新ライン「ザ マーク ジェイコブス」が大阪でスヌーピーコラボのポップアップ

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の新ライン「ザ マーク ジェイコブス(THE MARC JACOBS)」はスヌーピーで知られるアメリカンコミック「ピーナッツ(PEANUTS)」とコラボレーションし11月30日、大阪の心斎橋オーパにポップアップストアをオープンする。期間は12月25日まで。

 店内にはスヌーピーのドッグハウスをイメージした装飾を施し、「ピーナッツ」の世界観を演出する。同ポップアップでは“チャーリーブラウンTシャツ”などを先行発売するほか、先着順でオリジナルギフトをプレゼントする。

 「ザ マーク ジェイコブス」は今年6月にも伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店で「ピーナッツ」とコラボしたポップアップを開催しており、1週間で完売したアイテムもあった。それを受け今回は、新作に加え前回完売したアイテムを含めたフルラインアップを取りそろえる。

■THE MARC JACOBS × PEANUTS POP-UP STORE
日程:11月30日~12月25日
時間:11:00~21:00
場所:心斎橋オーパ
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-4-3

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片寄涼太ら映画「0キス」出演者がランウエイショー 東京モード学園とコラボ

 12月6日公開の映画「午前0時、キスしに来てよ」(松竹配給)が11月28日、東京モード学園とコラボレートしたプロモーションイベント「『午前0時、キスしに来てよ』ドキドキ♡ドリームNIGHT」を東京・新宿の同校で開催した。

 主演の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)をはじめ、眞栄田郷敦、八木アリサ、岡崎紗絵、鈴木勝大、野田理人、宇佐卓真、内藤秀一郎のキャスト8人が登壇。片寄と眞栄田は、東京モード学園生がこのイベントのために制作した衣装を着用して登場し、“映画館デートで着たい服”を着用した他の共演者とともに、ファッションショーのようにステージをウオーキングした。片寄の衣装をデザインしたファッションデザイン学科の河野樂々(らら)さんは、「大きく描いたキスマーク柄がポイントです」などと説明。片寄は「準備を重ねてきたことが実現できてうれしい。デザインは学生にお任せした。(自身が演じる主人公の綾瀬)楓が着てそうなデザインだ」と話した。トークセッションでは、映画のストーリーにちなんで、憧れのスーパースターとのさまざまなシチュエーションをキャストが即興で実演するなどして盛り上がった。片寄は「憧れや夢を持つことが大切で、それが実現するワクワクした瞬間を、この作品を通して感じてほしい」などとメッセージを送った。

 「午前0時、キスしに来てよ」は、「別冊フレンド」(講談社)で連載中のみきもと凜による同名少女コミックの実写映画。片寄は、アメリカの「バラエティ(VARIETY)」誌と「マカオ国際映画祭」が選ぶ“アジアの次世代スター8人”の1人として日本人男性で初めて選ばれ、12月に開催される同映画祭に出席する予定。

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片寄涼太ら映画「0キス」出演者がランウエイショー 東京モード学園とコラボ

 12月6日公開の映画「午前0時、キスしに来てよ」(松竹配給)が11月28日、東京モード学園とコラボレートしたプロモーションイベント「『午前0時、キスしに来てよ』ドキドキ♡ドリームNIGHT」を東京・新宿の同校で開催した。

 主演の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)をはじめ、眞栄田郷敦、八木アリサ、岡崎紗絵、鈴木勝大、野田理人、宇佐卓真、内藤秀一郎のキャスト8人が登壇。片寄と眞栄田は、東京モード学園生がこのイベントのために制作した衣装を着用して登場し、“映画館デートで着たい服”を着用した他の共演者とともに、ファッションショーのようにステージをウオーキングした。片寄の衣装をデザインしたファッションデザイン学科の河野樂々(らら)さんは、「大きく描いたキスマーク柄がポイントです」などと説明。片寄は「準備を重ねてきたことが実現できてうれしい。デザインは学生にお任せした。(自身が演じる主人公の綾瀬)楓が着てそうなデザインだ」と話した。トークセッションでは、映画のストーリーにちなんで、憧れのスーパースターとのさまざまなシチュエーションをキャストが即興で実演するなどして盛り上がった。片寄は「憧れや夢を持つことが大切で、それが実現するワクワクした瞬間を、この作品を通して感じてほしい」などとメッセージを送った。

 「午前0時、キスしに来てよ」は、「別冊フレンド」(講談社)で連載中のみきもと凜による同名少女コミックの実写映画。片寄は、アメリカの「バラエティ(VARIETY)」誌と「マカオ国際映画祭」が選ぶ“アジアの次世代スター8人”の1人として日本人男性で初めて選ばれ、12月に開催される同映画祭に出席する予定。

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週末お出かけスポット 村上隆 × 「ドラえもん」新作の展覧会「スーパーフラットドラえもん」などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいスポットをお届け。今週は、村上隆 × 「ドラえもん」新作の展覧会や大友克洋「AKIRA」の展覧会など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(11月30、12月1日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【イベント】

伝説的デザイナーによる“元祖ストリートコラボ” パリのアライア展が語ること

「スター・ウォーズ」の世界を体感 200点以上の衣装や小道具を集めた展覧会を開催

写真家の立木義浩がライカギャラリーで作品展を開催

「カルティエ、時の結晶」展がスタート 意表を突く会場構成と逸品の数々の競演

ガチャガチャカプセルからコーヒー豆!? 遊び心も味わいも満点なセルフカフェを体験

「シャネル」の香水の世界観を堪能できるアフタヌーンティーが登場

ガブリエル・シャネルの伝説に触れる巡回展「マドモアゼル プリヴェ」が東京に

展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が東京都現代美術館で開催

写真家の細倉真弓が個展「あたらしい肌」、清澄白河のmumeiで

吉田ユニの大型個展、ラフォーレミュージアムでスタート

「メゾン マルジェラ」がジョン・ガリアーノによるアーティザナルの企画展 恵比寿の店舗をミュージアム化

作品のルーツから仕事術まで 個展開催中の吉田ユニに15の質問/a>

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで/a>

【ポップアップ】

キム・ジョーンズに直撃! 渋谷パルコで発売の「ディオール」 × 「リモワ」

「ヴァレンティノ」メンズと「レッド ヴァレンティノ」がポップアップストア開催

「ポーター」が「ミナ ペルホネン」とコラボしたイベントを開催

島根県が足湯付きのタピオカ店を表参道に限定オープン 「美肌NO.1」を活用して観光促進狙う

山口一郎のDJパフォーマンスにお手頃価格のアイテムも 「モンクレール ジーニアス」の限定ストア「ハウス オブ ジーニアス」がオープン

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3人の若き靴職人が挑戦した「J.M. ウエストン」の交換留学プログラム

 フランスの老舗シューズブランド「J.M. ウエストン(J.M. WESTON)」は2017年から、若き職人の支援を目的に日仏間のインターンシップに取り組んでいる。今年も日本から2人、フランスからも2人の若き職人が参加した。

 日本からの2人(うち1人は、体調不良により途中帰国)は「J.M. ウエストン」の古里フランスのリモージュへ。フランスの2人は来日し、「スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)」を手掛けるヒロカワ製靴と、ビスポーク職人の福田洋平のアトリエで、量産と一点モノという異なる性格を有する靴づくりを学んだ。

 交換留学プログラムを修了したのは、フランスに渡ったリー・センファ(LeeSenghuat)と、来日したジュスティーヌ・ギネスト(Justine Gineste)とララ・センリー(Lara Cenry)の3人。いずれも23〜30歳という、未来ある若者だ。3人に交換留学の感想を聞いた。

ララ・センリー
「日本の職人は、働きすぎよ!!」

 最初は日本に行こうなんて思ってなかったけれど、交換留学は大きなチャンスだと思ったの。言葉の壁は高い。けれど皆、親切に教えてくれるし、靴作りへのパッションは共通だからから続けられた。フランスでは、シューズのデザインを手掛けていたから、ヒロカワ製靴のような工場で働くのは新鮮で、正直、イロイロびっくりした。でも、1日になんども同じ作業を繰り返すと、手が仕事を覚えてくれた。

 スピードは、日本の方が早いのに丁寧。同じグッドイヤー製法でも、フランスは正直適当な部分が多い。でも、日本でのONは丁寧すぎて時間がかかりすぎているかもしれない。そもそも日本の職人は、働きすぎ。いつも笑顔なのは、素敵だけどね(笑)。

ジュスティーヌ・ギネスト
「素敵な乗馬ブーツを作りたい」

 福田さんのアトリエで作ったのは、靴に秋の花が咲き乱れる“フラワーシューズ”。個々のテクニックは知っていたけれど、日本人の作業は本当に丁寧。ゆっくり時間をかけて靴を作ることで、別の価値が生まれることを学んだ。

 こうやって一足一足靴を生み出して行くとしたら、今、私に必要なのはフィニッシングのテクニックかな?将来は、自分のブランドを立ち上げたい。素敵な乗馬ブーツを作るのが夢なの。

リー・センファ
「形あるものを生み出したくて
靴の世界に飛び込んだ」

 IT企業から靴作りの世界に飛び込んだ。形のないモノを扱い続けていたら、形あるものを生み出したくなったのが一番の理由。今年30歳と決して若くないけれど、念願叶って、来年には日本の靴企業で働き始めることが決まってワクワクしている。

 リモージュでは、特別に渡仏前に靴作りを学んでいたイタリアのレザーを使って、ローファーを作らせてもらった。手の脂もシミになってしまいそうな繊細なレザーだから、このローファーは履けない観賞用(笑)。そんなレザーを使って靴を作らせてくれたことに感謝しているし、いつもと異なるレザーでも美しいローファーに仕上がるブランドの技術力に感心した。

