三浦春馬が「ポール・スミス」のアンバサダーとしてパリのショーに来場、「興奮しました」

 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は2020年春夏コレクションのランウエイショーをパリのエリゼ モンマルトル劇場で6月23日(現地時間)に行い、同ブランドのメンズ アンバサダーを務める俳優の三浦春馬が来場した。

 「ポール・スミス」の2020年春夏シーズンは、多彩なスーツを披露した。オーバーサイズのダブルブレストや、フロントの合わせの位置を高めにした3つボタンなどジャケットのバリエーションの多さに加え、得意とするプレイフルなカラーリングで若々しいスーツを提案した。

 フロントローに座った三浦もこの日はチェックのセットをアップを着用し、真剣にショーをチェックしていた。ショーが終わると三浦は「すごく興奮しました。メンズはもちろん素敵でしたが、ウィメンズもとても可愛かったです。また、ショー前のバックステージやショールームにも行かせてもらい、まだ自分が知らなかった『ポール・スミス』の側面や新たな魅力を知ることができました。今回学んだことや感じたことを生かして、アンバサダーとして日本の皆さんに届けていきたいですね」と語った。

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「ポール・スミス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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ゾゾマット開発担当役員が語る「PB失敗から学んだこと」

 「PB事業失敗の最大の原因は“服とブランドを作る”、この2つを甘く見ていたこと」——ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは24日、足のサイズを3D計測できる“ゾゾマット(ZOZOMAT)”を発表した。紙と専用アプリさえあれば、足の形状を3Dで簡単に手軽に計測できる技術で、今秋にもリリース予定だ。このゾゾマットに加え、身体計測のための“ゾゾスーツ”、プライベートブランド(PB)「ZOZO」事業を統括する伊藤取締役が、PBの失敗とファッションブランドとの協業による多サイズ展開に行き着いた経緯、さらにはマスカスタマイズの未来まで、率直に語った。

■ZOZOが足のサイズを計測する新技術 その利便性や精度、狙いとは?

WWDジャパン(以下、WWD):ゾゾマット開発の経緯は?

伊藤正裕取締役(以下伊藤):開発自体は、身体計測のための“ゾゾスーツ”と同時並行で進めてきました。ネット通販で服やシューズを買うときの最大のネックは試着できないこと。出発点はゾゾスーツもゾゾマットもそこにありました。特にシューズは、試着の重要性がアパレル以上に高い。なぜならサイズに合っていなければ着用自体が難しいからです。私も経験がありますが、同じブランドの同じサイズのシューズを買ったのにサイズが合わないこともある。私の場合は痛くて家から駐車場まで歩くこともできなかった。一方、当社の調査では大半の人が自分の足のサイズを把握していない。中には2センチも自分の調査とずれている人もいます。

WWD:シューズのサイズはブランドによってもマチマチと言われていますが、実は消費者も自分の足のサイズを把握していない、と。

伊藤:ゾゾマットを使えば、いつでもどこでも非常に手軽に自分の足のサイズを、数百万円の3Dスキャン機器を使うのと同じくらいの精度で計測できるようになる。一部では手軽に足の幅や長さを測れるサービスもありますが、ピッタリのシューズ選びのために本来は3Dスキャンレベルの精緻なデータが必要なのです。これは初公開になりますが、「ゾゾタウン」内での193月期のシューズの販売額は約360億円。3000億円を超える全体の10〜11%に過ぎません。このゾゾマットをきっかけに、シューズのネット販売を本気で引き上げたいと思っています。

WWD:なぜこのタイミングで発表を?

伊藤:実はマットを使って足のサイズを計測する技術自体は1年以上前に開発済みでした。ただ昨年はPB「ゾゾ」と“ゾゾスーツ”にかかりきりになってそれどころではなく…。このタイミングになったのは、ゾゾスーツで得た計測データをテナントであるブランドに開放し、従来にはないサイズを(テナントである)ブランドと共同で販売するMSP(マルチサイズプラットフォーム)事業に、非常に大きな手応えを感じていることが大きいです。

WWD:というと?

伊藤:決算会見で前澤(友作社長)も話しましたが、ゾゾスーツとPB「ゾゾ」では本当に多くのことを学ばせていただきました。「ゾゾ」も“ゾゾスーツ”も、失敗の最大の理由は“服作りとブランド作り”をわれわれが甘く見ていたからです。僕らはITのプロではありますが、服を作り、ブランドを作ることは、考えていたよりはるかに難しかった。本来そちらはプロに任せるべきだったのです。当社が発表した共感・共創・共有という“三共宣言”は、そういった反省から生まれました。一方で僕らの得た100万人を超える詳細な身体データは、史上空前の規模であり、壮大な社会実験といってもいい。この膨大なデータのおかげで、実際にゾゾスーツで計測していない人でも8〜9割の人が身長と体重を入れるだけで自分にピッタリの一着に出会える、そういった画期的なデータです。MSPはこうしたデータを開放し、リアルに需要のカーブの多い20サイズほどを提供することで、膨大な機会損失を防ぐことができる。ブランド側にとっても単に「ゾゾタウン」で販売する服だけでなく、データを参照するだけで実はそれほど需要のなかったサイズの服の生産量を抑えられる。MSPの本格展開は秋なので実際に効果が数字になって見えてくるのはこれからですが、かなり期待しています。

WWD:シューズブランドにも同様の効果がある、と?

伊藤:そうです。ゾゾマットで計測する着用者のデータが凸面だとすれば、お客さまにぴったりのシューズをリコメンドするためには、凹面であるシューズ内の内寸を立体的に測った上でマッチングする必要がある。こちらは完全社外秘でやっているので方法は明かせないですが、シューズを当社に納入いただいて発送するまでの工程で計測する技術になります。この内寸の計測技術もゾゾマットをリリースする秋と同タイミングで完成できるよう進めていますが、シューズメーカーの協力を得られれば、一緒に消費者にもっといいショッピング体験をご提供できる可能性があります。水面下で一部のシューズメーカーには接触していますが、非常にポジティブなリアクションをいただいています。

WWD:とはいえ、この技術があれば、かつて服のPBで掲げた“マスカスタマイズ”も可能なのでは?

伊藤:繰り返しにはなりますが、われわれが自らこの技術を使ってPBを作ることは絶対にないし、そのつもりもありません。先程も述べたとおり、われわれはITのプロであって、モノづくりのプロではない。それは服で痛いほど経験しました。ただ、シューズの生産技術は非常に発達しています。現時点だとカスタマイズシューズの生産は1カ月半ほどですが、それが2週間になれば、また違った形になるはずです。ゾゾマットが、その実現にどう寄与できるのか、それは私からは何も言えることはありません。ここからは私見になりますが、シューズに関してマスカスタマイズを実現するための技術的なハードルは現時点でかなり低いと思います。ただ実現するとなると話は別で、(ナイキやアディダスのような)グローバルブランドになれば世界の各地域にシューズを供給するための工場の設立などのインフラの整備が必要になるからです。それでも早ければ数年内には実現するかもしれません。

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【PR】簡単に激ウマ肉メニューを開発できる! 米国で人気のプルドポーク、繁盛店の活用法

 肉ブームが続く中でステーキは定番化し、それに続けと本場スタイルのBBQなどさまざまな米国フードカルチャーが上陸するわが日本。そのひとつとして昨今注目されているのが、アメリカ南部の伝統料理「プルドポーク」だ。素材の良い豚肉にじっくり火を入れて、味をのせてから、ほぐす。使い勝手の良さが特徴だ。
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八村塁が日本人初の「ジョーダン ブランド」契約選手に

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」が、先日行われた米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で日本人初となる1巡目でワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)から全体9位指名を受けた八村塁選手(ゴンザガ大)との契約を発表した。

 「ジョーダン ブランド」が日本人アスリートと契約するのはこれが初めて。八村選手は「世界トップクラスの企業の1つで、その一員になれたことは驚きであり、非常に嬉しいこと」とコメントし、クレイグ・ウィリアムズ(Craig Williams)「ジョーダン ブランド」プレジデントは「ルイは歴史を塗り替えヒーローになった。私が彼に感銘を受けたことは、優れた才能という点だけではなく、コート内外における強い個性と成熟した姿だ」と述べている。

 八村塁は、ベナン人の父親と日本人の母親を持つ1998年富山県生まれ。明成高等学校時代から全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会で3連覇するなど注目を集め、卒業と同時に渡米しゴンザガ大学へ進学。大学では絶対的エースとしてチームを率い、3年生ながら「NBAドラフト2019」にアーリーエントリーし、見事日本人初の1巡目指名を受けた。八村選手が入団するワシントン・ウィザーズは、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)がシカゴ・ブルズ(CHICAGO BULLS)以外にプレーしていたチームとして知られ、“ウィザーズ八村”としてコートに立てば田臥勇太選手、渡辺雄太選手に続く、日本人3人目のNBA選手となる。

 なお、八村選手の「ジョーダン」入りと同時に、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)に所属するジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)選手との契約も発表された。

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「セリーヌ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「セリーヌ(CELINE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「セリーヌ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「セリーヌ(CELINE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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毛沢東が好み、「丸亀製麺」が買収した中国地方料理、その繁盛店をめぐる(前編)

 中国地方料理の面白さの一つは、各地に伝わる麺料理のバリエーションの豊かさだ。基本的には北方は小麦を主食とするので、小麦の麺が発達している。一方、南方は米を主食としており、米粉からつくった麺が発達している。日本ではありそうでなかった麺、スープが中国には数多くあり、食の豊かな可能性を感じさせてくれる。首都圏を中心にジワジワ増えている中国地方料理の繁盛店をめぐった。
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ZOZOが足のサイズを計測する新技術 その利便性や精度、狙いとは?

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、足のサイズを計測する新技術“ZOZOMAT(ゾゾマット)”を発表した。“ZOZOMAT”のレイアウトを印刷したものと専用のアプリを使うことで、足を3D計測するサービスだ。現在特設ページで予約を受け付け中で、秋冬以降に順次無料で配布する。 “ZOZOMAT”の使い勝手はどうなのか?計測結果の精度は高いのか?同技術発表に先駆け、ZOZOの青山オフィスで実際に体験した。

 用意されていたのは、やや大きめの用紙1枚。中央には足を置くスペースが、その周囲には“ZOZOSUIT”でも使用されたドットマーカーが施されている。早速マットに足をのせ、スマートフォンの専用アプリを起動。あとはアプリの案内に従い、マットの外周で色分けされている部分ごとに右と左、それぞれの足の周囲を撮影するだけだ。(ちなみに、右足を計測する際には右手、左足の場合には左手でスマートフォンを持った方がスムーズに撮影できる)。着て撮影しなければならない“ZOZOSUIT”と比較すると、利便性が高い。また、“ZOZOMAT”のレイアウトを印刷する素材を問わず、新聞やステッカーなどに印刷しても問題ないため、低コストで短期間での大量配布が可能だという。

 撮影後は数秒の待機時間の後、自身の左右の足の3D計測結果が表示され、自身の足のデータを360度確認できる。さらに「詳しいサイズを見る」ボタンをタップすると、足の縦の長さや幅、甲の高さなど、主要な7項目について数値が詳細に記載されている。計測結果の精度に関しては、数百万円ほどの高性能レーザースキャナーとの比較テストを160人を対象に行ったところ、平均誤差は約1ミリ程度だったという。なお、担当記者は甲高幅広の偏平足だが、計測結果の3Dデータにもしっかりと反映されていた。

担当役員が語る “ZOZOMAT”の展望

 「ネットでは多くの人が間違ったサイズの靴を買ってしまっているのが現状で、返品も多い。さらに、同じブランドの靴でも種類によってサイズ感が違うこともある。靴は試着しないと選びづらく、ネットでの購入は服よりも難しい」。そう語るのは、“ZOZOMAT”開発を指揮した伊藤正裕取締役だ。計測データはプライベートブランド(PB)「ゾゾ」でのシューズ製造ではなく、「ゾゾタウン」上でのシューズ購入のサポートのほか、ブランドや靴メーカーとの取り組みに活用していきたいという。「『ゾゾタウン』内での靴の流通総額は約360億円。全体の10~11%ほどで、まだ伸びしろがある。これを機に、『ゾゾタウン』は靴の販売に力を入れていく。また、“ZOZOMAT”の技術を多くのブランドやメーカの方に見てもらい、協力していただくことで、ネットでの靴購入においてより良い体験を作れる可能性が生まれるはずだ」。

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伊勢丹新宿の時計売り場がリニューアル 売り上げ30%増目指す

 伊勢丹新宿本店本館は6月19日、時計売り場を4階から5階に移転しリニューアルオープンした。売り場面積は倍増し、リニューアル後の初年度売り上げ目標は前年比30%増とする。取り扱いブランドも20増やし、約70ブランドをそろえる。価格も2万円から1億円までと幅広い。

 リニューアルのテーマは“買えるを変える”。高級感を醸し出すために入りづらくもある時計売り場のイメージを一新し、「明るく華やかな雰囲気の中で気軽に時計に触れられる環境と、ブランドの世界観の表現の両立を目指した」と、峰城秀俊 三越伊勢丹 特選MD統括部 新宿特選営業部 計画担当長は話す。

 同店には「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「オメガ(OMEGA)」の直営ブティックがあったが、リニューアルを機に「ブレゲ(BREGUET)」「ウブロ(HUBLOT)」「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」の、百貨店として国内初となる4つの直営ブティックが加わり、ブランドの旗艦店でしか購入できなかった直営ブティック限定アイテムも販売する。

 また同店は同日、5階時計売り場と1階のザ・ステージおよび4階のジュエリー売り場を会場に、「2019 ウォッチコレクターズ ウイーク」を開幕した。こちらのテーマは“FUTURE ARCHIVES”で、「将来の名品として記憶に残る時計をラインアップする」。各1週間の期間限定で、「ウブロ」と「オフィチーネ パネライ」のポップアップストアもザ・ステージに開く。「ウブロ」のポップアップストアでは、人気の“クラシック・フュージョン ベルルッティ”シリーズを直営ブティックと共に先行販売する。

 「ウブロ」の広報担当者は、「2016年に『ベルルッティ(BERLUTI)』と初めてコラボレーションしたモデルを販売したポップアップストアでは、当時のザ・ステージの売り上げ記録を更新した。今回は、さらにそれを上回りたい」と意気込む。

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伊勢丹新宿の時計売り場がリニューアル 売り上げ30%増目指す

 伊勢丹新宿本店本館は6月19日、時計売り場を4階から5階に移転しリニューアルオープンした。売り場面積は倍増し、リニューアル後の初年度売り上げ目標は前年比30%増とする。取り扱いブランドも20増やし、約70ブランドをそろえる。価格も2万円から1億円までと幅広い。

 リニューアルのテーマは“買えるを変える”。高級感を醸し出すために入りづらくもある時計売り場のイメージを一新し、「明るく華やかな雰囲気の中で気軽に時計に触れられる環境と、ブランドの世界観の表現の両立を目指した」と、峰城秀俊 三越伊勢丹 特選MD統括部 新宿特選営業部 計画担当長は話す。

 同店には「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「オメガ(OMEGA)」の直営ブティックがあったが、リニューアルを機に「ブレゲ(BREGUET)」「ウブロ(HUBLOT)」「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」の、百貨店として国内初となる4つの直営ブティックが加わり、ブランドの旗艦店でしか購入できなかった直営ブティック限定アイテムも販売する。

