「シュプリーム」が19年夏シーズンのTシャツ8型を発表 定番のフォトTはブジュ・バントンをフィーチャー

 「シュプリーム(SUPREME)」は6月29日に、ブランドを象徴するフォトTシャツの新作を含む2019年夏シーズンのTシャツ8型を発売する。「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

 「シュプリーム」のフォトTはこれまで、モデルのケイト・モス(Kate Moss)をはじめ、シンガー・ソングライターのニール・ヤング(Neil Young)やラッパーのナズ(Nas)ら、ジャンルを超えたさまざまな人物をフィーチャーしてきたが、今回抜擢したのはジャマイカ出身のレゲエ・ミュージシャン、ブジュ・バントン(Buju Banton)だ。

 ブジュ・バントンは1973年生まれ。93年にリリースしたアルバム「Voice Of Jamaica」でメジャーデビューを果たすと、95年に発表した「Til Shiloh」が世界的ヒットを記録。その後、2009年にコカインの売買容疑で逮捕されて18年末まで服役するも、その間の11年に9枚目のアルバム「Before the Dawn」でグラミー賞の最優秀レゲエ・アルバム賞を受賞するなど、長年にわたり第一線で活躍するアーティストだ。

 フォトTは、前身頃に「シュプリーム」のボックスロゴTを着用したバントンのポートレートがプリントされ、後ろ身頃にはバントンのサインとともに“Supreme forward even stand firm jah love”の文字があしらわれている。他の7型は、名優ルゴシ・ベーラ(Lugosi Bela)が主演を務めた映画「魔人ドラキュラ」のワンシーンや、芸術家ジョッシュ・スミス(Josh Smith)の絵画をプリントしたものなどをラインアップした。

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「サンローラン」から新スニーカーライン“ヴェニス”が登場

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は6月27日、ユニセックスの新スニーカーライン“ヴェニス(VENICE)”を発売する。アメリカ・ウエストコーストのスケートカルチャーにインスパイアされたレトロ感のあるデザインが特徴だ。ウィメンズ、メンズ共通でタイガープリントやラジオ柄を施したスリッポンなどをそろえ、ブラックカーフレザーにゴールドパイピングのスニーカーはウィメンズのみ、ブラックカーフレザーにホワイトのアウトソールのスニーカーなどはメンズのみを展開する。新ラインでは、レースアップとスリッポンの2タイプを用意し、アッパーはレザーやキャンバス、アウトソールにはヘリンボーン柄を採用。ウィメンズ5型、メンズ6型を「サンローラン」直営店舗で取り扱うほか、公式オンラインストアで順次販売する。価格は5万5000〜11万円。

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女性の憧れから男性も憧れる「シャネル」コスメ 26歳男性記者がトライ!

 近年、メンズコスメ市場の過熱ぶりに並々ならない勢いを感じています。国内ではメンズコスメを中心に商品を展開する「バルクオム(BULK HOMME)」や「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」が日本の市場を先導しています。海外ブランドでは昨年、「シャネル(CHANEL)」がメンズコスメを発表して大きな話題になりましたが、今年に入っても3月に「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」が肌をカバーするグルーミング製品を含むメンズスキンケアラインを、8月には11年ぶりに「アルマーニ」がメンズスキンケアを発売するなど、ラグジュアリーブランドもこぞって熱を入れています。男性の美容への関心の高まりも相まって大きな動きが見られる年の予感がします。

 筆者(26歳男性)はというと4月にWWDビューティ編集部に異動となり、やっと3カ月。知識のないまま異動した当初より、美容やトレンド、ビューティテックなど業界への理解が少しは深まったように感じます。しかし、いくら知識として男性なりに吸収しようともコスメはあくまで女性のもの。どこかでそんな風に線引きをしている自分がいました。

 出版業界に飛び込み環境も激変し、不規則な生活習慣から来る慢性的な肌荒れ、ハリの減少など、入社当時の心身のフレッシュさはなくなり、帰省の度に両親に「また老けたね」と言われるほど。

 そんな折に、昨年話題をさらった「シャネル」がメンズコスメのポップアップイベントを阪急メンズ東京 1階で開いていると聞きさっそく行ってきました。バーバーをコンセプトにした会場では、同ブランドのメンズ向けビューティアイテムを自由に試すことができるほか、無料のメイクアップ体験や理容師によるグルーミングアドバイスなども実施しています。

 ということで「シャネル」のメンズメイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル(BOY DE CHANEL)」を実際に体験してきました。

人生初のメイクは
“健康的で少しワイルド”

 担当してくれたのは男性の美容部員さん。事前に美容部員さんに “ほんのり薄っすらメイク”か“健康的で少しワイルドなメイク”とどちらの仕上がりを希望するか聞かれ、一瞬前者を口にしそうになりながらも自分自身のメイクへの抵抗感を失くすという思いも込め、“健康的で少しワイルドなメイク”をお願いしました。「シャネル」の乳液で肌を整えていざメイクスタートです。

 まずはファンデーションを肌の色に合わせて頂き、タッチアップ!人にここまで顔を触られるのも初めての経験でしたが、ひんやりとしたファンデーションが肌になじんでいくのは気持ちよかったです。この時点で血色の悪い僕の肌も見違えています。思わず笑ってしまうほどの変化です!この仕上がりを見た段階で僕の中の抵抗感はなくなっていました。僕は目幅が広く、目もとに疲れやクマが出やすいということも、美容部員さんにズバリ当てられ、「顔の作りでそんなことも分かるのか」と手相占いならぬ“顔相”占いに来た気分になりました(笑)。美容部員さんは終始、顔のパーツや肌を褒めてくれたので外面だけでなく精神性的にも自信が持てた気がします。ヒゲもファンデーションでカバーして頂き、男性特有の悩みを打ち明けられるのも良かったです。

 いびつだった眉もアイブロウで整えて頂いたおかげでくっきりした印象です。「職業柄色んな場所に行くと思うので、カッチリした場面では少し濃いめに引いても良いと思いますよ」とアドバイスも頂きました。「ファンデーションを使用しているので顔をゴシゴシしないように気を付けてください」と言われていたのに、帰社していつもの癖で顔を水で洗いかけてしまい、ハッとわれに返りましたが時すでに遅し......。せっかくのメイクが崩れてしまいました。これもメイク初体験だからこそのあるあるですかねですかね。ウオータープルーフのアイブロウのおかげで眉だけは無事でした。

 今回のタッチアップを通して個人的に思うのは、メンズメイクはスキンケアの延長線上にあるんじゃないかということ。肌の調子を整えるように、肌荒れなどの不調にはメイクでカバー、補正する。女性のように“華やか”に、“新しい自分”にというメイクではなく、あくまで等身大の自分を少し背伸びさせてくれるのがメンズメイクなんじゃないかなと思いました。

 そう遠くない将来、女性の憧れの「シャネル」コスメから男性も憧れる「シャネル」コスメへと変わる日が来るような気がします。

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「バナーバレット」がリブランディング 9月に代官山のアトリエ内にショップ開設

 マーキュリーデザイン(廣瀬貴士社長)が運営するウィメンズブランド「バナーバレット(BANNER BARRETT)」は、2019-20年秋冬からリブランディングを進める。これまでは小花柄のワンピースといったガーリーなアイテムを得意としてきたが、秋からは全身をワントーンでそろえたスタイリングなどで、より大人っぽいイメージを打ち出す。9月6日には、東京・代官山のオフィス敷地内に直営店も開く。

 19-20年秋冬から40代の新しいデザイナーと組んでおり、しっとりと落ち着いたイメージのアイテムをそろえる。ベージュトーンのレイヤードが豊富で、カシュクールのニットドレス(2万3000円)やウエストをビスチェのように絞った伸縮性のあるポンチ素材のドレス(2万5000円)などを企画した。

 9月に代官山に開く店舗は約66平方メートル。これまでプレスルームとして使っていた空間を店舗に改装する。代官山では、ラ・フェンテ代官山1階に直営店を構えていたが、同施設の閉館に伴って18年5月で閉店していた。現在、百貨店インショップは京都の藤井大丸と大丸梅田店の2店。藤井大丸の店舗では6月からポップアップイベントを定期的に行い、新鮮な売り場作りを進めている。大丸梅田店の店舗は、10月に改装オープンする予定だ。

 「バナーバレット」は02年にスタート。05~10年頃に宝島社のファッション誌「スウィート(sweet)」が“大人可愛い”ファッションでブームになると、その流れに乗って成長。二ノ宮和佳子などがディレクターを務めていた。その後、マーキュリーデザインは「バナーバレット」よりも大人に向けたブランドの「アミウ(AMIW)」やセレクトショップ業態の「バルサラ(BULSARA)」なども運営していたが、現在は「バナーバレット」のみを手掛けている。

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アディダスが多様性欠如を指摘する記事に対して声明を発表

 アディダス(ADIDAS)は、6月19日付の「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」に掲載された北米本部における多様性の欠如を指摘する記事に対して声明を発表した。

 記事は、アディダス北米本部オフィスの従業員数1700人に対し、アフリカ系アメリカ人は75人で、全世界で約340人のバイス・プレジデントのうち、アフリカ系アメリカ人は3人という実態と、アディダスで就労している、または就労していた経験を持つアフリカ系アメリカ人20人が、カニエ・ウェスト(Kanye West)やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ジェームズ・ハーデン(James Harden)といった著名なアフリカ系アメリカ人を起用するブランドのイメージと会社の現況が矛盾していると指摘したと報じた。

 アディダスは記事に対し「当社は世界中で働くすべてのアディダスの従業員を尊重し、公平で受容力のある環境を実現することに注力している。さまざまなアイデア、長所、興味、バックグラウンドを持つ従業員を雇い、サポートすること、そしてアディダスで働く人々が全力で貢献できる開かれたカルチャーを形成することが重要だ。すべての従業員に重きを置き、彼らが持つ個性的な視点を生かすことで、あらゆるレベルで多様性を獲得することができる。われわれは北米全域の従業員を対象に、インクルージョン(受容)について学ぶ機会を継続的に設け、研修を実施している。多様なバックグラウンドを持つ従業員を新たに雇用して本部の役職に採用するなど、北米全域の多様化を進めている。その分野で当社は進化を遂げてきた。まだまだ改善しなければいけないことは山積みだと理解し、今まさに企業一体となってその問題に取り組んでいる」と声明を発表した。

 アディダスの多様性の欠如が問題となる一方で、多文化のデザイナーを支援するハーレム・ファッション・ロウ(HARLEM’S FASHION ROW)はナイキ(NIKE)と提携し、6月27~29日の3日間、有色人種のデザイナーを支援するためのイベントをニューヨークで開催する。同イベントでは、「グッチ(GUCCI)」が“黒人差別”だと非難を浴びた際にブランドイメージを修復する手助けをしたダッパー・ダン(Dapper Dan)や、アメリカ全土から集まった75人の有色人種のデザイナーを迎え、プロダクト管理やブランドイメージを向上させるための戦略に加えて、企業に求められる多様性についても議論される。

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ビジョナリーHDの2019年4月期は増収増益 ヴィジョナイズ子会社化でビジネス拡大

 眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスの2019年4月期は、売上高が前期比21.6%増の264億円、営業利益が同30.1%増の9億円、経常利益が同45.1%増の8億円で増収増益だった。品目別の売上高は眼鏡(売り上げ構成比率47%)が同14%増、コンタクトレンズ(同40.6%)が同19%増、補聴器(同4.8%)が同21%増となり、全て増収となった。高伸長の主な理由は、昨年、卸販売事業を担う新会社ビジョンウェッジを設立したことと、イタリアの大手眼鏡企業マルコリンの日本総代理店であるヴィジョナイズを子会社化したことにより販路や卸売事業が拡大したこと、またアイケアサービスの充実を軸とした次世代型店舗の拡大が成功していることなどを挙げている。

 星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「グループは8社体制となり、以前と比べると強い会社になったと思う。現在の店舗数は398。そのうち次世代型に転換した45店舗の売り上げは好調だ。今後は店舗を集約・統合し、次世代型で出店したい。今期で不採算店をゼロにする。卸販売事業も増やしたい」と話した。新規出店、店舗のリニューアル、検査機器の導入、人材育成などに対して今後4年で60億円を投資するという。

 20年4月期の売上高は同10%増の293億円、営業利益は同35%減の6億円を見込んでおり、中期経営計画として23年4月期の売上高は373億円、営業利益は17億円を計画している。

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フローフシ新ブランド「ウズ」が世界初の旗艦店をNYにオープン

 フローフシの新ブランド「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」は6月25日〜7月14日(現地時間)、期間限定店をニューヨーク・ソーホー地区の19ハワードストリートにオープンしている。旗艦店と位置付け、14日のファーストフェーズ終了後、秋にセカンドフェーズをオープンする予定で、オープンとクローズを重ねながらストア内の空間を変化させていくという。

 店舗は、地下1階から地上3階で構成し、製品を販売するほか、ショールームやカスタマイズステーションなどを設けている。 メインコンテンツのコミュニティースペースには、ニューヨークの街角で実際に使用されていた公衆電話を改造したフォーンブースを設置。人々の思いをつないできた公衆電話を生かし、世界中のユーザーがオンラインとオフラインを行き来できるようにな仕様だ。

 そのほか、「ウズ バイ フローフシ」第1弾製品のアイライナー「アイオープニングライナー」全13色を試せるショールームスペースや、アイライナーに採用している「大和匠筆」の職人を招いたデモンストレーションスペースなどを設ける。また、ストラップ14種とバッグ7種の中から自分の好きなカラーをセレクトし、バッグにはメッセージをプリントできるカスタマイズサービスも提供する。

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カウズの巨大アートプロジェクトが日本初上陸 全長40メートルの「コンパニオン」が富士山の麓に

 ニューヨークを拠点とするポップアーティストのカウズ(KAWS)による巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS: HOLIDAY)」が日本に上陸する。カウズを象徴するキャラクター“コンパニオン(COMPANION)”の巨大アートワークが、7月18~24日に、静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」で一般公開される。初日にはカウズ本人も会場を訪れる。

 香港を拠点とするクリエイティブスタジオ「AllRightsReserved(AAR)」との共同制作プロジェクト「カウズ:ホリデイ」は“コンパニオン”の巨大アートワークが“世界中を旅する”というコンセプトでこれまでにソウル、台湾、香港で開催した。今展では世界遺産である富士山の麓にカウズ史上最大となる全長40メートルの“コンパニオン”が登場するほか、アートワークの写真と共にカウズが描いたスケッチが公開される。

 初日のキックオフイベント「カウズ:ホリデイ ジャパン セレモ二アル キャンプ デイ(KAWS: HOLIDAY JAPAN Ceremonial Camp Day)」 には6月28日午前10時〜29日午前10時の公式サイトでの抽選で選ばれた400組が参加できる。同展の開催を記念し、カウズと「AllRightsReserved(AAR)」がコラボレーションで製作した富士山モチーフのぬいぐるみ3種(各1万9600円)や、こけし人形のセット(8万1000円)、マグカップ2種(各1万5250円)、Tシャツ6種(各5500円)、トートバッグ3種(各5500円)などコレクターズアイテムがオンラインストアで限定販売される。

■KAWS: HOLIDAY JAPAN
日程:7月18~24日 *7月18日は当選者限定
時間:ふもとっぱらキャンプ場の営業時間に準ずる
定休日:日・月曜日、祝日
場所:ふもとっぱらキャンプ場
住所:静岡県富士宮市麓156
入場料:ふもとっぱらキャンプ場の入場料に準ずる

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香港大手商社のCEO「米中貿易戦争は最大のビジネスチャンス」

 香港の大手繊維商社リー&フォン(LI & FUNG)のスペンサー・フォン(Spencer Fung)最高経営責任者(CEO)は、6月17日に開催された投資家向けの説明会後の記者会見で、収束する気配のない米中貿易戦争を「過去20年間で最大のビジネスチャンスだと捉えている」と話した。

 同氏は、米中が今後どのような合意に至るのであれ、“チャイナリスク”の怖さが身に染みたメーカーや小売りは中国に依存していた調達や生産工程を見直し、他国への移転を検討するだろうと指摘。その際に、50カ国以上の生産国にネットワークを持ち、中国以外の国にある工場と長年の信頼関係を築き上げてきた実績によってスムーズな移転を支援できると述べた。例えば2019年の時点で中国への依存度が70%程度の米婦人服小売りであれば、既存ベンダーと共に新たな生産国を探したり、中国以外の国の新たなベンダーを紹介したりすることで、20年には依存度を20%にまで下げることが可能だという。

 リー&フォン自体も、15年は調達事業の59%を中国に依存していたが、18年には51%まで下げ、19年は40%台後半になる見込みだ。同社は世界最大級のアパレルおよび日用雑貨のサプライヤーであり、中国以外での生産高はベトナム、インド、バングラデシュがそれぞれ10億~20億ドル(約1070億~2140億円)で、インドネシア、カンボジア、中南米が同2億5000万~10億ドル(約267億~1070億円)となっている。

 一方で、米国のブランドが中国から離れてその生産能力に余裕ができることを考えると、英国や欧州、日本のメーカーや小売りにとって中国は引き続き魅力のある生産国だとフォンCEOは話した。「米国の小売りにとっての中国の役割は、今後20年間で間違いなく変化する。米中貿易摩擦が起きる以前の11~13年頃から、中国はIT産業を拡大するために最低賃金を引き上げた。それによって、ここ6~7年はアパレル関連企業が中国を離れており、今後もその動きは加速するだろう」。

 香港で現在行われている、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする法案への反対デモの影響については、「当社は香港に本社があり、香港証券取引所に上場しているものの、取引先やサプライヤーの大半は香港以外の場所にあるため直接的な影響はないと思われる」と説明した。

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眼鏡オンデーズが沖縄県最大の商業施設に出店 店舗数が全世界300店舗に

 眼鏡企業オンデーズ(OWNDAYS)は、6月27日に開業する沖縄県最大の商業施設サンエー浦添西海岸パルコシティに出店する。店舗面積は約100平方メートルで、世界中に店舗を広げる「オンデーズ」をイメージして壁に世界地図が描かれている。沖縄県内で14店舗目となり、オンデーズの県別店舗数では沖縄県が1番だ。

 オンデーズの現在の国内店舗数は124、シンガポール、香港、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、カンボジア、オーストラリアと、今年1月に進出したインドの11カ国にある海外店舗数は合わせて176で、サンエーパルコシティ店オープンにより全世界の店舗数は300店舗となった。今年度はあと50店舗の出店を予定しており、今後3年間で500店舗体制を計画している。

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「ゴールデン グース」が日本初の旗艦店を青山にオープン 限定カプセルコレクションも発売

 イタリア発のラグジュアリーブランド「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」は7月1日、日本初の旗艦店「ゴールデン グース」東京店(GOLDEN GOOSE FLAG / TOKYO)を東京・南青山(東京都港区南青山5-2-12)にオープンする。約200平方メートルの店内にウィメンズ、メンズ、キッズのフルラインに加えて、旗艦店限定のカプセルコレクションも発売する。

 建物外観は店舗のコンセプトカラーであるゴールドとシルバーを使ったガラス張り。店内の壁や床、天井はアルミで覆われており、店内全体が均等に照らされる仕組みだ。棚や什器には、亜鉛とスーパーミラーのステンレスを使用した。

 メンズのフィッティングルームには木製のすのこを置くなど、日本的な木造建築を思い起こさせるデザイン。一方で、ウィメンズのフィッティングルームはべネツィアをテーマに、ベネツィアの老舗テキスタイルブランド「ルベリ(RUBELLI)」の壁紙を使用した。

