お金がかかる商品名

中小企業専門の弁理士の亀山です。お陰様で開業して6年目になります。開業して約300社の中小企業様・個人事業主様のご相談を受けてまいりました。今回は、とあるお客様から受けた質問についてご紹介いたします。

最初の特許相談

とある中小企業が研磨技術を確立しました。この技術を用いた研磨装置によれば、今まで、手作業だった研磨の自動化が実現できます。結果、大量の研磨も夜中に行うことができます。これにより、研磨のコストダウンも可能となります。

このような研磨装置はきっと売れるだろう!

ということで、特許の相談にきました。特許については、調査をした結果、特許の可能性もあったので、特許を出願し、ひと段落となりました。

研磨装置の販促物制作

お客様:HP掲載用の研磨装置のデザインができたのですが、ここに特許出願中と表示してもいいですか?

かめやま:まだ特許取得していないので、特許を取得したような表現はだめですが、特許出願中のような書き方であれば大丈夫ですよ。

お客様:わっかりました!

その後、どうも嫌な予感がしたので、特許出願中の表示を確認したいので、修正カタログをみせてもらえませんか?とお願いしておきました。

修正デザインを見て驚く

修正デザインを見て驚いたのは、「特許出願中」のほうではなく、商品名。商品名は、てっきり「研磨装置」と思っていたのですが、今回の商品名は、「晴れ晴れ研磨君」。この名前は、商標登録が可能な名前。そうだとすると、先に誰かが商標権を持っている可能性もある。ということで、「晴れ晴れ研磨君」についての商標調査と商標登録について検討するようお願いをしました。

商標登録?お金がかかる

お客様:商標登録?新しい加工装置のたびに商標登録をしていたら、おカネばっかりかかってしまいますよ。

かめやま:そうであれば、商標登録できない名前にしてはどうですか?

お客様:どういうことですか?

かめやま:誰もが商標登録できい名前、つまり、普通名称や記述的商標のような名前にしてみてはどうですか?

お客様:普通名称って何です?

かめやま:例えば、商品「りんご」であれば、商品名「りんご」です。

お客様:あ、なるほど。商品そのままの名前ですね。

かめやま:そうです。

お客様:では、記述的商標は何です?

かめやま:例えば、商品「りんご」であれば、商品名「赤いりんご」や「おいしいリンゴ」です。

お客様:あ~なるほど。あまり特徴がなさそうな名前ですね。雰囲気はわかりました。

かめやま:そうなんです。ありふれているような特徴がない名前は、商標としての機能が発揮されないので、商標登録出願しても、審査で撥ねられます。

お客様:今回の加工装置は、「晴れ晴れ研磨君」。あちゃー、特徴がありすぎますね。

かめやま:お金をケチるなら、「研磨装置」でよいと思いますよ。

お客様:今回の商品については、名前で惹かせる作戦を考えていないので、「研磨装置」にしたいと思います。

商標登録を考慮した商品名の決め方

普通の名前にするか?変わった名前にするか?今回のお客様の例で言えば、「研磨装置」にするか?「晴れ晴れ研磨君」にするか?です。

前者であれば、誰もが商標登録ができないので、自社で商標登録をしなくても、そのまま販売できます。後者であれば、商標登録ができる名前なので、早く出願したもの勝ち。自社が出さなかった場合、研磨装置「晴れ晴れ研磨君」がリリース後、別の誰かが「晴れ晴れ研磨君」という商標登録を受け、研磨装置を販売してしまう恐れもあります。「晴れ晴れ研磨君」の商標登録を他人に先を越されてしまうと、こちら側が商標権侵害者となってしまいます。
※先使用権という救済策もありますが周知性の要件が厳しいため、中小企業では、なかなか認められません。

商標権侵害者となってしまうと、権利者側へのお金の支払いの他、在庫の対応(商標が付されたパッケージの廃棄など)、カタログの再制作等、後々、お金が発生してしまいます。したがって、後発的に、商標権侵害者とならないよう、こちら側が、商標登録を先に済ませておく必要があります。

まとめ

  1. 普通名称や記述的商標のような特徴の名前は、誰もが商標登録できない
  2. 目立つ名前で売り出したいのであれば、誰もが商標登録ができてしまう。このため、商標登録を先に越されない様にすべく、こちら側が先に済ませる。
  3. 目立つ名前で売り出す必要性がないのであれば、誰もが商標登録ができない普通の名前にする。

