「リモワ」が「パレス スケートボード」と初コラボ スーツケースやデッキを発売

 ドイツ発スーツケースの「リモワ(RIMOWA)」は、ロンドンを拠点とするスケートボード&アパレルブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)以下、パレス」とのコラボコレクションを発売する。両者のタッグは初。

 同コレクションはスーツケース、スケートボードデッキ、ステッカーセットの3商品からなり、日本では2月11日に「リモワ」表参道店と「パレス」東京店、両ブランドの公式オンラインストアで販売する。また、価格は同日に発表する。

 アルミニウム製のスーツケース(世界限定500個)は「優れたデジタル印刷技術による」(「リモワ」)鮮やかなアートワークが見所で、砂漠で「パレス」のロゴに向かって歩く遊牧民の姿を描く。

 スケートボードデッキは木材の再生プログラムに則ったもので、カナディアンメープルを7層にし、裏面では“無限”を表現。さらに、両ブランドの名前をプラスした。ステッカーセットは、遊び心のある意匠が特徴だ。

 両ブランドは、「パレス」スケートチームのローリー・ミランス(Rory Milanes)とチャーリー・バーチ(Charlie Birch)をフィーチャーした動画も公開した。2人が東京で会うことを計画するもバーチがフライトを逃してしまい、事態は予想外の方向に……という内容だ。

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「リモワ」が「パレス スケートボード」と初コラボ スーツケースやデッキを発売

 ドイツ発スーツケースの「リモワ(RIMOWA)」は、ロンドンを拠点とするスケートボード&アパレルブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)以下、パレス」とのコラボコレクションを発売する。両者のタッグは初。

 同コレクションはスーツケース、スケートボードデッキ、ステッカーセットの3商品からなり、日本では2月11日に「リモワ」表参道店と「パレス」東京店、両ブランドの公式オンラインストアで販売する。また、価格は同日に発表する。

 アルミニウム製のスーツケース(世界限定500個)は「優れたデジタル印刷技術による」(「リモワ」)鮮やかなアートワークが見所で、砂漠で「パレス」のロゴに向かって歩く遊牧民の姿を描く。

 スケートボードデッキは木材の再生プログラムに則ったもので、カナディアンメープルを7層にし、裏面では“無限”を表現。さらに、両ブランドの名前をプラスした。ステッカーセットは、遊び心のある意匠が特徴だ。

 両ブランドは、「パレス」スケートチームのローリー・ミランス(Rory Milanes)とチャーリー・バーチ(Charlie Birch)をフィーチャーした動画も公開した。2人が東京で会うことを計画するもバーチがフライトを逃してしまい、事態は予想外の方向に……という内容だ。

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ハイダー・アッカーマンが本領を発揮!シャープなテーラリングで描く「ゴルチエ」の本質 モダンクチュールの世界VOL.6

 「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のオートクチュールは、2021-22年秋冬からシーズンごとに異なるゲストデザイナーを招へいし、それぞれの自由な感性で作り上げられたコレクションを発表している。4シーズン目となる今回、「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢、「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」と「ディーゼル(DIESEL)」を率いるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、「バルマン(BALMAIN)」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)に続いて選ばれたのは、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)だ。20-21年秋冬から自身のブランドを休止している彼が久しぶりにパリでコレクションを発表するということもあり、大きな期待が寄せられた。

 発表に先駆けて昨年11月に行われた米「WWD」のインタビューでアッカーマンが明かしたのは、「ゴルチエの優れた仕立ての技術をはじめとする“より静かな”一面を称えたい」という思い。それは、伝説的なデザイナーのエキセントリックでユーモアあふれる一面やフェティッシュなスタイル、タータンやマリンストライプといった象徴的なモチーフ、ポップカルチャーにつながるキャッチーなデザインなどが分かりやすく用いられてきた、これまでのゲストデザイナーによるコレクションとは異なるアプローチだ。実際、パッと見のインパクトという点では、これまでよりも薄いかもしれない。しかし、アッカーマンは創業者に敬意を表しつつ、彼らしいシャープなカッティングやドレープ、色彩感覚を生かして、色気漂うエレガンスを描いた。客席を見渡しながら、そして時にポーズを取りながら薄いブルーのカーペットの上をゆっくりと歩くモデルの姿からは、数ミリにまでこだわって紡ぎ出された美しさが伝わってくる。

 特に目を引いたのは、テーラードスタイル。鮮やかな青の羽根が首周りからフロントにかけて飛び出す細身のブラックスーツは、1997年にゴルチエが初のクチュール・コレクションで披露した、袖にカラフルな羽根があしらわれたテーラードルックからヒントを得たものだ。そのほか、フロントにディテールを加えた燕尾ジャケットや、背中が露わになったコートドレスなども提案。細かく折り畳まれたプリーツ地を構築的に仕上げたり、異なる色のファイユやサテンを組み合わせたりしたビスチエにも、ハイウエストのシガレットパンツを合わせている。

 一方、ドレススタイルで印象的だったのは、ファスナーがラッフル装飾としてあしらわれたフード付きボンバージャケットに滑らかなクレープのフルレングススカートを合わせたルック。スパンコール刺しゅうをびっしり施したマーメイドドレスやワンショルダーのアシンメトリードレスなど、終盤の黒のシリーズにもドレーピング技術や造形に対する美学が生きている。また、トラックスーツやメンズのチェスターコートには無数の針のような装飾を施し、クチュールならではの手仕事をアバンギャルドに取り入れた。

 今回のショーを通して、アッカーマンは派手な演出や大掛かりなセットがなくとも、美しい服で観客を魅了できることを証明した。フィナーレに登場した彼は、客席で見守っていたゴルチエとハグを交わし、手をつないでランウエイを歩き出す。その姿には、スタンディングオベーションが送られた。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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「ヴァレンティノ」は、オートクチュールとナイトクラブの世界を融合 モダンクチュールの世界VOL.5

 先シーズンはローマのスペイン階段を舞台にドラマチックなショーを見せた「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が2023年春夏オートクチュールのショー会場に選んだのは、セーヌ川に架かるアレクサンドル3世橋のたもとにあるアンダーグラウンド感漂うナイトクラブ。「ル・クラブ・クチュール」と題し、クチュールとクラブという相容れないような2つの世界の融合を試みた。

 ファーストルックは、アイボリーのオーバーサイズジャケットとタイドアップしたシャツに、大きなボウ(リボン)が飾られたネオンレッドのアンダーウエアのようなショーツ。その後も、赤いフェザーで覆われたジャケットに総スパンコールのトップスとマイクロショーツを合わせたり、ラッフルが踊るオーガンジーのブラウスにクリスタルのビキニショーツをドッキングしたようなネオングリーンのタイツを合わせたり。リボンやラッフル、フェザー、スパンコール刺しゅうなど手仕事によるぜいたくな装飾や、たっぷりと生地を使って生み出すクチュールらしいボリュームを、若々しくエッジの効いたスタイルと掛け合わせている。

 今季のスタイルのカギとなるのは、大胆な肌見せ。ドレスやスカート、ショーツはマイクロミニ丈での提案が多く、ロング丈のドレスでも胸元や背中を大きく開けたスタイルや深いスリット、カットアウトが目立つ。

 メンズは、ゆったりとしたテーラードジャケットやコートが中心。シャツとタイ、テーラードパンツを合わせたスーツルックもあるが、衿ぐりの深いタンクトップやマイクロミニ丈のショートパンツを取り入れたスタイルを押し出す。中にはスパンコールがふんだんにあしらわれたコートもあり、存在感を放つ。

 コレクションを通して多様性や包摂性を表現し続けるピエーロパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターは、「私にとってクチュールとは、多くの人に語りかけ、大胆な方法でメッセージを伝えることができるもの。そして、この数シーズンは若い世代がクチュールに感動していることを感じた。私が考えていたのは、クラブで若者たちが最高の自分になるようにいざなわれるような、人間性や個性にあふれる新しい意味を持った華やかな祭典というアイデアだ」とコメント。自分のなりたい姿やアイデンティティーを自由に表現するために着飾るというところに、クチュールとクラブウエアの共通点を見出したようだ。

 ショー後には、コンコルド広場のすぐ近くにある老舗レストラン、マキシム・ド・パリでアフターパーティーを開催。アール・ヌーヴォーの装飾が美しい店内には、DJブースも用意され、クラシックな空間がダンスフロアと化した。そんなパーティーも、古き良きものの現代における在り方を示すモダンクチュールのアプローチに通じると感じさせるものだった。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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仏「ロンシャン」が韓国の歌手・俳優キム・セジョンをアジアアンバサダーに

 フランスブランドの「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、韓国の歌手・俳優キム・セジョン(Kim Sejeong)をアジアのアンバサダーに指名した。

 2023年春夏コレクションのビジュアルでは、セジョンが大胆なカラー、プリント、素材使いのウエアを着用し、「ロンシャン」と縁の深い馬術の世界観を反映した新作バッグを持つ。

 セジョンは、「『ロンシャン』と自身の重なり合う部分を発見するたびにワクワクしている。共通点と互いの魅力をもって、“現代のパリジェンヌ”を表現できることを光栄に感じている』とコメントした。

 セジョンは1996年8月28日生まれ、韓国出身。韓国のネットフリックス(NETFLIX)ドラマ「社内お見合い」で主演を務め、2022年にはアジア最大級のアワード「アジアアーティストアワード(ASIA ARTIST AWARDS)」でベストアクター賞を受賞した。インスタグラム(INSTAGRAM)でフォロワー数約940万を持つインフルエンサーでもある。

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仏「ロンシャン」が韓国の歌手・俳優キム・セジョンをアジアアンバサダーに

 フランスブランドの「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、韓国の歌手・俳優キム・セジョン(Kim Sejeong)をアジアのアンバサダーに指名した。

 2023年春夏コレクションのビジュアルでは、セジョンが大胆なカラー、プリント、素材使いのウエアを着用し、「ロンシャン」と縁の深い馬術の世界観を反映した新作バッグを持つ。

 セジョンは、「『ロンシャン』と自身の重なり合う部分を発見するたびにワクワクしている。共通点と互いの魅力をもって、“現代のパリジェンヌ”を表現できることを光栄に感じている』とコメントした。

 セジョンは1996年8月28日生まれ、韓国出身。韓国のネットフリックス(NETFLIX)ドラマ「社内お見合い」で主演を務め、2022年にはアジア最大級のアワード「アジアアーティストアワード(ASIA ARTIST AWARDS)」でベストアクター賞を受賞した。インスタグラム(INSTAGRAM)でフォロワー数約940万を持つインフルエンサーでもある。

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道化師のコスチュームをエレガントに昇華した「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」 モダンクチュールの世界VOL.4

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」2023年春夏のタイトルは、「アルマーニ流ロンド(演舞曲)」。弦楽器やオルガンの音色が響く中、同ブランドのクチュールらしい輝きに満ちたドレスや柔らかなテーラリングに身を包んだ77人のモデルが、ランウエイの上で優雅に歩いた。

 今季の特徴は、なんと言ってもハーレクイン(道化師)の絵画から着想したというダイヤモンドのモチーフだ。ランウエイにはピンク、ターコイズ、エメラルドグリーン、ロイヤルブルーといった色で描かれた柄が敷かれ、そこに登場するモデルも大小さまざまなダイヤモチーフをまとう。その手法は実に多彩で、マルチカラーのプリントやきらめくニットもあれば、ふくれ織りやリボンの編み込み、ビーズ刺しゅうもある。

 特に印象的だったのは、ダイヤモンドプリントのフレアドレスに、ラインストーンやスパンコールでアウトラインのみを描いたチュールスカートを重ね、柄を立体的に見せるスタイル。さらにスパンコールが敷き詰められたダイヤモンド型のピースをつないだり、ラインストーンでグラデーションを表現したりといったディテールには、繊細な技巧が見てとれる。

 また、カラーコントラストを生かした幾何学的なデザインや総スパンコールの細身のロングドレスも豊富で、ピエロさながら首元にラッフルをあしらったルックも登場。コミカルなキャラクターの装いをエレガントに昇華した。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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「雪肌精」の日焼け止めビジュアルに大谷翔平選手起用

 コーセーは、スキンケアブランド「雪肌精(SEKKISEI)」の日焼け止め“UVエッセンスジェル”の新ビジュアルにロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手を起用する。2月8日から店頭で新ビジュアルを打ち出すほか、ロサンゼルス野球観戦ツアープレゼントキャンペーンと、大谷翔平選手直筆サイン入り賞品、その他オリジナルグッズが抽選で総計300人に当たる大型キャンペーンを開始する。

 同社は、「過酷な紫外線ダメージから未来の 肌を守るため、日焼け止めを使う習慣をあらゆる世代へ広める一翼を担ってほしい という思いの下、世界を舞台に活躍し、性別や年齢を問わず多くの人々に愛されている大谷選手を起用した。ビジュアルとキャンペーンのキャッチコピーは”大谷VS太陽”。 スタジアムに照りつける太陽に、真っ向勝負を挑む大谷選手をイメージした。紫外線ダメージを跳ね返し、ベストパフォーマンスを支える‟ハイパフォーマンス UV”の魅力を表現した。

 大谷選手は「カリフォルニアはいつも晴れていて紫外線も強烈。紫外線が肌や体に与える影響を意識するようになった。いいパフォーマンスをするためにもダメージを防ぐことは大切」と日焼け止めの重要性を述べた。

 同社は昨年大谷選手とグローバル広告契約を締結し、第1弾として元日に大谷を起用した新聞広告を全国紙などで展開。今回は第2弾となる。

メイキング動画

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「シャネル」は、愛らしい動物を若々しいツイードスーツや軽やかなドレスにのせて モダンクチュールの世界VOL.3

 「シャネル(CHANEL)」のオートクチュールショーは、2022年春夏からセットや演出において、フランス人現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)とのコラボレーションしている。その最終章となる23年春夏は、広々とした四角い空間に木や厚紙で作られたラクダと架空の動物“クロコドッグ(ワニと犬を融合したもの)”の巨大なオブジェを飾り、観客を迎えた。そしてショーが始まると、まずライオンや馬、牛、犬、鳥、魚などのオブジェが登場。配置が終わると、それぞれの動物の中に隠れていたモデルが次々に姿を現し、ランウエイを歩いた。

 今季の着想源となったのは、パリのカンボン通り31番地にあるガブリエル シャネル(Gabrielle Chanel)のアパルトマン(アパート)。そこにあるライオン、犬、鹿、鳥、ラクダなどのオブジェや彫刻、ドローイングがカギとなった。「3回目のコラボレーションとなる今回、グザヴィエ・ヴェイヤンには、アパルトマンの動物たちの寓話を再解釈し、彼自身の世界に取り入れてもらいたいと依頼した。コレクション全体の装飾も、動物の世界から派生したものだ」とヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=クリエイティブ・ディレクターは話す。

 その言葉通り、動物のモチーフはコレクションの随所に取り入れられている。例えば、スタンドカラーのツイードジャケットの胸元にはクリスタルでコーギーを描き、シルバーラメのドレスの前身頃には白と黒のウサギを並べた柄を刺しゅうで表現。繊細な白いレースのロングドレスには胸元から鹿が顔を覗かせるようなシアードレスを重ね、黒の太いストラップとウエストでコントラストを効かせた白のティアードドレスには身頃に同色で小鹿を忍ばせている。

 スタイルとしては、昨年10月に披露した2023年春夏プレタポルテにも通じる若々しさが印象的だ。メゾンを象徴するツイードのスーツやコートドレスは、素肌をあらわにするミニ丈が中心。これはパレードやショーに出演する女性たちのユニフォームからヒントを得たもので、マジシャンのようなシルクハットやボウタイ、バトンガールのような白のレースアップブーツやロンググローブ、ペチコートなどもポイントになった。ドレスは、シルクチュールやタフタ、オーガンジー、レースといった素材使いで軽やかに。すっきりとしたロング丈やふんわりと広がるフレアシルエットのスタイルに、スパンコールやビーズの刺しゅうをたっぷりと施している。

 そして、ラストには象のオブジェが会場中央に運び込まれ、その中からツバメの刺しゅうがあしらわれたベアトップデザインとミニ丈が印象的なマリエ(ウエディングドレス)とベールをまとったモデルが登場。ファンタジーと現実の間を漂うようなショーを締めくくった。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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「ディオール」は多くの壁を打ち破ったアフリカ系女性たちを称え、エンパワーメントのメッセージを発信 モダンクチュールの世界VOL.2

 プレタポルテではトレンドをけん引するブランドの一つでもある「ディオール(DIOR)」は、オートクチュールではアトリエの技術を駆使しながら、着る人に寄り添うコレクションを生み出し続けている。今季も、デイウエアからイブニングガウンまで多様化するクチュール顧客のニーズに応えるアイテムがそろった。

 2023年春夏のインスピレーション源は、ジャズ歌手やダンサー、公民権運動やレジスタンス運動のアクティビストとして活躍したアフリカ系アメリカ人のジョセフィン・ベイカー。1920年代半ばにキャバレーダンサーとして渡仏してスターダムを駆け上がり、今もその功績が語り継がれる彼女のさまざまな面を描いた。

 ファーストルックは、ベイカーが楽屋で身に着けていたバスローブを想起させるシルクベルベットのローブコートに、パリ最古のオーダーメードランジェリーを扱うアトリエ「カドール(CADOLLE)」との協業で生み出されたボディースーツ。その後もブラトップやショーツの上にメッシュドレスを合わせるなどアンダーウエアをあえて見せる提案は、2023年春夏のプレタポルテで台頭した服と身体の関係性の探求につながる。また、ストンとしたシルエットにビーズフリンジを加えたデザインは、“狂騒の1920年代”を象徴するフラッパードレスのようだ。

 一方、ムッシュ・ディオールが愛したメンズウエア由来の素材にオマージュを捧げるウールやヘリンボーンを用いた厳格な雰囲気のテーラードスーツは、アメリカでの人種差別撤廃を訴えるために63年に行われたワシントン大行進に参加する際に着用した軍服からヒントを得たもの。終盤のイブニングダウンの中には、スターとなった彼女がステージでまとったドレスの現代的な再解釈も垣間見える。

 そんな黒やくすみのあるニュアンスカラーを中心としたコレクションの中で際立ったのは、素材の美しさと繊細な輝き。それを象徴するベルベットやシルク、ラメジャカードのドレスやスカートには、手作業でダイナミックかつ不規則なシワ加工を施すことで表情を加えているのがポイントだ。

 また、「ディオール」のクチュールショーでは会場内の壁面装飾がおなじみになっているが、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが今回制作を依頼したのは、2020年クルーズ・コレクションでも協業したアフリカ系アメリカ人アーティストのミカリーン・トーマス(Mickalene Thomas)。ベイカーをはじめ、歌手のニーナ・シモン(Nina Simone)や女優のドロシー・ダンドリッジ(Dorothy Dandridge)、モデルのドニエル・ルナ(Donyale Luna)といった、テレビや映画、音楽、ファッション、社会活動において多くの壁を打ち破ってきた有色人種の女性たちのポートレートを用いたコラージュ作品に、メゾンが継続的に取り組むインドのチャーナキヤ工房の職人たちによる刺しゅうが施され、会場を彩った。

 マリア・グラツィアは、「他の女性のロールモデルになるような女性たちを称えることは、とても興味深いことだと思う。私が関心を抱くのは、国籍やバックグラウンドに関係なく、過去を生きた女性たちがいかに未来の参考になり得るかということ」とコメント。コレクションからセットまでを通して、女性をエンパワーメントするメッセージを発信し続けている。


 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正式メンバーである11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールを紹介する。

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【動画】三吉彩花と巡る“ティファニー ロック”ポップアップストア 滝沢眞規子やMIYAVI & Melody.らも来店

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、東京・六本木ヒルズ 大屋根プラザに新作“ティファニー ロック(Tiffany Lock)”をフィーチャーしたポップアップストアを2月14日までオープンしている。ポップアップ初日にはブランドアンバサダーの三吉彩花が来店し、「WWDJAPAN」と店内を巡った。ジュエリースペースでは新作のバングルや、現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とのコラボ作品をチェックしたり、併設するバーでは“マティーニ”を味わったりと、“ティファニー ロック”に染まった没入型空間を存分に満喫した。(詳しくは動画へ)

 同店のオープニングには、寺島しのぶやMIYAVI & Melody.夫婦、桜田通、堀田茜、朝比奈彩、kemio、谷まりあ、大谷夏南&Sen夫婦、滝沢眞規子、大平修造、井上ヤマトが新作のバングルを身に着けて訪れ、会場を華やかに彩った。

 ポップアップの店内はブルーに染まった幻想的な空間で、18Kイエローゴールドとローズゴールド、ホワイトゴールドのメタル素材のバングルや、ダイヤモンドをあしらったスタイルの他、新作のリングとピアス、ペンダントの展示・販売を行う。さらに“ティファニー ロック”のフォトブースに加え、ダニエル・アーシャムとコラボレーションした世界99個限定のバングル“ティファニー × アーシャム スタジオ ロック バングル”も、同氏によるスカルプチャーと合わせて特別に展示。18Kホワイトゴールドの同バングルには、計4カラット以上のダイヤモンドと計1カラット以上のツァボライトをセットしている。

 また同店奥には、“ティファニー ロック”の世界観を体現したバーも併設。ブランド発祥の地、米ニューヨークになじみのあるカクテル“マティーニ(Martini)”や、“マンハッタン(Manhattan)”“ジャック・ローズ(Jack Rose)”(各1200円税込、以下同)をはじめ、アップルサイダーやオレンジ シナモン ティー、ホットチョコレート、抹茶ラテ(各900円)、ティファニーによるオリジナルブレンドのコーヒー(各800円)などのホットドリンクも用意する。

■“ティファニー ロック” ポップアップストア(Tiffany Lock Pop-up Store)
日程:〜2月14日
時間 :日〜木曜日11:00〜20:00、金・土・祝前日11:00〜21:00
場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ
住所:東京都港区六本木 6-10-1 大屋根プラザ イベントスペース

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生みの苦しみを乗り越え、シュールで奇想天外な世界を描く「スキャパレリ」 モダンクチュールの世界VOL.1

 1月23日から26日までの4日間、パリで2023年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークが開催された。今回の公式スケジュールには、パリ・クチュール組合の正式会員である11ブランド、国外メンバーの6ブランド、ゲストメンバーの12ブランド合わせて29組がラインアップ。その中から、現代の富裕層やセレブリティーの期待に応えるモダンクチュールをリポートする。

 オートクチュール・ファッション・ウイークのトップバッターを飾ったのは、今季も「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」。ダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)=クリエイティブ・ディレクターは、詩人ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)による三部作「神曲」の「地獄篇(INFERNO)」から着想した。地獄の奥深くへと進むダンテの姿に重ね合わせたのは、アーティストやクリエイターが制作過程の中で経験する苦悩。しかし、彼は「地獄、煉獄、天国のどれか一つが欠けても成立し得ない。天国に辿り着くことは、まず火の海への旅と、それに伴う恐怖なしにはありえないということを常に思い出すようにしている」と語り、今季もシュールかつ奇想天外なクリエイションで会場を湧かせた。

 特に印象的だったのは、マザー・オブ・パールや24Kゴールド、カラーストーン、ウッドなどを用いた盾状の胸当てのデザイン。まるで丁寧に作られた調度品や芸術作品をまとっているようだが、実際、服を作ったことのない職人と共に制作したという。また、「神曲」に登場するライオン、ヒョウ、オオカミの頭部があしらわれたドレスやコートは、手彫りしたフォームや樹脂にウールやシルク製の人工ファーを刺しゅうし、ペイントを施したもの。SNSでは「トロフィー・ハンティングを助長する」などと物議を醸したが、本物の剥製と見間違うほどのリアルさは卓越した職人技術の賜物だ。

 そんなインパクト満点のアイテムについ目が行きがちだが、「スキャパレリ」流のリアリティーを映し出すルックもある。その特徴の一つは、メゾンを代表する香水「ショッキング!(SHOCKING!)」の女性のトルソーを模したボトルからヒントを得た、絞られたウエスト。その象徴的なフォームを、メンズウエア由来のタキシードやシルクサテンのキルティングコート、ベルベットのベアトップの背中に、コルセットのようなレースアップディテールを取り入れることで表現した。そのほか、モールド成形したかのような構築的なジャケットやブラウス、ボディーラインに滑らかに沿うスリップドレスや黒のシックなイブニングガウンなど、レッドカーペットの世界だけではないクリエイションの幅の広がりを感じる。

 また、2月末から始まる23-24年秋冬パリ・ファッション・ウイークで、これまでプレゼンテーションやルックブックで披露していたプレタポルテのショーを初めて開催することも発表された。

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東京でファッションショーの「マルニ」は、曖昧な世界を「それでいい」から「それがいい」と思えるまでの葛藤を吐露

 本拠地のミラノを離れて“トラベルショー”の開催を続けている「マルニ(MARNI)」が2月1日、国立代々木競技場 第二体育館でファッションショーを開催した。会場にはイタリアを含め世界各国のセレブリティやVIPが来場。日本のセレブリティも数多かった。

