
月別: 2020年6月
日本橋テーマのシール式シート切手発売 すごろくや絵地図風に老舗や名所紹介
シャープ株主総会、野村社長体制へ–大人気マスクは「当選倍率100倍以上」
シャープ株主総会、野村社長体制へ–大人気マスクは「当選倍率100倍以上」
楽天モバイル、無制限プラン「Rakuten UN-LIMIT」が100万回線を突破
HCIの高耐久モデル「Dell EMC VxRail Dシリーズ」、エッジ用途を想定し耐環境性を確保 | IT Leaders
ローソン、ロボットが商品の陳列業務を行う次世代型コンビニを9月に開設へ
ヤフー親会社のZホールディングスとLINEの経営統合、10月から遅れる見込み
都市型スマートビル&レジデンス「東京ポートシティ竹芝」が竣工
DNP、既存のネットワーク環境でP2P型のVPNが使える「DNPセキュア通信サービス」を開始 | IT Leaders
三井住友FG、ソフトウェアの修正案をAIが自動で推奨する技術を検証、修正案の98.7%は妥当 | IT Leaders
NEC、量子アニーリングの業務適用を支援するSIサービスを開始 | IT Leaders
ニューノーマル時代の開発者を支援–マイクロソフトが新技術群を披露
Reddit、トランプ氏支持のサブレディットなど多数停止–ヘイト対策でポリシー変更
YouTube、白人至上主義者のチャンネルを停止–ヘイトスピーチ規則違反で
センシンロボティクスが22億円を調達–ENEOSや伊藤忠などから
「Apple News」からThe New York Timesが撤退–読者と直接的な関係築けず
グーグル、メインの検索結果でも無料の商品リスティングを開始へ
SAPジャパン、ERPとAIの導入期間を短縮できる標準モデルを提供 | IT Leaders
OBC、奉行クラウドに業務システムのCSVデータを自動で取り込む機能を販売 | IT Leaders
在宅ワーク急増で見直された家の役割–旭化成ホームズが実態調査
Twitch、トランプ大統領のアカウントを一時停止–ヘイト煽る発言で
インド、「TikTok」など59本の中国製アプリを禁止
インド、「TikTok」など59本の中国製アプリを禁止
アマゾン、新型コロナ関連で米従業員に総額約540億円の臨時賞与
日本橋人形町、末廣神社で夏越の大祓 茅の輪くぐりと人型で半年間の厄災払う
「Yahoo!スコア」終了へ–「満足してもらえるサービスの提供に至らない」と判断
「Yahoo!スコア」終了へ–「満足してもらえるサービスの提供に至らない」と判断
紙中心のノンデスクワーカー業務を効率化する「カミナシ」が正式サービス
ERP新版「GRANDIT Ver.3.1」、データ連携APIを搭載、商品マスターなどの桁数も拡張 | IT Leaders
NTT Com、自然文で社内情報を検索できるサービス「COTOHA Search Assist」 | IT Leaders
NTT西日本とDNP、コロナ時代の教育プラットフォーム提供へ–電子教材や電子図書館
GAテクノロジーズ、中国の不動産テックBeikeとサービス連携–約20分で物件を3D撮影
不動産テックカオスマップ最新版発表–注目キーワード「オフィス」「シェアリング」のこれから
Airitech、プロセスマイニング「Celonis IBC」の導入支援・業務改善サービスを開始 | IT Leaders
ファッションテックで広がる「2.5次流通」の可能性–IICがオンラインセミナー開催
NEC、ベクトル型スパコン新機種「SX-Aurora TSUBASA B401-8」、水冷で実装密度を2倍に | IT Leaders
Medii、ANRIらから資金調達–がん患者向けオンライン完結型セカンドオピニオンサービスも
NASAがコロナ感染対策のペンダント開発、手が顔に近づくと警告–オープンソースに
Facebookが方針転換、政治家の投稿にもラベル表示へ
米政府、5Gで民間介入検討か–中国ファーウェイへの対抗策強化へ
スターバックスもSNSの広告ボイコットに参加–ユニリーバやコカ・コーラに続き
「iPhone 12」、電源アダプターも別売りの可能性–著名アナリスト
国内のCRMアプリケーション市場は2024年まで年平均5.3%で成長─IDC Japan | IT Leaders
日立、製造・物流のITサービス開発でマイクロソフトと協業、Azure IoT/MapsやHoloLensを活用 | IT Leaders
マイクロソフト、直営の実店舗を閉鎖へ
アマゾン、自動運転のスタートアップZooxを買収へ
リモート環境で信頼されるためのテキストコミュニケーションの「7つの極意」
「Pixel 4a」に期待したい5つのこと–価格からデザインまで
バンナム、音楽原作の新規IP「電音部」–「BanaDive AX」など最新技術を活用して展開
iPhone SE(第2世代)レビュー–魅力は価格とサイズ、上位モデルに迫るカメラ性能
ゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを活用したプログラミング学習教材–無料で利用可能
パナソニック、今だから取り入れたい確実&省エネの最新換気システム–ウイルス対策にも
