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この記事の前半の政府高官がどうのこうのという部分が噂のフェイクニュースかな?

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アシックス復調、北米の底打ちと「オニツカタイガー」好調で 2019年1〜6月期

 アシックスの2019年1〜6月期連結決算は、売上高が前期比2.9%減の1872億円、本業のもうけを示す営業利益は同1.1%増の85億円で減収増益だったものの、為替影響を除くと売上高が同0.2%増で、4年ぶりの増収増益となった。ユーロ安に伴う外貨建て資産に為替差益が発生したため通期業績を上方修正し、経常利益は125億円(修正前は100億円)、純利益は75億円(同50億円)を見込む。

 復調の最大の理由は、北米の底打ちだ。米国では主力の「アシックス(ASICS)」のランニングシューズがトレンド変化への対応の遅れなどにより、15年以降業績が停滞していたものの、ランニング専門店に直接出向いて新商品の説明に行ったり、専門店を集めたサミットを開いたりするなど取引先との連携強化が奏功し、米国で14四半期ぶりの増収となった。廣田康人社長COO(最高執行責任者)は「地道な草の根活動が結果につながっている。今後もランニングシューズの新商品を集中的に投下し、2020年3月に開かれるロサンゼルス マラソンの公式スポンサーを務めるなどして米国にさらにファンを増やし、ランニングシューズのナンバーワンを奪回する」と意気込む。一方で、欧州は低調が続いたためパフォーマンスランニング全体の売上高は同3.7%減にとどまった。

 また、「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」も一時期の伸び率よりも鈍化してはいるものの、日本や中国、東南アジアで好調が続いている。売上高は同7.6%増の229億円、粗利率の改善によって営業利益は同28.5%増と大幅増益となった。6月には「ジバンシィ(GIVENCHY)」とコラボレーションした6万5000円の高価格モデルを販売したり、旗艦店を世界の主要都市に出店したりすることで、「今後は真のラグジュアリーブランドに育てていきたい」(廣田社長COO)。6月に中国・上海、7月に北京に大型店を開き、12月にベトナム・ホーチミンやニューヨーク、パリ、ミラノへの出店も予定する。また9月には米俳優のウィル・スミス(Will Smith)と協業したムービーを発表するなど、目標として掲げる売上高1000億円に向けてグローバル戦略を加速させる。

 20年は、同社が公式スポンサーを務める東京オリンピック・パラリンピックというビッグイベントが控えている。「ランニングシューズの新商品“メタライド(METARIDE)”などの好調によって昨年よりも業績は回復し、計画どおりに進んでいる。しかし、安心してはいない。20年はわれわれにとって非常に大きな年だ。来年につながるように、まずは下半期も目標を達成したい」(廣田社長COO)。

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ファッション通信簿Vol.26 映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」LAプレミアでのスターたちを米「WWD」がめった切り

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第26回は、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のロサンゼルス・プレミアからマーゴット・ロビー(Margot Robbie)、オースティン・バトラー(Austin Butler)、ブラッド・ピット(Brad Pitt)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、マヤ・ホーク(Maya Hawke)、マーガレット・クワリー(Margaret Qualley)、クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)ら豪華スターが登場。大物俳優たちのファッションにも容赦ない評価が下される!

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「ボリオリ」がACミランとパートナーシップを締結 移動時のオフィシャルスーツなどを提供

 伊メンズブランド「ボリオリ(BOGLIOLI)」は7月6日、伊フットボールクラブACミラン(AC MILAN)と2019-20年サッカーシーズンにおけるパートナーシップを締結した。1軍選手全員とACミランスタッフに、セリエAリーグ戦移動時のオフィシャルスーツを提供する。

 ウエアはオフィシャルスーツのほか、ストレッチポプリンシャツやバーガンディーカラーのネクタイ、ウールセーターなどを着用する。さらに、1軍選手にはミディアムグレーのコットンジャージースーツとホワイトのジャージーポロシャツも用意した。

 「ボリオリ」のギレルモ・ローゼンバーグ(Guillermo Rosenberg)最高経営責任者(CEO)は「今回のパートナーシップは、イタリアンスタイルがスポーツやファッションのように特別で素晴らしい経験を作ることができる分野を超えて横断的な価値であることを示している。常に情熱とクリエイティビティーを持ちながら取り組んでいる『ACミラン』と共有できることを嬉しく思う」と語った。

 ACミランのイヴァン・ガジディス(Ivan Gazidis)最高経営責任者(CEO)は「クラス感のあるスタイルが特徴的な『ボリオリ』に協力していただくことができて大変うれしい。サッカーとファッション双方の世界で成功するためにわれわれが共有する2つのキーポイントがエレガンスと情熱だ」とコメントしている。

 ACミランは「ディーゼル(DIESEL)」と2016-17年シーズンから3年間にわたり、移動時に着用するスーツやオフフィールドユニホームにおけるパートナシップ契約を締結していた。

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「ミスターポーター」がメンタル・フィジカル両面から健康をサポート

 オンラインストア「ミスターポーター(MR PORTER)」は、男性の精神的および身体的健康についての情報交換の機会を顧客に提供することを目的とした、「ミスターポーター ヘルス イン マインド(Mr Porter Health in Mind)」という取り組みを始めた。

 「ヘルス イン マインド」は、「ミスターポーター」のチャリティーパートナーであり男性の健康増進をサポートしているモーベンバー基金(Movember Foundation)のための資金調達をするだけでなく、「ミスターポーター」内の「ジャーナル」で業界の人びとのライフスタイルや、メンタルヘルスとフィジカルヘルスの専門家によるアドバイスの配信もしていく。

 「ミスターポーター」のマネジング・ディレクターであるトビー・ベイトマン(Toby Bateman)は、「『ミスターポーター ヘルス イン マインド』はわれわれにとってビジネス面でも、そして消費者層拡大の面からも情熱をかけて取り組んでいくべきプロジェクトで、これらの包括的要因に対して長期的にコミットしていくことが重要だと考えている。私たちは全ての人びとにとって重要な問題であるメンタルヘルスと健康へのサポート活動の実施を決定し、このコンテンツを通して消費者の意識向上を図っていきたい」と語った。

 コンテンツは7月25日から毎月オンライン上で配信されている。ベイトマンは「われわれは見ていて幸福感を持つことができる生活を送っていて、体と心にも響くストーリーをシェアすることができるポジティブな男性たちにスポットライトを当てている。より素晴らしい目的と方向性をもってこのコンテンツを充実させていきたい」と語った。

 資金調達に関してはオンライン上とSNSでキャンペーンを行い、10月にロンドンで開始される。全ての利益はモーベンバー基金の活動とその他のチャリティー組織に使われる。さらに、「ミスターポーター」とモーベンバー基金は新たな資金調達の機会とメンタルヘルス向上のプログラムを発掘していく予定だ。

 ベイトマンは「私たちのコンテンツやイベント、キャンペーンを通して、顧客をよりスタイリッシュな生活へと導いていきたいと考えている。『ヘルス イン マインド』に関しても同じだ。われわれは専門家ではないが、モーベンバー基金というメンタルヘルスの専門的なパートナーがいる。健康に関する会話の機会を常にオンにしておくただひとつの理由は、顧客がより幸福で健康的な生活を送れるように元気づけるためである」と語った。

 「モーベンバー」は、口ひげ(Moustache)と11月(November)をかけた言葉で、毎年11月の1カ月間を通して口ひげを伸ばすことで、前立腺がんや精巣がん、自殺など男性の健康問題に関する意識を高めていこうとするムーブメントだ。モーベンバー基金は調査研究および男性のためのプログラムのサポートを行うべく資金調達をしている。

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ワールドがバスケW杯日本代表チームにオフィシャルスーツを提供 男子着用モデルを発売

