【製造業】見込み顧客のためのわかりやすいWebサイト導線設計

テクノポートの廣常です。BtoB製造業Webサイトにおいて考慮すべき要素の一つが、「ユーザーが必要としている情報へのたどりつきやすさ」です。

自社のサイトを訪れる見込み顧客は、各々の検討段階において必要な情報を探し求めます。限られた業務時間の中で情報収集が行われるため、いかにサイトの利便性を上げ、顧客が必要としている情報にたどりつかせるかが重要となります。

当記事ではBtoB製造業Webサイトにおいて見込み顧客が取る行動と、それに合わせた導線設計についてご紹介します。

誘導を考える前にするべきこと

「顧客を誘導させる」といっても、どのような顧客が何の情報を必要としているかが曖昧であれば、うまく導線を引くことはできません。

自社が扱う商材が複数あるのであれば、もちろんその分だけ顧客や必要な情報の種類が存在しますが、たとえ一商材であったとしても顧客の属性や検討段階によって求められる情報の内容は異なります。

そのため、誘導を考える前に、改めて自社のサイトに訪れる見込み顧客の特徴と、その見込み顧客が必要な情報を整理し、サイト上にこれらを考慮した情報をしっかりと掲載できているのか確認する必要があります。

自社サイトに訪れる見込み顧客の特徴を整理

まずは、自社のサイトに訪れる見込み顧客を特徴別に分けていきます。

実際のデータがなかったり、具体的な想像がつきにくい場合は、これまでによく取り引きのある顧客がどのような特徴を有しているかを思い返してみるのも一つです。整理するための切り口として、例えば以下が挙げられます。

分類 項目例
属性(業界)
  • メーカー
  • サプライヤー
  • 商社
属性(業種)
  • 自動車部品製造
  • 機械製造
  • 化学素材製造
  • 金属加工
  • 樹脂加工
  • 紙工品販売
属性(職種)
  • 経営層
  • 設計開発
  • 購買調達
  • 営業
検討段階
  • 情報収集
  • 比較検討
  • 導入決定
  • 試作・少量生産
  • 量産
緊急度合い
  • 急ぎ対応
  • 期間余裕あり
要求条件
  • 特定の資格や認証、許可が必要
  • 規定の基準を満たした環境が必要(クリーンルームなど)

見込み顧客が取る行動と必要な情報を検討

見込み顧客を特徴別に分けることができたら、各顧客がWebサイト上で取る行動と、必要な情報を検討していきます。

自社として伝えたい内容がたくさんあっても、誰が読むかに合わせて取捨選択をしなければ主張がぼやけ、訴求力も弱まります。顧客側も「自社にあったソリューションではないのかも」と感じ、離脱される恐れも考えられます。そのため、あくまでもサイトに訪れる顧客を軸に掲載する情報を精査していきます。

BtoB製造業Webサイトにおいて考えられる、顧客の主な行動と必要な情報の例は以下の通りです。

1. 技術・製品の理解

Webサイト内の行動:技術(製品)や事例ページを閲覧、関連資料をダウンロード

必要な情報:技術・製品の特長、競合優位性、自社の業界や課題と同様の対応事例、対応ロット数、納期対応力、品質管理体制

2. 企業概要の把握

Webサイト内の行動:TOPや会社概要ページを閲覧

必要な情報:会社概要、事業内容、取引実績、対応エリア、保有資格

3. 問い合わせの実施

Webサイト内の行動:お問い合わせフォームへ遷移、もしくは電話

必要な情報:問い合わせ先情報、問い合わせ後の流れ

効果的な誘導方法

これらの情報を整理し自社のサイトに揃えた上で、訪問した顧客をどのように誘導するかを考えていきます。誘導に効果的な装飾や機能については下記の通りです。

メニューの設置

  • ヘッダー、フッターメニュー
  • サイドメニュー

メニューはサイトのナビゲーションを支える主要な要素です。ユーザーがサイト内で目的のページや情報を簡単に探し出せるように、明瞭で分かりやすいメニューを配置することが必要です。階層構造もシンプルに保つと良いでしょう。

誘導ボタン、バナーの設置

  • 誘導ボタン
  • バナー(固定型、追従型、ポップアップ型)

誘導ボタンやバナーは、目的のページやアクションへの明確な道標となります。デザインや色味、配置場所などを工夫することでユーザーの注意を引きつけ、次の行動を取らせる可能性を高めることができます。

サイト内検索機能の設置

  • テキスト型
  • 絞り込み型

特にコンテンツが多いサイトやECサイトでは、サイト内検索機能を設けることで顧客の利便性を向上させます。顧客が自由に打ち込めるテキスト型のほか、あらかじめ設けた項目別のチェックボックスで絞り込みをさせるのも効果的です。

関連コンテンツの表示

見込み顧客があるページを閲覧している際、そのページに関連する他のコンテンツ(類似製品や同様の事例、技術など)を提示することで、ユーザーの興味を引き続き持続させることができます。関連コンテンツは、ユーザーがサイト内を深く探索するきっかけを作るとともに、滞在時間の増加や回遊率の向上にも寄与します。

フォームの埋め込み

お問い合わせフォームは別ページで設けているケースが多いかと思いますが、訴求するページの下部に直接埋め込んでしまうのも一つの手です。訴求ページを読んで興味を持ってくれた見込み顧客に、興味が冷めないうちに遷移の手間なく入力させることが可能です。

誘導時に意識するポイント

TOPページの活用

顧客が下層のページから流入した場合であっても、一度サイトや企業の全体像をつかむためにTOPページへ遷移することが多くあります。また、社名検索をかけたユーザーはTOPページを最初に見る可能性が高いため、TOPページを見ただけで自社が何をしている会社なのかがわかるように明示し、そこから目的のページへ簡単に移動できるよう誘導路を設ける必要があります。

ファーストビューの考慮

上記のTOPページにも共通しますが、ファーストビュー(Webページを開けた際に、スクロールせずに最初に目に入る部分)への考慮も重要です。サイトに訪れたユーザーは、ファーストビューを見て3秒でその先を読み進めるかどうかを決めると言われています。見込み顧客の離脱を防ぐためにも、ファーストビューで商材の特徴を簡潔に伝え、次のステップとなるページ(詳細説明ページやお問い合わせなど)へ誘導をかけていきましょう。

ユーザーの居場所に依存しない導線

ユーザーが実際にどのページのどの場所で次の行動を起こすかを予測することは難しいため、主要な情報については、サイト内のどこにいても遷移できるよう、固定のボタンやメニュー、バナーの配置などを推奨します。

分析・改善のためのツール

すでにWebサイトを保有されている場合は、実際のサイト訪問者の行動をみて再設計することもおすすめです。分析、改善のために効果的なツールを2つご紹介します。

ヒートマップ

ヒートマップとは、ユーザーがサイト内でどの部分を最も多くクリックしているかや、どこを長く見ているかを色の濃淡で視覚的に示すツールです。これにより、ページ内の注目箇所や改善点を一目で把握できます。

ユーザー行動録画ツール

実際のユーザーの行動を動画として録画することができ、サイトをどのように操作しているかを確認できます。各ページにどれぐらい滞在したかやマウスの移動経路、遷移先ページなどをリアルに確認することが可能です。

まとめ

BtoB製造業Webサイトの訪問者(見込み顧客)が取る行動と、それに合わせたサイト設計についてご紹介しました。サイトの全体設計や、各ページの構成を検討される際の参考となれば幸いです。

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技術広報の効果的な進め方とWeb活用術

テクノポートの永井です。テクノポートでは、技術を発信したい製造業のWebマーケティングを支援しています。

技術を発信する際に最も重要になるのが「技術の説明」です。誰に、どのように思ってもらいたいかによって技術の説明方法は変わります。例えば、採用向けであれば大学生や一般の人にわかるように、技術者向けであれば技術の原理をわかりやすく表現するなど、伝える相手によって内容を工夫する必要があります。

今回は技術広報のメリットや技術の説明方法や事例について紹介します。

Webを使った技術広報例

●ヤマハ発動機株式会社
技報:https://global.yamaha-motor.com/jp/design_technology/technical/

●浜松ホトニクス株式会社
研究開発について:https://www.hamamatsu.com/jp/ja/our-company/research-and-development.html

●株式会社島津製作所
コンテンツ一覧:https://www.shimadzu.co.jp/stories-of-excellence/index.html

●大日本印刷株式会社(DNP)
ディスカバーDNP:https://www.dnp.co.jp/media/

●株式会社IHI
技術記事一覧:https://www.ihi.co.jp/technology/techinfo/

●旭化成株式会社
イノベーション事例:https://www.asahi-kasei.com/jp/r_and_d/innovation/

●富士フイルム株式会社
ビジネスのお客様:https://www.fujifilm.com/jp/ja/business

●ソニー株式会社
産業用イメージセンサー:https://www.sony-semicon.com/ja/technology/industry/pregius.html

●ボッシュ株式会社
技術アーカイブ:https://corporate.bosch.co.jp/products-and-services/technology-archives/

●NISSHA株式会社
コンテンツマーケティング:https://connect.nissha.com/filmdevice/filmdevice_column/

技術をわかりやすく相手に伝える方法について

技術をわかりやすく相手に伝えるためには以下の手順で行います。

  1. 伝えたい相手を決める:相手を決めると伝え方の方向性が決まります。
  2. 相手にどう思ってもらいたいのかを決める:コンテンツを見てもらったあとに、相手に反応してほしいのかを決めます。例えば、共同研究に興味を持ってもらいたい、製品を購入してもらいたい、自社の求人に応募してもらいたいなどです。
  3. 相手が何に興味を持つのかを想像する:技術を伝える前に相手の興味を想定します。例えば、製品の性能なのか、技術のコア部分なのか、開発の環境なのか、技術のインパクトなのかなどです。
  4. 相手が理解できていない部分を十分想像する:技術を理解するためには最低限の知識が必要です。人は理解できないコンテンツを読み進めてはくれません。そのため、相手が理解できない部分はこちらで補ってあげなければなりません。特に専門用語を使う際には注意が必要です。
  5.  相手がスムーズに理解できるような流れを作る:最後に疑問が出てこないような流れを検討し、コンテンツづくりを始めていきます。

また、コンテンツを作る際は図、表、動画、画像などを多様してください。文章のみでは伝わらない・伝わりにくい内容でも、絵や動画があると伝わりやすくなります。

参考

技術をわかりやすく相手に伝える方法についてhttps://keikakuhiroba-mfi.com/archives/20896

技術広報の役割

技術広報の役割は「目的を達成するために技術情報を発信すること」です。ここでは技術広報を行うことでどういった効果が得られるのか、また、どういった効果を得たいときに技術広報に力を入れないといけないのかを紹介します。

自社技術の用途開発

技術広報を行うことで、自社の技術や製品が持つ潜在的な価値や用途を広く知らせることができます。

これにより、新たなビジネスチャンスやパートナーシップの機会を生み出すことが期待されます。例えば、ある技術が他の産業や分野での応用可能性を持っている場合、その情報を広めることで、異業種との連携や新しい市場への進出のきっかけとなることもあります。

企業ブランドの信頼性向上

技術広報は、自社の技術力や研究開発の取り組みをアピールする絶好の機会です。これにより、企業のブランドイメージの向上や、業界内での評価の向上が期待されます。

特に、革新的な技術や独自の研究成果を持つ企業にとっては、その情報を適切に発信することで、競合他社との差別化を図れます

採用

技術広報は、採用活動にも大きな影響を与えます。自社の技術的な取り組みや研究開発の内容を公開することで、技術者や研究者からの注目を集められます。これにより、優秀な人材を引き寄せられるだけでなく、採用時のコミュニケーションもスムーズに進めることが期待されます。

技術の普及と教育

技術広報を通じて、一般の人々や他の企業に技術の知識や情報を提供することで、技術の普及や教育にも寄与します。これにより、技術の理解を深めることができるだけでなく、新しい技術の採用や導入を促進できます。

技術広報の種類

技術広報は、企業や組織が自らの技術や製品、サービスを広く知らせるための手段です。これにはさまざまな方法があり、その選択は対象とするターゲットや伝えたい内容、予算などによって異なります。以下に、主な技術広報の種類とその特徴を述べます。

Webサイト

Webサイトは、インターネットを利用して情報を発信する手段です。

24時間365日、世界中の人々にアクセス可能であり、更新も容易。製品の詳細や技術的な情報、使用例などを掲載し、顧客や取引先、一般の人々に情報を提供します。また、動画や画像、インタラクティブなコンテンツを取り入れることで、訴求力を高めることも可能です。

プレスリリース

プレスリリースは、新製品の発表や技術的な進展、企業の取り組みなどを報道機関や関連業界に向けて発信する手段です。短い文章でポイントを伝えることが求められ、正確かつわかりやすい情報提供が必要です。メディアが取り上げることで、広範囲に情報が伝わる可能性があります。

雑誌

専門的な内容を深く掘り下げて伝えるための手段として、雑誌があります。特定の業界や分野に特化した内容を提供し、専門家や関心を持つ読者に向けて情報を発信します。長文での解説や専門家のインタビューなど、詳細な情報を提供することができます。

書籍

書籍は、技術や知識を体系的にまとめ、長期間にわたって情報を残す手段です。深い内容や研究結果、技術の背景などを詳しく解説し、専門家や学生、一般の読者に提供します。信頼性が高く、長期的な情報提供が可能です。

イベントやセミナー

実際に人々を集めて情報を伝える手段として、イベントやセミナーがあります。参加者と直接コミュニケーションを取ることができ、質疑応答やデモンストレーションを行うことで、深い理解を促せます。また、参加者同士のネットワーキングの場としても機能します。

ソーシャルメディア

近年、ソーシャルメディアを利用した技術広報も増えてきました。TwitterやFacebook、LinkedInなどのプラットフォームを利用して、短いメッセージや動画、画像を共有し、リアルタイムでの情報発信が可能です。また、フォロワーとの直接的なコミュニケーションも行え、効果的な情報伝達が期待できます。

技術広報にWebサイトが向いている理由

技術広報は、企業の技術力や製品の特徴を伝える重要な手段です。その中でも、Webサイトは多くのメリットを持ち、効果的な技術広報のツールとして注目されています。以下に、Webサイトが技術広報に向いている理由を詳しく解説します。

自由に表現できる

Webサイトは、文字、画像、動画、インタラクティブなコンテンツなど、多様なメディアを組み合わせて情報を発信できます。これにより、技術的な内容や製品の特徴を分かりやすく、魅力的に伝えることが可能です。また、デザインやレイアウトも自由にカスタマイズできるため、ブランドのイメージやメッセージを一貫して伝えられます。

閲覧者を増やしやすい

SEO対策を施すことで、検索エンジンからのアクセス増加が期待できます。技術的なキーワードや専門用語を適切に取り入れることで、ターゲットとなる閲覧者を効果的に引き寄せることができます。さらに、SNSやメールマーケティングと連携すれば、より多くの人々に情報を届けることができます。

継続が簡単

Webサイトは、情報の更新や追加が容易です。新しい技術や製品の発表、業界の動向など、タイムリーな情報を随時掲載できます。これにより、常に最新の情報を提供し、閲覧者との関係を継続的に深化させることが可能です。また、定期的な更新はSEO対策としても有効であり、検索エンジンの評価を高める効果も期待できます。

コストパフォーマンスが高い

一度Webサイトを構築すれば、継続的に情報を発信できます。印刷物やイベントと比べると、情報の更新や配信にかかるコストは低く抑えられます。特に中長期的な視点で見ると、高いコストパフォーマンスを実現できるため、技術広報の主要なツールとして活用する価値があります

技術広報用のWebサイト制作はテクノポートへ

技術広報は、企業の技術力や製品の特徴を伝えるための重要な手段です。

Webサイトは、その中でも特に効果的なツールとして注目されています。自由な表現、閲覧者の増加、継続的な情報発信が可能であり、さらに高いコストパフォーマンスを実現できます。

テクノポートでは、これらのメリットを最大限に活かした技術広報用のWebサイト制作を提供しています。最新の技術とマーケティングの知識を活かし、お客様のニーズに合わせた最適なサイトを構築します。技術情報を効果的に伝えるためのWebサイト制作をお考えの際は、ぜひテクノポートにご相談ください。

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製造業における導入事例コンテンツの作り方

製造業における導入事例の意義

製造業においては、製品の「品質」が導入の重要な決定要因になるのは周知の通りです。導入事例のコンテンツは、製品の品質を一番手っ取り早く証明することができると言えるでしょう。例えば、国内大手の電機メーカーへの導入実績があれば、一般的に大手の電機メーカーは品質の要求レベルが非常に高いため、その要求品質をクリアしているということを実証できます。

導入事例のコンテンツで見るべきところは「その製品導入によりどのような効果が生まれるか」ですが、製造業においては導入されていること自体にも大きな価値が認められることに特徴があります。

製造業のマーケティングにおける導入事例の位置付け

製造業を中心としたBtoB企業のマーケティングにおいて、導入事例のコンテンツはどのような位置付けにあるのでしょうか。

導入事例コンテンツの目的は大きく分けて「認知目的」と「問い合わせ率増加」の2つに分けることができます。それぞれ見ていきましょう。

認知目的の導入事例コンテンツ

認知目的の導入事例コンテンツは、主にSEOの手法を使って閲覧数の増加を果たします。自社の顧客が検索しそうなキーワードをタイトルやテーマに設定し、導入事例のコンテンツの流れに沿って製品やサービスの紹介を行います。

問い合わせ率増加目的の導入事例コンテンツ

問い合わせ率増加を目的とする導入事例コンテンツは、TOPページやその他の製品紹介ページから流入してきた顧客が問い合わせや見積もり依頼をするきっかけとなります。こちらが皆様がよく見る導入事例ページです。

製造業の導入事例の構成要素

導入事例ページの構成(流れ)には以下などがあります。この流れに沿ってインタビューやコンテンツを作ると説得力のあるものが作れるでしょう。

①導入事例の概要と背景
あなたの会社の製品を導入するに至った背景や動機をまずは記載します。

②導入に至るまでのプロセスと選定基準
導入する背景にあった課題を解決するために、どのような製品を比較したか、製品を導入するために行った検証プロセスや選定基準を記載します。

③導入後の効果や成果の評価
製品導入後の効果や社内の評価を記載します。

④今後の展望や課題
今後に予定しているさらなる改善施策や新しく生じた課題などを記載します。

業種別の導入事例の例

製造業と一口に言っても様々な業種があります。

ここではサプライヤー系、メーカー系、システム系の3つに分けて導入事例コンテンツの例を紹介します。

サプライヤー系

樹脂加工や金属加工など、製造加工業と呼ばれる業種がサプライヤー系です。サプライヤー系の会社は、顧客の名前を出し導入事例のコンテンツを作ることは難しいことが多いです。顧客の名前を出せない理由としては、例えば実際に消費者に製品を届けるスマホメーカーでは、スマホの部品を作る会社は何十~何百に及びますが、ブランディングやレピュテーションリスクを踏まえて、掲載許可を出す企業が少ないのが現状です。

サプライヤー系の実績コンテンツの出し方としては「制作実績」があります。これは、導入事例のように実際の顧客名を出さずに作り出した製品ベースで紹介する形です。

京都府の合成樹脂の成形会社である岡本化成株式会社様は、製造実績として様々な製品を紹介しています。

岡本化成株式会社 – 製造実績
https://www.okamotokasei.co.jp/works/category/

メーカー系

機器や製品を作るメーカー系の企業ですと、豊富な導入事例のコンテンツを作ることが可能になります。これは顧客がエンドユーザーであることが多く、サプライヤー系で見られるようなレピュテーションリスクなどが特になく、顧客から掲載許諾を取ることが可能になるためです。

例えば京セラ株式会社では、豊富な導入事例のページを公開しています。

京セラ株式会社 – 導入事例
https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/phone/user_case/?navi

システム系

システム系の導入事例でも、お客様の許諾を得て公開するコンテンツは多いです。

例えばCAEツールを提供しているサイバネットシステム株式会社では、以下のような導入事例を公開しています。

サイバネットシステム株式会社 – CAEクラウド導入事例
https://www.cybernet.co.jp/caecloud/case_study/aws/

製造業の導入事例の魅力的な見せ方

今回の記事では、導入事例コンテンツを作る際の3つのポイントを紹介します。

グラフやチャートを活用した可視化

グラフやチャートなどを挿入し、視覚的にもわかりやすいコンテンツにすることが重要です。文字だけのコンテンツもありますが、例えばその製品の導入によって「作業時間が10時間から5時間に減少した」ということを伝えるためには、文字だけではなくグラフにし「作業効率50%改善!」と大きく表記したほうがわかりやすく、印象に残りやすいコンテンツになります。

写真や動画を取り入れたリアルな表現

インタビュイーの写真や動画を挿入することで、より情報がリアルに感じられます。写真や動画のコンテンツも適宜追加していきましょう。

インタビュー記事による裏話や人間ドラマの紹介

製品を導入するに至った合理的な軌跡だけではなく、裏話や人間ドラマなどの情報も入れることにより、読む人の感情に訴えかけ、より心に残るコンテンツが仕上がります。半ば本題とはそれるような個人的なエピソードもヒアリングし、コンテンツに載せてみましょう。

製造業の導入事例の効果的な活用法とは?

導入事例のコンテンツはWebサイトに載せるだけではなく、様々な活用方法があります。

主に次の5つの活用方法が挙げられます。

  1. Webサイトに掲載
  2. メールマガジンにて配布
  3. パンフレットなど販促物に掲載
  4. セミナーなどで紹介
  5. 構成を変えて二次利用も積極的に

詳細は次の記事に載せていますので、参考にしてみてください。

まとめ

製造業における導入事例の意義から構成要素、業種別の例や活用方法までを紹介しました。目的を定めてそれに沿った導入事例を作成し、顧客に説得力を持って製品をアピールしてみましょう。

テクノポートでは取材インタビュー・執筆・ホワイトペーパーデザインまでを承っております。些細なことでもどうぞご相談ください。

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製造業の集客に強いホームページ制作会社の選び方

こんにちは、テクノポートの渡部です。企業がホームページを持つのが当たり前になった今では、そのホームページの制作会社は数多く存在します。しかも仕事内容としてはホームページの制作と同じにもかかわらず、金額に大きな幅があり、「どの制作会社に依頼していいのかわからない」という方も多いと思います。

そこで本日はホームページ制作会社のうち、製造業を得意とし、その中でも集客力の強いホームページ制作会社の選び方を紹介します。また、最後には弊社も含め、いくつか弊社で厳選したホームページ制作会社を紹介します。

製造業にホームページが重要な理由

企業がホームページを持つのが当たり前になりましたが、それは製造業においても同様です。BtoCの企業に比べると、重要度が低いように感じられますが、実際はむしろ製造業の方が重要度が高いと思われます。

プッシュ型の営業が不向きな製造業界、効率がいい

自社製品を持たない受注生産がメインの製造業の場合、こちらから仕掛けていく形のプッシュ型の営業は不向きです。いくら仕事を受けられる能力があっても、既に頼んでいる外注先がいますし、また、そのタイミングで依頼する仕事がなければ受注にはつながりません。ニーズのあるタイミングで向こうから問い合わせをしてくれるホームページであれば、商談から受注への確度が高く、効率よく営業活動を行うことができます。

また、中小の製造業の場合、専任の営業ではなく社長や現場の人が営業を兼務していることも少なくありません。そのため、「こちらから仕掛けていく営業には人員も時間もかけられない」といった事情を抱えている会社も多いと思います。ホームページがあれば、「忙しいときにこそ種まきを」と言われるように、現場が忙しいときでも営業PRをしてくれます。

ホームページを介しての新規外注先の探索が主流

インターネットのインフラが広まったことと、外注先を探す担当者の年齢も若くなったことが相まって、企業の外注探しもその手法が変わってきています。外注先を探す担当者は、まずはGoogleで検索という行動が刷り込まれている世代なので、検索で自社の情報がヒットしないと、いくら高い技術と設備があっても外注探しの土俵に乗ることもできません。

今やホームページは製造業の営業の主戦場です。もちろん紹介や展示会も依然として効果の高い営業ツールではありますが、効率と費用対効果を考えるとホームページに軍配が上がります。

ホームページ制作プロジェクトを成功させるためには?

コストをかけてホームページを制作するのであれば、そのコストに見合う成果を出さなければなりません。ホームページ制作プロジェクトを成功させるためには、下記の3点を押さえておきましょう。

1、何のためのホームページか明確にしておくこと

ホームページの制作を始めると、決めないといけないことがたくさん出てきます。また、制作の期間が長くなると、最初にホームページを制作する目的が何だったかわからなくなることがあります。方向性が迷子にならないように、最初に決めた「何のためのホームページなのか」の軸はブレないように注意しましょう。ここがブレてしまうと、何をもって成功とするのか評価できないので、最も大切です。

2、集客コンテンツでアクセスを集めること

ホームページを作るからには、集客をしてユーザーを集める必要があります。デザイン性を重視してしまい、集客に関しての対策がおろそかになってしまうと、単なる自己満足のホームページになってしまいます。集客力の元となるSEO対策をしたコンテンツを作成し、ホームページへのアクセスを集めましょう。

3、アクセスから問い合わせへの導線があること

アクセスを集めるだけで満足してはいけません。アクセスしてきたユーザーから問い合わせを獲得するまでがホームページの仕事です。ホームページを訪問してきたユーザーに、自社の技術について理解してもらい、問い合わせを獲得できる仕組みを作りましょう。

制作会社選びで重要なポイント

数あるホームページ制作会社の中で、どの制作会社に依頼するのかについて、選ぶポイントをいくつか紹介しますので、自社にとって一番大切なポイントを決めて、業者選びをしてください。

集客に重要なSEO対策に長けているかどうか

今や群雄割拠のインターネットの戦場で、ホームページへのアクセスを集めるには、SEO対策が不可欠です。そのSEO対策も時代が進むにつれて、その対策方法も変化してきているので、今の時代に合ったSEO対策をしている制作会社を選ぶのがポイントです。

製造業の業界知識や、理解力があるかどうか

製造業ホームページの制作経験がない制作会社に依頼してしまうと、専門用語への理解がないため、打ち合わせにどうしても時間がかかってしまいます。また、業界にある程度の知識がないと、自社の技術を欲するようなターゲットのペルソナを想像できません。「金型」というキーワード一つ取っても、使用する業界や素材も様々。さらに金型に関わる工程のうち、金型を製造しているのか、金型を使って成形しているのかによっても内容は大幅に変わってきます。細かな業種分類も含め、広く製造業の実績のある会社が望ましいでしょう。

マーケティングの企画力があるかどうか

会社概要や事業内容、設備情報を掲載するだけではホームページへアクセスを呼び込むことはできません。集客からそのアクセスを問い合わせに呼び込むまでにはしっかりとした企画を立てなければなりません。また、ただ問い合わせも呼び込むだけでなく、実のある問い合わせを呼び込めるような企画力があるかどうかも制作会社選びのポイントです。

サポート体制がしっかり整っているかどうか

ホームページは制作して終わりではありません。その後の更新作業の内容によって、効果が格段に違ってきます。制作会社の中には、制作だけしてサポートのプランがないところもありますので、制作後のサポート体制がしっかり整っているかどうかについても確認しておきましょう。

製造業に特化したおすすめ業者一覧

上記の条件を満たすおすすめの制作会社を弊社を含めいくつか紹介します。

テクノポート株式会社

(出典:テクノポート株式会社マーケティングサイト

テクノポート株式会社(弊社)は「技術をマーケティングする」製造業に特化したホームページ制作会社です。広告などを使わず、ホームページのSEO対策でアクセスを集めて、新規顧客開拓営業に使えるホームページの制作をしています。ホームページの制作も新規顧客開拓の枠組みだけでなく、技術の用途開発用のホームページの制作などの企画も扱っており、製造業の幅広いニーズに対応することができます。

株式会社NCネットワーク

(出典:株式会社NCネットワーク

株式会社NCネットワークは日本最大の製造業ポータルサイト「Emidas」を運営する会社で、日本全国にネットワークがあります。また、日本国内以外にもアメリカや中国、ベトナム、タイにも拠点があり、海外進出を考えている製造業への支援となるサービスもあります。経営層や社員には製造業の現場で働いた経験のある人も多く、中小の製造業に最も近いホームページ制作会社だといえます。

株式会社アイリーラボ

(出典:株式会社アイリーラボ

株式会社アイリーラボは、ものづくりの現場やセールス営業の経験がある担当者が在籍する、製造業・BtoBに強いホームページ制作会社です。本社は長野にありますが、東京、名古屋、関西圏での実績もあり、オンライン会議で全国対応も可能です。製造業のためのホームページ活用セミナーを定期的に無料で開催しているため、気になる方は一度参加してみてはいかがでしょうか。

株式会社クイックリー

(出典:株式会社クイックリー

株式会社クイックリーは、西日本に拠点を置く、製造業の中でも特に中小の企業に特化したホームページ制作会社です。この会社も、Webプランナーが製造業経験者で、徹底したヒアリングでその会社に合った集客プランを考えてくれます。無料で自社のホームページについて解析レポートの作成キャンペーンをしているので、現状のホームページの悩みを抱えている方は、一度こちらから相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社デジタルベリー

(出典:株式会社デジタルベリー

株式会社デジタルベリーは、ホームページだけでなく、パンフレットやデジタルカタログ、動画制作など、メディアの制作を一貫した企画で依頼できる会社です。数多くの商品を扱っている製造業の場合は自社の製品検索システムの構築なども依頼できます。ほとんどの営業ツールの依頼が出来るので、自社のPRメディアを一括でまとめて依頼したい会社におすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか?それぞれに会社の特徴はありますが、問い合わせをして実際に担当者と話をして詳細を聞いて見ていただけたらと思います。ホームページの制作会社の選定の参考になれば幸いです。

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【事例有り】製造業のSDGs宣言のホームページへの掲載方法

近年、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsへの関心が高まっています。中小の製造業でも参加表明をする企業が増えてきており、ホームページ掲載について相談を受けることが多くなってきました。

SDGsとは

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、持続可能な開発目標を指す世界的な目標です。その構成は17のゴールと169のターゲットから構成されています。

SDGsは発展途上国のみならず、先進国も取り組んでいます。日本ではSDGs推進本部が中心となり、2017年から毎年、政府の施策のうちの重点項目を整理した 「SDGsアクションプラン」を策定しています。

SDGsに取り組む意義

SDGsに取り組む意義は「企業価値の向上」です。あるアンケートでは、SDGsの取り組みは「企業好感度」と「社会的評価」の向上につながると半数以上の人が回答しています。

また、社会貢献度の高い企業は選ばれる企業の要因のひとつにもなるでしょう。インターネットが発展し検索や比較が容易な中、技術力や製品力が拮抗している企業では、社会貢献度の高さも重要な選択の指標になりうるからです。

つまり、SDGsへの取り組みは、社会貢献度の向上だけではなく、企業の価値向上にもつながっていくのです。

詳細は下記の記事をご覧ください。

https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/24881

SDGs宣言の方法について

SDGsへの取り組み内容は各企業に一任されているため、まずは「17の目標」から事業に関連する目標を選択し、それをもとに自社が解決すべき課題を策定するという流れがよいでしょう。

目標を選定し課題を洗い出した後、「SDGs宣言書」として社内外へホームページやプレスリリースなどを通じて公表します。宣言の文章に決まったルールはありません。誰にでも伝わる文章にしましょう。

掲載内容について

SDGs目標の掲載内容について紹介します。

ロゴ

SDGsのロゴはリンクからダウンロードし使用しても問題ありません。国連が一般的または特定的な通知により別途連絡しない限り、SDGsロゴと17のアイコンは、2030年12月31日まで使用できます。

ただし、ロゴやアイコンの使用方法にはルールがあります。ガイドラインをよく読んでから使いましょう。

こちらのHPに掲載されているリンクを参照してください。

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/

表明の文章について

SDGsのアイコンごとにテキストを作るか、カテゴリごとに声明文を先に作っておき、当てはまるアイコンを使うかの2種類の方法があります。どちらか実施しやすい方式を採用しましょう。

製造業において表明しやすい目標

製造業において、表明しやすい目標の例をカテゴリーごとに紹介します。

8:働きがいも、経済成長も

社員の働きがい向上への取り組みと経済発展に向けた施策を宣言しています。

  • 働きがいのある仕事を創造し、また新しい会社の設立や成長を援助する
  • 老若男女や障害がある人たち、誰もが平等に働きがいのある仕事をできるようにする
  • 地方での技術開発や生産活動を増やし、働く場所をつくりだす持続可能な産業をつくり、実視していく

9:産業と技術革新の基盤を作ろう

持続可能な産業を続けるため、技術や開発、生産環境への取り組みを宣言しています。

  • 持続的に開発や生産を継続できる環境にやさしい技術や生産方法を取り入れる
  • 誰もが研究・開発に取り組める場をうみだす
  • 産学官連携による研究や開発への投資を増やし、科学研究をすすめる

12:つくる責任、使う責任

製造時だけではなく、製造後であっても自社が責任をもつことを宣言しています。

  • 持続可能な社会のため、リサイクルできる製品開発を実現する
  • リユース材料を最大限活用した製品開発を実施し、限りある資源を有効活用する
  • 環境への影響を最低限にした技術開発を実現し、大気や水、土壌への化学物質やごみの排出量を減らす

掲載の場所について

会社概要の中のひとつのコンテンツとして掲載するぐらいの立ち位置で大丈夫でしょう。個別に1ページ使って大々的にPRするというところまでしなくてOKです。

掲載例

株式会社小羽皮革(1ページ掲載)

株式会社小羽皮革では、SDGsについてのみ宣言したページを作成しています。SDGs達成に向けた重点的な取り組みテーマを設定し、目標達成に向けた具体的な取り組みを一覧にして宣言している例です。

https://kobahikaku.co.jp/sdgs/

株式会社ADVIK(5Sの取り組みと一緒に紹介)

株式会社ADVIKは、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)とSDGsの取り組みを宣言しています。身近な活動とSDGsを結びつけています。

https://www.advik.co.jp/5s

有限会社西山製作所(会社概要と一緒に紹介)

有限会社西山製作所は会社概要とSDGsを共に紹介しています。自社の説明とともにSDGsの取り組みを宣言しています。

https://www.nishiyamass.co.jp/aboutus.html

株式会社ユニフォームネット(活動から紹介)

株式会社ユニフォームネットは、着用しなくなったユニフォーム(繊維製品)をリサイクルする「BRING UNIFORM™」という活動を通したSDGsへの貢献方法を紹介しています。SDGs個別の目標に対して宣言するのではなく、活動内容とSDGsとの関わりを宣言した例です。

https://www.uniform-net.jp/feature/bringuniform

認証制度(届け出制度)

地方自治体によっては、一体になってSDGsに取り組むために、申請する制度を取り入れているところもあります。どのように活動していっていいかわからない場合は、地方自治体のSDGsの活動に協賛してみるのも一つの手です。

活動を実施している自治体としては、愛知県や川崎市、葛飾区などが挙げられます。一度、目を通してみるのもいいでしょう。

まとめ

SDGsの概要や掲載方法、実施している企業の例を紹介しました。SDGsは国際的な目標であり、大企業・中小企業にかかわらず取り組む目標になるでしょう。本記事を読み、あなたの会社でもSDGsに基づいた目標を表明してみてはいかがでしょうか。

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ホームページリニューアルのタイミングとそのメリット

こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページを公開してからしばらく運用して、リニューアルを考えるタイミングがあると思います。しかし、具体的にどのようなタイミングでホームページをリニューアルするべきか悩む方もいるでしょう。今回はホームページをリニューアルするのに適した3つのタイミングを解説します。また、リニューアルによって得られるメリットも紹介します。

機能的、技術的タイミング

ホームページのデザインや、サイトを構成するための技術は日々進歩しています。「流行しているデザインや新しい技術を取り入れる」という目的は、ホームページをリニューアルするきっかけの中で、大きな理由の一つです。

デザイン面

デザインが古く感じられるとユーザーの離脱が増えてしまいます。他社のホームページを見て流行をつかみ、古くなってきたと感じたらリニューアルしましょう。

スマホ対応

以前はPCでホームページが閲覧される場合が多かったですが、現在ではスマホでも閲覧されることも増えてきています。ホームページは、スマホで閲覧されたときにも見やすいレイアウトにする必要があります。レスポンシブ対応のシステム導入のために、リニューアルをするケースもあります。WordPressなどのCMSを導入すると、スマホに対応したホームページを簡単に作ることができます。

HTMLからCMSへの切替

HTMLで書かれたホームページからWordPressなどのCMSへリニューアルすると更新性が上がり、管理しやすくなります。ホームページを頻繁に更新する場合は、WordPressなどのCMSへのリニューアルをおすすめします。

コンテンツの整理

ホームページを公開してコンテンツを増やしていくと、コンテンツが多すぎてどこにあるのか分かりづらくなる場合があります。ユーザーがコンテンツを探しやすくするためにも、内容を見直して整理しましょう。

マーケティングタイミング

ホームページリニューアルのタイミングは、マーケティングを強化したいときが最も多いです。

マーケティング効果の強化

これまではホームページをマーケティングに活用していなかった企業も、作り直してうまく活かしていきたいと考えるタイミングがあります。特に現在はコロナ禍で対面での営業活動がしづらい状況であるため、「オンラインでマーケティングをしたい」という企業が増えています。弊社にも、さまざまな企業から「リニューアルしてマーケティングを強化したい」との問い合わせをいただいています。

新規事業部の立ち上げ

自社の中で新たな事業部を立ち上げて、新たなビジネスを始めるタイミングでリニューアルする場合もあります。ホームページで新しいビジネスのプロモーションができるので、マーケティングに活用しやすいです。

注力する部門の方向転換

注力するビジネスを変更するタイミングでホームページをリニューアルする場合もあります。例えば、BtoB製造業において、従来は板金加工のビジネスに力を入れていたけれど、溶接のビジネスに方向転換したい場合などです。

顧客ターゲットの拡大

ターゲットを変更するタイミングもホームページをリニューアルするタイミングの一つです。例えば、BtoBの顧客に機械加工をしていたけれど、個人からも受注するよう拡大する場合などです。

外部要因によるタイミング

上記以外にも外部要因でリニューアルをするタイミングがあります。

補助金・助成金

IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、ホームページのリニューアルに使える補助金も増えてきました。補助金をもらえるタイミングでホームページをリニューアルする場合もあります。ただし、補助金の利用には制限を設けている場合がありますので、詳しくは運営団体にお問い合わせ下さい。

ホームページリニューアルのメリット

ホームページをリニューアルするメリットを紹介します。

デザインの一新により洗練され、企業イメージがアップする

ホームページのイメージアップと共に、リニューアルによって最新の情報を発信しているという印象をあたえられます。

最新の技術を取り入れることで更新がしやすくなる

ホームページは作って終わりではなく、定期的な情報更新が必要です。最新の技術を導入すると、使いやすいホームページにリニューアルできます。
例えば、WordPressを使うと簡単にお知らせを追加できるなど、更新がしやすくなります。

再構成することで情報が整理され、SEO対策の強化が期待できる

リニューアルによってSEOで強化したいキーワードの整理やターゲットの再設定ができます。大胆なSEO対策を打てるので、それによって集客力の強化が期待できます。

まとめ

ホームページリニューアルのタイミングとメリットについて解説しました。最も多いタイミングはマーケティング強化を目的としたリニューアルです。ホームページのリニューアルは企業のイメージアップやSEO対策、更新のしやすさなどのメリットにもつながります。テクノポートでは、お客様のホームページリニューアルやSEO対策などを支援できます。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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製造業の営業手法9選(中小製造業の新規開拓)

コロナ禍を機に、製造業の営業活動はさらに多様化しており、企業の立ち位置や目的によって様々な手法が用いられています。中でも中小製造業(サプライヤー)における営業活動には多くの課題があり、状況に応じて適切な営業手法を選択する必要があります。本記事では、中小製造業の営業活動について、新規開拓を中心にご紹介します。

営業活動・新規開拓・製造業

中小製造業の営業活動が難しい理由

中小製造業における営業活動は、自社製品を持つ企業が行う営業活動に比べて難しいと言われています。その理由は大きく分けると以下の4つが挙げられます。

受託加工という業態の特性(タイミング)

製造業界では、従来から依頼している発注先が存在します。より安価で依頼できる発注先を探すケースはありますが、基本的になにか特別な理由がない限りは、新規発注先を検討することはありません。新規発注先を検討するタイミングや理由としては、従来の加工業者側の納期遅れや品質不備、ボリューム対応不可、後継者不足、発注リスクの分散などが挙げられます。常にコンタクトをとっている訳ではないため、そういったタイミングを見極めて営業することは非常に難しく、ほとんどの場合「機会があれば」で終わってしまいます。

自社製品と比べてPRしづらい

自社製品であれば、製品の特徴やメリットデメリット、価格、他社製品との比較など、様々な提示が可能です。しかし、サプライヤーの場合は基本的にお客様側で用意した図面に対して、製作可否、納期、コストを提示することだけが求められます。それが他社と比較して優位性があるかどうかを、サプライヤー側で判断することはできないため、通常の製品販売営業よりも、営業活動は困難と言えます。

営業+技術ができる人が少ない

中小製造業の営業活動においては、営業力だけではなく、自社技術をある程度理解していなければ商談を進めることはできません。もちろん、最終的な詳細は現場に確認する必要があります。しかし、図面を見て内容や状況を理解し、ある程度の可否判断を下すことは営業にも求められるスキルであり、商談時にお客様の信頼を得るうえで重要なポイントです。

中小製造業では、そういった技術的営業は経営者が担当する場合が多く、営業を採用してもすぐに即戦力にはならないケースがほとんどです。時間をかけて営業+技術ができる人材を育てる必要があり、相応の労力とコストがかかります。

設備稼働力というキャパがある

他の業界のように、需要があればいくらでも販売できるという訳ではなく、製造業の場合は保有設備によって稼働できる限界があります。繁忙期に営業をかけて案件を獲得しても、そもそも製造できないというケースも少なくありません。売上や顧客からの信頼など、受注できる案件はいくらでも獲得したいのが営業側の意向ですが、それを良しとしない現場との問答はよくある話です。

また、閑散時に営業をかけてもなかなか案件を獲得できないこともあり、仕事の波をコントロールすることが非常に難しい業界と言えます。

営業活動の目的って?