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「ワコマリア」がDJハーヴィーの来日30周年ツアーに合わせたコラボアイテムを発売

 「ワコマリア(WACKO MARIA)」が、“伝説のDJ”ことDJハーヴィー(DJ Harvey)の来日30周年ツアーに合わせたコラボアイテムを11月30日に発売する。クラブを連想させるミラーボールやチケットの写真を散りばめたブランドの定番アイテムであるハワイアンシャツ(3万3000円)をはじめ、兜を被ったDJハーヴィーのドクロがプリントされたレザージャケット(18万5000円)やフーディー(2万9000円)などをそろえ、公式オンラインストアや東京・中目黒にある旗艦店パラダイストウキョウ(PARADISE TOKYO)および一部店舗で取り扱う。

 DJハーヴィーことハーヴィー・バセット(Harvey Bassett)は、ロンドン生まれのケンブリッジ育ち。顎ヒゲをたくわえた男らしい姿がトレードマークで、ハウスやディスコなどのアメリカ産ミュージックをいち早くイギリスに持ち込んだ人物として知られ、ロンドンの巨大クラブ「ミニストリー・オブ・サウンド(Ministry of Sound)」ではレジデントとして活躍し、雑誌「ローリング・ストーン(Rolling Stone)」で“地球上で最高のDJトップ10”に紹介されるなど、リビングレジェンドDJと称される人物だ。

 来日30周年ツアーは22日からスタートしており、30日に東京・渋谷のコンタクト トーキョー(Contact Tokyo)で行われる公演が最終公演となる。入場料は3800円で、DJハーヴィーのほかに“ファンクミュージックの王”と呼ばれるケブ・ダージ(Keb Darge)、野村訓市が率いるMild Bunch、森敦彦「ワコマリア」デザイナーのサウンドクルーKILLER TUNES BROADCASTが出演する。

■DJ Harvey 30th Anniversary Tour of Japan
日程:11月30日
時間:22:00〜
場所:Contact Tokyo
住所:東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル 地下2階
入場料:3800円

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「ラブレス」青山店がクリーンに一新 店内は“スマホ空間”をイメージ

 三陽商会のセレクトショップ「ラブレス(LOVELESS)」は、旗艦店の青山店を30日に移転リニューアルオープンする。新住所は東京都港区青山3-16-1。店舗が所在するのは、ユナイテッドアローズの「エイチ ビューティー&ユース(H BEAUTY & YOUTH)」やベイクルーズの「レショップ」などのショップが軒を連ねるエリア。

 旧青山店が重厚で隠れ家のような雰囲気だったのに対し、新店舗は白を基調としたクリーンな雰囲気に刷新。「感度の高いラインアップはそのままに、より多くの人が入りやすく、親しみやすいような店装にした」(並木君典第一事業本部セレクトショップビジネス部長)。リニューアルに伴い、表参道沿いにあった旧青山店は11月24日からクローズしていた。

 店舗ディレクターにNOMAbloc代表の佐々木拓真氏を迎え、内装デザインは坂巻陽平氏が手掛けた。店舗のコンセプトは“トレーディングメディア”。地上2層約416平方メートルの店内は、半透明の白壁で細かく間仕切りされ、小さな空間がいくつも存在する形で構成する。これは店内をスマートフォンの中のデジタル空間と捉え、「店内をスワイプしながら順に巡って行くような感覚で買い物を楽しんでもらう」ことを狙ったものだという。2階に続くビビッドなイエローの階段や木目調の什器など、店内のクリーンなムードとは対照的な要素も散りばめられ、店内には独特な緊張感が漂う。

 仕切られた空間には、それぞれ「アート」「ストリート」「ムーブ」「エクスペリエンス」とテーマを設け、オリジナルブランドの「ラブレス」や買い付けのデザイナーズブランドを並べる。ウィメンズは「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」、メンズは「ニードルズ(NEEDLES)」や野口強の「マインデニム(MINEDENIM)」など計24ブランドを新たに加え、ジュエリーの取り扱いも始める。ポップアップショップやアート展示なども織り交ぜながら、さまざまな世界観が混在した店舗を作る。

 また、オリジナルブランドの「ラブレス」は2019-20年秋冬から、月ごとにシーズンテーマを設けたパッケージを投入するMD方式に切り替えている。「これまで『ラブレス』と接点のなかったお客さまに来ていただく一方で、売り場の鮮度を常に保ち、ファンの方々がシーズン中に何度も足を運びたくなる店にしていきたい」。なお、具体的な売上高目標は非公開としている。

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マツキヨのビューティ特化型店舗が池袋にオープン メンズのメイク体験も

 マツモトキヨシホールディングスは11月29日、フラッグシップショップとして位置付けるマツモトキヨシ池袋Part2店をビューティに特化してリニューアルオープンした。若年層や外国人観光客、OLなど1日を通して多様な人が行き交う池袋エリアの客層に合わせ、メイクサービスや自撮りフォトスペース、メンズコスメエリアを設置するなどトレンドとエンターテインメントを感じる“体験型”を重視した店舗となる。

 刷新した池袋Part2店は、地下1階から4階で合計の売り場面積は843平方メートル。20~30代を中心に幅広い層の美容感度の高い女性利用が多いことから、ビューティを中心に話題の製品を積極的に取り入れている。リニューアル前に比べSKUは約15%増え、1万5000SKUを用意。1階は10~20代をターゲットに人気のメイクブランドを集めた“ビューティ メイクアップ”エリアを用意。日本初上陸で現在同店でのみ扱う韓国コスメブランド「ビビッドスタジオ(VYVYD STUDIO)」や英ロンドンのライフスタイルブランド「スキニーディップ(SKINNYDIP)」のメイクブラシやポーチを並べる。

 2階は30~40代をターゲットにスキンケアのカウンセリングやメイクアップサービスを行う。3階は処方せん受付やトイレタリーアイテムを扱う。地下1階は、マツモトキヨシ初のメンズエリアを用意。ドラッグストア初となる「デニス(DENIS)」「アスタリフトメン(ASTALIFT MEN)」「プラウドメン(PROUDMEN)」など11ブランドを新規導入する。

 人口動態の変化に合わせて戦略を立てているという同社は、インバウンド客や若年層のファンを増やすことを重視し、ビューティ強化によって新しいニーズの掘り起こしを狙う。岡澤隆弘マツモトキヨシ取締役ファーマシー事業部長は、「池袋Part2店は、2018年にオープンしたビューティ特化の都市型店・原宿駅表参道口店と免税比率や繁華街立地が類似しており、同様のポジションに位置していることからビューティを強化して体験を目的の一つに来店してもらえるように刷新した。また、メンズコーナーを設置することで、取り込みが課題だった男性ファンも増やしていきたい。リニューアル前に比べ、売り上げは20%増を目指していく」と述べた。

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ロベルト・カヴァリ、買収が正式に成立 ドバイの大富豪が190億円で

 財政難に陥っていたロベルト・カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)の買収が11月28日に正式に成立した。7月に報じられた通り、ドバイの投資会社ビジョン・インベストメント(VISION INVESTMENT)が、ロベルト・カヴァリの親会社である伊投資会社クレシドラ(CLESSIDRA)から全株式を取得した。また、ビジョン・インベストメントが買収に当たって提示した事業再建策もミラノの裁判所によって承認された。

 取引の詳細は明らかにされていないが、情報筋によれば買収額は1億6000万ユーロ(約190億円)程度で、6500万ユーロ(約77億円)の増資や全ての債権者への支払いなども含まれていると7月の時点で報じられている。

 ビジョン・インベストメントは、ドバイの不動産開発会社ダマック・プロパティーズ・グループ(DAMAC PROPERTIES GROUP以下、ダマック)のフセイン・サジワニ(Hussain Sajwani)創業者兼会長が保有。同社とロベルト・カヴァリの関係は深く、ダマック傘下の投資会社がドバイに建設しているホテルの内装などを「ロベルト カヴァリ」が手掛ける予定であるほか、「ロベルト カヴァリ」のコンテンポラリーラインである「ジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)」がドバイで展開しているラグジュアリーヴィラ事業の建設をダマックが請け負っている。

 サジワニ創業者兼会長は、「今後も『ロベルト カヴァリ』の素晴らしいレガシーを発展させられることをうれしく思う。当グループはロベルト・カヴァリと長きにわたって実りある関係を築き上げており、ラグジュアリーに対する考え方も似ている。引き継ぎ期間中も、同社が安定して経営されることを約束する」と語った。なお、今回の取引をまとめるにあたってはジャン・ジャコモ・フェラリス(Gian Giacomo Ferraris)=ロベルト・カヴァリ最高経営責任者の存在が大きかったといわれており、買収後も現職にとどまると見られている。

 ロベルト・カヴァリは米国内に7つの直営店と4つのアウトレットなどがあるが、それらを運営している米子会社のアートファッション(ART FASHION)も会社清算の手続きのため、4月に米連邦破産法7条を申請している。ポール・サリッジ(Paul Surridge)「ロベルト カヴァリ」クリエイティブ・ディレクターは3月に退任しており、後任は決まっていない。なお、ロベルトカヴァリジャパンは解散している。

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マルニのCEOが1年で退任 後任は社内昇格でジェネラル・マネジャー職に