 ワールドは2日、2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ(8月31日~9月15日、開催地・中国)に出場する男女日本代表チームにオフィシャルスーツを提供すると発表した。男子代表は「タケオ キクチ(TAKEO KIKUCHI )」、女子代表は「アンタイトル(UNTITLED)」のスーツを着用する。

 7月30日に都内で開かれたW杯の壮行会では、男子代表が同モデルを着用して登場した。スーツはJBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)のロゴの赤と黒をキーカラーに、伝統的な和柄である「桧垣紋(ひがきもん)」をモダンにアップデートしてデザインに落とし込んだ。女子代表は長時間の機内移動を快適に過ごせるよう、セーレンのストレッチ性に富む機能素材“フレックスムーブ”を採用。また抗菌防臭加工でニオイにも配慮した。

 男子代表の着用モデルは、8月30日から全国の「タケオキクチ」店舗とオンラインストアで発売する。ワールドは、「メード・イン・ジャパンによる高品質のモノ作りで、日本代表の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できよう、ファッションを通じてサポートする」としている。

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有楽町マルイに車椅子でも入れる試着室 ダイバーシティ対応を強化

 丸井は8月2日、有楽町マルイ7階にある売り場「みんなのオーダー バイ ビサルノ」にある車椅子のまま入れる試着室「みんなのフィッティングルーム」で、車椅子バスケ選手の篠田匡世選手、歌手の岡野成美さん、タレントの内藤沙月さん3人によるトークセッションを行った。

 先日、この売り場でオーダースーツを作った篠田選手は「車椅子だと最初から試着することを諦めていて、ネット通販で買ってサイズが合わないということも多い。実際に試着室を使ってみて、広いだけでなく、おしゃれな部屋のようになっていて、横になれるベッドソファや明るさの調整できるスイッチなど細かな部分にも配慮がなされている。介助が必要なしょうがい者のことも考えて、付き添いの人とも一緒に入れるのもいいと感じた」と語る。オーダーしたスーツでは発達した上半身に対応する上着と義足のボトムスでシルエットも変えたという。

 丸井の売り場担当者は「車椅子だけでなく、ベビーカーで小さなお子様と一緒に入っていただいてもいいし、他のフロアや売り場の服の試着のために利用していただいてもいい。ぜひ多種多様な”みなさま”にご利用いただきたい」という。

 「みんなのオーダー バイ ビサルノ」は、昨年3月から身長145〜195cm、ウェスト52~151cmのサイズに対応する”みんなのオーダー”サービスをスタート。今年4月にそれまでの「ビサルノ」から、サービス名を入れた現在の売り場に名前を変更。5月には「みんなのフィッティングルーム」をオープンしていた。売り場に立つ販売員は全員ユニバーサルマナー検定で2級を取得するなど、ダイバーシティ&インクルージョンに力を入れている。

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サザビーリーグの事業共創プロジェクトが通年募集を開始

 サザビーリーグは8月2日、3回目をむかえる他企業との事業共創プロジェクト「ライブ ラボラトリー(LIVE LABORATORY)」の募集を開始する。これを機に通年で募集窓口を開設する。最終審査を通過した企業には、ブランドマネジメントメンバーとのメンタリングや商品開発など、ブランに応じてサポートする。

 昨年はアートやモノ作りに関連するワークショップやレッスンの予約サイト“クラフティ(CRAFTIE)”を運営するクラフティと、ARやVR技術を扱うティフォン(TYFFON)の2社の事業案件が最終審査を通過した。クラフティは、サザビーリーグのサポートのもと店頭でワークショップを開催。ティフォンは新技術を用いたブランドプロモーションや新サービスの立ち上げを協議中だ。

 協業対象事業はアパレルや飲食のみならず、暮らしを豊かにする事業全般とし、業種や業態を超えた新たな事業を生み出すことを目指す。

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サザビーリーグの事業共創プロジェクトが通年募集を開始

 サザビーリーグは8月2日、3回目をむかえる他企業との事業共創プロジェクト「ライブ ラボラトリー(LIVE LABORATORY)」の募集を開始する。これを機に通年で募集窓口を開設する。最終審査を通過した企業には、ブランドマネジメントメンバーとのメンタリングや商品開発など、ブランに応じてサポートする。

 昨年はアートやモノ作りに関連するワークショップやレッスンの予約サイト“クラフティ(CRAFTIE)”を運営するクラフティと、ARやVR技術を扱うティフォン(TYFFON)の2社の事業案件が最終審査を通過した。クラフティは、サザビーリーグのサポートのもと店頭でワークショップを開催。ティフォンは新技術を用いたブランドプロモーションや新サービスの立ち上げを協議中だ。

 協業対象事業はアパレルや飲食のみならず、暮らしを豊かにする事業全般とし、業種や業態を超えた新たな事業を生み出すことを目指す。

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「ザ・ノース・フェイス」絶好調 ゴールドウインが業績予想を上方修正

 ゴールドウインは2日、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE )」「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」などアウトドア事業の好調を受けて2019年4〜9月期決算の連結業績予想を上方修正した。修正後は売上高400億円(修正前は377億円)、営業利益37億円(同32億円)、純利益34億円(同28億円)を予想する。同社は昨年も上方修正を繰り返し発表していたが、天候不順で夏物が不振に終わるアパレルが多い中、際立った強さを見せる。

 同日発表した4〜6月期の連結業績は、売上高が前年同期比22.0%増の180億円、営業利益が同61.7%増の19億円、純利益が同133.8%増の13億円だった。主力のアウトドア事業の売上高が30%も伸びた。「ザ・ノース・フェイス」を中心に「カットソー、ボトムス、レインウエア、バッグなど満遍なく売れた」(同社広報)。同社は重衣料の比率が高く、かつては4〜6月期は赤字に陥ることが多かったが、当期で3期連続の黒字を達成した。販売ロス率が低下したことに加えて、春夏物の店頭消化が活発だったため、営業利益率は10.5%になった。

 20年3月期の業績予想は据え置いた。しかしアウトドア事業の受注状況が良いことや、秋以降はスパイバーの人口クモ糸繊維を使ったジャケットの発売、「カンタバリーオブニュージーランド(CANTERBURY OF NEWZEALAND )」で日本代表にユニホームを提供するラグビーワールドカップ日本大会の開幕、コーポレートブランド「ゴールドウイン(GOLDWIN)」での米サンフランシスコ出店などの好材料が多いことから、さらなる成長が期待されている。

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ユニクロ、UA、しまむらの7月度は長雨で不調 夏物が全般的に売れず

 大手SPA、セレクトショップ、専門店の2019年7月の売上高(既存店ベース)は、長引いた梅雨と低気温によって夏物販売が苦戦し、不調の声が目立った。関東では29日が梅雨明けとなったが、その前後からようやく夏物が動きだしている。

 6月は国内既存店とECの合計売上高が27.3%の大幅増だったユニクロは、7月は一転、同10.0%の2ケタ減となった。「低気温により、夏物の需要が総じて弱かった。梅雨明け以降は伸ばしている」と広報担当者。

 ユナイテッドアローズ(UA)の小売りとECの既存店売上高は同3.0%減。15カ月振りに前年実績を割り込んだ4月以来、3カ月振りに再び前年実績を下回った。「7月上旬はセール販売も前年並みの水準だったが、中旬は低気温で夏物需要が高まらなかった」(広報担当者)という。ただし、25日のルミネのセール開始に合わせてルミネ以外の商業施設の店舗でもファイナルセールを仕掛けた結果、「25日以降は2ケタ増で推移した」。半袖のシャツなどの夏物需要は弱かった半面、ワンピースやスカート、メンズのジャケットなどが動いた。