 限定カプセルコレクションは、ブランドの基盤となるベネツィアと日本の異なる世界観を融合。日本の藍染め職人による“LOVE”のロゴを配した藍染めTシャツ(2万3000円)は100%天然素材を使用した。日本古来の自然な製造過程を尊重し、天然の藍を育てて収穫し、化学薬品を使用することなく染色した。

 加えて、“LOVE”のグラフィックをハンドペイントしたレザージャケット2型(21万9000円)と、日本文化の伝統的なモチーフを現代的なデザインで再解釈したスニーカー“フラッグ LTD”(6万6000〜7万5000円)をそろえる。ストリートアートや日本文化の象徴的なグラフィックを採用することで日本へのオマージュを捧げる。

 同店では、ベネツィアの伝統的な職人技術を間近で体験できる「ラボ」スペースを併設する。「ゴールデン グース」の職人が客の要望に合わせて専用ブラシやトリートメントを使用したカスタマイズスニーカーを製作。バリエーション豊かなシューレースを揃える「シューレースバー」と呼ばれるスペースから好きなシューレースを選択したり、チャームやテープなどのアクセサリー、手書きメッセージなどでオリジナルなスニーカーを完成させることができる。

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毛沢東が好み、「丸亀製麺」が買収した中国地方料理、その繁盛店をめぐる(後編)

 中国地方料理の面白さの一つは、各地に伝わる麺料理のバリエーションの豊かさだ。基本的には北方は小麦を主食とするので、小麦の麺が発達している。一方、南方は米を主食としており、米粉からつくった麺が発達している。日本ではありそうでなかった麺、スープが中国には数多くあり、食の豊かな可能性を感じさせてくれる。首都圏を中心にジワジワ増えている中国地方料理の繁盛店をめぐった。後編。
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「スック」の2019年秋冬メイクは15色の単色アイシャドウ登場

 「スック(SUQQU)」は8月2日、2019年秋冬カラーコレクションを発売する。今季は漆(うるし)に着目し、黒みを帯びた朱色である“うるみ色”を追求したみずみずしさとくすみをまとうカラーをそろえる。

 同コレクションでは、ブランド誕生時以来という10年以上ぶりに単色アイシャドウ「トーン タッチ アイズ」(15色、各3700円)が登場する。ノンパール処方で色の濃淡を自在に楽しめる「フロスト」、絹のように滑らかな光に加えオイル配合でつけたての色をキープする「シルク」、大粒パールが輝き透明感のあるシアーな発色の「ステラ―」の3種の質感で15色をそろえる。「スック」のアイシャドウといえば、各美容誌のベストコスメを受賞している4色パレットの「デザイニング カラー アイズ」が人気だが、「『デザイニング カラー アイズ』でブランドの知名度も高まった。満を持して単色アイシャドウを出す。『スック』では15をパーフェクトナンバーと考えており、15色をそろえて個々に意味を持たせている。女性一人一人に寄り添うカラーが登場するので、異なったカラーを組み合わせるなどしてパレットでは仕上げられない面白さを感じてほしい」とPR担当はアピールした。

 「デザイニング カラー アイズ」からは新色2種(各6800円)と限定色1種(6800円)を展開する。そのほか、くすみ色をさらに洗練させる極細アイライナー「カラー インク リクイド アイライナー」(限定2色、各3800円)、血色や艶、透明感をかなえる「ピュア カラー ブラッシュ」(新2色、限定1色、各5500円)、メントール配合でリフレッシュ感と潤いを与えるティントリップ「ウォーター カラー リップ インク」(限定3色、各3500円)、くすみ色とカラーグリッターが表情を彩る「モイスチャー リッチ リップスティク」(新2色、限定3色、各5000円)、指先がシックに色づくネイルカラー「ネイル カラー ポリッシュ」(限定3色、各2500円)をそろえる。

 また、ブランドの売り上げをけん引するファンデーション「エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション」などベースメイクの仕上がりを底上げするプライマー「トリートメント セラム プライマー」(SPF15・PA+、6000円)を9月6日に発売。「“諭吉ファンデ”とも呼ばれる『エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション』は、ブランドのベースメイクの売り上げの約8割を占めるほど人気。『スック』のベースメイクは艶を重視しており、その艶を高めるために同プライマーが誕生した。ファンデーションの美しさを長時間キープする“生きる艶”に仕上がる」とPR担当。

【エディターズ・チェック】
ブランドの認知が上がるまでは、幅広い人にとって使い勝手の良い4色パレットでアピールしてきたが、認知と共に売り上げも上がり、単色でも勝負できる土壌ができた。和をインスピレーションとする「スック」ならではで、アイテム一つ一つの名前は「幻光茜」「透葵陽」など個性的。ファンは各名前を憶えているそうで、品番では呼ばないとか。そんなファンにとって、単色アイシャドウの登場は「待ってました!」となるのでは?発色の良さや重ねたときのニュアンスの美しさは「さすが」の一言。

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三陽商会がタッグを組むサステナブランド「アポリス」 フェアトレードは“害を及ぼさない最低限のライン”

 「アポリス(APOLIS)」は2004年、ラーン・パートン(Raan Parton)とシェー・パートン(Shea Parton)兄弟がアメリカ・ロサンゼルスで創業したライフスタイルブランドだ。2人が旅を通して発展途上国の雇用を生むためのビジネスモデルを考案し、世界中で雇用を作ることをミッションにしている。看板アイテムのマーケットバッグは、バングラデシュの200人以上の女性たちの手で作られており、計50万個以上を売り上げた。

 “Global Citizen(地球の市民)”をブランドコンセプトに掲げ、どこで誰がどのように作っているかを明確にするトレーサビリティー、公平・公正な賃金や貿易の仕組みのフェアトレードにも取り組み、天然素材を用いたサステイナブルブランドだ。

 日本ではセレクトショップなどでの卸売りを行ってきたが、18年に三陽商会と日本国内における生産・販売のパートナーシップを結んだ。来日したパートン兄弟に「アポリス」を立ち上げた理由から、今ファッション産業が取り組むべきことまで語ってもらった。

WWD:2人はどうファッションのキャリアをスタートさせた?

ラーン・パートン「アポリス」クリエイティブ・ディレクター(以下、ラーン):僕はもともとナイキ(NIKE)傘下のサーフブランド「ハーレー(HURLEY)」のクリエイティブチームにいたんだ。当時そのチームはナイキ ジャパンのメンバーで構成されていたんだ。初期のECやプロダクトなどのデザインを担当して、「ハーレー」の最初のウェブサイトも作った。15年前、シェーと「アポリス」を立ち上げようと決めたときは、“サステイナブルな製品を作りたい”と思っていたけれど、どうすればいいのか分からなくて、最初のうちは他社のデザインをしたり、生産を請け負ったりしていた。

シェー・パートン「アポリス」最高経営責任者(以下、シェー):僕はビジネススクールで起業家ファイナンスなどを学んで、ファッションとは無関係だったんだ。父は建設会社の経営者で、素晴らしいメンターで、ファッション業界は建設業界よりほんの少し華やかなだけで、基本的には同じものだと学んだ。原材料があって、請負業者がいて、納期があって。そして価値のあるものを作って、それを売って、借金を返すという、出口戦略が重要なところも似ている。

WWD:15年前にブランドを始めたきっかけは?

シェー:僕らは南カリフォルニアというとても恵まれた場所に生まれたんだけど、「世界を知らないと自分たちがいかに恵まれているのかに気づかない」という両親の教育方針で、幼い頃から世界中を旅行し、両親が非営利団体と仕事をしていた関係から、発展途上国にもよく訪れていたんだ。世界中の国々は異なる通貨、言語を持っていて、コンセントの形も違うけれど(笑)、旅をすればするほど、人間の考えは共通していることに気づくんだ。皆笑って過ごしたいし、学びたいし、家族をちゃんと養いたいと思うということをね。チャリティーの弱点は、人の善意、つまり寄付金に頼っているから、それがなくなってしまうと存続が難しい。格言で「(人を助けるには)魚を与えるのでなくて、釣る方法を教えるべし」という言葉があるんだが、要するにビジネスをよいことに役立てようという発想なんだ。高校時代にはラーンと2人でTシャツを作って販売したことがブランドの原点になった。ブランド名は“都市国家”という意味を持つギリシア語の“ポリス”に、“○○抜きで”という意味の“A(ア)”を足して、“国のない市民”または“地球市民”という意味を込めたんだ。

ラーン:僕はデザインが好きで、シェーは慈善事業に興味があって、お互いの得意分野を組み合わせたらいいんじゃないかと思ったんだ。「アポリス」のロゴはアメリカで“産業”を象徴するイーグル(鷲)だけど、このロゴを逆さから見ると“支援運動”という意味があるロウソクにも見える仕掛け。つまり、産業を通じて支援したい、事業をよいことに役立てたい、という思いを込めているんだ。

フェアトレードはビジネスを
長期的に考える事が重要

WWD:看板アイテムのマーケットバッグの誕生秘話はあるか?

シェー:実は面白い話なんだ(笑)。ラーンが「すごくいいアイデアがあるんだ」と言ってきて、僕は最初「賛成できない」と却下したんだ。だって僕らはメンズウエアをやっているのに、女性向けの再利用可能なマーケットバッグを作る理由が見出せなかった。彼は「でもやりたいんだ」って僕が知らないところで勝手に進めてて、自分のお金をバングラデシュの女性協同組合に発注したんだ。

ラーン:最初は30~50個ぐらいのバッグを注文して、少量だったけれど、すぐに人気になった。初めは5人の女性にお願いしていたけれど、今や200人以上の女性が生産に携わっていているんだ。彼女たちにはフェアトレードによる賃金が支払われているし、利益配当や退職金制度もある。生産者の貧困の悪循環を断ち切るということは、もともとシェーが考えてきたものだった。またカリフォルニア州では使い捨てのレジ袋が禁止されたので、再利用可能なショッピングバッグで、しかもカスタマイズできるものに対するニーズはとても高かったんだ。それに、カスタマイズは地元の提携先を守ることにもつながっている。特に「地元で買い物をしよう」というムーブメントと結び付けることができたんだ。卸先のそれぞれの地域や都市名、国名が書かれている。それが旅先のいい記念になるということで、コレクターもいるぐらいなんだ。こういう日用品でニッチ市場を見つけることができればビジネスとして成立するという、いい見本になったと思う。

シェー:またビジネスを長期的に考えているということも成功の鍵だったと思う。雇用を生み出し続けるという点からこの仕事を1年で辞めるというようなことではなく、自分たちの子どもにつないでいきたいと考えている。卸先との提携を考えても、これは長期で考えるべき事業なんだ。バッグを作ってくれている女性たちの退職金を考えても、一過性のトレンドではなく長期的な事業である必要がある。女性たちの中には利益配当で土地を購入して家を建てた人もいれば、夫にトライシクルを買って夫も収入を得られるようになったという話もあるんだ。労働者に多額な投資をするのではなく、長期的な雇用を生み出すことでよりよい暮らしを労働者に提供できるはずだ。シーズンで変わっていく商品でもないから、値下げをしないことで卸先との信頼関係も強固になっている。

WWD:商品デザインは全てラーンが担当している?

ラーン:そうなんだけれど、実用的でシンプルにしたかったから、僕はほぼデザインをしていないね(笑)。デザインを “共通言語”として、現地サプライヤーの可能性を引き出すことができれば、ユニークな事業が成り立つと考えた。というのが「アポリス」の基盤にある。あと、生産のことを考えると複雑なデザインにはできなかった。事業として継続していくためにも、サプライヤーの手に負えないようなデザインにしないことが大事だね。

シェー:そういうことも考慮したデザインだということは、できる限り明確にしているよ。それが「アポリス」がBコーポレーション認証(環境や社会に配慮した事業活動を行っている企業に与えられる認証制度)を受けられた理由なんだ。これはフェアトレードやオーガニック認証のように、グローバルスタンダードとなりつつある。例えば「パタゴニア(PATAGONIA)」などもこのBコーポレーション認証を受けている。これはマーケティングだけでは認証されないので、僕らもあらためてしっかりやっていこうと身が引き締まるね。

WWD:世界中に雇用をつくるビジネスモデルは容易ではないはず。どのように進めてきたのか。

シェー:心が折れやすい人には向いていないと思う(笑)。発展途上国を支援するプロジェクトを軌道に乗せるのは、本当に大変だからね。エチオピアでは手織り布、イスラエルとパレスチナではサンダル、インドではテキスタイル、ペルーやウガンダではオーガニックコットンのプロジェクトなどを行っている。とてもゆっくりと忍耐強く事業を育てていった。看板アイテムになったマーケットバッグに注力するようになるまでは、あまり利益を上げられてなかったんだ。ファッション業界では、「あのブランドといえばこれだよね」という看板商品がない限り、無名も同然。女性向けのハンドバッグもラゲッジバッグもあるけれど、日常的に何でも入れられる買い物バッグみたいなものはないなと気づいたんだ。僕らの道のりは派手でグラマラスなものではないけれど、兄と一緒に育ててきた会社をとても誇りに思う。17年には米「フォーブス(FORBES)」誌に、僕らのファクトリーモデルがバングラデシュの未来を形づくるかもしれない、という記事が載ったんだ。大企業が少しでもいいからサプライチェーンを見直すきっかけとなるように自分たちの体験を広めていきたいと思っている。

ラーン:特にバングラデシュは悪いニュースが多くて、手を引いてしまう企業もある。2013年に起きたラナ・プラザビルの崩壊以降は特にね。バングラデシュには、ファッションに関するポジティブな話があまりなかったから、それを変えたい。

サステイナブルファッションへの一歩は、
改善の余地があることを意識すること

WWD:今、世界的にサステイナブルな商品やビジネスを求められる時代だけれど、ファッション産業はまだまだ大量生産型で廃棄量も多い。これを打破するために、まず企業は何から始めればいいと思うか。

ラーン:ファッション業界は、石油業界に次いで環境に悪影響を与える業界だと考えられているので、従来とは違う考え方をしていく必要がある。テキスタイルや原料の調達、再生可能な素材など、開発はできなくても、せめて害を及ぼさないようにするにはどうすればいいのかと、業界が考えてくれるようになったらいいと思う。例えば、僕からするとフェアトレードは“害を及ぼさない最低限のライン”なんだ。自分が発注している工場が、いわば賃金を人質に取って労働者を脅しているようなところではないと知る意味でもね。でも現状は、その程度でもファッション業界ではかなり高い基準になってしまうんだ。だから、消費者もそういう意識を持つことが重要になってくる。「パタゴニア」はそうしたことを粛々と進めていて、さらに高い基準を自社で設けている。彼らのおかげでアウトドア用品業界は激変したし、その情熱は素晴らしい。「パタゴニア」はそうした面でもリーダーなんだ。ファッション業界はファストファッションなどのスピード感がどんどん増していく裏では、残念なことに労働環境や自然環境が犠牲になっている。僕にも正解は分からないけれど、改善の余地があるということを皆が意識することが大事で、いずれ改善策が見つかるといいと思う。

シェー:僕も伝えておきたいのは、僕らも全部分かっていないということ。日々学んでいる途中だし、理想とするゴールには程遠いんだ。ラーンのいう通り、先駆者である「パタゴニア」からは多くのことを学ばせてもらっていてとても感謝している。僕らの目的は「コミュニティーに貢献にすること」と「素晴らしい製品」の2つに尽きる。それができれば、ほかのこともついてくると思う。実はこの2つのことは見過ごされることが多い。今は、短期間でお金を稼ごうと思っている人が多いけど、時代の変化が速い現代ではブランドはあっという間に廃れていくもの。それに現代の消費者は“本物”であることを重視するので、オーセンティック(本物)ではないものに嫌悪感を示すんだ。だから、自分が得意なことをして、満ち足りていることが大事だと思う。自分らしくないことをしても、長くはもたないものだよ。

WWD:ビジネスについても教えてほしい。

シェー:現在は世界に2000軒以上の卸先があり、4年以上にわたって2ケタ成長を続けている。売上高の60%が卸で40%がECという感じで、ECも好調だ。健全な経営状態だと思う。

ラーン:マーケットバッグは60万個目を出荷したところだよ。ヨーロッパではホテルでの扱いもあるし、フランスの百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)でも販売されているね。また、ショップ以外にもイベントの記念品としての注文もあるんだ。14年にブラジル・リオデジャネイロで開催されたサッカーのワールドカップや、テニスの全米オープン、アメフトのスーパーボウルなど、大企業では、フェイスブック(Facebook)やグーグル(Google)、BMW、フェデックス(FedEx)もプロモーションとして使ってくれた。

WWD:三陽商会を日本のパートナーに選んだ理由は?

シェー:日本では卸売りでさまざまな百貨店やセレクトショップと取り組んできたが、日本におけるファッションビジネスはアメリカとは少し違うことに気が付いたんだ。「アポリス」が日本の消費者の心に響く商品であることは分かっていたけれど、いわゆる卸市場がずいぶん変わったこと。日本である程度の規模のビジネスをしようと思ったら、日本のパートナーと提携することが必要なんだ。いろんな企業と話をしたけれど、生産に関する素晴らしい歴史があるところは少ない。大企業はたいてい商社で、彼らは銀行みたいなものだよね。でも三陽商会はメーカーとして製品がどう作られているかにこだわり、“本物”であるものに投資している。日本で一番古いジャケット製造工場を所有しているしね。

ラーン:三陽商会チームは、いま日本で何が流行っているのかなどの情報をきめ細かくアップデートしてくれるので、それを考慮して製品を作ることができる。それは提携する上でとても重要なことだと思う。日本でいろんな人たちと仕事をしてきているが、三陽商会には生産の素晴らしい歴史があり、そうしたことにとても造詣が深いことに感銘を受けた。それはとても大事なことなんだ。「ビジネスをよいことに役立てる」というアイデアを包括的に理解してくれている。日本の関係者がとてもプロフェッショナルであることに本当に感謝している。

WWD:兄弟で会社を運営するメリットとデメリットは?

