「MSGM」の2020年春夏はブランドのDNAを凝縮 10周年を祝うカラフルでエネルギッシュなコレクション

 マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)=クリエイティブ・ディレクターが2009年に立ち上げた「MSGM」は、今年10周年を迎えた。ミラノ・ファッション・ウイークで発表された2020年春夏ウィメンズ・コレクションは、それを記念したもの。ファッションショーで使われるのは初めてだというトリエンナーレ・デザイン美術館の庭園を会場に、暖かな日差しが降り注ぐ中、カラフルでエネルギッシュなショーを見せた。

回顧的ではなく
未来を見据えたコレクション

 ショー直前のバックステージで、数多くのメディアからの取材に対応するマッシモは、「10周年を迎えることができて、とても嬉しいし、誇らしい。このコレクションは10年間を称えるようなもので、一つ一つのルックから『MSGM』のDNAを感じてもらえると思う。ボウ(リボン)やラッフル、フリンジといったディテールから、ツイードやレース、フラワープリント、タイダイなどの素材、そして鮮やかな色使いまで、ブランドのシグネチャー的な要素をちりばめているからね。ただ、回顧的なものではなく、未来を見据えている」と話した。

 その言葉通り、コレクションは「MSGM」らしいポップでガーリーな雰囲気を漂わせつつも、その女性像が10年を経て成長してきたようにも感じさせるものだった。ショーは、チェックツイードのコートに大きなボウタイ付きのポプリンシャツを組み合わせたルックからスタート。その後も、透け感のあるシルクオーガンジーのドレスと素朴さを感じさせるローゲージニットを重ねたり、フェミニンなラッフルとパフスリーブを配したトップスにサイクルパンツにタイトなデニムショーツを合わせたり。ラストには、総レースで仕立てたテーラードルックと、裾をフリンジ状に仕上げたツイードのドレスやコートを披露し、大人の階段を上る「MSGM」ガールのイメージを際立たせた。

 ゼロからミラノ・ファッション・ウイークに欠かせないブランドを確立したマッシモは、10年の間に「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを経験。さまざまなコラボレーションを手掛け、今年5月には個人のプロジェクトとしてアートの支援活動もスタートさせるなど、彼自身も成熟してきた。正直なところ、近年は少し難解で共感しづらいコレクションもあったが、今シーズンは昔からのファンが求めるような「MSGM」らしさ満開。「これまでで初めて、映画や音楽、アート作品といった具体的なインスピレーションがないシーズンなんだ。考えたのは、純粋に『MSGM』らしいということだけ」と語るように、その潔さが魅力的なコレクションを生み出したのだろう。

ウエアにリンクする
印象的なアイメイク

 コレクションを最大限に引き立てるヘアメイクを担当したのは、メイクアップアーティストのリンジー・アレキサンダー(Lynsey Alexander)とヘアスタイリストのジャワラ(Jawara)だ。メイクのキーワードは、「ヤング&フレッシュ」「コンテンポラリー」「ロースキン」。「M・A・C」の“ストロボクリーム”で若々しく透明感のある肌を作り、クリームアイシャドウ“ペイント ポット”をチークとして使うことで立体感を加えた。そこにアクセントを加えるのは、ウエアにリンクする鮮やかなカラーのアイメイク。赤や黄色、ピンク、青、黒などのジェルクリームアイライナー“クロマライン(CHLOMALINE)”を使い、まぶたにブロックのようなラインを描いた。

 一方、ヘアのインスピレーションは、寝過ごした時のようなスタイル。ヘアアイロンで作るゆるいウェーブをベースに、前髪はそれぞれのモデルの個性を生かした。マッシモからのリクエストは、「エフォートレスで完璧過ぎないヘア」とジャワラ。「1週間くらい洗っていないようなクールな光沢が特徴。動きがあって、少しグリーシーな雰囲気のルックに仕上げた」という。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める

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2020年春夏の新トレンド“ヴィクトリアン”を先取り! “姫ワンピース”はロンドン女子がお手本

 古風な英国“ヴィクトリアン”のムードが盛り上がったのは、2020年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの目立った新傾向でした。ショー会場に現れたファッショニスタたちもこの動きを先取り。フリルやロング丈が特徴の“姫ワンピース”をまとっていました。英国から火がついたヴィクトリアンは、来春夏の大きなトレンドに育ちそうな予感があります。

 英国ブランドの「アーデム(ERDEM)」は2020年春夏のショーで、クラシックなワンピースを繰り返し披露しました。レディーライクがトレンドの今、その起源を時代的にさかのぼるのは自然な流れです。ヴィクトリアンはヴィクトリア女王が在位した1837~1901年当時のファッションを指します。フリルや刺しゅう、レースを施した装飾のほか、コルセットで絞ったウエスト、腰周りを膨らませたロングスカートなどが象徴的で、現代のゴシックロリータに通じる装いです。

 でも、当時の装飾性をそのままワンピースに落とし込むのでは、リアリティーがありません。フェミニンが過剰になるのを避けて、ヴィクトリアンをモダンにアレンジするのが20年春夏の着こなし方です。一足早くヴィクトリアンを自分流にスタイリングしていた来場者のコーディネートには、ロンドンらしいウィットがあふれていました。トレンドを先取りの彼女たちのスタイルを見ていきましょう。

お嬢さまとダンディーを
クロスオーバー

 襟や裾をフリルやラッフルで飾るのは、ヴィクトリアンの象徴的な演出です。ロマンティックな花柄で彩られたマキシ丈ワンピース、その上からダブルブレストのテーラードジャケットを羽織ってマニッシュに締めるのは、鉄板の合わせ技です。姫ワンピースを自分のものにするには、まずこのコーディネートが入門編として取り入れやすいでしょう。写真の女性はヘアピンを添えてトレンド感をアップ。足元にはトラッドなローファーを合わせて、お嬢さまテイストをハズすのが今の気分です。

前開けと袖まくりで“こなれ感”演出

 布をたっぷり使ったマキシ丈ワンピースは“姫感”もマックス。シャツワンピースは正面を全部開けられるので、この写真の女性のようなスリット風の見せ方も可能です。堂々とした脚見せは、凜々しいワンピース姿に導いてくれます。裾からのぞかせたのは、レースアップのコンバットブーツ。さらにテーラードジャケットを重ねることで、女っぽさを薄めています。たくし上げたジャケットの袖先からワンピースの袖を見せて、ラフに着崩しました。華やかなドレスをデイリー使いするときのお手本になりそうです。

ジャケット × ブーツで凜々しく

 ヴィクトリアンムードを取り入れるときは、ロマンティックになり過ぎないよう、ジャケットとブーツといったクールなアイテムで全体を整えるのがこなれた雰囲気に仕上げるコツです。この写真の女性はロング丈のブラウスとスカートのコーディネートですが、ワンピースのようにも見える着こなしです。これはワンピース見えするセットアップなどでも使える手です。ノーカラーのジャケットを重ねることで、きりっと感をプラス。ロングブーツで脚を隠す小技は今秋冬にヒットする兆しが見えています。

紳士とストリートの逆ムードを
サンドイッチ

 裾のフリルが愛らしいコットンワンピースは、ノスタルジックな雰囲気です。淡いグリーンも夢見心地の甘口テイスト。だから、スイートになり過ぎないよう、チェック柄のジャケットで英国トラッド調のスパイスを投入しました。さらに、ダッドスニーカーでストリートテイストもミックス。服のボリュームとスニーカーの量感は、チラリとのぞく足首を細く見せてくれる効果も発揮しています。甘め服にはこのような“上下サンドイッチ技”を使うと、狙い通りに印象をコントロールできます。

CPOジャケットとアウトドア靴で
甘さダウン

 ミリタリー由来の“CPOジャケット”をスタイリングに取り入れる、おしゃれ上手な女性が街に急増中です。CPOジャケットはシャツとジャケットの長所を兼ね備えているため、“シャケット”とも呼ばれています。ざっくりラフに着られるうえに、ちょっとした温度調節にも便利なアイテムです。風をはらむ薄手ワンピースははかなげなムードを帯びるので、過剰なガーリー感を遠ざけるうえでは“CPOジャケット”のようなミリタリー系ウエアとのマッチングが効果的。ごつめのトレッキングブーツもワンピースの甘さをトーンダウンしています。

 ヴィクトリアンな姫系ワンピースは、ロリータ感があって着るのをためらいがちですが、ロンドン女子を見習って異なるテイストをミックスすれば、大人も着こなしに取り入れやすくなります。クラシックの流れは20年春夏に向けてさらに勢いづいているので、姫系ワンピースもこれからどんどん人気が広がる気配。ロンドン流のテイストミックスで、着こなしレパートリーに加えてみては?

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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ウールマーク賞の決勝戦に「ボッター」「ナマチェコ」「ボーディ」などの若手注目株

 ザ・ウールマーク・カンパニーは、若手デザイナーの登竜門「2020 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2020 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE 以下、IWP)」のファイナリストを発表した。今年はフランス、イギリス、アメリカ、オランダ、ドイツ、スウェーデン、アイルランド、韓国、中国から10ブランドが選ばれ、日本ブランドの選出はなかった。

 決勝戦へ進むのは、現在「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のアーティスティック・ディレクターを務めるデザイナーデュオのルシェミー・ボッター(Rushemy Botter)とリジー・ヘレブラー(Lisi Herrebrugh)による「ボッター(BOTTER)」や、アメリカファッション協議会(CFDA)による2019年「CFDAアワード」のエマージング・デザイナー賞を受賞したエミリー・アダムス・ボーディ(Emily Adams Bode)の「ボーディ(BODE)」をはじめ、LVMHプライズやアンダム賞など有名コンペのファイナリストに選ばれた実績のある若手注目株。一部ユニセックスの提案もあるが、10ブランド中の9ブランドがメンズブランドで、ウィメンズブランドは「リチャード マローン(RICHARD MALONE)」のみ。

【2020 インターナショナル・ウールマーク・プライズ ファイナリスト】

以下、ブランド名、デザイナー名、拠点・出身国

・「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」サミュエル・ロス(Samuel Ross)/イギリス

・「ブラインドネス(BLINDNESS)」キュヨン・シン(KyuYong Shin)&ジスン・パーク(JiSun Park)/韓国

・「ボーディ(BODE)」エミリー・アダムス・ボーディ/アメリカ

・「ボッター」ルシェミー・ボッター&リジー・ヘレブラー/オランダ

・「フェン チェン ワン(FENG CHEN WANG)」フェン・チェン・ワン」/中国

・「ゲーエムベーハ(GMBH)」セルハト・イシク(Serhat Isik)&ベンジャミン・アレクサンダー・フセビー(Benjamin Alexander Huseby)/ドイツ

・「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」ルドヴィック・デ・サン・サーナン/フランス

・「マシュー アダムス ドーラン(MATTHEW ADAMS DOLAN)」マシュー・アダムス・ドーラン/アメリカ

・「ナマチェコ(NAMACHEKO)」ディラン・ルー(Dilan Lurr)&レザン・ルー(Lezan Lurr)/スウェーデン

・「リチャード マローン」リチャード・マローン/アイルランド&イギリス

 ファイナリストたちは、環境問題や社会問題に関する教育プログラムであるイノベーションアカデミーのサポートを受け、2020-19年秋冬コレクション内でトレイサブルなメリノウールを使用した6品を制作し、2020年2月に行われるファイナル大会で発表。優勝者には20万豪ドル(約1480万円)、イノベーション・アワードの受賞者には10豪ドル(約740万円)の賞金が贈られる。また、ファイナリストのコレクションは商品化され、20 年 9 月にマイテレサ、マッチズファッション、レーン・クロフォード(Lane Crawford)、デビッド ジョーンズ(David Jones)などで取り扱われる。

 イノベーションアカデミーのパートナーとして、ブロックチェーン技術で消費者に素材の調達から商品の製造工程までを知らせるプラットホームを持つ米プロヴェナンス(Provenance)、必要なファッション業界の人脈やリソースをマッチングするサステナビリティーのビジネスネットワークの英コモン オブジェクティブ(Common Objective)が参加する。ファイナリストたちのサステナビリティへの取り組みをサポートする。

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渋谷スクランブルスクエアの展望スポットは財布のヒモ緩む ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDファッション」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

P.4:「渋谷駅直結の渋スク、『高級駅ビル』の勝算」

読み解きポイント:観光で必ず立ち寄りたくなる展望スポットは、集客と収益のドライバー

ニュースのポイント

 2027年まで続く渋谷再開発プロジェクトにおける前半最大のハイライト「渋谷スクランブルスクエア 東棟」が‪11月1日‬に開業。高さ230m・47階建手のビルはオフィス、商業エリアで構成。屋上展望台は、ライゾマティクスがインタラクティブな空間を演出。ターゲットは、訪日客・観光客、オフィスワーカー、周辺の富裕層など幅広い。

CKRはこう読む!

