「アディダス」と「ミッソーニ」のコラボコレクションから新作登場

 「アディダス(ADIDAS)」と「ミッソーニ(MISSONI)」は2019-20年秋冬コラボコレクションを発表した。8日から「ミッソーニ」の三越日本橋本店などの一部店舗で、22日から「アディダス」の公式オンラインショップと一部店舗で取り扱う。

 両ブランドは今年4月に初のコラボアイテムを発表し、プライムニットアッパーを使用した“ウルトラブースト”が人気を博した。今回は安定性の高い“ブースト”を用いた新作スニーカー“パルス ブースト エイチディー”(2万5000円)をはじめ、「アディダス」のクラシックなスポーツウエアのシルエットをベースに「ミッソーニ」ならではの色彩豊かなデザインを施したアパレルアイテムをそろえた。

 キャンペーン動画ではモデルらが音楽に合わせて躍動感あふれるダンスを披露。エネルギッシュなコレクションのイメージを表現した。

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ギャルと決別した「セシルマクビー」が目指す先

 ジャパンイマジネーションの「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」は、2019年秋からリブランディングを進めている。1番店の渋谷109店を9日にリニューアルオープンする。新コンセプト「今の時代にちょうどいい」を掲げて、商品全般をガーリーテイストにトレンド感を加味したデザインに一新。店内もより明るく、親しみやすい雰囲気に変える。

 1985年にスタートした同ブランドは、「セクシーカジュアル」をコンセプトに2000年代の渋谷のギャル文化をけん引し、00年~13年まで同館の売り上げナンバーワンの座に君臨。しかしギャルブームの衰退に伴い、次第に苦戦を強いられるようになる。17年には「モテ服ナンバーワン」をテーマに、従来のセクシーカジュアル路線から大胆にフェミニン路線へ変更。だが2年で今回のリブランディングに踏み切った。

 かつて大流行した、ブランドショッパーに踊ったブランドロゴも、モダンなサンセリフ体に変え、旧来のブランドイメージからの決別を強調する。「セシル」はギャルを捨て、どこへ向かっているのか。ギャルブームの全盛期に渋谷109店で店長を務め、現在はブランドを統括する手塚邦洋営業統括リーダーに聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):エッジィなスタイルでギャルトレンドを引っ張ってきたイメージ。だが、今回のリブランディングで「今の時代にちょうどいい」を掲げた。理由は?

手塚邦洋「セシルマクビー」営業統括リーダー(以下、手塚):創業から34年がたち、若い女性のライフスタイルも変化している。ギャルブーム(2000年代)当時の若い女性は、「右へならえ」のようにメディアから発信されるトレンドを追い求めていた。だが今はテレビを見ず、コスメやファッションの情報はインスタグラムから仕入れ、SNS投稿のために多くの時間を費やしている。いたずらに露出はせず、でもインスタで映えるようなデザイン性はあって、他の女の子と同調できるような、自然なかわいらしさのある服が“今”求められている。

WWD:「ギャル」を捨てる?

手塚:キラキラのネイルに、眩しいくらいの金髪をなびかせていたギャルは、スタッフにすらもうほとんどいない。女性のスタイルも多様化し、うちが得意としてきた「こうするのがイケてる」という方程式のような着こなしを提案するやり方も通用しなくなっている。17年には、乃木坂46の白石麻衣をブランドアイコンに立てて“モテ服ナンバーワン”を掲げてフェミニン路線へ大胆にモデルチェンジしたが、少しやりすぎだったかもと反省している(笑)。現在も館の年間売り上げ5位以内にはランクインしているが、店の面積(115平方メートル)から考えてももっと売れるはずだと考え、さらなるテコ入れに踏み切った。

WWD:ヤングカジュアル市場では、男性に媚びない魅力や自立した女性の強さにフォーカスしたブランドが多い。そういったポジションを狙う?

手塚:真逆だ。むしろ、回りの目を気にして、SNS投稿で「いいね」をもらえることに喜びを感じるような、等身大の女の子がターゲット。想定の客層は従来どおり10代から20代前半までだが、金髪のギャルではない。ペルソナは川崎、もしくは横浜の公立高校に通う17歳の女子高校生で、名前はメルちゃん。好きなブランドも特にないおしゃれ初心者で、自分探し中の“平均JK”だ。創業当時からの強みであるワンピースも、露出を強調するのではなく、ガーリーな長丈のものも増やす。売上構成比を現状の30%から40%まで引き上げたい。

WWD:トレンドに寄せるあまり、デザインが同質化してしまう恐れはないか?

手塚:OEM・ODM生産が強みになる。「セシル」は安価なSPAブランドが競合となるゾーンで、うちのようなビジネスモデルは後ろ向きの文脈で語られがちだが、デザイン面で彼らにはない強みを生み出せる。ブランドの34年の歴史の中で、取引先とは長く太い関係を構築してきた。われわれと同じくらい「セシル」を愛し、「セシル」のことを理解してくれている同志だ。通常、取引先は1ブランド1人の企画担当者が通常だが、うちに5人も割いてくれる取引先もある。今後も膝をつきあわせながら、面白いものを作っていきたい。

WWD:時代にあわせて、今後もブランドは変化していく?

手塚:木村(達央社長)の言葉を借りれば、「われわれはアパレルではなく小売業」。消費者が何を求めるかによって、大胆に変えていくこともありえる。ただ、スタート当時から変わらないもの、変えてはならないものは当然ある。それはブランドへの愛だ。僕が「セシル」が最も勢いのあった00年代後半に店長をしていた当時は、日サロで焼けた身体に、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のスーツを羽織り、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のネクタイを締めて店頭に立ち、常に20~30人の行列ができているレジをさばいた。この格好で汗まみれになりながら、バックヤードと店を往復し、それでも在庫が足りなければ、レンタカーで倉庫まで行った。「僕の彼女だったらこれを着てほしいな」という接客の口説き文句で成約率は4割ほどで、「プロ野球なら首位打者だ」と自慢して回った。ほかのスタッフも金髪で魔女のようなネイルをして、接客マニュアルもない無法地帯だったが、体力と情熱、何よりブランドが好きだから乗り越えられた。

WWD:生まれ変わった渋谷109店の目標は?

手塚:バカ売れしていたころの経験を、今の若いスタッフにも伝えて「自分たちでもやれる」というモチベーションを引き出したい。今も、「セシル」で働きたいという男の子からの応募がある。こういう情熱のあるスタッフを何より大切にしていかなければならない。新しい渋谷109の店は、リニューアル前から売上高20%増を目指す。生まれ変わった「セシル」で、もう一度渋谷の台風の目になる気概でやっていく。

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ハロウィン2019 聖地・渋谷でキャッチした混沌スナップ一挙公開

 仮装イベントとしてすっかり日本で定着したハロウィン。聖地・渋谷は、昨年の軽トラック横転事件をきっかけに自粛ムードが漂っていたが、やっぱり今年もすごかった。10月31日に現地でキャッチしたスナップの中から、厳選した28組をお届け。DCコミックス「バットマン」に登場する最強の悪役ジョーカーから、足を大胆に露出したミニスカポリス、謎の外国人空手家まで、ジャンルも本気度も異なる多様な衣装をチェックしてみよう。

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「ケンゾー」が世界初のキッズイベントを大阪で開催 スタンプラリーや写真撮影会も

 「ケンゾー(KENZO)」は初のキッズ向け体験型ポップアップストア「KENZO FAMILY PARK」を阪急うめだ本店3階コトコトステージで6日〜12日に開催中だ。キッズコレクションのプロモーションイベントは世界初の試み。

 店内には4〜10歳を対象にした2019年秋冬のキッズコレクションが並び、併設の遊び場にはボールプールとすべり台、ワークショップスペースを設置。来店者全員が利用でき、無料でオリジナル缶バッジ作りのワークショップに参加できる(毎日先着50人)。ワークショップは毎日11〜18時随時開催しており、缶バッジに描かれたモチーフ柄に色を塗ってプレスするという内容だ。9、10日の10〜14時と15〜17時には、プロカメラマンによる無料の写真撮影会も行う(各回先着15名)。

 また期間中にはスタンプラリーを開催。阪急うめだ本店3階の「ケンゾー」とコンセプトショップのケンゾー ポップ(KENZO POP)、11階のベビー・子供服売り場、メンズ館2階の2つの売り場を回り、ゴールであるコトコトステージで3つめのスタンプを集めるとオリジナル缶バッジをゲットすることができる。抽選で5人にケンゾーキッズTシャツがプレゼントし、キッズアイテムの購入者へのノベルティーとして塗り絵セットを用意する(先着150人)。

 ポップアップストアをウィメンズファッションフロアで開催したのは、ウィメンズ、メンズコレクションと連動することでキッズコレクションの認知度を高めるのが狙いだ。「お子さまだけでなく親子やご家族みなさんで楽しめる空間を提供することで、まだケンゾーのキッズラインを知らない層にもアピールしていきたい」とPR担当。コトコトステージに併設するケンゾー ポップは、阪急うめだ本店限定の店舗で、「ケンゾー」19-20年秋冬のメンズとウィメンズコレクションのウエアと雑貨をそろえ、よりポップな世界観を打ち出している。ブランドアイコンのタイガーやロゴモチーフのスエットなどの人気シリーズは、キッズコレクションでも扱い、親子ペアルックを楽しめる。

 「ケンゾー」キッズの今秋冬物は、鮮やかな花のモチーフが印象的な“ジャパニーズフラワー”シリーズと、スーパーヒーローやコミックがテーマの“KENZOロゴ”シリーズ、アニメマル柄の「クレイジージャングル」シリーズから構成され、カラフルで遊び心あふれるデザインだ。

 現在、キッズラインも含めた直営店はギンザ シックス店、ジャイル表参道店、JR名古屋高島屋店の3店舗のみ。「阪急うめだ本店は外国人観光客も多く、アジアに向けたブランド発信の拠点になると考えている」(PR担当)。

■KENZO FAMILY PARK
会期:11月6〜12日(火)
場所:阪急うめだ本店3階コトコトステージ
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

■オリジナル缶バッジ作りのワークショップ
会期:11月6〜12日(火)
時間:11:00〜18:00
定員:各日先着50人

■写真撮影会
会期:11 月 9 、10 日
時間:10:00〜14:00/15:00〜17:00
定員:各回先着 15 人

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「ケンゾー」が世界初のキッズイベントを大阪で開催 スタンプラリーや写真撮影会も

 「ケンゾー(KENZO)」は初のキッズ向け体験型ポップアップストア「KENZO FAMILY PARK」を阪急うめだ本店3階コトコトステージで6日〜12日に開催中だ。キッズコレクションのプロモーションイベントは世界初の試み。

 店内には4〜10歳を対象にした2019年秋冬のキッズコレクションが並び、併設の遊び場にはボールプールとすべり台、ワークショップスペースを設置。来店者全員が利用でき、無料でオリジナル缶バッジ作りのワークショップに参加できる(毎日先着50人)。ワークショップは毎日11〜18時随時開催しており、缶バッジに描かれたモチーフ柄に色を塗ってプレスするという内容だ。9、10日の10〜14時と15〜17時には、プロカメラマンによる無料の写真撮影会も行う(各回先着15名)。