シェー:まずはデメリットから(笑)。一般的には、仕事上のパートナーが気に入らなかったら別れを考えることもできるけれど、僕らの場合はそうもいかない。両親に感謝していることとして、僕らが幼い頃から「相手に対して怒ったままベッドに行くな(その日のうちに解決すべし)」と教えてくれたことがある。だから、怒りを次の日に持ち越さないことを大事にしているね。もちろん、ある程度の緊張感は必要だ。緊張感がないと、誰かに気に入ってもらえるようなものは作れない。相手の言うこと全てに賛成していたら、とても平凡でつまらないものができてしまうからね。

ラーン:僕らは正反対なんだ。シェーが言う緊張感というのは、僕らが異なる視点を持っているところから生まれるもの。仕事上で他人がどういう意図で話しているのか、こちらの最善の案をどう考えてくれているのか分からなくなることってあると思う。でも僕らは家族だから、相手にとっての最善策を考えるのがごく自然なことなんだ。仕事上の関係につきものの不安感や隠し事がなくて、手の内を完全に見せ合ってやるポーカーゲームみたいな感じだね。

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「ディオール」が世界初の男性向けカウンターを阪急メンズ東京にオープン

 「ディオール(DIOR)」は7月3日、男性向けのビューティカウンター「ディオール メンズ ビューティ」を、阪急メンズ東京にオープンする。常設店舗で、男性のためのビューティカウンターを設置するのは世界で初めて。香水やスキンケアのほか、メイクアップ製品もラインアップする。

 取り扱いアイテムは、人気のフレグランス「ソヴァージュ」や、「ディオール オム」シリーズのアフターシェーブローションなど。また、男性特有の皮膚構造に着目し開発したメンズスキンケアシリーズ「ディオール オム ダーモ システム」も取りそろえ、男性のためのスキンケアを提案する。

 また、メイクアップライン「ディオール バック ステージ」を用いたメイクアップも展開する。ファンデーションやコントワパレットまで、シンプルで機能的なアイテムで、理想の肌や陰影を作るテクニックを伝える。そのほか、バスアイテムや女性向けのギフト製品、同店限定のラッピングなども用意する。

 メンズコスメは近年注目を集めており、男性のためのビューティカウンターも続々と登場する。ACROが展開する「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」は現在、伊勢丹新宿本店メンズ館など全3店舗を構えているほか、「シャネル(CHANEL)」も6月26日から7月2日まで、阪急メンズ東京で男性のためのメイクアイテムなどをそろえた限定ポップアップショップを開いている。

【エディターズ・チェック】
「シャネル」のポップアップに続き、「ディオール」も来ました!しかも常設店で!注目は「ディオール バック ステージ」で、ピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップクリエイティブ&イメージ・ディレクターが撮影や長年のバックステージでの経験で培ってきたノウハウを生かしたアイテムが特徴。ランウエイの姿をイメージしていることもあり、男も女も関係なく“かっこよくあるため”の製品がそろっています。メイク未経験の男性はまず、ベースメイクからトライして、ひと塗りの衝撃を体感してほしいです。

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「プラダ」が2021年までにナイロンを再生素材に切り替え 第1弾のバッグコレクションを発売

 「プラダ(PRADA)」は、再生ナイロンを使ったプロジェクト“リ・ナイロン(Re-Nylon)”を立ち上げ、再生ナイロンのバッグ6型を6月24日から販売している。日本では、東京・南青山の路面店のみで取り扱っている。同プロジェクトの狙いや生産工程を紹介するために、雑誌やテレビの専門チャンネルを運営するナショナルジオグラフィックと組み、製作した動画を公式サイト上で公開中だ。同プロジェクトの収益の一部は、持続可能な環境に関するプロジェクトに寄付される。

 発売したバッグコレクションは、メンズ、ウィメンズで計6型。リュック、ボディバッグなど、ナイロンで提案している定番の人気商品の素材を再生ナイロンに置き換えた。価格は最も買い求めやすいウィメンズのボディバッグで8万5000円。リサイクルを意味するアップリケが付く点がデザイン上の特徴だ。

 同プロジェクトで使用している再生ナイロンは、イタリアの素材メーカー、アクアフィル社の「エコニール(ECONYL)」。「プラダ」は2021年末までに使用するナイロンを全て「エコニール」に置き換えることを目指す。「エコニール」は海洋ゴミや漁網、テキスタイルの繊維廃棄物からリサイクルして作られているという。「エコニール」は「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」や「H&M」なども使用している注目素材だ。

 「プラダ」が公開した動画では、「エコニール」の供給源の一つという米アリゾナのカーペット再生施設を、女優のボニー・ライト(Bonnie Wright)がナショナルジオグラフィックの探検家と共に訪れ、レポートしている。今後、同様の動画をいくつか公開予定という。

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ドイツでパッケージ再利用のプロジェクト ポスト投函で回収

 独EC大手のオットーグループ(OTTO GROUP以下、オットー)と同チボー(TCHIBO)は、政府主導の再利用可能なパッケージ・プロジェクト「プラックスパック(PRAXPACK)」に参加する。環境にやさしい製品やフェアトレードグッズなどを扱う同国のマーケットプレイス、アボカドストア.de(AVOCADOSTORE.DE)や、郵便事業を担うドイツポスト(DEUTSCHE POST)とその傘下の国際物流会社ディーエイチエル(DHL)なども参加する。

 「プラックスパック」プロジェクトは6月初旬から32カ月間にわたって行われる予定で、再利用可能なさまざまなパッケージを試験的に使用する。プロジェクトを取り仕切る民間シンクタンクの独エコポール(OKOPOL)のティル・ジマーマン(Till Zimmermann)博士は、「再利用可能なパッケージが現実的なものとして使用されるには、環境に対する意識の高い一部の消費者だけではなく、全国的な取り組みとして広く受け入れられる必要がある」と語る。

 このプロジェクトでは、フィンランドで2011年にスタートした「リパック(REPACK)」システムもテストする。これはオンラインでの買い物の際に「リパック」での配送を希望すると、段ボール箱などの代わりに再利用可能な専用バッグで商品が届き、消費者はそれを封筒サイズに折り畳んで郵便ポストに投函して返却するという仕組みだ。現在、バッグの回収率は75%程度だという。ジマーマン博士は、「専用バッグに入らないサイズの商品や壊れ物の配送にも対応するため、梱包開発会社と提携し、将来的には再利用可能なカートンやボックスなども取り入れていきたい」と話した。

 オットーは、「使い捨てプラスチックによるゴミ問題の解決策を見つけるため、そして再利用可能なパッケージの実用性を証明するため、今回のプロジェクトに参加する」とコメントした。同グループの売上高はおよそ140億ユーロ(約1兆6940億円)に上る。自社で独自の再利用可能なパッケージシステムを立ち上げるか、「リパック」のようなサードパーティーと提携するのかなども含め、さまざまな角度から検証するという。「実現可能でかつ顧客が受け入れてくれるソリューションはどれかを検証したい」。

 チボーの売上高は32億ユーロ(約3872億円)程度で、主力であるコーヒー豆やコーヒー関連商品に加えて、ライフスタイルグッズや衣料品を販売している。同社は、「再利用可能なパッケージの品質や、自動配送システムで問題なく使用できるのか、そして顧客にとって使いやすいものなのかなどを検証したい」と述べた。なお、今回のプロジェクトで使用される再利用可能なパッケージの費用は顧客の負担とはしないという。

 エコ先進国として知られるドイツでは、再利用可能なパッケージを歓迎する消費者が多いことが予想される。梱包関連の業界団体であるジャーマン・パッケージング協会(GERMAN PACKAGING INSTITUTE)による最近の調査では、消費者の70%が「梱包が環境に配慮しているものではない」ために製品を購入しなかった経験があり、同19%は「梱包が環境に配慮したものかどうか」を購入の基準にしているという。

 しかし、問題はコストだとジマーマン博士は言う。再利用可能なパッケージの製造コストは使い捨てのプラスチックバッグよりかなり高いため、コスト効率をよくするには再利用率を高めるしかない。現時点では、主に一部の意識が高い消費者が利用しているため回収率は高いが、広く普及させるには消費者への啓発が必要になるだろう。「リパック」の場合、専用バッグの平均使用回数は20回程度だという。同博士は、「オンラインでパンツを3本購入して2本を返品する場合など、再利用可能なパッケージが便利だと気付いてもらえる機会も活用していきたい」と語った。

 環境負荷の低減に関するコンサルティング会社の独シンクステップ(THINKSTEP)のフローラ・ドゥスーザ(Flora D’Souza)は、環境保護の一環としてパッケージを見直すブランドが増えているが、それだけでは十分ではないと話す。同氏は、「300gのコットン製の服が200gのパッケージに入っている場合、パッケージの二酸化酸素排出量はその製品全体の5~10%にすぎない。ファストファッションなど、製品が大量に生産されることのほうが大きな問題であり、サステイナビリティーの実現にはパッケージだけではない全体的なアプローチが必要だ」と語った。

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河嶋希が「メイク次第で美人度アップ」なメイク本刊行 全ページのモデルを佐藤栞里が担当

 ヘア&メイクアップアーティストの河嶋希が、そのメイクテクニックの全てを公開した著書「見違える、私メイク」がワニブックスから発刊された。モデルでタレントの佐藤栞里が、表紙をはじめメイクのプロセスも含めた全ページのモデルを担当している。

 “ひと手間で美人に。今すぐできる10のテクニック”“まずは覚えたい基本の好感度美人メイク”“アレンジメイクで+4つの顏をもつ”など、20代後半~30代の女性をメインターゲットに、“マンネリメイク”から抜け出すためのノウハウを伝えている。
 
 著者の河嶋希は、複数の美容誌やファッション誌でレギュラーを務め、女性タレントや女優、モデルから厚い信頼を寄せられるヘア&メイクアップアーティスト。著書の発売にあたり、「自分のことを平凡で地味だと思っている人も、メイク次第で美人度がアップして素敵になれるし、見違えるようになる。そんな思いを込めて、簡単で効果絶大のメイクテクニックをたくさん掲載した」と話す。

 モデルを務めた佐藤栞里は、「小心者で自信もなかった私が、雑誌やテレビでの活動に挑戦する中で、河嶋さんにメイクしてもらえると自然と笑顔になって勇気が出た。のん(河嶋さん)のメイクで自分を好きになれる、今日が楽しくなる気持ちが、日本中の女性に広がったら最高だなあと心から願っている」とメッセージを寄せている。

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飲食店主導”ネオグローサラント”、プロントが出店。再びブームに?

株式会社プロントコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹村 典彦)が、モンテ物産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺永好孝)とコラボし、日本初のイタリア特化型ネオグローサラント「just like IT.渋谷宮益坂店」を6月26日(水)にオープンさせる。
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国際眼鏡展「シルモ・イスタンブール」が日本企業に本気の出展招致 トルコに商機はあるか?

 フランス・パリで開催される眼鏡・サングラス・光学機器の国際見本市「シルモ(SILMO)」がトルコで行っている「シルモ・イスタンブール」は今年、日本企業の出展招致を本格化している。「シルモ」は、イタリア・ミラノで行われる世界最大級の「ミド(MIDO)」やアメリカ・ニューヨークとラスベガスの「ビジョン・エキスポ(VISION EXPO)」と並ぶ眼鏡の三大国際展の1つ。近年イスタンブールのほか、オーストラリア・シドニー、タイ・バンコクでも開催しているほか、ポルトガル・リスボンにショールームを開設したり、デンマーク・コペンハーゲンの眼鏡展と提携するなど国際化を進めている。

 エリック・ルノワール(Eric Lenoir)=シルモ・パリ サロン・ディレクターは「2014年に『シルモ・イスタンブール』を設立した際、MENA(中東・北アフリカ)の全ての地域にビジネスの巨大なクロスポイントを作ることが目的だった。トルコ国外からのバイヤーや来場者のシェアは毎年増加しており、昨年は全来場者の約20%に達した。18年現在、トルコには約7000の眼鏡店があり、日本企業の新しい販路になると思う。トルコは親日国でもあり、日本製品の洗練されたデザインや技術の素晴らしさは有利に働くだろう」とコメントした。

 昨年は出展した150社のうち国外の企業はドイツ、マレーシア、モロッコ、フランス、インド、スペインの6カ国で、1万956人が来場した。商談金額の実績は非公表。

 日本のある眼鏡企業関係者は「中東の富裕層向けに販売を拡大できるかもしれない」と期待する一方、「政情が心配だ」とする不安の声もある。

 今年は11月21~24日に開催され、出展料は最小ブース(12平方メートル)のスペース代金のみで3240ユーロ(約40万円)。フランス見本市協会が出展申し込みの窓口となる。

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【異論】タッチパネルを入れると、本当にサービスが良くなるの?

 先日、好きなビアホールチェーンの「キリンシティ」に行ったら、注文方法がタッチパネル方式に変わっていた。この店のウリは、品質管理が徹底されたビールである。ただ、「3度つぎ」で提供するから若干時間がかかる。1秒でも早くビールで喉を潤すためには、席に着くやいなや「ブラウマイスター!」と注文しないといけないのだが、タッチパネルだとそれができずに不便だ。操作も面倒くさい。
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“編むシューズ”にストッキングのアツギが参入 伊の編み機大手と技術提携

 ストッキング大手のアツギ(ATSUGI)が、シューズの製造事業に参入する。このほどイタリアの靴下編み機製造で世界最大手のロナティ(LONATI)と提携し、共同のシューズアッパー開発で合意した。アツギは自社の企画力と製造技術を使って、ロナティ社の靴下編み機でシューアッパーを開発し、OEM供給する。「ナイキ(NIKE)」の“フライニット(FLYKNIT)”に代表されるニットシューズ用のアッパーの生産は、従来はセーター生産に使われていた横編み機が使用されていたが、機械の価格と生産性で勝る、靴下などに使用する丸編み機が猛烈に追い上げている。ロナティ社はサントーニ(Santoni)社などを傘下に置く丸編み機の世界最大手で、アツギはロナティと組むことで、ストッキング・靴下、インナーに続く、第三の事業の確立を急ぐ。

 アツギは青森県や中国の自社工場で約1200台の編み機を備えており、ロナティから新型の靴下編み機を購入し、ニットアッパーの開発を進めていた。アツギとロナティはバルセロナで開催中の大型の繊維機械見本市「ITMA」で新開発のニットアッパーを発表した。アツギは2年以内をメドに、アッパーOEM供給に加え、完成品にまで事業を広げる考え。

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米リセールサイトランキング 圧倒的王者は「イーベイ」

 2次流通(リセール)市場がミレニアルおよびZ世代を中心に盛り上がりを見せている。ブランド品の米委託販売サイト「ザ・リアルリアル(THE REAL REAL)」が上場を発表するなど、リセールはもはや一時的なトレンドではなく、消費行動の一部として定着したと言っていいだろう。

 米ウェブ解析・マーケティングツール開発会社シミラーウェブ(SIMILARWEB)がインターネット上にある8000万余りのサイトを解析した結果によれば、米リセールサイトで2019年5月の訪問者数トップに立ったのは、上位11サイトの合計数の95%を占めるという圧倒的な強さを見せた「イーベイ(EBAY)」だった。同サイトは1995年開設とほぼ四半世紀の歴史があり、各世代での認知度が非常に高く、幅広い商品を取り扱っていることが強さの要因だろう。2位は米フリマアプリの「ポッシュマーク(POSHMARK)」で同2.4%、3位はブランド品の米委託販売サイト「スレッドアップ(THREDUP)」だった。

 トラフィック数の対前年比では、ブランドバッグの米委託販売店「リバッグ(REBAG)」が152.4%増、フリマアプリ「ディポップ(DEPOP)」が同60%増と好調だったが、ほかは3%程度低下しているサイトが多かった。なお、直接サイトを訪問したケースを除くと検索からの流入が21%と最も多く、アクセス元の多くは、訪問者数上位もしくは前年比で訪問者数が伸びているリセールサイトにユーザーを誘導していることが分かった。

 SEO対策(検索エンジン最適化)が最も優れていたのは「ディポップ」で、5月のトラフィックは全て自然検索からの流入だった。主な検索ワードは「バレンシアガ(BALENCIAGA)トラックジャケット」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)合成ワニ革バッグ」「アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)中国刺しゅう」などだった。

 検索エンジン以外では、メールやSNSからの流入が多い。「イーベイ」はメール経由でのトラフィックの95.1%、SNS経由の88.4%を占めており、「ポッシュマーク」は同3.4%と6.3%だった。

 シミラーウェブの解析による、2019年5月の訪問者数別(PC・モバイル合計)米リセールサイトランキングは以下の通り。

1. イーベイ(6億5910万)
2. ポッシュマーク(1640万)
3. スレッドアップ(398万)
4. ザ・リアルリアル(352万)
5. グレイルド(GRAILED)(262万)
6. ゴート(GOAT)(230万)
7. ファーストディブス(1STDIBS)(191万)
8. ディポップ(152万)
9. スタジアム・グッズ(STADIUM GOODS)(134万)
10. ヴェスティエール・コレクティブ(VESTIAIRECOLLECTIVE、米国版)(30万6000)
11. リバッグ(15万4000)

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「ロエベ クラフト プライズ2019」日本人初のグランプリ “漆の今を表現した”石塚源太さん

 ロエベ財団(LOEWE FOUNDATION)は6月25日、東京・草月会館で同財団が主催する「インターナショナル クラフト プライズ 2019(International Craft Prize 2019以下、ロエベ クラフト プライズ)」の表彰式を行った。表彰式の開催場所は、第1回のスペイン・マドリード、第2回の英国ロンドンに次いで3回目の今回は東京が選ばれた。

 グランプリを受賞したのは1982年京都生まれ、京都を拠点に活動する石塚源太さんで、アレックス・ブログデン(Alex Brogden)が手掛けたトロフィーと賞金5万ユーロ(約610万円)が贈られた。日本人がグランプリを受賞するのは今回が初めて。受賞作品は、何層にも塗り重ねられた漆の深みと透明感が引き立つオブジェで、球体を連ねたような愛嬌のあるフォルムが魅力的だ。

“長い漆の歴史に参加できる作品を”

 石塚さんは「漆の艶を強調しながら奥行きを出した」と言う。ポコポコとした形状のインスピレーション源は、「スーパーマーケットのメッシュ袋入りのオレンジ」だそうだ。作品は球体の発砲スチロールを布でくるみ、その上から麻を重ねてさらに漆が何層にも塗られて作られた。「7世紀から続く漆の技法を2018年(作品に取り組んだ年)のタイムラインで表現した。長い漆の歴史に参加できる作品にしたい」と語った。また賞金については「アトリエが手狭になってきたので引っ越し費用にする」と言う。

“今、この時代に起きているかを伝える作品”

 このプライズを16年に発案したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ロエベ」クリエイティブ・ディレクターは、受賞理由を「歴史ある漆の知識が深く、それを次世代の作品として作り出していた点がすばらしい。審査員の間でも彼の作品は、今、この時代に何が起きているかを伝えるものだと評価した。次世代のクリエイションとは、タイムレスなシェイプであり作品だということ。1000年前、あるいは1000年後、どの時代に存在していても不思議ではない作品だった。アーティストの課題の一つは過去をどのように現代、未来に持ち込み表現していくか、だと思うが彼はそれを上手に見せていたと思う」と称賛した。

 このプライズは今日の文化におけるクラフト (工芸) の重要性を認識することと、未来の新たなスタンダードを創出する革新的な才能やビジョン、意志を有するアーティストを評価することを目的としている。今回は、100カ国以上の2500を超える作品の中から29人のファイナリストが選ばれ、そのうち日本人は過去最多の10人が選出された。応募作品数は前年に比べ44%増え、国別では日本からの応募が最も多かったという。

“クラフトとは人間が自己表現する基本的なこと”

 アンダーソンは、「クラフトとは人間が自己表現する基本的なこと。みんなが持っている才能だし、料理するときも、服を作るときも、陶器を作るときにクラフト心があると思っているよ。みんなが何かを作りたいと思っているしキュレートしたいと思っている。クラフトをもっとサポートされるべきで、『ロエベ』のような大きなブランドが、人々がクラフトについて対話するためのプラットフォームを作ることが大切だと思いこのプライズを立ち上げた」と語った。

 ファイナリストを選ぶ審査は、スペインの大手新聞「エル・パイス(El Pais)」の建築とデザイン担当評論家のアナツ・サバルベルコア(Anatxu Zabalbeascoa)選考委員長をはじめとする9人の専門家で構成される委員会が、マドリードで2日間にわたり全ての応募作品を審査して選出。その選考過程では、技術的成果、革新性および芸術観という点が重視されたという。

 その後、深沢直人デザイナー兼日本民藝館館長、建築家でプリツカー賞審査員のベネデッタ・タグリアブエ(Benedetta Tagliabue)氏デザイン・ミュージアム(ロンドン)館長でエッセイストのディヤン・スジック(Deyan Sudjic)氏、アンダーソン=クリエティブ・ディレクターらによって25日朝に「白熱会議が行われ」(深沢直人氏)、優勝者が決定された。特別賞には、1990年英国マンチェスター生まれのハリー・モーガン(Hurry Morgan)さんと高樋一人さんが受賞した。受賞作品とファイナリストの作品は、6月26日~7月22に同会館のイサム・ノグチが手掛けた石庭「天国」で展示される。