 「無印良品」を運営する良品計画の直営既存店売上高は、同0.2%増と前年を上回った。しかし、衣服・雑貨カテゴリーに限ると同1.5%減だった。「長雨と低気温で、特に夏物の主力のカットソートップスや涼感インナーを中心に伸び悩んだ。最終週以降は伸びている」と広報担当者。衣服・雑貨の不調分を、引き続き好調な食品(同9.2%増)が補い、生活雑貨も同0.3%増と健闘した。

 しまむらの主力である「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は、同17.5%減だった。「接触冷感寝具でテレビCMなど販促を強化したものの記録的な日照不足や低温などにより、夏物販売が伸び悩んだ」(広報担当者)という。

 各社が苦戦した中で、アダストリアは同0.4%増と前年実績をクリア。18年7月の既存店売上高が一昨年比8.6%減だったため、スタート台が低かったという面はあるが健闘した。在庫過多でセールを強化した昨年に対し、今年は「過剰なセールを抑えたことで値引き率が改善している」(広報担当者)。客単価は同5.1%増となった。「気温が上がった下旬以降、夏物や晩夏物のワンピースやスカートが売れている」という。

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週末お出掛けスポット あいみょんのMVなどを手掛けた映像作家、山田智和の個展などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、あいみょんのMVなどを手掛けた映像作家、山田智和の個展やロシア現代アーティスト6人によるグループ展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(8月3、4日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アート5選】

【開催中イベント】

阪急うめだ本店で韓国ファッションの催事 デザイナーらの来店イベントも

アーティストのジェームス・ジャービスが4年ぶりの新作展を開催

「リーボック」が「レブロン」とフィットネス女子応援キャンペーンを実施

眼鏡「フォーナインズ」がフォトコンテスト開催 テーマは“アクティブな夏”

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

東京五輪まで1年 オフィシャルタイムキーパー「オメガ」が大丸東京にポップアップ

「アニヤ・ハインドマーチ」の新パーソナライズサービス 伊勢丹でポップアップストア

「フィラ」が冒険心をかきたてる新コレクション“フィラ エクスプロア”を発表

伊デニムブランド「リプレイ」が「バーニーズ」でポップアップ 槙野智章選手が来店

「ファセッタズム」が藤原ヒロシのザ・コンビニ&コカ・コーラとのトリプルコラボアイテム発売

西武池袋本店が水着センター開設 街中でも着られるドレス水着など発売

「ルイ・ヴィトン」がドーバー銀座でメンズのポップアップ 限定品やフューチュラの作品展示も

コンセプトショップ、ライラ トウキョウがECサイト開設を記念して「メゾン マルタン マルジェラ」のアーカイブピース200点を販売

ラブレス青山で古着のラグタグがポップアップ 佐々木拓真選りすぐりのビンテージウエアを販売

ビートたけしプロデュースの「キタノブルー」が初ポップアップストアをオープン

ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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50周年の「ダーバン」の広告塔に吉田鋼太郎と藤原竜也

 レナウンの「ダーバン(D’URBAN)」は2日、新しい広告塔に俳優の吉田鋼太郎(60)、藤原竜也(37)を起用すると発表した。2020年のブランド50周年のプロモーショテーマ“継承”にちなみ、「モノ作りの継承」と「若い世代への継承」の思いを2人に託した。2人を主役とした動画ビジュアルや20年春夏シーズン始動する新ラインで、若い世代への訴求を強める。

 2日に丸の内で開かれた記者会見でダーバン戦略事業部の高野信彰企画商品部長は、「市場では安価なオーダースーツやツープライススーツが流行っているが、われわれの強みはあくまで、国内生産による一つ一つの工程に魂を込めたモノ作り。それをぶらさないという意思表明だ」と語った。一方で、広告塔に「ダーバン」のイメージに合致する吉田とともに、親子ほど年齢の離れた藤原を立てることで、若い世代にもアピールする。「古くからのお客さまに感じていただけているブランドへの信頼や価値を、30~40代にも広げていく」という。

 広告塔の吉田と藤原はおそろいの「ダーバン」のオーダースーツで会見に登場。吉田は「昔からアラン・ドロンが登場するCMを見ていた。この場に立てていることが信じられない」と「ダーバン」ブランドへの憧れを口にした。一方の藤原は、「ぴったりしているのに、決して窮屈ではない。やはりハンドメイドは違う」と驚いた様子。プライベートでも家族ぐるみの付き合いだという2人は、「今度スーツで一緒に舞台を見に行きましょう」と笑顔を見せた。

 新ラインの“レッドレーベル”は「ダーバン」の店舗で通常ラインとともに並べ、値ごろな価格設定でトレンド感のあるカジュアルなセットアップなども打ち出す。販促施策として、吉田と藤原が登場するプロモーションムービーを制作。「ダーバン」のスーツをまとった2人が、勝負服としてのこだわりなどについて語り合うというもので、きょう2日から公式ホームページで公開している。「既存のお客さまに感じていただけている伝統や信頼という価値はそのままに、商品作りやプロモーションの両面で若い層に訴求していく」(高野企画商品部長)。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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アマゾン、アルゴリズムとスタイリストが服を選ぶ新サービス 月額5ドルで

 アマゾン(AMAZON)がプライム会員向けの新サービス、「パーソナルショッパー バイ プライムワードローブ(Personal Shopper by Prime Wardrobe以下、パーソナルショッパー)」を開始した。

 これはアマゾンのアルゴリズムとスタイリストチームが、ユーザーの好みや体形、予算などに合わせて毎月セレクトする最大8アイテムの中から好きなものを選んで自宅で試着し、欲しいものだけを購入するという仕組み。「通勤用」「旅先用の服」「赤色は避けてほしい」などのリクエストも可能だ。サービス利用料は月額4.99ドル(約540円)。購入期限は7日間で、不用なアイテムは無料で返品できる。なお、同社は購入前に自宅で試着できるサービス「プライムワードローブ」をすでに提供しており、「パーソナルショッパー」はその追加サービスという位置付けになる。

 トニー・バコス(Tony Bacos)=アマゾン ファッション最高技術責任者(CTO)は、「このサービスの特徴は、人間のスタイリストとコンピューターの能力が組み合わされているところだ。ECプラットフォームは使いにくいものも多く、欲しいものがうまく探せないユーザーもいる。『パーソナルショッパー』は、検索しきれないようなリクエストにも応えられる」と語った。同氏はまた、「既存のサービスである『プライムワードローブ』をベースにしているので、利用するハードルが低いと思う。ユーザーのデータが蓄積されていくため、使い続けることによって精度が高まり、さらに好みに合った商品がお薦めされるようになる」と利点を説明した。

 類似の“オンラインスタイリング”サービスを提供している会社としては、エムエム・ラフルール(M.M.LAFLEUR)やトランク・クラブ(TRUNK CLUB)などがあるが、上場企業となるとスティッチ フィックス(STITCH FIX)しかない。同社の直近12カ月間での売上高はおよそ15億ドル(約1635億円)で、時価総額は27億7000万ドル(約3019億円)だ。この分野でかなり成功を収めているといえるが、アマゾンの参入によって競争が激しくなるだろう。スティッチ フィックスは月額利用料がない代わりに1回のスタイリングごとに20ドル(約2180円)かかり、これは届けられた商品を全て返品した場合でも変わらない。アマゾンのようなサブスクリプションサービスとどちらがいいかは好みによるが、料金の差が気になるユーザーもいるだろう。