 また期間中にはスタンプラリーを開催。阪急うめだ本店3階の「ケンゾー」とコンセプトショップのケンゾー ポップ(KENZO POP)、11階のベビー・子供服売り場、メンズ館2階の2つの売り場を回り、ゴールであるコトコトステージで3つめのスタンプを集めるとオリジナル缶バッジをゲットすることができる。抽選で5人にケンゾーキッズTシャツがプレゼントし、キッズアイテムの購入者へのノベルティーとして塗り絵セットを用意する(先着150人)。

 ポップアップストアをウィメンズファッションフロアで開催したのは、ウィメンズ、メンズコレクションと連動することでキッズコレクションの認知度を高めるのが狙いだ。「お子さまだけでなく親子やご家族みなさんで楽しめる空間を提供することで、まだケンゾーのキッズラインを知らない層にもアピールしていきたい」とPR担当。コトコトステージに併設するケンゾー ポップは、阪急うめだ本店限定の店舗で、「ケンゾー」19-20年秋冬のメンズとウィメンズコレクションのウエアと雑貨をそろえ、よりポップな世界観を打ち出している。ブランドアイコンのタイガーやロゴモチーフのスエットなどの人気シリーズは、キッズコレクションでも扱い、親子ペアルックを楽しめる。

 「ケンゾー」キッズの今秋冬物は、鮮やかな花のモチーフが印象的な“ジャパニーズフラワー”シリーズと、スーパーヒーローやコミックがテーマの“KENZOロゴ”シリーズ、アニメマル柄の「クレイジージャングル」シリーズから構成され、カラフルで遊び心あふれるデザインだ。

 現在、キッズラインも含めた直営店はギンザ シックス店、ジャイル表参道店、JR名古屋高島屋店の3店舗のみ。「阪急うめだ本店は外国人観光客も多く、アジアに向けたブランド発信の拠点になると考えている」(PR担当)。

■KENZO FAMILY PARK
会期:11月6〜12日(火)
場所:阪急うめだ本店3階コトコトステージ
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

■オリジナル缶バッジ作りのワークショップ
会期:11月6〜12日(火)
時間:11:00〜18:00
定員:各日先着50人

■写真撮影会
会期:11 月 9 、10 日
時間:10:00〜14:00/15:00〜17:00
定員:各回先着 15 人

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読者注目の2020年春夏ベスト10ブランド 東京編

 2020年春夏東京コレクションが10月18日に閉幕した。「WWD JAPAN.com」読者はどのブランドに興味を持ったのか?公式スケジュールブランドをルック掲載から24時間以内のセッション数(訪問数)が多かった順でランキング。公式スケジュールで発表したのは全42ブランド。その中で上位10位にランクインしたブランドはこれだ!

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第37回「毎日ファッション大賞」授賞式 大賞受賞の森永邦彦がスピーチ「大賞はずっと取れないものと思っていた」

 毎日新聞社は11月8日、第37回「毎日ファッション大賞」の授賞式を東京・恵比寿のEBiS303で開催した。今年の大賞は森永邦彦「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーで、新人賞・資生堂奨励賞は岩井良太「オーラリー(AURALEE)」デザイナーが受賞。また、選考委員らの総意で選考委員特設賞が設けられ、小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーが選出された。

 大賞の森永デザイナーは、2011年に同アワードの新人賞・資生堂奨励賞を受賞しており、8年ぶりの凱旋となった。「あれから8年間、毎年のようにノミネートされるも大賞は取れず、悔しさと『もう取れないものなんだ』という気持ちがあった。受賞はできなかったが『LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)』のファイナリストに選ばれたことと、3月に東京でショーを開いたことでより多くの人の目に触れ評価を得ることができたんだと思う。『アンリアレイジ』というブランドは僕にスポットが当たりがちだが、光は影がないとありえないもの。多くの人がこれまでついてきて影で支えてくれた、ありがとう」。また、同アワードの創設者である田中宏氏とのエピソードも語った。「田中さんは『アンリアレイジ』がスタートしたときから応援してくれていて、『いつか大賞が取れるよう、ブランド名に恥じぬモノづくりをしろ』と言われてきたが、去年亡くなられてしまい生前に受賞することは叶わなかった。しかし、受賞の知らせを聞いたときにこの1年の活躍を見てくれていたと思うと同時に、よりこの先ブレず弛まず歩んでいきたいと思った」。

 新人賞・資生堂奨励賞を受賞した岩井デザイナーには賞状とトロフィーの他、賞金100万円が贈られた。「『オーラリー』は言い出したらきりがないほど多くの方々と関わり支えられ、受賞の知らせを聞いたときに一番楽しみだったのが、その方々への報告だった。僕にとってチームはもちろん、工場や周りの方々は昔から見守ってくれる身内のような存在で、ブランドを始めてから親戚が増えたようでうれしかった。いつも僕のワガママに付き合ってくれて感謝している。立ち上げから目指している“関わった人がちょっとでも幸せになること”という気持ちを忘れず、自分たちがよいというものを信じ、関わってくれる人たちとのつながりを大切にブランドを続けていきたい」とスピーチした。授賞式後には、東京で初となるショーの2020年春夏コレクションを披露。「今年初めてパリコレに挑戦してから、作りたいものが増えたりとクリエイションの幅が広がったと感じている。参加してからは海外のアカウント数も倍増(26)した。今回はいかにもなランウエイではなく、うちらしく自然な空気感のあるものにした」。

 そのほか、鯨岡阿美子賞に鈴木淳台東デザイナーズビレッジ村長、話題賞に4月にオープンした「無印良品 銀座」、特別賞に日本環境設計が選ばれた。

 第37回「毎日ファッション大賞」の受賞者は以下の通り。

大賞: 森永邦彦 / 「アンリアレイジ」デザイナー

新人賞・資生堂奨励賞:岩井良太 / 「オーラリー」デザイナー

鯨岡阿美子賞:鈴木淳台東デザイナーズビレッジ村長

話題賞:無印良品 銀座

選考委員特設賞:小泉智貴 / 「トモ コイズミ」デザイナー

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古着屋デプトと「ピザ スライス」がコラボ 青空の下ビーガンピザを楽しめるショップがオープン

 古着屋デプト(DEPT)と東京発のピザショップ「ピザ スライス(PIZZA SLICE)」は11月9、10日に「ピザ スライス ミーツ デプト(PIZZA SLICE meets DEPT)」をオープンする。場所は原宿・キャットストリート沿いの3 オルタナティブ ルーフトップ(3 Alternative Rooftop)で、青空の下、ビーガンスタイルのピザを提供する。

 デプトオーナーのeriは普段の生活にビーガン食を取り入れており、「大好きなビーガンのピザが食べてみたい」との思いから「ピザ スライス」の猿丸浩基オーナーに依頼し実現した。ビーガンではない人にも「普通においしい」と思ってもらえるよう、「ピザ スライス」らしさを残したジャンクな味に仕上げた。期間中は“ポモドーロ”と“ペペロンチーノ”の2種類のピザを提供するほか、イベントにちなんだオリジナルグッズやタイダイ染めアーティストのyukidyeによるアパレルも販売する予定だ。

■PIZZA SLICE meets DEPT
日程:11月9〜10日
時間:12:00〜20:00
場所:3 オルタナティブ ルーフトップ
住所:東京都渋谷区神宮前 5-17-24 CAT STREET BUILDING 屋上
※荒天の場合、日程変更の可能性あり

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「ニューバランス」がトレイルランナー向け新コレクション発表 

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は11月16日、トレイルランナーに向けた新コレクションを発売する。シューズは“MS850”と“フレッシュ フォーム ヒエロ(FRESH FOAM HIERRO)”の全2型をそろえ、ロードランから普段使いまで対応可能だ。なお8日に、公式オンラインストアでのみ先行予約を開始する。

 “MS850”は、1996年に誕生したランニングモデル“850”のシルエットやディテールからヒントを得て誕生したトレイルランニングシューズだ。ミッドソールは“フレッシュ フォーム X”を、アウトソールには「ビブラム(VIBRAM)」を採用して、トレイルランナーに重要なグリップ力と耐久性に重きを置いた。価格は1万2800円で、カラーはレッド、ブルー、イエロー(サイズは25.0〜29.0cm)をそろえる。「ニューバランス」原宿店や公式オンラインストアなどで取り扱う。

 “フレッシュ フォーム ヒエロ”は、防水性に優れるTPUコーティングを施したテキスタイルアッパーに、クッション性を高めたミッドソールの“フレッシュ フォーム X”を採用したトレイルランニングシューズだ。アウトソールには“MS850”と同じく「ビブラム」を用いた。価格は1万3500円で、カラーはメンズサイズがイエロー(25.0〜29.0cm)、ウィメンズサイズがブルー(サイズは22.0〜25.5cm、公式オンラインストアのみ取り扱う)をそろえる。「ニューバランス」原宿店や銀座店などで取り扱う。

 「ニューバランス」は過去40年以上にわたり、さまざまなトレイルランに対応するシューズを開発してきた。

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週末お出掛けスポット “見えないを価値に”がテーマのARアート展覧会などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は“見えないを価値に”がテーマのARアート展覧会や窓をめぐるアートと建築作品の展覧会など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(11月9、10日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【イベント】

写真家の立木義浩がライカギャラリーで作品展を開催

ガチャガチャカプセルからコーヒー豆!? 遊び心も味わいも満点なセルフカフェを体験

ガブリエル・シャネルの伝説に触れる巡回展「マドモアゼル プリヴェ」が東京に

「カルティエ、時の結晶」展がスタート 意表を突く会場構成と逸品の数々の競演

「シャネル」の香水の世界観を堪能できるアフタヌーンティーが登場

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

伝説的デザイナーによる“元祖ストリートコラボ” パリのアライア展が語ること

「スター・ウォーズ」の世界を体感 200点以上の衣装や小道具を集めた展覧会を開催

ディーゼル アート ギャラリーでマッド・ドッグ・ジョーンズが世界初となる個展を開催

日本初のバスキア大規模展 前澤ZOZO前社長が所有する作品も

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

【ポップアップ】

日本のW杯ラグビーはまだ終わらない 次は「チューダー」が表参道で?

