「フジロック‘19」にも出演する2019年に知っておくべきバンド、Tempalay 令和時代に奏でる“平成からのメッセージ”

「フジロックフェスティバル´15&17(FUJI ROCK FESTIVAL’15&17)」やアメリカの大型フェス「SXSW」に出演、2度にわたる中国ツアーを行うなど、注目の新世代ロックバンドTempalay(テンパレイ)。2018年7月から小原綾斗(オハラ・リョート/ Gt.&Vo.)、藤本夏樹(フジモト・ナツキ / Dr.)、AAAMYYY(エイミー / Cho.&Syn.)による新体制として活動。同年9月にはミニアルバム「なんて素晴らしき世界」を発売した。19年6月5日には新アルバム「21世紀より愛をこめて」をリリースし、6月6日からは全国ツアーを行うほか、「フジロック’19」(7月27日)への出演も決定している。20~30代を中心に人気を集める彼らに新アルバムに込めた思いを聞いた。

WWD:Tempalay(テンパレイ)というバンド名の由来は?

小原綾斗(以下、小原):よく聞かれるんですが、意味はないですね。メンバーと居酒屋で酒を飲みながら考えて、略されないバンド名がいいなという思いはあったんですが、それ以外は響きで決めました。「意味がないことに意味がある」みたいことでもないです。

WWD:自分たちのジャンルは意識する?

小原:まったくないですし、ジャンルに対してもこだわりはないですね。みんな聴いてきた音楽も違うので、「こんなジャンルの音楽やろう」という決意を持って始めた訳でもないので。

WWD:皆さんが子どもの頃に聴いていた音楽は?

小原:僕はもう完全にブルースとかオールドミュージック。ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、ザ・ホワイト・ストライプス(The White Stripes)はよく聴いていました。あとは、銀杏BOYZ。銀杏BOYZのアルバムが発売されたのが中学2年生のときで、どんぴしゃの世代でした。

藤本夏樹(以下、藤本):僕はもともとLUNA SEA(ルナシー)とか1990年代のビジュアル系を聴いていました。そこから洋楽を聴くようになって、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)とかシューゲイザー系の音楽が好きになりました。Tempalayを始める直前はテーム・インパラ(Tame Impala)とか聴いていました。

エイミー:私はザ・ビートルズ(The Beatles)やカーペンターズ(Carpenters)から入って、本格的に音楽を聴くようになってからはテーム・インパラとかゴリラズ(Gorillaz)とかをよく聴いていましたね。

WWD:昨年メンバーチェンジがあったが、変わったことは?

小原:エイミーは2015年からずっとサポートメンバーをやってくれていて、ライブや曲作りも一緒にやってきたので、音楽的な部分は何も変わらないです。ただ、メンバーとしてメディアに一緒に出るようになって、Tempalayの見られ方は変わってきました。これまでは集合体として見られてきたのが、個々がよりフォーカスされるようになりました。

WWD:6月5日にサードアルバム「21世紀より愛をこめて」が発売される。昨年ミニアルバムを発売しているが、ミニアルバムとフルアルバムの違いは意識する?

小原:録音されている曲の長さとかです。だから作る内容に関しては変わりがなく、今回のアルバムがサードアルバムだからとかはまったく意識していないです。自分たちの状況の中で、ライブでこんな曲が必要だなっていうのでアルバムを作りました。

WWD:今回のアルバムで伝えたいことはある?

小原:自分がこれまで生きてきた“平成のニオイ”を後世に残せたらいいなっていう思いはあります。今回はボイジャーレコード(※)がテーマなので、できれば物(CD)で買ってほしいです。ただそういった全体のテーマはあるんですが、音楽を通して伝えたいことは特になくて、その空気感を感じてくれればいいかなと思います。

※ボイジャーレコード:1977年に打ち上げられた2機のボイジャー探査機に搭載されたレコード。地球の生命や文化の存在を伝える音や画像が収められており、地球外知的生命体や未来の人類が見つけて解読してくれることを期待している

WWD:平成が終わったタイミングで出すというのは意図している?

小原:特に意識はしていないです。たまたまタイミング的にアルバムを出すことになって、それなら平成と絡めて作ろうかなと思いました。これまで“万物の始まりから終わり”“音の世界を浮遊する旅”という、SF的なテーマでアルバムを作ってきました。今回はよりリアルというか、自分の生きた時代の備忘録的な要素もあります。平成が終わったこのタイミングにせっかく出すのでという感じです。

WWD:今回のアルバムには前回のミニアルバムに入っていた「どうしよう」と「SONIC WAVE」の2曲が入っているが、それは最初から決めていた?

小原:最初は入れる予定はなかったです。ミニアルバムの世界観がこわれるかなっていう思いがあったんですが、アルバムを作っているうちに、この2曲が入ることでより完成度が高まるなと思い、入れることにしました。

「どうしよう」のMV

WWD:「どうしよう」は去年、韓国のBTS(防弾少年団)のRMがツイッターで紹介して話題になったが、影響は感じている?

小原:そこまで影響は感じていないのですが、スポティファイでの再生回数は増えましたね。

WWD:作詞作曲は全部、小原さんがやっている?

小原:そうですね。僕がやっています。

WWD:曲はどう作っている?

小原:曲はギターで作って、それをロジックに落とし込んでみんなに聞かせています。まずは曲が先で、最後に詞を作る。詞のストックはしないので、その都度考えています。詞を考えるのは大変で、外だと落ち着かないので部屋の中をずっとぐるぐる回りながら考えています。

WWD:6月6日から全国ツアーがスタートするが、チケットが即完売するエリアも多く、人気を感じている?

小原:認知度が高まっているのは感じます。興味を持ってくれている人が増えている中で、このツアーで最高のライブをしてファンを増やしていかないといけない。正念場だなと思っています。初めてTempalayのライブを見るお客さんもいると思うので、圧倒的なライブをしたいです。

藤本:新曲もたくさん演奏するし、初めての場所っていうこともあって不安も大きいですが、満足してもらえるようにやるだけです。

エイミー:こんなにツアーでたくさんの場所を回ったことはないし、いろいろな人に出会えるので楽しみです。

WWD:今年は「フジロック」にも出演が決まっている。

小原:もともと「フジロック」に出たくて作ったバンドでもあるので、やっぱり出られるのはうれしいし、楽しみです。

WWD:いろいろな取材で売れたいといっているが?

小原:そうですね。ミュージシャンで上を目指すときりがないのですが、最低でもちょっといい生活ができるようにはなりたい。

WWD:こんな会場でやりたいっていう目標は?

小原:会場はそこまで求めていないのですが、大きい場所でやりたいとは思っています。

WWD:3人とも個性的だが、ファッションのこだわりは?

小原:下北沢の古着屋にいくことが多いですね。あとは、高円寺の「深緑」というお店には衣装を借りたりしてお世話になっています。

藤本:僕はダサいものが欲しくなるんですが、最近はごちゃごちゃし過ぎないようにはしています。古着屋の「BOY」とか、あとはメルカリでも結構買っています。好きなブランドはお仕事をさせてもらっている「ミスターオリーブ(MR.OLIVE)」です。

エイミー:女性らしい服はあまり着ないですね。着心地を意識して服は選んでます。「BOY」と、「ビームス(BEAMS)」「ギャップ(GAP)」「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」「アディダス(ADIDAS)」など、一緒にお仕事したブランドのところにはよく行きます。ミュージシャンとして、ファッション企画に呼ばれることも多いです。

WWD:趣味はある?

小原:僕は基本的に酒しか飲んでないです(笑)。家にいる時はたいていお笑いのユーチューブ見てます。いざ聞かれると、自分の趣味のなさにびっくりしますね。ちょっと考え直していきたいです(笑)。

藤元:今まで食に興味がなかったのですが、最近カレーにはまっていて、おいしいカレー屋さん探しが趣味。今は代々木八幡の「スパイスポスト」が好き。

エイミー:私も基本は家から出ないので、そうじ、料理、ネットTVが趣味。でも仕事で休みがほとんどないけど、旅行しているみたいで楽しいですね。

WWD:今後の目標は?

