「ルイ・ヴィトン」がBTSのJ-HOPEを起用した新ビジュアル&動画を公開

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アンバサダーを務めるBTSのJ-HOPE(ジェイホープ)による2023年秋冬メンズ・コレクションのキャンペーンビジュアルおよび動画を公開した。

同コレクションについて「ルイ・ヴィトン」は、「誰の記憶にもある子ども時代の精神世界を漂いながら、呼び起こされる好奇心と人間としての経験を讃え、たくさんのコミュニティーを結び付けるもの」と説明する。

またビジュアルおよび動画については、「デジタルネイティブ世代のハイパーコネクティビティーが与える影響を表現した」と話す。

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「ディオール」がNFC(近距離無線通信)チップ搭載スニーカー“B33”を発売

「ディオール(DIOR)」は7月6日、新作スニーカー“B33”を公式オンラインストアで発売した。価格は16万5000円など。13日からは全国の店舗でも扱う。

モヘアや“ディオール オブリーク”ファブリックを用いたモデルをラインアップするが、最大の特徴はNFC(近距離無線通信)テクノロジーを採用した暗号化デジタルキーをソールに埋め込む点だ。「ディオール」は、「専用プラットフォームからスニーカーの正規品証明や、製造工程の詳細にアクセスすることができる」と説明する。

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「コンバース」のアウトドアラインが「ミーンズワイル」と初コラボ 7月14日に発売

「コンバース(CONVERSE)」のアウトドアライン“コンバース キャンピング サプライ(CONVERSE CAMPING SUPPLY)”は7月14日、藤崎尚大によるブランド「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」とコラボしたスニーカーを発売する。両者の協業は初めてで、価格は2万3100円だ。

ベースとしたのは、1985年に発売したランニングシューズの“オデッサ”。血管の圧迫を抑えるために甲の外側に曲線的に配したシューレースや、衝撃吸収性を高める二重構造のアウトソールが特徴だ。

今作には、着脱を容易にするシューレースロックシステム“SPLC(エスピーエルシー)”を採用する。またシュータンの縫製位置を変更することで、足入れの際にシュータンがシューズ内に入り込んだり、雨が侵入したりするのを軽減している。

両者は、コラボスニーカーの発売に合わせてコンセプトムービーも公開した。

詳細

価格:2万3100円
カラー:ホワイト/ライトグレー
素材:[アッパー]スエード、[アウトソール]ラバー
サイズ:22〜29cm

発売日

7月14日

取扱店舗

White atelier BY CONVERSE 原宿店 / White atelier BY CONVERSE 福岡店 / CONVERSE OFFICIAL ONLINE SHOP / meanswhile Flagship Store / meanswhile公式オンラインストア / BOUNCE / MOONLOID

問い合わせ先

コンバースインフォメーションセンター
0120-819-217

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「カンペール」のエクスクルーシブラインから新作スニーカー ダイナミック&サステナブル

スペイン発のシューズブランド「カンペール(CAMPER)」のエクスクルーシブライン“カンペールラボ(CAMPERLAB)”は、新作スニーカー“トルメンタ”を発売する。ライトグリーン、ベージュ、ブルー、グレーの4色展開で、価格は各6万4900円。

同商品は、6月28日に伊勢丹新宿本店メンズ館にオープンするポップアップストアで先行販売し、7月12日から「カンペール」新宿フラッグス店と公式オンラインストアで扱う。

“トルメンタ”はスペイン語で嵐を意味し、アウトソールからアッパーにかけてのダイナミックな造形がそれを具現化する。

サステナブルも大きなテーマであり、アッパーには植物由来の繊維“ソローナ”を含んだメッシュ素材やマッシュルーム由来の“ハイファライト”、100%植物由来でプラスチックフリーの“ミラム”を用いる。ほかにもライニングにFSC認証の竹繊維、インソールにリサイクル素材、靴ひもにリヨセル(ユーカリを原料とする再生繊維)を採用する。

■CAMPERLAB POP UP STORE
日程:6月28日〜7月11日
場所:伊勢丹新宿本店メンズ館2階 プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「カンペール」のエクスクルーシブラインから新作スニーカー ダイナミック&サステナブル

スペイン発のシューズブランド「カンペール(CAMPER)」のエクスクルーシブライン“カンペールラボ(CAMPERLAB)”は、新作スニーカー“トルメンタ”を発売する。ライトグリーン、ベージュ、ブルー、グレーの4色展開で、価格は各6万4900円。

同商品は、6月28日に伊勢丹新宿本店メンズ館にオープンするポップアップストアで先行販売し、7月12日から「カンペール」新宿フラッグス店と公式オンラインストアで扱う。

“トルメンタ”はスペイン語で嵐を意味し、アウトソールからアッパーにかけてのダイナミックな造形がそれを具現化する。

サステナブルも大きなテーマであり、アッパーには植物由来の繊維“ソローナ”を含んだメッシュ素材やマッシュルーム由来の“ハイファライト”、100%植物由来でプラスチックフリーの“ミラム”を用いる。ほかにもライニングにFSC認証の竹繊維、インソールにリサイクル素材、靴ひもにリヨセル(ユーカリを原料とする再生繊維)を採用する。

■CAMPERLAB POP UP STORE
日程:6月28日〜7月11日
場所:伊勢丹新宿本店メンズ館2階 プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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川久保玲が手掛けた「ギャルソン」の名作を知る ブランド愛に溢れるアーカイブ ストア店長が解説

アーカイブ ストアは7月2日まで「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の名作を展示・販売を行うイベント「コム デ ギャルソン: ザ アーカイブス」を開催している。今年、設立50周年を迎えた「コム デ ギャルソン」の1990年~2010年代の商品を中心にそろえる。美術館のような展示スペースは、象徴的な3色“黒”“白”“赤”で構成し、「コム デ ギャルソン」とは改めてなんだろう?を考えるきっかけになるアイテムを並べる。

今回「WWDJAPAN」映像チームは、「コム デ ギャルソン」愛の強い鈴木店長と一緒に店舗内を回遊し、アーカイブの解説してもらい、「コム デ ギャルソン」と川久保玲デザイナーにまつわる裏話などを聞いた。

動画内で鈴木達之アーカイブ ストア店長は「『コム デ ギャルソン』のアーカイブを通じて、素晴らしさや面白さを未来に継承していきたい。過去を知ることで今のファッションはもっと面白くなる」と語る。

アーカイブ ストアは未来ガ驚喜研究所が運営するデザイナーたちが残した過去の名作を扱う美術館型のセレクトショップ。これまでにマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)のアーティザナルラインやフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が手掛けていた「セリーヌ(CELINE)」などを展示・販売するイベントを開催してきた。

◾︎コム デ ギャルソン: ザ アーカイブス
日程: 6月8日〜7月2日
場所: アーカイブ ストア
住所: 東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビル地下1階

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【2023年キャンプ】忖度なしで使えるウエア&グッズはこれだ! アウトドア系PR会社社長2人が選ぶベスト8

山田昭一/ピープルショールーム代表 PROFILE

(左)1978年11月8日生まれ、埼玉県出身。ジャーナル スタンダードや「スノーピーク」を経て、2018年に独立。21年にピープルショールームを設立。被写体としてもたびたびメディアに登場し、1年の3分の1はアウトドアで過ごす。キャンプの必携グッズはテンカラ(和式の毛針釣り)竿で、渓流釣りを楽しむ

辻井国裕/オフィス ボルシチ代表 PROFILE

1976年7月7日生まれ、愛知県出身。セレクトショップで販売員などを経験後、2004年にオフィス ボルシチを立ち上げる。アウトドア系を中心に15ブランドをハンドリング中だ。プライベートでは、UL(ウルトラライト[装備を軽量化する])自転車キャンプやパックラフトを実践する PHOTO : NORIHITO SUZUKI

夏を間近に、「キャンプに挑戦してみたい!」と思っている人も多いだろう。そこでアウトドアブランドを多数ハンドリングし、プライベートでもキャンプが趣味のPR会社2社の社長に登場いただいた。

こだわったのは1点。“取材あるある”で、この手の依頼をするとクライアントの商品が出てきてしまうのが常だが、今回は「それ以外のブランドで!」と強くお願いしたことだ。泣く泣く紹介してもらった、つまりは“本当に使える(2人が実際に使っている)ウエア&ギア”がそろった。

4アイテムとも1万円台、キャンプ初心者も手を出しやすそうな辻井セレクト

WWD:数多くのアウトドアウエア&ギアを所有しているだろう2人に、4点ずつ厳選して持参いただきました。まずは、辻井国裕オフィス ボルシチ代表の服から紹介してもらえますか?

辻井国裕オフィス ボルシチ代表(以下、辻井):英国のアウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」のレインポンチョです。3年ほど前に1万円強で購入しました。雨が降っていても気分があがるようにネオンイエローを選びました。これには、山で何かあったときに発見されやすいという実用の意味もあります。ポンチョって袖なしのデザインが基本で、でもそれだと作業中に手がびしょびしょになってしまうんです……。だから、これを見つけたときは即決でした。さらに面ファスナーで袖口も絞れて、雨風を防げます。加えて、ロング(膝下)丈なんですが、小さく畳めるんですよ。

WWD:ナイロンベストはどこのもの?

辻井:カナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」です。なんと言っても薄さ・軽さが特徴で、たった85gなんです。本来はトレーニングウエアのようですが、僕は夏場の寒さ対策で携行しています。パッカブル仕様なので、バッグやジャケットのポケットに忍ばせています。“保険”というか、お守りというか。山は朝・晩、冷え込みますからね。はっ水・速乾性があって、Tシャツの上に羽織るだけでだいぶ変わり(温かくなり)ます。

山田昭一ピープルショールーム代表(以下、山田):「アークテリクス」、憧れのブランドですよね。でも、ちょっと高くてなかなか手が出ないです……。それとシャープなデザインが多い印象で、体格の良い僕はそこでも躊躇しちゃってます……。

辻井:あ、でも、このベストは約1万円でしたよ。

山田:それはお買い得ですね!というか、辻井さんが買い物上手なのか(笑)。

WWD:シューズもお持ちいただきましたね。

辻井:5月に購入したばかりの「ナイキ(NIKE)」のアウトドアライン“ナイキ ACG”です。1万6000円ほどでした。僕はパックラフト(ゴムボートによる川下り)がキャンプの楽しみなんですが、このシューズはグリップ力がすごいんです。オールホワイトで洒落てるから、雨の日の街履きにも良さそうですよね。モノトーンコーデとかで。

WWD:最後はギアです。

辻井:ギアは本当にたくさんあって悩んだんですが、日本ブランド「ソト(SOTO)」のスタッキング鍋を選びました。価格は約1万5000円で、もう7年くらい使っています。ステンレス製で炒め物もできて、ふたが皿にもなるんです。つまり、これさえあればアウトドアでの調理には困らないのですが、重いのがタマニキズ……。

山田:僕もまったく同じものを持っています。ダッチオーブンみたいにも使えるので、“丸鶏とゴロゴロ野菜のハーブ蒸し”なんかを作っています。

WWD:以前、こちらの動画で紹介してもらったメニューですね。おいしかったです!

山田:ありがとうございます。

WWD:山田さんの言う通り、辻井さんのリコメンドアイテムはどれも1万円台で、キャンプ初心者も手を出しやすそうですね。

レア古着から大人気ブランドまで、山田セレクトに共通するのは“楽しむ”ための道具感

WWD:続いては山田さんの厳選4アイテムです。

山田:1着目は、「パタゴニア(PATAGONIA)」の前身ブランド「シュイナード・イクイップメント(CHOUINARD EQUIPMENT)」のアロハシャツです。

WWD:キャンプにハワイアンシャツ!?

山田:はい、ぜんぜん着て行っちゃいます(笑)。

辻井:実は、自転車キャンプの人もシャツを着ていますよ。

山田、WWD:へー、それは意外ですね。

辻井:着脱が簡単で、体温調整しやすいからだと思います。それに「WWDJAPAN」でも特集していましたが、日本のアウトドアブランド「山と道」の影響もあって、トレンドとも言えるのかと。フィールドでもSNSでも、シャツを着ている自転車キャンパーを多く見かけます。

WWD:現場のリアルな声ですね。勉強になります。ちなみに山田さん、ハワイアンシャツの下は?

山田:「パタゴニア」の“バギーズ”(ショーツ)です。「パタゴニア」×「パタゴニア」ですね(笑)。あ、このシャツ、クライミングギア柄なので、その意味でもアウトドア物と言って良いかと。辻井さんも言っていましたが、キャンプのときって、普段街で着ないような色・柄を着れちゃうんですよね。その方がテンションがあがるというか。それに辻井さんのポンチョほどではないですが、赤もハザードカラーなので実用性もあります。

WWD:古着で購入?

山田:ええ、東京・町田のアウトドア専門古着店バックストリートで2万円ほどでした。1980年代の物だと思います。

WWD:続いてはアウターですね。

山田:「サウス2ウエスト8(SOUTH2 WEST8)」のテンカラジャケットです。

WWD:テンカラとは?

山田:和式の毛針釣りのことです。テンカラは川に入って行うので、ジャケットの着丈が短くなっています。ロッド(竿)ホルダーを設けているのも特徴ですね。防水素材なので、レインウエアとしても使えます。「サウス2ウエスト8」はテンカラに特化しているので機能性も十分で、何より格好良いですよね。シーズンごとに買い足して、5枚を所有しています。価格は各6万円ほど。辻井さん、釣りは?

辻井:やらないですね……。僕にとって川は、もっぱら“下る”ものです(笑)。

山田:キャップは、釣り具ブランド「ダイワ(DAIWA)」のアパレルライン“ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)”です。素材にははっ水性があって、裏地がメッシュで夏向きです。青のパイピングがかわいいですよね。

WWD:キャップはよくかぶります?

山田:はい、30個ほどを所有しています。これは、くしゅくしゅっとポケットに突っ込める点も気に入っています。

辻井:帽子はキャンプの必需品ですね。日焼けをすると、体力も奪われてしまいますので。

山田:ギアは僕も本当に悩んで、「WWDJAPAN」の読者にも人気がありそうな「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のチェアにしました。価格は2万4000円ほどでした。クッション材入りの背もたれが高くて、高身長の僕も安心なんです。コーデュラナイロン製だから丈夫で、長く座っていても疲れないんです。2脚あって、妻と使っています。

WWD:「ザ・ノース・フェイス」はチェア以外にも?

山田:シェルジェケットやパンツを愛用しています。

WWD:辻井さんは?

辻井:ビームス別注の“ヌプシブーツ”やダウンマフラーを持っています。「ザ・ノース・フェイス」は街でも大人気なので、バッティングしないよう“変化球的小物”を選んでいます(笑)。

キャンプ上級者からビギナーにアドバイス、「服もギアも家にある物でいい!」

WWD:最後に2人から、この記事を見て「キャンプ、やってみようかな?」と背中を押されたビギナーにひと言アドバイスをお願いします。

辻井:あれこれ紹介しておいてなんなんですが、極端な話、服は普段着で良いし、ギアも手持ちの物で賄えると思います。最初から全部そろえる必要はないんです。僕は、今回紹介した「ソト」のスタッキング鍋を家でも使っています。

山田:まったくもって、そう思います!敷居を高く感じてしまって、“あれもなきゃダメ、これもなきゃダメ”と最初の一歩が踏み出せなくなるのは残念過ぎます。服で言えば、「ユニクロ(UNIQLO)」や「ワークマン(WORKMAN)」にもキャンプで使える商品がたくさんあります。ちなみに、僕は夏場に“エアリズム”が手放せません。ギアは「無印良品」がおすすめです。

辻井:服で大事なのは雨対策でしょうか。山の天気は変わりやすく、体が濡れると体力を消耗してしまうので。

山田:生地の乾きやすさは、ウエア選びの基準にして良いでしょうね。雨具は防寒具にもなりますし。

WWD:もう十分に服もギアも持っている2人ですが、今夏に狙っている商品はありますか?

辻井:日本のアウトドアブランド「ネイタルデザイン(NATAL DESIGN)」が発売している、スエット地に総柄プリントのショーツに触手が伸びています。ショーツは30着ほど持っているんですが、何枚でも欲しくて(笑)。

山田:僕はパックラフトグッズですね。今日、辻井さんから話を聞いて、すっかりやってみたくなっちゃいました。今度、レクチャーしてください。

辻井:なかなかに“沼”ですよ(笑)。日本市場にはまだ服もギアも少なくて、海外からの取り寄せが基本になります。ちなみに、国内のパックラフト人口は800人ほどとか。

山田:では、僕が801人目になります!

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【2023年キャンプ】忖度なしで使えるウエア&グッズはこれだ! アウトドア系PR会社社長2人が選ぶベスト8

山田昭一/ピープルショールーム代表 PROFILE

(左)1978年11月8日生まれ、埼玉県出身。ジャーナル スタンダードや「スノーピーク」を経て、2018年に独立。21年にピープルショールームを設立。被写体としてもたびたびメディアに登場し、1年の3分の1はアウトドアで過ごす。キャンプの必携グッズはテンカラ(和式の毛針釣り)竿で、渓流釣りを楽しむ

辻井国裕/オフィス ボルシチ代表 PROFILE

1976年7月7日生まれ、愛知県出身。セレクトショップで販売員などを経験後、2004年にオフィス ボルシチを立ち上げる。アウトドア系を中心に15ブランドをハンドリング中だ。プライベートでは、UL(ウルトラライト[装備を軽量化する])自転車キャンプやパックラフトを実践する PHOTO : NORIHITO SUZUKI

夏を間近に、「キャンプに挑戦してみたい!」と思っている人も多いだろう。そこでアウトドアブランドを多数ハンドリングし、プライベートでもキャンプが趣味のPR会社2社の社長に登場いただいた。

こだわったのは1点。“取材あるある”で、この手の依頼をするとクライアントの商品が出てきてしまうのが常だが、今回は「それ以外のブランドで!」と強くお願いしたことだ。泣く泣く紹介してもらった、つまりは“本当に使える(2人が実際に使っている)ウエア&ギア”がそろった。

4アイテムとも1万円台、キャンプ初心者も手を出しやすそうな辻井セレクト

WWD:数多くのアウトドアウエア&ギアを所有しているだろう2人に、4点ずつ厳選して持参いただきました。まずは、辻井国裕オフィス ボルシチ代表の服から紹介してもらえますか?

辻井国裕オフィス ボルシチ代表(以下、辻井):英国のアウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」のレインポンチョです。3年ほど前に1万円強で購入しました。雨が降っていても気分があがるようにネオンイエローを選びました。これには、山で何かあったときに発見されやすいという実用の意味もあります。ポンチョって袖なしのデザインが基本で、でもそれだと作業中に手がびしょびしょになってしまうんです……。だから、これを見つけたときは即決でした。さらに面ファスナーで袖口も絞れて、雨風を防げます。加えて、ロング(膝下)丈なんですが、小さく畳めるんですよ。

WWD:ナイロンベストはどこのもの?

辻井:カナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」です。なんと言っても薄さ・軽さが特徴で、たった85gなんです。本来はトレーニングウエアのようですが、僕は夏場の寒さ対策で携行しています。パッカブル仕様なので、バッグやジャケットのポケットに忍ばせています。“保険”というか、お守りというか。山は朝・晩、冷え込みますからね。はっ水・速乾性があって、Tシャツの上に羽織るだけでだいぶ変わり(温かくなり)ます。

山田昭一ピープルショールーム代表(以下、山田):「アークテリクス」、憧れのブランドですよね。でも、ちょっと高くてなかなか手が出ないです……。それとシャープなデザインが多い印象で、体格の良い僕はそこでも躊躇しちゃってます……。

辻井:あ、でも、このベストは約1万円でしたよ。

山田:それはお買い得ですね!というか、辻井さんが買い物上手なのか(笑)。

WWD:シューズもお持ちいただきましたね。

辻井:5月に購入したばかりの「ナイキ(NIKE)」のアウトドアライン“ナイキ ACG”です。1万6000円ほどでした。僕はパックラフト(ゴムボートによる川下り)がキャンプの楽しみなんですが、このシューズはグリップ力がすごいんです。オールホワイトで洒落てるから、雨の日の街履きにも良さそうですよね。モノトーンコーデとかで。

WWD:最後はギアです。

辻井:ギアは本当にたくさんあって悩んだんですが、日本ブランド「ソト(SOTO)」のスタッキング鍋を選びました。価格は約1万5000円で、もう7年くらい使っています。ステンレス製で炒め物もできて、ふたが皿にもなるんです。つまり、これさえあればアウトドアでの調理には困らないのですが、重いのがタマニキズ……。

山田:僕もまったく同じものを持っています。ダッチオーブンみたいにも使えるので、“丸鶏とゴロゴロ野菜のハーブ蒸し”なんかを作っています。

WWD:以前、こちらの動画で紹介してもらったメニューですね。おいしかったです!

山田:ありがとうございます。

WWD:山田さんの言う通り、辻井さんのリコメンドアイテムはどれも1万円台で、キャンプ初心者も手を出しやすそうですね。

レア古着から大人気ブランドまで、山田セレクトに共通するのは“楽しむ”ための道具感

WWD:続いては山田さんの厳選4アイテムです。

山田:1着目は、「パタゴニア(PATAGONIA)」の前身ブランド「シュイナード・イクイップメント(CHOUINARD EQUIPMENT)」のアロハシャツです。

WWD:キャンプにハワイアンシャツ!?

山田:はい、ぜんぜん着て行っちゃいます(笑)。

辻井:実は、自転車キャンプの人もシャツを着ていますよ。

山田、WWD:へー、それは意外ですね。

辻井:着脱が簡単で、体温調整しやすいからだと思います。それに「WWDJAPAN」でも特集していましたが、日本のアウトドアブランド「山と道」の影響もあって、トレンドとも言えるのかと。フィールドでもSNSでも、シャツを着ている自転車キャンパーを多く見かけます。

WWD:現場のリアルな声ですね。勉強になります。ちなみに山田さん、ハワイアンシャツの下は?

山田:「パタゴニア」の“バギーズ”(ショーツ)です。「パタゴニア」×「パタゴニア」ですね(笑)。あ、このシャツ、クライミングギア柄なので、その意味でもアウトドア物と言って良いかと。辻井さんも言っていましたが、キャンプのときって、普段街で着ないような色・柄を着れちゃうんですよね。その方がテンションがあがるというか。それに辻井さんのポンチョほどではないですが、赤もハザードカラーなので実用性もあります。

WWD:古着で購入?

山田:ええ、東京・町田のアウトドア専門古着店バックストリートで2万円ほどでした。1980年代の物だと思います。

WWD:続いてはアウターですね。

山田:「サウス2ウエスト8(SOUTH2 WEST8)」のテンカラジャケットです。

WWD:テンカラとは?

山田:和式の毛針釣りのことです。テンカラは川に入って行うので、ジャケットの着丈が短くなっています。ロッド(竿)ホルダーを設けているのも特徴ですね。防水素材なので、レインウエアとしても使えます。「サウス2ウエスト8」はテンカラに特化しているので機能性も十分で、何より格好良いですよね。シーズンごとに買い足して、5枚を所有しています。価格は各6万円ほど。辻井さん、釣りは?

辻井:やらないですね……。僕にとって川は、もっぱら“下る”ものです(笑)。

山田:キャップは、釣り具ブランド「ダイワ(DAIWA)」のアパレルライン“ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)”です。素材にははっ水性があって、裏地がメッシュで夏向きです。青のパイピングがかわいいですよね。

WWD:キャップはよくかぶります?

山田:はい、30個ほどを所有しています。これは、くしゅくしゅっとポケットに突っ込める点も気に入っています。

辻井:帽子はキャンプの必需品ですね。日焼けをすると、体力も奪われてしまいますので。

山田:ギアは僕も本当に悩んで、「WWDJAPAN」の読者にも人気がありそうな「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のチェアにしました。価格は2万4000円ほどでした。クッション材入りの背もたれが高くて、高身長の僕も安心なんです。コーデュラナイロン製だから丈夫で、長く座っていても疲れないんです。2脚あって、妻と使っています。

WWD:「ザ・ノース・フェイス」はチェア以外にも?

山田:シェルジェケットやパンツを愛用しています。

WWD:辻井さんは?

辻井:ビームス別注の“ヌプシブーツ”やダウンマフラーを持っています。「ザ・ノース・フェイス」は街でも大人気なので、バッティングしないよう“変化球的小物”を選んでいます(笑)。

キャンプ上級者からビギナーにアドバイス、「服もギアも家にある物でいい!」

WWD:最後に2人から、この記事を見て「キャンプ、やってみようかな?」と背中を押されたビギナーにひと言アドバイスをお願いします。

辻井:あれこれ紹介しておいてなんなんですが、極端な話、服は普段着で良いし、ギアも手持ちの物で賄えると思います。最初から全部そろえる必要はないんです。僕は、今回紹介した「ソト」のスタッキング鍋を家でも使っています。

山田:まったくもって、そう思います!敷居を高く感じてしまって、“あれもなきゃダメ、これもなきゃダメ”と最初の一歩が踏み出せなくなるのは残念過ぎます。服で言えば、「ユニクロ(UNIQLO)」や「ワークマン(WORKMAN)」にもキャンプで使える商品がたくさんあります。ちなみに、僕は夏場に“エアリズム”が手放せません。ギアは「無印良品」がおすすめです。

辻井:服で大事なのは雨対策でしょうか。山の天気は変わりやすく、体が濡れると体力を消耗してしまうので。

山田:生地の乾きやすさは、ウエア選びの基準にして良いでしょうね。雨具は防寒具にもなりますし。

WWD:もう十分に服もギアも持っている2人ですが、今夏に狙っている商品はありますか?

辻井:日本のアウトドアブランド「ネイタルデザイン(NATAL DESIGN)」が発売している、スエット地に総柄プリントのショーツに触手が伸びています。ショーツは30着ほど持っているんですが、何枚でも欲しくて(笑)。

山田:僕はパックラフトグッズですね。今日、辻井さんから話を聞いて、すっかりやってみたくなっちゃいました。今度、レクチャーしてください。

辻井:なかなかに“沼”ですよ(笑)。日本市場にはまだ服もギアも少なくて、海外からの取り寄せが基本になります。ちなみに、国内のパックラフト人口は800人ほどとか。

山田:では、僕が801人目になります!