「エムエム6 メゾン マルジェラ」が全国でポップアップ パディングされたファブリックで包む幻想的な空間

「フェンディ」が窪塚洋介と提案する“楽しむフォーマル” 伊勢丹メンズでポップアップ開催

「ゲラン」が銀座に「高級クラブ みつこ」を限定オープン 世界唯一168万円の限定ボトルも

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

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「パレス」 × 「アディダス」 × ユヴェントスのトリプルコラボがついに発売 モデルにはスケーターと選手を起用

 イギリス・ロンドン発のスケートボードブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、「アディダス(ADIDAS)」がサプライヤーを務めるイタリアのフットボールクラブ・ユヴェントスFC(JUVENTUS FC)とのコラボコレクションを11月9日に発売する。

 今回の協業は、世界で初めてスケートボードブランドがプロチームの公式ユニホームをデザインしたという歴史的なもの。現地時間の10月30日に行われたジェノアCFC(GENOA CFC)との一戦で、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)ら選手たちがコラボユニホームを着用しゲリラ発表された。

 コレクションはユニホームをはじめ、トレーニングウエアやキャップ、GK用手袋、ボールなど、フットボールクラブとのコラボらしいアイテムを多数ラインアップ。ユヴェントスFCの愛称でもある“ビアンコネロ(ブラック&ホワイト”をメインカラーにネオンカラーを挿し込み、随所に「アディダス」と「パレス」、ユベントスFCの“J”、そしてスポンサーの「ジープ(JEEP)」のロゴが配されている。

 価格は5500〜3万円で、国内では「パレス」の旗艦店と両ブランドの公式オンラインストアでのみ取り扱う。

 なおルックには、ルシアン・クラーク(Lucien Clarke)やローリー・ミラネス(Rory Milanes)ら「パレス」所属のスケーターと、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)やマタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)らユヴェントスFCの選手たちが起用された。

 

 

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アパレルECの実力者が新会社 D2Cブランド立ち上げより、支援する側を選んだワケ

 インフルエンサーやクリエイターが自らブランドを運営するD2Cブランドが増えている。ECシステムとしてもBASEやSTORES.jp、クラウドファンディングなどが登場し、ブランドの運営や起業のためのハードルは確実に下がっている。その一方で、ある一定以上の規模を超えると途端に使えるツールが限られてくる。アパレルECのベンダーは少なくないが、その多くは既存の大手企業向けに最適化されているからだ。

 動画配信のプラットフォーマー大手CANDEEでコマース部門を率いていた鍛冶良紀氏は9月、そうしたD2Cブランドを支援するため、同社をスピンアウトし、新会社ブランディット(BRADIT)を設立した。同社はCANDEEの出資を受けつつ、鍛冶氏自身がCANDEE時代に立ち上げた、インフルエンサー佐野真依子のD2Cブランド「トランク88(TRUNC88)」を切り出し、新事業としてD2Cブランドを、生産から物流までをワンストップで提供するBtoB向けのソリューション事業を来春にもスタートする。

 もともと鍛冶氏は、インフルエンサーを駆使したファッションビジネスに最も精通したプロデューサーの一人だ。サイバーエージェントなどを経て、2013〜15年に在籍したマークスタイラーではEC部門を率いた後、多数のインフルエンサーを抱えるデジタルマーケティング部門を切り出した別会社タイムズ・トランジットでトップを務めた。当時のマークスタイラーは「エモダ(EMODA)」「ムルーア(MURUA)」などの若い女性に人気の多数のブランドとインフルエンサーも抱えながら、ブログや自社メディアなどを組み合わせたデジタルマーケティングを駆使して、リアル店舗とECを同時に成長させた、デジタル先進企業だった。

 16年からはスマホ時代の新たなプラットフォーマーとして起業したばかりのCANDEEのライブコマース部門の責任者に転じた。インフルエンサー発のファッションビジネスに関して裏も表も知り尽くした鍛冶CEOがなぜいま、ECのシステム会社なのか。「この分野のマーケットは今後大きく成長する。これからは一つのブランドが100億円、200億円になる時代じゃない。もしかしたら50億円を超えることも難しいかもしれない。そういった中で一人で立ち上げられるブランドの数には限りがある。ビジネス的に見れば、ソリューションの提供の方がずっとビジネスチャンスが大きい」と分析する。

 実際にブランディットは9月の設立後、わずか2カ月でベンチャーキャピタル(VC)のドリームインキュベーターからの資金調達に成功した。金額は非公開ながらシードラウンドで数千万円規模と見られる。「10数年前に自分が起業したころに比べると隔世の感があるが、それ以上にファッション×ITに大きな期待を寄せられていているということ」。

 佐野真依子がクリエイティブディレクターを務めるD2Cブランド「トランク88」は年商こそ非公開だが、鍛冶CEOとクリエイティブディレクターの佐野真依子、4人の社員を抱えていながらも月間ベースで黒字化しているという。そのため「調達した資金はすべてソリューション事業のために開発中のECシステムにつぎ込む。このECシステムは日々の売り上げを管理できるだけでなく、消化率に応じて1アイテムあたりの黒字と赤字がひと目でわかるようなものになる」。

 D2C支援事業のターゲットは月商400万〜4000万円のブランド。生産から在庫管理、EC販売、物流までをワンストップで提供することで、小ロット生産にも対応し、しかも使いやすいものにするという。「これまで多くのインフルエンサー発ブランドに関わってきたが、月商400万円を超えたあたりから、ECシステムや物流などの面で、それまでのやり方では追いつかなくなってくる。例えばそれまでは韓国から仕入れて、インスタライブで商品をPRし、商品は自分たちのオフィスから発送するといったやり方だ。たとえ売り上げは増えても、生産や配送のミスが発生しやすくなり、在庫だって管理できなくなる。にもかかわらず、よりアップグレードした統合パッケージの多くは、年商数十億円以上で最適化されている。生産、EC、物流、それぞれのツールならピッタリなものがあっても分断されていて、それらを個別に管理・運営する手間や人材は必要になる。そうしたことがD2Cブランドの成長を阻害する最大の要因になっている」。

 ブランディットにとって自社ブランド『TRUNC88』はリスクを取って仮説を検証するための存在にもなる。「『TRUNC88』とクリエイティブディレクターの佐野真依子からは今も多くのことを学ばしてもらっているが、この部分がソリューション事業の基盤にもなる。僕らはたとえば生産だったら1アイテムあたり15点から受注できる。普通に考えればそれだけだと利益は出ない。けどトータルパッケージで使ってもらい、売り上げの15〜20%を手数料としてもらえれば、ブランドと僕らでウィンウィンの関係になるはずだ」。

 鍛冶氏にとって最も重要なのは、ブランド側からきちんと顧客が見える、つまり”本当の自社EC”のためのシステムであることだ。「簡易型のものも含め、ほとんどのECシステムは顧客の購買データがブランドの手元に残らない。ブランドが成長していく上で最も重要なデータがきちんとブランド側に残るシステムが必要だから」。

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シチズンは2020年も「バーゼル・ワールド」出展を継続

 シチズン時計は、世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」に出展を続ける。編集部からの問い合わせに、同社の広報担当者が答えた。「決定は夏頃だった」という。同見本市は、世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)やセイコーウオッチが出展を取りやめ、継続に黄色信号が点滅している。

 シチズン時計傘下の「シチズン(CITIZEN)」「ブローバ(BULOVA)」「フレデリック・コンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)」「アルピナ(ALPINA)」、さらにムーブメントメーカーのミヨタ(MIYOTA)は従来通り「バーゼル・ワールド」に出展する。一方で、これまで同見本市に出展していた複雑時計ブランドの「アーノルド&サン(ARNOLD & SON)」は、「バーゼル・ワールド」とライバル関係にある「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)旧S.I.H.H.」出展する。広報担当者は「両見本市において各ブランドの魅力を発信し、グループ全体としてプレゼンスを示したい」と話す。

 1986年から「バーゼル・ワールド」に出展を続けてきたセイコーウオッチとシチズン時計だが、事業戦略はまったく異なる。セイコーウオッチはかつてスイスの時計ブランドを傘下に収めていたが、現在はライセンスを除いて自社ブランドのみ。一方のシチズン時計は、2007年にアメリカがルーツの「ブローバ」を買収。12年にはトゥールビヨンなどの複雑ムーブメントを開発・製造するメーカー、ラ・ジュー・ペレ(LA JOUX PERRET)や「アーノルド&サン」を傘下に持つプロサー・ホールディングス(PROTHOR HOLDING)を買収。16年にはスイスの「フレデリック・コンスタント」と「アルピナ」も買収した。シチズン時計はムーブメントの外販にも力を入れており、ミヨタは海外の製品パンフレットにわざわざ「ミヨタ製ムーブメントを搭載」と書かれるほどだ。

 片や「バーゼル・ワールド」から撤退、片や出展先を拡大。ムーブメントの外販を含めた売上高で世界トップ10に入る国内2大時計メーカーの、スイスを代表する2大見本市への対応が鮮やかに分かれる形となった。残るカシオ計算機の動向も気になる。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理

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シチズンは2020年も「バーゼル・ワールド」出展を継続

 シチズン時計は、世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」に出展を続ける。編集部からの問い合わせに、同社の広報担当者が答えた。「決定は夏頃だった」という。同見本市は、世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)やセイコーウオッチが出展を取りやめ、継続に黄色信号が点滅している。

 シチズン時計傘下の「シチズン(CITIZEN)」「ブローバ(BULOVA)」「フレデリック・コンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)」「アルピナ(ALPINA)」、さらにムーブメントメーカーのミヨタ(MIYOTA)は従来通り「バーゼル・ワールド」に出展する。一方で、これまで同見本市に出展していた複雑時計ブランドの「アーノルド&サン(ARNOLD & SON)」は、「バーゼル・ワールド」とライバル関係にある「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)旧S.I.H.H.」出展する。広報担当者は「両見本市において各ブランドの魅力を発信し、グループ全体としてプレゼンスを示したい」と話す。

 1986年から「バーゼル・ワールド」に出展を続けてきたセイコーウオッチとシチズン時計だが、事業戦略はまったく異なる。セイコーウオッチはかつてスイスの時計ブランドを傘下に収めていたが、現在はライセンスを除いて自社ブランドのみ。一方のシチズン時計は、2007年にアメリカがルーツの「ブローバ」を買収。12年にはトゥールビヨンなどの複雑ムーブメントを開発・製造するメーカー、ラ・ジュー・ペレ(LA JOUX PERRET)や「アーノルド&サン」を傘下に持つプロサー・ホールディングス(PROTHOR HOLDING)を買収。16年にはスイスの「フレデリック・コンスタント」と「アルピナ」も買収した。シチズン時計はムーブメントの外販にも力を入れており、ミヨタは海外の製品パンフレットにわざわざ「ミヨタ製ムーブメントを搭載」と書かれるほどだ。

 片や「バーゼル・ワールド」から撤退、片や出展先を拡大。ムーブメントの外販を含めた売上高で世界トップ10に入る国内2大時計メーカーの、スイスを代表する2大見本市への対応が鮮やかに分かれる形となった。残るカシオ計算機の動向も気になる。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理

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プラダとアディダス、長期的な協業を発表 第1弾は12月発売

 プラダ(PRADA)とアディダス(ADIDAS)は11月8日、長期的に協業することを正式に発表した。その第1弾として、“プラダ フォー アディダス(PRADA FOR ADIDAS)”の限定モデルを2モデル発売する。その1つめはメンズとウィメンズの両展開で、プラダがイタリアで生産する。全世界で12月に発売される予定だ。

 両ブランドは7日、「Coming soon.」の文字とともに、「プラダ」のショッパーに「アディダス」と「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」のシューズボックスが入っているティザー画像をそれぞれのインスタグラムに上げてコラボレーションを示唆していた。

