2⽉12~14⽇
場所:ポップ バイ ジュン
住所:東京都渋⾕区宇⽥川町15-1 渋⾕パルコ 1階

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「ユーカムメイク」のパーフェクトがアイウエア業界に参入 テクノロジーを活用したシュミレーションサービスを提供

 AR&AI技術を活用したメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」を手掛けるなど、美容業界におけるデジタルトランスフォーメーションを推進するパーフェクトは、カラーコンタクトレンズを含むアイウエアの領域に向けたシュミレーションサービスをアイウエア企業向けに開始する。

 眼鏡やサングラス、カラーコンタクトレンズを扱うブランドや小売店は、製品の画像をパーフェクトのビジネスコンソール上にアップロードするだけで、簡単に実商品のバーチャル化を行い、ウェブサイト上で現実に近いバーチャルシミュレーション体験をユーザーに提供できるというもの。

 パソコンとスマートフォンの両ブラウザに対応し、同サービスが導入されたウェブサイトに訪れたユーザーは、アプリの起動なしに、パソコンのウェブカメラやスマートフォンのインカメラで映した自分の顔に、リアルタイムでアイウエアやカラーコンタクトのシミュレーションができる。テクノロジーを融合させたアイウエアの新しい購買体験の提案だ。同社担当者は、「『ユーカムメイク』の機能をベ―スとしている。カラーコンタクトレンズやアクセサリーとのサービスを実施したことはあったが、美容業界以外での本格的な取り組みはこれが初めて。アイウエア分野との取り組みは以前から懸案だった」と話した。

 パーフェクトは本社がある台湾をはじめ日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インドに拠点を構え、「ユーカムメイク」のほか、累計9億ダウンロードを超えるビューティーアプリシリーズの開発と、コスメブランドや小売店向けに顔認証技術とAI技術を利用して開発したバーチャル メイクアップ サービスを提供している。現在300以上のコスメブランドをパートナーとして、 10万を超えるコスメ商品を60カ国以上で手掛ける。

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コロナ感染予防にも効果? 「ジンズ」「ゾフ」が飛沫カット眼鏡を発売

 アイウエアブランドの「ジンズ(JINS)」と「ゾフ(ZOFF)」は、飛沫や花粉をカットする眼鏡の発売が続いている。花粉対策に加え、口や鼻と同様にウイルス感染を起こす可能性がある目のケアを目的とするものだ。

 「ジンズ」が従来の機能的な眼鏡のシリーズをリニューアルした“ジンズ プロテクト(JINS PROTECT)”のフラッグシップモデル“ジンズ プロテクト プロ”は、高密着の透明フードを使用し、顔との隙間を減らすことで飛沫の最大92%カット、花粉の最大98%カットを実現した。密着度を高める専用のバンド付きで、価格は8000円。実証実験による確かなエビデンスに基づいて設計されたシリーズは、“ジンズ プロテクト プロ”のほか、子ども向けもあるスタンダードモデルの“ジンズ プロテクト”、目のまわりを保湿して乾燥から目を守る機能を持つ“ジンズ プロテクト モイスト”の3種類がある。

 また、インターメスティックが手掛ける「ゾフ」は目元への飛沫・花粉対策眼鏡“ゾフプロテクト(ZOFF PROTECT)”シリーズからさらに高いカット機能を持つ“エアバイザー ウルトラ(AIR VISOR ULTRA)”モデル全4種類を1月22日に発売する。目元をしっかり覆うシリコンのフード、鼻元から空気が侵入しない新構造、フードの側面につけたレンズが結露しにくい通気口、耳への掛かり具合が調整可能なラバーテンプルが特徴だ。目元への花粉の侵入を最大98%カットする機能を持ち、価格は3300円。マスクとの併用を想定して、全モデルがくもり止め(防曇)レンズを使用している。

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独「ローデンストック」の日本の眼鏡販売代理店がデリーゴジャパンに 日本法人は閉鎖

 ドイツのアイウエア企業ローデンストック社は、日本における同社ブランドのフレームとサングラスの独占販売契約をデリーゴジャパンと締結した。
デリーゴジャパンが、ローデンストックグループ製品の日本の独占販売代理店として「ローデンストック(RODENSTOCK)」と「ポルシェデザイン(PORSCHE DESIGN)」の2ブランドを2021年2月1日から販売し、ローデンストックジャパンは21年1月末で閉鎖される。

 ローデンストックグループのアンダース・ヘデガード(Anders Hedegaard)最高経営責任者(CEO)は「経験豊富で信頼できるビジネスパートナーによって、われわれの優れた商品を素晴らしいサービスで日本市場に提供できることをうれしく思う」とコメント。

 デリーゴジャパンはイタリアの大手アイウエア企業デリーゴ(DE RIGO)の日本法人で、ハウスブランドの「ポリス(POLICE)」をはじめ、「ショパール(CHOPARD)」や「フルラ(FURLA)」などのアイウエアを手掛けている。ミケーレ・アラクリ(Michele Aracri)=デリーゴCEOは「日本は高品質の商品を展開する大切な市場であり、その市場に適した素晴らしいブランドを新たに当社のポートフォリオに加えてお客さまに提供できることはとても喜ばしいことだ」とコメントした。

 「ローデンストック」は1877年、ヨーゼフ・ローデンストック(Josef Rodenstock)が設立した老舗企業で、本社はドイツのミュンヘン。世界80カ国以上に販売網を持ち、多くの特許を有する高い機能性を持った商品に定評がある。

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独「ローデンストック」の日本の眼鏡販売代理店がデリーゴジャパンに 日本法人は閉鎖

 ドイツのアイウエア企業ローデンストック社は、日本における同社ブランドのフレームとサングラスの独占販売契約をデリーゴジャパンと締結した。
デリーゴジャパンが、ローデンストックグループ製品の日本の独占販売代理店として「ローデンストック(RODENSTOCK)」と「ポルシェデザイン(PORSCHE DESIGN)」の2ブランドを2021年2月1日から販売し、ローデンストックジャパンは21年1月末で閉鎖される。

 ローデンストックグループのアンダース・ヘデガード(Anders Hedegaard)最高経営責任者(CEO)は「経験豊富で信頼できるビジネスパートナーによって、われわれの優れた商品を素晴らしいサービスで日本市場に提供できることをうれしく思う」とコメント。

 デリーゴジャパンはイタリアの大手アイウエア企業デリーゴ(DE RIGO)の日本法人で、ハウスブランドの「ポリス(POLICE)」をはじめ、「ショパール(CHOPARD)」や「フルラ(FURLA)」などのアイウエアを手掛けている。ミケーレ・アラクリ(Michele Aracri)=デリーゴCEOは「日本は高品質の商品を展開する大切な市場であり、その市場に適した素晴らしいブランドを新たに当社のポートフォリオに加えてお客さまに提供できることはとても喜ばしいことだ」とコメントした。

 「ローデンストック」は1877年、ヨーゼフ・ローデンストック(Josef Rodenstock)が設立した老舗企業で、本社はドイツのミュンヘン。世界80カ国以上に販売網を持ち、多くの特許を有する高い機能性を持った商品に定評がある。

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Z世代に人気のアイウエアブランドが循環型プロジェクトを開始 

 オランダ発のアイウエアブランドの「エース&テート(ACE & TATE)」は循環型プロジェクト、リフレーム(Reframe)を開始した。ギフトコードと引き換えに顧客から中古モデルを集め、フリマアプリの「ディポップ(DEPOP)」で再販する取り組みだ。

 「エース&テート」はオリジナルの度入りメガネやサングラスのフレームをオンラインと店頭で展開するアイウエアブランド。無料の視力検査も実施し、度入りレンズ込みで98ユーロ(約1万2000円)から販売する。今回「ディポップ」と連携する初のアイウエアブランドとなる。Z世代やミレニアル世代をターゲットとしていることから、同世代に人気を集めるプラットフォームでの販売に乗り出したという。

 アップサイクルされたフレームは、正規価格より20〜50%安く販売する。フレームだけでなく度入りレンズも「ディポップ」で購入可能になる。また同ブランドは「ディポップ」からの購入者に向けて最新の診断結果を共有するようメッセージを送り、購入者が過去数年間で視力検査を行なっていない場合は近所の店舗で無料で受けられるようにしている。

 「エース&テート」のマーク・デランゲ(Mark de Lange)最高経営責任者(CEO)は電話でのインタビューで、「リフレームプロジェクトは環境により負担のかからない方法を追求した結果だ」と述べた。アイウエア市場の規模は1200億ドル(約12兆円)に発展しており、一般的にプラスチックが原材料の多くを占める。「われわれは石油ベースのものではなくリサイクル可能な資源で、生分解(微生物の働きによって無機物まで分解されること)が可能なアセテートとバイオアセテートを引き続き使用する」という。

 なお同プロジェクトは現段階では収益拡大を目的としていないが、「将来的には収益化も考えている。でも今は責任ある一歩に向けて動くことに重きを置いている。金銭的意味合いを持たせていないことで、プロジェクトに余裕も生まれている」と述べた。

 アイウエアをよりサステナブルなものにすることは「洋服より複雑だ」と言うデランゲCEOは、「私たちの仕事は環境負担を軽減するために何ができるかを見極めること。われわれは自社をサステナブルな企業とは位置付けていない。なぜなら実際にそうではないから。ただできる限りのことをしようとしている」と語った。また、多くの廃棄物の元となっていたパッケージも刷新した。

 「ディポップ」のスティーヴ・ドゥール(Steve Dool)=パートナーシップ責任者は、「すでに人気を集めているブランドが『ディポップ』を介して積極的に循環型モデルを取り入れ、同じく循環性を大切にする消費者に寄り添っているのは素晴らしいこと。われわれのアプリでは従来の小売モデルの範囲内ではできない方法で、消費者層と直接関わる機会を提供できる」と述べた。

 「エース&テート」は6月に投資ファンドのリンケルバーグ・キャピタル(Rinkelberg Capital)から1425万ユーロ(約17億円)を得て、累計5750万ユーロ(約70億円)を調達している。

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KDDIがスマートグラスを12月に発売 目の前に100インチのスクリーンが広がる

 KDDIは、中国のエンリアル(NREAL)と共同で開発したスマートグラス「エンリアルライト(NREAL LIGHT)」を12月1日に発売する。

 「エンリアルライト」は軽量でコンパクトなデザインが特徴で、5Gスマートフォンに接続することで、5GとXR(VR/仮想現実やAR/拡張現実の総称)技術を組み合わせた映像体験が楽しめる。コンピューティングユニットと一体型のスマートグラスと比較して、スマートフォン接続型とすることで、通常のアイウエアのデザインに近く、持ち運びが便利な小型化を実現している。

 「エンリアルライト」は従来のアンドロイドアプリケーションをグラス内で起動し、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できるミラーリングモードや、空間上に映像を映し出すMR(ミクストリアリティ:複合現実)モードを実装している。これにより、目の前の3メートル先に100インチ規模の仮想スクリーンを広げることが可能で、動画視聴のほかゲームなどを楽しめる。同社は、ARを用いた作業マニュアルを表示して遠隔作業支援などビジネスシーンでも活用できるデバイスとして法人にも提案するという。「今後、5Gを使用できるエリアが増え、新しいアプリケーションが開発されることによって機能性や利便性は拡大する。メールチェックやミーティング、教育、決済などあらゆる用途に可能性があると思う。ポスト・スマホのデバイスとして期待できる」と話した。価格は6万9799円。

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ジンズが未来の眼鏡店を目指した実験店をオープン 「ミノトール インスト」と共同出店

 ジンズ(JINS)は、“コンフォートテクノロジー”をコンセプトとするアイウエアブランド「ジェイ アイウエア ラボ(J EYEWEAR LAB)」初の路面店を先ごろ東京・中目黒にオープンした。

 「ジェイ アイウエア ラボ」は、2018年にスタートしたハイエンド層向けアイウエアブランド「ジェイ オブ ジンズ(J OF JINS)」をリブランディングしたのもので、最新技術を活用した快適な掛け心地の追求をコンセプトとする。これに伴い今年8月にオフィシャルオンラインストアを立ち上げたほか、FONTが運営するファッションブランド「ミノトール インスト(MINOTAUR INST)」の東京・渋谷のレイヤード ミヤシタパークの店舗でポップアップストアをオープンした。「ジェイ アイウエア ラボ」中目黒店も「ミノトール インスト」との共同出店で、アパレルとコーディネートしたアイウエア選びができることが特徴だ。白を基調とした約50平方メートルの店舗は“ラボとミュージアムの融合”がテーマで、アイウエアとアパレルの商品が約半分づつディスプレーされている。「ジェイ アイウエア ラボ」の旗艦店であり“次世代の試着体験の場”と位置づけた実験店舗とし、今後オンライン・オフラインのシームレスな購入手段の導入、AR(拡張現実)やVR(バーチャル・リアリティー)を活用した眼鏡販売も計画している。

 中屋光晴ジンズJEL事業グループディレクターは、「最新技術を活用した革新的な掛け心地のアイウエアによる快適な生活を提案したい。テクノロジーを生かして快適な日常着を手掛ける『ミノトール インスト』は、当社と同じチャレンジ精神を共有できる最適なパートナーだと思う。ブランドの世界観を体感して、興味を持った商品を体験でき、どこでも購入できる店舗空間をデジタル上に構築したい」と話した。

 同店では、アメリカのカーボン(CARBON)社が手掛ける3Dプリンタを使用して共同開発した高機能サングラス「ニューロン フォーディー(NEURON 4D)」(2万8000~3万円)、3Dプリンタ技術によるオリジナルのノーズパッドカバー「シナプス フォーディー(SYNAPSE 4D)」(3000円)などを販売している。また、「ニューロン フォーディー」と「ミノトール インスト」とのコラボ商品(3万2000円)も販売する予定だ。

