ファッション通信簿Vol.25 パリ・クチュール・ウイークのセリーヌ・ディオンを米「WWD」がめった切り

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第25回は、2019-20年秋冬パリ・オートクチュール・ウイークから、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)が数々のハイファッションで登場。クチュール・ウイークの話題をさらったセレブクイーンの評価はいかに!?

The post ファッション通信簿Vol.25 パリ・クチュール・ウイークのセリーヌ・ディオンを米「WWD」がめった切り appeared first on WWD JAPAN.com.

メーガン妃、英「ヴォーグ」9月号のゲストエディターに自ら志願

 メーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵妃殿下(以下、メーガン妃)が英「ヴォーグ(VOGUE)」にゲストエディターとして参加した。

 メーガン妃といえば、2018年12月10日に行われたイギリスの「ザ ファッション アワード(The Fashion Awards)」にサプライズ登場し、自身のウエディングドレスをデザインした「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)に「デザイナー・オブ・ザ・イヤー・ウィメンズ・ウエア(Designer of the Year Women’s Wear)」賞のトロフィーを手渡して話題をさらった。メーガン妃は息子の誕生に関して秘密主義を貫き、7月初めに行われた息子アーチーの洗礼式を一般公開することを拒否したことも記憶に新しい。

 何かと話題のメーガン妃だが、今度は全く面識のないエドワード・エニンフル(Edward Enninful)英「ヴォーグ(VOGUE)」編集長宛てに直接eメールを送りつけたのだ。米「WWD」が確認した9月号のエディターズレターでエニンフル編集長は「私はオーストリアの山で数日間を過ごしているときに突然メールを受け取った。差出人名は非常にシンプルな‟M”というもので、この不可解な一文字の差出人はいったい誰なのかと、少しのあいだ戸惑った」とつづられている。

 メーガン妃はエニンフル編集長に、自身がパトロンを務める女性の就職支援を行う英慈善団体スマートワークス(SMART WORKS)の活動に英「ヴォーグ」がどのように協力してくれるかについて話し合えないか、と持ち掛けた。その上で、近年称賛に値する影響力を発揮し、未来の社会を抜本的にそして建設的に変えていくことのできる全ての輝く女性チェンジメーカーたちを特集した特別号を共同編集できないか、と働きかけたのだ。エニンフル編集長は「私に考える必要はなかった。答えはイエス」とつづった。

 通常、雑誌の方から王室に対して何かを要求するものだが、その逆は起こらない。メーガン妃によるゲストエディターズレターの中で、彼女はこの件に関して緊張していたことを認めている。メーガン妃は「私は9月号がファッション業界にとってどれほど重要であるかを知っている。より素晴らしく、効果的に、さらなるインパクトを与えたいと考えたとき、私はファッションの持つ影響力にその機会を見出した。しかし、たった今お会いしたばかりの編集長に、イチかバチかで直接お願いをするのは少し不安でもあった」とつづっている。

 メーガン妃はエニンフル編集長とともに‟Forces for Change”(変革の力を持つ人びと)というタイトルのもと、15人の革新的な女性たちにスポットライトを当て、メーガン妃による前米大統領夫人のミシェル・オバマ(Michelle Obama)のインタビューも掲載する予定だと語った。

 メーガン妃は、アナイス・ニン(Anais Nin)の著書に登場する「私には強烈な恐怖心はないが、浅はかな生き方に対する大きな恐怖がある」という言葉からインスピレーションを受けたという。彼女は「今回のことで、プールの深いところに行けるのになぜ浅いところで泳ぐのだろうか?と考えた。これは人生に対する隠喩であると同時に、この問題に対する隠喩でもあるのだ。勇気を持とう。そして少しだけ深いところへ行こう」とつづっている。

 英「ヴォーグ」はこの問題に対して実によく対処した。情報筋によると、ロンドンの「ヴォーグ」本社で9月号が実際どのような内容になるのかを知る人はたったの13人しかおらず、公爵夫人に関してはコードネームを使うことになった。

 「ヴォーグ」内部では、本物と偽物のふたつの編集作業が同時に進められていた。本物の9月号の編集はケンジントン宮殿のメーガン妃のチームとともに、7カ月以上にわたる緊密な協力関係のもとで秘密裏に進められてきた。偽物の9月号の編集も先行して進められ、原稿を書いたりミーティングをしたりした。

 この特集を担当したデザイナーたちは、メーガン妃が同誌のゲスト編集者として関わっていることも、彼女が表紙に掲載した15人のほとんどを担当したことも知らなかった。彼らが知っていたのは、9月号にこの15人が登場するだろうということくらいだった。9月号は定期購読者には7月30日に届けられ、店頭に並ぶのは8月2日となる。

The post メーガン妃、英「ヴォーグ」9月号のゲストエディターに自ら志願 appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

HPも一気にクロームブック出してきました。ちょい値段高いけどね。Windows、Macの次に来そうな勢いですね。使いやすさシンプルさではクロームブックにアドバンテージがありますからね。

Posted in 未分類

「ディオール」がシャンゼリゼに新店舗オープン モンテーニュ旗艦店の改装に伴う閉店に合わせて

 「ディオール(DIOR)」は7月15日、フランス・パリのシャンゼリゼ通りに新店舗をオープンした。モンテーニュ通り30番地の旗艦店が2021年のリニューアルオープンに向けて一時閉店したことに伴うもので、新店舗のファサードは旗艦店のショーウインドウをそのまま再現している。

 新店舗の広さは約900平方メートルで、ウィメンズとメンズのプレタポルテをはじめ、アクセサリー、ジュエリー、さらに食器やホームリネン、ステーショナリーなどを展開する“ディオール メゾン”も取り扱う。

 1階には書籍やフレグランス、アクセサリーなどのギフトアイテムをそろえた“驚異の部屋”を設け、アトリエを併設したパーソナリゼーションサービス「ABCディオール」も用意する。“ブックトート”や“ディオール キャンプ”といったバッグやスカーフ、スニーカーなどのアイテムに刺しゅう、スクリーンプリント、デジタルスタンプなどを施すことができ、1時間ほどで仕上がる。

 シーズンごとに限定商品を飾るポップアップスペースは現在、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターによる2019-20年秋冬コレクションが並んでいる。壁面にはモンテーニュ通りの旗艦店にはない“トワル ドゥ ジュイ(TOILE DE JOUY)”柄の壁紙をあしらった。これは草花や動物が描かれた織物のプリントで、かつてヴィクトール・グランピエール(Victor Grandpierre)が手掛けた最初のブティックにも使用されたメゾンを象徴する柄である。

 また、メゾンを象徴するもう一つの柄“カナージュ”も床や天井の随所にアクセントとして用いた。これはクリスチャン・ディオール(Christian Dior)がオートクチュールのショーで用いたもので、かつてナポレオン3世のために用意された椅子の格子柄に由来している。

 1947年にオープンしたモンテーニュ通り30番地の店は過去にも数回リノベーションを行っているが、今回のように全スペースを一時クローズして行う大規模な改装は初めて。

The post 「ディオール」がシャンゼリゼに新店舗オープン モンテーニュ旗艦店の改装に伴う閉店に合わせて appeared first on WWD JAPAN.com.