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販売開始30分で売上500万円 ビームス出身の三條場夏海による新ブランド「ガジェス」ができるまで

今回密着したのは、4月に自身のブランド「ガジェス(GAJESS)」をローンチした三條場夏海。プレスになりたいという夢を叶えるためにビームスに新卒入社し、販売員、プレス、ブランドディレクタ「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事に密着リポートします。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

今回密着したのは、4月に自身のブランド「ガジェス(GAJESS)」を立ち上げた三條場夏海。プレスになりたいという夢を叶えるためにビームスに新卒入社し、販売員、プレス、ブランドディレクターを経験してきた。2022年11月に独立し、自身のブランド「ガジェス」を始動。第一弾はオンラインのみで取り扱い、販売開始30分で売上500万円を達成した。

同ブランドは、要素を削ぎ落とすことで洗練したファッションを提案する。三條場は「スタイリングの足し算が上手なビームス社員が多い中で、シンプルなファッションの自分に不安に感じていたが、上司の一言で引き算のスタイリングが自分の強みだと感じた」と自身のファッションについての転換を語った

今回「WWDJAPAN」映像チームは「ガジェス」の立ち上げまでに密着しながら、新卒3年目でプレスに就き、社内コンペで優勝し、ビームス新ブランド「ジョエブ(JOIEVE)」のディレクターになった経歴を持つ三條場さんに、夢を実現させる秘訣を聞いた。

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「セイコー プロスペックス」が大谷翔平を起用した新CM ボブルヘッドのプレゼントも

「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」は6月9日、メジャーリーガー大谷翔平を起用した新テレビCMの放映を開始した。

同日発売した“<セイコー プロスペックス>1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT”(20万9000円)にフォーカスしたもので、同商品はセイコーウオッチのダイバーズ時計として初めてメカニカルGMTムーブメントを搭載する。また、3日間のロングパワーリザーブ機能も特徴だ。

大谷はCM内で、同商品のダイヤルやセラミック製ベゼルのカラーに合わせたグリーンのジャケットを着用。プレーヤーとしての野球人生を終えるその日まで、どこまでうまくなれるのか?その挑戦の時間を楽しみたい、との思いを語る。

またセイコーウオッチは、「セイコー プロスペックス」と「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」の商品を11万円以上購入した客に、大谷のボブルヘッド(首振り人形)をプレゼントする。

さらに、東京・銀座のセイコードリームスクエアに、大谷のフォトギャラリーを開設する。期間は9日から7月31日までで、大谷がCMで着用したスーツも展示する。来場して“<セイコー プロスペックス>1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT”を試着すると、大谷の特製ポストカードなどがその場で当たるイベントに参加できる。

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「オサジ」から今年も海の恵みを感じる“タラソシリーズ”登場 心落ち着くボディーケアタイムを演出

「オサジ(OSAJI)」は6月28日、昨年も人気を集めた“タラソ(Thalasso)シリーズ”を数量限定で発売する。同シリーズは海の恵みを感じるタラソテラピーから着想。ソープ、クレイパック、ボディーミストのボディーケアアイテムをラインアップする。

“タラソシリーズ”は、地下から汲み上げたミネラルたっぷりの海水と、南国のモヒートを思わせるライム&レモンの香りで心落ち着くボディーケアタイムを演出するシリーズ。保湿成分のアロエベラエキスや、冷んやり感が持続する清涼成分を配合して紫外線による乾燥ダメージを潤いで守る。また、肌のバリア機能をサポートするミネラル豊富なアースマリンウオーターを配合し、乾燥や紫外線、大気汚染物質から肌を守るサポートを行う。

シリーズは全3アイテムをそろえ、“カーム ボディミスト”(250mL、2750円)は日中の保湿ケアのほか、暑さを感じるお風呂上がりに最適。水分と共に失われがちなミネラル分をしっかりと補給する。“カーム ソープ”(250mL、2750円)はシリコンフリー・弱酸性・アミノ酸由来の洗浄剤を使用し、全身に使用できるオールインワンソープ。汗ばんだ肌をすっきりと洗い上げる。“カーム クレイパック”(120g、2530円)はクスノキ由来のカンフルが肌に清涼感を与えながら、保湿成分のアロエベラ液汁がしっかりと水分を補給。紫外線で乾燥した肌をしっかりとケアする。

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「ディオール」から新作バッグ“ディオール スカラベ” 機能派ポケット&ストラップを備える

「ディオール(DIOR)」は、新作バッグ“ディオール スカラベ”を発売した。価格は36万円。

商品名とシルエットは、再生と幸運の象徴とされる昆虫スカラベ(タマオシコガネ)に由来する。パーツは職人によって一つ一つカッティングおよび組み立てがなされ、側面にフォンポケットや、長さ調節可能なショルダーストラップにジップポケットを備えたり、前面にアクセサリーを取り付けられるストラップを配したりして機能性も重視した。

「ディオール」は、SNSアプリ「スナップチャット」で“ディオール スカラベ”のバーチャル試着エフェクトもリリースした。

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「フルギフェス」次回開催は8月6日 約1万人が来場する「国内最大級の古着の祭典」

一般社団法人アンドバイヤーとビンテージファッションアプリ「ヴィンテージ・シティ」は8月6日、「フルギフェス・ウィズ・ヴィンテージ・シティ(以下、フルギフェス)」を開催する。会場は東京ビッグサイト(東京国際展示場、東展示棟 第1ホール)で、入場料は500円(小学生以下は無料)。

アンドバイヤーの理事を務める福嶋政憲JAM TRADING社長は、「『フルギフェス』は、国内最大級の古着の祭典。レギュラーからビンテージまで、多くの人が楽しめるフリーマーケットだ」と説明する。

前回(2022年12月13日開催)はデザートスノーや古着屋ジャム、ウィゴー、ベルベルジンなど全国から150以上の店舗および個人が出店し、約1万人が来場した。次回も「同程度の出店および来場者を見込む」という。

「フルギフェス」は17年にスタート。コロナ禍を経て、前回3年ぶりに開催された。

■フルギフェス・ウィズ・ヴィンテージ・シティ
日程:8月6日
時間:9:00〜19:00(最終入場18:30)
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場、東展示棟 第1ホール)
住所:東京都江東区有明3-11-1
入場料:500円(小学生以下は無料)

2022年12月13日に開催された「フルギフェス・ウィズ・ヴィンテージ・シティ」

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「ディオール」がBLACKPINKのジスを起用した写真&ムービーを公開

「ディオール(DIOR)」は、バッグ“レディ 95.22”にフォーカスした写真と動画を公開した。

ファッション&ビューティのグローバルアンバサダーを務めるブラックピンク(BLACKPINK)のジス(JISOO)を起用したもので、撮影はフランス人写真家のブリジット・ラコンブ(Brigitte Lacombe)が担当した。

“レディ 95.22”は、「ディオール」のアイコンである“カナージュ”(籐の網目に着想を得た格子柄)使いが特徴のバッグ。

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“ディオール バイ ビルケンシュトック”から新作2モデル パステルカラーが特徴

「ディオール(DIOR)」は、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」とのコラボ第2弾を発売した。ミュール型の“トキオ”とサンダル型の“ミラノ”で、価格は共に15万6200円。

素材はヌバックで、イエローやグリーンといったパステルカラーが特徴だ。「ディオール」のアイコンバッグ“サドル”を象徴するアルミニウム製バックルが機能的であり、デザインアクセントにもなっている。

また、靴底は“ディオール オブリーク”モチーフと「ビルケンシュトック」のボーンパターンを組み合わせたものとした。

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「ディオール」がボーダー柄の新作バッグ“セ ディオール”を発売

「ディオール(DIOR)」は、新作バッグ“セ ディオール”を発売した。価格は47万〜50万円。

“ディオール マリニエール”(ボーダー柄)バージョンなどをラインアップし、「ディオール」は「創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の“フレンチリヴィエラ”(フランスのカンヌからイタリアのラ・スペツィアに続く地中海岸一帯のフランス側の名称)への情熱にオマージュを捧げた」と説明する。

また、「スケッチ、レザーの選別、カッティング、仕上げに至るまで、全ての工程にサヴォアフェール(職人技)を反映する」と続け、ブランドのイニシャルをモチーフにした“CDロッククラスプクロージャー”については「機能性と唯一性を併せ持つ」とした。

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“ブルー ドゥ シャネル”アンバサダー起用のティモシー・シャラメ 最新フィルムが公開

「シャネル(CHANEL)」は5月15日、フランス系アメリカ人俳優のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)をメンズフレグランスライン“ブルー ドゥ シャネル”のアンバサダーに起用すると発表した。このほど、秋公開予定のマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督によるキャンペーンフィルムのショート版と、撮影の舞台裏ショットが公開された。

ティモーシー・シャラメは17歳の時に出演した映画「君の名前で僕を呼んで」で国際的な評価を得て大ブレイク。多面的な才能を持ち、俳優としてだけでなく独自のファッションや、映画のプロデュース業でも注目される。

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延べ250人が受講した人気講座「全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』」オンデマンド販売開始!読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

村上編集長がライティングスキルを伝授する人気講座「全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』」のオンデマンド販売を開始します。受講料は、一般2万2000円(税込)、有料会員1万5400円(税込)で、購入から60日間いつでも視聴が可能です。

オウンドメディアやSNS、メルマガでの発信を筆頭に、メディアに向けたプレスリリースから関係者に向けた社内報まで、企業理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。「WWDJAPAN」は、日々無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届けるメディアの視点からライティングスクールを開講し、第1期、第2期あわせて延べ250人が受講。本オンデマンド講座では、2023年2月に開催した第2期の講義を受講できます。

全4回の講座では、"残酷”なまでに浮気性なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は“残酷”なまでに瞬時に価値判断している編集長の村上要を中心に、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感したくなる情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間PV2700万のウェブサイトを手掛け、各種SNSも使いこなす「WWDJAPAN」がライティング・テクニックを開陳します。


【お申し込み】


■こんなに人にオススメ
・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方



—CONTENTS—

【1限目】
ユーザーのリアルを踏まえたデジタル・コミュニケーション

編集長の村上要がデジタルユーザーの特性を踏まえながら、「WWDJAPAN.com」で記事を作る際に意識するポイントを解説します。また後半では、ソーシャルエディターの浅野ひかるを招き、その記事を各種SNSでどう発信しているのか、SNSに応じたコミュニケーション術を伝授します。

【2限目】
「取材」のノウハウと、商品の想いを伝えるアウトプット術
村上×ファッション/ビューティの商品を公開取材

商品を生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。つまり、大事なのは「取材」。村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。

公開取材の記事はコチラ。どんな取材からここに至るのかを見ることができます。

取材協力:モデラート株式会社
SOÉJU
IMAI

【3限目】
共感を誘うレターと取材したくなるリリースの作り方

「エディターズ レター」というメルマガ配信のたびに大きな反響をいただく村上要が、読ませるニュースレターの書き方をオープンにします。また後半では長くファッション・メディアの最前線に立ち、様々な情報を取捨選択してきたゲストを招き、記事化・取材したくなってしまうリリースについて語り合います。

ゲスト:粟田 真紀子(エディター&ライター)

【4限目】
課題のフィードバック&アドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コース受講の皆さんの原稿を元に、1つ1つを厳しくチェックした村上要がフィードバック。多くの皆さんが陥っていたミスについては、具体例を挙げながら改善方法を考えます。


【お申し込み】



—INFORMATION—

<受講料>
【一般価格】22,000円 ※1講義あたり5,500円
【有料会員(スタンダードプラン/ライトプラン)】15,400円 ※1講義あたり3,850円
▶有料会員の方 割引クーポンはこちら
※「WWDJAPAN.com」マイページからクーポンコードをご確認いただけます

<視聴方法>
「WWDJAPAN.com」マイページよりご視聴
※マイページ内のVimeo動画での受講になります。PCの視聴環境をご確認ください
※ご視聴環境により音声、映像が乱れることがございます。インターネット環境をご確認ください
※「WWDJAPAN.com」会員の登録が必要です

<視聴期間>
購入日より60日間
※視聴期限の延長はできません


【お申し込み】


<その他 ご注意>

※本講座は2023年2月7日、21日に開催された映像を使用しています
※受講はお申し込み者ご本人に限ります。他人への貸付・譲渡はできません
※表示価格はすべて1名様分、税込表記となります
※割引価格はクーポンをご利用時に適応となります
※定期購読者で会員登録がお済でない方はこちらからご登録ください
※お申し込み後のキャンセルは原則承っておりません
※講義別の販売はございません。全4回セットでのご購入のみとなります
※領収書はクレジットカードのご利用明細をもって代えさせていただいています。ご了承ください

▼その他、お問い合わせはこちら
https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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「ピーチ・ジョン」のモデルにSexy Zone 松島聡 夏の新作ルームウエアを着用

「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は新作のメンズルームウエアを発売し、そのモデルにSexy Zoneの松島聡をモデルに起用した。価格は上下セットで5600円、サイズは1〜3をそろえる。公式通販サイトと全国の店舗、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などの外部通販サイトで取り扱っている。

ルームウエアは、夏でも着心地の良さを保つことができる接触冷感素材で、タオルのような心地よい肌触りが特徴だ。胸ポケットにはバラを持ったクマの刺しゅうを施し、トップス袖口とボトム裾、ウエストの紐にはグリーンを忍ばせアクセントにした。

松島をモデルに起用したキャンペーンビジュアルは、今回で4回目。ムービーは、Sexy Zone の新曲「Cream」の初回限定盤Aに収録された「Naturally」にのせて撮り下ろした「夏のお庭デート編」だ。公式夕飯サイトの特設ページでは、そのほかのビジュアルやメイキング動画も公開している。次回の秋編は、8月に公開を予定している。

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「ダヴィネス」がヘアケアミューズに森星を起用 スペシャルコンテンツを公開

イタリア発のヘアケアブランド「ダヴィネス(DAVINES)」は、ヘアケアカテゴリーのミューズに森星を起用した。ブランドサイト内では森が出演する動画やビジュアルなどのコンテンツを公開しているほか、ミューズ就任記念として人気商品を詰め合わせたトライアルキット2種を発売している。

森の起用について、ブランドは「『ダヴィネス』はサステナブルビューティーをコンセプトに掲げ、地球環境に配慮したモノ作りを続けている。森さんもそんな『ダヴィネス』のフィロソフィーに共鳴した愛用者の1人であることから、今回のミューズ起用につながった」と説明。今後はブランドの愛用者としての立場から、ヘアケアカテゴリ商品について発信していく。

森は『ダヴィネス』の愛用品について「スタイリングも日々のケアも含めて整えてくれるものは、“オイ オイル”ですね。髪の表面を艶やかにしてくれる感じ。あとは“オイ ミルク”と“オイ オイル”のバランスが好きで、“オイ ミルク”でスプレーをすると、髪の芯を潤わせてくれる感覚があります。『ダヴィネス』の“オイ オイル”がきっかけで、髪の個性を引き出すことができた気がします」とコメントを寄せている。

就任記念のトライアルキットは、“オイ オイル” の50mL現品と 90mLの“オイ シャンプー” 、75mLの“オイ ヘアバター” をブランドロゴの巾着に包んだ“オイ シャイニングスター トライアルキット”(4400円)と、“オイ オイル” 135mL現品と90mLの“オイ シャンプー”、75mL“オイ コンディショナー” に巾着が付く“オイ シャイニングスター ファーストキット”(6930円)の2種類を用意。2024年2月末まで店頭とオンラインショップで販売する。

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「ヴァシュロン・コンスタンタン」東京・銀座ブティックがリニューアル 「全ての人に最高の経験」

スイスの時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は4月、東京・銀座7丁目にあるブティックを「SALON 1755 GINZA」としてリニューアルオープンした。

同店は顧客やファンのためだけの空間ではなく、来店する全ての人に最高のエクスペリエンスを提供する完全予約制のサロンスペースだ。2階ではこれまで銀座4丁目にある本店で定期的に行っていたヘリテージコレクションの展示なども今後はサロンの2階で開催される。「ヴァシュロン・コンスタンタン」では最高級の品質やデザイン、ノウハウを提供するために限られた本数の時計を生産。店頭ではこの“ONE OF NOT MANY(少数精鋭の一員)”の精神を体験できる。

「ヴァシュロン・コンスタンタン」は1755年にスイスで創業した時計ブランド。267年間途切れることなく高級時計の純粋な伝統を守り、絶えず改革を続けてきた世界最古のマニュファクチュール(時計の心臓部であるムーブメントから自社一貫製造する時計メーカー)だ。4丁目にある本店ではメンズからレディースまで幅広くそろえるほか、時計職人が駐在。ストラップ部分のカスタマイズをiPadでシミュレーションできるサービスも体験可能だ。

「SALON 1755 GINZA」
住所:東京都中央区銀座7-8-8
時間:12〜20時
定休日:無休
※完全予約制
予約はウェブサイトからお申込みください。サロンからの返信をもって、正式な予約完了となります。予約状況により希望に添えないこともございます。予めご了承ください。

問い合わせ先
ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

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「グッチ」がソウルでデザインチーム最後のクルーズショー 90年代ハイブリッドで後任にバトンパス

「グッチ(GUCCI)」は5月16日、韓国・ソウルで2024年クルーズ・コレクションを発表した。「グッチ」は昨年、梨泰院で起こったハロウィンの事故を踏まえ、その2日後にソウルでの開催を予定していたのファッションショーを中止していた。ソウルとの“約束”を果たすために開催したファッションショーは史上初めて、14世紀に建設された景福館で開催した。王宮の重要な儀式が執り行われてきた中庭には、韓国で「国民の妹」と呼ばれる歌手のIU、ニュージーンズのハニ(Hanni)、ITZYのリュジン(Ryujin)らが来場し、メゾンと韓国、ひいてはアジアの関係性を印象付けた。日本からは、アンバサダーを務める俳優の志尊淳が駆けつけた。

クルーズ・コレクションは、引き続きデザインチームが手掛けた。5月にクリエイティブ・ディレクターに就任したばかりのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)によるコレクションは、9月のミラノ・ファッション・ウイークでの発表を予定している。

同じくデザインチームが生み出した23-24年秋冬コレクション同様、24年クルーズコレクションは「グッチ」の歴史に着想源を得た。今回は1990年代のムードがベース。ストリートの勢いが増して、若い世代はフォーマルとのリミックスをスタート。ハイ&ロー、モードカジュアルなど、あらゆる面で相反するもののハイブリッドが進み、スタイルの多様性が一気に広まった時代だ。

コレクションは、ガウンのようなシルエットのMA-1で幕を開けた。カジュアルアイテムの代表格を、イヴニングのテクニックで形にする。ライナーは、イヴニングドレスのように鮮やかなオレンジ。メタルチェーンのクラッチバッグをコーディネートする。GGモチーフのブルゾンは、袖が着脱式。胸元にはシルクサテンの大きなリボンを飾った。韓国の民族衣装に着想得たものだ。首にはパールのネックレス、手にはGGモチーフの“ジャッキーバッグ”だが、中央にはネオンカラーのレザーをあしらった。マキシ丈のTシャツはシルクサテンで作り、ドレスのように着こなす。金ボタンをあしらった高貴なパープルのツイードジャケットには、ネオプレンのショートパンツ。キー素材となったネオプレンは、ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)を意識して選んだ。ビジューを飾ったスカートはヒップハングで履きこなし、メタルチェーンのネックレスをグルグル巻いたり、90年代を代表するハイブリッドは多種多様だ。

ハイブリッドして新鮮なスタイルを生み出したが、アイテムはベーシック。後任デザイナーにスムーズにバトンを渡すため、過去にインスピレーションを得つつ、パーソナルなアイデンティティは最小限にとどめようとした印象だ。前任アレッサンドロ・ミケーレ(Allessandro Michele)らしい豪華な装飾主義や個性的な色柄は、彼の退任以降段階的に控えめになっており、商品や店舗などの空間で表現する世界観は、比較的ニュートラルに近づいている。ザハトにバトンを渡す体制は整ってきた。9月のコレクションが楽しみだ。

アフターパーティーには、元2PMのジェイ・パーク(Jay Park)やエイサップ・ロッキー(ASAP ROCKY)が登場した。

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「メゾン キツネ」から初のゴルフウエアコレクション 5月24日に発売

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は5月24日、ブランド初のゴルフウエアコレクションを発売する。代官山店と公式オンラインストアで扱う。代官山店では5万5000円以上購入した客に、同コレクションにちなんだギフトもプレゼントする。

ポロシャツやウインドブレーカー、プリーツスカートやニーハイソックスなどクラシックなゴルフウエアに「メゾン キツネ」らしい遊び心やひねりを加えたもので、メンズとウィメンズを用意する。バケットハットやボストンバッグなどの小物もそろえる。

色使いはニュートラルカラーを軸にパステルカラーでアクセント付けし、Tシャツなどにはキツネがスイングする漫画風のグラフィックを用いる。

ビジュアルはフォトグラファーのレミ・フェラント(Remi Ferrante)が、カリフォルニア州パームスプリングスのエスキーナゴルフクラブで撮影した。

「メゾン キツネ」は、黒木理也とジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)が2002年にパリでスタートしたブランド。パリ、東京、ニューヨークなどに45以上の店舗を構え、400以上の卸先を持つ。

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「ウイング」の“マッチミーブラ”の新CMに渋谷凪咲 等身大の姿を披露

ワコールによる「ウイング(WING)」から5月25日、“マッチミーブラ”の新CMが登場する。同CMでは、アイドルグループのNMB48の渋谷凪咲を起用。アイドルとしての渋谷ではなく、自分らしい等身大の姿をフィーチャーする。

“ブラが、わたしに合わせてくれる”と謳う“マッチミーブラ”は、前面中心の樹脂シートが体温によって変形し、女性ならではの周期によって変化するバストにフィットするブラだ。渋谷はCMで“マッチミーブラ”を着用し、毎日生き生きと過ごす様子を表現。彼女は、「撮影中は“マッチミーブラ”が緊張をほぐしてくれた。仕事でもプライベートでも自分らしくいたいので、“マッチミーブラ”はそばにいてくれる強い味方」とコメントしている。

“マッチミーブラ”のカラーは、バイオレット、ロマンピンク、ベージュ、コン、エンジ、グレッシュブルーの6色で価格は3960円〜。

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「ウイング」の“マッチミーブラ”の新CMに渋谷凪咲 等身大の姿を披露

ワコールによる「ウイング(WING)」から5月25日、“マッチミーブラ”の新CMが登場する。同CMでは、アイドルグループのNMB48の渋谷凪咲を起用。アイドルとしての渋谷ではなく、自分らしい等身大の姿をフィーチャーする。

“ブラが、わたしに合わせてくれる”と謳う“マッチミーブラ”は、前面中心の樹脂シートが体温によって変形し、女性ならではの周期によって変化するバストにフィットするブラだ。渋谷はCMで“マッチミーブラ”を着用し、毎日生き生きと過ごす様子を表現。彼女は、「撮影中は“マッチミーブラ”が緊張をほぐしてくれた。仕事でもプライベートでも自分らしくいたいので、“マッチミーブラ”はそばにいてくれる強い味方」とコメントしている。

“マッチミーブラ”のカラーは、バイオレット、ロマンピンク、ベージュ、コン、エンジ、グレッシュブルーの6色で価格は3960円〜。

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「ルイ・ヴィトン」とユニセフのパートナーシップ 子どもの命を救うブレスレットの新作

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ユニセフ(UNICEF)との取り組み“ルイ・ヴィトン フォー ユニセフ”の一環として、ブレスレット“シルバー・ロックイット ビーズ”を発売した。1商品購入ごとに150ドル(約2万250円)をユニセフに寄付する。

旧作同様、ミニチュアサイズにしたパドロック(錠前)をモチーフにしたもので、6つのシルバービーズを用いたモデルのコードはブラック、レッド、ブルーの3色展開(レッドとブルーは6月14日に発売)。ブラックのコードを備えた、チタンビーズモデルも用意する。

同ブレスレットは、「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーを務める俳優クロエ・グレース・モレッツ(Chloe Grace Moretz)を起用した最新デジタル広告キャンペーンにも登場する。

“ルイ・ヴィトン フォー ユニセフ”は、2016年にスタートした世界中の子どもたちの命を救う活動。「ルイ・ヴィトン」は毎年、“シルバー・ロックイット”コレクションの新作を発売し、ユニセフに2000万ドル(約27億円)以上を寄付してきた。

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「H&M」×「ミュグレー」何買った?  銀座並⽊通り店で購入者に聞く

 「H&M」は5月11日、「ミュグレー(MUGLER)」とのコラボコレクションを銀座並⽊通り店、渋⾕店、新宿店、⼼斎橋店、天神店、公式オンラインストアで発売した。

 「WWDJAPAN」動画チームは、同日にオープンした銀座並⽊通り店に潜入し、店舗の内観やオープンの様子を撮影した。「H&M」と「ミュグレー」のコラボコレクションの購入者たちに「何を購入したのか?」や「普段購入するブランド」、「服にかける金額は?」などをインタビューした。

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「コーチ」のバッグの中でジャンプゲームし、「DNKY」のルーフトップで浮遊 第2回「メタバース・ファッションウィーク」探訪記

「メタバース・ファッションウィーク (以下、MVFW)2023」が3月28〜31日、VRプラットフォーム「ディセントラランド(Decentraland)」で開催された。昨年3月に続き、2回目の開催。「ドレスエックス(DRESS X)」や「ザ・ファブリカント(THE FABRICANT)」などのデジタルファッションブランド、”メタトーキョー(MetaTokyo)”などのコミュニティーのほか、「コーチ(COACH)」や「アディダス(ADIDAS)」といったブランドが参加した。2回目はどんな風にパワーアップしたのか?主催者発表の開催結果と共に紹介する。

MVFWは世界標準時で行われるため、日本はほぼ昼夜逆転。まずは初日にアクセスし、ネオ・プラザにある「コーチ」へ。ピンクのミニシティの空にピンクの巨大“タビー・バッグ”が浮かぶ。バッグの下に立つと竜巻が起こり、バッグの中に到着。ギャラクシーな空間でジャンプゲームをしながら“タビー・バッグ”を5つ集めて、浮遊するエモート(動き)をゲットした。最後にDJブースの前でひと踊りして、退場。バッグの中の空間はアーティストによって毎日変わっていたようで、ピンクの小花が舞うウエアラブルはもらい損ねた模様。

「トミー ヒルフィガー」は2回目の出展で、前回よりもパワーアップ。今回はAIを使って作ったルックを公募し、集まった作品の中からトミー・ヒルフィガーが2点をチョイス。それらを「ドレスエックス」がウエアラブルとARフィルターにして、無料配布。しかし、ゲットするにはガス代(ネットワーク手数料)が必要だったようで、「ディセントラランド」の仮想通貨MANAを持たない私は試着で楽しむのみで終了。クエストをクリアすれば簡単にもらえたのかも?MVFW主催者によると、メンズのダウンジャケットは、今回最も多く配布されたウエアラブルだったという。

「アディダス」のショーは2日目に開催。日本は深夜2時。10分前のショー会場に続々観客が集まってくる。さすがに個性的なアバターが多く、見ているだけで楽しい。白いドレスの女性の頭にいっぱい着いた蝶が可愛い。「ディセントラランド」のいいところは、そのアバターのそばに寄ると「View Profile」という表示が出て、クリックすればその人のプロフィールと共に身につけているウエアラブルの詳細が分かるところ。買えるものであれば「BUY」の表示が出てきてマーケットプレイスに遷移できるようになっている。この女性アバター、よく見たらMVFWのヘッドでしたね……。

肝心のショーはというと、前回同様ウォーキングをプログラミングされたアバターが登場して跳んだり跳ねたり。「アディダス」のトレフォイルを全面にあしらったトップスや透明なボーダーパーカなど、メタバース感のあるコレクション。しかし、すごく正直なところ、観客のファッションの方が奇抜なものが多くてもっと面白い。ロゴ以外でブランドがブランドたらしめるルックをアバターを含めて作るってなかなか大変だなと感じた。そして、前回同様フィナーレはなく、最後のアバターが歩いたらショーは終了。特に盛り上がりもせず。シュールな空気を楽しんでいたら、次のショーの開始を知らせるカウントダウンが。1回きりにせず、何回かショーをリフレインするというのが、前回開催からの改善点だったようだ。一番下にショーの動画を格納しておくので確認のほど。

ショー終了後に「アディダス」のブースへ行くと、トレフォイルトップスのウエアラブエルを配布していたので、すかさずゲット。ショーのルックを着たアバターがショー会場のあちこちにいたことに納得した。しかし、顔が赤い覆面で覆われてしまうのは、結構残念。これが「アディダス」の美意識なのか……。

ビューティ企業としては韓国のアモーレパシフィックが初出展。1階ではカメリアの花びらを5つ集めるとウエアラブルがもらえるクエストを展開。問いに答えるとマシーンがその人に合わせたコスメを調合してくれたり、要所要所で商品紹介が入る。2階は「イニスフリー」や「ラネージュ」など同社の代表ブランドを紹介し、3階では先に行ったアートNFTコンテストの入賞作品を展示した。

日本からの唯一の出展者「メタトーキョー」は、1月に追加で「ディセントラランド」のランドを追加購入し、約4倍に拡大。Web3で活動する江戸レナによる「エドレナブル」など、日本文化に影響を受けたクリエイターによるデジタルファッション&アクセサリーを展示販売していた。前回ショーを行っていた「ドルチェ&ガッバーナ」は、事前に募集したウエアラブルのコンペティションの受賞作品を展示。若手クリエイターによるブランドロゴからインスパイアされたルックのパネルが店内に置かれていた。この中の20〜30ルックが実際にウエアラブルにされ、「ドルチェ&ガッバーナ」のNFTホルダーに贈られるという。3Dになったウエアラブルをぜひ見たかった。

他にもファッションブランドでは「マンゴ(MANGO)」や「クラークス(CLARKS)」が出展して店内でショーをしたり、パーティーをしたりした。また、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」創業デザイナー、クリストバル・バレンシアガの作品のウエアラブルを販売するショップも。リアルなブランドがリアルな商品をウエアラブルとして用意するよりも、こうしたメタバースでは非日常的なコスチュームの方が映える。

最終日は「DKNY」のショップのルーフトップでのクロージングパーティーへ。日本はほぼ朝。オンタイムで会場に行くとまだ人はまばらだったが、続々とオシャレアバターが到着。サラ・メイン(Sarah Main)のDJプレイが大型パネルに映し出されるも、皆もう疲れているのか意外と踊らない。私は記念に「コーチ」でゲットした浮遊エモートを披露し、さようなら。今回も頑張れなかったが、次こそは奇抜なドレスとか着物とかのウエアラブルを買って参加しようと思うのだった。

最初に入ったタイミングで「人が増えている!」と思ったら、展示場だけでなく、広場のような場所にもNPC(ノンプレーヤーキャラクター)が歩いていた。会場エリアのあちこちにショーケースが置かれ、出展者のウエアラブルを展示。各ショップへの来訪者の誘引を図る工夫も見られた。ファッションウイークといえばの、パパラッチやフォトグラファーが群がるフォトスポットも用意。自分のお気に入りのウエアラブルを着て撮影したらSNSに投稿したいと思わせる仕掛け作りもしていた。

今回は50超のブランドやコミュニティーが参加した。メタバースプラットフォームは多々あるが、これだけリアルとデジタルのブランドが参加するファッションイベントは今のところ他にないだろう。主催者によれば、4日間で7万2000以上のアクセス(セッション)。しかし、前年が5日間で10万8000セッションだったことを考えると、パワーダウンは否めない。実際、パネルディスカッションの会場に行ってみたら、登壇者がオンラインミーティングで話している様子を巨大パネルで映しているだけで、私以外に会場に観客はおらずといった閑古鳥が鳴く状況も。参加者2万6000のうち半分以上は初めて「ディセントラランド」を訪れた新規ユーザーだったという。

「ディセントラランド」の最大の特徴はブロックチェーンを利用して構築されていること。個人アカウトを作るには仮想通貨のウオレットへの接続が必要になる。存分に楽しむには仮想通貨を使い、英語を理解し、情報収集のためのリテラシーも求められる。正直、一般の人が楽しむにはハードルが高い。しかも大概のイベントは日本時間の深夜に行われている。

しかし、買ったデジタルアセットはウオレットに紐づくため、“所有”が明確だ。「View Profile」をクリックすれば、その人の持っている全てのアセットも見ることができる。「いいな」と思ったらそのアイテムをクリックすると、即買えるモノなら試着した自分のアバターが見られ、マーケットプレイスにないものであれば、“BID(買取オファー)”ができる。着替えは簡単。専用ツールを使えば、自分でオリジナルのウエアラブルも作成でき、マーケットプレイスに出品も可能だ。ヘアやエモート(動き)に特化したクリエイターもいる。全ての商品は数量が明確で、それを作ったクリエイターにも紐づいており、リセールもできる。「ディセントラランド」出身の人気クリエイターやブランドも誕生しており、MVFWでもショーやイベントを開催していた。つまりクリエイターエコノミーが形成されており、それを楽しむコミュニティーの存在感は、大いに感じられた。保有するアセットが誰からも見えるのは、インフルエンサーが誕生する可能性も感じさせる。