 また同店は同日、5階時計売り場と1階のザ・ステージおよび4階のジュエリー売り場を会場に、「2019 ウォッチコレクターズ ウイーク」を開幕した。こちらのテーマは“FUTURE ARCHIVES”で、「将来の名品として記憶に残る時計をラインアップする」。各1週間の期間限定で、「ウブロ」と「オフィチーネ パネライ」のポップアップストアもザ・ステージに開く。「ウブロ」のポップアップストアでは、人気の“クラシック・フュージョン ベルルッティ”シリーズを直営ブティックと共に先行販売する。

 「ウブロ」の広報担当者は、「2016年に『ベルルッティ(BERLUTI)』と初めてコラボレーションしたモデルを販売したポップアップストアでは、当時のザ・ステージの売り上げ記録を更新した。今回は、さらにそれを上回りたい」と意気込む。

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「ロエベ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ロエベ(LOEWE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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NASAの刻印入り アポロ11号の月面着陸50周年を記念したケースが発売

 エース傘下の米国発のラゲージブランド「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」は7月20日、アポロ11号の月面着陸50周年を記念した限定テクニカルケースを発売する。1969年にアポロ11号が、アメリカ航空宇宙局(NASA)の依頼で「ゼロハリバートン」が制作した“月面採取標本格納器”に入れて月の石を持ち帰ったエピソードを元に、同格納器にオマージュを捧げたテクニカルケースを世界限定100台で生産した。

 ケースは耐久性、強度、密閉性のあるアルミニウム合金製で、“NASA”のロゴを刻印する。内装には自由にレイアウト可能なウレタンパッドを前面に配置するほか、収納ポーチやオリジナルのベースボールキャップを付属。2サイズ展開で、スモール(縦24cm、横31cm、幅15cm)が7万5000円、ミディアム(縦33cm、横46cm、幅17cm)が8万5000円(それぞれ50台ずつ)を用意する。ゼロハリバートン直営店の丸の内店、ギンザ シックス店、横浜ランドマークタワー店、ハービス大阪店で取り扱う。

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「シエス マルジャン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「シエス マルジャン(SIES MARJAN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ロレアルプロフェッショナル」から ヘアカラーをキープする「シルバー コンディショナー」登場

 プロフェッショナルヘアメーカー「ロレアルプロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONEL)」は、 “セリエ エクスパート”シリーズからヘアカラーをキープする「シルバー コンディショナー」(200g、2000円)を6月26日に発売する。

 ヘアケアの新たなカテゴリーとして、カラーシャンプー・コンディショナーの認知度が上昇している。

 今回発売する「シルバー コンディショナー」は青紫色素を補うことで黄色味を抑えてヘアカラーをキープし、ダメージを受けて傷んだ髪を補修・保湿するというもの。 アッシュ系カラーやハイトーンカラーの褪色を防ぐのに有効だ。2018年3月に同シリーズから発売した「シルバー シャンプー」が人気を集めたことが、コンディショナーの発売につながった。両アイテムを併用することで、ヘアカラー後に現れる黄色味をより抑えることができる。

 ヘアサロンでのカラー後は約5週間で黄色味が現れるが、伸びて根元の地毛が目立ってくる約8週間後に再びサロンへ行く人が多い(ロレアル調べ)。それまでの間、カラーシャンプー・コンディショナーを使用することで、アッシュ系カラーやハイトーンカラーの色味を維持することができ、ヘアカラー後の気になる褪色を防ぐことができる。

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「カサブランカ」2020年春夏メンズ・コレクション

 「カサブランカ(CASABLANCA)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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眼鏡の三城が初の店舗型ショールームを裏原宿にオープン 情報発信の拠点に

 眼鏡専門店チェーンのパリミキとメガネの三城を運営する三城は6月28日、初となる店舗型ショールーム「ディグナハウス(DIGNA HOUSE)」(33平方メートル)を東京・原宿にオープンする。

 「ディグナハウス」は三城が手掛けるハウスブランド「ディグナ クラシック(DIGNA CLASSIC)」の名を冠しており、同ブランドのフルラインをそろえるほか、日本製ブランドを中心に国内外の商品を展示し、販売も行う。店内に大型のサイネージもあり、自社が制作したグラフィックやムービーなども流すことで、同社の発想や商品力など企業活動も紹介するという。今後、発売前の商品をいち早く手に取って試せる展示会などのイベントも検討する。

 三城ホールディングスの2019年3月期の売上高は前期比1.4%減の496億円だった。

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「慎重にばかりなっていてはつまらないということだ」 by 太田伸之

太田伸之 イッセイ ミヤケ社長(当時)

 一番大事なことはクリエイションを市場にストレートにぶつけていくこと。仮にその商品が全部売れなくてもいい。ただし、なぜ売れなかったのかは検証していく。大きく売れるときもあれば、その逆の場合もあるだろう。慎重にばかりなっていてはつまらないということだ。(Vol.1024 2000年7月17日)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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「ギャルソン」ラバーは個性派キャラばかり 2020年春夏「オム プリュス」来場者スナップ

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は6月21日(現地時間)、2020年春夏コレクションのランウエイショーをパリ・メンズ・コレクションで行なった。同ブランドは多くのデザイナーに影響を与え続けており、ロンドンが拠点ののクレイグ・グリーン(Craig Green)やキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)、チャールズ・ジェフリー(Charles Jeffrey)らを始め、複数の若手日本人デザイナーも会場を訪れた。秋元梢やサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=コレット(COLETTE)元クリエイティブ・ディレクターの姿も見られた。「コム デ ギャルソン」のファンは、デザイン性の強い服に負けない独自のキャラクター性がある。難易度の高いアイテムもさらりと着こなすファッション上級者が集まり、会場周辺は熱気に溢れた。

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メンズコレドタバタ日記 お待ちかねの「トム ブラウン」劇場開演、「サカイ」×「ナイキ」第三弾の朗報にバンザイ

 6月22日、晴れ。日差しがちょっと強くなってきたパリ。最高気温は26度。週末になって、交通渋滞も少しはマシになるでしょうか?けれどパリ市内は、収束しつつあるものの、「黄色いベスト運動」は今なお継続中。油断できません。

9:15 「コム デ ギャルソン・シャツ」

「コム デ ギャルソン・シャツ」2020年春夏メンズ・コレクション

 今日の朝イチは、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」。このブランドは定時きっかり、時には数分フライングする可能性さえあるので、早めにギャルソンのパリ本社に到着です。

 今シーズンは、ダイバーシティー(多様性)を意識しているのかな?マルチカラーのストライプシャツに1つだけ、PVCなどの光沢素材を縫い付けたシャツが気になりました。シャツ地のミリタリーベストも新鮮です。

10:30 「サカイ」

「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「サカイ(SACAI)」は、フォーマルで得意のハイブリッド。ほどいたボウタイで繋がった大きさの異なるシャツ、ベルトでくっつけたタキシードとジャケット、ウィメンズではシャツとパンツのトロンプルイユドレスなど、モノトーン主体でエレガントです。

 連動してトロピカルテイストもダークなムード。そして皆さん、朗報です。あの「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーは、色が変わって第3弾が登場しました。コレ、パリでみんな履いてるんだよね〜(笑)。裏山。次は手に入れたい!!

11:20 「ナマチェコ」

 「ナマチェコ(NAMACHEKO)」は、スウェーデン拠点のクルド人という兄弟のブランド。見たことない色彩感覚やシルエットを、なかなかにシャープなモードテイストで見せてくれます。マルチカラーの細長いニットを交差したトップスは、北欧っぽい色使いだけれど、手仕事的アプローチは遊牧民のアイデンティティーによるものなのかな?われわれには未知のカルチャーゆえ、粗っぽいクリエイションだと違和感を禁じ得ませんが、心の奥底に“なんか引っかかる”感覚は新鮮です。

12:30 「ロエベ」

「ロエベ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ロエベ(LOEWE)」は、すべてが巨大なシルエット。チュニックやカフタンのようなフォームを、スエードやローゲージニット、デニムなど、さまざまな素材で描きます。シルエットが大きいのは、「皆が今の生活にちょっと疲れているから」と聞いてドキリ。さまざまな素材を使うのは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が大ハマり中の世界中のクラフツマンシップ、手仕事を盛り込むため。バズを起こすコラボではなく、たどり着きたいゴールに向かうための協業という感覚は、大賛成です!

 ちなみに、おデコや耳の飾りは、最近ジョナサンが感じている“コスモ(小宇宙)”の表現らしく。そういえば、どことなく「聖闘士星矢」の世界に通じるでしょうか?「小宇宙は燃えているか⁉︎」。

13:30 「シエス マルジャン」

「シエス マルジャン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 お次は「シエス マルジャン(SIES MARJAN.以下、シエス)」。いつもはニューヨークでウィメンズメインのコレクションを発表しています。メンズ主体のランウエイは初めて。パリ挑戦も初めてという記念すべき舞台です。

 「シエス」と言えば、色使い。メンズも、得意技が炸裂しました。ごくごく淡いスカイブルーや、ピーチメルバみたいなピンクに始まり、ちょっぴり日に焼けたオレンジ、そして(フランスだから?)のボルドーが、コットン、肉厚のシルク、そしてガラス加工でピカピカのレザーを彩ります。アクセントは、ニットにプリントしたゼブラ模様。相当玄人ですが、上々のスタートです。

14:30 「トム ブラウン」

 パリメンズのお楽しみと言えば、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」。勝手に“「トム ブラウン」劇場”と呼んでいますが(笑)、非常にコンセプチュアルで時に爆笑、時に「???」なランウエイを見せてくれます。

 今回も会場に入ると、すでに布団みたいなトロンプルイユスーツのモデルが何人もズラリ。その中央には、赤・青・白のトリコロールカラーに彩られたボールに向かって“おしっこ”する小便小僧です。

 あとは動画でご覧ください(笑)。


「トム ブラウン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 コレは一体、何だったのか?もちろん、スポーツですね。トムが生まれ育ったアメリカ、彼が作り続けるフォーマル、そしてスポーツと言えば、アイビーリーグ⁉︎アイビーのスタイルとは全然違いますが、コレがトム流のアイビーリーグであり、今欠かせないスポーツマインドなんでしょう。

15:30 「ウー ヨン ミ」

「ウー ヨン ミ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ウー ヨン ミ(WOOYOUNGMI)」は、トロピカル。タイダイのデニム&スエットに、南国モチーフの開襟シャツなど、トレンド盛りだくさんです。

 フィナーレには娘さんだけが登場。いつもは親子だったけれど、代替わりかな?

16:00 「アミ アレクサンドル マテュッシ」「ドリス ヴァン ノッテン」

 さぁ、ここからは展示会周り。ショーは拝見できなかった「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」は、写真で見る限りモードなコレクションにシフトチェンジした印象でしたが、メンズはダボダボパンツやフーディ、フレンチシックなブラック&ホワイトのギンガムシャツなど“ハズし”のアイテムもあって、色柄が控えめになったくらい。一方のウィメンズは、「テーラードとジャケットを売っていこう!!」という気概に溢れた、メンズよりワンランク上のオトナなコレクションです。狙うは、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などが存在感を発揮する価格帯(ジャケットはいずれも10万円オーバー、くらい)のマーケット。正直、最初聞いた時はちょっとビックリしましたが、「ジバンシィ(GIVENCHY)」出身のアミは、テーラード上手。オトナっぽいムード、素敵です。でも、アクセサリーはまだまだかな。

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の展示会では、「ドリス」と蜷川実花、それにYOSHIROTTENのトリプルコラボ的な洋服をチェック。蜷川さんの写真をYOSHIROTTENがグラフィックに変換した作品を収めたアートジーン「NEW NOIR 2」の中から、ドリスが数点をピックアップして、洋服にのせました。その商品には、こんなタグがつくことに。なんて誇らしいんでしょう!

17:30 朝食?昼食?

 朝食?昼食?よくわかんないご飯。今日も10分で終了です。

18:00 「ヘンリック ヴィブスコフ」

 「ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」のショーに行こうと思ったら、なんとセーヌ川左岸のショー会場ではなく、右岸のショールームに行ってしまうという大失態(苦笑)。やってしまった……。今から移動しても間に合いそうにないので、ここは気を取り直して、お次の「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING.以下、ホワイト)」へ。早く着いたので、「サルバム(SULVAM)」の藤田哲平デザイナーとビール飲んじゃいました(笑。「ヘンリック ヴィブスコフ」の皆さん、ごめんなさい)。

19:30 「ホワイトマウンテニアリング」

「ホワイトマウンテニアリング」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ホワイト」は、ブレることなし。機能素材とマルチポケットなどでユーティリティー(機能性)を盛り込んだアーバンウエアが目白押しです。スパッツ、長靴、ポンチョなどを合わせると、ユーティリティーウエアはスポーツにも使えるし、ゲリラ豪雨にも便利って一目瞭然。「アウトドア以外で、どこでどう使うの?」という質問に答えてくれますね。

20:20 「エルメス」

「エルメス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 本日のラストは、「エルメス(HERMES)」。トレンドは追わず、永遠のスタイルを追求するメゾンですが、今シーズンはピンクやスカイブルー、クリームイエローが鮮やか。リネンの小さなスカーフは、それ以上に明度・彩度の高いビビッドカラーでフレッシュです。シャツの襟にドローコードを忍ばせたブルゾン、オーバーサイズのジャケットやニット、それにボディーバッグなど、ストリートのムードが力強さを増しました。一方で、エレガントなシルクはやっぱり別格。最後のシルクのジャケットは、どうやって作るんだ?スカーフでおなじみの「エルメス」のシルクで、“ちゃんとした”ジャケットが完成していました。クラフツマンシップ、すごい!!

 あ、モデルのUTAくんを発見!!「WWD JAPAN.com」は、彼の思い出の街、銀座でシューティングしながら、これまでとこれからを直撃したインタビューを掲載したばかりです。こちらからどうぞ!!

21:45 ディナー

「エッセンス」の会食は、エッフェル塔を覗くトロカデロ広場で

 今日のディナーは、カナダ・モントリオール発のECサイト「エッセンス(SSENSE)」の会食。先日ピッティでスターリング・ルビー(Sterling Ruby)が発表したコレクション「スターリング ルビー スタジオ. LA. CA.(S.R. STUDIO. LA. CA.)」を独占販売中ですが、日本は売り上げ上位TOP5に入っている国だとか。

 会食では、「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人さんとお隣でした。「チームが充実してきたので、次はもっと仕掛けます!!」とのこと。早くも2020-21年秋冬が楽しみになっちゃいます(笑)。

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“韓国スタイル”で月間最高売り上げ538万円 「シマ」の人気美容師・青木佑樹

 「シマ セブン ギンザ(SHIMA SEVEN GINZA)」の青木佑樹トップスタイリストは、韓国風スタイルを打ち出し、月間最高売り上げ538万円を誇る人気美容師だ。自身も昨年8回韓国に旅行したという大の韓国好きで、営業中は自身もメイクをしている美容男子。そんな彼に売れる秘訣を聞いた。

WWD:そもそも青木さんが美容師になろうと思ったきっかけは?

青木佑樹(以下、青木):自分の考え方や実力、人気次第でステージを上がっていける職業だと思って選びました。でも専門学校に入学したときは「なんとなくなりたいくらい」だったんですが、1年生のときに「シマ(SHIMA)」を知り、行ってみたらすごくカッコよくて、それからは美容師になりたいと強く思うようになりました。

WWD:スタイリストデビューにはどれくらいかかった?

青木:3年半ほどです。

WWD:デビュー後売り上げは順調に伸びた?

