【企業向け】ツイートのネタ切れを防ぐには?|ネタ案出しシート(DL可)

テクノポートの廣常です。Twitterを活用してSNSマーケティングを成功させるためのポイントの1つが、“定期的な”ツイート投稿です。

しかし、ツイートを投稿するためのネタは次々と思い浮かぶものではありません。本記事では、具体的なネタの参考事例や、自社ならではのツイートネタ案を生み出す手法についてご紹介します。

ツイートネタを考え続けるのは一苦労

Twitterにて企業アカウントを運用するためには、定期的なツイートが必要不可欠です。TwitterをはじめとしたSNSは情報の流れるスピードが速く、その時のタイミングや運で「誰に見られるか」が変わるといった面があります。そのため、なるべく定期的な投稿を行い、情報発信を続けていくことが重要です。

また、ツイートの頻度が不定期だと、フォロワーとの関係を深めるのに時間を要したり、運営していないアカウントだと捉えられたりする可能性もあります。

ところが、ツイートのネタを探すことは決して簡単なことではありません。特に、他の業務と兼任されているようなSNS担当者の方は、業務が忙しい中「何を投稿すれば良いかわからない」「ネタが切れた」と悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

具体的なネタ参考事例

オリジナリティを出すために、ツイートの内容を1から作ろうとすると大変です。以下に、Twitterを上手く活用されている企業様のツイート事例を掲載します。他社の投稿例を参考にすることで、ネタ探しのヒントが見つかるかもしれません。

日常的な話題

事例:株式会社キャステム

フォロワーに親近感を持ってほしいときには、日常的なツイートを含めると効果的です。その日の天気のツイートや、昼食の画像を添えたツイートはどのような層のユーザーでも反応しやすい上に、親しみやすさを感じられます。

加工の様子

事例:株式会社松浦機械製作所

本来、製品の加工現場は実際に工場に行かないと分からないものです。自社にとっては当たり前の風景でも、他の業界に属している人や一般の人にとっては興味深いコンテンツとなり得ます。加工風景や、実験の様子を動画付きでツイートすれば、多くのフォロワーの関心を引き付けられます。

自社の裏話

事例:マクセル株式会社

自社の社名の由来や歴史、社員の裏話などをツイートして、フォロワーの関心を引いてみましょう。特徴的なエピソードであれば、社名や製品名を覚えてもらえるきっかけになるかもしれません。

従業員の様子

事例:株式会社松浦製作所

従業員の様子や、従業員から見た自社の特徴を発信することで、フォロワーはその会社のリアルを感じ取れます。個性的な従業員がTwitterに登場すれば、根強いファンが付くことも。就職活動をしている学生にとっても、社内の雰囲気を知る良いきっかけとなります。

最新ニュースへの言及

事例:株式会社ツバメイータイム

ニュースサイトから自社の業界に関係する最新ニュースをピックアップし、ツイートするのも手段のひとつです。自社のコメントも付け加えると、他のユーザーとの会話に発展するかもしれません。

フォロワーに向けたアンケート

事例:株式会社木村鋳造所

Twitterにはアンケート機能があります。アンケート付きのツイートを見た人であれば、誰でも投票に参加可能です。投票結果から自社製品の人気傾向などを掴むこともでき、マーケティングのリサーチとしても活用可能です。

ユーザー参加型企画

事例:株式会社ハタノ製作所

ハッシュタグ等を活用して、フォロワーを巻き込んだ企画を立てるのも効果的です。普段コミュニケーションを取りづらいユーザーとも交流する機会を得られるかもしれません。投稿型の企画であれば、その参加者のフォロワーに見てもらえる機会も増えるため、二次的な拡散・認知度向上が期待できます。

自社独自の企画

事例:テクノポート株式会社

「ユーザーを巻き込んだ企画は難しい」と懸念される場合は、自社で独自の企画を立ち上げ、その企画に沿った投稿をしてみるのも一つの案です。弊社でも「#製造業あるあるカルタ」と題して、製造業ではたらく「あるある」と、 製造業のお客様をもつWeb会社・マーケティング会社の「あるある」をまとめたカルタを制作し投稿したことがあります。