 マルニ(MARNI)は、ステファノ・ビオンド(Stefano Biondo)最高経営責任者(CEO)が退任し、同社の親会社であるOTBからも離れることを11月27日に発表した。後任としてバーバラ・カロ(Barbara Calo)=グローバル・オムニチャネル・ディレクターが昇格し、ジェネラル・マネジャー職となる。

 ビオンド前CEOは2018年5月に同職に就任しており、1年での退任となるが、理由は発表されていない。これ以前はイタリアの大手アイウエアメーカー、サフィロ(SAFILO)でチーフ・ブランド・オフィサーを務めていた。カロ=新ジェネラル・マネジャーは16年に入社。今後はマルニを率いる立場として、OTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOの下につくことになる。

 マルニは創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)が16年に同社を離れたものの、その後を受け継いだフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)=クリエイティブ・ディレクターの下で発展した。売上高はおよそ1億7000万ユーロ(約202億円)で、その60%は76の直営店とオンラインショップによるものだ。事業別ではハンドバッグとフットウエアが伸びており、売り上げ全体の55%を占めている。日本では4月に東京・表参道ヒルズに世界最大の旗艦店をオープンし、それに合わせてリッソ=クリエイティブ・ディレクターが来日した。

 OTBは15年にマルニを傘下に収めた。ほかには「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」や、生産・販売を手掛けるスタッフインターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)などを擁している。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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ラッパーのオクタヴィアンが「シュプリーム」 × 「ナイキ」のルックモデルに

 ラッパーのオクタヴィアン(Octavian)が、11月30日に発売される「シュプリーム(SUPREME)」と「ナイキ(NIKE)」の最新コラボコレクションのルックモデルに起用された。

 オクタヴィアンは1996年フランス生まれのイギリス育ち。15歳の頃に家を追い出され、音楽の名門ブリットスクール(Brit School)に通うも中退し、ホームレスを経験した後に生きる術としてラッパーになる道を選んだ若手だ。かすれた声のラップと重低音のビートが特徴で、2017年に発表した「Party Here」をドレイク(Drake)が口ずさんでいる姿がSNSで拡散されて話題に。その後、ムラ・マサ(Mura Masa)と「Move Me」やスケプタ(Skepta)と「Bet」を発表するなどして人気ラッパーの1人に数えられるようになった。

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が惚れ込んだラッパーとしても知られており、ヴァージルの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でのデビューショーから3シーズン続けてランウエイモデルに起用されただけでなく、同ブランドのコマーシャルにも登場。さらに、18年発表のミックステープ「Spaceman」のアートワークはヴァージルがデザインしている。

 なおコラボコレクションはアパレルとアクセサリーの全8型。アパレルはアノラックとベースボールシャツ、フーディー、ウォームアップパンツの4型を用意した。どれも素材にレザーを使用し、縁取られた「ナイキ」のロゴが随所にあしらわれている。アクセサリーはアパレルと同様にレザーを用いたダッフルバッグのほか、サングラス、14金のロゴリング、バンダナがそろう。東京・渋谷をはじめとする「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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人気ヘアスタイリストが手掛ける「センス・オブ・ヒューモア」がリニューアルして、デザイン&価格を改定

 広告や雑誌など幅広く活躍する人気ヘアスタイリストのKENICHIは、自身が手掛けるヘアケア「センス・オブ・ヒューモア(SENSE OF HUMOUR)」をリニューアルした。ロンドンのデザインスタジオAnyhowが手掛けたパッケージに刷新したほか、新たな成分を追加し、容量を増量、価格はこれまでよりも低く設定した。

 同ブランドは14年9月に、KENICHIが、「海外でも国内でも、撮影現場で多くのプロダクトを使ってきたが、満足できるものが 少なく、それなら自分で作ろう」という思いから誕生した。リニューアルした理由についてKENICHIは、「ブランド設立から5年経ち、多くのことを学ばせていただいた。リニューアルせずに先に進むという道もあったが、今後の展開を考えると、先に進み続けるよりも一度原点に戻って地盤をきれいに整えることを優先した方が、結果として今後のためによいのではないかと判断した」とコメント。

 デザインに関しては「色で簡単に認識していただきたいと思ってこのデザインに変更した」。ヘアケアにはトウモロコシとタピオカ由来由来のソルビトールなどを新たに配合。シャンプー&トリートメントはそれぞれ容量が235mLから250mLに増量し、価格もシャンプーは5000円、トリートメントが6000円とこれまでよりも200~800円ほど安くなった。スタイリング剤の「ボヘミアンシーウォーター」は価格を3800円から3600円に、「デューイシマ―ホイップ」は容量が100gから80gになり、価格は4200円から3600円となった。

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ロングブーツがいよいよ復活! ロングスカートやブーツインで細長シルエットに

 久しぶりにロングブーツが冬シューズの主役に返り咲きそうです。ブームが続いたスニーカーから、ロングブーツに履き替えるだけで、スタイリッシュなムードに様変わり。着丈が長めのジャケットや膝下レングスのロングスカートと組み合わせる“ロング×ロング”の組み合わせが落ち感を際立たせてくれます。

 ロングブーツ復活の火付け役となったのは、2019-20年秋冬パリ・ファッション・ウイークで「セリーヌ(CELINE)」が披露したルックと言えるでしょう。アニマル柄のワンピースに、端正なテーラードジャケットをオン。クールな装いの決め手は足元です。ロングワンピースとロングブーツを交わらせて、ブルジョワシック(淑女・貴族風)な着映えに仕上げました。

 ストリート気分が一段落したこともあって、レディーライクなアイテムが浮上し、スニーカーからの乗り換え先としてロングブーツも再評価された格好です。ヨーロッパブランドから飛び火する形で、日本ブランドからも相次いで提案されています。今回は、すぐに取り入れられる、リアルなロングブーツのスタイリングプランをご紹介します。

◆フェミニンなワンピースに
スパイスを少々

 やわらかい表情を帯びたワンピースとのコーディネートは、ロングブーツのスタイリッシュな持ち味を引き立てます。「アングリッド(UNGRID)」はカーキのワンピースに、明るいブラウン系ロングブーツを合わせました。カラートーンが違っているおかげで、脚が引き締まって見えます。目を引く色をブーツに生かすと、印象的な足元に。ワンピースの裾がアシンメトリー感を加えました。カーディガンを羽織って、全体に落ち感を漂わせています。

 オレンジ系のワンピースに、ベージュ系ロングブーツをマッチさせたのは「ラグナムーン(LAGUNAMOON)」(写真2枚目)。トーンが似通ったコンビネーションは、落ち着いた着映えに導いてくれます。ベージュのロングブーツはまるで生足のようにヌーディーな見え具合。色味の異なるコートもロング丈なので、“ロング×3”の相乗効果でストンとしたシルエットに仕上がりました。

◆薄手スカートとのコンビで
風合いコントラスト

 同系色が響き合う“ワントーン”のコーデは、秋冬らしいシックな装いにまとめられます。「バナーバレット(BANNER BARRETT)」はチョコレートカラーを軸に、上から下まで近い色味でそろえました。シフォン生地のロング丈プリーツスカートと、わずかにトーンが濃いロングブーツでセット。細いプリーツのイメージが効いて、スッキリした印象が強まっています。

 ワントーンのまとめ方とは反対に、スカートとブーツの色や柄をずらす組み合わせ方も使えます。「ミディウミソリッド(MIDIUMISOLID)」(2枚目)はシフォン素材の総柄スカートに、黒いロングブーツを合わせ、質感のコントラストを際立たせました。薄手のシフォンが一段と軽やかに見えるのは、ダークでマットなブーツのおかげ。ゆるっとしたニットトップスも風合い違いのコーデに深みを与えています。

◆パンツをブーツインで
“エエかっこ”レッグに

 パンツルックを一段とすっきり見せる小技に、パンツ裾をブーツに収める“ブーツイン”があります。「エヴリス(EVRIS)」のコーデではブラックパンツとブラウンブーツのバイカラー(2色使い)でレッグラインを強調。パンツのたるみがドレープになってニュアンスを帯びました。量感のたっぷりしたマントを羽織って、ブーツインとのボリューム格差を印象づけています。

 ブーツインの強みであるほっそりイメージを強調するには、ベルトやハーネスも使えます。「スエサダ(SUESADA)」はスキニーパンツの裾をブーツイン。スティックライクな脚を描き出しました。レギンスやスリムジーンズにも応用できるアレンジです。同時に、上半身でもゆったりしたカットソーの上から、ハーネス風にベルトでボディを締めました。トップスとの丈違いレイヤードも縦長イメージを強めています。

 ぬくもりを保ちやすいロングブーツは、冬本番の強力なパートナー。でも、防寒だけではなく、冬ルックのかさばりを遠ざける切り札ピースにもなってくれるのがうれしいところ。ロング丈ウエアと組み合わせるほか、風合いずらし、ブーツインなどのコーデ技を取り入れれば、細長いシルエットが手に入ります。レディーライク、“強い女”風、ロック系など、思い通りの着こなしが割と簡単に決まるから、わがままアレンジの試し甲斐があります。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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「クレ・ド・ポー ボーテ」を代表する「ラ・クレーム」がリニューアル 4年ぶりの刷新

 資生堂のプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE以下、CPB)」は2月21日、ブランドを代表するクリーム「ラ・クレーム」(6万円)をリニューアルする。ブランドのリピート率№1を誇る人気アイテムをパワーアップさせることで、さらなる幅広い層の新客の取り込みを狙う。

 「CPB」のスキンケアは独自のブレインスキン理論に基づき、生まれ持った輝きを保つための“肌の知性”を資生堂の先端技術でサポートしている。今回、1日の中でも肌内部の働きが低下する夜の肌メカニズムに着目。真皮が生まれ変わる力を高めるため独自成分のスキンイルミネイターリッチを新たに配合したほか、何百種類もの酵母から選び抜かれたエキスをブレンドしたセラファーメント(保湿)を含んでいる。リッチなテクスチャーはとろけるように肌になじみ、ハリや弾力をもたらす。また、乾燥などさまざまな環境ダメージから肌を守り、みずみずしい輝きを引き出してくれる。

 1982年の誕生(初代の製品名は「クレ・ド・ポー クリーム」)から7回のリニューアルを重ね、今回登場する「ラ・クレーム」は16年から4年ぶりの刷新。今年8月にリニューアルした、美容液・化粧水・乳液の3ステップベーシックスキンケア「キーラディアンスケア」(全8品目14品種、900~2万5000円)の最後に同アイテムを加えることで、より潤いのある肌へと導く。

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萩花が着ける「BABY-G」の上位ライン“G-MS”とは?