青木:ジュニアスタイリスト時代から売り上げは月160万円ほどありました。そこからスタイリストになってからは月250万円くらいで推移していて、この1年くらいでようやく月500万円を超えるようになりました。

WWD:ジュニアスタイリスト時代から売り上げを作れていた理由は?

青木:アシスタント時代に教えてもらっていた先輩のSUNAOさんと一緒に、韓国スタイルのヘア作りに取り組んでいたのがよかったと思います。インスタグラムでそのスタイルを発信していたので、それを見て来てくれたお客さまが多かったですね。今は多くの美容師さんが韓国スタイルを打ち出していますが、取り組みが早かったので注目されたんだと思います。

WWD:青木さんの韓国スタイルの特徴は?

青木:ビビッドなカラーとカールの感じですね。韓国スタイルには定番の形があって、それをベースに少しずつ変えて、かわいらしい感じやカッコいい感じに仕上げています。本物の韓国スタイルをそのまま日本人に落とし込むと少し違和感があるので、アレンジしているのも特徴です。

WWD:さらにこの1年で売り上げが伸びたのは何が効果的だった?

青木:ただ韓国スタイルを打ち出すだけでなく、インスタグラムでの見せ方を工夫したことです。タイムラインの中でいかに目にとまるかを考え、動画や文字だけの画像を投稿したり、投稿のキャプションもどういう風にすれば、見た人がそのスタイルをやりたくなるかをかなり考えるようになりました。それで月350万円を超えると認知度も高まってきて、より拡散されるようになりましたね。

WWD:現在インスタグラムのフォロワー数は?

青木:2万ほどです。美容師の中でももっとフォロワー数が多い人はいますが、僕の場合は美容師のフォロワーが少なく、お客さまになり得る人がフォローしてくれています。だからこのくらいのフォロワー数でもかなり売り上げにつながっているんです。

WWD:新客の人数は?

青木:だいたい月100人ほどで、ほとんどの人はインスタグラムを見て来てくれています。

WWD:青木さんのインスタグラムの投稿は、バックスタイルが多いが?

青木:正面だと日本人ぽさが出てしまうので、なるべく韓国っぽいスタイルに見えるようにバックショットを中心に投稿しています。ただ、韓国スタイルといっても、そのまま日本人に落とし込んでも髪質や顔立ちが違うのでアレンジしています。基本は実際のお客さまに許可をとって掲載させていただいています。

WWD:今後の目標は?

青木:売り上げだと年内には月600万円を達成したいです。これまでサロンワークに注力してきたので、ヘアメイクやセミナーなど外部の仕事もやって、自分自身の認知を高めていきたいと思っています。

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「エルメス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「エルメス(HERMES)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「サカイ(SACAI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ジャケットでキメるか、総柄シャツで一点突破か 2020年春夏ピッティ・イマージネ・ウオモ

 メンズファッション最大の見本市「第96回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」が伊フィレンツェで6月11~14日に開催された。仕立てのいいスーツに身を包んだ“クラシコイタリア”が圧倒的に支持される一方、オーバーサイズのTシャツやダッドスニーカー、バケットハットなどを取り入れたストリートスタイルも一定の人気を見せた。またジャケットを羽織らず総柄シャツで勝負する着こなしも目立ち、ボーダーやストライプといったベーシックな柄から、アメコミ風やコイの総柄などインパクト重視のものまで、実に多様なパターンが見受けられた。

 スーツは、夏らしいリネン素材とライトブルーやベージュといった涼しげなカラーが多数。首元はタイドアップで決める派と、バンダナや開襟シャツでカジュアルダウンさせる派に分かれた。

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「バルマン オム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「バルマン オム(BALMAIN HOMME)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ニコアンド」が昨年に引き続き音楽フェスティバル開催

 「ニコアンド(NIKO AND…)」は9月22日と23日、昨年に続き音楽フェスティバル「ニコアンド UNI9UE PARK’19」を品川シーズンテラス イベント広場で開催する。豪華アーティストのライブパフォーマンス、アダストリアブランドのサンプルセールやアクティビティー、協賛会社によるワークショップやブース出店など「ニコアンド」の“UNI9UE SENSES”(衣・食・住・遊・知・健・音・旅・TOKYO)を体感できるコンテンツを用意する。第1弾発表分の出演アーティストは、雨のパレード、SANKARA、向井太一など。

 チケットは、6月20日12時から「ニコアンド」のメルマガ会員を対象に販売し、24日12時からは「ニコアンド UNI9UE PARK’19」のオフィシャルサイトでも販売する。

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販売員特集で取材した“おじさんが憧れるおじさん”

 おじさんはおじさんに憧れない――インフルエンサーマーケティングの話だ。確かに中高年のメンズファッションアイコンは、ほぼいない。一方で、販売員に求められるスキルに“ファン化力”があると思う。インスタグラムを中心とした10~20代の女性販売員と女性客の関係性を想像してほしい。ファン獲得は結果として自身の売り上げにつながり、客もファンであることをポジティブに捉えている。おじさんの世界に、この当たり前はない。四十路男子である僕も立派なおじさんであると自覚した上で言うのだが、名誉やプライドに生きる僕らおじさんは「雑誌のショップスタッフスナップで見た、あのジャケットが欲しくて……」とは言えない。恥ずかしいからだ。だからうまく伝わらないし、結局らちが明かずに諦めてしまうこともしばしば。

 しかし、6月24日号の「WWDジャパン」販売員特集で取材した和田健二郎ビームス スタイリングディレクターは、おじさんが憧れるおじさんだ。最初の出会いはインスタだった。おじさんだってインスタはやる。共通の知人・友人が多く、1~2年インスタ上での付き合いが続いた。そして今年の元日。妻子が帰省し、独りの僕が和田さんに新年のあいさつを送ると、「じゃあ、うち来なよ」とひと言。お言葉に甘えて訪問し、奥様の手料理をごちそうになったり、中学生の娘さんと話したり。実は和田さんと直接言葉を交わしたのは、ほぼそれが初めてで、正直ちょっとコワモテな和田さんにひるんでもいたのだが、“おもてなしの塊”ともいえる接待ぶりで、夜まで心地よく過ごさせてもらった。そして最後には、「今度は奥さんと子どもも連れておいで」と声を掛けてくれた。

 和田さんは“人たらし”なのだと思う。僕もたぶらかされた一人(笑)であり、きっと客も同じはずだ。販売員特集の取材中、カメラマンが照明を変えるほんの少しの時間も和田さんは客に声を掛けていた。そして、あっという間にストールを販売していた。とても自然で、ちょっと言い過ぎかもしれないが“呼吸するように”売っていた。

 スタイリングディレクターは本来、販売員を指導するのが職務だ。そのスタイリングディレクターが積極的にエンドユーザーにタッチしようとしている。和田さんは地方店舗での販売員向けの“服育”に加えて、6月中旬から都内でも週に1度店に立ち、接客をしている。そして販売員特集を校了しようという夜、和田さんからメッセージが届いた。そこには台湾のビームスの販売員に“服育”する和田さんの姿があった。和田さんが背中で見せるさりげない、だけどとても気持ちのいい接客が波紋のように世界に広がればと願う。

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25年の歴史で初 「ゲラン」の人気リップ「キスキス」にリキッドタイプ登場

 「ゲラン(GUERLAN)」は2019年秋コレクションで、人気リップスティック「キスキス」のリキッドタイプ製品「キスキス リクィッド」(4300円)を8月2日に発売する。1994年に誕生し、長年にわたり支持されている「キスキス」だが、リキッドタイプは初めて。

 「キスキス」はネーミングのキャッチーさもあってブランドのメイクアップアイテムの中でも人気が高く、これまでの「ゲラン」ファンはもちろんのこと、14年のリニューアル以降は若年層のファンもつかんでいるという。リキッドタイプは近年、テクスチャーや仕上がりの違いを楽しむファンが増えていることから、新たな選択肢として楽しめるよう加えた。

 カラーはマットが10色、輝きと透明感をもたらすシャイン6色のほか、重ね付けにも使えるグリッター4色の全20色。開発の段階から日本のトレンドも取り入れていて、「昨今の日本で人気のカラーであるブラウンベージュ系やボルドーの色も用意している」(南山絵里「ゲラン」PRマネージャー)という。

 シリーズの特徴である高発色なフォーミュラはそのままに、ヒアルロン酸や美容成分を含むクランベリーオイルを配合。伸びがよく滑らかなテクスチャーのほか、潤いやボリュームをもたらす仕上がりが特徴となっている。

【エディターズ・チェック】
「キスキス」の魅力である発色のよさはリキッドタイプでも健在!マットなカラーのリップは時間が経つと唇の乾燥や縦ジワが目立ちやすいといわれますが、潤いがあって塗りたての質感が続く点も魅力です。オフィスメイクの定番であるベージュ系からモードなレッドまで、カラーが豊富なのもうれしい限り。ショッキングピンクの「センシュアル グリッター」はハードルが高いように見えるものの、唇にのせるとポップに色づいてきらめきを与えてくれます。単色でも重ねづけでもいける、真夏のビーチに合いそうな一本です。

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「ウー ヨン ミ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ウー ヨン ミ(WOOYOUNGMI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「シエス マルジャン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「シエス マルジャン(SIES MARJAN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ジル・サンダー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ジル・サンダー(JIL SANDER)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ヴェレダ」から夏のシャワータイムにぴったりのボディーウォッシュが登場

 スイス発のオーガニックコスメブランド「ヴェレダ(WELEDA)」は、“クリーミーボディウォッシュ”シリーズから「サマーガーデンシャワー」(200mL、1800円)を6月27日に発売する。

 “クリーミーボディウォッシュ”シリーズは100%天然由来成分、植物由来の低刺激洗浄ベースで肌を優しく洗い上げる、同ブランドの中でも人気のシリーズ。ピュアなオーガニックゴマ油を約11%配合したモイストリッチ処方で、肌の潤いをしっかりと守るのが特徴だ。

 今回発売となる「サマーガーデンシャワー」は、エキゾチックなイランイランと、さわやかなレモン、ウッディーなコパイバの香りで、保湿効果はそのままに夏でも快適に使用することができる。冷房による乾燥や日焼けなど、夏にも欠かせない保湿ケアをシャワータイムに取り入れることで簡単に行える。

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「ベルルッティ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「サカイ(SACAI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ディオール」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ディオール(DIOR)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ジュン.J」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ジュン.J(JUUN.J)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ベイプ」と「モンブラン」がコラボ カモ柄のレザーバッグなど全4型を発売

 「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」と「モンブラン(MONTBLANC)」はコラボレーションアイテムを6月29日に発売する。カモ柄のレザーバッグやウォレットなど全4型をそろえ、「モンブラン」銀座本店、「ベイプ」取扱店、および公式オンラインストア「ベイプ ドット コム ウェブ ストア」などで販売する。価格は2万6500〜11万1500円。

 「今回のコラボレーションは、ラグジュアリーメゾンと都会のストリートウエアの異端者という、2つの世界観の接点となっている」とザイム・カマル(Zaim Kamal)「モンブラン」クリエイティブディレクター。「ベイプ」の代表的なカモ柄が「モンブラン」の高級レザーのクラフツマンシップに組み合わされている。

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「LV」2020年春夏メンズの最新アクセサリーは、七色の色と素材に七色の花が咲く

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2020年春夏メンズ・コレクションのアクセサリーは、引き続きヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック ディレクターが志向するダイバーシティー(多様性)を色と柄、素材そしてフォームなど、さまざまな要素で表現している。

 今シーズンは、「世界に同じものが2つとない」ことから、ダイバーシティーの象徴として花をピックアップ。バッグには“モノグラム”の上に直接、レインボーカラーの花をのせた。

 素材は、“モノグラム”や“ダミエ”のフロッキープリントからメッシュ、PVC、もちろんレザーまで多種多様。カラーバリエーションも豊富だ。建築に造詣の深いヴァージルらしい、三角形のボストンバッグやポーチもポイントだ。

 スニーカーは、マルチカラーのブロッキング。トランク発祥のブランドらしく、ラゲージタグをあしらっている。

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「ヘレナ ルビンスタイン」のバブル世代女性向けシリーズにアイケア製品追加

 日本ロレアルの「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は8月30日、今年2月にデビューした新スキンケアシリーズ「プロディジー CELグロウ」から、目元ケアのアイクリーム「プロディジー CELグロウ アイ」(15.3g、2万1000円)を発売する。

 「ヘレナ ルビンスタイン」は日本ロレアルが抱えるブランドの中でも特にエイジングケアに力を入れているが、同シリーズは日本がバブル経済に沸いた1986~1991年に20代を過ごした40代後半〜50代の女性をメインターゲットに据えている点が特徴。従来とは異なるライフスタイルや価値観を受け入れ、若い頃から海外製品に親しんだこの世代を“スパークリング ブーマー”と名付けて価値観や悩みを探る研究チームを立ち上げて製品を開発した。成分には最先端のエイジングケアを取り入れ、細胞の“リプログラミング”に着目。過酷な環境下でも美しい花を咲かせるアルファ エーデルワイスを活用している。

 2月のデビュー時から注目を集めており、「このシリーズのブランド内構成比は現在約15%を占め、『プロディジー CELグロウ エッセンス エマルジョン』はブランド内の売り上げランキングで2位になるなど高い評価を得ている」と、日本ロレアルの栗林水都「ヘレナ ルビンスタイン」事業部長は語る。

 新製品となるアイクリームは、スマートフォンやパソコンなどによる目の酷使のほか、老眼による目のかすみやまぶたのたるみなど、 “スパークリング ブーマー”世代ならではの目元の変化や悩みを受けて開発した。また、発売時には製品単体に加え、独自開発したビューティギア“プロディジー CELグロウ アイ マッサージャー”をセットにした限定品(2万3000円)も用意。蓋を開けて中に冷水を入れることができ、クリームを塗布してから目の周りなどに滑らせることで、ハリのある明るい目元へと導くほか、朝の目元の腫れぼったさなどにもアプローチする。

【エディターズ・チェック】
2050年には人口の約半数が50歳以上になると予測されている日本にとって、エイジングケア製品の進化はとても重要ですが、「プロディジー CELグロウ」は同ブランドの代表シリーズ「リプラスティ」と肩を並べるのではないかと注目を集めています。最新作のアイクリームは、濃厚でありながらなめらかなテクスチャーで目元にスーッと伸びていく感じ。限定セットのマッサージャーは肌に当てているだけでも心地よく、目元のみならずほうれい線や額などにも使える点も魅力的です。サイズも小さいので、旅先などにも持っていけそうです。

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メンズコレドタバタ日記 “ギャルソン・デー”に訪れた今季最大の危機「『ミハラ』、もう間に合わない……」

 6月21日、晴れ。最高気温は23度。湿度も低くてベリー爽やか。昨日は久々に6時間寝て、元気いっぱい!朝ごはんも1時間半食べ続け(原稿を書きながら、ですよw)、ますます元気いっぱいです!さぁ、張り切って参りましょう。

10:20 「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」

 パリメンズの金曜日は、“ギャルソン・デー”。「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN以下、ジュンヤ マン)」と「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、プリュス)」が競演する日だからです。先攻は「ジュンヤ マン」。コンセプチュアルでアヴァンギャルドなウィメンズに対して、リアルクローズのメンズというブランド。どっちもできるんだから、渡辺淳弥さんとはつくづく多才なデザイナーです。余談ですが、ウィメンズの正式名称は「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン」で、「コム デ ギャルソン」と「ジュンヤ ワタナベ」の順番もメンズとウィメンズでは異なっています。記事を書く人間としては、気を使うところです(笑)。