 プラダとアディダスは、「限定モデルは双方の豊かなアーカイブを着想源とした、タイムレスでクラシックなものに対するトリビュートとなる。スポーツからストリート、そしてラグジュアリーへという潮流の中で、それぞれのブランドで育まれてきたクラシックな定番を再解釈し、新しい目で見直したものになる」と共同声明で発表した。長期的な協業のその他の内容についてはまだ明らかにされていないが、プラダが所有するヨットチーム、ルナロッサ(LUNA ROSSA)向けの新たなセーリング用フットウエアを2020年に発表するという。

 プラダがスポーツブランドとこのようなコラボレーションをするのは今回が初となる。一方、アディダスはこれまでにステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)、リック・オウエンス(Rick Owens)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)などのさまざまなデザイナーやアーティストと協業している。

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「“地獄”に対処できるか」 有力投資会社の代表に聞く、起業家に必要な“経営者の資質”

 「WWDジャパン」11月4日号の特集では、ベンチャーキャピタル(VC)であるグローバル・ブレインの百合本安彦・代表取締役社長とその出資先で現在成長中のアパレルD2Cプラットフォーム、PATRAの海鋒健太代表取締役との対談を行った。エンジェル投資家やVCの数が増えてきている現在、出資を受けるスタートアップにとっては資金調達が容易になり、起業の障壁が下がっているとも言える。そんな中でVCはスタートアップのどこを重視し、投資しているのか。先日上場したBASEやメルカリといったベンチャー企業にいち早く目を付け、投資を行ってきた百合本社長の言葉から、現代の起業家に求められる“経営者の資質”について探る。

 グローバル・ブレインは1998年に設立。これまでに累計1000億円を超えるファンドを運用しており、現在は社内でチームを組んで投資を実施。百合本社長本人も投資に関わっている。国内外から年間で約3500社のスタートアップに出資の相談を受けているというが、そのうち出資をするのは50社ほどとかなり少ない。出資を決める際の決め手について百合本社長は「経営者を重視している」と語る。「ベンチャー企業は初めに作った事業計画で運営を続けることはほぼない。サービスやプロダクトの方向転換を行う“ピボット”を繰り返し、ビジネスモデルを作り上げていくのが基本だ。しかし、事業がうまくいかないとすぐに辞めてしまう経営者もいる。われわれは出資先の領域を定めず、ある意味貪欲に投資に取り組んでいるが、預かっているお金を運用する責務がある身としては、“地獄”を見てもそれに対処できる精神力のある経営者が重要だと考えている」と説明する。

 同社はベンチャー企業に早い段階で大きな資金を投じ、出資先の経営者と伴走する“リード”と呼ばれる存在になることが多い。そういった“リード”の中でも、銀行から融資を受ける際の準備やKPIの管理など、デイリーベースで出資先の相談に乗っているのが特徴的だ。「日々企業の相談に乗る“リード”のVCは珍しいと思う。当社の社員は50人超と比較的大所帯だが、これはスタートアップを徹底的に支援するために、広報部門や人材採用子会社などを抱えているためだ」と百合本社長。そのほか、サンフランシスコやイギリス、韓国・ソウル、インドネシアなどにも法人を持ち、企業の海外進出を支援したり、スタートアップと大企業のマッチングイベントを開催したりもしている。

 同社からさまざまな支援を受けることで成長し、上場にまでこぎつけた出資先も多い。そうして上場したベンチャー企業を見て起業を志す者も増えており、百合本社長の目から見ても年々起業家のクオリティーは上がっているという。「例えば、先日のBASE上場で、代表の鶴岡(裕太)さんを目標にする起業家も増えるだろう。そういった歴史の繰り返しだ」。

 事業の成功事例もあり、創業間もないスタートアップに投資するエンジェル投資家やVCも増えた。起業の障壁は以前に比べて下がっているが、百合本社長は「だからこそ、経営者の資質が求められる」と再度説く。「今や情報は大量にある。例えば海外の事例を研究し、日本でビジネスを起こすのは難しくない。つまり、“そこそこ”だったら誰にでもできる。しかし競争が激しくなった今、“そこそこ”では勝てない。起業家としての本質が問われる時代になっている」と語る。起業家の本質の一例として、百合本社長は「組織作りの力」を上げる。「海外ではある程度企業規模が大きくなると、外部からCEOを連れてくるが、日本では基本的に上場時のCEOは創業者であることが多い。つまり、日本においてはCEOの器量が会社に影響を与える。組織が作れなければ、どんなにいい事業領域や発想でも持続するのは難しい。そのほか、精神面や事業構想を作る力など、あらゆる面で“突き抜ける力”が今の起業家には必要だ」。

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ユナイテッドアローズが「ブラミンク」展開の子会社デザインズを吸収合併

 ユナイテッドアローズは2020年2月1日に、ウィメンズブランド「ブラミンク(BLAMINK)」を運営する100%出資の連結子会社のDesigns(デザインズ)を本体に吸収合併する。デザインズは解散する。

 Designsは、2015年9月15日に設立。「ブラミンク」は、徹底的に質を追求することで既存のマーケットにある商品では満足できない消費者に向け新たな価値を創造することを目的に誕生。現在直営店3店舗を展開している。今回の吸収合併で、経営資源の集中・有効活用に加え、事業の再編で営業力の強化と経営の効率化を図る。

 2019年1月期のDesignsの売上高は4億1900万円、営業損益は1億5900万円の赤字、経常損益が1億6100万円の赤字、純損失が1億6500万円だった。

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スノーピークが白馬に大型複合施設を開く理由 「必ず世界のトップリゾートになれる場所」

 スノーピークは8日、長野・白馬村に2020年4月に開く予定の体験型複合施設「スノーピークランドステーション白馬」の詳細を東京のオフィスで発表し、設計した隈研吾や協業するスターバックス コーヒー ジャパンの水口貴文代表取締役CEOらが登壇した。

 敷地面積は約1万平方メートルで、施設の店舗エリアには「スノーピーク(SNOW PEAK)」の国内最大級となる直営店や「スターバックス」、東京・神楽坂の和食店「神楽坂 石川」の石川秀樹が監修したレストランが入る。また、白馬の観光情報の提供や施設の予約をサポートするインフォメーションカウンターも設ける。施設周辺では木に囲まれた“野遊びエリア”でキャンプができたり、芝生が広がる“イベントエリア”で地元住人と交流するマルシェなどを開いたりと、さまざまな体験を提供する。初年度は売上高約2億円を目指す。

 全体設計を担当した隈研吾は「仕事柄、世界中のリゾート地を見てきたが、白馬は自然が美しくて地域のコミュニティーが温かいのがほかにはない特徴だ。そんな魅力の全てが一体になる施設なので、人が集まりやすいように開かれた構成にしている」と述べる。商品の共同開発やイベントの共催を経て出店に至った「スターバックス」の水口CEOは「白馬は日本のリゾートの中でも立地や景観が素晴らしい場所。出店という形でスノーピークさんと初めて協業するには素晴らしいファーストステップだと思った。(スノーピークとは)今後もいろいろ広がりそうな可能性を感じている」と語った。

 スノーピークは現在飲食部門も強化しており、「白馬の食材はもちろん、生産者の方ともつながってもらいたい」(山井梨沙副社長)との思いから、収穫から調理までを体験できるツアーを計画しているという。レストランを手掛ける石川は「トンがったことをやっているスノーピークとしかできないレストランを作りたい。オープンに向けて、シェフはすでに地元の生産者との関係を深めている。ほかにはない店ができそうでワクワクしている」と意気込んだ。

 山井太スノーピーク社長は同施設を海外ビジネスの推進にもつなげていきたいという。「20年3月に約1300平方メートルの店をアメリカのポートランドに出店する。白馬の施設に海外から人を呼びたいし、白馬に来た外国人にもスノーピークを知ってもらえるので双方向でメリットがある」。また、18年12月期は2割を占めた海外の売り上げ比率を「さらに加速していきたい」とし、「白馬の自然やスケール感、地元の熱意やポテンシャルは、必ず世界のトップリゾートになれる場所だと感じているので投資を決めた。われわれの役割は白馬の価値を可視化していくことだ」と続けた。

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「エトヴォス」が河北裕介ヘアメイクアップアーティストと契約満了 コラボ商品の販売終了

 エトヴォスは国産ミネラルコスメ「エトヴォス(ETVOS)」の、河北裕介ヘアメイクアップアーティストとのコラボレーション商品を在庫分で販売終了する。契約満了に伴うもの。

 同社は2015年9月にコラボ商品第1弾として「ミネラルハイライトクリーム」を発売。高い支持を得てブランドの認知度向上に一役買った。以降「ミネラルブロンズグロウ」や「ミネラルクリアリップ&チーク」など7アイテム11品を送り出して幅広い層から人気を集めていた。

 「約4年間、河北裕介さんと『エトヴォス』のコラボレーション商品をご愛顧いただきましたお客さまには、心より御礼を申し上げます。今後も変わらず『エトヴォス』らしい商品をお届けし、より多くの女性に寄り添っていけるブランドを目指し今まで以上に精進してまいります」と同社はコメントした。

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男心をくすぐる謎多き「アフィックス」 中心人物ステファンとタロウに設立経緯やアシックスとのコラボを聞く

 アシックス(ASICS)は10月、2006年に登場したランニングシューズ“ゲルキンセイ(GEL-KINSEI)”をベースに、どこかインダストリアルなムードが特徴のメンズブランド「アフィックス(AFFIX)」とコラボレーションしたモデルを発売した。

 「アフィックス」とはもともと、ロンドンの新鋭デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)や、「ギミーファイブ(GIMME FIVE)」設立者でUKストリートシーンの雄として知られるマイケル・コッペルマン(Michael Kopelman)、スタイリスト兼クリエイティブ・コンサルタントのステファン・マン(Stephen Mann)、“マッキントッシュ 0001(MACKINTOSH 0001)”でヘッド・デザイナーを務めるタロウ・レイ(Taro Ray)という強力な面々が2016年に結成したクリエイティブチームだ。「シュプリーム(SUPREME)」クルーのエーロン・ボンダロフ(Aaron Bondaroff)が主宰するインターネットラジオ「ノー ウェーブ(Know Wave)」内の一つの番組としてスタートし、18年にブランドを設立。アパレルから小物まで、シンプルでありながらどこか男心をくすぐるアイテムが発売直後から話題となり、今年6月にはアシックスと初コラボを果たして、今回早くも2作目を送り出すこととなった。

 コラボスニーカーの発売に合わせて東京でローンチイベントを行うため、ステファンとタロウが来日。スニーカーについてはもちろん、アイコニックなロゴについてまで話を聞いた。

WWD:まずはブランドの設立経緯と、日本語を含む4つの言語から成るロゴについて教えていただけますか?