■インターナショナル クラフト プライズ
日程:2019年6月26日~7月22日(無休)
時間:10:00~19:00(金曜のみ20時まで)
会場:草月会館
住所:東京都港区赤坂7-2-21
入場料:無料

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ネオン!カモフラ!!「VLTN」!!! カラフルで美しき「ヴァレンティノ」最新メンズアクセサリーの世界

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の2020年春夏メンズは、旅することで豊かな人生を送り、結果、限界・境界を突破してたどり着いたユートピアを思い描いた。

 アクセサリーは、旅の象徴バックパックのバリエーションを拡充した。バックパックに、日差しを避けるバケットハット、悪路も乗り越えるゴツいソールのダッドスニーカー、サンゴを模したアクセサリーがトラベルスタイルのアクセント。そこにアーティストのロジャー・ディーン(Roger Dean)によるイラスト画をプラスする。ユートピアを極彩色で描いたロジャーのアートに刺激を得て、人気ライン“VLTN”の商品もイエローやブルー、オレンジなどのネオンカラーに染まった。カモフラージュ柄も、例年以上にビビッドだ。

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「ドリス ヴァン ノッテン」が2020年春夏メンズで蜷川実花 × YOSHIROTTENの作品を使用 日本人アーティスト初

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN、以下ドリス)」は、パリで発表した2020年春夏メンズ・コレクションで、写真家の蜷川実花とグラフィックアーティストのYOSHIROTTENが制作した作品をファブリックデザインに用いた。同ブランドがコレクションで日本のアーティストとコラボレーションしたのは今回が初めて。

 今回使用された作品は2人が17年に発表したアートジン「NEW NOIR 2」のもので、その中からデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンが花火や花、都市風景などのグラフィック作品数点をピックアップした。コラボレーション商品には“DRIES VAN NOTEN MIKA NINAGAWA ‘NEW NOIR 2’ ARTWORK BY YOSHIROTTEN”と印字されたタグがつく。

 蜷川は「ドリス」が09年に東京・南青山に旗艦店をオープンした際に作品を制作し、それ以降も親交がある。今年3月には同店の10周年を記念し原美術館で開催した展示会にも同作品を展示した。

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メンズコレドタバタ日記 「トム ブラウン」に背筋が伸びる!?「カラー」は今季も依存症のオトナを増やしそう

 6月24日、快晴。最高気温は34度。むか〜し昔の遠足では先生から「家に帰るまでが遠足」と言われたモノですが、だとしたらメンズコレ取材も「家に帰るまでがメンズコレ取材」(笑)。てか、それは本当。感動的なランウエイショーは昨日で終わりましたが、翌日以降の展示会回りは、時間と心にちょっぴり余裕が生まれたせいか、何着もの洋服に袖を通し、デザイナーやPRのお話に耳を傾け、考えることができるので意義深いんです。ということで、本日も張り切って参りましょう。

 本日の展示会回りは、全部で6件。最初は「トム ブラウン(THOM BROWNE)」です。

11:30 「トム ブラウン」

 ショーやショールームでは、ランウエイショーやコレクションのみならず、スタッフの立ち居振る舞いなどからもメゾンの空気感や世界観、ポリシーなどが伺えます。ここ「トム ブラウン」のショールームも、ブランドの世界観がビシビシ伝わる独特の空間。なにせスタッフは、どんな時も「トム ブラウン」のフォーマルに身を包まなくちゃならないそうです。ショールームを訪れると、日本のPRはパーフェクトなグレースーツ。そのほかの皆さんも最低限白シャツをパンツインでミーティングに臨んだり、談笑したりしています。

 ここでは、スポーツにインスパイアされたコレクションのアクセサリーをパチリ。野球のボールを模したスニーカー、ステッチがカワイイなぁ。コレクションピースを着てみたかったけれど、凛とした空気に物怖じしました(笑)。

12:40 「コム デ ギャルソン・オム プリュス」
「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」
「コム デ ギャルソン・シャツ」

 お次はコム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)のパリ本社へ。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS、以下オム プリュス)」と「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」、そして「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」の3ラインを一気に拝見です。

 「オム プリュス」は、「ミキモト(MIKIMOTO)」と衝撃のパールネックレスコラボ(詳細は、コチラから)。ショーを拝見していた時、「あ、カワイイ。オーダーしようかな?」なんて思っていましたが、お値段はなんと「数百万円」。ぜんぜんカワイイ値段じゃないので、写真だけ撮影して満足しましょう(笑)。

 もちろん、「ナイキ(NIKE)」コラボも継続。青年貴族オーランドー(ORLANDO)にインスパイアされた、ドレープとフリルたっぷりのフォーマルを試着しました。サイズを間違えると“忠臣蔵”ですが、ジャストサイズで街を闊歩したら、袖や裾がエレガントに揺れることでしょう。

14:00 「カラー」

 「カラー(KOLOR)」は、定番のコートやセットアップに色や柄でポップを加えたスタイル。お気に入りはこの、ウィメンズのセットアップです。最近の「カラー」は、ルックブックとムービーがユニーク。今回は上野で撮影。早朝から夕方6時くらいまで、ひたすらカメラを回し、写真を取り続ける過酷なロケだそう(笑)。でもこのルック、街に馴染みつつ少しだけ目立てる「カラー」らしさを醸し出しているなぁ、って思います。「カラー」は、“着ると、誰でもオシャレに見えちゃう魔力”を持つブランドです。本当に袖を通すだけでカッコよくなれるのがスゴい。業界の友人には「カラー」依存症のオトナ、結構います。

14:30 ランチ

 時間と心に余裕が生まれた今日からは、ランチもちょっとだけ贅沢に。今日はパリにもようやくオープンした「イータリー(EATELY)」です。


15:00 「キディル」

 「キディル(KIDILL)」のショールームにGO!!デザイナーの末安弘明さんは、「今回もビジネスが広がりそう。パリに来て、良かったことしかない」と安堵した様子。ヨカッタ!!あの個性抜群のコレクションなら、その結果も納得です。

 プレゼンテーションで気になっていたレオパード × ゼブラのブルゾンを着て、サングラス&ネックレスで記念撮影。ちなみにこのネックレス、2つのキャラクターを合体して、ネットにくるんでいるんです。さぁ、わかりますか?

15:40 「ビズビム」

 「ビズビム(VISVIM)」の展示会は写真NGですが、いいスニーカー、出来てました!!お値段7万円台。頑張れば買えますね。

 「ビズビム」の中村ヒロキ・クリエイティブ ディレクターは世界中を旅して、現地の民族衣装などにインスピレーションを得ています。ということで今回も南米、中国、福島などなど、話を聞いていると「あれ?これは地理・歴史の授業だっけ?」と思っちゃうくらい、現地の風土、技術、伝統の話が次から次へと登場します。ブランド史上最高、800万円台の着物コート、素敵でした。

16:30 「ケンゾー」

 ラストは「ケンゾー(KENZO)」の展示会。アクセサリーを激写しまくりです。キャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)=クリエイティブ・ディレクターのラストコレクションは、海女さんがミューズ。ということで、彼女たちが海に潜って拾い集めるウニやホタテ、それらを入れる網のモチーフがてんこ盛りです。2人は最後まで、「ケンゾー」のオリジンである日本を見つめ続け、何度も来日してくれました。感謝、感謝なのであります。にしても、ゴーグルをつけたマネキン、新鮮(笑)。アクセサリーについては、近日中に別の記事をアップします。

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「ファクト.」が90年代ヒップホップを代表するビースティ・ボーイズとのコラボ第2弾を発表

 音楽やアート、スケートボードといったストリートカルチャーをベースに、コアな人気を得ているニューヨーク発の「ファクト(FACT.)」から、90年代ヒップホップを語る上では欠かせないアーティスト、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)とコラボレーションしたコレクションの第2弾が発売される。

 このコラボレーションは、今年の1月に第1弾がリリースされたコレクションに続く形で、ビースティ・ボーイズの自叙伝「Beastie Boys Book」の出版記念アイテムとなっている。ビースティ・ボーイズはハードコアパンクバンドとしてのデビュー後、さまざまなサウンドやカルチャーを取り込み、ヒップホップをベースにした独自のスタイルを確立。90年代にはアメリカのみならず世界的に人気が爆発し、今なおシーンを問わず音楽のみならず、カルチャー的な影響も与え続けているレジェンドアーティストだ。

 今回のコラボレーションも前作同様、グループ初期の写真やグラフィックを使用したデザインで、Tシャツ4型(6500円)に、ロングスリーブTシャツ1型(8000円)の計5アイテムがラインアップ。ニューヨークではすでに限定発売がスタートしており、日本でもオンラインのみの限定展開となっている。発売は、6月27日から「ファクト.」のオフィシャルサイトでスタート。詳細は、同ブランドのインスタグラムにて随時更新される。

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ヘアケアブランド「ロレッタ」が映画に!? 村濱遥と橋下美好がW主演

 学研ホールディングスのグループ会社、学研プラスのファッションメディア「メル(mer)」は、ビューティーエクスペリエンスのヘアケアブランド「ロレッタ」とコラボレートし、短編映画を製作する。

 2009年に誕生したヘアケアブランド「ロレッタ」の10周年を記念し、同ブランドが誕生以来大事にしてきた“どんな女性の心の中にもある、大人になってもずっと変わらない女の子の気持ち”をテーマにした短編映画だ。

 “色素薄い系女子”として10~20代の女性を中心に人気の「メル」モデル兼インフルエンサーの村濱遥と橋下美好を主演に据え、2人の心の距離や絆を描いた作品になるという。

 ルームシェアして今年で3年目を迎える2人の女の子の物語。環境も変化する中で、だんだんとすれ違ってしまった2人が、停電をきっかけにお互いの気持ちを打ち明け、絆を深めるというストーリーだ。

 同作品は、9月21日に静岡県沼津市にある泊まれる公園“INN THE PARK”でオールナイトで開催される“夜空と交差する森の映画祭2019”で上映予定。同映画祭は今年で6回目を迎える野外映画フェスで、森や川、岩場などバリエーション豊かなロケーションに設営した複数の特設スクリーンで、長編映画やショートフィルムを上映する。

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「トッズ」のメンズ・クリエイティブ・ディレクター、アンドレア・インコントリが退任

 トッズ(TOD’S)は、メンズ・クリエイティブ・ディレクターのアンドレア・インコントリ(Andrea Incontri)が6月30日をもって退任すると発表した。後任は未定。インコントリは2014年6月にブランドに加わり、5年間にわたって同職を務めた。

 インコントリは「この偉大なるファミリーの一員であることを誇りに思ってきた。トッズは私自身が成長する上での学び舎であり、貴重な経験をさせてもらった。ディエゴとアンドレア・デッラ・ヴァッレの2人が常に私を支え、励ましてくださったことに感謝する」とコメントした。

 また、トッズ・グループ会長兼最高経営責任者のディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)は「長きにわたりトッズ メンズ コレクションに貢献してきたアンドレアに感謝の意を表す」と述べている。

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高島屋が中国から撤退 上海店を8月末に閉店

 高島屋は25日、中国の上海高島屋を8月25日で閉店すると発表した。運営する現地法人が家主との間で家賃減額交渉を進めていたが折り合わなかった。現地法人は清算する予定。これに伴い、2020年2月期で20億〜30億円の損失が発生する見通し。

 同店は2012年12月に売り場面積4万平方メートルのフルラインの日本型百貨店としてオープン。出店エリアの人口や就業者の増加を見込んでいたが、周辺開発が計画よりも遅れたことや販管費の高止まりもあって苦戦を強いられ、開業以来、営業赤字が続いていた。他の商業施設やECとの競合激化に加えて、米中貿易摩擦による個人消費の落ち込みが痛手になった。

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「ナイキ」と「アリックス」のマシュー・ウィリアムズから、ソールを取り外せる機能性スニーカー登場

 「ナイキ(NIKE)」は6月26日、「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」を手掛けるマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)とコラボレーションしたメンズとウィメンズのスニーカー“ナイキ × MMW フリー TR フライニット 3(NIKE x MMW FREE TR FLYKNIT 3)”を発売する。

 昨年5月から“Future uniform of training(未来のトレーニングユニホーム)”と題したトレーニング・コレクション「NIKE X MMW TRAINING SERIES」で協業を続ける両者が今回ベースに選んだのは、クッション性に優れた「ナイキ」のトレーニング用シューズ“フリー トレーナー(FREE TRAINER)”だ。メンズモデルは着脱を容易にするためサイドにジップが付いたハイカットタイプで、ウィメンズモデルは足首を包むソックスタイプになっており、両モデルともビブラム社(Vibram)とコラボした取り外し可能なゴツいソールが付属する。「(このソールで)現代の都市生活における多機能性を具現化した」とマシューが話すように、付けた場合は外履き用スニーカーに、付けていない場合はジム内でのトレーニング用スニーカーにと、シチュエーションに応じて切り替えることができる画期的な機能性スニーカーとなっている。

 価格はメンズモデル、ウィメンズモデルともに3万2500円で、「ナイキ」の公式アプリ「NIKE SNKRS APP」や東京・青山にあるナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)で取り扱う。

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伊勢丹元社長の小柴和正氏が死去 「ファッションの伊勢丹」を打ち出す

 伊勢丹(現・三越伊勢丹ホールディングス)元社長の小柴和正氏が21日に急性腎不全のため都内の病院で亡くなった。88歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで執り行った。後日、お別れの会を開く予定。

 小柴氏は1931年千葉県富津市生まれ。早稲田大学卒業後の53年に伊勢丹に入社し、93年に創業家の小菅家以外の出身で初めて社長に就任。92年に勃発した秀和とイトーヨーカ堂による伊勢丹の株式買い占めを阻止した。バブル崩壊後で百貨店の右肩上がりの成長が止まる中、「ファッションの伊勢丹」という経営理念を打ち出し、伊勢丹新宿本店の競争力を高めた。2001年の会長就任後は、武藤信一社長(当時)と共に08年の三越との経営統合を主導した。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」が真珠の「ミキモト」とコラボ 数百万円のネックレス

 コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)は、2020年春夏「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS.以下、オム プリュス)」コレクションで日本のジュエラー「ミキモト(MIKIMOTO)」とのコラボレーション・ジュエリーを発表した。同コレクションは、大粒のパールネックレスにシルバーで作ったロゴプレートのほか、チェーンや喜平タイプのネックレスをプラス。価格は「数百万円」(同社広報担当)になる見通しだ。「ミキモト」とのコラボレーションは“序章”で、9月のウィメンズ・コレクションでも新たな商品が登場しそうだ。

 20年「オム プリュス」コレクションは、「オーランドー(ORLANDO)」がキーワード。これは、「コム デ ギャルソン」が今冬ウィーン国立歌劇場で上演するオペラ「オーランドー」で衣装制作を担当することによるものだ。オペラの衣装制作まで見据えた国際的プロジェクトとなると、日本代表のハイジュエラー「ミキモト」にとっても、コム デ ギャルソンとタッグを組む意味合いは大きい。

 ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)原作の「オーランドー」は、青年貴族のオーランドーが昏睡状態から目覚めると体が女性に変わっていることに気づき、以降その喜びを覚えるというストーリー。最新「オム プリュス」コレクションは、ドレープやフリルをたっぷりあしらったスーツ中心のフォーマルだった。9月のウィメンズも引き続き、「オーランドー」がキーワード。12月のオペラに向けて、メンズ、ウィメンズ、衣装で同じテーマを探求する。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」が真珠の「ミキモト」とコラボ 数百万円のネックレス

 コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)は、2020年春夏「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS.以下、オム プリュス)」コレクションで日本のジュエラー「ミキモト(MIKIMOTO)」とのコラボレーション・ジュエリーを発表した。同コレクションは、大粒のパールネックレスにシルバーで作ったロゴプレートのほか、チェーンや喜平タイプのネックレスをプラス。価格は「数百万円」(同社広報担当)になる見通しだ。「ミキモト」とのコラボレーションは“序章”で、9月のウィメンズ・コレクションでも新たな商品が登場しそうだ。

 20年「オム プリュス」コレクションは、「オーランドー(ORLANDO)」がキーワード。これは、「コム デ ギャルソン」が今冬ウィーン国立歌劇場で上演するオペラ「オーランドー」で衣装制作を担当することによるものだ。オペラの衣装制作まで見据えた国際的プロジェクトとなると、日本代表のハイジュエラー「ミキモト」にとっても、コム デ ギャルソンとタッグを組む意味合いは大きい。

 ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)原作の「オーランドー」は、青年貴族のオーランドーが昏睡状態から目覚めると体が女性に変わっていることに気づき、以降その喜びを覚えるというストーリー。最新「オム プリュス」コレクションは、ドレープやフリルをたっぷりあしらったスーツ中心のフォーマルだった。9月のウィメンズも引き続き、「オーランドー」がキーワード。12月のオペラに向けて、メンズ、ウィメンズ、衣装で同じテーマを探求する。

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「イッセイ ミヤケの主張に断固として反論する」 差止処分を申し立てられた鳥取県のバッグメーカーが反論

 バッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE 以下、バオ バオ)」を手掛けるイッセイ ミヤケが鳥取県のバッグメーカーのバルコスを相手取り、バルコスの商品が「バオ バオ」に類似する特徴を備えているとして、不正競争防止法違反等を理由に製造、販売および輸入等の差止めを求めている件について、バルコスは反論コメントを発表した。バルコスは、「(差止め請求の対象となっている『ハナアフ(HANAA-FU)』の商品は、)バッグ外面に大きく折れ線を施し、折り紙のようにバッグを変形させ、所定のスタイルに固定することができる」ため外面に施した線は細かく規則的で、バッグを折りたたんで使うことや変形した状態を固定できない「バオ バオ」の商品とは「デザインコンセプトが根本的に違う」と主張。同社はこのデザインについて意匠登録を行っていると主張し、「地方都市発のブランドが生み出したオリジナルデザインを守るため、イッセイ ミヤケの主張には断固として反論する」と続ける。これに対してイッセイ ミヤケは、「当社は外部の中立な有識者による法的意見も踏まえ、不正競争防止法違反を理由に本件の申立てを行っている。今後は裁判の中で主張していく」とコメントした。

 差止め請求の対象となったのは、「ハナアフ」で展開する“アリエス ネオ(ARIES NEO)”をはじめとするバッグ3型。いずれもタイルのようなピースがバッグの側面にあしらわれ、境界部分が折れ曲がり立体的に変化する特徴を有している。イッセイ ミヤケは、この特徴が「バオ バオ」の特徴である“物を入れるとタイルのようなピースの境界部分が折れ曲がり、外観が立体的に変形する点”に類似すると主張。2月から両社で協議を重ねてきたが、バルコスはイッセイ ミヤケ側の主張を全面的に否定し要求に応じなかったため、解決の見込みがなくなったと判断して、6月13日に仮処分の申し立てに踏み切った。

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「バレンシアガ」が販売スタッフを募集 1917年創業メゾンの歴史と価値を発信

 ファッションブランド「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、新店オープンに向け、販売スタッフを募集する。ファッションを通じて、ブランドの歴史や世界観、スタイル上のメッセージなどを伝えるとともに、お客さまに「良質な時間」を提供する事がミッション。

