「サスクワァッチファブリックス」が盆踊りをテーマにしたTシャツを発売

 東京発のメンズファッションブランド「サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX.)」は、日本三大盆踊りの一つ「郡上おどり」をテーマにしたTシャツを販売中だ。

 「郡上おどり」は、岐阜県郡上市八幡町(通称、郡上八幡)で開催される伝統的な盆踊り。約420年以上の歴史を持ち、徳島県の「阿波踊り」、秋田県の「西馬音内(にしもない)の盆踊り」とともに日本三大盆踊りに数えられる。7月中旬から9月上旬まで合計32日にわたって行われ、毎年25万人以上が参加する。特に8月13〜16日の4日間は、午後8時ごろから翌朝5時ごろまで踊り明かす「徹夜おどり」が行われ、盛り上がりのピークを迎える。

 Tシャツは、「郡上おどり」のレタープリントとともに踊りを楽しむ妖怪のイラストをあしらった2型を用意した。いずれもホワイトとブラックの2色をそろえ、価格は各6000円。

 ブランド公式オンラインサイトのほか、郡上八幡の立ち飲み居酒屋「玄麟(げんりん)」と雑貨店「キバコ(kibaco)」で取り扱う。

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日本ジーンズと英国靴で完全武装! 徹頭徹尾アマノジャクなカリフォルニア支度

 「WWDジャパン」8月5&12日合併号は、デニム特集です。今年はジーンズの生まれ故郷であり、作業着からファッションへ生まれ変わった地でもあるアメリカ西海岸を取材しました。デニム特集を担当して3年。海外取材の必要性を訴え続けて、まさに念願かなった渡米となりました。当然、“装備品”選びにも熱が入ります。

 これまでに調光レンズ入りの跳ね上げ式眼鏡と、LAでしっかり傾(かぶ)くためのジャパンブランドのウエアを手に入れたわけですが、渡米最大の目的はジーンズの取材であり、デニム担当である僕としてはジーンズも新調せざるを得ません。濃厚なビンテージジーンズの世界にどっぷりつかった僕ですが、少しでも“今”の女子たちの気持ちを理解しようと助けを求めたのが、ビームス(BEAMS)やフリークス ストア(FREAK'S STORE)、伊勢丹新宿本店で取り扱いのある日本のジーンズブランド「ウエストオーバーオールズ(WESTOVERALLS)」の大貫達正デザイナーです。

 ひと目ぼれしたのがビンテージライクなライン“スターウエスト(STA-WEST'S)”の“デニム ランチ パンツ”(3万円)です。最大の特徴は抜染で表現したセンタークリースで、後ろ身頃にもあります。ウエスタンな仕様の太めのベルトループも特徴で、もちろんコーディネートは“今”っぽさを意識してTシャツをタックインしました。これって四十路男子にとってはなかなかに冒険ですが、カリフォルニアの素晴らしい天気が背中を押してくれました。ハイウエストパンツって個人的には初めてで、寄る年波とともに肥大化するおなかを意識せざるを得ず、ダイエットを実践するよいきっかけにもなりそうです……。

 パンツを新調したら、それに合わせるシューズも必要!というわけで、アマノジャク目線で選んだのはアメリカ西海岸とは真逆なポジショニングにも見える英国靴です。ずっと気になっていた「トリッカーズ(TRICKER'S)」の“チャーチルスリッパ”にしました。名前の通り本来は室内用の履き物ですが、ラバーソールを付けて外履きするスタイルがファッション関係者の間で人気となり、4月に東京・青山の骨董通りにオープンした「トリッカーズ」青山店は店舗別注としてデフォルトでラバーソールを付けた“チャーチルスリッパ”を発売していました(4万5000円)。トウの刺しゅうはスカル&ボーン、王冠、獅子など4パターンでしたが、さんざん迷った結果ロイヤルワラント(英国王室御用達の紋章)にしました。ロサンゼルスからサンフランシスコへと取材を続けましたが、ローカルたちの足元はほぼトングタイプのサンダルで、少なくとも英国製スリッパを履いている人はおらず、しっかりアマノジャク感を堪能できました。