何かの参考になれば幸いです。

NTTデータGSL、SAP S/4HANAへの移行を支援するSIサービスを体系化 | IT Leaders

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Live Searchは、三井不動産リアルティ九州に空室物件の撮影代行サービス「Live Search」の提供を開始したと発表した。賃貸物件の写真撮影業務と不動産賃貸仲介業者向けにダウンロードサービスへの物件写真を提供し、オーナー満足度や入居率の向上を狙う。
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製造業向け「伝わる文章の書き方講座(2/4)」

元エンジニア。工業系エンジニアライターの石川です。製造業に強いライターとして、社長挨拶の代筆から、技術紹介、助成金の申請書などなど、さまざまな文章を書いてきました。その経験を元に、製造業に特化した「伝わる文章の書き方」を全4回にわたってご紹介します。

第2回目は「今すぐ使える、文章を書くためのテクニック」です。前回、文章を書くための準備についてでは、事前にターゲットを絞ることや、伝えたい情報を整理しておく必要性を述べました。準備が済んだらいよいよ文章を書くわけですが、今回は書く前に知っておくといい、ちょっとしたテクニックをお伝えします。

1、不正解がない言葉に逃げず、踏み込んで表現せよ

製造業でありがちな表現に「新たな価値観を創造する」や「最先端の技術が拓く未来」のようなものがあります。カッコイイですし、何かすごそうな気がします。しかしこれらの言葉から何が分かりますか?

正直に言いましょう、何も分かりません。

必要なのは「何をどうするか」が分かることです。この場合ならば、新たな価値観や最先端の技術が生み出す未来はどういうものなのか。例えば「車の長距離運転は疲れるという常識を、自動運転システムで打ち破る」とか「まるでその場にいるように、クリアな音声が聞こえるWeb会議」など、どんな技術で何ができるのか、具体的な例も交えて実のある情報を伝えましょう。

このような言葉が出てくる原因は、情報の削りすぎです。第1回でお伝えした情報の整理が不十分で、伝えたい内容が明確になっていないため、何となく耳ざわりがよく何も間違っていない表現に落ち着いてしまうのです。例えばテレビのCMのように、とにかく短時間で社名を印象づけたいときには有効かもしれませんが、Webサイトやパンフレットなど伝えるための時間が十分にある場所では、実情に踏み込んだ言葉で伝えましょう。

2、少しだけ見栄を張れ

文章を書くときに言葉が思い浮かばない原因は、思いつく言葉の数の少なさです。文章を書くためには語彙力を伸ばせといわれがちですが、普通に生活し、普通に仕事をしている大人であれば、一般的な語句はすでに習得しているはずです。古風な時代小説を書こうとしているわけではありませんから、無理に知っている単語を増やす必要はありません。しかし、外に向けた文章を書くときは日常会話に比べ、たくさんの単語や言葉を使う必要があります。つまり文字としてアウトプットする習慣がついてしまえば、言葉はいくらでも思い浮かぶようになるのです。

とはいえ今から訓練し、習慣をつける時間はありません。そこでおすすめなのが、少しだけ見栄を張る方法です。例えば「鍛造用加熱炉」よりは「大きな鍛造用加熱炉」の方が伝わりますし「1,000tを超える鋼の塊を加熱する鍛造用加熱炉」と書いたほうが迫力が伝わります。どれくらいすごいのか、どれくらい売れているのか、少しだけ見栄を張るつもりで書いてみると、様子を表す言葉が思いつきやすくなります。

3、1回で伝えるテーマは少なくせよ

文章が書けない悩みの1つが「伝えたいことが上手くまとまらない」です。これは1つの文章にいくつもテーマを盛り込もうとするから起こります。例えば「昨日の出来事」で文章を書こうとすると悩みますが「昨日の夕食のメニューの内容と感想」であれば書きやすいと感じませんか?昨日の出来事と考えると、食べたものの話や人と会った話など様々なテーマが出てきて、頭の中がまとまらなくなってしまうからです。テーマが絞れていればいるほど、文章は書きやすくなります。第1回でもお伝えした通りまずはきちんと情報を整理し、テーマがいくつもある場合には、段落や章、ページを分けるなど、1つの文章の中に無理に押し込まないようにしましょう。慣れないうちは1つの文章には1つのテーマだと考えていいでしょう。

今回は文章を書くテクニックについてお伝えしましたが、こうしてみると第1回でお伝えした文章を書く準備がいかに大切かが分かりやすいのではないでしょうか。テクニックや型はあれど、文章は準備が9割。しっかりとターゲットを分析し、情報を整理しましょう。

