【GEARシリーズ】パフォーマンスドットユニフォーム

【GEARシリーズ】 幾何学調のドット柄デザインが特徴。吸汗速乾、抗菌防臭、再帰反射ピスネームと拘りのあるデザインもポイント。 素材:ポリエステル 100%  サイズ:S,M,L,XL,XXL カラー:BLACK
着丈裄丈身幅袖口幅
S: 68cm 40cm 47cm 17cm
M: 69cm 41cm 50cm 17.5cm
L: 71cm 42cm 53cm 18cm
XL: 73cm 43cm 56cm 18.5cm
XXL: 74cm 44cm 59cm 19cm

 (約/cm)

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【GEARシリーズ】パフォーマンスナンバリングユニフォーム

【GEARシリーズ】 吸汗速乾性のある生地を使用した、エンボス加工でブロック柄を表現。 抗菌防臭、再帰反射ピスネームと拘りのあるデザインもポイント。ユニフォームをベースにしたデザインが特徴。 素材:ポリエステル 100%  サイズ:S,M,L,XL,XXL カラー:BLACK
着丈裄丈身幅袖口幅
S: 68cm 40cm 47cm 17cm
M: 69cm 41cm 50cm 17.5cm
L: 71cm 42cm 53cm 18cm
XL: 73cm 43cm 56cm 18.5cm
XXL: 74cm 44cm 59cm 19cm

 (約/cm)

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[ブックレビュー]仕事の仕方をガラっと変える驚異の働き方–「すべての仕事を3分で終わらせる」

数時間、数日、数カ月、あるいは数年までかかる仕事も、すべては細かい仕事の積み重ねからできている。多数の大きなプロジェクトを手がけるうちに、著者が編み出してきた仕事のやり方と考え方を簡潔に伝えてくれる1冊。

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DMM、フルカラー化したPC向け「プリンセスメーカー2リファイン」を配信

DMM.comは、米子ガイナックスが開発、韓国のCFKがパブリッシングするPC向け育成シミュレーションゲーム「プリンセスメーカー2リファイン」のWindows版を、3月16日から配信。1993年に発売された少女育成シミュレーション「プリンセスメーカー2」をベースに、グラフィックを全てフルカラー高解像度化されている。

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名刺管理「Sansan」が5つの新機能–人脈は自ら探す時代から“AIのレコメンド”へ

Sansanは3月16日、同社が開催しているイベント「Sansan Innovaton Project 働き方2020」において、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」に関する新機能として、「メッセージ」、「一括取り込み/即時データ化」、「Sansan Customer Intelligence」、「スマートレコメンデーション」、「Sansan Labs」の5つを発表。出会いの価値を最大化し、働き方の革新を目指すプラットフォームについて説明した。

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情シス子会社としての存在感とデジタル技術での社会貢献を両立させていく10年に | IT Leaders

2017年、創業20周年を迎えたNTTコムウェア。NTT東西やNTTコミュニケーションズ、NTTドコモなどと同様、NTTの100%子会社となる。NTTグループの「情シス子会社」として知られる同社だが、一方で高い技術力を活用したプロダクトやソリューションにも定評がある。2017年6月に社長に就任した栗島聡氏に、国内最大級の規模を誇るNTTのシステムを預かる情シス子会社でありながら、デジタルトランスフォーメーションを担うSI会社としての一面も持つNTTコムウェアの取り組みを聞いた。

サプライヤー確保がマーケティングの課題!?

以前、「協力工場を開拓するために」という記事を書きました。その中で新規で仕事を受けてもらうためには指値が重要というお話をしましたが、それだけでは仕事受けてもらうのが難しなくなってきている様です。

新しいサプライヤーに仕事を受けてもらうのが難しい時代

現在、既存顧客の仕事で目一杯になり、新規で問い合わせを頂いても断っているという会社も多いようです。先日、商社の営業の方にお話を聞いたのですが、「今まで付き合いのない会社にいきなり図面を送っても、見積もりをしてくれる会社は中々ない」と仰っていました。受け手の企業側としても「今は、既存顧客の依頼なら多少の無理も聞けるけど、新規顧客が案件持ってきても対応はできない」という会社も多いようです。関係性がしっかり構築されていないと、見積もりすらしてもらえないというケースが増えてきています。