営業の目的

営業活動の目的は、もちろん売上や利益を伸ばすことです。しかし、それは短期的な目的であり、あくまで数値化された目標と言えます。会社としての目的はその先にあり、具体的には以下のようなものが挙げられます。

リスクの分散

取引がこの先も常に続く保証はないため、業界問わず取引先を増やしていく必要があります。業界ごとの波を緩和させる仕組みづくりが不可欠です。

仕事の波の低減

仕事の波を抑えるためには、繁忙期、閑散期に左右されず営業活動ができる仕組みづくりが必要です。特に、閑散期に営業をかけても受注のタイミングを逃してしまっている場合が多く、協力企業と連携しキャパシティをコントロールすることが重要です。

利益率向上

顧客候補を増やすことで、自社として関係を持ちたい会社を選択できるようになります。その結果、不当なコスト協力を回避し、利益率の高い仕事を追求することが可能です。また前述同様に、協力企業をうまく活用することで、それぞれの得意分野で付加価値の高い仕事ができるため、利益率向上にもつながります。

あらたなビジネスのきっかけをつかむ

これまでやってきた事業が、形を変えずにこの先何十年も続いていくと思っている経営者はほとんどいません。また、いつか業務は平準化され、さらに自動化されるものも多いでしょう。積極的に新しい案件に取り組むことで、自社事業の可能性を常に模索し、新たな事業のきっかけをつくる取り組みが求められています。

新規営業手法紹介

営業手法

ここからは新規開拓を中心とした営業手法について、以下の9選をご紹介します。

紹介営業

紹介営業は製造業に限らず、どんな業種においても古くから行われてきた営業手法です。ある程度の関係構築があり、自社業務を理解してもらっている場合が多いため、受注から製造、納品にいたるうえで非常に話が早いことがメリットです。一方で、紹介営業は長年にわたり各企業が行ってきた手法のため、昨今ではなかなか広がりを持つことが難しくなっています。また、業種に偏りが生じてしまうこともデメリットと言えます。

飛び込み営業、テレアポなど

飛び込み営業やテレアポは、発注者側の話を直接聞くことができるため、タイミングさえ合えばスピード感を持った受注獲得が可能です。しかし、タイミングを捉えることは非常に難しく、人員や時間といった労力が相当かかるうえ、足元を見られたり冷遇されたりすることも多い手法です。

専門雑誌・新聞などへの広告宣伝

広告宣伝はコストがそれなりにかかりますが、業種をある程度絞ることで、より明確なターゲット層へアプローチできます。また、専門雑誌や新聞といった媒体は、ユーザーからの信頼性も高く、無料で手に入るインターネット情報と比較しても発注にいたる可能性が高い手法です。

展示会出展

展示会出展は、飛び込み営業やテレアポと同様に、発注者の話が直接聞けるため、具体的な商談へと発展する可能性が高い手法です。また、自社が扱うテーマやカテゴリーに興味関心を持つ「見込み顧客」の情報を大量に収集できます。

しかし、出展にはそれなりにコストがかかるうえ、多くの人員・労力が必要になります。また、明確な効果測定をするのが難しいこともデメリットと言えます。

オンライン展示会・商談会

オンラインでの展示会や商談会は、コロナ禍を機に大きく需要を伸ばしています。通常の出展に比べて費用を抑えられることや、顧客情報を収集できること、また距離や天候などの影響がないことなど様々なメリットがあります。

一方で、出展のためのサイト構築など手間と人員がかかるうえに、PR手法としてはまだ確立できていないため、その効果は不明瞭です。

Web広告

Web広告は低コストで始められるうえに、短期間で成果を得やすいという特徴があります。また、ニーズのある企業にピンポイントで配信・リーチできることも大きなメリットです。しかし、長期間成果を挙げ続けるためには継続的な投資や、日々の改善が不可欠です。

HP活用(SEO対策など)

HPを活用した営業は、ニーズのある企業を含め幅広い層に認知してもらえる他、施策が軌道に乗れば継続的なアクセス、問い合わせを獲得できるメリットがあります。また、SEO対策によるアクセスアップは広告と違い、蓄積され続けるため、会社の財産となる点が非常に良いポイントです。他の媒体を見た後にHPを確認するなど、他の施策と組み合わせることで相乗効果が期待できます。

しかし、昨今ではコロナ禍の影響もありWebにおける競合も増加傾向にあるため、より適切な対策、運用ノウハウが求められます。

SNSマーケティング

SNSマーケティングとはその名のとおり、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用した営業活動のことです。

SNSマーケティングは情報の伝達、拡散が速いため、つながりのない人にも広く知ってもらうことができます。また、SNS自体は無料で始められるため、低コストでの運用が可能であり、導入に対するハードルが低いことも大きなメリットです。

一方で、業界的に口コミが広がりづらいことや、運用のための情報、人員を確保することが難しいこと、拡散による炎上リスクが伴うことなど、デメリットも存在します。

メールマーケティング

メールマーケティングとは、メールを活用したマーケティング活動のことです。メールマガジンと混同されがちなメールマーケティングですが、メールマガジンとは違い、顧客に対して商品、サービスの利用など明確な行動を起こさせることを目的としており、いわゆる「リードナーチャリング」要素がより強い手法です。

メールマーケティングは低コストで運用可能であり、継続的な顧客接点ができるため、認知度向上に非常に効果があります。また顧客ひとりひとりに合わせた情報配信を行うことで、特別感を演出したアプローチが可能です。しかし、継続して運用していくための情報、人員といったリソースが不足することも多く、顧客動向や情勢など様々な変化に常に対応し続けなくてはいけません。

以上、中小製造業の営業活動について紹介しました。

参考にしていただければ幸いです。

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製造業のECサイト運営についての3つの方法

製造業は、自社製品を開発するだけではなく、どのような商流で販売していくのかが重要です。とはいえ、一口に商流といっても方法はさまざまであり、適切に販売を促進していかなければなりません。今回の記事では、ECサイトの運営を中心に、Webサイトを活用した手法について紹介します。

自社製品の販売方法

自社製品を開発した後、展示会などで現地販売をしたり、商社経由で販売したりなど、さまざまな方法があります。いずれも、販売の商流としては基本であり、今でも定番です。しかし、今回紹介するのは、ECサイトを活用した販売方法です。スマホやパソコンが普及した今、インターネット上で商品の販売を行うことは、受注チャンスを大きく高めると言っても過言ではありません。今回は、自社のwebサイトを使った販売方法について考えていきたいと思います。

ECサイトとは

ECサイトとは、インターネット上で自社製品を販売できるサイトのことです。webサイトで自由に出品でき、ユーザーは24時間どこからでも商品を購入できるのが魅力です。スマホやパソコンの普及に伴い、ECサイトを活用して販売を行う企業は増えてきています。

BtoB向けECサイトとBtoC向けECサイトの違い

一口にECサイトといっても、BtoB向けとBtoC向けとでは大きな違いがあります。

BtoB向けECサイトは、文字通り企業向けに展開するECサイトのことです。商品の受注はもちろんのこと、発注型の手法もあるのが特徴です。自社の製品を販売するだけではなく、仕入れるための発注や在庫・出荷状況などの確認作業を効率化するために、ECサイトを活用するケースもあります。

BtoC向けのECサイトは、個人向けに展開するECサイトです。自社商品を消費ユーザー向けにECサイト上で出品します。BtoB向けのECサイトと比べると、購入率が高いのが特徴です。

ECサイト化する目的

自社サイトをECサイト化する目的は、販売チャンスの向上です。

一般的なECサイトの場合、すでに競合他社も参入しているケースが多いのが現状です。また、ECサイトは利便性を企業の都合で変更することはできないので、選ぶプラットフォームによっては、ユーザーの購買意欲の促進が難しくなることもあります。

しかし、ECサイト化した自社サイトであれば、ユーザー向けにカスタマイズをしたり、ニーズに併せて表示内容を調整したりするなど、さまざまな戦略を練ることができます。

ECサイトに向いている製品、向いていない製品

製造業において、貴重な販売の機会となるECサイトですが、向いている製品と向いていない製品があります。

ECサイトの販売に向いている製品は、10,000円以下のもので、規格品やサイズが小さなものです。一方、ECサイトの販売に向いていない製品は、10万円以上にも及ぶ高額なものや、商品にカスタムが必要なもの、サイズが大きいものです。

仮にECサイトで販売することになった場合は、以下のような方法が選べます。

1、自社サイトにEC機能を付ける

ECサイトで自社製品を販売したい場合、自社サイトにEC機能を付けるといった方法があります。

自社サイトへアクセスしたユーザーを、スムーズに誘導できるのがメリットである一方、初期コストがかかるうえに、工数が多いといったデメリットもあります。また、サーバーの契約によってはでは対応しきれないこともあり、必要に応じてサーバーを引っ越さなければなりません。

そのため、基本的にはあまりおすすめできないのが現状です。

2、ECサイトを別途制作する(サービス利用)

ECサイトは、独自に構築することが可能です。国内で比較的使われているツールは、shopifyやカラーミーショップ、BASEなどです。サイトのデザインはテンプレートを使って簡単につくる方法やの他、デザインエディタでこだわって作ることもできます。

しかし、自社サイトとは別のサイトになるので、管理の手間がかかります。コストや工数もかかるためリソースの確保が必要となることもあるでしょう。

3、ECショッピングモールに出店する

ECサイトで販売する方法として、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、モノタロウなど、いわゆるECショッピングモールへの出店も挙げられます。

それぞれの特徴やメリットは以下の通りです。

【Amazon】

  • 出品が簡単
  • 国内外にユーザーが多い
  • 月額固定費が安価
  • FBAの利用が可能

【楽天市場】

  • 流通金額が5兆円
  • インターネット通販全体のシェア25.2%
  • 大規模セール・キャンペーンなどが積極的でリピーターの獲得になりやすい
  • アフィリエイトでの集客も可能

【Yahoo!ショッピング】

  • 初期費用や固定費、売上ロイヤルティが無料
  • ソフトバンクやpaypayユーザーが多く集客できる
  • メルマガの配信費用が無料
  • 画像1枚目のサムネイルを自由に設定できる

【モノタロウ】

  • 工業系の用品に特化
  • 事業者向向けでBtoB向けに対応
  • 商品掲載料が無料

ECサイト化を検討するタイミングについて

ECサイト化を検討するタイミングは、個別対応が増えてきたときです。仕組み化するほうが効率的に業務が回せそうと感じたら、ECサイト化するといいでしょう。具体的には、受注が1週間に2回を超えてきたときが良いタイミングです。

また、前項で触れたAmazonや楽天市場などのショッピングモールは、キャンペーンも行えるので、さらなる集客力向上も期待できます。そのため、ECサイト化する際には、ショッピングモールへの出店も視野に入れていくといいでしょう。

製造業のサイトにおすすめの方法

製造業のECサイトにおすすめの方法は、まず自社サイトなどでPRを進めることです。個別の対応から始め、販売の増加が見込めるようになってからECサイトを検討します。ECサイト作成サービスを活用し、販売機会を増やすことが大切です。

使用するサービスによっては、自社サイトに埋め込むこともできます。自社サイトにアクセスしたユーザーにそのまま購入へと進んでもらうことも可能なので、ECサイトを検討する際には、ぜひ参考にしてみてください。

なお、自社サイトに埋め込む場合は、なるべく工数がかからないところから広げていくような方法がおすすめです。

まとめ

製造業において、ECサイトの活用は販売機会を促進する貴重な施策です。また、別途でECサイトを構築したり、自社サイトに埋め込んだりするなど、さまざまな方法があるので、まずは自社に合った方法を知ることも大切です。

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【2022年最新】コーポレートサイトのデザインの参考になるまとめサイト7選+α【製造業の事例あり】  

こんにちは、テクノポート、上級ウェブ解析士の渡部です。ホームページを制作するときに意外と困るのがデザインだと思います。今回の記事ではデザインに必要になる要素と、参考になるデザイン参考サイト、最後に参考なり弊社の制作実績をご紹介します。

コーポレートサイトに必要な要素とは

まずはコーポレートサイトに必要な主な要素を簡単に紹介します。

「かっこよさ」や「おしゃれ」よりも、「伝える」ことを重視する

BtoB製造業のコーポレートサイトには、デザイン要素はあまり求められていません。おしゃれなデザインや、目を引くようなかっこいい写真などに力を入れるよりも、「自社の技術をユーザーに伝えること」が大切です。

自社のブランドイメージを伝えられるようなデザインを心がける

BtoB製造業のコーポレートサイトはかっこいいデザインである必要はあまりありませんが、ブランドイメージを伝えられるデザインにしましょう。少量短納期で試作を受け付けるなど、自社の強みがイメージできるデザインにします。

見た目のこだわりよりUI(情報の探しやすさ)を優先する

BtoB製造業のコーポレートサイトでは、UI(ユーザーインターフェース)が大切です。特に、情報の探しやすさに注意してデザインを決めていきます。なぜなら、製造業のWebサイトを訪問する人は、技術課題の解決方法や製品の使い方などの情報を求めているからです。

問い合わせや資料請求のボタンをわかりやすい場所に設置する

BtoB製造業のコーポレートサイトの目的は、顧客のリード情報を獲得することです。リードを得るためには、顧客に見積もりの依頼や問い合わせをしてもらう必要があります。したがって、問い合わせや資料請求のボタンはわかりやすい場所に設置しなければなりません。

詳しい内容は下記の記事を参考にしてください。

デザインまとめサイト

自社のサイトのデザインを考える際に参考になるまとめサイトを紹介します。

SANKOU!

「コーポレートサイト」や「採用サイト」「ECサイト・オンラインショップ」など、カテゴリ分けされていて見やすくなっています。BtoBのコーポレートサイトのデザインを探しやすいです。

MUUUUU.ORG

縦長のデザインを集めたサイトです。カテゴリも細かく分かれており、さまざまなタイプのデザインを見つけられます。

bookma! v3

左上のクマの顔をクリックすると検索ボタンがでてきます。さまざまな会社のコーポレートサイトを探すことができるので、参考にしやすいでしょう。

81-web.com

右上の検索ボタンをクリックすると、カテゴリや色、Tagなどで検索できるので探しやすいです。フォントでもカテゴリ分けされているので、どのような文字フォントを使うか検討しやすいでしょう。

ズロック

左上の鉛筆マークをクリックすると、検索ボタンやカテゴリがでてきます。業種ごとに見ることもできるので、自社と近い業種の会社のデザインを参考にできます。

イケサイ

とても数が多く、さまざまなデザインを見ることができます。「企業・コーポレートサイト」のカテゴリもあり、好みのデザインを探しやすいかもしれません。

テクノポート制作実績

弊社の制作実績は、弊社のホームページにて随時更新しています。ギャラリー形式でTOPページのみのデザインを並べていますので、是非参考にしてください。

※一番下のWebサイト制作実績がギャラリーになっています

テクノポート制作の最新のデザイン実績まとめ

弊社が制作したコーポレートサイトのデザインを紹介します。

ドローン撮影動画を使ったデザイン「鳴滝工業有限会社」

 

鳴滝工業は、船体ブロックや火力発電の設備、ギヤなどを製造しています。作業現場は広く、製品も大きいためドローンを使って動画を撮影しました。思わず見入ってしまう動画で、技術もイメージしやすくしています。

加工の動画を使ったデザイン「同和鍛造株式会社」

同和鍛造は、鍛造を主な事業としており、半導体製造装置やフォークリフト用のフォーク、航空宇宙関連などさまざまな部品を製造しています。自社の技術的な強みをはっきりと載せており、「なにができる会社なのか」がすぐにわかるようになっています。

テキストのインパクト「有限会社ユニバーサル」

ユニバーサルは、マシニングセンタを使ってさまざまな試作品を加工しています。ターゲットがわかるように「研究開発者」と載せることによって、開発者の試作要求に応えられる意気込みが伝わるデザインとしています。

人を全面に出したデザイン「有限会社扇ゴム工業」

扇ゴム工業は、さまざまなゴム製品の加工をしています。ゴムだけを製造するわけではなく、ゴムローラーなど複合部品も扱っていると一目でわかるようにしています。アットホームな雰囲気を感じられるように、従業員の写真を載せており、問い合わせしやすい工夫をしています。

海外向けに日本を意識したデザイン「t-iarumas T & A, Inc.」

t-iarumas T & Aは、グラインダーなど研磨、研削用の機器販売をしています。海外の顧客をターゲットとしており、「侍」という文字を使って日本のイメージを伝えています。

全体的に動きのあるデザイン「有限会社富士金属工業所」

富士金属工業所は「切る / 抜く / 曲げる / くっつける」という主な板金加工の工程がわかるような動画をメインビジュアルにし、 ターゲットである開発者に対して、どのような加工の依頼が可能かわかるようにしています。

まとめ

コーポレートサイトのデザインの参考になるサイトを紹介しました。BtoB製造業の場合、自社の技術や強みが伝わるデザインにするといいでしょう。今回紹介したサイトを使い、さまざまなデザインを検討してみてはいかがでしょうか。テクノポートは、今回紹介したコーポレートサイト以外にも多くの制作実績を持っています。気になる方はお気軽にご相談ください。

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製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由

デザイン性の高いホームページは、新規顧客獲得・休眠顧客との関係復活・採用活動における優秀な人材獲得など、企業にとってさまざまな効果をもたらします。しかし「技術が売り」である製造業にとって、ホームページのデザイン性はどの程度必要なのでしょうか?

こんにちは。誇りある技術を持つ企業が シナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

製造業のホームページリニュアルの話をすると

  • 「あそこの社長は若いから、見た目にこだわりがあるのだろう」
  • 「うちは、デザインなんて言うのは柄じゃないから必要ないよ」

と言って、デザイン性を高めることに対して敬遠されるケースが多々あります。

しかし本当は、技術がある製造業こそホームページのデザイン性にこだわることが重要です。なぜなら多くのお客さんは心理的にデザイン性の高いページを熱心に閲覧する傾向があります。そこで今回は、ブランディングの視点からホームページのデザイン性と営業力の関係について話をしたいと思います。

なぜホームページにデザイン性が必要なの?

まずこの記事でお話しする「デザイン性が高い」ことに対して3つの定義をお話しします。

  1. 視覚的に好感がもてる
  2. 事業内容とビジュアルに一貫性がある
  3. 事業内容がわかりやすく掲載されている

いかがでしょう?テキストだけで並べると想像が湧かないかもしれませんので、この3つの定義を、営業担当を想像してみましょう。

  • 清潔感のあり、好感の持てる服装や髪型をしている。
  • 商品やサービスに対して過小評価や過大評価をせず、誠実に話してくれる。
  • 自社技術や業界知識についてわかりやすく説明してくれる。

この営業担当にだったら仕事を頼んでみたいと思うのではないでしょうか?製造業のホームページも同じように「話を聞いてみたい」「仕事を依頼したい」と思われる視覚的要素やわかりやすいコンテンツの設計が欠かせないのです。

製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由

製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由は下記の通りです。

  1. 良いビジュアルの一般化
  2. 細部へのこだわり
  3. お客さんの負担を軽減

詳しい内容を一つずつ解説していきます。

1.良いビジュアルの一般化

日本におけるデザインの進化は年々早まっています。私たちは日常的に「かっこいいホームページ」「美しいホームページ」を見慣れています。つまり、皆さんのお客さんにとっても良いデザインは「普通」のものになってきていると言うことです。

飲食店でも、10年ほど前にはたくさんあった少し汚い、言い換えると味のある定食屋や焼き鳥屋なども、ずいぶん減ってきましたよね。現代では綺麗なお店には美味しい料理があると言う考えが一般化してきたのです。企業のホームページでも同じように、良いデザインの会社は良い仕事をしてくれると言う印象を持たれやすいのです。

2.細部へのこだわり

ホームページというのは、日常の業務で表すと大抵が最後のステップになることが多いものです。日々の生産、営業活動、事務作業、人事管理と業務を進めてやっと手をつけられると言う方も多いのではないでしょうか?だからこそホームページのデザイン性は、仕事の最後、細部まで手を抜いていないかと言う判断基準に関わるのです。忙しくてつい後回しにしていることは、いつか大きな歪みを生む可能性があります。日々の生産におけるこだわりを、お客様の目に届くホームページでも同じように表現することが重要です。

3.お客さんの負担を軽減

お客さまは数ある競合他社から、より良い取引先を見つけたいと思っています。しかし、お客さんが口コミや紹介以外で取引先を探す際、「1番手前にある情報」から取引先を精査しなければいけません。その1番手前にある情報とは現代ではホームページなのです。

ホームページのデザイン性によって、皆さんの会社がお客さんの選考から外れてしまうことは、自社にとってもお客さんにとっても機会損失になってしまいます。だからこそ事前にホームページのデザイン性を高めておく必要があるのです。

まとめ

先の話でホームページを営業担当で例えた通り、現代においてホームページは、お客さんが最初に目に入れるあなたの会社の営業担当なのです。

自社のこだわりの技術や、製造に対する思いがお客様の目に留まり、話を聞きたいを思われるデザイン性の高いホームページ制作を心がけましょう。

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成果が劇的にアップしたホームページのリニューアル事例7選

こんにちは、テクノポートの上級ウェブ解析士の渡部です。弊社ではこれまで、製造業を中心に数多くのホームページのリニューアルに携わってきました。ホームページをリニューアルする際には、これまでにあったホームページを一新することで不安もあると思います。今回はホームページをリニューアルする流れと気を付けるポイント、そして弊社で携わった中で特に成功した事例をいくつか紹介したいと思います。

現ホームページの問題点を洗い出す

最初は現状認識です。現行のホームページの問題点を洗い出しましょう。

リニューアルの目的を明確にする

ホームページを新しくするなら、何のためにリニューアルするのかを明確にします。次の3点を意識してください。一つ目は新規顧客開拓です。しっかり企画を作り込めば、ホームページは24時間働く営業マンになります。二つ目は技術用途開発です。自社技術のPRだけではなく、技術の応用例や今まで利用された実績を提示し、お客様の関心を集めます。三つ目は採用です。自社が「採用に力を入れていること」や「受け入れ体制が整っていること」をアピールできます。

自社ホームページの立ち位置の考え方の詳細は、こちらの記事にも書いています。参考にしてください。

提案依頼書を用意する

ホームページのリニューアルでは提案要望書(RFP)を用意するといいです。提案要望書は外注先に出す仕様書です。具体的にはリニューアルの目的や予算、スケジュールなどをまとめておくといいでしょう。必須ではありませんが、打ち合わせがスムーズになります。

提案依頼書の詳細はこちらの記事で紹介しております。参考にしてください。

リニューアルにかかる期間

ホームページのリニューアルにかかる期間は一般的な10~25ページ程度のホームページで3か月から4か月です。50ページや100ページ以上ある場合は4か月以上の期間がかかる場合もあります。また、ページ数だけではなくデザイン変更など項目の数によって期間は異なります。

リニューアルにかかる費用

一般的なホームページのリニューアルにかかる費用の相場はおおよそ50万円から100万円です。この基本的な金額に加えて、専門的な内容の追加やWebマーケティング、SEO対策、デザインの刷新など、追加項目が増える度に金額も増加していきます。また、ページ数によっても値段は変動していきます。お困りの際は、外注先に相見積もりを取って値段の比較をしましょう。

外注先を決める

ホームページのリニューアルの外注先を選ぶ際には、次の3点を意識してください。一つ目は自社の技術なり、業界に関する制作経験があることです。技術の知見を持っていると打ち合わせもスムーズに進みます。二つ目はマーケティング戦略を立てられる会社を選ぶことです。今まで手がけた会社の企画書や実績を示してもらい、安心して依頼できる会社を選びましょう。三つ目は成果が出るまで付き合ってくれる会社を選ぶことです。リニューアル後のサポートの有無や、具体的な支援の事例などをあらかじめ聞き取っておきましょう。

外注先の決め方の詳細はこちらの記事をご覧ください。

リニューアル時の注意点

新規の立ち上げでなく、リニューアル時には次の3点に注意してください。一つ目はリニューアル前のデータの取得です。リニューアルの成果をデータで確認できるようにしましょう。二つ目は反響があるコンテンツやPV数が多いコンテンツを把握しておくことです。ユーザーの興味がある内容のため、マーケティング戦略に役立ちます。三つ目はリダイレクト設定です。できれば同じURLを使うのが理想ですが、それが難しい場合は、301リダイレクト設定を利用し、「NOT FOUND」といったエラーの発生を防ぎましょう。

リニューアル時の注意点に関する詳細はこちらの記事にまとめてあります。ぜひ、ご覧ください。

リニューアルでの成功例

弊社がお客様へ実施したホームページのリニューアルによる成功例を紹介します。

株式会社富士産業

株式会社富士産業の事例は、Webマーケティングの切り口を変えて成功した事例です。製造業でありながら一般の人にもわかりやすく、問い合わせしやすいホームページを作成しました。具体的な取り組みは、新規事業である製作金物を全面に押し出した新しい切り口でのPRです。さらに競合他社と差別化した製作金物系のキーワード対策を盛り込みました。その結果、問い合わせ数が月数件から数十件へと急増。さらに、ターゲットにしていた設計事務所やデザイン会社からの引き合いもいただきました。

株式会社富士産業の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

司フエルト商事株式会社

司フエルト商事株式会社の事例は、現行のホームページの見せ方を変えて、営業効率が向上した事例です。取り組み内容は、コンテンツページを見やすく、わかりやすくした点です。具体的には、扱う商品を「素材」「業界」別で分類していたものを「機能」別へ変更。さらに、「素材」の詳細な解説記事を追加し、お客様のニーズを満たすコンテンツを充実させました。リニューアルの結果、お客様からは「見やすくなった」と好評。さらに、具体的な問い合わせが増加し営業効率が向上しました。

司フエルト商事株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

森田テック株式会社

森田テック株式会社の事例は、20年ぶりにホームページを刷新して成功した事例です。具体的には、製品のコンテンツページを拡充しながら検索順位向上のためのSEO対策を実施。その結果、製品のひとつである「アンテナカプラ」は検索順位一位を獲得し、「シールドボックス」も検索順位10位以内に改善しました。お客様からの問い合わせも、半年に一回だったものから月数回へと大幅に増加し、ホームページを通して仕事の獲得にもつながりました。

森田テック株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社モリセ精工

株式会社モリセ精工の事例は、明確に伝えるターゲットを絞って成功した事例です。具体的な取り組みとしては、自社のアピールポイントよりも「誰に届けるか」を重視したホームページを作成しました。同社の事例では研究開発者に届くキーワードを設定。研究開発者が興味を引く記事を執筆しました。その結果、問い合わせ数がゼロから週2-3件以上にまで増加し、受注率も3割以上を獲得しています。また、ターゲットにしていた大手研究開発部門からの問い合わせも獲得しました。

株式会社モリセ精工の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社小羽皮革

株式会社小羽皮革の事例は、クリーニング業界ではWebマーケティングは後発ながらも、強みにマッチした市場の選定により成功した事例です。具体的には、クリーニングに関するお客様の検索キーワードを調査し、それに対応するコンテンツページを作成。さらに、工場の作業風景を写真に撮り、自社の技術の信頼性を伝える記事も用意しました。リニューアルの結果、エンドユーザーからの問い合わせも多く、新規取引先の獲得を数多くしました。

株式会社小羽皮革の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

昭和電器株式会社

昭和電気株式会社の事例は、PRする製品を絞って成功した事例です。具体的な取り組みは競合他社がひしめき合っている汎用プラスチックの分野ではなく、技術難度が非常に高い「PPS(ポリフェニルスチレン)の成形」にターゲットを絞りSEO対策を実施し、検索上位を獲得しました。その結果、ホームページを通じて新規顧客の獲得。さらに、ホームページリニューアルを通して、「社内のモチベーションも向上した」とのことです。

昭和電器株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社長野サンコー

株式会社長野サンコーの事例は、Webマーケティングにおいて難度の高い量産案件の受注に成功した事例です。具体的にはSEO難度の高いキーワードによる検索上位を狙い、技術コンテンツページを掲載。狙ったキーワードでの上位掲載を実現しました。リニューアル後は、これまでの年に数件の問い合わせから毎月3件以上へと増加。さらに1年も経たずして、超大型の量産案件の受注に成功しました。

株式会社長野サンコーの事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

まとめ

ホームページをリニューアルする上での流れと気を付けるポイント、そして弊社で携わった中で特に成功した事例を紹介しました。ホームページを通した新規顧客開拓や狙った顧客への効率的なマーケティングにお困りの方は、一度ご連絡ください。

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Webサイトにいれるべきコンテンツの紹介

こんにちはテクノポートの永井です。

Webサイトを制作する際、製品紹介ページや会社概要、企業の強みなどさまざまなページを作るでしょう。その中でも、これだけは絶対に作ったほうがいいページを紹介します。

ターゲットは課題を解決するための手段を求めている

Webサイトを制作する前に、問い合わせをもらいたい「ターゲット」が何を求めているかを想像してみましょう。ターゲットが企業(BtoB)の場合、適当に製品を探しているのではなく何かしらの目的を持って探しています。そして、目的の多くは「課題を解決する」ことです。不具合対応、生産性の向上、品質の改善など仕事の中で出てくる課題を解決するために、インターネットを使い製品を探しています。

このとき、ただ単に製品を探しているわけではなく、できるだけ安く質の高いものを探していると考えられます。ただし、安ければいいというわけではありません。使いやすさや壊れにくさなど長期的に使うことを前提とした上で、コストパフォーマンスの良いものを探しています。

さらに、選定の失敗は会社の不利益になってしまうため、絶対に失敗したくないという思う企業が大半でしょう。ターゲットがほしい情報をまとめると、下記のようになります。

  • 課題を解決できるかどうか
  • コストパフォーマンが優れているかどうか
  • 信頼できる製品であるかどうか

Webサイトを作るときは、この3つの情報を押さえておきましょう。

課題解決に特化したページの制作

課題解決に特化したページの役割

  • SEO対策
  • 課題と直結した訴求

ターゲットは課題を解決したいと思っているので、課題解決に特化したページは必ず制作しましょう。ターゲットは抱えている課題に関連するキーワードで調査している可能性が高く、課題解決に特化したページを制作することで、SEO対策と製品の訴求を一度に行うことができます。

また、課題は一つではなく、複数掲載しましょう。1人のターゲットが抱えている課題は一つですが、ターゲットが複数になれば複数の課題が出てきます。そうなると、ターゲットが検索するキーワードや訴求内容も変わってきます。

自社の製品を不特定多数のターゲットに見てもらいたい場合は、解決できる課題ごとにページを制作するのがおすすめです。

事例

NISSHA株式会社:https://connect.nissha.com/filmdevice/filmdevice_column/
株式会社アドレック:https://www.adrec-jp.com/archives/case

製品のスペックページの制作

製品のスペックページの役割

  • 製品比較されたときの訴求

ターゲットは類似製品の情報を集めて比較検討してから製品を決めてます。そのため、競合製品と比較された場合に、自社のメリットや実力がひと目でわかるような表やグラフを作りましょう。

ターゲットはWebサイトや商社などから情報収集を行っているため、製品についての知識はある程度持っていると考えられます。場合によってはかなり細かな情報も知りたいと思っていますので、製品のスペックで出せるところはすべて出してください。

また、他社製品や類似製品と比較できる表も効果的(https://microvu.jp/prd_compare/)です。比較する際は自社をPRするのも大切ですが、公平性を持った比較をすると信頼につながるでしょう。

事例

株式会社 スペック・ジャパン:https://speckjapan.com/archives/530

お客様の声ページの制作

お客様の声ページの役割

  • 安心感の訴求

お客様の声は訴求力が高いので、必ず制作してほしい項目です。

ターゲットは失敗しないために「使った人の感想」を求めています。どういった企業がどのように使って、どういった結果が得られたのか、どういったところに不満があるのか、などネットには掲載されていないリアルな情報を求めているでしょう。

自社のサイトに掲載されているお客様の声は営業目的で効果が薄いと思われがちですが、実はそんなこともありません。製品に不満があった場合はお客様の声として掲載していただけないので、お客様の声に掲載されている企業は少なくとも製品を高く評価しています。

お客様の声を掲載するためにはお客様にインタビューしたり、掲載の許可が必要だったりと他のページとは公開手順が異なりますので早めの動き出しが大切です。

事例

テクノポート株式会社:https://marketing.techport.co.jp/case_category/product/

まとめ

メーカーがWebサイトのコンテンツとして制作するべきページは下記の3種類です。

  • 課題解決に特化したページ
  • 製品のスペックページ
  • お客様の声ページ

Webサイトで成功するためにはターゲットのニーズを想定したページづくりが大切です。
弊社はWebサイトの企画から制作、運営まで一貫して行っています。Webサイト制作でお困りでしたらお気軽にご相談ください。

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製造業のWebマーケティングがうまくいかない3つの理由と解決策

テクノポートの徳山です。弊社へWebマーケティングのご相談をいただくお客様の悩みの多くが、「自社もしくは別のWeb制作会社を使いWebサイトを制作したが、成果が出なくて困っている」というものです。そうしたお客様からお話を伺うと、うまくいかないパターンには共通項があると感じます。

そこで今回は、製造業の中でもメーカーなどから委託を受け、製造技術を提供しているサプライヤー企業において、Webマーケティングがうまくいかない理由を3つにパターン分けしご紹介するとともに、それを乗り越える方法をお伝えします。

理由①ターゲットユーザーの解像度を上げられなかった

1つ目の理由は「ターゲットユーザーの解像度を上げられなかった」ためです。ここで言う「解像度」とは、ターゲットユーザーの業界・分野などの属性、問い合わせを行うユーザーが所属する部署、ユーザーが抱えている課題などを指します。

なぜ解像度を上げる必要があるのか

ターゲットユーザーの解像度が上がらないと、ユーザーがどのような検索キーワードを使うのかが推察できないため、適切なSEO対策を講じることができず、Webサイトへのアクセスを集めることができません。

また、Webサイトへのアクセスが集まったとしても、ターゲットユーザーがぼんやりしていると提供価値が抽象的となってしまうため、自社の強みと合致しない仕事の依頼が増えてしまいます。

そのような仕事は総じて受注単価や利益率が低い傾向があります。実際にそのような仕事の依頼を受けた方にお話を伺うと「ネットで受注する仕事は条件が悪いものが多い」という印象を持っていらっしゃることが多いのですが、そのような方に限ってターゲットユーザーの解像度が低いことはよくあります。

解像度を上げられない理由

解像度を上げられない理由には「業界構造が特殊であるから」というものが挙げられます。長年メーカーからの受託業務を行っているサプライヤー企業では、自社がターゲットとすべき顧客について考える機会が他業種と比べ圧倒的に少なく、Webマーケティング戦略を考えるうえで最も重要な顧客ターゲットの選定が難しいケースが多いです。

また、サプライヤー企業という立場上、取引を行うメーカーの業界・分野が多岐に渡ることもあり、どこにターゲットを絞ればよいかわからないケースや、そもそも自社で加工している部品が最終的にどのような製品に使われるのかを知らされないケースさえあります。この状況が、解像度を上げることが難しくなる原因になってしまっているように感じます。

乗り越える方法

まずは「ターゲットユーザーが検索エンジンを使ってどのように発注先を調べるのか」を知ることが絶対的に重要となります。キーワード調査ツールを使えば、ユーザーが使用するキーワードの内容や検索ボリュームを掴むことができます。

調査方法については以下の記事をご参照ください。

キーワード調査を一通り行ったうえで、取るべき対策は以下の2つとなります。

1.ターゲットユーザーの仮説を立てペルソナを作り上げる

サプライヤー企業はビジネスモデルがBtoBとなるので、一般的なペルソナ分析のように年齢や性別といった情報まで考える必要はありません。どのような業種・分野のメーカーか、どこの部署に所属しているか、どのような課題を抱えているか、新規発注先を探している動機は何か、といった情報をまとめればOKです。

ペルソナ分析を行うメリットとして、仮説が当たれば、自社の強みを活かすことができ利益率の高い仕事獲得につながることが挙げられます。しかし、仮説が外れた際の軌道修正を公開後に必ず行う必要があることはお忘れなく。

2.風呂敷を広げる

ターゲットをどうしても絞れない場合は、加工対応が可能な領域すべてに対応可能であると風呂敷を広げ、様々な問い合わせを受け付けながら、自社がターゲットとすべき領域を選定していく方法もあります。

この方法のメリットとして、問い合わせを多く獲得できる可能性があり、リアルな市場ニーズに合わせてターゲット選定を行っていけることが挙げられます。ただし、Webサイトに大量のコンテンツを掲載する必要があり、労力がかかること、的外れの問い合わせに振り回される場合があることに注意してください。

理由②Webサイトに掲載するコンテンツの確保が難しい

2つ目の理由は「Webサイトに掲載するコンテンツの確保が難しい」ことです。この理由にもサプライヤー企業ならではの業界構造が大きく影響しています。

なぜWebコンテンツが必要なのか

製造業がWebマーケティングを実施する際に、Webデザインやユーザビリティなど見た目をよくするための施策を先行してしまいがちですが、問い合わせする購買部や調達部の担当は、Webデザインやユーザビリティの良し悪しで発注先を判断しません。

アクセスが一定数あり、発注先を判断するのに必要な情報が明記されていれば、必ず問い合わせは獲得できます。ですので、まずはアクセスを獲得することを優先すべきです。そのためには、影響度の大きいWebコンテンツの制作に注力したほうがよいと言えるでしょう。

なお、Webコンテンツは以下の2つの役割に分けることができます。

1.集客用のコンテンツ

検索エンジンで検索した際に検索上位表示を図るためのコンテンツ。キーワード調査を行ったうえで上位表示を実現するためのコンテンツを制作する。コンテンツ例としては、加工技術の紹介や技術コラムなど。

2.訴求用のコンテンツ

アクセスしてきたユーザーへ信用を与えるためのコンテンツ。コンテンツ例として、加工事例、設備紹介、取引先一覧など。

Webコンテンツが確保できない理由

製造業は他の業種に比べ、Webコンテンツを制作するハードルが高いと言えます。集客用のコンテンツにおいては、SEO対策が激化していることもあり、Webページに大量のテキスト情報をライティングする必要があります。

しかし、製造業においては技術の知識とライティングのスキルを併せ持つ人材が極めて少ないため、コンテンツの制作そのもののハードルが高くなってしまいます。外部にライティングを委託するとしても、技術知識を有したライターは希少な存在のため、探し出すことは困難です。

また、訴求用のコンテンツとして最も有効と言える加工事例などといった実績系のコンテンツに関しては、機密情報であるため取引先から公開を許されないケースが多いのも実情です。しかし、加工事例をはじめとした実績コンテンツに関しては、絶対にWebサイトに掲載しておくべきです。多くの製造業者のWebマーケティングに携わってきましたが、加工事例などの実績が全く掲載されていないWebサイトで成果を挙げているケースを見たことがないためです。

乗り越える方法

集客用のコンテンツにおいては「ライティングできる人材を社内で育てる」か「技術知識を持った外部ライター」を探すかの2択となります。両者を使い分ける場合は、外部ライターにはなるべく技術の基本知識があれば書けるテーマを与えたほうがリスクが低いと言えるでしょう。

公平性の高い情報を好む検索エンジンにおいて、テーマによっては社外の人材がコンテンツを制作したほうが検索上位に上がりやすいこともありますので、一般的な技術情報に関しては外部ライターを活用するのもよいかもしれません。

内製化する場合は、ライティングスキルを身につける努力を行うことはもちろんのこと、積極的に競合する技術の情報も収集する姿勢が必要(Webコンテンツとして、類似技術を比較するコンテンツが非常に効果的であるため)となります。

ライティングできる人材を育てたいと考える方は以下の記事をご参照ください。

製造業向け「伝わる文章の書き方講座」

また、外部ライターを活用する際は、以下の記事をご参照ください。

実績系のコンテンツに関して、発注元であるメーカーの掲載許可が下りない場合は諦めざるを得ないのですが、加工事例に関しては知恵と努力で解決した事例もあります。詳細はリンク先の記事をご覧ください。

製造業のSEO対策を基礎から解説、「加工事例」が超重要なワケとは

理由③Webサイトを公開した後に適切な更新活動ができていない

3つ目の理由は「Webサイトを公開した後に適切な更新活動ができていない」ためです。ここでは「適切な」という言葉を強調しておきたいと思います。なぜなら更新活動は定期的に行っているが、それが成果につながらない更新活動であるケースが多々あるためです。

なぜ更新活動を行う必要があるのか

Webサイトは立ち上げてしまえば一定の効果が出ると考え、立ち上げまでがゴールとなってしまっている方も多いのですが、成果に確実につなげたいのであれば、むしろ公開後の更新活動のほうが重要であり、立ち上げ後がスタートと言えます。

仮にWebサイト立ち上げ直後に一時的に成果が出たとしても、公開後の更新を怠っていると、徐々に成果は減少傾向となります。これは、競合企業のWebサイトが適宜更新されていくためです。

「適切な更新活動」を行えていない理由

成果につなげるための「適切な更新活動」を行えていない企業が多い理由としては、すでに紹介した上記2つのうまくいかない理由に起因する場合が多いです。

理由①に起因するもの

企画時に戦略(ターゲットユーザーの仮説)がないまま進めてしまったため、改善の方向性が見いだせない。検証する仮説そのものがないケース。

理由②に起因するもの

Webサイトのアクセスを上げるには定期更新(コンテンツ追加)が必須だが、Webサイトを立ち上げる(リニューアルする)までにすべてのコンテンツを使い果たしてしまい、更新するための材料がなくなってしまったケース。

その他の理由として、更新そのものに意味があると考えている場合があります。新着情報や本業とは異なるテーマを取り上げた社員ブログなど、更新すること自体に意味があると思っている人も多いですが、本業に関わるコンテンツを増やしていかないと更新を行う意味はありません(採用など別の目的があれば別ですが)。

乗り越える方法

理由①に起因する場合は、ユーザーの検索需要を調べ直し、上述したターゲットを絞る戦略か、風呂敷を広げる戦略かを選定し、少しずつWebサイトを仮設検証するための姿へ変えていく必要があります。

理由②に起因する場合は、Webコンテンツを内製化、もしくは外部ライターを活用して制作するための体制を構築することが大事でしょう。

また、そもそも「適切な更新活動」とはどのようなことかを知る必要があります。アクセス分析にもとづいた効果的な更新活動について、具体策を知りたい人は以下の記事をご覧ください。

まとめ

ご紹介した①〜③の理由はWebマーケティングにおけるフェーズ別の課題とも言えます。

理由①「ターゲットユーザーの解像度が上がらない」→企画時における課題
理由②「Webサイトに掲載するコンテンツが確保できない」→制作時における課題
理由③「Webサイトを公開した後の軌道修正が十分にできていない」→運用時における課題

まずは成果が出ていない原因として、どこのフェーズでつまずいてしまったからなのか、自己分析から始めてみてはいかがでしょうか。

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動画をWebサイトに活用し訴求力UP!動画活用のメリットや手法を紹介

テクノポートの井上です。最近、企業で動画をWebサイトにも活用したいという相談を多くいただきます。以前と比べ、インターネットの通信速度も格段に早くなり、スマホでも動画がストレス無く見られるようになったこと、また、簡易的に動画を作れるようになったなど、さまざまな要因で企業の動画活用が加速しています。

動画活用 Webサイト

今回はその動画をWebサイトに活用するメリットや手法について紹介します。

​​Webサイトに動画を使用するメリットとは?

Webサイトに動画を活用することのメリットは大きく3つ挙げられます。

文字で伝えるより短時間で多くの情報が伝わる

Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量と言われています。とてつもない数字です。

視覚に訴えかけられるため印象に残りやすい

メラビアンの法則というものがあります。1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した法則です。「人がコミュニケーションをとる時に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」を検証し、その割合を示しています。

  • 視覚情報 55%
  • 聴覚情報 38%
  • 言語情報 7%

視覚と聴覚で93%を占めており、印象決定に大きく影響していると言われています。

滞在時間が増えSEO的にもプラスと言われている

動画自体をWebサイトに埋め込むことはプラス要因にはなりません。しかし、動画をWebサイトに埋め込むことで、ユーザーの滞在時間が延びます。直帰率が改善されれば、Googleから「有益なコンテンツを提供しているページ」と評価される可能性は十分にあります。

Webサイトで動画を使用するデメリットとは?