三陽商会が新ウィメンズブランド「キャスト」 オリジナル映画の登場人物になぞらえた3つのラインで訴求

 三陽商会は31日、20歳後半~30代前半向け新ウィメンズブランド「キャスト:(CAST:)」を2019年秋から立ち上げると発表した。ブランドコンセプトは“人生という物語を、演じるための服”で、価値観やライフスタイルの異なる女性像をアイコンに立てた3ラインを展開する。ファーストシーズンから百貨店を中心に約30店舗を出店、オリジナル映画を制作・放映し、イメージ戦略でも訴求して同社の課題であった若い女性客の獲得へアクセルを踏む。きょう31日にECを立ち上げ、8月1日に1号店となる路面店を東京・原宿にオープンする。初年度の売り上げは20億円を目指す。

 各ラインのアイコンとなるのは、化粧品会社でそつなく仕事をこなすキャリアウーマンの“リサ”、フレンチレストランで働くパティシエの“アンナ”、シンガーソングライターで自由に生きる“カラ”。マニッシュなテイストの“リサ”ラインはジャケットやシャツ、甘めでフェミニンな“アンナ”はワンピースやドレス、カジュアルで遊び心のある“カラ”はナイロンブルゾンやダッドスニーカーと、商品のラインアップは明確に差別化する。中心価格帯はニットで1万4000円、スカート・パンツで1万4000円、アウターで3万円程度と、同社では比較的値ごろな価格に抑えた。

 路面店は売り場をラインで区分けし、それぞれの空間は3人の暮らす部屋をイメージして什器のテイストも変えた。カフェも併設し、フルーツジュースやコーヒーなど、3人のライフスタイルにマッチするドリンクを提供する。

 電通の協力のもと、3人の女性を主人公にした30分のオリジナル映画も制作した。31日は都内でプレス向けの試写会が開かれた。映画では、女優の飯豊まりえ演じるリサ、モデルのemma演じるアンナ、歌手の佐藤千亜妃が演じるカラが、共通の恋人に3股を掛けられていたことが発覚。協力して復讐劇を繰り広げる中で、自分らしくあることの大切さを知るというストーリーだ。また映画の視聴中にECで登場人物の着用アイテムを購入できるシステムを導入した。映画は同日からブランドホームページで公開している。

 ブランドのプロジェクトチームはターゲットと同世代の30代の社員で構成。ディレクターは、同社の「エポカ(EPOCA)」バイヤーや婦人アパレルの企画・生産などを経験した是枝亜美氏が務める。具体的な女性像を立てた点について是枝氏は、「私たちと同じ世代の女性が本当に求めているアイテムをぶらさずに打ち出そうと考えた。お客さまも自分の着ている姿がイメージしやすいはず」と話す。映画によるユニークなプロモーションに加え、積極的な出店により認知を拡大し、同社の空白地帯であった若い女性の獲得を目指す。「モノづくりのこだわりという強みを生かしながら、長年の課題だったのは“発信力”。今後もさまざまな方法でブランド認知拡大のためのコミュニケーションを強化していく」と話す。2020年春夏シーズンについても、映画第2弾の制作を視野に入れているという。

The post 三陽商会が新ウィメンズブランド「キャスト」 オリジナル映画の登場人物になぞらえた3つのラインで訴求 appeared first on WWD JAPAN.com.

一般公募のアイデアがコンテンツに インタビュー誌「パートナーズ」が銀座蔦屋で「公開編集会議」開催

 “関係性”がテーマのインタビュー誌「パートナーズ(PARTNERS)」 は、8月9日に銀座蔦屋書店でトークイベント「公開編集会議」開催する。ゲストに同誌のコントリビューターで写真家の石川竜一と題府基之を迎え、編集長・川島拓人とアートディレクター・坂脇慶の4人が登壇する。

 イベントは2 部構成で、前半は「パートナーズ #2」に寄稿した石川と題府の作品に共通する“匿名性”を軸にディスカッションを行う。石川は、地元の沖縄で出会った人々のポートレート「okinawa portraits」(赤々舎)や、沖縄の歴史や状況を写し込んだ「絶景のポリフォニー」(赤々舎)で知られ、同誌でも、道で遭遇したとあるカップルとの約10 年に及ぶ関係性を写真と文字でつづった。一方、家族や友人などを撮影した「Project Familly」(Dashwood Books)や実家の近所や日常の風景を写した「Hypermarche Novembre/大型スーパー11 月」(The Gould Collection)などで知られる題府は、同誌でサーキット場で車を走らせる弟の姿を撮り下ろした。作風やアプローチは異なるものの“被写体の匿名性”という面で共通点を持つ2人が制作過程や被写体との関係性の築き方について語る。

 後半は、“匿名性”をテーマに一般公募した話の中から、編集部が注目するアイデアをピックアップし、2020 年上半期に発行予定の「パートナーズ #3」に掲載する企画を登壇者と来場者とともに考える“公開編集会議”を行う。企画について、オフィシャルサイトでは“匿名性”をテーマに親子や恋人、友人とのパートナーシップにまつわるエピソードを8月8日まで募集している。また、同イベントへの参加申し込みは銀座蔦屋書店のオフィシャルサイトで受け付けていて、イベント参加券(1000円)または、「パートナーズ #2」の購入が必要となる。

 石川竜一は1984年、沖縄県生まれ。沖縄国際大学在学中に写真と出合い、生まれ育った沖縄の風景や路上の光景や人々の撮影し始める。2014年に沖縄の人々や身近な環境で撮影したスナップ写真をまとめた「okinawan portraits 2010-2012」「絶景のポリフォニー」を発表し、15年に木村伊兵衛賞と日本写真協会新人賞、沖縄タイムス芸術選奨奨励賞を受賞する。近年は「BODY/PLAY/POLYTICS」(横浜美術館、2016)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016)など、注目のグループ展にも参加している。

 題府基之は1985年、東京都生まれ。2007年に自身の家族や日々の暮らしをスナップした作品で公募展「第29回写真『ひとつぼ展』」に入選。その後「Lovesody」(Little Big Man Books、2012年)や「Project Family」(Dashwood Books、2013年) などの写真集を発表し、14年には国際的な写真賞「Prix Pictet」にノミネートされ、国内外で高い評価を受けている。18年には実家周辺の横浜市郊外に注目し、統一されたトーンで家庭内の状況や静物をとらえた初期作品と同様のカジュアルな構図で捉えた個展「untitled(surround)」を開催した。

■「パートナーズ」公開編集会議
日程:8月9日
時間:19:00〜21:00
場所:銀座蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE
住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス6階
定員:45人

The post 一般公募のアイデアがコンテンツに インタビュー誌「パートナーズ」が銀座蔦屋で「公開編集会議」開催 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ゴアテックス」から機能性とファッション性を備えた新ライン 汎用性の高まりをアピール

 日本ゴアは7月31日、2019-20年秋冬に本格発売する「ゴアテックス インフィニアム プロダクト(GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS以下、インフィニアム)」を用いたメンズアイテムを紹介した。

 「インフィニアム」は従来の「ゴアテックス」のようにゴア社による徹底した品質基準テストを設けておらず、ゴア社の技術力を生かした機能性を有しながらも、よりデザインの幅が広がる汎用性の高さが注目を集めている。特にタウンユースのアイテムに取り入れやすくなったのがポイントだ。

 例えば「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は表地をなくした表面に「ゴアテックス」のメンブレンを露出させた2層構造のジャケットを、「モンベル(MONT-BELL)」は持続的なはっ水性と柔らかな手触りを併せ持つ表地とソフトで快適なライニングと透湿性を実現したジャケットを販売する。

