ニューヨーカーに学ぶ王道フェスファッション 「ガバナーズ・ボール 2019」

 米ニューヨーク郊外のランダルズ島を舞台とし、2011年に都市型フェスとしてスタートした音楽フェス「ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル(Governors Ball music festival )」が5月31日〜6月2日に開催された。今年はラッパーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)、米のロックバンド、ザ・ストロークス(The Strokes)、ロックとソウルを軸に多様な音楽をミックスする英のバンド、フローレンス・アンド・ザ・マシーン(FLORENCE AND THE MACHINE)がヘッドライナーを務めたほか、米ロサンゼルスを拠点とし、「サマーソニック2019(SUMMER SONIC 2019)」への出演も決まっているヒップホップグループ、ブロックハンプトン(BROCKHAMPTON)や、弱冠21歳の英国人シンガー・ソングライター、ジョルジャ・スミス(Jorja Smith)ら多数のアーティストがパフォーマンスを披露した。

 会場には、顔まわりをストーンで彩ったグリッターメイクやシースルーのアイテムが目立ち、「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル2019(Coachella Valley Music and Arts Festival以下、コーチェラ)」でキャッチしたトレンドが継続。ほかに、タイダイ(絞り染め)アイテムやレインボーカラーの支持が強く、都市型ながらフェスの原点であるヒッピーカルチャーに立ち返った王道スタイルも見られた。

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“よい靴”が連れていってくれた韓国・ソウルの革靴セレクトショップ

 “よい靴はよい場所へ連れていってくれる”――ヨーロッパに伝わることわざだ。そして革靴好きの僕はこのことわざを呪文のように唱えて、「また同じようなものを買ったの?」「それいくら?」という刺すような妻子の視線をかわしつつ、コレクションを増やしていっている。

 5月末に取材で韓国を訪れた。そして例の呪文が発動する。“よい靴はよい場所へ連れていってくれる”。1泊2日の短期滞在だったが、社長インタビューやパーティーの予定もあり、加えてどれくらい歩くのか?道の状況は?など分からない部分も多かったので、個人的になじみ深いブランドの、フォーマルにもカジュアルにも対応する1足を選んだ。それが「パラブーツ(PARABOOT)」の“アヴィニョン(AVIGNON)”だ。色は汎用性の高いブラックにした。

 Uチップシューズは通常カジュアル靴の部類に入るが、“アヴィニョン”はノーズが長くすっきりとしたデザインのためジャケットやスーツとも相性がいい。ソールは完全自社生産の100%天然ラテックス製で、ギザギザのパターンにすることでグリップ力を高めている。つまり海外での突然の雨などにもしっかり対応してくれる、というわけだ。

 さて「パラブーツ」の日本の正規代理店であるアール・ピー・ジェー(RPJ)の横瀬翔吾常務に、「ソウルに行くなら、ぜひ寄っておくべきショップがある」と推されたのがユニペア(UNIPAIR)だった。同店は、2008年に韓国初のインポートシューズ専門のセレクトショップとして、“韓国の表参道”ともいえる狎鴎亭(アックジョンドン)にオープンした。店舗面積は約165平方メートルで、ウッドを基調とした店内にカン・ジェヨン(Kang Jaeyoung)=ユニペア社長が、自らイタリアで買い付けてきたアンティーク家具が並ぶ。

 「ユニペアをオープンした10年前、韓国にはソールを替えることで長く履くグッドイヤーウェルト靴の文化がなかった」とカン社長。さらに「店名には“あなたのために世界にひと組だけの靴を紹介する”という意味を込めた。革靴の価値と文化、それが日常を豊かにしてくれることを伝えている」と続けた。

 ユニペアは、米国の「オールデン(ALDEN)」や英国の「エドワード・グリーン(EDWARD GREEN)」を並べるプレステージゾーン、靴以外にバッグやポケットチーフ、ネクタイ、靴下などをディスプレーする「応接間をイメージした」(カン社長)ゾーン、オリジナルブランドの「ユニペア」やウィメンズシューズ、靴の修理や磨きを行う日本発のリッシュのショップインショップがあるゾーンの3つに分かれている。