なお、「ディセントラランド」は6月12〜16日に「メタバース・ビューティウイーク」も初開催する。クリエイティブエージェンシーのカルトLDNがオーガナイズし、大小のビューティブランドや小売りが参加予定。オンラインゲームプラットフォーム「ロブロックス」とメタバースプラットフォーム「スペイシャル」でも同じコンテンツが楽しめるようにするという。

「アディダス」のショー

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ビヨンセが最新ツアーのステージで「アンリアレイジ」着用 色が変わるロボット風ドレスに歓声

ビヨンセ(BEYONCE)が、5月10日にスウェーデンのストックホルムでスタートした最新ツアーのステージで「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を着用した。

アルバム「ルネッサンス」で象徴的なビジュアルとして用いられているステンドグラスをほうふつとさせる衣装は、「アンリアレイジ」がパリコレで発表したフォトクロミック素材をベースにアレンジ。真っ白なローブがUVライトの光が当たることで色が変化する。

ステージでは細かい三角のピースを繋ぎ合わせた、ロボットのようなシルエットの服に身を包んだビヨンセの両脇にロボットアームを設置。アームがビヨンセの体にUVライトを照射して服の色を変わると歓声が上がった。

ビヨンセはこのステージで、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ロエベ(LOEWE)」「バルマン(BALMAIN)」「ミュグレー(MUGLER)」「コペルニ(COPERNI)」などが制作した衣装を着用している。

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ビヨンセが最新ツアーのステージで「アンリアレイジ」着用 色が変わるロボット風ドレスに歓声

ビヨンセ(BEYONCE)が、5月10日にスウェーデンのストックホルムでスタートした最新ツアーのステージで「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を着用した。

アルバム「ルネッサンス」で象徴的なビジュアルとして用いられているステンドグラスをほうふつとさせる衣装は、「アンリアレイジ」がパリコレで発表したフォトクロミック素材をベースにアレンジ。真っ白なローブがUVライトの光が当たることで色が変化する。

ステージでは細かい三角のピースを繋ぎ合わせた、ロボットのようなシルエットの服に身を包んだビヨンセの両脇にロボットアームを設置。アームがビヨンセの体にUVライトを照射して服の色を変わると歓声が上がった。

ビヨンセはこのステージで、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ロエベ(LOEWE)」「バルマン(BALMAIN)」「ミュグレー(MUGLER)」「コペルニ(COPERNI)」などが制作した衣装を着用している。

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資生堂「エリクシール」×ドラえもんのサステナビリティキャンペーン3年目は“未来を見守るドラえもん”の限定デザインボトル発売

資生堂のエイジングケアブランド「エリクシール(ELIXIR)」は、6月21日、ドラえもん限定デザインの化粧水“リフトモイスト ローション SP Ⅱ da”(170mL、3300円※編集部調べ)と乳液“リフトモイスト エマルジョン SP Ⅱ da”(130mL、3850円※同)を数量限定で発売する。全国のドラックストアや資生堂のECサイトなどで取り扱う。同商品はプラスチック・CO2の削減を目指すグローバルサステナビリティキャンペーンの一環で、ドラえもんとのコラボレーションは3回目となる。

「エリクシール」は、2012年から化粧水と乳液の詰め替え用パッケージを販売し、21年からグローバルサステナビリティキャンペーンをスタートした。23年のキーメッセージは、「Aging Care that Cares. エイジングケア。それは未来を想うケア」。2品とも、リサイクルPET72%以上のサステナブルなボトルを採用した。詰め替え用のパッケージの使用を促進するスペシャルムービーも配信し、サステナビリティへの興味・関心を高める発信を行う。

なお、同日から「エリクシール」の化粧水・乳液の詰め替え用2品の購入者には、ドラえもんオリジナルデザインのエコバッグをプレゼントする(なくなり次第終了)。

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「ケイト・スペード」がレモンを題材にしたバッグ&小物を発売 三越銀座店などでポップアップも

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は夏の定番であるフルーツシリーズから、レモンを題材にした“レモン ドロップ コレクション”を発売した。

価格はトートバッグが6万8200円、ハンドバッグが7万3700円、コンパクトウオレットが2万9700円、iPhone 14 & 14 Proケースが6600円、キーホルダーが1万7600円など。

また同ブランドは5月31日から、今夏のテーマ“Misadventures at the beach(ビーチで遭遇した、思いがけない冒険)”の世界観を表現したポップアップショップを三越銀座店とジェイアール名古屋タカシマヤにオープンする。店内を赤のストライプや砂の城のオブジェで装飾し、「限定商品や購入客へのプレゼントも用意する」という。

「ケイト・スペード ニューヨーク」は1993年にデビュー。今年30周年を迎えた。

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「パレス スケートボード」と「ニューバランス」がコラボ メイド・イン・UKの“991”とアパレル5型

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボレーションしたコレクションを5月13日に発売する。価格は発売日まで非公開で、「パレス」の公式オンラインストアと東京店で取り扱う。

コラボコレクションは、メイド・イン・UKモデルのスニーカー“991”とアパレル全5型をラインアップする。“991”は、アッパーの生地をリップストップやスエード、ヌバックなどの異素材で構成し、パーツごとにカラーが異なる2色を用意。アパレルは、防水性の高いナイロンを用いたシェルジャケットとショーツ、キャップ、スエット、Tシャツで、どれも1990年代後半のアウトドアアイテムを彷ふつとさせるカラーリングに仕上げた。

コレクションの発売に合わせて、短編映像「LOL」を公開。脚本・監督はスチュアート・ハモンド(Stuart Hammond)が務め、チャーリー・バーチ(Charlie Birch)やディノ・ダ・シルヴァ(Dino Da Silva)ら「パレス」と「ニューバランス」に所属するスケーターらが出演している。

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「フェンディ」が5月中旬、“フェンディ バイ マーク ジェイコブス”を発売

 「フェンディ(FENDI)」は5月中旬、カプセルコレクション“フェンディ バイ マーク ジェイコブス(FENDI BY MARC JACOBS)”を発売する。「フェンディ」の直営店と公式オンラインストアで扱う。

 同コレクションは昨年9月、「フェンディ」のアイコンバッグ“バゲット”の25周年を祝してニューヨークで発表されたもので、ミニから特大まで豊富なサイズの“バゲット”をそろえる。

 また、ブロークンデニムジャケットやカサカサと音を立てるセロファン製のケープ、蛍光色のリサイクルファーを用いたストールやハットなどは、「きらびやかでありながら硬質なニューヨークの街並みを反映したもので、ガラス張りの建物や作業員の安全ベストに着想した」という。

 キム・ジョーンズ(Kim Jones)「フェンディ」ウィメンズウエア部門アーティスティック・ディレクターは、「マーク(・ジェイコブス『マーク ジェイコブス』クリエイティブ・ディレクター兼創業者)は長年の友人であり、アメリカにおけるファッションキングだ。彼は特に、ロゴに関してブランディングと実験の達人。今回マークは『フェンディ』のコレクションを手掛けたが、これはコラボレーションというより、むしろ1つの解釈と言える。そこには、彼自身が好きなようにアクションできたという自由と喜びが感じられる」と述べる。

MOVIE:MARIO SORRENTI

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「カルバン・クライン」がBLACKPINKのジェニーとのカプセルコレクションを発売

 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、アンバサダーを務めるBLACKPINK(ブラックピンク)のジェニー(JENNIE)とのカプセルコレクション“ジェニー フォー カルバン・クライン(JENNIE FOR CALVIN KLEIN)”を発売する。5月10日22時に公式オンラインストアで先行販売し、11日からは渋谷スクランブルスクエア店などの一部店舗、およびGR8(グレイト)などの卸先でも扱う。

 「カルバン・クライン」は同コレクションについて、「ジェニーのカジュアルなワードローブにあるエッセンシャルアイテムからヒントを得た」と述べ、アンダーウエア、ジーンズ、スエット、ニットなどをラインアップする。パステルなカラーパレットはジェニーがキュレーションし、本人が手書きしたロゴを用いる。

 ジェニーは、「フィット感やディテールでも自分らしさをプラスした。誰もがこの商品で、私と同じようにハッピーな気持ちになり、自分に自信が持てるようにと願いを込めた」とコメントした。

 また、ジョナサン・ボトムリー(Jonathan Bottomley)「カルバン・クライン」グローバルチーフマーケティングオフィサーは、「われわれのパートナーシップは、ジェニーが以前から『カルバン・クライン』のファンであったことに発端している。彼女のパーソナルな視点を取り入れることで、つながりをいっそう深めたいという思いからカプセルコレクションの実現に至った」と話す。

 なおキャンペーンビジュアルは、韓国人フォトグラファーのホン・ジャンヒョン(Hong Jang Hyun)が撮影した。

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“アルパイン イーグル”に“SHIKKOKU”が登場 稲垣啓太がアンバサダーに就任

 「ショパール(CHOPARD)」の人気ウオッチ“アルパイン イーグル”に、日本の美意識にインスパイアされた新たな限定モデル“SHIKKOKU”が加わった。秘めたる情熱とパワーを見事に体現したこのモデルには、リサイクル素材を取り入れたサステナブルな“ルーセントスティール”を採用。ムーブメントは高精度な自社キャリバーだ。さらにセンセーショナルなのは、このモデルの誕生を祝し、コレクションのアンバサダーに就任したのが、ラグビー選手の稲垣啓太であること。漆を思わせる黒を基調色としたタフなビジュアルが、男たちを魅了する。

 2019年の発表以来、ラグジュアリースポーツウオッチとして、優れた機能性から高い人気を博している“アルパイン イーグル”。今年は、深みのある黒をフィーチャーした新たなカラーの文字盤が、時計愛好家たちの間で早くも話題になっている。

 100本の日本限定品であるこのモデルの文字盤は、自然界からのインスピレーションを反映した“SHIKKOKU”と呼ばれるカラー。日本の漆芸家とのコラボレーションがある「ショパール」だけに、漆のつやを思わせる深遠な黒に仕上がっている。時計の針やインデックスまでもが同系色でまとめられ、文字盤にはイーグル(鷲)の瞳の虹彩に着想を得たサンバーストモチーフも。アルプスに生きるイーグルをイメージしたコレクションならではのディテールだ。

 禅の美学を思わせるかのような、シンプリシティーを極めた端正な“SHIKKOKU”モデルだが、キャンペーンビジュアルに起用された人物も話題性抜群だ。日本ラグビー界を代表する選手である稲垣啓太。今秋、フランスで開催されるラグビーワールドカップでも活躍が期待される名プロップであり、何より胸の内に熱いものを秘めた寡黙な男の姿が、アルプスに舞うイーグルの神秘性と響き合っている。稲垣選手は「厳しい自然を生きる鷲と、自分とを照らし合わせながらの撮影だった。自分自身、常に厳しい環境に身を置いてがんばっていきたいと思っている」とコメント。

 スイスでも指折りの名門「ショパール」は、サステナビリティに深くコミットするメゾン。時計やジュエリーの素材にエシカルゴールドを使用していることでも知られるが、今年3月ジュネーブで、自社のすべてのスティール製ウオッチにリサイクルスティールを80%使用した“ルーセントスティール”を採用すると宣言。金属アレルギーが起きにくく、従来のスティールに比べて50%も摩耗に強い“ルーセントスティール”は、輝くような明るい光沢が大きな特徴だ。

 現ショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ(Karl Friedrich Scheufele)とその息子、そして会長であるカール・ショイフレ(Karl Scheufele)の親子3世代が開発に携わったという“アルパイン イーグル”コレクション。外見、内側両方にこだわりが満載のウオッチだ。

問い合わせ先
ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922

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「ルイ・ヴィトン」がソウルでショー パリとの架け橋にK -POPスターなど来場

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は4月29日、韓国・ソウルで2023年プレフォール・コレクションのファッションショーを開催した。このコレクションは、パリで発表した23-24年秋冬コレクションよりも早く、5月15日に発売。5日からウェブサイトでオーダーを受け付けるという。会場は、ソウル市内を東西に流れる河川、漢江(ハンガン)にかかる潜水橋。欄干から水を噴き出すアトラクションで有名な橋だ。

 「ルイ・ヴィトン」が誕生したフランス・パリも、今回のショー会場となった韓国・ソウルも、市内の東西を走るように大きな川が流れ、その川や橋、そして周囲の公園などは市民に親しまれている。ニコラ・ジェスキエール(NicolasGhesquiere)は、そんな共通点から、今回のコレクションを組み立てたのかもしれない。23年プレフォール・コレクションは、パリで発表した23-24年秋冬コレクションにつながるものだった。

 23-24年秋冬コレクションは、ニコラが世界各国から集まるデザインチームと共に「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いて生まれたものという。今回ソウルで発表したプレコレクションは、その考え抜いた「フレンチ・スタイル」の序章にあたるようなものだろう。漢江が東西に流れるソウルのコレクションを経て、セーヌ川が東西を流れるパリで発表した「フレンチ・スタイル」の真髄を追求したコレクションにたどり着くことで、「ルイ・ヴィトン」の今年の秋冬のストーリーは完結する。

 ショーは、コリアン・ミュージックで幕を開けた。ファーストルックは、スタンドカラーのナイロンで作ったバイカーズ風ブルゾンに、パネル状のレザーを重ねたサーキュラースカート、コンバットブーツのようなスニーカーに、大きなメタルバックルのベルトというコーディネートだ。大きなメタルバックルのベルトは23年春夏コレクションを彷彿とさせ、スタイル全体はフレンチシックを追い求めたからこそ23-24年秋冬コレクションに欠けていた、でもニコラが得意とするスポーティなムードを放っている。冒頭は、モードなムード全開。その若々しさは、K-POPカルチャーを筆頭に若々しいバイブスを世界に届ける韓国のエネルギーのようだ。ボディコンシャスなシルエット、中央にファスナーが走るミニスカートなどのコンパクト丈、ジャカードでモノグラムを描いた深いVゾーンのノースリーブトップス、オーバーサイズのジャケット、そして「ルイ・ヴィトン」のアイコニックなウィメンズスニーカー“LVアークライト・ライン”のスニーカー。ヒップハングのパンツや、スパンコールのレオパード柄スカートまで、序盤はとにかくエネルギッシュだ。

 そのムードが変わったのは、小さなモノグラムを集めて“ダミエ”の市松模様を描いたパンツやワンピースが表れる中盤以降から。ピンストライプのセットアップやブロックチェックのツイードで作ったミニドレス、そしてシャーリングを寄せたシフォンのシャツドレスなどが登場し、パリのエスプリ色が強くなっていく。色もグレーやニュアンスカラー、ブラック&ホワイトのモノトーンが増え、歩くたびに大きく揺れるマキシ丈のドレスも現れた。23-24年秋冬コレクションのムードに近づく。終盤には、刺しゅうで少しだけシノワズリのムードをプラス。23-24年秋冬コレクションの終盤に似たスタイルだ。

 韓国・ソウルから、フランスのパリへという流れは、今回のファッションショーに携わるスタッフでも表現された。クリエイティブ・アドバイザーは、大ヒットドラマの「イカゲーム」で監督を務めたファン・ドンヒョク(Hwang Dong-Hyuk)。ファーストルックは、その中に登場した女優のチョン・ホヨン(Hoyeon Jung)だ。メゾンのアンバサダーを務めるあるNewJeansのへイン(Hyein)を筆頭に、数多くの韓国セレブも来場した。ファン監督が監修したフィナーレでは、潜水橋の欄干から水が放たれ、漢江には水上バイクが走った。

 アフターパーティーには、韓国の5人組ガールズグループのル・セラフィムらがパフォーマンスを繰り広げて盛り上がった。

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「ファセッタズム」×「G-SHOCK」 落合宏理デザイナーの手書きフォントを採用

 「ファセッタズム(FACETASM)」は5月1日、「G-SHOCK」とのコラボモデル“DW-5900FA”を発売する。価格は1万9800円(税込)だ。

 「ファセッタズム」青山店と心斎橋店、公式オンラインストアで先行販売し、「ファセッタズム」および「G-SHOCK」の取り扱い店舗では1日に予約を開始し、13日に発売する。

 “3つ目”が特徴の「G-SHOCK」の“DW-5900”をアレンジしたもので、カラーリングは落合宏理「ファセッタズム」デザイナーが「高校生のころに初めて購入した」という“DW-5900E-1”をベースとした。

 スケルトンの文字板には「『ファセッタズム』にとって特別な色」だというスモークブルーを採用。さらに、機能表記には落合デザイナーの手書きフォントを使用する。

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レニー・クラヴィッツが時計ブランド「ジャガー・ルクルト」のアンバサダーに就任 アカデミー賞では“レベルソ”で演奏

 時計ブランドの「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」は、アンバサダーにミュージシャンのレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)を起用した。独自の道を歩み、確固たる美意識を持つレニー・クラヴィッツの哲学に共通点を見出した。

 レニーは、「クリエイターにとって最も重要なことは、自分の声を見つけ、何を表現するのかを知り、自らのビジョンに忠実なこと。そして、常に新しい考え方にオープンなことだ。『ジャガー・ルクルト』には大きな魅力を感じている。ハイレベルのクラフツマンシップやデザイン、機能を時計に組み込む方法には共感を覚える」と話し、「ジャガー・ルクルト」の基幹時計“レベルソ”を身につけた腕でギターのネックを握るビジュアルなどを公開した。時計は、ピンクゴールド製の“レベルソ・トリビュート・デュオ・トゥールビヨン”。“超”がつくほど複雑なフライング トゥールビヨンの美しさと、デュアルタイムゾーン表示の実用性という二面性を兼ね備えており、俳優や写真家も務めるマルチなレニーの魅力に通じる時計だ。

 レニーはすでに今年のアカデミー賞の授賞式で「Calling All Angels」のパフォーマンスを行った時も、ブラックシルクのジャンプスーツにジュエリーと“レベルソ”を合わせたスタイルを披露している。彼は「腕時計は、機能はもとより、どのように見えるか、手首にどうフィットするかというスタ イルが重要だ。時計としっかり繋がることが必要。私の『ジャガー・ルクルト』の時計は、私と一体となって常にそばにいるよう。そして、そのスタイルは本当にタイムレス」と語る。文字盤を反転することができる“レベルソ”の特徴については、「気分を変えるために雰囲気を変える時、時計も常に合わせてくれる。まるで、時計が自分と1つになったようだ」と続ける。

 ジャガー・ルクルトのカトリーヌ・レニエ(Catherine Renier)最高経営責任者は、「ジャンルを超越した能力を 持つレニー・クラヴィッツは、その芸術性や創意工夫で『ジャガー・ルクルト』の価値やスタイルを体現している。強烈な個性をもつ彼を、メゾンのアンバサダーに迎えることができて光栄」とコメントした。

 レニーは今後、同じく「ジャガー・ルクルト」のアンバサダーを務めるアニャ・テイラー・ジョイ(Anya Taylor-Joy)とともに、5月に発表予定の新キャンペーンに登場する予定だ。

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「セント マイケル」とベルベルジン藤原裕、GReeeeNが協業 Tシャツやコラボ曲を用意

 「セント マイケル(©SAINT MXXXXXX)」は4月29日、古着店ベルベルジンの藤原裕ディレクターとのコラボ商品を発売する。

 細川雄太「セント マイケル」デザイナー、藤原ディレクターと親交の深い4人組ボーカルグループGReeeeN(グリーン)のリーダーHIDE(ヒデ)のビンテージTシャツを題材に、「セント マイケル」がデザイン&加工したもので、「完成まで1年以上かかった」という。価格は3万8500円(税込)。

 GReeeeNのメンバーを思わせるビジュアルは、「セント マイケル」をファーストシーズンから撮り続けるフォトグラファーのRK(アールケー)が担当した。

 Tシャツの販売を記念してGReeeeNは同日、「セント マイケル」とのコラボレーションソング「What the “XXXX”(ワット ザ エックス)」をデジタルリリースする。ジャケットのデザインは細川が手掛けた。また、GReeeeNの公式ユーチューブチャンネルでは、特別なミュージックビデオも公開する。

 「セント マイケル」は、「レディメイド(READYMADE)」のデザイナーも務める細川と、グラフィックアーティストのカリ・デウィット(Cali Dewitt)が手掛けるブランド。

 ベルベルジンは1998年にオープンした東京・原宿の古着店。今年25周年を迎えた。

 GReeeeNは2002年に福島県で結成。メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医療との両立のため顔を伏せて活動中だ。ヒット曲に「キセキ」「愛唄」「遥か」などがある。

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「ルイ・ヴィトン」が俳優ゼンデイヤをアンバサダーに指名し、バッグ“カプシーヌ”の顔に

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)をアンバサダーに指名した。合わせて、ゼンデイヤを起用したアイコンバッグ“カプシーヌ”の広告キャンペーンを発表した。

 建築家兼インテリア&プロダクトデザイナーのアイリーン・グレイ(Eileen Gray)が設計した南仏のヴィラ“E-1027”を舞台としたもので、フォトグラファーのマート・アラス(Mert Alas)とマーカス・ピゴット(Marcus Piggott)が撮影した。

 「ルイ・ヴィトン」は2013年に“カプシーヌ”を発売。1854年に「ルイ・ヴィトン」が最初に店を構えた、パリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りにちなんで名付けられた。素材はフルグレインの“トリヨンレザー”で、フラップを閉じるとモノグラム・フラワーが、内側にしまうとレザーで覆われたLV イニシャルが現れるデザインだ。

 ゼンデイヤは1996年9月1日生まれ、米国・カリフォルニア州出身。テレビドラマシリーズ「ユーフォリア」(2019年)で主演を務め、同作でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞した。

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」が新シリーズ発売 日常からフォーマルまで“生活に寄り添う衣服”

 「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」は、ブランド誕生30周年を記念し、2023年春夏シーズンから3つの特別なシリーズをを5月1日に発売する。

 そのひとつ“パス”は、“PLEATS PLEASE”の⽂字が⾃由に動いているイメージを表現したプリントシリーズだ。鮮やかな色の重なりを楽しめるマルチカラーと、シックなモノクロカラーの印象の異なる配色で、トップスやワンピース、パンツの5型をラインアップする。

 路面店限定アイテムである“コール”は、独自のテクニックで美しい色の重なりを生み出したシリーズ。前身頃は縦方向に、後ろ身頃は横方向に生地をつなぎ合わせ、プリーツ加工を施すことで、それぞれの生地が色を移染し、3つの生地から6色を作り出している。オレンジとターコイズグリーン、ブライトピンクを基調としたトップスやチュニック、パンツの3型を取りそろえる。

 さらに毎月のテーマに沿って発表される“マンスリーカラーズ”からは、5月の新色としてニュアンスカラーのサーモンピンクやライトブルーに、ビビッドなグリーンやオレンジを加えたアイテムが登場。ブランド創業当初から続くアイコンアイテムを、全7色の豊富なカラーで提案する。

 公式サイトでは4月24日から、30周年を記念したムービーを公開。音符のように浮かぶ服を人々が通過すると音が奏でられ、やがてひとつの音楽になるイマジネーションあふれる映像で、服をまとう喜びと楽しさを表現した。

 「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」は1993年に誕生。1本の糸から開発されたオリジナル素材は、軽く柔らかな風合いと適度な光沢が特徴で、服の形に縫製してからプリーツ加工を施す“製品プリーツ”は、その後の服作りのプロセスをも大きく変えた。

 機能性に関してもシワになりにくく、静電気が起きにくい、快適な着心地とイージーケアを実現する。くるくると丸めてコンパクトに持ち運ぶことができ、プリーツの伸縮性が着る人の多様な体形にも順応。日常からフォーマルな場面まで、さまざまなオケージョンに合う汎用性を備えている。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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ラーズ・ヌートバー選手が眼鏡「ゾフ」のCMに出演 “ペッパーミル”ポーズも披露

 眼鏡ブランドの「ゾフ(ZOFF)」は4月27日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として活躍したラーズ・ヌートバー(Lars Nootbaar)選手を起用したCMを放映する。ヌートバーはCM内で“ペッパーミル”ポーズも披露する。

 ヌートバーが企業CMに出演するのは初めて。撮影は米国ミズーリ州セントルイスで行われた。母の久美子さんも登場する。

 撮影時に着用した眼鏡やサングラスについてヌートバーは、「すごく気に入った。プライベートでも掛けたい」とコメント。

 CMの放映を記念して、「ゾフ」はヌートバーのサイン入りボールなどをプレゼントするキャンペーンも実施中だ。公式ツイッターをフォローし、欲しい賞品を本文に入れて、対象投稿を引用リツイートすることで参加できる。期間は5月24日まで。

 ヌートバーは1997年9月8日生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。米国人の父と日本人の母を持つ。右投左打。MLBのセントルイス・カージナルスに所属する。

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4月25日に「WWDBEAUTY」がオンラインで美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2023SS」を開催(視聴無料)

 「WWDJBEAUTY」は4月25日(火)20~21時、オンラインで美容師向け“ヘア&メイク トレンドセミナー2023SS”を開催し、ユーチューブでライブ配信します。主に全国の美容師に向け、2023年春夏シーズンのコレクションルックを見ながら、村上要「WWDJAPAN」編集長が、最旬のヘア&メイクトレンドを分かりやすく解説します。

 その他のコンテンツとして、まず第2部では、ヘアサロン「シア(SHEA.)」の坂狩トモタカ代表と柳川真凛スタイリストが登壇し、美容室におけるメイクアップの可能性を探ります。マスクを外す人が増えると予想される今年の春夏に効果的なメイク提案を、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のメイクアイテムを使ったタッチアップデモンストレーションを通して解説します。

 第3部では、「シマ(SHIMA)」の嶋香緒里社長が出演。村上編集長とのトップ対談で、人気ヘアカラーブランド「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」から4月6日に登場した新色3シェードの魅力や、着想源となったヘアカラートレンドをひもときます。

 第4部では、「フィフス(fifth)」の内田佳祐スタイリストと、ファッションスタイリストの石田一平氏が登壇。村上編集長とともに、メンズのヘア&ファッショントレンドを解説します。ラストには、ヘアスタイリング剤“メタラバー”シリーズを使った、最旬ヘアの作り方も紹介します。

 第5部では、「ダブ(DaB)」、「ガーデン(GARDEN)」、「ハバナ(HAVANA)」、「ミンクス(MINX)」、「ロンド(Lond)」の次世代スタイリストが集結。「商品モニター座談会」と称した座談会を行い、プロダクトトレンドを深堀りするとともに、今注目の商品を解説します。

—CONTENTS—

◆美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2023SS」~サロントレンドを多角的に考察~

<日時>
2023年4月25日(火)20~21時

【第1部】
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2023SS」(約15分)

■登壇者
「WWDJAPAN」村上編集長

【第2部】
ヘアサロンにおけるメイクアップ提案 ~「SHEA.」×「シュウ ウエムラ」編~(約10分)

■登壇者
「シア」坂狩トモタカ代表・柳川真凛スタイリスト、「WWDJAPAN」村上編集長

【第3部】
トップ対談で「イルミナカラー」の新色“L.A.コレクション”の魅力を明らかに(約10分)

■登壇者(VTR出演)
「SHIMA」嶋香緒里社長、「WWDJAPAN」村上編集長

【第4部】
人気美容師とファッションスタイリストがメンズトレンドを解説 “メタラバー”シリーズを使ったヘアスタイリング解説も(約10分)

■登壇者
「フィフス」内田佳祐スタイリスト、石田一平ファッションスタイリスト、「WWDJAPAN」村上編集長

【第5部】
注目の次世代スタイリストによる商品モニター座談会(約15分)

■登壇者(VTR出演)
「ダブ」私市龍星スタイリスト、「ラフ フロム ガーデン」hitomiスタイリスト、「エースハバナ」住吉玲代表、「ミンクス」花岡瑠斗ディレクター、「ロンドヴァリー 渋谷店」田中 悠佑店長

※参加費無料で、どなたでもご視聴いただけます。
視聴はこちらから

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イタリア発ランジェリー「インティミッシミ」がアンバサダーにジェニファー・ロペスを起用 イタリアンリゾートを満喫するTVCMが登場

 イタリア発ランジェリー「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」が、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)をグローバルアンバサダーに起用した。

 ロペスは日本国内第3弾となるTVCMに登場。イタリアの高級リゾート、アマルフィ海岸のポジターノを舞台に、同ブランドのベストセラーのビビッドな新色やシルクランジェリーなどをまといリラックスした表情を見せている。

 TVCMを含むキャンペーンを手掛けたのはクリエイティブ・ディレクターのリッカルド・ルイーニ(Riccardo Ruini)、ディレクターのジア・コッポラ(Gia Coppola)、フォトグラファーのクリス・コルズ(Cahris Colls)。イタリアの夏を謳歌するロペスの姿を、まるで映画のようにドラマチックに捉えている。

 力強くモダンでセクシーなロペスは、「インティミッシミ」のコアバリューである自信に満ちた生き生きとした女性の姿を体現している。

ジェニファー・ロペスが登場する「インティミッシミ」TVCMのビハインド・ザ・シーン

問い合わせ先
インティミッシミ 渋谷文化村通り店
03-3461-3655

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「ジェイコブ」から27億円の時計 216.89カラットのイエローダイヤを用いる

 宝飾・時計ブランドの「ジェイコブ(JACOB & CO.)」は、「世界一高価な時計」(同ブランド)“ビリオネア タイムレストレジャー”を発表した。価格は27億円。

 ホワイトダイヤモンド1万個に1個の割合で存在するとされるイエローダイヤモンドを216.89カラット使用し、「宝石調達だけで3年半の歳月をかけた」という。

 「ジェイコブ」は1981年、ジェイコブ・アラボ(Jacob Arabo)がニューヨークで設立した。

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“ディオール8”コレクションから新たなジーンズ ストレートでやや裾広がり