部下がいるマネージャーの5人に1人はテレワークを続けたくない–カオナビが調査
新型コロナの「デマ」は若者ほど信じやすい傾向に–Twitterでの拡散に注意
[ブックレビュー]生きることをゲームに例えて心の助けに–「メンタル・クエスト」
アップルのバーチャルWWDCにはARメガネのヒントが隠されていた
「The Last of Us Part II」が発売3日間で世界実売400万本–SIEのPS4ソフトで最速
DiDi、15都市でサービスを一時停止–新型コロナで軌道修正、「黒字化して再開目指す」
DTRSがプロセスマイニングツールのmyInvenioを販売、アドバイザリサービスを強化 | IT Leaders
ゲームAIとxR技術で3DキャラがDJライブ–バンダイナムコ研究所「BanaDIVE AX」
NTTデータGSL、クラウド型CRM「SAP C/4HANA」を販売、導入支援サービスも提供 | IT Leaders
ダイナブック1号機「DynaBook J-3100 SS001」誕生から31年–特設サイト公開
東京都、「新型コロナ・テックパートナー企業」発表–PayPayやfavyなど5社
bitFlyer HD、株主総会アプリを実演–ブロックチェーン使った「なりすまし防止機能」搭載
グーグル、スマートディスプレイ「Nest Hub Max」でグループビデオ通話が利用可能に
オムロン、「紫外線光照射器ロボット」で消毒作業時の感染防止へ–世界10カ国で採用
「議事録作成」はどうすれば効率化できるのか?
KDDI、就業時間の2割を他部署で使える「社内副業制度」導入–1万人超の正社員対象
三井住友海上、代理店支援システムにAIロボットを搭載、顧客への適切な提案を可能に | IT Leaders
シャープ、8K放送の音声フォーマットに対応したサウンドバー–360度の立体音響を創出
キヤノンITS、現場作業を遠隔地から映像と音声で遠支援できるクラウドサービス、WebRTCを活用 | IT Leaders
アンドロイド「ERICA」、SF映画で主演に?
Googleアナリティクスよりも簡単、簡易的なアクセス解析ができるWordPressのプラグイン3選
こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページの運営をしていく中で、アクセス解析を行おうと思っても、Googleアナリティクスのタグを全ページに埋め込んだり、また、そこからとれるアクセスデータを解析したりと、中々ハードルの高いものです。しかし、Wordpressで制作をしたホームページであれば、プラグインを導入するだけで簡易的なアクセス解析ができるものがあります。本日はそんなプラグインを3つ紹介したいと思います。
WP SlimStat Analytics
ホームページを運営していく上で、アクセス解析をWordpressの管理画面上で見たいという方にお勧めです。
見られるデータ
PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)、ブラウザ、直帰率など、おおよそ必要と思われるデータは見ることができます。
- PV(ページビュー):どのページでもかまわないので、「表示された」回数。
- UU(ユニークユーザー):ホームページに訪問してきた人数。
- 直帰率:ホームページに1ページだけアクセスしてきて離脱したアクセスの割合。
メリット
アクセス解析に必要と思われるデータが、管理画面でほぼ見ることができ、アクセス解析という点だけでいえば非常に高機能なプラグインになっています。
デメリット
以前は日本語化されていないため、使いづらいという難点がありましたが、現状では日本語化もされていて特にありません。
WP Statistics
ややこしいデータ等は別として、とにかく自社のホームページにどれくらいのアクセスがあるのか把握したいと考えている人向けのプラグインです。
見られるデータ
PV、UU、ブラウザなど、WP SlimStat Analyticsに比べて、見られるデータは少ないですが、最低限必要と思われるデータは見ることができます。
メリット
視覚的にわかりやすく、管理画面上の解析画面だけでなく、投稿や固定ページ一覧にも「ヒット数」というものが追加され、普段からアクセス状況を把握できるようになります。
デメリット
詳細な直帰率などのデータは見ることができないので、あくまでどれくらいのアクセスがあるのかという情報ぐらいしか見られません。
Jet Pack
アクセス解析以外の設定もできる優れものですが、導入までのハードルが高く、「WordPress.com」経由でWordpressのホームページを作った方向けのプラグインだと考えた方が良いかもしれません。Wordpress.com経由でホームページを作ってないよという人はここはスルーしても良いかもしれません。
見られるデータ
PV(ぺージビュー)、リファラなど。キーワードは見れますが、SSL対応のためほとんど見れません。
- リファラ:ホームページにアクセスしてきたリンク元。
メリット