 同社の製品を採用するウールリッチジャパンの川田慎二社長は、「“インフィニアム”は、都市生活向けのアイテムでアウトドア機能とファッション性を併せ持ったデザインができる。生地の柔らかさなどもあり自由な発想で商品設計できるようになった」と汎用性の高さに触れ、従来の「ゴアテックス」についても、「たいていのテキスタイルメーカーは生地単体の供給のみで、商品ができるまではメーカーに委ねられるが、『ゴアテックス』の場合は、防水、透湿、はっ水など厳しい基準をクリアしなければ商品化できない。こうした仕組みを持つため、お客さまからの信頼性の高さも他にはない」と語る。

 また、「欧州ではサステイナビリティーの概念が根付き始めて、サステイナブルな商品でないと出展できないということもあるほど。当社としても持続可能な社会を消費者とともに作ることが重要だと考える。使い終わった後までを考える仕組みをサプライヤーとも考えていきたい」と語った。

 リーガルコーポレーションは「ゴアテックス」を用いた靴を20年前に開発し、それ以降毎シーズンアップデートしながら主力商品として提案している。森田幸之助・商品企画は「ブランドの強みである王道のドレスシューズを日本の高温多湿の天候に合った環境下で履いてほしいという思いから開発が始まった。伝統的なグッドイヤーウェルト式製法でパーツを縫い合わせる工程でメンブレンを傷つけることなく縫い合わせることや品質基準テストに苦労して製品化までに2年かかったと聞いている。伝統的な製法と革新的な技術を融合した商品はほかにはない」と胸を張る。また、「靴に求める機能性は日に日に大きくなっていると感じる。その中で、メインアイテムがレザー製のビジネスシューズである当社としては、全天候に対応できて防水・透湿性があり快適性に優れた『ゴアテックス』は相性がいい」と話した。

The post 「ゴアテックス」から機能性とファッション性を備えた新ライン 汎用性の高まりをアピール appeared first on WWD JAPAN.com.

「フライターグ」が日本初のオンライン販売をスタート アーバンリサーチと協業で

 スイス発のバッグブランド「フライターグ(FREITAG)」は、「アーバンリサーチ オンラインストア(URBAN RESEARCH ONLINE STORE)」内で8月9日から、日本で初めての通信販売を開始する。「フライターグ」は現在、オンラインでの販売をスイス本国のみに限っているが、10年以上に渡り日本での卸先としてビジネスを構築してきたアーバンリサーチと共に、新たな販路であるオンラインでの販売に踏み切った。

 「フライターグ」のバッグや小物は、役目を終えたトラックのタープや車のシートベルト、自転車のインナーチューブなどを再利用したデザインが特徴だ。傷や汚れもデザインの要素となるため同じモノがなく、購入客が自分好みのデザインを選ぶ必要がある。オンラインストアでは店頭と在庫は共有せず、全て一点モノとして扱う予定だという。

 また、日本ではメンズのイメージが強いが、ヨーロッパでは女性ユーザーが半数近くに上るといい、オンラインストアでも女性の使いやすいコンパクトなバッグやデイリーに使える小物などを強化する。製品により価格は異なるが、トートバッグが1万~3万円程度、メッセンジャーバッグが2万~2万5000円程度。今後はオンラインストア限定商品の販売なども計画する。

The post 「フライターグ」が日本初のオンライン販売をスタート アーバンリサーチと協業で appeared first on WWD JAPAN.com.

「ヴァレクストラ」が絶好調「モンクレール」とコラボ 99個限定発売で争奪戦必至

 伊ミラノ発のレザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」は8月29日に、「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」とコラボしたバッグを発売する。東京、ミラノ、ロンドン、北京、上海のみで取り扱い、販売数は世界で99点。東京は東京ミッドタウン店のみで販売する。

 「モンクレール ジーニアス」の2019-20年秋冬コレクションには藤原ヒロシや「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)らが参加しているが、「ヴァレクストラ」はヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)とセルジオ・サンボン(Sergio Zambon)が手掛ける「2:モンクレール 1952」とコラボ。「ヴァレクストラ」のアイテムを長年愛用してきたモンクレールのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)からのオファーにより実現した。ベルト部分に「モンクレール」のダウンをあしらったクロスボディーやボストンバッグ、縦・横共に50㎝ほどあるビッグバッグなど計5型を展開する。バッグには両ブランドのロゴが刻印される。価格帯は27万6000円(ストラップ付きドキュメントケース)~75万2000円(ボストンバッグ)。

 「ヴァレクストラ」は過去3年間で36組のアーティストやデザイナーと76のコラボレーションアイテムを展開してきた。その理由を「クリエイティブハブになることが『ヴァレクストラ』のフィロソフィーだからだ」とサラ・フェレロ(Sara Ferrero)=ヴァレクストラCEOは説明する。「『モンクレール』は、スポーティーでフレッシュだが品があり都会的。品質も素晴らしい。ミラノのテイストを備えタイムレスでモダンなところなど、両ブランドには共通項が多い。加えてビッグブランドの『モンクレール』とコラボすることでより広範囲の消費者にリーチできる」と同じくミラノに本社を置く「モンクレール」とのコラボの理由を語った。

 またフェレロCEOは、ルッフィーニ会長兼CEOの経営手腕についても言及する。「単にダウンジャケットを作って売るのではなく、コミュニティーをつくり、そのコミュニティーをどんどん拡大させてブランドの価値を高めている彼のセンスと仕事ぶりをとても尊敬する」。モンクレールは2018年12月期決算で、売上高が前期比18.9%増の14億2007万ユーロ(約1719億円)、純利益が同33.1%増の3億3249万ユーロ(402億円)と好調を維持している。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

The post 「ヴァレクストラ」が絶好調「モンクレール」とコラボ 99個限定発売で争奪戦必至 appeared first on WWD JAPAN.com.

@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

パリの老舗百貨店 に のポップアップストアがオープン。金箔を使った商品も。和コスメが欧州に広がるとよいですね 😉🇫🇷🇯🇵 9/6まで。 世界が注目するLE BON MARCHÉ (ル・ボン・マルシェ) のメインステージにまかないこすめが登場 | PRTimes

Posted in 未分類

スポティファイがイープラスと連携 サイト内からチケット購入が可能に

 音楽ストリーミングサービスのスポティファイ(SPOTIFY)は7月30日、チケットサービスを運営するイープラスとパートナーシップを締結したことを発表した。両社はそれぞれのアプリやサイト上の情報を連係させることにより、音楽視聴からコンサートのチケット購入までのシームレスなサービスを提供する。

 同パートナーシップのもと、スポティファイのアーティスト情報ページ上には新たにコンサート情報が表示される。ユーザーはスポティファイのサイト内からワンタップでイープラスのチケット販売サイトに移動ができる。また、スポティファイの検索ページ内にはこれから開催されるコンサートの予定が分かるコンサートコーナーを新設。ユーザーの音楽視聴履歴や登録時の地域情報をもとにパーソナライズされたコンサート情報が“おすすめ”として表示される仕組みだ。

 さらに、イープラスが運営する音楽情報メディアのスパイスや各種フェスアプリで見つけた気になるアーティストの曲は、スポティファイを通してその場で視聴が可能。

 加えて、これまでスポティファイがトップリスナーに対して優先的にそのアーティストに関連するイベント案内していたファンズ ファーストプログラムでは、イープラスの協力により国内アーティストについても案内が可能になる。

 玉木一郎スポティファイジャパン代表取締役は「イープラスとの連携により、視聴体験からコンサート体験までを繋げ、総合的な音楽体験を提供できることを嬉しく思う。両社の取り組みを通じ、音楽視聴者の裾野を広げながら熱量の高い音楽ファンを一人でも多く生み出すための基盤を提供する」とコメントした。

 なお、同パートナーシップ締結を記念して両社のツイッターアカウントでは8月16日23時から「スポティファイ オン ステージ イン ミッドナイト ソニック」のチケットや、フェスやコンサートで使えるアイテムが入ったフェスキットのプレゼントキャンペーンを行う。

The post スポティファイがイープラスと連携 サイト内からチケット購入が可能に appeared first on WWD JAPAN.com.