 「マルニ」のコレクションをリアルで見て、五感で体感するのは、コロナ前以来3年ぶりだ。あの頃のクリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)はナイーブで、ショー終了後のバックステージでのインタビューでは感極まって泣き出した場面も目にしたことがある。それは2020年春夏シーズン。メンズではキューバの革命家のチェ・ゲバラ(Che Guevara)を、ウィメンズでは手描きのフローラルモチーフで、「環境を守るには今、ゲバラのような革命家が必要だ」と訴えたシーズンだった。コレクションの制作過程でアマゾンの熱帯雨林を訪れ、発表直前の後日、その森林の大半が火災で消失してしまったニュースを受け、感極まってしまったのだと思う。以降、彼のコレクションは、誤解を恐れずに言えば“スピリチュアル”の度合いを深めている。精神世界を探求し、本能の赴くまま、時には着衣としての一般的な形や機能さえ犠牲にしてまで、多様性などに代表される世界の真理を訴えている。正直に言えばコマーシャルラインとの乖離は1つの課題ではあるが、それでも精神世界の探求から始まる一連のクリエイションは独特で、それが魅力の1つにつながっていることは間違いない。

 そんなフランチェスコは今シーズン、どんな真理に辿り着いたのだろうか?それは、「わからない。でも、それでいい」と割り切り、解決できないことばかりの現実を受け止めつつ「その中で自分ができることを」と必死にもがく、ある種の度胸のようだ。ショー会場には、デジタル配信を頑なに拒んだというフランチェスコの手紙があった。そこでは「洋服とは何か?」「なぜ、洋服を作るのか?」「今は、どんな洋服を作るべきなのか?」というデザイナーの命題を綴ったが、結局最後は「わからない」と素直に締めくくっている。

 コレクションは、まさにそんな葛藤から始まり、次第に「それでいいんだ」と割り切り、最後には「それがいいんだ」と大胆になるまでの過程を表現しているようだった。

 もはやジェンダーの違いはほとんど意識しない、男女が全く同じスタイルをシェアするコレクションは序盤、性差こそ自由に超越しつつも、色づかいや柄づかいにおいては厳格なルールに則っている。そんな洋服のように思えた。サフランやレモン、カナリアなどの目に鮮やかなイエローの1カラーコレクションは、チェック・オン・チェックや水玉・オン・水玉など、オプアートの力も借りるからパワフル。ただパワフルなのは、厳格なドレスコードが存在しているせいなのかもしれない。そんな危うさを孕んでいた。キーネックのニットからは必ずシャツの襟を覗かせ、オーバーサイズのジャケットや少しだけロング丈のニットからはボトムスを見せずにソックスとバックストラップのパンプスを合わせる。それは既成概念を超越しているかのように思えるが、超越しようと思う心意気に縛られてしまうと、それこそが新たな制限になってしまう。自由を願いすぎると、それが不自由な足かせになってしまうからクリエイションは難しい。

 シルエットは、なおさら葛藤しているからこそ“どっちつかず”に思えた。モヘアニットは素材の特性を生かしてボディラインをきれいになぞるが、合繊でハリのあるニットは両肩をステッチでごくごく簡単にとめているだけの貫頭衣のようなシルエットで洋服と体には隙間が生じている。一方、超巨大なダウンブルゾンやニットで、微細なシルエットなんて蹴散らしてしまうかのようなスタイルも存在する。イエローからレッド、レッドからホワイト、ホワイトからブラックと色は変わりながらも、幾度となく繰り返されるシルエットの変化は、まさに葛藤の証のようだ。

 それが「それでいい」、そして最終的には「それがいい」と思えるようになったのは、終盤に近づけば近づくほど、チェックと水玉が融合したり、ホワイトのワンピースにブラックのバッグを合わせたり、直線的なコートに大きく膨らんだ曲線のマフラーをコーディネートしたり、左右のパンプスの色が異なっていたりと、フランチェスコらしいハイパーミックスが垣間見えたからだ。自らが定めた厳格なルールを少しだけ緩めたことで、結局もっと自分らしくなったように思えた。フランチェスコらしいのは、「それがいい」の最終形態だけを見せるのではなく、葛藤からの一連の正直なストーリーを綴ったこと。それは彼らしい人間味でもあるだろうし、一方で厳格なドレスコードに価値を置く人への配慮のようでもある。

 フランチェスコは今回のショー会場を東京に決めた時、「「旅をすることでさまざまな国のカルチャーを学び、人々が何に引かれるのかを知ることができる。私は以前から“グレー(曖昧)な世界”に魅了されてきた。私は現在の皮肉に満ちた世界との折り合いをつけられず葛藤しているが、このコレクションはそうした世界とは対極にある。心からの情熱を持って誠実に作られた、正直なものだ。これまでもそうだったし、これからもずっとそうあるべきだと考えている」と話した。まさにその言葉通り、今回のコレクションは白黒をハッキリさせようとしてきたクリエイティブのトップが曖昧なグレーの世界を受け入れ、「それでいい」から「それがいい」と強く思えるようになったまでの一連の心理を綴ったようだった。そして、その心理は、真理なのだろう。

 久しぶりにバックステージで会ったフランチェスコは、すっかり大人になっていた。ヒゲを蓄え、ナイーブではなく、逞しい。頭には一輪の花飾り、そして着ているのはBGMを担当したバイオリン奏者同様の紙製のセットアップ。その洋服には、さまざまな人の手書き・手描きのメッセージがあった。「君にも一筆書いてほしい」と破顔して語りかけている。また一つ殻を破ったように見えたフランチェスコは今後、素直に、どんな真理を投げかけてくれるのだろう?

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東京でファッションショーの「マルニ」は、曖昧な世界を「それでいい」から「それがいい」と思えるまでの葛藤を吐露

 本拠地のミラノを離れて“トラベルショー”の開催を続けている「マルニ(MARNI)」が2月1日、国立代々木競技場 第二体育館でファッションショーを開催した。会場にはイタリアを含め世界各国のセレブリティやVIPが来場。日本のセレブリティも数多かった。

 「マルニ」のコレクションをリアルで見て、五感で体感するのは、コロナ前以来3年ぶりだ。あの頃のクリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)はナイーブで、ショー終了後のバックステージでのインタビューでは感極まって泣き出した場面も目にしたことがある。それは2020年春夏シーズン。メンズではキューバの革命家のチェ・ゲバラ(Che Guevara)を、ウィメンズでは手描きのフローラルモチーフで、「環境を守るには今、ゲバラのような革命家が必要だ」と訴えたシーズンだった。コレクションの制作過程でアマゾンの熱帯雨林を訪れ、発表直前の後日、その森林の大半が火災で消失してしまったニュースを受け、感極まってしまったのだと思う。以降、彼のコレクションは、誤解を恐れずに言えば“スピリチュアル”の度合いを深めている。精神世界を探求し、本能の赴くまま、時には着衣としての一般的な形や機能さえ犠牲にしてまで、多様性などに代表される世界の真理を訴えている。正直に言えばコマーシャルラインとの乖離は1つの課題ではあるが、それでも精神世界の探求から始まる一連のクリエイションは独特で、それが魅力の1つにつながっていることは間違いない。

 そんなフランチェスコは今シーズン、どんな真理に辿り着いたのだろうか?それは、「わからない。でも、それでいい」と割り切り、解決できないことばかりの現実を受け止めつつ「その中で自分ができることを」と必死にもがく、ある種の度胸のようだ。ショー会場には、デジタル配信を頑なに拒んだというフランチェスコの手紙があった。そこでは「洋服とは何か?」「なぜ、洋服を作るのか?」「今は、どんな洋服を作るべきなのか?」というデザイナーの命題を綴ったが、結局最後は「わからない」と素直に締めくくっている。

 コレクションは、まさにそんな葛藤から始まり、次第に「それでいいんだ」と割り切り、最後には「それがいいんだ」と大胆になるまでの過程を表現しているようだった。

 もはやジェンダーの違いはほとんど意識しない、男女が全く同じスタイルをシェアするコレクションは序盤、性差こそ自由に超越しつつも、色づかいや柄づかいにおいては厳格なルールに則っている。そんな洋服のように思えた。サフランやレモン、カナリアなどの目に鮮やかなイエローの1カラーコレクションは、チェック・オン・チェックや水玉・オン・水玉など、オプアートの力も借りるからパワフル。ただパワフルなのは、厳格なドレスコードが存在しているせいなのかもしれない。そんな危うさを孕んでいた。キーネックのニットからは必ずシャツの襟を覗かせ、オーバーサイズのジャケットや少しだけロング丈のニットからはボトムスを見せずにソックスとバックストラップのパンプスを合わせる。それは既成概念を超越しているかのように思えるが、超越しようと思う心意気に縛られてしまうと、それこそが新たな制限になってしまう。自由を願いすぎると、それが不自由な足かせになってしまうからクリエイションは難しい。

 シルエットは、なおさら葛藤しているからこそ“どっちつかず”に思えた。モヘアニットは素材の特性を生かしてボディラインをきれいになぞるが、合繊でハリのあるニットは両肩をステッチでごくごく簡単にとめているだけの貫頭衣のようなシルエットで洋服と体には隙間が生じている。一方、超巨大なダウンブルゾンやニットで、微細なシルエットなんて蹴散らしてしまうかのようなスタイルも存在する。イエローからレッド、レッドからホワイト、ホワイトからブラックと色は変わりながらも、幾度となく繰り返されるシルエットの変化は、まさに葛藤の証のようだ。

 それが「それでいい」、そして最終的には「それがいい」と思えるようになったのは、終盤に近づけば近づくほど、チェックと水玉が融合したり、ホワイトのワンピースにブラックのバッグを合わせたり、直線的なコートに大きく膨らんだ曲線のマフラーをコーディネートしたり、左右のパンプスの色が異なっていたりと、フランチェスコらしいハイパーミックスが垣間見えたからだ。自らが定めた厳格なルールを少しだけ緩めたことで、結局もっと自分らしくなったように思えた。フランチェスコらしいのは、「それがいい」の最終形態だけを見せるのではなく、葛藤からの一連の正直なストーリーを綴ったこと。それは彼らしい人間味でもあるだろうし、一方で厳格なドレスコードに価値を置く人への配慮のようでもある。

 フランチェスコは今回のショー会場を東京に決めた時、「「旅をすることでさまざまな国のカルチャーを学び、人々が何に引かれるのかを知ることができる。私は以前から“グレー(曖昧)な世界”に魅了されてきた。私は現在の皮肉に満ちた世界との折り合いをつけられず葛藤しているが、このコレクションはそうした世界とは対極にある。心からの情熱を持って誠実に作られた、正直なものだ。これまでもそうだったし、これからもずっとそうあるべきだと考えている」と話した。まさにその言葉通り、今回のコレクションは白黒をハッキリさせようとしてきたクリエイティブのトップが曖昧なグレーの世界を受け入れ、「それでいい」から「それがいい」と強く思えるようになったまでの一連の心理を綴ったようだった。そして、その心理は、真理なのだろう。

 久しぶりにバックステージで会ったフランチェスコは、すっかり大人になっていた。ヒゲを蓄え、ナイーブではなく、逞しい。頭には一輪の花飾り、そして着ているのはBGMを担当したバイオリン奏者同様の紙製のセットアップ。その洋服には、さまざまな人の手書き・手描きのメッセージがあった。「君にも一筆書いてほしい」と破顔して語りかけている。また一つ殻を破ったように見えたフランチェスコは今後、素直に、どんな真理を投げかけてくれるのだろう?

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俳優アニャ・テイラー=ジョイのバッグの中身は? 「ディオール」の人気動画シリーズ

 「ディオール(DIOR)」は、セレブリティーがアイコンバッグ“レディ ディオール”の中身を紹介する動画「IN MY LADY…」の最新作、俳優アニャ・テイラー=ジョイ(Anya Taylor-Joy)編を公開した。

 動画内でテイラー=ジョイは、レオパード柄の“レディ ディオール”からサングラスやヘッドホン、ネーム入りのミラーやノート、水晶のコレクションなどを取り出す。

 テイラー=ジョイは1996年4月16日生まれ、米国フロリダ州出身。2020年配信のネットフリックス(NETFLIX)ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」に主演。また、「ディオール」のグローバルアンバサダーを務める。

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「ギャルソン」勢の創造性や“お笑い隊長”のギャグはやっぱり鋭かった 2023-24年秋冬メンズコレ取材24時Vol.7

 2023-24年秋冬コレクションサーキットは、メンズからスタート。「WWDJAPAN」は現地で連日ほぼ丸一日取材をし、コレクションの情報はもちろん、現場のリアルな空気感をお伝えします。担当は、前シーズンのメンズと同様に大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリのコンビ。パリ・メンズ中盤のこの日は「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」 というギャルソン勢に加え、お笑い隊長の「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」も登場します。

10:00 「ジュンヤ ワタナベ マン」

 パリ・メンズ4日目は、フィレンツェから続くメンズサーキットの中盤ということもあり、気力体力共に踏ん張りどころです。しかし、4日目の朝に参加した「ジュンヤ ワタナベ マン」 のショーを観ると一気に頭が冴えて、疲れなんて吹っ飛びました。コラボ祭りとなった今季は、直球にかっこいい!

 出発点となったのは、ベルリンを拠点にするブランド「インナーラウム(INNERRAUM)」のクリエイション。モーターサイクルに使われるプロテクターの部品など、異なった背景を持つ材料を組み合わせて、新しいものを生み出す同ブランドに共鳴したといいます。「ジュンヤ ワタナベ マン」のアーカイブに現在のフィルターを通し、洋服を解体・再構築したフィットスーツが序盤のルックを占めました。「インナーラウム」とのコラボレーションはバッグだけに及ばず、ジャケットやベストにマルチポケットとして取り付けられて一体化。複数のアーカイブ作品を組み合わせて一着に仕上げた複雑な構造のウエアは、ファスナーやハーネスのディテールにより機能性を極限にまで高めています。

 ワークウエアやスポーツウエア、フットウエアブランドとの多岐に渡るコラボレーションで構成したコレクションは、黒を基調にシルエットはすっきりとミニマルで、洗練されたアーバンウエアに帰着しました。異なる美学と歴史を持つブランドが混在しながらも、人種のるつぼのように共生して一つの美学を形成しているように見えます。ビッグネーム同士が引き起こす化学反応に心が震えた朝となりました。

 「インナーラウム」のほかに、国内で販売予定のコラボレーションのブランドリストは以下の通りです。「オークリー ファクトリー チーム(OAKLEY FACTORY TEAM)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」「シメク(SIMEK)」「リーバイス(LEVI'S)」「カーハート(CARHARTT)」「ミステリーランチ(MYSTERY RANCH)」「ホグロフス(HOGLOFS)」「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」「カリマー(KARRIMOR)」「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「チャンピオン(CHAMPION)」。

11:00 「ポール・スミス」

 本日は交通機関が通常通りに復活しているため、移動も安定しています。ほっ。そんな平常心で臨んだ「ポール・スミス(PAUL SMITH)」のショーは、いつも通りの安定感。3つボタンのシャープなスーツで開幕すると、以降は英国調のテーラリングをサイドスリットやコクーンシルエットのアウターで柔和なフォームにアレンジします。シックなトーンのカラーもあれば、ブランドらしいコバルトブルーやモーブやベビーピンクといったプレイフルなカラーもあり、シグネチャーストライプのアイテムももちろん登場します。首から下げたフラップ付きバッグは「マルベリー(MULBERRY)」とのコラボレーションで、コンビカラーのコントラストが、秋冬らしい装いのアクセントとして映えました。終始安定していたものの、欲を言えば、もっと「ポール・スミス」らしい遊び心も見てみたかったのが正直なところです。

13:30 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」

 逆に、遊びが過ぎるのが「メゾン ミハラヤスヒロ」です。最近はお笑い隊長としてのポジションを確立しつつあり、今シーズンもどんな仕掛けが待っているのか早くもワクワクします。この日の気温は極寒で、寒さに震えながら会場に到着すると、スタッフの方が「どうぞー」とほうじ茶を持ってきてくれました。助かります。ありがとう、スタッ……三原康裕デザイナーじゃないか。早すぎますよ、登場が。周囲を早速笑わせますが、50歳の本人は「ショーはかっこいいから。だから、ショーはかっこいいから」と繰り返し強調します。

 今シーズンは“模倣と本物”の境界線に面白さを見出し、コレクションで表現しています。一見すると着古したワークウエアのようなのに、中綿を入れてパファー仕立てにすることで、どこか愛らくユニークに見えます。中綿でパンパンになったバケットハットは、今シーズンを象徴するアイテムになりそうな存在感。さらにレザーは全てフェイクレザーに切り替え、過去から使い続ける“吹き付け染色”を施すことでリアルの質感を再現します。終盤には、「コウタ オクダ(KOTA OKUDA)」とコラボレーションしたドル紙幣アイテムも披露。得意のドッキングは控えめに、脱構築なシルエットと素材感で強さを主張しながら、「ミハラ」流のユーモアでまとめたコレクションでした。

 そして、フィナーレです。何か来るのは分かっていましたが、今回も大量の紙吹雪が舞いました。ショーって感じがして楽しいなと視線を上に向けると、スタッフ数人が紙吹雪をわしづかみにし、何度も何度もぶん投げています。周囲をよく見ると、地上にいるスタッフもゲストの背後から紙吹雪を投げ続けているではないですか。その様子が気になって、フィナーレどころではありません。最後は、三原デザイナーも紙吹雪を投げながら現れました。かっこいいショーにオチをつけるお約束は、今シーズンも健在でした。

14:30 「ディオール」

 逆に、終始かっこいいを貫いたのが「ディオール(DIOR)」でした。ショー会場であるコンコルド広場は、見たこともないほどの人だかり。来場するBTSのJ-HOPEとJIMINのファンで溢れかえっています。それでも、「ディオール」はオーガナイズはしっかりしているので、来場者用の入場口がセキュリティによって確保されており、人混みをかき分ける必要なく入れるので安心です。

 ショーには、詩を朗読する巨大スクリーンの映像と音声、クラシックの生演奏が流れる中を、柔らかなシルエットのルックが続々と登場しました。美しいテーラリングがカジュアルと調和し、柄物が少ない落ち着いたカラートーンで彩ります。モデルがゆっくりと歩く演出も含め、とてもポエティックで静かに響きました。

16:00 「クレージュ」

 「クレージュ(COURREGES)」は、マレ地区にある展示会場でコレクションを披露しました。ニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)=クリエイティブ・ディレクターが開拓するポストモダンな世界観は、若い世代やLGBTQコミュニティの心を掴み、彼が就任してからの約2年間で急成長を遂げています。パリの本店と新店舗のマレの旗艦店は、いつ行っても来店客で賑わっています。今季はブランドの顧客層である若い世代に向けた、オフィスウエアを打ち出しました。

 ニコラス・デ・フェリーチェは、テーラードジャケットを、スカートを重ねたシネ素材のスリムなスラックスと合わせて、古典的なスーツルックをコンテンポラリーに仕上げました。ジャケットの肘にはスリットを入れ、ジッパーの開閉でオープンスリーブになる仕様。これは、常にスマートフォンのカメラの監視下にあるSNS時代の閉塞感をポジティブに捉え、ジャケットを着用したままスマートフォンを使いやすくするための機能。アクセサリーもニコラス・デ・フェリーチェが取り組む幾何学的なシェイプの探求に臨めば、まだまだ伸びしろがありそうです。会場でニコラス・デ・フェリーチェを見かけたものの、照れ屋なので写真はNG。今度はニコラス・デ・フェリーチェを撮影したいです。え?ニコラス・デ・フェリーチェって言い過ぎですか?なんとなく彼の名前を言う時って、必ずフルネームで言いたくなるんです。特に“フェリーチェ”の部分がかわいいので。他にも常に”フルネームで言いたくなる人”、探しています。

17:00 「コム デ ギャルソン・オム プリュス」

 ドキドキします。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」のショーはいつだってそう。セレブをパパラッチできるかどうかのドキドキや、ゲストモデルを撮り逃さないかどうかのドキドキではなく、どんなクリエイションが登場するかの緊張感です。こういう瞬間に立ち会えると、遠路はるばるファッション・ウイークの取材に来てよかったなと噛み締めます。

 ショーがスタートすると、いきなり肩先が尖ったスクエアショルダーのテーラリングが登場しました。なんだこれは。以降も、こぶのように膨らんだパーツや、筒状にぶら下がるパーツなど、テーラリングの固定観念をどんどん破壊していきます。今シーズンは、普遍的なスーツをそぎ落としてミニマルにし、ブランドアイデンティティーを浮き上がらせるクリエイションが多数です。でもこのブランドは、時を重ねることで身に付いていくものを削ぎ落とさず、ありのままを受け入れ、血肉としてに取り込んでいくのを表現しているのではとショーの最中に推測しました。結果、全然違いました。詳しくはリポートをご覧ください。でも、こういったクリエイションに向き合う緊張感を与えてくれるブランドは、われわれにとって非常にありがたい存在です。

20:30 「ケンゾー」

 本日最後のショーは「ケンゾー(KENZO)」です。会場はコンサートホールのサル・プレイエル(Salle Pleyel)で、ステージ上には生演奏を行うのであろうセットを組んでいて期待が高まります。開演時間になると、クラシック楽器で洋楽をカバーする1966カルテットの4人が登場。ザ・ビートルズ(THE BEATLES)の楽曲と共に、エモーショナルなショーがスタートします。

 ステージ演出の通り、今シーズンはブランド創業者の高田賢三氏のレガシーに敬意を評しながら、Nigoアーティスティック・ディレクター自身のカルチャーを結びつけました。パリのエスプリもあれば、イギリスのシャープさもあり、アメリカの自由な精神もあれば、日本の素朴さもある。そんなあらゆる要素を一つのスタイルとしてまとめる編集力は、シーズンを重ねるごとに磨きがかかっています。1960年代のモッズカルチャーと、80年代のBボーイを融合させたスタイル。さらに日本の剣道着に着想したシェイプも取り入れるという一人世界旅行。「ケンゾー」のシンボルであるボケの花を、英国の伝説的モッズバンド、ザ・フー(The Who)のターゲットグラフィック風に描きます。日本が誇る刺し子の技術をナイロンやデニム、ウールなどに用いて、キャッチーなニュアンスを加えます。

 ザ・ビートルズで個人的に一番好きな曲"I Want to Hold Your Hand”の演奏が始まると、ウルウルしながらショーはクライマックスへ。1月11日に亡くなったYMOの高橋幸宏さんを彷彿とさせる赤いコーデュロイスーツが登場すると、すすり泣く音が聞こえます。過去のムーブメントやカルチャーへの敬意はもちろん、人へのリスペクトを最大限感じたNigoアーティスティック・ディレクターのクリエイションに酔いしれた夜となりました。

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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」が花を模したソックス“フラワーズ”を発売

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」は2月1日、ソックス“フラワーズ”を発売する。サイズはフリーで、カラーはアイボリー、ピンク、イエロー、ブルー、パープル。価格は各3300円(税込)だ。

 ソックスは優しいパステルカラーの2色使いで、背の部分のひだがデザインアクセントになっている。一角を切り取り中が見えるようにした箱に、花のように形作ったソックスを収める。「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は、「ひと足先に春の訪れを告げる、心温まる商品だ。大切な人へのギフトにも最適」と話す。

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は2013年にスタート。“現代を生きる男性のための新しい日常着を提案する”をコンセプトに掲げる。

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「オークリー」×藤原ヒロシの「フラグメント」の最新作はサングラス&アパレル

 「オークリー(OAKLEY)」は、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボした最新コレクションを1月19日に発売した。両ブランドの協業は6度目。

 同コレクションはアイコンサングラスの“フロッグスキン”とアパレルで構成され、「オークリー」の渋谷店と大阪心斎橋店、「ゴッド セレクション トリプルエックス(GOD SELECTION XXX)」の原宿店と大阪店で販売する。

 “フロッグスキン”は、サテンブラックカラーのチタン製とマットブラックが2本セットになったもので8万9100円(税込、以下同)。収納ケースとマイクロバッグが付属する。また、アパレルは黒と白の日本製パーカ(1万6500円)とTシャツ(8800円)からなる。藤原は、「ミニマルかつタイムレスなデザインで、あらゆる方のワードローブに溶け込んでくれるはず」と話す。

 さらに両ブランドは第2弾として31日に、別デザインの“フロッグスキン”を発売する。こちらはテンプル部分のイエロー、ピンク、ブルーのロゴが特徴で2万4420円。「オークリー」の店舗および公式オンラインストアで扱う。

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パルコが2023年春夏キャンペーンムービーを公開 「グッチ」の動画などを制作した映像監督タヌ・ムイノを起用

 パルコは、2023年春夏シーズンのキャンペーンムービーを公開した。クリエイティブ・ディレクターには、ウクライナ出身の映像監督であるタヌ・ムイノ(Tanu Muino)を起用。日本企業が彼女とタッグを組んだのは今回が初めてだ。

 ムイノは、1989年生まれ。90年代の映像作品やダンスといったカルチャーに着想を得たリアルでユーモアある世界観が特徴だ。これまでには「グッチ(GUCCI)」のムービー「CASA DELLA CULTURA DI GUCCI」を手掛けたほか、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)の「As It Was」やケイティ・ペリー(Katy Perry)の「Small Talk」、リル・ナズ・X(Lil Nas X)の「MONTERO(Call Me By Your Name)」などのミュージックビデオにも携わっている。

