小島健輔リポート 「アメリカンイーグル」も撤退 外資アパレルチェーンが消えていく

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。紳士服大手の青山商事はこのほど「アメリカンイーグル」の事業終了を発表した。相次ぐ低価格の欧米カジュアルブランドの撤退の背景は何か。

 10月末で全14店舗を閉めて撤退した「フォーエバー21(FOREVER21)」に続き、「アメリカンイーグル アウトフッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」まで年内に全33店を閉めて撤退すると発表されるに及び、外資アパレルチェーンが出店している商業施設デベロッパーは少なからず衝撃を受けている。撤退しないまでも不採算店舗の閉店を計画しているチェーンは少なからず、外資アパレルチェーンは総崩れの状況を呈している。

米国AEO社への事業譲渡ならず事業清算へ

 青山商事が米国アメリカンイーグルアウトフィッターズ社(AEO社)とのフランチャイズ契約を2022年2月の期限を待たず解消して「アメリカンイーグル」事業から撤退することは6月7日には発表されていたが、その段階では米国AEO社への事業譲渡交渉が進展していて、主力店舗は営業を継続するとみられていた。それが11月8日の発表では一転して全33店を閉店することになった。以下に「アメリカンイーグル」事業撤退に関わる特別損失を開示した青山商事のプレスリリースを掲示する。

日本におけるアメリカンイーグル事業について、当社連結子会社である(株)イーグルリテイリング は、2019年12月末日をもって事業を終了する予定でありますが、現在、米国 American Eagle Outfitters, Inc.との間で、2019年6月7日付「連結子会社の事業譲渡検討等に係る基本合意書締結に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、事業譲渡にむけての交渉を進めております。
交渉の過程で、一部譲渡予定であった店舗の譲渡が見込めなくなったこと(EC事業については譲渡予定)などにより、2020年3月期第2四半期累計期間の連結業績に、事業整理損失69億98百万円(内56億22百万円は第1四半期会計期間に計上済)を計上いたしました。
あわせて、2020年3月期通期の個別業績に、上記事業整理損失に関連投資不動産の減損損失等を加えた78億90百万円を特別損失として計上する見込みとなりましたのでお知らせいたします。
なお、事業譲渡にむけての交渉は継続中であり、内容が確定し開示が必要な場合には、改めてお知 らせいたします。

 2010年に青山商事90%、住金物産(現・日鉄物産)10%の合弁で設立したイーグルリテイリングが米AEO社のフランチャイジーとなり、12年4月に東急プラザ表参道原宿の明治通り路面に「アメリカンイーグル」1号店を開設した。ピーク時の17年3月期には34店舗を展開して148億円を売り上げても営業損益は15億円の赤字で、国内カジュアルチェーンとの競合で18年3月期には既存店売上が2ケタ減に陥った。19年3月期も既存店売り上げが89.8%と低迷し、売り上げが123億円まで減少して営業損益で13億円の赤字を計上していた。

 青山商事が17年3月期にイーグルリテイリングの株式評価損8900万円、同社への貸付金貸し倒れ引当金37億2100万円、計38億1000万円の特別損失を計上した段階で撤退は時間の問題とみられていたが、米国AEO社への事業譲渡を含め、損失を最小化する撤退方法が模索されていたようだ。

 米国AEO社への事業譲渡交渉が行き詰まって全店閉鎖に追い込まれ、もはやこれまでと20年3月中間期に69億9800万円、20年2月期通期では78億9000万円の特別損失を計上することになったが、17年3月期に計上した特別損失とこれまでの累積赤字を合わせれば170億円近い資本が浪費されたことになる。

なぜ「アメリカンイーグル」は
日本市場に根付かなかったのか

 「アメリカンイーグル」が販売不振で撤退することになった要因はさまざまな関係者が指摘しているが、共通しているのは「ユニクロの壁」と「アメカジの時代ずれ」だろう。

 「ユニクロ(UNIQLO)」の品質と価格がデフェクトスタンダードとなって久しいわが国のカジュアル市場では、その水準に届かない外資ブランドが市場に根付くのは難しく、「アメリカンイーグル」の薄っぺらい品質感とそれに比しての割高な価格は到底、通用しなかった。米国ではキャンパスインナー&ルームウエアブランド「エアリー(AERIE)」の人気もあって、本家「アメリカンイーグル」は好調を継続しているが、アスレカジュアルのゆる抜けたウエアリングが一般化して「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」がブレイクする高感度なわが国カジュアル市場では、「アメリカンイーグル」のふた昔も前の古典的な「アメカジ」が受け入れられるはずもなかった。それは前世紀の古びた「ジーンズとアメカジ」に固執する「ライトオン(RIGHT-ON)」の絶不調を見ても明らかだ。

 加えて、米国AEO社のフランチャイズ展開ゆえシーズンMD展開が日本市場と噛み合わず、日本市場独自のゆる抜けたフィットに対応できなかったことも業績の足を引っ張った。せめてディスプレイだけでも今風なゆる抜けスタイリングを表現できていれば、もう少しは顧客を惹きつけられたのではないか。同じジーンズショップでも、古典的なフィットの「ライトオン」と今風にゆる抜けたフィットの「ボーンフリー(BORN FREE)」では天と地ほどの鮮度感の差がある。

 少子高齢化による社会負担増と経済の停滞、女性の社会戦力化で“お洒落文化”が衰退しTPOが崩れて衣料消費が萎縮していくわが国だが、それに逆比例するように消費者の着こなし着崩し感度は加速度的に進化している。そんな日本市場でグローバル一律なスタイリングを押し付ける外資アパレルチェーンが売り上げを伸ばすのは極めて困難で、生き残ることさえ難しくなっている。

外資アパレルチェーンは風前の灯

 リーマンショックから数年間は一世を風靡した外資アパレルチェーンも一転して逆風にさらされ、閉店や撤退が相次いでいる。

 外資アパレルチェーン主要5社合計の日本国内売り上げは10年の1372億円からピークの15年は2626億円と倍近くに伸びたが、17年1月の「オールドネイビー(OLD NAVY)」全店撤退を契機に減少に転じた。同年5月には「ギャップ(GAP)」が渋谷店を閉店、「フォーエバー21」もららぽーとTOKYO-BAY店、ダイバーシティ東京プラザ店、イオンモールの和歌山店/各務原店を閉め、10月には日本上陸1号店の原宿旗艦店も閉店している。18年7月には「H&M」も同じく日本上陸1号店の銀座店を閉店。19年に入っては5月に「ギャップ」が原宿店を閉店、10月末には「フォーエバー21」が全店を閉めて撤退し、「アメリカンイーグル」も年内で全店を閉めて撤退する。

 まさに雪崩打つような閉店と撤退のラッシュで、19年の主要5社合計の日本国内売り上げはピークの8掛けの2090億円前後まで急落し、20年には残る3社合計で1860億円前後まで落ちると推計される。インディテックス日本法人、H&Mジャパン、ギャップジャパンの外資大手3社を束ねても、伸び悩んでいるとはいえ8730億円(19年8月期)に達する「ユニクロ」国内売り上げの2割強でしかない現実が日本市場の難しさを浮き彫りにしている。

アパレル市場は
ローカル回帰している

 グローバル展開のアパレルチェーンが失速しているのは日本市場に限ったことではない。「ユニクロ」と「ザラ(ZARA)」こそ伸び続けているが「H&M」は15年で頭を打ち、「フォーエバー21」は破綻寸前だ。

 グローバル化がトレンドだったのはリーマンショック対策の過剰資金が途上国に流れて市場化が急進した08〜15年で、16年のブリグジット決定とトランプ当選を契機に世界はローカル回帰と分断に転じ、アパレル消費もローカルに回帰して米国でも日本でもローカルブランドが復調している。日本では苦戦して撤退する米国のローカルアメカジ「アメリカンイーグル」にしても米国では好調だし、日本のローカルギャルカジュアルの“聖地”渋谷109も10年ぶりの活況を呈している。「リーバイス(LEVIS)」の地域別売り上げの推移を見れば、ローカル回帰の流れが克明に解るが、転換点はやはり16年だった。

 世界のアパレル市場はアングロサクソン系とラテン系の欧米市場、ツングース系と漢民族系のアジア市場、勃興しつつあるネグロイド系のアフリカ市場などからなるが、トレンドもともかくフィットが根本的に違う。同じ欧米市場でもアングロサクソン系(「H&M」)とラテン系(「ザラ」)、アジア市場でもツングース系(華北市場)と漢民族系(華南市場)で少なからず異なる。ゆえに、グローバルなアパレルブランドは異なる市場にはローカルフィットで対応しており、一定の売上規模を獲得できないと市場に定着できない。

 わが国にブランドのジャパン社や正規代理店によって欧米から輸入されるアパレル商品の多くはジャパンフィットで別注生産されているが、売上規模の小さなブランドや百貨店の直買付け品はジャパンフィットになっていない。アパレルチェーンでも、本国でエスニックマーケティングに習熟していた「ギャップ」などはジャパンフィット(多分、アジア共通の華南フィット)で対応しているが、欧州系のアパレルチェーンはローカルフィットに消極的だ。

 欧米のトレンドとわが国のトレンドが接近していた08〜15年はそれでも済んだが、日本市場のローカル回帰が強まり、欧米市場とかけ離れたゆる抜けフィットやオーバーサイジングが一般化するに及んで差が大きくなり、日本市場向けのローカル企画やジャパンフィットに取り組まないと売り上げを維持できなくなったのではないか。ローカル化は日本市場だけでなく世界的な潮流だから、各国市場に対応する手間とコストを割けず閉店や撤退を選択するチェーン(当然ブランドも)が続出していると捉えるべきだ。

外資アパレルの撤退は止まらない

 「フォーエバー21」に続く「アメリカンイーグル」の撤退で商業施設デベロッパーは少なからず困惑していると思われるが、外資アパレルチェーンの閉店や撤退はこれで終わりそうもない。

 販売不振に加えてオリンピックを控えたインバウンド需要による繁華街の家賃高騰が旗艦店の採算を圧迫しており、ECシフトによる旗艦店の役割の低下もあって閉店を決断するチェーンが増えている。まだ表面化していないが、すでに定期借家契約更新の断念を申し入れている旗艦店も少なくないと聞く。

 それはお手頃なアパレルチェーンに限らず、日本市場にマッチせずローカルフィット可能な売り上げ規模に届かなかった外資アパレルブランドにも波及するだろう。一握りのスーパーブランドの陰で大多数の外資アパレルブランドは苦戦を強いられており、ジャパン社の採算が取れず代理店流通に回帰したり、不採算店を大規模に整理したり、日本市場に見切りをつけて撤退するブランドが続出するのではないか。商業施設デベロッパーのみならず百貨店も覚悟を決めた方が良いだろう。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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「クリエイションがない限りビジネスも成立しないということだ」 by ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク

ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク「WALTER VAN BEIRENDONCK」デザイナー兼アントワープ王立芸術アカデミーファッション学科長

 クリエイションがない限りビジネスも成立しないということだ。(2019年9月23日掲載、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクはなぜ多くの世界的デザイナーを輩出しているのか(後編)から)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

【ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクの考えを知る】

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作品のルーツから仕事術まで 個展開催中の吉田ユニに15の質問

 ラフォーレミュージアム原宿は12月1日まで、アートディレクター吉田ユニの個展を開催中している。5年ぶりとなる今回の個展では、このために制作したキービジュアルをはじめ、ミュージシャンのチャラ(Chara)や星野源のCDジャケット、「装苑」(文化出版局)での連載といった作品に加えて、メーキング映像や実際に使用した小道具も展示。制作の裏側にも触れることができるまたとない機会だ。

 個展の開催に合わせて、展示に込めた思いやイマジネーションの源泉、日々の息抜きまで、15の質問を吉田ユニにぶつけた。

WWD:個展のタイトル「ダイナログ(DINALOG)」の意味は?

吉田ユニ(以下、吉田):“対話”を意味する“ダイアログ”と、手仕事の“アナログ”をかけ合わせた造語です。わたしの作品は実際に手を動かしてアナログに作っていく部分が多いのですが、その中での対話やコミュニケーションから着想しました。

WWD:展示の見どころは?

吉田:ウェブでも見ることができる作品も大きなサイズで展示することで、普段気付けない細かい部分が見える楽しさがあると思います。また、作品の“断面”を見てもらえたらと思い、前回の個展でも好評だったメーキング部分を増やしました。見せる前提で作っていないものもあってちょっと恥ずかしかったのですが、前回すごく喜んでもらえたので。

WWD:今回展示されている作品の中で、記憶に残るエピソードは?