スニーカー再販アプリ「ゴート」が中国進出

 スニーカー再販プラットフォーム「ゴート(GOAT)」を運営するゴートグループ(GOAT GROUP)は、アジア太平洋地域での事業を立ち上げる。主なターゲットは4億人以上のミレニアル世代を抱える中国で、世界最大のスニーカー再販マーケットプレイスを自負する同社にとって、同国への参入は“大きなチャンス”だという。

 本格参入の準備段階として、ゴートは中国のスニーカー購買層に向けてローカライズした「ゴート」アプリとウィーチャット(微信、WeChat)のミニプログラムを開発。アプリでは高解像度の画像と信頼性を重視したショッピング体験を備えた、米国版と同等の“シームレスなユーザーインターフェース”を提供する。また一般向けの3日間のイベントも開催し、そこでは人気の高い希少なスニーカーを数点披露する。同社はすでに中国およびアジア太平洋地域にサービスを提供する新たな施設を香港にオープンしており、将来的に中国地域での業務は上海を拠点とするチームが率いる予定だ。

 世界第2位のスニーカー市場である中国は、以前から同社にとって最も重要な地域だった。「中国のスニーカーコミュニティーはバスケットボールとヒップホップカルチャーの台頭で飛躍的に成長しており、スニーカー需要が高まるに違いない。われわれは世界規模のスニーカー業界において、信頼できるスニーカーを確保する必要性が非常に高いことを理解している。中国はグローバルに拡大する足がかりとして完璧なマーケットだ」とエディ・ルー(Eddy Lu)=ゴートグループ共同創設者兼CEOは声明の中で述べ、「中国はユニークな市場であり、米国と同じ戦略を適用すれば失敗しかねないと分かっている。われわれは中国の消費者により良く、もっとパーソナライズされた体験を提供するためにローカルのチームと共に事業を構築している」とも説明した。

 市場によって消費者のニーズが大きく異なる中、それぞれの消費者行動に合わせてローカライズした体験をつくり続けることが、ゴートの中国および他地域における構想だという。

 ゴートの中国での事業拡大は、フットロッカー(FOOT LOCKER)が同社に1億ドル(約108億円)を出資してからわずか5カ月後の出来事だ。フットロッカーは近年アジアで事業を拡大しており、露出を増やすために現在までで2億7500万ドル(約297億円)を同地域に投資している。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

The post スニーカー再販アプリ「ゴート」が中国進出 appeared first on WWD JAPAN.com.

シワ改善市場にカネボウ化粧品も参入 ポーラ、資生堂、コーセーに続き

 カネボウ化粧品は10月11日、グローバルプレステージブランド「KANEBO(カネボウ)」から、シワ改善美容液「リンクル リフト セラム」(全1種、1万3500円)を発売する。日本では全国の百貨店や化粧品専門店など、海外はシンガポールやタイ、台湾、香港、ドイツ、ロシア、イタリアなどで展開する。

 同製品は、目元や口元、額などのシワに効くシワ改善美容液。有効成分ナイアシンアミドが、真皮と表皮に働きかけ、すでにできた気になるシワを改善する。さらに、潤いを与えるボタニカルコンプレックスWLとトリプルオイルcpを配合し、ブランドの核となるベビーソフトオイル処方の採用で、潤いとハリ感のある肌に導く。

 香りは、可憐な茶花の“ティートピア”を基調として、花々と熟した果実が溶け合うグラマラスフローラルとなる。

 シワ改善美容液はポーラが2017年1月に発売した「リンクルショット メディカルセラム」を皮切りに、資生堂やコーセーでも展開する。今回のカネボウ化粧品の参入により、主力の国内化粧品企業によるシワ改善製品が出そろったことになる。

The post シワ改善市場にカネボウ化粧品も参入 ポーラ、資生堂、コーセーに続き appeared first on WWD JAPAN.com.

@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

Posted in 未分類

伊「コルネリアーニ」がサステイナブルな新カテゴリー“サークル”発表

 イタリアのメンズブランド「コルネリアーニ(CORNELIANI)」は、2020年春夏コレクションの中で新カテゴリー“サークル(CIRCLE)”を発売する。サステイナブルやエシカルをキーワードとしており、オーガニック繊維の国際基準である「GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)」をはじめ、「GRS(グローバル・リサイクルド・スタンダード)」「BCI(ベター・コットン・イニシアティブ)」など世界認証を得ているサステイナブルな素材を使用し、環境に配慮したモノ作りが特徴だ。参考価格はスーツ26万円、ジャケット15万円、パンツ4万3000円、シャツ4万6000円など。新素材使いやトレンドを意識した次世代的デザインを取り入れ、価格を抑えた“CCコレクション”と合わせて商品の幅が広がっている。

 「コルネリアーニ」は1958年、イタリアのロンバルディア州マントヴァで誕生したメンズ専門のファクトリーブランド。ミラノのモンテナポレオーネ通りに旗艦店を構え、メンズのファッション・ウイーク中にミラノのショールームで新作を発表している。日本市場は97年に大賀と提携し、東京・丸の内の路面店をはじめ百貨店インショップに9店舗を構える。「コルネリアーニ」のほか、「キャサリン ハムネット ロンドン(KATHARINE HAMNETT LONDON )」「ティモシーエベレストロンドン(TIMOTHY EVEREST LONDON)」「モルガン オム(MORGAN HOMME)」などを手掛ける大賀の18年7月期の売上高は約71億円。

The post 伊「コルネリアーニ」がサステイナブルな新カテゴリー“サークル”発表 appeared first on WWD JAPAN.com.

「“モノを作って売る”がネット前提になった」 「MERY」創業者の中川綾太郎がD2Cに商機を見る理由

 近年、ファッション業界外の人物たちによるアパレル参入が加速している。キュレーションメディア「メリー(MERY)」運営会社のペロリ創業者で個人投資家の中川綾太郎もその一人だ。中川氏は2017年に自身の会社newn(ニューン)を設立。身長155cm以下の女性がターゲットの「コヒナ(COHINA)」や、リングブランドの「エラー(ERR.404.OR)」など、複数のD2C(Direct to Consumer)ブランドを運営している。なぜ、中川代表はnewnを創業し、D2Cビジネスに参入したのか?その理由に迫る。

WWD:newn創業の経緯は?

中川綾太郎newn代表(以下、中川):ペロリ売却後は個人投資家として活動していましたが、もともとウェブサービスを含め、モノやプロダクトを作るのが個人的に好きだったことと、未経験の分野を手掛けてみたいと思っていたことから起業しました。創業当時、僕の周囲のいわゆる天才的な人たちはAIやブロックチェーン、フィンテックなどに興味を向けていましたが、個人的にはあまり興味がなくて。テクノロジーがレバレッジポイントにはなるけど、本質は違うことに挑戦したいなと考えていました。

WWD:newnの現在の事業内容は?