小原:自分たちの可能性が見えてきたので、うまく次につなげていきたいです。

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「パレス」 × 「アディダス オリジナルス」から名作スニーカー“スーパースター”が登場

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は6月8日、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とコラボレーションした名作スニーカー“スーパースター(SUPERSTAR)”を発売する。

 定期的にコラボを発表してきた両者だが、今回のコラボは昨年10月以来約7カ月ぶり。前回はスケートシューズをベースとした1足だったが、今回は定番スニーカーの“スーパースター”を用意した。

 アイコニックなサイドのスリーストライプをパンチング加工し、左右のヒール部分にそれぞれのブランドロゴをあしらい、シューレースは極太のものに変更するなど、“スーパースター”本来のクラシックな雰囲気は残しながら随所をアップデート。中でもシュータンラベルには特にこだわりが詰まっており、頭が“PALACE”の“P”になった棒人間の上に“トライファーグ(Tri-Ferg)”ロゴが載せられ、その下に“Das logo mit 3 Palace / Never gets old(アディダスとパレスのコラボは色褪せない)”の文字が添えられている。

 ブラックとホワイトの落ち着いた2色のほかに、トレンドカラーでもあるネオンイエローの3色を展開し、東京・表参道にある旗艦店と公式オンラインストアでのみで販売する。

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紫外線対策のアフターケアに大活躍 ギリシャ発「コレス」の人気シリーズが日本でフルラインアップに

 フィッツコーポレーションは7月3日、ギリシャ発のスキンケアブランド「コレス ナチュラル プロダクト(KORRES NATURAL PRODUCTS)」の人気スキンケア「ワイルドローズ」シリーズから、新製品5種を発売する。

 新製品は導入美容液の「バイフェーズ オイル」(30mL、6500円)、メイク落としの「クレンジングオイル ペタルイン」(150mL、3800円)、洗顔料の「フォーミングクレンザー」(200mL、3200円)、化粧水の「モイスチャライジングローション」(150mL、3800円)、フェイスミストの「H2フェイスミスト」(100mL、4200円)。

 これまではオイルやクリームを主に展開していたが、保湿・保水を重要視するアジア市場を視野に入れ、化粧水も開発。また、これにより日本での取り扱いは全10種となり、フルラインアップをそろえる。全ての製品にシリーズのアイコニックな成分で、ブライトニングケアで注目を集めるワイルドローズオイルを配合しているほか、クレンジングオイルや洗顔料に油溶性のビタミンC誘導体を配合。化粧水やフェイスミストには砂漠地帯などに生息し自ら水分を生成する力を持つ植物、インペラータ シリンドリカのエキスを配合するなど、シリーズを通して紫外線を浴びた肌をやさしくケアする。

 同ブランドは、ギリシャでは知らない人はいないというほどの国民的ブランドで、現在は世界30カ国以上で展開。ホメオパスであるジョージ・コレス(George Korres)創立者が、アテネ大学薬学部在学中にギリシャ最古のホメオパシー薬局で3000以上ものレメディを取り扱い、そこで得た経験と知識をもとに1996年にブランドを立ち上げた。ハーブを取り入れた自然療法が生活に根付いているギリシャならではの素材選定と、スキンケアの使用実感を両立させる方針が特徴で、自社研究所で最先端化学と技術を用いた研究や開発も行っている。

【エディターズ・チェック】
まずは導入美容液の「バイフェーズ オイル」をすすめたい。オイルとは思えないほどの軽いテクスチャーで、肌に乗せるとスーッとなじんで消えていく衝撃はなかなかのもの!導入美容液はこの後のケア製品を受け入れる土台を作るものだけど、塗ったあとのサラサラ&すべすべ感がすごいのでここで満足してしまいそうに……。負けずに化粧水をつけると、とろみがあるのにスーッと肌に入っていく。「導入って大事!」と思わせられる、そんな1品。

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「ポール・スミス」が映画「メン・イン・ブラック」に着想を得たカプセルコレクションを発表

 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は6月8日、映画「メン・イン・ブラック(Men in Black)」シーリズの最新作で14日公開の「メン・イン・ブラック:インターナショナル(Men in Black : International)」にインスピレーションを得たカプセルコレクションを発売する。同映画への衣装協力に伴うもので、エイリアンとアイコンをフィーチャーした洋服やアクセサリーを展開する。

 コレクションはメンズ、ウィメンズ、ジュニアのアイテムを含み「ポール・スミス」のトラベルスーツ“A Suit To Travel In”のブラックスーツ(9万円)を中心にラインアップ。ジャケットの内側には映画に登場するカラフルなエイリアンのキャラクターの裏地を、カフ部分には同映画の丸いロゴを施したボタンをあしらう。ブラックスーツにも合わせられるシャツ(2万8000円)のボタンはサングラスやエイリアンのチャームになっている。

 スーツのほかにもジャカード織りのサングラスモチーフをちりばめたブラックタイ(1万8000円)やエイリアン柄の刺しゅうソックス(2200円)、アンダーウエア(3500円)、“MIB”のロゴをかたどったマネークリップ(1万6000円)、エイリアンプリントの革財布(2万8000円)やiPhoneケース(1万2000円)などさまざまな小物を取りそろえる。

 取り扱い店舗は、公式ウェブサイトおよび一部を除く「ポール・スミス」メンズショップ、ウィメンズショップ、ジュニア展開売り場。メンズアンダーウエアは一部を除く「ポール・スミス」メンズショップおよび全国の百貨店紳士肌着売り場で14日から販売開始する。

 同ブランドは衣装デザイナーのペニー・ローズ(Penny Rose)とコラボレーションし、「メン・イン・ブラック:インターナショナル」に登場するエージェントのためのブラックスーツを提供した。映画ではデザイナーのポール・スミスがカメオ出演する。

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「ドゥ・ラ・メール」から毎年恒例の限定エディションが登場

「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」は毎年6月8日の世界海洋デーに合わせて行っている海洋環境保護支援活動「ブルー ハート」で6月1日、今年の限定パッケージ「クレーム ドゥ・ラ・メールブルー ハート エディション」(5万4000円)を発売した。ブランドを象徴する独自の美容保湿成分“ミラクル ブロス”の核となるジャイアントシーケルプが生育する、美しい海の保護を目的に2010年にスタートし今年で10回目となる。

同ブランドは、10年以上にわたる同活動から、17年には「ラ・メール ブルーハート オーシャンズ基金」を設立。同製品を含む全売り上げの中から、年間を通して海洋保護活動をサポートする寄付活動を行っている。さらに今年は、5~6月末の期間中、海洋保護を支持する思いを#LAMERBLUEHEART、#LAMERDONATIONの2つのハッシュタグとともにインスタグラムに投稿すると、1投稿につき25ドル(約2700円)が寄付されるキャンペーンも行っている。石橋事業部長は「このキャンペーンを通して海洋保護を身近に感じてほしい。『ドゥ・ラ・メール』にとっても海はかけがえのない存在であり、未来の世代のために美しい海を守る活動を続けていく」とコメントした。

また世界海洋デーに合わせて、同ブランドも海岸や浜辺の清掃を行うビーチクリーン活動を行っており、今年も6月7日、8日に神奈川県葉山町の一色海岸で行う。一般も参加が可能だ。

“サステイナビリティー”など、環境への意識が高まっている中で、長く続く同活動はあらためて環境保護について考えることができる貴重な機会と言えるだろう。海洋環境への影響が危惧されているプラスティックストローをはじめ、世界各国で広まっているプラスティック廃止の動きも、今後美容業界にどういった影響を与えるのか注目だ。

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ココカラファインが選ぶのは「スギ」か「マツキヨ」か 業界再編の波