タロウ:「アフィックス」の中心人物4人がそれぞれ、個別ないしは一緒にプロジェクトをやっていて、もし全員で意見を交換できる場があれば素晴らしいものができるかもしれないと思ったのが始まり。全員が共通してユーティリティーウエア(作業服)のデザインやアイデアが好きだったから、それをどう生まれ変わらせて新世代に“ユーティリティー(活用性)”とは何かを表現できるかに興味があって、アパレルを始めたんだ。

4つの言語は、日本語、英語、ドイツ語、ブルガリア語を使っている。僕がイギリスと日本のハーフで、ステファンはイギリス人、マイケル・コッペルマンはドイツにルーツがあって、キコ・コスタディノフがブルガリア人だからさ。みんなブルガリア語をロシア語だと思って、「つづりが間違ってるよ」ってよく言ってくるから困ってるんだけどね(笑)。

WWD:ブランド名の由来は?

タロウ:“アフィックス”は言葉の前や後につける接辞で、例えば“ポストモダン”だと“ポスト”が接辞にあたるんだけど、それをつけることによって“モダン”から“ポストモダン”という別の意味になる。同じように“既存のアイデアに新たな解釈を与えたい”とか“新たな意味を加えたい”という意味を込めて決めたんだ。

WWD:ユーティリティーウエアから着想しているだけあり、もし“〇〇系”のようにカテゴライズするなら“インダストリアル系ブランド”が正しい?

ステファン:僕らは何系だって構わないよ。もしどうしてもカテゴライズしたいのであれば、受け手が好きに判断してくれたらいいと思っている。小売店でラグジュアリーからカジュアルまで取り扱っているように、以前と比べてブランドをカテゴライズすることにあまり意味がなくなってきているからね。それよりも今はカテゴライズされるジャンルではなく、作り出すアイテムやコンテンツがいかに本物だと感じられるかどうかの方が重要になってきているんじゃないかな。

WWD:それでは今回の「アシックス」とのコラボスニーカーについて教えてください。

タロウ:まず最初に、これまでの“ゲルキンセイ”にはない機能を加えることができたら面白いと思った。といっても、そもそもロードランニング用だから無駄な機能なんて必要なかったんだけど(笑)。でも僕らがやるからにはスタイリッシュで機能的なものにしたかったから、「ゴアテックス(GORE-TEX)」を用いることで防水性と通気性を加えたんだ。

ステファン:ロードランニング用に防水性は必要ないと思われがちだけど、例えば東京の街中で走っていて雨が降ってきたときに防水だったらうれしいよね?防水性は最優先じゃないけど、日常的に履くことを考えるとあったらうれしい機能なんだ。今までなかった機能を付け足すという点は、まさに“アフィックス”なアイデア。どんなときでも毎日履ける、成熟したタウン用スニーカーになったんじゃないかな。

WWD:トレンドとしての機能性を意識したというよりも、日常使いを想定した結果、機能性に行き着いたということでしょうか?

タロウ:そうだね。ランニング用はランニングという特定の用途のために作られているけど、防水性を追加するだけでより幅広いシーンで多目的に使用できるという、汎用性の高さを考えた結果だね。

WWD:先ほどからロードランやトレランの話が出ていますが、お二人がスポーツをやっているからこそ今回のアイデアが生まれたというのはありますか?

タロウ:うーん、どうなんだろう。ステファンは毎朝走ってるよ。僕は違うけど(笑)。

WWD:ちなみに、このスニーカーでランニングは可能ですか?

ステファン:もちろんさ。“ゲルキンセイ”は発売当時、最高クラスにあったランニングシューズで、それをベースに再解釈するというのが今回の面白さの一つだったからね。

WWD:カラーリングがいかにも「アフィックス」らしいですね。

ステファン:「アフィックス」の今季のシーズンカラーの一部なんだけど、僕たちはいつも工場やその周りのものを着想源にしていて、今回のカラーは工場地帯にある看板の色合いをまねしているんだ。

タロウ:工場といっても現代的な工場で、普段は機械やパイプや作業服が着想源となることが多いね。

ステファン:5年ぐらい前にタロウにあげたジャケットが、ちょうどこのスニーカーと同じような色だったことを思い出したよ。僕らはずっとこんな色味が好きみたいだね(笑)。

WWD:日本で世界先行販売し、イベントまで行った理由は?

ステファン:アシックスは言うまでもなく日本のブランドだし、日本は今年ラグビーのワールドカップがあって、来年にはオリンピックが開催されるから、これまでよりもさらに世界的に注目されている。それにタロウは半分日本の血が流れているし、僕は旅行で何回も訪れてるし、僕たちと日本は何かと縁があるのさ。

タロウ:僕らは日本のブランドやファッションを見て育ったから、日本は僕たちのアイデンティティーの一部と言ってもいいくらいブランドの立ち上げ当初から関係が深い国なんだ。

ステファン:あとは、スニーカーに「ゴアテックス」を使用しているという特徴を説明するのに東京が最適な場所だと思ったのもあるね。東京と言えば誰しもが都会を想像すると思うんだけど、「都会で防水性なんているの?」という問いに「東京はたくさん雨が降るんだ」と説明したらわかってもらいやすいだろ?

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米ギャップのアート・ペックCEOが退任 会長が暫定CEOに

 米ギャップ(GAP)のアート・ペック(Art Peck)社長兼最高経営責任者(CEO)が11月7日に退任した。後任には、同日付でロバート・フィッシャー(Robert Fisher)会長(非常勤)が暫定的に就任。ペック前社長兼CEOは短い引き継ぎ期間を経て同社を離れるという。

 フィッシャー会長兼社長兼CEOは、「15年間にわたってギャップに多大なる貢献をしてくれたアートに対して、取締役会を代表して心から感謝する。アートのリーダーシップの下、オムニチャネルやデジタル分野の強化など、将来的な成長に不可欠な事業への投資を進めることができた」とその労をねぎらった。

 ペック前社長兼CEOは米コンサルタント会社ボストン・コンサルティング(BOSTON CONSULTING)の出身で、2005年にギャップに入社。北米事業やデジタル部門の要職を経て、15年にCEOに就任した。

 同社の主力ブランドである「ギャップ」は業績不振が続いており、今後2年間で北米を中心におよそ230店を閉じることを2月に発表していた。同時に、比較的好調な「オールドネイビー(OLD NAVY)」を上場会社として独立させ、「ギャップ」とその他の傘下ブランドの「アスレタ(ATHLETA)」や「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」などを擁する新たな上場会社を設立するという大胆な事業再編計画を発表した。「オールドネイビー」の新会社は引き続きソニア・シンガル(Sonia Syngal)=オールドネイビー社長兼CEOが率いて、「ギャップ」など複数ブランドを展開する新会社のトップにはペック前社長兼CEOが就任するはずだった。これらの計画は20年に実施される予定だが、ペック前社長兼CEOが同社を離れることが発表されたため、実現を危ぶむ声もあるという。この日、同社株価は時間外取引で前日終値からおよそ7%下落した。

 ギャップの19年8~10月期決算は11月21日に発表される予定だが、ペック前社長兼CEOの退任発表と同日に見通しを発表した。それによれば、売上高は既存店ベースで前年同期比4%減と減収となっている。ブランド別では、「ギャップ」が同7%減、「バナナ・リパブリック」が同3%減、「オールドネイビー」が同4%減だった。

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「コンプレックスコン」がカオスからの成長の果てに見たモノ

 世界一“ハイプ”なストリートの祭典「コンプレックスコン(ComplexCon)」が11月2、3日にロサンゼルスのロングビーチにあるコンベンションセンターで開催された。ハイプとは熱狂を意味し、“ハイプビースト”と呼ばれるストリートファッションを好む若者らが限定アイテムを求めて来場。残念ながら今回、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)はアドバイザーを辞退してしまったが、村上隆が変わらずアートディレクターとして参加し、ファッションやアート、フード、音楽ライブなど多彩なコンテンツが集結した。前回の入場者数は6万人。詳細はこちらから。

 熱狂に混乱や暴動はつきものだ。しかし、シカゴ開催を経て5回目を迎えた今回は、それらに真っ向からNOを突き立てた。会場の至る所に「ノーシガレット、ノーベイプ(電子タバコ)、ノーマリファナ(カリフォルニア州は合法)、その他あらゆる煙が出るモノ禁止」の看板を立て、外部のセキュリティー会社を導入するなど、これまで以上に安全面を強化した。開場前の行列もこれまでは4日前から並ぶ人がいたが、「当日の6時から」とルールを変更し、徹底的に混乱の芽を排除した。列の横入りやICリストバンド(チケットの代わりに入場者が着用するもので、エキジビターやメディア、ゲスト、ハンディキャップなどさまざまな種類がある)の不正売買を問題視したためか、VIP(648ドル、約7万円)の入場時間を一般よりも2時間早く、メディアやゲスト、一部のエキジビターなどよりも1時間早い9時からに設定。激しい争奪戦が繰り広げられていた前回までとは異なり、“ゆっくり”と買い物が楽しめる時間をつくった。混乱や暴動とはほど遠い、いつになくクリーンでヘルシーな「コンプレックスコン」に生まれ変わった。

 だが、例年を知る人は物足りなさを感じたのも事実だ。原因の一つは、売り上げの半分を占めていた「ナイキ(NIKE)」と「アディダス(ADIDAS)」の不参加だろう(両ブランドが参加した2017年のイベント全体の商品売り上げは約22億~28億円だった)。日本限定のスニーカーを発売した「アトモス(ATMOS)」は例年通り健闘したが、成果としてはそれが唯一といっていい。「コンプレックスコン」のコアにあるスニーカーが激減し、レアものを求めるスニーカーヘッズの来場が減った。一方で、「24カラッツ(24KARATS)」や「オールウェイズ アウト オブ ストック(ALWAYS OUT OF STOCK)」「チェリー福岡(CHERRY FUKUOKA)」「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」「トウキョウビタミン(TOKYO VITAMIN)」「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」「エックスガール(X-GIRL)」「エクストララージ(XLARGE)」などのほか、アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」や「ゴジラ」といった日本ブランドや企業による出店ブースが増えたのも今回の特徴だ。だが、前回のように隅から隅までなんでも“食い尽くす”客層とは異なり、行列ができるまでとはならなかった。最低でも7000ドル(約75万6000円)と言われるブースの賃料(さらに内装費やスタッフの渡航費なども必要)を考えると、プロモーション費にしては少々高過ぎた印象だ。

 しかし、新たな可能性も見えた。VERDYがキャラクターデザインを担当した初のキッズパーク「プチュウ(PUCHU!)」は、キッズやファミリーの憩いの場となっていたし、何よりもクリーンでヘルシーというポジティブな印象を芽生えさせた。「暴動を助長するような限定商品の発売が行われる場所には出店できない」と言って遠ざかってしまったナショナルブランドの再招致に、一役買ってくれるかも知れない。また、例年通り、村上隆のサイン会やフォトセッションは終始盛り上がっており、カイカイキキのブースも列が途切れなかった。カイカイキキに所属するMADSAKIやフューチュラ(Futura)、VERDY、河村康輔らアート要素も増えた。さらに今回のライブステージでメインアクトを飾ったキッド・カディ(Kid Kudi)が1時間半近くパフォーマンスするなど、観客の満足度は高かったはずだ。