 さてシューズつながりで番外編を。ベニスビーチ近くのアボット・キニーは、ロサンゼルスを代表するおしゃれエリアですが、数年ぶりに訪れるとすっかり様変わりし ていました。以前は小さいながらも個性的なショップが軒を連ねる印象でしたが、すっかりマスなブランドショップに宗旨替えしていました。現地に住むクリエイティブエージェンシー社長の友人に話を聞くと、「地価の上昇がハンパない。これじゃ先住者も出て行かざるを得ないね」とぽつり。そんな中でも気を吐いていて、ついうれしくなってしまったのがメンズセレクトショップのストロングホールド(THE STRONGHOLD)です。英国製のライダースジャケットで知られる「ルイスレザーズ(LEWIS LEATHERS)」や、1865年創業の米国のハットブランド「ステットソン(STETSON)」など武骨なアイテムをそろえており、およそビーチ近くの観光客向けのショップとは思えないたたずまいにアマノジャク精神をビンビン感じました。

 マイケル・パラダイス(Michael Paradise)=オーナーは相変わらず元気で、雑談している間も来店者は絶えず、商売もまずまずの様子。そんな中、僕以上に目を輝かせたのが、日本から同行してもらった鈴木規仁フォトグラファーでした。ずらりと並んだ米国靴「オールデン(ALDEN)」に興味津々。そのほとんどが別注品で、日本では見かけないものばかりでした。あまり熱心に見ているので、「履いてみたら?」とそそのかしました。彼が当初気になっていたのはグレインレザー製のグリーンのブーツでしたが、端から試し履きして、最後に決定したのはコードバン製のブラウンの短靴(795ドル、約8万4200円)。日本で買うのに比べて3割ほど安く、さらにちょっと“お勉強”してもらったみたいです。これが鈴木フォトグラファーにとって、“ファースト・「オールデン」”となりました。

 僕も鈴木フォトグラファーも妻子ある身。何かきっかけがないと、値の張る買い物はできません。そんな時、旅(今回は出張ですが)は有効だと思います。何より(アイテムによっては)一生モノの思い出になります。あれこれ書きましたが、これを読んでいるだろう妻への言い訳として筆を置きたいと思います。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「リーボック」の新コンセプトストアが今秋日本初上陸 フィットネスとファッションを統合

 「リーボック(REEBOK)」は9月14日、新業態のコンセプトストアの日本第1号店リーボックストア 渋谷(Reebok Store Shibuya)を東京・渋谷に開業する。 これまでリーボック フィットハブ(Reebok FitHub)で展開していたフィットネスやトレーニング、ランニングアイテムとリーボック クラシックストア(Reebok CLASSIC Store)で展開していた80〜90年代の歴代スニーカーやアパレルアイテムを統合して取り扱う。この新業態は今年、世界に先駆けてアジア地域でスタートしたもの。

 新旗艦店のオープンを記念して、今年25周年を迎え4月に復刻した“インスタポンプフューリー”の“シトロン”と“サックス”(各1万8000円)を数量限定で発売するほか、オープン記念オリジナルTシャツ(3990円)も用意する。また、MMA史上初の2団体王者となった格闘家の堀口恭司選手や、フィットネストレーナーのガンダルフ・アーチャー・ミルズ(Gandalf Archer Mills)といったアスリートやセレブリティーとのコラボアイテムの販売も予定している。

■リーボックストア 渋谷
オープン日:9月14日
時間:11:00〜21:00
住所:東京都渋谷区神南1丁目20-17
店舗面積:263平方メートル

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ミネラルメイクの老舗「ジェーン・アイルデール」、3イン1リキッドファンデ発売

 ミネラルメイクアップブランドの「ジェーン・アイルデール(JANE IREDALE)」は8月26日、新ファンデーション「ビヨンドマット リキッドファンデーション」を発売する。カラー展開は7色(各5800円)で、別売りの「ブレンディング/コントゥワブラシ」(5000円)との併用を推奨する。