 ドラッグストア業界の勢力図を大きく変える動きが出てきた。業界7位のココカラファインは、業界5位のスギホールディングス(HD)との経営統合の検討に関するリリースを6月1日に発表した。しかし、それより前の4月26日には業界4位のマツモトキヨシHDとも資本業務提携の検討に関する発表をしており、これも継続するとしている。ココカラファインはどちらと手を組むのだろうか。

 ココカラファインは関東、関西で1354店舗(3月末時点)を保有しており、マツモトキヨシは首都圏を中心に1654店舗(3月末時点)を展開する。両者は化粧品の構成比が高く、都市部に展開している点で共通しており、資本提携により商品の仕入れ調達や物流の共同化、そしてマツモトキヨシHDが力を入れている化粧品などのプライベートブランド(PB)の共同開発などを進める方針で、9月末までの契約締結を目指していた。

 しかしマツモトキヨシとの資本業務提携に関する発表の翌日である4月27日にスギHDからココカラファインに経営統合に関する検討の打診があり、6月1日に検討に関する合意書を締結した。スギHDは関東、中部、関西で1190店舗(2月末時点)を持ち、主に郊外で展開している。そのうち833店舗が調剤実施店舗となり、ヘルスケア領域に強みを持っている。ココカラファインの調剤実施店は292店にとどまるが、17年にエイチ・ツー・オーリテイリング傘下のイズミヤが運営する調剤薬局を買収している。両社が経営統合すれば都市から郊外までに2500店舗以上、売上高で約8900億円となる。

 ココカラファインは両社との関係を個別に検討するため、特別委員会を設置予定だ。6月5日には再度、マツモトキヨシHDがリリースを発表。「資本業務提携に限らず経営統合を含むあらゆる選択肢の検討及び競技を進める方針をココカラファインへ本日伝達した」と、当初は検討事案に挙げられていなかった経営統合を示唆した。スギHDとココカラファインの経営統合は7月末を目標に動いており、ココカラファインの決断に注目が集まっている。

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「シュプリーム」からNFLのオークランド・レイダースにフォーカスしたコレクション

 「シュプリーム(SUPREME)」は6月8日、老舗スポーツブランド「47ブランド(’47 BRAND)」をコラボレーターに迎え、米カリフォルニア・オークランドを本拠地とするNFLチーム、オークランド・レイダース(Oakland Raiders)にフォーカスしたコレクションを発売する。

 「47ブランド」がNFLと公式パートナーであることから実現した今回のコラボは、アイパッチをしたレイダーで知られるオークランド・レイダースのチームロゴを全面にプリントした半袖シャツとショーツのセットアップ、カレッジロゴ風の“SUPREME”の文字とチームロゴが配されたフーディー、Tシャツ、キャップの全5型をラインアップした。

 東京・渋谷をはじめとした「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

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渋谷の名物カフェ「オン ザ コーナー」が7月に閉店

 家入一真のパーティファクトリーが運営する東京・渋谷のカフェ「オン ザ コーナー(ON THE CORNER)」が7月21日に閉店する。閉店理由は「入居するビルの老朽化にともなう取り壊し」で、工事の関係から閉店日は多少前後する可能性があるという。

 「オン・ザ・コーナー」は2010年7月にオープン。内装は国内外のさまざまな店舗設計や建築ディレクションを手掛けるトリップスター(TRIPSTER)が手掛け、駅徒歩数分ながらアメリカンダイナー風の店内で本格的なコーヒーと食事を楽しめると、渋谷を代表する名物カフェの一つだった。周辺にはアパレル企業も多く、打ち合わせする業界人の姿もよく見られた。

 同店の閉店は渋谷再開発による余波も大きいとみられる。今秋には「渋谷パルコ」や「渋谷スクランブルスクエア」が開業予定で、近隣の宇田川や神南エリアの地価は年々上昇している。

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2017年休刊の原宿発ガールズ誌「ジッパー」が1号限りで復活

 祥伝社は6月22日、2017年に休刊した女性ファッション誌「ジッパー(Zipper)」の特別復刊号を発売する。復刊は今回の1号のみで、継続的に発行する予定はない。

 「ジッパー」は1993年に創刊。“みんなと同じスタイルは「NO」!”をコンセプトに、原宿発の個性的なファッションやカルチャーを発信してきた。復刊号のテーマは同誌がリアルタイムで取り上げてきた“90年代”。表紙と巻頭ページには過去にも表紙や連載でピックアップしてきた木村カエラを起用し、同誌と同じく今年で25年目となるカジュアルウオッチ「BABY-G」とコラボレーションしたファッションシューティングとインタビューを掲載する。

 そのほか、歴代の“パチパチズ”(「ジッパー」の読者モデル)が登場する企画やストリートスナップ、イラストレーターのおおたうにの連載「チェリーコーク」などを掲載。誌面デザインも90年代の「ジッパー」を意識しつつ、現代的にアップデートしているという。

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伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

 伊勢丹新宿本店は、「Makeover イセタンユカタセレクション2019」と題した浴衣の展開を本館7階・呉服売り場でスタートした。期間は6月5日〜8月20日。今年は“Makeover(変身する)”をテーマに、女優の西内まりやとコラボした5型の浴衣、1型の帯を同店およびオンライン限定で打ち出すほか、古典的な柄や鮮やかなカラーリングの浴衣を多数そろえる。また特設モニターを設置し、販促ムービーも流す。映像は西内が出演するものと、男女5人が登場するものの2種類を製作した。

  初日にはプレスプレビューが行われ、西内が登壇した。西内は「浴衣をデザインしたのはこれが初めて。大好きなユリの花をあしらったり、帯に自分の好きな英語を添えたりして、思うがままにデザインしました」と語った。また、「浴衣と聞くと年に1〜2回、特別な時にしか着用しないイメージがありますが、遊園地や水族館など、いろんなシーンで着用してほしいです。クロコ柄の浴衣は女子会にも映えます」と浴衣の日常使いを提案した。

 同店の浴衣市場の売り上げは4年前をピークに縮小を続けている。同店の和雑貨と浴衣を担当する山口亮バイヤーは「『浴衣を着て非日常な気分を味わいたい』という声は多いが、着用シーンが限られており実売につながっていなかった。多様なシーンを想起させるムービーとそれにリンクした品ぞろえで、購買欲を刺激する」と意気込んだ。

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「オスカー デ ラ レンタ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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アマゾンが資生堂と世界最大のドラッグストアチェーンが業務提携 アジア圏への市場拡大を狙うロレアルのバーチャルメイク機能を導入

 ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)傘下のモディフェイス(MODIFACE)とアマゾン(AMAZON)は、アマゾンのモバイルショッピングサイトとアプリ上でバーチャルメイク機能を提供する。同機能の導入は日本国内のECサイトで初めて。
 
 同機能は、モディフェイスのAI(人口知能)とAR(拡張現実)技術を活用したもの。AIで自動的に製品の色などを分析し、ARによって色や質感をユーザーやモデルの画像に再現することができる。購入前に色を試したいというユーザーの要望が特に多かったリップを対象に、日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王から計18ブランド、890点以上の商品ページで利用可能。今後、対象のアイテムカテゴリーやブランドを拡大していく予定だ。

 バーラム・アーラ(Parham Aarabi)=モディフェイスCEOは「アマゾンとの協業により、バーチャルメイクを通じてより快適なオンラインショッピング体験を提供できることをうれしく思う。独自のAI技術によって高精度な色を実現でき、消費者は多くの色をバーチャルで試して最も似合う色を購入することが可能になる」と語った。

 2018年にロレアルが買収したモディフェイスは06年の創業で、バーチャルで試せるメイクアップや肌診断、ヘアカラーのシミュレーションアプリといったサービスを数多くのビューティブランドに提供してきた。ロレアルは、中国EC「Tモール(TMALL)」「タオバオ(TAOBAO)」を展開するアリババ(ALIBABA)との協業を発表したばかりだ。

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「オニツカタイガー」と「ストファイ」のコラボスニーカーを祝し、漫画家・桂正和ら11人が春麗を描く 原画は直営店で披露