 ほかにもユニペアは、「ジョンロブ(JOHN LOBB)」「トリッカーズ(TRICKER’S)」「カルミナ(CARMINA)」「アルフレッド サージェント(ALFRED SARGENT)」「ジャラン スリウァヤ(JALAN SRIWIJAYA)」など約10ブランドをラインアップする。人気ナンバーワンは「パラブーツ」で、日本同様“シャンボード”と“ミカエル”が売れているという。韓国は革靴に関税が掛からないため価格は日本に比べて1~2割ほど安く、“シャンボード”が55万9000ウォン(約5万1000円)、“ミカエル”が52万9000ウォン(約4万9000円)。ちなみにユニペアは、「パラブーツ」と「トリッカーズ」の韓国における正規代理店も務めている。

 「オールデン」も人気で約700足をストックし、希少価値の高いコードバン製モデルが110万ウォン(約10万円)〜。ビジネスシューズを中心とするショップはニューヨークにもあるが、一つの店舗でこれだけのカジュアルな「オールデン」をそろえるのは世界にも例がないのでは?と聞くと、「それだけまだ市場が成熟していないということ」と謙遜した。実際は、日本をはじめとする近隣国から“革靴を買うこと”を目的にユニペアを訪れる客も多いという。

 オリジナルブランドの「ユニペア」は、「中国製ながら、日本のシェラインターナショナルが運営する『フォーティセカンドロイヤルハイランド(42ND ROYAL HIGHLAND)』が監修しており、一部を手縫いするなどこだわりも随所にある。33万9000ウォン(約3万1000円)を中心に、革靴のエントリーモデルをそろえる」と説明。リッシュについては、「グッドイヤーウェルト靴がなかった韓国には、それを修理できる店もなかった。三浦浩三リッシュ社長が来店してくれたことが縁で、2011年にショップインショップをオープンしてもらった」と振り返る。このショップインショップを皮切りに、現在リッシュは韓国で8店舗を経営する。

 “アヴィニョン”が連れていってくれたユニペアという“よい場所”。その世界観にすっかり魅了され、ユニペアでしか買えない別注アイテムに食指も動いたのだが、ここであらためて“よい靴はよい場所へ連れていってくれる”を盾に自分だけの買い物をする勇気はなく、オススメのキムチ店を紹介してもらって、それを土産に妻子にごまをすり、次の機会を虎視眈々と狙うのだった。

■UNIPAIR
時間:月〜土曜日 11:00〜21:00 / 日曜日 12:00〜20:00
定休日:無休
住所:37-1 Eonjuro 164-gil,Gangnam-gu,Seoul,Korea

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「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ」2020年春夏ロンドン・メンズ・コレクション

 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」が2020年春夏メンズ・コレクションをロンドンで発表した。

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ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

 胸が小さい“シンデレラバスト”向けのランジェリーブランド「フィースト(FEAST)」などを手掛けるハヤカワ五味ウツワ代表がプロデュースする生理用品などのプロジェクト「イルミネート(ILLUMINATE)」が6月20日〜7月29日まで、東京・渋谷区の青山ブックセンター本店で初のポップアップショップを行う。同ポップアップショップは8月に大阪でも開催予定だ。

 「イルミネート」は“より多くの人が、より多くの選択肢を持ち、自由に選択できるために”というテーマのプロジェクト。ネガティブなイメージが強く、派手なデザインの多い日本の生理用品に疑問を持ったハヤカワ五味らが、バラエティに富んだおしゃれな生理用品を提案するなど、選択の自由を増やすことを目指して活動している。

 期間限定ショップでは経血カップ「スクーンカップ」「フルムーンガール」やオーガニックコットンのナプキン「シシフィーユ」などの生理用品のほか、「イルミネート」のメンバーが選書した生理やフェミニズムに関する書籍もそろえる。また、日本では生理用品を購入する際に紙袋に包むなど、「恥ずかしいもの」「隠すべきもの」というネガティブな捉え方が一般的だが、このイメージから解放するプロジェクト「#NoBagForMe」の一環として、ポップアップショップでは生理用品が見えてもおしゃれなショッパーを制作し、隠さずに提供する。

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「エドワード クラッチリー」2020年春夏ロンドン・メンズ・コレクション