吉田:どの作品も手の込んだものばかりで思い入れがあるのですが、実は生のフルーツを使う作品がなかなか難しいんです。ワコールの「アンフィ フルフル(AMPHI FUL FRU)」のビジュアルではさまざまなフルーツをカットしてランジェリーに見立てたのですが、すぐに切り口が変色してしまうのでスピードが大切。一発勝負の中、美しいバランスを実現するために急いで作業しました。

WWD:多忙な毎日に、ユニークな発想はどこから生まれている?

吉田:実は自分でもわからないところがあって……。意識的にインプットしているというよりは、日々の生活から吸収したものを絞り出しているような感じかもしれません。

WWD:“チャーミングな中に違和感がある”作品のルーツは?

吉田:子どものころに大好きで買ってもらった図鑑や、顕微鏡で見たものの記憶が大きいと思います。図鑑の中の虫や動物、菌類が整然と並ぶ姿や、細密画が美しくて。リアルなものが好きで、歴史や伝記もよく読んでいました。

WWD:仕事中のBGMは?

吉田:AMラジオです。「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「バナナマンのバナナムーンゴールド」(TBSラジオ)、「ハライチのターン!」(同)などが好き。「爆笑問題カーボーイ」(同)は20年以上聞いていて、歴代のハガキ職人が集まる企画がすごくうれしかったです(笑)。

WWD:仕事の依頼が絶えない吉田さんのリフレッシュ方法は?

吉田:トランプとゲーム。手を動かしていないときでも常に企画について考えているので、没頭できるものがあるとリフレッシュになりますね。好きなトランプゲームは神経衰弱。結局考えるのが好きみたいです……。

WWD:身の回りのものを選ぶとき、大切にしているポイントは?

吉田:直感です。ピンとくるものってなかなかないので、かわいい!と思ったらすぐ決めます。最近はクリスマスツリーに飾る動物モチーフのオーナメントをたくさん買いました。

WWD:自身の作品とクラアントワークに違いはある?

吉田:違いはそれほどないです。もともとお題に向かって作るのが好きなので、自分の作品でもお題をつくっています。「何でも自由に」というよりは、制約の中で精一杯伝えるのが好きで、謎解きやクイズの答えを考える感じですね。

WWD:お題に対する答えを出すプロセスは?

吉田:お題について考えているときに、キーワードが点で頭の中に浮かんできます。そのいくつかがピシッと線になるときが“思いついたとき”。例えば星野源さんの「ポップ・ウィルス(POP VIRUS)」のCDジャケットでは、「美しいけれどグロテスクなもの」というお題をいただき、ウイルスが感染していく様子を「種から芽が出て、花になって、広がっていく」というストーリーで表現しました。一見植物のかたまりに見えるモチーフは、実は心臓もイメージしていて、入り交じる茎や赤と青の色で動脈と静脈を表しているんです。

WWD:制作中、ボルテージの上がる瞬間は?

吉田:2回あります。1回目は、アイデアを思いついた瞬間。2回目は、撮影のときにイメージが形になった瞬間。

WWD:吉田さんの作品に生き物や果物、花が繰り返し登場する理由は?

吉田:人間もそうですが、生き物にすごく魅力を感じるんです。果物や花が作品に入ることで、命の温度感を表現できるところが好き。ちなみに、最近実家で犬を飼い始めました。4歳のメスのトイプードルで、ファムといいます。わたし自身もすごく癒されて、ストレスが減ったかもと感じるほど。

WWD:アートディレクターとして大切にしていることは?

吉田:心掛けているのは、目的がブレないようにすること。アートディレクターがしっかりと芯を持っていないと、企画がどんどんブレてしまうので。たくさんの人が関わる仕事では特にそうですね。

WWD:たくさんの人と関わる仕事をうまくまとめる秘訣は?

吉田:コミュニケーションを大切にしています。それぞれの意見が集まってきたときに、「どうしてそうしたいのか」をきちんと聞いて、さらに良い提案をできるようにしています。アートディレクターは最初から最後まで企画に携わるので、関わる皆が良い結果だと感じられるよう、積極的に話をします。クライアント、私、完成したものを買ってくれる人の全員が喜べる仕上がりにならないと意味がないので、全員がうれしくなれる“小さな点”のようなポイントをずっと探しています。

WWD:最後に、今後やってみたいことは?

吉田:海外にも活動の幅を広げたいです。展示も海外に持って行きたいし、アジアはもちろんヨーロッパでも仕事をしたいですね。表現手法が多様化する中、動画を制作することもありますが、やはりグラフィックが好き。一枚の絵に込めたいという気持ちがありますね。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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パナソニックやMTG、ダイソンなど、3万円以上の高級ドライヤーが人気の理由

 「WWDビューティ」11月28日号の特集では、最新美容機器をテーマに、メーカー10社に今年の一押し製品とそのプロモーション戦略を聞いた。プロモーションに戦略ついては紙面で掲載し、ここでは一押し製品に見られた傾向について紹介する。10社のうち4社が3万円以上のドライヤーを挙げたのだ。価格は、パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B」は3万円前後(編集部調べ)、MTG「リファビューテック ドライヤー」は3万3000円、「ダイソン スーパーソニック イオニック ヘアードライヤー」は4万5000円(編集部調べ)、シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」は3万3000円(編集部調べ)。数年前では3000~1万5000円が主流だったのを考えると、かなり高価格帯のニーズが高まっているのが分かる。そこには、ドライヤーそのものに対する見方の変化があった。

 なぜここまで高級ヘアドライヤーが人気なのか。2015年にリュミエリーナが「ヘアビューザー(R) エクセレミアム 2D Plus プロフェッショナル」(3万3000円)が登場して以降、ヘアドライヤーがただ髪を乾かすツールからヘアケアアイテムへと進化したことが理由に挙げられる。かつてのヘアドライヤーは温風で髪を乾かすことが主で、その熱によって髪を傷めるものが多かった。しかしここ4~5年で機能が進化し、使うことで髪の潤いがアップするなどといったヘアケア効果をうたう製品が増えた(中にはスキンケアをうたう製品も登場している)。例えばパナソニックの「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B」は、高浸透“ナノイー”デバイスを搭載することで、“ナノイー”水分発生量が従来品と比べて18倍に増加し、それによって髪の内部に“ナノイー”が浸透しやすくなり、毛髪の水分増加量1.9倍を実現した。

 また「ダイソン」やシャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」のように“熱ではなく風力で乾かす”をコンセプトに、低温にすることで熱による髪へのダメージを軽減させる製品も登場した。そうした風力を売りにした製品は速乾性も高く、いそがしく働く人にとっては“時短アイテム”にもなっている。

 加えてヘアドライヤーは基本的には毎日使用でき、家族も使えるので、「少し高くてもいいものを買おう」といった選択にもつながりやすい。ただ乾かすから美しさも追及できるアイテムへ。高級ヘアドライヤー志向はまだまだ続きそうだ。

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設立2年目で大躍進 VERDYともコラボした「チェリーロサンゼルス」とは?

 米「チェリー ロサンゼルス(CHERRY LOS ANGELES以下、チェリー)」はこのほど、グラフィックアーティストのVERDYがさまざまなアーティストやブランドとコラボしたイベント「VERDY HARAJUKU DAY(ヴェルディ原宿デイ)」に参加し、コラボアイテムを「ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)」で販売した。原宿の同店前は限定アイテムを求める人でごった返し、即完売。同ブランドは2017年12月の立ち上げ以降、メキメキと存在感を増している。

 「チェリー」は、ジョセフ・ペレ(Joseph Perez)とデイビッド・リービ(David Levy)の2人がデザイナーを務めるストリートブランドだ。ブランド名の“チェリー”は、2人で手掛けていることを意味する。リービ=デザイナーは「僕らは長年の知り合いで、いつか洋服のブランドを始めたいと話していた。チェリーは2つの果実が1つの柄でつながっているし、僕らの関係にも似ている。あとは全く違う2つの個性という意味もあり、バランス感覚はブランドとしてもっとも大事にしている」と説明する。ジャケットの裏地を総柄にしたりロゴをあえてシンプルにしたり、見えないところにこだわるモノ作りが「チェリー」の特徴だ。「2人とも両親がアパレル関係で働いていたから、縫製や生地などクオリティーへの関心が高く、生産者とも直接コネクトできる。素材もアメリカで調達できるもので、生産も僕らの住んでいるカリフォルニアに限定している」とペレ=デザイナー。

 VERDYとは、昨年の10月に開催された「ハイプフェスト(HYPE FEST)」で出会ったという。「ハイプフェスト」とはオンラインメディア「ハイプビースト(HYPE BEAST)」が主催するファッションコンベンション。同メディアのCEO(最高経営責任者)であるケヴィン・マ(Kevin Ma)にコレクションを見せたところ「ぜひ出展してほしい」とラブコールを受けたそうだ。「『VERDY HARAJUKU DAY』のように街全体をコンベンションの会場に見立てることは、アメリカでは絶対できないことだし、初めて見た企画だったので驚いた。僕たちのアイテムにも行列ができるなんて想像できなかったし、ブランドを始めてから一番うれしかったことかも知れない」と2人は口をそろえる。さらに、「コラボレーションは、僕らのビジネスをやっていく上ですごく大事なこと。VERDYとのコラボレーションはパーフェクトだった。僕らには新しい空気感を生み出すことができる。大事なのはコラボレーションを通して、両者にメリットがあるかどうか。お互いのファンが楽しめないと意味がない」と続けた。

 今後の目標を問うと「とにかくビジネス規模を大きくすること。そして新しいことにどんどんチャレンジすること。僕らのブランドをファンが楽しんでくれるかどうかが大事だ」と力強く答えた。

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読者が注目した今週の新作 「プラダ」 × 「アディダス」など(11月29日〜12月5日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」では読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「プラダ(PRADA)」 × 「アディダス(ADIDAS)」のコラボアイテムが最も注目され、「ビューティ部門」では花王のスキンケアアイテムが1番だった。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

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エプソンが作る時計「トゥルーム」 3年目の課題

 セイコーエプソン(長野県諏訪市、碓井稔社長)が作る時計ブランド「トゥルーム(TRUME)」をご存知だろうか。エプソンと聞くとプリンターやスキャナーを想像するが、2017年7月にスタートした時計ブランドだ。

 時計業界は、ファッション以上に新ブランドの立ち上げが難しい。それは時計が精密機械であり、“オリジナル”と名乗るには独自の技術が欠かせないからだ。また時計ブランドは、技術・イメージ・ブランド名が根底でしっかり結び付いているのも特徴だ。しかしセイコーエプソンは、“最先端技術でアナログウオッチを極めるブランド”をうたって、この市場に参入した。

 セイコーエプソンの歴史は第2次大戦中に創業した大和工業から始まり、その後、第二精工舎(現セイコーインスツル)と共に、セイコーブランドの時計の開発・製造を一貫して担当してきた。つまり技術面においては非の打ち所がない。

 ただし、セイコーエプソンの時計関連部門の売上高は約500億円で、同社の約5%に過ぎない。さらに約500億円のうち、半分以上がセイコーウオッチ関連事業だ。GPSソーラー時計の「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」や「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」のクオーツモデルやスプリングドライブモデルなどの開発・製造を担っている。17年当時、「この状況で、セイコーホールディングスの商品と競合しかねないGPSソーラー時計に参入?しかもハードルの高いオリジナルブランドで?」と、時計関係者の多くが思ったはずだ。

 吉田和司セイコーエプソン営業本部 副本部長兼ウエアラブル機器事業部 WP戦略企画部 部長は、「われわれの時計事業には、まだまだ大きな可能性がある。『トゥルーム』はまだ成功しているとまでは言えないが、17年の4月に買収した『オリエント(ORIENT)』や『オリエントスター(ORIENT STAR)』を含めると、当初予想はクリアしている。販売数も伸びている」と話す。

 吉田副本部長がセイコーエプソンに入社したのは18年3月。「トゥルーム」の立ち上げには関わっていないが、「『トゥルーム』は『セイコー アストロン』とは競合せず、同ブランドが獲得できていない“ちょっと派手めな休日ウオッチ”の分野を、セイコーエプソン独自の技術であるセンサーを付加して狙ったもの。オリジナルブランドの設立は、セイコーブランドだけでなく、時計作りの“出口”をもう一つ作るためだったと聞いている」と答えた。