デメリットは以下の内容が主に挙げられます。

使い方によってはサイト表示スピードを落とす

動画は容量が多くそのまま掲載して自動再生をすると、Webサイトの表示スピードが大きく落ちます。表示スピードが遅くなることはSEO的にも悪影響です。

質の良い動画作成には時間やコストがかかる

質の良い動画を作ろうと思うと外注せざるを得ず、その場合内容によりけりですが数十万から数百万と費用がかかり、企画構成には時間を要します。

飛ばし読みができない

本のように目次があって、部分的に情報収集することができません。見出しなどを作ることはできますが、文章と比べると使いづらさがあります。

動画のホームページ上での使い方

動画をWebサイトで使う上で必ず考えたほうが良い点は、何のために使うかです。単純にWebサイトに掲載されている内容を動画に変えただけでは意味がありません。ユーザーにとって動画のほうが良い理由を見つけ活用します。

下記にいくつか例を挙げます。製品紹介や使い方動画に関しては手法や特徴を伝えることを目的としているため、伝わりやすさが上がります。自動再生で動的なサイトに変化させ会社を印象付けるための活用方法もあります。

製品紹介動画

例:株式会社アドレック https://www.adrec-jp.com/

使い方動画

例:アルビテクノロジー株式会社  https://www.albitech.co.jp/youtube/

TOPページの背景動画として活用

例:有限会社鳴滝工業 http://naru-taki.com/

ページの動的なコンテンツとして利用

例:株式会社xtia https://xtia.co.jp/applications

効果的な尺の長さってどれくらい?

大手マーケティング企業の「HubSpot社」の調査によると、最適な動画の尺について以下のように記載しています。

  • Twitter:45秒
  • Facebook:45秒~1分
  • Instagram:30秒
  • Youtube:2~3分

Webサイトの場合、サービスや商材をより深く理解したいという目的から長尺の動画でも見られる傾向があります。そうは言っても、単純に長いだけの動画では飽きられてしまうため、ユーザーの目的に合わせた有益な情報を用意する必要があります。

動画の挿入方法について

ホームページ制作で動画を追加する方法は2つあります。

  • Youtubeなどの外部プラットフォームからタグを持ってきて貼り付ける
  • <video>タグを用いて直接サーバー内の動画を貼り付ける

Youtubeなどの外部からの閲覧も期待できるため、製品説明や使い方動画はYoutubeからのタグがおすすめです。背景動画や自動再生などはサーバーに直接アップするほうが良いかと思います。その際にはデータ容量などの調整も必要です。

Webサイトでの動画の活用方法について紹介しました。Webサイト作りの参考にしていただければ幸いです。

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「見た目が重要」の誤解。サイト制作における本当に必要なデザインの要素

ひと目見た時に「おっ!かっこいい!」と思うコーポレートサイトでも、実はお問い合わせや、会社のブランディングに繋がっていないケースがあります。今回はその原因について、アメリカの心理学者が導き出した「メラビアンの法則」を通して、解決策をお話ししていきます。

こんにちは。誇りある技術を持つ企業が シナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

  • 「今のコーポレートサイトのままでは問い合わせが増えない」
  • 「WEB制作会社に方向性をどう伝えたらいいのかわからない」

そのようにお悩みの方にとって、サイト制作の前にこの「メラビアンの法則」を理解しておくことで1つの解決策が浮かび上がってくるでしょう。

3つのVから学ぶメラビアンの法則

メラビアンの法則とは、1971年にカリフォルニア大学の心理学者であるアルバート・メラビアン氏が提唱したものです。例えば「これは得意です」という言葉を、暗い表情や低い声のトーンで言われた場合、受け取る相手は「本当は苦手なのでは?」と感じるのが一般的ですよね。

メラビアンの法則はこのような「言語」「聴覚」「視覚」の3つの要素に矛盾した情報を得たときに、人はどの情報を優先して受け取るのかを調べたものです。研究の結果、コミュニケーションには「言語情報7%(Verbal)」「聴覚情報38%(Vocal)」「視覚情報55%(Visual)」の割合で影響しているという「メラビアンの法則」が導き出されたのです。

言語情報と非言語情報とは?

先に述べたメラビアンの法則の3つの要素についてもう少し詳しく解説します。

メラビアンの法則の3つの要素

  • 言語情報7%(Verbal):言葉そのものの意味
  • 聴覚情報38%(Vocal):声の質・速さ・大きさ・口調
  • 視覚情報55%(Visual):見た目・表情・しぐさ・視線

言語情報は、話の内容や言葉そのものの持つ意味を指す「言語表現」と呼ばれるものです。例えば、画像がつかないメールやSNSなどのコミュニケーション方法です。伝えたいことの本心や含みを持たせたい部分が伝わりにくい場合があります。

聴覚情報は、声の大きさやトーン、速さや口調などが該当する「非言語表現」です。楽しそうに話している人の話に対して、話の内容はさておき、つい聞きたくなるというシーンでも見受けられますね。

視覚情報は、表情やジェスチャー、視線の動き、相手の見た目などの「非言語表現」です。特に視覚情報は文章よりも60,000倍も早く脳に伝達されるという調査結果もあります。そのため、デザインなどの視覚的要素が重要視されているのです。

ベストセラーになった「人は見た目が9割」といった著書のもとにもなっているのが、この言語情報7%の「言語表現」と聴覚情報38%と視覚情報55%を足した「非言語表現」合計93%という数字なのです。

内容は受け取り側がジャッジする

では、見た目や雰囲気が良ければ、全てのビジネスやコミュニケーションが解決するのか?という疑問が浮かんでくると思います。そこで、メラビアンの法則を活用するために重要なことをお伝えします。それは、3つの要素が揃っていない場合、「視覚情報>聴覚情報>言語情報」の順番に優先されるという「3Vの法則」です。

メラビアンの法則の実験では、声のトーンや表情を変えて、「maybe(そうかもしれない)」と言われた場合、どのような印象の変化があるかを実験しました。この実験では、普通の口調より、強い口調の「maybe」の方が同じ単語でも、より説得力を感じたという結果が出ています。

また別の実験では、「好き」「嫌い」「普通」からイメージされるそれぞれ3つの単語(合計9つ)を使います。この9つの単語に対して「好き」「嫌い」「普通」という声のトーン(聴覚情報)で録音を行います。また、「好き」「嫌い」「普通」を想起させる表情をした顔写真を1枚ずつ用意しました。「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」がバラバラで矛盾した組み合わせにしたものを被験者に聞かせ、その後の印象について調査しました。

その結果、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つがどれか1つでも一致しない矛盾を感じた場合、視覚情報>聴覚情報>言語情報の順番に優先されることが判明したのです。

「見た目が最重要」ではなく、視覚・聴覚・言語情報の一致が重要!

一般的には「見た目が最重要」と思われがちですが、ビジネスやコミュニケーショにおいて重要なことは、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」、この「3V」の要素を揃えるということです。

コーポレート制作において、デザインという視覚的な要素は確かに重要です。しかし、写真に写っている社員や経営者の表情やテキストによるメッセージ、または保有する技術や実績などの言語情報など、会社のブランドイメージがトータルで整っていることで、見る人の信頼感を構築することができるのです。ぜひ今回の記事を参考に、3Vの揃ったサイト制作を目指しましょう。

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BtoB製造業のWebサイト制作において大切なこと

マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回はBtoB製造業のWebサイト制作について取り上げたいと思います。

BtoB製造業がWebサイトを新規あるいはリニューアルを検討する際、どういったことに気をつけておきたいのか、そのポイントも解説。また、BtoCのサイト制作との違いやおすすめの制作会社についても取り上げます。

BtoB製造業のWebサイト制作とは

BtoB製造業におけるWebサイトは、誰のためにどんな目的でどんな情報を提供するものでしょうか?ここでは、まずWebサイトの役割と目的について解説します。さらに、BtoBサイト制作の上で求められる事項や、BtoCサイトとの違いについて説明します。

BtoBサイトの役割と目的

BtoBサイトの役割は、企業活動や対象によってさまざまです。

営業活動においては、その対象は「顧客」です。顧客が製品・サービスの購入を比較検討する際、必要な情報を提供できることが役割となります。

ターゲットがまだ取引実績のない未知の顧客の場合、Webサイトは集客の役目も担っています。これは、見込み客を集め、情報提供で醸成し、問い合わせなど次の行動喚起を促すことです。一方、既存顧客に対する継続的なサポート情報の提供や、問い合わせ対応などのアフターフォローもその役割に入ります。

BtoBサイトの役割は、営業に関することだけではありません。株主やステークホルダーに向けた経営情報を開示する役割、ブランドイメージを構築する役割も担っています。

このように、BtoBサイトはいろいろな役割をあわせもっていますが、目的は主に2つに集約されます。ひとつは、「見込み顧客の獲得と、生涯顧客価値LTVの最大化」であり、もうひとつは、「企業の存在を知ってもらい、信頼関係を構築し、ファンになってもらうこと」です。

見込み客を獲得するBtoBサイトの 制作に求められること

重要なのは、情報発信したい見込み顧客は誰なのかを明確にすることです。対象となるターゲットを決めた上で、そのターゲットの課題に働きかける情報の提供を検討します。

どのような情報が必要になるのかは、ターゲット顧客の購買プロセスや営業フローを整理した上で検討しましょう。実際に営業活動する上で、どの段階でどんな情報が必要になるのか、その活用用途まで落とし込む必要があります。

その上で、見込み客との接点を作り、問い合わせや資料請求につなげるための導線設計を行うことも重要です。その際、情報提供の順番についても考えたほうがよいでしょう。見込み顧客の行動パターンを調べ、各検討プロセスで顧客が必要となる順に情報を提供していくことが求められます。

BtoB製造業のWebサイト制作とBtoCのWebサイト制作の違い

BtoBとBtoCで大きく違う点は、ターゲットが組織か個人かです。BtoB製造業の見込み客は、特定の人物・属性が対象ではありません。購買は複数の人間の承認プロセスを経て決定されます。そのため、「企業が抱える課題やニーズ」に対して、解決策を提供できるサイト設計が望まれます。

企業にはさまざまな部門組織があり、役職や役割によって求める情報は異なります。顧客の役割・立場にあわせて異なるコンテンツの設計が必要です。

また、BtoBビジネスは成約までにかかる時間が長いのも特徴です。BtoCサイトなら、ユーザー心理をついた魅力的なコピー文で、商品・サービスを衝動買いさせることも可能ですが、BtoBはそれがありません。中長期的に有益な情報を提供し続けることで、ユーザーの興味を段階的に高める施策が有効でしょう 。

さらに、BtoCと違い、Webサイトでビジネスが完結することはほぼありません。Webサイトの問い合わせは最終ゴールではなく、その後、実営業との連携が必要になります。オンラインとリアルの両方でビジネスをつなぐことが求められるのです。

BtoBサイトの制作準備で押さえておきたいこと

では、実際にWebサイトを制作するにあたって、どんなことに気を付けて準備にあたればよいのでしょうか? ここでは、制作時のポイントや、おすすめの制作会社についてお話します。

BtoB製造業のWebサイト制作時に気を付けるポイント

BtoB製造業でWebサイトを制作する際、まず注意しなければならないことは、「企業の業態や営業スタイルによってWebサイトに求められる役割が異なる」ということです。企業戦略にそってサイト設計をしていくことが求められます。

コンテンツ設計する際には、自社の強み(USP)や競合他社のサイトのメッセージをよく研究しておくことも重要です。その上で、顧客目線の集客キーワードを考えていきます。

また、顧客の業態や役割・立場によってサイトの訪問目的や収集情報も異なるため、複数の顧客像(ペルソナ)を設定し、各々に対しどこでどんな情報を提供すべきか考えなければなりません。対象となるユーザーがWebサイトでどういう使い方をしているか、実際にサイトにアクセスしてもらい、使い勝手を検証しておくのもよいでしょう。

Webサイトは、顧客獲得以外にもさまざまな目的・用途に対する情報を織り込んでいかなければなりません。どうしても情報過多となってしまい、複雑なサイト構造になりがちです。ユーザーが迷子にならないようUI設計の最適化を図る必要があるでしょう。

BtoB製造業のWebサイト制作に特化した制作会社一覧

では、具体的にホームページ制作を始めるにあたって、どこの制作会社に依頼すればいいのでしょうか?ここでは「どこにお願いしていいのかわからない」という方に向けて、製造業に強いおすすめのホームページ会社をいくつかご紹介します。

・株式会社WEB STAGE(ステージグループ)https://www.w-stage.jp/

引用:株式会社WEB STAGE(ステージグループ)

制作実績が200業種で15,000件以上と、豊富な実績経験がある制作会社です。お客様ごとに専任のWebアドバイザーをつけており、制作から運用までサポートできる体制が整っています。

・株式会社クイックリー https://www.seizo-web.com/

引用:株式会社クイックリー

製造業専門のWeb制作会社です。製造業の現場経験のあるコンサルタントが担当しています。中小体制の企業にフォーカスされており、製造装置や部品・材料などさまざまな製造業で200社以上の実績があります。サイト公開後も1カ月間の無償修正サービスがあります。

・株式会社NCネットワーク https://corporate.nc-net.com/

引用:株式会社NCネットワーク

工場検索エンジン「エミダス」、製造業・技術系Q&Aサイト「技術の森」など各種メディアを運営する会社です。同社が運営する製造業ポータルサイトでホームページを公開できます。専門誌やメルマガでの情報発信も可能です。

・テクノポート株式会社 https://marketing.techport.co.jp/

引用:テクノポート株式会社

製造業を中心とした技術系企業のマーケティング支援を専門に行っており、このモノカクの運営会社です。サイトの企画・制作から、Web集客・運用コンサルティングまで一貫して対応しています。技術用語の分かる技術系ライターを揃えており、技術系コンテンツの実績が豊富です。

Webサイト制作会社を選ぶポイントには、会社の実績、料金やサービス内容、サポート体制などいろいろあるでしょう。ここで、ご紹介したおすすめのホームページ制作会社は、そうした視点に加え、なによりも重要な「顧客目線のコンテンツ制作」に視点をあてて選出しています。

まとめ

BtoB製造業におけるWebサイトの目的として、見込み顧客の獲得や認知・信頼関係の構築があります。見込み顧客の獲得において、Webサイトの役割は、「顧客が製品・サービスの購入を比較検討する際、必要な情報を提供できること」です。

情報発信したい見込み顧客像を明確化し、ターゲットの課題に働きかける情報の提供を検討しましょう。見込み客との接触から問い合わせまでの導線を作り、顧客の検討プロセスに沿って情報を提供していくことが求められます。

業態や営業スタイルによって求められるWebサイトは異なるため、企業戦略にそってサイト設計を行いましょう。その上で、自社の強みを伝えるメッセージや、顧客目線の集客キーワードの検討が必要です。

そうした顧客が求める情報や自社の強みをより第三者目線で伝えるために、外部のWeb制作会社を活用するのも有効な手段となります。自社と類似の業種での知見・実績が豊富な制作会社とタッグを組むのがおすすめです。

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Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方

はじめに

製造業勤務、機械系エンジニアライターの野口です。Webサイトの制作時に、構成図(サイトマップ)の作り方がわからず困っていませんか。この記事ではサイトマップの作り方や注意点、製造業におけるサイトマップのページ例を紹介します。

Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方

Webサイトにおけるサイトマップについて、概要や重要性、作り方を説明していきます。

サイトマップとは

サイトマップとはサイトの構成図です。サイトの構成をツリー状に表し、各ページのつながりを視覚的にわかりやすくしています。サイトを制作する際には全体像を把握しやすいため、Webサイトに欠かせない設計図です。

サイトマップの重要性

サイトマップの最大のメリットは「サイト全体の構成が把握しやすくなる」ことです。各ページの関係性が一目でわかるため、プロジェクトメンバーとの情報共有も簡単です。

また、ホームページの制作を依頼する場合も便利です。制作側は全体像がわかり見積もりしやすく、運営側と制作側の両者で仕事が円滑に進みます。

サイトマップの作り方

サイトマップは大まかに4つのステップで作ります。

ステップ1:目的を決める

はじめに、サイトの目的を決め、方向性を定めていきましょう。

ステップ2:必要なページを書き出す

次にサイトの構成ページを考えます。順番を気にせずに思いついたものをリストアップしてください。特に、構成ページの抜けもれに注意していきましょう。

ステップ3:書き出したページを分類する

構成ページのリストアップが終われば分類分けです。似た内容は同じカテゴリーとしてまとめます。ここで重複があれば消し、抜けもれがあれば追加してください。

ステップ4:分類したページをツリー状にまとめる

最後に分類したものをツリー状にまとめてください。このまとめがそのままサイトマップになります。

サイトマップを作る時の3つの注意点

サイトマップを作る時の注意点について、3点説明します。

1.わかりやすい構造にする

サイトマップの作成時は、「訪問者の見やすさ・使いやすさ」を意識してください。サイトの構造が複雑だと求めるページを見つけにくいからです。訪問者の観点で「見やすい・使いやすい」簡単な構造を意識しましょう。

2.深くても3階層まで

サイトマップの構造はページは深くても3階層までにしましょう。3階層以上になると複雑になり、目的のページにたどり着くまでに時間がかかってしまうからです。目的のページが探しにくいと、面倒くさくなりサイトから離脱される恐れもあります。3回クリックすれば目的のページを表示できるサイト構造を心がけ、訪問者のストレスを減らす工夫をしましょう。

3.SEOキーワードを意識する

サイトマップにキーワードを意識して取り入れると、検索時の上位表示を狙えます。上位表示されるほど、サイト訪問者の増加も見込めるからです。サイトマップの作成と同時に、検索されるだろうキーワードも意識してください。

*SEOとは(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の略称。

製造業Webサイトにおけるサイトマップ

では、実際に作成する際、どのようなページが必要なのでしょうか。

作成候補ページ一覧

よく見受けられるページの一例を紹介します。

TOPページ

サイトの表紙です。サイトマップの分類項目へつながるバナーやリンクなどのコンテンツを配置しましょう。

会社概要

一般的には代表挨拶、会社情報、沿革、アクセスなどです。

品質保証関連

自社のアピールとして、ISO9001やISO14001などの認定有無や環境への取り組みを記載します。

設備一覧

自社の保有装置です。加工業者であれば、加工機械や、検査機械などを紹介します。

コンテンツページ

加工業者であれば、自社の加工事例や加工プロセスなど。技術アピールを紹介します。また、素材や装置など取り扱い製品をまとめたページもおすすめです。

お問い合わせ

多くの場合、お問い合わせフォームを活用します。近年ではAIによるチャット対応もあります。

採用情報

自社の採用情報を掲載します。たとえば、新入社員や中途社員の採用状況などです。入社希望の訪問者は必ず探すページのため、作成しておくといいでしょう。また先輩社員の人となりを知るためにインタビューページを掲載している企業もあります。

よくある質問

よくある質問をまとめたページです。訪問者と企業、いずれの問い合わせ対応の手間を減らせます。

まとめ

Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方を紹介しました。サイトマップはサイトの全体像の把握や訪問者の使いやすさに直結します。今回紹介したサイトマップの作り方やその注意点を意識しながらサイトマップを制作してください。

テクノポートは多くの製造業のホームページを制作し、効果の高いホームページを作成してきました。Webサイトの制作にお困りの際には、ぜひお声がけください。

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Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方

はじめに

製造業勤務、機械系エンジニアライターの野口です。Webサイトの制作時に、構成図(サイトマップ)の作り方がわからず困っていませんか。この記事ではサイトマップの作り方や注意点、製造業におけるサイトマップのページ例を紹介します。

Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方

Webサイトにおけるサイトマップについて、概要や重要性、作り方を説明していきます。

サイトマップとは

サイトマップとはサイトの構成図です。サイトの構成をツリー状に表し、各ページのつながりを視覚的にわかりやすくしています。サイトを制作する際には全体像を把握しやすいため、Webサイトに欠かせない設計図です。

サイトマップの重要性

サイトマップの最大のメリットは「サイト全体の構成が把握しやすくなる」ことです。各ページの関係性が一目でわかるため、プロジェクトメンバーとの情報共有も簡単です。

また、ホームページの制作を依頼する場合も便利です。制作側は全体像がわかり見積もりしやすく、運営側と制作側の両者で仕事が円滑に進みます。

サイトマップの作り方

サイトマップは大まかに4つのステップで作ります。

ステップ1:目的を決める

はじめに、サイトの目的を決め、方向性を定めていきましょう。

ステップ2:必要なページを書き出す

次にサイトの構成ページを考えます。順番を気にせずに思いついたものをリストアップしてください。特に、構成ページの抜けもれに注意していきましょう。

ステップ3:書き出したページを分類する

構成ページのリストアップが終われば分類分けです。似た内容は同じカテゴリーとしてまとめます。ここで重複があれば消し、抜けもれがあれば追加してください。

ステップ4:分類したページをツリー状にまとめる

最後に分類したものをツリー状にまとめてください。このまとめがそのままサイトマップになります。

サイトマップを作る時の3つの注意点

サイトマップを作る時の注意点について、3点説明します。

1.わかりやすい構造にする

サイトマップの作成時は、「訪問者の見やすさ・使いやすさ」を意識してください。サイトの構造が複雑だと求めるページを見つけにくいからです。訪問者の観点で「見やすい・使いやすい」簡単な構造を意識しましょう。

2.深くても3階層まで

サイトマップの構造はページは深くても3階層までにしましょう。3階層以上になると複雑になり、目的のページにたどり着くまでに時間がかかってしまうからです。目的のページが探しにくいと、面倒くさくなりサイトから離脱される恐れもあります。3回クリックすれば目的のページを表示できるサイト構造を心がけ、訪問者のストレスを減らす工夫をしましょう。

3.SEOキーワードを意識する

サイトマップにキーワードを意識して取り入れると、検索時の上位表示を狙えます。上位表示されるほど、サイト訪問者の増加も見込めるからです。サイトマップの作成と同時に、検索されるだろうキーワードも意識してください。

*SEOとは(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の略称。

製造業Webサイトにおけるサイトマップ

では、実際に作成する際、どのようなページが必要なのでしょうか。

作成候補ページ一覧

よく見受けられるページの一例を紹介します。

TOPページ

サイトの表紙です。サイトマップの分類項目へつながるバナーやリンクなどのコンテンツを配置しましょう。

会社概要

一般的には代表挨拶、会社情報、沿革、アクセスなどです。

品質保証関連

自社のアピールとして、ISO9001やISO14001などの認定有無や環境への取り組みを記載します。

設備一覧

自社の保有装置です。加工業者であれば、加工機械や、検査機械などを紹介します。

コンテンツページ

加工業者であれば、自社の加工事例や加工プロセスなど。技術アピールを紹介します。また、素材や装置など取り扱い製品をまとめたページもおすすめです。

お問い合わせ

多くの場合、お問い合わせフォームを活用します。近年ではAIによるチャット対応もあります。

採用情報

自社の採用情報を掲載します。たとえば、新入社員や中途社員の採用状況などです。入社希望の訪問者は必ず探すページのため、作成しておくといいでしょう。また先輩社員の人となりを知るためにインタビューページを掲載している企業もあります。

よくある質問

よくある質問をまとめたページです。訪問者と企業、いずれの問い合わせ対応の手間を減らせます。

まとめ

Webサイト制作における構成図(サイトマップ)の作り方を紹介しました。サイトマップはサイトの全体像の把握や訪問者の使いやすさに直結します。今回紹介したサイトマップの作り方やその注意点を意識しながらサイトマップを制作してください。

テクノポートは多くの製造業のホームページを制作し、効果の高いホームページを作成してきました。Webサイトの制作にお困りの際には、ぜひお声がけください。

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製造業ホームページ制作の流れ

製造業勤務、機械系エンジニアライターの野口です。自社のホームページ制作を考えているが、ホームページの制作のやり方がわからなくて困っていませんか?この記事では、ホームページ制作の流れを紹介します。

また各工程において気を付ける点や大まかな制作期間、費用などもお伝えします。ぜひ、この記事を参考にしてホームページの制作を検討してみてください。

製造業ホームページ制作に知っておきたい3つのこと

自社のホームページ制作にあたり、下記で紹介することは必ず知っておきましょう。

制作の流れ

ホームページ制作までの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 企画書作成
  2. 見積もり依頼
  3. 発注
  4. 打合せ
  5. ホームページ用の写真撮影・画像の準備
  6. デザイン作成
  7. サーバー準備
  8. サーバーへのアップロード
  9. 仮公開
  10. 検収作業・公開

制作期間

ホームページの制作期間は規模によって、異なります。制作ページ数による例をあげると、10ページ以内では約1ヶ月、10〜15ページ以内では約2ヶ月、15〜25ページ以内だと約3ヶ月程度です。その他にもホームページのコンテンツ制作の外注有無やホームページのデザインの新規制作など、制作内容により期間は前後します。

外注した場合の費用相場

企業サイトの場合、安価な価格帯の費用の相場は20〜30万円程度です。ただし、外注先やページ数、SEO対策の有無やオリジナルデザインなど要望が増えるにつれて50〜100万円、それ以上もすることも珍しくありません。予算とホームページの目的に応じ、適切な費用の吟味が大切です。

製造業ホームページ制作工程の内容

では、各制作工程における具体的な内容を紹介していきます。

企画書の作成

はじめに企画書を作成します。外注先へと提出しホームページ制作の見積りを得るためにも必要です。ホームページに盛り込みたい内容をまとめましょう。

盛り込む内容の例は、ホームページ制作の目的やターゲット、現状の課題、注意してほしい点、ホームページのデザインイメージ、SEO対策などWebマーケティングの有無、ホームページリリース後の保守・運用などです。

企画書に関しては、制作がヒアリングをし、制作会社が作成するケースも多いので、自社で立てるのが難しい場合は制作会社に問い合わせてみてください。

見積り・発注

ホームページ制作の見積り及び発注をおこないます。外注先に企画書を提出し、見積りをもらいましょう。複数社に見積りを依頼し、費用を比較してください。予算を越える場合は、企画書の内容を取捨選択し、制作内容の絞り混みを検討しましょう。

見積りと制作内容に納得したら、発注をおこないます。

打ち合わせ

発注後は、外注先と発注側で企画書にそった内容の打ち合わせを繰り返し実施します。たとえば、自社ホームページの目的や現状抱えている課題の共有、ホームページ公開までの制作スケジュールなどをお互いにすり合わせて内容の合意していきます。その他にも、サイトマップやページレイアウトなどの相談もおこなうといいでしょう。打ち合わせで決定した内容を基にして、ホームページの要件定義書(設計条件)が決定しホームページを本格的に作成していきます。一般的に要件定義書以外の内容は、契約外となってしまいます。お互いに作業内容の抜け漏れをチェックしてください。

ホームページ用の写真撮影・画像準備

発注者側で準備するものもあります。その一つがトップページや各種コンテンツページに使用する写真・画像です。ホームページのトップページは見た目に直結します。ホームページの目的を踏まえながら、掲載する写真を撮影、選択していきましょう。また、自分で撮影しなくても、商用利用可能である無料の画像サイトや有料の画像サイトも便利です。写真撮影が困難な場合は、画像サイトの活用もいいでしょう。さらに写真に限らず、イラストやデザインの無料・有料サイトもあるため、ホームページの内容に適した素材を使っていきましょう。

近年のホームページ制作では写真を大きく使う傾向があり、写真の良し悪しがホームページの良し悪しを決めるといっても過言ではありません。プロのカメラマンに写真を撮影を依頼することも検討してみて下さい。

デザイン作成

デザイン作成では、ホームページ全体のレイアウトや各種ボタンの位置、コンテンツページのデザインなどを決めていきます。たとえば、発注者はパワーポイントやイメージ図などを伝えてもいいですし、参考にしたいホームページを提示して相談するといいです。近年、ホームページは、スマートフォンからの閲覧がほとんどです。そのため、パソコンやスマートフォンなど対応したレスポンシブデザインを採用するといいでしょう。外注先はこれらを基にデザインを発注者へ提案します。これを基に、デザインの確認作業をすすめ、修正、ブラッシュアップを進めていきます。

サーバーの準備

ホームページの公開は、「ドメイン」「サーバー」が必要です。それぞれ準備していきましょう。ドメインは「.com」「.jp」などのアドレスを示しており、年間数千円で利用できます。

サーバーはやレンタルサーバーを利用するのが一般的で、相場は月数百円から3,000円程度です。自社の利用目的やサーバーのセキュリティなどを考慮してサーバー会社を選択してください。

サーバーアップ

サーバーの準備が完了したら、ホームページの公開まであと一歩です。サーバーに「ホームページ(ファイル)」をアップロードすると、インターネット上にホームページが公開されます。外注の場合、サーバーへのアップロードも実施してくれます。見積もり時に作業内容の確認もしておきましょう。

公開チェック

サーバーにホームページをアップロードしたら、最終チェックです。要件定義書通りの内容が表示されているか確認しましょう。その他にも、リンク先が表示されるか、誤字脱字がないか、不具合がないかの最終確認です。発注者、外注先ともに検収作業をおこない、問題がなければホームページを公開します。

まとめ

ホームページ制作の流れは企画書作成→見積もり依頼→発注→打合せ→写真撮影→デザイン作成→サーバー準備→サーバーへのアップロード→仮公開→検収作業→公開です。行程は多いものの順番に取り組めばホームページを制作できます。

自社ホームページ制作の際は、ホームページの目的や現状の課題などを洗い出しておくと外注先との打ち合わせもスムーズに進みます。しっかりと準備しましょう。

テクノポートは多くの製造業ホームページを制作し、それぞれのSEO対策を成功させ、効果の高いホームページ制作をしてきました。お困りの際はぜひ相談してください。

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競合サイトの分析方法とは?製造業の競合調査のやり方を徹底解説!

BtoBの製造業界では、製品の購買を決定するまでに、複数の類似製品をあらゆる面から比較検討します。サプライヤーにとって、競合調査はとても重要です。自社製品は競合製品と比較され、優位性があると認められて初めて受注にいたります。

この記事では、Webサイトを活用した競合調査の方法を解説します。

競合サイト調査の目的

競合サイトの分析方法とは?製造業の競合調査のやり方を徹底解説!

競合サイトを調査する目的は主に次の3つです。競合サイト調査を実施する際に、自社の課題に合わせた目的を設定して行いましょう。

自社の現状を客観的に把握しKPIを設定する

巷にはさまざまなサイト分析のツールがありますが、それらを利用することで、競合サイトのアクセス状況を調べることができます。

競合サイトの訪問数、直帰率、流入元などの数値が実際にわかるため、自社の数値とどれくらいの乖離があるか、さらに、その乖離分を自社サイトのKPIとして設定することで、具体的な目標設定が可能になります。

ターゲットとするキーワードと対策を理解する

競合サイトの各ページの見出しや流入キーワードを調査することによって、ターゲットとしているキーワードがわかります。ページ内の見出しは「h1、h2、h3」の見出しタグから確認でき、流入キーワードは後述するツールを用いて調べることができます。

キーワードに対してどのようなコンテンツを掲載しているかを調べれば、他社のコンテンツマーケティング上での対策方法がわかり、自社サイト構築の参考にすることができます。

自社製品の訴求内容を見直す

競合会社の公式サイトには、その会社のサービス内容、製品の仕様やスペック、製造工程の特色、納入事例などが掲載されていることが多いです。その情報に対して、自社のWebサイト上で自社製品の強みや競合他社がうたっていない機能などを訴求することにより、優位性を間接的に示すことができます。

現在BtoBの取引においても、客先の購買担当者や設計担当者が情報収集する手段としてWebサイトは重要な位置を占めています。Webサイトの情報も、競合会社をしっかりと意識して掲載することが重要です。

競合サイト調査の手順

競合サイトは次の3STEPで実施します。

  1. 調査対象(競合会社のサイト)を決める
  2. 調査項目を決める
  3. 調査内容を元に自社の方針を決める

それぞれ解説していきます。

1.調査対象(競合会社のサイト)を決める

BtoB製造業での競合会社は次の2つの方向から選定できます。

  1. 実際の営業現場で、客先からの入札相手や比較される会社を競合会社とする
  2. 検索エンジンで自社製品のカテゴリーを検索した際に表示される会社を競合会社とする

上記の方法は言わば、リアルな現場とオンライン(SEOやWeb広告)両面から競合会社を調べていくやり方です。

(A)は客先にも認知され競合関係として周知されている会社であることが多く、反面(B)の調査によりWeb対策を重点的に行なっている新興の会社も抜け目なく調べることができます。そのため、営業現場の声とWeb上の両方から競合会社をピックアップすることがおすすめです。

2.調査項目を決める

調査項目は調査の目的により変わりますが、以下が主な内容になります。

<製品やサービスについて>

  • 製品の仕様、機能、スペック
  • 価格
  • 納期
  • アフターサービス、メンテナンス体制

<Webサイトについて>

  • セッション数、直帰率、閲覧時間
  • 見出し、流入キーワード
  • オリジナルコンテンツ
  • 各ページへの遷移しやすさ(グロナビのみやすさ)
  • バナーの活用方法
  • 問い合わせのしやすさ
  • 画像や動画の活用方法
  • 事例紹介の件数
  • リード獲得のための工夫(ホワイトペーパーなど)

競合調査の目的が「自社製品に関する掲載する情報をブラッシュアップしたい」でしたら、製品やサービスについて他社がどのような掲載をしているかを調べ、「サイトの使いやすさを向上させたい」が目的の場合は、他社のグロナビの作り方や、問い合わせボタンの位置などを調べていきます。

このように、目的に合わせて調査項目を決めていきます。

3.調査内容を元に自社の方針を決める

調査内容を踏まえて自社サイトを改善していく方法を4つ解説します。

<製品やサービスの訴求内容を見直す>

競合サイトに掲載している製品やサービスの内容に対して、勝る部分があれば積極的に訴求していきます。

さらに、差別化によるポジショニングを明確化することも有効です。例えば、多機能に対してシンプルな機能を打ち出すなどです。

<SEO対策>

競合サイトのターゲットとしているキーワード、流入キーワード、検索順位がわかれば、自社のSEO対策にも役立ちます。

ターゲットとするキーワードが同じ場合は、他社より検索順位を上げる施策を検討し、それが難しい場合は他のキーワードでのトラフィックを獲得する方針に切り替えることもできます。

<KPIの設定>

セッション数や特定のキーワードからの流入数などの具体的な数値から自社のKPIの設定をしていきます。

<ユーザビリティの向上>

サイトの問い合わせまでの導線や、他ページへの遷移方法で使いやすい面は積極的に真似をし、自社サイトのユーザビリティを向上していきます。逆に、「使いづらいな」と思うところは自社サイトにも同じようなところがないかチェックをして改善していきましょう。

競合サイト調査からわかるデータ

競合サイトからはさまざまな情報を知ることができます。掲載されている製品情報などはわかりやすいですが、ツールを使えば背後のトラフィックデータなども分析することが可能です。それが競合サイトからわかる、ならではの情報です。

製品やサービスの内容

まずは、掲載されているサービスや製品情報です。こちらは調査項目でも記載しましたが、以下の内容は必ず押さえておきましょう。

  • 製品の仕様、機能、スペック
  • 価格
  • 納期
  • アフターサービス、メンテナンス体制

BtoBの製造業で比較される製品の要素は上記であることが多く、製品開発の段階から他社製品の価格や機能に対しての優位性を検討していく必要があります。

Webサイトへの掲載内容や方法も上記を把握した上で訴求していきましょう。

ユーザーの動きやターゲティング

製品やサービスの内容は製品カタログや営業現場からも知ることができますが、Webサイトだからこそわかるのが次のデータです。

<アクセス数>

アクセス数は「認知度」を示す指標です。ユーザー数、セッション数、PV数などから「どれくらい見られているか」を図ることができます。製品やサービスはまずは「知ってもらう」必要があるため、一番最初のKPIとしてこのアクセス数を設定することをおすすめします。

アクセス数を増やすためには、メルマガ、Web広告、ニュースリリース、その他さまざまな施策がありますが、その中で一番反響効果の高いものを選定していくのが王道となります。

<直帰率、平均滞在時間、平均閲覧ページ数>

直帰率、平均滞在時間、平均閲覧ページ数は「興味度」を示す指標です。例えば、アクセス数が十分にあっても、直帰率がとても高く、滞在時間が短い状態だと、中々反響までにいたりません。この3つの指標はサイト内に流入した後のユーザーの動きを示すもので、サイトが十分にユーザーの興味を引くものになっているか、もしくはユーザビリティが十分に確保されているかを評価するものです。

この3つの指標を改善していくためには、サイトの見やすさやコンテンツの内容を改善していきます。

<流入経路>

流入経路は、どこからトラフィックが入ってきたかを表します。自然検索、被リンク、SNS、Web広告のどこからの流入が多いかで、その会社の施策がわかります。

例えば、競合会社がWeb広告からのトラフィックが多くを占めている場合は、それ以上の広告出稿を自社ができるか、それが難しい場合はSEO対策を重点的に行い自然検索からの流入を増やすなど、認知経路の方針を決めていきます。

<キーワード>

キーワードに関しては、ターゲットとしているキーワードと、実際の流入キーワードがあり、前者がページ内の見出しタグ(h1、h2、h3)から、後者は後述するツール用いて確認することができます。競合のキーワードに対して、そのキーワードの検索ボリュームや、検索順位、流入数を調べることができれば、同じキーワードのさらに上位表示を狙ったり、その他のキーワードで戦っていったりなど、SEO上のキーワード戦略を策定できます。

また、リスティング広告(検索広告)の表示に対しては、どのキーワードを検索したときにどの会社が広告を出しているかが一目瞭然です。

競合サイト分析ツール

この記事では競合サイトに便利なツールを4つ紹介していきます。無料で使用できものを中心に紹介しています。

SimilarWeb

SimilarWeb

(引用元:SimilarWeb

■概要

公式サイト:https://www.similarweb.com/ja/

シミラーウェブ(Similarweb)は、競合サイトのアクセス状況が手軽にわかるイスラエル製の解析ツールです。このツールは、データの数値は近似値となるので、正確なデータではないことにご注意ください。しかし、おおよその数値を把握するのには十分に役立つツールです。

■分析できる項目

  • アクセス概要

直近1か月のアクセス数、平均滞在時間、平均ページビュー、直帰率などサイトの大まかなトラフィック状況を数値と合わせて視覚的にわかりやすく把握できます。

  • 訪問前、後のサイト

訪問前にどこのサイトから来たかと訪問後にどこのサイトに行ったかがわかります。

  • 検索のトラフィック

自然検索からどの程度検索ユーザーがサイトに流入しているか?どんなキーワードで流入しているか?の解析結果です。

  • ソーシャルのトラフィック

FacebookやTwitterなどのソーシャルからどの程度トラフィックが流入しているか?の解析結果です。

  • 有料広告

有料広告などのディスプレイ広告からどの程度流入があるか?の解析結果です。

  • 競合のサイト

競合サイトを表示してくれます。

■料金

  • 無料版:あり
  • 有料版:利用内容により都度問い合わせ
  • 参考価格:2万円~33万円(月額)

※あくまで参考金額となりますので、正確な御見積はサービス元にお問い合わせください。

Dockpit

Dockpit

(引用元:Dockpit

■概要

公式サイト:https://www.valuesccg.com/dockpit/

Dockpit(ドックピット)は競合他社のサイト訪問者数や流入経路、ユーザー層、検索ワードがわかる日本製のツールです。有料版は「eMark+」にて使用できます。

■分析できる項目

  • キーワード分析

任意のキーワードを指定して、検索推移や検索者の属性がわかります。直近1年間の検索ユーザー数のボリュームや推移、検索した人の性別・年代・エリアの構成比、検索意図を明らかにするワードネットワークなどの機能もあります。

  • 競合分析

気になるサイトのユーザー数、セッション、ユーザーの性別・年代・居住エリアがわかります。異なる2つのサイトのユーザー属性(性別・年代・居住エリア)を比較して、利用者層の違いを考察することもできます。

  • 業界分析

業界別のサイトシェアや順位がわかります。業界内で、自社サイトのユーザー数は何位なのか、どれぐらいのシェアがあり、どのように推移しているのかを調べることができます。

  • トレンド分析

さまざまなカテゴリーでサイトランキングを作ることができます(無料版は上位10位まで掲載)。前月比や前年同月比もわかるので、業界内で伸びているサイトを把握したり、メディアのプランニングにも活用できます。

■料金

  • 無料版:あり
  • 有料版(eMark+):10万円~30万円(初期)、10万円~45万円(月額)、オプション別途

※あくまで参考金額となりますので、正確な御見積はサービス元にお問い合わせください。

SEOチェキ!

SEOチェキ!

(引用元:SEOチェキ!

■概要

公式サイト:https://seocheki.net/

競合サイトのURLを入力するだけで、以下のSEO情報を取得できます。無料で使用できるツールです。

■分析できる項目

  • title/meta description/meta keywords/h1タグ
  • 内部リンク数/外部リンク数
  • 最終更新日時/ファイルサイズ/読込時間
  • Googleページランク/Alexaランキング
  • Google/Yahoo!の被リンク数/インデックス数
  • 利用ホスト/ドメインの登録年月日
  • ソーシャルサービス系のシェア数(Twitter/Facebook/Google+/はてブ)
  • キーワード検索順位チェック
  • キーワード出現頻度チェック

■料金

  • 無料

Gyro-n SEO

Gyro-n SEO

(引用元:Gyro-n SEO

■概要

公式サイト:https://www.gyro-n.com/seo/

SEO順位チェックから競合サイト順位比較、ページ分析、キーワードサジェストまで、SEOマネジメント機能を網羅したSEOツールです。登録より3ヶ月は無料で使用できます。

■分析できる項目

  • 検索順位チェック機能

自サイトのキーワード検索順位(Google・Yahoo!・Googleスマホ検索)を、毎日自動計測します。

  • 検索結果プレビュー機能

検索結果画面(SERPs)を13か月間アーカイブします。過去の検索結果をいつでも確認でき、過去と現在の違いによる分析・調査ができます。

  • 競合比較機能

ベンチマークすべき競合サイトの順位を計測し、順位比較を一覧で表示し、個別に順位グラフも表示します。

  • ページ分析機能

内部対策としてチェックすべき項目(ページタイトル/Descriptionなどのメタ情報/URL正規化/ランクインキーワード)をまとめて確認できます。

  • テキスト分析機能

ページコンテンツの文字数や単語数、キーワード含有率、出現率など、客観的に得られるテキストの情報に加え、見出しタグ(Hタグ)や強調タグが正しい文書構造かどうかをチェックできます。

  • キーワード候補機能

検索エンジンが提示する重要な関連キーワードを一覧チェックでき、出現頻度グラフから、キーワードを取り巻く環境やワードのトレンドをつかむことができます。

■料金

  • 無料版:3ヶ月無料
  • 有料版:500円~16,800円、オプション別途

※あくまで参考金額となりますので、正確な御見積はサービス元にお問い合わせください。

まとめ

自社サイトを立ち上げるとき、リニューアルをするとき、新しい情報を載せるとき、さまざまな場面で競合調査の必要性が出てきます。競合サイトは情報の宝庫ですので、分析しない手はありません。競合サイトの調査を通じて自社サイトや自社製品をブラッシュアップしていきましょう!

