動画をWebサイトに活用し訴求力UP!動画活用のメリットや手法を紹介

テクノポートの井上です。最近、企業で動画をWebサイトにも活用したいという相談を多くいただきます。以前と比べ、インターネットの通信速度も格段に早くなり、スマホでも動画がストレス無く見られるようになったこと、また、簡易的に動画を作れるようになったなど、さまざまな要因で企業の動画活用が加速しています。

動画活用 Webサイト

今回はその動画をWebサイトに活用するメリットや手法について紹介します。

​​Webサイトに動画を使用するメリットとは?

Webサイトに動画を活用することのメリットは大きく3つ挙げられます。

文字で伝えるより短時間で多くの情報が伝わる

Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量と言われています。とてつもない数字です。

視覚に訴えかけられるため印象に残りやすい

メラビアンの法則というものがあります。1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した法則です。「人がコミュニケーションをとる時に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」を検証し、その割合を示しています。

  • 視覚情報 55%
  • 聴覚情報 38%
  • 言語情報 7%

視覚と聴覚で93%を占めており、印象決定に大きく影響していると言われています。

滞在時間が増えSEO的にもプラスと言われている

動画自体をWebサイトに埋め込むことはプラス要因にはなりません。しかし、動画をWebサイトに埋め込むことで、ユーザーの滞在時間が延びます。直帰率が改善されれば、Googleから「有益なコンテンツを提供しているページ」と評価される可能性は十分にあります。

Webサイトで動画を使用するデメリットとは?

デメリットは以下の内容が主に挙げられます。

使い方によってはサイト表示スピードを落とす

動画は容量が多くそのまま掲載して自動再生をすると、Webサイトの表示スピードが大きく落ちます。表示スピードが遅くなることはSEO的にも悪影響です。

質の良い動画作成には時間やコストがかかる

質の良い動画を作ろうと思うと外注せざるを得ず、その場合内容によりけりですが数十万から数百万と費用がかかり、企画構成には時間を要します。

飛ばし読みができない

本のように目次があって、部分的に情報収集することができません。見出しなどを作ることはできますが、文章と比べると使いづらさがあります。

動画のホームページ上での使い方

動画をWebサイトで使う上で必ず考えたほうが良い点は、何のために使うかです。単純にWebサイトに掲載されている内容を動画に変えただけでは意味がありません。ユーザーにとって動画のほうが良い理由を見つけ活用します。

下記にいくつか例を挙げます。製品紹介や使い方動画に関しては手法や特徴を伝えることを目的としているため、伝わりやすさが上がります。自動再生で動的なサイトに変化させ会社を印象付けるための活用方法もあります。

製品紹介動画

例:株式会社アドレック https://www.adrec-jp.com/

使い方動画

例:アルビテクノロジー株式会社  https://www.albitech.co.jp/youtube/

TOPページの背景動画として活用

例:有限会社鳴滝工業 http://naru-taki.com/

ページの動的なコンテンツとして利用

例:株式会社xtia https://xtia.co.jp/applications

効果的な尺の長さってどれくらい?

大手マーケティング企業の「HubSpot社」の調査によると、最適な動画の尺について以下のように記載しています。

  • Twitter:45秒
  • Facebook:45秒~1分
  • Instagram:30秒
  • Youtube:2~3分

Webサイトの場合、サービスや商材をより深く理解したいという目的から長尺の動画でも見られる傾向があります。そうは言っても、単純に長いだけの動画では飽きられてしまうため、ユーザーの目的に合わせた有益な情報を用意する必要があります。

動画の挿入方法について

ホームページ制作で動画を追加する方法は2つあります。

  • Youtubeなどの外部プラットフォームからタグを持ってきて貼り付ける
  • <video>タグを用いて直接サーバー内の動画を貼り付ける

Youtubeなどの外部からの閲覧も期待できるため、製品説明や使い方動画はYoutubeからのタグがおすすめです。背景動画や自動再生などはサーバーに直接アップするほうが良いかと思います。その際にはデータ容量などの調整も必要です。