 同製品はファンデーションとプライマーとコンシーラーの3つの機能を備えたマルチタイプで、セミマットな質感に仕上がる。天然ペプチドが肌にハリを与えて肌の欠点をカバーする。リキッドパウダーのテクスチャーが重ねづけしても厚くならないのが特徴だ。また化粧崩れ防止のためにシリコーンを採用しており、シリコーンについて“肌の感触を改善し滑らかに整える”“有効成分を肌に届ける”“肌の水分消失を防ぐ”などの有益性をうたっている。

【エディターズ・チェック】
今年25周年を迎えた「ジェーン・アイルデール」はナチュラルメイクアップブランドの、中でもミネラルコスメの先駆的存在。映像業界に従事していた創設者のジェーン・アイルデールが、一部の化粧品が肌に害をもたらしていることを憂えて“肌にいいメイクアップ製品を”とクリーンで安全な製品作りを始めました。昨年から今年にかけて“クリーン・ビューティ”が美容業界のトレンドとして注目されていますが、世の中の環境保護や社会貢献機運の高まりから化粧品に成分・生産工程における倫理性や透明性を求める消費者のニーズは今後さらに増大することが予想されます。今年2月に老舗の「ゲラン(GUERLAIN)」が天然由来成分97%のファンデーションを発売するなど、ナチュラルメイクアップ製品の市場は競争が激化しています。本家ナチュラルメイクアップブランドがどのように存在感を示し生き残っていけるかに注目です。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

御茶ノ水楽器祭り。なかなかダアンジェリコ良かったですね。価格も安く感じるししかも日本製?!?!らしい。ネック・ボディの作りは最高でしたね。音は会場がうるさかったのであんましわからんかったんですが。

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米リーバイス所蔵の“お宝ビンテージ”に見た「リーバイス」の現在地点

 ジーンズが売れない――そんな中で一社気を吐くのが「リーバイス(LEVI’S)」だ。米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)の売上高は3年連続増収で、2018年11月期の売上高は前期比13.6%増の55億7500万ドル(約6076億円)だった。3月に再上場を果たして初値が公開価格を大幅に上回ったほか、18年12月~19年5月期も前年同期比6.1%増と好調が続いている。ジーンズが冬の時代に、なぜ独り勝ちできるのか?同ブランドのアーカイブを収集・検証・体系化するヒストリアンのトレイシー・パネク(Tracey Panek)の「アーカイブには全ての答えがある」とのコメントにヒントの一片があるのだが……、詳しくは「WWDジャパン」8月5&12日合併号をご覧いただきたい。ここでは印象的なこぼれ話を紹介する。

 サンフランシスコにあるリーバイ・ストラウス本社の1階には、2万点ものビンテージ「リーバイス」を収蔵するアーカイブルームがある。これらを管理するのがヒストリアンの仕事だ。1879年製の同社が持つ最古の「リーバイス」ジーンズも興味深いが、ここでは本紙で紹介しきれなかった2本に光を当てたい。

 まず1本目は、同社所蔵の最古の女性用「リーバイス」ジーンズだ。「現在販売するウィメンズジーンズ“701”の前身となる“401”というモデルで、1930年代前半に発売した。ハイウエストでフェミニンなフィットが特徴だ」とパネク=ヒストリアン。もとのオーナーは当時大学生だったバイオラ・ロングエーカー(Viola Longacre)で、「当時、女性がジーンズをはくのは型破りで進歩的なことだった。彼女はのちに英語の教師となるが、まさに自立した女性の先駆けといえる。そんな彼女が選んだのが『リーバイス』だった」。ロングエーカーは101歳で大往生し、遺品をリーバイ・ストラウスが買い取る形でアーカイブルームに収蔵された。

