
月別: 2019年4月
大学との共同研究で気を付けたい”5つ”のこと
中小企業専門の弁理士の亀山です。4月になりました。新しい期の始まりです。新しい期に入ったことで、これから開発系の助成金の募集も始まると思います。開発系の助成金を取って、大学と共同研究して、その技術成果を利用して次のご商売につなげたい!と考えている方も多いと思います。
先日も、地元のものづくり企業の社長さん達に対し、共同開発契約書のレクチャー行いました。そこで改めて思ったことは、大学との共同研究が初めての方や、まだまだ経験の少ない中小企業の社長さんも多いということでした。大学との共同研究では何が起こるのでしょうか?
- 途中でもめてしまい、最終的には破談となったり・・・
- 成果が出たものの、当初の企業側の希望とは全く異なるものになってしまったり・・・
上手に進めていかないと、最終的に損をするのは、大学ではなく企業側となります。そこで今回は「大学との共同研究で気を付けたい”5つ”のこと」について述べたいと思います。
弊所でも共同研究の契約書のチェックや交渉(またはその立ち合い)を行う場合がありますが、知的財産の関係では、
- 研究成果の帰属
- 共同出願の取り扱い
- 秘密保持(成果物の発表含め)
が特に重要になります。
※実際には、他条項へ影響が及ぶ場合もあるため、全体的なチェックが必要になります。
1、研究成果の帰属
共同研究を通してできた知的財産(アイデア、技術等)は、
- 大学のもの?
- 企業のもの?
- 両社の共有物?
といった取り決めを行います。
この取り決めを、成果物ができた後に行う場合、成果物利用する側(つまり企業側)の交渉力が下がってしまいます。
※その理由は「ルパン三世と不二子ちゃん」の関係です。ピンとこない方は、弊社の過去のブログ記事「特許出願に関する誤解」 をご参照ください。
したがいまして、「こちら側に交渉力があるときに契約をまとめてしまう!」これが交渉のセオリーです。
大学との交渉の場合には、大学の研究費は企業負担となるため、「大学側が研究費が欲しいなぁと思う時」つまり、申し込み時に行うのがセオリーです。
2、共同出願の取り扱い
成果物に関する特許出願。成果物が大学との共有物の場合、大学との共同出願となるケースが多いのですが、出願に関する費用は企業持ち・・・となるケースが多いです。費用が企業持ちなら、出願の持ち分は企業単独がイーブンでは?という考えもありますがが・・・
ここは、
- 大学の協力なしには、成果物はできなかった
- 大学の名前を実績として使いたい!
等、別の理由もありますので、最終的には、事業戦略上のトレードオフとなります。
3、秘密保持(成果物の発表含め)
成果物の中には、
- (企業側として)ブラックボックスにしたく特許出願をしない!
というものもあります。一方、
- 大学としては成果を論文発表したい!
ここで利害が対立します。秘密保持(成果物の発表含め)という条項は、この利害調整の役割を果たします。要点としては、
- 発表前の事前承諾
- 発表内容の時期・内容・方法などの協議の機会の確保
となります。
4、他には?
気を付けたいポイントとして実は、もう2つあります。それは、
- 大学(組織として)のスタンスと
- 教授のスタンス
肝は
- 信頼関係が構築できる相手なのか?
前者は組織なので、ポリシーの確認でよいと思いますが、後者は個人。ポリシーとキャラクターが混在するため、そのジャッジが難しいところ・・・です。
5、まとめ「大学との共同研究で気を付けたいこと」
1、研究成果の分担
アイデアはだれのもの?
2、共同出願の取り扱い
費用負担は誰が? 権利保有は誰が? 両者のバランスは?
3、秘密保持(成果物の発表含め)
時期・内容・方法の協議の機会は事前にもらう。
4、大学のスタンス
信頼関係が構築できる相手なのか?ポリシーの面からジャッジ可能。
5、教授のスタンス
信頼関係が構築できる相手なのか?ポリシーとキャラクターの混在につき、ジャッジが難しいケースも有り。
何かのご参考になれば幸いです。
大学との共同研究で気を付けたい”5つ”のこと
中小企業専門の弁理士の亀山です。4月になりました。新しい期の始まりです。新しい期に入ったことで、これから開発系の助成金の募集も始まると思います。開発系の助成金を取って、大学と共同研究して、その技術成果を利用して次のご商売につなげたい!と考えている方も多いと思います。
先日も、地元のものづくり企業の社長さん達に対し、共同開発契約書のレクチャー行いました。そこで改めて思ったことは、大学との共同研究が初めての方や、まだまだ経験の少ない中小企業の社長さんも多いということでした。大学との共同研究では何が起こるのでしょうか?