 吉田副本部長の言葉通り、新ブランド設立のハードルは高く、現時点で「トゥルーム」が成功を収めているとは言えない。そこで同社は時計事業全体の改革を進めている。

 「これまでは裏方に徹してきたが、セイコーエプソンには77年の時計作りの歴史がある。またセンサーのみならず、クオーツを開発した企業として、キネティック(自動巻き発電クオーツ)など、現時点であまり活用されていないさまざまな資産がある。『オリエント』にも69年の歴史があり、1960~70年代に一世を風靡したカラフルダイヤルをはじめとするデザイン資産がある」と述べ、こうした技術や資産を結集して活用するために吉田副本部長の指揮の下、技術・企画・デザインなど部門を超えた新体制を整え、時計作りに取り組んでいる。

 「詳細はまだ語れないが、これまでのセイコーエプソンにはない“突き抜けた世界観”を構築したい。現在の『トゥルーム』の購買層は40〜50代だが、5〜10歳引き下げ、さらに多くの人に楽しんでもらえるブランドにしたい。ブランドイメージを確立できれば、海外展開も可能になるだろう」と続けた。

 20年からは、徐々に新戦略下で企画・開発されたモデルが登場するという。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

最近のマシンはタフブックCF-31。めちゃくちゃ重たいけどその耐久性はあらゆるパソコンを超える。画面も一応13インチはあるので日常に使えるんだが、、、持ち歩きはキャリーバッグでないと死ぬ・・・。

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カネボウ化粧品の「KANEBO」が刷新 売上高3倍へ

 カネボウ化粧品は、グローバルプレステージブランド「KANEBO」を刷新する。2020年2月7日に第1弾商品として、ブランドを象徴するポイントメイク(全7アイテム、44品、2000~4000円)を、3月6日にはスキンケア(1アイテム、5000円)を発売する。来年下期にはメインとなるスキンケア製品第2弾も投入。25年度の売上高は18年度比3倍を予定している。

 同ブランドは2016年9月に誕生。今回初の刷新となる。これまでグローバルブランドとして位置付け存在感を高め、売り上げは想定通りに推移していたが、「ブランド名がコーポレートイメージから脱却できず、ブランドの存在意義を再確立するためリブランディングする」(山口聡一カネボウ化粧品KANEBOブランドグループグループ長)ことを決めた。

 新生「KANEBO」は“I HPOE.”をブランドメッセージに掲げ、「美しさだけでなく、誰もが自分の個性を幸せに思うことができる、希望を発信するブランドへと進化させる」。製品、店舗、コミュニケーションの3方向からブランドの個性化と象徴商品の創出を目指す。メインターゲットはこれまでの30~40代女性から、性別を超えた20代~100歳を超えるまでとエイジレス、ジェンダーレスに変更する。

 製品では、パッケージを黒に統一し、蓋と本体をあえてずらし、その部分を白で表現することで「溢れ出る希望を表現した」。個箱外装の透明フィルムの削減や再生資源を容器や個箱に採用し、環境配慮にも注力する。店舗では、黒を基調にLEDビジョンを随所に採用。プロモーションに合わせ映像を変更し、独創的な売り場を提供する。コミュニケーションでは、4人のメインキャスト(中島セナ、ソフィア・ハジパンテリ=Sophia Hadjipanteli、シェリー・シルバー=Sherri Silver、井手上漠)と多様性を表現するダイバーシティキャストを採用して、ブランドイメージ映像などで訴求する。

 第1弾製品として口紅と口元・目元・顔に使えるマルチペンシル、マルチクレヨン、アイカラーなどを扱う。スキンケアでは潤いを与えながら汚れを落とす糸を引くような粘りのあるテクスチャーが特徴の洗顔料(5000円)を発売する。

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しかし全く知らんECがこんな価格でこんな規模でやってるんだ。。中国・インド恐るべし。

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ロート製薬がヘアサロン市場に参入 その理由はサロンビジネスの根幹にかかわるものだった

 ロート製薬は社内ベンチャーとして、ヘアサロン向けのヘアケア事業をスタートさせた。いわゆるパーソナライズヘアケアを提案する新ブランド「コンステラ(COSTELLA)」を立ち上げ、同社の事業戦略室がAIベンチャーと共に新会社アノマリーを設立し運用している。

 パーソナライズヘアケアは、一般市場では「メデュラ」「ミクス」「ボタニスト」など数ブランドが既に事業展開をスタートさせ、徐々に認知度を上げてきている。しかし「コンステラ」はそれらの後追いではなく、“CO-CREATION(共創)”という全く異なるコンセプトで展開していくという。ロート製薬といえば目薬や薬などのイメージが強いが、実はビューティシェアも高く、スキンケアブランド「オバジ」や「肌ラボ」、「エピステーム」などが人気。そうした企業が、新ジャンル開拓に向けて掲げた“共創”というコンセプトとは――。ロート製薬の平澤伸浩・事業戦略室長に新ビジネスの概要とビジョンを聞いた。

WWD:ヘアサロン市場に参入した理由は?

平澤室長(以下、平澤):私が室長を務める事業戦略室は、ロート製薬の本業とは異なるカテゴリーで、新規事業を立ち上げる部署です。新ビジネスを模索する中で、最近登場し始めたパーソナライズシャンプーが、とても面白いビジネスモデルだと感じました。ただ一般市場においては、既にいくつかのブランドが展開しているので、あえて参入する魅力は感じませんでした。そこでヘアサロン市場をリサーチしていく中で、いくつもの発見があったんです。中でも興味深かったのが、“スタイリストと顧客の関係”が他に類を見ないほど強く、信頼により結ばれていること。そしてその関係は、スタイリストそれぞれの裁量によって培われていて、システマチックなサポートがなされていないケースが多いことです。そこでパーソナライズヘアケアと、アノマリーが得意とするAIを組み合わせたサービスで、そのサポートをすることに大きな魅力を感じたんです。

WWD:そうして立ち上げたパーソナライズヘアケアブランド「コンステラ」の特徴は?

平澤:主に3つあります。1つはヘアサロン市場で展開し、サービスの提供において必ず美容師を介するビジネスモデルであるという点です。ヘアサロンでお客さまはまず、専用の問診プログラムを使って頭皮や髪質、髪の状態や生活習慣に関する質問項目に答えます。次に美容師がヘアケアのプロの目で髪を診断し、お客さまの問診データを補正していく。診断結果に興味を持ったらブランドサイトへ行き、美容師と一緒に香りを選ぶ、というプロセスでカスタマイズしていきます。「コンステラ」のテーマは“旅”ですので、“レイトチェックアウト”“寺院へと続く道”“予期せぬ出逢い”といった、旅を通じて出合うシーンから着想した個性ある香りを用意しています。

WWD:その場で買わなければいけない?

平澤:診断結果が出ても、その場で購入を決める必要はなく、帰宅後にカウンセリング内容をマイページで確認してから購入することもできます。その場合でも利益が美容師に行く仕組みを整えているため、美容室は在庫を抱えることなくビジネスができる。また、お客さまが製品をリピートする場合は自宅からの購入が可能ですが、その際も美容師との簡単なカウンセリングを介してからの購入となります。あえて手間暇かけたオーダー方法にすることで、信頼できる美容師とのコラボレーティブ製品を、大切に作っていく感覚を強く感じられるサービスになっているんです。また、自宅からの購入の場合でも美容師に利益が入るようになっています。

WWD:2つ目の特徴は?

平澤:2つ目は、AIが一人一人のお客さまにより適した処方を学習していくという点です。カスタマイズのプロセスにおいて、お客さまが髪の状態などを自己診断した後に、担当スタイリストが診断していくことは先述しました。データを蓄積することで、自己診断とプロによる診断の“差異”をAIが認識し、お客さまの現在の髪の状態と、なりたい髪質との差異を分析して処方を割り出すようにしていく。AIはこのプロセスを繰り返すことによって、よりニーズに合ったものに進化していくんです。

WWD:AIの登場とは新しいですね。

平澤:AIはヘアケア製品の処方のみに留まらず、スタイリストがお客さまを知るためのあらゆるデータを蓄積・分析できる可能性を秘めています。実はここが「コンステラ」の核となる部分で、ヘアサロン独自の価値である“スタイリストと顧客の関係”をより深めるサポートをするビジネスで、パーソナライズヘアケアはその1つでもあるんです。

WWD:3つ目の特徴は?

平澤:3つ目は製品そのものの性能です。アイテムはシャンプーとトリートメントで、9600通りの組み合わせからAIが処方したベースに加え、効果成分である2つのインフュージョン(添加剤)が付いてきます。それをお客さまが使用前に調合することで、より細かなパーソナルニーズに応えられるよう設計しています。そういう意味で、私たちは「コンステラ」は“パーソナライズヘアケア”というより“CO-CREATION(共創)ヘアケア”と考えています。

WWD:自分の手でさらにカスタマイズできるところが面白いですね。今回、ロート製薬という一般的な知名度の高い企業がヘアサロン業界に参入したこと自体が大きなニュースですが、“スタイリストと顧客の関係”というヘアサロンビジネスの“核”に着目した点も新しいと感じます。

平澤:パーソナライズヘアケアは私たちの目指す事業の第一歩であり、今後も“スタイリストと顧客の関係”のさらなる構築をサポートしていきたいです。

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ミキモトの新社長に中西伸一氏が昇格 吉田均・現社長は会長に

 ミキモト(MIKIMOTO)は11月27日に、役員人事を発表した。新社長には中西伸一・取締役商品本部長が昇格。吉田均・現社長は会長に就任した。中西新社長は1955年6月8日、兵庫県生まれ。78年に同志社大学文学部卒業後、82年にミキモト入社。大阪支店長や本店営業第一部長、取締役営業本部長などの要職を務めた。

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ミキモトの新社長に中西伸一氏が昇格 吉田均・現社長は会長に

 ミキモト(MIKIMOTO)は11月27日に、役員人事を発表した。新社長には中西伸一・取締役商品本部長が昇格。吉田均・現社長は会長に就任した。中西新社長は1955年6月8日、兵庫県生まれ。78年に同志社大学文学部卒業後、82年にミキモト入社。大阪支店長や本店営業第一部長、取締役営業本部長などの要職を務めた。

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日本最大規模のデザイナーズジュエリーイベント開幕

 日本最大規模のデザイナーズジュエリーイベント「ニュー ジュエリー トウキョウ(NEW JEWELRY TOKYO以下、ニュー ジュエリー)」が11月29日~12月1日、東京・青山のスパイラルで開催される。同イベントは今年10年目で、国内外のジュエリーデザイナーや作家、メーカーが約130組出展する。

 会期中には「ボロロ(BORORO)」と詫間宝石彫刻による宝石研磨のワークショップや「シリシリ(SIRI SIRI)」や「トーカティブ(TALKATIVE)」、「ハム(HUM)」による純化によって循環する貴金属の普及活動「リファイン・メタル・プロジェクト(REFINE METAL PROJECT)」のインスタレーションも設けられる(「ハム」による商品の販売はなし)。

 「プルーフ オブ ギルド(PROOF OF GUILD)」や「シモン(SIMMON)」、「ユカ ホウジョウ(YUKA HOJO)」などブライダルシーンを彩るブランドも出展するほか、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する「ジローカマタ(JIRO KAMATA)」やイギリスを拠点に活動する「カヨサイトウ(KAYO SAITO)」など世界を舞台に活躍する作家の作品もならぶ。

 会期中の会場内でのフード&ドリンクは「ミトサヤ 薬草園蒸留所」が担当し、果物や植物の香りを豊かに引き出した蒸留酒やカクテル、ビーン・トゥ・バーのチョコレート専門店のダンデライオン・チョコレート(DANDELION CHOCOLATE)による蒸留酒を使用したぺストリーなどを提供する。

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【外食史】「値下げをするな」。幸楽苑も物語コーポも、この会社の影響を強く受けていた(前編)

 幸楽苑ホールディングス、「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービス、静岡で強烈な存在感を示すハンバーグの「さわやか」、北関東の有力和食チェーン「坂東太郎」、「赤から」など多業態を展開する物語コーポレーション------。業態も地域も別々な企業に、共通するものがある。ある企業がその思想に影響を与えている。
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「ボッテガ・ヴェネタ」が阪急メンズ大阪にブランド初のカフェをオープン ヴェネツィアの街のバルコニーのような空間

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」はこのほど、ブランド初となるカフェを阪急メンズ大阪(大阪府大阪市北区角田町7-10)にオープンした。2階にあるブティックの奥に位置し、広さは55平方メートル。