 こうしたサービスでは、料金に加えて豊富なアイテムがそろっていることも重要だ。最新のファッションアイテムを購入する場所としてアマゾンを思い浮かべる人は少ないかもしれないが、実は「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「リーバイス(LEVI'S)」「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「レベッカ テイラー(REBECCA TAYLOR)」「セブン フォー オール マンカインド(SEVEN FOR ALL MANKIND)」や、アマゾンのプライベートブランドである「デイリー・リチュアル(DAILY RITUAL)」など、何千ものブランドを取り扱っている。「パーソナルショッパー」では、その50万点以上に及ぶ商品の中から選ばれたアイテムが届けられる。

 バコス=アマゾン ファッションCTOは、「『パーソナルショッパー』は時間を節約したいユーザーにぴったりだ。好みやサイズ、予算を把握して買い物をしてくれるアシスタントのようなものだからだ。また時間の節約以外にも、自分では選ばないブランドやスタイルと出合う素晴らしい機会になると思う。新しいトレンドやブランドを意識しつつ似合いそうなものを選んでくれるという、いわゆる“パーソナルスタイリング”に興味があるユーザーにも喜んでもらえるだろう」と述べた。現在はウィメンズのみが対象だが、いずれはメンズにも対応する予定だという。

 ほかにも、アマゾンは各国の人気ファッションインフルエンサーがデザインした限定アイテムを販売するプロジェクト「ザ・ドロップ(THE DROP)」を発表するなど、最近はアパレル事業に力を入れている。

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東大卒エンジニアが“ネット時代のアパレルビジネス”で目指すものとは?

 ファッションブランドを手掛けるインフルエンサーは今や数多くいる。PATRAは、そういったインフルエンサーブランドのためのプラットフォームを構築する企業だ。創業したのは、東京大学卒のエンジニアである海鋒健太代表取締役。2016年に女性向けの分散型メディア「パトラ マガジン」からスタートした同社は、18年1月に自社ブランド「メロウネオン バイ パトラ(MELLOWNEON BY PATRA)」を設立し、アパレル事業に参入。同年12月に販売プラットフォーム「パトラ マーケット(PATRA MARKET)」を始動させ、自社ブランドのほか、複数のインフルエンサーブランドの運営・販売を行っている。7月には既存株主のグローバルブレインのほか、AGキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資を実施。今後も同調達ラウンドで追加クロージングを行い、1億5000万円を調達予定だ。「既存のアパレル、小売業界の属人性をテクノロジーで排除したい」と語る海鋒代表に、創業の経緯や今後の目標を聞いた。

WWD:PATRAの事業内容は?

海鋒健太PATRA代表取締役(以下、海鋒):女性向けの分散型メディア「パトラ マガジン」のほか、ファッションD2Cのプラットフォームを運営しています。ブランドを作りたいインフルエンサーに向け、自社ブランド立ち上げの際に築いたサプライチェーンを提供しています。

WWD:なぜ、アパレル事業に参入したのか?

海鋒:アパレルをやりたいというモチベーションよりは、マーケティングをする中で始めた、という感覚です。創業当時は流行に乗ってユーチューブとインスタグラムを使った分散型メディアからスタートしたのですが、ある時からメディアのマネタイズに限界を感じて。一方でメディアとして集客を手伝っていたブランドが売れる、という現象を見て「だったら自分でやった方が早いんじゃないか」と思ったのがきっかけですね。そこで自社ブランド「メロウネオン」とECを立ち上げました。現在は「メロウネオン」が年商2億円ほどで、全体売り上げの3~4割程度を占める主軸ブランドになっています。

WWD:自社ブランドの運営だけでなく、インフルエンサーブランドのプラットフォームを作ろうと思ったきっかけは?

海鋒:もともと「メロウネオン」でインフルエンサーとのコラボ商品を作っていたのですが、それが非常に売れていたんですよね。コラボ相手のインフルエンサーたちも従来のPRによる広告収入だけでは限界が来ると感じていたようで、ブランドもやってみたいという人が多かった。コラボ商品でも「売り上げの何%を上げますよ」と言ったら非常に喜んでくれて。だったらコラボじゃなくて、本人たちのブランドを始めてもいいだろうと。そこでまず、「あかねこ」さんというインフルエンサーのブランド「キャティーキトゥン(CATTY KITTEN)」を立ち上げたのですが、初月の売り上げが330万円と好調だった。インフルエンサーのブランドはある程度売れる、と確信しました。

インフルエンサーブランドを増やす中で
オペレーション効率化のためのシステムを構築

WWD:そこから徐々にインフルエンサーブランドを増やしていったと。

海鋒:はい。現在は自社が2ブランドと、インフルエンサーが8ブランドで、今後も増やしていく予定です。インフルエンサーブランドが売れるとはいえ、1ブランドの売り上げには限界がある。ブランド数を増やすことで事業を拡大しようと考えました。そこで重要なのがオペレーションの効率化。当時はブランドごとにドメインがバラバラでしたが、「パトラ マーケット」として1つのドメインに集約しました。ブランドの世界観は各々が自身のインスタグラムなどである程度作りこんでいるので、販売サイトは世界観よりも買いやすさを重視した設計になっています。

WWD:ドメインを1つに集約することで、どのような効率化が可能になった?

海鋒:MDや在庫などを一括管理できるのは大きいですね。また、月に30万人以上の人が訪れている「パトラ マーケット」のトップページや検索ロジックを変更することで在庫の消化率をコントロールすることもできます。当社はほぼ全てのシステムを内製しており、リアルタイムで在庫状況を把握しています。例えばアクセス数が悪くて売れ行きが思わしくない商品があれば閲覧数を増やすような施策を打つなど、スピーディーな対応が可能なので一般的なアパレル企業と比べ、在庫回転率は約2倍になっています。

WWD:7月には資金調達を実施した。使用用途は?

海鋒:韓国法人の設立と、リアル店舗の出店ですね。韓国法人は9月に設立予定で、現在PATRAの仕事をメインにしていた現地の工場を買収してサプライチェーンの最適化を行い、デザイン拠点も設ける予定です。この機能の一部を外部に解放して誰でも個人のインフルエンスで商品開発ができるOEM事業を展開していければと思っています。

WWD:リアル店舗はどのような店舗に?

海鋒:年内に出店する予定ですが、現状の方針としては少在庫で、オンラインとオフラインをシームレスにつなぐ方法を試したいです。既にオンラインとオフラインで顧客IDを統一するシステムを構築し、ポップアップストアなどでサイトのユーザーが来店しているか否かなどのトラッキングを行っています。究極的には、試着室の何番に入っているお客さまが過去にこのような商品を買っています、といった情報をもとにスタッフ接客ができるようになればいいなと思っています。

WWD:ネット上で規模を拡大する中で、リアル店舗を出店しようと思った理由は?

海鋒:どんなにEC化率が上がったとしても30%程度が限界だという僕個人の仮説が前提としてあります。デジタル化が進んでいる中国などを見てもそうなんですよね。つまり残りの70%がオフラインで、その大きなマーケットには着手すべきだろうと。また、ルミネエスト新宿などでポップアップを出店した際に、システムで「パトラ マーケット」のサイト会員について調査をしたところ、6割がサイトで買ったことがないお客さまでした。ネット通販だと商品への不信感やサイズ感などの問題もある。リアル店舗があれば、そういった問題も解決できるうえに、商品を知ってもらうことでオンラインの購入者も増えるだろうと考えています。

WWD:今後の目標は?