ネタを考える上での注意点

ツイートのネタを考える上で注意すべき点があるので、ポイントを押さえておきましょう。

政治ネタは出来るだけ避ける

政治的なネタは意見が分かれることも多く、批判や対立が起きてしまうこともあります。炎上を避けるために、企業アカウントでは出来るだけ政治発言は避けたほうが無難といえます。

偏った意見は避ける

Twitterでは、様々な思考・思想を持った人が多く利用しているため、偏った意見はなるべく避けましょう。投稿を見たユーザーが不快な気分にならないように、投稿ボタンを押す前には一度手を止め、今一度確認することをおすすめします。

ネガティブな発言は控える

ネガティブな発言が多いと、フォロワーは不愉快な気持ちになり、場合によってはフォローを外されてしまうことも。企業アカウントではネガティブな発言は控えましょう。

【DL可】 ネタ出しに役立つワークシート

自社で投稿できるテーマを整理し、ネタ出しをするために便利な手法を3つご紹介します。すぐに使えるワークシートもご用意しましたので、必要に応じてご活用ください。

ダウンロードはこちら(Google スライド)

※ 上記ボタンのリンク先へ遷移後、左上「ファイル」タブの「ダウンロード」より取得いただけます。印刷いただくことも可能です。

 

ネタ出し法1:マインドマップ

 

マインドマップとは、頭で思い描いていることを可視化するための発想法です。自分の考えや、思いついたアイデアを整理するために便利です。メインとなる議題を中心に置き、そこから問題点や解決策を木の枝のように分岐させます。

例えば「投稿の目的」を軸にして、そこから考えられるネタを列挙していくというのもおすすめです。

<投稿の目的例>

  1. 認知度向上
  2. ユーザーとの接点強化
  3. 他媒体への誘導
  4. 求人活動

 

ネタ出し法2:マンダラチャート

マンダラチャートとは、9つのマス目にアイデアを記入し、考えを可視化するための発想法です。マインドマップと取り組む内容は似ていますが、派生させる項目の個数が決まっているため取り掛かりやすいのが特徴です。

例えば、「自社」「業界」「中の人 (Twitterの運営者)」を軸にして、どんなネタが隠れているか探してみましょう。それぞれの特徴は一般的でも、各特徴を掛け合わせることで自社独自のツイートネタを生み出すことが可能です。

 

ネタ出し法3:オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストとは、ある対象物に対して以下の9つのチェック項目を基にアイデアを抽出するものです。このチェックリストを使うことで、普段では思いつかなかった視点で対象物を見ることができます。

  1. 転用
  2. 応用
  3. 変更
  4. 拡大
  5. 縮小
  6. 代用
  7. 再配置
  8. 逆転
  9. 結合

例えば、自社製品をテーマとした場合以下のように投稿ネタの企画や、今まで関わりのなかった異業種のユーザーや一般ユーザーに対して、コラボレーションを呼びかけるといったことも考えられます。

  1. 転用 → 「自社製品をBtoC向けに改良するには?(意見を募集)」
  2. 応用 → 「自社製品を〇〇にしてみた(ネタを投稿)」
  3. 変更 → 「自社製品の色を変えてみた(ネタを投稿)」

 

ダウンロードはこちら(Google スライド)

 

まとめ

Twitterのネタ切れ防止をテーマに、具体的な参考事例やネタを考える際の注意点、ネタ出しに役立つアイデア発想法をご紹介しました。SNS担当者としてTwitterの運用をされている方、これからTwitterを導入しようと考えられている方のお役に立てれば幸いです。また、テクノポートでは製造業のSNSマーケティング支援も行なっております。SNS企業アカウントの運用でお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

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【目的別】反響を増やす、Twitter企業アカウント運用ガイド

テクノポートの廣常です。製造業界において、SNS運用を始める際にまずTwitterから導入する企業は少なくありません。Twitterの最大の特徴である「拡散力」を活用することで、自社の認知度アップを狙えます。

本記事ではTwitterの運用方法(事前準備、アカウント立ち上げ、事前準備、投稿まで)と、反響(閲覧、いいね)を増やすための工夫をご紹介します。

5大SNSの中でなぜTwitterなのか?