- 途中でもめてしまい、最終的には破談となったり・・・
- 成果が出たものの、当初の企業側の希望とは全く異なるものになってしまったり・・・
上手に進めていかないと、最終的に損をするのは、大学ではなく企業側となります。そこで今回は「大学との共同研究で気を付けたい”5つ”のこと」について述べたいと思います。
弊所でも共同研究の契約書のチェックや交渉(またはその立ち合い)を行う場合がありますが、知的財産の関係では、
- 研究成果の帰属
- 共同出願の取り扱い
- 秘密保持(成果物の発表含め)
が特に重要になります。
※実際には、他条項へ影響が及ぶ場合もあるため、全体的なチェックが必要になります。
1、研究成果の帰属
共同研究を通してできた知的財産(アイデア、技術等)は、
- 大学のもの?
- 企業のもの?
- 両社の共有物?
といった取り決めを行います。
この取り決めを、成果物ができた後に行う場合、成果物利用する側(つまり企業側)の交渉力が下がってしまいます。
※その理由は「ルパン三世と不二子ちゃん」の関係です。ピンとこない方は、弊社の過去のブログ記事「特許出願に関する誤解」 をご参照ください。
したがいまして、「こちら側に交渉力があるときに契約をまとめてしまう!」これが交渉のセオリーです。
大学との交渉の場合には、大学の研究費は企業負担となるため、「大学側が研究費が欲しいなぁと思う時」つまり、申し込み時に行うのがセオリーです。
2、共同出願の取り扱い
成果物に関する特許出願。成果物が大学との共有物の場合、大学との共同出願となるケースが多いのですが、出願に関する費用は企業持ち・・・となるケースが多いです。費用が企業持ちなら、出願の持ち分は企業単独がイーブンでは?という考えもありますがが・・・
ここは、
- 大学の協力なしには、成果物はできなかった
- 大学の名前を実績として使いたい!
等、別の理由もありますので、最終的には、事業戦略上のトレードオフとなります。
3、秘密保持(成果物の発表含め)
成果物の中には、
- (企業側として)ブラックボックスにしたく特許出願をしない!
というものもあります。一方、
- 大学としては成果を論文発表したい!
ここで利害が対立します。秘密保持(成果物の発表含め)という条項は、この利害調整の役割を果たします。要点としては、
- 発表前の事前承諾
- 発表内容の時期・内容・方法などの協議の機会の確保
となります。
4、他には?
気を付けたいポイントとして実は、もう2つあります。それは、
- 大学(組織として)のスタンスと
- 教授のスタンス
肝は
- 信頼関係が構築できる相手なのか?
前者は組織なので、ポリシーの確認でよいと思いますが、後者は個人。ポリシーとキャラクターが混在するため、そのジャッジが難しいところ・・・です。
5、まとめ「大学との共同研究で気を付けたいこと」
1、研究成果の分担
アイデアはだれのもの?
2、共同出願の取り扱い
費用負担は誰が? 権利保有は誰が? 両者のバランスは?
3、秘密保持(成果物の発表含め)
時期・内容・方法の協議の機会は事前にもらう。
4、大学のスタンス
信頼関係が構築できる相手なのか?ポリシーの面からジャッジ可能。
5、教授のスタンス
信頼関係が構築できる相手なのか?ポリシーとキャラクターの混在につき、ジャッジが難しいケースも有り。
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着丈 | アームホール | 身幅 | |
---|---|---|---|
S: | 71cm | 26cm | 47cm |
M: | 72cm | 27cm | 50cm |
L: | 74cm | 28cm | 53cm |
XL: | 76cm | 29cm | 56cm |
XXL: | 77cm | 30cm | 59cm |
(約/cm)
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N.T.N JET CAP
内周 | 高さ | ツバ長さ | |
---|---|---|---|
FREE: | 約57〜cm | 約10cm | 約7cm |
(約/cm)
N.T.N MESH CAP
内周 | 高さ | ツバ長さ | |
---|---|---|---|
FREE: | 約50〜62cm | 約11cm | 約7.5cm |
(約/cm)
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「令和」グッズ最速で製作、2,500個も受注した株式会社キャステムってどんな会社?
こんにちは、テクノポートの渡部です。
先日4月1日に発表された新元号「令和」。発表に合わせて様々なところで新元号に関するグッズが発表されました。中でも発表から2分27秒で「令和」の文字が刻印されたぐい飲みを発売し、発売から30秒で最初の注文が入ったのを皮切りに、予定していた50個はわずか5分で完売、夕方には予定をはるかに超える2,500個以上の注文を受けた会社があります。テレビでもニュースになって報道されていたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
それは、株式会社キャステム。一体どんな会社なのでしょうか?