 「ディオール(DIOR)」は、“ディオール8”コレクションから新たなジーンズ“D09”(17万5000円)を発表した。シルエットはストレートで、やや裾広がり。生デニムを使用する。

 “ディオール8”は、創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)のラッキーナンバーである8にちなんで、8本のジーンズで構成されたコレクション。

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「パレス スケートボード」×「エヴィス」 桜の刺しゅうのジーンズなどを発売

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は4月15日、ジーンズブランドの「エヴィス(EVISU)」とコラボした商品を発売する。両者の協業は3回目で、価格は発売日まで非公開。

 桜を刺しゅうしたジーンズやデニムジャケット、“かもめペイント”を施したポケットを多数設けたカモフラ柄のセットアップなどを用意する。カウチンニットには「エヴィス」のアーカイブジャカードを使用し、ハート柄のTシャツやフードにアップリケを付けたパーカ、キャップもラインアップする。

 「パレス スケートボード」は、「1990年代後半から2000年代前半にかけて、ロンドンのクラブシーンで重要な役割を果たした『エヴィス』への愛情あふれるオマージュだ」と話す。

 同ブランドはローリー・ミラネス(Rory Milanes)やチャーリー・バーチ(Charlie Birch)ら、「パレス スケートボード」所属のプロスケートボーダーが出演する動画も公開した。

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「パレス スケートボード」×「エヴィス」 桜の刺しゅうのジーンズなどを発売

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は4月15日、ジーンズブランドの「エヴィス(EVISU)」とコラボした商品を発売する。両者の協業は3回目で、価格は発売日まで非公開。

 桜を刺しゅうしたジーンズやデニムジャケット、“かもめペイント”を施したポケットを多数設けたカモフラ柄のセットアップなどを用意する。カウチンニットには「エヴィス」のアーカイブジャカードを使用し、ハート柄のTシャツやフードにアップリケを付けたパーカ、キャップもラインアップする。

 「パレス スケートボード」は、「1990年代後半から2000年代前半にかけて、ロンドンのクラブシーンで重要な役割を果たした『エヴィス』への愛情あふれるオマージュだ」と話す。

 同ブランドはローリー・ミラネス(Rory Milanes)やチャーリー・バーチ(Charlie Birch)ら、「パレス スケートボード」所属のプロスケートボーダーが出演する動画も公開した。

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山下智久が「ブルガリ ホテル 東京」を体験 「ブルガリ」が動画を公開

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、4月4日にオープンした「ブルガリ ホテル 東京」を体験する山下智久の動画を公開した。

 最上階45階にあり、東京の街並みをパノラマで楽しめるルーフトップバー「ブルガリ バー」などを紹介する内容だ。

 「ブルガリ」はほかにアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、森星、Kōki,の動画も公開した。4人はいずれも同ブランドのアンバサダーを務める。

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「ドクターマーチン」がアーティストとのコラボシューズを3カ月連続発売 プライド月間に向けて

 「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」は4月13日、日本人イラストレーターのカナイフユキとコラボした8ホールブーツを発売する。価格は3万1900円(税込)。

 “プライド”(セクシュアル・マイノリティーの社会的地位向上を目指すアクション)を称えたもので、「ドクターマーチン」は2018年から毎年コレクションを発表している。

 23年は世界から3人のアーティストを選出し、コラボモデルを毎月1型ずつ計3型販売する。第1弾がカナイだ。

 同ブーツには“いろいろな人がいて、一緒に生きている“というメッセージが込められ、モノトーンの中でステッチとヒールループ、アグレットに赤を配すことで日本をイメージした。

 「ドクターマーチン」は22、23日に開催される「東京レインボープライド2023」にも参加する。カナイも来場して作品紹介や、LGBTQIA+を含めた全ての子どもがありのままの自分で大人になれる社会を目指す認定NPO法人リビットへの募金活動を行う。

 「ドクターマーチン」のアーティストコラボ第2弾は、5月に米国人イラストレーターのラヴェイス・ワイズ(Loveis Wise)と、第3弾は6月に英国人造形作家のウェンズデー・ホームズ(Wednesday Holmes)と協業し、商品を発売する。

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「ドクターマーチン」がアーティストとのコラボシューズを3カ月連続発売 プライド月間に向けて

 「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」は4月13日、日本人イラストレーターのカナイフユキとコラボした8ホールブーツを発売する。価格は3万1900円(税込)。

 “プライド”(セクシュアル・マイノリティーの社会的地位向上を目指すアクション)を称えたもので、「ドクターマーチン」は2018年から毎年コレクションを発表している。

 23年は世界から3人のアーティストを選出し、コラボモデルを毎月1型ずつ計3型販売する。第1弾がカナイだ。

 同ブーツには“いろいろな人がいて、一緒に生きている“というメッセージが込められ、モノトーンの中でステッチとヒールループ、アグレットに赤を配すことで日本をイメージした。

 「ドクターマーチン」は22、23日に開催される「東京レインボープライド2023」にも参加する。カナイも来場して作品紹介や、LGBTQIA+を含めた全ての子どもがありのままの自分で大人になれる社会を目指す認定NPO法人リビットへの募金活動を行う。

 「ドクターマーチン」のアーティストコラボ第2弾は、5月に米国人イラストレーターのラヴェイス・ワイズ(Loveis Wise)と、第3弾は6月に英国人造形作家のウェンズデー・ホームズ(Wednesday Holmes)と協業し、商品を発売する。

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ビームスが仏アウトドア「サロモン」に別注した花柄のリカバリーサンダル

 ビームスは4⽉28⽇、フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」に別注した花柄のリカバリーサンダル“RX スライド 3.0”を発売する。メンズとウィメンズを用意し、価格は各1万3200円(税込)だ。両者の協業は5回⽬。

 アッパーに伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材を採⽤し、クッション性のあるEVAミッドソールが「リカバリー効果を⾼める」という。

 10⽇11時から、「ビームス(BEAMS)」「レイ ビームス(RAY BEAMS)」の取り扱い店舗(⼀部を除く)、およびビームスの公式オンランストアで予約を受け付ける。

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ビームスが仏アウトドア「サロモン」に別注した花柄のリカバリーサンダル

 ビームスは4⽉28⽇、フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」に別注した花柄のリカバリーサンダル“RX スライド 3.0”を発売する。メンズとウィメンズを用意し、価格は各1万3200円(税込)だ。両者の協業は5回⽬。

 アッパーに伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材を採⽤し、クッション性のあるEVAミッドソールが「リカバリー効果を⾼める」という。

 10⽇11時から、「ビームス(BEAMS)」「レイ ビームス(RAY BEAMS)」の取り扱い店舗(⼀部を除く)、およびビームスの公式オンランストアで予約を受け付ける。

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ビームスが仏アウトドア「サロモン」に別注した花柄のリカバリーサンダル

 ビームスは4⽉28⽇、フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」に別注した花柄のリカバリーサンダル“RX スライド 3.0”を発売する。メンズとウィメンズを用意し、価格は各1万3200円(税込)だ。両者の協業は5回⽬。

 アッパーに伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材を採⽤し、クッション性のあるEVAミッドソールが「リカバリー効果を⾼める」という。

 10⽇11時から、「ビームス(BEAMS)」「レイ ビームス(RAY BEAMS)」の取り扱い店舗(⼀部を除く)、およびビームスの公式オンランストアで予約を受け付ける。

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ビームスが仏アウトドア「サロモン」に別注した花柄のリカバリーサンダル

 ビームスは4⽉28⽇、フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」に別注した花柄のリカバリーサンダル“RX スライド 3.0”を発売する。メンズとウィメンズを用意し、価格は各1万3200円(税込)だ。両者の協業は5回⽬。

 アッパーに伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材を採⽤し、クッション性のあるEVAミッドソールが「リカバリー効果を⾼める」という。

 10⽇11時から、「ビームス(BEAMS)」「レイ ビームス(RAY BEAMS)」の取り扱い店舗(⼀部を除く)、およびビームスの公式オンランストアで予約を受け付ける。

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高島屋の「デニム再生プロジェクト」初の製品化 不用品が「レッドカード」の新作ジーンズに

 高島屋の循環型社会実現を目指す取り組み「デパート デ ループ」は4月12日、「デニム再生プロジェクト」から初の製品を発売する。日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店(以下、5店舗と呼ぶ)で扱う。

 同プロジェクトは、客から回収したデニム衣料を、倉敷紡績(クラボウ、大阪、藤田晴哉社長)の裁断くずをアップサイクルするシステム「ループラス」を通じて、本澤裕治が手掛けるブランド「レッドカード トーキョー(RED CARD TOKYO)」の新作に生まれ変わらせるもの。

 高島屋は昨年4月6~19日の期間、初めて「デニム回収キャンペーン」を5店舗で実施し、約1611kg(ジーンズ約4500本相当)を集めた。今回の第1弾はその一部を用いて、1年かけて製品化したものだ。

 「レッドカード トーキョー」のアイコンシルエット“30th アニバーサリー”と“リバティ”をベースにした2商品をそろえ、再生コットンを6%使用する。価格は各2万7500円(税込)だ。監修は本澤が担当した。

 高島屋は、「今後も役目を終えたデニム衣料を店頭で回収し、再生・販売するため、今年も4月12〜25日の期間、5店舗で『デニム回収キャンペーン』を実施する。デニム素材の衣料であれば、購入店やブランド、点数を問わず回収する」と話す。

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【動画】スタイリング上級者が今狙っているもの 東コレ23-24年秋冬来場者スナップ

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、2023-24年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」を3月に開催した。会場には、個性的なアイテムを着こなすスタイリング上級者が多数。柄のバッグと柄のワンピースを合わせ、さらに前後逆に着用した自由なコーディネートやフェミニンな総レースのカーディガンをストリートなニットキャップで相反する要素を調和したスタイル、全身黒の異素材ミックスな着こなしなど、ファッションを楽しむ来場者ばかり。「WWDJAPAN」映像チームは、上級者たちにコーディネートのポイントと注目アイテムを聞いた。

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年差±1秒のシチズン時計がちょっとアバウトな動画を公開 定時法導⼊から150年を記念して

 シチズン時計は、公式ユーチューブチャンネルで動画「TOKYOʼCLOCK」を公開した。

 定時法が導⼊された1873年から今年で150年を迎えたことを記念したもので、東京の24時間を切り取った内容だ。テーマは、“もしも定時法が導⼊されず、時刻の概念が江⼾時代のままだったら”。パンをくわえて⾛る⼥⼦⾼⽣や、会社でトイレに⼊れない時間、飲み会のあとの締めのそばなど、“あるある”なシーンを“巳一つ時”“未三つ時”などの表記と共にコミカルに映像化する。

 1873年以前の日本は、太陽の動きによって時間を決める不定時法を用いていた。夏と冬で昼夜の⻑さが異なるなど、全ての⼈が時刻を共有するのが難しかった。シチズン時計は、「それを可能にする“時計のある⽣活”が、実はとても⼤切であることを伝えたかった」と話す。

【エディターズ・チェック】
 普段は“年差±1秒”(1年間を1秒以内の誤差で刻み続けることを約束するもの)など正確性を追求するシチズン時計が、あえてちょっとアバウトな動画を作ったのが面白い。

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年差±1秒のシチズン時計がちょっとアバウトな動画を公開 定時法導⼊から150年を記念して

 シチズン時計は、公式ユーチューブチャンネルで動画「TOKYOʼCLOCK」を公開した。

 定時法が導⼊された1873年から今年で150年を迎えたことを記念したもので、東京の24時間を切り取った内容だ。テーマは、“もしも定時法が導⼊されず、時刻の概念が江⼾時代のままだったら”。パンをくわえて⾛る⼥⼦⾼⽣や、会社でトイレに⼊れない時間、飲み会のあとの締めのそばなど、“あるある”なシーンを“巳一つ時”“未三つ時”などの表記と共にコミカルに映像化する。

 1873年以前の日本は、太陽の動きによって時間を決める不定時法を用いていた。夏と冬で昼夜の⻑さが異なるなど、全ての⼈が時刻を共有するのが難しかった。シチズン時計は、「それを可能にする“時計のある⽣活”が、実はとても⼤切であることを伝えたかった」と話す。

【エディターズ・チェック】
 普段は“年差±1秒”(1年間を1秒以内の誤差で刻み続けることを約束するもの)など正確性を追求するシチズン時計が、あえてちょっとアバウトな動画を作ったのが面白い。

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2人の大谷翔平が時計の針の上で2刀流 「セイコー アストロン」の新ウェブCM

 「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は、ロサンゼルス・エンゼルス所属のプロ野球選手、大谷翔平を起用した新ウェブCMを公開した。

 2人の大谷が時計の分針の上で投打で対決するもので、「ボールを意のままに操るピッチングと、芯を捉えるバッティングを通じて、“精度”という『セイコー アストロン』の持つ価値と機能美を表現した」内容だ。

 CMの中で大谷は、“ネクスターシリーズ GPSソーラーモデル”(28万6000円税込)を着用する。

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「リーバイス」×NIGO®の第3弾 “501”の150周年を記念してヒッコリーモデルを発売

 「リーバイス(LEVI’S)」とNIGO®は、コラボ最新作の2型を4月6日に発売する。両者の協業は、NIGO®が所有する「リーバイス」のアーカイブを再現した2021年、NIGO®のブランド「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」とコラボした22年に続く第3弾。

 今年は「リーバイス」のアイコンジーンズ“501”の150周年にあたり、ヒッコリーストライプの“501”(3万7400円税込、以下同)と同トラッカージャケット“557XX”(通称サード、5万600円)を用意する。いずれも、世界有数のビンテージ収集家であるNIGO®のコレクションから着想を得た商品だという。

 素材は、今回のコラボのために開発したセルビッジデニムで13オンス。日本製で、ウオッシュ加工によってビンテージ感を出した。また、糸やボタンは原型となったアーカイブと同じものを使用する。いずれも、特製のトートバッグと両ブランドのハングタグが付属する。

 現在、オンラインで応募を受け付けており(2日23時59分まで)、6日に当選者にのみ連絡する。なお、応募にはリーバイス・レッドタブ メンバーへの登録が必要となる。

 NIGO®は、「コラボ商品のベースとしたヒッコリーストライプの“501”は、1995年ごろに古着店で見つけて購入したもので、それ以降ほかで目にしたことがない。僕が初めて“501”をはいてから36年。150年分のたった36年だが、“501”の150周年という節目に、このような形でかかわれたことをとても光栄に思っている」と話す。

 両ブランドは、ショートフィルムも公開した。“The Future is in the Past(未来は過去にある)”のテーマのもと、NIGO®の幼少期の思い出をベースに構成したものだ。

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「リーバイス」×NIGO®の第3弾 “501”の150周年を記念してヒッコリーモデルを発売

 「リーバイス(LEVI’S)」とNIGO®は、コラボ最新作の2型を4月6日に発売する。両者の協業は、NIGO®が所有する「リーバイス」のアーカイブを再現した2021年、NIGO®のブランド「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」とコラボした22年に続く第3弾。

 今年は「リーバイス」のアイコンジーンズ“501”の150周年にあたり、ヒッコリーストライプの“501”(3万7400円税込、以下同)と同トラッカージャケット“557XX”(通称サード、5万600円)を用意する。いずれも、世界有数のビンテージ収集家であるNIGO®のコレクションから着想を得た商品だという。

 素材は、今回のコラボのために開発したセルビッジデニムで13オンス。日本製で、ウオッシュ加工によってビンテージ感を出した。また、糸やボタンは原型となったアーカイブと同じものを使用する。いずれも、特製のトートバッグと両ブランドのハングタグが付属する。

 現在、オンラインで応募を受け付けており(2日23時59分まで)、6日に当選者にのみ連絡する。なお、応募にはリーバイス・レッドタブ メンバーへの登録が必要となる。

 NIGO®は、「コラボ商品のベースとしたヒッコリーストライプの“501”は、1995年ごろに古着店で見つけて購入したもので、それ以降ほかで目にしたことがない。僕が初めて“501”をはいてから36年。150年分のたった36年だが、“501”の150周年という節目に、このような形でかかわれたことをとても光栄に思っている」と話す。

 両ブランドは、ショートフィルムも公開した。“The Future is in the Past(未来は過去にある)”のテーマのもと、NIGO®の幼少期の思い出をベースに構成したものだ。

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「SK-II」のブライトニング美容液にコフレが登場 TWICE・MINAの新キャンペーンも

 「SK-II」は4月5日、ブライトニング美容液“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス”のコフレを発売する。3月28日からはグローバルブランドアンバサダーを務めるTWICEのMINAを起用したキャンペーンも開始。日差しが強くなる時期に合わせ、商品の魅力をアピールする。

 発売されるコフレは3種類で、“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス トライアル キット”(税込2万1450円※編集部調べ、以下同)は30mLの美容液とブライトニングマスク“ホワイトニング ソース ダーム・リバイバル マスク”を2枚セットにした。

 50mLの美容液をメインに拭き取り化粧水の“フェイシャル トリートメント クリア ローション”(30mL)、ブランドのアイコン的存在である“フェイシャル トリートメント エッセンス”(30mL)を組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス コフレ”(3万1350円)のほか、75mLの美容液と30mLの拭き取り化粧水と化粧水、美容乳液の“スキンパワー エアリー”30mLも組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス 美肌 スペシャルコフレ”(4万2900円)も用意している。

 MINAは同商品を手にしたキャンペーンビジュアルと動画に登場。ブランドの公式サイトやSNSのほか、店頭でも掲出する。

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「SK-II」のブライトニング美容液にコフレが登場 TWICE・MINAの新キャンペーンも

 「SK-II」は4月5日、ブライトニング美容液“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス”のコフレを発売する。3月28日からはグローバルブランドアンバサダーを務めるTWICEのMINAを起用したキャンペーンも開始。日差しが強くなる時期に合わせ、商品の魅力をアピールする。

 発売されるコフレは3種類で、“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス トライアル キット”(税込2万1450円※編集部調べ、以下同)は30mLの美容液とブライトニングマスク“ホワイトニング ソース ダーム・リバイバル マスク”を2枚セットにした。

 50mLの美容液をメインに拭き取り化粧水の“フェイシャル トリートメント クリア ローション”(30mL)、ブランドのアイコン的存在である“フェイシャル トリートメント エッセンス”(30mL)を組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス コフレ”(3万1350円)のほか、75mLの美容液と30mLの拭き取り化粧水と化粧水、美容乳液の“スキンパワー エアリー”30mLも組み合わせた“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス 美肌 スペシャルコフレ”(4万2900円)も用意している。

 MINAは同商品を手にしたキャンペーンビジュアルと動画に登場。ブランドの公式サイトやSNSのほか、店頭でも掲出する。

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「エルメス」が東京でメンズのショー ポップな最新スタイルの賀来賢人や町田啓太、ジェシーがモデル

 「エルメス(HERMES)」は3月25日、東京で2023年春夏メンズ・コレクションのファッションショーを中核とするイベント「スプラッシュ 東京」を開催した。

 2023年春夏メンズのファッションショーは、昨年6月にパリで発表したコレクションを再構成しただけでなく、「スプラッシュ 東京」ならではのスタイルを追加。夏の日差しを浴びたり反射したりの情景を想起させる明るいカラーパレットのスポーツウエアに、ダークなブラウンを主体とするチェック柄のジャケットやショートパンツを加え、年齢や志向を問わず、幅広い男性が楽しめるバリエーション豊かなラインアップを提案した。ランウエイと同じ格子柄の開襟シャツにはリラ色のサマーブルゾンを合わせ、ネオプレンのようなテクニカル素材を使ったスポーツサンダルやスニーカーをコーディネート。一方、ジャケットのチェック柄は開襟シャツ同様、水の中で歪んでいるような“ウォーターエフェクト”モチーフ。こちらはダークブラウンなどの大人っぽいカラーパレット。レザーのグルカサンダルを合わせて、リラックスムードのドレスアップを打ち出す。終盤は、バブルガムピンクやメロングリーンなどの鮮やかなカラーをテクニカルファブリックの“トワル・ペルランゴ”にのせて、軽やかなウインドブレーカーやバケットハットなどに仕上げた。タツノオトシゴなどの海洋生物のモチーフとカラフルな色彩は、ビッグバッグにも健在。当日は曇天で肌寒かったからこそ、一日も早い夏の到来を期待させた。


「エルメス」のイベント「スプラッシュ 東京」から

 ファッションショーには、東京ならではのセレブリティーを起用した。俳優の賀来賢人や町田啓太のほか、SixTONESのジェシーも登場。プロサーファーの平原颯馬や競泳の入江陵介と松田丈志は、「スプラッシュ 東京」らしい人選だ。メンズのアーティスティック・ディレクターを務めるヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)は、真っ赤なGジャン風のスエードブルゾンでフィナーレに登場。ゲストの拍手に応えるように何度も手を振って、ファッションショーは大歓声の中で終了した。

 ショーが終わると、700発の花火が打ち上がり、パーティータイムが始まった。グラフィックアーティストでアートディレクターのYOSHIROTTENが手がけた会場は、ファッションショーのオプティミスティック(楽観的)なカラーパレットのネオンサインが眩しい空間。ダンサーも登場したライブパフォーマンスのほか、オリジナル・ラブの田島貴男のライブパフォーマンスで会場は夜遅くまで盛り上がった。


「エルメス」のイベント「スプラッシュ 東京」から

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【動画】編集部注目の東コレブランド7選 2023-24年秋冬東京コレクション

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、3月13日~18日に2023-24年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」を開催した。全58ブランドの7割にあたる43ブランドがフィジカルショーを行った。

 「WWDJAPAN」映像チームは編集部が注目した7ブランドのランウエイショーを撮影し、ショー終わりのデザイナーへインタビューを行った。

「ハルノブムラタ (HARUNOBUMURATA)」

 「ハルノブムラタ」は2023-24年秋冬コレクションをグランドプリンスホテル高輪 貴賓館で披露した。今季の着想源は、アメリカの写真家であり映画監督のジェリー・シャッツバーグ(Jerry Schatzberg)が1954~69年の女性たちの姿をドラマチックに切り取った写真集「WOMEN THEN」だ。

 「ハルノブムラタ」はイタリアブランドで経験を積んだ村田晴信が2019-20年秋冬にスタート。「日本発のラグジュアリーブランドの確立」をミッションとして掲げる。イタリアと日本の上質な素材を用い、「美とエレガンスを愛する世界中の人々に対し、クリエイションとの出会いを通じて特別な感動を提供すること」を目指す。

「コッキ(KHOKI)」

 「コッキ」は東京都とJFWOが共催するファッションコンペ「東京ファッションアワード(TOKYO FASHION AWARD)」受賞による支援を受けて、ブランド初のランウエイショーを実施した。ショー会場は、高い天井に大きなカーテンを架けて、子どもの寝室のようにファンタジーな空間を作った。パッチワークキルトやニットなどの温かみのあるアイテムを軸にしながら、奇抜なヘッドピースでおとぎ話のような世界へと誘った。

 来場していたファッションキュレーターの小木“Poggy”基史は「ルック一体一体からオーラを感じ、会場に訪れた人々の五感を研ぎすまさせ、魂に訴えかけるような素晴らしいショーだった。クリエイティブよりも、誰が会場に訪れたかのような情報合戦の方が重要視され、残念ながらコマーシャル化されてしまっているランウエイに、一筋の希望を投げかける20代のデザイナー達が現れた衝撃的な瞬間だった」と語った。

 「コッキ」はコレクションブランドで経験を積んだ匿名のメンバーが2019年にスタート。“人の手が見えるモノづくり”をコンセプトに掲げ、多種多様な文化や伝統的技法を織り混ぜ、どこかほっとする雰囲気を大切にする。

「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」

 「ヴィヴィアーノ」はファッションコンペ「東京ファッションアワード」を受賞し、約6年ぶりのランウエイショーを披露した。今季は“Aspects of Love”をテーマに、コレクションを通して愛の形を表現。ピンクのランウエイには、ピンクとレッドの2色のチュールをミックスしたドレスや、ハート型のキルティングコートなどが登場した。

 2016年にデザイナーの名を冠した「ヴィヴィアーノ・スー」でスタート。20-21年秋冬からブランド名を変更した。 花々の色彩やシェイプからインスピレーションを受けたアイテムを提案する。

「ヨーク(YOKE)」

 「ヨーク」は2023-24年秋冬コレクションを国際フォーラムで発表した。今回が最後の東コレという覚悟でショーに挑んだ今季のテーマは“滑走路”。抽象画家ベン・ニコルソン(Ben Nicholson)の作品に着想し、“重ねる”要素を随所に盛り込んだ。

 「ヨーク」は "つなぐ" をコンセプトに18-19年秋冬にスタート。ブランド名は“繋ぐ”“絆”“洋服の切り替え布”などの意味。素材やパターンにこだわり、スタンダードなアイテムにコンテンポラリーな要素を加えたアイテムを提案する。

「フェティコ(FETICO)」

 「フェティコ(FETICO)」の2023-24年秋冬コレクションは“Unique Beauty”がテーマ。正統派の美しさではなく“個性派”と呼ばれる映画「キャバレー」主演のライザ・ミネリ(Liza Minnelli)や、俳優のヘレナ・ボナム・カーター(Helena Bonham Carter)らにインスピレーションを得た。

 「フェティコ」は“The Figure feminine(その姿、女性的)”をコンセプトに、20年に始動。ボディコンシャスや肌見せといったフェティッシュな要素を、洗練されたスタイルで提案する。

「シュタイン(STEIN)」

 「シュタイン」は2023-24年秋冬コレクションを東京・青海のテレコムセンタービルで発表した。リアルショーを披露するのは今回が初。今季のテーマは“further(付加する)”で、制作の際に一点一点をまず「やりすぎ」なほどに過剰にデザインする。それを少しずつそぎ落としてリアルクローズに近づけながら、とがったエッセンスを残した。

 「シュタイン」は16-17年秋冬シーズンにパンツ3型からスタート。ブランド名は、アインシュタインやヴィトゲンシュタインといったドイツ系ユダヤ人の名前の接頭辞を省いたもので、“未完成”という意味を込めた。ミニマルで静ひつなムードが特徴だ。

「タナカ(TANAKA)」

 「タナカ」は2023-24年秋冬コレクションを初のランウエイショー形式で発表した。会場はブランドの拠点であるニューヨークの街をイメージし、碁盤の目になるように客席を配置。タナカサヨリデザイナーの「デニムをキャンバスとして捉える」というアイデアで、ペイントや染め、箔押し、刺しゅうなど、あらゆる技法によってデニムのアイテムをアレンジした。

 「タナカ」はニューヨークを拠点に、17年にブランド始動。“これまでの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服”をコンセプトに、時代や性別を超えて永く愛される衣服を製作する。日本製のデニムを強みにしたアイテムをそろえる。

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「グッチ」がハンドバッグの新キャンペーンにハリー・ベイリー、ハニ、ジュリア・ガーナーを起用

 「グッチ(GUCCI)」は米国出身のシンガーソングライター、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)、韓国のガールズグループ、ニュージーンズ(NewJeans)のハニ、米国出身の俳優ジュリア・ガーナーを起用したハンドバッグ“グッチ ホースビット1955”の新たな広告キャンペーンを発表した。

 ベイリーはディズニー映画の実写版「リトル・マーメイド」で主役に抜擢された俳優でもあり、ハニは「グッチ」のグローバルアンバサダーを務める。また、ガーナーはエミー賞助演女優賞ドラマシリーズ部門を受賞するなど三者三様に活躍中だ。撮影は、フォトグラファーデュオのマート&マーカス(Mert & Marcus)が担当した。

 “グッチ ホースビット1955”の前面にあしらわれたダブルリングとバーからなるハードウエア(ホースビット)は、1953年に発売された「グッチ」のローファーのディテールをアレンジしたもので、同ブランドと乗馬の世界の深いつながりを物語るシンボルだ。

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モデルのケンダル・ジェンナーが真紅の衣装でビンテージカーと絡む 仏ジュエリー「メシカ」の新ビジュアルで

 パリのジュエリーブランド「メシカ(MESSIKA)」は、米国出身のモデル、ケンダル・ジェンナー(Kendal Jenner)を起用した新キャンペーンビジュアルを発表した。

 舞台は米国ミシガン州の都市ポンティアックで、ジェンナーはボディーコンシャスな衣装をまとい、真っ赤なビンテージカーと絡む。

 ジェンナーは、「個人的にも旧式のアメリカンカーが大好き。ビンテージの世界観と神秘的なオーラに浸ることができ、撮影は素晴らしい体験だった。アイコニックなジュエリー、ユニークな車、アメリカの壮大な舞台、これ以上刺激的なことってない!」とコメント。

 なお同キャンペーンには、米国出身のモデル・俳優・ダンサーのアルトン・メイソン(Alton Mason)も出演する。

 「メシカ」は、世界的なダイヤモンドディーラーであるアンドレ・メシカ(Andre Messika)の娘であるヴァレリー・メシカ(Valerie Messika)が2005年に創設したブランド。ヴァレリーは、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターも務める。国内では、伊勢丹新宿本店や高島屋大阪店で販売する。

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モデルのケンダル・ジェンナーが真紅の衣装でビンテージカーと絡む 仏ジュエリー「メシカ」の新ビジュアルで

 パリのジュエリーブランド「メシカ(MESSIKA)」は、米国出身のモデル、ケンダル・ジェンナー(Kendal Jenner)を起用した新キャンペーンビジュアルを発表した。

 舞台は米国ミシガン州の都市ポンティアックで、ジェンナーはボディーコンシャスな衣装をまとい、真っ赤なビンテージカーと絡む。

 ジェンナーは、「個人的にも旧式のアメリカンカーが大好き。ビンテージの世界観と神秘的なオーラに浸ることができ、撮影は素晴らしい体験だった。アイコニックなジュエリー、ユニークな車、アメリカの壮大な舞台、これ以上刺激的なことってない!」とコメント。