 カシオ計算機の「G-SHOCK」の女性版「BABY-G」は、“Gブランド”らしい耐衝撃性はそのままに、サイズやデザインをアレンジしてアクティブな女性たちにアプローチしている。その「BABY-G」の上位ラインが“G-MS(ジーミズ)”だ。今季は元人気グループのメンバーの萩花をモデルに起用し、SNSでも話題だ。クリスマス商戦にはダイヤモンド付き限定モデルを発売して、「BABY-G」25周年の2019年を締めくくる。

ギフトにぴったりの
ダイヤモンド付きモデル

 「BABY-G」は25周年の今年、9種類のアニバーサリーモデルを発売。“MSG-W325CGD-1AJR”はその掉尾を飾るものだ。最大の特徴は、12・6・9時位置にセットしたダイヤモンド。イエローゴールドのIP加工を施したステンレススチールケースを、軽量化にも貢献する樹脂バンドの黒が引き締める。“最も硬い貴石”であるダイヤモンドは、“Gブランド”の“壊れにくい”というスピリットにふさわしい。ダイヤモンド柄をデザインしたスペシャルパッケージもギフトムードを高める。カシオ計算機の上間卓・時計プロモーション部部長は、「日常からバケーションまでさまざまなシーンにフィットする“G-MS”は、気取らない贈り物としても人気。“いつまでも壊れない愛”というイメージから、ペアでの購入も増えている」と言う。

上品さとタフネスを併せ持つ
大人ラインの“G-MS”

  “大人の女性に向けた洗練”を標ぼうする“G-MS”は1998年に誕生。上間部長は、「働く女性のための『BABY-G』という位置づけでファンを増やしてきた」と振り返る。2019年秋冬の新作の特徴は、1.小型・軽量化、2.アナログ秒針による視認性の向上、3.耐衝撃構造と10気圧防水が生むタフネス、4.電波ソーラーによる高精度の4つだ。

 小型・軽量化は、見た目のエレガンスを大きく特徴づける。ケース幅は38.4㎜から34.4㎜、ケース厚も12.2㎜から10.8㎜に改良した。重量も67gから50gに軽量化し、着用感もアップした。それでも“Gブランド”らしさを失わないのは、幅広のベゼルやシャープな形状などのデザインコードを踏襲しているためだ。
※大きさと重さは18年と19年のメイン商材を比較

 視認性については、液晶デジタルの秒表示が大半だった“G-MS”に久しぶりにアナログ秒針を備えた。「“G-MS”ユーザーの声に応える形で生まれたディテールだ。看護師やCAなど秒単位の視認性が求められる職業の女性や、小さな子どもを持つ主婦にも好評」だという。

 タフネスと精度は、“Gブランド”のDNA。大人の女性の着用を意識しながら、「機能面に一切の妥協はない」。10気圧防水はスキンダイビングやサーフィンなどにも対応し、上間部長は「落としたり、ぶつけたりしても壊れにくい当社独自の耐衝撃構造は、年末年始の旅行にも最適」と太鼓判を押す。さらに「日本と中国の2拠点で標準電波を受信し、同電波受信エリア内であれば時刻調整は不要。太陽光はもちろん、蛍光灯などのわずかな光も動力にするタフソーラーは、忙しい現代女性のニーズにも合っている」と続ける。

“G-MS”限定のギフトキャンペーン

 11月30日から“G-MS”キャンペーン実施店舗で、特製ギフトショッパーが用意され、“G-MS”購入者にプレゼントされる。リボンのカラーは2種類。キャンペーンはショッパーがなくなり次第終了となる。

※主なキャンペーン実施店舗
・タイムステーションNEO
・ザ・クロックハウス
・タイムタイム
キャンペーン実施の有無は店舗に問い合わせください

萩花が出演するスペシャルムービー

 今季のモデルには、同世代の女性から人気の高い萩花を起用した。萩花は“G-MS”の新作について、「以前はパフォーマンス中心の生活で、時計を着ける機会はそれほどなかったけれど、上品な時計の似合う女性への憧れがずっとあった。“G-MS”は衝撃に強く防水性も高いうえ、スタイリッシュで女性らしい。アクティブな女性に、ファッションの一部として楽しんでほしい」と話す。

TEXT : MASASHI TAKAMURA

問い合わせ先
カシオ計算機 お客様相談室
03-5334-4869

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【外食史】「値下げをするな」。幸楽苑も物語コーポも、この会社の影響を強く受けていた(後編)

 幸楽苑ホールディングスや物語コーポレーションなどが大きな影響を受けたOGMコンサルティングという会社。地方の有力外食チェーンの多くが加盟していた、この企業の考え方の原点には、代表の榊芳生氏の「失敗」の経験がある。
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DD、湘南のホテル・不動産会社を40億円で買収。外食に頼らないポートフォリオ作り。

株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役:松村 厚久)が、「8HOTEL」等のホテル運営をはじめ神奈川県湘南エリア、鎌倉エリアに複数の事業を展開する湘南レーベル株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:島田 雅光)及び、その運営不動産を所有する合同会社サニーサイドイン(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:島田 雅光)を連結子会社化する。
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サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.14 コンサルが語るESG投資台頭の背景とESG経営の重要性

 サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――といわれる一方で、具体的に何をどうしたらいいのか分からないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探る。今回はPwCサステナビリティの磯貝友紀パートナーに、ESG(Environment・環境、Social・社会、Governance・ガバナンス)投資の盛り上がりとESG経営がますます重要性を帯びる理由を聞いた。

「短期的な利益だけを追い求める
会社は短期に死に絶えていくと
考える人が増えた」

―企業経営や事業のサステナビリティ(持続可能性)を評価して投資をする「ESG投資」に注目が集まっている。その背景とは?

磯貝友紀パートナー(以下、磯貝):ESG投資はサステナビリティ投資、責任投資などいろいろな呼び方があるが、「社会や環境に配慮した事業が長期的には勝つ」ことを信じる投資家が増え、短期的な利益だけを追い求めていく会社は短期に死に絶えていくと考える人が増えているからだ。ESG投資は環境や社会に配慮した企業にお金を流していく動きで、世界的に大きく動いている。2016年にJBIC(ジェイビック=国際協力銀行)とグローバルのサステナビリティ・ファイナンスに関する調査を実施したが、最初にサステナビリティ投資に動いたのは巨大な富裕層で、次に巨大な年金基金や学校の基金、たとえばハーバード大学(Harvard University)の基金など。その後に一般の投資家や個人という広がり方だった。なぜ最初に動いたのが超富裕層だったのか。1つは、自分たちのお金を子孫が代々継いでいくので長期的な運用という目線が非常に強いためだ。もう1つは自分たちが豊かになり社会に対する意識が高まった、という2つの側面がある。日本は15年のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のPRI(国連責任投資原則)署名をきっかけに、ESG投資に大きく動き出した。

―なぜこれほどまでにESG経営、ESG投資の重要性が高まっているのか?

磯貝:危機が本当に迫っているからだ。いろいろなビジネス業界を巡り、「GPIFが署名したからアセットマネジャーが動き始めた」などといった小さなドライバーは個別にたくさんあるが、長期的に見たときに一番根底にある大きなトレンドに対する危機感が強まっているからだ。人口の急増も大きな要因だ。2050年に向けて100億人になるといわれているが、「今のままでは全然資源が足りない」「ビジネス・アズ・ユージュアル(従来通りのやり方)では持たない」という考えが強まり、とくに欧州の経営層を中心に本当に危機感が高まっている。

―サステナビリティやESGに対して、海外のラグジュアリー企業やアパレル・小売業のほうが進んでいるが、日本企業の現状をどうとらえている?

磯貝:多くの日本の小売企業・ファッション企業が、「ヨーロッパほどサステナブルを意識したレスポンシブル・コンシューマーはいないのではないか」「だから日本ではそこまで対応する必要がないのではないか」「お客さまに響かないんじゃないか」と思っているようだが、それは間違いだ。ただ、サステナビリティに対するコンシューマーの意識、とくにミレニアル世代以降の若い人たちの意識を日本単体できちんと調査したリポートがまだない状態だ。そこで当社は、コンシューマーの意識調査をお客さま企業何社かと一緒に行う計画をしている。世界に比べたら割合は低いかもしれないが、若い世代ほど意識は高まっているはず。今後、経年でどう変化していくのかにも注目したい。12月に着手し、来年の3月までには公開する予定なので、ぜひ皆さんのお役に立てていただければと思う。

―ファッション・アパレル系企業のESG経営や取り組みについて思うことは?