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「オークリー」×「フラグメント デザイン」限定アイウエアを大阪心斎橋店で発売 渋谷店は即完売

 アメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」が、藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」と製作したアイウエアの新作限定コレクションを11月14日にオークリーストア 大阪心斎橋店で発売する。

 両ブランドのコラボレーションは今回が5回目で、4つのアイテムで構成される。今年で35周年を迎える“フロッグスキン(FROGSKINS)”モデルに加え、フレームサイズが一回り小さくなった”フロッグスキンXS“モデルをラインナップした。テンプルに「オークリー」と「フラグメント デザイン」のロゴを刻印しており、限定のロゴ入りマイクロバッグが付く。

 また、スノーボードがライフスタイルの一部になっている藤原ヒロシの思いを反映したスノーゴーグルも発表した。“Oフレーム2.0(O FRAME 2.0)”と“フォールライン(FALL LINE)の2モデルがあり、共に風や雪から鼻を保護するノーズガードが特徴で、”Oフレーム2.0“には雪のコンディションや天候に合わせて交換できる2種類のレンズが付いている。「オークリー」独自の機能と「フラグメント デザイン」の高いデザイン性が融合したコレクションは、10月31日に東京・オークリーストア 渋谷店で発売して即完売した。 価格はサングラスが1万9200円と1万7400円、ゴーグルが2万1700円と1万2700円。

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独「マイキータ」がウイルス感染リスクを軽減する防護アイウエア発売 野外イベントやスポーツにも対応

 ドイツ・ベルリン発のアイウエアブランド「マイキータ(MYKITA)」が、新型コロナウイルスの感染リスクを軽減する防護アイウエア“マイロン ガード ワン(MYLON GUARD ONE)”を発売した。

 同商品は医療従事者と協力して開発されたもので、「マイキータ」が開発したハイテク素材“マイロン”を使用して軽く耐久性があり、眼鏡との併用が可能。クリアとグレーのカラーがあるポリカーボネート製レンズシールドは付け替えが可能で、曇りを防止する機能が特徴だ。保護を目的としたアイウエアの欧州規格“EN166”と米国規格“ANSI/ISEA Z87.1”の認定を取得したほか、ドイツの規格の最高基準も満たしているという。医療の基準を満たす機能性に加えてデザイン性にもこだわっており、医療従事者だけでなく接客業や美容健康業界の関係者、また野外イベントやスポーツ時の使用にも対応する。

 ドイツ製で、価格は4万4000円(クリアとグレーのレンズ付き)、付け替え可能なレンズは8000円。日本は東京・表参道の路面店で発売したほか、今後、一部の「マイキータ」取扱店でも販売される。また、11月20日に開業する大阪の心斎橋パルコに出店する。

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新型コロナ禍でIOFTの出展社半減も「眼鏡業界が活況を取り戻す一助に」

 国内最大級のアイウエア国際展IOFTが10月27日から3日間、東京ビッグサイトで開催され、出展企業各社の新作が披露されたほか、眼鏡が似合う著名人に贈られる「第33回 日本 メガネ ベスト ドレッサー賞」の表彰式、出展社の優秀な商品に授与する「第24回 日本メガネ大賞」の発表、23のセミナーなどが行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で参加を見送った企業が多く、出展社数は146社、来場者数は5688人で、前年の実績(出展社数304社、来場者数1万182人)の約半分にとどまった。

 主催者の一つのリード エグジビション ジャパンは、「春先から世界中の眼鏡展が中止になっている中、年間最大の商談の場であるIOFTを開催できたことを大変うれしく思う。多くの出展社や来場者から“開催できてよかった”“久しぶりにリアルな商談ができた”という声をいただいた。今回のIOFTをきっかけに、業界が活況を取り戻す一助になることを願っている」とコメントした。

 もう一つの主催者である福井県眼鏡協会の谷口康彦会長(谷口眼鏡社長)にIOFTへの思いや福井産地の現状を聞いた。

WWD:福井県の眼鏡企業のIOFTの出展社数は?

谷口康彦・福井県眼鏡会長(以下、谷口):例年80社以上が出展するが、今回は約50社にとどまった。新型コロナ禍の厳しい商況の中で、産地の前向きな姿勢を示せたことは意義があった。日本のモノ作りの元気なパイオニアでありたい。

WWD:新型コロナ禍で福井産地の状況は?

谷口:2月に中国からの材料やパーツの入荷が止まり、製造の打撃を受けた。また、海外のOEM(相手先ブランドの生産)が軒並みキャンセル、またロックダウンにより眼鏡の納品もストップし資金回収ができなかった。2~4月の国内外の眼鏡展示会が中止となり、小売店の注文なくなったことで、鯖江市の眼鏡産業の売り上げは一時80%落ちた。鯖江市の眼鏡産業の工場出荷額は年間約500億円。6月から少し持ち直し、徐々に注文が増えたが、売り上げは今も例年の約半分で推移している。雇用助成金を受け、生産を調整し、雇用を維持しながら現状を乗り切っている。信号に例えると、黄から赤に変わろうとしている厳しい状況だ。

WWD:鯖江市と連携して、D2C事業などこれまでにない積極的な施策を打ち出している。

谷口:“さばえ産地活性化協議会”を設立し、総額1億5000万円キャッシュバックキャンペーンを来年3月31日まで実施中だ。これはキャンペーン期間中に福井・鯖江産の対象商品を購入した先着4万人に3000円を、抽選で100人に1人(先着15万人対象)に2万円をキャッシュバックするというもの。産地が全国の眼鏡購入者に向けた消費喚起事業として初めて行うものだ。眼鏡店上位20社を訪問して協力を募り、全国約1万2000の眼鏡店舗のうち4000店舗以上に賛同いただいた。また9月、SDGsの推進に向けて、鯖江市、福井県眼鏡協会、W TOKYO、国連の友Asia-Pacificと4者連携協定を締結した。国産の眼鏡フレームの96%のシェアを持つ眼鏡産業は、繊維、漆器とならんで鯖江市の基幹産業であり、鯖江市民の7人に1人が眼鏡産業に従事している。“サバエ”という地名の認知度はある程度広まったが、まだ十分に伝えきれていない。世界に誇る“さばえのめがね”の魅力を継続的に発信し、持続可能な産地を目指していきたい。

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眼鏡生産の技術を生かしたシャルマンのフェースシールド販売数が約2カ月で倍増 累計20万個を突破

 福井県鯖江市のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に発売して以来、8月に発売したカチューシャタイプと合わせて販売数がこの2カ月で倍増し累計20万個を突破した。

 シャルマンのeコマースサイトと直営店のシャルマン銀座並木通りで販売されているほか、「シャルマン シールド」セット(LサイズまたはSサイズのフレーム1個+通常フィルム2枚入りの900円)は全国のローソンとアマゾン(AMAZON)にも販路を広げている。

 特徴は、眼鏡開発の技術を生かした高い機能性だ。フレームはシャルマンが収集した頭部のデータベースから人間工学に基づいて設計した樹脂成形品で、バネ性があって優しい頭部へのフィット感がある。フィルムは簡単に取り替えが可能で、10枚入りを900円で別売している。

 また8月に「シャルマン シールド」専用の高機能フィルム(2枚入り、1400円)も発売した。全光線透過率99%、超低反射(反射率0.7%)で曇り止め効果が高く、LサイズとSサイズのフレームどちらにも取り付けが可能だ。

 高機能フィルムを使用した「シャルマン シールド カチューシャタイプ」は、コーム付きでずれにくく、化粧崩れの心配もない。カチューシャタイプセット(フレーム1個+高機能フィルム1枚入り)の価格は1800円、カチューシャタイプ専用フィルム(2枚入り)は2200円。

 「シャルマン シールド」はすべて日本製で、眼鏡との併用が可能だ。

 シャルマンは日本人の頭部形状を測定してデータ化し、主力の「ラインアート シャルマン(LINE ART CHARMANT)」など取り扱いブランドの掛け心地がいい眼鏡開発に生かしてきた。ミラノの「ミド(MIDO)」など世界の主要な国際眼鏡展に長年出展している同社の売り上げは海外が国内を上回っており、現在は日本人だけではなく外国人の頭部形状のデータ化にも力を入れている。アイウエア企業ならではの技術力から生まれた掛け心地と高い機能性や安全性が人気の理由のようだ。

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「サルヴァトーレ フェラガモ」と「フォーナインズ」がメンズフレームを初コラボ 2021年1月に発売

 イタリアのファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」(以下、フェラガモ)は、アメリカ・ニューヨークのアイウエアメーカーのマーション アイウェア(MARCHON EYEWEAR)と日本のアイウエアブランド「フォーナインズ(999.9)」とのコラボレーションを発表した。

 メンズのフレームを2021年1月に、「フォーナインズ」ブティックと国内の一部の「フェラガモ」のアイウエアの取り扱い店舗で発売する。「フェラガモ」のアイウエアのコラボレーションは初めて。マーション アイウェアは、「フェラガモ」とアイウエアのライセンス契約を締結している。

 同コレクションは9種類あり、「フォーナインズ」が日本で生産する。デザインは、「フェラガモ」のアイコンである“ガンチーニ(GANCINI)”から着想を得た独自のヒンジ構造などが特徴だ。価格は4万5000~5万5000円。

 ミカエラ・ル・ディヴェレック・レミ(Micaela Le Divelec Lemmi)サルヴァトーレ フェラガモ S.p.A最高経営責任者(CEO)は、「『フォーナインズ』は海外でも知られたブランドであり、その名は品質、革新性、卓越性の代名詞でもある。それは『フェラガモ』が常にビジネスの基盤としている3つの原則でもある」とコメントした。

 飯村祐一フォーナインズ社長は「『フォーナインズ』は機能的で高品質なモノ作りにより最高純度の品質を追求している。これらが相乗効果を生み、機能、品質、デザイン全てがより高い次元へと昇華され、グローバルなフィールドで眼鏡の新たなる可能性を示すと確信している。今回のコラボレーションは、『フォーナインズ』にとって新たなステージへと上るまたとない機会であり、より高みへと至る足掛かりになる」と期待感を示した。「フォーナインズ」は1995年の創業で、東京・銀座や渋谷、シンガポールなどに直営店を構える。

 同商品は今後、海外でも販売される予定だ。

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世界最大のアイウエア国際展ミドが2021年6月開催に再々延期 新型コロナ収束見通せず

 イタリア・ミラノで毎年開催されている世界最大級のアイウエア国際展「ミド(MIDO)」が、次回の開催を2021年6月5~7日の3日間に変更すると発表した。

 「ミド」は新型コロナウイルス感染拡大の影響から今年2月の開催直前に7月5~7日へ日程変更し、さらにこれを中止して2021年2月6~8日に実施すると発表していた。

 ジョヴァンニ・ヴィタローニ(Giovanni Vitaloni)「ミド」会長は声明で、「出展社と来場者の半分以上が160カ国以上から集まることを考えると、来年6月開催は適切な判断だ。各国間の安全な往来が可能となり、穏やかな季節の中で多くのみなさんと『ミド』50回目の開催を祝うことを願っている」と話した。

 「ミド」は、シャルマン、増永眼鏡、アイヴァンなどの日本企業が毎年出展している。

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ジンズ8月期は新型コロナの影響で減収減益 「デジタルコマース強化がキーポイント」

 アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングスの2020年8月期の業績は、売上高が前年同期比2.6%減の602億円、営業利益が同24.7%減の56億円の減収減益となった。 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内は4月と5月に最大で360店舗が営業を自粛し、中国は1月下旬から2月中旬にかけて最大85店舗が営業を自粛したことが響いた。国内のアイウエア事業の売上高は同1.7%減の473億円、海外のアイウエア事業は同2.2%減の108億円。eコマース事業は、同43.2%増の24億円と高伸した。

 一式単価は前期の7850円から8260円に増加したものの、年間の販売本数は前期より39万本減少して564万本に落ち込んだ。国内の店舗数は前期末より36店舗増えて415店舗となり、ほぼ計画通りに出店した。今期の新規出店(純増)は、国内20、中国9、台湾5、アメリカ1、香港0を計画している。これにより21年8月期末の店舗数は、国内435、中国171、台湾35、アメリカ6、香港6となる。

 オンラインによる決算会見で、田中仁ジンズホールディングスCEOは「新型コロナの影響で、ジンズの課題と新たなチャンスが明らかになった。実店舗に依存したビジネスモデルはぜい弱だ。今後は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、実店舗とeコマースを連動して売り上げを拡大したい。老齢化に加え、テレワークやオンライン学習が増えたことから目の健康は重要度を増し、特にシニア、キッズ、ジュニアの眼鏡市場は拡大すると思う」と話した。

 21年8月期の売上高は同19.2%増の718億円、営業利益は最高益となる同47.8%増の83億円を見込んでいる。

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伊「ペルソール」がアーカイブを復刻 「ストーンアイランド」とサングラスをコラボレート

 イタリアのアイウエア企業ルックスオティカ(LUXOTTICA)が手掛けるアイウエアブランド「ペルソール(PERSOL)」とイタリアのファッションブランド「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」とのコラボレーションによるサングラスが発売された。

 デザインは、「ペルソール」が1970年代に発表したアーカイブを復刻したもので、パイロット用のサングラスをイメージしてネジを強調したガンメタルのブリッジが特徴だ。テンプルに「ペルソール」を象徴する矢のモチーフがあり、イエローのテンプルチップには「ストーンアイランド」のロゴがプリントされている。ライトブルーの偏光レンズの左右に、両ブランドのロゴを刻んだ。価格は6万1900円。