アクセス解析以外にも、画像サイズの最適化によるサイトの表示高速化、SNSとの連携、投稿における関連記事の表示機能など、アクセス解析以外の機能が充実しています。
デメリット
WordPress.comのアカウントが必要なので、Wordpress.com経由でホームページを作成していない方は導入までの道のりが少し長く感じるかもしれません。
【番外編】All in One SEO
WordPressの管理画面からアクセス解析ができるプラグインではありませんが、このプラグインを入れることで、googleアナリティクスでアクセス解析をするためのタグを簡単に埋め込むことができます。またSEO対策に重要な設定であるMETAタグの内容の書き換えができるなど、様々な設定をすることができます。
見られるデータ
PV、セッション、UU(ユニークユーザー)、ランディングページ、地域、リファラ、ブラウザなど、アクセスに関するほぼすべてのデータを見ることができます。(Googleアナリティクス経由)
メリット
何と言っても取得できる情報量の多さにあります。検索結果のSSL通信の影響でキーワードは取得できなくなってしまいましたが、それでもホームページを運営していく上で必要なアクセスデータは網羅できると言っていいと思います。
デメリット
googleのアカウントが必要になります。データを見るには管理画面ではなく、googleアナリティクス側で見ることになります。見られる情報がありすぎて、どれを見ていいかわからないということにもなりかねません。
アナリティクスの見方についてはこちら
まとめ
アクセス解析でさえ、プラグインを入れるだけで簡単に情報が取れるようになるのがWordpressでのホームページの運用の良いところです。弊社ではホームページの自社運営ができるテーマの開発も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
ボルボとWaymo、配車サービス向け自動運転EVの開発で提携
グーグルのARがさらに進化–スマホだけで深度マップを生成可能に
Facebook、古い記事を共有する前に通知を表示へ
コンタクトセンターの在宅勤務化を妨げる5つの課題を克服する
富士通FIP、クレジットカード/金融業界のデータ交換・伝送サービス「FIRST」を刷新 | IT Leaders
「Safari 14」、Face IDやTouch IDでウェブサイトにログイン可能に
「Googleフォト」が刷新、撮影場所ごとに写真を表示するマップビューなど
ERPベンダー5社が「社会的システム・デジタル化研究会」発足、電子インボイスの標準化などを提言 | IT Leaders
「iPhone」「iPad」「Mac」の連携でアップルのウォールドガーデンの壁はさらに高く
SAPがパートナー9社とのHRM/HCMエコシステムの構築で目指すもの | IT Leaders
バンナム、全員がAIだけのSNS「Under World」を公開–SNS疲れにAIが癒しのリプライ
グーグル、一部ニュースコンテンツの使用料を配信元に支払いへ
NTTとNEC、5G通信設備を共同開発へ–基地局の分野で巻き返し図る
PFU、検疫ネットワーク機器を強化、管理マネージャをクラウド化し、複数拠点を一元管理可能に | IT Leaders
PFU、検疫ネットワーク機器を強化、管理マネージャをクラウド化し、複数拠点を一元管理可能に | IT Leaders
タクシー配車「JapanTaxi」、車いす対応の車両を指定可能に
セブン−イレブン、全国でバーコード決済が利用できない状態に–宅急便なども対象
被写体を自動追尾するウェブカメラ「OBSBOT Tiny」–手のジェスチャーでズームも
CESA、「東京ゲームショウ2020 オンライン」の開催を決定–9月23日から5日間
NTTがNECに644億6682万円出資、光・無線技術を共同で研究開発 | IT Leaders
Facebookが将来について予想、議論する実験的アプリ「Forecast」発表
横浜銀行、営業応接記録の文章をAIが1次チェック、行員の負荷を5割削減 | IT Leaders
カタログギフトのハーモニック、オフコンIBM iのアプリケーション解析ソフト「X-Analysis」導入 | IT Leaders
カタログギフトのハーモニック、オフコンIBM iのアプリケーション解析ソフト「X-Analysis」導入 | IT Leaders
フリーランス翻訳家にインタビュー①「カナダ在住のM.H.さん」前編
テクノポートの稲垣です。今回はインタビュー企画として、カナダで病院関係のお勤めの傍らでフリーランス翻訳家として活躍するM.H.さんにインタビューを行いました。本企画の目的は、海外進出に欠かせないホームページを英語翻訳しようと考えている製造業事業者の方に有益な情報をお届けすることです。前編の今回は、
- 「日本語から英語への翻訳で難しいことは?」
- 「英語に訳しにくい日本語の文章は?」
- 「非ネイティブが翻訳の品質を判断する方法はあるか?」
- 「機械翻訳と翻訳家による翻訳の違いは?」
などの質問に対し、カナダ現地企業で働きつつプロの翻訳家として活躍する方の意見をお届けします!