 入社後すぐは、ブランドの背景や製品知識、クラフツマンシップなどの基礎を学ぶ。その後、店舗での実務に沿ったOJTで業務を覚える。そのほか、高度な接客スキルや専門知識を高めるための各種トレーニングが多数あり、充実した研修制度が用意されている。今後の店舗展開に備えて組織も拡大中のため、店長、副店長などキャリアアップのチャンスも多い。

 「バレンシアガ」は1917年創業のファッションブランド。2015年、アーティスティック・ディレクターにデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)を起用し、ロゴも一新。オートクチュールメゾンとしての伝統を守りつつ、真のクリエイティブも探求し続け、ミレニアル世代からも支持される。

募集職種
販売スタッフ

応募条件
アパレル販売経験1年以上
※第二新卒歓迎
※ラグジュアリーブランド、インポートブランド、国内ブランド、セレクトショップでの販売経験者歓迎

勤務地
東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、北海道、福岡の直営店

東京
・青山店
・高島屋新宿店
・西武渋谷店
・高島屋日本橋店
・松屋銀座店
・高島屋玉川店
・三越銀座店
・東武池袋店
・阪急メンズ東京店
・伊勢丹新宿本店

神奈川
・そごう横浜店 
・高島屋横浜店

愛知
・名古屋三越栄店
・ジェイアール名古屋タカシマヤ店

京都
・高島屋京都店

大阪
・高島屋大阪店
・大丸心斎橋店
・阪急うめだ本店
・阪急メンズ大阪店

兵庫
・大丸神戸店

北海道
・丸井今井札幌本店

福岡
・岩田屋本店

雇用形態
正社員
※試用期間6カ月あり(給与・待遇に変動なし)
※経験によって契約社員スタートの場合もあり(正社員登用制度あり)

勤務時間
シフト制(実動7.5時間、休憩1.5時間)
※残業は月10時間以下

休日休暇
シフト制 / 月9〜10日
有給休暇 / 年10〜20日
リフレッシュ休暇 / 年5日 ※正社員のみ
長期連続休暇
産前産後休暇・育児休暇(取得率が高く、復帰社員も多数)
介護休暇
慶弔休暇

給与
年俸300万円以上(12分の1を毎月支給)
※能力や経験に応じて加給・優遇

年収例
販売員/年収300万以上
アシスタントストアマネジャー/年収400万以上
ストアマネジャー/年収450万以上

福利厚生・待遇
昇給・昇格年1回(4月)
通勤費手当(上限5万円/月)
制服貸与
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
団体信用生命保険、団体傷害保険、団体医療保障保険
確定拠出年金
永年勤続表彰
社員割引
時短勤務制度
時間外手当
役職手当
店舗実績に応じたインセンティブ
各種研修制度(導入研修、商品研修、販売テクニック研修など)

応募期限
2019年7月10日まで

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ランバン ジャパン解散、銀座旗艦店は7月末に閉店 コロネットは引き続き卸を継続

 パリコレブランド「ランバン(LANVIN)」の日本におけるブランドおよびインポート商品のPRや銀座店の運営を担う、本国出資100%のランバン ジャパンが8月15日、解散する予定だ。これに伴い、同社が手掛ける銀座店は7月末にクローズ。コロネットは引き続き、同ブランドの卸を継続する。

 ランバン ジャパンによると、ジャパン社の解散と銀座旗艦店の閉店は「本国の決定によるもの」。メゾンは2018年2月、中国の投資会社フォースン インターナショナル(FOSUN INTERNATIONAL)の傘下に入り、現在は改革が進行中。経営にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)でルイ・ヴィトン カナダのジェネラルマネジャーや「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」のインターナショナル・リテールマネジャーを経て、仏ハイカジュアルブランドのサンドロ(SANDRO)で最高経営責任者(CEO)に就いたジャン・フィリップ・エケ(Jean-Philippe Hecquet)がCEOに就任。クリエイションについては、「ロエベ(LOEWE)」でジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)直属のメンズウエア・デザイン・ディレクターを務めてきたブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)がクリエイティブ・ディレクターに就いた。

 ブルーノにとって2回目のランウエイとなった20年春夏メンズは、前任ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)による方向性から大転換。「若々しいムードが増し、今後が楽しみ」という声と、「ジョナサンの影響が強く、独自性が見えない」という賛否両論の声があった。

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オーガニックコスメ「イトリン」が1年弱で刷新 大人の女性の要望に対応

 「THREE」を擁するアクロが展開するプレミアムオーガニックケア「イトリン(ITRIM)」は、ボディーケアラインとヘアケアラインを刷新して8月7日に発売する。ボディーケアラインには「エレメンタリー フルボディゴマージュ」を加え、両ラインで全6品を展開する。

 昨年9月のブランド立ち上げから1年を経たずにリニューアルを行ったことには、「今年3月に『エレメンタリー フェイシャルゴマージュ』と『同 フェイシャルプロテクション』を発売したことによりブランドの支持層が広がったことや、容器の使いやすさの向上、大人の女性のさらなる要望への対応のため」(アクロ イトリン事業部 コミュニケーション・PR シニアマネージャー)といった背景があるという。

 ボディーケアラインでは、夏に受けたダメージによって大人の体に現れる肌のくすみやシミへの対応と、さらにはボディーラインなどの変化に対応して秋から始めるケアを提案する。「エレメンタリー フルボディゴマージュ」(100g、1万2000円)はアロエやコンニャクなどに加えて、小豆、じゃばら、抹茶など和の天然スクラブ素材にこだわり、肌表面の古くなった角質など不要な老廃物を流す。「同 ボディソープ N」(200mL、8000円)と「同 ボディエマルジョンN」(150mL、1万円)は肌を健やかに保つ成分として新たにカレンデュラエキスを配合した。

 ヘアケアラインは、年を重ねると乱れがちなヘアサイクルを正常化することで健やかに保ち、ハリ・コシのあるしなやかな髪へ導く。新たに配合された奈良県の伝統野菜“宇陀金ごぼう”の根から抽出したエキスが毛髪サイクルの活性化を促す。「エレメンタリー スキャルプ&ヘアクレンザーN」(150mL、8000円)はシャンプー前の乾いた髪に使用することで、きめ細かな泡が頭皮に浸透し毛穴の汚れを浮き上がらせる。「同 シャンプーN」(250mL、1万円)と「ヘアコンディショナーN」(200g、8000円)は頭皮と髪に働きかけ、艶とハリ、コシのある髪へ導く。

 また9月4日にはオイル3品を発売する。イトリン独自のスキンケア理論に基づき、顔・体・髪それぞれに合った独自の処方を採用。「エレメンタリー ボディトリートメントオイル」(38mL、1万5000円)は、年齢による内部と外部の変化に着目して開発したボディーオイル。温感効果や代謝促進効果のあるシロガラシ芽やサンショウモドキ種子から抽出した油溶性エキスを配合する。「同 エレメンタリー ヘアトリートメントオイル」(18mL、1万2000円)は頭皮と髪を整えるヘアオイル。さらりとした使い心地で、シャンプー後の濡れた髪にもドライ後の乾いた髪にも使用できる。「同 フェイストリートメントオイル」(18mL、1万8000円)は、海洋性エキスと油溶性植物エキスを配合し肌に透明感と艶を与え、マッサージすることでフェイスラインをすっきりとした印象に仕上げる。

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「大好きな音楽を服に散りばめました」 神田沙也加が手掛けるアパレルをストライプが発売

 ストライプインターナショナルは、ウィメンズブランド「メゾン ド フルール プチ ローブ(MAISON DE FLEUR PETIT ROBE以下、プチ ローブ)」から女優・声優の神田沙也加が手掛ける新レーベル「メゾン ド フルール プチ ローブ カノン(MAISON DE FLEUR PETIT ROBE CANONE以下、カノン)」を今秋スタートする。初お披露目となった同社の2019-20年秋冬展示会に神田本人が来場し、ブランドに込めた思いやこだわりを語った。

 同レーベルは「プチ ローブ」のフレンチ―ガーリー、ビンテージテイストをベースにしながら、ニュアンスカラーで上品な長めの着丈のドレス、 ワンピース、 コートなどをそろえる。小柄な女性向けに似合うよう、甘めなムードの通常ラインに対し、「カノン」のコンセプトは“淑女の休日”。「自分と同じ年代(20代後半~30代前半)の女性は、かわいらしすぎる服は着づらい。それを意識して、大人の女性が日常使いしやすいデザインや形にこだわりました」と神田。

 中心価格帯は9800~1万9800円。同社のEC「ストライプクラブ(STRIPE CLUB)」で8月上旬に先行予約、下旬に販売を開始する。を得たエンブレムや、 バイオリンの弦を意識したピンタック使い、聖歌隊をイメージしたデザインのワンピースなど遊び心が随所に見られる。「バイオリンケースと組み合わせたりして、シックに、ロマンティックに着こなしてほしいです」。

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メンズコレドタバタ日記 大渋滞で「セリーヌ」のゲートが閉まる、と思ったらマジで奇跡が 「ポール・スミス」には三浦春馬登場

 6月23日。晴れ。ずっと晴天だったパリ。週明けからは最高気温が37度!みたいな灼熱地獄に突入するそうですが、パリメンズ期間中は爽やかな初夏の晴天が続きました。さぁ、今日でパリメンズも最終日。張り切って行きましょう〜!

9:45 「ダブレット」

 本日一発目は、「ダブレット(DOUBLET)」です。僕は井野将之デザイナーを、ファッション界の“平成の喜劇王”だと思っていたのですが、さぁ令和の時代はどうでしょう(笑)?

 ショールームのドアを開けたら、こんな風に出迎えてくれました(笑)。井野さん、“令和も喜劇王”、確定です!!

 コレクションは「まだナイショ」なので写真はアップできませんが、今シーズンも爆笑(!)、クスッと笑っちゃう(!!)、もしくは苦笑い(!!!)アイテムと粒ぞろいです。僕一番のお気に入りは、“中を開けて顔にかざすだけでピンナップガールになれるクラッチ”でしょうか(←なんのこっちゃ!?、ですね)。

13:30 「ケンゾー」

観客の数で「バルマン」と1、2を競った「ケンゾー」のショー会場

 「ケンゾー(KENZO)」は、キャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)=クリエイティブ・ディレクターによる最後のコレクション。振り返ればこの2人には、いろんなことを教えてもらいました。一番は、“コミュニティー”という概念です。

 あれはロゴ入りのスエット、Tシャツ、キャップ、「ヴァンズ(VANS)」とのコラボスニーカーなどが大ブレイクしていた時の話です。とあるシーズンのショー直前、ウンベルトに「どうしてロゴをいっぱい使うの?」と質問したら、「昔、『カルバン・クライン』のロゴTシャツを手に入れたとき、『あぁ、これで僕もオシャレな人たちの仲間入りができたんだ』って思えて嬉しかったんだ。ロゴアイテムは、“コミュニティー”の一員だって実感するのに最高のアイテムなんだよ」と答えます。以降“コミュニティー”という価値観は、僕の中で大きな取材テーマになっています。

観客の数で「バルマン」と1、2を競った「ケンゾー」のショー会場

 そんな2人のラストショーは一昨日の「バルマン(BALMAIN)」同様、一般顧客も招待した壮大な規模感。僕らの席の反対側は、もう人だらけです(笑)。過去のコレクションをまとったダンサーのパフォーマンスで幕を開け、メンズ、ライブ、そしてウィメンズ、フィナーレ!という一大スペクタクル。この場にいた人は皆、ライブ同様の一体感を味わい、まさに“「ケンゾー」コミュニティー”の一員だったことを実感したでしょう。後任は、誰でしょう?僕は「高田賢三さんに3000点」です(笑)。ウンベルトは、「後任もぜひアジア人であってほしい」と祈っているそうですよ。

14:45 「リンシュウ」

 「ケンゾー」は、めちゃくちゃ楽しかったものの、ショーは延べ30分に及び、終わった時は既に14時。お次の日本代表「リンシュウ(RYNSHU)」が始まる時間です(汗)。慌ててバスに乗り、左岸から右岸に大移動。ところが、道路工事と交通封鎖でなかなか進みません。「パリよ、アナタは日曜日も大渋滞なのですね……」。40分遅れで到着し、漆黒のスーツに花々が咲き乱れたショーになんとか間に合いました。いや、これも「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARAYASUHIRO)」同様、「待っていていただいた」という表現が正しいでしょう。ありがとうございました!

15:10 「ディオール」

 「ディオール(DIOR)」の展示会にGO!ここでの取材は、最新コレクションにまつわるポストカードをゲットすることから始まります(ソレは取材じゃないw)。お土産にぴったりなポストカードは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)の優しい心づかい。アクセサリーの詳細については、コチラの記事をどうぞ。

16:30 「ポール・スミス」

 お次は「ポール・スミス(PAUL SMITH)」。ここでの最初のミッションは、日本人アンバサダーに就任した三浦春馬さんの写真を撮影することです(これは、ちゃんと取材w)。会場に入って“どセンター”のフロントローに目を凝らすと、三浦さん発見!!もちろん「ポール・スミス」の洋服がお似合いです。iPhoneのポートレートモードで爽やかな笑顔と愛らしいピースサイン、いただきました。感謝。

 コレクションは、三浦さんが着たらベリー似合いそうな優しいフォーマル。淡いパステルカラーやオーバーサイズのシルエットは、まさに2020年春夏のスーツです。前回まではブリティッシュトラッドな細身のシルエットにクラシカル&ビビッドな色合いで難易度高めでしたが、これは挑戦しやすい。「ポール・スミス」は、みんなに楽しんで欲しいブランド。素敵なブランドにカムバックです。

17:45 「ピガール」

 さぁ、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」が遅刻常習犯なら、こちらはもはや“問題児”の「ピガール(PIGALLE)」です。もうね〜、このブランド、本当にショーが始まらないの、毎回(笑)。毎回大遅刻&大混雑なのに、反省の色ナシなブランドなのです。ゆえにいつもはどんなに遅れても構わないスケジュール(イヤ、われわれは構うのだけれどw)、つまり一日のラストバッターを務めてきたのですが、今回は、このあとまだ3ブランドが控える夕方の時間帯。大丈夫なのかしら?

 会場に着いたのは予定時刻より10分遅れた17時10分。すると、なんとまだ入場さえ始まっておりません(笑)!当然、入り口は大混雑です。17時20分になって、ようやく入場開始。ところが会場は建物の7階で、エレベーターは1基しかないと言うじゃあ〜りませんか。ステファン・アシュプール(Stephane Ashpool)よ、アナタたちはオペレーションが苦手なハズなのに、どうして、こんなに客入れが大変な会場を選んでしまったの?これは大遅刻確定!!でございます。

ステファンが、エレベーターでなければたどり着けない会場を選んだ理由は、この景色。確かに癒やされました

 ようやくエレベーターに乗って7階に上がれば、なんとまだリハーサル中だし、45分遅れで始まったショーは、まさかの牛歩で全然進まない!!「ピガール」、今シーズンも自由奔放すぎます(笑)。

 「コレは、会場前方に陣取ったら、帰りも大混雑に巻き込まれて次のショーに間に合わないな」……。そう思ったわれわれは、あえて最後尾のベンチに座り、およそ半分のルックを見たところでササっと退席させていただきました。急ぎ足でメトロの駅に向かいます。

18:30 「ダンヒル」

 「ダンヒル(DUNHILL)」のショーは、アーティストの小林健太さんのお隣。小林さんは今回、マーク・ウェストン(Mark Weston)クリエイティブ・ディレクターのためにアートを提供しています。ロンドンの写真展の作品を見たというマークから連絡があったとのこと。初ランウエイを「楽しみです」とドキドキして待っています。

 コレクションは、そんな小林さんのアートをさまざまなアイテムにのせただけでなく、全般的にオリエンタルなテイストです。着物合わせのジャケットやコートは、普通なかなかエレガントにキマらないシロモノですが、マークが手がけるとアラ不思議!!新しいスーツになっています。センスあるなぁ。小林さんも「楽しかったです」と終始笑顔でした。

19:30 「1017 アリクス 9SM」

 「1017 アリクス 9SM(1017 ALYX 9SM)」は、細身のフォーマル。左右の身頃の合わせに得意のメタルパーツを使います。にしても、ショー会場には日本人が少ないこと。周りは空席が目立ちます。みんな「セリーヌ」に遅れないよう、「1017 アリクス 9SM」はスキップしたのですね。いや「セリーヌ」も遅れるだろうし、大丈夫だとは思うけれど……。

20:30 「セリーヌ」

 と思ったらナント!「セリーヌ(CELINE)」に向かう道も大渋滞!!この連載を読んでくださっている方はご存知、「BB」こと「貧乏バス」は、遅々として進みません。今回この「BB」、かなりの頻度で大遅刻しており、2日目は「ヴァレンティノ(VALENTINO)」、3日目は「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」に間に合わないという大失態。「2度あることは3度ある」が、まさかエディ・スリマン(Hedi Slimane)の「セリーヌ」で訪れることになろうとは……。

 予定時刻を30分ほど過ぎ、「BB」が会場まで1km手前の地点で立ち往生していたとき、後方から叫び声が聞こえてきました。インスタグラムのライブストリーミングで、ショーが始まってしまったのです!!