 なお同キャンペーンには、米国出身のモデル・俳優・ダンサーのアルトン・メイソン(Alton Mason)も出演する。

 「メシカ」は、世界的なダイヤモンドディーラーであるアンドレ・メシカ(Andre Messika)の娘であるヴァレリー・メシカ(Valerie Messika)が2005年に創設したブランド。ヴァレリーは、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターも務める。国内では、伊勢丹新宿本店や高島屋大阪店で販売する。

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デビッド・ベッカムが「ブルックス ブラザーズ」でスーツをカスタム 胸に所有チームのエンブレム

 デビッド・ベッカム(David Beckham)が、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」でスーツをカスタムオーダーした。

 生地は微光沢のあるネイビーで、ジャケットはシングルブレスト、パンツは細身だ。胸には、米国のメジャーリーグサッカーに所属し、ベッカムが共同オーナーを務めるクラブチーム「インテル・マイアミ」のエンブレムをあしらった。

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「ディオール」の新作サンダルは超軽量ラバーによる近未来的デザイン

 「ディオール(DIOR)」は、新作サンダル“ディオール ワープ”を発売した。価格は、ソックス付きで15万6200円(税込)。

 フューチャリスティックなデザインが最大の特徴で、アイコンモチーフの“カナージュ”(籐の網目に着想を得た格子柄)を超軽量のラバーで表現。そこに、“CD ダイヤモンド”クロージャーを付けたドローストリングコードをプラスする。

 「ディオール」は、「エレガンスと軽やかさ、スポーツウエアスタイルが融合した同サンダルは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2023年サマーメンズコレクションを象徴するアイテムだ」と話す。

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デイズ×台湾インビンシブル×「アディダス オリジナルス」 ツイードを用いた“キャンパス80S”を発売

 東京・渋谷の複合施設「ミヤシタパーク」内にあるセレクトショップのデイズ(DAYZ)は3月18日、台湾のセレクトショップ、インビンシブル(INVINCIBLE)、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とトリプルコラボしたスニーカー“キャンパス80S”を発売する。価格は2万900円(税込)。

 最大の特徴はツイードを用いる点で、ホワイトとブラックを用意する。

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「パレス スケートボード」が「ポーター」とコラボ 取り外し可能なバッグを付けたジャケットなどを発売

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は3月18日11時、「ポーター(PORTER)」とコラボしたコレクションを発売する。「パレス スケートボード」東京店と同ブランドの公式オンラインストアで扱う。価格は発売日まで非公開。

 タイダイ染めのコットンキャンバスを使用したジャケットには取り外し可能なショルダーバッグが付属し、同素材のバッグや帽子もラインアップする。また、Tシャツには両ブランドのアイコンをアレンジしたアートワークをプリントする。

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ビューティ業界が新色を積極的に打ち出さない!? 代わりに連呼する「血色感を引き出す」に込める想い

 最近、ビューティブランドの新製品発表会で明らかな変化が起きている。

 「この春は、この色です!」「春の新色は、こちらです!」ーー。シーズンごとに繰り返し聞いてきた、カラーコスメの新色を伝えるための決まり文句が聞こえなくなってきたのだ。代わりに飛び込んでくるフレーズは、「血色感を引き出す」や「輪郭を強調する」。使い手の個性や「らしさ」に寄り添おうとする姿勢は消費者からの支持を広げ、こうした新しいフレーズを聞く機会は増えるばかりだ。

 時代を映し出すメイク業界では今、何が起こっているのだろう?いち早く「血色感を引き出す」というフレーズを使い始めた人物に話を聞いた。

目指すのは「透き通る」カラーコスメ

  「血色感を引き出す」は、リップやチークの色を紹介する時に使われる。「血が通っている感じ」な唇や頬を手に入れるためのピンクやレッド、オレンジを紹介する時の言葉だ。一方の「輪郭を強調する」は、アイブロウやコントゥアリング(光と影の部分を生み出し、顔を立体的に見せるメイクテクニック)を紹介する時に聞く言葉だ。コスメブランドは「血色感を引き出す」ことでメイクをする人の生き生きとした魅力を表現しようと試みて、「輪郭を強調する」ことでその人ならではの個性を際立たせようとしているのだ。

 その根底にはいずれも、作り手が一方的に提案する色で個性を奪うのではなく、使い手の魅力を引き出すことでむしろ個性を楽しんでほしいというブランドの思い、もしくは、そうしなければ消費者に支持されないという危機意識が見え隠れする。多様性の時代だからこそ、勝手に決めた色の一方的な発信を避けているのだ。

 新製品の発表会で「血色感を引き出す」という言葉を最初に連呼したのは、ビューティクリエイターの吉川康雄が手がける新メイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」だ。吉川は1983年にヘア&メイクアップアーティストとして活動を開始し、ファッションや広告制作などの現場で幅広く活躍。その後はカネボウと共にコスメブランド「キッカ(CHICCA)」を立ち上げたが、2020年に終了した。「アンミックス」は、独立独歩のブランドとして翌21年にスタート。製品の第一弾は、“血の赤”にこだわった“モイスチャーリップスティック”だ。

「メイクで表情を隠すのは、正しいのだろうか?」

 吉川は、ヘア&メイクアップアーティストの頃から、「メーンはアーティストではなく、モデル。個性をいかに生かしつつ、ストーリーに溶け込ませるか?」を考え、多くのアーティストによる「メイクをモデルに被せてしまう」表現方法に疑問を抱き続けてきた。「メイクで表情を隠すのは、正しいのだろうか?『メイクをしているから、顔が赤いのが見えなくなった』ではなく、『メイクをしているのに、顔が赤くなっちゃった』の方が人間らしい。顔が赤くなるのは、人間らしく、いろんな感情が溢れている証拠。モデルの個性を生かす方が、より遠くまで到達できる」と当時を振り返る。

 だからこそ「アンミックス」では、「メイクで表情を隠すのではなく、個性や特性をどうやって表現・再現するか?」にこだわり、「どれだけ透き通るのか?」を追求するカラーアイテムを作り続けている。彼は、「ストーリーを語って、そのムードを表現する色を売るのは、作り手には楽しいこと。でも、そのムードと同調できない人には、どうなのだろう?ブランドの『今年はコレ』や『こうなりましょう』という強い発信は、必要なのだろうか?」と一石を投じる。

 とはいえ、色を強く打ち出さないカラーコスメは売れるのか?そう吉川に聞くと、「コロナ禍でリップは苦戦したが、(アイシャドウの)“アイリッドニュアンス”は3カ月分の在庫が数日でなくなった。『何も隠れない』メイクを売るには、確固たるメッセージと丁寧な説明が必要だが、支えてくれるお客さまは広がっている」と話す。

打ち出すのは、色ではなく、“うるみ”。

 吉川は「大きな会社に身を置いていたら、個性を引き出す製品づくりには転換しきれなかったかもしれない。(『アンミックス』のように)歩みを進めるのは、手間のかかる仕事だったのでは?」と振り返るが、古巣の大手、カネボウ化粧品のブランド「カネボウ(KANEBO)」もまた個性を際立たせるアイテムの拡充を進めている。同ブランドが最近打ち出すのは、色ではなく、“うるみ”。昨夏には、ぷっくりとした“うるみ膜”をまとうティントタイプのリップコートや、立体感を引き立てる“うるみ艶”を仕込むマルチジェリーなどを発売した。新しいカラーコスメに関するコミュニケーションでは、「透明感」「生命感」「血色感」「上気したような艶」などの言葉が並ぶ。いずれも元来、人間に備わっているものだ。

 「カネボウ」を含む花王の化粧品事業は「Celebrity of Indivisuality. 一人ひとりの人間を、その生き方を、讃える」をコンセプトに定めている。その中で「カネボウ」は商品コンセプトを「Unlock Your Energy」と定め、一人ひとりが元来持っているエネルギーを最大化することを目指し、「憧れの均一なビューティルックは提唱せず、一人ひとりのパーツを際立てる商品設計を心がけている」という。同ブランドはリブランディング以降、20~30代の若い世代や男性のユーザーが増えた。そして、研究員から店頭の美容部員までが「驚くほど元気になった」という。

噴出した批判を、可視化されなかった声と捉える

 実は「カネボウ」は2020年、「生きるために化粧をする」というブランドCMを展開し、大きな批判を浴びたことがあった。「カネボウ」は、「生きる上で、化粧は大事な営み」という思いを発信したかったのだろうが、「女性は化粧をしなければ、生きてはいけないのか?」「化粧を強制しないでほしい」などの批判を浴び、SNSは炎上した。だが「カネボウ」は、一気に噴出した批判を、これまで可視化されてこなかった声と捉え、真摯に向き合う。

 そして翌年には「ポジティブなムードを表現したい。でも、それを勝手に押し付けてはいけない。そのバランスやメッセージ、放映時期については状況も鑑みながら、考え抜いた」という「希望よ、動き出せ。」というメッセージを発信している。「押し付けてはいけない」という考え方は、「透明感」や「生命感」「血色感」「上気したような艶」を引き出すことに集中する昨今の製品コンセプトにも通じている。

廃止したのは、「標準色」

  ビューティ業界の多様性に関する配慮は、数多い。例えば「スック(SUQQU)」は21年、“諭吉ファンデ”と呼ばれた1万円台の看板ファンデーションの進化版“ザ クリーム ファンデーション”のカラーバリエーションを拡充。12色を追加する一方で1色を廃止し、全23色とした。カラーバリエーションを増やしたのは、多様な肌色に対応するため。一方廃止した1色は、それまでブランド側が最も多くの日本人女性の肌に馴染むであろうと定めていた「標準色」。「標準色を選ばない=自分は普通じゃない」と捉えてしまうかもしれない人の存在に目を向け、この色を廃盤としたのだ。カラーコスメの新色とは異なるが、これもまた「憧れの均一なビューティルック」から女性を解放するための一助だろう。近年ビューティ業界で「標準色」という呼称を改めるブランドは多いが、その色ごと廃盤にするのは珍しい。おそらく「最も多くの日本人女性の肌に馴染むであろうと定めていた」色だけあって、「標準色」の売り上げは、“ザ クリーム ファンデーション”の中でトップクラスだっただろう。その取り扱いをやめてまで、一方的な決めつけと捉えられかねないコミュニケーションを改めた「スック」には拍手を贈りたい。

コーセー社長は、「私は女性用、男性用をうたわない」

 コーセーの「雪肌精」は、女優の新垣結衣とスケーターの羽生結弦を起用したビジュアルと共に、年代・性別を問わないブランドとしてコミュニケーションを刷新した。小林一俊社長は、「私は女性用、男性用をうたわないポリシーを一貫している。多様な価値観や嗜好を持つ人がおり、女性、もしくは男性向けという訴求は意味を持たない」と訴える。同社はグローバル(Global)、ジェネレーション(Generation)、ジェンダー(Gender)の「3G」をキーワードに新客の獲得を図る 。

 「アンミックス」の吉川は、「青や赤が顔にのって、似合う人はそんなに多くない。だからこそ『どれだけ透けさせるか?』をテーマに、色がはっきり出ない仕上がりを追求したい」と話す。色をはっきり打ち出さず、はっきりしない色を積極的に問いかける。色をはっきり伝えないという決意は、はっきりしている。そんなブランドが増えていくのかもしれない。

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ビューティ業界が新色を積極的に打ち出さない!? 代わりに連呼する「血色感を引き出す」に込める想い

 最近、ビューティブランドの新製品発表会で明らかな変化が起きている。

 「この春は、この色です!」「春の新色は、こちらです!」ーー。シーズンごとに繰り返し聞いてきた、カラーコスメの新色を伝えるための決まり文句が聞こえなくなってきたのだ。代わりに飛び込んでくるフレーズは、「血色感を引き出す」や「輪郭を強調する」。使い手の個性や「らしさ」に寄り添おうとする姿勢は消費者からの支持を広げ、こうした新しいフレーズを聞く機会は増えるばかりだ。

 時代を映し出すメイク業界では今、何が起こっているのだろう?いち早く「血色感を引き出す」というフレーズを使い始めた人物に話を聞いた。

目指すのは「透き通る」カラーコスメ

  「血色感を引き出す」は、リップやチークの色を紹介する時に使われる。「血が通っている感じ」な唇や頬を手に入れるためのピンクやレッド、オレンジを紹介する時の言葉だ。一方の「輪郭を強調する」は、アイブロウやコントゥアリング(光と影の部分を生み出し、顔を立体的に見せるメイクテクニック)を紹介する時に聞く言葉だ。コスメブランドは「血色感を引き出す」ことでメイクをする人の生き生きとした魅力を表現しようと試みて、「輪郭を強調する」ことでその人ならではの個性を際立たせようとしているのだ。

 その根底にはいずれも、作り手が一方的に提案する色で個性を奪うのではなく、使い手の魅力を引き出すことでむしろ個性を楽しんでほしいというブランドの思い、もしくは、そうしなければ消費者に支持されないという危機意識が見え隠れする。多様性の時代だからこそ、勝手に決めた色の一方的な発信を避けているのだ。

 新製品の発表会で「血色感を引き出す」という言葉を最初に連呼したのは、ビューティクリエイターの吉川康雄が手がける新メイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」だ。吉川は1983年にヘア&メイクアップアーティストとして活動を開始し、ファッションや広告制作などの現場で幅広く活躍。その後はカネボウと共にコスメブランド「キッカ(CHICCA)」を立ち上げたが、2020年に終了した。「アンミックス」は、独立独歩のブランドとして翌21年にスタート。製品の第一弾は、“血の赤”にこだわった“モイスチャーリップスティック”だ。

「メイクで表情を隠すのは、正しいのだろうか?」

 吉川は、ヘア&メイクアップアーティストの頃から、「メーンはアーティストではなく、モデル。個性をいかに生かしつつ、ストーリーに溶け込ませるか?」を考え、多くのアーティストによる「メイクをモデルに被せてしまう」表現方法に疑問を抱き続けてきた。「メイクで表情を隠すのは、正しいのだろうか?『メイクをしているから、顔が赤いのが見えなくなった』ではなく、『メイクをしているのに、顔が赤くなっちゃった』の方が人間らしい。顔が赤くなるのは、人間らしく、いろんな感情が溢れている証拠。モデルの個性を生かす方が、より遠くまで到達できる」と当時を振り返る。

 だからこそ「アンミックス」では、「メイクで表情を隠すのではなく、個性や特性をどうやって表現・再現するか?」にこだわり、「どれだけ透き通るのか?」を追求するカラーアイテムを作り続けている。彼は、「ストーリーを語って、そのムードを表現する色を売るのは、作り手には楽しいこと。でも、そのムードと同調できない人には、どうなのだろう?ブランドの『今年はコレ』や『こうなりましょう』という強い発信は、必要なのだろうか?」と一石を投じる。

 とはいえ、色を強く打ち出さないカラーコスメは売れるのか?そう吉川に聞くと、「コロナ禍でリップは苦戦したが、(アイシャドウの)“アイリッドニュアンス”は3カ月分の在庫が数日でなくなった。『何も隠れない』メイクを売るには、確固たるメッセージと丁寧な説明が必要だが、支えてくれるお客さまは広がっている」と話す。

打ち出すのは、色ではなく、“うるみ”。

 吉川は「大きな会社に身を置いていたら、個性を引き出す製品づくりには転換しきれなかったかもしれない。(『アンミックス』のように)歩みを進めるのは、手間のかかる仕事だったのでは?」と振り返るが、古巣の大手、カネボウ化粧品のブランド「カネボウ(KANEBO)」もまた個性を際立たせるアイテムの拡充を進めている。同ブランドが最近打ち出すのは、色ではなく、“うるみ”。昨夏には、ぷっくりとした“うるみ膜”をまとうティントタイプのリップコートや、立体感を引き立てる“うるみ艶”を仕込むマルチジェリーなどを発売した。新しいカラーコスメに関するコミュニケーションでは、「透明感」「生命感」「血色感」「上気したような艶」などの言葉が並ぶ。いずれも元来、人間に備わっているものだ。

 「カネボウ」を含む花王の化粧品事業は「Celebrity of Indivisuality. 一人ひとりの人間を、その生き方を、讃える」をコンセプトに定めている。その中で「カネボウ」は商品コンセプトを「Unlock Your Energy」と定め、一人ひとりが元来持っているエネルギーを最大化することを目指し、「憧れの均一なビューティルックは提唱せず、一人ひとりのパーツを際立てる商品設計を心がけている」という。同ブランドはリブランディング以降、20~30代の若い世代や男性のユーザーが増えた。そして、研究員から店頭の美容部員までが「驚くほど元気になった」という。

噴出した批判を、可視化されなかった声と捉える

 実は「カネボウ」は2020年、「生きるために化粧をする」というブランドCMを展開し、大きな批判を浴びたことがあった。「カネボウ」は、「生きる上で、化粧は大事な営み」という思いを発信したかったのだろうが、「女性は化粧をしなければ、生きてはいけないのか?」「化粧を強制しないでほしい」などの批判を浴び、SNSは炎上した。だが「カネボウ」は、一気に噴出した批判を、これまで可視化されてこなかった声と捉え、真摯に向き合う。

 そして翌年には「ポジティブなムードを表現したい。でも、それを勝手に押し付けてはいけない。そのバランスやメッセージ、放映時期については状況も鑑みながら、考え抜いた」という「希望よ、動き出せ。」というメッセージを発信している。「押し付けてはいけない」という考え方は、「透明感」や「生命感」「血色感」「上気したような艶」を引き出すことに集中する昨今の製品コンセプトにも通じている。

廃止したのは、「標準色」

  ビューティ業界の多様性に関する配慮は、数多い。例えば「スック(SUQQU)」は21年、“諭吉ファンデ”と呼ばれた1万円台の看板ファンデーションの進化版“ザ クリーム ファンデーション”のカラーバリエーションを拡充。12色を追加する一方で1色を廃止し、全23色とした。カラーバリエーションを増やしたのは、多様な肌色に対応するため。一方廃止した1色は、それまでブランド側が最も多くの日本人女性の肌に馴染むであろうと定めていた「標準色」。「標準色を選ばない=自分は普通じゃない」と捉えてしまうかもしれない人の存在に目を向け、この色を廃盤としたのだ。カラーコスメの新色とは異なるが、これもまた「憧れの均一なビューティルック」から女性を解放するための一助だろう。近年ビューティ業界で「標準色」という呼称を改めるブランドは多いが、その色ごと廃盤にするのは珍しい。おそらく「最も多くの日本人女性の肌に馴染むであろうと定めていた」色だけあって、「標準色」の売り上げは、“ザ クリーム ファンデーション”の中でトップクラスだっただろう。その取り扱いをやめてまで、一方的な決めつけと捉えられかねないコミュニケーションを改めた「スック」には拍手を贈りたい。

コーセー社長は、「私は女性用、男性用をうたわない」

 コーセーの「雪肌精」は、女優の新垣結衣とスケーターの羽生結弦を起用したビジュアルと共に、年代・性別を問わないブランドとしてコミュニケーションを刷新した。小林一俊社長は、「私は女性用、男性用をうたわないポリシーを一貫している。多様な価値観や嗜好を持つ人がおり、女性、もしくは男性向けという訴求は意味を持たない」と訴える。同社はグローバル(Global)、ジェネレーション(Generation)、ジェンダー(Gender)の「3G」をキーワードに新客の獲得を図る 。

 「アンミックス」の吉川は、「青や赤が顔にのって、似合う人はそんなに多くない。だからこそ『どれだけ透けさせるか?』をテーマに、色がはっきり出ない仕上がりを追求したい」と話す。色をはっきり打ち出さず、はっきりしない色を積極的に問いかける。色をはっきり伝えないという決意は、はっきりしている。そんなブランドが増えていくのかもしれない。

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「ケイト・スペード ニューヨーク」が30周年で刷新 パントン社と開発したグリーンが新シグニチャーカラーに

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、創業30周年を記念してパントン社と共同開発した“ケイト・スペード グリーン”を発表し、ブランドをリニューアルした。未来への可能性や前向きなスピリットを表現した新たなシグニチャーカラーと共に、“完璧ではないけれど特別なライフスタイルを送る”世界中の女性たちをエンパワーメントする。

 “ケイト・スペード グリーン”は、ブランド創業当初のシグネチャーカラーであるグリーンにオマージュを捧げたものだ。同時にローンチした2023年スプリング・キャンペーンでは、“IT ALL STARTED WITH (~がすべての始まり)”と冠したビジュアルやムービーを発表。予期せぬ出来事や遠回りも前向きに捉える“ケイト・スペード ウーマン”の物語に「あらゆるものが冒険に成り得る」というポジティブなメッセージを込めた。

 限定カプセルコレクションでは、アパレルからジュエリー、シューズに至るまで、“ケイト・スペード グリーン”一色で表現したアイテムを発売。アイコンバッグ“サム(SAM)”もサステナブルに進化して、色鮮やかな同コレクションに加わった。

 ブランドの原点でもある“サム”は、1993年当時まだ一般的でなかったナイロンをいち早くバッグの素材に取り入れ、織ネームをあえて外側に縫い付けたシンプルかつ革新的なブランドのエッセンシャルアイテムだ。今シーズンは、このクラシックなモデルをリサイクルナイロン100%のオリジナル素材でアップデート。内側にもリサイクルポリエステル100%の素材を用いながら、ハンドルやフラップなどにレザーをミックスすることで、洗練された印象に仕上げた。

 さらにストアのショッパーにも“ケイト・スペード グリーン”のイメージを反映。ブランドのコードであるストライプやポルカドットを組み合わせたギフトボックスやショッピングバッグが、全てリユースまたはリサイクル可能な素材で生まれ変わった。

 視覚にダイレクトにアプローチする新たなアイデンティティーで、ブランドの未来に向けた一歩を踏み出す。

問い合わせ先
ケイト・スペード カスタマーサービス
050-5578-9152

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「シャネル」は若々しいツイードなのに春夏とは一変 「ミュウミュウ」がナンセンスな勝負仕掛ける【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.8】

 パリコレは、本日が最終日。ところが今日は市内全域でストライキが発生し、地下鉄のほとんどが使えません。デモが予定されているエリアでは交通封鎖。簡単には終わらせてくれませんね。では最終日、楽しく参りましょう。

10:45 「シャネル」
同じツイードなのに
春夏とは全然違う!

 最終日の朝は、「シャネル(CHANEL)」でスタートです。

 このコラムでは度々、「らしさ」や「本質」「原点」「メゾンコード・ドレスコード」の話をしてきました。もちろん革命的な新しさを提供することもファッションの1つの価値ですが、ブランドがブランドとして存在し続けるには「らしさ」や「本質」「原点」「メゾンコード・ドレスコード」をどうするのか?の姿勢が問われます。

 そんな考え方を実績をもって提唱したのは、長きに渡り「シャネル」を盛り上げた大帝、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)でした。彼は、正直勢いを失っていた「シャネル」のトップに就くと、ツイードやカメリア、Cを重ねたモチーフ、チェーンバッグ、そこに刻んだ“マトラッセ”と呼ばれる格子柄、パールをふんだんに使ったコスチュームジュエリーなど、ココ・シャネル(Coco Chanel)が生み出したアイデアを甦らせ、アイコンと呼ばれるまでに仕上げ、連打し続け、その集合体を「シャネル」の「らしさ」や「本質」「原点」「メゾンコード・ドレスコード」として発信し続けたのです。

 そしてカールの右腕でアーティスティック・ディレクターのバトンを受け継いだヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は、彼女らしくアイコンをアップデートし続け、結果「シャネル」の「らしさ」や「本質」「原点」「メゾンコード・ドレスコード」もアップデート。だからこそ、人々は「シャネル」というブランドに魅了され続けるのです。これぞ、ブランドビジネスの王道でしょう。

 その意味でヴィルジニーは今シーズン、カメリアに再度注目。この花が持つ美しさはもちろん、シャネルが愛し、カールが再度表舞台に引っ張り出したからこそ気高く、特別な存在であるという強さに焦点を当てました。舞台の中央には、カメリアの花です。

 コレクションは、ブラック&ホワイト、そこに真紅や紫、ボルドーという美しくも強いカラーパレットで構成されています。素材では、レザーやパテントレザーを用い、アシンメトリーのスカートも多用しました。いずれもモードな印象を掻き立て、いつもより孤高な感じ、気高い強さを表現します。同じく連打したのは、ニーハイブーツ。言うまでもなく、気高く、強いですよね?中盤に登場するベビーピンクなどの淡い色は、ブラック&ホワイトの強さを強調するために使われた印象です。モヘアのニット、白いタイツ、ニットに飾ったアンゴラ、ツイードにあしらったフェザーも、美しさこそ増強しますが、強さを毀損することはありません。

 考えてみると、同じツイードという素材を使い、同じく若々しいスタイルにたどり着いているのに、「ガーリー」という形容詞もしっくり来る23年春夏コレクションとは全然違います。これが、「シャネル」のツイードを筆頭とするアイコンの汎用性であり、ヴィルジニーの懐の深さなのでしょう。改めて、このブランドはスゴいアイコンをいっぱい持っています。

12:00 「ウジョー」
見たことない、
けれど美しいフォーマル

 「ウジョー(UJOH)」は、格段に美しくなりました。サスペンダーで吊るしたり肩に掛けたりするジャケットなどを交えた、見たことのないレイヤードのフォーマルなのに、美しいんです。ウールギャバジンのような素材をオリーブがかったグレーやブラウンなどで染め、秋冬らしさに徹したことも奏功したのでしょう。とっても「高見え」するスタイルが完成しました。お見事です!

12:00 「ルイ・ヴィトン」
12:30 「カルティエ」

 この後は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会と、大半が撮影不可だった「カルティエ(CARTIER)」の展示会へ。「ルイ・ヴィトン」については、昨日公開した記事をご覧ください。

14:30 「ミュウミュウ」
ナンセンスで勝負する
ミウッチャの度胸

 さぁ、ゴールはいよいよ目の前。次は「ミュウミュウ(MIU MIU)」のコレクションです。

 今シーズンの「ミュウミュウ」は、上半身だけ見ると、淑女です。いずれのモデルもジャストサイズのカーディガンをニートに着こなし、コーデュロイやフェイクファーのコート、ネイビーで金ボタンのチェスターコートをガバッと羽織って、ハンドバッグを文字通り腕にかけてランウエイを歩きます。足元もキトゥンヒールのスリングバックで、ちゃんとしているんです。

 しかし、下半身はどうでしょう(笑)。あるモデルは、スカートが半分ずり落ちちゃったようなフェイクレイヤード。他のモデルは、サイズがおかしなリラックスパンツを腰履き。スパッツ一丁のモデルには昨今あんまり驚かなくなってきたけれど、流石にラストのパンツだけのモデル3連発にはびっくりしました。「あれ、みんなスカート忘れちゃったの?」もしくは「下半身も頑張れなかったのw?」みたいな感じです。そして、その不完全さは「ミュウミュウ」らしいのかな?と思います。特に間違いが許されない時代だったり、写真や短い動画の世界では虚構でも完璧を生み出すことができるかもしれない時代、「スカート、忘れちゃった」レベルのナンセンスは意味があるのかもしれません。それにしてもスゴいのは、ベーシックなアイテムのコーディネートで、これだけ違和感を拭い去ることが難しかったり、ナンセンスって思ってしまったりのスタイルを生み出す力です。そこには絶妙なパターンワークと、天才的なスタイリングが存在するのでしょう。

16:00 「Y プロジェクト」
実験的なムードを増しつつ
エレガンスも忘れない

 「ディーゼル(DIESEL)」も手掛けるグレン・マーティンス(Glenn Martens)による「Y プロジェクト(Y PROJECT)」は、実験的なムードを増しています。ファーストルックは、デニムと、デニム地で作ったサイハイブーツのコーディネート。ロールアップしてくれていなければ、もはやデニムとブーツの境界線は定かではありません。その後も、シフォンやチュールの代わりにデニムを使ってプリーツを幾重にも寄せて成形したプルオーバー(重そう!)、フロッキープリントを施して汚れや陰影を表現したデニム、スエットを重ねて上のスエットだけをカットアウトすることでロゴを描いたテントラインのドレス、ニードルパンチで女性の体を描いたトロンプルイユ(騙し絵)のジャンプスーツなど、が目白押しです。

 でも、これが奇妙に見えないのは、確実なパターンワークがあるから。時折挟むシンプルに美しいドレスなどが、グレンのエレガンスへの想い、新しいエレガンスを作ろうという意気込みを教えてくれるから、なおさら腑に落ちるのでしょう。どう着たら良いのかわからない、捻って、結んで、垂れ流してだけの人ではないのです。同じ世界観に包まれつつも、「ディーゼル」とも違うムードを醸し出します。引き出しは多くないのかもしれないけれど、その引き出しは結構大きいから、いろんなものが入っていそう。そんな印象です。

16:30 「アヴェラーノ」「ランバン」

 そして、最後にラテックスドレスの「アヴェラーノ(AVELLANO)」を拝見して、「ランバン(LANVIN)」の展示会に伺って、今シーズンのパリコレは終了です。皆様、全8回のコラムをご愛読いただきまして、ありがとうございました。向&木村のミラノ編、大塚&井上さんのメンズ編も併せて楽しんでいただけますと幸いです。それでは、この企画では、また次のシーズンにお会いしましょう!