Twitterは多くの人に使われているSNSであり、 5大SNS(LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok)の中では1位のLINEの次に利用者数が多いとされています。Twitterは他のSNSと比較して「拡散性」「リアルタイム性」「分析のしやすさ」の面で優れており、企業がまずはじめに導入するSNSとして最適です。

Twitterのユーザー利用者数は2017年10月時点で4,500万人と発表されています。TwitterをはじめとしたSNS利用者数は年々増加傾向にあることから、2022年現在にはさらなる数の利用者が存在すると考えられます。

また、2020年度における総務省の調査によると、ユーザーの年齢層としては
1位:20代 79.8%
2位:10代 67.6%
3位:30代 48.4%
4位:40代 38.0%
5位:50代 29.6%
と、20代の利用が顕著に見られます。

Twitterの特長詳細

拡散性:ハッシュタグ、リツイート機能

ツイート時に、ツイートの内容に関連したキーワードにハッシュ (#)を付けると、Twitter検索で表示されやすくなります。これはハッシュタグとよばれる機能で、拡散力を高めるのに効果的です。

さらに、リツイート機能を使用すれば、フォロワーに共有したいツイートを素早く届けられます。そのツイートを見たユーザーがさらにリツイートすることで、連続的に情報が拡散されていく仕組みです。

リアルタイム性:時系列順のタイムライン

タイムラインとは、自分がフォローしているアカウントのツイートが一連の流れで表示される仕組みのことです。自社のツイートはもちろん、他社のツイートも時系列順に流れてくるため、最新の情報をリアルタイムで発信+入手できます。

分析のしやすさ:アナリティクス機能

Twitterには「Twitterアナリティクス」という分析機能が無料で備わっており、以下のようなデータを確認することが可能です。

  • 自社が発信したツイートがどれだけの人に見られているか
  • ツイートを通して、自社のプロフィールにアクセスしたユーザーは何人いたか
  • フォロワーの増減

こうしたデータを確認できることによって、「自社のどういったツイートが反響が良いのか?」を数値的な観点から分析することが可能です。日頃のツイートの方向性を考えていく上でも有効です。

【前準備】アカウント作成前に実施すべきこと

Twitterのアカウントを作成する前に、まず実施すべきことを4点挙げます。

目的・ターゲットの設定

Twitter運用によって何を得たいのか、目的を定めておくことは重要です。例としては以下が挙げられます。

目的例

  • 認知度向上
  • ユーザーとの接点強化
  • 他媒体(自社サイト、オウンドメディア等)への誘導
  • 求人活動

TwitterをはじめとするSNSのコンテンツは短期間で消化されていきます。ユーザーも取引先(就職先)探索というよりは、日頃の情報収集やコミュニケーション目的で活用する方が大半です。そのため、「Twitter上で新規顧客を獲得する」といった直接的かつ短期的な効果を求めて活用するよりは

  • 自社の認知度や好感度を向上させる
  • 自社サイトなど他媒体と掛け合わせて相乗効果を狙う

など、中長期的な活用や、自社の他のマーケティング活動と併せた運営をおすすめします。次に、「誰にツイートを見てもらいたいか」と具体的なターゲットを考えていきます。

ターゲット例

  • 認知度向上 → 自社の見込み顧客層や同業界のSNSユーザー
  • 求人活動  → 就職活動中の大学生

目的とターゲットをあらかじめ決めておくことで、ツイートの投稿内容を検討しやすくなります。Twitterの拡散機能も上手く活用して、潜在ターゲットにも積極的にアピールしていきましょう。