 もう1本は60年代のジーンズだ。「60年代は“カスタマイズの時代”。サンフランシスコはヒッピームーブメントの中心地であり、たくさんの若者がこの地に集まっ た」。ニューヨーク在住のメロディー・サバタッソ(Melody Sabatasso)もその一人で、FIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)に学んだが、ドロップアウトしてサンフランシスコにやって来た。「ある日友人の結婚式に招かれた彼女だが着て行く服がなく、『リーバイス』のジーンズをカスタマイズしてドレスを作った。これを見た友人や知人から『私の服も作ってほしい』と声が高まり、『ラブメロディー(LOVE, MELODY)』という名前でブランド化した」という。2019年の話を聞いているようだが、これは60年も前の出来事だ。「彼女はとても『リーバイス』ラブな人で、リメイクの際のステッチカラーもオリジナルと同色にするなどディテールにもこだわった」とパネク=ヒストリアンは解説してくれた。

 実は当時、リーバイ・ストラウスはサバタッソ=デザイナーの動きを規制したという。パネク=ヒストリアンは、「時間をかけて『リーバイス』は変わった。ブランドをより身近に感じてもらうために、それはとても大事なことだった。結果としてカスタマイズを受け付ける“テーラーショップ”や、世界に1本だけのジーンズをフルオーダーできる“ロット・ナンバーワン”、セルフリメイクラインである“リーバイス オーソライズド ビンテージ(LEVI'S AUTHORIZED VINTAGE)”につながった」と教えてくれた。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

あんまし歌付きの曲は見ないんやけど。これは別。。。この渋さはなかなかすごい。流石にEric Gales。ライ卜ハンド用のギターをそのまま弾いてるんだな。

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元祖お守りジュエリー「イレアナ・マクリ」デザイナーの華麗なる人生

 ギリシャ人ジュエリーデザイナーのイレアナ・マクリ(Ileana Makri)が東京・ギンザ シックス内のブティック改装を機に来日した。「イレアナ・マクリ」は最近トレンドのお守りジュエリーの代表格である目やヘビのモチーフのジュエリーの元祖ともいえるブランド。繊細で遊び心のあるデザインは日本でも人気が高い。来日したマクリにインタビューするために、ギンザ シックスのブティックを訪ねた。約束の時間を少し過ぎて姿を現したマクリは、「ランチが終わらず遅れてごめんなさい。でも、本当にラッキーだったのよ」と話し始めた。親日家で美食家でもある彼女は、その日ミシュラン2つ星のフレンチレストラン「ナリサワ(NARISAWA)」でランチをしていたそうだ。マクリは「ランチは予約を取らないっていうから、オープン時間ちょうどに行ったのだけど満席だった。仕方ないから姉妹店『ビーズ バー バイ ナリサワ(BEES BAR BY NARISAWA)』でいきさつを話したら成澤(由浩)シェフの息子さんがすぐレストランに連絡してくれたの」と続ける。幸運なことにキャンセルが出てマクリは「ナリサワ」でランチすることになった。「彼の料理はまるで芸術のよう。10コース以上もあって、どれも素晴らしかったわ。約束の時間があるからデザートはあきらめたけれど」という。そんな彼女がジュエリーデザイナーになったのは偶然のこと。彼女自身が運を引き付ける人なのだ。

スタジオ54でウォーホルとも交流

 マクリはギリシャで結婚後、夫の仕事の都合で8年間ニューヨークに滞在する。2人の娘もニューヨークで生まれた。「私の親友の友人がクラブに行こうと連れてってくれたのがスタジオ54だった」。親友の友人とは、スタジオ54の共同オーナーのスティーブ・ルベル(Steve Rubell)だったのだ。「スティーブや彼の共同オーナーのイアン・シュレーガー(Ian Schlager)とスタジオ54にはよく行ったものよ。常連だったアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)と友だちにもなったわ」とマクリ。彼女は当時のニューヨークのクラブシーンにおけるセレブリティーだったのかと聞くと、「アンディはセレブだったけど、私は全然。ただの一般人よ」。彼女がジュエリーデザイナーとしてキャリアをスタートさせる以前の話だ。