 店内デザインは明るさにこだわり、ルーツであるイタリアの雰囲気を表現した。ヴェネチアのさまざまな大理石を使ったパッラーディアーノ様式のモザイクを取り入れた床や、ブランド名をかたどるピンクのネオンサイン、各所に設置した緑がヴェネツィアの街のバルコニーのような印象を与え、ブティックとは違った空間を演出する。

 全体はカーブした大きなベンチと自然光を通すフィルターが入ったガラス窓で囲んだ。深みのあるグリーンとブラックを基調に、“ボッテガブルー”で仕上げたカウンターやイエローのテーブルがアクセンを加える。チェアは、木材と高級感のあるエスプレッソカラーのレザーを組み合わせ、ブランドを象徴する“イントレチャート”をイメージさせるデザインを施した。

 コーヒーや紅茶、ワインなどのドリンクのほか、デザートやスナックなどイタリア文化を味わえるメニューを提供する。ワインのセレクションは同ブランドの発祥地であるヴェネト地方から取り寄せた。

 同社は「今回のカフェオープンはブランドの世界観をより身近に感じてもらいたくてはじめた」とコメント。今後、海外でのカフェ事業展開は予定していないという。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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「ユニクロ」20年春夏の注目ポイント(後編) 「ユニクロ ユー」の全身デニム、「イネス」ラインは1924年パリ五輪にフォーカス

 「ユニクロ(UNIQLO)」の2020年春夏は、“LIVABLE CITIES(リバブル・シティーズ/豊かで心地よい暮らしのために)”がコンセプト。「都市空間でのライフスタイルをより快適に、さらに豊かにするために必要なもの」を探求したというコレクションがそろう。クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)による「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」では、引き続き、黄色やテラコッタといったあせたパステルトーンのきれいな色使いがポイント。ウィメンズ、メンズ共に、今季はデニムを推している。

 デニムシャツとデニムパンツ、デニムジャケットなどを組み合わせた、デニム・オン・デニムの着こなしが男女どちらもキーになる。ウィメンズでは、プルオーバートップスやワンピースなどもデニム地で企画。メンズでは、キューバシャツ(3990円)がルメールの今季一番のお気に入りという。開襟シャツに細かなステッチを効かせたデザインがポイントだ。また、従来は機能素材の“ブロックテック”で提案していたようなユーティリティーコートをコットン地で企画し、これまでとは微妙に異なるシルエットで見せる。

 「ユニクロ ユー」の夏の定番ヒットアイテムとなっているTシャツは、引き続き、Tシャツ(1000円)、Tシャツワンピをそろえる。加えて、今季から新たに、より体にフィットするシルエットで丈の短いデザイン(1500円)も企画した。

 スイムウエアも、引き続き渋い色味が大人っぽいセパレート、ワンピースを提案する。雑貨では、草履とスポーツサンダルをドッキングしたような鼻緒付きサンダル(3990円)がヒットしそうだ。

 フランスの元祖スーパーモデルであるイネス・イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)と「ユニクロ」とのコラボラインは、ジャージースーツなども取り入れており、いつも以上にスポーティーだ。パリ五輪が開かれた1924年をシーズンテーマとしている。とはいっても、スポーツ直球ではなくしっかりエスプリが効いているのが「イネス」ラインならでは。ワッシャー加工のボタニカル柄プリントドレスや、ポルカドットのカシュクールドレスなどがそろう。クラシカルチェックのテーラードジャケットなどは、南フランスのカウボーイ(ガーディアン)風にシックに。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

データ取引技術の仏スタートアップ が提供するデータ・エクスチェンジ・プラットフォームに マネジメント機能を搭載🇫🇷📊 など 利活用でデータエコノミーに持続可能な未来を📈

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H&Mが2020年に傘下の「ウィークデイ」でカスタムジーンズを発売 3Dボディースキャンでサイズを測定

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は、2020年に傘下のデニムブランド「ウィークデイ(WEEKDAY)」で、3Dボディースキャンとソフトウエアを用いて製作するオーダーメード仕様のジーンズを発売する。

 米サンフランシスコと香港にオフィスを構えるスタートアップ企業アンスパン(UNSPUN)は、人体をスキャンしてその情報を型紙に落とし込むことのできるソフトウエアを開発した。この技術によって、それぞれの体形にぴったりフィットしたジーンズを製造することが可能になる。同社は“自動化、そしてローカライズ化されたインターナショナルな製造”を通じて、地球上の二酸化炭素排出量を最低でも1%削減することを企業目標に掲げており、17年にはH&Mの「グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Awards)」を受賞している。アンスパンは同年12月に香港市内のショッピングエリアでフィッティングルーム仕様のバスを走らせてこのアイデアを宣伝していた。この時3Dボディースキャンを体験した人びとの中に、H&Mの社内シンクタンク、ラボラトリー(LABORATORY)の循環/サステナブル型ビジネス開発チームのメンバーであるローラ・コッペン(Laura Coppen)がいた。

 3Dスキャンを体験するためには、レギンスにアンダーシャツなど体のラインがはっきりわかる格好になる必要がある。コッペンは「香港の中心街のバスの中でほとんど下着姿になるなんて、始めは奇妙なことだった」と語ったが、すぐにこのアイデアが持つポテンシャルを見抜き、ファッション業界全体の大きな変化につながることを確信したという。

 H&Mのラボラトリーは昨年9月、「ウィークデイ」の顧客100人の協力のもとにこのソフトウエアをテスト使用した。

 コッペンは「主な目的は“フリーサイズ”という選択肢をつくることで、デニムのサイズとフィット感の問題を解決することだった。また、カスタム製品に対応するというオンデマンド形式の製造についても調査したいと考えていた。その結果は期待をはるかに超えた」と語っている。この試みで、顧客は「ウィークデイ」の人気デニム2種から好きなデザインを選び、ポケットやステッチをカスタマイズした上でボディースキャンを行い、それぞれの体形に合ったデニムを発注して、商品は10日後に顧客のもとに届けられた。

 H&Mはソフトウエアの試験後、このサービスに対する顧客満足度調査を実施。コッペンのチームはおよそ65%の顧客が高く評価すると予想していたが、それを上回る80%から“満足”との回答が得られた。

 コッペンは「この結果は全体のシステムを再定義するという意味で、かなりの混乱を招く可能性が考えられる。デザインからサプライチェーンに至るまで、あらゆる製造サイクルのステージを一から見直すことになる。しかし、オンデマンド形式の製造はサステナブルであり利益も見込める。無駄の削減や、在庫過多の解消にもつながる」と語っている。

 20年秋に「ウィークデイ」の実店舗でこのシステムが試験的に運用されるが、どの店舗で行うかは未定だ。H&Mは一連の調査にかかった費用を明らかにしていないが、コッペンはこのカスタマイズジーンズは1着およそ900スウェーデンクローナ(約1万円)で販売されると考えており、調査に参加した顧客もこの価格を妥当だと答えたという。

 カスタマイズできるジーンズのバリエーションも来年には増やす予定だ。コッペンは、自分仕様にカスタマイズされた衣服にはより愛着が湧くものだと指摘し、この事業が衣服の廃棄量削減にもつながると考えている。

 しかし、このシステムの普及にはまだ時間がかかる。デジタル技術を用いる上での難点としては、オリジナルのデザインに則してリサイズやカスタマイズが行われるように、ソフトウエアの確実な調整が求められる。

 もうひとつの難点は、サプライチェーンレベルでどのように拡大していくかだ。ひとつひとつ異なる製品を扱える製造業者の十分な確保が必要となるし、デザインのバリエーションを増やす際には、デザインを保ちながらリサイズを行うようアルゴリズムの正しい動作も確認する必要がある。しかし、H&Mはすでにこの問題に前向きに取り組んでいる。

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すた丼、中国企業と男性向けタピオカ店をオープン。相互合弁で、すた丼もアジア展開へ。

「伝説のすた丼屋」やステーキ「デンバープレミアム」などを運営する株式会社アントワークス(所在地:東京都中野区、代表取締役社長CEO:早川 秀人)が、中国のBODUO(ボードー)グループと提携し、12月20日(金)に日本初上陸のタピオカドリンク専門店「黒糖彪(こくとうとら)」を東京・吉祥寺にオープンさせる。
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ヘアケアブランド「ダイアンボヌール」のお風呂が出現!? 中目黒の銭湯とコラボ

 ネイチャーラボによるヘアケアブランド「ダイアンボヌール(DIANE BONHEUR)」は12月25日まで、美容と健康をコンセプトにした東京・中目黒のデザイナーズ銭湯・光明泉でコラボレーション銭湯「ボヌール湯」を開催中だ。

 施設のエントランスや銭湯を「ボヌール湯」限定のイラストで装飾。東京都心では珍しい露天風呂も備える(露天風呂は毎週男女入れ替え。詳しくは「光明泉」のホームページを確認)。期間中は「ダイアンボヌール」のグラースローズ、オレンジフラワー、ブルージャスミンの3つの香りのシャンプー・トリートメントが用意されており、気分に合った製品が楽しめる。

 「ダイアンボヌール」は、「産地と作り手とユーザー、関わるすべての人々を幸せにしたい」という思いから生まれたヘアケアブランド。クラフトフレグランス、クラフトオイル、クラフト洗浄成分という“3つのクラフト”が特徴で、洗浄成分もオイルも香りも天然由来。上質な使い心地を追求し、素材は職人が丁寧に厳選する。

■「ボヌール湯」
日程:11月26日~12月25日
時間:15:00〜25:00(最終受け付け:24:30)
定休日;不定休
場所:光明泉
住所:東京都目黒区上目黒1-6-1
入場料:大人(中学生以上)470円 / 小学生180円 / 未就学児80円

問い合わせ先
ネイチャーラボ
03-5774-8866

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ティファニーを買収した「ルイ・ヴィトン」親会社のアルノー会長インタビュー 「私はティファニーを深く敬愛している」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7496億円)で買収した件について、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)が米「WWD」の取材に応じた。

 買収が合意に至ったことが正式に発表された11月25日に、アルノー会長兼CEOはティファニーのおよそ1万4200人の従業員に対して、「われわれの目標は『ティファニー』がさらに成長できる理想的な環境を用意することであり、そのために長期的に投資する。ブランドの豊かなヘリテージや個性を尊重しながら、いっそう発展させていきたい」とメッセージを送ったと語る。

 同氏は、「私は『ティファニー』を深く敬愛している。長い歴史を誇るアメリカのラグジュアリーブランドであり、そうした意味では唯一ともいえる存在だ。ブランドを次世代に向けて磨き上げるのは時間が掛かるものだが、米国で上場していると短期的に利益を出すことを強く求められる。もちろん私も利益を上げたいと思っているが、ブランドの魅力を最大限に引き出すには長期的な視点が必要だ。10年後にブランドがさらに発展しているようにするには何をするべきなのか。それをしっかり考えて行動すれば、利益は後からついてくる。経済的な成功はあくまでも結果であり、それが目標ではない」と話し、LVMHの傘下となったことで短期的な利益を求める投資家からのプレッシャーに晒されなくなるという利点があることを説明した。

 LVMHによる買収手続きが完了するのは2020年半ば頃だと見られているが、ティファニーの経営陣に変更があるのかどうかについて現段階では発表されていない。ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者が、「穏当かつ論理的な戦略でいく」とアナリスト向けの発表会で述べているのみだ。今回の取材でも、この点については明かされなかった。

 クリエイティブ面での方向性についても、アルノー会長兼CEOは、「『ティファニー』の既存コレクションをまだ全て見ていないし、クリエイティブチームとも会っていないので、詳細について話すのは時期尚早だろう」と述べるにとどめた。しかしLVMHは、「ティファニー」のジュエリーコレクションに注力し、既存のスタイルを生かしつつ新たなものも提案していくという計画を立てているようだ。中でも、鍵をモチーフにした“ティファニー キー”シリーズや、6つの小さな爪でダイヤモンドを支える“ティファニーセッティング”の婚約指輪、そしてモダンな“ティファニー T”コレクションなどは今後も力を入れていくと思われる。なお、“ティファニー T”コレクションはフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)前「ティファニー」デザイン・ディレクターが15年に発表したものだが、同氏は18年4月に「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー・アーティスティック・ディレクターに就任している。

 ニューヨーク5番街にある「ティファニー」本店は現在改装中で、21年に新装オープンする予定だ。アルノー会長兼CEOは、「米国内のほかの店舗も改装したほうがいいかもしれない。どのブランドもそうだが、『ティファニー』にも改善すべきところがたくさんある。当社が擁する『ブルガリ(BVLGARI)』も全面的に改装して、以前よりもずっと魅力的になった。われわれは、こうしてブランドをいっそう輝かせることができる」と話した。