 コレクションは、朝日を浴びる男性にぴったりの気取らないキレイめ。麻混でパリッとしたジャケパンに始まり、ステッチワークの効いたシャツや数少ないビビッドカラーのブルゾン(チューリップを描いた胸のワッペンがカワイイ)まで、「ジュンヤ マン」らしいハイブリッドを駆使しつつ、誰でも、気負わず着られる洋服ばかり。正直、派手好きな僕なんかは「もうちょっとなにか見たい」って思っちゃうけれど、「これくらいがちょうどいい」と思う人の方が多いのは事実でしょう。

11:30 「アン ドゥムルメステール」

 お次はパリコレの遅刻常習犯「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」です。今回も、この後に影響しそうなプチ遅延。「アン」流のマリン。スモークで満たされた空間が、フラジール(繊細な)少年たちの世界に誘います。

12:30 「ジュン.J」

 韓国代表「ジュン.J(JUUN.J)」のショーを見るため、再びセーヌ川左岸に逆戻りです。後半に向かうにつれてスポーティーなムードを増して独自性と説得力あるスタイルに進化しましたが、前半のフォーマルは再考の余地アリ。突飛すぎるし、二番煎じ感も否めません。

13:30 「ベルルッティ」

 「ベルルッティ(BERLUTI)」は、今季も冴えています。クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)には、時代を切り開くモードな「ディオール(DIOR)」より、現代をモダンに進化させる「ベルルッティ」の方が合っています。靴の手染め“パティーヌ”で名を馳せるメゾンならではの、色鮮やかなセットアップがエネルギッシュ。ウィメンズほどではありませんが、オーストリッチの羽根を多用しました。リアルファーから距離を置くブランドが増える今、羽根は新たな“ドラマティック素材”として注目を集めています。

14:40 「メゾン ミハラヤスヒロ」

 「ベルルッティ」が終わり、後輩オーツカが言うところの「BB」、つまり「貧乏バス」に乗り込みましたが、全く動きません。このクソ忙しい中(おっと失礼!)、界隈の大渋滞で15分経っても微動だにしない。

 「ヤバい!『メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)』に間に合わない!一昨日、あんなにワインをご馳走になったのに!」と焦ってバスを降り、大通りまで走ってUberをキャッチ。車でまた右岸に戻ります。Uberを捕まえた時点で、時刻は14:00スタートという予定時刻より20分遅れ。到着予定は14:33と出ております(OMG!)。慌ててPRの方にLINEしたら、「待ってます!」との心強いお返事!Uberの運ちゃん、頑張ってくれ!

 車は、後輩オーツカはもちろん、「ファッションプレス(FASHION PRESS)」の堀越さんと一緒。彼女、僕らがUberを待っている時、「乗せていただけませんか?」と声をかけてきたのです。エラい!アンタはエラい!話したことのない相手に勇気を持って直談判。なかなか出来ないですよ。焦りつつ、ムラカミは堀越ちゃん(ほぼ初対面ですw)の勇気と熱意に感動しました。

 なんてジーンとしている場合じゃない!時間は刻一刻と迫ります。PRの方からは電話が来て、いよいよ待っていられない様子!ショー開始10分前まではセーヌ川を挟んで反対側にいましたが、そこから右折、左折、カーブで旋回が全て上手く行き、間に合いました~!いや、正確に言えば、間に合わせていただきました~!ありがとう「メゾン ミハラヤスヒロ」!

 そんなドタバタの末拝見したショーは、大好き。大好物。最近の三原さんが得意とする、別の一着を前身頃か後ろ身頃にペタンとしたフェイクレイヤードな洋服はもちろん、クラフト感たっぷりのスニーカー(カラーブロッキングバージョン、オーダーしよっとw)、「ディスクユニオン(DISKUNION)」とのコラボアクセサリーまで大豊作。いやぁ、最後、「RIZAP」で鍛えた脚力でダッシュした甲斐がありました(笑)。

15:30 「ジル サンダー」

 そして、またセーヌ川の反対へ(も~、めんどくさい!)。「またUberか……」と思っていたら、香港のセレクトショップ「ジョイス(JOYCE)」のマネージャー、マイケルが「車、乗る?」と神の一声。マイケル!アンタええ奴やー!10数年、一緒にコレクションを見てきてヨカッタ!

 ってコトで余裕で着いた「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、今回も優しいボリューム感でした。でも前回の方が、素材とパターンにどこよりもこだわっているカンジが強く伝わってきたかな。

 夫妻デザイナーは、今回も仲良く手を繋いで登場でした。

16:15 「ルイ・ヴィトン」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会では、気になっていたアクセサリーを激写!そちらは別記事でお楽しみください。

 3色のオーガンジーを重ねた洋服は、縫い付けられていて離れません。でも、それがいいんです。だってそれがヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の思い描くダイバーシティーだから。異なる個性の人間が1つになるのが大事で、バラバラになっちゃイカンのです。

16:45

 ようやく今日の昼ごはん。10分メシです。

17:20 「コム デ ギャルソン・オム プリュス」

 ゴハンを食べて向かうは「コム デ ギャルソン・オム プリュス」。歩いて10分と思ってたら、後輩オーツカの情報が間違っており、現在地から歩いて27分!間に合わん!どないなっとんのや、オーツカ!

 慌ててダッシュで地下鉄に向かい(今度はルーブル美術館前を爆走ですw)事なきを得ましたが、ファッションウイークは油断大敵です。

 「プリュス」も最高でした。いつも通り性差なんてカンケーなくて、いつも通りスーツの力を訴えるけれど、何かにファイティングポーズとって「反骨」の精神を示しているというよりは、既成概念をフワッと「超越」、もしくはハナっから気にしてないカンジ。「反骨」だと時々息苦しく思えるのですが、今シーズンのセットアップはスカートルックばかりなのに“重たさ”とか“息苦しさ”とは無縁です。初めてスカートのセットアップをオーダーしようと思っています。

18:40 「ディオール」

 またセーヌ川を渡って、「ディオール」。キム・ジョーンズ(Kim Jones)になって2回目の春夏は大きく方向転換せず、引き続き端正なフォーマル。新時代のスーツは、キムに任せておけば安心です。大理石カラー、ライトグレー、ベージュ。色と素材、シルエットを使い分け、多彩なフォーマルを打ち出します。よ~く見ると、コートやジャケットのポケットは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が生み出したアイコン“サドルバッグ”の形。オーガンジーのブルゾンやシャツには、同じくガリアーノによる新聞プリントが施されています。

 スニーカーやブーツには、「ディオール」3代目デザイナーのマルク・ボアン(Marc Bohan)が生み出した“オブリーク”のモチーフが今季もしっかり。健在の“オブリーク”と言えば、キムが先シーズン提案した斜めに走るストール使いのフォーマル“タイユール(「斜め」を意味するフランス語) オブリーク”も健在です。キムの「ディオール」は、1年前のアイテムだって最新コレクションとコーディネイトして楽しめそう。マシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)とのチームワークで誕生したキャップ被っていた僕は、ホッと一安心、胸をなでおろしたのです。

 そのキャップは今季、色覚異常のアーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)と協業しました。コレクション全体を貫く褪せた色彩は、彼から刺激を得たものです。「リモワ(RIMOWA)」とコラボしたトランクも含め、相変わらず最高を提案するためベストパートナーとタッグを組むインクルージョン(包摂・包括性)なマインドが滲みます。

20:20 「カサブランカ」

 この時間(と言っても、本来の開始予定時刻は19:30でしたがw)は、「ゲーエムベーハー(GMBH)」と「カサブランカ(CASABLANCA)」がドン被り。“先輩権限”で「カサブランカ」を選んだら、場所がまさかのモンマルトルの丘の上!「ディオール」会場の左岸からは、メトロを乗り継いで50分の大冒険です。

 失敗した(笑)!5歳若いオーツカに任せれば良かった(笑)。最寄り駅を降りてからの風景と動画はこんなカンジ。坂と階段を登りまくりです。今日は左岸と右岸の往復ばっかり。走ったり、登ったり、なんて日だ。

 でも、ショーは予想以上に面白かった。こういうレトロテイストのストリート、新鮮です。

 フィナーレの映像を、カメラワーク抜群のお兄さんの奮闘と共にお楽しみください(笑)。

21:25 「バルマン」

 そして最後は、また左岸に!どないなっとんのや!

 「バルマン(BALMAIN)」は、もはやライブ。一般向けのチケットを1500枚販売した、壮大なB to B & Cのランウエイです。

 「カサブランカ」からの大移動だったため入場が遅れ、ステージははるか彼方。とりあえず、ピカピカしていることはわかります(笑)。全然見えないので周辺をウロウロすると、ホットドッグやお酒はもちろん、今日だけの限定グッズまで販売中!この売り上げは、HIV/AIDS撲滅のために使われます。

 昨日の「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」含め、ショーにはいろんな形があって良い時代。だって、そこで見せる洋服がダイバーシティーに富んでいるんだから、その器だって多様であるべきです。そんなことを考え、パリメンズは4日目終了です。さぁ、この後は会食だ!

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「マディソンブルー」が支持され続ける理由 初のプレゼンに込めた意図は?

 2014年春夏の立ち上げ以来、瞬く間にロンハーマン(RON HERMAN)などの有力ショップに広がり、人気ブランドとなった「マディソンブルー(MADISONBLUE)」。19-20年秋冬は、表参道の路面店で初めてプレゼンテーションを行った。デザイナー兼ディレクターの中山まりこは、1980年代からスタイリストとして活動。立ち上げ当初は“スタイリストのブランド”として紹介されることも多かったが、設立から5年が経った今は「スタイリストをやっていたのは服を作るためだったんじゃないか」と語るほどモノ作りにのめり込んでいる。売り上げは一時の驚くような急伸からはやや落ち着いたものの、常に右肩上がりできているという。ブランドが支持され続ける理由を、中山の言葉から探った。

WWD:今回、初のプレゼンテーションを行った理由は?

中山まりこ(以下、中山):シャツ6型でブランドをスタートして、少しずつアイテムを増やしてきました。ただ、最近はブランドの世界観が広がって、商品数がすごく多くなっていた。すてきなパタンナーさんやいい生地屋さんに出会うと、どんどん「作りたい!」という気持ちになるんです。以前は展示会に来場したバイヤーさんとも1人1人お話ができていましたが、卸先も約50社に広がって、それも難しくなっていました。営業担当者やPRに対応を任せるというのが普通なんでしょうけど、そういう形にしたらなんだかモヤモヤ、悶々としてきちゃって。この2年くらい、「何か違うな」と感じていたんです。改めてブランドのことを伝える機会がほしいとずっと思っていて、それが形になったのが今回でした。

WWD:モヤモヤとした状態から抜け出したのは、何かきっかけがあったんですか?

中山:実は3月にパリでポップアップストアを行っていたんです。その時にプレゼンテーションをしようと強く思いました。プレゼンをすれば、卸先にも編集者にも改めてブランドの世界観が伝えられるし、販売員を通してお客さま一人一人にも伝わるだろうって。パリのポップアップストアは、あえてファッション・ウイークから少し遅らせて行いましたが、何社かパリに残っていたバイヤーさんが来てくださいました。来られなかった方にも写真をお見せしたら、「展示会と全然違って見える」と言われたんです。バイヤーさんは通常、「何をどう買うか」という視点で展示会を見ている。それって、ブランドがどんな世界を見せたいかというのとは違うんですね。買い付けのための展示会ではなく、イメージを見せる場としての展示会ってすごく効果的。そう実感して、ブランドとしてこれまでとは違う扉を開いていくために、プレゼンを行うことを決めました。

外部と組んで、ブランドを一歩先へ

 

WWD:これまではデザインもディレクションも全て中山さんが担当していました。今回のプレゼンテーションは、ディレクターに編集者の鈴木哲也さん、スタイリストに「エクラ(eclat)」などで活躍されている池田奈加子さんを起用していたのが新鮮でした。

中山:今までは文字通り何から何まで自分で行っていました。でも、それを続けていると考えが詰まってくる。広がりがなくなってくるんです。今回鈴木さん、池田さんと組んだのは、外から見て「『マディソンブルー』はこうなっていくべき」といった意見がほしかったから。(服がそれだけで完成しているようなブランドではなく)人が着た時にその人らしさが出る服を作りたいと思ってブランドをやってきたから、見せ方や伝え方の部分でも一度外部の人に委ねてみたいなと思った。それによって、ブランドをもう一歩先へ進めたいと考えたんです。全部自分でやっていると、初期のフレッシュな感じではなくなってくる。当初はスタイリストとしての自分も残っていて、その中でモノ作りをしていたんだけど、だんだん作り手になってきて、今は服を作るためにスタイリストをしていたんじゃないかと思うほど感覚が変わっちゃいました。

WWD:中山さんと、ディレクターの鈴木さん、スタイリストの池田さんとで、意見がかち合ってしまうようなことはなかったんですか?

中山:2人をリスペクトしているから、そういうことはないです。鈴木くんは最初の展示会からうちのブランドを見てくれています。私は考え方とか服の買い方が男っぽくて、好きになると色違いでほしいとか、サイズ違いで着こなしたいとか思うタイプ。だから男の人の意見の方がしっくりくることが多いんです。その中でも、鈴木くんの意見は「私はこういうことが言いたかったんだ」っていうものと一番マッチすると思っていました。ウィメンズのスタイリングをお願いした池田さんは、大先輩であり大好きな人。池田さんはウィメンズの雑誌を作る人の目線、鈴木くんはちょっと先を見る目線と、みんな視点が違うので打ち合わせをすると一致しない部分はもちろんありました。でも、それはまるで自分の右脳と左脳が意見を闘わせているような感じ。決定するのは私です。2人共大人だから、そういう風にさせてくれました。自分一人でやっている時は強い信念があって、もちろん信念がなければ5年間ブランドを続けてくることはできなかった。でも、二人が入ることで信念を曲げるのではなく、器を広くして、おおらかになることがブランドにとって重要だと気付きました。信念を持つことと、凝り固まることは違います。悪い意味でのこだわりみたいなものを取っ払っていくことが、ブランドがステップアップしていくことだと感じました。

WWD:こだわりを取り払うというのは、具体的にどんなことですか?

中山:例えばモデルについて。ドメスティック(国内)のブランドって、よく海外モデルに服を着せてルックを撮るでしょう?それについて、スタイリスト時代から強い違和感を抱いていました。「パターンは日本人向けなのに、海外のモデルに着せるのはなぜ?」って。まあ、イメージの問題なんでしょうけれど。でも今の消費者って、そういうイメージだけではもう動きません。そういった考えから、「マディソンブルー」ではデビュー時から、あえてモデルではなく友人などを起用してルックを撮ってきました。でも、今回のプレゼンでは海外のモデルも起用していて、それは私にとって挑戦でした。鈴木くんが「今までの手法だと着用した人のイメージが前に出てしまう。『マディソンブルー』は服が強いから、ショーモデルに着て歩かせた方がより広がりが出る」と提案してくれたんです。

WWD:コンサバにならず、そんな風にどんどん新しいことに挑戦ができているブランドって、実はそんなに多くない気がします。

中山:ルーティーンで物事をやる、ということが私は本当にダメなんです。一昨年、昨年と、パリやらモロッコやらかなりいろんな場所を旅したんですが、今思えばそれもブランドの次の形を考えていたからこそだったんだと思います。去年はパリだけで4回行きました。どこかへ行くと手ぶらでは帰れないし、何かやらなきゃ気が済まないので、パリで素人のモデルに声を掛けて撮影をしたり、先ほど話したように3月にはサンジェルマン・デ・プレのアパートでポップアップストアを開いたり。カフェですてきなマダムをナンパして、「今そこでポップアップしてるから、是非来て。あなたには絶対似合うから」って呼び込んだりもしました。

針路は見えたから、あとは走るだけ

WWD:そのように試行錯誤した2年間を経て、ブランドの次の形として今何が見えていますか?