 主催側が行ったアンケートの集計によると、来場者が最も期待しているのはやはりマーケットプレースのようだ。今後も商品をどれだけこの2日間に合わせて仕込めるかが重要なポイントとなるが、「近年『ハイプフェスト(HYPE FEST)』など、さまざまなコンベンションが増え、商品を仕込むのが大変になってきている。オリンピックみたいに毎年一つだけと決まっていればいいのに」というジェフ・ステイプル(Jeff Staple)や「毎年出店するかしないかはギリギリになって決めるが、結果的に今年は商品が間に合わなかった」というクリス・ギブス(Chris Gibbs)「ユニオン(UNION)」オーナーらの難しさを嘆く声もある。

 客層もガラリと代わった今、マーケット以外でいかにハイプを起こせるかが今後の鍵となるだろう。「コンプレックスコン」を主催するコンプレックスメディアのニール・ライト(Niel Wright)=ディレクターは、「このイベントは常に進化している。今後は社会問題に関わるような出展も積極的に増やしていくつもりだ。イベント後に大量に出るゴミの処理など、環境問題も考えていかなければならない」と話す。“ストリート”を超えて、「コンプレックスコン」を含むコンベンションの真価が問われるのはこれからだ。

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【潜入ルポ】「かつや」が出店した”豚汁食堂”、意外と面白いかも

 「かつや」を展開するアークランドホールディングスが、東京・大手町に「豚汁」をテーマにした食堂を出店した。"野菜を食べる"ごちそう豚汁専門店「ごちとん」がそれで、2017年に買収した野菜カレーの専門店「野菜を食べるカレーcamp」を展開しているバックパッカーズ(本社:東京都千代田区、代表:佐藤 卓)が開発した業態だ。まだ実験段階だが、なかなか面白い店作りとなっている。
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ラルフ ローレンが全製品に2次元コード 生産工程の情報やおすすめの着こなしまで網羅

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、製品タグに独自の2次元コード「デジタル・プロダクト・アイデンティー(Digital Product Identities以下、DPID)」を付け、消費者に生産工程や真贋に関する情報を提供すると発表した。

 スマートフォンでDPIDを読み取ると、原材料や素材の詳細、生産工程における労働条件、工場の場所などの情報に加えて、製品が本物であることの証明、スタイリングのコツ、おすすめ商品などの情報が提供される。まず「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」に導入し、段階的に全ての傘下ブランドに導入していくという。同社は2018年に企業の社会的責任に関する取り組みの一環として「持続可能な素材に関するロードマップ(計画表)」を策定しており、DPIPの導入はその動きに沿ったものだ。製品情報のデジタル化やクラウド上での管理は“モノのインターネット化(Internet of Things以下、IoT)”を専門とするソフトウェア会社エブリシング(EVRYTHNG)が行い、DPIDタグの生産と印刷は識別ラベルの製造開発会社エイブリィ・デニソン(AVERY DENNISON)が担当する。

 デイビッド・ローレン(David Lauren)=ラルフ ローレン チーフ・イノベーション・オフィサーは、「DPIDは製品の真贋なども含めてさまざまな情報を提供できるため、消費者はいつでも安心して購入することができる。まず『ポロ ラルフ ローレン』で導入するが、同ブランドの製品はいわば“生まれつきデジタル”ということになる。ファッション業界における最新のデジタルデータ革命だと言えるだろう」と語った。

 今回の取り組みは口で言うほど簡単なことではない。ラルフ ローレンほどの事業規模になると、傘下ブランドのサプライチェーンでは何百もの素材メーカーや生産業者との取引があり、年間で生産される製品数はおよそ2億点にも上るため、導入には多大な費用と手間がかかる。実際、QRコードなどを利用した生産工程のトレーサビリティーに取り組んでいるブランドは増えているものの、これほど大規模に導入するのはラルフ ローレンが初めてだという。しかし一旦導入すれば、在庫管理が容易になることに加えて、これまで全く把握できなかったリセール(2次流通)市場での流通状況が分かるようになるなどブランド側にもメリットがある。消費者が製品を購入・売却した際のデータに関する使用許可など、情報保護に関する配慮が必要であることは言うまでもない。

 ここ数年はサステナビリティに敏感な若い世代を中心にリセール市場が盛り上がりを見せており、ブランド品の米委託販売サイト「ザ・リアルリアル(THE REAL REAL)」が上場するなど、リセールはもはや消費行動の一部として定着したと言っていいだろう。例えば、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は19年10月にリセールプラットフォームのセルピー(SELLPY)を買収して自社ブランドの中古品販売に乗り出している。パトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)=ラルフ ローレン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「リセールは事業モデルとしてもいい考えだと思う。ラルフ ローレンは時代に左右されないタイムレスで品質の高い製品を扱っているので、リセール市場に向いている」と、米「WWD」が10月29、30日に開催した「アパレル&リテールCEOサミット(Apparel & Retail CEO Summit)」で述べた。

 トレーサビリティーに関するほかの取り組みとしては、米IoT企業イオン(EON)が中心となって立ち上げられた「コネクト・ファッション・グローバル・イニシアチブ(The Connect Fashion Global Initiative)」がある。これは同社が開発したマイクロチップ「サーキュラーID(CircularID)」を衣類に織り込み、製品にトレーサビリティーを持たせることで、ファッション業界における循環型経済の実現を目指すというものだ。チップの商用化は11月からだが、すでに「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP)、H&M、米スーパーマーケットチェーンのターゲット(TARGET)、マイクロソフト(MICROSOFT)などが参加を表明している。

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「SHISEIDO」2019年秋冬ホリデーコレクションに人気アイテムが花をあしらった限定パッケージで登場

 資生堂は、世界85の国と地域で展開する「SHISEIDO」から毎年好評の2019年秋冬ホリデーコレクションを11月1日から世界各国で順次販売している。数量限定で、日本では全国の百貨店など約380店舗とブランド公式サイト、同社の総合美容サイト「ワタシプラス」で展開中だ。今季のホリデーコレクションのテーマは、“BEAUTY BLOSSOMS”。特別な季節に、溢れるような美しさをかなえていくことを咲き誇る花々で表現した。パッケージを担当した稲葉秀樹=映像作家・グラフィックデザイナーは、ひとりの美しさがダイナミックに街を変えていくように次々と花が咲くデザインを施したという。

ラージサイズの限定品も

 ホリデーコレクションを象徴するアイテムの口紅「ホリデーカラーズ ミニリップブーケ」は、「モダンマット パウダー リップスティック」のミニサイズ5色をセットしたもの。 人気3色と限定2色を組み合わせ、稲葉=映像作家・グラフィックデザイナーが手掛けたボックスが製品を際立たせている。そのほか、同ブランドのスターアイテムである美容液「アルティミューン™ パワライジング コンセントレート N」のラージサイズ(75mL)を限定パッケージで販売する。シワ改善と美白のダブル効果の高機能クリーム「バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト4」もラージサイズを数量限定で展開中だ。

肌なじみ抜群の計算された色味

 ホリデーコレクションのイメージ動画に起用された双子モデル・歌手のAMIAYAが「ホリデーカラーズ ミニリップブーケ」を唇に施した印象などを語った。「すごい色が綺麗ですよね。テクスチャーも軽くて長時間つけてても、つけているのを忘れるくらい。だけど色はちゃんとビビッドに出るのですごくよい!お気に入りはピンク(518)とレッド(591)。ピンクベージュ(590)っぽいのもいつもと違う大人の雰囲気になれそう」(AMI)。「5色それぞれの色の個性があって、全部使いやすそうな色ですね。色味も計算されて作られているのが分かるし、肌なじみも抜群。パーティーのときとか、朱赤(509)とかはすごい映えそう。洋服によって変えるのも楽しいかも」(AYA)。

ホリデーコレクションを動画で表現


ブランド公式サイトなどで公開されているAMIAYAが起用されたホリデーコレクションの動画

 ホリデーコレクションのテーマであるBEAUTY BLOSSOMSを視覚化した動画がブランド公式サイトなどで公開されている。商品パッケージ同様に赤やオレンジ、黄色といった色鮮やかな花々に囲まれた着物姿のAMIAYAが数量限定の口紅「ホリデーカラーズ ミニリップブーケ」をつけて世界観を表現。華やかさの中に日本のわびさびを感じられるようなシーンの数々は必見だ。

問い合わせ先
資生堂インターナショナル
0120-587-289

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仕事が絶えないあの人の、“こうしてきたから、こうなった” 嶋崎周治「コンティニュエ」代表編

 転職はもちろん、本業を持ちながら第二のキャリアを築くパラレルキャリアや副業も一般化し始め、働き方も多様化しています。だからこそ働き方に関する悩みや課題は、就職を控える学生のみならず、社会人も人それぞれに持っているはず。

 そこでこの連載では、他業界から転身して活躍するファッション&ビューティ業界人にインタビュー。今に至るまでの道のりやエピソードの中に、これからの働き方へのヒントがある(?)かもしれません。

 連載第4回目のために訪れたのは、恵比寿のアイウエアセレクトショップ「コンティニュエ(Continuer)」。眼鏡好きはもちろん、アーティストやスタイリストなど業界関係者からの信頼も厚い同店ですが、隣接する「コンティニュエ エクストラ・スペース」ではスラックス専業ブランド「ニート(NEAT)」のアイテムやビンテージウオッチを扱い、ブランドやクリエイターに関連したイベントも開催しています。そんな多様なカルチャーが交じり合うショップを率いるのは、嶋崎周治代表。某有名料理研究家のマネジメントを経て独立開業をした嶋崎代表は、「異なるジャンルの中に共通する構造を見いだして、それをヒントに自分なりの仮説を立てる過程が楽しい」と話します。アカデミックな思考と仕事変遷に耳を傾けました。

WWD:前職では料理研究家のマネジメントをされていたのですね。

嶋崎周治代表(以下、嶋崎):大学では数学を専攻していたのですが、就職するより研究者になれたらいいなとぼんやり考えているうちに卒業間近になってしまって。「ブラブラしているなら、うちに来ない?」と、そこで働いていた学生時代の友人に声をかけてもらったことがきっかけです。

WWD:どういったお仕事内容だったのでしょうか。

嶋崎:主に広告代理店や企画会社とのやりとりで、広告出演や商品開発といった依頼の窓口業務ですね。クライアントのニーズを聞いた上で、本人(料理研究家)の価値観とブランディングなどを踏まえて、企画内容の調整や契約条件の交渉をするという日々でした。他の企画とのコンペを経て仕事が決まるということも多いので、“たられば”の問い合わせも山ほど来るんです。僕が入る以前は、料理スタッフが兼任して対応をしていました。僕は料理もできないし業界のことはよく知らなかったのですが、企業やメディアが求めることの背景を構造的に理解しニーズに応えるという観点では、数学の勉強が役立っていたように思います。