友人に作ったリングがきっかけで1000万円のオーダーが舞い込む

 マクリは子どもの頃から石が大好きで、大きな箱に入ったコスチュームジュエリーで遊んでいたそうだ。彼女が最初にジュエリーを作ったのは13歳の時だった。ブランドのアイコンの一つである“スレッドバンド”で、細い糸のようなリングだ。「1週間そのリングをつけていたら壊れたから、壊れないようにどうしたらいいかいろいろ試した。今でもそのリングの半分を持っているわ」とマクリ。その“スレッドバンド”が彼女に幸運を呼び込んだ。1999年、マクリは友人に頼まれて“スレッドバンド”4~5本を携えてアメリカ・ニューヨークを訪れた。当時、彼女は親しい人だけにジュエリーを制作していた。マクリがニューヨークに滞在中に、そのリングをつけた友人をバーニーズ ニューヨーク(BARNEY’S NEWYORK以下、バーニーズ)の当時の社長だったジュディ・コリンソン(Judy Collinson)が目撃し、リングをどこで手に入れたかと尋ねた。友人はマクリがデザインしたと告げ、彼女は滞在中にコリンソンにリングを見せに行ったのだという。コリンソンは「私が探し続けていた人はあなただ」と言ったそうだ。数日後、マクリがホテルに帰るとフロントで鍵とバーニーズからのファクスを渡された。そのファクスはオーダーシートで、金額は13万5000ドル(約1431万円)。「それがバーニーズの最初のオーダーだった。ただし納期は2カ月。すぐにアテネのアトリエに電話して納期を守れるか確認したわ」とマクリ。今でもバーニーズは最初のコレクションをオーダーし続けているという。こうして、マクリのジュエリーデザイナーとしてのキャリアがスタートした。

人に見せるためではなく
自分のためにつけるジュエリー

 マクリのインスピレーション源は、海や山などの自然から古代の遺跡までさまざまだ。彼女のジュエリーは繊細でさりげないが、どこか強さを感じさせるものがある。マクリは、「私のジュエリーは一日中つけるためのもの。人に見せるものではなく、自分のためにつけるジュエリーよ。私自身の一部のようなもの。ジュエリーには価値があるだけでなく、それ以上の意味がある。シンボル的なものであり個人的な意味を持つもの」と話す。彼女のジュエリーを購入する女性は20~70代と幅広い。「仕事を持つ独立した女性で、インターナショナルな感覚を持った女性が多いわ」とマクリ。「ジュエリーは永遠の友になりうるものよ。リフォームすれば新しい命を吹き込むことができる。だから、デザインが古いと思ったらどんどんリフォームするべきね。私も友人に頼まれてデザインすることがあるわ」。

趣味はパトモスにある
別荘のデコレーション

 スタイリストのソニア・パーク(Sonya Park)が手掛ける「アーツ アンド サイエンス(ARTS & SCIENCE)」の洋服がお気に入りというマクリ。親日家で京都が大好きという彼女らしい選択だ。そんな彼女の趣味は、パトモス島にある別荘のデコレーションだという。「テラスからエーゲ海が見える素晴らしい場所。『デザイナーズ・ギルド(DESIGNERS GUILD)』のテキスタイルなどを使ってデコレーションしたの。とても気に入っているわ。友人や家族の皆が別荘で過ごすのが大好きよ」。そんな彼女だが最近、長年住み続けたアテネの生家を売り、ダウンタウンに引っ越した。長年住み続けた家を手放す決心をするのは簡単ではない。なぜそのような決断をしたのかと聞くと、「もちろん愛着もあるし、手放す決断するのは大変だった。両親はいないし、子どもたちも巣立っていった。私一人で大きな家に住んでも仕方ないと思ったから。ちょうどアクロポリスの丘が見える素敵な家が見つかったの。アトリエにも近いからとても便利よ」と話す。マクリは別荘や自宅に友人を招くのが好きだという。「アメリカ人の友人がギリシャに来るとき、私はまるでトラベルエージェントのようよ。どこで何をしたらいいかを教えて、滞在を楽しんでもらえるのがうれしいの」。

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やってはいけない美容法にハマっていませんか?