 「ストーンアイランド」のカルロ・リヴェッティ (Carlo Rivetti)クリエイティブ・ディレクター兼社長は、「長いブランドの歴史を通じて一貫して原点に忠実である『ペルソール』をとても尊敬している。今回のコラボレーションは、同じ価値観や熱意を共有できる素晴らしい機会となった」とコメントした。

 「ペルソール」は1917年にトリノで誕生し、同コラボレートモデルにも使用されている曲がるテンプル“メフレクト(MEFLECTO)”機能で知られ、イタリア空軍や路面電車の運転士なども使用した。カルロ・リヴェッティは、「ペルソール」と同じトリノ出身。

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テコの原理で目も鼻もストレスフリー 「ジンズ」が鼻パッドをなくした新機構フレーム発売

 アイウエア企業ジンズ(JINS)は、鼻パッドをなくしたブルーライトカット眼鏡「ジンズ スクリーン ノーズ パッドレス(JINS SCREEN NOSE PADLESS)」を10月15日に「ジンズ」の一部店舗と公式オンラインショップで発売する。

 「鼻の部分が重く気になる」「鼻に跡が残る」「メイクがとれてしまう」など鼻パッドに関わる悩みを解消するため、独自に開発した新機構“シーソーパーツ”が特徴だ。これはテコの原理のように作用するシーソーのようなパーツをテンプルに付けることで頭部にフィットさせ、鼻パッドがなくても眼鏡がずれ落ちることを防ぐというものだ。“シーソーパーツ”はテンプルのシルエットに収まるように設計されており、横から見てもパーツが目立たず、見た目の自然さも実現した。ブルーライトカットレンズ率40%のレンズと組み合わせることにより、パソコンを長時間使用する新型コロナウイルス下の在宅勤務にも最適だ。

 「ジンズ スクリーン ノーズ パッドレス」は、「2020年グッドデザイン賞」において「グッドデザイン・ベスト100」を受賞した。価格は5000円(度付きレンズ交換不可)。

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福井県発「ファクトリーキュウヒャク」と宮川大輔がサングラスをコラボレート

 宮川大輔が「ファクトリーキュウヒャク」の10年以上の愛用者だったことから、このプロジェクトが実現した。デザインは大きなスクエアシェイプのゴーグル形で、価格は4万2000円。

 青山嘉道「ファクトリーキュウヒャク」チーフデザイナーはデザインについて、「宮川氏は顔立ちがしっかりしているので、ボリュームの強弱を意識した。平面と立体の造形美がポイントだ」と説明した。

 「ファクトリーキュウヒャク」は2000年にスタートし、東京・表参道と大阪・北堀江に直営店を構える。ブランド名の「900」は、青山眼鏡の福井県眼鏡工業組合での登録番号。

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オンデーズがシンガポール30店舗目をマリーナベイ・サンズにオープン 日本製フレームも販売

 アイウエア企業オンデーズ(OWNDAYS)は、5つ星ホテルやショッピングモールが一体となったシンガポールの総合リゾート施設マリーナベイ・サンズ(MARINA BAY SANDS)の地下2階に旗艦店をオープンする。2021年2月中旬のオープン予定で、シンガポールで30店舗目となる。店舗面積は120平方メートルで、天然素材を基調としたラグジュアリーな内装とする。同店限定商品のほか、福井県鯖江市の工房で製作されたフレームも販売する予定だ。

 オンデーズは台湾、インド、香港、タイ、オーストラリアなど世界12の国と地域で350店舗以上を出店しており、21年度中に400店舗展開を計画している。20年2月期の売上高は220億円。

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フェイスブックとルックスオティカが「レイバン」のスマートアイウエアを来年発売 AR開発計画も

 フェイスブック(FACEBOOK)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)はオンラインで行った会見の中で、世界最大のアイウエア企業エシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)との協業によりスマートアイウエアを来年発売すると明かした。

 両社はこの数年間協力を続けており、ザッカーバーグCEOは商品の詳細は語らなかったものの、“プロジェクト アリア(PROJECT ARIA)”と呼ぶ「AR(拡張現実)アイウエア開発につながる次のステップ」と説明した。

 「われわれの目標は、一日中着用できる通常サイズで見栄えのよいアイウエアを開発し、みなさんを取り巻く世界中の人々とさまざまなビジュアル、デジタルオブジェクト、情報を共有できるようにすることだ」とザッカーバーグCEOはARアイウエア開発に言及した。「遠隔に住む友人がまるであなたの隣に座っているかのように話したり、ゲームを楽しむことができる。また、通りを歩いているときに正しい道順を確認したり、素晴らしいものに出合って、それを誰かと共有したいと思ったときに携帯電話を取り出すことがなくなり、携帯電話を持ち歩く必要もなくなるだろう」。同社ではすでにスマートグラスの技術開発は進んでいるものの、AR機能にはまだ対応できていないというが、イタリア・ミラノのルックスオティカ社を訪れた同CEOは、「彼らはアイウエアを作ることにおいて世界最高だ。『レイバン(RAY-BAN)』『オークリー(OAKLEY)』をはじめ、『アルマーニ(ARMANI)』『ヴェルサーチェ(VERSACE)』まで、さまざまな人たちのためのアイウエアを幅広く手掛けている。私は同社のチームと一緒に過ごし、工場を訪れた後、最高の技術と最高のアイウエアを作ることができる確かなパートナーだと分かった」と自信を深めたようだ。

 ルックスオティカもスマートアイウエアのイノベーターになることに意欲を見せている。ロッコ・バジリコ(Rocco Basilico)=ルックスオティカ チーフ・ウエアラブル・オフィサーは声明の中で、「象徴的なブランドである『レイバン』を介して、デジタル化や未来の社会を築くプロジェクトをフェイスブックとコラボレートできることを大変誇りに思う。世界中で多くの消費者に愛され、着用されているブランドと、世界を近づけるデジタル技術とを融合することで、スマートアイウエアに対する期待を喚起することができる。われわれは、世界の見方を変える新時代の製品に道を開いている」と期待感を述べた。

 来年、「レイバン」ブランドのスマートアイウエアを発表する予定だが、詳しい機能や価格、発売日は今後明らかにされる予定だ。

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KOHH率いるドッグスと「ユウイチトヤマ」がサングラスで初コラボ 異例のポップアップショップオープン

 アーティストのKOHH(コー)が率いるドッグス(DOGS)は、外山雄一がデザインするアイウエアブランド「ユウイチトヤマ(YUICHI TOYAMA)」とのコラボレーションによるサングラス限定10本を発売した。

 商品は「ユウイチトヤマ」の代表的なモデル“ダブルダッチ(DOUBLE DUTCH)”をベースとし、繊細な色合いのグラデーションレンズと、レンズの下部にレーザーで刻印したロゴが特徴だ。価格は3万9000円。

 東京・代官山にある「ユウイチトヤマ」の店舗兼ショールーム、ザ・ロビー・トウキョウ(THE LOBBY TOKYO)で、9月15日から26日までポップアップショップをオープンする。同店では、ドッグスのオリジナルTシャツ(6800~7800円)も販売するほか、ドッグスのアートディレクターJelly(ジェリー)が描いた絵画の初個展も行う。このプロジェクトは、両者が仕事を共にしたフォトグラファーの鈴木親の仲介で実現したという。

 ドッグスは、KOHHやJellyら北区王子に集まったメンバーが2018年4月にスタートさせた。王子にある完全予約制の実店舗とオンライン以外で商品を販売するのは異例だ。

 Jellyは、「ドッグスはブランドではなく、コミュニティーや概念のような集まり。サングラスでのコラボレートは初めてだが、しっかりしたモノ作りができた。『ユウイチトヤマ』の代表作とどこまで面白いことができるかに挑戦した」と話した。

■Dogs+YUICHI TOYAMA
日程:9月15〜26日
場所:ザ・ロビー・トウキョウ
住所:東京都渋谷区猿楽町5-8 リオンドール代官山1F

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メガネの田中が神奈川県に初出店 横浜コレットマーレに10月オープン

 1913年に広島で創業し、全国に100店舗以上を展開するメガネの田中チェーンは10月16日に、神奈川県初となる店舗を横浜みなとみらい21にある商業施設コレットマーレにオープンする。

 店舗面積は124平方メートルで、「グッチ(GUCCI)」「アイヴァン(EYEVAN)」など国内外の有名ブランドのほか、日本製のオリジナルブランドも販売する。客が「この雰囲気が好き」と直感で眼鏡選びができるように、陳列棚にはブランドごとではなく、テイストやイメージごとに分類しているのが特徴だ。また、同社が開発した眼鏡のサブスクリプションサービス“ニナル(NINAL)”をはじめ、メガネの田中のオリジナルiPadアプリを利用することにより、顔立ちを診断して眼鏡を選ぶ“印象分析”、似合う色から眼鏡を選ぶ“パーソナルカラー診断”、心理テストのように洋服の好みから眼鏡を選ぶ“ファッションテイスト診断”など楽しみながら眼鏡を選べる独自のサービスや、アイウエアコーディネーターのアドバイスも無料で受けられる。

 同社は、横浜を皮切りに首都圏への出店を積極的に行うとしている。

■メガネの田中コレットマーレ店
オープン日:2020年10月16日(金)
営業時間:10:00~20:00
住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7コレットマーレ5F(横浜みなとみらい21)

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メガネの田中が神奈川県に初出店 横浜コレットマーレに10月オープン

 1913年に広島で創業し、全国に100店舗以上を展開するメガネの田中チェーンは10月16日に、神奈川県初となる店舗を横浜みなとみらい21にある商業施設コレットマーレにオープンする。

 店舗面積は124平方メートルで、「グッチ(GUCCI)」「アイヴァン(EYEVAN)」など国内外の有名ブランドのほか、日本製のオリジナルブランドも販売する。客が「この雰囲気が好き」と直感で眼鏡選びができるように、陳列棚にはブランドごとではなく、テイストやイメージごとに分類しているのが特徴だ。また、同社が開発した眼鏡のサブスクリプションサービス“ニナル(NINAL)”をはじめ、メガネの田中のオリジナルiPadアプリを利用することにより、顔立ちを診断して眼鏡を選ぶ“印象分析”、似合う色から眼鏡を選ぶ“パーソナルカラー診断”、心理テストのように洋服の好みから眼鏡を選ぶ“ファッションテイスト診断”など楽しみながら眼鏡を選べる独自のサービスや、アイウエアコーディネーターのアドバイスも無料で受けられる。

 同社は、横浜を皮切りに首都圏への出店を積極的に行うとしている。

■メガネの田中コレットマーレ店
オープン日:2020年10月16日(金)
営業時間:10:00~20:00
住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7コレットマーレ5F(横浜みなとみらい21)

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ビジョナリーHDの2020年4月期は営業赤字 次世代型店舗へスクラップ&ビルドが復調のカギ

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスの2020年4月期決算は、売上高が前年同期比3.2%増の273億円、営業損益は2億1200万円の赤字(前期は9億3200万円の黒字)だった。

 セグメント別では、売り上げ全体の構成比率が93.6%を占める小売事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2月以降は最大53店舗が休業、最大277店舗が時間短縮による営業となったことなどから、売上高は同1.2%増の255億円、営業利益は同61.7%減の5億2600万円だった。同社はここ数年店舗戦略を見直しており、昨年10月に大塚メガネの全株式を取得して滋賀県内のメガネのオオツカ5店舗が加わったほか15店舗を新規出店し、36店舗を次世代型店舗にリニューアルした。一方、49店舗を閉店し、期末の店舗数は同29店舗減の369店舗となった。今後も1店舗あたりの収益性を⾼めるため、21年4月期に53店舗の移転または閉店し、アイケアサービスが充実した次世代型店舗への集約・統合を加速するという。

 星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は、「私が社長に就任した8年前の1店舗あたりの売上高の平均は月間約250万円だったが、現在は500万円を超える。このレベルの店舗を増やし、店舗数は先ごろ導入した移動式店舗を含めて300~400が適正だと考えている。M&Aも常に検討している」と話した。また子会社化した、イタリアのマルコリン(MARCOLIN)の日本総代理店であるヴィジョナイズの業績が通期で寄与しており、売上高は13億5000万円だった。

 卸売事業は、売上高が同73%増の10億5100万円、営業損益は同400万円の赤字(前期は1億7000万円の黒字)。EC事業は売上高が同17.9%増の6億8500万円、営業利益は同68.1%増の1億4700万円だった。

 21年4月期の業績は売上高282億円、営業利益2000万円を予想している。

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アイウエア企業シャルマンのフェースシールド販売が10万個突破 ネコ耳型カチューシャの新モデル発売

 福井県のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に公式オンラインショップで発売し、累計10万個以上を販売した。現在、関東甲信越地区のローソンでも販売され、さらに売り上げを伸ばしている。

 さらにこのたび、従来のモデルに使用する高性能フィルムと、ネコ耳型カチューシャのフレームを新しく発売した。

 同社によると「大手百貨店やコンビニエンスストアの接客業務や教育の現場等で使用され、圧迫感が少なく、特に女性にとって掛け外しのわずらわしさが少ないことなどで好評を得た。一方で長時間使用する方にとっては、フィルム面の反射による映り込みの軽減やより視界をすっきりさせたいなど多くのニーズが明らかになり、それを満たす高機能フィルムと新デザインのフレームを追加することとなった」という。

 この高性能フィルムは医療現場でも使用されている全光線透過率99%、反射率0.7%で、高い透明感と低反射・曇り止め効果によって眼鏡やマスクの映り込みがなく、終日の使用にも快適とのこと。価格は、高性能フィルム(2枚入り)が1400円、「シャルマン シールド」のフレーム単品が700円。