 「屋上展望台:入場料2000円、年100万人の来場を見込む」。集客と収益のドライバーとなる展望デッキは、優良な観光資源ですね。私も観光に出かけると、必ず展望台に登ってしまいます。街の風景を高いところから一望したくなる人は、多いのではないでしょうか。

 そういえば、海外で登った展望台やクーポラの入場料、まったく覚えていません。財布の紐が勝手に緩んでいます。ということで、今回は、日本と世界の展望スポットの入場料について、調べてみました。

 ドバイのブルジュ・ハリファは、入場料370ディルハム(約1万900円)、高さ828メートルと、料金も、建物の高さもケタ外れですね。

 渋スクは、スカイデッキとして、料金、高さの面で、マリーナ・ベイ・サンズ(入場料は23シンガポールドル(約1800円)、高さ200メートル)と肩を並べそうです。国内だけでなく、世界の観光客がターゲットである渋谷のランドマークとなる渋スクは、「スクランブル交差点を見下ろすことのできる絶景スポット」「映像と音響で高揚するエレベーターでの移動体験」「230m上空でハンモックに寝そべりながら空を見上げることのできる空間」であることを考えると、財布の紐が緩む観光客をターゲットにした場合、今後、さらに強気なプライシングという可能性もありそうですね。

世界の展望スポット(料金順)

■ブルジュ・ハリファ/148階(UAE/ドバイ):入場料(370ディルハム、約1万900円)、高さ(828m)
■上海タワー/126階(中国):入場料(360元、約5500円)、高さ(632m)
■OUEスカイスペース(米国):入場料/滑り台(42ドル、約4500円)、高さ(300m)
■エッフェル塔(フランス):入場料(25.5ユーロ、約3000円)、高さ(276m)
■フィレンツェ・ドゥオーモ・クーポラ(イタリア):入場料(20ユーロ、約2400円)、高さ(107m)
■自由の女神(米国):入場料(21.5ドル、約2300円)、高さ(80m)
■ブリティッシュエアウェイズi360(英国):入場料(16ポンド、約2200円)、高さ(162m)
■ピサの斜塔(イタリア):入場料(18ユーロ、約2100円)、高さ(55.86m)
■台北101(台湾):入場料(600台湾ドル、約2100円)、高さ(382m)
■ペトロナス・ツインタワー(マレーシア):入場料(80リンギッド、約2000円)、高さ(370m)
■オスタンキノ・タワー(ロシア):入場料(1200ルーブル、約2000円)、高さ(337m)
●渋谷スクランブルスクエア(日本):入場料(2000円)、高さ(230m)
■マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール):入場料(23シンガポールドル、約1800円)、高さ(200m)
■凱旋門(フランス):入場料(12ユーロ、約1400円)

日本の展望スポット(料金順)

■東京スカイツリー/展望デッキ/展望回廊:入場料(3100円)、高さ(450m)
■東京タワー/トップデッキ:入場料(3000円)、高さ(250m)
■東京シティビュー/スカイデッキ:入場料(2300円)、高さ(238m)
●渋谷スクランブルスクエア(日本):入場料(2000円)、高さ(230m)
■清水寺:拝観料(400円)、高さ(12m)
■東京都庁舎/展望室:入場料(無料)、高さ(202m)

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 連載Vol.12 「参加ブランドの新陳代謝を図る施策に期待」

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が運営する2020年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」が10月14〜19日に開催された。冠スポンサーがアマゾン ファッションから楽天にかわって初めてのファッション・ウイークとなるため、関係者からの注目は高い。しかし結局は、人を呼べるブランドが参加しないとファッション・ウイークは盛り上がらない。そこで、海外で活躍する日本人デザイナーや「RFWT」に参加するブランド、新進気鋭の若手らに「どんな東コレだったら参加したい?」というテーマで「RFWT」開催前にアンケートを実施した。10月28日の「WWDジャパン」東京ファッション・ウイーク特集発売の週まで、回答の一部を連載形式で紹介する。今回は「ロキト(LOKITHO)」「ニアーニッポン(NEAR.NIPPON)」「フミク(FUMIKU)」「アモク(AMOK)」「リベルム(LIBERUM)」が登場。

LOKITHO
木村晶彦デザイナー

 開催時期が3月はいいとしても、10月は遅すぎる。公式会場はもう少し趣のある場所か、もしくはテントでもいいかと思います。

NEAR.NIPPON
深山拓也デザイナー

 現在の開催時期では、売り上げがしっかり取れる展示会時期と合いません。バイヤーもすでに取り引きがあるバイヤーしか来ていない印象があります。

FUMIKU
林史佳デザイナー

 ブランドのファーストコレクションで参加し、知名度が上がりました。東コレを通じてたくさんの方と知り合えたことが私にとって大きな財産です。

AMOK
大嶋祐輝デザイナー

 まだ参加したことはありませんが、東コレでたくさんの先輩を見てこの世界に入ったので思い入れは強いです。ファッションの歴史は更新されていくもの。次の世代が盛り上げ、多種多様な新しい表現を見せてまた次の世代につながないといけません。もし「アモク」が東コレに参加する機会があるならば、そんな役割を担う表現に挑戦したいです。

LIBERUM
光岡慎介デザイナー

 同じ会場ばかりで行われるショーは味気がないです。人気ブランドやアップカミングなブランドがもっとたくさん参加すればバイヤーも来場し、自ずと後継は続くはず。そういう意味で、ブランドの新陳代謝を図る施策に期待しています。

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バイヤーが語る2020年春夏のリアルトレンドVOL.3 ファッションディレクター中島英恵編 「進化形トレンチコートがヒットの予感」

 2020年春夏ウィメンズの買い付けが一段落する時期を迎えている。海外コレクションでは、“ネイチャー”や“セブンティーズ”などの要素がシーズントレンドとして浮上したが、実際に日本の街で広がりそうなスタイリングやアイテムはどんなもの?連載3回目は、阪急うめだ本店の自主編集売り場であるDラボ、Dエディットのアドバイザーや、ECストライプデパートメントのバイヤーを務めるファッションディレクター、中島英恵に聞いた。

WWD:2020年春夏の海外コレクションではどういった傾向やスタイルに注目したか。

中島英恵(以下、中島):全体的にエレガントになっています。ナチュラルムードのリラックススタイルが広がりましたが、エフォートレス(肩の力の抜けた雰囲気)というのではなく、あくまでエレガントで女性らしいのが来春夏の傾向です。「ジル サンダー(JIL SANDER)」「クロエ(CHLOE)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などがナチュラルなエレガンスの代表格。色は白が基調となりますが、小花柄などは地をダークトーンにすることで甘さや子どもっぽさを抑えています。ナチュラルと共にもう一つ気になったのが、1970年代のムード。フレンチシックを進化させたきれいめのセブンティーズが広がっています。柄では「セリーヌ(CELINE)」で出ていたような花柄が支持されそうです。

WWD:実際に店頭でヒットしそうなのはどんなアイテムか。

中島:前述したナチュラルとトラッド(70年代調)の2軸を組み合わせて、モダンにこなすスタイリングが主軸になりそうです。アイテムでは、テーラードジャケットや進化形トレンチコート、サファリ調のディテールが気になっています。フェミニンなスタイルには欠かせないドレスも継続。ボウタイやラッフル、ギャザーなどをポイントにしたブラウスのバリエーションも売れそうです。ジャケットとゆるやかなドレスのコーディネートや、フェミニンなブラウスとサファリ調アイテムの組み合わせなどが広がりそうです。ジャケットは着こなすのが難しいという声もありますが、ワントーンのスタイリングにジャケットを羽織るなどして、バランスを意識して提案するのがカギになります。

WWD:特に注目したブランドは?

中島:若手で良かったのは「ロク(ROKH)」。ブランドのアイコンのトレンチコートにレザーパッチなどを合わせて、エレガントで強いスタイルを提案していました。「マリーン セル(MARINE SERRE)」「キムへキム(KIMHEKIM)」なども含め、ファッションを楽しんでいる感じが強く出ている若手に期待しています。一方で、ベテランの「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は独自路線を突き進んでいて非常にパワフルでしたし、展示会に行くとリアリティーがあって売れそうなアイテムもたくさんありました。ベテランでは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」なども良かったです。

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小島健輔リポート ECサイト停止で露呈した「リスク管理能力なき拡大」の危うさ

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。システムの不具合でECサイトを一時休止する動きが相次いだが、その背景には何があるのか。

 不正アクセス防止のめどが立たず3カ月で廃止されたセブン&アイ ホールディングスのスマホ決済サービス「セブンペイ(7PAY)」の衝撃も収まらないうちに、ユナイテッドアローズが公式ECサイトの自社管理への切り替えに行き詰まって利用停止に追い込まれ、元の委託先であるZOZO傘下のアラタナに再委託を頼み込んだ。小売業やアパレルのECはこのまま拡大して大丈夫なのか、リスク管理能力はあるのか、という懸念を抱かざるを得ない。

丸投げ外注・委託でリスク管理できるはずがない

 「セブンペイ」でも指摘されたが、大手小売業やアパレルのシステム開発・運営は外部委託がほとんどで、運営要員まで丸ごと開発会社からの出向というケースも少なくない。システム部隊の管理職は社員でもエンジニアは出向か派遣で、管理職社員もERP(管理会計統合システム)畑の人ばかりだから、ECとのトランザクション(デジタルの一連の処理)に明るいわけがない。ましてや、その管理職社員が提出する計画や報告を理解しリスクを管理する能力が経営陣にあるかというと、これらの迷走を見る限り相当に疑わしい。

 昨今は数字と人事だけでスマートに管理して現場を見ない経営陣も多く、ECに限らず実務に通じていなくても泳いでいけそうだが、何かを大きく変えようとすると事態は一変する。

 どの分野でも、アウトソーシングを続けると内部の機能が衰えて自分ではできなくなり、経営陣も業務の詳細は分からなくなっていく。商品の開発・生産や物流を商社など外部に依存してきた製品仕入調達(対極は工賃払い調達)のアパレルなど、モノ作りのプロセスも自社倉庫に入るまでの物流も見えてはいない。ましてや社内で内製・運営したことのないECシステムの実態など分かるはずもなく、大きく変えるとなると委託先に運命を託すしかない。ブラックボックスのリスク管理には限界がある。