次回は目的ごとの型についてお伝えします。

クラスキャット、文章テキストを自動で要約するソフトウェアを販売、約100言語で利用可能 | IT Leaders

クラスキャットは2020年1月14日、文章を自動で要約するソフトウェア「ClassCat Text Summarizer Multilingual Edition」を発表した。約100言語で利用できる。重要な文を抽出する仕組み。2020年2月3日から販売する。ソフトウェアはUbuntu上で動作し、各種パブリッククラウドサービスを介して提供する。
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クラスキャット、文章テキストを自動で要約するソフトウェアを販売、約100言語で利用可能 | IT Leaders

クラスキャットは2020年1月14日、文章を自動で要約するソフトウェア「ClassCat Text Summarizer Multilingual Edition」を発表した。約100言語で利用できる。重要な文を抽出する仕組み。2020年2月3日から販売する。ソフトウェアはUbuntu上で動作し、各種パブリッククラウドサービスを介して提供する。
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近畿大学がクラウド型PBXを導入、外出先でも内線電話が利用可能に | IT Leaders

近畿大学は2020年1月9日、業務効率化の取り組みの一環として、NTT西日本と日新電設の協力の下、内線機能をクラウド化した。クラウド型のPBXシステム「AQStage クラウドPBX」を導入し、2019年12月23日から東大阪キャンパスの事務部門で運用を開始した。

トレジャーデータなど3社、パーソナルデータの取得・利用・第三者提供における同意管理サービスで協業 | IT Leaders

トレジャーデータ(Arm Treasure Data)は2020年1月10日、マイデータ・インテリジェンス(MDI)およびScalarと協業し、MDIが提供する同意管理基盤(Consent Management Platform:CMP)をベースに、Arm Treasure Dataのカスタマーデータ基盤およびScalarの分散型台帳ソフトウェアを組み合わせた「同意管理サービス」を発表した。消費者が企業のWebサイト訪問やサービスを受ける際に明示する規約などに対する許諾を管理する。提供は、共同で2020年3月に開始する。

ソニー吉田社長が次のメガトレンド”モビリティ”に挑む理由–麻倉怜士が聞く

ソニーがクルマを作った。驚天動地の大ニュースであった。なぜソニーはクルマを作ったのか。その狙いは何か。また「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というソニーのPurpose(存在意義)はなぜ誕生したのか。代表執行役社長兼CEOの吉田憲一郎氏に直撃した。
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ソニー吉田社長が次のメガトレンド”モビリティ”に挑む理由–麻倉怜士が聞く

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自社開発のAI/IoTを武器に─カシオ計算機が挑む生産ラインの自動化 | IT Leaders

熾烈な競争にさらされる日本の製造業にとって、IoTやAIといったデジタル技術を駆使した生産の自動化やそれによる抜本的な生産性向上は、喫緊の課題だ。言わば”スマート工場”の実現だが、それは「言うは易し行うは難し」の典型でもある。ここに紹介するカシオ計算機は、システムの多くを内製して工場のスマート化を実現している。同社執行役員 生産本部長の矢澤篤志氏と、生産本部 生産技術部 技術戦略室 アドバイザリー・エンジニアの鈴木隆司氏に、その取り組みを聞いた。

サイボウズ、クラウド型の業務アプリ開発・実行環境「kintone」にIF関数を追加、表計算から移行しやすく | IT Leaders

サイボウズは2020年1月14日、クラウド型の業務アプリケーション開発・実行環境「kintone(キントーン)」を強化したと発表した。新たに「IF関数」を利用できるようにした。2020年1月12日から提供している。今後、2020年2月に「ROUND関数」(四捨五入)を提供する予定である。

ソニーのクルマ「VISION-S」の内部–センサー33個搭載、操作はタッチスクリーン

ソニーは、米ラスベガスで開催された「CES 2020」において、電気自動車のプロタイトである「VISION-S(ビジョン エス)」を公開した。ここでは、CES 2020のソニーブースのステージに展示されているVISION-Sの内部を見ることができた。その様子をレポートする。
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[ブックレビュー]英文メールの悩みを解決–「ビジネスEメール・チャットツールの英語表現」

英語でメールを書くとなると、そのフォーマットや締めの言葉はどうすればいいのか、ニュアンスがきちんと伝わる表現になっているのかなど、気になることがいろいろと出てくる。本書はそんな悩みに的確に応えてくれる、新しい英文メールの指南書だ。
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空き時間や余剰在庫のマーケットプレイスを運営するタイムバンク、総額39.5億円を調達