 キャンペーンムービーのテーマは、“NEW DEPARTURE”。ウクライナ版「アリとキリギリス」の寓話をモチーフに、四季を通して描く物語だ。同ムービーではプロローグを、7月に公開予定の秋冬シーズンのムービーでは、物語のターニングポイントとエンディングを映しているという。衣装には今シーズンのトレンドであるパニエやクリノリン、マーメイドコアなど、18世紀のロココスタイルや流行色のパープルを取り入れている。

 今回の制作について、ムイノは次のように語っている。「コロナ禍で、人々はそれぞれの場所に留まらなければならない時期が続いた。わたしは旅行をするのが好きなので、“NEW DEPARTURE”と聞いたときに、このムービーを見た人がいろんな場所へ旅した気分になれる映像をつくりたいと思った。旅行をするときは、服装も変わる。どこかに行けなくても、服装を変えるだけで気分は変わるはずだ。どこかへ行くことは、服装やスタイルにインスピレーションを与えるし、ファッションは社交的な気持ちを高めてくれるものだと思う。また、シーズンごとにロケーションや全体的な雰囲気を変えたのは、“NEW DEPARTURE”と聞いて未来へ行きたい人、古代のムードに戻ってみたい人、自然を感じたい人など、いろいろな捉え方があると思ったから。ひとつの方向性に絞らず、観る人の好きなテイストを見つけてほしい」。

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伊「ロロ・ピアーナ」がユヴェントスFCの新たな公式ウエアを発表

 イタリアブランドの「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は同国のプロサッカーチーム、ユヴェントスFCの新たな公式ウエアを発表した。同チームの選手は今シーズン、フォーマルな場において「ロロ・ピアーナ」のビスポークスーツを着用する。

 ジャケットはシングルブレストでフルライニング、パンツはノープリーツのスリムシルエットだ。いずれも「ロロ・ピアーナ」オリジナルの柔らかく、はっ水性の高いウールを使用する。

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「ディオール」がパリ・サンジェルマンの新ワードローブを製作 カジュアルとフォーマルを用意

 「ディオール(DIOR)」は、フランス・パリに本拠地を置くサッカークラブ、パリ・サン=ジェルマン(PARIS SAINT-GERMAIN以下、PSG)の新オフィシャルワードローブを発表した。

 今回のワードローブは、PSGが2022-23シーズンに着用するもので、キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック ディレクターが担当。フォーマルルックとカジュアルルックの2種類を製作し、フォーマルルックはカシミヤコートやスーツと共に、「ディオール」のエンブレム“ビー(BEE)”を刺しゅうした白シャツを用意。カジュアルルックは、“PARIS SAINT-GERMAIN”の文字とCDアイコン”のイニシャルを施したハリントンコートやニットセーター、ポロシャツ、ダービーシューズ、ボストンバッグで構成する。

 イメージビジュアルには、リオネル・メッシ(Lionel Messi)やキリアン・エムバぺ(Kylian Mbappe)、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、ケイラー・ナバス(Keylor Navas)、ヌーノ・メンデス(Nuno Mendes)らPSGの選手を起用した。

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「グッチ」がアイコンバッグ“ジャッキー”の最新キャンペーンに俳優ダコタ・ジョンソンを起用

 「グッチ(GUCCI)」はアイコンハンドバッグ“ジャッキー(JACKIE)”において、米国のモデル兼俳優ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)を起用した最新キャンペーンを公開した。

 同キャンペーンは“ジャッキー”の最新作“ジャッキー 1961”にフォーカスしたもので、ロサンゼルスでジョンソンがさまざまなバージョンのバッグを持つ。スチールおよびムービーの撮影は、英国出身の写真家兼映画監督のグレン・ルックフォード(Glen Luchford)が担当した。

 “ジャッキー 1961”はミニ、スモール、ミディアムの3サイズ展開で、“ジャッキー”のアイデンティティーである“ピストンクロージャー”はそのままに、素材にはグレインレザー、パテントレザー、「グッチ」を象徴する“GG スプリーム キャンバス”などを用いる。幅広いカラーバリエーションも特徴だ。また、取り外し可能なレザーまたはチェーンの長めのショルダーストラップが付属し、さまざまな持ち方ができる。価格は28万500〜36万800円(税込)。

 “ジャッキー”は1961年に発売され、多くのセレブに愛されてきた。1999年と2009年にもアップデートされた。

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英「マルベリー」が卯年を記念してミッフィーとコラボ 伊勢丹新宿でポップアップも

 英国ブランドの「マルベリー(MULBERRY)」は、卯年を記念してディック・ブルーナ(Dick Bruna)によるウサギのキャラクター“ミッフィー”とコラボしたカプセルコレクションを1月18日に発売する。

 ストラップにミッフィーをあしらったバッグや、フラップの後ろからミッフィーが顔を覗かせる財布などをラインアップする。オレンジやグリーン、ブルーなど鮮やかな色使いも特徴だ。「マルベリー」は、「素材には、国際的環境団体の認証を受けたカーボンニュートラルなレザーのみを用いる」と話す。

 「マルベリー」は、ミッフィーが上海で冒険を繰り広げるキャンペーン動画も製作した。また、同コレクションを披露するポップアップストアを1月18〜24日の期間、伊勢丹新宿本店にオープンする。同店限定の商品(8万850円〜税込)も販売し、バッグ購入者にはトートバッグをプレゼントする。

■「マルベリー」×ミッフィー ポップアップストア
日程:1月18〜24日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿店本館1階 ハンドバッグプロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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モーガン蔵人、ROSE、深水光太のアワーズが手掛ける「ストロング」が「ディッキーズ」と初コラボ ポップアップも開催

 モーガン蔵人とROSE、深水光太のモデル3人によるインフルエンサーチーム、アワーズ(Our’s)がディレクションするブランド「ストロング(STRONG)」は、「ディッキーズ(DICKIES)」と初めてコラボレーションしたパンツを1月7日に発売する。価格は税込2万4200円で、ブラックとグレー、ブルー×ブラックの3カラーを用意。同日限定で東京・原宿の「アンノン原宿(UNKNOWN HARAJUKU)」にオープンするポップアップストアで取り扱う。

 「ディッキーズ」を代表するワークパンツ“874”をベースに、サイドのポケットなど“ダブルニー”の要素を取り入れたハイブリッドモデルで、随所にリベットをデザインしたほか、あえて斜めに配置したベルトループにDカンをあしらい、フラップ部分を曲線にするなど、ディテールにこだわり抜いたアイテムに仕上がっている。サイズは、ウエストが32インチの固定で、レングスが30インチと32インチの2型を展開。また、会場ではコラボパンツとあわせてオリジナルのネックレスやセレクトしたアイテムをそろえ、イメージビジュアルの写真や映像の展示も行う。

 アワーズは、1995年生まれのモーガン蔵人とROSE、94年生まれの深水光太のモデル3人が中心に結成。2020年3月からYouTubeを中心に活動し、若者を中心に人気を集め現在のチャンネル登録数は約15万人。

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バンタンデザイン研究所主催の「ブランドコンテスト」グランプリ決定 東京校の「ボウウェン ジャン」と大阪校の「イール」

 バンタンデザイン研究所は、同校が主催する複合型デビューコレクション「カッティングエッジ」の一環として「ブランドコンテスト」を開催した。

 「ブランドコンテスト」は、現役在校生が手掛けるファッションブランドのみがエントリーできるコンペティション。東京校と大阪校で数カ月におよぶ学内選考を勝ち抜いたブランドは、ショー形式でコレクションを発表することができる。グランプリ受賞者には、その後もブランドデビューや商品化、活動費用の支援、プライズへの参加など、さまざまなチャンスが与えられる。

 今年の東京ステージの審査員は、芳之内史也「ファッションスナップドットコム(FASHIONSNAP.COM)」編集委員・ディレクター や、近藤弘一「アールフォーディー(R for D)」オーナー兼「ディードファッション(DEED FASHION)」編集長、金子恵治「レショップ(L'ECHOPPE)」コンセプターら。大阪ステージの審査員は、川﨑吉朗「リトマス(LITMUS)」 代表取締役や、綾部帆乃香・同バイヤーチーム、馬込有希「11747391」店長兼バイヤー兼ディレクターらが務めた。

 東京ステージのグランプリを受賞したのは、特進クラス“エクシード(X-SEED)”の中村博文さんが手掛ける「ボウエン ジャン(BOWEN ZHANG)」だ。ブランドコンセプトは、「ワクワクした気持ちや期待を着る」を意味する「ウェア シンフェン(WEAR XINGFEN)」。ブランド名には、自身の中国名を冠した。

 コレクションは「香りがする文章(FLAVOR TEXT)」をテーマに、幼少期の風景写真に着想。「実家に帰省してアルバムに目を通したときに、いい写真を見つけたが自分にしか背景が分からないのが残念だと感じた」という心象から、“記憶を説明する服”を制作した。テーマ性を表現するために「ファーストルックには、リネンなどのナチュラルな素材を使い、ショーではカントリーな雰囲気を演出するために植物を用いた」という。

 中村さんは今回の手応えについて「在学中にコンテストで結果を出すことを1つの目標にしていた。昨年度は、最終審査まで進んだが、選ばれずに悔しい思いをしたので、ようやく結果を出すことができてうれしい。グランプリを受賞して、自信もついた。いずれはブランドを独立させたいが、力不足な部分も認識している。卒業後はアパレル企業に就職し、数年の経験を積んでから、再びブランドを育てていきたい」と加えた。

 また、大阪ステージのグランプリを受賞したのは、ファッション学部ファッションディレクター学科3年の山本莉乃さん、村上琴音さん、大門千夏さんが手掛ける「イール(YRR)」だ。同ブランドは、アジアの若手デザイナーを発掘するコンテスト「アジアファッションコレクション10th」で最終ステージに進んだ経験を持ち、チームはデザイン(山本)、SNS運営(大門)、生産管理(村上)で担当が分かれている。

 「イール」のブランドコンセプトは「what Yrr feel!(イールが感じたこと)」。山本さんは「セクシーよりもイノセンスなスタイルを大切にしている。アジア人に向けたシルエットが特徴で、特に肩のライン、ひざ周り、横から見たときのシルエットにこだわりがある。自分の肩幅の狭さがコンプレックスなので、解消できるようなラインを追求している」という。

 コレクションは「ギフト」をテーマに、リボンをモチーフにしたアイテムを発表。ラッピングの緩衝材をイメージしたメッシュ素材やプレゼントボックス、“幼少期のギフトの記憶”をシルエットやディテールに落とし込んだ。

 山本さんは、参加の理由とブランドの展望について「1人でブランドを運営していた昨年は、受賞を逃した。3人体制となり1位を狙っていたものの、受賞を聞いたときは驚いて頭が真っ白になった。いずれは、ブランドのミューズである中国や韓国の女性に受け入れてもらえるよう、アジア進出できるブランドに成長していきたい」と意気込む。2023年1月には、大阪・西心斎橋のセレクトショップ「11747391」で商品を販売し、2月には、ファッションビルNU茶屋町での受注会も予定している。

 国内ファッションスクール最大規模のイベントである「カッティングエッジ 2022」には、総勢50組以上のファッションブランドが参加。「ブランドコンテスト」を含める一連の企画には、2000人を超える来場者が訪れるなど、注目度の高さがうかがえる。

バンタンデザイン研究所は、1965年にスタートした、ファッション・ヘアメイク・デザイン・映像・フォト・プロスケーターなどの分野に特化した人材を育成するクリエイティブ総合専門スクール(東京校・大阪校・名古屋校)。「世界が、わたしのファンになる。」をコンセプトに、現役で活躍するプロフェッショナルを講師に迎え、長期インターン、外部企業との産学協同プロジェクトなど、業界と連携した実践教育で即戦力となる人材を育成する。運営するのは、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタン。これまでグループ全体では20万人の卒業生を輩出している。

問い合わせ先
バンタンデザイン研究所
vditudm@vantan.co.jp

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「ディオール」がキッズ・ベビーラインから冬の新作 “スノー”がテーマ

 「ディオール(DIOR)」のキッズ・ベビーライン“ベビー ディオール(BABY DIOR)”は、冬の新作を発売した。

 “スノー”“スパークリング”をテーマにしたもので、ラインストーンを散りばめた長袖Tシャツが4万2000円(税込、以下同)、“カナージュ”モチーフをあしらったロングスカートが12万円、“B101”スニーカーが8万6000円、シャツが10万5000円など。

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イタリア発「ガガミラノ」創業者がラグジュアリー・スマートウオッチウエア「ハンブルリッチ」をローンチ 世界初の直営店を原宿に12月30日オープン

 「ガガミラノ(GaGa MILANO)」創設者のルーベン・トメッラ(Ruben Tomella)が新たに手掛けるイタリア発のラグジュアリー・スマートウオッチウエア「ハンブルリッチ(HUMBLE RICH)」が今冬デビューし、12月30日に世界初の直営店を東京・原宿にオープンする。

 現在、公式オンラインストアで販売を開始し、12月26日から伊勢丹新宿店とジェイアール名古屋タカシマヤ、大阪高島屋ではポップアップイベントを開催。期間中は、購入特典としてオリジナルスタンドをプレゼントする。

 「ハンブルリッチ」は、個性豊かに“着せ替え”できる注目のスマートウオッチウエアだ。イタリア人のルーベンならではの優美で遊び心のあるデザイン性と機能性を兼ね備え、工具不要でケースを開閉できる独自システム「ブラグ&リッチ ウォッチ」や、ベルトを簡単に交換できる「プラグ&リッチ バンド」は非常に利便性が高い。さらに環境負荷を減らすことを目的に、製品の素材やパッケージには、再生ステンレスや再生繊維、再生カーボンなど再生素材をできる限り使用している。ブランド名は、「謙虚であること(HUMBLE)」と「豊かであること(RICH)」を組み合わせた造語で、「実⽤品であるスマートウォッチを、ライフスタイルツールへと昇華する」という思いを込めた。

 デビューシーズンは、アップルウォッチシリーズ7・8に対応する全3シリーズを発売。⾼級感とつけ⼼地の良さを両⽴した“クラシック シリーズ”は、多彩なカラーリングやシリコンにイタリアンレザーを貼り合わせたストラップが特徴だ。素材とカラーのコントラストを楽しむ“スポーツ シリーズ”は、ファブリックとシリコンを組み合わせたベルトが、カジュアルな印象。ベゼルに⾦箔や蓄光塗料を練り込み、夜間に発光するユニークなモデルもラインアップする。“エシカル シリーズ”は、再生ステンレスのケースに艶のあるグリーンセラミックのベゼルを合わせて、シリコンベルトにロゴを刻印した。価格帯は7万円台から。

 ローンチに先駆けて開催されたメディア発表会には、ルーベン本人がイタリアから急遽来日。開発の経緯について「(スマートウオッチは)テクノロジーとしては素晴らしいけど、イタリア人はオリジナリティー溢れる特徴的なデザインが好きなので、シンプル過ぎると思っている人は多い。2017年に『ガガミラノ』をドレスアップするための外付けのケースを試作したら、大きくなってしまったのでいったん保留にしたが、“ケースでドレスアップする”というアイデアこそが、『ハンブルリッチ』の物語の始まりとなった」と振り返った。

 東京・原宿の神宮前交差点沿いにオープンする旗艦店では、コレクションをフルラインアップ。ブランドの世界観を体感できる。

■ハンブルリッチ神宮前
オープン日:12月30日
住所:東京都渋谷区神宮前6-4-1 原宿八角館1階
営業時間:11:00〜20:00(日・祝は10:00〜20:00)

問い合わせ先
ウエニ貿易
03-5815-3277

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「グッチ」から新年を祝う“ウサギ”がテーマのカプセルコレクション ウエアからバッグ、時計まで

 「グッチ(GUCCI)」は12月27日、2023年の干支である“ウサギ”をテーマにしたカプセルコレクションを発売した。一部の店舗で扱い、当該ショップではウサギのスプレーペイントがウインドーを彩る。

 ウエアからバッグ、シューズ、ジュエリー、時計に至るまで幅広いカテゴリーでそろえ、楽しい色使いやプリントで、新年を迎えるワクワクした気分を表現する。

 ウサギはニットに織り込まれたり、エンブロイダリーパッチになったり。また、スプレーペイントでTシャツやローファー、時計に描かれる。ふわふわのフリース素材のサンダルも用意し、アイコンバッグもウサギをイメージしたスペシャルアレンジで登場する。

 広告キャンペーンは、マックス・ジーデントップ(Max Siedentopf)が撮影。フラワーガーデンでウサギと戯れるさまを捉えたもので、春の訪れを予感させるムードを鮮やかなカラーで描き出す。

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「ミハラヤスヒロ」がメディコム・トイと協業し、オリジナルキャラ“靴紐結べな君”のフィギュアを発売

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」は、オリジナルキャラクター“靴紐結べな君”のフィギュアをメディコム・トイとの協業により製作、12⽉24⽇に販売する。「メゾン ミハラヤスヒロ」の直営店および公式オンラインストアで扱う。

 フィギュアはソフトビニール製で、全⾼約22.5cm。グレー、モノトーンの2⾊展開で、価格は各1万9800円(税込)だ。

 「メゾン ミハラヤスヒロ」は、「デジタル3Dキャドではなく、原型師による⼿作業での原型成形にこだわった。そのためどこか懐かしく、優しさを感じられる⾵合いに仕上がった」と話す。同ブランドは、往年のおもちゃのCM風のショートムービーも作成した。

 “靴紐結べな君”は、三原康裕デザイナーの落書きから誕生した。⾃分の靴ひもが結べない謎のキャラクターであり、同時に三原デザイナーの分⾝の位置付けだ。ときどき暴⾛し、答えのない⾏動をとることも。1972年生まれの福岡出⾝で、東京・原宿近辺に⽣息する。

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【動画】パタンナーとデザイナー、2つの顔を持つ「ノリエノモト」デザイナーに密着

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事に密着リポートします。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第7弾は、「アール(RRR)」や「ポピー(POPPY)」のパタンナーであり、自身のブランド「ノリエノモト(NORI ENOMOTO)」も手掛ける榎本紀子デザイナーに密着しました。曲線が特徴のアイコンバッグ“マルディマタン(mardi matin)”は、「洋服を縫う際に出る曲がったまち針をインスピレーションに製作した」と語ります。一見すると個性が強いデザインでも、日常のものから着想することが多いためコーディネートに取り入れやすく、若者の間でも人気を徐々に広げているといいます。パタンナーの時は“寄り添う”ことを、デザイナーの時は“寄り添わない”ことを大切にしているという榎本デザイナーの2つの顔を紹介します。「アール」のサンプルチェックやパターンを引く様子、「ノリエノモト」のビジュアル撮影などの仕事内容に迫りました。また、将来の夢やファッション業界で働きたい人へのメッセージについても聞きました。

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最も革新的なビューティとファッション企業に「ファーメンステーション」と「フルカイテン」 Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022

 「ジャパン ビューティ&ファッションテックアワード 2022(Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022)」は13日、受賞者を発表した。大賞はビューティテック部門がファーメンステーションの「アップサイクル×発酵で作る機能性サステナブル原料」、ファッションテック部門がフルカイテンのクラウド型在庫最適化サービス「フルカイテン」となる。準大賞はビューティテック部門がコーセーの超高速プロジェクションマッピングによる複合現実メイク「カラーマシーン(COLOR MACHINE)」、ファッションテック部門がこたつの社会貢献型ブランド「シフト80(SHIFT 80)」。大賞には賞金25万円、準大賞には15万円を授与した。


授賞式と受賞者による特別セッションをライブ配信中

 同アワードはアイスタイルと「WWDJAPAN」が共同運営する、ファッションとビューティをイノベーションの面で最もリードした企業・プロジェクトを表彰するもの。ファッション、美容、ヘルスケアなどの分野から国内外の企業64社の応募があり、13件が二次審査に進んだ。大賞と準大賞のほかに、今回は審査員特別賞として、リトコス(Retocos)の「佐賀県唐津市沖の8つの離島に特化した、同地で栽培した植物や未利用資源を化粧品原料化し活用する取り組み」と、nanoniの女性活躍推進クラウド「ケアフル(carefull)」が受賞した。

 審査委員長には、梅澤高明A.T.カーニー日本法人会長兼CIC JAPAN会長が就任。審査員には七丈直弘・一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター・副センター長/教授、「ヌメロ・トウキョウ」の田中杏子編集長、渡邉康太郎Takram コンテクストデザイナー/慶應義塾大学SFC特別招聘教授、皆川朋子一般社団法人フェムテック・コミュニティジャパン代表理事の就任が決まっている。

■Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022授賞式
日時:12月13日(火)13:00〜16:00
スケジュール
13:00 第1部「受賞企業・プロジェクト発表&授賞式」
14:00 第2部「主催者&受賞企業によるトークセッション」
①「イノベーションで融合するBeautyとFashion」
モデレータ:梅澤 高明(審査委員長)
スピーカー:吉松 徹郎(株式会社アイスタイル代表取締役会長CEO)
      村上 要  (WWDJAPAN編集長)
② 受賞企業トークセッション#1「ソーシャルビジネスで実現する『六方よし』の世界」
③ 受賞企業トークセッション#2 「喫緊の企業課題を解決するアイディアとテクノロジー」
16:00 閉会

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「パレス スケートボード」と「カルバン・クライン」のコラボコレクション“CK1 パレス”が復活

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、今年4月に発売した「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」とのコラボコレクション“CK1 パレス(CK1 PALACE)”を12月10日に再販売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱う。

 今回の再販は、ホリデーシーズンにあわせたもの。“CK1 パレス”の中から、ボクサーパンツやノンワイヤーブラジャーなどのメンズ&ウィメンズのアンダーウエアとフレグランスが登場する。

 そして、再販を記念してオリジナルムービーも制作した。「パレス」の共同創設者であるレヴ・タンジュ(Lev Tanju)とスチュアート・ハモンド(Stuart Hammond)が監督を務め、所属スケーターをはじめ、俳優のユマ・サーマン(Uma Thurman)やマイケル・インペリオリ(Michael Imperioli)、ラッパーのロディ・リッチ(Roddy Ricch)、歌手のエセル・カイン(Ethel Cain)らが出演している。

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「パレス スケートボード」と「カルバン・クライン」のコラボコレクション“CK1 パレス”が復活

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、今年4月に発売した「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」とのコラボコレクション“CK1 パレス(CK1 PALACE)”を12月10日に再販売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱う。

 今回の再販は、ホリデーシーズンにあわせたもの。“CK1 パレス”の中から、ボクサーパンツやノンワイヤーブラジャーなどのメンズ&ウィメンズのアンダーウエアとフレグランスが登場する。

 そして、再販を記念してオリジナルムービーも制作した。「パレス」の共同創設者であるレヴ・タンジュ(Lev Tanju)とスチュアート・ハモンド(Stuart Hammond)が監督を務め、所属スケーターをはじめ、俳優のユマ・サーマン(Uma Thurman)やマイケル・インペリオリ(Michael Imperioli)、ラッパーのロディ・リッチ(Roddy Ricch)、歌手のエセル・カイン(Ethel Cain)らが出演している。

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モデル・ヨンアのブランド「コエル」から大人向けの新レーベル

 モデルのヨンアがクリエイティブ・ディレクターを務めるブランド「コエル(COEL)」は、“より洗練された大人のベーシック”を標ぼうする新レーベル“コエル テザウルス(COEL THESAURUS)”をスタートした。12月6日18時から、同ブランドの公式オンラインストアで販売中だ。

 ファーストシーズンはアウター3型、カシミヤニット3型、バッグ4型をそろえる。価格は、大きめな襟とAラインのシルエットが特徴のメルトンコートが12万1000円(税込、以下同)、フード付きのカシミヤニットが9万9000円、牛革を使用したバッグが6万6000円〜。

 「コエル」は、ヨンアが出演するイメージムービーも公開した。

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「ケイト・スペード」が原宿で体験型フォトイベントを開催 ビジュアルに生見愛瑠

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、12月7〜12日までの期間、体験型フォトイベント「レッツ ハブ ア ボール(Let‘s Have a Ball)」を原宿で開催する。入場料は無料で、ブランドの公式LINEアカウントを友だち登録をすると入場できる。

 ホリデーコレクションの世界観を表現したイベント会場では、自身のスマートフォンで360°ムービー撮影が楽しめるフォトブースやフォトスポットを設置する。また、来場者には特典として、キャンディーのアソートメントセットとスタッフによるインスタントカメラでの撮影、プリントのサービスと生見愛瑠が登場するホリデーコレクションのカタログをプレゼントする。

 また、今回のホリデーキャンペーンでは、生見愛瑠が出演した映像を公開した。特設サイトでは、SNSやメッセージアプリから送れるオンライングリーティングカードを作成できるページを開設している。

■レッツ ハブ ア ボール
会期:12月7〜12日
場所:ZeroBase 神宮前
住所:東京都渋谷区神宮前 6-4-1

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「ザラ」×韓国発「アーダーエラー」の最新作 両ブランドの頭文字を組み合わせた“A to Z”コレクション