アカウントの運営形態を確定

企業でアカウントを運営する場合、アカウントの形態は大きく分けて

  • 企業公式アカウント
  • 個人(社長・社員)アカウント

の2種類に分類できます。

企業公式アカウント

一企業としてアカウントを運営する形態です。企業全体のイメージ作りがしやすく、会社としての認知度アップが期待できます。一方で、公式アカウントとして定型文的な内容や新着情報、告知のみを投稿していると、投稿運営している中の「人」の存在が感じられにくく、ユーザーに対して近づきにくい印象を与えてしまうケースもあります。

個人(社長・社員)アカウント

投稿内容に一個人の個性を持たせられるため、企業アカウントよりも固定ファンを作りやすい傾向にあります。企業公式アカウントを設けた上で、社長アカウントや社員アカウントを別途作成するのも戦略のひとつです。ただ、SNS上での活動は人によって向き不向きがあるため、無理強いはせず人選を行う必要があります。

自社のブランディングを検討

「Twitterを通して自社にどんな印象を抱いてほしいか」について考えておく必要があります。他社との差別化を図るためにも、ブランディングは重要な活動のひとつです。ツイートの内容には一貫性を持たせ、表現の仕方も統一するといいでしょう。

社内の更新体制を構築

SNS運用は思っている以上に負担になるものです。単なる情報発信だけでなく、フォロワーとのコミュニケーションや他ツイートへの「いいね」等のリアクション、分析などと業務が多岐にわたるためです。

事前に担当者、投稿頻度、投稿内容を決めておくと運用がスムーズに行えます。また、ツイートを投稿するにあたって、社内で題材集めをしてもらうなど協力体制を築くといいでしょう。

【実践】アカウントの立ち上げ

前準備が終われば、アカウントを立ち上げます。Twitterの開設は非常に簡単です。スマートフォンでアプリをダウンロード、もしくはブラウザ上で登録を行います。メールアドレスもしくは電話番号で開設が可能で、立ち上げ自体は2、3分ほどで簡単に終わります。

立ち上げ後の設定に必要な情報

立ち上げ後、プロフィールの設定に必要な情報は以下の通りです。

  1. ヘッダー(カバー画像)
  2. プロフィール画像
  3. 名前(表示名)
  4. ユーザー名
  5. 自己紹介文
  6. Webサイトへのリンク

また、自社のアカウントは以下のURL形式で共有することが可能です。

https://twitter.com/ユーザー名(@に続く英数字)

例: 弊社アカウントの場合 (@monokakuhiroba)→ https://twitter.com/monokakuhiroba

これにより自社サイトや他のSNSにも掲載することが可能です。

【実践】ツイートの投稿、運用

アカウントの準備ができたら、いざツイートの投稿を実施します。初めはいったい何を更新すれば良いか戸惑う方もいらっしゃるかと思います。以下に、目的別に考えられるツイートの例をご紹介します。

目的別ツイート例 ①認知度向上

Twitterの強みは何といってもその拡散能力です。たとえフォロワーが少なくとも、ハッシュタグやリツイートを上手に活用することで、ツイートが不特定多数の目に留まり、認知度向上に繋げられます。人気のあるツイートはトレンド入りをすることもあり、他メディアで話題として取り上げられることも。

目的別ツイート例 ②ユーザーとの接点強化

Twitterはユーザー同士で気軽にコミュニケーションができるツールです。企業公式アカウントだからといって、一方的に情報発信をするだけではもったいないです。一般のTwitterユーザーと積極的にコミュニケーションを取って、信頼関係を築きましょう。