タイムバンクは1月8日、LINE Ventures、ジャフコ、インキュベイトファンドなどを引受先とした第三者割当増資により、総額39.5億円の資金調達を実施すると発表した。同社にとっては初の外部資金調達となり、一部の投資先グループとは事業面で協業する予定だという。
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空き時間や余剰在庫のマーケットプレイスを運営するタイムバンク、総額39.5億円を調達

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充電不要のウェアラブルトラッカー「MOTHER」–メディロムら2020年夏に販売へ

メディロムは1月9日、シリコンバレーのスタートアップ企業であるMATRIX INDUSTRIESと、世界初24時間365日のアクティビティトラッキングを可能とする生涯充電不要のウェアラブルトラッカー「MOTHER」の共同開発に成功したと発表した。2020年夏に、販売を開始する予定。
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56%の企業はRPAシナリオを業務部門が開発―ヒューマンリソシア調べ | IT Leaders

人材サービス事業を手がけるヒューマンリソシアは2020年1月9日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェアを利用している企業に対してアンケート調査を実施し、結果を報告した。シナリオ開発を担当する部署を聞いたところ、56%が利用部門と回答した。
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USJで「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」を期間限定開催

カプコンは1月9日、「ユニバーサル・クールジャパン 2020」(ステージ18)にて、「モンスターハンター」シリーズ作品史上初のVR世界を体験できる「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」を、3月20日から8月30日までの期間限定で開催すると発表した。利用料金は、大人・子供共通で税込2500円。
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DAL、EDI/EAIツールACMS Apexに新版1.4、Web APIのサーバー/クライアント機能を追加 | IT Leaders

データ・アプリケーション(DAL)は2020年1月10日、EDI(電子データ交換)ソフトウェア「ACMS Apex」の新版(バージョン1.4)を発表した。新版では、HTTPリクエストに返答するWeb APIサーバー機能を搭載したほか、SAP OData APIにHTTPリクエストを投げてデータを受け取れるようにした。同日提供を開始した。価格(税別)は、60万円から。

インフォサイエンス、ログ管理ソフト新版「Logstorage 8」、人事データなど外部マスターとログをひも付け可能に | IT Leaders

インフォサイエンスは2020年1月6日、情報システムの稼働ログを収集/格納/分析/レポート出力するソフトウェア「Logstorage」の新版(バージョン8.0.0)を発表した。新版では、ログ収集時に人事データや機器管理台帳など外部のマスターデータを関連付けられるようにした。

auカブコム証券、アカマイのリモートアクセスサービスと標的型攻撃対策サービスを導入 | IT Leaders

三菱UFJフィナンシャル・グループのインターネット専業の証券会社、auカブコム証券は、米Akamai Technologiesのセキュリティサービスを採用した。クラウド型リモートアクセス管理サービス「Enterprise Application Access(EAA)」と、DNSベースの標的型攻撃対策サービス「Enterprise Threat Protector(ETP)」である。アカマイ・テクノロジーズが2020年1月10日に発表した。

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Switch「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」が3月6日発売–15年越しにリメイク

ポケモンは、Nintendo Switchソフト「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」を、3月6日に発売すると発表。2005年11月17日にニンテンドーDSとゲームボーイアドバンス向けに発売された「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」が1つのソフトになった、リメイクタイトルとなっている。
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キラーコンテンツとなる顧客事例の作り方

テクノポートの徳山です。連載しているデジタルマーケティングに関する記事ですが、今回はリードナーチャリングの中でも効果的なコンテンツである「顧客事例」の作り方についてご紹介します。デジタルマーケティングに関する過去記事はこちら:製造業のためのデジタルマーケティング

顧客事例はBtoBマーケティングにおいて最強のコンテンツ

顧客事例とは、自社製品(サービス)を導入し一定の成果を挙げた顧客のストーリーをまとめた記事コンテンツです。顧客が抱えていた課題、導入の決め手、導入後の効果などをインタビューやアンケート用紙などで情報を取得し、記事としてまとめたものです。弊社Webサイトにも顧客事例を掲載していますので、こちらもご参照ください。
導入事例:https://techport.co.jp/case/