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ナイキ“エア ジョーダン”の誕生を描いた映画「AIR / エア」が公開

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」による人気スニーカーシリーズ“エア ジョーダン(AIR JORDAN)”の誕生までの実話を描いた映画「AIR / エア」が、日本で4月7日から公開する。制作・配給は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(Warner Bros. Discovery)。

 本作は、ベン・アフレック(Ben Affleck)が監督を、マット・デイモン(Matt Damon)が主演を、アレックス・コンベリー(Alex Convery)が脚本を担当。1984年のナイキ本社を舞台に、バスケットボール部門の立て直しを任された主人公ソニー・ヴァッカロが、当時学生だったマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)との出会いをきっかけに、スポーツ界と現代文化に革命を起こした実話を描く。ベン・アフレックはナイキの共同創設者兼名誉会長であるフィル・ナイト(Phil Knight)を、マット・デイモンは主人公ソニー・ヴァッカロを演じる。

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「心が痛い」ステラの理想郷と「LV」のパリらしさを全部のせ 「サカイ」は大胆不敵な構造【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.7】

 1週間以上に及ぶパリコレも、いよいよ終わりが見えてきました。本日は、比較的ファッションショーがギッシリ&ミッチリのドタバタデー。なのに一方で最終日の明日行われる予定というパリ市内のストライキに向けて、「車、どうする?」とか「ココからアソコへの移動は、どうなる?」なんて心配事にも向き合わなくちゃ、の1日となりました。

10:00 「ステラ マッカートニー」
サステナビリティーに向き合っても
セクシーや遊び心は忘れません

 底冷えする本日は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」から。ショーは、7頭の馬の登場で始まりました。馬は、ムチなどを打たずに行動をコントロールするという調教師(と呼んでいいのでしょうか?)によって、厩舎を走ったり、背中を砂につけてゴロゴロしたり、自由奔放にくつろいでるように見えます。モデルは、その脇を通り抜けるのです。

 ステラは、「特に秋冬シーズンは、たくさんのレザーやフェザーが使われて、心を痛めている」そうです。彼女にとっての理想の世界は、このランウエイのようにエシカルなファッションと動物が共存する世界なのでしょう。そこで、今シーズンもキノコ由来の「マイロ」やリンゴ由来の「アップルスキン」、ブドウから生まれる「ベジェア」を使ったバッグ、再生コットンの洋服などをランウエイに送り出します。

 スタイルは、ミリタリーのユニフォームに着想を得ました。オーバーサイズのジャケットにはスリムパンツ、コンパクトなジレにはリラックスシルエットなど、伝統的なチェック柄と抑揚の効いたシルエットのセットアップが続きます。ナポレオンジャケットも登場しました。人類が脈々と受け継いできたビスポークもまた、ステラにはファッションが持続可能になるために必要なのです。そこに加えるのは、フェザーではなく、メタル。インナーにはメタルネックレスを連ねたようなアイテムを選んだり、パンツの脇を抉ってメタルチェーンをあしらったり。フェイクファーのコートには、馬などの動物の模様をのせました。ミニ丈やワンショルダー、スリットを入れたアシンメトリーなスリップドレスなど、地球のことは考えつつもセクシーは忘れない「ステラ」。ドレスの中央にプリントした馬の写真が、今シーズンの象徴です。

11:00 「AZ ファクトリー」
創業デザイナーの
個性が見えなくなっている

 お次は「AZ ファクトリー(AZ FACTORY)」。創業デザイナーのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が亡くなって以降は、若手デザイナーをゲストに迎えてコレクションを発表し続けていますが、今回は「コルヴィル(COLVILLE)」がパートナーです。

 こちらの記事にある通り、「コルヴィル」は、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)時代の「マルニ(MARNI)」がお好きな方には、ぜひ覚えていただきたいブランドです。色や柄多用したアーティスティックなムードとアシンメトリーのシルエット、意表を突くレイヤードが真骨頂というイメージでしょうか?

 コレクションは、「コルヴィル」でした(笑)。上述のアプローチで作るドレスが盛りだくさん。「AZ ファクトリー」らしさは、そこにフリルやラッフルをいつもより多めに盛り込んでいたり、マキシ丈でエレガントの度合いを深めていたりするところでしょうか?シルクサテンやベロアなどの上質な素材で縦方向の二重のラッフルを生み出してドレスに仕上げ、共布で作るフレアシルエットのパンツと合わせました。

 私は「コルヴィル」が好きだから満足しましたが、「AZ ファクトリー」らしさってなんだろう?という疑問は浮かびます。比べてしまったのは、同じく毎年ゲストデザイナーを迎えている「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」。こちらの方が、ベースとなっているブランドの個性がしっかり盛り込まれていますよね。

12:00 「ロンシャン」
レジャーとしての競馬場から
カラフルなバッグが続々誕生

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、朝イチの「ステラ マッカートニー」同様に馬の世界です。イメージしたのは、パリ市内にあるロンシャン競馬場。創業者のジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)が、通勤の際に毎日眺めていた競馬場と言われています。

 今シーズンは、競馬のジョッキーのユニホームを思わせるカラフルな色使い。日本とは趣の異なるレジャーとしての競馬に思いを馳せ、ピクニック気分のアイテムも提案しています。新作バッグの“スマイル”は、半月型のバッグ。その名の通り、ちょっと笑っている唇の形です!

14:40 「ルイ・ヴィトン」
イメージするパリらしさ
全部表現してみました

 さぁ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファッションショーのために、オルセー美術館にやってきました!こんな場所を会場にできちゃうのが「ルイ・ヴィトン」のスゴいところ。入り口でちょっと待っていると、セレブも続々とやってきます。

 そんな中のファッションショーは、パリのエスプリを散りばめた摩訶不思議ワールドです。

 クリエイティブ・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)は、世界各国から集まるデザインチームと共に、「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いたと言います。ただ、これだけインターナショナルでダイバーシティな今は、「フレンチ・スタイル」の正解なんて1つじゃないですよね?ある人は、赤と青、そして白のトリコロールカラーを思い浮かべるでしょう。そして別の誰かは、ドレープの効いた美しいドレスを想起するでしょう。社会進出が進んだ女性にパリが真っ先に捧げたジャケットとパンツ、「ファッションの都」を象徴する装飾や刺しゅう、トロンプルイユ(だまし絵)に代表されるアーティスティックな思考、モードを前に推し進める挑戦的なシルエット、そして、そんな国際的な街に集う世界中の人々……。イメージは千差万別です。

 今回の「ルイ・ヴィトン」は、そのすべて飲み込んでしまったかのようです。

 トリコロールカラーのアクセサリーやロゴモチーフ、ドレープを寄せた優美なジャケットやブーツ、レースのドレスを飾るスタッズ、四角錐のパターンやパッドを入れることで体から浮き上がったビスチエドレス、ソックスを履いているヒールを描いたトロンプルイユブーツやパリの看板のような革小物、そして終盤はシノワズリなスタイル。こうしたアイテムが、あらゆる人のパリらしさを叶えます。多様なパリらしさを余すことなく表現できるメガブランド。それがニコラの考える「ルイ・ヴィトン」の目指す未来なのでしょう。

16:00 「サカイ」
ハイブリッドは控えめ
構造はいつもより大胆不敵

 今日は終盤戦にも関わらずファッションショーがいっぱい。次は、日本代表の「サカイ(SACAI)」です。

 ファーストルックは、漆黒のトレンチコートで始まりました。「サカイ」らしく異素材を組み合わせていますが、わずかに模様が確認できるピンストライプのスーツ地と、コットンギャバジンの掛け合わせ。ハイブリッドは、これまでほど大胆ではありません。その後もリブニットとスーツ地、シフォンとフェイクファーなどを掛け合わせますが、いずれも同系色か、ブラックやグレー、ベージュが基調で落ち着いたエレガンスムードが漂います。

 しかし、洋服の構造は大胆不敵です。ボディコンシャスなニットは、脇腹からミニドレスの裾。ホワイトシャツは、反対側の1/3がパターンさえ違うシフォンのブラウス。カスケードラッフルのブラウスの裾はジャケットに変わり、レザーのトップスはフェイクファーに大部分を侵食されてしまったようです。終盤のフリンジニットは荒々しく、新たな美意識を力強く訴えました。いつもよりエレガンスで、洋服の本質を追求する流れを体現していますが、コンサバかつ無難にまとめることはせず、むしろいつもより攻めている印象を受けました。

17:00 「ロク」
こんなオフィスレディがいたら
会社はもっと楽しくなる!

 韓国代表の「ロク(ROKH)」も、エレガンスが基調です。が、こちらはオフィスウエアを荒々しいくらいに解体して再構築。ブラトップや、ブラカップ付きのビスチエなどのトップスにAラインのスカート合わせ、新たなフォーマスウエアを提唱します。オーバーサイズのジャケットにデニム、ハトメ付きのベルトをハーネスのように巻き付けたパンツとプリーツスカートのレイヤード、体にグルグルシフォンを巻きつけたドレスのモデルたちが、最後は一緒になってオフィスでコピーを取ったり、携帯電話でビジネスの交渉をしたり。こんな素敵なスタイルの人たちばかりのオフィスがあったら、さぞかし楽しいことでしょう。

18:00 「セラピアン」
淡いパステルと
モコモコバッグ

 「セラピアン(SERAPIAN)」の展示会では、秋冬なのに鮮やかなパステルカラー、ボアの新作などを拝見しました。

19:00 「ギャラリー・ラファイエット」

 ちょっと時間が空いたので、オペラ座近くの「ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)」を見学。「ジャック ムス(JACQUEMUS)」のポップアップだらけで、度肝を抜かれました。

19:45 「デュンダス」
往年のイケイケ感は健在
ボディコンのスケスケドレス

 そしてフィナーレは、「デュンダス(DUNDAS)」。私が最初に見たのは、「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」時代。その後は「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」と、なんだかイケイケなブランドのデザイナーを歴任しています。

 自身のブランドは、それ以上にイケイケでした。ボディコンシャスなマキシ丈のドレスは、スケスケだし、背中がバックリ割れていてヒモパンもまぁまぁ丸見え。夜のラストショーにはふさわしいのかもしれません(笑)。

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「心が痛い」ステラの理想郷と「LV」のパリらしさを全部のせ 「サカイ」は大胆不敵な構造【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.7】

 1週間以上に及ぶパリコレも、いよいよ終わりが見えてきました。本日は、比較的ファッションショーがギッシリ&ミッチリのドタバタデー。なのに一方で最終日の明日行われる予定というパリ市内のストライキに向けて、「車、どうする?」とか「ココからアソコへの移動は、どうなる?」なんて心配事にも向き合わなくちゃ、の1日となりました。

10:00 「ステラ マッカートニー」
サステナビリティーに向き合っても
セクシーや遊び心は忘れません

 底冷えする本日は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」から。ショーは、7頭の馬の登場で始まりました。馬は、ムチなどを打たずに行動をコントロールするという調教師(と呼んでいいのでしょうか?)によって、厩舎を走ったり、背中を砂につけてゴロゴロしたり、自由奔放にくつろいでるように見えます。モデルは、その脇を通り抜けるのです。

 ステラは、「特に秋冬シーズンは、たくさんのレザーやフェザーが使われて、心を痛めている」そうです。彼女にとっての理想の世界は、このランウエイのようにエシカルなファッションと動物が共存する世界なのでしょう。そこで、今シーズンもキノコ由来の「マイロ」やリンゴ由来の「アップルスキン」、ブドウから生まれる「ベジェア」を使ったバッグ、再生コットンの洋服などをランウエイに送り出します。

 スタイルは、ミリタリーのユニフォームに着想を得ました。オーバーサイズのジャケットにはスリムパンツ、コンパクトなジレにはリラックスシルエットなど、伝統的なチェック柄と抑揚の効いたシルエットのセットアップが続きます。ナポレオンジャケットも登場しました。人類が脈々と受け継いできたビスポークもまた、ステラにはファッションが持続可能になるために必要なのです。そこに加えるのは、フェザーではなく、メタル。インナーにはメタルネックレスを連ねたようなアイテムを選んだり、パンツの脇を抉ってメタルチェーンをあしらったり。フェイクファーのコートには、馬などの動物の模様をのせました。ミニ丈やワンショルダー、スリットを入れたアシンメトリーなスリップドレスなど、地球のことは考えつつもセクシーは忘れない「ステラ」。ドレスの中央にプリントした馬の写真が、今シーズンの象徴です。

11:00 「AZ ファクトリー」
創業デザイナーの
個性が見えなくなっている

 お次は「AZ ファクトリー(AZ FACTORY)」。創業デザイナーのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が亡くなって以降は、若手デザイナーをゲストに迎えてコレクションを発表し続けていますが、今回は「コルヴィル(COLVILLE)」がパートナーです。

 こちらの記事にある通り、「コルヴィル」は、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)時代の「マルニ(MARNI)」がお好きな方には、ぜひ覚えていただきたいブランドです。色や柄多用したアーティスティックなムードとアシンメトリーのシルエット、意表を突くレイヤードが真骨頂というイメージでしょうか?

 コレクションは、「コルヴィル」でした(笑)。上述のアプローチで作るドレスが盛りだくさん。「AZ ファクトリー」らしさは、そこにフリルやラッフルをいつもより多めに盛り込んでいたり、マキシ丈でエレガントの度合いを深めていたりするところでしょうか?シルクサテンやベロアなどの上質な素材で縦方向の二重のラッフルを生み出してドレスに仕上げ、共布で作るフレアシルエットのパンツと合わせました。

 私は「コルヴィル」が好きだから満足しましたが、「AZ ファクトリー」らしさってなんだろう?という疑問は浮かびます。比べてしまったのは、同じく毎年ゲストデザイナーを迎えている「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」。こちらの方が、ベースとなっているブランドの個性がしっかり盛り込まれていますよね。

12:00 「ロンシャン」
レジャーとしての競馬場から
カラフルなバッグが続々誕生

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、朝イチの「ステラ マッカートニー」同様に馬の世界です。イメージしたのは、パリ市内にあるロンシャン競馬場。創業者のジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)が、通勤の際に毎日眺めていた競馬場と言われています。

 今シーズンは、競馬のジョッキーのユニホームを思わせるカラフルな色使い。日本とは趣の異なるレジャーとしての競馬に思いを馳せ、ピクニック気分のアイテムも提案しています。新作バッグの“スマイル”は、半月型のバッグ。その名の通り、ちょっと笑っている唇の形です!

14:40 「ルイ・ヴィトン」
イメージするパリらしさ
全部表現してみました

 さぁ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファッションショーのために、オルセー美術館にやってきました!こんな場所を会場にできちゃうのが「ルイ・ヴィトン」のスゴいところ。入り口でちょっと待っていると、セレブも続々とやってきます。

 そんな中のファッションショーは、パリのエスプリを散りばめた摩訶不思議ワールドです。

 クリエイティブ・ディレクターのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)は、世界各国から集まるデザインチームと共に、「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いたと言います。ただ、これだけインターナショナルでダイバーシティな今は、「フレンチ・スタイル」の正解なんて1つじゃないですよね?ある人は、赤と青、そして白のトリコロールカラーを思い浮かべるでしょう。そして別の誰かは、ドレープの効いた美しいドレスを想起するでしょう。社会進出が進んだ女性にパリが真っ先に捧げたジャケットとパンツ、「ファッションの都」を象徴する装飾や刺しゅう、トロンプルイユ(だまし絵)に代表されるアーティスティックな思考、モードを前に推し進める挑戦的なシルエット、そして、そんな国際的な街に集う世界中の人々……。イメージは千差万別です。

 今回の「ルイ・ヴィトン」は、そのすべて飲み込んでしまったかのようです。

 トリコロールカラーのアクセサリーやロゴモチーフ、ドレープを寄せた優美なジャケットやブーツ、レースのドレスを飾るスタッズ、四角錐のパターンやパッドを入れることで体から浮き上がったビスチエドレス、ソックスを履いているヒールを描いたトロンプルイユブーツやパリの看板のような革小物、そして終盤はシノワズリなスタイル。こうしたアイテムが、あらゆる人のパリらしさを叶えます。多様なパリらしさを余すことなく表現できるメガブランド。それがニコラの考える「ルイ・ヴィトン」の目指す未来なのでしょう。

16:00 「サカイ」
ハイブリッドは控えめ
構造はいつもより大胆不敵

 今日は終盤戦にも関わらずファッションショーがいっぱい。次は、日本代表の「サカイ(SACAI)」です。

 ファーストルックは、漆黒のトレンチコートで始まりました。「サカイ」らしく異素材を組み合わせていますが、わずかに模様が確認できるピンストライプのスーツ地と、コットンギャバジンの掛け合わせ。ハイブリッドは、これまでほど大胆ではありません。その後もリブニットとスーツ地、シフォンとフェイクファーなどを掛け合わせますが、いずれも同系色か、ブラックやグレー、ベージュが基調で落ち着いたエレガンスムードが漂います。

 しかし、洋服の構造は大胆不敵です。ボディコンシャスなニットは、脇腹からミニドレスの裾。ホワイトシャツは、反対側の1/3がパターンさえ違うシフォンのブラウス。カスケードラッフルのブラウスの裾はジャケットに変わり、レザーのトップスはフェイクファーに大部分を侵食されてしまったようです。終盤のフリンジニットは荒々しく、新たな美意識を力強く訴えました。いつもよりエレガンスで、洋服の本質を追求する流れを体現していますが、コンサバかつ無難にまとめることはせず、むしろいつもより攻めている印象を受けました。

17:00 「ロク」
こんなオフィスレディがいたら
会社はもっと楽しくなる!

 韓国代表の「ロク(ROKH)」も、エレガンスが基調です。が、こちらはオフィスウエアを荒々しいくらいに解体して再構築。ブラトップや、ブラカップ付きのビスチエなどのトップスにAラインのスカート合わせ、新たなフォーマスウエアを提唱します。オーバーサイズのジャケットにデニム、ハトメ付きのベルトをハーネスのように巻き付けたパンツとプリーツスカートのレイヤード、体にグルグルシフォンを巻きつけたドレスのモデルたちが、最後は一緒になってオフィスでコピーを取ったり、携帯電話でビジネスの交渉をしたり。こんな素敵なスタイルの人たちばかりのオフィスがあったら、さぞかし楽しいことでしょう。

18:00 「セラピアン」
淡いパステルと
モコモコバッグ

 「セラピアン(SERAPIAN)」の展示会では、秋冬なのに鮮やかなパステルカラー、ボアの新作などを拝見しました。

19:00 「ギャラリー・ラファイエット」

 ちょっと時間が空いたので、オペラ座近くの「ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)」を見学。「ジャック ムス(JACQUEMUS)」のポップアップだらけで、度肝を抜かれました。

19:45 「デュンダス」
往年のイケイケ感は健在
ボディコンのスケスケドレス

 そしてフィナーレは、「デュンダス(DUNDAS)」。私が最初に見たのは、「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」時代。その後は「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」と、なんだかイケイケなブランドのデザイナーを歴任しています。

 自身のブランドは、それ以上にイケイケでした。ボディコンシャスなマキシ丈のドレスは、スケスケだし、背中がバックリ割れていてヒモパンもまぁまぁ丸見え。夜のラストショーにはふさわしいのかもしれません(笑)。

The post 「心が痛い」ステラの理想郷と「LV」のパリらしさを全部のせ 「サカイ」は大胆不敵な構造【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.7】 appeared first on WWDJAPAN.

「バレンシアガ」はノー・スニーカー&ノー・フーディで覚悟 「ヴァレンティノ」のブラックタイは今季ベスト?【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.6】

 パリコレはいよいよ終盤戦に突入です。少しずつ今シーズンの方向性も見えてきて、受け取る情報量は増すばかり。早速、本日もスタートです。

10:30 「ランバン」
ジャケット&コートに改善の兆し
ドレスもカジュアルダウンで好印象

 本日は「ランバン(LANVIN)」からスタート。ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)=クリエイティブ・ディレクターの「ランバン」は当初、彼が育った「ロエベ(LOEWE)」に通じる実験的要素やストリート感が強すぎた印象がありましたが、少しずつ軌道修正。今は「ランバン」らしいエレガンスを手に入れつつあります。

 そんなブルーノ、そして「ランバン」にとっての課題は、柔らかなシルエットのアウターです。特にジャケットとコートは毎回、直線的で構築的。それはそれでカッコ良いのですが、オーバーサイズやウエストを絞ったアワーグラスなど、もう少しバリエーションが欲しいところでした。構築的なジャケットとエレガントなドレスだけでは、現代の日常生活をカバーしきれないのも気になっていたところです。

 そんな課題に対しては、進化が垣間見えたシーズンでした。ジャケットはまだまだ直線的&構築的なロングストレート主軸ではありますが、ウエストを絞ったり、Vゾーンを少しだけ下げることで柔らかな印象を手に入れた感があります。一方でドレスはニットだったり、装飾を極力排除したり、ブラトップと合わせたりでカジュアルダウン。随分日常生活に寄り添ってきた感があります。

12:00 「バレンシアガ」
騒動を反省して原点回帰?
フーディ全廃で本質に立ち返る

 お次は「バレンシア(BALENCIAGA)」。児童虐待と批判されたキャンペーンビジュアルにまつわる騒動など、今ちょっと逆風に晒されているブランドです。

 だからこそ、という意味合いも強かったのでしょう。今シーズンは、泥まみれの会場という演出でも話題だった前回から一転。白一色のシンプルな空間で、フーディやスニーカーなど、ハイプなアイテムを一切見せない静謐なコレクションを発表しました。主軸はセットアップとドレス。それらをアレックス・ワーナー(Alex Werner)の「Tenderness」という楽曲にのせてシンプルに届けます。

 改めて仕立ての良い洋服にフォーカスしたのは、それが、デムナ(Demna)がファッションの世界にハマっていった原体験だからだそうです。彼は6歳の時、親に連れられて近所の仕立て屋さんで洋服を作ったことがあるそう。そこで採寸して、2度仮縫いして、お直しして、そうして完成した洋服に袖を通した経験が今につながっていると回顧します。

 そんな人が少しでも増えることを願ったのでしょう。今シーズンは「バレンシアガ」らしいボックスシルエットやパワーショルダーのセットアップやドレスを連打しました。ジャケットの美しい仕立て、フローラルプリントのドレスの優雅なドレープは、「グレイト・リセット」な今シーズンのムードを象徴しています。

 ボトムスを解体・再構築したようなジャケットなどは新機軸でしょうが、正直目新しさはそれほどではありません。まるでガンダムの世界にいるような、メンズのパワーショルダーのボディスーツにピタピタパンツ、それにブーツのスタイルくらいでしょう。しかしながら「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VEMETA)などを擁するケリング(KERING)グループは、洋服をきちんと作ることを信条としている印象があります。「バレンシアガ」も同じです。気をてらわず、美しいものをシンプルに見せることの力強さを改めて諭してくれた印象です。

12:40 「エルメス」

 「エルメス」の展示会では、昨日発表したプレタポルテのみならず、日用品の新作も拝見です。

14:30 「アクリス」
100周年記念第二章
ベロアの質感がスゴい

 「アクリス(AKRIS)」は、100周年アニバーサリーイヤーの真っ最中。今回も気合いの入ったコレクションでした。派手さはないものの、端正なシルエットのチェスターコートはチェック柄に緑を加えた、ちょっぴり遊び心の利いたカラーパレット。シフォンのロングドレスには大胆なスリットを入れて、ボア付きのレザーベストを合わせました。普遍的なアイテムのディテールやコーディネートを工夫して、若い世代にも楽しめるスタイルに仕上げています。

 一番のお気に入りは、深いネイビーに染めたベロアです。ロングスカートもクロップド丈のジャケットも、見るからに上質で気品のあるベロアです!あー、なんて素敵なんでしょう。ぜひ店頭で触れてみたい、そんな衝動に駆られました。

15:20 「コム デ ギャルソン」「ジュンヤ ワタナベ」「ノワール ケイ ニノミヤ」

 ギャルソン3ブランドの展示会へ。それぞれのリポートは、コチラをご覧ください。

16:30 「パーム エンジェルス」
パリ旗艦店オープンで
大人の階段を駆け上がる

 「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」は、大人の階段を登り始めました。というのも今春、パリにショップをオープン。高級ブランドがひしめくサントノレ通りに店舗を構えるからこそ、ワンランク上のイメージ発信を強化します。

 代表的だったのは、レザーで作るトラックスーツでしょう。これまでのカラフルな合繊から、モノトーンのレザーバージョンにアップデート。いずれもゴールドのアクセサリー合わせると、大人の色気が漂います。ジャケットやドレスでは、同じく漆黒のベロアを多用。とは言え、ハイパーミニ丈だったり、チェーンディテールだったり、ゴールドボタンでインパクトを増したり、ストリートブランドのキャッチーなアイデアは忘れません。シューズでは、「トッズ(TOD‘S)」とコラボレーション。ドライビングシューズにはチェーンを飾り、スニーカーにはヤシの木を描いています。

 こうしたブランドも独自の方法で、洋服の本質に向き合い、より良い服を作っていこうとしています。

20:30 「ヴァレンティノ」
今シーズンのベストか⁉︎
ブラックタイの可能性を見た

 本日ラストは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。出ました!今のところの今シーズンのベストです!

 ブラックタイをテーマにしたコレクションは、文字通りほとんどのルックにブラックタイをコーディネート。ファーストルックは、シャツの襟をホルターネックに見立て、ブラックタイを巨大化させたブラックミニドレスで幕を開けました。カワイイ!

 その後も、クチュールブランドならではのジャケット、オーバーサイズでストリート感も覚えるシャツ、ブラックタイをコートにのせたかのような白黒のマントやコート、市松模様や水玉のショート丈ブルゾン、ハイパーミニのスカートやパンツで構成するスタイルには、ブラックタイ。ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が考え続ける、ストリートライクなスタイリング提案で普遍的なアイテムを若い世代にも楽しんでもらおうという思いが伺えます。

 ストリートライクに着こなす上で、今季はパンクを強く意識しています。そのムードを掻き立てるのは、2010年に誕生した“ロックスタッズ”のアクセサリーです。今シーズンのアクセサリーは、オール“ロックスタッズ”。ゴールドのピアスもパンクマインドを盛り上げます。

 ブラックタイという王道のスタイルに立ち返り、(「ヴァレンティノ」の場合はこれまで通りではありますが)ちゃんとした洋服作って、本質を追求する。そんな「グレイト・リセット」の価値を教えてくれました。とりあえず私は次のシーズン、裾に「V」のメタルパーツをあしらったブラックタイを購入します!ピエールパオロもお気に入りの商品だそうです(笑)。

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「バレンシアガ」はノー・スニーカー&ノー・フーディで覚悟 「ヴァレンティノ」のブラックタイは今季ベスト?【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.6】

 パリコレはいよいよ終盤戦に突入です。少しずつ今シーズンの方向性も見えてきて、受け取る情報量は増すばかり。早速、本日もスタートです。

10:30 「ランバン」
ジャケット&コートに改善の兆し
ドレスもカジュアルダウンで好印象

 本日は「ランバン(LANVIN)」からスタート。ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)=クリエイティブ・ディレクターの「ランバン」は当初、彼が育った「ロエベ(LOEWE)」に通じる実験的要素やストリート感が強すぎた印象がありましたが、少しずつ軌道修正。今は「ランバン」らしいエレガンスを手に入れつつあります。

 そんなブルーノ、そして「ランバン」にとっての課題は、柔らかなシルエットのアウターです。特にジャケットとコートは毎回、直線的で構築的。それはそれでカッコ良いのですが、オーバーサイズやウエストを絞ったアワーグラスなど、もう少しバリエーションが欲しいところでした。構築的なジャケットとエレガントなドレスだけでは、現代の日常生活をカバーしきれないのも気になっていたところです。

 そんな課題に対しては、進化が垣間見えたシーズンでした。ジャケットはまだまだ直線的&構築的なロングストレート主軸ではありますが、ウエストを絞ったり、Vゾーンを少しだけ下げることで柔らかな印象を手に入れた感があります。一方でドレスはニットだったり、装飾を極力排除したり、ブラトップと合わせたりでカジュアルダウン。随分日常生活に寄り添ってきた感があります。

12:00 「バレンシアガ」
騒動を反省して原点回帰?
フーディ全廃で本質に立ち返る

 お次は「バレンシア(BALENCIAGA)」。児童虐待と批判されたキャンペーンビジュアルにまつわる騒動など、今ちょっと逆風に晒されているブランドです。

 だからこそ、という意味合いも強かったのでしょう。今シーズンは、泥まみれの会場という演出でも話題だった前回から一転。白一色のシンプルな空間で、フーディやスニーカーなど、ハイプなアイテムを一切見せない静謐なコレクションを発表しました。主軸はセットアップとドレス。それらをアレックス・ワーナー(Alex Werner)の「Tenderness」という楽曲にのせてシンプルに届けます。

 改めて仕立ての良い洋服にフォーカスしたのは、それが、デムナ(Demna)がファッションの世界にハマっていった原体験だからだそうです。彼は6歳の時、親に連れられて近所の仕立て屋さんで洋服を作ったことがあるそう。そこで採寸して、2度仮縫いして、お直しして、そうして完成した洋服に袖を通した経験が今につながっていると回顧します。

 そんな人が少しでも増えることを願ったのでしょう。今シーズンは「バレンシアガ」らしいボックスシルエットやパワーショルダーのセットアップやドレスを連打しました。ジャケットの美しい仕立て、フローラルプリントのドレスの優雅なドレープは、「グレイト・リセット」な今シーズンのムードを象徴しています。

 ボトムスを解体・再構築したようなジャケットなどは新機軸でしょうが、正直目新しさはそれほどではありません。まるでガンダムの世界にいるような、メンズのパワーショルダーのボディスーツにピタピタパンツ、それにブーツのスタイルくらいでしょう。しかしながら「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VEMETA)などを擁するケリング(KERING)グループは、洋服をきちんと作ることを信条としている印象があります。「バレンシアガ」も同じです。気をてらわず、美しいものをシンプルに見せることの力強さを改めて諭してくれた印象です。

12:40 「エルメス」

 「エルメス」の展示会では、昨日発表したプレタポルテのみならず、日用品の新作も拝見です。

14:30 「アクリス」
100周年記念第二章
ベロアの質感がスゴい

 「アクリス(AKRIS)」は、100周年アニバーサリーイヤーの真っ最中。今回も気合いの入ったコレクションでした。派手さはないものの、端正なシルエットのチェスターコートはチェック柄に緑を加えた、ちょっぴり遊び心の利いたカラーパレット。シフォンのロングドレスには大胆なスリットを入れて、ボア付きのレザーベストを合わせました。普遍的なアイテムのディテールやコーディネートを工夫して、若い世代にも楽しめるスタイルに仕上げています。

 一番のお気に入りは、深いネイビーに染めたベロアです。ロングスカートもクロップド丈のジャケットも、見るからに上質で気品のあるベロアです!あー、なんて素敵なんでしょう。ぜひ店頭で触れてみたい、そんな衝動に駆られました。

15:20 「コム デ ギャルソン」「ジュンヤ ワタナベ」「ノワール ケイ ニノミヤ」

 ギャルソン3ブランドの展示会へ。それぞれのリポートは、コチラをご覧ください。

16:30 「パーム エンジェルス」
パリ旗艦店オープンで
大人の階段を駆け上がる

 「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」は、大人の階段を登り始めました。というのも今春、パリにショップをオープン。高級ブランドがひしめくサントノレ通りに店舗を構えるからこそ、ワンランク上のイメージ発信を強化します。

 代表的だったのは、レザーで作るトラックスーツでしょう。これまでのカラフルな合繊から、モノトーンのレザーバージョンにアップデート。いずれもゴールドのアクセサリー合わせると、大人の色気が漂います。ジャケットやドレスでは、同じく漆黒のベロアを多用。とは言え、ハイパーミニ丈だったり、チェーンディテールだったり、ゴールドボタンでインパクトを増したり、ストリートブランドのキャッチーなアイデアは忘れません。シューズでは、「トッズ(TOD‘S)」とコラボレーション。ドライビングシューズにはチェーンを飾り、スニーカーにはヤシの木を描いています。

 こうしたブランドも独自の方法で、洋服の本質に向き合い、より良い服を作っていこうとしています。

20:30 「ヴァレンティノ」
今シーズンのベストか⁉︎
ブラックタイの可能性を見た

 本日ラストは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。出ました!今のところの今シーズンのベストです!