Webサイトでの動画の活用方法について紹介しました。Webサイト作りの参考にしていただければ幸いです。

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【BtoB】メーカーが今YouTubeを始めるべき3つの理由

こんにちは、テクノポートの永井です。テレワークが普及したことで動画を見る機会が増えてきました。特にYouTubeはコロナ前と比較して使用者が劇的に増えています。

YouTubeの動画配信は娯楽やBtoC向けと思われていますが、それに限らずBtoBに対してもYouTubeの活用が本格的に始まろうとしています。例えば、技術のPRにYouTubeを取り入れている企業や自社商品のプレゼンをアップしている企業も増えてきています。この流れは今後さらに活性化すると予想されます。

今回の記事では、「なぜBtoBがYouTubeなのか?」「なぜ取り組んだ方がいいのか?」について紹介していきます。

動画コンテンツを積極的に使っていくことで、自社のブランディングを強化していきましょう!

動画を見る、動画を作る環境が整った

まずは動画を見る、そして作る環境が整ったことを紹介します。これまで社内で音を出せなかったため、動画を作るメリットはあまりありませんでしたが、テレワークの普及で環境が劇的に変わりました。また、動画を作るコストも低下したことで、動画を量産できる環境が整ったのです。

1、社内で音が出せる環境が整った

テレワークによって最も変化が起こったのが、オンライン会議の普及です。オンライン会議の普及により各自がイヤホンを持つようになりました。これにより社内でも音を出せる環境が整いました。これまでBtoB向けの動画は「フルテロップ」が基本でした。社内では音が出せないため、音がなくても商品が伝わるように動画を工夫しなければなりませんでした。

音のない動画は魅力に欠けるため、ユーザーに見続けてもらうことは難しいといった問題がありました。これについては特に解決策もなく、動画を使うメリットはあまり感じられませんでした。

しかし、社内で音を出せる環境が整ったことで、動画に音を入れられるようになったのです!これにより、動画を使って自社の強みを紹介することがより容易にできるようになりました。

2、画制作の環境が整った

スマホや使いやすい動画編集ソフトが出てきたことで、素人でも動画を簡単に作成できるようになりました。これまで動画制作といえば、プロのクリエーターさんに依頼するなど時間とコストをかけていたと思います。もちろんクオリティーの高い動画はプロにお任せする必要がありますが、簡単な動画だったら自分たちでも制作できるようになりました。

YouTubeの普及によりユーザーが「素人が作った動画を見る」ことに慣れ、動画のクオリティーはそこまで重視されなくなったことも大きな変化と言えます。

メーカーが今YouTubeを始めるべき3つの理由

次にYouTubeを始めるべき理由を3点紹介します。YouTubeはWebサイトのページ内に動画を埋め込むことができ、動画とテキストセットで掲載可能になるため訴求力が上がります。ただ、動画をWebサイト内に入れることはYouTubeではなくてもできるため、今回は「なぜYouTubeがいいのか」に着目して紹介します。

1、動画の解析ができるようになる

YouTubeを使うと動画が解析できるようになります。例えば再生回数や平均視聴時間、平均再生率、離脱した場所、年齢と性別などを見ることができます。これにより、動画の良し悪しをデータで判断することができ、PDCAを回せるようになります。

例えば、スタートから1分で離脱されている場合は前半の内容を変えることを検討したり、製品ごとに動画を作れば、どの製品がどれくらい注目されているかを分析したりできます。BtoBの場合、チャンネル登録は期待できませんが(※1)、データを活用できるのは大きなメリットになります。

※1 社内では個人アカウントにログインしないため、チャンネル登録の可能性は低いと考えられます。

2、低コストで制作可能

YouTubeにはクオリティーの高い動画だけではなく、素人が編集した動画も受け入れてくれる文化があります。動画制作をプロに委託する場合、動画1本作るための費用は数十万〜数百万円、納品までに数ヶ月かかります。「文字や言葉では伝わりづらい技術も動画を使えば簡単に伝えられるのに、費用が高い」といった悩みを抱えている中小企業は多かったかと思います。