 ちなみに、17年に新装オープンした「ブルガリ」ニューヨーク5番街旗艦店は57丁目と交差する角にあり、道路を挟んだ隣には「ティファニー」5番街本店が、斜め向かいには「ルイ・ヴィトン」5番街旗艦店が建っている。世界に冠たる高級ショッピングエリアの中心地にある交差点の角のうち3つをLVMH傘下のブランドが占める格好となったわけだが、残り1つの角には米老舗百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)がある。この交差点を完全に独占したいと思うかと問いかけると、アルノー会長兼CEOは、「フランスには“二度あることは三度ある”という言葉はあるが、“三度あることは四度ある”という言葉はない」と笑顔で答え、バーグドルフ・グッドマンを買収するつもりはないことを示唆した。

 「ティファニー」は世界におよそ320の直営店を構えており、その93店が米国内にある。欧州を本拠地とするLVMHにとって北米市場を強化できる機会ではあるが、同市場では苦戦も経験している。LVMHは01年に「DKNY」の親会社ダナ キャラン インターナショナルを買収したものの、業績が振るわない年が続き、16年にG-IIIアパレル グループ(G-III APPAREL GROUP)に売却した。アルノー会長兼CEOは、「『DKNY』はアメリカの素晴らしいスポーツウエアブランドだが、ヨーロッパのラグジュアリーとはかけ離れている。当社が得意とする分野とは違っていたかもしれない。しかし、『ルイ・ヴィトン』などのブランドでは現地チームが米国での経験を積んでおり、最近はテキサス州に米国で3カ所目の工房をオープンした」と成果を披露した。

 LVMHの19年7~9月期決算の売上高は、前年同期比17.0%増の133億1600万ユーロ(約1兆5846億円)と上期に引き続き増収だった。こうした業績の好調ぶりを背景に、今回はアメリカを代表するラグジュアリーブランドであるティファニーを傘下に収めたが、今後もラグジュアリー業界の世界的なリーダーとしてたゆむことなく進んでいくと同氏。ファンであり、いい友人でもあるというテニス選手のロジャー・フェデラー(Roger Federer)を引き合いに出し、「彼は世界をリードしているが、さらに進化するべくトレーニングを怠らない。私も同じだ」と締めくくった。

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【編集長の視点】「いきなり!ステーキ」が落ち込んだ理由は、自社競合じゃないんじゃないかという仮説

 「いきなり!ステーキ」の落ち込みが激しいです。10月の既存店売り上げは58.6。客数が59.5という状況。長く外食業界をウオッチしてきましたが、こんな数字は記憶にありません。不振の原因を「自社競合が多くなった」「ブームが終わった」と言われていますが、それとは別に違う理由があるんじゃないかと感じています。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

昨晩は日本橋ライフサイエンスハブ LINK-Jにて フランスから来日したメドテック・ヘルステック 5社によるピッチイベント&ネットワーキングを開催🇫🇷遠隔医療や術中画像診断などの技術をご紹介🏥多くのご参加ありがとうございました😊

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ITでは情報も循環、ファッションも資産をリサイクルせよ ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDファッション」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.12「理想は廃棄ゼロ 新基準は循環型ファッション」

読み解きポイント:ファッションは価値ある資産と考えることが出発点

ニュースのポイント

 地球環境への負荷を減らし、循環型ファッションを実現するために、製造段階から廃棄物を減らすこと、商品寿命を伸ばすこと、修理、レンタル、リセールなど含めたビジネスモデルを考える必要がある。そこに新しいビジネスチャンスが眠っている。また、法規制のある「回収」も課題であり、廃棄物でなく資源として扱う必要もある。デザイナーは製品だけでなく、仕組みも含めデザインする必要があり、役割の幅が広がってきている。

CKRはこう読む!

 「ファッションは、価値ある資産である」ということ。循環型ファッションに向き合う際、初めに考えるべきことではないでしょうか。

 IT業界にいるとよく耳にする言葉が、「情報」は「ヒト」「モノ」「カネ」に続く、第四の経営資源である、ということです。

 そのため、サービスやシステムを設計する際、必ず情報資産の規定を行います。「取り扱う情報」をすべて洗い出し、「情報一つひとつのオーナー」を明らかにした上で、資産の重要度をラベル付けします。

 次に、情報には「生成」「利用」「保存」「廃棄」と循環するライフサイクルがあると考えます。それぞれの過程で、安全かつ使い勝手よく、資産価値を維持できるよう、設計を行います。企画、開発の段階で、廃棄まで見通して「資産である情報を、どのように取り扱うか」のデザインを求められるということです。ITは、情報という物理的実体のないものを取り扱うため、アパレルと違う側面もあります。しかし、「取り扱うものが、価値ある資産である」という前提に立つからこそ、循環型プロセスに向き合うことができるのではないでしょうか。

 ユニクロ(UNIQLO)のように、企画、製造、流通、販売すべてのプロセスを一社で担っていない場合、仕組みまでデザインすることは難しいと思うかもしれません。ITの場合も、各プロセス、別々の会社と協力しながら、サービスやシステムを作り上げることは多々あります。その際、「信頼性」を確保するため、管理プロセスを認証された企業と取引を行ったり、取引先が委託する会社まで含めた形で、情報管理を規定することもあります。

 また、活動が閉鎖的になって生産性が低下しないよう、たとえばプロジェクトに途中から参加する人にとっても、オープンな環境を整備しておくことも大切です。循環型が叫ばれる今、ファッション業界でも、ITのフレームワークを取り入れるところが増えてくるかもしれません。

 「貨幣、お金」という経営資源を通じて向き合ってきた「経済活動」を、もう一段広げ、自分たちが関わるさまざまな資産、資源を通じて、人間、社会、地球について、尊重と信頼感をもって向き合うことが、今という時代感なのかもしれませんね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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米投資家は新旧ファッション小売りをどう見ている?

 社会が急激に変化する中、消費者の動向も以前とは変わってきている。百貨店が直面している苦難やECの隆盛など小売業界の動きを投資家はどう見ているのか、米投資銀行コーウェン・アンド・カンパニー(COWEN AND COMPANY)のジョン・カーナン(John Kernan)小売り・消費財担当マネジング・ディレクターに米「ソーシング・ジャーナル(SOURCING JOURNAL)」が話を聞いた。

ソーシング・ジャーナル(以下、SJ):アパレルブランドに投資する際のポイントは?

カーナン小売り・消費財担当マネジング・ディレクター(以下、カーナン):まず見るべきは経営陣だ。優れた経営陣も多いとはいえ、アパレル業界がここ3年で急激に進化していることを念頭に評価するべきだろう。次に見るべきは会社の成長性とブランド力だ。ほかには収益性を細かく見ていき、会社の潜在能力を確かめる。これらが最も重要なポイントだ。

SJ:基準がそれほどはっきりしているなら、なぜ企業価値の評価がバラバラなのか?

カーナン:アパレルやバッグなどのアクセサリー類は百貨店が重要な販売チャネルとなっているが、百貨店はとにかく在庫回転率が低い。ただでさえ資本効率が悪いところに、最近は年を追うごとにそれが悪化しているような状況だ。余剰在庫を大量に抱えてしまった場合は値下げせざるを得ず、キャッシュフローや資本利益率に悪影響を与える。例えば、ナイキ(NIKE)、アディダス(ADIDAS)、ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA INC.)や、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などのブランドを擁するVFコープ(VF CORP)は投資家から非常に高い企業価値があると見なされており、株価もそれにふさわしいものとなっている。一方で、そこまで高値で取引されていない中堅ブランドを見てみると、主要な販売チャネルが百貨店やアウトレットであることが多い。

SJ:最初から実店舗を持たないECブランドの場合は?

カーナン:ITの発展によってECが台頭し、アパレル業界に参入しやすくなったので、D2Cブランドが急激に増加した。しかし、利益を上げられているブランドはまだそれほど多くないだろう。D2Cブランドは顧客獲得(カスタマー・アクイジョン)コストが非常に多くかかるが、その分ブランドへの忠誠心が強い顧客が多く、着実にマーケットシェアを拡大している。最近の消費者は、「すぐに捨ててしまうような安い服を買いすぎて、クローゼットがパンパンだ。こんなにたくさん要らない」という考えになってきている。半額セールをすることが前提の大量生産モデルは通用しなくなるだろう。

SJ:最近は従来の小売店なども、顧客の忠誠心を得るべくメンバーズプログラムなどを改善している。それについてどう思うか。

カーナン:従来の小売店やブランドの多くは、「これを買えばさらに25%オフ」などのお得感を強調しているが、これは顧客の忠誠心を育てるには間違った方法だ。もっと誠実に本心からのアプローチをしなくてはならないし、値引きやポイントカードでは本物の忠誠心を得ることはできない。それはただのプロモーションだ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのラグジュアリーブランドを見ると分かりやすいが、信じられないほど高い値段を払ってでもその製品が欲しいという熱狂的な顧客がいる。そうした熱意こそが忠誠心で、それはお得なポイントカードでは獲得できないものだ。

SJ:5年後、投資指標はどうなっていると思うか。

カーナン:アパレル業界への参入が容易になったので、投資家は事業が継続する会社はどこかを見極めようとしているが、どうすればいいのか分からない状態だ。小売りで完全に予測できることなどないし、今後もそれは変わらないだろう。新たな形態のECやリセールが登場するとは思うが、それがどれほど続くかは分からない。投資家は収益構造がしっかりとした会社を探している。

SJ:伝統的な小売りやブランドの今後について。

カーナン:ブランドが今後も卸を必要とすることは間違いないだろう。しかし卸先である百貨店などは、在庫回転率を上げるなど何らかの方法でより効率よく運転資本を回し、持続可能な資本構造にする必要がある。これからも新しい業態がいろいろと登場するだろうし、小売りはいっそう進化していくと思う。ECの台頭によって小売業界は変化を余儀なくされ、消費者が期待するものも大きく変わった。そうした変化の波に対応するべく、どの企業も生まれ変わろうと模索しているところだ。

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ファッション通信簿Vol.39 限界を超えてきた意外性が逆にいい?米「WWD」がセレブのレッドカーペットファッションを辛口ジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第39回は、ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)、ダニエル・カルーヤ(Daniel Kaluuya)、ジョナサン・グロフ(Jonathan Groff)、オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)、リアーナ(Rihanna)、トレーシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)が登場。「テイクアウェイのブリトー」など、相変わらず皮肉たっぷりな米「WWD」――今回の高評価は一体誰の手に?

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キャミソールから本まで 「WWDジャパン」編集部員らの「○○の秋」ベストバイ!

 毎月お届けする「WWDジャパン」「WWDビューティ」擁するINFASパブリケーションズのベストバイ。第三回は、「○○の秋」と題して購入したモノをお届けします。「スポーツの秋」「食欲の秋」はもちろんですが、「物欲の秋」も!? そう言ってしまったら何でもありかも……。ですが、バラエティーなアイテムがそろいました。

見た目で気分が上がる
ピラティスで着るキャミソール

 「普段、取材や通勤でかなり歩いているからプラスアルファで運動しなくてもいいや」と自分自身に思い込ませて(!?)早10年(笑)。とくにこれといって運動をしてこなかった私ですが、肩こりからくる頭痛などから、やっぱり血流を良くしないとダメだなと思い、「スポーツの秋」ということで重い腰をやっとの思いで上げて、週末ピラティスに通い始めました。

 ピラティスを始めるとワイヤーブラでは動きにくいので、ノンワイヤーでカップ付きのウエアを探していました。それでゲットしたのがこの2枚です。「チャコット(CHACOTT)」は背中でクロスするデザインがかわいくて即決しました。もう一枚の“エス バイ スロギー”のシルエット トップも背中が2本のストラップがクロスしていて、これも見た目で即決しました(笑)。ウエアで気分が上がると俄然モチベーションがアップする、分かりやすい性格です(笑)。(WWDJAPAN.comデジタルデスク 紀本知惠子)

ありそうでなかったMIXデザインと
“冬でも着られるレザー”に引かれて

 一年のうちでレザーが最も活躍する季節の到来です。男心をくすぐる素材であり、触覚がついついぴくぴく動きがちです。そんな折に見つけたのが、アメリカのバイクカルチャーをファッションとして提案する日本ブランド「ヘッドウェイズ(HEADWAYZ)」のアウターです。

 なんといってもポイントは、ライダースジャケットとコーチジャケットをミックスしたデザイン。袖にはバッファローレザーを使用しており使い込むごとに体になじむだけでなく、一度茶に染色してから黒を顔料染めした“茶芯”なので、経年とともに下地の茶色が現れてなんともビンテージライクな一枚に育ってくれそうなのです! 武骨に見えて、高機能中綿素材のシンサレートを採用しているから保温性もばっちり。これだけあれこれ詰め込んで2万9000円という価格設定も素晴らしいです。(WWDジャパン編集部 三澤和也)

高校生以来の
ダッフルコートはどうだろう

 今季スタートした「カリマー(KARRIMOR)」のファッションレーベル“アスパイア(ASPIRE)”の“コーデュラ 3L ダッフルコート(CORDURA 3L DUFFLE COAT)”です。年々増えていくアウターの中で、コートもダウンも一通り買いそろえてしまったという人も多いと思います。僕もその一人で、今年は何を買うべきか毎年悩むのですが、このダッフル素敵じゃないですか?

