資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE以下、CPB)」は8月21日、新ベーシックスキンケア「キーラディアンスケア」(全8品目14品種、900~2万5000円)を発売する。「CPB」のスキンケアの中心である美容液・化粧水・乳液の3ステップを、ブランドの中心アイテムとして年代を問わず全ての人に発信する。
「ディオール」の眼鏡は21年以降、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON 以下、LVMH))とイタリアの大手眼鏡企業のマルコリン(MARCOLIN)による合弁会社ティリオス(THELIOS)が手掛けるとみられる。ティリオスは現在「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」「フレッド(FRED)」「ケンゾー(KENZO)」「ベルルッティ(BERLUTI)」などLVMH傘下のブランドと次々に契約している。
マドンナ(Madonna)がプロデュースするスキンケアブランド「MDNA SKIN」は7月1日~8月31日、「モスキーノ(MOSCHINO)」とコラボした限定キットを発売する。全国の「MDNA」カウンターとブランド公式オンラインサイトで発売する。「モスキーノ」デザイナーのジェレミー・スコット(Jeremy Scott 以下、ジェレミー)が限定ポーチのデザインを監修した。
今、ファッション産業が“循環型”の実現に向けて動き出している。ロンドン芸術大学(University of the Arts London)で、循環型ファッションを研究するレベッカ・アーリー(Rebecca Early)教授は、「この2~3年で、循環型への転換の可能性を感じている」と話す。アーリー教授は、ファッション産業におけるサステイナビリティーに20年以上取り組むが、実はデザイナーとしてキャリアをスタートした。自身のブランドを立ち上げ、東京も含め世界に約25店舗の販路があったという。ファッションデザイナーから研究者へ――彼女がなぜ、サステイナビリティー追求の道に進んだのか。循環型デザインの最新事情について話を聞いた。
アーリー:サステイナブルな循環型ファッションについて研究していて、中でも専門はテキスタイル。1年半前に新しい研究所CCD(Center for Circular Design)を立ち上げ、主にリサイクルの研究を進めています。リサイクルを技術的に可能にするだけではなく、スムーズな流れを作るシステムのデザインについてもね。これからのデザイナーは、いわゆる製品デザインだけではなくシステムもデザインしなければいけない。サプライチェーン全体が循環型システムへと再構成されなければいけないんです。