 5分ほど遅れて、会場に到着。当然、入り口は閉ざされています。悲しいことに僕たちは、招待状を持っているのに、会場の外で、ライブストリーミングを見ているというナゾな状況に。諦めて帰る人もチラホラです。

 ところが、神は存在したのです。セキュリティーがバリバリ厳しい「セリーヌ」が、まさかの「招待状があれば、途中入場OK」という“お言葉”。当然、入り口には「BB」バスの乗客約70人が殺到します。僕は序盤ですんなりゲートを通過。後輩のオーツカは、「もうダメ!!」と再度封鎖されそうになった瞬間、警備員の脇の下をくぐり抜けギリギリ入場成功です。オーツカ、素晴らしい神がかり的フットワーク!!履いていた「セリーヌ」のモンクストラップシューズが、彼に力を授けたのでしょう。脇からショー会場に入り、ラスト10ルックとフィナーレを鑑賞。結構ちゃんと見えました。途中からではあったけれど、現場に入って、体感できてヨカッタ(笑)。オーツカは、「『セリーヌ』が見れなかったら、帰国できない」とさえ言っていましたが、彼も無事、日本に帰国できそうです(笑)。

 本日は、また会食でおしまい。ホテルに戻ったのは、深夜0時半ごろでした。明日からは展示会回り。合間にウェブと紙面の原稿を書いて入稿。校正&校了という地味な日々が始まりますが、展示会にもニュースはいっぱいです(ということで、この日記はもうちょっと続きますw)。

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「ピガール」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ピガール(PIGALLE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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東コレ公式から冠スポンサー、アマゾンの名前が消える

 アマゾン ファッションが、東京ファッションウイークの冠スポンサーを降板することが明らかになった。既に東京ファッションウイークの公式サイトからは同社の名前は削除されている。

 アマゾン ファッションは2016年7月に事務局である日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)と契約を結び、冠スポンサーに就任。17年春夏シーズンから「アマゾン ファッション ウィーク東京」としてショーやイベントの開催をサポートしてきた。同社は「東京ファッションウイークがさらに発展するためには、さまざまな視点や変化が必要だと感じている。JFWOが新しいパートナーを決定した際には、喜んでバトンを新スポンサーにつながせていただきたい」とコメントした。

 なお、同社主催の特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」に関しては「引き続きファッションやデザインの業界を広く支援する活動を通して、お客さまにより良いお買い物体験を提供していく」として、継続していく意向だ。

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メルカリがコインランドリーとタッグ 「洗ってすぐに出品」をサポート

 メリカリは、コインランドリー店の運営や業務用クリーニング機器の製造・販売を行うTOSEIと連携した実証実験を6月26日からスタートする。TOSEIが運営するランドリー店のうち東中野店、川口並木店、平台店の首都圏3店舗にハンガーや照明を備えた撮影ブースや計測用メジャー、梱包資材を設置(梱包資材はなくなり次第提供を終了)。衣服や靴をクリーニングした後、すぐに出品できるよう環境を整える。導入店舗は順次増やしていく予定で、「長期的には全国展開を見据えている。来月、再来月にはTOSEIの機器が導入されているランドリー店50店以上に拡大する」とメルカリ広報。

 今回の連携はTOSEIのランドリー店で来店客がクリーニング後、「メルカリ」での出品用に撮影しているのをスタッフが目撃したところから実現した。TOSEIの高橋岳彦副社長は「現場の報告を受け、メルカリにコインランドリーを撮影スポットとして提供することを提案した。1カ月ほどテストとして撮影ブースのみを設置したが、利用されるお客さまも多かった。現状として、コインランドリー利用者は10世帯に1世帯あるかないかだが、今回の連携を通じて店舗への誘導や認知拡大を目指したい」と期待を見せた。

 メルカリ広報は「明確なデータを取っているわけではないが、洗濯済みと商品説明欄に記載することで商品の信頼度が上がり、売れやすくなったり、価格が上がったりする傾向がある。『メルカリ』利用へのさまざまな障害に対して、オンラインのみならずオフライン上でもサポートを行い、お客さまの売買体験をより良くしていきたい」と語った。

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メルカリがコインランドリーとタッグ 「洗ってすぐに出品」をサポート

 メリカリは、コインランドリー店の運営や業務用クリーニング機器の製造・販売を行うTOSEIと連携した実証実験を6月26日からスタートする。TOSEIが運営するランドリー店のうち東中野店、川口並木店、平台店の首都圏3店舗にハンガーや照明を備えた撮影ブースや計測用メジャー、梱包資材を設置(梱包資材はなくなり次第提供を終了)。衣服や靴をクリーニングした後、すぐに出品できるよう環境を整える。導入店舗は順次増やしていく予定で、「長期的には全国展開を見据えている。来月、再来月にはTOSEIの機器が導入されているランドリー店50店以上に拡大する」とメルカリ広報。

 今回の連携はTOSEIのランドリー店で来店客がクリーニング後、「メルカリ」での出品用に撮影しているのをスタッフが目撃したところから実現した。TOSEIの高橋岳彦副社長は「現場の報告を受け、メルカリにコインランドリーを撮影スポットとして提供することを提案した。1カ月ほどテストとして撮影ブースのみを設置したが、利用されるお客さまも多かった。現状として、コインランドリー利用者は10世帯に1世帯あるかないかだが、今回の連携を通じて店舗への誘導や認知拡大を目指したい」と期待を見せた。

 メルカリ広報は「明確なデータを取っているわけではないが、洗濯済みと商品説明欄に記載することで商品の信頼度が上がり、売れやすくなったり、価格が上がったりする傾向がある。『メルカリ』利用へのさまざまな障害に対して、オンラインのみならずオフライン上でもサポートを行い、お客さまの売買体験をより良くしていきたい」と語った。

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「ポール・スミス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「グッチ」がイノベーションに焦点を当てたイベントに協賛 米国のビジネス誌がイタリアで開催

 「グッチ(GUCCI)」は、米国のビジネス誌「ファーストカンパニー(Fast Company)」がイタリアのミラノとフィレンツェで7月9~11日に開催する第1回「ヨーロピアン・イノベーション・フェスティバル(European Innovation Festival)」のスポンサーを務めると発表した。同イベントは“スーパーインテリジェンスの夜明け”をテーマに、「社会全体がテクノロジーの進歩と人工知能(AI)による新たな時代の到来に直面している現在における、人間とマシンのコラボレーションの可能性」を追求する。学者や実業家、政治家など、各分野の“ソートリーダー(意志を表明し、社会を引っ張っていく存在)”が参加する。

 イベント登壇者は、世界的なベストセラー「サピエンス全史」で知られるイスラエルの歴史学者・作家のユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)、映画「ブラック・スワン」を手掛けた米国の映画監督ダーレン・アロノフスキー(Darren Aronofsky)、「グッチ」とも親しい俳優・ベンチャー投資家のジャレッド・レト(Jared Leto)、EC「ネッタポルテ(Net-A-Porter)」の創業者でベンチャー投資家でもあるナタリー・マセネット(Natalie Massenet)、ミラノ市長のジュゼッペ・サーラ(Giuseppe Sala)、グッチの社長兼最高経営責任者(CEO)であるマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)の他、社会活動家やアーティスト、技術政策専門家、ナイジェリアの元財務大臣など多岐に渡る。

 3日間で、「ホモサピエンスの終焉:人間が人間でなくなる日はいつか?」「生きたアルゴリズム:AIのパーソナルタッチの深化」など、15以上のプログラムを予定している。会場はミラノのグッチ本社であるグッチハブ。会期中は同会場で先端テクノロジーとアート、ビジネスなどを結ぶ合同展示会も開催する。最終日には、フィレンツェにある「グッチ」の研究センター、グッチアートラボへのツアーも行う。

 マルコ・ビッザーリ=グッチ社長兼CEOは、「われわれは今、AIが日常に浸透し始めるという大きな変化の転換点にいる。グッチではイノベーションを起こすという企業文化を社内に根付かせ、実験と新しいテクノロジーを推進している一方で、常にクリエイティビティーと人の手による温もりを活かすことを忘れていない。ソートリーダーが集まり、新しいパラダイムについての議論が行われる今回のイベントをサポートできて光栄だ」とコメントしている。

 イベントを主催する「ファーストカンパニー」誌は毎年、米国ニューヨークで、ビジネスやデザイン、文化など各分野の専門家を集めたイベントを行っている。第5回となる2019年のイベントは11月4~8日に開催予定。

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「ランバン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ランバン(LANVIN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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【廃業物語(7)】お客様は喜んでくれていた。でも思わぬ事態に。。。

 第7回S1サーバーグランプリの全国大会に出場したのにも関わらず、6年前に一時は3店舗までやっていた飲食店を廃業してしまった宮城県の阿部大です。その経験は、現在の飲食店コンサルタントとしての活動に役立っています。町議会議員に一度は当選するも店はボロボロに。その後持ち直すも、結局、廃業に至ります。なぜダメになったか?
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暑い夏の救世主出現! ゆったり“サックドレス”が本命に

 ゆったりシルエットのワンピース“サックドレス(sack dress)”は、海外コレクションで相次いで提案され、日本でもヒットの兆しがみえています。暑い日でも涼しく過ごしやすいのは、肌離れがよく、体と服の間を風が通る仕立てのおかげです。

 ニューヨークブランドの「トリー バーチ(TORY BURCH)」は2019年春夏コレクションで、モロッコ風のボヘミアンルックを提案、その中でサックドレスも登場しました。洋の東西を越えたカルチャーミックスはモード界の大きな流れ。暑さをしのぎやすい砂漠地域の民俗衣装は、地球温暖化を背景に、ファッションの面でも暑さ対策が求められる中でますます注目を集めそうです。年々、きつくなる日本の猛暑にも、サックドレスは助け船になってくれそうです。

 今回は日本人デザイナーが手掛ける人気ブランドのルックを参考に、“サックドレス=ゆったりワンピース”の取り入れ方を押さえていきましょう。

◆1枚で楽ちんおしゃれ 
アジアムードで街中リゾート風に

 東京・青山に直営店を構える「ヌキテパ(NE QUITTEZ PAS)」は、インドの職人による手仕事仕上げのウエアで人気があります。程よくエスニック感を帯びたワンピースは、リラックスした雰囲気で着こなせます。アジア風味や旅人テイストを生かしやすいのも、ゆったりワンピースの長所でしょう。服と体の間に空気をたっぷりはらむので、風が吹けばいっそう涼やかな気分に。

 アースカラーのワンピースは、白いストライプ柄とティアード風の切り替えを施して、リズミカルな印象に仕上げました。“街中リゾート”の気分で着こなすなら、フラットソールのサンダルを合わせて。スニーカーで合わせれば、スポーツミックスのコーディネートになります。

 背中が広く開いた黒いワンピースは、リボンの大きな結び目がエレガントです。背中側の見栄えを重視する、最近の流れにもマッチしています。アジアンな刺しゅうモチーフはエキゾチックなムード。キャミソールやビスチェを投入したり、デニムパンツに重ねたりして、カジュアル感を出すアレンジも楽しめます。

◆甘さを抑えて優美な着映え 
自然な細感を演出

 パリ在住の日本女性、マリエ・ウエストン(Marie Weston)さんが手掛ける「マリハ(MARIHA)」のゆったりワンピースは、たっぷり施されたギャザーが目を引きます。繊細でやわらかい表情があるのに、甘くなりすぎないところが魅力。胸下から切り替えを施し、ドレープの量感を強調してウエスト位置を高く見せ、上半身をコンパクトに見える計算されたシルエットです。「女性が装うときのときめきを形に」という想いからスタートしたブランドらしいアレンジです。

 ゆったりしたシルエットでも、ドラマティックな色を選べば大人っぽくまとまります。1枚で着て楽ちんなサックドレスですが、Vネックでスッキリ見せたり、袖をフレアにしたりと、こちらのアイテムには細部にこだわりが見えます。

 大人の上手な肌見せパターンとして参考になるのが、オフショルダーの袖付きタイプ。実はスタイルアップ効果も期待できます。袖先にボリュームを持たせてあり、ひじから先がほっそり見える仕掛けになっています。しなやかな細感が演出できる点でも注目です。

◆伸びやかな縦長コーデ 
決め手はワンピース×アンダーパンツ

 世界中を旅するモデル、女優の桐島かれんさんの“ライフクラフトブランド”「ハウス オブ ロータス(HOUSE OF LOTUS)」からも、多彩な着こなしに誘うゆったりワンピースが登場しました。ドット柄で埋め尽くしたロング丈ワンピースは、プチ旅に出掛けたくなるようなポジティブなテイストが持ち味。スカートやパンツに重ねて、縦長レイヤードに。さらにロングネックレスを垂らせば、縦落ち感をアピールできます。

 涼しげなブルー系のワンピースはサマールックにうってつけ。ラッフル付きのエアリーなパンツに重ねたうえ、ショート丈の羽織物も添えて、3層レイヤードに仕上げた縦長コーディネートです。実はワンピースとパンツの組み合わせは、桐島さん流の着こなしのベースになっている得意技。ミニワンピースの下にパンツを合わせて、パンツの面積をたくさん見せるよりも、ロングワンピースの下からパンツをちらっとのぞかせるコーデのほうがシックに決まることをこのルックが証明しています。

 ターコイズ(トルコ石)を思わせるような、さわやかな水色のロングワンピースの下には黒パンツをレイヤード。コントラストが強まって細さも際立っています。このように太めのパンツを重ねることで装いに動きが出ます。

 サックドレスの原型とも呼べそうな服に、トルコや中央アジアのイスラム圏の民俗衣装“カフタン”があります。暑さが厳しい中東や西アフリカの装いは、世界的にトレンドの仲間入りをしています。日本も気温の変化が激しくなっていて、風通しのよいゆったりワンピースは重宝する存在に。秋以降もロングブーツなどで合わせればシーズンレスに着回すことができるので、夏のうちにアレンジ技をスキルアップしておきたいものです。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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父は皇室専属デザイナー 芦田多恵が語る「55年の歴史にあぐらをかいていたらダメ」

 ファッションデザイナーの芦田多恵といえば、上皇后美智子さまの専属デザイナーを務めた故・芦田淳氏の愛娘。スイスのボーディングスクールを経て米国の美術大学で学んだという生粋のお嬢さまだが、実際に話してみるとツンツンとしたところは全くなく、天真らんまんで非常にパワフルな女性だ。父から引き継いだ「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」と共に彼女が手掛けているプレタブランド「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」は、名門私立小学校のお迎えママ達のご指名ブランドとしても有名。だが、そんなややコンサバなイメージとは裏腹に、ランウエイショーで電子音楽家の渋谷慶一郎とコラボレーションするなど、面白い取り組みを続けている。2019-20年秋冬のショーには初めてメンズが登場した。安定した顧客層をつかみつつ、そこに安住せずに常に挑戦する意図を芦田に聞いた。

WWD:メンズを企画したのは多恵さんのキャリアでは初です。どうしてメンズをやろうと思ったんですか?

芦田多恵(以下、芦田):突発的に思い付いたので、長い間メンズについて思いを巡らせていたというわけではありません。ただ、このところ実はいろいろと考えていたことはあって。メンズを始めた理由はいくつかありますが、まず1点目は、ここ2年くらいショーを見た男性から「メンズはないの?」と聞かれることが増えていたこと。最初はお世辞で言ってくださっているんだわと思っていたんですが、だんだん「本当に着ていただけるかも」と思ってきて。2点目としては、会社が2018年に創業55周年を迎えたということがあります。父親が創業してからの年数なのでもちろん私が55年やってきたわけではないですし、スタッフも同様ですが、私を含めて皆55年という年月にあぐらをかいているなという感覚があったんです。まるで何でも知っているかのような錯覚があって、でも世の中はどんどん変わっている。それではいけません。

WWD:親から事業を継いだ二代目というと、“守りに入りがち”というイメージがありますが、多恵さんはとてもアグレッシブです。

芦田:あぐらをかいている状態から脱するためには、私を含め、社員が誰も経験したことがない仕事をしないといけないと思いました。昔、父がイタリアブランドと提携してメンズをやったことはありましたが、1からメンズを企画して、ビジネスを作っていくということは会社として初めて。知らないことを経験し、人に教えてもらいながら探っていくことで、メンズだけでなくウィメンズでも固定観念を振り払って自由になっていけるのではないかと考えたんです。私はメンズデザイナーではないからメンズはできないと尻込みもしましたが、今はジェンダーレスの流れもあって、それに後押しされた部分もあります。よし、メンズをやろうと決めてスタッフにLINEを送ったら、スタッフはどうやら「正気なのか……?」と思ったようでなかなか返事がこなかった(笑)。それで、「私(わたくし)、本気よ」と畳みかけました。

“迷っている時間があるなら、
まずやってみる”

WWD:一方で、会社として守っていくべき部分もあります。そのバランスはどう考えていますか。

芦田:55年は非常に重く、守らなければならないものはもちろんあります。モノ作りに対する精神など、父が作ってきた姿勢の部分です。ただ、守ることはそのまま保存することとは違って、変わっていくことが守っていくことになる。同じことをしていても時代は変わるので、意味や価値も変わっていきます。その中で意味や価値を守るためには、われわれが変わっていくしかない。試行錯誤ばかりなので悩む部分はありますが、チャレンジすれば新しい景色が見えてくる。大事にしているのは、迷っている時間があるならまずやってみるということ。やはりファッションなので、時代に対して柔軟であることは絶対だと思うんです。デザイナーにもスタイルを守る人、信念を主張をする人などさまざまなタイプがありますが、私は服そのものとしては自分の信念を打ち出しすぎない方がいいと考えるタイプ。服は着るものだから、信念が込められ過ぎていると重くなってしまいます。私の服は人が着て初めて完成するものだから、そのためには時代に対してかなり柔軟でないといけない。

WWD:メンズ商品はどういった人に着てもらいたいですか?

芦田:男性のファッションってウンチク豊富ですが、若い男性は比較的そういったことを気にしないですよね。うちの若い男性スタッフもあまり気にしていないようです。ウィメンズも同様ですが、顧客像は特に決め込んでいません。感覚的にファッションを楽しむことができる男性に着ていただければと思っています。メンズでは、ウィメンズと共通のテディーベアのようなボア素材を使ったコートや、タロットカードの柄をアップリケのモチーフにしたブルゾンなどを作りました。感覚的に楽しんでほしいとはいっても、メンズならではのマニアック感もくすぐりたい。それでセルビッチのデニムなども企画しています。

WWD:ウィメンズでは、豪華客船クルーズなどが中高年層を中心に広がっていることで、ドレスの需要がじわじわ伸びていると聞きます。

芦田:クルーズ需要は確かに意識しています。でもそれ以上に注目しているのが、フォーマルシーンのTPOが変化していること。私自身もパーティーに行く際に感じますが、招待状でドレスコードが“ブラックタイ”となっていたら、昔はイブニングドレスを着ていかなければならなかった。でも今はすごく幅があって、もっとカジュアルな場合もあるんですね。逆に、ドレスコードが“ダークスーツ”となっていたからあまり厳かな格好で行かなかったら、「ロングドレスで来るべきだった……」と後悔する場合もある。だったら、そのどちらにも解釈できるようなパンツのセットアップを作るべきだな、といった具合に企画しています。あとはくるくるっと丸めてトランクに入れられるような素材感のドレスを作るなど、フォーマル提案のなかでもさまざまなシチュエーションやニーズを考えるようにしています。

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「ジャックムス」2020年春夏メンズ・コレクション

 「ジャックムス(JACQUEMUS)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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サッポロライオンも、研修店舗オープン。新卒で運営。

株式会社サッポロライオン(本社・東京都渋谷区、社長・三宅 祐一郎)が、初となる若手社員が担当する研修店舗「銀座ライオン 新橋トレーニングセンター店」を7月3日(水)にオープンさせる。立ち飲みの「ビヤスタンド 新橋店」を改装する。
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「ロクシタン」の人気シャンプーとコンディショナーがパワーアップ

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、“ファイブハーブス ピュアフレッシュネス”シリーズを6月26日にリニューアル発売する。「シャンプー」(300mL、2600円)と「コンディショナー」(250mL、2600円)は処方をパワーアップし、「シャイニングビネガー」(100mL、3500円)、「スカルプセラム」(75mL、4400円)、「ディープクレンジングケア」(150mL、3500円)の3品を新たに加える。

 夏季限定で販売していた“ファイブハーブス ピュアフレッシュネス”シリーズは、予約で完売してしまうアイテムが出るほど人気のシリーズ。「(完売で買えず)手にしてみたいといった要望や、男性からはスカルプケア用に夏だけでなく年間を通して使用したいという声もあり、2018年3月からシャンプー・コンディショナーを定番化した」(PR担当者)。

 今回のリニューアルでは、「ブランド創業の地であるプロバンスにこだわって成分を厳選した」とし、全アイテムに新配合の仏・プロバンス産ミントとラベンダー、タイム、シダー、グレープフルーツの5種のハーブから抽出したエッセンシャルオイルと、プロバンスに古くから伝わるリンゴ酢にセージやローズマリーなどを漬け込んだハーバルビネガーを使用。爽やかな洗い心地で、汗や皮脂、毛穴のつまりを取り除く。さらに、より頭皮ケアに特化したシャンプーとセラムには新成分エピローブを配合する。頭皮の皮脂分泌をコントロールし、頭皮環境を整えてかゆみを抑える。

 新たに発売となる「シャイニングビネガー」は、頭皮と髪をクールにリフレッシュできるミスト。髪につや艶を与えながら、パーマやヘアカラーでアルカリ性に傾きがちなpHバランスを弱酸性に導く。洗髪後タオルドライをしてから髪全体と頭皮にスプレーしてなじませたり、日中の髪や頭皮をリフレッシュしたいときにも活用できる。ジェル状の「スカルプセラム」は、マッサージをするとローション状に変化。新配合のエピローブが皮脂分泌をコントロールし、頭皮を清潔に保ち健やかに整える。