サプライヤー確保にマーケティング

需要過多に加え、中小製造業の廃業による業者数の減少により、供給が不足しています。人気のあるサプライヤーは、常に仕事が満杯で、なかなか仕事を受けてもらうことができない状態です。当然、サプライヤーをしっかり確保しないことには、製品製造に支障が出てしまいます。現に最近の半導体業界の好景気により、部品供給が半導体に流れ、他業界の機械に使用する予定の部材が不足し、生産が遅れるという事態も出てきています。安定供給するために、サプライヤー確保に本腰を入れている会社が増えてきています。「マーケティング」というと売るための手法になりがちですが、需要過多の現状では、いかに効果的に供給ラインを確保できるかが課題になると思います。

そのサプライヤーを確保するために考えるポイントは大きく分けて二つだと考えています。

  • 既存サプライヤーの把握
  • 新規サプライヤーの開拓

まずは既存のサプライヤーはどのような会社があるのかをしっかり把握し、頼めるものは既存のサプライヤーに頼むことが第一かと思います。その上で足りないものを新規で探すという流れです。

既存のサプライヤーの把握

すでに行っている会社も多くあるとは思いますが、各個人が持っている情報を共有、見える化することが必要です。営業担当や部署ごとに外注情報を持っているため、全体での情報共有が出来ていない、ということをよく聞きます。「持っていたサプライヤー情報を、頭に入れたまま退職していった」みたいなことが起こっている可能性があります。サプライヤー側でも、「発注先の担当が辞めてしまったと同時に仕事が来なくなった」という話を聞くのはこのせいかと思います。これではせっかく関係が出来ていたサプライヤーをあっさり手放している危険性があります。まずは各サプライヤーの情報をリスト化し、共有できるようにすることが重要です。リストを作る目的は、情報共有だけでなく、どのサプライヤーを今後大事にすべきかを選定したり、先々訪れるであろうリスクを回避することにも役立ちます。また、定期的な情報収集、更新をすることで、新しい設備導入による対応領域の拡大や、稼働余力を見つけることができるようになります。情報整理する内容は以下のようなものが考えられます。

  • 業界(自動車、電機、通信機等)
  • 対応加工領域
  • 得意加工
  • 対応ロット数
  • 加工精度
  • 対応材質
  • 保有設備 (新規導入などの定期的なチェックが必要)
  • コストについて
  • 納期対応(今までの実績や納期対応の姿勢について)
  • 品質体制(今までの実績)
  • 後継者の有無(長期的なお付き合いができる会社かどうか?)
  • 加工相談(改善の提案などを積極的に行ってくれる会社か?)
  • 担当者情報
  • 発注担当
  • 今までの発注実績
  • 現状の稼働状況について

新規サプライヤーを開拓するために

上記の既存企業の情報から、新規企業に求めるものがどういう会社かを策定します。そして、アプローチの際に重要なことは、仕事を受けてもらうためには、出来る限りの状況を先方に伝えることです。「そもそも今まで頼んでいる会社があるだろうに新規で探すのはなぜか?」という疑問があるからです。そのため「この図面、この値段、この納期で出来る?」というようなアプローチだけでは、何社にも聞いて回ってるような印象があり、対応して頂くことが難しくなってきています。忙しいサプライヤーは「出来なくはないけど、よくわからない会社からいきなり来られても、そこまで積極的に受けようとは思わない」と考えています。

ちなみに、一番心象が良いと思った手法は直接訪問することです。本当に頼みたいと思っている会社でなければ訪問しないためです。その上で「なぜ新規で探しているか?」「特に何を求めているのか?」「今後の計画について」など状況を説明し、なぜその会社に頼みたいかまで説明することができれば、検討してくれる可能性は高まります。今ある図面だけでなく、サプライヤーを大事にする会社なのか、長期的にお付き合いができそうな会社なのかどうかを、先方は見ています。

まとめ

仕事を受けてもらうのにそこまでする必要あるの?と思う方もいるかも知れませんが、長く良い関係を作れる会社でないと「おたくの仕事はもう受けません」と言われることが無いとも言い切れません。仕事を受けてもらいたいと思うようなサプライヤーは、自社の稼働にも限りがあるため、仕事を選ばざるを得ない状況だからです。

弊社でもうまくつなぎ合わせができるようお手伝いしていますので、お気軽にご相談ください。

「協力工場探しはモノマド」

 