中川: D2C事業のほか、チャット小説の「チャットノベル(CHAT NOVEL)」や音声プラットフォームの「スタンド.FM(STAND.FM)」といったアプリ事業ですね。音声は僕がある程度関わっていますが、社長・CEO=プロダクト開発者という一般的なスタートアップ企業のイメージとは異なり、僕はどちらかというと裏方的な存在です。僕ができることはマーケティングの仕組みづくりと経営管理全般、そして採用で、商品企画やデザイン、ブランディングなどは個々の担当者たちが手掛けています。newnは株式を保有し、さまざまなブランドや事業のバリューアップを行っていく、スタートアップスタジオのようなものです。

WWD:なぜ、D2C事業に参入したのか?

中川:インスタグラムやユーチューブの登場で、マーケティングチャネルが大きく変わる中で、“モノを作って売る”こと全体がネットネイティブになるという個人的な考えが背景にあります。従来のアパレルやメーカーはリアルな販路を前提としたビジネスモデルで、例えば在庫に関しては、店舗に並べるためにある程度積まなければならなかった。一方で、いわゆるD2Cと呼ばれるネット前提のブランドであれば、ウェブ上で販売予測をしたうえでの在庫管理ができる。さらには、「来店客はどのような人で、なぜこの商品を買ったのか」といったデータの取得や分析もしやすい。販路や売り上げる数量の部分を自社でコントロールできる新しいビジネスモデルに変わりつつある。なので自分もやってみたいな、と。

D2Cブランドは「マーケットのポジショニングが重要」

WWD:ネット前提のビジネスモデルを採っても、なかなかうまくいかないブランドもある。その理由をどのように捉えている?

中川:投資家として数多くのブランドの立ち上げと成長を見てきましたが、「顧客の課題をどう解決するのか」というマーケットのポジショニングと、ユーザーのインサイトの半歩先を捉えることがD2Cでは重要だと考えています。例えば18年に設立した「コヒナ」は、“身長155cm以下の小柄な女性の服”という明確な課題解決のための商品を作り、適切に提案することで現在は月商約5000万円にまで成長しています。逆に考えると、課題と解決法をしっかりと見出せれば、アパレル業界外の人間でも成功するチャンスがあるとも言えます。モノづくりのマーケットが非常に大きいのに対し、デザイン軸以外でアプローチするブランドがあまりなかったので。

WWD:運営ブランド数を増やす予定はあるか?

中川:もう少し増やしたいですね。最近では、雑誌「JJ」(光文社)の表紙にも登場している女優・山賀琴子さんのジュエリーブランド「エネルシア(ENELSIA)」も始めました。今後はnewnの傘下に収めるか、協業的な形か、もしくは完全内製の3つの方法のいずれかで新たに1、2ブランドをスタートできればと思っています。個人で始めたブランドで、モノ自体はすごく良いのに管理コストなどの問題から大きくならないところもある。それをnewnグループ内で一定の品質を保ち、マーケティングのノウハウを各ブランドでレバレッジさせられればいいなと思っています。

WWD:今後新たにスタートしたいブランドはどのような分野?

中川:大まかにはコスメや家具などのライフスタイル分野ですね。アパレルにこだわっているわけではなく、あくまで新しいことに挑戦してみたいという気持ちが強いです。

WWD:newnグループのブランドで、今後どの程度の流通額を目指している?

中川:5年後には100億円くらいになればいいなと思っています。先ほども言ったようにモノづくりのマーケットは非常に大きい。持続的なブランド運営やM&Aといった選択肢もあるため、無限の可能性があるはずです。

The post 「“モノを作って売る”がネット前提になった」 「MERY」創業者の中川綾太郎がD2Cに商機を見る理由 appeared first on WWD JAPAN.com.

三陽商会、反撃ののろし 19年下期は新ブランドと直営強化に注力

 三陽商会は4期ぶりの営業黒字に向けて攻めの姿勢を鮮明にする。2015年の「バーバリー(BURBERRY)」事業の終了以降、コストカットなど守りの姿勢を余儀なくされてきた同社。下期(7~2月)から成長に向けた投資に本腰を入れ、直営店強化と新規事業により赤字幅の拡大した上期(1~6月期)の巻き返しを図る。併せてバリューチェーンにおけるAI(人工知能)の導入も進め、業務効率の改善も進める。

 直営店強化は、三陽銀座タワーを全面改装したギンザ・タイムレス・エイト(GINZA TIMELESS 8)の9月6日オープンが皮切りとなる。モノ作りのこだわりを発信する体験型スペースなどを備え、同社の強みであるクラフトマンシップを体現する10フロアの旗艦店として刷新。「エポカ ウオモ(EPOCA UOMO)」初の直営店を表参道ヒルズに、「ラブレス(LOVELESS)」を渋谷パルコにオープンし、「エポカ ザ ショップ」玉川高島屋S・C店も9月に改装してテコ入れする。値引き販売が粗利益率を悪化させた上期を反省材料に、下期は付加価値の高い素材づかいや新ライン展開などMD強化を推し進める。

 今秋には2つの新ブランドの立ち上げを予定する。20代後半~30代前半の女性に向けた新ブランドをきょう31日からECで、8月1日からは店舗展開をスタートする。百貨店、SC、直営と幅広いチャネルで初年度から約30店舗を展開し、初年度の売り上げ20億円を見込む。ギンザ・タイムレス・エイトに1号店を出すオーダースーツ業態「ストーリー アンド ザ スタディー(STORY & THE STUDY)」は、国内工場製造の品質にIT技術による身体的特徴の解析を掛け合わせることで先行業態と差別化し、23年2月期をメドに売上高25億円を目指す。

 バリューチェーンにおけるAIの導入も進める。すでに「マッキントッシュフィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」「ラブレス(LOVELESS)」の店舗では、AIカメラによる顧客導線分析を3月に試験導入。分析結果をもとにレイアウトやVMDを改善したところ、売り上げが前年同月比70%増と大幅に伸びた。9月をメドに直営54店舗に導入する。そのほか、2月に業務提携を結んだニューラルポケット社のAIによる需要予測システムをウィメンズ全ブランドに導入を完了しており、商品企画の精度向上のためのMD支援システムも6月に運用を開始した。

 同社は今期から決算期を2月期に変更するため、初年度は14カ月の変則決算になる。20年2月期通期の業績予想は、売上高725億円、営業利益6億円、純利益7億円のまま据え置く。「上期はスタート台から後退してしまった格好だが、下期は新規事業で反転攻勢に打って出る」(岩田功社長)。

The post 三陽商会、反撃ののろし 19年下期は新ブランドと直営強化に注力 appeared first on WWD JAPAN.com.