働き始めて2年が過ぎた頃、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身者によるビジネス本に出合いました。経営学部などで勉強してきた人にとっては当たり前かもしれませんが、当時の僕にとってはビジネスの世界にアカデミックなアプローチがあるということ自体が大きな気づきでした。理論を仕事で生かすためのスキルを磨きたいと、仕事をしながらグロービス・マネジメント・スクール※1で単価授業を受けることにしました。肩を並べて学んでいたのは、自分よりも社会人経験豊富な商社や企業の方々。僕は年少者だったことを大いに生かして(笑)、社会人の先輩たちに「会議ってどうやってやるんですか?」「稟議はどうやって通すんですか?」といった素朴な疑問をぶつけて教えてもらうこともありました。マーケティング、アカウンティング、ネゴシエーションといった科目を2年半ほどかけて受講しながら、おぼろげながらビジネスというものの全体的な枠組みを捉えていきました。

※1実践的経営やビジネススキルを学ぶ社会人向けビジネススクール

WWD:料理研究家の事務所の方々は、そんな嶋崎さんをどう見ていたのでしょうか。

嶋崎:事務所の中にいわゆるMBA的なビジネスの考え方がなかったので、会社の発展に寄与できた部分は好ましく受け取ってもらえたと思うのですが「この会社のビジョンはなんですか?」みたいな質問によって、先生を困らせることもありました(笑)。そんな中で、自分だったらこうする、こうやってみたい、と感じることが増えていきました。ならば自分でリスクをとってやってみるべきという思いが募り、独立することを決めました。

目指したのは、サロンのような“場”

WWD:なぜ眼鏡だったのでしょうか。

嶋崎:会社を共に立ち上げた「コンティニュエ」の初代店長とは、もともと彼が眼鏡店のスタッフで僕が客という関係でした。ですからそこにすごく意味があるように見えますが、そうではなくて、クリエイティブなことが好きな人が集まり、互いに刺激を受け、学ぶことができるようなサロンのような場をつくりたかったんです。じゃあ何をしよう、と二人で話しあった末に“1周回って”、「眼鏡店にしようか」と落ち着きました。

2002年に晴れて開業したわけですが、しばらくは料理研究家のマネジメントの仕事も続けていました。こんな人たちが集まってほしいなと、思い描いていたようなお客さまには足を運んでいただけていたのですが、なんせ絶対的な数が足りなかった(苦笑)。正直、仕入れ資金を調達することにも苦労したし、売り上げが軌道にのるには時間が掛かりましたね。 BtoBの場合は、キーマンがいてその一人のニーズを捉えることで見えることがたくさんあるのですが、小売りとなるとより多くのニーズを捉えていかなくてはならない。経験のストックがなかったので、自分の感覚を頼りに手探りでしたね。料理研究家のマネジメント業での収入をお店に投入するという期間が数年続きました。

WWD:その頃のメガネ業界に目を向けると、2001年に「ジンズ(JINS)」「ゾフ(ZOFF)」が1号店をオープンしています。

嶋崎:今後のメガネ業界はどうなっていくのか、ということは自分なりに分析を重ねましたね。けれど僕たちは、業界で優位だから店をやろう!と思ったわけではなく、やりたいことを形にしたくて始めました。じゃあ、サロン的な店を目指した自分たちが大切にすべきことは何かと考えてみると、それはショップに足を運んでくださるお客さまと友人たち。口コミの強さは実感していました。サロンって、主役はそこに集う“人”なんですね。

僕は、魅力的な人たちからいろいろな要素を自分に取り込みたいという思いが強かったのだと思います。実は、大学在学中にボクシング評論家のジョー小泉さん※2の下でアルバイトさせていただいたこともありました。バイトを始めた理由は、ボクシング観戦が好きだったことと、理系出身の小泉さんの理論的な解説に引き付けられたことも大きいですが、頭ばかり使う生活の中で、ボクシングというフィジカルな世界で生きる人たちから学びを得たかったんだと思います。料理研究家の世界に飛び込んでみようと思ったのも、ボクシングと料理という対比の中から学びがあるはずとの考えもありました。

※2ボクシング評論家兼マッチメーカー。年少時よりボクシングに携わり、17歳から米国「RING」誌の東洋地区通信員を務めるなど、ボクシングへの多大な功績が称えられてボクシング殿堂入り

WWD:性質の異なるものに引かれるということでしょうか。

嶋崎:これまでの経験と新しいジャンルとの間や、一見すると異質なもの同士の間の中に類似点を見いだし、その相違点も踏まえつつ自分なりに構造を捉えて新しい仮説を描いて試す、という過程が楽しいんです。中学時代の理科での仮説実験授業が、今の僕の原点かもしれないですね。

WWD:仮説実験……、ですか。

嶋崎:まず先生から基本的な概念などについての簡単な説明があり、それをもとに生徒たちがこれから行う実験の結果についてぞれぞれ考えます。考えた予想と理由、すなわち仮説について討論してから実験に臨むんです。その仮説と実際の実験結果を比較検討するというプロセスを通して、概念や法則を学んでいくという授業形態でした。結果として学び得たこと自体もそうですが、物事を捉えて行く方法論にも興味を持ちました。

大学には一浪して入っているんですが、浪人している最初の9カ月間は受験勉強法についての勉強をしていました(笑)。受験勉強のノウハウ本や塾の先生のアドバイスを自分なりにまとめて、自分で仮説を作り論理立ててまとめるという作業ですね。試験1カ月前になりさすがに「やばい!」と、いわゆる受験勉強を必死でやり何とか合格しました。

WWD:嶋崎さんの編み出した勉強法を駆使したわけですね!経営に関して、手応えを感じてきたのはいつ頃だったのでしょう。

嶋崎:「オリバーゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)」の取り扱いをスタートした後の、5年目以降でしょうか。同ブランドは1920年代にロンドンで創業をしました。やがてヨーロッパファッション業界をけん引する存在となり、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)やグレース・ケリー(Grace Kelly)といった時代を代表するような顧客も数多く抱えていました。90年代のブランクを経て、2005年に復活を果たしました。デザインに加え、こうしたストーリー性を持つ「オリバーゴールドスミス」には根強いファンも多くいます。国内ではトップクラスの品ぞろえができたこともあり、メディアを通してのPRがかみ合ったんだと思います。お客さまの数のうれしい変化は「ショップが認知されてきたのかな」と実感できた大きな出来事の一つでしたね。

前職で培われた客観性

WWD:姉妹店も増えさらに仕事が多岐にわたっています。

嶋崎:現在は4店舗ありますが、“コンティニュエさん”ならどうするだろうか?“パークサイドルーム(吉祥寺)さん”ならお客さまとこんなコミュニケーションをしてみるのはどうだろう?と、それぞれ個性の異なるショップをマネジメントしている感覚です。これは前職でのマネジメント経験で培われたと思います。自分が相手先の会社と交渉を重ね、ピカピカに磨き上げた企画書も料理研究家が首を横に振れば一瞬でボツになるという仕事だったので。客観的に分析して考えている分、出てきた結論に執着はしていないかもしれませんね。前提が変わればいくらでも結論は変わってきますし、その前提となる価値観はひとりひとり異なるものです。ましてや、自分の名前で仕事をしている人はそういうものを明確に持っていないと魅力がありません。ショップも同じように考えていますね。

WWD:今年4月には、オリジナルブランド「アーチ・オプティカル(ARCH OPTICAL)」をローンチされました。

嶋崎:オリジナルブランドをつくる、ということはチャレンジングなことでした。確実にうまくいくことをすれば、短期的な成功は得られると思うんです。でも、会社を経営する身としては一定のリスクを担保しつつ、挑戦もしていかないと学びがないし、長期的な発展にはつながらないと考えています。

「アーチ・オプティカル」で目指したのは、かさばり過ぎない存在感。フレームの枠の形はもちろんですが、ノーズパッドの色は何度も染め直して程よく存在感の出る暖色系のグレーにしました。多くの人の顔になじみやすいことを意識した上で、ちょっとした“違和感”を入れることで、かける人の個性を引き出せたらと考えています。

WWD:オーナーとして多数の取引先と関わる中で大切にしている思いはありますか。

嶋崎:相手の会社やブランドの発展につながるかどうかを考えた上で、こちらの要望を伝えるようにしています。今の時代、先が見えないので短期的な見方になりがちですが、「コンティニュエ」に関わる人、ブランド、会社、事柄について、なるべく長期的な視点を持つことを大切にしていますね。そうすることで小手先の思考がどこかへ行って、考えがより本質に向かうように思います。

取引のさまざまなシーンにおいては、分析を積み重ねた上で最後は感覚的に判断しています。それでしっくりくるかこないかが決め手ですね。理屈っぽい人間と思われがちですが(笑)、共感や信頼といった気持ちの部分にも重きを置いています。

WWD:嶋崎さんにとって仕事とは何でしょうか。

嶋崎:3歳半になる娘には、人は助け合って生きているということを伝えた上で、「人の役に立つ、人に喜んでもらうことが仕事だよ」と話しています。僕の人生のテーマは“学び”だと思っているのですが、仕事は多くの学びが得られる場ですよね。

ビジネスが順調なことは望ましいですが、うまくいかないことの中に学びがたくさんあるはずです。今はある程度ネットで情報を得られます。一昔前なら、優れたボクシング選手がこういう練習をしている、というのは限られた場で静かに伝えられてきたと思うんです。けれど今はSNSやユーチューブを見れば、子どもがすでに実践していたりする。情報はネットから無料で手に入れることができる時代になったからこそ、何に関心を向けるかが重要だし、関心を持って自分で行動して得た一次情報の価値はこれからますます高まると考えています。

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藤森慎吾が“チャラにしちゃえよ。”とアピール DHCが“野菜をIN、余分をOUT”するサプリを発売

 DHCは11月6日、健康食品「グリーンバリア トリプルアシスト」を発売し、東京・渋谷のホテル コエ トウキョウで関係者やインフルエンサーを招いた商品発表会を開催した。

 「グリーンバリア トリプルアシスト」は“野菜をIN、余分をOUT”する食生活サポートサプリメントだ。ケール、ブロッコリー、ヨモギなど20種類の野菜やスピルリナのほか、ターミナリアベリリカ抽出物、桑の葉末、褐藻エキスなど中性脂肪の上昇抑制・糖質の吸収抑制・ナトリウムの排出をサポートする成分を厳選して配合した。

 さらに免疫バランスにアプローチする阿波番茶由来乳酸菌、便通の改善などが期待できるクマザサ末をプラスして体の好調維持に働きかけ、偏りがちな食生活に“ブロック・オフ・クリア”の好循環をもたらす。野菜不足を感じる人や、罪悪感なく好きな食事を楽しみたい人に最適なサプリメントになっている。

 商品発表会には、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾が登場。“チャラ男”として紹介され、“摂り過ぎた余計なものをなかったことにする”ということを表現した同商品のキャッチフレーズ“チャラにしちゃえよ。”を独自の振り付きで連呼。「これがあればパーティーなどが多い年末でも、安心して好きなものを食べられる」とアピールした。