しかし、YouTubeレベルの動画であれば費用を数万〜数十万円と1/10に、納期も1ヶ月以内に抑えることも可能です。また、カメラと動画編集ソフトがあれば社内で作ることもできるため、費用や納期はさらに抑えることができます。

3、動画だけで宣伝効果が得られる

YouTubeにアップした動画はYouTube上に残るため、YouTubeでの検索やレコメンド機能によって再生回数はどんどん増えていきます。再生回数が増えるということは、それだけ自社の認知度が上がったということになるため、YouTubeに掲載しているだけで宣伝効果があることになります。

再生回数を増やすためには

  • 動画の本数を増やす
  • 質の高い動画を作る(データ解析で可能)
  • 他社とコラボする

など、さまざまな方法があります。他社とコラボのハードルは高いですが、チャンネル登録数が多いところとコラボできたときの宣伝効果は絶大です。そのためには、自社のYouTubeチャンネルを作る必要がありますので、ぜひ作ってみてください。

3、YouTubeを取り入れている企業

3−1、株式会社イワタツール

Webサイト:https://www.iwatatool.co.jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCV4G12YCxRcrn7um_qb8VAg

なんとか重工さんとのコラボや自社製品の紹介などさまざまな取り組みをされています。岩田社長がメインで動画を作っています。

3−2、株式会社アドレック

Webサイト:https://www.adrec-jp.com/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCgGnNLmPZOmA6fHWDW9zUFg

自社の技術を紹介するためにYouTubeを利用しています。YouTubeはWebサイトへの埋め込みのために使っているため、チャンネルとしての活動はあまり行っていません。自社の技術をプレゼンする動画を作るなど、YouTubeならではの表現方法を取り入れています。

3−3、日本サポートシステム

Webサイト:https://jss1.jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCW_eFVcbgLz8Sf8fKXuYnoQ

天野社長とゲストスピーカーとの対談をメインに活動されています。チャンネル登録数も5.34万人(2022年1月2日時点)と非常に多く、製造業関係では最大のチャンネルになっています。

まとめ

BtoBの中でも動画を使ったコンテンツはこれからどんどん増えてきます。​​YouTubeを使えば、Webサイトへの動画の埋め込みができることはもちろん、

  1. 動画の分析が可能
  2. 低コストの動画でもOK
  3. 動画の宣伝効果が得られる

といったメリットもあります。これから動画を始める場合は、ぜひYouTubeを活用してみてください。

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BtoB製造業のデジタルマーケティング【成功事例あり】

製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。デジタルマーケティングは、BtoB製造業が新たな顧客を獲得するために役立ちます。大小問わずさまざまなBtoB製造業が取り入れています。今回の記事では、デジタルマーケティングとは何か、メリットや手法、成功事例を紹介します。

デジタルマーケティングの基礎知識

定義

デジタルマーケティングとは、Webページ、スマホアプリ、メール、SNSなどのサービスから得られるデータを分析、活用してマーケティングを行う手法です。

Webマーケティングとの違い

WebマーケティングはWebサイトを中心としたマーケティングです。デジタルマーケティングは、Webサイトに加えてメール、SNSやアプリ、動画コンテンツ、製品のIoTデバイスなどからユーザー行動をデータとして取得し活用します。

BtoBとBtoCのデジタルマーケティングの違い

BtoBとBtoCのデジタルマーケティングについて、主な違いや特徴を紹介します。

ターゲット、商品

BtoBは企業をターゲットにしています。一方、BtoCは個人がターゲットです。BtoBの製品やサービスは、業務効率化のツールやアプリ、FA機器や工作機械など企業向けです。開発プロセスの途中で顧客と仕様を詰めていくケースもあり、顧客に合わせて柔軟に対応することもあります。

コンテンツ

BtoCにおいては、個人が購入を決定します。そのため、マーケティングとしては、流行や季節性、ブランド力などが重視されます。一方、BtoBの購入決定者は企業です。機能やスペックは、顧客が求めているものに合っているのか、またその根拠やロジックが問われます。技術解説やカスタマイズ情報などを提供し、顧客が正確に商品とサービスを理解できるほど購入に近づくでしょう。