磯貝:個人的な見解だが、今は暮らし方が大きく変わっていく転換期だ。これまでのファッションは、次々と新しい流行を生み出し、まだ着られるものがあっても、「かっこいいから次のものを買う」というような、どんどん入れ替えてどんどん買わせることがビジネスの中心にあったと思う。けれどもこれからはそういう価値観を持たない層が出てくる可能性がある。「よりいいもの」、つまり、「環境にも社会にもよくてとても質のいいものを数点所有し、それを長く使うのがいい」という層が出てくると思う。その層にどう応えていくのか。逆に、どんどん売り続けていくならば、「どう環境負荷を減らしたものを提供し、環境負荷をゼロに近づけるか」を真剣に考えるべき。「長く着られる質のいいものを少なく提供する」か、「環境負荷を減らしたものを提供していく」のか――流れは2つありそうだ。

「“リーダーシップ”と
“一貫性”が重要」

―ESG経営がうまくいっている企業の傾向や特筆ポイントは?

磯貝:共通項として強く感じるのは、“リーダーシップ”と“一貫性”だ。ポイントでいい取り組みをやっている企業はあるし、むしろいい取り組みをしていない会社はない。でもポイントだけではダメ。リーダーが「本気でやらないといけない」と理解して、全社の取り組みを全てその方向にもっていくことが重要だ。経営の意思決定時に相反するものから答えを出さなければならないことは往々にしてある。環境問題と売り上げやコストなどいろいろあるが、そこで目先の利益を選んでしまったらせっかくのよいメッセージも空虚なものになり、スタッフは「あれはあれ、これはこれ。通常のビジネス判断はコスト優先でやっていくんだな」と受け取ってしまう。ESG経営では、環境配慮とコストなど相反するものを両立させるためにはどうすべきか考え、そのためのイノベーションを起こすことが重要だ。トップの意識が変わり、会社の隅々にまで浸透するには3~5年はかかるし、時間がかかるが、そこに経営者がどれだけ本質的に、そして本気でコミットしているのかが大事だと思う。

「社会構造の変化は
消費者の変化。それを
経営者がどれだけ理解するか」

―上場企業はもちろんだが、非上場企業も取り組んでいくべき?

磯貝:非上場企業は外圧が少ないだろうが、非上場だからこそ長期的に考えて、自分たちの課題は何なのか、そこにどう投資していくのか――など、もっとやれることがたくさんあると思う。社会構造の変化は、イコール、消費者の変化。それを経営者がどれだけ理解し、どういう時間軸で、どう応えていくのか、どういうブランドをつくっていくのか。それを考える必要があるのは、上場企業も非上場企業も変わらないと思う。

―ESGは情報開示も重要な事項だ。報告書やリポート、「EP&L(環境損益計算)」など、どこから手をつけていいのかわからないという企業も多い。

磯貝:負担も大きいので、まず本当に答えるべき格付け会社かどうかを見極め、自分たちの投資家がどの格付けを見ているのかを考えなければいけない。格付け会社よりも、実は長期的な投資家に対して個別に関わっていくほうがよっぽど効率的かもしれない。彼らが何を考えているのか、何を求めているのかをきちんと経営に取り入れ、定期的にコミュニケーションをとっていけばよいのではないかと思う。サステナビリティの分散している情報を整理・開示するプロセスやその工程表などについては、われわれのようなコンサルタントに依頼していただくのが一番早くて、むしろ安上がりだと思う。本質的に何が重要か、機関投資家側にも事業側にもサービスを提供し、両者にどういうミスコミュニケーション(食い違い)があるのか分かっているのも強みだ。ぜひ相談に来てほしい。

―理解を深めるために参考になるセミナーや書籍などがあれば教えてほしい。

磯貝:サステナビリティについて書かれたものを読むよりも、むしろ社会学や哲学などを学んだほうがいいかも。示唆に富んでいたのはマルケス・ガブリエルだ(1980年生まれのドイツの哲学者。代表著書は「なぜ世界は存在しないのか」。新実在論を提唱)。最近の若い人たちの社会主義化が進んでいるのはなぜなのか、といったことを理解するほうが大事だと思う。また、手前みそだが、私たちが主催している会員制のフォーラム「ストラテジック・サステナビリティ&イノベーション・フォーラム」はおすすめだ。5年前に開始したが、海外から毎回スピーカーを呼んで、会員の日本の経営者の人たちが本質的な問題に向き合う場を、サステナビリティやESGといった意識がなかったころから先進的に提供してきた。CEOの会を立ち上げる予定もある。サステナビリティはCEOが旗振りをしてトップのリーダーシップで変えていかないと進めない分野。ヨーロッパと日本との大きな違いは、経営者の理解と納得の度合いだ。また、サステナビリティは1社でやることと、業界でやること、業界や産業を超えて取り組むべきことなどがある。ファッション業界でもグループができて、産業全体で取り組めるとよいと思う。

松下久美:ファッション週刊紙「WWDジャパン」のデスク、シニアエディター、「日本繊維新聞」の小売り・流通記者として、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)

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「バレンシアガ」が販売スタッフを募集 世界観を発信し、良質な時間を提供

 ファッションブランド「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、新店オープンに向け、販売スタッフを募集する。ファッションを通じて、ブランドの歴史や世界観、スタイル上のメッセージなどを伝えるとともに、お客さまに「良質な時間」を提供する事がミッション。

 入社後すぐは、ブランドの背景や製品知識、クラフツマンシップなどの基礎を学ぶ。その後、店舗での実務に沿ったOJTで業務を覚える。そのほか、高度な接客スキルや専門知識を高めるための各種トレーニングが多数あり、充実した研修制度が用意されている。今後の店舗展開に備えて組織も拡大中のため、店長、副店長などキャリアアップのチャンスも多い。

 「バレンシアガ」は1917年創業のファッションブランド。2015年、アーティスティック・ディレクターにデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)を起用し、ロゴも一新。オートクチュールメゾンとしての伝統を守りつつ、真のクリエイティブも探求し続け、ミレニアル世代からも支持される。

募集職種
販売スタッフ

応募条件
高卒以上。ファッション関連の販売経験をお持ちの方

ラグジュアリーブランドで接客スキルを磨きたいという方を歓迎します
※前職の雇用形態は不問。学生時代に販売のアルバイトをしていた方も歓迎
※第二新卒歓迎
※ラグジュアリーブランド、インポートブランド、国内ブランド、セレクトショップでの販売経験者歓迎
※英語や中国語などの語学力をお持ちの方は仕事の幅が広がります

勤務地
東京、横浜、静岡、愛知、京都、大阪、神戸、札幌、福岡の直営店

東京
・青山店
・高島屋新宿店
・西武渋谷店
・高島屋日本橋店
・松屋銀座店
・高島屋玉川店
・三越銀座店
・東武池袋店
・阪急メンズ東京店
・伊勢丹新宿本店
・渋谷スクランブルスクエア店
・六本木ヒルズ店

神奈川
・そごう横浜店 
・高島屋横浜店

静岡
・御殿場アウトレット店

愛知
・名古屋三越栄店
・ジェイアール名古屋タカシマヤ店

京都
・高島屋京都店

大阪
・高島屋大阪店
・大丸心斎橋店
・阪急うめだ本店
・阪急メンズ大阪店

兵庫
・大丸神戸店

北海道
・丸井今井札幌本店

福岡
・岩田屋本店

雇用形態
正社員
※試用期間3カ月あり(給与・待遇に変動なし)
※経験によって契約社員スタートの場合もあり(正社員登用制度あり)

勤務時間
シフト制(実動7.5時間、休憩1.5時間)
※残業は月10時間以下

休日休暇
シフト制 / 月9〜10日
有給休暇 / 年10〜20日
ストック有給休暇
リフレッシュ休暇 / 年5日 ※正社員のみ
長期連続休暇
産前産後休暇・育児休暇(取得率が高く、復帰社員も多数)
介護休暇
慶弔休暇

給与
年俸300万円以上(12分の1を毎月支給。月額25万円以上)
※能力や経験に応じて加給・優遇

年収例
年収412万円(29歳・経験3年)

福利厚生・待遇
昇給・昇格年1回(4月)
通勤費手当(上限5万円/月)
制服貸与
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
団体信用生命保険、団体傷害保険、団体医療保障保険
確定拠出年金
ベネフィット・ワン加入
永年勤続表彰
社員割引
時短勤務制度
時間外手当
店舗実績に応じたインセンティブ
各種研修制度(導入研修、商品研修、販売テクニック研修など)

応募期限
2019年12月22日まで

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「企業理念と一緒に成長してきました」 ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.3『アナタは自社ロゴを身にまとえるか?』

読み解きポイント「企業理念と自分のライフプランは隣り合わせ」

ニュースのポイント

 「アナタはなぜ、今の会社で働いているの?」この質問につまらず答えられる業界人はどれだけいるだろうか。テック系やベンチャー企業などは自社のプロダクトやサービスで実現したい社会を明確に描けていて、それに基づいた企業理念を必ず簡潔に掲げている。一方ファッション企業はというと、サイトを見ても企業理念がすぐわかるような設計にはなっておらず、存在しないところすらある。IT企業が作る自社ロゴ入りのグッズを「ダサい」と笑うのは大きな間違いで、彼らは企業理念に惚れ込み、身にまとうことを積極的に選んでいるのだ。

AZUはこう読む!