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製造業デジタルマーケティングのアンケート調査から見えてきた課題

テクノポートの井上です。先日弊社で製造業のお客様向けに「デジタルマーケティングにおける取り組みに関する実態調査」という名目でアンケート調査を行いました。

今回はデジタルマーケティングにおいて、最も多くの方が課題と感じている「戦略の立案」について、原因の考察と解決の手段についてご紹介いたします。

戦略の立案に課題を抱える企業が多い結果に

製造業デジタルマーケティングアンケート

デジタルマーケティングというテーマから、WebやITスキルについての課題が多いかというと、そういうわけではなく、戦略の立案に関する課題が一番多い結果となりました。理由として考えられることは、戦略の企画立案は、受託加工が主の中小製造業では不得意な領域である場合が多いということです。また、外部に協力要請するにしても一般的なWeb制作会社では製造業に知見のある会社は少なく、その結果、戦略の企画立案段階で業務が滞るようになることが考えられます。

Web制作会社との公開後の打ち合わせでは、「コンテンツボリュームをたくさん増やしましょう、そのためには事例をたくさん増やしましょう」というアドバイスのみで、そこまで多くの事例が載せられない製造業者の場合、それ以上の進展がなく終わってしまっているケースも多いと聞きます。

まず、戦略的な話を外部を交えて行うのか、自社で考えるのかが決まっていないことが原因だと考えられます。Webマーケティングを円滑に遂行するためには、自社に何が不足しているのか、外部に委託する際にはどの範囲をフォローしてほしいかを明確にする必要があります。そのためにすべきことは、Webマーケティングの流れと必要となる知識やスキルを理解し、それに対し自社でできる範囲を知ることです。それができれば、後は誰がどのようにやるかを決めていくだけですので、やることの明確化ができるようになります。

Webマーケティングの主な流れ

ここでは、Webマーケティングのおおまかな流れと、必要となるスキル・知識について紹介します。ただ、Webマーケティングというと領域が広くなるので、今回はわかりやすくするためにWebサイト制作の流れに合わせて説明します。

企画立案

Webサイトに問い合わせを呼び込むための戦略を立てます。どのようなターゲットにどのような価値を提供するかを企画し、その後、戦略を成功させるためにWebサイトにどのような形で落とし込んでいくかを決めます。

サイト制作

上記で決定した内容に沿ってサイト制作を行います。

分析

制作・公開したサイトが戦略のもとでうまく機能しているかどうか、アクセスやキーワード、お問い合わせ状況の分析を行います。

更新、改善

分析した内容をもとにどのように改善すればいいかを考え、次の更新につなげていきます。

Webマーケティングに必要な知識・スキル

Webマーケティングにはどのような知識やスキルが必要になるのかも見ていきましょう。

マーケティング知識と企画力

戦略の立案、改善策の考案をするのに必要となるスキルです。よりよい企画を作るためには、所属する業界の知識も必要となります。

SEO知識・広告知識

どのように見てもらうか・知ってもらうかを考えるための集客に関する知識が必要になります。

コンテンツ作成スキル

ページを作るためのコンテンツを作り出すスキルです。最近では執筆代行にて外部に委託することも増えてきているように、コンテンツの作り方にもノウハウがあります。

Web制作スキル

決められた事項にもとづいて、忠実にWebに反映させるITスキルです。

情報分析スキル

Web解析士という資格があるように、Googleアナリティクスなどのアクセスデータをどのように分析し評価をするかという部分にはスキルが必要になります。アクセスデータは見ることはできるけれど、どのように解釈すればよいかわからないという方は多いです。

企画遂行能力

決められたものを期日通りに進めていく、スケジュール管理を含む企画遂行力が必要となります。

コミュニケーション能力、調整力

Webマーケティングは、ほとんどの場合一人ですべてを遂行することはできないため、社内や外部とのやりとりを円滑に行い、周りを巻き込んでいく必要があります。

実行者を決定し、やってみる

「Webマーケティングの主な流れ」を理解した上で、知識・スキルを保有する者を選定し、実行に移します。一人ですべてを受け持つことは難しいため、以下のような役割分担が必要です。

  • マーケティング、SEO知識、情報分析(マーケティングディレクター)
  • コンテンツ作成(製造技術者)
  • Web制作スキル(Webエンジニア)

外部委託する際の注意点

自社では対応が難しく、外部委託する際には、どこまでを求めるかを明確化することをおすすめします。冒頭にあったように、「戦略の立案がボトルネックとなり停滞するケースが多い」というアンケート結果があります。

マーケティング企画立案からの協力が必要な場合に、コンサルティング会社に依頼するケースが最近では増えてきているようです。ただ、コンサルティング会社に依頼する場合、費用もそれなりにかかります。

  • 一般的なWeb制作会社の運営サポート費(数万円)
  • 一般的なコンサルの月額費用(数十万円)

そのような理由で、手前味噌になってしまいますが、製造業専門で業界の知識を保有し、マーケティングが得意な会社ということで、弊社テクノポートにご依頼いただくケースが非常に増えています。以上、デジタルマーケティングにおける、戦略立案に関する課題の原因と解決手法について紹介しました。

参考にしていただければ幸いです。

製造業のデジタルマーケティング実態調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000055603.html

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製造業のホームページデザイン!ブランディングのプロが教える4つのポイント

  • お客様の目を惹く製造業のホームページのコツを知りたい。
  • お問い合わせにつながるホームページのデザインについて知りたい。

この記事は、上記のような悩みを持つ経営者・担当者向けの記事です。

今回は、企業の強みから売り上げを上げるブランディングコンサルタントの視点から、製造業のホームページ制作において欠かせないポイントについて解説させていただきます。

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

まず、業績を上げる・または落ち込んだ売り上げを持ち直すのに新規取引先の獲得が重要ですよね。そこで覚えておいていただきたい大前提があります。それは、これからの新規取引先獲得を目指すなら、今までのプッシュ型(Push型)からプル型(Pull型)の営業スタイルを構築することです。

なぜなら、新規取引先開拓として狙う遠方の会社や大手企業でも購買部の担当者が若返りをしています。そんな彼らが新しい発注先を調べるとき最初に行うのは「まずWEBで検索」です。つまり、今までは多少古くても存在さえすればOKだったホームページが、これからは最も重要な営業窓口といっても過言ではないのです。

では、担当者が数あるホームページの中から、同業他社ではなくあなたの会社のお問い合わせにつながるにはどうしたら良いでしょう?そのためには、これからお話しする相手が安心できる4つの設計を心がけることが重要です。

①技術の「専門性」と「こだわり」

何より会社の「専門性」がすぐに分かることが重要です。またその専門性を磨くために、取り組んできた「こだわり」も必ず掲載しましょう。主力商品や現在チャレンジしている製品などを取り上げて、あなたの会社の強みをわかりやすく示しましょう。

②実際の社員の働く姿を掲載

つい専門的な技術紹介に熱が入り、製品写真ばかりが掲載されているホームページも見受けられますが、どんな製品でも最終的に品質を約束できるのは「人」ですよね。仕事をする表情から会社の姿勢を感じ取ってもらうことができるのと同時に、顔が見えることでお問い合わせのハードルを下げる効果も期待できます。

③写真や画像にこだわる

良い仕事を伝えるためには、良い写真が必要です。なぜならホームページの写真は展示会に並べるサンプルを同じくらい重要だからです。たとえ実際の商品が良くても、お客様がホームページから見ることのできるサンプルは写真です。写りが良くなければ、実際の製品ものその写真のレベルと同じように感じ取られてしまいます。ホームページでは、確かな専門性やこだわりの技術を画面の向こうでしっかりと感じ取ってもらうために、専門のカメラマンに依頼することをお勧めします。

④企業理念と仕事へのポリシー

①でお話しした専門性やこだわりについて言及するに止まっているホームページをよく目にします。しかし、新規取引先獲得を目指すのであれば、専門性やこだわりの根幹である企業理念も必ず掲載しましょう。企業理念は、会社の姿勢や仕事への情熱を他者と共有するための最強のツールです。また仕事へのポリシーとして、SDGsや環境配慮について語るのは「性に合わない」と掲載しない事例も耳にします。しかし、その性に合わないと掲載を取り下げた情報は、これからの時代の取引先選定の決定打として、相手にとって必要な情報です。大袈裟にする必要はありませんが、あなたの会社が当たり前に行っている使用する材料の選定基準や、地域や環境の配慮などを等身大に記載することで、画面の向こうの相手がお問い合わせをしやすい環境を作ることができるのです。

まとめ

良いものを作っていても伝わらなければないものと同じです。若くして購買部に配属された若手担当者は、自社にとって頼れる取引先を見つかり、安心して仕事が回ることを切望しています。そのために、繋がりやすいホームページであなたの会社の技術やこだわり、仕事の姿勢をわかりやすく伝えることが重要です。製造業こそホームページをプル型の営業窓口として活用し、新規取引先の獲得を目指しましょう。

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製造業でWebマーケティングを成功させる秘訣|ターゲットはここを見ている

こんにちは、テクノポートの永井です。マーケティングを成功させるために大切なことは「ターゲットの気持ちを理解する」ことです。ターゲットの気持ちを理解する簡単かつ効果的な方法は「ターゲットの立場になってみる」ことです。

例えば、スポーツプレーヤーをターゲットとする場合は対象のスポーツをやってみる、ゲームプレーヤーをターゲットとする場合はゲームをプレイしてみるなど、ターゲットの同じ立場に立つことで、何を求めているのか理解しやすくなります。しかし、メーカーの設計や購買をターゲットとすることが多い製造業の場合、相手の立場になることは難しいため、ターゲットの気持ちを理解するためには他の方法を取らなければなりません。

そこで、今回はテクノポートの永井がメーカーの設計者と購買にインタビューを行いました。外注先を探すときのシチュエーションや選定方法など、マーケティングをする上で重要な情報を聞きましたので、今後の参考にしてみてください。

マーケティングとは

マーケティングは簡単にいうと「売れる仕組み」を作ることです。売れる仕組みを作るためには、誰に、どのような価値を、どのようにして提供する(HOW)のかを決めることが大切です。

「誰に、どのような価値を」の部分を戦略、「どのようにして提供する(HOW)」の部分を戦術ということもあります。マーケティング用語として、「誰に」をターゲットもしくはWHO、「どのような価値を」をWHAT、「どのようにしてを」をHOWと表現することもあります。製造業のWebマーケティングの場合、ターゲットはお客様、WHATはお客様が貴社に求める価値、HOWはWebサイトになります。

マーケティングを成功させるためには強いWHATを見つけ出さなければなりません。強いWHATを見つけ出すためには、ターゲットがどういった状況でどういった価値を求めているのかを想像することが求められます。そのため、マーケティングでは「ターゲット」を理解することが非常に大切です。

ターゲット(メーカーの設計や購買)はここを見ている

製造業の場合、メーカーの設計や購買をターゲットにすることが多いと思います。今回、ターゲットの行動を理解するためにメーカーの設計と購買担当者に、外注先を探すときのシチュエーションや特に見ている情報をについて伺いました。業界は限られますが、マーケティングを考える上で重要な意見になると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

メーカーの設計が見ている内容

大手自動車の部品メーカーと電機メーカーの設計者に、外注先を探すときにどのような情報を見ているかインタビューしました。

メーカーの量産設計者が外注先を探すときのシチュエーション

  • 新機種の開発において、機能のレベルアップをしたいとき
  • 特殊な技術が必要になったとき
  • 試作が必要になったとき
  • コスト削減をしたいとき
  • 不具合の恒久対応(稀)
  • 不具合の暫定対応(検証用の試作など)

メーカーの量産設計者が外注先の探し方

  • 社内の他部署(購買や資材部)
  • 付き合いのある商社
  • Webサイト
  • 展示会

メーカーの量産設計者が外注を選定するときに見ているポイント

  • 実績(加工実績、取引先):技術レベルを確認する。同じような製品を加工したことがあるか確認する。
  • 設備情報:会社の生産規模、供給能力を確認
  • 技術情報:技術の特徴や他社との比較のために確認
  • 会社概要:会社の規模を確認
  • 5S活動など:会社の雰囲気の確認
  • トップの考え:長期的に付き合えるかどうか

今回話しをお聞きした設計者の方は両者とも量産品の仕事をしていたため、技術だけではなく供給能力も確認していました。不具合を対応するときは暫定対策品をいち早く製作して実験する必要があるため、供給能力よりも納期を優先することも多いそうです。ただ恒久対策品は既存の製造先で行うことが多いので、新規参入は難しそうです。大手自動車の部品メーカーと電機メーカーとつながるためには、製品の開発段階から接触できるような戦略が必要になりそうです。

メーカーの購買が見ている内容

大手自動車の部品メーカーと携帯電話メーカーの購買担当者に、外注先を探すときにどのような情報を見ているかインタビューしました。

メーカーの購買が外注先を探すときのシチュエーション

  • 既存サプライヤーに不満があるとき
  • 既存サプライヤーが廃業になったとき
  • 既存サプライヤーの供給能力が足りないとき
  • 設計開発からの依頼

メーカーの購買が外注の探し方

  • Webサイト
  • 取引のある商社

メーカーの購買が外注を選定するときに見ているポイント

  • 実績(製品、取引先など):信用できるかどうか。同規模と取引実績があると安心
  • ISOなどの認証:最重要ではないが取得していることが望ましい(メーカーによっては必須になることもある)
  • 品質管理:品質管理体制や賞なども確認
  • トップの考え:長期的に付き合う価値があるかどうか
  • 価格:希望通りの価格で製造できそうかどうか
  • 製造拠点:複数の拠点や海外拠点があるかどうか
  • 設備:供給能力は十分か、原価償却してそうか(安く作れそうか)
  • 社内体制:不具合対応時に動けるか、改善活動ができるか、PDCAを社内で回せるか

購買担当者は技術よりも供給体制や品質管理体制、社内体制など長期的に取引ができるかどうかを見ている傾向にありました。特に、トップの考えやビジョンを確認するため、代表あいさつを読むと応えた方も多かったのが印象的でした。購買をターゲットとする場合は、長期的に取引をするメリットを伝えることが必要になりそうです。

まとめ

今回はメーカーの量産品の設計者と購買担当者に外注先を選ぶときの状況についてインタビューを行いました。設計は技術を購買は社内体制の情報を判断材料にしている傾向にありました。量産メーカーをターゲットとする場合は、今回のポイントを参考に戦略を立てみてください。

私も自動車部品メーカーのボッシュで設計開発をした経験もあり、大手メーカーのターゲットの気持ちはある程度理解できますので、メーカーをターゲットとしたWebマーケティングを行いたいとお考えでしたらぜひテクノポートにご相談ください。

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製造業のWebサイトデザインにおいて気を付けること

こんにちは、テクノポートの渡部です。普段皆様が目にするBtoC向けのサイトでは、動画を入れたりキャラクターが動いたりと、いろいろなシステムが盛り込まれた体験型のWebサイトが多くなってきていると思います。対していざ自社のこととして、製造業のようなBtoBのWebサイトのデザインは、どのようなポイントを軸にしてデザインを考えればいいのでしょうか?

今回は、製造業のWebサイトにおけるデザインの決め方と、外注するときに気を付けるポイントについて解説をしたいと思います。

Webサイトデザインを決める上でのポイント

「かっこよさ」や「おしゃれ」よりも、「伝える」ことを重視する

様々なWebサイトを見ていると「このデザインかっこいい」や「このデザインはおしゃれ」と感じることがあると思います。ついつい自社のサイトも同じ様なデザイン要素を取り入れたくなりますが、残念ながらBtoBのWebサイトでは、そういった要素はあまり求められていません。見た目のインパクトも確かに大切ですが、それよりも大切なことは自社の技術や強みをユーザーにしっかり伝えることです。

自社のブランドイメージを伝えられるようなデザインを心がける

デザインに関しては見た目の好みにこだわるのではなく、デザインによって自社のブランドイメージが伝わるようなデザインを心がけるのが良いです。 試作単品など少量を気軽に発注したい方や短い納期で依頼したい方がターゲットの場合、気軽に頼める雰囲気を伝えることが大切です。デザインが洗練され過ぎていると、費用が高いイメージが相手に伝わってしまい、敬遠されてしまう可能性があります。気軽に問い合わせしたいニーズに対し、職人っぽいイメージが先行しすぎると問合せのハードルが上がるかもしれません。そのため、オレンジなどの温かみのある色を使ったり、社員さんの笑顔を出して安心感を与えたりするのも効果的です。

参考:かっこよさを捨てたホームページで躍進する鋼材販売会社

見た目のこだわりよりUI(情報の探しやすさ)を優先する

製造業のWebサイト制作においてデザイン要素も確かに重要ですが、それよりも大切なのはUIです。UIとは「ユーザーインターフェイス(User Interface)」の略で、Webサイトの操作性による使いやすさやことを意味します。 細部のデザインにこだわってばかりで、重要な「使いやすさ」を見落としてしまうと本末転倒です。Webサイトのデザインを決める際には、情報の探しやすさやサイト全体の使いやすさに注意してください。 製造業のWebサイトの閲覧者は「必要な情報を求めている人」のため、デザインよりも、求めている情報にすぐに辿り着けるような導線が必要です。

Webサイトデザインを外注するときのポイント

上記のようなポイントを軸にデザインを考えます。実際にデザインをデザイナーに依頼する場合には下記の方法がおススメです。

ターゲットやリニューアルの企画趣旨を伝え、できるだけお任せする

デザインに関しては配置を細かく指定するよりも、配置する素材を渡して、ある程度デザイナーにお任せすることをおすすめします。デザイナーの腕にもよりますが、デザインの知識がある人にお願いしたほうが、自分のイメージしているデザイン以上のものを提出してくれることが多く、結果的に満足がいく結果になる可能性が高いです。

デザイナーには、Webサイトをリニューアルする目的や、自社のブランドイメージなどを伝え、できるだけお互いのイメージの相違がないように擦り合わせをしておく必要があります。

よりイメージに近づけたい場合には、自分が「良いな」と思ったデザインのサイトを参考サイトとしてデザイナーに伝えることも大切です。この参考サイトは、必ずしも製造業のWebサイトである必要はありません。ただ、1つだけではうまく伝わらない可能性があるので、必ず「複数」提示してください。デザイナーは複数提示された参考サイトの中から共通点を見つけて、デザインに反映してくれるはずです。 また、より具体的に伝えるには、そのサイトの良いなと思ったポイントを明文化して添えておくと良いです。

まとめ

Webサイトのデザインと言うとどうしても「オシャレ」「かっこいい」という方向に流されてしまいがちですが、ホームページは見る人ありきのものです。自分達のこだわりよりも、デザイン性に意味を持たせる事や、ユーザーの視点に立った使いやすさなどを重視して、企画してデザインしてください。 参考にしていただければ幸いです。

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問い合わせにつなげるためのSEOキーワードの選び方

テクノポートの井上です。今回は、お問い合わせをより増やすために、SEO対策の際の最適なキーワード選定について紹介いたします。

SEOキーワードの選定の意義

SEO対策の目的は、より多くのユーザーに自社を見て知ってもらい、仕事につながる問い合わせを獲得することです。SEO対策における最適なキーワード選定を行うことで、需要が多く競合が少ないキーワードを狙えたり、アクセスは少ないけれど問い合わせにつながりやすいキーワードを狙ったりできるようになります。

逆にキーワード選定を間違えると、必死にSEO対策をしても問い合わせにつながらないケースもあります。そのため、SEO対策においてキーワード選定は非常に重要です。

最適なキーワードの選定で解決できる可能性のある課題

キーワード選定をしっかり行うことで、現状のさまざまな問題を解決できる可能性があります。ただ、下記に挙げる問題をすべて解決できるわけではなく、キーワード選定ミスは問題の要因の一つと言えます。

SEOキーワード選定

キーワード選定の前に覚えておきたいこと

キーワード選定をする前に必ず覚えていただきたいことがあります。それは「1ページ、1キーワードの原則」です。

SEO対策というと、関連するキーワードをできるだけたくさん盛り込む方が、いろいろなキーワードで見られアクセスを稼げると考えられがちですが、実際にはそうではありません。検索上位に表示されるためには、1ページにつき1つのキーワードを設定するのがSEO対策のセオリーとなっています。理由として、現在のGoogleは、単語のつながりや前後の文脈などからページの内容を理解して評価する傾向が強いためです。

例えばタイトルでは、キーワードがたくさん詰め込まれたものよりも、キーワードを絞り文脈のあるタイトルの方がGoogleに理解され評価が高くなります。そのため、幅広いキーワードでとりあえず検索上位を狙う方法よりも、1ページ1キーワードに絞った方がアクセス数が伸びる結果につながります。そのため、いくつもキーワード対策を行いたいと考えるならば、それに合わせたページをそれぞれ用意する必要があります。

各ページとキーワードの紐付け

各ページとキーワードの紐付け

 

キーワード候補の選出方法

ではまず、キーワード候補を選出していきます。選出の手法は主に、自社・競合・市場分析から抽出します。

自社分析①:事業細分化

事業細分化キーワード抽出

自社分析②:MFTフレームワーク

MFTフレームワーク

キーワードの需要調査

競合分析

競合サイトを分析しキーワードを収集していきます。

  1. 競合と考えられる会社HPを確認
  2. 掲載されている文章から使われているキーワードを抽出
  3. 自社で用意したキーワードと比べ不足分を補う
  4. 自社では使っていない言い回しや表現方法を確認する

市場分析①:キーワードプランナーの活用

「キーワードプランナー」とは、Webサイト作成や広告に役立つキーワードを見つけたり、キーワードごとの月間検索数を確認したりできるツールです。検索ボリュームの多い、関連するキーワードをまとめて調べることができます。

市場分析②:サジェストキーワードの活用

「サジェストキーワード」とは、検索エンジンがユーザーに対して提案するキーワードのことです。検索窓で文字を入力した際に、予測として自動で出てきます。おすすめのツールとして、「ラッコキーワード」があります。無料で利用できるキーワードリサーチツールで、関連キーワードの収集に便利です。

キーワードの需要・競合調査

次に抽出したキーワードのWeb上での需要競合調査を行います。抽出したキーワードは分類分けを行い、エクセルなどにまとめておくと整理がしやすくなります。

キーワードの需要調査

主要キーワードの選定基準

次に抽出したキーワード候補から主要キーワードを選定していきます。主要キーワードの選定の基本は「需要が多く、競合が少ないキーワードを探すこと」です。キーワードの需要は多いほど良いですが、多すぎると競合も増えるため、ほどほどを狙うのが良いと考えられます。

キーワード選定の際のおおよそ目安

  • 検索需要:100~1,000程度
    (1,000を超える検索需要は競合も多いケースがほとんど)
  • 競合サイト数:10,000,000未満

他にも選定する際に見た方が良い基準を3つ紹介します。

①想定するユーザーが探す可能性のあるキーワードか?

検索ボリュームがあっても、ターゲットとするユーザーが利用しないキーワードでは意味がありません。ユーザー像をしっかり想定し、ユーザーの立場で考える必要があります。

②自社の事業との関連性は高いか?

検索のボリュームがあったとしても、自社の事業と関連性が低いと問い合わせにつながりません。検索するユーザーの意図と自社の事業との関連性を確認しましょう。

例:切削加工業者
キーワード 半導体装置 ↔ 半導体装置部品 ↔ 半導体装置部品加工

③サイト検索での競合コンテンツボリュームの確認

検索した際に表示される競合サイトのコンテンツボリュームも確認が必要です。(特にECサイトが多く出てくるキーワードは、ECサイトのボリュームに太刀打ちできるコンテンツボリュームを確保することはできないため、注意が必要)

キーワード選定のコツ:さまざまな角度でキーワードを分析する

キーワード一つを選ぶ際には、さまざまな角度で分析します。

  • ①同義・類義関係:意味が似ている言葉や同じ言葉
    機械加工=切削加工
  • ②包含関係(上位・下位・部位語)
    金属加工>切削加工>旋盤加工
  • ③共起関係:複合ワードなど
    「切削加工 精密」「切削加工 東京」

キーワード選定のコツ:ロングテールSEO

主要キーワード以外に細かな需要のあるキーワードを集めることも重要です。

  • ビッグキーワード:検索需要が多いキーワード
  • ロングテールキーワード:複合キーワードなどの検索需要の少ないキーワード

ロングテールSEO2ロングテールSEO1

ロングテールとビックキーワードの比較

比較してみると、「ロングテールキーワード」はアクセスは少なくとも、具体的なキーワードの方が問い合わせにつながる確率は高いです。そのため、細かなキーワードからの流入も同時並行で集められるように、意識してキーワード対策をすることをがおすすめします。

以上、問い合わせにつなげるためのSEOキーワードの選び方について紹介しました。参考にしていただ頂けたら幸いです。

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ホームページリニューアル時に準備したほうが良い提案依頼書とは

こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページをリニューアルすると言っても、その目的、予算、納期、デザイン、機能と、要望は様々です。また、応えるホームページの制作会社側も得意とする分野は様々なので、単に「ホームページをリニューアルをしようと思うので、見積もりを下さい。」と一斉に伝えても、企画内容も金額もバラバラの見積もりが集まることになります。

そこで今回はそういった行き違いをなくすための提案要望書について解説をします。

提案要望書とは

提案要望書(RFP)とは、

「ホームページのリニューアルについて、このような内容を計画しているので、この内容に沿った提案書を提出して下さい。」

という要望書で、偉そうに思えるかもしれませんが、制作会社側からすると、要望が固まっている方が提案の内容を作りやすいので、実はWinWinの関係になれる書類だと思います。

提案依頼書に盛り込む内容

では、提案依頼書には具体的にどのような内容を盛り込めばいいのかについてですが、おおよそですが下記の5つを抑えておくと良いと思います。

自社の事業内容

まずは自社の事業内容を整理して記載します。弊社は製造業専門のWebマーケティング会社としてホームページの制作をしていますが、このように制作会社も業種によって得手不得手がある場合があるので、自社の事業内容について簡潔にまとめておくと良いと思います。またこの時点でまとめておくと、いざ制作の段階になった時も役に立ちます。

ホームページリニューアルの目的

次に今回ホームページをリニューアルする目的についてです。現状のホームページからリニューアルするには、いくつかの目的があると思いますが、その中でも最も重要視している目的についてはっきり伝えます。ホームページ制作会社の中でも得意分野が違い、弊社の様にマーケティングに重きを置いている会社もあれば、最新のデザインや動きがある様なシステム面が得意n会社もあります。

予算

予算については制作会社から提示額を聞いて決めるというよりは、提案依頼書の中に記載をしておいた方が良いです。ホームページ制作の値段は本当にピンキリで、仕様によって全く金額が変わってくるからです。それこそ数十万~数百万といった開きがあります。あらかじめ予算を記載しておいた方が、その予算に近しいプランを制作会社側から提示してくれるので、金額ではなく提案内容で制作会社を選ぶことができます。

高い金額を自社から提示してしまってと懸念されるかもしれませんが、複数社に見積もりを取る場合は、内容に差が出ると思いますし、提案内容の中でいらないものがあればコスト削減の交渉もできると思います。

納期

実は最も重要かもしれません。弊社の場合、ホームページの企画から制作公開までは平均で3ヵ月程度かかります。納期の段階でそもそも受けられないという会社も出てくる可能性もあるので、あらかじめ提示しておくと余計な提案を聞かなくて済むことになります。特に急いでいない場合についてもその旨は記載しておいた方が無難かと思います。

追加で内容を追加しておくと良いもの

大枠では上記を抑えておけばいいと思いますが、追加で下記の様な内容があると、より希望に近い提案を受けられると思います。

現状のサイトマップ

必須ではないですが、現状のホームページのサイトマップについては用意をしておくと良いです。制作会社は、提案時に基本的に現状のサイトを見て提案書を作りますが、メニューにないページが実は大量にあったとなると、予算も納期も大幅に変わってきます。現状の把握のためにも、サイトマップは作っておくことをおススメします。

現状のホームページの課題点

リニューアルの目的の欄で触れているかもしれませんが、現状のホームページの課題点についても列挙しておくと、その課題についてはリニューアル時にはどのような対策を用意しているかが制作会社からの提案があります。特に困っている不安な点は上げておくと良いと思います。

希望するデザイン・希望に近いデザイン

制作会社としては希望のデザインに近づてはくれるかと思いますが、希望するデザインが業界の標準から大幅に外れていると思う場合は記載をしておいた方が良いです。

まとめ

おおよそ上記のような内容があれば、制作会社側からクライアントの要望の応じた企画提案書を作成してくれると思います。弊社も実際に受け取ったことがありますが、お客様の本気度も伺えるので、企画提案書を作る熱量も変わってきます。作るフォーマットはテキストベースのWord形式で構いませんので、是非一度トライしてみてください。

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検索意図を読み取る4つの検索クエリとは

こんにちは、テクノポートの渡部です。先日、弊社のオンラインセミナーにて、「SEOに強いランディングページの作り方と具体的制作事例」と題しましてセミナーをさせて頂きました。セミナーのアーカイブはこちらでご覧になれます。

本日はその中でも、参加頂いた方に好評だった、検索クエリについて解説します。

現在の検索エンジンのアルゴリズム

現在の検索アルゴリズムは、ユーザーの検索意図に合致するコンテンツを上位表示するようにプログラムされています。以前はページ内にキーワードを上手く散りばめたり、被リンクの獲得によるSEO対策で効果を上げることができました。しかし、現在はそのようなテクニックのウェイトは低くなっており、コンテンツの作り込みをして、本当の意味でユーザーが求める情報を発信しないと検索順位が上がらなくなってきています。

そこで重要になってくるのがユーザーの「検索意図」です。

検索意図とは?

簡単に言うとそのキーワードで検索をする人が何を求めているか?ということです。

具体的に「ラーメン」と「チャーハン」の2つのキーワードについてみていきたいと思います。どちらも「料理名」という点では同じカテゴリです。ですが、検索結果には大きな違いが出ます。

「ラーメン」の検索結果

私が東京都墨田区に住んでいることもあり、近くにあるラーメン屋の情報が掲載されているページが検索結果として多く表示されます。これは検索エンジンが下記のような流れで検索結果を表示しているものと思われます。

  1. ユーザーはラーメンが食べたいのだろう
  2. ユーザーの近くのラーメン屋の情報が書かれたサイトを上位に表示させよう

このように「ラーメン」と検索した人の検索意図に沿って検索結果を表示させています。

「チャーハン」の検索結果

チャーハンの検索結果では、チャーハンを提供しているであろう中華料理屋さんの情報が出るのではなく、チャーハンのレシピや、うまく作るコツ、さらには関連する動画などが表示されました。こちらは検索エンジンが下記のような流れで検索結果を表示しているものと思われます。

  1. ユーザーはチャーハンを作りたいのだろう
  2. チャーハンのレシピ情報が書かれたサイトを上位表示させよう

このように、同じカテゴリのキーワードでもその検索意図が何かによって検索結果は大きく違うものになります。この検索意図には大きく4つのグループがあると言われています。

  1. Knowクエリ
  2. Goクエリ
  3. Doクエリ
  4. Buyクエリ

それぞれについて詳しく解説します。

Knowクエリ

料理名でいうと「満漢全席」など、その料理そのものについて詳しく知りたいという意図が含まれたキーワードです。

Goクエリ

上記で取り上げた「ラーメン」や「ハンバーガー」などそのキーワードに関する場所に行きたい意図が含まれたキーワードです。

Doクエリ

上記で取り上げた「チャーハン」の他、「シチュー」など、そのキーワードについて何か行動を起こしたいという意図が含まれたキーワードです。

Buyクエリ

例えば「ミネラルウォーター」、「高級肉」などそのキーワードの物を購入したいという意図が含まれたキーワードです。

製造業サイトにおける必要な対策コンテンツ

ではそれぞれに応じて、製造業のWebサイト制作において下記のようなコンテンツを用意しておくと、SEO対策として有効です。

Knowクエリ

Knowクエリに対して対策することが、製造業のサイトが集客をするのに最も向いています。用意するページは説明形コンテンツを中心に構成し、加工法であれば加工に関する概要、工程の説明や、他工法との違いなどをコンテンツとして用意すると良いです。材料の名前であれば、物性値や利用用途などをまとめるのも効果的です。

Goクエリ

製造業サイトの場合、そこでの体験が求められていることは少ないので、対策するのは難しいです。ただ、GoクエリはGooglemapとの連携が強いので、Googleビジネスなどをしておくと、社名検索時に自社へのアクセスをスムーズに誘導できます。

Doクエリ

製造業の仕事内容としてすぐに行動を起こすようなケースは少ないですが、機械のトラブルや修理などを本業としている企業はこれまでの修理実績の一覧などをコンテンツとして提供しておくと対策コンテンツとなります。また、Q&Aコンテンツや、トラブルシューティングのコンテンツなどもDoクエリの対策コンテンツとしては有効です。

Buyクエリ

多くのショッピングサイトとの競合になるため、正直言って対策は難しいです。対策するとすれば、他の多くのショッピングサイトと同様に商品を一覧で並べたり、各製品の仕様一覧を一つ一つ掲載したりと、多くのページを作成する地道な対策が必要になります。対策をしようとしているキーワードがこのクエリに当てはまると思った場合は、何か別のクエリに代わりそうなキーワードを組み合わせてフレーズとして対策すると良いでしょう。

まとめ

検索エンジンでキーワードを打ち込む人は、必ず何か意図があって検索をしています。現在の検索エンジンは、その検索意図を汲み取って表示させるところまで進化してきました。検索する人が本当に知りたい情報をコンテンツ化することが一番のSEO対策になりますので、検索ユーザーの立場に立って、用意するコンテンツを考えてみてください。

サプライヤー企業向けWebマーケティング手法(切削加工編)

テクノポートの井上です。製造業といっても業態によってWebマーケティング手法は大きく異なります。今回は切削加工業者のWebマーケティングについて紹介します。

Webマーケティングの基本的な考え方

サプライヤー企業にとってのWebマーケティングとは「Webを活用し、新規の引き合いを継続的に獲得する仕組みを作ること」です。

ブレない軸を作る戦略の重要性

Webマーケティングを企画するにあたり、言うまでもなく戦略が非常に重要です。戦略を立てることによってターゲットとする顧客に対して何を訴求すればよいか、そのために必要な要素を決めることができます。

例えば、Webサイトの制作途中で社内の意見が割れた時でも、戦略に立ち戻ることで目的を共有することができ、ブレない軸で制作を遂行できます。戦略の主な設定項目は下記の通りです。

  • ターゲット
  • ターゲットのニーズ
  • 提供技術
  • 提供価値
  • 競合優位性
  • 想定検索キーワード(戦術)

戦略立案のための3C分析について

戦略を立てるためにはWebの要素も取り入れた3C分析を行います。市場(顧客)、競合、自社を分析することで、ターゲットする市場、顧客の設定、自社の強みや競合に勝ちうる優位性を見出します。

切削加工業者のWebマーケティング例

具体的な切削加工業者の例を挙げ、Webマーケティング企画の流れを紹介します。

会社名:テクノポート製作所(仮想の会社です)
従業員数:10名
業種:切削加工
精密部品加工の小〜中ロット対応

市場や商流の理解:切削加工業界

市場や商流をある程度理解した上で、どのように分析を始めていくかを決めます。

  • 競合が多い:部品加工業界というくくりでは数多くの競合が存在する
  • 市場が広い:切削加工部品は幅広い業界の製品や機械部品として利用されている
  • 差別化しづらい:自社でなければできないという加工技術を持っている会社は稀で、他社でもできる可能性があるものがほとんど
  • 業界にこだわりは少ない:この業界の仕事しかうけないというこだわりはなく、自社の設備や技術でできるものであれば対応するという会社が多い

【結論】さまざまな市場がありターゲットを絞ることは困難です。まずは自社を分析し、得意分野を模索した上で市場・顧客分析をする流れのほうが戦略を決めやすいと言えます。

戦略策定までの主な流れは下記の通りです。

自社の事業内容を細分化する

自社が持っている経営資源の整理を行います。整理した内容をもとに市場や競合と照らし合わせることで、初めて自社の強みが見えてきます。まずは「うちの会社ってこんな会社だよね」という現状を理解することが最初のステップです。

ポイントとしては、いきなり自社の強みが何かを考えないことです。「強み」というものは、「誰に対して」や「だれと比べて」などの視点も含めて初めて「強み」というフレーズが使われるため、この段階では考える必要はありません。

細分化の項目の一例を下記に掲載します。

自社の特徴(得意・特異)を見つける

自社の事業を細分化したら、次は特徴をピックアップします。ここでは2つの視点で自社を分析します。

1.得意

自社でよく作っている製品や、加工などです。自社で得意な仕事(ノウハウがあり上手な仕事)は何かという視点です。

2.特異

他社と比べた際に、他であまり行っていない仕事はないか?という視点です。

特異は社内で議論しても比較するための競合他社の情報が少なく、他社との違いを見出だすことはなかなか難しいです。お客様や他業界などの第3者の視点から意見を参考にするほうが、多くの気付きを得ることができおすすめです。

自社の特徴を整理

では細分化した項目から特徴を整理していきます。

  • 切削と溶接をどちらも行っている会社は少ない(特異)
  • 鋳物の追加工に対応している会社は少ない(機械が傷んだり、寸法がまばらなものの加工がしづらいなどの理由)(特異)
  • フランジやバルブなどの油圧部品はよくやっている(得意)

特徴となるものをピックアップし、強みになるのでは?という仮定で次のステップへ進みます。

Web上での市場調査、競合分析

前段階で出てきた「強み」関連するキーワードで、キーワードプランナー、Google検索を利用し、競合、需要調査を行います。

具体的な利用方法については下記ブログにて紹介していますので、あわせて読んでみてください。

モノカク記事「サプライヤー企業のWebマーケティングにおける顧客ターゲットの絞り方」

戦略の策定

市場調査、競合分析により、ある程度勝負できそうだという推測ができた段階で、冒頭に挙げた項目の設定を行います。

・ターゲット
油圧製品を主としたメーカー

・ターゲットのニーズ
鋳物の切削に対応できる会社が見当たらない
切削と溶接の複合製品の加工に対応できる会社が見当たらない

・提供技術
鋳物切削加工・溶接を含む複合機械加工

・提供価値
鋳物切削加工技術・複合加工技術

・競合優位性
鋳物、複合加工どちらも、対応可能会社が少ない
鋳物切削のノウハウ、溶接とのすり合わせ技術

・想定検索キーワード(戦術)
鋳物切削・バルブ加工・フランジ加工・フランジ溶接

戦略を決定したら、具体的な実行の方法を立てます。Webサイト制作であれば、戦略をもとに、サイトマップ構築、キーワード対策(どのページで対策を行うか)掲載コンテンツ検討(どのようなコンテンツを掲載するか)などを決定していきます。

以上、サプライヤー企業向けWebマーケティング手法(切削加工編)について紹介しました。参考にしていただければ幸いです。

できる会社のスローガン 5つのチェック項目

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディング C-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

もし今あなたがウェブサイトの制作で伝えたいことが多すぎて悩んでいるのなら、会社の姿勢や提供価値をスローガンにしてみることから始めてみるといいでしょう。スローガンは、効果的なウェブサイトをスムーズに制作するのに非常に大きな役割を果たします。この記事では、サイト制作の発注をスムーズに進めるための「企業スローガン」についてお話ししたいと思います。

最近ではウェブサイトの制作においても、企業理念や社長挨拶の文章といった会社の核となる会社の姿勢を示すことが重要だということがスタンダードになってきました。その上で企業がステークホルダーに与える提供価値を明確に示すことが重要です。しかし、いざ社長挨拶を作成しようとすると、筆が乗らない間に時間ばかりがかかってしまったり、つい欲張ってあれもこれもと書いているうちにスマートフォンを1スクロールするだけでは読みきれない長文に仕上がってしまうことがあります。

そこで活用して欲しいのが「スローガン」です。

スローガンは短い言葉で会社の姿勢や提供価値を相手に理解してもらうためのものです。このスローガンを用意することで会社の向かう方向性を格段に共有しやすくなり、ウェブ制作会社とのやりとりを格段にスムーズに行うことができます。新規顧客獲得や採用強化、継続顧客との関係強化といった様々な目的を達成しやすくなるのです。ウェブサイトの効果を最大限に引き上げるための「相見積もりを取られない!ウェブサイトに必要な”ゴール設定”とは?」についてはコチラから

企業スローガン 5つのチェック項目

企業スローガンを立てるとき、注意しなくてはいけないのは「言葉遊びにならない」ことです。そのために必要な5つのチェック項目をご紹介します。あなたの会社のスローガンがステークホルダーに共感されるものになっているか、是非チェックしてみてください。

  1. 伝える目的が明確になっているか?
  2. 今ではなく未来の姿を示しているか?
  3. 対象を意識した言葉遣いになっているか?
  4. 競合と比較して差別性はあるか?
  5. 欲張りすぎていないか?

いかがでしょうか?スローガンは「誰に」「何を感じてもらうのか」という明確な目的を磨き上げて作ります。言葉遊びにならない効果的なスローガン作りのために、5つのチエック項目の詳しい説明させていただきます。

①伝える目的が明確になっているか?

まず事業の姿勢や提供価値など、何を1番に伝えたいのかを検討しましょう。ウェブサイトであれば、事業拡大のためなのか、採用のためなのかといったサイトのゴールに向けて目的を設定しましょう。

②今ではなく未来の姿を示しているか?

今の現状を映し出す言葉ではなく、これから先のありたい姿を示すことが重要です。会社のリブランディングにはこれからあなたの会社がどこに進んで行こうをしているのか、受け取り手に期待と共感を感じてもらうことが必要です。

③対象を意識した言葉遣いになっているか?

メインターゲットとなる受け取り手を想定した上で、その人にとって理解しやすく共感しやすい言葉使いにすることが重要です。スローガンが共感されるためには、受け取り手の視点から検討する姿勢が欠かせません。

④競合と比較して差別性はあるか?

競合と似たものであったり、ありがちな言葉になっていないか確認が必要です。独自性があり、あなたの会社らしさが反映される言葉になるまで徹底的に磨き上げましょう。

⑤欲張りすぎていないか?