 毎日暑い日々が続くとメイクが崩れたり、室外と室内の寒暖差や冷房の効きすぎで肌が乾燥してしまったり体が冷えてしまったりと、夏はイベントや行事もあって楽しくもありますが、美容にとっては何かとハードな季節でもありますね。自分自身も冷房による冷え(特に露出している足首から冷えます)や肌の乾燥が年々気になっています。

 会話の流れで、隣の席の同僚が手に持っていた本「女医が教える、やってはいけない美容法33:実は老化を加速!」(小学館)を私に紹介してくれたのですが、最初は「ふーん」という軽い気持ちでパラパラとめくっていたものの、良いと思っていた美容法がことごとくNG(苦笑)。特に気になる項目を読み、気づいたらあっという間に読み終えていました。時間や労力、お金をかけてよかれと思って(必死で?)やっていたことが逆効果だったとしたら、なんと悲しいことでしょう。

 情報が溢れているので何を取捨選択してよいのか正直難しいですよね。著者の慶田朋子医学博士/銀座ケイスキンクリニック院長もあとがきで「食事などの生活習慣やスキンケアなどのお手入れには、情報の取捨選択が欠かせません。皮膚科学、栄養学、運動生理学などの正しい知識があれば、おのずとするべきこと、すべきではないことを選別できるでしょう」と書いています。「やってはいけない」ことの一例を紹介すると、「毎日コロコロローラーでたるみ加速」。このタイトルにはドキっとしました。実は3カ月前から遅ればせながらコロコロローラーを購入し、熱心に朝晩顔をコロコロしていたからです(笑)。
 

 慶田医師によると、「コロコロローラーのやりすぎは私が全力で止めたい残念な美容習慣のひとつ」だそうで(!)、加齢によってただでさえ弱くなったコラーゲン線維がいじめられ伸びたり切れたりしてしまい、やればやるほどたるみを加速させてしまうそうです。なんともおそろしいことですが、マッサージローラーは血流やリンパの流れを促す働きがあるため、顔のむくみは解消してくれるとのこと。朝起きてむくんでいるときなどに軽くコロコロと短時間、週2回くらいが限度だそうです。せっかく購入したので、全く無駄にはならなそうで良かったです。このほかにも「スクラブ洗顔で乾燥肌が悪化」「クレンジングマッサージできめ崩壊」「夜の丁寧スキンケアで不眠汚肌」「化粧水100回パッティングで敏感肌に」など、読み飛ばせない項目ばかりです。

 こんな風にこの本ではやってはいけない33の事例を紹介していますが、あとがきを読むと「女性が精神的に自立し、自信を持って生きる、それをサポートし寄り添いたい」という考えが伝わってきます。慶田医師は、写真を拝見するととても美しいのですが、小児期からアトピー性皮膚炎に悩み、思春期は湿疹で顔が赤くなり、高校生ではニキビが混ざり肌を見られるのが嫌でうつむいて歩いていた時期があったそうです。

 皮膚病や肌老化は内臓疾患と異なり、目に見えてしまう。一般的には軽視されがちな“見た目”が損なわれるとQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)が低下し、自信をなくし、社会活動への意欲まで失われてしまうことを自分自身の経験や診療を通して実感してきたとのことです。

 最近、医療界で重要視されているのが“Beauty QOL” だそうです。「自分の外見に満足できる自分でいると自己評価が上がり、気分が上向きになります」と慶田医師。「そうなんだ、そんな前向きな気持ちになりたくて、私もこの事例にあるようなやってはいけないことも含め、いろんなことを試してきたんだ」と、とても納得したのでした。そんなことにあらためて気付かされる一冊でした。同じ努力なら、正しい方向で努力したいですね。やってはいけない項目にドキっとした方は、ぜひ手に取ってみてください。

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