 はい、確かにうちにもキャッチコピーが存在します。「未来の購買体験を創造する Create Future Shopping Experience」という分かりやすい言葉で表現しており、自社プロダクトに携わる時は必ず思い出すようにしています。「いまやろうとしていることはユーザー中心に考えた設計になっているか?」「買い物をより楽しく、便利に、今までなかったような体験を作れているか?」と、単純な一文からだけでも、仕事における行動指針を作り出せています。ざっくりとしているからこそ、応用が利いて良いのです。

 思い返せば新卒で入社したセレクトショップもそうでした。フランス留学から帰国してぼんやりと「日本ブランドを世界に発信するお手伝いがしたい」と思っていた私にとって、ドンズバに刺さる企業理念を掲げていたから入社を決めました。旧渋谷パルコをふらふらと歩いていた時、そのショップの壁面に大きく掲げられたその文に惚れ込み「絶対ここだ!」と思うほどビビビと来てしまって、面接は他を受けなかったくらいです。面接開始時間になぜか駅のホームにいたり、パリコレの日程と被っているからとパスしたり、単純に他を受け損ねたということもありますが(笑)。

 自分が何をしたくてその会社を選んだのか。会社が目指す方向と自分が作りたい未来は一致しているか。大企業の10倍速くらいで会社が変化していくベンチャー企業だからこそ、常にそういったことを考えながら、目の前にある仕事と自分のライフプランを隣り合わせにして生きてきました。自分で言うのはだいぶおこがましいですが、明確な企業理念があると、それに沿った考えで、良い意味で会社を利用して一緒に成長しようという意欲のある人材が集まります。ベンチャーの持つ独特の勢いとか、謎の自信(笑)といった空気感は、そうした個人のマインドから生まれていると思うのです。生きていくために仕事をするのではなく、仕事をするために生きていきたいので、会社が私を選んだのではなく、私が会社を選んだのだ、という姿勢は常に保っておきたいところです。

 ちなみに私のお気に入り企業ロゴアイテムはTwitterのマグカップとボールペンです。以前老舗のショップを取材した時にそのペンを出したら「ショボいペン使ってるとその程度だと思われるよ。ちゃんとした高いペンを使わないと」というありがたいお言葉をいただいたのですが、個人的には1万円の万年筆よりTwitterのロゴ入りボールペンの方が話のネタになると思っているので右から左へ聞き流しました。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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2020年1月、2月挙式の方限定!スペシャルイベントのご案内

こんにちは。

早いもので11月ももうすぐ終わり、今年もあと1カ月ですね。

本日は、横浜店3F ブライダルサロン内のドレスショップ「ザ・トリート・ドレッシング」より、2020年1月、2月挙式の方限定スペシャルイベントのご案内です。

 

「ザ・トリート・ドレッシング」は、数多くのセレブリティから愛されている<モニーク ルイリエ>や<リーム アクラ>、<マルケーザ>など世界中から選りすぐった最旬のデザインを取り扱う、ブライダルドレスのセレクトショップ。

190801 bridal style main 2020年1月、2月挙式の方限定!スペシャルイベントのご案内

12月31日(火)までの期間限定で、横浜店3F「ザ・トリート・ドレッシング」のブライダルドレスの中から税込¥330,000以上のレンタルドレスをご成約いただいた方に限り、ドレス用ランジェリーのプレゼントまたは、ヘアアクセサリー・イヤリング・ネックレスなどを無料(上限 税込¥30,000まで)でレンタルしていただけます。

 

まだ運命の1着に出会うことができていないお客様に、お二人が選ばれた大切な式場に合わせて横浜店のコーディネーターが、ブライダルドレスはもちろん、ベール・アクセサリーなどもトータルでコーディネートのご提案をさせていただきます。

この機会にぜひご覧ください。

 

※2020年1月、2月挙式の方限定の特典となります。

※ご予約はバーニーズ ニューヨーク カスタマーセンターまたは「ザ・トリート・ドレッシング」サイト内専用ページにて承ります。

※プレゼントは数に限りがございます。なくなり次第終了となりますので予めご了承ください。

 

まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 「ヴィクトリアズ・シークレット」にみる、ダイバーシティー時代の勝敗

 ニューヨークに拠点を置くクリエイティブエージェンシー兼コンサルティング会社のスタジオハンサム(STUDIO HANDSOME)による新連載“You’d Better Be Handsome”がスタート。

 名物クリエイティブディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)が、月1、2回お気に入りのレストランでランチをしながら、ニューヨークのトレンドやニュース、そして新常識についてトークを繰り広げ、ときにゲストを交えて、 最近聞いたことや見たあれこれについて語り合う。連載タイトル“You’d Better Be Handsome”にもなっている“ハンサム”とは、見た目はもちろん、洗練されたテイストがあること、丁寧に心を込めて作られていることを指す。初回はファッション業界の未来がかかっている、ダイバーシティーについてトークが盛り上がった。

 すでに雪が散らつくニューヨーク。今月は、「バルタザール(BALTHAZAR)」のシェフが昨年オープンし、すでにトライベッカの名店となったレストラン「フレンチェッテ(FRENCHETTE)」でランチ。メインのほか、ナチュラルワインとチョコレートムース、そしてエスプレッソが付く“ロケット”ランチセットがおすすめ。FRENCHETTE, 241 West Broadway, 212.334.3883

メイ:オープンから1年ちょっと過ぎて、ようやく普通に予約が入れられるようになってきたよね。

スティービー:新しい店もたまにはいいけど、間違いがない店というのが少ないニューヨークで「フレンチェッテ」は大事な一軒。メイのオフィスからも近いしね。

メイ:ファッション・ウイークのときは、「WWDジャパン」のチームともここでディナーをしたよね。みんなでがっつり食べたステーキも何もかもがパーフェクトだった。

スティービー:でもオススメは、“ダックコンフィ”がメインのときの“ロケット”ランチセットだけど。

メイ:ところで最近、本当にダイバーシティーに関する価値観が変わってきているなぁって実感することが多いけど、なかでもランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET以下、VS)」のイメージ急降下には驚かされるよね。

スティービー:細い白人モデルを中心とする、今となっては偏った“美しさ”を追求したのが長過ぎて、ダイバーシティーの時代に完全に乗り遅れてしまった感じ。つい先日、定例のショーを中止することを決定したね。例の派手なショーをテレビ放映しないだけでも大きなニュースだったのに。

メイ:スタジオハンサムでも、「VS」のランウエイに出ているモデルをランジェリーキャンペーンで過去に何度か起用しているけれど、年々“エンジェル”の格が落ちていくのを感じる。

スティービー:「VS」エンジェルは、他のランジェリーブランドのモデルはできないんじゃなかったっけ?

メイ:これまではそうだったけど、「VS」の社会的位置付けが危ういので、モデルエージェントはアジアや南米など異なるテリトリーの契約は維持しようということらしい。「VS」は絶対的だった時代もあるのにね。

スティービー:最近はアジアやヨーロッパでショーをやっていたから行けてないけど、過去の「VS」のショーにはリアーナ(Rihanna)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)らの豪華なエンターテインメント付きだったから、あれがなくなるのも寂しいけど。

メイ:ニューヨークの秋の風物詩だったからね(笑)。あのチケットを入手するために、大金を払った人々の話とかもよく聞いたよね。

スティービー:そんな時代もあったってことだね。今回のニューヨーク・ファッション・ウイークも、ダイバーシティーを体現するようなショーが目立った。ハーレムのアポロシアターで開催された「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のランウエイはほぼ全員が黒人モデルだったし、堂々としたプラスサイズモデルも数名出ていたのが印象的。

メイ:ニューヨークのトップモデルエージェンシー、IMGのホームページも、最近大々的にリニューアルされているのに気づいた?プラスサイズモデルも増えているけれど、彼女たちは別枠ではなくWOMENのセクションにミックスされて並んでいる。黒人モデルも豊富にそろっているし、その堂々とした感じがクール。

スティービー:エディトリアルの撮影のときも、フォトグラファーやスタイリストも意識的に個性的なモデル、いわゆるきれいな白人モデルじゃないモデルを起用しようとしている。これは気のせいじゃなくて本当に実感しているよ。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がその先駆者。年齢の枠も広がっている。

メイ:需要に合わせて供給が増えているってことか。

スティービー:ダイバーシティーって皮膚の色だけの話じゃなくて、 セクシャリティーの枠にまで及んでいる。 そういえば、「VS」の広告にもとうとうトランスジェンダーやプラスサイズが出ることになったようで。

メイ:遅過ぎる気もするけど。行動しないと、責められる一方だからね。

スティービー:それとドラァグクイーンの位置付けも急上昇中。今回のショーで確信したけど、いまどきドラァグクイーンをフロントローに呼ばないショーはない。「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」といったビッグメゾンも例外じゃなかった。

メイ:もうメインストリーム、という位置付け。

スティービー:ファッションやビューティのキャンペーンにもドラァグクイーンが起用されているのは日常的。彼女たちの美意識からは学ぶものは多いから。

メイ:実際に今のティーンエイジャーなんて、地方の子たちもドラァグクイーンのチュートリアル(動画)を見てメイクを練習しているからね。例えばユーチューバーのジェフリー・スター(Jeffree Star)も、化粧品メーカーがどうやっても売れないような数のプロダクトを一瞬にして売ってしまうほどの人気だし。YouTubeからの収入を合わせると年間200億円以上はあるらしい。

スティービー:そういえば、「VOGUE.COM」の人気ビデオシリーズ、“Beauty Secrets”にも、ルポール(RePaul)をはじめとするドラァグクイーンの大スターたちが登場しているよね。

メイ:最近ドラァグクイーンのようになっているマーク・ジェイコブス(Marc Jcobs)も出てた!