 また、「シャルマン シールド」のカチューシャタイプの新デザインも発売した。掛けたときの額への負担が少なく、掛け外しが簡単で、ずれにくく、化粧もくずれにくいコームが付いたネコ耳型であることが特徴だ。価格は、フレーム1個と高機能フィルム1枚のセットが1800円、カチューシャ型専用の高機能フィルム(2枚入り)が2200円。東京・銀座の直営店、シャルマン 銀座並木通りでも販売する。

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「オークリー」アスリートがボブ・マーリーの名曲をリメーク 大谷翔平選手も参加

 イタリアのアイウエア企業ルックスオティカ(LUXOTTICA)が手掛けるアメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」は、2020年のブランドキャンペーンである「フォー・ザ・ラブ・オブ・スポーツ(For the Love of Sport)」の一環として、ボブ・マーリー(Bob Marley)が1965年に発表した代表作「ワン・ラブ(One Love)」のリメーク版を発表した。この楽曲は、スポーツが与える元気や希望を表現したという。新たな歌詞は、ダイアモンド・デシールズ(Diamond Deshields/バスケットボールWNBA)、ライアン・シェクラー(Ryan Sheckler/スケートボード・パーク)、オクサナ・マスターズ(Oksana Masters/パラ・ロードバイクレース)、キャロライン・ブキャナン(Caroline Buchanan/BMXレース)、イタロ・フェレイラ(Italo Ferreira/サーフィン)のほか、大谷翔平(野球MLB)、五十嵐カノア(サーフィン)ら「オークリー」アスリートにより共同制作された。

 この曲を歌うのは、アメリカ生まれのジャマイカ系イギリス人シンガー・ソングライター、セレステ(Celeste)。今年2月に開催されたイギリスのグラミー賞といわれる「ブリット・アワード(Brit Awards)」で、新人賞にあたるライジング・スター・アワード(Rising Star Award)を受賞した人だ。

 ボブ・マーリーの息子である歌手のジギー・マーリー(Ziggy Marley)は、「父にとってスポーツ、特にサッカーは音楽の次に好きだったことです。スポーツは父の人生に多くの喜びをもたらしてくれました。今世界中の人々が愛を必要としています。今回『ワン・ラブ』のすばらしいリメーク版を『オークリー』と制作できたこと、そしてかつてないほど愛が必要とされている今、次世代を担う若者たちに意義のある曲を届けられることをとてもうれしく思います」とコメントした。

 リメーク版の「ワン・ラブ」は、日本時間8月12日午前0時にシリウスXMラジオの「Bob Marley Tuff Gong」チャンネルで独占配信され、同時に「オークリー」のユーチューブチャンネルとインスタグラムTV(IGTV)などでも公開される予定だ。

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「ジンズ」のハイエンドラインがD2C業態にリニューアル 「ミノトール インスト」とのコラボアイテムも

 アイウエア企業のジンズが展開するハイエンドライン「ジェイ オブ ジンズ(J OF JINS)」は8月5日に、“COMFORT TECHNOLOGY”というコンセプトのもと、D2C業態にリニューアルしブランド名を「ジェイ アイウエア ラボ(J EYEWEAR LAB)」に変更した。それに伴い、同日に公式オンラインストアをオープンし、無償で30日間返品交換を行うサービス「TRY NOW -30DAYS TRIAL-」を導入した。

 6日には、ブランド初となるポップアップストアを渋谷・宮下公園「ミヤシタパーク」3階の「ミノトール インスト(MINOTAUR INST)」にオープンする。アメリカ・シリコンバレーを拠点とするカーボン(CARBON)社の3Dプリンター技術を活用した、高機能サングラス“ニューロンフォーディー(NEURON4D)”の定番モデルのほか、「ミノトール インスト」とのコラボモデルも数量限定で販売。同コラボモデルは、紫外線で色が変化する調光レンズを高強度で搭載し、テンプルを反射加工で施した。価格は定番モデルが2万8000〜3万円で、コラボモデルが3万2000円だ。さらに、購入者全員にビッグクリーニングクロス(メガネ拭き)をプレゼントする。

■“ニューロンフォーディー”ポップアップストア @ 「ミノトール インスト」
日程:8月6日〜9月3日
時間:11:00〜21:00
会場:「ミヤシタパーク」南館3階
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10

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パリの国際眼鏡展「シルモ」が開催形式をキャラバン型に変更 日本企業は海外営業に苦慮

 フランス・パリで10月2日から5日の4日間、パリ・ノール見本市会場で開かれる予定だった国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催形式を変更し、フランス国内と近隣諸国の都市を回る小規模のキャラバン型にすると発表した。688社が出展を登録していたが、従来通りの開催を断念した。

 スケジュールは、フランス国内のパリで10月3・4日、ボルドーで同12日、レンヌで同19日、リヨンで同26日に開催されるほか、デンマーク・コペンハーゲンで同4日、ベルギー・ブリュッセルでも予定されている。実施概要や参加方法など詳細については、今後発表される予定だ。

 これに対し、「シルモ」に毎年出展している増永眼鏡は「参加するかどうかは未定だが、参加する場合はヨーロッパ市場全域を統括している現地の代理店が対応すると思う。従来のように、日本サイドがハンドリングすることはない」と話した。また、アイヴァンは「(情報が不十分なため参加は)現段階では未定」としている。売り上げ全体に占める海外の割合が約70%を占める増永眼鏡をはじめ、海外の売上比率が高い日本企業は多く、今年はミラノの「ミド(MIDO)」やニューヨークの「ビジョンエキスポ(VISION EXPO)」など主要な国際眼鏡展が中止や延期となる中、各社とも海外営業の対応に苦慮している。海外の売り上げが全体の70%を占めるシャルマンの本庄正亨・社長は欧米のビジネスの動向について「4月は各国のロックダウンなどで売り上げはゼロに近かったが、5月から上向きはじめ、6、7月は前年同期と比較して20~30%減まで回復した。予想より早い回復だったが、今後は予断を許さない」と話した。

 なお、日本最大級の国際眼鏡展「IOFT」は10月27日から3日間、東京ビッグサイトで開催される予定だ。

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「オークリー」が日本人アーティストとのコラボモデル販売とWHOへの寄付で新型コロナ終息を願う

 イタリアのアイウエア企業ルックスオティカ(LUXOTTICA)は、アメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」と、ニューヨーク在住の日本人アーティストの山口歴(やまぐち・めぐる)とのコラボレーションによるサングラス“ココロ コレクション(KOKORO COLLECTION)”を世界で順次販売する。

 “心”を意味する名前の同コレクションは、プロ・アマチュアを問わず世界のあらゆるアスリートの心を一つにするという思いを込めて製作された。デザインの特徴は、プラスチックシートに載せて乾かした絵の具をカットし、シートから剥がして3Dの筆跡/ブラシストロークをコラージュするかのように張り付けるという、山口歴独自の手法をサングラスで実現したことだ。「オークリー」のエンジニアが特殊な仕様の機械を使用して仕上げた。全12モデルで、価格はオークリーストア渋谷店限定モデルの1万9400円から、シールドレンズが特徴的な3万4600円のモデルまである。なお山口歴は8月10日まで、西武渋谷店で作品展を開催中だ。

 また同時に、「WHO(世界保健機関)のための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」に20万ドル(約2000万円)を寄付すると発表した。

 どちらも新型コロナ感染拡大の終息を願うプロジェクトだ。

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「ゾフ」がリブランディング宣言 初の研究・開発機関設立で眼鏡を変革する

 アイウエアブランド「ゾフ(ZOFF)」を運営するインターメスティックは、創業20周年を迎える2021年に向け、“アイ パフォーマンス(Eye Performance)”をコンセプトとしたリブランディングを始動した。

 3月に就任した上野剛史インターメスティック社長はリブランディングの理由について、「眼鏡をTシャツやスニーカーのように買いやすくし、新しいライフスタイルを創る。それが『ゾフ』のスタートだった。それから19年、インターネットをはじめ生活環境は劇的に変化し、それに伴い眼鏡のニーズや期待、眼鏡が解決できることは増えると認識している。世の中の変化に対応し、眼鏡の常識を疑い、更新していく」とコメントし、今後“アイ パフォーマンス”を起点とする新しい戦略を打ち出すという。

 このリブランディングを遂行する中核として、初となる研究・開発機関「ゾフ アイパフォーマンス スタジオ」を社内に設立した。視力矯正器具以上の目のパフォーマンスを向上させるフレームやレンズの開発、検眼だけでなく目の疲れ具合などを数値化するサービスの研究などを目的とし、同スタジオの責任者は逆井浩之インターメスティック事業基盤本部本部長が兼任する。

 これらのリブランディングについては、ブランディングやマーケティングサポートを主事業とするEVERY DAY IS THE DAYと協業している。同社は、博報堂のエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターだった佐藤夏生氏らが17年に立ち上げたブランドエンジニアリングスタジオ。

 インターメスティックは20~22年を“第二創業期”と位置付け、店舗ロゴの変更を始め、ユーザーとのコミュニケーション戦略、新しい店舗デザイン、デジタルの推進などさまざまなプロジェクトが動き出しており、次世代型企業像の構築が進んでいる。

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「ステラ マッカートニー」はアイウエアもサステナブル LVMH系企業とライセンス契約締結

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、イタリアのティリオス(THELIOS)とアイウエアのライセンス契約を締結した。商品は11月に発売される予定だ。ティリオスは、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)とイタリアの大手眼鏡メーカー、マルコリン(MARCOLIN)との合弁会社。ステラ マッカートニー社は昨年、LVMHと提携し、デザイナーのステラ・マッカートニーはベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH最高経営責任者や取締役会メンバーへのサステナビリティに関する特別アドバイザーの役割も担っている。

 ステラは、「私たちは以前から地球に優しい素材作りに携わってきたが、その中にはプラスチック素材を多く使用するラグジュアリーなアイウエア分野も含まれる。私たちが手掛けるバイオテクノロジーのソリューションやサステナビリティに関する革新的な取り組みをティリオスに提案することで、『ステラ・マッカートニー』のエコフレンドリーなビジョンをアイウエアのエキスパートと一緒に推進できることをうれしく思う」と話した。

 ジョヴァンニ・ゾッパス(GIOVANNI ZOPPAS)=ティリオス最高経営責任者(CEO)は「彼女独自のビジョンは、環境問題に取り組み、サステナブルな素材使いにこだわる当社が契約する他のブランドにも利益をもたらすだろう」と話した。

 ファーストコレコレクションは、素材の39%にヒマシ油を配合し、原材料の二酸化炭素排出量を40%カットした“バイオレンズ”を使用。フレームは木材や綿の種子から抽出した繊維、植物由来の可塑剤、有機炭素を68%含む“バイオアセテート”素材を使用するなどサステナビリティを重視している。

 ティリオスはイタリアのロンガローネに工場を持ち、「セリーヌ(CELINE)」「ロエべ(LOEWE)」「ベルルッティ(BERLUTI)」などLVMH傘下のブランドのアイウエアを手掛けている。

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オンデーズが和牛ユニットと“異食”のアイウエアコラボ ホリエモンと会食のチャンスも

 アイウエア企業のオンデーズは、“ニッポン最高級の和牛を世界へ”をコンセプトに掲げて堀江貴文と和牛商の浜田寿人の2人が立ち上げた「ワギュウマフィア(WAGYUMAFIA)」が展開するアパレルブランド「シャトーブリアン(CHATEAUBRIAND)」とのコラボレーションによるサングラスを特設サイト限定で発売した。

 デザインはユニセックスで、ノーマルタイプ(1万8000円)とスポーツタイプ(1万2000円)の2種類があり、テンプル(耳にかける部分)に「CHATEAUBRIAND」のロゴがあしらわれている。スポーツモデルは、堀江、浜田両氏が率いるトライアスロンチーム「トライセラトプス」の公認だ。

 今回のコラボサングラスは“異食”コラボをテーマとしており、ワギュウマフィアの2人と田中修治オンデーズ社長と一緒に食事ができるセットメニューもある。 “劇場型エンターテインメント寿司”と銘打った「照寿司」(サングラスと食事のセット価格5万円)のほか、「麻布十番 秦野よしき」(同5万円)、東京・六本木のラーメン店「マシのマシ トウキョウ(MASHI NO MASHI TOKYO)」(同1万円)の3つのコースがある。

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「エトロ」と「カレラ」のコラボレーションサングラスが世界で発売 老舗スポーツアイウエアと“初共演”

 「エトロ(ETRO)」とスポーツアイウエアブランド「カレラ(CARRERA)」のコラボレーションによるサングラスが世界で発売され、日本ではエトロ銀座本店のほか40店舗ある「エトロ」ブティックの一部で販売中だ。

 デザインは「カレラ」を代表するモデル“カレラ チャンピオン”をベースとしたユニセックスで、種類は1モデル6色。軽量で耐久性があるオプチル素材を使用し、レトロなドロップ型シェードカラーレンズが特徴だ。価格は、2万8000円。

 このサングラスは、7月15日にミラノで行われた2021年春夏メンズ・コレクションと2021年のウィメンズ・リゾートコレクションの合同ファッションショーにも登場した。

 「カレラ」は1956年にオーストリアで設立され、現在はイタリアのアイウエア企業サフィロ(SAFILO)が手掛けている。「エトロ」は、アイウエアのライセンス契約をアメリカのマーション(MARCHON)と結んでいる。

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メード・イン・福井の「オリバーピープルズ」を世界で販売 日本の眼鏡職人へのオマージュ

 アメリカ・ロサンゼルスのアイウエアブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」から、福井県鯖江市で生産されたカプセルコレクション“オリバーピープルズ タクミ(OLIVERPEOPLES TAKUMI)”が世界で販売される。日本の優れた眼鏡職人、“匠”へのオマージュとして誕生した。