 “チャラ男”らしく、同商品のイメージカラーであるグリーンのシャンパンで“シャンパンタワー”を披露した後、パーティータイムがスタートした。会場には“映える”フォトブースを設置したほか、商品特性をイメージした各種ケータリングを用意。インフルエンサーたちは「グリーンバリア トリプルアシスト」を飲んでからスイーツや軽食を楽しむなど、同商品の性能に興味を持ったようだ。


問い合わせ先
ディーエイチシー 広報部
03-3457-6220

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ユニセックスバッグの「アネロ」が東京初店舗 ヨーロッパ圏で販売中の“着られるバッグ”も限定発売

 キャロットカンパニーが手掛けるユニセックスのバッグブランド「アネロ(ANELLO)」は12月12日、東京・原宿に店舗をオープンする。神宮前交差点に面する同店は2フロア構成で、1階には最新コレクションを、2階にはクラシックラインを並べるとともにイベントスペースとして活用する。内装には使用済みのコーヒー豆を材料としたリサイクル可能な壁材やリサイクルメラミン・再生ガラスを使用した什器などを採用。もとの建物の雰囲気を生かしながらサステナビリティを意識したミニマルな空間に仕上げた。

 またオープンを記念し、“着られるバッグ”としてヨーロッパ圏でのみ販売している“リュックベスト”を限定発売。さらに5000円以上購入した先着100人に、民族柄ファブリックを使用したネックポーチをプレゼントする。

 「アネロ」は大阪を拠点に南船場と16日にオープンする梅田のほか、アジアにも精力的に展開。今回、東京初の店舗となる。

■anello TOKYO
オープン日:12月12日
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-11 1、2階

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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投資家がくれた薪をくべ火を高く熱く起こしたい ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuがリアルな目線を生かし、「このニュースからはコレが見える」という切り口でさまざまな記事につぶやきます。

今日にニュースP.8-9「有名個人投資家たちに聞く 僕らがファッションの市場に見出す投資価値」

読み解きポイント:「じゃあ、パリコレを目指すアパレルベンチャーって面白くない?」

ニュースのポイント

 可能性のある新しいビジネスに資金を投じるエンジェル投資家やベンチャーキャピタルなどは、インターネットを中心とするスタートアップ企業や若手起業家などと繋がりが深く、アパレルビジネスやファッションブランドとは縁がないと思うかもしれない。しかし、最近ではD2Cやカスタマイズ事業を展開するブランドなどに投資する事例が増えている。ファッションに投資する4人の有名エンジェル投資家に、理由や投資の際の決め手、現状のアパレルビジネスの課題点などを聞いた。

Azuはこう読む!

 単位は極力苦労せず効率良く取り、空いた時間でフリーペーパーを作るサークル活動とひと粒280円の高級マカロンを売るバイトに没頭、稼いだお金の全ては旅行と服に投じていた不真面目な学生時代。“投資家”と聞くと「起業だの何だの騒ぐ意識高い同級生がよく言ってる人たちだ。夢と若さを食い物にしてるんだ!」と、口をへの字にして大人には謎の警戒心をむき出しにしていました。起業系キラキラ学生とは異なる世界で生きていた文化構想系学生にとっては、危ない人にしか見えなかったのです(笑)。

 今となっては当時の私を引っ張り出して往復ビンタをしてやりたい。「夢を笑い可能性を潰すのは、お前のような自己完結型の人間だぞ」と。会社が生まれ、成長し、世の中にイノベーションを起こそうとしている渦のど真ん中にいる今、投資家という存在無しにビジネスが興らないことは、笑えないくらい身に染みて知っています。

 私がセレクトショップからベンチャー企業に飛び込んだのは、創業から3カ月の時。社員は共同創業者の2人しかおらず、他に学生エンジニアインターンや営業インターンがいたくらいでした。私も最初は無給のインターンです。読んだことも書いたこともない(笑)プレスリリースの執筆やユーザーイベントの企画、オウンドメディアの編集などからスタート。早朝のピッチコンテストに参加したり、寒空の下でアプリのダウンロードを促すホッカイロを配ったり、できることは何でもやりました。

 最初2人だった社員はポツポツと増え、とうとうシェアオフィスでは足らなくなり(共有スペースを使いすぎて怒られ、フリーの飴もめちゃくちゃ食べていました)単独オフィスを構えたのが創業から約1年後。その時は念願の庭付き戸建てを手に入れた時くらい感慨深かったです。買ったの、私じゃないけど。サービスを取り上げていただいた記事を読んで「賞賛するなら金をくれ!」と叫びたくなるときだってありましたが(失礼)、今は何とか30人超えの会社に成長しています。ただの平OLなのでファイナンスに関してはさっぱりですし、株は「どうぶつの森」のソレしかわからないのですが、我々が描く未来を面白がってくれた投資家やベンチャーキャピタルがいるからこそ、今があるのはまぎれも無い事実。私たちがすべきことは調達した薪をくべ、できる限り高く熱く火をおこし、闇夜の中で人々を導く光となり、新しい夜明けを迎えることなのです。ただし炎上だけは回避で。

 キャッシュレス還元の数%にしがみつく平OLには想像もつかない額が動く投資の世界ですが、倍返しを狙うマネーゲームをしているわけではなく、そこには「未来」への希望が込められています。だから紙面にもあるように「パリコレみたいなファッションの世界のど真ん中のコンテクストを重視する人」は、ビジネスモデル的に新しいことをしているわけではないので、投資の対象ではなかったりします。

 hey佐藤氏の「ユーザーが求めていても、トラディショナルな業界からは評価されないところを、適切に評価していきたい」という言葉、「アパレル一本で生きてきた人たちにどう響くのかな?」と思う一言でした。投資家たちがこぞって投資する(こぞりすぎだよ〜とちょっと妬む時もある)D2Cやサブスクリプション、カスタマイズ、美容系口コミ、インフルエンサーを活用したブランドビジネスなどは「アパレル的にどうなの?」というビジネスモデルやクリエーションのクオリティかもしれませんが、消費者が求めていれば、それは広げるべき未来なんです。そこにビジネスチャンスがあるし、大きなお金をリスクを背負って動かす意味がある。

 と、ここまで未来未来と言ってきていきなり逆張りするんですが、「投資家が投資したいと思わない〈パリコレみたいなファッションの世界のど真ん中のコンテクストを重視する人〉が、投資家をその気にさせてしまうアパレルビジネス」を見てみたくなりました。超絶クラシカルなヒエラルキーの頂点に君臨する「パリコレ」に新たなビジネスモデルで目指すアパレルベンチャーって、面白くないですか?

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

今週末(11/9-10) 天王洲アイルTMMT にてワールドワインフェス開催🍷世界中のイオン直輸入ワインが約100種類以上登場🌍たくさん試してお気に入りのデイリーワインを見つけてくださいね☺️ 世界のワインが大集合!ワールドワインフェス2019 | AEON LIQUOR

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D2Cや靴、Vインフルエンサーなど 有力投資会社はファッション業界のココに注目している!

 「WWDジャパン」11月4日号の特集では、ファッション系スタートアップに投資している有力ベンチャーキャピタル(VC)9社にアンケートを行い、彼らが注目する企業やファッション業界の可能性を調査した。本記事では、そのアンケートの中から「ファッション分野で投資価値のある業態・ビジネスは?」という質問に対しての回答を抜粋してお届けする。

グロービス・キャピタル・パートナーズ
シューズ関連は、トレンドに大きく左右されず、靴のサイズ感や購入体験に付加価値を出せる可能性があるため注目している。そのほか、コーディネート系ビジネスや背が低い、体型などのコンプレックスを解消するファッション、サプリメントなどにも興味がある(渡邊佑規ディレクター)

ジャフコ
ユーザー側だけでなく、サプライヤー側も巻き込みコミュニティを生み出せるバランス感覚と、その上で生成されるテクノロジーが背景にあるブランドこそがファッションテックにおいて差別化要因・競争優位性になると考えている(担当者)

Wベンチャーズ
欧米でインフルエンサーやセレブらが新しいブランドを続々と生み出しており、日本においても同様の動きが生まれるかと、そういったインフルエンサーの中でもバーチャルインフルエンサーにも注目している。また、シェアリングエコノミ―が広がる中で、ファッション分野でも出資先のスニーカーのマーケットプレイスなどが流通を伸ばしており、特化型CtoCには注目中(東明宏・代表パートナー)

イースト・ベンチャーズ
水平的に裏方に回るモデルの事業者、もしくは取得した会員データをM&Aなどを通じて横展開して有効活用できる企業はスケールが見込みやすい(金子剛士パートナー)

KVP
動画コマースなどはZ世代に向けて適切なコンテンツを届けてコミュニティを形成し、その世代を代表するコンテンツ・コミュニティをベースにしたブランドが創出される可能性が高い(亀村悠真アソシエイト)

TLM
トレンドのD2Cはより広がると思うが、試着、レンタルなどの付加価値があったり、古着などのアーカイブや過去のシーズンのデータベースからの購買であったりを考慮すればECモール型にもまだまだまだ期待できる(木暮圭佑ジェネラルパートナー)

アプリコット・ベンチャーズ
データを用いたD2CモデルやD2Cを支えるシステム、パーソナライズ・美容整形などの成長市場において、カルチャーや技術の変革を捉えている企業には投資価値がある。また、労働人口の減少に伴い、AIなどの先端技術で業務を効果的・効率的に進められるサービスのニーズが高まっており、ファッション業界でも重要性が増すと予想している(白川智樹・代表)

Xtechベンチャーズ
マーケットプレイスという領域にポテンシャルを感じている。中でもバーティカルなC2Cのマーケットプレイスには可能性があり、投資価値があると思う(手嶋浩己・共同創業者兼ジェネラルパートナー)

DIMENSION
商品が売れた後も顧客とつながり続けることにより、集客コストが低減化、顧客単価の向上が仕組み化されているブランドには価値がある(担当者)

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「一歩先の“次の美しさ”で新しいビジョンを示すのが『アキラ ナカ』」 by ナカアキラ

ナカアキラ「AKIRA NAKA」デザイナー

 一歩先の“次の美しさ”で新しいビジョンを示すのが「アキラ ナカ」。(2019年5月11日掲載、「アキラ ナカ」がトビリシで8年ぶりのショー 現地取材で明かした好調の秘密

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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チムニー、東京下町の焼肉チェーンを買収。焼肉業態も展開スタート。

海鮮居酒屋「はなの舞」などを展開するチムニー株式会社(本社:東京都台東区、代表 取締役社長執行役員:和泉 學)が、東京関東圏を中心に焼肉店「牛星(ぎゅうせい)」10 店舗、居酒屋1店舗を展開する株式会社シーズライフ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:江口友幸)を完全子会社化する。
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ゼンショー、ココスを完全子会社に。非上場化し建て直す。

株式会社ゼンショーホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長兼CEO:小川 賢太郎)の完全子会社でレストラン事業を統括する株式会社日本レストランホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:小川 一政)を通じて、ファミレス「ココス」を運営する株式会社ココスジャパン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小野﨑 聡)を完全子会社とする。2020年2月18日付けでココスジャパンの上場を廃止する予定。
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