中山:2年間悶々と考えていたことで、今後の5年の進むべき針路は大方見えています。だからあとは走るだけ。今回プレゼンを行ったのももちろんその一環です。ブランドのスタンスとして、これまでは「買いたい人だけ買いに来てくれればいい」という受け身の姿勢でやっていました。今の時代は有名人がSNSに投稿したブランドが売れるなど、(ブランドやデザイナーが)消費されてしまいがち。消費されることに抵抗があって、そういった売り方、伝え方といかに差別化していくかをずっと考えてきました。たくさんの人に着てもらうより、ブランドを気に入ってくれるお客さま一人一人とコミュニケーションを取りたいと思ったから、直営店を出す際も最初はあえて目黒の駅からやや離れた立地を選びました。でもこの2年を経て、ブランドとしてだんだん発信がしたいと考えるようになってきた。やはり能動的に発信しないと伝わらないことがある。そう気付いたのがちょうど5年目の今というタイミングでした。ブランドを伝えるために、プレゼンは今後も続けます。少なくとも5年は続ける。それぐらい経つと、ブランドにとって大事だと思うことがまた変わるかもしれません。

WWD:今回はプレゼンテーションでしたが、さらに規模を大きくして、ランウエイショーを行う可能性もありますか?

中山:それは本当に分からない。今回も、1月に仲の良いモデル事務所の社長と話した時点では、「モデルを起用した発表をするつもりはない」って私言ってましたから。ただ、これは自分が顧客としてパリのブランドの現地でのショーに呼んでもらった際に感じたことですが、ショーは売り上げと連動していないとやる意味がないし、やってもつまらないですよね。顧客として見たそのショーは、見た後に気分が盛り上がって、思わずモンテーニュ通りの大型店に行きました。そこには他の顧客も詰めかけていて、担当の販売員とショーの感想を話し合いながら買い物をしていた。そういう形でショーとビジネスとが連動していないと、意味がないように私は感じる。東京のファッション・ウイークには、卸しかしていなくて直営店がない規模のブランドも参加してランウエイショーを行っています。それもそれでいいですが、うちのブランドのやり方ではない。今回のプレゼンには表参道店の顧客も招待しましたが、「プレゼンをします」とアナウンスしただけで、顧客の方は1カ月前から「何を着ていこうか」と販売員と盛り上がっていました。そういうやり取りを通して、販売員と顧客とのつながりはより深まります。うちのブランドはセールをしないからこそ、プレゼンで先を見せたり、つながりを生みだしたりといったことで顧客サービスをしていく必要がある。今後はお客さまを集めた食事会なども行っていきたいと思っています。お客さまの人生に関わりたいと言ったら大げさですが、「マディソンブルー」をきっかけにして、お客さま同士やお客さまと販売員との輪ができていけばいいなと思っています。

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「ヴェトモン」2020年春夏ショー来場者スナップ “キワモノ”がマクドナルドに集合

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、パリ・メンズ・コレクション期間中の6月20日(現地時間)に2020年春夏コレクションをショー形式で披露した。舞台はなんとシャンゼリゼ通り沿いの「マクドナルド(McDONALD'S)」だ。店舗を丸ごと貸し切り、1階と2階の2フロアを使用してランウエイショーを行なった。開演中は混乱を避けるために歩道を封鎖するなど、一帯は騒然となった。招待客はもちろん、情報をつかんで「マクドナルド」周辺に集まった同ブランドのファンは個性派ばかり。肩が極端に突き出たジャケットや古着をボロボロにリメイクしたようなウエアなど、「ヴェトモン」らしいギリギリなファッションの若者たちをスナップした。

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「アットコスメ」がベストコスメ発表 2019年上半期コスメファンが注目したトレンドワードも

 アイスタイルは、2019年上半期ベストコスメ発表に伴い記者説明会を開催した。同社のベストコスメの特徴は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられたクチコミ投稿をもとに集計している点で、「コスメデコルテ(DECORTE)」の「フェイスパウダー」が大賞になった。また、各部門の受賞製品や投稿に含まれるキーワードの出現率から、消費者の“19年上半期ビューティキーワード”が読み取れる。

 「2019年上半期は、肌の美しさを表現したアイテムが注目を集めた。要因は、写真加工アプリの利用が当たり前のものとなり、素肌が美しければきれいになれることをアプリに教えられ、アプリで加工された自分が美しさの基準になっていることにある」と原田彩子「アットコスメ」リサーチプランナーは今回の傾向について分析。スキンケアはもちろんのこと、変化をすぐに実感できるベースメイクアイテムへの関心も高まっており、それらの製品に関する投稿数は前年比で10ポイント以上増加しているという。

 素肌を美しく見せることが関心事のトレンドになり、クチコミで使われる言葉も「素肌感」が「素肌」を1.6倍上回った。大賞受賞の「フェイスパウダー」は1998年8月から続く人気製品だが、今年1月に“なりたい質感に合わせて選べる”をキーワードに全6色でリニューアル販売した。特に色を乗せずに艶感のある肌を作る新色のクリアカラーが支持されていることからも、素肌の美しさを演出するアイテムへの関心が高いことが分かる。

 また、17年頃からメディアでたびたび使われるようになった、パーソナルカラーの「ブルベ・イエベ」や、「トーンアップ」という言葉も19年上半期に上昇。「ブルベ・イエベ」は前年比1.3倍の出現数に、「トーンアップ」は同2.2倍になったという。今年に入ってからこれらキーワードを製品特徴に取り入れたリップやファンデーションが相次いで発売されていることも要因の一つといえるが、これらの言葉が消費者にも理解され、広く浸透したことがうかがえる結果となった。

 なお、今回のベストコスメは18年11月1日~4月30日の新商品が対象で、集計対象アイテム2895製品、クチコミ件数4万8082件から選出。各部門では、化粧下地部門は「ランコム(LANCOME)」の「UV エクスベール トーン アップ ローズ」、リキッドファンデーション部門は「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の「アンリミテッド ラスティング フルイド」、チーク部門は「コフレドール(COFFRET D'OR)」の「コントゥアリップ デュオ」となった。

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神様、仏様、リック様! 「リック・オウエンス」の2020年春夏メンズコレに集った黒の崇拝者たち

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は6月20日(現地時間)、パリ・メンズ・コレクションで2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。同ブランドのショー会場周辺には、「リック・オウエンス」の芸術的な世界観を体現したかのような黒いウエアやDIYの奇抜な装飾を身に着けたファンが毎シーズン多数訪れ、異様な雰囲気となる。服だけではなく、シーズンによってトレンドが移り変わる中、ここは揺るがない。日本からは秋元梢や村上隆、モデルのTaikiとNoahらが来場した。

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「アロハ ブロッサム」と千代の富士がコラボ

 「アロハ ブロッサム(ALOHA BLOSSOM)」は6月29日、昭和の大横綱・千代の富士とのコラボコレクションを発売する。ビンテージアロハに見られるテキスタイルパターンで仕上げたアロハシャツ(3色、各1万8800円)、ワンピース(3色、各2万2800円)の2型をそろえ、千代の富士オンラインショップで販売する。また、29日から7月7日まで、「ネーム ストア」でアイテム全てを「アロハ ブロッサム」に入れ替えてイベントを行う。

 本コレクションでは、千代の富士が土俵の上で見せていた姿のほか、ギターを弾いたり、レイを下げたりしている写真を落とし込んだ。プリントは全て手捺染。フォトプリントの再現性に重きを置き計8回染色した。

 沖縄発の「アロハ ブロッサム」は、MONGOL800の上江洌清作が立ち上げたハワイアンシャツブランドだ。リュクスとリラックスをテーマに、“物事に対する価値観は十人十色、人それぞれである”をコンセプトにしている。

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北米など発売2カ月で完売 「キリアン」のパルファムリップスティックが今秋日本展開へ

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)傘下のフランス発ラグジュアリーパルファムブランド「キリアン(KILIAN)」は今秋、日本未上陸の「ル ルージュ パルファム」(全12種、予定価格6200円)を発売する。

 同製品はブランド初のメイクアップ製品で、今年2月に北米、フランス、イギリス、ロシア、中東などの旗艦店を中心に発売。2カ月で7万個を売り上げ完売した(メーカー出荷ベース)。アジアでは8月に韓国の「新羅ホテル」内のブティックで先行発売し、日本では10月をめどに販売開始を目指す。

 アイテムは6種類の赤色それぞれにサテンとマット、2つの質感を用意した。パルファム製品にも使用している香料を用いて、ネロリ、バニラなどの甘い香りが広がる。また、ブランドの核の一つである芸術性の高いパッケージにもこだわり、エンボス加工を施した重厚感のあるケースを採用した。

 「キリアン」は世界的コニャックメゾン、ヘネシー家の創始者の子孫であるキリアン・ヘネシー(Kilian Hennessy)が2007年に立ち上げたブランドで、昨年10月に日本初上陸。三越日本橋本店、日本橋高島屋、大阪高島屋、伊勢丹新宿本店メンズ館に計4店舗を構える。コニャックの甘味や酒樽の木などを想起させる官能的な香りが中東や欧米で支持を集めている。

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イタリア発高級ダウン「ヘルノ」 19-20年秋冬は機能性×ファッション性を強化

 ダウンアウターを中心としたイタリアブランド「ヘルノ(HERNO)」は2019-20年秋冬、「ゴアテックス(GORE-TEX)」などの機能性素材の使用を打ち出してきた“ラミナー(LAMINAR)”ラインで、よりデザイン性を高めた商品をそろえている。ウールの表地に防風・透湿などの裏地を貼り合わせることで、「機能性はそのままに、イタリアならではの手の込んだ作り」(広報担当者)を表現する。

 グレンチェックの生地の上にフロッキープリントを重ねたショート丈ダウンコート(ウィメンズ17万8000円)など、凝った素材が特徴。表地に千鳥格子柄のウール・カシミヤを使ったメンズコート(20万5000円)は、スーツスタイルにも合うクラシカルな表情だ。「ダウンコートのスポーティーなイメージが苦手という人にも着てもらえるデザイン」になっている。

 ダウンアウターは18-19年秋冬が全般的に売り上げ好調だったことを受け、各社19-20年秋冬も新アイテムの提案や、新規ブランドの導入に力を入れている。

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「ベルルッティ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ベルルッティ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「アン ドゥムルメステール」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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ユーチューブが動画内にバーチャルメイクの機能を導入

 グーグル(GOOGLE)傘下のユーチューブ(YOUTUBE)は6月18日、動画内にAR(拡張現実)を活用したバーチャルメイク機能「AR Beauty try on」を導入することを発表した。視聴者はユーチューブ上で、クリエイターがコスメを紹介する動画を見ながら自身の顔にも試すことができる。グーグルからの明確な導入予定はまだ発表されていないが、多くの媒体は今夏の公開予定と報じている。

 「AR Beauty try on」は、グーグルの検索機能に使用されているアンドロイド端末向けARプラットフォーム「ARCore」の技術を活用したもの。2016年に同社が買収したインフルエンサー・マーケティングプラットフォームのフェイムビット(FAMEBIT)を通じて利用できる。多くの消費者は新製品を購入する際に動画を参考にすることから、ブランドとクリエイターはよりパーソナライズ化した商品を視聴者に提案できる。コスメブランドでは「M・A・C」が初めて「AR Beauty try on」と提携し、月間20億人が視聴するユーチューブ市場に参入する予定だ。グーグルによると、いくつかのコスメブランドとのテストでは3割の視聴者がこの機能を活用し,平均80秒以上コスメを試したという。視聴者はさまざまな種類の製品を試すことができ、動画内のリンクを通じてブランド公式オンラインサイトから購入することも可能だ。

 ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)傘下のモディフェイス(MODIFACE)とアマゾン(AMAZON)が、アマゾンのモバイルショッピングサイトとアプリ上でバーチャルメイク機能を提供するなど、ビューティと先端技術を融合させたサービス開発が続いている。

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「メゾン ミハラヤスヒロ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「メゾン ミハラヤスヒロ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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メガネの田中が音楽をテーマにしたアイウエアを独占販売 ロックな眼鏡とは?

 全国に108 店舗(6月1日現在)を展開するメガネの田中チェーンは、異分野のクリエイターたちとのコラボレーションにより眼鏡の新たなデザインを発信するプロジェクトの第1弾として音楽をテーマにしたモデル「ウッドプレイズ(WOODPLAYS)」コレクション2モデル10種類を、6月23日からメガネの田中全店(神戸岡本店を除く)で独占販売する。

 「ウッドプレイズ」は1970~80年代の音楽に着想して、素材使いとクオリティーにこだわり、木をふんだんに使って職人が手仕事で仕上げた高い品質が特徴だ。1つのモデルは70年代のロックシーンを象徴するグラムロックの世界観を現代風にアレンジした“グラム・ロック”で、エレクトリックギターをモチーフに製作し、ウッド部分に高級銘木の紫光檀と紅檀を使用している。ギターの塗装職人が、ギター製作時と同じ手法で一本ずつ手塗りしたモデルもある。もう1つはブラジル音楽のボサノバから着想を得た“ボッサ”で、使い込むことで独特の風合いを出す阿根延緑檀と紅檀を使用している。どちららのモデルも日本製で、眼鏡フレームとサングラスがある。

 メガネの田中は広島に本社を置く1913年創業の老舗で、2018年3月期の売上高は118億円。

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花に溢れた「ルイ・ヴィトン」2020年春夏メンズ 仮想の街に込められたダイバーシティーへの思い

 2020年春夏シーズンのメンズコレクションを取材する記者2人が、見たまま感じたままにコレクションをレビューします。先輩記者Mは15年間メンズコレクションを見続けてきたベテラン、後輩記者Oは取材歴3年目。時には甘く時には辛口に、それぞれの視点で最新コレクションを語り合います。

後輩O:さて、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)がメンズ アーティスティック・ディレクターに就任して3シーズン目となりました。会場はドフィーヌ広場。モノグラム入りのベンチを設置したり、クレープやジェラートをサーブする屋台があったりして、一帯を街にしてしまいました。僕が「ルイ・ヴィトン」のショーを見たのはまだ2回目ですけど、ポップアップやパーティーといい、観客をワクワクさせる演出が本当に上手い。風船で作った帽子を被ってショーを見てる人もいましたし。

先輩M:それは、ワタクシのことですね。今更思ったのですが、後ろの方にジャマでしたかね(笑)。失礼しました。演出は、ヴァージルのプランを実行できるLVMHの資本力にもビックリだけど、最初から初志貫徹しているのは、誰でも共感できる価値にフォーカスを当てること。虹色のランウエイで大勢を巻き込むこと、キング・オブ・ポップのマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の影をチラつかせること、晴れた日に公園に行ってお茶したりジェラートを食べたりすること。どれも、人種や性別、宗教、価値観に関係なく「そうそう、いいよね」って言える当たり前を大事にしてる。

後輩O:そうですね。素直に感動できます。今回の演出もとても響きました。一瞬、旅行にでも来たような気分にさせてくれましたし。コレクションは、またまたボリューミーなシェイプでしたね。一点一点のサイズが大きいし、オーガンジーを3重にレイヤードしたシャツや、プリーツが入って裾に向かって広がるアウターなんかはさらに巨大。スーツもストリートウエアの感覚で作っているから、自由で面白い。反面、顧客幅はかなり絞られそうな気はしました。この春からメンズのプレを強化したり、ベーシックな定番アイテムを“ステープルズ エディション バイ ルイ・ヴィトン(STAPLES EDITION BY LOUIS VUITTON)”としてブランド化したりと、着やすいアイテムを増やした分、コレクションは自由な感覚で作っているということなんでしょうか?

