吉田ユニの大型個展、ラフォーレミュージアムでスタート

 ラフォーレミュージアム原宿は11月15日から、アートディレクターの吉田ユニの個展「Dinalog」を開く。ファッションブランド「ローリーズファーム」やラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルをはじめ、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO)」のビジュアルワーク、星野源やCharaのCDジャケット、「渡辺直美展」のビジュアル、野性爆弾 くっきー!の「超くっきーランド」のアートワークなどを手掛けており、日本でいま一番注目を集めるアートディレクターの一人。2014年の初個展に続き2回目となる今回は、この展覧会のために新規に制作した作品や、これまで手掛けたさまざまな作品とその制作過程のメイキングムービーやプロップ(小道具)なども展示する。

 吉田は女子美術大学、大貫デザイン、野田凪率いる宇宙カントリーを経て、07年に独立。広告、CDジャケット、映像、装丁などの幅広い分野で活動してきた。会期中の11月20日にスペースコンポーザーの谷川じゅんじと、11月21日には野性爆弾 くっきー!とのトークイベントも行う。

■Dinalog
日程:11月15日〜12月1日
時間: 11:00~21:00
場所:ラフォーレミュージアム原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6階
入場料:無料

The post 吉田ユニの大型個展、ラフォーレミュージアムでスタート appeared first on WWD JAPAN.com.

三越伊勢丹HDが「アナ スイ」事業を終了 20年3月までに直営店を閉店

 三越伊勢丹ホ―ルディングスは、「アナ スイ(ANNA SUI)」事業を2020年3月末で終了する。婦人衣料および雑貨のブランドライセンス事業、製造、卸事業から撤退する。国内の10直営店を同月までに順次閉店し、直営アウトレット2店も9月までに閉じる。

 同社は1996年に米アナ スイ社とのライセンス契約を締結し、翌年に日本1号店を出店した。2018年3月には運営子会社のマミーナの精算に伴い、本体に事業を移管していた。近年はアクセサリーや化粧品が比較的堅調も、主力の婦人服が苦戦し、売上高はピークの07年の半分程度に落ち込んでいたという。

 同社広報によると、「アナ スイ」の国内のライセンシーは、クイーポ(バッグ・財布・革小物)、ヴァンドームヤマダ(アクセサリー)、ブルーミング中西(ハンカチ・ポーチ)、アルビオン(化粧品)など計15社。今回の決定を機に、各ライセンシーと本国の契約が見直される可能性がある。同社は事業終了後も、自社とは別のライセンス会社が展開する「アナ スイ」の商材については、「従来どおり(三越伊勢丹各店舗で)の取り扱いを継続する意向で検討している」としている

The post 三越伊勢丹HDが「アナ スイ」事業を終了 20年3月までに直営店を閉店 appeared first on WWD JAPAN.com.

「THREE」2020年春夏コレクションは“エモーショナルカラー”が勢ぞろい

 「THREE」は1月1日、2020年メイクアップコレクションを発売する。価格帯は1800〜6500円。

The post 「THREE」2020年春夏コレクションは“エモーショナルカラー”が勢ぞろい appeared first on WWD JAPAN.com.

ヤフーがZOZOの連結子会社化が完了 前澤前社長が真相を公開

 「Yahoo!JAPAN」を運営するZホールディングス(旧ヤフー)は11月14日、ZOZOのTOB(株式公開買い付け)が13日に完了したと発表した。Zホールディングスは約4000億円でZOZOの株を50.1%所有した。

 時を同じくして、ZOZOの前澤友作・前社長は自身のnoteで「ヤフー社へ株を売却し、ZOZOの社長を辞任した本当の理由。」というタイトルで文章を投稿した。同文内で「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の利用者数、利用者層のさらなる拡大には広告コストや時間が今まで以上に掛ることから、企業とタッグを組むことを決断。その中でもZOZOが今後拡大すべき40~50代の顧客層にも強いヤフーを選んだという。

 孫正義ソフトバンクグループ会長兼社長とZホールディングスの川邊健太郎社長と会い、意気投合する中で「どうせやるならがっつり」と考えた前澤氏は「自身の野生の勘」で誰にも相談することなく、ZOZOの持ち株約37%の一部、もしくは全てを売却しようと考え、Zホールディングス側へ打診。一方同社からは50.1%の株を取得したいとのリクエストがあり、応じたという。ZOZOの役員にも売却する旨を伝えた際、「社長職はどうするのか」と聞かれ、悩んだ結果社長職を辞すことを決め、9月12日の買収と辞任の発表とその会見に至ったとつづっている。

 なお、Zホールディングスは11月14日にLINEとの経営統合に向けた交渉を進めているとしている。

The post ヤフーがZOZOの連結子会社化が完了 前澤前社長が真相を公開 appeared first on WWD JAPAN.com.

“業界のママ”が手掛ける代官山セレクトが1周年 「N.ハリウッド」や「ヒステリックグラマー」とコラボ

 東京・代官山のセレクトショップ、スリー(ThReY)は11月16日に1周年を記念したコラボアイテムを発売する。同店はアパレルブランド「M」の森亮一ディレクターが代表を務め、恵比寿の会員制クラブ「カスバ(CASBA)」の増田令子オーナーをプロデューサーに迎えて昨年9月22日にオープンした。

 今回コラボしたのは「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」「ワコマリア(WACKO MARIA)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」「エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL)」の9ブランドと、スタイリストの野口強や馬場圭介、フォトグラファーの新田桂一、タレントのYOU、現代アーティストの加賀美健の5人。増田氏が同じくプロデュースをするブランド「パラダイス(PARADISE!)」と親交のあるブランド、人物が集結した。

The post “業界のママ”が手掛ける代官山セレクトが1周年 「N.ハリウッド」や「ヒステリックグラマー」とコラボ appeared first on WWD JAPAN.com.