キャステムの会社概要
従業員数250名以上、グループ企業全体の従業員数は約1,500人。
製菓会社として創業し、工場の隅で鋳物づくりの技術を完成させ、他社には真似できないハイレベルなロストワックス精密鋳造技術を確立した、広島県福山市に本社を構える会社です。
株式会社キャステムのここがスゴイ!
1、ロストワックスの技術がスゴイ!
株式会社キャステムホームページより引用
引用元:http://www.castem.co.jp/technology/lostwax_product.html
これまで切削加工によってしかなしえなかった高精度のネジやギヤまで製造可能で、業界他社の追随を許さないハイレベルな品質を示しています。
2、会社の成長がスゴイ!
ホームページの会社概要を見ると
- 2010年度 30億円
- 2011年度 44億円
- 2012年度 45億円
- 2013年度 45億円
- 2014年度 50億円
- 2015年度 52億円
- 2016年度 54億円
- 2017年度 60億円
と2010年に30億円だった売上が、2017年には60億円の2倍にまで成長しています。倒産、廃業が続く鋳造業界の動向などどこ吹く風といった感じで、高度経済成長期並みの右肩上がりの成長を遂げています。
3、事業内容の範囲がスゴイ!
中心となる製造業としてのロストワックス、メタルインジェクションの他、CTスキャンや3Dプリント、試作品製作などの相談や依頼が可能なものづくりスペース「京都LiQビル」、「金属」をテーマにしたカフェで、個人のオーダーメイドサービスも受け付ける「IRONCAFe」のカフェ運営事業(2019年秋にサービスをリニューアルして「META MATE(メタマテ)」の名称で日本橋へ移転)、セールスプロモーション、各種販促イベントの企画、立案に加え、先日発表のあった農業事業への参入もあり、およそ製造業とは思えない事業範囲をカバーしています。
4、新しい取り組みがスゴイ!
先日の新元号に関するグッズを始め、ミニチュア工具セット、等身大のロビンマスク、元ボクシング世界チャンピオンの本人の手を型取りして製作した手型などなど、自社の技術を使って様々な新商品の企画にチャレンジしています。
その他の製品に関してはこちらを参照
また先日「みんなのロケットパートナーズ(略称:みんロケ)」が発足された際には設立時パートナーの1社として名を連ねており、広島のリアル下町ロケットの会社となりそうです。
5、社長がスゴイ!
そんな株式会社キャステムをまとめているのが代表取締役社長が戸田拓夫氏。自分がやりたいことを思いっきりできる会社にしようと、ご自身の理念で会社を大躍進させた手腕の持ち主です。
また、キャステム代表取締役社長という顔の他に、折り紙ヒコーキ協会の会長でもある戸田社長は、折り紙ヒコーキの滞空時間「29.2秒」のギネス世界記録保持者で、関連する書籍は30冊も出されている紙ヒコーキ界の第一人者。紙ヒコーキを飛ばそうとネパールの地では銃を突き付けられた経験や、数年前に安倍首相と共に南米への海外遠征に挑んだ際には、各国の大統領に紙ヒコーキを渡すミッションを見事完遂したという逸話もあります。
TEDでも登壇をしているので是非一度ご覧ください。動画内にはギネス世界記録になった折り紙ヒコーキを飛ばすの動画もあります。
そんな戸田社長の生の声を聴くチャンス
いろいろとスゴイ経歴の会社と社長ですが、来月5月29日(水)にその戸田社長をスピーカーにお迎えてして第5回 TECHNO-PORT TALK NIGHTを開催します。
夢をビジネスに変える力 〜倒産、廃業が続く鋳物業界で成長を続ける勝ち残り戦略とは~
【セミナー概要】
開催日時:2019年5月29日(水)18:00 〜 20:30
<17:30〜受付 18:00〜講演 19:30〜懇親会>
場所:Garage Sumida(ガレージスミダ)
場所は第4回と同じGarage Sumida。浜野製作所様のご厚意にあずかり、場所を提供していただけることになりました。前回参加頂いた方も、今回は浜野社長と戸田社長の対談も聞けるかもしれません。下記詳細を是非ご確認ください。
詳細はこちらかこのサイトのサイドバナーなどにリンクがありますので是非チェックしてみてください。
また今回のセミナ―に関して多大な協力を頂きました、株式会社メタマテの長瀬様、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願いします。