自社事業に関わる内容で困っているユーザーがいればアドバイスを送ったり、自社製品を使用しているツイートに対してお礼のコメントを残したりするのもいいかもしれません。

目的別ツイート例 ③他媒体への誘導

Twitterは自社のWebサイトやオウンドメディアなど、他媒体の宣伝にも役立ちます。

例えば、自社で更新をしたブログのURLを載せてツイートをすれば、検索エンジン以外からのアクセス流入が発生しPV増加が見込めます。ただし、ユーザーによってはツイートからリンク先へ飛ぶことにストレスを感じるため、多用は控えましょう。

目的別ツイート例 ④求人活動

for,Freelance株式会社の調査によると、学生が企業を調べる際に一番難しいのは「職場の雰囲気」だと言われています。そこでも効果的なのがTwitterの活用です。

求人サイトでは伝えきれない社内の様子や、先輩社員の人柄などを投稿することで求職者に気軽に職場の雰囲気を伝えられます。また、求職者はその企業の考え方や雰囲気に魅力を感じてフォロー・エントリーをしてくれるため、入社後のミスマッチ防止にも貢献します。

【実践】反響を増やすための工夫

投稿を始めてフォロー・フォロワー数が少ないうちは、なかなか反応も得られず苦労するかと思います。そこで、自社のアカウントの反響を増やす工夫を解説します。

アカウントとしての個性を出す

特に社長・社員アカウントであれば個性が出やすく、企業公式アカウントよりもファン(フォロワー)を作りだしやすい傾向にあります。こうしてファンを作り出すことで、たとえフォロワー数が少なくとも反応をもらえる可能性が高まります。

ハッシュタグの活用

冒頭でもお伝えしたように「ハッシュタグ」を活用し、フォロワー以外にもツイートを届けることができます。以下に、実際に活用いただけるタグをいくつかご紹介します。

#企業公式
#企業公式相互フォロー
#企業公式がお疲れ様を言い合う

上記のように、各企業アカウントの方が始業・終業時に挨拶を投稿しあうといったタグがあります。どういった投稿をしたら良いかまだわからないという方にも活用しやすいかと思います。「#企業公式相互フォロー」のように相互フォロー(互いにフォローし合う)を促進するタグもありますので、フォロワー数を増やす手がかりとして用いるのもおすすめです。

#〇〇展(自社で参加した展示会の名称)

自社で展示会に出展・訪問した場合には、その名称をタグ付けして投稿するのもおすすめです。同じブースの感想を投稿しているユーザーと交流したり、会場で知り合った出展者の方と再度Twitter上でやりとりをしたりと、コミュニケーションのきっかけを得られます。

#金曜日は金属の日

製造業関連でいえば、このようなタグも存在します。切粉や自社で加工を施した金属部品の写真など、各社思い思いの投稿が並んでいます。このような自社の事業に沿った企画系のタグを活用することで、自社の特徴を自然に伝えることが可能です。

【分析】投稿後の分析改善

Twitterアナリティクスの機能

Twitterアナリティクスでは以下のような分析ができます。

①インプレッション数

インプレッション数とは、自分のツイートが他のアカウントのタイムラインに表示された回数のこと。つまり、インプレッション数が多いほど、ユーザーがそのツイートを目にする機会が多くなります。ただし、誰がツイートを見たかどうかまでは分かりません。

②エンゲージメント数

エンゲージメント数は、いいねやリツイートなど「ツイートに対して何かしらの行動が行われた回数」を指します。エンゲージメント数は、ユーザーの関心度の目安となります。インプレッション数が高くても、いいねやリツイートが少ない場合は、ユーザーの関心を引けていない可能性があります。

③プロフィールへのアクセス数

プロフィールへのアクセス数は、自分のプロフィール画面が見られた回数です。フォロワー外のアカウントが自分にどれほど興味を持っているのか、ひとつの指標になります。関心度の高いツイートをすれば、その分プロフィールへのアクセスも増えます。

ツイート後にデータを見返すことで「どのようなツイートだとリアクションが多いか」「最適な投稿時間はいつか」といった推測が可能です。徐々に投稿に慣れてきたら、次のステップとしてアナリティクス機能を用いて効果的なツイートを検証し、ツイート内容を改善していくことをおすすめします。