 さらに17年に発売し好評を得た「ディープクレンジングケア」が数量限定で再び登場する。シャンプー前の濡れた頭皮に塗布してマッサージをしたり、シャンプーに1:1の割合で混ぜて使用することができる。ソルトスクラブが頭皮の毛穴のつまりや汚れを取り除き、頭皮のべたつきを防ぐ。

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「ケンゾー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ケンゾー(KENZO)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ケンゾー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ケンゾー(KENZO)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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CoCo壱番屋、営業利益4割増。値上げ成功。

カレーハウスCoCo壱番屋を展開する株式会社壱番屋(本社:愛知県一宮市、代表 取締役社長:浜島 俊哉)が、2020年2月期第1Q(2019年3~5月)決算を発表した。売上高127億56百万円、3.9%増。営業利益15億38百万円、40.7%増。値上げで利益が増えた。
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CoCo壱番屋、営業利益4割増。値上げ成功。

カレーハウスCoCo壱番屋を展開する株式会社壱番屋(本社:愛知県一宮市、代表 取締役社長:浜島 俊哉)が、2020年2月期第1Q(2019年3~5月)決算を発表した。売上高127億56百万円、3.9%増。営業利益15億38百万円、40.7%増。値上げで利益が増えた。
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高級ECのファーフェッチ、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に参画

 フェイスブック(FACEBOOK)は6月18日、ブロックチェーン技術を利用した仮想通貨リブラ(LIBRA)を2020年に提供することを発表した。

 リブラは現実の通貨と一定比率で交換できる「ステーブルコイン(Stablecoin)」であるため、ユーザーは資金をリブラに替えて「フェイスブックメッセンジャー(Facebook Messenger)」や「ワッツアップ(WhatsApp)」などのフェイスブックアプリで簡単に送金できる。またそうした特徴から、銀行口座を持たない層にも金融サービスを提供できるという。

 現在は開発の初期段階にあるが、リリース後の運営は独立した非営利団体のリブラ協会(Libra Association)が担う。同協会の創設メンバーには、フェイスブックのほかにもイーベイ(EBAY)やボーダフォン・グループ(VODAFONE GROUP)、スポティファイ・テクノロジー(SPOTIFY TECHNOLOGY)、ウーバー(UBER)などのテック系企業と、ビザ(VISA)やマスターカード(MASTER CARD)、ペイパル(PAYPAL)などのクレジットカード会社や決済サービス会社に加えて、ラグジュアリーEC大手のファーフェッチ(FARFETCH)などの約30社が参画している。

 ステファニー・フェア(Stephanie Phair)=ファーフェッチ最高戦略責任者(CSO)は、「フェイスブックは、安定していて拡張性のあるブロックチェーン・プラットフォームとして成功する条件を備えていると感じた。創設メンバーはそれぞれの分野のリーディングカンパニーであり、ぜひ参画したいと思った。当社もファッション業界をけん引するテック企業と目されていると思う」と語った。

 リブラは銀行口座を持たないユーザー同士の送金や決済を可能にするため、国際的な送金ネットワークとなり得ることを考えると、金融業界に大きな変革をもたらす可能性もある。しかしラグジュアリー業界が注目するのは、そのスムーズなEC決済機能だ。

 フェアCSOは、「リブラ協会は、世界に何百万人といる銀行口座を持たない人々にも金融サービスを提供することを理念の一つに掲げており、当社もそれに賛同している。また当社は国境を越えて事業を展開しているため、常に新たな決済システムやテクノロジーに注目している。リブラのように、スマートフォン内にある“財布”から国境を越えて決済できるのは面白いアイデアだと思った」と説明した。

 ラグジュアリー業界は必ずしも新しいテクノロジーに適応するのが早いわけではないが、仮想通貨などのブロックチェーン技術に関しては消費者からの要望が高まることが予想されるため、小売りやファッションブランドも対応せざるを得ないだろうとフェアCSOは語る。「ファッション業界は以前より消費者主導になっているため、その需要に迅速に対応する必要がある。取引や決済手数料を安く抑えたいという消費者の要望によって、仮想通貨システムへの適応が進む可能性がある」。

 仮想通貨の運営には強固な情報保護が求められるが、情報流出が続くフェイスブックが関わっていることで不安に思う消費者もいるだろう。しかしフェアCSOは、「運営を担うリブラ協会において、データへのアクセス権や投票権など、フェイスブックもほかのメンバーと同様の権限しか持たない。当社は情報保護を最重視している」と話した。

 ジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)=ファーフェッチ創業者兼最高経営責任者は、「ブロックチェーン技術を活用することで、知的財産権の保護や製造工程の透明性を高めることが可能になるなど、ラグジュアリー業界にも大いに利点がある。また仮想通貨リブラの導入は、グローバルなEC決済をスムーズにしてくれるだろう。創設メンバーとして携わることでいろいろと学び、ほかのブロックチェーン関連プロジェクトも推進していきたい」と語った。

 フェアCSOも、ブロックチェーン技術によってサプライチェーンの追跡や真贋の確認が可能になる点に着目しているという。「製造工程の記録を正確に追跡できるようになれば、より倫理的な選択が可能になる。またファッション業界にとって偽造品の流通は利益を損なう大きな問題である上に、偽造品の製造に投入される資金は人身売買や組織犯罪などの深刻な犯罪とつながっている場合が多い。テクノロジーの進化によって製品の真贋が確認できるようになれば、偽造品の市場を縮小できる。それに加えて、今はまだ誰も気づいていないさまざまな用途があるかもしれない」と述べた。

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)や、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁する高級ウオッチブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」も、真贋の確認や製造工程の追跡にブロックチェーン技術を利用した仕組みを導入することを5月に発表している。

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苦戦の「4℃」 復活のカギはさらなる“輝き”、キーマンを直撃

 ブランドの認知度ナンバーワンの国内ジュエリーブランドの一つといえば「4℃(ヨンドシー)」だ。ブライダルも含め、男女を問わず思い浮かべるブランドだといってもいいだろう。「ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA)」や「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」と共に百貨店の平場で御三家と呼ばれ、日本のジュエリー市場をつくってきた。ブライダル需要の減少や価値観の多様化によりジュエリー業界も変化している。そんな中で、どのような商品やサービスを提供すべきかについて多くのブランドが施行錯誤している。主軸ブランドの「4℃」のほかにブライダルに特化した「4℃ブライダル(4℃ BRIDAL)」やファッションビル中心に展開する「カナル4℃(CANAL 4℃)」などを展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツ(以下、エフ・ディ・シィ)の瀧口昭弘・社長兼最高執行責任者(COO)に話を聞いた。

WWD:「4℃」をはじめとするエフ・ディ・シィの基幹ブランドの売り上げシェアは?

瀧口昭弘エフ・ディ・シィ社長兼COO(以下、瀧口):「4℃」が全体の51.2%で「4℃ブライダル」が19.8%、「カナル4℃」が18.6%、ほか、SCなどで販売するブランドが占める。

WWD:全体の売上高でブライダルが占める割合は?

瀧口:全体では38%で、「4℃」と「4℃ブライダル」2ブランドでは48%と割合が高い。

WWD:「4℃」の日本と海外の売り上げ比率は?

瀧口:現在中国で4店舗展開中だが、テストマーケティング程度の売り上げだ。今まで海外市場でテストをしたが何度も失敗したため、国内に注力しつつ今後を考えたい。

WWD:最近の消費動向で気になることは?

瀧口:ブライダルが厳しく、市場が縮小していると感じている。百貨店では同じフロアでの展開が多いコスメブランドは好調だが、ミレニアル世代のジュエリー離れが見られる。独自性がないと生き残れないと実感している一方で、直近では令和婚があり復調の兆しが見られる。

WWD:ここ数年の年商の推移と前年比は?

瀧口:2017年2月期は330億3000万円で前年比104.1%だった。18年2月期が308億4500万円で同93.4%、19年2月期が291億8900万円で同94.6%だった。

WWD:競合企業は?競合とみなす理由は?

瀧口:「ヴァンドーム青山」や「スタージュエリー」「ティファニー(TIFFANY & CO.)」だ。販売チャネルが似ていて、消費者が買い回りをするから。

WWD:現在の課題と今後の戦略は?

瀧口:出店を凍結し、既存店に注力する。「4℃」も「カナル4℃」もリブランディング中だ。「4℃」は2020年春に向け、大人化、上質化を目指し、国内外からのクリエイティブディレクターの招へいも検討している。なぜならブランドの世界観を広げるためには自社のDNAだけでは不十分で、外部の新しい力が必要だと思うから。店舗の改装も徐々に行っていく。また「4℃」と名のつくブランドが多すぎるので整理し、「カナル4℃」を今秋に「カナル プロデュースド バイ 4℃(CANAL PRODUCED BY 4℃)」と名称を変える。そして、オリジナルを縮小し、デザイナーによるトレンドを意識したリーズナブルな商品をそろえたセレクトショップにする。「4℃ブライダル」も上質化を図る中で、新宿店を改装してよりラグジュアリーな店舗にし、アニバーサリー商品やアフターケアサービスなどを充実させる。

WWD:ジュエリー業界が活性化するために必要なことは何か?

瀧口:消費者の価値観が変化しているので、どのような付加価値が求められているかを察知して商品に反映する必要がある。全力で付加価値をつくるべく挑戦するしかない。また、デザインだけでなく“こと”も大切だ。ブランドの強い思いを消費者に届けていきたい。だから、「4℃」ではクリエイティブ・ディレクターの招へいを検討し、「カナル」では人気デザイナーの商品を扱う。エフ・ディ・シィでは会社の規模、また、ブランドのイメージ、認知度に関係なく、ブランド哲学の“お客さまを輝かせる”というルーツに立ち戻って邁進していきたい。

WWD:合成ダイヤモンドに対する見解は?

瀧口:消費者を混乱させたくないので「4℃」や「4℃ブライダル」で扱うつもりはない。一方で、業界のトレンドとして動向は見ていくつもりだ。

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ヘアコンテストで勝つための3つの秘訣 フジシン“ジャパンカップ”で明らかに

 美容ディーラー大手のフジシンは6月11日、神奈川・横浜文化体育館で、ヘアコンテスト「ジャパンカップ 2019 第41回ヘアカッティングコンテスト」を開催した。毎年恒例のコンテストだが、今回の最優秀作品からは、最近のヘアカットコンテストで勝つために必要な“3つの要素”が顕著に読み取れたため、ここに紹介する。

 これはヘアカットとスタイリングを競うコンテストで、41回目を迎えた今では、全国のヘアサロンから出場者が1000人を超えるビッグイベントに成長した。今回は“SHINKA 史上最高のデザインをはじめよう。”というテーマのもと、ヘアサロン業界を代表する著名人を審査員として迎え、モデル部門やウィッグ部門など各部門で出場者が競った。

 中でも最も注目度の高いモデル部門(レディーズ)は、35分間の競技時間で、カットとスタイリング技術を駆使してモデルを仕上げるというもの。今回は厳正なる審査の結果、「ウミトス(UMiTOS)」の渡邊なつき副店長が最優秀ジャパンカップ賞に輝いた。その作品から感じた、最近のヘアカットコンテストで勝つために必要な3つの要素とは、以下のようなことだ。

 1つは“大胆なカット”だ。ヘアコンテストは競技時間が決まっている一発勝負であるため、「できれば無難にすませたい」という心理が働き、最小限のカットですませる競技者も少なくない。そうした自信のなさは審査員も見抜いているため、「床に落ちている髪の量もチェックのポイント」とする審査員も多い。その点、今回の最優秀作品は、顏まわりを大胆にカットした作品だった。審査員を務めた原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティストは「あまりに思い切ったカットをしているので、競技の最中から目が釘付けになってしまった」と同作品を評している。

 2つ目は“ヘア以外へのこだわり”だ。今回の最優秀作品は“衣装”を評価する声も多く、トータルバランスの良さも勝敗を分けたポイントの1つだ。原田トップヘアメイクアップアーティストも「審査に迷ったら服やネイルを見るようにしている」と話しているように、ハイレベルな大会になればなるほど、ヘア以外へのこだわりも評価の対象となるようだ。

 3つ目は“モデルとの信頼関係”だ。1つ目の要素の“大胆なカット”にも関連することだが、モデルと競技者との間に信頼関係が築けていなければ、大胆なカットはやらせてもらえない。できたとしても、モデルに「どんな髪型にされるんだろう……」という不安があれば、それが表情に出てしまい、ランウエイがあればその動きにも影響してしまう。最優秀ジャパンカップ賞の渡邊副店長は、今回のモデルとは以前から何度も作品を作っていて、その中で築いた関係性は、審査員にも「モデルとの信頼関係を感じた」(原田トップヘアメイクアップアーティスト)と言わせるほど。その関係性が、審査員に好印象を与えたことは言うまでもない。

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海老天とエビフライを載せたカレーうどんが連日100食超えるのは、なぜか

 とんかつ、天ぷら、から揚げ...等々、外食メニューには数々の「揚げ物」メニューがあります。揚げ物の人気が高いのは、今に始まったことではありませんが、大きな飛躍を遂げた「串カツ田中」や、最近、大手各社が参戦している「から揚げ」業態が、ともに揚げ物の業態であるのは、時代の流れも関係しているように思います。
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「ホワイトマウンテニアリング」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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フォーマル回帰の波に逆らう、ミラノ発“超等身大カジュアル”  2020年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイーク

 6月14~17日に2020年春夏のミラノ・メンズ・コレクションが開催された。メンズ・コレクションが行われたほかの街ではテーラードジャケットを軸としたフォーマルミックスが目立つ中、ミラノはTシャツとパンツを合わせただけの超等身大なカジュアルスタイルで溢れかえった。サイジングは上下ともにジャスト、もしくは若干ゆとりあるフィットがメインで、アクセサリーも少なめ。奇抜なバランスや過度な装飾に傾倒してきたここ数年のストリートスタイルとも一線を画す、新たなトレンドだ。

 トップスの主役に躍り出たTシャツは、タイダイやアニマルプリント、ビタミンカラーなど存在感のあるものから、白や黒のごくプレーンなものまで、多様なタイプが見受けられた。中には、タンクトップをチョイスしてカジュアルをとことん突き詰める来場者もいた。そのほか、涼しげな色味の開襟シャツやコーディネートのアクセントとなる総柄シャツは、ほかのメンズ会場と同様に人気だった。

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「オフィシン ジェネラーレ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「オフィシン ジェネラーレ(OFFICINE GENERALE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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現代のカリスマ美容師・高木琢也の次なる野望は?

 現代のカリスマ美容師、高木琢也「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」代表は、2度のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(以下、「プロフェッショナル」)に出演や、5月22日発刊の自身初の著書「道あけてもらっていーすか?」(宝島社)は出版前に重版が決まるなど、その勢いは増すばかりだ。美容業界を超えて注目される高木代表の次なる野望とは?

WWD:NHK「プロフェッショナル」に2度出演した反応は?

高木琢也(以下、高木):大きな反響を感じていますね。これまでは声を掛けてくるのは10代の人ばかりだったけど、今は主婦やサラリーマンの方まで声を掛けてくれるようになりました。あと、買い物に行った時の対応がよくなりましたね(笑)。

WWD:高木さんの自信はどこから来るのか?

高木:これまでにたくさんの失敗をしてきたからこそ、やっと今の成功があると思っていて、同じ失敗をしなければいいだけっていう自信はありますね。でも、そうは言いつつも実際のところ自信はないですよ(笑)。だけど今は社員を130人抱える身になって、社員も自信のない社長になんて雇われたくない。背負ってるものが大きくなった今、自信がないなんて、言ってられなくなりましたね。これまでも必ず結果は出してきたし、「自信ないな」ってマイナスに感じる時間が無駄だなって思っています。どんなに難しいことでもノーとは言わず、まずは簡単にかみ砕いて、できることから始めています。

WWD:高木さんでも失敗はあった?

高木:アシスタント時代はめっちゃありましたよ。美容師としてこれやったらアウトだろっていうミスをほぼほぼ経験しました(笑)。でも多くの失敗から学んだことは、今となっては自分にとって大きな財産になっていますね。

WWD:「プロフェッショナル」を見て両親への恩返しの気持ちが根底にあると感じた。

高木:親もそうだし、これまで関わった人全員に恩返していきたいという思いはあります。雑誌とかでも自分が表紙になった号が売れないとかイヤだし、必ず結果を残すと、責任を持ってやっています。何よりもお店に来てくれて、「オーシャントーキョー」をここまで伸ばしてくれたのはお客さまなので、お客さまにはすごく感謝しています。

WWD:「プロフェッショナル」ではシンガポールでカットをしていた。男性が得意な高木さんが女性ばかりカットしていたのはどうして?

高木:お客さまはSNSではなくポスターのチラシで現地募集していたので、ほぼ女性になりましたね。現地に行くまでそれを知りませんでしたけど(笑)。

WWD:プレーヤーとしてはトップに立ったが、次は何を目指すのか?

高木:美容業界という枠を超えていきたいと思っています。今は美容業界の中での社長にすぎなくて、それはすごく限られた狭い世界でのこと。今後は自分たちの事業が、美容業界に止まらず“人の人生を変えるような”ライフスタイルカンパニーに展開していけたらいいなと考えています。美容師同士が仲良くヘアデザインについていろいろと語っているのを聞いていると、「まだ髪の毛のデザインについて議論している。だったら僕たちは人生のデザインについて考えていきたい」って、常に先を描いていこうと思っています。

WWD:今後店舗は増やしていくのか?

高木:年内に3~4店舗は出したいですね。いろいろな場所で「かっこいい」を作っていきたいと思っています。僕たちは10代の悩みを直にたくさん聞くことができるので、それを吸い上げて大人に伝えるのも役割の一つだと思っています。美容師の大きな特徴は、デザイナーが直接お客さまと接していること。「最近どうですか」で始まるのは医者か美容師かなと思っていて、10代の声を直に聞けていることは美容師のかなり大きいメリットだと思いますね。高校生がSNSで校則が厳しいと訴えているけれど、そういうのは校則を変えることができる立場の人に伝わらなくては意味がない。だから僕が伝えていかないといけないなという思いはあります。

WWD:海外進出は考えている?

高木:住んだことのない海外の土地で店舗を構えることはとても危険だと思っています。初めはテスト的にポップアップを開催して、まずは現地での反応を見たり、認知度を高めることが必要で、何度か足を運んでみて、そこで成功できると確信できたら出店に踏み切ってもいいのかなと思っています。

WWD:スタッフ教育についてはどう考えている?

高木:昔と変える必要は何一つないけれど、やっぱり若い子たちの立場に立って考えないといけないなとは思っています。ただ甘やかして、合格ラインを下げることは間違っていますね。無意味な厳しさも無意味なゆるさも必要なくて、必要な厳しさと当たり前のラインは守っていくつもりです。

WWD:厳しくすると辞めてしまう子も多いのでは?

高木:辞める子もいますね。ただ甲子園に出場するような高校ってそれなりに厳しい練習をしていると思うんですよ。僕らは日本一を目指しているし、それを結果として見せていきたい。だから結果を出したいチームにはある程度の厳しさは必要なんじゃないかと思っています。「昭和は厳しく平成はゆるく」と聞くけれど、もうこれ以上のゆるさは必要ないんじゃないかと思っています。だって今はもう令和ですからね(笑)。5年後、10年後、がんばった子と辞めてしまった子の年収の差を見て、今ここでがんばる価値に気付いてもらえるといいですよね。

WWD:美容師の社会的地位を上げたいという気持ちはある?