伝えたい事をあれもこれもと欲張るのはかえって逆効果です。会社として受け取り手に1番に理解して欲しい部分にフォーカスを絞り、言葉の深掘りをしましょう。

効果的なウェブサイトを作る企業スローガン

時代や環境に適応したウェブサイトを制作する上で、企業スローガンは大きな効果を果たします。磨き抜かれたワンフレーズがウェブサイトの向かうべき方向性を的確に示すことが可能にしてくれるのです。あなたの会社の姿勢や提供価値を共有しやすい企業スローガンとして旗印を掲げることで、これからの比較と検討の時代において競合他社との確かな差別化が生まれます。

だからこそ企業スローガンは効果的なウェブサイトの制作だけに留まらず、ステークホルダーとの更なる成長関係を築くことができると言っても過言ではありません。

できる会社のスローガン 5つのチェック項目

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディング C-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

もし今あなたがウェブサイトの制作で伝えたいことが多すぎて悩んでいるのなら、会社の姿勢や提供価値をスローガンにしてみることから始めてみるといいでしょう。スローガンは、効果的なウェブサイトをスムーズに制作するのに非常に大きな役割を果たします。この記事では、サイト制作の発注をスムーズに進めるための「企業スローガン」についてお話ししたいと思います。

最近ではウェブサイトの制作においても、企業理念や社長挨拶の文章といった会社の核となる会社の姿勢を示すことが重要だということがスタンダードになってきました。その上で企業がステークホルダーに与える提供価値を明確に示すことが重要です。しかし、いざ社長挨拶を作成しようとすると、筆が乗らない間に時間ばかりがかかってしまったり、つい欲張ってあれもこれもと書いているうちにスマートフォンを1スクロールするだけでは読みきれない長文に仕上がってしまうことがあります。

そこで活用して欲しいのが「スローガン」です。

スローガンは短い言葉で会社の姿勢や提供価値を相手に理解してもらうためのものです。このスローガンを用意することで会社の向かう方向性を格段に共有しやすくなり、ウェブ制作会社とのやりとりを格段にスムーズに行うことができます。新規顧客獲得や採用強化、継続顧客との関係強化といった様々な目的を達成しやすくなるのです。ウェブサイトの効果を最大限に引き上げるための「相見積もりを取られない!ウェブサイトに必要な”ゴール設定”とは?」についてはコチラから

企業スローガン 5つのチェック項目

企業スローガンを立てるとき、注意しなくてはいけないのは「言葉遊びにならない」ことです。そのために必要な5つのチェック項目をご紹介します。あなたの会社のスローガンがステークホルダーに共感されるものになっているか、是非チェックしてみてください。

  1. 伝える目的が明確になっているか?
  2. 今ではなく未来の姿を示しているか?
  3. 対象を意識した言葉遣いになっているか?
  4. 競合と比較して差別性はあるか?
  5. 欲張りすぎていないか?

いかがでしょうか?スローガンは「誰に」「何を感じてもらうのか」という明確な目的を磨き上げて作ります。言葉遊びにならない効果的なスローガン作りのために、5つのチエック項目の詳しい説明させていただきます。

①伝える目的が明確になっているか?

まず事業の姿勢や提供価値など、何を1番に伝えたいのかを検討しましょう。ウェブサイトであれば、事業拡大のためなのか、採用のためなのかといったサイトのゴールに向けて目的を設定しましょう。

②今ではなく未来の姿を示しているか?

今の現状を映し出す言葉ではなく、これから先のありたい姿を示すことが重要です。会社のリブランディングにはこれからあなたの会社がどこに進んで行こうをしているのか、受け取り手に期待と共感を感じてもらうことが必要です。

③対象を意識した言葉遣いになっているか?

メインターゲットとなる受け取り手を想定した上で、その人にとって理解しやすく共感しやすい言葉使いにすることが重要です。スローガンが共感されるためには、受け取り手の視点から検討する姿勢が欠かせません。

④競合と比較して差別性はあるか?

競合と似たものであったり、ありがちな言葉になっていないか確認が必要です。独自性があり、あなたの会社らしさが反映される言葉になるまで徹底的に磨き上げましょう。

⑤欲張りすぎていないか?

伝えたい事をあれもこれもと欲張るのはかえって逆効果です。会社として受け取り手に1番に理解して欲しい部分にフォーカスを絞り、言葉の深掘りをしましょう。

効果的なウェブサイトを作る企業スローガン

時代や環境に適応したウェブサイトを制作する上で、企業スローガンは大きな効果を果たします。磨き抜かれたワンフレーズがウェブサイトの向かうべき方向性を的確に示すことが可能にしてくれるのです。あなたの会社の姿勢や提供価値を共有しやすい企業スローガンとして旗印を掲げることで、これからの比較と検討の時代において競合他社との確かな差別化が生まれます。

だからこそ企業スローガンは効果的なウェブサイトの制作だけに留まらず、ステークホルダーとの更なる成長関係を築くことができると言っても過言ではありません。

金型製造業のためのWebマーケティング戦略

テクノポートの徳山です。金型業界は、高度経済成長期に日本のものづくりを発展させた立役者と言っても過言ではありません。金型製造には高い技術力を要します。最近では中国や韓国の企業も力を付けてきていますが、日本企業の技術力の優位性は保てており、現在でも日本のものづくりを支えています。

今回は、そんな金型製造業がWebマーケティングを実施する際の留意点や戦略についてご紹介します。

金型製造業がWebマーケティングに取り組む際の留意点

まずは金型製造業がWebマーケティングに取り組む際に、同じサプライヤーである切削加工業や板金加工業と比較して、どのような留意点があるのかを考えていきます。

インターネット上で取引される案件数が少ない

金型業界の市場規模は決して小さくありません。しかし、金型自体の単価が大きく、既存外注先からのスイッチも敬遠されることが多いため、同じ金属加工業の切削加工業や板金加工業と比べても、インターネット上で取引されている案件数が少ないのが特徴です。

よって、Webマーケティングに取り組むうえでは多くの問い合わせ数を獲得できることを過度に期待せず、一件一件の問い合わせを大切に営業していく姿勢が必要となります。

Webサイトに掲載できるコンテンツを確保しにくい

自社製品を持たないサプライヤー企業に共通して言えることですが、「Webサイトに掲載するコンテンツを確保しにくい」という課題があります。特に、Webコンテンツとして必ず掲載したい加工事例に関しては、メーカーからの掲載許可が下りることが少ないのが実情です。

特に金型専業メーカーの場合、加工品が手元に残らないため、掲載するものがほとんどないケースさえあります。同じ金属加工業でも、加工事例を比較的掲載しやすい切削加工業者は、加工名、材質名、部材名など、掲載する事例に応じてキーワード対策のバリエーションを増やしていくことができます。しかし金型製造業の場合はそれが難しく、継続的にアクセスを増やすことが困難となることが多いです。

これを乗り越えるためには、加工事例掲載用のサンプルを製作する、写真がダメならイラストやCADデータの状態で掲載するなど努力を惜しまないことが大切です。この課題を乗り越え、多くの問い合わせ獲得に成功した企業の事例については、他社メディアとなりますが、以下の記事をご覧ください。

製造業のSEO対策を基礎から解説、「加工事例」が超重要なワケとは(ビジネス+IT)

考慮すべき2つのターゲットと、準備しておきたいこと

Webマーケティングのターゲットを決めるうえで、必ず考慮しておきたい「2つのターゲット」について解説します。

ターゲット①:量産加工業者

金型製作の外注先を探している量産加工業者をターゲットにするケースです。この場合は売り型を提供するという形になります。

先述したとおり、既存外注先からのスイッチは敬遠される傾向にあります。そのため、新規で金型業者を探すことは少なく、新規外注先の探索ニーズが発生するのは取引先が廃業した場合くらいだと考えられ、案件数は少ないのが実情です。

ターゲット②:メーカー

メーカーが加工品を調達したいと考え、外注先を探すケースです。量産加工品を調達するためには金型が必要不可欠ですが、メーカーが欲しいものはあくまで金型ではなく加工品となるので、金型製造から量産加工まで一貫で対応してほしい、というニーズを持っています。

金型製造と量産加工を別々のサプライヤーに発注するケースも少なからずあるでしょう。しかし、両者をすり合わせて品質の高い加工品を調達するのは骨の折れる作業となるので、メーカーは1社完結できるサプライヤー企業を求めています。

引き合いを獲得するために準備しておきたいこと

ターゲット①だけを相手にしていても、十分な問い合わせ数を確保することは難しいと考えられるため、基本的にはターゲット②も狙うべきです。

ただしその場合、金型専業メーカーは自社だけでは量産加工まで対応することができないため、パートナーシップを組める量産加工業者の力を借りる必要があります。Webサイト上で一貫対応ができると謳っているからには、問い合わせが来た際にタッグを組んで対応してくれるパートナーが必要不可欠となります。

良きパートナーと組むことで、量産加工業者側から掲載可能なWebコンテンツを提供してもらい、先述したWebコンテンツが不足する課題にも対応できます。(その場合はもちろん自社で製作した金型で製作された加工品に限定する)。

型種に合ったWebマーケティング戦略を採用する

金型業界に限定したとしても、万能なWebマーケティング戦略はありません。金型業界の中でも、型種によってWeb上での競合企業(サイト)数が大きく異なるためです。大きく分けると「メジャーな型種」と「ニッチな型種」で分けて戦略を考えると良いでしょう。メジャーか、ニッチかの判断は以下の統計をご覧ください。

※経済産業省「機械統計」をもとに日刊工業新聞社が作成

メジャーな型種の場合

生産量の多いプレス金型やプラスチック金型といった型種を扱っている業者は、競合となる企業(サイト)も多く、主要キーワードで検索結果上位に食い込むのは難しい業種と言えます。
主要キーワードでの検索需要が多く魅力的な市場ではありますが、その分競合サイト数も多く、SEO対策で容易に上位表示できる分野とは言えません。

キーワード例 月間検索数(Google) 競合サイト数(Google)
プレス金型 1,000 76,200,000
プラスチック金型 390 58,400,000

この場合に採用すべき戦略は、
1. Webコンテンツを大量に掲載し主要キーワードでアクセスを勝ち取るか
2. ターゲットを絞り込んでアクセスを勝ち取るか
の2パターンが考えられます。

前者の場合、SEOで評価を得るために、Webサイトに大量のコンテンツを掲載する必要があります。弊社のお客様でいうと「長野サンコー様」がそれに当たり「プレス金型」といったキーワードで検索上位獲得に成功しています。Webサイトを見ていただくとわかるとおり、相当量のコンテンツを掲載しています。

後者の場合、いかに秀逸なターゲットの絞り込みができるかがポイントとなってきます。弊社のお客様では「昭和電器様」がこの戦略を採っています。「金属部品を樹脂化できる」という技術にターゲットを絞り込むことで、市場こそ狭くなりますが、確実に存在する需要をとらえ、問い合わせの獲得に成功しています。

ニッチな型種の場合

生産量の少ないダイカスト金型やゴム金型などを扱っている業者は、競合となる企業(サイト)が少なくなるため、主要キーワード対策による正面突破が比較的容易となります。

キーワード例 月間検索数(Google) 競合サイト数(Google)
試作金型 140 9,820,000
MIM金型 20 1,820,000
ゴム成形金型 50 3,900,000

上記のとおり、メジャーな型種の場合と比べ、競合サイト数が一桁少ないことが分かります。弊社のお客様でも、試作金型であれば「テクノマート様」、MIM金型であれば「葛飾製作所様」、ゴム成形金型であれば「石井精工様」が、比較的短期間で各キーワードでの検索上位対策を成功させています。

まとめ

金型製造業がWebマーケティングで成功するためのポイントは以下のとおりです。

  • 金型専業メーカーの場合、量産加工業者とのパートナーシップは必要不可欠
  • 掲載するWebコンテンツの不足は努力でカバーする
  • 型種に応じたWebマーケティング戦略を採用する

コロナ禍で十分な受注を確保できていない企業も多いかと思います。その状況を打破するために、今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。一社でも多くの技術力ある製造業が、技術マーケティングの力により生き残ることを祈っています。

プロカメラマンの写真撮影を依頼した場合に、前もって準備すること

こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページに使用する写真ですが、撮影をプロに依頼したほうが良いということは以前にもお伝えした通りです。

いざ、プロに写真撮影を依頼したのはいいものの、撮影当日に向けてどのような準備をしておけばよいのでしょうか?プロのカメラマンへの依頼なので、追加で何度も来てもらえるわけではありません。

本日はプロカメラマンに依頼した写真撮影が失敗に終わらないように、カメラマンにあらかじめ伝えておくこと、撮影日までに準備しておくことをお伝えします。

カメラマンにあらかじめ伝えておくこと

当日にいろいろ相談すれば対応してくれるだろうという考えでいると、対応が不可だったり、追加料金がかかったりということになります。

当日の依頼の詳細は決めておく

当日の依頼の詳細に関してはあらかじめ決定事項としておいてください。具体的な内容としては下記のような内容です。

撮影場所:撮影ポイントが離れている場所が2箇所あるかどうか。

撮影の内容:写真だけなのか、動画も一緒に撮りたいか。

特殊な撮影:極小な物撮りや、局所アップの写真撮影など。

撮影ポイントが複数あり、あまりにも遠い場合はスケジュールに無理が生じたり、別途交通費がかかったりすることもあります。

当日、突然に「動画を撮りたい」と言われることがたまにあります。写真を撮るカメラと動画を撮るカメラは、異なる場合がほとんどです。動画の撮影も依頼する場合は、あらかじめカメラマンに伝えておいてください。

また、追加料金がかかるかもしれませんので、あらかじめ見積もりを依頼しておくと間違いないです。最近ではドローン撮影等にも対応しているカメラマンも増えているので、希望する場合はカメラマンに聞いてみてください。ドローン撮影の場合は、地域によっては飛ばせない地域もあるので、必ず聞いておきましょう。

精密な加工などをPRしたいときや数mm程度の大きさの製品の写真、局所アップの写真撮影などの場合、特殊なレンズや撮影キットが必要になる場合があります。当日、そのセットが無いと別日になる可能性が高いので、対応可能かどうかも含めてカメラマンと打ち合わせをしておいてください。

撮影するシーンは想定しておく

おおよそですが、ホームページに使用する写真撮影の素材は下記の通りです。

  • 会社外観
  • 工場作業風景
  • 事務所風景
  • 設備写真
  • 代表者ポートレート
  • 物撮り

カメラマンに任せてもいいですが、当日の大まかなスケジュールを決めておくと、撮影時間の短縮につながります。

撮影日までに準備しておくこと

撮影の詳細について、カメラマンと打ち合わせも済んだところで、次に撮影日までに自社内で準備しておくことについて解説します。

社員に周知しておく

撮影の日程が決まったら社員の方々には日程を周知しておきましょう。撮影にお伺いしたときによくあるのが、従業員の方が写真撮影の予定を聞いていなくて、「ちゃんと化粧しておけばよかった」「髪を切っておけばよかった」といった声を聞くことがあります。

ホームページに使用する写真は、従業員の方の作業写真も多く使われることになるでしょう。従業員の協力を得るためにも日程が決まったら、早めに社内通知をしておくのが大事です。

3Sに気を付けて清潔にしておく

普段から気を付けているとは思いますが、写真撮影の1週間前ぐらいから、より一層気を付けて工場の清潔さを保って下さい。工場自体が劇的にきれいになるというわけではないかと思いますが、直近で3Sに気を付けていたという雰囲気は写真を通して伝わります。

物撮りのための加工事例、製品事例を用意しておく

実際に撮影する当日に、いざ物撮りの製品を探してもその場にあるものは限られます。写真撮影当日に向けて計画的に物撮りアイテムをためていきましょう。

何事も当日よりも準備が大切

写真撮影は何度も依頼するとそれだけ費用がかさんできます。しっかりと準備をしてより良い写真を撮影してください。

BtoB製造業・メーカー Webマーケティング完全ガイド

テクノポートの徳山です。

今回は、BtoB製造業・メーカーのためのWebマーケティングの企画から公開後の運営までの全てのノウハウを、以下2つのフェーズに分けて解説します。

  1. Webサイト制作フェーズ
  2. 公開後の運営フェーズ

BtoB製造業やメーカーのWebマーケティングに関するありとあらゆる情報が、この1本の記事を読めば包括的に理解できるつくりになっています。

専門用語の使用を最小限に抑え、Webマーケティングに関する知識が少ない初心者の方にも読みやすい内容になっているので、ぜひ一度目を通していただければ幸いです。

より詳細な内容が知りたい方には、適所に詳細情報を記載した記事へのリンクを設置しています。ぜひ、情報の補完にご使用ください。

制作フェーズ

Webサイトの制作フェーズは3つのステップ(①企画②戦略設計③コンテンツ制作)に分解できます。以下では、順にそれぞれのステップで行う施策を解説していきます。

①企画

3C分析

「3C分析」とは、自社の事業領域を分析するためのフレームワークです。

3C分析の「C」は、Customer(顧客)Competitor(競合)Company(自社)の頭文字を取ったもので、顧客・競合・自社の環境分析を行うために用いられる手法です。

BtoB製造業における3C分析を行う上で必要な情報は、以下に示す通りです。顧客・競合・自社の分析を行う順番に特に決まりはありません。

  1. 顧客の分析

  • 顧客が属する業界、顧客の職種
  • 顧客が抱える課題、求めている情報
  • 顧客が発注先に求める技術、発注先の選定基準
  • 顧客が検索に使用するキーワード

2. 競合の分析

  • 競合企業の調査(具体的な企業)
  • 競合企業の顧客
  • 競合企業と比較した際の自社の強み
  • 競合企業と比較した際の自社の弱み

3. 自社の分析

  • 自社の強み
  • 自社の強みを生かして獲得できる潜在顧客
  • 自社独自の経営資源

以下の記事では、

■ 3C分析の具体的な進め方(顧客、競合、自社の調べる順番別に解説)
■ 分析のポイント(論理的に整合性のある分析の進め方)

を解説しています。3C分析の具体的かつ効果的な進め方が知りたい方は、ぜひご一読ください。



また、3C分析にはヒアリングシート(確認事項をまとめたシート)を使って行う方法もあります。

下記のヒアリングシートは、弊社がお客様の3C分析を行う際に使用しているものです。※画像のヒアリングシートは自社分析から行うパターンのものです。

下記の記事では、ヒアリングシートを用いた3C分析の方法の具体的な手順を

■ 自社
■ 市場と競合
■ ターゲット自社

それぞれの視点から始めるパターンを紹介しています。記事内で紹介しているヒアリングシートを利用した3C分析を進め方に関心のある方は、いただければ幸いです。

MFTフレームワーク

「MFTフレームワーク」とは、自社技術が活用可能の市場を洗い出すためのフレームワークです。

MFTフレームワークの「MFT」はそれぞれ、Market(市場)Function(機能)Technology(技術)の頭文字を取ったもので、自社技術がターゲットとする市場を幅広く効率的に見つけ出すために使用されます。

MFTフレームワークの具体的な手順は下記の通りです。

  1. 自社の技術を一つ選択する
  2. その技術が持つ機能を洗い出す
  3. 洗い出した機能が活用される市場を洗い出す

以下の記事では、

■ MFTフレームワークの進め方
■ MFTフレームワークを使って得られた結果をWebコンテンツ化する方法

を具体例を交えて解説しています。MFTフレームワークの進め方、結果の活用方法が知りたい方はぜひお読みください。

MFTフレームワークを行う以前には、自社の技術を洗い出し他社技術との差別化できる点を明確にしておく必要があります。以下の記事では、

■ 自社技術を洗い出す方法
■ 他社技術との比較方法

を具体例を交えて解説しています。自社技術の整理から改めて行いたい方は、ぜひご一読ください。

予算の決定

Webサイト制作をする上で忘れてはならない事項が、制作にかかる予算です。

結論からまとめると、Webサイトの制作予算は「基本金額(数万〜数10万円)+オプション金額(数10万〜数100万円)」により決定されます。

オプションの内容として挙げられるのは以下のような項目です。

  • デザイン:オリジナルデザインの制作、複数のデザイン案の提示要望
  • 追加機能:凝ったアニメーションの追加、EC(電子商取引)機能の追加
  • 短納期制作:複数エンジニア、デザイナーの導入
  • 大幅な修正:初期の企画からかけ離れた修正依頼

以下の記事では、

■ 製造業のWebサイト制作にかかる費用の内訳
■ Webサイトの制作費が上がってしまう原因

をさらに詳しく解説しています。Webサイトの制作費用を詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。

②戦略設計

サイト構成図の作成

サイト構成図とは、下図に示すようなWebサイトの各ページ構成をまとめた図です。

図を見ると分かるように、各ページにはそれぞれ役割が決められています。それぞれの役割の意味は下記の通りです。

  • ランディングページ:ユーザーからのアクセスを獲得するページ
  • 訴求ページ:自社の強みを分かりやすくユーザーに訴求するページ
  • ランディング&訴求ページ:ランディングページと訴求ページの両方の役割を担うページ
  • クロージングページ:自社への問い合わせを呼び込むためのページ

以下の記事では、

■ 各ページの役割の詳細な説明
■ 各ページが役割を果たしているかを効果測定する方法
■ 各ページの効果測定結果を解釈する方法

を解説しています。サイト構成図を作成方法にお悩みの方は、ぜひご一読ください。

また以下の記事では、

■ サイト構成図を作る目的
■ サイト構成図の具体的な作り方(3つの手順で解説)
■ サイト構成図を作る際の3つの注意点

を解説しています。Webサイトのサイト構成図を作りたいが、方法が分からないという方は、ぜひご一読ください。

以下の記事では、

■ 他社と差別化を図るためのサイト構成図の戦略設計をする方法
■ 製造業Webサイトに掲載するコンテンツの具体的な選び方

を弊社の顧客である5社のコンテンツ事例を交えて解説しています。製造業でWebサイトに掲載するコンテンツにお悩みの方は、ぜひご一読ください。

また自社のメインサイトとは別に、ランディングページを作成し、メインサイトへの流入を強化する方法もあります。

この方法を以下の記事では、

■ 自社サイトとは別に作るランディングページの目的
■ 自社サイトとは別にランディングページを制作するメリット、注意点

の観点から詳しく解説しています。自社サイトとは別のページを作り、集客を強化することに関心のある方は参考にしていただければ幸いです。

デザインの決定

Webサイトのデザインは、BtoB製造業においても重要な役割を果たします。

BtoB製造業におけるWebサイトデザインは、大きく以下の2つのパターンに分類されます。

  • 技術を伝えるためのデザイン:技術力の高さを正確に伝えることに重きを置いたデザイン
  • 頼みやすさを伝えるためのデザイン:問い合わせに対するハードルを下げるために安心感に重きを置いたデザイン

いずれのパターンにおいても、目的は「Webサイトを使って問い合わせを増やす」ことであることに変わりはありません。

以下の記事では、

■ 製造業Webサイトにおけるデザインの重要性
■ ターゲットによってWebサイトデザインを選定する方法(具体例あり)
■ 製造業Webサイトにおいてデザインより優先すべきもの

を解説しています。製造業のWebサイトデザインについて学びたい方は、ぜひご一読ください。

さらに以下の記事では、

■ 製造業にとって最適なWebサイトデザインとは?(具体例あり)
■ Webサイトのトレンドの変化(Webサイト誕生初期〜今後)

を解説しています。Webサイトデザインのトレンドの変化について知りたい方は、ご参考にしていただければ幸いです。

Webサイトの配色

また、Webサイトをデザインする際にサイトの配色もサイト全体の印象を決定する上で、重要な意味を持ちます。

Webサイトで使用する配色は以下の3色に分類されます。

  • メインカラー:企業のロゴやコンテンツを制作する際に使用する色
  • ベースカラー:サイトの背景となる色
  • アクセントカラー:サイトにメリハリや立体感を出すために使用される色

以下の記事では、

■ メインカラー、ベースカラー、アクセントカラーの決定方法(具体例あり)
■ 配色を決める際のポイント

を解説しています。Webサイトの配色の決定方法にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

ブランディング戦略の立案

BtoB製造業・メーカーのWebサイトにおいても、自社ブランディングは顧客に製品・技術の価値を訴求する上で重要な役割を果たします。

一般に自社ブランドを構成する要素(価値)は、次の2つに分類されます。

  • 機能的価値:定量的に評価可能な価値(例:精度±0.01mm保証)
  • 情緒的価値:定性的に評価可能な価値(例:親身で人情味のある会社)

特にBtoB企業のブランディングにおいては、ほとんどの企業が機能的価値に重きを置いたブランディングを行っているかと思います。しかし最近では、多くの企業が他社との差別化を図る施策として、情緒的価値を重視したブランディング戦略に力を入れ始めています。

以下の記事では、

■ 情緒的価値をWebサイトに取り入れるメリット
■ 情緒的価値の見つけ方
■ 情緒的価値をWebサイトに取り入れる方法(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに情緒的価値を取り入れた他社との差別化に関心のある方は、ぜひご一読ください。

また以下の記事では、

■ 企業のブランド力を上げる最大のメリット
■ 企業のブランド力を支配する3要素とは?
■ 企業のブランド力を上げる方法とは?

を解説しています。企業のブランド力の構成要素を理解し、自社のブランディングに活かしたい方は、ぜひご覧ください。

用途開発戦略の立案

用途開発とは、言葉の通り自社が保有する技術の新しい用途を開発することを指します。つまり、自社技術の新しい活用法を見出し、その技術を多方面に展開することを意味します。

BtoB製造業・メーカーにおいて用途開発の需要は年々高まっています。その背景には、次のような理由が考えられます。

  • 主力技術の市場の成熟化または縮小
  • 新技術を開発するためのコスト不足

こうした課題に対して、用途開発を行うメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • 既存の技術を高値で買ってくれる市場を開拓可能
  • 既存の技術を将来性が見込める市場へ展開可能
  • 新技術の開発コストを削減

そしてこの用途開発を実現する上で、Webマーケティングは最も有効な手段の一つであるといえます。

以下の記事では、

■ なぜWebマーケティングが自社技術の用途開発の有効なのか?
■ Webマーケティングを用いて自社の技術の用途開発を行う方法・具体的な手順

を解説しています。Webサイトを使った用途開発の方法に関心のある方は、ぜひご一読ください。

また用途開発戦略を立案する上で、自社の技術の新しい用途を「自社で見つける」か「他社に見つけてもらう」かで取るべき戦略は大きく変わります。

それは、自社で見つける場合は「技術を活かせる製品を見つけること」、一方で他社に見つけてもらう場合は「自社の技術の詳細を紹介すること」が必要になるからです。

以下の記事では、

■ そもそも他社が技術を必要とする理由は?
■ 自社技術の新しい用途を「自社で見つける」具体的な方法
■ 自社技術の新しい用途を「他社に見つけてもらう」具体的な方法
■ 用途開発を積極的に行っている企業例

を解説しています。用途開発を行いたいけれど、具体的に何から始めたらいいか分からない方は、ぜひご一読いただければ幸いです。

③コンテンツ制作

個別ページの作成

戦略設計段階で作成したサイトマップをもとに、個別ページの中身を作成します。

今回はBtoB製造業・メーカーのWebサイトに必要となるページを中心に、それぞれのページの作り方、作る際の注意点を解説します。

TOPページ

Webサイト全体の「表紙」であり「目次」と言われるページです。

主な役割は3つあります。

  1. 何をしている会社かひと目で伝える
  2. ユーザーが必要とするページへの誘導する
  3. ユーザーにとって新しい情報を提供する

また、TOPページの構成は下記に示す5つの要素に分解できます。

  • ヘッダー:Webサイトの共通部分(ロゴ、社名、電話番号、お問い合わせバナーなどを配置)
  • ナビゲーションメニュー:Webサイトの目次(各ページへのリンクを配置)
  • メインビジュアル:Webサイトの表紙(画像、動画、キャッチコピーを配置)
  • コンテンツ:TOPページのメイン部分(誘導したいページへの導線、新着ニュース、お知らせなどを配置)
  • フッター:Webサイトの共通部分(ナビゲーション、著作権表示、基本情報などを配置)

以下の記事では、

■ TOPページの3つの役割の詳細
■ TOPページに記載するべき具体的な情報
■ TOPページの構成の詳細

を解説しています。TOPページの役割、構成について詳細に知りたい方は、ぜひご一読ください。

また、以下の記事では、TOPページの中でも特に重要な役割を果たすメインビジュアルについて

■ メインビジュアルのダメな例
■ メインビジュアルに使用する画像に不可欠な3つの要素
■ お手本となるメインビジュアルの制作事例

を解説しています。メインビジュアルに使用する画像の選定にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

技術・製品紹介ページ

技術・製品ページの基本構成は、以下の4つの要素に分類できます。

  1. キャッチコピー:自社の技術をユーザーにひと目で説明
  2. 解決できる課題一覧:自社技術を使うことで解決できる課題を紹介
  3. 技術・製品の特徴:自社技術の特徴、他社技術と比較したときのメリットを紹介
  4. 技術・製品の詳細:具体的な技術・製品の紹介

上記の内容に加えて、検索上位表示を狙う施策(SEO対策)が必要になります。

以下の記事では、

■ 4つの要素の具体的な書き方、注意すべき点(具体例あり)
■ 技術・製品ページでのSEO(検索エンジン最適化)対策の方法

を解説しています。技術・製品紹介ページの作り方が分からない方、構成にお悩みの方はぜひご一読ください。

設備一覧ページ

設備一覧ページは、企業の技術力の高さを示す上で重要な役割を果たします。

設備一覧ページの役割、必要な情報は以下の通りです。

  • 役割:自社の生産能力、技術力の概要を伝える
  • 必要な情報:設備の基本情報(例:機械の種類、ワークサイズ、台数、公差)

以下の記事では、

■ 設備一覧ページの役割の記述方法(具体例あり)

を解説しています。設備一覧ページの書き方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

加工・製品事例ページ

加工・製品事例ページは、自社の技術力を分かりやすく伝えるためのページです。

また、ページ数が増える分だけ、ニッチなキーワードで検索された際に上位表示される可能性が高くなります。

このページを作る際に気をつけるべき点は以下の3つです。

  • 1ページ1製品+事例一覧ページを作る
  • 製品写真+製品の特徴を掲載する
  • 各ページのタイトルとディスクリプションに検索してもらいたいキーワードを記載する

以下の記事では、

■ 加工・製品事例ページの目的、効果、役割
■ 加工・製品事例ページの具体的な書き方

を解説しています。加工・製品事例ページの書き方にお悩みの方は参考にしていただければ幸いです。

顧客事例ページ

顧客事例ページとは、自社製品(サービス)を導入し、一定の成果を挙げた顧客のストーリーをまとめた記事コンテンツです。

このページは、見込み顧客に自社技術・製品の価値・信頼性を訴求するために、特にBtoBマーケティングにおいて重要な役割を果たします。

なぜならBtoC商材とは違い、BtoB企業はネット上でのクチコミ、レビュー情報が少ないため、見込み顧客にとって顧客事例は企業の価値を判断するために決定的な役割を担うためです。

顧客事例ページは下記の流れに沿ってします。

  1. 取引先企業の選定
  2. 取材交渉
  3. 取材(インタビュー+写真撮影)
  4. 記事の執筆
  5. 先方の確認を経て公開

また、作成した顧客事例コンテンツは主に下記の用途で利用できます。

  • Webサイトに掲載
  • メールマガジンで配布
  • 販促物に掲載(例:パンフレット、セールスシート)
  • セミナーで紹介

以下の記事では、

■ 取材先の選び方、選ぶ際に注意すること
■ 取材交渉の方法、取材を承諾してもらうためのテクニック
■ 取材時に準備するもの、取材中に気をつけること
取材した内容を文章化する方法、文章化する際の注意点
取材事例の利用用途それぞれのメリットと注意点

を解説しています。顧客事例コンテンツを制作し、自社のWebサイトの訴求力を強化する方法が知りたい方はぜひご一読ください。

会社紹介ページ

会社紹介ページを作成する目的は、会社の規模、企業方針、事業内容に関する情報をユーザーに提供し、会社の信用度を高めることです。

会社紹介ページに掲載する情報は、以下の3つに分類できます。

  1. 基本情報:会社名、代表者名、住所、連絡先、沿革、資本金、社員数、取引銀行
  2. 事業内容:専門分野、主要製品・技術、設備数、技術資格、主要取引先
  3. 企業方針:代表挨拶、企業理念

下記の記事では、

■ 会社紹介ページの4つの役割
■ 会社紹介ページに必要な項目とその理由

を解説しています。会社紹介ページに掲載するコンテンツにお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

また会社紹介ページの中でも、「代表挨拶」は最も重要な役割を果たす要素の一つです。

特に発注先を検討している経営者は、他の企業の代表挨拶を読んでいることが多く、弊社のお客様の中にも「代表の考え方が似ているから仕事を依頼する」というケースは少なくありません。

代表挨拶を作る目的は、Webサイトの訪問者に代表の考えを知ってもらい、親近感を抱いてもらうことです。

製造業のWebサイトにおいて、数値やデータでは表現できない「人柄」や「想い」を訴求する上で重要な役割を担っています。

以下の記事では、

■ 代表挨拶を作る目的
■ 代表挨拶の具体的な書き方
■ お手本にすべき代表挨拶(具体例あり)

を解説しています。代表挨拶に掲載する文章にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

採用ページ

採用ページは、特に採用コストが限られている中小企業の求人活動において重要な役割を果たします。

採用ページは、見込み顧客ではなく求職者に向けて作成するため、専用の別サイトを制作する企業も多いです。

採用ページには、以下のような情報を掲載することが一般的です。

  • 仕事内容
  • 給与
  • 休日
  • 福利厚生
  • 求める人物像
  • 教育方針
  • 働く社員の声

以下の記事では、

■ 自社にあった人材を採用するために載せるべき情報
■ 採用ページを強化するための施策

を解説しています。採用ページの作り方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

お問い合わせページ

お問い合わせページは、Webサイトの訪問者が自社に連絡してもらうために設置するページです。

お問い合わせフォームは、どの企業のWebサイトにおいても大きな違いはないと思われがちですが、改善次第で問い合わせ件数が2倍に増加するケースもあります。

お問い合わせページに必要となる項目は以下の通りです。

  • 名前
  • 会社名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • お問い合わせ内容
  • ファイル添付欄

以下の記事では、

■ お問い合わせフォームの離脱率を低下させるための改善ポイント5つ

を解説しています。お問い合わせフォームの離脱率を低下させるための改善方法に関心のある方はぜひご一読ください。

技術ライティング

技術を分かりやすく伝える書き方

製造業のWebサイトに掲載する技術情報は、専門的な内容を多く含んでおり、基礎知識のない読者にとって理解が難しい内容になるケースが多いです。

しかし、技術情報の伝え方を工夫することにより、専門的な内容であっても読み手にその技術が解決できる課題、価値を理解してもらうことは可能です。

具体的には、以下のような工夫をすることで自社技術を分かりやすく伝えることができます。

  • 伝える相手を明確にする:ターゲットの知識レベルに合わせて専門用語の使用頻度を決める
  • 伝える情報を整理する:顧客の課題に合わせて伝えるべき情報を整理する
  • 技術を視覚化する:グラフ、図、表、画像、動画を使用し視覚的に分かりやすく表現する
  • 技術を使って得られる価値を提案する:自社技術によって顧客が得られる利益を明確にする
  • 技術の根拠や実績を説明する:特許、論文、品質管理能力、量産能力に関する情報を掲載する

以下の記事では、

■ 技術情報を分かりやすく伝えることが難しい理由
■ 技術を分かりやすく伝えるために工夫するポイント
■ 技術情報を分かりやすく伝えるためのテクニック

を解説しています。技術情報の書き方にお悩みの方は、ぜひご一読ください。

量産品・試作品受注を増やすための技術情報の書き方

技術情報を掲載する情報を選ぶ際には、Webサイトを訪問する人に具体的に起こしてほしいアクションを考慮する必要があります。

例えば、Webサイトの訪問者に量産品製造の受注をしてもらいたい場合と、試作品加工の依頼をしてもらいたい場合では、技術情報ページに掲載するべき情報は変わります。

そして、情報を選定する際には発注者が製造先を探す理由を可能な限り具体化する必要があります。

例えば、メーカーの担当者が新しく量産品製造先を探す場合、メーカーは下記のような課題を抱えていることが考えられます。

  • 高コスト:現在の発注先のコストが高騰
  • 生産能力の不足:既存の工場の生産能力を超えた生産量が必要
  • 製造ラインの停止:天災などの原因で既存の生産ラインが停止
  • 技術力不足:新規部品の製造に必要な技術力が不足
  • 品質不足:既存の工場が作る製品の品質が低い
  • 依存リスク:1つの供給先への依存によるリスク

すなわち、量産品製造の問い合わせを獲得したい場合、これらの課題を自社技術を用いて解決できる根拠となる情報を載せる必要があります。

具体的には以下のような情報です。

  • コスト(例:品質を維持しつつコストを下げる提案)
  • 製造技術(例:製品写真、寸法、寸法公差、幾何公差)
  • 生産能力(例:製品事例+月産対応可能個数、生産設備)
  • 品質管理能力(例:品質管理の取り組み、測定設備)
  • 生産拠点(例:拠点ごとの生産体制)
  • 実績(例:取引企業の実績)

以下の記事では、

■ 発注者が製造先を探す理由の詳細
■ 製造先に求める条件
■ 量産品製造の受注を増やすために、メーカーの担当者に伝えるべき情報

を解説しています。Webサイトを使って量産品製造の受注を増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

また以下の記事では、試作品加工の問い合わせを増やす方法として

■ 発注先が試作品加工先を求める理由
■ 試作品加工の問い合わせを増やすために掲載すべき技術情報とは

を解説しています。Webサイトを使って試作品加工の受注を増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

開発者からの引き合いを増やすため技術情報書き方

メーカーの開発者が新規の発注先を探す場合、大きく下記の2つの技術を新規の発注先に求めています。

  1. 自社の技術的課題をクリアできる技術(例:材料を軽量化する技術)
  2. 実験を補助する技術(例:試作品を作る際の精度の高い加工技術)

つまり、自社のWebサイトを通して開発者からの引き合いを増やすためには、上記の技術情報を分かりやすくWebサイトの訪問者に伝える必要があります。

例えば、1. 自社の技術的課題をクリアできる技術を探している開発者に対しては、下記のような情報が必要になります。

  • 他分野の技術者にも伝わりやすい情報(例:グラフ、動画、イラスト、数値)
  • 技術の応用可能性に関する情報
  • 他の技術と比較した際のメリット

また、2. 実験を補助する技術を探している開発者に対しては、下記のような情報が必要なります。

  • 技術の使われ方、使用目的
  • 技術を使用して製造したサンプル

以下の記事では、

■ 開発者が新規の発注先に求める技術情報の詳細
■ Webサイトで技術情報を分かりやすく掲載する方法
技術情報を分かりやすく掲載している企業例(具体例あり)

を解説しています。Webサイトを使ってメーカーの開発担当者からの引き合いを増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

また、同じ開発者と言っても、彼らが抱えている課題は開発フェーズによって変わります。

開発フェーズは、大きく以下の3段階に分けられます。

  • 新製品開発(1〜5年)
  • 既存製品の改善(半年〜2年)
  • 不具合対応(数ヶ月)

そして、異なるフェーズにいる開発者は、フェーズによって異なる技術的課題を抱えていることが考えられます。

以下の記事では、

■ 「新製品開発フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方
■ 「既存製品の改善フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方
■ 「不具合対応フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方

を詳しく解説しています。メーカーの開発担当者の心理状況を応用して引き合いを増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

良質なコンテンツの書き方

Webサイトにおける良質なコンテンツとは、「読者にとって、有益な情報が分かりやすく説明されているコンテンツ」のことを指します。

そしてWebサイトに掲載する情報は、工夫次第で良質なコンテンツに変えることができます。具体的には、以下の3つの情報を提示することで読者に分かりやすいコンテンツに変えることができます。

  1. 比較:定量的な尺度を用いて比較、類似品、既存の自社の製品との比較
  2. 利益:技術を利用することで得られる具体的な利益
  3. 活用事例:自社技術の活用事例、自社技術の活用シミュレーション結果

以下の記事では、

■ ただの情報を読者にとって有益なコンテンツに変える書き方(具体例あり)

を詳しく解説しています。読者にとって有益なコンテンツを掲載しWebサイトの訴求力を高めたい方は、参考にしていただければ幸いです。

キャッチコピーの書き方

キャッチコピーは、BtoCで活用されるイメージが強いですが、BtoBにおいても見込み顧客に技術・製品の魅力を訴求する重要な役割を担います。

BtoB製造業・メーカーのWebサイトに掲載するキャッチコピーを決めるためには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。

  1. ターゲットの明示:どのような課題を持つ顧客に見てもらいたいかを具体化
  2. 数字を用いた具体化:具体的にターゲットに対して押したい部分の数字を明記
  3. 恩恵(ベネフィット)の提示:顧客が利用することで得られるの恩恵を提示

以下の記事では、

■ BtoB製造業・メーカーにおけるキャッチコピーの作り方(具体例あり)
■ 目的別、訴求ポイント別のキャッチコピーの作り方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載するキャッチコピーの作り方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

自社の強みの書き方

「自社の強み」コンテンツはBtoB製造業・メーカーのWebサイトにおいて、自社の競合優位性を訴求するために重要な役割を果たします。

自社の強みコンテンツを考える際には、「ストーリー」を作り込んでおくことをおすすめします。ストーリー作成時は、以下の順にコンテンツを掲載すると、読者に分かりやすい構成になります。

  1. 問題提起:依頼側の気持ちを想像し、その人が直面してそうな課題を提起
  2. 結果:問題提起に対して、自社が解決できる内容を端的に表現
  3. 実証:結果を出すことができる根拠となる具体的な数字情報の提示
  4. 実績:製品・加工実績の提示、取引先の提示

以下の記事では、

■ 自社の強みを作成する時にストーリーを作るべき理由
■ 自社の強みを作成する時のストーリーの作り方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載する「自社の強み」コンテンツの書き方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

画像素材の準備・作成

Webサイトに掲載する画像は、サイト全体の印象を左右するため非常に重要な役割を担います。

画像情報は、特に製造業のWebサイトにおいて、文章で説明することが難しい製品・技術の詳細を視覚的に訴える上でなくてはならない存在です。

プロのカメラマンに撮影依頼

弊社ではWebサイトに掲載する写真は、プロのカメラマンに撮影依頼をした方が良いと考えています。その理由は以下の通りです。

  • ピントの合わせ方:プロはピントを調節し、特定の対象物を目立たせる
  • 撮影の構図:プロは構図を工夫し、被写体のバランスをとり、特徴を際立たせる
  • 光の当て方:プロは光の当て方を工夫し、被写体の魅力を引き立たせる
  • 表情の引き出し方:プロは普段の日常を一瞬を切り取ったような写真を撮る

以下の記事では、

■ 製造業のWebサイトの掲載する写真をプロのカメラマンに依頼した方が良い理由
■ プロのカメラマンによる撮影の費用相場
■ プロのカメラマンに依頼するときに使うプラットフォーム

を解説しています。Webサイトに掲載する画像をプロに依頼するべきか検討中の方は、参考にしていただければ幸いです。

画像の著作権

自社のWebサイトに掲載する画像を考える上で、著作権の存在を忘れてはいけません。

特に製造業においては、自社で加工した製品であっても、最終製品を連想させる可能性のあるものはメーカーに著作権が帰属するため掲載ができないケースもあります。

掲載を考えている画像の著作権がはっきりしない場合は、取引先のメーカーに掲載の許可を依頼することがマナーです。

以下の記事では、

■ 画像の掲載時に取引先に確認するべきこと
■ 画像の掲載許可が降りなかった場合にとるべき対応
■ 著作権フリー画像の探し方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載する画像の著作権についてお悩みの方は、ご一読いただければ幸いです。

グラフの使い方

グラフ・表は、製造業のWebサイトにおいて情報を視覚的かつ構造的に伝える上で重要な役割を果たします。

Webサイトに掲載するグラフを作成する際は、以下の手順に沿って作ることで自社技術・製品の魅力を正しく読者に伝えることができます。

  1. グラフを掲載する目的を決める:グラフを掲載する目的を明確にする
  2. グラフの種類を選択する:伝えたい情報が視覚的に分かりやすく伝わるグラフの種類を選択する
  3. 情報の伝え方を決める:強調したい部分、訴求したいポイントが際立つようにグラフの作り方を工夫する

以下の記事では、

■ グラフの掲載目的の決め方、伝える内容の選び方
■ グラフの種類の選択方法(具体例あり)
■ グラフの伝え方を工夫し、メッセージを分かりやすく訴求する方法(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載するグラフの作り方についてお悩みの方は、ご一読いただければ幸いです。

公開後の運営フェーズ

Webサイト公開後の運営フェーズでは、Webサイトの解析更新を主に行います。

Webサイトは作って終わりというイメージを持たれる方もいると思いますが、適切な運営がサイトの集客力を左右すると言っても過言ではありません。

以下では、Webサイトの運営フェーズにおいて、サイトの集客力、受注率を高めるために取るべき施策を解説しています。

④解析・更新

予算の決定

Webサイトの運営方針を決定する際に、毎月の運営にかけられる費用を決定する必要があります。

結論からまとめると、Webサイトの運営には以下の料金がかかります。

最低限かかる費用
  • ドメイン管理費:1,000円~3,000円/年
  • サーバー管理費:数1,00円~数1,000円/月

Webサイトの運営を外注する際には以下の料金がかかります。

外注時に発生する費用
  • 保守費:5,000円~10,000円/月
  • 更新費:5,000円~10,000円/月
  • コンサル費:10,000円~/月
  • 更新費不定期):10,000円~/月

以下の記事では、

■ Webサイトの運営にかかる費用一覧とその内訳
■ Webサイトの運営費用を安く抑えるための工夫

を解説しています。Webサイトの運営に必要な費用に関心のある方は、ご参考にしていただければ幸いです。

サイトの更新

Webサイトの更新作業は、継続的にお問い合わせを獲得するために最も重要な作業の一つです。

Webサイト全体の見直し

Webサイトの更新を行う際にチェックしていただきたい項目は下記の12項目です。

Webサイトの構成
  1. サイトの目的は明確になっているか?
  2. ターゲットは明確になっているか?
TOPページ
  1. キャッチ画像で自社の事業内容がわかるか?
  2. キャッチコピーがわかりやすく表示されているか?
  3. 自社の強みとなるページや、是非見て欲しいページへの導線がしっかりしているか?
コンテンツ
  1. 製品事例(加工事例)ページに詳細が記載されているか?
  2. 設備一覧ページは最新のものか?
  3. 強みとなるページや得意技術のページはわかりやすく書かれているか?
SEO(検索エンジン最適化)
  1. SEOを意識したページの内容やMETAタグ(Webページの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるタグ)が用意されているか?
  2. アクセス解析のツールは埋め込まれているか?
その他
  1. 誤字、脱字はないか?
  2. 問い合わせフォームは稼働しているか?