海鋒:韓国法人の設立や、リアル店舗の出店などもありますが、リテールの属人性の排除が大きな目標の1つです。アパレルは非常にレガシーな業界で、未だに納品書が複写式のものだったり、海外の工場へファックスで連絡をしなければならなかったりと、労働集約的な部分が多い。テクノロジーで塗り替えていける余地がかなりある。不合理や無駄をシステムでどれだけ解決できるのか、挑戦していきたいと思っています。

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コーセーの4〜6月期は積極投資により大幅減益

 コーセーの2019年4〜6月期連結決算は、営業利益が前年同期比24.2%減の133億円、経常利益が同30.4%減の130億円、純利益が同37.1%減の84億円と大幅減益だった。日本国内でのスキンケアカテゴリーの低調やインバウンド需要が減少。加えて、売り上げ原価率の上昇に加え、マーケティング費用の積極投資などにより販管費が増加したことが利益に影響した。売上高は同1.6%増の817億円だった。

 地域別では日本市場が主要なチャネルでマイナス成長となった。ハイプレステージ領域のブランドを中心に展開する百貨店チャネルで、スキンケアカテゴリー、インバウンド需要が減少したほか、ドラッグストアやGMSチャネルでは「エスプリーク(ESPRIQUE)」が好調だったが、「雪肌精」「ワン バイ コーセー(ONE BY KOSE KOSE)」などの売り上げが減少。これらの結果、売上高は同5.3%減の565億円だった。

 一方でアジア市場は、ほぼ全ての国と地域でプラス成長となった。特に重点グローバルブランドの「コスメデコルテ(DECORTE)」や子会社のアルビオンなど、ハイプレステージ両機のブランドが売り上げを伸ばしたほか、免税が成長する韓国、eコマースが急成長する中国がけん引した。その結果、売上高は同38.4%増の148億円となった。ほか、北米市場の売上高は同4.1%減の87億円だった。

 通期では売上高が前期比5.7%増の3520億円、営業利益が同3.0%増の540億円、経常利益が同1.3%増の547億円、純利益が同0.3%増の371億円を見込む。

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生に挑み続ける現代美術家クリスチャン・ボルタンスキーの死者と魂の物語

 フランスのアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)の展覧会が東京都内の2カ所で開催されています。国立新美術館では9月2日まで回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」を、エスパス ルイ・ヴィトン東京(以下、エスパス ルイ・ヴィトン)では彼の2つの作品「アニミタス(ANIMITAS)Ⅱ」の展示を11月17日まで行っています。

 ボルタンスキーは現在、世界のアーティストの中で最も影響力を持つ一人で、最も知られている代表作は写真とフレームと照明で構成した「モニュメント」シリーズです。私はコンテンポラリーアートにはうとく、ボルタンスキーの作品に触れるのは初めてのことでした。回顧展には初日朝から老若男女が来場しており、私もその中に交ざって展示を見ることにしました。その同じ日の午後に、エスパス ルイ・ヴィトンでボルタンスキーのトークショーを取材することになっていたからです。

 予習のつもりでとにかく見てみようと来場したのですが、最初のビデオ作品「咳をする男」と「なめる男」を見てビビりました。延々と苦しそうに咳き込みながら血を吐く男と、等身大の人形をぺろぺろと舐める男の映像は、初心の私にとっては衝撃が強すぎたかもしれません。暗闇の展示室を進むと、天井に影絵のようなものが描かれていたり、心臓音が流れていたり、一面に古着が掛けられていたりと、私にとっては不思議な世界が広がっていました。日本語の“来世”の2文字を電球で描いたものもあり、私は頭の中に大きなクエスチョンマークを浮かべたまま会場を後にしました。

視覚、聴覚、嗅覚に訴えかける
インスタレーション

 エスパス ルイ・ヴィトンのトークショーでは、ボルタンスキーとドイツ人の美術評論家のハインツ・ぺーター・シュヴェルフェル(Heinz Peter Schwerfel)が登壇し、2つの展示作品「アニミタス(ささやきの森)」「アニミタス(死せる母たち)」をはじめ、アートやクリエイションについて語り合いました。

 これら2つの映像作品は、死者を祭る路傍の小さな祭壇へのオマージュとして日本の豊島(ささやきの森)とイスラエルの死海のほとり(死せる母たち)に設置されたインスタレーションの再現で、それぞれ大地に刺した細い棒の先に付けた300個の日本の風鈴が揺れるさまを日の出から日没までワンカットで連続撮影しています。

 これらの作品についてシュヴェルフェルが「作品で残るものは何か?時間と重ね合わせている意味とは?」と問うと、ボルタンスキーは「作品が置き去りにされるような場所をあえて選んだ。見た人の中に作品の跡、思い出が残ることを意図している。意思を持って消えるアートだ。一方で、豊島は小鳥のさえずりが聞こえる幸せな作品で現存していて広がっている」と答えました。他の場所での展示は、風や嵐によって破壊されているそうです。ボルタンスキーは、「『アニミタス』のライトモチーフは個人と集団。風鈴を生まれた星座のように置き、集団で祭壇を作るイメージだ」と続けます。彼がこのような空間と時間によって変化するアートを制作するのは、「作品の前ではなく中に入れるから。異なる要素を組み合わせたインスタレーションの方が長い時間いられる」のだそうです。

 エスパス ルイ・ヴィトンのインスタレーションは、東京の街を背景に豊島とイスラエルの死海の2つの映像が風鈴の音と共に流れ、床に敷き詰められた草花の絨毯が香り立つ、まさに視覚、聴覚、嗅覚に訴えかけるものです。その日の朝の展示を見てビビった私でしたが、このようなポエティックな作品もあるのだとホッとしたと同時に、コンテンポラリーアートの奥深さに触れた気がしました。

アートが巡礼地になるという神話を作りたい

 ボルタンスキーは国立新美術館の回顧展で展示されている作品についても言及しました。「心臓音」に関しては、「新しい神話が作りたかった。心臓音のアーカイブを作ったのは、人々がそれを作ったアーティストの名を忘れ、亡くなった大切な人の心臓音を聞きに来るような新しい巡礼地にしたいと思ったから」と話しています。

 そんな彼が最近究極の作品を作ったといいます。その作品とはアトリエでの彼の生活をカメラで撮影し続け、彼が死亡すると止まるというもの。「私が生きている間はずっと何万というデータが送られるようになっている。オーストラリア・タスマニア州のコレクターが購入した。彼とは私が10年後に死ぬという賭けをしている。アートにもユーモアは必要。彼を破産させるつもりだよ」といたずらっぽく話しました。自分の生活を記録したアートを作るアーティストもいれば、それを購入するコレクターもいるのだと、このことでもコンテンポラリーアートの多様性に驚かされました。彼は、「死は重要ではない。それは伝承であり続いていくことだから。アーティストにとって素晴らしいことは、物理的に離れていても、そして死後も人々の感情を掻き立てられるということだ」と言います。

 トークショーの話を聞くにつれ、私の頭の中のクエスチョンマークは徐々に消えていきました。アートはアーティストの人生の投影であり、強いメッセージが込められているもの。死や追悼、記憶といった哲学的な意味が込められたアートは一見難解ですが、第一印象で「理解できない」と退けてしまうと発見も感動もありません。ボルタンスキーのアートに込められた思いに触れることができたのは私にとって有意義な体験で、コンテンポラリーアートの扉が開いたような気になりました。

■CHRISTIAN BOLTANSKI ANIMITAS Ⅱ SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION
日程:6月13日~11月17日
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
時間:12:00-20:00
入場料:無料

■クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime
日程:6月12日~9月2日
場所:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2 企画展示室2E
時間:10:00-18:00
休館日:毎週火曜日
入場料(税込):当日 一般1600円、大学生1200円、高校生800円 / 前売 / 団体 一般1400円、大学生1000円、高校生600円

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「ランコム」の人気NO.1美容液が6年ぶりに進化 マイクロバイオームの新知見をもとに新成分配合