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター V アーケードエディション(STREET FIGHTER V ARCADE EDITION)」とコラボレーションしたスニーカー“メキシコ 66 SD(MEXICO 66 SD)”(1万8000円)を7月27日に発売する。「ストリートファイター」のメインキャラクターの1人である春麗(チュンリー)をモチーフに、春麗がゲーム内で着用する衣装の色に合わせたブルーとイエローの2色を用意。アッパーには春麗の衣装の帯模様に用いられているドラゴンのグラフィックがプリントされ、ヒールフラップは左に「オニツカタイガー」の、右に「ストリートファイター」のロゴが刻印されるなど、業界の垣根を超えたスペシャルな1足に仕上がっている。さらに同スニーカーには、ゲーム内で春麗が「オニツカタイガー」のオリジナル衣装を着用することができるプロダクトコードを記載したカードを同封。コードを入力すると、「オニツカタイガー」のオリジナル衣装と“メキシコ 66 SD”を着用した春麗を選択することが可能だ。サイズ展開は22.5〜29.0cm、30.0cm、31.0cmで、限定5000足を一部を除く世界の「オニツカタイガー」直営店で発売する。

漫画家・桂正和ら11人が
ビジュアルを描く

 このスニーカーマニアからゲームファンまで必見のコラボレーションを記念し、「I”s」や「電影少女」などのヒット作で知られる漫画家・桂正和をはじめとした気鋭アーティスト11人が、春麗のオリジナルビジュアルを描き下ろした。キービジュアルを手掛けた桂氏は今回のイラストについて、「春麗は足技を得意とするキャラなので、脚の筋肉に特にこだわっている。普段はあまり筋肉質の女の子や躍動感のある画を描くことがないので見てほしい」とコメント。ほかにも、ボディーペイントで注目を集めるアーティスト・チョーヒカルや、“エモい”タッチで知られるイラストレーター・たなかみさき、クリエイティブユニット「エンライトメント(Enlightnment)』代表・ヒロ杉山、ノスタルジックな女性を描くデジタルアーティストwatabokuらによる個性あふれるビジュアルの数々も必見だ。なお、これら豪華作家陣の原画が展示される巡回展が、東京・新宿と大阪・難波の「オニツカタイガー」直営店で行われる。会期は「オニツカタイガー」新宿東店が6月7〜9日、「オニツカタイガー」難波店が21〜23日で、どちらも入場無料だ。

コンテンツが盛りだくさんの
ローンチイベント

 5月23日には、東京・恵比寿のリキッドルーム(LIQUIDROOM)でローンチイベント「ONITSUKA TIGER x ART OF CHUN-LI ーCHUN-LI FIGHTー」が行われた。会場では桂氏を含む11人のアーティストによるオリジナルビジュアルの原画を展示したアートギャラリーに加え、スニーカーのイメージキャラクターに起用された歌手のきゃりーぱみゅぱみゅがチャイナドレス姿でライブを披露。さらには「ストリートファイター V アーケードエディション」の実機が設置され、来場者は一足早く「オニツカタイガー」のオリジナル衣装と“メキシコ 66 SD”を着用した春麗を使用することができるなど、贅沢な一夜を過ごした。

イベントのアフタームービーを公開

 イベントのアフタームービーも公開され、「オニツカタイガー」の公式ユーチューブチャンネルから見ることができる。ムービーには、きゃりーぱみゅぱみゅのライブの模様から、モデルの水原佑果によるDJプレイ、実機を楽しむ来場者までが収録されている。

INFORMATION
巡回展

日程:6月7〜9日
場所:「オニツカタイガー」新宿東店
日程:6月21〜23日
場所:「オニツカタイガー」難波店

問い合わせ先
オニツカタイガー お客様相談室
0120-504-630

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「アレキサンダー ワン」2020年春夏コレクション

 「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」が2020年春夏コレクションを発表した。

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「エミリオ・プッチ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「エトロ」がリサイクルペットボトルを原料にしたダウンジャケット 世界海洋デーに合わせて

「エトロ(ETRO)」は、6月8日の世界海洋デーを記念してリサイクルペットボトルから作られたダウンジャケット“フォーザオーシャンズ(#FORTHEOCEANS)”(43万円)を発表した。10月からエトロ銀座本店のほか、大阪高島屋、阪急メンズ大阪、名古屋松坂屋、岩田屋で発売予定だ。

表地のファブリックやライニング、ラベル、中綿に、ニューライフヤーン(NEW LIFE YARN)社の約120本のリサイクルペットボトルを原料とした100%ポリエステル糸を使用。中綿はトレーサビリティーの問題を抱えるグースダウンの替わりとなる。これにより「エトロ」は、バージンポリエステルと比較して、CO2排出量を32%抑え、94%の水と60%の電力を節約した。また、生産過程ではサステイナブルの基準で許可されている化学物質のみを使用した。

キーン・エトロ(Kean Etro)=メンズクリエイティブ・ディレクターは「衣装の寿命は、繊維や材料、工程、それを作り出す手から始まる。サステイナビリティーはスローガンではない。ストーリーであり、コミットメントだ」とコメントしている。

キーンは以前から環境問題に高い意識を持っていた。2001-02年秋冬メンズコレクションでは、環境負荷を抑える生地を使用した。05年には、ロサンゼルスカウンティー美術館(LACMA)で行われた「レイニング メン:ファッション イン メンズウエア 1715-2015(Reigning Men: Fashion in Menswear 1715-2015)」展に参加し、毛皮の使用禁止の重要性について訴えた。

今回の“フォーザオーシャンズ”には、コレクションアイテムの中でもサステイナブル素材を使用していることを示す“ベネトロエッセレ(BENETROESSERE)”のタグがつけられる。「エトロ」は01年からこのタグを使用している。「いくら私たちが全ての商品をイタリアで製造し環境に配慮していても、メンズコレクションにおいてサステイナブルな基準を満たしている素材は5%しかない。特別な素材を使用したアイテムはまだ限られているが、“ベネトロエッセレ”のアイテムを販売できることをうれしく思う。小売業者たちはこれらのアイテムにますます興味を持っている」

「エトロ」は“ベネトロエッセレ”のために海藻由来の紙をはじめとするリサイクル素材を使用したラベルやハンガーを開発した。

衣料素材では、ユーカリの木から採取した繊維を使用したアルビニ(ALBINI)社の生地、氷染染料を使用したカンディアーニ(CANDIANI)社のデニム、植物染料で染めたカリアッジ(CARIAGGI)社のカシミアヤーンなどを使用している。

キーンは「購入される63%の衣服が石油由来、26%が大量の水を使用するコットン、残りの1%がウールで作られている。私たちにできることは何か?家畜の数を増やしてウールを2%に引き上げることだろうか?リサイクルと私たちが生み出すゴミの再利用こそが本当の答えだ」と述べている。

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東レのサステナ担当に聞く「素材の未来」

 東レは、石油ではなく植物由来のポリエステルの量産に向けて取り組んでいる。すでに30%植物由来のポリエステルの量産に成功しているが、100%植物由来は世界初の試みだ。

 その背景には、2050年に約100億人に達すると予測される人口増加、広範な国々で進展する高齢化、気候変動、水不足、資源の枯渇といった課題が深刻化していることがある。同社はその少子高齢化と環境問題を成長戦略として取り組み、”持続可能な循環型社会“の実現に向けた事業を推進している。植物由来のポリエステルのほかにも、リサイクルポリエステルなどさまざまに取り組む繊維部門の進捗について、寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹に話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):石油を原料にしない植物由来のポリエステルを開発しているとか。

寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹(以下、寺井):ポリエステルを構成するのはエチレングリコールとテレフタル酸だが、エチレングリコールはすでに植物由来の原料で生産できており、現在すでに30%植物由来のポリエステルとして量産できている。一方、植物由来のテレフタル酸は世の中にはなく、その生成は非常にハードルが高い。現在、アメリカのベンチャー企業バイレント(VIRENT)と組んで、植物由来のテレフタル酸の生成に取り組んでおり、少量施策は実施している。数年以内に量産化を目指しているが、原料のパートナー次第という状態だ。

WWD:植物由来のポリエステルの原料は?