 東京・二子玉川の楽天本社に行くとインド人エンジニアの大群に度肝を抜かれるが、大手の小売業やアパレルでそんなシーンは見たことがない。長期間のサイト停止など現場の技術と経営陣のリテラシーの欠如を露呈した会社には、もちろんエンジニアチームなど存在しない。今回、ECサイト停止を余儀なくされたユナイテッドアローズとて、それは同様だ。

 そんな脆弱な外部依存体制のまま、公式サイトの運営を自主“管理”(自社開発・直接運営なんてエンジニアチームを抱えないままでは絶対に無理)に切り替えようとして行き詰まったのが今回のケースで、その計画段階から私をはじめ外部の専門家は実現をいぶかっていた。

もとより計画が甘すぎた

 ユナイテッドアローズの基幹システムはアクセンチュアだから、システム連携を重視して今回の公式サイト「ユナイテッドアローズ オンラインストア(UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE)」のECシステムのリプレースも同社にプロジェクトを任せ、その管理下でエスキュービズムが「ECオレンジ」をベースに開発を進めていたと聞いている。現システムからのデータ移管や店舗販売との連携などさまざまな要求を盛り込もうとして開発作業の遅延を重ね、公開稼働のめどが立たなくなったのだろう。

 サイトを停止した9月12日はアラタナとの運営委託契約の終了日で、当初は10月中には新システムが稼働して再開できると見て一時停止に踏み切った。しかしその後も遅延は解消できず、停止期間が2カ月半に及んで背に腹は代えられなくなり、一度は契約を切ったアラタナに頭を下げて再開にこぎ着けた。

 実際、ユナイテッドアローズの前期(2019年3月期)EC売り上げは12%増の263億3600万円とその比率は単体売り上げの20%に達し、直近4〜6月期も14.5%増でEC比率は同20.8%に上昇している。今期(20年3月期)も前期並みの伸び率で295億円、うまくいけば300億円の大台を狙えたはずだが、自主管理への移行による一時停止や混乱を織り込んで7.6%増の283億4100万円と低めの伸びを想定していた。

 それが、想定を超えた遅延でEC売り上げの27%を占める(直近4〜6月期実績)公式サイトの停止期間が3カ月に迫り、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などモールサイトにEC在庫を振り向けてカバーしたものの、単純計算で20億円近い売り上げが失われかねない状況を放置できなくなった。

 加えて近年の衣料品購入は、ネットで情報を得て店舗に取り置いたり店舗で購入するウェブルーミングや、店舗で興味を持った商品の情報をネットで見たりネットで購入するショールーミングが一般化している。自社公式サイトが機能しないとこの仕組みが使えず、停止が長引けば店舗売り上げにも響いてくる。実際、同社の9月店舗売り上げは他社が消費増税前の駆け込みで売り上げを伸ばす中も2.2%減少している。

 もとより100億円級から先々500億円級への拡大を図るユナイテットアローズの公式サイトを、中小サイトでも使われている「ECオレンジ」をベースに構築することを危惧する声はあった。それが決定された経緯にも経営陣のリスク管理能力が疑われるが、その採算計画にも無理があったのではないか。

 「ゾゾタウン」黎明期から有力セレクトショップ企業は格別に優遇されてきた。ユナイテッドアローズの「ゾゾタウン」店舗も後発出店企業に比べれば格段に低い手数料率だが、公式サイトの受託手数料はもう一回り低率で、アラタナ(ZOZO)にとってはほとんど出血サービスだった。それを自主管理に切り替えて宅配出荷も自社物流施設で行うようにした場合、果たして採算はとれるのか。

 公式サイトの売り上げは前期で67億円だったと見られるが、「楽天ブランドアベニュー」や「アマゾン(AMAZON)」の売り上げをドロップシッピングで自社出荷するなら今期で117億円ほどの扱い高になる。アパレル小売業ECの損益事例から推察する限り、この取り扱い規模では運営経費率を23%ほどに抑えるのが限界で、20%を下回るには売り上げを300億円近くまで伸ばさねばならない。なのに、切り替え初年度からアラタナ委託より採算が改善されるという計画で踏み切っているから、その採算計画自体が甘かったといわれても仕方ないだろう。

 ユナイテッドアローズの契約打ち切り、そして再契約の懇願という迷走を見て、アラタナ(ZOZO)ははらわたが煮えくり返る思いだったと推察されるが、そんなユナイテッドアローズが売り上げに占めるEC比率を2割、3割と増やしていってよいものだろうか。それに見合うリスク管理能力はあるのだろうか。

ケイパビリティーが問われる

 ユナイテッドアローズの迷走を同業のEC責任者たちはどう見ているのだろうか。「明日はわが身かも」と冷や汗をかいているのが本音だろうが、異口同音に指摘しているのがエンジニアチームの不在とケイパビリティーの欠落だ。

 ケイパビリティー(capability)とは「organizational capabilities」の略で、組織の全体的能力をいう。この場合は、組織内部に問題処理能力があるか、経営陣が内部と外部の連携課題を理解してリスクを管理する能力があるか、という使われ方になる。「リテラシー」が理解や認識を意味するのに比べると、もっと実務スキル寄りの概念で、「組織総体でやり切る力量」と捉えられる。

 近年のシステム構築はプログラムを逐一書いてスクラッチするのではなく、オープンソースの構築システムをベースに多様なアプリケーションユニットを組み込むのが主流だから、エンジニアにも各ユニットの機能やファイル構造をつかんで繋ぎ込んでいくスキルが問われる。それだけに、エンジニアのキャリアやスキルを熟知してチームをどう構成するかで「ケイパビリティー」も決まってしまう。採用や待遇も含め、エンジニアチームを組織してマネジメントする企業力の勝負になる。

 8月9日から9月12日まで34日間の停止に追い込まれたアダストリアの自社ECサイト「ドットエスティ(.ST)」の場合、内部にITに通じたシステムインテグレーターチームがいても、システム改修を委託した外部との連携に齟齬が生じたのが原因だが、ユナイテッドアローズの場合はどこまで管理できていたのだろうか。

 自社EC比率の高さや売り上げ規模を誇るアパレル事業者のほとんどは、公式サイトのシステム開発と運営を外部委託しており、ECモール出店より一回り高い利益率を享受していても、今回のような事態を回避するリスク管理能力はない。私の知る限り、内部にエンジニアチームを抱えてシステムの改修やメンテナンスができる(それでも大規模再構築には外部のエンジニアリングが必要)のは数社しかない。

 小売企業が「ECを本業にする」とか「ECで半分を売る」とか豪語するのなら、拡大したECのシステムリスクを担保する「ケイパビリティー」が問われて当然だ。「セブンペイ」の廃止に追い込まれたセブン&アイを笑えるはずもなく、リスク管理の能力も体制もないままEC比率を高めていくのは危ういと言わざるを得ない。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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三陽商会が組むサステナブルブランド「エコアルフ」社長が語る 「大事なのはビジネスよりも哲学を貫くこと」

 三陽商会は29日、2020年春夏から販売開始するスペイン発のサステナブルブランド「エコアルフ(ECOALF)」の事業戦略説明会を開いた。来春に東京・渋谷に旗艦店となる1号店を出店するのを皮切りに、初年度は20店舗を出店し、5年で売り上げ60億円を目指す。

 同社は「エコアルフ」をグローバル展開するエコアルフ リサイクルド ファブリックス(以下、エコアルフ社)と共に合弁会社エコアルフ・ジャパンを9月に設立した。日本での初シーズンとなる20年春夏はメンズ・ウィメンズアパレルとシューズ・バッグを輸入販売し、将来的にはキッズ商材への拡大も計画する。「将来的には日本国内で調達した素材で、日本企画の商品を作る仕組みを整えていきたい」と慎正宗エコアルフ・ジャパン社長。商品はカジュアルテイストが中心で、価格はアウター類で2万~3万円、Tシャツやスエットなどで1万円前後。

 エコアルフ社は09年創業。ペットボトルやタイヤなどの廃棄ゴミから作るリサイクルファブリックを研究開発し、それらを使用したアパレルや雑貨などを製造・販売する。「アップサイクリング・オーシャン」を掲げて、各地の漁師の協力を得て、漁網にかかった海洋ゴミを回収・分別・再生し、製品化するプロジェクトを進めている。現在はスペインをはじめドイツ、オーストリアなど欧米6カ国に直営店と卸事業を展開し、19年12月期の売上高は2000万ユーロ(日本円で約25億円)を予想する。

 慎社長は、「新しい自然原料を使わなくても、服を作ることができるという考え方が新しい。ファッションという限られた範囲にとどまらず、日本人の消費行動そのものを変えられるよう、他とは圧倒的に差別化されたブランドにしたい」と期待を寄せる。この日来日した、エコアルフ社のハビエル・ゴジェネーチェ(Javier Goyeneche)・エコアルフ社長に、ブランドの哲学から日本事業の今後の展望について聞いた。

WWD:まず、「エコアルフ」の哲学について教えて下さい。

ハビエル:“There is no planet”だ。僕たちは、2つとないこの地球に生きている。実は雑誌を読んでいるとき、偶然思いついたスローガンなんだけど(笑)、力強いメッセージだろう?このスローガンに、「エコアルフ」の全てが詰まっている。実は以前にもアパレル企業を経営していたんだけれど、毎年同じようなことが繰り返しのファッションにはもう飽き飽きして、2008年に売却したんだ。「エコアルフ」で今、僕たちがやっているのは全く新しいこと。ファッション業界だけじゃなく、世界中の人々のマインドを変えることにつながっていくと考えているよ。

WWD:商品はシンプルなものが多いですね。

ハビエル:トレンドファッションの寿命は5カ月で終わってしまう。飽きずに、できるだけ長く使ってもらいたいからね。

WWD:独特の色味も特徴的ですね。

ハビエル:天然素材で作ったテキスタイルの染色には大量の水を消費する。これは大きな問題だ。君たちが今着ているパーカーの色を出すためにも、何リットルもの水を消費しているはず。だが、海に眠るゴミを使えば、水は一切使わなくて済むんだ。僕たちのリサイクルファブリックは、原料となる廃棄物を色ごとに分別して分解し、糸にして再生ポリエステルやナイロンを作るから、商品が原料そのものの色に仕上がる。現在、スペインでは3000人以上の漁師たちが僕たちに協力してくれていて、漁網にかかったゴミを回収してくれているよ。

WWD:日本では機能性の高い衣料がどんどん増えています。

ハビエル:「エコアルフ」でも2時間雨に打たれても大丈夫な商品も存在するし、もっと高い機能を持たせるのは、実はカンタンだ。でも大事なのはそこじゃない。高機能なものほど、ケミカルな処理を何層にも重ねて出来上がっている。それをやることは、僕たちの哲学に反している。今、僕の情熱のベクトルは、全く水を使わず生産できるリサイクルコットンの研究開発に向いているよ。

WWD:日本の消費者は、品質に対する目が厳しいと言われている。

ハビエル:そうだね。でも、同じく目が肥えているといわれているドイツでも、私たちの商品がとてもよく受け入れられている。19年12月期の売上高は前期比6倍に伸びる見込みだ。商品の素材で言えば、ナイロンやポリエステル素材に関しては、すでに非再生素材のものと遜色ないクオリティーを実現できている。ペットボトルから再生したスニーカーは大人気だ。一方で、綿に関してはもう一歩だね。Tシャツやスエットみたいなカジュアルなアイテムには全く問題ないレベルだけど、繊細なテイストを求めると、耐久性が足りなくなってしまうんだ。

WWD:日本では大量のアパレルが廃棄されています。生産量の半分以上が廃棄されていると分析しているデータもあります。

ハビエル:驚いたよ。在庫に対する意識も、私たちは他とは違う。全てのアイテム品番の内、在庫をストックしておくのは売れ筋の20%だけで、あとは売り切れ御免だ。売り上げを求めて在庫を積むようなことはしないし、“ブラックフライデー”(米国の11月の一大セールイベント)にも参加しない。15年から販売しているフリースは、最近、家庭洗濯をする際にマイクロプラスチックゴミを排出してしまうことが分かったんだ。このフリースはトップ5に入る売れ筋品番だったんだけど、もう作るのをやめる。ビジネスとしては賢くないかもしれないけれど、目先の売上よりも、大事にしなきゃいけないのは自分たちの哲学なんだ。

WWD:地球上からゴミがなくなれば、「エコアルフ」のビジネスも成り立たなくなる?