こじはるのブランド「ハーリップトゥ」が伊勢丹でポップアップ開催 入場応募者が過去最高を記録

 元AKB48でタレント・モデルの小嶋陽菜が手掛けるブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」は7月31日から8月6日まで、伊勢丹新宿本店2階のイーストパークでポップアップストアを開催している。初日は、事前応募に当選した約500人が決められた時間に売り場に入場する仕組みで、10時の開店と共に当選者が列を作った。事前応募人数は、「同売り場で過去最高だった」(三越伊勢丹の担当バイヤー)という。

 同店でのポップアップストアは2018年秋に続き2回目。「(ブランドが成長し前回とは売り上げの)規模が違うので、手応えとしてはもう違うブランドみたい」と小嶋。混乱が予想されるため本人による接客などは予定していないが、タイミングによっては来店の可能性もあるという。「夏は旅行などのイベントごとも多い。そういう時にうちのブランドを選んでもらえるのは嬉しい。(通常はECを主販路にしているが)ポップアップにはうちの服を着て来場してくださるお客さまも多いので、みんなが実際どんな風に商品を着こなしてくれているかが分かって参考になる」。

 ドレスのように着こなせるクロシェニットのセットアップ(セットで2万4000円)や、人気のチェリー柄プリントを使ったセットアップ(2万4000円)、ブランド名にちなんだリップ柄のドレスなどの盛夏物や、水着をそろえる。「ファッションの世界は『コレがモテる服でしょ』っていうのが決まってしまっていて、更新されていない気がする。素材感やカッティングなどにこだわった、私目線のモテファッションを発信したい」と小嶋。「ヨーロッパの夏の雰囲気が好き。今年も行きたかったけど行けなかった」ということもあって、催事のテーマは“ドリーミング オブ ア ヨーロピアン サマー”だ。

 ブランドが大きくなり、先日は他社ブランドで類似商品が出ていることがSNSで話題になった。「似た商品が出るとファッション業界の人にもうちのブランドの認知が広がってきたのかなと感じるし、ファッションの世界はそういうものだ(売れれば類似品が出る)と分かっている。でも、(類似品を)うちの服だと思って買ってしまう人がいるような状況は防ぎたい」。

 今後も同様のポップアップストアは開催していくが、常設店舗の出店は現時点では考えていないという。「実店舗の運営コストがかからない分、服の質をよくできる。上質な日本の生地をベースに、アイテムによっては中国で生産することで価格を抑えている。『ネットで見て想像していた以上に、実際の商品の質がよかった』とECで購入したお客さまが言ってくださることもある。それが嬉しい」と話す。

■「ハーリップトゥ」リミテッドストア
会期:7月31日〜8月6日
場所:伊勢丹新宿店本館2階 イーストパーク
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

【エディターズチェック】
小嶋陽菜さんというと、フワフワしたきれいなタレントさん、というイメージを抱く人が多いと思う。実際お会いして取材しても、本当にかわいくて雰囲気も柔らかくイメージそのままなのだが、いざブランドのことを話し出すとビジネスウーマンの顔。「今って、秋物とか夏物とか、かつてのようなシーズンの決まりはもうなくなってきていますよね」と話す口ぶりは、ファッション業界歴の長いベテランブランドディレクターのようで、とっても頼もしい。

The post こじはるのブランド「ハーリップトゥ」が伊勢丹でポップアップ開催 入場応募者が過去最高を記録 appeared first on WWD JAPAN.com.

狙うはグローバル、伊発ラグジュアリーレンタル「ドレクスコード」とは

 近年の消費者意識の変化には所有意欲の低下とサステイナビリティーに対する関心向上という2つの大きなトレンドがある。不要な購入はせず衣服を長く愛用することに消費者の意識が向く中で、米国では「レント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)」、日本では「エアークローゼット(AIRCLOSET)」などのレンタルサービスが台頭してきている。イタリア発のラグジュアリーレンタル「ドレクスコード(DREXCODE)」もその1つだ。ヴァレリア・カンブリア(Valeria Cambrea)=ドレクスコード共同創設者兼セールス部門長は「レンタルは所有できないものを欲することではなく、賢い選択と捉えられている」と語る。

 ドレクスコードは2015年に、ネスレ(NESTLE)やダノン(DANONE)、クラフト(KRAFT)など幅広い企業でマーケティングと経営経験を積んだ、フェデリカ・ストラーチェ(Federica Storace)共同創設者兼最高経営責任者(CEO)とカンブリア=セールス部門長が共同で創設。現在サイトでは55のブランドを取り扱い、顧客は25万人、リピートオーダーは35%以上だ。同社は今年に入りイタリア・ラグジュアリー製品協会(ALTAGAMMA)のヤング・エンタープライズ賞も受賞している。

 「ドレクスコード」でユーザーは小売価格の10~15%の料金で、特別なオケージョンに合わせてラグジュアリードレスを4~8日間借りることができる。返却や洗濯、事前トライアル、代替サイズのレンタルは無料で、仕立ての変更やスタイリストのアドバイスには追加料金が発生する。利用可能なドレスは常時2000点ほどで、ミラノに倉庫と社内在庫品を有し、EU全域からのオーダーに対応する。売り上げの20%は開始当初からのカテゴリーであるイブニングドレスが占めるという。

 チャットや電話、eメールを通じた消費者とのダイレクトなコミュニケーションにも重きを置いており、ミラノの老舗百貨店ラ・リナシェンテ(LA RINASCENTE)にショールームストアを、ブレラ地区には一時的な店舗を構える。「サービスは私たちの強みだ」とカンブリア=セールス部門長は言う。

 「オンライン・ラグジュアリーが主流になりつつあると気づき、またウーバー(UBER)やカーシェアリング、エアビーアンドビー(AIRBNB)の登場で、イタリアでも消費者がシェアリング・エコノミーに向かっていることを実感していた」とストラーチェCEOは本社でのインタビューで語り、サイトはマーケットプレイスではなく、定期的にラグジュアリーブランドの最新コレクションから卸売価格で在庫を購入しており「購入はデータに基づいて判断している」とも説明した。

 同社にとってサイトは強力なマーケティングツールでもあり、顧客の31%が新たなブランドを試したいと回答した際は「モスキーノ(MOSCHINO)」や「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」など既に取り扱っている著名なブランドに代わる選択肢として「イリス・セルバン(IRIS SERBAN)」や「マリア・ルチア・ホーハン(MARIA LUCIA HOHAN)」といった知名度の低いブランドを追加した。

 同社によればスタイリストも含む同社の顧客の60%は“ファッションを理解している、いそがしい社交生活を送る”働く女性で、25~40歳の2500人を対象とした調査では78%が「2つの異なる特別なオケージョンで同じドレスを着ない」と回答した。「インスタグラムは人々の見え方や見せ方を変え、女性は今や2つの場で同じデザインを着て写真を撮られることを望まない」とカンブリア=セールス部門長は話す。

 最近ではミレニアル世代の顧客を引きつけるため、100ユーロ(約1万2100円)前後の料金のドレスも取り扱う。ストラーチェCEOは「今も特別なオケージョン需要を狙っているが、アペリティフタイムやディナー、それにガラやウェディングまで範囲を拡大している」とも言及した。
 
 「ドレクスコード」はミラノでの旗艦店オープンを見据える一方、は過去2年間で50%以上の成長が見られた国外事業の拡大を推進する。「昨年9月から今年の2月にかけて8000件のオーダーがあった」という。またロンドンでのポップアップ開催に照準を合わせると同時に、ファッション性とカスタマイズ性向上のためサイトをアップデートし、アクセサリーとカスタムジュエリーの取り扱いも拡大する。「私たちは機能的なニーズを満たすところから始まり、今は満足度の向上へとステップアップしている」とストラーチェCEOはコメントした。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

The post 狙うはグローバル、伊発ラグジュアリーレンタル「ドレクスコード」とは appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

ドラックストアマーケットすごいですな。インバウンド客にも安定してるんだな。確かに大阪とか行くと数十メートルごとにドラッグストアがある地域があったりするもんな。しかもほとんどが外国人販売員。