読者が注目した今週の新作 「シュプリーム」 × 「リモワ」など(11月15〜21日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「シュプリーム(SUPREME)」 × 「リモワ(RIMOWA)」が最も注目され、「ビューティ部門」では「ディオール(DIOR)」の新アイシャドウパレット、「スニーカー部門」では「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」 × 「ファセッタズム(FACETASM)」が1位に輝いた。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

The post 読者が注目した今週の新作 「シュプリーム」 × 「リモワ」など(11月15〜21日) appeared first on WWD JAPAN.com.

ミニーマウスが文化服装学院生とショーで共演 ウォルト・ディズニーと産学連携

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは、世界で実施しているミニーマウスのプロモーション「ポジティブリー・ミニー(POSITIVELY MINNIE)」の一環として、ファッション専門学校の文化服装学院の学生がミニーマウスからインスピレーションを受けてデザインした作品を披露するファッションショー「ミニーマウス コレクション2019」を、11月13日に同学院で開催した。

 「ポジティブリー・ミニー」は6月に始動した産学連携プロジェクトで、同学院のファッション高度専門士科の学生23人が参加。特別授業でミニーマウスの歴史やパーソナリティーを学んだ後、デザイン画を描き、作品制作に臨んだ。

 ショーのテーマは“一枚のスケッチから始まるストーリー”。スケッチブックをイメージしたステージで、23作品が発表された。参加した学生の1人は、「思い切って大胆に挑戦する楽しさを実感し、着ていて幸せになれる服を作りたいと思っていたが、見ている人を幸せにする服も素敵だと思った」などと感想を話した。当日は、事前の抽選によって招待されたディズニー公式インスタグラムのフォロワーも、ミニーをイメージしたファッションで来場。フィナーレにミニーマウスが登場すると、大きな歓声が上がった。

The post ミニーマウスが文化服装学院生とショーで共演 ウォルト・ディズニーと産学連携 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ナイキ」がアマゾンから撤退

 ナイキ(NIKE)は11月13日、今後アマゾン(AMAZON)で自社製品の販売を行わないことを明らかにした。

 ナイキは「消費者とより直接的で緊密な関係を築いていくためにアマゾンでの販売終了を決定した」とコメントした。なお、世界中の消費者に向けてスムーズに販売を行うため、その他の小売業者や販売のプラットフォームとは引き続き独自の関係強化に努めていくという。なお、販売公式サイトとアプリでの一連のサービスを促進するため、アマゾンズウェブサービス(AWS)との関係は保持する予定だ。

 近年、数多くのファッションブランドや小売企業が事業コントロールの喪失を恐れてアマゾンでの販売を取りやめる動きがある中、ナイキはアマゾンでの販売を行ってきた。2017年夏にナイキとアマゾンは取り組みを開始し、偽造品の流通や不正販売業者に対する監視を強くする代わりに、限定モデルのシューズやアクセサリー、衣服を販売した。

 17年12月の時点で、ナイキのマーク・パーカー(Mark Parker)会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、プログラムが軌道に乗っていることを明らかにしていた。同月に行われたアナリストたちとの電話会議でパーカー会長兼社長兼CEOは、「限定モデルの売上高は好調。このプログラムが最高の状態で稼働すれば、ナイキとアマゾンの両社にとって相互に利益のある素晴らしい消費者向けサービスの機会がもたらされる。われわれは強気でこの事業を進めていきたい。重要なのは、よりよい方法で商品を提供し、データを共有することで消費者サービスの向上を図り、ブランド力を向上させることだ」と語っていた。

 偽造品や不正販売業者の取り締まりに加えて、アマゾンの膨大な顧客データから得られる情報も魅力だったが、証券アナリストによれば、その点に関してナイキの目論見は外れたようだ。アマゾンではいまだ第三者によって大量のナイキ製品が販売されており、偽造品の販売も横行している。実際のところ、そういった販売業者はアマゾンにとって大きな収入源であるため、アマゾンが彼らを排除することを期待するのは現実的ではなかった。

 突然の事業戦略転換の背景には、パーカー会長兼社長兼CEOが20年1月13日付でCEOを退任し、後任に米大手リセールEC企業イーベイ(eBAY)で08年から15年までCEOを務めた経験のあるジョン・ジョセフ・ドナホー2世(John Joseph Donahoe II)が就任することも関係していると見られている。

 ナイキの全体戦略としては、アマゾンでの売り上げよりも自社によるECプラットフォームを拡大することに重点を置いている。ナイキをはじめとする有名ブランドは、アマゾンよりも自社サイトの運営強化を図る方が利益も大きく、ブランド力の向上にもつながると気付いたのか。アパレルに限らず、有名ブランドのアマゾン離れは将来的にさらに加速していくとの見通しもある。

 アマゾンはこの件に関してコメントを発表していない。

The post 「ナイキ」がアマゾンから撤退 appeared first on WWD JAPAN.com.

「シュウ ウエムラ」が公式ツイッターで謝罪 オンラインショップでの無断キャンセルに苦情が相次ぐ

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は11月1日に、ポケモンとコラボレーションしたホリデーコレクションを発売したが、オンラインショップでの注文履歴が事前の連絡などなく削除、キャンセルになったとして購入者から苦情が相次ぎ、12日に公式ツイッターで謝罪した。「シュウ ウエムラ×ポケモン コレクションについて、遅延・キャンセル及び、ご案内に不手際があったこと、心よりお詫び申し上げます。ご不明な点はお問い合わせセンターまでご連絡ください。お客様情報を確認の上、順次回答させていただきます」と投稿し、公式ホームページで問い合わせを受け付けている。

 システムの能力を超える注文が短時間に集中し用意数を上回る注文を受け付けたことが原因で、一部の購入者に対してキャンセルを行ったという。事前の連絡なくキャンセルになったことで、SNS上では購入者の困惑や苦情の投稿が相次いでいだ。

The post 「シュウ ウエムラ」が公式ツイッターで謝罪 オンラインショップでの無断キャンセルに苦情が相次ぐ appeared first on WWD JAPAN.com.