ハビエル:そうなったらすごいことだ!そうなったら、引退してサーフィンでもするよ(笑)。でも残念ながら、それは現実的じゃない。人口が減り続けている日本にいると分からないかもしれないけど、例えばインドでは毎年6500万人も増えていて、僕の母国のスペインが、毎年新しく生まれてるようなものなんだ。人が増えれば、ゴミも増えるのは必然。だから皆、今すぐにでもアクションを起こさなきゃいけないんだ。

WWD:三陽商会と日本で目指すゴールは?

ハビエル:まずは、僕たちのビジョンがクールだという感覚を根付かせたいね。日本は伝統的なクラフトマンシップを大事にする文化がある。渋谷の店は、「エコアルフ」の哲学と、日本の伝統が融合したお店にするって決めているんだ。僕たちのやっていることが今までにないことなんだから、今までにない空間を作るのさ。グローバルでは、作って、売って、再利用するというサイクルを、完全にクローズなものにすることを目指していく。自分たちが売った商品を100%回収するためには、もっと店を作って、回収のためのハブを作っていかなくてはいけないね。

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スタイリストの大草直子が「レスポートサック」とコラボ モダンな花柄プリントなど

 「レスポートサック(LESPORTSAC)」は10月30日、スタイリストの大草直子とのコラボアイテムを発売する。大草直子が現代の女性のライフスタイルに寄り添うモダンなデザインを施した5つのシリーズで構成する。

 花柄プリントをあしらった“ボタニカルガーデン”は、今シーズンのトレンドカラーのダークブラウンをベースに、ダスティピンクのロゴカラーでフェミニンな雰囲気を加えた。コスメティッククラッチ(3600円)やバックパック(2万円)、ショルダーバッグ(2万円)などをそろえる。ショルダーバッグは女性の体をシャープに見せるスクエアのシルエットにこだわり、ストラップはコーディネートによって付け替え可能な2種類を用意した。

 同じく花柄モチーフの“モーニングガーデン”は、クリーンな朝を思わせるアイボリーとブルーのトリムカラーを使用し、ラフなタッチで花柄をデザインした。旅行に便利なパッキングセット(1万1500円)やサングラスケース(2900円)などをそろえる。

 シンプルな無地シリーズはダスティピンクの“ビンテージブロッサム”と“ペタルブルー”の2色をそろえる。“ビンテージブロッサム”はボストンバッグ(1万8000円)やショルダーバッグ(1万5500円)などで、裏地には“モーニングガーデン”の生地を使用した。

 ロゴを中央に大きくあしらった“ロゴシリーズ”は、長財布が収納できるポーチがついたマルシェトート3色(各1万7500円)、コスメポーチ(3200円)、タブレットケース(5600円)、PCケース(7000円)など。

 全国の「レスポートサック」店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

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三越伊勢丹がオンライン上で完結する紳士服の簡単カスタムオーダーサービス開始

 三越伊勢丹は、オンライン上で完結する紳士服のカスタムオーダーサービス「ハイ・テーラー(HI TAILOR)」をスタートした。まずオーダーシャツを発売し、2020年春にオーダースーツの取り扱いを開始する予定だ。ターゲットは、eコマースやキャッシュレス決済に抵抗がない20代から30代のビジネスパーソン。オーダーサービスの敷居の高さや来店までの手間をなくし、手軽にシャツやスーツを選んでほしいという思いから生まれた。

 TOZI社の“1Measure”を採用した自動採寸によるオーダーの流れは、まずデザインを決め、次に身長と体重を入力して写真を2枚撮る。あとはスリムやレギュラーなどフィットサイズを選び、最短3回のタップで完了する。生地は無地やストライプなど幅広く90種類以上をそろえ、衿やカフスなどのデザインカスタマイズは3240通り。迷ったらスタイリストレビューに相談でき、三越伊勢丹の紳士服売り場のベテランスタッフが即日から2営業日以内で回答する。

 商品のデザインは、イタリアのブランド「ルイジ・ボレッリ(LUIGI BORRELLI)」を手掛けるファビオ・ボレッリ(Fabio Borelli)が監修し、縫製は三越伊勢丹のオーダーシャツも製造している老舗オーダーシャツ専門工場のフレックスジャパン長野本社工場が手掛ける。

 最短3週間で客の手元に送られ、中心価格は8900円。店頭販売している1万5000円のシャツに相当するという。オーダースーツの中心価格は、4万5000円となる予定だ。

 最近、スーツのカスタムオーダーを手掛ける企業が増えているが、「ハイ・オーダー」の特徴について、横山達也・三越伊勢丹デジタル事業部新規事業ディビジョンパーソナルオーダーマネージャーは「三越伊勢丹が蓄積した約20万件以上のオーダーデータや店頭のベテランスタッフの知見を総合して生まれた商品、百貨店独自のネットワークや接客のノウハウを体系化したシステム構築は大きな差別化になる。既製のスーツの需要は下降気味だが、オーダースーツのニーズは高まっている。ライバルは多いが、百貨店の強みを発揮していきたい」と話した。

 デジタルを生かしたオンラインビジネスは、2021年を最終年度とする中期経営計画の重要事業となっている。

 営業目標は、シャツとスーツを合わせて、5年後に売上高25億円を目指している。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「ジャンバティスタ ヴァリ」と「H&M」のコラボイベントが開催 ケンダル・ジェンナーやキアラの姿も

 「ジャンバティスタ ヴァリ × H&M(GIAMBATTISTA VALLI x H&M)」のグローバルイベントが、日本時間の10月25日にローマで行われた。毎年恒例となっている「H&M」とデザイナーとのコラボレーション企画だが、発売を記念して行われたファッションショーでは、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)がパステルピンクのチュールドレスをまとって登場し、ゲストの視線を奪った。彼女は、6億5000万のユーザーにリーチした「H&M」のソーシャルメディアの記録更新にも貢献した。

 デザイナーのジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)は、プレビューで自身のゴールを「ジェンダーを超えること」とし、「性別に関係なく、誰もが持つ女性的な側面を表現した。だから、私のDNAの一部とも言える装飾や布地、テクスチャーをフルに使い、誰もが手に取りやすいように仕上げた」と語った。

 その言葉通り、美しいオートクチュールで知られる「ジャンバティスタ ヴァリ」らしいチュールドレスだけでなく、デイリーユースにぴったりのロゴや刺しゅうをあしらったパーカやアニマルプリントのジャケット、スエットパンツ、パールやクリスタルで装飾したストッキングなどのアイコニックなアイテムが多数発表され、またヴァリ初となる注目のメンズウエアもあわせて披露された。

 グランドフィナーレでは、キャンペーンの中でケンダル・ジェンナーが着用した真っ赤なドレスをモデル全員が着用して歩く圧巻のパフォーマンスで幕を閉じた。

 ゲストの顔ぶれも豪華だった。キアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)やトロイ・シヴァン(Troye Sivan)、ブランドのファンを公言し、話題沸騰のドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」にも出演した注目の女優アレクサ・デミー(Alexa Demie)の姿も見られた。

 コレクションは、11月7日より世界各地のH&Mで発売され、国内では渋谷店、新宿店、名古屋松坂屋店、心斎橋店の4店舗と公式オンラインストアで発売される。

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「ディオール」が日本でのオンライン販売開始 LINEスタンプ配信も

 「ディオール(DIOR)」は11月13日、日本でのオンライン販売を開始する。公式サイト上の商品に関してこれまでは、全国18店舗での取り扱い有無と在庫確認は行っていたが、販売はしていなかった。

 対象商品は、ウィメンズ、メンズ、ファインジュエリー、ウオッチ、ベビー、“メゾン”と呼ぶホーム商材の最新コレクションとなる。オープンを記念し、オンライン限定の5点のアイテムを販売する。世界先行発売の新作ミニサイズの“ブック トート”やメンズのTシャツ、スニーカー、iPhoneケースなど。

 なお、メイクアップやスキンケア、フレグランスなどビューティー関連商材はすでに日本でもオンライン販売を行っている。また、日本以外の国の多くではすでにオンライン販売を行なっており、2015年10月にフランス、英国、イタリア、スペイン、ドイツでスタートし、19年2月には米国でフルローンチ。7月には中国でスタートした。

 また、オンラインストアの開始に併せて11月19日にLINEスタンプの配信をスタートする。モチーフの猿は、2020年プレ・スプリング・コレクションのインスピレーションの一つがアフリカであったことや、“トワル ドゥ ジュイ”と呼ぶアイコン柄に猿や像などの動物が描かれていることに由来する。

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「ビズビム」を擁するキュビズムのカルチャー誌「サブシークェンス」第2号が発売

 「ビズビム(VISVIM)」を手掛けるキュビズムは11月11日に、カルチャー誌「サブシークェンス(Subsequence)」の第2号を発売する。日本をはじめ、世界各国の「ビズビム」直営店と一部のセレクトショップ、オンラインストアで取り扱う。誌面は日英バイリンガル構成で価格は3800円。発行に合わせてキャップやスエット、トートバッグなどのノベルティーグッズも販売する。

 同誌のタグラインは“Arts & Crafts for the Age of Eclectic(折衷時代のアーツ&クラフツ)”で世代や性別、人種などに捉われることなく、世界中の工芸と文化にまつわるトピックを取り上げる。第2号の特集は“忘れがたき「実家」に帰る”。作家の小林エリカやクライマーでイラストレーターでもある成瀬洋平らに実家でどのように過ごし、今の自分にどうつながっているかなどのインタビューを行った。また、細野晴臣やエリザベス・コールらがエッセーを寄稿。その他、型染め職人の山内武志の暖簾や西加奈子によるショートストーリー、カリフォルニア・ミッドセンチュリー・モダン建築を掘り起こす旅なども収録する。

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ノードストロムがマンハッタン旗艦店をオープン “手厚いサービス”を売りに百貨店激戦区に挑む

 米百貨店のノードストロム(NORDSTROM)は10月24日、マンハッタン旗艦店をオープンした。2018年4月に先行オープンしたメンズ館とは道路を挟んだ位置にあり、シアトルを拠点とする同百貨店はこれで本格的にニューヨークに進出したことになる。マンハッタンではほかに、アウトレット業態「ノードストロム ラック(NORDSTROM RACK)」と、ECで注文した商品の受け取りや返品が行える「ノードストロム ローカル(NORDSTROM LOCAL)」をそれぞれ2カ所展開している。

 約3万平方メートルの同旗艦店は地上5階、地下2階の7層構造で、シアトル旗艦店に次ぐ規模だ。壁一面に波打つガラスが張られたファサードが印象的で、明るくモダンな雰囲気を醸し出している。なお、同店は建設中の商業・住宅複合用途の超高層ビル、セントラル・パーク・タワー(CENTRAL PARK TOWER)の低層部分を占めている格好だ。

 マンハッタン旗艦店のオープニング記念として、1階のセンターステージでは「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」がハンドバッグやフットウエア、トラベル用品の限定コレクションを展開。また、「バーバリー(BURBERRY)」と「エバーレーン(EVERLANE)」がそれぞれ期間限定のポップアップストアを出店しているほか、「ナイキ(NIKE)」のウィメンズ向け“スニーカーブティック”がオープンした。