Posted in 未分類

「ザーネクリーム」が香りとロゴ変更し若年層にアピール 20年ぶりのリニューアル

 製薬会社のエーザイは8月1日、1954年から発売するロングセラー製品「ザーネクリーム」の香りとパッケージデザインを一新し、若年層の取り込みを狙う。

 ブランドが誕生した54年は洗濯機や冷蔵庫の普及前。当時、多くの女性が悩んでいた手荒れや肌荒れの症状を改善するために、“肌へのビタミン”をコンセプトに保湿クリーム(当時は「チョコラ・ザーネ」で発売)を開発。その後、73年に「ザーネクリーム」に製品名を変更したほか、顔をはじめ全身に使用できるソフトなテクスチャーに変更して多くの女性が活用してきた。今回、20年ぶりにリニューアル。処方はそのままに香料を低減してよりマイルドな香りに変更した。ブランド担当者は、「現在は親子で愛用するなど幅広い層に『ザーネクリーム』が親しまれている。50代を中心に長年使用されているお客さまが好む成分やテクスチャーは変更せず、より若年層が日常使いしやすい香りを採用した」とコメント。

 パッケージはこれまでのキーカラーである赤と白は残しつつ、“SAHNE”と英字ロゴへ変更。「これまであまり流通していなかったチューブタイプも用意し、若年層のお客さまには持ち歩いたりデスクに置いたりするなどしてもらいたい。11月ごろから、新パッケージで台湾にも展開する予定」と語った。

【エディターズ チェック】
製品名は知っていたが、これまで使用したことがなかった「ザーネクリーム」。テクスチャーはさらっとしてべたつかないため、メイク前のスキンケアとしてや日中のパソコン作業の合間のハンドケアとしてなど使い勝手は良さそう。製品は英字ロゴに一新するが、ジャータイプの外箱のみは、これまでの愛用者が店頭で迷わないように従来通りのカタカナロゴ表記にするそう。サンプリングも大量に行うそうで、若年層にどこまでアピールできるか期待したい。

The post 「ザーネクリーム」が香りとロゴ変更し若年層にアピール 20年ぶりのリニューアル appeared first on WWD JAPAN.com.

「ザーネクリーム」が香りとロゴ変更し若年層にアピール 20年ぶりのリニューアル

 製薬会社のエーザイは8月1日、1954年から発売するロングセラー製品「ザーネクリーム」の香りとパッケージデザインを一新し、若年層の取り込みを狙う。

 ブランドが誕生した54年は洗濯機や冷蔵庫の普及前。当時、多くの女性が悩んでいた手荒れや肌荒れの症状を改善するために、“肌へのビタミン”をコンセプトに保湿クリーム(当時は「チョコラ・ザーネ」で発売)を開発。その後、73年に「ザーネクリーム」に製品名を変更したほか、顔をはじめ全身に使用できるソフトなテクスチャーに変更して多くの女性が活用してきた。今回、20年ぶりにリニューアル。処方はそのままに香料を低減してよりマイルドな香りに変更した。ブランド担当者は、「現在は親子で愛用するなど幅広い層に『ザーネクリーム』が親しまれている。50代を中心に長年使用されているお客さまが好む成分やテクスチャーは変更せず、より若年層が日常使いしやすい香りを採用した」とコメント。

 パッケージはこれまでのキーカラーである赤と白は残しつつ、“SAHNE”と英字ロゴへ変更。「これまであまり流通していなかったチューブタイプも用意し、若年層のお客さまには持ち歩いたりデスクに置いたりするなどしてもらいたい。11月ごろから、新パッケージで台湾にも展開する予定」と語った。

【エディターズ チェック】
製品名は知っていたが、これまで使用したことがなかった「ザーネクリーム」。テクスチャーはさらっとしてべたつかないため、メイク前のスキンケアとしてや日中のパソコン作業の合間のハンドケアとしてなど使い勝手は良さそう。製品は英字ロゴに一新するが、ジャータイプの外箱のみは、これまでの愛用者が店頭で迷わないように従来通りのカタカナロゴ表記にするそう。サンプリングも大量に行うそうで、若年層にどこまでアピールできるか期待したい。

The post 「ザーネクリーム」が香りとロゴ変更し若年層にアピール 20年ぶりのリニューアル appeared first on WWD JAPAN.com.

【PR】関西肉バルの代表格「街の肉バル Buff」が、日本初上陸の新メニュー「アイダホフィンガーステーキ」で仕掛ける、新たな展開

 関西肉バルブームを黎明期から牽引し続けている、「街の肉バル Buff」グループ。2012年11月登場の南森町店を皮切りに、2013年10月に江坂店、2014年10月に福島店、2017年12月に西中島南方店と、繁華街ど真ん中を避けて、大阪市内北部で4店舗を展開する。米国食肉輸出連合会(USMEF)が今年提案している「アイダホフィンガーステーキ」をいち早く導入した「街の肉バル Buff 福島店」。店長の黒田隆二氏に、経緯やお客様の反応について話を伺った。
Posted in 未分類

“純粋令”クラフトビールとドイツ料理「シュマッツ」、20号店を名古屋に出店。フードトラック出身ドイツ人。

カイザーキッチン株式会社(本社:東京都目黒区、代表:クリストファー・アックス & マーク・リュッテン)が展開するクラフトドイツビールとモダンドイツ料理の専門店「SCHMATZ(シュマッツ )」は、名古屋JRセントラルタワーズにて8月1日、20店舗目を出店する。東海エリアに初出店。
Posted in 未分類

@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

Posted in 未分類

「信頼形成はオフライン」ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース「EC特集2019 EC、実店舗 アナタの悩み解決します」

読み解きポイント「オフラインこそ信頼形成の場」

ニュースのポイント

 店舗とECの補完・融合をどう進めるか。「WWDジャパン」がアパレル各社のEC担当に取材。顧客との関係強化、販売促進、効率的な在庫管理といった狙いに対する、2019年度の各社の取り組み、状況や課題をレポート。

CKRはこう読む!

 「1340万人」。記事にもある「MUJIパスポート」の国内会員数です。サービスを開始して9年。重みを感じる数字です。良品計画が今年注力するのは「オフライン」。ここにオムニコマースのヒントが隠されています。

 スマートフォンを持ち歩く生活は、常にオンラインの状態。だからこそ、オフラインであるリアルな場所が、企業と顧客、両者の信頼形成において重要なタッチポイントとなります。気分が落ち込んだとき、たまたま入ったカフェでコーヒーを頼んだら、「新作のチョコ始めました、お試しにいかがでしょうか?」と笑顔でプレゼントされて、ほっこり。こんな体験は、店舗でしかできません。

 投資の世界では、顧客との接点を持つ企業の価値がどんどん上がっています。すでにファンを抱えるアパレル企業は、大きな可能性を秘めているとも言えます。 

 あとはテクノロジーの使い方。評価のためにどんなデータを取得するのか?この設計が大切です。例えば、接客数だけを評価軸にすると、数をこなせばいいという雑な接客になってしまいます。そこに顧客一人あたりの対応時間を加えれば、質の高い顧客対応も可能です。

 それぞれの企業のビジョンにあった取り組みを楽しんでブラッシュアップしていくこと。これがオムニコマースで一番大事なポイントかもしれませんね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

The post 「信頼形成はオフライン」ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく appeared first on WWD JAPAN.com.

