
日: 2021年5月7日
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希望のデザインに近づくデザイナーへの要望の伝え方
こんにちは、テクノポートの渡部です。デザインを外注したはいいものの、思っていたデザインと違うという経験をしたことはありませんか?テキスト情報であれば正確に伝えることはできますが、デザインとなると、自分の頭の中のイメージを正確に伝えるのは難しいです。
そこで今回は希望のイメージをデザイナーと共有し、希望に近いデザインを提出してもらうための手法を紹介します。
そもそも何故思っていたのと違うということが起こるのか?
それはデザイナーへの伝え方が曖昧だったり、全体の中の1つの側面を伝えたいのに、その側面を伝えずに全体だけを伝えてしまうことで起きていることが多いです。
例えばですが、「犬のイメージ」と言われてどのような犬のイメージをしますか?発信した人にとっては「犬と言ったら柴犬のイメージだから伝わるはず」と思っていても、受け取る側からすれば、その犬はドーベルマンやチワワ、ゴールデンレトリバーと受け取る人の犬のイメージは様々です。
このようなイメージの相違を避けるために、デザイナーに伝える時はできるだけ具体的に伝える必要がありますので、伝え方について紹介します。
ターゲットやリニューアルの企画趣旨を伝え、できるだけお任せする
最初に覆すようなことをお伝えします。これは経験則ですが、デザインに関して配置を細かく指定するよりは、配置する素材を渡して、ある程度デザイナーにお任せするのをおすすめします。デザイナーの腕にもよりますが、デザインの知識がある人にお願いしたほうが、自分のイメージしているデザイン以上のデザインを提出してくれることが多く、結果的に満足のいく結果になる可能性が高いです。
それでもすべてをお任せする訳にはいかないので、以下の様な内容を伝えておき、できるだけお互いのイメージの相違が無いように擦り合わせをしておく必要があります。
参考サイトを「複数」提示する
自分が良いなと思ったデザインのサイトを参考サイトとしてデザイナーに伝えます。この参考サイトは製造業のWebサイトである必要はありません。ただ、1つだけでは、うまく伝わらない可能性があるので、必ず「複数」提示してください。デザイナーは複数提示された参考サイトの中から共通点を見つけてデザインに反映してくれます。
また、より具体的に伝えるには、そのサイトの良いなと思ったポイントを明文化して添えておくことです。例えば、
- 写真が大きく使われていて大胆
- 空白を広く取っていて余裕がある
- 写真の表示時に動きがあって、目を引く
という形です。動きに関しては、あらかじめ伝えておけば、最初に出てくるデザインの静止画の段階でも、動きに関しての説明があるはずです。
参考サイトについては下記でデザイン参考サイトをいくつか紹介しておりますので参考にして下さい。

イメージカラーは正確に伝える
デザインの重要な要素の一つであるイメージカラーですが、「青」とか「緑」といった大まかな色ではなく、できればカラーコードを使って正確に伝えておくと良いです。最近は写真を大きく使ってデザインするケースが増えてきているので、そこまで重要な要素ではないですが、濃い青と薄い青では与える印象が大きく違うので、指定した参考サイトの様な色あいにして欲しいといった要望でも構いませんので、具体的に伝える必要があります。
イメージカラーがの希望がない場合は、雰囲気のニュアンスだけでも伝えておくとずれが少ないです。あったかい雰囲気や誠実なイメージといった感じで構いません。希望の雰囲気を与えるカラーをデザイナーが選定してくれます。
【補足】腕のあるデザイナーの見極め方
そのデザイナーのWebサイトデザインの実績を見て、自分の希望するデザインに近い実績がある人を選ぶようにしてください。Webサイトのデザインはチラシやパンフレットのデザインと大きく違う点が多いので、その実績を参考にする様にして下さい。
修正の出し方
最後に修正の出し方ですが、これは既に元となるデザインがある状態なので、修正案はできるだけ具体的に指示を出すようにしてください。「テキストをもう少し大きく」といった指示ではなく、大きさのキャプチャー画像を用意するなどの指示出さないと修正の修正と、何度も往復することになります。
場合によってはデザイナーの知見に頼った方がいい場合もありますので、「ここのテキストが読みやすくなるような工夫をお願いします。」といった修正の出し方でも構いません。
まとめ
希望のデザインと違ったからと言って「思ってたのと違うから何とかして」と丸投げしても前に進みませんので、お互いイメージを共有しながら進めて頂けたらと思います。