 同ブランドを手掛けるイタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)が7月下旬から国ごとに順次発売しており、日本では先行して販売している。商品は、ロサンゼルスでデザインされた「オリバーピープルズ」らしいビンテージ感に特徴があり、ユニセックスのフレーム2モデル(5万5000円)とサングラス1モデル(5万5000~6万100円)、サングラスのクリップオン(1万7800円)の4種類で、素材はチタン。全てのモデルに繊細な職人技のフィリグリー(金銀線細工)が施され、立体的なダイヤモンドとドットのパターンが刻まれている。

 カリフォルニアと日本とのつながりを表現するため、キャンペーンビジュアルは日本にも建築物を残しているフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が設計した同州にあるウォーカー邸で撮影した。

 1987年に設立された「オリバーピープルズ」は、カリフォルニア州ウエスト・ハリウッドの中心地に1号店をオープンして以来、現在世界60カ国以上で販売されており、41のブティックを構える。

 福井めがね工業を傘下に持つルックスオティカは、福井県の工場を拡張工事中だ。

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“象が踏んでも壊れない眼鏡”をオンデーズが発売 伝説の「アーム筆入」CMとコラボ

 オンデーズは、形状記憶眼鏡の新ブランド「メモリーメタル(MEMORY METAL)」を国内全店舗とオンラインストアで発売した。

 フレームにNT合金というメタル系素材を使用し、曲げてももとの形状に戻る超弾性と形状記憶により、型崩れしにくく快適なフィット感が持続するのが特徴だ。開発に約2年をかけ、日本眼鏡普及光学器検査協会の機器を使用したテンプル変形耐久試験で1万回をクリアし、ブリッジの変形と耐久性については日本工業規格(JIS)に定められた方法に基づいた試験に合格するなど、“象が踏んでも壊れない”強度を実証している。また、表面処理は、1950年代に宇宙開発の一環としてNASA(アメリカ航空宇宙局)が切削工具や金型の耐久性を向上させる技術として開発した“イオンプレーディング”加工を用いており、色剥げや変色にも強い。8型各4色あるデザインはユニセックスで、価格は1万980円。

  同ブランドのプロモーションとして、サンスター文具が製造・販売する「アーム筆入」とのコラボレーションにより実現した自社制作の新CM「象が踏んでも壊れない。メモリーメタル眼鏡」を自社のウェブサイトと沖縄県でテレビCMを放映している。1965年に発売された「アーム筆入」のCMに使用されたキャッチコピー「象が踏んでも壊れない」は、当時大きな話題となり、500万個を販売する成長につながった。

 オンデーズは、「メモリーメタル」を同社一番人気の「エール ウルテム(AIR ULTEM)」に次ぐ看板商品として成長させる方針で、今後海外でも販売する計画だ。

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オーマイグラスが渋谷・公園通りに直営店オープン 眼鏡店激戦区に参戦

 アイウエアのオンラインストアと店舗運営を手掛けるオーマイグラスは7月22日に、東京・渋谷に直営店「オーマイグラス東京 渋谷公園通り店」をオープンする。

 店舗面積は約80平方メートルで、1000本以上の商品をディスプレーする。取り扱いブランドは、国産の「オーマイグラス東京(OH MY GLASSES TOKYO)」、書体がテーマの「タイプ(TYPE)」、プロサッカーの本田圭佑選手と立ち上げたサングラスブランド「ペイジ(PAGE)」など自社ブランドのほか、セレクトした国内外のブランドで構成する。

 同店が出店する渋谷公園通りには、「レイバン(RAY-BAN)」の路面店やメビウスがあるほか、近隣にはグローブスペックス、眼鏡市場、パリミキなどアイウエアショップが多数出店する激戦区だ。

 清川忠康オーマイグラス社長は「(以前、渋谷ロフトに出店していたが)以前から移転先を探していた。公園通りは眼鏡店が多いので、集客や買い回りの相乗効果を期待している。出店は継続していく予定だが、店舗数ありきではなく、本当によい場所に絞って出店していくつもりだ。新型コロナウイルスの影響もあり、4、5月のeコマースの売り上げは、前年と比べて2倍近く伸びている」と話した。

 その他、オーマイグラスが手掛ける実店舗は東急プラザ銀座店、新宿東口店、エソラ池袋店、横浜ロフト店、京都店、大阪・梅田蔦屋書店、鳥取・米子店がある。

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「ダンヒル」がケリング アイウエアとライセンス契約締結 最大市場の日本に注力

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)傘下の「ダンヒル(DUNHILL)」は、サングラスと眼鏡フレームのデザイン、製造、世界での販売におけるライセンス契約をケリング アイウエアと締結した。イタリアのアイウエア企業デリーゴ(DE RIGO)と5年間の契約が今年末に終了し、ファーストコレクションは21年春に発売する。商品価格は決まっていない。

 アンドリュー・マアグ(Andrew Maag)=「ダンヒル」最高経営責任者(CEO)は、「われわれは新たな素晴らしい関係を築き、共に成功に向けたストーリーを作る準備ができている」と話し、アジア、特に同ブランドの最大の市場である日本にフォーカスしたアイテムにすると明かした。

 ケリング アイウエアのロベルト・ヴェドヴォット(Roberto Vedovotto)CEOは「この新たなパートナーシップを光栄に思う。アイウエア市場において、『ダンヒル』のアジアにおける存在感を強化し、急成長する市場の勢いを借りながら、イギリスを象徴する有力ブランドとしての地位を確立できると確信している」と話した。

 「ダンヒル」は、1893年にロンドンで創業。17年に「コーチ(COACH)」や「ダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」「バーバリー(BURBERRY)」などでキャリアを重ねたマーク・ウェストン(Mark Weston)がクリエイティブ・ディレクターに就任し、昨年の「ウォルポール・ブリティッシュ・ラグジュアリー・アワード(Walpole British Luxury Awards)」で「ブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・オブ・ザ・イヤー(British Luxury Brand of the Year)」を受賞した。

 ケリング アイウエアは17年の設立で、「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などケリング傘下のブランドのアイウエアを内製している。また、リシュモンはケリング アイウエアの株式の一部を保有しており、「カルティエ(CARTIER)」「モンブラン(MONTBLANC)」もケリング アイウエアが手掛けているほか、先ごろ「クロエ」とのライセンス契約を発表した。

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ラゲージブランド「リモワ」のアイウエアがデビュー 新カテゴリー拡大へ第一歩

 ドイツのラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」がアイウエアを世界の「リモア」の主要店とオンラインストアで7月9日に発売し、新分野への事業拡大に向けて第一歩を踏み出す。

 「リモワ」のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)最高経営責任者は、「われわれは現代のあらゆる変化に直面しているが、『リモワ』はこれらの変化に真正面から応えるというビジョンを持って前進することを約束する。1年以上前から、お客さまの旅全体にわたる幅広い旅行ニーズに対応できるエコシステムに進化させる方法を模索してきた。『リモワ アイウェア』はブランドの進化における最初のエキサイティングな製品開発であり、ブランドの象徴であるラゲージを超えたコアデザインの価値を落とし込んでいる」と新しいカテゴリー進出に意欲を見せた。

 商品はユニセックスの2ラインのサングラスとオプティカルフレームがあり、サングラスの価格は3万4000~4万2000円。日本は、東京の銀座7丁目と表参道、大阪 心斎橋の各リモワストアと阪急うめだ本店(1回と8階)およびオフィシャルウエブサイトでサングラスが、オプティカルフレームは眼鏡専門店で販売される。

 「リモワ」は1898年にドイツ・ケルンで創業し、1937年にアルミニウムを、2000年にポリカーボネートを素材に取り入れるなど革新的に発展した。17年からLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下となった。「リモワ」のアイウエアは、LVMHとイタリアの大手眼鏡メーカー、マルコリン(MARCOLIN)との合弁会社ティリオス(THELIOS)が生産し、日本におけるオプティカルフレームの眼鏡専門店の販売はティリオスの日本の販売代理店であるヴィジョナイズが手掛ける。

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ラゲージブランド「リモワ」のアイウエアがデビュー 新カテゴリー拡大へ第一歩

 ドイツのラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」がアイウエアを世界の「リモア」の主要店とオンラインストアで7月9日に発売し、新分野への事業拡大に向けて第一歩を踏み出す。

 「リモワ」のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)最高経営責任者は、「われわれは現代のあらゆる変化に直面しているが、『リモワ』はこれらの変化に真正面から応えるというビジョンを持って前進することを約束する。1年以上前から、お客さまの旅全体にわたる幅広い旅行ニーズに対応できるエコシステムに進化させる方法を模索してきた。『リモワ アイウェア』はブランドの進化における最初のエキサイティングな製品開発であり、ブランドの象徴であるラゲージを超えたコアデザインの価値を落とし込んでいる」と新しいカテゴリー進出に意欲を見せた。

 商品はユニセックスの2ラインのサングラスとオプティカルフレームがあり、サングラスの価格は3万4000~4万2000円。日本は、東京の銀座7丁目と表参道、大阪 心斎橋の各リモワストアと阪急うめだ本店(1回と8階)およびオフィシャルウエブサイトでサングラスが、オプティカルフレームは眼鏡専門店で販売される。

 「リモワ」は1898年にドイツ・ケルンで創業し、1937年にアルミニウムを、2000年にポリカーボネートを素材に取り入れるなど革新的に発展した。17年からLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下となった。「リモワ」のアイウエアは、LVMHとイタリアの大手眼鏡メーカー、マルコリン(MARCOLIN)との合弁会社ティリオス(THELIOS)が生産し、日本におけるオプティカルフレームの眼鏡専門店の販売はティリオスの日本の販売代理店であるヴィジョナイズが手掛ける。

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「オークリー」がMLB大谷翔平選手とパートナーシップ締結 「最高のパフォーマンスに欠かせない」

「オークリー(OAKLEY)」は、アメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手とパートナーシップを結び、その一環として“大谷翔平シグネチャーコレクション”を7月下旬にオークリーストアや「オークリー」にeコマースサイトで発売する。

 同コレクションは、カリフォルニアのオークリー本社で大谷選手が30本以上フィッティングした中から選んだ“レーダーEV(RADAR EV)”(2万7200円)、“フロック スキン ライト(FROGSKINS LITE)”(2万2700円)、“マーセナリー(MERCENARY)”(3万100円)の3モデルをラインアップしたもの。フレームの内側には”OHTANI“のロゴが刻印されているほか、2モデルには日本をイメージした和柄のプリントがあしらわれている。また、レンズは約15年をかけて研究開発された“プリズム(PRIZM)”を採用した。

 大谷選手は今回のパートナーシップ締結にあたり、「さまざまなスポーツカテゴリーのトップアスリートがそろう“チームオークリー”の一員となれたことにとてもワクワクしています。どんな状況でも、適切なギアを身に着けることが大切だと思っています。自分自身にとって最高のパフォーマンスに欠かせない『オークリー』の革新的なテクノロジーは、僕のシグネチャーコレクションでも確かめることができます。これからフィールドでもプライベートでも着用できることを楽しみにしています」とコメントした。

 大谷選手が加わる“チームオークリー”には、今年のアメリカンフットボウルのスーパーボウルチャンピオンとMVPを獲得したパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)、2017 年にMLB ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)、過去2度にわたりマスターズチャンピオンを手にしたプロゴルファーのバッバ・ワトソン(Bubba Watson)のほか、日本からはイチロー、松山英樹、平野歩などの選手が名を連ねている。

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ジンズがドイツでダブル受賞 上海の店舗空間と眼鏡デザインの創造性を評価

 アイウエア企業ジンズホールディングスは、ドイツ・エッセンのノルトライン=ヴェストファーレン・デザインセンター(DESIGN ZENTRUM NORDRHEIN WESTFALEN)が主催する国際的なプロダクトデザイン賞「レッド ドット アワード(RED DOT AWARD )2020」において、1万件を超える応募作品の中からプロダクトデザイン部門のインテリア建築・インテリアデザイン カテゴリーで最高賞を受賞した。

 対象は、建築家の石上純也が手掛けた中国のジンズ上海环球金融中心店の独創的な店舗デザイン。その特徴は、最長12メートルにおよぶコンクリート製の5つのカンチレバーテーブルで構成された店舗空間で、長く伸びたテーブルは草原に漂う雲を表現し、テーブルに落ちる影も店舗デザインの一部としている。

 また、「ジンズ デザインプロジェクト」の第1弾となったジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)による2017年発売のモデル“ニューノーマル”も、デザイン性の高い製品に贈られる賞「レッド ドット ウィナー(RED DOT WINNER)2020」に選出された。

 17年にスタートした「ジンズ デザインプロジェクト」は世界的なデザイナーとの協業で眼鏡の本質からデザインすることをコンセプトとしたもので、これまでジャスパー・モリソンのほか、コンスタンティン・グルチッチ(Konstantin Grcic)、ミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)、アルベルト・メダ(Alberto Meda)、ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec)と協業した眼鏡を発表し、日本だけでなく「ジンズ」の店舗がある中国、アメリカ、台湾、フィリピンでも販売されている。同賞の授賞式は、現地時間6月22日にオンラインで行われた。

 ジンズ上海环球金融中心店と「ジンズ デザインプロジェクト」は昨年、建築・デザイン系ウエブメディアの「デザインブーム(DESIGN BOOM)」がキュレーションする「ザ デザイン プライズ(THE DESIGN PRIZE )2019」も受賞している。

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「マックスマーラ」とサフィロがアイウエアのライセンス契約を早期解除 マルコリンへ移動か?