BtoB製造業のTwitter活用事例

BtoB製造業のTwitter活用事例は以下の記事に掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

まとめ

Twitterの導入を検討されている方に向けて、導入までの流れと反響を出す工夫を紹介しました。TwitterをはじめとしたSNSは不特的多数のユーザーに届きやすいことから、既存顧客との関係性構築だけではなく、思わぬ業界や潜在顧客とのつながりを得ることが可能です。自社の発信力を上げる一つの手段として導入してみてはいかがでしょうか。

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BtoB企業のSNS活用事例12選と成功の秘訣

テクノポートの廣常です。ソーシャルメディアの利用者数増加に伴い、SNSを活用してマーケティングを行う企業が増えてきました。

SNSマーケティングを成功させるためには、運用前に目的とターゲットを決めておく必要があります。本記事では、BtoB企業、特に製造業のSNSの活用事例も交えて、SNSマーケティングを成功させるためのポイントを紹介します。

BtoB製造業におけるSNSマーケティング事情

SNSマーケティングとは、TwitterやInstagramのいったSNSを活用したマーケティングのことを指します。

SNSマーケティングを導入する企業は増加傾向にあり、株式会社Faber Companyの調査によると、BtoB企業で最も活用されているSNSはYouTubeであるといわれています。他にも主流として扱われているTwitter、Instagramと併せて、BtoB製造業での活用事例をご紹介します。

BtoB製造業のSNS事例① YouTube

石井精工様(金型設計・製造)

石井精工様は、ゴム金型からゴム成形品の製造まで行うBtoB企業です。公式YouTubeチャンネルでは、金属加工に関する解説や、機械加工のノウハウが動画で公開されています。町工場ならではの商品開発についても注目です。

YouTubeチャンネルURL:https://www.youtube.com/channel/UCkzzDcOkhixAz93gzT5bITA/featured

アルビテクノロジー様(工作機械の代理店販売)

アルビテクノロジー様は、工作機械の代理店販売や加工技術コンサルティングなどを行っています。YouTubeチャンネルでは、主力製品であるHyperMILL(CADCAMソフトウェア)の機能や使い方の動画を投稿しており、細かい操作方法を視覚的に理解できます。

YouTubeチャンネルURL:https://www.youtube.com/channel/UCRDx5UZocpOXhUOIjY74z7g

MIRAI-LABO様(省エネ技術の研究開発)

MIRAI-LABO様は、CO2削減に関するシステムや省エネ型LEDなど、最先端の省エネ技術を研究・開発しています。YouTubeチャンネルでは、自社製品の紹介や環境用語の解説動画などを投稿。動画には随所にユーモアが盛り込まれており、視聴者を飽きさせない工夫がされています。

YouTubeチャンネルURL:https://www.youtube.com/channel/UClmM1ota5-amRlDjYAcqk8g

榊原工機様(部品加工)

榊原工機様は工作機械の部品加工を中心に、金属製品や部品の加工を行っています。You Tubeチャンネルでは会社の説明をはじめ、機械加工の様子を動画で公開。旋盤や測定器の使用用途なども動画で分かりやすく解説しています。

YouTubeチャンネルURL:https://www.youtube.com/channel/UCIhktvNTeTej8hJeoeKHvXQ

YouTube活用のポイント

自社製品や技術を紹介する上でYouTubeは最適なプラットフォームです。例えば、加工の様子を文章から読み取るのは難しいですが、動画であれば視覚的に理解しやすくなります。製造業でYouTubeチャンネルを持っている企業はまだ少なく、動画の検索上位を狙えるチャンスでもあります。

製造業のYouTube活用事例については、以下もご参考ください。

BtoB製造業のSNS事例② Twitter

木村鋳造所様(鋳造)