 「エドワード クラッチリー(EDWARD CRUTCHLEY)」が2020年春夏メンズ・コレクションをロンドンで発表した。

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3代目イケメントップが率いる仏ランジェリー「シモーヌ・ペレール」の“女性解放”戦略

 フランス発ランジェリー「シモーヌ・ペレール(SIMONE PERELE)」のマチュー・グロドネル(Mathiew Grodner)最高経営責任者(CEO)が5月、2年ぶりに来日した。同ブランドは1948年にフランス・パリでグロドネルCEOの祖母であるシモーヌ・ペレール(Simone Perele)が創業。伝統的なフランスのランジェリー作りのノウハウが反映された快適で美しいランジェリーを提供してきた。現在では世界63カ国、50店舗で販売しており、日本市場では38年間にわたりワコールが輸入販売を手掛けている。グロドネルCEOにブランドの強みや戦略などについて聞いた。

WWD:「シモーヌ・ペレール」のブランド哲学は?

マチュー・グロドネルCEO(以下、グロドネル):機能的で美しいランジェリーを女性に提供すること。創業者である祖母はアバンギャルドな女性で、自ら事業を始めて成功を収めた。70年間培ったノウハウを生かし、快適で美しいランジェリーを作り続けている。キャンペーンなどを通じて社会的な女性の解放もアピールしている。

WWD:ブランドの一番の強みは?

グロドネル:女性の日常のさまざまなシーンに合ったランジェリーやラウンジウエアなどを幅広く提案している点だ。

WWD:クリエイションのプロセスは?生産はどこで?

グロドネル:デザインはパリ郊外のアトリエで行っている。細かなデザインやフィットまでこだわるので、一つの商品を完成させるのに18カ月を費やす。生産はチュニジアなど北アフリカの自社工場で行っている。

WWD:競合ブランドは?

グロドネル:「オーバドゥ(AUBADE)」や「リズ シャルメル(LISE CHARMEL)」といったフランスのハイエンドブランド。日本のパートナーである「ワコール(WACOAL)」のプレステージラインもそうだ。

WWD:最近広がっているコンフォート市場についてどう思うか?

グロドネル:最近の女性は日常のあらゆるシーンで快適さを求める傾向にある。快適なだけでなく美しさも同時に提案するべきで、その点は妥協できない。現代の自立した女性は、自分のためにランジェリーを購入する。それら女性が、ランジェリーを着けて快適でかつ美しいと感じるデザインであることが必要だ。

WWD:「ユニクロ」などアパレル業界からの下着市場参入についてどう思うか?

グロドネル:われわれが提供するランジェリーはニッチな市場向け。その市場で必要とされる高品質で女性のためのランジェリーを提供していく。

WWD:現在何カ国で販売しているか?直営店数と今後の出店予定は?

グロドネル:現在約63カ国で販売している。直営店は50店で、5年以内に100店舗にしたい。特にアジア市場に注力していくつもりだ。

WWD:オンライン販売は行なっているか?その売り上げの割合は?

グロドネル:2015年にはゼロだったが、18年には6%になった。2年以内に15%程度に伸びると思っている。オンライン販売は魅力的な販売ツールだが、あくまで店舗の売り上げを補うものだ。消費者には、直営店、百貨店のコーナー、オンライン全てで、同じショッピング体験を提供したいと思っている。

WWD:フランスと日本ではランジェリーに対する考え方が違うが?

グロドネル:文化の違いは、商品のバリエーションを増やすなどして適応する。体型や好みが違うので市場に合った商品を開発する可能性もある。フランス人と日本人は、エレガンスや繊細さに対する感じ方が近いと思うので、もっと多くの日本人女性に「シモーヌ・ペレール」を知ってもらいたい。

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「アイスバーグ」2020年春夏ロンドン・メンズ・コレクション

 「アイスバーグ(ICEBERG)」が2020年春夏メンズ・コレクションをロンドンで発表した。

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ハリウッド ランチ マーケットがマリリン・モンローのコラージュ柄アイテムを発売

 聖林公司が運営するセレクトショップ、ハリウッド ランチ マーケット(HOLLYWOOD RANCH MARKET)は6月下旬、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の写真をコラージュしたアイテムを発売する。