 「マックスマーラ(MAX MARA)」とイタリアのアイウエア企業サフィロ(SAFILO)は、両社が締結しているアイウエアのライセンス契約を2020年10月31日をもって解除すると発表した。これは1997年から続く契約で、現契約では23年12月31日まで更新の予定だったが前倒しの終了となる。サフィロによると、19年の売上高に占める「マックスマーラ」の割合は2%以下という。同社の19年12月期の売上高は前期比3.1%増の9億3900万ユーロ(約1100億円)だった。

 「マックスマーラ」の次の契約先は明かされていないが、マックスマーラ ファッション グループの「スポーツマックス(SPORTMAX)」と「マックス アンド コー(MAX & CO.)」のアイウエアを手掛けるマルコリン(MARCOLIN)が有力視されている。

 サフィロは、ハウスブランド「ポラロイド(POLAROID)」「カレラ(CARRERA)」「スミス(SMITH)」のほか、20以上のライセンスブランドを手掛けており、昨年は「リーバイス(LEVI’S)」「ミッソーニ(MISSONI)」「デヴィッド ベッカム(DAVID BECKHAM)」をスタートさせた。一方、来年は主力ブランドの「ディオール(DIOR)」と「フェンディ(FENDI)」のライセンスが、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)とマルコリンの合弁会社ティリオス(THELIOS)に移動する予定で、同社のポートフォリオはビジネスを大きく左右する変動が続いている。

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伊アイウエア企業マルコリンの新CEOが就任 「新しい成長のフェーズに入る」

 イタリアの大手アイウエア企業マルコリン(MARCOLIN)は、新しい最高経営責任者(CEO)兼ゼネラルマネジャーにファブリッツィオ・クルチ(Fabrizio Curci)氏が6月22日付で就任すると発表した。4月に退任してベネトン(BENETTON)のCEOとなったマッシモ・レノン(Massimo Renon)前CEOの後任だ。

 クルチ新CEOは、イタリアのボッコーニ(BOCCONI)大学の出身。前職はイタリアを中心に世界で展示会等を運営しているフィエラ ミラノ(FIERA MILANO)のCEO兼ゼネラルマネジャーで、同社はミラノで開かれる世界最大級のアイウエア国際展「ミド(MIDO)」も手掛けている。それ以前は、オリベッティ(OLIVETTI)やフィアット・クライスラー・オートモービルズグループ(FIAT CHRYSLER AUTOMOBILIES GROUP)などで長年キャリアを積み、昨年は“イタリア共和国功労勲章 カヴァリエーレ章“を受章した。クルチ新CEOは「クラフツマンシップによる素晴らしいモノ作りを育むアイウエア業界に入り、マルコリンのマネジメントチームを率いることをうれしく、また誇らしく思う。私にとって、エキサイティングな旅になるだろう」とコメントした。

 マルコリングループのヴィットリオ・レヴィ(Vittorio Levi)=会長は「クルチ氏の下、われわれは新しい成長のフェーズに入る。彼は、これまでさまざまな業界で国際的に重要な役割を果たしてきた経験豊かなキャリアの持ち主だ。マルコリンにおいても継続的な変革とアイウエア業界における国際的なリーダーシップを構築する手腕を発揮してくれるだろう」と期待を示した。

 マルコリンは、「トム フォード(TOM FORD)」「モンクレール(MONCLER)」「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」など約30のライセンスブランドを手掛けており、2018年12月期の売上高は4億8200万ユーロ(約570億円)、19年は1400万本のアイウエアを販売した。12年にペイパートナーズ(PAI PARTNERS)が、トッズ・グループ(TOD’S GROUP)」のディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)会長とアンドレア・デッラ・ヴァッレ(Andrea Della Valle)副会長兄弟らを含む複数の株主からマルコリンの株を取得して全体の72%を所有しているほか、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が10%、マルコリンファミリーも一部保有している。

 マルコリンはこの2年の間、「バリー(BALLY)」「アディダス(ADIDAS)」「スポーツマックス(SPORTMAX)」「マックス アンド コー(MAX&CO.)」のほか、スウォッチグループ(SWATCH GROUP)の「ロンジン(LONGZINES)」と「オメガ(OMEGA)」、さらにビーエムダブリュー(BMW)グループともライセンス契約を締結するなど、時計や自動車にもブランドポートフォリオを広げている。

 近年、世界のアイウエア業界はケリング(KERING)による傘下ブランドのアイウエア内製化、ルックスオティカ(LUXOTTICA)とエシロール(ESSILOR)の合併、マルコリンとLVMHによる合弁会社ティリオス(THELIOS)の設立など劇的な変化を見せており、業界地図が様変わりしている。マルコリンもライセンスビジネスを拡大する一方、13年には「ゲス(GUESS)」「ハーレーダビッドソン(HARLEY-DAVIDSON)」「スケッチャーズ(SKECHERS)」などを手掛けるアメリカのアイウエア企業ヴィヴァ インターナショナル(VIVA INTERNATIONAL)を買収するなど年々、成長を遂げている。

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「ワイズ」初のアイウエアが7月に登場 日本デビューの後グローバル展開へ

 モンドティカジャパンは、「ワイズ(Y’S)」初のアイウエアを7月に発売する。

 ファーストコレクションは眼鏡フレーム6モデルで、デザインはユニセックス。テンプル(つる)にベータチタンを使用したラウンド系ボストンシェイプのフレームなどしなやかな掛け心地が特徴で、異素材使いやアシンメトリーな要素も取り入れた。フランス製で、価格は2万5000円と2万7000円。今後アジアとヨーロッパに販売を拡大する予定で、サングラスの導入も検討している。

 モンドティカジャパンはイギリス・ロンドンに本社を置くモンドティカ(MONDOTTICA)の子会社モンドティカ・インターナショナル(香港)と、福井県のアイウエア企業の村井との折半出資で設立された合弁会社で、同社は「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のアイウエアも手掛けている。

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フォーナインズが“見るストレスから解放する”高機能アイウエア発売

 アイウエア企業のフォーナインズは、「フォーナインズ(999.9)」の新モデル“ワーク(WORKe)”を公式オンラインストアで発売した。

 特徴は、光の反射を抑える“超低反射コート”を施した独自開発の高機能レンズ。パソコンやスマートフォンの画面が発するブルーライトのカット機能はもちろん、光の波長の反射を抑制して、ちらつきや映り込みを防ぐ機能があり、外出時の日差しや夜間の運転時の対向車のライトのまぶしさなどを低減する特殊染料も施している。快適な掛け心地の追求は、フォーナインズが1995年の創業時から掲げる理念だ。フレームも「フォーナインズ」ならではの高い機能性とデザイン性にこだわっている。“見るストレス、掛けるストレスから解放する”アイウエアだ。

 デザインはユニセックスで、プラスチックフレームとメタルフレームが4モデル12アイテムあり、価格は2万5000円。「フォーナインズ」の店頭では、度付きレンズにも対応する。

 「フォーナインズ」から派生した別モデルには、サングラスの“フォーナインズ・フィールサン(999.9FEELSUN)”やゲーミンググラス“フォーナインズ・プレイド(999.9PLAIDe)”などがある。

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米カリフォルニア本社のDNAが宿る「オークリー」初のグローバル旗艦店のエンターテインメント性とは?

 ルックスオティカジャパンは、新型コロナウイルスの影響で開店を延期していたアメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」初となるグローバル旗艦店を、6月5日に東京・渋谷の文化村通り沿いにオープンした。

 カリフォルニアのフットヒルランチにある本社に倣ってコンクリートと鉄を使用した店内は、「オークリー」の原点であるBMXのハンドグリップをショップデザインの一部に取り入れ、1975年に設立されたブランドの歴史がわかるアーカイブアイテムを展示したり、アメリカ本社までの距離を2階に上る階段に記すなど、「オークリー」のDNAを宿すグローバル旗艦店の独自性を打ち出している。

 他店にないさまざまな特徴の中で白畑志乃・店長のおすすめは、数万通り以上の組み合わせが可能なアイウエアのカスタマイズエリアだ。その一推しモデルは、今年発売35周年を迎えた“フロッグスキン(FROGSKINS)”を進化させた“フロッグスキン ライト(FROGSKINS LITE)”。フレーム部分はセミリムで、ノーズパッド部分に「オークリー」独自素材の“アンオブタニウム”を使用しているため、アクティブなシーンでもずれにくく快適な掛け心地が特徴だ。「自分だけのオリジナルの1本を持つ特別感とともに、作るプロセスも楽しめる」と説明する。

 白畑店長は慶應義塾大学時代にウインドサーフィン選手として国体に出場した経験があり、現在はトライアスロンに励んでいるスポーツウーマン。「数多くの特許を持つ『オークリー』の品質や機能性の高さを体感できるエンターテインメント性に注目して、店に訪れてほしい」と話した。

 今秋、日本企画のウィメンズのトレーニングウエアがリローンチする予定だ。

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ケリング アイウエアが「クロエ」とパートナーシップ契約締結 リシュモンとの提携拡大

 ケリング アイウエアは「クロエ(CHLOE)」と、アイウエアのデザイン、生産、販売におけるパートナーシップ契約を締結した。ファーストコレクションは9月にパリで行われる予定の国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」で発表した後、来年1月に発売される予定で、ウィメンズのサングラスと眼鏡フレームのほか子ども用もある。「クロエ」のアイウエアはこれまでの9年間、アメリカのマーションアイウエア(MARCHON EYEWEAR)が手掛けていた。

 2017年に設立されたケリング アイウエアは、イタリア・ベニスから約1時間の場所にある17世紀に建てられたヴィラに本社を置き、「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などケリング傘下のブランドのアイウエアを内製している。「クロエ」を傘下に持つコンパニーフィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINACIERE RICHEMONT以下、リシュモン)と17年に資本提携し、すでに「カルティエ(CARTIER)」と「モンブラン(MONTBLANC)」のアイウエアも手掛けている。

 ロベルト・ヴェドヴォット(Robero Vedovotto)=ケリング アイウエア最高経営責任者(CEO)は、「われわれの使命は、アイウエア分野において各ブランドの存在感を強めて、潜在能力を最大限に引き出し、ラグジュアリーファッション分野をリードするブランドとして確立することだ」と話し、リシュモンとのパートナーシップも強化する方針だ。

 「クロエ」のリカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellini)CEOは、「われわれの目標は、アイウエアのラグジュアリー分野における『クロエ』の強い地位を確立することだ。この野心的ビジョンを共有しているケリング アイウエアは、『クロエ』のアイウエアビジネスを次のレベルに引き上げることができる有力な戦略的パートナーになると信じている」と期待感を示した。

 リシュモンとの契約の一つとしてケリング アイウエアは、240人が就業するフランスのシュシー・アン・ブリ(SUCY-EN-BRIE)にある工場マニュファクチュール カルティエ リュネット(MANIFACTURE CARTIER LUNETTES)を、マニュファクチュール ケリング アイウエア(MANIFACTURE KERING EYEWEAR)と名前を変えて運営している。

 ケリング アイウエアの19年12月期の売上高は、前期比18%増の5億9600万ユーロ(約700億円)で、地域別の売り上げ構成比率はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)が25%、アメリカが20%、アジア太平洋が15%、その他が40%で、各地域が2ケタ成長した。

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ペーパークラフト作家が作ったテンプルがない新構造の眼鏡登場 新感覚のフィット感を実現

 

 作家の鶴田晴彦が製作する異色のアイウエアブランド「フィル(FIL)」が販売中だ。

 注目点は、テンプル(つる)がない新しい構造。ネジを使用せず、ステンレスワイヤーとナイロン糸だけで作られたミニマルなデザインのもので、長さを調節できるループが頭部を包み込む。

 鶴田は1961年大阪府生まれで、大阪芸術大学美術学科と日本眼鏡技術専門学校を卒業後、段ボールやカレンダーなどの古紙を使用して人物や擬人化した動物の立体作品を制作するペーパークラフト作家として活動しながら、現在は大阪駅近くにある家業のツルタ眼鏡店を経営している。鶴田にとって眼鏡の製作は初めてで、自身のアトリエで一点一点手作りした。鶴田は「芸術作品における創造する楽しさを眼鏡で体現したのが『フィル』です。個人的には、これまでの作品にはない多くの人の支えを強く感じながら作りました」とコメントした。

 同ブランドをプロデュースしたブリッジの宮崎良人・代表は同商品の特性について、「着用したときに圧迫感がなく、軽さはもちろん、ずれにくく、テンプルがないので耳が痛くなることがない。これまで当たり前だったテンプルのある眼鏡の常識を変える新しい構造だ」と話した。現在、東京・銀座のカムロや大丸心斎橋店のメガネサロンなど10店舗以上で販売されており、今後は海外での販売も検討しているという。価格は3万5000と3万7000円で、度付きレンズにも対応可能だ。

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アイウエア「ユウイチトヤマ」がコンティニュエと初のカプセルコレクション発売でフェア開催

 外山雄一デザイナーが手掛けるアイウエアブランド「ユウイチトヤマ(YUICHI TOYAMA)」は、東京・恵比寿にあるアイウエアのセレクトショップのコンティニュエとコラボレートしたカプセルコレクションを製作し、6月6〜21日に同店でフェアを開く。

 同商品は、2016年に発表した「ユウイチトヤマ」を象徴する定番シリーズ“ダブル・ダッチ(DOUBLE DUTCH)”を、コンティニュエが再解釈して製作したのがポイントだ。“ダブル・ダッチ”の名前は2本の縄を使った縄跳び競技に由来するもので、フレームの上下のリム(レンズのふち)の異なる仕様が特徴のデザインとカラーリングをコンティニュエ流にアレンジした。価格は3万8000円。