BtoBマーケティングのでは、購買単価が高く購買決定者が複数人となる場合が多いです。導入後の失敗に対するリスクが高いBtoBマーケティングにおいて、顧客事例は信頼性の高いコンテンツとしてリードをナーチャリングするのに最適と言われています。特に加工技術や請負技術のように、目に見えない商材を扱っている技術系企業にとって、見込顧客へ利用イメージを膨らますことができる顧客事例は貴重なコンテンツと言えます。

また、BtoC商材とは違い、ネット上での口コミ情報が極端に少ないので、見込顧客にとって第三者の情報に頼ることができません。新聞や雑誌などのメディアに掲載されている情報が有効と言われていますが、メディアに掲載されるのはハードルが高く、自社でコントロールすることもできません。よって、自社の努力次第で増産していけるコンテンツとして顧客事例は最強のコンテンツと言えるのです。

顧客事例作成の流れ

取材先企業の選定

まずはどの顧客を事例としてコンテンツ化していくかを決めます。頼みやすい顧客から事例化していくのも良いですが、下記のような基準に従い選定していくことでより効果的な顧客事例を作成することができます。

  • 著名な企業の事例と自分事化できる事例をまんべんなく
    顧客事例集に著名な企業が掲載されていると信用力を高めますが、そのような企業ばかりだと導入の心理的ハードルが上がってしまったり、そもそもお願いできそうな顧客が少なかったりといったデメリットも存在します。そこで、著名な企業ばかりではなく、導入前に抱えていた課題や悩みなど、共感できるエピソードを持った顧客も事例化することで、見込顧客の心を動かすコンテンツとなります。
  • 解決した課題と提供価値が合致している事例
    顧客が抱えていた課題と、自社で想定していた提供価値(強み)が合致している事例をコンテンツ化することで、事例顧客に近い課題を持った見込顧客からの問合せを獲得することができます。そのような顧客は自社の提供価値を魅力に感じていただける可能性が高いので、受注率が高まるというメリットもあります。
  • 業種や所在地域など、属性が偏らないようにする
    属性が偏っていると、獲得できる問合せの幅も狭くなってしまいます。幅広く色々な分野からの見込顧客から受注を獲得したい場合は、属性が偏らないように注意しましょう。

上述した選定基準により優先順位を付けることは大事ですが、事例は数は多ければ多いほど良いので、あまり絞りすぎないようにしましょう。掲載数が増えてきたら、業種別や課題別など、閲覧ユーザが見やすいようにカテゴリ分けするなど、ユーザビリティにも注意を払いましょう。

取材交渉

製造業という業種柄、取材を受けてもらえないケースが多いので、どのように交渉すれば引き受けていただけるかを中心に解説します。

  • ハードルを下げるためにあくまで「取材」という名目を使う
    取材を断られる人の中で「成功事例の取材」という言葉を使う場合がありますが、「成功」という言葉を使うと答える側のハードルが上がってしまうので、「活用状況の取材」など、軽めのニュアンスで依頼すると良いでしょう。
  • 取材を受けるメリット(特典や割引など)を付与する
    インタビューを受けることによるメリットを与えることで承諾率を高める方法です。既存顧客であれば付属品やメンテナンスの割引を行ったり、見込顧客であれば受注する段階で割引を条件に導入後に取材を受けていただくことを条件にすると良いでしょう。
  • 書面(事例依頼書)を用意する
    書面を用意すると承諾率が下がるのではないかと思われがちですが、担当者の方が上司へ内容を説明しやすくなり、承諾スピードが上がることがあります。また、依頼書内に先方から質問されそうな項目(事例の利用範囲や必要準備など)を明記しておくことで、無駄な質疑応答が減ると共に、後々のトラブル防止にも繋がります。
  • ロゴの掲載許可だけでもいただく
    最悪、取材NGになってしまったとしても、導入企業としてロゴだけでも掲載許可をもらいましょう。

取材(インタビューと写真撮影)

顧客事例を作成する担当者の多くが取材の経験がない方ばかりだと思います。そのような場合は事前準備が大切となります。

  • あらかじめヒアリングシートを用意しておく
    事例記事の構成とヒアリングする内容は想定の上、ヒアリングシートなども準備しておきましょう。弊社が作成した顧客事例取材マニュアル(ヒアリングシート付き)をダウンロードし参考にしてみてください。
  • 会話を録音できるようにしておく
    ヒアリングシートを準備したからといって、全ての内容を書き留めることは難しいと思いますので、取材時に顧客へ了承を得た上で会話を録音しましょう。スマホがあれば録音できます。
  • 写真はとにかく良いカメラでたくさんの枚数を撮る
    正直なところ、Webサイトに掲載する写真であればスマホで画質は十分ですが、顧客の気分を害する恐れがありますので、それなりに良いカメラを準備しましょう。写真の腕に自信がない方はとにかくたくさんの枚数を撮り、後で選定するよう心がけましょう。どのような写真を撮ればよいかに関しては、弊社の顧客事例取材マニュアルを参考にしてみてください。