以下の記事では、

■ Webサイト更新のチェック項目の内容とチェックすべき理由
■ それぞれのチェック項目の具体的な改善方法

を解説しています。Webサイトの更新方法が分からない方は、ご参考にしていただければ幸いです。

お問い合わせフォームの改善

特に、Webサイトは制作し一定のアクセス数はあるものの、お問い合わせが増えないという課題を抱えている企業は多くあります。

この課題を解決する一つの手段として、Webサイトの見せ方を変え、ユーザーにとってお問い合わせのハードルを下げる工夫をすることが有効である場合があります。

具体的には、下記のような更新作業を行うことで、ユーザーの問い合わせに対するハードルを下げることができます。

  • お問い合わせバナーを目立つ箇所に配置
  • 電話番号を大きく表示
  • お問い合わせフォームの入力項目の削減
  • 無料サンプル、無料ダウンロード資料を設置

以下の記事では、

■ ユーザーにとってお問い合わせがしにくいWebサイトの特徴
■ 自社のWebサイトの改善ポイントの見つけ方
■ Webサイトのお問い合わせに対するハードルを下げる具体的な方法

を解説しています。Webサイトのお問い合わせ数に伸び悩んでいる方は、ご参考にしていただければ幸いです。

コンテンツマーケティングの実施

コンテンツマーケティング」とは、ユーザーにとって価値あるコンテンツ(情報)を発信することで、集客、問い合わせの獲得、ユーザーのファン化を目的としたマーケティング施策です。

BtoB製造業・メーカーにおけるコンテンツマーケティングの概要を下記にまとめます。

目的
  • 製品の販路拡大
  • 用途開発
メリット
  • コンテンツが財産として残り、効果が継続する
  • 潜在的なニーズを持つ顧客の獲得につながる
  • ブランディング確立につながる
デメリット
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 労力が必要になる
  • 質の低い情報提供によりブランドイメージが傷つく可能性がある
得られる利益
  • 今までは情報が届かなかったユーザ層へリーチできる
  • 困った時に真っ先に頭に浮かぶポジションを確立できる
  • 競合との比較検討時に優位に選定される存在なれる

以下の記事では、

■ コンテンツマーケティングが注目されている理由
■ コンテンツマーケティングのメリット・デメリットの詳細
目的別コンテンツマーケティングの運用方法
コンテンツマーケティングを成功させるための2つのポイント
コンテンツマーケティングの成功事例(具体例あり)
自社でコンテンツマーケティングを運用する際に意識するべき3つのポイント

を解説しています。コンテンツマーケティングの基礎から具体的な運用方法まで包括的に学びたい方は、参考にしていただければ幸いです。

技術情報を取り扱うコンテンツマーケティングの進め方

また以下の記事では、

■ 技術系コンテンツマーケティングの記事のコンテンツ制作までの流れ
■ 自社でコンテンツマーケティングを運用する際の注意点、社内体制の整え方
■ 技術マーケティングの成功企業事例(具体例あり)

を解説しています。技術情報に関するコンテンツマーケティングの始め方から運用する際の注意点を学びたい方は、参考にしていただければ幸いです。

記事の更新、お問い合わせを獲得する方法

また、コンテンツを制作する際には、SEO(検索エンジン最適化)の観点から現在のコンテンツの分析を行うことがアクセスを集めるために必要です。

また、現在アクセスを集めている記事には、自社サービスへの導線を設置することがお問い合わせを獲得するために必要です。

以下の記事では、

■ 記事の評価・解析方法
■ アクセスの多い記事から顧客を自社サービスサイトへの誘導する方法

を解説しています。コンテンツマーケティングの解析方法、効率的にお問い合わせを獲得する方法に関心のある方は、ご一読いただければ幸いです。

リスティング広告の運用

リスティング広告」とは、検索結果画面の上部に表示される広告のことです。(下記のイメージの赤枠部分を参照)

リスティング広告を出稿するためには、検索エンジンを運営する企業に広告料金を支払う必要があります。

広告料金は以下の公式によって決定されます。

「広告料金」=「クリック単価」×「クリック回数」

「クリック単価」とは、ユーザーが広告を1クリックするたびに発生する料金、「クリック回数」はユーザーが広告をクリックした回数です。人気のキーワードほどクリック単価は上がる仕組みになっています。

リスティング広告を運用するメリットは以下の通りです。

  • 即効性がある
  • 確実な効果が見込める
  • 広告文(タイトル)を決定できる

以下の記事では、

■ リスティング広告を運用するメリットの詳細
■ 中小製造業がリスティング広告を運用するときに損をしてしまうケース3選
■ リスティング広告が海外展開時に有効である理由

を解説しています。リスティング広告運用の基礎知識から損をしないための運用方法まで包括的に学びたい方は、ご一読いただければ幸いです。

またリスティング広告の費用対効果を高めるためには、「広告品質スコア」を高めることが必要です。

広告品質スコアとは、広告の内容が対策しているキーワードに適したものかを検索エンジンが点数付したものです。

なぜ広告品質スコアが重要かというと、リスティング広告の掲載順位は、「入札単価」×「品質スコア」で決定されるからです。

例えば、以下のようなケースであれば、総得点が多いB社の広告がより上位に表示されます。

  • A社:「入札単価:100円」×「品質スコア:3点」=300
  • B社:「入札単価:80円」×「品質スコア:4点」=320

注目すべきポイントは、B社の方が入札単価の金額が低いにもかかわらず、A社よりも上位に表示されている点です。

つまり、広告の品質を高めることで、より少ない予算で効率的に集客することにつながると言えます。

以下の記事では、

■ 広告品質を高めるために取るべき施策
■ アクセスしたユーザーを受注につなげるために確認するべき項目、必要な施策
■ アクセスしたユーザーをクロージングにつなげる確率を高める施策

を解説しています。リスティング広告を運用しているが思ったような効果が得られず、取るべき施策にお悩みのは、ご参考にしていただければ幸いです。

効果測定

Webサイトの効果測定は、継続的に受注につながる問い合わせを獲得するために必要な施策の一つです。

効果測定を行うにあたって重要なことは、効果測定を行う目的を明確にし、その目的の達成に必要な項目を優先的に調べることです。

例えば、Webサイトを運営する上で直面する課題は、段階によって以下の4つに分類されます。

  1. アクセスが増えない
  2. (アクセスはあるが)問い合わせが増えない
  3. (問い合わせはあるが)新規顧客の獲得につながらない
  4. (新規顧客は獲得しているが)売り上げ・利益が伸びない

そして、それぞれの段階でチェックするべき項目は下記の通りです。

  1. アクセス数
  2. 問い合わせ率(問い合わせ数÷アクセス数)
  3. 受注率(受注数÷問い合わせ数)
  4. 顧客単価×受注数

以下の記事では、

■ それぞれの段階でチェックするべき項目と取るべき具体的な対策

を解説しています。自社のWebサイトの効果測定の方法にお悩みの方は、ご参考にしていただければ幸いです。

新市場の開拓

自社のWebサイト運営する目的として、新市場の開拓を挙げる企業も多いと思います。

自社のWebサイトを利用して、自社技術の潜在的なニーズが存在する新市場を予測する方法は、大きく以下の3つです。

  • キーワード調査ツールを使用する
  • 問い合わせ状況から予測する
  • 市場、自社、競合から得た情報から予測する

以下の記事では、

■ キーワード調査ツールを使い新しい市場を開拓する方法(具体例あり)
■ 問い合わせ状況から新しい市場を開拓する方法(具体例あり)
■ 市場、自社、競合から得た情報から新しい市場を開拓する方法(具体例あり)

を詳しく解説しています。Webサイト利用して自社技術の新市場開拓を行うことに関心のある方は、ご一読いただければ幸いです。

まとめ

今回は、Webサイト公開フェーズと運営フェーズに分けて、Webマーケティングに関するノウハウを解説しました。

弊社テクノポートでは「技術をマーケティングする」という事業理念のもと、製造業を中心にWebサイトの企画から運営まで一貫して支援を行っております。

弊社のサービスに関心のある方は、下記よりサービスサイトをご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。御社のBtoB Webマーケティングを行う上で、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

BtoB製造業・メーカー Webマーケティング完全ガイド

テクノポートの徳山です。

今回は、BtoB製造業・メーカーのためのWebマーケティングの企画から公開後の運営までの全てのノウハウを、以下2つのフェーズに分けて解説します。

  1. Webサイト制作フェーズ
  2. 公開後の運営フェーズ

BtoB製造業やメーカーのWebマーケティングに関するありとあらゆる情報が、この1本の記事を読めば包括的に理解できるつくりになっています。

専門用語の使用を最小限に抑え、Webマーケティングに関する知識が少ない初心者の方にも読みやすい内容になっているので、ぜひ一度目を通していただければ幸いです。

より詳細な内容が知りたい方には、適所に詳細情報を記載した記事へのリンクを設置しています。ぜひ、情報の補完にご使用ください。

制作フェーズ

Webサイトの制作フェーズは3つのステップ(①企画②戦略設計③コンテンツ制作)に分解できます。以下では、順にそれぞれのステップで行う施策を解説していきます。

①企画

3C分析

「3C分析」とは、自社の事業領域を分析するためのフレームワークです。

3C分析の「C」は、Customer(顧客)Competitor(競合)Company(自社)の頭文字を取ったもので、顧客・競合・自社の環境分析を行うために用いられる手法です。

BtoB製造業における3C分析を行う上で必要な情報は、以下に示す通りです。顧客・競合・自社の分析を行う順番に特に決まりはありません。

  1. 顧客の分析

  • 顧客が属する業界、顧客の職種
  • 顧客が抱える課題、求めている情報
  • 顧客が発注先に求める技術、発注先の選定基準
  • 顧客が検索に使用するキーワード

2. 競合の分析

  • 競合企業の調査(具体的な企業)
  • 競合企業の顧客
  • 競合企業と比較した際の自社の強み
  • 競合企業と比較した際の自社の弱み

3. 自社の分析

  • 自社の強み
  • 自社の強みを生かして獲得できる潜在顧客
  • 自社独自の経営資源

以下の記事では、

■ 3C分析の具体的な進め方(顧客、競合、自社の調べる順番別に解説)
■ 分析のポイント(論理的に整合性のある分析の進め方)

を解説しています。3C分析の具体的かつ効果的な進め方が知りたい方は、ぜひご一読ください。



また、3C分析にはヒアリングシート(確認事項をまとめたシート)を使って行う方法もあります。

下記のヒアリングシートは、弊社がお客様の3C分析を行う際に使用しているものです。※画像のヒアリングシートは自社分析から行うパターンのものです。

下記の記事では、ヒアリングシートを用いた3C分析の方法の具体的な手順を

■ 自社
■ 市場と競合
■ ターゲット自社

それぞれの視点から始めるパターンを紹介しています。記事内で紹介しているヒアリングシートを利用した3C分析を進め方に関心のある方は、いただければ幸いです。

MFTフレームワーク

「MFTフレームワーク」とは、自社技術が活用可能の市場を洗い出すためのフレームワークです。

MFTフレームワークの「MFT」はそれぞれ、Market(市場)Function(機能)Technology(技術)の頭文字を取ったもので、自社技術がターゲットとする市場を幅広く効率的に見つけ出すために使用されます。

MFTフレームワークの具体的な手順は下記の通りです。

  1. 自社の技術を一つ選択する
  2. その技術が持つ機能を洗い出す
  3. 洗い出した機能が活用される市場を洗い出す

以下の記事では、

■ MFTフレームワークの進め方
■ MFTフレームワークを使って得られた結果をWebコンテンツ化する方法

を具体例を交えて解説しています。MFTフレームワークの進め方、結果の活用方法が知りたい方はぜひお読みください。

MFTフレームワークを行う以前には、自社の技術を洗い出し他社技術との差別化できる点を明確にしておく必要があります。以下の記事では、

■ 自社技術を洗い出す方法
■ 他社技術との比較方法

を具体例を交えて解説しています。自社技術の整理から改めて行いたい方は、ぜひご一読ください。

予算の決定

Webサイト制作をする上で忘れてはならない事項が、制作にかかる予算です。

結論からまとめると、Webサイトの制作予算は「基本金額(数万〜数10万円)+オプション金額(数10万〜数100万円)」により決定されます。

オプションの内容として挙げられるのは以下のような項目です。

  • デザイン:オリジナルデザインの制作、複数のデザイン案の提示要望
  • 追加機能:凝ったアニメーションの追加、EC(電子商取引)機能の追加
  • 短納期制作:複数エンジニア、デザイナーの導入
  • 大幅な修正:初期の企画からかけ離れた修正依頼

以下の記事では、

■ 製造業のWebサイト制作にかかる費用の内訳
■ Webサイトの制作費が上がってしまう原因

をさらに詳しく解説しています。Webサイトの制作費用を詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。

②戦略設計

サイト構成図の作成

サイト構成図とは、下図に示すようなWebサイトの各ページ構成をまとめた図です。

図を見ると分かるように、各ページにはそれぞれ役割が決められています。それぞれの役割の意味は下記の通りです。

  • ランディングページ:ユーザーからのアクセスを獲得するページ
  • 訴求ページ:自社の強みを分かりやすくユーザーに訴求するページ
  • ランディング&訴求ページ:ランディングページと訴求ページの両方の役割を担うページ
  • クロージングページ:自社への問い合わせを呼び込むためのページ

以下の記事では、

■ 各ページの役割の詳細な説明
■ 各ページが役割を果たしているかを効果測定する方法
■ 各ページの効果測定結果を解釈する方法

を解説しています。サイト構成図を作成方法にお悩みの方は、ぜひご一読ください。

また以下の記事では、

■ サイト構成図を作る目的
■ サイト構成図の具体的な作り方(3つの手順で解説)
■ サイト構成図を作る際の3つの注意点

を解説しています。Webサイトのサイト構成図を作りたいが、方法が分からないという方は、ぜひご一読ください。

以下の記事では、

■ 他社と差別化を図るためのサイト構成図の戦略設計をする方法
■ 製造業Webサイトに掲載するコンテンツの具体的な選び方

を弊社の顧客である5社のコンテンツ事例を交えて解説しています。製造業でWebサイトに掲載するコンテンツにお悩みの方は、ぜひご一読ください。

また自社のメインサイトとは別に、ランディングページを作成し、メインサイトへの流入を強化する方法もあります。

この方法を以下の記事では、

■ 自社サイトとは別に作るランディングページの目的
■ 自社サイトとは別にランディングページを制作するメリット、注意点

の観点から詳しく解説しています。自社サイトとは別のページを作り、集客を強化することに関心のある方は参考にしていただければ幸いです。

デザインの決定

Webサイトのデザインは、BtoB製造業においても重要な役割を果たします。

BtoB製造業におけるWebサイトデザインは、大きく以下の2つのパターンに分類されます。

  • 技術を伝えるためのデザイン:技術力の高さを正確に伝えることに重きを置いたデザイン
  • 頼みやすさを伝えるためのデザイン:問い合わせに対するハードルを下げるために安心感に重きを置いたデザイン

いずれのパターンにおいても、目的は「Webサイトを使って問い合わせを増やす」ことであることに変わりはありません。

以下の記事では、

■ 製造業Webサイトにおけるデザインの重要性
■ ターゲットによってWebサイトデザインを選定する方法(具体例あり)
■ 製造業Webサイトにおいてデザインより優先すべきもの

を解説しています。製造業のWebサイトデザインについて学びたい方は、ぜひご一読ください。

さらに以下の記事では、

■ 製造業にとって最適なWebサイトデザインとは?(具体例あり)
■ Webサイトのトレンドの変化(Webサイト誕生初期〜今後)

を解説しています。Webサイトデザインのトレンドの変化について知りたい方は、ご参考にしていただければ幸いです。

Webサイトの配色

また、Webサイトをデザインする際にサイトの配色もサイト全体の印象を決定する上で、重要な意味を持ちます。

Webサイトで使用する配色は以下の3色に分類されます。

  • メインカラー:企業のロゴやコンテンツを制作する際に使用する色
  • ベースカラー:サイトの背景となる色
  • アクセントカラー:サイトにメリハリや立体感を出すために使用される色

以下の記事では、

■ メインカラー、ベースカラー、アクセントカラーの決定方法(具体例あり)
■ 配色を決める際のポイント

を解説しています。Webサイトの配色の決定方法にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

ブランディング戦略の立案

BtoB製造業・メーカーのWebサイトにおいても、自社ブランディングは顧客に製品・技術の価値を訴求する上で重要な役割を果たします。

一般に自社ブランドを構成する要素(価値)は、次の2つに分類されます。

  • 機能的価値:定量的に評価可能な価値(例:精度±0.01mm保証)
  • 情緒的価値:定性的に評価可能な価値(例:親身で人情味のある会社)

特にBtoB企業のブランディングにおいては、ほとんどの企業が機能的価値に重きを置いたブランディングを行っているかと思います。しかし最近では、多くの企業が他社との差別化を図る施策として、情緒的価値を重視したブランディング戦略に力を入れ始めています。

以下の記事では、

■ 情緒的価値をWebサイトに取り入れるメリット
■ 情緒的価値の見つけ方
■ 情緒的価値をWebサイトに取り入れる方法(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに情緒的価値を取り入れた他社との差別化に関心のある方は、ぜひご一読ください。

また以下の記事では、

■ 企業のブランド力を上げる最大のメリット
■ 企業のブランド力を支配する3要素とは?
■ 企業のブランド力を上げる方法とは?

を解説しています。企業のブランド力の構成要素を理解し、自社のブランディングに活かしたい方は、ぜひご覧ください。

用途開発戦略の立案

用途開発とは、言葉の通り自社が保有する技術の新しい用途を開発することを指します。つまり、自社技術の新しい活用法を見出し、その技術を多方面に展開することを意味します。

BtoB製造業・メーカーにおいて用途開発の需要は年々高まっています。その背景には、次のような理由が考えられます。

  • 主力技術の市場の成熟化または縮小
  • 新技術を開発するためのコスト不足

こうした課題に対して、用途開発を行うメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • 既存の技術を高値で買ってくれる市場を開拓可能
  • 既存の技術を将来性が見込める市場へ展開可能
  • 新技術の開発コストを削減

そしてこの用途開発を実現する上で、Webマーケティングは最も有効な手段の一つであるといえます。

以下の記事では、

■ なぜWebマーケティングが自社技術の用途開発の有効なのか?
■ Webマーケティングを用いて自社の技術の用途開発を行う方法・具体的な手順

を解説しています。Webサイトを使った用途開発の方法に関心のある方は、ぜひご一読ください。

また用途開発戦略を立案する上で、自社の技術の新しい用途を「自社で見つける」か「他社に見つけてもらう」かで取るべき戦略は大きく変わります。

それは、自社で見つける場合は「技術を活かせる製品を見つけること」、一方で他社に見つけてもらう場合は「自社の技術の詳細を紹介すること」が必要になるからです。

以下の記事では、

■ そもそも他社が技術を必要とする理由は?
■ 自社技術の新しい用途を「自社で見つける」具体的な方法
■ 自社技術の新しい用途を「他社に見つけてもらう」具体的な方法
■ 用途開発を積極的に行っている企業例

を解説しています。用途開発を行いたいけれど、具体的に何から始めたらいいか分からない方は、ぜひご一読いただければ幸いです。

③コンテンツ制作

個別ページの作成

戦略設計段階で作成したサイトマップをもとに、個別ページの中身を作成します。

今回はBtoB製造業・メーカーのWebサイトに必要となるページを中心に、それぞれのページの作り方、作る際の注意点を解説します。

TOPページ

Webサイト全体の「表紙」であり「目次」と言われるページです。

主な役割は3つあります。

  1. 何をしている会社かひと目で伝える
  2. ユーザーが必要とするページへの誘導する
  3. ユーザーにとって新しい情報を提供する

また、TOPページの構成は下記に示す5つの要素に分解できます。

  • ヘッダー:Webサイトの共通部分(ロゴ、社名、電話番号、お問い合わせバナーなどを配置)
  • ナビゲーションメニュー:Webサイトの目次(各ページへのリンクを配置)
  • メインビジュアル:Webサイトの表紙(画像、動画、キャッチコピーを配置)
  • コンテンツ:TOPページのメイン部分(誘導したいページへの導線、新着ニュース、お知らせなどを配置)
  • フッター:Webサイトの共通部分(ナビゲーション、著作権表示、基本情報などを配置)

以下の記事では、

■ TOPページの3つの役割の詳細
■ TOPページに記載するべき具体的な情報
■ TOPページの構成の詳細

を解説しています。TOPページの役割、構成について詳細に知りたい方は、ぜひご一読ください。

また、以下の記事では、TOPページの中でも特に重要な役割を果たすメインビジュアルについて

■ メインビジュアルのダメな例
■ メインビジュアルに使用する画像に不可欠な3つの要素
■ お手本となるメインビジュアルの制作事例

を解説しています。メインビジュアルに使用する画像の選定にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

技術・製品紹介ページ

技術・製品ページの基本構成は、以下の4つの要素に分類できます。

  1. キャッチコピー:自社の技術をユーザーにひと目で説明
  2. 解決できる課題一覧:自社技術を使うことで解決できる課題を紹介
  3. 技術・製品の特徴:自社技術の特徴、他社技術と比較したときのメリットを紹介
  4. 技術・製品の詳細:具体的な技術・製品の紹介

上記の内容に加えて、検索上位表示を狙う施策(SEO対策)が必要になります。

以下の記事では、

■ 4つの要素の具体的な書き方、注意すべき点(具体例あり)
■ 技術・製品ページでのSEO(検索エンジン最適化)対策の方法

を解説しています。技術・製品紹介ページの作り方が分からない方、構成にお悩みの方はぜひご一読ください。

設備一覧ページ

設備一覧ページは、企業の技術力の高さを示す上で重要な役割を果たします。

設備一覧ページの役割、必要な情報は以下の通りです。

  • 役割:自社の生産能力、技術力の概要を伝える
  • 必要な情報:設備の基本情報(例:機械の種類、ワークサイズ、台数、公差)

以下の記事では、

■ 設備一覧ページの役割の記述方法(具体例あり)

を解説しています。設備一覧ページの書き方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

加工・製品事例ページ

加工・製品事例ページは、自社の技術力を分かりやすく伝えるためのページです。

また、ページ数が増える分だけ、ニッチなキーワードで検索された際に上位表示される可能性が高くなります。

このページを作る際に気をつけるべき点は以下の3つです。

  • 1ページ1製品+事例一覧ページを作る
  • 製品写真+製品の特徴を掲載する
  • 各ページのタイトルとディスクリプションに検索してもらいたいキーワードを記載する

以下の記事では、

■ 加工・製品事例ページの目的、効果、役割
■ 加工・製品事例ページの具体的な書き方

を解説しています。加工・製品事例ページの書き方にお悩みの方は参考にしていただければ幸いです。

顧客事例ページ

顧客事例ページとは、自社製品(サービス)を導入し、一定の成果を挙げた顧客のストーリーをまとめた記事コンテンツです。

このページは、見込み顧客に自社技術・製品の価値・信頼性を訴求するために、特にBtoBマーケティングにおいて重要な役割を果たします。

なぜならBtoC商材とは違い、BtoB企業はネット上でのクチコミ、レビュー情報が少ないため、見込み顧客にとって顧客事例は企業の価値を判断するために決定的な役割を担うためです。

顧客事例ページは下記の流れに沿ってします。

  1. 取引先企業の選定
  2. 取材交渉
  3. 取材(インタビュー+写真撮影)
  4. 記事の執筆
  5. 先方の確認を経て公開

また、作成した顧客事例コンテンツは主に下記の用途で利用できます。

  • Webサイトに掲載
  • メールマガジンで配布
  • 販促物に掲載(例:パンフレット、セールスシート)
  • セミナーで紹介

以下の記事では、

■ 取材先の選び方、選ぶ際に注意すること
■ 取材交渉の方法、取材を承諾してもらうためのテクニック
■ 取材時に準備するもの、取材中に気をつけること
取材した内容を文章化する方法、文章化する際の注意点
取材事例の利用用途それぞれのメリットと注意点

を解説しています。顧客事例コンテンツを制作し、自社のWebサイトの訴求力を強化する方法が知りたい方はぜひご一読ください。

会社紹介ページ

会社紹介ページを作成する目的は、会社の規模、企業方針、事業内容に関する情報をユーザーに提供し、会社の信用度を高めることです。

会社紹介ページに掲載する情報は、以下の3つに分類できます。

  1. 基本情報:会社名、代表者名、住所、連絡先、沿革、資本金、社員数、取引銀行
  2. 事業内容:専門分野、主要製品・技術、設備数、技術資格、主要取引先
  3. 企業方針:代表挨拶、企業理念

下記の記事では、

■ 会社紹介ページの4つの役割
■ 会社紹介ページに必要な項目とその理由

を解説しています。会社紹介ページに掲載するコンテンツにお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

また会社紹介ページの中でも、「代表挨拶」は最も重要な役割を果たす要素の一つです。

特に発注先を検討している経営者は、他の企業の代表挨拶を読んでいることが多く、弊社のお客様の中にも「代表の考え方が似ているから仕事を依頼する」というケースは少なくありません。

代表挨拶を作る目的は、Webサイトの訪問者に代表の考えを知ってもらい、親近感を抱いてもらうことです。

製造業のWebサイトにおいて、数値やデータでは表現できない「人柄」や「想い」を訴求する上で重要な役割を担っています。

以下の記事では、

■ 代表挨拶を作る目的
■ 代表挨拶の具体的な書き方
■ お手本にすべき代表挨拶(具体例あり)

を解説しています。代表挨拶に掲載する文章にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

採用ページ

採用ページは、特に採用コストが限られている中小企業の求人活動において重要な役割を果たします。

採用ページは、見込み顧客ではなく求職者に向けて作成するため、専用の別サイトを制作する企業も多いです。

採用ページには、以下のような情報を掲載することが一般的です。

  • 仕事内容
  • 給与
  • 休日
  • 福利厚生
  • 求める人物像
  • 教育方針
  • 働く社員の声

以下の記事では、

■ 自社にあった人材を採用するために載せるべき情報
■ 採用ページを強化するための施策

を解説しています。採用ページの作り方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

お問い合わせページ

お問い合わせページは、Webサイトの訪問者が自社に連絡してもらうために設置するページです。

お問い合わせフォームは、どの企業のWebサイトにおいても大きな違いはないと思われがちですが、改善次第で問い合わせ件数が2倍に増加するケースもあります。

お問い合わせページに必要となる項目は以下の通りです。

  • 名前
  • 会社名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • お問い合わせ内容
  • ファイル添付欄

以下の記事では、

■ お問い合わせフォームの離脱率を低下させるための改善ポイント5つ

を解説しています。お問い合わせフォームの離脱率を低下させるための改善方法に関心のある方はぜひご一読ください。

技術ライティング

技術を分かりやすく伝える書き方

製造業のWebサイトに掲載する技術情報は、専門的な内容を多く含んでおり、基礎知識のない読者にとって理解が難しい内容になるケースが多いです。

しかし、技術情報の伝え方を工夫することにより、専門的な内容であっても読み手にその技術が解決できる課題、価値を理解してもらうことは可能です。

具体的には、以下のような工夫をすることで自社技術を分かりやすく伝えることができます。

  • 伝える相手を明確にする:ターゲットの知識レベルに合わせて専門用語の使用頻度を決める
  • 伝える情報を整理する:顧客の課題に合わせて伝えるべき情報を整理する
  • 技術を視覚化する:グラフ、図、表、画像、動画を使用し視覚的に分かりやすく表現する
  • 技術を使って得られる価値を提案する:自社技術によって顧客が得られる利益を明確にする
  • 技術の根拠や実績を説明する:特許、論文、品質管理能力、量産能力に関する情報を掲載する

以下の記事では、

■ 技術情報を分かりやすく伝えることが難しい理由
■ 技術を分かりやすく伝えるために工夫するポイント
■ 技術情報を分かりやすく伝えるためのテクニック

を解説しています。技術情報の書き方にお悩みの方は、ぜひご一読ください。

量産品・試作品受注を増やすための技術情報の書き方

技術情報を掲載する情報を選ぶ際には、Webサイトを訪問する人に具体的に起こしてほしいアクションを考慮する必要があります。

例えば、Webサイトの訪問者に量産品製造の受注をしてもらいたい場合と、試作品加工の依頼をしてもらいたい場合では、技術情報ページに掲載するべき情報は変わります。

そして、情報を選定する際には発注者が製造先を探す理由を可能な限り具体化する必要があります。

例えば、メーカーの担当者が新しく量産品製造先を探す場合、メーカーは下記のような課題を抱えていることが考えられます。

  • 高コスト:現在の発注先のコストが高騰
  • 生産能力の不足:既存の工場の生産能力を超えた生産量が必要
  • 製造ラインの停止:天災などの原因で既存の生産ラインが停止
  • 技術力不足:新規部品の製造に必要な技術力が不足
  • 品質不足:既存の工場が作る製品の品質が低い
  • 依存リスク:1つの供給先への依存によるリスク

すなわち、量産品製造の問い合わせを獲得したい場合、これらの課題を自社技術を用いて解決できる根拠となる情報を載せる必要があります。

具体的には以下のような情報です。

  • コスト(例:品質を維持しつつコストを下げる提案)
  • 製造技術(例:製品写真、寸法、寸法公差、幾何公差)
  • 生産能力(例:製品事例+月産対応可能個数、生産設備)
  • 品質管理能力(例:品質管理の取り組み、測定設備)
  • 生産拠点(例:拠点ごとの生産体制)
  • 実績(例:取引企業の実績)

以下の記事では、

■ 発注者が製造先を探す理由の詳細
■ 製造先に求める条件
■ 量産品製造の受注を増やすために、メーカーの担当者に伝えるべき情報

を解説しています。Webサイトを使って量産品製造の受注を増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

また以下の記事では、試作品加工の問い合わせを増やす方法として

■ 発注先が試作品加工先を求める理由
■ 試作品加工の問い合わせを増やすために掲載すべき技術情報とは

を解説しています。Webサイトを使って試作品加工の受注を増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

開発者からの引き合いを増やすため技術情報書き方

メーカーの開発者が新規の発注先を探す場合、大きく下記の2つの技術を新規の発注先に求めています。

  1. 自社の技術的課題をクリアできる技術(例:材料を軽量化する技術)
  2. 実験を補助する技術(例:試作品を作る際の精度の高い加工技術)

つまり、自社のWebサイトを通して開発者からの引き合いを増やすためには、上記の技術情報を分かりやすくWebサイトの訪問者に伝える必要があります。

例えば、1. 自社の技術的課題をクリアできる技術を探している開発者に対しては、下記のような情報が必要になります。

  • 他分野の技術者にも伝わりやすい情報(例:グラフ、動画、イラスト、数値)
  • 技術の応用可能性に関する情報
  • 他の技術と比較した際のメリット

また、2. 実験を補助する技術を探している開発者に対しては、下記のような情報が必要なります。

  • 技術の使われ方、使用目的
  • 技術を使用して製造したサンプル

以下の記事では、

■ 開発者が新規の発注先に求める技術情報の詳細
■ Webサイトで技術情報を分かりやすく掲載する方法
技術情報を分かりやすく掲載している企業例(具体例あり)

を解説しています。Webサイトを使ってメーカーの開発担当者からの引き合いを増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

また、同じ開発者と言っても、彼らが抱えている課題は開発フェーズによって変わります。

開発フェーズは、大きく以下の3段階に分けられます。

  • 新製品開発(1〜5年)
  • 既存製品の改善(半年〜2年)
  • 不具合対応(数ヶ月)

そして、異なるフェーズにいる開発者は、フェーズによって異なる技術的課題を抱えていることが考えられます。

以下の記事では、

■ 「新製品開発フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方
■ 「既存製品の改善フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方
■ 「不具合対応フェーズの開発担当者」にささる技術情報の書き方

を詳しく解説しています。メーカーの開発担当者の心理状況を応用して引き合いを増やす方法に関心がある方は、ご一読いただければ幸いです。

良質なコンテンツの書き方

Webサイトにおける良質なコンテンツとは、「読者にとって、有益な情報が分かりやすく説明されているコンテンツ」のことを指します。

そしてWebサイトに掲載する情報は、工夫次第で良質なコンテンツに変えることができます。具体的には、以下の3つの情報を提示することで読者に分かりやすいコンテンツに変えることができます。

  1. 比較:定量的な尺度を用いて比較、類似品、既存の自社の製品との比較
  2. 利益:技術を利用することで得られる具体的な利益
  3. 活用事例:自社技術の活用事例、自社技術の活用シミュレーション結果

以下の記事では、

■ ただの情報を読者にとって有益なコンテンツに変える書き方(具体例あり)

を詳しく解説しています。読者にとって有益なコンテンツを掲載しWebサイトの訴求力を高めたい方は、参考にしていただければ幸いです。

キャッチコピーの書き方

キャッチコピーは、BtoCで活用されるイメージが強いですが、BtoBにおいても見込み顧客に技術・製品の魅力を訴求する重要な役割を担います。

BtoB製造業・メーカーのWebサイトに掲載するキャッチコピーを決めるためには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。

  1. ターゲットの明示:どのような課題を持つ顧客に見てもらいたいかを具体化
  2. 数字を用いた具体化:具体的にターゲットに対して押したい部分の数字を明記
  3. 恩恵(ベネフィット)の提示:顧客が利用することで得られるの恩恵を提示

以下の記事では、

■ BtoB製造業・メーカーにおけるキャッチコピーの作り方(具体例あり)
■ 目的別、訴求ポイント別のキャッチコピーの作り方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載するキャッチコピーの作り方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

自社の強みの書き方

「自社の強み」コンテンツはBtoB製造業・メーカーのWebサイトにおいて、自社の競合優位性を訴求するために重要な役割を果たします。

自社の強みコンテンツを考える際には、「ストーリー」を作り込んでおくことをおすすめします。ストーリー作成時は、以下の順にコンテンツを掲載すると、読者に分かりやすい構成になります。

  1. 問題提起:依頼側の気持ちを想像し、その人が直面してそうな課題を提起
  2. 結果:問題提起に対して、自社が解決できる内容を端的に表現
  3. 実証:結果を出すことができる根拠となる具体的な数字情報の提示
  4. 実績:製品・加工実績の提示、取引先の提示

以下の記事では、

■ 自社の強みを作成する時にストーリーを作るべき理由
■ 自社の強みを作成する時のストーリーの作り方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載する「自社の強み」コンテンツの書き方にお悩みの方は、参考にしていただければ幸いです。

画像素材の準備・作成

Webサイトに掲載する画像は、サイト全体の印象を左右するため非常に重要な役割を担います。

画像情報は、特に製造業のWebサイトにおいて、文章で説明することが難しい製品・技術の詳細を視覚的に訴える上でなくてはならない存在です。

プロのカメラマンに撮影依頼

弊社ではWebサイトに掲載する写真は、プロのカメラマンに撮影依頼をした方が良いと考えています。その理由は以下の通りです。

  • ピントの合わせ方:プロはピントを調節し、特定の対象物を目立たせる
  • 撮影の構図:プロは構図を工夫し、被写体のバランスをとり、特徴を際立たせる
  • 光の当て方:プロは光の当て方を工夫し、被写体の魅力を引き立たせる
  • 表情の引き出し方:プロは普段の日常を一瞬を切り取ったような写真を撮る

以下の記事では、

■ 製造業のWebサイトの掲載する写真をプロのカメラマンに依頼した方が良い理由
■ プロのカメラマンによる撮影の費用相場
■ プロのカメラマンに依頼するときに使うプラットフォーム

を解説しています。Webサイトに掲載する画像をプロに依頼するべきか検討中の方は、参考にしていただければ幸いです。

画像の著作権

自社のWebサイトに掲載する画像を考える上で、著作権の存在を忘れてはいけません。

特に製造業においては、自社で加工した製品であっても、最終製品を連想させる可能性のあるものはメーカーに著作権が帰属するため掲載ができないケースもあります。

掲載を考えている画像の著作権がはっきりしない場合は、取引先のメーカーに掲載の許可を依頼することがマナーです。

以下の記事では、

■ 画像の掲載時に取引先に確認するべきこと
■ 画像の掲載許可が降りなかった場合にとるべき対応
■ 著作権フリー画像の探し方(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載する画像の著作権についてお悩みの方は、ご一読いただければ幸いです。

グラフの使い方

グラフ・表は、製造業のWebサイトにおいて情報を視覚的かつ構造的に伝える上で重要な役割を果たします。

Webサイトに掲載するグラフを作成する際は、以下の手順に沿って作ることで自社技術・製品の魅力を正しく読者に伝えることができます。

  1. グラフを掲載する目的を決める:グラフを掲載する目的を明確にする
  2. グラフの種類を選択する:伝えたい情報が視覚的に分かりやすく伝わるグラフの種類を選択する
  3. 情報の伝え方を決める:強調したい部分、訴求したいポイントが際立つようにグラフの作り方を工夫する

以下の記事では、

■ グラフの掲載目的の決め方、伝える内容の選び方
■ グラフの種類の選択方法(具体例あり)
■ グラフの伝え方を工夫し、メッセージを分かりやすく訴求する方法(具体例あり)

を解説しています。Webサイトに掲載するグラフの作り方についてお悩みの方は、ご一読いただければ幸いです。

公開後の運営フェーズ

Webサイト公開後の運営フェーズでは、Webサイトの解析更新を主に行います。

Webサイトは作って終わりというイメージを持たれる方もいると思いますが、適切な運営がサイトの集客力を左右すると言っても過言ではありません。

以下では、Webサイトの運営フェーズにおいて、サイトの集客力、受注率を高めるために取るべき施策を解説しています。

④解析・更新

予算の決定

Webサイトの運営方針を決定する際に、毎月の運営にかけられる費用を決定する必要があります。

結論からまとめると、Webサイトの運営には以下の料金がかかります。

最低限かかる費用
  • ドメイン管理費:1,000円~3,000円/年
  • サーバー管理費:数1,00円~数1,000円/月

Webサイトの運営を外注する際には以下の料金がかかります。

外注時に発生する費用
  • 保守費:5,000円~10,000円/月
  • 更新費:5,000円~10,000円/月
  • コンサル費:10,000円~/月
  • 更新費不定期):10,000円~/月

以下の記事では、

■ Webサイトの運営にかかる費用一覧とその内訳
■ Webサイトの運営費用を安く抑えるための工夫

を解説しています。Webサイトの運営に必要な費用に関心のある方は、ご参考にしていただければ幸いです。

サイトの更新

Webサイトの更新作業は、継続的にお問い合わせを獲得するために最も重要な作業の一つです。

Webサイト全体の見直し

Webサイトの更新を行う際にチェックしていただきたい項目は下記の12項目です。

Webサイトの構成
  1. サイトの目的は明確になっているか?
  2. ターゲットは明確になっているか?
TOPページ
  1. キャッチ画像で自社の事業内容がわかるか?
  2. キャッチコピーがわかりやすく表示されているか?
  3. 自社の強みとなるページや、是非見て欲しいページへの導線がしっかりしているか?
コンテンツ
  1. 製品事例(加工事例)ページに詳細が記載されているか?
  2. 設備一覧ページは最新のものか?
  3. 強みとなるページや得意技術のページはわかりやすく書かれているか?
SEO(検索エンジン最適化)
  1. SEOを意識したページの内容やMETAタグ(Webページの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるタグ)が用意されているか?
  2. アクセス解析のツールは埋め込まれているか?
その他
  1. 誤字、脱字はないか?
  2. 問い合わせフォームは稼働しているか?