先輩M:そうだね。ベーシックは別ラインでしっかり提案する体制を整えた分、今回のコレクションは冒険が多かった。身頃を全部切り離した後にヒモでつなぎ直したブルゾンとか、総プリーツのブルゾンとか。セットアップは上下が異なるパステルカラーで、シルエットこそ変わらないけれどフレッシュ。若い世代が憧れてくれそうだった。とはいえ、やっぱりポイントはアクセサリー。今回は“モノグラム”も“ダミエ”も、フロッキープリントみたいな3Dモチーフ。こちらはネオンカラーゆえにキャッチーで、またも争奪戦が繰り広げられそう。

後輩O:3Dのダミエかわいかったですねー。ヴァージルは本当にアクセサリーが上手い。コレクション取材をしていても、チェーン付きのボックス型のショルダーバッグ“ソフトトランク”を持っている人をたくさん見かけます。バリエーションで見せていた三角形のボストンバッグも良かったし、ほかにも色々ありました。トートやワンショルダー、クラッチを連ねた“着るバッグ”もついに出てきましたね。ここ数シーズンはポケットがたくさんついたブルゾンやベスト、パーツウエアが数多く出てきて、それらのことを分かりやすく“着るバッグ”と表現していましたが、まさか本気のやつが出てくるとは。

先輩M:ずっと「トランクやバッグからスタートした『ルイ・ヴィトン』らしい洋服とは?」って考えているからね。色も、素材も、形もさまざまなバッグは、ダイバーシティー(多様性)を何よりも重んじているヴァージルらしいし、やっぱりアクセサリーがビジネスの柱の「ルイ・ヴィトン」らしい。今シーズンは、「花は1つとして同じものがない」って考えのもと、SMAPの「世界で一つだけの花」みたいなコレクションを見せてくれました。いろんなバッグを、いろんな人が、いろんな風に楽しんでくれると、ファッション業界はまだまだ元気になれるね。

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「ディオール」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ディオール(DIOR)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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人工皮膚技術を用いた新発想スキンケア「ボノトックス セカンドスキンクリーム」誕生

 韓国・江南に本社を置くボノトックスジャパン(BONOTOX Japan)は、独自技術を用いた高密着エイジングケアパック「ボノトックス セカンドスキンクリーム」(7315円)を6月19日から販売開始している。同製品は医療密閉療法に着目し、人工皮膚の技術をもとに美容成分タンパク質で作られたジェル状のパックだ。

 肌に塗布すると“第二の皮膚(セカンドスキン)”のように皮膜化し、肌をコーティングする。医療用人工皮膚の研究を行っていた医師が開発した独自技術「セカンドスキン」で、美容成分膜形成技術と効果的に肌に美容成分を届けるナノサイズ多重層カプセルにより、新発想のスキンケアが実現した。使用方法は、化粧水などの通常のスキンケアを行ったあとにジェルを塗布し、30分以上おいた後に皮膜化したパックをはがす。長時間の使用を推奨しており、そのまま睡眠することも可能だ。パックが保湿環境を保ちながら肌の奥まで美容成分を届け、潤いに満ちたハリのある肌へ導く。

 ボノトックスのラ・ミリョン最高経営責任者(CEO)は、「ボノトックスの本社は韓国・江南だが、ここ日本をマーケティングの中心とし、日本から常に新しいニュースを発信していく予定だ。事業理念は既存の製品に類似した製品は絶対に作らないということ。今後もボノトックスは他社には決して真似することのできない革新的なビューティアイテムを打ち出す計画がすでに整っている」とコメント。チェ・インヒ最高執行責任者(COO)は「2018年から積極的にマーケティングを行い、販売ルートを拡大している。まずは韓国から始め、19年の前半に日本、続いてベトナム、タイで販売を開始する。後半は中国、ロシアでの販売を予定しており、アジア全域に販売ルートを拡大していく予定だ。20年にはアメリカ、ヨーロッパまでマーケティングを広げていく計画で、グローバルビューティ業界のパイオニア的存在に成長したい」と今後の展開について語った。現在オンライン販売が中心だが、店頭ではギンザ シックスのオトナプラザを皮切りに、秋以降には大手百貨店でも取り扱い開始を予定しており、国内全般に販売チャネルを構築していく。

【エディターズ・チェック】
「既存の製品に類似した製品は絶対に作らない」という強い理念が感じられる斬新な製品に記者も驚きました。従来の固まるタイプのパックとは違い、肌にジェルを塗布すると極薄のフィルムのようになり、まさに“セカンドスキン”!多少つっぱる感覚はあるものの、べたつきもなくそのまま寝ても抵抗感のないつけ心地。剥がす際もつるりと簡単に取れるのもうれしいところです。昨今は消費者も化粧品に対してより高い効果実感を求め始めていると感じます。人工皮膚のビューティテック戦争が予想されますが、今後は同社の製品展開はもちろん、他社による医療技術を用いた製品の登場にも期待が高まります。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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総合格闘家の宇野薫がオリジナルブランドのアニバーサリーイベント開催

 総合格闘家の宇野薫が手掛けるオリジナルブランド「ワンハンドレッド アスレチック(ONEHUNDRED ATHLETIC 以下、100A)」を運営する宇野薫商店は、会社設立20周年を記念して、東京・中目黒のセレクトショップ、ブリック&モルタル(BRICK & MORTAR)中目黒店で6月25~30日にアニバーサリーイベントを開催する。同イベントでは、「100A」ディレクターの宇野薫と交流のあるアーティストの村上周、高木耕一郎、神山隆二、JUN(80KIDZ)、SUNSHINE JUICE / Lefts, が協力して、柔術着をベースにしたアートワークを展示して販売するほか、「ニューエラ(NEW ERA)」など「100A」とゆかりのあるブランドとコラボレートしたスペシャルアイテムを販売する。

 宇野薫は1975年、神奈川県生まれ。UFC、プロ修斗、HERO‘S、DREAM、VTJ など数々のリングやケージで戦い、デビューして23年目の現在は柔術大会、グラップマッチにも挑戦している。

 「『100A』は本格的なトレーニングウエアであると同時に、デイリーウエアとして着やすいスポーツアパレルだ。『100A』を着ることでモチベーションを刺激するような、生活のさまざまなシーンで100%のパフォーマンスを発揮できるブランドを目指したい」と話した。

■ワンハンドレッド アスレチック ジュウジュツギ アートエキシビション & 100A ポップアップストア
日程:6月25~30日
場所:ブリック&モルタル中目黒店
住所:東京都目黒区中目黒1-4-4

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メンズコレドタバタ日記 パリ3日目は「LV」パークで遊んでカール様にお別れ告げる

 6月20日、雨のち曇り。最高気温の予想は21度。肌寒い。今日も睡眠時間は‪4時間未満。猛烈に眠い‬……。眠すぎる。多分、横になったら1分で寝られる(笑)。でも木曜日は、毎週発行する週刊紙の山場。寝てられない。というワケで、大量のゴハンを食べつつ、ホテルで校正と原稿作りの嵐。

 ちなみに朝は、このくらい食べております(笑)。

‪9:00 「バレンシアガ」

 今日の朝イチは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」。プレコレクションの展示会は毎シーズン、メンズコレ期間中に開かれます。

 普通プレは「前」という名前の通り、そのあとすぐに発売するメインと連動するのが一般的ですが、今回から「バレンシアガ」のプレは前のメインコレクションとリンク。つまりこちらの20年プレスプリングは、19-20年秋冬と同じ世界観を有しています。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)は20年プレスプリングを19-20年秋冬と一緒に考えて、その分20年春夏について考える時間を増したそう。相変わらず、ベストの追求が最優先で、業界の慣習にはとらわれません。

 ということで春夏にもかかわらず、コレクションにはフェイクファーやウールのコートも登場。シルエットは引き続き、合わせの位置をずらした“シフテッド(Shifted)”です。

‪10:50‬ 「キディル」

「キディル」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 お次は「キディル(KIDILL)」。ランウエイ形式のプレゼンテーションです。80’sパンクの潔い直球勝負!原色に動物モチーフ、“改造”と言うべきハイブリッドなど、朝からパンチをガツンと食らったカンジ。

 モデルも、エラそうって言うかナマイキって言うか、いいカンジ!スーパーモヒカンヘアは、前が見えるのかな?

 なんて思ってたら、ゲストもパンク!彼、パンツ丸見えなんですけど(笑)!

11:25‬ 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」

「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 イッセイミヤケは今シーズン、「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」に代わり「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」の2020年春夏を発表。こちらもネオンカラーの原色が盛りだくさん。モデルも走ったり、飛んだり、回ったり元気いっぱいです(笑)。雨が止んで、爽やかな空気に包まれた公園でのプレゼンは、幸せな気持ちにさせてくれます。

「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 フィナーレでは七色のテープを持ったモデルが、そのテープを編み込むようにグルグル回ります。6月10日発売の「WWDジャパン」インクルージョン(包摂・包括性)&ダイバーシティー(多様性)特集では、I&Dの先進企業ピンタレスト(PINTEREST)が多様な人間と交わることを「編む」と表現しているという話を紹介しました。この演出を見て、「まさに『編む』だなぁ」なんて思い。清々しい気分です。

12:00‬ 「サルバム」

 続く「サルバム(SULVAM)」も今シーズンは爽やか。ピュアにキレイでクリーンなセットアップ。そこにほんのり「サルバム」っぽい荒々しさの“かけら”を残しました。でも時間がメチャクチャなくって、5分で退散。デザイナーの藤田さんにもご挨拶できず(涙)。スケジュールとは言え、どうにかならないものですかね、こういうの。

13:00‬ 「リック オウエンス」

「リック・オウエンス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

「リック・オウエンス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 と思ったら、今度はダークサイド⁉

 出ました、「リック オウエンス(RICK OWENS)」です。会場はセメントの山。このためにぶちまけたセメントは固まっておらず、溶岩のようにおどろおどろしい。続いてローブのような洋服を羽織った男性が現れ、祈りとも呪いともとれる声を出しながらタイコをポンポン。それがBGMです。アナーキーだわ~。

 とは言え、ショーにはスパンコールのジャケットなども登場し、いつもより洗練されたムード。「チャンピオン(CHAMPION)」とのコラボスエットは、ロンパースみたいなパターンです(笑)。

13:45‬ 激混みのバス

 本日、パリは市内いたるところで大渋滞。どうやら60カ所以上で道路工事の真っ最中らしく、朝乗ったタクシーも通行止めに遭遇しました。ってことでバス移動するも、これがまた激混み!!全然進みません(泣)

‪14:00‬‬ 「ヴァレンティノ」

 昨日コレクションを発表した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の展示会へ。ニードルパンチや総刺しゅうにうっとりしたり、驚いたり。アクセサリーは別記事をお楽しみに。

‪14:40‬ 「ルイ・ヴィトン」

「ルイ・ヴィトン」のショー会場

 さぁ、待ってましたの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」です。会場は、セーヌ川に浮かぶ小島のドフィーヌ広場。ここには公園を取り囲むようにカフェやレストランが立ち並んでいますが、なんと、この一角をぜ〜んぶ借り切ってショー会場にしちゃいました。もちろん周辺の店舗は臨時休業。となると営業補償を支払わなくちゃなワケで、「『ルイ・ヴィトン』は一店舗につき幾ら払うんだろう?」「ここには何軒あるんだろう?」なんて“いやらしい”ことを考えてしまいがちですが、素直に、ありがたく楽しみましょう!!


 ショーの前にはクレープやジェラートの屋台が登場し、エッフェル塔の模型やシャボン玉のお土産も。大道芸人は風船の帽子を作ってくれました。それを被って、ランウエイショーを楽しみましょう(笑)。


「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 今シーズンもヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の「ルイ・ヴィトン」は、キャッチーなアクセサリーが目白押し。もともとアクセサリーブランドだった「ルイ・ヴィトン」における洋服の在り方を考える彼はデビュー以降、“着られるバッグ”を提案し続けています。今回はついに、バッグがマジで洋服になっちゃいました(笑)。

‪15:30‬ 「ヨシオ クボ」

 お次は「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」。すでに記事化した、船上でのVRランウエイを体験です。セーヌ川に浮かぶ船に入ると、椅子&VRゴーグル。

 装着すると、この写真のみんなが、三重県・尾鷲の海岸を歩くランウエイショーが見れちゃうワケです。


「ヨシオ クボ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 こんな風にゴーグル姿でランウエイを見る様子は、相当シュールです(笑)。でもVRでほとんど全部、洋服のことはわかっちゃいますね。素材感さえ、実際のランウエイで見るのとあまり変わりません。となると実際のショー会場では、僕たちは何を見たらいいのか?何を感じるべきなのか?そんなことを考える良いきっかけになりました。

‪‪17:00‬‬ 「ドリス ヴァン ノッテン」

「ドリス ヴァン ノッテン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 さぁ、セーヌ川の左岸、サン=ジェルマンから4番線に長いこと揺られ、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」にやってきました。現代の男らしさを考えるスーツ、そして花柄とレオパード。肩にパッドをしっかり入れた、ウエストマークのスーツが主流です。かっちりしたスーツで男らしく、そこに光沢素材の花柄シャツを堂々合わせる。それが一番男らしい。そんなメッセージを受け取りました。

18:30‬ カール・ラガーフェルドのお別れ会

カール・ラガーフェルドのお別れ会の会場の様子

 今日のパリメンズは特別スケジュール。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のお別れ会のためです。「シャネル(CHANEL)」と「フェンディ(FENDI)」、そして「カール ラガーフェルド」が共催したイベントの中身は、別記事をご参照。パリのシンボルであり、カールが「シャネル」で幾度となく壮大なショーを開いたグラン・パレが舞台です。

 イベントは、カールの半生を捉えたでっかいパネルに囲まれながら、アラン・ヴェルテメール(Alain Wertheimer)=シャネル共同オーナーからシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)=「フェンディ」クリエイティブ・ディレクター、それに親交の深かったデザイナーやジャーナリスト、スタイリストを書籍に囲まれたカールの自室に招き、思い出を語ってもらった映像の上映会。もちろんカールの秘蔵映像も満載で、「『フェンディ』のFFロゴ(FUN FURという意味なのですよ)は3秒で思いついた」とか、その「フェンディとの契約の時、大遅刻した」とか、「部屋中に散らかる紙は一枚一枚、何を描き、どこに置いたか覚えている。3つの部屋に散らかるのは、ドイツ語、イタリア語、そしてフランス語を付したデッサン。あ、領収書だらけの部屋もあるから、汚い部屋は全部で4つ(笑)」など、お茶目なシーンも盛りだくさんでした。

 残念ながら映像は撮影NGでしたので、会場の雰囲気だけをお伝えします。映像、映画化されるんじゃないかな?