スティービー:本来の自分を出して、自由に生きる。個性の多様化もここまでくると、トレンドを読むのがますます難しくなっていくのかな。

メイ/クリエイティブディレクター:ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター:アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

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まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 「ヴィクトリアズ・シークレット」にみる、ダイバーシティー時代の勝敗

 ニューヨークに拠点を置くクリエイティブエージェンシー兼コンサルティング会社のスタジオハンサム(STUDIO HANDSOME)による新連載“You’d Better Be Handsome”がスタート。

 名物クリエイティブディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)が、月1、2回お気に入りのレストランでランチをしながら、ニューヨークのトレンドやニュース、そして新常識についてトークを繰り広げ、ときにゲストを交えて、 最近聞いたことや見たあれこれについて語り合う。連載タイトル“You’d Better Be Handsome”にもなっている“ハンサム”とは、見た目はもちろん、洗練されたテイストがあること、丁寧に心を込めて作られていることを指す。初回はファッション業界の未来がかかっている、ダイバーシティーについてトークが盛り上がった。

 すでに雪が散らつくニューヨーク。今月は、「バルタザール(BALTHAZAR)」のシェフが昨年オープンし、すでにトライベッカの名店となったレストラン「フレンチェッテ(FRENCHETTE)」でランチ。メインのほか、ナチュラルワインとチョコレートムース、そしてエスプレッソが付く“ロケット”ランチセットがおすすめ。FRENCHETTE, 241 West Broadway, 212.334.3883

メイ:オープンから1年ちょっと過ぎて、ようやく普通に予約が入れられるようになってきたよね。

スティービー:新しい店もたまにはいいけど、間違いがない店というのが少ないニューヨークで「フレンチェッテ」は大事な一軒。メイのオフィスからも近いしね。

メイ:ファッション・ウイークのときは、「WWDジャパン」のチームともここでディナーをしたよね。みんなでがっつり食べたステーキも何もかもがパーフェクトだった。

スティービー:でもオススメは、“ダックコンフィ”がメインのときの“ロケット”ランチセットだけど。

メイ:ところで最近、本当にダイバーシティーに関する価値観が変わってきているなぁって実感することが多いけど、なかでもランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET以下、VS)」のイメージ急降下には驚かされるよね。

スティービー:細い白人モデルを中心とする、今となっては偏った“美しさ”を追求したのが長過ぎて、ダイバーシティーの時代に完全に乗り遅れてしまった感じ。つい先日、定例のショーを中止することを決定したね。例の派手なショーをテレビ放映しないだけでも大きなニュースだったのに。

メイ:スタジオハンサムでも、「VS」のランウエイに出ているモデルをランジェリーキャンペーンで過去に何度か起用しているけれど、年々“エンジェル”の格が落ちていくのを感じる。

スティービー:「VS」エンジェルは、他のランジェリーブランドのモデルはできないんじゃなかったっけ?

メイ:これまではそうだったけど、「VS」の社会的位置付けが危ういので、モデルエージェントはアジアや南米など異なるテリトリーの契約は維持しようということらしい。「VS」は絶対的だった時代もあるのにね。

スティービー:最近はアジアやヨーロッパでショーをやっていたから行けてないけど、過去の「VS」のショーにはリアーナ(Rihanna)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)らの豪華なエンターテインメント付きだったから、あれがなくなるのも寂しいけど。

メイ:ニューヨークの秋の風物詩だったからね(笑)。あのチケットを入手するために、大金を払った人々の話とかもよく聞いたよね。

スティービー:そんな時代もあったってことだね。今回のニューヨーク・ファッション・ウイークも、ダイバーシティーを体現するようなショーが目立った。ハーレムのアポロシアターで開催された「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のランウエイはほぼ全員が黒人モデルだったし、堂々としたプラスサイズモデルも数名出ていたのが印象的。

メイ:ニューヨークのトップモデルエージェンシー、IMGのホームページも、最近大々的にリニューアルされているのに気づいた?プラスサイズモデルも増えているけれど、彼女たちは別枠ではなくWOMENのセクションにミックスされて並んでいる。黒人モデルも豊富にそろっているし、その堂々とした感じがクール。

スティービー:エディトリアルの撮影のときも、フォトグラファーやスタイリストも意識的に個性的なモデル、いわゆるきれいな白人モデルじゃないモデルを起用しようとしている。これは気のせいじゃなくて本当に実感しているよ。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がその先駆者。年齢の枠も広がっている。

メイ:需要に合わせて供給が増えているってことか。

スティービー:ダイバーシティーって皮膚の色だけの話じゃなくて、 セクシャリティーの枠にまで及んでいる。 そういえば、「VS」の広告にもとうとうトランスジェンダーやプラスサイズが出ることになったようで。

メイ:遅過ぎる気もするけど。行動しないと、責められる一方だからね。

スティービー:それとドラァグクイーンの位置付けも急上昇中。今回のショーで確信したけど、いまどきドラァグクイーンをフロントローに呼ばないショーはない。「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」といったビッグメゾンも例外じゃなかった。

メイ:もうメインストリーム、という位置付け。

スティービー:ファッションやビューティのキャンペーンにもドラァグクイーンが起用されているのは日常的。彼女たちの美意識からは学ぶものは多いから。

メイ:実際に今のティーンエイジャーなんて、地方の子たちもドラァグクイーンのチュートリアル(動画)を見てメイクを練習しているからね。例えばユーチューバーのジェフリー・スター(Jeffree Star)も、化粧品メーカーがどうやっても売れないような数のプロダクトを一瞬にして売ってしまうほどの人気だし。YouTubeからの収入を合わせると年間200億円以上はあるらしい。

スティービー:そういえば、「VOGUE.COM」の人気ビデオシリーズ、“Beauty Secrets”にも、ルポール(RePaul)をはじめとするドラァグクイーンの大スターたちが登場しているよね。

メイ:最近ドラァグクイーンのようになっているマーク・ジェイコブス(Marc Jcobs)も出てた!

スティービー:本来の自分を出して、自由に生きる。個性の多様化もここまでくると、トレンドを読むのがますます難しくなっていくのかな。

メイ/クリエイティブディレクター:ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター:アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

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スマート体型がサカゼンで買い物⁉︎ エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年7月16日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

スマート体型がサカゼンで買い物⁉︎

 舞台は伊勢丹新宿本店メンズ館。モードのメッカではありますが、その中では比較的地味な印象の7階、ビッグサイズフロアのお話をさせていただこうと思います。

 ビッグサイズフロア、正直、無縁です。身長166cmという“リリパッド族”の僕には、正直敷居も高く、改装後のメンズ館は上層階も面白くなりましたが、それでもこのフロアはスルーでした。しかし、それでも売り場があったということは、僕とは正反対の、ロイヤリティーの高いお客さんもいらっしゃるということ。実際ビッグサイズは外商の次くらいに、特定のお客様に強く強く愛されているフロアであり、ビジネスなんだそうです。

 聞くと、彼は普通体型ながらビッグサイズフロアで洋服を買い、昨今のオーバーサイズブームを楽しんでいるというのです。

 マジで⁉︎斬新!

 いや、僕だってこのブームにはハマっていて、最近買うのは“リリパッド族”ながらMやLサイズも多数。「ユニクロ(UNIQLO)」と「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」のコラボでは3XLのポロシャツをポチりましたが、ビッグサイズフロアまでは考えが及びませんでした。さすが伊勢丹バイヤー。自店を上手に使ってらっしゃる(笑)。

 「コレは面白い」と思って翌日、たまたま通りかかったサカゼンで店員さんに話を聞いてみると、「Tシャツやポロシャツは、細い人も買っていきますよ。今、流行ってるんですよね?」と言います。あ、みんなやってんのね。早っ!

 消費者の創意工夫、素晴らしいですね。この話を聞いて、改めて「ヤングとか、ミセスとか分ける売り場って、もうダメなんだろうな」とか「精度の高い計測が、オールマイティーでもないんだろうな」と思ったのでした。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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小島健輔リポート 「アメリカンイーグル」も撤退 外資アパレルチェーンが消えていく

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。紳士服大手の青山商事はこのほど「アメリカンイーグル」の事業終了を発表した。相次ぐ低価格の欧米カジュアルブランドの撤退の背景は何か。

 10月末で全14店舗を閉めて撤退した「フォーエバー21(FOREVER21)」に続き、「アメリカンイーグル アウトフッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」まで年内に全33店を閉めて撤退すると発表されるに及び、外資アパレルチェーンが出店している商業施設デベロッパーは少なからず衝撃を受けている。撤退しないまでも不採算店舗の閉店を計画しているチェーンは少なからず、外資アパレルチェーンは総崩れの状況を呈している。

米国AEO社への事業譲渡ならず事業清算へ

 青山商事が米国アメリカンイーグルアウトフィッターズ社(AEO社)とのフランチャイズ契約を2022年2月の期限を待たず解消して「アメリカンイーグル」事業から撤退することは6月7日には発表されていたが、その段階では米国AEO社への事業譲渡交渉が進展していて、主力店舗は営業を継続するとみられていた。それが11月8日の発表では一転して全33店を閉店することになった。以下に「アメリカンイーグル」事業撤退に関わる特別損失を開示した青山商事のプレスリリースを掲示する。