 「ランコム(LANCOME)」は人気美容液「ジェニフィック アドバンスト」の成分を進化させ、「ジェニフィック アドバンスト N」(30mL、1万円/50mL、1万4000円)として9月21日に発売する。「ジェニフィック」は2009年に誕生し、13年に発酵成分を取り入れてリニューアル。売り上げ累計本数は2500万本を超え、ブランドを代表する美容液として知られている。第3世代となる新製品は新たにマイクロバイオーム(常在菌)研究の新知見をもとにした新成分を追加し、発酵エキスによる肌本来の力の底上げパワーに加え、美肌菌による肌本来のバリア機能や回復機能サポートする。

 マイクロバイオームはこれまでにも、腸内環境を整える“腸活”の最重要細菌として広く知られてきた。皮膚常在菌も“美肌菌”や“肌フローラ”などと呼ばれ注目を集めているが、マイクロバイオーム自体はまだまだ未知の分野も多い。皮膚常在菌は成人では1000を超える種類を保有し、2 × 2cmの皮膚に約200万の菌が存在するといわれるが、全ての菌が解明されているわけではないという。常在菌のバランスや保有数なども個人差が大きく、地域や年代による保有菌の傾向も含めて研究すべき点は多かった。

 「ランコム」はそうした現状を踏まえ、15年前からマイクロバイオームの研究に着手。世界で活躍する物理学者や皮膚科専門医、コンピューターサイエンティストなど50人の研究者チームやマイクロバイオームの専門家と共に、加齢や汚染物質などによって崩れた皮膚常在菌のバランスを健やかに導くための研究を重ねた。その結果を受け、美肌菌の成長に欠かせない3種類のプレバイオティクス由来成分と、美肌作りをサポートする4種のプロバイオティクス由来成分を製品に閉じ込めた。自動充填式のスポイトから出る1滴には、約3000万のプレバイオティクス・プロバイオティクス由来成分が含まれているという。

 発表会に登壇した日本ロレアル ランコム事業部の都築誠也事業部長は「マイクロバイオームの、まったく新しい化粧品の領域になる。この製品によりスキンケアの新しい歴史が生まれ、塗り替わえられることを自信を持ってお伝えしたい」と語った。

【エディターズ・チェック】
若い世代が多く持ち、加齢とともに減少する傾向がある常在菌の存在と、美肌作りに役立つ常在菌。発表会ではそれらを突き止めた国内外の研究チームの方が登場し、その成果を詳細に解説してくれました。美肌菌スキンケアは何年も前から言われていましたが、サイエンスの視点でここまで突き詰めた話を聞くのは初めて。これまでの製品に込められたビューティパワーに、この研究の成果が凝縮された新成分が加わるとは!使い続けた後の変化に期待が高まります。ところで、「ジェニフィック アドバンスト」は日本国内と海外で違いがあることはご存知でしょうか。日本向けは軽やかなテクスチャーですが、オイル美容が浸透している欧米では少し重めのテクスチャーになっています。会場で試したのは日本特別フォーミュラ。ひと塗りで肌の奥まで満たされていくような浸透力の高さと、塗布後の肌のふっくら感はさすがです。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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「フォーブス ジャパン」運営会社が「オーシャンズ」を傘下に 全株式取得

 「フォーブス ジャパン(Forbes JAPAN)」を発行するリンタイズは7月31日付で、メンズファッション&ライフスタイル誌「オーシャンズ(OCEANS)」を発行するライトハウスメディアの全株式を取得したと発表した。リンクタイズは「『オーシャンズ』が『フォーブス ジャパン』のメディアグループに参加することで、これまで培ってきた両誌の強みをさらに深化しつつ、融合領域における新たな可能性に挑戦する」としている。

 これに伴い、ライトハウスメディアの太刀川文枝代表取締役は8月1日付で退任した。後任にはリンクタイズの角田勇太郎社長が就いた。また、ライトハウスメディア取締役兼発行人に上野原研統リンクタイズ取締役兼「フォーブス ジャパン」発行人が、取締役CFOに杉本直也同取締役CSO兼CFOが就任した。

 なお、「オーシャンズ」の人員構成には変更はなく、引き続き編集長は江部寿貴氏、ウェブ編集長は原亮太氏が務める。

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敏腕女性CEOが語る「ポメラート」との出合いと現代女性とジュエリーの関係

 イタリア・ミラノ発ジュエラー「ポメラート(POMELLATO)」の旗艦店が7月20日、東京・銀座にオープンした。同ブランドは“ジュエリーのプレタポルテ”をうたい、日々着用して楽しめるジュエリーを提案する。カラフルな色石を用いた「ポメラート」では創業50周年の2017年に「ポメラート・フォー・ウィメン(#PomellatoForWomen)」というキャンペーンをスタート。女性のエンパワーメントを目的とした同キャンペーンに登場するのはフォトグラファーやコンサルタント、DJなどさまざまな業界で活躍する女性だ。旗艦店のオープニングには、ブランドアンバサダーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)が来日してテープカットを行った。フェラーニをはじめ、キャンペーンに登場する女性を起用したのはサビーナ・ベッリ(Sabina Belli)=ポメラート最高経営責任者(CEO)だ。同CEOにブランドの強みやキャンペーンについて聞いた。

WWD:このタイミングで東京・銀座に旗艦店をオープンした理由は?

サビーナ・ベッリ=ポメラートCEO(以下、ベッリ):銀座の並木通りは世界的なショッピングの目的地。何年も探していたがいい物件が見つからなかった。ところが急にふさわしい場所が見つかったからあわてて契約した。内装も急いでスピード出店にこぎつけた。並木通りに出店できて誇りに思っている。

WWD:旗艦店の役割は何だと思うか?

ベッリ:百貨店のコーナーでは伝えられないブランドの世界観を伝える場所。旗艦店は「ポメラート」の家のようなもの。だから、ソファやクッション、ミラーなどインテリアにはこだわった。ここで、ゆったりとジュエリーやクラフツマンシップ、石の魅力などを伝えることが大切。

WWD:日本における現在の直営店と卸先の数は?

ベッリ:直営店は旗艦店を含めて10店舗。卸は専門店が10店舗。パートナーは厳選している。

WWD:ベストセラーは?

ベッリ:“ヌード”よ。誕生してから25年になるけど圧倒的な人気がある。アメリカの顧客で12個“ヌード”を持っている人がいて、スペシャルボックスを作ったこともある。重ねづけしたり、いろいろな組み合わせが可能だから遊び感覚で楽しめるのよ。私も“ヌード”は全部欲しいくらいよ。私が初めて“ヌード”を買ったのは2004年。その後に仕事で昇格して2つ“ヌード”を買い足した。アメシストとアクアマリン、プラジオライトの3種類を持っているわ。以前は、ジュエリーは男性に買ってもらうものだった。ジュエリーを自分で買うということは、バッグやシューズを買うのとは違う。自分で選んで購入したジュエリーにはギフトよりも、そしてバッグやシューズよりも強い絆を感じるはず。現代女性は仕事を持ち、社交し、妻や母としての役割があるから超多忙でしょ。女性がジュエリーを自分のために購入するということは究極の自由を象徴していると思う。

WWD:「ポメラート」が他のジュエリーブランドと違う点は?

ベッリ:色がとても重要な要素を占めている。カラーのクリエイティビティーに長けていることと、クラフツマンシップによって仕上げられるセンシュアルなフォーム、イタリアらしい点。そして、日常的に朝から夜までつけられるファインジュエリーだという点。特別な時につけて、あとは金庫にしまっておくようなジュエリーではない。だから愛着も湧く。

WWD:さまざまなキャリアを持つ女性をキャンペーンに起用した理由は?

ベッリ:クラシックなモデルよりは、自分の人生を生きている女性の方が多くの女性から共感を得られるから。キアラはデジタル・アントレプレナーで、ポメラートウーマンを象徴する存在よ。

WWD:これからのラグジュアリービジネスに求められることは何か?