デジタルマーケティングのメリット

デジタルマーケティングを実施する目的とそのメリットを説明します。

ユーザーのニーズを数値で分析する

商品ページの閲覧数、動画視聴数、SNSでの広告閲覧数などのデータから、ユーザーの興味関心を数値分析し、マーケティングに活かします。

ターゲットを明確化する

分析データの対象は主に性別、年齢、居住地などです。そのため、ターゲットを明確にできます。

素早い効果検証と改善

マーケティング施策の効果を素早く数値で検証できます。そして、検証データから次の施策を考えて改善できます。

デジタルマーケティングの手法と特徴

デジタルマーケティングはさまざまな手法があります。主な手法を紹介します。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のある情報を掲載して、リード獲得やWebサイトへ集客する手法です。自社製品、サービスの宣伝ではなく、ユーザーの課題解決をコンテンツとして掲載します。コンテンツマーケティングでユーザーに情報を届けるためにはSEOが重要です。検索エンジンで上位表示されるキーワードを入れ込み、コンテンツを制作します。コンテンツは、オウンドメディア、ホワイトペーパー、ブログ、技術解説記事などさまざまです。 すぐに効果がでなくても、徐々に効果が出て資産となっていきます。

オンラインセミナー、オンラインデモ

オンラインセミナーはウェビナー(Webinar)ともいわれます。オンラインで自社製品や技術を紹介するセミナーを開いたり、機械が動作している状況を見せるためにオンラインデモを実施したりします。 移動や出張をせずに顧客とコミュニケーションを取れるうえに、一度に多人数に対して説明会やデモを実施できるのが特徴です。

Web広告

  • リスティング広告
    リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページの上位部分に表示される広告です。
  • リターゲティング広告
    リターゲティング広告とは、一度サイトを訪れた人に対して、他のWebサイトでも再度広告を出す手法です。
  • SNS広告
    SNS広告とは、FacebookやInstagram、Twitter、LINEなどに載せる広告です。SNSのタイムラインに流れてきます。
  • 動画広告
    YouTubeなどの動画コンテンツに差し込まれる広告を動画広告といいます。

SNS、動画マーケティング

SNSや動画で自社の紹介や技術、製品の紹介をするマーケティング手法です。Web広告と似ていますが、広告を挟むわけではありません。例えば、SNSで自社の加工機で作った製品を載せてみたり、YouTubeに自社製品の使い方を載せたりします。SNSは拡散効果があり、さまざまな人に情報を届けられるので新たな顧客層のリード獲得につながります。

デジタルマーケティングの成功事例

デジタルマーケティングを導入して成功している企業を紹介します。

サイエナジー株式会社

サイエナジーは、軟X線技術を活用したX線検査装置のメーカーです。リード獲得のために「X線検査装置」のほか、「噛み込み」「液漏れ」などといったキーワードでSEO対策を行いました。 また、リスティング広告を運用してWebから多くのリードを獲得しています。

株式会社 丸福繊維

丸福繊維は、コンシューマー向けに暑さ対策の帽子や日焼け防止用のフェイスマスクなどを製造・販売しています。ターゲットが検索するキーワードを選定してコンテンツマーケティングを行っています。 SEO対策を実施し、もとのターゲットであった一般消費者だけでなく企業からのアクセスも獲得しています。

NISSHA株式会社

NISSHAは、産業資材、フィルムデバイス、メディカルテクノロジー、情報コミュニケーションの事業を展開しているグローバルカンパニーです。リスティング広告やコンテンツマーケティングを運用し、問い合わせを10倍にした実績があります。 ターゲットを技術者に絞って専門的な技術紹介記事を掲載しており、マーケティング施策がうまく成功しています。

まとめ

デジタルマーケティングの紹介と成功事例について解説しました。BtoB製造業にとって、デジタルマーケティングの導入は新しい顧客獲得につながります。テクノポートではBtoB製造業のデジタルマーケティング導入を支援しています。お気軽にお問い合わせください。

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スマホで簡単にできる動画の作り方【動画マーケティング入門】