木村鋳造所様は発泡スチロール模型や、3Dプリンタを使用した鋳物を製造する企業です。TwitterとFacebookを運用しており、発泡スチロール模型の写真、製造工程、イベント情報など幅広く情報発信をしています。Twitter上では、他企業やTwitterユーザーとのコミュニケーションを積極的にはかっています。

TwitterURL:https://twitter.com/KimuraFoundry

栗原精機様(金属加工)

栗原精機様は、金属の精密切削加工を得意とするBtoB製造メーカーです。Twitter、Instagramを運用しており、SNSマーケティングに注力。社長自らが発信しているTwitterアカウントが存在し、「おやっさん」との愛称で親しまれています。

栗原社長はTwitterを通じて採用活動にも成功しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

TwitterURL(公式):https://twitter.com/KURIHARASEIKI
TwitterURL(栗原社長):https://twitter.com/krige09

松浦製作所様(切削・微細加工)

松浦製作所様は、切削を中心とした高精度な加工を得意とする金属加工メーカーです。Twitterでは、加工品の写真が数多く掲載されているだけでなく、機械加工の様子も動画で公開されています。Twitterユーザーとの交流も積極的で、質問や相談も随時受け付けています。

TwitterURL:https://twitter.com/bisai_matsuura

フセハツ工業様(ばねの製造)

フセハツ工業様は、ばね製品を製造・試作を行っています。Twitterでは各種ばねの紹介と、ばねの製造過程が動画で掲載されています。投稿に反応してくれたTwitterユーザーのツイートを積極的にリツイートしている点が特徴的です。

TwitterURL:https://twitter.com/fhk2014_kk

Twitter活用のポイント

自社製品やイベント告知だけでなく、日常的な発信を混ぜることがTwitter活用のポイントです。日常の部分が垣間見えることで、Twitterユーザーは親近感を抱くようになります。また、他企業と積極的に交流することで、自分の会社を多くの人に知って貰えるチャンスにもなります。

BtoB製造業のSNS事例③ Instagram

HILLTOP様(機械加工)

HILLTOP様は自動車部品や航空機部品などの金属加工を行う加工メーカーです。Instagramをはじめ、5つのSNSを運用しています。Instagramでは加工部品の写真とともに、部品サイズ、材質、表面処理の有無などの情報が掲載されています。

InstagramURL:https://www.instagram.com/hilltop_corp/

富士産業様(金属加工)

富士産業様は、鉱物販売や工業製品の金属加工を得意とする加工メーカーです。Instagramでは、真鍮を中心とした加工品の写真や、実際の製造過程が動画で掲載されています。アクセサリーから焚き火台まで、加工品のラインナップが豊富です。

InstagramURL:https://www.instagram.com/fujisanngyo/

シマワ様(油圧部品製造)

シマワ様は、油圧部品や金属の精密部品加工を得意とする加工メーカーです。Instagramでは、自社製品であるスマートフォン用無電源スピーカー「oto」の写真を中心に掲載がされています。イベントへの出展も積極的に行っています。

InstagramURL:https://www.instagram.com/shimawa.inc/

ウノ・ファクトリー様(機械加工)

ウノ・ファクトリー様は大型正面盤を中心に機械加工全般、溶接、設計、検査、組立まで行う機械加工メーカーです。Instagramでは、機械加工の様子が動画で数多く掲載されており、求人募集も行っています。

InstagramURL:https://www.instagram.com/unof_3939/

Instagram活用のポイント

Instagramは写真や動画投稿が中心のSNSです。ユーザーへ視覚的に訴求できるため、BtoC向けの製品をアピールしたい場合に有用なツールといえるでしょう。その一方で、拡散力の弱さがデメリット。ハッシュタグを上手に活用して、多くの人の目に留まるように工夫が必要です。