以下の記事では、

■ Webサイト更新のチェック項目の内容とチェックすべき理由
■ それぞれのチェック項目の具体的な改善方法

を解説しています。Webサイトの更新方法が分からない方は、ご参考にしていただければ幸いです。

お問い合わせフォームの改善

特に、Webサイトは制作し一定のアクセス数はあるものの、お問い合わせが増えないという課題を抱えている企業は多くあります。

この課題を解決する一つの手段として、Webサイトの見せ方を変え、ユーザーにとってお問い合わせのハードルを下げる工夫をすることが有効である場合があります。

具体的には、下記のような更新作業を行うことで、ユーザーの問い合わせに対するハードルを下げることができます。

  • お問い合わせバナーを目立つ箇所に配置
  • 電話番号を大きく表示
  • お問い合わせフォームの入力項目の削減
  • 無料サンプル、無料ダウンロード資料を設置

以下の記事では、

■ ユーザーにとってお問い合わせがしにくいWebサイトの特徴
■ 自社のWebサイトの改善ポイントの見つけ方
■ Webサイトのお問い合わせに対するハードルを下げる具体的な方法

を解説しています。Webサイトのお問い合わせ数に伸び悩んでいる方は、ご参考にしていただければ幸いです。

コンテンツマーケティングの実施

コンテンツマーケティング」とは、ユーザーにとって価値あるコンテンツ(情報)を発信することで、集客、問い合わせの獲得、ユーザーのファン化を目的としたマーケティング施策です。

BtoB製造業・メーカーにおけるコンテンツマーケティングの概要を下記にまとめます。

目的
  • 製品の販路拡大
  • 用途開発
メリット
  • コンテンツが財産として残り、効果が継続する
  • 潜在的なニーズを持つ顧客の獲得につながる
  • ブランディング確立につながる
デメリット
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 労力が必要になる
  • 質の低い情報提供によりブランドイメージが傷つく可能性がある
得られる利益
  • 今までは情報が届かなかったユーザ層へリーチできる
  • 困った時に真っ先に頭に浮かぶポジションを確立できる
  • 競合との比較検討時に優位に選定される存在なれる

以下の記事では、

■ コンテンツマーケティングが注目されている理由
■ コンテンツマーケティングのメリット・デメリットの詳細
目的別コンテンツマーケティングの運用方法
コンテンツマーケティングを成功させるための2つのポイント
コンテンツマーケティングの成功事例(具体例あり)
自社でコンテンツマーケティングを運用する際に意識するべき3つのポイント

を解説しています。コンテンツマーケティングの基礎から具体的な運用方法まで包括的に学びたい方は、参考にしていただければ幸いです。

技術情報を取り扱うコンテンツマーケティングの進め方

また以下の記事では、

■ 技術系コンテンツマーケティングの記事のコンテンツ制作までの流れ
■ 自社でコンテンツマーケティングを運用する際の注意点、社内体制の整え方
■ 技術マーケティングの成功企業事例(具体例あり)

を解説しています。技術情報に関するコンテンツマーケティングの始め方から運用する際の注意点を学びたい方は、参考にしていただければ幸いです。

記事の更新、お問い合わせを獲得する方法

また、コンテンツを制作する際には、SEO(検索エンジン最適化)の観点から現在のコンテンツの分析を行うことがアクセスを集めるために必要です。

また、現在アクセスを集めている記事には、自社サービスへの導線を設置することがお問い合わせを獲得するために必要です。

以下の記事では、

■ 記事の評価・解析方法
■ アクセスの多い記事から顧客を自社サービスサイトへの誘導する方法

を解説しています。コンテンツマーケティングの解析方法、効率的にお問い合わせを獲得する方法に関心のある方は、ご一読いただければ幸いです。

リスティング広告の運用

リスティング広告」とは、検索結果画面の上部に表示される広告のことです。(下記のイメージの赤枠部分を参照)

リスティング広告を出稿するためには、検索エンジンを運営する企業に広告料金を支払う必要があります。

広告料金は以下の公式によって決定されます。

「広告料金」=「クリック単価」×「クリック回数」

「クリック単価」とは、ユーザーが広告を1クリックするたびに発生する料金、「クリック回数」はユーザーが広告をクリックした回数です。人気のキーワードほどクリック単価は上がる仕組みになっています。

リスティング広告を運用するメリットは以下の通りです。

  • 即効性がある
  • 確実な効果が見込める
  • 広告文(タイトル)を決定できる

以下の記事では、

■ リスティング広告を運用するメリットの詳細
■ 中小製造業がリスティング広告を運用するときに損をしてしまうケース3選
■ リスティング広告が海外展開時に有効である理由

を解説しています。リスティング広告運用の基礎知識から損をしないための運用方法まで包括的に学びたい方は、ご一読いただければ幸いです。

またリスティング広告の費用対効果を高めるためには、「広告品質スコア」を高めることが必要です。

広告品質スコアとは、広告の内容が対策しているキーワードに適したものかを検索エンジンが点数付したものです。

なぜ広告品質スコアが重要かというと、リスティング広告の掲載順位は、「入札単価」×「品質スコア」で決定されるからです。

例えば、以下のようなケースであれば、総得点が多いB社の広告がより上位に表示されます。

  • A社:「入札単価:100円」×「品質スコア:3点」=300
  • B社:「入札単価:80円」×「品質スコア:4点」=320

注目すべきポイントは、B社の方が入札単価の金額が低いにもかかわらず、A社よりも上位に表示されている点です。

つまり、広告の品質を高めることで、より少ない予算で効率的に集客することにつながると言えます。

以下の記事では、

■ 広告品質を高めるために取るべき施策
■ アクセスしたユーザーを受注につなげるために確認するべき項目、必要な施策
■ アクセスしたユーザーをクロージングにつなげる確率を高める施策

を解説しています。リスティング広告を運用しているが思ったような効果が得られず、取るべき施策にお悩みのは、ご参考にしていただければ幸いです。

効果測定

Webサイトの効果測定は、継続的に受注につながる問い合わせを獲得するために必要な施策の一つです。

効果測定を行うにあたって重要なことは、効果測定を行う目的を明確にし、その目的の達成に必要な項目を優先的に調べることです。

例えば、Webサイトを運営する上で直面する課題は、段階によって以下の4つに分類されます。

  1. アクセスが増えない
  2. (アクセスはあるが)問い合わせが増えない
  3. (問い合わせはあるが)新規顧客の獲得につながらない
  4. (新規顧客は獲得しているが)売り上げ・利益が伸びない

そして、それぞれの段階でチェックするべき項目は下記の通りです。

  1. アクセス数
  2. 問い合わせ率(問い合わせ数÷アクセス数)
  3. 受注率(受注数÷問い合わせ数)
  4. 顧客単価×受注数

以下の記事では、

■ それぞれの段階でチェックするべき項目と取るべき具体的な対策

を解説しています。自社のWebサイトの効果測定の方法にお悩みの方は、ご参考にしていただければ幸いです。

新市場の開拓

自社のWebサイト運営する目的として、新市場の開拓を挙げる企業も多いと思います。

自社のWebサイトを利用して、自社技術の潜在的なニーズが存在する新市場を予測する方法は、大きく以下の3つです。

  • キーワード調査ツールを使用する
  • 問い合わせ状況から予測する
  • 市場、自社、競合から得た情報から予測する

以下の記事では、

■ キーワード調査ツールを使い新しい市場を開拓する方法(具体例あり)
■ 問い合わせ状況から新しい市場を開拓する方法(具体例あり)
■ 市場、自社、競合から得た情報から新しい市場を開拓する方法(具体例あり)

を詳しく解説しています。Webサイト利用して自社技術の新市場開拓を行うことに関心のある方は、ご一読いただければ幸いです。

まとめ

今回は、Webサイト公開フェーズと運営フェーズに分けて、Webマーケティングに関するノウハウを解説しました。

弊社テクノポートでは「技術をマーケティングする」という事業理念のもと、製造業を中心にWebサイトの企画から運営まで一貫して支援を行っております。

弊社のサービスに関心のある方は、下記よりサービスサイトをご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。御社のBtoB Webマーケティングを行う上で、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

【製造業】失敗しないWebサイト制作会社の選び方

こんにちは、テクノポートの永井です。

新型コロナウイルスの影響で対面営業を自粛せざるを得ない状況が続くなか、Webサイトに力を入れる企業が増えてきました。

これまで訪問営業や展示会に力を入れていた企業も、Webサイトからの問い合わせを増やし、商談につなげることで、対面営業を減らしながらも受注数を確保する流れに変わってきています。

このような営業目的のWebサイトを作るためには「Webサイトを制作してくれる企業」の選定が重要になってきます。Webサイト制作会社にもそれぞれ特徴があり、土木系や製造業など特定の分野に特化しているところから、オールジャンルを手掛けているところまで、Webサイト制作会社によって得意分野が変わってきます。

今回は製造業のWebサイト制作会社の選定基準を紹介します。

Webサイトで成果を出す方法には王道がある

Webサイトのメリットはターゲットの行動が予想しやすく、かつ対策が打てることにあります。そのため、問い合わせを増やす目的のWebサイトには王道が存在します。

ターゲットの行動は

  1. GoogleやYahooなどの検索エンジンにキーワードを入力して課題を解決できる企業を調査
  2. 複数の企業Webサイトの中から実際に課題を解決できそうな企業を選定
  3. 問い合わせ

になります。

これをWebサイト視点に変えると下図のような形になります。

  • アクセスを増やす:ターゲットが検索するキーワードでのSEO対策
  • 問い合わせ増やす:ターゲットが求めるコンテンツを作る
  • 問い合わせから受注につなげる:Webサイトではなく直接の営業力

つまりアクセスを増やし、適切なコンテンツを作ることができれば、必然的に問い合わせは増えます。Webサイト制作会社を選定する際は、この王道に対してどのようなことを行っているのかが判断基準になります。

Webサイト制作会社を選定する3つの基準

Webサイト制作会社を選定する際に気をつけるポイントは3つ。アクセスを増やす技術を持っているか。問い合わせにつながるコンテンツの提案をしてくれるか。そして、公開後のサポート体制が充実しているかです。もちろんデザイン性などの要素も大切ですが、この3点がしっかりしていれば、反響を出すことは難しくありません。

1、製造業独特のキーワード調査ができるか

Webサイトでアクセスを増やすためには、GoogleやYahoo!の検索結果の上位に表示されなければなりません。そのためには、ターゲットが検索するキーワードを想定して、そのキーワードで上位に表示させるようなSEO対策を行う必要があります。

このキーワードの選定がうまくできていないと、ターゲットに見られなくなり、たとえアクセスが増えたとしても問い合わせにはつながりません。

キーワードの月間検索数は、Googleのキーワードプランナーを使えば簡単に調査できますので、Webサイト制作会社も調査しています。

製造業などの技術系キーワードの場合、一般的な検索キーワードと比較すると検索キーワードが特殊になり、かつ月間の検索回数も少なくなるため、キーワードの選定が難しくなります。

例えば、BtoC向けの場合、10万回数/月以上のキーワードは普通にありますが、技術系になると500回数/月も珍しくなります。

キーワードの選定には経験やノウハウも関係してくるため、Webサイト制作会社がどのようなキーワードを選定するかによって、Webサイト制作会社の特徴を知ることができます。

例えば、Webサイト制作会社から提案されたときに

  • 想定しているキーワードはどのようなものですか?
  • 弊社のターゲットが検索しそうなキーワードはどのようなものが考えられますか?
  • キーワードのボリュームはどれくらいですか?

などの質問をして疑問をしっかり解決してくれるかどうかで、その企業が自社に合っているかどうか判断できます。

SEO対策の重要性については、SEO対策・完全ガイド(BtoB製造業・メーカー向け)で取り上げていますので、深く知りたい方はチェックしてみてください。

2、問い合わせにつなげるためのコンテンツを提案できるか

キーワードが決まったら、次に見極めるのは問い合わせにつながる訴求コンテンツの作り方です。訴求コンテンツは「ターゲットが求める情報」になるため、ターゲットが抱えている課題を解決できる情報を掲載しなければなりません。「自社のどの技術をどのような表現で伝えれば、ターゲットの目に止まるのか」を想像してコンテンツを作る必要があります。

社内だけでは自社の技術の良さに気づかないことも多いため、第三者からの指摘が大切になります。その第三者となれるのがWebサイト制作会社です。製造業のWebサイトを専門で制作している企業は、技術的な話を深堀りしていくなかで貴社の強みを見つけてくれます。

そのため、Webサイト制作会社を選ぶときは自社の強みや技術的優位性を指摘してくれる企業を選んだほうがよいでしょう。

例えば、Webサイト制作会社から提案されたときに

  • 他社と比べたときの弊社の強みはどんなところになりますか?
  • このような技術をもっているのですが、どういった需要がありそうでしょうか?

などの質問をしてきちんと回答してもらえるかどうかで、その企業が自社に合っているかどうか判断することができます。

技術の伝え方については別の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
ひと目でわかる技術・製品の紹介ページの作り方

3、公開後のサポート体制が整っているかどうか

Webサイトはこれまでの2点を押さえておけば、ある程度の反響は出せます。しかし、初めに検討したキーワードやコンテンツが十分でなかったり、時代とともにターゲットのニーズが変わってきたりするため、Webサイトの内容は定期的に見直す必要があります。

WebサイトはGoogleアナリティクスなどの解析ツールを使うことで、アクセス数や検索に強いページ、アクセスされたキーワードなど、さまざまな流入データを知ることができます。Webサイトの問い合わせ数を増やすためには、現状を知った上でどのような改善が最適かを検討しながら更新し続けることが大切です。

Webサイト制作会社を選定する際は、このようなサポート体制が整っているところを選んだほうがよいでしょう。

選び方としては

  • 定期的に打ち合わせをするようなサポートであること
  • 更新が定額であること(更新ごとに費用が発生すると依頼しづらくなるため)
  • 解析データをもとに提案してくれるようなサービスであること

が整っていることが理想です。

社内にWeb担当がいる場合、サポートは必要ないかと思われがちですが、外部に任せたほうが効率的です。Webサイトの更新は納期が決まっていないことが多く、本業が忙しくなるとついつい後回しになってしまいます。修正の効果が出てくるまで時間がかかるため、Webサイトは定期的に更新をしたほうがよく、更新が滞るようであれば外部に任せることをおすすめしています。

ホームページの更新の重要性については別の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
BtoB製造業のWebサイト運営(アクセス分析と改善)手法まとめ

まとめ

その他にもホームページ制作する場合に気をつけるポイントについてまとめていますので、下記の記事も確認してみてください。

製造業ホームページを制作依頼(外注)する際の業者選定における3つのポイント

ホームページを外注する場合にチェックするポイント

テクノポートは製造業に特化してWebマーケティングを行っています。今回お話させていただいた、キーワードの調査からコンテンツの提案、公開後のサポートまですべて対応可能です。製造業のWebサイトを検討中の方は、ぜひテクノポートにご相談ください。

サプライヤー企業のWebマーケティングにおける顧客ターゲットの絞り方

テクノポートの徳山です。これまで数多くのサプライヤー企業のWebマーケティングを支援してきましたが、顧客ターゲットの絞り方一つで成果に大きな差が出ることが多いと感じています。初めてWebマーケティングに取り組もうと考えている方が、第一歩の成果を挙げる際に最も重要なポイントとなると言っても過言ではありません。

今回は「顧客ターゲットの絞り方」について、具体的な手法を事例とともに解説します。

なぜターゲットを絞る必要があるのか

ターゲットを絞ったほうが良いとされる理由の一つに、オンラインユーザ(特にBtoB)は目的を明確に持って行動するため、自身の目的が確実に達成される選択肢を選ぶことが多い、ということが挙げられます。

そのため、オンラインの世界では何でも取り扱っているような百貨店スタイルよりも、専門性の高い専門店スタイルのWebサイトのほうが好まれます。つまり、オンラインの世界では「何でもできます」と謳うのは「何もできません」と言っているのと同じとなってしまう、ということです。

例えば、溶接加工を外注したいと考えている発注者がいたとします。A社は「溶接加工専門」、B社は「板金加工から組立て・溶接まで何でもお任せ」と謳っていた場合、発注者に好まれやすいのはA社となります。

これは専門性の高い業者のほうが「品質が高そう」「コストが安そう」などといった印象を自然と与えることができるためです。

ターゲットを絞ると比較検討された際に選ばれる

3Cの視点でちょうど良いターゲットに絞る

顧客ターゲットを絞る際のポイントは以下の3つです。

  1. 顧客の需要がそれなりにある市場を選ぶこと(顧客視点)
  2. 自社の強みが十分に活きる市場を選ぶこと(自社視点)
  3. 競合企業が少ない市場を選ぶこと(競合視点)

つまり、顧客(Costomer)、自社(Company)、競合(Competitor)の3Cの視点で考えることが重要です。とりわけ初めてWebマーケティングに取り組むサプライヤー企業にとっては「顧客の需要がそれなりにある市場」を選ぶのがよいでしょう。なぜなら、いきなり大きな市場を狙ってしまうと、それに対する競合サイトが多く新参者は埋もれてしまう可能性が高くなってしまいます。

それよりも、まずは小さな市場でも良いので、自社の強みが活きる相性のよい市場を見つけ出したほうが成果が出る可能性が高くなります。

“オンライン営業版”3C分析を活用する

ここからは、“オンライン営業版”3C分析の手法を用いた顧客ターゲットの絞り方についてご紹介します。オンライン営業版の3C分析は、一般的な3C分析と違い、インターネット上で取得できる情報をもとに進めます。そのため、情報が集まりやすく、非常に効率的な方法と言えます。

オンライン版3C分析

自社分析

自社分析では、一般的な3C分析と同じように、自社の強みは何かを洗い出したり、強みの根拠となる経営資源は何か(設備、職人、ノウハウなど)、といった情報を整理したりします。

市場・顧客分析

ターゲット顧客のニーズや発注先の選定基準、インターネットで新規発注先を探す際の動機などを考えます。ターゲット顧客が使いそうな「キーワード」の検索需要をキーワードプランナーで調べることで、そのデータを一般的な3C分析における「市場規模」の代わりとして使用していきましょう。

キーワードプランナー↑Google広告のアカウントがあれば使用できる「キーワードプランナー」を使えば、対策したいと考えているキーワードの検索需要を簡単に調べることができます。

競合分析

市場・顧客分析で使用した検索キーワードを使いGoogle検索した際に上位表示する企業と自社を見比べます。オンライン上で競合となる企業の情報であれば、未上場の会社であっても簡単にWebサイトから情報収集できます。

また、検索した際の検索HIT数を「競合数」、競合企業のWebサイトのインデックス数を「競合の競争力」と見立てることで、その市場がどれほどの寡占状況にあるのかを把握できます。

競合サイト数

↑Google検索した際に表示される検索HIT数を競合企業数として考えます。

インデックス数↑競合サイトのインデックス数の調べ方は上図のとおりです。インデックス数が大きいWebサイトが多く上位表示するようなキーワードは、SEO難易度が高く、検索上位表示させることが難しいので、なるべく避けるようにしましょう。

情報が整理できたら、3つのポイントに従い全体のバランスを見ていきます。

  1. 顧客の需要がそれなりにある市場を選ぶこと(顧客視点)
    →キーワードの検索需要はそれなりにあるか。はじめに中小企業が狙う規模感としては、月間の検索ボリュームが3桁台あれば十分です。
  2. 自社の強みが十分に活きる市場を選ぶこと(自社視点)
    →選定したキーワードで検索する顧客のニーズを思い浮かべ、自社の強みと相性が良いかどうかを検討します。
  3. 競合企業が少ない市場を選ぶこと(競合視点)
    →検索HIT数や競合サイトのインデックス数は少なければ少ないに越したことはありません。なるべく競合企業が少ない市場を選びましょう。

いくつかの市場を想定したうえで、1〜3をチェックし、最もバランスの良さそうな市場を選定し、ターゲットとしていきましょう。

顧客ターゲットの絞り込みパターン

3C分析による分析手法をご紹介しましたが、どのような観点から顧客ターゲットを絞り込むかについてはセンスが問われるところです。ここでは、秀逸な顧客ターゲットの絞り込みを行い、大きな成果を挙げている企業の事例をパターン別にご紹介します。

特定の“材料“で絞るパターン(ティケイワイプロダクツ)

TKYプロダクツ

機械加工業を営むティケイワイプロダクツは、5軸マシニングセンタをはじめとした多種多様な設備を有しており、どのような形状の金属部品でも加工が可能な会社です。

これだけ豊富な設備を有していると「なんでも削れます」と謳いたくなるところですが、たまたま加工経験の多かった材料であった低膨張熱材「ノビナイト」の加工にターゲットを絞り、単価の高い引合いを多く獲得することに成功しています。

「ノビナイト」や「ノビナイト加工」は検索需要の少ないキーワードですが、競合サイト数が圧倒的に少ないことから、短期間で検索上位表示を達成しました。

TKYプロダクツ

Webサイトでは、ターゲットユーザが抱えている「初めて加工する材料だから知らないことが多い」や「高価な材料なので失敗するわけにはいかない」といった不安に着目しました。

ノビナイト材の特性や、豊富な加工実績を紹介することで高い専門性をアピールすることで、ユーザへ安心感を与えています。

特定の“技術”で絞るパターン(昭和電器)

昭和電器

昭和電器は、樹脂金型設計・製造〜成形まで一貫でできることがウリの中堅のサプライヤー企業です。同社のWebサイトでは、競争の激しい「樹脂加工」市場全体を狙うのではなく「金属の樹脂化による軽量化技術」に焦点を当て、ターゲットを絞り込んでいます。

キーワード対策では、金属から樹脂へ材質転換をする際によく使われる「PPS材」周辺のキーワードに目をつけ、対策を行いました。その結果、多くのユーザからのアクセスを獲得することに成功し、軽量化ニーズの高い業界から量産案件の相談が寄せられ、多くのリード獲得に成功しています。

昭和電器

金属製品を樹脂化することは発注者であるメーカーにとっても未経験であることが多いため、あらかじめメリット・デメリットになる点を知りたいというニーズや、試作から量産化まで一貫対応してくれる会社に頼みたい、といったニーズに応えられるようなコンテンツをWebサイト上に掲載しています。

特定の“業界”で絞るパターン(星製作所)

星製作所

筐体製造を中心とした板金加工業を営む星製作所では、IT業界における板金筐体製造分野(サーバ筐体など)にターゲットを絞り成功を収めています。

筐体業界の中でも「製造」に関する知識の低いサーバ筐体業界に目をつけることで、それまで長年付き合ってきた業界の取引先とは比較にならないほどの高利益率の仕事の獲得を実現しています。

星製作所

同社が運営する「板金ケース.com」はユーザが求めるインタフェースにとことんこだわって設計がされています。ターゲットはIT業界のユーザとなるため、製造業界と違い、できるだけWeb上でコミュニケーションを完結したい、製造業の職人と話すのは苦手、といったニーズを持っています。

そのため、セミオーダー形式を取り入れ、なるべくWeb上でのやり取りだけで発注が完結できるようにしています。そのようなターゲットに適したインタフェースがユーザから評価され、多くの新規顧客獲得につながっているそうです。

特定の“ニーズ”で絞るパターン(共栄精機)

共栄精機

精密板金加工業を営む共栄精機は、「とにかく早く欲しい」という超短納期ニーズを持ったユーザにターゲットを絞り成功を収めています。

Webマーケティングへの取り組みは15年近くに渡り、取り組みを開始した頃は競合となるWebサイト数は少なかったのですが、競合他社が徐々にオンライン営業に取り組みだし、競争が激しくなる中で、会社として特徴を出してく必要性に迫られます。

そこで自社の強みと顧客のニーズが合致するという観点から、顧客の「早くほしい」というニーズに着目し、Webサイトをリニューアルしました。

顧客にニーズに合わせるために営業体制と生産体制を刷新。「見積り最短5分」を掲げるなど、超短納期で製品を製造・提供できる仕組みを作り上げています。

共栄精機

ターゲットユーザはとにかく急いでいるため、受注可否および見積り金額を早く知りたいといったニーズを持っています。そのようなターゲットユーザの期待に応えるため「1時間以内にほとんどの見積もり回答ができる」を実現しました。

これを実現するために、外注費をも社内で見積ってしまう体制や、一発で顧客が求めるベストプライスを提示できるノウハウをも構築していることろが同社の最大の強みとなっています。

まとめ

以上、顧客ターゲットの絞り方がWebマーケティングの成否を分けることをお分かりいただけましたでしょうか。顧客ターゲットを絞る際は、“オンライン営業版”3C分析を活用し、ちょうど良いターゲットを見つけましょう。

また、いくつかの企業の事例のように、ターゲットユーザが求めるものに合わせ、Webサイトのコンテンツ掲載するとともに、ユーザインタフェースを工夫することも大事です。

さらには、Webマーケティングは問い合わせを獲得した後の営業対応も大事です。戦略に一貫性を持たせるために、問い合わせ後の営業対応も努力して磨きましょう。

希望のデザインに近づくデザイナーへの要望の伝え方

こんにちは、テクノポートの渡部です。デザインを外注したはいいものの、思っていたデザインと違うという経験をしたことはありませんか?テキスト情報であれば正確に伝えることはできますが、デザインとなると、自分の頭の中のイメージを正確に伝えるのは難しいです。

そこで今回は希望のイメージをデザイナーと共有し、希望に近いデザインを提出してもらうための手法を紹介します。

そもそも何故思っていたのと違うということが起こるのか?

それはデザイナーへの伝え方が曖昧だったり、全体の中の1つの側面を伝えたいのに、その側面を伝えずに全体だけを伝えてしまうことで起きていることが多いです。

例えばですが、「犬のイメージ」と言われてどのような犬のイメージをしますか?発信した人にとっては「犬と言ったら柴犬のイメージだから伝わるはず」と思っていても、受け取る側からすれば、その犬はドーベルマンやチワワ、ゴールデンレトリバーと受け取る人の犬のイメージは様々です。

このようなイメージの相違を避けるために、デザイナーに伝える時はできるだけ具体的に伝える必要がありますので、伝え方について紹介します。

ターゲットやリニューアルの企画趣旨を伝え、できるだけお任せする

最初に覆すようなことをお伝えします。これは経験則ですが、デザインに関して配置を細かく指定するよりは、配置する素材を渡して、ある程度デザイナーにお任せするのをおすすめします。デザイナーの腕にもよりますが、デザインの知識がある人にお願いしたほうが、自分のイメージしているデザイン以上のデザインを提出してくれることが多く、結果的に満足のいく結果になる可能性が高いです。

それでもすべてをお任せする訳にはいかないので、以下の様な内容を伝えておき、できるだけお互いのイメージの相違が無いように擦り合わせをしておく必要があります。

参考サイトを「複数」提示する

自分が良いなと思ったデザインのサイトを参考サイトとしてデザイナーに伝えます。この参考サイトは製造業のWebサイトである必要はありません。ただ、1つだけでは、うまく伝わらない可能性があるので、必ず「複数」提示してください。デザイナーは複数提示された参考サイトの中から共通点を見つけてデザインに反映してくれます。

また、より具体的に伝えるには、そのサイトの良いなと思ったポイントを明文化して添えておくことです。例えば、

  • 写真が大きく使われていて大胆
  • 空白を広く取っていて余裕がある
  • 写真の表示時に動きがあって、目を引く

という形です。動きに関しては、あらかじめ伝えておけば、最初に出てくるデザインの静止画の段階でも、動きに関しての説明があるはずです。

参考サイトについては下記でデザイン参考サイトをいくつか紹介しておりますので参考にして下さい。

イメージカラーは正確に伝える

デザインの重要な要素の一つであるイメージカラーですが、「青」とか「緑」といった大まかな色ではなく、できればカラーコードを使って正確に伝えておくと良いです。最近は写真を大きく使ってデザインするケースが増えてきているので、そこまで重要な要素ではないですが、濃い青と薄い青では与える印象が大きく違うので、指定した参考サイトの様な色あいにして欲しいといった要望でも構いませんので、具体的に伝える必要があります。

イメージカラーがの希望がない場合は、雰囲気のニュアンスだけでも伝えておくとずれが少ないです。あったかい雰囲気や誠実なイメージといった感じで構いません。希望の雰囲気を与えるカラーをデザイナーが選定してくれます。

【補足】腕のあるデザイナーの見極め方

そのデザイナーのWebサイトデザインの実績を見て、自分の希望するデザインに近い実績がある人を選ぶようにしてください。Webサイトのデザインはチラシやパンフレットのデザインと大きく違う点が多いので、その実績を参考にする様にして下さい。

修正の出し方

最後に修正の出し方ですが、これは既に元となるデザインがある状態なので、修正案はできるだけ具体的に指示を出すようにしてください。「テキストをもう少し大きく」といった指示ではなく、大きさのキャプチャー画像を用意するなどの指示出さないと修正の修正と、何度も往復することになります。

場合によってはデザイナーの知見に頼った方がいい場合もありますので、「ここのテキストが読みやすくなるような工夫をお願いします。」といった修正の出し方でも構いません。

まとめ

希望のデザインと違ったからと言って「思ってたのと違うから何とかして」と丸投げしても前に進みませんので、お互いイメージを共有しながら進めて頂けたらと思います。

BtoB製造業が参考にすべきLPを解説

製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。LP(ランディングページ)は、企業のホームページとは別で、「製品やサービスを紹介するWebページ」です。 LPは、新製品を新しいターゲットにプロモーションする場合に有効です。今回はBtoB製造業が参考にすべきLPを解説します。

BtoB製造業がLPを作成すべき理由

LPでは、お客様の課題とその解決策を紹介し、自社のサービスや製品をプロモーションします。BtoB製造業であれば、新製品をどのように使ってお客様の課題解決に貢献できるかを紹介できます。自社のホームページでは、セールス的な内容を控えめにする場合が多いですが、LPではセールス目的で宣伝できます。また、これまでとは違うターゲットに商品やサービスをプロモーションする場合にも有効です。ホームページには他の製品の紹介も多くあるため、新規のターゲットだけにプロモーションできません。一方、LPでは1つの商品に特化しているので、新規のターゲットに訴求しやすいメリットもあります。

BtoB製造業が参考にすべきLP5選

SSI株式会社 「TMパレタイジングオペレーター」

SSI株式会社は、物流工程自動化を実現する協働ロボット「TMパレタイジングオペレーター」のLPを展開しています。縦に長いページをスクロールすることで、すべての情報を確認できます。構成は、課題・解決策・適用事例・導入メリットとなっており、図を用いて視覚的に分かりやすい内容になっています。ページ内にいくつも問い合わせリンクを付けていて、顧客が気になったタイミングでクリックできる工夫をしています。

株式会社千代田組 「次世代運搬ロボット サウザー」

株式会社千代田組は、物流自動化ロボットや工場設備などを提供する商社です。LPでは、「次世代運搬ロボット サウザー」のプロモーションをしています。まず「こんなお悩みないですか?」とターゲットの課題を記載して、興味をひきつけています。そして、課題を解決するために製品がどのように貢献できるかを説明し、次に製品の主な機能紹介をしています。後半部分では、導入した場合のユースケースを記載しているため、ターゲットは、製品を自社に適用したときの具体的なイメージを持ちやすくなります。ページ内に3か所の問い合わせリンクを付けており、リード情報獲得を狙っています。

ミネベアミツミ株式会社 「レゾナントデバイス」

ミネベアミツミ株式会社の「レゾナントデバイス」は、スマホやウェアラブルデバイス、ゲーム関連機器に組み込む振動デバイスです。小型でありながら振動や音を作り出せます。ミネベアミツミのLPは、デザインにとてもこだわりが見られるのが特徴です。トップに動画を載せて、振動デバイスであるとイメージできるようになっています。構成は、デバイスの紹介、仕様と従来の他の振動デバイスに対する利点という形でプロモーションしています。

日本キャタピラー合同会社 「新型油圧ショベル320」

日本キャタピラーは建設機械やディーゼルエンジンなどの販売、保守をする会社です。「新型油圧ショベル320」のLPでは、従来モデルに対して優れている点、アップグレードした仕様を説明しています。カタログダウンロードと見積もりのリンクを4か所つけており、リード情報の獲得を狙っています。また、商品を紹介するYouTubeリンクも付けており、ターゲットが商品を理解しやすいように工夫しています。

株式会社ミナミサワ 「後付式自動水栓SuiSui」

株式会社ミナミサワは、「後付式自動水栓SuiSui」のLPを展開しています。最初に、どのような商品なのかを画像を使って説明しています。次に顧客の課題・悩みを提起して興味をひきつけています。また、製品仕様や他水栓との価格や納期の違いを説明しており、自社製品のアピールをしています。資料請求のリンクは、本文中には1か所だけしかありません。そのかわりにスティッキーヘッダーを使って、常にページの下部にリンクが表示されます。スティッキーヘッダーとは、ページを上下にスクロールしてもずっとついてくるリンクのことです。スティッキーヘッダーによって、顧客は気になったらいつでも資料請求のリンクをクリックできるようになっています。

まとめ

この記事では、BtoB製造業が参考にすべきLPとして5つの例を紹介しました。まず課題を示し、解決策としての 自社製品の紹介をする構成が多いといえます。またその他に、製品仕様・機能を中心に紹介し、従来モデルや他社との比較改善点をアピールする構成もあります。LPには、リード情報を獲得するためのリンクが複数入っています。または、スティッキーヘッダーによって、いつでもリンクをクリックできるよう工夫しているLPも見られます。製造業がどのようにLPを作成・活用すればいいのか、参考になれば幸いです。

テクノポートでは、LP(ランディングページ)を含むデジタルマーケティングを支援しています。今後、デジタルマーケティングを始めたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

デジタルマーケティングに関する記事はこちらにまとまっていますのでご参照ください。

自社分析のための事業細分化方法(サプライヤー企業向け)

テクノポートの井上です。コロナ禍の影響により、製造業界の営業手法として、Webサイトの活用に注力する企業が非常に増えてきました。しかし、サプライヤー企業の中には、今まで営業に力を入れておらず、いざWebマーケティングに取り組もうとしても自社の強みや打ち出し方がわからないというお話しもよく聞きます。

今回は、自社の特徴を理解し、対策キーワードの選定にも役立つ事業内容の細分化方法について切削加工業者を例に紹介します。

自社の事業内容を細分化する

自社分析を行うためには、いきなり強みや弱みがどこなのかを探すのではなく、自社が持っている経営資源の整理が必要です。整理した内容をもとに、市場や競合と照らし合わせて初めて自社の強みが見えてきます。

まずは「うちの会社ってこんな会社だよね」という現状を理解することが最初のステップです。そのために事業を細分化していきます。下記で考察すべき項目を紹介します。

自社分析 加工業者

加工方法

フライス・旋盤・ワイヤーカット・研削など自社で対応している加工方法を記載します。具体的に、5軸加工機、複合旋盤などをより詳細な情報を記載したほうがよいです。

対応サイズ

マシニングの最大テーブルサイズや高さ、旋盤の最大径・長さなどを挙げます。径によって長さも変わるため、いくつか例をあげるとよいです。

微細加工が得意な会社もありますので、最小径、微細穴寸法などもここに含まれます。例えば、微細穴は細さと深さの比率が重要なので、アスペクト比がどれぐらいかもわかるとよいでしょう。

加工材質

加工材質はとても重要です。探し手が「材質名+加工」というキーワードでよく検索されています。

そのため、対応できる材質を列挙し、特殊な材質での実績がないかも確認するとよいでしょう。普段削っている材質が他社ではあまり取り扱っていないということも稀にあります。

加工製品

完成品を作っているわけではないので、部材名を挙げていきます。例えば、シャフト、フランジ、チャンバー、マニホールドブロックなどの切削で作っているであろうものです。

何に使われているかわからなくても、図面などを見れば部品名は確認できます。自社がどのような製品をよく作っているのかも記載するとよいでしょう。

業界

どのような業界に携わっているかを掲載します。携わっている業界によっても、作る加工製品の傾向や会社の特徴があります。

生産体制

小ロットや試作が得意なのか、それとも量産なのか、量産ならば定義がどれぐらいなのかも記載します。コストメリットが出しやすいボリュームがどれぐらいなのかも具体的にわかるのが望ましいです。

他にも、一貫体制などの切削+表面処理+組み立て等のユニット対応や、切削+溶接などの複合提供などの可否を記載します。

Q・C・D

意外と比較しづらく、PRがしにくいのがQ・C・Dです。高品質・低コスト・短納期対応を掲げている会社は非常に多く、言葉が当たり前になってしまっています。

数値で表すことも難しく、キーワードの選定候補として使いづらいです。ただ、特徴を考えることは大事なので、「高品質」「低コスト」「短納期」の3つで優先順位をつけてもよいでしょう。

地域

取引商圏としてどこを見ているかを記載します。例えば、重量物の場合、近場での取引がメインとなるため、地域を絞ることがあります。

細分化した表をもとに特徴を見出す

事業細分化

以上のような項目で表を作成したら、この表は、自社にどのような特徴があるのかを見つけていきます。

特徴を見出すということは、事業内容を他と比較して違いを見つけることです。そのためには、ユーザーからの視点で意見をもらうことがおすすめです。社内で議論しても比較するための競合他社の情報が少なく、他社との違いを見出だすことはなかなか難しいでしょう。その細かな違いの組み合わせがどのような市場に対して強みとなるか、第3者に意見をもらいながら、PRする方向性を模索する必要があります。

表を見せることによって、「A社さんはこういう加工得意だよね」「この設備持ってる所少ないから助かってるよ」など意見がもらえたり、中には「A社さんこの加工やってたんだ」と気付いてもらえることもあります。

また、弊社のようなものづくり専門でWebマーケティングを行っている会社も、何千社と製造業者を見てきたため、違いを見つけ出すことが得意です。

Web上での市場調査、競合分析

ある程度自社の特徴がわかってきたら、次はWeb上でのキーワード調査から市場分析、競合分析を行い、戦略を組み立て、対策キーワードの選定を行います。

その方法についてこちらで詳しく説明しています。

「製造業WebサイトのSEO 〜対策キーワード選定3つのポイント〜」

サプライヤー企業がWebマーケティングで最初にするべき取り組みについて紹介しました。参考にしていただければ幸いです。

新規獲得に導く”問い合わせたくなる”ウェブサイトの作り方

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

経営者の方から「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、」で始まるご相談を私がいただくとき、質問の80%は大きく2つのパターンに分かれます。1つ目は「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、採用のことも考えると若い人が見てもかっこいいページにしたいんです。」2つ目は「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、新規取引先を獲得できるようにしたいんですよね。」この2大質問は細かいやり方は変わってきますが、共通して言えることは、ウェブサイトを一新するそもそもの理由と、それにふさわしい戦略を立てることが成功するウェブサイトの鍵を握っていのです。

動的ウェブサイトと静的ウェブサイト

ウェブサイトの閲覧率を上げるためには必須項目があります。例えば、SEO対策はもちろん行うこと。実際に自社のウェブサイトが想定していたキーワードで検索されているか経過観察を続けること。そして更新頻度に関しても定期的な発信を習慣化することも重要です。しかし今回は、この必須項目に取り組む前、ウェブサイトの企画の1番初めに決めていただきたいことについてお話しさせていただきます。

企業のウェブサイトにも大きく分けて2つのパターンがあります。自社の目的の対象となる閲覧者に向けて、必要な情報が速やかに見つけられ、申し込みや問い合わせなどのアクションを起こすための動的ウェブサイト。そして百貨店や銀行のように豊富で幅広い情報が掲載されていて、安心感や・信用性を感じさせる静的ウェブサイトです。ここで大切なのは、動的・静的どちらがいいのかという事は論点ではありません。自社の目的を達成するためには動的・静的どちらがふさわしいのか戦略を立てることなのです。

ゴール設定が動的ウェブサイトの鍵

中小企業の視点でゴール設定を考えた時、必要なウェブサイトはおそらく動的なウェブサイトだと思います。それは新規の顧客が何社かのウェブサイトを見たときに「ここなら頼んでみたい」と期待して問い合わせの電話、もしくはメールを送信し、新しいビジネスが始まるウェブサイトです。では新しいビジネスが始まるようにするにはどうしたら良いでしょう?それは画面の向こうの相手に期待してもらうことです。

あなたの会社の得意分野を頼ってくる相手は、どんな問題を抱えて、どのような解決をしたいのでしょう?そしてこの問題を抱える相手はどんな立場なのでしょう?例えば経営者・担当者・担当者の部下と言う3つの立場から考えた時、知識・視点に差があります。また採用においても同じです。言語化しずらい技術を、経験者・新人どのレベルの人物に届けたいかによっても変わってきます。その立場を理解して製品の説明や掲載する事例、自社のスタンスを掲載していきます。画面の前の相手はどんな立場の人物で、その人物がアクションしたくなることをゴールとして設定することが、ビジネスにつながる動的ウェブサイトを構築する鍵となります。

誰視点でサイトを構築するのか?