「シュウ ウエムラ」が公式ツイッターで謝罪 オンラインショップでの無断キャンセルに苦情が相次ぐ

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は11月1日に、ポケモンとコラボレーションしたホリデーコレクションを発売したが、オンラインショップでの注文履歴が事前の連絡などなく削除、キャンセルになったとして購入者から苦情が相次ぎ、12日に公式ツイッターで謝罪した。「シュウ ウエムラ×ポケモン コレクションについて、遅延・キャンセル及び、ご案内に不手際があったこと、心よりお詫び申し上げます。ご不明な点はお問い合わせセンターまでご連絡ください。お客様情報を確認の上、順次回答させていただきます」と投稿し、公式ホームページで問い合わせを受け付けている。

 システムの能力を超える注文が短時間に集中し用意数を上回る注文を受け付けたことが原因で、一部の購入者に対してキャンセルを行ったという。事前の連絡なくキャンセルになったことで、SNS上では購入者の困惑や苦情の投稿が相次いでいだ。

The post 「シュウ ウエムラ」が公式ツイッターで謝罪 オンラインショップでの無断キャンセルに苦情が相次ぐ appeared first on WWD JAPAN.com.

「ロエベ」の銀座旗艦店がオープン アートコレクターの家をイメージした空間で感じる、今の時代のラグジュアリーとは?

 「ロエベ」は11月16日、東京・銀座に旗艦店「カサ ロエベ 東京」をオープンする。5月にクローズしていた銀座店の跡地で、画廊などが入るビルの1階と2階。アートやクラフトを多数取り入れ、クリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が考える今の時代のラグジュアリーを体感できる空間となっている。

 1階はバッグやレザーグッズ中心のフロア。らせん階段を上った2階が、レザーグッズと共にウィメンズ、メンズのウエアが並ぶフロアとなっている。“架空のアートコレクターの家”をイメージしたという店内は、「親密性、文化的であること、ラグジュアリー」といった要素がキーとなる。時間(をかけられること)こそがラグジュアリーという考え方のもと、「親しみの持てる図書館のような、街の文化スポット」的な存在を意識したという。

 注目は、店内のそこかしこに置かれたアートやクラフト作品だ。マドリッドの本店にも展示している、スペイン人アーティスト、グロリア・ガルシア・ロルカによる壁面インスタレーション2点や、テキスタイルアーティスト、ジョン・アレンによるカーペット、その上に置かれた木製ベンチは、工芸の若手作家を発掘・支援する「ロエベ クラフト プライズ」ファイナリストの作品だ。他にも、テキスタイルで作られた彫刻のようなシモーヌ・フェルパンの作品、桑田卓郎の茶器など、プライズ受賞者の作品を多数展示している。

 また、プライズだけでなく、「ロエベ」がデザインの祭典、ミラノサローネに合わせて行っている展示から発展したレザーを編んだ花器や、アートフェアのアート・バーゼル マイアミ期間中に行っている「チャンス エンカウンターズ」展で取り上げたアーティストの作品なども店内に配置。ブランドが行う一連の文化的活動を感じられ、商品を買わずとも楽しめる豊かな空間となっている。「ロエベ」が作成しているアートなフリーペーパーももちろん配布している。

 オープンに合わせて、1階のウィンドーや2階のフロア中央では、ウィリアム・ド・モーガン(William Frend De Morgan)の作品に着想を得たカプセルコレクションを打ち出す。モーガンはアーツ&クラフツ運動期のイギリス人陶芸家で、ドードー鳥など空想上の動物を描いたタイルなどがその作品。カプセルコレクションでは、それらの動物の柄を落とし込んだレザーブルゾンやニットウエア、バッグ、チャームなどがそろう。「ロエベ」は2年前には、アーツ&クラフツ運動を代表するウィリアム・モリス(William Morris)から着想を得たカプセルコレクションも企画していた。大量生産が広がった産業革命期に、手仕事や美術への回帰を説いたアーツ&クラフツ運動を、現代の情報革命時代に重ねているというのがその背景にはある。

 「カサ ロエベ 東京」の限定商品は、“ゲート”シリーズのトートバッグのミニサイズのラストカラー(26万8000円)。旅先のおみやげの絵ハガキのようなイメージの“ポスタル”バッグの東京柄(29万円)は、同店先行発売となる。

The post 「ロエベ」の銀座旗艦店がオープン アートコレクターの家をイメージした空間で感じる、今の時代のラグジュアリーとは? appeared first on WWD JAPAN.com.

ヨドバシが初の複合商業施設をオープン アウトドアや子ども関連が充実

 ヨドバシホールディングスは、16日に大阪・梅田に開業する同社初の複合商業施設「リンクス ウメダ」の内部を公開した。地下1階から地上8階までの9フロアに、日本初や新業態19店舗、関西初23店舗を含む約200店舗が出店。カメラ・家電量販店の「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」と全フロアで連結することで売り場面積は約9万平方メートルとなり、地域内最大級の商業施設が誕生する。ヨドバシカメラの客層に加え、近隣で働くオフィスワーカーや子ども連れのファミリー、インバウンド客を狙う。初年度の年間来場者数は両館合わせて7700万人を想定。売上高はヨドバシカメラで1200億円、リンクスで500億円を見込んでいる。

 エリア内競合について、ヨドバシ建物の五鬼上大介リンクス ウメダ館長は「競合するのではなく、独自路線でいく。幅広いお客さまのニーズにこれまでは応えきれていなかったので、何でも売っているヨドバシカメラのように、ニーズを埋めるべくテナントを選んだ」と語った。

 注目売り場のひとつが、今年4月に同社の完全子会社となった石井スポーツが6階のワンフロア約4000平方メートルで展開するアウトドアとスキーの新業態。従来はエキスパート向けだったが、ビギナーやファミリー向けの商品を増やしたほか、「ザ ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「マムート(MAMMUT)」など7ブランドのショップインショップも登場する。増床改装した「ゼビオ」と合わせると、地域最大級の品ぞろえを誇るスポーツ・アウトドア売り場となる。