寺井:サトウキビだが、白砂糖や甘味料にならない廃糖密を用いている。廃糖蜜は食用として用いられず肥料などに用いられている部分だ。

WWD:価格はどうなるのか。

寺井:石油由来のものに比べて高くなる。まずは、自動車用途、スポーツ衣料、官公庁や学校のユニホームなど、環境意識が高い分野をターゲットにする。その後コストが下がれば、さらなる世の中の環境意識の高まりに合わせて一般衣料やカジュアル衣料にも普及させていきたい。昨今、環境意識が高まってきているのでビジネスチャンスが広がっている。 

SDGsと連動したサステイナビリティー・ビジョンを発表

WWD:昨年、SDGs(国連で採択された世界共通の17の目標)と連動させたサステイナビリティー・ビジョンを発表したことでの反応は?

寺井:特にこれをきっかけに商売が増えたという話は聞いていないが、日本政策投資銀行の環境格付けに適合し、調達金利はしやすくなった。企業価値として環境にどれだけ貢献しているかが評価項目になるためだが、われわれが行うのは金融市場向けのリップサービスではなく、取り組むべきこと地道に行う本来の企業活動だ。そもそも日本の企業はもともとしていたことだ。

WWD:繊維部門での具体的な取り組みは?

寺井:省エネ素材、植物由来の素材、リサイクル素材、環境低負荷素材が主だ。省エネ素材は、例えば機能性インナーでは、綿のインナーと比べて暖房温度を1度下げても体感温度は同じという結果も出ている。環境低負荷素材とは、例えば有機溶剤を使わない、難燃加工にハロゲンを使用しない、はっ水加工にフッ素を使用しないなど環境低負荷の素材などだ。今の主力は省エネ素材や環境低負荷素材が中心だが、今後伸ばしていくのは先ほど話した植物由来の素材やリサイクル素材だ。

WWD:ほかに取り組んでいることは?

寺井:伸縮性素材“プライムフレックス”も一部植物由来のポリマーを使用したものを提案している。これまでスポーツ衣料として展開していたが、婦人衣料にも拡大している。海洋マイクロプラスチック問題で注目度が高まるリサイクル素材は、廃ペットボトルを原料にしたものをすでに提案しているがさらなる拡大を狙い、東レにしか作れない品質が高く付加価値の高い素材に取り組んでいる。

植物由来の素材と同時に強化するのはリサイクル素材

WWD:リサイクル素材を作る方が石油を多く使うという説もあるが。

寺井:LCA(=Life Cycle Assessment、資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクルという製品のライフスタイル全体、またはその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法)を評価すると、石油から作ったバージンポリステルと廃棄されるはずだったペットボトルから作ったリサイクルポリエステルでは、リサイクルポリエステルの方が環境負荷は低い。というのは、そもそも破棄される予定だったペットボトルは、温室効果ガスがゼロの原料となるからだ。ペットボトルを作るときにかなりの温室効果ガスが出るが、再利用する時はそんなに温室効果ガスが出ないのでその差は歴然としている。輸送や洗浄、その他の工程でも環境に負荷をかけるが、それでもヴァージンポリエステルよりも環境負荷は低い。

WWD:価格はリサイクルポリエステルの方が高くなる?

寺井:理屈でいうと高い。現在、日本での1年間の廃棄ペットボトルは65万トン。そのうち約30万トンは家庭ゴミとして市町村に回収され、スーパーや自動販売機などの事業系は約23万トン回収されているといわれている。廃ペットボトルをペレットにする処理業者が、市町村系は容器リサイクル協会を経由して半年に1回入札し、事業系は処理業者が直接契約している。その、入札のときのペットボトルの質がピンキリで、いいものは高いが、異物が混ざっているものもありは値段が付かない。一昨年までは悪いものは中国を中心に輸出されていたが、中国で輸入が規制されて行き場がなくなっている。昨今のリサイクルブームで、良質のペットボトルは引く手あまたで価格も高くなっている。ちなみに19年2月末に入札された廃ペットボトルの価格は、キレイなものは54.7円/kg、汚いものは-118円/kg。つまり汚いものはお金を払って引き取ってもらっていることになる。リサイクルしたものは、容器やペットボトル、繊維になるが、一番品質的に難しいのが繊維だ。質が悪いものは高くないが、繊維で使うレベルの良質のものは高くなっている。

WWD:海洋マイクロプラスチック問題への対応は?

寺井:東レの工場からマイクロプラスチックを放出しないことに取り組んでいる。この問題では、使い捨て容器や合成繊維が悪者にされがちだが、誤解もあると思う。放置している行政にも責任がある。業界、行政、消費者も含めて考えるべき問題ではないか。合成繊維が悪いかというと違う。重宝するから広がっているわけだから。ただし、無駄を省いたり、地球環境への配慮はしっかり行っていく必要はある。マイクロプラスチックで問題になる排出されるマイクロファイバーも、東レだけ、繊維業界だけで対応できる問題ではない。洗濯機のフィルター、排水処理場など社会全体で考えていかなければいけない問題だ。

WWD:海洋マイクロプラスチックゴミに関して何から始めるべきか。

寺井:まずは不法投棄、ポイ捨てをなくしていくことが重要だ。いろんな説があり、調査している段階だが、海洋ゴミのほとんどは東南アジアや中国、インドから出ているとか、マイクロプラスチック繊維はマイクロプラスチック全体の0.2%という説もあったりする。しかし、だからといって関係ないわけではなく、それぞれの立場で対策を取るべきである。

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東レのサステナ担当に聞く「素材の未来」

 東レは、石油ではなく植物由来のポリエステルの量産に向けて取り組んでいる。すでに30%植物由来のポリエステルの量産に成功しているが、100%植物由来は世界初の試みだ。

 その背景には、2050年に約100億人に達すると予測される人口増加、広範な国々で進展する高齢化、気候変動、水不足、資源の枯渇といった課題が深刻化していることがある。同社はその少子高齢化と環境問題を成長戦略として取り組み、”持続可能な循環型社会“の実現に向けた事業を推進している。植物由来のポリエステルのほかにも、リサイクルポリエステルなどさまざまに取り組む繊維部門の進捗について、寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹に話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):石油を原料にしない植物由来のポリエステルを開発しているとか。

寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹(以下、寺井):ポリエステルを構成するのはエチレングリコールとテレフタル酸だが、エチレングリコールはすでに植物由来の原料で生産できており、現在すでに30%植物由来のポリエステルとして量産できている。一方、植物由来のテレフタル酸は世の中にはなく、その生成は非常にハードルが高い。現在、アメリカのベンチャー企業バイレント(VIRENT)と組んで、植物由来のテレフタル酸の生成に取り組んでおり、少量施策は実施している。数年以内に量産化を目指しているが、原料のパートナー次第という状態だ。

WWD:植物由来のポリエステルの原料は?

寺井:サトウキビだが、白砂糖や甘味料にならない廃糖密を用いている。廃糖蜜は食用として用いられず肥料などに用いられている部分だ。

WWD:価格はどうなるのか。

寺井:石油由来のものに比べて高くなる。まずは、自動車用途、スポーツ衣料、官公庁や学校のユニホームなど、環境意識が高い分野をターゲットにする。その後コストが下がれば、さらなる世の中の環境意識の高まりに合わせて一般衣料やカジュアル衣料にも普及させていきたい。昨今、環境意識が高まってきているのでビジネスチャンスが広がっている。 

SDGsと連動したサステイナビリティー・ビジョンを発表

WWD:昨年、SDGs(国連で採択された世界共通の17の目標)と連動させたサステイナビリティー・ビジョンを発表したことでの反応は?