M.H.さんについて
M.H.さんの経歴は?
学士は日本で工学部の機械工学科でとりました。その後、日本の外資系の医療機器メーカーに就職し、医療機器の営業をしました。3年半ほどその会社で勤めた後、カナダの大学院に留学して修士課程を血流工学というテーマでとりました。その後、カナダにある日本の医療機器メーカーに就職し、多くのカナダ人の方と働かせていただきました。1年ほどその会社で勤めた後、同じくカナダにあるトロント大学で生体工学を専攻し博士課程をとって、現在、現地で病院関係の仕事をしています。
カナダの大学院に留学した理由は?
理由は大きく2つあります。
1つ目は、学部時代に3カ月ほど研究室留学をしたカナダで修士課程をとってみたいと思ったからです。
2つ目は、奨学金がもらえるからです。理工系に限って言うと、カナダの大学は世界中の国から優秀な学生を集めるために、大学院生には返済不要の奨学金を提供していることが多いので、カナダの大学院に応募しました。あとは、学部時代の教授に知り合いの先生を紹介してもらったということも影響しています(笑)。
博士課程に進学した理由は?
研究者として働くうえで、修士号では不十分だと思ったからです。医療機器メーカーでお医者さんと共に働いていると、やっぱり修士課程卒の人よりも博士課程卒の人の方が対等に議論に参加できると感じました。
あとは、アメリカやカナダでは日本に比べて修士から博士に進学する人の割合が多いので、周りに研究者の方も多かったということも影響しています。
翻訳作業について
翻訳作業の流れは?
題名や、まとめが最初にある場合を除き、基本的には頭から一文ずつ順番に訳していきます。その際は、常に前後の文の内容を考えながら訳すように心掛けています。
注意することとしては、スタイルガイド(固有名詞の翻訳ルールなどを取りまとめたもの)があればそれを参照にしながら翻訳します。スタイルガイドには、「この単語にはこの訳をつけてください」というルールが記載されているので、それに従って訳すことが必要になります。特に、人の名前、製品名に関する間違いは細かくチェックするようにしています。
日本語から英語への翻訳で難しいことは?
日本語の文章には「~など(等)」が多くて訳しにくいことですね。
例えば日本語の文章だと、「医療機器など(等)」という表記がタイトルにも使われますが、英語でタイトルに「~など(等)」とつけることは少ないです。もし、英語の文章で「~など(等)」を使うなら、「これ」と「これ」というように具体的な対象を指定して書くのが普通です。なので、日本語の文章の「~など(等)。」を見ると、「など(等)。」って結局なんなの?って思ってしまいます(笑)。
英語に訳しにくい日本語の文章は?
曖昧で推測しないと読めない文章が訳しにくいです。
具体的には、文章の主語が抜けていたり、省略が多かったり、「~など(等)。」が多用されている文章です。あとは、文章中に使われている「それ」や「これ」などの代名詞が具体的に何を指しているのかが不明確な文章です。
逆に言えば、日本語の文章の翻訳を依頼する方は、これらのことに気を付けて日本語の文章を用意していただけると翻訳者も訳しやすいと思います。
HPの文章翻訳と技術的文章の翻訳の違いは?
大きな違いは2つあります。
1つ目は、翻訳に使われる語彙が違います。具体的には、HPの文章翻訳のターゲットは一般の消費者であることが多いため、難しい表現を使わない傾向があります。一方で、技術的文章のターゲットは技術者なので、専門用語が多く使われています。
2つ目は、文章の表現方法が違います。具体的には、HPの文章翻訳は意訳が多く使用され、分かりやすく印象に残りやすい文章表現を使用する傾向があります。一方で、技術的文章の翻訳は意訳が少なく、元の文章に忠実に翻訳するという違いがあります。
翻訳の品質について
誤訳やその他のミスを防ぐために行っていることは?