 5階には、幼児向けフィットネスクラブ「マイジム」や子どもと家族が安心して遊べるアミューズメント施設「モーリーファンタジー」、子ども服の「ミキハウス ホットビスケッツ(MIKIHOUSE HOT BISCUITS)」などが出店。ヨドバシカメラの玩具・ホビー・ゲーム売り場と合わせて約9900平方メートルのキッズ向けフロアが登場する。地下1階の食物販と飲食のフロアも充実。近商ストアが運営するスーパーマーケット「食品専門館ハーベス」では弁当約200種類、惣菜約200種類以上をそろえるほか、「おいしいもの横丁」では約20軒のネオ居酒屋が軒を連ね、オフィスワーカーのランチやちょい飲みのニーズに応える。

 他には、フランフランの新業態「U.F.O」が渋谷店に続いて2号店を出店。「ユニクロ(UNIQLO)」は従来の2倍の約5600平方メートルで移転オープンした。梅田初出店となる「ニトリ(NITORI)」もミドルアッパー狙いの品ぞろえで、社内トップクラスの売り上げを目指す。

 リンクスウメダには、ビジネスマッチングオフィス「ウィワーク」や全1030室の「ホテル阪急レスパイア大阪」、関西国際空港や主要都市への直行バスや観光バスが発着する「バスターミナル」も併設。「ビルの開発テーマのひとつだった“国際交流拠点”を担う施設として、インバウンドの誘客も狙っている」(ヨドバシ建物・営業部部長 安藤修一氏)。

The post ヨドバシが初の複合商業施設をオープン アウトドアや子ども関連が充実 appeared first on WWD JAPAN.com.

三越伊勢丹のギフトECがソーシャルギフト機能を搭載 12月には期間限定実店舗も

 三越伊勢丹は、ミレニアルズに向けたオンラインギフトブティック「ムードマーク バイ イセタン(MOO:D MARK BY ISETAN)」を10月1日にスタートし、ソーシャルギフト機能を搭載するなど新しいギフト体験を提供している。スタートから1カ月、課題は「認知拡大」(福森拓デジタル事業部新規事業ディビジョンeギフト担当)と語り、ギフトニーズが高まるクリスマスシーズンの12月11〜25日に初の実店舗を伊勢丹新宿本店本館1階にオープンする。

 「ムードマーク バイ イセタン」は、「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」「バルミューダ(BALMUDA)」「THREE」「ウカ(UKA)」「ヒポポタマス(HIPPOPOTAMUS)」「イッタラ(IITTALA)」など約230ブランドを展開し、内約7割が伊勢丹新宿本店で取り扱いのあるブランドだ。目玉となるソーシャルギフト機能は、住所を知らない人にもギフトが贈れるシステムで、デジタル世代が手軽に活用できる仕様としている。具体的には、送り主が同サイトでアイテムを選んでカートに入れ、決算後に発行される“受取専用URL”を、贈りたい相手にラインやメールでシェア。受け取った相手が、届け先住所や配送日時を入力することで、ギフトを受け取れるというものだ。「ギフトを持っていくのを忘れた時や、予定外にご馳走になってしまった帰りに、電車やタクシーなどからでも贈れる。ラインやツイッターでしかつながっていない、住所を知らない相手にも送れるのが魅力だ」と福森氏は語る。

 そのほか、「ムードマーク バイ イセタン」では、ギフト選びに悩んだ時にギフトコンシェルジュに個人的に相談できたり、オリジナルラッピングと人気イラストレーターによるオリジナルメッセージカードを添えたりすることができる機能を搭載する。

 今回、実店舗では、シーズン真っ只中のクリスマス需要を見越し、贈る相手とシーンを別にギフトを展開する。実際に手に取ってみたい、誰かと一緒にギフトを選びたいという人にアピールする。オープンを前に11月15日には、サイト内に約80ブランドをそろえたクリスマスギフトの特集ページも開設し、実店舗と同様のコンテンツを打ち出す。リアルとデジタルで同じ世界観を発信し、認知度向上、売り上げアップにつなげる。

The post 三越伊勢丹のギフトECがソーシャルギフト機能を搭載 12月には期間限定実店舗も appeared first on WWD JAPAN.com.

好調な「ピザハット」。理由は、面白く、精緻な販促手法にあった

 宅配ピザの「ピザハット」が攻めている。販促の種類にはさまざまあるが、今はSNSの活用やホームページ、メルマガ、ブログ、動画広告といったオンライン販促が主流。「ピザハット」ではチラシのポスティングから折り込み、店頭ポップといったオフライン販促から、テレビCM、動画広告、アプリ、メルマガなどのオンライン販促までを駆使し、地域によってもその手法を変えている。それが効果を出している。
Posted in 未分類

【私のサステナビリティ】 安島正二「コパノ86」パタンナーは“銘仙のリメーク”に夢中

安島正二「コパノ86」パタンナー

 大正から昭和初期にかけて生産された銘仙(めいせん)をリメークしてシャツやブルゾン、コートを作っています。銘仙はシルク100%製ながら、大衆着として愛されました。このざらっとした質感と柄の個性に魅了されています。骨董市で1枚3500円ほどで売られているものを「10枚買うから」と値切って、1枚当たり1500~2000円で仕入れています。一度バラして生地にしてから、女性物をメンズに再生します。全8型でトップスのみ。耐久性がないのでパンツには向かないんです。6月にパリで行われた合同展示会「トラノイ(TRANOI)」に初出展しました。評判は上々。今後はアメリカにも進出したいですね。一点モノで手間ばかり掛かるのでもうからないんですが(笑)。

※江戸時代後期に起源を持つ、先染めの平織物。たて糸とよこ糸の色をあえてずらすことで柄の境界をぼかすのが特徴

私のサステナビリティ
 ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。

The post 【私のサステナビリティ】 安島正二「コパノ86」パタンナーは“銘仙のリメーク”に夢中 appeared first on WWD JAPAN.com.