 7層のうち2階分は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「クロエ(CHLOE)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」などのラグジュアリーブランドが占めている。割合にすると、全体の35%程度がラグジュアリー製品だという。一方で、「カナダグース(CANADA GOOSE)」「メイドウェル(MADEWELL)」「トップショップ(TOPSHOP)」などの手頃なブランドも入っており、米国内で「トップショップ」を扱っているのは同店のみだ。

 店内の構成としては、1階には好調なビューティのほか、ハンドバッグやアクセサリー類が置かれている。ビューティでは、ブランドを超えたサービスを提供する「ビューティ・コンシェルジュ・プログラム」が設けられているほか、鏡に顔を映すとAI(人工知能)が肌の状態を判断して適切なスキンケア製品を選んでくれる“AR(拡張現実)ミラー”もあるという。2階はデザイナーズシューズとハンドバッグ、ファインジュエリーを扱っており、3階はデザイナーズブランド、4階がデニムなどを含むカジュアルウエア、5階がアクティブウエアやランジェリーだ。地下1階はフロア全体がシューズやスニーカーの売り場で、地下2階はキッズとベビーウエアとなっている。また、飲食店はシアトルの有名シェフが取り仕切るイタリアンを含め、カジュアルなビストロやバーなどが全体で7カ所設けられている。

 ノードストロムは売り上げのおよそ30%がECサイトであることから、オンラインで注文した商品を店舗で受け取れるシームレスなショッピング体験に力を入れている。これはすでにメンズ館で実現しているが、旗艦店ではさらに一歩進め、ECで購入した商品も面倒な書類の記入などをせずに店舗で返却できるサービスを提供している。また、携帯電話の充電ステーションが随所に設置されているほか、店内のどこにいてもWi-fiが利用できるようになっている。

 ピート・ノードストロム(Pete Nordstrom)=ノードストロム共同社長は、「旗艦店の売り上げ目標は公開していないが、ノードストロムの中で一番の売り上げとなるだろう。そうでなければ、何か修正するべき問題があるということだ」と語った。業界アナリストらが3億ドル(約324億円)程度と見積もっていることについては、「それよりは上回ると思う」とコメントした。なお、旗艦店の建設費は5億ドル(約540億円)程度と言われているが、敷地を購入しているため、実際はそれを超過していると同氏は述べた。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

なぜ にはこんなに多種のフルーティな があるのでしょうか? それはチャレンジ精神溢れる人々と彼らの緻密な作業によって育てられた、世界でもここにしかない見事なテロワールのなせる業です。 美しい映像でご覧ください👉

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「フェンディ」が窪塚洋介と提案する“楽しむフォーマル” 伊勢丹メンズでポップアップ開催

 「フェンディ(FENDI)」は、伊勢丹新宿本店メンズ館の1階でメンズのポップアップイベントを10月30日〜11月12日に開催する。イベントは“ FUN FORMAL”をテーマにし、2020年のリゾートコレクションの中から遊び心あるフォーマルアイテムをセレクトした。ウィメンズのアイコンバッグ“バゲット(BAGUETTE)”のメンズ用(28万3000円)をはじめ、“バゲット”が付いた新作のバッグパック(31万9000円)や伊勢丹限定のジャケット(30万4000円)とパンツ(11万5000円)のセットアップなど、ウエアからアクセサリーまでを豊富にそろえる。

 また、イベントのキャンペーンには俳優の窪塚洋介を起用。伊勢丹限定のスーツを着用したビジュアルやムービーを制作した。ムービーではソファーで起床した窪塚が、鏡の前でスーツやアクセサリーを選んで外出するまでの様子を自然体に演じている。フルバージョンのムービーは、11月中旬に「フェンディ」の公式LINEアカウントで公開する予定だ。

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松屋銀座の福袋 ガチャガチャや輪投げなどゲーム感覚で楽しめるものが多数

 松屋銀座本店は29日、2020年新春に売り出す福袋の社内選考会を実施した。1月2日からの初売りでは約400種類、計約3万袋を販売し、売り上げは前年比5%増を目指す。毎年実施する選考会では若手社員がアイデアを披露し、店頭や広告で目玉とする福袋を決める。今回は“新時代(令和)の福袋”というテーマのもと、ゲーム感覚で楽しめる福袋など事前審査を通過した26個がエントリーした。松屋社員ら審査員の投票で上位8個が選ばれた。

 得票数最多は、松屋創立150周年にちなんで考案された「紳士雑貨1500グラムつめこみ放題!福袋」(7000円)。ニット、カットソー、手袋、ネクタイ、シャツなどから好きなものを計量器に乗せていき、1500グラムぎりぎりの計量に挑戦する福袋だ。1500グラム以内なら全てのアイテムが、超過した場合は1200グラム分が手に入る。

 そのほか、松阪牛と黒毛和牛の味当てクイズに正解すると“松阪牛 すき焼き用800グラム”が当たる「銀座の味覚王福袋」(1万円)や輪投げの結果に応じて手に入るハンドバッグが決まる「令“輪投げ”ビンゴチャレジ福袋」(3000円)、ガチャガチャで約10種類のスイーツのうちいずれかが当たる「松屋スイーツ福ガチャ〜はちみつ銀座編〜」(1000円)などが選出された。

 販売する約400種類の福袋のうち、体験型福袋は41種類(昨年は約20種類)。また、福袋に見立てた部屋の中で計3万円分のアイテムを自由に選べる人気企画「招福部屋(しょうふくべや)」(2001〜06年実施)も復活させる。松屋銀座本店の河野新平・販売促進部販売促進課課長は「EC全盛の時代だからこそ、店舗に来てもらう価値のある福袋が必要。各担当者には“店頭で楽しめるライブ感”を追求してもらった」と語った。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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東レ インターナショナルが眼鏡小売り事業を拡大 サングラスショップを関東初出店

 東レグループで商事事業を手掛ける東レ インターナショナルは、11月1日に開業する複合施設「渋谷スクランブルスクエア」5階にサングラスショップ「イズマイ(ISMY)」をオープンする。同社は百貨店におけるサングラス販売を40年以上手掛け、販売先は80カ所以上に上るが、直営店を構えるのは初めて。9月20日にグランドオープンした大丸心斎橋店本館地下1階の1号店に次いで、関東初出店となる。

 「シャネル(CHANEL)」「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などラグジュアリーブランドのサングラスを販売しており、「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」は店舗限定モデルがある。

 同社担当者は「サングラスで自分のスタイルが見つけられる店舗を目指し、ショップ名に託している。ゆとりと温かみを感じるリゾート地のような内装にした」と話した。初年度売り上げ目標は1億円。3店舗目の出店は決まっていない。

 なお、渋谷スクランブルスクエアに出店するアイウエアショップは、アイヴァンの「シープ アイヴァン(SEEP EYEVAN)」(2階)と「フォーナインズ(999.9)」(7階)がある。

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「アットコスメ」の原宿旗艦店オープンは2020年1月10日に延期 五輪の影響による資材不足で

 アイスタイルグループのコスメネクストは、2019年中としていた同社初の路面旗艦店「アットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)」の開業日を20年1月10日と決定した。東京オリンピック・パラリンピックの影響で国内の建築資材が不足しており、工期の遅れが発生。年内オープンを強行するよりも「新しいショッピング体験を提供する店舗として、新しい年の幕開けと共にスタートする方がふさわしい」(同社)との判断から、開業日を再設定した。

 同店はJR原宿駅前で今年5月7日に閉店した「ギャップフラッグシップ原宿」の建物。店舗総面積約1983平方メートル、売り場面積約1322平方メートル、全3フロアで展開し、1、2階を物販、3階はイベントスペースとする。

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日本発のインナーダウン「タイオン」海外進出に本腰 「エンジニアド ガーメンツ」とのコラボやパリの有名店に限定店

 名古屋でアパレルのOEM(相手先ブランドの生産)を行うD.O.Nのオリジナルインナーダウンブランド「タイオン(TAION)」はパリのセレクトショップ、メルシー(MERCI)の隣にコンセプトショップを11月1日にオープンする。メルシーとコラボレーションしたダウントートバッグや小物などの限定商品、定番のインナーダウン、充電バッテリーなどをそろえる。タバコ屋を改装した店内にはカラフルなダウンの収納袋を壁に並べ、コラボ商品が出てくる大型のガチャガチャを配置するなど、遊び心のある空間を演出する。

 また同店では、2018年に立ち上げた機能性に特化したライン“タイオン エクストラ(TAION EXTRA)”から「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」とのコラボレーションセットを数量限定で販売する。価格は300ユーロ(3万6000円)。袖が着脱式になっており、ヒーティングシステム(充電バッテリーをつなぐことでヒート板が加温されるシステム)が付く。フードには「エンジニアド ガーメンツ」のロゴが入る。日本では店頭販売せず、「メルシー」のオンラインストアで購入可能だ。

 「タイオン」は2016年からスタートしたインナーダウンに特化したブランドで、ビームスやアーバンリサーチなどの国内セレクトをはじめ海外にも卸先を広げている。

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TOKYO BASEの19年3~8月期は増収増益も主力業態のECリニューアルで苦戦

 TOKYO BASEの2019年3〜8月期決算は、売上高が前年同期比20.2%増の68億円、営業利益が同23.9%増の5億8400万円、経常利益が同22.9%増の5億8300万円、純利益が同33.4%増の4億3000万円だった。

 初任給を25万円から30万円にするなど給与水準を上げたことで、販管費が同20.9%増の29億円となったものの、在庫が適正化しセール売り上げの減少で売上総利益率が0.5ポイント改善した。主力業態のセレクトショップ業態の「ステュディオス(STUDIOUS)」はウィメンズ事業がけん引し、実店舗の売上高が同2.6%増の36億円となるも、ECが同4.3%減の12億円と苦戦。要因は、3月に自社ECをリニューアルしたことで流入客数が減少した。また、SPA業態の「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」はECが増収したが実店舗は、19年2月期にスタートしたカジュアルを軸にしたSPA業態「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO)」とのカニバリゼーションが起こり、同0.5%減の20億円となった。ただし、「パブリックトウキョウ」の新規展開と「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」内のオンラインストア「トウキョウ デパートメント ストア(TOKYO DEPARTMENT STORE)」が成長したことで、全社売り上げ規模は拡大した。

 下期は、中国出店の拡大準備と教育体制の強化に重点的に取り組む。20年2月期は、売上高が前年同期比19%増の166億円、営業利益が同30%増の18億円、経常利益が同29.5%増の18億円、純利益が同32.4%増の12億円を見込む。

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「甲羅本店」「赤から」の甲羅、創業者の長男が社長就任

 10月7日に株式会社甲羅(本社/愛知県豊橋市、以下、甲羅)が「創業50周年、新会長就任、新社長就任祝賀会」を名古屋市内で開催した。新代表取締約会長に就任したのは創業者である鈴木勇一氏、新代表取締役社長は勇一氏の長男でこれまで取締役副社長であった鈴木雅貴氏である。会場には約520人が参集し、同社の新しい門出を祝った。
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甲羅本店」「赤から」の甲羅、創業者の長男が社長就任

 10月7日に株式会社甲羅(本社/愛知県豊橋市、以下、甲羅)が「創業50周年、新会長就任、新社長就任祝賀会」を名古屋市内で開催した。新代表取締約会長に就任したのは創業者である鈴木勇一氏、新代表取締役社長は勇一氏の長男でこれまで取締役副社長であった鈴木雅貴氏である。会場には約520人が参集し、同社の新しい門出を祝った。
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@Bot_Gravy Yung Gravy Bot