顧客事例コンテンツ執筆

最後にインタビューした内容を記事として文章化して完了です。注意点は下記となります。

  • Webサイトに載せる場合と、メールマガジンで送る場合とでキャッチコピーは変える
    Webサイトに掲載する場合はSEO対策を意識してください。キャッチコピー内に検索キーワードを含めると良いでしょう。メールマガジンのキャッチコピー(タイトル)は開封率を高めることを意識します。具体的には下記記事内のメールマガジンの段落をご覧ください。
    参考記事:リードナーチャリングのためのコンテンツ制作
  • 中身の構成は王道に従えばOK
    記事の構成は「導入効果」→「導入前の課題」→「実際に使用した感想」→「まとめ」といった流れが分かりやすいと思います。基本的にはこの王道の流れで書けば問題ないと思います。
  • なるべく顧客が語った言葉をそのまま使う
    顧客が語った言葉そのままが他の顧客にも響く場合が多いです。変に脚色せずに顧客の言葉をそのまま文章にしましょう。変に脚色して「そこまで言っていない」と顧客に言われたら記事の書き直しが発生してしまう、というリスクもあります。

先方の確認を経て公開

必ず先方の確認を経てから公開します。事例依頼書を提出していれば良いですが、そうでない場合は利用用途を明確に伝えましょう。

顧客事例コンテンツの利用用途

せっかく作成した顧客事例なので、下記のような様々な用途で活用していきましょう。用途語の注意点とメリットは下記のとおりです。

Webサイトに掲載

Webサイトの顧客事例ページに掲載します。

注意点

キャッチコピー(タイトル)はSEO対策を意識しましょう。

メリット

SEO対策によりアクセス流入が増えます。特に同じ課題感を持った顧客や、似たような属性の顧客からの問合せが期待できます。

メールマガジンにて配布

メールマガジンのコンテンツの一つとして配信します。

注意点

キャッチコピー(タイトル)は開封率を高めることを意識しましょう。

メリット

保有しているリードのリードナーチャリングに活用できます。保有リードの課題感や属性が把握できている場合は、それに応じた顧客事例をコンテンツとして配信することでより効果は高まります。

パンフレットなど販促物に掲載

パンフレット、セールスシートなど、営業マンが持ち歩く販促物に掲載します。

注意点

Webのように不特定多数へ情報が拡散しにくいので、少し踏み込んだ内容を載せるのもありです。

メリット

クロージング時に最後のひと押しとなます。また、著名な企業の導入事例を強く推すことでその権威に頼ることができます。

セミナーなどで紹介

リードナーチャリングを目的としたセミナーなどで利用します。

注意点

セミナーで使用する場合、ハードルは高いですが動画で紹介できると高い効果が期待できます。

メリット

動画ならではの訴求力の高さと、動画を流すだけなのでプレゼンなどと違い、失敗がありません。

構成を変えて二次利用も積極的に

事例によっては、同じ顧客の事例でも解決した課題が複数ある場合などもあります。そういった場合は、見方を変えて違う切り口から事例を作り変えることでパターンを増やすのもありです。貴重なコンテンツなので、顧客に迷惑がかからないことを前提に、二次、三次利用を積極的に行いましょう。

リードナーチャリング以外のメリットも

リードナーチャリングを行うためのコンテンツの中でもハードルが高く、作成の手間もかかるため遠慮しがちな顧客事例だが、それはライバル企業も同じことです。むしろライバル企業と差をつけるためにも良いコンテンツとなることは間違いありません。

また、上述したメリット以外にも、営業マンのモチベーションアップや、新たな製品改良に繋がるなど、副次的な効果もあるので、会社全体で協力して積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

顧客事例作成マニュアルのダウンロードはこちら

リードナーチャリングの中でも効果的なコンテンツである「顧客事例」の作り方をまとめたマニュアルです。ヒアリングシートも付いていますので、印刷して客先へそのままお持ちいただける内容となっております(全7ページ)。

  1. 顧客事例記事の構成
  2. 写真撮影のポイント
  3. ヒアリングシート

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