ベッリ:ミレニアル世代にとって、環境やサステイナビリティーは必須事項。その分野でラグジュアリー業界は重要な役割を担っていかなければならない。そういう意味でもケリング(KERING)の傘下であることはとても誇らしい。これからのラグジュアリーに必要なことは、その時代や世代にとって価値のあるものを提供できるかという点。15年前、ラグジュアリーは一部エリートのものだった。今は、若者が「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスニーカーを履く時代。だから、商品と経験ともに新しい世代にアピールするものを作り出さなければならない。

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アルマーニ、18年度は減収減益 NY旗艦店を改装し高級マンションを併設

 ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI以下、アルマーニ)の2018年12月期決算は、売上高が前期比9.8%減の21億ユーロ(約2541億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同28.2%減の3億1430万ユーロ(約380億円)、純利益が同37.3%減の1億5200万ユーロ(約183億円)の減収減益だった。

 地域別の売上高では、ヨーロッパが全体の46%、北米とアジアがそれぞれ同22%を占め、それ以外の地域が10%だった。

 ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者(CEO)兼ジェネラル・マネジャーは、「ラグジュアリー分野におけるアルマーニ・グループの優位性を維持するための戦略に自信を持っている。19年上半期の売り上げにポジティブな兆候が表れていることからも、正しい方向に進んでいることは明確だ」と語った。

 同社は17年2月に、18年春夏コレクションから「ジョルジオ アルマーニ」「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」「A|X アルマーニ エクスチェンジ(A|X ARMANI EXCHANGE)」の3ブランド体制に移行すると発表。「アルマーニ コレツィオーニ(ARMANI COLLEZIONI)」と「アルマーニ ジーンズ(ARMANI JEANS)」はそれぞれ「エンポリオ アルマーニ」に統合した。これは厳しさを増す市場に対応するべくコアブランドを強化し、それらの可能性を最大限に引き出すための戦略だ。アルマーニ会長兼CEO兼ジェネラル・マネジャーは18年の決算発表時に、「17年度の減益はブランド再編の戦略上、想定内だった」とコメントしている。

 なお18年度末の純資産は前期比でほぼ横ばいの20億6000万ユーロ(約2492億円)、現金および現金同等物は同30.5%増の13億1000万ユーロ(約1585億円)だった。同社はこの潤沢な流動性資産を活用し、今後も各ブランドに積極的に投資していくという。実際、18年の投資額は同28.4%増の1億600万ユーロ(約128億円)となっている。

 同社はまた、ニューヨーク・マディソンアベニュー旗艦店を改装して高級マンションを併設するという。店舗を現在の4層構造から2層構造とし、同じ建物内にアルマーニがデザインを手掛ける19戸の住宅が造られる。20年に着工し、23年に完成予定だ。アルマーニは04年にホスピタリティー業界に進出しており、10年にはドバイに、11年にはミラノにラグジュアリーホテルを開業している。

 日本では、19年3月に‪東京・アルマーニ‬ / 銀座タワーがリニューアルオープン。5月にはアルマーニ会長兼CEO兼ジェネラル・マネジャー自身が、「ジョルジオ アルマーニ」20年プレ・スプリング・コレクションのために12年ぶりに来日した。その際には、日本百貨店協会が同氏の長年の功績をたたえる「感謝の会」をイタリア大使館で開催し、百貨店のトップや幹部が一堂に会した。日本はアルマーニにとって重要な市場で、全国でおよそ90カ所、東京だけでも34カ所の販売拠点がある。なお、同氏は7月11日で85歳を迎えた。

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オフィスやリビングを快適な空間にする超音波加湿器「デューイ」が登場

 クレイツは、冷房や暖房などによる肌や髪の乾燥対策ができる、コンパクトで軽量な超音波加湿器「デューイ」を8月3日に発売する。

 超音波による超微細ミストが乾燥した室内を素早く加湿。オフィスやリビング、寝室や車内などを快適な空間にする。USB差し込み口があれば場所を選ばず設置でき、運転音が38dB以下と静かなので安眠を妨げない。USBライトが付属するので、睡眠前にミストで肌を潤しながらの読書も可能だ。

 ホワイト、ピンク、ミントグリーン、バイオレットの4色展開で、全国の理美容室や家電量販店などで販売する。美容機器メーカーとして理美容室から信頼を得ているメーカーの新たな提案ということで話題になりそうだ。

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世界最大のファストファッション「ザラ」がもう一つ「早い」のは? ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース「インディテックスが2025年までにサステナ素材100%宣言」

読み解きポイント「変化への適応力」

ニュースのポイント

 「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)社が株主総会で「ファストファッションと対極にある」と説明。サスティナビリティー推進を宣言。MIT大学などと提携し、2020年までに350万ドル(約3億7400万円)の研究開発費を投資。25年までに持続可能な素材を100%に引き上げる。

CKRはこう読む!

 「4週間」。「ザラ」の商品の平均販売期間です。月に一度お店を訪れる場合は、必ず新しい商品を目にすることになります。「欲しい」と思ったら、その場で買わないと同じ商品はなくなってしまいます。この新鮮さと枯渇感を醸成できていることが、今の「ザラ」の強みの一つです。

 ファストファションの定義を「最新の流行を採り入れ、低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで大量に生産・販売する」とした場合、「ザラ」は間違いなくファストファッション企業に分類されます。

 と同時に「サステイナブル」「ダイバーシティー」「インクルージョン」が時代の空気であることを読み取り、いち早く企業戦略を変え、行動を起こすファストなところも秀逸です。

 約40年の歴史を持つインディテックスの強みは、「変化への適応力」と「消費者が求め、売れるものをつくること」へのこだわり。創業50年である2025年、サステイナブルな企業と言えば、誰もがインディテックスをイメージするようになっているのか?今までにない購買体験をさせてくれるのか?楽しみです。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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「ファッション」を捉えるために 2019年上半期出版のファッション関連書籍10選

 2019年上半期に出版されたファッション関連書籍から10冊を選んで紹介する。「ファッション」を多角的に捉えるために、ビジネスにおけるファッション、デザイナーから見たファッション、学問対象としてのファッションなど、あらゆる視座から書かれた書籍を分野を問わず取り上げる。

 それぞれの書籍ごとに、上半期に話題となったニュースやインタビューなどを中心に関連性のある記事を添えた。最新動向を追うことはもちろん大切だが、同時に大局を見渡すような視座も欠かしてはいけない。関連記事とあわせて、下記の10冊をお薦めしたい。

「アパレル・サバイバル」
(齊藤孝浩、日本経済新聞出版社)

 「ユニクロ対ZARA」(日本経済新聞出版社、2018)の著者である流通コンサルタントの齊藤孝浩氏が、10年後のファッション業界を描き出す。本書を最も特徴付けているのは、消費者のクローゼットが持つ可能性に注目した点。メルカリをはじめとする国内で躍進する企業は、クローゼットを最適化するサービスを展開することで消費者の購買行動を変えている。今後のファッション業界を生き残るためにも、書中で取り上げられたサービスを参考にしてもいいのかもしれない。強い主体性を発揮し始めた消費者に対してファッション業界は何ができるのか?その問いに対する答えを持てたなら、この業界で生き残れるのではないだろうか。

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アベノミクスが百貨店にもたらした変化
2019年ファッション業界の知っておくべきキーワード

「2030年アパレルの未来 : 日本企業が半分になる日」
(福田稔、東洋経済新報社)