 外山は「コンティニュエによる別の角度から解釈した『ユウイチトヤマ』の新しい表現が、カプセルコレクションで実現できた。このフェアを通して、ブランドの強いメッセージを発信したい」と話した。外山は2017年に同ブランドを設立し、ミラノの「ミド(MIDO)」やパリの「シルモ(SILMO)」など国際眼鏡展にも積極的に参加して海外の販売先も多く、パリの眼鏡専門学校で講師を務めたこともある。

 なお、フェア期間中は同カプセルコレクションのサングラスバージョンも販売する。

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三城の20年3月期は国内外ともに減収 エンターテインメント化の眼鏡店改革を継続

 アイウエア企業の三城ホールディングスの2020年3月期連結決算は、売上高が前期比2.8%減の483億円、営業利益が同225.1%増の4億円。セグメント別では、国内の売上高は同1.8%減の427億円、セグメント利益は同1.8%増の5億円、海外の売上高は同10.9%減の58億円、セグメント損失は3400万円(前年度は3億6500万円の損失)だった。また品目別では、フレームが同2.4%減の132億円(売り上げ構成比率30%)、レンズが同1.8%減の187億円(同42%)、サングラスが同0.3%増の25億円(5%)などとなった。今年1月と2月の売上高は前年比プラスに転じて順調に推移していたが、新型コロナウイルスの影響による新学期に向けた書き入れ時の営業縮小で3月の売り上げを大きく落とした。

 同社が業績向上のために、近年力を入れているのは店舗の改革だ。眼鏡専門店チェーンのパリミキとメガネの三城を運営する三城は不採算店舗の見直し、地域や客層に合わせた店舗改装、店舗の統廃合を今期も継続する計画だ。澤田将広・社長は「以前は店舗の数の力を重視していたが、今後は1店舗の力を強くしていくことが重要だ。主力の郊外店の再生がポイントとなる」と重点戦略に置いている。1950年代のアメリカンダイナー、パリのベルエポック時代、サーカス小屋、ログハウスなど、エンターテインメント性や楽しさを持つ店舗に順次改装を進めている。

 今期の国内新規出店はショッピングセンターなどの居抜き物件等を中心に17店舗を予定しており、45店舗の退店を計画している。この店舗改革により店舗数は年々減少傾向にあり、21年3月期末の店舗数は673店舗となる予定で700店舗を割り込む。

 海外子会社については、収益を出すことが困難になっている中国の店舗の整理を進めているため、赤字額は減少している。また医療とタイアップした事業を行っているベトナム法人やフィリピン法人などは堅調に利益を出しており、海外法人合計の赤字幅は減少している。

 21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響により未定とした。

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眼鏡をおしゃれに取り入れた子どもをジンズが表彰 リモート授賞式にぺこぱが登場

 アイウエア企業ジンズは、眼鏡を視力矯正器具としてだけではなく、おしゃれに取り入れて輝いている子どもたちを表彰する「キッズメガニスタアワード2020」を開催した。これは、眼鏡の魅力を子どもたちに伝えて前向きに眼鏡を掛けてもらうための新しい取り組みで、今年初めて実施した。

 13歳までの子どもを対象に3月27日から1カ月間、眼鏡をおしゃれに掛けた写真をインスタグラムの投稿で受け付けたところ計1360件の応募があり、グランプリには富山県在住で7歳の津田夕愛(つだゆうあ)さんが選ばれた。

 新型コロナウイルス感染防止対策のためリモート形式で行われた授賞式には、1次審査を通過した約80人の子どもたちがそれぞれの自宅から参加。式にサプライズゲストとしてお笑い芸人ぺこぱが登場し、津田さんの応募写真を見て、「おしゃれだ」「服装に合わせていて眼鏡が映える」などとコメントした。またシュウペイが「シュウペイポーズをみんなでやろう」と呼びかけると、画面越しにたくさんの子どもたちがポーズをとる場面もあった。

 グランプリのプレゼンテーターを務めた田中仁ジンズCEOは、「眼鏡を掛けていろいろなものが見えるようになったことにより、ご本人だけでなくお母さまも前向きになれて、今では眼鏡をファッションとしても、個性としても楽しんでいらっしゃる、そんな様子がとても素敵だと思いました」とコメントした。

 グランプリを受賞した津田さんは特典として「ジンズ(JINS)」のキッズモデルに起用されるほか、日本人の平均寿命(84歳と想定)、眼鏡の平均購入サイクル(2年11カ月)、「ジンズ」の眼鏡一式単価(8025円)から算出した眼鏡一生分(「ジンズ」のギフト券24万円分)がプレゼントされた。

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アイウエア業界からSDGs宣言 日眼協と福井県鯖江市の協力で「めがね会館」に拠点設置

 主要な眼鏡8団体で構成される日本眼鏡関連団体協議会(以下、日眼協)は、2020年の事業計画の一つにSDGs(持続可能な開発目標)の推進を掲げてSDGs推進委員会を設立し、眼鏡の産地福井県鯖江市と協力するなどして活動を進めている。

 白山聡一・日眼協副代表幹事が初代委員長を務める同委員会はSDGsの取り組みについて、「快適な視覚“クオリティ・オブ・ビジョン”を提供する眼鏡産業の基本的な使命とマッチしている。日本の眼鏡業界は中小企業が多く、個別に取り組むことに限界があるため、日眼協が全方位で啓発活動を広げられると期待している」とコメントした。

 鯖江市も数年前からSDGs推進に取り組んでおり、市役所内に「めがねのまちさばえSDGs推進本部」を設置するなど、持続可能な街作りを進めている。昨年末はアンワルル・K・チャウドリー(Anwarul Karim Chowdhury)国連大使が鯖江市を訪れ、「さばえSDGs推進シンポジウム」に出席したほか、牧野百男市長や日眼協関係者らと記者会見を行い、SDGsを発信する拠点を「めがね会館」に設ける方針などを発表した。鯖江市によると、この拠点の設置は新型コロナウイルスの影響で計画が遅れているが、今秋からの稼働を目指しているという。

 同委員会の今後の活動については、「10月1日メガネの日」や国連が定める記念日と連動したキャンペーンなどを計画している。また10月27日から3日間、東京ビッグサイトで行われる「IOFT国際メガネ展」でもアイウエア業界のSDGsのメッセージが発信される予定だ。

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新型コロナ禍でジンズCEOが役員報酬減額 中国店舗は客足戻る

 アイウエア企業ジンズは、新型コロナウイルスの影響で売上高が減少していることから、田中仁・代表取締役CEOの月額報酬30%の減額、中村豊・取締役CFOとその他執行役員の同20%の減額を発表した。期間は、5月分から10月分までの6カ月間。ジンズの3月度の売上高(既存店ベース)は前年同期比17.4%減、4月度は同74.5%減と大幅に落ち込んだ。

 一方、150店舗以上を展開している中国では、武漢のロックダウン(都市封鎖)が解除された5月上旬以降、全店が営業を順次再開し、客足は徐々に戻りつつあるという。その中で、上海にあるジンズの100%連結子会社は、5月7日付で上海市商務委員会から「上海市の多国籍企業地域本部設立奨励に関する規定」により“多国籍企業地域本部”に認定された。同規定は外国企業を優遇するもので、これについて同社は「北京、瀋陽と合わせた現地法人の中で、上海は統括拠点と位置づけている。今回の認定により、中国における販売事業に加え、物流や金融などの統括機能を拡充できた。さらに、補助金の取得や税の優遇など企業経営上のさまざまなメリットが受けられることで、さらなる事業拡大に取り組みたい」としている。2019年8月期(中国の会計月は6月)の中国の売上高は前期比2ケタ増の73億円、営業利益は3億円。7~12月の売上高は36億円、営業利益1億円だった。

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メイクの悩みを眼鏡が解決 ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブが「ジンズ」を監修

 アイウエア企業のジンズは、ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブ監修によるオリジナルコレクション“ジンズ(JINS)×イガリシノブ”を6月18日に全国の「ジンズ」店舗と「ジンズ」オンラインショップで発売する。

 “ジンズ×イガリシノブ”は2つのシリーズで構成され、1つは校則などでメイクが禁止されているけど顔をかわいく見せたいという若い女性向けの“メガネ倶楽部”。もう1つは忙しくてメイクに時間をかけられない、休日はメイクをしたくないといった大人の女性向けの“メガネ愛好課”。イガリシノブがメイク理論を駆使してフレームのシルエットや色使いなどデザインの細部までこだわり、メイクだけでは解決できない女性たちの悩みに応える“メーキャップメガネ”だ。制服に似合うフレームや、頬のふっくら感を隠せるサングラスなどがある。両シリーズとも4カテゴリーで全8型16種あり、価格は8000円(度付きレンズ代込み)。

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「ジンズ」が店舗従業員に「営業継続特別感謝⼿当」を⽀給 新型コロナ禍の勤務に感謝

 アイウエア企業ジンズ(JINS)は、緊急事態宣言発令後も新型コロナウイルス感染防止と安全確保に努めながら営業している店舗の従業員に「営業継続特別感謝手当」を支給すると発表した。

 「ジンズ」は約400店舗のうち一時約9割が休業していたが、現在は約半数が順次営業を再開している。同社は「営業中の店舗においては、お客さまの来店が集中することによる業務の繁忙が続いており、心理的負担も大きい状況の中で商品提供を続けている従業員に感謝の気持ちを込め、今回の手当を支給することとした」と説明した。

 支給の対象者は「ジンズ」の契約社員とアルバイトを含む店舗従業員で、対象期間は4⽉17⽇から、店舗が所在する都道府県の緊急事態宣⾔が解除されるまでとし、⽀給額は出勤1⽇当たり、フルタイムは1000円、パートタイムは500円。1カ⽉分を翌⽉の給与とともに⽀給する。

 同社は今後の店舗営業について「出店する施設の営業方針に準じながら、お客さまと従業員の健康と安全に配慮しながら、順次営業再開を検討したい」とコメントした。

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「ジンズ」が店舗従業員に「営業継続特別感謝⼿当」を⽀給 新型コロナ禍の勤務に感謝

 アイウエア企業ジンズ(JINS)は、緊急事態宣言発令後も新型コロナウイルス感染防止と安全確保に努めながら営業している店舗の従業員に「営業継続特別感謝手当」を支給すると発表した。

 「ジンズ」は約400店舗のうち一時約9割が休業していたが、現在は約半数が順次営業を再開している。同社は「営業中の店舗においては、お客さまの来店が集中することによる業務の繁忙が続いており、心理的負担も大きい状況の中で商品提供を続けている従業員に感謝の気持ちを込め、今回の手当を支給することとした」と説明した。

 支給の対象者は「ジンズ」の契約社員とアルバイトを含む店舗従業員で、対象期間は4⽉17⽇から、店舗が所在する都道府県の緊急事態宣⾔が解除されるまでとし、⽀給額は出勤1⽇当たり、フルタイムは1000円、パートタイムは500円。1カ⽉分を翌⽉の給与とともに⽀給する。

 同社は今後の店舗営業について「出店する施設の営業方針に準じながら、お客さまと従業員の健康と安全に配慮しながら、順次営業再開を検討したい」とコメントした。

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0円効果?「ゾフ」のブルーライトカットレンズの受注数が前年対比62倍で過去最高

 アイウエアブランド「ゾフ(ZOFF)」を運営するインターメスティックは、スマートフォンやパソコンなどLEDディスプレーから発生するブルーライトをカットするレンズの「ゾフ」オンラインストアにおける受注件数が過去最高を記録したと発表した。同社が4月29~5月6日の8日間の受注数を昨年と比較したところ62倍に増えたという。

 理由は、新型コロナウイルスの影響による外出自粛でテレワークやオンライン授業が多くなり、パソコンやスマートフォンに接する機会が増えたことによる需要増。さらに、4月29日から実施したブルーライトカットコートの追加料金を従来の3000円から0円にしたことが挙上げられる。ブルーライトカットレンズのオプション選択率は昨年が約10%だったのに対し、今年は約72%となっており、同社は「緊急事態宣言発令に伴う在宅ワークの増加により、コンタクトレンズのユーザーが自宅で眼鏡を掛けるようになったり、パソコンの使用時間が増えたことなどから目の健康に対する関心が高まっているようだ」とコメントした。

 また同期間はオンラインでの受注件数が5.5倍となり、全体の数字も押し上げた。

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メガネスーパーの“走る眼鏡店”が出動 外出自粛中の眼鏡難民に実店舗同様のサービスお届け

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言のため外出が困難な人を対象に、実店舗と同様のサービスが受けられる車両型移動式店舗を導入して稼働を開始した。5月12日に神奈川県で、同13日に東京都で、予約を受けた施設や個人宅を巡回し、出張費無料で眼鏡や補聴器に関するサービスを行った。

 自身の運転で各エリアを回った星﨑尚彦社長は、「ご依頼いただいたお客さまの満足度を見て、眼鏡は生活必需品だとあらためて実感した。目の健康の悩みを抱えている方は多く、このサービスに地域密着、お客さまに寄り添う接客、新規顧客拡大など新しい使命や可能性が感じられた。車両型移動式店舗を活用した出張サービスのニーズは、今後ますます高まると思う」と話した。同社は店舗に足を運べない人や近隣に眼鏡店がない人向けに、2016年から社員が約50台のバンに乗って順次巡回する“メガネと補聴器の出張訪問サービス”を行っているが、月間300~400件の依頼を受けるほどニーズが高いという。

 今回導入したのは全長約8メートル、幅約2メートルの大型車で、視力測定ルーム2室、リラクゼーションルーム、レンズ加工機のほか、車椅子の昇降用電動リフトも装備している。「実店舗の出店や移転、改装の費用と比べると、車両型移動式店舗の方がコストは安く、買い上げ率は100%に近い。実店舗の出店とのバランスを考慮しながら、台数を増やしていきたい」と意欲を示した。