Wrist keep spinnin' like a Barbie, you ain't even stripping Reflections off my list I'm on the juice, might splash like a class 5 whiplash, ay b*tch, smash Gravy all over my dash, ay Young Johnny Cash (WOAH) Gotta catch 'em all like Ash (GRAVY TRAIN) Smoking big doinks Skrrrr Big

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LAの人気雑貨店が代官山にオープン コンセプトは“大人のおもちゃ箱”

 サザビーリーグは、雑貨店「アイムオーケー(I’M OK)」を東京・代官山にオープンした。米ロサンゼルスの雑貨店「オーケー ザ ストア(OK THE STORE)」の日本1号店で、同ショップのオーナー、ラリー・シェーファー(Larry Schaffer)が選んだ書籍や文具、日用雑貨、アクセサリーなど多様なアイテムをそろえる。

 ショップコンセプトは“大人のおもちゃ箱”。アメリカで150年以上の歴史を持つ伝統工芸“ろくろ細工”を駆使した木製のボウルや、映画のセットに用いられることもあるガラスアーティスト、ジョー・カリアティ(Joe Cariati)による吹きガラス作品など、知る人ぞ知る名品やビンテージ品を販売する。一方で、量販店で扱いのある日用雑貨なども用意し、「自分たちがいいと思ったものをフラットな視点で提案する」と阿倍準也ディレクターは語る。

 内装は、コンクリート打ちっ放しの壁面や工業製品を用いた長方形の什器が目を引く、インダストリアルかつ実験的な雰囲気だ。壁際の什器を規則的に配置し、大小さまざまなアイテムが並んでも調和を感じられる空間に仕上げた。所在地は、地元民から40年以上愛された写真館の跡地で、「モダンでありながら懐かしさも感じてほしい」(阿倍ディレクター)ことから壁面にはあえて手を加えなかったという。

 「オーケー ザ ストア」は、LAに訪れたクリエイターやデザイナーがこぞって訪れる雑貨店。同社は、「オーケー ザ ストア」の運営会社I’M OK LIFESTYLE INTERNATIONALと日本国内における商標「I’M OK」の独占使用許諾契約を締結し、日本上陸の準備を進めてきた。恵比寿や表参道といった複数の候補地から、「人がついついモノを買いたくなる土地」(阿倍ディレクター)として代官山への出店を決めた。

■I’M OK
時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区猿楽町10-8 1階

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2020年春夏トレンド分析Vol.1 進化した袖コンシャスに注目

 2020年春夏トレンドの中でまず押さえるべきは、“パフな”アイテムだろう。ボリューム感のあるデザインがここしばらくトレンドを席巻してきたが、ようやく少し変化し始めた模様。特に、さまざまな袖コンシャスのシルエットに注目だ。

 「シャネル(CHANEL)」や「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のレディライクなシースルードレスから、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」や「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」のシャツ、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「リチャード クイン(RICHARD QUINN)」の過剰なほどの特大スリーブ、「クロエ(CHLOE)」や「アダム リップス(ADAM LIPPES)」のカジュアルなトップスまで、20年春夏コレクションでは、ロマンチックなドレスだけでなくシャツやスポーティーなセーターにも、袖に量感を持たせたスタイルが見られた。そのデザインは、さりげないものから大胆なものまで実にさまざまだ。

 ちなみに、「コム デ ギャルソン」が舞台衣装を手がけることで話題となった、12月上演のウィーン国立歌劇場150周年記念公演オペラ「オーランド(Orlando)」。イギリスの小説家・評論家であるヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の小説が原作だが、デザイナーの川久保玲は、6月に発表されたメンズ・コレクション、9月のウイメンズ・コレクション共にテーマを「オルランド」としており、12月の舞台作品で3部作完結となる見通しだ。

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モデルのお気に入りスポットを調査! フレンチレストランから美術館まで

 ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリで開催されるファッション・ウイークには、世界中からモデルが集結します。ダイバーシティー(多様性)&インクルージョン(包括性)が当たり前になりつつある現在、多くのブランドが人種も個性もさまざまな顔ぶれを起用。デビューしたての新人からブランドに直接ブッキングされるトップモデルまでがそろいます。ランウエイでは凛とした姿を見せる彼女たちですが、プライベートではどんな生活を送っているでしょう?そのライフスタイルを探るため、ショー前のバックステージでそれぞれが暮らす街のお気に入り&オススメスポットを聞いてみました。

Mika

 美佳は2020年春夏シーズン、ミラノの「プラダ(PRADA)」でデビューした後、パリで「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「ロエベ(LOEWE)」「サカイ(SACAI)」「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など有力ブランドのショーに次々と抜てきされたパリ生まれの18歳。10月から東京に拠点を移しましたが、もともとは南インドのポンディシェリーにある学校に通っていたそうです。かつてはフランス領であり、今なおフランス文化が残る町で彼女がオススメするのは、ホワイトタウン地区のショップ「ラ メゾン ローズ(LA MAISON ROSE)」に併設された「コロマンデル カフェ(COROMANDEL CAFE)」と、ホテル「ラ ヴィッラ(LA VILLA)」内のフレンチレストラン。「美味しくて、ベジタリアンメニューもあります。私自身はベジタリアンではないですが、インドで初めてその美味しさを知りました」。

Sculy Mejia

 美佳と同じく「プラダ」でランウェイデビューを果たした17歳のスクリー・メジア(Sculy Mejia)は、パリでも「ランバン(LANVIN)」のファーストルックをはじめ、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」から「ヴァレンティノ(VALENTINO)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」まで11ブランドのショーに起用されました。ドミニカ共和国北部にある海辺の街リオ・サン・ファンで暮らす彼女が好きなのは、プラヤ・ロス・ミノ(PLAYA LOS MINO)という透き通った水ときめ細かな砂に恵まれたビーチ。「時間があるときは、よくビーチに行きます。中でも、ここはすごく特別な場所です」。

Veronika Kunz

 「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」のバックステージでリメイクの着物を取り入れた着こなしが目を引いたヴェロニカ・クンツ(Veronika Kunz)は、ボーイッシュな雰囲気が魅力的なスイス出身の26歳。好きなブランドは数え切れないほどあるけれど、実際に着るものはビンテージが多いそう。そんな彼女が暮らすのは、スイス北西部にあり、街中をライン川が流れるバーゼルです。そんな土地柄もあって薦めてくれたのは、ハーバー。「夏にはオープンエアのカフェやバーがたくさんオープンするの。そこで音楽を楽しんだり、友達と過ごしたりするのが好き」。そのほかには、さまざまなジャンルのライブ演奏を楽しめるバー「レネ(RENEE)」がオススメとのこと。

Sasha Knysh

 ウクライナ出身のサシャ・ナイシュ(Sasha Knysh)は今季、ニューヨークからパリまで4都市のファッション・ウイークに挑戦し、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「アーデム(ERDEM)」「プラダ」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」などのショーに登場しました。現在拠点としているのは、ニューヨーク。趣味で写真を撮ったり、絵を描いたりとアーティスティックな一面も持つ彼女のお気に入りは、“MoMA”として知られるニューヨーク近代美術館だそう。「現代アートが大好き。特にMoMAは、クールな企画展をたくさんやっているから。ミラノだったら、プラダ財団も素晴らしいと思うわ」。

Lea Julian

 フランス出身でモデル歴4年になるレア・ジュリアン(Lea Julian)は、「シャネル」や「ジバンシィ」「サカイ」「モスキーノ(MOSCHINO)」のランウエイショーの常連で、今シーズンも約20ブランドに起用されました。パリで暮らす彼女がオススメするのは、3区にある「ラブ ジュース バー(LOVE JUICE BAR)」、1区と6区に店を構える「コダワリ ラーメン(KODAWARI RAMEN)」、シェフの関根拓が手掛ける19区にあるアジア食堂「シュヴァル ドール(CHEVAL D’OR)」、終日朝食メニューを楽しめる9区のコーヒーハウス&レストラン「パピーユ(PAPILLES)」。「アジア料理とヘルシー志向のコーヒーショップが大好きなの」。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める

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米国靴「ソレル」が日米で初のショー開催 ファッション化をアピール

 「ソレル(SOREL)」は、1962年にカナダ中東部のオンタリオ州で創業したウインターブーツブランドだ。72年に誕生したアイコンモデルの“カリブー(CARIBOU)”は、メンズファッションのワードローブとして定着している。しかしこの動きは「日本に限ったものだ」と、2000年に同ブランドを傘下に収めたコロンビアスポーツウェア(COLUMBIA SPORTSWEAR)の日本法人コロンビアスポーツウェアジャパンのマッスィモ・ラッザリ(Massimo Lazzari)社長は言う。北米ではヒール付きシューズなどが主に女性にファッションとして受け入れられており、日本も「大きくファッション化に舵を切ろうとしている」。それを強く印象付けるために、10月にニューヨークと東京で初めてのランウエイショーが開催された。

NYで働く100人の女性が
1マイルを行進

 先行してショーを開催したのはニューヨークだ。10月2日にミートパッキング地区で、リアルタイムに2019-20年秋冬のシューズを購入できる“シーナウ・バイナウ(SEE NOW, BUY NOW)”スタイルでショーを行った。ミートパッキング地区はその名の通り精肉工場跡地で、再開発に伴いスタイリッシュなレストランやセレクトショップが進出。一方で昔ながらの石畳が残り、鉄道の高架部分を生かした空中庭園“ハイライン”はローカルにも観光客にも愛されている。そしてミートパッキング地区には「ソレル」の旗艦店がある。このニューヨークを象徴するエリアで、100人の女性が1マイル(約1.6km)を練り歩いた。「ザ・マイルロング・ランウエイ」と名付けられたショーでは、モデルではなくニューヨークで働く一般の女性たちを起用した。人種も年齢も体形もさまざまで、起業家からクリエイターまで職種も多様だ。ダイバーシティーを表現するとともに、彼女たちが屋内ではなく公道を歩くことで「ソレル」がファッションと実用を融合することを示した。

ショーのスタイリングは
ケイト・ヤングが担当


キャットウオークを歩いた女性たちは、そのまま街に飛び出した。ミートパッキング地区に設定されたコースは石畳や階段、水の流れなど変化に富み、「ソレル」の歩きやすさをニューヨーカーにアピールしながら1マイルを行進した

 スタイリングを担当したのはトップスタイリストのケイト・ヤング(Kate Young)だ。ヤングは女優のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)やセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)らハリウッドスターを何人も担当している。服は、百貨店ノードストローム(NORDSTROM)傘下のオンライン・パーソナル・ショッピングサービス「トランク・クラブ(TRUNK CLUB)」が提供した。ヤングは、「ブランド初のショーに関われたことは名誉であり、100人の女性それぞれを『ソレル』の新作シューズを起点にスタイリングした。皆が自信を持って『ザ・マイルロング・ランウエイ』を歩けるよう、ライフスタイルや好みを聞き取ることから始めた。一般的なショーとは大きく異なるスタイルだったが、何カ月もかけて準備してきたことが結実して感無量だ」とコメントした。モノトーン中心のコーディネートは、彼女たちの私服に見えるほどなじんでいた。

ファッション化により
売り上げは約1.7倍に

 マーク・ニナウ(Mark Nenow)=ソレル社長は、「『ソレル』は50年以上の歴史を持ち、かつてはウインターブーツブランドとして知られていたが、いまやファッションショーを行うに至った。この変革をとても喜んでいる」と述べた。今回のショーを総指揮したナタリー・ヘイズ(Natalie Hayes)=マーケティング・ディレクターは企画意図について、「モデルではなく働くニューヨーカーが歩くことで、『ソレル』がリアルな女性たちに寄り添うブランドであることを打ち出した。1マイルのコースは、どんなに長い道のりでも快適に歩ける『ソレル』の機能性を見せるためのものだ」と話した。

 「ソレル」変革のきっかけは、00年のコロンビアスポーツウェアによる買収だった。ニナウ=ソレル社長は「その後、10年間かけてファッション化を進めた」と振り返る。同ブランドは11年にウエッジソールブーツを発売し、これが北米で女性に支持された。続けて14年にニューヨークに旗艦店をオープン。17年春夏にはサンダルを発売し、18-19年秋冬にはスニーカーラインをローンチした。これに合わせて売り上げも伸長し、18年度はグローバルで約2億6000万ドル(約280億円)を記録した。これは11年度の約1.7倍の数字だ。

NYに続いて東京でもショーを開催

 日本では10月9日に恵比寿のガーデンルームでショーを行った。ステージには階段を5つ設けて、モデルがそれを上り下りすることで「ソレル」のファッション性と機能性をアピールした。またステージには3つのモニターを置いて、モデルと映像をシンクロさせる演出も見られた。ショー後に、ラッザリ=コロンビアスポーツウェアジャパン社長に今後の日本での展開について聞くと、「セレクトショップや百貨店など、ファッションアカウントを開拓したい。一方で、単独店を21年までに作りたい。現在はポップアップストアなどで“ファッションの「ソレル」”の認知向上に努めている」と述べた。

INFORMATION
【「ソレル」ポップアップストアの予定】

ルミネ新宿 9月3日〜1月31日
東京ソラマチ 10月10日〜1月29日
二子玉川ライズ 11月8日〜1月26日

問い合わせ先
コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803

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新生パルコに次世代型ショールーム これからのクリエイターに求められるものとは?