 これまで、ダッフルって正直ダサいと思っていました。それ、多分高校生の時に通学で着ていたからだと思います。「ソフ(SOPH)」の清永さんの言葉を借りるなら「子どもの頃着ていたモノを大人になって着たいと思わない」的な。でもこれ、定番のダッフルにはないきれいなオーバーシルエットで、裾とウエストがドローコードになっていてどこかフツウじゃないしかわいいです。僕もやっとダッフルが似合う年頃になってきたかなと思って、「カリマー」の公式オンラインショップを見ると、めっちゃくちゃ可愛いルックが載っています。モデルはティーンかな。残念ながら完売みたいですが、要するにおじさんもおばさんも若者もこのダッフルいかがでしょう。(WWDジャパン編集部 小池裕貴)

難しそうなタイトル
にも好奇心くすぐられて

 弊社が入るビルの1階にある本屋で購入しました。原著は1997年に出版され、ピュリッツァー賞や朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位を受賞した作品。アメリカ大陸の先住民がなぜ旧大陸の人間に征服されたのか、なぜその逆が起こらなかったのかというテーマを1万3000年に渡る人類史を見渡して追求していきます。思わず手が伸びたタイトル「銃・病原菌・鉄」は現在の世界の格差の「直接的な原因」と著者が言っているものです。では、「根本的な原因」は何なのでしょうか?文庫版上下巻でおよそ800ページにのぼる大作ですが、この答えは前半部で明かされるのでご安心を。それでも気が重ければ目次を眺めてみてください。「毒のないアーモンドのつくり方」「なぜシマウマは家畜にならなかったのか」といったタイトルにきっと好奇心をくすぐられることでしょう。「読書の秋」に、意外と眠気に襲われない一冊です○。(デジタルマーケティング部 江上真希)

海外限定!
と思って飛びついた
「アシックス」のスニーカー

 パリのセレクトショップ「ザ・ブロークン・アーム(The Broken Arm)」のオンラインストアで発見した“ゲル カヤノ 5 360(GEL-KAYANO 5 360)”。見たことのないカラーリングから「海外限定品だ!」と思い込んで即購入し、週3で愛用しています。ところが先日、「アシックス」の日本サイトをのぞいていたら、なんと同じカラーリングを目撃……。肌寒い秋の気候とあいまって、無性に切ない気分になりました。(WWDジャパン編集部 美濃島匡)

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「オープニングセレモニー」 × 「ジョーダン ブランド」 × NBAスター選手のウェストブルック アイテムは全6型

 「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY以下、OC)」は、NBAスター選手のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」とコラボしたカプセルコレクションを11月28日に発売する。「OC」がアスリートとコラボしてデザインプロジェクトを行うのは初めて。

 アイテムは全6型。オーバーコート(5万3000円、サイズはXS〜L)、トラックジャケット(3万円、サイズはXS〜XL)、トラックパンツ(2万7000円、サイズはXS〜L)、フーディー(2万6000円、サイズはXS〜XL)、スエットパンツ(3万円、サイズはXS〜L)、Tシャツ(1万7000円、サイズはXS〜XL)をそろえ、「OC」表参道店や公式オンラインストアで取り扱う。その後12月5日に、「ナイキ」公式オンラインストア、米・ニューヨークの「NIKE LAB 21 MERCER」と「ナイキ」シカゴ店で取り扱う。

 ウェストブルックは「ファッションは私にとって大好きなものであり、楽しむもの。『ジョーダン ブランド』と、私と、どこかパートナーを選んでコラボするという機会を提案されたとき、『OC』の名前がすぐに思い浮かんだ。同コレクションは、大胆なカラーリングと遊び心のあるシルエットと私のスタイルを組み合わせて製作した。今後も、ファッション業界と取り組んでいけることを楽しみにしている」とコメント。

 「OC」のウンベルト・レオン(Humberto Leon)クリエイティブ・ディレクターは「ウェストブルックとのデザインは二人のクリエイティブな対話からスタートした。私たちのお気に入りである『ジョーダン ブランド』に、二人で話し合いを重ねて新しい要素を加えて製作した。ユーザーの皆さんがどのように解釈して日常のワードローブに取り入れてくれるかを楽しみにしている」と語る。

 なお日本における「OC」は、日本事業を担ったオンワードとのパートナーシップを今年10月に解消し、ジャパン社を設立してダイレクトに日本でのビジネスを行う。

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ドーバー15周年記念企画 「サカイ」「アンダーカバー」などなじみあるブランドのアイコン商品をモノクロで再解釈

 川久保玲がディレクションするコンセプトストア、ドーバー ストリート マーケットギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA以下、DSMG)は、DSM1号店であるロンドン店のオープン15周年を記念した特別企画「モノクロマーケット(MONOCHROMARKET)」を11月29日に実施する。DSMとなじみのあるブランドを招き、それぞれのアイコンアイテムをモノクロで再解釈して販売する。店頭と公式オンラインストアで扱う。現在、特設サイトで店頭への入場整理券の応募受付を行っており、締め切りは28日18時。

 コラボ相手は、「サカイ(SACAI)」「ダブレット(DOUBLET)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」などの国内ブランドから、「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETTA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ナイキ(NIKE)」「ファッキング オウサム(FUCKING AWESOME)」などの海外ブランドまで、多様なジャンルから選出した。アーティストのカウズ(KAWS)やロンドンの老舗出版社アイデア(IDEA)などとのコラボアイテムもそろえる。

 同企画は世界のDSM各店舗で実施。用意するアイテムは店舗によって異なる。

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日本代表の久保建英らが登場 世界各地のサッカーを掘り下げる「シュウキュウ マガジンン」8号「ローカル」特集

 サッカーとその周辺のカルチャーや環境にフォーカスする「シュウキュウ マガジン(SHUKYU Magazine)」(SHUKYU)は8号目を発売する。価格は1600円。

 特集は「ローカル」。サッカーもグローバル化が進み、世界の各地域によって選手やクラブ、サポーターの個性が際立っているのが特徴だ。同特集では、各地で活動するローカルコミュニティーを取り上げ、インディペントに始まったコミュニティーが今後のサッカー界に与える影響などを考察する。

 川崎フロンターレの中村憲剛選手が語る「地域とクラブの幸福な関係」、それぞれのチームが持つユニフォームを掘り下げた「Blood In Blood Out」の他、永里優季選手 (シカゴ・レッドスターズ)や弁護士の水野祐らもコラムを寄稿した。

 また、サッカー日本代表の新ユニホームの発売を記念した特別冊子「MY SKY STORY」が付録として付く。久保建英や岩渕真奈ら代表選手から、中村俊輔や川口能活らOB、川淵三郎ら協会関係者まで、あらゆる立場で日本代表を支える11組へのインタビューを敢行した。

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資生堂の那須工場が竣工 最大約1億2000万個の生産能力が追加

 資生堂は、需要が拡大している中高価格帯スキンケア製品の製造工場として、栃木県大田原市に那須工場を竣工し、12月24日より本格稼働を開始する。11月27日に同工場で、竣工式と内覧会が行われた。

 那須工場が稼働することにより、最大約1億2000万個の生産能力が加わる。国内36年ぶりとなる新工場で、約350億円を投じ高品質の製造ラインを実現し、将来の技術革新にも対応できるように設計している。本格稼働後は、生産に必要な原料・容器の安定確保のためにサプライヤーとの協働をさらに促進し、中長期的に安定した生産体制の確立を目指す。

 竣工式では魚谷雅彦社長兼CEOが登壇。「ここ数年、急成長を遂げた反面、製品の供給不足に陥り、関係各所にご迷惑をおかけしてしまったこともあった。また、4月から横浜・みなとみらい地区に建設したグローバルイノベーションセンターを本格稼働させたが、イノベーションがあっても生産・流通がしっかりしていないと意味がない。そこで急務となった那須工場の建設だが、着工から竣工まで約1年半というスピード感をもって達成することができた。このスピード感は、今後に向けて大きなインパクトとなるだろう」と話した。

 同工場には、主に3つの特徴がある。1つは“高品質の徹底追求”だ。クリーンな生産環境や厳しい品質基準と徹底した品質管理、さらに設備稼働状況をリアルタイムで収集し、品質保証と連動させたIoTシステムを導入する。特に製造ラインでは医薬品の製造にも適するレベルまでクリーンな環境を保つという。

 2つ目は“ピープルファーストを実現する職場環境の追求”だ。“高い品質を支えるのは人”という考えのもと、これまでにない取り組みを実施している。女性社員が多いことを考慮し、休憩時間でもトイレに並ばずにすむよう、“劇場並み”に多い数のトイレ&パウダールームを設置。女性目線のワークプレイス改革を設計に取り入れ、働く人が誇りを持ち、わくわくできる生産工場を目指している。さらに、将来の成長を実現する物作りの技術伝承を目的に、工場内研究・教育機関として“技術トレーニングセンター”と“技術アカデミー”を設ける。

 3つ目は“地域との共生”だ。使用する水には、那須連山の自然のろ過装置により優れた水質となった大田原市の地下水を使用。排水処理においても厳しい基準を設け、地域の方々が満足できるレベルにまで浄化するという。電力は、水力発電によりCO2フリーの電力を採用し、環境に優しい工場を実現している。また、工場を“徹底的に見せる”取り組みを行い、2020年からは工場見学を開始する予定だ。

 なお今回の那須工場に続き、大阪茨木工場が20年度下期に、福岡久留米工場が22年度上期にそれぞれ稼働開始予定。今後のさらなる成長性を確保するため、中長期的にさらに安定的な生産体制を目指す。

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「サンローラン」とグーグルがコラボ バックパックとスマートフォンが連動

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は11月27日、グーグル(GOOGLE)の“ジャカード”テクノロジーを搭載したスマートバックパック“シティ バックパック”を直営店舗限定で発売する。価格は10万5000円。

 グーグルが開発した“ジャカード”は、伝導性繊維を布に織り込むことによってタッチセンサー機能を搭載し、簡単な動作でデジタルデバイスの操作を可能にするテクノロジー。同アイテムは、バックパックの内側にあるポートにタグを差し込むことでスマートフォンとの接続が完了する。着用者はショルダーストラップ部分の上下のスワイプ、ダブルタップ、カバー(抑える)の4つの動作で、音楽や写真、マップ、アラームなど19の機能を操作できる。iOSとアンドロイドの両方に対応している。

 “ジャカード”は、デジタルサービスと日常動作のボーダーレス化を目指しており、これまでにリーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)と協業したスマートジャケットなどを発売している。

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「ユニクロ」20年春夏展の注目ポイント(前編) より薄手の“ブロックテック”が登場、「UT」は「アナ スイ」とコラボ

 「ユニクロ(UNIQLO)」の2020年春夏は、“LIVABLE CITIES(リバブル・シティーズ/豊かで心地よい暮らしのために)”がコンセプト。「都市空間でのライフスタイルをより快適に、さらに豊かにするために必要なもの」を探求したというコレクションがそろう。展示会で発表した「ユニクロ」本ライン、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)による「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」、グラフィックTシャツがメインの「UT」、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)とのコラボラインなどのうち、ここでは「ユニクロ」本ラインと「UT」を紹介する。

 「ユニクロ」本ラインは、商品を3つの要素で構成。“ワーク&クラフト”“アウトドア”“アート&デザイン”の3つで、いずれも19-20年秋冬からの継続要素だ。機能性とデザインの融合がいっそうすすみ、「服を通じて人々の暮らしをより豊かにする」という“LifeWear”の考え方を凝縮したアイテムがそろった。