製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。BtoB製造業では、マーケティングに動画を活用する企業が増えてきています。スマホで撮影や編集も簡単にできるので、未経験者が動画を作るのは決して難しくありません。これまでに経験がなくても、動画マーケティングを気軽にスタートできます。

今回の記事では、スマホを使った動画の作り方を解説します。

スマホで動画をつくるために必要なもの


スマホで動画を作るために必要なものを紹介します。必須なものと、あるとさらによいものを紹介します。

必須なもの

  • スマホ
    Android、iPhoneどちらでも問題ありません。カメラで動画を撮影するのと編集に使います。
  • 動画編集アプリ
    Android、iPhoneともに無料のアプリがいくつかあります。例えば「CapCut」や「VN」、「iMovie」などを使うとよいでしょう。アプリによって機能が少し異なっているので事前に確認しましょう。例えば、動画作成可能な長さやBGMの挿入ができるかどうか、文字を入れられるかどうかや文字の配置、書体などです。

あると便利なもの

  • 三脚
    スマホを固定する三脚があると手が疲れません。また、動画に手ブレがあると視聴者は気分が悪くなってしまう可能性があります。視聴者に少しでも快適に見てもらえるよう工夫して、離脱につながる要素を少しでも減らしましょう。
  • 照明
    照明があると全体的に明るくでき、動画で見せたいものをはっきりと映せます。
  • 無線ピンマイク
    工場や作業場などのように周辺の音が大きい場所では、説明者は大きな声で話さないといけません。しかし、無線ピンマイクがあると小さな声であってもしっかりと音声を取り込めます。また、大きな装置全体を撮影するためにスマホが説明者から離れて設置されていても、音声をきれいに取り込めます。

スマホで動画を作成する手順

スマホで動画を作成する手順を、大きく4つにわけて解説します。

構想

どのようなことを話すのか、何を撮影するのかなど大まかな構成を考えておくと撮影がスムーズに進みます。1分程度の短い動画であっても、構成を考えて、さらに台本を作っておくとよいでしょう。台本通りにゆっくり話す場合、かかる時間は300文字で1分くらいです。BtoB製造業の場合は、動画のコンテンツは簡単な会社紹介や、自社の技術、製品紹介、製品を使ううえでのTipsなどです。

例えば、製品を実際に動かし、部品を加工している様子を見せてもよいでしょう。視聴者にとっては、どのような製品なのか、どんな動作をするのかを理解しやすくなります。

撮影

実際に顔を出して話す場合は、台本を見ている感じ(ぎこちなさ)が出ないように工夫が必要です。例えば、台本を見ながら話さずに、内容を確認してから話すようにしましょう。このときに台本とスマホの目線を分けておくとよいです。台本を見ている場面がはっきりと分かるので、編集するときにカットしやすくなります。

長時間の撮影をする場合は三脚を活用して映像のブレを少なくしましょう。また、大きな装置の内部を撮影するときには暗い場合があるので、照明を使うとよいでしょう。

編集

スマホのアプリを使って編集します。さまざまなタイプの動画がありますが、ここでは基本的な編集手順を紹介します。

  • 動画取り込み
    アプリに動画を取り込みます。複数の動画を取り込んでそれぞれをつなげたり、順番を入れ替えたりできます。
  • カット編集
    不要な部分をカットします。
  • タイトル、テロップ挿入
    動画のタイトルやテロップを入れます。テロップがあると説明者が何を言っているのか分かりやすいです。
  • BGM挿入、アテレコ
    音楽を動画に入れます。また、アテレコを入れて動画の説明ができます。
  • 資料挿入
    説明の補助としてパワポのページや図などを挿入できます。スマホで編集する場合は位置の調整が手間なので、全画面で挿入するとよいでしょう。

投稿

投稿前に動画の最終確認をします。カット箇所が不自然でないか、テロップや資料に間違いがないかなどを確認しましょう。また、外部に流出してはいけない技術情報や試作品などが写っていないか注意しましょう。YouTubeであればスマホのアプリから投稿できます。動画のサイズによっては少し時間がかかるかもしれません。また、短い動画であれば、YouTubeの「ショート動画機能」を使って簡単に投稿できます。