 「ザラ(ZARA)」は12月1日、韓国を拠点とするブランド「アーダーエラー(ADER ERROR)」とのコラボコレクション最新作を発売した。両者のタッグは2回目。

 「ザラ」は「ADERの“A”からZARAの“Z”まで、つまり始まりから終わりまで、無限のサイクルを表現した」と話し、“A”と“Z”を組み合わせたロゴを作成。同ロゴをあしらったTシャツ(5990円)やパーカ(1万7990円)、ピンストライプのジャケット(2万990円税込、以下同)やパンツ(1万990円)、オレンジのウール製ロングコート(3万1990円)などをラインアップする。また、ジーンズ(1万990円)はパッチワークやプリーツワークが、ダウンジャケット(3万5990円〜)はカラーブロックや差し色使いが特徴だ。バッグ(2万990円〜)やキャップ(5990円)、アイウエア(2万990円)などアクセサリーも用意する。

 パリとソウルでは、「アーダーエラー」ディレクションによるポップアップストアもオープン。「ファッションとテクノロジーをミックスした実験的なもの」で、3Dアバターソーシャルアプリ「ゼペット(ZEPETO)」を通じてバーチャル体験することもできる。

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「フェンディ」からホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションが登場

 「フェンディ(FENDI)」は、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターが手掛けたホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションを発表した。本コレクションは12月1日からフェンディ公式オンラインストアで先行予約を受け付け、2023年2月から都内限定店舗で販売する。

 「フェンディ」は、1987年からインテリアコレクション「フェンディ カーサ(FENDI CASA)」を展開しているが、ホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションは今回が初めて。フランス製の最高級リモージュ磁器で作られたテーブルウエア“アール・ドゥ・ラ・ターブル(ART DE LA TABLE)”をはじめ、ムラーノガラスの花瓶やキャンドルホルダーなどを用意し、どれも“オーロック(O'LOCK)”や“FF”といったアイコニックなロゴをデザインした。また、バックギャモンや三目並べ、ドミノといったテーブルゲームもそろえる。

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「フェンディ」からホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションが登場

 「フェンディ(FENDI)」は、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターが手掛けたホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションを発表した。本コレクションは12月1日からフェンディ公式オンラインストアで先行予約を受け付け、2023年2月から都内限定店舗で販売する。

 「フェンディ」は、1987年からインテリアコレクション「フェンディ カーサ(FENDI CASA)」を展開しているが、ホーム デコール&ライフスタイル アクセサリーコレクションは今回が初めて。フランス製の最高級リモージュ磁器で作られたテーブルウエア“アール・ドゥ・ラ・ターブル(ART DE LA TABLE)”をはじめ、ムラーノガラスの花瓶やキャンドルホルダーなどを用意し、どれも“オーロック(O'LOCK)”や“FF”といったアイコニックなロゴをデザインした。また、バックギャモンや三目並べ、ドミノといったテーブルゲームもそろえる。

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「ア ベイシング エイプ®」×英セレクトショップEND.のコラボコレクション “ボウリング”をテーマに

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は12月3日、英国のセレクトショップ、エンド(END.)とのコラボカプセルコレクションを発売する。ベイプエクスクルーシブ青山店とドーバー ストリート マーケット ギンザ、「ア ベイシング エイプ®」の公式オンラインストアで扱う。

 同コレクションは“BOWLING”と題され、その名の通りボウリングとそれにまつわるファッション、カルチャーにフォーカスする。例えばスニーカーの“ベイプスタ”(2万9700円税込、以下同)もバーガンディーとダークグリーンのスプリットカラーとし、ボウリングシューズをイメージ。さらに、クロームコーティングを施したシューレースステーとインソールに“END.”の文字をあしらう。ほかにもボウリングシャツ(2万4200円)やスタジャン(9万2840円)をラインアップする。

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「ディオール」からスキーカプセルコレクションの新作 総柄のゴールドスターや千鳥格子が特徴

 「ディオール(DIOR)」は、スキーカプセルコレクション“ディオール アルプス”の新作を発売した。はっ水加工を施した生地を使ったダウンジャケットやパンツは、ゴールドのラッキースターや同ブランドを象徴する千鳥格子が印象的だ。

 価格はパファージャケットが70万4000円(税込、以下同)、カーディガンが35万円、パファーベストが59万円、スキーパンツが51万円など。

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「アレキサンダー・マックイーン」がカイア・ガーバーを起用した新作バッグ“スラッシュ”のキャンペーンを公開

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」は、モデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)を起用した新作バッグ“スラッシュ(SLASH)”のキャンペーンを公開した。本キャンペーンは、写真家のグレン・ルックフォード(Glen Luchford)が監督を務め、人類とテクノロジーの共存をテーマに近未来的な世界で人間の感情を探求するストーリーを描いた。

 “スラッシュ”は、「アレキサンダー・マックイーン」2023年プレ・スプリング・コレクションで登場。ブランドのアイコンであるナックルやスカルモチーフなどのデザインを取り入れ、既に直営店や公式オンラインストアでは販売中だ。価格は税込41万8000円など。

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「アレキサンダー・マックイーン」がカイア・ガーバーを起用した新作バッグ“スラッシュ”のキャンペーンを公開

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」は、モデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)を起用した新作バッグ“スラッシュ(SLASH)”のキャンペーンを公開した。本キャンペーンは、写真家のグレン・ルックフォード(Glen Luchford)が監督を務め、人類とテクノロジーの共存をテーマに近未来的な世界で人間の感情を探求するストーリーを描いた。

 “スラッシュ”は、「アレキサンダー・マックイーン」2023年プレ・スプリング・コレクションで登場。ブランドのアイコンであるナックルやスカルモチーフなどのデザインを取り入れ、既に直営店や公式オンラインストアでは販売中だ。価格は税込41万8000円など。

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日本初上陸! 「イエーガーマイスター」がファッション、ミュージック、クィアがテーマの2日間限定ナイトイベントを開催

 ドイツのリキュールブランド「イエーガーマイスター(JAGERMEISTER)」は12月9日と10日、ナイトライフ文化の新たな方向性を探求するナイトイベント“ナイト・エンバシー(NIGHT EMBASSY)”を東京・渋谷で開催する。

 “ナイト・エンバシー”は、情熱のあるクリエイターを招聘し、ミュージックやファッション、アートなど、カルチャーがクロスオーバーする“自由な表現・発信の場”としてスタートした。クラブカルチャーの聖地であるドイツ・ベルリンをはじめ、フランス・パリ、ロシア・モスクワ、ブラジル・サンパウロ、南アフリカ・ヨハネスブルグなど、これまで世界各地で年齢やジェンダー、境遇などの垣根を超えたイベントを開催している。

 アジア初開催となる東京では、渋谷の新カルチャースポット、バイア(BAIA)を舞台に、ファッション、ミュージック、クィアカルチャーを軸にしたコンテンツをカルチャーマーケティングプラットフォーム“パワード・バイ・トーキョー(POWEREDBY.TOKYO)”と共に企画。各コミュニティーを代表する著名人を“クリエイティブボード”に指名し、さらに彼らが注目する次世代アーティストをアンバサダーに迎えて、多彩なコンテンツをラインアップする。

 参加クリエイターは、スタイリストの島田辰哉や、ヒップホップレーベル、イエンタウン(YENTOWN)のカズマ(kZm (De-void*))、振付師やMC、ヴォーギング・ダンサーとして活躍するコッピ・ミズラヒ(Koppi Mizrahi)、アートディレクターの村田実莉、関西発のヒップホップ・コレクティブのヘヴン(HEAVEN)、ドラァグクイーンや性科学会会員として活動するラビアナ・ジョロー(Labianna Joroe)ら。

 2日間のイベントでは、“ネイチャー×デジタルの融合”をコンセプトにした新感覚のファッションショーをメインに、インスタレーションや即興スタイリングショーを開催予定。ヒップホップの新たな形を目指すライブパフォーマンスやDJ、黒人やラテン系のLGBTQコミュニティーから誕生したヴォーギング・ダンスのコンペティションなども実施する。さらにドラァグクイーンたちのパフォーマンスやワークショップ、限定アイテムを販売するポップアップショップなど、盛りだくさんのコンテンツをそろえる。イベントの最新情報は、公式SNSで随時発信。

 1878年に創業した「イエーガーマイスター」は、厳選したハーブとスパイスをブレンドしたリキュールで、ほのかな苦みと甘さ、複雑な味わいが特徴だ。“イエーガー”を冷えたショットグラスに注ぐ“ICE COLD SHOT”は、世界中で愛飲されており、同ブランドもアーティストやクラブ、ライブハウス、バーなどの支援を通して、各国のナイトライフシーンやクラブカルチャーの発展に寄与している。

【ナイト・エンバシー】
開催日時:2022年12月9日(金)18:00〜、2022年12月10日(土)17:00〜
場所:BAIA Shibuya
所在地:東京都渋谷区宇田川町16-17 Fontis Bld.地下1階
料金:公式サイトから事前予約でエントランス&ドリンクチケット無料
※24:00以降に入場、事前予約なしの入場は、いずれもエントランス料3000円

問い合わせ先
パワードバイトウキョウ
info@night-embassy.jp

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「シロ」“みんなのすながわプロジェクト”のこれまでを振り返り ブランドのものづくりと重なる共通点とは

 コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。実行委員長を務める今井浩恵会長は、地方創生や地域活性に力を入れる他業界の企業トップを招き、その理念や取り組みについてこれまで3回の対談を実施した。初回は来年4月に開校となる、起業家精神を育む学校“神山まるごと高専”の理事長を務める寺田親弘サンサン(Sansan)CEO、2回目は滋賀県の近江八幡に菓子屋のフラッグショップ「ラ コリーナ近江八幡」を開業した山本昌仁たねやグループCEO、3回目は群馬県前橋市に地域のコミュニティーハブを標榜する「ジンズ パーク前橋」を構えたアイウエアブランド「ジンズ(JINS)」の田中仁CEOが登場した。
 総括となる今回は、今井会長と福永敬弘シロ社長が“みんなのすながわプロジェクト”のこれまでとこれからを語る。

 対談では「シロ」及び“みんなのすながわプロジェクト”が大切にする素材との向き合い方について振り返る。「“みんなのすながわプロジェクト”では、林業従事者との出会いから、森や木を取り巻く環境や流通の現実を学び、それらをもっと良くするための追求を続けている」と今井会長。このような取り組みは、素材や生産者と向き合い、その良さを最大限に引き出す「シロ」のものづくりと大きく重なると福永社長がうなずく。

 来年オープン予定の“みんなの工場”は、道内の間伐材を使用するなど素材の由来に着目しながら建設を進めている。10月には北海道北竜町から間伐したカラマツの木材を外壁に貼るワークショップを実施。林業従事者による作業サポートを受けながら、参加者たちは最後にハンダゴテでサインを入れ、数十年後も残る思い出を刻印した。今後も“みんなのすながわプロジェクト”では、施設で使う家具やコンポストなど、“みんなで一緒に作ること”をテーマにしたワークショップを予定している。

問い合わせ先
シロ/みんなのすながわプロジェクト事務局
0125-52-3738

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ケリングのキーマンが語る循環 永遠の価値の創出・技術革新・土壌

 サステナビリティ先進企業として知られるケリング(Kering)。傘下ブランド「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などからは続々と、着実で、時にユニークなサステナビリティ施策が発表されている。その支援を行っているキーマンの一人、ジェラルディン・ヴァレジョ(Geraldine Vallejo)=サステナビリティ・プログラム・ディレクターにケリングが目指すサーキュラリティについてオンラインで話を聞いた。

WWD:ケリングが考えるサーキュラリティとは?

ジェラルディン・ヴァレジョ=サステナビリティ・プログラム・ディレクター(以下、ヴァレジョ):われわれのアプローチは、価値があり、長持ちする製品を作り、その価値をライフサイクルを通じて維持し続けること。それは、耐久性があり、修理ができ、再利用できるようにデザインされ、永遠に価値を保ち、第2、第3の人生でもずっと使用してもらえる製品を意味します。また、適正量を生産することは、循環のループを低速化することにもつながります。AIを用いて販売量を予測し、過剰在庫を回避しています。生産に関しては、再生型の資源を用い、生産工程で危険な化学物質を使わないことを重視しています。

 サーキュラリティは、私たちに革新をもたらす機会だと考えています。そもそもサーキュラリティは、私たちにとって新しい考え方で、新しいクリエイティビティでもあり、ノウハウでもあり、高品質なモノを作るということでもあります。

WWD:サーキュラリティ実現に向けた具体的な実践例は?

ヴァレジョ:ケリングのブランドにはリセールプログラムがあり、「アレキサンダー・マックイーン」や「バレンシアガ」は二次流通のプラットフォーマーであるヴェスティエール・コレクティブ(Vestiaire Collective)やリーフラント(REFLAUNT)をパートナーとして、同プログラムを展開しています。また、「グッチ」ではヴィンテージアイテムを丹念に修繕し、「グッチ」の実験的なオンラインスペース“ヴォールト(Vault)”内で再販しています。クリエティブ・ディレクターとグッチの専任アーキビストによって厳選されたヴィンテージアイテムのコレクションで、職人たちによって復元され新たな命が与えられたアイテムたちです。

 商品を(サーキュラリティの)ループ内にとどめ、サーキュラリティへのアプローチに顧客にも加わってもらおうというアイデアであり、同時に新しい顧客にも届く方法でもあります。

 大切なのは、われわれが環境に与えるネガティブな影響を減らし、天然資源を枯渇させることなく、会社にとっても顧客にとっても価値を生み出し続けることなのです。

WWD:「バレンシアガ」や「グッチ」ではデジタルファッションやメタバースなど非物質化へのアプローチも始めている。

ヴァレジョ:メタバースやデジタルは探求しているところです。デジタルユニバースの実際の影響やデジタルファッションの(負荷の)計測に関してもより多くの方法や研究を探っています。また、サンプル制作においては、素材が節約できる方法を確立しています。

WWD:「土壌を枯渇させたらサーキュラリティが実現しない」という考えから、環境再生型農業にも力を入れているとか。

ヴァレジョ:われわれラグジュアリーブランドは、コットン、シルク、ウール、レザー、カシミヤなど天然素材を多く使います。もし正しい方法で生産されれば自然にとっても土にとっても有益になり得ます。そのために、サプライチェーンの初期段階である農場や地域で適切に実践されていることを確実にしなければなりません。環境NGOであるコンサーベーションインターナショナル(Conservation International)とパートナーシップを組み、自然再生基金を立ち上げました。ファッションやラグジュアリーファッションの鍵となる材料のサプライチェーンで100万ヘクタールを再生するというものです。具体的には農家や牧場主を支援し、自然、人、動物と調和した農業へアプローチしています。有機物や生物多様性を回復できれば、その過程で炭素を土壌に閉じ込めることができます。また、土地や水域を回復し、動物福祉を改善させる地域密着型の農業を推進しています。農家自身もよりよい生活を送ることができるようにもサポートしています。この方法を確実にし、さらに規模を拡大していきたい。

WWD:ケリングはスタートアップ企業とのパートナーシップも重視している。

ヴァレジョ:彼らの力がなければサステナビリティは達成できないと考えています。このまま同じようにビジネスを続けると、目標は達成できません。スタートアップ企業には、他の産業の技術を応用してファッション産業に活用する力もあります。今、われわれが焦点を当てているのは、新素材、サーキュラリティとアップサイクリング、染色、プリンティング、フィニッシングなどの加工とトレーサビリティ(追跡可能性)です。

 もっとも将来有望なイノベーションのひとつが、代替素材です。例えば、ラボで育ち、レザーの特性に似ている材料を開発するビトロラボ(VitroLabs)に投資しましたし、マイセリウム(キノコの菌糸体)にも注目しています。

WWD:「バレンシアガ」が2022-23年秋冬に“エッファ(EPHEA)”という菌糸体ベースの材料を用いたコートを発表した。

ヴァレジョ:イタリアのSQIMというスタートアップと開発しました。量や厚みなど均質性を実現し、ここまでハイクオリティなものはファッション分野では初めてではないでしょうか。彼らは素材を、われわれはなめし技術を提供しました。イノベーションと受け継がれてきた技術を組み合わせ、そして「バレンシアガ」との幾度とないやりとりで実現しました。開発には1年以上かかり、素材のコアな部分にはプラスチックも合成物質も使っていません。それこそがわれわれや「バレンシアガ」にとって重要なポイントでした。ただ、一つだけ透明性という意味でお伝えすると、通常レザーには1mm以下の薄いコーティングがされていますが、そこには合成物質を使っています。

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スニーカーコレクターKING-MASAのブランドがハワイ発「レインスプーナー」と初コラボ

 スニーカーコレクターのKING-MASA(キングマサ)が手掛けるブランド「オールウェイズ アウト オブ ストック(ALWAYS OUT OF STOCK)」は、ハワイアンシャツブランドの「レインスプーナー(REYN SPOONER)」とコラボした商品を発売する。両者の協業は初。

 「オールウェイズ アウト オブ ストック」のオリジナル生地に、1956年創業の「レインスプーナー」のアーカイブパターンを載せたダウンジャケット(16万5000円税込、以下同)やニット(5万2800円)、カーゴパンツ(5万5000円)など全6型を用意する。「オールウェイズ アウト オブ ストック」らしい異素材の切り替えデザインや大きめのポケットが特徴だ。

 KING-MASAは、「夏のイメージが強い『レインスプーナー』を、あえて秋冬アイテムで展開する。『オールウェイズ アウト オブ ストック』の2022-23年秋冬のテーマである“クラシックアメリカン”を表現した」と話す。

 コラボ商品は11月19日に「オールウェイズ アウト オブ ストック」の取り扱い店舗で発売し、23日21時からは同ブランドの公式オンラインストアでも扱う。また19、20日は東京・中目黒にある同ブランドのショールーム(東京都目黒区上目黒2-43-18 K-95)でも販売する。両日ともKING-MASAが店頭に立ち、接客やスタイリングアドバイスを行うという。

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「ニューバランス」と「モワローラ」が初コラボ 反乱とナイトライフに着想した“90/60”を用意

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ナイジェリア出身のモワローラ・オグンレシ(Mowalola Ogunlesi)が手掛ける「モワローラ(MOWALOLA)」と初めてコラボレーションしたスニーカー“90/60”を11月18日に発売する。価格は税込2万2000円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアと東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)などで取り扱う。

 コラボ“90/60”は、今年1月にパリで行われた「モワローラ」2023年春夏メンズコレクションで披露されていたモデルだ。反乱とナイトライフに着想し、一晩中モッシュやダンスに耐えられる耐久性を備えた1足として、アッパーの素材にレザーとメッシュを採用。ブラックをメインにティールブルーとピンクを随所に配色し、特殊な形状をしたシューレースを3色付属するほか、インソールやヒールには「モワローラ」のロゴを配した。

 なお発売を記念し、コラボ“90/60”を持って逃走する少女と追跡する仮想の“MBI(モワロラ捜査局)”が、危険なハイスピードチェイスを繰り広げるキャンペーンムービーを制作。何かを所有することと盗むことを対比しながら、自己表現の手段として何かを所有することで武装を試みる“盗むこと”の概念を視覚的に表現している。

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【連載】知っておきたいサッカーW杯出場国ユニホームの小話vol.4 ライオンがエンブレムのイングランド代表とオランダ代表

 世界最大級のスポーツの祭典、2022年FIFAワールドカップ・カタール大会が、11月20日から12月18日まで開催される。W杯がいくら世界最大のスポーツの祭典といえど、普段サッカーを見ない人には試合観戦は退屈かもしれない。そこで、サッカーファンでなくともW杯を少しでも楽しんで観戦してもらいたく、出場国のユニホームにまつわる小話を短期集中連載で紹介する。第4回目は、“サッカーの母国”ことイングランド代表と、2大会ぶりの出場でリベンジに燃えるオランダ代表をピックアップする。

王室紋章にも登場する“スリーライオンズ”が愛称

 イングランド代表は、サッカー発祥の地として古くから強豪国として知られているが、実はW杯の優勝は自国開催だった1966年イングランド大会の一度のみ。さらに、ベスト4進出も66年イングランド大会(優勝)と90年イタリア大会(4位)、2018年ロシア大会(4位)の三度で、優勝5&準優勝2のブラジルや、優勝4&準優勝4のドイツ、優勝4&準優勝2のイタリアなどの後塵を拝する結果に終わっている。また、初回大会の1930年ウルグアイ大会から38年フランス大会までは不参加だったため、意外なことに初参加は第二次世界大戦後の第4回大会である50年ブラジル大会。74年ドイツ大会と78年アルゼンチン大会、94年アメリカ大会では欧州予選で敗退しており、出場回数も全22回の大会中、16回に留まっている。

 ユニホームは、白地に赤い十字の国旗“セント・ジョージ・クロス”と同じくホワイトがベースで、アクセントカラーにレッド、もしくはネイビーやブルーを用いることが多い。ホワイトをベースにするのは、1872年に行われた世界初の公式国際試合(相手はスコットランド)から続く伝統で、2022年で150年目を迎えた。

 そして、イングランド代表は“スリーライオンズ”の愛称で親しまれているのだが、これには歴史が深く関係している。端的に説明すると、12世紀のプランタジネット朝のイングランド王国で初代国王に就いたヘンリー2世(1133~1189年)が、イングランド王室紋章のモチーフにライオンを採用したことがきっかけだ。続く第2代目の“獅子心王”ことリチャード1世(1157~1199年)は、モチーフとなるライオンのデザインを1頭から3頭に変更すると(理由は諸説あり)、これが現在も国章の一部として引き継がれるほど浸透していった。その結果、イングランドサッカー協会(フットボール・アソシエーション)も、リスペクトを込めて3頭のライオンが並ぶエンブレムを制作し、それを胸に戦う同国代表は“スリーライオンズ”と呼ばれるようになったのだ。

 ちなみに、1996年にUEFA欧州選手権(EURO)がイングランドで開催された際、リヴァプール出身のバンド、ライトニング・シーズ(Lightning Seeds)が、デイヴィッド・バディエル(David Baddiel)とフランク・スキナー(Frank Skinner)という2人のコメディアンを迎えた同国代表の公式アンセム「Three Lions」を制作。サポーター目線で書かれた心をつかむリリックと歌いやすさから全英1位の大ヒットを記録し、現在も必ずと言っていいほど試合前に会場やパブで歌われている。

長らく続いた「アンブロ」製から「ナイキ」製に

 イングランド代表のユニホームを語るうえで、同国のスポーツブランド「アンブロ(UMBRO)」との関係は切っても切り離せない。「アンブロ」は1924年の設立以降、各地でプロアマ問わずサッカークラブの御用達ブランドとなり、54年に初めて代表チームのユニホームも担当。その後、「バクタ(BUKTA)」や「アドミラル(ADMIRAL)」といった他ブランドを挟む時期があったものの、2012年まで60年近く代表チームをサポートし続けていた。しかし、07年に「アンブロ」を買収したナイキ(NIKE)が、12年にアメリカのイコニックス・ブランド・グループに同ブランドを売却。翌年から「ナイキ」が代表チームのユニホームを手掛けることになったのである。

 2022年カタール大会に挑む最新作は、1992年と96年のユニホームにインスピレーションを得て制作。ホワイトをベースとする伝統は変わらず、アクセントカラーは前作のネイビーから濃淡のあるブルーに変わった。襟から肩にかけては鮮やかなグラデーションになっており、目を凝らすとスリーライオンズの“アグレッシブな爪跡”を表現したという、切り裂かれたようなホワイトのグラフィックを施している。選手の着用時には見えないが、首元の内側には“3LiONS”の文字が隠されているのもポイントだ。

王家の名前に由来するオレンジがナショナルカラー

 続いては、世界屈指の強豪国であるオランダ代表について。国際サッカー連盟(FIFA)が1993年から発表している世界ランキングにおいて、これまでブラジルとドイツ、イタリア、アルゼンチン、フランス、スペイン、オランダ、ベルギーの8カ国のみが1位を経験しており、その中でベルギーと共にW杯の優勝経験がないのがオランダである。W杯には、2022年カタール大会までに10度の出場経験があり、そのうち決勝に駒に3度進んでいるものの、いずれも準優勝に終わっている。そして、前回の18年ロシア大会は予選敗退という苦汁をなめており、8年ぶりの今大会に懸ける思いは強いはずだ。

 ユニホームのメインカラーには、日本と同じく国旗や国章に使用されていないオレンジを長らく採用し続けている。背景には、本連載の第2回目で取り上げたドイツと同じく、国史が絡んでいる。16世紀にオランダの独立と発展に貢献した初代君主ウィレム1世(1533~84年)の家系で、現在も王家として統べているオラニエ=ナッサウ家の“オラニエ”は、英語でオレンジを意味する。同時に、ウィレム1世が独立時に掲げていた三色旗“プリンスの旗”もオレンジ・ホワイト・ブルーで構成。現在のオランダ国旗が制定される前からオレンジがナショナルカラーとして国内に根付いていたため、代表チームも身にまとっているのである。

 なおオランダサッカー協会(KNVB)は、1904年のFIFA創立に携わった8協会のひとつで、イングランドサッカー協会と同じく、エンブレムにライオンのモチーフを取り入れている。KNVBは1頭のライオンが王冠を被ったデザインで、オラニエ=ナッサウ家の紋章に由来したデザインだ。