寺井:特にこれをきっかけに商売が増えたという話は聞いていないが、日本政策投資銀行の環境格付けに適合し、調達金利はしやすくなった。企業価値として環境にどれだけ貢献しているかが評価項目になるためだが、われわれが行うのは金融市場向けのリップサービスではなく、取り組むべきこと地道に行う本来の企業活動だ。そもそも日本の企業はもともとしていたことだ。

WWD:繊維部門での具体的な取り組みは?

寺井:省エネ素材、植物由来の素材、リサイクル素材、環境低負荷素材が主だ。省エネ素材は、例えば機能性インナーでは、綿のインナーと比べて暖房温度を1度下げても体感温度は同じという結果も出ている。環境低負荷素材とは、例えば有機溶剤を使わない、難燃加工にハロゲンを使用しない、はっ水加工にフッ素を使用しないなど環境低負荷の素材などだ。今の主力は省エネ素材や環境低負荷素材が中心だが、今後伸ばしていくのは先ほど話した植物由来の素材やリサイクル素材だ。

WWD:ほかに取り組んでいることは?

寺井:伸縮性素材“プライムフレックス”も一部植物由来のポリマーを使用したものを提案している。これまでスポーツ衣料として展開していたが、婦人衣料にも拡大している。海洋マイクロプラスチック問題で注目度が高まるリサイクル素材は、廃ペットボトルを原料にしたものをすでに提案しているがさらなる拡大を狙い、東レにしか作れない品質が高く付加価値の高い素材に取り組んでいる。

植物由来の素材と同時に強化するのはリサイクル素材

WWD:リサイクル素材を作る方が石油を多く使うという説もあるが。

寺井:LCA(=Life Cycle Assessment、資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクルという製品のライフスタイル全体、またはその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法)を評価すると、石油から作ったバージンポリステルと廃棄されるはずだったペットボトルから作ったリサイクルポリエステルでは、リサイクルポリエステルの方が環境負荷は低い。というのは、そもそも破棄される予定だったペットボトルは、温室効果ガスがゼロの原料となるからだ。ペットボトルを作るときにかなりの温室効果ガスが出るが、再利用する時はそんなに温室効果ガスが出ないのでその差は歴然としている。輸送や洗浄、その他の工程でも環境に負荷をかけるが、それでもヴァージンポリエステルよりも環境負荷は低い。

WWD:価格はリサイクルポリエステルの方が高くなる?

寺井:理屈でいうと高い。現在、日本での1年間の廃棄ペットボトルは65万トン。そのうち約30万トンは家庭ゴミとして市町村に回収され、スーパーや自動販売機などの事業系は約23万トン回収されているといわれている。廃ペットボトルをペレットにする処理業者が、市町村系は容器リサイクル協会を経由して半年に1回入札し、事業系は処理業者が直接契約している。その、入札のときのペットボトルの質がピンキリで、いいものは高いが、異物が混ざっているものもありは値段が付かない。一昨年までは悪いものは中国を中心に輸出されていたが、中国で輸入が規制されて行き場がなくなっている。昨今のリサイクルブームで、良質のペットボトルは引く手あまたで価格も高くなっている。ちなみに19年2月末に入札された廃ペットボトルの価格は、キレイなものは54.7円/kg、汚いものは-118円/kg。つまり汚いものはお金を払って引き取ってもらっていることになる。リサイクルしたものは、容器やペットボトル、繊維になるが、一番品質的に難しいのが繊維だ。質が悪いものは高くないが、繊維で使うレベルの良質のものは高くなっている。

WWD:海洋マイクロプラスチック問題への対応は?

寺井:東レの工場からマイクロプラスチックを放出しないことに取り組んでいる。この問題では、使い捨て容器や合成繊維が悪者にされがちだが、誤解もあると思う。放置している行政にも責任がある。業界、行政、消費者も含めて考えるべき問題ではないか。合成繊維が悪いかというと違う。重宝するから広がっているわけだから。ただし、無駄を省いたり、地球環境への配慮はしっかり行っていく必要はある。マイクロプラスチックで問題になる排出されるマイクロファイバーも、東レだけ、繊維業界だけで対応できる問題ではない。洗濯機のフィルター、排水処理場など社会全体で考えていかなければいけない問題だ。

WWD:海洋マイクロプラスチックゴミに関して何から始めるべきか。

寺井:まずは不法投棄、ポイ捨てをなくしていくことが重要だ。いろんな説があり、調査している段階だが、海洋ゴミのほとんどは東南アジアや中国、インドから出ているとか、マイクロプラスチック繊維はマイクロプラスチック全体の0.2%という説もあったりする。しかし、だからといって関係ないわけではなく、それぞれの立場で対策を取るべきである。

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日常生活を豊かにする逸品が世界36カ国から1610社集結!「第14回 ライフスタイル総合EXPO 夏」が6月26日開幕

 リード エグジビション ジャパンは、ファッションからビューティ、テーブルウェア、インテリアグッズまであらゆるライフスタイルアイテムが一堂に集結するバイヤー向けの国際商談展「第14回ライフスタイル総合EXPO 夏」を6月26~28日に東京ビッグサイトで開催する。

 同展は、「ファッション雑貨」「雑貨」「デザイン」「ベビー&キッズ」「ヘルス&ビューティグッズ」「テーブル&キッチンウェア」「インテリア&家具」の7つの専門展で構成された総合展示会で、世界36カ国から1610社が参加し、約7万2000点の新作が出品される日本最大級の一大イベントだ。

 日常生活を豊かにする逸品が世界中から集まる総合展として、百貨店やセレクトショップ等のバイヤーやファッションビルのデベロッパーなどに注目されており、今回は来場者5万5000人、商談金額300億円を見込んでいる。

大きな見どころは、匠の技とモダンなデザインを融合したメード・イン・ジャパンの商品と、多くの国々から集まる多彩なブランドの商品構成だ。

KEYWORD.1
世界で評価を高める
日本の匠とモダンデザイン

 伝統に裏打ちされた匠の技とモダンなデザインを融合した日本製ブランドが全国から集まる。日本文化を象徴する逸品は世界で注目を集めており、今回の海外からの来場者数は約4500人に増加する見込みだ。

KEYWORD.2
世界36カ国から集まる
個性派ブランドの数々

 世界36カ国から集まる個性豊かなクリエイションに注目したい。その国ならではの技術やカルチャーを反映させたユニークなプロダクトばかりで、日本初上陸のブランドも多い。

KEYWORD.3
業界のキーパーソンが語る
新時代の成長戦略

 業界のキーパーソンを招いて初開催されるセミナープログラムにも注目が集まる。高井伸夫サザビーリーグAKOMEYA事業部事業部長、椋林裕貴マッシュビューティーラボ取締役副社長、大重亨アクタス取締役マーケティング本部長などが登壇し、小売店の成長戦略、ファン作りにつながるマーケティングやブランディング戦略について講演する。

INFORMATION
第14回 ライフスタイル総合 EXPO 夏

日程:2019年6月26日~ 28日
時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:東京ビッグサイト(西展示棟、青海展示棟)
住所:東京都江東区有明3-11-1
入場料:招待券持参者は無料(招待券がない場合は5000円)

問い合わせ先
ライフスタイル総合EXPO 事務局
(リード エグジビション ジャパン)
03-5324-1289

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小橋賢児が屋内キッズパークをプロデュースした理由

 最近はイベントプロデューサーとしても活躍する小橋賢児はこのほど、横浜駅直結の駅ビル「アソビル」に宇宙をイメージした屋内キッズパーク「プチュウ(PUCHU!)」をプロデュース&オープンした。

 公式ロゴは、「ガールズ ドント クライ(GIRLS DON’T CRY)」を手がけるVERDY。プロジェクションマッピングの滑り台からDJテーブルまで、トップクリエイターによる新時代のキッズパークだ。2017年1月に長男が生まれた小橋に、キッズパークへの思いを聞きつつ、良きパパとして長男と遊ぶ様子をカメラに収めた。

WWD:子どもの影響が大きいと思うが、なぜ今、キッズパークなのか?