まとめ

スマホで簡単に動画を作る方法を紹介しました。必須なものはスマホとアプリだけなので気軽に始められます。一度やってみて、徐々にマイクや三脚をそろえていくのもよいでしょう。自社紹介、製品、技術の解説など何をターゲットに伝えたいのか考えて動画を作り、マーケティングのツールとして活用していきましょう。

YouTubeを利用した自社製品のPR法

フリーランス特許翻訳者であり、技術・理学系ライターとしても活動している太田です。近年、マーケティングにYouTubeを活用する企業が増えています。企業のホームページ内でYouTubeチャンネルへのリンクを見る機会も多いのではないでしょうか。YouTubeの活用は、個人・企業問わず確実に広がっています。

今回の記事では、製造業のマーケティングでYouTubeを活用するメリットや、YouTubeを用いたPR法のコツなどを解説します。

YouTubeとは

YouTubeは、全世界的な動画共有サイトです。誰でも動画を投稿でき、他人が投稿した動画を基本的には無料で視聴できます。

YouTube上では、世界中のあらゆる世代の人々が動画を投稿、視聴しています。最近では「テレビの代わりにYouTubeを見る」といった声まで聞かれます。YouTubeがテレビに代わるメディアとして台頭しつつあるともいえるでしょう。

YouTubeを用いてPRをする理由

YouTubeをマーケティングに利用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、代表的なメリットを3つご紹介します。

1.目で見てわかる

文章の場合、人はよほど気になったものしか読み進めない傾向があります。あなたにも、Webページの冒頭で興味を失い、別のページに移動した経験があるのではないでしょうか。

一方で動画の場合、画面を見ているだけである程度の内容が頭に入ってきます。文章を読む場合に比べて労力が少ないため、最後まで見てもらえる確率も上がるのです。

2.宣伝費用がほぼ無料

YouTubeでのチャンネル開設や動画投稿は、基本的には無料で行えます。そのため、宣伝費用はほぼ無料です。

もちろん、YouTubeには有料のプランもあります。有料プランでは、性別や年齢、住んでいる地域、興味・関心などをもとに、自社のターゲットとなりそうな層に対して自社の動画を効果的に宣伝することが可能です。

はじめてYouTubeチャンネルを解説する場合は、ひとまず無料プランから開始して、必要に応じて有料プランを検討するとよいでしょう。

3.利用者の幅が広い

YouTubeは今やGoogle検索に次ぐ大規模な検索プラットホームであり、全世界・全世代の人々が利用しています。そのため、YouTubeに動画を掲載すれば、さまざまな人々に動画を見てもらうことができるのです。

英語で動画を作成すれば、当然海外から問い合わせや引き合いが来る可能性もあるでしょう。戦略次第で、自社の情報を世界中に伝えられるのです。

YouTubeによるPR法、4つのコツ

それでは、具体的にどのような動画を投稿すればいいのでしょうか。ここでは、YouTubeにおけるPR法のコツを4つご紹介します。

1.製品の動作を見せる

製品の動作は文章や会話では伝わりにくいため、お客さまに実際に見てもらうのが一番です。しかし近年、コロナウイルスの流行により、お客さまに自社まで来てもらうのが難しくなりつつあります。

そこで使えるのがYouTubeです。YouTube上でお客さまに製品の動作を見ていただくことで、遠隔であっても自社の技術力や自社製品の魅力を伝えることができます。

動画中では、着目してほしい箇所にズームする、製品に関する補助的な解説を入れる、といった工夫も可能です。アイデア次第でわかりやすい動画を作ることができるでしょう。

2.加工の工程を見せる

受託加工を行う会社などの場合、自社の技術力をアピールするため、製品の加工工程を動画にするのも効果的です。

Swap lamp(スワップランプ)というYouTubeチャンネルでは、旋盤加工を中心としたさまざまな加工動画がアップロードされています。数百万回再生されている動画も少なくありません。また、動画のタイトルや説明を英語でも記載しているため、外国の方からのコメントも多く付いています。

Swap lampでは、仕事で行う作業とは異なる「エンターテインメント」としての動画も投稿されている点が特徴です。技術力をアピールするためのさまざまな工夫がみてとれます。