欧州王者時代のユニホームに着想した「ナイキ」の最新作

 サプライヤーは、1974年から90年まで「アディダス(ADIDAS)」が担当しており、この間に74年西ドイツ大会と78年アルゼンチン大会の2度のW杯準優勝と、88年の欧州王者という結果を残している。そのため、往年のサッカーファンはスリーストライプスやトレフォイルロゴのイメージの方が強いかもしれない。その後はイタリアのスポーツブランド「ロット(LOTTO)」を経て、1997年からは「ナイキ」がユニホームを手掛けている。

 「ナイキ」とのサプライヤー契約25年目の節目の記念作で、2大会ぶりの出場に燃えるオランダ代表の最新作は、欧州王者に輝いた88年のユニホームに着想したシンプルなデザイン。ボディは光沢感があるゴージャスな雰囲気で、オレンジの濃淡で描く模様は“ライオンの毛並み”を表現している。

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「メゾン マルジェラ」×サムスン電子の折り畳みスマホの発売日が12月1日に決定

 韓国のサムスン電子は、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とのコラボレーションモデル“ギャラクシーZフリップ4 メゾン マルジェラ エディション”の発売日を12月1日に決定した。

 サムスン電子の折り畳みスマートフォン“ギャラクシーZフリップ4”をベースとしたもので、白を基調にカラーリングする。そこに“カレンダータグ”や“4本ステッチ”など、「メゾン マルジェラ」らしさをプラスしたデザインだ。

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「リモワ」がオーロラをイメージしたスーツケースを発売

 「リモワ(RIMOWA)」はこのほど、オーロラに着想したスーツケース“オリジナル キャビン オーロラ”を発売した。価格は22万4200円(税込)。2021年2月の火星と水星、同年11月の月に続く天体コレクションの最新作で、世界限定1000個で販売する。

 “オリジナル キャビン オーロラ”は光沢感のある黒のアルミニウムボディーに、鮮やかなグリーンとパープルでパターンを描きオーロラを表現する。スーツケース内側のラベルには“MADE IN GERMANY”の文字と、1から1000までのリミテッドエディション番号を記す。

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「G-SHOCK」×NBA八村塁の最新ウオッチは、ルーツである地元・富山の立山連峰をイメージ

 カシオ計算機の「G-SHOCK」は11月25日、NBA選手八村塁のシグネチャーモデル最新作“DW-6900RH”を発売する。価格は1万7600円(税込)。

 3つ並んだインジケーターから“3つ目”の愛称で親しまれている“DW-6900”をベースとしたもので、八村の出身地である富山県の立山連峰をデザインモチーフにした。文字板には立山連峰の等高線をレイアウトし、バンドは白×ライトブルーで冠雪した山並みを表現した。シグネチャーモデルらしく風防には“RUI HACHIMURA”の文字をあしらい、八村オリジナルの“BLACK SAMURAI LOGO”をケースバックに刻印し、バックライト点灯時にも現れるようにした。

 八村は同モデルについて、「『G-SHOCK』とのコラボ最新作は、僕にとって思い出深い地元・富山の立山連峰をイメージしたものになった。最高の景色と鮮やかな色合いを、皆さんにも体感してほしい」と話す。

 カシオ計算機は、2019年11月から八村とグローバルパートナーシップ契約を締結している。また、「G-SHOCK」が八村のシグネチャーモデルを発売するのは3回目。

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「MCM」が黄色のカナリア“トゥイーティー”とコラボ 80回目の誕生日を記念して

 ドイツ発のブランド「エムシーエム(MCM)」は11月1日、ワーナー・ブラザース(WARNER BROS.)のアニメ「ルーニー・テューンズ」に登場する黄色のカナリア“トゥイーティー”とコラボしたコレクションを発売した。トゥイーティーの80回目の誕生日(11月21日)を記念したものだ。

 同コレクションはバッグやウエア、キャップ、バケットハットなど30点からなる。例えばバッグは、「エムシーエム」を象徴する“ヴィセトス(VISETOS)”モノグラムに、キュートなトゥイーティーを重ねたデザインだ。価格はドローストリングバッグが14万1900円(税込、以下同)、パーカが7万1500円など。

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「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」の“モッコ”シリーズからツイル編みの新作発売 ポップアップ限定品も

 イッセイ ミヤケの雑貨開発プロジェクト「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」は11月1日に、新作バッグ“モッコ ミックス(MOKKO MIX)”を直営店と公式オンラインストアで発売する。

 これを記念して11月2日~15日に阪急うめだ本店 1階 シーズン雑貨売場で、11月9~22日に伊勢丹新宿店 本館1階 イセタンシードで、さまざまなサイズやカラーの“モッコ”を集めた期間限定イベントを開催する。関東と関西地方でのイベントの同時開催は初だ。

 “モッコ”は、1本の糸から編み上げた、軽くて柔らかな無縫製の人気ニットバッグシリーズで、自宅で水洗いができる。新作の“モッコ ミックス”は、2色の糸を組み合わせてツイル編みにすることで、奥行と暖かみのある独自の立体感を生み出した。色の組み合わせも特徴的で、ホリデーシーズンに合わせて、色を選ぶ楽しさを提案する。イベントでは、定番のトートバッグ(1万8700円)とスマホケースとしても使えるポシェット(1万4300円)全6色をラインアップ。

さらに巾着型の“モッコ ポケット”(1万3200円)は、阪急うめだ本店限定でペールピンク×ネオンイエロー、レッド×ネオンピンク、パープル×アクアブルーを、伊勢丹新宿店限定でブラック×グレー、オレンジ×ライトターコイズ、グリーン×レモンイエローを取りそろえる。

 その他、大きめサイズのショルダータイプやPCの持ち運びに適した“モッコ”などもバリエーション豊富に販売予定。

 公式プロジェクトサイトでは現在、“モッコ ミックス”をイメージしたスペシャルムービーを公開中だ。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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芸人ラランドがマイナス20度の世界で「エドウイン」の“暖ジーンズ”の機能を検証

 エドウインは、芸人のラランドを起用した“暖ジーンズ”を訴求する動画を公開した。

 動画は“寒い冬よ、さらば。”と題したもので、ラランドの2人が「エドウイン(EDWIN)」と「サムシング(SOMETHING)」のジーンズをはき、マイナス20度の冷凍倉庫で“あったか”機能を検証する内容だ。

 「エドウイン」のジーンズを9年来愛用するニシダは新たな冬の“相棒”を、またファッションにこだわりを持つサーヤは機能とデザインの両面を満たす1本を、それぞれ見つけられるのか?

 ラランドは2014年に結成された、上智大学のお笑いサークル出身の男女コンビ。長らくフリーランスとして活動していたが、21年に個人事務所レモンジャムを立ち上げ、サーヤが社長に就任した。

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「ディオール」が俳優シャーリーズ・セロンの財団をサポートするため、LVMHプライズ受賞の南アフリカ出身デザイナーと協業

 「ディオール(DIOR)」と同ブランドのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)アーティスティック・ディレクターは、2019年のLVMHプライズを受賞した南アフリカ出身のデザイナー、テベ・マググ(Thebe Magugu)とコラボしたカプセルコレクションを発表した。

 同じく南アフリカ出身で、「ディオール」のアンバサダーも務める俳優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)が07年に、同国の若者の健康・教育・安全をサポートするために創設した財団、シャーリーズ・セロン アフリカ アウトリーチ プロジェクト(CHARLIZE THERON AFRICA OUTREACH PROJECT)を支援(寄付)することが目的で、同コレクションは「ディオール」を象徴する“ニュールック”をマググ流に再解釈する。

 「ディオール」はマググ、セロン、キウリがコラボレーションについて語る動画を公開した。

 なお、同コレクションの日本での展開はない。

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「オニツカタイガー」がサボテン由来の新素材開発 “メキシコ 66 カクトフル”を2023年発売へ

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は10月27日に、メキシコに拠点を置くデザート(DESSERTO)社と共同開発したサボテン由来の新素材を使用した新作“メキシコ 66 カクトフル(MEXICO 66 CACTFUL)”を発表した。2023年1月に日本を含む世界15カ国で1万足を発売予定。価格は税込1万6500円。同日メキシコ大使館で記者発表会を開き、庄田良二カンパニー長とメルバ・プリーア駐日メキシコ大使が登壇した。

 ベースとなったサボテン由来のバイオ素材“デザート”は、フタル酸エステルやPVCを使用せず、製造工程における水使用量も比較的少ないことから、環境配慮素材として注目を集める。今回はメキシコに数多く生息するウチワサボテンを原料に使用した。「オニツカタイガー」は1年間の共同開発期間を経て、素材の柔軟性や耐久性などを向上させた。デザート社によると、アニマルレザーの生産工程と比較して二酸化炭素排出量を84.8%削減できるという。製造時に残ったウチワサボテンは飲食業界で食用に活用される。

 カラーは染色しやすい特性を生かし、ホワイト、イエロー、ブルー、パープル、グリーンの5色を企画した。アニマルレザーよりも軽量で、通常の“メキシコ 66”が片足250gなのに対し、同モデルは228g。中敷やシューレースには、リサイクルポリエステルを使用した。

 “メキシコ 66”モデルは、1968年にメキシコで開催されたスポーツの祭典で日本選手団のために製作したトレーニングシューズで、ブランドを代表するアイテムの1つ。庄田カンパニー長は、「メキシコというルーツに親和性を感じサボテン素材に着目した。最初に見たときはシューズに適用させるのは難しいと感じたが、その後当社の知見を掛け合わせ試行錯誤を重ねた結果、同モデルが完成した。今後も主力商品として継続販売していく。素材は独占せず、他企業にも活用してもらう計画だ」と話す。

 プリーア駐日メキシコ大使は、「メキシコではサボテンは、観賞用だけでなく食用や化粧品など幅広く使用されている。メキシコの基幹産業の1つでもあり、『オニツカタイガー』のようなサステナビリティに意識の高い企業が、メキシコを象徴するサボテンを取り入れてくれたことに感謝する」と話した。

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「プーマ」がブランドを代表するスニーカー“プーマ スウェード”と“スリップストリーム”の新作を発売

 「プーマ(PUMA)」は、ブランドを代表するスニーカー“プーマ スウェード(PUMA SUEDE)”と“スリップストリーム(SLIPSTREAM)”の2モデルの新作を10月29日に発売する。価格は“プーマ スウェード”が税込1万2100円で、“スリップストリーム”が同1万3200円で、「プーマ」の公式オンラインストアや一部店舗で取り扱う。

 “プーマ スウェード”は、シューズの外側と内側で配色が異なるクレイジーパターン仕様の2カラーを用意。鮮やかなカラーブロッキングは、1980~90年代のNBAチームのチームカラーにインスピレーションを受け、当時のライバル関係を表現している。アッパーの素材にはフルプレミアムスエードを使用している。一方“スリップストリーム”は、フェイクファーのアンダーレイにレオパードパターンを大胆に落とし込んだ日本限定モデルだ。

 そして、“プーマ スウェード”と“スリップストリーム”の新作の発売に合わせ、アーカイブモデルや当時の世相を織り交ぜながら、現代のストリート系アスリートたちが登場するキャンペーンムービー“フォーオールタイム(FOR ALL TIME)”を公開。2モデルが世代を越えてストリートで支持され続ける理由を、時代の経過とともに垣間見ることができる作品に仕上がっている。

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「ヴァレンティノ」からアイコンの“Vロゴ”をモノグラム化した新コレクション

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は10月25日、“トワル イコノグラフ(TOILE ICONOGRAPHE)”コレクションを発売する。ウエアからバッグ、シューズまで幅広くラインアップし、価格はトートバッグが32万4500円(税込、以下同)、ブーツが24万4200円など。

 “トワル イコノグラフ”は、「ヴァレンティノ」のアイコンである“Vロゴ”を連続で配した、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)クリエイティブ・ディレクターが手掛ける初めてのモノグラムパターンだ。10月2日にパリで発表された2023年春夏コレクションのランウエイで初登場した。「ヴァレンティノ」は、プレスプリングコレクションの一部として“トワル イコノグラフ”を販売する。

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「アンドワンダー」が米発「ダナー」と初コラボ ブーツとフィールドパーカを発売

 「アンドワンダー(AND WANDER)」はこのほど、米国発のブーツブランド「ダナー(DANNER)」とコラボした商品を発売した。両者の協業は初めて。

 「ダナー」のアイコンであり、防水・透湿性に優れる“ゴアテックス(GORE-TEX)”ブーティーを内蔵する“ダナーライト”(7万4800円税込、以下同)はオールグレーに仕上げ、1940年代製の米軍山岳部隊のスノーパーカをベースにしたフィールドパーカ(7万2600円)は、表地に“コーデュラ(CORDURA)”糸を織り込むことで耐久性と防水・防風性を高めた。また裏地には米ポーラテック(POLARTEC)の“アルファダイレクト”を用いており、保温性にも富む。こちらはブラック、チャコール、オフホワイトの3色展開だ。

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「コーチ」の新メンズフレグランスはアメリカ西海岸の旅をイメージ

 「コーチ(COACH)」は10月19日、新メンズフレグランス“コーチ オープンロード オードトワレ”(40mL、税込6380円/60mL、同9790円/100mL、同1万2870円)を発売した。冒険を求めてアメリカ西海岸をドライブする陽気な旅をイメージした芳香は、ダイナミックに広がるウッディ・アロマティックが特徴となっている。

 変わりゆくドライブ中の景色をイメージし、レッドアップルとプリモフィオーレレモンが溶け合う清々しく爽やかなトップノートからスタート。ミドルノートはスパイシーなカホクサンショウとラベンダー、クラリセージ、ラストはパチョリとベチバーのモダンな香りにシダーウッドの柔らかなウッディノートで仕上げている。

 ブルーグレーのフレグランスを映し出す透明なガラスボトルにはディープブルーのスプレーチューブを組み合わせ、車のハードウェアに着想を得たガンメタルのスプレーキャップを添えた。キャンペーンムービーはファビアン・バロン(Fabien Baron)アートディレクター兼フォトグラファーを起用。冒険を求めて西海岸を旅する友人同士の物語を描き出している。

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「オニツカタイガー」×「うる星やつら」スニーカーはトラ柄“デレシティ” ラムとあたるを施したウエアとバッグも

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、アニメ「うる星やつら」とコラボレーションしたアイテムを10月29日に発売する。同ブランドの一部店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 1980年に放送された「うる星やつら」は、36年ぶりにフジテレビの「ノイタミナ」と系列局で完全新作を放送中だ。「オニツカタイガー」はコラボレーションの一環として、アニメ本編の衣装協力を行っている。

 アイテムは、スニーカーとスエット、トートバッグの3種類をそろえる。スニーカー(税込2万6400円)は、「オニツカタイガー」の厚底シューズ“デレシティ(DELECITY)”をベースに、アイコニックなトラ柄をあしらったデザイン。第3話でヒロインのラムが履いているという。スエット(同2万4200円)は、同ブランドのウエアとシューズを着用したキャラクターをプリントしている。トートバッグ(同8800円)はモノクロのラムを施していて、取り外し可能なショルダーストラップが付属する。

 発売を記念し、10月29日〜11月6日に「オニツカタイガー」渋谷2店でポップアップをオープンする。近未来の渋谷を舞台にしたスペシャルムービーの世界観を体験できるほか、コラボアイテムの販売や描き下ろしたビジュアルの展示を行う。

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「ガルプラ」出身スー・ルイチー あのヘアカラーの秘話やお気にりの日本アニメを語る

スー・ルイチー/アーティスト

PROFILE:2000年8月20生まれ、中国・四川省出身。身長164cm。2017年と18年にガールズグループのメンバーとして2度デビューし、2度のオーディション番組出演も経験後、21年に「Girls Planet 999:少女祭典」へエントリー。9位までがデビューを勝ち取れる中、13位で惜しくも敗退。その後、同年12月に楽曲「《燎》(The Phoenix)」で本格的なソロ活動をスタートさせた

 中国・四川省出身のスー・ルイチー(Sury Su)は、韓国の音楽専門チャンネル「エムネット(Mnet)」による2021年放送の日本・中国・韓国の合同ガールズグループオーディション番組「ガルプラ」こと、「Girls Planet 999:少女祭典」に出演していたアーティストだ。番組では約1万3000人の応募者から選ばれた3カ国33人の合計99人がエントリーし、数々の試練やファン投票を通して18人のファイナリストを選出。最終的に勝ち残った9人がガールズグループのケプラー(Kep1er)としてデビューした。ファイナリスト18人でファンからの人気は高かったものの、ケプラー入りを惜しくも逃してしまったのがルイチーである。

 歌、ラップ、ダンスの三拍子がそろったオールラウンダーのルイチーは、21年12月から自国でソロ活動をスタートし、わずか半年後の22年4月には楽曲「≪燎≫ The Phoenix」で日本デビュー。勢いそのままに、10月にはアーティストの一発撮りのライブを発信する人気ユーチューブチャンネル「ザ・ファースト・テイク(THE FIRT TAKE)」に、史上初の中国人ソロ・アーティストとして出演した。今回、これを記念して彼女の素顔に迫るインタビューを実施。「ガルプラ」へエントリーしたきっかけや、ソロデビューの経緯、好きな日本のアニメについてまで、赤裸々に語った。

日本デビュー曲の「≪燎≫ The Phoenix」。「ザ・ファースト・テイク」の特別バーションとして、日本語と中国語、そしてラップパートでは英語を駆使するオリジナルアレンジを披露した

「Girls Planet 999:少女祭典」出演前にリリースした「≪摘星≫ Seize The Light」

ーーまずは、簡単なプロフィールから教えてください。

スー・ルイチー(以下、ルイチー):中国の四川省という、パンダや火鍋など辛い食べ物が有名な街で生まれました。家族構成は姉が1人いて、2人とも小さい頃から“興味があることや楽しいと思うことは何でもやっていい”という考えを持つ両親に育てられたので、今の仕事も応援してくれています。

ーーというと、両親の職業はエンタメ系でしょうか?

ルイチー:お父さんは税務局で働く公務員で、お母さんは主婦です。でも、お父さんは堅い職業ですが歌ったり踊ったりすることが好きな人で、小さい頃はお父さんの同僚の方とよくカラオケに行っていましたね。

ーー幼い頃の夢や影響を受けた憧れの人物は?

ルイチー:小さい頃は、テレビに出るのが夢でした。中国には有名なオーディション番組があり、両親と一緒にそれを見てモノマネをしていました。影響を受けたアーティストは、台湾の女性アイドルユニットのエスエイチイー(S.H.E)と、韓国の男性アイドルグループのスーパージュニア(SUPER JUNIOR)ですね。どちらもボーカルダンスグループで、世の中には彼らのようなグループがいるのかと驚き、ステージ上で輝く姿を見て心を打たれ、同じような仕事をしてみたかったんです。

ーーグループの一員としてステージに立ちたかったんでしょうか?

ルイチー:当時はそこまで考えていなくて、きっかけがグループだったので練習生になる必要があるとは思っていました。その先に何が待っているのかや、何をすればいいのかは分かりませんでしたし、考えてもいませんでしたね。

ーー中国は、ルイチーさんのように歌って踊る女性ソロアーティストのイメージが薄いです。

ルイチー:その通りで、ソロシンガーはたくさんいますが、私のように歌って踊るアーティストは少ないです。

ーー2017年と18年に2度デビューを経験していますが、その頃を振り返るといかがですか?

ルイチー:何もせず、何も考えずに出演していたなと思います。映る時の魅せ方や出方など、ブランディングをもっと考えれば良かったのに、日々ぼーっとしすぎていましたね。でも、その経験があったからこそ今に生かせているし、経験が糧にはなっています。

ーーそれでは、「ガルプラ」にエントリーしたきっかけを教えてください。

ルイチー:友人から日中韓の3カ国のオーディションがあると聞き、興味を持ちつつも最初は葛藤がありました。というのも、中国で受けた2回のオーディションがどちらもいい結果ではなかったし、プレッシャーも大きかったからです。ただ、国際的なカラーがすごく魅力的だったし、スーパージュニアが好きだったので、韓国に関わりがあるなら受けてみようと、体験したい気持ちが勝りました。

 「ガルプラ」では、みなさんが思うほど順調に物ごとは進まず、夜眠れない日があったり、初めて半年以上も海外に滞在したり、とにかく大変なことばかりでした。それでも、過去に中国で受けた2回のオーディションとは違い、最初から最後まで見せたい姿を見せることができたので悔いはないです。

ーー日中韓の文化の違いを感じるようなことはありましたか?

ルイチー:ざっくりですが、やっぱり国ごとに性格が違うなと思いましたね。中国は男の子っぽくて、日本はかわいらしくて、韓国はこだわりが強い。あと座り方一つとっても、中国は脚を開いて座るけど、日本は絶対に膝を付けて閉じているなど、常に新鮮でした。

ーー「ガルプラ」後、ソロデビューに至った経緯を教えてください。

ルイチー:グループを組む機会がいただけると思い「ガルプラ」に参加したのですが、実はその前からソロ活動のことを考えていました。結果として「ガルプラ」でグループを組むことができなかったので、ソロとしての活動を決めたんです。

ーー自らが考える強みと弱みは?

ルイチー:ステージ上での安定したパフォーマンス力が強みだと思っています。

ーー楽曲「≪燎≫ The Phoenix」は、「ガルプラ」での思いを込めた楽曲だそうですね。

ルイチー:歌詞を書いた時はパンデミックの隔離期間で、ゲームが好きなので、当時はオンラインの試合を観戦していました。誰にもどこにも期待されていなかったチームが優勝し、それが「ガルプラ」でいい結果を得られずに挫折しかけていた私の心に刺さって、その感情を歌詞に落とし込んだのが「≪燎≫ The Phoenix」なんです。ちなみに「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」を観戦していました(笑)。

ーー「≪燎≫ The Phoenix」は日本語版もありますが、母国語である中国語と歌い分ける難しさはありましたか?

ルイチー:日本語版は、発音がとにかく苦労しましたね。日本語と中国語の発音は全く違うので、レコーディングしている時に間違いを指摘されても、どこが間違っているのかすら分からず、直しようがない状態でした。言語によって歌い方を変えていて、中国版では屈しない気持ちを表現するため物語を語るように、日本語版では燃えたぎるような力強いイメージで歌っています。

ーーソロ楽曲とグループ楽曲を経験して思う、それぞれの違いは?

ルイチー:ソロになると全てを自分で表現しなければいけないので、実力も魅力も表現力も問われますよね。でも、裏を返せば全て自分でコントロールできるし、ほかの人との兼ね合いも気にせずにいられるので、自らが思い描く世界観を自由に表現できます。グループは、高音やダンスが苦手だったらほかのメンバーが補ってくれるし、長所を伸ばし短所を分散できるのが素晴らしいです。

ーー好きなファッションのスタイルはありますか?

ルイチー:ファッションはいろいろなスタイルに挑戦したいタイプで、カジュアルやヒップホップ、ロック、シンプル、デコラティブなど、ジャンルにとらわれずその時の気分で決めますね。とても好きなアイテムがあれば、それをベースにスタイリングを決めることが多いです。

ーーお気に入りのアイテムはありますか?

ルイチー:帽子とメガネが好きです。帽子を被るか被らないかでコーディネート全体のイメージが変わってくるし、メガネはアクセントになるので重宝します。

ーー「ガルプラ」では、ヘアカラーもアイデンティティーの一つでしたね。

ルイチー:ヘアカラーは、少し変わるだけで全体の雰囲気が一変するので気を遣っています。「ガルプラ」に出演していた時のグリーンっぽいブルーが印象的だとよく言われるんですが、実は本当はパープルだったのに、カラーシャンプーをして色が落ちてしまった状態なんです(笑)。近いうちにヘアカラーを変えようと思っているので、楽しみにしていてください!

ーー先ほど「リーグ・オブ・レジェンド」の名前が挙がりましたが、趣味はゲームで、日本のアニメも好きなんですよね?