21:00‬ 「ヴェトモン」

「ヴェトモン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 本日のラストは、「ヴェトモン(VETEMENTS)」です。会場は、シャンゼリゼ通りの「マクドナルド(McDONALD'S)」。「LV」には及びませんが、こちらも丸ごと貸し切りました。コレクションは、いつもどおりの誇張したシルエットと、古着を大解剖したような足し算のピースのオンパレード。フライドポテトを持ってウォーキングするモデルは、もはやただの「『マクド』のお客さま」ですね(笑)。

 ということで、本日は‪21:30‬に終了!健全!久しぶりに、ちゃんと寝ます。

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クリスチャン・ルブタンの展覧会が開催 2020年フランス国立移民史博物館で

 シューズデザイナー、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)の作品とクリエイティビティーに焦点を当てた展覧会が、2020年2月25日から7月28日までフランス国立移民史博物館で開催される。キュレーターを務めたのは19世紀の装飾芸術のスペシャリスト、オリヴィエ・ギャべ(Olivier Gabet)だ。

 同展ではクリスチャン・ルブタンのインスピレーション源や創造の過程を明らかにし、デザイナー自身のパーソナルコレクションやコレクションの中から選ばれた特に貴重な作品を通して、彼のビジョンを紹介する。展示されるシューズには、これまで未公開だった作品も含まれる。

 また、ルブタンが尊敬する職人たちのクラフツマンシップを紹介するコーナーでは、パリの工房メゾン・デュ・ヴィトライユが手掛けたステンドグラスのパネル、セビーリャ製の銀のかご、ブータン製のキャバレーの彫刻などを展示する。ルブタンにとって大切な存在であるアーティストたちとのコラボレーションの数々も初披露される予定だ。登場するアーティストは、映画監督兼写真家のデヴィッド・リンチ(David Lynch)、 ニュージーランド人マルチメディアアーティストのリサ・レイハナ(Lisa Reihana)、イギリス人デザイナーデュオのウィテカー・マレム(Whitaker Malem)、スペイン人振付師のブランカ・リー(Blanca Li)、パキスタン人アーティストのイムラン・クレシ(Imran Qureshi)。

 国立移民史博物館ではコンテンポラリーなクリエーションに焦点を当てた新しいイベントプログラムを同展に合わせて実施する。

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「キディル」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「キディル(KIDILL)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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村上隆らも来場、「オフ-ホワイト」2020年春夏来場者はストリートブーム終息の声を一蹴する強者ばかり

 「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」の2020年春夏ランウエイショーが19日(現地時間)に開かれた。会場はかつて屋内市場として使用されていた施設で、周辺には派手なストリートウエアをまとった若者や関係者が大勢訪れた。ブランドを率いるヴァージルと親交の深い村上隆やミュージシャンの姿も複数見られた。長らく続いているストリートブームがやや飽和状態で、1月のパリ・メンズ・コレクションではフォーマルのスタイルが台頭したため、一部ではストリートブームは終息に向かうと予想されていた。しかしこの日の「オフ-ホワイト」の会場周辺はそれらの声を一蹴するほど熱気が高く、ストリートのムーブメントがまだまだ続くことを予感させた。

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「ドリス ヴァン ノッテン」2020年春夏メンズ・コレクション バックステージ

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ジジ・ハディッドやクリス・ウーもフロントローに 2020年春夏「ルイ・ヴィトン」メンズコレ

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛ける「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2020年春夏メンズ・コレクションを6月20日に発表した。ショー会場となったのは、パリのドフィーヌ広場のカフェ。会場には、クレープやエッフェル塔のミニチュアを売るバルーンスタンドも登場。パリの観光地でよく見られる光景を再現した。

 先日開催された「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のショーでラストルックを飾ったジジ・ハディッド(Gigi Hadid)も来場。同じテーブル席に座っていたのは、K-POPグループEXOの元メンバー、クリス・ウー(Kris Wu)だ。

 ファッション業界のビッグネームな人も多く訪れる「ルイ・ヴィトン」のショー。アントワン・アルノー(Antoine Arnault)=ベルルッティ(BERLUTI)最高経営責任者(CEO)とその妻でモデルのナタリア・ヴォディアノヴァ(Natalia Vodianova)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)前LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクター、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)元コレット(COLETTE)クリエイティブ・ディレクターの姿も見られた。村上隆やベン・ゴーラム(Ben Gorham)「バイレード(BYREDO)」クリエイティブ・ディレクター、ヘロン・プレストン(Heron Preston)ら、ヴァージルと親交のあるお馴染みのメンバーもそろった。

 そのほか、ザ・エックス・エックス(The XX)のロミー・エックス・エックス(Romy XX)、フランク・オーシャン(Frank Ocean)らミュージシャンも来場。ロミーは「ヴァージルと音楽について語ったよ。彼とコラボできたら最高だね」と期待を寄せた。ヴァージルと同郷、コロンビア出身のマルマ(Maluma)は、J. バルヴィン(J Balvin)とハイタッチして席に着いた。

 スポーツ界からは、アメリカン・フットボール選手のキャム・ニュートン(Cam Newton)やヴィクター・クルーズ(Victor Cruz)、F1レーサーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)らが来場した。

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「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「リック・オウエンス」2020年春夏メンズ・コレクション バックステージ

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2020年春夏メンズ・コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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週末お出掛けスポット がんを経て魂との対話から生まれた作品などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週はがんを経て魂との対話から生まれた作品を展示する「塩田千春展:魂がふるえる」や「マリメッコ(MARIMEKKO)」で32年間テキスタイルデザインを手掛けたアーティストの個展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(6月22、23日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

【開催中イベント】

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

「シュプリーム」やユナイテッドアローズとのコラボTシャツで知られるアーティスト、オートモアイが個展を開催

気化熱が生み出す音のインスタレーション 赤松音呂の個展「Meteon」

ペインターのピーター・ソールとエリック・パーカーが師弟初の2人展を開催

国境、領域、時間からデザインを考える「デザインの(居)場所」展が開催

「コム デ ギャルソン」が「バカラ」とコラボ  川久保玲によるインスタレーションが青山店に登場

視覚構造の不思議とチラシ広告の矛盾をアートに マンゴ・トムソン日本初個展

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

米現代アーティスト、トム・サックスが東京で個展開催 松の葉を綿棒で再現した「Bonsai」などを展示

エルメスがガラスのファサードで大胆にアート展示 数寄屋橋交差点を鮮やかに

【開催中ポップアップ】

「メゾン マルジェラ」が阪急うめだ本店のウィンドーをジャック ジェンダーレスの商品をそろえた期間限定店

「マーク ジェイコブス」の新ラインがスヌーピーとコラボ 伊勢丹新宿と阪急うめだでポップアップ

ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

「アナ スイ」が山本寛斎やバービー人形とコラボ 新プロジェクト「スウィンギング トウキョウ」

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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「ナイキ」がYOONらとコラボしたフットボールコレクションを発売 森星らの登壇イベントも

 「ナイキ(NIKE)」は「アンブッシュ(AMBUSH)」のYOONら4 人の女性デザイナーとコラボしたフットボールコレクションを6月28日から順次発売する。

 今回コラボレーションしたのはYOONのほか、「コーシェ(KOCHE)」のクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)、「メイドミー(MADE ME)」のエリン・マギー(Erin Mageのe)、「マリーン セル(MARINE SERRE)」のマリーン・セル(Marine Serre)。その中でもYOONは日本の伝統的な法被から着想を得た、ユニセックスでハイブリッドなフットボールジャージー(2万円)とブラ(5000円)をデザインした。

 また発売に合わせて初日から7月3日まで、ポップアップスペース「フォー エブリ フューチャー アスリート – トーキョー スペース(FOR EVERY FUTURE ATHLETE – THE TOKYO SPACE)」を東京・原宿のVACANTにオープンする。フットボールコレクションに加えて、「ナイキ」とヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛ける「ザ ナイキ c/o ヴァージル アブロー(THE NIKE c/o VIRGIL ABLOH)」の女性向けランニングコレクション“アスリート イン プログレス(ATHLETE IN PROGRESS)”も販売する。商品購入の入店抽選は23日23:59まで公式ウェブサイトで受け付け中だ。

 ほかにもスポーツをテーマにしたトークショーやトレーニングイベントを実施し、YOONや森星、三吉彩花、山本奈衣瑠、菊乃が登壇する。全ての司会進行はポップアップで先行配布するムック本「エア(EA)」の制作をリードしたharu.「ハイアーマガジン(HIGHer magazine)」編集長が務める。

■FOR EVERY FUTURE ATHLETE – THE TOKYO SPACE
日程:6月28日〜7月3日
場所:原宿 VACANT
住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13
入場料:無料
※各イベントの申し込みは公式サイトで受け付ける

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故カール・ラガーフェルド氏の追悼イベントがパリで開催 超豪華な顔ぶれが集結

 2月19日に85歳で死去したカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏の追悼イベントが6月20日に開催された。“カール フォーエバー(KARL FOR EVER)”と題されたイベントは完全招待制で、「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」「カール ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」の3ブランドが共催。カールが長年クリエイティブ・ディレクターを務めた「シャネル」が2005年からコレクション披露の場として使用しているグラン・パレが会場となり、演出はオペラや舞台の演出家ロバート・カーセン(Robert Carsen)が手掛けた。

 “モード界の皇帝”と呼ばれたカールにふさわしく、デザイナーはもちろん、モデルや女優、アーティスト、そして実業界や政界の大物、社交界のセレブなど大勢の人々が集まり、カールの功績を称えた。

 会場では、アラン・ヴェルタイマー(Alain Wertheimer)=シャネル最高経営責任者(CEO)とベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)会長兼CEOが談笑する姿が見られた。また、「グッチ」を擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼CEOとシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEOが一緒に写真に納まり、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジデントとアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージが談笑するなどラグジュアリー界を代表する人物らが一堂に会していた。

 アンリ・ピノー=ケリング会長兼CEOは、「妻のサルマ・ハエックがカールと親しかった関係で、私もカールとは個人的なつきあいがあった。私のパリのアパルトマンのすぐ近くにカールのスタジオがあり、よく行き会ったものだ。彼は自由で、それでいて相手を尊重する人だった。個人的に親しくなると、彼がとても優しいことがわかる」と思い出を語った。

 アントワン・アルノーLVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは、「カールのことはよく知っており、心から敬愛していた。過去15年にわたって頻繁に会っていたし、彼とは家族ぐるみのつきあいだった。いつも一緒に何かをやろうと計画しては、楽しい時間を過ごした。カールが去ってしまってとても寂しいが、彼はまだここにいると感じる」と語った。

 モード界からは、「フェンディ」の創業家に生まれ、その3代目としてクリエイティブ・ディレクターを務めるシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)やステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)、高田賢三、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)らが出席した。またアナ・ウィンター(Anna Wintour)=コンデナスト(CONDENAST)アーティスティック・ディレクター兼米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長の姿もあった。

 ヴァレンティノは、「カールとは1950年代以来のつきあいだ。頻繁には会えなかったが、本物の友情があった。彼は信じられないほど素晴らしいアイデアの持ち主で、デザイナーとして敬愛していた。彼の友人でいられてうれしく思う。彼がいなくなって本当に寂しい」と語った。

 エルバスは、「ファッション業界にいる誰もが、とても感傷的な気分だと思う。カールは知性とバイタリティーの両方を備えた、エネルギッシュで退屈を知らない人だった。みんなが今日ここに集っているのはそれが理由だ」と述べた。

 「クロエ(Chloe)」をカールから引き継いだステラは、「カールの知性とウィット、ドライなユーモアやその毒舌が大好きだった。私が『クロエ』のクリエイティブ・ディレクターに就任したときカールは、『私の後任としてビッグネームを任命するとは思っていたが、ファッション業界からだと思っていた。音楽業界からではなくて』と最高にクールなコメントを発表してくれた。カール、あなたには脱帽するわ!」と話した。

 会場のグラン・パレには、米写真家アニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)によるものなど、カールの巨大なポートレートが何枚も飾られた。アンダーソンは、「カールはファッション業界に欠くことのできない人物で、ユーモアと時代精神をもたらしてくれた」と述べ、ポートレートについては「カールは最後までグラン・パレの主だった」とコメントした。

 ミケーレは、「カールは人生を心から愛した、素晴らしい人だった」と称えた。シルヴィアは、「知らない写真もあるが、ほとんどのものを覚えている。どれも本当に美しい。カールは私たちと共に永遠にある」と語った。

 政財界や社交界からは、ブリジット・マクロン(Brigitte Macron)仏大統領夫人や、ハノーファー王子妃カロリーヌ公女殿下(Princess Caroline of Hanover)とその長女でモデルのシャルロット・マリー・ポメリーヌ・カシラギ(Charlotte Marie Pomeline Casiraghi)らも出席。またキャロル・ブーケ(Carole Bouquet)、イネス・ド・ラ・フラサンジュ(Ines de la Fressange)、クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)、カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)、カリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)など、「シャネル」のミューズとして知られるモデルやファッションアイコンらの姿もあった。

 モデルで、二コラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元仏大統領夫人のカーラ・ブルーニ・サルコジ(Carla Bruni-Sarkozy)は、「メランコリックな表情をしているカールが好き。ハンサムだし、この若い頃のメランコリックで優しい表情の写真がとてもいいと思う」とコメントした。

 カリーヌは、「カールは笑うことが好きで、私のこともいつも笑わせてくれた。『マダム・ロワトフェルド』なんて私のことを呼んだりしてね。私にとって彼は亡くなっていないし、まだここにいる。今日は、カールが気に入ってくれるだろうと思ってこのローズ色のドレスを選んだ」と話した。また、カールは葬儀や追悼式を嫌っていたとしつつも、「この素晴らしい追悼式を見たら、彼もハッピーになると思う。彼がいなくて本当に寂しい」と語った。

 イネスは、「カールは壁に飾られているポートレートについて、『何だ、この教会みたいな雰囲気は』と言って嫌がるんじゃないかしら。自分の痩せていない時代の写真を見て嫌がったり、この追悼式そのものを皮肉るようなジョークを言ったりして、楽しそうに笑っているのが目に浮かぶわ。でも、『シャネル』『フェンディ』『カール ラガーフェルド』が何かせずにはいられなかった気持ちは分かるし、カールも分かってくれると思う。何より、ここに集まった人々にとっては、みんなでカールの思い出を語り合えることが大事だと思う」と述べた。

 イベントでは、カールと親交の深かったアーティストらによるパフォーマンスも披露された。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、中国出身のピアニストのラン・ラン(Lang Lang)、バイオリニストのチャーリー・シエム(Charlie Siem)、女優ヘレン・ミレン(Dame Helen Mirren)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)などが、演奏や詩の朗読などを通じてカールへの思いを表現した。

 会場に設置された3つの巨大スクリーンには、カール自身のインタビューや、カールが手掛けた数々のショーの中でも印象深いものの映像、そしてゆかりのある人物によるメッセージなどが流された。その中には、アナ・ウィンターのほか、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)、サイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)らが登場。ほかには、ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEO、パブロフスキー=シャネル ファッション部門プレジデント、トレダノLVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、セルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)フェンディ会長兼CEO、ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、ピエール・パオロ・リーギ(Pier Paolo Righi)=カール ラガーフェルドCEOらによる追悼メッセージも流された。

 また長年カールの執事を務めたフレデリック・グービー(Frederic Gouby)や広報担当者のカロリーヌ・ルバー(Caroline Lebar)、そしてカールの右腕として30年間を共にし、その後継者に任命されたヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)「シャネル」ファッション・コレクション部門アーティスティック・ディレクターなど、いわばカールの“身内”によるメッセージも流され、集まった人々の胸を打った。