「アー・ペー・セー」がカニエ一派のジョナサン・サンダースが手掛ける最重要レーベル「ジョウンド」とコラボ

 「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は11月14日、カナダを拠点とするクリエイターのジョナサン・サンダース(Justin Saunders)が手掛けるレーベル「ジョウンド(JJJJOUND)」とのコラボコレクション「INTERACTION #4」を発売した。

 「INTERACTION」とは、「(成功へのヒントは)誰かに味見してもらうことよ」というジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)「アー・ペー・セー」デザイナーの母親の口癖から、さまざまなブランドやアーティストをパートナーに迎えるコラボプロジェクトだ。2019年2月に発売されたラッパーのキッド・カディ(Kid Cudi)との「#1」を皮切りにこれまで、スタイリスト兼ディレクターのスザンヌ・コラー(Suzanne Koller)との「#2」、ロサンゼルス発ストリートブランド「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」との「#3」を発表しており、「#4」のパートナーとして「ジョウンド」が選ばれた。

 「ジョウンド」を手掛けるジョナサン・サンダースは、カニエ・ウェスト(Kanye West)が率いるクリエイティブ・エージェンシーのドンダ(DONDA)でアートディレクターとして活躍する人物。2006年にフォトブログの一種として「ジョウンド」を立ち上げ、のちにモントリオールにデザインスタジオを設け、オリジナルグッズを発売するようになったことで徐々にレーベル化した。グッズはロゴだけをあしらったスエットシャツや、シンプルなタッチで描かれたイラストのプリントTシャツなど、どれもミニマルなデザインと落ち着いた色味、上質な素材が特徴。カニエのほか、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)らとの繋がりも手伝い早くから業界人に好まれ、コアなファンを中心にぐんぐんと人気を伸ばし、ここ1〜2年で「ヴァンズ(VANS)」と“オールドスクール(OLD SKOOL)”、「リーボック クラシック(REEBOK CLASSIC)」と“クラブC(CLUB C)”、「ニューバランス(NEW BALANCE)」と“M990v3”をベースにコラボスニーカーを発表するなどして注目の存在となった。

 今回の「INTERACTION #4」は「アー・ペー・セー」20年春夏コレクションのショー会場で発表されたもので、“メンズウエアの本質とはなにか”をテーマにサンダースのお気に入りだという定番デニムパンツ“プチ スタンダード(PETIT STANDARD)”2型(2万8000〜2万9000円)をはじめ、フーディー(2万9000円)とスエットシャツ2型(2万6000円)、スエットパンツ(2万4000円)、Tシャツ2型(1万4000円)、バックパック(3万3000円)、トートバッグ2型(1万〜1万10000円)、キャンドル(5000円)、キーチェーン(6500円)、ノート&ボールペン(3500円)の全14型を用意した。どれもシンプルなデザインかつ色味を抑えた「ジョウンド」らしいクリーンなアイテムに仕上がっている。

 国内では、代官山オムをはじめとした全国の「アー・ペー・セー」直営店と公式オンラインストアでのみ取り扱うが、渋谷パルコ店のみ22日から販売する。

 なお「INTERACTION」は今後、「#5」に「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」、「#6」に「RTH」を迎えることが決まっている。

The post 「アー・ペー・セー」がカニエ一派のジョナサン・サンダースが手掛ける最重要レーベル「ジョウンド」とコラボ appeared first on WWD JAPAN.com.

@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

11/21(木) 19時~毎週木曜に虎ノ門ヒルズで開催の 🚀🇫🇷 仏発スタートアップAGORAのCEOも登壇❗️ CREATE! THE INNOVATORS' HABITAT Vol.4 - フレンチテック事例から”具体的”に考える東京・虎ノ門流コミュニティ構築 | Venture Café Tokyo

Posted in 未分類

ネクスト「ゴーシャ」を探せ  ロシアで見つけた新進気鋭の3ブランド

 メルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク・ロシア(MERCEDES-BENZ FASHION WEEK RUSSIA)が10月15〜19日に開催された。首都モスクワの中心地にある、19世紀に馬術学校として造られ現在イベント会場として利用されているマネージュ(Manege)をメイン会場に、5日間で70ブランドがショーやプレゼンテーションを行った。ロシア発のブランドといえば「ヴィカ ガジンスカヤ(VIKA GAZINSKAYA)」や「ウォーク オブ シェイム(WALK OF SHAME)」などが日本でも人気だが、同ファッション・ウイークに参加した若手ブランドの多くは「ゴーシャ ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)」にかなり影響を受けているようだ。同ブランドのようなストリートとアンダーグラウンドの雰囲気をベースに、原色を多用する特徴的な色彩とシンプルな幾何学図形、20世紀初頭のロシア構成主義(工業的な実用物を使って抽象的で力学的な美を表現する美術様式)を掛け合わせたようなコレクションが多数見られた。ソビエト連邦崩壊後に生まれた“ポストソビエト・ユース”と呼ばれる若手デザイナーが中心で、粗削りながらエッジの利いた実験的なショーが多かった。今季の同ファッション・ウイークに参加したデザイナーの中で、評価の高かった注目3ブランドを紹介する。

ROMA UVAROV

ドラマチックすぎる「ベルばら」の世界

 コレクションの完成度が最も高いと評されたのは、ローマ・ウバロフ(Roma Uvarov)による自身の名を冠したブランドだ。“意見を持つクレイジーな衣服”をコンセプトに掲げるウィメンズブランドで、シーズンごとにストーリー性のあるコレクションを披露している。今季はイタリア・ローマの伝統的な結婚式から着想を得て、ダイナミックで華々しい内容だった。序盤はシャツドレスやブラウスといったリアルクローズに始まり、徐々に赤のフラワープリントやゴールドのアップリケなどを用いたルックと共に華やかさが増していく。終盤は黒と深紅色のバラで不気味さと情熱が入り混じり、最後は白のウエディングドレスを着用する男性モデルのルックで締めくくられた。漫画「ベルサイユのバラ」を想起させるドラマチックなコレクションは、アクがあるゴールドやクリスタルのジュエリーとボールドカラー、西ヨーロッパ発祥ながらロシアで長く愛されているプチポワン刺しゅうといった、ロシア独自の美意識が感じられた。パリにショールームを構える「ノブ エージェンシー(Nob Agency)」に所属しているため国外からのゲストの多くがすでに同ブランドを認識しており、今季の目玉だったといえる。会期中、最も多くの来場者がつめかけた満員の会場で、期待を裏切ることのないショーを行った。