ルイチー:アニメを観るようになったきっかけが、小学5年生の時に友だちに勧められた「フェアリーテイル(FAIRY TAIL)」で、日本の作品を観ることも多いです。「呪術廻戦」や「進撃の巨人」「鬼滅の刃」「東京喰種トーキョーグール」などもお気に入り。「リーグ・オブ・レジェンド」はバトルゲームだし、私はとにかく戦闘シーンが好きなんだと思います(笑)。

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「ガルプラ」出身スー・ルイチー あのヘアカラーの秘話やお気にりの日本アニメを語る

スー・ルイチー/アーティスト

PROFILE:2000年8月20生まれ、中国・四川省出身。身長164cm。2017年と18年にガールズグループのメンバーとして2度デビューし、2度のオーディション番組出演も経験後、21年に「Girls Planet 999:少女祭典」へエントリー。9位までがデビューを勝ち取れる中、13位で惜しくも敗退。その後、同年12月に楽曲「《燎》(The Phoenix)」で本格的なソロ活動をスタートさせた

 中国・四川省出身のスー・ルイチー(Sury Su)は、韓国の音楽専門チャンネル「エムネット(Mnet)」による2021年放送の日本・中国・韓国の合同ガールズグループオーディション番組「ガルプラ」こと、「Girls Planet 999:少女祭典」に出演していたアーティストだ。番組では約1万3000人の応募者から選ばれた3カ国33人の合計99人がエントリーし、数々の試練やファン投票を通して18人のファイナリストを選出。最終的に勝ち残った9人がガールズグループのケプラー(Kep1er)としてデビューした。ファイナリスト18人でファンからの人気は高かったものの、ケプラー入りを惜しくも逃してしまったのがルイチーである。

 歌、ラップ、ダンスの三拍子がそろったオールラウンダーのルイチーは、21年12月から自国でソロ活動をスタートし、わずか半年後の22年4月には楽曲「≪燎≫ The Phoenix」で日本デビュー。勢いそのままに、10月にはアーティストの一発撮りのライブを発信する人気ユーチューブチャンネル「ザ・ファースト・テイク(THE FIRT TAKE)」に、史上初の中国人ソロ・アーティストとして出演した。今回、これを記念して彼女の素顔に迫るインタビューを実施。「ガルプラ」へエントリーしたきっかけや、ソロデビューの経緯、好きな日本のアニメについてまで、赤裸々に語った。

日本デビュー曲の「≪燎≫ The Phoenix」。「ザ・ファースト・テイク」の特別バーションとして、日本語と中国語、そしてラップパートでは英語を駆使するオリジナルアレンジを披露した

「Girls Planet 999:少女祭典」出演前にリリースした「≪摘星≫ Seize The Light」

ーーまずは、簡単なプロフィールから教えてください。

スー・ルイチー(以下、ルイチー):中国の四川省という、パンダや火鍋など辛い食べ物が有名な街で生まれました。家族構成は姉が1人いて、2人とも小さい頃から“興味があることや楽しいと思うことは何でもやっていい”という考えを持つ両親に育てられたので、今の仕事も応援してくれています。

ーーというと、両親の職業はエンタメ系でしょうか?

ルイチー:お父さんは税務局で働く公務員で、お母さんは主婦です。でも、お父さんは堅い職業ですが歌ったり踊ったりすることが好きな人で、小さい頃はお父さんの同僚の方とよくカラオケに行っていましたね。

ーー幼い頃の夢や影響を受けた憧れの人物は?

ルイチー:小さい頃は、テレビに出るのが夢でした。中国には有名なオーディション番組があり、両親と一緒にそれを見てモノマネをしていました。影響を受けたアーティストは、台湾の女性アイドルユニットのエスエイチイー(S.H.E)と、韓国の男性アイドルグループのスーパージュニア(SUPER JUNIOR)ですね。どちらもボーカルダンスグループで、世の中には彼らのようなグループがいるのかと驚き、ステージ上で輝く姿を見て心を打たれ、同じような仕事をしてみたかったんです。

ーーグループの一員としてステージに立ちたかったんでしょうか?

ルイチー:当時はそこまで考えていなくて、きっかけがグループだったので練習生になる必要があるとは思っていました。その先に何が待っているのかや、何をすればいいのかは分かりませんでしたし、考えてもいませんでしたね。

ーー中国は、ルイチーさんのように歌って踊る女性ソロアーティストのイメージが薄いです。

ルイチー:その通りで、ソロシンガーはたくさんいますが、私のように歌って踊るアーティストは少ないです。

ーー2017年と18年に2度デビューを経験していますが、その頃を振り返るといかがですか?

ルイチー:何もせず、何も考えずに出演していたなと思います。映る時の魅せ方や出方など、ブランディングをもっと考えれば良かったのに、日々ぼーっとしすぎていましたね。でも、その経験があったからこそ今に生かせているし、経験が糧にはなっています。

ーーそれでは、「ガルプラ」にエントリーしたきっかけを教えてください。

ルイチー:友人から日中韓の3カ国のオーディションがあると聞き、興味を持ちつつも最初は葛藤がありました。というのも、中国で受けた2回のオーディションがどちらもいい結果ではなかったし、プレッシャーも大きかったからです。ただ、国際的なカラーがすごく魅力的だったし、スーパージュニアが好きだったので、韓国に関わりがあるなら受けてみようと、体験したい気持ちが勝りました。

 「ガルプラ」では、みなさんが思うほど順調に物ごとは進まず、夜眠れない日があったり、初めて半年以上も海外に滞在したり、とにかく大変なことばかりでした。それでも、過去に中国で受けた2回のオーディションとは違い、最初から最後まで見せたい姿を見せることができたので悔いはないです。

ーー日中韓の文化の違いを感じるようなことはありましたか?

ルイチー:ざっくりですが、やっぱり国ごとに性格が違うなと思いましたね。中国は男の子っぽくて、日本はかわいらしくて、韓国はこだわりが強い。あと座り方一つとっても、中国は脚を開いて座るけど、日本は絶対に膝を付けて閉じているなど、常に新鮮でした。

ーー「ガルプラ」後、ソロデビューに至った経緯を教えてください。

ルイチー:グループを組む機会がいただけると思い「ガルプラ」に参加したのですが、実はその前からソロ活動のことを考えていました。結果として「ガルプラ」でグループを組むことができなかったので、ソロとしての活動を決めたんです。

ーー自らが考える強みと弱みは?

ルイチー:ステージ上での安定したパフォーマンス力が強みだと思っています。

ーー楽曲「≪燎≫ The Phoenix」は、「ガルプラ」での思いを込めた楽曲だそうですね。

ルイチー:歌詞を書いた時はパンデミックの隔離期間で、ゲームが好きなので、当時はオンラインの試合を観戦していました。誰にもどこにも期待されていなかったチームが優勝し、それが「ガルプラ」でいい結果を得られずに挫折しかけていた私の心に刺さって、その感情を歌詞に落とし込んだのが「≪燎≫ The Phoenix」なんです。ちなみに「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」を観戦していました(笑)。

ーー「≪燎≫ The Phoenix」は日本語版もありますが、母国語である中国語と歌い分ける難しさはありましたか?

ルイチー:日本語版は、発音がとにかく苦労しましたね。日本語と中国語の発音は全く違うので、レコーディングしている時に間違いを指摘されても、どこが間違っているのかすら分からず、直しようがない状態でした。言語によって歌い方を変えていて、中国版では屈しない気持ちを表現するため物語を語るように、日本語版では燃えたぎるような力強いイメージで歌っています。

ーーソロ楽曲とグループ楽曲を経験して思う、それぞれの違いは?

ルイチー:ソロになると全てを自分で表現しなければいけないので、実力も魅力も表現力も問われますよね。でも、裏を返せば全て自分でコントロールできるし、ほかの人との兼ね合いも気にせずにいられるので、自らが思い描く世界観を自由に表現できます。グループは、高音やダンスが苦手だったらほかのメンバーが補ってくれるし、長所を伸ばし短所を分散できるのが素晴らしいです。

ーー好きなファッションのスタイルはありますか?

ルイチー:ファッションはいろいろなスタイルに挑戦したいタイプで、カジュアルやヒップホップ、ロック、シンプル、デコラティブなど、ジャンルにとらわれずその時の気分で決めますね。とても好きなアイテムがあれば、それをベースにスタイリングを決めることが多いです。

ーーお気に入りのアイテムはありますか?

ルイチー:帽子とメガネが好きです。帽子を被るか被らないかでコーディネート全体のイメージが変わってくるし、メガネはアクセントになるので重宝します。

ーー「ガルプラ」では、ヘアカラーもアイデンティティーの一つでしたね。

ルイチー:ヘアカラーは、少し変わるだけで全体の雰囲気が一変するので気を遣っています。「ガルプラ」に出演していた時のグリーンっぽいブルーが印象的だとよく言われるんですが、実は本当はパープルだったのに、カラーシャンプーをして色が落ちてしまった状態なんです(笑)。近いうちにヘアカラーを変えようと思っているので、楽しみにしていてください!

ーー先ほど「リーグ・オブ・レジェンド」の名前が挙がりましたが、趣味はゲームで、日本のアニメも好きなんですよね?

ルイチー:アニメを観るようになったきっかけが、小学5年生の時に友だちに勧められた「フェアリーテイル(FAIRY TAIL)」で、日本の作品を観ることも多いです。「呪術廻戦」や「進撃の巨人」「鬼滅の刃」「東京喰種トーキョーグール」などもお気に入り。「リーグ・オブ・レジェンド」はバトルゲームだし、私はとにかく戦闘シーンが好きなんだと思います(笑)。

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設立50年を迎えた「アイヴァン」がアイウエアをテーマにしたショーを披露 菅原小春らが登場

 アイウエアブランドの「アイヴァン(EYEVAN)」は今年でブランド設立50周年を記念し、9月29日にイベント「EYEVAN 50th Anniversary Runway 眼服 EYEWEAR」を開催した。

 同イベントはメインパフォーマーにダンサーの菅原小春が務め、クリエイティヴ・ディレクターはRak、総合演出と映像監督をペリメトロン(PERIMETRON)のOSRINが担当した。テーマは「眼服(がんぷく)」で、人が初めてアイウエアを着けた瞬間と旧約聖書をモチーフにした。菅原小春と4人のダンサーがそれぞれ「アイヴァン」「アイヴァン7285」「10アイヴァン」「E5アイヴァン」「アイヴォル」のアイウエアやサングラスを身に着け、パフォーマンスを披露した。会場には100人のゲストがドレスコードである“オールブラック”で来場し、荘厳なムードの中、幻想的なパフォーマンスを楽しんだ。

 パフォーマンスの映像は「アイヴァン」の周年ウェブページとSNSなどで公開される予定だ。

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伊ランジェリー「インティミッシミ」の第2弾CMは“永遠の都”ローマが舞台 秋冬コレクションを披露

 イタリア発ランジェリー「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」の2022年秋冬コレクションのテレビCMが登場した。春夏のCMの撮影地ベネチアに続き、第2弾は“永遠の都”ローマが舞台だ。女性たちが、新作コレクションを着用してローマの名所を巡る旅をフィーチャーしたCMは、ロマンチックでセンシュアルな魅力にあふれている。春夏のCM同様、イタリア特有の“ドルチェ・ヴィータ”を想起させるサウンドトラックを使用。

 秋のシリーズは、レースの大胆なミックスが特徴のランジェリーをはじめ、ニュートラルな色調のレースを使用したシリーズなど、上品でフェミニンなスタイルがそろう。冬の高貴な印象ときらめくデザインのイタリアン ランジェリーは、シルクシャツやジャケットに合わせて楽しむのにぴったり。ナイトウエアは、カラフルなものからモノトーン、ペイズリーやイカット柄などエスニックなものまでさまざまだ。

ローマを舞台にした「インティミッシミ」CMのビハインド・ザ・シーン

問い合わせ先
インティミッシミ 渋谷文化村通り店
03-3461-3655

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「ヴァレンティノ」からパントンと協業した“ピンク PP”コレクション 折り畳み傘やキーチェーンを発売

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、新たなシグネチャーカラー“ピンク PP”を使った折り畳み傘(7260円税込、以下同)やキーチェーン(2904円〜)、ノート(4356円〜)などを発売した。“ピンク PP”は、2022-23年秋冬コレクション“ピンク PP”に初めて登場した色で、パントン(PANTONE)とのパートナーシップによって研究・開発されたもの。なお、両者の協業は初めて。

 「ヴァレンティノ」は、「色は感情に訴えるとても大きなパワーを持っている。“ピンク PP”が、皆さんの日常に入り込んでいけたら」と述べる。

 「ヴァレンティノ」は、銀座店と表参道店でポップアップイベントを開催中だ。店内の一角を“ピンク PP”で演出したもので、期間は10月23日まで。

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「アレキサンダー・マックイーン」は“暗黒の時代”にも美を見出す 2023年春夏のショーを地元ロンドンで開催

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」は、ロンドンで2023年春夏コレクションのランウエイショーを現地時間10月11日に開催した。前シーズンのニューヨークでのショーを経て、今季はホームタウンのロンドンに独自の発表スケジュールでカムバックした。

 ショー会場は、ビニールハウスで作ったバブルの空間だ。ショーセットは再利用可能なものを選び、1年前のロンドンでのショーと同様にユネスコ世界遺産の旧王立海軍大学(Old Royal Naval College)の敷地内に設けた。クリエイティブ・ディレクターのサラ・バートン(Sarah Burton)が今季のテーマに選んだのは、“First Sight(初見)”だ。「クリエイションの出発点になったのは、この暗黒期かのような困難な時代に、私たちはどのようにして人間性を見つけられるかという問い。私にとって、その答えは“瞳”だった。指紋のように個々に異なる最もユニークな部位であり、互いを認識し、物事を捉えることができる。“瞳”には人間味がある」。コレクションを通して、混沌とした現在の世界を新たな視点で見つめ直す。

 ファーストルックは、大きな瞳をハンドペイントした脱構築的なドレス。ショーがスタートすると、シートに座るゲストと瞳が順にアイコンタクトを交わしていく。男性のユニホームであるテーラリングとタキシードには大胆な切り込みを入れて、隙間から肌を覗かせて女性の体を美しく飾る。ビスチェとベルトで女性らしい曲線的な体のラインを強調させ、スカートとドレスの裾はドレープによって大きく波打つドラマチックなデザイン。シアー素材とベルベットというコントラストを効かせた異素材ミックスで胸元にシャープなラインを描き、ライダースジャケットを再構築したアシンメトリーなスカートは脚を大胆に露出する。終盤に向かって切り込みのディテールはより強くなり、肌の露出は大胆になっていく。しかし、そこには官能性よりも強さや柔軟性、そして女性の体への賛美が込められていた。バートン=クリエイティブ・ディレクターは「女性が女性のために、洋服を通してエンパワーすること、美しいプロポーションを与えることを常に考えている。男性目線の装飾では生まれない何かがある」と述べた。

世界を俯瞰で見るということ


「アレキサンダー・マックイーン」2023年春夏コレクションより

 同氏はさらに、意外な着想源があることも明かした。ロンドンのデザイン博物館(Design Museum)で見た、火星探索をテーマにした展覧会にも触発されているという。「宇宙で撮影された地球の写真は、本当に美しい一枚だった。私たちが生きている世界は美しい。知っているつもりになっていることも、もう一度目を見開いて物事を見つめ直す必要があると感じた」。

 そのアイデアを分かりやすく反映しているのは、ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)の作品「三連祭壇画」を刺しゅうで描いたルックだろう。同作は天地創造の地球が描かれたボスの最も著名な絵画で、「快楽の園」は誕生から500年以上経った今でも美術史家の間で作品の解釈が議論され続けている。

 人間の愚行と罪の断罪の描写によって美しさと醜さが共存する同作品にバートンは惹かれ、今季最も伝えたかったメッセージをそのルックに込めたようだ。「生死、破壊、美しさの全てがこの作品に描かれており、それはブランドの美学にも通じる。初見では荒々しくて、無秩序に見えるかもしれないが、細部まで目を凝らして見てほしい。そうすれば、暗闇に美しいものがたくさん潜んでいることが分かる。私たちの瞳には、美しいものを映し出す力がある」。

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「モンクレール」が写真家プラトンを起用した新キャンペーンを公開

 「モンクレール(MONCLER)」は、「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクター、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とコラボした7つの70周年記念ジャケット“モンクレール マヤ 70”を、ギリシャ人フォトグラファーのプラトン(Platon)が撮影した新キャンペーンを10月12日、ロンドンで行うエキシビションで公開する。

 同エキシビションでは、ロンドンを拠点に活動する日本人スタイリスト兼ファッションエディターのアイ・カモシタ(Ai Kamoshita)らも協業する。

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「モンブラン」が漫画・アニメ「ナルト」とコラボ バッグや財布、筆記具を発売

 「モンブラン(MONTBLANC)」は10月12日、漫画・アニメ「ナルト」とのコラボコレクションを発売する。

 ラインアップはトートバッグが17万500円(税込、以下同)、スリングバッグが11万7700円、ベルトが5万1700円、財布が4万2350円、万年筆が12万8700円など。ブラックを基調に、オレンジをアクセント使いする。

 「モンブラン」はデザインについて、「ナルトと、その師匠である自来也(じらいや)の関係に焦点を当てることで、“知識の伝達”の重要性を強調した。自来也は知識を求めて世界中を旅し、それを弟子のナルトに伝える。そのテーマ性は、『モンブラン』の持つ手書きの伝統ともリンクする」と話す。

 また、両者はコラボコレクションの発売を記念して、自来也が忍者であることの意味について、万年筆を使って思いをつづる特別なショートアニメを作成した。

 「ナルト」は、岸本斉史による漫画・アニメ。落ちこぼれ忍者の主人公、うずまきナルトが里の長である“火影(ほかげ)”を目指し、仲間たちと共に試練を乗り越えて成長していく物語だ。単行本は、世界46カ国で2億5000万部を販売した。なお「モンブラン」とのコラボコレクションは、アニメ放映20周年を記念したもの。

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「モンクレール」が世界に一つだけのダウンジャケットを作れるデジタルパーソナライゼーションサービスを始動

 「モンクレール(MONCLER)」は、デジタルパーソナライゼーションサービス“モンクレール・バイ・ミー(MONCLER BY ME)”をスタートした。会員向けの限定サービスで、同ブランドは「70周年記念の年にデジタルファーストのビジョンをさらに具現化する」と話す。

 ユーザーは、ダウンジャケットのカラーを360度ビューで確認しながらアレンジできる。また胸や腕、背中にイニシャルやマークを入れ、自分だけの一着に仕上げられる。

 東京・銀座、大阪・難波の店舗には今後、パーソナライゼーション専用エリアもオープンする予定だ。

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伊「ロロ・ピアーナ」からカシミヤを交織したデニムのパンツ&ジャケット 日本の産地と協業

 イタリアブランドの「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、ウィメンズコレクションからコットンにカシミヤを交織した“キャッシュデニム”のパンツ(15万6200円税込、以下同)とジャケット(45万1000円)を発売した。

 “キャッシュデニム”はイタリアの職人と、日本の備後地域(岡山県と広島県)のデニム生地のスペシャリストの協業によるもので、ビンテージ織機を用いて50mを丸1日かけて織る。

 「ロロ・ピアーナ」は、「互いの産地や文化、技術へのリスペクトがあって初めて実現に至った」と話す。またデザインについては、「生地の上質さを生かすため、あえてシンプルにした」と述べる。

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「コーチ」がシンガーソングライター、リル・ナズ・X主演のムービーを公開 ”Courage to Be Real (リアルに生きる勇気)”を表現

 「コーチ(COACH)」は10月4日、新たなグローバルアンバサダーのリル・ナズ・X(Lil Nas X)が主演し、ペトラ・コリンズ (Petra Collins)が監督を務めるキャンペーンムービーで“Courage to Be Real(リアルに生きる勇気)”を表現した。

 リル・ナズ・Xは、ヒップホップ界“最強(最狂)”と呼ばれる気鋭のシンガーソングライターで、音楽性だけでなく、独自のファッションスタイルからも注目を集める人物だ。2019年には、自身がLGBTQであることを公表。「コーチ」23年春夏コレクションでランウエイデビューを果たしたことも大きな話題となり、9月にブランドの新たなチャプター“Expressive Luxury”を体現する最初のグローバルアンバサダーに就任した。

 第1弾のキャンペーンムービーでは、リル・ナズ・Xがアトランタ郊外で過ごした幼少期から、音楽を通じて名声を獲得し、マルチな才能を発揮するスーパースターになるまでの半生を映し出した。彼の人生においてターニングポイントとなった瞬間や感情をイメージしたいくつかの部屋を舞台に、“本当の自分”になるまでの勇気のある選択や、不安や他人からの評価といった葛藤をいかに乗り越えてきたかが表現されている。BGMには、最新シングル「STAR WALKIN'」をフィーチャーした。

 さらにキャンペーンタイトルの“Courage to Be Real”は、「コーチ」が掲げる新たなブランドパーパスでもあり、「自信を持ってありのままの自分を受け入れ、他者にも自分らしさを表現することを真摯に伝えていく」というメッセージが込められている。

 リル・ナズ・Xは、今回のキャンペーンについて「僕がこれまでやってきたことは、ただひたすらドアを打ち破ることだった。このキャンペーンには、これまで僕が克服してきた全てが詰まっている。それは、人生の新たな1ページを記すことであり、新しい経験、新しい自分へと歩み出すこと。僕が本当に大切にしている『オーセンティシティ (本物志向)』と『セルフエクスプレッション (自分らしさの表現)』がベースになっているんだ。スチュアートとペトラと協力して、これを実現したのはめちゃくちゃ楽しかった」とコメント。

 スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)=クリエイティブ・ディレクターは、「この2人は、自分らしく生きることで、世界を変えてきたアーティスト。共に制作したムービーは、意外性や他者との違いを感じさせるだけでなく、次世代と私たちが共有の価値観でコミュニティを作るのにも役立つ新たなストーリーが描かれている」と起用の理由を語った。

問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750

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「ジョー マローン ロンドン」が世界メンタルヘルスデーとCSR活動10周年を記念して基金を設立 アーティストとのコラボも

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」はこのほど、メンタルウエルネスに向けたCSR活動の10周年と世界メンタルヘルスデーを記念して「Shining A Light On Mental Health」基金を設立すると発表した。その一環で10月10日〜2023年10月9日の間、メンタルヘルスに関連する支援団体にグローバルで200万ドル(約2億8000万円)を寄付する。

 同ブランドは花や植物を触れ合うことから得られるメンタルヘルス上のメリットに着目。心の健康に関する思い込みや偏見をなくすことを目指し、12年から心の健康に課題を抱える人や家族をサポートする慈善団体を支援してきた。今回の寄付では新たに子どもの権利を推進するユニセフ(UNICEF)とパートナーシップを組み100万ドル(約1億4000万円)を寄付。残りの100万ドルを各国のチャリティーパートナーに寄付する。公式サイトでは、メンタルウエルネスという社会課題に焦点を当てることを目的に、メンタルヘルスのアクティビストでありアーティストのレニー(@itslennnie)とコラボしたイラストや動画を公開している。

 そのほかCSR活動として、5月にチャリティーキャンドル“ホワイト ライラック & ルバーブ ホームキャンドル”(200g、税込9900円)を発売。売り上げの75%(税抜)を自動養護施設の子どもたちを支援するNPO「みらいの森」に寄付する。

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BLACKPINKのLISA編を公開 「ブルガリ」がドキュメンタリー映画の予告動画で

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、同ブランドのクリエーションにフォーカスしたドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」の予告動画(ブラックピンク[BLACKPINK]のリサ[LISA]編)を公開した。

 同作は、ルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)「ブルガリ」ジュエリー クリエーション&ジェム バイイング エグゼクティブディレクターの足跡をたどりながら、石の買い付けからジュエリーの制作に至るまで「ブルガリ」の本質に迫る内容だ。監督を新鋭マチュー・ムニュ(Mathieu Menut)が、制作をパリのターミナル9スタジオが手掛ける。

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BLACKPINKのLISA編を公開 「ブルガリ」がドキュメンタリー映画の予告動画で

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、同ブランドのクリエーションにフォーカスしたドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」の予告動画(ブラックピンク[BLACKPINK]のリサ[LISA]編)を公開した。

 同作は、ルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)「ブルガリ」ジュエリー クリエーション&ジェム バイイング エグゼクティブディレクターの足跡をたどりながら、石の買い付けからジュエリーの制作に至るまで「ブルガリ」の本質に迫る内容だ。監督を新鋭マチュー・ムニュ(Mathieu Menut)が、制作をパリのターミナル9スタジオが手掛ける。

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三宅一生氏の遺志を胸に未来へと進む「イッセイ ミヤケ」 パリコレで勝負する日本人デザイナーVol.4

 2年半ぶりにパリでショーを開いた「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」が会場に選んだのは、郊外にあるイベントホール。ガランとした箱状の空間は暗く、中央あたりには布で作られたような巨大なオブジェが飾られている。今回は8月に三宅一生氏が亡くなって以来初のショーになることから、冒頭には壁面のスクリーンにポートレートと「I believe there is hope in design. Design evokes surprise and joy in people.(私はデザインには希望があると信じている。デザインは、人の驚きや喜びを呼び起こすものだ。)」という三宅氏の言葉が映し出され、故人を偲ぶ時間が設けられた。これは、三宅デザイン事務所から、1973年から発表を続けているパリや来場者、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会への感謝の意を示したものだという。

 今シーズンのテーマは、「A Form That Breathes-呼吸するかたち-」。ショーは、三宅氏が追求にしていた「一枚の布」というコンセプトに通じる、彫刻のトルソーの形を一枚の布のドレーピングで立体的に表現したシリーズから幕を開けた。近藤悟史クリエイティブ・ディレクターは今季、デザインチームと共に、土を捏ねて彫刻を作るところからクリエイションをスタート。「服を作る前に彫刻を作ることによって、形に対する概念をもう少し柔らかくしたいという思いがあった。彫刻は硬いものだが、呼吸しているような感じや生き生きしているモノを作りたいと考え取り組んだ」と明かす。