 ブラックタイをテーマにしたコレクションは、文字通りほとんどのルックにブラックタイをコーディネート。ファーストルックは、シャツの襟をホルターネックに見立て、ブラックタイを巨大化させたブラックミニドレスで幕を開けました。カワイイ!

 その後も、クチュールブランドならではのジャケット、オーバーサイズでストリート感も覚えるシャツ、ブラックタイをコートにのせたかのような白黒のマントやコート、市松模様や水玉のショート丈ブルゾン、ハイパーミニのスカートやパンツで構成するスタイルには、ブラックタイ。ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が考え続ける、ストリートライクなスタイリング提案で普遍的なアイテムを若い世代にも楽しんでもらおうという思いが伺えます。

 ストリートライクに着こなす上で、今季はパンクを強く意識しています。そのムードを掻き立てるのは、2010年に誕生した“ロックスタッズ”のアクセサリーです。今シーズンのアクセサリーは、オール“ロックスタッズ”。ゴールドのピアスもパンクマインドを盛り上げます。

 ブラックタイという王道のスタイルに立ち返り、(「ヴァレンティノ」の場合はこれまで通りではありますが)ちゃんとした洋服作って、本質を追求する。そんな「グレイト・リセット」の価値を教えてくれました。とりあえず私は次のシーズン、裾に「V」のメタルパーツをあしらったブラックタイを購入します!ピエールパオロもお気に入りの商品だそうです(笑)。

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「シャネル」2023-24年秋冬コレクションは小松菜奈がヒロイン 日本人初の快挙!

 「シャネル(CHANEL)」はパリ・ファッション・ウイーク最終日の3月7日、2023-24年秋冬コレクションを発表した。その数日前に届いた招待状に用いられていたのは、ブランドアンバサダーを務める女優、小松菜奈の写真。ティザー映像にも「シャネル」を象徴するカメリアの花と共に彼女が登場した。どちらもオランダ人写真家デュオであるイネス & ヴィノード(Inez & Vinoodh)撮影によるもので、今季のヒロインとしてフィーチャーされた。

 ショー当日、会場となったグラン・パレ・エフェメールに入ると、巨大なスクリーンに映し出されていたのは、ティザーと同じ映像やメリーゴーラウンドに乗る小松の姿。さらにショーでも、丸いランウエイの中央に置かれた巨大なカメリアのオブジェに小松の映像を投影。カメリアモチーフがあしらわれたコートやニット、バミューダパンツやミニスカートを合わせたツイードスーツ、アシンメトリーなドレスなどリアリティーのあるルックをまとったモデルが、その周りを闊歩した。日本人がこのような形で大々的に取り上げられるのは初めてで、快挙と言える。

 会場には、小松本人も夫の菅田将暉と一緒に来場。フィナーレでは、ヴィルジニー・ヴィアール(Virginy Viard)=アーティスティック・ディレクターとハグを交わした。ショー終了後には、日本をはじめ、多数のメディアの取材に対応。「今回、私を選んでいただいたことを聞いた時は、ただただうれしくて、でもどうなるんだろうという妄想ばかりしていました。ですが、このショーを見て、現実だったんだと実感し、心から感動すると共に言葉にできないくらいのうれしい気持ちです。素晴らしい『シャネル』のチームと一緒にクリエイションできたことは、これから一生大事にしていきたい思い出になりました」とコメントした。

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「ギャルソン」で「グレイト・リセット」という神の啓示 「マックイーン」が頂上決戦に参戦【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.5】

 本日は、“ギャルソンデー”。朝イチは「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」、お昼は「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」、そして夕方は「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と濃密なコレクションが続きます。早速「ジュンヤ ワタナベ」から参りましょう!

10:00 「ジュンヤ ワタナベ」
レッド・ツェッペリンで
ぶっ飛ばす漆黒のバイカーズ

 朝イチの「ジュンヤ ワタナベ」は、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の名曲「カシミール」にインスパイアされて、荒野をバイクでぶっ飛ばすようなタフネスウーマンを黒が主役の脱構築的なバイカーズスタイルで描きました。

 この歌は、荒野を駆け抜け、まるで空を飛んでいるように時間と空間を超越した感覚を覚えた若者の歌です。漆黒のバイカーズスタイルからは、まさにそんな疾走感と、予期せぬ未来に立ち向かう逞しさを感じます。アウターは、バッグやライダースなどを解体・再構築して生み出したもの。強いスタイルではありますが、ブルゾンには曲線のシルエットや大きなフリル、パフスリーブ、トレーンを引くスタイルも。朝からバキバキの元気をもらいました!

10:45 「JWアンダーソン」
「シモーン ロシャ」
「モリー ゴダード」

 次のショーの前に、ロンドンブランドのショールームをチェック。「JWアンダーソン(JW ANDERSON)」「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」と「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」のショールームを訪れました。

12:30 「ノワール ケイ ニノミヤ」
なぜか人々を魅了する
有機的なモレキュール

 「ノワール ケイ ニノミヤ」は、今シーズンも神々しい!同じ現場にいた栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問は、「後光が差していましたね(笑)」とおっしゃり、私は「新しい生命体が誕生した!」ようなムードを覚えました。そのくらい“何かにみなぎっていた”コレクションです。

 冒頭の赤やピンク、紫の花々に加えてシルバーの花までピョンピョンと飛び出し咲き誇ったコクーンシルエットのピースに代表されるよう、今シーズンは「百花繚乱」な“モレキュール・スタイル”です。二宮さんの作品は、モレキュール(分子)のように小さなパーツを無数に規則的に組み合わせるからこそ、有機的なシルエットを生み出して人々を魅了します。だからこそ、人々は「後光」とか「生命体」とか、そこに生命力のようなパワーを感じるのです。その後も、棘のように見えるモールを絡ませたPVCのドレスから可憐な花々を咲かせてみたり、反対に満開の花々をトゲトゲネットの中に押し込めて今にもはち切れんばかりの躍動感を表現してみたり。後半は、花々の代わりにリボンがハーネスウエアを彩ります。

 翌日の展示会で気づいたのは、こうした作品は、引きで見れば圧倒されるけれど、寄りで見ても実に美しいということ。分子構造に魅了されてしまう科学者がいるように、人間って連続性には弱いですよね(笑)。モレキュール・スタイルには、外見から構造まで、さまざまな人を魅了する可能性があることを再認識しました。

 足元については、こちらの記事をどうぞ!

13:30 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」
ヴィヴィアンの遺産を
「何にも変える必要はない」

 創業デザイナーが亡くなった「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」は、エモくって、思わずウルッときちゃいました。

 ファーストルックは、ヴィヴィアンの顔をプリントしたベストにチュールのレイヤード、そこにクラシックなファブリックのラップスカートとタイツ、それにスーパー厚底のヒール付きブーツです。以降のコレクションは、ヴィクトリアン調の貴族から、相対するペザントルック(農夫のスタイル)、時にはパイレーツスタイルなど、ロックやパンクと双璧をなすヴィヴィアンの代表的な、退廃的でヒストリカルなスタイルがメーンです。

 親交のあった友人はモデルを務め、フィナーレには純白のウエディング姿の孫娘のコーラ・コーレ(Cora Corre)が登場。アンドレアスは彼女と共に、涙を堪えながらランウエイ一周しました。次回からは、いよいよ一人立ちです。アンドレアスは、「何も変える必要はないんだ」と語ったと言います。

15:00 「エルメス」
ボディコンシャスなウエアにも
最高峰のクラフツマンシップ

 「エルメス(HERMES)」は、引き続き自然と戯れます。前シーズンが砂漠なら、今シーズンは森の中。茶色の木々が林立する空間に木漏れ日が差し込むイメージです。

 森は、秋冬らしい深い色のみならず、シルクニットやケーブルニットなどで描く樹皮のような波模様で表現しました。「エルメス」や「シャネル(CHANEL)」は近年、若い世代の獲得を視野にプレタポルテでも若々しいスタイルを積極的に打ち出していますが、今回もニットの多くはボディコンシャス。時にコート縫い付けられていたり、時にセパレートだったりのストールのような生地を首元で交差させるなど、スタイリングも攻めています。キルティングで作るコートは、斜めがけしたバッグを裾に取り付けると寝袋になるそう!いや、実際は寝袋としては使わないと思うけれど(笑)、そんな遊び心こそ若々しさの秘訣です。

 とは言え、そこにクラフツマンシップもしっかり詰まっているのが「エルメス」らしさ。例えばプリーツスカートには、スカーフのモチーフが織り込まれているし、上述のケーブルニットには2種の異なるレザーが編み込まれています。

 バッグでは、ハーネスをつけた“バーキン”が登場!これは顧客の皆様の購買意欲を掻き立てること間違いなしですね!

16:15 「パコ ラバンヌ」

 お次は「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」の展示会へ。ランウエイには登場しなかったバッグや、コマーシャルピースを拝見です。全面メタルや総装飾のドレスは難しいけれど、デニムのウエスト周りやTシャツの袖口などへのワンポイントが可愛らしかったです。

17:25 「コム デ ギャルソン」
原点回帰のコレクションで
悟った「グレイト・リセット」

 「コム デ ギャルソン」は、2人1組のモデルがランウエイをゆっくり歩くことを12回繰り返すプレゼンテーションでした。毎回唐突に終了するBGMには正直、関連性なんて存在しないように思えます。今シーズンは、12の異なるクリエイションの集合体と考えるのが良いのかもしれません。

 ここまでの流れを見て感じ、「ギャルソン」で確信に変わったのは「グレイト・リセット」というキーワードです。

 今回のコレクションについて「ギャルソン」は、「原点に戻ること」、そして「コットンやサテンなどの普通の素材で、自由なパターンを作ること」の価値に向き合ったと言います。確かにコレクションは、「ギャルソン」らしい奇想天外な形ではありますが、布を一つ一つピン留めしたようだったり、それを丁寧に折りたたんで縫い付けたりなど、先日の「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」同様に一枚の布に向き合い、丁寧作り上げた印象があります。そして、そもそも既成概念を超越するのは「ギャルソン」の原点。つまり今回のコレクションは、服作りの原点の立ち返り、ブランドの原点の価値を再確認する意味合いが大きかったのでしょう。そしてこの後は、また新たなフェーズへ。そんな予感も抱かせました。次に向かうための原点回帰だから「グレイト・リセット」なのです。

 そして振り返れば、ここまでのパリコレでは、いずれも「グレイト・リセット」なブランドに心を動かされています。上述の「ヴィヴィアン・ウエストウッド」しかり、洋服好きの洋服好きによる洋服好きのためのコレクションを贈ってくれた「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や、創業者の確固たるスタイルを現代に甦らせ続ける「サンローラン(SAINT LAURENT)」、そして本質に立ち返るために余分なディテールを排除した「ロエベ(LOEWE)」。

 15周年とは言えまだまだ短い歴史を振り返り毎年のアイコンを復刻させた「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」など、リバイバルが多いのも「グレイト・リセット」な今シーズンのムードが影響しているのかもしれません。

 なぜ皆、「グレイト・リセット」なのか?一度リセットして、次は一体どこに向かうのか?はまだ見えてきませんが、以降はこのキーワードを胸に取材を続けたいと思います。

19:00 「アレキサンダー・マックイーン」
それ自体は主張しないスーツで
着る人の個性を主張する

 濃密な時間は、さらに続きます。久しぶりの「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」です。

 先程話した「グレイト・リセット」、洋服の本質や原点に立ち返るという意味においては、ベストブランドの1つですね。期待通り、最高のコレクションを見せてくれました。

 クリエイティブ・ディレクターのサラ・バートン(Sarah Burton)は、「テーラードの匿名性」に注目したと言います。キーワードだけ聞くと、「多様性の時代なのに?」と思うでしょうか?実際、サラの想いはその真逆で、この場合の「匿名性」とは、「洋服自体が主張しない」という意味。「普遍的なテーラードだからこそ、それ自体が主張しないスーツだからこそ、着る人の個性が際立つ」という考え方です。最近だと「ヴァレンティノ(VALENTINO)」も同様のアプローチですね。

 ランウエイに現れたのは、メンズもウィメンズも端正なスーツ。力強いショルダーラインと、曇りのないホワイトシャツ、そしてレザーのブラックタイというスタイルです。「ザ・王道」のエレガンスは、時にスーツ地がピンストライプに変わったり、ジャケット&パンツがビスチエタイプのドレスに変身したりしますが、いずれも圧倒的な美しさ。巨大な蘭のモチーフが美しさに、まさに花を添えます。漆黒のトレンチコートに真っ白なランを描いたトレンチは、ウエストマークから急速に広がるAラインを描いてドレスのようです。

 もう1つの特徴は、骨格を描いたようにボディコンシャスなドレスです。骨格描いたのは、洋服の“芯”や“核”を表現しようとするサラの想いの現れ。と同時にそれは、人間にとっても土台である骨に焦点を当てることで、やはり個々人の美しさを描こうとしているようにも思えます。

 「マックイーン」のショーは何度か見てきましたが、フィナーレでサラが自信満々にランウエイを駆け抜けた姿を見たのは初めてでした。きっと自信があったのでしょう。そう言えば上述した「エルメス」のナデージュ・ヴァンヘ・シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)クリエイティブ・ディレクターも、今回は珍しくランウエイを闊歩していたっけ。「グレイト・リセット」して美しい洋服を完成させたデザイナーの自信を感じ、多くのデザイナーが、この方向性に向かって歩みを進めていることを感じました。

20:45 「アン ドゥムルメステール」
「ピュア」「ナイーブ」ではなく
「官能」のための繊細な生地使い

 本日最後のショーは、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」。ルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)新クリエイティブ・ディレクターによる新たな一歩のお披露目です。

 みなさん、ルドヴィックはご存知ですか?知らない人は、ぜひこちらをご覧ください。度肝を抜かれると思います(笑)。彼は今も続ける自身のブランドでは、ちょっぴり露出過多なきらいがあるほど、官能的なスタイルを得意としています。そんな彼が、どんな「アン」を作るのか?楽しみです。

 ちなみにこのブランドは現在、イタリアのセレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)がオーナー。だからこそ最近は、「アン」独特の気難しさは解消したものの、“売れる”平均点のブランドにシフトしていました。再びデザイナーズブランドとしての個性を期待したいところです。

 コレクションは、「アン」に通じる繊細な生地使いはあったものの、「繊細」や「ピュア」「ナイーブ」な人間像を描くためではなく、やはりルドヴィックらしく「官能的」なムードを携えるためのチョイスだったように思います。そして、インナーがほとんどない(笑)。もちろんコマーシャルピースでは用意していると思いますが、私の中の「アン」のイメージは、繊細な洋服を重ねて作る退廃的でポエティックなムードです。もちろん、今はそんな時代じゃないかもしれませんが、どこまでオリジンに近づいてくれるのか?自身のブランドとの差別化のためにも、1990〜2000年代の「アン」のレファレンスがもう少し顕著でも良いのかな?と思います。

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「プーマ」がブランド設立75周年を記念したイベントを東京で開催 特設ぺージではライブ配信を実施

 「プーマ(PUMA)」は、ブランド設立75周年を記念したイベント「プーマ 75th アニバーサリー “フォーエバー.ファスター” ザ ショウ(PUMA 75th Anniversary “Forever .Faster.” THE SHOW)」を3月10日に国立代々木競技場第二体育館で開催する。完全招待制イベントだが、特設ページで19時からライブ配信を行う。

 「プーマ 75th アニバーサリー “フォーエバー.ファスター” ザ ショウ」は、ブランド設立75周年を記念した2023年のグローバル・キャンペーン“フォーエバー.ファスター”と連動したもので、「プーマ」の“過去・現在・未来”をテーマにファッションと音楽を融合したイベントだ。主にランウエイショーとライブパフォーマンスで構成しており、ランウエイショーは世界的スタイリストのシュン・ワタナベがディレクションおよびスタイリングを担当。ショーBGMはカナダを拠点とする人気プロデューサーのワンダガール(WondaGurl)が制作し、「プーマ」契約アスリートの陸上選手サニブラウン・アブデル・ハキームや総合格闘家・三浦孝太らが歩くほか、フィナーレのライブパフォーマンスではBIGYUKIが登場する予定だ。

■プーマ 75th アニバーサリー “フォーエバー.ファスター” ザ ショウ
日程:3月10日
時間:19:00〜20:00
場所:国立代々木競技場第二体育館
住所:東京都渋谷区神南2-1-1
入場:完全招待制(特設ページでライブ配信)

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現代アーティストのダニエル・アーシャムが時計「ウブロ」のアンバサダーに

 スイスの時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」は、米国人現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)をアンバサダーに指名した。

 アーシャムは、「長年にわたり『ウブロ』、そして『ウブロ』が現代アートの分野で支援するプロジェクトに大きな関心を寄せていた。また、時計製造にまつわるデザインや、工芸に対する独創的なアプローチをとても素晴らしいと感じていた」とコメント。

 パートナーシップを記念してアーシャムは、「ウブロ」のデザインコードを反映した20mの日時計を、マッターホルンを望むスイスの山岳リゾート地ツェルマットに制作。「物理的に時間のはかなさを感じさせるものだが、これを見るために登山する全ての人にとって、時間を超えた記憶を作り上げるという意味において、永続的なものと言えるだろう」と述べる。

 アーシャムは1980年9月8日生まれ、米国・オハイオ州出身。今はニューヨークを拠点に活動中で、絵画、彫刻、映像とボーダーレスな作風で知られる。これまで「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクターや「フェンディ(FENDI)」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ポルシェ(PORCHE)」、ポケモンなどとコラボ。

 一方、「ウブロ」とアートの関係も深く、村上隆と協業して時計を製作・販売するなどしてきた。リカルド・グアダルーペ(Ricardo Guadalupe)=ウブロ最高経営責任者は、アーシャムを「現在、最も影響力があり、人気の高い現代アーティストの一人」と評する。

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「ロエベ」は目を逸らせない二次元のドレス 「イッセイ」は一枚の布に改めて向き合ったけれど……【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでもVol.4】

 パリコレは中盤戦に突入!ここからはファッションショーで拝見したコレクションのディテールを確認するための展示会も数が増え、ドタバタ具合はピークに突入!ということで、本日は朝少し早めの展示会からスタートです!

9:30 「バーバリー」
新型バッグの開発に
意欲満々のムードがヒシヒシ

 本日は、「バーバリー(BURBERRY)」の展示会からスタート。ロンドンでのショーのレビューは、上記のリンクを読んでいただければと思います。

 展示会で強く感じたのは、新しいバッグ&シューズへの意欲です。クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リー(Daniel Lee)は、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」でも“カセット”など、みんなが憧れるバッグを生み出した実績の持ち主ですから、期待しちゃいますね。とは言え、「ボッテガ・ヴェネタ」の職人たちは、デザイナーの期待に応えるどころか、それを上回る提案ができるプロフェッショナルと聞いたことがあります。「バーバリー」での挑戦は、「ボッテガ・ヴェネタ」での朝鮮とはまた一味違うでしょう。ファーストシーズンの提案は、アルファベットの「B」のシルエットを活かしたホーボーバッグなど。メタルパーツは、チェスの馬やナイトがモチーフでした。個人的には、ブランケットウールで作った湯たんぽが欲しいな(笑)。

10:25 「レオナール」
秋冬も華やかな花柄
キルティングで冬山ムードも

 今日のショーは「レオナール(LEONARD)」でスタートです。春夏は色鮮やかなシルクプリントで描くリゾートファッションのイメージですが、秋冬はいかに?鮮やかな花柄プリントなどはそのままに、キルティングのブルゾンなどに仕上げました。

12:00 「ロエベ」
“前菜”のNCTテヨンも
メインのコレクションも最高!

 本日のメインディッシュの「ロエベ(LOEWE)」は、“前菜”として、会場入りするセレブリティのパパラッチから楽しみましょう(笑)。事前情報によると、海外からはNIMIXXの6人組&NCTのテヨンがパリ入り。日本代表は本田翼さんです。2人がかりで無事に3組の撮影を終え、楽しんだメインディッシュは最高でした。

 同じシーズンのメンズ同様、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、服の本質に立ち返って装飾を削ぎ落としました。一方でメンズと異なるのは、メンズでは洋服を最高に美しい瞬間で固めたのに対し、ウィメンズでは流動性や重力を意識して、生地が自然と垂れ下がったり、モデルが歩くことによって生まれるムーブメントを利用したりしたこと。固めたメンズに対して、解放したウィメンズとも言うべきでしょうか?こうしたアイデアは、前回のウィメンズを思い起こさせる生地の一部を吊ったり摘んだりしたカシミヤニットやレザーシャツ、胸の中央のメタルパーツから生地が放射線状に流れるドレスで表現しています。つまり今シーズンのウィメンズは、前回からのアイデアを発展させつつ、メンズともシンクロしているというワケ。ジョナサンのコレクションの構成力には驚くばかりです。

 洋服本来の魅力を認識すべく、昔の洋服を転写プリントしたシルクサテンのドレスも連打しました。平面的なパターンワークのドレスには、輪郭として余白を残した状態でヴィンテージドレスをかすれたように転写プリント。真っ白な余白が転写プリントしたドレスを引き立てつつも、ピンボケしているので「ドレスなのかな?」と確認するために目を凝らすので、結果的にますます洋服本体に視線を送ってしまいます。

 バッグの新型は、これまたドレープが美しい円形のレザーバッグ。ドーナツ状のチェーンでハンドルの長さを変えることが可能です。メンズで登場した“パズル”バッグのビッグトートや、前回仲間に加わった横長の“パセオ”のスエードバッグなど、アクセサリーにおいてもゆっくり(でもないかw?)、しっかり進化しているのが印象的です。

13:30 「イッセイ ミヤケ」

 お次は、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」。ショーは木琴のアンサンブルをBGMにスタートしました。

 今回は四角形をテーマにコレクションを制作。全ては一枚の布から始まる「イッセイ」らしいスタートです。昨年、三宅一生さんがお亡くなりになられ、改めて原点に立ち返ったのかもしれません。そして、洋服の本質を見つめ直し、一枚の布に真剣に向き合うブランドが急増している今シーズンのムードとも合致しています。

 四角形との向き合い方は、多種多様です。序盤は巨大な四角形の布を大きく折りたたんだようなトップスやボトムスを提案。その後は小さなリブ編みの四角形を無縫製で縦横無尽に繋げて生まれる歪みをドレスのシルエットとしてみたり、完成した真っ白なドレスを畳んだ状態で黒い四角を描いて再び広げてみたり。ただいずれも、正直最後の形は“奇妙”です。

 不思議な感覚は、新しいものが生まれるべきファッションショーでは常々抱く感情です。そこで私は、その不思議な感覚はポジティブなものなのか?ネガティブなものなのか?ポジティブになり得るネガティブなのか?ポジティブにはなり得なそうなネガティブなのか?を吟味したいと思っています。ポジティブな違和感には、新しいからこそ言葉では表現しきれないけれど感覚的に「新しい」と感じる予感や、自分のスタイルには存在しなかったけれど挑戦してみたいと思える可能性などがありますが、今回の“奇妙”は、それとはちょっと異なりました。食指が動く新しさではなく、ただ“奇妙”に思えてしまったのです。アイデアは豊富でしたが、いずれもエモーションを揺り動かされるものではありませんでした。四角形との向き合い方が多様だっただけに、いずれも発展途上で残念な気持ちです。デザイナーの近藤悟史さんには、「もう少し肩の力を抜いて大丈夫!」と背中をさすってあげたい。そんな気持ちです。

14:15 「ジバンシィ」

 マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)の大いなる可能性を感じた、「ジバンシィ」の展示会へ。メンズと共通のダメージ加工しまくりのストリートパートは、やっぱりめちゃくちゃカッコよかったです。

15:00 「ジャンバティスタ ヴァリ」
「これでいい」ではあるけれど
「これがいい」には至っていない

 すっかり中東の大富豪向けブランドに変わってしまった感がある「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」は、ドレスのオンパレード。カスケードラッフルをあしらったり、胸元でシフォンを交差したり、そこにフェザーの装飾を加えたり、美しいけれど確かに日本に大きな市場はなさそうです(笑)。ツイードのジャケットやGジャンも登場しますが、こうしたアイテムは正直「ジャンバティスタ ヴァリ」で買う必要はないかもですよね?「これでいい」はあるけれど、「これがいい」が存在しない。そんな印象でした。

16:30 「ニナ リッチ」
エモーショナルな26歳の
若手デザイナーに望むこと

 さぁ、お次は今シーズンおそらく最年少のデザイナー、26歳のハリス・リード(Harris Reed)新クリエイティブ・ディレクターによる「ニナ リッチ(NINA RICCI)」です。

 上の記事にある通り、多種多様なモデルにジェンダーも年齢も超越したスーツやドレスを着せてインクルーシブなムードを醸し出しましたが、コレクションは発展途上。若いので、今後に期待です。

 1つリクエストができるなら、リードが話す「ニナ リッチ」の「カラフルな色使いやワクワクする要素」のオリジン、忘れられているという「(創業者の)ニナの大胆さ」をまずはちゃんと見せて欲しいと思います。正直「ニナ リッチ」よりも「ハリス リード」に思えたブランドを見て、改めて思ったのは「『ニナ リッチ』って、どんなブランドなんだっけ?」でした。私はラース・ニルソン(Lars Nilsson)の時代から、オリヴィエ・ティスケンス(Olivier Theyskens)、ピーター・コッピング(Peter Copping)、ギョーム・アンリ(Guillaume Henry)、 ルシェミー・ボッター(Rushmey Botter)とリジ―・ヘレブラー(Lisi Herrebrugh)、そしてハリス・リードに至るまでの「ニナ リッチ」に触れていますが、それでも“「ニナ リッチ」らしさ”って言われてみればまだわかっていません。振り返れば歴代デザイナーも、自分らしいコレクションを手掛けた印象で、“「ニナ リッチ」らしさ”だったのかは懐疑的です。

 だからこそ、リードには改めて、その“らしさ”を見せて欲しい。きっと甘いフェミニニティーだと思うのですが、今回のショーのフィナーレで感極まったようだったリードなら、きっと見せてくれるはずです。

18:00 「ヴィクトリア ベッカム」
やっぱりカッコいい
セットアップをたくさん見たい

 さて、本日のラストは「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)。こちらも、ここ数年の変革期を経て、正直日本人には縁遠いドレス中心のブランドになりました。

 今シーズンもホルターネックのプリーツドレスや、エンジェルスリーブのネグリジェ風ドレスは、正直なかなかな難易度。代わりに一時影を潜めたセットアップが再登場で安心感を覚えました。

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「リーボック」がSixTONESを起用したテレビCM 公式ユーチューブで先行公開中

 「リーボック(REEBOK)」は、ジャニーズ事務所所属の6人組男性アイドルグループSixTONES(ストーンズ)を起用したテレビCM「Spring Kicks」を3⽉10⽇から全国で放映する。

 同CMは、「リーボック」を象徴する“インスタポンプフューリー 95”にフォーカスしたもので、SixTONESのメンバーは同スニーカーをはじめ、全⾝を「リーボック」でコーディネート。4⽉12⽇にリリースする新曲「Drive」に合わせて、⾜元にフィーチャーしたダンスを披露する。

 メンバーの京本大我(たいが)は「ライブのリハーサル時の足元は、いつも『リーボック』。軽くて、とにかく楽だから」と話し、森本慎太郎も「めっちゃ踊りやすい」とコメント。田中樹(じゅり)は「普段から『リーボック』のスニーカーを愛⽤している。シンプルなデザインのモデルが好きで、⾊なら⽩」と述べた。

 なお、「リーボック」はテレビ放映に先駆けて6⽇、公式ユーチューブチャンネルで同CMを公開した。今後、メーキング映像も公開予定だという。

 また、同ブランドは6⽇から同名(Spring Kicks)のキャンペーンをスタート。直営9店舗と公式オンラインストアでSixTONESが着⽤する“インスタポンプフューリー 95”を販売するほか、渋⾕・原宿・博多の3店舗では同スニーカーを履いたSixTONESを店頭ウインドーに⼤きく登場させる。

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BLACKPINK&日本人ブランドが揃い踏みでパリコレ開幕【2023-24年秋冬パリコレ取材はどこまでも】

 みなさん、こんにちは。2023-24年秋冬シーズンのコレクション・サーキットはいよいよパリへ!ロンドンやミラノを見る限り、今年は復活した中国人セレブとファンの存在感が再び増して、パリも「アチチのチ」なくらい熱量の高いシーズンになりそうです。そこで「WWDJAPAN」の編集長&欧州通信員が花の都パリから、華やかなだけじゃない(!?)ドタバタ日記をお送りします。初日は、日本人ブランドと、早くも2人登場のBLACKPINKでスタートです!