日本におけるアメリカンイーグル事業について、当社連結子会社である(株)イーグルリテイリング は、2019年12月末日をもって事業を終了する予定でありますが、現在、米国 American Eagle Outfitters, Inc.との間で、2019年6月7日付「連結子会社の事業譲渡検討等に係る基本合意書締結に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、事業譲渡にむけての交渉を進めております。
交渉の過程で、一部譲渡予定であった店舗の譲渡が見込めなくなったこと(EC事業については譲渡予定)などにより、2020年3月期第2四半期累計期間の連結業績に、事業整理損失69億98百万円(内56億22百万円は第1四半期会計期間に計上済)を計上いたしました。
あわせて、2020年3月期通期の個別業績に、上記事業整理損失に関連投資不動産の減損損失等を加えた78億90百万円を特別損失として計上する見込みとなりましたのでお知らせいたします。
なお、事業譲渡にむけての交渉は継続中であり、内容が確定し開示が必要な場合には、改めてお知 らせいたします。

 2010年に青山商事90%、住金物産(現・日鉄物産)10%の合弁で設立したイーグルリテイリングが米AEO社のフランチャイジーとなり、12年4月に東急プラザ表参道原宿の明治通り路面に「アメリカンイーグル」1号店を開設した。ピーク時の17年3月期には34店舗を展開して148億円を売り上げても営業損益は15億円の赤字で、国内カジュアルチェーンとの競合で18年3月期には既存店売上が2ケタ減に陥った。19年3月期も既存店売り上げが89.8%と低迷し、売り上げが123億円まで減少して営業損益で13億円の赤字を計上していた。

 青山商事が17年3月期にイーグルリテイリングの株式評価損8900万円、同社への貸付金貸し倒れ引当金37億2100万円、計38億1000万円の特別損失を計上した段階で撤退は時間の問題とみられていたが、米国AEO社への事業譲渡を含め、損失を最小化する撤退方法が模索されていたようだ。

 米国AEO社への事業譲渡交渉が行き詰まって全店閉鎖に追い込まれ、もはやこれまでと20年3月中間期に69億9800万円、20年2月期通期では78億9000万円の特別損失を計上することになったが、17年3月期に計上した特別損失とこれまでの累積赤字を合わせれば170億円近い資本が浪費されたことになる。

なぜ「アメリカンイーグル」は
日本市場に根付かなかったのか

 「アメリカンイーグル」が販売不振で撤退することになった要因はさまざまな関係者が指摘しているが、共通しているのは「ユニクロの壁」と「アメカジの時代ずれ」だろう。

 「ユニクロ(UNIQLO)」の品質と価格がデフェクトスタンダードとなって久しいわが国のカジュアル市場では、その水準に届かない外資ブランドが市場に根付くのは難しく、「アメリカンイーグル」の薄っぺらい品質感とそれに比しての割高な価格は到底、通用しなかった。米国ではキャンパスインナー&ルームウエアブランド「エアリー(AERIE)」の人気もあって、本家「アメリカンイーグル」は好調を継続しているが、アスレカジュアルのゆる抜けたウエアリングが一般化して「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」がブレイクする高感度なわが国カジュアル市場では、「アメリカンイーグル」のふた昔も前の古典的な「アメカジ」が受け入れられるはずもなかった。それは前世紀の古びた「ジーンズとアメカジ」に固執する「ライトオン(RIGHT-ON)」の絶不調を見ても明らかだ。

 加えて、米国AEO社のフランチャイズ展開ゆえシーズンMD展開が日本市場と噛み合わず、日本市場独自のゆる抜けたフィットに対応できなかったことも業績の足を引っ張った。せめてディスプレイだけでも今風なゆる抜けスタイリングを表現できていれば、もう少しは顧客を惹きつけられたのではないか。同じジーンズショップでも、古典的なフィットの「ライトオン」と今風にゆる抜けたフィットの「ボーンフリー(BORN FREE)」では天と地ほどの鮮度感の差がある。

 少子高齢化による社会負担増と経済の停滞、女性の社会戦力化で“お洒落文化”が衰退しTPOが崩れて衣料消費が萎縮していくわが国だが、それに逆比例するように消費者の着こなし着崩し感度は加速度的に進化している。そんな日本市場でグローバル一律なスタイリングを押し付ける外資アパレルチェーンが売り上げを伸ばすのは極めて困難で、生き残ることさえ難しくなっている。

外資アパレルチェーンは風前の灯

 リーマンショックから数年間は一世を風靡した外資アパレルチェーンも一転して逆風にさらされ、閉店や撤退が相次いでいる。

 外資アパレルチェーン主要5社合計の日本国内売り上げは10年の1372億円からピークの15年は2626億円と倍近くに伸びたが、17年1月の「オールドネイビー(OLD NAVY)」全店撤退を契機に減少に転じた。同年5月には「ギャップ(GAP)」が渋谷店を閉店、「フォーエバー21」もららぽーとTOKYO-BAY店、ダイバーシティ東京プラザ店、イオンモールの和歌山店/各務原店を閉め、10月には日本上陸1号店の原宿旗艦店も閉店している。18年7月には「H&M」も同じく日本上陸1号店の銀座店を閉店。19年に入っては5月に「ギャップ」が原宿店を閉店、10月末には「フォーエバー21」が全店を閉めて撤退し、「アメリカンイーグル」も年内で全店を閉めて撤退する。

 まさに雪崩打つような閉店と撤退のラッシュで、19年の主要5社合計の日本国内売り上げはピークの8掛けの2090億円前後まで急落し、20年には残る3社合計で1860億円前後まで落ちると推計される。インディテックス日本法人、H&Mジャパン、ギャップジャパンの外資大手3社を束ねても、伸び悩んでいるとはいえ8730億円(19年8月期)に達する「ユニクロ」国内売り上げの2割強でしかない現実が日本市場の難しさを浮き彫りにしている。

アパレル市場は
ローカル回帰している

 グローバル展開のアパレルチェーンが失速しているのは日本市場に限ったことではない。「ユニクロ」と「ザラ(ZARA)」こそ伸び続けているが「H&M」は15年で頭を打ち、「フォーエバー21」は破綻寸前だ。

 グローバル化がトレンドだったのはリーマンショック対策の過剰資金が途上国に流れて市場化が急進した08〜15年で、16年のブリグジット決定とトランプ当選を契機に世界はローカル回帰と分断に転じ、アパレル消費もローカルに回帰して米国でも日本でもローカルブランドが復調している。日本では苦戦して撤退する米国のローカルアメカジ「アメリカンイーグル」にしても米国では好調だし、日本のローカルギャルカジュアルの“聖地”渋谷109も10年ぶりの活況を呈している。「リーバイス(LEVIS)」の地域別売り上げの推移を見れば、ローカル回帰の流れが克明に解るが、転換点はやはり16年だった。

 世界のアパレル市場はアングロサクソン系とラテン系の欧米市場、ツングース系と漢民族系のアジア市場、勃興しつつあるネグロイド系のアフリカ市場などからなるが、トレンドもともかくフィットが根本的に違う。同じ欧米市場でもアングロサクソン系(「H&M」)とラテン系(「ザラ」)、アジア市場でもツングース系(華北市場)と漢民族系(華南市場)で少なからず異なる。ゆえに、グローバルなアパレルブランドは異なる市場にはローカルフィットで対応しており、一定の売上規模を獲得できないと市場に定着できない。

 わが国にブランドのジャパン社や正規代理店によって欧米から輸入されるアパレル商品の多くはジャパンフィットで別注生産されているが、売上規模の小さなブランドや百貨店の直買付け品はジャパンフィットになっていない。アパレルチェーンでも、本国でエスニックマーケティングに習熟していた「ギャップ」などはジャパンフィット(多分、アジア共通の華南フィット)で対応しているが、欧州系のアパレルチェーンはローカルフィットに消極的だ。

 欧米のトレンドとわが国のトレンドが接近していた08〜15年はそれでも済んだが、日本市場のローカル回帰が強まり、欧米市場とかけ離れたゆる抜けフィットやオーバーサイジングが一般化するに及んで差が大きくなり、日本市場向けのローカル企画やジャパンフィットに取り組まないと売り上げを維持できなくなったのではないか。ローカル化は日本市場だけでなく世界的な潮流だから、各国市場に対応する手間とコストを割けず閉店や撤退を選択するチェーン(当然ブランドも)が続出していると捉えるべきだ。

外資アパレルの撤退は止まらない

 「フォーエバー21」に続く「アメリカンイーグル」の撤退で商業施設デベロッパーは少なからず困惑していると思われるが、外資アパレルチェーンの閉店や撤退はこれで終わりそうもない。

 販売不振に加えてオリンピックを控えたインバウンド需要による繁華街の家賃高騰が旗艦店の採算を圧迫しており、ECシフトによる旗艦店の役割の低下もあって閉店を決断するチェーンが増えている。まだ表面化していないが、すでに定期借家契約更新の断念を申し入れている旗艦店も少なくないと聞く。

 それはお手頃なアパレルチェーンに限らず、日本市場にマッチせずローカルフィット可能な売り上げ規模に届かなかった外資アパレルブランドにも波及するだろう。一握りのスーパーブランドの陰で大多数の外資アパレルブランドは苦戦を強いられており、ジャパン社の採算が取れず代理店流通に回帰したり、不採算店を大規模に整理したり、日本市場に見切りをつけて撤退するブランドが続出するのではないか。商業施設デベロッパーのみならず百貨店も覚悟を決めた方が良いだろう。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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「クリエイションがない限りビジネスも成立しないということだ」 by ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク

ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク「WALTER VAN BEIRENDONCK」デザイナー兼アントワープ王立芸術アカデミーファッション学科長

 クリエイションがない限りビジネスも成立しないということだ。(2019年9月23日掲載、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクはなぜ多くの世界的デザイナーを輩出しているのか(後編)から)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

【ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクの考えを知る】

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