 同社は先ごろ、創業地の神奈川県小田原市にあった本社屋を小田原箱根商工会議所に売却した。「よい意味で過去との決別だ。今は変革の時。海外のビジネスに強いエムスリーと資本提携したことでグローバルな事業展開が視野に入り、オンラインでの遠隔操作による視力検査や診療など業界に風穴をあけるような新しい可能性にも挑戦したい。今後は、人材と設備に投資する。その戦略の一本目の矢が車両型移動式店舗の導入だ。攻めの姿勢で二の矢、三の矢を放ちたい」と、戦国武将好きの星﨑社長らしい表現で語った。

 なお、車両型移動式店舗は15日に千葉県を巡回する。

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福井の「ファクトリーキュウヒャク」がゴーグル型眼鏡発売 目からの飛沫感染予防に期待

 福井県のアイウエア企業、青山眼鏡はハウスブランド「ファクトリーキュウヒャク(FACTORY900)」から、新型コロナウイルス感染症対策として目からの飛沫感染予防を目的としたゴーグル型眼鏡を5月15日に発売する。

 ブランド創設当初に発表したバイカーズゴーグルの進化系として2018年に発売した“FA-361”モデルがベースで、顔を包み込むようなフィット感や長時間着用しても疲れない機能性にこだわった。1型2色(ブルーとクリアグレー)で、価格は2万5000円。東京・表参道と大阪・北堀江の直営店で販売する。青山嘉道チーフデザイナーは「新型コロナ禍で当社ができることは何かを考えたとき、眼鏡を作ることで貢献するしかないと思った。眼鏡を通して人の心を豊かにすることが創業以来の使命だ」と話した。

 青山眼鏡は1937年の創業で、福井市に自社工場を構え、2000年に「ファクトリーキュウヒャク」を立ち上げた。独自の立体的なデザインが特徴で、パリの国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」で優秀なアイウエアに贈られる「シルモドール(SILMO D’OR)」賞を2度受賞するなど海外での評価も高い。

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「ジンズ」の4月度は売上高70%減 営業継続のメガネスーパーは17%減で踏ん張る

 アイウエア企業ジンズの4月度の売上高(既存店ベース)は、新型コロナウイルスの影響で前年同期比74.5%減と大幅に落ち込み、3月度(同17.4%減)に続く前年割れとなった。4月7日に政府から発表された緊急事態宣言を受けて、翌日から196店舗が営業を自粛し、4月30日には 356店舗が営業を自粛した。4月末の国内の店舗数は407で、5店舗の新規出店が延期となっている。なお、150店舗以上を展開している中国では全店が営業再開となったが、「店頭の客足はまだ全体的に戻っていない。eコマースの売り上げは従来の約3倍に増えた」とコメントした。

 また、眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスの4月度の売上高は同17.7%減で、2カ月連続の前年割れとなった。同社は「眼鏡、コンタクトレンズ、補聴器は生活必需品である」という考えから、一部を除き緊急事態宣言発令後も店舗営業を継続したため減少幅をある程度抑えることができたようだ。「休業している眼鏡店が多いことから、当店に流入した新規客が多く見受けられた。また、売り上げ構成比率が高いコンタクトレンズの好調も貢献している」とコメントした。店頭では来店客にマスク着用を呼びかけ、未着用の客にはマスクを1枚50円で販売するなど安全対策を講じている。現在の店舗数は369。一方、eコマースの売り上げは毎月伸びており、今年に入って2ケタ成長が続いている。

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「ウジョー」が「リガーズ」と初のコラボレートでサングラス発売 イメージはトンボ

 西崎暢デザイナーが手掛けるファッションブランド「ウジョー(UJOH)」は、アイウエアブランド「リガーズ(RIGARDS)」と初のコラボレーションによるサングラスを発表した。

 トンボをイメージした2種類のデザインのうち1つは、サイズが違うフレームとレンズを重ねることによって、レンズが浮かんでいるように見えるのがポイント。超軽量のアルミニウムを使用し、デザインはユニセックスでブラックやグレーなど各6色ある。価格は、レンズが浮かんでいるように見えるフローティンググリップタイプが4万8000円、ベーシックタイプが4万5000円で、セレクトショップなどで販売中だ。

 「リガーズ」は、デザイナーのティ・クワ(Ti Kwa)らがフランス・パリで2011年に立ち上げたもので、バファローホーン、スターリングシルバー、銅や木などの天然素材にこだわったハンドメードによるアイウエアブランド。パリの国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」に参加しており、今年のドイツの「ジャーマン・デザイン・アワード(GERMAN DESIGN AWARD)」などを受賞している。ブランド名の「リガーズ」は、フランス語で“見ること”を意味する。ブランドポリシーについて、「一番大事にしているのは、可能な限りサステナブルな天然素材を使い、シンセティックなもの(合成樹脂など)を減らす眼鏡作りがポイント」とコメントした。

 「ウジョ―」とは、デザイナーが知人の紹介でパリの展示会を訪れ、モノ作りの姿勢に共感してコラボレーションが実現したという。

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「ジンズ」が原点の雑貨事業から撤退 アイウエア事業に集中

 アイウエア企業のジンズホールディングスは、連結子会社のフィールグッドが運営しているウィメンズ雑貨の「ヒッチハイク(HITCH HIKE)」とメンズ雑貨の「ノーティアム(NAUGHTIAM)」の両事業から8月31日をもって撤退し、フィールグッドを解散すると発表した。

 2019年8月期の雑貨事業の売上高は前期比102%増の26億円、営業損益は1億4000万円の赤字(前期は2億4000万円の赤字)で、売上高に占める構成比率は4.3%だった。同社は撤退の理由について、「近年、成長が鈍化しており、今後の損益改善と安定した黒字化は困難との見通しから、経営資源を眼鏡事業に集中することを決断した」とコメントした。

 現在、「ノーティアム」は21店舗、「ヒッチハイク」は17店舗あり、今後閉店を進める。両業態は、バッグ、帽子、アクセサリー等の企画、生産、販売を手掛けている。

 雑貨の企画製作は、田中仁ジンズCEOが信用金庫を辞して1988年に起業した際、アイウエア事業より先に始めた事業。

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仏「ウェイティングフォーザサン」がインスタでサングラスのスタイリングコンテスト開催中

 フランスのアイウエアブランド「ウェイティングフォーザサン(WAITING FOR THE SUN)」が、インスタグラムを使用してサングラスのスタイリングコンテスト「グリーンゲリラ」とプレゼントキャンペーンを実施中だ。

 同ブランドの日本の代理店であるリーンスプリングが、新型コロナウイルス拡大防止のため外出自粛となっている人に自宅で楽しんで参加してもらいたいと企画した。

 参加希望者は、インスタグラムのリーンスプリング(lignespring)をフォローしてキャンペーンページに“いいね”をし、同アカウントのDMにエントリー希望と住所・氏名を記載して送付。自宅に届けられる「ウェイティングフォーザサン」のサンプル(到着後3日以内に返送)の中から気に入ったサングラスを掛けた写真を、“#グリーンゲリラ”“#waitingforthesun”を付けて投稿するというもの。参加者の中から抽選で、「ウェイティングフォーザサン」のサングラスを20人に、リサイクルコットンを使用したオリジナルエコバッグを50人にプレゼントする。応募は5月31日まで。

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「グッチ」の新作アイウエアコレクション 公式オンラインショップ限定発売

 「グッチ(GUCCI)」は4月30日、新作アイウエアコレクションを公式オンラインショップ限定で発売した。

 今回登場する3つのモデルは、取り外し可能なチェーンとインターロッキングGのチャームがオーバーサイズのテンプルからイヤリングのように垂れ下がる遊び心溢れるデザインが特徴。オーバーサイズのバタフライフレームにピンクのチャームを組み合わせたフェミニンな印象のものから、太いスクエアフレームにブラックとアイボリーのゼブラパターンをデザインしたものなど個性豊かなアイテムがそろった。ピンクベルベットとレッドの専用サングラスケースには、チェーンとチャーム用のポーチが付属している。価格は9万5700円(税込)。それぞれ100ピース限定で販売する。

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「グッチ」の新作アイウエアコレクション 公式オンラインショップ限定発売

 「グッチ(GUCCI)」は4月30日、新作アイウエアコレクションを公式オンラインショップ限定で発売した。

 今回登場する3つのモデルは、取り外し可能なチェーンとインターロッキングGのチャームがオーバーサイズのテンプルからイヤリングのように垂れ下がる遊び心溢れるデザインが特徴。オーバーサイズのバタフライフレームにピンクのチャームを組み合わせたフェミニンな印象のものから、太いスクエアフレームにブラックとアイボリーのゼブラパターンをデザインしたものなど個性豊かなアイテムがそろった。ピンクベルベットとレッドの専用サングラスケースには、チェーンとチャーム用のポーチが付属している。価格は9万5700円(税込)。それぞれ100ピース限定で販売する。

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オンデーズと「機動戦士ガンダム」コラボ眼鏡の第2弾  “シャア”モデルがパワーアップして登場

 アイウエア企業のオンデーズは、昨年発表したテレビアニメーション「機動戦士ガンダム」とのコラボレーションの第2弾として、ワンタッチで眼鏡からサングラスへ簡単に交換できる2ウエイの“オンデーズ スナップ(OWNDAYS SNAP)”シリーズから、キャラクターの一つ“シャア・アズナブル”(以下、シャア)モデルを5月1日に「オンデーズ」のオンラインショップで先行発売し、6月12日から国内全店舗で販売する。また7月に香港、台湾、シンガポール、タイで、8月にフィリピンでも販売予定だ。

 国内外で販売して2カ月で1万本が完売する人気となった第1弾の“シャア”モデルをグレードアップしたもので、軽量なステンレスシート素材を使用したフレームのカラーは、“シャア”の異名“赤い彗星”をイメージした真紅。新しく開発したテンプルの折り曲げた構造は現在特許出願中で、頭の形状に沿って包み込むようにフィットし、長時間かけてもずれにくいラバーモダンを使用した。テンプルの内側に“シャア”の名前を、右のレンズに“シャア”のパーソナルエンブレムを刻印している。

 価格は度付きレンズ代込みで1万8000円。

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ビジョナリーHDがエムスリーに資金提供 医療用マスクの無償供与をサポート

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスは、新型コロナウイルスの影響下で不足している医療機関向けマスクの無償供与を4月下旬に開始したエムスリーに資金提供する。提供額は非公表。

 無償供与するのは使い捨ての3層構造マスクで、まず約30万枚を国内医療機関に提供し、その後調達の状況に応じて追加する。

 日本の医師の9割にあたる28万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するエムスリーはビジョナリーホールディングスの筆頭株主で、昨年12月に両社は資本業務提携契約を締結し、今年2月に最先端アイケアをはじめとした高付加価値サービスの提供を目的とする新会社センスエイドを設立した。

 星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「眼鏡は生活必需品と考え、新型コロナ禍においても生活インフラとして、さまざまな感染拡大防止措置を講じながら店舗活動を継続しています。エムスリーのマスク提供活動の支援により、微力ながら日々奮闘される医療従事者の一助になれば幸いです」とコメントした。

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静電気防止で埃が付きにくく洗いやすい オーマイグラスがウイルス対策レンズを発売

 眼鏡の通販サイトを手掛けるオーマイグラス(OH MY GLASSES)は、目からも感染する恐れがあるとされる新型コロナウイルス対策機能付きの度なし薄型レンズと、眼鏡フレームをセットにした「ウイルス対策スペシャルセット」を発売した。

 レンズの特徴は、ウイルスが付着する可能性がある埃やごみが付きにくい静電気防止機能と、頻繁に洗えるキズ防止コートであること。そして、リモートワークによる長時間のパソコン業務に対応したブルーライトカット機能も付いている。眼鏡フレームは、オリジナルブランドなどから選べる。価格は9900円。

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自宅からLINEで眼鏡選びが相談できる オーマイグラスが無料チャットサービス開始

 眼鏡の通販サイトを手掛けるオーマイグラス(OH MY GLASSES)は、コミュニケーションアプリ LINEを利用して眼鏡選びを相談できるチャットサービスを開始した。

 LINEのトーク画面でスタッフとリアルタイムにメッセージをやり取りし、用途や顔立ちなどに応じた眼鏡選びをサポートするサービスで、商品に関する質問はもちろん、「今掛けている眼鏡がずれやすい」「トレンドの眼鏡を教えて」など眼鏡に関する一般的な悩みや、メンテナンスの相談などにも対応。また自身の顔写真や手持ちの服の写真を送ると、スタッフがマッチする眼鏡を提案する。

 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中で、眼鏡店に行けなくても店頭と近い感覚で客とコミュニケーションを図り、スムーズに買い物できるようにと始めた。

 オーマイグラスは眼鏡の通販サイトに加えて、東京の東急プラザ銀座や新宿駅東口、大阪・梅田蔦屋書店などに8つの実店舗を構える。

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田中修治オンデーズ社長が2作目の著作を出版 世の中の10の“ウソ”に切り込む

 アイウエア企業オンデーズの田中修治社長は、幻冬舎よりビジネス書「大きな嘘の木の下で」を出版した。累計10万部を売り上げて、TVドラマ化された実話小説「破天荒フェニックス」に続く2作目。内容は、20歳ごろのマンガ喫茶の経営に始まり、売上高20億円に対して負債14億円を抱えた倒産寸前の眼鏡店チェーン、オンデーズを個人で買収した破天荒な人生哲学など、20年間の浮き沈みの経験で得た考え方や、オンデーズの社員に伝えてきたメッセージなどをまとめ、“幸福論のウソ”“お金論のウソ”“仕事論のウソ”“成功論のウソ”など世の中の“ウソ”を10項目にわたって展開している。296ページで、価格は1500円。

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