 その後も、肩のラインを誇張したコートやシャツ、いくつもトゲが飛び出たようなリサイクルポリエステルの無縫製ニット、膨らみと絞りのコントラストが面白い透け感のある無縫製ニットなどが登場。彫刻を基点に、新たなフォルムを模索している。また、中盤には、部分的に円形のハンドプリーツを施したスーツやドレスも披露。東レとの提携により開発している原料が100%植物由来のポリエステルを使用することで、素材の可能性の探求も続けている。そんな素材については「風合いは植物由来なので天然繊維に近い雰囲気があるが、ポリエステルなのでプリーツをかけることができる」と説明。 実際の商品化を目指して取り組んでいるという。

 フィナーレには、コンテンポラリーダンサーがしなやかに舞い、その中をさまざまなスキントーンのウエアを着たモデルたちが群をなして歩く。そこからは、”肌の色や人種、ジェンダーに関わらず人々がつながること”という今の世界に必要なメッセージをあらためて受け取る。ただ、それをあくまでも軽やかかつハッピーに表現しているのが近藤クリエイティブ・ディレクターらしい。心が解き放たれたように笑顔で走ったり、踊ったりしながらバックステージへと戻っていくモデルたちの姿は、希望と高揚感にあふれ、会場は大きな拍手で包まれた。

 「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」などのデザインチームを経て三宅デザイン事務所に移籍し、三宅氏本人の指導を受けてきた近藤クリエイティブ・ディレクターは、「僕をここまで育ててくれたのは一生さん。そのフィロソフィーは、これからも大切にする。ただ、一生さんが作っていたようなものをそのまま作っていたら怒られるので、自分らしく表現しようと心がけている」とコメント。「イッセイ」イズムを受け継ぎ、未来に向けて進んでいくことへの覚悟を感じるショーだった。

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三宅一生氏の遺志を胸に未来へと進む「イッセイ ミヤケ」 パリコレで勝負する日本人デザイナーVol.4

 2年半ぶりにパリでショーを開いた「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」が会場に選んだのは、郊外にあるイベントホール。ガランとした箱状の空間は暗く、中央あたりには布で作られたような巨大なオブジェが飾られている。今回は8月に三宅一生氏が亡くなって以来初のショーになることから、冒頭には壁面のスクリーンにポートレートと「I believe there is hope in design. Design evokes surprise and joy in people.(私はデザインには希望があると信じている。デザインは、人の驚きや喜びを呼び起こすものだ。)」という三宅氏の言葉が映し出され、故人を偲ぶ時間が設けられた。これは、三宅デザイン事務所から、1973年から発表を続けているパリや来場者、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会への感謝の意を示したものだという。

 今シーズンのテーマは、「A Form That Breathes-呼吸するかたち-」。ショーは、三宅氏が追求にしていた「一枚の布」というコンセプトに通じる、彫刻のトルソーの形を一枚の布のドレーピングで立体的に表現したシリーズから幕を開けた。近藤悟史クリエイティブ・ディレクターは今季、デザインチームと共に、土を捏ねて彫刻を作るところからクリエイションをスタート。「服を作る前に彫刻を作ることによって、形に対する概念をもう少し柔らかくしたいという思いがあった。彫刻は硬いものだが、呼吸しているような感じや生き生きしているモノを作りたいと考え取り組んだ」と明かす。

 その後も、肩のラインを誇張したコートやシャツ、いくつもトゲが飛び出たようなリサイクルポリエステルの無縫製ニット、膨らみと絞りのコントラストが面白い透け感のある無縫製ニットなどが登場。彫刻を基点に、新たなフォルムを模索している。また、中盤には、部分的に円形のハンドプリーツを施したスーツやドレスも披露。東レとの提携により開発している原料が100%植物由来のポリエステルを使用することで、素材の可能性の探求も続けている。そんな素材については「風合いは植物由来なので天然繊維に近い雰囲気があるが、ポリエステルなのでプリーツをかけることができる」と説明。 実際の商品化を目指して取り組んでいるという。

 フィナーレには、コンテンポラリーダンサーがしなやかに舞い、その中をさまざまなスキントーンのウエアを着たモデルたちが群をなして歩く。そこからは、”肌の色や人種、ジェンダーに関わらず人々がつながること”という今の世界に必要なメッセージをあらためて受け取る。ただ、それをあくまでも軽やかかつハッピーに表現しているのが近藤クリエイティブ・ディレクターらしい。心が解き放たれたように笑顔で走ったり、踊ったりしながらバックステージへと戻っていくモデルたちの姿は、希望と高揚感にあふれ、会場は大きな拍手で包まれた。

 「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」などのデザインチームを経て三宅デザイン事務所に移籍し、三宅氏本人の指導を受けてきた近藤クリエイティブ・ディレクターは、「僕をここまで育ててくれたのは一生さん。そのフィロソフィーは、これからも大切にする。ただ、一生さんが作っていたようなものをそのまま作っていたら怒られるので、自分らしく表現しようと心がけている」とコメント。「イッセイ」イズムを受け継ぎ、未来に向けて進んでいくことへの覚悟を感じるショーだった。

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20周年を迎える「アンリアレイジ」は、リアルとデジタルそれぞれの世界を探求 パリコレで勝負する日本人デザイナーVol.2

 2023年にブランド設立20周年を迎える「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、9月初めの楽天ファッション・ウイーク東京でのショーに続き、パリで23年春夏コレクションを発表した。座席には、変わった形のイヤフォンが置かれ、それを着けるように促される。着用しても耳とイヤフォンの間に隙間ができ、着け方が正しいのかと考えていたら、ショーが始まった。

 まず登場したのは、設立当時から取り組み続け、東京でのショーの終盤でも披露したパッチワークのアイテム。袖がパフやティアード状になったドレスやブラウスから、ジャケットやコート、パンツ、スカートまで、全てが細かく裁断されたパーツをつなぎ合わせることでできている。元になる素材は、デッドストックを中心に、デニムやウールギャバジン、ストライプのシャツ地、リバティプリント生地、レースなど多種多様。テイストの異なるパッチワークのパネルをさらにパッチワークしたようなアイテムもあり、1ルックにつき2000〜4000ものピースが使われているという。そして、真っ黒なパッチワークルックが登場すると、後半がスタート。前半のルックが裏返しになって再び登場した。裏返しになることで、縫い目があらわになり、異なる質感やムードをまとう。

 今回のアプローチについて、森永邦彦デザイナーは「パッチワークの洋服は、画面上だとパターンや柄のように見えるが、小さなパーツが縫い合わされている。パッチワーク自体も今までは表面でずっと作ってきたが、今回は東京とパリで発表するということがあったので、服そのものをリバーシブルにし、裏面の無数の縫い目もデザインとして制作した」と説明。「今までパッチワークアイテムは初期メンバーの一人が制作していたが、このタイミングでパッチワークのファクトリーを作り、今は5人体制で取り組んでいる」という。

 イヤフォンをつけながらも外界の音を遮断することなく、近くと遠くで音が行き来するような演出は、コレクションのテーマでもある「表と裏」や「内と外」をはじめ、対極にある世界をつなぐというブランドのアプローチに通じるもの。「昨年からNTTの研究所と協業して、新たな技術を取り入れているが、今季のコンセプトを視覚だけでなく聴覚でも表したかった」と、今回用いたPSZ(パーソナライズド・サウンド・ゾーン)技術について、説明する。そんな演出は、リアルなショーならではの面白さと言える。

 ただし、それだけで終わらないのが「アンリアレイジ」だ。「リアルとデジタルの両方の世界を表現したい」という思いから、今季はショー後にリアル発表の映像を編集して、リアルでは不可能な表現を追求したデジタルショーの映像を公開した。「このショーがデジタルになった時、また異なる見え方になる。デジタルでは時間同士もつなぐことができるので、ランウエイの左側を歩いた前半のモデルと、右側を歩いた後半に出てきたモデルが同時に出てくるようになっている。パラレルワールドになったデジタルショーを楽しんでほしい」と森永デザイナー。もともとリアルショーでも趣向を凝らした独自の演出で見るものを驚かせてきた彼は、コロナ禍に培ったデジタル発表の経験を強みに変えた。

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ロックシーンの“先導者”であり“扇動者”マネスキン 音楽性、自己の解放、「グッチ」との蜜月関係を私服で語る

 長らく停滞を見せていたイタリアン・ロックの“先導者”であり、世界のロックシーンの“扇動者”でもあるのがマネスキン(Maneskin)だ。結成から7年で名実共にイタリアを代表するロックバンドとしてその名を響かせた、今最も注目すべき存在である。

 マネスキンは、ボーカルのダミアーノ・ディヴィッド(Damiano David)とギターのトーマス・ラッジ(Thomas Raggi)、ベースのヴィクトリア・デ・アンジェリス(Victoria De Angelis)、ドラムのイーサン・トルキオ(Ethan Torchio)から成るベーシックな4人編成で、平均年齢は約22歳という若さだ。10代前半の2015年にバンドを結成し、地元ローマでのストリートライブをはじめとする草の根活動で徐々に人気を集め、18年に1stアルバム「Il ballo della vita」をリリース。ロックを下地に、ファンクやヒップホップなど多ジャンルの要素を広く感じることができる自由な音楽性と共に、往年のロックスター然としたスタイルでイタリア国内を中心にファンを獲得していった。そして、パンデミックを経て制作した2ndアルバム「Teatro d'ira: Vol. I」が世界中で高く評価され、同年に開催されたヨーロッパ最大の音楽の祭典「ユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)」では見事優勝するという、駆け足ながら着実に成功の階段を一歩一歩登ってきたバンドだ。

 バンドは、音楽フェス「サマーソニック(SUMMER SONIC)」への出演のため8月に初来日。対面インタビューでは、彼らについての基本的な質問から、バンド内でのそれぞれの立ち位置や、過激とも捉えられるパフォーマンスとその背景、衣装提供も受ける「グッチ(GUCCI)」との蜜月関係などを聞いた。さらに、わざわざ私服に着替えてもらってメンバー同士のファッションチェックも敢行。クールに淡々と話すダミアーノ、時に真面目に時に無邪気なトーマス、率先して受け答えしてくれるヴィクトリア、聞きに徹するイーサンと、4人の人間味が伝わるリアルなインタビューとなった。

ーーまずは、バンドメンバーの出会いと結成の経緯から教えてください。

ヴィクトリア・デ・アンジェリス(以下、ヴィクトリア):ミドルスクールの時にトーマスと出会って、その時はいろいろなドラマーやボーカルを迎えてさまざまなフォーメーションを試してみたけど、どれもうまくいかなかったの。その後、ダミアーノをほかのバンドから引き抜いて、イーサンはローマにあるミュージシャンを探すサイトから見つけてきた(笑)。

ーーそれぞれバンド内ではどのような立ち位置ですか?

ヴィクトリア:私とトーマスがクレイジーなパリピタイプで、トーマスはお笑い担当かな。いい意味でね。ダミアーノは、時間に正確だし仕事は集中してきっちりこなすタイプで、イーサンはかわいらしくて周りを常に気遣ってる感じ。

ーーその関係性は、楽曲制作にも影響していますか?

ダミアーノ・デイヴィッド(以下、ダミアーノ):そりゃもちろん。

ヴィクトリア:そういう場合も多いけど、基本的に曲作りは各パートの領域を互いに守るような感じで進めるから、誰かがリードして作ることがないの。ただ、イーサンは普段シャイだからこそ、彼が発言した時はみんなが意見を聞いてリードされるようなことはあるかな。

ーーデビュー前は頻繁にローマでストリートライブを行っていたそうですが、そこで地力をつけたことは数万人規模のアリーナクラスでのパフォーマンスにも役立っていますか?ライブを観ていると、盛り上げるスキルが非常に高いと感じます。

ダミアーノ:全くもってその通り。ストリートで演奏しているとき、道行く人たちは僕らのライブを観に来ているワケではないから、どうにかして目を向けさせて引き留めなければならない。これは音楽フェスも同様で、全員が僕たちのファンではなくて、時間が被っているほかのアーティストのライブを観たい人や、僕たちのことを知らない人も大勢いる。そんな人々のハートをつかんで盛り上げることができたら、そのフェスを独占しているような気分になるよね。

ーーそれでは、単独公演の盛り上げ方はまた違うと。

ダミアーノ:語弊を恐れずに言うならば、単独公演の方がやりやすさはあるよ。だって僕らの顔も名前も知っているようなファンしかいないからね。例えば、観客に向かって話しかける場合、フェスは誰もが共感できる一般的な内容じゃないといけないけど、単独公演はバンドの歴史や楽曲のストーリーを話しても飽きられることなく盛り上がる。まあ、観客との対話の仕方が違ってくる感じかな。

トーマス・ラッジ(以下、トーマス):フェスには大スターたちも出演するから、僕らのパフォーマンスでどれだけの人々を惹きつけることができるかチャレンジングな部分もあるよ。フェスとは違うんだけど、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の前座は本当に挑戦的な舞台だったね。彼らのファンは熱狂的だから、僕らが出ていったら「なんだこのイタリアのバンドは?」みたいな雰囲気だったんだけど、最終的には「こいつらクレイジーだな!」って認められたような気がして、最高に気持ちよかったよ。

ーーとあるインタビューで、「マネスキンがやっているような音楽がイタリアのシーンにはない」とおっしゃっていましたが、そのような状況で活動するのは率直にどうですか?

ダミアーノ:その隙間を僕らが埋めればよかったから、実はその方が楽だったんだ。1990~2000年代初期にイタリア国内でブレイクしたバンドもいたけど、海外進出までには至らなかった。だからバンドという存在感がイタリア国内では薄くなっていたけど、今はポップミュージックの中でもバックに生バンドを入れたり、スタジオでアコースティック楽器を取り入れたりしているし、なにより僕らが活動することで若い人たちにバンドの存在意義が伝わっているはず。バンドで活動することは時間の無駄じゃない、ってことを証明できていると思う。

ーー少し気が早いかもしれませんが、マネスキンに影響を受けているようなバンドは現れていますか?

ヴィクトリア:まだ音楽シーンに変化は見られないけど、10代前半くらいのファンたちが楽器を習うことが増えているみたいだから、彼らが大人になったタイミングで分かるんじゃないかな。

ダミアーノ:21年に僕らが「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で優勝した時、国内の楽器屋でギターの売り上げが6割も伸びたらしいんだ。“プロを目指すわけではなく自己表現のために楽器を弾きたい”“真剣にボーカル・トレーニングに取り組みたい”って人たちが僕らの活動によって増えたのだとしたら、それだけでも大ごとだよ。音楽は、自分の気持ちを人々に伝える手段としての自己表現の一つだから、少しでもその手助けができているのならば、このうえなくハッピーだ。

トーマス:僕らの世代はエレクトロ系が流行していたから個人的に好きだし、新しいビートもよく聴くけど、アナログ楽器は本当にいいもの。若い世代がギターやベース、ドラム、ボーカルを学ぼうという気持ちになってくれるだけでうれしくなっちゃうね。

ーー18年に1stアルバム「Il ballo della vita」をリリースし、国内外にその存在を知らしめて活動を本格化させる矢先にパンデミックが世界を襲いましたが、2ndアルバム「Teatro d'ira: Vol. I」への影響はありましたか?

トーマス:パンデミックは決していいものではない。でも、制作する時間をしっかり取ることができたし、メンバー同士の意見も聞くことができたから、バンドとしてはタイミングが良かったよ。

ヴィクトリア:ある意味、アルバムを作るには絶好の時間だったのかもしれない。「ユーロビジョン」で優勝して、「これからツアーだ!」って時に回ることができなかったのは悲しかったけど、振り返ると制作的にはいい時間だったかな。

ーー最新シングル「SUPERMODEL」は、タイトルだけを見ると華やかな印象を受けますが、リリックには強いメッセージが込められているように感じました。

ヴィクトリア:ロサンゼルスに滞在していた時、とてもいい人たちばかりだった一方で、とにかくセレブや有名人になりたい人や、“誰々と知り合いでなくてはならない”や“どこどこに行ったことがなければならない”って外面に囚われている人が大勢いて、私たちの価値観と全く合わずにバカらしく思っていたの。それを少し揶揄っているような曲ね。

ーーライブ中は衣装を脱ぐことが多いですが、あれは感情の高ぶりから無意識的にやってしまうと同時に、昨今問われるジェンダーの価値観への問い掛けや、自己の解放といった意味も込めているのでしょうか?

ダミアーノ:シンプルにライブ中はめちゃくちゃ汗をかくから、衣装を着ていると重くなるし気持ち悪いんだよね。ただ、ヴィクトリアがライブ中に脱ぐことに関してはいろいろな意見が届いていて、「ヴィクトリアの乳首を見てトラウマになった」という投稿も見たけど、それなら「男性の乳首も見れないだろ」って。体の違いはあるけれど、捉えられ方は一緒であるべき。女性の体と選択肢に制限をかけようとしたり、そんなことを大問題だという考え方も古臭い。まあ、僕よりもヴィクトリアの乳首の方がかわいいと思うけど(笑)。

ヴィクトリア:ダミアーノやイーサンが脱いでることに関しては誰も何も言わないのに、女性の私が脱ぐと「注目されたいからやっているんだろ」「見せびらかすためだろ」「すごいって思われたいんだろ」って余計なことを言う人たちが出てくるの。私は幸い何を言われても全く気にしない人だけど、そこに違いがあるべきではないし、女性を過剰なまでに性的対象にしているのがバカらしいと思う。暑かったら脱ぎたくなることは当然だから演奏中は脱ぐし、開放的な気分を味わいたいなら脱げばいい。問題視されること自体がおかしいから、そんな考え方の人たちは「怒りを内面に溜めてしまっているお気の毒な人」って捉えてるの。とにかく、「サマーソニック(SUMMER SONIC)」はマジで暑かったわ(笑)!

ーー現在、衣装は「グッチ」がサポートすることが多いですが、どんなものが好みですか?

ダミアーノ:ベストな衣装は、ステージ上で動きやすくて着心地のいいもの。だけど、同時に僕らをステージで輝かせて観客の目を引き付けることも必要だから、カッコいいスーツやボディスーツが一番クールかな。あと、脱ぎやすさも重要だね。

ヴィクトリア:私たちは、10分もパフォーマンスすれば裸になってしまうからね。でも、いつもトーマスだけはファッションのために脱がずに汗だくになりながらギターを弾いてるの(笑)。着ていて熱くなるような衣装だけは絶対にダメかな。

ーー「グッチ」がステージ衣装を手掛けていることに関してはどう思いますか?

ヴィクトリア:「グッチ」がマネスキンのような若いバンドとコラボするなんてめったにないだろうから、本当に幸運だわ。「グッチ」チームの人たちは本当に優しくて、理想の衣装を提案すると、私たちの趣味まで考量した想像以上のデザインに仕上げて、なおかつ着心地の良さも追及してくれる。それに、アイデンティティーに共感して情熱を持って取り組んでくれていることが伝わってくるの。

イーサン・トルキオ(以下、イーサン):「グッチ」の誰と会ってもいい人たちばかりだから、一緒に何かを進めるのは気持ちがいいよね。

ヴィクトリア:あと、打ち上げのパーティーも毎回最高!

ーー音楽シーンにおけるファッションは、どう捉えていますか?

ヴィクトリア:ファッションと音楽は世界の常識に革命を起こすもの。レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)やデヴィッド・ボウイ(David Bowie)、プリンス(Prince)、マドンナ(Madonna)のような、どちらのシーンでもアイコニックな瞬間を生み出してきたアーティストには感銘を受けているわ。

ーー今回、みなさんのリアルを届けるために特別に私服に着替えていただきました。メンバーだからこそ分かるそれぞれの私服の特徴を教えてください。

ヴィクトリア:じゃあ私がイーサンを担当するね。移動中でもスーツとシャツでバシっとキメるエレガントな時と、腕や胸の筋肉を強調させる1990年代のビッチのような時と、気分によって2種類あるかな。

イーサン:僕はトーマスで。いい意味でおもしろいスタイルで、いろいろなテイストを趣味良くミックスさせていて、ファッションのルールや常識に縛られていないかな。あとは、大きなハットやサングラスが好きで、僕的にはオアシス(Oasis)のリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)っぽいんだよね。

トーマス:どこがだよ(笑)!ダミアーノは、スニーカーを履いていた次の日にはブーツだったり、スーツがお気に入りかと思えばカジュアルなストリートウエアを着てきたり、日によって変化が大きい。それが僕は好きで、最高にクールだ。

ダミアーノ:最後はヴィクトリアか。半年でスタイルを変えるからなんとも言えないけど、最近はスカートがお気に入りみたいで、今まで見せてこなかった脚をしっかり出しているのがいいね。

ヴィクトリア:脚とおっぱいね。

ダミアーノ:そうそう。あと、4人の中では最も趣味がいいというか、ファッションをちゃんとリサーチしているから、みんなで一緒にお店へ行ってもヴィクトリアが一番良いいものを見つけてくるんだ。

ーー最後に、初来日はどうでしたか?SNSを見ていると、非常に楽しんでいるようでした。

ヴィクトリア:カラオケが最高だったね。

トーマス:来る前から興奮していたし、来ていると実感するだけで常にワクワクしていたよ。

イーサン:桜の花を見たかったんだけど、今は時期じゃないから木だけを見に行ったんだ。それでも、春になったら咲く様子を想像して豊かな気持ちになれたよ。

ダミアーノ:見るもの全てに興奮した初来日だった。もっと時間があれば良かったんだけど、ニューヨークに行かないといけないから1週間くらいの滞在だったかな。

ーーダミアーノは、日本でタトゥーを掘るのが夢だったんですよね?

ダミアーノ:入れるタトゥーは龍、キツネ、日の出で迷っていたんだけど、タトゥー・アーティストに「君からは龍のパワーを感じる」って言われたから龍に決めたんだ。

ーータトゥーといえば、メンバー全員で同じデザインを入れていると聞きました。

ヴィクトリア:一つは全く一緒のデザインで、もう一つは似たようなデザインを入れているの。ただ、場所は首の後ろや背中、足首などでそれぞれ違うよ。

トーマス:ちょっと待って。インタビューを終える前に誰が今日のベストドレッサーかを答えてもらえる?

ーートーマスのスタイルが好きですね。

トーマス:おおおおおっ!ほらみろ!

ダミアーノ:嘘だろ(笑)?

ヴィクトリア:本当に?シャツがシワシワじゃない!?

トーマス:今日はいいインタビューだったよ!ありがとう!