KRUZHOK

超濃厚なカルチャー系ストリート

 ロシアのアンダーグラウンド・カルチャーをテーマにした書籍を出版し、フォトジャーナリストとして2015年にキャリアをスタートさせたスタス・ファルコフ(Stas Falkov)は、その後17年にユニセックスのストリートウエアブランド「クルゾフ」を立ち上げた。彼はロシアの都市景観や旧ソビエト連邦時代のリゾート地などの写真から影響を受け、さまざまなモチーフを衣服に描いてきた。今季は20世紀に活躍したロシア人映画監督アンドレイ・タルコフスキー(Andrei Tarkovski)のSF映画「ストーカー(Stalker)」にインスパイアされて、宇宙人の雰囲気を放つ不可思議なコレクションに仕上げた。オーバーオールやカーゴパンツなどの工業用衣類をベースに、グリーンとグレーの暗いカラーパレットでテクニカルな素材をディテールに多用した。“工業的経済発展こそが社会的進歩だ”としたロシア構成主義の美術に見られる、工業的な実用物を使ったルックがランウエイ上に続いた。モデルには幅広い世代の一般人を起用し、プラスチックのバケツをかぶせたり、車椅子で登場させたりするなど、映画の世界観を強く意識する演出だ。個々の商品だけを見ると世界で戦えるほどの独創性には欠けるものの、コレクションの構成力やユーモアのあるショー演出には見るべきものがあり、ストーリーテラーのセンスがある。今後の可能性を秘めたブランドだと感じた。

LEAF XIA

メルヘン盛り盛りの“カワイイ”系

 ロシア人デザイナー以外による“グローバル・タレント(Global Talent)”枠で参加したリーフ・シア(Leaf Xia)は、まるできゃりーぱみゅぱみゅの衣装のようにポップでアニメチックなコレクションで会場をメルヘンの世界へと塗り替えた。2015年にニューヨークのパーソンズ美術大学(Parsons School of Design)を卒業し、これまでニューヨーク・ファッション・ウイークとロンドン・ファッション・ウイークでショーを開催した経験もある。原色のダウンやファーコートには惑星、動物、記号、ハローキティの柄やアップリケで乙女心を存分に表現する。アウターの中からのぞくのは、チュールのドレスや柄物のストッキング、足元は派手な装飾を施したシューズと、可能な限り盛りに盛って盛りまくる“原宿カワイイ”スタイルだ。ストリートウエアやダークな雰囲気のショーが多かった中で、ひと際印象に残るショーであった。ショーの後にショーピースを実際に手に取って見ると、パターンや縫製などの質が高く、モノ作りに真摯に取り組んでいるのが分かった。ニッチではあっても、確実に一定層のファンを増やしていきそうだ。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

The post ネクスト「ゴーシャ」を探せ  ロシアで見つけた新進気鋭の3ブランド appeared first on WWD JAPAN.com.

「プラダ」2020年プレ・スプリング・コレクションキャンペーン 世界7都市にフラワースタンドが登場

 「プラダ(PRADA)」は11月14日、2020年プレ・スプリング・コレクションの広告キャンペーンを開始した。キャンペーンの一環として「プラダ」青山店では11月14〜18日の期間にフラワースタンドを設置し、オリジナルのラッピングペーパーを使用したブーケを数量限定で配布する。

 東京・表参道のニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン(NICHOLAI BERGMANN FLOWERS & DESIGN)フラッグシップストアでは27日まで、同キャンペーンに合わせたスペシャルインスタレーションを行う。

 また、キャンペーンを体験できるデジタルコンテンツも用意した。公式サイト内のリンク、もしくは公式SNSアカウントからアクセスすると、自分の写真を撮ってオリジナルのキャンペーンイメージを作成することができる。

 同キャンペーンは東京、ロンドン、ミラノ、モスクワ、ニューヨーク、パリ、上海の世界7都市で同時開催する予定だ。

The post 「プラダ」2020年プレ・スプリング・コレクションキャンペーン 世界7都市にフラワースタンドが登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ブルガリ イル・チョコラート」のクリスマス限定商品は日本発イタリア伝統のフレーバー

 「ブルガリ(BVLGARI)」の“チョコレート・ジェムズ(宝石)”として知られる「ブルガリ イル・チョコラート(BVLGARI IL CIOCCOLATO)」は、クリスマス限定商品“ナターレ・ボックス2019”を11月15日に発売する。

 イタリアならではのフレーバーをそろえた新作のうち、伝統的な菓子“パネットーネ”と名付けられたチョコレートは、ドライフルーツやナッツを合わせたパネットーネテイストのホワイトチョコレートガナッシュとヘーゼルナッツのミルクチョコレートガナッシュをビターチョコレートでコーティングしたもの。パッケージには、「ブルガリ」のジュエリーデザインにインスパイアされた柄と「ブルガリ」を象徴するラッキーアイコンの一つであるポイントスター(八角形の星)をあしらい、“ブオン・ナターレ(Buon Natale)”(イタリア語のメリー・クリスマス)のメッセージが添えられている。

 これらのチョコレートは、「ブルガリ」のメートル ショコラティエである齋藤香南子の職人技によって、東京都内の工房で一粒一粒が手作業で丁寧に作られている。約10人のスタッフたちと1日に製造できる数は最高で約3000個という。

 齋藤は1981年、神奈川県生まれ。短大で食物栄養学を専攻し、2002年に卒業後、カリフォルニア料理店、イタリア料理店、そば店などで6年間経験を積み、本格的なチョコレート作りの経験がないまま07年9月にブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストランに入社。表参道イル・カフェ内に併設された「ブルガリ」初のチョコレートショップ「イル・チョコラート」の開業に携わり、16年1月にメートル ショコラティエに就任した。齋藤は「“チョコレート・ジェムズ“の名の通り、宝石のアクセサリーを作るように一粒一粒丁寧に仕上げている。宝石箱を開けたときのような喜びや高揚感を楽しんでいだきたい」と話した。

 価格は4個入りが4800円、10個入りが1万2000円で、ブルガリ銀座タワー10F「ブルガリ イル・チョコラート」 をはじめ、松屋銀座、阪急うめだ本店、大阪髙島屋の「ブルガリ イル・チョコラート」 のほか、オンラインショップで販売する。また、併せてイタリアの伝統の菓子である“パネットーネ”のブルガリ東京・大阪レストランオリジナル(4000円)も11月15日に発売する。

The post 「ブルガリ イル・チョコラート」のクリスマス限定商品は日本発イタリア伝統のフレーバー appeared first on WWD JAPAN.com.