 ヴィアール「シャネル」ファッション・コレクション部門アーティスティック・ディレクターは、「カールとは、私の人生で最も長い時間を共に過ごしている。私にとって彼は何でも話せる相手だったし、私の意見を尊重してくれた。何より、カールは私のエネルギーやアイデアを愛してくれた。私たちは、最高に美しいコレクションを共に作ってきた。カールにとって全てが完璧であるように、私は今後も作り続けていく」と語った。

 シルヴィアの言葉は、追悼式に出席した多くのゲストの心境を表しているだろう。「私は今でも、『カールはどう思うだろう?カールが私の立場だったらどうするだろう?』と自問する。彼がいないなんて、未だに信じられない。カールはいつも遅刻していたから、今にも現れるのではないかと思ってしまう。今回はいつもより少し遅れているけれど、やって来るに違いない、と思ってしまうのだ」。

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インタビュー誌「パートナーズ」のVol.2が発売 2年をかけてコミュニケーションの本質を問う

 “絆”や“関係性”をテーマに掲げるインタビュー誌「パートナーズ」(kontakt)のVol.2が6月28日に発売される。特集は“コミュニケーション”。イームズの小さなサイドデスクをコミュニケーションツールに使うベルリンの夫夫(ふうふ)や一般社会から阻害され“気持ち”を共有する沖縄に暮らす未婚のカップル、5人のアーティスト集団「目」が月に2回行っている“メンタルミーティング”など、あらゆる人のコミュニケーションの形にフォーカスする。価格は1800円。通常版は都内大型書店やオンラインストア「マガジンイズントデッド(Magazine isn't dead.)」で、内田裕也と樹木希林夫妻のポートレートが表紙の特別版は東京・外苑前の「シェルフ(Shelf)」、新潟の「ブックエフサン(BOOK f3)」や岩手・盛岡の「ブックナード(book nerd)」、そして大阪の「エルブイディービー ブックス(LVDB BOOKS)」の4店舗のみでそれぞれ販売する。オフィシャルサイトも新設し各コンテンツの詳細のほか、オンラインでの販売も受け付けている。

 代官山蔦屋書店のブックコンシェルジュが2017年のベストディレクションと評した創刊号から約2年をかけて作られた同誌のVol.2は、精神的なものから肉体的なものまで、あらゆる視点からパートナーとのコミュニケーションを捉えている。今、世の中にはコミュニケーションという言葉が溢れているが、あらためて特集をしたのはどんな理由なのか。川島拓人編集長と坂脇慶アートディレクターに制作にまつわる話を聞いた。

 「単に親子やカップルを紹介するのではなく、もう少し広義でパートナーについて考えるようなテーマにしたかったんです」。川島編集長はパートナーシップをより俯瞰的に捉えた創刊号から、Vol.2は人の関係性に一歩踏み込んだテーマを据えた理由を語る。「そもそも取材対象者の美しい関係やうらやましいと思う関係、そのきっかけや絆が生まれるプロセスを知りたかった。そこにゴールや答えはないことは最初から分かっていましたが、自分の経験も含めて美しい関係はどう生まれているのだろうという興味がきっかけ」という。坂脇アートディレクターは「創刊号は人と物の関係なども取り上げましたが、Vol.2はシンプルに人と人との関係にフォーカスしようと話しました」。2人が言うように、今号では言葉の持つ意味と同様にあらゆるコミュニケーションがジャンルを横断する。沖縄に住むカップルのように精神性に迫る記事ではパーソナリティーをむき出しにする一方で、写真家の題府基之が車を趣味に持つ弟を撮り下ろした、写真でコミュニケーションを伝えるエッセイもある。コミュニケーションそのものともいえる緩急のリズムがついたページ構成も同誌の特徴だ。

 「取材対象の2人はどんなコミュニケーションを取っているのかを突き詰めるので、インタビューは幾度となく行ったり、もともと近い関係にある人に書いてもらったりと、自然にえぐるような角度からになります。変わった父親を共有している兄弟の体験はダイレクトに愛とか直接的なコミュニケーションもあるでしょうし、逆に間接的なコミュニケーションにフォーカスした話もあります。臨場感のあるフィジカルなコミュニケーションのバランスは、取材を通して偶然にできあがった感覚があります」。川島編集長が語る取材の基本姿勢は雑誌全体のメッセージであり、読者への問いかけでもある。「明確な答えを用意した雑誌を作ろうとは考えていません。単純にそういう編集方針が好きで、読んだ後にその意味やメッセージをそのまま理解してもらうだけではなく、各記事が絡み合ってもう一度考えるきっかけを与えられることが面白さだと思うので、そこは川島さんとの共通部分だと思っています」と坂脇アートディレクターも共感する。

 “偶然にできあがった”という言葉の通り、取材対象者との突発的な出会いから生まれた記事もある。結婚後、2年間という“契約“で山ごもり修行をした結果、修行が35年にも及んでしまった住職と彼を待ち続けた妻との会話が興味深いが、この話は、二人が同行した別件の取材時に聞いた、フォトグラファーの母親の話がきっかけになっている。「取材の合間にフォトグラファーの実家で昼食をいただくことになったんです。大きなお寺がある家でした。ご飯をいただきながら、住職であるお父さんとお母さんの何気ない会話を聞いていると、お父さんがつい5年ほど前まで35年間修行していたことを聞いてしまって……。驚愕しましたし、特別な関係性にめぐり会えたと思いました。実際に撮影している時も熟年夫婦らしい“どっしり”した感じはなくて、どこか照れくささも感じて。写真は、二人の関係を身近に見てきたフォトグラファーに写真を撮っていただき、序文も書いてもらいたりと、自分の力だけでは届かないところにいけた企画だと思っています」。

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インタビュー誌「パートナーズ」のVol.2が発売 2年をかけてコミュニケーションの本質を問う

 “絆”や“関係性”をテーマに掲げるインタビュー誌「パートナーズ」(kontakt)のVol.2が6月28日に発売される。特集は“コミュニケーション”。イームズの小さなサイドデスクをコミュニケーションツールに使うベルリンの夫夫(ふうふ)や一般社会から阻害され“気持ち”を共有する沖縄に暮らす未婚のカップル、5人のアーティスト集団「目」が月に2回行っている“メンタルミーティング”など、あらゆる人のコミュニケーションの形にフォーカスする。価格は1800円。通常版は都内大型書店やオンラインストア「マガジンイズントデッド(Magazine isn't dead.)」で、内田裕也と樹木希林夫妻のポートレートが表紙の特別版は東京・外苑前の「シェルフ(Shelf)」、新潟の「ブックエフサン(BOOK f3)」や岩手・盛岡の「ブックナード(book nerd)」、そして大阪の「エルブイディービー ブックス(LVDB BOOKS)」の4店舗のみでそれぞれ販売する。オフィシャルサイトも新設し各コンテンツの詳細のほか、オンラインでの販売も受け付けている。

 代官山蔦屋書店のブックコンシェルジュが2017年のベストディレクションと評した創刊号から約2年をかけて作られた同誌のVol.2は、精神的なものから肉体的なものまで、あらゆる視点からパートナーとのコミュニケーションを捉えている。今、世の中にはコミュニケーションという言葉が溢れているが、あらためて特集をしたのはどんな理由なのか。川島拓人編集長と坂脇慶アートディレクターに制作にまつわる話を聞いた。

 「単に親子やカップルを紹介するのではなく、もう少し広義でパートナーについて考えるようなテーマにしたかったんです」。川島編集長はパートナーシップをより俯瞰的に捉えた創刊号から、Vol.2は人の関係性に一歩踏み込んだテーマを据えた理由を語る。「そもそも取材対象者の美しい関係やうらやましいと思う関係、そのきっかけや絆が生まれるプロセスを知りたかった。そこにゴールや答えはないことは最初から分かっていましたが、自分の経験も含めて美しい関係はどう生まれているのだろうという興味がきっかけ」という。坂脇アートディレクターは「創刊号は人と物の関係なども取り上げましたが、Vol.2はシンプルに人と人との関係にフォーカスしようと話しました」。2人が言うように、今号では言葉の持つ意味と同様にあらゆるコミュニケーションがジャンルを横断する。沖縄に住むカップルのように精神性に迫る記事ではパーソナリティーをむき出しにする一方で、写真家の題府基之が車を趣味に持つ弟を撮り下ろした、写真でコミュニケーションを伝えるエッセイもある。コミュニケーションそのものともいえる緩急のリズムがついたページ構成も同誌の特徴だ。

 「取材対象の2人はどんなコミュニケーションを取っているのかを突き詰めるので、インタビューは幾度となく行ったり、もともと近い関係にある人に書いてもらったりと、自然にえぐるような角度からになります。変わった父親を共有している兄弟の体験はダイレクトに愛とか直接的なコミュニケーションもあるでしょうし、逆に間接的なコミュニケーションにフォーカスした話もあります。臨場感のあるフィジカルなコミュニケーションのバランスは、取材を通して偶然にできあがった感覚があります」。川島編集長が語る取材の基本姿勢は雑誌全体のメッセージであり、読者への問いかけでもある。「明確な答えを用意した雑誌を作ろうとは考えていません。単純にそういう編集方針が好きで、読んだ後にその意味やメッセージをそのまま理解してもらうだけではなく、各記事が絡み合ってもう一度考えるきっかけを与えられることが面白さだと思うので、そこは川島さんとの共通部分だと思っています」と坂脇アートディレクターも共感する。

 “偶然にできあがった”という言葉の通り、取材対象者との突発的な出会いから生まれた記事もある。結婚後、2年間という“契約“で山ごもり修行をした結果、修行が35年にも及んでしまった住職と彼を待ち続けた妻との会話が興味深いが、この話は、二人が同行した別件の取材時に聞いた、フォトグラファーの母親の話がきっかけになっている。「取材の合間にフォトグラファーの実家で昼食をいただくことになったんです。大きなお寺がある家でした。ご飯をいただきながら、住職であるお父さんとお母さんの何気ない会話を聞いていると、お父さんがつい5年ほど前まで35年間修行していたことを聞いてしまって……。驚愕しましたし、特別な関係性にめぐり会えたと思いました。実際に撮影している時も熟年夫婦らしい“どっしり”した感じはなくて、どこか照れくささも感じて。写真は、二人の関係を身近に見てきたフォトグラファーに写真を撮っていただき、序文も書いてもらいたりと、自分の力だけでは届かないところにいけた企画だと思っています」。

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ネイルを自動販売機で 仏・パリ発「ネイルマティック」日本初上陸

 仏・パリ発ネイルブランド「ネイルマティック(NAILMATIC)」は、6月22日から日本での販売を開始する。同ブランドは2012年に誕生し、プランタン(PRINTEMPS)やメルシー(MERCI)などの百貨店やセレクトショップで展開するが、ベンディングマシン(自動販売機)を使ったユニークな販売方法で話題を呼んだブランドだ。

 日本での販売を請け負うのは、自動販売機による飲料や食品雑貨などの販売を手掛けるナショナル・ベンディング。自動販売機を用いて新たに販売する商品を模索していた際に、「ネイルマティック」を知り日本へ導入することになった。異業種ながらも自動販売機によって可能となる、「ブランド創業者のファッションに合わせてネイルを変えられるように手頃な価格帯で提供したいという思いや、スキンケアなどの化粧品とは違って、ネイルは多くのカラーバリエーションから自身でゆっくりと選ぶことが大切で楽しい時間だという考えに社長が共鳴した」と、山本厚ナショナル・ベンディングコスメティック事業課長は話す。

 今回発売となるのは、ネイルカラー「NMピュアカラー」と「NM ビービーネイル」。さらに天然由来成分・植物由来成分にこだわったリムーバーライン「ザ エッセンシャルズ」だ。

 「NM ピュアカラー」(全29色、8mL、1900円)は、コットンやトウモロコシ、小麦など再生可能な天然由来の原料を使用した、爪にも環境にも優しいネイルカラー。天然由来成分84%配合で、発色と色持ちがよい。ファッションに合わせて選べる28色のカラーと、ベースとしてもトップコートとしても使用できるベース&トップコートをそろえる。塗りやすさと乾きが早いテクスチャーも特徴だ。

 「NM ビービ―ネイル」(全3色、8mL、1900円)は、トリートメント効果で爪の表面を整えて自然な美しさに導く爪用のファンデーションで、凹凸をカバーして爪を丈夫にする。どんな肌の色にも似合うナチュラルでシンプルな3色で、男性にも使用を勧める。

 GUM表参道やエストネーション六本木ヒルズでのポップアップストアによる販売が決定しており、今後は百貨店での販売を予定する。本国でアイコンとなっている自動販売機での販売は日本では未対応だが、売り場に配置して認知を高めていく。いずれは日本でも自動販売機による販売と店頭でのディスプレー販売を合わせてさまざまな仕掛けを模索する。

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TASAKIがアイコンデザイン“バランス シグネチャーリング”の立体商標を登録

 ジュエリーブランドTASAKIは、アイコンジェエリーである“バランス”シリーズの“バランス シグネチャーリング”の形状に対し、特許庁による立体商標を登録した。同登録は商品形状そのものを対象とする。

 立体商標とは、商品やサービスの自他商品識別力がある立体的な形状を「商標」として登録し、保護するもの。今回の登録により、パールを直線状に並べた“バランス シグネチャーリング”の立体的形状が、ブランドのロゴや刻印がない場合でも「TASAKI」の商品であると広く一般的に認識されるものであると公式に認められたことになる。

 同シリーズは、デザイナーのタクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)がバランスボールから着想を得て生み出したデザインで、ミニマルでモダンなフォームが特徴だ。

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店頭の服を無料レンタル&外出できるサービス 「キテク」運営会社が資金調達

 店内の服を無料で着用して外出できるサービス「キテク(KITEKU)」を運営するスプリング オブ ファッション(東京、保坂忠伸社長)は、ウィメンズブランド「エルザ・ウィンクラー(ELZA WINKLER)」最高経営責任者などを務める須谷真央氏と、保坂社長の兄でHACK JAPANホールディングスの保坂東吾代表からシードラウンドの資金調達を実施した。調達額は非公開。資金調達に伴い、7月1日付で出資者である須谷がスプリング オブ ファッション社外取締役に、ファッションを中心としたコンサルティングを手掛けるBeyond Wroksの佐々木康裕代表が顧問に就任する。資金は組織体制の強化や「キテク」のサービス開発に充てる。同サービスは秋以降に大幅なアップデートを行う予定だという。

 「キテク」は店頭に並ぶアイテムを1日3点まで、最長1時間レンタルできるというもの。貸し出し中のアイテムの写真撮影、SNSへの投稿などを自由に行えるほか、返却時のクリーニングも不要だ。公式サイトで会員登録後、本人確認を行えば店舗でのバーコード提示で利用できる。今年の4月に三陽商会のラブレス(LOVELESS)で約1カ月間のテスト運用を実施。利用者の持ち出し平均時間は約30分で、一部は商品の購入につながったという。

 出資した須谷氏は「『キテク』はファッション分野だけでなく、さまざまな分野のビジネスモデルにイノベーションを起こす可能性を秘めていると考えている。今後は社外取締役として、会社の発展のために尽力する」とコメント。顧問に就任する佐々木氏は「ファッションリテールのビジネスの活性化はもとより、他ジャンルでのビジネスポテンシャルを持っている『キテク』を自分の経験や知識の方面からサポートしていきたい」と語っている。

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