 「本質への回帰」をうたう“ワーク&クラフト”のカテゴリーでフォーカスしているのは、「アーバンファームの拡大」「地産地消への積極的な取り組み」といったキーワード。実際に販売する商品として、注目はデニムパンツのバリエーションだ。

 デニムパンツは、ウィメンズでは3つの新型を企画した。ハイウエストのスーパーワイドタイプは、非常に薄く、スカートのような感覚ではける。他は、ゆったりとした腰周りからきれいなラインを描くスラウチテーパードタイプ、ベルト付きでタックプリーツを効かせたタイプ。いずれも、米ロサンゼルスの同社のデニムイノベーションセンターで開発しており、サステナブルな生産を追求したもの。メンズの新型デニムパンツは、股下にはぎを入れて3D設計にしている。東レとカイハラと共同開発したという。メンズでは、きれいなシルエットのジョガーパンツも充実するする。

 「都市と自然の調和」を意識したという“アウトドア”のカテゴリーでは、防水、防風、透湿を打ち出した機能素材“ブロックテック”で、より薄手で軽い“ライト ブロックテック”を新たに開発した。ウィメンズ、メンズでコート(各6990円)などを企画。“ライト ブロックテック”はUVカット機能も搭載している。他に、薄い中綿入りで家での洗濯も可能な防水のパデッドパーカ、オーバーサイズのアノラックパーカなどを新型として企画した。

 ミニマルなシルエットで機能美を追求する“アート&デザイン”のカテゴリーでは、19年春夏も非常に好調だったという“エアリズム”や“感動パンツ”のシリーズをシックなスタイリングの中に落とし込んでいる。“感動パンツ”は、軽量で速乾、高い伸縮性といった持ち味はそのままに、今季はカーキを新色として投入。“感動パンツ”と同素材で“感動ジャケット”も作っており、セットアップで着ればオフィスや食事会などのシーンもカバーする。ウィメンズではシームのない3Dニットをプルオーバーとサーキュラースカートのセットアップで提案する。

「UT」ではフーディーも豊富に提案

 「UT」では、「シーズンで70以上のコンテンツを企画している」といい、展示会では話題性の高い6コンテンツにフォーカス。デザイナーブランドとのコラボレーションでは、「アナ スイ(ANNA SUI)」と組んで商品を企画したのがニュース。カットソー地のトップス(1500円)に加え、布帛のブラウス(2990円)やワンピース(4990円)など、「アナ スイ」らしいボヘミアンムードのアイテムがそろう。淡い色使いなどで、幅広い層に支持されるよう工夫している。

 他は、フィンランドの老舗テキスタイルメーカー、フィンレイソン(FINLAYSON)との協業や、吉田ユニがディレクションするサンリオキャラクター、オーストラリア・メルボルンで12月1日から開催されるというキース・へリング(Keith Haring)とジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michael Baquiat)の合同展覧会を記念したグラフィティTシャツ、フューチュラ(FUTURA)やアンドレ(Andre)などのストリートグラフィティを生かしたフィーディーやビッグサイズTシャツなどがそろう。

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「ベイプ」とスーパーカーの「パガーニ」 コラボの裏にあったのは“世界中の顧客が「ベイプ」を着ていたから”

 「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」は、イタリアの高級自動車メーカー「パガーニ・アウトモビリ(PAGANI AUTOMOBILI以下、パガーニ)」とコラボしたアイテムを販売中だ。発売日の11月16日には、鈴鹿サーキットで開催された「鈴鹿 サウンド・オブ・エンジン(SUZUKA SOUND OF ENGINE)」に出展し、ブルーの“ベイプカモ”柄をまとった「パガーニ」のスーパーカー、“ゾンダ(ZONDA)”を披露した。

 コラボアイテムは、“ベイビーマイロ(R)(BABY MILO(R))”タッチで、創業者のホラシオ・パガーニ(Horacio Pagani)社長を描いたグラフィックTシャツ(8000円)や、ジップパーカ(2万8800円)などをラインアップする。コラボレーションをすることになった経緯についてパガーニ社長は、「世界中の『パガーニ』の顧客を見ていると、彼らは昼間はビジネスなどでスーツを着ているが、それ以外は『ベイプ』の服を着ている。以前からこんなにも顧客に好まれるファッションブランドがあるのか、と驚いていた」と振り返る。また「パガーニ」では、車のデザイン以外に関連グッズやホテルの内装なども手掛けていることから、「過去に(フランスの旅客機)『エアバス(AIRBUS)』とコラボレーションして内装をデザインするプロジェクトがあった際には、ゴーサインを出すまでに2年間を擁した。だが、『ベイプ』とコラボすることは1時間で決めた。それぐらい単純に楽しみたいという気持ちがあった」と強調する。

 その後6カ月間、両社のデザイナーがやり取りをして、プロダクトが完成した。「車と洋服は違うモノではあるが、『パガーニ』も『ベイプ』も顧客に感動を与えるという点では同じ。『パガーニ』の車を街で見かけると、みんな笑顔になる。『パガーニ』は1年間に40~50台しか生産せず、価格も600万ユーロ(約7億1400万円)でどんな人でも買えるわけではない。だが、Tシャツやキャップならもっと手軽に幅広い人が手にできる。プロダクトを通して、多くの人を笑顔にしたい」とパガーニ社長。

 「パガーニ」の公式インスタグラムでコラボレーションを発表したところ、世界中の顧客から問い合わせがあったという。コラボアイテムは「ベイプエクスクルーシブ(BAPEXCLUSIVE)青山」「ベイプストア(R)ドーバー ストリート マーケット 銀座(BAPESTORE(R)DOVER STREET MARKET GINZA)」と公式オンラインストアで取り扱っている。

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「ナイキ」 × 「アンダーカバー」から2モデルのスニーカーとアパレルが登場 水がかかるとパターンが表れるパーカなど

 「ナイキ(NIKE)」と高橋盾が手掛ける「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、6月の初コラボに続く第2弾のコレクションを11月30日に発売する。

 同コレクションは、「アンダーカバー」2019-20年秋冬パリメンズのランウエイで披露されたスニーカー2型とアパレルをラインアップした。スニーカーは、史上最大の“エア”とフューチャリスティックな見た目が特徴の“エア マックス 720(AIR MAX 720)”をベースとしたモデル(2万円)で、ブラックとレッド、イエローの3カラーを用意。どれもトウ部分のスウッシュなど随所にマーブル柄が施されているほか、“エア”のサイドには“WE MAKE NOISE NOT CLOTHES”の文字がプリントされている。

 もう1型は、ゴツゴツとした見た目の新作モデル“リアクト ブーツ(REACT BOOT)”(2万5000円)だ。ブラックとブルーの2カラー展開の同スニーカーは、1989年に発表されたバスケットボールシューズ“エア プレッシャー(AIR PRESSURE)”から着想し、レインブーツを現代風に解釈して生まれたという。履き口の周りには“エア バッグ”が搭載されており、ヒール部分から空気を入れることでフィット感を調整できるほか、“エア マックス 720”同様、一部にマーブル柄が施されている。

 アパレルは、袖をめくらずとも時間が確認できるウォッチウインドーが付き、水がかかることでダイヤモンドパターンが浮かび上がるフィッシュテイルパーカ(7万円)をはじめ、サイドにジップがあしらわれたTシャツ(1万円)や複数のポケットを設けたカーゴパンツ(2万円)など、悪天候下やアウトドアにも対応するギア的要素の強いアイテムがそろう。

 「ナイキ」公式アプリ「NIKE SNKRS APP」や南青山のナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)のほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などの一部店舗で取り扱う。

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「ムーミン」が「ブルガリ」とコラボチョコ 仕掛け人は松屋の子会社

 松屋傘下のスキャンデックスはこのほど、フィンランド発のキャラクター「ムーミン」をモチーフにした商品の企画製造・販売に関するグローバルライセンス契約を、本国のライセンス管理会社ブルズ ライセンシング社(以下、ブルズ社)と締結したと発表した。

 ライセンス商品第1弾として、ブルガリ・ジャパンと協業し、同社のチョコレートブランド“ブルガリ イル・チョコラート”から、「ムーミン」や仲間の「スナフキン」、「スニフ」などのキャラクターをモチーフにした限定商品を、松屋銀座本店およびブルガリ銀座タワーで発売する。今回のコラボ限定で、4種(バナナ、スモーキーラズベリー、コーヒーブランデー、山椒&アーモンド)の新フレーバーも用意する。価格は5個入りが税込3500円、5個入りが同6500円(いずれも数量限定)。

 松屋によると、「ムーミン」のキャラクタービジネスの世界市場規模は約930億円(2018年)。そのうち日本のシェアが約46%を占めている。スキャンデックスによる「ムーミン」のライセンスビジネスの主なターゲットは、同作品に親しみのある30~50代の女性。松屋が掲げる「デザインの松屋」の理念の下、「(作者の)トーベ・ヤンソンのアート性を大切にし、原作の世界観に共感してもらえる方にアプローチする商品を開発する」(松屋広報)。

 20年3月期は、そのほか羊羹のとらや、ピエール・エルメ・パリなど食の有名店・ブランドとのコラボ商品の開発を検討しており、事業売上高は2000万円を掲げる。今後はテーブルウエアやライフスタイル雑貨など、食以外の分野への進出も予定する。

 スキャンデックスは、親会社の松屋が注力する「北欧文化の発信」に特化した輸入代理店事業子会社として、デンマークの陶磁器ブランド「ケーラー(KAHLER)」、フィンランドのインテリア雑貨ブランド「ペンティック(PENTIK)」など計10ブランドを担当。今回の「ムーミン」のライセンス権取得により、ライセンスビジネス事業を新たにスタートさせ、「代理店業務と並ぶもうひとつの主力ビジネスとして育てていく」(松屋広報)考え。なお、ブルズ社とのライセンス契約の締結は2018年。14年に松屋銀座で開催した展覧会「MOOMIN!ムーミン展」をきっかけに、両者の信頼関係が深まったという。

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メンズブランド「アバハウス」が「スタジオ オプト」と協業 ITビジネスマン向けのセットアップウエアを開発

 アバハウスインターナショナルのメンズブランド「アバハウス(ABAHOUSE)」は、オプトの「スタジオ オプト(STUDIO OPT)」と協業してITビジネスマン向けのセットアップウエアを開発した。クラウドファンディングサービスの「マクアケ(MAKUAKE)」で11月26日に先行予約受け付けを開始した(先行予約販売特典あり)。価格はジャケットが1万9000円、パンツが1万1000円となる。

 開発背景は、ITツールを活用するビジネスマンをターゲットに、デジタル事業を展開してIT人材が多数在籍するオプトと協業し、リアルな意見を反映させてITビジネスマンが心地よく機能的に働けるようなファッションスタイルを提案するためだ。

 セットアップウエアは、縦と横に伸縮する2ウエイストレッチ、速乾性と形態安定性に優れたウオッシャブル機能、肘や膝など動きが多い箇所でもシワになりにくい防シワ加工など、3シーズン活用できる多機能素材を採用したほか、ジャケットを小さく畳んで持ち運べるパッカブル機能や、PCのほかにも小物を持って移動することを前提に収納性にこだわった内ポケットを施した。カラーは、カーキ、ネイビー、チャコールグレーの3色展開で、サイズは44〜50を用意する。

 同企画の開発チームは「『アバハウス』はこれまで、ファッションブランドや業界関係者とのコラボを行なってきた。今回、ITツールを活用するビジネスマンをターゲットに商品開発をするにあたり、ユーザー自身と手を組むのが最適だと考え、この協業がスタートした」と語る。

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「ロンハーマン」チャリティー企画で1点モノ白シャツを発売 18人のクリエイターとコラボ

 「ロンハーマン(RON HERMAN)」は、新たなチャリティープロジェクト“ファンデーション 1976”を始動し、第1弾として18人のクリエイターとコラボレーションした白シャツを2020年1月25日から全国6店舗を巡回し、オークション形式で販売する。

 “ファンデーション 1976”は、創業者のロン・ハーマンが提唱し続けてきた「Happiness is the Goal(すべてはハピネスのために)」という言葉をプロジェクトとして具現化したもの。今後クリエイションを通してさまざまなかたちで社会貢献活動を行っていくという。

 第1回のテーマは“ホワイト シャツ”。実店舗を持たない高感度のウェブビンテージショップ「ウィッティ ヴィンテージ(Witty Vintage)」が提供した1930~60年代のビブプロントのドレスシャツに、「ロンハーマン」に縁のあるクリエイター18人が自由にデザインを加えた。