サステナビリティって何? 専門家が答えます。 化粧品業界のリーダーの役割とは 連載Vol.4 日本ロレアル

 サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――といわれる一方で、具体的に何をどうしたらいいのか分からないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探る。今回はビューティ業界の雄、日本ロレアルの船津利佐コーポレート・コミュニケーション本部シニアマネージャーに聞く。

WWD:ロレアルグループではサステナブルな活動に2013年から本腰を入れていますね。

船津利佐日本ロレアルコーポレート・コミュニケーション本部シニアマネージャー(以下船津):当グループは、世界的な課題である地球温暖化をはじめ、貧困、男女格差などの社会的課題に対して、化粧品業界のリーダーとしていち早く施策を講じるため13年に、20年に向けてよりよい環境や社会の持続的発展のためのコミットメント「SHARING BEAUTY WITH ALL(シェアリング ビューティ ウィズ オール)―美のすべてを、共に次世代へ―」を発表しました。これを策定するにあたり、世界中の200以上のNPOなどの組織と社会的な課題について議論を行いました。また、継続して毎年、150以上の組織と意見交換を実施しているんですよ。

「4つの柱でプロジェクトを推進」

WWD:具体的にはどのような取り組みがありますか?

船津:4つの柱(イノベーションにおける持続的発展、暮らしにおける持続的発展、生産における持続的発展、社員・サプライヤー・コミュニティーにおける持続的発展)に基づき、さまざまなプロジェクトを推進しています。一例を挙げると、生産における持続的発展において、生産活動で排出するCO2の量、水消費量および産業廃棄物量を20年までに05年対比で60%削減することをグループ全体の目標に掲げています。静岡県御殿場市にある製造工場のコスメロールでは、アジア太平洋地域における当グループの工場として唯一ラグジュアリー製品を生産しているのですが、燃焼効率に優れたボイラーの導入や蒸気滅菌の活用など、環境負荷の削減活動に早くから着手し、15年末にグローバル目標であるCO2排出量および水消費量の60%削減を早々に達成。日本をはじめ各国の取り組みにより、当グループの18年は05年比で工場・流通センターのCO2排出量を77%削減する一方で、生産量の38%増を達成しています。

イノベーションにおける持続的発展の柱においては、18年にグループが投入した製品のうち、79%の製品は環境への負荷を低減した処方を採用。例えば、原料とパッケージ(容器・包装)については、環境への負荷を最小限にするため、「ランコム(LANCOME)」の「レネルジー」シリーズでブランドの世界観を維持しつつ、リサイクルガラスを25%使用。「ケラスターゼ(KERASTASE)」の「バン オーラボタニカ」は、リサイクルPETを 100%使用した容器が採用され、処方と共に環境負荷低減に寄与します。原料では生分解性原料が95%採用され、そのうちの35%はグリーンケミストリーによって製造されているんですよ。今後は、20年までにPETをグループ全体で60%以上、25年までには化石原料を使用しない容器の割合を50%まで引き上げることを目指した取り組みも進めています。さらに、20年からはPCR(ポストコンシューマーリサイクル材料)比率を75%にまで高めたリサイクルガラスを導入する予定です。どのカテゴリーにおいてもレフィルまたはリチャージができるような容器開発も加速していきます。

「日本では20以上のプロジェクトを実施」

WWD:日本独自の活動も推進していますよね。

船津:日本では、NPOや教育機関などと協力し20以上のプロジェクトを実施中です。その一つであるシングルマザーキャリア支援プログラム「未来への扉」は、日本におけるシングルマザー家庭の平均就労年収は181万円と大変厳しい状況にあることから、そういう女性たちが美容部員やプロジェクトリーダー職、オフィスワーク職に就くための5カ月間のビジネススキルアップ共通講座や、美容部員、オフィスワーク養成講座を提供しています。10月末に第5期を終え、これまでに120人以上のシングルマザーが講座を修了し、56%(第1~4期生)が収入増を実現し、経済的安定とキャリアアップにつなげました。

ブランド別では、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」が児童養護施設などから巣立つ若者がメイクアップ アーティストや美容師になる夢を支援する「ラーニング アトリエ スカラーシップ」プログラムを17年4月からスタート。メイクアップスクールに通う2~3年間の奨学金を給付(返金不要)するのですが、19年に入学した若者を含め、合計6人がメイクアップやヘアケアを学んでいる状況です。「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は、15年から日本の化粧品会社として初めて民間リサイクル事業のテラサイクル社の協力のもと、「キールズ」全店舗で使用済み製品容器を回収し、再利用する独自のリサイクルシステムを導入しました。これまでに110万個以上のスキンケア容器を回収し、スパチュラなどお客さまへのギフトとして還元するなど、日常で活用できるグッズに生まれ変わり(アップサイクル)再利用しています。

「パリ協定の目標に向け新たな指標を策定」

WWD:サステナブルな取り組みが今後、御社ならびに化粧品業界にどう影響をもたらすでしょうか。

船津:15年に制定されたパリ協定は、全体目標として掲げられている「世界の平均気温上昇を2度未満に抑えること」に向けて、世界全体で人間活動による温室効果ガス排出量を実質的にゼロにしていく方向を打ち出しています。これを受けて化粧品業界のリーダーである当グループもSDGs(持続可能な開発目標)の課題にいち早く取り組むべく、製品開発、製造、流通、店頭から消費者へのコミュニケーションにいたる全ての過程において、イノベーションやデジタルを積極的に活用して施策を講じています。当グループではパリ協定の目標値の実現に向けて、CO2排出量の削減に関する新たな目標を設定しました。30年までに16年比でCO2排出量を25%削減する目標を掲げています。工場、流通、グリーンムーヴ(Green Move: たとえば、出張において飛行機による移動手段の代わりにビデオ・電話会議を使用するなどデジタルツールの活用)、エコPOS、サステナブルな製品を消費者に提供していくなど、消費者とともにより良い環境への理解を醸成していきます。

The post サステナビリティって何? 専門家が答えます。 化粧品業界のリーダーの役割とは 連載Vol.4 日本ロレアル appeared first on WWD JAPAN.com.