 「誰がアパレルを殺すのか」( 杉原淳一、染原睦美、日経BP社、2017)にも通ずる刺激的な副題を持つ本書は、新テクノロジーを導入することによって起きうる変化を10項目に整理して解説する。イギリスのファッションビッグデータ解析サービスである「エディテッド(EDITED」やメンズスーツなどのカスタムオーダーを展開する中国の「衣邦人(YBREN.COM、イーバンレン)」、シンガポール発のファッションEC「ジリンゴ(ZILINGO)」など、テクノロジーを有効に活用して成功を収めている海外の新興企業の情報は必見。章末ごとにまとめられた要点は再読の際に助けになる。巻末には「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーのインタビューも掲載している。

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「大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実」
(仲村和代・藤田さつき、光文社)

 「社会のありようを理解するには、『ごみ』を見るのが一番なのかもしれない」(P.123)。本書は昨今話題の大量廃棄問題について、食品とアパレルの2部構成で切り込んでいく。年間約10億着が捨てられているというファッション業界の現状を丁寧に掘り下げながら、飽和状態のリサイクル業者や外国人技能実習制度が抱える闇など周辺問題にも言及したジャーナリスティックな内容になっている。最終章では人々の消費行為に目を向け、消費者のモノとの関係性の築き方に議論を発展させる。衣・食の2つの観点から、この国で今起きている問題をこの本を通して直視してほしい。

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「アパレル素材企画 プロフェッショナルガイド」
(野末和志、繊研新聞社)

 アパレル素材の生産工程や流通形式、業界構造についてほぼ網羅的に解説する。これから業界に入りたいと考えている人や、すでに業界にいながらも知識不足を実感している人にとっては必携の1冊かもしれない。本書を読むと、衣服を作るには感性だけでなく知性も必要なのだとあらためて思い知らされる。縮小続く国内繊維業界や画一的な商品企画など、業界が抱える問題は山積みになっている。この1冊でアパレル生産に関する知識が完結するわけではないが、現状の課題に向き合うための糸口が見つかるかもしれない。もちろん業界の人間であるならば生産の現場に出向くことも肝要だ。

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「服を作る モードを超えて 増補新版」
(山本耀司・宮智泉、中央公論新社)

 「『僕は考えている』という服を作り続けなければ」(P.181)。本書は、山本耀司「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」デザイナーのクリエイションに対する哲学に迫っていく。2013年出版の内容に19年3月収録のインタビューなどを追加した増補版。100の質問や生い立ちから振り返るインタビューによって山本耀司の人間像を明らかにする。老いてますます盛んな山本耀司デザイナーの言葉はどれも刺激的で、特に新収録のインタビューは必読だ。山本耀司の変わらぬ思想の一端が見えてくるはず。「僕、まだやめられないです」(P.184)。

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ヨウジヤマモトの好調を支える主要20ブランド・ラインを大解剖

「“複雑なタイトルをここに”」
(ヴァージル・アブロー、倉田佳子・ダニエル・ゴンザレス 訳、アダチプレス)

 「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のデザイナーであり、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ アーティスティック・ディレクターでもあるファッション界の最重要人物、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)がハーバード大学デザイン大学院で行なった特別講義の内容をまとめた1冊。理路整然としたヴァージルのデザイン論はファッションデザインにとどまらず、日常における思考法にもヒントを与えてくれる。ヴァージルの発言は右ページ、質問者の発言やスライドなどの画像は左ページにレイアウトされているため、読み進めやすい。

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A to Zで説くヴァージル・アブロー
ヴァージルのハーバード大での講義本を日本語で出版 「ナイキ」「イケア」コラボの裏側に迫る
ヴァージル、故郷シカゴで初の回顧展 「私の人生は学びの旅」

「vanitas No.006」
(蘆田裕史+水野大二郎 責任編集、アダチプレス)

 ファッション批評理論の構築を目的としたファッション批評誌の約1年ぶりとなる最新刊。今号では「ファッションの教育・研究・批評」をテーマに、ファッション教育に携わる研究者やファッション批評の実践者へのインタビューなどを掲載している。そのほかにも、ファッションに関する論文やエッセイ、海外のファッション研究機関や展覧会を紹介するページなども充実している。10カテゴリーから選出されたファッション関連書籍のブックガイドは、未邦訳書籍なども数多く掲載されているため、これからファッション研究を志す人や世界の最新動向を知りたい人などにお薦め。

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「転生するモード デジタル時代のファッション(叢書セミオトポス14)」
(日本記号学会 編、新曜社)

 2017年に開催された日本記号学会のセッションをもとに編集された論集。雑誌媒体、ストリート、デジタルメディアにフォーカスした3部構成で、現代に至るまでの環境の変化とファッションの関係を読み解いていく。3部の大黒岳彦明治大学教授による流行構造の変化に関する指摘など、現在のファッションに対する理解の助けとなる内容も多い。学問的ではあるが専門的知識がなくとも読み通せる内容になっているため、学生だけでなく業界で働く人にも読んでほしい。

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「女性雑誌とファッションの歴史社会学 ビジュアル・ファッション誌の成立」
(坂本佳鶴恵、新曜社)

 雑誌は日本の女性にとってどのような意味があったのか。筆者は明治末期から1990年代までの女性雑誌の歴史的変遷とファッションの関係を追い、日本人女性に与えた影響を明らかにする。「アンアン(anan)」や「ノンノ(NON-NO)」に代表されるビジュアル・ファッション誌の登場は、女性が意識する役割や消費に対する認識の変化に少なからず関わっている。デジタルメディアの登場や購読者数の減少など、00年代以降の雑誌を取り巻く環境は大きく変わっているが、雑誌の歴史的意義を知ることで得られるものは多い。メディアや女性とファッションの関わりなどについて考える際の参考に。

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「『盛り』の誕生 女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識」
(久保友香、太田出版)

 日本独自の文化「盛り」。この遊戯的なビジュアルコミュニケーションは、常にビジュアル加工テクノロジーの進化とコミュニケーション手段の拡大とともにあった。1990年代の渋谷から雑誌、プリクラ、ブログ、インスタグラム、韓国コスメを巡り、筆者は「盛り」という現象を通して「日本人の美意識」に迫っていく。時代の当事者たちへのインタビューは当時の情景をありありと浮かび上がらせながら、本書の時代分析の精度を高めている。コミュニティーと「盛り」の関係についての考察など、これからの時代を見通す上でも欠かせない視点を多く提供してくれるはず。

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秋吉成紀(あきよしなるき):1994年生まれ。2018年1月から「WWDジャパン」でアルバイト中。

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スタバとビームスのコラボ第3弾 アウトドアに役立つアイテムそろう

 スターバックス コーヒー ジャパン(STARBUCKS COFFEE JAPAN)はビームス(BEAMS)の南馬越一義シニア・クリエティブディレクターが率いるビームス創造研究所とのコラボレーション企画第3弾として、8月2日から限定アイテムを東京・中目黒の「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」で販売する。

 今年2月のコラボ第1弾では“PLAY”を、4月の第2弾では“TRAVEL”をテーマにディレクションした商品を販売した。第3弾となる今回はアウトドアシーズンに合わせて“Go out!”をテーマに、登山やキャンプなどで使えるアイテムを中心にそろえる。

 展開商品は「ツノカワーファーム」から、80年代に日本でデザインされたフォールディングチェアをベースにファブリックは会津木綿を使用した携帯チェア(2万9000円)、創業41年の染色工房が運営する「にじゆら」からはブルーとキャメルの手ぬぐい(2000円)、山を対象にしたフィールドワークから商品を作り続けている「マウンテン リサーチ(MOUNTAIN RESEARCH)」からは「スターバックス リザーブ」のロゴをあしらったキーホルダー(3300円)やフロントポケットを開けるとミニテーブルになるフィールドベスト(2万7000円)など、日本のモノ作りを代表する6ブランドから8つのアイテムが登場する。

 なお発売初日のみ、全ての商品はそれぞれ一人1点までの販売となる。

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