 ラインアップは、18枚のウィメンズシャツと5枚のキッズシャツの全23ピース。売上金額の全ては認定NPO法人「フローレンス」へ寄付。障害のある子どもたちが保育を受けられるようにするための障害児保育園や障害児訪問保育の開設資金に充てられる。

 参加クリエイターは、バットシェバ・ヘイ「バットシェバ(BATSHEVA)」デザイナー、ボニー・ヤング「BY. ボニー ヤング(BY.BONNIE YOUNG)」デザイナー、クリスティン・アルカレイ「クリスティン アルカレイ(CHRISTINE ALCALAY)」デザイナー、デミ・リー「デミリー(DEMYLEE)」デザイナー、ドロシー・ズリアーニ「ハルポ(HARPO)」オーナー、ジュリアナ・レッジアーニ「ジュウ ジュウ(GIU GIU)」デザイナー、マルタ・バヒロ 「ババ(BABAA)」デザイナー、ミズキ・ゴルツ「ミズキ(MIZUKI)」デザイナー、ラクエル・アレグラ 「ラクエル アレグラ(RAQUEL ALLEGRA)」デザイナー、サビーナ・シュレーダー 「サビーナ(SABINA)」デザイナー、時本紗弥加「サヤカ デイヴィス(SAYAKA DAVIS)」デザイナー 、榎本実穂「エリン(ELIN)」デザイナー、尾崎雄飛「ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア(YOUNG&OLSEN THE DRYGOODS STORE)」デザイナー、加藤公子「ユニオンランチ(UNION LAUNCH)」デザイナー、中山まりこ「マディソンブルー(MADISONBLUE)」デザイナー、蓮井茜「アカネ ウツノミヤ」(AKANE UTSUNOMIYA)」デザイナー、藤田哲平「サルバム(SULVAM)」デザイナー、森田えりか「ラドロー(LUDLOW)」デザイナー。

村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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コム デ ギャルソンが話題のDJとコラボ、に思う エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年5月21日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Edito's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

コム デ ギャルソンが話題のDJとコラボ、に思う

 「WWDジャパン」は1月14日号の特集「“ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)”という男」の中で、時代の寵児であるヴァージルのロングインタビューを掲載しました。ビジネスヒントにつながる名言のオンパレードでしたが、中でも印象に残ったのは「おそらくDJはベストな副業だ」という言葉です。

 「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ナイキ(NIKE)」など、複数のブランドに携わり多忙を極めるヴァージルですが、今でもそれらの仕事とは別に世界各地のさまざまなイベントでDJを行っているそうです。それは「デザイナーとブランドが現地の消費者と交流するのと同じだと考えている」から。「だから17歳から続けてきた20年のDJ経験は自分の基盤になっている」と言います。

 私はDJをしたことがないのでわかりませんが、言葉が通じない国で見知らぬ人たちが自分の選曲に体を揺らしたり盛り上がったりしたら嬉しくて快感だろうし、言葉は通じずとも人々が今何を求めているのかを体感できるはず。トップダウンではなく、世界同時進行で広がる情報や感性の渦の中から新しいムーブメントが生まれる今、鋭いアンテナを持つヴァージルのようなDJがファッションと関係を深くするのはごく自然のことだと思います。

 だから、先週「WWD JAPAN.com」が配信した「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)と人気DJのハニー・ディジョン(Honey Dijon)が新ブランド設立 DJバッグなどを発売」のニュースには至極納得しました。トランスジェンダーであり黒人であるディジョンは、「ルイ・ヴィトン」のメンズのショーの音楽などでも活躍しています。インスタグラムに上げている自身のDJとそれに盛り上がる観客たちの様子から、このブランドが国籍やジェンダーを超えて盛り上がる様子が想像できます。

 ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)は4月に世界中からデザイナーやアーティストを集めて顧客と交流する1日限りのイベントを開催しました。店舗で好きなデザイナーに会える、ファンに嬉しい“オフ会”です。その取材中にエイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル最高経営責任者(CEO)が「これはコラボというより、コミュニティー」と短く話してくれました。ハニーとのブランドも同じくコミュニティーが大切だと言えるでしょう。

 ユーミンはファミレスでの若い女性たちの会話からヒントを得て歌詞を書いていたというウワサはあくまでウワサであり都市伝説の域のようですが、ユーミンのような女性の心を代弁するヒットメーカーが“そうしていたんじゃないか”とウワサが立つのもわかります。そして、ファッションとDJの関係もこの話に通じるものがあると思います。

IN FASHION:パリコレもストリートも。ジュエリーもインテリアも。今押さえておきたい旬なファッション関連ニュースやコラムを「WWDジャパン」編集長がピックアップし、レターを添えてお届けするメールマガジン。日々の取材を通じて今一番気になる話題を週に一度配信します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「ミズノ」がパリ発ストリートブランド「フューチャー」と1年半ぶりにコラボ 昼夜で異なる表情を見せる1足

 「ミズノ(MIZUNO)」は11月30日に、世界中のブランドやショップとコラボするプロジェクト「KAZOKU」の第22弾として、パリを拠点とするストリートブランド「フューチャー(FUTUR)」とのスニーカー“ウエーブ プロフェシー8 フューチャー(WAVE PROPHECY 8 FUTUR)”を発売する。価格は3万5000円。ミズノオオサカ茶屋町をはじめ、ミタスニーカーズ(mita sneakers)やグレイト(GR8)、ビームスジャパン(BEAMS JAPAN)などで取り扱う。

 両者がタッグを組むのは「KAZOKU」の第16弾以来1年半ぶりで、「フューチャー」のブランド設立5周年を記念して実現した。ベースモデルに採用したのは、「インフィニティウエーブ」と呼ばれる空洞のミッドソールが特徴的なランニングシューズ“ウエーブ プロフェシー8(WAVE PROPHECY 8)”だ。ブラックとホワイトの2カラーを用意し、どちらもアッパーサイドの樹脂パーツと一見では分からないアウトソールの一部に光が当たると虹色に輝くリフレクティブ加工が施されており、昼と夜で2つの異なる表情を見せる。また、履き口の内側やアッパーの随所に天然皮革を使用することで高級感をプラスし、シュータンにはオリジナルモデルにないストラップをあしらうなど履きやすさも追求した。

 発売に合わせ、「フューチャー」の5周年記念ポップアップストアが東京・原宿のギャラリー コモン(Gallery COMMON)で11月29日から12月1日に、大阪・南堀江のセレクトショップ「グランド デポ(THE GROUND depot.)で12月7〜8日に開催される。“ウエーブ プロフェシー8 フューチャー”の限定カラーをはじめ、「オーラリー(AURALEE)」とのポップアップ限定コラボアイテムや、過去に発売していた「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」と「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」との全コラボアイテム、東京発ストリートブランド「ヘルレイザー(HELLRAZOR)」との新アイテムなどを取り扱う。

■FUTUR 5th Anniversary pop-up
日程:11月29〜12月1日
時間:12:00〜20:00
会場:ギャラリー コモン
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9 1階

日程:12月7〜8日
時間:11:00〜20:00
会場:グランド デポ
住所:大阪府大阪市西区南堀江1-15-5

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【亀の深イイ話】「チンチロリン」の次に流行り始めている販促手段まとめ

 飲食店の販促は、単純な「無料」や「半額」のサービスだと、手間や割引のコストがかさみます。お客様にとって魅力的でも、お店の負担が大きくて費用対効果の低い販促は長続きしません。理想は「お客様もお店もwin-win」の販促。お客様にとって魅力的で、お店にとっても手間やコスト以上の効果がある販促です。
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「グッチ」が来春LAにレストランをオープン

 ケリング(KERING)傘下の「グッチ(GUCCI)」は2020年春に、ロサンゼルス・ビバリーヒルズの高級ショッピングストリート、ロデオドライブにレストランをオープンする。

 「グッチ」は18年1月に、伊フィレンツェにギャラリーやショップ、レストランなどが併設された「グッチ ガーデン(GUCCI GARDEN)」にオープンした。このレストランをプロデュースしたミシュランの3ツ星シェフ、マッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)は、マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼最高経営責任者の古い友人でもある。

 ロサンゼルスにオープンするレストランは「グッチ」が手掛ける2店舗目のレストランとなり、イタリア国外での出店は初となる。

 なお情報筋によると、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下にある「ディオール(DIOR)」も、ロデオドライブにレストランのオープンを計画しているという。ラグジュアリーブランドの手掛けるレストランが2店もオープンするとなれば、ロデオドライブは今後さらなる盛り上がりを見せるに違いない。

 現在ラグジュアリーブランドの飲食業界への進出はトレンド化しており、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の「ザ・ポロ・バー(THE POLO BAR)」、「プラダ(PRADA)」の「パスティッチェリア・マルケージ(PASTICCERIA MARCHESI)」、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の「ブルーボックスカフェ(The Blue Box Cafe)」、「バーバリー(BURBERRY)」の「トーマスズ(Thomas’s)」など、多くのブランドが新しいものに敏感なミレニアル世代をターゲットに、さまざまな飲食サービスに乗り出している。

 LVMHはホスピタリティー分野での事業にも力を入れており、情報筋によると、同社が手掛けるホテル「シュヴァル・ブラン(Cheval Blanc)」のオープンに向けて、ロデオドライブに合計3つの不動産を購入しているという。

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「グッチ」が来春LAにレストランをオープン

 ケリング(KERING)傘下の「グッチ(GUCCI)」は2020年春に、ロサンゼルス・ビバリーヒルズの高級ショッピングストリート、ロデオドライブにレストランをオープンする。

 「グッチ」は18年1月に、伊フィレンツェにギャラリーやショップ、レストランなどが併設された「グッチ ガーデン(GUCCI GARDEN)」にオープンした。このレストランをプロデュースしたミシュランの3ツ星シェフ、マッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)は、マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼最高経営責任者の古い友人でもある。

 ロサンゼルスにオープンするレストランは「グッチ」が手掛ける2店舗目のレストランとなり、イタリア国外での出店は初となる。

 なお情報筋によると、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下にある「ディオール(DIOR)」も、ロデオドライブにレストランのオープンを計画しているという。ラグジュアリーブランドの手掛けるレストランが2店もオープンするとなれば、ロデオドライブは今後さらなる盛り上がりを見せるに違いない。

 現在ラグジュアリーブランドの飲食業界への進出はトレンド化しており、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の「ザ・ポロ・バー(THE POLO BAR)」、「プラダ(PRADA)」の「パスティッチェリア・マルケージ(PASTICCERIA MARCHESI)」、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の「ブルーボックスカフェ(The Blue Box Cafe)」、「バーバリー(BURBERRY)」の「トーマスズ(Thomas’s)」など、多くのブランドが新しいものに敏感なミレニアル世代をターゲットに、さまざまな飲食サービスに乗り出している。

 LVMHはホスピタリティー分野での事業にも力を入れており、情報筋によると、同社が手掛けるホテル「シュヴァル・ブラン(Cheval Blanc)」のオープンに向けて、ロデオドライブに合計3つの不動産を購入しているという。

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繊維商社のヤギがヘルスケアベンチャー企業を買収 新領域へ事業拡大

 繊維商社のヤギは、ヘルスケアのベンチャー企業であるドリームボックス社の全株式を取得してグループ会社化した。 ヤギの中期経営計画「SPARKS 2020」の重点方針である、繊維領域にとどまらない“新領域への挑戦”に向けての取り組みで、取得額は非公表。

 福岡県に本社を構えるドリームボックス社は2018年の設立で、EMS(筋電気刺激)テクノロジーを取り入れた家庭用トレーニングウエア「アクティブ(ACTIVE)」などフィットネスブランドの販売をはじめ、パーソナル健康管理アプリの開発、フィットネスジムのフランチャイズ事業、デジタルマーケティング支援事業などを行っている。

 ヤギは、「少子高齢化、長寿化、生活習慣病の蔓延といった時代背景の中で、新規事業として“健康”に注目した。当社はこれまでBtoBの事業が主体だったが、ドリームボックス社が持つECプロデュース、ITソリューション、デジタルマーケティングなどのノウハウを取り入れ、ヘルスケア事業に限らず生活関連全体を視野に入れたBtoC事業に力を入れたい。ドリームボックス社がさまざまなヘルステック・アパレルを企画販売していく中で、繊維商社としてのテキスタイル開発やアパレル製造の知見を組み合わせて、高品質な次世代ヘルステック商材の開発を目指す」としており、20 年度からさまざまな健康・フィットネス領域の新しい付加価値提案を段階的に開始するという。

 ヤギの20年3月期の売上高は1200億円を目指している。

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