【ユニセックス】ビッグシルエット L/S TEE

両サイドがスリット仕様の、ビッグシルエットロンT。ミラノロゴがインパクト大。 ビッグシルエットなのでメンズ、レディースも対応できるユニセックスアイテムです。 素材:コットン 100% サイズ:FREE カラー:BLACK,WHITE
着丈袖丈身幅袖口幅
FREE: 85cm 62cm 53cm 11cm

 (約/cm)

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(レディース) フーディーワンピース

刺繍ロゴの中がカモ柄になっているデザインがポイント。 サイド切替部分にポケットが付いているため収納部分も充実。 フード部分にロゴも入っている為、バックスタイルのアクセントになっています。 素材:コットン 59% ポリエステル 49% サイズ:FREE カラー:BLACK,NAVY,HEATHER GRAY
着丈裄丈身幅袖口幅
FREE: 84cm 79cm 49cm 9.5cm

 (約/cm)

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アップル、画面の下にカメラやセンサを隠す公開特許–「ノッチ」廃止が目的

iPhone Xの画面上部には、インカメラや各種センサが組み込まれているため、画像表示エリアとして使えない「ノッチ」が生じてしまっている。当のアップルもノッチを邪魔な存在だと考えているらしく、画面下にセンサなどを入れてしまう技術を考案。この技術を米国特許商標庁へ出願したところ、「ELECTRONIC DEVICES HAVING DISPLAYS WITH OPENINGS」として公開された。

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三菱UFJニコス、スマホアプリに「MT LINK」採用–他社カード利用分なども確認可能

マネーツリーは、同社の金融インフラサービス「MT LINK」が、三菱UFJニコスのスマートフォンアプリに採用されたと発表した。MT LINKにより、自社のカード利用状況だけでなく、新たに約1500の金融機関サービスの利用明細、他社クレジットカードの利用状況が把握できる。

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KDDI、アジア地域11拠点を結ぶ光海底ケーブル「SJC2」の建設保守協定を締結

KDDIは3月15日、アジア地域11拠点を接続する光海底ケーブル「Southeast Asia-Japan 2 Cable」(SJC2)について、China Mobile International(中国)、Chunghwa Telecom(台湾)、Chuan Wei(カンボジア)、Facebook(米国)、SK Broadband(韓国)、Singtel(シンガポール)、VNPT(ベトナム)と共同で建設することに合意し、建設保守協定を締結したと発表した。

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KDDIら、世界初の4G LTEで自律飛行する複数ドローンを活用した広域警備に成功

KDDIは3月15日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、テラドローン、セコムと、世界で初めて、第4世代の高速通信規格(4G LTE)のモバイル通信ネットワークを活用した自律飛行する複数のドローンの警備実証実験を実施し、広域施設における遠隔巡回警備に成功したと発表した。

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CTC、コンカーの経費管理サービスをSansan名刺管理と連携、経費の正当性を判断 | IT Leaders

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年3月14日、コンカーのクラウド経費管理サービス「Concur Expense」と、Sansanの法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を連携させた、「Sansan Business Card連携サービス」を発表、同日提供を開始した。経費と名刺情報の自動連携によって、経費管理のガバナンスを強化する。販売目標は、今後3年間で30社。

スペースマーケットが民泊事業を本格スタート–地域パートナー連携で地方送客へ

スペースの時間貸しサービスを提供するスペースマーケットは、民泊事業を本格的に開始したと発表した。「スペースマーケット STAY」として、民泊施設の登録受付を開始するほか、全国の地域パートナーと連携し、民泊を運営するホストをサポートする。

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名刺交換シーンのアナログとデジタルの架け橋に–「Eight」新機能の狙い

Sansanは、個人向け名刺アプリ「Eight」について、複数枚撮影や即時データ化などに対応した新機能「クイックスキャン」を実装。Sansan取締役 Eight事業部長の塩見賢治氏に、その狙いを聞いた。Eightが進出しているインドで多く見られた「名刺を撮影してそのまま返す」という光景も開発のきっかけだったと振り返る。

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楽天子会社、民泊向けサービス「あんしんステイIoT」–運用コスト減らすIoT導入とは

楽天コミュニケーションズは、民泊運営支援サービス「あんしんステイIoT」を導入した民泊施設の見学会を実施した。IoT提供機器を披露したほか、民泊運営で重要視される個人情報取り扱い時における高度なセキュリティシステムなどを紹介した。

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Microsoft、CPU脆弱性対策のパッチ提供を拡大(Computerworldニュース)