 デジタルハリウッド大学大学院のファッションテックラボ(Fashion Tech Lab)が、オープンラボ「渋谷PARCOのAIショールーム『BOOSTER STUDIO』とファッションテック、新しいクリエイターと新しい売り方」を開催した。

 イベントには、ファッションテックラボ主宰でファッションテックデザイナーのOlga(オルガ)デジタルハリウッド大学大学院助教授兼ish(イッシュ)代表と佐藤貞行パルコ コラボレーションビジネス企画室ソーシャルイノベーション事業部部長が登壇。11月22日に開業する渋谷パルコの1階にパルコとキャンプファイヤーが共同で出店する「ブースタースタジオ バイ キャンプファイヤー(BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE以下、ブースタースタジオ)」の紹介とあわせて、これからのクリエイターに求められるものと新しい売り場のあり方について語った。

 イベント冒頭ではOlga助教授がファッションテックの実践とファッションテックラボの活動を紹介。ファッションテックラボを「鬼のように最先端に頭から突っ込むラボ」と話し、衣服とテクノロジーが接続するあらゆる領域を横断しながら産学協働で実践していくと語った。

 続けて、佐藤部長が「ブースタースタジオ」の詳細を解説した。「ブースタースタジオ」は、パルコとキャンプファイヤーが共同で手掛けるクラウドファンディングプラットフォーム「ブースター(BOOSTER)」と連携したPoC(概念実証)ショールーム。より早い段階からの製品の市場調査を目的としていて、企画開発段階のプロトタイプや製品化以前のアイデアのテストマーケティングのサポートを目指す。

 店内に設置したカメラやセンサーを使って店舗を訪れた人の行動データをAI解析し、デジタル上で行われているトラッキング(行動記録・分析)をフィジカルな空間で再現。計測したデータは出品者にフィードバックされるため、製品化や展示内容の調整などに活用できるという。また、渋谷パルコというあらゆる業種が入る施設の1階に出店することで、幅広い客層との接点を生むきっかけをつくれると「ブースタースタジオ」の強みを語った。

 佐藤部長は、「パルコのスピリットは、小さな営みをお互い汗をかいて大きくしていくこと」だという。クリエイターの活動支援に消費行為を通じて充足感を覚える人が肌感覚的に増えていると話し、「ブースタースタジオ」などの施策を通してあらゆる人と協同でクリエイティビティーを発揮できる場をつくり、クリエイターを応援していきたいと語った。

 Olga助教授はパルコの挑戦的な姿勢を評価しつつ、「パルコがこれだけの場を用意してくれているのに、中のプレーヤーがスキル的に追いつけずにスベり倒したものを出したらサムい。他の専門学校では自分の学生時代と同じ内容の講義をやっているので、このままだとファッションはまじで終わるなと思う。自分のスペシャリティーを考えて、やろうとしていることの中に何か新しいことがあるかどうかを意識する必要がある。『難しそう』や『実現できるの?』と言われるくらいがちょうどいい」と語り、現状のファッション教育を批判しながら、講義に参加した学生たちにハッパをかけた。

 佐藤部長は、テクノロジーの発展によるマイクロビジネスの潮流に触れながら、売り場のあり方について「トレンドやマスのマーケットよりもクリエイターの信条がこもったモノ作りを応援し、それをてらいなく発信することを大切にしていきたい」と話した。

 これからのクリエイターやデザイナーに求められることについてOlga助教授は「自分の“ファッションテックデザイナー”という肩書きも仮称みたいなものなので変わるかもしれない。自分も新しいクリエイター像を知りたいので、精神論みたいなことを言っちゃうけれども、『これだ!』というものをめちゃくちゃ追いかけるしかない。それがどんなジャンルであれ振り切って走り切るみたいな。それを実現させるためのスキルを鬼のように習得することが必要。上から言われたようなことだけやっていると結構スベる。私も授業などで話してしまうけれど、それに対してもっとかみついてきてほしい」と、再度学生に向けてメッセージを送り、会を締めくくった。

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開幕前に3万人が予約 「シャネル」のファッション部門トップが語る「マドモアゼル プリヴェ」展

 「シャネル(CHANEL)」の巡回展「マドモアゼル プリヴェ(MADEMOISELLE PRIVE)」が東京・天王洲アイルで開催中だ。「シャネル」の3つの柱であるオートクチュール、ハイジュエリー、香水にフォーカスし、カラー別にエリアに分けた展示で「シャネル」の世界観を一般に発信するイベントだ。同展のオープニングに合わせて来日したブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門グローバルプレジデントに話を聞いた。

WWD:東京で「マドモアゼル プリヴェ」展を開催する意義と同展から期待することは?

 ブルーノ・パブロフスキー=シャネル ファッション部門グローバルプレジデント(以下、パブロフスキー):日本の顧客や消費者に今日の「シャネル」を知ってもらい、メゾンを理解してもらうため。オートクチュールと1932年にガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が手掛けたハイジュエリー、そして「シャネル ナンバー5(CHANEL NO.5)」という3つのアイコンは、「シャネル」が他のブランドとは違うルーツで、パワーを持つブランドだということが分かる。これらのルーツが、今でもモダンなアプローチで現在のクリエイションにも生かされている。この展示では過去と未来の会話をもたらすと同時に、「シャネル」がどれだけモダンなブランドかということが感じられるはずだ。

WWD:このような啓発的な展覧会の開催はビジネスにどのような影響をもたらすか?

パブロフスキー:若い消費者に「シャネル」を知ってもらえるチャンスだ。「シャネル」のDNAであるユニークなストーリーに触れれば、なぜ、「シャネル」が他のブランドと違うか分かるはず。それで来場者が「シャネル」に関心を持つか持たないかは、彼らの自由。われわれは伝統とクラフツマンシップに裏付けされたフランスのラグジュアリーブランドであり、シャネルからカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、そして、ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)に引き継がれ、時代が変わっても一貫した価値を提供している。

WWD:同展は一般に開放された展覧会だが反応は?

パブロフスキー:開幕前にすでに3万人から来場の予約があったから手ごたえは十分だ。

WWD:日本では閉店が続くなど百貨店事情が変化しているが、日本における百貨店の課題は?

パブロフスキー:日本では約30年にわたり百貨店と取り組みをしている。百貨店の販路は必須だ。消費者には百貨店を通じて体験を提供している。

WWD:ブティックや百貨店のない地方都市の消費者をどのように取り込むか?

パブロフスキー:ウェブサイトやアプリ、SNSなどデジタルツールを使用したコミュニケーションを通じて来店してもらうようにしている。写真よりは、実際商品に触れたり試着してもらうことがなんといっても重要だ。

WWD:ミラノやパリのファッション・ウイークでサステイナブルなショーが多く見られたが、「シャネル」におけるサステイナビリティーの最優先事項は?

パブロフスキー:長年サステイナビリティーの取り組みを行ってきて、われわれの価値の一部になっている。今後は今まで以上に注力する必要があるし、ビジョンの実践もしていかなければならない。ことさらに“サステイナブル”とショーでアピールするよりも、われわれは実際にサステイナブルな取り組みを行っている。新世代のスタッフや顧客たちからのプレッシャーもある。最高のクリエイションには必須の要素だと思っている。

■マドモアゼル プリヴェ展 / ガブリエル シャネルの世界へ
日程:10月19日~12月1日
会場:B & Cホール-天王洲アイル
住所:東京都品川区東品川2-1-3
時間:11:00-20:00 (最終入場19:30)
料金:入場無料

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【M&A秘話】ガーデン–「神戸らんぷ亭」「東京チカラめし」を家系ラーメンに大転換した勝負師

 外食のM&Aにおいて特異な成り立ちをしてきた企業を描く後編。前回、不振に陥った外食の企業、ブランドを集積して、一大総合外食グループを形成したジー・コミュニケーションを紹介したが、今回は、企業の知名度こそないが、首都圏で存在感を発揮する家系ラーメン店「壱角家」を展開するガーデンに触れる。
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一家ダイニング、大型物件をセパレートで2店舗同時オープン。博多劇場&ラムちゃんで相乗効果。

博多劇場など居酒屋とブライダルを運営する株式会社一家ダイニングプロジェクト(本社:千葉県市川市、代表取締役社長:武長 太郎)が、東京・御徒町高架下にセパレート型で「屋台屋 博多劇場」と「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」を11月8日(金)、2店舗同時オープンさせる。
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カナダのシューズ大手が藻を使ったサステナブルスニーカー

 アルド・グループ(ALDO GROUP、以下アルド)は再生プラスチックと藻から作られたスニーカーコレクション“リップル(RPPL)”を発売した。メンズ、ウィメンズ共に4色展開で価格は85~90ドル(約9100~9700円)。靴ひもとスリッポンの2タイプがあり、同社ウェブサイトから購入できる。

 同社初のサステナブル製品となる“リップル”のソールには通常使用される汚染性のある石油系パーツではなく、パートナーシップを提携したサステナブル・テクノロジー企業アルジックス(ALGIX)のブランド「ブルーム(BLOOM)」の藻類で作られたフォームを採用している。

 マイク・ヴァン・ドルネン(Mike Van Drunen)=ブルーム共同創設者はアルドとの共同声明の中で「アルドは環境にポジティブな影響を与えるために、サステナブル素材のフォームを使用する革新的で素晴らしい企業だ。空気や水質の汚染を、消費者が誇りを持ってはけるサステナブルなフットウエアへと転換する」と述べた。

 アルドによればコレクションに使われている藻類の栽培は労働力やかんがい、農薬、肥料、その他資源の追加を必要とせず、工場までの陸上輸送も少なくてすむ。また藻の光合成によって大気中から46トンの二酸化炭素を削減し、一足の生産につき約200リットルの清潔でろ過された水を環境に戻すことができるという。