 ピンナップ写真で有名なブルーノ・バーナード(Bruno Bernard)によるさまざまな表情のモンローの写真を用いたハワイアンシャツ(2万3000円)やショートパンツ(2万1500円)のほか、バンダナ(1600円)やチーフ(4000円)、タイ(8500円)などの小物も展開する。ウィメンズではフレアスリーブのハワイアンシャツ(1万7000円)やフレンチスリーブシャツ(1万6500円)、フレアスカート(2万2000円)をそろえる。

 また同時に、モンローとしては珍しい海をイメージさせる写真をインディゴプリントしたTシャツ(6500円)をはじめとするオリジナルTシャツ6型も販売する。Tシャツは現在予約受け付け中で、商品の発送は8月上旬を予定している。

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「ラヴィジュール」がスイムウエアコレクションを発売 洗練された大人の女性を演出

 “セクシーに生きる”をコンセプトに掲げる下着ブランド「ラヴィジュール(RAVIJOUR)」はスイムウエアコレクションを発売した。今季のテーマは洗練された大人の女性を演出する“究極のサマースタイル”。緻密に計算されたディテールとエッジィを利かせたデザインにこだわり、バストメイクが可能なワイヤー入りのビキニセットやトレンドのワンピースタイプなど豊富なアイテムをラインアップする。

 “フリルリボンビキニセット”(1万2900円)はワイヤー入りのカップとカシュクールタイプのトップで、バストを寄せてきれいな谷間を演出する。“マーメイド ビキニセット”(1万2900円)はメタリックのスパンコールを全体にあしらったビキニで“ビーチ映え”を狙いつつ、バックのみグラデーションプリントにすることで座ったときの着心地のよさをキープした。トレンドの“ワンショルダー ワンピース”(9800円)にはボディーに沿う大胆なカッティングを施した。

 スイムウエアコレクションの発売に合わせて、ブランドの世界観を表現したシーズンカタログを全国の直営店で配布するほか、公式オンラインストアで無料請求を受け付けている。

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野沢和香と「ナージー」がコラボ 水陸両用の素材を使用したアイテムを発売

 「ナージー(NERGY)」は6月20日、モデルとして雑誌やテレビなどに出演するほか、ヨガインストラクターとしても活動する野沢和香とコラボレーションし、水陸両用の素材を使用したトップスやタイツを発売する。「ジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)」は6日から先行販売する。

 “ヨガをするときにストレスフリーでありたい”という思いから、ヨガやトレーニングの陸上はもちろん、夏のビーチやリゾートなど水にも使える素材を採用。トップス(3色、各7400円)と、カラーに合わせてトゥルー(TRUE)、ピース(PEACE)、ブレス(BREATHE)の文字をプリントしたタイツ(3色、各8900円)をそろえる。

 野沢はこれまで「ベイフロー(BAYFLOW)」や「ヤヌーク(YANUK)」などさまざまなブランドとコラボレーションをしてきた。また、全米ヨガアライアンスの資格を持つ野沢ならではのこだわりが詰まったアイテムをそろえる。

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「ジョン ローレンス サリバン」2020年春夏ロンドン・メンズ・コレクション

 「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをロンドンで発表した。

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「ディオール」のマスカラがパワーアップ まつげボリュームが“XXL”に

 「ディオール(DIOR)」はマスカラ 「ディオールショウ パンプ&ボリューム」の処方をパワーアップしてリニューアルする。6月14日、3色(各4200円)展開で発売する。

 新「ディオールショウ パンプ&ボリューム」はまつげが“XXL”までボリュームアップする仕上がりが特徴。高濃度に配合したワックスと、弾力性のあるパウダーがまつげ一本一本をコーティングし、24時間仕上がりが持続する。マスカラ液は育毛効果が期待できるビタミンB5やプロテクト成分を含み、まつげそのもののボリュームアップもかなえる。柔軟性があり絞りやすいチューブは、指で押すだけでクリーミーなマスカラ液をムラなくブラシになじませることができる。

 また同日、初のスクイーズタイプのアイブロウマスカラ「ディオール パンプ&ブロウ」(全4色、各3200円)も発売する。マイクロファイバーとブロウケア成分のビタミンEなどを含み、眉毛に立体感を与える。

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