10:30 CFCL

 本日朝一番のブランドは、高橋悠介さん率いる「CFCL」。日本のアパレルでは初めてのBコープを取得したり、取り扱い店舗での実績も好調だったりと、波に乗っています。

 そんなブランドですが、実は私、これまでちゃんとコレクションを見たことありませんでした。半年前はシャルル・ド・ゴール空港からの移動でプレゼンテーションに間に合わず、それより前は「WWDJAPAN」の編集統括兼サステナブル・ディレクターの向に半ば“おまかせ“していた感があります。正直に言えば、「CFCL」が得意としていて、実際デザイン性で支持されている「編み地を切り替えることで、腰回りが急速に膨らむワンピース」のシルエットが、ちょっと“唐突“に思え食指が伸びなかったという本音もありました。ただ、23年春夏コレクションの透け感があるニットは、とても洗練されていて素直に素敵に思えていました。今回、ブランドにとって初めてのショー形式での発表は、「CFCL」をちゃんと知る良い機会です。

 「とらや」のおまんじゅうをいただき、頭に糖分をバッチリ送り込んで拝見したショーは、やっぱり透け感のあるニットの美しさが印象的でした。透け感のあるハイゲージニットで生み出すペプラムのようなボリュームは、それが肩口にあっても袖口にあっても、軽やかかつエレガント。色では、鮮やかなイエローのストンと落ちるニットドレスがフレッシュな印象です。一方、急速に広がるペプラムのような曲線はやっぱり今なおちょっと唐突に思えるし、起毛感あるニットはボリュームのせいか少し重たく見えました。「CFCL」には、なるべくフレッシュなムードの中で、創意工夫を追求してほしいな。肩のラインが円弧を描くリブニットも、クロップド丈や鮮やかなカラーパレット、もう少しハイゲージな素材の進化系が楽しみです。

11:20 「トモ コイズミ」

 続いては、ミラノでのショーを終えたばかりの「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の展示会へ。デザイナーのトモくんはもちろん、ショーに登場したモデルのKEISHANもパリ入りしています。

 常々鮮やかな色と軽やかなシフォンで夢の世界に誘ってくれるブランドですが、今回は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のクチュールライン“アルタ・モーダ“のアーカイブがオプティミスティック(楽観的)なムードを盛り上げます。シチリアの太陽の光をいっぱいに浴びたような生地を贅沢に使ったドレス達は、もはや“ご陽気“。こんな時代だからこそ、必要なムードです。

11:40 寄り道の「アー・ペー・セー」

 「トモ コイズミ」の展示会の後は、隣にある「アー・ペー・セー(A.P.C.)」のセカンドハンドショップへ。ブランドが「アー・ペー・セー」の商品を買い取ってクーポンを発行し、メンテナンスした古着を販売しているショップです。買取額はデザイン問わず商品ごとに一律だそうで商品もニットなら大体70ユーロ(約●万円)など明朗会計。デザインが廃れないブランドだから、需要は高そうです。

13:00 「マメ クロゴウチ」

 本日はジャパニーズ・デーのパリ・コレクション。お次は「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」です。同じテーマに1年間向き合い続けるブランドは、23年春夏コレクション同様、竹かごや竹にまつわる文化にフォーカス。しかし、そのアプローチは大きく異なります。

 23年春夏は、言うなれば“ド直球“な竹細工と洋服の融合でした。一方、23-24年秋冬は、中国から工芸として伝来した竹細工が日本では日用品として独自の進化を遂げた歴史や、中が空洞だからこそしなやかな竹本来の魅力に着目。例えば編み込みの様子を染めや、リボンのような生地を組紐のように重ねることで表現したミリタリーやアウトドアムードの洋服が続きます。完成したスタイルは、落ち葉で埋め尽くされた公園での散歩という情景が思い浮かびそうな、日常生活に馴染むようなデイウエア。なのにダーツ使いで、しなやかに女性の曲線美も表現します。

 私は、こちらの方が圧倒的に好き!ほっこりしつつも軽やか、リラックスムードも漂うのにしなやか。そんな気持ちでショー会場を後にしました。

15:00 「ディオール」

 さぁ、初日最初のヤマ場到来です。こちらの日記、メンズからウィメンズのミラノまでドタバタ感も漂わせながらお送りしているので、パリでもそのテンションを受け継ごうと思いますが、毎回この「ディオール(DIOR)」は、ファッションショー自体はとっても優雅なのに、その舞台裏は超ドタバタなんです。

 理由は、まずはこの人!そして、来場するセレブ!日本ではSNSチームが、(現地時間は23時のハズなのに)私たちがパパラッチする写真や動画、セレブのコメントを待ち構えています(苦笑。若干恐)。事前につかんだ情報では、今回もBLACKPINKのJISOOの来場は間違いなし。そこで同僚の藪野通信員には日本からのセレブへの突撃をお願いして、私はJISOOまっしぐら!であります。一応、前回JISOOの撮影には大成功を収めておりまして、「いけるっしょ」くらいの感覚でありました。

 ところがJISOO様、、今回は入り口でほとんど止まってくれません(涙)。最初に撮った動画はコチラ。確かにアップはあるけれど、日本のSNS担当からは「ナイスファイトです!」とのコメントが返ってきました。ん〜、これはクオリティに納得していらっしゃいませんね(笑)?

 ということで改めて、広い特設テントの中で、一番ゴミゴミしてそうな場所に突撃!すると、もう一人のビッグゲストのシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)とJISOO様が、なんとご歓談中じゃあ〜りませんか!そこでスマホを持った手を天高く伸ばし、撮影したのがこちらの動画。そして、撮影してトリミングしたのがコチラの写真。大成功でありました。これで本日のビッグミッションの1つ、コンプリートであります。

 肝心のショーは、強さを感じさせるクリエイションでした。ブラックを基調にレッドやグリーン、イエローもちょっぴりダークトーンだったり、反対にルビーやエメラルド、トパーズイエローのように潔いビビッドカラーだったり。多くのウエアにはシワ加工を施し、アビエイタージャケットのようなレザーブルゾンを合わせたルックも登場します。

 一方で、それが逞しさや荒々しさにつながらないのは、儚さも併せ持っているからでしょう。1947年に発表したニュー・ルックのスカート、裾に向かって急速に広がるコロールライン(花冠)のスカートにこだわった今季は、そのスカートこそがエレガンスや可愛らしさ、夢のような儚さを醸し出しました。そこにのせたフローラルモチーフは、抽象画のようにおぼろげで、その曖昧さはやはり儚さにつながっています。クラシカルな千鳥格子のジャケットには、パフスリーブや曲線的なウエストライン。今季は、相反するものの対比が顕著です。

 バッグやシューズは、冠婚葬祭から日常使いまで幅広く使えそうだから「売れそう」な安定感さえ漂うスモールサイズのハンドバッグや、バックストラップのパンプス、今季目立っているロンググローブなど。ちょっぴりセンシュアル(官能的)に正統派のスタイルを描く、今季のトレンドを牽引している印象でした。

16:00 「パーム エンジェルス」

 お次は、一足早く「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」のプレビューへ。デザイナーのフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)から、日曜日のファッションショーに先駆けて最新コレクションの概要を聞きました。もちろん、詳細は話せません(笑)。一言だけ言えるとしたら、なかなかな新基軸です。お楽しみに!

17:35 「アンリアレイジ」

 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のショー会場は、パリの中心部にあるシアター。今回は、2015-16年秋冬シーズンに発表した「紫外線で色が浮かぶ服」の進化版を発表しました。詳しくは「百聞は一見にしかず」で、動画を見ていただくのが一番早く、わかりやすいと思います(笑)。15-16年秋冬シーズンをご存知の方は、いかがですか?ずいぶんアプデしましたよねぇ。まず色はあっという間に変わるし、色の濃さも前回より深く鮮やか。そしてフェイクファーやレースなど、紫外線で色が変わる染料はさまざまな素材にのせられるようです。そして、白から別の色になるだけでなく、ある色が別の色になるという進化も!BGMの「威風堂々」のように森永邦彦デザイナーも自信満々なアップデートだったことが伺えます。願わくば、肝心の洋服も進化して欲しいところ。もちろん”らしさ”はあるのですが、特にジャケットは、もっと美しいパターンやカッティングだったら、色の変化がもっとドラマチックに感じられたかもしれません。

18:15 「アライア」

 お次は、「アライア(ALAIA)」の展示会。欧州通信員の薮野記者が、デザイナーのピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)の自宅に招かれて拝見したコレクションが一堂に並んでいます。印象的なのは、バックスタイル。ピーターは、「出会った時同様、わかれる時の印象も大事」と後ろ姿にこだわっているそうです。

19:00 「ギャラリー・ラファイエット」

 ちょうどシャンゼリゼ通りの近くだったので、「ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)」をチェック。滞在時間はわずか15分でしたが、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のスペースがやたらと大きかった印象です。売り上げと連動しているので、こうした売り場面積は「WWDJAPAN」記者ならチェックであります。

20:20 「サンローラン」

 さぁ、本日のラストは「サンローラン(SAINT LAURENT)」。こちらにもBLACKPINKのROSE来場確定情報が飛び込んでいます。しかも今回は、私一人。おぅ……、プレッシャーです。

 パパラッチに大事なのは、心の余裕と全体像の把握です(多分)。ということでショーが始まる予定時刻の20:00よりも40分も前に来場。何気ない顔でスタッフの傍らを通り抜けて、本来ならばゲストがウロウロすべきじゃないフォトコールエリアに辿り着き、ROSEの撮影にベストなポジションをゲットしました。そこは、フォトコールエリアのちょっと上にある階段を登り切ったところ。階段を上がるためにペースダウンするROSEをじっくり撮影できるだろうという企みです(笑)。


「サンローラン」アンバサダーのKing Gnuの常田大希さん


「サンローラン」アンバサダーの水原希子さん


「エミリー、パリへ行く」のシルヴィ役を務めたフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー

 ここからは忍耐勝負です。待つこと30分、気温は3度。私もなかなかツラいものがありますが、「サンローラン」の23年春夏コレクションを身に纏い体の半分を露出しているセレブの皆さんも「お疲れ様です!」なカンジです。ベスポジは、King Gnuの常田大希さんや水原希子さんという、日本代表アンバサダー2人が来場した時だけ一瞬離れてバッチリ撮影。「エミリー、パリへ行く」のシルヴィ役を務めたフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー(Philippine Leroy Beaulieu)をパパラッチしても、律儀にベスポジに戻ってROSEを待ち構えます。すると、ついに係員に「ゲストがここで、何やってるワケ?」とイエローカード。ROSEはもうちょっとで来そうだけど、怒られ続けるとショー会場に戻れなくなるかも?20:00が近づくにつれて不安がますます募っていくと、ついに「ドア、閉めるよ」の最終通告です(泣)。

 後ろ髪ひかれる思いでフォトエリアを離れ、それでも未練たっぷりでショー会場の入り口でスマホを待ち構えていると、ついに降臨!ながら、ソッコー目の前を通過!その間、推定3秒(泣)!こうして撮影したのが、こちらの動画です。我ながら、あっという間過ぎますね。

 肝心のコレクションは、メンズ同様「(特に日本人には)難しいなぁ」というアイテムの連打が目立ちますが、だからこそ唯一無二の世界観。スーパーパワーショルダーのジャケット&トレーンを引くほど生地を贅沢に使ったボウタイブラウス、ラップのミニスカートで単純に「めちゃくちゃカッコいい!」コレクションに仕上がっていることは間違いありません。そして、そんな確固たる世界観を構築しているからこそ、世界では絶好調の「サンローラン」。日本人にはちょっと難しいイメージもありますが、常田さんや希子ちゃんを通して、この世界観が日本にも、もっともっと浸透すればと願ってやみません。

 ということで、本日の業務は以上で終了!ちなみに本日のスタイルは、「オーバーコート(OVERCOAT)」のコート&ジャケット、それにシャツと、「マルニ(MARNI)」のスカート、「ディオール(DIOR)」のスニーカーでございました。それではみなさん、また明日!

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「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」が“春色”アイテムを集めた期間限定イベントを開催

 イッセイ ミヤケの雑貨開発プロジェクト「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」は、個性豊かなバッグシリーズから“旬なモノ”を集めた期間限定イベント“アッセンブリー(ASSEMBLY)”を開催する。

 第1弾は、“モッコ(MOKKO)”、“イロガミ(IROGAMI)”、“パッケージ(PACKAGE)”シリーズにフォーカスし、春らしいカラーのプロダクトを中心に販売。3月1日~31日は、代官山店と渋谷パルコのイッセイ ミヤケ シブヤで、3月18日~4月3日は、心斎橋パルコ1階のポップアップスペース“ザ ウィンドウ”で開催する。

 “モッコ“は、1本の糸から編み上げた、軽くて柔らかなニットバッグシリーズで、“洗えるカゴバッグ”としてデイリーに使えるほか、トートタイプはフルーツバスケットのようにインテリアにも美しく溶け込む。

 “イロガミ”は、色紙を3枚重ねたようなデザインがユニークなトートバッグだ。内部は荷物が整理しやすいよう2層構造で、軽量でシワになりにくく、気軽に使うことができる。

 “パッケージ”は、「あける」楽しさと「あげる」喜びを込めたプロダクトシリーズだ。使い始めにミシン目に沿って封を開けることで、ウォレットやポシェットなどが完成し、お菓子のパッケージを開けるようなワクワク感を味わえる。またイベント限定で、同シリーズのピンクをそろえる。

 期間中は、3つのシリーズから、大小さまざまなサイズのトートバッグやポシェット、巾着バッグ、小物などをバリエーション豊富にラインアップ。遊び心のあるプロダクトを直接手に取ることができる。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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「ヴェルサーチェ」が新作バッグ“リピート”を発売 半月型のフォームが特徴

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、新作バッグ“リピート”を発売した。

 2000年代初めに発表した“ヴェルサーチェ ホーボーバッグ”を復刻したもので、半月型のフォームとブランドのアイコンであるメドゥーサを模したハードウエアが特徴だ。また、ショルダーストラップは長さ調節と取り外しが可能。

 価格は20万200円〜(税込)で、サイズはミニからラージまで。素材、カラーも豊富にそろう。

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「G-SHOCK」がITZYをアンバサダーに指名 韓国の5人組ガールズグループ

 「G-SHOCK」はグローバルアンバサダーに、韓国の5人組ガールズグループITZY(イッチ)を指名した。起用理由について、「パワフルな楽曲やクールなパフォーマンスが、タフネスをコンセプトとする『G-SHOCK』のイメージに通じるため」と述べる。

 ITZYは2019年2月にデビュー。TWICE(トゥワイス)やNiziU(ニジュー)を輩出したJYPエンターテインメントに所属する。20年3月にYouTubeに投稿した「WANNABE」は再生数4億8000万回を突破した。主なファン層は10~20代女性。

 「G-SHOCK」は近年、人気モデルをサイズダウンして販売するなど、女性市場の開拓に取り組んでいる。

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中川政七商店とスタジオジブリが初コラボ 「となりのトトロ」が主役の25商品

 “日本の工芸を元気にする!”をビジョンに掲げる中川政七商店が、スタジオジブリと初めて協業する。第1弾として3月1日に、アニメ映画「となりのトトロ」にフォーカスした25商品を発売する。中川政七商店は、「“手仕事への愛”という両者の共通項から実現した」と話す。

 富山県の伝統工芸“井波彫刻”によるクスノキのトトロ(手彫り人形)が33万円(税込、以下同 ※抽選販売)、同じく富山県の“八尾和紙”による型染宝箱が5940円。佐賀県の“肥前吉田焼”の一輪挿しは4180円で、“どんぐり皿”(小皿、各2200円)は“美濃焼”“瀬戸焼”“有田焼”の3つの産地で作った。さらに、裏表なく染まる“注染(ちゅうせん)”のTシャツ(5500円 ※3月3日発売)や手拭いハンカチ(880円)、“小田原鋳物”のお守り鈴(1980円)、“蚊帳(かや)織”の布巾(550円、1320円)をラインアップする。

 中川政七商店は、コラボ商品のモノ作りの背景について紹介する「ジブリと、工芸。」企画を、1日から渋谷店で開催する。

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三陽商会が「服育活動」を続ける理由 服作りを通じ、物を大切にする子供を育てる

 三陽商会は、子供たちの“服を長く、大切に着る”心を育む「服育活動」に力を入れている。同社のデザイナーやパタンナーが都内の小学校に足を運び、服作りにまつわる出前授業を実施してきた。コロナ禍で中断を余儀なくされるも、動画配信に切り替え、地道な発信を続けている。

 出前授業では、デザイナーの商品企画やコンセプト設計のプロセスをクイズ形式で分かりやすく紹介。野球ボールなど身近な物の型紙の見本を見せることで、服にまつわる仕事への興味を刺激してきた。コロナ禍以降は、「綿ってなに?」「デザイナーとパタンナーって、どんな人?」などをテーマにした動画を自社ホームページで公開している。

 「服育活動」は、同社の社員3人が中心となり運営・実施する。「小さな規模の取り組みだが、『服育活動』は当社の大切な使命だと考えている」と運営を主導する岩崎麻佐子・三陽商会 経営統括本部 企業コミュニケーション部長。「子供たちが身近な服がどう作られているか知ることは、アパレルという仕事の入り口になるだけでなく、物を大切にする意識の醸成につながる」と考える。「創業80年を迎える当社の最大の価値はモノ作りの中にある考えてきた。世の中にアパレル企業はたくさんあるが、私たちはデザインから設計、製造までを一貫する。一着の服は、たくさんの人の仕事によって作られている。私たちだからこそ、温度感を持って伝えられることがある」。

 同社の「服育活動」にまつわるもう一つの取り組みが、2018年に企業賞として創設した「SANYO服福賞」だ。新宿区とNPOが主催する区内の小学生対象の「新宿区『みどりの小道』環境日記コンテスト」に協賛し、服や布をテーマにした優れた日記を書いた子どもを毎年表彰している。22年度は、賞の創設以来最高となる24校1204点の応募があった。子どもたちは、着られなくなったTシャツやスカートを他の服やエコバッグに作り変えたり、ペットボトルがリサイクルされる過程をまとめたりといったがんばりを、熱心に日記をしたためた。岩崎氏は「何度もコンテストに応募する子や、兄弟や上級生を見て『私もやってみたい』と挑戦してくれる子が出てきている」と手応えを話す。

 コロナ禍が収束した後は、動画発信を継続しつつ出前授業を再開する。「撒いた種を深く根付かせていくことが大事」と岩崎氏。「『服育活動』を通じて『物を大事にしよう』と考える子が増えれば、安易に物が作られ、捨てられる社会を変えていくことにつながる。小さな子どもたちが服作りに興味津々な顔を見たり、真剣に手を動かす姿を見ることは、社員にとってもいい刺激になるはずだ」とし、「今後も三陽商会にしかできないコンテンツを増やし、活動の充実を目指していきたい」と語った。

※『服育Ⓡ』は株式会社チクマの登録商標であり、株式会社チクマの使用許諾に基づき使用しています。

問い合わせ先
三陽商会 企業コミュニケーション部
03-6380-5055

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アイコンジーンズ“501”が150周年の「リーバイス」が映像キャンペーンを始動

 アイコンジーンズの“501”が今年150周年を迎える「リーバイス(LEVI’S)」は、「The Greatest Story Ever Worn(最高の物語をはこう)」キャンペーンを開始する。

 “序章”として同ブランドは、アメリカ人女性映画監督メリナ・マッスーカス(Melina Matsoukas)がメガホンをとったショートフィルム「Precious Cargo(宝物のような貨物)」を公開した。

 1970年代、ジャマイカに“501”がどう伝わり、同国がそれをどう自分たちのものにしたかを実話を元に映像化したものだ。撮影は、アカデミー賞にノミネートされた経験も持つブラッドフォード・ヤング(Bradford Young)が担当した。

 マッスーカス監督は、「『リーバイス』の初期のテレビCMは、私が商業映画の製作を志すきっかけとなったものの一つ。その『リーバイス』の作品に携われたことを光栄に感じている。本作では、小さいながらも力強い歴史の1ページに敬意を表しつつ、映像化した」と話す。

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【動画】「M A S U」のイベントに潜入 服に熱狂する若者たちに聞いた月の洋服代や注目ブランド

 「M A S U」は、初の顧客向けのイベント「マス ボーイズ ランド(MASU BOYS LAND)」を横浜の老舗ダンスホール「クリフサイド」で開催した。ファーストコレクションから10シーズン分のサンプルを中心としたアーカイブウエア約600着を展示販売。さらに2023-24年秋冬コレクションをショー形式で初披露した。来場人数は約500人で、開場の約16時間前から並んでた男性をはじめ、「M A S U」に熱狂する若者が会場には溢れた。待ち時間の間に列の前後で生まれたコミュニティーもあったという。

 「WWDJAPAN」映像チームはイベントやショーの様子を捉え、服好きの来場者にはブランドの魅力や月の被服費、注目のブランドを聞いた。

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ジーユーが「ビューティフルピープル」と初コラボ 3月3日に発売

 「ジーユー(GU)」は3月3日から、熊切秀典がデザインする「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」との初のコラボレーションコレクションを、全国の店舗と公式ECで販売する。発売に先駆けて、「ジーユー銀座マロニエゲート店」では2月21日から、「ジーユー天王寺MIO店」では2月22日から商品を先行展示する。

 「“青く”て“自由”なコラボレーション」「“青春”をコンセプトに、若者にとっては新鮮で、大人にとっては懐かしさを感じられるコレクション」になるという。商品詳細は2月21日に公式ECで発表予定だが、事前に公開されているビジュアルには、「ビューティフルピープル」のアイコンアイテムであるトレンチコートやライダースジャケットなどが含まれている。「ジーユー銀座マロニエゲート店」「ジーユー天王寺MIO店」に先行展示期間中に来店し、公式EC上でコラボ商品を“お気に入り”登録した客先着200人には、オリジナルステッカーを配布予定。

 「ビューティフルピープル」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のパタンナー出身の熊切が文化服装学院時代の同級生らと2006年に立ち上げたウィメンズ、メンズのブランド。“大人と子どもが共有できる服”という“キッズシリーズ”のライダースジャケットで、まず人気に火がついた。大人と子どもだけでなく、男女の体形差、服の上下や表裏なども超えるユニークなパターンメーキングが持ち味。17-18年秋冬からは発表の場を東京からパリに移し、パリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールでショーを実施している。

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「ルイ・ヴィトン」がJリーガーのセカンドキャリア支援 現役サッカー選手が表参道店で接客体験

 ルイ・ヴィトン ジャパンはこのほど、社会課題化しているアスリートのセカンドキャリアに着目し、現役アスリートが将来のキャリアデザインを育むための教育機会の提供に乗り出した。同取り組みは日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン2に所属する水戸ホーリーホックとの協働で実施。今回、J2水戸ホーリーホックでゴールキーパーとして活躍する山口瑠伊選手が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」表参道店で2日間にわたり職業体験を行なった。

 Jリーグ内は選手たちのセカンドキャリアに真摯に向き合っており、中でも水戸ホーリーホックは選手としての実力に加えて、「人間力」の育成に積極的だ。取り組みに携わるルイ・ヴィトンジャパンの人事担当者は、「サッカー選手らは実際強いコミットメントや選手として努力を続ける執念を持っているにも関わらず、他業種での経験も少なく、新しいチャレンジをしづらい現状があると聞いています。スポーツ選手は特にスポーツに関連する職業へのキャリアパスだけが中心の、限られた選択肢となる傾向があるそうです」と語る。

 職業体験で山口選手は新入社員と同じプログラムを体験。ブランドの世界観を学ぶワークショップなどを経た後、実際に店頭で他の販売員らを補佐する形で接客体験をした。この取り組みは来店客には伝えず、山口選手は同じ制服を着用した。来店客からは、「業界を超えた斬新な取り組み」「面白い。他には見られない」といった良い反応があったという。「山口選手は2日間の体験を終え、『多くの販売スタッフが連携している様子が印象的でした。コミュニケーションの取り方など、チームでも生かせそうです』と感想を述べています。的確な指示を出す店舗もしくはストアマネージャーの存在など、繊細なコミュニケーションが行われていることを彼も感じ取っていました」と振り返る。

 ファッション業界では販売職からオフィス勤務へキャリアを広げたり、または専門知識が求められるポジションでは中途採用が一般的となったりしている。同人事担当者は「このような活動を通じて、対外的に『ルイ・ヴィトン』では多様な人材を受け入れる土台だけでなく、活躍を支えるトレーニングプログラムがあるということを伝えたいです。店舗でも豊かな教育機会があります。この業界での経験のない方も積極的に挑戦したいと思えるよう、発信を続けていきたいです」と述べた。

 “ダイバース・リクルートメント”を掲げ、年齢や経験を問わず、多彩な人材を積極的に迎えるというスタンスを発信する「ルイ・ヴィトン」。今回の職業体験を皮切りに、スポーツ界に限定しない多彩なキャリアを後押しする機会の提供や、かねてより実施するポテンシャルのある人材の採用を強化していく。「人材確保の厳しさは、これから多くの企業が直面していくはずです。そこで『ルイ・ヴィトン』はこれまで積極的に行われてこなかったことに取り組んで風穴を開け、良い人材の流入につなげたい、と考えています。それを業界の垣根を超えて広げていくことが大事だと考えます」。


©️ LOUIS VUITTON

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職人の技巧が光る「フェンディ」の淡く繊細なランジェリードレス モダンクチュールの世界VOL.7

 「フェンディ(FENDI)」の2023年春夏オートクチュールショーの会場は、おなじみになっているパレ・ブロンニャール(旧証券取引所)。その中に、白で統一した楕円形のミニマルな空間を作り上げた。真っ暗になった会場の壁を伝うように一本の光が走ると、ショーがスタート。「今シーズンはクチュールの技法と技術に集中し、現代の軽やかさ、滑らかさやアティチュードを加えたいと思った」とキム・ジョーンズ(Kim Jones)が語るように、技巧を凝らした繊細なドレスをそろえた。

 秋冬だけ発表するファーのオートクチュール“オートフリュール”として始まった「フェンディ」のクチュールは、モダンなイブニングウエアのコレクションという印象を強めている。今季の特徴は、くすみのある淡い色合いや鈍く光るシルバーと、ここ数シーズン押し出しているすっきりとした縦長のシルエット。「アンダーウエアがイブニングウエアになるような感覚」で、レースやサテンのブラやキャミソールといったランジェリーライクなデザインをドレスに融合した。まさに23年春夏プレタポルテで台頭した潮流が、クチュールの世界でも表現されたと言える。また、身体に沿うようなドレープや長く垂れる翼のようなスリーブを取り入れたデザインは、神話の女神のように優雅。そこに登山用品のカラビナやロープをモチーフにしたパーツやジュエリーで、スパイスを加えている。

 正直なところ、ショーでは細かな技巧までを見ることができなかったが、職人のデモンストレーションも行われた翌日の展示会では、クラフツマンシップへのこだわりが存分に伝わってきた。例えば、絶妙なグラデーションが印象的なレースドレスは、小さなピースにカットしたレース地を職人が5色の染料で一つずつ染色し、チュールに立体的に飾ったもの。流れるようなシルエットのクロシェドレスは、極めて細い日本製のモヘア糸“フーガ(FUUGA) ”を使ってレースのような繊細な柄を生み出している。また、リバーシブルコートの内側とドレスに用いられたリーフ型のスパンコールは、一つひとつにランダムに塗料をのせた後にびっしりと縫い付けることで、フェザーやファーのような雰囲気を演出。そのほか、ファーを組み込んだ刺しゅうや細かなハンドプリーツ、レーザーカットでレース模様を表現したレザー、ドレス全体に柄を描くビーズ刺しゅうなどもある。

 キムは先シーズン、「分かりやすい派手さや大掛かりな作り込みではなく、親しみやすさや軽やかさ」を念頭に置いてコレクションを制作したが、その考えは今季のクリエイションにも感じられる。ショーノートに書かれていたのは、「スプレッツァトゥーラ(sprezzatura)」というイタリア語。調べてみると、これはルネサンス期の作家バルダッサーレ・カスティリオーネ(Baldassare Castiglione)による『宮廷人(Il Cortegiano))』に登場した言葉で、作中では「技巧を隠して、自分がしていることをあたかも労せずに無意識にできたかのように見せる、ある種の無造作さ」と定義されているという。そこから転じて、「意図的な無頓着さ」や「エフォートレスなエレガンス」を意味する。そんな洗練された抜け感や軽やかさこそが、「フェンディ」のクチュールの魅力になっている。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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