 「“リップル”の発売は極めて重要なステップであり、よりサステナブルな未来へのコミットメント。われわれはブルームとのパートナーシップを開始できたことをうれしく思う。地球環境に配慮しながら、顧客に意義のある潤いをもたらす新たな素材と生産方法を探求し、良い選択を提供できる取り組みだ」とダイアナラ・グルーロン・アマルフィターノ(Daianara Grullon Amalfitano)=アルド・シニア・バイス・プレジデントは語った。

 なおアッパーは、サイズによって片足あたり3~6本のプラスチックボトルからの再生プラスチック100%の糸でできている。

 同社はまた、店舗でもサステナビリティ施策を推進しており、8月上旬から店舗での使い捨てビニール袋の使用を廃止した。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

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目を覚ませ!大手居酒屋チェーン

今年も残すところ、2ヶ月になりました。2019年も外食市場において注目を浴びた店舗やブームの兆しを予感させる業態など、様々なニュースが溢れました。2019年の外食市場は前年増となりそうですが、「居酒屋」は2018年まで10年連続で売上、客単価とも減少。恐らく、2019年も期待できないのでは。居酒屋が低迷している要因に一つは大手居酒屋チェーンの暗中模索戦略です。
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「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 連載Vol.11 「日本のファッション・ウイークもメンズとウィメンズに分ければよいのでは」

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が運営する2020年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」が10月14〜19日に開催された。冠スポンサーがアマゾン ファッションから楽天にかわって初めてのファッション・ウイークとなるため、関係者からの注目は高い。しかし結局は、人を呼べるブランドが参加しないとファッション・ウイークは盛り上がらない。そこで、海外で活躍する日本人デザイナーや「RFWT」に参加するブランド、新進気鋭の若手らに「どんな東コレだったら参加したい?」というテーマで「RFWT」開催前にアンケートを実施した。10月28日の「WWDジャパン」東京ファッション・ウイーク特集発売の週まで、回答の一部を連載形式で紹介する。今回は「クードス(KUDOS)」「ダイリク(DAIRIKU)」「ジエダ(JIEDA)」「ヨーク(YOKE)」「ブラン ワイエム(BLANC YM)」の新進気鋭5ブランドが登場。

KUDOS
工藤司デザイナー

 会場が基本的にヒカリエであるという時点で、もしショーを行うことになってもそれぞれの個性がうまく打ちだせないかもしれません。また参加費が高額なので、若いブランドは何らかのサポートがない限り参加することは現実的ではありません。ただファッション・ウイークという性質上、誰もが参加できるわけではないという敷居の高さは必要だとも思います。

DAIRIKU
岡本大陸デザイナー

 東コレの公式会場であるヒカリエのブラックボックスでショーを行うことに魅力を感じません。ショーで世界感を出すには自分で場所を選び、ブランドの世界感とシーズンの雰囲気をしっかりと伝えたいと僕は思います。

JIEDA
藤田宏行デザイナー

 現在はパリ・メンズに合わせて展示会を開いているため、東コレの時期にはオーダーを締めています。参加しても、お披露目だけのプレゼンテーションになってしまう。日本のファッション・ウイークもメンズとウィメンズに分けて、時期もパリのスケジュールに近くすればよいのでは。

YOKE
寺田典夫デザイナー

 ショー会場がいつも同じヒカリエでは新鮮さが感じられず、どのコレクションも同じように見えてしまいます。例えば美術館や博物館など、ブランドの個性が表現できるような会場をもっと自由に使用できるようにしてほしいです。また東コレは海外への影響力が弱く、国内だけで終わっているイメージ。ビジネスにつながる海外バイヤーや影響力のあるメディアを招待し、東コレに参加すれば海外にもブランドが広まるようなイメージを作ってもらいたいです。

BLANC YM
宮内祐太郎デザイナー

 今の東コレは開催時期が遅く、参加費用が高いため参加は考えていません。他国のファッション・ウイークと比較しても、参加する意味を見出しにくいです。

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東急百貨店が渋谷スクランブルスクエアに雑貨の自主編集売り場 働く女性に歩きやすい靴を提案

 東急百貨店は11月1日に開業する渋谷の新複合施設「渋谷スクランブルスクエア」5階に、靴や雑貨を集積した自主編集売り場「プラスク(+Q)グッズ」を出店する。

 約230平方メートルの売り場は、商品の半分以上をシューズが占め、洗練されたデザインながら歩きやすいヒールパンプスを展開するボストン発の「ロックポート(ROCKPORT)」など、働く女性のためのシューズを豊富に取りそろえる。「プーマ カールラガーフェルド(PUMA KARL LAGERFELD)」などデザイン性に富んだスニーカーや海外ブランドのバッグやスカーフなどの雑貨もラインアップし、大人の休日スタイルにも対応する。

 また、来年3月の東急百貨店東横店(渋谷店)の閉店を控え、流入が予想されるシニア客のニーズに応えられるよう、ウオーキングシューズも充実させる。「従来の百貨店のような単品集積の売り場ではなく、若い男女、従来の百貨店顧客の双方が楽しめるようなバランスを意識したセレクト売り場を目指す」(大沼敏之・東急百貨店ファッション・雑貨統括部自主MD部統括バイヤー)。

 同社はこの間、「融合型リテーラー」のスローガンの下、食やファッション、化粧品などのカテゴリーを百貨店の館から外部にスピンアウトすることで、新しい顧客との接点拡大に注力している。東急プラザ銀座で3層2000平方メートルの「ヒンカリンカ」を、渋谷ヒカリエ地下3階~地上5階では商業施設シンクス(SHINQS)を運営。3月には化粧品の「ビューティーパレット」の出店を開始した。その一環として今回、同社がテナントとして出店する「プラスクグッズ」は、渋谷で増加するワーカー層の取り込みに力を入れる。

 なお渋谷スクランブルスクエア4階には、同社が運営するファッション特化の「シブヤ224(428-224)」もオープンし、集英社のセレクトショップ「ハッピープラス(HAPPY PLUS)」や「リムアーク(RIM.ARK)、「ワイズ(Y'S)」などが出店する。

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「僕が『ランバン』でやりたいのはクチュール精神はそのままの、インダストリアルなアプローチ」 by アルベール・エルバス

Alber Elbaz 元「LANVIN」デザイナー

 僕が「ランバン」でやりたいのはクチュール精神はそのままの、インダストリアルなアプローチ。フランス料理のレシピを使いながら、でもバターはほどほどに、というのが僕のやり方。(Vol.1186 2003年4月14日)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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【新業態探訪】DD系の「ハイブリッド業態」第2弾。客単価3500円で大丈夫か?

 2019年の外食下半期におけるニュースのひとつが、DDホールディングスの子会社で「九州 熱中屋」を展開するゴールデンマジック(山本勇太代表)による新戦略"ハイブリッド酒場"だ。8月に新橋で「博多かわ串・高知餃子 酒場 フタマタ」の1号店を開業し、9月には小岩、浜松町と拡大。それから時を待たずして放たれた第2弾が、10月に立ち上がった「京出汁おでん・青森地鶏 酒場634 -MUSASHI−」である。その実力を体験すべく、1号店の新宿店に潜入した。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

11/12-14 パリ開催の欧州最大の電力業界の展示会「ヨーロピアン・ユーティリティウィーク」にフランスパビリオンを出展します🌍⚡️再エネ発電欧州3位、 投資欧州1位の🇫🇷 効率アップのヒントが得られるかも❓出展企業はこちら👉

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パリコレ後、自らに課した3つの課題 エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年6月26日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

パリコレ後、自らに課した3つの課題

 2020年パリ・メンズ・コレクションが終了。毎日のドタバタも少し落ち着き、残り数日となったパリ滞在は、朝起きて原稿を書いて、昼間は展示会回り、夜は会食して、ホテルに戻ってもう一回原稿を書くというサイクルになりました。パリとは言え、日本の日常と大差ない穏やかモードに突入です。

 時間と心に余裕が生まれる帰国前の数日は、自分に3つの課題を課しています。1つは「食事も妥協しないこと(だから積極的に会食します)」、2つめは「なるべく多くの洋服に袖を通すこと」、そして3つめは「それをインスタグラムにアップして、みんながどう反応するか眺めてみること」です。

 1つめは、「高級品じゃなきゃダメ!!」というワケではありません。「郷に入れば郷に従え」という言葉がある通り、なるべく「現地でなきゃ食べられないもの、現地で食べることに意味があるもの」を選ぶようにしています。昨日は、パリにもようやくオープンした「イータリー(EATALY)」でランチ。週末、行列がスゴかったのを思い出し、「パリっ子も好きなのか?なぜ?」と思い、体感したくなったのです。パリの「イータリー」もピザや生ハム、チーズのショップを周囲に配したフードコート。中央には大きな庭があり、“コミュニティー”感抜群です。「パリっ子も、“コミュニティー”好きなんだ。NYみたいに小さなショップを周囲に配して、中央にフードコートを設ける“コミュニティー・モール”が成功しそう」。オペラ座の近くでラーメンを食べるよりは(いや、それも捨てがたいのですがw)、新しい発見、新たなアイデアに出合えます。

 2つめは、案外実践する編集者が少ない印象です。いろんな服を取っ替え引っ替えしていると「本当にいろんな服、試着されますね」と言っていただくことがしばしばです。でもハンガーにかかった洋服を眺め、ちょっと触るくらいでは、その魅力なんてわからないでしょう?腕を袖に通すときの感触、着てみて鏡の前に立ったときの高揚感、そこから(買ってもいないのに)考える着まわし……。全ては消費者にとって洋服を購入するに際して当然の行為であり、買うか否かはその経験次第です。究極、コレをやらない限り、消費者に寄り添うことは難しいのでは?と思います。エディターも、バイヤーも、メーカーも、案外目の前の洋服、着ていないんじゃないですか?着るだけで開ける世界もあるハズです。

 そして最後は、「せっかく着たならインスタに投稿しちゃえ」と安直に始めたのですが(笑)、案外「いいね!」の数やインプレッションがバラけ、ごくごく狭いコミュニティーではありますが、その反応をダイレクトに見ることができて面白いんです。ハッシュタグを考える訓練にもなりますよ(笑)。 皆さんもぜひ、その場でしか体感できないことには積極的にトライし、少しでも多くの洋服に袖を通し、そこで得たエモーションを周囲に伝えてみてはいかがでしょう?

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「アクネ」がNBAスター選手のラッセル・ウェストブルックとコラボ

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS以下、アクネ)」は10月28日に、NBAスター選手のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とコラボしたカプセルコレクションを発売した。

 アイテムは、全5型で各4色を用意。ウインドブレーカー(ライトブルー(7万6680円)グリーン(7万2360円))、ベスト(ライトブルー(6万2640円)グリーン(5万8320円))、ショートスリーブシャツ(ライトブルー(5万5080円)グリーン(5万1840円))、ジーンズ(ライトブルー(4万8060円)グリーン(4万4820円))、ショーツ(ライトブルー(3万8880円)グリーン(3万6720円))を取りそろえ、一部の「アクネ」直営店と「アクネ」公式オンラインストアで取り扱う。

 ウェストブルックはNBA随一のファッション好きとして知られ、「アクネ」の2019年春夏広告キャンペーンにモデルとして起用されているほか、ファッション・ウイーク期間中にスナップされることも多い。2008年にオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)でデビューし、これまでにNBAオールスターゲームに8度選出され、MVP、得点王、アシスト王を受賞するなど、NBAを代表する一人として10年以上活躍している。

 ウェストブルックは「『アクネ』は誰もが知っている素晴らしいブランドだ。コラボを通して、私のクリエイティブな一面を披露できることを楽しみにしている」とコメントしている。

 ジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)=クリエイティブ・ディレクターは「ファッションとスポーツが相互にもたらすダイナミズムに興味を持っていた。ウェストブルックとコラボできることをうれしく思う」と語っている。

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