3.業界の話や、専門分野の話をレクチャーする

自社製品の販売を目的とした製品PR動画だけではなく、業界や専門分野の解説など、視聴者に役立つ動画の作成も効果的です。より幅広い視聴者に必要とされる動画を投稿することは、潜在顧客の獲得にもつながります。

4.社員に仕事のエピソードを話してもらう

社員へのインタビュー動画もおすすめです。「社内ではこんな仕事があって、このような姿勢で仕事に取り組んでいる」といった社員の具体的なエピソードを題材に、リアリティーのある動画を作成できます。このような動画により、自社の課題解決力もアピールできるはずです。

また、社員にフォーカスすることで、自社の社風やカルチャーが伝わりやすくなる点もメリットです。就職先を選ぶ際に社風やカルチャーを重視する人は多いので、このような動画は求職者へのアピールにもつながります。

まとめ

中小企業の経営者の中には、「仕事は紹介でとってくるからWebマーケティングは必要ない」と考える方もいるかもしれません。しかし、ここまでで述べたように、YouTubeを活用したマーケティングにはさまざまなメリットがあります。

自社の可能性を広げるためにも、YouTubeマーケティングに取り組んでみてはいかがでしょうか。

意外と簡単?ホームページに動画や翻訳機能を埋め込む

こんにちは、テクノポートの渡部です。他社のホームページを見ているときに、

  • 自社のホームページも動きのあるホームページにしたい。
  • 自社のホームページも英語のページを用意したい。
  • 技術や製品を紹介する動画を埋め込みたい。

など、自社のホームページにも取り入れたいような機能を見かけたことはありませんか?今日は意外と簡単なホームページに実装できる機能についてご紹介したいと思います。

依頼すれば簡単に実装できる機能

ここで紹介する機能については、弊社のコンサルティングサービスに契約の方々、またリニューアル時にあらかじめ相談頂ければ基本パッケージの金額から追加の費用をかけずに実装できる機能です。制作会社によって対応の金額は変わるかと思いますが。

結論から言ってしまえば、メイン画像をスライドさせて動きのあるホームページにしたいという要望に関しては、簡単にお応えできます。実際弊社で制作させて頂いているホームページの半数以上はメイン画像がスライドする仕様になっています。

ただ、メイン画像を多く設定し過ぎると、最後の方のメイン画像は見られなくなってしまいますので、多くても、5枚ぐらいまでに抑えておくことをおススメしております。

動画(コンテンツ部分に埋め込み)

動画に関しては、以前サーバーの容量や出力の方式など、いろいろと大変な時期もありましたが、現在、動画のほとんどは「youtubeにアップロードして埋め込む」という手法を採っています。こうすることで、自社のサーバーの容量も取ることなく簡単に「馴染みのあるプレイヤー」として埋め込むことができます。

アップロードにはyoutube(google)のアカウントは別途用意する必要がありますが、無料で取得することができます。動画についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

動画(背景に埋め込み)

最近ではホームページの背景に動画を埋め込むケースが増えてきました。現在弊社のホームページでも、背景に工場内をドローンで撮影した動画を使用していますが、こういった動画は下記ホームページから購入できます。金額は高解像度のものでも、1万円を切る金額です。動画さえあれば埋め込むことは簡単なので、気軽に相談して頂けたらと思います。

PIXTA動画素材

翻訳

弊社に相談頂く案件として多いのがホームページの英語化です。海外との取引を視野に入れてホームページを英語化したいという事なのですが、日本語版のホームページを「英語に翻訳」して「日本語と同じレイアウトで英語化したものを作る」となると弊社でも別途見積もりをさせて頂いております。ただ簡易的な方法として、「翻訳ツール」を埋め込むという方法があります。

つい最近までは、上記のキャプチャーの様に「google翻訳」が埋め込めたのですが、2019年から新たには埋めこめなくなってしまったで、代わりに無料で使えるツールとして、「bing翻訳」があります。(1言語のみ、5,000PVまで)