8セレクトショップが提案する2019-20年秋冬リアルトレンド “きっちり感”が鍵

 各セレクトショップが打ち出す2019-20年秋冬は、スポーツやストリートのムードが落ち着き、ぐっとクラシックでフェミニンなムードにシフトしている。ジャケットやセットアップ、ボウタイブラウスが充実しており、着崩すよりもキチンと着こなすレイヤードスタイルの提案が目立つ。色柄ではベージュからブラウンが基調、バリエーション豊かなチェックやヒョウ柄などの動物柄がよく見られた。8つのセレクトショップから、19-20年秋冬のトレンドを総括する。

トゥモローランド
透ける&揺れるアイテムで楽しむ

 強化アイテムは、コート、スカート、ワンピースで、“ドラマチックな日常”のためのアイテムをそろえる。コートは肩が落ちたゆったりとしたシルエットで、Aラインやドレープが生きるたっぷりとしたものをラインアップ。スカートはミディ丈を幅広くそろえ、ワンピースはデイリーからオケージョン対応までをそろえる。スタイリングは少々詰まった首元がポイントで、ハイネックのカットソーやニットにワンピースやブラウスを合わせたスタイルを提案する。

ロンハーマン
ニットは1.5倍に拡充

 セットアップやアウター、ハンドニット、別注品までニットのバリエーションを幅広くそろえる。アウターは、ポンチョやPコート、毛皮や人工ファーのブルゾンなどショート丈のアウターから、大人のためのダッフルコートまでを用意。ボトムスはプリーツスカートとオーバーオールをそろえる。コーディネートは、リブニット × スエット、セットアップ × ケープなどのレイヤードスタイルを提案。柄はチェックのバリエーション、ヒョウ柄や小花、タイダイを打ち出す。

イエナ
フレンチスタイルでアプローチ

 今季、クラシック傾向が強まったことを受けて「イエナ」が得意とするフレンチスタイルを見直す。秋冬でもキチンと着られるシャツや、ウールやレザーなどのセットアップをそろえ、ボウタイブラウスやベルトをキーアイテムに“着崩すのではなくキッチリ固める”スタイリングを提案する。キーカラーはベージュからブラウンをベースに差し色としてイエローを選択。素材は、レザー × ウール × レースといった異素材ミックスを、柄はチェックとペイズリーとの柄ON柄をそろえる。

インターナショナルギャラリー 
ビームス
ボリュームのある重ね着を提案

 チロリアンコートやチャイナコートなど伝統的な要素を控えめかつ現代的に表現したウエアがそろう。スタイリングは同業態としては久しぶりに重ね着を提案する。特にたっぷりとしたスカートなどボトムスのボリューム感がポイントだ。キーカラーは、くすみイエロー、ブルー、ブラウン。

エストネーション
“ニューアウター”を打ち出す

 “ノマディック”をテーマに、70年代や80年代のムーブメントや多様性を表現する。コートに移るまでのアウターを充実させ、とくにジャケットはシルエットや素材のバリエーションを広げ“ニューアウター”としてコートの前の羽織り物として打ち出す。また、ボウタイやスカーフなど首回りの装飾を提案し、温度調節ができるようなニットのレイヤードスタイルを紹介する。カラーパレットは、ベージュからブラウンを主軸に、イエローやテラコッタ、ロイヤルブルー、ピスタチオグリーンなど。柄はチェックやアニマルに加えてペイズリーを用意する。

ドゥーズィエム クラス
セレブの機内スタイルを表現

 3つのテーマで提案。1つ目のテーマは“ラグジュアリートリップ”で、セレブリティーの機内のリラックススタイルを表現する。ブルゾンやフード付きのムートンコートなど、カジュアルに着られるファーアイテムを強化する。2つ目のテーマは“Every day I like”。トラッドをベースにストリートウエアの要素を取り入れ、スポーティーにキレイに着こなせるコーディネートを提案する。3つ目は“ドゥーズィエム クラスのベーシック”。ダブルフェースのコートやニットなどベーシックなアイテムが並ぶが、素材の光沢感を生かして女性らしいつやっぽいアイテムに仕上げた。いずれもカラーパレットはベージュからブラウンが基調。

バーニーズ ニューヨーク
女性のための“勝負服”を用意

 女性が自分のパワーを表現するための“勝負服”を提案する。なかでもセットアップを強化。テーラードジャケットとトラウザー、ジャケットとドレス、シャツとパンツ、ニットなど幅広いセットアップをそろえる。アウターはブルゾンよりもコートをラインアップ。ファーアイテムを減らし、着丈が短めで早い段階から着られるコートを充実させる。

フリークス ストア
汎用性の高いアイテムを強化

 “ユニバーサリズム(UNIVERSALISM)”をテーマに、時代や地域、新しさと古さ、色や柄などをミックスしたスタイルを提案する。ウィメンズではオン・オフ両用の汎用性の高いワンピースや着回しが利くアイテムのバリエーションを強化。また、別注品の指示も高く、今季「ペンドルトン」とはウエアだけではなくソファや椅子まで幅広く取り組む。

The post 8セレクトショップが提案する2019-20年秋冬リアルトレンド “きっちり感”が鍵 appeared first on WWD JAPAN.com.

「グッチ」がDE&Iのグローバルディレクターにルネ・E・ティラードを起用

 「グッチ(GUCCI)」は7月30日、DE&I(ダイバーシティー、エクイティ、インクルージョン)のグローバルディレクターにルネ・E・ティラード(Renee E. Tirado)を起用すると発表した。就任はニューヨークを拠点に、ポジティブな企業文化を目指す継続的なミッションと2月に発表した長期的DE&I計画の一環。マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼最高経営責任者(CEO)の直属となる。

 ティラードは、インクルーシブで公平な職場環境を作り、「グッチ」の事業の取り組みに沿った職場のダイバーシティーを促進するためのグローバル戦略を立案、構築、実施する。DE&Iを推進するグローバルチームを率いて全ての地域でDE&I戦略を展開。これまでの「グッチ」の企業文化に関する取り組みをベースに、親会社のケリング(Kering)の全体のDE&Iビジョンとの整合性を取り、全世界の社員向け文化的意識学習プログラム、「グッチ」社内のグローバルエクスチェンジプログラムなどを統括する。今回の就任についてティラードは「『グッチ』が文化的、経済的にリードする存在であり続けるように、DE&Iを基礎としてスタートする人間関係を築いていく。今回、絶対的な価値観をビジネスモデルの最前線に掲げて、事業戦略の中核の企業に参画できる事は大変光栄」と語った。

 ビッザーリCEOは、「2015年からアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターと共に、自己表現と多様性を受け入れるというカルチャーを活動の中心として協力し合ってきた。ティラードが『グッチ』以外においてもファッション業界全体に望ましい変化をもたらす原動力になるものと確信している」。

 ティラードはこれまで米メジャーリーグベースボール(MLB)のD&I最高責任者で、リーグ全体と30のクラブマーケットのためのD&I戦略を立案、指導していた。MLBでは、リーダー全体のメンバーシップ構想など育成プログラムにつながるベースボール戦略に置いて女性登用を積極的に推進してきた。またMLB前は、公認弁護士として米テニス協会などでD&Iに関するリーダーシップ的役割を果たした。

The post 「グッチ」がDE&Iのグローバルディレクターにルネ・E・ティラードを起用 appeared first on WWD JAPAN.com.