小橋賢児(以下、小橋):子どもと一緒に暮らすようになって、「あれ?小さな子どもが一緒だと、こんなところに“追いやられる”の?」と痛感した。商業施設のレストランでは隅の席を案内されるし、イロイロ“雑”なカンジ。“雑”なのは遊び場も同じで、幼い子どもは初めての場所だから楽しめるけれど、大人から見ると長年アップデートされていないし、センスも今ひとつ。だから今のお父さんやお母さんには、正直居心地が良くない。プロデュースするイベント同様、「日常の中の非日常」を提供することで、気づきのきっかけを作りたい。自分は当時の直感を信じて未来を作ってきたけれど、子どもが生まれて将来を考えた時、幼い頃から「気持ち良い」「美しい」「可愛い」そして「楽しい」というハートとアートのセンスを磨いて欲しいと思った。

WWD:「子どもができると、いろんなモノを“ガマン”しなくちゃいけない」といろんな人から聞く。やっぱりそう思った?

小橋:「そりゃ日本は少子化になるよ」って思う。例えば北欧は、“子供ファースト”。高級レストランにも連れていける。日本はまだまだ窮屈だ。だから「プチュウ」では、お父さんやお母さんもワクワクして欲しい。

WWD:子どもはやっぱり“キャラもの”が好きだったり、お父さんやお母さんが選んだオシャレな洋服は着てくれなかったりする。大人のワクワクと、子どものワクワクを両立させるのは難しくなかった?

小橋:だから「プチュウ」は昔からの遊びを現代的に、小さくアップデートしただけ。例えばトランポリンは、音が出るしDJブースも用意したけれど、単純に飛び跳ねるだけで楽しい。「プチュウ」のために作ったカラフルなボールを敷き詰めたエリアも、昔からお祭りやイベント会場に行くと必ずある“フワフワ”の現代版。いろんな施設を見たけれど、子どもの遊びは昔から大きく変わっていなくて、だからどの施設も変わっていないし差別化できていない。細かなポイントを、現代風に解釈して味付けしただけ。

WWD:キッズパークゆえ、安全性の確保などは大変だった?

小橋:プレオープンして、子どもって本当に予測不可能なんだって痛感した。子どもって“ブラックボックス”。大人の意向なんて関係ないから「ここ行っちゃうんだ」とか「これはダメなんだ」みたいなことばっかり。今も細かな修正を繰り返している。

WWD:最愛の息子は、「プチュウ」をどう思っているみたい?

小橋:「『プチュウ』に行きたい」って毎日泣く(笑)。そして入り口まで来ると、「あ、『プチュウ』だ」って思い出すみたい。

WWD:将来的には、「プチュウ」をどんな風にしたい?

小橋:まずはアフタースクールとして、ダンスとかヨガ、パフォーマンスのクラスを開きたい。クラスと言っても勉強ではなく、遊び。遊びから得るものは、大きい。国民の幸福度が高い北欧の国々は、勉強の時間が少なくて遊びの時間が長い。たくさん遊ぶと、子どもは予測できない環境にも対応できるようになる。パソコンやスマホで例えるなら、OSがアップデートで基本性能がアップするカンジ。一方、情報を詰め込みすぎると、人間って鈍化しちゃう。遊んで想像力を養わないと。だからお父さんやお母さんには、「もっと遊ばせてあげて」って主張したい。「プチュウ」には、施設の説明にQRコードをつけて、お父さんやお母さんに遊びの効能を説明している。子どもを遊ばせているお父さんやお母さんには、堂々としていてほしい。

WWD:仕掛けるイベントも、思いっきり遊ぶためにコンテンツを現代化している。

小橋:僕は両親が共働きで、幼い頃から即行動できる環境で育った。住んでいる街が冒険のフィールドで、「Want to(〜したい)」という思いを大切に生きてきた。それが俳優になったら「Have to(〜しなければ)」って言う生き方に変わって、結果殻に閉じこもってしまった。「Want to」のスタンスで生きないと、思い通りの人生にはならない。我を忘れるくらいの体験をすると、本当にやりたいことが見つかるもの。イベントも「プチュウ」も、そんな体験をプロデュースしたいという思いは変わらない。

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ハードロックカフェ、町家づくりの店舗を京都にオープン。世界唯一でインバウンド客に人気必至。

株式会社WDI(本社:東京都港区、代表取締役:清水 謙)が、アメリカンレストラン「ハードロックカフェ」を7月12日(金)、京都の祇園白川にオープンさせる。伝統とロックを融合させた、町家づくりの外観を持つ世界唯一の店舗となる。
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「ダイアン フォン ファステンバーグ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「ランドリン」が新衣類用洗剤を発売 新ミューズのアヴリル・ラヴィーンがアピール

 ネイチャーラボは6月5日、プレミアムホームケアブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」から、洗浄力と環境負荷軽減を両立させた衣類用洗剤「ランドリンWASH クラシックフローラル」をバラエティーショップやドラッグストアで発売する。広告ビジュアルには6月に就任したブランドミューズのアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)を起用し、テレビCMなどでアピールしていく。

 同社が洗剤に対する意識調査を行ったところ、60%が洗剤の香り選びに悩んでおり、73%が柔軟剤と同じ香りを欲しているという回答を得た。そこで、人気の柔軟剤「クラシックフローラル」と同じ洗剤を開発した。柔軟剤の香りを引き立てるほか、環境負荷につながる界面活性剤の使用を大幅に減らしても十分に汚れが落ちる処方を実現。蛍光増白剤や漂白剤、着色剤、鉱物油、パラベンは不使用で、さらにすすぎ1回、ドラム式洗濯機にも使用できるなどの機能も充実させた。さらに、48時間抗菌でイヤな臭いを抑える。

 香りは、優雅な気分をイメージした上品な印象で、ミドルノートはローズやミュゲ、ジャスミンが香りたち、ラストノートにウッディ、ムスク、シダー、バルサミックが残る。本体(410g、545円)に加え、詰め替え(360g、455円)をそろえる。

 同ブランドは2013年に誕生。室内用や車用のフレグランスを展開する。17年にはケイティ・ペリー(Katy Perry)をブランドミューズに起用し話題となった。

問い合わせ先
ネイチャーラボ
03-6690-4824

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「パストラミ」バーガー店オープン。プルドポークなどバーガーは肉質が多様化中。

東京No.1とも言われるパストラミビーフをバーガー仕立てで提供する「THE GOOD VIBES」が、東京・浅草橋から芝浦に移転して6月6日にオープンする。パストラミは、NYを代表するソウルフード。牛肉を塩漬けにしてから燻煙することによって保存性を高めたもの。
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「プラダ」不在で正念場の2020年春夏ミラノメンズ 「ジョルジオ アルマーニ」「エトロ」は復帰

2019年6月14~17日に開催される20年春夏シーズンのミラノ・メンズ・コレクションのスケジュールが発表された。ミラノメンズの目玉の一つだった「プラダ(PRADA)」が6月6日に中国・上海でメンズのショーを行うほか、フィレンツェのピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)に参加する「MSGM」や9月に男女合同ショーを行う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」などが相次いで不参加となった。

一方で、19年春夏シーズンはウィメンズの時期に男女合同ショーを行った「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や「エトロ(ETRO)」、ニューヨークでコレクションを発表した「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」はミラノメンズに復帰した。

公式スケジュールでショーを行うブランドは前シーズンの28から25へと減少した。さらに日本の「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」や韓国の「ユーザー(YOUSER)」、スペインの「デヴィッド カタラン(DAVID CATALAN)」など、イタリア ファッション協会(CNMI)がサポートするブランドが増えたため、若手が目立つラインアップとなった。

【スケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)

6月14日(金)
20:00 「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」

6月15日(土)
10:00 「M1992」
11:00 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」
12:00 「マリアーノ(MAGLIANO)」
15:00 「マルニ(MARNI)」
16:00 「ニール バレット(NEIL BARRETT)」
17:00 「ヌメロ 00(NUMERO 00)」
18:00 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」
19:00 「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」
20:00 「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」