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ラルフ ローレンが原点回帰的コレクション“ポロ オリジナルズ”を発売

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、新たなメンズコレクション“ポロ オリジナルズ(POLO ORIGINALS)”を発売した。主に表参道店で扱う。

 商品は、シェットランド諸島の漁師にインスパイアされたフェアアイルのウールセーターやオイルドクロスをイタリアで仕立てたトレンチコート、特注のツイードを使ったスーツなどで、同社は「『ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)』の原点に立ち返った。英国式テーラリングとスポーツマンシップを融合したラギッドスタイルが特徴だ」と説明する。

 同コレクションはデビューキャンペーンで、長年タッグを組んできたフォトグラファーのリチャード・フィブス(Richard Phibbs)とフィルムディレクターのテレンス・コナーズ(Terence Connors)と協業。ロンドン・ノッティングヒルの若いテーラーや、スコットランドのセント・アンドリュース大学(University of St Andrews)のラグビー部の選手らを題材とした写真と映像を公開した。

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「アメリ」が「チャンピオン」と初コラボ カラフルなワンピースやワッフルトップスを発売

 「アメリ(AMERI)」は9月29日、「チャンピオン(CHAMPION)」と初コラボした商品を発売する。価格はワンピースが1万9800円(税込、以下同)、ワッフルトップスが1万6500円など。両ブランドの店舗および公式オンラインストアで扱う。

 「アメリ」は、「『チャンピオン』のオーセンティックなアイテムをベースとしながらも、女性らしいパターンや気分が上がるカラーリングを取り入れたのが特徴だ」と話す。

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モトーラ世理奈や鈴木仁、石井杏奈が出演 仏「ロジェ ヴィヴィエ」が東京で制作したキャンペーンムービーを公開

 フランスのシューズブランド「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」は、東京で制作した2022-23年秋冬シーズンのキャンペーンムービーを公開した。

 ストーリーは、ミステリアスな“ロジェ ヴィヴィエ・マンション”を舞台にしたもので、そこに住む世代も個性も異なる“ヴィヴィエ・ウーマン”たちが主人公だ。全員が顔をそろえるディナーの直前、大切なシューズ“ベル ヴィヴィエ”が行方不明になっていることが発覚して……というもの。

 エレガントな伯爵夫人を我妻マリ、その娘で一家を率いる女主人を松田美由紀、孫娘をアオイヤマダ、いとこをMEGUMIと石井杏奈、メイドをモトーラ世理奈、執事を鈴木仁が演じる。ムービー内でストーリーテリング(ナレーション)を務めるのは、創業者のロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)本人だ。

 制作は、モデルの国木田彩良が最高経営責任者(CEO)を務めるクリエイティブ・エージェンシーNAMI CREATIVESが担当した。

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「グッチ」のミケーレが歌手ビョークの新曲のために2着のドレスを製作

 アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ(GUCCI)」クリエイティブ・ディレクターは、歌手ビョーク(björk)の最新曲「ovule(オビュール)」のミュージックビデオのために2着のドレスをデザインした。また、「グッチ」はドレスのメーキング動画も公開した。

 同ミュージックビデオは、英国を代表するファッションフォトグラファーのニック・ナイト(Nick Knight)が手掛けたもので、「ovule」は9月30日に発売予定のアルバム「fossora(フォソーラ)」に収録される。

 ミケーレは2017年にも、ビョークとミュージックビデオ「the gate(ザ・ゲート)」を共同ディレクションした。

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【動画】「M A S U」はなぜ尖りながら幅広い層に刺さる? 2023年春夏のショーで理由を探る

 後藤愼平デザイナーが手掛ける「M A S U」は、2023年春夏コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。今回が3度目のランウエイショーで、東コレへの参加は初。今季のテーマは“ready”で、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)から着想し、同氏が舞台に立つ表の部分と、パパラッチに追われるなど裏の部分の2面性を表現した。

 「WWDJAPAN」映像チームはバックステージやショーの様子を捉え、デザイナーへのインタビューを行った。さらに、フォトグラファーのシトウレイやビームスプレスチーフの安武俊宏らファッション業界人から後藤デザイナーの友人まで、幅広い来場者にブランドの魅力を聞いた。

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来場者に聞く「フェティコ」の魅力 2023年春夏のショーに潜入

 「フェティコ(FETICO)」は、2023年春夏コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で、ブランド初のランウエイショー形式で発表した。同ブランドは女性の体の美しさや、強さを引き出すフェティッシュなスタイルが人気のブランドだ。今季の着想源は、1970年代に作家や女優、モデルとして活動した鈴木いづみ。彼女の写真から女性の体の曲線美や、自信を持って肌を見せるという自己愛を表現した。

 「WWDJAPAN」映像チームは、バックステージやショーの様子を捉えるとともに、来場した歌手の中島美嘉やモデルのモトーラ世理奈、萬波ユカらにファッションやブランドの魅力について聞いた。

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来場者に聞く「フェティコ」の魅力 2023年春夏のショーに潜入

 「フェティコ(FETICO)」は、2023年春夏コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で、ブランド初のランウエイショー形式で発表した。同ブランドは女性の体の美しさや、強さを引き出すフェティッシュなスタイルが人気のブランドだ。今季の着想源は、1970年代に作家や女優、モデルとして活動した鈴木いづみ。彼女の写真から女性の体の曲線美や、自信を持って肌を見せるという自己愛を表現した。

 「WWDJAPAN」映像チームは、バックステージやショーの様子を捉えるとともに、来場した歌手の中島美嘉やモデルのモトーラ世理奈、萬波ユカらにファッションやブランドの魅力について聞いた。

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【動画】ビームス新人プレスの仕事に1日密着 「東京と関西の架け橋になる」 

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事に密着リポートします。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第6弾は、2019年ビームス入社で「ビームスドット」担当の片平楓果ビームス プレスに密着しました。ファッション雑誌などのメディアへの露出が多く、業界の憧れの職業の一つであるプレスの日々の仕事を紹介します。片平さんは、ビームスの社内研修員制度を利用して大阪から上京し、東京本社で働くPR歴1年目の23歳です。「PR業務の全てを学び、大好きな大阪をさらに盛り上げたい」という思いを抱いて上京。また、将来なりたい人物像やファッション業界で働くことについても聞きました。

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ファッション&ビューティの 未来を担うリーダーに注目!「Next Generations Forum」アーカイブ配信 2022年4月24日まで

 ルミネと「WWDJAPAN」は東京・新宿のルミネゼロで、ファッション&ビューティ業界の次世代に光を当て、業界のさらなる活性化を目指すイベント「Next Generations Forum 2022」を開催しました。

 「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダー16組や、業界の有力企業トップたち、ネクストリーダーの選出を担ったアドバイザー陣などが登壇。計9つのトークセッションのアーカイブをぜひお楽しみください。4月24日まで無料で視聴できます。

開会挨拶&NEXT LEADERS 2022 受賞者発表

 開会挨拶:高橋眞ルミネ社長、国内外のアドバイザー10人との選考や、自薦・他薦から選出した16人のNEXT LEADERを発表し、集結した皆さんを称えました。

「ファッション業界の明るい未来とNEXT LEADER」


エヴァン・クラーク / 米「WWD」副編集長
ギャビー・ヒラタ / ダイアン フォン ファステンバーグ社長

 米ダイアン フォン ファステンバーグのギャビー・ヒラタ社長が、エヴァン・クラーク米「WWD」副編集長とのビデオ対談で登場。ギャビー社長はコロナ禍直前の2020年1月に、31歳の若さでトップに抜擢された。次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声を上げられる環境作り」という。「日々複数のチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前の常識はもはや今の社会には当てはまらない。若い世代は、自分たちの時代を待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」とギャビー社長。

ダイバーシティ&インクルージョンの旗を振る日本のファッション


松田崇弥 / ヘラルボニー社長
松田文登 / ヘラルボニー副社長
佐々木進 / ジュン社長
辻愛沙子 / arca CEO、クリエイティブ・ディレクター

 ヘラルボニーの松田崇弥代表と文登副代表は、障がいを持つ人のアート作品を通じて、ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包括性)のある社会の実現を目指している。「福祉とアートを包括してブランドとして見せていけたら、障がいへのイメージが変わる」(崇弥代表)、「支援だけに偏ることなく、作品の素晴らしさを伝えることで、みんなの目線を変えていきたい」(文登副代表)と、アートの力を熱弁した。ファッション、ビューティを含めた表現活動には、さまざまな垣根を取り払うポテンシャルがあるという発言に他の登壇者も賛同。

サステナビリティとファッション


奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
サカイカナコ / 「カナコ サカイ」デザイナー
近藤広幸 / マッシュホールディングス社長
齋藤峰明 / ルミネ顧問

 日本各地の産地の技術継承に向き合う「カナコ サカイ」のサカイカナコデザイナーは、いくつもの取引先工場が消えていくさまをその目で見てきた。「ブランドだけでなく、服作りのために手を動かしている職人にも光が当たる業界を作っていかなければ未来はない」と語る。「持ち運べる浄水場」をうたう循環型浄水システムの手洗いスタンド「WOSH」をルミネなど商業施設に導入するWOTAの奥寺昇平CTOは、「『WOSH』は単に手を洗うのではなく、使った水がその場で循環することで、使用時にお客さまが環境について考えることになる」と話した。

パーパスのあるブランド経営


奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
坊垣佳奈 / マクアケ共同創業者、取締役
石井リナ / BLAST CEO
山井梨沙 / スノーピーク社長
石川俊佑 / KESIKIパートナー

 坊垣佳奈マクアケ共同創業者・取締役と石井リナBLAST CEOは、企業活動の本質が問われる時代においてパーパスを持つ意義について語った。坊垣取締役は「パーパスは自由な発想をもたらし、イノベーションにつながる」とコメント。市場にとらわれず、広い視野でビジョンを実現する姿勢は、メディアとして始まり、吸水ショーツなどのブランド「ナギ」も手掛けるBLASTにも共通する。石井CEOは、「女性をエンパワーメントするための活動を続けている。ミッションを掲げ、スタンスを表明する企業が次世代に選ばれる」と話した。

私が作りたい新しいファッション 小嶋陽菜


小嶋陽菜/heart relation代表取締役CCO

WWD:「ハーリップトゥ」を立ち上げた経緯は。

小嶋陽菜(以下、小嶋):アイドルグループAKB48のメンバーとして12年間活動してきた。もともと卒業後に、「ブランドをやろう!」と思っていたわけではない。自分の好きなモノを作って、それをファンの方にシェアしてコミュニケーションが取れたらいいなという考えで最初は小さくブランドを始めた。開始当初は、「これからは個の時代になる」「自分自身がプラットフォームになる」といった世の中の変化についてはなんとなく想像していたが、ブランドがこのように大きな規模になったり、ネクストリーダーに選ばれたりといったことは考えておらず、とても驚いている(笑)。

私が作りたい新しいファッション 岡崎龍之祐


岡﨑龍之祐/「リュウノスケオカザキ」デザイナー

WWD:ファッションとアートをどう学んできたのか。

岡﨑龍之祐(以下、岡﨑):東京藝術大学のデザイン科だったので、デザインを学びながらアートに触れる機会も多い環境だった。服作りは独学だが、表現という意味ではアートもファッションも似たようなもの。両方をいろいろな角度から見て、作り続けてきた。

WWD:なぜファッションに引かれるのか?

岡﨑:ファッションの自由さ、不思議さ、人が着ることで自分を表現するのが面白いと思ったから。自分自身ではアートとファッションの垣根を超えて表現しようという意識はなく、自然体でモノを作っているだけ。アートとファッションは業界や市場は異なるけれど、いち表現者として重要なことではない。

ファッション&ビューティで自分らしく ソンミ / タイラ


ソンミ/「ミース」CEO兼美肌研究家

WWD:自身のコンプレックスからスキンケアの「ミース」を立ち上げた。

ソンミ:20代の頃に芸能活動をしていた時期がある。そのころは、モデルや女優と自分の容姿を比べてしまうことが多く、自分の欠点にばかり目が行きがちだった。そんな中で、コンプレックスを克服しようと努力するよりも自分の強みはなんだろうかと考え、褒めてもらうことが多かった肌を磨こうと思った。肌が荒れていると人前にも出たくなくなってしまう。自分に自信を持ちたくて化粧品を探したが、自分が使い続けたい化粧品は片手に収まるほどしかなかった。「だったら自分で作ってみよう!」と思ったのが、ブランドを立ち上げたきっかけだ。正しいケアをすれば、肌は必ず応えてくれる。肌が健やかになることで、私は自分が好きになった。自分に自信が持てると笑顔が増え、それによってもしかしたら世の中さえも変えていくことができるかもしれない。そんな可能性を感じている。

TAIRA/モデル

WWD:かつてはジェンダー・ノンバイナリー(性自認が男女どちらにも当てはまらないこと)という個性をコンプレックスに思うことがあったか。

TAIRA:非常にセンシティブな子どもだったため、周りの友達と自分を比べて「なんで自分はこうじゃないんだろう」といったコンプレックスがあった。その中でモデルにスカウトされたことがきっかけとなり、自分の少し変わっている部分を力に変えることができるようになったし、今では生まれ持った力だと信じることができるようになっている。ファッション業界で特にモデルは、皆さまざまなコンプレックスを抱えている。「気にすることはない」と軽くあしらうのではなく、逆に寄り添って発言をするようにするなど、自分も気をつけている。コンプレックスは皆持っているもの。そこにフォーカスするのではなく、何が自分にとって武器なのか、何が強いのか、そちらに目を向けることのほうが大切だと感じている。

アジアのカルチャーとファッション


ホン・ボーミン/「K-ボクシング」CEO
ディオーン・ソン/「ラブボニート」CEO
チェ・スンホ/「ザ・ブラック・レーベル」アーティスティック・ディレクター
マイケル・キリアン/「ゾディアック」共同創業者

 「Next Generations Forum 2022」には、中韓の「WWD」編集部などの協力のもとで、中国、韓国、シンガポール、インドネシアを拠点に活躍するアジアのネクストリーダーも参加した。シンガポール、インドネシアは、ルミネが出店している国でもある。

私が作りたい新しいファッション あさぎーにょ


あさぎーにょ/ユーチューバー、「ポピー」ディレクター

WWD:多彩な分野の仕事を手掛けているが、それについて悩んでいたこともあったと聞く。

あさぎーにょ:ユーチューブをはじめ、「ポピー」というアパレルブランド、映画制作、音楽、企業CMのディレクションまで、仕事の幅がどんどん広がっている。全部やりたくて全てに全力投球しているが、「どれかに絞らなくていいのかな?」という葛藤もあった。

WWD:その葛藤はどのように乗り越えたのか。

あさぎーにょ:私自身の活動のコンセプトは“ワクワクを抱きしめよう”。新しいことを始めるたびに、仲間を探して一緒に取り組んできた。そうした仕事と活動が仲間や同志を増やし、私自身の可能性も広げている。

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これからの地球のために何ができるか? 「ジョニーウォーカー」がサポートしたイベントにエリーローズ、CHAIらが出演

「WWDJAPAN」は1月7日、スコッチウイスキーブランドの「ジョニーウォーカー(JOHNNIE WALKER)」をサポーターに迎え、イベント“WWDJAPAN Circle”の第2回を東京・青山のウォールアンドウォール(WALL & WALL)で開催した。“WWDJAPAN Circle”は、専門家やインフルエンサーと共に、環境や社会問題、ジェンダー、働き方といった社会的なテーマを、読者やユーザーと考える参加型企画。正解がない問題だからこそ、個人が意見を持ったり無理なくできることを実践したり、それぞれが“自分ごと化”できることを目指す。

第2回のコンセプトは「1日の終わりに明日の大地を考える」。「ジョニーウォーカー」は、2025年までに「スコットランドの劣化の激しい泥炭地88haの修復と、100万本の植林」を目標に掲げ、2030年までに「全ての蒸留所で100%再生可能エネルギーを使用」することを目指すなど、実現にコミットしたサステナビリティ計画を発表している。異常気象が身近に感じられるようになってしまった今、私たちがこの地球を守り、これからの人生を楽しむためにはどんな選択をすべきか?これらを考えるべく今回は、長野県大町市でリンゴを原料としたハードサイダーを製造する「サノバスミス」の取締役化学者・醸造責任者の池内琢郎a.k.a.ハカセと、モデルのエリーローズを招き、トークを行った。イベント後半では、世間の決まった価値観に流されず、独自の世界観を広げ続けているロックバンドのCHAIがライブを披露した。

環境変化による被害や
サステナブルを推し進める町から、
今できることを学ぶ

CHAIが未来を明るく照らす
9曲を披露

イベント後半では、今や世界的な活躍を見せるロックバンドのCHAIが、ピンクのフリルドレスで登場。約40分にわたって演奏を行った。ボーカル・キーボードのマナは、「持続可能な未来を作っていくためには自分らしい意見とか意志が大事になってくると思っていて。CHAIもそれぞれ一人一人に違う個性があるのがすごい良くて、音楽の楽しみ方も同じだと思う。それぞれの楽しみ方であなたらしく最後までエンジョイしてってね!」と明るく語りかけた。ライブでは、タイトなリズムとパワフルな演奏に圧倒される代表曲「N.E.O.」や、ベースのユウキとドラムのユナがDJブースにまわり、双子のマナとギターのカナが踊りながら歌う「PING PONG! (feat. YMCK) 」など、構成や楽曲のムードを自在に変化させながら、最後は「どんな夢をこの先で歌いながら叶えよう?」という前向きな歌詞に背中を押される「フューチャー」で締めくくった。

リンゴを余すことなく
使ったオリジナルカクテル

イベント当日は、オリジナルレシピのドリンクが振る舞われた。「ジョニーウォーカー」を代表する“ブラックラベル12年”をベースに、リンゴやハチミツ、ジャスミンティーを合わせたカクテルで、リンゴは皮も含めて絞ってジュースにし、残りを食感も楽しめるキューブ状に。また飾りとして、農家が廃棄予定だったエディブルフラワーを添えて、サステナブルに楽しめる一杯に仕上げた。

イベントのアーカイブ動画も公開

トークパートとライブパートをまとめたアーカイブ動画を公開した。なお、動画は5月13日までの限定となる。

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。のんだあとはリサイクル。
PHOTO : MASASHI URA
STYLING(ELLI-ROSE) : NIMU(makiura office)
HAIR & MAKEUP(ELLI-ROSE) : MARIKO ADACHI
エリーローズ着用トップス、ボトム/CFCL、サンダル/スタイリスト私物
問い合わせ先
ディアジオ ジャパン
03-3470-8287

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【動画】「裏方であることを忘れてはいけない」ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりに密着

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事に密着リポートします。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第5弾は、数々の美容雑誌やイベントで活躍をしているヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに密着しました。アトリエで行っている業務や撮影前の準備、アットコスメトーキョーへ市場調査に向かう姿など、普段見たことのない長井かおりさんを見ることができます。また、雑誌「VOCE」の貴重な撮影現場の裏側まで密着。ヘア&メイクアップアーティストに至るまでの経歴も聞きました。

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【動画】ショーにパトカー乱入で警官が大暴れ 前代未聞の「メゾン ミハラヤスヒロ」2022-23年秋冬コレの裏側

PHOTO:ZENHARU TANAKAMARU

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」は2022-23年秋冬シーズンのメンズとウィメンズのコレクションをパリ・メンズのスケジュールに合わせて映像で発表した。映像は、1月17日に東京で開催したランウエイショーを収録したもので、舞台は三原康裕デザイナーと関係性が深い浅草だ。

 コレクションテーマは“SELF CULTURE”で三原デザイナー自身が体験してきた1990年代の要素を詰め込んだという。浅草のすし屋通りをランウエイに、登場したルック数は80体にもおよび、モデルには西内まりやや車いすバスケットボールの鳥海連志選手、三原デザイナーの旧友で、50歳でモデルを再スタートした津野貴生らが登場した。ショーの途中にはパトカーが乱入し、観客は息を呑んだが、パトカーから出てきたのは警察官に扮した三原デザイナー本人というドッキリの演出で、会場は大盛り上がり。そんな大々的なショーを実現できたのは、浅草すし屋通りにある老舗そば店「十和田」冨永照子おかみの協力だった。今回、ショー当日の朝からバックステージに潜入し、三原デザイナーや「十和田」おかみ、モデルの津野貴生に直撃。ショーができるまでの様子を捉えた。

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「世界にギブバックするため、サーフィンをもっとメジャーに」サーファー興梠サラが「MSGM」をまとう 「ユニコーン・アスリート」Vol.1


 競技に⼈⽣や⻘春を賭けている選⼿たちが、社会から多くのサポートを得られるような「⽂化」を育てていきたい。そういった思いから、「ユニコーン・アスリート」企画を立ち上げた。なかでも社会人や学生生活と両立させながらマイナースポーツで活動するアスリートたちの背景や魅⼒を、より多くの⼈に伝えていきたい。そんな彼らのストーリーをファッションで表現し、個⼈のキャリアやアスリートとしてのブランディングにつながっていくよう、ひとつのきっかけを与えていければ。
今回は、リハビリのためにサーフィンを始めた興梠サラ(こうろぎ・さら)が「MSGM」で海に出た。

興梠サラ/サーファー
PROFILE:(こうろぎ・さら)1996年10月21日、カリフォルニア生まれ。14歳の時に脊柱側湾症を患い、リハビリのためにサーフィンを始める。16歳でカリフォルニア州の大会で優勝。バークレー大学のビジネス科を卒業後、世界各地の大会に参加しながら、NPO法人「ベリー フィフティ」を通じて日本とアジア新興国の学生たちをサポートする。好きなファッションは、ストリート、ビジネスカジュアル、クラッシースタイル。自身を表す漢字は「流」

 私にはかけがえのない瞬間がある。それは、チューブ(波のトンネル)に入る時。なんどトライしてもあの快感は決して忘れられない。海では同じ波は二度と来ない。だからこそ、その一瞬に賭ける思いが強く働く。リハビリのために始めたサーフィンが、人生のメインストリートとなっているのは、そんな自然の壮大さに惹かれたから。強者と弱者に加え、「持っているか、持っていないか」の運試し的な要素が大きいスポーツというのも性に合っているのかもしれない。

 自分がなりたい人間は、愛を大切にする、誠実で正直な人。それらを形にして世界にギブバックしていくには、サーフィンというスポーツをもっとメジャーにしていかなければならない。その手段のひとつとして、ファッションは大切なツールだと考えている。スケボーから生まれたスタイルは、いまではハイファッションの世界でも重要な役割を果たしている。サーフィンでも質の高い流行を生み出していくために、いろいろと試行錯誤している。たくさんの人に伝えるためには、一種懸命に練習をして、もっと強くなって、いい成績を残すことが大事。それが自分達の発信にもつながることだから。

 私は常に波のあるところにいる。春はカリフォルニア、秋は日本、冬はハワイ。夢は世界中どこにいても、「興梠サラ」という個性のダイバーシティを持ちながら、いろんな人とつながっていくこと。MLBとNPBの架け橋となった祖父(アイク生原:本名は生原昭宏。福岡県出身。ロサンゼルス・ドジャースの球団職員として日米間の野球交流に尽力。2002年野球殿堂入り)のような存在になりたい。近い将来は、慈善事業がビジネスとして稼げるようなシステムを作りたい。サーフィンのコミュニティで皆がハッピーになれるような。

問い合わせ先
POD Corporation
info@pod-corp.com

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【動画】三越伊勢丹バイヤーの仕事に密着  「服を選ぶ基準は感性と科学」 

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事に密着リポートします。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第4弾は、伊勢丹新宿本店本館3階の婦人服の自主編集売り場「リ・スタイル(RESTYLE)」の神谷将太バイヤーに密着しました。ファッション業界の花形ポジションであるバイヤー、商品の買い付けやプロモーション企画、時には店頭にも立つという多様な仕事内容に迫りました。また、バイヤーという枠にとらわれずに、計20トンにも及ぶ廃棄寸前の「リーバイス(LEVI’S)」のジーンズ“501”を海外の業者から買い取り、リメイクして販売するプロジェクトについても聞きました。

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【動画】「アディダス」×「オールバーズ」両社日本法人キーマンが初のコラボシューズを解説 「WWDJAPAN」読者からの質問にも回答

 フットウエア業界のサステナビリティを推進する「アディダス(ADIDAS)」と「オールバーズ(ALLBIRDS)」はこのほど、コラボレーションアイテム第1弾“フューチャークラフト.フットプリント(FUTURECRAFT.FOOTPRINT)”を公開した。同アイテムは両社の技術を掛け合わせ、デザインから素材、梱包材に至る全ての工程における温室効果ガス排出量を抑えて開発したもの。そして、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を示す「カーボンフットプリント」は、2.94kgCO2eを実現した。

 アイテム公開に際して、トーマス・サイラー(Thomas Sailer)=アディダス ジャパン副社長と、竹鼻圭一オールバーズ日本法人代表にインタビュー。同アイテムの魅力について解説してもらった。加えて事前に「WWDJAPAN.com」読者から募集した質問や日本でサステナブルなイノベーションを加速させるために準備している施策などについても聞いた。

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「NARS」クイズの挑戦者を募集 数量限定の「ブロンジングコレクション」を掴み取れ

 「WWDJAPAN」のライブ配信番組「Dig IT」は、「NARS」にフォーカスしたクイズ大会を公式ユーチューブチャンネル“WWDJAPAN”で5月27日20時に配信します。同ブランドに関する初級〜上級編のクイズ10問への挑戦者を10人募集し(Zoomで参加)、成績最優秀の勝者には28日に数量限定発売する「ブロンジングコレクション」をプレゼントします!!。下記の申し込みフォームより、ご応募ください(期間は5月24日18時まで)。

 ライブ配信番組「Dig IT」は、私たちが「皆さんに、詳しく知って欲しい」と思うニュースはもちろん、読者やユーザーの業界に関する疑問や質問、若い世代が「もっと知りたい」と思うトピックスについて解説します。毎週木曜(年末年始やお盆休み、ゴールデンウイークは除く)の20時に公式ユーチューブチャンネルでお届けしています。

【プログラム】
「NARS」10問クイズ

【登壇者】 
村上要/「WWDJAPAN」編集長
福島まどか/「NARS」コミュニケーションマネージャー
クイズ挑戦者10人(Zoomで参加)

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【動画】ファッション業界人辞典Vol.2 村上要「WWDJAPAN」編集長の1日に密着

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事柄を伝えます。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第2弾は、“誰よりもファッションを楽しむ”村上要「WWDJAPAN」編集長が登場。意外な経歴や自分の強みから、社内最速の原稿書きで意識していること、定時に退社する理由までを、自転車の通勤・退勤シーンや社内業務、ライブ配信の映像を交えて紹介します。「サルバム(SULVAM)」2021-22年秋冬コレクションのショー会場では、ブランドの印象やコレクションを見るときのポイントのほか、藤田哲平デザイナーと話し込む姿をキャッチしました。

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KING-MASAが出題するスニーカークイズの挑戦者求む “ナイキ ダンク ハイ”ゲットのチャンス

 「WWDJAPAN」のライブ配信番組「Dig IT」は、スニーカーコレクターのKING-MASAを招いたクイズ番組を公式ユーチューブチャンネル“WWDJAPAN”で4月15日21時30分に配信します。そこで彼が出題するスニーカークイズ10問への挑戦者を2名募集し、全問正解の勝者には「ナイキ(NIKE)」のスニーカー“ダンク ハイ “オレンジブレイズ”(DUNK HIGH ORANGE BLAZE)”をプレゼントします!!。KING-MASAのファンをはじめ、「WWDJAPAN」読者やスニーカーヘッズの方たちをお待ちしております。下記の申し込みフォームより、ご応募ください(期間は4月12日18時まで)。

 ライブ配信番組「Dig IT」は、私たちが「皆さんに、詳しく知って欲しい」と思うニュースはもちろん、読者やユーザーの業界に関する疑問や質問、社内の若手が「もっと知りたい」と思うトピックスについて解説します。毎週木曜(年末年始やお盆休み、ゴールデンウイークは除く)の20時に公式ユーチューブチャンネルでお届けしています。

【プログラム】
スニーカー10問クイズ

【登壇者】 
村上要/「WWDJAPAN」編集長
KING-MASA/スニーカーコレクター
クイズ挑戦者2名