 米Microsoftは現地時間2018年3月13日、CPU脆弱性「Meltdown」「Spectre」に対処するパッチに関して、これまでの策を2つの点で強化したことを発表した。1つは、32ビット版のWindows 7とWindows 8.1用のパッチをリリースしたこと。もう1つは、同社サイトで公開しているIntel製マイクロコードアップデートの対象プロセッサを拡大し、「Skylake」「Kaby Lake」「Coffee Lake」に対応したことだ。MeltdownとSpectreに対処するためには、OSとプロセッサの両方に関して更新プログラムを適用する必要がある。
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AIが作ったコンテンツの著作権はどうなる?–福井弁護士が解説する知財戦略

イベント「CNET Japan Live 2018 AI時代の新ビジネスコミュニケーション」では、弁護士で知的財産権問題に詳しい福井健策氏(骨董通り法律事務所 代表パートナー)が講演。「AI・ビッグデータの知的財産権」と題し、人ではなくAI自体が直接コンテンツを生成する時代とどう向き合っていくべきか、さまざまな視点で解説した。

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リファラル採用の大きなマイナス面とは(後)(リファラル採用の大きなマイナス面とは)

 業種、年齢、職級など、関係する可変要素を調整したところ、白人男性に比べて、白人女性は、現在の職に就くにあたって紹介を受けている割合が12%低いという結果になった。これはまだ序の口だ。リファラル採用の結果、非同性愛者の白人男性ばかりに社員が同質化していくのではないかという懸念は、今回の調査結果からすると妥当だ。
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多目的センサーで施設の人とモノを可視化、日立Solが米EnlightedのIoTシステムを販売 | IT Leaders

日立ソリューションズは2018年3月14日、天井や机の下などに設置したセンサーやビーコンを使って、施設の利用状況を可視化したり、人の居場所や移動状況を可視化したりできる製品として、米Enlighted製品の取り扱いを開始すると発表した。2018年4月2日から販売する。価格(税別)は、広さ200坪で人員50人の場合、初期導入費が200万円から、サービス費が月額10万円から。

Azureログ分析ソフトの強化でAzure ADログを分析可能に、インフォサイエンス | IT Leaders

インフォサイエンスは2018年3月14日、情報システムの稼働ログを収集して分析できる汎用ログ分析ソフト「Logstorage」のオプションでAzureのログデータを分析するソフトの新版「Logstorage Azure 連携パック ver 2.0.0」」を発表した。新たに、Azure Active Directory(AD)とAzure Network Watcher監査ログを分析できるようにした。2018年3月30日に提供開始する。価格(税別)は30万円で、別途Logstorageのライセンスが必要。

車両の位置情報を分析・可視化するサービス、日立製作所がバス会社や道路会社に提供 | IT Leaders

日立製作所は2018年3月14日、バスの運行管理を行う交通事業者や、高速道路を運営・管理する道路事業者などに向けて、各事業者が持っているIoTデータを分析・可視化する「交通データ利活用サービス」を発表した。2018年4月2日から提供する。価格は個別見積もり。

私たちは革命の最中にいる–将棋AIでプロ棋士に勝ったエンジニアの語る未来

「将棋の世界ではシンギュラリティが起こった」――そう語るのは将棋ソフト「ponanza」の開発者であるHEROZの山本一成氏。2月27日に開催された「CNET Japan Live 2018」において、山本氏と、同社開発部 プロデューサーの大井恵介氏が“人工知能はどのようにして現役の将棋名人を超えたのか、そしてこれからどうなるのか?~HEROZ Kishin AIの活用最前線~”と題した講演を行った。

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「設計」の役割とフロントローディング

ものづくりドットコムの熊坂です。このところ一気に暖かくなり、お花見の話題も出てくるころですね。

早いもので、ものづくりドットコムはもうすぐ公開丸6年になります。それに感謝する意味で、また製造業関係者相互の情報と意見を交換するために、毎年この時期に交流会を開催してきました。前半は製造業向サービス提供者による13分ずつのプレゼン8件で最新情勢をインプットし、その後参加者と講師を交えての懇親会となります。

会場は昨年と同じ北とぴあカナリアホール@王子、4月19日(水)18:15開始です。もちろん私も会場にいますし、ものづくり経革広場主宰の徳山さんも来場予定ですから、生の執筆陣とお話したい方は是非ご参加ください。

https://www.monodukuri.com/information/detail/137

さてものづくりキーワードを毎回ひとつずつ紹介しており、今回は「設計」を取り上げます。

設計の役割

ものづくりのおおまかなプロセスフローを下の図1に示します。お客様(市場)の要望に始まり、最終的に要望に沿った製品をお客様(市場)に届ける一連の流れです。図中で実践はものの流れ、点線は情報の流れを示しています。