翻訳の精度に関しては、機械的な翻訳なのであまり信用はできないのと、日本語と英語でテキストの長さが違うため、一部でレイアウト崩れがおきてしまう可能性が高いので、本当にとりあえずといった感じです。しっかりとした英語のホームページをつくるのであれば、有料の埋め込みシステムの利用や、コストをかけて英語版ホームページをしっかりと作る必要があります。

様々なことができるようになったホームページ

昔は容量や通信速度の関係で動画が掲載できないなどの問題や、Web上で翻訳するシステムなどはなかったので、最近ではこういったことには費用をかけなくても対応出来ることが多くなってきています。これはお金が結構かかるかな、と悩む前に一度制作会社に相談をしてみて頂ければと思います。

表現の幅を広げる技術動画事例5選

ものづくり経革広場の井上です。最近では動画を利用したPRをお考えの方が増えているようです。そこで今回は、会社PRやリクルート目的ではなく、製造業ならではの技術動画についてどのような活用方法があるのか紹介したいと思います。

特徴のある技術動画事例

あっと驚かせる仕掛け動画 株式会社武田金型製作所


なんの変哲もない金属のプレートから文字が浮かび上がります。原理的にはワイヤーカットで抜いた文字の部品と、文字を抜かれた母体を用意し、合体させて押し出しているだけですが、継ぎ目の見えない状態にはめ込むためには高い技術が必要です。技術自体をPRするのは難しいですが、こういう見せ方で注目を集め、それを実現するためには高い技術だったというストーリーであれば見る側の注目度も高くなりますね。

鋼鉄で作るジグソーパズル 有限会社オクギ製作所


こちらも高精度なワイヤーカットで金属板を加工したものです。継ぎ目が無いように見えますが、パズルになっています。ちなみにこのパズル、絵がついていないので相当難しいそうです。

様々な用途を連想させるキレイな動画 有限会社岸本工業


きれいな動画ですね。アクリルと写真は相性がよく、写真映えします。この動画は用途開発を目的としたものです。特殊な技術を開発したもののどのような用途で活用すればよいか思いつかず、この動画を見た人が新しい用途を見つけて相談して欲しいという考えで制作しています。

あまり認知されていない技術自体を伝える動画 株式会社佐藤製作所


世間一般であまり認知されていない「ロウ付け」という技術動画です。自社をPRするというよりも、この技術自体が珍しいため、どのような技術なのかを説明するための動画となっています。技術自体の認知度が高まれば、自然とその技術を保有する自社の認知度も上がるという思惑があります。

品質に拘っていることが伝わる動画  大鉄精工株式会社


品質の高さを動画で表現するというのは珍しいと思いますが、実際の計測方法や、どれぐらいのこだわりを持って加工しているかが伝わってきます。動画だけでなくそれを補う説明文は必須です。一般の人が見たらまったくわからない領域ですね。

動画の編集方法

MacユーザーならiMovie


iMovieは、Macに標準搭載されているフリー動画編集ソフトです。アップル公式のiMovieはMacユーザーにとってすぐに使えて機能豊富な、とても心強い存在です。

Windowsユーザーなら


WindowsユーザーならWindowsムービーメーカーだと思っていたのですが、サポートが終了してしまっているようです。代わりに使えると思ったのは、Youtubeの動画エディタです。これも去年の9月で廃止されたみたいな話があったのですが、現状でも動画の編集は利用できます。インストールの必要がなく、直接ブラウザ上で編集できます。

動画アップ方法

自社で利用しているサーバーにアップする方法もありますが、基本的にはYoutubeにアップして、それをHPなどに埋め込む方法が最近では多いです。動画を用意し、Youtubeのアカウントを取得したら、下の写真のように①の+ボタンをクリック⇒②ファイルをアップロードで完了します。

HP等に利用したい場合は、動画の下にある共有ボタンをクリック、埋め込みコードをコピーしてhtmlの貼り付けたい部分にペーストするだけです。

昔に比べネット回線速度も早くなり、スマホでも動画を見られる時代になってきたことにより、文字、画像、動画と表現できる幅が広がってきています。目的に合わせたユーザーへの最適な表現方法を考える必要が出てきているのだと思います。