SNSマーケティングのメリット

SNSマーケティングを行うメリットは以下の通りです。

リアルタイムで情報発信が可能

SNSの強みは情報発信をリアルタイムで行える点です。今伝えたい情報をスピーディーに発信・拡散ができるだけでなく、ユーザーへの反応にすぐに応えられます。

低コスト

SNSの運用には基本的にコストは掛かりません。コストを掛けることなく、マーケティング活動が可能なため、費用対効果の高いサービスといえます。

顧客とコミュニケーションができる

リアルタイムでコミュニケーションができるSNSは、顧客との関係を深めるのに便利なツールです。日常的な発信を混ぜることで、顧客に親近感・信頼感を持ってもらえます。

SNSマーケティングのデメリット

SNSマーケティングのデメリットは以下が考えられます。

炎上の危険性

SNSは正しい情報だけでなく、誤った情報も拡散され、炎上に繋がる場合があります。企業のイメージダウンだけでなく、ユーザの信用を失うおそれも。情報を発信する前に「誤った情報でないか」「人を不快にさせる内容になっていないか」を確認しましょう。

SNS担当者への負担

新たにSNS運用を取り入れた企業にとっては、運用が負担になることもあります。1人に負担が掛からないように、2人体制で運用するなど工夫が必要です。SNSを運用してもフォロワーが増加しなかったり、売上に繋がらない場合は、SNS運用代行サービスの利用がおすすめです。

SNSマーケティングの重要性

ソーシャルメディアの利用者数が増えたいま、BtoC企業だけでなく、BtoB企業でもSNSマーケティングが重要になってきます。

SNS利用者・利用時間の急拡大

ソーシャルメディアの普及は急速に進んでおり、利用者数は2021年で8,149万人、2024年末には約8,388万人にまで到達すると推測されています。ソーシャルメディアの利用者数増加により、SNSに費やす時間が増加していくと考えられます。
(参考:2022年度SNS利用動向に関する調査

購買プロセスの変化

これまでの情報収集は検索エンジンが中心でしたが、ソーシャルメディアの普及により、情報収集がSNS上で行われることが増えてきました。毎日SNSで大量の情報が流れてくる中、ユーザーは話題になっているコンテンツに興味を持ちます。「口コミ」「共感」から購買段階へ移行する流れが高まっています。

顧客との関係性強化

ソーシャルメディアは、顧客との関係性を深めるのに非常に有用なツールです。「1対1」のコミュニケーションを意識することで、顧客との関係性を深められます。さらに、普段関わりのない業界とも繋がることで、新たなビジネスチャンスを得られることも。

SNSマーケティング成功の秘訣

SNSマーケティングを成功させるためには、ただ何となくアカウントを運用すれば良いわけではありません。運用前にしっかりと戦略を立てることが重要です。

目的・ターゲットの設定

SNSマーケティングの目的は、自社のブランディング、認知度向上、採用など企業によって異なります。明確な目的を設定した上で、達成するために注力すれば、効率的にマーケティング効果を高められます。

継続的な更新体制の確保

SNSマーケティングの効果を発揮するためには、一定の頻度で投稿する必要があります。無理なくSNSの運用をするためには、複数人で運用するか外注する方法がおすすめ。複数人で運用する場合は、発信する情報に偏りが出ないように注意が必要です。

各SNSの特性を活かした活動

運用の目的やターゲットに合わせて、適切なSNSを選択しましょう。SNSの機能をバランス良く使いたい場合にはFacebook、拡散性の高さを求めるならTwitter。画像や動画を使って情報発信したい場合には、InstagramやYouTubeがおすすめです。

双方向のコミュニケーション

一方的な発信をするだけでなく、積極的に他社と関わりを持つことで、自社の認知度向上に繋げられます。また、ユーザーとの関係性が深まれば、自社の製品やサービスを口コミとして広げてくれる可能性も。

まとめ

明確な目的とターゲットを設定した上で、SNSマーケティングを行うことで大きな成果に繋がります。また、それぞれのSNSの特徴を理解した上で、使い分けて運用すると効果的です。自社の可能性を広げるためにも、SNSマーケティングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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