6月16日(日)
10:00 「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」
11:00 「レゾム(LES HOMME)」
12:00 「エトロ(ETRO)」
14:00 「スンネイ(SUNNEI)」
16:00 「ユーザー(YOUSER)」
17:00 「ユナイテッド スタンダード(UNITED STANDARD)」
19:00 「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」
20:30 「ディー スクエアード(DSQUARED2)」

6月17日(月)
10:00 「フェンディ(FENDI)」
11:00 「パル ジレリ(PAL ZILERI)」
12:00 「デヴィッドマルセル(EDITHMARCEL)」
14:00 「ミゲル ヴィエイラ(MIGUEL VIEIRA)」
15:00 「スパイダー(SPYDER)」
17:00 「デヴィッド カタラン(DAVID CATALAN)」
18:00 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」

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「ディーゼル」の親会社が注目のLAブランド「アミリ」に出資

 「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBが、ロサンゼルス発のブランド「アミリ(AMIRI)」と資本提携した。取引の詳細は公開されていないが、一部出資だという。

 2014年にクリエイティブ・ディレクターのマイク・アミリ(Mike Amiri)が設立した同ブランドはTシャツで4万円台、デニムは10万円以上と高めの価格帯だが、人気商品は即完売する注目のブランドだ。顧客にはジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、ビヨンセ(Beyonce)、キース・リチャーズ(Keith Richards)などの大物セレブが名前を連ねている。

 「ディーゼル」創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)OTB会長は、「まさに私がやりたかったことを『アミリ』が実現してくれた。マイクとパートナーシップを組むことができて大変うれしく思っている。私の40年にわたる経験を生かして戦略面などでサポートし、同ブランドが成長していく支援をしたい」と語った。

 アミリ=クリエイティブ・ディレクターは、「数年前にロサンゼルスで出会って以来、レンツォは何でも相談できる相手として私をサポートしてくれた。これまで外部の提携先を検討したことはなかったが、レンツォとクリエイティビティーやプロダクトについて話したりする中で提携の話になり、自然な流れでまとまった」と述べた。

 「アミリ」は現在、世界の有力ショップやポップアップストアで販売されているが、アミリ=クリエイティブ・ディレクターは今年中にも店舗をオープンしたいと考えており、そのためにもOTBとの提携はうれしいと話す。また、今後はテーラードスーツやアクセサリーなども展開していくと語った。日本では、18年9月に「リステア(RESTIR)」でポップアップストアを開いている。

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「ヨドバシ梅田タワー」が今秋開業 200店の商業フロアと1000室のホテル併設

 ヨドバシホールディングスは今秋、複合商業施設「ヨドバシ梅田タワー」をJR大阪駅北口側にオープンする。家電を扱う既存棟(ヨドバシカメラマルチメディア梅田)に、商業フロアとホテルフロアで構成する新棟を隣接させ、“遊ぶ・泊まる・食べる・買い物する”をワンストップで実現する施設を目指す。新棟は地下4階〜地上35階、延べ床面積約11万平方メートル。

 地下2階〜地上8階の商業フロアは、アパレル、雑貨、飲食店、食物販、サービスなど多ジャンルを誘致し、約200店舗(既存棟含む)を集積する。キッズエリアやコワーキングスペースも備え、ファミリー層から単身者までをカバーする。

 地上9階〜45階のホテルフロアには、阪急阪神ホテルズの新業態「ホテル阪急レスパイア大阪(Hotel Hankyu RESPIRE OSAKA)」が入る。客室数は大阪市内最大級の約1000室。ホテルオープン日は11月27日に決定しており、現在、宿泊と宴会スペースの予約を受け付けている。

 開発実施エリアはビジネスマンや観光客が多く訪れるが、目前の交差点(芝田交差点)に横断歩道がないなど歩行者のアクセスが悪い。そこで大阪駅、大阪ステーションシティ、グランフロント大阪に繋がる歩行者デッキを完備することで、アクセスと回遊性の向上を図る。また周辺エリアの観光拠点となることを見据え、バスターミナルを設置する。

 外観は、下層部がモダンで開放感のあるガラス張り、中層部がインド産の天然石を用いた重厚な石張りとなる。壁面や屋上の一部は緑化し、周辺景観との調和を図る。

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「ルナソル」が2019年秋にリニューアル よりモードを加えカラフルに変身 

 「ルナソル(LUNASOL)」は2019年秋にリニューアルする。これまでの“浄化”メイクを継承しながらも、よりモードなファッション性も加味した新しいメイクアップを提案。 8月16日には、ブランドを代表するベージュから離れ、カラフルでポップなカラーがそろう秋のメイクアップコレクションを発売する。

 秋のコレクションのコンセプトは“イルミネーティングカラーグロウ”。蝶や海、オーロラ、鉱石など自然界の発光するものからインスピレーションを受け、豊かな色彩の中に光を閉じ込めた。4色のアイシャドウパレット「アイカラーレーション」(全4種、うち限定1種、各6200円)はさまざまに発光するラメを含んだオレンジやブルー、パープル、イエロー、ピンクなどポップなカラーが登場。オイルリッチなテクスチャーで艶やかに目元を彩る。単色アイシャドウ「グラムウィンク」(全8色、うち限定2色、各3200円)はオイルベースのクリームシャドウで、大小さまざまなパールが奥行きと深みのある輝きをプラスする。透け感のあるカラーと濡れたような質感が特徴だ。

 リップカラー「ドレスフォーリップス」(全10種、うち限定2種、各4200円)はグロスとリキッドルージュを1つにしたダブルエンドのパッケージを採用した。グロスは多彩な輝きが溶け込んだ濃密なフォーミュラで、リキッドルージュはソフトマットな仕上がり。重ねることによって輝きのある立体的な唇を演出する。チークカラー「カラーリンググレイズ」(全3種、うち限定1種)はポップなフューシャピンクやオレンジなどのブラッシュカラーと、肌が自ら発光しているように演出するハイライターをセットにした2色パレット。そのほかラベンダーを含んだホワイトのペンシルアイライナー「ニュアンスアイライト」(限定1色、2200円)は柔らかな描き心地で白目を明るくする効果を持つ。ネイルポリッシュ「ネイルカラー」(限定3色、各1500円)はシックなブルー、ピンク、ベージュをそろえ、偏光パールによりオーロラのような輝きを演出する。

 今回からパッケージも一新し、曲線を生かしたシックなものにアップグレードした。ブランド担当者は「今までの『ルナソル』といえばコンサバなイメージを持つ人が多いと思うが、秋コレクションからより多くの人がメイクアップを楽しめるようなものにしていくほか、よりファッション性を意識したカラーやテクスチャーのアイテムを増やす予定だ。ただ、“浄化メイク”として知られる『ルナソル』の上品でシックなイメージは保ち続けるし、ベージュやブラウンなどのカラーも残す」とコメントする。

【エディダーズ・チェック】
今年1月にブランド創立20周年を記念してベージュトーンを10色入れたパレット2種を発売したばかりの「ルナソル」。それもあり、発表会の会場でずらりと並んカラフルなアイテムを目にした時は正直びっくりしました……!個人的にはカラフルなメイクは好きなので一人で興奮していましたが、やっぱり今までの「ルナソル」とはイメージが違う。しかし実際につけてみると、ビビッドなカラーに見えるものも繊細なラメやパールをふんだんに含むことによって上品に色がつく印象でした。ラメもギラギラとした感じではなく、艶やかに仕上がるので大人でも十分楽しめそうな上質なアイテムばかりでした。若返りを図るのではなく、「時代に合わせて、大人にもより自由にメイクを楽しんでもらいたい」という気持ちを込めているとのことですが、メイクはファッションと一緒で、気分を高めたり楽しむものということを、大人にもあらためて打ち出しているのが素晴らしい!と思いました。簡単に落とせるし、価格も手に届きやすいし、メイクこそもっと自由に楽しんでもいいのではないでしょうか?

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