現代はウェブ上での比較と検索が当たり前の時代です。そんな各社差別化を図る中で、3Dへの特化やベテラン職人のノウハウや技術、また企画力の高さやスピーディで柔軟な対応といった自社の強みが、求める人の悩みを解決できることをわかりやすく伝えることで、成果は大きく変化しきます。この記事を読んでいるあなたが「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、」と考えているならば、自社の技術のとその技術による解決を求めている人物像をクリアにすることです。その視点を持つことができれば、新規顧客や採用対象が期待を持ってアクションを起こしたくなるウェブサイトの構築ができ、新しいビジネスの可能性を大幅に広げることができるのです。

UIデザインが光る製造業のWebサイトを紹介

マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回は、「WEBサイトのデザイン」について取り上げます。企業イメージを一瞬で決定づけてしまうWEBサイト。どんなサイトにすればいいのでしょうか?テクノロジーの進化やデザインの流行をどこまで取り入れればいいのか迷う方も少なくないのではと考えます。

記事では、製造業のUIデザインとして参考にしたいサイトをご紹介します。

UIデザインの重要性

製造業のWEBサイトは、「企業の顔」となる存在です。単に製品情報を並べておくだけの場ではなく、いろいろな目的・役割のもとにつくられています。主なものとして以下があげられます。

  • 製品や技術の認知度を上げて興味をもってもらう
  • 企業のブランドイメージを確立し、信頼性を高め、企業としてのメッセージを発信する
  • 製品を検討してもらいセールスにつなげる
  • 製品を購入しているお客様に関連情報を提供し、顧客満足度をあげる

WEBサイトのデザインは、上記であげたサイトの目的、役割にそってユーザーが求める情報を適切に、わかりやすく伝えるためのものです。単純に見た目を美しくするのではなく、ユーザビリティを向上させる、ユーザーフレンドリーなデザインが求められます。

こうした役割をもと、製造業のWEBサイトで「良いデザイン」とされる条件はどのようなものがあるでしょうか?ここでは、いくつかの共通するポイントを5点ほどあげておきます。

  • Webサイトに無駄な動きがないデザイン
  • ユーザーが直感的に操作できるデザイン
  • ユーザーを迷わせない導線設計、ナビゲーション、カテゴライズ
  • 統一感があり、共通のメッセージ性を感じさせるデザイン
  • 製品や企業イメージを連想させるデザイン”

つまり、製造業のWEBサイトのデザインは、サイトを訪れるユーザーが使いやすく、最短で目的の情報にたどり着きやすくためのサポートとしての要素が大きいのです。

見た目の美しさで、人を惹きつけることも必要ですが、ユーザビリティを損なうデザインは求められていません。あくまでユーザーのことを第一に考えた設計になっていることが重要なのです。

参考にしたい製造業サイト5選

ここでは、UIデザインで参考になるサイトを5つご紹介します。

原田産業株式会社

引用:https://www.haradacorp.co.jp/

グローバルの総合商社である原田産業株式会社は、造船・海洋事業、エレクトロニクス、日用品の製造まで、幅広く事業を手掛けています。製品ジャンルの数が非常に多いですが、シンプルな導線設計で情報にたどり着きやすいです。事業は大きく6テーマにカテゴライズされ、トップページから目的の事業まで3クリックでたどり着けるようになっています。各テーマに沿って体系的に情報が整理されており、わかりやすいです。全体イメージは、青みを取り入れ色調を抑えた写真画像と、明朝系のフォントを使用。落ち着きと信頼感を演出しています。

株式会社ミナミサワ

引用:http://www.minamisawa.co.jp/

株式会社ミナミサワはトイレの自動水栓の機器を手掛けるメーカーです。サイト全体としては、色使いとスペースの取り方のバランスがとてもよい構成となっています。ブルーグリーンを基調とした色使いが、トイレというより、インテリアを見ているような感覚を起こさせます。

導線もわかりやすく、初めての訪問でも感覚的に目的の場所に進めます。また、製品リストの表示にカードデザインを使っており、スッキリまとまっていて見やすい構成です。マウスオーバー時の切り替わる画像の色使いもよく、訪問者が迷わずにサクサクと進めます。

株式会社オガワスプリング

引用:http://ogawaspring.co.jp/

株式会社オガワスプリングはサスペンション用スプリングの開発・製造を手掛けています。同社のサイトは全体がすっきりしていて、スペースのバランスがよくとても見やすいレイアウトです。ダークグリーンとグレーの2色のカラーの色使いがよく、高性能・高品質の技術力の高さとマッチしています。同社は、製品であるバネを、メインビジュアルや、サイト各所にアクセントとして配置していますが、それがサイト全体の統一感につながっています。メインビジュアルの動きのあるバネは印象的で、技術力の高さの演出に一役買っています。また、トップへのスクロールのバネの絵も面白いです。

黒木テック工業株式会社

引用:http://www.kurokitec.com/

黒木テック工業は、遊園施設の乗り物の製造・設置を手掛けています。乗物製作では日本唯一の専業メーカーです。同社は製造業ですが、遊園地ということもあり、遊びたくなるようなワクワクする楽しいデザインとなっています。

しかしながら、華美な装飾はなく、サクサク動き、各種情報にもたどり着きやすい構成です。いたるところに従業員の顔がみえる写真素材を使っており、親しみやすく雰囲気をかもしだしています。

ふくべ鍛冶

引用:https://fukubekaji.jp/

ふくべ鍛冶は、石川県能登町の老舗鍛冶店。包丁やアウトドアナイフの製造販売を行っています。うほか、ネットで注文できる包丁研ぎの宅配サービスも手掛けています。同社の製品は、日本古来の製鉄法で作られた和鉄を使ったもの。古来の和鉄と鍛冶職人による匠の技を、黒の中の黒を基調としたサイトと縦置き文字でうまく表現しています。フレームの見せ方、ボタンのデザインやマウスオーバー時のエフェクトなど細部に渡って工夫されており、切れ味が鋭いシャープな外観を際立たせる効果を高めています。

まとめ

製造業のWEBサイトは、認知喚起やブランディング、セールス、顧客満足度向上といろいろな目的のもとに制作されています。サイトのデザインは、見た目の美しさというより、ターゲットの操作性向上を補助する役割を担っています。

今回、事例としてあげたサイトは、シンプルでユーザーが直感的に操作でき、導線設計の工夫がこらされています。企業のブランドイメージを伝えるため、ロゴやアクセサリー素材、フォント、スペースや色使いなどの細部にこだわって丁寧に制作されているものばかりです。

テクノポートはWEBサイトの企画、制作、コンサルティングまで一貫して対応いたします。これからWEBサイトのリニューアルをお考えの方は、ぜひご相談ください。

WEBサイト制作者・担当の方へ 危険なメタタグ

中小企業専門の弁理士の亀山です。開業して約300社の中小企業様・個人事業主様のご相談を受けてまいりました。さて、今回は、Webサイトの保有者、制作者や管理者に対して、大事なお話があります。それは、メタタグも使い方によっては、商標権侵害になってしまう点です。

とあるお客様との会話

お客様:自社のWEBサイトを刷新しましたので、ご覧ください。

かめやま:おお!こちらですね。

お客様:はい!SEO対策もしているため、キーワード「ABC」の検索結果で、弊社WEBサイトが上位に表示されます。

かめやま:本当だ!・・・ん?検索結果に表示される文章にあるキーワード「XYZ」って大丈夫ですか?確か、他社の登録商標だったと思うのですが・・・

お客様:商標登録かどうかはわかりませんが、”惹きの良いキーワードの方がクリックしやすくなるかな~”と思ったので・・・あれ?このままだと、何かまずいですか?

かめやま:「XYZ」が他社の登録商標の場合、この表示が商標権侵害の対象となってしまいます。結果、損害賠償請求や差止の対象となりますし、悪質な場合には刑事罰にもなります。

お客様:キーワード「XYZ」ってどう直せばよいのですか?

かめやま:おそらく、貴社WEBサイトの「メタタグ」で定義されている部分だと思います。すぐに直せる部分なので、制作会社に一早く連絡したほうが良いです。

お客様:あれ?制作時、制作会社は「XYZ」のリスクについて何も言わなかったな・・・

かめやま:おそらく、制作会社は、商標の知識がないと思うので仕方ないと思います。

お客様:承知しました。ということは、うちの商標登録「あいう」が検索結果に表示されるように他社が無断でメタタグに設定した場合には、訴えられるのですか?

かめやま:指定商品・指定役務が同一または類似であれば、商標権侵害になるので、訴えることもできます。

お客様:そうなんですね。私も、他社がうちの登録商標を使用していないかチェックしてみようかな~

かめやま:それもよいですが、まずはご自身のご商売を前に進めることが先だと思いますよ。

メタタグに商標権の効力が及んでしまう場合も

検索結果に表示されるページの説明部分は、ディスクリプションメタタグ(*1)で設定できます。

*1 <meta name=”description”content=” ・・・で始まる部分です。

自社のWEBサイトのクリック率向上のために、ディスクリプションメタタグを重要視されている方も多いと思います。

しかしながら、判例(「クルマの110番」事件 大阪地判 平成17年12月8日判時1934号109頁)によれば、以下のように述べられています。

「一般に、事業者が、その役務に関してインターネット上にウェブサイトを開設した際のページの表示は、その役務に関する広告であるということができるから、インターネットの検索サイトにおいて表示される当該ページの説明についても、(中略)その役務に関する広告であるというべきであり、(以下省略)」

これをわかりやすく言うと、「検索エンジンの検索結果としてWEBサイトのURL近傍に表示されるページの説明は、広告表示であるから、商標としての使用行為となる」となります。

このため、

  • WEBサイトのディスクリプションメタタグに設定されたキーワードが他人の登録商標と同一または類似である
  • 当該WEBサイトの商品またはサービスが、登録商標の指定商品または指定役務と同一または類似である

場合には、当該キーワードの使用は商標権侵害となります。

商標権侵害のペナルティ

ライバル企業が、あなたのWEBサイトを見て、メタタグによる他社の登録商標の表示を発見した場合、商標権侵害を根拠とする警告書が、内容証明郵便にてあなたの会社へ郵送されてくることになります。

侵害行為となる名称(商標)は、継続して使用できません。もちろん、特許権等のようなライセンスも可能ですが、商標権の場合には、権利者側のブランドイメージの棄損につながるため、ライセンスを許可する場合は少ないです。したがって、名称変更をせざるを得ない場合がほとんどです。結果としては、チラシ制作やパッケージ制作は0からやり直しになりますし、PR活動(プレスリリースや宣伝広告)も0からやり直しになります。

このように、ライバル企業の商標権の侵害行為によって、新しい商材によるビジネスが困難になるばかりか、これまでに投じた時間やコストの回収ができなくなってしまいます。すなわち、他社の商標権の侵害行為は、あなたの事業、ひいてはあなたの会社の存続に直結します。

警告書を無視したらどうなる?

相手方の主張が正しいにも関わらず、警告書を無視して侵害行為を継続した場合には、刑事罰の対象となります。商標権侵害の場合における刑事罰は、以下の通りです。

  • 個人の場合:10年以下の懲役または1000万円以下の罰金(両方が科される場合もあります。)
  • 法人の場合:法人に対して3億円の罰金。行為者には、個人と同じペナルティが課されます。

よって、専門家に相談せずに、警告書を無視することは、とてもお勧めできません。

まとめ

  1. メタタグにキーワードを使用する行為が、商標権侵害となる場合がある。
  2. メタタグに使用したいキーワードには、他人の商標登録であるか否かのチェックが必要である。
  3. メタタグに使用できるキーワードは、商標権が発生しないキーワード(普通名称や記述的な単語)を選ぶようがよい。
  4. 自社で積極的に使用したいキーワードがある場合には、それを商標登録することも一考です。

なお、メタタグに表示するキーワードが、商標権が発生しないキーワード(普通名称や記述的な単語)であるか否かは専門知識が必要なため、安心してキーワード設定したい方は、一度、専門家にご相談ください。

製造業のWebサイトデザインについて

こんにちは、テクノポートの永井です。

Webサイトのデザインが日々進化し続けている中で、自社サイトのデザインをどうすればいいか悩まれている方も多いのではないでしょうか。普段目にするBtoC向けのサイトでは、動画を入れたりキャラクターが動いたりと、作り込んだWebサイトが多くなってきました。では、製造業などBtoBのWebサイトのデザインはどこまでこだわればよいのでしょうか?

今回は製造業におけるWebサイトの位置づけから、Webサイトのデザインについてご紹介します。

製造業のWebサイトでもデザインは重要

Webサイトのデザインは重要です。というのも、貴社を知らない企業は、貴社が信用できるかどうかWebサイトを見て判断します。最終的な判断材料は会社概要の設立年、資本金、取引先企業、取引先銀行など、企業としての情報かもしれません。しかし、Webサイトのデザインも見ています。

これは「人は第一印象で決まる」という感じに似ています。BtoCのように作り込む必要はありませんが、ある程度きれいなWebサイトのほうが印象は良くなります。

デザインはターゲットに合わせて調整する

「最初の1ページを見て、それ以上見る価値があるかかどうかを判断する」と言われているほど、Webサイトの見た目は大切です。多くの製造業の場合、Webサイトを使って問い合わせを増やすという明確な目的があります。

そのため、Webサイトを作るときに決めた「ターゲット」に興味を持ってもらうためのデザインにすることが大切です。

製造業のWebサイトデザインについて

技術を伝えるためのデザイン

ターゲットを開発設計者や技術に困っている方にした場合、技術の高さをひと目で伝えられるようなデザインが求められます。技術を伝えるためには、華やかなデザインではなく技術を正確に伝える内容が重要です。そのため、製品技術が理解できる内容を全面に出したり、キャッチコピーを工夫したりすると伝わりやすくなります。

例えば、株式会社長野サンコー様はキャッチ画像に金型、キャッチコピーに「絞り加工技術のパイオニア」を入れて、シンプルですがもっている技術がひと目でわかるような工夫をされています。

株式会社長野サンコー:https://www.naganosankoh.jp/

頼みやすさを伝えるためのデザイン

試作単品など少量を気軽に発注したい方や短い納期で依頼したい方がターゲットの場合、気軽に頼める雰囲気を伝えることが大切です。デザインが洗練され過ぎていると、費用が高いイメージが相手に伝わってしまい、敬遠されてしまう可能性があります。気軽に問合せしたいニーズに対し、職人っぽいイメージが先行しすぎると問合せのハードルが上がるかもしれません。そのため、オレンジなどの温かみのある色を使ったり、社員さんの笑顔を出して安心感を与えたりするのも効果的です。

例えば、株式会社旭スプリング製作所様は「下町のバネ屋さん」という親しみのあるキャッチコピーを使い、カラーバネを入れてポップな雰囲気にしています。

株式会社旭スプリング製作所:http://asahi-spring.co.jp/

また、 株式会社富士産業様は「小口、特急喜んで!」をかわいいいフォントで入れつつ、社員さんの笑顔を大々的に出すことで頼みやすさを演出しています。

株式会社富士産業:https://www.fujisanngyo.co.jp/

紹介した事例のようにターゲットによってデザインを変えることで、「Webサイトを使って問い合わせを増やす」をという目的を達成しやすくなります。

優先するのはデザインよりUI(情報の探しやすさ)

製造業のWebサイト制作においてデザインは重要であるものの、他にもこだわるべきものがあります。それはUIです。UIは「ユーザーインターフェイス(User Interface)」の略で、Webサイトの操作性による使いやすさや見た目のことを意味します。

デザインにこだわってばかりで、重要な「使いやすさ」を見落としてしまうと本末転倒です。Webサイトのデザインを決める際には、全体の見やすさや情報の探しやすさにもこだわってみてください。

BtoCの場合、必要のないものでも「ほしい」と思ってくれれば購入につながるため、記憶に残るデザインが求められます。

しかし、製造業のWebサイトの閲覧者は「必要な情報を求めている人」でしょう。そのため、デザインよりも、求めている情報にすぐに辿り着けるような動線が必要です。

例えば、下記のような場合が挙げられます。

  • 技術情報を見たいが、どれを見ていいかわからない
  • 強みを知りたいけど、何が強みかわからない
  • 設備情報を見たいが、見つけられない

閲覧者はサイトをくまなく見てくれるほど親切ではありませんし、貴社だけが技術をもっているわけでもありません。せっかく訪問してくれた方が気持ちよく情報にアクセスできるような、おもてなしの心が重要です。

最低限のデザイン、UIはどんなもの?

「Webサイトを使って問い合わせを増やす」という目的を達成するためには、最低限のデザインとUIが必要です。では、「最低限とはどんなもの?」というところですが、弊社が提供するwordpressテーマのTP-Basicを参考にしていただけたらと思います。TP-Basicは製造業のためのWordPressテーマです。情報過多にならないよう、シンプルなデザインにしています。

簡単な操作(画像と文字を入れるだけ)でWebサイトを作れますので、Webサイトのデザインでお悩みでしたらぜひお試しください。

TP-basicデモページ:http://wpdemo2.techport.co.jp/
販売ページ:https://marketing.techport.co.jp/tpbasic/

まとめ

製造業のWebサイトは「Webサイトを使って問い合わせを増やす」という明確な目的があるため、ターゲットに合わせたデザインづくりが重要です。時間や費用をかけて制作する必要はありませんが、閲覧者が求めている情報にすぐにアクセスできるようなUIを心がけましょう。

Webサイトのデザインでお悩みでしたら、テクノポートのwordpressテーマTP-Basicをご検討してみてください。

テクノポートはWebサイトの企画、制作、コンサルティングまで一貫して対応可能です。これからWebサイトのリニューアルをお考えの方は、ぜひ弊社へご相談ください。

Webサイト刷新における失敗事例

中小企業専門の弁理士の亀山です。開業して約300社の中小企業様・個人事業主様のご相談を受けてまいりました。今回は、Webサイト刷新における失敗事例についてお話します。

とあるお客様との会話

お客様:以前、ご相談した商標「ESCAPEX」(仮の名前です)のロゴマークですが、無事に登録証が届きました。ありがとうございます。

かめやま:よかったですね。これから、ロゴマークを大切に使ってくださいね。

お客様:はい!せっかくなので、Webサイトも少し変更しようと思っているんです。

かめやま:新しいWebサイト楽しみにしています。

Webサイト刷新!!

それから数か月後。そのお客様のWebサイトを拝見すると・・・。あれ?登録したロゴマークがなくなっている。正確に言うと、ロゴのデザインが大きく変わっている・・・。この文字の崩れっぷりだと、商標権の範囲から外れてしまうかも!?

(イメージです)

お客様へ問い合わせ

かめやま:Webサイトが刷新されましたね!

お客様:そうなんです。社員たちもフレッシュな気分になったといっています。

かめやま:それは良かったですね。しかし、ロゴマーク、だいぶ変わりましたね~

お客様:そうなんです。最初は、サイトのデザインだけと思ったのですが、新デザインに前のロゴマークがマッチしなくなったので、少し変えました。

かめやま:なるほど。少し変えたのですね。

お客様:あれ?なんかまずかったですか?

かめやま:新しいロゴマークですが、先日商標登録したロゴマーク「ESCAPEX」から印象が大きく変わってしまいました。今回の新ロゴマークは、今回の商標権の範囲から外れてしまうかもしれません。

お客様:え?それでは意味がないじゃないですか?

かめやま:ロゴマークを戻すことはできないですか?

お客様:それは、困ったな~。HPデザインもロゴマークも、社員も私も、新しい方を気に入ったいるんですよね。

かめやま:困りましたね・・・そうすると、新ロゴマークについて、改めて調査、そして商標登録を済ませた方が良いです。

商標権の効力の範囲

かめやま:商標権の効力が及ぶ範囲は、登録商標の同一または類似であり、かつ、指定商品等と同一又は類似の範囲となります。今回の場合、登録商標の「ロゴマーク」に対し、新ロゴマークが類似であるか否か?が問題となります。

お客様:商標の類似はどのように判断されるのですか?

かめやま:外観(見た目)・称呼(発音の仕方)・観念(意味合い)の3点から分析する場合が多いです。今回の場合、称呼(発音の仕方)・観念(意味合い)の2点の影響が大きそうです。

称呼

文字部分「ESCAPEX」のうち文字「X」は、装飾の度合が強くなった結果、文字「X」と認識できなくなってしまいました。こうなると、登録商標の称呼「エスケイペックス」に対し、新ロゴマークの称呼は「エスケイプ」となるので、紛らわしいとは言いにくくなります。

観念

登録商標は、「ESCAPEX」という造語であり特定の観念を持たないですが、新ロゴマークは、「ESCAPE(逃げる)」という異なった意味合いが生じます。

このため、新ロゴマークは、登録商標に対して非類似と判断される可能性が高いです。

お客様:え~。なんだか難しいですね。どうすればよいですか?

かめやま:今回の場合、文字部分「ESCAPEX」の文字「X」の装飾が大きく崩れてしまったので、この装飾を弱めればよいと思います。

お客様:なるほど。文字「X」の部分が読み取れる程度にすればよいのですね。商標ってデザインにも深くかかわってくるんですね。

かめやま:確かにそれもあります。しかし、それ以上に、ロゴマーク等の商標は、「お客様の目印」なんですね。では、「お客様の目印」は誰のものですか?

お客様:誰のもの?って、うちの会社のものじゃないんですか?

かめやま:確かに、「お客様のもの」でもあります。しかし、ロゴマーク等の商標が「お客様の目印」である以上、「お客様のお客様」のものなのです。

お客様:え??どういうことですか?

かめやま:なぜならば、「お客様のお客様」は「お客様」を探すために、ロゴマークを目印にしています。肝心の目印となるロゴマークが、ガラッと変わってしまったり、コロコロ変わってしまっては、「お客様のお客様」は「お客様」を探せなくなってしまいます。ロゴマークを変更する都度、大企業のように、広告費をかけて、CMをバンバン打つなんてできませんよね。

お客様:言われてみれば確かにそうですね。商標もロゴマークも、見た目のカッコよさばかり気にしていましたが、「うちのお客様のもの」だなんて考えもしなったです。奥が深い世界ですね。

Webサイトのデザイン刷新の際に失敗しがちなこと

ロゴマークは誰のもの?

ロゴマークは、「お客様のお客様」が「お客様」を探すための目印です。その目印として機能するよう、そして、「お客様のお客様」が「お客様」をすぐに探せるようにしておくことが望ましいです。そうすると、ロゴマークとしては、「お客様のお客様」にとって見つけやすいもの、「お客様のお客様」にとってわかりやすいもの、「お客様のお客様」にとって覚えやすいものがよいです。そして、何よりも、頻繁な変更は望ましいとは言えません。

新ロゴマークのリスク1 模倣の取り締まりができなくなる?

新ロゴマークを安心して使えるようにするためには、新ロゴマークが登録商標と同一又は類似である必要があります。このため、Webサイトのデザインを刷新する際に、ロゴマークまで刷新してしまうと、商標権の効力の範囲から外れる結果、新しいロゴマークが商標法上保護されない場合も出てきます。こうなると、新ロゴマークの模倣行為を止めることができなくなります。

新ロゴマークのリスク2 折角取得した商標登録が取り消される?

さらに、新ロゴマークが登録商標の「社会通念上同一の範囲」でなければ、せっかく取得した登録商標が、第三者の不使用取消審判により取り消される場合も出てきます。

新ロゴマークのリスク3 他人の権利侵害となってしまう?

さらに、新ロゴマークの使用行為が第三者の商標権の侵害行為となる可能性もあります。このため、新ロゴマークが、商標権の範囲にあるのかな?というチェックは必要です。

 

まとめ

Webサイトのデザイン刷新の際に失敗しがちなこと

  1. ロゴマークは、あなたのお客様にとっての目印。
  2. ロゴマークは、誰のもの?「あなたのもの」でもあるし、「あなたのお客様のもの」でもある。
  3. ロゴマークは安易に変更しない。
  4. 新ロゴマークを採用する場合には、商標権の範囲であるか否か、そして、不使用取消審判の対象にならないか?を確認する。
  5. 新ロゴマークが商標権の範囲外になる場合には、再度、商標登録をする。

自社の強みに気づける3C分析の進め方

こんにちは、テクノポートの渡部です。前回の記事で、ヒアリングシートの使い方について連載を始めるとお伝えしていました。今回はその1回目です。ヒアリングシートを活用して自社の強みに気づける3C分析の進め方について解説します。

基本的な考え方

今回の分析において、基本的には3C分析の考え方に基づいて進めます。3C分析とは、「顧客」「競合」「自社」の関係性を分析することです。それぞれ3つの頭文字Cをとって「3C」と言います。

  • 顧客=Customer
  • 競合=Competitor
  • 自社=Company

Webマーケティングを成功させる上で重要なことは、下記3つの条件が揃う戦略を立てることです。

  • 「ターゲット顧客がたくさんいる市場を選ぶこと」
  • 「競合他社が少ない市場を選ぶこと」
  • 「自社の強みが活きること」

3C分析について詳しくは下記記事を参照してください。

製造業のWebサイト企画に欠かせない3C分析で戦略を練る

自社(Company)分析

自社分析では、自社の製品や技術についてどのような機能や特異性があるのかを見つめ直します。

  • 自社製品の特徴や業界
  • 自社技術の特徴や特異性

ただ、ここでは「機械加工」や「板金加工」ではなく、「1m角以上の大きさの機械加工」や「4m以上の板をベンダーで曲げられるベンダー加工」のように特徴が分かるような書き出します。

顧客(Customer)分析

次に顧客目線で自社の製品や技術が選ばれている理由を考えます。

  • 自社製品や技術によって解決できる顧客の悩み
  • 自社技術が顧客に選ばれているポイント

普段あまり感じないかもしれませんが、お客様から感謝されたエピソードや、自社以外では断られてしまったという声などを参考にしてみてください。

競合(Competitor)分析

最後に同業他社と比べて自社の立ち位置について考えます。

  • 同等の製品や技術を保有している企業がどれくらいあるか
  • 他社と比べて自社の製品や技術の優位性がどれくらいあるか

よく自社の製品や技術を謙遜する人がいますが、量と質の観点から第3者の目線に立って評価をすることが大切です。

情報の整理

情報をまとめて、「誰に」「自社のどんな特徴がある技術や製品を」PRするのかをまとめます。これをまとめておくことで自社の立ち位置が明確になります。

実例(株式会社協友製作所)

実際に、弊社がWebマーケティングを企画する際に書き出した3C分析のシートを紹介します。

リニューアル前の立ち位置としては、「神奈川県藤沢市にある機械加工をしている会社」というお話でした。

先ほど紹介した3C分析の内容をお聞きし、内容を入力したのが下記です。

情報を整理してまとめる

シートの内容が埋まったら、自社の強みを下記の様に一言でまとめます。

「真空装置関連業界に」「高い気密性の要する気密溶接や、希少性の高い摩擦攪拌接合を活用したコールドプレートやバッキングプレートの加工品」を提供する会社

このように細かく情報を整理することによって、自社の立ち位置が明確になります。マーケティングを企画する上でブレない企画を立てることができます。

コンテンツ例

実際に上記の内容を元に制作をしたのが、下記のページです。

http://kyoyu-ss.co.jp/fsw/

真空装置業界の方にわかるように、技術の詳細の説明とそのメリット・デメリットを詳しく解説しました。

3C分析を行った効果

上記で紹介した摩擦攪拌接合というキーワードだけでなく、「気密溶接」でも検索結果10位以内をキープして集客に成功しました。受注率の高い専門的な問い合わせも獲得しています。

今回は3C分析をする上で、自社の分析から始める方法を紹介しました。次回は顧客(業界)から始める方法を紹介します。引き続きよろしくお願いします。

ひと目でわかる技術・製品の紹介ページの作り方

こんにちは、テクノポートの永井です。今回は製造業Webサイトの技術・製品ページの書き方をご紹介します。

技術・製品ページは、SEO対策を施し技術探索者からのアクセスを獲得するためのランディングページ機能と、探索者を納得させる訴求ページ機能の2つの要素を持ち、問い合わせにつなげるためには欠かせないページの一つです。

BtoB製造業の場合、探索者の多くは今抱えている課題を解決する方法を探しています。探索者は、Googleやyahooなどの検索エンジンで課題解決に繋がるキーワードを入力して検索をします。その後、上位に表示されたWebサイトの技術・製品情報を確認し、課題を解決できそうな企業に問い合わせを行います。そのため、技術・製品ページではキーワード対策を行いつつ、技術を正確に伝え、さらに探索者が途中で離脱しないような工夫が必要です。

それでは、6つのポイントに分けて技術・製品ページの作り方を解説します。

1.技術・製品ページの一般的な構成

技術・製品ページの基本構成は下記の通りです。

  1. キャッチコピー:自社の技術がひと目でわかり、探索者に興味を持ってもらえるもの
  2. 解決できる課題を網羅的に掲載:技術を使うことで解決できる課題の紹介
  3. 技術や製品の特徴:自社技術の特徴や他の技術と比較したときのメリットの紹介
  4. 技術や製品の詳細:具体的な技術や製品の紹介

探索者に興味を持ってもらうために、顕在ニーズ、つまり今抱えている課題を出発点とし、徐々に自社の技術に落とし込むような構成にします。そうすることで、技術を理解しやすくなり、離脱を防ぐ効果も得られます。

2.技術・製品のキャッチコピーの書き方

探索者は「そのページを閲覧するかどうか、キャッチコピーを見て決めている」と言われるほど、キャッチコピーは重要です。

キャッチコピーは機能訴求でなく、課題解決を意識し、自社の技術をひと目で伝えられるものが適切です。

探索者は、抱えている課題や検索したキーワードを頭に思い浮かべながらWebサイトを閲覧しています。探しているものと一致する情報があるかどうかを集中的に見ています。そのため、最初に目に入るキャッチコピーに課題解決のヒントを見つけると、そのページの情報を続けて閲覧します。逆に、課題解決に結びつかないキャッチコピーだった場合、ページを最後まで見ずに、離脱する可能性があります。BtoB製造業などの技術系企業の場合、キャッチコピーは奇抜なものより、わかりやすさを重視したものをおすすめしています。

例えば、アルミケースを製造している伊藤製鞄株式会社のキャッチコピーは「オーダーメイドも量産も、要望に合わせたジュラルミンケース」です。これは「オーダー品を作りたい」「量産したい」という要望に対して、そのままの言葉でわかりやすく訴求しています。


引用元:伊藤製鞄株式会社(http://www.itohseiho.co.jp/

BtoC向けの製品に良くあるキャッチコピーはインパクトが強いものが多いですが、抽象的で課題解決と結びつかないことがあるため、BtoBでは避けたほうが良いでしょう。

3.解決できる課題を網羅的に掲載

キャッチコピーに課題を入れることは有効です。しかし、キャッチコピーでは短すぎるため、探索者ごとに抱えている様々な課題に対して訴求しきれません。そのため、キャッチコピーの次に自社の技術や製品を使って解決できる具体的な課題を掲載することをおすすめしています。

この項目で重要なのは、「探索者の抱えている具体的な課題」と「自社の技術で解決できる課題」を一致させることです。課題が一致すれば、探索者は「なぜ課題を解決できるのか?」と自社の具体的な技術に興味を持ってくれます。例えば、ロボットを使った自動搬送システムを提供している水野鉄工株式会社は探索者が興味を持つように、具体的な課題を多数掲載しています。

解決できる課題を掲載することで、探索者の様々な課題に対して自社の技術が有効であることをアピールしています。


引用元:水野鉄工株式会社(http://mizuno-tk.jp/weight

キャッチコピーのような抽象的な言葉でなく、具体的な課題を書くことが大切です。掲載する課題の数は、レイアウトにもよりますが3〜10個程度が良いでしょう。

4.技術や製品の特徴を紹介

次は技術や製品の特徴を紹介です。技術の詳細を説明する前に特徴や概要を説明することで、技術の全体像を伝えやすくなったり、心理的なハードルを下げたりすることができます。例えば、切削からプレス、溶接、組立までも社内で一貫して対応できる山陽株式会社は、個々の技術紹介の前に何ができるかをまとめた画像を掲載しています。


引用元:山陽株式会社(http://sany.co.jp/point/

また、株式会社サイトウ工機は、具体的な精度ではなく高精度な加工が得意であることを説明しています。

引用元:株式会社サイトウ工機(https://saitoukouki.com/specialty.html

はじめに技術の特徴を掲載することで、次に説明する技術の詳細情報が伝わりやすくなります。

また、新しい技術を伝える場合でも概要から説明することが大切です。同じ分野の既存技術は技術の詳細だけでもある程度理解できますが、同じ分野でも新しい技術の場合や分野が異なる場合は、探索者がその技術について知らない可能性があります。そのため技術を理解してもらうためには、それなりの前情報が必要です。この前情報がないと、探索者に技術を理解してもらえず、ページから離脱されてしまいます。

例えば、超音波はんだ装置を販売している株式会社リソー技研は、代用技術との比較(メリット・デメリット)を掲載しています。

引用元:株式会社リソー技研(http://www.velbond.com/difference.html

また、株式会社メルテックは加工技術の紹介をすることで、新技術に対する心理的なハードルを下げています。

引用元:株式会社メルテック(https://e-meltec.jp/photo

探索者に「その技術なら、抱えている課題を解決できそう」と思ってもらうことがこのページの目的ですので、わかりやすく伝える工夫をしてみてください。

5.技術や製品の詳細の説明

最後に、技術や製品について詳しく説明します。ここまで読んできた探索者は

  • なぜ課題が解決できるのか?
  • どのような技術が、どのように使えるのか?
  • なぜその技術を持っているのか?

といった疑問を持っています。ここでは、その疑問を解決するための技術的な回答を掲載します。技術情報については、掲載可能な範囲でできるだけ細かく書いてください。

例えば、株式会社パルメソは「MSE試験」という独自の試験方法を開発しました。これまで世の中に存在していなかった試験方法であるため、「柔らかい素材の表面強度を測定できます」と記載するだけでは探索者に信じてもらえません。そこで、図やイラストを使って技術の詳細を伝え、探索者に納得してもらえるよう工夫しています。

引用元:株式会社パルメソ(https://palmeso.co.jp/

6.SEO対策について

実は、これまでの流れで技術情報を掲載すれば最低限のSEO対策はできています。SEO対策は探索者の検索するキーワードを文章中に入れることで行います。

具体的には、<h1>見出しタイトル</h1>のような見出しタグの中にキーワードを入れる必要があるため、キャッチコピーや見出しタイトルがタグの中に入るような設定が必要です。

SEO対策についての詳細はこちら:https://marketing.techport.co.jp/seo/

入力するキーワードは探索レベルによって対策は異なります。例えば、課題が明確になっているが技術の詳細はわからないという探索者の場合、
「検索キーワード」=「探索者が抱えている課題」になり、

  • キャッチコピーに解決できる課題を入れる。
  • 解決できる課題を網羅的に入れる。

の項目がSEO対策になっています。

また、探索者が具体的な技術まで想定している場合、「検索キーワード」=「具体的な技術」になり、

  • 技術の概要説明
  • 技術の詳細説明

の項目がSEO対策になっています。

SEO対策は原則1ページ、1キーワードです。そのため、SEO対策をより意識する場合は、

  • 課題想起から技術概要の説明
  • 技術概要の説明から技術詳細の説明

とページを分けたほうが効果的です。もちろんこれだけでは十分でない場合もあります。実際の検索キーワードの調査や自社サイトの検索順位などをチェックしながら、長期的に対策を行う必要があります。

まとめ

このように技術・製品ページは探索者の解決したい課題から始まり、技術概要の紹介、技術の詳細説明と、探索者の顕在ニーズから説明していくと技術を理解してもらいやすくなります。ページのボリュームが多くなりすぎる場合は、画像やイラストを効果的に掲載したり、詳細ページへのリンクを設置するなど読みやすくなる工夫が必要です。

テクノポートでは技術や製品の情報を広く発信したいとお考えの企業のWebマーケティングを行っています。技術の伝え方についてお困りでしたら、ぜひ弊社にご相談ください。

頼みたくなる企業ブランディング_ホームページ作りのための準備運動

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

「このご時世、自社のホームページでもキレイにしようか!」と思い立つ経営者の方が多いのではないでしょうか?

新規顧客を獲得するにあたって今まで参加していた商談会や、出展していた展示会がスムーズに開催されない。開催されたとしても、「実際に出展した結果来場員数が明らかに少なかった」と言った声が上がる中で、オンラインからの集客が期待されています。

新規顧客獲得へのアピールにと、ウェブ広告やfacebookの投稿を行う中小企業が増えてきていますが、最終的に問い合わせの窓口としてホームページを充実させておくことは重要です。今までは「対面で会えばなんとなく、社風や強みも全体的に伝わる」こともできましたが、オンライン上でその雰囲気から読み取れる情報を、画像・文字・動画からのみ読み取ってもらう必要があります。ホームページは文字通り「ホーム」を指します。閲覧者である見込み客は、企業の事業内容やどんな設備を持っているのか、そしてそれだけではなく、どんな経営者の思いの元でどんな社員が自社の業務にあたってくれるのかに興味を持っています。そのためにホームページを作る準備運動として、最終的に契約に結びつきやすくする、企業の強みを再発掘することが効果的です。会社規模や実績、値段だけではないあなたの会社の強みを、見込み客から見て理解しやすい文字や画像にするためのブランディングによってこれからのオンライン集客の質をあげることができます。

強みのブランディングには当たり前を疑う

この記事を読んでいるあなたは、自社の強みを60秒以内で語れるでしょうか?

ぜひトライしてみてください。トライしてみた結果はいかがでしょう?設備や可能な業務の話が8割以上を占めてしまっていないでしょうか? もしあなた自身がその60秒のトークを聞いた時、「なるほど」と業務を依頼したくなるかを想像してみてください。自分の悩みは解決できるのだろうか。また、どのような経緯で同業他社とは違う強みを持ったのか。このような「自社の強みとその裏付け」が知りたくなりますよね。しかし日本ではこの「自社の強みとその裏付け」を言語化できていない企業が多いのが現状です。

あなたの会社が「いいものを作って当たり前」と行ってきた日々の業務の中で、何を当たり前に行ってきたのかを言語化することは自社の強みの再発見することを可能にします。ホームページ作りには、まず自社の当たり前から強みの再発見すること。そしてそこから顧客に伝わりやすいように強みを再構築するブランディングが効果的です。

1年前の顧客の当たり前を疑う

また、顧客の当たり前も変化しています。私のもとには「お問い合わせの内容に初歩的な内容が増えた。」他にも、「以前の担当者だった時は通じていたのに、新しい担当者に代わってからやたらと値下げ交渉ばかりされる。」と言った相談を受けます。これは、今までの顧客にはこれで当たり前に通じていたことも変化していると言うことです。例えば、企業の中での教育体制が変わって、働き方改革の中で業務の一部が簡略化され、知識の継承がされていないケース。また担当替えによって属人的にあった知識がすっぽり抜けてしまうというケース。このように担当者によって「当たり前」のレベルは実に様々です。自社が取引をしたい企業の担当に向けて、どの程度の知識レベルを開示することが適切かをブランディングすることでより効果的なホームページになるでしょう。

早急にオンライン化施策を!思うからこそ、新規顧客だけでなく既存顧客により信頼される窓口としてのホームページを作ることが求められています。そのためにもホームページ作りの準備運動として、あなたの会社の今まで築き上げてきた強みを、これからの顧客のニーズに刺さるよう、改めて分解し構築する企業ブランディングを始めましょう。

企業の技術と想いを伝えるブランディング
C-OILING 大後 裕子 (シーオイリング だいごひろこ)

SEOに強いって本当?ワードプレスを使ったホームページ制作

こんにちは、テクノポートの永井です。最近、弊社ではWordPress(ワードプレス)を利用してWebサイトを作ることがほとんどになってきました。その大きな理由としては以下が挙げられます。

  • 感覚的に使用できる
  • さまざまな機能を簡単に追加できる(プラグイン)
  • SEOに強い

1と2は実際に操作すればわかりますが、3について疑問に思っている人が多いのではないでしょうか。そこで、今回はワードプレスがSEOに強いと言われている理由について深堀りし、ぜひみなさんにも実行していただければと思います。

そもそもSEO対策とはなんでしょうか?

SEOは検索エンジンの最適化を行う“Search Engine Optimization” の略語です。検索エンジンはGoogle、Yahoo、Bingのように何かを検索するときに使うサービスです。最適化とは検索エンジンに自社のサイトをきちんと理解してもらうことを言います。

そして、SEO対策は検索エンジンが出す検索結果の上位に自社のサイトを表示させることです。表示順位が上がることで自社サイトをクリックしてもらいやすくなり、そこから問い合わせが増えることで結果として売上が上がるようになります。だからこそ、各社がSEO対策に力を入れているのです。

SEO対策って具体的に何をすることなんでしょうか?

具体的には、検索エンジンがどのようなページを上位に表示させるかを知った上で、自社のサイトが狙ったキーワードで上位に表示されるようページを作り込みます。

Googleは「ユーザー(検索者)が求めているコンテンツを上位に表示する」という考えがあります。基本的にはユーザーの目線に立ったコンテンツ(ページの内容)であるかどうかが最も重要になりますが、それだけでは上位に表示されません。例えば、ページの内容はもちろん、ページタイトル、ディスクリプション、見出しなどのテクニック的な部分まで幅広い内部対策が必要になります。

本来そういったテクニック面にはHTMLなどの言語知識が必要となってきますが、ワードプレスならそれらを誰でも簡単に設定できるようになっています。直接タグを書き込むという煩雑な作業も必要ありません。

SEO対策の漏れを最小限にするのがワードプレス

ディスクリプションの設定、タイトルタグ、見出しタグの設定と、上位表示するために必須なSEO対策はさまざまです。これらを漏れなく全てのページに設定しなければなりませんが、作業に時間がかかってしまいます。ひとつでも漏れがあると、検索順位に影響が出るかもしれません。

ワードプレスはそのような設定の漏れを最小限に留めてくれます。各種設定やプラグインをインストールして管理するだけでSEO対策が可能です。

見出しタグや画像設定を容易に

見出しタグは、ページの構造を整理し、コンテンツの内容を検索エンジンやユーザーに伝える要素として重要です。こうしたユーザー理解への配慮がSEO効果につながります。
ワードプレスは自分で見出しタグを記入する必要がなく、下記の画像のように文字を選択→見出し選択で自動的にタグ付けが可能です。

ワードプレス 見出し入力画面

また、画像に関しての細かい設定もボタン1つでできます。

画像挿入後、上記のような画面で調整できます。
代替テキストを設置することで、ネットの接続が悪く画像が読み込めなかった際にも「製品A(の写真)」「○○加工の様子」などと代わりに文字を表示させることが可能です。ユーザーの内容理解につながるだけではなく、検索エンジンが画像の情報を読み込む手助けとなり、画像検索からも自社サイトへの流入が狙えます。

また、画像のサイズもワードプレス上で自由に調整可能です。ページ内の画像が大きすぎる場合、読み込むスピードが遅くなり、画像が完全に表示される前にページから離脱される可能性があります。ページ表示の速度も、SEO対策をする中で重要な要素であることを覚えておきましょう。

さらにプラグインで各種対策も漏れなく

ワードプレスにはテクニック面のSEO対策を自動で行ってくれるツール(プラグイン)があります。拡張機能として必要なプラグインを各自インストールし、用いるという形です。

例えば、SEO対策に役立つプラグインとして人気な「All in One SEO Pack」をインストールすれば、下記のように決められた枠に情報を入力していくだけでSEO対策の基本となるタイトルやディスクリプションなどの設定が完了します。

All in One SEO Pack 設定画面

設定するのに適切な文字数が記載されていたり、検索時にどのように表示されるかが一目で表示されたりなど、初心者にも非常に分かりやすい仕組みになっています。

All in One SEO Packは他にも、SEO対策に必要な細かな設定が可能です。

  • XMLサイトマップの生成:サイト全体の情報(更新時期、カテゴリー、URLなど)が含まれたXML形式のファイルを生成できます。これをGoogle Search Consoleに登録することで自社のサイト情報を検索エンジンにより効率的に読み込んでもらえるようになります。
  • 重複コンテンツのチェック:サイト内に同様のコンテンツがある場合、Googleからの評価が下がってしまう可能性があります。
  • noindex設定:重複している、あるいは質が低いコンテンツなどを検索時に表示させないことで、悪い評価を受けるのを回避するものです。
  • ソーシャルメディア設定:TwitterやFacebookなどSNSでシェアをするときに、説明文や画像をどのように表示させるか設定するものです。適切に拡散され、注目が集まれば間接的なSEO効果が期待できます。

また、プラグインを利用することで、SEO対策の見える化が可能になり、漏れのない対策ができます。
他にもSEO対策ができるさまざまなプラグインがありますので、一度ぜひ調べてみてください。

スマートフォンへの対応が簡単

ワードプレスのテーマにはスマートフォンで閲覧した場合に、文字の大きさや全体のレイアウトを自動で調整してくれるレスポンシブ対応のものがあります。スマートフォンに対応していないWebサイトは、スマートフォンで検索したときに上位に表示されにくい傾向にあります。

そのため、スマートフォンに対応してくれるワードプレスのテーマを使うことで、PC版、スマホ版の両方でSEO対策が可能です。

製造業系のWebサイトであれば、依然としてPCからの閲覧がメインになると思いますが、それでもスマホで情報収集する人は増えてきています。また、自社アピールとしてSNSを活用されている企業は、スマホでのSEO対策が重要です。SNSがスマートフォンから気軽に閲覧されやすい特徴があることから、そこからのアクセスにも備えて両方の表示に対応したサイト作りをおすすめします。

まとめ

ワードプレスがSEO対策をしやすい理由について解説しました。自社サイトへのアクセス数向上のためSEO対策は必須ですので、ぜひワードプレスをご検討ください。
また、ワードプレスにはデザインだけでなくSEOに関しての対策も考えたさまざまなテンプレートが用意されています。弊社でも「製造業専用のテンプレート」を販売していますので、お気軽にお問い合わせください。