  図1.ものづくりプロセスフロー図

最終製品メーカーは基本的にこれらすべての工程要素を多かれ少なかれ持っていますが、いわゆる下請け企業は、左上の企画から設計までを発注企業が実施し、真ん中と右側の「作る」部分だけを担当している場合があります。もちろんものづくりにおいて「作る」ことは不可欠かつ本質的なプロセスですが、頭脳労働に価値がシフトしつつある昨今では、下請け企業でも企画、研究、開発、設計といった上流プロセスに少しずつ対応していくことが、企業の存在価値を高めるうえで重要だと考えます。

さて「研究」「開発」「設計」はニュアンスの違いは分かるものの、明確に分離されないで使われることがあります。私なりに整理した比較表を下の表1に示します。研究は独創性が、設計は安定性が求められ、開発はその中間です。100%実現する研究テーマは革新的成果が期待できず、一方の設計は発売日程が決まっていますから「できませんでした」は基本的に許されません。

表1.研究/開発/設計の比較

悪魔のサイクルとフロントローディング

設計に当たっては、検討すべき項目をあらかじめWBS(Work Breakdown Structure)形式に整理し、もれのないように検討、作業を進め、図2のプロジェクトAのように製品リリース後は初期流動して、早々に次の製品に取り掛かりたいものです。ところが設計時の検討が不十分だと、できたと思った設計に不備があり、製品を販売して市場で使われて初めて不具合が見つかって、図2プロジェクトBのように対策に追われます。すると次の製品の設計が遅れ、もしくは十分な人と時間が掛けられず、結果的にまた検討不十分な設計で市場問題を起こす可能性が高くなります。これを悪魔のサイクルと呼び、リコール問題をイメージすれば分かりますが、市場問題の対策費用は設計時の検討費用より圧倒的に大きくなりますので、一旦このサイクルに入るとなかなか抜け出すことが難しくなります。

図2.悪魔のサイクル

プロジェクトAのように設計初期に負荷をかけて市場問題を防止することをフロントローディングと呼んで、日本語にすれば前に負荷をかけるという意味になり、これを実現するには次のような方策があると報告されています。[1][2]

(1)部門間の知識とルール共有/進捗の見える化

部門によって、人によって仕組みやルール、持っている知識や情報が違うと、受け渡しのたびに変換、翻訳が必要となり、効率が極めて低くなります。また企業間の合同プロジェクトでは、それらの違いが一層大きくなりがちです。大きな組織、プロジェクトほど、初めにこれらを統一しておくことが重要です。

(2)コンピュータ支援技術(CAD/CAE/3Dプリンタ)の活用

CADは製造業事業所の90%以上に普及しており、過去の設計資産活用、共用化に有効です。CAEについても広い分野で使われるようになり、実体試作の回数を減らす効果があります。そこへ3Dプリンタも併用して、試作における金型製作の期間、費用の低減が期待されています。

(3)分散型情報移転/オーバーラップ型問題解決

大きな組織では開発から設計、生産技術、製造技術へと工程間、組織間で直列的に情報移転する場合があります。(1)で見たような、部門間の認識/評価の違いがあると、手戻りが発生してしまいます。ひとつの工程が終わったら引き継ぐのではなく、作業中に前後の工程担当者が情報を共有し意見を出すことで、一見遅いように見えて、手戻り時間、損失を減らす効果があります。

(4)ロバスト設計の実施

設計開始前にFMEAで想定される不具合を想定し、未然防止の手を打っておいたり、ここでも何度か取り上げたタグチメソッドを設計プロセスに導入したりすることで、製造工程や市場での使用時の不具合を劇的に減らすことが可能で、これらはロバスト設計と呼ばれます。

どうでしょう、参考になりましたか?ものづくりドットコムでは、村上英樹さんが金型/部品加工分野の設計専門家です。不明の点や相談はQ&Aコーナーや問い合わせフォームで質問して、実践してください。

 

【参考文献】

[1] 藤本隆宏,「生産マネジメント入門Ⅱ」,日本経済新聞出版社,P.190-223(2001)

[2] 延岡健太郎,「MOT技術経営入門」,日本経済新聞出版社,P.207-227(2006)