高木:あります。「美容師になりたいと言うと親に止められる」と聞くこともありますけど、何年か前には美容師がなりたい職業ランキングに入っていたこともあるわけで、地位を上げることは決して不可能ではないはず。そのためにも「オーシャントーキョー」は本物だけを集めた集団でありたいと思います。

WWD:最終的な目標は?

高木:髪の毛を通じて人生が変わるということを、まずは日本に、その次はアジアに、そして世界に伝えていきたいです。どんな人でも髪は必ず誰かが切っているわけで、髪を切ることで得られる幸せを広げていきたいですね。僕一人では1カ月900人にしか幸せをあげられないけど、社員130人がいたら1カ月で何万人もの人に幸せをあげられる。その状態になるまでは戦い続けないとならないし、他の美容師や美容室はライバルであっていいと思っています。

「人生の主人公はあなたしかいない」を伝えたい 著書に込めた思い

WWD:自身初の書籍も好調だ。高木さんが初の書籍を作るきっかけは?

高木:やっぱりお客さまの声が多かったというのがあります。もともと何度かお話をいただいていて、その都度お断わりしていたんですが、やっぱり必要としてもらえるときにそれに応えていかないといけないのかなと。いつか出すのなら早い方がいいというのと、SNSで発言してもすぐにタイムラインで流れて過去の記事になってしまうので、書籍で残すことにも意味があると思いましたね。ただ、書籍を出すことが目的ではなくて、それは一つの通過点に過ぎません。「プロフェッショナル」に出演したことも同じで、それをきっかけに次にどんな仕事をしていくかを考えていくことが大切だと思っています。

WWD:製作期間は?

高木:約1カ月半です。サロンワークが終わったあと夜中に打ち合わせしたり、もう地獄でしたね(笑)。

WWD:出版するタイミングはどう決めた?

高木:7月14日が僕の誕生日なので、それまでには出そうと。決めたらすぐに実行したかったので、短期間で作りました。僕自身が本を読まないので、文字少なめで誰でも読める本に仕上がってます(笑)。

WWD:書籍で伝えたいことは?

高木:簡単にいうと「人生の主人公はあなたしかいない」ということかな。みんな自分という名の旗を掲げて生きていってほしい。自分みたいなヘンテコな人間が本を出すようなことになったり、人生は変わっていくし変えられますからね。

WWD:第2弾も考えている?

高木:考えてますが……長いのはやだな(笑)。でも、伝えておかないといつ死ぬか分からないから、早めに残しておかないと、とは思いますね。次があるなんてことは思わないで進んでいきたいです。それはサロンワークでも一緒で、お客さまに対しても1回の失敗もないようにしてきましたし、その積み重ねですよね。

WWD:今後やってみたいことは?

高木:スポーツ選手のヘアをまるまるプロデュースしたいですね。サッカー選手とか晴れ舞台の中で、髪色を変えていたらさらに注目を集めていたかもしれない、と思ったりすることがあります。スポーツ選手のヘアをプロデュースさせてくれたら、その選手が現役を引退した後も印象に残るはず。絶対にかっこよくできるので、ぜひ任せてほしいですね。

WWD:最後に赤い髪で第一印象が軽く思われることについては?

高木:狙い通りです。上げて落とすよりは下がったのを上げる方がいいですから(笑)。見た目がきちんとしていても、やっていることが詐欺師だったら最低だと思いますね。そんなフェイク野郎もいるじゃないですか(笑)。あと、親近感と憧れを持ってもらいながらも、突っ込みどころがある外見っていうのが大事。でも、自分が前に出る必要なくなったなってときには黒髪に戻そうと思っています。

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「サカイ」2020年春夏メンズコレ来場者は「ナイキ」コラボばかり ベストスニーカーを華麗に履きこなす18人

 「サカイ(SACAI)」は2020年春夏シーズンのメンズのランウエイショーをパリで6月22日(現地時間)に行った。6月初めにスタートした今季のメンズ・コレクションサーキットでは、「サカイ」と「ナイキ(NIKE)」がコラボレーションしたスニーカー“LDワッフル(LDWAFFLE)”と“ブレーザー ミッド(BLAZER MID)”の着用者がどの会場でも見られ、「サカイ」のショー会場ではニック・ウースター(Nick Wooster)ら多くの来場者がそれぞれのスタイルで履きこなしていた。日本では発売後すぐに完売したが、ランウエイショーでは新色のカーキが登場し、コラボレーションの継続を発表した。

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「コム デ ギャルソン・シャツ」2020年春夏メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「コム デ ギャルソン・シャツ」2020年春夏メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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ロクシタン2018年度決算は純利益21.8%増 美容液が世界中でヒット

 ロクシタン インターナショナル(L’OCCITANE INTERNATIONAL)の2019年3月期決算は、売上高が前年比8.7%増の14億2687万ユーロ(約1726億円)、営業利益が同6.9%増の1億5074万ユーロ(約182億円)、純利益が同21.8%増の1億1756万ユーロ(約142億円)と増収増益だった。今までボディーやヘアケアのイメージが強かった「ロクシタン」のスキンケアブランドとしてのポジションを再確立させたこと、さらに英国のスパ・スキンケアブランド「エレミス(ELEMIS)」の買収など、グループ全体のスキンケアの強化などが奏功した。

 「ロクシタン」は肌ダメージを夜にリセットする「イモーテル オーバーナイトリセットセラム」が今年度大ヒットして世界中で80万個を売り上げ、同ブランドのスキンケア製品では過去最高に売れた製品となった。今後は同製品をシリーズ化する予定で、フェイスマスクやアイセラムなどのスキンケアだけでなく、ヘアケアやボディーケアにもラインを拡充するという。これによりシアバターシリーズが好調な秋冬以外の期間でもしっかり売り上げを確保できる新たな製品シリーズを定着させる狙いだ。アンドレ・ホフマン(Andre Hoffman)=エグゼクティブディレクター兼バイスチェアマンは「グループ全体としてスキンケアビジネスを成長させたいと以前から思っていた。スキンケアは利益率が高く、さらに顧客からのロイヤルティーも高い製品なので、『エレミス』がポートフォリオに加わったことはロクシタンにとってさらなるパワーになるだろう」とコメントする。

 さらにオムニチャネル戦略にも力を入れ、直営店を17店増やして、年度末には1572店舗構えた。地域別では中国の売り上げが同6.9%増ともっとも成長率が高く、アリババ(ALIBABA)の独身の日や旧正月、国際女性デーで売り上げを大きく伸ばした。次いでブラジルが同5.9%増、ロシアが同5.4%増だった。18年に買収したメイクアップブランド「ライムライフ(LIMELIFE)」は北米で同18.2%増を記録し、ロシアでも既存店の売り上げを伸ばしたほか、中国では卸での販路を拡充させた。

 今後はヨーロッパの店舗でウェブの注文を店舗からも出荷する“シップ フロム ストア”サービスを開始し、より効率的で低コストな配達を実践する。ホフマン=エグゼクティブディレクター兼バイスチェアマンは「今後はさらなるグローバルなビューティ市場の成長にさらに期待を込める。中でも中国でのビューティ市場のポテンシャルは間違いなく高い。また『エレミス』はデジタルに強いブランドで、eコマースも成功しており、グループ全体に貢献するだろう」と話す。なお、同社は「エレミス」の統合に集中するため、当分は他に買収の予定はないという。

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「SHISEIDO」のベースメイクが刷新 全36品を展開

 資生堂は9月1日、メイクアップライン「SHISEIDO メイクアップ」のベースメイク(11アイテム、全36品、500~6000円)を刷新する。18年9月にリニューアルしたカラーメイクに次いだもので、これによりメイクアップラインのテコ入れが一段落する。

 新ベースメイクは、同社が長年培ってきたスキンケアテクノロジーを生かし、付けたてのフレッシュな肌が長時間持続する独自技術を搭載したファンデーションやクッションファンデーション、コンシーラーなどを扱う。

 主軸となるファンデーション「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション」SPF35・PA++++(全12色、各30mL、各6000円)は、独自テクノロジーを搭載し、汗や皮脂、動きに強く、色移りやヨレ、テカリを防ぎ、24時間美しい肌印象が続く。

 メイクアップラインの刷新は資生堂の中長期戦略のVISION2020の一環で実施。ニューヨークのメイクアップ開発拠点と日本の技術を融合して作り上げている。

【エディターズ・チェック】
昨年9月に130品を刷新したカラーメイク。20~30代の女性を取り込み、予想以上の売り上げを達成しているという。その中で、課題となっていたベースメイクが今回刷新することで「SHISEIDO メイクアップ」の勢いに弾みがつくだろう。主軸のファンデーションは、美容液を塗布しているかのようなテクスチャーで伸びも抜群。適度な艶感もあって年代問わず支持されそう。

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「ディオール」2020年春夏の最新バッグ&シューズは、優しいピンクとブルーに染まる 「リモワ」コラボも一挙公開

 「ディオール(DIOR)」の2020年春夏メンズ・コレクションのアクセサリーは、ウエア同様、白がメインのモノトーンと淡いピンク、そしてブルーに染まった。この色は、今回のコレクション制作にあたって協業した色覚異常のアーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)が見る彼だけの色の世界。もともとは色がほとんど識別できないダニエルだが、近年は医学の進歩で特殊なコンタクトレンズを装着するとモノトーンの世界に淡いピンクとブルーが現れるという。メンズのアーティスティック・ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、長年色彩とは無縁だったダニエルが手に入れた感動的な色と、その繊細なグラデーションに刺激を受けた。

 バッグの注目は、なんと言っても「リモワ(RIMOWA)」とのコラボだ。小さなトランクにレザーストラップを取り付けたクロスボディーバッグから、メゾンのロゴ“オブリーク”をのせたワインクーラーまでバリエーション豊かだが、いずれも争奪戦は必至だろう。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が考案した“サドルバッグ”は、今シーズンもキムらしくストリートなボディーバッグに。今回は、考古学の観点から作品作りに挑むダニエルに刺激を得て、化石や遺跡の発掘調査員がスコップやブラシなどを納めるバッグを参考に縦長タイプがデビューした。

 シューズは、スプレープリントでダニエルならではの世界のグラデーションを表現。透明のブーツには、“オブリーク”のほか、00年にガリアーノが考案した“ニュースペーパー”柄の靴下を履いて、色や柄を浮き上がらせる。

 アクセサリーは、最近キムがインスタにアップするなど溺愛する愛犬「クッキー」のチャームなど。もう一匹の愛犬、柴犬の「ググ」もレザーのタグになっており、キムの愛犬がともにコレクションを彩る。

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「ベルシュカ」がビューティラインをスタート 590円から

 ザラ(ZARA)の姉妹ブランド「ベルシュカ(BERSHKA)」は6月25日、ビューティラインを発売する。SNSなどで写真を加工することが当たり前になった現代において、自分自身を愛し、本来の美しさを引き出すことをコンセプトに、カラーアイテムをそろえる。さらに、韓国のKビューティからインスパイアされたフレッシュな発色と低価格を特徴とする。渋谷店を皮切りに、7月中旬にはオンラインストアでも発売する。

 リキッドリップ「アイ ラブ マイ サテン」(全5色、各990円)は発色の良さとジューシーで潤い感のある仕上がりが特徴で、レッドやバーガンディーなど、さまざまなシーンに合うカラーをそろえる。アイメイクは鮮やかなブルーやグリーン、ブラックのリキッドアイライナー「同アイライナー」(全3色、各990円)と、パウダーアイブロウ「同ブロウズ」(全3色、各990円)を展開。チークは柔らかな質感のチークカラー「同ブラッシュ」(全4色、各990円)と、ナチュラルに日焼けしたかのように演出しつつ、紫外線から肌を守るUVパウダー「同サン パウダー」(全3色、各1290円)を発売する。ネイルポリッシュ「同ネイルポリッシュ」(全9色、各590円)は滑らかな塗り心地で人塗りでも発色が長く持続する。シックなベージュやクラシカルなレッドのほか、暗闇で光るネオンカラーが登場する。

 「ベルシュカ」の公式インスタグラムアカウントでは、ブルックリン・ベッカム(Brooklyn Beckham)の彼女であり、モデル兼インフルエンサーとして活躍するハナ・クロス(Hana Cross)を起用したメイクアップのチュートリアル動画を公開している。

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「デシグアル」が文字反転の新ロゴでリブランディング

 「デシグアル(DESIGUAL)」は6月13日、リブランディングの一環として、ブランドロゴの変更を発表した。S字が反転していたこれまでのロゴから、新ロゴでは全ての文字を反転した。

 同ブランドは1984年に映画監督イザベル・コイシェ(Isabel Coixet)が掲げた「他の人と同じことはしない」という考えをもとにスタートした。今回のロゴ改定は、「一人一人が生まれながらに持つ創造力をツールとして、自分らしく生きられる世界に暮らす」というブランドゴールに近づくためのアクションだという。新ロゴは「今まで以上にデシグアルらしくある」ことを目指し、反逆、分裂、斬新さを求める精神へのオマージュの意を込めた。

 新ロゴ発表と共に、6月13日にデシグアル本社前のビーチで開催した2020春夏コレクションでは、南アフリカ出身のアーティストのジェイミー(JAMIE)がパフォーマンスを行い、1200人のゲストがダンス、フィットネス、ヨガ、マインドフルネスを融合させたアクティビティ「スコー セッション(SUCO SESSION)」を体験した。さらにブランドの起源や初代のロゴを辿る演出が行われたあと、新作コレクションの発表の場面では、60人以上のモデルやダンサーが会場を盛り上げた。さらにリブランディングの一翼を担うミランダ・マカロフ(Miranda Makaroff)などのアーティストによるカプセルコレクションも登場した。

 20年春夏コレクションは“el LOVE”をテーマに、「自分自身の最高のバージョンを内側から引き出すとともに、自らを取り巻くものを尊敬し、愛するようになってほしい」というメッセージを込めた。ハワイやインド、熱帯地域、アフリカなどさまざまな土地から着想を得て、ゆったりとしたボヘミアン調のアイテムやスポーティーで都会的なアイテムをそろえた。

 また、今回はコレクションの11%を持続可能な素材を使用した。製造ディレクターのクララ・デルムンス(Clara Delmuns)は「シーズンを重ねるごとに、この割合を増やし続けていくことが目標」と述べている。
 
 加えて、コレクションのメッセージでもある多様性を伝え続けるために、さまざまなアーティストたちを積極的に起用していく新プロジェクト「デシグアル イン ベータ(DESIGUAL IN BETA)」を試験的にスタート。マカロフやデザイナーのクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)が制作したカプセルやブランドのアイコンジャケット“アイコン”を、スペイン人俳優のジョルディ・モリヤ(Jordi Molla)らが手がけた特別版“ICON”が登場する予定だ。

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「ケンゾー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ケンゾー(KENZO)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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ユニクロに「オーシャンズ」太田祐二元編集長が入社

 ファーストリテイリング傘下のユニクロに、雑誌「オーシャンズ(OCEANS)」の太田祐二元編集長が6月16日付で入社した。役職や担当などは非公表だが、スポーツ関連事業を手掛けるといった話もある。

 太田氏は雑誌「レオン(LEON)」を経て06年2月に「オーシャンズ」創刊に携わり、08年2月から19年5月まで同誌編集長を務めた。6月15日付で発行元のライトハウスメディアを退社していた。

 ファーストリテイリングには、18年5月1日付で木下孝浩「ポパイ(POPEYE)」元編集長がグループ執行役員として入社している。木下氏はブランディング、マーケティング、店頭コミュニケーション、商品デザインなど、クリエイティブ・コミュニケーション関連を担当している。

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「ロクシタン」のスキンケア「イモーテル」がリニューアル

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は9月11日、スキンケアシリーズ「イモーテル プレシューズ」をリニューアル発売する。2001年にブランド初のスキンケアシリーズとして誕生し、以来製品を少しずつ拡充してブランドを代表するシリーズに成長させてきた。

 リニューアルした「イモーテル プレシューズ」は、南仏のコルシカ島の厳しい環境の中でたくましく育つイモーテルにあらためて着目。イモーテルのエッセンシャルオイルが肌細胞を整えて厚みのある表皮を再生し、バリア機能を強化することを同社の研究所が新たに実証した。そんなイモーテルエッセンシャルオイルのほか、肌にもともと存在してヒアルロン酸の浸透を促進するケイ素と、低分子ヒアルロン酸を結びつけた親和型ヒアルロン酸を配合した。親和型ヒアルロン酸は一般的なヒアルロン酸の2倍近い保湿力があり、肌表面のバリア機能だけでなく、深部の潤いにアプローチして肌自体がヒアルロン酸を作り出し、ハリのあるある肌に導く。

 今回はクリームや美容液など既存品がパワーアップするほか、新製品も登場する。「イモーテル プレシューズミルク」(50mL、9000円)は日本人女性のために開発し、ブランドとして初めてイモーテルを配合した乳液だ。若い世代を中心にクリームを使わない傾向にあり、よりさっぱりとしたテクスチャーの乳液の需要が高いことから開発された。化粧水ミストもノンエアゾールタイプに生まれ変わり、細かい霧が乾いた肌に潤いを与え、みずみずしくフレッシュな輝きを取り戻す。

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「ランバン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ランバン(LANVIN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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米国人デザイナー初、ラルフ・ローレンが英国の名誉ナイト勲章を受章

 デザイナーのラルフ・ローレン(Ralph Lauren)は、ファッション業界への貢献が評価され、名誉最優秀英帝国勲章KBE(ナイト・コマンダー)を米国人ファッションデザイナーとして初めて受章した。バッキンガム宮殿で行われた非公開の叙勲式でチャールズ皇太子殿下から名誉ナイト勲章が授与された。

 今後、同氏には名前の後に「KBE」の称号を任意で添えることができる。英国の叙勲制度は国家に対する並外れた功績や尽力を顕彰するもので、英国籍以外の人も対象となる。最優秀英帝国勲章は1917年に設立された。

 ラルフ・ローレンはこれまで、1986年にアメリカ人デザイナーとして初めてパリに路面店をオープンしたほか、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)からウィメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー、メンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー、さらに昨年50周年のキャリアをたたえられてCFDAメンバーズ・サルートなどを受賞している。

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「クリスチャン ダダ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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グレイトが次世代のポップアイコン、ビリー・アイリッシュとのコラボコレクションを発売

 東京・原宿のセレクトショップ、グレイト(GR8)が、次世代のポップアイコンとして注目を浴びるアーティストのビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)との限定コラボコレクションを6月23日から販売中だ。

 ビリー・アイリッシュは、2001年ロサンゼルス生まれの17歳。15歳の時に発表した「Bellyache」や「when the party's over」が、ささやくような歌声と10代の心情を代弁するかのような歌詞、そしてアート性の高いMVで話題に。そして今年3月に発表したデビューアルバム「WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」が全米チャート1位に輝き、“全米チャート1位を獲得した初の21世紀生まれのアーティスト”としてさらに注目を集めた。また、独特なファションセンスでも知られ、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のキャンペーンビジュアルに起用されるなど、次世代のポップアイコンとして日々目覚ましい活躍を見せている。

 今回のコラボコレクションは、フーディー3型、ロングTシャツ2型、Tシャツ5型の計10型をラインアップし、アメコミ風に描かれたビリーや、“ブローシュ(blohsh)”と呼ばれる左肩が吊り上げられたビリーオリジナルの人型のアイコン、“BILLIE EILISH”のテキストなどがあしらわれている。価格は6000円〜で、グレイト店頭と公式オンラインストアでのみ取り扱っている。

デビューアルバム「WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」収録曲の「bad guy」

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「1017 アリックス 9SM」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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