ミスを防ぐために行っていることは大きく2つあります。
1つ目は、固有名詞の間違いに注意することです。先ほども言ったように、人の名前、製品名を間違えて翻訳されている文章が多いです。人の名前や製品名は国によって呼び方が変わってくるからだと思います。なのでそれらのミスを防ぐために、私の場合はスタイルガイドがあればそれを参照にして翻訳しています。もし、スタイルガイドがなければインターネットで一つ一つの固有名詞を検索して、あっているかどうかを確かめるようにしています。
2つ目は、翻訳した文章を次の日にもう一度読み返すようにしています。急いで翻訳した文章を次の日にもう一度読んでみると、正しく翻訳されていない箇所に気づく、ということはよくあります。
非ネイティブが翻訳の品質を判断する方法はあるか?
大きく3つあると思います。
1つ目は、翻訳者とは別のチェッカーにチェックを依頼することです。これは日本語の文章でも同じだと思いますが、自分では気づかないような間違いを他の人に指摘してもらえる、という点で有効だと思います。
2つ目は、固有名詞が正しく使われているか確認することです。確認する方法は先ほども言ったように、一つ一つインターネットで調べる方法が良いと思います。例えば、会社のHPを見れば、正しい表記の製品名、社長の名前などが見つかると思います。
3つ目は、文章の抜けがないかチェックすることです。これは、日本語の原稿が翻訳されずに飛ばされる、というミスが起こることもあるからです。
適切な翻訳者の選び方は?
翻訳する文章に関する知識がある翻訳者に依頼するのが良いと思います。
専門的な言葉を理解できるか、企業から提示された内容を正しく理解できるか、といったことが分かりやすい翻訳につながるからです。例えば、翻訳とは別の話ですが、英語の長い文章を短く要約する際にも、内容が理解できていないと重要な部分が分からないので上手な要約ができないことと近いと思います。あとは、背景知識があれば原本に間違いがあるケースにも気づくことができるというメリットがあります。
翻訳された文章のチェックに関して言えば、日本語と英語の両言語に精通したチェッカーに依頼するのが良いと思います。なぜかと言うと、両言語理解していないと気づけないような間違いを見逃してしまうことがあるからです。
翻訳した文章をチェックするチェッカーは必要?
必要だと思います。先ほども言いましたが、自分では完璧な文章だと思っていても、他の人から見たら間違いを含んでいるということがあるからです。なので、チェッカーは翻訳者とは別の方に依頼すると良いと思います。
機械翻訳について
機械翻訳と翻訳家による翻訳の違いは?
最大の違いは文脈まで考慮して訳せるかどうかです。
機械翻訳は一文ずつ別の文章として翻訳するため、翻訳された文章には前後のつながりがありません。例えば、文章の主語がなかったり、次の文章で主語が初めて出てくるような文章を機械翻訳で翻訳すると分かると思います。なので、小説のように前後のつながりを考えて翻訳する必要がある場合、機械翻訳のみだと不十分だと思います。
ただ、近年機械翻訳の翻訳精度はすごく良くなっているので、一文ずつ内容が完結している文章を訳す場合には機械翻訳のみで良いかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?冒頭の4つの質問に対する答えをまとめると、
「日本語から英語への翻訳で難しいことは?」
→ 「~など(等)。」が指すものが不明確で訳しにくい
「英語に訳しにくい日本語の文章は?」
→ 曖昧で翻訳する際に意味を推測する必要がある文章
「非ネイティブが翻訳の品質を判断する方法はあるか?」
→ 1. 翻訳者とは別のチェッカーに依頼する、2. 固有名詞が正しく使われているかをチェックする、3. 文章の抜けがないかチェックする
「機械翻訳と翻訳家による翻訳の違いは?」
→ 文脈まで考慮して訳すことができるかどうか
となります。後編は、カナダから見た日本企業、日本人の英語、新型コロナウイルス(2020年5月27日インタビュー実施)というテーマを掘り下げていきます。具体的には、
- 「日本人労働者のポジティブなイメージは?」
- 「日本人労働者のネガティブなイメージは?」
- 「日本人が英語話者と正しく意思疎通をするためにすべきことは?」
- 「新型コロナウイルスが日常生活に与えている影響は?」
などの質問に答えて頂きました!後編を読んでいただたくことで、カナダ企業と日本企業の働き方に関する考え方の違い、非ネイティブがネイティブと効果的に意見交換する方法がお分かりいただけると思います。