@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

Posted in 未分類

アディダスの“循環スニーカー”が1回目のリサイクル成功 2021年には一般販売へ

 アディダス(ADIDAS)はこのほど、100%リサイクル可能なランニングシューズ“フューチャークラフト.ループ(FUTURECRAFT.LOOP)”の “第2世代”を発表した。 “第1世代”は今年4月に発表し、同社が“クリエイター”と呼ぶ世界各国の200人に配って、それらを回収・リサイクルしたものを“第2世代”と呼ぶ。外見が真っ白だった“第1世代”と比べて、“第2世代”は少し青くなって戻ってきた。リサイクルを終えて見えた課題とは?2021年春夏に予定している一般販売に向けての戦略を含めて、同社のジェームス・カーンズ(James Carnes)グローバル ブランド戦略バイスプレジデントに話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):4月にニューヨークで発表会を開き、“リーディング クリエイター”と呼ぶ200人のランナーやジャーナリスト、インフルエンサーを招いて製品を配った。その後5月10日までに回収したと聞く。そもそも全員から回収はできたのか?

ジェームス・カーンズ=グローバル ブランド戦略バイスプレジデン(以下、カーンズ):実は全員ではない。コレクターアイテムとして手元に置きたいと思った人や、履き続けたいと思った人もいたからだ。ただしこの結果は予想していたことなので、全員からは返却がなくても次の生産にインパクトが出ないよう、社内でもサンプルを配って同様のテストを行っていた。

WWD:回収・再生産する過程で、想定外だったことは?

カーンズ:予期しなかったことは、200人のクリエイターたちによる使われ方が多様だったこと。走り込んだ人もいれば、希少だからと履かないまま戻してきた人もいる。ジーンズに合わせて履いていたためはき口が青くなっているスニーカーもあった。

WWD:それにより変更を余儀なくされた技術もあるのか?

カーンズ:ある。むしろ、予期しない使い方が出てこないとダメだった。使い方に合わせた生産工程の見直しや新しい技術開発をそこから行うからだ。例えば石などが入り込み非常に汚れて戻ってきたものもあった。水を極力使わずにそれを洗浄するにはどうしたらよいか、リサイクル後の素材に汚染物質が残らないようにするためにはどうしたらよいか、など予期しなかったことがプロセスやテクノロジーを作り上げてゆく。

WWD:ジェネレーション1で使ったTPU(100%再利用可能な熱可塑性ポリウレタン)はジェネレーション2にどのくらい含有されているか?

カーンズ:ジェネレーション1のTPUを100%投入したが、テクノロジーの限界上他のTPUを混ぜている。現在のテクノロジーでは200足から200足を作ることはできないので、ここの精度は上げてゆく必要がある。つまり現時点では1足から新しい1足を作るまでにはいたっていないということだ。

WWD:“ジェネレーション2”はどうして青いのか?色はリサイクルプロセスに影響する?

カーンズ:“ジェネレーション1”の段階で青と赤を使ったアッパーはできていた。消費者に選択肢を提供できることがビジネス上重要となるため、さまざまな色を継続的に実験してゆく。リサイクルプロセスは、アウトプットする原材料の色とその濃淡に影響される。色についてはまだ学んでいる過程で、完全に理解するために懸命に取り組んでいる。

WWD:2021年には一般向け販売を予定している。ビジネスとして成立するためにクリアすべき課題とは?

カーンズ:3点ある。1点目は量産するための素材生産技術の拡大だ。TPUのヤーンの生産量を拡大するための技術や、接着剤を使用しない組み立てのプロセスの技術を向上させ、スケールアップする必要がある。2点目はどのような流通システムを作るか。購入した消費者をトラッキングして回収できるシステムが必要だ。3点目は回収拠点をしっかり設けること。リサイクルできる靴を作ってもそれが捨てられてしまっては意味がない。戻ってくる場所を作ること、つまりリサイクルインフラが重要だ。そのためには行政との取り組みも必要になる。

WWD:販売チャネルはどうなる?

カーンズ:非常に重要なのは、商品が今どこにあるのかトラッキングすること。だから主要チャネルは直営オンラインとなる。メンバーシップ制「クリエイターズクラブ」を用意して登録していただき、オンラインで販売するプランを検討している。そうすることで関係性を維持し、フィードバックを得ることができる。どういう履き方をしたのか、なぜ返却しようと思ったのか、などについてだ。

WWD:サブスクリプション(定額制)モデルなど新しいビジネスモデルも考えられるか?

長期的にはサブスクリプションモデルも検討している。同じ素材を繰り返し使うことによって持続可能なループを完成させることに参加してもらい、消費者にもメリットを感じてもらいたい。

【エディターズ・チェック】
“フューチャークラフト.ループ”は、海洋プラスチック汚染問題をきっかけに開発を始め、10年の歳月をかけて今春“第1世代”が完成した。今回の発表では、「シューズからのリサイクル材料を用いて、アスリートの使用にも耐えうるパフォーマンスシューズを初めて作ることができた」点がポイントだ。2021年の一般販売に向けては、リサイクル技術の向上に加え、「消費者からいかに回収するか」が課題。スポーツを軸にした大小のコミュニティーを持つ点が同社の強みだから、それらや行政を巻き込んだ仕組み作りがポイントとなりそうだ。

The post アディダスの“循環スニーカー”が1回目のリサイクル成功 2021年には一般販売へ appeared first on WWD JAPAN.com.